令和 2年 2月第2回定例会 第 2 回 定 例 会 会 議 録 (第1号)招集日時 令和2年2月25日 午前9時30分会議の区別
定例会会議開閉日時 令和2年2月25日 午前9時30分 開会 午前11時43分 散会会議の場所 備前市役所議場出席した議員の番号氏名(7番は欠員) 1番 藪 内 靖 2番 青 山 孝 樹 3番 田 口 豊 作 4番 森 本 洋 子 5番 石 原 和 人 6番 西 上 徳 一 8番 星 野 和 也 9番 守 井 秀 龍 10番 尾 川 直 行 11番 掛 谷 繁 12番 土 器 豊 13番 川 崎 輝 通 14番 中 西 裕 康 15番 橋 本 逸 夫 16番 立 川 茂欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 欠席 なし 遅参 なし 早退 なし説明のため出席した者の職氏名 市長 田 原 隆 雄 副市長 高 橋 昌 弘 教育長 奥 田 泰 彦
市長公室長 佐 藤 行 弘 総務部長 高 橋 清 隆
市民生活部長 今 脇 誠 司
保健福祉部長兼
福祉事務所長 産業部長 平 田 惣己治 建設部長 藤 森 亨 山 本 光 男
日生総合支所長坂 本 基 道
吉永総合支所長野 道 徹 也
教育部長 田 原 義 大
病院総括事務長万 波 文 雄職務のため議場に出席した
議会事務局職員 事務局長 入 江 章 行
事務局次長 石 村 享 平
庶務調査係長 坂 本 寛
議事係主任 楠 戸 祐 介
△
議事日程並びに付議事件(結果)
番号議事日程付議事件等結果1
会議録署名議員の指名3番 田口豊作 4番 森本洋子 5番
石原和人指名2会期の決定30日間可決3議案上程
・
市長施政方針演説
・
市長提案説明議案第2号 令和2
年度備前市
一般会計予算説明議案第3号 令和2
年度備前市
国民健康保険事業特別会計予算説明議案第4号 令和2
年度備前市
土地取得事業特別会計予算説明議案第5号 令和2
年度備前市三石財産区
管理事業特別会計予算説明議案第6号 令和2
年度備前市三
国地区財産区
管理事業特別会計予算説明議案第7号 令和2
年度備前市
浄化槽整備事業特別会計予算説明議案第8号 令和2
年度備前市
後期高齢者医療事業特別会計予算説明議案第9号 令和2
年度備前市
介護保険事業特別会計予算説明議案第10号 令和2
年度備前市
飲料水供給事業特別会計予算説明議案第11号 令和2
年度備前市
宅地造成分譲事業特別会計予算説明議案第12号 令和2
年度備前市
駐車場事業特別会計予算説明議案第13号 令和2
年度備前市
企業用地造成事業特別会計予算説明議案第14号 令和2
年度備前市
水道事業会計予算説明議案第15号 令和2
年度備前市
下水道事業会計予算説明議案第16号 令和2
年度備前市
病院事業会計予算説明議案第17号 令和元
年度備前市
一般会計補正予算(第4号)
説明議案第18号 令和元
年度備前市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
説明議案第19号 令和元
年度備前市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
説明議案第20号 令和元
年度備前市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)
説明議案第21号 令和元
年度備前市
宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第1号)
説明議案第22号 令和元
年度備前市
企業用地造成事業特別会計補正予算(第3号)
説明議案第23号 備前市
固定資産評価審査委員会委員の
選任同意について
説明議案第24号 備前市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第25号 備前市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第26号 備前市
青少年育成センター設置条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第27号 備前市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第28号 備前市
特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第29号 備前市
児童福祉年金条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第30号
備前市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
説明議案第31号 備前市
水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
説明議案第32号 備前市
斎場設置条例の制定について
説明議案第33号 備前市・日生町・吉永町
新市まちづくり計画の一部変更について
説明議案第34号 備前市
過疎地域自立促進計画の一部変更について
説明議案第35号 市道路線の認定について
説明議案第36号 字の区域及び名称の変更について
説明議案第37号
姉妹都市協定の締結について
説明諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦について説明4質疑議案第23号 備前市
固定資産評価審査委員会委員の
選任同意について──諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦について──5採決議案第23号 備前市
固定資産評価審査委員会委員の
選任同意について同意諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦について適任である 午前9時30分 開会
○議長(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 本日、第2回定例会が招集されましたところ、多数御出席くださいましてありがとうございます。 ただいまの御出席は15名全員であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年2月
備前市議会第2回定例会を開会いたします。
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○議長(立川茂君) 新庁舎、新議場における記念すべき最初の定例会本会議であります。 これから本議場が、備前市政の重要事項を審議し、また、それを決する場となります。市民の信託を受け、この場におります議員一同、改めて身を引き締めて事に当たってまいりたいと存じます。 それでは、議長挨拶といたしまして、令和2年1月第1回臨時会以降の主な政務について御報告いたします。 まず、2月3日、第252回岡山県
市議会議長会総会が備前市において開催されました。県下各都市の正副議長が旧
閑谷学校に参集し、
開催市議会議長である私の挨拶で開会し、会長である
浦上岡山市議会議長の御挨拶、また、開催市市長として
田原市長にも総会に御出席いただき、御挨拶を頂戴いたしました。その後、議事に入り、令和2年度収支予算及び事業案について審議され、いずれも可決・承認されました。なお、次回開催市を井原市と決定し、橋本副議長の挨拶をもって閉会といたしました。 当日総会後に、高梁市議長の呼びかけにより、市の全域が過疎地域に指定されている井原、高梁、新見、真庭、美作、備前の6市の正副議長が集い、
法律期限切れが迫る今後の過疎対策について、各市の状況をもとに、それぞれの議会としての今後の方策・対応を話し合う場も設けられました。 次に、2月12日、東京都で開催された
全国高速自動車道市議会協議会第46回定期総会に出席いたしました。加盟325市議会の協議会でありますが、道路に関する関心は高く、参加者で会場はあふれんばかりのものとなりました。総会では、
国土交通省担当課長による国の高速道路に関する課題の話を聞き、国の道路整備の動向、特に高規格道路となる高速道路に関する諸課題を改めて確認し、それらに対する要望事項を協議決定するものとなりました。 次に、2月18日、
和気老人ホーム組合議会及び
和気北部衛生施設組合議会の各定例会が和気町で開催され、当市選出の議員とともに出席しました。両組合議会とも令和元
年度補正予算、令和2年度当初予算等が上程され、それぞれ原案のとおり可決されました。 なお、これらの関係書類は、事務局で保管しておりますのでごらん願います。 次に、備前市監査委員から
地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました令和元年度12月分の
例月出納検査結果報告書の写しを事務局で保管しておりますので、ごらん願います。 以上で議長挨拶を終わります。
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○議長(立川茂君) 次に、市長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。
田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) 皆さん、おはようございます。 本日は、第2回定例会を招集いたしましたところ、
議員各位には御出席いただき、ありがとうございます。 本定例会は、新庁舎の本議場で初めて行う記念すべき議会であります。気持ちを新たに、市の代表として真摯に本議会に臨んでまいりますので、
議員各位にも御支援いただきますよう、お願いを申し上げます。 本定例会では、令和2
年度備前市
一般会計予算など、計36議案と諮問1件をそれぞれ提案いたしております。
議員各位の格段の御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 それでは、1月臨時議会以降の主な政務について、御報告申し上げます。 まず、1月18日、備前市
文学賞表彰式を開催いたしました。応募総数、人数とも2年連続で過去最多となり、詩、短歌、俳句、川柳の各部門における入賞者に表彰状を渡しました。 1月19日、備前市
消防団出初式を備前市
市民センターで開催、本年度入団の46名を含んだ約550名の団員とともに安全な
地域づくりに向け、防災や防火への決意を新たにしました。
議員各位におかれましても、多数御臨席を賜り、ありがとうございました。 1月21日から23日にかけて、上京し、B&
G全国サミットに出席、備前市関連企業に挨拶に伺ったほか、東京備前市ゆかりの会の4月開催に向け、呼びかけ人の方と面会いたしました。また、議員会館や総務省などに赴き、
特別交付税の要望書を提出してまいりました。 1月25日、26日にかけて、映画「ハルカの陶」の上映会が、備前市
市民センターで開催されました。初日には、末次監督、
主人公はるか役の奈緒さん、主題歌を担当された
サボテン高水春奈さんがステージに登壇され、両日合わせて約1,200名に御来場いただいております。また、映画「ハルカの陶」は、地域に与えた影響が評価され、第10回
ロケーションジャパン大賞審査員賞を受賞する大挙をなし遂げました。 2月20日には、授賞式が開催され、副市長が出席してまいりました。このたびの受賞は、地域の皆様の御協力があってのたまものであります。この場をおかりして、感謝を申し上げます。 1月26日、岡山市で開催された第9回晴れの
国岡山駅伝競走大会で、備前市チームの応援に参りました。中学生から一般までの
男女混合チームは、本大会のために合同練習を重ねられ、昨年の23位から16位まで順位を上げました。備前市チームとして、一致団結して駅伝に臨まれる選手の皆様の姿に感動いたしました。 今年は、オリンピック・
パラリンピック開催の年であります。備前市では、
パラリンピック聖火フェスティバルの一環として、
ひだすき作業所の登り窯で8月13日に採火を行う予定であります。地域一体となって盛り上がっていきたいと思っております。 1月29日、
市労働組合協議会対市懇談会を行いました。他職種の代表者の方と、
備前市内の労働環境の向上のため、市の施策等について協議を深めることができました。 1月30日、岡山県副知事に対して、
備前商工会議所、
東備粉砕工業協同組合、
耐火物協会中国四国支部、
片上埠頭開発株式会社の代表者と同伴して、入港時の事故防止など港湾作業の向上のための
東備港明石公共埠頭の移転について、要望書を提出してまいりました。 1月31日、
東備地域農業者のつどいで、
新規農業就業者への激励を行いました。備前市では、今年度6名が新規就農されました。農業の担い手として、また地域の中心となって御活躍いただけるよう、御期待を申し上げます。 2月1日、岡山市で行われた第1回
立志教育支援フォーラムに招待いただき、挨拶をしました。備前市は5年前に岡山県内で初めて志授業が行われた場でもあります。今後とも、備前市の
子どもたちが将来に向けて夢や希望を持てるよう、教育のサポートに尽力していく決意を新たにいたしました。 2月2日、
日生中学校グラウンドで備前市
消防団日生方面隊出初式が、そしてその後、日生港で
源平放水合戦として名高い放水訓練が行われ、市長として、激励の挨拶を行いました。国会議員のほか、県内外より多数の
消防関係者の御出席をいただきました。 2月6日、岡山市など13市町でつくる広域連携の枠組み「
岡山連携中枢都市圏」の首長による協議会が開かれ、出席してまいりました。 2月7日、備前市・食のアンバサダーを務められる
寺田シェフが、ホテルグランヴィア様とコラボして開催した「
備前グルメ・瀬戸内の魅力~一夜限りの
スペシャルコラボディナー~」に参加し、挨拶をいたしました。 2月10日、日生・
備前信用金庫合併セレモニーに招待いただき、お祝いの挨拶を申し上げました。県内では18年ぶりの信用金庫の合併となり、岡山県下3位の規模となりました。今後も備前市の地域経済に御貢献いただけるよう、お願いを申し上げました。 2月11日、歴史と伝統のある第68回備前市
えびす駅伝競走大会が、備前市
総合運動公園を発着点に開催されました。当日は青空の下、
市内チームとして、
備前中学校や企業、各種団体、市職員など多数参加され、計121チームが懸命にたすきをつなぐ熱戦が繰り広げられました。また、連続50回出場の福江さんほか23名が永年出場表彰を受賞され、盛大な拍手が送られました。 2月12日、13日、
日本離島センターの評議員として、諸会議、懇親会等に出席したほか、
離島架橋関係自治体連絡会では、頭島大橋や
備前日生大橋について、備前市から
架橋事業の事例発表を行いました。 2月14日、県市長会の代表として、岡山県
医療対策協議会の本会議等に出席し、
専門医制度整備指針など6件の協議に参加いたしました。 2月15日、備前市新
庁舎建設工事竣工式・開所式を開催し、新庁舎の幕あけをお祝いいたしました。式後には、市民向けの内覧会を行い、皆様から寄附をいただいた
備前焼レリーフや、議場内にあります楷の木のレリーフなど、備前市ならではの趣向が凝らされてある新庁舎をごらんいただきました。この庁舎を市民主役の
まちづくりの拠点として、市民の皆様に住んでいてよかったと実感していただけるよう、今後も決意を新たにして邁進してまいります。 2月17日、愛知県東浦町の町長初め、自治会の代表者など合わせて9名が視察研修に来られ、
当市区長会代表の方とともに対応、御挨拶申し上げました。備前市の
まちづくり協議会や、
地域担当職員制度についても意見交換を行い、両市町の今後の
まちづくりの参考となる、有意義な研修となりました。 2月18日、
和気老人ホーム組合、
和気北部衛生施設組合の議会に出席いたしました。 2月21日、岡山県
後期高齢者医療広域連合議会の議員として、定例会に出席いたしました。 2月22日、
伊部認定こども園と
NPO法人備前プレーパークの会の主催で、
子育て支援講演会が開催され、参加いたしました。
文部科学省「
フリースクール等に関する検討会議」委員などを務める、西野博之さんを迎えて、子供の心への寄り添い方について御講演をいただきました。
子供たちへの接し方、
環境づくりを学ぶとともに、今後の
地域づくりの参考になるものと感じました。 最後に、日本でも感染が広がり始めた
新型コロナウイルスについてですが、感染予防のため、2月23日に開催予定としていたひなせかき祭は中止となりました。備前市では、2月3日に
新型コロナウイルス感染症対策連絡会議を立ち上げ、緊急時の対応に備えるとともに、庁内で消毒液を設置するなど感染予防に努めております。人命が何よりも一番でございます。今後も市の行事などに影響が及ぶことが見込まれますが、御理解と御協力をいただきますよう、この場をおかりしてお願いを申し上げます。市からも情報を発信してまいりますので、一致団結して拡散防止に取り組んでいきたいと考えております。 以上で開会に当たりましての御挨拶と政務報告を終わります。
○議長(立川茂君) 市長の御挨拶が終わりました。
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○議長(立川茂君) 続いて、教育長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。
奥田教育長。 〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕
◎教育長(奥田泰彦君) 皆さん、おはようございます。 今までと見る風景がちょっと違うので若干緊張しております。 早速ですが、11
月定例会以後の
教育行政の政務につきまして御報告いたします。 12月20日、大分
県教育長の工藤利明氏が日本遺産である旧
閑谷学校を視察するため、備前市を訪問され、対応いたしました。 12月23日、
和気閑谷高校学校運営協議会が開催され、出席いたしました。新年度の
教育課程の編成とその
教育課程を実現するための
教職員人事のあり方について意見具申するとともに、協議を行いました。 12月25日、
岡山教育事務所と年度末
教職員人事に関するヒアリングを行いました。
備前市内の小中学校の現状と人事上の課題について説明した後、年度末人事異動の方針等について協議いたしました。 同日、
備前焼ミュージアム運営協議会を実施しました。 12月27日、令和2年度
ALT選定のための
プロポーザル審査会を実施いたしました。 1月7日、令和元年度善行・
体育功労者表彰が開催され、出席しました。
地域貢献、
スポーツ全国大会で優秀な成績をおさめた人の功績をたたえ表彰するものであります。 1月8日、
定例校長会を実施いたしました。挨拶の中で、
ラグビー全日本の「
ワンチーム」を
学校現場に当てはめた場合の例え話をいたしました。
学校現場が「
ワンチーム」になるためには、
学校教育目標や目指す子供像、解決しなければならない課題などが職員間で共有されているか、また、その目標達成や課題解決に向けて教職員一人一人が役割を果たしている状況にあるか、さらに、組織が組織として機能しているか等について検証する作業が必要であることを話しました。 1月12日、成人式を実施いたしました。議員の皆様には、お忙しい中御出席いただきましてありがとうございました。今年度は、305人が成人となり、大人への責任と決意を新たにいたしました。 1月18日、令和元
年度備前市
文学賞授賞式を実施いたしました。随筆、詩、短歌、俳句、川柳の5部門で厳正に審査された、優秀作品を表彰いたしました。今年度は、中学生の応募がかなりふえ、文学への関心の広がりを感じました。 同日、
伊里公民館で開催された旧
閑谷学校日本遺産認定記念講演会に参加しました。当日は、
熊沢蕃山顕彰保存会の立花氏と
正楽寺住職の福田寺氏による
熊沢蕃山に関する講演が行われ、
熊沢蕃山顕彰施設整備に向けての伊里地区の熱意を感じ取ることができました。 1月20日、岡山県
都市教育長協議会に参加しました。
県教育長と、「新しい
教育制度の導入(
義務教育学校)について」、「今後の管理職の育成について」、「教職員の
給与システム等のICT化について」の3つの協議題で意見交換をしました。 1月21日、三石
小学校PTA正副会長が
中学校統合に関する要望で来庁されました。保護者の中には、統合した場合に不安を感じていること、また、疑問に思っていること等について丁寧に聞き取ってほしいこと、その上で、三石地区の皆さんの多くの合意を得てほしいと要望されました。
教育委員会内部で情報を共有し、計画を進めていく際の参考にさせていただく旨、お答えをいたしました。 1月27日、
文化財防火デーに伴う防火訓練を実施し、参加しました。昨年沖縄で首里城の火災もあり、文化財を火災から守るという観点で、見応えのある実践的な訓練が行われました。
文化財防火デーは、文化財を火災や震災から守るために、この時期全国的に行われているものです。今
年度備前市では、
大滝山福生寺仁王門付近の山林から出火、西からの強風により三重塔に延焼のおそれがあるとの想定で行われました。 1月28日、1月
定例教育委員会会議を開催しました。
中学校統廃合にかかる要望について、令和元
年度全国体力・運動能力、
運動習慣等調査結果の概要について、備前市
子ども読書活動推進計画について、3件の報告を受けました。 1月29日、
市労働組合協議会対市懇談会が開催され、参加いたしました。
教育委員会関係では、
こども園等の
待機児童対策について協議をいたしました。 2月1日、第1回
岡山立志教育支援フォーラムが開催され、参加しました。
立志教育とは、
子供たちの志や夢を引き出し、将来に向けての人生設計や自分の生き方についての考えを深める教育であります。当日は、
特別講演と
立志教育の
取り組み事例の報告があり、志や夢の実現のために、未来に対して見通しを持って取り組むことの大切さを学びました。 2月4日、楷の
木賞選定委員会が開催され、参加しました。
地域貢献、スポーツ、芸術文化、学びの4部門に推薦のあった個人、団体について選考審査をいたしました。 2月6日、
定例校長会を実施しました。来年度から始まる新
学習指導要領の全面実施に向けて、今回の改定では、指導した結果としての
子供たちの育ちがどうなのかということが重視されるため、授業を含め
教育活動の中で、
知的好奇心と自尊感情を育てることを指導の重点としてほしいことをお願いしました。 2月11日、第68回備前市
えびす駅伝競走大会(一般の部・
スポーツ少年団の部)が開催され、参加しました。一般の部87チーム、中学校34チーム、
スポーツ少年団20チームの参加があり、また、好天にも恵まれ、力強い走りを見ることができました。 同会場において、
伊里小学校PTA会長名による、
中学校統合計画の進め方についての要望書を受け取りました。 2月12日、2月
定例教育委員会会議を開催いたしました。令和2年2月
定例市議会へ提出する議案5件を協議し、承認しました。また、
備前市立図書館整備基本構想の策定について、
熊沢蕃山の顕彰についての2件の報告を受け、協議しました。 同日、三石
小学校PTAの要請により、
中学校統廃合に係る懇談会に参加をしました。アンケートの
自由記述欄から抜粋した、不安や疑問に思うことを中心に
教育委員会の考え方を説明した後、統廃合を進めていく上での課題について協議しました。 2月13日から14日、岡山県
都市教育長協議会の
教育行政視察で、
義務教育学校京都府
亀岡市立亀岡川東学園を訪問しました。
概要説明の後、授業参観、施設見学をしました。家庭、地域社会との連携による地域の教育力を生かした教育の展開がなされており、9年間を一体的に捉えた
教育活動を推進していく様子がよくわかりました。 2月15日、新
庁舎竣工式・開所式が開催され、参加いたしました。市民の関心が高く、大勢の方が見学に訪れていました。 2月16日、B&
G財団会長杯争奪第27回
近隣市町親善少年剣道大会を実施しました。33団体、237人の選手が参加し、個人戦、団体戦に熱戦を繰り広げていました。 2月18日、
こども備前焼作品展実行委員会を実施し、出席いたしました。
事業報告、
会計決算・監査報告を受けた後、来年度の
こども備前焼作品展実施に向けて、審査基準や表彰式の見直し等について協議をしました。 2月19日、備前市
文学賞実行委員会を実施し、出席しました。これも
事業報告、
会計決算・監査報告を受けた後、来年度の
文学賞実施に向けて、募集前の各部門の講座の開設や表彰式での審査の講評のあり方について協議をいたしました。 同日、
伊里地区まちづくり会議の代表者3名が来庁されました。
熊沢蕃山についての理解を市民の間に深めてもらうために作成された小冊子を持参され、説明を受けました。 以上で報告を終わります。
○議長(立川茂君) 教育長の御挨拶が終わりました。
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○議長(立川茂君) これより
議事日程に入ります。 日程1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により3番田口議員、4番森本議員、5番石原議員、以上3名の方を指名いたします。
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○議長(立川茂君) 日程2、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から3月25日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は30日間と決定いたしました。 なお、会期中予定されております日程は、お手元に配付いたしておりますので、御承知おき願います。
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○議長(立川茂君) 日程3、議案第2号から議案第37号及び諮問第1号については、これらを一括して上程し、市長から施政方針演説並びに提案理由の説明を願います。
田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) 今回提案しております諸議案の説明に先立ち、令和2年度の市政の推進について、所信の一端を申し述べさせていただきます。 初めに、市長就任から早いもので3年、いよいよ任期の最終年に入ります。今年度は総仕上げの年であると同時に、いろいろな節目と重なる大切な1年であると認識しております。令和の幕あけ、オリンピックの開催に始まり、我がまちに目を向けますと、合併15周年記念式典、またそれに合わせて新庁舎の落成式を開催いたします。旧
閑谷学校も創学350周年を迎え、伊里地区に蕃山とその名を残す
熊沢蕃山の没後330年にも当たります。また、東京備前市ゆかりの会が発足するほか、東備西播定住自立圏においても新ビジョンがスタートしてまいります。さまざまな節目を迎える中で、備前市が一つになり、御縁あることの喜びをみんなで共有できる、そんな1年にしてまいりたいと考えております。 また、これに関連し、令和2年度では、備前市総合計画と総合戦略の見直しが行われます。アンケートやワークショップを初め、市民の声を直接お聞きする機会を設け、さまざまな世代の方々にかかわっていただきながら、次なる10年を考えるとともに、地域の宝を掘り起こし、今あるもの、今もある思いを浮かび上がらせることで、人々の和を広げていく取り組みにつなげていければと思います。 このようなタイミングを踏まえ、新年度を迎えるに当たり、いま一度、気持ちを新たに、絆、夢、感謝の思いを大切にしながら、市政に邁進する所存であります。 議員及び市民の皆様の御理解と、より一層の御協力をお願いいたしまして、令和2年度に向けての私の所信といたします。 以下、多岐にわたります施策の中から主要な事項について申し上げます。 まず、重点政策の教育について申し上げます。 就学前の教育、保育等の充実につきましては、保護者のライフスタイルに応じて子供を預けられる環境整備を図るため、4月に日生地区において、日生認定こども園を開園します。また、国に先駆けて0歳から行っている保育料の無償化を継続し、子育て世帯の負担軽減を図るとともに、待機児童の解消を図るため、保育士の確保や民間の保育施設への援助を拡大し、若い世代の定住促進につなげてまいります。 小・中学校教育につきましては、9年間の一貫性を大切にしながら、生きる力、想像する勇気、郷土を愛する心を育む教育に取り組んでまいります。特に、学力向上につきましては、校内研修の充実による授業改善の取り組みを大切にすることで、教職員の資質の向上に取り組んでまいります。また、ICT機器やフューチャールーム、ALTや図書館司書の全校配置等、充実した教育環境を積極的に活用しながら教育の充実を図ることで、児童生徒の学習意欲の向上を図ってまいります。
中学校統廃合につきましては、実施計画に基づき統廃合に向けての準備を進めてまいります。 子育て不安の解消につきましては、子育て世代が安心して子育てできるよう、子ども家庭総合支援拠点とすこやかびぜん(子育て世代包括支援センター)を一体的に運営して、妊娠期から子育て期に至るまでの総合的な支援を行ってまいります。また、保護者の就労状況により、保育へのニーズが高まっていることから、一時保育施設の拡充や、放課後児童クラブの新設・環境整備を行うとともに、さまざまな環境にある
子供たちの生きる力を育むために、子どもの居場所づくりに取り組む団体への支援を行ってまいります。 高等教育における学びの場の提供につきましては、備前市立片上高等学校において、市内事業所や地域と連携した取り組みを積極的に推進し、生徒に就労に必要な力や人間関係づくりに必要な力を育んでまいります。また、こうした取り組みを市内中学校だけでなく、市外にも広く周知していくことで、片上高校の魅力化づくりに取り組むとともに、入学を希望する生徒の増加へつなげてまいります。 次に、自己実現政策の生涯学習、歴史・文化について申し上げます。 生涯学習の機会充実につきましては、地域学校協働本部事業や備前まなび塾+等を通じ、市民やNPO関係者がボランティア等として活動する場の拡充に努め、大人による教育環境への参画を推進するとともに、異世代間の交流を促進してまいります。 また、奨学金貸付制度並びに新規卒業者を対象とした定住促進返還支援制度の広報活動等、周知に努めてまいります。 公民館・図書館機能の充実につきましては、図書館資料の収集、整備に努めるとともに、図書館整備基本構想に基づき、引き続き整備の方向性を検討してまいります。また、老朽化した地区公民館の整備を順次進めていくこととし、2年度は三石地区公民館の建てかえ並びに伊里地区公民館の整備に取り組んでまいります。 スポーツ・レクリエーション活動の推進につきましては、市体育施設や学校体育施設の有効活用に向け、整備や機能充実を図ることとし、東京オリンピック・パラリンピックを契機として、スポーツフェスティバルや
備前日生大橋マラソン等を開催しながら、市民が身近にスポーツへ取り組んでいただける
環境づくりの推進に努めてまいります。また、本年度で計画期間が満了となる備前市スポーツ振興基本計画の策定を進めることとし、あわせてスポーツツーリズム等スポーツを通じた地域活性化にも取り組んでまいります。 人権問題の解決につきましては、旧
閑谷学校の良知の考え方を基本に人権に関するさまざまな問題を自分自身の問題として受けとめ、日常生活の中でお互いを尊重し合える社会の実現に向けて教育、啓発活動を実施してまいります。また、関係機関と連携し、身近で相談ができる体制づくりを進め、相談窓口の周知を図ってまいります。 男女共同参画につきましては、第3次備前市男女共同参画基本計画に基づき、講座、講演会などを通じ、誰もが個性と能力を十分に発揮し、生き生きと暮らせる地域社会の実現を目指してまいります。また、次期計画の策定に向けて、2年度では市民アンケート調査を行う等の準備を進めてまいります。 歴史文化の活用と伝統文化の継承につきましては、日本遺産に認定されている旧
閑谷学校や備前焼の魅力を発信し、観光客の増加と地域活性化に努めてまいります。旧
閑谷学校につきましては、関係市である水戸市、足利市、日田市と連携し、世界遺産登録に向けて事業を推進してまいります。また、2年度は旧
閑谷学校創学350年の年となることから、記念となる各種事業を展開してまいります。 次に、協働のコミュニティ・交流について申し上げます。 コミュニティの育成と地域活動の支援につきましては、引き続き、
まちづくり会議の全地区設置に向けた支援を推進してまいります。支援に当たっては、地域担当職員による支援とともに県内各地での支援実績を持つ専門家の助言指導を全地域で受けられる事業を新たに導入し、地域資源を整理して地域の課題解決と活性化の進展が図れるよう支援してまいります。 地域おこし協力隊につきましては、協力隊導入の効果が十分に得られるよう受け入れ目的を明確にし、それぞれの活動内容に応じた市の担当課による支援を行うことにより、地域力の維持と活性化を図るとともに期間満了後の定住化策につなげてまいります。 国際交流・地域間交流の推進につきましては、オーストラリア、アメリカ、韓国との交流を継続してまいります。本年度は、いずれも本市での受け入れを予定しており、中でもアメリカ・メンロパーク市については、姉妹都市への格上げを予定をしております。 また、今後拡大が予想される外国人への対応として、市国際交流協会に委託する形でベトナム人通訳を配置してまいります。 移住・定住の促進につきましては、若年夫婦世帯家賃補助や新築住宅補助などの各種住宅関連補助制度を継続しつつ、適宜その効果を検証し、移住・定住支援策の充実を図るとともに、大都市圏での移住相談会への参加やホームページでの情報提供など、従来の施策に加え、教育環境の充実や観光情報など、本市の魅力を広くアピールできるPR方法を模索し、移住・定住の促進を図ってまいります。 次に、土台となる政策の安全・安心について申し上げます。 安全でおいしい水の安定供給につきましては、備前市
水道事業の根幹となる坂根浄水場への紫外線処理施設の導入並びに東部地域への送水拠点となる三石第一加圧ポンプ場の更新整備を元年度からの5カ年で計画、実施いたします。また、諸島へ安定給水を行うため鹿久居島配水池整備、香登・木谷地区への基幹管路更新整備等、施設の適切な更新整備に努めてまいります。 身近な安全・安心対策の充実につきましては、地域住民が安全安心な生活が送れるよう、地域内の犯罪防止のため防犯灯のLED化に対する補助の継続、新たに、高齢者を狙った特殊詐欺等への被害防止の対策として迷惑電話防止機能付機器の購入補助を行ってまいります。 また、交通安全施設の環境整備として、市営駐輪場の継続的な施設の維持管理に努めるとともに老朽化の著しい日生駅前駐輪場の更新を行い、利用者の利便性向上を図ってまいります。 消防・防災体制の強化につきましては、地域防災力を強化するため、自助・共助の考えに基づいた防災行動につながる住民の自主的な取り組みに対する補助の拡充や自主防災組織の結成の促進、育成を引き続き行ってまいります。 また、緊急的な災害情報や外部からの武力攻撃等を迅速に市民に伝達するため、元年度に実施設計を行ったデジタル防災行政無線同報系の整備を3年間の継続事業で順次進めてまいります。 河川改修・砂防施設整備につきましては、災害に備え、国、県とも連携し河川、急傾斜地などの整備を進め防災機能の向上を図ってまいります。砂防施設は元年度に引き続き五石地区の急傾斜地を県事業により整備してまいります。また、県管理河川のしゅんせつにつきましても、残土処分場の完成に向けて関係者との協議を継続し、建設に向け進入路の工事に着手してまいります。 ため池・治山対策の推進につきましては、災害の未然防止を図るため、国、県とも連携し整備を進め、防災機能の向上を図ってまいります。 ため池につきましては、防災重点ため池の五石新池、宿瀬池、城山池、大露口池、同道池のハザードマップを作成するとともに、元年度に引き続き県事業による蕃山地区の長谷上池改修工事を進めてまいります。 生活自立の支援につきましては、ひとり親家庭等の経済的自立に向け、就職に有利な資格や技能取得のための支援制度を実施し、関係機関との連携を強化して就労支援を行ってまいります。また、生活困窮者に対する支援につきましては、生活保護に至る前の多様で複合的な課題を抱える生活困窮者に対し、早期に経済的・社会的自立ができるよう相談支援や就労支援に努めてまいります。 障害がある人への福祉の充実につきましては、障害のある人が地域において自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう相談支援体制を強化するとともに、福祉サービスの充実に努めてまいります。 また、現計画の期間満了に伴い、3年度からの取り組みとして第6期障がい福祉計画、第2期障がい児福祉計画の策定を行います。 高齢者への福祉の充実につきましては、高齢者福祉・介護サービスの充実を図るため、高齢者保健福祉計画、第8期介護保険事業計画を策定します。 また、高齢による虚弱になる前の段階で、幅広く居場所づくりや活動ができるよう地域のサロン活動を重点的に支援していくとともに、認知症の段階に合わせた支援を行うケアパスの普及に努め、認知症施策に取り組んでまいります。 生涯を通じた健康づくりの推進につきましては、子供から高齢者まであらゆる世代の方が心身ともに健康に暮らしていけるよう、第2次健康びぜん21・食育推進計画(改訂版)・備前市自殺対策計画の普及啓発を、愛育委員、栄養委員と連携をとりながら実施してまいります。また、職域や地域団体とタイアップして、保健師、栄養士による健康教室、栄養教室、ゲートキーパー養成講座などを実施してまいります。さらに、市民の健康増進や地域の活性化を図るため、健康づくり拠点施設の整備を検討してまいります。 地域に密着した医療サービスの提供につきましては、本市が進める地域包括ケアシステムの構築に向け、医療、介護のみならず、予防、保健等の質の高いサービスを提供してまいります。 市立3病院は病院事業間の連携を深め、地域包括ケアシステムの拠点施設となるように市民が求める救急患者の受け入れ、かかりつけ医としての役割の強化、在宅サービスの充実等を図るとともに、地域の開業医等を初めとする医療機関や介護事業所等との連携強化に努め、市民が安心して暮らせる
まちづくりに取り組んでまいります。また、人口の減少と高齢化が進む中で、昨年度から将来の3病院のあり方を検討してまいりましたが、国から市立2病院が再編対象機関として公表されたこともあり、今年度は国、県等の動向を注視し、具体的な方向性を定めてまいります。 次に、生活環境政策の快適・活力について申し上げます。 里海づくりを柱とした水産業の振興につきましては、県や漁協など関係団体と連携し、漁場や施設の整備及び資源の回復に取り組むとともに、備前市里海・里山ブランド推進協議会と連携し、アマモ場の再生活動を中心とした里海づくりの取り組みや海洋教育、多様な人々の交流拠点として、渚の交番整備事業に取り組んでまいります。 商工業・海運業の振興につきましては、商業振興対策事業補助金を増額し、空き店舗活用、商店リフォーム、新規創業支援に努め、地域経済の活性化を図ってまいります。また、市内商工業団体と連携し、耐火物、海運業、備前焼など地場産業の発展に努めてまいります。 企業の誘致につきましては、既存企業の留置に努めるとともに、事業拡大のための用地確保やオーダーメード方式による団地造成の早期完成を目指してまいります。 また、雇用確保や地域経済の活性化に向け、引き続き新たな企業誘致にも取り組んでまいります。 賑わいをもたらす観光の振興につきましては、シー・トゥー・サミットの継続実施やストライプ社との連携による
閑谷学校創学350年を記念したマルシェを実施するなど、イベントを通じて備前市の観光資源のPRに努め、誘客を図ってまいります。 また、インバウンド対策の第1弾として、伊部地区の観光施設整備を実施するとともに、備前観光協会の事務局を伊部地区に移転し、観光振興と組織強化を図ってまいります。 備前焼振興につきましては、映画「ハルカの陶」が第10回ロケーションジャパン大賞で
審査員特別賞を受賞しました。また全国上映も順調に進んでいることから、今後は、中国での上映など海外展開を予定しており、これを契機として備前焼の海外への販路拡大を推進してまいります。 秩序ある土地利用と良好な市街地の整備につきましては、社会情勢の変化に応じた都市計画の見直しが必要となっていることから、伊部・浦伊部土地区画整理事業廃止の後の、新たな
まちづくりの推進のため、必要となる道路整備などにより土地の有効利用が促進できるよう取り組んでまいります。また、今後の人口減少や高齢化に対応した持続可能な
まちづくりとして、コンパクトシティを実現するため、都市機能や居住の適切な誘導を図るべく、立地適正化計画の策定を進めてまいります。 移住・定住の促進につきましては、若年夫婦世帯家賃補助や新築住宅補助などの各種住宅関連補助制度を継続しつつ、適宜その効果を検証し、移住・定住支援策の充実を図るとともに、大都市圏での移住相談会への参加やホームページでの情報提供など、従来の施策に加え、教育環境の充実や観光情報など、本市の魅力を広くアピールできるPR方法を模索し、移住・定住の促進を図ってまいります。 生活排水の適正処理につきましては、伊里中、友延、麻宇那、穂浪、三石地区の公共下水道整備を引き続き行ってまいります。 下水道計画区域外につきましては、浄化槽設置補助金交付制度を継続し普及促進を図ってまいります。また、施設につきましては、ストックマネジメント計画により、吉永浄化センターや片上雨水ポンプ場の電気設備の更新、大股浄化センターの機械設備や新庄浄化センターの通信設備の更新、頭島、大多府浄化センターの設備の機能診断を行ってまいります。 道路環境の整備につきましては、元年度に引き続き企業団地、香登、西鶴山地区の大型車両通行の円滑化を図るため香登4号線を拡幅してまいります。 また、車両通行と通学路の安全確保のため山田原蕃山線の整備に着手いたします。その他の道路、橋梁につきましても計画的に整備を進め、適正な維持管理に努めてまいります。 公共交通の確保につきましては、備前市地域公共交通網形成計画により交通体系や施策の見直しを行い、持続可能な公共交通の構築を目指します。 市営バス運行では、JR赤穂線備前片上駅西側に市営バス・スクールバス駐車場等を整備し、同駅前をJR駅との交通結節点と位置づけて市営バスのハブターミナルとして民間バス事業者とも連携して乗り継ぎ等に配慮した運行ダイヤの見直しを行い、利便性の向上を図ってまいります。 市営バス車両では、誰もが乗降等の際に利用しやすく、車椅子やベビーカーも乗車可能なユニバーサルデザインの車両を導入するなど、利用環境の整備にも取り組みます。 また、タクシーチケットの交付や離島定期船の運航支援等につきましても事業を継続し、引き続き公共交通体系の維持に努めてまいります。 一般廃棄物の適正処理と省資源・循環型社会の構築につきましては、環境保全を意識しながら、持続可能な循環型社会に向け、減量化・資源化を一層図るため、市民を初め、環境衛生指導委員や資源回収推進団体の協力を得てごみ分別を推進し、9種23分別の完全実施やリサイクルの向上を目指して取り組んでまいります。 また、将来の廃棄物処理施設・リサイクル施設整備に向け、関係機関と連携して循環型社会推進地域計画を策定するとともに、適正かつ安定した一般廃棄物処理施設の運営、保全に努めてまいります。 環境保全対策の推進につきましては、老朽化した野谷坑廃水処理場の更新について、国・県を初め関係各機関と協議、調整をしながら計画的に進めてまいります。 また、市民の方が安心して暮らせる生活環境を守るため、公害の未然防止や省エネ、低炭素化を目指し、官民協力しながら地球温暖化防止に努めてまいります。 次に、行政の計画推進について申し上げます。 広聴・広報活動の充実と情報公開の推進につきまして、リニューアルされた市ホームページを十分に活用し、備前市に興味が持てるような情報発信ツールとなるよう、市ホームページ、広報紙、アプリ等の情報発信媒体を連携させ、積極的に備前市の魅力について情報発信を行ってまいります。また、ひなビジョンの事業継続を図るため機器の更新を行うとともに、充実した番組内容の編成に努めていきます。 市有財産の有効活用と適正な管理につきましては、公共施設等総合管理計画に基づき、個別施設計画を策定することとしており、日生総合支所では先行して備前市社会福祉協議会日生支所を総合支所庁舎に統合するなど、実施可能な物件から着手してまいります。あわせて自主財源確保のため遊休資産の売却にも努めてまいります。 本体工事が完成した市庁舎整備事業につきましては、外構や駐車場の整備を進めてまいります。 また旧アルファビゼンにつきましては、市民との意見交換会を踏まえた基本構想に基づき、基本設計、実施設計を行ってまいります。 最後に、健全な財政運営について申し上げます。 国内の経済は、緩やかな回復が続くことが期待される一方、米中貿易摩擦や中東情勢の緊張など不安定な海外事情に加えて、
新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす国内消費の減速への不安や景気後退のリスクを抱えております。 このような中で、国の令和2年度予算では、Society5.0時代に向けた人材・技術への投資やイノベーションの促進、全世代型社会保障の構築、東京オリンピック・パラリンピック後も見据えた経済対策、観光、農林水産業を初めとした地方創生などを着実に進めるとともに、新経済・財政再生計画のもと、歳出改革と国債発行の抑制に取り組む方針が示されております。 また、地方財政計画においては、人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域社会の維持・再生、防災・減災対策等に取り組みつつ、地方が安定的に財政運営を行うことができるよう、前年度を上回る一般財源総額の確保が図られております。 一方、本市の2年度予算では、総所得の緩やかな伸びから個人住民税で若干の増収が見られるものの、税率改正や原料価格の影響を受ける法人市民税及び地価下落の影響を受ける固定資産税では減収が見込まれるため、税収の確保は依然として厳しい状況にあります。さらに、普通交付税の合併算定がえによる優遇措置が皆無となったことにより、これらを含む一般財源が必要額に対し大幅に不足していることから、前年度に引き続き財政調整基金を取り崩して補っているところであります。 また、財政の弾力性の指標となる経常収支比率は、平成30年度決算で95.1%と極めて高い水準にありますが、このような厳しい財政状況にあっても、防災機能の強化や公共施設の再編統合を着実に進めながら、将来に向けてまちの安全性や利便性を高めていかなければなりません。これらに要する多額の財源を確保するためには、地方債の発行は避けられませんが、過疎債や合併特例債など交付税制度で優遇措置のある市債を限定的に発行することで、世代間の負担の均衡を図るとともに、公債費負担の抑制に努めてまいります。 さらに、2年度から5カ年計画の第4次備前市行財政改革大綱・行政改革プランの取り組みを着実に進めることにより健全財政への立て直しを図り、将来世代が安心して暮らすことのできる持続可能なまち備前市を築いてまいります。 以上、市政の運営に当たりまして、議員及び市民の皆様の格別の御理解、御協力を重ねてお願い申し上げ、令和2年度の施政方針といたします。
○議長(立川茂君) 市長の施政方針演説が終わりました。 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午前10時39分 休憩 午前11時00分 再開
○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 市長から提案理由の説明を願います。
田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) それでは、ただいま上程いたしました各議案の提案理由の説明をいたします。 まず、別冊のとおり調製しております議案第2号から第16号までの令和2年度当初予算について申し上げます。 令和2年度当初予算は、総合計画に掲げる将来像「教育のまち備前」に向けて、これまで進めてきた学校教育や子育て支援、移住定住等の施策を引き続き展開しつつ、高齢化や人口減少を踏まえた
まちづくりビジョンの策定や老朽化した公共施設の更新と質・量の適正化への取り組み、マイナンバーカードの取得促進やAI技術を活用した業務の効率化など電子自治体の推進に係る事業費を計上したほか、防災減災や公共交通など市民のニーズや関心の高い施策にも重点を置いた編成といたしております。 最初に、議案第2号令和2
年度備前市
一般会計予算についてでありますが、総額は193億4,500万円で、前年度当初比で6.2%の減となっております。主な事業といたしましては、三石地区公民館・出張所外整備工事、旧アルファビゼン跡地活用、新庁舎の附帯整備、デジタル同報系防災行政無線の整備、市内各所の市道改良、久々井地区の企業用地造成に係る特別会計繰出金などの投資的事業のほか、新規事業として、公共残土処分場の整備、都市計画図・地形図の作成、野谷坑廃水処理施設の更新、
伊里公民館別館の整備などを実施するものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、市税につきましては、企業実績の緩やかな回復から個人所得の伸びが期待されるものの、原料価格の上昇や税率改正による法人市民税への影響などを見込み、前年度比2.5%減の48億3,260万4,000円を計上しております。地方交付税では、合併算定がえによる優遇措置はなくなるものの、幼児教育・保育の無償化及び会計年度任用職員制度の開始に伴う財政措置並びに公債費の増などを考慮し、前年度当初比1.5%増の66億円としております。国庫支出金では、マイナンバーカードの取得促進や野谷坑廃水処理施設の更新に係る国庫補助金などを反映し、前年度当初比9.3%増の16億4,759万3,000円を、県支出金では、扶助費や医療費に係る県負担金の動向を見込み、前年度当初比5.4%増の9億8,015万4,000円を計上しております。ふるさと納税寄附金につきましては、前年度の実績をもとに、前年度当初比33.3%減の2億円を見込み、繰入金では、移住定住の促進や生活交通チケットの交付などの事業費に充当するため、
まちづくり応援基金から2億4,870万9,000円を、公共残土処分場の整備及び都市計画図・地形図の作成に充当するため、
まちづくり振興基金から1億4,147万3,000円を、
伊里公民館別棟の整備などの事業費に充当するため、米百俵基金から4,722万4,000円を繰り入れるほか、財源不足を補うための財政調整基金繰入金6億4,000万円など、前年度当初比8.0%減の13億4,931万8,000円を計上いたしております。市債は、新庁舎整備事業に係る合併特例事業債が大幅に減のほか、地方財政計画に基づく臨時財政対策債の減、旧アルファビゼン跡地活用事業に係る過疎対策事業債、デジタル同報系防災行政無線整備事業に係る緊急防災・減災事業債の増などにより、前年度当初比38.3%減の20億8,960万円としております。 次に、歳出ですが、性質別では、人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費が77億8,670万6,000円で全体の40.2%を占め、物件費、維持補修費、補助費を合算した消費的経費が59億8,989万4,000円で構成比31%、投資的経費が27億6,944万5,000円で構成比14.3%、積立金、繰出金を含むその他の経費が27億9,895万5,000円で構成比14.5%となっております。消費的経費の主なものは、下
水道事業会計繰出金10億9,914万8,000円、東備消防組合負担金6億2,885万7,000円、病院事業会計繰出金5億1,506万6,000円など、前年度比10.9%の減となっております。投資的経費の主なものは、三石地区公民館・出張所外整備事業費3億7,274万1,000円、デジタル同報系防災行政無線整備事業3億9,107万2,000円、旧アルファビゼン跡地活用事業8,550万円、新庁舎整備事業1億9,319万5,000円、公共残土処分場整備事業1億3,000万円、野谷坑廃水処理施設更新事業2億1,300万円、市道改良事業3億4,078万円などで、前年度比32.2%減となっております。また、その他の経費の主なものは、介護保険事業特別会計繰出金7億1,412万5,000円、後期高齢者医療広域連合負担金5億6,194万1,000円、国民健康保険事業特別会計繰出金3億9,998万1,000円、下
水道事業会計繰出金の出資金部分4億4,085万2,000円、企業用地造成事業特別会計繰出金2億5,800万円、積立金として、
まちづくり応援基金積立金9,203万円などで前年度比1.3%増となっております。 次に、議案第3号令和2
年度備前市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、減少傾向にあります国保世帯数を8,892世帯(「4,892世帯」と後刻訂正)、一般被保険者数を7,295人と見込み、保険給付費の総額で30億5,513万円を計上するなど、会計全体では42億2,134万9,000円を計上いたしております。 次に、議案第4号令和2
年度備前市土地取得事業特別会計予算についてですが、土地開発基金の管理と財産運用収入などを計上し、会計全体で539万6,000円となっております。 次に、議案第5号令和2
年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、財産区管理地の維持管理費と積立金などのほか、引き続き安全安心対策事業のため一般会計への繰出金を計上しており、会計全体で436万6,000円となっております。 次に、議案第6号令和2
年度備前市三
国地区財産区管理事業特別会計予算についてですが、財産区管理地の維持管理費などを計上し、会計全体で729万6,000円となっております。 次に、議案第7号令和2
年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算についてですが、吉永地域において整備した浄化槽設備の維持管理費などを計上し、会計全体で2,171万1,000円となっております。 次に、議案第8号令和2
年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算についてですが、岡山県後期高齢者医療広域連合の予算に基づき編成し、広域連合への保険料等納付金5億7,216万円などを計上し、会計全体では6億1,729万3,000円となっております。 次に、議案第9号令和2
年度備前市介護保険事業特別会計予算についてですが、介護保険事業勘定では、介護サービスの利用状況の実績や事業計画などから保険給付費及び地域支援事業費を見込み、全体では、42億8,793万3,000円を計上しております。予防サービス事業勘定では、介護予防サービス計画の作成に係る経費を計上し、全体で2,239万円を計上しております。 次に、議案第10号令和2
年度備前市飲料水供給事業特別会計予算についてですが、鴻島、寺山、飯掛、大股の4つの飲料水供給施設の維持管理費などを計上し、会計全体では2,952万8,000円となっております。 次に、議案第11号令和2
年度備前市宅地造成分譲事業特別会計についてですが、未分譲区画の販売促進及び維持管理が主なもので、会計全体で182万9,000円を計上しております。 次に、議案第12号令和2
年度備前市駐車場事業特別会計予算についてですが、市営駐車場の維持管理費が主なもので、会計全体で1,667万2,000円となっております。 次に、議案第13号令和2
年度備前市企業用地造成事業特別会計予算についてでありますが、引き続き、久々井地区の企業用地を整備するための経費を計上するなど、会計全体で2億5,889万1,000円となっております。 次に、議案第14号令和2
年度備前市
水道事業会計予算についてですが、給水戸数を1万4,900戸、年間総給水量586万立方メートルを予定し、収益的収入予算は8億2,707万8,000円、収益的支出予算は9億2,074万7,000円となっております。また、資本的支出予算では、配水管改良事業、坂根浄水場及び三石第一加圧ポンプ場整備事業など建設改良費に13億8,774万9,000円、企業債の元金償還に1億143万8,000円など、合計14億9,028万7,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収入予算は、企業債、他会計出資金、他会計負担金、工事負担金の合計4億5,980万6,000円となっており、不足分につきましては、当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填することといたしております。 次に、議案第15号令和元年度(「2年度」と後刻訂正)備前市下
水道事業会計予算についてですが、水洗化人口は2万6,126人、年間排水処理水量302万4,420立方メートルを予定し、収益的収入予算は20億5,896万8,000円、収益的支出予算は21億6,119万2,000円となっております。また、資本的支出予算では、吉永浄水センター(「浄化センター」と後刻訂正)及び片上雨水ポンプ場の長寿命化事業などの建設改良費に4億186万3,000円、企業債の元金償還に13億5,528万2,000円など、合計17億6,314万5,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収入予算は、企業債、他会計出資金、国庫補助金、県補助金、他会計補助金、受益者負担金等の合計9億1,571万8,000円となっており、不足分については、当年度分消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補填することといたしております。 次に、議案第16号令和2
年度備前市病院事業会計予算についてですが、病院の年間患者延べ人数として入院6万8,620人、外来19万964人を予定し、介護老人保健施設の年間利用者延べ人数として入所2万8,080人、通所5,760人を予定し、訪問看護ステーションの年間訪問延べ人数として3,600人を予定し、全体で、収益的収入予算は56億74万5,000円、うち医業収益は46億878万7,000円、介護老人保健施設事業収益は4億4,937万5,000円を計上し、収益的支出予算は55億9,874万5,000円となっております。資本的支出予算では、吉永病院のナースコール及び電話交換機など器械備品に係る資産購入費に1億11万円、介護老人保健施設の非常用自家発電設備工事など施設整備費に1,169万3,000円、企業債の元金償還に2億1,003万円、医師及び看護学生等の修学資金貸付金に1,176万円の合計3億3,359万3,000円を計上しております。これらの財源としての資本的収入予算は、他会計負担金、他会計補助金、国県補助金、貸付金返還金の合計1億2,710万6,000円となっており、不足分については、過年度分、当該年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、別冊のとおり調製しております議案第17号から第22号までの令和元
年度補正予算について申し上げます。 次に、議案第17号令和元
年度備前市
一般会計補正予算(第4号)についてでありますが、各事業費の実績見込みによる調整及び財源の更正、10月からの幼児教育・保育の無償化の対象外である給食費部分の公立保育園保育料から園児給食費徴収金への科目組みかえ、ふるさと納税寄附金の減額及びこれに伴う
まちづくり応援基金積立金の減額、一般財源の更正に伴う財政調整基金繰入金の減額、つつじが丘団地分譲地7区画分の売却による宅地造成分譲事業特別会計からの売払収入分の繰り入れ及びこれに伴う振興基金積立金の増額、東備農業共済事務組合の解散に伴う清算金の計上、イノシシや鹿などの駆除頭数が前年度に比べ大幅増となる見込みによる有害鳥獣駆除奨励金の増額のほか、繰越明許費及び地方債の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ5億8,978万5,000円を減額し、予算総額で219億6,252万円としたものであります。 次に、議案第18号令和元
年度備前市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、実績見込みによる保険給付費などの調整及び保険給付費等交付金などの財源の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ2,075万4,000円を減額し、予算総額で44億2,019万8,000円としたものであります。 次に、議案第19号令和元
年度備前市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、実績見込みによる後期高齢者医療広域連合納付金などの調整及び一般会計繰入金などの財源の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ865万5,000円を減額し、予算総額を5億8,715万3,000円としたものであります。 次に、議案第20号令和元
年度備前市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、実績見込みによる調整で、10月からの消費税増税に伴う低所得者の第1号保険料軽減強化による第1号被保険者保険料の減、介護給付費等準備基金積立金の増などの補正をお願いするものであります。補正額は、介護保険事業勘定で歳入歳出それぞれ2億5,977万5,000円を減額し、予算総額を41億6,628万2,000円とし、予防サービス事業勘定で歳入歳出それぞれ16万1,000円を追加し、予算総額を2,346万7,000円としたものであります。 次に、議案第21号令和元
年度備前市
宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第1号)についてですが、昨年度5区画及び本年度2区画の計7区画分のつつじが丘団地分譲地の売却に伴う一般会計繰出金の計上などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ3,072万5,000円を追加し、予算総額を3,322万8,000円としたものであります。 次に、議案第22号令和元
年度備前市
企業用地造成事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、久々井団地造成事業に係る繰越明許費の補正をお願いするものであります。 続いて、議案書にお戻りいただいて、3ページ、議案第23号備前市
固定資産評価審査委員会委員の
選任同意についてでありますが、野崎芳夫氏、石橋雅之氏、中川康三氏を備前市
固定資産評価審査委員会委員に選任したいので、議会の同意を求めるものであります。 次に、7ページ、議案第24号備前市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の制定に伴い、国と同様に条例においても、成年被後見人等であることのみを理由に、自動的に権利を制限することのないよう規定の見直しを行うものであります。 次に、9ページ、議案第25号備前市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定についてですが、本案は、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律が令和元年12月16日施行で改正され、法律名及び条番号に改正があったことから、規定を整理するものであります。 次に、11ページ、議案第26号備前市
青少年育成センター設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、青少年育成センターについて、新庁舎内への移転に伴い位置を改正するものであります。 次に、13ページ、議案第27号備前市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、規定を整備するものです。 次に、22ページ、議案第28号備前市
特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてですが、本案は、
特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の改正に伴い、規定を整備するものであります。 次に、73ページ、議案第29号備前市
児童福祉年金条例の一部を改正する条例の制定についてですが、本案は、令和2年4月1日施行の民法改正に合わせて時効に係る規定を見直し、この条例においては時効の規定そのものが必要ないため削除することにしたものであります。 次に、75ページ、議案第30号
備前市営駐車場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、日生町日生地内に中小路駐車場を整備することに伴い、規定を整理するとともに、合わせて、一般駐車の料金設定について、中小路駐車場の設定、四軒屋及び新橋駐車場の定期駐車枠の一部について一般駐車に変更し、港駐車場の料金体系(時間当たり100円)の見直しを行い、これら全てを24時間まで200円とするものであります。 次に、78ページ、議案第31号備前市
水道事業の設置等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
地方自治法が令和2年4月1日施行で改正されることに伴い、条番号に改正があったことから規定を整理するものであります。 次に、80ページ、議案第32号備前市
斎場設置条例の制定についてでありますが、本案は、合併後、旧市町の条例を暫定施行していた備前市葬儀条例と日生町営斎場及び葬祭事業に関する条例を廃止し、新たに斎場の設置及び管理に関する条例を制定するものであります。なお、使用料については従前と同額としており、旧備前市条例における霊柩車及び祭壇等については直営から貸付方式に変更することで取り扱いを一本化しております。 次に、83ページ、議案第33号備前市・日生町・吉永町
新市まちづくり計画の変更についてでありますが、本案は、東日本大震災に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の改正に伴い、合併特例債の起債可能期間を5年間延長するため、
新市まちづくり計画を変更し、計画期間及び指標、財政計画など数値の修正を行うものであります。 次に、95ページ、議案第34号備前市
過疎地域自立促進計画の一部変更についてでありますが、本案は、平成28年3月17日に議決された備前市
過疎地域自立促進計画に新たな事業内容を盛り込むもので、三軒屋5号線拡幅事業、農業集落排水事業、大内保育園保育室増設事業及び伊部小学校体育倉庫設置事業について、行財政上の特別措置を受けるために、計画の一部を変更するものであります。 次に、105ページ、議案第35号市道路線の認定についてでありますが、本案は、伊部、浦伊部、蕃山、穂浪及び野谷地内の12路線について、市道の路線認定を行うものでございます。 次に、120ページ、議案第36号字の区域及び名称の変更についてでありますが、本案は、旧吉永幼稚園の敷地について、合筆を行うため小字の変更を行うものであります。 次に、122ページ、議案第37号
姉妹都市協定の締結についてでありますが、本案は、アメリカ合衆国カリフォルニア州メンロパーク市と平成27年に締結した文化交流協定を格上げし、
姉妹都市協定としたいので、議会の承認を求めるものであります。 次に、125ページ、諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦についてですが、谷口富祥氏を
人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては、別添の細部説明書をごらんいただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 済いません、早口で申し上げまして何点か訂正をさせていただきます。 議案第3号令和2年度の国民健康保険事業特別会計予算についてですが、国保世帯数を8,992世帯と読んだようですが、4,892世帯の間違いでありますので訂正願います。 もう一点、議案第15号令和2年度の下
水道事業会計予算を、令和元年度と言ったようでありますので令和2年度に訂正を願います。 また、資本的支出予算では、吉永浄化センターを吉永浄水センターと読み間違えたようでありますので、おわびして訂正をいたしたいと思います。
○議長(立川茂君) 市長の施政方針演説並びに提案理由の説明が終わりました。
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