○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号から議案第57号までは原案のとおり可決されました。 この際、議案第58号令和5年度浅口市
一般会計補正予算(第4号)から議案第64号令和5年度浅口市
下水道事業会計補正予算(第2号)までを一括して討論を行います。 討論の希望はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、採決に入ります。 議案第58号から議案第64号までは委員長の報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、議案第58号から議案第64号までは原案のとおり可決されました。 議案第65号浅口市
手数料条例の一部を改正する条例についての討論を行います。 討論の希望はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、採決に入ります。 議案第65号は委員長の報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。 議案第66号令和5年度浅口市
一般会計補正予算(第5号)の討論を行います。 討論の希望はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、採決に入ります。 議案第66号は委員長の報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。 請願第4号「
最低賃金全国一律制への法改正を求める意見書」採択を求める請願についての討論を行います。 なお、本案に対する委員長の報告は不採択でありました。 6番
沖原有美議員から賛成討論の通告がありましたので、これを許可します。 沖原議員。
◆6番(沖原有美) 私は、請願第4号「
最低賃金全国一律制への法改正を求める意見書」採択を求める請願について賛成の立場で討論に参加します。 今年の10月から各都道府県において
最低賃金が改定されました。岡山県は932円となり、昨年から比べて40円引き上がりましたが、この間の物価高騰もあり十分な額とは言えません。 例えば、規模や仕事内容も同じコンビニで1日8時間、月20日働くとすれば岡山県と東京都ではその差額は1か月で約2万9,000円となります。働く地域が違うだけでこれだけの差があるということは、東京などの賃金が高い都市部に労働者が一極集中し、地域経済の疲弊を招きます。そして、この賃金による格差は
社会保障制度など生涯にわたり大きな差を生んでいます。 現行法の
最低賃金は、その地域の労働者の生計費と賃金、事業の
支払い能力を考慮して決めているため、地域別である限り低い地域は低いまま決定される構造的な問題もあり、また
最低賃金が高い地域では賃金が低い地域を考慮することで引上げを抑制する要因ともなっています。 健康で文化的な最低限度の生活を確保するためには、どの地域で働いてもひとしく保障されなければなりません。同時に地域経済を活性化させるために、
最低賃金全国一律制への法改正を求める
意見書採択を求める請願について議員の皆さんの御賛同をお願いいたしまして、討論といたします。
○議長(伊澤誠) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、討論を終わります。 採決に入ります。 請願第4号は委員会の結果は不採択でありました。 これより起立採決を行います。 本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(伊澤誠) 起立少数と認めます。よって、請願第4号は不採択とすることに決定しました。 請願第5
号日本政府に
核兵器禁止条約への参加を求める
意見書採択を求める請願についての討論を行います。 13番
桑野和夫議員、5番早苗ネネ議員から賛成討論の通告がありました。 本案に対する委員長の報告は採択でありますので、まず反対討論の希望はありませんか。 竹本議員。
◆3番(竹本寛) 改めておはようございます。 私は、この
日本政府に
核兵器禁止条約への参加を求める
意見書採択を求める請願に反対の立場での討論をいたします。 今年10月、イスラエルではガザ地区にて戦闘が始まり、また昨年2月にロシアがウクライナへ本格的な軍事侵攻を開始してもうすぐ2年が経過しようとしておりますが、ロシアが持つ核兵器の脅威によっていまだ収束が見えない状況が続いており、世界では不安定な情勢の地域がある状況でございます。 我が日本国におきましても北朝鮮の度重なるミサイル発射実験、中国による台湾有事の懸念など、核兵器を保有している近隣国による脅威は年々高まっている状況であると言えます。こういった核兵器の脅威を感じる状況を鑑みますと、核の傘に守られている現在の日本の国防は大変重要な局面になってきているのではないでしょうか。 もちろん、核兵器は絶対に使用してはいけません。しかし、こういう状況だからこそ、今は慎重に他国の状況を見守ることが重要だと考えます。 以上の理由により、私はこの請願に反対いたします。
○議長(伊澤誠) 次に、賛成討論を許可します。 桑野議員。
◆13番(桑野和夫) 請願第5号の
日本政府に
核兵器禁止条約への参加を求める
意見書採択を求める請願に賛成の立場で討論に参加をします。 今から78年前、人類史上初めて広島、長崎に原子爆弾が投下をされ、一瞬にして多くの市民が犠牲になり、その苦しみは今もなお続いております。 2021年に
核兵器禁止条約が発効し、人類史上初めて核兵器を違法化する国際法が誕生し、核兵器のない世界への道を切り開く新しい時代が始まっております。しかしながら、
日本政府はいまだこの条約への参加はしておりません。広島、長崎に原爆投下がされた唯一の被爆国が署名を拒否するというのは世界の流れに背を向ける行為だと思います。 今、ロシアやイスラエルによる核兵器の使用が危惧されている中、核兵器廃絶をめぐる国際情勢は大きく変化しようとしております。
核兵器禁止条約にこれまで93か国が署名、69か国が批准をしています。署名国があと4つ増えれば国連加盟国の過半数を占めることになります。 また、
意見書採択は、県内27市町村のうち21議会が採択をしております。
核兵器禁止条約は、核兵器による威嚇を禁止し、核抑止論を否定しております。今年の広島、長崎の平和宣言では、松井一實広島市長は世界中の指導者は核抑止論は破綻していることを直視すべきと語り、鈴木史朗長崎市長は核抑止への依存からの脱却を勇気を持って決断すべき、このように話しております。 議員の皆さん、
浅口市議会では、これまで核兵器の禁止条約締結の要求も請願項目とした非核平和浅口市宣言の採択を求める請願書を採択し、非核日本宣言の
意見書採択を求める陳情をこれも採択をしております。そして、浅口市は平和首長会議にも加盟をしております。
核兵器禁止条約は、被爆者と共に私たち国民が長年にわたり熱望してきた核兵器廃絶につながります。 私は、以上のことから本請願は採択すべきだと考えます。議員の皆さんの御賛同を心からお願いを申し上げまして、討論とします。
○議長(伊澤誠) 次に、反対討論の希望はありませんか。 香取議員。
◆16番(香取良勝) おはようございます。 私もこの件に今、はっきりこれは反対せにゃいけんなと思うたのは、私は昭和37年に航空自衛隊に行ってきました。そのときに私を教えてくれた教官は、戦争から帰って、本当に大変な人が私たちを教えていただいた。そして、今防衛大学を出た人がトップにおります。私のときには、士官学校を出た人が私たちを教えていただいております。そのときに言われた言葉が、戦争に負けたら奴隷だと。奴隷になるんだと。子供、女性はどがんもならないんだと。戦争に負けたらどがんな悲惨なものかと。何ぼ世界でいい法律をつくっても、戦争に負けたらもう何もできないんだということを、私はそういうことを上官からつくづくと教えていただきました。今の防衛大学を出とる者は、私が見とって本当にろくでもないなということがつくづく分かっとるわけです。 そして、今回ぜひ、中国そして北朝鮮、どんどんどんどんと今の核兵器を造って脅威にさらされております。片一方が鉄砲を持っとったら、こちらも鉄砲を持たなんだら襲うてくるのは分かっとるんです。包丁を持っとる者に手ぶらでかかっていく者がおりますか。やはり持つものは持つ、国民を守るものは守るという考えで、相手が持つものは持って、きちっとした対応を取っていただきたい。私はそう思うので、この討論については反対いたします。 以上でございます。
○議長(伊澤誠) 次に、賛成討論はありませんか。 早苗議員。
◆5番(早苗ネネ) おはようございます。
核兵器禁止条約に対する条例、その賛成という立場から討論させていただきます。 浅口市は2006年に寄島、鴨方、金光という個性豊かな3つの町が合併して生まれました。とても若い町です。まだ二十歳にもなっておりません。その若い町の市議会議員として、これからの時代に何を選ぶか。今、日本は憲法9条があるにもかかわらず、武器を買って、武器を造って売ってという武器を扱う人々が経済を動かしています。その延長線の中で核の持つ抑止力というナンセンスな話がまことしやかに話されて、いろいろな人たちを洗脳しておりますが、平和を保つのに武器を持つという論理はそれ自体が矛盾のため、破綻しています。何がどうあれ、武器は武器です。平和に至る道は一つ。自分たちが武器を捨てて平和であることなんです。 私は、浅口で生まれ育った子供たちの誰一人として戦争へ行ってほしくはありません。誰一人として戦争で死んでほしくはありません。戦争で人を殺すということは、誰かの愛する家族を、息子を、娘を、かわいい孫たちを、そして誰かの夫を、愛する妻を、お父さん、お母さんを殺すことなんです。あなたの息子や娘を、かわいい孫や夫や妻を、父や母を誰かに殺されるっていうことなんです。恨んで恨み返して、憎んで憎まれ返されて、永遠と続く負の遺産、苦しみの鎖で、憎しみの鎖でがんじがらめでお互いを止めることもできずに殺し合いを続けています。イスラエル、パレスチナ、ウクライナ、ロシアも苦しみの連鎖でまだ殺し合いが続いているんです。 平和を守るために武器を持って戦うことは命がけです。平和を守るために丸腰で話し合うことも命がけなんです。同じ命がけなら、私は子供たちにもうこれ以上負の遺産を残したくありません。憎しみの鎖でがんじがらめになっているそんな戦争を増長するよりも、丸腰で相手と話し合う方法を選びます。もう憎しみの連鎖、断ち切りましょう。変わりましょう。地球人類はまだそんなことしてるんですか。もうよしましょう。 浅口は18歳の若者です。希望と大志を持って明るい未来に向かっています。10歳のときには、自分たちの町を人々はシリウスと定めました。そして、その2年後に日本一、東洋一の天文台ができました。これらのことは、私にはつながっているとしか思えません。浅口市の使命は、これから来るであろう宇宙時代の幕開けに銀河宇宙文明の仲間入りをする、人類の役に立つことなんです。もう地球上で兄弟げんかをしているときではありません。地球人の持つ原子爆などは進化した宇宙人にとって未開人のやりや弓矢のようなものでしかありません。今、人類はコペルニクスの地動説、それ以上にパラダイムシフトを迎えています。古い時代が終わってシステムがぼろぼろと崩壊しているのは新聞、メディアを見れば明らかなことです。あと10年、20年もしたら本格的に宇宙時代がやってきます。 日本は2本立てです。敵も味方も、光も闇も、賛成も反対も、正も悪も全て受け入れて清濁併せのんで大調和。寛容さと親和性の遺伝子で、戦わず仲よく生きていくのが日本人です。しかし、核の傘の下の従属的立場ではありません。武器をちらつかせて恫喝したり、戦争をしかけてビジネスをしたり、そんな人々が住む国々に忖度して核兵器廃絶の意見も言えないのでは尊敬もされません。浅口の子供たちのためにも人間としての尊厳は失いたくありません。 最後に、2016年につくられた浅口の市民憲章、この市民憲章はまだまだ続く混乱の荒波から浅口の人々を守るための言霊だと思っています。いのち輝く、心豊かな生活に努めます。文化と歴史、自然を大切に守ります。平和を愛し、国際理解を深めます。 聞いていただいてありがとうございました。賛成討論を終わります。
○議長(伊澤誠) 次に、反対討論の希望はありませんか。 佐藤議員。
◆11番(佐藤正人) 反対の立場で発言をいたします。 核兵器のない世界、これは全ての世界市民の願いであります。今大事なことは、その目標に向かってのアプローチの方法であります。 核兵器についての国際規範は、ここにある
核兵器禁止条約だけではありません。1970年に発効した核不拡散条約です。略称をNPTといいます。これは、世界の100%に近い国々190か国が加盟しています。その条約の内容は、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5か国のみ核兵器の保有を認める、その他の国が持つことを禁じたものです。そして、保有国には核軍縮と核の平和利用を課しているわけです。 この核不拡散条約が現在まで核の抑止力になってきたのも事実であります。岸田総理も昨年8月のNPT運用検討会議で、被爆地広島出身の総理大臣として核兵器のない世界に向けてその原点こそがNPTである。そして、軍縮、不拡散体制の礎として国際社会の平和と安全の維持をしてきた。NPT体制を維持、強化することは、国際社会全体にとっての利益であると言われております。 ましてや日本はアメリカの核の傘にあるわけです。日米同盟です。日本の年間防衛予算は約5.5兆円です。今年から段階的には増してはいますけれども、アメリカの国防費は120兆円、桁が違います。隣の韓国は、人口もGDPも日本の半分もありません。その韓国ですら防衛費は日本よりも多いんです。そういう中にあっても、日本は今、日米同盟によって世界の最高水準の安全を保障された国であります。これがもし、日本単独で国の防衛体制をしいたならば、20兆円とも30兆円とも言われる1年間の予算が毎年要るんです。日本の社会保障もなくなってしまいます。世界唯一の被爆国である日本の果たすべき役割は、今の日米同盟を維持しながら核保有国と非保有国との橋渡しに汗を流すことだと思います。 今年の5月にG7広島サミットが開催されました。日本はそれに先駆けて昨年12月に国際賢人会議を発足しました。国際賢人会議とは、民間人も含め核保有国と非保有国が共に知恵を出し合って核のない世界を実現するための対話を交わす場であります。つい先日も長崎で第3回目が開催されました。また、先日は、これも日本ASEAN会議でも核軍縮について協議がされました。こうした核保有国と非保有国との橋渡しこそが、今、日本にとっての唯一の有意義なアプローチだと思います。一方通行の論調だけで日米同盟にむやみなあつれきを生じることは避けなくてはいけません。どうか皆様の賢明な判断をお願いいたします。 以上です。
○議長(伊澤誠) 次に、賛成討論の希望はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ほかに討論はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、討論を終わります。 採決に入ります。 請願第5号は委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(伊澤誠) 起立7人、着席者7人によって、可否同数となりました。 ただいま報告いたしましたとおり可否同数であります。よって、
地方自治法第116条の規定により、議長において本案に対する可否を採決いたします。 本案については、議長は採択と裁決いたします。よって、請願第5号は採択されました。 ここで休憩とします。 午前10時17分 休憩 午前10時40分 再開
○議長(伊澤誠) 再開します。 ただいま発議第3
号日本政府に
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書についてが提出されました。 お諮りします。 発議第3号を日程に追加し、追加日程1として直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、発議第3号を日程に追加し、追加日程1として直ちに議題とすることに決定しました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(伊澤誠) 追加日程1、発議第3
号日本政府に
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書についてを議題とします。 議案の朗読をさせます。なお、本文の朗読は省略いたします。
◎
議会事務局長(平本仁至) 〔発議第3号朗読〕
○議長(伊澤誠) 提出者より提案理由の説明を求めます。
藤井委員長。
◆
総務文教常任委員会委員長(
藤井立子) 発議第3
号日本政府に
核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書について提案理由を申し上げます。 平成29年7月7日、国連会議で
核兵器禁止条約が採択されました。条約は、核兵器は破滅的な結末をもたらす非人道的な兵器であり、国連憲章、国際法、国際人道法に反するものであるとして核兵器に関わるあらゆる活動を禁止したものとなっています。また、被爆者や核実験被害者への援助を行う責任も明記しており、被爆者と共に私たち日本国民が長年にわたり熱望してきた核兵器完全廃絶につながる画期的なものであります。
日本政府は被爆国として核兵器全面禁止のために真剣に努力する必要があります。 以上のことから、意見書を政府各関係機関に提出するものであります。御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(伊澤誠) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) これで質疑を終わります。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) ないようなので、採決に入ります。 発議第3号は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(伊澤誠) 起立7人、着席者7人、よって、可否同数となりました。 ただいま報告いたしましたとおり可否同数であります。よって、
地方自治法第116条の規定により、議長において本案に対する可否を採決いたします。 本案について議長は可決と裁決いたします。よって、発議第3号は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(伊澤誠) 日程3、閉会中の
委員会継続事件の申し出についてを議題とします。 お手元に配付のとおり各委員長より閉会中の
継続事件の申出がありました。 お諮りします。 各委員長からの申出のとおり閉会中の
継続事件とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(伊澤誠) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申出のとおり閉会中の
継続事件とすることに決定しました。 以上で本定例会に付議されました案件は全て終了しました。 これをもちまして令和5年第4回
浅口市議会定例会を閉会いたします。 午前10時45分 閉会 以上会議の顛末を記し相違ないことを証するためにここに署名する。 令和 年 月 日
浅口市議会議長
浅口市議会議員
浅口市議会議員...