津山市議会 > 2024-06-19 >
06月19日-04号

  • "公会計"(/)
ツイート シェア
  1. 津山市議会 2024-06-19
    06月19日-04号


    取得元: 津山市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 6年 6月定例会                               令和6年6月津山市議会定例会              議 事 日 程(第 4 号) 〇令和6年6月19日(水)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││     │   議案第1号 ~ 議案第15号(15件)               ││ 第 1 │   報告第1号(1件)                         ││     │  (河村美典議員、秋久憲司議員、河本英敏議員、金田稔久議員、      ││     │   松本義隆議員)                           │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会               本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘       出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 白 石  まこと │ 出席 │   │ 14 │ 広 谷  桂 子 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 上 山 はるうみ │ 〃 │   │ 15 │ 秋 久  憲 司 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 寺 坂  典 子 │ 〃 │   │ 16 │ 近 藤  吉一郎 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 高 橋  寿 治 │ 〃 │   │ 17 │ 中 島  完 一 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ ほかぞの 千 晶 │ 〃 │   │ 18 │ 田 口  浩 二 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 丸 尾    勝 │ 〃 │   │ 19 │ 岡 田  康 弘 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 河 村  美 典 │ 〃 │   │ 20 │ 森 岡  和 雄 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 政 岡  大 介 │ 〃 │   │ 21 │ 吉 田  耕 造 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 三 浦  ひらく │ 〃 │   │ 22 │ 末 永  弘 之 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 勝 浦  正 樹 │ 〃 │   │ 23 │ 津 本  辰 己 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡  哲 弘 │ 〃 │   │ 24 │ 原    行 則 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 松 本  義 隆 │ 〃 │   │ 25 │ 河 本  英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田  稔 久 │ 〃 │   │   │         │   │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘             説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  谷 口 圭 三  │ 産業経済部長  │  中 川 竜 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  野 口   薫  │ 観光文化部長  │  笠 尾 美 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  長 尾 俊 彦  │ 農林部長    │  平 田   暁  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  有 本 明 彦  │ 都市建設部長  │  松 原 寿 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部長  │  左 居   薫  │ 地域振興部長  │  明 楽 智 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部   │  針 生 博 文  │ 加茂支所長   │  畑 田 泰 則  ││ 政策推進監   │           │         │           │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  三 浦 英 俊  │ 勝北支所長   │  石 戸 健 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  藤 井 浩 次  │ 久米支所長   │  黒 瀬 生 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  土 井 克 一  │ 阿波出張所長  │  宮 野 剛 至  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 税務部長    │  美 若 隆 宏  │ 会計管理者   │  廣 野 淳 子  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  梅 原 高 之  │ 水道局長    │  小 林 和 弘  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  平 井 良 幸  │ 教育次長    │  朝 田   一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  木 梨 良 祐  │ 総務部総務課長 │  香 山 秀 樹  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘          職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  玉 置 晃 隆  │ 主幹      │  尾 原 佳 世  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  杉 山   洋  │ 主任      │  有 岡 佑 起  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹      │  宇津美   明  │ 主任      │  難 波 大 輔  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(中島完一君)  皆さんおはようございます。 御着席を願います。 これより6月津山市議会定例会4日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は25名全員であります。 本日の議事日程は、配信しておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(中島完一君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 7番、河村美典議員、登壇。 ◆7番(河村美典君)  おはようございます。7番、市民が第一、河村美典です。 議長より発言のお許しがありましたので、6月定例会の議案質疑・一般質問をさせていただきます。 さて、暖冬の冬からひとときの春を経て、一気に夏の気配を感じる昨今です。今年、我が家にあるサクランボの果実が文字どおり一つ残らず落下してしまいました。実りを心待ちしていた鳥たちも、例年とは異なる状況にきっと戸惑っていることだろうと思います。植樹以来二十数年、初めての出来事でした。間違いなくこうした事態の一要因として上げられるのが温暖化でしょう。 先日の国際チームの発表によれば2023年まで、昨年までの10年間の人為的要因による気温上昇が0.26度、温暖化のペースは観測史上最悪となり、現在のカーボンジェット、炭素予算の上積みが必須であると指摘をしてありました。 そうした中、このたびの一般会計補正予算(第1次)には、国からの特定財源1,650万円によって当初予算に計上されていた一般財源820万円を減額をし、補正額830万円の低炭素都市つやまの構築に向けた事業の拡充が提案をされていました。この低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業について、その内容を具体的にお知らせをください。また、昨年度の類似事業の実績も教えていただきたいと思います。 次に、同じく低炭素都市の構築を目指し、昨年度6月定例会に提案をされた脱炭素先行地域計画策定事業について、その進捗状況についてお尋ねをいたします。 次に、教育に関わって。 岡山県教育委員会は令和3年3月に令和4年~6年度学校における働き方改革重点取組を策定し、令和7年、つまり来年6月の勤務実態調査までに月45時間超えの教職員をゼロにするという目標を掲げています。しかし、昨年6月の勤務実態調査結果による現状は、県内小学校教員の時間外在校等時間、いわゆる時間外勤務の時間の平均は50時間、中学校は51時間で、45時間超えの教員は小学校で64%、中学校で77%を占めており、暗雲立ち込める状況にあることは否めません。 そうした中、県教委は本年3月、岡山県公立学校の働き方改革緊急宣言を策定、公表しています。そのデータは、本市教育委員会にも届けられていると思いますが、本市ではこの宣言に関わる教職員向け並びに保護者地域関係者向けのデータ及びその動画をどのように活用されているのか、また活用される予定なのかをお聞かせください。 また、教職員の働き方を市民の皆さんにも知っていただくために、比較例として申し訳ございませんが、同じ地方公務員として勤務している本市職員の方々の休憩時間についていかなる設定がなされているのか、そして皆さん確実に休憩できているのかどうか、お尋ねをします。 そして、本題の本市教職員について、その休憩時間はいかに設定をされており、日々皆さん休憩が確実に取れているのかどうかもお尋ねをいたします。 次に、今年度よりスタートしている小学校学年担任制について。 複数担任制ともチーム担任制とも呼ばれております。先行事例を参考にしながら小・中両校種で勤務をさせていただいた私の経験から申しますと、これは学校規模によって同じ取組であってもその効果は異なってくるものではないか。言い換えると、教科等の指導において実態に不適な取組を行った場合には子供たちの安全上の問題が生じたり、教職員の負担増になったりすることも予想されます。この取組を市内全小学校に導入することとなった経緯と目的をお尋ねいたします。 最後に、本市国分寺に位置する史跡美作国分寺跡の整備についてです。 ここではまず、本事業のこれまでの経緯、経過、併せて指定用地の総面積についてお尋ねをし、登壇での質問は以上となります。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  職員の休憩に関する御質問にお答えをいたします。 職員の休憩時間は、原則午後0時15分から午後1時15分までの1時間となってございます。休憩時間中に業務を行う必要がある場合には所属長の判断で休憩時間を変更し、取得しており、休憩はおおむね確保できているものと認識しております。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  初めに、低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業の内容と昨年度の実績についてお答えいたします。 この事業は、環境負荷の少ないライフスタイルへの転換を促進するため、エネルギー効率の高い機器や温室効果ガス排出削減が図られる設備などの取得費用の一部を補助するものでございます。このたびの補正予算では、原油価格の上昇や円高の影響など足元のエネルギー価格等の動向を踏まえて事業費を約2倍に拡充し、地域脱炭素の推進とともに地域の家計負担軽減を図ることを目的としております。 なお、昨年度の補助金交付実績は1,016万4,000円で、家庭用ヒートポンプ給湯器60件、定置用リチウムイオン蓄電池25件、窓断熱20件、V2Hシステム1件、電気自動車等が43件となっております。 続いて、脱炭素先行地域計画策定事業の進捗状況についてお答えいたします。 本市の豊かな自然資本を生かした再エネ電源により城下地区、久米産業団地など、対象地域における民生部門の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現する計画を、今月28日が募集期限の第5回脱炭素先行地域に申請するため、現在最終段階の作業を行っております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  史跡美作国分寺跡保存整備事業の経緯、経過についてお答えいたします。 平成16年2月、文部科学大臣から史跡指定を受け、平成17年3月に史跡美作国分寺跡保存整備基本構想を策定いたしまして、同構想に基づき平成17年度から整備用地の取得に着手し、現在継続中でございます。また、平成21年7月に追加指定を受けて総面積が3万790.51平米となってございます。 以上です。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  初めに、小・中学校の働き方改革緊急宣言の活用についてお答えいたします。 まず、緊急宣言について、本年4月の校園長会議で情報共有し、特に働き方改革で目指す学校の姿と啓発の重要性について共通理解を図ったところでございます。また、校長当初面談や学校訪問などにおいて、各校の働き方改革の状況も確認しており、その際緊急宣言の活用方法についても話題にしてまいりました。既にPTA総会や学校運営協議会の議題に緊急宣言やその動画を取り上げていただいた学校もありますが、今後も地区懇談会やPTA研修会等を通じて教職員の働き方改革の必要性や取組の具体策について、より一層保護者、地域住民の理解や協力を得ていきたいと考えております。 次に、市内教員の休憩時間についてですが、各小・中学校の勤務時間の割り振り状況によりますと、例えば45分の休憩時間を給食後の昼休み時間と放課後の時間に分けて設定している学校、給食時間を含めた昼休みに一括して設定している学校などが見られます。しかし、児童・生徒に対する給食指導や放課後の委員会活動や個別指導、部活動の指導等により、教員の休憩時間が確実に確保されていない状況があることは認識をしております。 続きまして、学年担任制導入についてのお尋ねです。 今まで小学校では担任は一人の教員が受け持ち、学級の教科指導や生活指導等を担ってきたところでございます。しかしながら、今日子供の発達課題が複雑化し、保護者のニーズや価値観も多様化する中で、その対応に多くの時間や労力を要する現状があります。また、小学校教員の年齢構成で20代、30代が6割を超え、指導経験が浅く、指導に不安を抱える教員も見られます。このことから、令和4年度より学年担任制を試行的に始め、その成果と課題を校園長会議等で協議、共有し、今年度市内全小学校への導入を決めたところであります。 学年担任制の目的は、複数教員が子供たちに多角的、多面的に関わりよりきめ細やかな指導を行うことや、組織的対応で教員が安心して勤務できる環境を整えること、教員の人材育成を図ることなどであります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  こっからは一問一答方式で改めて質問をさせていただきますが、通告順と多少異なっています。 まずは美作国分寺跡史跡整備について。 指定地の総面積は3万790.51平方メートルとのことでした。既に取得済みの用地面積と、まだ取得されていない用地面積についてお聞きをいたします。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  史跡美作国分寺跡保存整備事業におきまして、取得を必要とする用地のうち取得済みの面積は約2万5,000平米でありまして、未取得の面積は158平米となります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  では、これまでの用地取得に費やされた費用の総額とその内訳をお聞かせください。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。
    ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  用地取得に要した経費は総額で約6億7,200万円であり、そのうち国庫補助として約5億3,400万円の補助を受けております。したがいまして、単市の負担は約1億3,800万円となります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  平成17年に整備基本構想が策定をされて、その整備に必要な用地取得に費やされた費用が総額約6億7,200万円、その8割が国費です。既にこれほどまでの予算が費やされているにもかかわらず、いまだ整備基本計画の策定に至ってはおりません。これまでに国、文化庁から苦言を呈されたことはありませんか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  事業が長期にわたっていることにつきまして、文化庁から意見をいただいたことはございませんが、毎年度進捗状況を報告してございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  この事業は、中尾元市長から6代、4人の市長に引き継がれてきているもので、本年度末で構想策定以来20年を迎えます。十年一昔といいますが、20年です。整備予定地の約2万7,000平方メートルは、市内の中学校1校分の敷地面積に匹敵をします。その中で、未取得の面積は158平方メートル、僅か50坪足らず。99.4%は既に公有化済みとなっています。先祖代々の大切な土地と我が家を早期から快く譲ってくださった多くの地権者の皆様がいらっしゃいます。ここは一日も早く整備計画の策定に進むべきではないかと思いますけれども、今任期も2年を切られた4人目、谷口市長の御所見をお伺いをいたします。 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河村議員の御質問にお答えをいたします。 美作国分寺跡に関しましては、当該地域の重要な文化財としての価値を認識をしておりまして、その保護と活用に向けて地元住民の皆様の御理解と御協力を賜りつつ事業の優先順位を見極め、財政計画や次の事業との整合性を担保しながら歴史ある文化遺産を次世代に継承するための計画を策定し、着実に進めてまいる所存でございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  地元住民の方の理解と御協力というお言葉でしたが、理解と諦めになっているのかもしれません。優先順位を見極めとか、財政計画の他の事業との整合性、よく口にされるお言葉ですけども、つまりほかにやるべきことがありますので、当面は御勘弁願いたいという定番の口上のように聞こえてまいります。その上で、改めて谷口市長には美作国分寺跡史跡整備実現に向け、新たな第一歩への御英断をお願いをしましてこの質問は終わらせていただきます。 次に、低炭素都市つやまスマートエネルギー導入応援事業についてです。 私は、本事業の予算820万円については減額するのではなく、さらなる二酸化炭素の排出削減と運輸、特に宅配業界の運転手不足対策のために、家庭などの宅配ボックス購入の設置費用の補助などの事業拡大に使っていくべきではないかと考えますけれども、担当課のお考えをお聞かせください。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  国土交通省によると、宅配便の再配達率でございますが、全国的に減少傾向にあり、また時間帯指定やコンビニ受け取りなど、導入コストの不要なサービスもあることから、市独自の事業として宅配ボックスの設置補助は検討しておりません。 なお、先ほど議員のほうにお答えをいたしました答弁の際、円安と申し上げるべきところを円高と申し上げましたので、この場で訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  国の統計上はそうなっているのかもしれませんが、できれば事業者の方の御意見もお伺いをしていただければありがたいなと思います。 それでは次に、脱炭素先行地域計画策定事業についてお尋ねをいたします。 たしかこの事業費は2,251万円だったと思いますが、計画策定をどこか民間事業者に委託されたのでしょうか。委託されたのであればどこに委託したのか、お聞かせをください。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  本計画の策定に当たり、提案書作成に係る支援業務を株式会社Cキューブ・コンサルティングに委託いたしました。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  私の調べたところでは、この株式会社Cキューブ・コンサルティングという事業者は、令和4年、一昨年の9月に設立をされた岡山市に所在地を置かれる起業間もないコンサルティング会社のようにお見受けをいたします。脱炭素の取組推進について、これまでどのような実績を上げられた事業者なのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  同社は、中国銀行のコンサルティング部門を担うグループ企業でございます。本市の計画における共同提案者となる企業の参画等をコーディネートしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  そうすると、支援をされているということなので、提案書の作成は主に本市の担当課の職員の方が行っているという御認識でよろしいでしょうか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  計画提案書の根幹部分、こちらについては本市職員が作成し、Cキューブ・コンサルティングには先行地域の取組による地域課題の解決手法や脱炭素化技術に関する提案など、科学的知見に基づく分析、評価が必要な事項を中心に支援をいただいております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  分かりました。環境省の脱炭素先行地域計画の募集については既に第4回目が終わり、全国36都道府県95市町村の74提案が選定をされています。目標とされている少なくとも100か所の先行地域の数も残り僅かとなっているようですが、これまでの応募件数に対する選定率は平均30.7%、第3回は27.6%、第4回は22.2%と選定される割合は少しずつ減少しております。事業委託先のCキューブ・コンサルティングと連携し、提案書の作成は職員が行っているとの御答弁でしたけれども、他の自治体よりも優れた先行的な本市計画のポイントとは何なのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  まず、地域の自然資本を活用した再生可能エネルギーの安定的な創出とともに、発電から供給までを地域企業が連携、協力して担うモデルを構築するところにございます。あわせて、住民や観光客に対し環境負荷の少ない行動を促す行動変容策として、JR西日本が展開するMaaSアプリWESTERと連携して取り組むことなどを盛り込んでおります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  言われたMaaSアプリWESTERというものが脱炭素の先行事例となるのかどうかよく分かりませんけれども、再生可能エネルギーの地産地消については第1回で選定をされていらっしゃる静岡市でも大手石油関連企業、大手電力並びに地域新電力企業、さらには7つの様々な事業を展開される大手グループ企業などと連携をし、既に進めておられました。 本年3月定例会の厚生委員会で報告をされていた資料を見ますと、本市計画の共同提案者はJR西日本ほか関連企業で調整中となっておりました。他自治体の先行事例を見ますと、この共同提案者が担う役割が重要ではないかと考えられますが、その後の進展についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  最終的に、JR西日本を含め8つの企業から共同提案者として本計画に責任を持って関与し、本市と連携して具体的な取組を実施または支援することに合意をいただきました。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  では、そのJR西日本を除く7つの企業とはどこでしょうか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  院庄林業株式会社、株式会社ちゅうぎんエナジー、株式会社中国銀行、株式会社美作国電力、株式会社森とみずのちから、両備グループ及び株式会社Cキューブ・コンサルティングでございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  お聞きするに中国銀行とその関連会社というのが多かったようにも思いますけれども。 私たちの会派で訪れた静岡市では、『脱炭素を通じて新たな価値と賑わいを生む「みなとまち しみず」からはじめるリノベーション』と題してその取組の総事業費約80億円を国、県、市で3分の2、共同提案者が3分の1──二十数億円に当たりますが──を投資する形で事業推進が行われておりました。御答弁によると、共同提案者の8つの企業は本計画に責任を持って関与していただけるとのことのようですが、事業実施に必要な費用を少しでも投資していただけるのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  費用の一部負担を前提に、共同提案者として参加することに合意をいただいております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  その一部というのがどの程度の割合なのかよく分かりませんが、市長は3月定例会の施政方針の中で地域脱炭素の推進について、水素エネルギーの利活用の検討を官民共創で進めるとの考えを示されました。JR津山線の水素列車導入に意欲も見せられていたように思いますけれども、このたびの計画に水素エネルギーの利活用はどのように盛り込まれていますか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  先行地域の取組は、水電解装置によるグリーン水素の生産といった2030年以降に本格化をいたします水素利活用の取組に先駆けまして、2030年までに地域の再エネを大幅に増やすことを目的としたものでございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  それでは、グリーン水素の活用については2030年以降ということですので、今後6年以上先の未来を見越して本年度から官民共創でその検討を進めていくと、そのようなことに聞こえました、今のは。私は、この水素エネルギーの活用こそが施政方針にも示されましたので、本市の他自治体に先行する計画のポイントなんだと思っておりましたけれども、誤認をしていたようです。昨年6月定例会でもこの事業には疑問の声が出されていました。国が選んでくれなかったのだから仕方ないでしょとして終わらせてもらってはやはり困ります。 本市の提案は、一昨日の6月17日月曜日から始まった第5回の募集、これが来週の終わり、28日までですが、行われるわけですけれど、本当に選定していただけますか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  申請書提出までの残りの期間においても引き続き関係者との調整をはじめ確度を上げるための作業を可能な限り行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  もし、もしです。市長、万一選定されなかった場合、その後はどうされますか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  現在、採択に向けまして全力で取り組んでいるところでありますけれども、脱炭素社会の実現は世界共通の目標でもありまして、計画の採否に関わらず取り組むべき課題であるというふうに認識をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  おっしゃるとおりだと思います。ただし、実際どのくらいの予算が費やされたのか分かりませんけれども、決算見ない分からないと思いますが、当初予算では予定では2,000万円超えですから、これが計画書をつくるだけでの費用で終わってもらっては市民はどう思うでしょう。2,000万、安いお金じゃございません。 Mobility as a Service、略してMaaS事業についても静岡では静岡型MaaSや浜松MaaS構想など、県を挙げての取組を既に先行的に進められていらっしゃいます。本市の計画が既に選定されているほかの自治体計画の二番煎じにとどまるようであれば、選定漏れとなり、利を得たのは結局委託事業者のみとなってしまうおそれを相当に感じてしまいます。それでは、納税者である市民はたまったものではございません。第5回に応募するにはひょっとしたらもう時間も限られます。ここに至っては勇気を持って早々に断念をし、市民におわびをするか、第6回の公募を期待し、改めて共同提案者との協議を深めていくのが得策ではないかとここでは申し上げまして、次の質問に参ります。 最後、教育についてです。 岡山県公立学校の働き方改革緊急宣言、議員の皆さんにはタブレットのほうに配信をしていただきます。当局の皆さんには、ペーパーでお配りをしていただいていると思いますが。 その活用に関して、教育委員会は校長当初面談、学校訪問などを通じて各校の働き方改革の取組やその進捗状況を把握する。そして、校園長会議で情報共有と啓発、学校での利活用方法について共通理解を図る。そして、学校においてはPTA総会や地域懇談会、PTA研修会などを活用し、保護者へ、学校運営協議会を通じ、地域住民へ理解や協力の拡大を図っていくというお考えだということでよろしいでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  学校を通じて保護者や地域住民への理解や協力を図っております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  それでは、保護者や地域関係者への周知については今でも多忙な学校現場に丸投げじゃあないですか。教職員の服務・監督を担う教育委員会として、ちょっと無責任なように私は思います。 さて、1日6時間を超える勤務の場合、45分以上の休憩時間が設定をされることになっています。休憩時間とは、労働の途中で与えられ、原則一斉に労働から解放され、自由に利用される時間とされています。 そこでお聞きしますけれども、教員の県、市、それぞれの調査結果、お配りをしている緊急宣言の内面にもその平均は紹介をされています。取れなかった休憩時間は、この調査結果にどのように扱われているのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  本来は、休憩時間が確保されていることを前提として調査を行うものではありますが、利用できなかった休憩時間を時間外在校等時間に計上するかどうかは個々の教員の判断によっている現状にあります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  小学校50時間、中学校51時間の時間外勤務の中に取れなかった休憩時間は入っているかどうか分からないということですね。取った、取ってあるものと考える。ただ、取れていないという認識は教育委員会はお持ちだということです。 ある市内の学校の管理職が、お茶を飲む時間は休憩とみなすよと発言をした者があると聞きます。これは休憩時間の定義には反するものだと私は思いますが、体調管理などのために行う水分補給の時間は休憩時間ですか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  短時間での水分補給など、体調管理等に必要な時間は勤務時間の中で行われるものと認識をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  この管理職の発言を聞いたとき、月45時間という数値目標を達成するがために、社会の常識に反して教育現場の感覚が相当に麻痺してきているんではないかと思いました。 では、時間外在校等時間と言いますけれども、等にはやむなく家庭に持ち帰らざるを得なかった業務の時間は含まれているのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  時間外在校等時間には、持ち帰り業務の時間は含まれておりません。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  そうすると、県教委公表のその令和5年度6月実施の教員勤務実態調査結果並びに本市教職員の平均62.5時間には、持ち帰り業務の時間は反映されていないということでよろしいか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  調査には持ち帰り業務の時間は含まれておりません。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  持ち帰りも、取れなかった休憩時間も、時間外勤務に含まれていない。そうしますと、教職員の時間外勤務の時間はそこに公表されている数字どころではないということです。 そうした中で、本市小・中学校に今月から月1回の定時退庁日を設けるよう教育委員会から指示が出たと耳にいたしました。本当なんでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  定時退庁日等は、学校の裁量で工夫設定されるものと認識をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  学校の状況で可能であればやったらええと思います。できるにこしたことはないと思いますが、ただ無理やり定時退庁日を導入したら、特に若い世代の持ち帰り業務の増大につながっていくのではないかと危惧しますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  持ち帰り業務などが増大しないようにすることも、働き方改革の目的としているところでございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  お気持ちは分かりますけれども、数字に表れていない業務の持ち帰りが相応に行われているのが恐らく現状だと私は思っています。 では、どうやって勤務時間内での業務の完結を目指すのかということなんですけれども、まずは教員免許の不要な業務の排除または移行、そして業務の効率化でしょう。 そこで、岡山県、岡山市、倉敷市の各教育委員会が、今年度の導入を決めているデジタル採点システムについてお尋ねをいたします。 昨年試行した中学校からは、業務の効率化に大変効果的だったとお伺いをしています。一昨日、類似の質疑、答弁がございましたので、私のほうからはデジタル採点システムの導入予定時期についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  できれば年度内に導入したいと検討をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  それは小学校もでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  まずは時間外在校等時間が多い中学校からの導入を考えております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  これは予算も伴うことですから、やむを得ずですけれども、少しでも早い導入をお願いをしたいと思います。 次に、教員の業務削減ということで一人の教員が現状より月5時間分残業時間を縮減する、そのためには平均1日15分程度の時短が必要となってきます。もしそこに20人の職場であれば1人15分ずつ20人、延べ300分、5時間です。これを担うさらに新たな人材配置があれば計算上では実現可能ということになります。本年度、県教委は教職員の働き方改革に効果的な教師業務アシスタントの全校配置を進めたようですけれども、本市の配置状況をお伺いをいたします。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  人材不足や雇用条件等の課題から、現時点で配当時間全てを満たせていない学校もありますが、全校に配置をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  残念なことなんですけれど、県費で配置されるはずの教師業務アシスタント、100%の配置にはまだ至っていないという部分もあるようです。当初予算には、本市独自にこれまで行ってきた教師業務アシスト員の配置予算も計上されておりました。この予算を活用してスクール・サポート・スタッフ業務のさらなる拡充は今年度行われているのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(朝田一君)  県費の配当時間が昨年度の本市独自の教師業務アシスト員の配当時間を下回っている学校につきましては、アシスト員の予算を活用することで拡充を図っております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  できるだけ昨年度並みにはしていきたいということで頑張っていただいているというふうにお受け止めをさせていただきました。 勤務時間のさらなる拡大といったような、当然収入が増えるような雇用条件の改善を図ることで、ひょっとしたら、まだ配置をされていないような学校の人材不足の解消を図ることが可能になってくるのかもしれません。やっぱり収入面が大きく影響してくるんだと思いますから。アシスト員や学校校務員等のスクール・サポート・スタッフの業務内容の見直しや効果的な配置の研究もさらに進めていただければなと本日は申し上げておきます。 次に、学年担任制について。 報道等で知った市外の教員の中にはこの取組に関心を寄せている者もあります。しかし、若手育成のための学年担任制導入に重きを置き過ぎるがばかりに学校、学級の実態に即さない教育課程の編成や指導形態の導入でかえって教員の負担増となり、文部科学省が進める高学年教科担任制など定数改善や、岡山県教委が進める教職員の働き方改革の趣旨に逆行するような結果となっては本末転倒となります。この1学期、まだもう少し残っておりますが、そのような取組になっている小学校はございませんか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。
    ◎教育次長(朝田一君)  学年担任制は、あくまでも学校の実情に応じて弾力的に運用するものであり、働き方改革の趣旨に逆行する取組を求めるものではございません。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  ぜひとも管理職の方にもしっかりと伝えておいていただきたいと思います。 小規模1学年1学級の小学校から1学年9学級の中学校まで勤務をさせていただきました。その経験からすると、チーム学校による子供たちの学びや成長の支援、これについては個人的には期待をしています。 一方で、緊急宣言の啓発をはじめ働き方改革は重要だと思うんですけれども、残念ながら申し上げますと教育長を含め5人の教育委員会の方々の動きに不満を私は感じています。事務局職員と一丸となってもっと汗をかいていただきたい。倉敷のようにホームページに掲載する、連合町内会や市P連の会議などで紹介をして協力をお願いする、本日私のほうで議員の皆さん、ここにいらっしゃる職員の皆様にはお知らせをしました。私の仕事ではないと思うんですけど、本当は。 ほかの市の職員の方に見ていただく、市民窓口や公民館に設置する、国に対しては定数改善、県には加配教員、そして本市独自の支援員のさらなる拡充、そして学校徴収金の公会計化の早期実現、やっていただきたいことはたくさんございます。ぜひともこうした取組を着実に進めていただくことをお願いを申し上げまして、私のこの定例会の質問を終わらせていただきます。 ○議長(中島完一君)  以上で7番、河村美典議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 15番、秋久憲司議員、登壇。 ◆15番(秋久憲司君) 〔登壇〕 15番、秋久憲司、議長の休憩なしの許可をいただきましたので、これから質問させていただきます。 1番は、議案第9号と歴史的資源の日常管理についてでございます。 6月議会に提案されました議案第9号は、歴史的資源を活用した施設の公共施設等運営権に係る実施方針に関する条例の提案ですが、この条例案の提案に至った基本的な考え方や議論の経過について御説明をいただきたいと思います。 また、民間に運営権を設定する具体的な施設として津山城址、鶴山公園の鶴山館、衆楽公園の迎賓館と余芳閣、城東地区の旧梶村家住宅の4つの施設の名が上げられていますが、どのような考え、経過でこれらを選定し、それぞれの施設を具体的にどのように整備しようとするお考えか、お伺いをいたします。 各施設の文化財的な扱い、今後の文化庁との協議の見込みはどうなりますか、お伺いします。 令和6年度の当初予算では、設計委託料1,700万円程度、今後の具体的な整備に債務負担として令和7年、8年で7億5000万円ほど計上され、決定されております。当初予算計上時にはこれらの施設の具体的な活用方法は未定だったのか、お伺いをいたします。 先ほど申しました費用を足しまして今後8億円近い事業がスタートするわけですが、この事業全体はどのような議論をされてきたのか、お伺いします。 関係者や市民的な説明や合意形成はなされていますか。また、観光戦略アクションプランなど個別計画が策定されているのか、お伺いをいたします。 また、これらの施設の日常管理が不十分で見直し課題が多いと思いますが、当局はどのように御認識ですか。具体的に示していただきたいと思います。 観光DMOによる類似事業の検証や、今回事業に関する調査はどのように行われていますか、お伺いをいたします。 次に、人・農地プランから地域計画への移行についてお伺いをいたします。 経過の流れ、地域農業を次世代にどう引き継ぐのかということですが、地域農業の将来の在り方を明確にするこれまでの人・農地プランから地域計画をつくるためのアンケート調査が各農家に送られております。私も出しましたが、これまでの人・農地プランとこれからの地域計画ヘの取組はどこがどう違うのか、お伺いをいたします。事業の目的、経過、今後の手順や地域計画の市内での取組状況など、全体像を具体的に分かりやすく説明していただきたいと思います。 最後に、中心市街地再編構想についてお伺いをいたします。 昨年12月25日に津山商工会議所などで構成する中心市街地活性化協議会から津山市に対して中心市街地の再編に向けた構想案が提出されました。コロナなどで衰退が顕在化した中心市街地を再生するための基本的な整備構想案とのことで、受け取った谷口市長は危機感を持って受け止めている。しっかり精査し、取組を進めてまいりたいとのことですが、この提出された構想案の内容や今現在市の御認識、今後の検討方針などについてお伺いをいたします。 この構想案のとおり事業を行った場合、概算でどれくらいの事業規模になると予想されておりますか、お伺いをいたします。 答弁によって、また質問席で質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  中心市街地活性化協議会からの構想案についてお答えをいたします。 構想案の内容は、関係人口と定住人口の増加を目標とし、道路整備や新たなビジネス拠点施設整備などのハード事業が中心となっております。本市といたしましては、城下まちづくりビジョンなどの各種計画との整合を図りながら、中心市街地のまちづくりの方向性を定めていく必要があると考えておりまして、現在UR都市機構にも協力を得ながら関係部署で検討を進めております。今後は、中心市街地活性化基本計画として取りまとめ、国の認定を得ていきたいと考えているところでございます。 なお、構想案の事業規模については算出をいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  私からは、9点の御質問についてお答えをいたします。 まず、議案第9号の条例案の提案に至った基本的な考え方、経過についてでございます。 本事業は、老朽化の著しい鶴山館のほか、衆楽園、迎賓館、余芳閣、旧梶村家住宅の4物件について小規模分散型ホテルとして改修するものでございます。これらの施設はいずれも地域の歴史文化を継承する歴史的資源でありまして、その保存と活用を両立させるため、PFI法に基づいた公民連携によるコンセッション方式を導入することで、独立採算運営の施設に再生しようとするものでございます。 また、本事業はまちじゅう博物館構想アクションプランにも人が集う場所をつくる取組、城泊・城下町泊事業といたしまして掲載をしておりまして、さきの3月定例会で関連予算を御議決いただいたことを受けまして、今議会において公募に向けた実施方針条例をお諮りするものでございます。 次に、施設の選定概要と具体的な活用方法についてお答えいたします。 本市の観光は、主に日帰りの通過型観光が多く、観光消費額の拡大を図るためにも滞在型観光への転換が求められております。これに向けた有効な方策を検討する中で、分散型ホテル事業の仕組みが歴史的な町並みや建築物が集積する地区を有する本市には有効であるとの判断に至りました。対象施設については老朽化により改修が喫緊の課題となっているものの中から分散型ホテルの構成にふさわしいものを専門家のアドバイスも参考に選定をいたしました。具体的には、鶴山館についてはフロント、ガイダンス、カフェ機能、衆楽園の迎賓館についてはダイニング機能、余芳閣については一棟貸しホテル、旧梶村家住宅は客室、ラウンジ機能などへの活用を想定していますが、最終的には公募の中で事業者提案を求めながら決定をしていきたいと考えております。 次に、各施設の文化的な扱い、今後の文化庁との協議の見込みについてでございます。 まず、鶴山館は史跡津山城跡内に位置する施設、衆楽園の迎賓館と余芳閣は名勝衆楽園内に位置する施設、旧梶村家住宅は国登録有形文化財となってございます。今後の文化庁との協議についてですが、改修計画が決まった時点で事前協議を行いながら設計を実施し、現状変更申請を行ってまいります。本事業におきましては、後世に地域の歴史文化を継承するため、建物を可能な限り本来の姿で保存、活用することを目指しております。国の文化財に対する考え方も見学や保存優先から活用する方向へ転換しているため、本事業の方向性は国の方針とも基本的に合致しているものと考えております。 次に、当初予算計上時の関係施設の具体的な活用方法についてでございます。 これらの施設の活用方法につきましては、関連予算を提案いたしました3月定例会の一般質問でも御答弁いたしましたが、宿泊や飲食機能等を想定をしているところでございます。 次に、事業全体の議論の経過についてでございます。 まず、令和3年度には観光庁の城泊、寺泊による歴史的資源の活用事業により、DMOにおいて専門家による御意見を頂戴いたしました。また、令和4年度には同じく観光庁事業を活用いたしまして物件の基礎調査を実施し、令和5年度には専門家派遣事業で専門家のアドバイスを受けて早期に事業化ができそうな物件を選定し、事業の成立に最低限必要な要素であるフロント、ダイニング、宿泊施設を考え、4物件を選定をいたしたところでございます。その上で、必要となる経費の算出を行いまして、デジタル田園都市国家構想交付金の地方創生拠点整備タイプに応募し、採択を受け、事業を推進しているところでございます。 なお、その間セミナーの開催、各種団体への事業説明や進捗報告、事業者へのサウンディング等を実施しながら事業を進めております。 次に、関係者等との合意形成についてでございます。 今回の物件につきましては市有物件ということもございまして、まずは庁内で協議を行いまして、併せて文化庁、観光庁等関係機関とこれまで協議を重ねてきたところでございます。また、令和3年度には分散型ホテルの事例紹介を内容とする古民家再生利活用セミナー、令和4年度には専門家による城泊・城下町泊セミナーや愛媛県大洲市への視察、また令和5年度以降は商工会議所等の各種団体から依頼も受けまして、城泊・城下町泊説明会等を開催してきたところでございます。さらに、関連予算を提案した令和4年度以降、市議会においても本事業についての質疑を重ねまして、令和6年3月議会では具体的な活用方法についても答弁をさせていただいたところでございます。 また、まちじゅう博物館構想でパブリックコメント及びサウンディングを行いまして、実施要領とその結果につきましては市ホームページで公表もしてございます。今後におきましても、住民の皆様や地元の方々には活用方法等きめ細やかな説明に努めてまいりたいと考えてございます。 次に、個別計画についてお答えをいたします。 観光アクションプランにつきましては、平成31年度に終了いたしまして、その後におきましてはDMO形成確立計画によりまして観光事業の推進を図っておるところでございまして、その中で城泊・城下町泊につきましては記載をしてございます。また、先ほども申し上げましたが、まちじゅう博物館構想内にも本事業についての記載がございます。また、令和5年度DMOが津山城・城下町泊事業基本計画を作成しておりまして、これらに基づき事業を推進しています。 次に、施設の見直し、課題についてお答えをいたします。 本市の歴史文化を色濃く残すこうした施設は本市のシンボルでございますが、修理するためには多額の費用がかかることがこれまで施設管理に関する課題としてありました。今回の事業によりまして、改修を行うことでこれまでの課題がある程度解決するものと考えておりまして、今後は活用することで従来のこうした課題の発生の抑制にもつながるものと考えております。 最後に、類似事業の検証、本事業の調査についてお答えをいたします。 全国で多くの自治体等が城泊、古民家泊に取り組んでいます。まず、この事業を取り組むに当たりDMOで令和3年度に観光庁の城泊専門家派遣事業を活用し、専門家に津山市の現状を見ていただきまして、ポテンシャルは非常に高いと評価をいただいたことで令和4年度観光庁事業を活用し、今回の4施設を含む9施設について具体的な改修方法等の検討を行うなど、事業化に向けて検証、検討を行ってきたところでございます。令和5年度事業化に向けた検討を継続し、再度観光庁の専門家派遣事業を活用し、文化財等の活用について具体的な御意見をいただき、活用可能と判断して事業化、予算化をしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  私からは、人・農地プランと地域計画につきましてお答えさせていただきます。 まず、人・農地プランは担い手への農地集積を目的に、地域での話合いにより地域農業の将来の在り方を明確化するものでございます。一方、地域計画は農地の効率的かつ総合的な利用の促進と、農業を担う者の確保及び育成を図ることを目的としておりまして、農業の成長産業化及び農業所得の増大を目指すものであります。具体的には農地の集約化等に向けた取組に重点を置きまして、農業を担う者ごとに利用する農地を示す目標地図の作成が追加されております。本市といたしましては、令和7年3月末までの計画策定に向け、本年2月に市内8地域で開催した地域の担い手を対象とする検討会での内容や、農地所有者意向調査の集計結果を踏まえまして、8月に開催いたします協議の場で話合いを進めていくこととなります。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  いろいろと御答弁をいただきました。 まず、歴史的資源のことですが、こういう手法でされるということで、歴史的な資源がこういった事業で整備されるというのは、それ自体は私はいいことだというふうに思いますが、こういった手法というのは一つはやはり東京から業者が来ていろいろ言うと。それで、いいこと言われるんでやると。それで、運営は東京のほうから来てされると。もうけのほうも東京のほうへ持って帰られるというようなことが多いように聞いております。やはりそういった全国展開されている方のノウハウは持っとられるんで、それはそれでいいんですけども、できるだけ津山由来といいますか、津山との関係性の中でいろんなことをやっていただきたいなと思いますし、全国的なこれは、はやりといったら語弊がありますが、はやりでもありますので、底の浅いことをされないように。特に津山は歴史文化が非常に重要なことを占めておりますので、歴史文化に裏打ちされたことをきちっとこう堅実なことをやらないと底が見えてしまうと、魅力も浅くなるということでございまして、その辺をしっかりとやっていただきたいな。 それからもう一つ、ずっと思いますのは今まで何回も指摘をさせていただきました。これらの施設の日常管理、これが非常にお粗末だったと。回答でもそれが不十分だったというのはいただきましたが、具体的には言われませんでした。例えば衆楽公園の桜の木、半分枯れたような木があるとか、それから見通しが悪いとか、それから景観とのマッチングが悪い。この頃は木を切られとるようですけれども、選定の仕方がちょっと乱暴な面も見ます。それから、衆楽公園の池の水質改善に向けて商工会議所の青年部の方々が中心になって本当に汗をかかれて取り組まれておりまして、これは敬意を表したいというふうに思いますが、本来衆楽公園の裏にあった水質改善の施設がそのままの状態です。それが今の時代に合わないのだったら次の手を考える、もっとよい施設をするとか、それから水自体の経路を変えるとか、やはり水質の問題は昔と今は自然の浄化能力が違いますから、その辺もきちっとやらないといけないし、昨日は何でしたか、カワウソではないわ、何とかがおる言よりましたな。あの衆楽公園の中に多様な動植物がいらっしゃいますので、夏は食用ガエルも元気になります。本当にリピーターが来てくれるのかと心配もいたしますが、そのような日常管理、足元からきちっとやらないとせっかくの取組も生きないんではないかというふうに思います。 それから、津山市は市の特徴点として歴史文化がありますので、歴史文化に金使わんといけんと思いますよ。仕方ないんです、そりゃ。誰でも親から、先祖から田地を引き継ぐ、山を引き継ぐ、それから大きな家を引き継ぐ、すればそれはほっとけない。少々のことは我慢やってもやはりきちっと管理をやってくというのは誰もされていることでございまして、もっと目を向けるところに目を向けて、それを生かしていくということを真剣に考えていただきたいと思います。 それで、鶴山館のほうは津山城址でフロント機能なんかも設けて喫茶とか宿泊も検討していきたいというような話も聞きましたが、ずっと言われております衆楽公園も含めてですが、都市公園法で規定されている都市公園でございます。都市公園の趣旨とは何かというものをしっかり自覚していただきまして、やはり市民が日常的に生活の潤いとか、いろんな生きがいを感じるとかという利便性をやはり担保する、それから入場料を取るんでしたら津山城址の場合は他の施設の中の備中櫓とか、それから今度できるところでするとかというてしないと日本100名城の中で入り口から大した施設もないのにといったら私も失礼ですが、入り口から入場料を取っているようなところはございません。 玉藻公園もありますが、入場料を取っていますが、夜桜は無料でございます。やはり粋な計らいというものがあるわけでして、あっこは松がたくさんあるんで、松の剪定大変ですわ。というようなことで、桜の予算も非常に少ない。桜の管理もしっかりやっていただきたいなと思いますし、よそからは旅行の玄人が来られますので、こんなことをされとんですかというようなことがないように、もうちょっと大きな目でその辺を併せて検討していただかないとこういった事業も生きてこないんではないかというふうに思います。 それで、次の質問に入りますが、今のことも質問したいんですが、次の質問に入りますと、こういった城泊・寺泊はトレンドな取組です。農村泊もございます。先ほど申しましたように、このような手法は市外業者中心になる傾向がございますので、そこには注意をしていただきたい。観光は産業でございまして、例えば泊、泊まるといえば市内には宿泊施設としまして老舗の日本旅館が何軒かずっと経営されております。城泊と同時にこういった町なかにございます日本旅館の魅力もまちじゅう博物館という取組をされとるわけですから、再発見、整備していく必要があるんではないでしょうか。そして、こういった町なかにやはり投資をやっていく、そのソフト的な、またはそういった魅力を生かした投資をする、そのほうが経費的にも安く、費用対効果でも高いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  市内の日本旅館は、旅館ごとの歴史や津山ならではの食の提供など高い魅力を持ち、宿泊することで旅の醍醐味でもあります非日常体験を味わうことができるすばらしい観光コンテンツであると考えております。本市の観光資源の魅力の一つとして、城泊事業と併せまして各種媒体への掲載、商談会やエージェントへの紹介など、積極的なプロモーションに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  先ほどの発言で衆楽公園の池の清掃、一生懸命された方々、若い方々を会議所の青年部というふうに私は間違えて言いましたが、正しくは津山青年会議所、JCの方々が中心に汗をずっとかいていただいたということでございますので、訂正し、おわびさせていただきます。本当にありがとうございます。 市内には今のお話でしたが、老舗の3つほどの旅館があるんですかね。それから、移住された方が経営する旅館もあっていろんな展示もされとるということですが、古い日本旅館といえばその味は私たちの世代でしたらサントリーオールドのコマーシャルで有名ではないかなというふうに思います。これらの旅館、鍋などの料理旅館で歴史もあります。歴史的な資源として大切にして、いろいろと手を加えてやっていただきたいなというふうに思います。 次に、人・農地プランでございますが、回答をたくさんいただいたんですが、明確化するということなんですけども、地域農業の将来、今までなかなか地域の住民には、農民にはなじみがないというふうに思います、今回は目標地図をつくるということで、点の扱いから面の扱いになってきて、少し具体的に見やすくなったのかなというふうに思いますので、そういったことを材料に、地域で身近な議論ができるように対応をよろしくお願いをいたしたいと思います。 それで、再質問ですが、地域の実情に応じて具体的にどのような方向性、項目について今後協議がなされるのか、お伺いをいたします。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  現在、集計を進めております農地所有者意向調査の結果を踏まえまして、農業を推進する区域と保全を進める区域の整備、担い手や基盤整備など地域の実情に応じた項目につきまして、それぞれの話合いの中で進められていくことになります。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  話合いはされていく、市の方もこういった話を当初の御回答を聞けば来年3月まで非常にタイトなスケジュールの中で大変だろうというふうに思いますが、計画づくりと議論のほうはまた時間もよく考えてやっていただけれりゃいいんですが、問題はその話合いの中身でございまして、それが充実するようにやっていただきたいな。JAの旧支所、出張所の単位くらいでされるということでございますので、個別の話もされているようですので、個別地区の話合いが増えるように取組を充実させていただきたいと思います。 それで、田舎、農村部には今までの取組、どうしても農地の集積、集約が中心となるわけですが、集約できない農地が多く存在します。遊休農地や所有者不明農地の利用を推進していく必要があるというふうに思いますが、これらの集約できないそういったところの利用を推進していく必要があるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  遊休農地対策といたしましては、出し手から遊休農地を借り受け、岡山県農地中間管理機構が簡易的な整備を行い、受け手に貸し出す遊休農地解消緊急対策事業がございます。また、所有者不明農地対策といたしましては、農業委員会が相続人などの探索、公示手続を経まして所有者不明農地を借りることができる所有者不明農地制度がございます。こうした事業等を活用することによりまして、集積、集約を進める必要があると考えております。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  答弁協議の中でもいろいろとお話もいただいて、まだほかにこんな事業もあるんですというふうに熱心に教えていただきまして、大変勉強になりました。しかしながら、現地で私たちの地区ではなかなか使い便利が悪いというようなところもあるんではないかというふうに思います。 そこで、独自のソフト事業が必要ではないかというふうに思うんですが、実は会派で視察しました静岡県藤枝市では遊休農地対策として市独自の3つの取組をお伺いをいたしました。市民農園整備補助事業によりまして、農地転用許可等の開設準備期間を簡単に短くしまして、早期に市民農園が準備できるような環境整備されております。市民農園の新規開設、既存農園の改修を支援して遊休農地の有効利用を図っておられまして、この藤枝市では現在25か所、約4ヘクタール、884区画の市民農園が開設されておりまして、約8割が市民に利用されています。津山市の場合はこの藤枝は25か所ですけど、津山市は1か所ということで、工夫次第で市民農園の幅がある程度広がるんではないかなというふうに思います。 次に、ゼロから農業エントリー制度としまして作り手のいない主に小さな遊休農地を1筆ごと3年間無料で希望者に耕作してもらう制度がございました。それからもう一つは、雑草の管理に困っている農地の草刈り対策として、持ち主と草を刈る人を登録してお見合いさせる、マッチングする草刈りマッチング事業などを実施されていました。ホームページでされているんではないかというふうに思います。地域計画づくりの中で遊休農地対策についても協議されると思うのですが、このような事業を参考に津山市でも市独自の取組を行い、増加する遊休農地対策をこのチャンスに進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  地域計画は、随時見直しを行うこととなっております。その際、担い手や地域住民との協議の場におきまして、他都市の参考となるような取組など、こういった状況なども共有しながら地域の実情に沿った遊休農地対策を模索していきたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  今部長が申されたように、地域の実情に沿った遊休農地対策を模索というか、検討していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから、この辺にしまして、次に中心市街地の活性化でございます。 構想案の規模については事業規模を算出しておりません。この中心市街地の再編事業でございますが、これはまた後からも言いますが、ぜひともきちっとやっていただきたいというふうに思います。 それで、中心市街地活性化協議会の方も非常に危機感を覚えるんだと、大変な危機感だというふうにあるんですが、アルネのときも大変な危機感で、これしないともう中心市街地が沈没するんじゃということで反対の方や、もう議会でも大変な議論されたんですが、強引に強行されたと。やはり大きな物事するときに危機感や緊迫感をあおって物事を進めるというのは私はいかがなもんか。ちょっと失礼ですけど、これとは違いますが、詐欺商法が今買わないと駄目ですよ、駄目ですよとかといって判断する間とかを与えずに商売やっていくというようなことがよく言われますが、やはり落ち着いて慎重な検討を行っていただきたいと思います。 それで、国土交通省の外郭団体であるUR都市機構、独立行政法人都市再生機構の協力を得ながら関係部署で検討を進めているというようなことなんですが、市はどのような考えで検討されていますか、お伺いします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  令和4年8月に公表いたしました城下まちづくりビジョンは、城下地区のまちづくりの方向性を示した内容となっておりまして、UR都市機構からの協力をいただきながら策定をしております。本市といたしましては、同ビジョンをベースとして住民の合意形成を図りながら今後のまちづくりを検討していく、そういう考えでございます。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  これ、今後は住民の合意形成を図っていくということですが、やっぱり城下町の中心市街地は町の顔です。その町には歴史文化、風情があります。また、人情もあります。城下町としての町割、個人商店、また町なかに住む人々の暮らしや商いがありまして、市民全体のかけがえのない財産です。今まで営々とした町なかの暮らしをさらに豊かなものになるように、私はそういう立場で、そういう基本的な立場で検討をしていっていただきたいなと思います。 次の質問ですが、津山市は中心市街地の活性化に向け、25年前に取り組みました、先ほど言いました再開発事業のアルネ津山が残念ながら破綻し、大きな負の遺産となっております。現在も、財政的にも非常におもしになっている。今後の大規模修繕や再生に向けた対応策もまだこのアルネ津山については明らかにもされておりませんし、財源調整もいかがなものかと思います。アルネ津山への対応を除外したエリア設定自体が問題というふうに思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 秋久議員の御質問にお答えをいたします。 アルネ津山は中心市街地を再生し、にぎわいを取り戻すために整備された施設でありまして、その本来の目的に沿って生かしていくことが最も合理的な方策であるとの考えをこれまでも申し上げてきております。中心市街地活性化協議会からの構想案は、ウオーカブルな視点に立った回遊性の向上や低未利用地の再整備によりアルネ津山周辺への町なか居住を促す内容となっていることから、アルネ津山を除外した構想案とは考えておりません。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  今御回答をいただいたんですが、ちょっと感想を言いますと、やっぱりアルネ津山は中心市街地を再生し、にぎわいを取り戻す、再生もしなかったしにぎわいも取り戻すことができなかった。そして、本来の目的に沿って生かすことが合理的な方策というふうに思いますが、アルネ津山の今までの振り返り、検討や対策、不十分ではないかと思います。 それから、今後の方向性も明らかではない。今現在、いろんな対策でレストランやサテライトオフィスなど、いろいろな取組もされておりますが、いずれも低調で、その機能や成果は生かされていないと。やはりアルネ津山の活用も含めて、そして反省も含めて町なか再生を考えていかないと、単なるウオーカブルとか、回遊性とか、低未利用地の再整備とアルネ津山がどう連動するのかとか、その辺が分かりません。ウオーカブルというふうに言いますが、モダンな町をつくってそのように変えることは一つの手法ですが、津山市の歴史、実情には合ってはいない。また、低利用地自体が悪いかのように捉えますが、いろんな事情とか、いろいろ活用方法もあります。そういった町のありようの基準は人それぞれでございまして、基本はそこに住んでいる人の住みやすさ、安心などを念頭に置いてこのアルネ津山とも連動させて私は考えていただきたいと思います。 それから、ちょっと飛びました。 それから、この町の顔でもあります中心市街地の再編は、地域経済の持続可能な好循環を生むものではないと単なるハード事業を行っただけになるんではないかと思います。中心市街地再編構想では5つのゾーン形成を図るというふうにされていますが、ゾーン3では城下広場ゾーンとして機能の再配置による広場の整備とされていますが、昔は第二小学校、通称二校として親しまれた小学校のグラウンドであった場所でお城山周辺に再び平地空間が生まれることはいいことと思いますが、うがった見方をしますと建物の老朽化が懸念される中国銀行津山支店、津山商工会議所、津山信用金庫らの建物の移転事業の印象も受けます。移転先は博物館の前で、何階建てになるのか示されてはおりませんが、お城の眺望が気になるところでございまして、景観についても将来展望に立って検討が必要ではございませんか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  構想案での移転先につきましては、建物の高さを規制する場所ではございませんが、本市のシンボルであります津山城の石垣を背景としており、建物が建設される場合は眺望について配慮していただけるよう働きかけをする必要があると考えております。 ○議長(中島完一君)  15番、秋久議員。 ◆15番(秋久憲司君)  ちょっと時間がないんで、もう1問にしますと、ゾーン4で暮らしのゾーンですが、ここの事業費、建物の試算しますと315億円というような私自身の試算数字が出ました。アルネの300億円とほぼ一緒でございます。まちじゅう博物館ではなしにまちじゅうアルネというふうにならないように、しっかりと住む人たちや、それから城下町の風情、そういったものをしっかり検討していただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(中島完一君)  答弁はよろしいか。 ◆15番(秋久憲司君)  よろしい。 ○議長(中島完一君)  以上で15番、秋久憲司議員の質問を終わります。 この際、しばらく会議を休憩いたします。 再開は午前11時40分といたします。                                   午前11時33分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前11時40分 再開 ○議長(中島完一君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 25番、河本英敏議員、登壇。 ◆25番(河本英敏君) 〔登壇〕 議長のお許しをいただきまして、質問をさせていただきます。 さて、今日は1つ、テーマは1つにさせていただきたいというふうに思います。 道路維持管理についてということでありますけれども、私たちの生活にとってはもう欠けては絶対ならんという道がたくさんあるわけでありますけども、この道のおかげで毎日が便利よく快適に過ごせているというのが私たちにとっては感謝を申し上げるしかないわけですけども。 せんだって、町なかを歩いておりますと里帰りをした私の友達ですけども、久しぶりに会ったなということでお互いに健康のことや子供や孫のことなど立ち話をして、年を取ったなと言いながら話に花が咲いたわけです。それではと思って話を切ろうと思ったところ、その方から津山の町どうしてこんな掃除していないところがあるの、メインの道路でというような話がありました。どの辺りかと聞くと、たまたま止まっておったところ、そのほか鶴山通りの辺りの道路の縁石の辺りとか、歩道の道とか、そういうところにそういうものが、草が生えとるがなと。あんなことはよその町にはそんなにないよといって叱られました。 しかし、私もよく言うわというふうに思ったもんですから、言い訳に年に1回は道路の日でということもあって、8月になったら地域を挙げて道路清掃しちょんでという言い訳をして事を済ませたんですけども、幼なじみというのは言いたいことを言うなと思いながらも互い健康にはと話して別れたところです。 指摘された市内を西から東へ町なかを伸びる産業道路や城西道路の一部に歩道の部分や縁石部分に草木が生えているところもあります、確かに。そうでないところも見られるんですけども、どのようにそれぞれの管理がされているのかというのが、しているところとしていないところがあると、同じ道路でも。おおよそは分かるんだろうなとは思うんですけども、そういうことも聞いてみたいなというふうに思っています。 また、最近道路清掃を行ってもなかなかですが、地域の話ですけども、道路清掃を行ってもなかなかなんですよ。特に参加される方も少なく、特に高齢化等により少なくなってきておりまして、こういう話が日常の話題になりつつあります。市長、このような話をあちこちされているわけですから、聞かれておるんではないかというふうに思いまして、どのように受け止めておられるのかなということをお聞きして、登壇での質問を終わります。 以上です。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河本議員の御質問にお答えをいたします。 道路の維持管理についてです。 生活道路などの維持管理におきましては、地元の皆様には多大なお力添えをいただき大変感謝をしております。今後、高齢化などによりまして今までのように地元の皆様への維持管理の御協力をお願いをすることは大きな御負担になっていくものと危惧をしているところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  質問なんですけど、一問一答で行いたいというふうに思います。 特に、町なかの道路でも交通量が多く、観光バスなども多く通る産業道路、一部でありますけども、樹木が道に覆いかぶさっているところがあります。津山市に観光に来られた皆さんのバスの頭をたたくようなところもあるわけであります。対策はどのようなことを検討されておられますか。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  産業道路の支障木対策につきましては、今年度から樹木や雑草の繁茂が著しい野介代から高野山西地内の区間において樹木の伐採や除草、のり面整備工事を実施し、安全で円滑な交通確保を図ってまいります。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  町なかの道路でさえ十分な対応ができていないことを考えると、周辺の道路、生活道路となれば大変なことであります。現実に皆さん困っておられます。 昔の話になりますけども、私が家の草刈りを始めた時代は農家にとっては必ずと言っていいほど1頭か2頭は必ず牛を飼っていたわけであります。そして、その餌として毎朝1荷や2荷は刈りに出たもんであります。学校に行くまで、役所に出るまで、そういう時代だったんでありますけども、現在はほとんどの方が草は刈ってもそのまま捨てる、その場に捨てる。それならまだましですけども、草の刈り投げどころかそのまま放置する、伸び放題というふうなことが大変多くなりました。行政としてのり面の草の収集は可能かどうか、お答えください。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  大半は、御自身や町内会等で処理をしていただいておりますが、道路の通行の支障となったり、水路の通水等へ悪影響を及ぼすおそれがあるなど、やむを得ない場合には市で回収させていただきます。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  3番目として、実際に市内で草刈りが十分できないとか、町内会での清掃事業が、作業がなかなかできないというような相談とか苦情がありませんか、苦情は。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  近年、高齢化や町内会員の減少による人手不足によりまして、草刈り作業が困難になったとの御相談をいただくケースが増えております。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  草刈りはかなり作業の中では刈った後は気持ちはいいんですけども、重労働に当たります。夏場になりますし、市の職員さんが直接草刈りを実施しているところもあるとは思いますけれども、市道の草刈りで何か工夫をしておられることがあればお答えをいただければと思います。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  昨年度から自走式の草刈り機をリースするなど、作業の省力化を図る取組を行っているところです。また、地元町内会に対しまして除草面積が減少するように、防草シートの支給や道路愛護活動を継続していただけるよう、燃料や替え刃の支給も併せて行っています。 以上です。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  道路維持費の中で草刈りや側溝清掃など先ほど部長がおっしゃられたような予算はどのくらいのパーセントでしょうか。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  令和5年度実績では、道路維持費1億8,913万6,000円のうち1,218万2,000円で約6%となっています。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  これが多いかどうかというのは私もよく現場におりませんので、分かりませんけども、私は道路維持費も全体としても少ないように思います、正直言って。まして、そのうち6%がそういう関係だということになるとこれからどうなるのかなというふうに悩むというか、心配になります。その辺は考えていただければというふうに思っております。 道路の草刈り、それから木の伐採を、道路周辺の伐採を十分に行うには予算が少ないような気がします。谷口市長は、就任以来公約とはいえ新しい道路の建設に力を入れておられます。本当に必要なら造るのもいいんですが、造れば造るほど大きな金が要り、造れば造るほど維持管理も増加するわけであります。人口減少とともに車は減っていくわけです、台数も。新しい道路が必要かは、私は必要なものもあろうかとは思いますけども、造ればいいというものではないというふうに私は考えております。過去の計画にこだわる必要は私はないというふうに思っております。新設か、維持管理なんか、市長は津山市のこれからをどのようにお考えでしょうか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  安全・安心で、そして快適な生活を送れるまちづくりを進める上におきましては、どちらも必要不可欠なものというふうに認識をしております。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  これは準備をしておらなかったんではありますけれども、ちょっと聞いてみたいというのもあります。部長に聞きたいと思うんですが、三、四日前だったと思います。業者の方が産業道路の高架橋の東側に業者の方が来られてのり面の木を、少し入った部分ののり面の木を切っておられました。これは表から後で切るんじゃなとは思ったんですけども、ああいうやり方で仕事をされるわけでしょうけども、最終的な姿がどういう形になるのか、分かれば教えていただければ。現場の姿がどういう形になるのか。私はそういう事業をしたことがないもんで。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  工事の概要としましては、ちょうど歩道の側がのり面になっております。その部分をもう草が生えたりしないように防草コンクリートというのを貼り付けて、今後覆ってこないようにする対策を併せて行います。 以上です。 ○議長(中島完一君)  25番、河本議員。 ◆25番(河本英敏君)  防草コンクリートね。どのくらいの厚さか分かりませんけども、大変ですよ、そりゃ。自然の力てとてもじゃないですけども。それは、またの話にしましょ。 結びに市長にぜひ考えてほしいことなんですけど、道の維持管理は市民生活に一番近くて、また悩ましい課題です。これからは特に。私も新しい道路は必要ではないと思うんですけども、思うんですけども、市長言われるようにそれは要るんじゃというところもあるんじゃという言い方だろうと思うんですけど、これからもまだまだ高齢化が進むんでありますよ。町なかの歩道に草や木が茂ったり、どういうんですかな、道路の中に凸凹が、穴が空いたりすることもしょっちゅう。部長もよう言われますけども、言ってほしいと言われますけれども、こうしたことがやっぱし町にとってのイメージにはよくないことなんで、ぜひ私は頑張ってほしい。そういう意味での予算づけもお願いしたいなというふうに思っています。 特に、子供さんやなんか、子供を押し車で押していきよったら転んだとか、高齢者がけっぱんついたとか、けがしたとか、小学生がけがしたとかというようなことのないように、私はやっぱしもっともっと手入れをしてほしいというふうに思っております。そういうことがあってはならんということだけは申し上げておきます。 新しい道路の建設に大きな金を使うんなら今ある道の維持管理にもしっかりと予算をつけてそういう事故にならないよう、やっぱりそういう批判の出ないように、また私たちが使う道路にもある程度の、日頃に使う道路にも何とか手を出してほしいなというふうに私たちは思っています。 また、市長として就任後市道B80号線の改良を就任直後ぐらいから出されて、いろいろと図面がいつそんなに変わったんっていうような話も何ぼかしたんですけども、なぜかよく分からなかったと。どうか物事を進める場合に説明をしてほしい、分かる説明を。職員の方が黙ってしもて下へ向くような図面が出てきてもらっては困るということだけは申し上げて、よく考えていただきたいということを申し上げておきます。 もう事業に当たっては、重ねて言いますけども、一部の声を聞くだけでなく、多くの市民の声を聞いていただきたい。そして、お願いして、そのことをお願いして質問を終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(中島完一君)  以上で25番、河本英敏議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。                                   午前11時57分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後0時59分 再開 ○議長(中島完一君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 13番、金田稔久議員、登壇。 ◆13番(金田稔久君) 〔登壇〕 失礼いたします。通告によりまして13番、金田稔久、質問に入らせていただきます。 まず最初に、地場産業の振興につきまして質問に入らせていただきます。 本市の基幹産業でもございます農業生産の状況について、近年における米麦、園芸、畜産、特用林産物、農産加工の生産量と販売額と主な販売先、そして今後の対策をすべき課題分析について農林部長にお尋ねをいたしたいと思います。 次に、市内にあります農産物直売所の販売状況と来客数、また出荷者の状況と当局としての課題分析を御答弁をいただきたいと思います。 津山における商工業の状況について、産業分類に分けての事業所数、従業員数の推移はどのような状況であるか、課題分析と今後への振興策の答弁をお願いをいたしたいと思います。 2015年4月に設立をされましたつやま産業支援センターは、設立以来9年を迎えておりますが、これまでの成果と投ぜられた予算、そして今後の課題、どのように進めていこうとお考えか、御答弁をお願いしたいと思います。 次に、観光振興には長年取り組んでいるところでございますが、コロナ禍を経て環境が変わった状況であります。本市が目指している観光振興についてお尋ねするとともに、令和6年度の予算について、当初予算について、観光関連予算の総額についてお尋ねをいたしたいと思います。 次に、森の芸術祭に当たり受入れ体制や既存観光施設などの体制はどのように考えておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、「暮らし、ほんもの」のまちづくりについて質問に入ります。 まず、公共交通についてであります。 鉄道部門についてでありますが、3月16日実施のJR西日本のダイヤ改正において、要望書は提出していないが、在来線利用促進検討協議会のワーキングチームやJR西日本との協議をする中で接続改善の協議を行っていると産業経済部長の御答弁がありましたが、その結果、成果をお尋ねをいたしたいと思います。 次に、路線バスについてであります。 「のるイコつやま」AIデマンド導入に伴い、路線バスが休止または減便を行っている路線があると聞きますが、それらの状況についてお尋ねをいたしたいと思います。 次に、防災対策についてであります。 1月の能登半島地震では多数の孤立集落が発生し、長期間にわたって孤立ということは報道等で御承知のことと思います。国は2004年の新潟中越地震の課題から、平成17年より4年に1度調査をされまして、今直近では平成25年の分が調査のことで例えを申し上げますが、千葉県がさらに独自調査をされています。そこの中で農業集落797集落のうち58.7%になる468集落が孤立可能性集落とされた結果が5月末に発表されました。前回の調査から10年経過している中で環境も変わっていると思いますが、岡山県の調査計画、津山市の状況についてお尋ねをいたします。 次に、リサイクル社会ということで質問をいたします。 領家にあります津山圏域クリーンセンターの運営について、可燃ごみ持ち出しということが行われてまいりましたが、今年度に入っての可燃ごみの入り数、推移はどのような状況か、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、プラスチックごみのリサイクルを推進する一括回収は、2022年4月施行のプラスチック資源循環促進法で市町村の努力義務となっています。既に岡山市では取り組まれ、新見市では2025年に開始を目指しているとのことでありますが、津山市としてはどのように取り組むお考えか、お尋ねをいたします。 次に、市民と市政をつなぐと題しまして質問に入ります。 3月議会で市民プール建設に向けて事業採択されたところでありますが、3月8日に総務文教委員会主催の全市民を対象といたしました意見交換会では、プール建設には理解があるものの、公認プールという点で市民に十分理解されていない印象感じたところでございます。その中で、議会として原案どおり可決され、準備が進んでいると思いますが、現在の事業推進状況についてお尋ねし、様々な意見提言がされた中で当局としてそれらの声にどのように対応、反映していこうとお考えか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、議案第15号佐良山公民館建築事業に伴う契約議案がこのたび上程をされております。予算規模はお示しをいただいておりますが、建物の概要など議会にお示しがございません。その説明というものを求めたいと思います。 次に、津山市今現在のこの本庁舎でありますが、1982年、昭和57年6月30日に完工し、8月2日に開庁式が行われたと記録に残っております。当時の建設に当たり、人間味あふれる福祉都市、緑豊かな産業都市、文化薫り高い学園都市を理想像とし、心豊かで魅力と活力に富む住みよいまちづくりを目指す津山市の象徴となる庁舎であるとともに、明るくて市民に親しまれ利用しやすい庁舎とすることを構想総論とされていました。また、環境整備では衆楽園、中央公園などとマッチさせ、モール、水の流れる川、駐車場を整備するとされ、今日まで使用されているところでございます。 そういう基本において整備をされた庁舎でありますが、現在もその基本に基づいて利用されているでしょうか。開庁以来42年が経過し、現代において市民目線の利用しやすさ、市民の憩いの場としてのこの庁舎が生かされているのか、そしてこれからの庁舎の在り方について市長にお尋ねをいたしたいと思います。 登壇では以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 金田議員の御質問にお答えをいたします。 本庁舎の在り方についてです。 本庁舎は、昭和57年に完成して以来多くの住民の方に利用されておりますが、多様化する住民ニーズに対応するため、窓口レイアウトの変更や改修などを行いながら本庁舎としての機能を維持しているところです。本庁舎はこれからも長く使っていかなければならない庁舎であることから、時代に即したレイアウトの変更、機能の充実などを図ってまいりたいと思います。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  岡山県が本年度実施しております孤立集落の調査についてお答えをいたします。 現在、調査中である岡山県危機管理課に問合せをしたところ、対象集落の公表は行わないが、現時点の確認数値で津山市内の農業集落186集落のうち、孤立の可能性があるのは58集落であり、平成25年の国の調査結果との比較では増減はないとのことでございました。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  初めに、本市の可燃ごみの津山圏域クリーンセンターへの搬入量についてですが、本年4月は2,315トンとなっており、昨年4月と比較しますと109.2%、今年度のほうが多くなっております。本年5月は速報値となりますが、2,153トンとなっており、同様に昨年5月と比較いたしますと88.46%となり、昨年度より大きく減少をしております。 次に、本市のプラスチック資源循環促進法への対応についてですが、本市におきましては現在プラマークのついている食品トレーや外装フィルムなど容器包装プラスチックを分別収集しておりますが、プラスチック資源循環促進法では歯ブラシやハンガーなど、本市が現在可燃ごみなどとして取り扱っているプラスチック製の製品も新たにプラスチックごみとして回収の対象となります。こうした動きを受けまして、昨年度本市のプラスチックごみの搬入先となる津山圏域クリーンセンターにおいて、現有の設備で一括回収したプラスチックごみの中間処理が可能かどうか実証実験を行うなど、検討を行っているところです。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  いただいた御質問に順次お答えをいたします。 まず、商工業の状況や振興策についてでございます。 本市の産業分類では、卸売・小売業が事業所数、従業者数とも最も多く、2021年の経済センサスによると1,281の事業所に従業員9,817人がおられますが、近年は事業所数、従業者数ともに減少傾向にございます。また、製造業では同じく367の事業所に7,377人が勤めておられます。近年、事業所数は減少傾向にありますが、2016年の経済センサスと比較し、従業員数は約500人増加しております。 本市の商工業の課題といたしましては、比較的小規模の企業が多く、労働生産性や1人当たりの雇用者所得が全国と比較し低いこと、また知名度の低さなどによりまして、従業員の採用や成長に結びついていない点が上げれます。 振興策といたしましては、企業誘致や既存企業の成長サポート、創業の促進、人材育成と就業マッチングに加えてDX、GXといった成長分野における取組の実施、地域内でのサプライチェーン構築などを進めてまいりたいと考えております。 続いて、つやま産業支援センターについてお答えをいたします。 同センターでは、自社製品の開発などこれまでに市内事業者210社の成長に向けた取組をサポートするとともに、創業支援によりまして53の新規創業者が生まれております。また、産業を支える人材育成にも取り組み、延べ約1万1,000人が研修を受講しているほか、将来の就業につなげるためのオープンファクトリーには延べ約8,000人が参加されております。 津山ステンレス・メタルクラスター、つやまICTコネクトなど、目的ごとにグループ化した取組は延べ224会員となっておりまして、地域内外での受発注につながっております。加えまして、令和2年度に実施した調査では、支援センターが開発を支援した新製品の売上合計は約4億9,000万円でございました。予算につきましては、主に国の交付金を財源としておりまして、設立時から今年度までの総額は約8億6,000万円でございます。 課題といたしましては、地域企業の成長や創業をサポートするための体制の充実と捉えており、今年度は新たに地域経済循環分析を専門機関に依頼しておりますので、今後の施策に生かしてまいりたいと考えております。 次に、JRの接続改善についてお答えいたします。 JR西日本とほかの線区への乗り継ぎを行いやすくするための接続改善等について継続的に協議を行っておりますが、その結果、成果についてお示しできる状況に至っておりません。今後も引き続き鉄道の利用促進に向け、JR西日本やJR在来線促進検討協議会ワーキングチームで協議を進めてまいります。 最後に、AIデマンド導入に伴う路線バス等についてお答えします。 AIデマンド交通の実証実験に伴い、市営阿波バス、市営勝北バス、加茂地域巡回バス、久米地域巡回バス、阿波交通空白地有償運送、ごんご倭文宮部線を休止しております。 加茂地域の加茂路線バスでは、行重下津川線が5本、黒木宇野線が2本、物見青柳線が4本の一部減便をしております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  まず、本市の目指す観光振興と令和6年度当初予算における観光関連予算についてお答えいたします。 本市の目指す観光振興は、通過型の観光から滞在型の観光に発展させることだと考えております。滞在時間の延伸、宿泊を伴う旅行は観光消費額の大きな増加につながり、地域経済への波及は非常に高いものとなってまいります。そのために、本市の観光の強みとも言える文化遺産、鉄道遺産、牛食肉文化など観光資源を磨き上げ、本市のターゲットとしているF1層、アクティブシニア層、また海外では台湾の方に効果的な情報発信を積極的に行うことで誘客につなげ、城泊・城下町泊事業の推進、体験プログラムの開発等により高付加価値な旅の提供、滞在時間の延伸につなげる取組を進めております。令和6年度の観光関連予算の総額は、2億501万3,000円となります。 次に、森の芸術祭の受入れ体制についてお答えいたします。 森の芸術祭事務局ではサポートスタッフの募集を行っており、アート設置会場となる施設にはサポートスタッフが常駐することとなります。また、観光協会ホームページのリニューアル、会期中市内のアート作品設置会場を巡回するバスを用意する予定でございます。 国外から多くのお客様がお越しになることが予想されることから、これまで多言語対応のデジタルサイネージの設置、多言語パンフレットの新規作成、多言語音声ガイドの整備、ポケトークの導入等を行ってきております。観光協会におきましては、ボランティアガイドの研修会の実施を行っており、本年度は事業者等向けおもてなし研修等を行う予定としております。 また、観光協会ホームページにおいて5か国語対応の指さし会話シートも掲示をしておりまして、その活用についても御案内をしたいと考えておるところでございます。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  農業生産の状況とその課題に関してのお尋ねでございます。 国の令和4年岡山県内市町村別農業産出額推計によりますと、主な産品の内訳が米、麦23億円、野菜8億3,000万円、果実7億1,000万円、畜産14億6,000万円などとなっております。 他方、県の令和4年次岡山県特用林産物生産流通統計によりますと、主要作目のうち乾燥シイタケ869キログラム、ヒラタケ175キログラムなどとなっております。 この状況を県内他自治体と比較いたしますと、米の産出額が多いものの、野菜や果実の産出額が低く、畜産ではさらなる取組が必要と思慮されます。今後の取組といたしましては、国や県と連携した各種施策を着実に実施していくとともに、地域の実情等を考慮しつつ、小麦や野菜、果実、畜産等の強化が必要と考えております。 なお、販売先につきましては定量的な把握はできてございませんが、直売所、JA、卸を含めた民間事業者等が上げられると思います。 次に、市内農産物直売所のうち、市内公設農産物直売所につきましてお答えいたします。 昨年度の売上額と来客数は、地産地消センターサンヒルズが1億4,300万円で12万8,000人、勝北マルシェほほえみ彩菜が1億9,900万円で15万1,000人、道の駅久米の里が1億8,400万円で14万3,000人となっており、いずれの施設の売上額、来客数とも一昨年度と比べ減少しております。 また、出荷者の状況といたしましては、昨今の気候変動や出荷者の高齢化によりまして野菜等が品薄となり、さらに改正された食品衛生法の経過措置期間が終了したこともありまして、漬物等の商品が少なくなっている状況があるとも聞いております。このような状況を踏まえまして、出荷者の減少に対して各直売所においてその対策を検討されておりまして、本市といたしましても相談等に対応しているところでございます。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  プール建設事業の現在の進捗状況と意見提言に対する対応についてお答えをいたします。 進捗状況につきましては、整備運営の事業者募集要項など、来月初めの公表に向け現在最終調整を行っているところです。また、アンケートなどでいただきました意見などは検討の上、募集要項及び要求水準書へ反映し、事業者が企画提案を作成する際の参考資料の一部として掲載する予定としております。 次に、佐良山公民館建築工事の概要でございます。 木造平家建て、延べ床面積542平方メートルの施設で、駐車場は40台を備えます。100名程度の収容を想定した研修室のほか、和室や3つの会議室、調理室等を備えた仕様となっております。本議会で議案を承認いただければ年度内完成を目指し工事に着手いたします。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  それぞれありがとうございます。農業生産の実態について答弁を農林部長からいただきました。この現状を踏まえまして、本市として農業振興、産地化の目標というものを設定して取り組むお考えはございませんか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  本市では、第5次総合計画の農畜産物ブランド化事業におきまして、つやま和牛の出荷頭数や小麦の作付面積等の目標設定をしております。また、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中ではブドウなどの出荷目標を掲げておりますが、本市といたしましては強化すべき分野を中心に、新たな目標設定についても考えていきたいと思っております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。
    ◆13番(金田稔久君)  米、麦は県内で2位の生産額というようなことでございますから、そういう強みもあったり、弱いところをどういうふうに補っていくか、今後ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。 農産物は生産をいたしますと販売先というものが把握をしとかなきゃいけないところでありますが、産地化を図る上で販売戦略というものは重要なところであります。統計的な話ではなく、実態調査をすべきではないかと思いますが、部長いかがですか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  市場や競合の状況を把握する上で実態調査は有効であります。販路開拓等を通じまして多くの関係者から話を聞くとともに、消費者や販売者のニーズの把握に努めることによりまして、取引先となる新たなターゲットの獲得につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  農業生産力、津山の農業力を把握していかないといけないわけでありますが、今後どういうふうに取り組むのか、指針でもできないわけでありますが、さて地域商社曲辰の活動状況についてここでお尋ねいたします。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  曲辰ではこれまで農畜産物や加工品の販路開拓、地域ブランドの確立や新商品の開発などを行ってきたところでありますが、令和5年度にはふるさと納税の返礼品サイトやECサイトへの掲載、都市圏とのネットワークを活用した出店や商品の出品を行うなど、通信販売と対面販売の双方に注力し、津山圏域における農業者の所得向上の実現に向けまして尽力しているところでございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  では、どういう点に課題があるとお考えですか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  曲辰による地域商社機能を活用した地域の農畜産物等の販路開拓をさらに加速させ、地域外の資金を地域内に呼び込むためには前提としてより多くの幅広い農業者から様々な農畜産物を仕入れまして、曲辰として加工販売に付加価値を持たせる、こういった取組が必要と考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  では、自立経営のめどを立てて取組をされていますか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  失礼します。曲辰の今後の経営につきましては、本年度が国からの交付金の最終年となりますことから、農業ビジネスモデルの構築に資するよう、来年度以降の事業計画につきまして検討を重ねているところでございます。自立した経営のためにはこれまで以上に曲辰として圏域全体の農業者とのネットワークを構築することに注力する余地があると、このように認識をしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  いよいよ今年が国からの交付金等を活用して今までやってこられたわけでありますが、いよいよ来年度から独り立ちをしていくということになるかと思います。なかなか厳しい環境ではありますが、公的資金が入っての運営ということにならないようにしっかりとした取組をしていただくようにこの際申し上げておきたいというふうに思います。 農産物直売所の実態について公設という答弁でありますが、JA直営の燦燦つやまの実績は御存じですか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  JAとの間におきましては、津山地域農産物マッチングシステムにおいてこれら直売所の情報共有を始めておりますが、燦燦つやまの販売実績等につきましては、共有できていないのが現状でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  部長、前年度ですけども、津山地域農産物マッチングシステムを導入してどういう成果が上がっているか分かりませんが、これを導入しとるのに燦燦つやまもそうです。ほかの公的なところは数字は分かっているかもしれん。でも、これを導入しているのはほかのところも導入している。そこに成果が、売上げがどうである、人の入りがどうであるということをちゃんと把握をしてやらないとこの事業、せっかく取り組んだ事業の評価というものがいいものか、悪いものか分からんわけですよ。これを導入するに当たってやっぱりちゃんと情報をしっかり共有して取り組んでいただくということを心がけじゃし、まずそこを組み立てていただきたいというお願いをしてきます。 さて、直売所の今燦燦つやまは把握をされていないということですからあれですが、これらのいわゆる登録出荷者、重複もされていると思いますが、出荷者の人数はどのような状況か、答弁を願います。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  市内の公設農産物直売所のお答えになりますが、出荷資格を有する組合員または部会員の人数は、地産地消センターサンヒルズが298名、勝北マルシェほほえみ彩菜が336名、道の駅久米の里が224名、令和5年度末時点となりますが、このようになっております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  地元の皆様が、地産地消という点でお買物をされるお客様、旅先で来訪されて来られるお客様、様々と思うわけでありますが、直売所のお客様はどこから御来店されているのかという実態調査はされていますか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  どちらからの御来訪か等を把握するためのアンケートを実施しているところもございますが、現時点におきまして本市ではそれを把握するための実態調査、こちらについてはまだ行えていないというのが現状でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  部長、やっぱりこういうのは商い、商売ですから、どこからどういうニーズがあってどういうお客様がどういうものを求めとるかを知って初めてこれからの販売の戦略だと思うんですね。それぞれの運営されているところも考えておられるとは思いますが、しかしながら農業振興や、そういったものに全部資するわけでありますので、そこを把握をして戦略、そこが曲辰にしてもビジネスモデルを構築するためにはそこにどういうふうに絡んでいくか、そういうことが必要じゃないんでしょうかね。ちょっとあまりにもその辺の分析をせずして取り組んでいる事業が多いという指摘だけをさせていただきたいと思います。 いずれにいたしましても、農産物直売所は生産者にいたしましても、消費者にいたしましても、大切な施設になっているところでございます。 さて、ここで道の駅久米の里の運営状況について、運営を当たっておられます有限会社アグリ久米の取締役でもあります長尾副市長にお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(中島完一君)  長尾副市長。 ◎副市長(長尾俊彦君)  お答えいたします。 道の駅久米の里ではこれまで指定管理者の有限会社アグリ久米に商工会等の関係団体や生産組合などとの連携をはじめ、地域と密着した運営管理を継続していただいております。一昨年度は、施設全体で売上額、来客数ともに前年度を上回っておりましたが、昨年度は農産物直売所において秋以降、特に冬場の数字が落ち込んでいる状況がございます。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  これまで積み上げてこられた実績、そして直面している課題についての分析について答弁をいただきました。その中で、農産物販売の活菜館の売上げが減少していることでありますが、どこの施設も共通して長年の生産技術を持っておられた生産者の引退、後継となる生産者が長年取り組んでこられた生産力を受け継ぐだけの、失礼ながら力量が確保できていないというような指摘もあるわけであります。いずれにいたしましても、久米の里は旧久米町時代の平成11年に設置され、その前からの経過からも現在も久米地域生産者に限定され、211名の登録ということでありますが、私が勤務していたときからいえば3割近く生産者、登録の生産者が減少している現状でございます。そのことから、出荷者減少に伴う販売減少が比例しているところと理解するわけでありますが、その打開策として今後の対策、対応についての考えをお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(中島完一君)  長尾副市長。 ◎副市長(長尾俊彦君)  お答えいたします。 出荷者の減少につきましては、去る5月16日に開催された有限会社アグリ久米の取締役会においても議題に上がりました。地域の農業者を取り巻く環境や同社の経営の状況から、久米地域に限定されていた出荷者の範囲の拡大についてもその方策の一つとして議論を始めたところであります。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  具体的な時期はどのような計画、構想で取り組まれる御予定でしょうか。 ○議長(中島完一君)  長尾副市長。 ◎副市長(長尾俊彦君)  お答えいたします。 取締役会等での議論を受けて、現在指定管理者や生産組合を含めた関係者の間で協議を始めたところであると聞いております。現在の出荷状況を踏まえますと、安定した経営を継続するためには早めの対応が必要だと感じております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  6月13日に第6回のこの同じ株主であります生産者団体である青空市生産組合の役員会が開催をされたところで、具体的にこの秋の開始を目指していろんな条件整備をしていこうと、こういうことであります。いずれにいたしましても、早く情報を教えませんと久米地域だけでない、そのほかの方が出荷しようと思いましても種をまいてすぐに物はできません。そういうこともありますので、なるべく早めにこういうことを発信をしていただいて、津山の農業をしっかりと支える施設としてさらに発展をしていただくように今後とも御尽力をいただきたいと、このように思います。ありがとうございます。 さて、農業分野の質問をここで終結をさせていただきまして商工業の実態について、経済センサスからの実態の答弁をいただきました。その実態を踏まえて振興策お考えをおっしゃったわけですが、抽象的なお答えで大変恐縮なんですが、もう一度お尋ねしますが、どの分野、業種を重点的に取り組むか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  域外からの外貨を最も獲得している製造業の振興に重点を置くとともに、業種を問わず各社の成長に向けたチャレンジや生産性向上、高付加価値化に資するデジタル化を支援してまいります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  登壇の答弁でいただきました企業誘致も今後しっかりやっていかにゃいけんということでありますが、どんな業種を重点的に誘致していこうというお考えでしょう、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  雇用創出や設備投資が見込まれ、地域経済への波及効果や税収の増加が期待される製造業に重点を置いて取り組んでおります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。 つやま産業支援センターについてでありますが、210の市内事業者の成長に向けた取組サポート、創業支援には53の新規創業者が生まれたとのことであります。 売上げの伸びをお尋ねいたしたいと思います。 まず、既存の企業約210社のサポートでの売上額の伸びはいかほどでございますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  つやま産業支援センターによる令和5年度の調査に回答いただいた市内55社の売上げは、前年度対比で約39億6,500万円増加をしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  210社の事業者の業種の内容を御答弁いただけますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  約4割が製造業で、ほかはサービス業、卸売・小売業、情報通信業、建設業、医療・福祉などになります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  創業支援による新規創業者、53法人でございますが、この売上げはどのようになっていますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  創業者は売上げ非公開の方が多く、それぞれの現在の売上額は把握できておりませんが、つやま産業支援センターによる支援等を通じまして、情報収集したいと思います。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  創業支援というふうに言いましても、産業支援センターは公的なお金を使ってそれぞれの企業の応援、また新規創業に向けて様々な取組をしていただいとる。とりわけ企業というのは創業して3年もつか、5年もつか、10年もったら乗れるなというような感じのことをよく一般的に言われるところであります。新規創業は50社とはいうものの、それが本当にしっかりと根が張って取り組めるかということはしっかり分析して、どこにどういう悩みがあって厳しいのかということをよく分析をしなきゃいけない。そういうふうなことからいいましても、もう少しこの50社のことについて、非公表だからということじゃなしにやっぱりそこに突っ込んで伴走支援ができるようにしっかりと、商工団体の皆さんもそういうサポートをしていただいとるとは思いますが、そういうところも含めて取り組んでいただくのが産業支援センターに期待すべきところじゃないでしょうか。部長、そう思われませんか。ぜひともその辺を含めてお願いいたしたいと思います。 この新規創業の分析があれではありますが、この業種的にはどういったものが主にありますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  サービス業、卸売・小売業が中心で、ほかは医療・福祉、製造業などでございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ありがとうございました。それじゃあ、オープンファクトリーの話で延べ8,000人の方が参加ということであります。実際にこのエリアに就業に結びついた人数というのが把握をされていますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  数社からは就業につながったとの声を伺っており、将来的な期待も含めた参加者の就業につきまして、今年度の参加企業向けアンケート調査にてお尋ねをしたいと思っております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  せっかくいい取組をしているんですから、これが着実にやって実績をつくっていただくようにお願いしたいと思います。 津山ステンレス・メタルクラスター、つやまICTコネクトにおける地域内の受発注の売上げはどのようになっていますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  令和5年度の津山ステンレス・メタルクラスターの中で共同発注を行っている、共同受注している津山ステンレスネットにおける地域内受発注額は約3億1,000万円、つやまICTコネクトは同じく約700万円でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  今年度、地域経済循環分析を依頼するとのことでありますが、具体的にどのような調査をするのか、お尋ねいたします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  地域経済の長所と短所を分析するとともに、地域のお金の流れを生産、分配、支出の3面から見える化し、地域経済の全体像や所得の流出入、地域内の産業間取引を把握し、今後の産業振興策の方向性を検討するものでございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  産業支援センターは開設して9年、これまで同じ形の中での組織であったわけでありますが、このままでよいのか、今後の運営をどう考えておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  つやま産業支援センターは、2020年に経済産業省の外郭団体から地域産業支援プログラム表彰を受けるなど、内外から一定の評価を得ていることから、現在の組織体制をベースに今後もより実効性の高い運営を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  産業支援センター、私は少し今までやってきた約10年、それからさらに変わっていくべきだろうと私は思うところであります。スタートアップ企業や、そしてベンチャー企業へと発展し、そしてそれなりの役割を果たす企業をつくっていくためには、もう少し組織の再編も考えていくときに来たと私は思います。よいも悪いも少し改めるべきが来たんじゃないかなということを御指摘をして、産業支援センターについての質問を終結いたしたいと思います。 続きまして、観光振興についてでございます。 観光通過型から滞在型観光へということで発展させることは重要との答弁でありました。津山市の強みと言える文化遺産、鉄道遺産、牛肉食文化の観光資源を磨き上げるということでありますが、取り組む内容は理解をいたしますが、答弁ではハード面についてでございます。ソフト面ということでそこに従事されている人、関わりを持っておられる方々にはどういうふうに取り組む考えでございますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  ボランティアガイド、おくにじまん研究会、津山城Legend、作州忍者鶴山隊などこれらの団体、お越しいただいた観光客を受け入れる観光施設、店舗、住民の方々など多くの方が観光に関係していると考えております。観光の魅力の一つとして地域、また住民との関わりが旅の思い出、リピーターになる重要な要素であると言われております。観光は多くの方々が関係する産業であり、その関わりを持っていただく方々は非常に重要で大切なパートナーであると考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  滞在時間の延伸、宿泊に伴う旅行は観光消費額が大きくなるとの分析でありますが、津山市の年間宿泊者人数の推移はどうでしょうか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  コロナ前の令和元年度は約23万1,000人、令和2年度は約20万3,000人、令和3年度は約23万2,000人、令和4年度は約29万2,000人、令和5年度は約31万6,000人となります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  日帰り通過旅行客の推移はいかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  日帰り通過旅行客数は把握できてございませんが、津山市における観光入り込み客数は令和元年度199万3,000人、令和2年度148万人、令和3年度125万6,000人、令和4年度172万5,000人、令和5年度は速報値になりますが、188万1,000人となってございます。また、本年度の観光動態調査から観光客の宿泊割合は約11%という結果が出ておりますことから、日帰り通過型観光となっているのが実態であると考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  観光消費額の定義を教えてください。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  観光消費額は、観光中またはその観光のために購入した財貨やサービス、貴重品に対する金銭の支出とされております。具体的には宿泊、飲食、お土産、施設利用などの積み上げ額となります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  現状の消費額はいかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  令和6年度の観光消費額の速報値で6,697円となっております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。
    ◆13番(金田稔久君)  現状、どの程度まで伸ばしたいとお考えでございますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  DMO観光地域づくり法人形成・確立計画で令和7年度までの観光消費額のKPIを設定しておりまして、その値は6,900円としていることから、このKPIに向けて事業の推進を図っていきたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  城泊のことは先ほど質問がありましたので、城泊の関係はここでちょっと外させていただきます。 令和6年度の観光関連予算2億501万3,000円の内訳について教えていただけますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  報償費2万9,000円、旅費199万8,000円、需用費205万1,000円、役務費23万2,000円、城泊・城下町泊設計委託料、イルミネーション事業委託料、森の芸術祭アート循環バス委託料などの委託料に6,948万6,000円、使用料及び賃借料560万3,000円、工事請負費166万円、備品購入費405万円、森の芸術祭負担金、津山市観光協会補助金、DMOへの負担金など負担金補助及び交付金に1億1,590万3,000円、投資及び出資金400万円、積立金1,000円となってございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ボランティアガイドの方も案内をするのも私は同行させていただいたりするんですが、言葉、口だけでいきょうると。ちょっと背中に、腰に当てる今マイクもあるんですが、そういった細やかなところも含めて上手にこの予算を執行していただきたいと思います。 森の芸術祭がいい起爆剤になると大変期待をされるところでありますが、今回はJR西日本も積極的な取組をしていただいております。内容的には具体的なものがだんだん分かってきつつあるんですが、アート作品の設置場所を結ぶ巡回バスはどのような運行をされますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  アート作品設置会場を巡回する29人乗り小型マイクロバスを2台運行する予定でございます。現在、どのような順路が効率よく運行できるかなど検討しているところでございますが、詳細が決まりましたらホームページ等で周知を図りたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  既存の路線バス、鉄道も含めて上手に生かしていただくような考慮もいただきたいと思います。 では、既存の観光施設はどのような受入れ体制をされますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  市内中心部におきましては、観光施設のほとんどが森の芸術祭のアート設置会場となる予定でございまして、森の芸術祭サポートスタッフが常駐するものと考えております。本年度、DMOが森の芸術祭開会までにおもてなし研修など開催予定でございまして、その他の施設も含めまして機運の醸成、受入れ体制の整備に努めていきたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  外国人の来訪を構えてございますが、会話シートだけでなく観光案内板開設などへの対応はどのように考えていますか。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(笠尾美樹君)  観光看板につきましては、これまで既存の観光案内板の改修、デジタルサイネージの新設、多言語音声システムである声ナビの導入などを行ってきております。また、多言語のパンフレットにつきましても昨年度新規で作成し、ホテル、観光施設等に配付をしてございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  多くの方が来訪いただけるという期待をいたすところでありますが、既設の観光施設で梶村邸の唐紙がぼろぼろになったまま。このまま森の芸術祭を迎えるのかなとちょっと大変、それが芸術と言えば芸術かもしれませんが、ちょっといろんな意味で受け入れる施設の、少しいろんな意味でも手を入れていただかなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。 観光について以上でございます。 続きまして、JR線の利用促進についてであります。 姫新線でいえば佐用駅、因美線でいえば智頭駅の乗り継ぎが改善でございますが、それどころか因美線の智頭駅では乗り継ぎはこれまでは比較的スムーズでありましたが、今回のダイヤ改正で悪化しております。継続的に協議をしたとの答弁でありますが、具体的にどのような協議をされたのか、お尋ねいたします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  岡山県JR在来線利用促進検討協議会のワーキングチーム等で各線の利用状況やダイヤ、二次交通となるバスとの接続状況等を検証し、利便性向上に向けた議論を行っております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  JRは、津山市の要望していることは津山市民の代弁者としても言われているところであります。何で受け入れてもらえないんでしょうか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  本市といたしましては、沿線自治体とともに協議を行っておりますが、JRの利用状況や経営状況等を踏まえれば必ずしも改善に至っていない部分もございます。今後も引き続き、改善に向けて継続して協議を行ってまいります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  因美線智頭駅は悪化、姫新線佐用駅は未接続の乗り継ぎ連絡、いずれも同じ線区でございます。智頭や佐用に用事があるという方もいらっしゃいますが、その先の鳥取や姫路、阪神方面が目的ではないかと思われます。その改善についてどんな協議をされましたか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  岡山県JR在来線利用促進検討協議会のワーキングチーム等では、主に岡山県内の各線の接続状況等について議論を行っておりましたが、姫新線は京阪神へのアクセスとなる線区であり、因美線は山陰方面へのアクセスとなる線区でありますので、利用される方がスムーズに乗り継ぎが行えるよう、引き続き接続改善に向けた議論を行ってまいります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  再三のお尋ねでございます、市長。真庭市ではJR西日本の株取得をされるとのことでありますが、太田市長は同じ環境であるローカル線沿線自治体がみんなで経営に関わるという意味から株式取得ということでございますが、津山市としての株式取得はお考えでございませんか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  現段階では株式取得は考えておりません。本市といたしましては、地域住民や地域を訪れる方の大切な移動手段でありますので、地域の財産であります鉄道を守っていく、このことには引き続きJR西日本、岡山県、関係自治体と連携を取りながら日常利用や観光利用等の利用促進策を講じていくとともに、鉄道へつながります二次交通を含めた公共交通全体の利便性向上に注力することが重要というふうに考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  分かりました。そして、市単独の利活用の施策というものはどうでしょうか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  これまでに公共交通乗り方教室による列車の乗り方や運賃の支払い等について、町内会や公民館などでの周知を行ってきております。また、AIデマンド交通ではJRとの乗り継ぎの際に利用料を100円割引にする方策を取っております。さらに、昨年度実施しました因美線のアンケート調査結果を活用し、JRや智頭町と共に連携を図りながら、可能なものは速やかに具現化をしていきたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  昨日の中国新聞の記事によりますと、JR西日本中国統括本部の藏原本部長が今度は本社の専務執行役員となられるということで、いろんな思いを取材を受けられてお話をされておられました。ここにその記事があるんですが、一番大きく取り上げられているのは路線維持、地元に熱意が欲しいと、こういうことであります。その熱意というのは自治体だけではなく沿線の住民の皆さんもその残さなきゃいけない、残すけれども、それをどう利活用するのか、そういうことがしっかりとどう考えていくかなんですね。ただ利用促進をしますだけでは私はもう難しいと思うんです。人口が減少という中でなかなか利用を増やすということは不可能な問題だと思います。 私は、以前からちょっと持論でもあるんですが、その話をこの間JRの幹部の方とさせていただきますと、JRの本社のほうでもいわゆる今の客車だけではなく荷物車ということについての研究のプロジェクトチームができたんだと、こういうことのようなんです。新たな活用策もJRも考えておられる。そこに、逆に言いますと津山市がその協力に先頭に立って取り組む、やっぱりこれが僕は拠点都市津山という言葉よりもリーダー都市津山でなけにゃいけない、そういうものを牽引していく津山でなけにゃいけない、そういう取組をぜひ取り組んでいただくと市長に先頭に立ってお願いを申し上げたいと思います。 因美線のアンケートの結果、3月議会でもお尋ねしましたが、まだ取りまとめはできていないということでございました。内容について明らかに今できますでしょうか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  昨年の11月に津山駅から智頭駅までの因美線沿線の住民向けアンケートを実施しまして、3,000世帯に配付し1,007世帯から回収、2,009票の回答となっております。アンケート結果ですが、人の動きにつきましては市内での移動が約85%で最も多く、次いで勝央町が3%、岡山市が2%、鳥取市、智頭町が各1%となっております。 次に、公共交通の改善点につきましては、便数の増加が60%と最も多く、次いで他の路線との乗り継ぎ時間の改善が35%、駅、バス停の整備が21%、運賃の減額が13%となっておりまして、自由な時間でスムーズに移動したいというニーズが大きいことが分かっております。 次に、日常の移動の主な目的地につきましては、イオンモール津山が108件と最も多く、次いでマルイが80件、津山中央病院が63件となっております。今後につきましては、このアンケート結果を基にJR西日本や智頭町、岡山県等と共に効果的で持続可能な方策を検討してまいります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  御丁寧に解説をいただきました。このことにつきまして、今後ともこのデータを基にしっかりと議論を深めていただけるようお願いを申し上げたいと思います。 AIデマンド交通の成果、まだだとは思いますが、運行を開始して課題も出ていると思いますが、どのような内容でしょうか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  利用者からの主な意見といたしまして、地域外の医療機関に行きたい、電話予約に時間がかかる、当日予約ができるようにしてほしいといった内容がありまして、こうしたことが今後の課題というふうに捉えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ほぼ自宅から最寄りの拠点となるところへ輸送してくれるわけでありますが、例えば市域郊外であると近隣の市町に生活の拠点とされていることが多いわけであります。そこで、近隣市町への延伸してもらいたいという声を多く聞くわけでありますが、対応はできませんか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  AIデマンド交通は、地域内での移動手段の確保を目指しておりまして、地域外への移動は既存の鉄道やバスを利用していただくことを想定をしております。近隣市町への延伸は、他の公共交通機関への影響が生じる可能性があるほか、交通事業者や関係者等との調整も必要になってくることもあり、慎重に検討していく必要があると考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ちょっと細かいことを言うんですけども、例えば久米地域の大井西地区、西のほうですね。じゃあ、すぐそばには美作追分駅ある。そこには乗り継げないですね。今のシステム上ないんですよ、乗降場所が。そういうふうなことを私は申し上げたいなと。もっと言えば岡山方面に行くなら亀甲駅までというふうなことも私は声を聞くんですが、ちょっと課題があるかなというふうには思いますが、そういった交通整理をしながら取り組んでいただいとるところでありますが、試行中ではございますが、7月1日からウエストランドと院庄駅にも乗降場所として設置をされるということで「広報津山」に久米地域に折り込みがありました。そういった意味で、柔軟に速いスピードで取り組んでいただくことをお願いを申し上げたいと思います。 「のるイコつやま」が運行を開始して既設の、既存の交通機関への影響はどうでしょうか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  地域内の移動はAIデマンド交通に移行しつつあるため、各地域のタクシーやごんごバス支所線などにつきましては、利用者が減少傾向にあると認識をしております。一方で、JRとの乗り継ぎの際に100円割り引く設定としていることから、JRを利用した地域外への移動もしくは地域外からの移動が一定数見られております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  今日部長、私自宅から美作千代駅まで「のるイコつやま」で来まして、列車で津山へ行きまして、津山から今度はこの衆楽園市役所前まで野介代線に乗ってまいりました、とても便利いいですね。運転手さんと話しとってもっと利用がないとやっぱり運転手が1日確保された中での運行ということにもなるので、もう少し啓発が要るんじゃないかなと、工夫が要るんじゃないかなと、こんなことを思ったところであります。 さてさて、そのAIデマンド交通を実証中であって、休止、また減便した交通機関の余力というものはどのようになっていますか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  AIデマンド交通の実証実験に伴いまして、休止や減便した交通機関の人員や車両につきましては、一部の路線を除きAIデマンド交通の運行に移行しております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  そうでない部分が、まだ移行できていないところもあるやにも聞いております。2番議員が昨日も質問がありましたが、その路線権のことがいろいろありますからあれだと思いますが、そういった余力を私は今これから力を入れていかなきゃいけないところにそこに持っていくと、こういうことをぜひ早急に取り組んでいただきたいと、このように思います。 交通関係は以上でございます。 続きまして、孤立集落の調査についてであります。 186集落のうち58集落は孤立可能性があるとのことでありますが、これまで国が何度か調査をされ、当該する集落在住者には告知をされましたか。 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  調査結果は、箇所数値のみでの公表であったため、直接での告知には至っておりません。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  備えということから知り置いていただき、その対策を取り組むべきではないかと思いますが、そういう点では集落に知らせることは必要ではございませんか。 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  岡山県危機管理課によりますと、現在公表する内容については検討中とのことですが、今調査で個別の集落名を公表する予定はないとのことでございました。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  しかし、千葉県はもうそれを調べられてそこの集落が耐震性があるのか、水があるのか、備蓄の水、それから食料、そういったものがどうなのか、僕はもっと言えば医療的ケアをしなきゃいけない人がどうあるからこの場合はどうしなきゃいけないかという細かいことをやっとかにゃいけんことだと思うんです。何で公表せんのんですか。津山市として公表してほしいて、そういう考えはありませんか。 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  中山間地域を多く抱える本市といたしまして、集落の孤立への対応、備えは大きな課題というふうに捉えております。県は対象集落の公表はしないとしていることですから対象地域に直接の説明は困難ですが、調査結果から導かれた県の対策に連動し、取り組んでまいりたいというふうに考えています。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  洪水だの地滑り、そういうなのはハザードマップでちゃんと住民に知らせてそういう対策をせにゃいけん。地震や、これ土石流もありましょう、大雨が降って。それで、集落が孤立しとる。だから、集落孤立可能性があるからどういう対策をしようやと、何でここだけせんのんですか。参与、おかしいと思いませんかな。参与のお住まいがもしそういうことがあるとしたら、何か対策をしとかんといけんという構えが皆さんに必要じゃないですか。黙っとって起きましたなじゃいけんでしょう。津山市としてどういうふうに考えるか、ちょっとお考えをお教えください。 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  この孤立集落に関しましては、これまでも大きな災害が発生した場合は住民同士の協力、助け合いが大変重要だというふうに考えております。これまでも自主防災組織の設立、地域での備蓄や地域内危険箇所の把握、それから地域内避難所の設定などの働きかけなどを防災ハザードマップや地域に出向いての防災講座から行っておりますが、これをもう引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  そこの住民の協力といいましても電源がないとか、水道が断裂するとか、そういうことですから、協力しようにも外からの外部の助けを求めとるわけですから、これはやっぱりしっかり県と話し合うてください。お願いします。 プラスチック資源循環促進法の対応について、津山市の実施の年度の目標はいかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  本市における一般回収実施までの準備期間については、ごみステーションからの収集体制の整備、住民の皆様への分別ルールの変更の周知などについて、おおむね2年程度を要するものと見込んでおります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  分かりました。 次に、可燃ごみの袋は緑色でありますが、材質からしてよく裂けると、破れるというふうに感じておられますが、この御認識はいかがですか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  住民の方から苦情や問合せをいただくことがありましたので、今年度製造分から対策を行っております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  改善をぜひお願いしたいんですが、現在の在庫はどの程度で終わる見込みですか。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(梅原高之君)  昨年度製造いたしました燃えるごみ袋につきましては、夏頃から順次今年度の製造分のごみ袋に切り替わっていく予定でございます。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ありがとうございました。 市民プールの改築事業について、3月の議会ではいろいろな角度から意見、提言があったわけでございますが、積み残しのまま可決されたような感じもするところであります。特に、既存にあってなくなるもの、新たな施設でどんな施設になり、どんな利活用ができるのか、市民利用者に伝わっていなかった課題が残っていると思います。そこで、これからのスケジュールについてお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  現在、事業者募集要項や要求水準書等の案を公表し、民間事業者からの御意見などの聴取を経て、今後正式な募集要項等の公表及び募集を開始する予定としております。 スケジュールといたしましては、今年度中にDBO方式によるプロポーザルの実施により、設計、建設、運営維持管理を行う事業者を決定し、DBO基本協定や設計、建設業務等の個別契約を締結する予定としております。令和7年度から8年度にかけて現施設の解体撤去や新施設の整備等を実施し、令和9年度から指定管理者による運営を開始する予定としております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  事業概要が明らかになりまして、事業者からの問合せの内容が市のホームページに公開をされています。それがゆえに市民の皆さんから私のところに意見も寄せられるんですが、お尋ねしますが、10月下旬に予定されているプレゼンテーション、ヒアリングは非公開とのことですが、なぜでしょうか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  市民プール整備運営事業者の選定に際して行うプレゼンテーションでは、各提案事業者が提案書の内容を魅力的に示す必要があることから、民間事業者のノウハウや知的財産等を盛り込んだ上での説明となるものと考えております。そのため、各事業者のアイデアなどを保護し、安心して提案できる場を整える必要があることなどのことから、他市事例と同様、非公開といたしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  選考委員たるものが設置をされると思いますが、どういうメンバーで構成されるのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  事業者選定委員会の委員は、関係部署の職員に加え専門知識を有する学識経験者の外部委員を含めた構成としております。 なお、選定委員会での審査概要や各委員名等の情報につきましては、適正な事業者選定に支障を来すおそれがあることから、候補者を選定するまでの間は非公開とし、その後結果内容等を公表することとしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。
    ◆13番(金田稔久君)  選定が決まってからになりますと市民や利用者からの声が反映しにくくなると思いますが、いかがでしょう。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  新プールの整備基本計画を策定するまでの間、基本計画策定委員会、利用者アンケートなどにより多くの御意見をいただいてまいりました。これらの意見などは検討し、事業者募集要項などに反映するよう現在最終調整を行っております。また、いただいてまいりました御意見は、事業者が企画提案する際の参考資料となるよう掲載する予定としております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  事業者からの質問の中で敷地隣接地に飲食店舗の営業について、配慮、制約があるかの問いに配慮義務は特に設けていないとの回答をされていますが、現在営業している事業者とは協議をされていますか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  飲食施設を営業している事業者との協議は現在のところ行っておりませんが、今後整備スケジュールの情報共有を行い、事業者決定後には工事車両の通行や資材置場等の現場調整も必要となることから、随時協議を行っていく予定としております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  現在の飲食施設は同公園の整備と併せて整備をされ、ログハウス風の木造の平家です。老朽化も進んでいますが、飲食施設の整備も併せて検討されませんか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  飲食施設は個別箇所の修繕により対応を行っており、現状では併せて更新することは考えておりません。施設の老朽化の状況を見ながら、当面は必要に応じて修繕対応をしていきたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  ありがとうございました。 では、佐良山公民館建築工事についてであります。 現在の公民館と新公民館での面積や部屋、機能などについての変更点を教えてください。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  現在の公民館は延べ床面積449平方メートルの2階建てでございますが、新公民館は公民館整備方針に基づき平家構造とし、会議室の増設やバリアフリー化等とすることで利用者の安全確保と利便性の向上を図ってまいります。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  この建設に当たっての経過、概要はどのような経過で決定されましたか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  町内会、利用団体代表等で構成されました佐良山公民館整備検討委員会を令和4年6月に立ち上げ、6回にわたる会議を通じて施設規模、建物配置、館内間取り等の検討を行い、仕様の決定を行っております。今回の工事請負契約に係る設計内容は同委員会に諮り、御承認をいただいたものとなっております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  地域性を考慮した内容はありますか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  主なものといたしましては、地域行事等に配慮した調理室や洗い場等の配置、地域文化を継承するための掲示スペースの確保、通常利用を十分に考慮した館内間取り等、委員の方々からの様々な意見を集約し、新たな公民館に反映をしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  佐良山地域は古代から歴史のある場所でございます。既設の公民館は農業研修施設の併用でもありました。建物は地域の創造性、独創性などデザインすべきものがあると思いますが、地域性というのはそういうことを含めてのことである、そこのところはどういうふうな感じでございますか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  新公民館の仕様につきましては、歴史等の地域資源の継承を考慮し、整備検討委員会で修正等を重ね、地域の歴史部会の資料設置スペース等、委員の意見を十分取り入れたものとなっております。新公民館はこうした検討を踏まえ、地域の創造性や独創性を体現する活動の場としてデザインされたと認識をしております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  それでは、よろしくお願いいたしたいと思います。 本庁舎の在り方であります。 ここで庁舎の建設の記録から建設に当たっての経過、基本構想は当初で申し上げたところであります。当時のことを知り得ておられる当時の新庁舎建設審議会委員の方から取材をしたり、当時の資料を読ませていただきましたが、将来のことを予想しながら津山のこれまでの歴史や風土を尊重し、まだ形見えぬ次世代、そして未来への期待というものがこの庁舎の外構に託されていたことも知り得たところであります。 外構工事に当たっては、新庁舎の建設テーマである太陽と水と緑を基調とした市民に開放された快適な外部環境と衆楽園、中央公園と一体的にすることが基本構想でありました。庁舎北側沿いには幅10メートル、延長200メートルにわたり背の高いアメリカフウをはじめ、市の木であるクスノキ、市の花であるサツキなどを植え込み、庁舎と歩道との境界を取っ払い、ストリートプラザ、市民通りとして常に市民に庁舎の庭を開放していました。 水道局車庫が城壁に思わせるさび御影の石で組み上げられ、その石積みのところから水が滝のように流れ落ち、配置された掘り割りを東へと流れ、電飾をなされた緩やかな滝となって終わる。また、玄関前はアフリカ黒御影石でできたモニュメントが据えられ、近代的センスと津山の城下町としての環境と風土を考慮し、日本的イメージが表現をされているとのことであります。 このモニュメントは流政之さんと言われる方がされまして、モチーフはTSUYAMA SHYNESS、津山人のへんこつさ、凝り性、はにかみが表現をされているそうです。それだけにいろんな意味でやられたわけですが、さてお尋ねしますが、水道局車庫の石垣から水が流れておりましたが、玄関前にも噴水があった記憶があります。なぜ建設当時の意匠が失われてしまっているか、どうしてこんな状況になったのか、お尋ねします。 ○議長(中島完一君)  総務部長。 ◎総務部長(三浦英俊君)  本庁舎に限らず他の公共施設についても同様でございますが、ニーズの変化や長寿命化の観点、費用対効果、こういったものを考慮しながら時代とともに変化していくものというふうに考えたわけです。本庁舎北側の滝や噴水につきましては、当時の意匠が継承されていない部分が生じておりますけれども、これからの庁舎に求められる機能などを検証しながら今後もより使いやすい庁舎を目指してまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  13番、金田議員。 ◆13番(金田稔久君)  景観、風情、わび寂、美の意識、特に衆楽園の近隣でもある、歴史と文化のふるさととしてやっぱり庁舎にはそういうものがなけにゃいけんのんじゃないでしょうか。機能性だけでそういうものを崩してしまっていいのでしょうか。 総社市の市庁舎に行きますと、新しく建てられていますが、庁舎が解体を今度されるんでしょうけど、噴水がなっています。やっぱりそういう町のイメージをするのがこの市役所の庁舎にもあります。 私は最後に、もう時間、大変もう終わり、終結をいたしますので、このことだけ申し上げますが、今回の議会質問で様々な議員さんが市民と役所との接し方についていろいろ問題提起をされた方が多くいらっしゃいました。私は、庁舎というのが入ったところは吹き抜けで開放感あって市民の皆さんをお出迎えする、迎える、市民の一緒の憩いの場であるというものがこの庁舎であるわけであります。 ○議長(中島完一君)  まとめてください。 ◆13番(金田稔久君)  はい。ということで、庁舎というものは市民の皆様のものであるということの意識の中で、どうかそういった津山の歴史風土を伝承する、そういった景観を大切にしていかなきゃいけないということを総務部長よろしくお願いいたしたい。そして、何はともあれ市長がこの津山の市政の色を出していただいておりますので、市長にもぜひ御理解をいただいて、よりよい津山の建設に向けて御尽力いただきますようにお願い申し上げまして、少し時間を経過いたしましたが、終結をいたします。ありがとうございました。 ○議長(中島完一君)  以上で13番、金田稔久議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後2時25分といたします。                                   午後2時14分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後2時24分 再開 ○議長(中島完一君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 12番、松本義隆議員、登壇。 ◆12番(松本義隆君) 〔登壇〕 失礼いたします。本日最後の質問者となりました。お疲れでしょうけども、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。 それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。 最初に、小・中学校の学区の弾力化についてお聞きしていきたいと思います。 超少子化の時代になり、地域によって小・中学校の統廃合も近い将来考えていかなければならない今日の学校環境でありますが、通学する子供たちの現状を見てみますと、低学年の児童には通学距離が遠過ぎて心配している保護者の声を耳にいたします。また、家が隣り同士なのに隣の子はA校に、私はB校に通学しなければならないというような変な学区のところも見受けられます。そこで、お尋ねですが、こういった状況を改善するためには柔軟な考え方で学区の弾力化を図ってみたらどうでしょうか。教育委員会の見解を教育長に求めます。 次に、勝北地域の公共下水道についてお尋ねしたいと思います。 合併以来19年余りが経過しました。合併当初から十数年間は合併協議に基づいて公共下水道の進捗が見られましたが、数年前に当局から突然勝北地域において公共下水道は終了し、あとは合併処理槽で対応してもらいたいと言われ計画区域内の皆さんが反発し、抗議したところ元の計画を推進するということで今日に至っているのが現状です。しかしながら、今日現在勝北地域において公共下水道の整備計画区域内の進捗が全く見えません。今後、この勝北地域における公共下水道はどのような計画で進めていくのか、また未整備地区の許認可は受けているのか、お聞かせ願います。 次に、アルネについてお聞きしたいと思います。 平成11年4月に269億5,200万円の巨額の事業費をかけて建設したアルネ津山が華々しくオープンしました。旧町村が合併する6年前のことです。あれから25年、町なかの人たちに話を聞いてみたところ、アルネはひどい状態になっているらしいとお聞きしました。私は、今日のアルネがオープン当時と比較してどのような状況になっているのか気になり、先日アルネに行ってみました。すると、3基あるエレベーターのうち1基が停止しておりました。また、1階から2階に上がるエスカレーターも止まっており、トイレは25年前に設置したもので古い便器でした。また、空調、水道設備なども老朽化しており、アルネの空いているところに店舗のテナント、公共施設など、もろもろのものを入居させようと思っても修繕をしなくてはならない状況に変わりはないと認識しております。 こんな状態のアルネをどう思うのか、近くにいた店員に尋ねてみたところ、老朽化が原因で何もかも駄目なんではないでしょうかと話してくれました。こんな状態のアルネを今後どのような計画を持って維持していこうと思っているのか、また老朽化している全てのものを修繕しようとしたら修繕費はどのくらい必要なのか、また今後このアルネの施設を維持するために維持費は年間幾らぐらいかかるのか、お聞きしてみたいと思います。 以上で登壇での質問を終わり、あとは一問一答で再質問をさせていただきます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  学区の弾力化についてお答えをいたします。 学区につきましては、教育委員会の職務権限として設置できるものとされておりますけども、本市では過去において町内会単位を中心として定められたものと考えます。学区の境界線については昭和40年の教育委員会告示により定められておりますが、多様な考え方を尊重する今日の社会の中においては通学する区域を柔軟に変えることは時代の要請として今後必要ではないかと考えております。 なお、保護者の就労のため下校後預かり先のある学区の学校を希望する場合や、いじめ、不登校など特別な事情がある場合は現在でも居住学区以外の学校に入学、転学は可能となっております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  私からは、アルネに関する御質問に順次お答えいたします。 まず、アルネをどのような計画を持って維持していこうと思っているのかについてでございますが、開館から25年以上が経過し、施設の計画的な改修の必要性は認識をしております。施設改修につきましては、これまで管理運営会社の津山街づくり株式会社と協議をし、管理組合修繕積立金などを活用して緊急性や安全面などを考慮し、必要に応じて改修等を行っておりますが、エレベーター及びエスカレーターにつきましては規模が大きいため、改修に向けた実施計画を今年度策定する予定でございます。アルネ津山は中心市街地の拠点施設であり、引き続き津山街づくり株式会社と連携し、安全面などを踏まえて施設改修等を行っていく考えでございます。 次に、修繕費はどのくらいかかるのかということについてですが、エレベーター、エスカレーターにつきましては津山街づくり株式会社からは3億円程度と報告を受けておりまして、その他については必要に応じて見積りを徴収するため、現時点では把握できていない状況にございます。 最後に、この施設の年間の維持管理費についてでございます。 エレベーター、エスカレーターなど共用部分につきましては、アルネ津山管理組合から維持管理費を支出をしておりまして、組合の年間支出額は近年1億6,000万円程度で推移をしております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  勝北地域の公共下水道についてお答えします。 まず、計画の進め方ですが、現在将来的な下水道整備を行う全体計画区域のうち岡山県から事業認可を受けた区域、いわゆる事業計画区域の残り1.5ヘクタールを整備する計画でございます。 次に、事業認可についてですが、未整備地区の事業認可についてはまだ取れておりません。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  答弁をいろいろいただきました。それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、小・中学校の弾力化について、教育委員会で町内の学区単位、町内会単位で定められとるということなんですけれども、これ教育長、以前に私が平成17年ですか、6月の定例会で質問を、これ同じ質問をさせていただいております。そのときに、当時の教育長さんから答弁をいただいとんですけれど、そのときの答弁内容を調べられとるかどうか分かりませんが、ちょっと答えられたら教えてください。 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  当時の教育長答弁につきまして2点ございます。まず、小・中学校の通学区域については各学校区の特色や事情を考慮しながら通学区域の弾力化の方向で進めていくとの答弁でございます。 次に、通学区域の弾力化の実施時期については関係部局との調整や規則などの改正などの事務手続、そして市民への周知を図ることなどを進めていく必要があることから、2年ないし3年後をめどとするよう努力をしていくとの答弁でございました。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  今教育長言われたように、当時の教育長さんは2年から3年をめどに弾力化をやっていくということを言われているんですけど、あれから何年たっています。19年たっているんですよ。19年たって何も前に進んでいないのが現状じゃないですか。だから、私はもう有本教育長でその当時からいうたら多分4人目の教育長だろうと思うんです。教育長が替わればこういう問題はやっぱり変わってくるのか、それとももう私から見たらもうほったらかしにしとったとしか取れないんです。だから、近年学校の通学の区域のことはいろいろと皆さん変化が生じて、時代の流れの中で変わってきとると思うんですけれど、やはりそういう声を市民の皆さんは非常に、特に保護者の皆さん方は非常に心配して言われるんですよ。だから、もう19年もたったんだからもうこれはきちっとやはり弾力化に向けていついつ頃からやるということをきっちり教育長答弁していただかなきゃいけないと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  当時、議員のほうから御質問があった後、教育委員会内部の中で外部の委員さんを組織した検討委員会というのを立ち上げて、その検討委員会から弾力化についての答申をいただきました。その答申をいろんな各方面に説明をしていく中で、慎重論であるとか、あるいは逆に反対論、そういうものがございまして、21年4月から凍結というような状況がそのまま現在続いておるという状況でございます。 今後のことでございますけども、現在小・中学校の体制整備についての地域説明会を実施しております。小・中学校の体制整備が動き始めれば当然学区の弾力化あるいは学区の見直し、そういうものにも検討しなければならないというふうに思っておりますので、それと併せて考えてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  教育長、今21年、平成21年に検討委員会をした結果、凍結するということを今初めて、私は19年たって初めて今聞きました。だったら、そういうことを言われたんだったら当時の教育長さんがそういう答弁をしているわけですから、凍結なら凍結ということを我々議会の者に教えてくれないといけんじゃないですか。地元の者にもそういうことを伝えなきゃいけない、そういう対象者のところには。だから、それを今初めて19年たってそんなことを言われて、ほんでまたこれから検討します、そんなことじゃ。子供たちはそこまで考えていないかもしれないんですけれど、私から見るとよく我々皆さん含めた中で子供は大事な宝だということをよく言われます。でも、やはり保護者の皆さんで見るとやっぱり学区のこと考えるとすごく心配される人もたくさんおられるわけですよ。だったら、私らから見たら全然子供なんかは宝じゃないと、私はそうしか思えないんです、そういう言い方をするとね。だから、子供のことを思うんならやはりそういうことは本当に学区の、自由に選べる学区、これはきちっとやっぱり早急にしたげなきゃいけないことじゃないかと思います。だから、そういうことを踏まえてもう一度教育長、本当に上辺だけじゃなくって本当に教育委員会としての思いをちょっともうこうしなきゃいけない、これはできないということの答弁をもう一度してください。 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  先ほどの議員さんの御意見の中で関係、いろんな関係機関の中には総務文教委員会の勉強会でも一応このことについては当時説明をさせていただいているという記録は残っておりました。 改めて学区の見直し等についての私の見解ということでございますけども、時代の流れ、そしてまた社会の変化に伴って地域によっては現在の学区に不合理が生じておるということは、これはもう十分認識をしているところでございます。ただ、これを市内全体を一気に見直すということについては時間と労力、そしてまた大きな影響、混乱も招くということも危惧をしているところでございまして、まずは今現在進めております小・中学校の体制整備、これの動き具合によりまして、それぞれ担当地区の見直し等を考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  取りあえず教育長、子供のことなんかを本当に思ってあげるんならそういうことは早急にあれしてください。検討、検討じゃない、いい方向での検討を早めにやってください。 次に、移ります。 今度、勝北地域の下水道のことについて再質問させていただきたいと思います。 事業認可の区域があと1.5ヘクタール残っているということなんですけれども、これ事業認可は手続をしていないということを言われよんだけど、これいつ頃になったらやってくれるんですか。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  事業認可区域の整備に全力で取り組むとともに、お話の1.5ヘクタールについても地元の意向を伺いながら順次整備を進めてまいります。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  早急に整備をするという言葉だけで部長言われていてもいけないんで、これ最後に市長には私がお聞きしますけれど、やはりもともと我々勝北地域は平成27年に大体計画区域内は供用開始が、全戸供用開始をするという予定だったのに合併したがためにこんなことになって、ほんでもう我々は合併しても順次予定よりも時間はかかるだろうと思ったんですけれど、こんなに途中で止まると私らは思っていませんでした。で、なぜこんだけ止められるのかなと思ったらさっき登壇で言ったように突然にもうこれ終了しますというようなことを言われて、それは地域内の皆さん方はそれは反発しますよね。だから、そういうことを踏まえたら今これから検討していくみたいな話をされてたんじゃいけんのんで、いついつ頃から認可区域を受けて着工していきますというような答弁をしてもらわにゃいけませんが、これどうですか。もう一遍部長。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  時期についてですが、今のところちょっとはっきり言えませんが、事業認可区域の整備がまだ残っている状態でありますんで、それが終わり次第新たな事業認可手続を早急にしたいと思います。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  その手続が終わり次第というのはいつ頃になるかということを部長お尋ねしているんです。いつ頃になるんですか。 ○議長(中島完一君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(松原寿治君)  すいません、はっきりいつというのは言えないんですけど、終わり次第着手のほうをさせていただきたいと思います。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  部長、そのお示しすることができないということが私らにとったらそれはもうとんでもない答弁です。それはやっぱりもっと真剣にやってもらわないと、でしょう。だから、私はいつも市長にも言われるんですけれど、合併した意義がない。合併したんなら当時は津山市から、旧津山市から物すごくいいことを言われたんですよ。だけど、こんなことをされていたら合併しとる意味は一つもないなと思っていますから、もう私からしたらもう早急に、明日にでもかかってもらいたい、本当はね。だけど、それはもう物理的に無理でしょうから。でも、少なくとも今年度中、来年度中にはやりますとか、そういう答弁ぐらいしてほしいと思うんです。 ほんで、このことについてはちょっと市長にお尋ねしたいと思いますけど、今部長とのやり取りを聞いて市長、市長の考えはどのように思っていますか。 ○議長(中島完一君)  市長。登壇。登壇です。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 松本議員の御質問にお答えをいたします。 公共下水道につきましては、市全体におきましても供用開始から約30年が経過をしているところでございまして、整備が遅れている状況でございます。このため、令和4年度からは整備予算を約1.5倍にして対応をさせていただいているところでございます。今後につきましても、全体計画の整備を、そして勝北地域の整備を少しでも早く、まずは完了するように、適切に予算を措置をして事業を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  今、市長にあれを答えていただいたんですが、令和4年度というたら昨年、一昨年ですか、から1.5倍の予算を増やしていると。その1.5倍ということは、私らから見たらかなり予算増やしているなと思うんですけれど、その中に勝北地域のその整備をする予算は入っていますか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  入っております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  じゃあ、予算がもし入っているということならもう2年が経過するわけですから、だからこれはもう早急に、今年度中、遅くとも来年度中にはやはり事業認可を受けて着工できるようにしていただきたいというように思います。 次に、公共下水道は勝北地域にはなくてはならない社会基盤、大事な社会基盤であり、生活環境のさらなる充実を図るためにも未整備区間の早期の供用開始をお願いしたいと思います。 さて、勝北地域の住民生活に関わる緊急の事柄が発生しました。マスコミ報道などでも御承知のとおり、5月30日以来、津山市内において短期間にツキノワグマ3頭が相次いで捕獲されました。そして、今月8日には人が襲われてけがをしたということです。襲った熊は捕獲された3頭の熊とは別の個体ではないかと言われております。襲われた場所は、奥津川地区内の広戸仙登山道でした。近隣の住民は安心して生活ができないとの心配の声が上がっております。 そこで、お尋ねですが、なぜ捕獲した熊を駆除しないで放すのか、そのわけを教えてください。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  まず、答弁に先立ちまして、6月8日本市におきまして被害に遭い、おけがをされた方に対しましてお見舞いを申し上げます。 鳥獣保護管理法及び県の第6期第二種特定鳥獣管理計画におきましては、捕獲対象でない鳥獣を錯誤捕獲した場合は原則放獣することとされております。このたびの錯誤捕獲につきましては、これらの法令や管理計画に従いまして放獣されたものでございます。また、管理計画では人の生活圏に繰り返し出没した場合や、人身被害発生の危険性が高い場所に出没した場合におきまして、有害捕獲を実施するとされております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  県の管理計画によって放獣しているということなんですけれど、これこんなことが今後頻繁に起こった場合、例えばまた人が襲われたり、人命が失われた場合、これそれでも今の段階で人命をまだ失われてはおりませんけれども、襲われた人がおったことは事実ですから、そういった中でもまだ県のほうはそんな管理じゃ何じゃというようなことを言うて、何で一旦捕獲した熊を駆除しないでこれ、ほんま放すのか、私は熊と人命とどっちが大事なんかなといつも思うんですけれど、そこらのことを考えたらどう思います、そりゃ。部長がなかなかその返答を県に代わってできんかもしれませんけれど、でもやはりこれは事が起こったのは津山市内ですから、我々はやっぱり近隣の住民の皆さんの声を聞いてやっぱりそら何とかせにゃいけんわというのは当たり前でしょ、これ。そこらを踏まえた答弁をしてくださいよ。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  まず、管理計画におきまして、放獣という形になるというのは先ほど答弁したとおりでございまして、この5月末以降津山市で起きている3件につきましては、そのような対応をさせていただいております。 放獣に当たりましては、タグをつけて識別できるような形にした上で放獣ということになっておりまして、今後その熊が生活圏のほうに入ってくるというような事態になりましたら別の対応ということになってくるというふうに考えております。議員御指摘のとおり人の生命に関わる部分でございますので、私どもといたしましても県と協力し、慎重に対応していかなければならないと、このように思っております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  捕獲した3頭についてはそういう何か目印のものをつけて放しているから、それがまた出てきたときにはというんですけど、実際はこの辺に熊が3頭だけじゃないんですよ。恐らく数十頭いると思うんですよ。だから、出てきた、捕獲したものを順次駆除していかないともう本当にどの熊が出てくるかどうか分かりませんがな。3頭だけだったらそら部長が今言われよることは確かに正しいと思うんですよ。でも、今ほかに数十頭いるんですよ。そういった熊がいつ出てくるか分からない。そのような状況の中でほかの熊に対しては何もそういうことはできないというようなばかな話はないですよ。やっぱりだから私は捕獲する、順次捕獲したものから駆除しなさいやということをお願いしよるわけ。だから、それは津山市が判断できないんだったら県に強く要請をしてもらわないと、そらもう今言うように人命が関わることですから、やはり生活しとる近隣の皆さんのことを考えたら早急にそういうことをしなきゃいけんじゃないですか。だから、そういうことを踏まえた中で、この3頭だけじゃないということを頭に入れた上での答弁をもう一度してください。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  議員御指摘のとおり、今繁殖期にあるということで3頭津山市内で錯誤捕獲があったというのが現状でございますが、それ以外にも目撃の連絡とかは寄せられておりまして、状況的には議員がおっしゃるように熊が活動をしているというのがこういった情報、その目撃が事実かというのはちょっと置いといて、ただ足跡とかがありますので、そういう痕跡を踏まえるとそういう動きがあるというのは重々認識しております。 今後につきましては当然管理計画に沿ってということは前提にはなりますが、県を含めましていろいろと協議していかないといけないというふうに思っておりますので、そういう中での対応、具体的には現時点におきまして追い払い花火での対応等をやっておりますが、最終的な部分についてもいろいろと考えていかないといけないと、このように思っております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  追い払うために花火などをやっているということなんですけど、毎日花火をやっているんですか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  毎日はやっていないんですけれども、そういう痕跡が出たとかというような話がいただけたときには花火で追い払いをするという対応をこういった事態になりましたので、していかないといけないということで私どもの職員を含め対応しているというのが現状でございます。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  やっぱり追っ払うということは必要なんで、出てこさせないようにするためには。だから、頻繁に毎日はできないかもしれませんけれども、頻繁にそういう手だてを講じて人里のほうへ出てこないように対応してください。 それから、先日襲われたのは広戸仙の登山道ということだったんですけれど、この登山道をちょっと今活発な熊の動く、活動が活発な時期なんで、これがちょっと穏やかになるまでこの登山道の禁止措置を取るということはできないんですか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  登山道につきましては、現時点で立入禁止の措置までは取っておりませんが、入山を控えてもらうよう掲示するとともに、先ほど申し上げました追い払い花火での対応等行っておる状況でございます。 なお、このたびの人身被害を受けまして、県、地元自治体、警察、猟友会によりますツキノワグマ対策会議が近々に開催される予定でございます。現地の立入り制限等につきましても先ほどからいただいている議員の御指摘も踏まえまして、協議してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  そういう対策協議会をこれからやるということなんですけど、私ら報告聞いてから何日たちます。すぐやるべきじゃないですか、そういう会議は、でしょ。まだこれからやるというて、じゃああしたやるのか、あさってやるのか、1週間後やるのか分かりませんが。だから、そういうことを踏まえた中で迅速に対応してほしいと言うんだけど、なかなか私らのお願いすることがちょっと分かっていないかなというような気がします。 このことについて市長、もう一遍市長にちょっともうお伺いしますけれど、やはり部長はこういう答弁しかできないと思うんですけれど、やはり県のほうにしっかり要請してもらうのは市長しかないと思うんですけど、市長どうですか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  まずは私からもこのたびツキノワグマの被害に遭われた方に対しまして心よりお見舞いを申し上げますとともに、早期にけがから回復をされることを御祈念を申し上げたいと思います。 先ほどから議員が御指摘をいただいておりますように、地域住民の不安を解消して、そして安全・安心を確保していくために錯誤捕獲されましたツキノワグマへの対応につきましては管理計画の見直しなどを県に対して要望してまいりたいと思います。
    ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  市長、皆さんの安全のためにやはり本当に強く県に要望してください。お願いしときます。 続いて、アルネ津山、アルネについてお尋ねを、再質問をさせていただきます。 先ほど、るる答弁をいただいたんですけれど、何か私らが考えていることとちょっと若干ずれた部長、答弁ですね。だから、我々がどういう意図でこれを質問しているかというのはやっぱり理解してもらいたいかなと思うんです。登壇での質問だけではなかなか理解は難しいかも分かりません。でも、部長、答弁協議をやっているわけですから、答弁協議の中では我々はこういう趣旨で質問しますよというのを通告しとると思うんで、だからそういう面からいくとこの答弁書を見るとちょっと私の考えとずれとるかなというような気がします。 それで、修繕なんかはしていかなきゃいけない、これはもう当然のことだと思うんです。ただ、この答弁を、さっき聞いた答弁だけでは部分的な何か修理をするというようなことしか言われないんですけれど、私は全体的な修繕はどれぐらいかかるということを聞いたと思うんですけれど、見たらこれエスカレーターとエレベーターしか言っていないと思うんです。私は空調とか、それから水道設備とか、そういうこともお尋ねしたと思うんです。そういうことの答弁がさっき入っていなかった。だから、そういうのを合わせて全体で幾らぐらいかかるのか、部長もう一遍答弁をお願いします。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  先ほども申し上げましたが、現在数字として街づくり会社を通じて報告を受けているのがエレベーター、エスカレーターに関する3億円程度ということでございまして、その他の空調設備等に関しては、その都度見積りを徴収し、把握をしていきたいという状況でありますが、急いでこのあたりも情報として入手する必要があるというふうに感じております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  私はこのアルネというのはもう建設から25年たって、本当に私この間行ってみたときにもう空洞化ですね。もう天満屋さんがいるだけですね。1階と2階、天満屋さんがいるだけで、もうこんな状態であの大きな施設をどうやって運営していくんだろうかと私本当に心配しております。非常にああいう施設ですからお金もかかるだろうとは思うんですけど、この答弁の中にしきりに街づくり会社のことが出てくるんですけれど、街づくり会社ってそんなにお金を持っているんですかね。そこをちょっともう一遍教えてください。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  街づくり会社自体の財務状況は決してよいとは言えない状況にはございますが、アルネ建設当時から施設の管理者として、またの商業床のディベロッパーの立場で街づくり会社は存しております。したがいまして、この街づくり会社を管理部門として引き続きアルネの改善も含めて進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  ですから、今言うように街づくり会社はそんなに財政的に楽じゃないということはもう当然そこらと連携しながらやるというたらお金がなかったら津山市が補填しなきゃいけないんだろうと思う。これまでも津山市かなりのお金をアルネには投入してるとは思うんですけれど。だから、我々はさっき登壇で言ったように合併する6年前にこれオープンしているわけですから、オープンじゃない、オープンか、オープンしているわけですから、我々は本当に今合併して19年たってすげえお荷物のものがある市に合併したんじゃなと今実感しております、はっきり言うたら。だから、そういうものはやはり我々が不安を抱かないように行政としてやってもらわなきゃいけないんじゃないですか、そういう箱物をつくったわけですから、我々合併する前につくっているわけですから。だから、それを元へ戻せと言うてもなかなか戻るもんじゃないのは私らも承知していますけど、でも今の段階でこのアルネがこれだけ本当に困るような施設になるとは当時は誰も予想していなかったんだろうと思うんですけれど、でも実際は本当に私は見てこんなアルネだったら困るなと。もし天満屋がこれ撤退しますというたらどうなるんですかね。どないもならんでしょ。 だから、そのためには早く手を打たなきゃならない。当然、お金はかかります。そういったお金を工面するというのは市長、市長の手腕でやらなきゃいけないんでしょうけれども、そうなるとこんだけ多分私はどんだけお金がかかるか分かりません。今聞いたのはエスカレーターとエレベーターで3億円ほどかかるということをお聞きしましたけれど、3億円だけじゃ済むわけはないわけですから、もう空調設備、水道設備、そういうものをしていたら相当な金額になるんだろうと予想はしていますけれど、そういうものをやろうと思ったら市長、どうやってこの財源を捻出するんですか、お尋ねします。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  まず、おっしゃってくださるように大変厳しい状況を御心配をいただいているわけでございますけれども、先ほど部長が答弁をしたとおりでございますけれども、まずは街づくり会社がしっかりとその計画を立てていくということ、その計画を立てた上でじゃあ幾らの資金といいますか、修繕費用がかかるのか、じゃあ幾らの資金が要るのか、こういうことになろうかと思うわけでございます。 アルネ津山管理組合で積み立てております積立修繕金もございますけれども、多分その修繕金だけでは全ての修繕というのはなし得ないことでもあろうかと思いますので、そこからはまた街づくり会社、関係者とも十分協議をしながらどういった資金を、資金といいますか、この費用をどういう形で捻出をしたらいいのかということも含めて今後の修繕計画をつくっていく中でその件についてもしっかりと検討してまいりたいと、このように思っているところでございます。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  そういう方向で市長いくんでしょうけど、大体めどとしたらどれぐらいにそのめどが立つんですか。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  めどといいますと、それは期間でしょうか。  〔12番松本義隆君「うん、もちろん」と呼ぶ〕 ◎市長(谷口圭三君)  それとも、その金額をということでしょうか。  〔12番松本義隆君「いや、金額も期間も含めて」と呼ぶ〕 ◎市長(谷口圭三君)  これはエレベーターやエスカレーターにとっても、あるいはそのビルの施設は新しくなっているわけじゃございませんので、いつまでもこれをほっとくというわけではございませんけど、これは早急にそうした計画をつくってまいりたい、つくってまいるといいますか、そのことを、そういう動きをしているはずでございますので、そこをしっかりと見ながら計画を立てていきたいと、このように思っております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  先ほど維持費もちょっと、年間の維持費もお聞きしましたけれど、この維持費、さっき言いましたよね、これ答弁、この1億6,000万円程度かかると、年間の維持費がね。このお金は管理組合ですか、こっからこれ全部出るんですかね。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  先ほど申しました年間の維持管理費につきましては、いわゆる共益費、区分所有ビルにおける区分所有者が負担する、そういう費用でございまして、それが年間で全体で1億6,000万円ということです。区分所有者はちなみに津山市、それから街づくり会社、都市整備公社、その他権利者というふうになっております。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  じゃあ、この維持管理費は、年間の維持管理費は市の財源からは出ていないんですか。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  先ほど申しました区分所有者の中に津山市が含まれます。すなわち音楽文化ホール、図書館、文化展示ホール、それからさん・さんと、こういった施設がございますんで、津山市の所有に係る応分の負担があるということになります。 ○議長(中島完一君)  12番、松本議員。 ◆12番(松本義隆君)  いずれにしましても、今現在ああいうものがあるわけですから、とにかくこれは市民の負担にならないように早急に手だてを講じて、そしてあのままあの施設を維持するんだったらもうやっぱり市民が納得して安心できるような施設にしてもらいたいというふうに思います。 そして、今日3点の質問をさせていただいたんですけれど、やはりどれも大事なものなんで、おざなりにせず教育長、特に子供さんらのことについては学区はこれ大事なもんですから早急に対応していただいて、皆さんが納得できるような方向で、それから、勝北の下水道についても部長早急に、市長も早急にやるということを言われたんで、やっていただきたいというふうに思います。 以上でいろいろ言いましたけれども、それはもう市にとってどれも大事なもんですから、皆さん方、心してやっていただきたいというふうに思います。どうもありがとうございました。 これで終わります。 ○議長(中島完一君)  以上で12番、松本義隆議員の質問を終わります。 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。 次の会議は明日20日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。                                   午後3時06分 散会...