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  1. 広島県議会 1993-12-01
    平成5年12月定例会(第1日) 本文


    取得元: 広島県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-05
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成5年12月定例会(第1日) 本文 1993-12-09 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 23 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 2 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 3 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 4 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 5 : ◯麻尾朋久選択 6 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 7 : ◯佐々木弘司選択 8 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 9 : ◯中津信義選択 10 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 11 : ◯知事藤田雄山君) 選択 12 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 13 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 14 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 15 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 16 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 17 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 18 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 19 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 20 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 21 : ◯知事藤田雄山君) 選択 22 : ◯議長檜山俊宏君) 選択 23 : ◯議長檜山俊宏君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:         午前十時三十四分開会・開議 ◯議長檜山俊宏君) これより十二月定例会を開会いたします。  出席議員六十五名であります。これより会議を開きます。  この場合、議席の一部変更並びに指定を行います。新しい議席は、お手元へ配付いたしておりますとおり変更並びに指定いたします。  この場合、知事、行政委員会の長並びに説明員の出席を求めるに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 2: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに出席を要求いたします。         【知事、行政委員会委員長並びに各説明員出席】 3: ◯議長檜山俊宏君) 一言ごあいさつを申し上げます。  本日、十二月定例会が招集されましたところ、議員各位には極めて御健勝にて御参集を賜り、県政進展のため、まことに御同慶にたえません。  御案内のとおり、昨今の我が国経済は、政府の総合経済対策や緊急経済対策等、たび重なる景気対策の実施にもかかわらず、依然として調整局面にあり、不況が長期化する中で、企業の業績の悪化に伴う雇用調整の動きも見られるなど、一段と厳しい状況にあります。  また、本県においては、国の対策に呼応して、去る六月と九月の二度にわたり、公共事業の拡大や中小企業金融支援対策など総額六百四十五億円余の景気対策を実施してきたところでありますが、本県経済も個人消費、設備投資が依然として低迷しており、特に主力産業である自動車、鉄鋼などが人員の削減や採用の抑制、一時帰休に踏み切るなど、まことに深刻な状況にあり、引ぎ続き実効のある景気対策が強く求められております。  このように、県内企業や県民生活を取り巻く情勢は極めて厳しいものがあり、また、二十一世紀を目前に控え、今後一層の県勢の伸展が望まれる今日、県政執行の任に当たられる藤田新知事に寄せる県民の期待は、殊のほか大きなものがあろうかと存じます。  我々、県議会といたしましても、県民の期待にこたえるべく、当面する最大の課題である景気対策を初め、社会基盤の整備や福祉、農業、教育問題などの諸課題に真剣に取り組み、活力ある広島県の実現のため、最善を尽くす必要を痛感いたしております。  さて、今次定例会に提出されます議案は、一般会計補正予算を初め、条例の改正など合わせて二十一件でありますが、いずれも県政の当面する重要案件であります。  何とぞ、慎重御審議を賜り、もって県民の負託にこたえられますよう念願いたす次第であります。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 4: ◯議長檜山俊宏君) この際、先般行われました県議会議員の補欠選挙で御当選になりました三名の諸君を御紹介いたします。  初めに、麻尾朋久君を御紹介いたします。         【麻尾朋久君登壇】
    5: ◯麻尾朋久君 ただいま御紹介いただきました麻尾朋久でございます。先般行われました比婆郡の補欠選挙におきまして当選させていただき、県会議員の末席に加えさせていただきました。何しろ非力でございますので、今後、先輩議員の諸先生方並びに執行部の皆様方の温かい御指導と厳正な御鞭撻をいただきながら、二十一世紀に向かいまして、この広島県政の進展のために誠心誠意努力を傾けてまいる所存でございますので、今後とも、よろしく皆様方のお引き回しをいただきますようにお願いをいたしまして、簡単でございますが、ごあいさつとさせていただきます。どうも、ありがとうございました。(拍手) 6: ◯議長檜山俊宏君) 次に、佐々木弘司君を御紹介いたします。         【佐々木弘司君登壇】 7: ◯佐々木弘司君 ただいま御紹介にあずかりました佐々木弘司でございます。先般行われました広島市安佐南区補欠選挙におきまして当選をさせていただきました。不肖、私、浅学非才でございます。檜山議長を初めとし、先輩議員の皆様の御指導を賜り、また、藤田知事並びに執行部の皆様方の御協力を得まして、県勢の振興発展のために全力を傾注する決意でございます。何とぞ、皆さんの御指導と御鞭燵を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、私のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 8: ◯議長檜山俊宏君) 次に、中津信義君を御紹介いたします。         【中津信義君登壇】 9: ◯中津信義君 ただいま御紹介にあずかりました中津信義でございます。先般の福山市・沼隈郡補欠選挙におきまして当選をさせていただきました。この上は、先輩議員の皆様方の御指導と執行部の皆様の御協力を賜りまして、県政の発展のため、全力を尽くす決心でおります。何とぞ、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 10: ◯議長檜山俊宏君) この場合、知事から発言を求められておりますので、これを許します。知事藤田雄山君。         【知事藤田雄山君登壇】 11: ◯知事藤田雄山君) このたびの知事選挙におきまして、県民多数の方々の御支持をいただきまして知事に当選させていただきました。まことに光栄に存じますとともに、心から感謝を申し上げます。  昨今の本県を取り巻く社会情勢はまことに厳しいものがあり、知事就任の感激以上に、その責任の重大さを痛感しております。私は、県民の皆様の御期待にこたえ、初心を忘れず、「尽くすありて報いなし」の信念のもとに、微力ではございますが、広島県政の発展と県民福祉の向上のため、全力を尽くす所存でございます。  何とぞ、皆様方の格別の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 12: ◯議長檜山俊宏君) 県議会を代表して、一言お祝いを申し上げます。  藤田知事におかれましては、このたびの選挙に際して、「県民のための県政」を実現するため、「生活県ひろしまづくり」など五つの政策を掲げられ、多くの県民の支持を得て、全国最年少の知事として、第五十九代広島県知事に就任されました。心からお喜び申し上げます。  御案内のとおり、昨今の我が国を取り巻く環境は、政治改革や景気対策、米の市場開放問題など内外ともに多難な局面を迎えておりますが、本県におきましても、長期化する不況への対応を初め、ポスト・アジア競技大会、高齢化、国際化等対処すべき多くの課題が山積し、県民生活を取り巻く情勢は一層厳しさを増しており、新知事に対する県民の期待は、まことに大きなものがあろうかと存じます。  幸いにして、藤田知事は卓越した識見と旺盛な責任感に加え、国政で培われた政治経験をお持ちであり、若さと抜群の行動力を遺憾なく発揮され、二百八十五万県民の期待にこたえていただくよう心からお願いするものであります。  何とぞ、今後一層御自愛の上、当面する諸問題を解決し、知事が申されております「日本一住みやすい広島県」実現のため、格段の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが、お祝いの言葉といたします。(拍手)              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 13: ◯議長檜山俊宏君) 諸般の報告がありますので、書記をして朗読いたさせます。         【書 記 朗 読】                                   財  第 57 号                                   平成5年12月9日  広 島 県 議 会 議 長 殿                                   広  島  県  知  事                                        (財  政  課)             12月定例県議会の議案及び報告事項並びに説明書について   平成5年12月定例県議会の議案及び報告事項並びに説明書を別冊のとおり提出します。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                   平成5年10月6日  広島県議会議長 檜 山 俊 宏 殿                             広島県人事委員会委員長 宮 山 信 夫             職員の給与等について   地方公務員法第8条及び第26条の規定4に基づき,一般職の職員の給与及び勤務時間等について別紙第1のとおり報  告し,併せて給与の改定について別紙第2のとおり勧告します。   この勧告に対し,その実現のため,速やかに所要の措置をとられるよう切望します。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                   議 報 第 4 号                                   平成5年12月9日  各 議 員 殿                                   広島県議会議長 檜 山 俊 宏             説明員の委任について   12月定例会における説明員として,知事,教育委員会委員長及び公安委員会委員長等から別紙の者を委任した旨の  通知があったので,お知らせする。 14: ◯議長檜山俊宏君) 別紙別冊は、お手元に配付してありますので、朗読は省略いたします。  ただいま報告いたしました議案中、県第一一一号議案及び県第一一二号議案は、いずれも職員に関する条例でありますので、地方公務員法の規定に基づき、人事委員会の意見を求めておりますので、御了知願います。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第一 会期決定の件 15: ◯議長檜山俊宏君) これより日程に入ります。日程第一、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。十二月定例会の会期は、本日から十二月二十日までの十二日間といたしたいと思いますが、さよう決するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 16: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、会期は十二日間と決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第二 会議録署名者決定の件 17: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第二、会議録署名者決定の件を議題といたします。  本件は、会議規則第九十九条の規定により、議長から指名いたします。                             坪   川   禮   巳  君                             佐   藤   秀   毅  君                             石   橋   良   三  君                             中   村   良   三  君  以上四人の諸君にお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         第三 常任委員会委員及び特別委員会委員選任承認の件 18: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第三、常任委員会委員及び特別委員会委員選任承認の件を議題といたします。  本件につきましては、委員会条例第五条第一項ただし書きの規定により、去る十月五日、麻尾朋久君を生活福祉保健委員会委員及び長寿社会・障害者対策特別委員会委員に、また、去る十一月八日、佐々木弘司君を農林委員会委員及びアジア競技大会・国体対策特別委員会委員に、中津信義君を総務委員会委員及び地域活性化対策特別委員会委員に、それぞれ指名いたしましたので、御報告いたします。  なお、本件につきましては議会の承認を得ることになっておりますので、この場合、お諮りいたします。  本件は、議長の指名のとおり承認するに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 19: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、本件は議長の指名のとおり承認するに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~         自第  四 県第一〇七号議案         至第三十一 報 第 一九 号 20: ◯議長檜山俊宏君) 次は日程第四、県第一七号議案 平成五年度広島県一般会計補正予算から日程第三十一、報第一九号 損害賠償額の決定についてまでの各案を一括上程議題といたします。  この場合、知事から提案理由の説明を求めます。知事藤田雄山君。         【知事藤田雄山君登壇】 21: ◯知事藤田雄山君) 十二月定例県議会の開会に当たりまして、提出議案の概要を御説明申し上げたいと思いますが、知事就任後初めての議会でありますので、初めに、県政に取り組む基本的な考え方の一端を申し述べたいと存じます。  近年、我が国をめぐる社会経済情勢は激動のさなかにあります。国際社会は、冷戦構造の崩壊や国家の統合・分裂など、新たな秩序の模索状態にあり、国際社会の一員として我が国の果たすべき役割や責任が増大しております。  国内にあっては、東京一極集中の進展と農山村の過疎化、高齢化の急速な進行、長引く景気の低迷など、構造的な変化を遂げつつあり、二十一世紀に向けた新たな社会経済システムの構築が求められております。  本県におきましても、景気の低迷が続く一方、真の豊かさが実感できる県民生活の実現や二十一世紀を担う人づくり、高齢化社会への対応、持続的発展が可能な産業の育成、社会基盤の積極的な整備と活用など、多くの課題を抱えております。  私は、このような認識のもとに、選挙を通じて県民の皆様に、景気回復のための緊急の取り組みとともに、「生活県ひろしまづくり」、「個性豊かな人づくり」、「社会基盤を活かすソフトづくり」、「男女共同参画型社会の実現」、「魅力ある産業の確立」を強く訴えてまいりました。  今後の県政推進に当たりましては、この公約を一つ一つ着実に具体化し、実現していくことが私に課せられた使命であり、若さと行動力を生かし、「開かれた県政」、「県民のための県政」の実現を目指して違進する所存であります。  まず初めに、県経済の活性化への取り組みについて申し上げます。県においては、国の総合経済対策に呼応し、本年六月及び九月に補正予算を編成したところでありますが、急速な円高の進行による輸出関連企業の不振や冷夏・長雨の影響など、さまざまな要因が複雑に重なり合い、県経済は依然として停滞基調にあります。このため、知事就任と同時に設置した総合経済対策推進本部のもとで、これまでに講じられた経済対策を着実に実行するとともに、緊急の追加措置を含め総合的な経済対策を迅速かつ効果的に実施し、低迷する県内景気の早期回復と県経済の安定・向上に全力を尽くしてまいりたいと存じますので、皆様の御理解と御支援をお願いいたします。  さて、県政推進に当たっての基本的な考え方の第一は、「生活県ひろしまづくり」の推進であります。  私は、県民一人一人が「広島に住んでよかった。広島が日本で一番住みやすい」と言える生活県を実現していくことが県政の基本であると考えております。  これまでの物の豊かさから心の豊かさを求める県民意識の変化に対応し、県民一人一人の人権が尊重され、県内のどこに住んでいても、差別を受けることなく、ひとしくゆとりや潤いのある生活を送ることができる条件を整備し、安心して保健・医療・福祉などのサービスが受けられる体制の確立に努めてまいります。  また、自然環境や景観に配慮した質の高い生活関連基盤の整備や高齢者や障害者が快適に生活できるまちづくりを進めるとともに、県民が楽しく暮らすことができる温かい地域コミュニティーの形成や芸術・文化・スポーツ活動の推進、地球環境問題などに積極的に取り組んでまいります。  第二は、「個性豊かな人づくり」の推進であります。  本県は、高校、大学への進学率は全国のトップクラスにありますが、これからの学校教育は、一人一人の個性と能力を最大限に伸ばすとともに、みずから学ぶ意欲を持ち、社会の変化に主体的に対応できる心豊かな人間を育成することが大切であると考えております。このため、特色を生かした魅力ある学校づくりを進めるとともに、教職員の資質・指導力の向上や学校環境の整備等を図り、国際社会に貢献する人づくりを進めてまいりたいと存じます。  また、時代の要請に対する高等教育機能の充実強化や生涯学習システムの整備に努めるとともに、産業を支える創造的な人材や保健・医療・福祉を担うマンパワーなど幅広い分野での人材育成を進め、二十一世紀の広島を支える人づくりに積極的に取り組んでまいります。  第三は、「社会基盤を活かすソフトづくり」であります。  私は、着実に整備されつつある空港、港湾、高速道路などを効果的に活用する新たなシステムづくりに取り組み、これらの社会資本がもたらす効用を、県内はもとより、広く中国四国地方や海外に波及させ、県土の均衡ある発展と中枢性の強化、国際化の促進を図っていくことが今後の本県の重要な課題であると考えております。このため、新規航路の開拓や道路ネットワークの構築など、交流基盤の一層の整備を進め、県内拠点地域の都市機能の強化や新たな貿易・物流拠点の形成を進めてまいります。  また、瀬戸内海の利活用や中山間地域の振興方策などに関する共同研究・共同プロジェクトや幅広い人材交流を推進するとともに、アジア諸国を初めとする交流の強化や国際協力の拡充にも取り組んでまいりたいと存じます。  第四は、「男女共同参画型社会の実現」であります。  女性が女性として、母親として、あるいは勤労者として、社会の中で十分その能力を生かすことができるよう、必要な条件の整備に努める必要があると考えております。このため、女性が安心して職業につくことができるよう、保育環境等の整備を進めるとともに、男女雇用機会均等法や女性の再雇用制度の定着などに努め、女性の社会参加と子供が健やかに生まれ育つための環境づくりを進めてまいります。  第五は、「魅力ある産業の確立」であります。  本県が持続的発展を遂げるためには、本県産業が、産業活動のグローバル化、技術革新やソフト化の進展など、社会経済環境の変化に的確に対応していくことが必要であります。このため、研究開発機能の整備、産学官共同研究体制の構築などを進め、企業の新分野への進出等を支援するとともに、産業の高度化、高付加価値化を目指した科学技術の振興に努めます。  農林水産業については、集落排水の整備など生活環境の改善や後継者の育成を促進するとともに、地域特性を生かした高付加価値型農業の展開やバイオテクノロジー等先端技術の活用、生産・加工・流通の一体的な体制整備を進め、高生産・高収益型農林水産業の実現に努めてまいります。  以上の五つの基本方針に沿って、今後具体的な施策を展開するとともに、中・長期的に取り組むべき施策については、現在策定作業を進めている次期長期総合計画の中で重点的に位置づけ、二十一世紀に向けた県政運営の基本指針にしたいと存じます。  さて、今回提出いたしました議案について、その概要を御説明申し上げます。  まず、補正予算についてであります。  現下の最大かつ緊急の課題であります経済対策を推進するため、国の緊急経済対策に関連する事業を中心に、債務負担行為予算を含め百四十四億円余を追加することといたしました。
     このうち、公共事業については、砂防、道路、農業基盤、治山などの事業に八十二億円余を計上し、施設整備については、看護婦宿舎等施設整備補助金、県立学校や庁舎等の整備に六億円余を追加するとともに、公共用地の先行取得費として四億円余を計上しております。さらに、中小企業支援対策として緊急支援資金の融資枠を二十億円拡大することとし、あわせて、雇用対策の推進や円高差益の還元促進のための経費を計上しております。  このほか、異常気象による農作物被害等の特別対策費や県立大学に大学院を設置するための準備経費を計上しております。  職員の給与改定については、去る十月六日の人事委員会の勧告の趣旨を尊重して、本年四月一日から改定することといたしました。  以上の結果、一般会計の歳入歳出予算補正額は八十六億七百万円となり、本年度予算の累計額は一兆二百八十一億三千九百万円となります。補正の財源といたしましては、国庫支出金四十一億七千五百三十四万円、県債二十五億五千六百万円などを充当いたしております。  特別会計は、公共用地等取得事業など三会計で四十億八千万円の補正となっております。  予算以外の議案といたしましては、職員の給与に関する条例及び母子相談員及び婦人相談員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例など条例案四件、その他の議案では、広島県収用委員会委員の任命の同意についての議案、工事請負契約の締結についての議案など十三件を提出いたしております。  このほか、報告案件として専決処分報告七件を提出いたしております。  どうぞ、慎重に御審議いただいた上、適切な御議決をくださるよう希望いたします。 22: ◯議長檜山俊宏君) お諮りいたします。明十日は、議案調査のため、本会議は休会とするに御異議ありませんか。         【「異議なし」と言う者あり】 23: ◯議長檜山俊宏君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。  次回の本会議は十二月十三日午前十時三十分から会議を開きます。  本日はこれをもって散会いたします。         午前十一時二分散会 発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...