平成30年 第 5回 9月定例会 平成30年第5回
笠岡市議会定例会会議記録(第7号) 平成30年9月19日(水曜日)〇議事日程 午前9時30分開議 日程第 1 諸般の報告 日程第 2
委員会審査報告 ┐ ・
総務文教委員会│ 議案第70
号 │ 日程第 3
委員会審査報告 │(委員長報告・質疑・討論・採決) ・
環境福祉委員会│ 議案第72
号 ┘ 日程第 4
委員会審査報告 ┐ ・
予算決算委員会 │ 議案第79号 │ 日程第 5
委員会審査報告 │ ・
予算決算委員会 │(委員長報告・討論・採決) 議案第83号~議案第85
号│ 日程第 6
委員会審査報告 │ ・
予算決算委員会 ┘ 議案第86号 日程第 7
委員会審査報告 ┐ ・
環境福祉委員会│ 請願第9
号 │(委員長報告・質疑・討論・採決) 日程第 8
追加議案 │ 発議第2
号 ┘ 日程第 9 議員派遣の件 日程第10
常任委員会の閉会中の継続審査の申し出 日程第11
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出 ──────────────────────〇本日の付議事件
上記議事日程と同じ ──────────────────────〇出席議員(21名) 1番 大 本 邦 光 君 2番 井 木 守 君 3番 大 山 盛 久 君 4番 齋 藤 一 信 君 5番 三 谷 渡 君 6番 東 川 三 郎 君 7番 大 本 益 之 君 8番 田 口 忠 義 君 9番 仁 科 文 秀 君 10番 大 月 隆 司 君 11番 藏 本 隆 文 君 12番 馬 越 裕 正 君 13番 藤 井 義 明 君 14番 樋之津 倫 子 君 15番 原 田 てつよ 君 17番 坂 本 公 明 君 18番 森 岡 聰 子 君 19番 山 本 俊 明 君 20番 天 野 喜一郎 君 21番 奥 野 泰 久 君 22番 栗 尾 順 三 君 ──────────────────────〇欠席議員(1名) 16番 妹 尾 博 之 君 ──────────────────────〇説明のため出席した者の職氏名 市長 小 林 嘉 文 君 副市長 岡 本 裕 也 君 教育長 岡 田 達 也 君 政策部長 高 橋 文 子 君 教育部長 井 上 洋 一 君 総務部長 辻 田 尚 史 君
危機管理部長藤 井 敏 生 君
健康福祉部長長 野 浩 一 君
市民生活部長網 本 善 光 君
こども部長 福 尾 雅 俊 君 建設部長 坂 本 明 君
上下水道部長小 槙 美智夫 君 産業部長 石 田 輝 宏 君
市民病院管理局長 占 部 英 明 君 消防長 松 尾 勝 明 君 総務課長 塚 本 真 一 君 ──────────────────────〇事務局職員 局長 鈴 木 健 文 君 次長 宮 恭 子 君 ────────────────────── 午前9時30分 開議
○議長(栗尾順三君) おはようございます。 休会中は
付託案件等の審査のために委員会をお開きいただきまして,大変お疲れであったと存じます。日程も予定どおり運びまして,いよいよ最終日を迎えることができましたことは,皆様方の御協力によるもので,厚くお礼を申し上げる次第です。 ただいまの出席は21名です。定足数に達しておりますので,これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は,お手元に配付しておりますので御了承願います。 これより日程に入ります。 ──────────────────────
△日程第1 諸般の報告
○議長(栗尾順三君) 日程第1,諸般の報告を行います。 既に配付しておりますとおり,定期監査の結果についての報告がありましたので,御報告申し上げます。 これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 質疑を終結します。 以上,諸般の報告を終わります。 ──────────────────────
△日程第2 議案第70号 平成30年7月豪雨災害の復旧作業に従事する職員に対する
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について
○議長(栗尾順三君) 日程第2,議案第70号平成30年7月豪雨災害の復旧作業に従事する職員に対する
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定についてを議題とします。 本議案に対し,
総務文教委員長の報告を求めます。
総務文教委員会委員長,13番
藤井義明議員。 〔
総務文教委員長 藤井義明君 登壇〕
◆
総務文教委員長(藤井義明君) おはようございます。 去る9月10日開催の本会議におきまして,私
ども総務文教委員会に付託されました議案第70号平成30年7月豪雨災害の復旧作業に従事する職員に対する
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定について,委員会での審査の経過を御報告いたします。 議案第70号平成30年7月豪雨災害の復旧作業に従事する職員に対する
特殊勤務手当の特例に関する条例の制定についてでございますが,全会一致で原案のとおり可決となりました。執行部からは,想定外の被害を受けた被災地において,悪臭を伴う大量のごみを早急に処理し復旧作業を円滑に進める必要があったため,全職員の動員を要することになり,作業に従事した職員に時間単位での
特殊勤務手当の特例支給を行うものであるとの説明がありました。手当の支給については,今回の想定外の災害に限定した支給であることを考慮し,可決することになりました。 以上,簡単ではございますが,委員会での審査報告といたします。よろしくお願いをいたします。
○議長(栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第70号を採決します。 お諮りします。 本議案に対する委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。委員長の報告のとおり決することに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本議案は委員長の報告のとおり原案可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第3 議案第72号 笠岡市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(栗尾順三君) 日程第3,議案第72号笠岡市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 本議案に対し,
環境福祉委員会委員長の報告を求めます。
環境福祉委員会委員長,15番
原田てつよ議員。 〔
環境福祉委員長 原田てつよ君 登壇〕
◆
環境福祉委員長(
原田てつよ君) おはようございます。 去る9月10日の本会議におきまして,
環境福祉委員会に付託されました議案第72号笠岡市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についての審査の経過と結果を報告いたします。 審査結果は,お手元の
審査報告書にありますとおり,否決すべきものと決定いたしました。 審査の経過を申し上げます。 去る9月12日,第1委員会室におきまして委員会を開催し,全委員出席のもと,執行部からは副市長を初め
関係部課長の出席を求め,慎重に審査いたしました。 審査の中では,反対意見として,例えば1人世帯では,配布される枚数では燃えないごみは年に1回,燃えるごみは月2回しか出せない。夏場など,ごみ袋がいっぱいになるまで家の中にごみを置いておくのか。また,実際にごみが出されている様子を見ると,
ひとり暮らしの方が配布されている30リットルの袋いっぱいにごみを入れてる例は少ない。ごみの減量や分別の意識をより高めることは必要だが,今回の改正案は実際の
生活サイクルを考慮する視点が余りにも欠けているのではないかとの意見や,同じく反対意見といたしまして,執行部の説明では,現行制度では世帯間の不公平感があり,1人ずつの配布とすることでこれを是正するとのことだが,今回の改正案では,全体の約67%を占め,高齢者も多いと思われる1人世帯と2人世帯に対し,極端なしわ寄せが行く。もし改正するのであれば,公平な削減幅にするべきではないかなどの意見がありました。 採決の結果,全会一致で否決すべきものと決定したものでございます。 以上,
委員会審査報告とさせていただきます。
○議長(栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第72号を採決します。 お諮りします。 本議案に対する委員長の報告は否決すべきものであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本議案は委員長の報告のとおり原案否決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第4 議案第79号 平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第5号)
○議長(栗尾順三君) 日程第4,議案第79号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第5号)を議題とします。 本案に対する,
予算決算委員会副委員長の報告を求めます。
予算決算委員会副委員長,12番
馬越裕正議員。 〔予算決算副委員長 馬越裕正君 登壇〕
◆予算決算副委員長(馬越裕正君) おはようございます。 本日,
妹尾委員長が欠席されていますので,私,副委員長が
委員長報告をいたします。 去る9月10日の本会議におきまして,私
ども予算決算委員会に付託されました議案第79号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第5号)について,その審査結果を御報告いたします。 当委員会では,付託された議案につきまして,各分科会での審査を行うことに決定し,11日に
総務文教分科会を,12日に
環境福祉分科会を,13日には
建設産業分科会を,それぞれ副市長を初め
関係部課長に出席を求め,慎重に審査をいたしました。 分科会では質疑を重視し,討論,採決は行わず,18日に開催した
予算決算委員会において各
分科会委員長から審査経過の報告を受け,採決いたしました。 このたびの補正予算は,国庫及び
県支出金等の決定に伴う事業など時期的に予算化の必要のある諸事業について編成され,
一般会計補正額は9,951万円の追加により,総額264億633万4,000円となり,前年度の9月補正後の予算額に対し,14.8%の増となっております。 分科会では,担当課長から詳細な説明を聴取しながら審査を行いました。 まず,各分科会で出されました質疑,意見等,一部を申し上げます。
総務文教分科会では,
笠岡運動公園プール調査等委託料についてでございます。
笠岡運動公園プールに関する予算については,そもそもさきの6月議会の補正予算において,3月議会の当初予算審査で関係予算を削除した経緯,3月23日付で議長が提出した
笠岡運動公園施設事業に対する意見書において,運動公園の全体像を検討し,事業内容を提示するように求めたこと,また6月6日付で市長が回答した回答書の中で,8月の
市民アンケート,関係団体からの意見等を入れた新
笠岡運動公園構想をまとめるとしたことにより,再び関係予算を削除したものでございます。その際,
笠岡運動公園については運動公園全体の将来構想を早急に策定することを優先し,現在のプールの撤去を含め公園設備の整備計画を,市民の意向を踏まえ,議会とともに考えていただきたいとして要望いたしました。 いまだに新
笠岡運動公園構想が提出されない中,6月の議会で削除した経緯及び理由をほごにして,再びこの9月に補正予算計上されています。今ある25メートルプールや
幼児用プールの継続使用を前提に,安全・安心だけを理由に計上された調査費用でございますが,この25メートルプール,
幼児用プールは,昨年に引き続き今年の夏も安全であるとして,吸江社に管理委託し利用されております。 繰り返し申し上げておきますが,
笠岡運動公園のプールについては,早急に8月の
市民アンケートの結果を報告いただき,
笠岡運動公園の全体計画の中で現在の25メートルプール,
幼児用プールを今後どうすべきかが明確になった後,このまま継続使用するということになった際に,改めて調査費用の予算を要求すべきであると考えます。 よって,
笠岡運動公園プール調査等委託料の予算について,賛成多数により,原案を一部修正し,教育費の関係予算132万円を削除し,同額を予備費につけかえるべきであるとの結論に至り,修正案が出されました。 次に,
環境福祉分科会では,人工内耳を使用する聴覚障害者へ人工内耳の体外装置や電池などの費用の一部を助成する費用や,
子育て世代包括支援センターの開設前倒しに伴う費用などが計上され,審査を行いました。 最後に,
建設産業委員会分科会では,商工費の
日本遺産認定推進事業の審査において,日本遺産の認定について今回は残念な結果となったが,認定についての
取り組み事業に際しては,笠岡市がリーダーシップを発揮すべく,必要かつ十分な予算を計上していただきたいという意見がありました。審査の過程で出されました意見等につきましては,今後の
行政運営等に生かしていただきたいと思います。 18日の
予算決算委員会では,
総務文教分科会から示された第10款教育費,第6項保健体育費の
笠岡運動公園プール調査事業に関する132万円の補正を削除し,同額を予備費に組み入れる修正案について審議し,採決の結果,修正案を賛成多数で可決しました。なお,予備費に組み替えた当該予算につきましては,地方自治法第217条第2項の規定により,議会が削除した経費を充てることができないとされていることを申し添えます。 次に,修正部分を除く原案については,全会一致で可決しました。 以上のことから,審査結果はお手元の
審査報告書にありますとおり,修正可決すべきものと決定した次第であります。 以上をもちまして
予算決算委員会の報告といたします。
○議長(栗尾順三君) 質疑は省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) 日本共産党の井木守です。 議案第79号笠岡市
一般会計補正予算(第5号)に対する修正案について反対の立場で討論いたします。
市民プールについて,全体計画の中でプールの位置づけを明確にすべきである,この点については私も同様の立場です。しかしながら,執行部の説明では,今回の予算は,今後数年間,現在の25メートルプールと幼児用のプールを使用することを前提にして,その安全・安心を確保するためのものという説明でした。したがって,あえてこの予算を削減する必要はないものと考えます。 以上によって,この修正案については反対するものです。 以上です。
○議長(栗尾順三君) ほかに御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第79号を採決します。 本案に対する副委員長の報告は修正すべきでありますので,まず副委員長の修正案について起立により採決します。 委員会の修正案に賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(栗尾順三君) 起立多数であります。よって,委員会の修正案は可決されました。 ただいま修正議決した部分を除くその他の部分を原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(栗尾順三君) 起立多数であります。よって,修正議決した部分を除くその他の部分は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────
△日程第5 議案第83号 平成29年度笠岡市
水道事業会計の
剰余金処分及び決算認定について 議案第84号 平成29年度笠岡市
病院事業会計の決算認定について 議案第85号 平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出ほか10件の決算認定について
○議長(栗尾順三君) 日程第5,議案第83号平成29年度笠岡市
水道事業会計の
剰余金処分及び決算認定について及び議案第84号平成29年度笠岡市
病院事業会計の決算認定について並びに議案第85号平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出決算ほか10件の決算認定についての3議案を一括議題とします。 3議案に対し,
予算決算委員会副委員長の報告を求めます。
予算決算委員会副委員長,
馬越裕正議員。 〔予算決算副委員長 馬越裕正君 登壇〕
◆予算決算副委員長(馬越裕正君) 議案第83号及び議案第84号並びに議案第85号の3議案を一括して報告いたします。 まず,議案第83号平成29年度笠岡市
水道事業会計の
剰余金処分及び決算認定についての委員会の審査結果を報告いたします。 去る9月10日の本会議におきまして
予算決算委員会に付託された後,審査に係る
建設産業分科会を9月13日に開催し,執行部からは副市長を初め,
担当部課長また監査委員にも出席を願い,審査を行いました。 担当課長から
事業決算報告について説明を聞き,その後,
決算審査意見書を参考に慎重審査し,適正な執行が行われていることを確認いたしました。さらに,分科会の審査の結果を9月18日に開催された
予算決算委員会で報告をいただきました。委員からは,特段の質疑,意見等はありませんでした。 以上,笠岡市
水道事業会計の
剰余金処分及び決算認定について,全会一致をもちまして原案のとおり可決及び認定すべきものと決定いたしました。 続いて,議案第84号平成29年度笠岡市
病院事業会計の決算認定についての
委員会審査結果を報告いたします。 去る9月10日の本会議におきまして
予算決算委員会に付託された後,審査に係る
環境福祉分科会を9月12日に開催し,執行部からは副市長を初め,
担当部課長また監査委員にも出席を願い,審査を行いました。 担当課長から
事業決算報告について説明を聞き,その後
決算審査意見書を参考に慎重審査し,適正な執行が行われていることを確認いたしました。さらに,分科会の審査の結果を9月18日に開催された
予算決算委員会で報告をいただきました。委員からは,特段の質疑,意見等はありませんでした。 以上,笠岡市
病院事業会計の決算認定について,全会一致をもちまして原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 最後に,議案第85号平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出決算ほか10件の決算認定についての
委員会審査結果を報告いたします。 去る9月10日の本会議におきまして
予算決算委員会に付託され,審査に係る分科会を9月11日に
総務文教分科会,12日に
環境福祉分科会,13日には
建設産業分科会を開催し,執行部からは副市長を初め,
担当部課長また監査委員にも出席を願い,審査を行いました。 その決算認定につきましては,所管する分科会で詳細な審査を行い,その結果を9月18日に開催された
予算決算委員会で各
分科会委員長に報告いただき,要望事項の取りまとめを行いました。昨年と同様,
予算決算分科会を本会議場で開催し,それぞれの分科会の審査に当たりましては,
予算決算書を中心に費用対効果の面から,特に事業効果に重点を置いて説明を求め,予算の執行が適正かつ効率的に行われているかどうか,また施策の事業の目的がどのくらい達成されているか,
市民サービスや福祉向上にどれほど貢献したかなどの視点から慎重に審査いたしました。 委員会においては,一般会計についても反対の意見も出ましたが,賛成多数により8件の要望事項を付して認定することに決定いたしました。審査の過程で各
分科会委員から要望,意見が出され,執行部から善処を約束された事項もございますが,ここでは最終的に委員会として取りまとめた8件を要望事項といたしましたので,御報告を申し上げます。 なお,執行部におかれましては,私
ども予算決算委員会の要望事項を真摯に受けとめ,来年度の予算編成に生かしていただきますようお願いいたします。 歳入については,特段の要望はありませんでした。 歳出について,
総務文教分科会分から順に報告をいたします。
総務文教分科会関係の要望事項は2件あります。 1点目は,
防災関連事業についてでございます。 市内全地域において,
自主防災組織での地区単位の
防災マップの作成支援,地区防災のリーダーとなる防災士の
資格取得支援等を行い,地域防災力のさらなる強化を図ること。市の
防災対策本部と地域の
自主防災組織との情報共有,連絡調整が図れるよう態勢を整えること。中央公民館を初め地区公民館,小学校等,避難所となっている施設は避難所運営がスムーズに行える機能を持った施設になるよう改修及び整備を行うこと。 2点目は,魅力ある
まちづくり交付金事業についてでございます。
まちづくり交付金事業は5年経過しており,
まちづくり事業の活動状況を踏まえ,見直しを行うこと。 次に,
環境福祉分科会関係の1件を報告いたします。 子供の食と
居場所づくりの支援事業についてでございます。子供たちが安心して過ごすことのできる居場所をつくるという目標を達成するため,実施団体に現在の利用状況を聞くなど実態を調査研究し,必要ならば予算の増額や制度の充実,あるいは見直しなどの措置をとること。 次に,
建設産業分科会関係の5件を報告いたします。 1点目は,
ふるさと納税推進事業についてでございます。
ふるさと納税に係る返戻金の送付等についての技術的助言に基づき,ルールにのっとって,適切に運用されたい。 2点目は,
交通安全施設整備についてでございます。
交通安全施設等の整備については,点検の際には目的意識を持って目を配り,対応されたい。 3点目は,
農業委員会関係事業についてでございます。 遊休農地,
荒廃農地対策の強化について,より一層の現状把握に努め,実情に即した取り組みを行っていただきたい。 4点目は,道の
駅整備運営事業についてでございます。 来場された方の道の駅に関する声を収集,分析等を行い,リピーターを増やすための施策,取り組みについて努めていただきたい。 5点目は,
空き家等除却事業についてでございます。
空き家等除却の助成について周知を行うとともに,
空き家対策特別措置法により,危険排除という観点から対策を推し進めていただきたい。 以上,申し上げましたが,今後の行政運営に十分反映していただきますよう重ねてお願いをし,
委員長報告といたします。
○議長(栗尾順三君) 質疑は省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 井木守議員。 〔2番 井木 守君 登壇〕
◆2番(井木守君) 日本共産党の井木守です。 先ほど委員長より,議案第85号平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出決算ほか10件の決算認定について認定すべきとの御報告がありましたが,私は平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出決算についてのみ,あえて不認定にすべきとの立場で意見を述べます。平成29年度笠岡市一般会計予算について,我が党は予算案に対して反対の立場を表明いたしましたので,決算についても同様の立場をとりたいと思います。 主な理由は3点です。 1点目,毎年申し上げていますが,人権対策費です。 平成29年度も特定の人権団体に対して補助金が出されています。年次的な解消ではなく,真正面から廃止の検討を行うべきです。 2点目は,
ふるさと納税についてです。
ふるさと納税の制度についてはそもそもの問題がありますが,そのことを脇に置いても,総務大臣が異例のコメントを行ったように,笠岡市においても返礼率の問題や,地場産品とは言いづらいものまで返礼品になっている問題があります。根本的な見直しが必要だと思います。 3点目は,スマートインターチェンジ構想や駅前再開発事業の問題です。 現段階では調査研究の費用ですが,今後本格化すれば,財源的な裏づけや効果性,市民の願いに本当に沿っているのかなど検証すべき課題が数多くあると思います。行政が先走る危険性を指摘したいと思います。 以上が主な不認定とすべき理由です。 折しも,自民党総裁選があす投票を迎えるようです。安倍首相はアベノミクスの効果をしきりに宣伝していますが,その効果は地方や私たち庶民には及んでいるとは思えません。高齢者の皆さんは毎年のように年金が削減され,現役労働者も賃上げは思うに任せません。中小,零細業者の皆さんの営業も改善されているとは言えません。その一方で,食料品はじりじりと値上がりし,国保や介護保険料など社会保険料の負担は年々重くなっています。埼玉県のある市では,市税や国保税の滞納者に,闇金から借りて一括納入しろ,死亡保険で一括納付できるなど,苛酷な取り立て,暴言が問題になっているそうです。 笠岡市では決してそのようなことはないと信じていますが,常に最も弱い人の立場に立った行政執行を求めます。また,来年度予算についても,市民の福祉や暮らしを最優先にした予算編成に努めていただきたいとお願いをして,討論を終わります。 以上です。
○議長(栗尾順三君) ほかに御意見ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより議案第83号及び議案第84号並びに議案第85号の3議案を分割して採決します。 まず,議案第83号平成29年度笠岡市
水道事業会計の
剰余金処分及び決算認定について及び議案第84号平成29年度笠岡市
病院事業会計の決算認定についての両案を一括して採決します。 お諮りします。 両案に対する副委員長の報告は原案可決及び認定であります。副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,両案は副委員長の報告のとおり原案可決及び認定と決定しました。 次に,議案第85号平成29年度笠岡市
一般会計歳入歳出決算ほか10件の決算認定についてを起立により採決します。 お諮りします。 本案に対する副委員長の報告は原案のとおり可決及び要望事項を付した上で認定すべきであります。副委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(栗尾順三君) 起立多数であります。よって,本案は副委員長の報告のとおり原案のとおり可決及び要望事項を付した上で認定と決定しました。 ──────────────────────
△日程第6 議案第86号 平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第6号)
○議長(栗尾順三君) 日程第6,議案第86号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第6号)を議題とします。 本案に対する,
予算決算委員会副委員長の報告を求めます。
予算決算委員会副委員長,12番
馬越裕正議員。 〔予算決算副委員長 馬越裕正君 登壇〕
◆予算決算副委員長(馬越裕正君) 去る9月10日の本会議におきまして,私
ども予算決算委員会に付託されました議案第86号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第6号)について,その審査結果を御報告をいたします。 審査のための委員会は,いずれも議場において開催し,10日の本会議終了後に市長を初め関係部長の出席を求め,質疑までを行った後,18日に討論,採決を行い,慎重に審査をいたしました。 このたびの補正予算は,7月に発生した豪雨災害への対応に要する経費及びブロック塀安全対策に要する経費に限って編成したものでありました。補正額は2億3,811万円で,予算総額は266億4,444万4,000円となっております。 以下,委員会の中で出されました議案第86号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第6号)に関しての質疑応答,意見等を一部申し上げます。 農業振興費の被災農業者向け経営体育成支援事業について,補助を受ける際の流れ及び使用年数についての質疑があり,執行部からは,農機具については修繕が基本であり,修理ができない場合は同等規模のものを3社見積もりの上,購入可能だが,耐用年数である7年間は使用していただくことを基本としているとの回答がありました。 18日の
予算決算委員会では,議案第79号平成30年度笠岡市
一般会計補正予算(第5号)を修正可決すべきと決定したため,議案第86号においても整合性をとるため,保健体育費と予備費の額を修正した案を調製し,審査の結果,修正案を賛成多数で可決いたしました。 次に,修正部分を除く原案については,全会一致で可決しました。 以上のことから,審査結果はお手元の
審査報告書のとおり,修正可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして
予算決算委員会の報告といたします。
○議長(栗尾順三君) 質疑は省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) これより議案第86号を採決します。 お諮りします。 本議案に対する副委員長の報告は修正可決すべきものであります。副委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本議案は副委員長の報告のとおり修正可決と決定しました。 ──────────────────────
△日程第7 請願第9号 「障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める」意見書採択を求める請願
○議長(栗尾順三君) 日程第7,請願第9号「障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める」意見書採択を求める請願を議題とします。 本請願に対する
環境福祉委員会委員長の報告を求めます。
環境福祉委員会委員長,15番
原田てつよ議員。 〔
環境福祉委員長 原田てつよ君 登壇〕
◆
環境福祉委員長(
原田てつよ君) 去る9月10日の本会議におきまして,
環境福祉委員会に付託されました請願第9号「障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める」意見書採択を求める請願の審査の経過と結果を報告いたします。 審査結果は,お手元の
審査報告書にありますとおり,採択すべきものと決定いたしました。 審査の経過を申し上げます。 去る9月12日に委員会を開催し,全委員出席のもと,審査を行いました。 紹介議員からは,遅れている精神障害者の医療費の助成を,他の身体障害,知的障害と同じスタートラインに立たせていただきたいと願っての請願です。身体,知的,精神の3つの障害を3障害一体としたいとする国の方針がある中で,それに従い,お願いするものですとして,請願に関する説明がありました。 請願者からは,全国組織として国に対してはずっと働きかけをしてきたこと,今現在47都道府県のうち,27の都道府県には助成をしている自治体があり,中国地方では岡山県と広島県にはまだそうした自治体がないこと,実施している自治体の中でも,県がかかわっているところもあれば市が単独で実施しているところもあるなど,制度の現状や当事者としての思いについての陳情がありました。 審査の中では,委員から,国際的にも国内においても法整備が進む中で,障害のある方の,健常者と同じような社会づくりに対する機運は非常に高まっていると思う,制度の底上げや充実に寄与,努力するという意味で採択すべきという意見や,3障害一体と表現されている以上,公平,公正の点からも採択すべきといった意見がありました。その後,採決を行い,全会一致で採択すべきものと決したものでございます。 以上,
委員会審査報告とさせていただきます。
○議長(栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 質疑を終結します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより請願第9号を採決します。 お諮りします。 本請願に対する委員長の報告は採択とすべきであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本請願は委員長の報告のとおり採択と決定しました。 ──────────────────────
△日程第8 発議第2号 障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める意見書
○議長(栗尾順三君) 日程第8,発議第2号障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める意見書を議題とします。 本発議について,
環境福祉委員長から提案理由の説明を求めます。
環境福祉委員会委員長,15番
原田てつよ議員。 〔
環境福祉委員長 原田てつよ君 登壇〕
◆
環境福祉委員長(
原田てつよ君) 発議第2号障害者自立支援法による自立支援医療費助成及び精神障害者を重度心身障害者医療費助成制度の対象者に加えることを求める意見書についての提案理由を御説明いたします。 先ほど請願第9号を採択いただきましたので,私どもはその請願の趣旨に従い,意見書を国及び県に提出しようとするものでございます。 内容につきましては,意見書(案)に記載しておりますとおりで,ここでは割愛させていただきます。 私どもの意をお酌み取りいただき,本意見書に御賛同賜りますようお願い申し上げまして,提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(栗尾順三君) これより質疑に入ります。 御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっております発議第2号は,会議規則第35条第2項の規定により委員会付託を省略します。 これより討論に入ります。 御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 討論を終結します。 これより発議第2号を採決します。 お諮りします。 本発議は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,本発議は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────
△日程第9 議員派遣の件
○議長(栗尾順三君) 日程第9,議員派遣の件を議題とします。 地方自治法第100条第13項及び笠岡市議会会議規則第110条の規定により,議員派遣につきましては,お手元に配付しております一覧表のとおり派遣しますので,御報告します。 ──────────────────────
△日程第10
常任委員会の閉会中の継続審査の申し出
○議長(栗尾順三君) 日程第10,
常任委員会の閉会中の継続審査の申し出を議題とします。
総務文教委員会委員長から,現在委員会において審査中の事件について,会議規則第68条の3の規定により,お手元に配付しております申出書のとおり,閉会中の継続審査の申し出がありました。 お諮りします。 委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,委員長から申し出のとおり,閉会中の継続審査に付することに決定しました。 ──────────────────────
△日程第11
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出
○議長(栗尾順三君) 日程第11,
常任委員会及び
議会運営委員会の閉会中の継続調査の申し出を議題とします。 各常任委員長及び議会運営委員長から,現在委員会において調査中の事件について,笠岡市議会会議規則第68条の3の規定により,お手元に配付しております申出書のとおり,閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りします。 委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(栗尾順三君) 御異議なしと認めます。よって,委員長から申し出のとおり,閉会中の継続調査に付することに決定しました。 以上で今期定例会の議事は全て終了しました。 市長から挨拶の申し出がありますので,許可します。 小林市長。 〔市長 小林嘉文君 登壇〕
◎市長(小林嘉文君) おはようございます。 改めまして,議員の皆様方にお礼を兼ねまして一言御挨拶を申し上げます。 去る8月27日から本日までの24日間にわたって開会されました定例会におきまして,本会議並びに
常任委員会そして
予算決算委員会を通じて慎重審議を賜りまして,心から感謝を申し上げる次第でございます。 しかしながら,ごみ袋にかかわる一部条例改正案につきましてはごみの減量化を推進するため,またプールの地盤空洞化調査費につきましては利用者の安全を確保するために必要であることを誠心誠意御説明申し上げましたが,御理解いただけず,御承認いただくことができませんでした。この結果につきましてはしっかりと反省するとともに,これからも経過については随時報告し,必要があれば予算審議につきましてもお願いしていく所存でございます。 なお,会期中に議員皆様方から頂戴いたしました御意見,御要望につきまして,十分これを尊重し,今後の市政の運営に反映し,生かしてまいりたいと存じます。 さて,今年の夏は豪雨に続けて酷暑,台風の襲来といろいろなことがございましたが,ここに来まして,残暑も薄らぎ,日増しに秋の深まりを感じるようになってまいりました。例年この時期に市内各地でとり行われる敬老会で,約8,200人の方を対象に祝賀行事が行われます。私も可能な限り各地区の祝賀行事に出席させていただいておりますが,笠岡市のこれまでの発展を支えてくださいました皆様のお元気なお顔を拝見させていただき,大変うれしく感じている次第であります。御高齢になられても,住みなれた地域で生きがいを持ち,安心して暮らせることの大切さを改めて実感いたしました。 今後とも市民の皆様に幸福を感じていただき,また子供たちが生まれてよかった,住んでよかったと思えるような笠岡にする,そして家族のきずなを取り戻すことの実現に向けて,全力で取り組んでまいります。 皆様方におかれましては,健康には十分留意されまして,今後とも市政の運営に対しまして一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして,閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
○議長(栗尾順三君) ここで,いましばらくお時間をいただきたいと思います。 まず,
ふるさと納税に係る返礼品の見直し要請等についてであります。 平成30年9月11日付総税市第75号で総務省自治税務局市町村税課長から要請等があったものですが,既に笠岡市長宛てにも要請等が届いていると推察しますが,
ふるさと納税の返礼品については,これまでも議会から一般質問,委員会質疑等で確認を行ってまいりました。このたびの総務省からの要請等に対し,小林嘉文市長におかれましては真摯に受けとめ,今後適切な見直し等を行うよう要請します。 続きまして,小林嘉文市長のフェイスブックに対する申し入れについて,副議長から申し入れ書の通達を行います。 大月副議長。 〔副議長 大月隆司君 登壇〕
○副議長(大月隆司君) 小林嘉文市長のフェイスブックに対する申し入れ書その2。 平成30年9月9日に小林市長は笠岡市民病院の経営改善のことについて自身のフェイスブックに投稿しているが,この投稿に掲載している写真は市長が臨戸訪問をした際のものである。写真を見た人によっては,この家が特定される可能性がある。このような投稿をすることは,実に不適切で不謹慎なことである。フェイスブックに関しては本年7月13日にも申し入れをしているが,小林市長には市長としての自覚と責任の重さを改めて考えていただきたい。途中で削除したとしても,既に閲覧をした人が保存することもできるし,さらには拡散することも可能である。笠岡市長として安易な行動を慎み,責任の重さを十分に認識して,市政運営に支障を来すことのないよう強く申し入れる。平成30年9月19日。笠岡市長小林嘉文殿。笠岡市議会議長栗尾順三。
○議長(栗尾順三君) ただいまの副議長からの申し入れ書につきまして,受け取りいただきたいと思います。 小林
市長,起立して,前にお進みください。 去る8月27…… (20番天野喜一郎君「議長,動議」と呼ぶ) 天野喜一郎議員。 〔20番 天野喜一郎君 登壇〕
◆20番(天野喜一郎君) ただいまの申し入れ書について市長に質問したいことがございますので,御許可願います。お諮りください。
○議長(栗尾順三君) ただいまの天野議員の動議に対して,賛成の諸君の挙手をお願いいたします。 〔賛成者挙手〕
○議長(栗尾順三君) 挙手多数であります。動議を許可します。 〔20番 天野喜一郎君 登壇〕
◆20番(天野喜一郎君) ただいまの動議に御許可いただきまして,ありがとうございます。御迷惑をおかけいたします。ちょっと時間かけて,ゆっくりやりますんで。 市長ね,今市長に対する不信任案動議を出す訳ではございませんから,余り緊張しないで聞いてください。 この申し入れ書というのは前回も出しております。市長室においてもさまざまなこと,出しております。それでも何の反省の跡も見られず,同じことの繰り返しで,こういうことが議会の中で恒例行事になっている。これは本当に恥ずべき市長の行為であり,我々の恥じる行為でもあります。今回のこのフェイスブックの件,まず取り消しになったいきさつ,これと,この意見書を受け取る市長の思い,受け取った後の市長の思いをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(栗尾順三君) 小林市長。 〔市長 小林嘉文君 登壇〕
◎市長(小林嘉文君) 先ほど副議長から申し入れ書をいただきました。これは,9月9日,私のフェイスブックに,個人のフェイスブックですけども,市民病院の滞納をこの3月,平成29年度決算で多額の貸し倒れ損失,滞納整理をさせていただきまして,私自身が過去2年にわたって毎月のように病院の滞納整理にみずから動いてきた訳ですけども,なかなか調べるに従って,もう亡くなられていたり,自己破産をされていたり,いろんなケースがありまして,住所が分からなくなっていたり,そういったことの中で大きな金額を貸し倒れ損失という形で欠損処理をさせていただきました。これは,市民の方々に対し,議会も含めて,本当に申し訳ないことだというふうに思っております。それに対して,今後はもう二度とこういうことがないように,あるいはもうできるだけそういうことがないように,減らすという意味で意思表示として,私のフェイスブックにしっかりと今後ともやっていきますということで載させていただきました。そのときに,情報公開に関しては十分注意して配慮して,特定の住所とかあるいは表札等が分からないように私自身したつもりではあったんですけども,近所の人ということであれば,こういうものが置いてあったりするということで推察することが可能かもしれないというふうに自己判断しまして,自分でフェイスブックからそういう写真は削除させていただきました。笠岡以外の住所に関しても全て削除をさせていただきました。 もちろんこういったことは,個人情報の管理上,あってはならないことであり,今後とも十分注意して,そういうことがないように深く反省して対応してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 (20番天野喜一郎君「議会から受け取った申し入れ書に……」と呼ぶ)
○議長(栗尾順三君) 天野喜一郎君,どうぞ。 〔20番 天野喜一郎君 登壇〕
◆20番(天野喜一郎君) いや,2点,今質問したんです。1点しかお答え願えていませんので。
○議長(栗尾順三君) 小林市長。 〔市長 小林嘉文君 登壇〕
◎市長(小林嘉文君) たびたびこういう意見書をいただいてることに対する。 こういう,前回もフェイスブックの記事に関して同じような,削除をするに至るという問題も起きましたし,しっかりと情報管理に関しては対応してまいりたいと思いますし,また議会からそういう意見書が出ないように,しっかりと市長としての責務を果たしていきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(栗尾順三君) 天野喜一郎議員。 〔20番 天野喜一郎君 登壇〕
◆20番(天野喜一郎君) 市長ね,議会は市長をいじめようとかそういう思いでこの申し入れ書を出している訳じゃないんですよ。議案とか議会運営に対して関係ないことをこの議場で取り扱うということは我々にとっても恥じるべきことなんですよ。それをあえて市長に提出する重さというものを分かってほしい。反省の跡が全然見られないじゃないですか。今市長の返答がすごく軽かった。もう少し重いもんだということを認識していただかないと,恒例化してしまいますよ,本当に。恒例化したら,本当,議会が議会じゃなくなってくる。我々の責任であり,市長の責任なんですよ。軽い議会になってしまう。市長のお考えを今聞いていると,何が足らないか。この前,セリーナ・ウィリアムズが大坂選手に負けたでしょう。あれ,どう思います。我々日本人が思うことは,強ければいいということじゃないんですよ。勝てばいいということじゃないんですよ。それなりの女王としての,王者としての品格と人格,それをきちんとわきまえて持っていなくちゃならないんですよ。アイススケートの浅田真央さんが村上佳菜子さんに言った言葉がある。佳菜子さんが,先輩,スケーターにとって最も大切なことは何ですかと。ほんなら,彼女は,努力をすること,勝つこと,これが一番大切だと思ってはいけないよ,もし勝ち進むようなことがあれば,いいですか,そのときに応じた人間としての人格,品格を持っていなくてはならない,これが最も大切なことだよと。勝てばいい,負ければいい,もうければいい,そういう考え方はやめてほしい。市長は今笠岡の頂点に立ってるんですよ。頂点で,うちわを振りながらお祭りしちゃだめなんですよ,毎日。底辺,一番下で,あなたがしっかりとこの笠岡市を支えてほしい。こうですよ。あなたがぶれれば,笠岡市民みんなぶれるんですよ。あなたはその責任を持って,しっかりとこの笠岡を支えてほしい。3度目にここへ私が立つときは不信任案かも分かりませんよ。それをよく肝に据えて,本当にすばらしい笠岡をつくってほしいと思います。よろしくお願いします。 終わります。
○議長(栗尾順三君) 去る8月27日から本日までの24日間にわたり終始熱心な御審議をいただき,予定どおりここに無事閉会を迎えることができました。御協力に対し,厚くお礼を申し上げます。 これをもちまして平成30年第5回笠岡市議会定例会を閉会します。 午前10時33分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 笠岡市議会 議 長 笠岡市議会副議長 笠岡市議会 議 員 笠岡市議会 議 員...