○議長(松島啓君) 陳情などについては、以上お聞きのとおりです。 これを一括本会議に上程します。 日程第6、議案の報告並びに上程。 お手元に配付しております提案書のとおり、本定例会に町長から各種の議案が送付されております。 職員に朗読させますので、お聞き取り願います。
議会事務局長。 〔
議会事務局職員朗読〕
○議長(松島啓君) ただいま職員が朗読しました議案を一括本会議に上程します。 日程第7、提案者の説明。 町長に、挨拶並びに議案第71号から議案第78号について、提案理由、報告事案の説明を求めます。 町長。
◎町長(青野高陽君) 本日ここに令和という新しい時代を迎え、初めての
美咲町議会6月定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては公私ご多忙の中ご出席をいただき、敬意と感謝を表します。 今定例会は、私にとりまして、昨年12月の町長就任から半年を迎える節目の議会となります。就任以来、お支えいただいた町民、議員の皆様へのご報告として、これまでの私の
取り組み、町政上の課題と見通しについて申し述べさせていただきます。 まず、小規模多
機能自治の実現に向けた
取り組みについて申し上げます。 私は、就任以来、「人 輝くまち みさき」という考えのもと、地域が主役の
まちづくり、地域の課題をみずから克服していく
まちづくりの必要性を訴えているところです。できるだけ早い時期に、小さな規模ながらもさまざまな機能を持った
地域運営の仕組み、いわゆる小規模多
機能自治を地域の皆様と一緒につくっていかなければならないと考えています。そのための
取り組みの一つとして、6月から8月にかけて美咲町
社会福祉協議会と一緒に13の旧小学校区単位で
住民座談会を開催します。 1つ、私たちの地域のよいところ、地域自慢、2つ、地域での困り事、気になっているところ、3つ、私たちの地域の5年後、今からちょっとずつできそうなことをテーマに各地域の皆様と率直に話し合いたいと考えています。若い方から年配の方まで、男女を問わず多くの方の参加をお願いいたします。 小規模多
機能自治による
地域コミュニティーの再編とあわせ、
公共施設の再整備も進めてまいります。今後の人口減少や収入減少を見据えると、現在町内にある施設を全て維持していくことは不可能です。美咲町では、合併以来、旧3町が保有していた
公共施設の多くをそのまま維持してきましたが、今後は地域にとって真に必要な施設を集約、複合化し、規模を収縮しつつも住民の皆様に必要なサービスを提供し、便利で住みよい町にすることが必要です。 その第一弾の
取り組みとして、旭地域で誰もが集まりコミュニケーションの輪が広がる
場所づくりのため、地域の方々の声を聞かせていただきながら旭地域の今後の
まちづくりと
公共施設のあり方について検討してまいります。 次に、保健・医療・福祉についてです。 まず、
国民健康保険の関係では、
生活習慣病の発症や
重症化予防を目的として行っている特定健診、
特定保健指導がことしも7月から始まります。みずからの健康状態を正しく理解し、生活習慣を改善していくために大変重要なものですが、平成29年度実績で特定健診の受診率は39.3%、
特定保健指導の実施率は11.9%にとどまっており、必ずしも高いとは言えない状況です。今定例会に上程した
補正予算にも関連の費用を計上していますが、受診率の向上を目指し、より積極的な受診勧奨を進めていきます。また、町民の皆様におかれましても、これを機に受診していただきますようお願いいたします。私もメタボリックが疑われますので、今後は日々の
健康管理を徹底してまいります。 続いて、平素からの
健康づくりに関連するものをご説明いたします。 まず、乳幼児の
虫歯予防についてです。 健康で生活するためには、食べることは基本であり、歯の健康は重要不可欠です。そして、乳幼児期から虫歯にならないようにすることは私たち大人の使命であり、大切なことです。このたび、乳幼児とその親を対象に
虫歯予防のためのおやつの食べ方、上手な歯磨きの仕方などをわかりやすく解説した美咲町独自の
リーフレットを作成することといたしました。
リーフレットの内容については、
歯科医師の先生を初め保健所、大学の
歯科医師の先生等に監修をお願いし作成することとしており、
虫歯予防に大きな効果を上げることを期待しています。 次に、近年社会的な問題となりつつある風疹予防についてです。 40歳から57歳までの成人男性は、風疹の
抗体保有率が低いとされていることから、本年度から3カ年間、無料で抗体検査、予防接種が受けられます。国の指導により、今年度は40歳から47歳までを対象として、4月下旬に対象者612名の方に
無料クーポン券を送付いたしました。無料で受けることができますので、ぜひこの機会に受けられますようお願いいたします。
町立西川診療所の状況について申し上げます。 条例に基づき、平成31年4月設置、4月9日開院し、金田病院を
指定管理者として、祝日以外、火曜日、木曜日、金曜日の午前中診療しています。
原則予約診療としていますが、急患などについては柔軟に対応していますのでご安心ください。開院して約2カ月が経過しますが、地元の方にも好評をいただいていると聞いております。 子育ての関連では、4月から美咲町
子育て短期支援事業が開始されています。これは、子供の養育について、保護者の方の疾病その他の理由などにより、家庭において子供を養育することが一時的に困難になったとき、
児童養護施設で養育を行うものです。現在までに申請されたご家庭はありませんが、1回の利用で7日以内、利用料につきましては利用する家庭の課税状況にもよりますが、最大で1日当たり5,350円ですので、各家庭の事情に合わせて利用をご検討ください。詳細につきましては「
広報みさき」4月号をごらんください。 町民の皆様の健康で快適な日々の暮らしの実現は、私が何より願うところです。ただいまご説明申し上げたメニューにつきまして、ぜひご活用ください。 続いて、教育についてです。 始業式・入学式以来2カ月が経過しましたが、美咲町内の5小学校と3中学校において、仲間づくりを目的とした遠足や校外学習も無事に終わり、いずれの学校も平穏で落ちついた環境の中で学校生活が送れていることをうれしく思っています。 放課後の支援事業の関係では、3地区の児童館に新しく委託事業としてわかくさ児童クラブが加わりました。こちらでは学習支援も取り入れています。これらの施設の活動内容のあり方も検討しながら、みさきスタイルこども応援事業として、今行っている地域学校協働本部や寺子屋、キッズトライアングルなどの放課後子ども教室、のびのびサタデー、ホリデーわくわくなどの土曜日教育支援を生かし、あらゆる教育の機会が提供できる美咲流21世紀型寺子屋を目指し、引き続き研究を進めてまいります。 そして、本町の教育施策上最重要論点となっている
柵原中学校区における
学校建設につきましては、新教育長のもとでこれまでの議論、経緯を再検証しております。児童・生徒や保護者、地域住民にとって安全・安心、快適で魅力的な
学校づくり、そしてこれからの時代を見据えた質の高い教育のあり方を求めて、できるだけ早く方針を決定したいと考えていますが、いましばらくのお時間をいただきますようよろしくお願いいたします。 ここで2点お知らせがあります。 まず、
令和元年度美咲町子ども議会の開催についてです。 ことし7月には参議院選挙が予定されておりますが、選挙権年齢が18歳に引き下げられた今、主権者教育の重要性は増すばかりです。その一環として、ことしで4回目となる美咲町子ども議会を開催いたします。6月18日の午後2時に開会し、約2時間を予定しています。美咲町の将来を担う
子供たちに、町政に関心を持ってもらい、町のあり方を考えていただく機会になればと思います。当日は町内3中学校の3年生が傍聴する中、11人が議長、議員となり町執行部に一般質問を行います。みさきテレビ及び告知放送で生中継いたしますので、ぜひご視聴いただきますようお願いいたします。 2点目は、エイコンスタジアム20周年記念2019年度岡山県高等学校野球連盟招待野球試合の開催についてです。 皆様に親しまれ、エイコンスタジアムはことし創立20年を迎えました。20周年記念に際し、美咲町では6月8日から9日の2日間にわたり、岡山県高等学校野球連盟を通じ、大阪桐蔭高校を招待して春季県大会ベスト4との記念大会を開催いたします。入場料は、大人500円、中高生100円、小学生以下は無料です。皆さんご存じのとおり、大阪桐蔭高校は昨年甲子園で春夏連覇を果たすなど、日本屈指の強豪チームです。またとない機会ですので、町内外の多くの皆様の観戦を期待するとともに、これを機により一層エイコンパークへの親しみを深めていただければ幸いです。 さて、ことしもこれから出水期に入ります。先月の季節外れの猛暑、全国各地での大雨に見られるように、昨今の気候変動は著しく、豪雨災害への備えがますます重要になっています。差し当たって平成30年7月豪雨災害からの復旧状況ですが、現在公共土木施設災害、農地・農業用施設災害について約3割程度が工事完成しています。まだまだ復旧には時間がかかると思われますが、関係者の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 また、美咲町には農業用ため池としてため池台帳に載っているため池が385カ所あり、平成30年7月豪雨災害を踏まえた今後のため池対策の進め方として防災重点ため池を再選定いたしました。美咲町では防災重点ため池の数が32カ所あり、これらについては法律に基づき適正な管理、保全を行い、災害の防止に努めてまいります。 続いて、防災対策についてですが、災害時及び通常時の防災支援協力として、ことし2月にNPO法人コメリ災害対策センターと災害時物資の供給支援について、5月にはNPO法人ピースウィンズ・ジャパンと災害時、通常時の防災訓練等の支援について協定を結びました。加えて、岡山県建造物解体工事協会とも災害時などの建設機械の応援について本日午後協定を結ぶ予定です。今後も災害に備え、受援体制の充実に努めてまいります。 さらに、現在実施中のみさきネット改修事業と並行して防災カメラの更新を予定しています。こちらについては、準備が整い次第早急に設置し、河川水位の把握、町民の皆様にとってわかりやすい情報提供を行ってまいります。しかし、どれだけ防災体制や応援体制を拡充しようとも、最後に自分自身の命を守るのは町民の皆様お一人お一人の行動です。 先月、私は東京で消防庁主催の市町村長の災害対応力強化のための研修を受講してまいりました。マンツーマンで避難勧告指示の判断や避難所の設置、運営について学ばせていただきましたが、特に住民への呼びかけやマスコミ対応はトップみずからが前面に出て行うべきという教えが印象に残っています。今後、必要に応じて私みずから町民の皆様に呼びかけさせていただくことがあるかもしれませんが、その際は空振りを恐れず命を守る行動をとってください。 引き続き、農林業振興について申し上げます。 3月定例会でも申し上げましたが、本町の基幹産業は何といっても農林業であり、その保護、育成、振興は大変重要であります。そこで、
令和元年度から地域の特産品の栽培に取り組む方を応援する制度を創設いたしました。これは、指定する農業振興作物、例えばショウガなどを販売目的で栽培する農業者の方に補助金を交付し、特産品栽培に取り組む頑張る農家を育成するものであります。また、鳥獣による農作物被害も深刻な状況となっています。対策として、柵などによる防護と並行して捕獲、駆除にも力を入れてまいります。猟友会駆除班員の高齢化などを踏まえ、狩猟免許の取得に対し経費の全額を補助することで猟友会会員の加入数増加につなげ、駆除班員の確保を図るとともに、箱わなについても昨年と同規模の20基程度貸与数を確保し設置を進めてまいります。 加えて、森林の保全も重要な課題です。ことし4月より、新たに森林経営管理法により森林所有者の経営管理の責務が明確化され管理が義務づけられました。しかし、木材単価の低迷や森林所有者の高齢化など、適切に経営管理を実施していない森林が多く見られます。新たな森林管理制度のスタートに合わせ、適切な森林管理を促進することから、国、県の作業道補助事業に上乗せして助成する制度、美しい森林づくり基盤整備事業を新設するとともに、森林所有者の生産意欲の向上を図るため、間伐材搬出促進事業を補助単価の見直しで拡充を図るなど、地域の保全と林業経営の安定化を進めてまいります。 ここからは、日々の町民の皆様の生活に関連する身近なものについてご説明いたします。 まず、みさきネット改修事業の進捗状況ですが、今年度は2年度目となり、6月からは約6,500件の宅内工事を約1年かけて行います。来年の東京オリンピック・パラリンピックまでには完了し、4K、8K対応の設備をお持ちの家庭では競技の模様を鮮明な映像でごらんいただけるようになりますのでお楽しみください。 次に、窓口サービスの利便性の向上を目的に今年度中の実施を予定しておりますマイナンバーカードを使用しての住民票等のコンビニ交付サービスにつきましては、関係機関との調節を進め準備を行っているところです。 また、生活環境に関することでありますが、ごみ減量化に伴う
取り組みとして資源ごみの集団回収推進団体奨励金の対象品目に、今年度から古着、古布類を追加いたしております。これは、重量のかさむ古着、古布類を追加することで資源回収量の増加と
ごみ処理費用の削減を目的とするものです。集団回収を実施される皆様の積極的なご協力をお願いいたします。 そして、美咲町環境衛生協議会の皆様にお世話になり平成29年度からの3年計画で進めているマイバッグ普及事業では、今年度柵原地域への配布を予定しており準備を行っています。 下水道の関係では、昨年度の小瀬地区の舗装復旧工事をもって、特定環境保全公共下水道の汚水事業の面整備が完了いたしました。これで美咲町の農業集落排水事業を含めた下水道事業の一区切りがついたことになります。この整備された地域の方につきましては順次接続をしていただいていますが、未接続の方につきましては早期の接続をこの場をおかりしてお願いいたします。また、下水道区域以外にお住まいの皆様につきましても、国の補助基準額に町費を上乗せしている合併処理浄化槽設置補助金を利用していただき、水洗化、公共用水域の水質の保全を図っていただきたいと思います。下水道の汚水処理事業は一区切りがついたわけですが、柵原地域の吉井川流域の内水排除施設を公共下水道事業の雨水事業を活用して進めています。現在は藤原地区の排水路を再整備してゲートポンプ設置事業を行っています。本年度は藤原1号ゲートポンプ設置工事に着手します。2号、3号ゲートポンプについても順次整備し、公共下水道区域内を川上へと、久木、小瀬地区へと整備していく予定です。 その他、今定例会の報告議案に上げさせていただいている平成30年度の非強制徴収債権の放棄についてですが、法律上回収困難となったもの及び事実上回収困難となったもの計9件、19万7,702円についての債権を放棄しましたので報告いたします。私債権につきましては、時効期間を経過した債権も自治体の財産であり、時効債権を回収することは違法ではありません。引き続き時効債権につきましても請求等を行い、回収を進めてまいります。 最後に、組織風土の改革の状況についてご説明申し上げます。 ご案内のとおり、本町の諸課題を解決するため、ことし4月1日に
機構改革を実施いたしました。総務関係では、総務課、
まちづくり課及び情報交通課を再編し、総務課、理財課、地域みらい課及び
くらし安全課といたしました。また、民生関係では住民課と税務課を統合し、住民ニーズの高い手続の大半ができるようワンストップ化を図るため、
住民税務課といたしました。
機構改革を含めた最近の役場内部の様子については、6月10日発行の「
広報みさき」6月号で特集記事を組んでおりますので、ご一読ください。 新年度に入り、はや2カ月が経過しました。まだまだ軌道に乗り切れていない部分があろうかと思いますが、一層のスピード感を持って町民の幸せのためにみずから学び、考え、そして行動する役場を目指してまいります。 関連して、職員の働き方改革について申し上げます。 昨年の通常国会で働き方改革関連法が成立しました。特に影響が大きいものは、労働時間関係、有給休暇、均等・均衡待遇であります。これまで我が国の労働法においては、残業させることのできる労働時間については上限が決められていませんでしたが、この上限が決められ、月45時間、年360時間と定められました。また、有給休暇においても、これまでは有給休暇は労働者がその時期を指定して取得するものでしたが、10日以上の有給休暇が付与される労働者については使用者が5日については時期指定しなければならなくなりました。このほかにも、正社員とパート労働者の均等・均衡待遇の問題など、これまでの働き方が大きく変革することとなりました。今定例会において、職員の残業時間の上限を定めることとする美咲町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案を上程させていただいておりますので、議員の皆様方におかれましてはお取り計らいのほどよろしくお願い申し上げます。 今後、人口の急激な減少が予測される中で、持続可能な役場組織づくりが急務です。そのためには、
機構改革や働き方改革といった
取り組みに加え優秀な職員の確保、育成が必要です。しかし、少子化や昨今の民間求人状況の改善により若者の公務員離れが顕著であり、人材不足はもとより人員不足に陥っている状況であります。本町においても、ことし4月1日新規採用職員は2名であり、役場全体の職員数は前年比5名減となりました。多岐にわたる住民ニーズにお応えするために、優秀な人材を確保するべく、津山や岡山で近隣自治体とともに合同説明会に参加するなど、美咲町役場で働きたいと希望する熱い思いを持った若者の確保に努めているところです。 既に「
広報みさき」5月号とホームページでお知らせしていますが、令和2年度採用の美咲町職員を募集しています。採用予定人数は、事務職員5名程度、総合福祉職員3名程度、土木職員2名程度、保育士2名程度としています。「人 輝くまち みさき」の実現に向け、私たちと一緒に働いてみませんか。よろしくお願いいたします。 時代は平成から令和に移り変わり、美咲町にも新しい時代に合わせた新しい
まちづくりが求められています。就任以来、繰り返し申し上げていますが、私は美咲町の誇るべき人の力ときずなの強さを生かし、「人 輝くまち みさき」という理念のもと、子供から高齢者までの多世代がお互いに支え合い、活きいきと暮らすことができる地域づくりを進めてまいります。そして、そのためには役場から積極的に情報を発信し、町民の皆様と対話を重ね、共感と納得を得ながら
まちづくりに参加していただくことが必要不可欠であると考えています。新元号の令和は、万葉集を典拠とし、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められています。本町においても、町民の皆様と議会、執行部が手を携え、豊かな文化を育み、美咲町という花をその名のとおり大きく美しく咲かせようではありませんか。 以上、諸般のご報告とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 議案につきましては、副町長から説明させますので、お聞き取りのほどよろしくお願いいたします。
○議長(松島啓君) 忠政副町長。
◎副町長(忠政堅之君) 失礼をいたします。 今定例会に提案させていただく議案は、専決処分の承認を求めるもの1件、条例の一部改正2件、一部事務組合規約の変更1件、
一般会計補正予算並びに特別会計
補正予算4件の計8議案と報告案件3件でございます。 それでは、議案第71号から議案第78号について提案理由並びに議案内容の説明、及び報告第1号から第3号について報告をさせていただきます。 議案第71号専決処分の承認を求めることについてでありますが、これは平成30年度出納整理期間の終了に伴い、平成30年度美咲町住宅新築資金等貸付事業特別会計において歳入不足が発生いたしました。このため、
令和元年度会計から平成30年度会計に対し、前年度繰上充用金2,544万6,000円の措置を行っております。
令和元年度美咲町住宅新築資金等貸付事業特別会計
補正予算(第1号)は、議会を招集する時間的な余裕がないため、
令和元年5月31日に専決処分をしたものであります。 議案第72号美咲町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律の趣旨に基づく国家公務員の措置等を踏まえ、超過勤務命令を行うことができる上限を規則で定めるなどの措置を講ずるため所要の改正を行うものであります。 議案第73号美咲町
国民健康保険条例の一部を改正する条例でありますが、被保険者が死亡したとき、その者の葬祭を行う者に対し支給する葬祭費を3万円から5万円に増額を行い負担の軽減を図るものであります。 議案第74号岡山県
市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び岡山県
市町村総合事務組合規約の変更についてでありますが、平成31年3月31日をもって岡山県
市町村総合事務組合から東備
農業共済事務組合、勝英
農業共済事務組合、倉敷地区
農業共済事務組合及び津山地区
農業共済事務組合が解散したことに伴い、当該組合の脱退の承認並びに
令和元年10月1日から八ケ郷合同用水組合の加入承認するとともに、久米老人ホーム組合、柵原吉井
特別養護老人ホーム組合、柵原、吉井、英田火葬場施設組合及び八ケ郷合同用水組合の議会の議員、その他非常勤の職員に係る公務上等の災害に対する補償等に関する事務を共同処理するため規約を変更するものであります。 議案第75号
令和元年度美咲町
一般会計補正予算(第1号)でありますが、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億1,397万1,000円を追加し、総額を101億6,517万5,000円にするものであります。歳入の主なものは、7ページ、15款国庫補助金では、地域消費喚起・生活支援型交付金1億394万9,000円の追加であります。これは消費税増税に伴うプレミアム商品券発行事業に係る国庫補助金であります。 次に、8ページ、16款の県支出金では、農業水路等長寿命化・防災減災事業補助金840万円の追加であります。これは、長原ダム整備事業に漏水計、雨水計、水位計の改修工事が追加されたものの県補助金であります。 次に、9ページ、20款の繰越金1,900万円の追加であります。これは、前年度からの繰越金を財源確保として充てるものであります。 次に、9ページ、22款町債4,020万円の減額であります。これは、町道新設改良事業の町債の減額が主なものでありますが、災害復旧事業を最優先に行うため、他の事業に充てる起債を制限する必要が生じたことに伴う減額であります。 一方、歳出の主なものは、11ページ、2款の総務費では、10月に予定されている消費税10%への引き上げに伴うプレミアム商品券発行のための事業費1億394万9,000円の追加であります。これは、3歳未満の子育て世代の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起、下支えすることを目的として行うものであります。 次に、14ページ、4款の衛生費では、本年度から3年間集中して行う男性を対象とした風疹の追加対策事業439万2,000円の追加であります。 次に、14ページ、6款の農林水産業費では、長原ダム整備事業に漏水計、雨水計、水位計の改修工事費1,252万5,000円が追加されたものであります。 次に、15ページ、7款商工費では、津山市と広域連携で行う地方創生交付金事業で観光資源の発掘や観光推進組織の設立などを行う城下町と黄福のまち観光産業創造事業費2,819万円の追加であります。 次に、16ページ、8款の土木費では、災害復旧事業を最優先に行うため、他の事業に充てる起債を制限する必要が生じたことに伴う町道改良事業費7,133万6,000円の減額であります。また、17ページの住宅管理費では、吉ケ原地内町有ブロック住宅の老朽化に伴う解体撤去工事費721万5,000円の追加を行っております。 次に、17ページ、9款の消防費では、旭地域で使用していた防災行政無線戸別受信機をみさきネット更新作業にあわせて撤去、廃棄する事業費150万円の追加であります。 次に、20ページ、11款の災害復旧費では、公共土木施設災害復旧の現年、過年分の工事請負費1,048万円と社会教育施設災害復旧費の柵原総合グラウンド復旧に伴う附帯工事費635万1,000円の追加であります。 議案第76号
令和元年度美咲町
国民健康保険事業特別会計
補正予算(第1号)であります。
歳入歳出予算の総額にそれぞれ112万9,000円を追加し、総額を17億4,569万4,000円にするものであります。これは、特定健康保険指導委託料169万4,000円を追加し予備費を56万5,000円減額するものであります。なお、特定財源は県交付金が112万9,000円であります。 議案第77号
令和元年度美咲町
国民健康保険診療所事業特別会計
補正予算(第1号)であります。
歳入歳出予算の総額にそれぞれ93万5,000円を追加し、総額を279万4,000円にするものであります。これは、電子レセプトシステム委託料50万4,000円と設備修繕料23万1,000円であります。なお、財源は
一般会計繰入金93万5,000円であります。 議案第78号
令和元年度美咲町柵原中央簡易水道事業特別会計
補正予算(第1号)であります。
歳入歳出予算の総額にそれぞれ700万円を追加し、総額を1億5,655万5,000円にするものであります。これは、町道久木吉ケ原線改良工事に伴う水道管移設工事費500万円と測量設計委託料200万円であります。なお、財源は諸収入700万円であります。 次に、報告第1号平成30年度美咲町
一般会計予算及び特別会計予算繰越明許費繰越報告についてであります。
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、平成30年度繰越明許費繰越計算書を報告いたします。 別添1ページから3ページの繰越明許費計算書のとおり確定し、
一般会計では災害復旧費など27件、翌年度繰越額は9億5,305万7,000円であります。特別会計では、柵原公共下水道事業特別会計の特定環境保全公共下水道整備事業1件、翌年度繰越額は3,700万円であります。 報告第2号平成30年度久米郡土地開発公社決算の報告についてであります。
地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成30年度久米郡土地開発公社の決算を報告いたします。 平成30年度中に取得及び処分を行った実績はありませんでした。 2ページに収支計算書、6ページに販売費及び一般管理費、7ページに貸借対照表、8ページに損益計算書、9ページにキャッシュフロー計算書、11ページに財産目録、12ページに監査意見書を添付しておりますので、ご確認願います。 報告第3号平成30年度非強制徴収債権に係る債権放棄の報告についてであります。 美咲町債権管理条例第14条の規定により、非強制徴収債権を放棄したので、同条例第15条の規定により報告をいたします。 非強制徴収債権に係る債権放棄の詳細は、別紙のとおりでありますのでご確認願います。 以上、8議案につきましては提案理由並びに議案内容の説明、及び報告3件について報告をさせていただきました。なお、読み間違い等がございましたら、議案書が正しいものとご理解をいただきまして、適正、妥当なご議決を賜りますようよろしくお願いをいたします。 以上でございます。
○議長(松島啓君) 議案第71号から議案第78号の提案理由、報告事案の説明は以上お聞きのとおりです。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次回の議事日程は、あす4日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれをもって散会といたします。(午前10時44分)...