平成29年 6月定例会 平成29年6月
津山市議会定例会 議 事 日 程(第 6 号) 〇平成29年6月16日(金)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号
│ 会 議 に 付 す る 事 件 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │ 〇議案質疑・一般質問
││ │ 議案第2号~議案第13号(12件) ││ 第 1
│ (松本義隆議員、村田隆男議員、近藤吉一郎議員、中村聖二郎議員、
││ │ 秋久憲司議員)
││ │ 〇委員会付託 │├─────┼─────────────────────────────────────
┤│ │ 請願第1号~請願第4号(4件) ││ 第 2 │ 〇一括上程
││ │ 〇委員会付託 │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会 本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ │└───────────────────────────────────────────
┘ 平成29年6月16日 津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会総務文教委員長 竹 内 靖 人 印 〃 厚 生 委 員 長 安 東 伸 昭 印 〃 産 業 委 員 長 竹 内 邦 彦 印 〃 建設水道委員長 津 本 憲 一 印 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1.日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────
┤ │ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ 6月19日 │ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │ │ (月) │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会
室 │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────
┤ │ │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │ │ 6月20日 │ 〃 │ 厚 生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │ │ (火) │ 〃 │ 産 業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会
室 │ │ │ 〃 │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2.案 件 付託議案及び閉会中継続調査事件 津議第186号 平成29年6月16日 津 山 市 議 会 議 員 殿
津山市議会広報調査特別委員長 吉 田 耕 造 印 〃
議会活性化調査特別委員長 松 本 義 隆 印 特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。 記1.日時及び場所 ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐ │ 月 日 │ 時 刻 │ 委 員 会 名 │ 場 所 │ ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤ │ 6月21日 │ 午前10時
│ 広報調査特別委員会 │ 議 会 応 接
室 │ │ (水) │ 〃
│ 議会活性化調査特別委員会 第 3 委 員 会 室 │ └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2.案 件 閉会中継続調査事件 平成29年6月
津山市議会定例会 平成29年6月16日 審 査 付 託 表 ┌───────
┐ │総務文教委員会│ └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市
一般会計補正予算(第2次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 3号 津山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例議案第 4号 津山市
職員退職手当支給条例の一部を改正する条例議案第 7号 津山市執行機関の
付属機関設置条例の一部を改正する条例議案第 8号 工事請負契約について(本庁舎耐震及びその他改修工事)議案第 9号 工事請負契約について(喬松小学校校舎大
規模改修建築工事)議案第10号 工事請負契約について(中正小学校校舎大
規模改修建築工事)議案第11号 工事請負契約について(
津山東中学校屋内運動場大規模改修工事)議案第13号 消防ポンプ自動車の購入について請願第 1号 日本政府に「核兵器禁止条約の交渉会議参加と、条約実現に努力することを求める」意見書採択を求める請願請願第 2号 いわゆる“共謀罪”法案については、徹底審議と今国会での成立を強行しないことを求める意見書提出の請願請願第 3号 教職員定数改善と
義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2018年度政府予算に係る意見書採択の要請について ┌───────┐ │厚 生 委 員 会│ └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市
一般会計補正予算(第2次)のうち厚生委員会の所管に属する事項請願第 4号 家族介護はもう限界です。障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書提出に関する請願書 ┌───────┐ │産 業 委 員 会│ └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市
一般会計補正予算(第2次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 5号 津山市
地域交流センター条例の一部を改正する条例 ┌───────
┐ │建設水道委員会│ └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市
一般会計補正予算(第2次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 6号 津山市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例議案第12号
工事請負変更契約について(津山駅
北口広場整備工事) 平成29年6月
津山市議会定例会資料 継続審査中の請願書一覧表 (厚生委員会)┌────────────┬──────────────────────────────┐│平成28年度請願第 4号│「地域の実情に応じた医療提供体制の確保を求める」
請願書 │├────────────┼──────────────────────────────┤│平成28年度請願第 5号│子どもの医療費助成制度の拡充に関する請願書 │├────────────┼──────────────────────────────┤│平成28年度請願第 7
号│津山市立東幼稚園園舎及び敷地の貸与に関する請願 │└────────────┴──────────────────────────────
┘ 出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 │ 議席
│ │ 出席 │ 遅参 ││ │ 氏 名 │ │ │ │ 氏 名 │ │ ││ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │ 番号
│ │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 1 │ 金 田 稔 久 │ 出席 │ │ 15 │ 黒 見 節 子 │ 出席 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 2 │ 広 谷 桂 子
│ 〃 │ │ 16 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 3 │ 田 口 浩 二
│ 〃 │ │ 17 │ 野 村 昌 平
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 4 │ 津 本 憲 一
│ 〃 │ │ 18 │ 竹 内 邦
彦 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 5 │ 安 東 伸 昭
│ 〃 │ │ 19 │ 松 本 義
隆 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 6 │ 村 田 隆
男 │ 〃 │ │ 20 │ 美 見 みち子
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 7 │ 中 島 完 一
│ 〃 │ │ 21 │ 河 本 英 敏
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 8 │ 小 椋 多
│ 〃 │ │ 22 │ 岡 安 謙
典 │ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 9 │ 政 岡 哲 弘
│ 〃 │ │ 23 │ 木 下 健 二
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 中 村 聖二郎
│ 〃 │ │ 24 │ 西 野 修 平
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 秋 久 憲
司 │ 〃 │ │ 25 │ 森 西 順 次
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 竹 内 靖
人 │ 〃 │ │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 原 行
則 │ 〃 │ │ 27 │ 森 岡 和 雄
│ 〃 │ │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 近 藤 吉一郎
│ 〃 │ │ 28 │ 岡 田 康 弘
│ 〃 │ │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───
┘ 説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長 │ 宮 地 昭
範 │ 産業経済部参与 │ 二 宮 俊 幸 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長 │ 大 下 順 正
│ 都市建設部長 │ 原 田 博 史 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長 │ 原 田 良 一
│ 地域振興部長 │ 鈴 木 洋 二 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 特別理事 │ 政 岡 大
介 │ 加茂支所長 │ 安 達 正 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総合企画部長 │ 玉 置 晃
隆 │ 勝北支所長 │ 赤 田 和 美 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 総務部長 │ 山 本 倫
史 │ 久米支所長 │ 藤 本 浩 克 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与 │ 織 田 敬 子
│ 阿波出張所長 │ 石 田 昌 子 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部長 │ 岡 完
治 │ 会計管理者 │ 山 口 一 義 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 財政部参与 │ 林 田 敏 之
│ 水道局長 │ 分 部 秀 樹 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部長 │ 友 末 憲 良
│ 学校教育部長 │ 絹 田 真 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 環境福祉部参与 │ 小 賀 智 子 │ 生涯
学習部長 │ 松 尾 全 人 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ こども保健部長 │ 忠 政 堅 之
│ 総務部次長 │ 森 上 譲 │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────
┘│ 産業経済部長 │ 高 務 雅 彦 │└─────────┴───────────
┘ 職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│ 職 名 │ 氏 名 │ 職 名 │ 氏 名 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長 │ 梶 岡 潤 二 │ 主幹 │ 近 藤 基 恵 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長 │ 野 口 薫 │ 主任 │ 寺 坂 洋 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ 企画参事 │ 廣 野 淳 子 │ 主事 │ 井 口 琢 朗 │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘ 会議場所 津 山 市 議 会 議 場 午前10時00分 開議
○議長(河本英敏君) おはようございます。 御着席を願います。 皆様には連日御苦労さまでございます。 これより6月
津山市議会定例会6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は28名全員であります。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり2つの日程となっております。
△日程第1 議案質疑・一般質問
○議長(河本英敏君) これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き順次質問を許可いたします。 19番、松本義隆議員。
◆19番(松本義隆君) 〔登壇〕 おはようございます。 議長の許可をいただきましたので、順次質問をさせていただきます。 まず最初に、7月22日に、津山出身の稲葉浩志さんが所属するB'zが、
津山文化センターにおいて28年ぶりの公演が決定し、この公演に物すごい反響があり、市内のホテル、旅館などの宿泊施設はその日のうちに超満員の予約状況で、本市にとりましてありがたいことだと思っております。 このような中で、公演当日には多くの方が
文化センター周辺あるいは稲葉さんのゆかりのある場所やお店を訪れることが予想されます。地元では混雑することを予測して、自主的な警備を検討する動きもあったと聞いておりますが、事故があった場合の懸念もあり、ちゅうちょしているとも伺っております。警備や交通整理をしっかりしないと、津山を訪れる方、そして市民にも影響すると思いますが、当局はどのような対応をするのか、お聞きしてみたいと思います。 また先般、
津山ホルモンうどん研究会が発足して10周年を迎え、謝恩会を行ったところであります。新聞によりますと、岡山県の経済効果が22年度で27億円、本市が12億円と報道されておりました。 ホルモンうどんは、B級グルメではありますが、本市の知名度アップ、あるいは先ほど申し上げた経済効果などはかり知れないものがあり、本市に対する貢献度は多大なものがあると思います。この研究会に、本市として何か援助みたいなものはしておられるのでしょうか、お聞きいたします。 また、先ほどのB'zの公演に際し、
文化センター周辺に本市が誇れるさまざまな特産物や御当地グルメなどの出店をさせる考えはないか、お尋ねしてみたいと思います。 次に、3月議会に引き続き、宮地市長の政治姿勢について幾つか質問いたします。 第1に、市民との約束に対する市長の姿勢であります。 宮地市長は、選挙公約の一つに、みずからの月額報酬30%と退職金50%カットを公約に掲げ、当選されました。それが現在は30%、50%カットをやめていると思います。 報酬、退職金カットのような公約は、御本人の決意と意思を示すものであります。こうした公約が、選挙に当選した途端破られる、これこそ市長の資質が問われる問題であろうと私は思います。なぜ公約が守れなかったのか、現状はどうなっているのか、お答えください。 次に、行政のトップと市議会のあり方であります。 私は、政治は市長と市議会が真剣に議論することから地域の発展が生まれ、政治の安定が築かれると思っております。今話題になっている新国際ホテルの建設について、これまでの議会では一部反対する議員もいましたが、一部の予算ではありますが、29年度当初予算に計上され、議決決定をしたわけですから、議会制民主主義に従えば、市長と議会の共同責任であります。 新国際ホテル建設が今後順調に進むようバックアップすることが、行政と議会に求められる責任の果たし方だと思いますが、市長はどう考えているのか、お尋ねいたします。 市長と議会の関係で、もう一点お尋ねします。 去る3月議会で、当初予算が議決された後に、一部減額するための補正予算が提出された始末について、本来の議会審議を軽視したやり方で、私も長い議員経験の中で、こんなやり方は初めてであります。多くの議員が反対しているから、その反対している予算を減額して、賛成多数に持ち込むために、前代未聞の手法で予算を減額する、こんなやり方が市長と議会のやりとりなのかと考えると、情けなくなります。 もう一度こうした問題も含め、市長が考える市長と市議会の関係についてお聞きしたいと思います。自分に都合の悪い質問には、議員をなじったりしておりますが、そのようなことがないように答弁をお願いいたします。 次に、市長のリーダーシップと政治についてであります。 政治は、人間集団における秩序の形成と権力、政策によって地域を治める自治であります。つまり、みずからの深い見識とその知識に裏づけられた行動力によって地域を治めることが、市長の責務であります。 こうした観点で市長のリーダーシップを考えますと、宮地市長の場合は、何もかも肝心なところは外部委員による審議会などへ施政の方針を委ねているように思えてならないのですが、市長の見解をお聞きいたします。 また、宮地市長の行動や言動を見ていますと、宮地市長は政治と選挙を混同しているように感じます。本来、毎日政治をしなければならないのに、どう見ても毎日選挙をしているように思えてなりません。宮地市長はどのような思いで毎日登庁されているのか、お尋ねしてみたいと思います。 これまで多くの同僚議員の皆さん方が質問をされておる事項が多々ありますけれども、私なりの観点で質問をさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕
○議長(河本英敏君) 市長、登壇。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 それでは、松本議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 私の報酬と退職金についてのお尋ねでございます。 私は、就任以来、報酬と退職手当の減額を実行してまいったわけでございますけれども、その減額幅につきましては、そのときの社会情勢等をもとに判断をするということを申し上げてきたつもりでございます。 そして、減額幅については総合的に判断をいたしまして、平成27年3月定例会において、報酬の15%カット、退職手当の25%カットを提案し、議会の皆様方の議決をいただいて、今年度も継続しているところでございます。したがいまして、報酬と退職手当を減額するという公約は、引き続き守っているつもりでございます。 次に、新津山国際ホテルの建設を支援することが、責任の果たし方ではないかとのお尋ねでございます。 新ホテル建設については、
中心市街地活性化に向けた取り組みの一環として、また城下地区のまちづくりの推進などの観点から、これまで協力してきたところでございまして、具体的には国からの補助金の条件である
中心市街地活性化基本計画への位置づけや、国の補助制度に沿った本市負担分の助成が主な取り組みとなります。 一方で、新ホテル及び
中心市街地活性化協議会に対しましては、地元への説明、景観への配慮、城下地区のまちづくりへの協力などを求めております。 新ホテルの建設は、あくまで民間プロジェクトではありますけれども、本市といたしましては、これらの関係者との協議を重ねるとともに、こうした協力を通じて事業を支援しておるところでございます。 次に、議会との関係についての御質問にお答えをいたします。 3月定例会での追加提出の補正予算議案につきましては、繰り返しになりますけれども、事業実施に当たり、議会での議論や地域の皆様の御意見を踏まえ、再度慎重に検討する必要があるとの判断により、提出させていただいたものでございます。御理解をいただきますようお願いいたします。 そして、市議会の皆様とは相互に緊張感を保ちつつ、真摯に議論し、協力しながら、今後のまちづくりを進めていきたいと、このように考えておるところでございます。 次に、外部委員による審議会などへ施政の方針を委ねているように見えるとの御指摘でございます。 何もかも肝心なところは外部委員に任せておる、こういう御指摘でございますけれども、私は市長就任以来、市民目線による政治を常に心がけまして、対話と相互理解の政治信条のもと、信頼と責任の市政の確立を目指してきたところでございます。また、市政の進め方においては、市民との対話はもちろんのこと、学識経験者や地元の皆さん、そして専門家の意見をお聞きすることが重要であると、このように受けとめております。 こうした考え方を踏まえ、外部委員の皆様にも参画いただき、客観的な議論や検証を経ることで、政策内容を高めるとともに、民意を反映させた施策の展開が可能になると、このように考えておるところでございます。 次に、私が政治と選挙を混同しているのではとの御指摘でございます。 私は、7年前の市長就任以来、職責を十分に認識しながら、市民の負託に応えられるよう職務に邁進してきたところでございます。御指摘については、私の思いとかけ離れておりますけれども、引き続き市政のかじ取り役として職責を全うしていく考えでございます。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(河本英敏君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君)
津山ホルモンうどん研究会への援助についてお応えをいたします。
津山ホルモンうどん研究会が発足をいたしまして、ことし10周年を迎えられましたが、これまで食文化の発信を通じて本市の知名度アップに多大な御尽力をいただいております。活動を通じて本市への入り込み観光客数も増加するなど、観光面での貢献度は大きなものがございます。 本市といたしましては、研究会に対して直接的に財政援助を行ったことはありませんが、研究会員として本市の職員が多くボランティアで参画をし、研究会活動の一端を担っております。 次に、B'z津山公演に際し、さまざまなグルメの出店をする考えはないかとのお尋ねでございますが、現在B'z津山公演に向けておもてなし企画を検討しておりまして、関係団体等の協力をいただきながら、会場周辺で本市の特産品や御当地グルメの提供ブースを設置してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) B'zの公演に関する交通安全対策などについてお答えいたします。 B'zの凱旋公演が開催されることで、ファンの皆様がゆかりのある場所やお店を訪れることも想定されております。渋滞等によりまして、地元の市民生活に影響が出ることが懸念されることから、対策につきまして、観光キャンペーン推進会議を中心に、関係部署と協議を重ねてまいりたいと考えております。
○議長(河本英敏君) 19番、松本議員。
◆19番(松本義隆君) さまざまな答弁をいただきました。それでは、再質問を一問一答方式でやらさせていただきます。 まず最初に、B'zの公演に関しまして、かなりの観衆が予想されるということなんですけれども、この交通整理が、18番議員にも昨日答弁しておりましたけれども、私は
文化センター周辺にかなりのファンが殺到するんではなかろうかというふうに思いますので、そのファンを、やはり安全とかそういう面で考えますと、市民に迷惑かけたらいけないという観点から、鶴山公園を開放したらどんなだろうかというぐあいに思っておりますが、その件についてはどうでしょうか。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 鶴山公園の営業時間は、午前8時40分から午後7時となっております。このたび多くのファンの皆様が津山へ来られることが想定されておりまして、鶴山公園にもぜひ立ち寄っていただければと考えております。 閉園時刻の午後7時以降の営業につきましては、照明灯の設置基数が少なく、安全面の確保に問題がございます。そのため、関係者と協議を重ねて検討してまいりたいと考えております。
○議長(河本英敏君) 19番、松本議員。
◆19番(松本義隆君) 今協議をして検討しとるということなんですけれども、やはりこの間からおもてなしという言葉をよく使っておられると思うんですが、こういった整理、それから警備、そういったものにつきましても、私はおもてなしの心じゃないかと思います。やはりファンがたくさん来られた、でも大した警備や整理をしなかったということになると、津山市はどういうところかなと言われる懸念がありますので、やはりそこらはもう鶴山公園等をしっかりともう開放して、そういうところしかもう収容するところはないと思うんですが、ただどれぐらいの方が来られるのかというのが見当がつかないということもお聞きしておりますので、我々の情報では数千人の方が来られるんじゃないかなというような情報も得ておりますので、だからそういう方を収容するところっていったら、
文化センター周辺はもう鶴山公園しかないんじゃないかというふうに思っておりますので、検討だけじゃなくて、本当にこれ何とかしなきゃいけないという思いで協議をやってください。その点、もう一遍答えてください。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) おっしゃるように、文化センターで公演が開かれるということで、そのあたりにお客様が集中してくるということは想定されておりますので、その辺を勘案しながら慎重に十分検討していきたいと考えております。よろしくお願いします。
○議長(河本英敏君) 19番、松本議員。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 予算確保には、国や岡山県に対して、交付金が維持修繕に対してでも活用できるよう要望してまいりたいと思います。また、起債等を充当しながら、効果的に修繕を行っていきたいと考えております。
◆10番(中村聖二郎君) 答弁どうもありがとうございました。今回は市道の中でも1、2級の幹線道路の修繕計画を取り上げましたが、それ以外の……。
○議長(河本英敏君) 10番、中村議員、済いません。
◆10番(中村聖二郎君) 当てていませんでした。えらい済んません。ほんなら、もう一回座ったほうがよろしいかな。
○議長(河本英敏君) いやいや、よろしい。
◆10番(中村聖二郎君) いいですか。済んません。 今回は市道の中でも1、2級の幹線道路の修繕計画を取り上げましたが、それ以外の生活道路についても、市民の方から、市に要望してもなかなかやってくれない、動いてくれないとの声も聞いております。市は生活道路について、平成28年度は3,600万円の予算をつけて対応しておりましたが、これが一時的な対応にならないように、生活道路についても修繕予算を増額していただき、市民の要望に応えていただきますよう求めておきます。 次の質問に行きます。 最後に、衆楽園の建物利用について、利用拡大を図っていきたいとの答弁でした。ぜひ多くの市民に利用される建物にしていただきたいと思います。 市民の方でも、建物利用ができることを知らない方も多いと思います。広報でもお知らせしてはいかがでしょうか、お尋ねします。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 建物利用につきましては、衆楽園、また公園緑地課の窓口で御案内をしているほか、市のホームページに衆楽園建物利用申し込みの御案内として掲載しているところでございます。今後、アンケートの調査結果を踏まえて、施設の利用拡大に向けて研究するとともに、広報へ掲載し、広く市民の方に周知されるよう努めていきたいと考えます。
○議長(河本英敏君) 10番、中村議員。
◆10番(中村聖二郎君) ぜひ広報での周知に向けて頑張っていただきたいと思います。 さて、衆楽園に来られる観光客の方は、庭園を見た後に、美作三湯も含め鳥取や米子の温泉地に行かれる方が多いように思われます。津山で宿泊し、ゆっくり観光を楽しんでいただきたいとの趣旨で、市は通過型から滞在型の観光地を目指す取り組みをされています。私もこのことには賛成です。 しかし、駅から鶴山公園、城東町並み保存地区、衆楽園、城西地区、津山まなびの鉄道館など一つ一つが点在しており、歩いて回るのは距離があります。レンタサイクルなども用意していますが、高齢者には無理です。 そこで提案ですが、京都のような名所めぐりの巡回バスを運行してはいかがでしょうか。1日をかけて津山市内を巡回し、楽しんでもらう企画です。試験的に観光客の多いシーズンには小型のマイクロバスなどを走らせてはいかがでしょうか、お聞かせください。
○議長(河本英敏君) 産業経済部長。
◎産業経済部長(高務雅彦君) 本市には魅力ある観光素材が数多くありますけれども、それらが点在していることから、これらをどう連携させていくかが課題の一つであると認識しているところでございます。 現在、市内循環バスとしてごんごバスを運行しておりますが、観光の専用路線ではないため、観光客の利便性や回遊性の向上につながりにくいのが現状でございます。議員御提案の名所めぐりの観光バスの試験運行については、現在取り組んでおります滞在型観光のまちづくりの中で、観光客の動向などを踏まえながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(河本英敏君) 10番、中村議員。
◆10番(中村聖二郎君) 大変前向きな答弁をいただき、ありがとうございます。巡回バスを観光シーズンに合わせてぜひ検討していただきたいと思います。 次に、3月議会で取り上げましたが、城東保存地区の入り口に当たる宮川の河川管理がお粗末です。市が管理している大橋は、塗装が剥げ、生地がむき出しになっています。このままでいいと思っているのでしょうか。観光立市宣言をしている津山市です。景観をもっと大事にすべきと考えます。お聞かせください。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 大橋の塗装が剥げている箇所は、高欄部、いわゆる欄干の部分でございますが、平成元年に塗装の更新をしておりますので、28年が経過しております。生地は亜鉛メッキの部材でございますので、今剥げて下にむき出しに見えるのは中塗りの塗装と思われます。 全市1,335橋を維持管理する中では、今までの橋梁点検の結果におきましても問題なしという判断が出ており、大橋は健全な橋梁となります。しかし、議員御指摘のように観光資源と考えた場合、美しいと言える状態ではないとも見受けられます。城東地区の景観整備計画を考える中で、予算確保に取り組んでみたいと考えております。
○議長(河本英敏君) 10番、中村議員。
◆10番(中村聖二郎君) 大橋も大切な観光資源です。市は予算確保に取り組んでまいりたいとのことでしたので、今後の市の姿勢を見守っていきたいと思います。 次に、宮川にかかっている大橋から国道53号線新大橋にかけて、カズラが車道まで延びてきており、市民の方からも指摘されています。城東地区の入り口に当たる大橋付近の現状を県民局に伝え、河川内も含めた対策をとっていただきたいと思います。いかがでしょうか、お尋ねします。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 吉井川の伐木、伐採などは、住民との協働のもと、ふるさとの川リフレッシュ事業を継続的に実施するよう、岡山県へ要望しております。議員御指摘の宮川の箇所につきましても、6月4日に実施した河川清掃におきまして、住民、県との共同作業により整備されたところでございますが、今後も環境や景観に配慮し、根本的な対策について県と共同して対応していきたいと考えております。 以上です。
○議長(河本英敏君) 10番、中村議員。
◆10番(中村聖二郎君) 大橋、河川内の問題につきましても、前向きと捉えられる答弁をいただきありがとうございます。 城東地区内では、苅田家附属町家群整備事業も始まろうとしているんですが、この時期にその西の入り口付近の大橋、その周辺があの状態では、かなり寂しい気がします。大橋は市の責任で塗装をやりかえる、河川内の清掃については県への働きかけを引き続いてよろしくお願いします。 東側の護岸については、6月4日のふるさとの川リフレッシュ事業による住民、県との共同作業により、見ばえも大変よくなりました。今後とも城東地域西の入り口としてふさわしい景観となりますようによろしくお願いします。 これにて質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(河本英敏君) 以上で10番、中村聖二郎議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 11番、秋久憲司議員。
◆11番(秋久憲司君) 〔登壇〕 では、発言通告の順番をちょっと若干変えまして質問させていただきたいと思います。 最初は、小地域ケア会議と町内会福祉委員についてでございますが、津山市は平成26年3月に策定しました津山市地域福祉計画に基づき、地域での支え合いの仕組みづくりを進めていますが、その中で小地域ケア会議の組織化や活動内容と、町内会活動の現状や相互の連携はどのように進んでいますか、お伺いをいたします。 また、地域で活動する民生委員や愛育委員と連携しながら、主には町内会での見守り役、また情報のアンテナ役としての活動が期待されております福祉委員の設置を早急に行うべきと思います。この一般的には福祉委員と呼ばれる名称は、津山市では地域福祉推進委員の名称となっております。福祉委員の設置主体である社会福祉協議会と津山市との協議が進んでいないようですが、行政にはリード役が問われていると思います。 そこで質問させていただきますが、福祉委員の必要性や求められる活動、市が任命する行政側の民生委員や愛育委員と福祉委員と、それぞれの役割がどう違うのか、そして県下の各自治体や他都市の設置状況はどうか、お伺いをいたします。 次に、地方創生とローカルの時代についてでございます。 人口減少は、地域経済の縮小やコミュニティーの活力低下などさまざまな市民生活への影響があるため、地方創生への取り組みとして、特に少子化の大きな要因でもある若者の減少を食いとめるためのさまざまな取り組みがなされております。 ある地元新聞では、「歪みを超えてL(ローカル)の時代へ」のテーマで、地域創生への提言を地道な取材により、豊富な事例を織りまぜながら紹介をされておりました。5月は「地域学のススメ」をシリーズで紹介されておりまして、お読みになった方も多いというふうに思います。 これまでの学力偏重の教育から、地域を担う責任感や郷土愛、当事者意識の芽生え、地域の課題に取り組むことでの判断力や思考力、表現力の養成などを育み、学力向上へつなげていくことなどが読み取れ、津山市の事例も紹介されておりました。 今後こうした活動を活発にするためには、教育委員会と学校だけではなく、行政全体や企業、地域の理解や相互の連携を深めて支えていくことが大切で、お互いの連携を進め、体系化していく仕組みづくりが必要ではないかと思います。 そこでお伺いしますが、津山市は地方創生の取り組みとして、郷土への愛着と誇りの醸成の促進を掲げられておりますが、どのように認識されて進められておりますか、お伺いをいたします。 最後に、当局のガバナンス向上についてお伺いをいたします。 ガバナンスとは、統治のプロセスと言われております。組織をまとめ治めるための相互作用や意思決定の過程が問われております。地方自治法が施行されてからことしは70周年ですが、この間、地方自治の環境は大きく変わり、自治体経営手腕が問われる時代となりました。このような時代にある現在、当局は地方自治体のガバナンスをどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。 また、関連しまして、具体的な事例でお伺いをいたしますが、3月議会ではJR津山駅に計画されていた南北自由通路が大きな議論となりました。当局は再検討するとのことで、実施設計経費を補正予算で取り下げ、再検討することとなりました。 当初予算の提案までの庁内協議のプロセスに疑問を感じており、後ほどお伺いをいたしますが、その前に、私もこの件で南北自由通路の費用対効果の数値は幾らだったのかとお伺いをいたしましたが、当局の回答は、費用対効果の分析手法は確立されていないため、算定していない、すなわち南北自由通路の費用対効果の数値はないとの答弁でした。 私の勘違いでしたらいいのですが、3月に市の情報公開制度に基づきまして、法に訴え開示を受けました。当局が平成23年3月にまとめた平成22年度津山駅周辺整備検討業務報告書には、以下のことが書かれておりました。 「初めに」では、公共事業をめぐる社会経済情勢の変化や、津山市を取り巻く財政状況の厳しさが強まる中で、これだけ大規模な公共投資を行うためには、その投資に見合った効果が得られることを明確にし、地域や市民の理解を得ることが大前提となる。しかし、南北自由通路については、1日の乗降客自体が4,000人程度と少なく、駅南の市街地の広がりも小さいため、十分な需要が見込めず、全体として投資に見合った整備効果、便益が得られないことが懸念されているとしまして、費用対効果をはかる費用便益比BバイCは0.16との結果が出ております。 そして、代替プラン立案の基本方向では、整備費が膨大となる駅舎改築を伴う北地区の駅前広場改良等の整備は避け、既存駅舎の存続、そして短期的には当面南北自由通路は整備しないことを前提条件とし、北口駅前広場の整備プランが策定されました。 費用対効果の数値はないとした当局の3月議会の答弁と、この報告書にある費用対効果の数値や報告書の内容について御説明をいただきたいと思います。 以上です。〔降壇〕
○議長(河本英敏君) 市長。
◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 秋久議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 本市の郷土への愛着と誇りの醸成についてでございます。 地方におきましては、進学や就職により若者が都市部に流出することが大きな課題となっておるところでございます。本市においても、18歳の崖としてあらわれておるわけでございますが、この克服のためには、仕事の場の創出や、いわゆる地域学の取り組みが不可欠でございます。すなわち、子供のころから歴史、文化など地域について学び、まちづくりなどの活動を通じて地域の人々と深くかかわることで、地域への愛着や誇りが醸成され、将来の地域内定住や、一旦地域外へ出ても、いつかは津山に帰ってきたいと思いを持っていただくことで、Uターンにもつながるものと考えております。 本市の総合戦略におきましても、このコンセプトを柱の一つに位置づけておりますし、津山の洋学による郷土学の推進や、つやま子ども未来プロジェクト、小・中学校でのふるさと教育などの教育分野を初め、学生とともに地域課題の解決や地域づくりに取り組む事業など、高校や高等教育機関との協働による定住施策や地域振興施策にも積極的に取り組んでおるところでございます。 次に、地方自治体のガバナンスをどのように考えているのかとのお尋ねでございます。 地方分権の推進により、地方自治体の役割や権限、責任は拡大をいたしておりまして、これまで以上に市民や議会の皆様に対して説明責任を果たし、適正かつ効率的な行政運営に努めなければならないと、このように考えております。 そのためには、法令の遵守はもとより、徹底した情報公開による透明性の確保や、財政規律を遵守した事務事業の執行など、行政内部の自己統制が不可欠でございます。こうした秩序のもと、質の高い市民サービスを提供することが、地方自治体に求められるガバナンスだと考えております。 以上でございます。〔降壇〕
○議長(河本英敏君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(小賀智子君) 小地域ケア会議の組織化や活動内容、町内会活動との連携についてお答えいたします。 本市では、市民の皆さんが住みなれた地域で安心して暮らし続けていくために、町内会役員を初めとした地域を支える方々と、市や社会福祉協議会、地域包括支援センターなどの専門職が地域の課題を一緒に話し合う場として、小地域ケア会議の設置を連合町内会支部単位で進めてきており、現在44支部のうち22支部で設置されております。 会議では、行政側から地域の高齢化の現状や、認知症、介護予防の取り組み等の情報提供を行いながら、高齢者でひとり暮らしをされている方の対策や災害時の対応など、地域の困り事や抱えている課題を話し合うこととしており、お互いに知恵を出し合いながら課題の解決に向けて取り組んでおります。 取り組み状況を紹介させていただきますと、黄旗を掲げることでの独居高齢者の見守り活動や、高齢者の生活上の困り事を住民同士で助け合う活動、地域での支え合いの現状を把握する支え合いマップの作成など、それぞれ課題認識から始めて、新たな事業に結びつけられております。 続きまして、地域福祉推進委員の役割と必要性、民生委員や愛育委員の役割についてお答えいたします。 民生児童委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣からの委嘱を受け、地域住民の見守り役、関係機関とのパイプ役として、地域福祉活動のリーダー的な役割を担っていただいております。また、愛育委員につきましては、地域の健康づくりを推進するため、各町内会長から推薦された委員で自主的に組織され、ボランティアとして活動いただいているところでございます。 次に、地域福祉推進委員につきましては、社会福祉協議会からの委嘱により選任され、町内会や民生児童委員、愛育委員などの関係機関と連携を図りながら、地域福祉活動にボランティアとして積極的に携わっていただく、サポーター的な役割を担っていただくべき存在であると認識いたしております。 続きまして、地域福祉推進委員の他都市の状況でございます。 県下27の社会福祉協議会がございますが、そのうち22の社会福祉協議会で設置されております。また、都市間で申し上げれば、本市と玉野市が未設置の状況でございます。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 3月議会での答弁と、平成22年度の報告書の内容についてお答えします。 平成22年度の津山駅周辺整備検討業務報告書については、北口広場や南北自由通路などの駅周辺整備が多額の事業費と期間を要することから、整備順序等を勘案し、効果的な段階整備を検討したものでございます。本業務では、段階整備の検討過程におきまして、その判断材料の一つとして、北口広場や南北自由通路などのパーツごとに便益比を算定したものであり、北口広場は2.86、南北自由通路と南口広場を合わせたもので0.16でございました。 しかしながら、これら駅周辺施設は一体となって効用をなすものであり、費用便益比も全体で評価するのが一般的であること、さらにこうした施設の分析手法が確立されていないことを踏まえ、南北自由通路及び南口広場だけの費用便益比をお示しすることは誤解を招くおそれがあり、適切ではないと判断したものでございます。 今後、大規模事業を検討する過程におきましては、費用便益比などのデータも皆様にお示しした上で、しっかりと議論をしながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) では、福祉委員についてちょっと、一問一答であと質問を順次させていただきます。 答弁をいただきました。今まで愛育委員とか民生委員さんというのは、選出されますと、それぞれ民連協とか愛育委員連合会、強力な縦割り組織と言えば叱られるかもわかりませんが、縦割りの組織もありまして、ある意味では縦割りもある、ですけど活動は町内会ということでございました。 今度は社会福祉協議会の委嘱ということで、委嘱状を出すかどうかはまた別問題ですが、もう少し緩やかな委員ということでの役割が出てくると。お手元の岡山県社会福祉協議会がつくった福祉委員の役割というものがありますが、そういう見守りを中心に、地域で活動をしていこうということでございます。ですが、その活動する町内会の現状がどう変わっているのかということも、大きな問題だろうと思います。 そこでお伺いしますが、この福祉委員が活躍する場としての町内会、この町内会や町内会がかかわる福祉活動の現状や組織体制などが、この時代、いろいろと変わってきているというふうにお聞きしますが、どういうふうに変わってきているというふうに当局は御認識でしょうか、お伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(鈴木洋二君) 町内会は、地域住民が安全・安心で快適に暮らせるまちづくりを目指し、地域住民の親睦や児童あるいは高齢者の見守り活動を初め環境整備や住民福祉の取り組みなど、地域で生活するために欠かすことのできない活動を行っております。 町内会の福祉活動に関しては、町内会役員や地域の民生児童委員、愛育委員を中心に取り組まれているところであり、その貢献に対しまして改めて敬意と感謝を申し上げる次第であります。 一方で、少子・高齢化や人口減少、核家族化の進行などによる地域活動への参加減少や、人と人とのつながりの希薄化が課題となっており、これは単位町内会だけでなく、連合町内会支部など地域社会全体の課題となりつつあります。 そこで、本市は小学校区または連合町内会支部の区域を単位として、町内会を初めとする地域のさまざまな団体が連携し、地域住民みずからで地域課題の解決に向けて取り組む住民自治協議会事業を第5次総合計画に盛り込み、事業推進を図っているところであります。 住民自治協議会は、平成28年度末時点で市内10地域で設立されており、中には小地域ケア会議の立ち上げを初め高齢者や乳幼児の子育て世代のひきこもり解消の取り組みや、日常生活支援事業などの活動が行われているところもございます。 また、連合町内会におきましても、平成27年に総務福祉部を設置するとともに、事業計画に地域福祉の推進を盛り込み、小地域ケア会議の設置などの福祉活動に積極的に取り組むことが確認されております。 このように、近年は単位町内会だけでなく、連合町内会支部区域での取り組みが進んでいるところであります。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) 福祉委員が活動する場である町内会の活動が、今御紹介がありましたように、昔は町内活動というのはその地区、エリアの共同管理活動でしたけれども、それプラス、リサイクル委員から始まって防災防犯会議ですか、そういうものをつくったり、青少年の健全育成の見守り活動、それから今さっきありました福祉やまちづくり活動、いろんな活動を行う主体として変わってまいりまして、もう町内活動はぱんぱんでございます。 しかしながら、地域で民生委員さん、愛育委員さん、活躍していただきよんですが、民生委員さん、愛育委員さんだけではやはり足らない。では、そこに福祉委員ということになるんですが、他都市と比べて津山市は町内会活動が非常に活発なんですね。ですから、上からその福祉委員というものをかぶせるんじゃなくて、今あるいい活動にソフトランディングやっていくというような考え方でやっていただきたいなというふうに思います。 それから、市は地域福祉を総合的に進める責務があります。これは地域福祉法にのっとって地域福祉計画をつくっているということですから、その責任は重たいというふうに思います。したがいまして、今後は福祉委員を設置すること自体が目的とならないよう、津山市の地域福祉の実態に即した福祉委員の性格や設置の仕方を早急に検討するため、関係機関や団体と早急に協議を進めていくべきではないかと。もう残りは市段階では津山市と玉野市が残っているわけですから、その辺を早急に対応すべきと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(河本英敏君) 環境福祉部参与。
◎環境福祉部参与(小賀智子君) 身近な地域内の課題発見と解決に向けての新たなボランティア、人材として期待されます地域福祉推進委員の設置につきましては、津山市社会福祉協議会が策定された第5次地域福祉活動計画の中で活動目標に掲げ、取り組んでおられます。 また、本市においても、津山市地域福祉計画の中で、地域での福祉活動を行う人材の育成を施策に掲げ、社会福祉協議会と連携を図り、ボランティアの育成や活動情報の提供に努めることとしております。 まずは社会福祉協議会が現在取り組んでおられる地域福祉推進委員の設置の検討状況を速やかにお聞きし、連携を図ってまいりたいと考えております。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) この件につきましては、社会福祉協議会と速やかにお聞きしということですから、早急に協議を進めていただきたいというふうに思います。 次の地方創生とローカルの時代でございますが、いろいろと取り組んどるという回答もいただきました。それで、本年度から岡山県教育委員会も、中高生に地域での活躍の場を与える支援事業というものを進めておりまして、津山市は既にいろいろと取り組まれていると思います。 そこで質問いたしますが、津山市は郷土への愛着と誇りの醸成の促進を掲げ、具体的には津山洋学による郷土学の推進などの施策について、数値目標を掲げて推進されておりますが、その他の事業も含め、進捗の現状や課題、今後の取り組みなどをお聞かせください。 それで、学校と生涯学習の場でどうなのかというのをお聞きしたいと思いますので、まずは学校教育関係についてお伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 学校教育部長。
◎学校教育部長(絹田真一君) 本市の小・中学校においては、MyTownつやま活用事業で、小学校6年生全員が津山洋学資料館を訪れて郷土の先人について学ぶことを初め、郷土博物館や弥生の里文化財センター、津山圏域クリーンセンターなど市内のさまざまな施設等を訪れ、地域の歴史や文化、産業など、直接見て学んでいます。 また、地域の方々を講師とする地域の伝統工芸や芸能、農業体験の授業を実施したり、中学校2年生全員が地元の商店や会社、施設等で3日から5日間の就労体験をする岡山チャレンジ・ワーク14事業において、津山市ではつやまっ子・デビュー14として実施しております。保育所で職場体験活動をした生徒からは、小さい子供とのかかわり方を将来の進路に生かしていきたい、そういった感想も聞かれるなど、体験するだけでなく、将来の仕事について考えるきっかけともなっております。 取り組みを進める上での課題としては、講師となっていただく方や事業所等の確保、日程調整、時間的な制約などがありますが、郷土とつながる学習は、児童・生徒にとって大変貴重なものと考えております。引き続き地域の方々の協力をいただきながら、学校や地域の特色を生かして、郷土津山の自然、歴史、文化など、地域に根差した学びを進め、ふるさとを理解し、ふるさとを愛する人材の育成に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) では同様に、生涯学習現場での取り組みはどうなのか、お伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 生涯学習部長。
◎生涯学習部長(松尾全人君) まず、洋学資料館は年間約1万人の入館者がございます。先ほど学校教育部長の答弁にもありましたが、市内の歴史や文化を学ぶ授業MyTownつやま活用事業で必ず訪れる小学校6年生を初め、校外学習や研究で訪れる学生などを合わせると、児童・生徒、学生の利用者数は約2,400人で、年間の入館者数の約4分の1になります。 資料館では、企画展や講演会、津山高専、津山高校の先生と学生が講師になって児童・生徒を教える江戸時代の化学書から再現実験教室など、さまざまな事業を開催しています。 また、昨年度はワークショップや出前授業用の複製資料を作成、また今年度は館内に多言語音声案内機能を設け、津山洋学の情報発信のグローバル化を進めることとしています。これにより、さらに魅力ある運営、生涯学習、郷土学習の場として活用が図られていくものと思っております。 今後もより深く学ぶ場を提供できるよう、学校や地域、専門家と連携した事業をさらに幅広く推進していきたいと考えております。 次に、郷土学習の推進をする事業といたしまして、つやま子ども未来塾プロジェクトも実施しております。これは、津山の歴史や文化、産業、人材など豊かな地域資源を有効に活用し、地域に根差したテーマについて小学生の親子で学ぶ参加体験型の学習講座です。昨年度は地元企業の工場見学、津山産食材を使った調理実習、市内の大学や高校での体験学習、3世代交流講座などを開催し、延べ1,033人の参加がありました。 この講座は大変好評であり、テーマによっては定員を超える応募もあります。できるだけ多くの親子に参加していただけるよう、講座の開催方法などを工夫し、地域の方々と触れ合う機会をふやすことによって、地域に対する理解や愛着がさらに深まるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) 私は中学生のチャレンジ・ワーク14がずっと前から始まりまして、中学生の方がいろんな事業所へ入って体験するというのを見たり聞いたりしまして、本当に頼もしいなというふうに思いました。そういう子供たちももう結婚して、最初のころの子供たちは結婚して、また子供ができとるというような状況です。それまた、非常に好評な事業もされとるということですから、引き続きいろんな課題を解決し、盛んにしていただきたい。 これは前に言いました地方新聞でも、ある研究者の方が、子供のころそういう社会体験をやったら、大きくなってこっちに帰ってくるとか、それから地域で活躍するとかという比率が、統計的に見ても高いということがはっきりしております。それから、新聞でありましたように、東京で一旗上げるんじゃなくて、東京でも勉強や体験を積んで、地域で帰って一旗上げるとか、やっぱりそういうふうに考え方も変わってくるというふうに新聞でも事例も紹介もありましたので、本当によろしくお願いをいたします。 それで、このように本当にいい事業がどんどん進んでいるんですが、教育長にお伺いをいたしますが、先ほどの答弁のように、地域や事業所などで貴重な体験をして、いろいろ学んでいる子供たちの様子をどのように感じられ、どのような思いをお持ちでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 教育長。
◎教育長(原田良一君) 子供たちは、地域の皆様の御協力のもと、学校だけではできない仕事現場での本物の体験を積み、成長した姿を見せてくれております。特に中学校2年生は、つやまっ子・デビュー14事業で、職場体験活動の中で地域の中に出ていきます。そこではさまざまな仕事の魅力に触れることができます。さらに、働くことの大変さや厳しさ、社会のルールやマナーなども学んでいきます。その中で、ありがとうとか御苦労さまと職場や市民の方々から声をかけていただいたり、できたときの達成感や人の役に立ったときの喜びを実感できたりすることで、自尊心や自己肯定感の高まりにつながり、人として大きく成長するきっかけとなっているところです。 子供たちには、今後も学校での学びだけでなく、地域の皆様の御協力のもと、自分は津山で育っているんだと実感できるような経験を多く積み重ね、地域の中で大きく成長していってほしいと願っているところでございます。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) ありがとうございました。そういうお気持ちで今後の教育行政も進めていただきたいというふうに思います。 この件の最後ですが、島根県隠岐諸島の海士町の地域課題を探求して担い手を育てる、いわゆる地域学を参考に、県内の和気町では、海士町の取り組みをモデルに閑谷学の推進を支援するということをこの和気町の総合戦略の柱として、町、住民団体、地元中学校関係者を交えた高校魅力化推進協議会を発足させ、連携を深めているというような報道もありました。 津山市も地方創生の大きな柱として、この地域学をどう位置づけていくのか、御認識をお伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 総合企画部長。
◎総合企画部長(玉置晃隆君) 本市の地域創生に当たりましては、産業界を初め国・県の行政機関、教育及び金融機関、また労働者の団体、マスコミの各分野におけます有識者の皆様方で構成します地域創生の推進会議を設置して、幅広く意見提案をいただいているところでございます。 あわせまして、小・中学校の先生方との意見交換あるいは市内高校の校長会に職員が出向きまして、本市の地域課題や取り組みについて説明するなど、教育機関との連携にも力を入れているところでございます。 今後もこういった場での御意見を賜りながら、学校及び地域と行政が連携して、議員御提案の地域学に取り組み、学校と地域のつながりをさらに深め、伝統文化の継承や地域を支える人材の創出につなげていきたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) 地方創生の推進で、地域創生推進会議を設置していたり、それからいろいろと協議を重ねているということですから、こういう場でこの地域学がもっと盛んになるように、いろいろと協議を積極的にやっていただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。 最後に、当局のガバナンスの向上についてですが、駅前の南北通路につきましての便益比、部長の口から言っていただきました。もっと早く言ってほしかったんですが、言っていただきまして、要するに、整備の順番を決めるために、個別の事業に分解して便益費用を算出しましたということで、それが0.16でしたと。これは平成22年のときの数字ですということですので、今後また再計算されると、北口広場が整備されたので、そこも含めて再計算の必要があるということだろうと思います。 また、国交省がこういった費用便益比のマニュアルを示しておりますが、そこに書いてあるのは、便益比を算定した場合は、開示が基本です。開示が原則ということになっておりまして、開示して、きちっと説明責任を果たすということは全うしていただきたいと。 中で気にかかるのが、自由通路の施設の分析手法が確立されていないということなんですが、ちょっと僕も一部分だけとって揚げ足をとるようですが、国交省もこのマニュアルの中で参考というふうに示しておりまして、津山市もその国交省が示した参考というものを使ってやっているわけですから、国交省の悪口というふうにうがってもとられますので、国交省の示した内容に沿って分析されているというふうに私は理解をしております。 それで、次にお伺いをいたしますが、この報告書の中で、北口駅前広場の費用便益比は、最初は0.76でした。だったんですが、代替プランでは、事業見直しによりましてその数字が2.86になりました。どういった理由で費用便益比が高くなったのか、お伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 北口広場整備の便益は、当初、広場内への路線バスの乗り入れによる乗りかえ時間短縮など歩行者の便益のみを計上して、0.76となっておりましたが、今回の整備では、国道53号との交差点が2カ所あったものを1カ所に統合することとしていることから、国道53号を走行する自動車の時間短縮も見込めるため、国土交通省の道路事業に係る費用便益分析マニュアルに基づき、これらの便益を加えて算定した結果、2.86となったものでございます。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) わかりました。その都度数字を出して、また見直しを図るというふうになったというふうに思います。 それで、南北自由通路の費用便益比が0.16と、これはその当時、平成22年度のその当時の状態で切り抜いた数字で、極めて低いんですが、当局の説明では、駅周辺事業は一体となって効用をなすため、費用便益比も全体で評価することが妥当ということですが、この事業全体の考え方や具体的事例などを含めて、ちょっと詳しい説明をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 御説明いたします。 整備前の駅前広場は、路線バスへの乗りかえに広域バスセンターまで移動しなければならず、一般送迎用車両やタクシーなどが混在し、特に通勤時間帯などでは混雑が激しい状況でございました。また、国道53号への出入り口は2つの信号交差点となっており、渋滞の要因にもなっておりました。 また、駅周辺に目を向ければ、店舗の撤退などにぎわいが減少しており、駅南地域におきましては、踏切が駅から東西ともに約500メーターと離れており、駅あるいは駅北地域へのアクセスは大きく迂回を強いられているなどの課題が山積みでございました。 駅周辺整備事業は、これらの課題を解消あるいは緩和するために立案されたものであり、北口広場整備では、路線バスの乗り入れにより乗りかえの利便性が向上し、タクシーや一般送迎用車両専用レーンを設けることによりまして、広場内の安全で円滑な通行が確保されることとなっております。 また、通勤時間帯などの混雑対策としまして、南北自由通路と南口広場や駐車場を配置し、一般送迎用車両を分散させることによりまして、北口広場や国道53号の混雑緩和が図られると想定しております。 さらに、南北自由通路は、駅南地域から駅あるいは駅北地域へのアクセスが改善され、日常生活や津山まなびの鉄道館などへの観光客などの利便性、回遊性が大きく向上いたします。 このように駅周辺の諸課題に対しまして、北口広場や南北自由通路などの各施設が相互に連携して効果、すなわち便益が発現されるものであるため、先ほども申し上げましたとおり、駅周辺整備全体で費用便益比を算定し評価するのが一般的でございます。 また、駅周辺整備は、まちづくりの観点からも、こうした直接的な効果に加え、新たな人や車の流れができることによって、駅周辺を含めた中心市街地のにぎわいの創出や、鉄道で分断されていた駅南地域における民間開発による市街化促進などにもつながるものと期待しているところでございます。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) いろいろと御説明をいただきました。3月の打ち合わせのときよりも大分現実に近づいてきたんじゃないかと思いますが、高度成長期のアルネとかいろいろ整備やったときのあの夢、バラ色の夢100%のうたい文句で説明するんじゃなくて、やはりこの時代の今の市民生活の実感に即した説明、そして今後市民生活をどういうふうに持っていきたいか、そこをしっかり捉えて、今後の事業説明、数字もきちっと計算やったり再計算してあらわしていただきたいというふうに思います。 また、駅とか鉄道は、ノスタルジー列車も走っていますが、大きくは地方ローカル線をどう維持、存続させていくのか、これも大きな地域の命題でございますので、南北自由通路だけ切り取れば、都会のほうでもこれでペイせえって難しいんですよ。その辺も、数字がどうしても上に上がらないからといって隠すんじゃなくて、やっぱりきちっと表に出して、市民生活をどうするのか、真剣な議論をしていただきたいなというふうに思います。今後とも再計算して、いろいろと議論を進めていきたいというふうに思います。 そして、こういった県の予算ヒアリングや政策決定の会議などで、さまざまな会でこの報告書の内容が庁内で共有されてきたのかなと、そしてこのことをもっと深く勉強されてきたんかなというふうに思いますので、その辺はいかがでしょうか。
○議長(河本英敏君) 都市建設部長。
◎都市建設部長(原田博史君) 本報告書の内容につきましては、北口広場はもちろんのこと、今回の南北自由通路関連事業の事業化検討におきましても、庁内で共有した上で取り組んできたところでございます。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) 今後が大事ですので、今後しっかりいろんなことを共有して進めていただきたいなというふうに思います。 それから、この件に限らず、部内会議、予算ヒアリング、事業評価委員会、庁議などや日常の会議などで、庁内全体でさまざまな施策の効果を上げるために、お互いの自由闊達な議論の場が必要というふうに思います。縦割りの中で、庁内で職員同士が疑問を持っていてもなかなか口を出せないような、他の部署の仕事には、おかしいなと思っていても口を出さない、タブーのような縦割りの弊害が、これは日本全国一般的にあります。そういったことが津山でもあるんではないでしょうか。いかがでしょうか。
○議長(河本英敏君) 総合企画部長。
◎総合企画部長(玉置晃隆君) 部局をまたがります事業管理、あるいは他の施策との調整、新規事業の検討などは、各部局の部局長及び企画調整官を中心に調整を行い、施策を推進しているところでございます。 また、本年度からは、一層の部局間の横断的な連携を図るために、まちづくり調整検討会議を設置し、既存の政策調整フローを補完しております。この調整検討会議は、4月20日に設置しまして、これまで5回開催しており、今後も部局間において議論を深め、効率的で効果的な施策の実施を図ってまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) やはり職員が他の部署のことを口を出すのは、邪魔やったり引っ張るということじゃなくて、やはりお互いの不備、不十分な点を補い高め合うと、そういうような文化をつくって、そのようなもとでやっていくというな文化づくりをひとつお願いをいたしたいなというふうに思います。 それで、最後の質問ですが、今後政策立案や見直し、決定、組織全体の活性化のために、例えば上意下達の色彩が強い部長会や課長会の見直しや、新たに政策について部署を超えてフラットな立場で話し合う会議や、日常のやりとりができる仕組みづくり、例えば部長室をその職場の真ん中に設置し、ガラス等透明で見えるようにして、部長を中心とした職場全体の一体感や活性化を図ってはどうかというふうに思います。 また、政策立案のための出張旅費もふやしていくべきではないでしょうか。旅費といえば、県庁への会議へ行くのがやっとというようでは、職員のやる気も起こらないし、新しい政策も出てこないというふうに思います。 このような案も含めて、当局のガバナンスを向上させることが必要と思いますが、どのようなことに今後取り組まれていきますか、お伺いをいたします。
○議長(河本英敏君) 総合企画部長。
◎総合企画部長(玉置晃隆君) ガバナンスの向上に当たりましては、今議員御指摘のように行政機構あるいは意思形成過程の改善などのシステム的な見直しが必要と受けとめております。ガバナンスの強化に向けましては、先ほど答弁をさせていただきましたまちづくり調整検討会議など新たな取り組みを通じて、組織の活性化を図るとともに、職員からの意見聴取や他都市の事例なども参考にしながら、組織力の向上に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(河本英敏君) 11番、秋久議員。
◆11番(秋久憲司君) 職員が一丸となって、お互い高め合おうというような文化がガバナンスとしてでき上がりますように今後御期待をいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 〔12番竹内靖人君「議長、関連」と呼ぶ〕
○議長(河本英敏君) 12番、竹内靖人議員。
◆12番(竹内靖人君) 済いません、関連ということで、先ほど11番、秋久議員から、チャレンジ14の御質問がございましたので、それに関連をして少しだけお聞きができたらなというふうに思います。 中学生が地域の企業訪問といいましょうか、社会の中での企業の役割、そしてお父さん、お母さんも含めて知り合いの方などなどが社会の中でそれぞれ仕事をされとるその姿を見ること、その仕事のすばらしさを覚えてもらうというか、体験をしてもらうということが大事だろうなというふうに思っておりまして、地域の企業さんが当然協力をしてくださらないと、このことはできんというふうに思いますし、成り立ちません。 ですから、教育委員会だけでなくして、産業経済部などとも連携をとりながら十分やっていただきたいと思いますが、地域の企業の様子について、受け入れの様子についてもしお聞きができたらなというふうに思いますし、今わからねば後で結構だと思うんですけれども、若者が地域に残る、残って仕事がしたいと思えるようなまちづくりが望ましいというふうに思いますから、IターンであったりUターンであったり、そういうものへつなげれるようなチャレンジ14であってほしいなというふうに思いまして、そのことがわかるようでしたらお聞きがしたいなということでありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(河本英敏君) 学校教育部長。
◎学校教育部長(絹田真一君) 今、津山市内の中学校2年生、約940人おりますが、そういった子供たちが事業としてつやまっ子・デビュー14事業、これに事業で取り組んでいるわけです。その中で、事業者におかれましては、ざっと200弱の事業者、協力していただいている事業者がございます。そういった方々、飲食店、小売業、その他医療機関、保育園、いろいろございます。その中で子供たちが津山に愛着を持てるような事業に展開していったらいいなと思っておりますし、そういったことも含めてこれから一生懸命子供たちと取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(河本英敏君) これで関連質問を終わります。 以上で通告による質問、質疑は終わりました。 これもって質問、質疑は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表はお手元に配付のとおりであります。
△日程第2 請願第1号~請願第4号
○議長(河本英敏君) 次に、日程第2に入り、請願第1号、第2号、第3号及び第4号を一括上程とします。 この請願書は、去る6月12日、会議の際に配付いたしておりますとおりであります。 この際、お諮りをいたします。 ただいま議題となっております請願4件の審査は、所管の常任委員会に付託いたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河本英敏君) 異議なしと認めます。 よってそのように決定いたします。 審査付託表はお手元に配付のとおりであります。 なお、審査付託表は議案及び請願をあわせて記載しておりますので、御了承願います。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、6月19日から21日までは委員会審査とし、お手元に配付いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 6月17日及び18日並びに6月22日から6月26日までは休会とし、次の会議は来る6月27日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしません。御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会といたします。 午後3時15分 散会...