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03月06日-02号

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  1. 里庄町議会 2018-03-06
    03月06日-02号


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    平成30年 3月定例会        平成30年里庄町議会第1回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 平成30年3月6日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 3月6日 午前9時30分1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 佐 藤 耕 三  2番 仁 科 千鶴子  3番 小 野 光 章    5番 仁 科 英 麿  6番 眞 野 博 文  7番 小 野 光 三    8番 岡 村 咲津紀  9番 岡 本 雅 道 10番 高 田 卓 司   11番 平 野 敏 弘1. 欠席 議員 な  し1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      加 藤 泰 久     教育長     杉 本 秀 樹   会計管理者   宮 崎 裕 之     総務課長    赤 木   功   企画商工課長  村 山 弘 美     町民課長    枝 木 敦 彦   町民課参事   村 山 達 也     農林建設課長  仁 科 成 彦   農林建設課参事 妹 尾   渉     上下水道課長  竹 内 伸 夫   健康福祉課長  高 橋 桂 子     国土調査室長  小 野   久   教委事務局長  小 寺 大 輔1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  小 野 宏 明1. 議事日程   日程第1 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(平野敏弘君) 皆さん、おはようございます。本日はご苦労さまです。 新しく加藤町長になりまして、女性のファンもふえて、加藤町長も傍聴席に大勢来られて喜んでおります。また、元町長の大内町長も何か知らん気になるけん、後ろに来たんか、加藤がどういうこと言うんじゃろうかな、加藤大丈夫じゃろう、親心で来てくださっとると思っております。まあ議員の皆さんも一生懸命に頑張りますんで、皆さんよろしくお願いいたします。 それでは、これから始めます。 ただいまの出席議員は、10名であります。定足数に達しておりますので、これより平成30年第1回里庄町議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 5番、仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 はい。一般質問のトップバッターをいただきました5番の仁科英麿です。 今回は通告に従い、2点伺います。 まず1つは、加藤新町長の基本的な政治姿勢と主な政策ビジョンなどについてです。もう一つは、小・中学校におけるいじめ、体罰についてです。 いつも尻切れとんぼになるんですが、きょうはできるだけ早目に行きたいと思いますが、もう時間の許す限りで順次伺いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 まず、加藤新町長の基本的な政治姿勢と主な政策ビジョンなどについてでございます。 このたび3期12年間続いた大内町長にかわり、加藤新町長が就任されました。加藤新町長は若くて、町政にも非常に精通しておられるということで、多くの町民の方が大きな期待を持って、この新町政の新しいスタートを見守っておられることと思います。 先日、分館長会議がありましたけれども、従来に比べて非常に活発な質問が出てきておりました。それも期待のあらわれだなと。きょうもさっきも話がありましたが、傍聴者の方も多いというようなことでございます。 私も同じように町政が変わって、里庄がもっともっと住みよいいい町になることを期待している者の一人でございまして、新町長とともに議員の一員としてでありますけれども、これからのまちづくりや新しい町政の展開に努力していきたいと考えております。 ただ、私は、新町長が今後提案される議案などは全て賛成するということはございません。いわば是々非々という立場で、いいものはいい、でも、これはどうかなと思うものは意見を言う。大いに批判精神を持って、私なりに議論させていただきたい。そして、町民にとって最も望ましい町政を実現する。住みよいよい町をつくり上げていきたいと考えております。 それで、きょうは、新町長の初めての議会、しかも冒頭の質問ということでもございますので、こういうことで基本的な政治姿勢と主な政策ビジョンなどについて伺うということでございます。大きなテーマでございます。で、それは一つずつ細かくやったら相当時間がかかることになるので、大体考え方ですね、基本的な姿勢。時々私は私なりに今まで感じたことでここはどうかということはちょっと入れさせていただきたいと思いますが、それについて順次お答えをいただければありがたいと思います。 で、項目が幾つもありますので、この何段階に分けてですね、伺いたいと思っておりまして、大きいところから個別のほうに入っていくという考えであります。 まず、大きいところとして、新町長、加藤新町長の町長は町行政の最終責任者でございますので、そういう新町長のこの基本的な政治姿勢と考え方について伺っておきたいと思います。 項目だけ、中身はまた加藤町長のお答えによって少しは意見交換をさせていただければと思いますが、1つは民主主義と住民自治ということについてどう考えておられるかと。 それから、2つ目は、二元代表制についてどう考えるか。 それから、3つ目は、情報公開について。 それから、4つ目は、町政のガバナンスについて。 今、以上、4点について加藤新町長はどのようにお考えであるか伺わせていただきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 このたび町長に就任いたしました加藤です。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 民主主義、住民自治についてですが、まず人民が主権を持つことが前提でありまして、みずからの手でみずからの意思をみずからの地域の政治に反映させること、これが私の基本的な考えであります。 民主主義とは、人民が主権を持って、みずからの手でみずからのために政治を行うことであり、地方自治とは、自分たちの地域のことは自分たちが責任を持って行うことであり、さらに住民自治とは、地方自治は地方社会の住民の意思によって行われるべきであるというものです。そして、自分たちの意思を自治に反映させるために、住民が選挙で地方公共団体の長や議員を選ぶ理由がこの住民自治の概念であろうと思います。 民主主義とは、住民が地域の中における個人的、社会的に公平な幸せの実現に向けた意見や要望を地方自治に反映させるため、住民が選挙で地方公共団体の長や議員を選ぶことであり、私たちはその住民の負託に応えるために日々努力しなければならないと考えております。 次に、二元代表制についてですが、先ほど申し上げました住民自治の実現のためにですね、首長、執行機関と議会はお互いに抑制と均衡を図りながら、ともに自治体を運営することだと考えております。 次に、情報公開についてですが、情報公開は、住民に対して地方公共団体の諸活動を説明する責任において重要な制度だと考えています。この情報公開制度は、行政の保有する情報の公開によって得られる利益と、非公開によって守られる利益とがそれぞれ適切に保護されるよう合理的な町政の場でなければなりません。また、住民にとって必要な情報は、可能な限り積極的にかつ公平に公開されることが望ましいと考えております。 町政のガバナンスについてですが、住民主体の行政を実現するために、執行機関と議会が合意形成を深め、意思決定することだと考えております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 民主主義、住民自治についてご丁寧なお答えをいただきまして、ありがとうございました。 住民の負託に応えるように努力をしていくという結論的なお話でございまして、そのとおりでよろしくお願いしたい。 地方自治は民主主義の学校であるという言葉がございます。国や大きな団体ではなかなかこれが実現しにくいと、小さいほどしやすいわけですが。里庄町は人口1万人の町、これは非常にモデル的にですね、することができやすいところではないかと思うんです。ぜひその基本的な考え方を忘れずやっていただきたいと思いますが、そこで私、一つ具体的に町長の考えを聞いときたいんですが、現在、50前後のこの委員会や協議会が里庄町にはあります。かなり1人の方が幾つもの委員会にまたがって入っているというなことがあるんですが、と私には思えるんですが、そういうことも偏りがないようにしながら、その各界、各層の意見をうまく組み上げていただいて、そして行政に反映していくと。その委員会は自由闊達な議論ができるような委員会にしていただきたいと、こういうことが一つのこの住民自治ではないかというふうに思うんですが、考え方だけでいいんですけれども、お聞かせいただいたらありがたいと思います。 それから、2つ目の二元代表制ですが、これも抑制と均衡を図りながら、議会と長が協力をするということのお答えでございましたけれども、それぞれがこの知恵を出し合って、そしてあるいは時によっては相互に牽制し合いながら、住民サービスの内容を高めることだと思います。で、そういう意味でよく議会と執行部は車の両輪というふうに言われますが、私はでも私も何年間か議員やらせていただいて、必ずしもそうではないんじゃないかという気がしてなりません。形式的には両輪もしくは最終的には議会が条例などで決めるということですから、議会が優位なようにも思えるんですが、実際には日常の行政の執行権を持っている、そして情報もたくさんあります。執行部の長のほうが優位にある権限も大きいというふうに思えるんですね。ですから、その点を頭に置いて、この議会が言っていることはああそういうことかと、あるいは個別の議員でもいろんな意見を言うと思います。議会がまた全員まとまるのもまたこれ民主主義じゃないと思うんですね。それぞれがいろんな意見を持っている。それぞれのことも聞きながら、そしてまた全体で出た結論をよく見きわめながら、行政を進めていく。住民の意見を協議会、審議会で聞くのはもちろんなんですけども、二元代表制ということで、議会は町民の負託を受けて構成されてるものでございますので、そういうところも配慮しながら議会との関係をうまく保っていただきたいと思っております。私の意見ですが、もし何かご意見がありましたら言っていただいてもいいし、いずれでも結構ですけれども。 それから、3つ目の情報公開、これも公開しないことによって守られる利益も確かにありますけれども、しかし民主主義の推進のためにはできるだけ多くの情報を出して、客観的に正しく出して、そしてそれをもとに基づいて、この議論を積み上げていくということがどうしても必要だと思います。そういう意味で私は行政を見える化する、それからガラス張りにする。今、国でですね、いろんな情報を隠してるとか改ざんしたとか、いろんな議論を今やっておりますけれども、この基本がやっぱりきちっと守られてないことにそういう混乱の原因があるんじゃないかというふうに思えてならないんです。行政にとって不利だと。行政、一定のこの情報に基づいて判断をして結論こうだと出したときに、その結論を導くときに不利になるようなところは出せといっても、どうしても出したくなくなるということがあるんですが、そうではなくて、そういうものも包み隠さず全て公表すると、公開する。守秘義務で守られるべきもの以外は公表していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 それから、町政のガバナンス、これは議会と執行部の関係でおっしゃいましたけど、私は思ったのは町行政の中、職員との関係、そしてまた住民との関係なんですけれども、やっぱり町長が町の代表者であり、トップでございますので、全体をうまく切り回していかなきゃならないんですが、その町の職員に対しては、強引にですね、部下をこうだって叱り飛ばしてやっても、それはうまくいかない。町民に対してもこの権力を持って押しつけて、情報は隠してということでは決してうまくいかないと思います。これ何がうまくいけば、ガバナンスがうまくいくのか。これは政策判断だと思うんですね。そしてまた、その政策判断をする手続のあり方、過程だと思います。そういうものがみんなが納得できるようなものであれば、このガバナンスはうまくいくんじゃないかと思うんですけれども、私の意見を言ったんですが、それらについて何かご意見等お答えがあればまたよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員さんの再質問にお答えいたします。 各委員会、協議会等、そういった委員さん等に偏りがなく、広く参加を求めて、いろいろな意見を聞くことは大切なのではないかというふうにおっしゃられました。まさにそのとおりだと思います。町政に町民の方の意見を反映させていくためには、できるだけ各界、各層の方を参加いただきまして、意見を聞いた上で最終的にまとめて判断をしていきたいと、このように考えております。 二元代表制につきましては、おっしゃられましたように、執行部は行政を管理、コントロールし運営することが役割であります。また、議会は、検査権や監査請求権を持っております。こういった立場で住民の意思を町政に的確に反映させることが二元代表制に求められておりますので、やはりしっかり意見をお互いに聞きながら、合意形成を図っていく必要があろうかと、このように考えております。 情報公開につきましては、私も必要と考えております。町の行政を正しい方向に導いていくためには、必要な情報は積極的に出してまいりたいと、このように考えております。議会のほうから情報を求められましたら、できるだけ提出はしていきたいと思います。ただ、それは、議長、また委員会等を通じて行政のほうに請求をいただきましたら、積極的に出せる情報は出していきたいと、このように考えております。 ガバナンスにつきましては、まず職員の関係でございますが、私が常々申しておりますのは、住民の視線に立って、住民の気持ちをよく考えて、町の職員は職務に当たってほしいというふうなことを常々考えております。また、綱紀粛正であるとか、またコンプライアンスであるとか、そういうふうなことはもう当然のことであります。課長を通じてしっかり各課の統制をとっていく、そして職員一人一人がそういうふうな考えのもとで職務に当たっていく、そういうふうなことでガバナンスを図っていきたいと、このように考えております。 それから、町民に対してのガバナンスですが、一番必要なことは、町の行政が町民の方に信頼をいただく、それが大前提ではなかろうかと、このように考えております。政策決定に至るまでの手続的なこと、そういうふうなこともできるだけ透明性を図りながら、町民の方の信頼を得ていくように考えております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 情報公開の点で議員が資料をいただくというときに、議長あるいは委員会を通じてという言葉がございましたけど、もちろんそういう基本はございますが、しかし議員はまたそれぞれの立場から政治活動する立場でございますので、必要に応じては個別にもお願いをしたいと思います。これは要望として言わせていただきたいと思います。 次に移りますけれども、今度はちょっと中身に入りまして、政策ということでございます、主な政策ということで。 まず、まちづくりのビジョンと人口政策でございます。 きのうの所信表明の中で、これからの里庄町の将来像として、子供の元気な声が響き、みんなの笑顔があふれる町と、こういうお話がございました。また、6つのキーワードを軸として、今後のまちづくりを進めるというふうにお話がございました。その説明、非常に、特に教育、健康福祉、こういうところではなるほどと、ありがたいなと思うとこが幾つも私もあったんですが、だけどやっぱり全体的としては総合的時間も短いですから、抽象的ということでどうもわかりにくい点も多々あったということであります。恐縮ですが、できればもう一度本当に里庄町ってのはこういう町なんだというようなですね、一言で言えばというか、簡単にさわりだけで言えばどういうことなのかということと。 そうしていくと、どうも福祉とかですね、子育て、教育になっていくんですが、ハード的にはどうなんかなと。ハード的には幹線道路の話だとか下水道の話がちょっとありましたけれども、でもどうもまだわかりにくいということがございます。で、ハード的な点に重点を置きながら、望ましい里庄町の町はこういう町の形なんだというなこと、一言わかりやすく追加していただいたらありがたいなと。 それと、また人口政策についてですが、もう少しお話をいただければありがたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 まちづくりのビジョンと人口政策ということでございますが、一言で言えばというふうに仁科議員さんおっしゃられましたが、まず里庄町に住みたい、住み続けたいと選ばれる町、これを目指したいと、このように考えております。そういうふうなことで人口を維持していく必要があろうかと考えております。 第3次里庄町振興計画に加え、人口ビジョン及び総合戦略に基づいて、出生率の改善と好調な社会移動人口の維持によって、人口を1万1,000人を維持していきたいと、現在の計画ではこのように考えておりますが、平成31年度の合計特殊出生率の目標が1.70です。それから、毎年の社会的な人口増が毎年40人増を現在の計画では目指しております。やはりそういうふうな目標を達成するためには、住みやすい町をつくっていく必要があろうかと、このように考えております。 まず、ハード的なことですが、道路整備、基幹道路の整備はやっぱり必要になってくると思います。国道2号玉島笠岡道路が開通することによって、倉敷、それから福山間の交通は非常に便利になります。それに基づきまして、里庄町でも県事業でありますが、川南干瓜線の工事がこれから進んでいく。また、県道園井里庄線ですが、大島線ですか、浜中バイパスもこれから県事業ですが、進んでいく。そういうふうなことで井笠圏域、またこの里庄町の交通環境というのは非常に変わってくることによって、利便性も高まってくると、このように考えております。したがいまして、町の事業として229号線の延伸である事業も当然必要になってくる、そういうふうなことも考えております。 それから、下水道事業につきましては、これもやはり美しい環境であるとか定住促進のためには必要な事業であります。現在の計画については、計画どおり進めていきたいと考えておりますが、これについては今後、計画の見直しも必要になってくるのではないかと、このように考えております。 また、生活道路につきましても、限られた財政の中で優先度の高いところから取り組んでまいりたいと、このように考えております。これがハード的な考え方です。 あと、ハード、ソフト含めていろいろな施策につきましては、第3次里庄町振興計画に基づいて進めてまいりたいと、このように考えておりまして、最終的には私のイメージをしております子供の元気な声が響き、町民の笑顔があふれる町、こういった町をつくっていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 人口については、1万1,000人を目標と。大体今、1万1,000人ですが、減らないということを目標にするというお考えというふうに承ったんですが、現在の人口の動向を見ると、外から若い方が入ってきておられます。これは里庄の教育、福祉、その他を考えて入ってこられる。でも、子供さんが成長すると、やっぱり働くところが少ない。どうしても出ていってしまう。ですから、人口政策、その次に産業政策として私は質問の中に入れさせていただいておりますけども、やっぱりまず雇用の場、就業の場の確保が一番必要だとこれがまず基本にあり、そしてインフラ、生活基盤、ハード的に整備されて、そして福祉もあると、こういうまちづくりだというふうに私は思うんですけれども、そこで産業政策とこう書いて、農業と商工業について伺いたいということなんですが、まず商工政策、これもきのうのご説明の中で財政の健全化を図るためとここも目標にしながら、企業の誘致や新たな設備投資の促進に取り組むと、こういうお話でありましたので、ぜひそれでやっていただきたいと思うんですが、その企業誘致についてかつて副町長時代だったと思うんです、加藤さん、里庄町にはもう企業誘致する土地がないんだというふうにおっしゃられたけど、私はやっぱりそりゃ大きな団地はできないけど、たくさん土地がまだあると。これを有効に活用しながらですね、適正に配置をしながら、誘導しながら、企業立地を促進していくべきだと。そういうために町はもっと動いていくべきではないかというふうに考えられるんですが、その点について伺いたいと思います。 それから、もう一つ、農業政策ですが、前町長時代に進めた農業政策はマコモタケ、一本やりであったと。で、マコモタケも地域によってはいいんですけれども、やっぱり畑、そういうようなところの、あるいはそんなに水がない、少ないようなところのお米をつくっていた土地、こういうものも含めて里庄の農業政策はどうあったらいいんだろうか、これ大変難しいと思うんです。私はよくわからないんですけれども、何かお考えがあれば聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 産業政策、企業誘致等につきましてお答えいたします。 地元企業や商工業者の成長を支援して、生産性と収益性を高めることが雇用の確保、賃金の上昇を生み、地域で消費拡大につながります。こういった地域経済の好循環を創出させる必要があると考えています。 仁科議員もおっしゃられるように、里庄町の発展には企業誘致が不可欠であると考えています。現在も遊休用地を所有している町内企業に対しては、経営者と直接話をして、設備投資を呼びかけているほか、新規及び事業拡大のため用地取得についてご相談をいただいた企業に対しても積極的に協力をしております。同時に、企業誘致に関しましては、できるだけ多くの情報を収集する必要があると考えており、県との連携を密にして、立地の意向を示す企業があれば、積極的にアプローチをしてまいりたいと思います。 次に、農業政策についてですが、里庄町においても高齢化が進行していく中で、担い手の減少、耕作放棄地の増加等が課題となってきています。この課題に対応していくためには、農業委員会からの意見を聞きながら、農地等の利用の最適化を図っていくことが重要であると考えておりますし、あわせて意欲のある担い手の確保、そして育成等に努め、関係機関、農業委員会やJA等と連携して取り組んでまいりたいと、このように考えております。 マコモタケ事業について触れられましたのでお答えをさせていただきますと、平成21年度から耕作放棄地対策として栽培に取り組み、それを強力に推し進めるために特産品化とブランド化を目指してまいりました。栽培方法や市場の開拓など調査研究も進み、生産支援、商品開発及び広報活動を継続的に行うことで里庄町のマコモタケは、広く一般に認知され、知名度も向上してきていると感じております。最近では日本航空国内線ファーストクラスの機内食にも使用されるようになってきました。さらに、有名な中華料理店からの高い評価もいただいております。これからは安定的な販路の確保もできつつあるので、今後は生産量を増加させていくことが課題であろうかと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 企業誘致についてよろしくお願いしたいと思います。 農業政策ですが、里庄西小学校の校歌は、私も最近知ったんですが、切り出し冒頭の部分が桃の花咲く里庄の、桃の花咲く里庄の町の丘なる学び舎よと、こういう切り出しであります。里庄は古くから桃や柿の有数の産地であったと。今でも桃はある程度の農家の方がやっておられる。柿のほうはほとんど廃れてしまっている。でも、見渡す限り柿畑ですね、里見の側のほうは一番柿畑が多い。これがもう全く出荷もされてないというような状況であります。そのほかイチゴあるいは野菜、いろんなものが何でも里庄はとれるということであります。マコモタケもいいんですけれども、マコモタケしかつくれないところはそれでやっていくという方法でしょうが、農地利用の最適化の推進ということをおっしゃられるんだったら、やっぱりもう少し目も広げて、ほかのところの農業も考えていただきたいし、何か考えなきゃいけないんじゃないか。それは担い手不足だということですが、担い手はもちろん必要なんですが、そうじゃなくてですね、無理に担い手をつくるということではなくて、今まで企業などで働いておられた方が定年になってやめられたと。その後の健康対策を兼ねた、そして少しでも利益になるような、そしてまた土地も管理をしていくというようなことのできるような、こういうそういう就業の場ということで考えていく方向もあるんじゃないか。そのときにやっぱり果物をやっていくというようなこと、あるいは野菜をつくっていくというようなこともあると思うんです。それらを含めてこの最適化ということを考えていただきたいんで、農業委員会は去年から制度が変わりました。そして、この農地の利用の最適化の推進に関する指針をつくらなければならないということになったわけであります。そういう中にぜひ私は桃や柿も入れてですね、そのほかのものも入れながら、こういうふうに農業を最適化していくべきだということをぜひどこかの場で議論していただきたいと思うんですけれども、その点について伺っておきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事
    農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 失礼いたします。 仁科議員さんがおっしゃられましたように、農地の農業政策について今後どのように進めていくかということについてでございますが、農地利用の最適化を推進していくようにしなければならないというふうには考えております。 農業委員会の指針を策定するに当たりましては、里庄町で栽培されているさまざまな作物についても検討をさせていただきまして、適正な農業政策ができるような指針を取りまとめをさせていただきたいと思っております。また、退職帰農者の配慮も十分に考えながら、その作成には努めてまいりたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 農業政策について町長の基本的な考えを伺いたいと思ったんですが、今の参事の答弁でいいんならそのとおり受けて承っておきたいと思いますし、異論があるんだったら町長の口でまたお話いただければと思います、どちらでも結構ですけれども。 それから、次に移りますが、インフラの整備であります。道路のことについて先ほどからお話ございましたが、1つ農業用道路ですね、農業の振興のためになぜ農業が廃れてきたか、もう道路がないからトラックも入れないよと、こういうことだと思うんですね。やっぱり農業用道路も考えていかなきゃいけないと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 それから、下水道について、まちづくり、環境面からやっぱり必要ではあるというお話である一方において、財政が大変厳しいんだということもわかるんですが、私はやっぱり大きな目で見てですね、里庄町の将来を考えたら、やっぱり下水道は必要じゃないかと思います。そうなると、お金がないならどうすりゃいいかと。やっぱりこの事業費を節減しながら進めていく。私、前から言ってるんですが、クイックプロジェクト、やり方ちょっと変えてですね、ぐっと経費を節減しながらやるような方法もあるんじゃないか、あるいは下水道財政のこと、それからお金がないというのは下水道のためにないだけじゃなくて、全体ですね、全体でいろんなことに使っているから、一般財源がないということだと思いますから、全体の見直しなどもしながら、やっぱり下水道整備はやっていくべきだと思うんですが、どうでしょうか。 それから、里庄駅の整備のことであります。今、駅前広場の整備とエレベーターの設置とボーダーレスなんですが、エレベーターの設置というようなことで考えておられるようですが、私はこの南北通り抜けにするための自由通路、そしてまた両側におりるための南は整備するとして、北側にも整備を広場を整備をするというようなことが大きな目で見たら必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 それでは、まず農業用道路につきましてお答えをいたします。 農業用道路につきましては、受益面積が5ヘクタール以上の農振農用地が確保されて、地権者等の同意が得られる100メートル以上の路線については、関係者からの要望に基づき検討したいと、このように考えております。 それから、下水道事業につきましては、現在、平成27年度から平成31年度の区間を整備中でございます。平成30年度には、次期認可区域の拡大を予定しております。 下水道整備としては、現計画については予定どおり整備を進めますが、今後は町財政の状況等を考えて、次期認可区域の事業費等については十分検討する必要があると考えております。 下水道事業だけではなくて、一般会計、それからそのほかの特別会計、全体の状況を見ながら、それぞれの事業も考えていく必要があると、このように考えております。いずれにいたしましても、仁科議員が言われるような手法も当然検討しながら進めていく必要があろうかと、このように考えております。 それから、里庄駅の整備につきましては、仁科議員さんがおっしゃられるように、北からの連絡通路、橋上化も含めてそういうふうなことができれば、里庄町の駅周辺の整備は一番望ましい形ではあろうかとは思いますが、現実的には非常に財政的な観点からいうと困難ではないかと、このように考えております。 現時点では、まず駅前広場の整備を最初に取り組んでいきたい。その後ですね、駅構内のバリアフリー化に取り組んでいきたいと、このように考えております。 駅前広場につきましては、ご承知のように通勤時間帯、通勤者と、それから小学校等に通う子供たち、それから送迎の車が混在している非常に危険な状態でございますので、その車と歩行者を分離する、そういうふうなこともそれがまず一番にあろうかと思います。 で、その整備に当たりましては、立ち退きが必要な方の将来設計のこともございます。そういったこと、あと地元の方のお考えもありますので、全体的なことを考えて、できるだけスピード感を持って、このように取り組んでいきたい。 それから、同じことの繰り返しになりますが、その後、エレベーターの設置であるとか、トイレのバリアフリー化につきましては、関係機関との協議を慎重に進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 農業用道路については、補助だとか、そういうものではなくてですね、もっともっと小さなところでもそんな4メーター道路は要りませんよ。でも、軽トラが入る程度のものは、小さくきめ細かくやっていただきたいと思います。これは要望ということで終わりにしたいと思います。 それから、駅のことですが、駅前広場とバリアフリー化で大体6億円ぐらい一般財源必要というふうにこの前全協で説明がございましたけれども、私は鴨方駅を十分じゃないんですけど、ちょっと勉強させていただきましたら、全部で25億円かかっておりますけれども、社会資本整備総合交付金を使い、そしてまた浅口の場合は合併ですから合併特例債も使えたということもありますが、社会資本整備交付金で4割の国庫補助がつくと、それと合併特例債の交付税算入など引いていきますと5億円ですね、市の持ち出しは5億円であの事業ができているということです。里庄もぜひこの社会資本整備総合交付金を使う道はないのか、これは体制を組み、またいろいろ研究もしなきゃいけないと思うんですけども、そういう方向を検討していただきたいと思うんですが、ご意見をいただきたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。仁科議員のご質問にお答えいたします。 駅の周辺の整備、駅前広場とバリアフリーについてもですが、今、国、県の補助金や交付金のメニューを研究してるところでございます。で、何かしらのメニューがないと、単独事業としては難しいと考えておりますんで、今後、研究を進めてまいります。 以上です。 農業用道路につきましては、地元の方、特に受益者の方々の皆様の同意というか、それに基づくものになると考えています。やはり町費を入れるということに皆様が納得していただいて整備するということで、やっぱり一定の規格のものを整備するという考えで基本的にはおります。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 町の財政構造の健全化ということについて、事業の見直しや廃止も考えながら進めるというお話でありましたけれども、どういうシナリオでやり方でスケジュールで進めていくか伺います、イメージだけで結構ですけども。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 町の財政構造、要するにスリム化をどのように進めるか、スケジュールはどう考えるかというふうなことでございますが、非常に難しいところであります。職員一人一人が危機感を持ってですね、事業に取り組む。それから、既存事業を見直す、それから個々の施策ごとのその必要性、優先度を精査して、スリム化できる部分はスリム化して、効率化、効果的な事業を実施することをそういうふうな取り組みをしてまいりたいと、このように考えております。 それから、歳入の確保についてお話をさせていただきますと、できるだけ国や県の補助金を活用すること、また基金の繰り入れはできるだけ制限はしていきたいと、このように考えております。さらに、適正な課税と滞納整理の厳格化によって収納率の維持向上を図ること。それから、適正な受益者の負担もお願いをしていかないといけませんし、ふるさと納税のさらに拡大にも取り組んでまいりたいと、このように考えております。こうしたことで収支のバランスを図りながら、健全な行財政運営に努めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) ここでちょっと1点下水道課長が答弁したいそうですから。 ◎上下水道課長(竹内伸夫君) 〔登壇〕 失礼します。 先ほど仁科議員からのクイックプロジェクトを採用すべきであるかという考えですけど、今現在、里庄町が活用できる手法としては、掘削土の全面的流用をしております。現在は管上10センチから舗装路盤下まで再利用しておりますが、土の状態によっては使用できない場合もありますので、100%の使用には至っておりません。また、マンホールとマンホールの間を直線のほうが将来の維持管理がしやすいわけですが、道路の線形に合わせた配管をしてマンホールの数を削減する方法もあります。これについては、既にワンスパンに1カ所、15度までの曲管を採用してマンホール数の削減に努めていますが、これは場所によって曲がり管をもう少しふやすなど検討の余地があると考えています。同時に将来の維持管理に問題があると思われますので、その辺は検討したいと思っております。その他、水路の擁壁や堤防上に露出配管、水路横断の伏越し配管などがありますが、残念ながら現在のところ町にそれに適した現場はありません。今後はそのような場所があれば検討していきたいと考えております。 コスト縮減では、これまでも設計の段階から費用比較をして効率的な配管ルートを深く検討しておりますし、ポンプなども建設費や50年間の維持管理のトータルで効率的な機種選定、また工事中でも再度工法の比較をするなど常に比較検討をしながら進めており、今後もいろいろと検討を重ね、一層のコスト削減努力を続けてまいりたいと考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 財政健全化、下水道よろしくお願いします。 次ですが、私は個別の事業について、大内町長時代にも折に触れて幾つもの質問をし、主張させていただきましたが、なかなか受け入れられることが少なかったということでありますが、次の4項目についてぜひ検討していただきたいと思います。考えを伺いたいと思います。 1つは、外国人英語指導者の国からの受け入れ、それから中学生の海外派遣事業の見直し。2つ目は、フロイデ美しい森の利用促進策のためのプロポーザル方式の導入、それから仁科財団の自主財源の確保、4つ目は交通弱者の足の確保ということで200円乗り合いタクシーの運行、これの検討ですね、考え方で結構ですけども、検討するかどうか伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 まず、外国人英語指導助手につきましてお答えをさせていただきます。 外国人英語指導助手につきましては、引き続き民間企業の指導助手を利用したいと考えております。 理由としては、高い能力を持つ指導助手を採用することにより、円滑に授業が進められること。指導助手の日常生活の管理は民間企業が責任を持つこと、それから学校現場から指導助手の交代の要望が出されたときには速やかに対応できることなど、そういうふうな理由があります。 現在、県内では19市町村において民間企業を利用しています。今後も引き続き経費の縮減を図ることを研究しながら、財政的支援については県知事や県の教育長に対して要望してまいります。 それから、海外派遣事業、仁科財団の海外国内派遣事業につきましては、おととしと昨年テロ等の危険性があることから国内派遣に切りかえております。やはり私といたしましては、引き続き海外研修についてはテロ等の危険性があると、このように考えておりますので、今後、国内派遣事業に切りかえていきたいと、このように考えております。 研修内容につきましては、生徒に対するさまざまな面での効果を考えながら、仁科博士の功績をたどり、次代を担う青少年に科学する心を育て、心身ともに健全な育成を図る目的が十分果たせる内容にしてまいりたいと、このように考えております。 それから、フロイデと美しい森でしたかね。            (5番仁科英麿君「プロポーザル」と呼ぶ) プロポーザルですね、はい。 まず、フロイデにつきましては、プロポーザル方式の活用につきましては困難と考えております。 フロイデの利用促進策としては、今後はさまざまな方からのご意見を聞きながら、自主事業の内容について検討したいと考えております。また、NHKの公開番組や自衛隊の音楽コンサートなどの招致にも取り組みたいと考えています。次に、町外の方もチケットを購入しやすい販売方法や事業内容に応じたチケットの販売金額を設定するなどの見直しも行っていきたい。それから、最後に、町内外を問わず中学校、高校や文化協会などの文化団体にも音楽演奏会や舞台発表、展示などに利用していただくことも考えております。 美しい森につきましては、現時点でプロポーザル方式の活用については考えておりません。運営方法の工夫による経費の削減や幅広い広報活動に努めてまいりたいと、このように考えております。 それから、仁科財団の自主財源でしたかね、はい。 仁科財団の財源確保につきましては、現在、国債による財産運用などのほか、活動助成金の申請を行っています。また、財源を確保するための新たな手法としてクラウドファンディングやガバメントクラウドファンディングも検討する余地があると考えております。 それから、交通弱者の足の確保策として、200円乗り合いタクシーの運行を検討してはどうかということでございますが、現在、高齢者の方に対しましてタクシー料金助成制度を実施しており、利用されている方も大変喜ばれていると聞いております。また、その一方で制度の対象外の方もおることも承知しております。少子・高齢化が進みつつある中で、高齢者の方の買い物、また通院等交通手段を確保することは今後ますます重要になってまいります。町といたしましては、現在の高齢者タクシー料金助成制度について対象者の検討を続けながら、デマンド型乗り合いタクシーを含めたほかの方法について調査研究する必要があると考えています。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 こういう個別については、また追って順次意見を述べさせていただきたいと思いますが、最初の総論は大変いい答えをいただいたんですが、ここ各論に来るとやっぱりどうも現状維持になってくるし、事務的になってくるんですが、町長として大きな基本方針としてこれを検討していくということはぜひお願いしたいと思います。 で、もう一つちょっと細かいことになるんですが、成人式を1月2日に実施したらどうか。 それから、町民が全国大会等に出るときに激励会、報告会をやってるわけですが、この三役だけでなくて、順次興味のある町民も参加できるような形に直していけないかどうか。 それから、昨年まで門松の印刷、小さなことですが、印刷物を配っておりましたけど、ことしからやめている。あれは金額も大したことがないので、ぜひ復活したらどうかと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 まず、成人式を1月2日にしたらどうかということでございますが、現在の実施日において新成人の方から日程変更の要望を受けたことはございませんし、式典の翌日が祝日となるため、友人や恩師との交流時間もつくりやすいと喜ばれております。したがいまして、成人式の日程を1月2日には変更せず、今までどおりの日程で実施してまいりたいと、このように考えております。 続きまして、激励会や報告会にも希望される町民の方も参加できるようにしたらどうかということでございますが、中国大会や全国大会に出場する個人、団体から激励金の申請がありまして、審査して該当すると承認した場合、激励会を開催し、激励会をお渡しをしております。申請された方には、報道機関への情報提供の意向確認をしていますが、同意されない方もいらっしゃいます。また、激励会の日程も本人や関係者などの都合を優先するため非常にタイトに申請から激励会までの日程がタイトになることも多くあります。そういったことから、激励会の日時を広く町民の方に公表して参加をしていただくことは今のところ困難ではないかと、このように考えております。 それから、門松の復活につきましては、廃止をしたことに対しまして今のところ特段のご意見等もいただいておりませんので、印刷配布を再開する考えはございません。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 3つの提案についてはいずれも不可でしたけれども、これは公式にそういう町に要望が出とるということでないでしょうけど、住民の声として一部にですが、私が聞いたので私もそうだなと思っていってるということは頭に置いといていただきたいと思います。 次に移ります。 小・中学校におけるいじめ、体罰についてであります。 ここでは、小・中学校における先生のいじめ、体罰に絞って、しかもこの具体的なことについてはもう一応仮定の問題として、しかしできるだけ端的に伺いたいと思います。 里庄の中学校において、今、そういう問題があるかどうか私は定かでありませんけれども、昨年度あるいはそれ以前において類似の状況があったということは幾つか聞いております。特に昨年度ですね、1年以上前になりますが、昨年の今ごろに父兄から深刻な声を聞いたので、勉強し質問したいということで考えたわけでございます。 まず、体罰についてですが、義務教育の場では体罰はどこまで許されるのか。立たせることは許されない体罰なのか、許される体罰なのか、どういう立たせ方なら許されるのか、どういうことはだめなのか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 仁科議員さんの義務教育の場では体罰はどこまで許されるのかについてでございますが、体罰は学校教育法第11条で禁止されており、校長及び教員は児童・生徒への指導に当たり、いかなる場合も体罰は許されないことになっております。 次に、立たせることは許されない体罰か許される体罰か、またどこまでなら許されるのかについてですが、立たせることにつきましては、懲戒の範囲内と判断され、体罰には当たらない行為です。ただし、同じ姿勢を長時間にわたって保持されるなど、児童・生徒に肉体的苦痛を与えるようなものであれば、体罰に該当をいたします。したがって、立たせ方につきましても、児童・生徒が肉体的に苦痛を感じるようなものであれば、これは体罰に該当すると考えられます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 それでは、廊下に立たせたり、教室から出ていけって廊下に立ってろです、1時間廊下に立ってる。1年間に60回以上立たされたと、そういうことは体罰に当たるんですか当たらないんですか。 それから、手を上げてももう無視すると。宿題出すときに跪いて、よろしくお願いしますといって何かやらせると。あるいは、今度は口のほうですが、おめえは0点ばっかりとりょうるが、また0点じゃ、もっと勉強せえってみんなの前で言うと。あるいはスポーツやってたら、おまえはもうエラーばっかりしょうるな、もうピッチャーなんかやらせんでというような言い方をする、そういうのはいいんでしょうか。個人的な欠点や弱点、失敗などをほかの児童・生徒の前で公然と言うことはいじめに当たるかどうか伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 個人的な欠点や、それから弱点、失敗などですね、ほかの児童・生徒などの前で公然ということはいじめに当たるかについてでございますけども、まずいじめについては、国がいじめ防止対策推進法を定めております。さらに、文部科学省によりいじめ防止などのための基本的な方針が示され、県や町がいじめ問題に対する基本方針、各町内の学校につきましては、いじめ防止基本方針を策定をいたしております。そこには、いじめとは、児童・生徒に対して同じ学校に在籍しているなど一定の人的関係に当たるほかの児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為、これはインターネットを通じて行われるものも含みますでございまして、対象になった児童・生徒が心身の苦痛を感じているものと定義をされております。 個人的な欠点や弱者、失敗などをほかの児童・生徒などの前で公然ということ、このことにつきましては、一概にいじめに当たるかどうかは判断はできませんけども、先ほどの定義に当てはめ、該当児童がですね、心身の苦痛を感じているのならば、いじめに当たると考えます。 以上でございます。 廊下に立たせることにつきましても、やはりこれは当該の児童の子供さんが心身の苦痛を感じているということになれば、もちろんいじめに当たるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 局長の答弁ちょっと補足をさせていただきます。 仁科議員さんがおっしゃられました教室の外、廊下に立たせるということ、あるいは1年間に60回程度立たせたよということ、まず廊下に立たせるということはこれはだめです。教室の中でということがもう原理原則でございます。廊下はいけません。 それから、1年間に60回、私聞いて、これは多いというふうに思います。ただ、一概にだからだめなんですよとは言いませんが、私はこれは適切な指導とは言えない。もっと効果的な指導があるというふうに考えています。 どうしてもそういった先生の指導を考えていく場合には、そのときそのときの一瞬だけを見ればどうかなと考える事案でありましても、その子の今までの状況でありますとか、発達段階でありますとか、いろいろ指導の流れの中で今、どういう指導が一番適しているのか、そういう指導を教員はきちっと行っていくということが大事でありますし、体罰ではないか、あるいは先生方のあるいは指導の行き過ぎ、あるいは今ごろはやっておりますが、指導いじめ、そういうことがないように平素からも気をつけておりますけれども、今後も学校と一丸となって子供たちの教育のために尽力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 この1年間に60回以上というのは私も驚いてですね、どうしてあなたは60回と言ってるのと聞いたら、いや、5月からもうやられとるから今度はやられるたびにノートにこうして印を私はつけたと。で、それを勘定したら、子供も親も勘定した、すごいなということだったということなんですね。 それからね、跪いて一々宿題出すときによろしくお願いします、これ宝塚のミュージカル見てるようだなと思ったんです。でも、学校はそうじゃないんですよね。そりゃ感謝の気持ちは教えなきゃいけないけど、そこまではちょっとやり過ぎじゃないかなというふうに私は感じました。 全部これは事実です。何人かに私はその教室の子供半分以上に聞いたらそうだよと。何々さんは特に集中的にやられとるよというような話だったんで、もうびっくりしてしまったということであります。で、先生に対する指導の根拠、どのようにどこでどのようにされているのか、そしてまた実際にどういう研修等やっているのか伺いたいと思いますし。 それから、他方において学校評価のアンケートをされてるわけですが、あれは一般的な項目でつけてるんですが、時々、でも罰つけて、具体的に書いてると。それはもう本当に数人しかないというんで、統計処理すると無視していいような数字になってしまうんですが、そういうところでもその叫びがあらわれとるんだから、そこは丁寧に見ていかなきゃいけないと思うんですが、その2点について伺いたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 それでは、先生などに対する指導の根拠などについてでございますけども、学習指導要領につきましては、体罰について等の記載はございません。いじめにつきましては、小学校、中学校学習指導要領ともに総則、それから道徳、特別活動に示されてございます。 初めに、小学校指導要領について説明をいたします。 まず、総則でございますが、インターネット上での誹謗中傷やいじめ、インターネット上の犯罪や違法、有害の情報の問題を踏まえ、情報モラルについて指導することが必要であるというふうにあります。これは小学校、中学校ともに同じ内容でございます。 次に、道徳にはいじめなどの身近な差別や偏見に気づき、公正で公平な態度を養うことを通して、不正な行為を絶対に許さないという断固たる態度を育てることが大切であるなどと書かれております。 そして、特別活動には、今日の子供に見られる問題行動として、いじめ、不登校、暴力行為などが指摘されています。これらの問題行動の遠因として、家庭や地域社会などにおける子供の人間関係の希薄化に伴う対人関係のあり方の未熟さが考えられるなどと示されてございます。 次に、中学校の学習指導要領について説明いたします。 まず、道徳には、中学生の時期はものの見方、考え方に違いがあらわれてくるとともに、個性がはっきりしてくる。そのために自分の考えや立場に固執したりする傾向が強くなり、友人間に意見の対立やまさつが生じることも少なくない。その一方で、同調過剰の傾向も生じやすく、いじめのような社会問題に発展することもあるなどと書かれております。 さらに、特別活動には、現代の青少年については、人間関係の希薄さや他人に共感して思いやる心の弱さなどが指摘され、それがいじめや暴力行為などの問題行動や不登校などの一つの要因になっているなどと示されてございます。 それから、もう一つは、教員の先生の周知、指導でよろしかったですか。 それでは、教員の指導についてご説明をいたします。 先生及び児童・生徒や保護者の指示、それから指導はどのように行っているかというご質問でよろしいでしょうか。 その状況をですね、まず教育委員会も含めてでございますけども、各学校につきましては、まずいじめの実態を積極的につかむためにアンケート調査を行ったり、個別に教育相談を行ったりして、早期発見、それから早期対応を行っております。保護者に連絡が必要な内容であれば、管理職に報告、相談の上、連絡をしております。教育委員会では、毎月学校に報告を要請し、いじめの実態と学校の取り組み状況の把握を行っております。 また、決して体罰を行わないように平素からいかなる行為が体罰に当たるかについて、その考え方を正しく理解しておく必要があります。そして、機会あるごとに自身の体罰に関する認識を再確認するため、各小学校とも体罰についての職員研修を毎年行っております。今年度も実施をいたしております。 さらに、児童・生徒への指導のあり方を見直すとともに、自身が児童・生徒への指導で困難を抱えた場合や周囲に体罰と受け取られかねない指導を見かけた場合には、教員個人で抱えこまず、積極的に管理職やほかの教員などへの報告、相談することもあわせて指導をいたしております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 仁科議員さんの学校評価の結果の扱いということだったと思いますけれども、先ほどおっしゃられましたように、学校評価をさせていただいて、保護者の方からも全員の方から出していただくようにしております。 で、割合が多いとか少ないではなくて、当然いい結果が多ければありがたいんですけれども、そうはいいましても多くの子供たちが生活をし、また教職員も一生懸命指導をしている中でもいじめがあったり、あるいはあってはいけませんけれども、体罰と疑われるような指導があったりする現実がございます。そういった中で、本当にお一人でもお二人でもそういう少数の意見でもこういうことがあったよとか、あるいはこういう改善をしてほしいとか、こういうことが問題だよと、そういうことにやはりそこに目がいく教職員あるいは管理職、そういうものが私は大事だというふうに思っていますので、その結果を今後も大事にしながら、子供たちのために教育を進めていくように学校と連携をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 それから、こういう問題の少しでも解決、改善のために生活支援員を里庄町は大勢置いております。この生活支援員にそういう役割を持たせると、こう先生と生徒の間の橋渡しですね、あるいは学校評議員、これもアンケートの分析だけじゃなくてですね、もう少し突っ込んで、間に立って橋渡しをするような役割はしてもらえないのかどうか伺います。 もう一つ、法令遵守と情報公開ということで教育委員会の姿勢を伺いたいと思うんですが、地教行法26条に情報公開のことが書いてあります。これについて町長、教育長はどのようにお考えになっているか伺います。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 まず、生活支援員さんと、それから学校評議員、子供と教員等との橋渡しはできないだろうかというお尋ねでございます。 実際行っております。生活支援員は教職員の補助的な立場でございます。専門の免許を持ってるわけではございませんから、教員の指示のもとに子供たちの指導の支援をするということでございます。そして、支援員のほうが子供たちのことで気づいたことがあれば、基本的には担任にきちっと報告をいたします。それから、教職員、担任のことで支援員が気がついたことがあれば、担任に言うこともありますし、担任に言いにくいこともあるかもわかりません。そういう場合には、校長なり教頭なり、ほかの教員に報告をするように指導をいたしております。生活支援員だけであの先生はこんなことしていたけれども、黙っとこうかと、そういうことがないように徹底をいたしております。 また、学校評議委員さんにつきましては、地域の事情もいろいろとご存じの方も多く、そして地域の人とのかかわりも多い方が多うございますので、地域の声あるいは保護者の声、そういったものを学校へ届けていただく。会議の中でそういう情報を出していただいて、よりよい教育を進めるように協力をしていただいているということでございます。 それから、教育の情報公開につきましては、先ほど町長も申し上げておりましたけれども、私どもも今できていることが完璧にできているとは申しません。これからも積極的に情報の公開をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 生活支援員と学校評議員の役割について適切な指導をお願いをしたいと思います。 法令遵守のほうですが、地教行法26条には、教育委員会は毎年その事務の管理及び執行の状況について点検、評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに公表しなければならないと書いておりますけれども、一度も議会にこれは出てきたことがない。平成18年に法律が改正されていますから、10年以上たちますが、一度も報告を受けてないわけでございます。どのように考えますか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 まず、おわびを申し上げたいと思います。 私の指示等が徹底できておりませず、議員さんおっしゃられましたように議会へ提出するべきものができていなかったということでございました。平成29年になりまして、28年度の結果についてはご報告をさせていただきました。 先ほどおっしゃられたのは、平成20年に制度ができまして、20年度分を21年度から議会に提出するようにというふうになっておりました。21年度、22年には提出ができておりましたけれども、それ以後できておりませんでしたので、29年に久しぶりに提出をさせていただいたと。その間提出ができていなかったということで、大変申しわけなく思っております。今度そのようなことがないように、本当に細心の注意を払って、きちっと対処してまいりたいと思います。 なお、提出の仕方につきましては、各教育委員会に任されております。例えば議員さんにもうお渡しするだけ、あるいは全員協議会でありますとか、各種委員会の場でお渡しをする、あるいは議会の本会議へ提出をする、そういったいろいろなやり方があるようでございます。岡山県内、私どもが把握している状況では、全員協議会のような場でありますとか、委員会のような場でお示しをさせていただくということが多いように把握をいたしております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 仁科英麿君。 ◆5番(仁科英麿君) 〔登壇〕 29年分については、初めて全協に出てきましたけど、これは私、文科省に聞きましたが、議会に報告するというのは本会議に報告することであるというきちっとした回答をいただいております。岡山県がどうかわかりませんが、それも含めて検討していただきたい。 それから、私は、これ初めて29年分を見たので、23年、4年、5年を欲しいと言ったら、その辺はつくってないという答えが来てしまった。ないということですが、それではいけないと思う。 それから、評価の仕方も1人の評価でなくて、浅口市に聞いたら、何人かで評価をしていると、そういうものを報告として出しているということでございましたので、そういう検討をお願いをして、あるいは答えをいただきたいと思います。 質問を終わりたいと思います。 ○議長(平野敏弘君) 何か答弁せえ。 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 議会への提出の仕方でございますけれども、私が理解をしておりますのは、文部科学省から出ております文書を見ましたら、各教育委員会にお任せをしますよというような表現が書いてありますので、それを信用しております。 それから、評価につきましては、1人の評価ではなくて、教育委員会事務局で作成したものを教育委員会議で諮りまして、それから外部の人にも専門家といいましょうか、教育の先輩に見ていただいて、ご提出をさせているという現状でございます。 ○議長(平野敏弘君) ここで暫時15分休憩します。            午前10時56分 休憩            午前11時10分 再開 ○議長(平野敏弘君) それでは、休憩を解き会議を開きます。 一般質問を行います。 10番高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 10番高田です。 通告に従い一般質問を行います。 まず、第1点目、役場の駐車場の確保についてお尋ねをいたします。 この質問については、私、昨年何回か質問いたしました。そのときは、今の町長も副町長としておられて、意見も聞いております。町長が当時、大内町長からも聞いております。で、非常に前向きな答弁がありましたが、その後、全く進んでないように思いますので、再度お尋ねをいたします。 今、里庄町の役場周辺には、町民が利用する重要な施設が幾つもあります。そして、そこで各種行事、イベントも行われております。しかし、駐車場が非常に少ない。つくった当時から、計画段階から考えなければならないことなんですが、もうできてから20年近くなりますけれども、一向に改善されておりません。 それで、特に裏のフロイデができたのがもう20年ぐらい、今。役場ができたのが40年近く前のことなんで、当時の交通事情と今は非常に違います。当時は十分であったかもわからないです。だけど、非常に状況変わってきております。今は1人1台あるいは1.数台の時代になっております。それで、移動は全て皆さん車でされます。しかも、1人1台で来られます。そうなると、今の状況を見ると、非常に行事、イベントのときは困っております。で、ふだん役場で会合があったときでも、とめる場所がなくて困っております。で、私も困ったことがありますが、私は近いんで、そのときは家に帰って歩いてきました。だけど、遠くから来られた人はね、ここに来て、とめるとこなくて、非常に困る。で、行事なんかあると、私の家の前にもずっととめます。車庫の前にとめられて、困ったこともあります。そういうふうに近所の人も迷惑しておりますので、役場の駐車場、特に役場だけでなしに、そういう施設の行事のときなんかの駐車場の確保が必要ではないかと。 今はやむを得ず中学校グラウンドを日曜日のイベントのときは使っておりますが、本来、中学校のグラウンドをそういう町の行事の駐車場に使うようになっておらんと思うんです。特に雨の日なんか非常にグラウンド痛みますので、そういう意味で今なら役場周辺に幾らか空き地があります。で、ここを買うなり借るなりして確保するべきです。ここ住宅になるともう絶対に確保できませんので、そこらの考えを町長にお尋ねをいたします。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。高田議員のご質問にお答えいたします。 6月の一般質問でも高田議員のほうから駐車場につきましてはご質問いただき、私のほうから主にお答えをさせていただいておりますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 役場周辺の空き地の確保でございますが、現在、町では諸条件、土地の形状、それから面積、それから価格、それからもし買えた場合にはどういった工事が必要かと、そういったことを今、研究検討しております。そういったことが整えば確保していきたいと考えておりまして、それに向けて今、調整をしているところでございます。 現段階ではまだ詳細についてお答えをすることはできませんが、駐車場の確保としては、役場周辺の土地の購入について検討をしているところでございます。 このことにつきましては、先ほど申し上げたように、諸条件が整った段階で議会の皆様方にも報告をさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 今、準備段階ということでありますが、課長も今、言ったようにね、去年6月に尋ねてるんですね。同じ答えだったんですよ。で、じゃあ、今の研究してる、調整してる、いつできるんですか。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。高田議員の再質問にお答えいたします。 6月議会でご質問いただき、現地のほうへも出向いて、高田議員にもですね、ご協力をいただき、現地を見に行ったといったこともありますけども、それ以後そういったことも視野に入れながら、我々町全体でいろんな情報を入手して進めております。だから、6月以降変わってないことありません。一歩進んだ状態で現に今、進めているとこであります。詳細について今、お答えできないので、諸条件が整った段階で報告をさせていただくということで、いつするかということはですね、今の段階では言えないんですけども、現段階ではもう調整をしておりますので、できるだけ早い時期にですね、議員の皆さん方にも報告をさせていただくように努力していきたいと思っております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 10番高田です。 もう非常にゆっくりし過ぎなんですね。去年6月からというと、もうかれこれ1年になるんですよ。で、まだ研究中とか準備中とかね。で、まだいつそれ答えられるかわからない。じゃあねえ、もう皆さん見てわかるでしょう、この近く。住宅開発どんどん進んでるんですよ。家ができたらどうしようもないでしょうがな。もう不可能になるんですよ。ね、そのときに私、町長、場所あったら教えてくれというから、終わってすぐ町長室に行ったんですよ。ほったら、金がねえ、けんもほろろじゃったんですよ。言うたこととね、ここで言ったことと実は違うこと言うんです。私、このことについても前尋ねたでしょう。この場を言ったこともっと真摯に受けとめてね、責任持ってくださいと。尋ねたことがあるでしょう。ここで言ったこと責任持ちますと言ったのに。そうでしょう。町長も言ったんですよ、費用が要るとね。そりゃ費用が要るのはわかってますわ。だけど、つくるときに、建物をつくるときに準備しなきゃいけないものをつくってないんでしょう。だから、お金が要るじゃないでしょうがな。本来なら駐車場確保できなんだら、建物つくちゃいかんのですよ。ね、1,000人収容の建物で何台とまるんです。常識的に考えて、少なくとも四、五百台の車がとまらないと、そういう建物はできない、機能しないんですよ。今、この周辺で全部集めても100台そこそこでしょう。ね、それに中央公民館、ね、老人センター兼ねてますけど。福祉会館、役場の会議重なることがあるでしょう。この間あった分館長会議でも少なくとも37台、ふだんとめない車が来るんでしょう。もっと急いでせなきゃいかんでしょう。 で、町長も6月のときに答えてるんですよ。場所がどこにあるかよくわからないと言ったんですよ。この裏の空き地があるでしょう、草が生えて困ってる。その隣にも10台、15台とまる土地があるでしょう。この向こうのむつみ会館の向こうずっと荒れてるじゃないですか。あそこらをお願いして利用すれば、あそこらなら100台ぐらいとまるでしょう。考えりゃ場所幾らでもあるんですよ。話それるけど、企業誘致の土地がない。さっきも話あったでしょう。土地ないことない、いっぱいありますが。だから、そういうことわからなきゃ、相談したらどうなんです、わかる人に。私もそういうこと考えなくてね、場所がないのに言ってるんじゃないですよ。今のうちなら何とかなる。住宅ができたらどうもならないんですよ。立ち退きするわけにはいかないでしょう。そうすると、もうこの周りに確保できるとこ全くなくなるんですよ。 教育長に聞きますけれど、中学校を役場の行事で運動場を使うのを教育長はよしと思ってるんですか。どうですか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 高田議員さんのご質問にお答えをいたします。 町の行事等で中学校のグラウンドを使うことについてということでございますが、基本的には町の行事でありますから、どこかへ駐車場が当然要るわけです。現状を考えたときに、中学校のグラウンドを使わざるを得ないという状況でございますから、私がそれを中学校のグラウンドが使えませんというわけにもまいりません。現状で使っているということで、もしほかに駐車場ができるのであれば、それにこしたことはないということでありますし、中学校のグラウンドもあと整備をするのに中学校の先生方にもご協力いただいて、うちの職員が行きましょうかと言っても、中学校の教員がいや、私のほうでやりますといって助けていただいてるというな現状もございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 教育長としては、今の答えしか言いようがないんでしょう、町の教育長ですから。ですけれど、本心は余り好ましくないなと。でも、場所がないから仕方ないなと思ってると思うんです。 だから、今、言ったようにね、いろいろあるんです。ちょっと離れるけど、郵便局の裏あたりでも空き地があるじゃないですか。そこらを役場周辺で、それで皆さんね、所有者の方も管理に困ってるんです、草刈り管理がね。だから、お互いがいいように話を進めたらどうですかということを言ってるんです。それなりの費用はそりゃ当然要りますよ。だから、お金がないのなら借地でお願いしてね、そのうち何とかという方法もあります。だから、そういうふうに考えたらどうですかということなんです。町長の考えをお尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 はい。高田議員さんのご質問にお答えします。 フロイデの利用者、また役場周辺の公共施設の利用者のための駐車場の確保ということでおっしゃられるとおりでございます。できるだけ多くの駐車枠が、駐車場が確保できればいいと我々も考えております。昨年6月にご提案いただいたことで、町のほうとしても十分検討しております。 先ほど総務課長が答弁させていただきました。諸条件が整えば確保したいということで、個々具体的な提案もございますので、そういうふうなことについて現状考えているところでございます。お話できる段階になりましたら、議員の皆さんに説明をさせていただくと。今、個々具体的に話を進めているところでございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 諸条件というと、どういう条件ですかね。費用の問題ももちろんあると思いますが、費用がどのぐらいかかるか。そうびっくりするようなお金じゃないです、工事費はね。そうなると、あと条件は何ですかね。地主の人の了解というのはそりゃ当然発生します。だから、それもぜひとも必要ということでお願いすれば、不可能ではないと思うんで、ほかの業者が開発にかからない間にしなければ、業者はやっぱり営利目的なんで、単価の面でもいろいろ好条件を出すかもわからないです。そうなると、役場が競合するというのは難しくなるんで、その前に手を打つ必要があると思う。それには、早く早急に方向を出して、地主の人にもお願いしなきゃいかない。ね、地主の人もいろいろ事情があるかもわからんです。相続問題とか、そういうもんも出てくるかもわからんですけれど、そういうもんも想定の上で早急に動かなければ難しいと。不可能になると、もう機能しなくなるんですよ。もう里庄町どこの施設も全部同じなんです。つくるときにもう間違ってるんです、考え方がね。で、今、みんな困ってるんです、どこの施設も。だから、そういうことを早くしてもらいたい。大体いつごろできるのか、ことしの春には何とか公表できるとか、夏になるのか、この暮れになるのか、そのぐらいはわかると思うんで、そのぐらいの方向性を示してください。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 はい。高田議員のご質問にお答えいたします。 土地の取得につきましては、相手の方のこともございますので、いつごろ取得できるか、そういうふうなある程度の見込みが立ちました時点で、議員の皆様にご説明をさせていただきたいと、このように考えております。できるだけ早目に取得ができたらいいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 あのね、私が言ってるのはそうじゃないんですよ。取得ができるかできないか交渉しなきゃわからんのんですよ。そんなの言えるわけないですが。その交渉に移るのがいつなんですか。諸条件というのは何があって、いつごろその条件がクリアできるんですかと、そういうこと言ってるんですよ。その地主の了解が得てからというんじゃいかんでしょう。得る前にこういう方向で交渉を進めたいと。その方向を出して、実際動くのはいつなんですかということを言ってるんです。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 先ほど申し上げましたとおり、個々具体的な事例で進めさせていただいております。場所の特定もできておりますし、それから価格につきましても、今後、話し合いをさせていただきまして、ある程度のめどがつきました時点で、議員の皆様にご説明をさせていただくということで、現在、進行しているような状況でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 取得ができましたらって、取得がいつできるということを聞きょるんじゃないですよ。その方向でね、動くのはいつから動くんですかと。早く話を出さないと、よその業者が入ったらどうにもならなくなるから、動くのはいつから動けるんですかということを聞いてるんでしょう。取得をするのは、だから時間かかるかもわからん。足を何回も運ばなきゃなかなか話が決まらない、そういう家もあるかと思うんで、そういう方向でいつごろから動くのですかということを聞いてるんですよ。ね、取得がいつできるかって、そんなこと今、誰もわかるわけないでしょうがな。そんなこと聞いてるんじゃないですよ。だから、早く動いて、あそこは町が動いてるよということになれば、よその業者も入ってこないんですよ。だから、いつごろから動けるんですかということを聞いてるんです。 ○議長(平野敏弘君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。現在、昨年の6月議会で一般質問でご提案いただきまして、それから現に今はある箇所で交渉中であります。高田議員さんもいろんな場所の思いがあると思いますけれども、その中の一つというか、役場周辺で現在、今はもう交渉中であります。その諸条件が整った段階でそこは報告するということで、高田議員さんが頭にあるような場所であるかどうかはその辺はわかりませんけれども、現に今、1カ所交渉中であるということを申し添えておきます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 1カ所進めておるということでありますが、1カ所だけじゃいかんのんですよ。今、言ったところ全部でも確保しなきゃ機能しないんですよ。だから、するんなら同時にね、話を進めていかなければいけないんですよ。1カ所だけといって、あとまだというようになると、そこに業者が入ったらどうするんですかということを言ってるんですよ。だから、方向を決めたらすぐ同時にね、これだけは必要なんだから、もうそこしかないんですよ、この近辺に。ね、これが池田のほうじゃ役かかないんですよ。ね、場所が肝心なんです。だから、進めるんなら同時に話を進めてもらいたい。もうぜひともやってもらいたい。そうしないと、里庄町これからの発展ありませんよ。ね、施設があっても機能しない施設があったんじゃ何もならんですが。だから、先ほども出ましたが、施設を使ってもらえないのは、そういうところもあるんですよ。駐車スペースがないから、あそこは行かんという、それもあるんだから、それをフルに使って稼働さすという。ね、宝の持ち腐れにならないように有効にフルに使って、償却をしていかなければいけないとこう思います。これも皆さんの税金でつくったもんですから、皆さんのためにもぜひともやってもらいたい。もう幾ら聞いても同じ答えなんで、すぐにでも交渉を進めてください。よろしいですかな。 それから、じゃあ2番目に先ほど来、出てますけれど、町の財政について町長のお考えをお尋ねします。 私、以前から言ってるんですが、町の財政は毎年1億円近くあるいは1億円以上あるかもわからん。そういう年もあります。毎年赤字であります。裕福ではありません。現実、赤字であります。その補填を貯金で取り崩してやってきております。ここ10年間で12億ほど減っております。で、これから先も同じような傾向が続くと思います。30年度の予算は、子育て、保健衛生費以外は努力されて、マイナス予算になっておるようですが、それでもまだまだ微々たるものであります。ですから、貯金を崩して生活していたのではいずれ貯金なくなります。で、今後、これをどのように考えるか。出るほうを削るのはなかなか難しいです。ですから、入るほうをふやさなければならない。これには企業誘致以外にいい方策はありません。町長は先ほどもふるさと納税をしっかりしてもらうというようなことを言われましたが、これも微々たるものです。年間600万ほどでこれも返礼品とか手数料、手続とかというんで経費もかかってますから、数百万の税収、ないよりはいいですけれど、今の町財政から見ると非常に微々たるもので、しないよりはいいですけれど、それよりは有効な方策として、企業来ていただいて、新しい税収をふやすというのが一番の方策です。人は減らないよりはいいですけれど、人がふえると必要経費もふえてくるんです。住宅の税金もらうよりは要るほう多くなるんです。子育てにお金が要る。10年、20年すると、来られた人が高齢化して、高齢化の医療ね、そういうものにもお金が要る。だから、ふえないよりはいいですけれど、根本的な対策として企業誘致をしなければならない。企業誘致をするためにはどうしたらいいか、これを真剣に考える必要があると思います。町長の考えを財政再建に向けての考えをお尋ねをいたします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員さんの財政についてご質問にお答えいたします。 基金は町の財政を安定的に運営する上で必要不可欠なものです。現在のように継続して、基金残高が減少している状況については、私も懸念をしております。本来ならば単年度の歳入を持って、歳出が賄えることが理想ですが、今後、数年間の予定事業を鑑みると、それもなかなか難しい状況にあります。今後の基金のあり方ですが、まず財政調整基金につきましては、当初予算時にはできるだけ繰り入れをせずに予算編成をすることが望ましい形であると考えております。 また、開発基金や教育施設整備改修基金など特定目的基金は、基金の目的に応じた事業の執行を円滑に進めるために積み立てておりますので、事業に応じて取り崩しをしながら財源に充てる必要があると考えております。 この基金の継続的な減少対策としましては、必要性や優先度を精査し、効率的に事業を進めるため、職員一人一人が既存事業の見直しや縮減を図りながら、歳出の抑制に努めること、それから高田議員さんもおっしゃられるように企業誘致や既存企業にも事業拡大を誘導すること、さらに適正な町税の徴収や、さらには受益者の負担、またふるさと納税の拡大により歳入の確保に取り組んでいきたいと、このように考えております。 企業誘致につきましては、先ほど来申し上げておりますように、町内の経営者の方を訪問いたしまして、現在の状況であるとか、今後の設備投資、それからまた新たな企業の立地についてお願いをしているところであります。 また、遊休用地をお持ちになっている企業につきましては、町内外を問わず訪問いたしまして活用の促進、それからまた新たな立地要望があった場合のそのマッチング、そういうふうなことにも取り組みをしておりますし、今後もそういうことで企業の誘致を促進していきたいと、このように考えております。 先立っても新聞のほうに出ておりましたが、町内の企業が約20億円の設備投資をここでするというふうなニュースも出ておりました。町内の企業の経営状況も安定的に成長をしているんではないかなというふうなことも感じております。町内企業の今後の成長にもつながるような協力ができれば、町のほうとしてもしっかり取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 はい、高田です。 いろいろ企業誘致必要ということでね、考えられておるようですが、やっぱりね今、町内の企業が拡張とかねというのはそりゃ当然お願いをしなきゃいかんです。で、企業は営業でもうけなきゃ維持できないんで、そりゃ企業は企業なりにやっていただきます。それに対する補助制度も里庄ではつくっておりますけれども、こればっかりに頼ってたんではねえ、今のものが倍にはならないんですよ、幾らか拡張というのはあっても。そうすると、雇用ももう微々たるもんです。数人程度の雇用なんですよ。で、設備がふえても、これからは人はふやさない、オートメーション化して、無人で動く設備をふやして、人はふやさない方向で企業は行くんですよ。ですから、やっぱり税収をふやすためには、ない、今ないものを新しく引っ張ってこなければ、税収ふえないんです。企業誘致にならないんです。だから、このことについてはね、また後日違う機会で私も提案させてもらいますが、それをするためにはどうするかというのをさせてもらいますけれど、そういう方向で進まないと、里庄町は今のまま行くと、もう近い将来破綻します。町長は非常にきのうバラ色の政策を言われました。非常にいいことを言われました。だけど、これには財源が必要です。それをやるために過去の古山さんはそれをやってきたんです。それで今まで里庄町がやれたんですよ。今ある基金も全てその時代に残したものでしょう。過去18年間企業が1社もふえてないんです、里庄町では。返って、減ってるんです。だから、企業が多いから税収がたくさんあるというのはもう昔のことなんです。それに対する必要な施設、箱物が予想以上にあるんです。だから、昔の税収があっても箱物の維持管理にかかってるんよ。だから、基金が減ってくるんですよ。だから、今もう考えなければ、今のようなやり方をすると、間もなく破綻しますよ。貯金がゼロになって、単年度で赤字でそこからどうするんです。 でね、これ言ようると、それて長くなるんで、これはこの辺にしますが、財政の面から見て、公共下水道も見直さなきゃいかんと私も思います。それで町長は今、31年度からの計画をこれから立って、その先は考えると言いますが、私はもう31年度から考える必要があると思うんです。今、下水道は、開発基金を頼りにそれを崩して、ほとんどやってます。30年度も1億9,000万開発基金を崩しておるでしょう。29年度は1億9,000万崩した中、1億また積んでます。だけど、30年度は、3億数千万も繰越金が私は残らないと思ってるんで、そんだけ積めないと。そうなると、開発基金4億2,000万ほどしかないのにことし1億9,000万崩すでしょう。計算してみなさい、あと何年持つんです。3年でゼロになるでしょう。ゼロになったら下水道できなくなるんですよ。どのお金でするんですか。だから、もっと身に迫った状態になっておるんで、考えなきゃいかんと思います。町長、そういう点を考えるあれはないですかね。次の予定区域まではやるという考えだったけど、そこまでいくと、もう開発基金ゼロになりますよ。もっと真剣に考えたらどうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員の下水道事業について、また開発基金等の現状についてどう考えるかというふうなご質問です。 基金の状況を含めて財政の状況につきましては、常に真剣に考えております。 また、基金につきましては、その年度の財政の状況、決算剰余金が出た場合には、法律に基づきまして財政調整基金には2分の1以上積みますし、また必要に応じて繰入金の取り崩しをやめたり、状況によっては各特目基金のほうに積み立てていると、そういうふうなことで将来に向けての安定的な基金の確保に努めているというのが現状でございます。 下水道事業につきましては、高田議員もおっしゃられますように、多額の財源を必要とすることから、町の財政にも大きな影響を及ぼします。下水道事業は補助事業であります。また、以後の起債の償還については、一定の交付税措置はあるものの、一般会計の負担額も年々増加します。議員おっしゃられるように、一般会計が健全でなければ下水道事業も進めることはできません。近隣自治体でも、財政負担の増大から事業ペースを落としています。これも今後の一般行政サービスを維持するためで、里庄町においても下水道事業、水道事業、一般会計、その他をトータルに考えて財政の健全性を維持していく必要があると考えています。 5年ごとに策定する整備計画では、現在は平成31年度までの計画期間中となっております。この計画につきましては、予定どおり整備を進めますが、平成32年度からの次期計画については、事業ペースの見直しを含めて検討したいと、このように考えております。これまでも行ってきていますが、今後整備を進めていく中で整備手法の見直しや検討を行うなどの歳出削減や、また下水道への接続率の向上、収納対策などの歳入確保についても努力をして、健全な財政の運営に努めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 下水道についてはね、開発基金があと数億。29年度の決算をすると幾らかまた繰越金が出て、それで基金に積むという方法をとると思いますが、当初崩しているから積んでも結局基金減っているんで、そういうことを見直してね、町長かわったんで、そこら数字的なことはよくわかっておると思うんで、考えを変えてやってほしいと思います。 それから、下水道については、もう方向を変えて、幹線は幾らか必要かもわからないですけれど、枝についてはもう合併浄化槽方式に変えるとかね、そこらをちょっと考えなきゃいかんと思いますんで、よく考えてやってもらいたいと思います。 それじゃあ、3つ目のマコモタケの今後について。 マコモタケについては、毎年多額の費用つぎ込んで、マコモタケの販売に向けてPRの施策をどんどんやっております。それから、ことしも30年度もPRに対する費用相当使うようになっておりますけれど、生産するほう考えなきゃいけないというんで、ことしは新しくやられる方に反当たり6万円の補助金ということでありますが、ちょっと見ると、新しくやられる人も1反、2反という耕作はやらないようです。やってみようかなというんで、2畝か3畝かという程度が多いんじゃないかと思います。それもほとんど80代前後の高齢者の方が興味本位にやられるということなんですが、今の状況をお尋ねをいたします。 今度、補助制度をつくってどのぐらいふえるのか。今までやられたところはことしも同じようにやられると思いますんで、それと手ノ際が幾らですかな、5反ほどかな、何かことしは始めるということでありましたが、去年に比べてどの程度ふえるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 高田議員のご質問にお答えをいたします。 新しい人が今、新規就農者の方について高齢の方が多いということ、それから補助制度をつくってどれぐらいの面積がふえるのかということについてでございますが、このことにつきまして、先般2月10日に新規作付を希望する方を主な対象にして、生産者の説明会のほうを開催させていただきました。で、既に生産されている方も含めて21名の方にご参加のほうをいただいております。で、その中で、備中県民局の井笠農業普及指導センターの職員の方から作付の方法や病害虫の対策についての説明等もいただいております。また説明会に参加された方とは別の方で、お電話でお問い合わせをいただいた方、そして別途ご相談に来られた方もおられます。 現在、把握しております人数なんですが、今回新しく作付をしていただけるというふうに今、希望を聞いておるところでございますが、5名の方に今、希望ということでお話のほうをお伺いさせていただいております。 先ほどご指摘をいただきましたが、確かに面積のほうは1反、2反という大きいものではなくて、それよりも少ないもの約5畝から1反の間ぐらいの作付で始めていただけるということでございました。ですので、今の時点で把握をしている中では、大体新しい方につきましては、合計で2反から3反ぐらいの面積がふえるというふうに考えております。 で、手ノ際の圃場につきましては、現在のところまだ調整を進めているところでございまして、5反全てが作付ができるかどうかというのは、済みません、今のところまだちょっと未定でございますが、できる限りの作付をふやしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 今、新しく作付をされる方は出荷はどこへされるんですかね。どっか全部引き取ってくれるところがあるんでしょうか。 それと、今、企画がいろいろPR、広報活動やってますが、これはもう引き取ってくれるところがあるんなら、そこがPRしなくても売ってくれるんじゃないですか。そこの宣伝をするようなもんじゃないんですかね。それはどうなんですか。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 今、ご質問いただきました出荷先についてでございますが、これ先ほど申し上げました説明会のほうで農協の方にも来ていただきました。それから、もう一つ、直売所マコモタケの方にも来ていただきました。で、2カ所での販売ルートについてのご説明を説明会のときにはさせていただいております。で、説明を聞きに来られた方につきましては、こういう販売ルート、また販売先、直売所とか農協への出荷先もありますし、直売所マコモタケのほうもありますということでご説明のほうをさせていただいておりまして、これにつきましては、もう生産者の方に選択をしていただくような形で説明のほうはさせていただいております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 直売所あるいは農協が引き取ってくれるということですが、今、直売所に出されている人に聞くと、もうこれ以上出されると、直売所でも売れなくなるから、出されては困るというふうに聞いております。そして、農協については、農協は売り先がもう確保できているんでしょうかね。 それと、私が聞いてるのは、殿迫のマコモタケという店を出してるケイエルとかというあそこがもう全部引き取ってくれるんだと。それも全協で話のあったように非常にいい値段、キロ500円から1,000円の範囲で引き取ってくれるというふうに聞いてるんですが、この話はどんなんですか。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんのご質問で、直売所への出荷の場合もこれ以上出されるとちょっと売れ残りが出るというようなお話は、済みません、ちょっと今、私把握しておりませんのですが、説明会のときには一応そういう方法もあるということで、農協の方にちょっとご説明のほうはいただいております。 また、それから農協のほうは、市場への出荷もできるということで、集荷日とかが決まってはおりますが、農協の組合員になることでその出荷ができるということでご説明のほうをしていただいております。 で、もう一つの本村、マコモタケの販売所のところの集荷のところについての買い入れにつきましては、金額のほうを提示していただきまして、それぞれのランクづけによってこういう価格で買い取りをしますということでご説明のほうをいただいております。 以上でございます。
    ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 あのね直売所は誰考えてもそうでしょう。買われる人が数限られてるから、今以上に出ると、そりゃ当然余るでしょう。お客さんが少ないからね。だから、出されている人が言うのが合ってると思います。で、農協へ出すと、市に出したら買いたたかれていかんから、今、言う本村ですか殿迫ですか、あそこが全部を引き取ってくれるんだというふうに聞いてるんですが、その話は違うんですかどうなんです。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 高田議員さんのご質問にお答えをいたします。 農協の市場への出荷について買いたたかれるというか、そういうのはそのときの状況によるとは思うんですけれども、もう一つのマコモタケの直売所というか、販売所のほうにつきましては、一応今、収穫をしていただいたものについては、基準額で買い取りをさせていただきますというご説明をしていただいているので、金額が明示されたということで、生産者というか、これから買い取りをお願いさせて、どこに出そうかというときに、そういうお話がもしかすると聞かれた中で出ているのかなというふうにも考えております。実際には出荷をしたものについて買い取りのほうはしていただけるというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 あのね農協については、以前農協が市へ出すと、もう買いたたかれていかんから、本村のあの店に出せば高く売れるというふうに聞いてたんですが、今の話とちょっと違うんですが、あそこは何かケイエルとかという会社で何か町とも取引関係にあるところと聞いたんですが、どういう取引関係があるんでしょうか。ないんですか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤副町長。顔ばあ見ようるけんしゃべんなさい。大内町長も言ようるけん、サイン送りょうるけん、おまえしゃべれ。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 マコモタケの買い取りにつきましては、農協のほうが買いたたくかどうかというのは私もちょっと存じ得ないところなんですけれども、もう一カ所の民間企業が経営しているマコモタケの販売所は、価格が了解されれば、生産者の方がそれでいいということになれば、全部引き受けをしてくださると、このように聞いております。 それから、高田議員がおっしゃられますような町と民間企業がどういうふうな関係にあるのかというふうなちょっとご質問の趣旨がわからないので、ちょっと私のほうは答弁ができません。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 あのね、私聞いた話なんですが、何か町へソフトか何かコンピューターかソフトか何かそんなのを納めてる会社というふうに聞いたんですが、そういうことはないんでしょうかどんなんですか。 ○議長(平野敏弘君) 妹尾農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(妹尾渉君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんのご質問で今、町との取引のことでその企業につきましては、国土調査室等で地籍調査のシステムの関係でシステムを入れていただいているということはございます。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 やっと出てきたようですな。国土調査のシステムを納めてる。そりゃまあかなりの金額だと思うんですが、そうなると、そこが売るものについてのPRをしてるようになるんじゃないですか、役場が。そこが買い取ってくれて、そこが売り先を全部してくれるんでしょう。そうすると、何も町がPRする必要ないでしょう、町が売るんじゃないのに。 それから、何かこの前から話聞くと、世界へ発信してとかというようなことを言われて、そんなもんじゃないでしょう。町の税金を使って、マコモタケのPRをする必要がどこにあるんですかな。本村の店にお願いすれば、皆買い取ってくれて、そこが売ってくれるんでしょう。機内食に使うとかというのは、農協が送った先が使うんじゃないでしょう。おかしくないですかね。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 マコモタケの事業につきましては、平成21年度から耕作放棄地の解消対策として、特産品は何かないかということで、マコモタケの生産を始めたという経緯があります。 それで、その生産をするに当たりまして、里庄町の先ほど課長のほうから申しました国土調査室のほうにシステムを納入している企業のほうが町がそういうふうなことで耕作放棄地対策でするんであれば、できることは協力をいたしましょうというふうな立場から、生産に乗り出していただいたという経緯がございます。 それで、町といたしましては、その耕作放棄地を解消していくために、できるだけマコモタケの生産をするためには販売ルートを確保しなければならない。販売先がなければ幾らつくってももうけにならないので、そういう意味からマコモタケのPRをしっかりしてきたというふうな経緯があります。特に特定の生産者のためのPR活動をしてきたわけではございません。その辺はご了承いただきたいと思います。 そういうふうないろいろなところにPRをした、またそういった民間業者が独自での販売ルートを確立していただいたおかげでマコモタケの価格もある程度一定のものが確保できているというふうな現状であります。いろいろなところでいいものを生産するということで、先ほど高田議員もおっしゃられましたように、日本航空の国内線のファーストクラスでも使っていただけるようになってまいりました。 また、その民間業者がつくっていただきました加工品ですね、マコモタケの保存ができる加工品によって中華料理店もある程度品質の確保ができたものを量も確保できるということで引き続き里庄町のマコモタケを使っていきたいというふうなお答えもいただいております。 そういうふうなところで、生産者の支援、それから販売ルートの確保、この2つを持って里庄町のマコモタケの特産品化をやってきましたし、これからも進めていきたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 高田卓司君。 ◆10番(高田卓司君) 〔登壇〕 高田です。 もう業者が販売ルートを確保してるんだから、もうPRする必要ないでしょう。業者が独自にそういうとこ開拓して売ってるんでしょう。なぜ税金をまだまだ突っ込むんですか。今までに1,000万近く突っ込んでる、1,000万以上突っ込んでるでしょう、数千万。もうそろそろいいんじゃないですか。 それと、荒廃地対策は何もマコモタケでなくてもいいんですよ。先ほども出ましたようにほかのものでも。あのぐらいのもんなら私でも米つくってあげますよ。だから、そういうふうに考えたらどうなんですか。ちょっと方向がおかしいんじゃないですか。町と取引関係あるところに何でそこまで肩を持つんですか。もうそろそろいいんじゃないですかな。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 町といたしましては、先ほども答弁をさせていただきましたように、マコモタケの生産を拡大するために販売ルートを確保していかなければならない。したがいまして、特定の業者のためにPRをしているわけでもございませんし、支援をしているわけでもございません。 それから、PRをするというのは、今までつくっていたパンフレットがなくなったので、新たなパンフレットを作成をしたりですね、さらにマコモタケの料理をしっかり中華料理店のほうにもやってほしい。里庄のマコモを使ってほしいというふうな観点からPR活動をさせていただくということでございます。 いずれにいたしましても、しっかり販売ルートを確保することが価格の安定にもつながりますし、生産者もそれによって参入しやすいというふうに考えております。 また、水田の耕作放棄地につきましては、なかなかほかの特産品をつくることは難しいと考えております。高田議員おっしゃられますように、稲作をしていただける方がいれば、当然遊休農地の解消にもつながると思いますので、そういうふうなお考えがあれば、またしっかり耕作放棄地の解消についてご協力いただければと思います。 ○議長(平野敏弘君) ここで暫時休憩します。次は1時から行いますのでよろしくお願いします。            午後0時11分 休憩            午後1時00分 再開 ○議長(平野敏弘君) それでは、休憩を解き会議を開きます。 1番佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 1番佐藤耕三です。 きょうは通告に従いまして3点の質問をさせていただきます。 加藤町長は町長になって初めてですから、またよろしくお願いします。 町長は事務所開き、全員協議会、またきのうの所信表明演説で、里庄の課題として、駅前の整備、基幹道路の整備、また防災対策など上げました。で、抱負としまして、子供の笑顔が輝き、お年寄りが安心して暮らせるまちづくりを進めると、このように述べられていました。 私毎回議会が終わりましたら、自分の町政だよりを出してるんですけど、それで今回アンケートも一緒に行いました。そのアンケートの中で多分町に対して母子手帳の手続に来られた方だと思うんですが、次のような意見をいただきました。ちょっと読ませていただきます。 結婚を機に里庄へ引っ越してきてちょうど1年になります。お互いに通勤は遠くなりましたが、人のよさ、生活環境にとても満足していました。しかし、最近赤ちゃんを授かったことがわかり、母子手帳の手続に行きましたが、寒い中で待たされ、病院のほうが詳しいのでという説明のみでした。ほかの地区では、産後、保育園の説明までしてくれると聞いていましたが、話はなく、これから聞くと、違う部署への誘導をされたと。そこで定員いっぱいで入れなかった園児がどうしているのかわからないという対応だったと。たくさん子供がいるのはいい町だと思います。町内のことなので、きっちり把握して対策、対応していてほしいと感じています。今の子供たち、これから生まれてくる子供たちのためにどうか子育て支援よろしくお願いしますという文章でありました。町長はこの文章に対しどのように感じましたか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 佐藤議員さんのご質問にお答えいたします。 結婚を機に里庄町に移り住んでくださった方、またその方が初めてお子さんを授かったときに、役場の窓口に来て、そのような対応があったということで、母子手帳の取得及び保育園の説明時における対応、窓口で不愉快な思いを抱かれた、まことに申しわけなく感じております。 これは母子手帳の窓口、また保育園の窓口に限ったことではなく、職員全体に言えることですが、町民の方に対しましては、親切丁寧に接することがもう大前提でございます。このような不愉快な思いをすることがないよう、しっかり職員も住民の方を第一に考えて対応してまいるように徹底してまいります。そのような体制をしっかりとってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 町長から丁寧な答弁をいただいたと思います。 私もこの文章を読んで、お名前が書いてなかったもんですから、誰かもわかりませんし、直接は話をしてませんが、この方の要望としては子育ての視点、これは要望されているのはわかります。そのほかのことはちょっと直接はわかりませんが、私もこれ感じて、初めての出産ということで希望と同時に大きな不安を抱えて手続に来られたと思うんです。そこで自分の思ってたような対応がされなければ、より不安が大きくなるじゃないかなと。町民から思ったような対応をしてくれない、こういったことはこのケースだけではなく、ほかにも何点か聞いたことがあります。町民に対して幾ら丁寧な説明をしても丁寧過ぎることはないと思います。 また、里庄は、職員の数も少ないもんですから、万が一職員の対応に追われて、こういうことが無理だというんであればね、職員の数をふやすこともまた考えなければいけないのではないかとも感じています。町民の気持ちに今以上に寄り添う気持ちで行政の長として取り組んでいただきたいと思います。 そこでこのアンケートの中でいろいろと回答が返ってきたわけですけど、ハード事業を進めることで町民の日々の暮らし、これが苦しくなるということになってはならないと思うんです。アンケートの中では今、給料、また収入が減少して、生活が苦しいと、こういった意見がたくさん寄せられていました。 また、今後の不安としては、高齢者では健康、介護、交通手段。今、働いている方ではやっぱし健康、仕事、子育て、こういったものが上げられていました。 町への要望として、国保税、介護保険料引き下げてほしい。交通手段の確保、福祉の充実など生活に直結するものから、道路整備、荒廃地対策、財政の健全化といった意見もありました。 今、町長、駅前の整備、こういったことが必要だと言われてましたけど、こういう駅前の整備をすることも大事だと思いますけど、以前全員協議会の中で聞いたのは、駅前広くして、バスが回転できる、そのような広さが必要だということだったんですけど、本当にそこまでのものをつくればどういうんですかね、生活に密着した、そちらのほうに例えば介護保険料下げてほしいとか、国保下げてほしい、そういった意見なかなか聞くことができないと思うんですけど、その辺のところどのようにお考えでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 佐藤議員の駅前の整備についてとハード事業を強引に推し進めると、その他のソフト事業にも影響が出るのではないかと、こういうふうなご質問だと思います。 おっしゃるとおり駅前の整備につきましては、多額の費用を要するわけでございますので、慎重に進めていかなければならないと、このように考えております。まち・ひと・しごと総合戦略の中でも、定住促進の一つとして、駅前の整備というものが記載されております。今後の里庄町のまちづくり、イメージアップですね、そういうふうなこともやはり十分取り組んでいかなければならない、このように考えております。それを進めていくためには、地権者の方、地元の方、そういった方のご理解をいただきながら、必要な広さを整備していきたいと、このように考えております。面積については、平成30年度予算で設計委託料を計上しておりますので、その設計の結果によると考えています。通勤、それから通学者の安全性、それからいろいろな観点から駅の利用度を利用しやすさというものを確保していきたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい。確かに朝なんかは、あそこはバスも来る、通勤、通学で電車に乗られる方も来られる、で、小学生の子も通学してます。確かに混雑はしてるんですけど、駅のすぐ出たところの西側へ無料の駐車場がありますよね。済みません、2時間まで無料の。ああいったところを利用しながらでもね、何かある程度の必要の広さは必要だと思うんですよ、私も。だけど、必要以上に広げることなく、そういったスペースを利用して、最小限にしていただきたいと。 それと、エレベーターの設置もいろいろと皆さんから要望もありますけど、ただ駅に行きたくても駅まで行く手段がない、こういったお年寄りも結構います。やはり交通の足が高齢者にとってこれから交通の足、これを確保するのがとても重要だと思うんです。今、高齢者タクシー無料券ね、ありますけど、やはり同居してたら出ないといいますけど、やはり病院へ行く場合には、日曜日、病院はやってないんですね。どうしても平日に行かなければいけない。だけど、足がない、こういったことが現実であります。さっき町長、同僚議員のほうから質問があったときにデマンドタクシー、こういったことも考えられてるということでありますけど、その辺のところもう少し具体的にわかればどうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高齢者の交通手段をどのように考えるかというふうなご質問ですが、佐藤議員おっしゃられるように、私も高齢者の方から通院につきまして同じようなお話をお伺いしております。買い物については、休みの日に家族とか親戚の人が連れていってくれるからいいんだけれども、病院に行くときにはやっぱり平日になると。そういったときには、なかなか家族とか親戚の人に仕事を休んでまで連れていってくれというのはなかなか言いづらいんですというふうなお声もお聞きしております。 高齢者に対する交通手段といたしましては、高齢者の方の外出機会の促進及び閉じこもりですね、そういった予防を目的に平成26年4月からタクシー料金の助成事業を現在行っております。本事業につきましては、やはり財政的なこともございますので、対象要件をもうけておりまして、助成を受けられている方には大変喜んでいると伺っております。また、一方助成を受けられていない方からは、対象要件の緩和を求める声も頂戴しております。対象者の見直しも今後検討する必要があるのではないかと、このように考えております。また、高齢者に限らずですね、交通弱者といわれる方の交通手段としてデマンド型乗り合いタクシーを含めたほかの方法についても今後研究してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい。私も交通手段とても必要だと思います。アンケート何点か幾つか返ってきたんですけど、まだアンケートが返ってくるということは、ポストへ行くだけの足があるんですけど、中にはね、もう本当にそこへ行くだけの足のない方もいらっしゃると思うんです。そういった方の気持ちとか、やはり今、年金等下がって生活が苦しいんだと、こういった声をしっかりと聞いていく、それがやはり一億総活躍の時代にもつながると思います。で、そういうきめ細かいことは、やはり国ではなかなか目に入りません。私たち自治体で働いている人がしっかりと住民とつながっていく、これが必要だと思いますので、この辺のところをしっかりとまたこれからも議論させていただきたいと思います。きょうのところは、次の質問に移らさせていただきます。 続きまして、2点目の中学生の海外派遣の事業についてでありますが、この中学生の海外派遣が公立の中学校における教育なのかどうかお伺いさせていただきます。 やはりこれ12月の議会後、英語教師のこととこの中学生の海外派遣についてアンケートを行いましたが、両方とも中止または見直す必要があるという意見が本当に多かったです。私自身も今まで当局の考えに子供の教育ということで疑問を抱きながら理解をしていたわけですけど、私も町民の皆さんからのアンケートに目を通しながら、当局の考えに理解を示したことに対して私自身反省すべき点があったと、このように今、考えています。 数人の子供を多額の税金を使ってヨーロッパへ派遣することが公立の中学で行う本来の教育ではない。本来の教育であれば、生徒全員で考えて行動する、これが公立の学校の本来の教育ではないかと今は思っています。一部の生徒を対象にした教育は、特に公立の中学校において避けるべきことであり、そういったものを推進することが教育委員会の仕事ではないと私は考えますが、当局の意見を求めます。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 まず、仁科財団の海外派遣のことについてお答えをさせていただきます。 仁科芳雄顕彰事業として仁科財団は数々の事業を行っております。その一環といたしまして海外派遣事業にこれまで取り組んでまいりました。特色ある里庄町の教育の一環として海外派遣にも取り組んできたわけでございますが、成果は私はあったと、このように感じております。やっぱり子供たちは、日本を出て、外国から我が国の状況を見るということも大切ですし、外国の文化に触れることも大切です。また、仁科芳雄博士の足跡をたどりながら、仁科博士の研究成果を肌を持って感じる。そういったことができるのは、やはり里庄町の中学生であるからこそできることでもありますし、これに対しまして科学振興、理化学研究所のほうも十分な受け入れ態勢をとっていただいてると、このように感じております。 ただ、先ほども答弁をさせていただきましたが、去年、それからおととしと2年続けてテロの危険性もあることから、国内派遣に切りかえております。私といたしましては、海外派遣事業は今後、国内派遣事業に切りかえをしていきたい。ただ、仁科芳雄博士の顕彰事業としての効果が十分発揮されるよう、内容についてはしっかりこれからも検討していきたいと、このように考えております。 それから、英語指導助手でしたかね、ですね。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい。テロの関係で2年間中止していて、これからは海外派遣をやめるということでありますが、私は別に子供たちのためにお金を使うことは別に構わないんです。ただ、一部の選ばれた子供が頑張った子供といいますけど、子供の皆さんは能力なりに皆さん頑張っている方は頑張っている、それでも選ばれない方がいるんです。そういった中で選ばれた人だけをこういった事業に参加させることが公立の学校がやることかどうかを聞いているんです。お尋ねします。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 今、公立の学校がやるということを強調されましたのであえて申し上げます。これは科学振興仁科財団の事業でございます。学校にも協力をしていただいているという内容でございますので、そこはひとつ押さえておきたいと思います。 また、公立の学校でみんなで同じようなことをやることが大事なのではないかというようなご指摘もございました。基本的にそうだと思います。全員に公平にチャンスを与えて、ただ結果は別でございます。例えば勉強を同じようにしても、個人の能力とか、いろいろな状況の中で結果としては学力とかも違ってまいります。それから、海外派遣、国内派遣について申し上げますと、これもチャンスは全員にございます。ただ、選考の時点でいろいろな条件の中に合った子供たちを選考をしているということでございます。で、この選考に当たりましても、これを目指して頑張っている子もいます。それから、目指して頑張っていても残念ながらこの中には入らなかったという子もいます。 で、実際に海外、国内へ派遣された子供たちがじゃあ将来必ず地域社会で活躍する子になるかといったら、その保証は100%ではございません。わかりません。可能性の問題です。私たちは子供たちの可能性にかけて子供たちを少しでもよりよく健やかに成長させたいというふうに思っておりますし、行った子供たちもしっかりと勉強し、将来に向けてまたいろいろなやる気を育ててまいりますと同時に、帰ってきてからまたいろいろな生徒同士で話をしたりして、波及効果というものもありますので、この事業は大変値打ちがある。ただ、お金が大変かかるということで、皆様方からもいろいろともう少し検討したらどうかというようなお話もお伺いをしておる。そういったことも事実でございますが、値打ちのある事業であるというふうに思いますし、仁科芳雄博士がおられたおかげでこういった事業を今まで展開しております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 この事業が仁科財団の事業だということでありますが、仁科財団へは町から補助がいっとるわけでしょう。町から補助いってなければいいんですよ。町民の税金で一部の子供にこういった事業をやることが公立の学校でやることいいのかどうかということを聞いているんです。町民の税金が入ってなければいいです。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 先ほども申し上げましたけれども、チャンスは全員にございます。結果としては選ばれた子が行っている、そういう状況でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 ここは平行線たどりますから、もうこれ以上追求しませんが、例えばこの600万ですね、私はこの600万を仮に海外に行く場合600万かかりますよね。どこかの自治体へ視察へ行ったこの3年間の間に行きましたけど、子供たちにお金を渡して、子供たちが案を出して、その町の役立つこと、それにお金を使うことを真剣に子供たちに考えさせる、こういった町もありました。これのほうが子供たちのため全員参加できるわけでしょう。自分たちに例えばこの600万が大きいかどうかはあれですけど、仮に600万を使うんであれば、その600万で子供たちにみんなで里庄町どこかどういうふうにしてほしいかという、実際にそういったことをやるのも教育じゃないですか。私、公立の教育なら、そちらのほうが私は重要だと思うんです。どうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 議員おっしゃられるように、今、仁科財団の事業以外にも例えばみんなでこういう事業というのがとも言われたと思います。それはそれで値打ちがあることで、当然いいと思います。ただ、私たちが行っている仁科財団のこの派遣事業も非常に値打ちのある事業ですので、それを単純に比べてこっちがいい、こっちが悪いというものではないというふうに私は考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 仁科財団の事業がいい悪いは……            (発言する者あり) 仁科財団の事業がいいとか悪いとか、ただ、それが公立の高校でね、町民の税金を使っていることがいいのか悪いのか、これ私立ならいいですよ、私。町民の税金が入ってないんであれば、それでいいです。10人なら10人の子供でええ。でも、私たちの税金がね、頑張ってもいけない、その親御さんの税金も入ってるんです。だけど、みんなで考える、そっちのほうにお金を回すことのほうが私は、全員が考える、ね、うちの子もあそこの子もみんなが子供たちが真剣になって、例えばよくありますよね、道がでこぼこしてる、ね、お金がないから予算がつかないから、子供たちだってそういうこと考えて、考えあるかもわかりませんよ。それじゃあ、あそこ悪いから直そうや、こっちのほうにお金使おうやったら一石二鳥じゃないですかどうですか。こういったほうがいいんじゃないですか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 議員さんがおっしゃられる趣旨とか思いというのは大変私もよく理解できます。ただ、税金を使ってやっているというのは仁科財団だけではなくて、それからほかにことについても教育において全員がそういうお金を使わせていただいてやっていることばかりではありません。いろいろなことで結果としてはごく一部の子供たちのためにということも現実にございますので、仁科財団だけが一部の子だけのために税金を使っているというものではないということをお答えさせていただきます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 一部の子供がと今、言われました。それじゃあ、海外派遣ですね、1人幾らですか、1人当たり子供平均。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 約でございますけど、60万円強でございます。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい、1人当たり60万円強です。これだけのお金を使ってる。ほかの生徒が対象になる事業ありますか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 全てまで正確には把握しておりませんが、ほかにはなかなかないのではないかというふうに思っております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい、本当に一部の人の子供たちのための事業だと私は感じます。また、今、私、例えば子供たちで何かを考えるということも提案しましたけど、例えばですね、今、各地で災害が起こってますよね。そういったところへボランティア活動として中学生がみんなで参加する。そこでいろいろ感じることもあると思うんです。そういったことも考えられると思うんですよ。だから、一部のためのね、私、今、聞いたら60万使っている方はいないと、子供はいないと、一部の方なん、こんなん。そのお金をみんなで使うようにということで提案してるんですけど、どうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 先ほど町長が答弁させていただきましたけども、今後、海外へ行けるかどうかということは別にして、そうしますと60万円という金額をですね、使うかどうか別として、今、おっしゃられたのは、一つのいい事業だと確かに思います。 ただ、私どもが今、しているのは、仁科芳雄博士の顕彰事業をということでやっておりますので、また話はちょっと違うのではないかなというふうに思います。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 どうしても仁科財団がやっているということですけど、やはり仁科財団へ町民の税金が入ってるわけですから、そこんところをやっぱし考え直すべきではないかなと考えます。これ幾ら同じことを言っても平行線たどりますので、次の質問に移らさせていただきます。 3点目でありますが、非核平和都市宣言の塔の設置をということで、里庄町は1987年の12月議会で非核里庄宣言をしています。昨年の12月でも日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書を全会一致で里庄議会は採択しています。この12月の議会の前に先立って、請願者である原水禁の岡山協議会との話し合いも持たれました。請願者からは、次のような提案がされました。町民はもとより、町外の人にも里庄が非核平和都市を取り組んでいるんだということがわかるように塔の設置をしてはどうかと。また、平和行進の際にも参加者からそういった提案をされました。昨年は核兵器廃絶国際キャンペーン、ICANがノーベル平和賞を受賞し、核兵器に向けて世界中が今、取り組んでいるところであります。その反面、冷戦以降、今が核兵器使用のリスクが一番高くなっている、これも事実であります。こういった時代だからこそより一層強い気持ちで非核平和を掲げることが必要ではないでしょうか。残念ながら日本政府はそれには調印していませんが、こういった気持ちを目にすることでより強く非核平和に対し取り組むことができるのではないでしょうか。目標達成するための鍵は、ただ単に目標を掲げるだけでなく、それを目に見えるところに置いておく、こういったことが必要だと思いますが、以前も提案をさせていただきましたが、そのときには設置は考えていないということでありましたが、再度提案しますが、どうでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 佐藤議員の非核平和都市宣言の塔の設置してはどうかというふうなご質問です。 以前にもお答えしておりますが、当町では核兵器の廃絶と世界の恒久平和を願い、昭和62年12月議会において非核の町宣言を議決し、翌年には非核平和宣言町の塔を設置いたしました。しかしながら、この塔は老朽化による器具の腐食や倒壊の危険性があったことから、平成15年度に駅周辺の駐車場の整備にあわせて撤去しております。これ以降、塔の設置はしておりませんが、当町は非核の町宣言をした昭和62年から非核平和宣言町であることは変わりなく、平成25年2月には平和首長会議加盟都市の一員として平和メッセージも発信しております。 ただ、残念なことに佐藤議員もおっしゃられるように、近年では特に北朝鮮問題により緊張も高まり、また世界各国で国際紛争や武力攻撃が激化しており、以前にも増して緊張感が世界を覆っております。こういった情勢の中、非核と世界の恒久平和は町民も含め全世界の人々の共通の願いであり、世界で唯一の被爆国として戦争の悲惨さや核兵器の根絶に向けて訴え続け、そういった考え方を町民とともに共有していくことも行政の重要な役割の一つだと認識しておりますし、これからのまちづくりにも必要なことだと考えております。 したがいまして、町といたしましては、町民への非核と平和思想の普及活動は必要であると考えておりますので、今後、塔の設置に向けて前向きに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。 ただ、塔を建設するに当たっては、お金もかかると思います。私は別に立派な見ばえがいいのをつくれと言ってません。安くても頑丈であればいいんです。壊れないような、ただし安上がり、見ばえはいいんですよ、でも。ちゃんと里庄はこういう宣言をしてるんだなと、そういうのがあればいいもんですから、例えばこの非核平和都市宣言と人権に関する、例えばそういうの2倍合わせで裏と表にね、つくれば、そんなに高くつくことはないと思うんですけど、なるべく早いうちに設置をお願いしたいと思いますが、最後お答えください。 ○議長(平野敏弘君) 町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 当初予算も今回提出をしておる中で今年度中にすぐというのはなかなか難しいことかと思います。しっかり時期についても考えながら取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 そんなに高いもんでなくてもいいもんですから、ぜひお願いしたいと思います。 それと、今、ここには載ってないんですけど、歴史資料館のあそこの看板もぜひ。もうつけた、歴史資料館。前、以前あれも合わせて。 ○議長(平野敏弘君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員さんのほうから、以前の議会で要望ございました歴史資料館の駐車場の看板につきましては、現在、設置をいたしておりますので、またご確認いただければと。いえ、ちょうどあそこのシルバーの人材センターの駐車場のところにですね、わかるような形で歴史民俗資料館の駐車場ですという形で看板は設置をさせていただいております。            (1番佐藤耕三君「歴史資料館自体は」と呼ぶ) 歴史民俗資料館のところへのですね、設置のほうはしておりません。駐車場のほうに、シルバーの駐車場のほうにさせていただいております。 ○議長(平野敏弘君) 佐藤耕三君。 ◆1番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 歴史資料館もわかるように、歴史資料館の看板もできればお願いします。 以上、質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(平野敏弘君) 時間がありますので、続けてやります。 9番岡本雅道君。 ◆9番(岡本雅道君) 〔登壇〕 はい。9番岡本雅道です。 2件通告しております。質問事項の1、2とありますが、質問事項の2のほうから進めさせていただきたいと思います。 まず、里庄町の各種申請手続等の申請書についてでありますが、今、私がここに持参しておりますのは、役場の窓口に行ったときに出る印鑑証明書の発行への申請書、それから次には住民票とか、税の証明書の交付、これは窓口に来て署名をするものです。で、次に、これは清掃工場とか資源化センターへ物品を搬入するときに役場に来て、窓口でお願いをしたらこれを出していただいて、そこで記入すると。で、先般も町民の方から最近パソコンパソコンということで非常に里庄町も各種申請書についてもダウンロードできるようになったので、便利がよくなってからも久しいと。しかしながら、ほとんどのものがPDF、要するに一度パソコンでダウンロードしたものはプリントアウトして、手書きで署名をしなくちゃいけない。いいソフトを持ってる人は、そのPDFソフトをですね、ワードとかエクセルとかあるいは一太郎に変換して記入することができるようになっているんだけれども、例えば法務局の場合だったら一太郎とかワード、それに対してる記入例も入れたものがダウンロードできる。そうすると、手書きをしなくても全部パソコンでできる。これだけ里庄町がパソコンパソコンというてやってきたことなら、もう一歩踏み込んで、全てが住民の人がダウンロードするものがパソコン入力ができるようにはならないんだろうかなということを言われました。で、以前窓口へ来て、これをパソコンで落とせるようにしてくれと言われても、いや、今のところこれの状態なんだといっても全く効き目がないと。だから、議員行ってから言うてくれという話も出ました。それで、じゃあ課の方へそのほうの話をしましょうというと、いや、もう公の場で言うてくれということなので、きょうここで発言をしております。費用がかかるわけではないので、早急にこれはインターネットを利用してダウンロードするときにワードあるいはエクセルもしくは一太郎というふうな書式でダウンロードできるようなものに変えていただけたらなと思うので、その件について答弁をお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 失礼いたします。 岡本議員さんのご質問にお答えいたします。 岡本議員ご指摘のとおり、ワードやエクセルなど形式のファイルは、ダウンロードすれば、パソコン上で入力が可能なことから、利用者が記入する手間を簡略化できるというメリットがあり、キーボード等での入力を前提とする利用者におかれましては、こちらの形式が利便性が高いものと考えております。 こうした状況を踏まえまして、町ホームページに掲載する申請書については、利用者が利用しやすい環境を目指し、できるだけ編集可能なワード形式などのファイルを掲載するよう今後取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 岡本雅道君。 ◆9番(岡本雅道君) 〔登壇〕 はい、ありがとうございました。 特に言われているのがこの里庄清掃工場搬入申込書とか、笠岡の資源化センター搬入許可書については、同じことを2遍も書かにゃいけんのじゃと。で、これは役場に来にゃ今まではできんかったから、これもネットでダウンロードできるようにしてほしいということは強く要望受けております。よろしくお願いします。 それと、もう一点は、この印鑑登録証明書は、こういう青い紙になっとんじゃけど、これは普通の白い紙でもええんかなというふうに問われたので、私の判断でというわけにはいかんけど、これは別に色がついてなくてもええと思いますよというなことで、住民課のほうになるかと思いますけど、色のほうはよろしいでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 岡本議員さんのご質問にお答えいたします。 今、最後にお問い合わせいただきましたごみの搬入の許可書と、それから印鑑証明書の交付の申請書については、ホームページに様式が載せれてない状況でございます。 で、まずごみの許可申請につきましてはですね、窓口に来ても2遍同じことを書かにゃいけんという、うちもお客様の大変手間になってるのを重々承知しておりまして、窓口に来られた場合には、複写で1枚書けばいいようにというのを今、準備はしております。で、ホームページに載せることにつきましては、今後、準備してまいりたいと思います。 印鑑証明書のほうにつきましては、今現在、そういったことでホームページのほうには載せてない状況でありますが、色については規則等で指定はありませんので、白色でも結構かと思います。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 岡本雅道君。 ◆9番(岡本雅道君) 〔登壇〕 はい、課長よろしくお願いします。これで住民の方もパソコンの有効活用がより一層進むんじゃないかなというふうに思います。特に我々の同級生で満65歳を過ぎるような、言うてみれば高齢者がですね、今、パソコン教室に通っとんじゃと。で、やっとエクセルで入力ができるようになったから、ぜひこういうやつも使ってみたいという要望がございましたので、つけ加えときます。 それでは、質問事項の1番、これはもうきょう同僚議員が次々とこう質問されてる内容なので、町長も非常にお答えづらいかなとは思うんですが、まずですね、基金残高が非常に少ない状況の中でというのはきょう同僚議員が誰しも言った中で、当然お金がないと、袖は振れんのんですけど、私が聞きたいのはどういうことかというと、財政が非常に緊迫しているのは事実です。で、新たな収入がないのにこのままやっていくということは不可能な状況である。確かに年間1億から2億の赤字が出ている以上は、もうそれこそ日にちが迫っているよと、里庄が手を上げるまでにね。で、こん中で新しく税収をふやすこと以外にはもう手がない、あるいは仕事をやめるかどっちかです、選択しかないんだと。 そうした中で、駅のバリアフリー化というのは非常にいいことである。で、小・中学校にエアコンをつけるということも非常にいいことである。ただ、これはお金がかかる。でも、やめてもいい事業があるんじゃないかなと。で、それが先ほどから何回も出てるように下水の問題、これ中止じゃなしに延期することもできる。 それから、英会話助手の採用先を今、民間企業にお願いしてる。それをJET、国のあっせんするところに変える。これによって約1,500万という費用が交付税算入される。で、先ほどの町長の答弁で民間の英会話助手はすぐれているという表現をされた。それは言葉のあやで言われたのかどうかわかりませんが、浅口市はこのJET、国の派遣するところを使っている。じゃあ、浅口市は程度の悪いところを使っているのかということになってしまうんですけども、これまで里庄町は1回だけ国のあっせんするところを使った。それから後はずっと民間でやっている。で、どうかという、これまでに幾度となく一般質問したけど、考えがない。考えていませんという答弁ばっかりです。我々議員が質問していることは何かということに、考えがあるかどうかを聞いているんじゃないんですよ。考えてくださいと。これは議会として議員として今の行政のあり方が正しいかどうかを見きわめるためにはチェックしているんです。だから、考えてくださいと、検討してくださいということを言っているんです。このことについて検討をこれからしてもらわなきゃいけない。 例えば今の外国語指導助手が1,500万円、それから仁科財団の海外派遣費用が600万円、これを国内にしても今、二百数十万円かかってますよと。これは先ほどの同僚議員じゃないけど、特定の生徒、そりゃ可能性は3年生なら3年生全員ですよ。それはわかるんです。だから、教育長が言っていることもわかるんです。でも、これがなかったら、じゃあいいこともならんのか、そんなことはないです。だったら、この英会話指導助手を国のあっせんするのに変える。で、派遣事業もやめる。そうすると、これで2,100万円浮きますよ。例えばよ、1億円の赤字になってる中で2,000万円が浮いたら大きいですよ。誰も2,000万円くれませんよ。で、節約していって、少しでも財政を立て直すというふうに町長言われたけど、節約はどこを節約するんですか。今やっていることが精いっぱいやっていることで、これ以上節約ができないぐらいなことを職員が考えてやっているんじゃないですか、今の事業は。例えば先ほどのタクシーの件ですよ、高齢者のね。これだって制限をつけてるじゃないですか。本来だったら全ての老人にあげればいいけど、そうはいかないから、こういう制限をつけてる。じゃあ、ここでどこを削減するのか。やはり削減せなきゃいかんところはたくさん出てくる。そうした中で、たちまち今、英会話指導助手と海外派遣のことを言いました。 もう一点あります、大きい問題が。美しい森、ここ年間2,000万以上かかってますよ。じゃあ、何人が利用してるのか。で、この美しい森は、県がもうこれ以上県は確保できんから、要るんなら里庄あんたのところで上げるけ、自由にしなさいというた品物ですよ。で、ここの活用をずっとやるためには、下水の問題もあり、あるいは植木というか、自然の管理ですから当然草刈りもせにゃいけん。管理棟せにゃいけん。これで約2,000万ですよ。本当にいい設備だったらもっともっと利用があります。でも、ないんです、少ないんです。浅口市はあのキャンプ場やめてしまいました。なぜやめたのか、利用数が少ないからです。ゼロとは言いませんよ、利用数が少ないから。だから、こういうふうに今どうしてもなくてはならないもの以外だったら排除する、やめる。非常に町長なったばっかりで言いにくいと思いますけど、今の里庄の財政の中だったら、切り詰めるところはどんどん切り詰めていかないと、財政やっていけません。この点についてどういうふうな考えを持たれているのか、答弁お願いします。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 岡本議員さんの財政の健全化を目指すために事業の削減、縮減をどのように取り組んでいくか、非常に重要な問題であります。 歳入の確保は当然のことながら、まず歳出の削減に取り組んでいかなければならないというふうなことはもう重々承知しております。 で、そこの中で以前からご提案いただいておりました仁科財団への補助ですね、そこの中での海外派遣事業と、それからまた英語指導助手のJETの活用、これについて考えるべきであろうというふうなご提案いただきました。ありがとうございました。削減できるところはしっかり削減していかなければならないですし、見直していかなければならないところはまず見直していかなければならない、当然のことでございます。 ただ、一方で事業の効果というのもやはり我々としては考えていく必要があるんではないかと、このように考えております。 まず、仁科財団の海外派遣につきましては、やはり仁科芳雄博士の顕彰事業という大きな目的があります。青少年の科学をする目を育む、健全な子供たちを育てるというのが大きな目標であります。そういった中で、これまでは海外派遣事業をして、子供たちの先ほど申しましたように国際的な目を育てていこうというふうな一つの目的もございました。ただ、海外のテロ、そういうふうな治安の問題がございますので、今後は国内派遣に切りかえて、子供たちの日本の最先端の科学技術に触れることによって、そういった科学的な思考ができる子供たちも育てていくというのが仁科財団の一つの役割ではないかと、このように考えております。 また、仁科芳雄賞が先立ってございました。皆勤賞、精勤賞、文化賞、体育賞、努力賞ということで51名の中学生が受賞いたしました。ほとんど約半数の子供たちが日々の生活3年間非常によく頑張って、仁科芳雄賞を受賞したというふうな現実もございます。そういうふうな頑張りに対しましてやはり認めてあげる、さらにこれからの活躍を期待するという意味で仁科芳雄博士の顕彰事業もあるのではないかと、このように考えております。 まず、今年度から海外派遣を国内派遣に切りかえたり、そのほかの仁科財団の事業についてもより効果のあるような取り組みをしてまいりたいと、このように考えております。 次に、英語指導助手につきましては、先ほどの答弁もさせていただきましたが、県内の19の市町村で民間企業の英語指導助手を利用しております。それぞれ理由はいろいろあろうかと思いますけれども、当町といたしましては、日本語が堪能な、また先生が小学校、中学校の先生が授業を行う上でやりやすい、授業を進めやすい能力を持った指導助手を採用することが必要なのではないかと、このように考えております。 また、英語指導助手の日常的な管理ですね、生活をする上でのこと、また帰国する上での手続、そういうふうなことにつきましては、特に町がすることはなく、民間企業の管理のもとに行えること、また指導助手がこちらが望む能力を有している場合は何ら問題はないんですけれども、やはり子供たちのことを考えたときにもう少しこうしてほしい、この先生はかえたほうがいいんではないかというふうな場合は速やかに交代もしていただける。そういうふうな観点から民間企業の英語指導助手をこれまでも使ってまいりましたし、今後も考えていっております。 ただ、現在の民間企業を永久的に使うというのではなく、できるだけ経費の縮減ができるようなことも当然考えていかないといけませんし、また財源につきましては、県知事、また県の教育長に対しましても、県が19市町村が既にそういうふうな民間の企業の英語指導助手を使っている現実があるんだから、何とか財源の確保もしてほしいというふうなこともお願いをしております。 それから、美しい森についてですが、ご存じのように里庄町には観光資源というものがありません。やはり少なくとも美しい森は、里庄町の観光資源として、やはりこれからも活用していく必要があるのではないかと思います。身近な自然環境、遊歩道等を使ってですね、散策もできますし、またそれが健康づくりにもつながると思います。また、近隣の市町の方も里庄町の美しい森に来て、森林の自然のすばらしさを満喫できるんではないかと、このように考えております。 経費がかかることでございますので、その辺の経費も抑制をしながら、その上で適正な管理も必要になってこようと思いますので、そういった費用対効果も十分考えながら、今後も美しい森を運営していきたいと、このように考えております。 全体的な財政の歳出と歳入のバランスもしっかりとるように考えていく必要があろうかと思います。また、大型事業の推進につきましても、進め方についておくらせたり取りやめたり見直したり、そういうふうなことも今後必要になってこようかと思います。 ○議長(平野敏弘君) 岡本雅道君。 ◆9番(岡本雅道君) 〔登壇〕 順番に行きますね。 まず、海外研修、国内研修にかえていくということの中で、中学生の3年生を対象にと考えたときには、私的に言うと、費用がかかるんであるけれども、全員が例えば東京に行く、その費用が幾らかかるのか。例えば中学生が修学旅行に行きますよね。このときの費用がじゃあ幾らかかるのか。東京行って、仁科財団、それから理化学研究所等へ行けば1泊か2泊ぐらい。別にディズニーランドまで行かなくてもいいです。仁科芳雄博士はディズニーランド行ったことないと思いますよ、あのころないですから。だから、これはご褒美だけだろうけども、こういうことを考えたときに中学生全員がこの仁科芳雄博士の足跡をたどる研修に行くというのは、私はいいことだと思います。これで200万かかっても300万かかってもこれは納得します。町民の人も納得します。ただ、先ほど同僚議員が言ったように9名だけが行くのは平等じゃないということを言っているんですよ。本当に里庄町の子供たちが仁科芳雄博士のことを顕彰するんだったら全員が行くべきではないかと私は思うんです。 で、次に行きますね。 英会話助手についてこれからも続けていきたいと言うけれども、じゃあ浅口市はJETを使ってるじゃないですか。浅口市に確認しましたか。JETを使ったら不都合があるんですかどうなのか、そういう検討をしたのかどうかですよ。恐らく検討してたらね、こういう質疑があったときに、質問があったときにはね、こういうことがあった、こういうことがあったということ言うでしょう。でも、それ言われないということはね、してないんですよ。本当にJETを使ったら、こんなよくないことが起きてるよ。 あるいはね、もう一点、逆言いますね、これ民間企業を使うと、町は何もしなくていい、楽だから民間を使うんですか。そりゃおかしいでしょう。本当に中学生に語学を堪能にさせるためにはどっちがいいか。たどたどしい日本語でもいいじゃないですか、本当の英語をしゃべってくれる人のほうが。でも、英会話助手で英語のたどたどしい人はいないと思いますよ。みんなうまいんですよ、英語は。母国語だから。ただ、日本語がたどたどしいかどうかだけの違い。じゃあ、JETでもいいじゃないか、民間じゃなくても。ということについてどこまで検討したのか、全く検討してないのかというと、いや、検討はしましたというけど、本当にどこまでされとるか私もわかりません。だから、このことについては、十分な検討をして、こういう状況だからというのを我々を納得させるだけの資料を出してください。じゃあ、浅口市はなぜJETを使っているのか。そういうことについても十分検討した結果を知らせてください。 それから、財政のことについて、企業誘致をしていかないと、これから先収入がふえないわけですから、いろんな施策ができていかないというのは当たり前なんです。そうした中で、インフラ整備を先に進めないと、企業は来ないです。もう2号線周りいっぱいですから。要するに鶏を飼って、卵を産みましょう、やりましょうといったって、鶏舎がなかったら卵幾ら買ってきても鶏育てられないんですよ。同じですよ。インフラ整備をして、どうぞ企業来てください、ここだったら車も自由に出入りできますよ、通勤も電車がよくなってこういうのできましたよ、まずだからインフラ整備は絶対必要。ただ、おくれてますよね。もう20年から上おくれてると思いますよ、里庄町は。このインフラ整備はね。だから、インフラ整備はしなくちゃいけない。ただ、そのときに今の里庄町の財政でどこまでできるか。 先般町長がうちに来られたときに私も話をしました。駅前整備はやるべきだろうと。だけど、もっと先にしなきゃいけないのは、その駅前を通学路に使っている子供の安全確保、これを最初にやってくれと。車が行き来してる横をね、子供がランドセルをしょって通学する、非常に危険です。雨の日はもっと危険です。こういうことについてもまず取り組んでほしいよと。 これインフラ整備とはちょっと離れましたけど、そういう観点からインフラ整備はこれからもどんどん進めなきゃいけないけども、企業誘致のためのインフラですよね。で、その手法としてね、どうやってこのインフラ整備を進めていくときに県の補助金等もらうんですか。県の情報を入れると言われましたけども、県の情報を入れるのをどうやって県の情報を入れてくるんですか、それは誰がするんですか。よろしくお願いします。 ○議長(平野敏弘君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。岡本議員の質問にお答えいたします。 補助金、交付金のメニュー等について、駅前とか道路の整備で申し上げますと、やはり農林建設課のほうで県のほうに行くと。で、県のほうに行くと、やはり国の制度はどうなってる、こういうメニューは使えるが、こういうメニューは使えない、そういう整理を今しているところでございます。ですから、私どもが駅前とか道路については私どもが参ります。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 加藤ええんか。 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 ちょっと確認させてください。インフラ整備というのは、企業団地のことでしょうか、それとも道路とか下水道とかの話。            (9番岡本雅道君「そうです」と呼ぶ) そうですね、わかりました。岡本議員さんおっしゃられるように、企業誘致のためには道路、下水道、それからその他の基盤整備がやっぱりなかったら、企業の誘致は、立地は進みません。そういうふうなことは計画的に進めていく必要があろうと思います。 それで、その情報、補助金とか、そういうふうな情報はどうするんだというふうなことですが、先ほど農林建設課長申しましたように、道路等については、それぞれの担当課長が行きますし、そのほかの企業立地に関しての有効な補助金であるとか、そういったことについては、私も参りますし、企画商工課長のほうも今でも県との情報をやりとりしながら、できるだけ有利なものが使えるものがないかというふうなことは確認をしております。これからもやっていこうと考えております。 以上です。 ○議長(平野敏弘君) 岡本雅道君。 ◆9番(岡本雅道君) 〔登壇〕 はい。補助金等についての情報収集わかりました。 あとは、企業を誘致する際に、いろんな同僚議員の最初のころに企業誘致のことについては、県へ行ってパイプ使って、いろんな情報を得て、少しでもいい情報があったら里庄へ引っ張るための施策をしてきたということでありますけども、これをするためにはしょっちゅう県へ行ってこないと、向こうからこういう企業いるけど、里庄どうですかと言ってきませんよ。我々ちょっと話それますけど、我々住民がですよ、申請してこれは補助がつけますかというたら補助金というのがあるけど、それしなかったら一切補助金くれませんよねと同じように、県へ何か情報がないかという、どんどん行かないと、県のほうからこういう情報がありますよとは言ってくれません。これをするためには非常な時間がかかろうと思いますけども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(平野敏弘君) 加藤町長。
    ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 県等との情報をどのように入手するかということにつきましては、企画商工課のほうがこれまでも頻繁に県また大阪事務所等と情報の交換をしながら、そういうふうな企業立地に向けて取り組みができるかどうか確認しておりますし、今後もそういうふうなこと取り組みをしてまいります。私も企画商工課長、それから県の大阪事務所の職員とともに、町内に企業地を持つ大阪の企業にも訪問しましたし、そういうふうなこともこれからいろいろ情報交換をしながら、町内への企業立地を進めてまいりたいと、このように考えております。            (9番岡本雅道君「終わります」と呼ぶ) ○議長(平野敏弘君) これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は3月8日午前9時30分から開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 皆さん大変ご苦労さまでした。            午後2時06分 散会...