津山市議会 2022-03-10
03月10日-05号
令和 4年 3月定例会 令和4年3月津山市議会定例会 議 事 日 程(第 5 号) 〇令和4年3月10日(木)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ │ 議案会第11号 ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議について
││ │ 〇上程 ││ 第 1 │ 〇事務局朗読 ││ │ 〇質疑・討論 ││ │ 〇採決 │├─────┼─────────────────────────────────────┤│ │ 〇議案質疑・一般質問 ││ │ 議案第63号~議案第105号(43件) ││ 第 2 │ (三浦ひらく議員、政岡大介議員、河本英敏議員、中村聖二郎議員、
││ │ 金田稔久議員)
││ │ 〇委員会付託 │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 議案会第11号 ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議について 上記の議案を、別紙のとおり津山市議会会議規則第14条の規定により提出する。 令和4年3月10日 津山市議会議長 津 本 辰 己 殿 提出者 津山市議会議員 竹 内 靖 人 印 賛成者 津山市議会議員 秋 久 憲 司 印 津山市議会議員 安 東 伸 昭 印 〃 岡 田 康 弘 印 〃 岡 安 謙 典 印 〃 勝 浦 正 樹 印 〃 金 田 稔 久 印 〃 河 村 美 典 印 〃 河 本 英 敏 印 〃 高 橋 寿 治 印 〃 田 口 浩 二 印 〃 竹 内 邦 彦 印 〃 中 島 完 一 印 〃 中 村 聖二郎 印 〃 西 野 修 平 印 〃 原 行 則 印 〃 広 谷 桂 子 印 〃 政 岡 哲 弘 印 〃 政 岡 大 介 印 〃 美 見 みち子 印 〃 三 浦 ひらく 印 〃 村 上 祐 二 印 〃 村 田 隆 男 印 〃 森 岡 和 雄 印 〃 吉 田 耕 造 印 ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議 本年2月24日、プーチン政権下のロシア軍は、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。 この軍事侵攻は、ウクライナの主権及び領土の一体性を侵害するもので、幼い子どもを含む多くのウクライナ国民の尊い命を奪い、多数の負傷者と避難民を生みだしている。 また、原子力施設に砲撃を加え、強制的にロシアの管理下に置き、原発事故のリスクを著しく高め、近隣諸国や国際社会を危険にさらしている。 力による現状変更は、長年をかけて築き上げた国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、領土保全・武力不行使等を規定する国連憲章と国際法に違反する行為である。さらに、核兵器で国際社会を威嚇することは、決して許されるものではない。 よって、津山市議会は、この事態を見過ごすことのできない重大な事案であるととらえ、ロシアによるウクライナへの侵攻に断固抗議し、ロシア軍の即時完全無条件の撤退を強く求める。 日本政府においては、国際社会と緊密に連携しつつ、軍事力による現状の変更は断じて許されないという強い意志を表明し、ロシアに対して経済制裁措置等の徹底、ウクライナ国民、避難者への人道的支援の拡大、及び、ロシア軍の即時撤退を求めるよう要請する。 以上、決議し、地方自治法第99条の規定により意見書として提出する。 令和4年3月10日 岡山県津山市議会 津議第592号 令和4年3月10日 津 山 市 議 会 議 員 殿 津山市議会総務文教委員長 金 田 稔 久 〃 厚 生 委 員 長 西 野 修 平 〃 産 業 委 員 長 原 行 則 〃 建設水道委員長 岡 田 康 弘 (公 印 省 略) 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ 3月14日│ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │ │ (月) │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ 3月15日│ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │ │ (火) │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案 件 付託議案及び閉会中継続調査事件 津議第593号 令和4年3月10日 津 山 市 議 会 議 員
殿津山市議会広報調査特別委員長 吉 田 耕 造 〃 議会活性化調査特別委員長 三 浦 ひらく 〃 高等教育機関のあり方調査特別委員長 政 岡 哲 弘 (公 印 省 略) 特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1 日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ │ 午前10時
│ 広報調査特別委員会 │ 議 会 応 接
室 │ │ │ 〃
│ 議会活性化調査特別委員│ 第 3 委 員 会 室 │ │ 3月16日│ │会
│ │ │ (水) ├──────┼────────────┼─────────────┤ │ │午後1時30│ 高等教育機関のあり方 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ │分 │ 調査特別委員会 │ │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2 案 件 閉会中継続調査事件 令和4年3月津山市議会定例会 令和4年3月10日 審 査 付 託 表 ┌───────
┐ │総務文教委員会│ └───────┘議案第 63号 令和4年度津山市一般会計予算のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 64号 令和4年度津山市磯野計記念奨学金特別会計予算議案第 67号 令和4年度津山市
公共用地取得事業特別会計予算議案第 68号 令和4年度津山市奨学金特別会計予算議案第 71号 令和4年度津山市
土地開発公社清算事業特別会計予算議案第 72号 令和4年度津山市吉見山財産区会計予算議案第 73号 令和4年度津山市大崎財産区会計予算議案第 74号 令和4年度津山市田邑財産区会計予算議案第 75号 令和4年度津山市高田財産区会計予算議案第 76号 令和4年度津山市東一宮財産区会計予算議案第 77号 令和4年度津山市河辺財産区会計予算議案第 81号 令和3年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 82号 令和3年度津山市磯野計記念奨学金特別会計補正予算(第1次)議案第 84号 令和3年度津山市奨学金特別会計補正予算(第1次)議案第 87号 令和3年度津山市
土地開発公社清算事業特別会計補正予算(第2次)議案第 90号 津山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例議案第 95号 公共施設等運営権の設定について議案第 96号 岡山市及び津山市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の変更について議案第 97号 定住自立圏形成協定の変更について議案第 98号 定住自立圏形成協定の変更について議案第 99号 定住自立圏形成協定の変更について議案第100号 定住自立圏形成協定の変更について議案第101号 定住自立圏形成協定の変更について議案第105号 津山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 ┌───────┐ │厚 生 委 員 会│ └───────┘議案第 63号 令和4年度津山市一般会計予算のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 66号 令和4年度津山市国民健康保険特別会計予算議案第 69号 令和4年度津山市介護保険特別会計予算議案第 70号 令和4年度津山市
後期高齢者医療特別会計予算議案第 81号 令和3年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち厚生委員会の所管に属する事項議案第 83号 令和3年度津山市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)議案第 85号 令和3年度津山市介護保険特別会計補正予算(第3次)議案第 86号 令和3年度津山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2次)議案第 91号 津山市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案第 92号 津山市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 ┌───────┐ │産 業 委 員 会│ └───────┘議案第 63号 令和4年度津山市一般会計予算のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 65号 令和4年度津山市
食肉処理センター特別会計予算議案第 81号 令和3年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第104号 工事請負変更契約について ┌───────
┐ │建設水道委員会│ └───────┘議案第 63号 令和4年度津山市一般会計予算のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 78号 令和4年度津山市下水道事業会計予算議案第 79号 令和4年度津山市水道事業会計予算議案第 80号 令和4年度津山市工業用水道事業会計予算議案第 81号 令和3年度津山市一般会計補正予算(第8次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 88号 令和3年度津山市下水道事業会計補正予算(第3次)議案第 89号 令和3年度津山市水道事業会計補正予算(第2次)議案第 93号 津山市都市公園条例の一部を改正する条例議案第 94号 津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例議案第102号 市道路線の認定について議案第103号 市道路線の変更について 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │ │ 出席 │ 遅参 ││ │ 氏 名 │ │ │ │ 氏 名 │ │ ││ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 三 浦 ひらく │ 出席 │ │ 15 │ 村 田 隆 男 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 勝 浦 正 樹 │ 〃 │ │ 16 │ │ │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 高 橋 寿 治 │ 〃 │ │ 17 │ 松 本 義 隆 │ 欠席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 村 上 祐 二 │ 〃 │ │ 18 │ 美 見 みち子 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │ │ 19 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 政 岡 大 介 │ 〃 │ │ 20 │ 中 島 完 一 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 河 村 美 典 │ 〃 │ │ 21 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │ 遅参 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │ │ 22 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 田 口 浩 二 │ 〃 │ │ 23 │ 西 野 修 平 │ 欠席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │ │ 24 │ 岡 安 謙 典 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │ │ 25 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │ │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 金 田 稔 久 │ 〃 │ │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 原 行 則 │ 〃 │ │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長 │ 谷 口 圭 三
│ 都市建設部長 │ 山 本 将 司 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 山 田 賢 一
│ 地域振興部長 │ 藤 井 浩 次 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長 │ 有 本 明
彦 │ 加茂支所長 │ 水 島 智 昭 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画財政部長 │ 野 口
薫 │ 勝北支所長 │ 谷 口 善 洋 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│
総務部長 │ 玉 置 晃
隆 │ 久米支所長 │ 坂 本 達 彦 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与 │ 落 合 勉 │ 阿波出張所長 │ 安 東 正 人 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与 │ 森 上 譲 │ 会計管理者 │ 河 本 浩 明 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 税務部長 │ 左 居
薫 │ 選挙管理委員会 │ 河 島 邦 生
││ │ │ 委 員 長 │ │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長 │ 朝 田 一
│ 選挙管理委員会 │ 山 本 義 生
││ │ │ 事 務 局 長 │ │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │ 奥 田 賢 二
│ 水道局長 │ 小 林 和 弘 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │ 飯 田 早
苗 │ 教育次長 │ 粟 野 道 夫 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 産業文化部長 │ 明 楽 智 雄
│ 都市建設部次長 │ 松 原 寿 治 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 産業文化部参与 │ 今 村 弘
樹 │ 総務部総務課長 │ 井 上 卓 也 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 農林部長 │ 中 川 竜 二
│ │ │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長 │ 尾 高 弘 毅 │ 主任 │ 有 岡 佑 起 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹 │ 児 島 知 子 │ 主事 │ 井 口 琢 朗 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 主幹 │ 尾 原 佳
世 │ │ │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前10時00分 開議
○議長(津本辰己君) おはようございます。 御着席を願います。 これより3月津山市議会定例会第5日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。 欠席届が西野議員、松本議員から出ております。 遅刻届が竹内邦彦議員から出ております。 本日の議事日程は、配信しておりますとおり2つの日程といたしております。
△日程第1 議案会第11号「ロシアのウクライナ振興に断固抗議する決議について」
○議長(津本辰己君) これより日程第1に入り、議案会第11号「ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議について」を上程議題といたします。 本案は本日提出され、配信のとおりであります。 この際、お諮りをいたします。 本案は提案者からの説明を省略して朗読することとし、また会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに本会議において審議いたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(津本辰己君) 御異議なしと認めます。 よってさように決し、事務局職員に朗読をさせます。 議会事務局主幹。議会事務局主幹(児島知子 君) それでは、朗読いたします。 ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議。 本年2月24日、プーチン政権下のロシア軍は、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。 この軍事侵攻は、ウクライナの主権及び領土の一体性を侵害するもので、幼い子供を含む多くのウクライナ国民の貴いを奪い、多数の負傷者と避難民を生み出している。 また、原子力施設に砲撃を加え、強制的にロシアの管理下に置き、原発事故のリスクを著しく高め、近隣諸国や国際社会を危険にさらしている。 力による現状変更は、長年をかけて築き上げた国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、領土保全・武力不行使等を規定する国連憲章と国際法に違反する行為である。さらに、核兵器で国際社会を威嚇することは、決して許されるものではない。 よって津山市議会は、この事態を見過ごすことのできない重大な案件であると捉え、ロシアによるウクライナへの侵攻に断固抗議し、ロシア軍の即時無条件の撤退を強く求める。 日本政府においては、国際社会と緊密に連携しつつ、軍事力による現状の変更は断じて許されないという強い意志を表明し、ロシアに対して経済制裁措置等の徹底、ウクライナ国民、避難者への人道的支援の拡大及びロシア軍の即時撤退を求めるよう要請する。 以上、決議し、地方自治法第99条の規定により意見書として提出する。 令和4年3月10日、岡山県津山市議会。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 質疑、討論の申出がございませんので、お諮りをいたします。 本案は原案のとおり可決することに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(津本辰己君) 御異議なしと認めます。 よって議案会第11号「ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する決議について」は原案のとおり可決されました。
△日程第2 議案質疑・一般質問
○議長(津本辰己君) 次に、日程第2に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き、順次質問を許可いたします。 1番、三浦ひらく議員、登壇。
◆1番(三浦ひらく君) 〔登壇〕 おはようございます。1番、ツヤマノチカラの三浦ひらくです。 同僚議員の皆様におかれましては、タブレット端末のほうに私の質問原稿を送らせていただいておりますので、もしよろしければ御覧いただきながらお聞きいただければと思います。 いまだ終わりの見えないコロナ禍ですが、状況は刻一刻と変化し続けています。津山中央病院の藤田先生は、感染症対策は基本を守ることで80点を取ることができるとおっしゃっています。残りの20点は、変化していく状況を踏まえて臨機応変に対応することで埋めていくのだというお話は、議場におられる皆様の多くも耳にしたことがあるはず。 そこで、お伺いします。 令和4年度津山市一般会計予算は、経常的経費や継続事業を中心にした骨格予算であると理解していますが、当然ながらコロナ禍の現状を踏まえたものになっていることが望ましいはず。現在、猛威を振るっているオミクロン株の特徴を踏まえた上で、感染防止策、感染拡大予防策等も改善、あるいは対応の付け加えなどの見直しが必要かと思いますが、予算案に示されたコロナ対策の詳細を御説明ください。 また、2期目のスタートを切られたばかりの谷口市長には、市政のかじ取りを担うに当たっての抱負を改めて伺うとともに、コロナ対策に関して、今までに国や県の判断と異なる施策の必要性を覚えることはなかったのか、仮にあったのであればどのように折り合いをつけてこられたのか、そして今後そうした事態が発生した際にはどのように対応されるおつもりか。 以上、3点について率直なところをお答えいただきますようお願いします。 市長選挙に関連してもう一つ、投票率に注目していましたが、報道によりますと47.56%、これは2005年の合併以降で最低だったとか、これについても市長の見解をお答えください。 また、選挙管理委員会より、2005年以前の津山市長選挙と比較した際の結果をお答えください。 続いて、本市の教育施策、まずは津山市教育振興基本計画(第3期)に関してです。 せんだって約1か月間のパブリックコメントを実施されていました。パブコメとは、政令や省令等を定める際に、事前に広く一般から意見を募り、その意見を考慮することにより、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利・利益の保護に役立てることを目的とするものですが、今回、広く意見を募る意思は全く感じられませんでしたし、届いた意見への回答もあまりに不誠実だという印象を受けました。言い訳だらけでしたから。本件に対して寄せられた声の大部分は意見であり、質問ではありませんでした。つまり、計画内容の見直しや改善を促す内容がほとんどであったということです。実際に計画を修正した箇所がどれだけあったのか、寄せていただいた意見の数とともにお答えください。 また、今回のパブコメについて、実施目的と告知手法を改めて御説明ください。 次に、昨年12月定例会でも触れた全国学力・学習状況調査と校則について。 調査結果の公表に関しては、教育委員会や学校が説明責任を果たすことが重要であると、文部科学大臣からもコメントが出ている中、結果の一部を恣意的に抽出し、公開している本市の現状は好ましくないもので、不信感を持たれかねない、全てを公開してほしいとただしたところ、閲覧希望があれば対応するとの答弁をいただいています。 そこで、昨年末改めて閲覧希望をしたところ、情報開示請求を行うように言われました、1枚につき10円を支払って、当該調査の回答結果データの写しを頂戴したわけですが、これは果たして適切な対応と言えるでしょうか。これで保護者や地域住民に対して説明責任を果たしていることになるというのが津山市教育委員会の姿勢なのか、教育長の答弁を求めます。 さらに、校則については、生徒同士が見直しを検討する機会が設けられていたのか、実際に校則が変わった学校があったのかという質問に対して、市内全ての中学校で生徒たちが主体的に取り組んでおり、見直しも学校の実情に合わせて進められていて、4つの学校では実際に変更がなされ、その他の中学校でも生徒、保護者へのアンケート調査を実施するなどしていると答弁いただきました。 ただ、これは私のところに寄せていただいている生徒自身や保護者の皆様との声と食い違うという点を指摘した段階で質問を終えていました。議会後に、事実確認のため、ルール変更がなされたという4つの学校の詳細資料と残り4つの学校で実施されたというアンケート調査用紙の確認を求めたところ、こちらも開示請求をしてくれとのこと、もちろん当方は請求いたしましたが、これに関してはもう手続の話には触れません。もっと大きな問題が幾つもあるからです。開示請求の結果、そもそもアンケート調査用紙が出てこなかった学校が2校ありましたし、保護者向けアンケートが確認できたのは1校だけでしたが、これは一体どういうことでしょうか。実際には、そんな調査が行われていない学校があったということではないのか、御説明をお願いいたします。 最後に、何度も取上げ続けているネット・スマホ・ゲームへの過度で理不尽な規制に関する問題です。 教育振興基本計画へのパブコメの中でも指摘しましたが、規制の根拠が不明確です。生活習慣の見直しや家族と触れ合う時間の大切さについて考えるために、なぜネット・スマホ・ゲーム、こういったものに触れる時間だけを例に挙げて見直しを迫っているのか、それがおかしいと言い続けています。デジタル関連、ネット関連のみが教育現場において常に悪者扱いされる、この理由が全く理解できません。こうした施策を継続する根拠をお示しください。 関連するテーマとして、eスポーツについても伺います。 エレクトロニック・スポーツの略であるeスポーツは、パソコンやスマートフォン等の電子機器を用いたゲームにおける対戦を競技として捉えた呼称であり、ちょうど1年前、本市においても今後の推移を注視していくと、企画財政部長より答弁をいただきました。eスポーツに関しての津山市教育委員会の見解を教育長にお尋ねし、登壇での質問を終わります。ありがとうございました。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 三浦議員の御質問にお答えをいたします。 コロナ禍での市政運営についてのお尋ねです。 感染症の蔓延は、世界的な規模で長期間にわたり様々な分野に大きな影響を与え、それに伴い、社会や経済に変革をもたらしています。本市においてもその影響は少なくなく、足元の景気や社会活動だけでなく、長期的な人口動態にまで及ぶ可能性があります。 今議会の冒頭でも申し上げましたが、10年後、20年後を見据え、希望あふれる津山の未来を創造するためには、今まさに本市が進むべき道筋をつけなければならない大変重要な局面に差しかかっていると言えます。私は、本市の未来を切り開くために掲げた津山新八策の実現に全身全霊で取り組み、この任期に託された重責をしっかりと果たしてまいる所存でございます。 次に、コロナ対策についてのお尋ねです。 新型コロナウイルスの感染防止については、特別措置法の規定に基づき、関係機関がその権限に基づいて所要の対策を講じているところでありまして、本市におきましても、これまでこうした枠組みの中で対応をしているところです。また、経済活動や住民生活の支援については、国や県の対策の及ばなかったところには、状況に応じたきめ細やかな本市独自の対策を講じてきたところです。 こうした中で、本市の権限に属さない事項等については、必要に応じて地域の実情に応じた独自の要望を単独で、また定住自立圏の構成市町の首長と共同で行い、県と緊密な連携を図りながら対応を進めており、今後についても同様に対処してまいりたいと考えております。 最後に、今回の市長選挙の投票率についてです。 このたびの津山市長選挙の投票率が50%を切ってしまったことは、津山市民の市政に対する興味、関心の低さを表していると思われ、誠に残念に感じています。今後、これまで以上に市政情報の発信に努めるとともに、行政サービスの向上に取り組んでまいりたいと思います。 以上です。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 教育長。
◎教育長(有本明彦君) 初めに、全国学力・学習状況調査の結果の公表についてお答えをいたします。 学習状況調査の結果については、本市の教育課題などを踏まえ、住民の方々に本市の児童・生徒の傾向を分かりやすく伝えるため、多くの設問の中から項目を抽出して公表しております。公表の対象としなかった情報につきましては、住民の方などから閲覧希望がある場合は、津山市情報公開条例に基づき対応することとしております。 次に、eスポーツについてお答えをいたします。 eスポーツは、年齢や体格の影響が少なく、高等学校の中には部活動で行われているところもあるなど、教育分野でも少しずつ普及してきていると認識をしております。教育委員会といたしましては、教育的意義を踏まえつつ、普及の状況など、今後の動向を注視してまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(野口薫君) 感染症対策事業の予算についてお答えをいたします。 まず、令和4年度予算の主なものとして、新型コロナウイルスワクチン接種事業に8億2,824万7,000円、これに関連する市独自のワクチン接種協力医療機関等支援事業に4,932万4,000円を計上しており、医療機関と連携し、接種の対象となる全ての方々が速やかに接種できるよう取り組んでまいります。 また、児童への感染が拡大している状況に対応するため、令和4年度予算では、保育所、幼稚園、こども園、放課後児童クラブなどでの感染防止対策に合計3,925万円を計上しているほか、令和3年度補正予算において、学校等における感染症対策等支援事業2,568万9,000円を計上いたしております。 これらをはじめとする感染症対策事業について、令和4年度予算では14事業合計9億5,625万2,000円、令和3年度補正予算では2事業5,520万2,000円を計上いたしております。
○議長(津本辰己君) 選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(河島邦生君) 今回の市長選挙は、合併以前のものとの比較についてでございますが、歴代の市長選挙において当委員会が把握している投票率の最も古いものは、昭和22年のものでございます。これまでの市長選挙において最低の投票率は、昭和47年の53.10%でした。今回の投票率が47.56%であったことは、過去の投票率の最低値となり、初めて50%を切ったことになります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) いただいた質問に順次お答えいたします。 初めに、教育振興基本計画についてのお尋ねです。 計画の策定に当たっては、昨年6月から検討委員会において協議を重ね、本年1月の教育委員会への計画原案の提出を受けてパブリックコメントの実施を決定いたしました。 実施の目的は、広く住民の皆様の御意見を募って、これを考慮することにより、公正さ、透明性を確保し、本市の将来を担う子供たちの育成にふさわしい計画とすることです。 パブリックコメントの実施に当たっては、本市ホームページでの掲載はもちろん、報道機関にも情報提供を行うなど周知に努め、募集期間とした本年1月17日から2月14日までの間に7名の方から23の御意見をいただき、計画の記述についても1か所修正いたしました。 なお、計画修正までには至らなかった御意見についても、教育施策を実行する上で有用なものであると認識しており、令和4年度以降計画を実行する際の参考とさせていただきたいと考えております。 次に、校則に関するお尋ねですが、御指摘のあった2校ではいずれも生徒を対象とした意見箱が設置されており、アンケートとは違うやり方で生徒の意見を聞く機会を設けております。 次に、ネット・スマホ・ゲームについてのお尋ねですが、昨年度教育委員会で実施したスマホ等の利用実態調査では、ネット・SNSの利用による児童・生徒の悩みとして、勉強に集中できなくなること、睡眠不足になることの回答が最も多くなっており、このような実態を踏まえ、ルールづくりなど、適正利用に向けた取組を進めているものです。 教育委員会としては、ネット・スマホ・ゲーム自体を否定しているわけではなく、子供たちの生活習慣や学習時間等の現状を見詰め直すことが重要であることから、このような提案をしているところであります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) それぞれ答弁いただき、ありがとうございました。登壇での質問順に再質問、所感等を述べさせていただきます。 まず、新型コロナ関連対策費について、企画財政部長より答弁をいただきました。 ワクチン接種事業をはじめ子供たちへの対策事業費としても、できる限りの支援を行うため尽力してくださっていることは理解できました。しかしながら、これでは基本に忠実な対策のみで80点です。オミクロン株の特徴を踏まえて、見直しや改善を図った施策は確認できませんでした。つまり、登壇での質問で述べたような臨機応変な対応が反映された予算とは言えません。その時々の状況に応じて対応を変えていく姿勢は、感染予防、感染拡大防止という施策の目的をより効果的に達成していくためにも必要不可欠、そういった観点からも、あらゆる現場においてどういった施策が本当に求められているのか、まず知っていくことが肝要です。市民の皆様の声に耳を傾けていくことの大切さは、部長にも、市長にも繰り返し述べ、具体的提言もさせていただいてきましたが、また1つ考えていただきたい。 市民の皆様による事業提案制度を取り入れてみてはいかがでしょうか。様々な自治体で既に実施されていますが、東京都などでは、住民から事業案を募集、選定し、その後投票を行い、よりすぐられた事業を毎年予算案に反映させていっています。コロナ禍の今、こんなときだからこそ、住民参加型のまちづくりを進めていくべきではないでしょうか。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(野口薫君) 先進自治体の取組について情報収集に努めるとともに、住民の提言を政策に反映させるための既存の市民の声の制度の周知や、具体的な取組の提案のしやすさにも配慮した広聴制度などの充実を図ってまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 既存制度の周知は、これまでにも図ってきたはずであり、その結果が現在の状況です。今まで繰り返し広聴制度の充実を訴えてきましたが、検討していくの一点張りでした。私自身のところに届いているように、市役所にも市民の皆様からの様々な声が届いているはずだと思っていますが、これは実際には届いていないのか、それとも届いているのに動いていないのか、これは一体どちらなのでしょうか。 例えば、この6日まで延長されていましたまん延防止重点措置、幼稚園や保育園、学校や高齢者施設、そして家庭内での新規感染者が明らかに増加している中、飲食店に時短措置を講じ、時短協力金という支援を続けることが果たして適正だったのか。これは、県知事からの要請であったとはいえ、現場の声に耳を傾けていけば、こうした施策が継続されるということはなかったのではないかと感じるところもあり、私は納得はできていません。もう一歩踏み込んだ答弁をいただきたいところですが、既に広聴制度に関しては津山市公式LINEの充実などを提言させていただいておりますし、6月補正あるいは9月補正といったタイミングで、より市民ニーズに応じた施策を打っていただけることに期待して、次に参ります。 市長からは、2期目の抱負と、国や県と異なる施策の必要性を覚えることがなかったのかという問いにお答えをいただきました。 10年後、20年後を見据えた市政運営が重要なのは当然ですが、同時に現在の状況も改善していかなければならないのが悩ましいところで、だからこそ市長の責任は非常に重く、難しい判断を迫られる機会も多いはずです。国や県からは、財政面での支援をはじめ様々なサポートを受けている実情がある中、基礎自治体としてできる限り市民に寄り添ってくださっているとは思いますが、例えば、さきに触れたまん延防止重点措置のような要請に対して、対応しないですとか、あるいはまた別の対策を取るといったふうに、津山市として独自の姿勢を打ち出すことは不可能なのでしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) まん延防止重点措置は、特別措置法の規定に基づきまして、住民や施設管理者等に対して感染の蔓延防止に必要な協力を県知事の権限において要請をするというものであります。 本市独自の対策につきましては、こうした権限を侵すことなく、法の枠組みの中で行うこととなります。 以上です。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) ちょっとまん防を例えに出してしまったというのは、これはちょっと失敗だったかもしれませんが、津山市は基礎自治体ですから、市長は県知事以上に津山市の住民に寄り添うことができる自治体の長であると思っております、あくまでも個人的所感ですけれども、選挙というものは結果が全てです。これは、言うまでもなく不正は許されないことですが、どれだけ投票率が低かろうが、僅差の接戦であろうが、選挙が終わればノーサイドであるべきです。誰もが結果を受入れなくてはならず、選ばれた者は粛々と真摯にその職責を果たしていく、結局それが地域にとって最もベターで、だからこそ市長には胸を張って津山市のかじ取りを、津山のためになるということであれば、例えば、国や県が相手であっても独自の取組こそが市民のためになると思われるのであれば、必要ならけんかしていただいても取るべき施策を進めていただきたいんです、そのけんかはもうこれは市長じゃないとできないわけですから。それが津山のためになると本気で思えるけんかならば、当然私も応援していきます。 市長選挙の投票率についても、市長の見解を伺いました。これは、残念と言われたわけですが、それだけではなく、情けないと感じていただきたいところです。この低投票率は、市民の皆様が津山市の政治に興味も関心も持っていない。もっと言えば、期待していないことの表れだからです。市議会議員の一人として、史上初めて50%を切るような投票率だったことを、私自身も確かに残念に思っていますが、同時に極めて情けないと感じており、我々議員にも責任があると感じています。市長からは、今までにも、これまで以上に情報発信に努めていくという答弁を何度も頂戴してしてきました。個人的には、この低投票率は今までと同じではいけないと市民の皆様から突きつけられた明白な駄目出しであると感じています。今後、具体的に何をなさるおつもりなのか、分かりやすく御説明ください。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 従来型のものだけではなくて、常に新しい視点で広報を考える必要があるというふうに存じます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) つまり、市長御自身も従来型の広報では、今のままでは駄目だと思われるとのこと、極めて簡潔で具体性は感じられませんでしたが、これはよい答弁をいただけたと思っています。全身全霊で取り組むと言われた津山新八策も、これは市民の元に届かなくては無意味なはず。今後の施策に今度こそ新しい広報の在り方が具体的に盛り込まれていくことを期待して、この件は終わります。 選挙管理委員会委員長からは、津山市長選挙の歴史上最も低い投票率だったと御報告いただきました。選挙管理委員会として、まさかこのままでいい、投票率など問題ではないと考えているとは思っていませんが、問題だと感じておられるのであれば、どのように改善を図っていかれるおつもりか、具体的にお聞かせください。
○議長(津本辰己君) 選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(河島邦生君) 市民にとって一番身近な市長選挙の投票率が半分にも満たなかったことに危機感を覚えているところでございます。市長選挙に限らず、各種の選挙執行の周知につきましては、広報紙や市ホームページの活用、告示以降は広報車での市内循環、懸垂幕や選挙看板の設置、各新聞社への広報協力の依頼、支所や出張所における防災行政無線での投票呼びかけ等を実施しております。 投票につきましては、期日前投票の利用者が増加していることから、令和2年より会場を市内5か所から1か所増設し、投票の利便性の向上を図っております。今後、期日前投票会場の状況を分析し、必要に応じ、新たな会場の設置について研究していきたいと存じます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 大変に危機感を覚えておられるとのことでもろもろ御説明いただきましたが、結局のところ、今後も今までと同じようにやっていくという、そういう答弁だったと思います。これは、市長にも申し上げましたが、それでは駄目でしょうと言いたいわけです。常に新しい視点が必要だと市長に言っていただきました。必要に応じ、新たな会場設置を研究していくとおっしゃいましたが、もうそれは今までにもさんざん研究してくださっているはずですよね。投票率が史上初めて50%を割り込んだ、これ以上強く必要性を感じるタイミングなどあるでしょうか。 繰り返しますが、この低投票率は今のままではいけないという市民の皆様からのメッセージ、津山市民にとって最も影響力の強い、最も身近な選挙が史上最低の投票率だったことを重く受け止めて、選挙管理委員会にはすぐにでも現状改善に取り組んでいただきたい。あらゆる角度からアプローチすべきだと感じますが、まず1つ確認させてください。 先ほどの答弁の中では、選挙公報について言及がありませんでしたが、本市選管では選挙公報をどのように位置づけているのかを御説明ください。
○議長(津本辰己君) 選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(河島邦生君) 選挙公報は、津山市選挙公報の発行に関する条例において、市長選挙や市議会議員選挙ごとに1回発行しなければならないと定められたものです。選挙公報には、立候補者の氏名、経歴、政見、写真等が掲載されていますから、当委員会では有権者の投票判断の一助となる重要なものであると位置づけております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦委議員。
◆1番(三浦ひらく君) そうですね、重要なものなんです。ところが、その条例を確認しますと、第5条に「選挙公報は委員会の定めるところにより、当該選挙に用いる選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して選挙期日の前日までに配布するものとする」とあります。つまり、選挙公報は津山市内の有権者がいる全世帯に対して投票日前日までに配るもので、これは事実上、「広報津山」などと同様に全戸配布するものだと条例で定められているわけです。現在の配布方法について御説明ください。
○議長(津本辰己君) 選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(河島邦生君) 選挙公報は、選管事務局、各支所、出張所、公民館の窓口に備え付けたり、市のホームページにて閲覧できるようにしておりますが、配布方法といたしましては、新聞折り込みにより配布しております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) つまり、新聞を購読していない世帯には配布ができていないということですね。要するに、現在の状況は条例に違反している、こういう状態であると思っています。 例えば、岡山市などでは、条例上、「新聞折り込み、その他これに準ずる方法により全戸配布に変えることができる」、こういうふうに定められています。本市においても同様に条例改正すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(津本辰己君) 選挙管理委員会委員長。
◎選挙管理委員会委員長(河島邦生君) 今後、他都市の状況を踏まえまして、現状に即した条例改正等を検討してまいります。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 私は、正直選挙公報を全戸配布すべきだとは考えていません。ただ、当該条例には運用上の問題があり、改正は必須です。同時に、投票率向上のためには選挙公報の周知方法も大いに改善していくべきです。 先月末、広告業界最大手の電通が発表したデータよりますと、2021年1年間のインターネット広告費は、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、こういったマスコミ4媒体の広告費を初めて上回りました。2005年と比較すると、雑誌の広告費は75%減、新聞広告費は63%減となっている中で、ネットの広告費は4,000億円からもう3兆円をうかがう勢いで約7倍まで増加しています。時代は常に変わっているのですから、本当に、市長がおっしゃられたように、常に新しい視点が必要なんです。 今回、市長選挙際しては、津山市公式LINEで投票日の案内はありました。しかしながら、候補者情報が掲載された選挙公報をインターネットを介して発信していく、こういったアプローチは投票率の上がらない若年層へ向けてという意味でも、今後、絶対に欠かせません。今年は参議院議員選挙、来年には津山市議会議員選挙もあります。我々自身にも努力は当然に必要ですが、状況改善に向けて、選挙管理委員会におかれましては、市民ニーズに寄り添った情報提供方法をいま一度考えていただき、そして実際に少しずつでも改善に取り組んでいただくことを強くお願いしておきます。 津山市教育振興基本計画については、教育次長から答弁をいただきました。 本市の将来を担う子供たちの育成にふさわしい計画とするために行ったパブコメに、7名からしか意見が届かなかった。津山の子供たちの未来にとって極めて重要な指針の策定に際してです。これで十分だとお考えでしょうか。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) パブリックコメントの件数についての見解はございませんが、今回7名の方から非常に貴重な御意見をいただきました。 いただいた御意見は、今後、教育施策を実施する上での参考としていく考えであり、所要の目的は果たせたものと認識しております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 私自身もパブコメに多くの意見を届けましたが、お答えいただけていないものもあります。また、23の意見を受けて実際に修正したのはたったの1か所。しかも、これは注釈の追加ですよね。傍聴を希望したら、コロナ対策とのことで拒否され、実質的には非公開の場で開催された先月の教育委員会の定例会で、本計画は承認されたと伺っていますから、パブコメで集まった意見をほぼ反映させないままに強引に成立させた印象すら覚えます。 重ねて伺いますが、これで意見を十分に考慮されたと言えるのでしょうか。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 今回、パブリックコメントを実施し、住民の皆様よりいただいた御意見については、津山市教育振興基本計画検討委員会委員及び教育委員により確認しており、今後、計画を実行する際の参考とすることで、教育振興に生かしていきたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) つい先ほど答弁で、パブコメの実施目的は広く住民意見を募って考慮することであり、この計画自体を子供たちの育成にふさわしいものとすることだとお答えいただいたばかりでございます。この先4年間の津山市の子供たちの未来に関係がある極めて重要な計画に対して、7名からしか意見が届かなかったことに対して、見解がないですとか、計画には反映してないけど、今後の参考にするとか、そんなことばっかりおっしゃっているから、これはちょっと駄目なんじゃないですかねえ。複数の保護者の方から、声を届けても、どうせのらりくらりとかわされて時間の無駄になるからパブコメ書かないと、わざわざそういった御連絡までいただいています。実際、片仮名英語や専門用語が羅列され、極めて分かりにくいために、分かりやすい表現にするように配慮してほしい、こういった意見を届けた、それに対しての答えは、専門用語等については注釈等を入れておりますというものでした。 これは、ちょっと声を寄せてくださった方々に失礼が過ぎる回答じゃありませんか。注釈は、確かに一部には入っているでしょう。そんなこと、これを読んだら誰でも分かるんです。当然に読んだ上で分かりにくいと伝えてくれているわけです。教育現場の専門家や教育委員会の皆様、そういった方々は御存じの表現を用いているのかもしれませんが、しかしこれは市民の皆様に向けて発信する計画であり、内部資料じゃないんですよ。こんな表現も分からないのかと言わんばかりの回答には、保護者の皆様も苦笑いでした。 こうした市民ニーズに全く寄り添っていかない姿勢が、少なくとも一部の保護者や子供たちを置き去りにしているという現実から目を背けないでいただきたい。計画へ反映していただくことを願って寄せた声への対応として、あまりにも無責任です。さらに言えば、なぜこうした極めて重要な計画策定に当たって保護者の皆様の声を聞こうと努めないのでしょうか。パブコメ実施の事実自体、これを知らなかったという声も何人もの保護者から届いています。 その上で伺います。 基本計画内には、教育委員会が実施する施策や教育委員の活動等については、SNSやホームページ、また教育委員会通信などの広報紙を通じて積極的な情報発信に努めるとありますが、このSNSとは具体的に何を指しているのか、御説明ください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 情報発信には、本市のフェイスブックやLINE、ユーチューブを活用しており、今後も発信する内容に適した媒体により積極的な情報発信に努めてまいります。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) あえて実際の活用件数、それは尋ねないでおきます。それは、全てチェックさせていただいておりますので、より積極的も何も、現在は限りなくゼロに近い活用状況であることを知っていますけれども、今後しっかりと発信していく意図があるからこそ記載され、今もおっしゃってくださったんだと思います。情報発信については、私、一家言ございますので、期待しつつも、厳しい目で今後の取組をしっかりとチェックさせていただこうと思っております。 続いて、全国学力・学習状況調査の結果公表についてですけれども、こちらは教育長から現状でも説明責任を果たしているという趣旨で御答弁をいただきましたが、納得できるものではありません。 本市で公開されている調査結果は、教育委員会が恣意的に抽出し、あろうことか誤った論理に基づき、この後にも触れるスマホやゲームの使用制限につなげていこうとする姿勢、そういった意図が明確に感じ取れるもので、看過できる内容ではありません。 開示請求していただいた資料は、A4サイズで118枚、A3サイズ1枚、確かにそれなりのボリュームではありましたが、この程度の量の資料は、津山市公式サイト上に幾らでも公開されており、12月議会で教育次長からいただいた答弁、つまりは結果を全て公表すると大変なボリュームになるため、抽出して公表しているのだという理由は成立し得ません。 また、情報公開の基本中の基本として、概要版を作成するにしても、全ての内容が記載された全体版を並べた上で公開するべきです。実際、本市においても多くの施策においてはそうした対策が取られており、このような対応をしているのは、教育委員会だけじゃないんですかね、これは。情報を意図的に隠していると取られても仕方がないのではないでしょうか。約220枚、その調査結果をたった1枚にまとめ、それらしい分析を公開しているのみです。しかも、その分析を行っているのは統計分析の専門家ではありません。技術的にも問題なく公開できるデータをなぜか公開せず、結果を知りたい市民に無駄なコストをかけさせるような現在の状況が、子供たちや市民のために果たしてなるでしょうか。この状況を改善されるおつもりがないのか、いま一度教育長に伺います。
○議長(津本辰己君) 教育長。
◎教育長(有本明彦君) 学習状況調査結果の公表につきましては、住民の方々に本市の子供たちの傾向を分かりやすく知らせるため、引き続き多くの設問から抽出した項目を公表していく考えであります。 現在、公表の対象としていない情報の取扱いにつきましては、今後の検討課題としてまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) ちょっとやっぱり残念ですねえ。これは住民の理解力というのを見くびっておられるのではないでしょうか。概要版を否定する気は全くありませんので、作ってもらうこと自体は一向に構わないのですが、勝手に分かりやすくまとめてくれなくても、全部そのまま、そのままを公開してくれれば、それぞれがそれぞれの事情に合わせて受け止めていくと、こういう話をさせていただいたわけですが、伝わらなかったようで残念です。 今後の検討課題とするというのは、正直なところゼロ回答だと思っておりますので、期待はできないところなんですが、今後もこの調査を子供たちに強いていくのであれば、これは有意義なものとしていただきたい、強く念押しさせていただきます。 校則につきましては、教育次長からいただいた答弁がありますが、こちらもちょっと誠意を欠くものではないかと感じています。実際には、話合いもアンケート調査もなされていない学校が確認されているわけです。目安箱設置の件などは、12月議会では一切触れられておらず、これは開き直りにも聞こえます。 昨年の9月議会では、教育長からは答弁いただいております、現行ルール内には、時代にそぐわないと指摘されかねない校則もあるのではないかという話でした。改めて市教委の見解をお伺いしたいんですが、現行ルール内にそうした内容は確認できないのでしょうか。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 教育委員会といたしましては、校則等の見直しについては、保護者の思いや地域の声を聞きながらも、まずは生徒自らが取り組むべき問題と考えており、各学校では生徒会を中心に改善の提案をするなど、適切に対応していると認識しております。今後も、生徒の主体的な活動を引き出すような教育指導を展開してまいりたいと存じます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) ちょっと質問の回答になっていない気がするんですよね。現在も時代にそぐわないと指摘されかねない、こういう校則が今津山市内に残っていると思っておられるかどうか、それを教育委員会として見解をお答えいただきたいわけです。よろしくお願いします。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 校則の中には、時代にそぐわないと指摘されかねない内容もあるのではないかと考えております。こうした校則については、保護者の思いや地域の声も聞きながら、生徒が主体的に考える機会を設定すべきものであると考えております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 津山市内の中学校にいまだ残っている時代遅れなルールのごく一部を紹介いたしますが、これは下着の色の指定ですとか、本当笑ってしまう話だと思うんですけど、特定の髪型を禁止するものなどがあります。ハイカットの靴を履いてはいけないといった学校ですとか、男子と女子では髪型などのルールが異なる、こういった学校もあります。そして、今言われたような、生徒が主体的に考える機会が実際にはほぼない学校があることを、複数の市内の中学校関係者から聞いております。生徒が主体的に考える機会を設定するのに、保護者の思いや地域の声を聞く意味というのは、ちょっと僕には分からないんですけども、市教委として現状に問題があることをしっかりと受け止めていただいた上で、学校に対して改善を促していただけるのであれば、当面は今後の取組を注視していくこととします。 ネット・スマホ・ゲーム規制の項目についてですが、まずeスポーツの件から再質問をさせていただきます。 答弁いただいた教育的意義を踏まえるとは、具体的にこれはどういうことを考えていく意味なのか、教育長に伺います。
○議長(津本辰己君) 教育長。
◎教育長(有本明彦君) 具体的には、協力し合い、友情を深めるといった好ましい人間関係の構築や社会性の育成、自主的、自発的に取り組むことを通しての自己肯定感の醸成など、活動を通して期待される効果に着目したいと存じます。 以上でございます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) なるほど、つまりそれはこれはeスポーツではない、通常のスポーツ活動に関して期待される効果と同じものだという理解でよろしいでしょうか。
○議長(津本辰己君) 教育長。
◎教育長(有本明彦君) 同様の効果かどうかも含めて、今後、学校教育の枠組みの中でeスポーツを通してどのような効果が得られるのか、動向を注視してまいりたいと存じます。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) もうこれは教育長に限った話じゃないんですけれども、皆様からいただく答弁の中には、あまりにも少しちょっときれいごとが多過ぎるんじゃないかなという印象を覚えます。実際には、これはリアルのスポーツであっても、eスポーツであっても、今おっしゃっていただいたような好ましいことばかりではなく、人間関係の煩わしさ覚えることだったり、自分の能力あるいは才能の限界、つまり挫折や苦悩を味わうこともあって、それもまた経験であり、教育の大切な要素になるのではないでしょうか。そういったものも認めていかなくてはいけません。そういった要素というのは、どういったところにも存在するもので、生じ得るものです。付け加えるならば、年齢や性別、国籍等はもちろん、障害の有無さえも飛び越えて楽しめるeスポーツには、インクルーシブ教育という観点からも大きな可能性を感じていただきたいと願います。様々な選択肢の一つとして御検討いただければと思うところです。 そして、教育次長からは、スマホ等の利用実態調査についての御説明をいただきましたが、その調査自体がおかしいのではないかと言っています。部活動を頑張り過ぎたら成績が下がることもあるし、恋愛や友人関係などに思い悩み、眠れないことだってあります。それでも部活動の時間を制限したり、恋愛を禁止したり、友人とコミュニケーションを取る回数を減らせなどと指示することはないでしょう。なぜ生活習慣や学習時間等の現状を見詰め直すきっかけとして、ネット・スマホ・ゲームをやり玉に上げるのか、調査の結果を尋ねているのではなく、そうした調査を行った理由、根拠を御説明ください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 近年、本市ではスマホ等が普及する中で、ネット上のやり取りが終えられず、際限なく使ってしまう児童・生徒が見られ、誹謗中傷を書き込むトラブルなども発生しております。このような状況を踏まえ、利用の状況やトラブルの実態を把握し、児童・生徒への指導、保護者への啓発等の取組に資するために、スマホ等利用実態調査を実施しているものであります。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) 今言ってくださったことが根拠として成立していない、誤った認識に基づく施策であるということを今までもさんざん言ってきているわけですし、また改めてこの後主張せざるを得ないわけですけれども。 その前に確認をさせください。 津山市教育委員会では、来年度の重点項目として、読解力向上のため、読書活動の推進に取り組んでいくとのことでしたが、デジタル端末を用いての読書は読書とは認められないのでしょうか。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 紙媒体に限らず、読書には様々な形態があるものと考えております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) もう一つ伺います。 漫画を読むこと、これは読書に含まれるか、含まれないか、こちらも端的にお答えください。
○議長(津本辰己君) 教育次長。
◎教育次長(粟野道夫君) 教育委員会の見解として、漫画を読書から除外する考えはありません。同時に、読解力向上の観点からは、長い文章になれ親しむ習慣も大切だと考えております。
○議長(津本辰己君) 1番、三浦議員。
◆1番(三浦ひらく君) ありがとうございました。今の最後の答弁は、非常にいいものがいただけたんじゃないかなあと思うところです。 現状としてといいますか、もう僕自身の過去を振り返ってもそうなんですけど、小学校でも、中学校でも、漫画は読書に含まれないというような指導を受けたことがありました。そして、現在の津山市の小学校、中学校の児童・生徒からも、漫画は読書に含まれないという指導を受けているという声が届いております。実際にそういう指導がなされているということを、教育委員会においては受け止めていただき、そういう指導をしないようにということで学校に周知徹底を図っていただきたいというふうにも思います。 そしてもう一つ、デジタル端末を用いた読書でありますけれども、こういったものも読書として認めない、要するに家庭において端末に触れる時間を減らせというような指導がなされているために、家庭においてデジタル端末を使った読書をすることをよしとしない、そういった先生方がおられるということを確認しております。そういった指導がなされることがないように、教育委員会さんにおいては学校の先生方に御指導いただくように強くお願いをさせていただきます。 そしてもう一つ、最後ですけれども、議長の御許可をいただきまして、こういったものを持込みさせていただいております。 市長に、市長選挙の結果を受けて、今後胸を張って施策の推進を進めていっていただきたいというお話をさせていただいたわけですけれども、教育委員会においても僕に何を言われたところで、ほかのどの議員から誰に何を言われたところであっても、正しいことであれば胸を張って進めていっていただきたいと、僕は考えております。しかしながら、胸を張って進めていないという事実もあるのではないかということを少し指摘させていただきたいと思います。 昨年の3月議会において、津山市教育委員会において使っておられた資料、ネット・スマホの脳への影響と依存性が覚醒剤と近質であると、そういうような表現がなされていたような資料は、これはもう科学的根拠、エビデンスが全くないもので、使うべきではないというような指摘をさせていただいたことがありました。 あの議会での発言を受けてかどうかは分かりませんが、今年度初頭に、ホームページからそういった資料は削除され、もう使われていないんだと思っていたんです。ところが、今度の4月に中学校に上がられる現在の小学校6年生の進学説明会において、あの資料がそのまま使われているということが確認されました。複数の保護者の方からどうなっているんだという御連絡をいただいております。あれは間違いですよ。あのときも言いましたけれども、国がそういうような研究はないという話をしています。そういったことはないという話をしているわけですよ。そして、ネットやスマートフォン、そういったものの依存症の発症と使用時間には因果関係がないと。教育次長からも、当時、ネット・スマホの一律の使用制限を行うことは考えていない、教育委員会としてはそういったことはしないというふうに答弁いただいたわけです。しかしながら、現状使われている資料にはそういった方向性が強く見てとれます。ああいったものを使い続けるのは、大問題ですよ。なぜそんなことが起きているのかということを考えていただきたい。そして、二度と起こらないように努めていただきたいということです。 津山市のこの現状は、全国の注目を今集めております。せんだって、参議院議員の山田太郎さん、そして日本漫画家協会の常務理事である赤松健先生、そしてこの資料の監修もしていただいたんですけれども、大阪大学の非常勤講師である井出草平博士、今述べたお三方と共にあるフォーラムに、私自身が登壇させていただく機会を得ました。特別ゲストとして呼んでいただいたんです。津山市の現状を説明するために呼んでいただきました。それくらいに悪い意味で津山市が注目を浴びているんです。ゲームに依存している子供たちというのは、確かに存在します。時間をコントロールできない子供たちもいるかもしれない。しかし、それはゲームをし過ぎているからゲームを取り上げれば済むという問題ではないんですよ。科学的な知見が実際にはない。ゲーム時間の制限をすることがゲーム障害の予防にはならない。予防と称してゲーム時間の制限をする根拠はないということを、もう既に論文でも発表されていることなんですね。これは間違いがないことですよ。精神医学は、政治利用されることが多いという話も伺いました。これは、先ほども話がありましたウクライナの件、世界中を騒がせている、ロシアがかつて用いていた、ソビエト時代に用いていた、反乱分子の管制ですとか、アメリカで行われていたような黒人奴隷の統制などと、実質的には同じような理論、理屈で進められているということで、強い懸念を示されておられました。 そして、井出先生の講義より引き続きちょっと話をさせていただきますが、デジタルデバイスを取り上げるデジタルデトックスを治療という名の下に実施している機関もあるということなんですけど、これは何のことだか分かりますか。分からない方もいらっしゃると思います。専門用語だからですよ。だから、こういう用語を使うなということを先ほどお話しさせていただいたわけです。 説明いたしますと、要するにスマートフォンですとか、パソコンですとか、ゲームを取り上げることは、ゲーム障害、依存の治療にはならないということです。治療効果は、実証されておらず、幸福度も上がらないという論文が出ているんですよ。幸福度、これはつまり教育委員会において進めようとされている自己肯定感の醸成と全く同じことだと思います。子供たちが自己肯定感を醸成することにつながらない施策は、行うべきではありません。そして、教育と医学の問題は分けて考える、これは非常に大切なことです。誰もが依存症になる可能性がある、これは事実誤認であり、依存症やゲーム障害なるから怖いという先導は誤りである。教育委員会で取り組んでいただくべきは、このリテラシー教育です。ゲームやスマホの適正使用の教育は、必要なことです。それらの適正使用は教育問題、どのように端末と向き合い、どのような使用を進めていくか、これが教育の分野で取り組んでいただく大切なことです。何しろ子供たちはそういった端末を使用していく未来からは、今のところ逃れられない、そういった世界に飛び立っていく、旅立っていく、運命づけられているからです。私たち自身もそういうものを仕事から使わないようにすることというのは、実際できないですよね。それを考えていただきたいんです。専門家の意見を聞いていかなくてはいけません。専門家でない人間が医学的な判断などするべきではない。それは、コロナ禍において我々がもう何度も強く感じてきていることではありませんか。それをいま一度考えていただきたいと思います。 そして、リスク群を想定することですね。関係ない人間、ゲームやスマートフォンを正しく使えている人間もいる、依存していない人間たちに対策しても無意味だということです。そして、もう一つ考えていただきたいのは、そういった端末が生きるよすがになっているような子たちもいるということです。彼らのことを置いていかないでください。 そして、エビデンスの大切さ、これは教育委員会だけではなく、皆様に聞いていただきたいことです。統計や各種指標など、客観的、科学的に、根拠、論拠として信頼に足るエビデンスをベースにした政策決定が重要である。EBPM、エビデンスベースドポリシーメーキング、この重要性を考えていただき、津山の未来を共につくっていただきたいと思います。 以上で私の質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で1番、三浦ひらく議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午前11時5分といたします。 午前10時54分 休憩───────────────────────────────────────────── 午前11時04分 再開
○議長(津本辰己君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 6番、政岡大介議員、登壇。
◆6番(政岡大介君) 〔登壇〕 おはようございます。通告により、6番、市民が第一の政岡大介、質問をさせていただきます。 先月の津山市長選について少しお話をさせていただきます。 選挙は戦いですので、お互いに批判をするのはよいことではありませんが、想定内です。私も谷口市政の批判を朝から晩までやりました。しかし、思いは違うかもしれませんが、決してうそは言っていません。月曜日に、会派未来の質問で、近藤吉一郎の選対のことをいろいろ言っていただきましたが、一言で言います。そっくりお返しします。自分の陣営のことをよく調べてから言ってください。多くの役職を持たれた方が無責任な大うそを言い触らし、選挙妨害、一般人なので議会にはそぐわないので、ここではやめておきます。 それでは、質問に入ります。 太陽光発電での市長の関わりについて。 田邑の太陽光発電事業ですが、前市長のときにもこの話がありましたが、環境問題、森林破壊など、クリアすることが多数あり、調印することに至りませんでした。しかし、谷口市長が2018年2月に就任されてから、ネットの情報です、6月1日金曜日に、高額接待を受けています。そして、その3日後の6月4日月曜日には、実際に調印をされています。市長印は、あなたの個人の印鑑ではありません。就任後、4か月足らずです。調印が終わってからは、あの人は幾らお金をもらった、わしは車を買うぐらいしかもらっていないなど、お金をもらった話ばっかりです。地元田邑周辺は、とんでもないことになりました。高額接待のことは、初日と3日目、接待は受けていないと答弁をされていますが、事前に質問書を出しておりますし、質問の流れがありますので、申し訳ありませんが、そのまま質問をさせていただきます。 谷口市長は、6月1日金曜日に高額接待を受けた、これは日刊SPA!によるもの、その後贈収賄疑惑も書かれています。今年になり、私たちのところに具体的な新しい情報提供がありました。 そこで、お尋ねをします。 2月6日で市長になられたのですから、約10万人の市民に対して疑惑を晴らしてください。市長は、太陽光発電の関係者とは飲みの席など、一度も同席したことがないとはっきり言ってください。そんなお金なんかもらっていないと、逆に怒ってください。4年間、市長を続けるならば、ここではっきり自分の口で言わないと、あなたを信じて投票された多くの市民のためにも最低の義務だと思います。言っていただければ、この質問は終わります。再質問も一切いたしません。東京の地方裁判所に、記事の訂正と謝罪を求めて訴える裁判中なので答えられないと、過去の議会で答弁されていますが、裁判中なんか市民には全く関係ない話です。本当に何もないのなら、全く関係ないと言うのが普通の人間だと思います。答弁してください。 風力発電での、谷口市長の関わりについて。 風力発電についても、以前この話が持ち上がりましたが、多くの住民が環境への影響を危惧し、風力の話は一度消えています。しかし、谷口市長が2018年2月に就任されると、2018年8月23日に、津山市加茂町の農用地について、風力発電を設置する民間会社と市有財産賃貸借契約書を取り交わしています。太陽光発電も風力発電も、谷口市長が就任すると数か月で調印の運びになっています。数か月で多くの問題が解決されたとも思えません。そして、太陽光発電では最初の契約相手が破産に至りました。そして、高額接待疑惑、贈収賄疑惑です。また、風力発電では多くの権力者が利権を求めて、右翼右翼、右翼の街宣車だらけです。市長になられ数か月でこんな物騒で利権だらけの津山市にしたのは、谷口市長、あなたです。送電線から電磁波などについて、私のところに多くの声が届いています。どのように対応するのですか、お答えください。 続きまして、つやま産業支援センターについて。 先日、市民の方から聞いてほしいと言われたことを質問します。 市役所は、津山の居酒屋紹介まで税金でやるのか、コロナだと言えば何でもやるんですね、ユーチューブを見てくださいとのことでした。見てみると、つやま産業支援センターが居酒屋紹介の動画をアップしていました。産業支援センターがなぜここまでするのか不思議です。 お尋ねをします。 どういう基準で店を選んでいるのか、ビデオ撮影、編集は誰が行っていますか。結局つやま産業支援センターとは何をするところですか。当初は、ネクタイとかジーパンとか、小坂マネジャーの下、MADE IN TSUYAMAブランドを作ってきました。 そこで、お尋ねをします。 産業支援センターは、1億円という多額の予算を計上しています。本年度実施した事業の主なものと予算執行額、また国のお金も入っているのなら成果を求められます。それをクリアしていますか。目標としている成果数値と達成度を分かりやすく教えてください。また、令和4年度に予定している大きな取組とその事業費予算についても、併せてお示しください。 市長は、新聞報道でも創業支援と言われていますが、産業支援センターは具体的にどのような支援を行うのですか。産業支援センターは、農林業、サービス業まで全ての業種を支援する機関だと思いますので、どんな業種でも対象になりますか。 例えば、喫茶店、美容院などを創業しても対象になるのか、どのような支援が具体的に考えられますか、教えてください。 居酒屋紹介を見ると、飲食業はオーケーのようですから、飲食店立ち上げの場合は支援対象になるのですか、教えてください。 産業支援センターは、これまで津山で中小企業が下請でやっていたところに光を当て、新しい製品を作ったり、会社と会社を結びつけて新たな製品を作ったりすると思っていました。市民から、居酒屋の紹介など何でも税金を使うのかと言われても仕方がないと思います。産業支援センターは、津山地域の産業支援の重要な役割を担っていると思いますので、その存在意義を高めるためにも、効果的、実効性の高い取組に力を注いでいただきたいと思います。 次に、米の計画的生産継続支援金について。 米価が大幅に下がったことを受け、一般会計補正予算として1俵当たり1,300円が交付されています。昨年の支援対象にならない農業者からの要望と聞いていますが、3月議会において支援の対象を拡充し、農業者が追加されたと聞いています。 お尋ねをします。 当初の支援金対象農家数、3月補正予算による対象農家数、支援の対象から除外された農家数を教えてください。また、除外された農家を支援対象にすると、新たに発生する支援金額と、なぜ除外された農家があるのか、理由を分かりやすく教えてください。 私には、除外された理由は分かりませんが、米価の大幅な値下げで苦しんでいるのは皆さん同じだと思います。コロナ対策として、農家の方は国、県、市から全く目を向けられず、取り残されています。心ある答弁をよろしくお願いします。 次に、美作大学の公立化について。 12月議会で市長は、スケジュールなど何も決まっていないと答弁されました。しかし、その割には高等教育機関連携室の配置、高等教育機関のあり方調査特別委員会が議会でつくられています。どう見ても公立化ありきだと思われてなりません。 ところで、公立化の話は美作大学のほうから津山市に公式に要望等が届いているのですか。それとも藤原理事長のほうから市長に公立化を頼むと口頭で言われたのですか。まさか市長から公立化の提案をされたのか、どれが正解なのか教えてください。 私は、6月議会を迎えるのが非常に不安でなりません。谷口市長が美作大学の公立化について方向性を出すのではないかと今から心配で、公立化について私たちは多くの専門知識を持った方のお話を聞きました。皆さん口をそろえて、津山市の財政は大変なことになりますよと言われています。最近、次から次と美作大学の校舎の新築や改修が行われており、その費用は数十億円とも言われています。公立化の話を進めようとするのであれば、その前にこれだけは言わせていただきます。 まずは、美作学園が整備に係る借金を返済し、耐震化などの校舎の改修も済ませてからにしてください。津山市が負債を押しつけられることは、津山市民は絶対に許しません。そんな都合のよい話はありません。津山市民は、注目して見ています。市長は、藤原理事長と話はしないのですか。最近の建物ラッシュ、不思議だとは思いませんか。市民感情を考えたらできないと思いますが、思いを聞かせてください。 最後に、道路改良工事について。 私が以前から何回も質問をしている、市長の構想の中にある城下から奴通りに抜ける大規模な道路改良工事について質問をします。 津山市の財政の厳しさは、全国でもかなり上位にいるのは、市長もお分かりだと思います。これは、谷口市長の責任ではありません。津山市が取り組んだ過去の大型事業の失敗の繰り返しが原因です。今の津山市には、大型事業を進める体力がありません。市長、もう大きな道は要りません。これ以上借金するのももう勘弁してください。若者や子供たちが借金だらけで魅力のない津山から離れるようなことは、絶対しないでください。私は、先ほどの美作大学の公立化とこの大きな道路改良工事を始めると、津山市の終わりの始まりだと思います。そして、近い将来、夕張市のように財政再生団体に向かっていくように思えてなりません。市長は、そのことは心配していないのですか、お聞かせください。心配ないのなら、その根拠をお示しください。 以上で登壇での質問は終わります。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 政岡大介議員の御質問にお答えをいたします。 高額接待や贈収賄疑惑についてのお尋ねです。 これまでの答弁でも繰り返しお答えをしているとおり、高額接待や便宜供与に関与した事実は一切ございません。 次に、風力発電事業に関する住民への不安への対応についてですが、市では風力発電事業者とは連絡を取り合っており、住民の方から問合せなどが市にありましたら、その都度事業者に伝え、対応をお願いをしております。今後も、住民の方には丁寧な説明を行い、不安が解消されるよう事業者に対してお願いをしてまいります。 次に、美作大学の公立化についてのお尋ねです。 今後、我が国の18歳人口はさらに減少し、とりわけ地方大学には大きな影響が及ぶと予想されておりますが、これは大学だけが抱える課題とは考えておりません。大学が立地しているという事実は、地域の教育、文化、経済、産業に大きなインパクトを与えており、その存続は地域全体の課題です。美作大学の公立化等の検討は、市または大学のいずれか一方からの申出で行っているのではなく、双方が抱える課題の解決に向け連携して行っており、このことは市民全体の利益にかなうものであります。 次に、美作大学の施設整備につきましては、学園自身が各施設の老朽化状況を勘案し、必要な改築や改修を実施をしているところです。他方、公立化の検討はまちづくりの観点から進めているものであり、老朽化施設への対応とは目的が異なるため、別の議論であると認識をしております。 最後に、城下から奴通りまで抜ける道路整備についての御質問です。 現段階では、事業化の検討には至っておりませんが、今後ルート検討、事業効果の検証などに取り組む中で、財政負担の影響を見極めることが重要であると考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 産業支援センターに関する質問に順次お答えをいたします。 まず、メイドイン津山ユーチューブチャンネルについてでございます。 本チャンネルは、津山市の魅力を広く情報発信するために開設したもので、基準を設けず、市内の事業者の様々な営業活動や事業内容を紹介することとしております。このたびは、まん延防止措置の中、時短要請など制約を受けながら営業活動を行っている飲食店の紹介をさせていただきました。撮影、編集など制作業務につきましては職員が行っております。 次に、産業支援センターの事業内容と成果についてでございます。 産業支援センターは、地域産業の付加価値創造による魅力ある雇用創出を目的に、平成27年6月に発足し、事業内容としましては、製品開発、ブランド化と販路開拓、創業促進、産業人材の育成などを行ってまいりました。本年度実施した主な事業と予算執行額は、革新付加価値製品開発及びブランド化、販路開拓支援事業として約2,000万円、技術系創業促進津山版Society5.0実現支援、サテライトオフィス設置・創業等環境整備事業として約1,000万円、経営技術クリエーター人材育成、まちなかカレッジ事業として約1,800万円、アフターコロナ、ウイズコロナ対策サプライチェーン、BCP構築支援事業として約650万円を支出しております。 次に、成果についてでございますが、センター発足時と比べ工業製品出荷額、雇用者数共に増加をしております。また、アパレル系企業3社の自社ブランド構築に加え、創業塾Homingによる起業創業支援では、これまで14名を創業に導いております。 その他、年間600件を超える企業訪問により、各企業の課題を抽出し、専門家派遣や展示会出展補助など、企業の成長を後押しする取組を進めております。 本年度事業の達成度につきましては、ファクトリーブランド保有企業数の目標3社増のところ5社の増、市内のICT企業の新規雇用者数の目標5名のところ同数の5名の増、企業訪問件数目標600社のところ652社を訪問し、企業ニーズの把握、課題抽出を行っており、おおむね目標を達成しているものと考えております。 次に、産業支援センターの令和4年度に予定している事業と予算額についてでございます。 令和4年度の事業計画は、企業の経営力強化事業に約2,500万円、創業新事業の創出事業に約1,600万円、人材育成事業に約2,100万円、地域産業の強化BCP構築事業に約1,100万円などとしております。特に、企業間連携によるオープンイノベーション、サテライトオフィス誘致と創業支援クリエーティブ人材ネットワーク構築、地域内サプライチェーン構築とBCP策定支援に力を入れることとしております。 最後に、創業支援についてでございます。 センターにおいては、全ての業種を支援対象としており、ハード整備に対する補助は行っておりませんが、開業までに必要な手続や経営のノウハウなどの専門家による指導や金融機関への融資制度の取次ぎ、紹介を行っております。来年度からは、津山高専に設置した5G環境を有する津山市IoTラボを活用して、産学官連携によるイノベーションを創出し、起業、創業につなげる取組を強化することとしております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 米の計画的生産継続支援金についての御質問にお答えいたします。 当初の対象農家数は1,144で、追加の対象農家数は582となっております。また、営農計画書を提出いただいた方のうち、対象とならない農家数は1,385となり、対象に含めた場合は約8,000万円が追加で必要となります。今回の事業は、転作など米の計画的な生産に御協力をいただいている農業者を対象として経営の継続を支援するものでございます。 以上です。
○議長(津本辰己君) 6番、政岡議員。
◆6番(政岡大介君) 各答弁ありがとうございました。 まずは、太陽光発電関係者との高額接待や便宜供与は一切ないと答弁をされました。再質問はしないと言ってしまったので、疑惑についてはこれで終わりますが、情報提供者とのこともありますので、確認だけさせてください。 接待は関係なく、太陽光発電会社、ジーヴァエナジーのKさんと飲食店で同席したこともないのですね、これは確認です。3月議会での疑惑の件はこれで終わります。 3月4日に発行しているZAITENという雑誌に、韓国企業による日本の山林をはげ山にして税収も得られずなど、いろんな裏事情を書いています。津山市もそのようにならないように、よろしくお願いをしておきます。 次に、風力発電の答弁をいただきました。 私は、風力発電に反対しているのではありません。一番大切なのは、地元住民に不安な思いをさせるのではなく、自然エネルギーとして風力発電が歓迎されるような努力が必要だと思います。風力の発言も、これで終わります。 農業者支援についてですが、昨年の米価の安さは異常だと思います。対象にならない農家数は1,385、対象に含めると約8,000万円が追加で4割以上の農家が対象になっていません。農家は、悲鳴を上げています。国、県と連携をして、対象とならない農家を救う施策をお考えくださいとお願いするしかありません。 次に、つやま産業支援センターについて。 産業支援センターの事業内容について、それぞれ答弁をいただきました。今回は、ユーチューブチャンネルの意義から、産業支援センターがそもそも設置目的は何であったか、どのような役割を担い、具体的にどんな成果を上げているのか、また創業については業種を限定することなく支援することの必要性について質問をさせていただきました。産業支援センターに対する市民の期待は、大きいと思いますので、時代のニーズを的確に捉え、効果的かつ実効性の高い取組を評価してもらいたいと思います。そのことをお願いしまして、この質問も終わります。 次に、美作大学の答弁をいただきました。美作学園から公立化に関する要望書は届いているのか、届いていないのか、端的に答えてください。要望書の提出もないのに市の財政を危険にさらしてまで公立化を進める意図が全く分かりません。これまで市長が選挙などでお世話になった理事長への忖度だと、一般市民は思っても仕方ないと思います。答弁をください。 各施設の老朽化を改築や改修をするのは、どこの施設でも当たり前の話です。そんなことは聞いとりゃあしません。なぜ公立化の話が出ると、次から次と新築や改修をするのですかと聞いとんです。そして、その負債を津山市に押しつけることはないのですか、津山市民は許しませんよと言っているんです。津山市と美作大学の双方が抱える課題の解決に向け連携すると答弁されたのですから、次から次と新築、改修の理由、その負債は公立化により津山市に借金になるのか、お答えください。 道路改良工事関係について答弁をいただきました。いつもですが、私の質問に正面から答えていません。 質問を変えます。 市長は、津山市が財政再生団体になるのではないかと心配したことがありますか、これを聞いたらこの質問は終わります。答弁ください。 私は、この質問をする前に、必ず鶴山公園へ行って上から美しい城下町を眺めてこの景色を絶対守ると自分に言い聞かせて質問をします。市長、津山の城下町は本当に美しいまちです。観光客に誇れるまちです。もう多くは言いません。この城下町を壊さないでください。お願いです。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) まず、太陽光発電会社の方と飲食店で同席をしたことはございません。 次に、美作大学公立化に関するお尋ねです。 学園から書面での要望はありませんが、そもそも公立化の検討は大学を一方的に支援するために行っているのではありません。拠点都市機能である大学や高専など高等教育機関の発展は、地域の発展と表裏一体であるとの認識の下に、学園からの要望があるないにかかわらず、市としてその維持や発展に向けて検討すべきであると考えております。 美作大学の施設についてですが、先ほどもお答えをいたしましたとおり、学園自身が各施設の老朽状況を判断をして必要な整備を行っているというふうに考えています。 なお、大学施設の中でも特に大規模で美作大学のシンボル的な建物であります100周年記念館の竣工は、公立大学の検討が始まる前の平成27年度でありまして、一連の整備と公立化の議論を結びつけることには無理があるというふうに思います。 次に、整備に係る負債につきましては、現段階では公立化に関し、事業計画や資金計画等を含め、決定している事項はございません。 最後に、本市が財政再生団体になる心配をしたことがあるのかとのことでございます。 現在、お示しをしております長期財政見通しからは、財政再生団体になるとは考えておりませんが、今後、将来を見据えたまちづくりを推進するに当たりましては、様々な施策の実施による実質収支や公債費負担への影響を見極めることはもとより、さらなる財政構造改革による持続可能な財政運営の確立に努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(津本辰己君) 6番、政岡大介議員。
◆6番(政岡大介君) ありがとうございました。太陽光発電会社の方と飲食店で一度も同席したことはないと確認をさせていただきました。この議会で何回も高額接待は受けてないと答弁されました。市民の方は、しっかり聞いています。情報提供者がどのように動くのか、しばらく見てみたいと思います。この3月議会でやり取りされたことは鮮明に記憶しておきます。 次に、美作大学の答弁をいただきました。一連の整備と公立化を結びつけることは、無理があると答弁されました。無理は承知で質問しています。なぜならば、現在美作大学の施設整備に係る負債は学園が負っていますが、市が大学を公立化した後も、学園は負債の償還を続けてくれますか、そんなことはあり得ません。その負債は市民の借金になるんです。これだけではありません。まだ耐震化が済んでない校舎はどうするんですか。これも市民に負わせるつもりですか。市長は、美作大学の公立化は市民全体の利益にかなうと答弁されました。学園救済をしようとする気持ちは非常に強いようです。市長の目線の先にあるのは、市民ではありません。美作学園とその理事長です。高等教育機関の発展とか、耳障りのいい話はもう結構です。中身です。これほど大きな負債を津山市は受け止められません。市民の皆さん、今後の動向をどうか自分事として注意深く見ていてください。 最後に、道路改良工事は莫大な財源が必要です。一度市長の頭の中を真っ白にして、この改良工事を始めるとどれぐらいの財源が必要か、どの町並みが壊れるか、津山市の借金は幾ら増えるのか、冷静に考えてみてください。何度も言いますが、私は若者や子供たちに借金を残したくない、これは皆さんと同じだと思います。 最後に、津山市のすばらしい城下町を壊さないことを強く強く訴えて、3月議会での私の全ての質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で6番、政岡大介議員の質問を終わります。 〔7番河村美典君「議長、関連」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 7番、河村議員。
◆7番(河村美典君) 1点お尋ねをいたします。 太陽光発電のことが出てまいりましたので、先ほどの政岡議員の質問の中にもあったように、30年2月に市長が初当選をされ、その後、加茂の風力発電が動き始めます。そして、その5月ぐらいでしょうか、から次第に田邑の財産区等に関わる太陽光ソーラー発電の建設がまた動き始めます。その時期を相前後をして、本市の中に地域に根差した新しい電力会社です、地域で生まれたエネルギーを地域で消費する仕組みをつくるために、地域の経済界が手を取り合うことで立ち上がりましたというお話の下に、一つの電力会社が作られています。この存在のことについて、市長は御存じだったのでしょうか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 会社の具体名をお教えいただけますでしょうか。多分美作の国電力のことでしょうか。美作の国電力とこの太陽光発電との関連性ということなんでしょうかね。 〔7番河村美典君「こういう会社が出来ていたのを御存じでしたかという」と呼ぶ〕
◎市長(谷口圭三君) いえ、存じ上げていません。
○議長(津本辰己君) 次の質問を許可いたします。 25番、河本英敏議員、登壇。
◆25番(河本英敏君) 〔登壇〕 議長の御指名をいただきましたんで始めますが。 さて、その前に、今年の年明けから選挙もにぎやかになりまして、3名で戦ったわけでありますが、谷口市長が2度目の当選を果たされ、誠におめでとうございます。 ただ、私から1つ、これからの4年間に1つ考えてほしいということを私なりに持っておりますので、聞いていただけたらというふうに思います。 1つは、今回の投票結果、3名で分けて当選をした方が1人ですから、その残るお二人の票を集めると、ほとんど変わらないという、出ていくわけですから、ほとんど変わらない。非常にいわゆる厳しい選挙だったというふうに考えております、このこと。 それから、市長が投票率が低かったという話も今日ありましたけども、この投票率の低さにも私ども市中を歩いてみて、市政に対する無力感というんですか、期待感のなさが市民の中の階層によって大きく差があったというふうに考えております。 まあもう一つ、一般市民の中から、これは多少どうかなあというような声もあったわけですが、特別な方としか話はしてないと、自分たちの庶民の声は聞いてくれないというような声があったということが非常に印象に残っております。そうしたことをこの4年間、市政に当たって考えていただければというふうに思っております。 さて、質問に入らせていただきますが、昨年の3月議会でも私は質問いたしました。加茂の桑原地内においての森林開発、そして太陽光発電施設をするということで造成をされた。その後の現地はどのような状況になっているのか、地元の方からお聞きしました。造成された場所に現在は広葉樹の苗が植えられているということであります。聞くところによると、四国の日本エネルギー総合システム株式会社から元の所有者であるM林業有限会社に所有権が戻っているようであります。その原因を御存じでしたら、御説明ください。 令和3年9月15日付の国土問題の調査報告書がこちらに返っておりますが、地元へ返っておりますが、研究会の報告書が返っておると思いますが、その存在を当局は御存じでしたらお答えください。その内容もできれば教えていただければというふうに思います。 桑原町内会が開発地域の土砂災害危険度評価とその対応策について提案を求めた調査だったというふうに聞いておりますが、その内容についてもお答えをいただければありがたいというふうに思います。 改めて、お聞きいたします。 開発されたその周辺、岡山県の資料によれば、広い地域や土砂災害警戒区域、一部には土石流特別警戒区域に指定されていると聞きますが、この地域での発生が心配される災害の具体的なものを御説明ください。 次に、会計年度任用職員制度についてお尋ねをいたします。 地方公務員法、そして地方自治法の一部改正があって2年となりますが、この制度が実施されて人事や自治体の仕事の面でのメリット、デメリットはどうですか。 3番目に、田邑での太陽光発電事業に関わる市長や市議に高額の接待、金銭の授受も視野にと、私は思っております。12月議会の質問で、SPA!に対し、市長は東京地方裁判所に提訴し、訂正記事の配信を求めているとの答弁でありましたが、市民も強い関心を持っていますので、その裁判のどのぐらい進んでいるのか、お答えをいただきたいというふうに思います。 あとは登壇終わりましたので、自席で質問します。よろしくお願いします。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 河本議員の御質問にお答えをします。 記事の訂正等を配信事業者に求めた提訴についてであります。 係属中の事案でありますので、審理過程の具体的な内容についての答弁は控えさせていただきますが、私はこれまで高額接待を受けた事実はなく、疑惑そのものが存在しないので、こうした事実に基づいて必要な主張を行ってきたところです。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 会計年度任用職員制度についてお答えいたします。 会計年度任用職員制度は、旧制度による臨時、非常勤職員の任用や勤務条件等の明確化と適正化を図るために導入されたものです。 人事管理面では、身分や勤務管理上の取扱いが全国統一的に整備されたことで、より一層効率的な運用管理が行えるようになっております。 処遇面では、介護休暇、不妊・不育治療休暇、育児参加休暇をはじめとする休暇制度を新たに導入するなど、労働環境の充実を図っております。 なお、制度移行による特段のデメリットは生じておりません。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 旧加茂町内の山林開発に関する御質問にお答えいたします。 まず、山林の所有権につきましては、昨年8月に地元町内会から所有権が移転したとの情報提供がありましたが、原因については分かりかねるところでございます。 次に、御指摘の研究会によります報告書は、開発地の状況等への見解が記載されたもので、これを受けて町内会から事業者に対して防災工事等を求められたものと理解しており、回答の有無は把握しておりませんが、民間事業でありますので、本市が介入することはできないとの認識でございます。 なお、この研究会の位置づけ等は把握しておりません。 また最後に、どこで、どのような災害が発生するかにつきましては、想定が困難というふうに考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) この際、25番、河本議員の再質問を保留し、しばらく会議を休憩いたします。 再開は午後1時といたします。 午前11時53分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後0時59分 再開
○議長(津本辰己君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 25番、河本議員の再質問を許可いたします。 河本議員。
◆25番(河本英敏君) 質問の順番を1つ変えさせていただきたいもんです。最初に、市職員の採用についてという、このほうにさせていただきたいというふうに思います。 さて、新聞には度々御存じのように、会計年度任用職員の確保が、募集がよく出ておるんですが、確保が難しゅうなっているのかという感じがするんですが、どのような募集を行っているのでしょうか、どのような方法というか、考え方も含めて。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 会計年度任用職員の募集方法といたしましては、ハローワークへの登録のほか、広報紙や新聞、ホームページへの掲載、エフエムラジオ及びテレビ津山などでの周知を行っております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 以前の嘱託職員さん、それから臨時職員さん、非常勤職員さんの募集と比べて採用面での負担が軽減されていますでしょうか。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 会計年度任用職員の採用試験につきましては、従前から職種等によって各職場で随時に行う場合と人事課が一括して行う場合とに分けており、状況に応じて必要な工夫を加えながら実施をいたしております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 津山市の出産・育児等に関する条例の規定では、改正後どのように運用を行われておりますか。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 会計年度任用職員に係る育児休業の取得要件を緩和し、令和4年4月1日以降は在職期間に関係なく取得することが可能となります。 また、育児休業を取得しやすい環境づくりのため、制度の周知や取得意向の確認、相談体制の整備などの措置を義務化いたします。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 会計年度任用職員の採用は、国の制度の関わりで、それぞれの自治体が多少の裁量権もあるように聞いとんですが、どこまであるかは別として、そういう方たちが安定して働けるような処遇の改善、働けるという、処遇の改善というようなことも、今後は行政の立場、働く人の立場を考えて、少しでも考えていっていただければということをお願いをしておきます。 以上です。 次に、旧加茂町地内の桑原地区における森林開発の問題でありますけども、国土問題研究会の調査報告では、詳細に結果の報告をされています。市長は、これまで市民の安心・安全を担保することが何より大切というふうに、私は聞いておるわけでありますけど、この報告書を市長はどのように受け止めておられるでしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 先ほど農林部長が御答弁申し上げましたとおり、民間による事業でありまして、市が介入することはできませんけれども、私としましては当事者間での円満な対話を望んでおるところであります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 内容についてどう受け止めでしょうかと聞いたつもりなんで、内容について目をもし通しておられるとしたら、内容についてどう捉えたかということを答えていただきたいと思うんですが。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 申し訳ございませんが、内容を熟読をしているわけではございません。民間による事業で、先ほども申し上げましたように、市が介入することではございませんけれども、当事者間での円満な対話を望んでおるという、先ほどの答弁のとおりでございます。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 先ほど登壇での当初の御質問に対してお答えしましたとおり、御指摘の研究会による報告書は開発地の状況等への見解が記載されたものというふうに理解をしてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 簡単に言うと、なぜ災害が心配される場所で、開発があれだけの面積が開発されたんかなあ、開発そのものが進んでしまったんかなあ、いろいろと理屈はありますけども、そのことについてお考えをいただければというふうに思います。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 開発地の工事に伴います法令上の手続に関しましては、適切に履行されております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 市としてそういう災害の心配が、特に地元の住民の皆さんから出されておるわけでありますから、特に地元の方たちは過去の災害の実態も知っておられる方たちからいろんな意見が出ているわけであります。市としても、多少この問題がどうしてこのようなことが起きたのか検証する必要があると、私は考えますが、農林部長はどのようにお考えですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 法令上の手続をクリアをし、土砂災害警戒区域にも該当していないということでございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 昨年の3月議会では、工事の監督の立場にないんでというふうな話であったんですけれどもが、災害の前兆となる兆候や排水対策の不十分なところがあったりして、災害発生につながりかねないと、地元の関係者は心配しておられます。開発業者への話合いの申出も度々行っておられるはずでありますけども、全く応じられていないと、このこともあって署名活動をされておるようでございます。 市として、どこまでそうしたことを把握されておるのか、どう対応しようとしておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 先ほども申し上げましたとおり、地元町内会から事業者に対しまして防災工事等の依頼をされたとの情報は得ておりますが、民間事業でありますので市が介入できない事案ということでございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 幾ら言ってもあれなんですけど、これも部長にお伺いしてもいいと思いますけども、大災害が今のところ起きたということでもありません。ただし、非常に古い地層が上に出ておって非常に風化が進んだ真砂土の状態を見ると、雨の降るたびに地元の方たちは心配しておられます。大雨でなくても、雨そのものを心配する、また大雨でもなれば心配で寝られないという心配をされておる方もあるわけであります。市は、こうしたことに対してどんな対応ができるのか、可能なのか、お答えいただければ。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 繰り返しにはなりますが、市といたしましては民間事業でありますので介入することができないということになります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 余談事になるかもしれませんけど、市が許可したということじゃない、届けがあって届けを受け付けたというのが基本的な姿勢だろうとは、私も理解しますけども、そういう災害が起きかけた、そういう兆候も見られたというのは、御存じなんでしょうか、これは通告はしておりませんけども。御存じなんですか、部長。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御指摘の災害の兆候に関しましては、把握はしておりません。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 部下のところに私はそういう情報が入って、また業者の方も心配をされて土砂の撤去などをされておるということを、私は聞いておるんですが、事実じゃないんですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 大雨が降った後などに現地の状況を職員が確認しに行ったということに関しましては、9月定例会の際にお答えを申し上げたとおりでございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 再の7に入らせていただきたいと思いますが、実は伐採届には桑原の391番地と書かれているわけですが、隣接の土地が境界が確定していないということなんですけれども、私はこの承諾の必要があるというふうに思うわけでありますが、その辺はどのような形で確認されとんでしょうか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 筆界未定地の伐採等に関しましては、法務局の切絵図等で境界が確認できれば必ずしも同意は必要ではありません。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 公図という表現を使われたんですが、公図があそこにありますか、測量後の国土調査で。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 伐採届の提出に当たって切絵図を法務局で閲覧、コピーなどして確認をしてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 絵図と公図の違いを教えてください、では。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 私の理解では、切絵図というのは公図に含まれるものというふうに理解をしてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 改めてお伺いしますけども、それが今の国土調査に見合うものというふうに理解していいんですね、じゃあ。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 公図に含まれる切絵図と法務局にある切絵図ということでございますので、境界等がそれを確認して明らかということであれば、そういった判断もできようかというふうに考えてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 部長、そういうふうにそのまま答えられると、聞かにゃあいけんのんですが、公図、つまり現地と絵図がぴったししているというふうに認識しておられますか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 公図、切絵図に示されている境界というのは、図面上明らかになっておりますので、現地と一定程度照らし合わせることは可能というふうに考えてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) そこでもう一つ聞きたいんですが、地権者が何ぼ広くても筆界未定地は何筆あろうとも真っ白で、それを含めて。番地だけ書いてあるはずなんですよ、公図には。国土調査のときにできてねえわけですから。その中で、隣の人はなくても、その中のその白い何も書いてない番地しか入っていない中の方の、どこが、どう違うかというのは分かってないはずなんですよ、簡単に言うと。ということは、地権者以外の白い中の地権者の了解が取られて初めてその中をいらうことができるんじゃないかと、私らはそういうふうに教えられてきたんですが、どんなんでしょうか。地権者の、今開発された事業者の方以外の所有物もあるはずなんです。その方の了解を取られていますか、どんな形で。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 先ほども申し上げましたが、切絵図等で境界が確認できれば、隣地所有者の同意は必要ではないということでございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) ありがとうございました。今の部長の確認できればということなんですが、それが正しいかどうかというのは、私は疑問に思いますよ。私どもも国土調査の後でさえもいろんな問題が残ってもおりますけども、そういうことがどこかに書いてあるんなら、またその資料いただきたいということを申し上げておきます。 9番目なんですが、了解は本来書面でされて、未定のところをつつく場合は相手方から了解を書面で出せというふうに私らは今までは言われてきたし、してきたというふうに思うとんですが、そのことについてどうでしょうか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 先ほども申し上げましたが、切絵図等で境界を確認できれば、隣地所有者の同意は必要ではないということになります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 面積が1ヘクタールを超えない限り、伐採届だけでいいということになっておるんですが、今回の届出は。伐採後の土地利用についてもということは、何でも3,000平米以下だったら、1ヘクタール以下だったら何でもありということになるんですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御指摘の開発地につきましては、法令上の要件を満たしているとの認識でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) それで、ちょっとこれも元へ戻っての話なんですけども、開発場所はどこからどこまでになるわけですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 伐採届に記載をされた箇所でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) はい、分かりました。 さて、伐採届があったところだということなんですけれどもが、あの現場の状況は進入路部分も上がっていく、実際に問題に最初なった場所へ行くまでに、進入部分も山林であったと、もう木が生えておったということで、地元の方と現場を歩かせていただいたときに、木を切った株の上に真砂砂が載せられて道路というふうになっておるところもあったし、そういうようなことを考えると、中断部分の一部も利用されていて、この中断部分は、昔、畑をしておったという話を聞きました。昭和30年頃に植林をされて山林化しておったと。その一部には、墓石もあったりして、その伐採後重機で押したもんだというふうに、私は聞いておるわけですが。これらの部分も伐採して整地してあればじゃな、開発したことになるんではないですか。 この国土調査問題研究会の調査では、全体を捉えて1ヘクタールというふうに指摘がしてありますが、市は現場をどう確認したんですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 伐採届や公図を確認し、1ヘクタール未満という認識でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 私は、1ヘクタールということがもし本当なら話は大きく変わってくると、御存じのように、思っておるんですが、先ほどのお答えではそういうふうにはなってはないんですけど、1ヘクタールを超えておったらどうなるのかということを改めて聞いておきたいというふうに思います。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 先ほど申しましたとおり、開発地は1ヘクタール未満であることを確認しておりますが、仮に1ヘクタールを超えていれば開発申請等が必要になるという理解でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 国土問題研究会は、国の諮問機関というふうに聞いておるんですが、それも事実かどうか分かりませんけども、その報告書を市長はどのように受け止められて、先ほども聞きましたけども、そういう権威が私たちはある研究機関だろうというふうに聞いておりますんで。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 私のほうでお答えします。 先ほども申し上げましたが、民間による事業でありますので、本市は介入することができない、こういう認識でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 私は答弁になってないというように思うんですが、もう一度答えください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御指摘の研究会の報告書に関しては、最初に申し上げましたように、開発地の状況等への見解が記載されたものということでございますが、先ほど申しましたように、この事業に関しては民間の事業ということで市は介入できないということでございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 私、頭が悪いんで、そうおっしゃっていただかにゃ、何を答えてもろうたか分からんということだけ申し上げます。これまでも再々中川部長からはそういう答弁いただいておりますんで、どうぞよろしくお願いします。 では、開示された伐採届には皆伐とももちろん書いてありました。届けの3の(3)には、森林以外の用途に使う場合はということで、その用途を記載をする欄がございますけれども、ここが黒塗りになっておったんですけれども、なぜ黒塗りにされておるんですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 行政文書の開示請求者に対しまして一部開示となった理由を付して通知をしてございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 災害の発生が私は心配されるというふうに思うておりますし、地域の皆さんもそう思うとられる。なぜそういうふうに考えておるかというと、その周辺が災害の心配される地域にあるし、その指定をされている部分もある。地域の人たちは、隣接するところであるんで何が起きてもおかしくないと。そんなところが開発されてしまったわけですよ。今後、このようなことがないようにというのは、関係者の願いだろうと私は思うんですけども、こうした工事は、それでそこで造成がされるいうことに当たっては、災害防止のために何らかの話合いとか、方策、それらの開発の方策等について考えたり、方策を設けることが私は必要ではないかというように考えるんですけども、どんなんでしょう、市長、そういう二度とこういうトラブルのないようにということにはなりませんか、考えが、何か市長の英断を求めたいと思うんですが。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 今後も法令に沿って適切に対応してまいりたいというふうに思います。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 法令になければできないという、いつもの答弁でありますけども、市長、役所はそれでも通るんでありましょうけども、そこに住んでおられる方というのは、法令だけで生きちゃあおりませんから、毎日心配事で生きておるんです。そういう意味では、そこへ少しでも行政のトップである皆さん方、津山市をより住みやすい場所で安全な場所にしていこうという掛け声はあっても、そうしたことに耳を傾けないという姿勢はおかしいんじゃないかということだけお話ししておきます。 改めてお聞きしますけども、市は工事の指導や監督の立場にないんで、賠償責任のことやこうは答えられんというふうなことになるというふうに、これまで答えておられるんですが、そういうことになりますか。もう一遍だけ聞いときます、そりゃあ。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 繰り返しにはなりますが、民間事業でありますので市が介入できない、そういった事案でございます。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) ちょっと17番、私ちょっと言い方が混ぜてしもうたんで、中川部長、私は17番を聞いたつもりが12番を答えてくださったんで、同じことなんですけどなあ。同じことを答えとんで、それでしょうがないんかなあとは思うたんですけど、改めてそう言われると、がっくりきたというのが、本当に市民の生活考えてくださっとんかなあというふうに思うたんで。 さて、ほんなら19番に移りますが、五輪原での風力発電事業について、当然災害の誘発になるような工事はないとは思いますけども、自然環境の保全を第一に、そういう自然災害につながるようなことがないということを第一に、行政は工事の監視をしてほしいというふうに思いますが、部長の御答弁をお願いします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 環境影響評価書に定める事業者による事後調査結果の定期的な報告のほか、必要に応じて工事の状況について報告を求めてまいります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 事業は計画どおり進んでおられるんかなあというのを聞いときたい、ちょっともといもとい、ごめんなさいね。 そうです。事業がスムーズに進んでおるんかなあということを、計画どおり、聞いておきたいというふうに思いますが。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 事業者からは、当初の予定では昨年11月から工事を開始すると聞いておりましたが、現時点ではまだ着工には至っていないと聞いております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) ちょっと1つ残しておったんがあるんで聞きますが、ちょうど開発の直下に位置する90歳を超えるおばあさんがおられたんですが、その方の話では、昭和32年に嫁に来て以来5回も土砂崩れで家の中に土砂が入ったと、雨が降れば寝られんのじゃと、こうした体験談がなぜこの開発に伴って生かされなかったのかなあということを、知らん言われりゃあそれまでなんですけども、聞いておきたいというふうに思います。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 繰り返しになりますが、民間の事業でありますので、市が介入できない事案ということになります。 〔25番河本英敏君「それではですね、あの」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 発言許可を受けてから発言してください。 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 昨年起工式がありました。五輪原での風力発電での起工式、大きい事業となりますけども、この事業は。当然災害の誘発につながるような工事じゃないかと考えます。工事は、非常に急峻な場所が多いはずです。災害防止に頑張っていただくことを、どうしてもお願いしとかにゃいけんということでありますけど、先ほど答えていただいたということになりますので、これはよろしいですけども。 間もなく春を迎えます。事業計画どおりに順調に進んでおるのでしょうか。
○議長(津本辰己君) これは答弁済みじゃなかったかな。 〔25番河本英敏君「答弁済んだかな」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) ほんなら再度。 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 先ほども答弁させてもらいましたけども、事業者からは当初の予定では昨年11月から工事を開始すると聞いておりましたけれども、現時点ではまだ着工には至っていないと聞いております。 〔25番河本英敏君「はい、すみませんでした」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 関係者や関係住民の説明会は済んだというふうに聞いておるんですが、済んでおりますか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 関係住民への説明会につきましては、実施したと聞いております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) したということは、私もほかの方からも聞いたんですが、十分理解が得られているということでしょうか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 説明会において地域住民の方から要望のあったものにつきましては、事業者において再度協議し、結果については再度説明を行うと聞いております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 行政への苦情や、へのと言うちゃあいけんですねえ、行政へ苦情や反対の声は届いていませんか。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) 一部の住民の方から通行規制や電磁波への不安の声をお聞きしましたが、その都度事業者に伝え、対応をお願いをしております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 太陽光発電に移ります。 少し残ったような気もするんですけど。よろしいですか。 市長は賢い方であります、私は若いときからお目にかかっておりますんで。ただ、あなたは自分のことをよう覚えているはずなんですけど、時々、せんだってもそうですし、先ほどの会社の話もそうなんですけども、知っておられるのに承知ないというふうな話もあったりしますが、これは余談事。 6月2日土曜日に、谷口市長と〇〇市議会議員、そして元県会議員の岸本さんと会食をしたと。これは業者のメールであります、やり取りでありますけども、業務報告によるもんでありますけども。そういうなんを、太陽光発電の関係で入手しておりますけども、これはおっしゃられ、御存じのようにSPA!に掲載されたもんであります。とてもこの会食がよい雰囲気であったと、非常に和やかにできたんだろうというふうに思いますが。 それで、土曜日の夕食を済ませて、月曜日には津山市へ本年度の地代を振り込みますというふうな内容であります。その最後に、その後に、予想外の速さで物事が進みましたので報告しますと。業者の名前があったという、これは度々皆さんから聞かれておると思いますけども、事実でしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 私は、高額接待や便宜供与に関与した事実は一切ございません。 〔25番河本英敏君「はい、そうでしょう。そうでしょうねえ。で、もう一つなんですけど、また」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 発言、ちょっと待って。 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 8月26日のネットのもんでありますけども、元県議さんに5,000万円、そして地元の市長さんに高額の接待、そういうものが載っておったわけであります。このことに対して、市長は御本人でありながら、なぜ、はいとか、いいえとかが言えないのかなあというふうに思うて、どちらが事実なんか分かりませんけども、裁判をしておられるということで逃げておられるんかなあというふうに思うわけですけども、結論が出るまでは無罪だという方もおられますから、当然のことであります。そこらをはっきりしていただければ、話も市民も分かりやすいんではないかというふうに思うわけですけど、どうでしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 口頭弁論や弁論準備手続の具体的な中身を公にすることは、訴訟審理への影響も懸念されることから答弁は控えさせていただいているものであります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 田邑地区の中には、現状を知らない方もあって、新しい情報の共有がされるよう田邑財産区の皆さんに伝わっとんかどうか。そういう意味では、工事の現状はどうなんでしょうか。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 現地で予定しております6つの調節池のうち4か所が完成、残り2か所については本年5月完成予定と聞いております。 〔25番河本英敏君「工事はですね、今」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 発言者に申し上げます。 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 工事は予定どおり進んでいますかということを聞くんですけど、今、先ほど池のことはあったんで、そのほかのほうはどんなんでしょうか。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) まずは、太陽光発電パネルを設置する前に調節池の工事が予定されております。そのことを先ほど答弁をさせていただいております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) また、市長に気分悪うされちゃあいけんのですけども、私が12月議会で1杯のコーヒーからという話をさせていただきました。1杯のうどんの話をしました。市長は、高い倫理性を求められるということをおっしゃっておられるんですけども、答弁は確かに100点満点でありますけども、答えを聞いた方や読んだ方、そんな方たちからは、火のないところに煙は立たないよなあと言われるようなことがあるんですけども、市長はその方たちにどう答えられますか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 以前も申し上げたと思いますけれども、やはり全体の奉仕者として高い倫理観を持って、そして公正に行動しなければならないというふうに考えております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) ところで、昨年契約を、総務文教委員会でいろいろと議論がされて契約をし直されたということになったんですが、どういう事情があったんでしょうか。
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 昨年10月の総務文教委員会からの御意見も参考に契約内容の見直しを行い、12月1日に田邑財産区と岡山津山ソーラー合同会社の間で地上権設定契約を締結しております。 契約変更のポイントは、まず自然災害等への対応として、事業者に対し、事業期間中の保険加入と国の太陽光発電に関するガイドラインの遵守を求めております。また、破産、民事再生等における場合の契約解除規定及び事業終了後の設備の適切な撤去、処分に向けた積立てを義務づける内容を契約に追加をいたしております。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 私は、総務文教委員会の皆さんにも御苦労をかけたんだなあと、本当に大切な法改正もあったと言いますけども、非常に大切なことだろうというふうに思います。将来に大きな、これがなかったら、できなかったら大変なことだったなあというふうに思うとります。 7番目なんですけども、この開発計画をめぐっては、SPA!やZAITENなどの記事の中に、元県議さんの名前、5,000万円とか、こういう接待があるとかということを近藤議員が質問をされたわけであります。その中には、お金の授受もという発言もあったわけであります。そういうことになれば、世間では許されるものでもありませんし、このことをどのように受け止められますか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 断片的な事実とでも申しましょうか、それを作為的につなぎ合わせて、そしてありもしない事実をあたかもあったように記載をされた記事でありまして、法的措置を通じて私は是正を求めているところであります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) 法的措置もいいと思いますし、当然だろうと思いますけども、であれば名誉を大きく傷つけられているわけですから、その記事の訂正だけで済まされたり、わびの記事だけで、私は済まされる、そのことがおかしいんじゃないかと。要は時間稼ぎではないかと取られても、私、仕方がないというふうに気がしているわけであります。そのあたりの、市長、もう少し考えていただいて、はっきりとした姿勢を示すことが市民にとっても、ああそうかやっぱしそういうことはなかったんだなあというふうに思うてもらえるんではないかというふうに思うわけでありますけれども、どうでしょうかねえ。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 時間稼ぎをしているわけではございませんで、今回の訴訟は記事の内容が、例えば時期的に、例えば選挙とか、そういうことももう非常に影響を及ぼす可能性があったということもありますので、まずは記事の訂正を求めることを最優先に、的を絞って私は対応したということでありまして、今後の推移によってはあらゆる選択肢を排除せずに対応する方針であります。
○議長(津本辰己君) 25番、河本議員。
◆25番(河本英敏君) これで大体終わるわけですけども、実は皆さんもう一度執行部の皆さんにお願いしたいことがあります。 今日お話をさせていただいて、その答弁の中に、市民に思いやるというその感じが全く感じられません。前回の質問のときは、思いやりを持って市民の皆さんに寄り添ってほしいということを度々申し上げて、できることはしていきたいと、担当部局は地元のことにていろんな形で仲介の役を取るというお話があったわけでありますけども、私は法で縛られておるのは事実でありますけれど、皆さん、しかし法でできないところをしていくのも、私は地方自治の行政の仕事ではないかというふうに思います。それは、条例もできるわけですから、こうした問題を起こすと思うことがあれば、それに対して市民の皆さんと一緒に新しい約束事をこさえて、皆さんと一緒につくっていく、それをお互いが大切にしていくというような風土をつくっていくことが、谷口市政がこれから4年間でしていくことじゃないかというふうに思いますが、谷口市長、どうでしょうか。
○議長(津本辰己君) 時間も超過しておりますので、時間外の新たな質問については認められませんので、これで質問を終結をいたします。 〔25番河本英敏君「ちょっと待ってください、議長、議長、時間は出たですけども、時間内に始めとります」と呼ぶ〕
○議長(津本辰己君) 認めません。 以上で質問を打ち切ります。 以上で25番、河本英敏議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 8番、中村聖二郎議員、登壇。
◆8番(中村聖二郎君) 〔登壇〕 失礼します。日本共産党の中村です。今日この場に立って質問ができることも、平和であればこそです。北京パラリンピック開会式で、パーソンズ会長は最後に、世界に向かって「ピース」と発信しました。今まさに世界の声です。人の世に平和を、子供に未来を。 質問に入ります。 まず、市長の第2期目を迎えた基本姿勢について、幾つかお尋ねします。 これまでに何人かの議員さんが質問をし、答弁も出ていますが、できるだけ重複をしないように質問しますから、よろしくお願いします。 2月6日の選挙で、谷口市長は再選されました。そのことが、市民にとって、職員にとって、よし悪しの判断は、市民それぞれと思われますが、いわゆる谷口市政の2期目が始まったわけです。これからの市政運営で一つの課題だと思いますが、市長と職員という関係をどのように見るかということですが、谷口、近藤、2つの選挙のスタイルを見ましても、谷口市長に対して強い励まし、期待の声もあるようですが、一方ではかなり多数の意見、考えとして、あまりにもひどいトップダウン方式でついていけないと言われる方もおられます。誰がなっても好きと嫌い、支持と不支持があるのは当然ですが、少し異常ではないかと思えるほどの批判的意見を耳にしました。市政運営において、市長と職員は車の両輪と言っても過言ではありません。 その点で言いますと、残念ですが、市職労の動きも含めて、市役所内部から、身内から、谷口市政にノーを突きつけられたのと同じではありませんか。保守陣営を見るときに、善意の保守と保守反動と大別して見るようにしていますが、これは中村の勝手な思いではありますが。市長当選の翌日、2月7日月曜日には、登庁セレモニーですか、ありました。そのときの様子を見まして、中村が強く、大きく疑問に思いましたのは、笑顔がない、表情が暗い、硬い、戸惑いのようなものを感じているのかなと思いました。谷口市長、再選おめでとうございますと、心より歓迎する職員がどれほどおられるのかなと、疑問符がつくものでした。このことから、中村が勝手に判断したことですが、職員の大多数はまた同じようなやり方がこの先4年間続くのかと、つらい思いをしているのではないかということです。 そこで、市長、失礼な質問になりますが、こうした物の見方、考えがあるということについて、どのように受け止めて考えておられますか、お答えください。 続いて、津山市消防団の活動の在り方などをお聞きしますが、初めに消防団の皆さんの毎日の活動、市民の財産と命を守る大切な活動をなさっていることに敬意を表します。 さて、具体的な質問ですが、近代社会になって個人情報の保護、プライバシーの尊重という課題と情報公開の原則、国民の知る権利と半ば相反することが同時進行のような形で世の中が動くという妙なことになっていますが、津山市消防団条例の第5章服務規程の第12条の5として、職務上知り得た秘密を他に漏らしてはいけないと、まさに一般的に最近ではどこの条例、規程でも書かれている規程があります。この消防団が職務上知り得た秘密というのは、具体的にどんなことなのか、何が秘密で、何が秘密でないのかを明確にお答えください。 具体的な問題としまして、どこかで火災が起こる、災害が起こる、災害注意報が出される場合とか、誰かが行方不明となり、警察も含めて公開捜査となり、消防団にも捜査協力依頼のようなものが出される、こんなケースの場合、この守秘義務というのはどこまでのことが許されて、何と何を消防団員へ徹底するのか、家族などに話し合うことが許されないのか、守秘義務違反になるのか、消防団員の人にお聞きしましても、分からないと言われました。そもそも火災とか公開されている捜査協力依頼などの課題で、およそ守秘義務というのは違反だとする行為はないのではないかとも思いますがいかがでしょうか、併せてお答えください。 以上、登壇での質問を終わります。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 中村議員の御質問にお答えをいたします。 市長と職員の関係についてのお尋ねです。 職員は、最前線で住民生活を支え、まちづくりを直接担う存在であり、市政運営の原動力だと思っております。よりよい未来を切り開くためには、かじ取り役である私と職員が目標を同じくする必要があり、職員からの提案や対話などを通じ、課題や方向性の共有を密に図りながら、一丸となって取り組んでまいります。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 消防団員の守秘義務についてお答えをいたします。 消防団員の守秘義務については、条例で定めており、規程中の秘密とは一般的に職務上知り得た公になっていない事項であって、実質的にもそれを秘密として保護するに値すると認められるものを言うと解されております。 どのような事実が秘密になるかについては、個々の事実に即して判断することとなります。 火災や行方不明者など、報道機関や捜査機関が公開している情報は、公に知られた事項であることから、市条例における職務上知り得た秘密には該当しないと認識しております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 再質問の最初は、消防団についての再質問を最初1問させていただきます。よろしくお願いします。 ある人が行方不明という例で、再質問しますが、常識的に考えまして、行方不明になった人の家族から、警察か消防、あるいは津山市に捜査依頼といいますか、探してほしいというお願いがあり、公開捜査になるのではないかと思いますが、そのときに津山市消防署団への徹底方法は、今の時代ですから、いわゆるLINE、メールで事の次第を各分団長でしょうか、発信する。そして、それを受けた分団長が各部長さんに送る。そして、部長が個々の団員へ連絡するというような方法と思いますが、そのときに送られたLINE、メールというのは、守秘義務として、他に送ったり、話したりしてはならないことが書かれているのでしょうか。何よりもそんな行為をしたら守秘義務違反となるものなんでしょうか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 各消防団員へは、電話やメール等を使用して報道機関等が公開する情報を基本といたしまして周知を図っております。したがいまして、各団員へ提供するそれらの情報は、職務上知り得た秘密には該当しないと認識をいたしております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 消防団への再々質問は後に回しまして、基本姿勢についての再質問に戻ります。 先ほど答弁いただきました。誠にすばらしい思いです。市長の人柄が見てとれます。市長と職員が目標を同じくすることの大切さを述べられましたが、言葉としては間違っていないと思いますが、実態はどうか。職員からの提案、さらに対話、これらが市長らトップの人と幹部職員、あるいは中間幹部職員、全体職員というように見てみますと、特定の人とは密な関係が生じているようですが、広い意味でそうなっていない部分がある。意に沿わない幹部職員など、気に食わない職員に対しては、上からの目線、私の言うことを聞け式のトップダウンがあるとよく耳にしますが、かじの取り方といいますか、かじの内容、方向によっては、全く違う結果を生む場合もあると思いますが、その点はどう思われますか、お願いします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 市政運営に当たりましては、各種会議での議論やそして個別協議などにおいて、職員の意見をしっかりと聞いて、そして目指すべき方向性の共有を図りながら判断を行っております。 また、職員提案制度も実施をしておりまして、様々な場面を通じて職員の考え方を取り入れながら、効果的でそして的確な事業推進に努めているところであります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 判を押したようなすばらしい答弁です。 その答弁が100%答弁どおりでしたら、こんな質問はいたしません。職員の意見を本当に聞いておられるんかどうか、やや疑問ですと申しておきますが、自分に気に入らない意見、批判的な意見を全て駄目だとして受け入れない政治はいけないと思います。 以前、安倍晋三首相当時、友達政治という言葉がありました。そういう表現を耳にしたことがあります。市長選挙ですが、やはり現職の優位性と強力な陣営、政府・与党に維新が加わり、企業・団体総がかりの布陣で選挙を戦われたが、結果として1か月足らずの準備しかなかった、谷口陣営から見たらなめていた新人候補に、2,500票の差に追い上げられた。投票率の関係もありますが、全有権者でいいますと、4分の1弱の支持ということです。 これは、よく言われます。選挙に勝って勝負には負けたという言葉がぴったりではないでしょうか。この数字は、冷静に見ましても、かなり谷口市政の在り方、職員だけでなく市民もノーの意見があると言うべきです。やはり職員の大多数は、気が重いという感情を抱いている、私にもそうした意見を述べられる人もありました。全く危機感がないように思えて仕方ありません。 選挙が終わりまして、改めて考えてみましたら、2万票を割った、前回から6,000票も減ったということは、普通では考えられない事態、言わば負けにも等しい数字と厳しい意見を言われた人もあり、私もそんな感じがしないわけではありません。それは、市民の声を聞かないで選挙忖度と言われるように、どこかゆがんだ政治があると、若い人からも指摘があります。市民の目線に立って、駄目なものは駄目とはっきり言える政治の在り方、ここへの期待が選挙戦全体として僅少差にまで追い上げられた要因と思いますが、当初の楽勝ムードと違って、僅少差まで追い上げられたこの結果をどう思われますか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 選挙の結果につきましては、真摯に受け止めるとともに、住民に幅広く支持されるきめ細かい政策を進めていかなければならないと認識を新たにしているところであります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 市長、辞書には真摯とは真面目という2つ書いてありまして、1つは真面目という記述があります。そして、今の答弁、山陽新聞のインタビュー記事と99%同じ内容です。新市長インタビューがありましたでしょう。あれに市長のあれ載っていました。あれと確認しましたら、ほぼ一緒です。市長選挙について、いろんな見方、意見もあるようですが、候補者という点では、保守と保守の人の争いでした。 私、中村が思いますのは、保守陣営を見るとき、先ほど言いました、善意の保守と保守反動と大別して見るようにしていますが、谷口市長は若い頃から政治に関わり、加藤議員の秘書から始まり、市議会議員から県会議員へ、そして市長へと40年以上ですか、日本会議にも所属されていることを考えますと、どちらかと言いますと、やや右傾化している部類に入ると思います。近藤さんは、ごく普通の保守の人で、私流で言いますと、善意の保守の部類ではないかと思っていますが、応援したのがいわゆる野党と言われる人たちが表に出たわけで、複雑な模様になったと感じてはいますが、先ほどの答弁はいまいちすっきりとしません。選挙を終わって、よく言われた選挙忖度政治はいけないとか、駄目なものは駄目だという政治になっていない現実があった。そういったことはどう思っておられますか、お願いします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) おっしゃられている選挙忖度政治というのが、具体的に何を指しておられるのか、私は分かりかねますけれども、市政を運営する上では、私は全住民の代表である津山市長として公正な政治を行っているという自負はあります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 市長、先ほど河本議員の答弁の中でも、公正というのを言われました。そして、私の答弁も公正というのを使われた。今までの議員になってそこで立って質問したときに、公正という表現を、言葉を聞いた覚えないんです、僕。えらいところでえらい表現が出るんやなあ思うて、ちょっと正直びっくりしています。そのことについては、また後で少しお聞きするかもしれませんけど。 選挙忖度について、例えば、市道B80号の1戸だけの立ち退き問題、城南医院の立ち退きの必要性問題、コロナ対策のパーティション購入問題、田邑への太陽光発電事業における地上権設定契約問題と建設会社との面談紹介との関係など、私だけでなく、他の議員さんも含めて、過去何回も本会議や決算審査の過程で申し上げていますからよく議事録を見て答弁してください。何か私がこじつけているように感じられる答弁は、いかがなものかと指摘しておきます。 市長、1人の市民の名誉を守れなかった、お分かりでしょう、これ、どなたか。守ろうとしなかった。それが津山市長として公正な政治を行っている自負はありますか。そうですか。勝てば官軍というわけにはなりません。自負はあっても選挙結果につながっていませんよ。なぜですか。人柄なり実績が伝わってなかったと言われますか。 さて、質問に入ります。 谷口市政1期4年間のトップダウンという評価、表現が耳に入ってきますが、さらに選挙忖度政治ではないとかも言われておりましたが、考えてみますに、これはつまり政治と特定の個人、団体、業者との癒着ということではありませんか。市政運営において、トップダウンという表現は絶対に褒め言葉ではありません。市長御自身、振り返ってみて、思い当たることはありませんか、いかがでしょうか。 9月議会でしたか、河本議員に対し、激高され、大きな声を出されましたが、職員に対し、そういう態度は今までありませんか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) そのような態度を取ったことはございません。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) すばらしいことです、それで普通でしょうが。そんなことはないという答弁ですが、率直に言いまして、答弁どおりでしたら、今回の市長選はもっと差が開く結果が生まれたのではないかと指摘しておきます。 市長、1,000人少々の職員ですが、それぞれが伸び伸びと毎日職務に励んでいると自信を持って言われますか、お聞かせください。職員の自発性といいますか、これを大事にしていますよと言い切ってください、いかがです。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども、よりよい未来を切り開くために私と職員が目標を同じくして、そして職員からの提案や対話などを通じて課題や方向性の共有を密に図りながら一丸となって取り組んでまいります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 答弁はごく普通にありきたりの答弁としか思えませんし、どうも質問と答弁がやはりずれているとの思いです。それはそれとしてお聞きしました。 続いて、2期目への市民の暮らしを守る課題をはじめとして、八策を築くとされました。そして、最初の八策の課題は、88%の着手率と総括されていますが、給食費の段階的無償化、出生率県下ナンバーワン、高等学校までの子ども医療費の引上げ、第2子以降祝い金創設などは、新しい築く八策ではすぱっと消えています。消えてしまった課題ではありますが、ちなみに給食費の段階的無償化は、仮に月1,000円引き下げるとしますと、昨年の在籍数は小学校5,128人、中学2,639人ですから、小学校は6,000万円、中学校が3,000万円で実現できます。合計で約9,000万円少々でできるんです。子ども医療費は、15歳を16歳に1歳引き上げると仮定しますと、1年で約2,800万円で実現可能です。これも一度に18歳まで引き上げるんではなくして、1歳引き上げるということもやろうと思えばできます。これも最初の一歩だと考えております。 第2子以降の出産祝い金、これも何も手をつけられておりません。出生率県下ナンバーワンは、目指すでなく、実現となっていたわけですが、津山市の月平均の出生者は約58人から59人です。市長が言われる県下ナンバーワンには、何人生まれるということでしょうか、部長でなくて、市長の選挙公約でしたので、市長にお聞きします。お願いします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 現在の各年代の女性人口で試算をした場合、平成30年に目標としていた合計特殊出生率が2.0となるための出生数は月に約75人となります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 市長、これを見ていただきたいんです。1期目の谷口陣営が出されたビラです。この赤枠あるでしょう。安心して子供を産み育てる多世代共生の津山へ、八策のうち2番目に書かれてあるということは、つまり市長として、市長候補として選挙に出たならば、重要な政策の上位にあるわけでしょう。そうですねえ。どうですか。これは、質問では首振らんで結構です。しかし、しかるに、これは僕のおやじに、後援会ニュースで来たチラシです。そうしてこの間、市長、あなたは議会とか全協でも着手率88%と言われました。間違いないでしょう。しかし、この次のこの2期目を想定したこのビラの2番目、大きい題目は一緒です。安心して子供を産み育てられる多世代共生の津山へ、この中からすぱっと、見てください。ここの上の4つがきれいに抜けています。なぜですか。言うたもん勝ちですか。風呂屋の看板ですか。湯だけ。政治に携わる人間として、公約、できるものとできないものはあるでしょう。しかし、1つ抜けているんであれば、ああプリントミスかなと思うたりもします。しかし、あなた自身が全協でも言われたでしょう。我が国は、今、人口減少、少子・高齢化、これからしても、大事な施策ですよ。1期目である、それが2期目にはすぱっと抜けて落ちている。なぜなんですか。 市長、これは通告質問にはありませんけど、なぜなのか。答弁いただけます、いかがです。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 1期4年間、私は市政運営をさせていただきました。もちろん皆様方にお約束をしたことでありますから、そのことを1つずつ着実に進めてまいりたいという思いで市政を担ってまいったわけであります。しかしながら、現実を考えますと、財政の状況であったり、あるいはたくさんの施策の中から何を拾い上げていくのか、今、本当に何ができるのか、こういうプライオリティーを考えたときには、できるところから、そして急ぐところから、私としては手をつけていったと、こういう経過でございます。 再びの挑戦をするに当たってそのことを精査をした上で、やはり1期目関わっているわけでありますから、無責任なことを言うわけにはいかない。そういった中では、きちっと自分なりに拾い上げて精査をしたものを再び皆様方にお約束といいますか、自分がやりたい、これを努めてまいりたいと、こういう思いでお示しをさせていただいたと、こういうことでございます。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) ありがとうございました。 市長、ついでにもう一つお願いします。 着手率88%、間違いありませんね。あなたが言われたことですし、これは文書に書いておられます。つまり、今ここで言いましたこの4項目については、全く着手率88%の中にも入っていない、未着手ということと理解したらいいんですか。お願いします。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 検討はいたしましたけれども、未着手であるということは事実であります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 通告にない質問2つについて答弁いただきありがとうございました。 次に、着手という中に入るのかもしれませんが、エレベーター化に着手した成果として述べてはいますが、一度予算化したもののできなかった。ちょっと分からん。エレベーターだけでなく、津山駅全体のユニバーサル化と高度化などは実際は何もできなかったと思っていますが、されますか、お聞きします。
○議長(津本辰己君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(山本将司君) 津山駅舎のバリアフリー化は、令和2年度から事業着手しており、既設の跨線橋にエレベーターを新設するほか、改札からホームまでの段差解消や警告・誘導ブロック、触知案内板などの整備も計画しており、駅舎全体のユニバーサル化が図られるものと考えております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 答弁いただきましたが、半分だけの答弁ですか。ユニバーサルということでの答弁がありません。ユニバーサルの意味は、障害のある人にとってのバリアを解消するのではなく、最初からバリアを生まないようにする、この考え方から生まれたのがユニバーサルデザインです。津山駅を全ての人々に対し、その年齢や能力の違いにかかわらず、可能な限り最大限に使いやすい製品や環境のデザインのことと思いますが、市長はエレベーターの設置以外に、何を、どのようにして動かして築くというのでしょうか。美辞麗句の言葉の使い方ではなく、実際に予算も含め、どんな津山駅にするのか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 津山駅舎は、事業主体でありますJR西日本や国と連携をしまして、令和4年度はエレベーターなどの本体工事を予定をしております。 誰もが安心・安全に利用できる駅舎となるよう、バリアフリー化を進めているところであります。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) エレベーターだけでなく、何を、どうしてユニバーサル化なのか、答えをすべきと述べておきます、言葉だけ格好よく言うというような妙な政治はごめんですから。 さて、以前、議会質問で市長から痛みを伴うかもしれないとの発言に、痛みを受けるのは誰ですかと質問しましたら、御理解を願いたいとうまく交わし、逃げられました。その姿勢でこの2期目も入られるのでしょうが、市民が痛みを受けるような施策を行わないと断言できますか、市長いかがですか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 持続可能な行政運営を行っていくために、不断の行財政改革は必要な取組であるというふうに私は考えております。 取組を進めるに当たりましては、単なる経費削減を目的とする減量型の改革だけではなくて、既成概念にとらわれることなく、公民連携や民間活力の導入などを通じた活性型の行革にも積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 質問に対し、答弁にはなっておりません。 方法論、方策を聞いているのではありません。市長は、新市長インタビューで、住民に幅広く支持されるきめ細かい政策を進めなくてはと、気持ちを新たにしていると述べたと報道されました。 市長に1点お聞きします。 以前よりごみ袋が高いという声を耳にしますが、1枚10円安くするとしますと、ごみ袋の大きさも多少関係しますが、一番多く入る45リットル袋で1,325万円で10円引下げが実現できます。 市長にお聞きしますが、きめ細かい施策の一つとしてやってもらえませんか、どうでしょうか。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 指定ごみ袋制は、ごみ処理について住民の皆様に一定の手数料を御負担をいただくことによりまして、ごみの減量にもつながっているというふうに考えております。 手数料の見直しにつきましては、平成28年の津山圏域クリーンセンターの稼働に合わせまして、約20%の引下げを行っておりまして、またその収入はごみ減量を推進する事業の財源にも充当させていただいているところから、現在のところ手数料の減額は考えておりません。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) ごみ袋を安くすることをお聞きしましたが、安くすることは考えていないとの答弁です。ごみ減量化につながっているのであれば、なぜ県南にごみの持ち出しをしなくてはいけないのですか、矛盾していませんか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) ライフスタイルの変化や分別意識の低下、コロナ禍における巣籠もり需要、片づけごみの増加などによりごみ量が増加し、持ち出し処理が必要になったところでございます。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 答弁をお聞きしましたが、減量化は初期の段階で一定の成果はあったと思います。これは聞いております。しかし、時を経て今、今まで不燃物とか、再利用などのごみを一部可燃物に入れ出した、一度入れると、つまりたがを緩めると元には戻らないという意見もありながら、今日を迎え、コロナ災害、巣籠もり需要などにより、粗大ごみなど、大型の可燃ごみが増えてきた。単に、ライフスタイルの変化だけではない原因もあるのではありませんか、お聞きします。
○議長(津本辰己君) 環境福祉部長。
◎環境福祉部長(朝田一君) リサイクルすべきプラスチック容器包装が分別されず、可燃ごみとして出されていることも、ごみの増加につながっていると考えております。住民の皆様には、これまでもごみ減量に御協力いただいているところでございますが、さらなる分別の徹底など、より一層の減量をお願いしております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) クリーンセンターのあそこのごみ、以前、全協か何かで言いましたけど、車の車列が2時間待ちとか、2時間半とか、このコロナ禍では、あの入り口からずらっと並んどったことがあるんですよ。つまり、家におる時間が長くなって、家の粗大ごみとかを出すでしょう。そしたら、その可燃物を燃やさないかんわけですよ。それで急激に増えたという側面もあるんです。これはもうコロナ災害の一つです。 市長、最後にお聞きしますが、住民に幅広く支持されるきめ細かい施策という意味で、このごみ袋代金を安くするということについて、もう一度お答えください。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) 指定ごみ袋制につきましては、ごみの排出抑制やリサイクルの推進、そして負担の公平化、そして住民の意識改革などの効果があることから、先ほども申し上げましたけれども、現時点での手数料の減額は考えておりません。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) いろいろと答弁をいただきましたが、ごみ袋だけでなく、市長の基本的政治姿勢としての課題ですが、例えば元市長のときはよく市民目線という政治スタイルを掲げていろんな課題を市民の立場で動かれていた感じでしたが、谷口市長になって1期4年の間に、市民目線という表現ですか、言葉でパソコンを検索してもらいましたら、市民目線という表現、一度もヒットしなかったんです。ここに谷口市長の基本的姿勢の在り方、気持ちが、心の持ち方の課題があると思われて仕方ありません。 市長、何回も言いますが、曲辰の人事については、その典型的な表れではないかと思います。 もう一点指摘ですが、例えば今議会の初めの挨拶ですが、片仮名、これです。片仮名とか漢字熟語、もっともらしく美辞麗句を並べても、何ら市民への説得力はないと思います。拠点都市津山の再興と新八策築くを掲げていれば、朝が来て夜になりますかと思います。こうしたことが、失礼が重なりますが、まさかと思った相手陣営に2,500票差まで追い上げられた、勝った勝ったと言える事態とならなかった要因だと指摘しておきます。肝に銘じておいてください。市民の皆さんよう見ていますよ。 ここからは、消防団への再々質問に入らせていただきます。 消防団の質問に続きますが、行方不明者を探すための電話やメール等を使用し、報道機関等が公開する情報を基本として周知を行う。消防団員へ提供する情報は、職務上知り得た秘密には該当しない、いわゆる守秘義務には当たらない課題との答弁で、少しは気持ちが和らいだ答弁でした。 この原則を基にして、少し具体的なことをお聞きしますが、昨年の11月17日前後に、行方不明の調査に関係して、消防団にも協力依頼による捜査協力の連絡網が行われました。警察からの連絡によるものと思いますが、個人の名前は必要ありませんが、誰が行方不明の捜査を依頼し、どんな経路で消防団へ協力連絡が送られたのか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 御家族から津山警察署への届出により、津山署から捜索の協力依頼があったものでございます。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 警察からの捜査依頼との答弁ですが、公式になっている資料から見ますと、行方不明者の娘さんが依頼人です。依頼された警察は、津山市の消防団に協力依頼をする。一般的に依頼を受けた消防団は、どんな方法と内容で各消防団に連絡するのでしょうか、お答えください。
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 通常、警察等から行方不明者の捜索の協力依頼があった場合は、電話やメール等にて警察が発表する情報を基本に、該当地域の方面隊長を通じ、各団員に連絡をしております。
○議長(津本辰己君) 8番、中村議員。
◆8番(中村聖二郎君) 答弁にあった方法、順路で消防団に連絡が下りていくということになりますが、昨年の11月17日前後の行方不明問題は、後日行方不明者が無事に発見されたということでしたが、本人が見つかってから、本人か、家族か、捜査依頼をした人が、行方不明の捜査依頼がインターネット上で流されたことをもって、消防団の守秘義務違反ではないか。どこどこの誰、誰々が守秘義務違反をしているという意味の経過についての質問、抗議があったと思いますが、事実かどうか、その経過と内容を許される範囲でお答えください。お願いします。
○議長(津本辰己君) 総務部参与。
◎総務部参与(森上譲君) 個別の事案でございますので、具体的な内容についてのお答えは控えさせていただきます。
○議長(津本辰己君) 8番、中村聖二郎議員。
◆8番(中村聖二郎君) ありがとうございます。 答弁は答弁として聞いておきますが、その後消防団からある部長さんに、あんたの家族が行方不明のことをネットに流したかという問合せをされて、そんなことはしていない、できんだろうとの旨を返事したということが起こっています。 そして、1月14日付で、大阪のとても有名な元政治家ですか、であり弁護士である人の弁護士事務所の弁護士から、この消防団の人とその親に対して、消防団の守秘義務違反であるということと、SNSに流れたのは、民法709条の不法行為に当たる。不眠症と鬱病を行方不明者に与えたとして、何と行方不明者自身が名誉毀損に値するとして、100万円の請求をされたという事態が生じました。詐欺ではないかと思える事態です。それで、私のところに相談があったわけですが、市民の暮らし、支援、悩みに少しでも応える政治、すなわち市民目線の政治という点も頭に入れていただき、この一連の経過を市長はどのように思われますか、何か思いがあれば、お答えを聞いて質問を終わります。
○議長(津本辰己君) 市長。
◎市長(谷口圭三君) このたびの行方不明者の捜索活動に当たっていただいた消防団をはじめ関係者の皆様方には、御協力をいただき、感謝を申し上げます。 消防団員の守秘義務に関しましては、担当部参与がお答えしたとおりであります。今後とも、安全・安心のまちづくりの実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに思います。
○議長(津本辰己君) 以上で8番、中村聖二郎議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後2時40分といたします。 午後2時27分 休憩───────────────────────────────────────────── 午後2時39分 再開
○議長(津本辰己君) 御着席を願います。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 13番、金田稔久議員、登壇。
◆13番(金田稔久君) 〔登壇〕 失礼をいたします。年度末の3月議会最終日の最後ということで質問に立たせていただきます。 実は、昨日は3月9日、よく津山にゆかりのあります宇田川榕菴の生誕224年だそうでございますが、その記念日だそうでございますが。今日は、今から47年前は山陽新幹線が岡山-博多間が開通したと、こういうふうな記念の、大体いろんな3月のこの時期といいますと、一つの区切りといいましょうか、そんなことが多いような気がいたします。 さて、本日の最初のところで皆さん全会一致での議決ということになりましたが、ロシアのウクライナの侵攻について、皆さんと共にこれは何とか抗議をしていこうと、こういうことで決議がされたわけであります。今日は、連帯の意味を込めまして、ブルーと黄色のものを付けまして、バッジも付けまして、質問に立たせていただこうと、このように思います。 非常に暮らしにこのことが影響を受けておるということで、石油、ガソリン、そういったものの影響、電気、ガスもそういうことになって、光熱水費が上がるんではないか、食料である小麦粉が値上がりの見込みもされておるわけでございまして、より台所から考える政治姿勢というものを取り組まなきゃあいけないなと、こう思いつつ、まず質問に入らさせていただこうと思います。 市長の政治姿勢について、質問に入らせていただきます。 2期目のスタートをされたところでありますが、選挙戦を通じて1期目の実績と2期目への公約を示された選挙戦であったかと思います。有権者である市民の判断は厳しいものであったと、私は感じたところでありますが、市長にはこの結果を受け、どのような市政運営に取り組まれるお考えか、お尋ねを、まずいたしたいと思います。 次に、津山新八策は、市民向けの公約でありますが、広域行政の在り方についてお示しされていませんが、津山市の位置づけとしてどのようなリーダーシップを取られるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、人口減少対策について、新首長インタビューでは、出生数の引上げに力を入れるとのコメントを出されましたが、これまで示されてきた出生率県下ナンバーワンを目指す2.0という言葉が消えておりますが、どういう方針で今後進めていかれるのか。不妊治療、放課後児童クラブの充実に取り組むとのコメントでございましたが、これで出生率引上げになるとお考えでしょうか。数値目標はどのように設定され、取り組まれるのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、合併地域への地域振興策、博物館都市、中等・高等教育機関との連携強化、津山総合芸術祭の開催、森の芸術祭のお考えを、まずお尋ねをいたしたいと思います。 続いて、令和4年度予算と事業推進についてお尋ねをいたします。 選挙戦後ということで、骨格予算編成案であり、ここでは商工費のDMO観光まちづくり推進事業について、デスティネーションキャンペーンによる観光地づくり事業についてお尋ねをいたします。 それぞれの令和3年度事業の推進状況、令和4年度の内容について、産業文化部参与にお尋ねをいたします。 続きまして、市政運営の課題と事業推進についてお尋ねをいたします。 ここでは、住民と地域外からの皆様の移動手段である公共交通についてと国土保全にも寄与しております生命のエネルギー源を生産している農業について、また市政運営を具体的に進めておられる職員体制についてお尋ねをいたします。 これまでも公共交通について質問、提言をしてまいりましたが、コロナ禍ということで状況がより深刻な状況になっていると仄聞するところでございます。本市に関係するJR3線、中鉄北部バス、加茂観光バスなどの路線バスの利用状況を、コロナ前と後の比較をした数値で、またコロナ禍となり、それぞれの交通機関への支援策をどのように実施されたのか、産業文化部部長にお尋ねをいたします。 続いて、農業振興、農業についてあります。 基幹品目である米の生産状況と課題を、また新たな生産品目の状況、また地域農業の将来について協議し、策定をされている本市の人・農地プランの内容について、ここで明らかにしていただき、その結果を踏まえて、本市の農業振興対策をどう考えているのか、農林部長にお尋ねをいたします。 続いて、市政運営について、職員の皆さんの行動力というのが要であるかと思います。令和3年度現在の職員数、体制について、総務部長にお尋ねをいたしまして、登壇での質問を終結をいたします。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 市長、登壇。
◎市長(谷口圭三君) 〔登壇〕 金田議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、選挙結果についてです。 選挙結果につきましては、真摯に受け止めるとともに、住民に幅広く支持されるきめ細かい政策を進めなければならないと、認識を新たにしているところでございます。 次に、広域行政についてのお尋ねです。 私は、津山新八策に、「誰もが輝く拠点都市を築く」というスローガンを掲げており、これまでに引き続き本市の拠点都市の維持向上させる取組を推進していく方針であります。新型コロナウイルス対策をはじめ、広域で対処すべき諸課題について、関係自治体の各首長と緊密な連携を図り、拠点都市の首長としての私の責務を果たしてまいります。 次に、出生数の引上げについてのお尋ねです。 本市では、第5次総合計画及び第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略に、合計特殊出生率1.72を数値目標として設定し、取組を進めているところです。引き続き、不妊治療や放課後児童クラブなどの子育て支援施策の充実はもとより、出会いの場の創出や結婚支援、雇用の確保、デジタル社会の推進など、様々な取組を総合的に進めてまいりたいと考えております。 次に、合併地域への地域振興策についてです。 私は、各地域における長い歴史の中で培われた地域資源を生かしてまいりたいと思います。地域の持続的な発展と持続可能な振興に視点を置き、移住者、交流人口の増加、農林、畜産業の振興、スポーツ振興など、地域の特性に応じた魅力ある施策を展開し、本市が一体的に発展していくために取り組んでまいります。 次に、博物館都市についてのお尋ねです。 町全体を博物館に見立て、城下、城東及び城西地区の城下町を彩る町並みや周辺の文化財施設や建築物、またその収蔵品などの貴重な資源をつなぎ合わせ、魅力を高め、誘客を図ってまいりたいと考えております。 次に、中等・高等教育機関との連携についてです。 市内各校では、授業の一環で生徒や学生がフィールドワークを通じて地域課題を発見し、研究や地域活動を行うなど、実践的な取組が増加しています。このような取組に対し、市職員を講師として派遣したり、実習の場や研究課題の提供を行うなど、各校の取組に積極的に関与することで、地域を愛し、支える人材を育成するとともに、各校の魅力向上にも貢献したいと考えております。また、市内外の高等教育機関が持つ先進的な知識や技術を、本市が抱える課題の解決に生かせるよう、教育や産業などの分野で連携をさらに進めてまいりたいと考えております。 次に、津山総合芸術祭についてです。 津山総合芸術祭では、音楽だけではなく、様々なジャンルのプログラムを取り入れることによって、住民が芸術文化に触れる機会を増やし、それぞれの魅力の発見と関心の高まりを期待をしております。 最後に、森の芸術祭についてです。 令和6年度開催に向け、県とJR西日本が連携し、県北地域でアートを切り口とした観光振興を図るアートプロジェクトとして取り組むものです。本市としても、その趣旨に賛同し、歴史文化や自然資源が豊かな本市への誘客促進を図るため、参画してまいりたいと考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(津本辰己君) 総務部長。
◎総務部長(玉置晃隆君) 職員数についてのお尋ねです。 令和3年度末時点の正職員の人数は809人となる見込みであり、そのうち今年度末での退職予定者は13人でございます。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) JR3線、路線バスの感染症蔓延下の利用状況についてのお尋ねに答えをいたします。 令和元年度におけるJR3線の1日当たりの平均通過人員は、津山線が3,588人、因美線が1,685人、姫新線が1,549人であるのに対し、令和2年度は津山線が2,626人、因美線が971人、姫新線が1,199人と、全て減少しております。 市内を運行する路線バスにつきましては、感染症蔓延前の平成30年10月から令和元年9月間の利用者数が、ごんごバスで13万7,640人、民間運行路線バスで25万3,311人であるのに対し、令和2年10月から令和3年9月間の利用者数は、ごんごバスで11万7,578人、民間運行路線バスで20万3,305人と、こちらも減少しております。 次に、公共交通機関への本市の支援策についてのお尋ねでございます。 令和2年度は、バス、タクシー事業者に対し、感染症予防のための研修促進を目的とした補助、タクシー事業者等による感染症下の特例配送事業の実施を支援並びに感染症により大きな減収を余儀なくされたバス、タクシー事業者に対する運行継続緊急助成を行っております。 令和3年度においても、バス、タクシー事業者に対し、公共交通等を運行継続するための助成を行っております。
○議長(津本辰己君) 産業文化部参与。
◎産業文化部参与(今村弘樹君) DMO観光まちづくり推進事業、デスティネーションキャンペーンによる観光地づくり推進事業の令和3年度事業の推進状況、令和4年度の内容についてですが、DMOに関しましては、令和3年11月に登録DMOに認定され、令和3年度は事業の基軸となるマーケティングと分析等に加え、新たに農泊事業、城泊事業、牛肉文化海外発信事業などの取組を始めたところでございます。 令和4年度におきましては、農泊事業、城泊事業、情報発信事業などの継続と、地域活性化起業人制度を活用し、新たに2名のマネジャーを配置する予定であり、その強みを生かして事業を推進してまいりたいと考えております。 次に、デスティネーションキャンペーンに関しましては、令和3年度はプレ期間として様々なイベント、商談会等を行う予定でございましたが、新型コロナ感染症の影響等により中止及び規模の縮小を余儀なくされた事業もありますが、ナイトフェスの開催、フラワーガーデンの制作、ウェブ商談会の参加、JRの特別列車の運行等を行っております。 令和4年度におきましては、JR西日本が特別列車「SAKU美SAKU楽」の運行も計画され、また謎解き宝探し、フラワーガーデン、割引クーポン事業など、市内回遊性の向上を図る事業、仮称ではありますが、「夏のイルミネーションin津山城」、「津山まなびの鉄道館ナイトフェス」など、夜間にイベントを行うことで滞在型観光に資する事業に取り組み、観光客の増加及び観光消費額の増加を図ってまいりたいと思っております。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 農業振興に関する御質問に順次お答えいたします。 まず最初に、米の生産状況と課題についてです。 2020年農林業センサスによりますと、本市の経営耕地面積が3,179ヘクタール、販売目的の主食用米作付面積が2,016ヘクタールとなっておりますが、高齢化や後継者不足で減少傾向となっております。また、需要に応じた米の生産調整により、主食用米は減少、飼料用米は増加傾向にございます。 次に、生産振興品目の状況についてです。 産地交付金の対象となるショウガやジャンボピーマン、ピオーネなどを振興作物と位置づけ、これらの作物の販売を目的とする方に援農塾を受講いただくなどの取組を進めております。 最後に、人・農地プランと農業振興策につきましては、地域ごとに農地と耕作者の現状や課題を把握した上で、農地の集約化に関する方針などを取りまとめたプランを公表し、農地所有者の意向や地域の中心となる経営体等を適宜更新しており、地域ごとの目指すべき将来像に向けた課題解決への取組を支援してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) それぞれ御答弁をいただきましてありがとうございます。 それでは、ただいまより一問一答にて質問に入らさせていただきたいと思います。 市長よりそれぞれ御答弁をいただきました。ここでは再質問は申し上げませんが、私が感じます意見、提言を申し上げたいと存じます。 先ほどからも、他の議員が選挙結果のことについて触れられておられますが、市長は1万9,863票に対して対抗されました2陣営は、合わせると1万8,740票ということでありまして、実に1,123票差ということであったわけであります。 市長は、初日の会派未来の代表質問に対して、市政運営に当たっては公平性、公正性が求められていると答弁をされたところでありますが、どなたを応援したかということではなく、全ての市民に公平に声を聞かれ、公約として示された内容に対して反対の意を示された1万8,740票に対しても寄り添う政治姿勢をお願いしたいと、このように思っておるところでございます。 市長も1期目というのは、いろいろな政策を取り組まれようとされたということで、言わば井戸を掘られたばかりということで、掘ったばかりの水は濁っております。2期目は澄んだ水になり、さらには名水になるような、政策的なことを言えば、そういうどこにも誇れるような政策実現をしていただけるように、多くの皆さんの声に耳を傾けていただきたいなあと、こういうことで思います。 実は、市長選挙の開票速報がテレビ津山で報道されておりましたが、そこで有権者アンケートをされたのがテロップに流れておりました。その結果ですから皆さんも御承知だとは思うんですが、市長を選ぶ判断ということの中の紹介がされておったんですが、政策・公約が28.04%、人柄・性格が46.95%、推薦政党が2.17%、実行力が8.47%、その他が14.38%ということで、サンプル数が460ということで出ておったわけでありますが、人柄・性格というのが何かこう過半に近いわけなんですが、本来、今日の1番議員の質問でもありますが、もう少し情報発信というんでしょうか、もういろんな市民の皆さんの多様な意見を聞いていただいて、耳にいい話もあれば、そうでない話もあろうかと思いますが、どうか誠意を持ってお願いを申し上げたいなと、こういうふうに思っておるところでございます。 広域行政についてでありますが、拠点都市津山の掛け声ということはよく分かるわけですが、そもそも津山は拠点都市であります。それを意味するように、学校を含む公共機関や民間企業の拠点も構えていただいておるところでございます。しかしながら、平成の合併で真庭、美作と町村から合併をし、市制施行され、大きくなられた、個性的になられまして、個性的なまちづくりがされているわけでありまして、新たな形で取り組まれているがゆえに新鮮さを感じて、何やら真庭、美作が活発に見えるのも事実であります。津山の持ち味、力量というものは十分あると、私は思っております。 最近、私が感じておりますことは、その昔、音楽都市として誇りであった津山総合国際音楽祭や津山国際車いす駅伝などを取りやめられたなど、津山の個性的なまちづくりが失われているような感じがいたします。どうも文化的な価値があるものにかかわらず、あまり見いだせてないというような感じがするのであります。 俳人の西東三鬼や津山洋学、出雲街道にまつわる歴史文化など、全国にも注目される素材は多くありますが、何かこう棚上げをされておって、ほこりがかかっているような気がするわけであります。そうした中で、津山総合芸術祭構想、森の芸術祭については、具体的、令和6年度から実施に向けて動かれているということで、これまで種をまかれたものが発芽してきたというように評価をいたしたいと、このように思います。 そういう意味で、2期目が実効性、実現力に期待をいたしたいというふうに思います。また、市長が今回の質疑の中でも、財政構造改革の、特にまた強調されておられますが、具体的な計画をまだ示されたようには、私は感じておりません。ぜひ所信表明のあります6月議会において、より具体的な政策構想と併せてお示しをいただき、そしてそこでまた議論を取り組ませていただければと、このように思うところであります。 続きまして、DMO観光まちづくり事業について、デスティネーションキャンペーンについて、今年度の予算も大幅に増額をされているところであります。課題として指摘をしたいところがありますが、新型コロナによって全く変わってしまった観光、従前の取組から変化を期待し、この質問を終結いたしたいと思います。 次に、市政運営の課題と事業推進についてであります。 公共交通について、鉄道バスの利用状況について答弁をいただきました。 人口減少、少子化で、そうでなくても減少傾向に拍車をかけるような形でコロナでの行動自粛による大幅な利用減少ということになっております。 去る2月14日に国土交通省が地方鉄道に関する有識者検討会の初会合が持たれ、そこで論点として、利用促進策や鉄道事業者と沿線自治体が果たすべき役割と責務などについて、7月末をめどにまとめるとのことであります。 さて、県北姫新、因美、津山各路線も課題を抱え、鉄道を補完する路線バス、さらにはタクシーと、公共交通対策が急務となっていますが、先ほど答弁では、コロナ対策としての支援であり、公共交通利用促進を促す仕組みづくりの支援というものにはなっていない感じがいたしますが、今後の利用促進をどう考えておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) これまでの支援につきましては、感染症対策、そして事業継続への補助の側面が強いのは確かであり、今後の取組においては、公共交通の利用を促すことが重要と認識をしております。 本市といたしましては、公共交通乗り方教室やイベント等での利用周知を引き続き推進するとともに、更新を検討しております公共交通マスタープランの中で利用促進方策の仕組みづくりを考えてまいります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。従来と同じ手法ではやっぱり効果が表れないわけでありますから、行政として仕組みづくりをやっていただきたいと、鉄道では特に課題を抱えている因美線でありますが、当局としてその課題をどう捉えておられますか、再度お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) JR因美線につきましては、沿線人口の減少、特に少子化による通学利用の減少、山陽と山陰を結ぶ位置づけから地域路線への転換などにより利用者減少につながっているものと考えており、観光利用を含め、一層の利用PRなどの対策が必要と認識をしております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。芸備線、木次線では、同じ中国地方でありますが、沿線自治体で早速利用促進策として様々な取組をされておられます。因美線としての対策はいかがでしょうか。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 芸備線や木次線での取組や動向につきましては、本市としましても注視をしております。コロナ禍で実施が見送られておりますが、因美線ではみまさかスローライフ列車などの取組がなされており、今後も観光面を含めた因美線PRにつながる方策を検討してまいります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 因美線は、御承知のとおり東津山から鳥取間であり、平成9年までは都市間を結ぶ優等列車が運行されていたわけで、運行形態が変わってから陰陽の連絡路線から地域間交通を支える運行形態になったのであります。そこの改善や津山と鳥取との交流というものが行政的にも皆無であると思われます。そこのところをどのように考えておられますか、お尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 産業文化部長。
◎産業文化部長(明楽智雄君) 本年度においては、関係自治体との意見交換を行うとともに、因美線沿線エリアの県、自治体によるオンライン会議においておのおのの取組や現状について情報共有を行ったところであります。 会議においては、交流強化の必要性についての意見も出されており、本市としましては鳥取岡山県境会議等の枠組みも活用しながら、これらの沿線自治体と連携し、利用促進につなげてまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。公共交通、日常の生活交通として、また観光としての交通政策、それぞれ考えた取組が必要であるわけでありますが、一番運営が厳しいとされる因美線の将来について考えていく上で、日常の生活交通としての対策として、同じように陰陽を結ぶとなれば、新見から鳥取に向かっております伯備線も、新見以北は普通列車は8往復、因美線は津山-智頭間往復が7往復ということで、ほぼ変わりがないわけであります。伯備線には優等列車があるから支えられている面もあるわけでありますが、津山の人が智頭に用事がある人はあまりおられずに、やっぱり鳥取に行くということがやっぱり多いんじゃないかなと思います。鳥取-津山間の運行形態の列車の復活というのも必要ではあるんでしょうけども、これはやっぱり利用もあることでありますから、無責任は言えないわけでありますが、そういう仕掛けをしていくということの取組が行政間で必要ではないかと、こういうふうに思うわけであります。 観光としての因美線という意味合いから言えば、スローライフ列車のこともありますが、私がちょっと感じますのは、非常に沿線の人々の営み、中国山地の山村の原風景などが色濃く残っておる沿線であります。これは逆に、この景色を国の重要文化的景観選定へぜひやっていただいて、そういうものも含めて取り組まれたらというふうに思いますし、これは何かJR東日本でも取り組まれておるというふうにちょっとお聞きしたことがあるんですが、期間を区切ってやられておるそうなんですが、無人駅の駅舎をホテルのフロントに見立てまして、駅からその周辺というものは古民家を、いわゆるホテルの一室のようにすると、丸ごと沿線ホテルというようなことをやっているということもあります。こういった取組もこの西日本地区ではありませんので、ぜひそういったことも、空き家活用にも兼ね合いますので、よろしく御検討をいただきたいと、このようにお願い申し上げたいと思います。 それから、鳥取県や鳥取市との経済文化交流ということも大事だと思います。鳥取岡山県境会議で、従来の取組ではあると思いますが、官民挙げてやらないと、役所だけでやってもいけませんので、そういった取組も今後御期待を申し上げたいということで、この質問を終結をいたしたいと思います。 米の生産、農業生産振興を地域で支える人・農地プランについて、農林部長から答弁をいただきましたが、ちょっとよくある言葉のように、農業のことを例えて言うならば、高齢化、担い手不足と言いますけれども、これは農業だけでなく、日本全国そういう状態ですので、農業に捉えてそれを言われるのは、20年ぐらい前はそういうことがあったと思いますが、ちょっとそれはあまり理由の材料になりませんので、考えていただきたいなと、こういうふうに思います。 よく御答弁の中にありましたが、耕地面積の3分の2を占める米生産についてですけども、米の価格は非常に下がって、そういう中で米の生産の未来ビジョン、行政としてどのように思われていますか、農林部長にお尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 米のうち主食用米につきましては、市場価値の高い品種を中心に需要に応じた適正な生産数量の確保を推進し、また非主食用米につきましては、新規需要米や加工用米の作付を推進する中で、農業所得の向上、維持を図ることとしております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 確かに米生産の未来ビジョンというお答えなんですが、部長からの答弁でもっと別の考えをお示しいただけることを期待をしておりました。 では、農業所得の向上、維持を図るということですが、津山市における稲作経営モデルというか、所得をどういうふうに思われていますか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 農業経営の指標といたしましては、年間農業所得をおおむね450万円としております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) どれぐらいの経営規模でこの数字が言われるのかよく分かりませんが、先ほどの答弁の中にもありましたように、市場価値の高い品種というふうにありますが、きぬむすめですか、特Aが6年連続出たということで、今日報道をされておりますけどね。逆に言うたら、品種はもう毎年のように変わってまいります。なかなかそういうふうなことで、切り替えるというのは、服の流行と同じように変わっていくわけでありますので、そういった意味から言うと、いろんなことを流通、川下、そこをしっかりとやっていかなきゃいけないんじゃないかと、こういうふうに思うわけであります。 さて、国において毎年農産物生産統計が発表されているわけでありますが、津山の現状と比較してどのように、部長、思われますか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 地域や圃場などの条件にもよるため、一概には比較できませんが、10アール当たりの米生産費用は本県の農業経営指導指標に比較して高くなっております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) その結果からして、令和3年産の米価をどのように思われますか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、晴れの国岡山農協が令和3年度米概算金として公表している価格は、農業者にとって厳しい金額だと考えます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 厳しいということでありますが、稲作は主食である米を生産し、食料を確保しております。水田機能は、国土保全、山河の維持保全に重要な役割があると、これは都市建設部長、そう思われますわなあ、というふうに思います。 ということが、この米価では再生産に向けて取り組めると、このように思われますか、どうお考えですか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 農業生産活動が持続可能なものとする必要があるため、経営安定対策あるいは直接支払制度などの施策を活用し、しっかりと農業者を支援してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ならば稲作をこれから続けていくことも厳しいということも示されるわけでありますが、稲作から転換を考える、それが転作というふうになるわけでありますが、その転作作物という意味で新たな生産品目を示されていると思いますが、現在の生産振興品目の取組の数値をお尋ねいたします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 産地交付金を活用し、高付加価値作物として奨励をしております地域振興作物の交付対象面積は、平成30年度に設定した令和2年度目標20ヘクタールに対し22ヘクタールの実績となっております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) その22ヘクタールの実績の内訳をお示しください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 地域振興作物のうち、果樹が4ヘクタール、野菜が12ヘクタール、豆類が6ヘクタールであります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ちょっと部長お尋ねするんですけど、野菜が12ヘクタールというふうに非常に大きい数字が出とんですけど、この一くくりで野菜というのもいろいろな野菜がありますが、内訳は分かりませんかな。分からなかったら、また教えていただきましょう、はい、ということでさせていただいておきます。 それで、既に令和3年度末でありますが、現在何を目標に進められておられますか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 令和4年度の交付対象面積を29ヘクタール、こうした目標として進めてございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 先週でしたか、津山市農業再生協議会から黄色のしおりが毎年来るもの、回ってきたわけですが、その団体であります農業再生協議会、水田収益力強化ビジョンというのを出されていますが、この今の面積等々の目標はありますが、これは整合性や、ここにも目標を掲げられていますが、これの目標と整合性は取れていますか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御指摘のビジョンに基づき推進しております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) ありがとうございます。ただ、ここを見ようりましたら、何かちょっと食い違うような面がありますので、もう少し私なりにも勉強させていただきますが、ただこれが書いた交付のできるという範囲のことであって、何かこう本当に生産を守っていかなきゃいけない、需給調整をするために米から変えていかにゃあいけんという、そういうふうに何か足元へ着いてないような感じがちょっと私としてはイメージとして持っております。 それでは、津山市の農業生産、どういった規模、どのような目標を持って取り組んでおられますか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 本市が策定しております農業経営基盤強化の促進に関する基本的な構想に掲げております、営農類型ごとの効率的かつ安定的な農業経営の指標に示す規模を実現できるよう取り組んでおります。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) これは県の計画に基づいて農業経営基盤強化の促進に関する基本的な構想ということで、今、公示をされておるわけでありますが、ほかのまちでは決定しましたらホームページに掲示をしておりますが、津山市はしておりません。これは、あくまでもやっぱり指針となるものでありますから、公開をしてほしいというふうにお願いをしておきたいというふうに思います。 ここに公示をされている基本構想があるわけなんですが、その中で経営規模が示されています。この経営体で農業がなりわいとしてやっていけるというふうにお考えでしょうか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 本市におきまして、現に成立をしております優良な経営の事例を踏まえ、当該指標の水準を実現できるものとして、これを目指してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) あくまでも指針のモデルでありまして、これを見ておりまして、現実的にこのような農業者の方が津山市内におられるんでしょうかというふうに疑問を感じております、正直なところ。ですから、これはちょっと何か現場離れているなあと、こういうふうに思います。このことについても、引き続きまた議論を深めさせていただきますので、今回はこれにて終わりたいと思いますが。 人・農地プランのことについてであります。 農業者から意向調査をされているわけですが、当初質問で課題解決への取組支援をしたいとの答弁ですが、どういう支援をお考えでしょうか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) プランに定めた中心経営体への農地の集約化に関する方針の進捗状況を適宜確認することや、将来方針に定めた事項に遅れが生じている場合の対策を検討するなど、伴走型の支援を行ってまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 伴走型の支援というのがどういう取組をやるお考えでしょうか、具体的にお示しください。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 地域ごとに人・農地プランの将来方針の実現に向けた取組についての検証と対策を行うため、関係機関も含めた話合いの場に出向くことなどを考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 津山市でも広々とした水田もある地域もあれば、棚田の地域、水田には水が必要でありますから水の確保のよし悪しのところ、水はけのよいところもあれば水はけの悪いところ、作州言葉では、じるいところ様々あるわけであります。地域内でも条件は様々でありますから、行政的に言えば、津山市一辺倒の農業政策がされているというように思います。地域地域において条件に合った政策や支援を考えられないものかということを、お尋ねいたしたいと思います。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 御指摘の件について前向きに検討したいと存じます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) やっぱり細かくその地その地に合わせないと、反収も違います、日当たりも違います、そういった細やかな地域施策をやっていただきたいというふうに思います。 農業は、地形など様々な栽培環境で収量などが変わるのは御存じのとおりであります。農業生産統計による米の生産費についてお尋ねしましたが、分かりやすく言いますと、米の60キロ当たり1万5,000円の生産費、コストであります。昨年は、9,000円の米価であったわけであります。労働費は、ざっと時給1,500円算出をされていますから、年収300万円、サラリーマンの平均年収が426万円でありますからと、国税庁は示していますが、年収300万円、こういう認識で国はおるわけであります。農業を仕事として選択できるとはなかなか考えにくいと思うんです。 さてそこで、市長の肝煎りで設立をされた株式会社曲辰が農業所得向上を目的に設立をされたわけでありますが、特に米の価格が低迷の中で、津山市農産物最大の品目である米の販売について、12月議会でもいろいろ提言をいたしましたが、どのように今取り組まれておるか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 曲辰におきましては、今年度新たに津山圏域の主食用米4ブランドを立ち上げ、販売を開始したところでございます。また、飼料用米や加工用米などの取組ができるよう進めてございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) どれぐらいな販売量の計画を立てられていますか。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) 最初に設立前に計画したものを目標に取り組んでまいりたいというところでございます。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 価格上昇に一役が買えるように御尽力をいただきたいと、このようにお願い申し上げます。 米の生産農業は、直接栽培管理以外にも水路の掃除やのり面の草刈り、周辺環境整備は含まれていないわけであります。いずれにしても米生産の状況、販売、消費の先行きは大変不透明であります。米の生産調整という点で水田を活用した多品目への生産転換、転作を進めなければいけないわけであります。土地利用型と言えば、大豆、麦、飼料作物、高収益性と言えば、園芸品目になるわけです。生産調整を、転作を進めていく農業者が経営転換となれば、技術面、投資面など、かなりリスクがあるわけであります。新たな品目、産地づくりにどう取り組むべきか、部長、どのように思われていますか、お尋ねします。
○議長(津本辰己君) 農林部長。
◎農林部長(中川竜二君) JAをはじめといたします関係団体と連携をしながら、地域に適した産地づくりを推進してまいりたいと考えております。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) JAというふうに言われましたが、JAだけじゃなしに、曲辰もいるんじゃないですか。その辺、よう考えてされたほうがええと思います。 津山では、その昔、ショウガ、綾部の菊、ヤマノイモ、高野団地のトマト、それからキュウリも指定産地でありました。田辺、一方、八出、ブドウや桃の園芸団地もできていました。加茂は西条柿、シキミ、勝北ではヤマノイモ、ナス、キュウリ、黒大豆、いろいろな産地があったわけであります。その産地づくりは、行政主導か、農協主導か、地域主導か、いずれにしてもリーダーが存在をしていました。 実は去る2月28日に、元JAの職員の立石武史さん、津山市内、中北上の方でありますが、お亡くなりになられました。この立石さんは、今の久米地域が産地となっている新高梨やジャンボピーマンの産地づくりに尽力をされた方でございます。私も当時、全農の職員で御一緒にお仕事をさせていただいておりましたが、その取り組む熱意というのは非常に大変なもんでした。もう日夜問わず、個別に農家というか、生産者を集めるために尽力をされ、本当に園芸品目を、もうほとんどなかったこの久米地域に産地化をされました。そういうものが動機となって、そういうような蓄積があって、道の駅久米の里の開設にも大きく貢献をされたと思います。産地づくりは、やっぱり何が何でも取り組むんだという強い意志、行動力が大切だと、私はこの立石さんの行動に教えられたものであります。そういう強いリーダーが、農林部長、市長が機構改革で農林部を設立をし、曲辰をつくるために農林部をつくったんではないと、私は思います。 農業振興、農業を、要するに生活のなりわいとしてどうやっていき、この農村が疲弊しているものを何とか農業で生計が担えるようにやっていく、そういうことであります。 先ほどからの答弁を聞いておりますと、どうも表面上のお上手と言い方は、言葉はおかしいかもしれませんが、上っ面の言葉にしか私は感じられません。本気になって、本当大変な仕事だと思います。そういう意味で、農林部の責任者として、職員の皆さんとこの問題にしっかり向かって考えていただき、そして農業団体とも様々な方と語って取り組んでいただきたいというふうに思います。そのリーダーシップが取れるのは、中川部長だと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたしたいと思います。 最後に、故立石武史さんの御冥福をお祈りし、この質問を終結をさせていただきたいと思います。 次に、総務部長より、今年度末の職員体制の答弁をいただきました。今年度も残り20日となりましたが、今年度末は13名の方が御退職とのことでございます。長きにわたり津山市民の福祉向上のために御尽力をいただき、心から敬意と感謝を申し上げるところでございます。大変お世話になり、ありがとうございました。 この議場にも御勇退をされます4名の方がおられます。 ここで、それぞれの方に一言いただければと思います。 野口企画財政部長が御退職とのことでございますが、一言いただけますでしょうか。
○議長(津本辰己君) 企画財政部長。
◎企画財政部長(野口薫君) 退職に当たって一言でございます。 入庁以来37年間、その時々に職場の先輩や同僚、後輩の皆さんから御支援、御協力を賜り、また議会事務局在職中は、様々な場面で議員の皆様にお支えをいただき、心から感謝と御礼を申し上げます。 現在の津山市は、世界的な課題である新型コロナウイルス感染症の克服はもちろんのこと、自治体DXの推進、財政構造改革の断行など、今議会でも議論されたとおり、多くの課題を抱えています。様々な面で変革を求められる中、職員最後の職務を企画財政部長として2年間勤めましたが、国や県の目がこの津山市に向けられ、本市が確実に動き出していることを実感した2年間でもございました。今後も、この流れを止めることなく、さらに職員一人一人が自覚と誇りを持ち、一致団結して市政推進に取り組んでくれるものと確信をいたしております。 議員の皆様には、これまで多くの御指導、御助言をいただきましたことに深く感謝を申し上げまして、退職に当たっての御挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 野口部長、ありがとうございました。 最後の2年間は企画と財政ということで、企画はもっともっと前へ進めなきゃいけない、でも財政、構造改革しなきゃいけないということで、行けえじゃけど、ちょっとちょっと待てよと足踏みせにゃあいけんと、こういう大変苦しいお立場でもあったかとも思います。これは、私の勝手な思いですけどね。そういうことで、大変御苦労があったんではなかったかと、このように思いまして、大変お世話になりました。 続きまして、飯田こども保健部長も御退職とのことでございますので、一言お願いをいたします。
○議長(津本辰己君) こども保健部長。
◎こども保健部長(飯田早苗君) 私がこども保健部長を拝命いたしました2年前、新型コロナウイルス感染症によりまして世の中の在り方や生活が一変し、これまで経験したことのない状況となりました。住民の命と健康、暮らしを守ることを最優先に取り組む中で、皆様方から本当に多くの教えとお力をいただきまして感謝申し上げます。 入庁以来38年となりますが、市職員として住民福祉の向上やまちづくりなど、本当に多くの施策に携わることができましたことに、至らぬ点もございましたが、誇りと喜びを感じております。これまで多くの先輩や同僚、そして議員の皆様をはじめ出会ったたくさんの方々に育てていただき、大変お世話になりました。 今後の一日も早いコロナの収束と津山市のさらなる発展を心から願いますとともに、皆様方の御活躍、御健勝を祈念いたします。 最後に、この津山がよりよいまちになるよう思いを持って関わらせていただきました全ての皆様に、感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 飯田部長におかれましては、御就任、もうコロナコロナコロナでございまして、またそういった中で、最後の期間になりまして非常に保育園、こども園等のいろんな、コロナによるいろんな課題もあられまして、大変御苦労の多かった2年間だったと思います。大変お世話になりましたことをお礼を申し上げたいと思います。 続きまして、河本会計管理者も御退職とのことでございますので、一言お願いをいたします。
○議長(津本辰己君) 会計管理者。
◎会計管理者(河本浩明君) 僣越ではございますが、退職に当たり、御挨拶申し上げます。 会計管理者としての職務は、適正な会計事務の執行と公金の管理運用でございます。 とりわけ公金の管理運用では、資金不足に対応するため、基金の一部を歳計現金に繰替えて運用しており、年間の収支見通しを立てて計画的かつ効率的な運用に努めているところでございます。 今後は、基金残高の減少により、資金運用が次第に厳しくなることが予想されることから、より一層の計画的な運用と行財政改革を着実に実行することが求められます。津山市の金庫番として危機意識を持って適正な会計事務と公金の管理運用が継続できるよう、しっかりと後身にたすきをつないでいきたいと思います。 私ごとですが、入庁以来38年もの長きにわたり、市民の方々や議員の皆様、職場の先輩、同僚、後輩に支えられ、職員として無事ゴールを迎えることができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。大変ありがとうございました。 武田信玄の名言で、「人は城、人は石垣、人は堀」の例えがあります。退職後は、市民として微力ではございますが、津山市を支える活動をしてまいりたいと存じますので、今後とも御協力、御指導のほどよろしくお願いいたします。 最後になりましたが、皆様の御活躍と津山市の発展をお祈り申し上げまして、退職の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 河本会計管理者にも大変お世話になりました。特に財政が厳しい中でのこのお金のやりくりということで、大変な御苦労も多かったと思います。前任では、経済政策のことでも随分御尽力をされたということも、私が議員になる前でございましたけど、そういった記憶もございます。今後の御活躍をお祈りいたしたいと思います。 続きまして、地域振興部次長であり、阿波出張所長の安東所長も御退職とのことでございますので、一言お願いをいたします。
○議長(津本辰己君) 阿波出張所長。
◎阿波出張所長(安東正人君) 失礼します。御挨拶を申し上げさせていただきます。 各支所・出張所は、地域の拠点施設として住民の皆様と連携し、福祉の向上に努めております。私が3年間勤務させていただきました阿波地域におきましては、特に高齢化の進行が問題となっていますが、自治会等を中心に様々な福祉活動や交流イベントの開催に取り組んでおられます。 出張所といたしましても、空き家対策等地域の課題解決に向け、自治会、各種団体の取組の支援を行っております。また、指定管理者制度での民間活力を導入した地域の公共施設の活性化にも取り組んでおります。支所・出張所の職員は、住民の方と直接接する職場であります。常に住民目線に立ち、職務を行うことが大切であると思います。 私ごとになりますが、入庁以来様々な部署で仕事をさせていただき、至らぬ点も多々ありましたが、議員の皆様、地域の皆様からの御指導、御鞭撻をいただきまして37年間勤めることができました。心から感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 13番、金田議員。
◆13番(金田稔久君) 4名の皆様方には、それぞれ一言いただきまして、ありがとうございます。 安東所長にも、お言葉がありましたように、住民目線に立ちということがございます。私たちもそういうふうに努めておるわけでありますが、それぞれの皆様方、今回退職されます13名の皆様方、大変市政に御尽力をいただき、改めて御礼を申し上げるところでございます。 退職される皆様方、健康には十分留意をされまして、今後の御活躍、御健勝を御祈念を申し上げたいと思います。 これにて、私、3月の定例会質問を終結といたします。ありがとうございました。
○議長(津本辰己君) 以上で13番、金田稔久議員の質問を終わります。 以上で通告による質疑、質問は終わりました。 これをもって質疑、質問は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表は、タブレットに配信のとおりであります。 これをもちまして本日の日程は終了しました。 運営予定に従い、3月14日から16日までは委員会審査とし、配信いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いをいたします。 3月11日から13日まで及び17日から22日までは休会とし、次の会議は来る3月23日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんので、御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。 午後3時37分 散会...