津山市議会 2024-06-20
06月20日-05号
令和 6年 6月定例会 令和6年6月津山市議会定例会 議 事 日 程(第 5 号) 〇令和6年6月20日(木)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │ 〇議案質疑・一般質問
││ │ 議案第1号~議案第15号(15件) ││ 第 1 │ 報告第1号(1件) ││ │ (三浦ひらく議員、津本辰己議員、政岡大介議員、近藤吉一郎議員、
││ │ 末永弘之議員)
││ │ 〇委員会付託 │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ │ 請願第1号(1件) ││ 第 2 │ 〇上程
││ │ 〇委員会付託 │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 津議第119号 令和6年6月20日 津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会総務文教委員長 金 田 稔 久 〃 厚 生 委 員 長 高 橋 寿 治 〃 産 業 委 員 長 森 岡 和 雄 〃 建設水道委員長 岡 田 康 弘 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌─────────┬──────┬────────────┬──────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤
│ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第1委員会室 │ │ 6月24日(
月)│ │ │ │ │ │ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第3委員会室 │ ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤
│ │ 午前10時 │ 産 業 委 員 会 │ 第1委員会室 │ │ 6月25日(
火)│ │ │ │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第3委員会室 │ ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤
│ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第1委員会室 │
│ │ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第2委員会室 │ │ 6月26日(
水)│ │ │ │ │ │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第3委員会室 │
│ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第4委員会室 │ └─────────┴──────┴────────────┴──────────┘ 2 案 件 付託議案及び閉会中継続調査事件 津議第121号 令和6年6月20日 津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会広報調査特別委員長 吉 田 耕 造 〃
議会活性化調査特別委員長 三 浦 ひらく 特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌─────────┬──────┬────────────┬──────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├─────────┼──────┼────────────┼──────────┤
│ │ 午前10時
│ 広報調査特別委員会 │ 議会応接室 │ │ 6月27日(木)│ 〃
│ 議会活性化調査特別委員│ 第3委員会室 │
│ │ │会 │ │ └─────────┴──────┴────────────┴──────────┘ 2 案 件 閉会中継続調査事件 令和6年6月津山市議会定例会 令和6年6月20日 審 査 付 託 表 ┌───────
┐ │総務文教委員会│ └───────┘議案第 5号 津山市税賦課徴収条例の一部を改正する条例議案第10号 津山市過疎地域における固定資産税の課税免除に関する条例議案第11号 業務委託契約について議案第12号 消防ポンプ自動車の購入について議案第13号 工事請負契約について議案第14号 工事請負契約について議案第15号 工事請負契約について報告第 1号 市長が専決処分した「津山市税賦課徴収条例及び津山市都市計画税条例の一部を改正する条例」について請願第 1
号 「地方財政の充実・強化を求める」請願書 ┌───────┐ │厚 生 委 員 会│ └───────┘議案第 1号 令和6年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 3号 令和6年度津山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1次)議案第 4号 令和6年度津山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1次)議案第 6号 津山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案第 7号 津山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 ┌───────┐ │産 業 委 員 会│ └───────┘議案第 1号 令和6年度津山市一般会計補正予算(第1次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 2号 令和6年度津山市
食肉処理センター特別会計補正予算(第1次)議案第 8号 津山市
地方活力向上地域等特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例議案第 9号 歴史的資源を活用した施設の公共施設等運営権に係る実施方針に関する条例 令和6年6月津山市議会定例会資料 継 続 審 査 中 の 請 願 書 一 覧 表 (総務文教委員会)┌────────────┬──────────────────────────────┐│令和5年度請願第6号 │再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求める意見書提出に関す││ │る請願について │└────────────┴──────────────────────────────┘ 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 │ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 ││ │ 氏 名 │ │ │ │ 氏 名 │ │ ││ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 白 石 まこと │ 出席 │ │ 14 │ 広 谷 桂 子 │ 出席 │ 遅参 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 上 山 はるうみ │ 〃 │ │ 15 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 寺 坂 典 子 │ 〃 │ │ 16 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │ │ 17 │ 中 島 完 一 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ ほかぞの 千 晶 │ 〃 │ │ 18 │ 田 口 浩 二 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 丸 尾 勝 │ 〃 │ │ 19 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 河 村 美 典 │ 〃 │ │ 20 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │ 遅参 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │ │ 21 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 三 浦 ひらく │ 〃 │ │ 22 │ 末 永 弘 之 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 勝 浦 正 樹 │ 〃 │ │ 23 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │ │ 24 │ 原 行 則 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │ │ 25 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │ │
│ │ │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長 │ 谷 口 圭 三
│ 産業経済部長 │ 中 川 竜 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 野 口
薫 │ 観光文化部長 │ 笠 尾 美 樹 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 長 尾 俊
彦 │ 農林部長 │ 平 田 暁 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長 │ 有 本 明
彦 │ 都市建設部長 │ 松 原 寿 治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部長 │ 左 居
薫 │ 地域振興部長 │ 明 楽 智 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画財政部 │ 針 生 博
文 │ 加茂支所長 │ 畑 田 泰
則 ││ 政策推進監 │ │ │ │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 三 浦 英 俊
│ 勝北支所長 │ 石 戸 健 治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 藤 井 浩 次
│ 久米支所長 │ 黒 瀬 生 雄 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部参与 │ 土 井 克 一
│ 阿波出張所長 │ 宮 野 剛 至 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 税務部長 │ 美 若 隆 宏
│ 会計管理者 │ 廣 野 淳 子 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部長 │ 梅 原 高 之
│ 水道局長 │ 小 林 和 弘 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部参与 │ 平 井 良
幸 │ 教育次長 │ 朝 田 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ こども保健部長 │ 木 梨 良 祐
│ 総務部総務課長 │ 香 山 秀 樹 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────
┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長 │ 玉 置 晃 隆 │ 主幹 │ 尾 原 佳 世 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長 │ 杉 山 洋 │ 主任 │ 有 岡 佑 起 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹 │ 宇津美 明 │ 主任 │ 難 波 大 輔 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前9時59分 開議
○議長(中島完一君) 皆さんおはようございます。 御着席を願います。 これより6月津山市議会定例会5日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は23名であります。遅刻届が広谷議員、森岡議員から出ております。 本日の議事日程は、配信しておりますとおり2つの日程といたしております。
△日程第1 議案質疑・一般質問
○議長(中島完一君) これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 9番、三浦ひらく議員、登壇。
◆9番(三浦ひらく君) 〔登壇〕 おはようございます。 9番、ツヤマノチカラの三浦ひらくです。大きく分けて3つの質問をさせていただきます。 まず、津山市を維持していくために。 前副市長の任期途中の退任によりまして、新たに長尾副市長が就任されました。野口副市長との事務分掌の詳細、そうした分け方をした理由について御説明をお願いします。 そして、この際、着任に当たっての意気込みを長尾副市長に伺います。 あと、ごめんなさい、最初にお伝えするのを忘れていたんですけど、LINE WORKSのほうに質問の原稿を送っておりますので、もしよろしければ同僚議員の皆さんは御覧になりながら聞いてやっていただければ幸いです。 続きまして、4月末発表の人口戦略会議によります報告書で、津山市では自然減の対策、社会減の対策がともに必要と分類されております。どのように受け止めているのか、現在講じている具体的な対策とともにお答えください。 市外の高等教育機関との連携についてです。現在進行形あるいは今後予定されている取組、その全てを、それぞれの目的とともにお答えください。 職員や教員の皆様の中で、心の健康問題を理由に1か月以上の病気休暇を取得された方々の実数、全体に占める割合を、それぞれ過去3年分お答えください。 市長からは、活性型の行財政改革日本一を目指すという表現をよく伺います。具体的にどういった状態を想定されているのかをお答えください。 また、施政方針にも4度にわたり登場する共創、共に創るというワードを現実のものとしていくため、民間の皆様とどのように協力して働いていくのか、市長の思いを伺います。 年度初め、今年も人事異動がありました。大規模な動きがあった部局もあり、2か月以上を経ても、異動してきたばかりなので分からない、こういう対応があったと聞き及んでいます。人事異動の根拠、目的について御説明をお願いします。 次に、子供たちを取り囲む環境について伺っていきます。 3月議会では、ユニバーサルデザイン、フォントやカラー等に関しまして、外部講師による研修なども行い、公式発信にはそうした視点を取り入れている、そう答弁いただいたんですけれども、それ以降に策定されました行政計画の発信において本当に十分に反映されているのか、それぞれ実情をお答えください。 そして、誰一人取り残さないためのそうした姿勢、これが教育現場でも考慮されているのか、津山市教育委員会の報告をお願いいたします。 いじめ等の当事者支援についてです。 特段の配慮、サポートを必要としている子供や保護者から、当事者目線で考えてくれる方が現場には少ないという声が聞こえてきます。私自身も、誤った理解や偏った考え方に接する機会があり、首をかしげることがあります。スペシャルニーズに対し、現場の理解を進めるための取組をお示しください。 また、当事者あるいは当事者の保護者だった経験のある方を現場に招き入れることや、意思決定に携わってもらうなどの対応が取れないのか、考えを伺います。 コミュニケーションの手法として、オンライン対応の推進を何度も提言してきました。先日も、メタバース空間を活用した不登校支援の勉強会において、不登校の子供たちの9割、そういう状況です、9割が家から出られていない、そういう状況の中で、メタバースが外の世界とつながるきっかけになっている、そういう声を当事者から伺いました。 東京都などでは予算を割いてこうした取組をしている中、本市のテクノロジー活用、端末活用の状況は遅れており、子供たちが取り残されていくのではと危惧しています。現状報告、今後の展望につきまして、これについては教育長よりお答えください。 また、1人1台導入されている端末の更新スケジュールと費用についても伺います。 策定されたばかりのつやまっこ読書プランでも触れられている、特別なニーズのある子供たちを対象にスウェーデンで始まった
公共図書館サービスりんごの棚、この設置目的と現状をお聞かせください。 また、津山市立図書館における漫画の所蔵数、そして割合をお聞かせいただき、昨年の図書購入費に占める漫画の割合をお答えいただきます。 自己肯定感、主体性育成の取組についても、改めて今年度の具体的な取組を説明いただきまして、ここ数年の事業評価を根拠とともにお聞かせください。 最後の項目は、安心・安全な暮らしを守るための施策についてです。 第3次健康つやま21を例に取りますが、前計画の最終評価が甘過ぎないでしょうか。数字の出し方が、さも改善傾向にあると判断できるような表現になっています。改善率という言葉の意味するところ、達成状況を一応は数字ベースで出しておきながらも、マル、三角、バツなどを用いた評価に落とし込んだ理由について御説明をお願いします。 第2次いのち支える津山市自殺対策計画についても伺います。 自殺対策については、少なくともここ数年、本会議では私以外ほとんど取り上げてきていませんが、住民の命を守る最後のとりでとして極めて重要な施策であるはずです。ただ、結果が伴ってきていないからこそ、新しい取組が必要です。今回策定された計画における新たな取組について御説明をお願いします。 そして、計画策定に要したコストとともに、自殺対策のための予算として最も金額の大きな事業について詳しく教えてください。 地域福祉、難病支援についてです。 第3次地域福祉計画も、今年の3月末にできたばかりですけれども、誰もが住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせる支え合いのまちづくり、そううたいつつも、計画内には難病という単語が一度も出てきません。同時期に策定された障害者計画には計16回登場するにもかかわらずです。これで難病支援に力を入れていくと、理解を深める取組を行っていると言えるでしょうか。そもそも当局は、難病についてしっかりと理解されているのでしょうか。障害者計画に明記されている難病患者への支援について、具体的に御説明お願いします。 津山市防災会議では、地域防災計画修正について事前に委員に確認したと伺いました。確認方法と意見内容など詳細をお答えください。 また、委員の選定基準と、いわゆる一般市民の方、公募の委員が含まれない理由を伺います。 最後に、これから特に気をつけねばならない水辺の事故防止についてです。 昨年の9月議会では、ライフジャケットの着用徹底こそが水の事故から命を守る最善策だと訴え、適切な時期に水難事故防止を全市民に対して訴えるように求めました。ライフジャケット着用を含めた啓発を行うつもりだと答弁いただいていますが、現状の報告をお願いします。 以上で登壇での質問を終わります。ありがとうございました。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 三浦議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、活性型行革についてです。 私が考える活性型行革とは、単なる経費削減を目的とする減量型の行革だけでなく、既成概念にとらわれることなく、公民連携などにより行政サービスの向上を目指すものです。これまでには、旧苅田家付属町家群や旧グラスハウスのコンセッション事業、民間提案制度による公共施設の利活用などで公民連携の手法を取り入れた取組が、内閣府や国土交通省から先進的な事例として評価をいただいているところであります。こうした活性型行革を進めることが、住民、事業者、行政が三方よしとなる、効率的で持続可能な行政運営につながっていくものと考えております。 次に、共創についてのお尋ねです。 私が考える共創とは、まずは行政が目指すべき町の姿を掲げ、そこに賛同する住民、事業者等が参画し、柔軟で独自性のある発想がもたらされることで、新たな価値を生む取組であると考えております。 スマートシティ構想やまちじゅう博物館構想などの推進に当たっては、官民連携で組織するコンソーシアムを立ち上げ、新しい時代のまちづくりを見据え、地域の課題解決と活力向上に取り組んでいるところです。このような共創型の取組を進めることによって、本市に住む方々にとって誇りと愛着の持てる町を共に実現してまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 長尾副市長。
◎副市長(長尾俊彦君) お答えいたします。 私の職務への意気込みでございますが、恵まれた自然、歴史や文化に根差した津山の魅力を発信することにより、多くの人を呼び込み、県北の中心都市としての拠点性を高め、豊かさを実感していただけるまちづくりを進めたいと考えております。そのために、谷口市長の下、未来に向けて津山の新たな魅力を創造する津山まちじゅう博物館構想を推進し、活力のあふれるまちづくり、安全・安心で豊かな暮らしの基盤となるインフラの整備などに全力で取り組んでまいりたいと存じます。皆様からの御支援と御協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 教育長。
◎教育長(有本明彦君) 本市の端末活用状況の現状と今後の展望についてお答えをいたします。 多くの学校で端末を活用した授業の展開や振り返り、意見交流などが進んでおり、学校間での取組の差はありますが、全市的には活用率は高まってきております。 また、昨年度は東京学芸大学との連携事業として、1中学校でVRや生成AIアプリを活用した体育授業を実践をいたしました。今年度も生成AIアプリを使った授業の振り返りに挑戦するなど、一部の中学校でパイロット的な取組を検討しているところであります。 加えて、ICT活用推進員が県内外の先進校などを視察し、テクノロジーを活用した効果的な授業実践や端末活用の先進事例について市内全校に発信し、ICT活用の充実を図っております。 今後も他自治体の先進事例の情報収集を行い、学校間での取組の差を解消するよう横展開を図ってまいります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 政策推進監。企画財政部政策推進監(針生博文 君) まず、人口戦略会議の報告書についてお答えいたします。 2020年から2050年における本市の若年女性人口の減少率は42.6%であり、10年前に報告された前回の結果49.3%と比較すると、6.7ポイント改善が見られます。これまで取り組んできた人口減少、少子化対策に一定の成果があったものの、厳しい状況に変わりはないと受け止めております。 現在、出会い・結婚サポート事業、不妊・不育治療の助成など出産につながる支援、多子世帯応援給付金事業による子育て世帯の負担軽減、つやま子育てアプリの導入など、結婚から妊娠、出産、そして子育てまでの支援を一体的に進めているところです。 続きまして、市外の高等教育機関との連携についてのお尋ねです。 岡山大学とは、県北地域の人材育成に向けた取組を行っております。慶應義塾大学SFC研究所、早稲田大学、大阪大学とオランダのグローニンゲン大学による日蘭学生会議とは、学生が主体となって本市の取組について共同研究を行っております。東京学芸大学、京都府立大学からは、本市の取組について専門的な知見をいただいております。今年度、新たに中央大学のサマースクールを受け入れる予定です。 以上です。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 3点の御質問にお答えをいたします。 最初に、副市長の事務分掌についてです。 野口副市長が担当する主な部局は、企画財政部、総務部、税務部、環境福祉部、こども保健部及び地域振興部、長尾副市長が担当する主な部局は、産業経済部、観光文化部、農林部及び都市建設部でございます。 次に、このような分担にした理由でございますが、野口副市長につきましては、本市での企画財政部門、総務部門などの幅広い分野での経験を行政運営全般に生かすことを目的として、長尾副市長につきましては、岡山県、そして国土交通省での主に都市基盤整備、都市計画などの事業分野での経験を施策全般の事業推進に生かすことを目的として決定したものでございます。 次に、職員の休職状況についてお答えをいたします。 メンタル不調により1か月以上の休暇または休業を取得した職員ですが、令和3年度が16人、令和4年度が19人、令和5年度が21人であります。職員全体における比率としましては、令和3年度が1.9%、令和4年度が2.20%、令和5年度が2.49%となっております。 最後に、人事異動の根拠と目的についてでございます。 人事異動に法的な根拠はございません。人事異動の目的は、退職者の補充による新陳代謝、職員が様々な業務を経験することによる人材育成やモチベーションの向上、長期間同じ職場にとどまることによる業務の硬直化の解消や不正防止などを図るためとして行っております。 以上です。
○議長(中島完一君) 総務部参与。
◎総務部参与(藤井浩次君) 地域防災計画の修正、策定委員の選定基準についてお答えをいたします。 最初に、今回の修正点の確認方法でございます。 5月上旬に、5月下旬を期限に修正内容を記した資料を全委員に郵送、書面での意見聴取を行っております。全委員からの回答をいただき、修正案に関する御意見はございませんでした。改めて会議当日に確認を行い、採択いただいております。 次に、防災会議委員の選定基準についてでございます。 委員に充てる方は、災害対策基本法の規定に基づき、津山市防災会議条例に定めております。その中で、平成24年の災害対策基本法の改正により、自主防災組織を構成する者、または学識経験のある者が加えられ、役職・職位以外での委嘱対象が規定されました。本市では、加えた3名に、所属する全支部で自主防災組織を設置した連合町内会や津山高専、美作大学からそれぞれ推薦をいただいた方に委嘱させていただいております。
○議長(中島完一君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(梅原高之君) 初めに、ユニバーサルデザインについてお答えをいたします。 医療保険課が策定いたしました津山市国民健康保険第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画においては、編集の内容を踏まえ、ユニバーサルデザインのフォントを採用したほか、グラフに文字や記号情報を併記したり、グラフの線の種類や地模様に工夫するなどの配慮をいたしました。 次に、水辺の事故防止に係る啓発についてでございます。 例年、全国各地で7月を境に水辺の事故が頻発していることから、本市におきましても、教育委員会などの関係機関と連携し、7月にSNS等を活用し、ライフジャケットの着用等も含めた水難事故防止についての啓発を行う予定でございます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(平井良幸君) ユニバーサルデザインについてお答えをいたします。 昨年度、社会福祉事務所が策定した各種福祉関係の計画につきましては、一部でユニバーサルデザインのフォントを採用したほか、文字を大きくしたり、行間を広げたり、図表等で配色の濃度を工夫するなど、読みやすい計画になることを心がけて作成をいたしております。 次に、難病患者への支援についてお答えいたします。 障害者計画における難病患者への支援については、障害者総合支援法に基づく難病が対象となります。この難病には、難病法により医療費助成を受けることができる指定難病以外の難病も含まれております。 支援の内容につきましては、難病を抱えている方が日常生活等において必要な支援を希望される場合に、日常生活用具の給付や補装具費の助成、居宅介護など必要な福祉サービスを提供することになります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 3点の質問にお答えいたします。 まず、ユニバーサルデザインについてです。 健康増進課が策定をいたしました第3次健康つやま21、第2次いのち支える津山市自殺対策計画におきましても、ユニバーサルデザインフォントを採用し、行間、余白、文字の配色などの見やすさに配慮させていただいております。 次に、第2次健康つやま21の最終評価方法についてお答えいたします。 第2次健康つやま21は、国の策定する健康日本21において採用されている評価方法を参考にさせていただいております。目標を達成するための活動の成果を視覚的に分かりやすく評価し、第3次健康つやま21の健康増進の取組に反映をさせていただいております。 改善率につきましては、第2次健康つやま21の指標数が123と多く、各領域や全体の達成状況を分かりやすくするため、改善率を用いて示しております。 最後に、自殺対策についてでございます。 新たな取組といたしましては、職場で悩みやストレスを感じ、一人で悩んでいる方へ相談を促すことを目的といたしまして、セルフチェックや相談窓口を掲載したチラシを企業や団体に配布しております。さらに、SNS等を通じて定期的に情報発信を行ってまいりたいと考えております。 また、中学生、高校生などは、休み明けに不安やストレスを抱えやすいと言われており、同様のチラシを作成し、夏休み前に市内の中学校、高校、高専、大学などを通じて周知する予定としております。 次に、自殺対策の予算につきましては、庁内関係各課が一体となって計画に基づく様々な事業に取り組んでいるところでございますが、健康増進課におきましては、昨年度計画書作成に約150万円、今年度は対策強化事業といたしまして、ゲートキーパー養成講座や自殺予防セミナーなどに約50万円となっております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) ユニバーサルデザインのお尋ねについてお答えいたします。 観光文化部では、令和6年4月に津山まちじゅう博物館構想アクションプランを策定しておりまして、フォントや配色などにおきましてユニバーサルデザインに配慮したものとなってございます。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) ユニバーサルデザインについてお答えします。 都市建設部が策定した無電柱化推進計画については、配色された地図や写真のほか、游ゴシックというフォントを用いて、分かりやすく伝わりやすい表現に配慮しております。 以上です。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) まず、ユニバーサルデザインについてお答えをいたします。 地域振興部が策定いたしました津山市子ども読書活動推進計画では、項目別のタイトルにユニバーサルデザインのフォントを採用し、また写真やグラフなどを効果的に用いて計画を策定をしております。配色につきましては、今後の検討課題となっております。 次に、つやまっこ読書プランに対するお尋ねです。 まず、りんごの棚の設置状況と目的についてです。 図書館では、全ての子供たちに読書の喜びを感じてもらうことを目的に、令和4年10月、りんごの棚コーナーを本館に設置し、バリアフリーに対応したLLブックや点字・手話の本を紹介をしております。地区館にも同様の資料を配架し、司書が紹介を行っておりますが、コーナーの設置につきましては今後検討してまいります。 次に、市立図書館の漫画蔵書数や購入費についてでございます。 蔵書数は約4,000冊で、蔵書に対する割合は0.8%となっております。昨年度は、図書購入費約2,000万円のうち約11万円を105冊の漫画購入に充てるとともに、124冊の寄贈を受けております。 以上です。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 5点の質問にお答えをいたします。 初めに、教職員の病気休暇等の状況ですが、心の健康問題を理由に1か月以上の病気休暇を取得したり休職した教職員の実数は、令和3年度が9名、令和4年度が5名、令和5年度が5名であります。また、本市教職員全体に占める割合は、令和3年度が1.33%、令和4年度0.75%、令和5年度が0.76%となります。 次に、教育現場の誰一人取り残さない姿勢についてでございます。 市内小・中学校では、ユニバーサルデザインを取り入れた授業や生徒指導について教職員で研修を行い、全校で統一した指導を行っており、児童・生徒等に配布する文書をUDフォントを用いて作成する学校も広まりつつあります。 また、特別支援教育に知見の深い小・中学校教員を特別支援教育ナビゲーターに任命し、全ての子供たちが学びを深め、落ち着いて学校生活を送れるよう、指導上の留意点や工夫などを、学校訪問や研修会等を通じて普及啓発しているところであります。 次に、現場の理解推進についての御質問です。 本年5月の中学校の不登校担当者会では、不登校の経験がある当事者を講師に招き、当時の心情や当事者の視点から考える望ましい支援の在り方などについて研修を実施いたしました。また、当事者の意思決定への参画につきましては、小学校へ行きづらさを感じている子供の保護者同士が語り合う場であるおやとおやの会の設立に向けて、当事者の保護者の声を直接聞き、参考といたしました。 今後もそれぞれの学びの場で、個々の教育的ニーズに応じた教育や支援を行うために、当事者の意見は丁寧に伺ってまいりたいと存じます。 次に、端末の更新についてですが、本市ではGIGAスクール構想に基づき、令和2年度に端末を整備いたしました。当該端末につきましては、令和6年度から10年度までに更新を計画するようにとの通達が文部科学省より発出されております。このたびの端末更新におきましては、県主導の下、県内市町村分をまとめて調達する方向で進められており、本市分は令和7年度以降の更新となる予定でございます。 なお、更新に係る費用につきましては、端末1台当たりの国庫補助基準額が5万5,000円であり、そのうち3分の2が国庫補助、3分の1が単市負担となります。 最後に、自己肯定感等につながる取組のお尋ねです。 各学校では、地域人材や資源を活用して様々な取組を展開しているところでございます。主体性の取組といたしましては、校則等の継続的な見直しなどが挙げられます。今年度、教育委員会といたしましては、新たに地域の大人に学ぶ夢育講座や、小中学生版つやま検定を実施する予定であります。夢育講座では、中学生が将来の夢や目標を広げることを狙い、津山で活躍する大人に焦点を当て、仕事の魅力や郷土で働く喜びを体感させる内容となっております。また、つやま検定では、郷土愛の醸成を狙い、親子等で地域に関連する問題を楽しみながら解いていきます。 学習状況調査の令和2年度と令和5年度を比較いたしますと、自己肯定感について、小学校5年生では1.3ポイント、中学校2年生では9.6ポイント割合が上昇しており、取組の成果が確認できます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 答弁いただきましてありがとうございました。それでは、登壇での質問順に再質問等をさせていただきます。 長尾副市長からは、ちょっと意気込みを伺ったんですけど、正直言って少し物足りない印象ではありました。ただ、今回、桑村前副市長の抜けられた後をそのまま埋められるというわけではなく、野口副市長とはすみ分け、事務分掌を精査された上で、改めて分担を決められたと聞き及んでおります。今までとは分担を変えられたということは、僕はもう肯定的に受け止めておりますので、県で培われた経験あるいは人脈などをフル活用いただきまして、市長を支えつつ、本市のためにお力を発揮していただければと思います。よろしくお願いいたします。 人口減少対策につきましてですが、自治体間で人の奪い合いをしても意味がないような気もします。どのような姿勢で市政運営に当たられるのかを、市長の思いとしてお聞かせいただけますでしょうか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 現在、人口減少に歯止めをかけるためには、あらゆる施策を講じているところでありますけれども、住民一人一人の幸福と満足度を高める取組を推進をしていかなければならない、このように思っております。今後も若い世代が未来への展望を描けるまちづくりを進めるとともに、住み続けたい、あるいは住む価値があると思われる拠点都市を目指して、全力で取り組んでまいりたいと思います。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) あらゆる施策を講じると言っていただきました。この問題をクリアできれば、津山市の多くの問題が状況が改善していくわけなんで、当然に必要な姿勢かと思うわけですけど、これはまさに市役所にとってもあらゆる部局に関係がある問題でありまして、それこそ昨年度デジタル推進室を設置したように、人口減少の対策の専門の、徹底的に向き合うような部局創設、こういったことが必要ではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 人口減少対策につきましては、関係各部局が連携して取組を進めております。したがいまして、専門部局の設置は考えておりません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) あらゆる施策、あらゆる対策を講じると言われたそばから、一つの選択肢を否定されるのは少し残念なんですけど、長期的な視座に立ちまして同様の取組を行っている自治体もございますので、考えていただきたいということだけ申し上げさせていただきます。 市外の高等教育機関との連携についてなんですけれども、多くの取組を御紹介いただきました。同規模の自治体でこの規模で取り組んでいる事例というのはあるんでしょうか。
○議長(中島完一君) 政策推進監。企画財政部政策推進監(針生博文 君) 他自治体の状況までは把握しておりません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) これまた少しちょっと残念な答弁でした。いつもはほかの自治体の動向を注視するなどと答弁で使われるわけですが、まあいいとしまして、市内の高等教育機関との連携状況、これはどういった状況にあるのかお聞かせください。
○議長(中島完一君) 政策推進監。企画財政部政策推進監(針生博文 君) 美作大学及び津山高専とは包括連携協定を締結しており、郷土愛や科学技術への関心を高めるための小・中学生向け公開講座、災害に備えた防災士養成講座、学生の地域理解や定着を促進する市職員の講師派遣、図書館の相互協力などを行っております。 また、産業振興に向けた技術交流や留学生の交流事業のほか、地域や行政の課題解決を図るため、両校の教育研究活動とのマッチングにも取り組んでいるところです。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 包括連携協定なんですけど、これは平成20年、17年も前に結ばれた話なんですね。現役学生の皆様との意見交換の中では、津山市は美作大学や津山高専では足りないから、有名どころの大学といろいろやってんでしょうと、そんなふうな声も聞こえてきています。また、市民の方からも、だから作陽学園が出ていったんだと、美作大学も津山高専もどうなるか分かんないぞと、そんな声すら聞こえてきます。 無論、どちらも一部の声ではあるわけですが、市民の声であることは間違いない。こうした声についてどのように感じるのか、地元の高等教育機関をないがしろにしているという意識はないのでしょうか。
○議長(中島完一君) 政策推進監。企画財政部政策推進監(針生博文 君) そのような意識は全くありません。市外の大学との連携は、市内の学校にはない専門性の活用や関係人口の創出を目的としております。美作大学及び津山高専とは、両校を地域の都市基盤として位置づけた上で、各校の振興と本市の持続的発展を両立させることを目的としております。 具体的取組として、行政課題をテーマとした教育研究活動、地域人材育成のほか、両校のコロナワクチンの職域接種を包括連携事業として実施するなど幅広い取組を行っており、市内と市外の高等教育機関の連携を同列で扱うべきではないと考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 確かに美作大学も津山高専も、それぞれに特色、強みを持った高等教育機関であります。市外の名前が挙がりました大学とは別の役割を期待する、その意図は理解できます。 ただ、今言ったような声があることは事実でありまして、せんだって東京の開成高校の生徒が津山市を訪れてPR動画を作成するという報道が出ておりましたけれども、その際も、市内の高校生あるいはその保護者から、ちょっと津山を訪れただけの高校生に市役所が関わってそうしたことを行わせること自体、ちょっといかがなものかと、そういう声が届いたことだけは共有させていただいておきます。 現在の取組を否定するわけではありません。そして、市外、県外、多くの声を市政の参考にしていく、その姿勢には賛同するところですけれども、郷土愛の醸成あるいは自己肯定感の育成といった市教委のほうで進めている施策に鑑みても、市内の児童・生徒あるいは学生の皆様を尊重する気持ち、これは失わないでいただきたいということを申し上げます。 本市職員の休職状況についてです。 若干増加傾向だったようですが、一喜一憂することよりも大切なことがあると思います。メンタルケアのための取組として実際にどのようなことを行っているのか、御報告ください。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 御質問にお答えする前に、先ほど登壇での御質問にお答えした中で、職員の休職状況について誤りがございましたので、訂正をさせていただきます。 職員全体における比率で、令和4年度が2.20%とお答えいたしましたけども、正しくは2.26%でございます。おわびして訂正をいたします。申し訳ございませんでした。 それで、御質問についてでございますが、メンタル不調の早期発見と予防のため、全職員を対象にストレスチェックを実施し、その結果により医師や産業カウンセラーによる面接指導を実施しております。また、相談窓口を設置し、市の保健師や産業カウンセラーによる相談を実施しているほか、お試し出勤などの復職支援やメンタルヘルス研修などを行っております。 以上です。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 令和3年9月の議会でこの件を取り上げたんですけれども、その後、総務省が全自治体を対象にしまして初めてのメンタルヘルス調査を行いました。それは職場環境の改善や業務内容に応じた対策づくりを目的としたものだったはずですけれども、3年前から対策として変わった部分はありますか。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) メンタルヘルス対策は、管理職の役割が極めて重要であることから、今年度、メンタルヘルスに特化した管理職研究を新たに実施することとしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) ちょっと大きな変化は見られないようなので、しっかりと考えて御対応いただきますようにお願いいたします。 教員の皆様の休職の状況ですけれども、前回の答弁よりも改善状況にあると理解してもいいのでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 今日の教職員の勤務環境を鑑みれば、必ずしも改善状況にあるとの認識は持っておりません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) ちょっと意味がよく分からないんで、改めて詳しく御説明をお願いします。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 先ほどお答えした数値は、1か月以上の病気休暇取得者等をお示しいたしましたが、令和4年度及び5年度には1か月未満の病気休暇取得者もいることから、それらの教員の数を踏まえますと、必ずしも改善状況にあると楽観視はできないと考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 楽観視していないということ自体はいいことだと思いますので、メンタルケアの取組について具体的にお聞かせください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 不調の未然防止に向けて、教職員のコミュニケーションを促進するためにグループワークを職員会議に取り入れたり、不調の早期発見、早期対応に向けて、管理職やスクールカウンセラーが計画的に面談を行い、教職員の困り感を傾聴し、安心感を持たせる助言を行ったりしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 休職されている方へのフォローも含めまして、心の医療の専門家である医師ですね、そういう方が対応に当たることはないのでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 休職者の円滑な職場復帰等を目指す復職支援システムに基づき、主治医等の専門家が継続的に治療、支援を行い、療養状況の報告を定期的に行うこととしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) これは職員の皆様、教員の皆様、全てに言えることですけど、できる限り当事者に寄り添ったサポート体制を整えていただいて、まずは休職せざるを得なくなるような状況に追い込まれないような対策、そして万一の際も、復帰に向けて適切な支援体制を整えていただきますように、これは間違いなく住民利益にもつながっていく対応ですので、何とぞお願いいたします。 市長の答弁からは、行財政改革日本一、これは意気込みでありまして、数字の上での目標ではないのだと理解しました。確かに先進事例として評価される取組を行っていけば、おのずからいい結果につながっていくものだとは思いますが、とはいえ、効率的で持続可能な行政運営につなげていくためには、しっかりとした手法を講じていく必要があることは言うまでもありません。 そこで提言したいのは、ソーシャル・インパクト・ボンド、いわゆるSIBの導入です。SIBに関する本市の見解をお聞かせください。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) ソーシャル・インパクト・ボンドは、受託事業者が資金調達する成果連動型の公民連携手法であり、行政コストの縮減や地域課題の解決に有効な手法である一方で、対象とする社会的課題の適正な選定や、複数の民間事業者等が複雑に絡み合うことから、成果を創出するために手間や時間を要することが課題であるというふうに認識をしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 課題も認識しているが、有効だとは思っていると。人口減少、少子・高齢化が避けられず、財政圧縮が必須となる今後の自治体運営において、財政リスクをなるべく回避しつつ社会課題を解決していくためには、有効な手段だと考えています。もう民間活力を積極活用した取組で本市としては高い評価を得ているわけですから、今後を見据えますと、行政サービスの質を維持していくためには、こうしたチャレンジは求められているところだと思うんですけれども、市長の考えを伺います。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) これまでにも既成概念にとらわれることなく、公民連携などの取組を進めてまいりました。私といたしましては、ソーシャル・インパクト・ボンドも含めまして、本市が抱える課題解決のためにどのような民間活力導入の事業スキームが最適であるかを常に見据えながら、健全な行財政運営に努めることが重要であるというふうに考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 市長が3月議会で示されました施政方針の表題は、新時代を築く大いなる挑戦でした。言葉だけではなく、チャレンジしていただきたいと切に願います。 続いては、共創、協働について頂戴した市長答弁についてなんですが、これが正直、非常に残念な内容でした。まず、行政が目指すべき町の姿を掲げ、そこに賛同する住民、事業者が参画していくことこそが共創だと言われたわけです。これ、本気でおっしゃっているのでしょうか。それでは、行政が掲げた姿に賛同できない住民あるいは事業者は、どうすればいいのでしょう。 共創とは、目指すべき町の姿を考えるそのスタート地点から共に取り組んでいくことではないでしょうか。いかにすばらしい計画を掲げようとも、そこに住民の理想、願いが届かず、行政に賛同する住民、事業者等の思いだけが反映されていくのだとしたら、何のため、誰のための津山市でしょうか。そんな町の人口は減り、それこそ消滅していくかもしれません。誇りと愛着が持てるまちづくりの逆を行くような答弁だと感じましたので、改めて御説明をお願いいたします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 共創型のまちづくりを進めていくためには、住民、事業者等が参画する協議体を設置をいたしまして、そして多様な視点や価値観を策定する、目指す町の姿に取り入れているところでありまして、これによりまして多くの方々に共感をいただけるものになるというふうに考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 市民ニーズを無視して、行政の都合のいいようにまちづくりを進めていこうとするのであればですよ、そんなのでは多くの市民の共感など得られるはずがない。だからこそ、姿勢を改めていただかなければ、共創や協働など、これは言葉だけのおためごかしになるのではないかということは言わせていただいておきます。 人事異動についてですが、法的根拠はないとお答えいただきました。ただ、日本中、コロナ禍の中ですら行わない自治体はなく、本市でも毎年、先ほど言われたような目的の下で異動は行われています。 自治体が行う事業には法的根拠があるものですけれども、人事異動に関してはない。効果も期待できるとはいいましても、異動により生じる弊害もあるわけです。総合的に判断あるいは決定されていることだとは思いますけれども、異動に伴うメリット、デメリットを十分に検討された上で、適材適所となる人事配置がなされることを期待していると申し上げまして、次に参ります。 ユニバーサルデザインについてです。 皆様から答弁を頂戴したんですけれども、これ、ちょっと本当に理解しているのかなとも感じました。3月議会の答弁を受けまして、分かりやすく計画を例に取っただけで、デザインとは単に書類作成時の表現の話にとどまるものではないわけです。全ての答弁がフォントを変えました的な内容だったわけで、色遣いのことにも半ば無理やりに多少言及いただいたわけですけれども、色覚異常の当事者である私が見て、工夫された見やすい配色だなと思えるような計画はほぼありません。今回細かくは突っ込みませんけれども、今後はその辺もしっかりと徹底していただきますようにお願いします。 そして、市教委の答弁についてですけれども、これ、色のほうは抜けていたんですが、ユニバーサルカラーの考え方は授業現場などで徹底されているでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 使用するチョークの配色やICT活用時のスライドの色遣いにつきましても、全校で意識しながら教育活動を進めております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) そうお答えいただいたんですけれども、実際にはちょっと配慮されていないシーンが存在することも、当事者の保護者を介して把握はしております。 以前指摘させていただきましたように、津山市内にも200人程度は色覚異常の子供たちがいると考えられるわけです。そういう状況の中、現在その子たちは、自身が色覚異常者だということを検査を受けて知る機会すら基本的にありません。色の見え方がほかの子とは違うかもしれない、でもそんなことは誰にも言えないと、分からない。病気かなと。そうした不安に駆られている子供たちの気持ちを想像してみてください。苦しくなりませんか。色覚異常者への配慮を全小・中学校におきまして改めて徹底していただきますように、当事者の一人としても改めてお願いをさせていただきます。 そして、当事者支援の項目についてなんですけれども、これはもう再質問はいたしません。少しずつですけれども当事者の声を丁寧に聞いていってくださっていること、今後さらに丁寧に取り組んでくださると、そのような市教委としての姿勢は確認させていただきましたので、引き続きお願いいたします。 テクノロジー活用についてですけれども、教育長から前向きな姿勢を述べていただきました。既に昨年度から一部の学校で先進的な取組を実施、検討していただいているわけで、これを全市に波及させていくことが大切です。学校間での取組の差は、そのまま児童・生徒の不利益になり得ます。迅速な展開を図っていただきますようにお願いします。 その上で、1つ確認させてください。3月の市教委の定例会でも報告がありまして、先ほども触れられた先進的な体育の授業ですけれども、VR、メタバース、そしてゲーム、それぞれの言葉の定義が非常に曖昧に示されている印象で、教育委員の皆様も定例会のほうでは混同している印象を覚えました。市教委においてそれぞれの意味をどのように分類しているのかをお答えください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) それぞれのメリットに着目し、VRはリアルな仮想体験、メタバースはアバターによるコミュニケーション、ゲームは共通ルールの中で競い合うものと分類をしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 今の答弁と市教委の定例会での報告を踏まえましても、今回の体育の授業ですけれども、これはVRではなくゲームがメインだったのではないでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) バスケットボールをゲーム形式で行う中で、VRや生成AIアプリを活用したものでございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) そういうことを伺ったわけではなかったんですけど、今回はもうこの件はいいです。 続いて、生成AIについてに移りますけれども、当該中学校の先生からも、汎用性の高さから、教員側にとってもすばらしいツールであると、即時の導入も可能だとの言葉が聞かれたんですが、子供たちの使用についても含めまして、市教委の見解をお聞かせください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 授業や単元の目標をAIに事前に設定し、生徒がAIとの対話を通して学習内容を振り返り、次の目標をより明確化できたと聞いており、主体的、対話的な学びを深める上で有用であると認識をしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) もはや生成AIが目標達成の手段として有効であるかどうか、そんな議論をしている段階ではないということです。安心・安全、有効に使えるように教育に取り入れていかねばなりません。お答えくださったのは、これはAIの話でありまして、生成AIの使い方として十分なものだとは言えません。AIと生成AIというのは根本的に違うということを御理解いただきたいわけです。 本市との連携で先ほど名前が出ていた大学のある先生も、先日、生成AIを使わないなんていうのはあり得ないと、使ってない大学生なんかいないぞと、それに等しいと、そういうことをおっしゃっていました。ちなみに私も本日の質問、この質問の内容ですね、このスリム化にはチャットGPTを使っています。 子供たちの使用を進めていくことはもちろんなんですけど、先生方や市教委におきましても、このあたりはしっかりと勉強していただきたいと切望しておきます。 端末更新についてなんですが、本市で全校において使用している、これはグーグル社のクロームブックですね。このサポート状況について伺います。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 端末導入時にキックスタートプログラムを活用し、教員向けの研修を実施をしております。そのほか、グーグル社のサポートやICT支援員によるサポートを行っております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 研修は受けてない先生もおられますよね。各校での研修の実施回数はどうなっているでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 導入当初、全教員向け研修を各校1回ずつ実施しております。また、新たなシステムなどの導入時には、個別に全校対象の研修や学校の担当者向けの研修を実施するほか、各学校においても主体的に校内研修を実施しております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) この質問戦の初日に、4番議員への答弁にもありましたけれども、学校間格差、これが極めて大きくなりつつあるということは市教委としても把握しておられるはずです。 せんだって、グーグル社の営業統括本部長とお話をさせていただく機会がありました。オンラインでの研修なども含めまして、できる限りの対応をしてくださると。クロームブックを継続利用してくださっている津山市だからこそですよ。利用状況や設定の確認、最新機能のアドバイスなども含めまして、スペシャリストが無償で対応してくださるとの言葉を頂戴しております。ICT活用推進員に予算を割く前に、こうした無償で受けられるようなサポートも活用していただきながら、学校間格差など生まれないように、津山市に住んでいる児童・生徒が不利益を被ることなどは決してないように、我々も全力で応援させていただくつもりですので、適切な対応をお願いします。 りんごの棚についてですけれども、地区館では設置できていないということでした。本館への設置から1年半以上がたっているわけですが、設置されていないというこの現状では、全ての子供たちに読書の喜びを感じてもらおうと本気で考えられているとはとても思えません。読書バリアフリー法の趣旨に照らしても必要な措置だと考えますけれども、りんごの棚の考え方は、学校図書館においても共有されているでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 全ての子供たちが読書を楽しむ権利があることは、共通認識として持っております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 持ってくださっているということなんですけれども、市内の小・中学校における設置状況についての御報告をお願いします。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 特別なコーナーとして設置されている学校はありませんが、支援を必要とする児童・生徒の在籍状況に応じてルーペやリーディングトラッカーを準備するなど、支援体制を整えることとしております。また、津山市立図書館で導入予定の電子書籍貸出サービスについて、児童・生徒のクロームブックからも利用できるように協議を進めております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 最後の答弁は、電子書籍の導入活用を訴え続けた身としては非常にうれしい答弁でしたので、期待しております。 ただ、漫画についてです。これ、蔵書に対する割合が0.8%、昨年度の図書購入費でいいますと0.55%しかない。その現状は、我が国が誇る漫画文化に親しむ機会を子供たちから奪いかねないものだと感じますけれど、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) つやまっこ読書プランにおけるアンケート結果でも、好きな本の種類として漫画が上位にあることを認識しておりまして、限られた予算の中ではありますが、子供たちの選択肢として充実に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) そのつやまっこ読書プランですけれども、読書時間から教科書や参考書、漫画や雑誌を除くという注意書きがありますが、これはどういうことでしょう。令和4年の3月議会で、漫画を読書から排除する考えはないとお答えいただいています。市教委の姿勢には変化があったのでしょうか。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 注意書きは、引用した全国学力・学習状況調査の補足を示しているものでありまして、教育委員会として姿勢を変更するものではございません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) そうであれば、誤解がないように、本市の姿勢をはっきり明記するべきです。漫画も読書に含める、電子書籍も読書時間に含める、この見解で間違いがないのかをお答えください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 漫画や電子書籍を読む時間を読書から除外する考えはありません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 子供たち、そして保護者に誤った伝わり方がすることないように、現場で誤った指導がなされることがないように、徹底をお願いします。 次に、自己肯定感の成果としてお答えいただいた学習状況調査ですけれど、説明がありませんでしたが、これは岡山県の調査です。また、令和2年と昨年、小学5年生、中学2年生の子供たちのデータ比較を基にお答えいただきましたが、例えば小学5年生は令和元年と比べると逆に0.9ポイント下がっていますね。さらに、これ全国調査でいえば、中学3年生の結果は、調査がなかった令和2年は仕方ないとして、令和3年、4年、5年と数値はむしろ下がり続けています。 自分にはいいところがあるかというそういう設問に対して、多少増減があれど、2割から3割程度の本市小・中学生が毎年否定的な回答をしている。裏を返せば、自分にはいいところがないと、そう答えているわけです。そうした子供たちにどう寄り添っているのかをお答えください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 自己肯定感が低い子供たちにつきましては、教員などによる支持的で共感的な声かけを行うとともに、学校全体でも人権学習や子供たちの自治的な活動を通して、個性や多様性を認め合う学校風土の醸成に努めているところでございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) いい答弁をいただけたと思います。子供たちの自治的な活動は、ぜひサポートしていっていただきたいです。個性、多様性を認め合い、尊重し合うためにも、ルールメーキングに自分たちで取り組むような活動は積極的に支援していっていただきたいところです。郷土愛醸成などは、その先、自己肯定感の先にあるんではないでしょうか。押しつけではない、子供たち自身のニーズに合わせていく姿勢をお願いします。 何度も言ってきているんですけれども、子供たちの意見表明権あるいは自己決定権が守られるような適正な環境維持に努めていただくことを期待します。 健康つやま21の中で用いられている改善率なる数値についてです。これ、分かりやすくするために用いられたとのことでしたが、詭弁に聞こえます。改善率とは、これは例えば目標値に対する達成率が1%しかなくても、つまり目標の100分の1しか達成されてなくても、それはゼロじゃないから改善しているよねと、そういう数字です。この数字のつくり方はおかしくないかと、そう言っております。 1%しか達成されてない結果と、100%以上が達成された結果をごちゃ混ぜにして、全体としての改善割合を示すのは余計分かりにくく、誤解を招きかねない評価手法だと思います。改めて見解を伺います。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 計画策定時に評価の判定基準を4段階で定めております。100%以上は目標値に達した、50から99%は目標値に達してないが順調に改善している、1から49%は目標値に達していないが改善している、それと横ばいもしくは悪化しているで判定することとしていたため、目標に対する達成率が1%でも改善していると判定しております。計画に対する目標の評価として問題はないと考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) いやいやいや、これは問題大ありでしょう。数字としては達成率のみを示せばよく、評価をぼかす改善率、これは不要じゃないですかね。もしどうしても全体としての数字を示す必要があるのであれば、達成率の平均値を示すべきです。 ちなみに、今適切であるとそうお答えいただいた評価方法を自殺対策計画に当てはめますと、過去10年間で最悪の24名の自殺者を出した令和4年度の取組が、改善率78.1%となるんです。これではとても適切な評価方法だとは言えないと思います。 その自殺対策ですけれども、個人が自らの手で自らの命を絶つことを防ぐためには、やはり個々に対して対応していくしかなく、チラシの配布より、今の時代であればやはりインターネット関連施策に力を注いでいくべきだと強く思いますが、その種の対策の現状を答えてください。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 市の公式フェイスブック、LINE等を活用いたしまして、自殺対策強化月間や自殺予防週間時に広報・啓発活動に取り組んでいるところでございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 強化月間や強化週間以外には、こうした試みが不要なんていうことはありませんよね。 計画書の策定には約150万円が費やされたとのことでしたが、内訳を伺います。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 現状分析業務、計画策定業務、計画書作成の支援業務につきまして、業務委託で実施しております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) ゲートキーパーの養成講座なんですけれども、これは誰がどんな目的で受講することを想定されているのでしょうか。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) ゲートキーパー養成講座につきましては、住民の皆様や市職員がメンタルヘルスを学び、自殺の際に気づき、見守り、また専門の相談機関につなぐ役割について理解し、悩んでいる方の支えになる、寄り添えるスキルを身につけることを目的に開催しております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 自殺予防セミナーについても同様にお答えをお願いします。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) 自殺予防セミナーにつきましては、住民の皆様が自分や周りの人の心の状態を知ること、また自分や周りの人の心の不調に気づき、対応する方法を知ることを目的に開催をしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) いずれも自殺を考えている当事者ではなく、周囲の人間が対象となる取組にお金が使われています。これでは自殺防止ではなく、周囲の人の生きがい創出の施策ではありませんか。 今回の質問に当たりましては、事前協議にはわざわざ部長御自身も控室まで足を運んでくださって、膝を突き合わせて議論を交わしました。担当課の皆様と私の思いは一つであることを確認させていただいたつもりです。 誰も、誰にも自殺なんかしてほしくないわけですよ。だからこそ、自殺を考えざるを得ないような状況になってしまった方には、直接届くような支援やサポートをできる限り増やしていかねばなりません。お答えいただいた内容は、そういったアプローチにはなっていない。だからこそ、全ての住民が共に支え合い、健やかで幸せに暮らせる津山を目指すなどと掲げられるのであれば、実効性の高い、当事者ニーズに寄り添った施策に取り組んでいただかねばなりません。改めて、今後の取組への考えを伺います。
○議長(中島完一君) こども保健部長。
◎こども保健部長(木梨良祐君) まずは、相談できる場所があるということや、相談してもいいということを知っていただけるように、様々な媒体を活用し周知していきたいと考えております。その上で、生きづらさを抱える方々の悩みやつらい気持ちを受け止め、寄り添うことができるように、企業、民間支援団体とも連携いたしまして、SNSやチャットを活用した相談など生きる支援に関する取組を幅広く推進し、住民の心の健康が維持できるよう努めていく考えでございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) ありがとうございます。新たな手法にも言及いただいたんで、いい答弁を頂戴できたと思いますが、あえて最後に言及しておきますけれども、これ、ゲートキーパーの養成講座などは、厚生労働省が無料でもう既にユーチューブで研修動画を何十本も公開しているわけです。テキストも無料配布されています。担当部局の皆様が知らないはずはないし、これ、知らないんだったら、それこそ大問題ですよ。 優先順位をしっかりと考えていただきまして、使わなくてもいい予算は使わないようにしていただきたい。そして、最後に触れていただいたような当事者に届く支援策に対しまして、できる限り予算を割いていただくことをお願いしておきます。 指定難病以外の難病者も支援対象に含まれるとお答えいただいた件ですけれども、これ現実には支援を受けられない難病患者がおられます。以前、制度のはざまで公的支援が受けられない難病患者がいることにつきまして、津山市としては知っていたとお答えいただいておりますが、そうした方々へのフォローがどうなっているのかをお答えください。
○議長(中島完一君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(平井良幸君) 障害者総合支援法に基づく難病は、本年4月から3疾病が新たに追加され、369疾病が対象となっていますが、発症の原因は明らかでなく、治療方法が確立されていない疾病はこのほかにもあると認識をいたしております。障害福祉サービスの利用につきましては、難病指定の有無に関わらず、個人の状況や状態に応じて障害の程度により判断することとなりますので、窓口等で御相談いただきたいというふうに思います。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 全体お答えいただいたとおりなんですけど、その369の疾病を市民の皆さんはどのように知ればいいのでしょうか。
○議長(中島完一君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(平井良幸君) 障害者総合支援法の対象となる難病につきましては、厚生労働省のホームページに疾病一覧が掲載されておりますが、難病情報センターや岡山県、本市のホームページ上からも厚生労働省のホームページに移動し、確認することができます。このほか、同法の対象となる疾病かどうか不明な場合には、市障害福祉課の窓口等に御相談いただきたいと思います。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) おっしゃったように、本市の公式サイトには障害者総合支援法の対象になる疾病についてというページがあります。そして、厚生労働省のホームページにリンクが貼ってあるわけなんですが、そのリンク先は指定難病の一覧ページで、341の指定難病が確認できるだけです。障害者総合支援法の対象であるにもかかわらず、そのページに記載されていない疾病が28もあるわけです。これは明らかに対象を誤認していると思われるんですが、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(平井良幸君) 障害者総合支援法で対象としている難病を確認するため、市ホームページから厚生労働省のホームページに移動する際の設定が誤っておりました。御迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。 現在は、厚生労働省の正しいページに移動するよう、リンクを修正しており、決して対象を誤認しているわけではございませんので、御理解いただきたいと存じます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) これ、実は当該箇所以外にも、今回の質問で触れるまで、更新されるべき情報が全く更新されず、放置されている点がありました。過ちを責める気はありませんけれども、改めるべき点はしっかりと改めていただいて、対象者、また制度のはざまで苦しんでいる方々へのサポートが可能な限り手厚くなされるように配慮していただきますようお願いします。 防災についてです。 地域防災計画の修正は、事前に委員に確認したが、修正案への意見はゼロだった。計画の修正、これはどのような手続を経てなされるのでしょうか。
○議長(中島完一君) 総務部参与。
◎総務部参与(藤井浩次君) 防災会議へ提出いたします修正案は、関係機関や公共的団体、その他防災上重要な施設の管理者から提出された修正事項を取りまとめ、作成をいたします。防災会議にて承認後は、速やかに知事に報告するとともに、その要旨を広報紙等により住民に周知することとしております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 国や県の姿勢、あるいは法の変更等に伴いまして、整合性を取るために修正した場合以外で、過去、委員から計画の修正意見が出たことというのはあるのでしょうか。
○議長(中島完一君) 総務部参与。
◎総務部参与(藤井浩次君) 過去には、岡山地方気象台より、気象庁内の記載要領の変更に伴う語句の修正などがございました。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 先ほど広報紙等を通じてという話で言っていただいたんですけど、この修正された内容、これは「広報津山」でしっかりと周知されているのでしょうか。
○議長(中島完一君) 総務部参与。
◎総務部参与(藤井浩次君) 修正内容については、市ホームページにおいて新旧対照表等を掲載しており、「広報津山」への掲載はございません。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) ホームページに載せていればいいという話じゃないですよね。これ、だって広報紙に載せるというふうに言っていただいているわけですから、これ、やると言っていただいていることはやっていただかねばならないことです。市民の皆様への周知、そして市民の皆様の声を聞いていくことに関しましては、できる限り間口を広く取っていただいて、選択肢を増やしていくべく努力していただかねばなりません。災害対策というのは、間違いなく全市民に関係があることですから。 関連しまして、一昨日にも5番議員、そして10番議員からも言及があったところなんですが、住宅耐震対策ですね、特に木造住宅への耐震補助について伺っていきます。 本市では、耐震改修の際、1981年5月までに建てられたいわゆる旧耐震基準の住宅へは補助があるものの、それ以降に建てられた新耐震基準に対してはサポートがありません。ところが、この新耐震基準にも実は2種類ありまして、1981年に大きく見直された後に、阪神・淡路大震災での教訓を生かしまして、要は十分ではないということで、2000年に再度、現行の耐震基準へと変更がなされています。つまり、1981年から2000年までに建てられた住宅の中には、現行基準に照らすと耐震性が不足しているものが少なからずあるということです。 例えば熊本地震では、その2割が倒壊、大破しております。また、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合が昨年まで18年間をかけまして全国で該当期間に建てられた住宅の耐震診断を行った結果、1万4,000棟余りのうち約86%、非常に多い割合ですが、そこで耐震性が不足していたという結果もあります。 これ、住民の命と財産を守ることは行政の最大の役割です。旧耐震基準への支援だけではなく、新基準の2000年までに建てられた木造住宅への耐震対策の補助の拡大、こういう措置がそうした観点からもまさに必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 耐震診断補助金についてお答えします。 1981年6月以降の新耐震基準による住宅は、筋交いの入った耐力壁を旧耐震の1.4倍にするなど一定の耐震性を有していると考えております。2000年6月の基準は、耐震化の考え方は共通ですが、耐力壁の配置や接合部の緊結方法が明確化された改正が行われました。本市では、まず1981年5月以前の旧耐震基準による住宅の耐震化を重点的に進めることとしております。新耐震基準の住宅については、国が進める能登半島地震による被害の原因分析や耐震基準の妥当性に係る検討結果と、県内他都市の状況を注視していこうと考えています。 以上です。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 衣食住という言葉がありますよね。住むところ、食べること、そして着るもの、大切なわけですよ。住居を守ること、これはまさに命に直結する話であります。この件は、要するに現行基準に対応していない住宅が津山市内には潜在的に想像以上にあるんじゃないかという、そういう話です。 財政状況に鑑みますと、できることに限りがあることは分かり切っておりますが、事実を受け止めていただきまして、市民の皆様へ周知に努めていただきたい。この周知に関しましては、積極的に努めていただかないと、これ、万一の際に知らなかったでは済まない話です。丁寧な対応をお願いいたします。 ライフジャケット着用の重要性をはじめまして水難事故防止についての啓発に関しては、取り組んでくださるとのことで、ありがたく思います。 保護者への周知徹底と同時に、子供たち自身に体験してもらうことも肝要です。既に、今議会の終了後に、市外の小学校においてですけれども、ライフジャケットを活用したプールの授業の見学に行く予定にしております。こうした取組を津山市教育委員会においても行うべきではないでしょうか。考えをお聞かせください。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 各学校の授業において、水の事故から命を守るために、発達段階に応じて着衣泳を取り入れるなどの指導を行っており、ライフジャケットを活用した指導も学校の判断でできるものと考えております。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 学校の判断でできるとお答えいただきましたけれども、それでは実際に学校で取り組もうとなった際に、現実的にそんなことは可能なのでしょうか。それぞれの学校にライフジャケットを購入できるだけの予算が配分されているでしょうか、お答えをお願いします。
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 学校配当予算を活用し、水泳授業でライフジャケットの活用を体験できる程度の数量を購入することは可能でございます。
○議長(中島完一君) 9番、三浦議員。
◆9番(三浦ひらく君) 今お答えいただいたような状況であれば、文句はありません。取り組んでくださる学校が出てきてくれることを期待するものですが、全ての授業に関して言えることです。これは今まで継続してきたからという理由なので、実効性の期待できない施策を打つことはやめていただきたいと。目的が何であるのかについて再考していただきまして、最も実効性が高いと期待できる選択肢に対して予算を費やしていただきたいとお願いさせていただいておきます。 9月の決算議会を前に、改めてお考えいただきたいんです。行政として必要な業務に取り組んでいただいているわけでありまして、津山市に潤沢な資金があるわけではない以上、たとえいい話であっても、全て何でも対応できるわけでないのは当たり前の話です。ただ、やると言っていること、やらねばならないこと、これはやっていただかねばなりません。市民の皆様に本当に求められていることが一体何であるのか、当事者ニーズに寄り添っていきまして、必要とされている施策を打っていかねば、税金の無駄になりかねません。だからこそ、当事者の声に耳を傾けていただきたいと今回も何度も申し上げました。 大変難しいことは重々承知しておりますけれども、それでも市長は、誰もが輝く拠点都市津山を目指し、市民の皆様と共創、共に創っていくと施政方針にうたわれているわけですから、引き続き新時代を築く大いなる挑戦をしていただきますようにお願い申し上げ、質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で9番、三浦ひらく議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時20分といたします。 午前11時11分 休憩───────────────────────────────────────────── 午前11時19分 再開
○議長(中島完一君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 23番、津本辰己議員、登壇。
◆23番(津本辰己君) 〔登壇〕 23番、津本辰己でございます。議長より発言の許可をいただきましたので、通告をいたしております農林行政について、観光文化行政について、そして生産年齢人口の確保と公立大学の設置問題について、それぞれ質問をさせていただきます。 農林行政についてでございます。 まず、農林業施策について、農林行政の施策の指針──基本ですね──またそれに向け現在取り組んでいる主な施策は何か、お尋ねをいたします。 また、中山間地域活性化に向け、農業系大学との地域包括連携を模索するとの答弁が出ていますが、中山間地域の活性化に必要な課題解決に向けた地域包括連携について、現在どう動いているのか、お尋ねをいたします。 次に、林業施策についてお尋ねをいたします。 令和6年4月、森林環境税の徴収が開始され、森林環境譲与税の原資が確立されました。森林施業の集約化、民有林の団地化の取組は、津山市がするのか、森林組合がするのか、またいつまでにするのかについて、森林経営管理制度においては、長期間にわたって間伐が実施されていない森林所有者に適切な経営や管理を促すため、意向調査を行い、また市に委託管理の申出があった件については、市が集積計画を立てるとの答弁が出ております。これら譲与税を効果的に活用するために必要な森林資源解析調査、森林の経営管理権集積計画の策定状況はどうなっているのか、お尋ねをいたします。 また、本市の森林環境譲与税の現時点での活用状況はどうなっているのか、お尋ねをいたします。 そして、森林環境譲与税の積算基準では、特に大きな森林を持たない大都市自治体に森林環境譲与税が多く交付されておりますが、この人口割部分に対する考えをお尋ねをいたしたいと思います。 次に、農地の有効活用についてお尋ねをいたします。 令和7年4月から農地の貸し借りの方法が変わり、農地利用集積計画に基づく出し手と受け手の相対による利用権設定手続が廃止され、令和7年4月以降の契約方法は、農地法3条と農地バンク法による農地中間管理機構の2種類となる中で、農地中間管理機構の果たす役割、遊休農地の解消、耕作放棄地の防止がますます大きくなってきておりますが、中間管理機構による現在の集積状況について、またこの集積が耕作放棄地、遊休農地の拡大抑止にどうつながっているのか、お尋ねをいたします。 次に、中間管理機構から外れるような農地を地域まるっと機構が借り受け、そして機構は地域が設立した一般社団法人集落営農組織に農地を貸し付け、法人は担い手自作希望農家に特定農作業の受委託を行う地域まるっと中間管理方式に対しての組織支援状況はどうなっているのか、お尋ねをいたします。 次に、観光文化行政についてお尋ねをいたします。 まず、観光文化部の施策のうち、文化財の活用施策に対する考えをお聞かせ願いたいと思います。 次に、津山まちじゅう博物館構想の実現のため、最も必要と思われる地域住民との協働作業である文化財の保存、活用に関する将来ビジョン及び具体事業の実施計画を、令和2年4月から令和8年3月の期間で計画することになっておりますが、将来ビジョン及び具体事業の実施計画の現状はどうなっているのか、お尋ねをいたします。 最後に、生産年齢人口の確保と公立大学の設置についてお尋ねをいたします。 学校法人美作学園から、本年1月29日、谷口市長に対し、美作大学の公立化に向けた検討を求める要望書が提出されましたが、今回の要望書は、美作大学の生徒募集の困難化、そこからくる経営の難しさが前面に出ており、地域社会にとって必要な人材確保の理念が私にはあまり伝わってきておりません。 市長は、要望書を重く受け止め、しっかりと検討していくと述べております。市長は申入れの何を重く受け止め、検討していくのか、お尋ねをいたします。 また、津山市の急激な人口減少の最大要因をなす社会減、生産年齢人口の減の歯止め施策として、また高校卒業後、進学、就職で市外に転出した若者が再びふるさと津山に回帰しない18歳の崖解消施策として、津山市のみならず、圏域の生産年齢人口確保に向け、産業界、生活福祉現場に必要な人材の確保、教育を目指す公立大学の設置が私は有効と思っておりますが、現時点での公立大学設置に対する市長の考え、また設置に向けて検討する場合、圏域に呼びかけて広域連携での公立大学設置に向けた取組も必要と思いますが、その考えをお聞かせ願いたいと思います。 登壇での質問は以上で終了いたします。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 津本議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、公立化の要望についてです。 美作大学は、地域が必要とする専門人材の育成、供給に大きな役割を果たしているとともに、市民生活や企業活動の支援、若者による町の活力創出、文化レベルの向上などの都市基盤となっており、その存続は地域全体の大きな課題であると捉えております。大学の存続が危ぶまれる状況になれば、多方面への影響が予想されることを重く受け止め、この地域で大学が存続できるよう、慎重かつ幅広に検討を行ってまいりたいと考えております。 次に、公立大学設置についてのお尋ねです。 人口減少社会への対応は、本市にとっても大きな課題であり、中でも進学や就職による地域外への人材流出に歯止めをかけ、地域外人材の流入を促すことは、生産年齢人口の維持にも資する重要な取組であると認識をしております。美作大学は、住民生活を支える専門人材を育成されており、引き続きこの機能が維持されることを望みますが、公立化の判断については、慎重に検討を行った上で、適切に対応したいと考えております。 最後に、広域連携での公立化に関するお尋ねです。 まずは、美作大学公立化の是非や可能性について慎重に検討を進めており、現時点で広域での取組は考えておりません。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 文化財の活用施策に対する考えについてでございます。 本市の文化財は、歴史や伝統を伝える重要な資産でありまして、その保存活用に関して、文化財保存活用地域計画を作成し、本市が目指す将来的なビジョンや具体的な事業等の実施計画を定め、継続性、一貫性のある文化財の保存活用を実現するよう進めてございます。 さらに、本市域全体に点在する津山遺産のすばらしさを住民が再認識し、津山らしさとして守り、生かし、さらに創造することで、未来に引き継ぐとともに、地域住民と行政が協働で特色あるまちづくり施策を展開するための方針をまとめた津山まちじゅう博物館構想を策定いたしました。文化財の活用を通して地域のポテンシャルを高めるとともに、住民自らが主体となり、新たな視点や価値観を基に未来をデザインし、津山らしさを創造できる環境を整えながら、地域活力の向上にもつなげてまいりたいと存じます。 次に、文化財保存活用地域計画についてでございます。 将来ビジョンといたしましては、文化財が地域の魅力となりまして、地域資源の一部として活用され、地域への誇りや地元に対する愛着を深めることを目指してまいります。 実施計画としましては、文化財の調査研究、保存と活用、地域住民との協働など多岐にわたっておりまして、具体には、津山城の整備事業や、その他指定文化財の修理事業などを実施しております。特に、文化財を保存活用するためには、行政と地域住民とが協働して取り組むことが重要でございまして、主体となって事業を推進する住民団体を支援することも含め、事業の実施計画を検討してまいります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 私からは、8点の質問に対しお答えをさせていただきます。 まず、農林行政の取組についてでございますが、本市の農林業を取り巻く環境は、資材価格の高騰や担い手の減少など、厳しい状況にあると思います。 本市の農業を構造的に見てみますと、耕地面積は県内自治体における2番目の規模でありますが、農業産出額は県内9番目となっております。産品ごとに見ますと、米の算出割合が高いものの、野菜、果実、畜産の割合が低く、こうした分野の強化が求められていると言えます。 林業につきましては、低迷する木材価格や不在地主の増加等に対応するため、森林経営管理制度に基づく意向調査を早期に行い、地元林業事業者への集約化を促進することが必要と考えております。 本市といたしましては、ブドウの産地化やつやま和牛、小麦のブランド化の推進、地域商社機能の活用による農業ビジネスモデルの構築に努めております。また、林業につきましては、民有林の集約、施業に加えまして、地域材利用促進事業などによる木材需要拡大対策を進めており、これらの取組を積み重ねていくことで、持続可能な強い農林業の構築が図られると考えております。 次に、農業系大学との連携についての取組状況でございます。 本市の地域包括連携の取組の一環として、農業系大学との間でも話を行っておりまして、本市農業の現状や施策の方向性をお示しした上で、連携の可能性について模索しているところでございます。連携していくに当たりましては、研究テーマの精査や担当教職員の配置、費用負担等、枠組みの整理が必要でございます。引き続き情報共有を行いながら、方向性を探ってまいりたいと考えております。 次に、森林資源解析調査や集積計画の策定状況でございます。 森林経営管理制度や効率的な森林整備を行うための森林資源解析調査につきましては、令和5年度に完了し、昨年11月から地域ごとの意向調査を開始しております。意向調査は、阿波地域から順次実施しておりまして、今年度、所有者から市に管理を委託希望の森林について現地調査を行うことといたしております。現地調査の結果、市に管理を委託された森林のうち、林業経営に適した森林につきましては林業事業体への集約化を行い、森林経営に適さない森林につきましては市が集積計画を立て、管理を行います。 森林環境譲与税の活用状況でございます。 令和5年度末までに本市に配分されました譲与税3億3,000万円のうち、約2億円を各種の施策に活用しております。主な施策といたしましては、森林経営管理制度に沿って行う意向調査等の取組として6,100万円、森林整備を促進するための各種助成金として5,800万円、木材利用を促進する取組として3,700万円などとなっております。 次に、森林環境譲与税の配分基準についてでございます。 令和6年度の国の税制改正により譲与割合の見直しが行われ、私有林人工林面積の割合につきましては5%がプラスされて55%に、人口の割合につきましては5%がマイナスされて25%となりました。この見直しによりまして、本市への譲与額が約1,000万円増加することとなりましたが、大都市自治体への譲与額がまだまだ多いと感じております。 次に、現在の農地の集積状況につきましてのお尋ねでございます。 本市における令和5年度の集積目標は累計で994ヘクタールでありましたが、実績は1,010ヘクタールとなっております。また、令和6年度の集積目標は累計で1,047ヘクタールとなっております。 耕作放棄地、遊休農地の拡大抑止についてでございます。 岡山県農地中間管理機構では、耕作放棄地等の拡大防止の取組といたしまして、遊休農地を借り受け、簡易な整備を行った上で担い手へ貸し付ける遊休農地解消緊急対策事業を実施されております。また、本市の耕作放棄地を含めた遊休農地は116ヘクタールとなっておりますが、中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払交付金の活用に加えまして、地域や関係団体と連携しつつ地域計画の策定を進めることにより、集積、集約を促進させ、遊休農地拡大の抑制につなげていきたいと思います。 最後に、地域まるっと中間管理方式の組織支援状況でございます。 現在、久米地域の一部におきまして、当方式の活用を視野に入れました一般社団法人の設立に向けた動きが進んでおります。本市といたしましても、県や普及指導センターなどの関連機関と連携し、対応をしております。また、本年8月以降には、地域計画に係る協議の場を市内8か所で開催する予定でございます。こうした活動を通じまして、機運を醸成していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) それぞれ答弁をいただきました。質問順に再度質問をさせていただきます。 農林業施策の指針について答弁をいただきました。答弁の中で、つやま和牛のブランド化の推進を言われました。このつやま和牛につきましては、仄聞するところでは、ホテル等の大規模消費が期待される施設で他地域の牛肉が利用されているとの声を聞いております。ブランド化の推進の第一歩は地元での消費拡大であると思いますが、農林部としてどう動いているのか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) つやま和牛を使用する市内飲食店舗数は、令和4年度末に8店舗であったことから、地域商社曲辰とも連携いたしまして、市内飲食店の掘り起こし等を強化したところでございます。令和5年度末には32店舗へ拡大しておりまして、一部のホテルでもメニューに取り入れていただいております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) それでは、再度質問させていただきます。 令和4年度、令和5年度の出荷目標頭数に対する取扱数量はどうなっておりますか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) つやま和牛につきましては、ブランド誕生10年目となります令和7年度に年間120頭の出荷目標を掲げております。令和4年度は54頭、令和5年度は63頭の出荷となっております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) つやま和牛を使用する市内店舗数が、令和4年度の8店舗から、令和5年度には32店舗へと伸びている状況が分かりました。それに対しまして、出荷目標頭数に対する取扱い頭数はかなり厳しい状況が分かりました。今後ともさらなる内需の拡大、そして販路の拡大をお願いをいたしておきたいと思います。 次に、もうかる農業の取組が可能な地域への対応は、先ほどの部長答弁内容でよいと思いますが、高齢化が進み、中山間地域、里山環境を維持できなくなっている地区への対応をどうしていくのかが、今後の農政に問われておるわけでございます。 そこで、質問をさせていただきますが、これらの地区への施策を今後どう考えていくのか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 中山間地域の活性化に向けましては、農業生産活動を継続するための取組に加えまして、複数の集落の機能を補完し、農業を核とした地域コミュニティーの維持に資する取組など、関係機関と連携し、進めていくことも必要と考えております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 答弁をいただきましたが、現在、里山の荒廃によりまして、山林と里山、そして集落の線引き、バランスが崩れ、イノシシ、鹿の害獣被害に加え、人命にも影響が出る熊の出没が多発する事態を招いております。 そこで、お尋ねをいたします。今後、里山をどう守っていくのか、考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 産地と集落の間に広がります里山は、豊かな生物多様性を支える場所でございます。人と動物が生活する場所を分ける緩衝地帯として大きな役割を果たしております。里山を今後も維持していくためには、緩衝地帯における草刈り等の管理に努めるとともに、ナラ枯れ対策や不在地主解消による適切な森林整備など、森林保全活動を行ってまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 答弁をいただきました。私が言わなくても、農林部には分かっていることだと思いますけども、害獣被害対策の要点は、まず1番にすみ分け、そして防御、そして最後が駆除ということであろうかと思います。そのすみ分けの分岐点は、里山でございます。その里山を荒廃から守ることが、すみ分けの最大条件にもなってきますので、しっかりとした対応を今後ともお願いをしておきたいと思います。 次に、中山間地域活性化に向け、農業系大学との地域包括連携に対し、本市農業の現状や施策の方向性をお示しした上で、連携の可能性について模索しているとの答弁でございました。 そこで、お尋ねをいたします。地域包括連携の主眼は、中山間地域の安定をどう展開するのかだと私は思っております。連携の可能性を模索しているとはどういうことか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 農業系大学との連携に当たりましては、本市が推進する小麦やつやま和牛のブランド化について提案をしております。これらを含め、中山間地域の振興につながるテーマを探っていきたいと、このように考えております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 今推進しているもうかる農業を推進できる地域と、里山を守らなければならない地域とは、おのずと視点を変えた施策の方向性を考える必要があるのではないかと私は思っております。連携に当たって、中山間地域、里山地域の安定が中心市街地の安定につながる連携協定になるように、よろしくお願いをいたしておきたいと思います。 次に、林業施策についてお尋ねをいたします。 本市の森林環境譲与税の現時点での活用状況について、令和5年度末までに本市に譲与された譲与額は3億3,000万円であり、約2億円を各種の施策に活用していますとの答弁でございました。 そこで、お尋ねをいたしますが、その差額である未使用の1億3,000万円の今後の使途はどう考えているのか、お尋ねをいたしたいと思います。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 今後につきましては、森林経営管理制度に係る事業などに関する使途のほか、市に委託された森林を整備する費用や林道修繕、草刈りなどの経費、担い手確保・育成に資する取組、公共施設の木材利用などにも活用してまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 譲与税の未使用部分が、他市町村のことはいいんですけども、基金に積み立てられるようなことのないように、しっかりとした利用計画に基づいた譲与税の有効活用をお願いをしておきたいと思います。 次に、森林環境譲与税の積算基準、特に大きな森林を持たない大都市自治体に森林環境譲与税が多く交付されている問題に対する答弁として、積算基準の見直しにより人工林面積の割合が5%プラス、人口割合が5%マイナスとなり、本市への譲与額が約1,000万円増加したが、大都市自治体への譲与額がまだまだ多いと感じているとの答弁でございました。 現在の森林経営にとっては、林業従事者の確保が最大の課題となっている現状がある中で、森林環境譲与税もそれに沿った運用効果を発揮できる譲与税へと向かわなければならないと思います。率先して津山市農林部としてもその方向で頑張っていただきたいというふうに思います。 そこで、この譲与税の配分について、市長会等でさらに実情を発信してはと思いますが、考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 本市は、全国有数のヒノキの産地として豊富な森林資源を抱えております。公益的機能を持ち、人間の生活には欠かせない森林を次世代にわたって育成していくためには、林業や木材産業を担う若者の確保、育成も喫緊の課題であります。市では、様々な課題に対応するため、譲与税を活用した施策を今後も実施してまいりたいと考えております。そうした財源の確保のため、さらなる見直しの必要性につきまして、市長会などを通じまして改めて要望していきたいと思います。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 今後ともしっかりと現場の声、地域の声を発信していただきたいというふうに思います。 次に、農地の有効活用についてお尋ねをいたします。 中間管理機構による現在の集積状況について、令和5年度の全農地面積5,490ヘクタールの中で、集積目標994ヘクタールに対し実績は1,010ヘクタールと、101.8%の効果であるとの答弁でありました。 そこで、お尋ねをいたします。この農地の出し手、受け手の人数はどうなっておりますか。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 出し手が176人、受け手が64人となっております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 現在、農地の中間管理機構、農業委員会等は大変頑張っていただいておるんですけども、いわゆる市内の田畑が遊休農地、そして耕作放棄地へとますます拡大をしておるのが現状でございます。今後、農業委員会にも農地の見回り、指導を強化していただきまして、農地中間管理機構だけでなく、農業委員会にもさらに頑張っていただきたいと強く要望をさせていただいておきます。 次に、岡山県農地中間管理機構では、耕作放棄地等の拡大防止の取組として、遊休農地の簡易な整備を行った上で担い手に貸し付ける遊休農地解消緊急対策事業が、令和5年度から実施されているとの答弁でございました。この遊休農地の簡易な整備を行う遊休農地解消緊急対策事業はどういう内容なのか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 農林部長。
◎農林部長(平田暁君) 岡山県農地中間管理機構が農振農用地区域内の農地のうち、草刈り、抜根等の簡易な整備で解消可能な遊休農地を借り受け、整備後に耕作者に貸し出す事業でございます。整備した翌年度までに貸付けが確実であることや、無償での貸し借りであること、また10年以上農地を貸し付けることなどが要件となっております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 次に、地域まるっと機構に対する組織支援状況について、津山市では県普及指導センターと連携し対応すると。また、本年8月以降には、地域計画に係る協議の場を市内8か所で開催し、機運を醸成していきたいとの答弁でありました。農地中間管理機構と地域まるっと機構が農地集積の両輪として機能を発揮させるべく、地域農家と行政の強固な連携をよろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、観光文化行政について再度お尋ねをいたします。 文化財の保存活用に関する将来ビジョン及び具体事業の実施計画の現状についての答弁の中で、将来ビジョンとして、地域文化財を活用し、地元愛の醸成を目指し、実施計画を検討する上で文化財を保存活用するには、地域住民との協働が重要であるとの認識が示されました。 そこで、お尋ねをいたしますが、文化財の保存活用による地域活性化の中核をなす地域支援団体について、各地域で展開する地域支援団体の育成、拡充が必要と思いますが、考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 地域支援団体への支援につきましては、今年度、文化庁の補助制度である地域文化財総合活用推進事業の申請手続をサポートし、団体への経済的支援につなげたところでございます。 文化財は、行政だけでなく、地域社会が総がかりでその継承に取り組むことが必要です。地域支援団体の育成、拡充につきましては、地域の状況やニーズを踏まえ、それに適した支援策として、民間の助成金を利用した経済的支援などを検討してまいります。 また、この取組は、津山まちじゅう博物館構想の4本の柱の一つである人づくりの趣旨にも合致することから、構想の推進組織であるコンソーシアムが実施するプロジェクトとして、文化財保存活用支援団体を後押しする取組を検討してまいります。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 津山まちじゅう博物館構想の推進組織であるコンソーシアムが実施するプロジェクトとして、文化財保存活用支援団体を後押しする取組を検討していくと。今までにない前向きな答弁、やっと動き出したなという感じがあります。 また、地域支援団体への支援策として、民間の助成金を利用した経済的支援などを検討していくとの答弁がありました。 そこで、お尋ねをいたします。民間の助成金を利用した経済的支援について、具体的な説明をお願いいたします。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 具体的な民間助成金については、現時点で想定しているものはございませんが、助成金の募集案内につきましては、必要に応じて適宜周知・御案内をしてまいりたいと存じます。 文化財保存活用支援団体は、私たちの文化遺産を保護し、次世代に引き継ぐための重要な役割を果たされることから、その設立や維持に対する経済的支援の必要性は認識しておりまして、効果的な支援や協力ができるよう、引き続き対応してまいります。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 答弁いただきました。 それでは、再度ですが、地域支援団体への市独自の経済的支援策が必要ではないかと思いますが、考えをお聞かせください。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 文化財を支援する団体への市独自の経済的な支援につきましては、今後の課題として、コンソーシアムが実施するプロジェクトの取組も含めて、引き続き検討してまいります。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 地域支援団体の育成、拡大は、市域全体の活性化の切り札の一つでもあろうかと思います。しっかりとした支援体制を今後ともよろしくお願いをいたしたいと思います。 最後に、生産年齢人口の確保と公立大学の設置についてお尋ねをいたします。 学校法人美作学園から本年1月29日、谷口市長に対し、美作大学の公立化に向けた検討を求める要望書が出され、市長は要望書に対し、検討する中で、美作大学は専門人材の育成、供給に大きな役割を果たし、市民生活や企業活動の支援、若者による町の活力創出、文化レベルの向上など都市基盤となっており、その存続は地域全体の大きな課題であると捉えており、この地域で大学が存続できるよう、慎重に検討を行ってまいりたいと考えているとの答弁でございます。 そこで、質問をさせていただきますが、18歳人口の減少による学生確保が難しくなってくるのは、現状では止めようがない中で、美作学園の経営安定のためだけの公立化であってはならないと思いますが、現在の検討状況はどうなっておりますでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 私は、地方都市におけます大学の存在というのは、単なる一教育機関にとどまることなく、地域に不可欠な公共財であるとの思いを持っているところであります。公立化を判断をする上におきましては、地域の人材育成や活力創出、また経済への影響などのまちづくりの視点が必要であるというふうに考えております。 一般的に、私立大学を公立化する場合、学校法人から自治体へ土地、建物等の財産が寄附をされますが、この際、自治体が負債を継承することはなく、自治体が学校法人へまた資金提供することもないために、公立化によって学校法人の経営が安定するということもないというふうに思っております。したがいまして、公立化の検討は、美作学園の経営安定を目的にしたものではなくて、地域の持続可能性を考慮して行うということであります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) 再度お尋ねをいたします。それでは、公立化の是非や可能性についていつ頃までに結論を出すのか、お尋ねをいたします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 現時点で判断の時期をお示しすることはできませんけれども、適切な時期には判断をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(中島完一君) 23番、津本議員。
◆23番(津本辰己君) なかなか判断時期は今現状では示せないというのは理解をいたします。 津山市の年少人口、生産年齢人口、老年人口を、平成26年1月1日を基点に10年後の令和6年1月1日で比較すると、年少人口が3,100人減、生産年齢人口が8,200人減、老年人口が2,100人増であります。人口減少の根源でもあります生産年齢人口をこれ以上減らさないためにも、津山市はもとより、圏域で必要な人材は自前で確保しなければならないと思います。 そして、公立大学を設置するとした場合、建学の精神・理念を明確にすることが、存在価値を保ち続けるために必須要件であろうと思います。地域に根差し、愛される大学の設置となりますよう、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 以上で私の6月定例会の質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島完一君) 以上で23番、津本辰己議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 午前11時59分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後0時59分 再開
○議長(中島完一君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 8番、政岡大介議員、登壇。
◆8番(政岡大介君) 〔登壇〕 失礼します。8番、市民が第一の政岡大介、質問をさせていただきます。 最初に、まず、まちじゅう博物館構想について質問をいたします。 津山市の行政を進める上で、この構想にどんな意味があるのか全く理解できません。まちじゅう博物館構想を語ることで、この1年余り、市民がどのように盛り上がっていますか。また、この構想は何を目指しているのですか、考えを聞かせてください。 この構想による補助金額を教えてください。 そして、構想するだけで、当初予算だけで500万円も使っています。なぜですか。これまでこの事業に使った主な支出金額、また今後の取組を教えてください。 4月15日の津山朝日新聞報道にありましたまちじゅう博物館構想アクションプランにつきまして、ぜひエリア事業の中に追加していただきたい内容があります。エリアの一つの城下館において、津山城跡から中心市街地までの回遊エリアがある設定をされています。このエリアには、津山市歴史最大の構造物アルネ津山が組み込まれているのでしょうか、教えてください。 アルネ津山は、開業から現在まで津山市として多くの関係を持ち続けており、現在も共益費や指定管理料を含め多額の予算が支出されています。また、1階のエスカレーターが故障しているが、修理もできていません。今は分かりません。そして、3階の奥は暗く、お客さんもほとんどいない。こんな多くの課題、現状があるのです。私の質問で、このことを市民、観光客に知っていただくよい機会だと思います。アルネこそ、津山のまちじゅう博物館の今後予定されている事業構想にうたわれている空き家のリノベーション、コア施設の有効活用をするのにうってつけの構造物だと思いませんか、そうは思いませんか、答弁ください。既に構想に入っていれば、内容を教えてください。 次に、津山市の観光施策について。 私は産業委員会に所属していることもあり、3月23日のさくらまつりオープニングを含め、鶴山公園で3回、花見をしてきました。さくらまつり期間に10万人を超える方が来場されました。その期間、津山がにぎわい、本当によいさくらまつりでした。 しかし、それで満足をしてはいけません。津山ににぎわう観光産業の継続です。当然、税金も使っています。いかにこの津山の観光産業にお金を落としてもらうか、宿泊、土産などの買物、食べるところ、この事業者がいかに売上げを伸ばし、市外からいかにお金を持ってくるかです。 そのために、津山市はプロモーション費用もかなり使っています。例えば、コロナ前と比較して物価上昇があったとしても、宿泊、土産、飲食店関係の売上げがどのくらい伸びており、経済に回っているか、お尋ねをします。 次に、県外からの観光に来られた方が、津山市内を観光した後、宿泊先に選ぶのは津山市内ではなく、近隣の温泉地とよく聞きます。温泉の魅力は分かりますが、本当にもったいない話です。真庭市では、バスをチャーターして真庭観光に来られる場合、バス料金に補助が出て、にぎわっていると聞きます。津山市でもバスによる津山観光に補助が出ていると聞きますが、補助金額と利用状況をお尋ねします。 次に、議決された久米のプールについて一言言わせていただきます。 昨年9月補正予算200万円で、委託業者に経済効果の分析、利用者の推計が示されました。こんな人口減少の時代に利用人口が2万人増加、その根拠のない数字で津山市に莫大な経済効果を示し、久米地域の繁栄まで言われました。利用料金を尋ねても、業者の提案待ちだそうです。誰のためのプールですか。公認にプールにしなければ、市長が何か困ることでもあるんですか。 議決をされて以降、市民や水泳関係者の怒りが炎上しています。今後、市民の方たちから市長に対し、25メータープールの公認大会の在り方や合宿に来られる大学について、津山市の経済効果に対して自ら調査して質問書を用意するとのことです。市民への対応をよろしくお願いします。答弁ください。 業者が決まれば、その内容を広く市民に知らせてから契約をすることを強く求めています。これについても、市民の声を聞く機会をぜひ持っていただくように要望します。答弁ください。 それに、地域振興部長、以前、合宿でシンクロの、今はシンクロと言い方は違うのかも分かりませんが、シンクロの練習も行う、議場で発言しています、水深2メーターでは、選手が大けがをする。ここまで津山市はうそをつくのかと、関係者が御立腹です。この議場での答弁は求めませんので、以前のあなたの発言をチェックして、今後の言い訳を考えておいてください。 議会や委員会でも、プロポーザル審査を受ける業者任せの答弁で逃げるばかりです。結局、この200万円が公認プール建築に大きな働きをしたことになります。こんなに物価が高騰しているのに大丈夫かと尋ねると、業者からゴーサインが出たから大丈夫だと答弁。ここでも本当に無責任な答弁です。 公認プールにするために、最初から全て絵を描いた職員が時代錯誤の説明をし続けたことがアンケート結果として示され、それに基づいて決定です。執行部は、アンケート結果と業者が出したことなのでと質問に逃げるばかりです。担当職員は、津山市に経済効果をもたらし、久米地域が繁栄すると言っていますが、近いうちに結果が出ると思います。最初から公認するために説明をした職員、あなたは津山市の財政から数億円が消えることに責任が取れません。責任を取るのは、プールの税金を支払い続ける津山市民です。あなたが少しでも物価高、電気代高騰で苦しむ市民のことを思うなら、こんな説明ができるわけがない。私も元市の職員として本当に腹が立つ。 先日、国会議員の名刺をいただきました。市長も昔、国会議員の事務所で働いていたと聞きます。この名刺には、真っすぐに、真っ当に、笑顔いっぱいの元大臣の写真、これだけのシンプルな名刺です。 市長にお聞きします。今回の久米公認プール議決までの谷口市長の強引なやり方、この名刺にある、真っすぐに、真っ当に、これを聞いてどう思われますか、答弁ください。 それから、大きな意味で、谷口市長は約6年弱、コロナ給付金などで、市独自の取組で市民にマスク一枚配布しなかった。このことで、他の市町村から、津山市民は気の毒だと言われる状況をつくっています。もうコロナの関係の給付金も何もかもなくなりました。 お尋ねをします。市長に就任して約6年を振り返り、谷口市政は市民のことを一番に考えた市政運営、また危機的な財政を立て直すことを一番重く考えた市政運営を行っていますか、答弁ください。 今の津山市、久米の公認プール建築どころではない。プール建築の前に、本当に困っている市民の生活を守ることが一番ではありませんか。多くの市民は、明日の暮らしを心配しながら一生懸命生きているんです。市長、目線を一つ、二つ下げて、市民の生活を考えてください。津山市民に心ある答弁をください。 次に、美作大学の公立化問題について。 美作大学公立化の要望書が1月29日に提出されてから、公立化の要望の署名がすごい勢いで動いています。私の考えは、今後の人口減少社会において、必要なマンパワーをつくり、公金投入することなく大学経営できるという条件さえそろえば、公立化に全く反対はしません。中でも、理事長が言われた公立大学として事業を継続したときに、津山市に財政面での負担が大きくなる、ここが判断のポイントです。 津山市の財政面に負担をかけないことが解決できれば、公立化に私は反対はしません。しかし、借金が幾らあるのか分かりません。情報によると、美作大学は新築校舎などでかなりの借金があると多くの関係者から聞きます。そして、既存の校舎において耐震工事がされていないと聞きます。全ての耐震工事をすると、とんでもない金額が必要です。私のような一市議会議員のところまで、関係者から大学の多くの情報をいただいています。 担当部長にお聞きします。公立化の要望書が提出されてから数か月たちましたが、大学の預金、資産、借金など詳しいものが届いていますか、お答えください。 5月22日の津山朝日新聞を見て、少し安心をしました。大きな字で「すごいぞ美作大学」、国家試験合格率で介護福祉士100%、社会福祉士93.3%、管理栄養士87.1%。社会福祉士は、中四国、九州沖縄地方の私立大学では8年連続の1位になったと載っています。 市長、新聞を見る限り、美作大学の公立化は、もう必要はないのではないですか。あとは、少子化により生徒が集めにくくなることが予想されます。そこで、生徒募集時に津山市の職員が中四国、九州、関西圏に出向き、美作大学の生徒集めのお手伝いをする。それなら津山市職員の出張旅費ぐらいで済みます。公立化ではなく、生徒集めのお手伝いをして、美作大学の今後の少子化による不安解消に津山市が全力で協力する。市長、どう思いますか、答弁ください。 そして、美作大学学長のコメントです。大学が地域にあることは重要。恒常的な地域活性につながり、津山市だけでなく、周辺自治体へのメリットも大きいとあります。ごもっともだと思います。だから、公立化にすることで津山市だけに財政負担を頼るのではなく、岡山県や、あるいは周辺自治体で将来少子化による学生不足解消に向かうべきと思いますが、市長の考えを聞かせてください。 次に、議場での裁判問題で、市長と議員のやり取りについて。 高額接待や裁判については、他の議員ほど情報収集能力がありませんので、令和5年の9月議会を最後に質問を控えていました。しかし、市民から、各議会で議員の同じ質問に対して市長の同じ答弁、もうええかげんにしてくれと、今議会で完結するように、市民が私の自宅に来られて強い要望がありました。私たちは真相を知りたい、6月議会で結論を出すように厳しい質問をしてください、傍聴にも行きますよと言われました。 そして、もう一つ、市民が知りたいのは、市長さんの行程表が1年で破棄されたことも不思議で、これも聞いてくださいです。 担当職員は、今日傍聴に来られている方、テレビで見ている方、ユーチューブを見ている方に分かるように、納得できる真実を答弁ください。 そして、市民の方の中にコンピューター関係のOBがおられ、廃棄されてもデータは残っていて、再生はできますよと話を聞いたのは私だけではありません。 そこで市長、質問します。本当に市長が言われるような行程表ならば、データを復元し、16番議員、22番議員に対して、議会のたびに根拠のない質問をし私の名誉を傷つけた、また議会を混乱させたことに対して、議会で謝罪をさせてはいかがですか。市民の多くが望んでいます。答弁ください。 市民は、今議会で早く白黒をつけてほしいんです。担当職員も公務に関係ないからといつも逃げるばかりしないで、市民に真実を答弁ください。 そして、市長、大変失礼ですが、16番議員、22番議員の言っていることが正しいと証明されたなら、過去の議会でうその答弁を繰り返したことになります。これ以上私は言いません。 次に、津山市の財政について。 3月議会で市長から私に質問の訂正を求められたことについて、少しやらせていただきます。 3月議会で市長は答弁前に、平成29年度の長期見通しで示された令和11年度の基金残高3億4,000万円を、私は令和12年度残高を12億2,000万円に引き上げた。あなたが特別職であったときより財政を好転させているとの趣旨の指摘をされ、私に質問の訂正を求められました。指摘部分については、質問の趣旨と異なることから訂正はしませんでした。 市長が言われる財政の好転について疑問だらけですので、このやり取りの後、津山市の財政見通しや他の市町における基金などの状況も職員等から聞き、調べてみました。また、全国の自治体の状況も自分なりに調べました。コロナの関係で国からの交付金を上手にやりくりした自治体の85%が、コロナ関係により基金をかなり増やしています。しかし、津山市はコロナ時にあっても、大幅な事業の見直しや事業廃止をしていません。コロナに関係なくお金を使ったため、基金が増加するどころか、大きく減っています。 まず、最初にお聞きします。令和2年2月に発表された財政構造改革とは何か、分かりやすく答えてください。 登壇での質問はこれで終わります。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 政岡大介議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、国会議員の名刺についてです。 国会議員の名刺に対して意見を申し上げる立場にはございません。久米市民プール整備事業も含め、真摯に市政運営に取り組んでおります。 次に、市政運営についてのお尋ねです。 市長就任以降、平成30年豪雨災害や新型コロナウイルスの感染拡大、ウクライナ情勢等によるエネルギー・物価高騰など不測の事態に直面しましたが、影響を受けた住民等に対してできる限りの配慮や支援を行うことに努めてまいりました。そのために必要な財源の確保と健全な財政運営に向けて、事務事業の徹底的な見直しを行うとともに、企業版を含むふるさと納税や活性型行革の推進などにより、歳入増加に積極的に取り組んでおります。 次に、市民生活を守る取組についてです。 これまで国や県の手当てが及ばないところにも本市独自の支援を行うなど、住民の生活や地域経済に配慮した支援に全力で取り組んでまいりました。今後も、社会環境の変化を注視しながら、適宜必要な対応を講じてまいりたいと考えております。 次に、美作大学の学生募集への協力についてです。 本市では、美作大学、津山高専との3者での包括連携協定に基づき、小・中学生への公開講座や高校生向けの体験学習を実施するなど、学校の魅力や存在感を高め、地域で広く認知してもらうための取組を進めております。このような取組は、入学希望者の獲得に一定の効果を上げているものと考えておりまして、引き続き連携して取り組んでまいります。 次に、美作大学と他の自治体との取組についてです。 美作圏域の高校生の職場体験ツアーや、地域、学校での多様な活動に多くの教員、学生が参加するなど、岡山県や周辺自治体でも美作大学と連携した取組を進めています。こうした機会を通じ、高校生などに大学が育成する専門人材の魅力ややりがいを伝えることで、入学生の増加や地域を支える人材の育成につながっているものと考えております。 最後に、裁判関連の議会質疑についてです。 まず、私が高額接待を受けていないことは、これまでも重ねて説明を申し上げてきたところです。記載内容の確認のために、日程表データの復元を求める御質問がありましたが、受け取った日程表の現物を私が保管しているので、そもそもその必要はありません。日程表の記載内容によって、私への高額接待がなかったことを直接証明できるものなら、初めからそれをやっていますが、備忘録としての日程表には私の行動記録としての証拠能力が十分備わっていないことを考慮し、これに加え、私が高額接待を受けたとされる日に別の会合に出席していた旨を、その会合の出席者に証言してもらう陳述をしていただき、最終的に裁判所が私が高額接待を受けた事実は認められないと判断したもので、その結果が全てであると受け止めております。 そのような性質のものを復元してまで確認する意味が私には分かりかねますが、日程表が保存されておらず、取材や訴訟への対応に苦慮したのはむしろ私のほうであって、この取扱いに私が関与していないことの何よりの証拠であります。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) 2点のお尋ねにお答えいたします。 まず、日程表の管理についてでございます。 これまでもお答えしておりますとおり、日程表は、特別職のその日の予定を確認、調整するための備忘録、あくまでも予定表としての性格を持つもので、行動記録としての正確性を備えた文書ではなく、特別職にお渡した時点でその目的を終えている一時保存データとして取り扱っております。そのため、津山市文書管理規程の適用を受ける文書には該当しないものと解しており、毎年、保存データファイルを整理する作業の中で、旧年度分を削除する運用を行っております。 また、データの復元の是非につきましては、市長の政治活動としての動向は、市の行政執行上、関知することではないことから、市の業務として行うことは考えておりません。 続きまして、財政構造改革についてでございます。 令和2年2月、持続可能な財政運営を目指し、より積極的な行財政改革に取り組むこととした財政構造改革に向けた取組方針を策定いたしました。この取組方針では、それまで3億8,000万円の見通しであった令和12年度末基金残高を、災害復旧等の緊急的な財政出動にも対応できるよう10億円確保することを目標に定め、市税収入の確保、公有財産の有効活用や民間活力導入など、歳入歳出両面における改革を進めてまいりました。その結果、令和5年度の財政計画ローリングでは、令和12年度末の基金残高を12.2億円と見込んでおり、一定程度の災害などへの対応が可能になったと考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 政策推進監。企画財政部政策推進監(針生博文 君) 美作大学の資産等についてのお尋ねです。 学園に対しては、大学の財務や施設など最新の状況を加味して経営改革の内容などを検討していただくよう、改めて依頼しているところです。
○議長(中島完一君) 観光文化部長。
◎観光文化部長(笠尾美樹君) 6点の御質問についてお答えをいたします。 まず、まちじゅう博物館構想の目指すものについてでございます。 本構想は、津山を未来に引き継ぐための津山らしさの創造と地域活力の向上を目指しております。それを実現するために、本市では市全体を屋根のない博物館として捉え、点在する歴史や文化、伝統、風俗、自然などの宝物を津山遺産として住民が再認識し、津山らしさとして守り、生かし、さらに創造することで、未来に引き継ぐとともに、地域住民と行政が協働で特色のあるまちづくり政策を展開するための方針をまとめたものが、津山まちじゅう博物館構想でございます。 次に、博物館構想と国の補助金についてでございます。 博物館構想に関連する事業につきましては、デジタル田園都市国家構想交付金が各年度の事業費のおおむね2分の1交付されることとなってございます。特に、令和6年度は、狭き門となった同交付金の地方創生拠点整備タイプの採択を受けることができました。これには、まちじゅう博物館構想の地域資源を生かして地域創生を図るという本市独自の取組の文脈が少なからず影響しているものと受け止めております。 次に、これまでの支出額についてお答えをいたします。 令和4年度は、まちじゅう博物館構想のための支出として、有識者会議に係る旅費、謝礼金等のほか、構想策定委託料で490万9,000円を、令和5年度は、まちじゅう博物館コンソーシアム運営委託料として1,768万9,000円を支出しております。 この事業につきましては、第5次総合計画後期実施計画において令和7年度までの事業を予定しておりますが、それ以降につきましては次期総合計画の策定の中で検討をしてまいります。 続いて、アルネ津山についてのお尋ねです。 アルネ津山は、歴史的な建物として位置づけられていないため、まちじゅう博物館構想のエリア内拠点施設としては組み込まれておりません。 一方で、空き家リノベーションなどの構想の取組の対象施設になるかという点につきましては、アルネ津山は城下町の重要な集客拠点施設の一つでありまして、まちじゅう博物館構想との連携により、中心市街地の活性化と歴史文化の継承の両面で相乗効果が期待できることから、今後、関係部局とも調整を図り、新たな施策展開も検討したいと考えております。 次に、観光消費額などについてお答えをいたします。 観光動態調査によりますと、観光客がお土産、宿泊、食事、施設利用料などに支払う1人当たりの旅行消費額は、コロナ前の令和元年度が4,551円、コロナ後の令和5年度は9,165円で、約2倍になってございます。また、延べ宿泊者数は、令和元年度約23万人に対しまして、令和5年度は約32万人と、約4割の増となってございます。 経済波及効果につきましては、コロナ前との比較はできませんが、本年度さくらまつりについて、県の経済波及効果測定ツールを活用して試算したところ、約6億8,000万円となってございます。 最後に、バスツアー補助金の金額と実績についてお答えをいたします。 補助額は、バス1台当たりの参加人数が20名以上等の要件がありますが、バス1台当たり、宿泊ツアーで2万円、日帰りツアーで1万円となっております。令和5年度の実績は10件、18万円となります。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) 久米市民プール整備事業における業者選定後の対応についてお答えをいたします。 久米市民プール整備に当たっては、去る3月議会において債務負担行為等の予算を議決いただき、本年度事業者選定委員会を設置し、現在、公募型プロポーザル方式での募集開始に向けて準備を進めているところでございます。事業者選定後、契約議案を議会に提案することとしており、その際、施設の完成予想図をはじめ、諸設備を含めました施設の概要や契約内容をお示しすることになると考えております。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 8番、政岡大介議員。
◆8番(政岡大介君) 各答弁ありがとうございました。 まちじゅう博物館構想について、この質問をした趣旨は、津山市全体をまちじゅう博物館構想の対象にするなら、多額の財政支出をしているアルネ津山の現状を市民に広く周知していただくため、構想に入れるべきと思い、質問をしました。 しくじり都市津山市、再開発に失敗、300億円かけた負の遺産と雑誌にまで載っています。アルネの立て直しには、津山市も潰れる可能性があるぐらい大金が必要です。毎年公金を入れて何とか耐え忍んでいますが、何か改善策として大胆な手を打つ必要があると思います。 ある小学生から、おじさん、アルネを潰さないで、僕は大きくなったらアルネで働きたいと私に訴えてきました。心が痛みました。 そこで、私の自分勝手で、本当にあんたは何を言いよんならと言うかも分かりませんが、アルネ津山に教育委員会とかこども保健部など津山市の部署を設置し、職員や来庁者でまず人の流れをつくる。そして、アルネ津山も魅力のある店舗を複数誘致すること。例えば、どこに行っても人が集まっているユニクロ、スタバ、マクドナルドなど若者に大人気です。 そして、市内の店舗でいえば、私の地元の院庄で毎日大行列ができるラーメン店があります。そこは昼間に3時間だけの営業です。この店舗にアルネでの営業をお願いしてみてはどうでしょうか。相手の事情を全く知らないでの質問です。 しかし、津山市の今後の財政を考えたら、アルネは潰せません。そこで、提案ですが、アルネ津山の再生の考えを、市民も巻き込んで市民の考えを募集してはどうですか、答弁ください。 次に、津山市の観光について。 バスへの補助金、利用数をお聞きしました。あまりにも利用が少ないようです。県外へのPRが足りないのではと指摘をしておきます。 経済波及効果が6億8,000万円とお聞きしましたが、なぜでしょうか、その効果を市民は肌で感じることができていません。もう少し勉強して、今後の議会で質問をします。この件は終わります。 次に、久米です。 事業者選定後、契約議案を議会に提案する、施設の概要や契約内容をお示しすると答弁。一番聞きたい答弁が全くありません。市民が津山市に対して不信感で怒り、聞きたいこと、言いたいことを話し合える対応をしてくれますかとお願いしたんです。議決までの強引なやり方について、市長に対して、25メーター公認プールの公認大会の在り方や合宿に来られる大学について、津山市の示した莫大な経済効果に対して、水泳関係者や多くの市民が納得できない、質問書を用意しますので、その対応をしてくださいと質問したんです。そこには市長、アンケート結果を作った業者、業者にデータを送った職員、シンクロの練習をすると言った部長に対して質問する日時、場所の対応をしてくださいと聞いたんです。これだけの市民が聞いています。もう逃げてはいけませんよ。正々堂々と対応するとはっきり答えてください。 それから市長、国会議員の名刺に対して意見を申し上げる立場にない。それでは、聞き方を変えます。以前から国にパイプがある、まさにその国会議員の政治信条で、真っすぐに、真っ当にとありますが、要望書と答申書が同じ人間、お見事に作成したアンケート結果など、強引な公認プールのやり方が、真っすぐに、真っ当にに対して罪悪感はありませんか、もう一度答弁ください。 美作大学の公立化について、答弁ありがとうございました。 美作大学の財務関係に対しては検討中だそうですので、一つの例として言わせていただきます。真庭市では、教育支援、若者定住対策の一環、高齢化社会基盤の維持確保にもなるとして、条件がそろえば看護系学生の奨学金免除制度を9月から開始するようです。このように、やる気になればいろいろ若者の定住対策、学生支援策ができますよと指摘をしておきます。答弁はよろしい。 議場での市長と議員とのやり取りについて。 答弁がありました。市長の答弁、担当部の答弁を市民の方は聞きました。どう感じたのでしょうか。満足はしていないと思います。あとは、この私の後の議員の質問で議場でのやり取りを完結することを期待して、終わります。市民も完結することを望んでいます。市長も両議員も、市民に真実を見せてください。 最後に、津山市の財政について。 答弁がありました。令和2年に示された財政構造改革として取り組まれている内容は、ふるさと納税などの歳入確保、全体的な事務事業の見直し、時代に即した行政機構の構築の主な3項目が行財政項目として示されています。 しかし、ふるさと納税は不安定な財源と言えます。それを今後の財政推計に加えることは避けるべきと、3月議会で他の議員からも指摘がありました。昨年12月に国の地方財政審議会から示された意見にも、ふるさと納税の受入額は年度ごとに大きなばらつきや変動があることから、標準的な歳入として地方税収と同様に扱い一般財源として計上することは、性質上なじまないとあります。にもかかわらず、津山市の将来推計にはふるさと納税が含まれていると3月議会で答弁されました。 また、事務事業の見直しも行政機構の構築も、これまで津山市が長年取り組んできた行財政改革そのものです。これを財政構造改革と言えるのか、疑問に思います。 そこで、この事務事業の見直しにおける財政構造改革として始めた以降の累計額と内容をお尋ねします。また、行政機構の構築による支出削減の取組について、具体的な効果額と内容もお尋ねします。 次に、コロナ禍において、国からの多額の交付金により、全国の自治体の基金がおおむね増加しているようです。人口2万5,000人の新潟県加茂市は、2017年度末に財政調整基金が僅か87万円まで枯渇しました。そこで、2020年度末までに3億円に増加させる目標を立てていたが、コロナ交付金を上手に取り込んだ財政改革で、2022年度末には何と10億7,000万円まで積み上げています。87万円が10億7,000万円です。他の自治体も、コロナ交付金の期間に基金を上手に増やしています。 企画財政部長、これをどう思いますか。津山市も無駄をなくし、コロナ交付金を上手に使って乗り切っていれば、基金がこんなに減少しなかったとは思いませんか、答弁ください。 次に、津山市の財政力から考えて、昭和の時代の感覚で支出していては、本当に必要なものと判断基準が激変していることを市長は理解しておられますか。10年後、20年後の津山市を描くと市長は言われています。しかし、公認プールなど今までのような強引な市政運営を続ければ、3年後、5年後の津山市は一体どうなるんでしょうか。 市長は、津山市の財政は厳しいが、危機的な状況ではないと3月議会で答弁されました。しかし、議決された久米の公認プールの償還、商工会議所を中心に示された中心市街地の活性化、そして美作大学の公立化問題を抱えながら、10年後、20年後の津山市が今も描けていますか、答弁ください。 以上が再質問です。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 初めに、久米市民プール整備事業に対する住民の声を聞くべきだとの御意見でございます。 久米プール整備事業に対しましては、これまで各方面から多くの御意見等をいただいております。これらの御意見等を踏まえた基本計画を策定をしているところでありますけれども、今後も御意見等は常時受付をしておりまして、必要に応じて回答を行ってまいりたいと思います。 次に、政治信条に対する再度のお尋ねです。 繰り返しになりますけれども、久米市民プール整備事業も含めまして、真摯に市政運営に取り組んでおります。 最後に、10年後、20年後の津山市についてです。 私は、若者から高齢者まで全ての世代が夢と希望を持てる、誰もが輝く拠点都市津山を目指しております。行財政改革の断行や新たな歳入確保の取組にも挑戦しながら、全ての住民が快適で楽しく、安心して暮らすことができ、そして郷土に誇りと愛着を持ち、そして将来にわたり本市に住み続けたいと思ってもらえる魅力的な町の実現に向けまして、最大限取り組んでいるところでございます。今後も、住民の皆様方と一緒に本市の未来を築いてまいりたいと思っております。
○議長(中島完一君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(左居薫君) まず、財政構造改革に向けた取組方針の中から2つの取組内容と、令和2年の取組方針策定以降、決算が終了した令和4年度までの行革累積効果額をお答えいたします。 1点目の事務事業見直しは、全事務事業を対象に、有効性や効果などを検証し、事業の終了や休止、統廃合などの見直しを行い、公共施設の維持管理費の適正化を進めております。累積効果額は約3億9,300万円でございます。 2点目は、時代に対応した行政機構の構築で、機構改革による適切な事務執行体制の確立、職員の適正配置や業務改善、ワーク・ライフ・バランス等の推進による時間外勤務の縮減でございます。累積効果額は約2億5,000万円でございます。 次に、コロナ交付金の活用についてのお尋ねです。 コロナ交付金は、感染症対策や物価高騰対策など交付金の趣旨に沿って、その時々の状況に応じ、感染症の拡大防止や住民生活や事業者を支援するため、適切に使用しているものでございます。従来から行っていた事業の財源へ振替可能なものは振替をいたしましたが、コロナ禍でございましても通常の行政活動に必要な経費に加え、エネルギー価格・物価高騰やアフターコロナへの対応、また本市特有の事情である一組負担金や三セク債の償還などの影響もあり、基金の増加には至っていない状況でございます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中川竜二君) アルネ津山に関してお答えをいたします。 アルネの再生につきましては、平成19年に再開発事業の在り方委員会におきまして、市民目線で捉えた見解として同委員会の見解が公表され、これまで津山街づくり株式会社と連携してテナント誘致を行うとともに、住民ニーズなどを踏まえて子育て支援施設等の公共施設を整備してまいりました。また、本年4月からは同社にマネジャーを配置し、周辺商店街や関係者の意見を踏まえた様々な可能性を視野に入れ、空き床の解消やにぎわい創出に向けた取組に注力をしております。 今後も引き続き、様々な視点からアルネの再生に向けてどのように取り組むべきかを検討し、多くの方でにぎわうよう取り組んでまいる考えでございます。 以上です。
○議長(中島完一君) 8番、政岡大介議員。
◆8番(政岡大介君) 答弁ありがとうございました。 アルネ津山の再生は、多くの難題があり、簡単ではありません。津山市や民間の力を結集し、早急に再生に向け取り組むべきと思います。再生して多くの人でにぎわうアルネ津山を見たいものです。 次に、基金の減少について、いつの議会でも答弁されるのが、三セク債の償還と答弁されます。たしか3億円ですかね。コロナであろうとなかろうと、償還するんです。これは理由になりません。 コロナ禍であっても通常の行政活動に必要とありますが、コロナで通常の行政活動ができないのに支出するから、基金がどんどん減るんです。部長、反論があれば答弁ください。 次に、真っすぐに、真っ当に、市長としての答弁、すっきりはしませんが、もう難しいことは言いません。これからの市政運営に真摯に取り組んでください。 久米のプールです。 質問書の対応ですが、必要に応じて回答するんですか。逃げてはいけませんよ。質問されたら困るんですか。必要に応じて回答。必要なことしか質問はすりゃあしません。百歩譲って、迷惑がかかるので、業者はよろしい。市長、部長、説明した関係職員だけの対応を再度要求します。これだけ不満だらけの市民の思いを置き去りにして、時間がたてば解決する、それは絶対許されません。答弁ください。
○議長(中島完一君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(明楽智雄君) 先ほど市長から申し上げましたとおり、今後も御意見等は常時受付をしておりまして、真摯に回答してまいりたいと考えております。
○議長(中島完一君) 8番、政岡大介議員。
◆8番(政岡大介君) 部長、先ほど市長が申し上げたとおりと言われますが、あなたに対して聞きたい人がたくさんいるんです。私は、あなたにシンクロなどの答弁をさせないように配慮したつもりです。また真摯に回答すると同じ答弁。真摯に回答しないでどうするんですか。そんなことはあり得ません。 市民や水泳関係者と話をする対応をしてくれますかと何回もお願いしているんですが、長尾副市長、なぜこんなに逃げるか不思議に思いませんか。一度アンケート結果を見てください。びっくりしますよ。 議決したことは、民主主義ですから尊重します。しかし、21億円超の議決をしたのですから、契約議決までの間に、市民としてこれまで疑問に思っていたことに対してお話を聞きたいと何回もお願いしているんです。私がむちゃを言っていますか。いつまでも逃げるつもりですか。 最後に市長、対応するのかしないのか、私ではなく、津山市民に対して答弁ください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 先ほど来御答弁を申し上げておりますとおり、質問等には常時受付をしておりまして、真摯に対応させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(中島完一君) 8番、政岡大介議員。
◆8番(政岡大介君) 最後です。市民の皆さん、これが谷口市政です。都合の悪いことは見せません。残念でなりません。 終わります。
○議長(中島完一君) 以上で8番、政岡大介議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 16番、近藤吉一郎議員、登壇。
◆16番(近藤吉一郎君) 〔登壇〕 失礼いたします。議長から質問の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まずは、田邑・一宮地域の太陽光建設の疑惑について質問いたします。 質問の前に、議長にお願いいたします。 議員には十分な発言の自由が保障されています。また、議員には発言の自由が地方自治法で定められています。議長は今まで、私の質疑等々、途中で止められました。今回は大変重要なことを質問いたしますので、質問を止めるようなことがないよう御配慮をお願いいたします。 まず、以前から指摘しています田邑・一宮地域の太陽光建設の疑惑の問題ですが、調べれば調べるほど新しい疑惑が出てきます。 そのうちの一つですが、3月議会で田邑財産区の当時の責任者N氏は、非常勤公務員という立場で、業者から金銭を受け取って便宜を図るなどあってはならない立場でありながら、平成30年5月30日に太陽光業者から30万円を業務料として送金してもらっていることを指摘いたしました。 その後、この質問が思いも行かない方向に物事が動き始めました。それは、私とZ社K氏との東京地裁に使われた準備書面と証拠物件が、4月25日頃に秘書広報室と議会事務局に送られたという情報が裁判関係者から入ってきました。その内容は、私が質問したN氏にお金を送金したのではなくて、別のA氏に平成30年5月30日に渡したという領収書までつけた書類一式です。なぜ裁判の証拠品を秘書広報室や議会事務局にK氏が送りつけてきたのか、私には理解できません。市長、なぜこのようなものをZ社K氏は市長に送りつけてきたと思われますか、お答えください。 次に、津山駅及び周辺整備について質問いたします。 これは津山市に観光に来られた方々からの苦情ですが、まなびの鉄道館を見学して津山駅に行こうとしたら、津山駅に行ける道がないということで、津山の南側にある大谷郵便局に道を尋ねられる観光客が多いと聞きました。津山市に観光に来られた方々や市民のためにも、大谷から津山駅北口広場につなげる南北通路を考えるべきと思いますが、市長はどう考えられておられるのか、お尋ねいたします。 次に、夕方や大型連休など、通学通勤、そして帰省する方を送迎する車で、駅前の道路が大変な混雑になっております。また、南から今津屋橋の方角の信号機の青から赤に変わる時間が極端に短いため、渋滞が起きています。これらを緩和することを考えておられるのか、お答えください。 答弁を聞いた後、質問席にて一問一答で再質問をさせていただきます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 近藤議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、裁判資料の送付についてです。 私が関与する裁判ではありませんし、情報公開制度上の観点からも、そのような事実があったかどうかも含めてお答えはできません。 次に、津山駅南北自由通路に関するお尋ねです。 南北自由通路につきましては、駅の利便性、快適性の向上や公共交通の利用促進、駅周辺地域の一体的なまちづくりの観点から重要な施設と認識しており、引き続き研究を進めるとともに、JR西日本に対しても協議を継続していきたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 私からは、津山駅周辺の渋滞に関する2点の御質問についてお答えします。 まず、津山駅北口広場周辺道路の混雑につきましては、一般乗降場への進入路が狭小であることにより混雑が生じていたことから、令和3年度に進入路の拡幅工事を実施いたしました。これにより混雑の緩和に一定の効果はありましたが、帰省の時期や通勤通学の時間帯などの利用者が多い時間については、混雑が生じていると認識しております。 津山駅周辺にあります津山駅前駐車場などは、30分間は無料で利用できることから、こちらの利用を周知し、混雑の緩和に努めてまいります。 次に、信号機の現示につきましては、北口広場の供用開始後、津山警察署へ信号の現示調整を要望していますが、警察において検討された結果、交差点が連続し、交通量の多い国道53号への接続箇所であるため、信号の現示調整は困難と聞いております。 今後も津山駅北口広場や周辺の渋滞緩和について、関係機関と連携し、研究してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) それでは、一問一答で再質問をいたします。 津山駅の整備についてですが、過去に予算化して流れたときがありましたが、いつ頃でしたか。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 平成29年3月定例会となります。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 予算化としてはどの程度でしたか。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 予算提案した内容としては、南北自由通路、駅南口広場及び駅南口駐車場の整備約20億円の事業実施に向けた実施設計などの費用として、約1億2,000万円を計上しておりました。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) この流れた理由を教えてください。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 事業費の見直しや事業効果の確認、地域住民などの御理解を得ていく必要があるとの議会での議論を踏まえ、関連予算を減額補正したものであります。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 観光客もそうですが、市民からも、不便であるから南北通路を早くしてほしいという声も耳にします。例えば、エレベーターを設置している跨線橋を延ばして、南側につけるなどの計画などをしてみてはと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) JR西日本が整備した跨線橋を延伸する場合は、JR利用者とそれ以外の通行を分離する必要があるため、大きな改変が伴うことも想定されますが、JR西日本の御意見も伺いながら調査研究に努めたいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 信号機、この信号機の時間は9秒なんですね。それに比べて赤信号の時間が非常に長いです。この9秒というのは、あまりにも短いです。私も何度か目撃しましたが、渋滞時、赤信号になった瞬間、前に車が止まっていたのを後ろの車がびゅっと追い抜いてしまう。こういう場面も何回か目撃しました。これ非常に怖いですね。事故になるおそれもあります。何か対応を考えないといけないと思いますが、どうでしょうか。
○議長(中島完一君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(松原寿治君) 改めて津山警察署に対し現状を伝え、協議したいと考えております。 以上です。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) さあ、次に、太陽光建設の疑惑について質問させていただきます。 情報公開制度の活用も含めてノーコメントということですが、情報公開制度は原則公開で、市民が必要な情報を入手することにより、市民が行政運営の状況について的確・適正な意見の形成及び行政への参画が可能となり、その結果、公正で民主的な行政の推進に資することとなるのです。その意味では、情報公開法は民主主義の標準装備と言われています。このことからも、明らかにしないのではなく、真逆です、市長、明らかにしてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 情報公開制度が住民の知る権利を保障するために大変重要な制度であることに違いはありませんが、一方で、それを公開することで個人のプライバシー権等の人権を侵害するような場合には、これを開示しない制度となっております。さらに、開示請求された行政文書の存否について回答するだけで不開示情報の保護利益が害されるときは、その存否を明らかにすることを拒否できるとされております。このような情報公開の制度の立てつけや、開かれた本会議で非公知の個人情報を取り扱うという事実を考慮して、答弁を控えさせていただくものです。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) お答えできないではなくて、ここからの具体的な課題にはぜひ答えてくださいと要望して、まず、市長のところにZ社K氏から送られてきた書類は何が書いてあったかお尋ねいたします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 先ほども申し上げましたとおり、そのような事実があったかどうかも含めてお答えはできません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) そうですか。K氏の第6準備書面で、明らかに平成30年5月30日、30万円の支払い先がN・M N・M──これは頭文字ですね──と記載されていると認め、しかしそれは誤記であり、実際の支払い先はA氏である。これは地元対策費であり、経理担当者がN氏の名前を記載したのにすぎないと書いてあります。 金融関係者に聞きますと、振込伝票に書かれている人以外にお金を送ることは絶対ないと言われています。市長の元にもこの準備書面が送られているわけですから、市長はこのことについてどのように思われるかお答えください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 書面に関する御質問は、先ほどから申し上げておりますとおりお答えをしかねます。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) それにしても、3月6日にN氏のことを質問して、3月14日には別の町内会長であるA氏にZ社からレターパックが届き、領収書を求めるなどをしています。ということは、3月13日に私の質問に対する対応策を終結しているということですね。とても素早く、事の成り行きが出来過ぎだと思いますが、市長、どう思われますか、お答えください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 事の成り行きいかんについては分かりかねます。
○議長(中島完一君) 傍聴人の方に申し上げます。ちょっと声を出さないようにお願いいたします。 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) この一連の動きは、K氏はN氏をかばっているとしか思えません。30万円をZ社から送金されたN氏が何か重要な秘密を知っているので、N氏をかばう必要があったのではと思えますが、準備書面を多分読まれたと思う市長はどう思われるのか、お聞かせください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 書面に関する御質問は、先ほどから申し上げていますとおりお答えをしかねます。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 準備書面で、私の3月議会で使用したN氏への30万円の送金は、資料としては間違いではないと証明してくれる内容になっているんです、これ。市長、どのように思われますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 資料に関するお尋ねには、その存否も含めお答えできません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) ちょっとここから重要になってくるんですけど、K氏は、私が持っている資料を間違いなく自らが作成したものだと裁判所に提出しているわけですから、同じ資料ですが、以前にも質問に使った、この6,500万円を3人で分けたという文面、あるいはこの録音も正しいものだということになると思いますが、市長、どのように思われますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) お答えできる立場にはありません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) K氏が正しい資料として認めたものの中に、N氏は平成30年4月20日に現金50万円、そして元県議を通じて50万円、さらに同日、N氏は造成工事着工時にK氏から支払われた3,000万円のうち1,000万円を水利組合に出し、残金2,000万円は渡されたままになっているんです。この書類ですけどね。これは書類上の上ですが、残りの2,000万円はどうなっているのでしょうか、市長、何か知っておられたらお答えください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 何も存じておりません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) さて、Z社側の第6準備書面によると、30万円を送金されたのではなく、先ほど言いましたN氏ではなくA氏へ渡したお金だということです。ここに資料があります。私は、第6準備書面とこの領収書をA氏に見せました。そのA氏によると、令和6年3月15日頃にZ社に依頼されて署名捺印したものでした。ということは、6年前の平成30年5月30日の日付の領収書を、今年の3月15日に署名捺印のみを書くように、このZ社の今度はH氏から言われたということですね。それも、令和3年8月10日に破産手続し、現在は存在しない会社、ホームランソーラーパーク合同会社に対して領収書を出すとのことです。こうしたことは、一般人としての常識をはるかに凌駕したことをZ社は行っているのです。このことについて、市長、どう思われますか。一般論としての感想を求めています。知らないこと、関係のないことではなく、ぜひお考えをお聞かせください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 事情も分かりませんし、コメントできる立場にございません。お答えをできません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) A氏がK氏に出した領収書ですが、A氏が現金を渡されたのは、これ驚くことに平成30年12月初旬頃です。何かあったら便宜を図ってほしいということで、Z社H氏から現金30万円を渡されたんです。渡された日にちが全く違うし、領収書は必要ないと言っていたので、何に使うのかと尋ねたところ、経理以外には使用しないとZ社H氏は言ったが、A氏はトラブルがあっては困るので、念のために確約書の提出をA氏は要望をしました。確約書は、貴台に平成30年5月30日にH氏が渡した金30万円の領収書は経理以外に使わないことを確約します。令和6年3月14日、株式会社Z代表取締役K並びにHと、社印とH氏の署名と押印の確約書です。こうした経過で、A氏は、ここですね、領収書に署名捺印をして送ったということです。 市長にZ社から送られてきた甲第32号証の領収書には、平成30年5月30日付のものになっていませんか、市長、分かっていたら教えてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 資料に関することは、その存否も含めてお答えはできません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 私の弁護士から送られてきたK氏側の準備書面や領収書等をA氏に見てもらったところ、A氏は当然ながら大変憤慨し、Z社の担当に抗議し、個人名等、削除するようにと強く申し出たところ、K氏やH氏は弁護士に話します、善処しますと言われました。その後、K氏やH氏に連絡しても、これ電話に出られないんですね。 Z社が裁判所や市長に送ってきた書類、甲第31号証の振替用紙伝票の履歴表と5月30日の口座振込の相手の名前を2度N・Mと書いている書類から見て、Z社がN氏に30万円を渡していたのは、これ間違いないと私は見ています。これ自体、贈収賄に当たる可能性があります。市長、どう理解していますか、お聞かせください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 事実関係が分かりませんので、お答えできることはありません。
○議長(中島完一君) 近藤議員、民民の話ですので、その民民の話を幾ら市長に答弁を求めても、市長も答弁できないと思いますよ。 〔16番近藤吉一郎君「はい、大事な話なんで言わさせてください」と呼ぶ〕
○議長(中島完一君) はい、はい。 はい、16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) これはN氏のことと、それからA氏の名誉もあります。このことを踏まえてここで言わさせてください。
○議長(中島完一君) はい。
◆16番(近藤吉一郎君) はい、お願いします。 今市長のぴんとこない答弁が続きますが、今になってA氏にうそをついて、日付の異なった領収書を書かせてN氏の件を隠す工作をしているやり方ですが、そういう人物と地上権設定賃貸借契約を市長は結んだわけです。市長、どう思われますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) もう繰り返しになりますけれども、事実関係が分かりませんので、お答えすることはございません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) あと、議長、これだけ言わせてください。この問題は、本当にN氏とそれからA氏のことなんですが、N氏が本当にやっていること、これはひどいです。それから、A氏にこの罪をなすりつけている。そして、このN氏というのは、田邑財産区の元委員長ですね、N氏は。こういうようなことなんで……
○議長(中島完一君) あのね、近藤議員、ここは議場なので、そういうことでしたら警察なり裁判所なり、そういうところではっきりしていただいたらどうですか。
◆16番(近藤吉一郎君) ここでやっぱり言わないと、名誉がかかっていますので言わさせてください。お願いします。
○議長(中島完一君) いや……
◆16番(近藤吉一郎君) それでは、行きます。 A氏に罪を全てなすりつけ、N氏を組織ぐるみでかばっているとしか考えられないですが、市長はどう思われますか、お答えください。
○議長(中島完一君) これは、そういうことは市長は答えられないと思いますよ。
◆16番(近藤吉一郎君) もう終わります。もう終わりますので。
○議長(中島完一君) それじゃあ、市長、答弁を。
◎市長(谷口圭三君) 事実かどうか分からないことに対して申し上げることはございません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) A氏は平成30年12月初旬に現金をZ社H氏から30万円を渡されているのに、N氏の送金の日付は平成30年5月30日に合わせて領収書を書かすなどしたこと自体、犯罪行為と思いますが、市長、どう理解されますか。
○議長(中島完一君) やはり近藤議員、そういうことは警察とか裁判所とかではっきりしていただくべき事案でありますので、市長に幾ら答弁を求めても同じ答弁しか出てこないと思います。
◆16番(近藤吉一郎君) それでいいです。それでいいですから続けさせてください。
○議長(中島完一君) いやいや、それじゃあ意味がありませんので。
◆16番(近藤吉一郎君) それでいいですから、最後までやらさせてください。 〔「最後までもう何回も同じことを」と呼ぶ者あり〕
◆16番(近藤吉一郎君) はい、よろしいです。最後までやらさせてください。
○議長(中島完一君) 最後まで。どこが最後ですかね。
◆16番(近藤吉一郎君) あともう1ページで終わります。
○議長(中島完一君) いや、もうそれは同じ答弁しか出ませんので、もうこれ以上質問されても無駄だと思いますよ。 〔11番政岡哲弘君「議事進行」と呼ぶ〕
○議長(中島完一君) はい。
◆11番(政岡哲弘君) ちょっとあの、今この今のやり取りを見て、同じ展開なんで、ちょっと議運を開いて対応を協議させてください。
○議長(中島完一君) それでは、会議をしばらく休憩いたします。 〔「要らん。議運やこ要りゃあへんがな、もう終わるがな。あと1ページ。議運やこ要りゃあへん」 と呼ぶ者あり〕 〔22番末永弘之君「ちょっと議事進行についてよろしいでしょうか」と呼ぶ〕
○議長(中島完一君) はい、末永議員。
◆22番(末永弘之君) すいません、時間を取って。 この後、私が質問していること、通告の質問と、今16番議員がやられた質問とかなり食い違うから、質問は通告とはちょっと内容が違うようになるとは思うんですけども、いずれにしても市長が無関係ではないということを、やっぱり原則的にみんな考えにゃいけんと思うんです。 なぜかといえば、実質的には地元の管理者会議に責任があったり、いろいろなことはあるんですけど、市長が押印をしてこの契約ができとるん。これは紛れもない事実なんです。その押印をした契約書をめぐって、関係者の間でお金が流れたか流れんかを尋ねとんじゃから、私には関係ないとか知らないとかという答弁自体が狂うとるんです。(拍手) 〔「知らんものは……」と呼ぶ者あり〕
◆22番(末永弘之君) しかも、ちょっと待って、知らんもんじゃないんじゃ。
○議長(中島完一君) 静粛にお願いします。
◆22番(末永弘之君) ちょっと待って、議事運営。
○議長(中島完一君) 拍手等は慎んでください。
◆22番(末永弘之君) 傍聴者は静かにしとって。 市長の手元にK氏からこんなことを書いた書類が送られとるんです。市長は来たとも来んとも答えてない。それは立場上、やむを得んかもしれない。しかし、送られとるのは事実なんじゃ。議会事務局にも送られてきとる。それを読んでおったら、判こを押した市長の責任でどうすべきかを考えて答弁すべきです。こうせんと、近藤さんの後、僕が質問する質問ができなくなります。きちっとしてください。
○議長(中島完一君) それも含めて、この際会議をしばらく休憩し、議運を開いて対応を協議したいと思います。 しばらく休憩いたします。 午後2時15分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後2時45分 再開
○議長(中島完一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 まず、傍聴人に申し上げます。 傍聴人は傍聴席では静粛を旨とし、議事の妨げになる行為、やじ、拍手等は禁止をされておりますので、御静粛にお願いをいたします。目に余るようでしたら、私の権限で退場願うこともありますので、御了承いただきたいと思います。 16番、近藤議員に申し上げます。 一般質問の内容については、行政事務全般に関わる質問としていただくようお願いをし、再度質問を許可いたします。 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 皆さん、時間を取らせました。大変申し訳ございませんでした。 さて、質問に入ります。 この田邑財産区における元委員長、このN氏に現金を送ったのは、いいですか、平成30年5月30日なんです。この資料、これは銀行の写しです。そして、そのN氏、元財産区のN氏の身代わりと言ったらおかしいんですけど、その方、A氏ですね、この方にお金を送ったのは平成30年12月初旬なんです。おかしい。もうおかしいんですね。2人ともお金はもらっているんですね。しかし、A氏はこのお金を受け取るべきではなかったということで、Z社に返金する今手続を取っています。 さて、6年たって、3月議会で私が質問しましたところで、会社の経理以外に使用しない確約書、この確約書があります。確約書を書きながら、これうそをついてまた裁判でZ社は使っているんですね。そして市役所に送りつけてくる。もうはっきり言ってむちゃくちゃなんです。ここを皆さん分かってもらいたい。 K氏とか市長がN氏に対してどういう関係があるか、この平成30年6月1日の市長の行動と関係があるとしか何か思えないような節もあるんです。N氏が重要な鍵を握っているとしか私は思えない。このことについて、市長の見解をお尋ねいたします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) そのような問いかけに対して、私のほうから申し上げることはございません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) これはあくまでも私がうわさというか、いろいろな人から聞いた情報だと思って聞いてください。 平成30年6月1日の市長の行動ですね、ネット上で高級接待があったと言われる日ですが、これは東京の方とか一部の津山市の方からもお聞きしたんですが、実は飲食したのは、これは焼き肉屋で、その席にN氏もおられて、最後、みんなでカラオケスナックのようなところに行ったという、このうわさ話という形にしましょう、が、私の耳にも入ってきたんです。これが本当でしたら、絶対に秘密にすべき問題、こればれたら大変なことになるというのが背景にあり、N氏がお金をもらったことを当事者、これみんなで隠す。A氏のように別の人が罪になっても仕方がない、トカゲの尻尾切りみたいなもんですね。こういうようなことをしているわけです。 市長、改めてお聞きしますが、この平成30年6月1日の夜、この夕食会に参加はしたのですか、してないのですか、もう一度お聞きします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 参加しておりません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 太陽光発電事業は、田邑財産区の土地賃貸については、地域でこれに賛成をする人もいれば、反対する人もいます。反対する人で本当につらい思いをされた方も実際おられるし、私にも相談があります。結局はこの太陽光で、いい思いをした人とつらい思いをした人がいるということです。 ところが、用地賃貸の過程で地位利用の疑惑があり、その結果、発電所が建設されたのだとすると、これはゆがめられた行政によって造られた施設ということになります。このようなものを許してよいはずは私はないと思う。この田邑財産区元委員長、そして元田邑町内長のN氏をかばうためと思える工作としか、A氏への詐欺まがいの行いなど、人として絶対これは許すわけにはいかない。市長として、このN氏やK氏、これをほっとくんですか。 これだけ証拠もそろっています。私は津山市のためにも、二度とこのような疑惑とか不正が起こらないためにも、この2人を訴えるべきだと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 その前に、私も実際、岡山県警、そして津山署のほうには、この資料を全部一式お渡ししております。録音テープも全部渡しております。市長は、私だけでなく、市長にも力を貸していただきたい、このように思います。お答えください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 事実かどうか分からないことに対して申し上げることはございません。
○議長(中島完一君) 16番、近藤議員。
◆16番(近藤吉一郎君) 分かりました。最後です。 Z社K氏が田邑地区での用地取得のため、表に出されてない部分で何を行っていたのか。政治家との関係も含めて疑惑があれば、それを解明する活動は、市民にとって、津山市にとって大変必要なことだと私は信じております。この太陽光建設の疑惑は、氷山の一角です。今回の田邑財産区元委員長N氏を守るために、詭弁と思えることが公に分かってきました。もう津山市に疑惑は要らない。この疑惑を全て白昼にさらけ出すまで、引き続き専門家に協力をいただきながら、9月議会でも徹底的に追い詰めてまいります。 以上で私の質問を終わります。
○議長(中島完一君) 以上で16番、近藤吉一郎議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 22番、末永弘之議員、登壇。(拍手) 拍手はやめてください。
◆22番(末永弘之君) 〔登壇〕 それでは、まず地方自治法改正についてお尋ねします。 質問初日、6番議員にも答弁がありましたが、地方自治体を国に従属させる法だとして、日本弁護士会、専門家からの声も強く、多くの地方自治体関係者も、国と地方の対等を根底から揺るがす違法ではないかの批判の多い地方自治法改正についてですが、国が国民の安全に重大な影響を及ぼす事態と判断すれば、一方的に地方自治体に対して指示ができる指示権を国が有するとされているものです。本来ならば、例えば重大な感染症とか甚大な災害が起これば、現法律の範囲では、地方の声も聞きながらの対応ですが、国の指示権拡大になっている法律の改正は必要がない、こう言うべきです。こうした事態に対して市長はどう思われますか。 次に、ふるさと大使の不祥事事件への対応についてお尋ねします。 本当は本会議などで質問する課題ではない、それは十分分かっておりますが、あえて質問しなくてはいけない事態だと理解をしてください。 4月の末に、津山ふるさと大使として認定しているお笑いコンビの人が暴力という不正事件を起こしました。言わばイメージダウンです。 ふるさと大使は、市民、大きく言えば国民への大使による市の発信を通じて、本市の魅力向上を目指した制度ですから、市として考えなくてはいけない課題があると思いまして、事件後すぐ市長に、何らかの対応、せめてコメントを出す必要があるのではないかと問いかけましたが、今後の動向を注視するだけで終わりました。 これを知った何人かの市民の方々は、市民の目から見て、津山も終わった、そんなことしか言えないのかとの感想が述べられましたが、なぜその程度のことか答えてください。 さて、次の教育問題、少子化社会を迎え、たくさんの議員さんが質問もされました。津山市内の小・中学校の児童・生徒の減少が目立ち、教育委員会としても、令和4年9月に津山市小・中学校の将来構想についてという提言を検討委員会からもらい、令和5年3月に基本方針を立てられ、関係する学校、保護者などを中心として説明会などを開いていますが、その中で、過小規模校、複式学級について、近隣の小学校同士の統合を検討するとあり、あるいは小・中連携教育、当該学区の中学校との統合もあり得るとして、過小規模校、少人数学級、複式学級を否定しておりますが、なぜ少人数学級も選択肢としてはあるということを説明に加えないのか、明確にしてください。 次に、問題の太陽光をめぐる課題です。 率直に申し上げて、私は16番議員が言われるNさん、私の親友、友達です。金銭受理に関係して、東京のKさんから市長宛てにNさんの無実を証明する書類が送られていますから、それを公にして無実のあかしを示してほしい。なぜ公にできないのかを質問通告として出しました。しかし、先ほどの16番議員の質疑で、全く事の事態が変わってしまいました。しかも、8番議員からは、もう何回も何回も質問するなという意味のことで、けじめをつけえとも言われました。 したがって、質問が変わることをまず理解してくださいと同時に、質問の時間によったら、先ほど教育問題など言ったことが時間不足になる可能性が生まれてきました。もし時間不足になりましたら、大変失礼ですが、通告をして、それなりに当局の考えも聞いております。時間不足のところは通告による質問だと理解し、その通告に答弁をいただいたと理解させていただきますことを申し添えておきます。 さて、市長にお聞きしますが、別件の16番議員が損害賠償事件として訴えられている裁判、東京裁判と称しますが、この裁判の原告K氏から裁判所に準備書面が出された。そのコピーが市長宛てと津山市議会宛てに送られてきた。この書類には、N氏の無罪を立証する文面と、証拠物件3件があります。市長に送られた東京裁判の原告K氏からの書類にどんなことを書いとるかということを、16番議員が聞いたわけです。 これは何を書いているかといいますと、Kに渡したと書類上は確かに書いとるんだけれども、本当はK氏の側の事務的なミスでA氏にお金を30万円渡しとるんですと。その30万円の領収書をA氏に書いてもらっとりますという、領収書までつけた準備書面なんです。それを16番議員が裁判を通じて手に入れて、A氏に当たったんですね、これは何ならと言って。そしたら、16番議員が指摘したようにK氏にだまされとると。経理上のことしか使わんと言うたのに、何で裁判所や市長にその書類が行っとんならというて怒って、K氏に抗議をする。こういう事態が生まれておるということです。 よくよく調べたら、N氏にお金が渡ったというのは、振替用紙になっとる。振替用紙の先にN氏の名前が2回出てくる。銀行筋にきちっと確かめてください、市長。振替用紙で相手の名前が出とる人以外にお金が行くんかということです。行かんのです。ここがAさんなんです、ここがNさんなんです。これがおかしいというのが16番議員の質問であり、市長にその見解を求めた。なぜ見解を求めたかというと、議事運営で言ったように、もともと津山市、市長の名前の土地を貸して、その賃貸をめぐってお金が動いたんじゃから、市長に責任があるというのが私の考え方なんです。 しかも、その書類を市長のところへKさんが送ったん。東京からの連絡では、末永君、市長にあんたの友達のNさんの無実を証明する書類を送っとるから、見せてもろうてくれと、Nさんの無実をあんたが証明しちゃってくれと、こういう意味のことを言われたんじゃ。それで、書類が来とるかと言うたら、来とるとも来とらんとも答えをしませんと。おかしかろうと、こういうて私どもは言っておるんです。 市長、そのことはそのこととして、どういう書類が来て、どういうことが書かれておるか、もう一遍、しつこいようですが、答えれたら答えてください。僕はあんたの責任があると思うとんです。 これで登壇の質問を終わります。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 末永議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、地方自治法の改正についてです。 法改正における国の指示の発動については、地方自治法の原則である国と地方の対等・協力の関係を維持したままで、非常事態に限った特例と位置づけられております。また、事前の普通地方公共団体からの意見聴取に努める手続なども盛り込まれ、国と地方の対等な関係を根底から揺るがすものではないと考えております。 次に、ふるさと大使についてのお尋ねです。 本件につきましては、発生日間もなく、所属事務所から本市に対し説明と謝罪があり、本人、所属事務所ともに深い反省が示されたことも踏まえ、まずは今後の動向を注視することとしたものであります。 最後に、議員が言われる資料についてです。 私が関与する裁判ではありませんし、情報公開制度上の観点からも、そのような事実があったかどうかも含めてお答えはできません。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(中島完一君) 教育次長。
◎教育次長(朝田一君) 小・中学校体制整備基本方針についてのお尋ねにお答えをいたします。 令和4年9月に受けました提言書には、選択肢の一つとして複式学級も明記されております。しかし、本市の目指す教育は、ある程度の人数が確保された集団の中で多様な考え方に触れ、多様な学び合いの機会を保障することで、子供たちの将来の生きる力を身につけさせることであることから、基本方針には複式学級を継続する考えは示しておりません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) まず、地方自治法のことですけれども、確かに国と地方が対等というのは、文面としては残しました。今回の改正では、どのような指示でも閣議で決められるようになっています。閣議で決めて、自治体に対して何でも指示ができるというのは、明らかに対等、平等ではない、これが特徴なんです。 改正法では第14章を設けて、国民の安全に重大な影響を与える事態への対応と、感染症、大災害などをカムフラージュして、曖昧な言葉で特例の関与権を国に与えております。対等、平等ではないと改めて思うんですが、どこが対等、平等なんでしょうか。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 今回の改正は、地方自治法の本旨、国と地方公共団体との適切な役割分担、国の関与は必要最小限とする原則を前提としたものでありまして、基本的な枠組みは変わらず、対等な関係を維持しているものと考えております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) この問題は、山陽新聞をはじめマスコミの社説で、改正の必要性が見えないとの旨を述べております。長年積み上げてきた地方自治体の権限、地方分権の改革の歴史がなくなる、ないがしろにされるとまで言われております。地方自治体の権限など、市長はどう認識されておりますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 法改正によりまして、非常事態における国と地方自治体の役割が明確になる中で、地方自治体は地域における行政を主体的かつ総合的に実施をしていくものというふうに考えております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 非常事態の場合は、役割が明確になるのではなくて、上から指示してくるということが、自主性のない地方自治体になる危険性、危惧が言われていることは、少しは理解してくださいと申し上げておきますが、この法律は、地方自治体で働く職員にとっても大変なことになる要素が、国の指示に基づいて業務遂行として自治体職員を派遣するという項目もあると言われていますが、この在り方をどう考えていますか。
○議長(中島完一君) 総務部長。
◎総務部長(三浦英俊君) 今回の改正で、非常事態における国と地方自治体の役割が明確にされ、その枠組みの中での職員派遣であります。今後、より迅速な派遣を実施できるようになると考えてございます。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 失礼ですが、全く理解されてないとしか言いようがないですね、私から見たら。 市長にお聞きしますが、国からの指示権を特例として認めるということがあります。とても危険だと思いますが、どう思われますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 普通地方公共団体からの事前の意見聴取に努める手続のほか、閣議決定を経ること、それから国の指示が都道府県知事等を通じて行われること、そして国会への報告義務があることなどから、指示は必要最小限にとどめられるものと考えております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 失礼ですけど、やっぱり甘いと述べさせていただきます。国の恣意的な運用が行われる、多くの地方自治体関係者、法律家はそう述べておるんです。このことについてはどう思いますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 様々な意見があることは承知をしております。事前の意見聴取が適切に行われるか、あるいは指示の必要性があるか、またその内容が必要最小限で適切なものであるかどうか、国会やメディアも含めてチェックをしていく必要があると思います。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) しっかりチェックしてください。法律の専門家の意見、マスコミの社説なども参考にしながら、国の言うがままでなく、地方自治体、地方の住民、地方の権利を守るのには何が必要かなどを、率直に申し上げて批判的に物事を深くつかむ、こういう政治の在り方を期待して、この点での質問は終わります。 次に、ふるさと大使のことです。 答弁をいただきましたが、一体彼らの何の動向を注視するというんですか。本人の反省、世の中の動き、プロダクションの彼らの活用の方法、一体何ですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 今後の活動に本人の反省が生かされているのか、生かされるのかということを注視をしたいと思っております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 言えば本人主義。そんなものではないと述べておきます。大使が不祥事を起こしても、何にも言わない市長はおかしい、幾ら何でも好ましくない事態だぐらいは言うべきだ、このように私まで叱られました。何があって、何にも言わないんですか。市長、この市民の疑問に答えてみてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 公に本人あるいは所属事務所から深い謝罪と反省が示された上で、既に芸能活動を再開していることを踏まえまして、まずは今後の動向を注視してまいりたいと思います。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) やっぱりどっかがおかしいんですね。不祥事を起こしたから、コメントぐらいは出すべきだと私は申入れした。様子を見ると答えた。その舌の根も乾かないうちに、ふるさと納税に関するお願いの動画に、暴力事件後でもウエストランドを使った。テレビなどにも出ている。スポンサーにも許しをもらったとの理由を述べますが、私は、私のお願いに挑戦ですねと皮肉を言いましたら、今度は津山市の公式ホームページでジーンズの動画でまた使うという、まさにダブルで私の思いに真正面から切りかかってきたというありさまです。言葉も何にもありません。全く無視された、たたきのめされて踏んだり蹴ったりです。これでは、津山市は暴力肯定の町ではありませんか。津山のイメージを悪くしているんじゃないんですか、どうですか。
○議長(中島完一君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中川竜二君) 御指摘の動画につきましては、市内の企業の商品をPRする目的で本年3月に作成をしましたが、公開につきましては、今回の不祥事を受けて見合わせていたものでございます。 動画の公開に際しましては、本人の芸能活動の再開を受け、各商品の製造企業及び所属事務所に対してそれぞれ了解を得た後に行っております。 なお、動画掲載後に多くのコメントをいただいておりますが、現時点では全て好意的なものでございます。 以上でございます。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) あくまで、使って何が悪いんならという態度なんですね。すごいね、あんた方は。そこまでして、何が原因で使うんですか。事態が好転して、不祥事を起こしたタレントが人気が出て、津山市のイメージはよくなったとでも言うんですか。そういう事柄があったら紹介してください。
○議長(中島完一君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中川竜二君) 先ほども申し上げましたとおり、本人の芸能活動の再開を受けまして、関係者の了解が得られたため、公開したものでございます。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 全く答弁になっとらんじゃないですか。本人のことを聞いとんじゃないん。不祥事の後で私が注意をしても使用し続けて、津山のイメージがよくなりましたかと聞いとんです。不祥事を起こしても、ふるさと大使として津山市が重ねて動画配信を考えたというそこがおかしいと言っとんです。まともに答弁してください。
○議長(中島完一君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(中川竜二君) 御指摘の動画につきましては、あくまで地域企業の支援を目的に作成をしたものでありまして、本人の芸能活動の再開を受けて、支援対象企業の御意向をお聞きした上で配信することとしたものでございます。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 全く質問に答えとらんじゃないですか。謝罪があったりスポンサーが了解したという問題では絶対ありません。市長の判断としての人となりを考えるべきだと申しておるんです。前市長宮地さんのとき、観光大使でしたが、生活保護をめぐってマスコミで騒がれ、宮地さんは、不正受給ではないと言われているが、世間への影響力がある立場として、彼が言ったように考えが甘いとの認識を持っていると述べて談話を発表しておりますが、これについてどう思われますか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 過去の市長の言動に対しまして、私からコメントを申し上げることはございません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) そういうもんですか、市長。驚くべき答弁ですね。人を小ばかにした答弁です。前任者は前任者、私は私ということでしょうが、不祥事への津山市の対応の在り方なんです。参考にすべきじゃないんですか。その結果として、様子を見るというならまだしも、そんなことは私の知ったことかという、本当によくない態度、およそ信じられない事態です。前市長と自分を比べてみてどう思うかと聞いているんで、もう一度、真正面から答弁してください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 繰り返しになりますけれども、私からコメントする考えはございません。
○議長(中島完一君) 静かにしてください。 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) もう終わりますけど、本当につまらない事柄を聞いとんですよ。最初私が指摘したときに遺憾であるというコメントでも出ておったら、こんなことにはならんの。はっきりしとんよ。答弁の全てが、実は市長、ようく考えてください、市長の在り方はどこかがおかしいと批判の的になっている思考なんです。在り方です。言わば、失礼ですが、人気が悪くなっている手法を自らがつくっとんです。そう述べさせてもらいます。市議会議員時代の谷口を振り返って、人の心を考えるような政治をしてくださいと申しておきます。 さて、太陽光に移りますが、市長が関与する裁判とか私は聞いておるんじゃないんです。関与していないから答えないという答弁は間違っております。津山市の財産区の賃貸に関する出来事、形だけの責任者とはいえ、契約書の甲なんですよ、あなたは。甲の立場なんです。責任者なんです。賃貸に関して現金が流れたかどうかが問われている問題であり、それこそ関与して積極的に問題点を明らかにし、市民に説明責任を果たしてください。説明責任があるんじゃないんですか、どうですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 財産区管理会委員長に対して担当課が聞き取りにて調査をしたところ、そのような事実はないとの回答を受けております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) これも失礼、何を一体答弁しとんですか。市長が責任者として問題点を明らかにするようにと質問したんです。管理委員会の委員長だけの答えを求めておりません。説明にはならんじゃないんですか。K氏からの親書で、K氏は市長に対してN氏の無実を積極的に証明してほしい、そうしてもらいたいという願いがあって資料を送ってきたと、私にも、K氏からじゃないんですよ、連絡があった。その願いから見ても、一定程度公にすべきじゃないんですか。どうですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 先ほどから申し上げておりますとおり、どのような事実があったかどうかも含めてお答えはできません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 来たか来ないかも言わない。送られたのは事実なんです。もう繰り返しません。市長宛てと議長宛てに送ったと、末永、よろしゅう頼むわと、こういう中での出来事なんです。 東京裁判での書類によって、16番議員がいろいろと言われましたけれども、東京裁判にこの準備書面を送った、市長や議会に送ったその瞬間から、損害賠償事件でK氏は負けるよということまで付け加えて私に説明があった出来事なんです。3月の末から4月の初めにそういう連絡をもらっています。送られた書類に目を通しておけば、16番議員の質問のおおむねの部分、これは分かっていたことだと思いますが、市長、読んどられんのですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 承知をしておりません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 事情を承知していないということは、読んどらんということじゃないですか。失礼ですよ、K氏に対して。K氏から送られた書類を読む必要もあります。読んだら分かっていることなんです。答弁してください。何という答弁の繰り返しなんですか。私の質問の意味ぐらいは理解して答弁してくださいよ。読んどったら必ず分かることなんじゃ。N氏じゃなしにA氏にお金を渡して、領収書をつけとんじゃから、何でそれが答えれないんですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 書類に関することは、その存否も含めてお答えはできません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) また議長に叱られるかね。何遍も同じことばあ言うようになる。 16番議員の質問で明らかになったのは、N氏への金銭授受は平成30年5月30日、Aさんの領収書も間違いなく平成30年5月30日となっておりますが、この日付と金額はジーヴァのK氏の側が書いたものです。A氏は署名押印をしただけです。 さらに大変な問題は、平成30年に受け取ったお金の領収書を、6年後の今から2か月ほど前の令和6年4月14日頃に書かされたというものです。6年以上も空白を置いて書いた領収書です。しかも、日付は本人ではなくて領収書をもらう相手、すなわちK氏の側らが勝手に書いたものだという話なんです。その書類も私も持っておりますよ。その真実性は、誠おかしいと思います。 市長、見たか見んとか、答えるとか答えないとかという答弁じゃなくて、一般論としてこういうことについてはどう思われますか。社会常識として答えてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 事情も分かりませんし、それからコメントできる立場にありませんので、お答えはできません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 議長のほうから、私を怒るばあせずに、ちいたあ答弁者に質問の意味をよう理解して答えなさいぐらい注意してもらいたいですよ。本当にむちゃくちゃな答弁ではありませんか。 しっかりと事実を見て、やり取りをさせていただきたい。しんから私は思えて仕方がないんです。 書類を読んだり、16番議員の質問を聞いたり、その前の8番議員の質問、いろんなことを聞いた中で、コメントすべきではないんじゃなくて、きちっとした対応をすべきじゃないんですか。重ねてもう一遍だけこのことを言わさせてください。どう考えても腑に落ちません。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 何度おっしゃられましても、事情も分かりませんし、コメントできる立場にはございませんので、お答えはできません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 事情が分からんというのがおかしいと言っとんです。K氏からの書類を見たら書いとると言うとんです。さらに、16番議員と私が、大したことじゃないですけど、今まで質問した、これが事情なんですがな。人の質問を聞いとらんのですか。聞いとったら事情の少しぐらいは分かるから、コメントができるんじゃないんですか。どうもよろしくありませんね。 市長の手元に届いた資料の中に、甲第31号証が入っておるんです。この証拠物件は、原告Kから提出された書類で、田邑の太陽光建設の責任者だったホームランソーラーパークの振替の履歴書、履歴が書かれとん。甲31号証は、振替の日の金額30万円を、振込相手としてN氏の名前が2度書かれておるんです。この書類があんたのところへ届いとると言うとん。16番もそれを言うたと言っとんじゃ。そして、このN氏の名前が間違って、本当はA氏だったと、こうなってくる、ここからがおかしくなっとる。 銀行振込の送金先を、書いとる人以外にお金は送れんのです。社会常識で分かるでしょう。日本の、世界でも誇る金融界のシステムですがな。これを別の人に実は送ったんですというて言うから、世の中おかしゅうなっとん。これが事情なんです、市長。事情を知らんからという答弁にはならんでしょう、おかしいでしょうがな。日本の社会機構のありよう、根本が問われるんです。 市長がジーヴァから送られた資料を目にしておれば、本来このことは容易に気がつくはずなんです。気がついたら、末永が大きな声をして茶番劇のような質問をするようなことはなかったんじゃ。あなたが関係者におかしいということを言うとったら、終わっとったんじゃ。何で読んだりそういう措置ができんのですか。どう思われますか、お尋ねします。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 書類に関することにいたしましては、その存否も含めましてお答えはできません。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) どうも時間も気になるし、通告しとる質問をちょっと二つ、三つ飛ばして、問題になりました田邑財産区の土地を太陽光建設と賃貸契約した責任者、自覚を持って答弁していただきたいんです。地元財産区のほうに実質権利があるのは事実ですけれども、地元の協議によるとはいえ、市長の印鑑で事が決まったんです。その過程でよくないお金が地元に流されているということをどう自覚するかという問題なんです。全く無責任極まりない答弁はいかがなものかと思いますが、これでもまともに答弁していただけませんか、どうですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 財産区所有土地の賃貸借契約をめぐって、財産区管理会の元委員長が金銭を授受したか否か、これにつきましては、財産区管理者として本人に対して事実確認をして、そのような事実はないとの回答を得ております。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) 確かにそういう意味の答弁があったということは、総務文教委員会の論議の後から私も耳にしております。知っておりますが、実は16番議員の質問から、そこが実は違ってきたというのが今日の始まりなんですね。昨日、正確に私は違うという事情を細かく教えてもらった。質問の通告の仕方を変えたと、こういう経過になってくるわけです。 これもちょっとはしょっていきますけれども、8番議員からも指摘をされました。もうええかげんにしょうやと、きちっとしょうやと、こういうことを言われたわけです。なぜ市長、何回も本会議で質問される、うんざりするという言葉も使われました。答弁する市長のほうも、何でそんなにつつくんならと思っているかもしれません。高級接待の裁判のことを聞いとんじゃないんです。それもありますけれどね。 この裁判のことについて、ちょっと話が横道にそれますけれども、市長は高級接待があると言われた日は、他の町内会の役員会に出とった云々ということなどいろいろなことを言われてきました。これに関係して、通告とは違うことでお尋ねしますけれども、町内会長が町内会の会議に市長は出とったという陳述書を裁判所に出したのは私も知っております。しかし、町内会長の言葉の上、文書の上の陳述書であって、会議の招集状とか会議録とか会議の参加者のチェックとか、こういう証拠になるものは一切裁判には出されとらんのです。市長、御承知のとおりです。これをもって明らかになった証明書とは私は思えれんの。だから、あの日の市長の行動日程表が見せてもらいたいと、こう言っとんです。 私が言いよるんじゃけん、見せる必要はないと、それがどんな役に立つんならとまであんたは開き直っとる。失礼ですけども、あんたが言うとるのが本当だったら、それはそれでいいじゃないから、見せて。しかし、私は疑うとるもん。率直に言っときます。 履歴という言葉を私は使っとんです。結果論として、市長が持っとる裁判所に示したあの日報用紙が行動表が書かれとるのは事実でしょう。履歴というのは、そこに至る経過が全て分かるんです。何月何日に何を元を書いとった。それをいつ書き加えた。いつ削除した。いつ新しいこういう文書を作った。こういう履歴を全部調べたら、市長がおっしゃっていることのとおりだったら、それはそれでええじゃないですか。そういうものをここへ示しなさいと言うとんじゃ。それも示さずに、私が言うとんじゃけん信用しんさい、あんなものを出す価値がどこにあるんですかと。部長もそういうふうに答えよる、いっつも。多くの市民がおかしいと思うとんですから、おかしくない証明書を取るためには、履歴を全部ここへ出しゃあええがな。秘書が打った一番最初の日にち、それから付け加えられとると思う、当然、日程ですから。しかし、いつかは削除して書き直しとる。僕はこう思うとる。その履歴を見せえと言うて、何で見せんのですか。見せたら何か悪いことがあるんですか。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 日程表を議会で示さなかったことについてのお尋ねでありますけども、私は議会の質問に対しても高額接待の事実はないと繰り返し答弁をさせていただいております。また、陳述書も、その当時出席をされておられた方から、一緒に出席をした方にその陳述もいただいているところでございます。 証拠をもってそれを証明せえということは必要があったかどうかにつきましては、様々な考え方があろうかと思います。思いますけれども、いずれにいたしましても、客観的な司法判断の結果をもって説明することが私は最も分かりやすく合理的であると思いまして、そういった行動といいますか、裁判でその陳述、そして書類を提出したと、そういうことでございます。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) ですから、町内会の会議に出たというその町内会、十数人の役員さん、10人ぐらいは覚えがないと言うとるということをかつて本会議で指摘したことがあるん。だから疑問に思うと言うとんじゃ。本当にやっとんだったら、みんな覚えとりますがね。しかも、市長に就任した直後の会議ですから。新しい市長と2時間、一杯飲んだんでというて、誰も覚えておりますがな。覚えておる人はおらない。2人、陳述書を書いた人ともう一人、そういえばなという人がおられたのは事実です。ゼロではありません。しかし、ほかの人は知らんと言いよん。だからおかしいと言っとんです。 さらに、最後になりますが、なぜK氏を裁判にかけないのかということを聞いた。市長は、その必要がないという意味も含めて、そもそも扶桑社を訴えて、接待がなかったということを認めてくれたけんええんじゃというのを答弁される。違うんよ。こういった全ての元締は、K氏が仲間にいろんなことを書いて送ったん。その中に、あんたと夕食を共にしたと書いとるんよ。だから、うそをついて何で言うんですかというて、あんたは裁判しなさいと言うとんじゃ。何でできんのか答えてください。
○議長(中島完一君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) これは以前にも御答弁はさせていただいております。あのSNSのやり取り自体が組織内部のことですから、これはそこに例えばうその内容があったとしても、これに異議を申し述べるのは私は筋違いだと思っているんですよ。だから、漏えいされた機密情報を、事実関係の十分な調査もないまま公表した私は出版社にこそ問題があった、これが私の認識であります。
○議長(中島完一君) 22番、末永議員。
◆22番(末永弘之君) ちょっと時間が延びてもこらえてください。 だから、そういうあんたで言うたらうその報告をしたK氏がここおるんじゃから、これが源だと言っとんです。こっちの枝葉のそれを受けてニュースにした人は、枝なんじゃ。ここを忘れたらいけんがなということを言っとんで、しっかりと覚えてください、私の言いよる意味を理解してください。 もう時間がないから終わりますけれども、その他の質問とか教育委員会が結局落ちてしまいました。最初言いましたように、私としたら質問通告を出しておる、それに教育委員会の考え方も聞いたという解釈をしますということを覚えとってくださいということをお願いして、質問を終わります。
○議長(中島完一君) 以上で22番、末永弘之議員の質問を終わります。 以上で通告による質疑、質問は終わりました。 これをもって質疑、質問は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表は配信のとおりであります。
△日程第2 請願第1号
○議長(中島完一君) 次に、日程第2に入り、請願第1号を上程議題といたします。 ただいま議題となっております請願は、去る6月10日の会議の際に配信しておりますとおりです。 なお、請願の審査につきましては、審査付託表のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、6月24日から27日までは委員会審査とし、配信しております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 明日6月21日から23日並びに6月28日から7月1日までは休会とし、次の会議は来る7月2日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 午後3時36分 散会...