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12月05日-03号

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  1. 津山市議会 2023-12-05
    12月05日-03号


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    令和 5年12月定例会                              令和5年12月津山市議会定例会              議 事 日 程(第 3 号) 〇令和5年12月5日(火)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │        会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││ 第 1 │   議案第39号~議案第74号(36件)                ││     │  (河村美典議員、ほかぞの千晶議員、寺坂典子議員、上山はるうみ議員、  ││     │   勝浦正樹議員)                           │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会               本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘       出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 白 石  まこと │ 出席 │   │ 14 │ 広 谷  桂 子 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 上 山 はるうみ │ 〃 │   │ 15 │ 秋 久  憲 司 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 寺 坂  典 子 │ 〃 │   │ 16 │ 近 藤  吉一郎 │ 欠席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 高 橋  寿 治 │ 〃 │   │ 17 │ 中 島  完 一 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ ほかぞの 千 晶 │ 〃 │ 早退 │ 18 │ 田 口  浩 二 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 丸 尾    勝 │ 〃 │   │ 19 │ 岡 田  康 弘 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 河 村  美 典 │ 〃 │   │ 20 │ 森 岡  和 雄 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 政 岡  大 介 │ 〃 │   │ 21 │ 吉 田  耕 造 │ 〃 │ 遅参 ││   │         │   │   │   │         │   │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 三 浦  ひらく │ 〃 │   │ 22 │ 末 永  弘 之 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 勝 浦  正 樹 │ 〃 │   │ 23 │ 津 本  辰 己 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡  哲 弘 │ 〃 │   │ 24 │ 原    行 則 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 松 本  義 隆 │ 〃 │   │ 25 │ 河 本  英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田  稔 久 │ 〃 │   │   │         │   │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘             説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  谷 口 圭 三  │ 産業経済部長  │  中 川 竜 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  桑 村 功 士  │ 観光文化部長  │  今 村 弘 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  野 口   薫  │ 農林部長    │  平 田   暁  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  有 本 明 彦  │ 地域振興部長  │  明 楽 智 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部長  │  左 居   薫  │ 加茂支所長   │  美 若 隆 宏  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部   │  針 生 博 文  │ 勝北支所長   │  平 井 営 次  ││ 政策推進監   │           │         │           │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部参与 │  平 井 良 幸  │ 久米支所長   │  黒 瀬 生 雄  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  三 浦 英 俊  │ 阿波出張所長  │  畑 田 泰 則  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  藤 井 浩 次  │ 会計管理者   │  久 松 美也子  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  土 井 克 一  │ 水道局長    │  小 林 和 弘  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 税務部長    │  尾 高 弘 毅  │ 教育次長    │  森 上   譲  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  朝 田   一  │ 都市建設部次長 │  松 原 寿 治  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  木 梨 良 祐  │ 総務部総務課長 │  香 山 秀 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  奥 田 賢 二  │         │           │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘          職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  玉 置 晃 隆  │ 主幹      │  尾 原 佳 世  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  廣 野 淳 子  │ 主任      │  有 岡 佑 起  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画参事    │  杉 山   洋  │ 主任      │  難 波 大 輔  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(中島完一君)  皆さん、おはようございます。 御着席を願います。 これより12月津山市議会定例会第3日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は23名であります。欠席届が近藤議員から、遅刻届が吉田議員から出ております。 本日の議事日程は、配信しておりますとおり1つの日程といたしております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(中島完一君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 7番、河村美典議員、登壇。 ◆7番(河村美典君) 〔登壇〕 おはようございます。議長よりお許しをいただきましたので、12月定例会本日最初に登壇、一般質問をさせていただきたいと思います。 市民が第一、河村美典です。 まずは早速、谷口市長、市長は「津山動く」をキャッチフレーズに、平成30年実施の津山市長選挙において初当選をされ、就任後には早速第5次総合計画中期実施計画の全面的な見直しを断行され、併せて大きく機構改革もなされてこられました。その後、再選を経てこの6年間、続く後期実施計画の下、市政運営に取り組んでこられたところです。その後、後期実施計画も残すところあと2年余り、谷口市政も本年度末で2期目、折り返しを迎えられます。そうした意味で、このたび編成される令和6年度予算案は、谷口市長の残された在任期の中で、第5次総合計画を成功裏に終えていくための重要な意味を持つものではないかと私は思っております。 そこでお尋ねをいたしますが、谷口市政2期6年で目指してこられた本市のまちづくりについて、その進捗状況と、現在残されている課題について市長の御認識をお尋ねをいたします。 次に、有本教育長も市長と同じく就任6年目を迎えられていますが、「自立し 心豊かにたくましく「つなぐ力」を育む」ことを教育の基本理念として掲げられ、自立して自己の将来を切り開き、たくましく生きていける人づくり、ふるさとを愛し、津山人としての誇りを持って生きていける人づくり、広い視野で人や地域とつながり、互いを認め合って生きていける人づくりの達成を目指し、教育行政に取り組んでこられました。津山市教育振興計画第3期の計画期間も同じく残すところあと2年余り、教育長が就任当時1年生だった子供たちも、いよいよ小学校最終学年を迎えております。中学校3年生は絶え間ない授業改善、学力向上施策が進められる中で学んだ6年間であっただろうと思いますが、有本教育長が目指してこられた教育の姿、人づくり、学力向上の進捗状況と今後の課題についてお尋ねをいたします。 登壇での質問は以上です。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河村議員の御質問にお答えをいたします。 後期実施計画の進捗状況と課題についてです。 私は、市長就任以来、8つのまちづくりのビジョンを掲げ、誰もが輝く拠点都市津山を実現すべく、市政運営に取り組んでいるところであります。 これまで豪雨災害や感染症の拡大などの不測の事態を乗り越えながら、本市が直面する諸課題を解決するため、総合計画に位置づけた主要事業を、財政状況を見据えて順次実施をしております。 後期実施計画の現時点の進捗状況としては、実施に至った事業数が215、実施率が91.9%となっております。 今後も、住み続けたいと思える新時代の津山を築くため、未来を切り開くための事業を推進していくことが今後の課題であると認識をしております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  私が目指してきた津山市の教育の姿などについてお答えをいたします。 この6年間、一言で言えば、自立できる人材の育成に尽力してきたと考えております。自立するための学力、そしてその基盤となる自己肯定感の醸成に、教育委員会と学校現場が課題を共有しながら取り組んできたところであります。 毎年、子供たちの実態は様々で、その結果について一喜一憂するものではないと考えておりますが、年々、自己肯定感の醸成が図られ、小学校の学力は向上してきたと認識をしております。その背景には、小学校の授業が以前のような教え込みの授業から、児童自らが考える授業に変わりつつあり、明らかに授業改善が図られていることが挙げられると確信をしております。 また、つやま郷土学につきましては、各学校の工夫ある取組などにより、絵画や調べ学習などの郷土に関する様々な応募数を見ても、年々充実してきており、郷土愛は高まっていると認識をしております。 一方で、今後の課題といたしましては、中学校の学力向上と不登校対策と考えており、小中連携やコミュニティ・スクールの取組を一層充実したいと思っております。 これからも、子供たちが自らの将来に自信と希望を持って踏み出していけるよう、自立できる人材育成に尽力をしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  御答弁ありがとうございました。私も議員としまして2期5年、特に教育行政には特段の関心を持って活動に努めてきたつもりです。近年、その長時間勤務が大きな課題となる中、教職員の業務負担軽減を目指し取り組んでいただいた小規模校への教師業務アシスト員の配置、技術指導に苦慮する教員を支援するための部活動指導員の配置、コロナ禍での消毒作業員の配置、1人1台端末の配備に伴うICT支援員の配置など人的配置の充実のほか、学校給食調理用燃料費の全額公費負担や、間もなく導入されるであろう給食費等学校徴収金の公会計化、城北橋東詰の交差点や美作高等学校正門前ほか、児童・生徒通学路の各種安全対策など、正直歴代市政には見られなかった好施策が数々あったと思っています。 また、デジタル化が進展する中、その費用対効果から取り残されそうになっていた地域に対する光高速通信の整備については、誰一人取り残さないとする公共サービスの真髄も見させていただいたように思っております。 しかし一方で、東京学芸大学並びに株式会社モノグサとの連携の下、学習プラットフォームMonoxerを活用し、実験実施した一度っきりの基礎学力育成事業、これもまた一度っきりで終わってしまうのでしょうか。NTT西日本並びに万作の会との連携によるVRを活用し実施した模擬体験授業については、大学の附属の学校ならばいざ知らず、多様な児童・生徒が集う公教育の現場を実験場にするように利用する両事業には、大いに疑問を抱いたところです。 焦らず、たゆまず、ローマは一日にして成らず、これが教育の理念だと私は思っています。 そして、多くの市民が不要と指摘しながらも、城下町津山のさらなる景観破壊をも招きかねない市道B80号線の拡幅事業計画、ほかの自治体が進める歩行者に優しいまちづくりとは真逆のように私には映ります。 また、それに関連していたのかどうか、老舗スーパーマーケットの閉店、中心市街地に暮らす皆さんは、その重要な生活拠点が失われ、暮らしが一変されたのではないかと思っています。なぜ必要だったのでしょう。不明のまま高額用地取得された旧城南病院跡地、その再生に1億円を上回る投資が行われながらも、空き床の増加に歯止めがかからないアルネ津山、ようやく北工区の一部開通が見えてきたものの、全面開通にはまだ程遠い総社川崎線整備、いつまで待たされるのでしょう、美作国分寺跡の史跡整備、コロナ禍で減益となった商業者救済に実施された4度にわたる地域商品券発行事業、困窮する市民の生活支援目的も兼ねてのものでしたが、共働き核家族化の進む今日の社会状況の中、本当に多くの市民に幅広く届いたのでしょうか、甚だ疑問です。 さらには、美作大学短期大学の公有化のうわさ、その後の情報はめっきり途絶えてはおりますが、(仮称)道の駅城東と城西観光駐車場整備の計画、多くの市民がその行方を注意深く見守っています。 さて、ここからは現在の市政課題についてお尋ねをさせていただきます。 まずは、久米地域に計画されている新市民プールについてです。 先日開催された第2回スポーツ推進審議会の配付資料を見ますと、日本水泳連盟公認プールとすることで、小学校から高校生までの地方大会が年4試合から5試合誘致可能と想定すると書かれていました。具体的に現行のどの大会のことなのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  スポーツ推進審議会では、公認大会については、年5から6試合、小学生から高校生までの地方大会が年4から5試合、年間合計10試合程度の大会誘致の可能性をお示ししておりますが、地方大会につきましては、小学生から高校生までの津山市の大会や美作地区の大会を想定をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  その中で、公認プール整備を強く望まれていらっしゃる津山水泳連盟、または津山市スポーツ協会主催の公式大会、または公認大会、年間何試合ありますでしょうか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  津山市水泳連盟が行っている大会は、年に1回となっております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  私の記憶では、公認プールにすることで小学生から高校生までの市の大会、美作大会が年5試合、高体連や岡山県水泳連盟主催の大会が年3から5試合、計10試合程度の誘致が可能で、久米地域への集客が高まり、近隣の飲食店等収益が上がるのではないかとする本市水泳連盟会長の考えが初めて示されたのが本年3月24日開催の第3回整備基本計画策定委員会だったと思います。現時点で小学校体育連盟中学校体育連盟高等学校体育連盟が主催する地方大会の開催の有無について確認は取れていますでしょうか。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長
    地域振興部長(明楽智雄君)  各連盟の地方大会について現状の確認は取れており、お答えした地方大会4から5試合とは、現在行っている大会と津山市水泳連盟が新たに検討している大会を想定をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  私の知っている情報と少し異なっておるようなので、改めて地方大会四、五試合について、もう少し具体的に御説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  既存の地方大会は、津山市水泳連盟と高等学校体育連盟が行っている2大会となります。あとの2から3試合は、津山市水泳連盟による新規の大会を想定をしております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  小体連、中体連の大会は恐らくないんです。公認プール整備のため、本市水泳連盟が頑張られるということのようです。口先だけに終わらないことを、ぜひとも信じたいのですけれども、どうしてもつい疑ってしまうのは私だけでしょうか。確かなことは、現時点で誘致可能な地方大会は、年2試合、あとは不確定な情報でしかないということです。そしてさらに、さきの第2回スポーツ振興審議会の中で御出席いただいた県水連の方からは、具体的な施設整備内容が確認できない現時点で、県大会誘致の確約はできないと明言もされています。恐らく県水連の方も、既に御承知だったのではないかと思いますが、そこからそのような発言になったのかと推測もします。 このたび、倉敷市が水島緑地福田公園内に新プール整備をされる予定であるとお聞きしています。その内容が分かればお聞かせをください。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  倉敷市では、施設の老朽化が進んでいる倉敷市屋内水泳センター水島緑地福田公園水泳場の2つの施設を集約し、新しい屋内プールを整備すると聞いております。 整備場所は、水島緑地公園水泳場の跡地とし、現在、県プールの解体工事等を実施するとされていますが、施設の内容等、詳細については公表されておりません。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  約2億円の予算で本年度解体工事が行われる水島緑地福田公園水泳場の整備計画期間は、倉敷市スポーツ施設整備計画を見ると、令和5年から令和9年、統合される倉敷市屋内水泳センターは令和8年閉館とのことですので、恐らく新プールの開業は令和9年、本年新市民プール開業予定の翌年と推測されます。 現在の倉敷市屋内水泳センターには、公認50メートル8コースと25メートル7コースの屋内温水プールがあり、水島緑地福田公園には、公認50メートル10コースの屋外プールと非公認25メートル屋内温水プールが整備されています。 この2つの施設を一体化し整備する計画のようですから、その整備規模は相当なものだと思われます。だとすれば、久米新市民プールで一瞬、県大会が開催されたとしても、すぐに倉敷開催に戻されてしまう可能性も大いにあります。 そして、お隣、兵庫県でも、姫路の手柄山中央公園に屋内競技用プール並びに屋外附属プールの建設が始まっているとお聞きします。その施設内容が分かればお聞かせください。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  屋内競技用プールは、50メートルと25メートルの公認プールがあり、50メートルプールが水深ゼロから3メートルの可動床、観客席2,506席、25メートルプールが水深を1.1メートルと1.4メートルに変更が可能で、観客席は120席と聞いております。 新体育館、屋内競技用プール屋外附属プール全てを含めた設計、建設、運営等の契約金額は約330億円で、契約期間は令和3年12月から令和23年3月までであることが公表されております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  ホームページで公表されている最新の工事情報を見ると、プール施設については令和8年度中の開業とされており、こちらは本市と開業時期が重なります。当然のことながら、本市が計画する新市民プールと比べ、その規模は段違いです。他県のことではありますが、手柄山中央公園は自動車を利用して岡山市役所から片道約1時間20分、久米-岡山間の所要時間と変わりません。さらに、水島緑地福田公園-赤磐市役所間は、自動車を利用すると約45分、一方、久米-赤磐間はそれにさらに30分以上かかります。久米は県南部の方からすると、残念ながら姫路、倉敷のどちらよりも物理的に不便な上、交通料も割高な位置にあります。 また、先般実施した久米総合文化運動公園市民プール整備に関する市民アンケートでは、現状の利用目的として、健康維持増進が最も多く半数近く、次いで水泳教室参加などの泳力向上、レジャーと続き、新市民プールに望む機能としては、競泳対応、水中歩行、幼児利用、ウオータースライダー等がほぼ同割合です。久米新市民プールがこれまた負のレガシーにならないよう、健常者中心の競技用公認プールを重視するのではなく、まずは健康増進、子供が楽しめる施設整備を重視し、県北、そして山陰地方を中心とする交流人口の増加に寄与する施設とすべきと私は思いますが、市長の御所見をお伺いをいたします。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  久米市民プールの整備に当たりましては、プール整備基本構想に基づきまして、健康増進、そして子供が楽しめる設備、バリアフリー等に配慮した施設とすることは、基本方針の重要な要素になるというふうに認識をしているところであります。 私といたしましても、健康増進等のプールにすることは必要不可欠であるというふうに考えておりまして、さらに公認プール機能を付加して、大会等の誘致によって交流人口の増加に寄与する施設というふうにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  その新市民プールについてもう一つ、現在レインボープールを利用されている皆様への対応について、基本構想策定委員会の中で利用者代表の委員からは、2年間利用できない整備計画の見直しを重ねて要望されていたにもかかわらず、事務局からは明確な回答のないまま委員会は終結をいたしました。同様の意見は、いまだ根強いことと思いますけれども、現行の市民プール利用者への配慮について、市長の御所見をお伺いをさせていただきます。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  プール利用者への配慮ということにつきましては、最寄りの公共施設や、そして民間プールを紹介することを考えております。具体的には、公共施設では、鏡野町のB&G海洋センターの温水プール、また久米市民プールから車で約10分程度の場所にあるという施設となります。民間プールは、旧市内エリアに4か所ございまして、久米の市民プール再開まで御不便をおかけすることとなりますけれども、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  新市民プールは、車椅子利用など障害の有無、性的少数者への配慮など、できる限りユニバーサルデザイン化された施設とすることが最も重要であり、市民からの要望も多いレジャー、健康増進等、多様な目的に対応可能なプール。そのために、もし必要不可欠なのであれば、可動床を設置し、公認プールについてはそれに準ずる機能で、練習など可能な施設として交流人口の増加を図っていけばよいと私は今思っています。 また、整備場所については、総合文化運動公園と宮部クリーンセンターの2か所にある多目的広場を一体化することで、現行レインボープールを継続しながら新市民プールの整備を進めていくことが望ましいという私の御意見を申し上げておきます。 話は変わりますが、次に初代代表の突然の辞任に始まり、創立4年目に突入した地域商社曲辰についてです。 このたびは津山地域農産物マッチングシステム「アグリつやまっち」の試験運用に事務局として参加されているようですけれども、その経緯についてお尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  「アグリつやまっち」は、地産地消を推進するほか、津山地域の生産者の所得向上を事業の目的としております。曲辰におきましても、設立以来同様の趣旨を掲げてきた経緯がございます。「アグリつやまっち」の立ち上げに連携して取り組んでおりまして、今後も共同で専用のホームページの管理や運営に携わるほか、直売所を結節点といたしました生産者と消費者のマッチング、これらを図っていく予定でございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  曲辰が自立した経営を築き上げていくために、今必要なのは約3,000万円近くの収益の拡大です。この事業参画でどの程度の収益向上が見込めるのでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  マッチングという事業の性質上、「アグリつやまっち」で曲辰が得る収益、こちらは限定的と見込まれますが、地域の商品流通の強化、こういったものにつながると考えております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  この地域商社も、設立当初からその成果を危ぶむ声が大きかった事業です。あと2年間で交付金相当額の収益を確保することは相当に高いハードルだろうと、私は心配をしています。ただ、こうして生産者と消費者のマッチングに関わることで、生産者の収益確保に貢献した、そうしたことを新たな成果として打ち出され、将来不足する運営資金を税金投入で行うための言い訳にされるのではないかということを、それ以上に心配をしています。部長、そうしたことはありますでしょうか。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  試験運用中の「アグリつやまっち」でございますが、先ほど答弁いたしましたとおり、収益面だけでなくて、費用につきましても限定的でございます。このような生産者の収益確保に貢献する取組を積み重ねる、こういったことにより農産物の品質向上や収量の増加を促しまして、曲辰として農産物の付加価値を高め、生産者のさらなる収益向上を実現する、こういった好循環を生み出すことで、曲辰の持続可能な運営に資するような形を取っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  私は今後、曲辰に対して新たに税金投入することはありませんかということをお尋ねしたかったつもりなんですけれど、明確にお答えはありませんでした。 「アグリつやまっち」の事務局は、私はビジネス農林業推進室が単独で担えばよいのではないかと思います。曲辰には、収益向上のためやらなければならないことがほかにきっとあるはずです。ここにあえて曲辰が加わるのは、やはり将来国からの交付金が途絶えた際、その運営資金不足を税投入で補うための理由づくりを始めたのかなとしか考えられません。目的は同じでも、曲辰が担うべき役割が船出のときから相当程度にずれてきているように感じるのは明らかです。 市長、心配をしていた第2のアルネ化、そんなことを許す市民はきっといないと思いますので、曲辰でさらなる税金の無駄遣いが生じないよう強くお願いをしておきます。 次に、前回予告をしておりました公立幼稚園送迎バスについてです。 昨日も御質問がございましたが、私の調べでは、公立幼稚園の園児送迎は、保護者責任としている自治体が県内多いようですけれど、本市はなぜ送迎バスの運行を行っているのでしょうか。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  平成30年度末に公立幼稚園を再構築した際、遠方の園児でも通園に困ることがないように運行を開始したものでございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  ちなみに送迎バスの利用に必要な保護者負担はお幾らでしょうか。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  1人当たり月額3,500円でございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  保護者負担は、園児1人につき3,500円、月とのことです。幼い頃、私は自宅から旧鶴山幼稚園まで片道2キロ余り徒歩で毎日通園をしておりました。今なら車両で通園する距離かもしれません。私が実家から今通園するとすれば、つやま東幼稚園で片道4キロ、これはさすがに毎日歩くとなると、幼い子供たちには酷な距離となります。 私の試算では、往復8キロを1か月自動車で送迎した場合、現在ガソリンが高止まりしているとはいえ、1,700円程度です。しかも、送迎バスはドア・ツー・ドアではありません。私なら、事情のない限り自分で送迎をします、お得ですから。その結果が令和4年度の送迎バス利用者数に現れているのではないでしょうか。東西幼稚園の総園児157人中24人、約15%です。 昨年度の一般会計決算では、その方々から頂いた保護者負担の総額は76万3,000円、確かに昨日もありましたが、本市の財政は厳しい状況にはありますけれども、これ頂く必要あるでしょうか。数少ない送迎バス運行を行っているお隣の美作市では、無料です。車両運行委託料約2,000万円程度を指定事業者にはお支払いをするわけですから、保護者負担は不要でいいのではないかと思いますけれども、市長の御見解をお伺いをいたします。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  保護者の多くは自家用車で送迎をされております。教育保障の無償化制度の中におきましても、通園送迎費につきましては無償化対象外の費用となっております。保護者負担につきましては、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  お得だから送るんです。 お尋ねをいたしますが、車両運行委託料の財源はどうなっていますでしょうか。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  一般財源でございます。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  国の支援がなくとも、独自財源で送迎サービスを行う、これぞ公共サービスの真髄、米百俵の精神です。保護者負担にすれば、その精神も台なしになってしまいます。人口減少の激しい中山間地、そうした地域こそ異次元の手厚い子育て支援が求められています。無償化されたら、さらに利用者も増えるのではないでしょうか。約2,000万円の委託料が真に生かされるものにしていきましょう、私は訴えたいと思いますが、市長、もう一度御答弁をお願いいたします。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  保護者アンケートの集計結果を基に、通園バスの利便性向上について検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  こうした意見は、指定事業者の関係者の方からもお伺いをしていることです。 では次に、園児の乗降場所についてですが、なぜ公民館でなければならないのか、昨日これも質問がございましたが、県立誕生寺支援学校の児童・生徒の乗降場所は、公地、民地に限らず、様々な場所にあります。これは毎年、運行委託事業者と学校が乗降場所を検討し、お願いに上がられると聞いています。津山市もそうすればよいと思いますけれど、乗降場所を公民館に限るとするのは、行政のこれまでの怠慢のようにしか思えません。もっと柔軟な対応をすべきと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  今後、通園バスの利便性向上について検討する予定としております。バス停についても、園児の乗車時間なども考慮しながら、公民館に限らず、園児が安全に乗降できる場所について検討してまいります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  聞くところによると、現状のままでは、来年度、園児が1日2人しか利用しないバスもあるかもしれないとのことです。これはいかがなものでしょうか。今後とも保護者や委託事業者との連携を密に図りながら、就学前教育の充実に努めていただきたいということをお願いを申しておきます。市長、あと2年、やるべきこと、見直すべきことは、まだあるのではないかと私は思います。 次に、教育行政に関わってですが、先日、勝北中学校3年生の社会科授業に総務文教委員として参加をし、子供たちの目線から見た津山市政について意見や要望、質問を受けました。私も二十数年にわたり社会科教員として勤務をしてまいりましたが、このような授業アイデアは思いもつかず、当該校の若い青年教員の気概に感動するとともに、本市教育の明るい未来を感じさせていただいたところです。 そこで、まずお尋ねをしますが、勝北中のこの授業は、相当な準備期間を経て実践されたものと思います。教育委員会は御存じだったんでしょうか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(森上譲君)  実施をされることは把握をしておりました。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  では、この実践に際し、教育委員会はどのような関わりを持ってこられましたか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(森上譲君)  このたびの出前懇談会は、議会主催の活動の一つと認識をしておりますので、教育委員会といたしましては関わってはおりません。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  これ最初、勝北中学校からお話が来た分なんですね。こちらが議会懇談会で募集したものではなかったんです。年々若者を中心に政治離れが叫ばれる中、教育の果たすべき役割は大きく、主権者教育の重要性を訴える声も高まっています。子ども議会が開催されたとか、模擬授業を行ったとか、報道で見受けることがありますけれども、私はその成果には大いに疑問を持っています。しかし、このたびの勝北中の取組は、若き主権者に市政を身近に感じてもらうことのできる好事例だったと私は思うのですけれど、このたびの実践を教育委員会はどのように評価をしていらっしゃいますか。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(森上譲君)  学校からは、教育、文化、福祉、防災、観光、雇用という6つのテーマで意見交換を行い、生徒から具体的な提案や質問が出るなど、非常に有意義な授業となったと報告がありました。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  私は、このたびの勝北中の社会科授業を教育委員会としてどう評価しているのかとお尋ねをさせていただいたんですが、まあそうでしょう。社会科は本当に難しい教科だと思います。議会も積極的に協力した、類いまれな取組だったと思うんですけれど、当日、教育委員会からの授業参観者はゼロ、本市教育についての教育委員会、特に学校教育課の姿勢に大きく疑問を感じさせていただきました。授業改善、学力向上だけが職務ではありません。今日の社会の中で、主権者教育の意義、必要性について教育長の御認識をお尋ねをいたします。 ○議長(中島完一君)  教育長。 ◎教育長(有本明彦君)  主権者教育につきましては、昨今の投票率の低下や満18歳への選挙権年齢の引下げにより、小・中学校の段階から子供たちに主権者としての資質能力を身につけていくことが、これまで以上に必要であることから、その意義はますます重要になってきていると認識をしております。また、主権者教育を推進する上で、校則や校内ルールなどの一つの正解に収まらない課題に対し、児童・生徒が自らの意見を持ち、異なる意見や対立する意見など整理しながら議論を交わしたり、他者の意見と折り合いをつけたりする学びが重要であると考えております。 こうした学習を大切にしながら、自らの言動に責任を持った自立できる人材の育成に尽力をしてまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  その授業の中で、私は教育グループに参加をさせていただきました。子供たちからは、学力向上対策や地域とともにある学校づくりの推進について好評だったと申し上げておきます。 さて、そうした中で子供たちから指摘のあった高速大容量通信環境、現在の整備状況について御見解をお伺いします。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(森上譲君)  令和2年度のタブレット端末の全校配備に合わせまして、ICT通信環境の整備をしてまいりましたが、通信環境に課題のある学校が複数あることも認識をいたしております。引き続き改善に努めてまいります。 ○議長(中島完一君)  7番、河村議員。 ◆7番(河村美典君)  子供たちが使っているアプリについてお尋ねをしたいと思っておりましたが、時間のほうが参っているようなので、こちらのほうは総務文教委員会に回させていただきたいと思います。 さて、教育長、学校教育の果たすべき役割とその責務は多種多様です。課題も山積みしております。そうした中、やはり学校を変える最良の薬は、国の制度改革ではないかなと私は思っています。積極的に国に制度改革の要望を、ぜひともしていただきたいということ、津山の将来、未来につけて共に頑張ってまいりましょうということを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(中島完一君)  以上で7番、河村美典議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 5番、ほかぞの千晶議員、登壇。 ◆5番(ほかぞの千晶君) 〔登壇〕 5番、公明党津山市議団、ほかぞの千晶です。議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。 初めに、発言通告の文字の訂正をさせていただきます。 1番目の②「堀改修工事」を「塀改修工事」に、3番目の①「パートナーシップ・ファミリー宣言制度」を「パートナーシップ・ファミリー宣誓制度」と訂正させていただきます。 それでは、質問に戻ります。 まず1点目、城下地区まちづくり整備事業についてお伺いいたします。 令和5年度補正予算第6次の津山国際ホテル跡地整備及び塀改修工事について、この整備の内容をお聞きする予定でしたが、1日目、他の議員が質問されましたので割愛いたします。 そこで、谷口市長の掲げる4つの重点目標、取組項目にも、津山国際ホテル跡地の整備と森本慶三記念館の活用とあります。この項目において、市長の構想をお聞かせください。 さらに、この2か所だけでなく、本年1月3日に開館60周年を迎えたつやま自然のふしぎ館と国指定の名勝である衆楽園を含めた活用構想を考えてはいかがでしょうか。また、衆楽園に関しては、活用状況と維持管理状況を教えてください。 2点目に、子育て支援についてお伺いいたします。 少子化が進む中、子育て支援は重要な課題です。そんな子育て支援の一つ、津山ファミリー・サポート・センターの依頼会員数、提供会員数、活動回数、活動時間など活動状況を詳しく教えてください。 最後に、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度についてお伺いいたします。 人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標であるSDGsの17項目の中の3番目、全ての人に健康と福祉を、また5番目、ジェンダー平等を実現しよう、さらに10番目には、人や国の不平等をなくそうとあります。谷口市長も、安心して暮らせる地域共生の社会を築くと、重点目標取組項目で述べられております。このようなことから、津山市においても、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度導入に取り組むべきではないでしょうか。 以上、3点について登壇での質問を終わり、御答弁をいただいた後、質問席にて再質問をさせていただきます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 ほかぞの議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、津山国際ホテル跡地と森本慶三記念館の活用についてです。 令和4年8月に策定をしました津山城下まちづくりビジョンの中で、ホテル跡地と記念館は一体的に利活用する方向性をお示しをしております。 記念館の建物につきましては、国の登録有形文化財に指定されるなど、城下地区のシンボル的な建物であることから、保存、利活用を図り、本市の貴重な財産として将来にわたり継承すべきものと考えております。 今後、ホテル跡地の整備を進めるとともに、記念館の利活用策を検討し、訪れる方が心地よいと思っていただける空間、地域の方がコミュニティー活動の場として活用いただける空間を目指して整備をしてまいります。 次に、つやま自然のふしぎ館と衆楽園の活用についてです。 津山まちじゅう博物館構想を具現化するため、点在する様々な魅力をつなぎ合わせ、新たな魅力を創造するための施策づくりを進めております。その中で、つやま自然のふしぎ館、衆楽園など津山にしかない、すばらしい施設のポテンシャルを生かすことができるような施策を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入についてお答えをいたします。 制度の導入は、性の多様性の理解を広め、性的マイノリティーの生きづらさを軽減し、誰もが自分らしく生きることができる社会の実現の一助になると考えております。 本年3月に策定いたしました第5次さんさんプランでも、性的指向や性同一性障害等に関する理解の促進を主要施策の取組の一つとしており、これまで先進地事例の研究のほか、諮問機関である男女共同参画まちづくり審議会での意見収集や、津山圏域定住自立圏の取組の中で、各自治体の状況照会等を行ってまいりました。引き続き生活上の困難を抱えた人が安心して暮らせる環境づくりに向けて課題整理に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  津山ファミリー・サポート・センターの活動状況についてお答えします。 令和5年3月末現在、依頼会員数は552人、提供会員数は472人、依頼会員と提供会員の両方会員は39人です。また、令和4年度における活動件数は931件です。活動時間は、保育施設への送迎等の短時間の利用や保護者が休養や病気などで一日中子供を預かるなど、依頼内容によって様々な状況です。 ○議長(中島完一君)  都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(松原寿治君)  衆楽園の活用状況と維持管理状況についてお答えします。 まず初めに、活用状況についてですが、主なものとして、春のさくらまつりや、夏の竹あかりイベントが開催されているほか、校外学習などで活用いただいております。 次に、維持管理状況ですが、庭園やトイレ、建物内の清掃のほか、門扉の開閉、園内の樹木管理等を実施しており、年間約1,100万円を業務委託しております。また、ボランティアの皆様と一緒に、石や浮草の除去など池の清掃にも取り組んでおります。 以上です。 ○議長(中島完一君)  5番、ほかぞの議員。 ◆5番(ほかぞの千晶君)  それぞれに答弁をいただきました。 それでは、通告順に再質問させていただきます。 まず、1点目の城下地区まちづくり整備事業に関して、谷口市長よりホテル跡地と記念館、さらにはつやま自然のふしぎ館、衆楽園などの施設の利活用策を検討いただけると答弁いただきました。来年開催される森の芸術祭開催まで300日を切る中、この利活用の施策検討を推し進めていただきたいと思います。しかし、その中で衆楽園への注目度が少し低いように感じます。先ほど都市建設部次長より、年間約1,100万円で管理を業務委託されていると答弁をいただきました。決して狭くはない庭園の管理を、この金額で国の名勝として何とか維持管理を懸命にされていますが、樹木の老齢化や建物の劣化は進んでいます。森の芸術祭に向け、国の名勝衆楽園としてのポテンシャルの底上げをすべきではないでしょうか。 また、今年11月上旬の連休にホテル跡地で開催された「森と本とごはん」のイベントについて、その集客状況、評価等を分かる範囲で教えてください。 2点目の津山ファミリー・サポート・センターの活用状況をお答えいただきました。依頼会員、提供会員、両方会員と、1,000人を超える方がサポートセンターを活用されているとのことでした。特に提供会員の皆様は、平日、1時間500円、土日は1時間700円の基本料金で子供が大好きとの温かい思いで活動していただいているとお聞きしました。大変ありがたく思います。 さて、津山市では、この津山ファミリー・サポート・センターをはじめ子育てに関係している部署がほかにもあります。これからこどもまんなか社会を目指すには、子育てに関係する施策を集約する部署が必要であると考えますが、市としてどのような取組をされているか教えてください。 最後に、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入に関してお答えいただきました。制度の導入に関して、市としてのこの課題に取り組み、検討されていることが分かりました。制度の導入に当たっては、社会の理解、医療制度、地域との連携、そして法律と、様々な課題がありますが、誰もが安心して暮らせる共生社会を築くとの理念の下、まずは津山市が国をリードする気概で制度の導入に取り組んでいただきたいと考えますが、市長のお答えをお聞かせください。 以上、3点を再度お尋ねいたします。 ○議長(中島完一君)  市長。 ◎市長(谷口圭三君)  パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入についてです。 制度の導入は、整理すべき課題が多くあるというふうに思いますけれども、誰もが地域から孤立しない、人と人、人と社会がつながる地域共生社会の構築に向けまして取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(中島完一君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(奥田賢二君)  子育て施策の取組についてお答えします。 子育て関係の部署につきましては、子育て支援の一体化を図り、子供施策を総合的に推進するため、こども保健部を設けております。妊娠期から出産・子育て期を通して切れ目ない支援が図られるよう、妊娠期における各種支援、出産後の健診や育児相談、また保育や放課後児童クラブなどの充実、そして各種手当の支給や医療費助成など、様々な支援に取り組んでおります。また、子育て世代包括支援センターや子ども家庭総合支援拠点を設置し、相談体制の充実を図っております。今後の様々な課題に的確に対応するため、部署間の連携も強化してまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  国際ホテル跡地でのイベントの集客状況についてのお尋ねでございます。 11月1日から5日にかけて実施いたしましたイベントにつきましては、期間中に1,000名以上の方に御来場いただきました。実施したアンケートによりますと、ホテル跡地については、多くの方から「居心地のよい空間であった」との御意見をいただき、出店者からは出店機会があれば、今後も出店したいとの御意見をいただいております。 また、森本慶三記念館の飲食利用につきましても、好評を得ておりまして、今後の広場整備や森本慶三記念館の利活用について、多くの方から期待が寄せられる結果となっております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(松原寿治君)  衆楽園に関する再質問にお答えします。 衆楽園は、本市の大切な財産であり、名勝としての価値を高められるよう、施設の修繕や樹木の適切な管理などに努め、景観の保全と施設の利活用に向け、一層努力してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(中島完一君)  5番、ほかぞの議員。
    ◆5番(ほかぞの千晶君)  それぞれに答弁をいただきました。 それでは、最後に意見を述べさせていただきます。 まず、1点目の城下地区まちづくり整備事業に関して、11月1日から5日にかけての「森と本とごはん」のイベントは、関係者の皆様の御努力の中、おおむね良好な結果が出ているように思います。今後、ホテル跡地の整備を粛々と進めて、御来場の皆様に喜んでいただける場所にしていただけるようお願いいたします。 また、登録有形文化財でもある森本慶三記念館での飲食利用も、かなり期待できる企画であると思います。さらに、記念館で所蔵されている資料は、大変貴重なものが多く、今後展示方法を御検討していただけるようお願いいたします。 次に、衆楽園の名勝としての維持管理の御努力は承知しておりますが、森の芸術祭まで300日を切っております。主な会場は決まっているようですが、アーティストとの会場のマッチングが進んでいないようです。津山が誇るほかの会場とともに、国の名勝、衆楽園とアーティストとのマッチングの調整に御尽力をお願いいたします。 2点目の内容で、津山市ではこども保健部で子供施策が総合的に推進されていると理解いたしました。少子化が進む中、未来を託す子供たちを多角的にきめ細やかに応援する体制をさらに進めていただくようお願いいたします。 最後に、パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入に関して谷口市長よりお答えいただきました。 誰人も取り残さない津山市にするために、このパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入に向け、積極的に取り組んでいただきたいとお願いいたします。 以上で5番、公明党津山市議団、ほかぞの千晶の12月度定例会一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島完一君)  以上で5番、ほかぞの千晶議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時15分といたします。                                   午前11時03分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前11時14分 再開 ○議長(中島完一君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 3番、寺坂典子議員、登壇。 ◆3番(寺坂典子君) 〔登壇〕 ただいま議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の寺坂典子が12月定例会一般質問をさせていただきます。 最初に、勝北総合スポーツ公園の野球場、管理棟の整備についてお尋ねをいたします。 勝北総合スポーツ公園は、山に囲まれ、子供から大人まで楽しむことができる総合スポーツ公園です。18ヘクタールの広大な敷地に野球場、テニスコート、多目的広場、流水プール──現在は使用不可──などの施設があります。平成3年に完成しており、32年経過をしております。 野球場の現在は、利用状況は平成30年8,895人、令和4年9,550人と増加しています。県内外からの利用もあります。平成17年の岡山国体の軟式野球大会の会場としても利用されました。2025年夏に開催される高校総合体育大会インターハイは、岡山県で開催されます。津山市では、ソフトボールの会場となります。勝北総合スポーツ公園を会場予定地として使用するためにも、早急に整備をしてほしいと地元の方々から要望されています。 管理棟につきましても、以前からの雨漏りの被害で管理棟の天井が剥がれ落ち、大変危険な状況です。管理棟は、施設利用時のときに市民の方々、利用者の方々が訪れる場所です。なので、安全・安心に利用していただくために、勝北総合スポーツ公園の今後の方向性や考え方についてお聞きをしたいと思います。 次に、民生委員・児童委員の活動についてお尋ねをいたします。 民生児童委員の担い手確保が喫緊の課題となっていることから、新たに民生委員サポーターの配置などの民生児童委員が活動しやすい環境の整備や、担い手確保に向けた自治体の創意工夫による取組が必要と考えます。そのための支援を本市ではどのように対応しているのでしょうか。 民生児童委員の定数に対する委嘱数の割合の全国平均は、2022年93.7%、2019年95.2%です。本市では、委嘱数の割合は何%でしょうか。 民生児童委員の業務負担の軽減、理解度の向上、多様な世代の参画など広報活動を実施することにより、若い世代の理解を促進することも重要です。本市には、美作大学があります。社会福祉学科では、少子・高齢化の進行や社会の在り方の変化に伴い、地域社会や暮らしの在り方は大きく変化し、様々な問題が生まれ、かつ深刻化している問題に温かなまなざしと高い専門知識、技術を基に真っすぐ向き合い、その人の思いや暮らしに寄り添いながら、生き生きとした暮らしの実現までしっかりと伴走していくことのできる社会福祉専門職の養成をしています。さらに、新たな時代の社会福祉の方向は、地域福祉を主流にしたものとなっています。だからこそ、民生児童委員と美作大学の社会福祉学科の学生たちとの交流会など、広報活動を実施する予定はございませんか。今後の本市の取組をお尋ねいたします。 次に、観光についてですが、県がまとめた観光客動態調査によると、2022年、津山城鶴山公園は、県内では6位、107万2,000人、79.3%の増、コロナ禍前の水準まで回復をしています。今年の7月から9月の夏旅キャンペーンでは、観光客は県内400万人、津山では幻想的なプロジェクションマッピングとライトアップで城内が桜色に彩られ、津山ナイトイルミネーションのイベントが開催されましたが、来場者数と収益を教えてください。 私も最終日に参加をさせていただきましたが、桜をイメージしたプロジェクションマッピングがすてきで、愛らしいウサギが軽快なリズムで餅をつく姿がかわいかったです。今後も、一大イベントとして定着させ、イルミネーションの名所を目指してはどうかと思います。新たな魅力として継続する価値が十分あるのではないでしょうか。津山城もみじまつりも、11月18日から26日まで開催されましたが、来場者数と収益をお知らせください。 津山城の認知度がさらに高まることで、県内外から観光客が増え、市の経済が活発化するように、今後の取組をお尋ねいたします。 以上で登壇での質問を終わらせていただきます。質問席より答弁に対する再質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(木梨良祐君)  民生委員・児童委員に関します3点の御質問にお答えいたします。 民生委員・児童委員におきます昨今の課題の一つに、担い手不足があり、本市といたしまして、まず民生委員・児童委員活動を広く住民の皆様に知っていただくことが重要と考えており、令和2年度から民生委員・児童委員が作成いたしました広報紙を「広報津山」に折り込むとともに、津山市ホームページに民生委員・児童委員の専用ページを設けているところでございます。 次に、本市の民生委員・児童委員委嘱数の割合につきましては、2022年12月の全国一斉改選時は97.9%、2019年12月の改選時は98.2%となっておりまして、0.3ポイント低下しておりますが、その後委嘱数も進みまして、現在では99.6%となっております。 最後に、民生委員・児童委員活動を若い世代への理解を促進する取組につきましては、今年度、津山東高校の学生に民生委員・児童委員の活動を知ってもらうとともに、課題解決に向けた取組を実施しているところでございます。また、学生に対しての民生委員インターンシップの可能性につきましては、現在美作大学と協議しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  まず最初に、津山城ナイトイルミネーションの来場者数と収益についてお答えいたします。 総来場者数は1万405人で、うち大人の有料来場者が6,416名、子供の有料来場者が1,186名で、観覧料として537万円の収入がございました。 次に、津山城もみじまつりの来場者数と収益についてです。 来場者数は1万6,458人で、過去最高の入園者数となりました。有料の入園者は1万1,095人ですが、収益については現在計算中でございます。 最後に、今後の取組についてです。 今までのさくらまつり、牛魔王選手権、もみじまつり、ナイトイルミネーションなどの継続、ブラッシュアップ、広報活動を積極的に行うことで、イベントへの集客増に努めるとともに、年中集客できるよう、お城EXPO、岡山城リニューアル1周年記念などへの出展、またデジタルサイネージ、雑誌、SNS等を活用したプロモーション等により認知度向上につながる事業をこれまでも展開してきており、さらに有効な手段も考えながら、積極的にプロモーションしていきたいと思います。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  勝北総合スポーツ公園の施設整備についてお答えをいたします。 勝北総合スポーツ公園は、スポーツ施設を中心に、年間を通じて多くの方に利用していただいてきましたが、平成3年の供用開始から30年以上が経過し、施設の老朽化が進み、一部施設は休止または使用停止するなど、利用する方の安全確保を最優先に考え、施設運営を行っているところでございます。 野球場、管理棟につきましては、特に老朽化が進んでおり、対策の必要性は認識しておりますが、多大な費用を要することから、施設修繕等の優先順位づけやFM基金等の活用も含めた財源確保に取り組んでまいります。 あわせて、現在津山市スポーツ推進審議会に諮問しております津山市全体のスポーツ施設の在り方についての審議結果も踏まえて、対応の時期について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  3番、寺坂議員。 ◆3番(寺坂典子君)  登壇質問に対してそれぞれ答弁をいただきました。 最初に、勝北総合スポーツ公園については、現在、津山スポーツ推進審議会におきまして審議していただいており、私も毎回傍聴をさせていただいております。審議結果を踏まえて検討されるようですが、利用される皆様が安心して安全に利用できるように早急に対応していただきたく強くお願いをしておきます。 そこで、市長にお尋ねいたします。市長のマニフェストには、勝北地域は勝北総合スポーツ公園の改修をすると記載されています。行政のトップとして、市長のお考えをお聞かせください。 次に、本市の民生委員・児童委員の委嘱数ですが、99.6%という本当に100%に近い数になっております。全国的に担い手不足の中で、本市の委嘱数は現役の民生委員・児童委員の方々の御努力の結果だと思います。本市の取組として、美作大学と協議をしていただいているということです。ぜひ実現していただきたいと思っております。 そこで提案ですが、令和6年の厚生労働省の概算要求に民生児童委員の担い手不足への地方公共団体の取組に対して補助金を新規で創設するという項目を見ました。本市でも、こういった補助金が活用できるのではと思いますが、いかがでしょうか。 最後に、津山城ナイトイルミネーションの来場者数は1万405人、津山城もみじまつりの来場者は1万6,458人で、過去最高の入園者数となったようです。イベントの開催は、高い効果が期待できるマーケティング施策の一つだと思います。津山城ナイトイルミネーションは、開園時間18時半から21時半まで、津山城もみじまつりは21時まで開園されました。過去最高の入園者数なのに、17時以降は観光センターが閉まっておりました。なので、駐車場が暗く、危険な状態でした。市民の方々から「なぜ観光センターを開けないのか」、県外、市外の方からは「津山のお土産が買えない」と苦情が来ています。民間企業であれば、どうしたら売上げが上がるのかと工夫、努力をします。なぜ入園者が多いときに、観光センターを閉めていたのでしょうか。観光センターの今後の方向性や考え方についてお聞かせください。 そして、津山城もみじまつりで入園者が多いときに、なぜトイレの改修工事をしていたのかお尋ねをいたします。駐車場も狭くなり観光客の方々に御不便をおかけしたのではと思っております。 再質問は以上でございます。 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 寺坂議員の御質問にお答えをいたします。 勝北総合スポーツ公園についてです。 勝北総合スポーツ公園をはじめとする本市のスポーツ施設には、類似施設も多く存在することから、今後施設ごとの競技特性や地域性を生かし、多くの方に利用していただけるよう、施設、設備の強化等を行っていく必要があると考えています。 現在、津山市スポーツ推進審議会において審議中の津山市全体のスポーツ施設の在り方も踏まえ、市としての方針を定めてまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(木梨良祐君)  民生委員・児童委員に関する補助金の活用についてお答えいたします。 民生委員・児童委員の担い手不足は喫緊の課題でありまして、本市といたしましても、課題解決に積極的に取り組む必要があると考えております。 補助金は事業を行う上で大変有効でありまして、引き続き国や県の動向を注視し、補助金を活用した取組につきまして研究してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  最初に、観光センターの今後の方向性や考え方についてお答えいたします。 以前、さくらまつりでは、夜間営業をした経緯もございますが、ほとんどお客様が立ち寄らないこと、祭り本体の出店への配慮など、効果的な運営体制を図るべく、総合的に判断したと聞いております。 今後についても、現行の運営予定と伺っております。 次に、トイレの改修工事についてでございます。 津山城の入園者数が少ない冬の時期、またさくらまつりまでに完了することとした場合、やむを得ず、もみじまつりに工期が重なったものでございます。 ○議長(中島完一君)  3番、寺坂議員。 ◆3番(寺坂典子君)  再質問に対してそれぞれ答弁をいただきました。勝北総合スポーツ公園に対しての市長の答弁をいただきましたけれども、地域振興部長と全く同じ答弁でした。前向きな市長のお考えをいただけるかと期待しておりましたが、残念に感じております。今後は、津山市スポーツ推進審議会の動向を注視していきたいと思っています。そして、勝北総合スポーツ公園の整備にしっかりと取り組んでいただくよう強くお願いしておきます。 次に、民生児童委員は、高齢者、障害者、児童、母子世帯など要援護者の調査、実態把握、相談支援を行ったり、各種行事への参加協力や自主的な地域福祉活動等、幅広い活動を行っています。また、最近では、高齢者等への悪質商法被害防止の取組や虐待防止の取組、災害時に備えて要援護者マップづくりなど地域の多様な課題に取り組んでいます。本当に多岐にわたって活動されています。そのおかげで、市民の皆様も安心して暮らせているのだと思っております。 今後の取組として、民生児童委員が事業を行う上で国からの補助金をぜひとも活用していただきたいと思います。 最後に、観光センターの今後の方向性は、夜間営業はしないとのお答えですが、市民の方々の声や観光客の意見など参考にしていただきたいと思います。 トイレの改修工事の件ですが、和式トイレが多かったので、洋式トイレに改修され、利用者が快適に利用できるよう、さくらまつりまでに完了をするようお願いいたします。 次に、さくらまつりのときの駐車場の件ですが、駐車場がないので津山城鶴山公園の入園を諦めたとの声をよく耳にします。駐車場不足を改善するため、吉井川の河川敷を駐車場にすることはできませんか。津山城鶴山公園の桜は、下から見るのではなく、上から見下ろすことができるので、とてもすばらしいと、県外の観光客から称賛されました。そして、日本さくら名所百選にも選ばれている津山のシンボルです。津山の観光人気スポット、津山城鶴山公園のすてきな桜を多くの方々に見ていただくため、駐車場の確保をどうすればよいのかお考えをお聞かせいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  さくらまつりの駐車場についてお答えいたします。 今年のさくらまつりでは、吉井川河川敷を臨時駐車場として確保し、御案内もいたしましたが、ほぼ利用がない状況でございました。市内中心部の有料駐車場は、空いている状況も確認していますので、引き続き有料、無料、臨時駐車場など、ホームページ、チラシなどにより情報発信を行い、お客様の利便性を高めていきたいと思います。 ○議長(中島完一君)  3番、寺坂議員。 ◆3番(寺坂典子君)  さくらまつりのときの駐車場の件で答弁をいただきました。 吉井川河川敷を臨時駐車場として確保しても、利用者がないとのことですが、津山城鶴山公園までは、川を渡って距離があるので利用者がないのではないでしょうか。無料のシャトルバスを運行するなど観光客に対して優しい対応を検討していただきたいとお願いをしておきます。 これから観光都市津山になるためには、おもてなしの心が必要だと思います。おもてなしとは、目配り、気配り、心配りが大切です。満足感を感じていただけるか、常に考えることがおもてなしであり、最上級の心遣いなのです。津山に来てよかった、また来たいと思っていただけるように、おもてなしすることで、観光客が増えていくのではないでしょうか。 そして、津山の玄関口であるJR津山駅が来年4月着工、夏に城下町をイメージして一新されます。待望のICOCAも導入されます。利用しやすくなり、JRの利用者も増加するのではと期待をしております。 最後に、津山市出身でロックバンドのB'zのボーカル、稲葉さんの単独ライブが来年8月13日、14日、2日間津山文化センターで開かれることが、B'zの公式ホームページで明らかになりました。稲葉さんの凱旋コンサートは、2017年7月のB'zコンサート以来7年ぶりです。全国から稲葉さんファンが津山へ集結することでしょう。来年の夏は、津山が熱い、熱い夏になることを確信しております。観光都市津山への第一歩を踏み出すチャンスが到来です。 以上で3番、寺坂典子、12月定例議会一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島完一君)  以上で3番、寺坂典子議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 2番、上山はるうみ議員、登壇。 ◆2番(上山はるうみ君) 〔登壇〕 失礼いたします。議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の上山はるうみが12月定例会一般質問をさせていただきます。 先日、産業委員会の委員会視察で熊本県に行かせていただきました。熊本城の復興状況の現地視察、熊本県菊陽町でのTSMC半導体工場を見させていただきました。一般社団法人熊本国際観光コンベンション協会の皆様より観光客の受入れ、誘致についての取組の説明をしていただいた後に、熊本城の復興状況の現地視察をさせていただきました。熊本城では、特別見学ルートが整備され、平日にもかかわらず、台湾からの観光客を中心とした人で大変なにぎわいを見せておりました。熊本県菊陽町のTSMCでは、菊陽町役場で概要の説明を受けた後に建設現場への現地視察をさせていただきました。 役場の方からは、交通渋滞の発生や労働者の不足など不安視されるデメリットがある一方、人口の増加、雇用の創出、待遇の向上、固定資産税等の税収の増加、地域経済の活性化──これは経済効果が10年間で約7兆円との試算らしいです──などの期待されるメリットのほうがはるかに多いとおっしゃられていました。企業立地に向けた町の対応といたしましては、相手方が求めるスピード感への対応、オーダーに沿った対応、町、県が一丸となった対応が重要なことですと教えていただきました。 そこで、まずは津山市における企業立地に対する取組をいま一度教えてください。また、津山市独自の取組がございましたら、併せて教えてください。 次に、地域おこし協力隊について質問させていただきます。 先日、地域おこし協力隊の方からお話を伺う機会がございました。地域ブランドや、地場商品のPRや地域おこしに日々尽力をされて、将来の展望に向けて進んでおられました。しかし、一方で、ほかの地域おこし協力隊の方からも意見をいただいたのは、「想像していたのとは違い、思うような活動ができていなく、今後の不安が大きい」「当初思い描いていたゴールに向かっての活動ができていない」、中には「3週間で帰ってしまった同期もいた」との意見もございました。行政とも、月に1回程度は、面談を行っているとおっしゃっていましたが、行政として地域おこし協力隊の方をどのように考えておられるのか、ほかの地域おこし協力隊も含めて、現状どういった意見が出ていて、それに対してどういった対応を、行政として行っているのかを、まずは教えてください。 次に、津山市における防犯・防災の取組についてお聞きしたいと思います。 先月、津山圏域消防議会の視察といたしまして、岡山県消防防災航空センター、兵庫県三木市の兵庫県広域防災センター、大阪市立阿倍野防災センター、通称あべのタスカルに行かせていただきました。あべのタスカルでは、広く市民の防災に対する知識と技術を総合的な体験を通して、学習ができる施設でした。 まず、振動が伝わる椅子に座り、スクリーンで南海トラフ地震を想定とした災害の映像を見させていただきました。その後、初期消火を学べるブース、瓦礫の町を再現したエリアで、余震の恐ろしさを体験させていただき、最後に震度7の地震体験をさせていただきました。 1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、東南海・南海地震の発生が危惧される中、地震をはじめとした大災害に対する市民の防災知識と技術に対するニーズが高まってきているようです。津山市の津山圏域消防組合消防本部でも、防災学習センターにて地震体験、防災体験が行えることとなっているかと思いますが、コロナ禍以前と現在の防災学習センターの利用状況の人数を教えてください。また、その中に占める小学生以下の割合を教えてください。 以上で登壇での質問を終わり、再質問席にて順次再質問させていただきます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  総務部参与。 ◎総務部参与(藤井浩次君)  防災学習センターの利用状況についてお答えをいたします。 津山圏域消防組合に問い合わせたところ、施設利用はコロナ禍以前の令和元年度で97団体、3,721人、本年度は11月末現在で82団体、2,037人となっております。 また、利用人数に占める小学生以下の割合は、令和元年度で約92%、令和5年度11月末現在で約81%となっております。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  企業立地の取組についてお答えいたします。 本市では、津山産業・流通センターの完売に向け、岡山県の東京事務所や大阪事務所をはじめ県と緊密に連携をいたしまして企業訪問や大都市圏で開催される企業誘致イベントへの出展など、こうした誘致活動を行っております。 また、各種助成金を交付し、新たな立地を促進するとともに、設備投資や雇用に対する支援を行っております。 独自の取組といたしましては、つやま産業支援センターを中心とした立地企業へのサポートのほか、大和ハウス工業株式会社が分譲しております津山中核工業団地内の用地につきまして、同社と企業誘致に関する事業連携協定を締結し、協力して誘致を行っております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  地域おこし協力隊についてのお尋ねにお答えをいたします。 地域おこし協力隊員は、地域ブランドや地場産品の開発、販路拡大、PRなど地域おこしの支援や農林業などに従事しており、地域の課題解決や地域力の維持強化のために取組を行っております。 協力隊員と担当課では、月1回以上、面談できる体制を整えており、隊員からは、地域との関わり方、やりたいことの訴え、人間関係等、多岐にわたった課題や悩みをお聞きしており、解決に向けたサポートを行政、受入れ団体、隊員の3者にて行っているところでございます。 現在、8名の隊員の方が熱い思いを持って本市で活動されていますが、地域、隊員が手を取り合い、双方の目的の達成に向けた協力関係が築ける支援を行いながら、将来的には地域への定着・定住につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  2番、上山議員。 ◆2番(上山はるうみ君)  各答弁をいただきましたので、順次再質問させていただきます。 企業立地への取組を教えていただき、津山産業・流通センターなどの誘致活動、また津山市独自の取組につきましては理解いたしました。 津山市の既存の施設に対するテナント誘致に対してもお伺いしたいので、今回はアルネ津山に対して質問をさせていただきます。 現在、テナントが入居していないアルネ津山3階部分がございますが、約300坪の空きスペースがあるようです。そこで、空きスペースの家賃等の問合せを担当課のほうに行ったところ、家賃等の基準も開業当時からあまり変化はないということで、かなり高額な費用が必要であり、ハードルが高過ぎるのではないかと感じました。現在も、3階部分の半分から奥側は、節電のためでしょうが、電気が消えている状態で、中心市街地にある施設として非常に残念な気持ちになります。 既存の施設をできる限り有効に生かしていくためにも、アルネ津山に関しましても、積極的なテナント出店に向けて取り組んでいくべきではないでしょうか。現在の家賃等の基準も含めて検討の余地があると思いますが、いかがでしょうか。また、アルネ津山に対するテナント誘致につきましても、取組を教えてください。 次に、地域おこし協力隊の活動についての答弁をいただきましたので、行政としてのフォローアップの部分について質問させていただきます。 協力隊員と担当課では、月1回以上、面談ができる体制を整えているとお伺いしましたが、当初思い描いた活動がなかなかできていなかったり、ゴールに向かっての道筋が見えてこない協力隊員もいるみたいでございます。また、受入れ団体先による差もあるようで、協力隊員の思いの部分だけでは解決策が思いつかない問題もあるようです。 協力隊員が現在のミッションを経て、募集時に書いてあるゴールに向けて、よりよい活動が行えるように、いま一度、行政としてのフォローアップをしっかりと行っていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 次に、先ほどの防災施設に関する答弁でもございましたが、防災学習センターの使用者は、小学生以下の利用割合が過半数を占めていることが分かりました。今後も、さらに積極的な利用促進につながるように、ニーズに応じた施設整備をしていただければと思います。 社会現場における児童の学習については分かりましたので、教育現場における防災教育についてお伺いしたいと思います。 現在、都道府県、市区町村の教育委員会などの教育行政や教育現場は、発達の段階に応じた防災教育・防災管理等に取り組んでこられていると思います。最近では、様々なケースを想定した危機管理として、防災マニュアルやそれに沿った訓練が策定、試行、改善され、学校内外の教職員研修の中でも取り組まれておられます。しかし、学校における危機管理は、地震や台風などの自然災害、火災だけでなく、交通事故、活動中の不慮の事故、侵入者、熱中症、さらには学校内の個人情報管理、いじめ等に関する問題なども含むと多岐にわたります。これらを意識しながらも、自然災害に対する危機管理は、学校安全の基礎的・基本的なものになると考えられます。 各学校においては、学校安全をどのように捉え、学校防災にどう対応し、いかに幼児・児童・生徒を守るかについて、近年の学校の現状と課題から検討する必要があります。 積極的な取組が行われるとは思いますが、その一方で、避難訓練が火災発生時の対応に関する指導のみとなっているなど、児童・生徒等の災害に適切に対応する能力を高めるような取組が十分に行われているとは言えない地域も見られ、防災教育の取組が地域によって大きな差異があることも懸念されています。 そこで、津山市の教育現場における防災教育に対する取組を教えてください。また、避難訓練等の実施回数につきましても、併せて教えてください。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  アルネ津山の家賃等についてお答えいたします。 アルネ津山の床の賃料等につきましては、一定の基準の下で階層や場所、業種・業態等による集客力と使用面積などを勘案し、貸主であります津山街づくり株式会社との間で賃貸借契約が結ばれる仕組みとなっております。 また、アルネ津山へのテナント誘致についてでございますが、本市といたしましても、御指摘の3階空きスペースの解消は、アルネ津山運営上の喫緊の課題として認識をしており、住民等からも要望のあります、美術館や映画館の設置の可能性も視野に入れながら、引き続き津山街づくり株式会社と連携して、利用希望者に対応していくことなどにより、空き床の解消を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(明楽智雄君)  協力隊員へのフォローアップについてお答えをいたします。 地域おこし協力隊員とは、着任前に受入れ団体を含む3者での事前の協議や活動を開始した後も、月1回の定例面談以外でも、随時相談等を受けながら、協力隊員の意向と受入れ団体側の求めるものとのすり合わせを行っているところでございます。 今後も、地域、隊員が手を取り合い、双方の目的の達成に向けた協力関係が築けるよう、さらなる支援を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中島完一君)  教育次長。 ◎教育次長(森上譲君)  市内小・中学校の防災教育についてお答えをいたします。 各校におきましては、火災や地震、不審者対応等を想定した避難訓練を年3回程度実施しております。また、危機管理マニュアルに基づいた教員研修を行いますとともに、近年の猛暑などに対して校内外における熱中症対策等に関する指導も行っております。 具体的には、地域防災マップ作りをはじめ理科や社会科などの授業におきまして、様々な自然災害や事件、事故等の危険性を学び、安全で安心な社会の実現に向けた防災教育を実施しており、児童・生徒が災害から身を守る適切な行動が行えるよう取り組んでいるところでございます。 ○議長(中島完一君)  2番、上山議員。 ◆2番(上山はるうみ君)  市内小・中学校の防災教育についてお答えいただきました。子供の頃からの防災に対する備えが、いざというときの身を守る適切な行動や防災意識の向上につながると考えますので、今後もほかの地域のよい取組なども参考にしていただきながら、防災教育に努めていただければと思います。 地域の防犯・防災の観点から、6月定例会で質問を行いました市営住宅小原団地について、改めて質問をさせていただきます。 転居促進補助制度を大幅に見直し、転居費用補助の充実や転居先の受皿となる民間賃貸住宅への転居費用補助を開始しているところですと、6月定例会にて答弁をいただいておりましたが、現在の政策空き家住宅転居等補助金活用の進歩状況についてお答えください。 また、現在団地内の空き家となっているところを中心に、草木が生い茂り、道にまで出ている箇所があり、周辺住民の方からも不安の声が聞こえてまいります。入居者の方々も高齢化が進み、周辺の整備が難しくなってきているのではないかと思いますので、敷地の維持管理につきましても、行政としてどのように行っているのかをお答えください。 最後に、イベント誘致について質問をさせていただきます。 新型コロナウイルスも5類となり、各地でマルシェ等のイベントが開催され、大変多くの人でにぎわっております。 先日、津山ホルモンうどん研究会の方々が同じ地域のひるぜん焼きそば好いとん会のお手伝いで、三重県四日市市で行われた東海・北陸B-1グランプリに行かれました。3年ぶりの祭典に、約20万人の来場者があり、町に大変な活力を与えることができたと聞いています。また、全国的にも周知をされているイベントを誘致することにより、絶大な経済効果や歴史文化都市津山のPR効果もかなりなものになると考えます。 様々な問題があるのは重々承知しておりますが、今後、B-1グランプリのような大規模イベントを津山市に誘致するお考えはございませんか、お考えがありましたら教えてください。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  イベントの誘致についてお答えいたします。 過去に本市でも近畿・中国・四国B-1グランプリを開催したこともありますが、大規模イベントを開催するには、イベントの規模に応じた受入れの環境整備、人員体制、それに伴う多額の経費など綿密で実行可能な計画が必要となります。大きな経済波及効果が見込まれますので、本市の規模に見合ったイベント開催の在り方を検討してまいりたいと思います。 ○議長(中島完一君)  都市建設部次長。 ◎都市建設部次長(松原寿治君)  初めに、小原団地における補助金活用の進捗状況についてです。 現在、戸別訪問を行い、制度説明や生活状況及び転居に対する意向の聞き取りなどを行っています。住居は、生活基盤となることなので、慎重かつ丁寧な対応で取り組んでいます。 次に、小原団地における敷地の管理についてです。 まず、市営住宅において、原則、入居の方々で草刈りや除草等の環境整備に取り組んでいただいています。しかしながら、小原団地は政策空き家団地であり、新たな入居もなく、世帯数が減り、また高齢化により手が行き届かないのも、実情として感じております。そのため、指定管理者により、毎年8月頃に建物跡地等を中心に草刈りを行っています。今後も、指定管理者と協議を行い、管理水準の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  2番、上山議員。 ◆2番(上山はるうみ君)  地域おこし協力隊につきましては、双方の目的の達成に向けた協力関係が築けるよう、さらなる支援を行ってまいりたいと考えていますと答弁をいただきましたので、今後も隊員の声をしっかりと聞いていただいて、よりよい関係性の向上に努めていただきますようよろしくお願いいたします。 イベント誘致につきましては、津山の牛肉文化等のさらなるPRになり、観光客の誘致促進にもつながると考えますので、ぜひ前向きに様々なイベント誘致について御検討ください。 アルネ津山へのテナント誘致につきましても、中途半端に行うのではなく、思い切った取組が必要であると考えますので、十分に精査をしていただいて、既存の施設のよりよい有効活用が行われるように対応していただきますようお願い申し上げまして、12月定例会一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中島完一君)  以上で2番、上山はるうみ議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。                                   午後0時02分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後0時59分 再開 ○議長(中島完一君)  御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 10番、勝浦正樹議員、登壇。 ◆10番(勝浦正樹君) 〔登壇〕 議長の許可をいただきましたので、行動的政策集団会派未来の勝浦正樹が12月定例会一般質問をさせていただきます。 まず1点目として、移住・定住対策について質問いたします。 我が国の人口が減り続けています。今年1月1日の日本人の人口は1億2,242万人余りで、昨年より80万人減り、14年連続で減少となっています。 また、減少数、減少率ともに、調査を始めた昭和43年以降、最大となったほか、初めて47都道府県全てで人口が減ったと発表されました。一方、それとは逆の現象として興味深いのが、国内に住む外国人の人口は299万人となっており、47都道府県全てで増えていて、調査を始めた平成25年以降で最多となっているようです。 そのような状況に対し国は、少子化、人口減少は我が国の社会経済・社会保障に関わる重要な問題と捉え、安定的な労働力の確保に向けて働き方改革を進めていくとしています。また、大々的に報じてもいますが、こども未来戦略方針に基づき、こども・子育て政策を強化していくとも述べられています。 そこで、津山市も人口減少対策が喫緊の課題と思いますが、取組などをお聞きしてみようと思います。 今回のコロナによって、都市から地方への移住に対して多くの方々が関心を示していることは、これまでも大々的に報じられているところであり、各自治体が、移住者を取り合う状況となっていると思います。 そこで、移住者にとって決め手となるのが、行政による移住・定住支援もその一つと考えますが、その取組と成果をお知らせください。 また、これまで移住された方々の交流会を開催されたようですが、津山に来ての評価についてどのように分析されていますか。今後に向けての改善点などもあれば、併せてお聞かせください。 次に、若者や女性が地方から流出し続けていると分析されています。そこには、子育て支援や結婚支援の充実と雇用環境の改善が不可欠とされていますが、津山市として今後どのように取り組んでいくおつもりか、見解をお伺いします。 次に、道の駅を中心とした地域振興について質問いたします。 この項目については、本年3月議会で道路整備とまちづくりについてとして質問させていただいており、新しく市議会議員として任期をいただけたら、再度お尋ねすると申し上げておりました。そして、今回、任期もいただけましたので、道の駅久米の里を中心とした地域振興策について質問と提言を行ってみたいと考えております。 では、私がなぜこの質問にこだわっているかについて少し触れてみますと、道の駅久米の里についてです。御存じのとおり、第三セクターとして設立され、指定管理料も0円と、市内でも唯一の独立採算となっている施設です。指定管理料が0円という施設はあまりないと思うのですが、それだけ利用者や売上げが突出し、地域の活性化につながっていると考えられます。 そして、本年4月に久米地域の宮尾にオープンしたフェアフィールド・バイ・マリオット岡山津山ホテルの存在にあります。以下、マリオットホテルと申し上げますが、ではその世界最大のホテルチェーングループのマリオットインターナショナルがなぜ津山市の中心ではなく、久米の田園の広がる農村地域を選んだのか、それは道の駅の近接エリアに設けることを最大のターゲットとしているところであります。そして、目的としては従来、休憩、通過点であった道の駅をハブとし、各地に分散している観光資源をネットワーク化することにより、集客ポテンシャルを最大限に引き出し、旅の拠点として地域経済の活性化につなげるとあります。また、その土地でしか得られない体験や郷土料理、美しい自然、地元の人々との触れ合いなど、日本の知られざる魅力を渡り歩く旅体験を提案する内容となっており、新しい旅のスタイルを発信するとのことです。その全国26か所の一つとして、津山に開業されています。 私も同じ久米地域で生きてきた者にとって、このような展開で地域を活性化していただけるということは、願ってもないことであり、農業生産者をはじめ農業に関心を持っている方々にとっても大きく夢が広がることは確かであり、地方創生の一つの取組として、津山市もしっかりと支援を行っていくべきと考えています。 そこでまず、ターゲットとして注目されている道の駅久米の里について、現在の状況などについてお聞きしていきたいと思います。 道の駅久米の里は、合併前の旧久米町時代より長年指定管理者として地元企業の有限会社アグリ久米が管理運営を行っており、長年の経営努力の積み重ねにより、順調に業績を伸ばされていると伺っております。 また、多くの生産者から寄せられる新鮮な農産物は、地元以外の県外からも多くの車、そして大勢の方々が訪れ、休日ともなると身動きの取れないほどの盛況となっています。それが一変、コロナによってそれまでの状況が変化したと思われますが、緊急事態宣言が発令される前年の令和元年度、そしてまさにコロナ禍であった翌年度と翌々年度の2年、さらに令和4年度から現在までの利用客や直売所の売上高についてどのような状況か教えてください。 次に、農産物の仕入れに関してですが、農業従事者の高齢化や担い手不足の問題、そして今回のコロナによってどのような変化が見られるのか、お知らせください。 次に、道の駅の成功要因として挙げられる5項目、地域資源を活用した品ぞろえ、魅力あるイベントや情報発信、6次産業化への取組、プロデュース力のあるリーダーの存在、行政と地元住民の理解と支援などについてどのように評価されているか、当局の見解をお伺いします。 次に、墓地行政について質問いたします。 近年、断捨離や若者の何とか離れという現象が起こっているというお話をよく聞きます。その意味としては、断捨離は、ただ捨てればいいということではなく、何事にもとらわれることなく、自分にとって本当に必要なものを見詰め直そうとすることで、若者の何とか離れも周囲にとらわれることなく、はっきり関心ありませんと意思表示がなされていると考えられます。 そのような社会現象とも思える御時世で、墓じまいが急増していると大きく報道されています。そして、信じ難いことに、無縁墓が社会問題となっているとも伝えられています。少子・高齢化、人口減少問題がこのようなところまで大きく響くことになったということでしょうか。 そこで、現在の津山市の状況についてお聞きし、何かよい改善策が見つからないか考えてみたいと思います。 それでは、まず1点目の質問としては、市営墓地において、墓じまいによって返還された件数をお知らせください。また、近年は墓じまいとは逆に墓地の購入についても、なかなか手に入りにくいといった話も聞きますが、市営墓地の購入申込みや相談、それに対する当局の回答についてもどのような状況か教えてください。 次に、市営墓地は何か所あって、年間の維持管理費は幾らぐらい必要となっていますか。また、使用料についてはどのようになっていますか、お知らせください。 次に、こちらも近年増え続けている独居高齢者問題についてですが、先々月の10月11日に議会出前懇談会として厚生委員会と津山市民生児童委員連合協議会の方々とで行われ、民生委員の取り巻く現状についてお聞きしたところ、独居高齢者の孤独死についてもお話がなされました。本当に痛ましいことではありますが、誰かがやっていかないといけない大切なことであり、これからもみんなで協力しながら対応をよろしくお願いしますと、私も誠意を持ってお願いをいたしました。 そこで、質問ですが、独り暮らしでさらに身寄りのいない方がお亡くなりになったときの市の対応と処置、そしてその後、最終的にどこに葬られるのか教えてください。 以上、登壇の質問とさせていただき、質問席にて再質問いたします。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  政策推進監。 ◎企画財政部政策推進監(針生博文君)  若者や女性の流出に対する取組についてお答えいたします。 本市におきましては、結婚支援として婚活イベントの開催やおかやま出会い・結婚サポートセンター津山との連携など、結婚につながる出会いの場の創出と地域における結婚支援体制の整備を進めております。 出産・子育て環境の充実として、第2子以降を対象に本市独自の給付金事業である多子世帯応援給付金制度の創設や、デジタルを活用した母子健康手帳アプリの導入を行っております。ほかにも不妊不育治療支援事業の助成額、助成回数の拡充、休日保育、病児保育への取組など、妊娠から出産・子育てが安心して行えるよう、きめ細やかで切れ目のない支援を実施しているところです。 今後におきましても、安心して働き、出産・子育てができる社会を実現することで、若者や女性の流出に歯止めをかけるとともに、スマートシティ構想を推進し、新たなビジネスやサービスを創出するなど、雇用環境の充実にも取り組んでまいります。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(朝田一君)  市営墓地についての御質問にお答えをいたします。 市内には10か所の市営墓地があり、全体の年間維持管理費は光熱水費や樹木管理委託料として約65万円となっております。市営墓地の使用料につきましては、市営墓地ごとに1平方メートル当たり4,000円から12万4,000円と条例で定めております。 空き状況の相談につきましては、年間数件ありますが、市営墓地を御使用いただくに当たっては、公募により抽せんを行い、当選した方に使用許可申請をいただいております。令和4年度は、二宮墓地で公募を行っておりますが、6区画の募集に対して32人の方から御応募をいただきました。 最後に、市営墓地の返還件数ですが、令和2年度に1件、令和3年度に2件、令和4年度に4件の返還を受けております。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(木梨良祐君)  独り暮らしで身寄りのない方が亡くなったときの対応についてお答えいたします。 そのような方がお亡くなりなった場合、環境福祉部にて遺体の火葬を行い、御遺骨につきましては市が管理する納骨堂に安置をしております。 以上です。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  移住・定住に関する御質問にお答えいたします。 まず、移住・定住支援の主な取組と成果についてでございます。 本市では、ワンストップ移住相談窓口、津山ぐらし移住サポートセンターにIJUコンシェルジュを配置し、移住希望者のニーズに応じた住まいや仕事の相談など、きめ細やかな支援を継続して行っております。 IJUトータルサポート事業として、移住相談会や移住体験ツアー、先輩移住者との交流会などを実施するとともに、トライアルステイの整備や農業トライアルワーク、地域体験型プログラムなどの体験活動を充実させることで、円滑で効果的な移住・定住につなげております。 また、移住・定住ポータルサイトLIFE津山等による積極的な情報発信にも努めているところでございます。 こうした取組の成果としましては、令和4年度の移住相談件数が723件、移住者数は津山圏域外からが328世帯、446人、そのうち県外からが200世帯、264人となっております。 次に、移住された方の本市への評価についてでございます。 本市では、年に2回、移住者交流会を実施しており、地域でのネットワークづくりを支援しております。交流会では、暮らしやすいや自然が豊か、地域とのつながりが楽しいなどのプラスの意見を伺う一方、知り合いが少ない、また車がないと不便などのお話もお聞きしております。また、毎回実施いたしますアンケートでは、仕事や住まいに関するサポートが欲しいといった意見もいただいております。 こうした御意見を生で聞くことができる交流会の大切さを再認識するとともに、移住前の相談の段階で、地域を知り、地方で暮らすことのよいところも不便なところも知ってもらうことが、移住後のミスマッチを防ぐためにも重要であると感じております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  私からは3点についてお答えいたします。 道の駅久米の里の利用者数や直売所の売上高についてのお尋ねでございます。 久米の里3施設の利用者数につきましては、令和元年度が約27万8,000人、令和2年度が約26万1,000人、令和3年度が約23万8,000人、昨年度が約26万8,000人でございまして、本年度もおおむね昨年度並みの利用者数となっております。 次に、直売所の売上高につきましては、令和元年度が約1億8,800万円、令和2年度が1億9,500万円、令和3年度が1億8,000万円、昨年度が1億8,900万円でありまして、本年4月から現在までは昨年度をやや上回る推移となっているところでございます。 次に、農産物の仕入れの変化についてのお尋ねでございます。 農産物の仕入れ状況につきましては、久米青空市生産組合を中心に各生産者部会等とも連携した体制が整っていることから、コロナ禍におきましても、終始一貫した安定的な仕入れを行うことができていたというところでございます。 また、農業従事者の高齢化や担い手不足、こういった御指摘のような様々な問題があることは承知しておりますが、現時点におきまして、農産物の仕入れが左右されるようなことはなかったと伺っております。 最後に、道の駅久米の里に対する評価についてのお尋ねでございます。 先ほど答弁いたしました仕入れ状況における地域生産者や連合町内会等との連携をはじめといたしまして、仙人まつり、ぶどうまつり、季節ごとの感謝祭など、毎月開催される多彩な催し等の様々な魅力が地域に限らず多くの人を引きつけているのではないかと思っております。 さらに、指定管理者におかれましては、平成18年から地域と密着した管理を継続しておられます。御指摘の成功要因の多くに達しているのではないかと受け止めております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  10番、勝浦議員。 ◆10番(勝浦正樹君)  当初の質問に対してそれぞれ答弁をいただきました。 移住・定住の取組の成果として、令和4年度は相談件数が723件、そのうち移住者数は328世帯、446人であったとのお答えです。また、移住された方へのアンケートでは、仕事や住まいに関するサポートが欲しいとのことです。呼び込んだはいいが、後は何もしないでは、その後の移住者につながりませんので、あらゆる機関と連携してサポートをお願いしたいと思います。引き続き効果的な情報発信と親切丁寧な対応に心がけてほしいと思います。 そして、移住を希望される方々にとって、今までなれ親しんだ地域を離れるということは、相当の覚悟が必要であり、新しい土地に行くことに不安を感じることは当然であり、最終的な判断に至るまで様々な分析もされるでしょう。そして最後は、その移住先の地域性、人々の温かさをどこで測るかだと考えます。そこで、必要なのが、実際に移住された方々の生の声が重要と思うのですが、そのような声のお届けは十分にできているのか、気になるところです。 しかし、私の知っている移住者の方々の感想というと、津山市は災害もなく自然も豊かであり、歴史、文化も魅力的、交通網も充実しており生活しやすいと話してくれます。ですが反面、窮屈に感じるところは、町内会などの付き合いを独特のしがらみと気にされる方が多いのも事実です。やはり行政の取組だけでなく、地域の受入れ体制を強化することも必要ではないかと思います。 そこで、町内会連合会との協力体制について思い切った調整が必要と考えますが、いかがでしょうか。そして、そのような調整が行われることによって、行政側も思い切った勧誘活動が行えると考えます。事実、以前視察で訪れた自治体では、移住相談された方々に対して、何回も諦めずにお誘いの連絡をしたり、出向きもしていました。また、移住された方々に地域おこし協力隊となってもらい、移住者の呼び込みをしていただくことによって増加となり、全国から注目もされています。このような事例を津山市としても研究していただきたいと思いますが、当局の見解をお伺いします。 次に、道の駅久米の里に関する答弁をいただきました。 利用客、売上げともにコロナ前の水準に戻っているようです。また、農産物の仕入れに関しては、各生産者部会との連携した仕組みが機能しており、品ぞろえの豊富さ、プロデュース力、6次産業化への取組など、いずれもレベルが高いとの評価となっています。 このことからも、大手ホテルチェーンが注視されたように、道の駅久米の里の周辺には、市内の地元住民、市外からも観光客が多く集まっており、地域の拠点施設、旅のハブ施設として地域経済の活性化につながっていると考えています。 そこで質問ですが、答弁からも、道の駅久米の里は順調な運営が行われていますが、今後のさらなる集客や売上増に向けた方策を農林部ではどのように考えていますか、お知らせください。 また、3月議会では道の駅久米の里を中心に、マリオットホテルへの宿泊者を呼び込み、さらなる地域の創造を目指すことから振興策についてお尋ねしました。 そのお答えとしては、マリオットホテル等の周辺企業や町内会等の地域団体と連携を深めていくことが道の駅の魅力向上とともに地域振興につながると答弁されました。 そこで、道の駅久米の里やマリオットホテルを起点としての振興策について、再度農林部長のお考えをお聞かせください。 さらに、会員数が1億4,000万人と言われる世界最大のホテルグループのマリオットホテルが進出してこられたからには、その期待に応えようとするのは当然のことであり、その最初の取っかかりとして津山市が案を考え、広報し、様々な企業や団体を呼び込むことが必要と考えています。 そこで、インバウンドを取り込む実行計画を策定すべきと考えますが、当局の見解をお伺いします。 次に、墓地行政についての回答として、墓じまいですが、年に数件あるとのことです。また、申込みも6区画に対して32人の応募があるとのことです。やはり希望者が多いようであり、墓じまいによる明渡しや無縁墓の撤去がスムーズに行われることが重要かと思います。 そこで、その全国的に問題となっている無縁墓についてですが、高齢化や核家族化の進展により、今後さらに増加していくことが予想されています。そして、その放置された墓石などを撤去する際の取扱いについては、法律がなく、将来的に誰が処理することになるのか、大きな疑問となります。 そこで、市営墓地の無縁墓の状況はいかがでしょうか。そして、そのようなことにならないためのルールづくりが急がれますが、少しでも無縁墓をつくり出さないための取組は行われていますか、お尋ねします。 次に、土地名義が大字の住所の地名となっている墓地が市内に370か所ぐらい存在すると聞いていますが、その墓地と市との関係はどのようになりますか。また、最終的な責任はどこにあるのかも、併せて教えてください。そして、その集落墓地は、おのおのの町内会等で管理されていると思われますが、運営方法などについて把握はされていますか。また、集落墓地も将来的に行き届かなくなると心配されますが、課題解決に向けた研究はされていますか、お知らせください。 ○議長(中島完一君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(朝田一君)  墓地についての再質問にお答えをいたします。 まず、市営墓地における無縁墓についてですが、一定程度あることは把握をしておりますが、遺族が都会に出るなど、外見だけでは一概に判断しかねる状況でございます。 このため、管理不全と思われる物件につきましては、使用者の存命確認を行うなどして、使用者がお亡くなりになられている場合は、縁故者による承継手続の勧奨を行っております。 無縁墓を今後増やさない取組として、現地確認や使用者に対し、手続に関する周知を定期的に行ってまいります。 次に、土地名義が大字の住所地名となっている墓地については、基本的に使用等される地元町内会や組合などが直接管理をされております。町内会等で管理されている墓地につきましては、全てを把握できておりませんが、組合による管理をしている墓地が数件あることは確認をしております。将来的な管理につきましては、全国的な事例の情報収集を行うなど研究をしてまいります。 ○議長(中島完一君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(中川竜二君)  移住・定住に関する2点の再質問にお答えいたします。 まず、地域の受入れ体制の強化についてです。 議員御指摘のとおり、地域の受入れ体制を整えていくことが必要だと考えておりまして、昨年度より、地域とつなぐ関係創出事業として、地域や団体等と連携した地域体験型プログラムを実施しております。 地域に関わりたい人と受け入れたい地域や団体等をつなぎ、地域活動やイベント等に参加、体験することで、関係性を築き、将来的な移住につなげることや、地域等の受入れを支援することを目的としております。今年度は、9月に開催いたしました稲刈り体験など、2団体において地域体験型プログラムの実施を進めているところでございます。 次に、地域おこし協力隊による移住者の呼び込みについてお答えいたします。 現在、本市では8名の方が都市部から移住をし、市内各地域を拠点に地域おこし協力隊として、農林業やまちづくり、商品開発などの活動に従事しておられます。 移住希望者の中には、地域とのつながりを求め、活動拠点を探している方もいらっしゃいますので、関係部署と連携しながら地域おこし協力隊の募集情報等を広く届けるようにしております。 また、移住相談会や移住体験ツアーなどでは、地域おこし協力隊の方に御協力をいただき、現在取り組んでいる活動内容を紹介、体験する活動なども一緒に行っているところです。 今後もこうした連携の下、一人でも多くの方が地域おこし協力隊の活動に関心を持ち、移住先として考えていただけるよう取り組んでまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  インバウンドに取り組む実行計画についてです。 津山市第5次総合計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略を反映させた形で策定した観光地域づくり法人形成確立計画、またまちじゅう博物館構想の中で、インバウンドのターゲット等を定めており、その事業計画に基づき事業の推進を図ってまいります。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  道の駅久米の里における今後の運営の方策についてのお尋ねでございます。 道の駅久米の里をはじめとする直売所を結節点として、生産者と消費者をつなぐことで集客力の強化を図るとともに、新たなニーズを掘り起こしていくことが手法の一つと考えております。 こうした考えの下、先月中旬から試験運用を行っておりますものが、津山地域農産物マッチングシステム「アグリつやまっち」でございまして、直売所で販売される商品の状況を、インスタグラムを活用し、見える化することで取引の増加にも寄与するものになり得ると考えております。 次に、道の駅久米の里を中心とした地域振興策についてのお尋ねでございます。 先ほどの農産物マッチングシステムにつきましては、先般ホテルに紹介したところ、機会あるたびに利用者にお伝えいただけるとのことでございました。いずれにしましても、道の駅周辺の地域は、地元町内会をはじめ、まちづくりに意欲的であると受け止めております。このような道の駅を起点とした取組を重ねていくことで、企業や地域団体等との連携を深めることにつながり、道の駅の魅力向上とともに、地域の振興にも貢献するものと考えております。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  10番、勝浦議員。 ◆10番(勝浦正樹君)  再質問に対してそれぞれ答弁をいただきました。 移住・定住に関して地域の受入れ体制の強化については、体験プログラムを実施しているとのお答えです。今後も地域などの協力をいただきながら、活発な活動を行ってほしいと思います。 また、地域おこし協力隊の方々の発信は、多くの人々の関心をつかむことになると考えますので、より一層の協力体制と情報発信に期待したいと思います。 そしてもう一点、町内会との連携についてですが、私が言いたいのは、これまで移住された方々にとって町内会への加入とその付き合いに対して窮屈に感じている方が多いというところなんです。そのようなところに対して、少しでも不安を取り除いていけば、さらに地域性を認めていただき、移住者も安心して来やすくなると思うわけです。 それぞれの地域での事情もおありだとは思いますが、行政と連携しての移住者の受入れに協力を呼びかけてほしいとお願いをしておきます。 それでは、再々質問ですが、空き家の活用に関して、移住・定住を呼び込む取組についてお尋ねします。 市内に多く存在する空き家に関しては、年々増加傾向となっていることは承知しているところであり、対策も考えていただいているところです。そして、近年は空き家を活用しての古民家再生を考えられる方々もおられ、カフェや宿泊施設として利用されている例もよく聞くところとなっています。 また、移住に関しても、空き家活用定住促進事業を活用して、津山に来られる方も年に数件はあるとのことです。 その空き家について国は、増加に歯止めをかけるのを目的として特別措置法改正を行うとしています。それによると、固定資産税の優遇措置を撤廃するとか、転用を認められる促進地域を設ける制度を導入する内容となっています。 この国の動きによって空き家の利活用が進むのを願うものですが、空き家増加に悩む各自治体も独自の対策やアイデアを検討していると思われますが、津山市はどのような準備をしていかれるのか、考えを教えてください。 次に、道の駅久米の里について、今後のさらなる取組としては農産物マッチングシステム「アグリつやまっち」の活用に効果を見いだしたいとのお答えであり、マリオットホテルとの連携にも力を注いでいるとのことです。 直売所で販売される商品の状況を、インスタグラムを活用し見える化する内容であり、さらなる集客増に期待したいと思います。 そこでですが、利用方法について、具体的にはどのような使われ方をするのか、住民や利用者に伝わるように分かりやすく教えてください。 次に先般、台湾の彰化市と観光協定を締結したと発表をされました。両市が持つ扇形機関車庫等の観光資源を相互にプロモーションしながら、両市が連携事業を通じて観光振興の促進を図るとあり、今年度はパネル展の開催を予定しておられます。そして、来年度は彰化市長が津山市に来られるそうです。御存じのとおり台湾は親日国であり、津山市もインバウンドの第一ターゲットとして台湾を考えているだけに、本当にすばらしい観光協定だと思います。 そこで、調べてみますと、台中にもマリオットホテルがあり、今後のプロモーションを立てる上でマリオットインターナショナル社と連携した観光振興策を進めてみたらいかがでしょうか。久米の里などの本市のPRをしていただくことは、さほどハードルが高いとは思いませんが、いかがでしょうか、考えをお聞かせください。 次に、市営墓地ですが、無縁墓の状況は実態調査が難しいとのお答えです。また、大字名義の集落墓地については、地元町内会や組合が維持管理することになっているとの回答でした。 さて、ここまで何点か質問をさせていただきましたが、将来的に墓地の荒廃につながりはしないかという思いからお尋ねしたところであります。お聞きした中では、津山市としての対策は、まだこれからのようですが、全国の自治体では、その解決のため条例を制定するなど様々な案を考え、取り組んでいるところもあるようです。したがって、津山市も先ほどの答弁にもありましたように、調査研究をしっかりやっていただきますようお願いいたします。 そして、身寄りのいない方の孤独死についてですが、同じ津山で頑張ってきた方が、最期は独り寂しく旅立たれることでありますので、安心してお眠りいただけるように手厚く埋葬してほしいと思います。 以上で津山市の墓地行政についての質問は終結といたします。 ○議長(中島完一君)  市長、登壇。 ◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 勝浦議員の御質問にお答えをいたします。 空き家対策についてです。 本市の移住・定住施策におきましては、県外からの移住促進と空き家の利活用を図るため、移住者が空き家を購入、改修する場合の補助に加え、本市独自の取組として、新婚世帯や子育て世帯への加算など、制度の拡充を行ってきております。 また、移住希望者からの空き家に関する問合せ件数の増加に対応するため、事業費の増額を行う補正予算を今議会に提案させていただいております。 このような中で、今後一層問題となる空き家対策に関し、その利活用や危険空き家の除却の促進を図るための取組に向けて、職員による調査研究を実施し、先進事例の情報収集や空き家活用の可能性と課題の洗い出しを行っており、国の動向や法改正、地域や民間の取組を注視しながら、引き続き空き家の適正管理と有効活用についての検討も進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(中島完一君)  観光文化部長。 ◎観光文化部長(今村弘樹君)  マリオットとの連携についてお答えいたします。 現在、観光パンフレットを置いていただくなど御協力をいただいており、さらなる連携等を図るべく、前向きに取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(中島完一君)  農林部長。 ◎農林部長(平田暁君)  「アグリつやまっち」の利用方法などについてのお尋ねでございます。 「アグリつやまっち」を、実際に直売所に足を運び、津山産農産物を手に取っていただくきっかけとして、直売所でどんな商品が売られているのかを知りたいときなどに利用していただきたいと考えております。 また、具体的な利用方法につきましては、専用ホームページにアクセスいただき、各直売所の売場の画像をタップまたはクリックすることで、商品の品目や数量等を確認することが可能となっておりまして、専用ホームページにおいて使い方を解説した動画も掲載しております。 直売所からは、「アグリつやまっち」を見てきたというお客さんもいらっしゃったと伺っておりまして、今後さらなる周知に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中島完一君)  10番、勝浦議員。 ◆10番(勝浦正樹君)  ありがとうございました。 それでは、最後に意見を述べさせていただきます。 移住・定住に向けた取組の中で、空き家対策について市長より答弁をいただきました。空き家に関する問合せが多いため、予算の増額を行うとのお答えです。また、課題の洗い出しを行っているところであり、適正管理と有効活用の検討を進めていくとのことです。まさにそのとおりだと私も認識しております。 空き家になった時期や、持ち主の情報、また町内会や近隣の方々との協力関係も大切にしながら、少しでも移住・定住につながる取組をよろしくお願いいたします。 また、民間の不動産関係であるとか、建築関係者にとっては、地域のためになることにやりがいを持って取り組んでくれる方も多いと思いますので、各種業界との連携にも力を注いでほしいとお願いをしておきます。 さて、ここまで移住・定住に向けた対策についてお聞きしてきましたが、若者や女性の流出にもしっかり目を向けていくことが必要であります。当初の回答では、婚活イベントの開催をするなどの結婚支援、また出産・子育て支援として、第2子以降に対しての給付金事業や不妊不育治療に対する支援、そしてスマートシティ構想を推進する中で、新たなビジネスやサービスを創出するなど雇用環境の充実にも取り組んでいくとのお答えでした。そして、これらの取組の成果が、2年後に行われる市長選挙の市民の判断、そしてその後の津山市の行く末に影響することになります。すばらしい結果がもたらされるように、我々議会、そして全庁一丸となって取り組んでいきましょう。 次に、マリオットインターナショナル社と連携した観光振興策については、前向きに取り組んでいくとのお答えです。しっかりと津山市のPRをお願いしたいと思います。 また、私たちも考えておきたいのは、来てくださいだけでは都合がよ過ぎますので、やはりこちらからも観光に訪れることも必要ではないかと思います。そして、台湾との活発な国際交流が行われ、両国の発展が進むことを願いたいと思います。 ここまで3月議会に引き続き道の駅による地域振興について質問させていただきました。先ほども申し上げましたが、道の駅久米の里を中心として多くの人が集まっています。そして、当然のことではありますが、インバウンド等の観光振興策も促進していく必要があると考えています。久米地域には、道の駅久米の里をはじめとして、観光資源とされる特色あるものが多くあり、久米カントリークラブ、一部事務組合であるクリーンセンター、国指定史跡の三成古墳や芦ヶ谷住居跡、県指定史跡で美作地方の代表的な山城遺構の岩屋城跡、梅の里公園、そして更新・新築が予定されている久米市民プールなど宿泊施設もあり、歴史、自然、体験、遊ぶなど多くの観光要素がちりばめられた地域であると考えています。 マリオットホテルの津山市での営業戦略が以上のような久米地域の観光資源を中心に成功していくために、行政と地元住民、そして企業や団体とも連携しながら振興策を考えていかなければならないと思いますので、市長はじめ当局のより一層の御支援と御協力をよろしくお願いをいたしまして、私の12月定例会一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中島完一君)  以上で10番、勝浦正樹議員の質問を終わります。 本日は運営予定に従い、これをもって打ち切ります。 次の会議は明日6日午前10時に本会議を開き、議案質疑及び一般質問を続行いたします。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。                                   午後1時47分 散会...