井原市議会 > 2017-09-08 >
09月08日-04号

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  1. 井原市議会 2017-09-08
    09月08日-04号


    取得元: 井原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-14
    平成29年 9月定例会        〇平成29年9月井原市議会定例会会議録第4号・平成29年9月8日(金曜日)              議  事  日  程              午 前 1 0 時 開 議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時   開議 ○議長(西田久志君) 皆さんおはようございます。 ただいまのご出席は20名でございます。 これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(西田久志君) 日程第1 昨日に引き続いて一般質問を行います。 まず、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 皆さんおはようございます。4番 山下憲雄でございます。 私の質問は、本市の企業誘致活動についてお伺いします。この質問一点でございます。 過日、私は、市民の声を聴く会におきまして、市内各地で市民の皆様からさまざまな声をお聞かせいただきました。中でも、雇用の場がない、安定した収入が得られない、あるいはUターンしようにも働く場がないなど、井原市は本気で企業の誘致を考えておられますかといったような声も多数お聞かせいただきました。 既にご承知のとおり、近年は景気低迷、あるいは企業の海外進出による生産拠点の移転など、以前にも増して厳しい環境下にございます。でも、1週間ほど前でしょうか、宮崎県の高鍋町にキヤノンが新デジカメ工場を200億円投資して新工場の開設をするという記事を見まして、生産拠点も国内回帰の兆しがあるなというふうに感じております。ほかにも、海外からまた日本に戻ってくる企業も多数、今ございます。そういったようなことで、環境の改善も少し感じるところであります。 とはいえ、本市の産業振興を推進する上で、企業誘致ということを当市の重点施策に挙げております。この言葉を単なる本市のテーマとして掲げておるわけにはいかないと存じます。企業誘致を有効に実現するには、本市の将来における理想社会、本市はどのような地域を目指していくのか、あるいはそのためにどういう手順で何を行うのか、あるいはやりたいことは何かといったようなことを、企業の誘致スタンスを明確にしておくことが欠かせないことであるというふうに思っております。そこで、本市の誘致政策について、きょうは6項目から質問をさせていただくことにしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 まず、1)の質問でございます。本市が企業誘致を行うときに優位と思われる内容はどのようなものか、お伺いをしたいと思います。他の市町と比べて本市が優位に立って企業や団体にメッセージできるコト、モノはどういうことがあるでしょうか。 さらに、②ですが、本市の産業振興を推進するに当たり、地場産業の特性に沿った方向性を誘致政策に取り込んでいただいておりますでしょうか。この質問でございます。 この1)の質問を通告書に書いて提出いたしましたところ、事務局のほうから、コト、モノというこの片仮名表現を漢字にしてよろしいですかというお尋ねがございました。いやそのままにしておいてくださいと、意味がございますのでということにしておりましたが、さらにヒアリングのときに地域創生課のほうからヒアリングを受けましたが、このコト、モノ、どういうことですかと、また同じような質問をされましたので、補足して私の考えを聞いている人たちにご理解いただく上でも説明をさせていただきます。 私は、いろいろな差別化、あるいは優位性というもの、優位化ということを考えるに当たって、コトの発想、モノの発想、この二つの視点が非常に重要であるというふうに考えております。例えば、私はラーメンを食べることが好きですと言ったときに、ラーメンは単なるモノでありますが、食べるということはコトであります。コトというのは、どういう料理にしようか、どういう味つけにしようか、あるいは冷やして食べようか、温めて食べようか、何か入れようか、さまざまな工夫の展開がコトには広がります。そういった意味で、いろいろな企業は他の市町より優位に立つ、目で見て企画できるモノ、そのモノは直ちに目で測定、比較できますが、ソフトのサービス面であるとか、いわゆるソフトの分野では工夫が要りますので直ちに目で判断していただけませんが、本市の行うガイダンスシステム、あるいは人の誘致の体制、そういったようなものについては、価値を訴求して、企業に我々はその本市のポテンシャルを述べておく必要があるんじゃないかといった意味でお伺いいたしましたので、この辺をご理解いただきながらご答弁を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 皆さんおはようございます。 それでは、4番 山下議員さんのご質問にお答えをいたします。 企業誘致につきましては、地域経済の活性化や雇用の創出につながるものであることから、総合戦略の基本目標に井原市における安定した雇用を創出することを掲げ、本市の重要施策として県とも連携を図りながら誘致活動に取り組んでいるところであります。 まず、本市が企業誘致を行うとき、優位と思われる内容についての質問であります。 本市が他市町と比べて優位に立ってメッセージできるコト、モノにつきまして、本市の誘致活動における強みとしましては、年間を通して温暖な気候であり、積雪の心配もなく、豊富な地下水に恵まれ、直下型地震の可能性が極めて低く、津波の被害もないという土地柄であるとともに、高速道路のインターチェンジに近いなど、安全で操業性の高いすぐれた立地環境にあると考えております。また、経済・雇用・移住定住対策補助事業イバラノミクスによる補助制度では、四季が丘団地へ企業が立地した場合、その雇用者数や固定資産投資額によって1億円または2億円を補助する制度や、民間用地を造成し企業が立地する場合、最大3,000万円を補助する制度を設けております。これらの補助制度は、他市町にない優位性の高いものであります。加えて、人材育成支援新規学卒者雇用に対し補助金や奨励金を交付するなどアフターフォローにも力を注いでおり、本市へ立地する魅力を高めているところであります。こうしたものを積極的にPRするため、都市圏で開催される企業立地セミナーには私みずからが参加しトップセールスを行うなど、企業誘致の実現に向けた誘致活動を行っております。 次に、本市の地場産業の特性に沿った誘致の方向性を誘致施策に取り入れているかについての質問でございます。 本市における代表的な地場産業としましては、繊維産業、自動車部品、電子機器、プラスチック製品などの製造業があり、第2次産業の就業人口比率が県下トップであることから、ものづくりのまち井原がうかがえるところであります。その製造業の活性化が本市の地場産業の活性化につながるものと考え、さまざまな補助制度による支援を行うとともに、製造業を中心とした誘致活動を行うことで、本市の主要産業である製造業を集積すべく施策を展開してきたところであります。今後も本市の優位性を強くアピールし、誘致活動を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。 ◆4番(山下憲雄君) ただいま市長のほうからご答弁賜りました。井原市の立地条件、あるいは気象のような環境がいいこと、あるいは優遇制度、補助制度等々についても本市の強みをご説明いただきました。製造業は県下でトップであるというようなお話がございましたけれども、すばらしいセールスポイントだというふうに思います。また、多忙な市長がみずからトップセールスをされることも、企業にとっては大変なインパクトがあると思います。市長がそれぞれのトップセールスに立たれた後、その後担当者が各企業訪問につなげ、さらに企業に本市の強いメッセージを与えることが必要なことであろうと思います。 また、企業誘致には土地開発の場所、環境などのほか、優遇措置が持つ優位性がとても重要なことではあります。しかしながら、他市町も同じように土地と優遇制度というものを用意しているわけですので、特出した優位性、差別化を述べるには大変難しい一面もございます。やはり今後重要な点は、本市は行っているが他市町は行っていないこと、あるいは本市にはできるけども他市町にはできないこと、こういったようなセールスポイントを強調していく必要があろうかと思います。 昨日田中賞ということで、安藤榮作さんですか、奈良の方ですので私も大変興味を持っておりますが、そういったような過去の田中賞を受賞された方々を列記して、これも非常にソフト分野、コトとして大事なセールスポイントであり、また新体操、あるいは健康寿命日本一を目指しているなどなどのお話をそれぞれの企業に訴えて、一度井原市に行ってもっともっと話を聞いてみたい、詳しい井原市を見てみたいといったようなことを思わせる、そういう積極的な企業誘致に対する行動が望まれます。 企業は幅広い県やあるいは全国の市町からさまざまな案内を受けて、企業訪問などもたくさん来られるわけですけれども、進出を考える企業にとっては選択肢が多過ぎて、よほどの差別化がなされていない限り、パンフレットやその他リーフレットを積み上げておられるのが実態かと思うんです。あらゆる手段を尽くして、井原市においでいただいたらこういうことができます、一緒にぜひやっていただきたいといったような井原市の全体の持つポテンシャルを企業に訴えて、いわばラブコールをして、井原の進出を決定していただけるような熱意を示すことが必要じゃないかと思います。 また、進出を実現しようとする企業にはそれ相応の投資リスクというのがあるわけですので、そのことを決定していただくには夜討ちや朝駆けで日参する覚悟も必要なことと私は思っております。企業誘致という、誘致という言葉は誘い招き入れるというような意味がありますが、私はこの言葉に井原に来ていただけるように私たち全員であらゆる手を尽くしてお待ちしておりますといったようなことを強くメッセージしていくような熱い思いを込めたリーフレットパンフレット、我々全市民の熱を、気を上げていく必要があるということを申し上げて、この質問を終わります。 ○議長(西田久志君) 続いて、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 続いて、2)の質問でございます。 企業誘致活動の組織体制及び地域経済界、各種団体等との連携についてお伺いを申し上げます。 ①現在、各種団体との連携体制はどのようになっておりますでしょうか。また、お互いの情報の共有化システムはどのようにされておりますでしょうか。お伺いいたします。 ②企業誘致の成否は本市盛衰の鍵となる重要な課題でありますが、現在の体制に問題はないか。あるとすればどのような体制固めを今後していく必要があるでしょうか。お伺いを申し上げます。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、誘致活動の組織体制につきまして、まず現在の各種団体との連携体制及び情報の共有化についてのご質問でございます。 本市の誘致活動の組織体制でありますが、企業誘致は地域創生課が担当しており、商工労政係、魅力発信係、本年4月に創設した企業誘致係に加え、県の東京事務所へ派遣した職員により構成しております。 誘致活動の連携体制につきましては、岡山県や金融機関、井原商工会議所、岡山県宅地建物取引業協会備中支部などと連携し、その都度情報提供、情報交換を行っております。岡山県との連携では、企業誘致・投資促進課や県の企業誘致部門があります東京事務所及び大阪事務所と進出企業の情報提供や情報交換を行っており、面談の仲介を行っていただくなど、本市の誘致活動にとって欠かせないものとなっております。金融機関との連携では、地域の経済状況や企業の動向につきましてより多くの情報を持たれていることから、その情報を提供していただくことで新規の企業参入へのアプローチをスピーディーにできるものと考えております。井原商工会議所との連携では、地場産業の状況や動向についての情報提供をいただくとともに、都市圏の商工会議所を紹介いただき、企業誘致のPRを行っているところであります。岡山県宅地建物取引業協会備中支部との連携では、不動産情報の提供等に関する協定を締結し、同支部が所持する不動産情報を提供していただくことで、民間事業用地の照会に対応しているところであります。情報の共有化につきましては、市と各種団体が連携し情報を交換しているところであります。 次に、現在の誘致活動の体制に問題はないかとの質問でございます。 先ほど申し述べました誘致活動の組織体制や連携体制につきましては、今現在問題はないと考えておりますが、今後必要に応じて適切に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。 ◆4番(山下憲雄君) ただいま市長からご答弁いただきました。誘致活動の組織体制や連携活動に現在のところは問題はないと考えている。その後また市長もつけ加えられまして、今後必要に応じて適切な対応をしてまいりたいというようなご答弁でございます。私は、今後の対応に適切に対応したいという市長のお言葉に期待をしたいと思います。 私は、現状の体制には改善が必要であると考えております。本市では、平成27年に元気いばら創生戦略本部が設置されております。人口減少問題や地域経済活性などの本市の喫緊の課題に対応するものとしてでございます。この本部は地域創生課が所管されておりますが、企業誘致を専門に担当する部門にはなっていないのが現状のようです。プライオリティーの高い、優先順位の高いはずの誘致活動が他の業務に追われて停滞する、あるいは後回しにするといったような体制があるとすれば、今後の企業誘致活動の強化は望めないんじゃないかと、このように思います。これまでの組織対応の延長線上では、企業誘致を果たすことは厳しいんじゃないかなというふうに思っております。ぜひとも企業誘致の担当専門部署をおいていただきますことをご提言申し上げたいと思います。 本日ここに臨むに当たって、試しに笠岡市のホームページを開いてみました。笠岡市には企業誘致推進室が置かれておりました。この辺の実態も、また私も調べてみたいと思います。企業誘致は本市の経済活性化の手段として行われますから、全市的なコンセプトのもとに推進されるべきことと思います。企業誘致の確かな実現のために、さらに創生戦略本部にご提案でございますが、井原市産業活性化推進協議会なるものを新しく設置していただきますことをご提案申し上げます。 この協議会には、経済界、事業主、金融界などなど、いわゆる産官学金労言といったような関係者で構成され、官民一体となって企業誘致プロジェクト体制を構築していただくことが望ましいのではないかと。日常的には本市の地域創生課の方々が先導、主導していただいて、定期的な会議を開くなど、情報の共有と計画的実施がなされているかどうかの進捗管理などなどをする場としていただきますことが必要かと思っております。この組織化は企業誘致を成功に導くための重要なファクトと考えますので、ぜひとも建設的なご検討をいただきますようにご提言申し上げます。 以上でこの質問を終わります。 ○議長(西田久志君) 続いて、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 続きまして、3)誘致したい企業の対象分野はどこでしょうか、お伺い申し上げます。 本市が望む将来の理想社会の実現に向けて、新たな産業分野構築への構想を検討すべきであると思いますが、どのように考えておられますでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、誘致したい企業の対象分野について、本市が望む将来の理想社会の実現に向けて新たな産業分野構築への構想を検討すべきとの質問でございますが、どのような分野の企業に立地してもらいたいかとのお尋ねと推察いたします。 本市の将来像を示しております総合戦略におきまして、魅力あふれる元気なまちいばらを目指すまちとし、将来にわたって住み続けたい、住んでみたいまちづくりに取り組むこととしております。その取り組みの一つに安定した雇用を創出することを掲げており、企業誘致はその取り組みを達成する上で重要なものであると考えております。 これまでの誘致活動を例示いたしますと、大阪商工会議所が所有する情報を活用して、製造業者を対象に新設、拡張、移転に関するアンケート調査を実施し、企業ニーズのリサーチに努めるなど、本市の主要産業である製造業を中心に行ってきたところであります。今後は、より幅広い業種を対象とした誘致活動を展開していくべきと考えており、例えば地域資源を有効に生かせる業種に来てもらえたらありがたいと考えておるところであります。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。
    ◆4番(山下憲雄君) ただいま市長のご答弁を聞かせていただきました。これまでは製造業を中心に企業誘致活動を行ってきたが、今後は幅広い業種を対象に誘致活動を展開していきたい、なお地域の資源を有効に生かせる業種に来てもらうような意向を話されました。 先ほどの質問の中で、私は企業誘致専門部署の設置と産業活性化推進協議会なるものを設置したらいかがでしょうかという提案を申し上げました。そのことが実現されるということを前提にして考えてみたいと思います。 本市の企業誘致活動は、将来の展望と照らし合わせて行われることが欠かせないというふうに思います。しかし、実際こうした将来の展望と照らし合わせるというのは時間も作業も大変手間でございます。また、先々のリスクを見据えた行動をとるということは難しい一面もございます。どうしても雇用がふえる、たくさん雇用していただける企業など、短期的な効果を期待する場合も、そういうことが優先される場合もあるかと思います。しかし、本市の将来を見据えたまちづくりの構想を無視することはできない。 過日、本市の第7次総合計画の構想という形で、その原案をご紹介いただきました。これも10年の計を考えることになっております。その中には若い人たちがもっともっと集まるまち、残るまち、そういうまちにしたいという希望が見てとれます。そのためにも、若い人たちのワークスタイル、我々と違うワークスタイルを持っていると思います。そういう人たちにマッチした企業への対象の広げ方、こういうことは十分考えていく必要がございます。なお、将来も住み続けたい、そういう意味で将来の成長が見込める企業、あるいは若い人たちが安心して誇りを持って働ける企業、そういう企業に来てもらうように施策を考えていく必要があるんじゃなかろうかというふうに思っております。 本市の企業立地ガイドにありますように、人と企業がヒカリ輝けるまちというパンフをいただきました。こういうパンフでございます。これを実現するには、産業拠点としての工業団地、あるいは新しい産業団地の目指す姿、この団地が目指す姿というものを今からイメージして描いておくことがとても重要なことと考えます。こうした企業誘致方針の策定に当たっては、先ほどご提案しております井原市産業活性化推進協議会なる、そういったようなところで人と企業がヒカリ輝けるまちというのはどういうまちであるかというようなことを十分に討論を重ねていただき、未来を見据えたまちづくりのストーリーを誘致したい企業に向けて語りかけると、やはり企業の人も進出したいという、その心を動かすんじゃないかと私は思っております。井原市にマッチした新しい産業分野というものをみんなで構築していくべきだというふうに思います。誘致の実現を急ぐ余り、やみくもな企業対応というのは避けていただきたいと、私もそのように思っております。 以上でこの質問を終わります。 ○議長(西田久志君) 続いて、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 次に、誘致活動計画についてお伺いを申し上げます。 ①企業誘致活動は、いつまでにという期限、どこまでという達成レベルといったような目標に沿って行われておりますでしょうか。 ②実施計画と実際の行動にずれが生じた場合、関係者とどういう調整を図っておられますか。お伺いを申し上げます。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、誘致活動計画についての質問でございます。 まず、企業誘致活動はいつまでに、どこまでといった目標に沿って行われているかにつきましては、本市の第6次総合計画後期基本計画において、計画期間中に2社の誘致を目標としております。その目標を達成すべく、これまで各種団体との連携や都市圏で開催される企業立地セミナーでのトップセールスなどにより誘致活動を行ってまいりました。また、平成27年度からは元気いばらセールスマン事業の一環として、さまざまな場面で企業誘致のPRを行ってきたところであります。しかしながら、本年度が第6次総合計画後期基本計画の最終年度となるところでありますが、本市の唯一の公的団地である四季が丘団地は多くの民家と近接することが要因となり立地に至らず、またオーダーメードでの立地についても主要幹線道路沿いに適地がないことから今日まで立地する企業が決まらず、今年度末までの立地も難しい状況にあります。こうした状況の中、関係者との調整についてのお尋ねでありますが、総合戦略を策定するに当たり産官学金労言などから構成する元気いばら創生戦略会議において、今後の企業誘致施策の方向性を協議していただきました。その結果、新たな産業団地の開発に取り組むこととしたところであります。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。 ◆4番(山下憲雄君) ただいまご答弁いただきました。元気いばら創生戦略会議において、今後の企業誘致施策の方向性を協議し、新たな産業団地の開発に取り組むこととしたというご説明をいただきました。 企業誘致の実現は、本市にとりましても積年の思いでございます。企業誘致の実現というのは、言うはやすし、行うはかたし、超難問でございます。市長でさえも大変達成しがたい大きな課題となっております。ご答弁のとおり、これまでの企業誘致政策の方針に新たに産業団地の開発を行うことが決められたわけですが、企業誘致を実現するために、どの方向に向かって進むか方針が決められ、その方針に沿った到達目標、つまりゴールが示され、その目標を達成するために施策を立て実行する。手の打ち方、施策です。施策をいつまでに誰が行うか、具体的な計画が示されたら、行動はより確実になります。具体的な行動が示されなかったら、行き当たりばったりの行動になりがちです。計画があれば、実績とのずれも客観的な評価ができます。地域創生課、あるいはその新設されるかもしれない部門では、ぜひとも企業誘致活動基本プランというものを立てていただき、その計画、進捗の管理を先ほどの井原市産業活性化推進協議会なるもので、たびたびの定例会議で会議を重ね、計画が確実に達成されていくような手だてをすることがとても重要なことであるということをご提言申し上げて、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(西田久志君) 続いて、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 5)誘致活動のプレゼンテーションツールについてお伺いを申し上げます。 誘致活動のプレゼンテーションツールにはどういったものがあり、またその誘致関係者、あるいは職員、協力企業などなどには有効に活用されておりますでしょうか。 ②ツールには他市町との差別化がなされて、本市の特性が明示されておりますでしょうか。 ③プレゼンテーションに沿ったロールプレイング等の担当者への説明、訓練というのは行われておりますでしょうか。お伺いを申し上げます。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、誘致活動のプレゼンテーションツールについての質問でございます。 まず、誘致活動のプレゼンテーションツールにはどのようなものがあり有効利用されているかにつきましては、本市の誘致活動のプレゼンテーションツールとして企業誘致用パンフレットである井原市企業立地ガイドを作成しており、企業立地セミナーや各種イベント等での配布、県の東京、大阪各事務所に配置するなど有効に活用しているところであります。 次に、そのツールには本市の特性が明示されているかにつきまして、その井原市企業立地ガイドは「井原市にキメませんか!」をキャッチフレーズとし、本市の強みである自然災害の少なさ、豊富な水源、すぐれた交通アクセスなどを掲載しているほか、本市の独自の補助制度も掲載しており、本市を大きくアピールする内容となっております。 次に、プレゼンテーションに沿ったロールプレイング等の訓練につきましては、現在企業誘致活動に特化した訓練は行っていませんが、職員を対象としたプレゼンテーション能力向上研修や職場内でのOJTにより説明能力の向上を図っております。また、担当者間でコミュニケーションをとりながら情報を共有することで、さまざまな場面での説明に対応できるよう取り組んでいるところであります。誘致活動を行っていく上でプレゼンテーション能力は必要不可欠なものであることから、今後におきましても研修会への参加や職場内のOJTなどにより、相手に関心を抱かすような説明ができるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。 ◆4番(山下憲雄君) ご答弁いただきました。 企業誘致活動の第一歩はアンケートにより始まるということだと思いますが、どのエリアのどのような産業分野に配布するかは、本市の企業誘致政策によるものと思います。その返信の中から脈のありそうな企業にさらにパンフを送り、また担当者の企業訪問を通じて、再三の面談を通じて、企業誘致の実現というのは図られると思います。こうした第一歩目の活動は、出張や制作費などなど時間や経費を伴います。こうした第一歩の重要なツールの作成、ホームページも含めまして大変な経費がかかりますが、その有効な連携というものが欠かせないものと思っております。設置されるべき、先ほどご提案申し上げました産業活性化推進協議会なるものでは、こういった企業誘致にかかわるアンケート作成の段階から、あらゆる誘致のためのツール活用の相乗的有効性などなどを検討していただき、また企業誘致の成否を握るこれらのツールは、企業活動に奔走する担当者にとってはバイブルとなる大変貴重なものであろうかと思います。 現在、ロールプレイングによる訓練は実施されてないということでありました。実際に企業に出向く担当者は、ふだんから企業訪問の面談現場に見立てて、社長役、担当重役役などなどを想定して、実際の模擬演技によるロールプレイング訓練を積んでいただきまして、自信と勇気、そしてなおかつ実現を達成するというミッションに燃えた担当者を訓練していく必要があるんじゃないだろうかと思うことを提言申し上げまして、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(西田久志君) 続いて、4番 山下憲雄君。              〔4番 山下憲雄君登壇〕 ◆4番(山下憲雄君) 私の最後の思いでございます。質問でございます。 私は、この政策という言葉を字のごとく行政が示す方向性とその施策であるというふうに考えております。このことを申し上げまして、次のご質問をいたします。 本市の企業誘致政策に関する今後の重点課題にはどういうことがあるか、考えておられるか、お伺いをしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、企業誘致における今後の重点課題についての質問であります。 企業誘致につきましては、総合戦略にも掲げておりますとおり、本市における安定した雇用を創出するために欠かせない施策の一つであります。 これまでの誘致活動では、本市の唯一の公的団地である四季が丘団地への誘致を実現するため、本市独自の補助制度や高速道路のインターチェンジが近いことなど、さまざまな企業に対してPRしてまいりました。また、私みずからトップセールスに出向き、本市の魅力を発信することはもとより、立地を希望する企業に対しましては、本市が全力を挙げてバックアップすることをアナウンスしてまいりました。しかしながら、引き合いの多い製造業の方から、四季が丘団地については住宅地との複合団地であり多くの民家と近接することから敬遠され、立地に結びつかない状況となっております。 そのような状況の中で、企業誘致政策の重点課題につきましては、企業誘致を進めていく上で必要な受け皿の整備が必要であることから、新たな産業団地の開発に取り組むこととしたところでございます。新たな産業団地開発が軌道に乗りましたならば、完成を見据えた計画的な誘致活動を行ってまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、企業の立地は本市の長年の懸案事項であり、市民の方からも多く声を聞いているものであります。企業誘致政策につきましては、最優先事項として取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆様にもご理解とご協力を賜りたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 山下憲雄君。 ◆4番(山下憲雄君) 市長みずからトップセールスに出向くなどされ、さまざまな市としても努力をされてきたわけですが、なかなか実績が上がらない実情、さらに以前とは誘致環境も変化してさらなる厳しい状況など、今そういうことを感じました。大変難しい課題になっていて、この問題について市長からはそれぞれにご丁寧なご答弁、なお真摯にお答えいただきましてありがとうございます。 このテーマは、本市の盛衰の鍵を握るだけに早急な展開が望まれております。既存の工業団地、四季が丘の方向性の見直し、あるいは新しく計画されます産業団地開発構想の構築など、本市にとっても最優先される解決課題であることを理解いたしました。企業誘致は本市の総合力の問題であろうかと思います。私も、企業誘致の実現が地場産業の振興、あるいは地域経済の活性、あるいは雇用の創出などに、井原市の未来都市の構築には欠かせないファクターであるというふうに思っております。私自身も単に質問に終わらず、政策をお尋ねした責任ある一人として、今後もお役に立てるよう努力したいと思います。 最後に、私から市長へのお願いでございます。質問を通じて幾つかの提案、あるいはご提言を申し上げましたので、このボールを何らかの形でまた私にリターンパスしていただけましたら、研究していただきましたら幸いに思います。ぜひとも私の数々の提案の中から一つ二つ実現していただくことをお願いいたしまして、全ての質問を終わります。 ○議長(西田久志君) 市長。 ◎市長(瀧本豊文君) 山下議員さんには大変すばらしい、まさにストレートボールを私に投げていただきました。私も山下議員さんにはストレートボールを返したいと思いますし、本当に山下議員さんにはこのたびの質問、企業誘致ということで、我々本市が抱える重要課題の一つでございまして、そうした中、議員さんには民間企業経営経験者としての立場からさまざまなご提言をいただきました。このたびの提言を参考にさせていただきながら、この企業誘致政策に議員さんとこのキャッチボールを続けながら全力で取り組んでまいりたいと思いますので、今後とも何とぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(西田久志君) 次に、3番 柳原英子君。              〔3番 柳原英子君登壇〕 ◆3番(柳原英子君) 3番 柳原英子です。どうぞよろしくお願いいたします。 井原市議会では8月中1カ月間、市民の声を聴く会を開き、さまざまなお声をお聞きいたしました。その中で、井原のよい点は、自然が豊か、安心・安全、水がおいしい、野菜がおいしい、果物がいっぱいとれる、ここのところが、次が大事なんですが、人が穏やかで優しい、犯罪が少ない、そういう町だと多くの方に評価されております。これは、井原市民の皆様と行政の力によるたまものだと思います。このような町は、まさしく子育てにぴったりの町だと思っております。このような井原に若い方たちに住んでいただき、子供を産んで育てていただくために、井原市における妊娠、出産についてのサービスを次の2点についてお伺いいたします。 ①妊娠して届けを出されてから出産までに行われる市のサービスについて。 ②出産されてから1年間どのようなサービスが行われていますか。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) それでは、3番 柳原議員さんのご質問にお答えをいたします。 近年、少子化、核家族化の進展や地域の連帯感の希薄化等により、子育て家庭を取り巻く環境は大きく変化しており、家族や地域における子育て力が低下し、子育てに対する不安や悩みを抱える親が増加しております。こうしたことから、本市では妊娠、出産から子育てに係る不安や悩み、負担感を解消していただくため、母子支援の取り組みを積極的に進めているところであります。 まず、妊娠中における支援であります。出産を控えた妊娠8カ月の妊婦に出産、子育てに関するイメージを持ち、自信を持って出産後の生活、子育てに取り組んでいただくよう、必要な情報を提供するための支援レターを送付しております。この支援レターは、妊娠前期から中期は特に母体管理が重要なことから、昨年度の途中から母子健康手帳を交付して1カ月後の妊婦にも新たに妊娠初期から出産までのマタニティーダイアリーや妊娠期の生活、栄養と体重管理等の情報提供を開始いたしました。そのほか、マタニティーセミナーやクッキングセミナー等の健康教育事業を実施し、子育てに必要な知識と技術を習得していただくとともに、仲間づくりや父親の育児参加を支援しております。さらに、妊娠中の定期健康診査費用を14回助成するとともに、妊娠中に1回無料で口腔内検査と相談が受けられる妊婦歯科健康診査事業を実施し、母体の健康管理に役立てていただいております。 次に、出産後についてでありますが、出生届時に赤ちゃんの誕生をお祝いしランチプレートセットを出生記念品としてお渡ししているほか、使用済みの紙おしめ等を入れる指定ごみ袋を支給しております。また、赤ちゃんの健やかな成長とお母さんの育児を支援するため、赤ちゃんが生まれた家庭全てを保健師が訪問し、赤ちゃんの体重測定や健康状態の確認、育児相談等を行うこんにちは赤ちゃん訪問事業を、また小さく生まれた赤ちゃんに対しては未熟児の訪問事業や養育医療費の給付事業を行っているほか、おおよそ3カ月までの赤ちゃんを対象に耳の聞こえの検査費用を助成し聴覚障害の早期発見にも努めております。さらに、昨年度からは産後間もない母子で育児支援を必要とする方を対象に医療機関や助産所で宿泊、または日帰りで入所していただき、休養をとったり育児指導や母乳相談等を受けたりすることのできる産後ママあんしんケア事業を実施しております。このほか、感染症にかからなくするために乳児期には6種類の予防接種事業や、1歳までに2回、医療機関で健康診査が受けられる乳児一般健康診査事業、4カ月児健康診査といった乳児期の健康診査事業を実施し、子供の成長の確認や疾病の早期発見、保護者の育児不安解消に努めているところであります。また、井原保健センター2階に設置しておりますつどいの広場では、0歳から3歳の乳幼児の親子などを対象に交流の場の提供や育児相談を行っているとともに、子育て世帯の経済的な負担を軽減するため子供の医療費を中学校3年生終了時まで無料化しております。 以上のように、本市では安心して妊娠、出産、子育てができるよう妊娠期から子育て期にわたり切れ目のない支援を行っているところでありまして、今後も引き続き母子保健施策に積極的に取り組んでまいります。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) 私たちが子育てしていたころというともう30年ぐらい前になるんですけれども、随分サービスがよくなっているなと思います。井原で子供を産んでくださる方がふえることは、私たち市民にとってとても喜ばしいことです。これこそ、人口減少対策だと思います。 今井原市では誕生祝いとして食器、ランチプレートセットをプレゼントしてくださってるということなんでございますが、あれはもう長い間同じものなんでございます。なので、若いお母様方にいろいろお聞きしまして、毎年毎年同じものはちょっとというようなお声がありますので、食器セットは1歳くらいまで使えないものなんです。なので、できればもし変更が可能であれば、出産してすぐに使えるようなもの、例えば離乳食のスプーンや容器、そういうものに変えていただけないでしょうかというようなお声を聞いておりますので、お伝えをしておきます。 それから、児童手当やいろいろ井原市がしてくださってるごみ袋もすごくありがたいというお声も聞いておりますので、とても喜ばしいことではございますが、お隣の矢掛町のお話を聞きますと、誕生祝いにいろいろなプレゼントがあるそうなのでございますが、そのことも少し考えに入れていただければ、誕生祝金というようなものを差し上げてらっしゃるというのをお聞きしますので、少し井原市のほうでもそういうことを考えていただければなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) 終わりですか。 ◆3番(柳原英子君) はい、これはもう私からのお願いで終わりでございます。よろしくお願いいたします。いやいやいけんいけん、質問せにゃいけんかった。 ○議長(西田久志君) よろしいですか。 ◆3番(柳原英子君) はい、後にします。 ○議長(西田久志君) 11時15分まで休憩いたします。              午前11時3分 休憩              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前11時15分 再開 ○議長(西田久志君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。──柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) 今お祝いとして差し上げられている食器セットは本当に助かっているという声も聞きますけれども、一人産むたびに同じものっていうのもちょっとなっていうような声もありまして、先ほど申し上げましたけれども、長い間もう同じものということになっておりますので、変更は考えられていないでしょうか。お聞きしたいと思います。 ○議長(西田久志君) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(北村宗則君) 出生の際に市民課でお祝いの気持ちとしてお出ししておりますランチプレートセットの見直しについてのご質問であります。 この出生のお祝いにつきましては、以前から市としてお気持ちをあらわしているわけですが、その中で以前は中国地方の子守唄のオルゴールつきの出生記念証というものをお出ししておりました。そういう中で平成18年度に、より実用的で皆さんに使っていただけるものにしたいということで、庁内で検討を重ねまして現在に至っております。そういった経緯の中でございますが、本日いただきましたご意見も参考にさせていただきながら、今後検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) さまざまなところで市の予算を使って若いお母さん方を応援してくださっているということはよくわかります。しかし、若いお母さんが3人目を産むとなるととても力が要ります。若いお母さんの3人目を産もうかなと考えている人の声でございますが、赤ちゃん育てながら、子供育てながら、仕事行きながら、御飯をしながら、洗濯をしながら、その上にっていうふうになるととても力が要ることでございますので、できれば市のほうとしても、ぜひともお母さん方が元気が出て喜ぶもの、そういうものを誕生祝いとしていただけるということをお願いをして、私の質問は終わります。 ○議長(西田久志君) 続いて、3番 柳原英子君。              〔3番 柳原英子君登壇〕 ◆3番(柳原英子君) 2番目の質問ですが、井原市で行われているイベントで障害者や高齢者に対する配慮についてお尋ねいたします。 夏祭りや花火大会の際に、障害者や高齢者等に対してテントや椅子を用意されるなどの配慮がされているかどうか、お伺いします。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、井原市で行われるイベントでの身体障害者や高齢者に対する配慮についてのお尋ねでございます。 まず、井原夏まつりについてでございますが、本年度も井原駅前広場及び井原駅前通りを会場として27団体1,400人の踊り連の参加のもと、事故なく盛大にイベントを終えることができ、改めて関係者の皆様に御礼を申し上げます。井原夏まつりは、実行委員会及び運営委員会を設置し実施しておりますが、今までにこれらの会議や反省会等においても身体障害者の方や高齢者に対するさらなる配慮についてのご意見は特に伺っていないものの、会場近辺には障害者専用駐車場を確保するとともに、会場内の公共施設において多目的トイレが確保できております。なお、お尋ねの身体障害者や高齢者に配慮した専用の観覧席につきましては、現在の会場環境から設置は考えておりません。 また、井原納涼花火大会についてでございますが、本年度は台風の影響により残念ながら中止でありました。お尋ねの件につきましては、他の花火会場も対応に苦慮されていると聞いておりますが、本市においても足場の悪い河川敷が会場であるため、混雑時の誘導や急な増水時の安全確保、また周辺に公共施設がなく障害者駐車場や多目的トイレの確保も困難であるなど、対応が難しいのが実情であります。 しかしながら、市といたしましては今後も可能な限り身体障害者や高齢者に配慮した各種イベントの実施に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) ちょっと残念ですが、やっぱりよそから見たときに、よそから来られた方が、えっ、井原市は障害者の席とか高齢者の席とかないのっていうような声をお聞きしました。ちょっと座りたい、ちょっと休みたいっていうものは、体が弱ってるときとかはあると思いますので、できれば救護施設みたいなところでもよろしいので、椅子を多目に用意していただいて、そういう配慮を少ししていただければありがたいかなと思います。夏まつりや花火大会のときに、市民の方や他地区からも大勢参加されると思いますので、市民に優しい井原市というところをより感じさせていただければ、ありがたいかなと思います。 また、これは余談になりますが、ことしの夏まつりに、市長からジャパネットたかたさんの報告をお聞きして、昨年私たちが市民大学講座に高田元社長を呼ぶことを決めましたので、何かとてもうれしい報告を聞いたと思っております。これは余談でございました。 次の質問に移ります。 ○議長(西田久志君) 続いて、3番 柳原英子君。              〔3番 柳原英子君登壇〕 ◆3番(柳原英子君) 3番、子供の姿勢についてでございます。 健康寿命日本一を目指したまちづくりを推進する井原市では、元気アップ体操や元気応援教室などきめ細かにいろいろな施策を行っておられます。市民の間では、運動することの重要性が浸透していっているように思います。しかし、最近テレビやゲーム、スマホの影響で、姿勢が首を前に出し背中が少し前かがみになっているという状態の子供を通学しているときによく見かけます。そこで、私はそれがすごく気になっておりますのでお聞きします。 保育園、幼稚園、小学校ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──教育長。              〔教育長 片山正樹君登壇〕 ◎教育長(片山正樹君) 次に、子供の姿勢に関する保育園や幼稚園、小学校での取り組みについてのお尋ねでございます。 ご指摘いただいておりますとおり、姿勢の悪さは骨格のゆがみを引き起こすだけでなく、視力、筋力の低下や集中力の低下を引き起こすとも言われており、健康を損ねる原因になり得る要因の一つであると言えます。特に、体格や骨格も含め身体諸機能が著しく発達する幼児期から児童期の子供たちにとっては、正しい姿勢や正しい生活習慣が重要だと言われています。 現在、保育園や幼稚園、小学校においては、保育及び教育活動全般を通して、日常的に正しい座り方や立ち方などを教えたり、正しい姿勢の大切さを伝えたりしております。例えば、遊びや授業で先生や友達の話を聞く場面や発表する場面、体育や行事などで体を動かす場面、給食を食べる場面など、それぞれの場面に合わせた正しい姿勢とその意義について、機を逃さず、そして繰り返し指導するよう心がけております。 また、正しい姿勢の維持には、体を支える筋力、体幹の発達が欠かせず、運動遊びや体育などの役割も大きいと言われております。そのため、平成25年度より井原市内の保・幼・小・中・高を対象によりよい生活習慣づくりを目的として取り組みを継続しているいばらっ子生活リズム向上プロジェクトでは、昨年度よりよく動く子供の育成を主テーマとして掲げており、各学校園の園児・児童・生徒の実態に応じた運動の機会づくりや環境づくりを積極的に進めております。 また、学級活動や保健学習の一環として姿勢や体幹をテーマとした学習を講師を招いて実施している学校や、体幹のトレーニングを意識した遊びを取り入れている園もございます。今後も各学校園における保育、教育活動での取り組みを充実させるとともに、学校園、家庭、地域の連携を通して子供たちの健康づくりに努めてまいります。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) 姿勢に対して教育をされているということがわかり安心いたしましたが、やっぱり姿勢というのをしっかり頭の中にすり込ませておかないと、大きくなってそれが続かないということがあると思うんですね。今私たちがそうなんですけれども、姿勢が悪くなっています。私たちが実は姿勢をよくしないといけないんだなというのがあります。とにかく私たちも市民みんな姿勢をよくして運動は大切っていうのが理解できて、元気アップ事業でもそのためにやってらっしゃるというところもあると思うんですけれども、筋肉を鍛えて姿勢を正しくしていくというのは、胸を張って堂々と自信を持って生きていけるということにもつながりますので、ぜひ市民みんなでやっていけたらいいかなと思っております。姿勢をよくするということは別にお金がかかることでも何でもありませんので、ちょっと一日、背中を伸ばしてみましょうというようなお声かけを、市のほうでも、健康教室のようなところでも、ちょっと多目に姿勢の話をしていただければありがたいかなと思います。 この質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(西田久志君) 続いて、3番 柳原英子君。              〔3番 柳原英子君登壇〕 ◆3番(柳原英子君) 次に、公民館の整備計画についてお尋ねいたします。 市民の声を聴く会で、公民館が古くなっている、新しくしてという声をお聞きしました。 そこで、①公民館の耐用年数と建てかえの際の条件についてお尋ねします。 ②今まで公民館を建てる際に、地元の意見をどのように取り入れられて建設されてきたのかお伺いします。 ③今後の整備計画についてお伺いします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──教育長。              〔教育長 片山正樹君登壇〕 ◎教育長(片山正樹君) 次に、公民館の整備計画についてのご質問でございます。 公民館の建てかえの際の条件につきましては、建物の耐用年数が経過していることや地元の合意形成が図られていること、用地の確保ができていることとしており、基本的にこの整備方針により整備することとしております。そういった中、施設の老朽の程度を見きわめながら、地元の要望を受け、整備の検討に入ることとしております。公民館の耐用年数につきましては、鉄骨づくりの建物は38年、鉄筋コンクリートづくりの建物は50年となっております。 次に、建てかえの際、地元の意見をどのように取り入れたのかについてでありますが、公民館の建設に当たっては、地元で建設のための協議会を組織していただいております。実施設計に当たっては、地域の要望等、地元の協議会と調整しながら建設を進めてまいりました。 最後に、今後の整備計画についてでありますが、先ほど申し上げました整備方針により、順次地元と協議を行いながら計画的に進めてまいりたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) ありがとうございます。次に新しくなるところがありますでしょうか。 ○議長(西田久志君) 大きな声で言ってください。 ◆3番(柳原英子君) 次に計画されているところがありますでしょうか。公民館の整備でございます。名前とかはいいんですけれども、順次ということで、建てかえていかれるということですね。それに該当する地区とか、該当する公民館とか、あるでしょうか。 ○議長(西田久志君) 教育次長。 ◎教育次長(大舌勲君) 次に、公民館の建てかえの計画はあるのかというようなご質問でございますが、現在教育委員会としてはそういった具体的な計画は持っておりませんが、現在耐用年数を経過しました地区公民館が2公民館ございます。今後こういった地域の方から建てかえに向けた具体的な要望書等が提出されるものと考えております。その要望書の提出を受けまして、検討に入りたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) ぜひ新しく、公民館が古くなってると言われるところには、ぜひ新しい公民館を設置してさしあげてほしいなと思います。すごく夢を持たれて、新しいカフェをつくっていきたいなとか、各世代で交流する場所が欲しいなとか、女性の方から、公民館って結構女性が多く使いますので女性の方がしっかり夢を持たれて求めていらっしゃるので、ぜひその早い実現を切望いたします。 この質問は終わります。 ○議長(西田久志君) 続いて、3番 柳原英子君。              〔3番 柳原英子君登壇〕 ◆3番(柳原英子君) 観光で井原の活性化を考えていらっしゃる井原市においては、まず地元の住民で盛り上げなければならないと、大江町なんかでも観音様で頑張っております。最近イベントの周知にお知らせくんを使いたいという要望を市民の方からお聞きしました。どのような条件であればお知らせくんで市民の皆様にイベントを周知できるのか、お伺いします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) 次に、お知らせくんで観光地のイベントを周知することについてのお尋ねでございます。 緊急告知端末器お知らせくんにつきましては、適切な情報配信を行うため運用方法を定めており、風水害や地震、火災などの緊急時に市民の皆様の安全・安心を確保することを目的として整備しているところであります。また、お知らせくん定期便などで市からのお知らせを配信しているところであります。一方、各地区では公民館に設置しております放送設備で地域内に情報を放送されているところであります。市内全域に放送するものとしては、市からのお知らせ、市が関係する市内全域に伝える必要がある情報としております。したがいまして、お尋ねのありました地域の観光地のイベントの放送につきましては、地域の情報として従前のとおり地域内で放送をお願いしたいと考えております。 ○議長(西田久志君) 柳原英子君。 ◆3番(柳原英子君) 緊急告知用ですからそれが正しいやり方だと思うんですけれども、お知らせくんを聞くと、いろんなイベントの情報とか、そういうものが確実に入ってきてるなっていうのを皆さんが経験されているので、聞く習慣もついてきてるかなと思います。なのでできれば、観光地と申し上げましても井原にそう多くはないと思いますので、ぜひ井原市の情報として流していただけるものであれば流していただければありがたいかなと思います。花火大会の際に使われたのが本来の使われ方っていうのははっきりわかるんですけど、あれはすばらしくて本当によく伝わりましたね、すばらしいお知らせくんの威力だなと思いました。観光とか、皆さんはまちづくりとか一生懸命なさってますので、何でもかんでもそういうものを使わせてくださいと言われているわけではないのだと思いますので、ルールは守ってお知らせくんを有効に使わせていただきたいと思います。 しかし、市民みずからが盛り上げていく活動は、それを行政がしっかり応援していただくことでより活発になっていく、そのように井原市は取り組んでいらっしゃると思いますけれども、よりそういう面を感じさせていただくように応援をお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(西田久志君) 次に、12番 藤原浩司君。              〔12番 藤原浩司君登壇〕 ◆12番(藤原浩司君) 皆さんお疲れさまです。本9月定例会の大トリを務めさせていただきます。できますれば午前中に終わりたいと思いますが、答弁のほうも適切なご答弁をいただきたいと思います。12番議員、藤原浩司でございます。通告に従いまして数点一般質問させていただきます。 地方分権や地域創生など、現代の日本では国と地域のあり方をめぐる議論が継続して行われています。また、少子・高齢化や人口の大幅な減少によって過疎化が進む市町村も出ているなど、さまざまな問題を抱える自治体も少なくありません。地域の能力を成り立たせること、そして地域経済を活性化させるためには、その地域の最前線で働く地方公務員の存在が不可欠でございます。この先、地方公務員の役割はますます重要性が増すことが予想されますが、同時にそれを取り巻く状況が年々変化していくことも視野に入れておく必要があると思います。地方自治体が財政難になれば、当然地方公務員もその影響をかぶります。自治体によっては、予算のカットによる職員の採用数の大幅削減など、厳しい状況に置かれているところもあるようです。しかしながら、地方公務員は、安心で住みやすい国と地域を維持していくために欠かせない存在です。地域住民からの厳しい批判を受けるなど、時には厳しさを感じることもあるかもしれませんが、何があってもぶれない使命感を持って地域や住民のためにひたむきに仕事をしていただける人の活躍が期待されます。また、世の中が目まぐるしく変化を続ける現代社会は、地方公務員にもさまざまな経験を積んだ人が求められ始めています。国際社会に対応できるだけの広い視野を持ち、多様な価値観や文化を認められる人が活躍できるチャンスもふえていくものと考えられる昨今、井原市職員採用試験、職員確保及び職員の後継者づくりについて何点かお伺いいたします。 ①といたしまして、来年度採用目標の人数及び退職者は何人でしょうか、伺います。 ②として、採用試験の形態についてお伺いいたします。 ③として、全国的に人材不足の今日、井原市として職員確保に何か手だてを考えているのか伺います。 ④として、事務職、技術職の後継者づくりに対しての進捗状況をお伺いいたします。 最後⑤として、井原市の求める人材、目指す職員像は何かお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(西田久志君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。──市長。              〔市長 瀧本豊文君登壇〕 ◎市長(瀧本豊文君) それでは、12番 藤原議員さんのご質問にお答えをいたします。 まず、来年4月1日付の採用職員数でございますが、市民病院を除いたもので申しますと、事務職10名程度、土木技術職、主任介護支援専門員、保健師、幼稚園教諭はそれぞれ若干名、指導保育士、看護師はそれぞれ1名を募集したところであります。また、今年度末の退職者は、同じく市民病院を除いたもので申しますと、定年退職と早期希望退職者を合わせて16名を確認しております。 続いて、採用試験の概要でございますが、まず受験資格につきましては、事務職は高校卒業以上の学力を有する方、そのほかはそれぞれの資格や経験を有する方を対象としております。試験内容につきましては、1次試験で一般教養試験、または専門試験と適性検査を行い、2次試験で適性検査と作文試験、面接試験を行うこととしており、事務職については3次試験でも面接試験を実施します。なお、幼稚園教諭は1次試験で教養試験、専門試験、集団面接及び適性検査を、2次試験で適性検査、音楽や保育の実技試験と個人面接を実施します。 3点目の職員確保につきましては、岡山市内で井笠管内他市町との合同で職員採用説明会を開催し優秀な人材確保に向けた取り組みを行ったほか、県内及び広島県内の高校、大学を訪問し職員募集のPRを行ったところであります。また、職員採用試験では、本年度から見直しを行い、土木技術職は専門試験のみ、保健師は一般教養試験のみの筆記試験とし、受験しやすい環境を整えることといたしました。さらに、職員募集に際し本年度から受験資格の国籍条項をなくしたほか、年齢要件の緩和を図り、多様な人材の確保にも配慮しております。 4点目の事務職、技術職の後継者づくりにつきましては、退職者補充を基本としながら、業務量が増大する部署は職員の増員を見込んだ採用を行うほか、定期的な人事異動や職場内研修、また職務、年齢、職責に応じた研修を継続的に実施し、職員個々のスキルアップを図りながら後継者の育成を行っているところであります。中でも技術職員については、相対的に人数が少ないため、人員構成、経験年数や事務量の多寡等を総合的に判断した人員配置に努め、事務の停滞を来すことがないよう配慮も行っているところでございます。 5点目の市の求める人材、目指す職員像についてでございますが、まず本市の求める人材としては、やる気、コミュニケーション能力、物事を市民の立場でみずから考え行動する姿勢の3つを備えた人物であり、事務職の試験においては、先ほども申しましたように、2次試験及び3次試験で面接を複数回行うなど人物重視の選考を行っているところであります。また、事務職の募集枠に市民及びUIJターン者として採用後に井原市に住むことを要件とした地域創生枠を設け、みずからが井原市に住み、魅力あふれる元気なまちいばらの実現をともに目指していく人材を求めているところであります。なお、目指す職員像については、本市職員の能力開発の指針となる井原市人材育成基本方針において、問題意識、コスト意識を念頭に置き新たな課題に意欲的に取り組む職員、市民の立場に立って考え市民と協働してまちづくりを進めることのできる職員、幅広い視野と専門性を持ち時代の変化に的確に対応できる職員の3つを示し、これからの井原市を担い市民の期待に応え得る職員の育成に努めることとしております。 ○議長(西田久志君) 藤原浩司君。 ◆12番(藤原浩司君) るるご説明ありがとうございました。16名程度の各部署、市民病院を除いての人員数ということが16名ほどということでありました。採用試験も今までと変わらない形態ということで。 この質問は、大体私がこれでもう4回目、質問をさせていただいております。その中で、③で市長から先ほどご答弁いただきました。土木技術者とか保健師さんに対しては専門試験のみ、それから面接のみというような形で大きく変わったと思います。これは本当に大変評価したいと思います。こういった技術職の皆さんが、今まで私が質問した中でも、なかなかなり手がない、なかなか応募人員がない、途中採用にしてもなかなか人材が集まらないということをるる今まで聞かされてきました。そういった中で、専門試験だけ、面接も踏まえて、要はペーパー試験をなくしたということ、すばらしいことだと思います。このような形でどんどん進めていっていただきたいと思います。 そして、事務職、技術職、後継者づくりに対しての進捗状況でございますが、いろいろな経験年数を持った方々も持たない方も平均をとられて、誰もがちゃんと話し合えるような、またコミュニケーションもとれるような人材をつくり上げていくという、これも本当に今まで少しは感じておりましたが、ここで強調性を持って市長のほうから答弁いただいたと思います。ぜひとも来年度に向けて、もっともっと変貌ができることであれば変貌していただきたいなと、このように思います。 実は、岡山県は井原市を含めて15市あるわけですが、初めての取り組みで倉敷市がペーパー試験をなくしました。大学枠の方でもAとBということで試験枠をとられまして、それからまた高校卒業生、そして専門課程を卒業された方、短大を卒業された方、この方々もきちっと、それこそペーパー試験をなくされ、面接をトータル2回、3回とされて、そして最終的に論文というような形で作文を作成していただく、その課題はそのとき合格された方々に全てお渡しするわけですが、うちの場合では、今さっき市長答弁でありましたように、専門試験ということがありますが、この専門試験までを倉敷市はなくされております。この専門試験をなくされたということは、私は自分の頭の中ではいかがなものかなという気持ちもありますが、でもそこまで人材に緊迫されとるということを痛感したなと思いました。担当の課長様にもお話をさせて聞かさせていただいた中で、倉敷市は200人以上の採用があるわけですが、その採用の中で、その200人という採用がいつもいっぱいになってたというお話を聞きました。それが去年、その前から150名程度ということになって、本当に団塊の世代の方がほとんど退職されていく中で、緊迫をしていったという形が見られました。岡山市も同じことだと言われました。岡山市は地域に住んでもらうとかという別な手当がついて3%ほど倉敷市よりは給与が高うございますので、岡山市にかなり人材をとられておるようでございます。関西圏でいいますと大阪も同じことだというようなお話を聞きました。そういった中で、取りかかりとして井原市もこういうふうに考えていただいたということは本当にありがたいなと思いますが、倉敷市が専門試験までなくしたということが実情ございます。これはそれこそ井原市の中ではどういうふうにお考えになられるでしょうか。お聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(西田久志君) 総務部長。 ◎総務部長(渡邊聡司君) 1点確認をさせていただきますが、実は本市の試験科目、見直しを行ったと申し上げました。面接のみにしたというわけではございませんで、例えば土木技術職あるいは保健師におきましては、昨年までは一般教養試験に加えて専門試験ということで2種類の試験を設けておりました。それを保健師等におきましては一般教養のみ、また土木技術職等につきましては専門試験のみにということで、試験科目を少なくして、受験しやすい環境を整えたということでございます。また、面接試験につきましては2回にわたって行われているということでございます。 先ほどご紹介にありましたように、倉敷においては面接試験のみに限った取り組みをなされているということもお聞きしたわけなんですけど、まだ現在のところ本市においてそこまでの取り組みというのは、まだやっておりませんが、特に一般事務職につきましては、これはまだまだハードルが高いのかなと考えているところですが、特殊な専門職等についてはなかなか人材確保が難しいっていう現状もございます。そういったことを踏まえながら、今後の研究課題とさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(西田久志君) 藤原浩司君。 ◆12番(藤原浩司君) 少し私の認識違いがございました。それにしても大きく変わられたということは間違いないことでございます。 倉敷市の場合はどうして専門試験までをなくされたか、そして面接が3回に及ぶわけなんですが、どうしてそのようになったかという理由が、やはり大学を出られて、四大を出られて、大学に在学中に公務員になろうと、地方公務員になろうと、国家公務員になろうという方々の試験は、今までどおり、従来どおりでございますけど、地域の倉敷市なら倉敷市、井原市なら井原市の地域の方々に入っていただく、そして高校生も短大生も専門学校を受けられた方も、そうやって地元からいろんな市民の方々の声が聞きやすいような人材を入れていく。その上ペーパー試験をかいくぐる、面接もかいくぐる、これは四大とか専門のところへ行きますと、大体の今までの例題が出て簡単に皆さん通ります。ですが、通られた中でその人の本当の心の気持ちっていうのがわからない。だから、しっかりとしたいい成績で通られても、あいさつもできない職員が多々おります。そのように嘆きを申されておりました。 こういったことで、大学枠も大学出られた方しか受けられないんですけど、ペーパー試験、専門試験をなくして面接を3回して論文を書くというような形にされたそうです。ですから、この井原市は人口少ないので他市からも来ていただかなくてはならない。ですが、地元の方にやはりたくさん入っていただくということをお考えいただきたいなと、このように思います。そして、いい人材を集めていただいて、井原市民の皆様方に本当に市政に反映できるように頑張っていただける人材をつくっていただきたいと思います。それこそ、人材というか、求める人材の中には使命感を持ち向上心の強い人、また強調性のある人、温かい人、環境の変化とかに応用できて意欲のある人、とにかく真面目にぶれない、そういった人材をつくっていただきたい、このように思います。育てる、今までは試験を受けて淘汰した中で教えるのは教えますが、その延長上にはもっと深く深く市民の心の中に入っていけるような人材を求めるがゆえに、一般枠からでも人材を集めるために面接を重ね重ね重ねた中でやっていくというようなお考えでございました。本当に緊迫されておりました。でも、これをすることによって、事務職でも一般の方枠でも結構倍率が高くなってました。人材を多く求められる、その人材が多く受験されました。高校の方もそうです、短大の方も同じくふえております。それは今ちょうど高校枠の方とかの2次試験になってくるわけなんですけど、その中で受験の人数を教えていただきましたけど、本当に倍率が上がっております。看護師さんまで、また消防士まで倉敷市は、ペーパー試験を排除したということでやっぱり受け入れやすい。大学でも、公務員専門にされる大学とそれじゃあない大学がございます。でも、いい人材というのは多々おられると思います。そういった方々を集めて、もっと倉敷市に向いた人材を育てていくんだというような熱いことを課長さんが語られておりました。 井原市も、本当に今ここに議場におられる皆さん方、すばらしい方だと思います。一生懸命勉強もされ、またいろいろなことに気遣い、配慮されておられると思います。それを部下である職員の方々にどんどんどんどんもっともっと深く大きくおおらかな気持ちでコミュニケーションをとりながらやっていけば、いろいろな職員の不祥事もないということになるんではないかなと、このように思います。ぜひともこれを足がかりにいい人材を集めていただけることをお願いしたいと思います。 市長、それこそ倉敷市の考えにはいろいろと市長もご意見あろうと思いますけど、これからの井原市を、それこそ背負っていく重要な公務員でございます。地方公務員でございますので、それの変化をしていい人材をとっていくという方法をこれからさらにお考えいただこうと思うんですがどうでしょうか、市長。 ○議長(西田久志君) 市長。 ◎市長(瀧本豊文君) 職員の採用ということで、今各企業も人手不足ということが言われておりまして、人材の確保ということが民間でも起こっております。我々も、この公務員においても、そうした人材の確保ということは大きな課題でもございます。そうした中で、特に技術職の職員が非常に少ないというのは各市町も大変苦慮されておるところでございまして、先ほど来倉敷の例を挙げていただきましたけれども、いわゆるこれも門戸を広げることも必要ではありましょうけれども、より各市町村も優秀な人材をということが一つには基本にもございます。そうした採用するに当たってどのような形がいいのかどうかということは、これはもう各市町村の取り組みなどを参考にさせていただきながら、また研究にも努めていきながら、いい、また優秀な職員の確保に向けて取り組んでいきたいなというふうに考えておるところであります。 ○議長(西田久志君) 藤原浩司君。 ◆12番(藤原浩司君) 市長ありがとうございました。ぜひともぶれない使命感を持って地域や住民のためにひたむきに仕事をしていただけるすばらしい人材をつくっていただきますよう、また採用していただきますようお願いを申し上げて、私の全ての質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(西田久志君) これで一般質問を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(西田久志君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。              午後0時1分 散会 ・平成29年9月8日(金曜日)出席議員  1番  妹 尾 文 彦    2番  多 賀 信 祥    3番  柳 原 英 子  4番  山 下 憲 雄    5番  細 羽 敏 彦    6番  西 村 慎次郎  7番  荒 木 謙 二    8番  柳 井 一 徳    9番  惣 台 己 吉  10番  三 宅 文 雄    11番  坊 野 公 治    12番  藤 原 浩 司  13番  上 野 安 是    14番  簀 戸 利 昭    15番  西 田 久 志  16番  三 輪 順 治    17番  大 滝 文 則    18番  宮 地 俊 則  19番  佐 藤   豊    20番  森 本 典 夫              ~~~~~~~~~~~~~~~欠席議員  な  し              ~~~~~~~~~~~~~~~出席した事務局職員  局長      川 田 純 士           次長      岡 田 光 雄              ~~~~~~~~~~~~~~~説明のため出席した者 市長部局  市長      瀧 本 豊 文           副市長     三 宅 生 一  総務部長    渡 邊 聡 司           市民生活部長  北 村 宗 則  健康福祉部長  山 田 正 人           建設経済部長  三 宅 道 雄  水道部長    妹 尾 福 登           病院事務部長  野 崎 正 広  総務部次長   妹 尾 光 朗           市民生活部次長 北 村 容 子  健康福祉部次長 佐 藤 和 也           建設経済部次長 橋 本 良 啓  水道部次長   谷 本 悦 久           会計管理者   山 下 浩 道  病院事務部事務次長                 財政課長    唐 木 英 規          田 平 雅 裕 教育委員会  教育長     片 山 正 樹           教育次長    大 舌   勲...