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  1. 広島県議会 1995-12-05
    平成7年12月定例会(第5日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成7年12月定例会(第5日) 本文 1995-12-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 34 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 2 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 3 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 4 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 5 : ◯農林委員長坪川禮巳君選択 6 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 7 : ◯建設委員長松浦幸男君) 選択 8 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 9 : ◯文教委員長新田俊哉君) 選択 10 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 11 : ◯警察商工労働委員長宮本新八君) 選択 12 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 13 : ◯総務委員長小島逸雄君) 選択 14 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 15 : ◯生活福祉保健委員長住川征一君) 選択 16 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 17 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 18 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 19 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 20 : ◯普通会計決算特別委員長(平 浩介君) 選択 21 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 22 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 23 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 24 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 25 : ◯企業会計決算特別委員長(砂原克行君) 選択 26 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 27 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 28 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 29 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 30 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 31 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 32 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 33 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 34 : ◯議長檜山俊宏君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前十時三十三分開議 ◯議長檜山俊宏君) 出席議員六十七名であります。これより会議を開きます。  この場合、知事、行政委員会の長並びに説明員の出席を求めるに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 2: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに出席を要求いたします。         【知事、行政委員会委員長並びに各説明員出席】              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         自第 一 県第九七号議案         至第十八 県第一一四号議案          第十九 請      願 3: ◯議長檜山俊宏君) これより日程に入ります。日程第一、県第九七号議案 平成七年度広島県一般会計補正予算から日程第十八、県第一一四号議案 広島県道路公社の定款の一部変更についてまでの各案並びに日程第十九、請願を一括上程議題といたします。         常任委員長報告 4: ◯議長檜山俊宏君) ただいま上程の各案並びに請願については、各常任委員会に審査を付託してありますので、この際、各常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。  それでは、まず農林委員会の報告を求めます。農林委員長坪川禮巳君。         【農林委員長坪川禮巳君登壇】 5: ◯農林委員長坪川禮巳君) 農林委員会における付託議案の審査の結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件であります。  審査の結果、付託議案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本委員会におきまして各委員から指摘された事項のうち、主要なものを申し上げますと  第一に、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意を受けた新食糧法が施行されたが、その内容は、強化ともとれる新たな生産調整の実施、政府買い入れ米価の五年連続据え置きといった、稲作農家に厳しく、将来に不安を抱かせるものになっている。
     また、これの対策として先に決定された六兆百億円の関連事業も総花的で、既存事業の補完ともとれ、目に見えた対策として映っていない。よって当局は、「二〇〇一年広島県農水産業発展構想」に基づく本県農業の方向づけの周知に、より一層努め、重点的かつ積極的な施策を推進する必要があること。  第二に、さきに行政システム改善推進懇話会が「行政組織再編整備の基本的方向」の中で「農林行政の一体化」を提言したところであるが、今後、これを受けた行政改革を検討するに当たっては、本県農業・林業が将来に果たしていく役割や森林・農地の公益的機能の重要性について十分論議し、県民理解の上に進める必要があること。  このほか、モデル的な大規模農産物直売施設の整備、農協の監査体制の充実などについて問いただされたところであります。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、農林委員会の報告といたします。(拍手) 6: ◯議長檜山俊宏君) 次は建設委員会の報告を求めます。建設委員長松浦幸男君。         【建設委員長松浦幸男君登壇】 7: ◯建設委員長松浦幸男君) 建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算三件、その他の議決案件七件の合計十件であります。  審査に当たりましては、議案の内容について当局から詳細な説明を聴取するとともに、活発な論議が展開されたところでありまして、審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、観音地区マリンリゾート整備事業について、第三セクターの中核企業が撤退後、マリーナ部分は広島市の参加を得て公共マリーナとして整備することとしているが、中核企業撤退の教訓を踏まえ、将来、県民への負担が生じないよう、適切な事務執行に努めること。  また、マリーナ経営に当たっては、採算性を十分検討するとともに、役員体制も確立し、健全経営に努めること。  さらに、プレジャーボートの放置艇対策について、監視規制措置等を検討し、港湾区域・河川区域等も含めて総合的な対応を図ること。  第二に、公共事業の執行など土木建築行政に当たって、県は広島市と十分な調整・連携に努められたいこと。  このほか、海田大橋の愛称募集のPR方法などについて問いただされたところであります。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手) 8: ◯議長檜山俊宏君) 次は文教委員会の報告を求めます。文教委員長新田俊哉君。         【文教委員長新田俊哉君登壇】 9: ◯文教委員長新田俊哉君) 文教委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案四件の合計五件であります。  審査に当たりましては、議案の内容について当局から詳細な説明を聴取するとともに、活発に論議が展開されたところでありまして、審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、三次工業高等学校に来年四月から総合学科が設置されることになっているが、所期の目的が達成されるよう、教員の配置等に十分配慮されたいこと。  また、生徒の個性をできる限り伸ばすため、今後とも総合学科の設置をより一層推進すべきであるが、この場合において、財政面からも効果的な設置という観点が必要であること。  第二に、「いじめ」を苦にした自殺という痛ましい事件が相次ぐ中、「子供の命を守るために」と題した緊急のアピールなど、教育委員会の積極的な姿勢を評価するものである。今後とも、こうした取り組みを県民運動にまで発展させるとともに、現場の教員一人一人に対する直接の訴えなど、従来の発想を超えた、思い切った対策が必要であること。  さらに、各家庭への周知、チーム・ティーチングの活用、各種団体との連携、啓発など、いじめ問題の根絶に総力を挙げられたいこと。  第三に、国民体育大会の参加資格の緩和については、日本体育協会で現在検討が行われているが、第五十一回国民体育大会は一世紀の折り返し点という節目の大会であり、ぜひとも「ひろしま国体」に国籍条項の見直しが間に合うよう、関係機関への要望について強く働きかけをなされたいこと。  このほか、学校医等の学校教育への活用、国体の総合優勝に対する認識などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手) 10: ◯議長檜山俊宏君) 次は警察商工労働委員会の報告を求めます。警察商工労働委員長宮本新八君。         【警察商工労働委員長宮本新八君登壇】 11: ◯警察商工労働委員長宮本新八君) 警察商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件であります。  審査に当たりましては、議案の内容について当局から詳細な説明を聴取するとともに、活発な論議が展開されたところでありまして、審査の結果、付託議案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、全国的な銃器犯罪の多発は、その銃口が善良な市民に向けられるなど、極めて深刻な事態に陥っている。このため、拳銃の取り締まり、摘発に万全の体制で取り組むとともに、第一線で犯罪に立ち向かう警察官に事故のないよう、警察官の命を守る装備、資機材を計画的に整備されたいこと。  第二に、急激な円高と長引く景気の低迷により、本県の基幹産業である自動車関連企業は、極めて深刻な状況に直面しており、雇用維持に大きな不安を抱えている。このため、雇用調整助成金の制度を積極的に活用して雇用の安定を図るとともに、その事務処理を迅速に進められたいこと。  このほか、新規学卒者の就職対策及びリストラに伴う中高年齢離職者の雇用対策、また、県内のベンチャービジネスの状況などについて問いただされたところであります。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、警察商工労働委員会の報告といたします。(拍手) 12: ◯議長檜山俊宏君) 次は総務委員会の報告を求めます。総務委員長小島逸雄君。         【総務委員長小島逸雄君登壇】 13: ◯総務委員長小島逸雄君) 総務委員会における付託議案の審査の結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案二件の合計三件であります。  審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本委員会におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、広島空港への軌道系アクセスの整備については、広島空港軌道系交通対策懇話会から、リニア鉄道によりまずJR白市駅-空港間の段階整備案が報告されたところであるが、この区間の事業化検討とあわせて、沿線市町と協力し、広島市方面への延伸整備の実現についても精力的に検討していく必要があること。  第二に、行政システム改善の取り組みについては、県民の期待に十分こたえるものとなるよう、明日の県勢発展のための新たな政策議論を十分踏まえた改善策を策定すべきであること。  このほか、西瀬戸経済圏交流の成果、経済対策関連予算の実効性の確保及び平成七年国勢調査結果速報に基づく県会議員定数への影響などについて問いただされたところであります。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手) 14: ◯議長檜山俊宏君) 次は生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長住川征一君。         【生活福祉保健委員長住川征一君登壇】 15: ◯生活福祉保健委員長住川征一君) 生活福祉保健委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  今次定例会において本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案一件、その他の議決案件一件の合計三件であります。  審査に当たりましては、議案の内容について当局から詳細な説明を聴取するとともに、活発な論議が展開されたところでありまして、審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと  第一に、高齢化が進展する中で、特別養護老人ホームや老人保健施設等の整備が推進されているところであるが、施設の運営並びに施設を設置経営する社会福祉法人の運営に適正を欠くものが見受けられるので、指導監督の充実、強化を図られたいこと。  第二に、特別養護老人ホームの整備は、目標に対して順調に推移しているが、入所を希望しながら定員の都合で入れない人が相当数いるので、地域的な状況を考慮しながら整備を促進し、必要に応じて整備目標を見直しされたいこと。  このほか、出島地区ジフェニルアルシン酸の処理計画の変更の理由、東広島市のゴルフ場建設に関する手続・問題点などについて問いただされたところであります。  次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。  以上、簡単ではありますが、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手) 16: ◯議長檜山俊宏君) 以上をもちまして各常任委員長の報告は終わりました。  直ちに一括して採決いたします。上程中の各案並びに請願は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛 成 者 起 立】 17: ◯議長檜山俊宏君) 起立総員であります。よって、右各案並びに請願は各常任委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第二十 平成六年度広島県歳入歳出決算認定の件 18: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第二十、平成六年度広島県歳入歳出決算認定の件を議題といたします。         普通会計決算特別委員長報告 19: ◯議長檜山俊宏君) 本件は、本年九月定例会において普通会計決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について普通会計決算特別委員会の報告を求めます。普通会計決算特別委員長平 浩介君。         【普通会計決算特別委員長平 浩介君登壇】 20: ◯普通会計決算特別委員長(平 浩介君) 普通会計決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会は、去る九月定例会において設置され、平成六年度広島県歳入歳出決算認定の件について審査の付託を受けまして以来、部局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、九回にわたり委員会を開催してまいりました。その間、当局から積極的に資料の提出を求め、詳細なる説明を聴取するなど、慎重かつ厳正な審査が行われたところであります。  さて、平成六年度を顧みますと、本県経済は、設備投資が依然低迷基調であったものの、住宅投資が堅調に推移し、個人消費にも持ち直しの動きがあるなど、緩やかながらも回復の兆しが見られましたが、年度終盤に入っての急激な円高の進行により、輸出関連企業を初めとする県内産業は深刻な影響を受けるとともに、雇用環境も厳しい状況が続いたところであります。  このような情勢のもとに平成六年度予算は執行されたわけでありますが、まず一般会計の決算規模についてみますと、最終予算額一兆一千六十三億六千七百万円余に対し、歳入決算額は一兆八百十二億七千二百万円余、歳出決算額は一兆七百五十億四千九百万円余で、歳入歳出差引額は六十二億二千二百万円余の黒字となりました。このうち翌年度への繰越財源を控除した実質収支は十億七千九百万円余の黒字となり、単年度収支においても六億五千七百万円余の黒字となっております。  また、特別会計は証紙等特別会計外十一会計で、各会計を合計した最終予算額八百五十六億一千六百万円余に対し、歳入決算額は八百五十五億六千四百万円余、歳出決算額は八百二十五億四千四百万円余で、歳入歳出差引額は三十億二千万円余の黒字となり、単年度収支においても三千二百万円余の黒字となっております。  以上が平成六年度決算の概要でありますが、本委員会は、審査に当たり、予算の執行が適正かつ効率的に行われたか、所期の行政効果を上げ得たか、将来への改善点は何かの三点に主眼を置いて慎重に審査を行い、その過程において各委員から活発な論議が展開されたところであります。  その結果、一般会計、特別会計とも、その執行は議決の趣旨に沿っておおむね所期の目的を達成していると認められたので、本委員会としては、平成六年度広島県歳入歳出決算認定の件については、全会一致をもって、これを認定すべきものと決定した次第であります。  なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げ、これに対する当局の適切かつ積極的な対応を強く要請するものであります。  第一に、本県経済は、基幹産業である自動車の不振に伴い、依然景気の足踏み状態が続いている。さらに、国内市場の成熟化や国際競争の激化など、本県産業を取り巻く環境の変化のもとで、とりわけ県内中小企業の経営環境は大変厳しい状況にある。このため、中小企業に対する金融支援の一層の充実を図るとともに、技術支援や技術指導の積極的な推進に努められたいこと。  第二に、昨今、全国的な議論となっている、いわゆる「官官接待」の問題については、会食等に係る食糧費の支出は、何よりも県民の理解の範囲を超えることのないよう、節度ある適正な執行に努めるとともに、真に必要なものを除き縮減されたいこと。  第三に、老人保健福祉計画に基づき、高齢者に対する保健福祉サービスの提供体制が計画的に整備されているところであるが、寝たきりの高齢者はふえ続けている。このため、寝たきりを防止し、減少させることが急務であり、県民への知識の普及と理解の促進を図り、機能訓練や在宅ケアの充実と、そのための人材確保に努めるとともに、在宅での生活が困難な場合、特別養護老人ホームへ速やかに入所できるよう、整備を促進されたいこと。  第四に、農業・農村は、過疎化、高齢化の進行に加え、市場開放に伴う輸入農産物の増大や食糧管理制度の改革など新たな局面を迎えている。県は、このような情勢の中で、二十一世紀への展望を切り開くため、「二〇〇一年広島県農水産業発展構想」を策定したところであるが、この構想の実現に向け、都市と農村が一体となって推進できる、着実な施策の展開をなされたいこと。  第五に、広島西飛行場におけるコミューター航空については、運航会社が毎年恒常的に赤字が続くものとして、事業継続に難色を示している現状にある。一方で、本県がコミューター航空の拠点であることにより、その利便性が認識され、利用者数は増加傾向にある。本県も相当額の事業費用を負担していることから、今後なお一層の効率的な運用を図るよう努められたいこと。  第六に、ひろしま国体を成功に導くため、開催機運の盛り上げを図るとともに、総合優勝に向けて最大限の努力をなされたいこと。  また、会場地市町村においては、多数の選手や役員などの受け入れ態勢、さらには競技運営に係る経費負担は大きな課題であり、県としてできるだけの支援をなされたいこと。  このほか、地方拠点都市地域への支援、県費留学生及び海外技術研修員への支援、井原線の整備見通し、WHO「チェルノブイリ及びその他の放射線事故の健康影響に関する国際会議」における本県の役割、産業廃棄物処理施設の適正管理、青少年育成広島県民会議の運営、新規学卒者等に対する就職支援、農村若者定住促進住宅資金の拡充、森林整備のための担い手確保対策、松くい虫防除の今後の対応、公共工事に係る用地の取得、公営住宅法の改正、道路整備計画の推進、いじめ・不登校対策の充実、総合学科の整備、銃器犯罪対策、警察官の定員問題などが論議されたところであります。  以上、審査の概要を申し述べ、普通会計決算特別委員会の報告といたします。(拍手) 21: ◯議長檜山俊宏君) 委員長の報告は終わりました。直ちに採決いたします。平成六年度広島県歳入歳出決算認定の件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛 成 者 起 立】 22: ◯議長檜山俊宏君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第二十一 平成六年度広島県公営企業決算認定の件 23: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第二十一、平成六年度広島県公営企業決算認定の件を議題といたします。         企業会計決算特別委員長報告 24: ◯議長檜山俊宏君) 本件は、本年九月定例会において企業会計決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査といたしておりますので、この際、審査の経過並びに結果について企業会計決算特別委員会の報告を求めます。企業会計決算特別委員長砂原克行君。         【企業会計決算特別委員長砂原克行君登壇】 25: ◯企業会計決算特別委員長(砂原克行君) 企業会計決算特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  去る九月定例会において審査を付託されましたのは、平成六年度広島県公営企業決算認定の件であります。  審査に当たりましては、主要事業を中心に現地調査を実施するとともに、当局から資料の提出を求めて詳細な説明を聴取し、部局別審査に加え、知事の出席を得て総括審査を行うなど、極めて慎重かつ厳正な審査を行ったところであります。
     さて、平成六年度の企業会計における決算状況については、まず病院事業では、医業収益が増加したものの、職員定数の増員等による給与費の増加、広島病院整備に伴う企業債利息の増加などにより、当年度は十七億千四百万円余の純損失が生じており、前年度の未処理欠損金が三十三億二千百万円余繰り越されているため、結果として、五十億三千六百万円余の未処理欠損金を計上いたしております。  次に、工業用水道事業では、渇水に伴い給水収益が減少となったものの、営業費用において動力費や委託料の減少により、当年度は三千六百万円余の純利益となり、この結果、一億三千七百万円余の未処分利益剰余金を計上いたしております。  次に、土地造成事業では、景気の回復が遅れ、新規分譲が過去十年間で最も少なくなったため、当年度は一億三千四百万円余の純利益にとどまり、この結果、一億八千四百万円余の未処分利益剰余金を計上いたしております。  次に、水道用水供給事業では、減価償却費の増加等があったものの、三ッ石浄水場の稼働による供給水量の増加等により、当年度は七億四千七百万円余の純利益となり、この結果、十四億四千三百万円余の未処分利益剰余金を計上いたしております。  次に、電気事業では、異常渇水のため、供給電力は前年度実績を下回ったものの、諸経費の節減等により、当年度七百万円余の純利益となり、この結果、未処分利益剰余金は八千七百万円余を計上いたしております。  このような状況を踏まえ、審査の過程におきましては、公営企業の公共性と経済性に立脚し、各事業のあり方、経営の状況、将来の見通し等をめぐって活発な論議が展開されたところであります。  まず、病院事業では、広島病院の整備等に伴い、当分の間、累積欠損金がふえ続ける見通しであることから、県立病院経営検討委員会において十分な検討を行い、効率的な経営に努めることに加え、管理運営体制を一層強化するための管理者設置の必要性、委託料等の経費削減、さらに、国の薬価基準の引き下げや医薬分業推進のための対応等が強く求められたところであります。  また、県立病院の使命として、難病等の先進的医療やそれぞれの機能に応じた地域医療の確保に、引き続き適切に対応することが要請されたところであります。  次に、土地造成事業では、長期にわたる景気の低迷により、厳しい経営環境にあることから、団地造成に当たっては、産業振興、地域振興という観点のみならず、企業ニーズや地域条件等を勘案するとともに、企業誘致促進対策の強化を図るなど、総合的な視点での施策展開を強く求められたところであります。  このほか、水道用水供給事業では、水源の多元化やネットワーク化について、また、工業用水道事業、水道用水供給事業における料金改定の是非並びに料金格差の是正について、さらに、ゴミの固形燃料化による発電の検討など、二十一世紀に向けての新しい公営企業の役割について意見が述べられたところであります。  これらの指摘または意見については、審査を通じて当局の積極的な姿勢がうかがえたところであり、また、予算の執行は、議決の趣旨に沿っておおむね適切に行われているものと認められたので、本委員会としては、平成六年度広島県公営企業決算認定の件について、全会一致をもって、これを認定すべきものと決定した次第であります。  以上をもちまして企業会計決算特別委員会の報告といたします。(拍手) 26: ◯議長檜山俊宏君) 委員長の報告は終わりました。直ちに採決いたします。平成六年度広島県公営企業決算認定の件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛 成 者 起 立】 27: ◯議長檜山俊宏君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         意見書案(警察官の増員について外三件) 28: ◯議長檜山俊宏君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。         【書 記 朗 読】  発議第十九号         発   議   書  警察官の増員ついて   右別紙意見書の通り発議する。    平成七年十二月十九日                              県議会議員  小   島   敏   文                                             外十一人  県議会議長 檜 山 俊 宏 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第二十号         発   議   書  下水道整備の推進について   右別紙意見書の通り発議する。    平成七年十二月十九日                              県議会議員  小   島   敏   文                                             外十一人  県議会議長 檜 山 俊 宏 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第二十一号         発   議   書  都市公園等の整備の推進について   右別紙意見書の通り発議する。    平成七年十二月十九日                              県議会議員  小   島   敏   文                                             外十一人  県議会議長 檜 山 俊 宏 殿              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  発議第二十二号         発   議   書  国際航海に従事する日本人船員及び日本籍船の確保について   右別紙意見書の通り発議する。    平成七年十二月十九日                              県議会議員  小   島   敏   文                                             外十一人  県議会議長 檜 山 俊 宏 殿 29: ◯議長檜山俊宏君) 別紙はお手元に配付いたしておりますので、朗読は省略いたします。  お諮りいたします。ただいま朗読の意見書案四件を、本日の日程に追加するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 30: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。それでは、発議第十九号 警察官の増員についてから発議第二十二号国際航海に従事する日本人船員及び日本籍船の確保についてまでの四件を一括上程議題といたします。  お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 31: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。  お諮りいたします。右意見書案四件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 32: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  直ちに一括して採決いたします。右意見書案四件は、いずれも原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。         【賛 成 者 起 立】 33: ◯議長檜山俊宏君) 起立総員であります。よって、右各案はいずれも原案のとおり可決いたしました。         【議長檜山俊宏君起立】 34: ◯議長檜山俊宏君) 以上をもちまして、今次定例会に提出されました議案は、ここにすべて議了いたしました。  各位におかれましては、会期を通じ、格段の御精励を賜り、各案いずれも適正妥当な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。  本年もいよいよ余すところ、わずかとなりました。各位におかれましては、何とぞ、一層御自愛の上、年改まっての御活躍を心から祈念いたす次第であります。  これをもちまして十二月定例会を閉会いたします。         午前十一時十七分閉会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...