美咲町議会 > 2020-03-03 >
03月03日-03号

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  1. 美咲町議会 2020-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    令和 2年第 2回( 3月)定例会第 3 日(令和2年3月3日)(1)会議の開閉時刻   開   議  午前 9時 30分   解   散  午後 2時 50分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1山田雄二出席松田英二出席2藤井智江〃9江原耕司欠席     欠員10岩野正則出席4形井 圓出席11貝阿彌幸善〃5延原正憲〃12山本宏治〃6左居喜次〃13金谷高子〃7林田 実〃14松島 啓〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長青野高陽建設課長國宗 順副町長忠政堅産業観光課長立石克之政策推進監井上博登徴収対策室長櫻井 実政策推進監山本翔紅会計課長貝阿彌美和総務課長稲谷雄治旭総合支所長前田有輝理財課長篠原 恵柵原総合支所長畑尾周一地域みらい課長光嶋寛昌旭総合支所 住民福祉課長池上久子くらし安全課長浦上 彰柵原総合支所 産業建設課長山本 資住民税務課平 一範福祉事務所長牧野雅明保険年金課長山崎秀仁教育長黒瀬堅志健康推進課長清水嘉浩教育総務課長石戸光也上下水道課長補佐岡本幸之生涯学習課長赤木郁貞(4)職務の為出席した職員の職・氏名   事務局長  神 坂 健 治   書  記  杉 山 慶 介(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問2  所信表明に対する質疑3  議案に対する質疑4  予算特別委員会の設置5  予算特別委員会の委員会・副委員長の互選6  議案並びに陳情等の委員会付託 ○議長(松島啓君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は12人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) なお、9番江原議員から一身上の都合のため欠席する旨の通告がありましたので、報告いたします。また、執行部説明員牧野上下水道課長より一身上の都合のため欠席する旨の通告があり、岡本課長補佐が出席しておりますので、報告します。 本日の日程を報告します。 第1に一般質問、第2に所信表明に対する質疑、第3に議案に対する質疑、第4に予算特別委員会の設置、第5に予算特別委員会の委員長・副委員長の互選、第6に議案並びに陳情等の委員会付託、以上のとおり定めますので、ご了承願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 これから一般質問を継続します。 それでは、13番金谷議員の質問から行います。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) おはようございます。13番金谷でございます。 きょうはマスクをとって、質問させていただきます。声がこもって皆様方のところに聞きづらかったらいけませんので、ご了承いただきたいと思います。 きょうは3月3日で、お雛様の日でございます。しかし、この新型コロナウイルスのために全てのものが中止になっておるところであります。どうか、きょうはご家族で楽しいお雛様をしていただければありがたいかな、幸いだなとこのように思っております。 今回の質問は、大きな質問、3点提出しております。 まず1点目は、マスクの備蓄についてであります。 今、中国の湖北省の武漢市を中心とした感染拡大している新型コロナウイルスの肺炎について、WHO(世界保健機関)は人から人への感染が中国以外の国でも発症している現状を踏まえ、緊急の事態宣言を行っております。皆さんもご存じのように、国内で感染者が相次いでおり、拡大防止へ政府が総力を挙げて取り組んでおりますけれども、終息の見通しが立たないのが今の現状であります。 美咲町は2月19日に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、感染拡大防止に向けた対策を進めていくということであります。町民の皆様方も、少しほっとしていらっしゃるのではないかなとこのように思っております。けさも告知放送の中で、このコロナウイルスについての説明もされておりました。SNSなどいろんなところから情報が入ってきて、本当に惑わされる人がたくさんいるかもしれませんけれども、そういうことに惑わされないようにしっかり事実を受けとめてください、このような告知放送だったかのように思います。 また、北海道におきましては、けさほど国のほうから320万枚のマスクを1軒40枚ずつ配布していく、このような報道もされておりました。そして、政府は2月25日に新型肺炎対策の方針を決定しております。その中で、一、二週間が感染拡大防止に極めて重要である。そして、2月27日には、政府から突然、小学校、中学校、高等学校と特別支援学校に臨時休校の要請を出しております。突然の事態に、父兄の方々は戸惑っておられましたけれども、これも本当にこの事態を考えると仕方がないことなんだろうかなと、このようにもおっしゃっておられました。しかし、図書館も児童館も休館になっているので、とても大変なんだな、どうしようかなという父兄の皆さんの声でありました。また、ひとり親、共働き、特別支援学校に通う家庭には、行政としてもきめ細かく安心していただけるような対応をお願いしたいな、このように思っております。 それでは、これから質問の本題に入らせていただきます。 今回は、マスクの備蓄についてお尋ねいたします。 予防のためのマスクが店頭からなくなり、購入できない人が多くいることは連日報道されているとおりであります。マスクを購入できない町民の方から、町に備蓄用のマスクがあるのであれば配布はできないかとの問い合わせがあり、確認をいたしましたが、担当課ではマスクが劣化しており、使用ができないとの回答でありました。 そこで、今回、4点のお尋ねをいたします。 まず1点目は、現在、町が備蓄しているマスクの購入年月日はいつですか。また、備蓄の枚数はどれぐらいありますか。 2点目として、備蓄しているマスクは全て劣化しているんでしょうか。 3番目は、劣化していないマスクがあれば、今後配布する考えはありますか。 4点目、今後のマスクの備蓄計画は。 この4点をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 清水健康推進課長。 ◎健康推進課長清水嘉浩君) おはようございます。 私もきょう、朝、体温をはかりました。36度1分、至って健康でございます。ちょっとしゃべるのに息苦しいんですけども、マスクをしたまま答弁のほうをさせていただきたいと思います。 先ほど金谷議員のほうからいろいろとお話がありました。本当に、岡山県のほうも間違ったデマが飛んでいるというようなことから、今のところ岡山県はコロナウイルスにかかられている方はいらっしゃらないと。もしあれば、プレス発表をするので、安心してくださいということでございます。 それでは、答弁のほうに入らせていただきます。 まず1点目の、現在町が備蓄しているマスクの購入年月日はいつか。また、備蓄枚数は何枚あるのかということでございます。 備蓄用マスクの主なものにつきましては、平成23年の東日本大震災後に備蓄した、くらし安全課で管理している災害用のマスクが7,000枚と、新型インフルエンザの大流行が高まる可能性があると言われた平成21年に備蓄し残っているものがほとんどで、教育委員会関係が1万1,760枚、うち幼児・子供用が7,070枚、大人用が4,690枚、健康推進課が550枚、そして3年以内に購入したものが福祉事務所850枚、吉井川荘5,000枚、静香園1,000枚など、町及び町関係施設合計で2万6,637枚ございます。 2つ目の質問でございます。 備蓄しているマスクは全て劣化しているのか。 教育委員会健康推進課の1万1,790枚につきましては、平成21年の新型インフルエンザが流行する可能性がある年に備蓄したものであり、平成23年の東日本大震災に備蓄したくらし安全課の7,000枚など、1万8,790枚につきましては5年以上経過しております。マスクにより使用期限は異なりますが、期限が記載されているものにはその期限、その他のものについては3年から5年程度が使用期限であり、その後、劣化が進むとのことで、ゴムバンドやノーズクリップ及びフィッティングなど、性能が劣化していることは間違いありません。業者によりますと、使用期限が過ぎたものについては、以上に加え、菌をはじく効果が衰えるなどマスク自体が劣化し、新しいものと比べると効果も劣るそうです。しかし、使用することについては差し支えないということでございます。 3番目の質問でございます。 劣化していないマスクがあれば、今後配布する考えはないか。 今ご説明しましたように、吉井川荘及び静香園を除く備蓄のマスクの大部分は、ある程度は劣化している状況でございますので、現在のところ、このようなマスクを町民の皆さんに配布することは考えておりません。 4つ目でございます。 今後のマスクの備蓄計画があれば、示されたいということでございます。 ご存じのように、現在、業者に発注をしておりますが、なかなか入らないのが状況でございます。3月2日現在で、2月中旬から500枚の確保ができているというような状況でございます。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 今説明をしていただきました。劣化しているマスクがあるけれども、効果が少ないんじゃないかというお答えでありました。でも、劣化していても、効果が薄くても、やはり一枚もない人に対しては、一枚でもいただきたいというのが今の心情であります。マスクが買えなくて困っている。若い人であればいいんですけれども、ご高齢の方、また持病を持っている方、そういう方々が本当にマスクがなくて困っている。それを、たとえ劣化しているとしても、効力が少ないとしても、かけないよりはかけたほうがいいのかなと、私はこのように思っております。その劣化して使えないマスクは今度どのようにお使いになられるのかなと、このように思っております。本当に困っている人、何回行ってもお店にはもうマスクはないと張り紙をしてる。そういう中で、本当にマスクが欲しい方に、そのようなたとえ効力は劣っているかもわからないけれど、一枚でも配布することが本当にできないんだろうか、このように感じております。その辺はどのようにお考えになっていらっしゃるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 清水健康推進課長。 ◎健康推進課長清水嘉浩君) 再質問にお答えをさせていただきます。 先ほどご説明しましたように、ほとんどのマスクが劣化している状況です。しかしながら、することについては差し支えないというような回答をいただいております。それで、本当は備蓄用のマスクにつきましては、患者のケアなどのために患者に近づく、あるいはその可能性がある職員に対して、町民の健康管理に携わる者に対しての原則はものでございます。具体的には、町民の健康管理、危機管理に携わる職員、医療、介護、福祉関係職員など、直接関与し感染危険を伴う者でございます。しかしながら、こういう事態でございますので、今後、劣化しているマスクの使用につきましては対策本部のほうで検討させていただきたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 町長にお尋ねしたいんですけれども、今の私が質問したことにより町長はどのように思っていらっしゃるか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 対策本部を立ち上げまして、これまで4回の会議を重ねてまいりました。そうした会議の中で、適切な対応を考えてまいりたいと考えております。 ○議長(松島啓君) それでは、13番金谷議員、次の質問に移ります。 ◆13番(金谷高子君) 今、町長がおっしゃっていらっしゃるように対策会議の中で、一枚でも待っていらっしゃる方がいらっしゃるので、しっかり考えていただきたいなとこのように思って、これも緊急事態でありますので、本当にマスクがない人というのは病気の人なんかもいらっしゃいますので、よく考えていただきたいなとこのように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に参ります。 2番目の問題ですけれども、自立して生活できる健康寿命についてお尋ねしたいと思います。 近年は、よく人生100年時代と言われております。日本の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳まで延びています。一方で、自立して生活できる健康寿命は、平均寿命よりも10年近く短いとも言われています。この差を縮めるために、国は令和2年度から75歳以上の高齢者を対象にフレイル健診を導入する方針を立てております。美咲町の今度新しくつくられる、振興計画その中にもフレイルのことが載っておりました。そして、まず1番に4点をお尋ねしたいと思います。 まず1番に、全国でフレイルの状態となる高齢者が350万人との推計もあります。本町の現状はどうでしょうか。 それから、2番目として、フレイル状態の悪化を防ぎ、再び健康に導く手段として通いの場の活動が有効視されておりますけれども、本町でも実施できないでしょうか。 そして、フレイル健診導入に向けて、本町での具体的な取り組みがありますか。 また、配食サービス利用状況はどのようになっておるでしょうか。 以上4点をお尋ねいたします。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 保険年金課山崎です。金谷議員のご質問にお答えします。 まず、フレイルにつきましてご説明させていただきます。 フレイルとは、わかりやすく言いますと、加齢による心身が老化して衰えた状態のことと言われます。フレイルは、早く介入して対策を行えば、もとの健康な状態に戻る可能性があります。高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。フレイルは、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間とされております。多くの方は、フレイル状態を経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては、特にフレイルが発症しやすいことがわかっております。フレイルの基準には、体重の減少、疲れやすくなる、歩行速度の低下、握力の低下、身体活動量の低下などが上げられます。フレイルには、身体的な変化だけではなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれます。フレイルの状態になりますと、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きます。また、何らかの病気にかかりやすくなったり入院するなど、ストレスに弱い状態になっています。例えば、健康な人が風邪を引いても、数日すれば治ります。しかし、フレイル状態になっていると、風邪をこじらせて肺炎を発症したり、体のだるさのために転倒して打撲や骨折をする可能性があります。また、入院すると環境の変化に対応できず、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、自分の感情をコントロールできなくなることもあります。転倒による打撲や骨折、病気による入院をきっかけに、フレイルから寝たきりになってしまうこともあります。フレイルの状態に、家族や周りの方が早く気づき対応することができれば、フレイルの状態から健常に近い状態へ改善をしたり、要介護状態に至る可能性を減らせる場合もあります。 ご質問の1番で、全国ではフレイルの状態となる高齢者が350万人との推計もあるが、本町の現状はどうかというご質問です。 美咲町のフレイルの現状ですが、具体的な数値は把握はできておりません。参考に、令和2年1月末時点の要介護認定者数を報告します。要支援1の方、59人、要支援2の方、153人、要介護1の方、257人、要介護2の方、312人、要介護3の方、203人、要介護4の方、210人、要介護5の方、167人、合計1,361人であります。全国で350万人がフレイル状態にあるという推計ですから、美咲町においてもフレイル状態にある方がおられることは推測されます。 2つ目の質問で、フレイル状態の悪化を防ぎ、再び健康に導く手段として通いの場の活用が有効視されている。本町でも実施できないかというご質問です。 介護予防認知症予防フレイル状態の予防の観点から、通いの場の活用は有効と考えます。ひきこもりを予防し、社会的なつながりを持つこと、人と接し、体を動かし健康を維持することは、健康寿命を延ばす上でも重要と考えます。 美咲町では現在、毎週開催されている通いの場が18カ所、月1回から2回開催されている通いの場が4カ所あります。また、通いの場の立ち上げを検討しているところが2カ所あります。今ある通いの場の充実、参加者数の増加、また新たな通いの場の立ち上げ等につきましても、前向きに取り組んでいきたいと考えております。 3つ目のご質問です。 フレイル健診導入に向けて、本町での具体的な取り組みがあるかというご質問です。 従来の介護予防は、主に運動機能の回復に重点を置いていました。これに対してフレイル健診は、生活習慣や社会的な活動状況なども調べ、より多面的に心身の衰えの原因を探るものです。フレイルに対応した75歳以上の健康診査については、問診票については対応できております。次の段階として、健診結果をもとに適切な改善指導を行っていくことになりますが、これについては関係各課関係団体と連携をして前向きに取り組みを検討していきたいと考えております。 4つ目のご質問です。 配食サービス利用状況はどうかというご質問です。 配食サービスにつきまして説明させていただきます。これは、美咲町配食サービス事業実施要綱に基づき行われております。対象者は、美咲町内に住所があり、居住されている65歳以上の方と障害のある方で、心身の状況、その他の理由により調理が困難なため、通常の食事の確保に支障があると認められる方が対象になります。美咲町は、民間事業者等に業務の委託をしております。事業の内容は、1人当たり1日1食を事業対象者の家庭まで配達し、配食時に対象者の安否を確認し、その者の心身状態に異常を認めたときは、直ちに関係機関に通報、または連絡をするものです。今年度は、柵原地域で2つの事業所に業務の委託をしております。利用者は7名で、配食数は1月末の時点で1,475食です。1つの事業所につきましては、配食ボランティアの方が登録をされております。情報交換会として、配食ボランティア、事業所、行政、生活支援コーディネーター等が参加して、定期的に情報交換会を開催をしております。また、配達がされていない地域での新規での立ち上げ等の検討も行っております。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員
    ◆13番(金谷高子君) 今、お答えいただきました。 1番の高齢者が350万人と今全国では推計されているけれども、本町の現状というのは今るる説明を詳しくしていただきました。その中で、この状況についてはしっかりと取り組んでいただくということでありますけれども、このフレイルの状態となる高齢者が350万人全国におるけれども、美咲町としては人数的には把握はできてないというお話でありますけれども、しっかりこの辺も把握をしていただきながら、またその中でも弱い方があったり、それからいろいろと重たい方もあろうかと思います。そのところの方を、早くキャッチしていただきながら手当てをしていかなきゃいけないんじゃないかなと、このように感じておるところであります。 それから、2番目でございますけど、通いの場ということで、今、まだまだ通いの場を開設しているところが少ないんじゃないかなと、このように思っております。こういう方々が通いの場に行って、少しでもそういう機能、精神的な状態を回復していくのには、この通いの場というのは最もふさわしいところじゃないかなと、このように思っておりますので、まだまだ通いの場というのが少ないんではないかなと、このように思っているところであります。この通いの場をすることによって、そういう方々がその場に来られることによって回復されていくんじゃないかなと思っておりますけれども、この通いの場をこれから進めていく上において、どのようなお考えを持っていらっしゃるのかお尋ねしたいなと、このように思っております。 それから、3番目のフレイルの健診の導入に向けて、本町での具体的な取り組みということでありますけれども、まだまだこれから新しい振興計画の中にも新しく入っておりました。その中で、これから75歳以上の方が、前期と後期と逆転しているような美咲町は状態でありますので、後期高齢者の方が多くなってきております。その方々に、この美咲町をこれから支えていっていただかなければいけない、このように思っております。その支えていくというのは、やはり急激にするんでなく、徐々にそういう状態になっていくような対策をここでしっかりしていくべきではないかなと、このように思っておりますけれども、この辺はどのような考えをされているでしょうか。 それから、4番の配食サービスでありますけれども、今、業者さんがなかなかいないということで、柵原地域は業者の方がおられまして、それからもう一チームはボランティアの方がされております。給食をつくっていただいて、それを配っていっていただけるんですけれども、そういうことをボランティアの人を募りながら各全体に進めていくべきではないかなと、このように思っております。やはり、食が一番でございます。食が一番でしていかなかったら、先ほどのフレイルになってくるわけです。弱くなってきて落ち込んでくる、そしてまた機能も衰えてくるというのがこのフレイルでありますので、そういうところをしっかりと行政としてのバックアップをまたしていただかなければいけないんじゃないかなと、このように思っております。給食サービスがなかなか進んでないなというのが現状でありますので、しっかりその辺、また柵原のほうは今、2カ所のところで頑張っておりますけれども、まだの中央、そしてまた旭のほうもこれからはだんだんとそういうところがふえてきているんじゃないかなと、この辺を担当課としては把握されていらっしゃるでしょうか。 以上、お尋ねいたします。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 失礼します。金谷議員の再質問にお答えします。 最初の1番目の質問の分につきまして、65歳以上の人口につきまして、詳細な数字を説明させていただきます。 65歳以上の人口につきましては、1月末現在で5,675人です。そのうち、65歳から74歳までは2,463人、75歳以上は3,212人であります。要支援、要介護認定者は、65歳から74歳までは94人、75歳以上は1,246人です。要支援、要介護認定を受けてない方は、65歳から74歳までは2,369人、75歳以上は1,966人です。75歳以上の介護認定率が高いことが読み取れます。 2つ目のご質問の通いの場に関することであります。 通いの場の開催地区の目標数は、毎週開催されている通いの場を、令和4年度までに20カ所、令和6年度までに25カ所と考えております。普及に向けて取り組んでまいりたいと思います。 フレイル健診につきましては、先ほど申しましたが、健診結果をもとに適切な改善指導を行っていくことになりますが、これにつきましては関係各課関係団体と連携して前向きに取り組んでいきたいと考えております。 4つ目のご質問の配食サービスの状況であります。 配食サービスの中央、旭の申し込みの状況ですが、今年度は中央、旭からの申し込みはありませんでした。30年度は数件の問い合わせがありました。中央、旭地域には配食サービスを委託している事業所がありませんから、申請等もない状態であります。しかし、潜在的なものがあろうかと思います。今後、ニーズ調査等も必要と考えます。配達がされてない地域での新規立ち上げについて、引き続き検討を行ってまいります。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 最後に1つ、配食サービス利用状況ということであります。なかなか業者がいないというのが事実じゃないかなと、このように思っております。今は業者を待っているとなかなかそういうことはできないんじゃないかな、このように思います。また、柵原の場合は、業者の方からサポーターが受けて、それを配達しているという状況であります。そして、業者とサポーターが一つになってタッグをつくって、配食を待っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃるかとこのように思います。ですから、こういうことはしっかりと早急に進めていっていただき、やはり食べることが一番ではないかなとこのように思っておりますので、この点はよろしくお願いいたします。 以上でこの項目は終了いたします。 ○議長(松島啓君) それでは、13番金谷議員、次の質問。 ◆13番(金谷高子君) 次の質問に行きます。 次の質問は、期日前投票の簡素化をということで、これは過去2回ほど質問させていただいております。なかなか前進してないということで、再々度、もう一回質問させていただきたいなとこのように思います。 期日前投票に必要な宣誓書について、投票所の入場券の裏のところに印刷をするのが簡素化なんでありますけれども、いまだにその実施に至っていないというのが現実であります。期日前投票におけるご高齢な有権者の方々の事前手続が簡素化され、本制度を活用される全ての有権者の方々の利便性向上とあわせて、事務に従事する職員の負担軽減にもつながるものなのではないかと考えております。皆さんお年寄りの方が期日前に行かれるのに、なかなか記載をしなきゃならないということが困難である。投票するんですから、ある程度の困難なことはありますけれども、それが簡素化されるということができれば、本当にスムーズにいくんじゃないかなと、このように何回も今までも再々質問をさせていただいております。そして、今回から投票所も少なくなっておりましたけれども、今までどおりに戻ったということであります。そして、1人の人でも投票をしていただくということに関しては皆さんの利便性を考えていくべきじゃないかなと思い、今回3度目の質問をさせていただいております。この投票所の簡素化というのは、投票券の裏に全てのものを書いて、それにチェックをして投票するということでありますけれども、ほかの自治体でもかなり多くの自治体がこのような形態をとっていらっしゃいます。ぜひ、美咲町もお考えをしていただきたいと思いますので、いいご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) 稲谷選挙管理委員会事務局長。 ◎総務課長(稲谷雄治君) おはようございます。選挙管理委員会事務局の稲谷でございます。 昨日、選挙人名簿定時登録に係る選挙管理委員会が開催をされました。この席上で、今回、金谷議員から提出をされました一般質問の要旨について協議をしていただきましたので、その内容についてご報告をさせていただきます。 以前にも、金谷議員から同様の質問を2回いただいております。前回は平成30年6月定例会において、選挙管理委員長がこのときは答弁をさせていただいております。このときの議事録を拝見させていただきました。金谷議員の熱い思いが、このやりとりからも十分に伝わってまいりました。投票率向上のため、有権者皆様がご負担なく気軽に投票できる環境をつくっていくのは、選挙管理委員会の重要な責務であるというふうに考えております。用紙サイズや経費など、課題は幾つかありますが、今後、選挙管理委員会で検討を重ね、早期に結論が見出せるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 13番金谷議員。 ◆13番(金谷高子君) 今回は3回目の質問であります。今、課長の力強いご答弁をいただきましたので、ぜひ実現できていくんじゃないかなと、このように私は強く確信をさせていただいたところであります。 そして、先ほどもちょっと頭の中に出てこなかったんですけど、美咲町の第3次振興計画の中にあったことで、それがなかなか頭に浮かんでこなくて、済みません、頭の中がちょっと朦朧としておりましたので、ここに記載を自分でもしておりましたので、それをおわびいたします。 以上で私の質問は終わらせていただきます。 ○議長(松島啓君) 以上で13番金谷議員の質問を終了します。 続きまして、10番岩野議員の質問に入ります。 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) おはようございます。10番岩野でございます。マスクをしたままの質問で、よろしくお願いいたします。 私は3件の質問をいたしております。よろしくお願いいたします。 まず1番目から、徴収対策の強化について。 滞納整理の状況はどうか。住宅新築資金等貸付事業における収納状況はどうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) 櫻井徴収対策室長。 ◎徴収対策室長(櫻井実君) 徴収対策室櫻井です。よろしくお願いします。 10番岩野議員の滞納整理の現状についてのご質問にお答えいたします。 滞納整理の現状でございますが、徴収対策室では平成30年度から徴収業務に着手しました。平成30年度当初の滞納繰越額は、町全体で2億4,400万円となっておりました。令和元年度当初においては2億400万円であり、現在1億5,600万円となっております。令和2年度には現年分の滞納繰り越しも含まれますので、2年度当初には1億7,500万円前後と見込んでおります。現段階では、現年分の収納率の向上を強化し、滞納繰越額の減少に努めているところでございます。 住宅新築資金等貸付金については、滞納繰越額が30年度から9,000万円前後で推移しており、大きな課題となっております。貸付金等でございますが、合併前に借り入れをされており、非常に古い債権でございます。このため、住民税務課が平成30年度に契約書等を精査したり、入金履歴等を確認をしております。また、主債務者連帯保証人が亡くなられている場合には、相続人調査を実施されました。調査の結果、生活困窮や相続放棄をされているなど、判明した案件もございました。令和元年度については、調査結果をもとに、現在8名の方に口頭あるいは文書にて請求をしております。しかしながら、破産手続を開始されるなど、納付に応じていただけないのが現状でございます。今後、法的措置に着手する予定で、3件については弁護士に依頼して回収する予定となっております。 住宅新築資金等貸付金事業の収納状況についてですが、令和元年度より納付いただけない方については、法的措置に順次着手する予定でございます。しかしながら、1件当たりの債権の額が高額であるため民事訴訟となることが予想され、最終的には法律の専門家に業務をお願いすることとなります。訴訟に関する経費については、以前より岡山県償還推進助成事業を活用するようご指導をいただいておりますので、住民税務課と連携をとりながら効率的な徴収業務に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(松島啓君) 平住民税務課長。 ◎住民税務課長(平一範君) おはようございます。住民税務課平でございます。 10番岩野議員の住宅新築資金等貸付事業における収納は滞っていないかとのご質問にお答えさせていただきます。 住宅新築資金等貸付金の回収につきましては担当課としましても苦慮しているところでございますが、回収に向けて努めているところでございます。債務者及び連帯保証人へ催告書を送付し、納付を促しておりますが、思うような回収には至っていない現状であり、昨年度より弁護士への相談を行い、個々のケースの協議を行っております。今後、弁護士による法的措置に着手するよう準備をいたしているところでございます。 また、岡山県住宅新築資金等貸付助成事業補助金については、弁護士費用など法的措置に要する経費や未償還額と強制執行等による取立額等との差額などが補助対象となっておりますので、補助基準に適合するよう手段を尽くしてまいりたいと考えております。担当課としましては、重要課題として捉えておりますので、徴収対策室と協力、連携しながら回収、解決に向け、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) 私自身非常に心苦しい質問ですけど、引き続き町の課題だと思っております。一緒に足並みそろえて取り組めたらという意味で、質問させていただきたいと思います。 特に、新築資金の関係で、相続放棄という形は弁護士と相談されていらっしゃるんでしょうけど、町として貸付金、滞納整理の額の数値目標等を決めることは大変厳しい数値だと思いますけど、他町の例もありましょうから、足並みを美咲町としても本年度の目標、もしあれば、大変厳しいんですけど、他町並みの数値目標の努力をしていただきたいという意味と、資金の先ほど質問をしましたけど、回収、弁護士と相談されとるということをお聞きしましたけど、本年度のこれからの数値目標の取り組みを改めて再度、今時点であればお聞かせ願いたいという質問にかえさせていただきたいと思います。 もう一つ、あわせて建設産業のほうに私もおったんですけど、災害復旧の負担金の関係、もし今時点で準備ができておらなければやむを得ないですけど、数値があればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 櫻井徴収対策室長。 ◎徴収対策室長(櫻井実君) 岩野議員の再質問にお答えいたします。 数値目標でございますが、金額ベースではちょっとまだ想定はしていないのが現状でございます。現在、約30件ほど対象者がおられると考えております。今回、8件程度請求をさせていただきまして、順次回収に努めてまいりたいと考えておりますが、引き続き精査をしながら、来年度当初に向けては10件程度、法的措置を念頭に置いた請求をさせていただきたいと考えております。まだ、しっかりと精査ができてないものもございますので、順次段階的に、年10件程度で二、三年ぐらいでは請求については完了したいと考えております。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。            (10番岩野正則君「引き続きという意味で、質問させていただきたいと思います」と呼ぶ) 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) 櫻井室長から回答、進め方、いただきましたけど、今の現状で、例えば住宅新築資金の貸し付けの支払いの放棄をされておられるお家で、お子さんが引き続きおられたり、支払い、負担金に不均衡等、明らかに真面目に支払いが終わられた方と放棄された方で済まれとる方、そこらがちょっと私としては現場を把握できてない部分もありますけど、そういう意味の町民として負担に格差がない形で、町行政として取り組みをこれから早急にお示し、再度進める形、あればお聞かせいただきたい。ぜひとも進めていただくという意味で、決意が改めてトップの町長にあればお聞かせいただけますか。急に振って悪いですけど、ことしの令和2年の取り組みをぜひともお聞かせいただければという意味で質問としたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 岩野議員の再々質問にお答えをいたします。 徴収対策室というものを設けまして、実績が上がっておるところでございます。ご指摘の趣旨をよく踏まえまして、これまでの実績を積み重ね、適切な徴収業務に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) それでは、10番岩野議員の次の質問に移ります。 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) 町長の決意をお聞かせいただきまして、私も在職しとった職員でございます。皆で美咲町の未来をつくるという意味で、よろしくお願いいたします。 それでは、これも町の大変な問題でございます。町道維持の方針についてというのを質問にしたいと思います。 先日、大垪和方面、大垪和だけじゃないんですけど、周辺町内を回っておりますと、道路維持管理に高齢者の方が一生懸命集落の維持管理をされておったという意味で、再度質問としたいと思います。町道の維持管理が負担となっております。これから再度、この維持管理の体制を、近隣の町村の取り組みもありましょうけど、美咲町に合った取り組みができないかという意味で、町道維持方針の質問にしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 岩野議員の町道の維持管理についてのご質問にお答えをいたします。 まず、現在の状況についてですが、近年、高齢化、人口減少により、道路のり面の除草剤散布、草刈りについて、路線数、作業延長は増大をしております。維持作業の内容につきましては、美咲町シルバー人材センターに道路のり面の草刈り作業の委託、久米郡森林組合に除草剤散布、草刈り、側溝清掃、支障木伐採など、年間を通じて町内の道路維持作業を委託しております。また、職員で草刈り、あるいは支障木除去などの対応もしております。しかし、各地域の要望になかなか添うように対応できていないのも現状であります。また、除草剤の散布を地域で実施していただける自治会、常会につきましては、除草剤散布機、水槽、除草剤など、機器の貸し出しも行うなどの対応をしています。地域で草刈りなどの対応が困難な路線につきましては、建設課、あるいは旭、柵原総合支所産業建設課まで連絡をしていただければ、現地確認を行い、今後の対応を検討してまいりたいと考えております。町道の管理体制につきましては、町としましても重要な課題であり、今後十分検討し、対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問はありますか。            (10番岩野正則君「次の質問に移ります」と呼ぶ) それでは、10番岩野議員の次の質問に移ります。 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) 美咲町として、課題、いっぱいあるんですけど、次は空き家のほうに移らせていただきたいと思います。 空き家対策について、今、各集落、今までの合併前の旧村単位の集落が特に目につくんですけど、空き家対策、これもあくまでも持ち主の方のお考えにもよるんですけど、活用ができないかということでございます。空き家対策について、以前にも増して、空き家、空き店舗が目立っております。町なかを、特に今以上の活性化、家の利用、具体的な対策ができないか。町村によっては、移住者の方でにぎわいをつくっておる集落もあるようでございます。 そして、それぞれの家のオーナーの考えにもよりますけど、家の老朽、住宅建築に対する補助制度は今以上の制度ができないか。この2点を質問いたします。回答をよろしくお願いします。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 岩野議員の空き家に関するご質問にお答えをいたします。 議員ご指摘のとおり、人口の減少に伴い、空き家は増加の一途をたどっており、町内に1,000軒以上の空き家があり、空き店舗についても徐々にふえていく見込みであります。 来年度から、空き家の活用と町外からの移住を促進するため、空家活用定住促進事業と空家活用支援事業の新設を検討しています。また、空き店舗の開業を促進するため、空き店舗等活用事業の拡充も検討しております。しかし、空き店舗の開業につきましては、担い手の確保が大きな課題であり、町外に向けて情報発信を行っていますが、なかなか成果に結びついていません。 次に、住宅建築等に対する補助制度の拡充についてです。 建物につきましては、新築木造住宅普及促進事業や定住促進住宅新築等補助事業があります。 また、町が造成した分譲宅地などを購入していただいた場合は、町営分譲住宅団地購入補助事業があります。民間の分譲住宅地を購入した場合の助成についても、現在検討を進めているところです。さらに、引き続き、小学校からおおむね2キロ以内のエリアを目途に住宅団地を造成していく予定であります。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問はありますか。 10番岩野議員。 ◆10番(岩野正則君) 町の取り組みということでお願いしたいと思います。美咲町の空き家対策事業、団地の事業を進めておられるようで、ありがたい、元気が出る事業だと思っています。今時点で、団地の数、地域等わかれば、この場をかりて町民の方、町外の方、知っていただく意味も込めてお聞かせ願えたらと思っております。 それと、私自身、質問に書いておりませんけど、結婚サポーターをしております。きょう、この時点では回答できないでしょうけど、町として結婚推進もしておるわけですから、トップの今の移住・定住、結婚という意味でお考えがあればお聞かせいただければと。急な質問で申しわけないですけど、今時点の考えがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 光嶋地域みらい課長。 ◎地域みらい課長(光嶋寛昌君) 地域みらい課の光嶋です。よろしくお願いいたします。 まず、私のほうから、岩野議員からありました団地の数をご報告をさせていただきたいと思います。 町が分譲しました団地につきましてですが、今現在残っているものについてのみご報告をさせていただきたいと思います。柵原地域の王子団地、こちらのほうが2区画、それから同じく柵原地域の大戸団地、こちらのほうにつきましても2区画、それから旭地域の西川清水団地につきましてが1区画でございます。今後につきましては、今、町が計画しておりますのは、中央地域の加美小学校の区域内に新しく団地をつくることができないかを現在検討しているところでございます。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 岩野議員の再質問で、移住・定住、あるいは結婚推進に対する思いを述べよということにお答えをさせていただきます。 先ほど、空家活用定住促進事業ということを検討しておるということを申し上げましたが、これは中央地域や柵原地域と比較いたしまして、特に人口減少と少子・高齢化が進み、空き家が増加しておる旭地域で事業を実施し、検証した後に、町内全域での事業の実施を検討することを予定をしておるものであります。空き家の購入でありますとかリフォーム、引っ越し、片付けに要する費用の一部を助成する、こういったものであります。 また、空き店舗等活用事業につきましては、開業のため改修に要する費用の一部を助成するといったものですが、補助金額の増額を検討をしております。 結婚対策につきましてですが、なかなか手詰まり状態で、効果的な方法が見出せない状態ではありますが、今後研究を進めてまいりたいと考えておりますし、岡山県がご承知のとおり結婚の事業をしておりまして、津山のアルネの中にもセンターがありますので、そうした利用をしっかり促してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。            (10番岩野正則君「ありません」と呼ぶ) 以上で10番岩野議員の質問を終了します。 ここで、ただいまから午前11時まで休憩します。(午前10時38分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午前11時00分) ただいまの出席議員は12人です。 続きまして、4番形井議員の質問に入ります。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 皆さん、こんにちは。4番形井でございます。 まず、28日の青野町長の所信表明、お聞かせいただきました。大変感動いたしました。青野町長の思いを職員の皆様方が真摯に受けとめていただきまして、青野町長が締めくくられました、小さくてもきらりと輝く美咲町、これをつくり上げていただきたいということを願いながら、質問に入らせていただきたいと思います。 まず、高齢者に優しいまちづくりについてお伺いしたいというように思います。なぜこのような表題にしたのかということをちょっと申し上げたいと思います。 町長、私の相談相手とか話し相手というのは、大半が高齢者の方でございます。きょうお聞きしますと、65歳以上の方が5,675人、これだけいらっしゃるというようなことでございました。その高齢者の方々からよく言われておるのが、青野町長は私たち年寄りに優しい人だと、人情深い人だと、心の優しい人だと。顔に出とんじゃないかと思うんですけども、よく言われるんですよ、お年寄りの方が。このように、町内のお年寄りの方は、今の青野町長に大きな期待を寄せられておると思います。こうした中で、このお年寄りの声をお聞きしていただきたい、お伝えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 そして、この質問に入る前に、町長に一つお断りを申し上げておきたいと思います。香花温泉ほほえみの湯ですけども、廃止の方針で検討したいというお話が町長のほうからあったと思います。そのようなお話があったとき、私もどこかで誰かが結論を出す必要があるのかなと。そのとき、町長もそのように決断されたのか、どうしようもないのかなと、こう思っておりました。しかしながら、町長が廃止の方針を出されたと同時に、実は多くの町民の方から、特に高齢者の方からいろいろなお話をお伺いいたしました。町民の皆様方のご意見を伝えるのが私の役目であるということをずっと訴えてまいりました。そうしたことから、皆様方のご意見があるということをお伝えするのは私の使命であり、責任であるということを思いましたので、あえてご質問をさせていただきたいというように思います。 先般の2月12日、温泉廃止の説明会がなされました。私も参加をさせていただきました。温泉を廃止するというお話ではありましたけれども、多くの方が参加されていたと思いますけども、納得されてなかったというような気がいたします。そして、多くの疑問を持たれていたというように思います。また、多くの町民の方が途中で帰られた。この方々が言われたのは、きょうの説明会は失望したというような表現をされながらお帰りになられました。そして、途中退席された方のみならず、何人かの皆様方から自分たちの思いを町長に伝えてほしいと、そんなご依頼がありましたので、皆様方にかわってお伺いしたいというように思います。 香花温泉ほほえみの湯は、高齢者の方々の憩いの場となっております。しかし、廃止の方針が示されました。そして、廃止条例も提案されています。私はあのとき、町長、そして執行部の皆さん方の説明をお聞きしたんですけども、いま一度検討が必要であるんじゃないかなと思いながらお聞きしました。 そこで、何点か疑問点をお伺いしたいと思います。 まず、その中でもほほえみの湯が設置された経過、経緯、これを私は職員の方々が適切に理解されているのかなという感じを受けました。職員の幹部の中の方には、この施設が設置された経緯とか目的、これを正しく理解されてないんじゃないかなという方がいらっしゃると思います。ある幹部の方は、あの施設は観光目的で設置されているものですと、現在では観光に役立っていないから赤字の施設は廃止してもいいんじゃないかと、そんな話をされた方がいらっしゃったと思います。また、この温泉の廃止の説明がありましたけども、設置目的等を正しく理解して、その上での協議、結果であるなら、ある程度は理解はできますけども、町の幹部の方がこうしたことを正しく理解された上で協議されたのか、お伺いしたいと思います。 次に、条例に基づいた管理運営が適切になされていたのか、このことについてお伺いしたいと思います。 香花温泉ほほえみの湯の設置及び管理に関する条例があります。その第4条には、利用料金が定められております。この条例では、実は私70歳ですけれども、そして町内に住んでおりますから、その場合、条例では210円、こうなっております。しかし、この廃止問題が起きてから、町民の方に誘われてお風呂に入りにいきました。そのとき、支払った料金は200円でございます。条例では210円。12日の説明会のときも、このことをお伺いしましたけども、210円だけじゃないんですね、ほかの方が入る料金も、条例と違っております。なぜ条例どおりの料金が徴収されていなかったのか、不思議でなりません。このことについてお伺いしたいと思います。 言葉は私余り好きでないんですけども、町長、赤字経営が廃止の理由だと、こう言われていますね。私は、条例どおりに徴収されていない、条例どおりにもらわれていなかった利用料金、赤字は余り好きでないんですけども、このことが赤字となった大きな要因の一つではないかなと、このように思っております。このことをお伺いしたい。 あわせて、消費税です。条例改正が何点かありました。消費税の改正があったからということで、町のいろいろな利用料金も条例改正がありましたね。この消費税が入っておるのか入ってないのか、このことについてもお伺いしたい。ただ、ここで申し上げておきたいのは、実は町長、これも聞いてください。これは私だけが気がついたんじゃないんですよ。私ちょっと偉そげなことを言ってますけども、このことは町民の方から指摘されたんです。形井君、この条例があることを知っとんのかと、おまえ、条例知らずによう話ができるなあと、議員としての資格はないんじゃないかというような、とてもきつい叱責をお受けいたしました。そうしたことから条例も見直したんですけども、自分ながら一議員として情けなく思いながら、今この質問をさせていただいております。 次であります。 温泉廃止の理由を年間2,000万円の赤字、こう表現されていますね、町長。私は、この赤字の表現が正しいんかなと思います。この施設は、温泉を活用して町民の皆様方が交流と、そして高齢者の方の健康増進を図るために、町行政の健康増進対策の一環として建設された施設であると、そのように思っております。県内には多くの観光温泉がありますけども、これらの施設は利益を目的とした観光施設であろうと思います。しかしながら、美咲町のこの温泉は目的が営利ではない、こういうように思っております。町の健康福祉事業、健康増進事業として設置されたこの施設の赤字と表現されていますけども、その赤字という表現が私は正しくないんじゃないかなというように思っております。赤字表現が正しいのかどうか、その見解をお伺いしたいと思います。 次に、指定管理は株式会社美咲物産だと思いますけども、説明によくある赤字、この責任はどこにあったのか、これを聞きたいと思います。美咲物産の指定管理ですけども、その指定管理を受けておる美咲物産と協議されたのかどうか。町長の言われる赤字の原因をそこら辺の指定されとる美咲物産とどのように協議されたのか、お伺いしたいと思います。もし、普通の民間会社だったら、赤字になった場合、経営改善をしていく努力をしていくと思うんですね。12日の説明会でそんな話も出てきたと思いますけども、経営改善をされたような形跡というのは全くなされていない、そう思います。 また、この美咲物産株式会社の内容さえ理解できてなかった方がいらっしゃると思います。説明会では、幹部職員で2回協議されたというお話があったと思います。設置目的とかそうした経緯をご存じない方が協議されたということについては、私は少しばかり無責任じゃないかなというように感じてなりません。どのように協議したかお伺いをしたいと思います。 以上です。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員からの高齢者に優しいまちづくりについてというご質問をいただきました。 その答弁の前に、美咲町議会基本条例第5条第2項の規定に基づき、議員の質問に対して論点を明確にするため、反問を行うことの許可を議長に求めます。 ○議長(松島啓君) 論点、争点を明確にするためのものでありましたら、許可をいたします。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員は監査委員として、令和元年9月2日付で大天代表監査委員との連名により、平成30年度決算審査等の結果についての指摘事項の中で、公共施設の管理について、公共施設等の維持管理の効率化により維持管理費の縮減を図り、持続可能な行政運営を進めていくために、平成28年度に美咲町公共施設等統合管理計画を策定し、平成29年から平成58年の30年間の計画期間中に42%の公共施設を削減するとしている。計画の正確性や実効性を確保するには、施設の新設、解体、売却など、状況の変化を計画に反映し、実行していくことが必要不可欠である。継続的に、計画の見直しを進め、計画を着実に実行されたいと指摘をされておられます。 今回のご質問と整合性がとれないと考えられますが、質問の論点を整理するため、論点を明確にしていただきたいと存じます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(松島啓君) 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) これは時間内に入るんですか。 ○議長(松島啓君) いえ、これは入りません。 ◆4番(形井圓君) 監査委員としての立場ではありません。このことをまずお伝えしたいと思いますし、監査委員になったとき、執行部の方から監査委員として知り得た情報を漏らしちゃだめですよというようなご指摘を受けております。また、監査委員として、先ほど町長がおっしゃったことは指摘させていただいております。十分に理解しております。ただ、このとき、管理計画なんかもきっちりとしなさいと。管理計画をした上で、計画的にやっていきなさいというような指摘だと思います。 また、この公共施設の維持管理とか管理計画とか解体、これをしていくのは確かに重要です。そのことはしていかないといけないと思います。しかしながら、町長も所信表明で言っていると思いますし、第3次の計画の中にもあります。皆様方のご意見を、自分の足で現場へ行ってお聞きをしながら行政を進めるというように町長は言われたと思うんですよ。お見せしましょうか。見せなくてもご存じだと思いますけども、町長就任当時のご挨拶の中にも、第3次計画の中にも、今回の所信表明の中にも、皆様方の声を自分の足で出歩いてお聞きするというような表現をされておると思いますね。公共施設の計画的な解体とか管理計画というのは大事だと思います。進めていただきたい。けども、手順というのがあると思うんですよ。町長、あそこの施設については、地元の方々の福祉教育ゾーンとして、旧中央町時代の大きな事業施策の一つとして、小学校、保育所、老人ホーム、そしてグラウンドゴルフ場、周辺にはそこに来ていただくための団地。あの団地を販売するときに、私も担当課長をさせていただきましたから、100万円の補助金を出すというようないろいろな施策をつくりました。そうした中で、多くの団地をつくりましたけども、全て即といってもいいほど売れたと思うんです。あそこの中で、ご記憶にもあるんじゃないかと思いますけども、1つの団地を購入していただいたら100万円の補助金を出しますという制度も、旧中央町時代に制定できたと思います。近くには温泉もあるんです。保育所もあります。老人ホームもあります。大きな福祉教育ゾーンの一環ですということででき上がり、そのために多くの地権者の方々のご協力をいただいてあの施設ができておるんです。 そうした中で、冒頭申し上げましたように、しかしながら多額の金額がかかる。これについては、ある程度、町長の決断が要るんじゃないかな、誰かが大変苦しい中で決断をする必要があるんじゃないかなと思いました。だから、断りをさせていただきました。そうした中で、町民の皆様方のご意見を伝えるのも議員の役目だということもお伝えしたと思います。 一番もとに戻ります。反問権ということで、監査委員としてというお話がありましたけども、第1点、私は監査委員として知り得た知識で質問しとんじゃないということをまず申し上げたい。そして、指摘されたことについてもよくわかっています。しかしながら、これからの施設計画とか管理計画を進める上で、少し手順が違うんじゃないかなという思いの中からご質問をさせていただいていますので、そのことを、町長、答弁をさせていただいておきます。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員は、監査委員でもあられます。監査委員というのは、本来、公正、中立であるはずであります。公共施設の集約という総論では賛成をいただき、またそうしたご指摘つきましては、我々も相当重く受けとめておるわけであります。一方で、各論には反対するというスタンスにつきましてはいかがなものかと思っておりますので、ご指摘をさせていただきたいと存じます。 ○議長(松島啓君) 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 町長、一つお断りしておきたいんですけども、反対というんじゃないんですよ。私は考えていただきたい。多くの町民の方が何とかこれを残していただきたいというご要望があります。これも申し上げました。私は監査委員で知り得た立場で質問しとるわけでもないですし、反対という立場でもありません。質問として、疑問が多くあります。町民の方からこういう指摘を受けています。そのことについて、この議会を通じて、町長、逆に言えば、町長のこうした思いから自分は廃止したいんだという思いを述べていただいていい立場じゃないかと思うんですけどね。もう一度申し上げます。監査委員で知り得た立場でもありませんし、私は監査委員としても一町民のご意見とかご要望、それを行政に伝えるのが議員の大きな役目だと思っております。そう信じております。議員に出たとき、そのことを第一に訴えてまいりました。町民の皆様方のご意見を行政に持っていく。 そして、もう一つ申し上げておきます。施設の管理計画、確かに大事です。そのことを管理していただきたいと、削減もしていただきたいということはずっと訴えてまいりました。監査委員になる前から訴えておりました。しかしながら、先ほど申し上げましたように、少しばかり手順が違うんじゃないかなということからご質問させていただいておりますので、反問に対する答えとさせていただきます。私の考えです。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員の高齢者に優しいまちづくりについてというご質問のうち、手順の確認、こういうことでございますのでお答えをさせていただきます。 香花温泉ほほえみの湯につきましては、健康増進施設ではありますが、平成26年以降、継続していくか、廃止するか、前町長を初め、庁内関係部署の幹部職と幾度も協議を重ねてこられたと伺っております。また、議会の皆様にも、運営状況や廃止も視野に入れ運営していることもお伝えし、ご意見、ご指導をいただきながら今日まで継続してきたということでございます。昨年度は、1,540万円の町負担の指定管理料に加え、町負担の修繕料が490万円に上り、実質2,030万円程度の多額の町費を投入いたしました。 このようなことから、町財政を預かる私としても、今年度末をもって閉館、廃止という苦渋の決断をし、12月定例会において表明し、議会を初め、町民の皆様にお伝えをいたしました。これに対しまして、町民の皆様、特に利用者の皆様から多くのご意見をいただき、去る2月12日の廃止に係る説明会でも、多数のご意見とご指導をいただきました。利用をされておられる皆様方の気持ちは十分承知をしておりますが、町政を預かるトップとして、財政的な運営状況の悪化、そして指定管理期間が終了することから、今年度末で閉館、廃止の方針をお伝えをさせていただいたところであります。長年ご利用をいただきました方々には本当に申しわけなく思いますが、どうぞご理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(松島啓君) 清水健康推進課長。 ◎健康推進課長清水嘉浩君) 健康推進課の清水でございます。私のほうから、ご質問の2と3と4のお答えをさせていただきたいと思います。 まず、2つ目の質問でございます。 ほほえみの湯が設置された経緯、経過を正確に把握しているのかという質問でございます。 旧中央町時代、福祉教育ゾーン整備基本構想に基づき、中央町施行50周年記念事業において、福祉教育ゾーンに香花温泉ほほえみの湯、中央かめっこ保育園、養護老人ホーム静香園などとあわせて整備されたことと把握しております。また、この施設は、のんびり入浴をしていただき、心身ともに一日の疲れをリフレッシュさせてくれる健康づくりを目的とした温泉として、利用者が井戸端会議のできるくつろぎの場を兼ね備えた憩いの場としてできたと聞いております。 平成13年6月、大阪府の法人より温泉の権利を含む用地として取得し、平成15年2月、実施設計を委託、平成16年3月、建築工事着手、同年9月、完成、11月、開館したというふうに聞いております。 (3)でございます。 条例・規則に基づき、正確な管理がなされていたのかということにつきましてお答えをさせていただきます。 香花温泉ほほえみの湯設置及び管理に関する条例、まず第9条、利用料金、第1項に、利用の許可を受けた者、利用者は、別表(利用料金表)に定める額の利用料金を納付しなければならないとございます。 また、その次の第10条、利用料金の収入等の第2項に、別表、利用料金に掲げる額の範囲内において、指定管理者があらかじめ町長の承認を得て定めるものと規定されており、同条第3項に、指定管理者は、第2項の承認を受ける場合においては、あらかじめ利用料金の額の案を作成し、町長に申請するものと規定されてございます。 指定管理者においては、健康増進施設でもあること、利用料金を少し上げても収入が大きく増額しないこと、また値上げすることにより利用人数が減少するかもしれないの理由から、値上げしないまま現状維持の料金で行う申請をいただいており、町としても同意見であることから承認をし、現状維持の料金で運営をしたということでございます。 次に、(4)でございます。 年間2,000万円の赤字が施設を廃止する理由としているが、赤字との表現は適切な表現なのかということでございます。 赤字という言葉は、議員ご指摘のとおり、正確、適切とは言いがたいところもあると思います。多額の町費を投入しているというのが適切かなとも思います。しかし、行政・議員の皆様は、指定管理料というお言葉は理解できますが、この施設運営を一事業として捉えるならば、一般の町民の皆様にはわかりづらいこともあるから、赤字という言葉を使わせていただきました。ご指摘ありがとうございました。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 忠政副町長。 ◎副町長(忠政堅之君) 失礼いたします。 私のほうからは、5項目めの特に美咲物産との関係等についてのご質問に、少し私の思いも加えさせていただきまして、ご答弁させていただきます。 施設の設置開設以来、これまで町行政、指定管理者など、この施設の運営にかかわってこられた方々が、そのときそのときの時代の要請を踏まえながら施設の活用方策を模索され、町内外の皆様により喜んで活用していただけるようなさまざまな努力をしてこられたのだろうというふうに認識をしております。特に、指定管理者である株式会社美咲物産におかれましては、これまでこの施設を丁寧かつ大切に管理し、運営をしていただきましたことに敬意を申し上げたいと思います。 形井議員におかれましては、町行政の中心的立場におられ、さらに美咲物産の代表取締役もお務めでしたので、そのあたりは十分感じておられるだろうというふうにご拝察をいたしております。しかしながら、時代の流れの中で、その間、住民の方の余暇、レジャー、憩い、癒やしなどのニーズも多様化をいたしまして、また周辺にもそういった関連の施設整備も進み、この温泉施設の規模や様態から大幅な収入増も望めない中、施設は老朽化をし、大規模な維持補修費がかかるという、そういった状況に直面しているのが現実だろうというふうに思っております。 今年度末で指定管理期間が終了するに当たりまして、今年度も一度大きな補修をいたしました、そういった機器類がいつ壊れてもおかしくない施設について、指定管理者を募集するということは行政として適切ではないという判断に至ったわけでございます。そのことにつきましては、もちろん美咲物産にもお伝えはしましたし、協議をしてまいりました。株式会社美咲物産は、町を初め、町内の産業団体からも出資をいただいております、いわゆる第三セクターであります。今後も、町の産業発展の牽引者として、その役割をしっかり担っていただければならない組織でありますから、今後も連携を一層密にして進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) 再質問をする前に、町長、私反問させていただいたことはご理解いただけたでしょうか。よろしくお願いいたします。 再質問に入らせていただきます。 温泉施設の設置経過については、先ほど課長のほうから説明されました。まさに、そのとおりだろうと思います。重ねて申し上げますと、福祉教育ゾーンとして大きな計画を立てて、小学校、保育所、老人ホーム、いろいろなものをつくってきたんですね。そうしたことを、本当にそこの前に座っとる皆さん方がご存じの上で協議されたのか、私はちょっと疑問を持っております。12日の説明会のときに、この計画をご存じですかと質問しました。それと、美咲物産株式会社についてもご存じですかと質問したところ、私からすれば明快な答弁はなかったと思いますし、大きな疑問を持っております。ただ、それを知った上で協議されたというのであれば、もうこれ以上のやりとりはできないと思いますので。もう方針は変わらんでしょうけども、できた経過というのはしっかりとご論議していただきたかったというように思っております。 それから、順番が違ったら申しわけないんですけども、赤字表現について、間違いだったのかなというようなお話がありましたけども、この赤字表現は全くの間違いだったと私は思っております。赤字だということを町民の方に言われたら、その町民の方は赤字ならやめてもええわなというような話になろうかと思います。いろいろ書いとったんですけども。 実は町長、2月27日、ある人が私のところへ訪ねてこられました。来ると同時に、圓さん、温泉がどえりゃあ赤字じゃとなあ、赤字ならやめりゃあええがなと、税金じゃけん要らんがなというお話がありました。そこで、実はこの赤字表現についてちょっと話をしました。あそこはご老人の健康施設として、憩の場として、交流の場として地域の方々にご協力をいただきながらできた温泉ですよと。そして、予算のことも話をしました、予算書を持って。町の予算の中には、健康づくりの予算、そして教育づくりの予算。そこで、こういう話をしたんですよ。たまたま厚生小学校跡地の説明会がありましたね。そのときに、図書館の費用の資料を出しましたね。それを見て話をさせてもらったんですよ。実は、町長、図書館の経費を見ると、全部で5,000万円ぐらい要っとんですね、エイコン、図書館とか。ちょっと金額は慌てておりまして出てきませんから申し上げておきますと、図書館の関係は3つの図書館で5,000万円を超えていますね。その方に言いました。これは全くの表現からすれば赤字なんですね、収入ないわけですから。けども、町の行政として、教育行政として5,000万円入れとんですよと。温泉にしても、赤字というのはちょっと表現がおかしいんじゃないかなと。健康づくりのための予算ですよという話をしたら、ああ、そうじゃな、表現というのは怖いなあというお話でございました。ですから、赤字と言えば、町民の方はほんまに赤字なら要らんがなというようなそういう考え方を持つかもわかりませんけども、もう結果ですからどうしようもないんですけども、赤字表現というのは適切な表現ではなかったというような違和感を私は覚えております。 それから、条例に基づいた管理でございますけども、条例というのは何のためにあるか、再度お聞きしたいですね。条例のことは、副町長にもこういう条例があるんですよという話をさせていただいたと思いますけども、一番もとは条例に基づいた料金を徴収するのが原則じゃないかと思うんですよ。利用料金の申請が出たというようにお聞きしましたけども、副町長、この申請は副町長がされとんでしょう。美咲物産からされとんでしょう。私が申し上げたいのは、副町長イコール美咲物産の社長ですね。赤字だ、赤字だというのであれば、やっぱり経営感覚でその赤字対策をしていくのが私は役目じゃないかと思うんです。どういう文書か知りませんけども、町の職員が文書をつくって持ってきとんじゃないんですか、課長。後でいいです、答弁は。町の職員が文書をつくって、これに判こを押してくれと言って出しとんじゃないんですか。基本からもう一度申し上げます。やっぱり条例、要綱等があるんであれば、一番もとのとおりに利用料金もいただいて、そこの中で町のいわれる赤字が出るんならどうしようもないんですけども、全く経営努力もしないままに、ここに問題があると思うんですよ。ここがあるから、町長、反問権でも申し上げました、指摘をさせていただいとんです。こうしたことの矛盾点、私はこれも町民の方から指摘をされて気がついたことなんですけども、ここらについてどのように説明されるんですか。 条例について総務課長にお聞きしたいんですけども、総務課長、条例というのは守るべきだと思うんですよ。実は、余談にはなるんですけども、ここにこんな補助金の交付要綱があるんですよ。美咲町特産物育成補助金交付要綱、平成30年11月26日、こういう要綱があるから、町民の方に申請に行ったらどうですかと言ったら、実はこの要綱は、きょうもホームページを見ました、載っとんですよ。これはもうやめたという話だったんですよね。実はやめたと、副町長もご存じですね、この話。私、副町長のところへ行きましたから。 総務課長、ここでお伺いしたいんですよ。条例とか要綱というのは守るためにあるんじゃないんですかね。こうしたことを統括しておる総務課長に、条例、要綱についての見解を、まだまだ後でよろしいですから、お伺いをしたいと思います。もう時間がないですね。 町長の言われたこと、町長の所信表明とかいろいろなことを書いとんですけど、申し上げません。最後に1つだけ申し上げます。お年寄りがタクシーで来られました、町長がやめるという表明をされてから。タクシーの運転手の方から、形井さん、お客さんがおるんじゃけどおろしてもええじゃろうかということでした。おりてくださいということで聞かせていただいたら、このように、もうそのまま申し上げますから。形井さん、私は青野町長、どえらい人を信頼しとったんじゃと。私らを大事にしてくれる人だと思うとったと。ところが、ちょっと違うとると。温泉施設にしても、やめるんならやめるで、何でやめるんかというようなことを細かく知らせてほしい。そんなこともないままにやっていかれるというのは、信頼がのうなるような気がしていけんと。わしは青野町長大好きじゃから、町長に伝えてほしいという、こういうお話がありました。今回条例も出ておることですから、撤回はされんでしょうけども、そういうことをお伝えいたします。何点かの質問にお答えをいただきたいと思います。 ○議長(松島啓君) 総務課長。 ◎総務課長(稲谷雄治君) 失礼いたします。総務課の稲谷でございます。 形井議員からのご質問でございます。条例・規則は守るものではないですか。当たり前のことでありまして、条例・規則は守るためにつくっておるというものでございます。 今回のほほえみの湯の利用料金の関係、この手続につきましては、適切な運用がなされておるというふうに理解をしております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 清水健康推進課長。 ◎健康推進課長清水嘉浩君) 形井議員の再質問にお答えをさせていただきます。 指定管理者である美咲物産のほうから、利用料金減額承認申請書というものがなされております。4月1日付で向こうから出されています。それで、そのときには、もう一度言いますけども、社長は今の副町長じゃなしに、前の大崎さん、商工会の会長でございました。それを申し述べたいと思います。 以上でございます。            (4番形井 圓君「もうちょっといいですか」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) あと、2番と4番が残っているんですね。 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員の質問にお答えをさせていただきます。 過去の経緯などを把握した上で、今回の廃止という方針に至ったのかということでありますが、平成16年にオープンをしたわけですが、それ以前からのご指摘をいただきました。そうした経緯を踏まえた上で、廃止という決断をさせていただいております。この温泉の廃止につきましては、住民の皆様の存続を願うお声を私自身多くいただいておりますし、ただいまの形井議員からも、住民の声ということでお伝えをいただきました。大変心苦しく、重ねて申しわけなく思っております。しかし、この先、恐らく2年以内に設備の更新に2,000万円以上が必要になってくるであろうという可能性が高く、ここで存続をするか、廃止をするかという大きな決断を迫られる時期を迎えておったということであります。 確かにご指摘のとおり、行政機関でありますから、図書館あるいはこうした役場であったり、住民サービス、収益を上げるためにしておりませんから、赤字という表現はいかがなものかというようなことがありましたが、いずれにいたしましても財源が限られた中で、どういう事業を実施していくかということが我々に課せられた当然ながら大きな課題であります。今回の温泉の廃止、これは私が就任をした直後の前町長からの町政の課題の引き継ぎ書にも書いておりましたし、職員から説明を受けました。そのときは存続をしていくという判断をし、昨年5月、540万円の改修に経費がかかったわけですけれども、そのときも続けていこうという判断をしたわけでありますが、先ほど言いましたように指定管理期間が切れるということと、この先2年間で恐らく2,000万円以上の設備更新がかかっていくだろうと。さらに、母屋、建物などの修復にお金がかかっていくだろう。ここで、そうした設備投資をするということは、もうこの先、どのような多額な町の負担があっても続けていくということを図った上での決断にあります。 繰り返しになりますが、限られた財源の中でどのような事業を実施していくか。これは本当に重たい話ではありますけれども、こうしたことはいわゆるトップの判断、全て私が判断をすることが正しいとは思っておりませんし、判断を議会の皆様にも今回、廃止条例案という形でお示しをさせていただいておるわけですが、このようなことは職員が決めるわけにもいきませんし、議会の皆さんが決めるわけにもいきませんし、やはり、大きな職責の一つとして町の未来を考えたときに、廃止という方針をお示しをさせていただいたわけであります。重ね重ね、存続を願う町民の皆様には大変申しわけなく思っておりますが、廃止をさせていただいた後は、近隣に保育園、あるいは小学校という施設があります。子供たちのために何らかの活用ができないかということを検討をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) お話をお伺いして、大体99%私はわかります。でも、少し言わせていただければ、このことをもう少し早く丁寧に町民の方に、特に地元の方に欲しかったなというような気がしてなりません。 それと、条例の関係ですけど、赤字、赤字と言うんなら、一番もとの210円、510円、もらうべきじゃなかったんですか。経営努力もなされずに、赤字だからというところへ一発に持っていくということについては少し理解できませんし、確かにここにありますね。料金については、利用料金の額の案を作成して町長に申請することとすると。町長が認めとんですね。10円安うてもええ、消費税も要らんというて。だから、赤字だという前に、赤字ならこうしたところを、利用料金の低いのはだめですよと、210円をもらわんといけんのですよと。課長、実は話を聞いたら、徴収しにくいから200円にしたんだという話も聞いておるんですよ。もう少し真剣な討議が欲しかったなということを訴えまして、次の質問に入らせていただきたいと思います。これも、高齢者に対することでございます。 ○議長(松島啓君) それでは、4番形井議員の次の質問に移ります。 ◆4番(形井圓君) 済みません、ちょっと言い忘れました。町長、実はここに八百数十名の要望書のコピーをいただいております。あけませんけども、八百数十人の方も少し納得されてなかったと思いますけども、今のお話をテレビで聞かれたら、納得されるんじゃないかと思います。けども、もしいろいろなことがあれば、きめ細かな説明をお願いしたいというように思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、介護保険料について、何回もお伺いしてますけども、お伺いしたいと思います。 まず、介護保険料の今年度の決算見込みについてお伺いしたいと思います。介護保険料につきましては、これまで何回も同じような質問をさせていただいておりますけども、確認のために改めて質問させていただきたいと思います。 私は年に何回か自分の後援会だよりというものをつくって町民の方のお話などを聞いておるんですけども、お話の中で出てくるのは介護保険料が高いなあということです。実はこれ、余り話をしたくないんですけども、最近、葬式が大変たくさんありまして、そこの中で話をしておったら、岡山から帰った方がいらっしゃいまして、おい圓君、美咲町の介護保険料、何でこんだけ高いんならというご指摘を受けました。おまえ、町議会議員として何をしょんならと、これも大変な叱責でございました。で、お伺いをいたします。 その方にも私はうまくよう答弁できなかったんで、いろいろ聞きょんだと、町にはいろいろ指摘しょうるけどなかなかうまくいってません、許してくださいということで終わっておるんですけども、そこの中で再度お伺いしたいのが、介護保険料の仕組みというのは、町長、一般会計とは全く違う会計だと思うんですよ。必要な金額だけを料金として集めればいいというように思っておりますけども、美咲町の金額は余りにもかけ離れておるんじゃないかなということで、あえてお伺いいたします。 先ほど申し上げましたように、今年度の決算見込みを示していただきたいのと、あわせて現在まで、私は基金のこともずっと必要ないということを私の信念として訴えておりますけども、基金も多額な金額になっておるんじゃないかと思いますんで、ここまでで幾ら基金を積み立てたのか。そして、その基金は今後どのように使われる予定なのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 失礼します。保険年金課山崎です。形井議員のご質問にお答えします。 まず、令和元年度美咲町介護保険事業特別会計の決算見込みを示されたいというご質問であります。詳細な数値は、まだ決算ですので出ておりませんので、令和2年3月議会、本定例会に提案させていただいております令和元年度美咲町介護保険事業特別会計補正予算の数値について説明をさせていただきます。 歳入歳出それぞれ26億163万8,000円です。歳出ですが、基金への積立金を6,600万円予定をしております。予備費は7,810万7,000円です。介護保険給付準備基金につきましては、30年度末の残高が1億2,012万657円です。今年度、6,600万円を積み立てる予定にしておりますので、合計で約1億8,600万円になります。 続きまして、2つ目のご質問です。 今年度までの多額の剰余金の理由を明確にされたいというご質問です。 介護保険計画は3カ年を1期間として、計画期間中の介護保険サービス事業量を見込み、計画を立て、月額の介護保険料を算定しております。平成24年度から3年間の第5期は、当初予定しておりました事業量を超えたため、県から総額8,910万円の借り入れを行いました。第6期では、これらの借入金の返済や制度改正の影響分、そして今後もふえるであろう介護サービスの利用を見込んで、保険料額を基準月額7,800円と定めました。6期では、3年間で8,910万円の償還を終え、28年度で8,000万円、29年度で4,000万円を準備基金に積み立てを行っております。第7期においては、保険料抑制のため、準備基金の半額6,000万円を取り崩し、保険料に充てる予定で計画を策定し、保険料額を基準月額7,000円として現在に至っております。剰余金につきましては、保険料の抑制に充てたり、給付費が不足したときなどの不測の事態に備えるため、ある程度の積み立ては必要と考えます。介護保険計画を立てる段階では、その時点時点で事業量を予測し、適切であろう計画を立てております。結果として、事業量が不足し、県から借り入れをしたり、また剰余金が発生し、準備基金に積み立てたりしております。基金につきましては、次期8期計画の保険料抑制のための原資に充てたいと考えております。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問はありますか。 4番形井議員。 ◆4番(形井圓君) ため息が出るばかりでございます。高額過ぎる介護保険料、これをずっと私は訴えてきておりますけれども、美咲町の高齢者対策の大きな一つだと、町長、思うんですよ。今ご説明いただきましたけども、この介護保険料、現在7,000円。つい最近までは全国で3位、岡山県で一番トップの7,800円だったんですね、月が。このときも、私いろいろ指摘させていただきましたけども、今の結果として、第5期分で8,910万円の赤字が出たと。これは第6期分の算入しとんですね、介護保険料に。誰の責任ですか、赤字になったのは。介護保険加入者の責任ですか。これは介護保険加入者に責任を転嫁しとるというようにしか私には思えません、8,910万円。第6期分では、3年間で何と1億2,000万円の積み立てをしたということなんですね。私はこの前も申し上げたと思うんですけども、いろいろな経営の中で、歳出を削減して削減してたまったお金なら理解できるんですけども、集め過ぎた。今でも岡山県で第3位なんですね。集め過ぎとるから、1億2,000万円も積立金ができたと思うんですよ。今年度で6,600万円の積み立て、合計で1億8,600万円ですよ、積立金が。それと、今年度の予備費が7,800万円ありますから、これらを合計すると、私は町民の方が納め過ぎた金額は3億5,000万円になると思います。65歳以上の方は多分、現在5,700人ぐらいじゃないんですかね、課長。多分、5,700人ぐらいだと思うんですけども、3億5,000万円を5,700人で割ると、町長、6万1,700円になるんですよ。6万1,700円ですよ。介護保険料は、ご承知のとおり9段階になっております。一番高い方は基準額の1.7倍ですから、10万4,890円です。私は、これは算定に大きなミスがあったんじゃないかなというように思います。現在の執行部の方の責任じゃないと思いますけども、青野町長の責任じゃないと思いますけども、大変申しわけないんですけども、現在のトップは青野町長でございます。 私が指摘したら、1人当たり6万1,700円、一番高額な方は10万4,890円。私の考えですよ、町長、これだけの徴収し過ぎについてどう思われとるか。お年寄りの方は町長に大変期待しておりますんで、この財源を本当に次の財源のために使っていただけるかどうか、町長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 形井議員の介護保険に関する再質問にお答えをさせていただきます。 基金につきましては、次期第8期計画の保険料抑制のための原資に充てたいと考えております。来年度、次期8期計画を立てるわけですけれども、ただいまいただきましたご指摘を十分に踏まえまして、よりよい計画をつくってまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○議長(松島啓君) 再々質問ありますか。 はい。 ◆4番(形井圓君) 一番冒頭申し上げましたように、お年寄りの方、高齢者の方は青野町長に大変な期待を寄せておられると思いますんで、ぜひともよりよい行政を求めてお願いをして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(松島啓君) 以上で4番形井議員の質問を終了します。 ここで、ただいまから午後1時まで休憩します。(午後0時04分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午後1時00分) ただいまの出席議員は12人です。 続きまして、2番藤井議員の質問に入ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 2番藤井でございます。 岡山県の地域防災計画も、大きく見直しが図られました。最近は、どこでどんな災害が起きるか予測できない。そういう状況の中で、住民の命や財産を守るために、できるだけの備えが必要になる。 そこで、次の点についてお尋ねします。 1、町内の指定避難場所は何カ所か。そこには、どのような物がどの程度備蓄されていますか。 2、災害時に、停電したときにかわる発電機などの備えはどの程度整備されていますか。これは昨日の質問と重なりますので、答弁は結構です。 3、各地域に発電機を備える場合、町の補助はできるか。 4、災害が起きれば、地域の消防団員は昼夜を分かたず出動し、その献身的に行われる活動には心から感謝していますが、年末の家族が集まる団らんのとき、夜警活動に夜中の2時までは、翌日の仕事の団員もいる中で苛酷ではないでしょうか。従来の夜警活動の見直しはできませんか。 以上で。 ○議長(松島啓君) 浦上くらし安全課長。 ◎くらし安全課長(浦上彰君) くらし安全課の浦上です。藤井議員のご質問にお答えさせてもらいます。 まず、指定避難場所、それからどのような備蓄品があるかというご質問でございますけども、現在、美咲町内の指定避難所は81カ所、それから福祉避難所が4施設ございます。各指定避難所での備蓄品でございますけども、保管場所等の関係で、常備している備蓄品等は現在のところございませんが、災害が発生または予想される場合には、本庁、各総合支所のほうから状況等を確認しつつ、必要なものを配布する予定といたしております。 しかし、指定避難所の中でも、地域の一次避難所を兼ねている施設がございます。このような施設では、該当の自主防災組織等が自主的に、または避難訓練等支援事業補助金を活用されまして、水、アルファ米などの食料や毛布などを備蓄し、また発電機やチェーンソーなどの資機材を整備している避難所もございます。 現在、美咲町では津山圏域管内と連携しながら、備蓄食料等の備蓄を5年間、7,500食計画しておりまして、本年度が第2カ年目でございまして、先般配備は完了させてもらいました。万一、避難が長期化する場合等で物資の不足が生じる場合におきましては、災害時の協定によりまして食料や資機材の要請を行い、避難所へ配布する計画といたしているところでございます。 次に、各地区で資機材等を備える場合、町からの補助があるかというご質問でございます。 それぞれの自治会や自主防災組織等で避難訓練を行う場合に、必要となる資機材等の支援につきましては、先ほどちょっと申し上げましたけども、避難訓練等支援事業補助金という制度がございます。対象としましては、平時から災害に備え、地域で協力して実施する避難所運営、避難路の確保、炊き出しなど、さまざまな訓練で必要となる資機材や非常食などが対象となってまいります。ですので、発電機等も対象となってまいります。この避難訓練等支援事業補助金につきましては、事業費の3分の2以内で20万円が上限でございますけども、こちらの補助金は毎年申請が可能なものでもございます。この補助制度を活用して、自主防災組織等が中心となって地域での備えを行っていただきたいと考えておるところでございます。 次に、消防団の活動のうち、夜警などの活動を見直すことができないかというご質問でございます。 消防団の夜警につきましては、住民の皆様が安心して年末を過ごしてもらえるよう、毎年12月28日から30日までの3日間、午後8時から翌日の午前2時まで行われております。消防団の内部でも、時間の短縮の声や、近隣市町が日数・時間の短縮などを行っているという面から、こういうことも検討はいたしておるところでございます。現在は、各部の中で部長、班長を中心といたしまして、3日間を各団員の仕事や都合等を考慮しながら、無理のないような当番制を組み、実施いたしているところでございます。2時までの消防団が夜警をするということで、住民に安心感を与え、年末年始を無事過ごしてもらいたいという思いがあり、団の方針といたしましては当面3日間、2時までというこの夜警を維持していきたいということでございます。今後とも、消防団活動にご支援とご理解のほうをよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 停電が長時間になったとき、在宅で酸素を使っている方を初め、在宅療養されている方など困られるケースがありますか。 また、緊急時の連絡に携帯電話を使うことが予測され、避難所でも携帯の充電ができるようにする必要があります。また、高齢の方が避難された場合、明かりがないと非常に危険です。これらのことを考えると、自主避難所にも、停電に備えて発電機がどうしても必要になると思います。発電機などを備える場合、補助があるとのことですが、これらのものをそろえるときに、性能がよくて少しでも安く納入するために、町であっせんができますか。 一昨年の豪雨のとき、苫田ダムの放流を住民へ周知されませんでした。反省を踏まえて、具体的にどのように周知するのか。夜間の場合、みさきネットを使ってということもありますが、昼間、屋外にいる人への周知はどうされますか。 一昨年の豪雨災害のとき、吉井川下流で樋門が閉められなかったケースがあったと聞いていますが、美咲町内で手動で樋門の開閉はありますか。あるとすれば、万が一のとき、誰が操作するのかを決められているのか。また、各地域で高齢化が進んでいますが、負担軽減を考えて、県の重点事業である河川防災・減災5カ年集中対策事業で改善できませんか。 吉井川の水位が上がると、内水による浸水が起きます。該当地域では、そのたびに1階のものを2階に上げたり、畳を上げたり、高齢世帯でなくても大変です。何よりも、家が水につかると、後の改修が大変です。岡山農政局には、内水を排水する3台のポンプが備えられていると聞いていますが、借りに行くのは大変です。せめて、美咲町で心配な地域に準備できませんか。 ○議長(松島啓君) 浦上くらし安全課長。 ◎くらし安全課長(浦上彰君) 藤井議員の再質問のほうにお答えさせてもらいます。 発電機でございますけども、こちらにつきましては昨日の延原議員の質問等でもございましたけども、町としましても補助事業等を活用しながら準備、配備したいと考えておりますけども、基本的に消防団の機庫等に配備し、照明等も配備できたら避難所のほうで使えると思っております。発電機をご利用なされて、そういう在宅医療の方のバッテリーの充電、それから携帯電話の充電等、余力があったらそういう形で使っていただけたらというふうに考えております。 それから、通告にはなかったんですけども、災害時での情報伝達でございますけども、こちらにつきましてもみさきネット、それからみさきテレビ等を活用いたしまして住民のほうに伝えてまいりたいと考えておりますし、停電等が起きた場合につきましても町広報車、それから消防団、消防車を活用しまして、可能な限りでございますけれども、住民のほうに現状のほうを伝えてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上でございます。            (2番藤井智江君「あっせんができるか」と呼ぶ) 済みません。発電機のあっせんにつきましては、ご相談を受けましたらこのような機械があるというのはさせてもらうけれども、これがええとかというのはなかなかありますので、こういう機種がありますよ、こんなものありますよとかという広い範囲でのあっせんのほうはさせてもらいたいと考えております。 以上でございます。            (「紹介」と呼ぶ者あり) 紹介です。済みません。紹介のほうはさせてもらいたいと考えております。            (2番藤井智江君「答弁漏れがあります。手動での樋門の開閉が町内にあるかどうか」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 國宗建設課長。 ◎建設課長(國宗順君) 吉井川、吉野川沿線の樋門の数でございます。県管理の樋門が16基、町管理の樋門が4基あります。でも、突然のことなので、その中で手動が何基かというのは、今はちょっとわかりません。また、後でお知らせをいたしたいと思います。 ○議長(松島啓君) 再々質問はありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 今後、どういう災害が起こるかもしれないという地球規模の問題ではありますが、国連会議の中で16歳のグレタさんが二酸化炭素の排出制限を世界に向けて訴えたように、全世界の人類一人一人がいかに日常の生活を見直すかが問われています。気温の上昇が1.5度を超えると、地球は破滅に向かうと言われています。 町としても、災害という現象にだけ目を向けるのではなくて、その要因である地球温暖化を少しでもおくらせるために、今私たちが何をしなければならないかを、学校教育の中で、町民への啓発活動を地道にしなければならないと思いますがどうですか。 また、再生エネルギーの中でも、小水力発電が注目されています。水道水の流れでも発電でき、比較的価格も安いと聞いていますが、本町でも取り組むことはできませんか。 ○議長(松島啓君) 藤井議員、通告にない質問になっておりますので。答弁ができますか。            (2番藤井智江君「通告にないって、3つ目なんじゃけど」と呼ぶ) 再々質問ですけど、ちょっと質問に対しての関連性が。再質問に対しての質問が、再々質問になりますので。            (2番藤井智江君「災害に関してでもいけんのんですか」と呼ぶ) 災害に関しての関連ならいいんですけど、地球温暖化というような質問のように受けとめましたが。            (2番藤井智江君「いやいや、言うたでしょ。地球温暖化が災害の原因になっとんです。ついこの間、習うてきたんです」と呼ぶ) 何を答弁したらいいですか。            (2番藤井智江君「ほじゃけん、学校教育の中とか住民への啓発、それから小水力発電に取り組めれんかという」と呼ぶ) いかがですか。答弁できますか。 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 再々質問にはお答えをしかねますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員、次の質問に移ります。 ◆2番(藤井智江君) 次の質問に移る前に、本当に近年の気候変動は脅威であります。住民の安心と安全のために、地域への指導を含め、細心の配慮で万全を期していただくことを強く求めます。また、一旦災害が起これば、不眠不休で地域のために働いてくださる消防団員の方の負担が少しでも軽減されますように強く求め、次の質問に移ります。 最近のメディアでも報道されているように、消費税が増税され、小規模事業者を初め、国民の暮らしは深刻です。国民健康保険制度は社会保障の一環として創設されましたが、今や全国知事会が制度の欠陥を認め、これ以上被保険者に負担を強いることはできないと、国の負担を増額し、被保険者の負担の軽減を申し入れるほどであります。社会保険の場合、その人の所得に応じて保険料が決まりますが、国保税は所得に応じての課税、その上に世帯割、均等割が課せられるために、特に子育て世代の負担が重くなります。ご存じのように、子育て世代で国保世帯は自営業もしくは非正規雇用の世帯であり、非正規雇用の賃金は正規雇用に比べてかなり低いということがあります。世帯割も均等割も、所得の高い人も低い人も、同じ額が課税される。 そこで、次の点についてお尋ねします。 令和2年度の県への納付額も減額されていると思いますが、昨年に比べ幾ら減額されたのか。それは、1世帯当たりにすれば幾らの減額か。 次に、18歳未満の被保険者の均等割を半額にできませんか。あるいは、3歳未満の被保険者の全額を免除できませんか。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 保険年金課山崎です。藤井議員のご質問にお答えします。 最初のご質問です。 国民健康保険事業費納付金として、岡山県に対する納付額は、令和元年度は4億892万9,413円です。令和2年度は、3億6,426万2,703円です。差額は4,466万6,710円の減額です。令和2年1月末の国民健康保険の世帯数は2,064世帯です。1世帯当たりに換算しますと、2万1,640円の減額です。 続きまして、2つ目のご質問で、18歳未満の被保険者の均等割を半額に減額できないかというご質問です。 美咲町では、子ども医療費助成で、満18歳に達した日以後の最初の3月31日までにある方に対しては、医療保険各法に基づき医療を受けた場合に、自己負担をしなければならない費用を公費で負担する措置を講じていますので、18歳未満の均等割を半額にすることについては考えておりません。 以上でございます。            (2番藤井智江君「答弁漏れです。3歳未満」と呼ぶ) 3歳未満の減額につきましても、検討しておりません。考えておりません。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。
    ◆2番(藤井智江君) 県への納付額も減額され、国保の基金も9,600万円あります。国保税の滞納は192件、滞納額は3,185万7,000円。この滞納された方を税務課が訪問し、徴収をした額は幾らですか。何世帯を何回訪問し、幾ら徴収できましたか。 また、滞納の主な理由に、遡及課税の場合、1回で支払わなければならないためが上げられています。1回では払えない人が多いのがわかっていながら、なぜ分割納入が行われないのか。これは徴収対策室の仕事ではなく、課税をした税務課で取り組まなければなりませんが、できていますか。 18歳未満の被保険者の均等割を半額にした場合、160万円余り、また3歳未満の被保険者を全額免除した場合、わずか35万2,000円です。この金額も、7減、5減、2減などによって縮小される可能性もあります。繰越滞納だけで2,500万円、この中で不納欠損されるのは幾らでしょうか。毎年毎年、大きな不納欠損額を出すのではなく、払える保険税にすることが、収納率を上げ、ペナルティーを取られないためにも得策ではありませんか。 幸い、県への納付額が4,400万円減額されています。18歳未満の半額減免などは、問題ではないはずです。消費税が増税され、低所得者には大きな負担が課せられ、毎日の暮らしが大変な今、せめて18歳未満の子育て家庭の負担を少しでも軽減されることが求められていますが、先ほどの医療の補助、これとは全く違う話です。担当課長は、それは十分おわかりのことと思います。私は、国保税の中の均等割の減免のお話をしております。3歳未満を対象にして全額免除の場合は、わずか35万2,000円です。いずれもできないと言われますか。 自治体の役割は、福祉の増進です。コンビニで、住民票や所得証明を取るために、初期投資が800万円、維持管理に毎年380万円、町民の利便性を考えてと以前答弁されましたが、町民の利便性どころか、町民にとっては危うささえあります。山本推進監は、国のプレミアムサービスと言われましたが、余りに町民の感覚とずれています。早島町の実績によると、1件当たりコストは15万円。美咲町民の中には、1カ月の賃金が10万円前後の方も少なくありません。国の施策の推進には、大切な税金を湯水のように使う。一方ではこういう無駄遣いをしながら、一方では真に必要なところにも使わない。こういうやり方は改められるべきです。 次の点についてお尋ねします。 18歳未満の均等割が半額にできない理由を改めて教えてください。3歳未満の減免ができない理由を改めて教えてください。 滞納世帯に対し、何世帯を何回訪問し、幾ら徴収されましたか。分割納入の取り組みをされましたか。 ペナルティーを科せられる収納率は幾らですか。本年度は、ペナルティーを科せられない収納率ですか。 以上についてお答えください。 ○議長(松島啓君) 平住民税務課長。 ◎住民税務課長(平一範君) 2番藤井議員の再質問にお答えいたします。 臨戸訪問ということでございますが、臨戸訪問につきましては原則行ってございません。通常ですと、督促それから催告書など通知をしてお知らせをいたし、期限内に納付をしていただかなければ強制徴収というようなことを実施しております。ただし、随時ご連絡いただきまして相談等を行って、計画的に納付いただけるようご指導させていただいたり、任意納付に応じていただいております。 それから、ペナルティーの件につきましては把握をしてございませんので、ご答弁のほうはできません。 それから、申告による遡及課税、国保税の場合ですけども、1回で支払わなければならないということですけども、こちらのほうもそれぞれ個々に納付相談のほうには応じさせていただいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 失礼します。 18歳未満の均等割等を免除しない理由でありますが、美咲町といたしましては、国民健康保険税の課税につきましては国民健康保険法施行令に基づきまして、所得割額、均等割額、世帯割額の合計額を課税しております。法令に基づき、課税をしております。また、所得基準を下回る世帯につきましても、保険税の均等割・世帯割の一部が減額される制度も取り入れておりますので、したがいまして低所得世帯への新たな助成制度は考えておりません。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再々質問はありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 国保税を滞納したくて滞納していると考えておられますか。資格証や短期証になるのを望んでいると考えておられますか。 あなた方は、払いたくても払えない、あなた方の給料の5分の1、4分の1で暮らしを立てている、そういう状況にある方の気持ちをわかろうともされないのですか。 資格証の発行件数が39件。悪質な納税者と決め込んでいるのですか。もし、夜中に病院に行かなければならなくなったときでも、保険証が資格証であればちゅうちょするのではないでしょうか。命にもかかわることです。悪質納税者だから自己責任とお考えでしょうか。税務課は訪問し、状況を把握しているのですか。先ほど、訪問はしていないというお答えでしたが、税務課としてはやはり訪問をしなければならないのではないでしょうか。督促状や催告書を出して職務を全うしているとお考えですか。 以上です。 ○議長(松島啓君) 平住民税務課長。 ◎住民税務課長(平一範君) 藤井議員の再々質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、期限内に納付していただきますように、随時ご連絡をして相談等を行って、計画的に納付をしていただけるように今後もご指導のほうをさせていただきたい。また、任意納付のほうにもいくように、それぞれ指導をさせていただきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員の次の質問に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次の質問に移りますが、自治体の役割は何か。自治体の職員として何が求められているのか。町民を真に守り、町民の福祉の増進を図るために何をすればいいのかを常に考えていただくことを強く求め、次の質問に移ります。 柵原地域の東小学校、西小学校を統合し、柵原中学校と一体化する義務教育学校の建設、ほほえみの湯の廃止問題など、町民への十分な説明と話し合いがなされないまま決定され、住民の町政に対する信頼を損ねたのではないでしょうか。 そこで、次のことをお尋ねします。 地域の活性化のためには、住民の町政に対する信頼が欠かせないと思いますがどうでしょうか。 地域を活性化するためには、住民の積極的な参画が欠かせないのではないでしょうか。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員の地域の活性化に関連したご質問にお答えをいたします。 議員のおっしゃられますように、町政を信頼していただくということは、地域活性化にかかわらず、あらゆる場面でとても大切なことであると認識をしております。信頼とは、相手を信じて今後頼りにするということ、これからの未来への期待ということでありますから、これからのまちづくりを住民の皆様と一緒に進めていく上で大切にしていきたいと考えております。職員とともに、一層信頼していただける町政となるよう努めてまいります。 次に、住民の積極的な参画に関するご質問についてお答えをいたします。 ご指摘のように、地域活性化のためには、住民が積極的に参画してくださるのが理想の姿であると考えております。参画とは、事業や政策などの計画段階から、責任を持って積極的に加わることを意味します。現状では、いろいろな場面で多くの住民の皆様が、例えば地域の集いや行事、通いの場、サロン、住民座談会などに、まずは関心を寄せていただき、気軽に参加し、話し合いをしていただくことが大事であると思っております。話し合いの中から、地域のよいところや困っているところが再認識され、課題解決や活性化に向けた考えが生まれてくるように思います。町といたしましても、職員とともにそのような場に積極的にかかわっていく所存であります。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 今、町長は、地域の活性化に住民の信頼は欠かせないとおっしゃいました。大切にしたいとおっしゃいました。また、住民の積極的な参加とおっしゃいました。参画とは、決定の場に参画することです。町長は、所信表明でも、住民の中へ入って住民の意見を聞くと言われましたが、柵原地域の学校問題、中央地域の旧厚生小学校の問題、ほほえみの湯の問題など、共通して住民への説明と話し合いが不十分ではないでしょうか。主権者は町民という考えが、すっぽり抜け落ちてはいないでしょうか。 旧厚生小学校の問題について、特別養護老人ホーム白寿荘から私たち民生教育常任委員会に出された要望書は、駐車場を半分、体育館の部分のみを譲渡してほしいということでした。要望書には、自治会長の署名と押印がなされ、地元の了解はあったものと理解し、これからの高齢社会を考えるとき、特別養護老人ホームが近くにあることは住民にとっても心強いと考え、要望書の採択に賛成をいたしました。その後、旧厚生小学校の全ての建物や土地を譲渡してほしいとの要望書が、改めて議会に対してではなく町長に対して出され、議会に対し、執行部からの説明がありました。議会として、特に審議したわけではありません。しかし、住民説明会で、議会が先に承認するようなことが行われるのは順番が違うという発言に代表されるように、町民の方は議会への不信感を持たれています。説明会を主催した教育委員会が、もう少し配慮ある説明を行えば、そういう誤解を招くことはなかったのではないでしょうか。 住民への説明もされていないときに議会が承認するようなことがあれば、許されることではないと思います。私たちは、承認をした覚えは全くありません。町民をないがしろにした執行部のやり方が、住民の行政のみならず、議会に対しても不信感を助長させたのではないでしょうか。住民に不信感を持たれる町政も、議会も、相当な覚悟を持ってその払拭に努力が求められていると思いますが、町長のお考えはどうでしょう。 行政が実施した住民説明会で、議会への信頼までも失墜させたことは、町民にとっても大変不幸なことであり、私たち議員にとっては許しがたいことです。住民の厚い信頼がなければ、地域の活性化は望めるはずもありません。ほほえみの湯廃止の説明会で、町長に対しリコールまで口に出さざるを得なかった町民の心情を思うとき、この美咲町は本当にどこに向いていくのか、子供たちが住み続けたいと思う地域づくりができるのか、人口減少をとめ、活性化を図ることができるのか、暗たんたる思いがしています。 たとえ、ほほえみの湯の廃止を決断されたとしても、町民からもう少し工夫をすればという思いを受けとめて、廃止ではなく休館にして、町民の知恵を結集し、再度検討することはできなかったのでしょうか。町民の知恵を集めて継続できるとなれば、それは結構なことです。町民の多数の知恵を集めてもどうにもならないときは、改めて廃止すればよかったのではないでしょうか。一旦トップが決めたことを覆すのは大変なことです。しかし、繰り返しますが、主権者は町民です。 また、旧厚生小学校についても、地域の方は口々に寝耳に水と言われていました。1回の説明会ではなく、地域の中で住民と納得がいくまで話し合いが必要なのではないでしょうか。町長、旧厚生小学校について、いま少し住民との話し合いを重ねていただけませんか。 ○議長(松島啓君) 忠政副町長。 ◎副町長(忠政堅之君) 一つ、厚生小学校の件について、少し我々の説明不足か、ちょっと誤解を招くようなところがあるようなので、再度説明をさせてください。 所信表明のときにも申し上げましたが、厚生小学校につきましては、以前、さっき言われた、今町として使っていない部分の譲渡については地元の方も同意をされて、議会と我々のほうに要望書が出てきました。今回は町として使っている部分もあるので、どんなでしょうかという打診を受けました、町のほうが。だけど、これは広く皆さんに意見をお聞きしないと。もちろん、すぐではなくて、もう4年とか5年とかの期間はあるんですけども、白寿荘さんが事業に着手するに当たってどうだろうかという打診を受けたので、我々としてはまず住民の皆さんのお声を聞きたいということで聞きに回っている状況なんです。ですから、町長が決めているわけでも何でもなくて、仮に地域の方が今のままがいいんだということであれば、我々もそれを無視をしてあそこを譲渡するという結論になることは決してありません。ですから、今は住民の皆様のお声をお聞きしている状況なので、そこはご理解いただきたいと思います。よろしいでしょうか。            (2番藤井智江君「十分理解しております」と呼ぶ) いや、今さっき言われたのは、決めてきたというふうに言われたんで。            (2番藤井智江君「いや、決めてきたのは、あそこのほほえみの湯と義務教育学校」と呼ぶ) ご理解いただいてたら、よろしいです。ありがとうございました。 ○議長(松島啓君) 再々質問はありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 副町長にお答えしておきますが、説明会の中で住民の方が、議会が先に承認したのは順序が違うじゃろうということが出たんです。そのときに、私は教育委員会に、議会は承認しておりませんということをはっきり言っていただきたかったと思います。それがないから、議会は何をしょんならという話がたくさん出てきとんです。私はその経過については十分承知しております。じゃから、教育委員会、執行部、教育委員会も執行部です。その中で、きちっとした説明会を開いていただきたかったと、こういうふうに言っておるんです。 青野町長は、強いリーダーシップでこの美咲町をどういう町にされたいのでしょうか。今度の第3次振興計画、新町計画の中でも、人口減少を前提に、賢く収縮、町民の参画ではなく参加という文言が使われていますが、町民や地域に対する思いはどんな思いですか。 町長は、美咲町の町長です。単に、国の施策に沿うのではなく、美咲町の住民の福祉の増進を図らなければなりません。住民のニーズに沿った、住民の福祉の向上のために町政がなされなければなりません。町長の美咲町、美咲町民への思いを改めて教えてください。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員の通告にはありませんが、ご質問にお答えをいたします。 美咲町をどのような町にしていきたいかということでありますが、住んでおられるお一人お一人が、お子さんから高齢者の方まで幸せを実感していただける、幸せのふるさとである、そう感じていただける町にしていきたいと考えております。そのような町ができれば、よそから移り住んでくださる方もふえるであろう、こういうふうに考えております。 町政運営でありますが、一例を申し上げますと、合併をしてから算定がえで10億円が地方交付税として10年間来ておったものが、本年度7,000万円まで減らされ、そして来年度からはゼロになると、こういう財政状況の中で、当然優先順位を決めていかなければならない。そこには、町民の皆さんから大変なお叱りやご批判を受けることは承知をしておりますが、それを見過ごしていったり目をつむっていくことのほうが簡単ではあると思いますが、それではいけないと。将来に対して、責任を持った行政運営をしていかなければいけない。こういうことで、今回の温泉についても、廃止もやむを得ないという判断をさせていただいたところであります。大変そのことについては、重ね重ね申しわけなく思いますが、そうしたことを住民のもう一方の代表であられます議会の皆さんにお諮りをさせていただいておると、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) それでは、2番藤井議員の次の質問に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次の質問に入る前に、町長、私は選択をしてやめるということに反対したりとか、そういうことを言っとんじゃないんです。町長は、住民の中へ入って住民の意見を聞くとたびたびおっしゃっています。住民に参画する、いろんなことを決めるときに、住民にしっかり話し合いをしていただきたい、そのことを言っています。私も、町長には、形井議員も言われていましたが、若い町長が本当にこの美咲町を発展させてくださるという期待を持っております。そういう意味で、私は言いにくいこともはっきり言わせていただいております。 次の質問に移ります。 国が先生方の働き方改革として、昨年12月4日に1年単位の変形労働時間制を導入しようと、公立学校教員給与特別措置法改定案が参議院本会議で可決成立しました。この公立学校教員給与特別措置法は、昭和46年に、当時の先生方の1カ月の時間外勤務が8時間だったころ、時間外勤務手当を出さないかわりに基本給の4%を加算するという法律がつくられたものです。これは、教師は聖職という特別な扱いにしたものです。 先日、「聖職のゆくえ」というドキュメント番組で、学校現場の苛酷さがテレビで放映されました。8月の子供たちの夏休みに、先生方にも休んでもらって、1年間を通して働く時間数のつじつまを合わせようとするものですが、今の学校現場は国が考えるほど甘くはなく、逆に先生方の働く状況は今以上に苛酷になるのではないでしょうか。先生方の働き方を変えるのは、教員数をふやすことが問題解決の一番の解決策だと思います。 そこで、次の点をお尋ねします。 美咲町内の学校ごとの教員定数は足りていますか。 各学校ごとの退校時間はどうなっていますか。 長期療養をされている先生はいらっしゃいますか。 以上のことをお答えください。 ○議長(松島啓君) 石戸教育総務課長。 ◎教育総務課長(石戸光也君) 教育総務課石戸です。よろしくお願いいたします。 2番藤井議員の美咲町立小・中学校に勤務する教員の働き方についてのご質問についてです。 まず、1番の美咲町内の学校ごとの教員定数は足りているかとのご質問についてです。 学校ごとに教員定数は違いますが、どの学校も教員定数を満たしております。 2番目の各学校の出勤時間、退勤時間の状況はどうかとのご質問についてです。 出勤時間の平均は、おおむね7時50分から8時10分です。 退勤時間の平均は、各学校及び月によってかなりばらつきがありますが、おおむね17時から19時です。 3番目の長期療養をされている教員はいるのかとのご質問についてです。 現在、長期療養をされている教員はおられません。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質問ありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 町内の先生方の定数は満たされ、少しの加配はあるようですし、長期療養されている先生はいらっしゃらないようで、この件については安心いたしました。しかし、教職員は苛酷な勤務状況の中で、長期療養を余儀なくされる先生方は多いと言われています。先生方の本来の勤務時間は、朝8時15分から午後4時45分となっていますが、町内の先生方の早いときは6時台に出勤され、遅いときは深夜12時ごろまで仕事をされています。もし、県が国の先生方の働き方改革に従い条例をつくり、1年間の変形労働時間制が取り入れられたとすれば、今以上に学校現場は苛酷な状況になってしまうのではないでしょうか。8月の子供たちが夏休みのときでさえ、早い先生は6時台に出勤され、遅い日は8時半まで仕事をされています。子供たちとゆっくり話し合う時間が欲しい。さまざまな理由で困難さを抱えている子供への対策を考える時間も欲しい。しかし、授業数がふえて、空き時間がなくなり、トイレにも行けない日がある。授業準備を十分して納得のいく授業をしたい。子供の保育園のお迎えがいつも最後で、つらい思いをさせている。先生方の悲鳴とも言える声です。先生方が異口同音に言われることは、子供たちと向き合いたい、ゆっくり話し合いたい、しっかり準備をして、全ての子供たちがわかるような授業がしたい、子供たちが勉強はおもしろいと思ってくれる授業がしたいと思いながら、それができなくて子供たちに申しわけないと思うということです。先生方の余裕のない苛酷な働き方は、そのまま子供たちに大きな影響があります。 そこで、お尋ねをいたします。 県が、公立学校教員給与特別措置法に関する条例を制定しないように働きかけるということはできませんか。できないとすれば、その理由は何なんでしょうか。端的に示してください。 県が、もしも公立学校教員給与特別措置法に関する条例を制定した場合、美咲町はそのまま取り入れられるのでしょうか。 また、教員の定数の見直しを県へ求めることはできませんか。 以上のことにお答えください。 ○議長(松島啓君) 石戸教育総務課長。 ◎教育総務課長(石戸光也君) 藤井議員の再質問についてです。 県への働き方というところは、私のほうからは答弁いたしませんが、美咲町の今の働き方についてちょっと話をさせてください。 現在、美咲町でも、この働き方改革、ワークスタイルプランというのを策定しております。これは、国とか県の方針、指針を参考にしながらつくっておりますが、特に学校において取り組むことが可能であるというような業務内容について検討協議を重ねながら、とにかく職員が教育活動に専念できる環境の整備ということでつくっております。 その中で、一番はやはり勤務時間の管理徹底及び時間外勤務の時間の縮減ということがあります。それに対しての具体的な取り組み内容については、何点かあります。学校課題に応じた専門スタッフ等に入っていただく。スクールカウンセラーであるとか、それから県のスクールサポーターであるとか、そういうスタッフに入っていただく。それからまた、中学校の部活動ですが、部活動の休養日とかの設定、それから1日当たりの時間数の制限。それから、先ほども話が出ました、夏休み、お盆を中心にした学校閉庁日を連続して設けるというようなこと。それから、今後、これはちょっとできるかどうか、定時退勤日ということも、取り組もうという話が出ております。それから、近々では昨年11月から実施しておるんですが、町内小・中学校勤務時間外の音声ガイダンスの対応。これは保護者の方々にもすごくご理解をいただきまして、平日は午後6時30分から翌朝午前7時30分まで、この間学校に電話をかけると留守番電話で音声ガイダンスが流れる。子供さんの事故とか緊急性を要する場合は、役場のほうへ連絡が入り、そこから教育総務課へ、それからこちらから学校長、管理者へ流すように、そういう対応で、これも導入するときにはどうなるかと思ったんですが、皆さん保護者の方々にもご理解をいただいて、そういう教職員の勤務時間外の対応についてご配慮いただいておるところです。そういったことで、できるところからは美咲町も教職員の働き方改革に努めていっておる状況です。 以上です。 ○議長(松島啓君) 再々質問はありますか。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) いろいろ見直しがされていますが、それでも学校の先生の職場というのは本当に苛酷であるというふうに思います。今、省ける仕事を省いて、先生方が余裕を持って授業ができるという、そういう環境が子供たちのためにも必要なんだと思います。例えば、今、学力に関して、全国での競争、そして県内での競争、そういうふうなことの中で、テストも先生方の負担になっているんじゃないかというふうに私は考えております。子供たちが、学校生活が大好きな先生と一緒で大変楽しい、学校に行くのが楽しみだと思って、本当に楽しく学んで、存分に遊んで、かけがえのない子供時代を精いっぱい生きられるように、そのために先生方の働き方が今のような苛酷な働き方ではなくて、余裕を持って子供たちに存分に向き合うことができるように、そういう学校にしていただきたいと思います。 それから、きょうの岩野議員の質問の答弁の中で、除草剤の散布ということがありました。除草剤の成分の中には、人体の神経に悪い影響を及ぼすものがあり、諸外国では既に禁止されているものもあります。発達障害の原因になるものもあるというふうに、いろいろなところで発表されております。十分な調査研究の上で実施していただくように求め、質問を終わります。3回したよな、もう。 ○議長(松島啓君) 3回目です。今のが再々質問ですが、よろしいですか。 黒瀬教育長。 ◎教育長(黒瀬堅志君) 失礼いたします。 今、藤井議員の言われた根底というのは、要は働き方改革ということだろうと思います。教育というのは全国一律で決めてあるものと、そしてまた学校学校、市町村教委で決めていけばいいものとあります。 先ほど言われましたのに答えますと、学校の教職員定数というのは、教職員に関する標準法というのがありまして、それに基づいて全国一律の定数が決まります。それはなぜかというと、財政の乏しいところは教員定数の配置が少なかったり、あるいは豊かなところは多かったりということでなしに、一律にするということで標準法があるという全国のその趣旨を鑑みてみれば、私どものところは先ほど課長が申しましたように、全国の定数プラス県費負担教職員という県が派遣してくださる教職員及び町費負担教職員の両方がおりますので、教員定数といたしましては町内では決してよそに引けをとらないように、ここにかわって来られた教職員の人は、美咲町は教職員に対して非常に配慮してくださっておると、異口同音に言われます。ですから、教職員定数については申し分ないと、私自身も前々から思っておるところであります。 それから、もう一つ言われました。給特法というのがありまして、これは給与等に関する特別法であります。それは、学校という現場は時間外勤務というのが非常にはかりにくい、どこまでしていいかわからないということで、いろいろと歴史的な経緯を踏まえて、そしてとりあえずその教職員に対して、それぞれいただいておる給与に対して4%を勤務時間外相当と見ようということが今決まっております。それに対しまして、全国そういう形でありますから、私自身、あるいは県のほうも、県独自ということはありませんので、それこそ私がどうこうと言えないということでございます。 次に、働き方改革そのものはどういったことであるのかということでございますが、本論は学校現場でいえば教職員の力量、質を高めると。そして、今日、学校現場でいろんなことがあります。そういった、学校現場でいろんなさまざまなニーズに応えるためということが大目標であります。そのために、教職員が質を高める、学校が質を高めるということは、働き方改革が入ってくるわけです。その方策として、ワーク・ライフ・バランスというのが一番大切になる。なぜかというと、ワークというのは働く、ライフというのは生活、要は働く時間と生活する時間のバランスをどういうふうにしていくかと。これは大きな国民的課題だろうと思いますが、教職員現場でもワーク、そしてライフバランスという、今一番大きく叫ばれているところであります。 そして、方策、いろいろありますけど、レクリエーション。我々はレクリエーションといったら息抜きと言いますけど、そうでなしに、本来はリ・クリエーションでありまして、クリエーションというのは創造する。リというのは再びといったり、新たにという意味で、そういった働き方改革をリクリエートしようというようなことが今叫ばれております。などなど、一番大きいのは心身の健康、安全はもちろんのことであります。そのために、先ほど課長が申しましたような働き方改革、町においても働き方改革プランということを教職員とともに、どうすれば学校現場がもう少し余裕が持てるかというところを学校と話し合って、絶えず繰り返してやらなければいけないことでありますので、そういうところを努力しておるところでございますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 以上で2番藤井議員の質問を終了します。 質問の通告は以上です。 これをもって一般質問を打ち切りたいと思います。ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。これで一般質問を終わります。 ここで、ただいまから午後2時20分まで休憩します。(午後2時03分) ○議長(松島啓君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後2時20分) ただいまの出席議員は12人です。 日程第2、所信表明に対する質疑。 これから町長の所信表明に対する質疑を行います。 なお、この際申し上げておきます。会議規則第54条の発言内容の制限及び第55条の質疑回数の規定を遵守願います。また、第56条の発言時間の制限の規定により発言時間が10分までと決定されていますので、ご承知願います。 それでは、5番延原議員の質疑から行います。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 5番延原です。 町長の所信表明につきまして、2点質疑と確認をさせていただきたいというふうに思っております。 まず、1点目でございます。 公共施設の再整備というフレーズの中で、町長のほうから、新庁舎を中心に魅力的で利便性が高くにぎわいがあり、持続可能でコンパクトなまちづくりについても検討を進めますと、こういうお話がありました。このコンパクトなまちづくりということにつきまして、国土交通省が進めておりますコンパクトシティーというイメージがあるんですけれども、駅があって、商店街があって、官公庁があって、小学校、中学校があって、その回りを住宅地で囲むというようなコンパクトシティーというイメージがあるんですけれども、これのことを想定をされていてのコンパクトなまちづくりという表現を使われたのかどうか、それを確認させてやってください。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 延原議員の公共施設の再整備についてのご質問にお答えをいたします。 新庁舎を中心としたコンパクトなまちづくりとは、国土交通省が地方都市で進めているいわゆるコンパクトシティーではなく、全国の中山間地域で進められている小さな拠点というものを想定をしています。町内外の人々が集い、にぎわいとコミュニケーションが生まれる場として魅力ある拠点づくりを進めたい、そういった観点で今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。            (5番延原正憲君「ありません」と呼ぶ) それでは、5番延原議員の次の質疑に移ります。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) わかりました。ありがとうございました。 次に、農林業の振興というフレーズの中で、鳥獣被害、鳥や獣による被害について、防止柵、それから捕獲、駆除に力を入れているということでありまして、非常にいろんな政策を提示していただいております。新たに狩猟免許の更新の補助とか、箱わなもしっかり20基をつくって貸与するとか、具体的に書いていただいております。ただ、その中で、美咲町鳥獣被害防止対策協議会という協議会がございます。本来の鳥獣被害を防止していくために設けられた協議会でありまして、これを有効に活用して積極的に鳥獣被害を少なくしていくという取り組みがここの中では述べられておりませんけれども、当然これも含めて全力で鳥獣被害を防止するというお考えで述べられているのか、確認をしたい。 以上です。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 鳥獣被害に関するご質問にお答えをいたします。 美咲町鳥獣被害防止対策協議会の設置の目的、あるいは実施事業の内容に鑑み、ご指摘のような防護柵の設置等を中心とした被害防止対策を審議することになると考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) はいで済まそうと思ようたんですけど、済みません。要するに、今は防護柵だけ何キロとかというような対応でいっているんではなくて、いかに被害を防止するかという意味で、この協議会をもっともっと有効に使っていただけるようなおつもりがあるかどうかの確認なんで、済みません。何か一般質問になりそうなけど。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 失礼をいたしました。議員ご指摘のように、美咲町鳥獣被害防止対策協議会、鳥獣被害の防止に向けまして、その設置の目的に沿い、その会の中で検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。            (5番延原正憲君「わかりました」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 以上で5番延原議員の質疑を終了します。 続きまして、1番山田議員の質疑に入ります。 1番山田議員。 ◆1番(山田雄二君) 失礼します。 町長の所信表明の中で、公共施設の再整備という項目のところで、書副になるんでしょうか、ごめんなさい、行信かもしれません、北部町民グラウンドがあるんですが、廃止するというところのくだりで、工場進出が見込めるという、あるいは民間事業者から問い合わせも多くあるというふうなくだりがありました。とてもいいことなので、もうちょっと具体的な、言える範囲でよろしいんですので、どういうふうな問い合わせがあるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 山田議員の北部町民グラウンドに関するご質問にお答えをいたします。 現在いただいておる問い合わせは、現在の工場の土地が手狭になったので、工場用地にさせてもらえないかといったものが1件、さらに具体的にどういったことに使うかはお聞きをしておりませんが、売却の予定があるなら欲しいといった案件、さらに金融機関から町に対し、グラウンドのような造成の必要のない広い土地はないかと、こういった複数の問い合わせをいただいておるところでございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。            (1番山田雄二君「いや、ありません」と呼ぶ) それでは、1番山田議員の次の質疑に移ります。 ◆1番(山田雄二君) いろんなお話があるということで、とてもうれしいですので、いい方向に進めばいいと思っております。よろしくお願いします。 2つ目は、教育のところです。 昨日の内容とも重なる部分もあるかと思いますが、所信表明の中で、町内の全小・中学校を地域ごと、3つの小中一貫教育校として指定するという、そういうくだりがありましたので、基本計画とかそのあたりは策定されるのかなという点をお尋ねをいたします。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 町内の小中一貫教育校指定に関するお尋ねにお答えをいたします。 今般の町内の小中一貫教育校の指定に伴う、町としての小中一貫教育基本計画の策定はしておりませんが、3地域ごとで策定した基本計画が町としての基本計画であると考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。 1番山田議員。 ◆1番(山田雄二君) 3地域ごとの基本計画というのが私はちょっとよくわからないんですが、3地域ごとの基本計画というのがあるんでしたら、またお見せください。 私がお尋ねをしたいのは、町という自治体として基本計画の策定はというところですが、それは策定の予定はないという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 再質問にお答えをいたします。 教育委員会としましては、町内全ての各学校の教職員と小中一貫教育校の指定について意思統一を図りました。本町におきましては、従来から小中一貫教育に取り組んでいるため、学校現場の声を生かしながら、柔軟かつ創造的に教育活動を展開していきたいと考えております。ご指摘の町としての基本計画というのは考えていないところであります。 ○議長(松島啓君) 再々質疑ありますか。 1番山田議員。 ◆1番(山田雄二君) 町として考えてないというんであれば、これはいたし方ないことであります。いたし方がないことでありますが、3地域の基本計画ということになると、ある意味でどういうものが出るか、ばらつきなりどういう項目かと。せめて、項目とか導入の背景とか共通するものがあってのここだと思うんですが、これはもう策定は自治体としてはないと。つまり、75%の全国の自治体の中で……            (「質疑です」と呼ぶ者あり) じゃあ、もうわかりました。町としてはないということで、理解いたします。 ○議長(松島啓君) 以上で1番山田議員の質疑を終了します。 続きまして、8番松田議員の質疑に入ります。 8番松田議員。 ◆8番(松田英二君) 失礼いたします。8番松田でございます。 町長の所信表明の中に、未来に負担を残さず、安定的な町の経営を実現するため、早急に行財政改革大綱の策定を行いますという発言がございました。 行財政改革大綱の策定に取り組む姿勢を示されたわけでございますが、これの計画期間は5カ年計画なのか、10カ年計画なのか。どのような手順でいつまでに策定されるのか。その際、実行計画の策定も視野に入れておられるのか。お伺いいたします。今お答えをいただける範囲の中で結構でございますので。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 松田議員の行財政改革大綱の策定方針についてのご質問にお答えをいたします。 美咲町行財政改革推進本部を中心に、来年度、大綱の策定を行いたいと考えております。策定に当たりましては、行財政改革審議会というものを設け、外部の方も参加をしていただき進めたいと考えています。計画は5年間を予定しており、実行計画につきましては必要とあらば策定をしたいと考えております。 以上でございます。            (8番松田英二君「以上です」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) 以上で8番松田議員の質疑を終了します。 続きまして、2番藤井議員の質疑に入ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 私のほうは、町内小・中学校の臨時休業についてお伺いいたします。家庭の事情や特別支援が必要な児童に配慮ということでお伺いしたいと思います。 まず、コロナウイルス対策として、町内の小学校、中学校が春休みまで休校となりました。今回の休校の要請は、自民党内の論議もなく、唐突に27日に安倍首相が要請したもので、教育関係者はもちろん、特に学校現場は大変混乱し、各家庭でも困惑していることが報道されています。28日には安倍首相も、対応については自治体の判断に委ねるとしています。県内でも、美作市は状況を見ながら対応するとの判断がされ、井原市は共働き世帯への影響を考慮し、小学校は授業を続けるなど、現時点では休校を見送るというところもあります。県内では、幸いコロナウイルスの感染が発表されていません。インフルエンザなどでも、休校は学校の判断によるものです。美咲町は町内全ての中学校、小学校を休校するという事態に非常に困惑されているご家庭も多いのではないかと思います。 そこで、家庭の事情や特別に支援が必要な児童・生徒が家庭以外の場所、例えば登校して学校で過ごすことができますか。また、ほかに受け皿がありますか。 ◆2番(藤井智江君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員のこのたびの町内小・中学校の臨時休業についてのご質問にお答えをいたします。 今後の感染状況などの推移を見ながら、さらに児童・生徒の健康と安全面、教育保障の確保面、臨時休校中の保護者等が不在の場合の居場所確保、これは児童・生徒の受け入れといったことですが、居場所確保等につきまして、総合的に判断し、随時検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。            (2番藤井智江君「ありません」と呼ぶ) それでは、2番藤井議員の次の質疑に移ります。 2番藤井議員。 ◆2番(藤井智江君) 次に、旧厚生小学校跡地について、三保地域の拠点として大事な役割を果たしていることが地域説明会の中でよくわかりました。これからは、地域の拠点を中心に、地域の人たちが助け合いながら暮らしていかなければなりません。中央地域のまちづくりに密接に関連するので、慎重に結論を出すとのお考えですが、地元、特に三保地域の住民の方々と町長が出向いて再度話し合われるというお考えはありませんか。 ○議長(松島啓君) 青野町長。 ◎町長(青野高陽君) 藤井議員の旧厚生小学校跡地に関連するご質問にお答えをいたします。 先般、中央地域の4会場で寄せられた意見の集約が、近々まとまります。こうしたものを読ませていただくとともに、これらを参考にして慎重に検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松島啓君) 再質疑ありますか。            (2番藤井智江君「いいです」と呼ぶ) 質疑の通告は以上です。 これで所信表明に対する質疑を終わります。 日程第3、議案に対する質疑。 これから提出されております議案に対する質疑を行います。 それでは、順次質疑を願います。 11番貝阿彌議員。 ◆11番(貝阿彌幸善君) 私は議案第15号、総務に所属しておりますのでちょっとお聞きしたいんですが、美咲町大垪和ひとり暮らし老人共同生活支援施設の部分について、老朽化が激しい、これもかなり年数がたっておるんだろうと思うし、傷みも災害か何かで屋根のほうがあれしたりしとったんだろうと思うんですが、その施設で、ここへ書かれております提案理由の中の「当初の目的は達成された」。この当初の目的が達成されたということにつけては、ひとり暮らしの老人が、このような施設を利用することそのものができておる、もうこれからは必要がないというように感じておられるのか、利用する人がもう不在になったからですよとかあろうと思うんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(松島啓君) 牧野福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(牧野雅明君) 失礼いたします。福祉事務所の牧野でございます。 貝阿彌議員のご質問で、大垪和ひとり暮らしの老人共同生活の支援施設についての今後について、もう必要ないのかということでございます。 これにつきましては、介護保険等で、あと老健とか養護施設等の利用が現状もう進んでおりまして、そちらでの対応ができるということで、今後利用のほうがなくなっていくということでございます。            (11番貝阿彌幸善君「ということで、当初の目的が達成されたということで、今度はほかの方向へ向けてやっていくんですよという意味での話ですね。わかりました」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。 12番山本議員。 ◆12番(山本宏治君) 議案第8号でちょっと確認をさせてください。 ページ数でいいますと、議案第8号で7ページ。 別表第1の7ページの中段の下に、鳥獣被害対策実施隊員、2,000円の枠があります。この枠は年額2,000円で、この鳥獣対策というのは産業観光課長が隊長だと思うんですけど、年額2,000円でいいんですか。確認でございます。 ○議長(松島啓君) 稲谷総務課長。 ◎総務課長(稲谷雄治君) 議員お見込みのとおりでございます。 ○議長(松島啓君) 再質問。 ◆12番(山本宏治君) 済みません、隊員数は何人おりますか。 ○議長(松島啓君) 稲谷総務課長。 ◎総務課長(稲谷雄治君) 数字のことなので、後ほど調べまして報告をさせてください。よろしくお願いいたします。            (12番山本宏治君「確認でよろしいです」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。 11番貝阿彌議員。 ◆11番(貝阿彌幸善君) 私は議案第23号の国民健康保険の部分についてちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、この項目の中で、出産育児一時金というのが補正が168万円されております。補正前の額からして約1.5倍になっておるんですけれども、単純に出産が1.5倍に当初の見込みよりふえたと考えればいいのかどうか。それだけ、私所管が違いますので、お聞かせください。 ○議長(松島啓君) 山崎保険年金課長。 ◎保険年金課長山崎秀仁君) 貝阿彌議員のご質問です。 当初の予定より見込み額がふえたための増額であります。            (11番貝阿彌幸善君「だから、1.5倍に出産がふえたんですかということについてはいかがですか」と呼ぶ) 具体的な数字につきましては、何倍かというのはちょっと今すぐには出ませんが、当初の予定よりは見込みがふえたということで増額させていただいております。            (11番貝阿彌幸善君「期待が持てる出生数になっていっておるというように理解してもいいんですか。そこが一番大きな肝心なところなんで、お聞きしたかった。以上です」と呼ぶ) ○議長(松島啓君) ほかに質疑はありませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) これで議案に対する質疑を終わります。 日程第4、予算特別委員会の設置について議題とします。 お諮りします。 このことについて令和2年第2回美咲町議会定例会会期中のみ議員全員13人をもって構成する予算特別委員会を設置し、予算審査をしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。よって、本件については、議員全員13人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置することに決定しました。 日程第5、予算特別委員会の委員長及び副委員長の互選について議題とします。 お諮りします。 本件については、議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。よって、本件については、議長において指名することに決定しました。 予算特別委員会の委員長に8番松田議員、副委員長に6番左居議員を指名します。 日程第6、議案並びに陳情等の委員会付託を議題とします。 お諮りします。 町長から提案されております議案第5号から議案第59号に至る55議案並びに要望1件については、お手元に配付している付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び予算特別委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松島啓君) 異議なしと認めます。したがって、議案第5号から議案第59号に至る55議案並びに要望1件について、それぞれ所管の常任委員会及び予算特別委員会に付託し、審査することにしました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 今後の日程につきましては、あす3月4日から18日までを休会とし、3月19日午後2時から会議を再開します。したがって、休会中に各委員会を開催し、付託案件の審査を願います。 本日はこれをもって散会といたします。(午後2時50分)...