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06月16日-06号

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  1. 津山市議会 2017-06-16
    06月16日-06号


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    平成29年 6月定例会                             平成29年6月津山市議会定例会                議 事 日 程(第 6 号) 〇平成29年6月16日(金)午前10時開議┌─────┬─────────────────────────────────────┐│ 日程番号 │       会  議  に  付  す  る  事  件        │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 〇議案質疑・一般質問                          ││     │   議案第2号~議案第13号(12件)                 ││ 第 1 │  (松本義隆議員、村田隆男議員、近藤吉一郎議員、中村聖二郎議員、    ││     │   秋久憲司議員)                           ││     │ 〇委員会付託                              │├─────┼─────────────────────────────────────┤│     │ 請願第1号~請願第4号(4件)                     ││ 第 2 │ 〇一括上程                               ││     │ 〇委員会付託                              │└─────┴─────────────────────────────────────┘ 〇散 会                本日の会議に付した事件┌───────────────────────────────────────────┐│ 議 事 日 程 と 同 じ                             │└───────────────────────────────────────────┘                                   平成29年6月16日 津 山 市 議 会 議 員 殿                       津山市議会総務文教委員長 竹 内 靖 人 印                         〃  厚 生 委 員 長 安 東 伸 昭 印                         〃  産 業 委 員 長 竹 内 邦 彦 印                         〃  建設水道委員長 津 本 憲 一 印                委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                      記1.日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 6月19日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (月)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │      │ 午前10時 │ 総 務 文 教 委 員 会 │ 第 1 委 員 会 室 │  │ 6月20日 │   〃   │ 厚    生 委 員 会 │ 第 2 委 員 会 室 │  │  (火)  │   〃   │ 産    業 委 員 会 │ 第 3 委 員 会 室 │  │      │   〃   │ 建 設 水 道 委 員 会 │ 第 4 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2.案    件  付託議案及び閉会中継続調査事件                                     津議第186号                                  平成29年6月16日 津 山 市 議 会 議 員 殿                 津山市議会広報調査特別委員長    吉 田 耕 造 印                   〃  議会活性化調査特別委員長 松 本 義 隆 印             特 別 委 員 会 招 集 通 知 下記により、それぞれ委員会を招集しますからご出席ください。                     記1.日時及び場所  ┌──────┬──────┬────────────┬─────────────┐  │ 月  日 │ 時  刻 │ 委  員  会  名 │  場       所  │  ├──────┼──────┼────────────┼─────────────┤  │ 6月21日 │ 午前10時 │ 広報調査特別委員会  │ 議 会 応 接 室   │  │  (水)  │   〃   │ 議会活性化調査特別委員会  第 3 委 員 会 室 │  └──────┴──────┴────────────┴─────────────┘2.案    件  閉会中継続調査事件                             平成29年6月津山市議会定例会                                  平成29年6月16日               審  査  付  託  表  ┌───────┐  │総務文教委員会│  └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち総務文教委員会の所管に属する事項議案第 3号 津山市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例議案第 4号 津山市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例議案第 7号 津山市執行機関の付属機関設置条例の一部を改正する条例議案第 8号 工事請負契約について(本庁舎耐震及びその他改修工事)議案第 9号 工事請負契約について(喬松小学校校舎大規模改修建築工事)議案第10号 工事請負契約について(中正小学校校舎大規模改修建築工事)議案第11号 工事請負契約について(津山東中学校屋内運動場大規模改修工事)議案第13号 消防ポンプ自動車の購入について請願第 1号 日本政府に「核兵器禁止条約の交渉会議参加と、条約実現に努力することを求める」意見書採択を求める請願請願第 2号 いわゆる“共謀罪”法案については、徹底審議と今国会での成立を強行しないことを求める意見書提出の請願請願第 3号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2018年度政府予算に係る意見書採択の要請について  ┌───────┐  │厚 生 委 員 会│  └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち厚生委員会の所管に属する事項請願第 4号 家族介護はもう限界です。障害児者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書提出に関する請願書  ┌───────┐  │産 業 委 員 会│  └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち産業委員会の所管に属する事項議案第 5号 津山市地域交流センター条例の一部を改正する条例  ┌───────┐  │建設水道委員会│  └───────┘議案第 2号 平成29年度津山市一般会計補正予算(第2次)のうち建設水道委員会の所管に属する事項議案第 6号 津山市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例議案第12号 工事請負変更契約について(津山駅北口広場整備工事)                            平成29年6月津山市議会定例会資料                継続審査中の請願書一覧表  (厚生委員会)┌────────────┬──────────────────────────────┐│平成28年度請願第 4号│「地域の実情に応じた医療提供体制の確保を求める」請願書   │├────────────┼──────────────────────────────┤│平成28年度請願第 5号│子どもの医療費助成制度の拡充に関する請願書         │├────────────┼──────────────────────────────┤│平成28年度請願第 7号│津山市立東幼稚園園舎及び敷地の貸与に関する請願       │└────────────┴──────────────────────────────┘           出席・欠席または遅参・早退した議員の番号・氏名┌───┬─────────┬───┬───┬───┬─────────┬───┬───┐│ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 │ 議席 │         │ 出席 │ 遅参 ││   │  氏   名  │   │   │   │  氏   名  │   │   ││ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │ 番号 │         │ 欠席 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  1 │ 金 田 稔 久 │ 出席 │   │ 15 │ 黒 見 節 子 │ 出席 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  2 │ 広 谷 桂 子 │ 〃 │   │ 16 │ 津 本 辰 己 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  3 │ 田 口 浩 二 │ 〃 │   │ 17 │ 野 村 昌 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  4 │ 津 本 憲 一 │ 〃 │   │ 18 │ 竹 内 邦 彦 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  5 │ 安 東 伸 昭 │ 〃 │   │ 19 │ 松 本 義 隆 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  6 │ 村 田 隆 男 │ 〃 │   │ 20 │ 美 見 みち子 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  7 │ 中 島 完 一 │ 〃 │   │ 21 │ 河 本 英 敏 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  8 │ 小 椋   多 │ 〃 │   │ 22 │ 岡 安 謙 典 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│  9 │ 政 岡 哲 弘 │ 〃 │   │ 23 │ 木 下 健 二 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 10 │ 中 村 聖二郎 │ 〃 │   │ 24 │ 西 野 修 平 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 11 │ 秋 久 憲 司 │ 〃 │   │ 25 │ 森 西 順 次 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 12 │ 竹 内 靖 人 │ 〃 │   │ 26 │ 吉 田 耕 造 │ 〃 │ 早退 │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 13 │ 原   行 則 │ 〃 │   │ 27 │ 森 岡 和 雄 │ 〃 │   │├───┼─────────┼───┼───┼───┼─────────┼───┼───┤│ 14 │ 近 藤 吉一郎 │ 〃 │   │ 28 │ 岡 田 康 弘 │ 〃 │   │└───┴─────────┴───┴───┴───┴─────────┴───┴───┘           説明のため出席した者の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 市長      │  宮 地 昭 範  │ 産業経済部参与 │  二 宮 俊 幸  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 副市長     │  大 下 順 正  │ 都市建設部長  │  原 田 博 史  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 教育長     │  原 田 良 一  │ 地域振興部長  │  鈴 木 洋 二  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 特別理事    │  政 岡 大 介  │ 加茂支所長   │  安 達   正  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総合企画部長  │  玉 置 晃 隆  │ 勝北支所長   │  赤 田 和 美  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部長    │  山 本 倫 史  │ 久米支所長   │  藤 本 浩 克  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 総務部参与   │  織 田 敬 子  │ 阿波出張所長  │  石 田 昌 子  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部長    │  岡   完 治  │ 会計管理者   │  山 口 一 義  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 財政部参与   │  林 田 敏 之  │ 水道局長    │  分 部 秀 樹  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部長  │  友 末 憲 良  │ 学校教育部長  │  絹 田 真 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 環境福祉部参与 │  小 賀 智 子  │ 生涯学習部長  │  松 尾 全 人  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ こども保健部長 │  忠 政 堅 之  │ 総務部次長   │  森 上   譲  │├─────────┼───────────┼─────────┴───────────┘│ 産業経済部長  │  高 務 雅 彦  │└─────────┴───────────┘           職務のため出席した事務局職員の職氏名┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│  職   名  │  氏     名  │  職   名  │  氏     名  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 局長      │  梶 岡 潤 二  │ 主幹      │  近 藤 基 恵  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 次長      │  野 口   薫  │ 主任      │  寺 坂 洋 一  │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│ 企画参事    │  廣 野 淳 子  │ 主事      │  井 口 琢 朗  │└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘   会議場所  津 山 市 議 会 議 場                                   午前10時00分 開議 ○議長(河本英敏君)  おはようございます。 御着席を願います。 皆様には連日御苦労さまでございます。 これより6月津山市議会定例会6日目の本会議を開きます。 ただいまの出席議員は28名全員であります。 本日の議事日程は、お配りいたしておりますとおり2つの日程となっております。 △日程第1  議案質疑・一般質問 ○議長(河本英敏君)  これより日程第1に入り、「議案質疑及び一般質問」を行います。 昨日に引き続き順次質問を許可いたします。 19番、松本義隆議員。 ◆19番(松本義隆君) 〔登壇〕 おはようございます。 議長の許可をいただきましたので、順次質問をさせていただきます。 まず最初に、7月22日に、津山出身の稲葉浩志さんが所属するB'zが、津山文化センターにおいて28年ぶりの公演が決定し、この公演に物すごい反響があり、市内のホテル、旅館などの宿泊施設はその日のうちに超満員の予約状況で、本市にとりましてありがたいことだと思っております。 このような中で、公演当日には多くの方が文化センター周辺あるいは稲葉さんのゆかりのある場所やお店を訪れることが予想されます。地元では混雑することを予測して、自主的な警備を検討する動きもあったと聞いておりますが、事故があった場合の懸念もあり、ちゅうちょしているとも伺っております。警備や交通整理をしっかりしないと、津山を訪れる方、そして市民にも影響すると思いますが、当局はどのような対応をするのか、お聞きしてみたいと思います。 また先般、津山ホルモンうどん研究会が発足して10周年を迎え、謝恩会を行ったところであります。新聞によりますと、岡山県の経済効果が22年度で27億円、本市が12億円と報道されておりました。 ホルモンうどんは、B級グルメではありますが、本市の知名度アップ、あるいは先ほど申し上げた経済効果などはかり知れないものがあり、本市に対する貢献度は多大なものがあると思います。この研究会に、本市として何か援助みたいなものはしておられるのでしょうか、お聞きいたします。 また、先ほどのB'zの公演に際し、文化センター周辺に本市が誇れるさまざまな特産物や御当地グルメなどの出店をさせる考えはないか、お尋ねしてみたいと思います。 次に、3月議会に引き続き、宮地市長の政治姿勢について幾つか質問いたします。 第1に、市民との約束に対する市長の姿勢であります。 宮地市長は、選挙公約の一つに、みずからの月額報酬30%と退職金50%カットを公約に掲げ、当選されました。それが現在は30%、50%カットをやめていると思います。 報酬、退職金カットのような公約は、御本人の決意と意思を示すものであります。こうした公約が、選挙に当選した途端破られる、これこそ市長の資質が問われる問題であろうと私は思います。なぜ公約が守れなかったのか、現状はどうなっているのか、お答えください。 次に、行政のトップと市議会のあり方であります。 私は、政治は市長と市議会が真剣に議論することから地域の発展が生まれ、政治の安定が築かれると思っております。今話題になっている新国際ホテルの建設について、これまでの議会では一部反対する議員もいましたが、一部の予算ではありますが、29年度当初予算に計上され、議決決定をしたわけですから、議会制民主主義に従えば、市長と議会の共同責任であります。 新国際ホテル建設が今後順調に進むようバックアップすることが、行政と議会に求められる責任の果たし方だと思いますが、市長はどう考えているのか、お尋ねいたします。 市長と議会の関係で、もう一点お尋ねします。 去る3月議会で、当初予算が議決された後に、一部減額するための補正予算が提出された始末について、本来の議会審議を軽視したやり方で、私も長い議員経験の中で、こんなやり方は初めてであります。多くの議員が反対しているから、その反対している予算を減額して、賛成多数に持ち込むために、前代未聞の手法で予算を減額する、こんなやり方が市長と議会のやりとりなのかと考えると、情けなくなります。 もう一度こうした問題も含め、市長が考える市長と市議会の関係についてお聞きしたいと思います。自分に都合の悪い質問には、議員をなじったりしておりますが、そのようなことがないように答弁をお願いいたします。 次に、市長のリーダーシップと政治についてであります。 政治は、人間集団における秩序の形成と権力、政策によって地域を治める自治であります。つまり、みずからの深い見識とその知識に裏づけられた行動力によって地域を治めることが、市長の責務であります。 こうした観点で市長のリーダーシップを考えますと、宮地市長の場合は、何もかも肝心なところは外部委員による審議会などへ施政の方針を委ねているように思えてならないのですが、市長の見解をお聞きいたします。 また、宮地市長の行動や言動を見ていますと、宮地市長は政治と選挙を混同しているように感じます。本来、毎日政治をしなければならないのに、どう見ても毎日選挙をしているように思えてなりません。宮地市長はどのような思いで毎日登庁されているのか、お尋ねしてみたいと思います。 これまで多くの同僚議員の皆さん方が質問をされておる事項が多々ありますけれども、私なりの観点で質問をさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 それでは、松本議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 私の報酬と退職金についてのお尋ねでございます。 私は、就任以来、報酬と退職手当の減額を実行してまいったわけでございますけれども、その減額幅につきましては、そのときの社会情勢等をもとに判断をするということを申し上げてきたつもりでございます。 そして、減額幅については総合的に判断をいたしまして、平成27年3月定例会において、報酬の15%カット、退職手当の25%カットを提案し、議会の皆様方の議決をいただいて、今年度も継続しているところでございます。したがいまして、報酬と退職手当を減額するという公約は、引き続き守っているつもりでございます。 次に、新津山国際ホテルの建設を支援することが、責任の果たし方ではないかとのお尋ねでございます。 新ホテル建設については、中心市街地活性化に向けた取り組みの一環として、また城下地区のまちづくりの推進などの観点から、これまで協力してきたところでございまして、具体的には国からの補助金の条件である中心市街地活性化基本計画への位置づけや、国の補助制度に沿った本市負担分の助成が主な取り組みとなります。 一方で、新ホテル及び中心市街地活性化協議会に対しましては、地元への説明、景観への配慮、城下地区のまちづくりへの協力などを求めております。 新ホテルの建設は、あくまで民間プロジェクトではありますけれども、本市といたしましては、これらの関係者との協議を重ねるとともに、こうした協力を通じて事業を支援しておるところでございます。 次に、議会との関係についての御質問にお答えをいたします。 3月定例会での追加提出の補正予算議案につきましては、繰り返しになりますけれども、事業実施に当たり、議会での議論や地域の皆様の御意見を踏まえ、再度慎重に検討する必要があるとの判断により、提出させていただいたものでございます。御理解をいただきますようお願いいたします。 そして、市議会の皆様とは相互に緊張感を保ちつつ、真摯に議論し、協力しながら、今後のまちづくりを進めていきたいと、このように考えておるところでございます。 次に、外部委員による審議会などへ施政の方針を委ねているように見えるとの御指摘でございます。 何もかも肝心なところは外部委員に任せておる、こういう御指摘でございますけれども、私は市長就任以来、市民目線による政治を常に心がけまして、対話と相互理解の政治信条のもと、信頼と責任の市政の確立を目指してきたところでございます。また、市政の進め方においては、市民との対話はもちろんのこと、学識経験者や地元の皆さん、そして専門家の意見をお聞きすることが重要であると、このように受けとめております。 こうした考え方を踏まえ、外部委員の皆様にも参画いただき、客観的な議論や検証を経ることで、政策内容を高めるとともに、民意を反映させた施策の展開が可能になると、このように考えておるところでございます。 次に、私が政治と選挙を混同しているのではとの御指摘でございます。 私は、7年前の市長就任以来、職責を十分に認識しながら、市民の負託に応えられるよう職務に邁進してきたところでございます。御指摘については、私の思いとかけ離れておりますけれども、引き続き市政のかじ取り役として職責を全うしていく考えでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  津山ホルモンうどん研究会への援助についてお応えをいたします。 津山ホルモンうどん研究会が発足をいたしまして、ことし10周年を迎えられましたが、これまで食文化の発信を通じて本市の知名度アップに多大な御尽力をいただいております。活動を通じて本市への入り込み観光客数も増加するなど、観光面での貢献度は大きなものがございます。 本市といたしましては、研究会に対して直接的に財政援助を行ったことはありませんが、研究会員として本市の職員が多くボランティアで参画をし、研究会活動の一端を担っております。 次に、B'z津山公演に際し、さまざまなグルメの出店をする考えはないかとのお尋ねでございますが、現在B'z津山公演に向けておもてなし企画を検討しておりまして、関係団体等の協力をいただきながら、会場周辺で本市の特産品や御当地グルメの提供ブースを設置してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  B'zの公演に関する交通安全対策などについてお答えいたします。 B'zの凱旋公演が開催されることで、ファンの皆様がゆかりのある場所やお店を訪れることも想定されております。渋滞等によりまして、地元の市民生活に影響が出ることが懸念されることから、対策につきまして、観光キャンペーン推進会議を中心に、関係部署と協議を重ねてまいりたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  さまざまな答弁をいただきました。それでは、再質問を一問一答方式でやらさせていただきます。 まず最初に、B'zの公演に関しまして、かなりの観衆が予想されるということなんですけれども、この交通整理が、18番議員にも昨日答弁しておりましたけれども、私は文化センター周辺にかなりのファンが殺到するんではなかろうかというふうに思いますので、そのファンを、やはり安全とかそういう面で考えますと、市民に迷惑かけたらいけないという観点から、鶴山公園を開放したらどんなだろうかというぐあいに思っておりますが、その件についてはどうでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  鶴山公園の営業時間は、午前8時40分から午後7時となっております。このたび多くのファンの皆様が津山へ来られることが想定されておりまして、鶴山公園にもぜひ立ち寄っていただければと考えております。 閉園時刻の午後7時以降の営業につきましては、照明灯の設置基数が少なく、安全面の確保に問題がございます。そのため、関係者と協議を重ねて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今協議をして検討しとるということなんですけれども、やはりこの間からおもてなしという言葉をよく使っておられると思うんですが、こういった整理、それから警備、そういったものにつきましても、私はおもてなしの心じゃないかと思います。やはりファンがたくさん来られた、でも大した警備や整理をしなかったということになると、津山市はどういうところかなと言われる懸念がありますので、やはりそこらはもう鶴山公園等をしっかりともう開放して、そういうところしかもう収容するところはないと思うんですが、ただどれぐらいの方が来られるのかというのが見当がつかないということもお聞きしておりますので、我々の情報では数千人の方が来られるんじゃないかなというような情報も得ておりますので、だからそういう方を収容するところっていったら、文化センター周辺はもう鶴山公園しかないんじゃないかというふうに思っておりますので、検討だけじゃなくて、本当にこれ何とかしなきゃいけないという思いで協議をやってください。その点、もう一遍答えてください。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  おっしゃるように、文化センターで公演が開かれるということで、そのあたりにお客様が集中してくるということは想定されておりますので、その辺を勘案しながら慎重に十分検討していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。
    ◆19番(松本義隆君)  そのことについてはお願いしときます。 それでは次に、ホルモンうどんのことにつきまして、職員をボランティアで応援をさせているというような答弁だったと思うんですけれど、職員を応援させるということは、市として派遣をしたり、そういうことをやっているんですか、そこをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  津山ホルモンうどん研究会につきましては、市民活動団体として自主的な活動を行っておられまして、津山ホルモンうどんは市民が育ててきた市民の財産として、これまでも研究会が監修をされました関連商品の売り上げの一部を市に寄附をされるなど、研究会の活動による成果を地域に還元していきたいと、そういうお考えを持っておられますので、津山市といたしましては、こういった研究会の考え方を尊重しまして、会に対する援助という形ではなくて、市を代表する御当地グルメとして観光誘客につながるようなPRを通じまして、会の活動が継続できるように協働して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今の答弁ですと、逆に売り上げの一部を本市のほうに寄附をしていただいとると、全然援助をしないのに寄附をしていただいとるというのは、ちょっと私らも、今まで私知らなかった、この質問を通告して初めてこれわかったんですけど、市民の方も多分、津山市が恐らくかなりの援助をしてあげとんじゃないかなという認識を持っとると思うんですよ。ところが、これ逆ですよね。 だから、そういう面からいくと、やはり金銭面で応援してあげてくださいとか、そういうことはなかなか難しいとは思うんですけれど、応援をできる範囲というのはあると思うんです。今の答弁だったら、もうPRをするしかないような感じの応援の仕方じゃないですか。それだったら、別に何もホルモンうどんだけじゃない、いろんなことをやっているグループ、団体あると思うんですが、そこらもPRを当たり前のようにしとるわけですから、そんなことじゃなくて、もっとほかの応援をしてあげるようなことが必要じゃないかと思うんです。 というのは、もうこの答弁を私が推測するのに、多分職員の皆さん方は、市の要請ではなくて、自主的に自分たちがボランティアで応援をしに行っているんじゃないかというふうにしかとれないんですね。だから、本市がそれはきょうの日当を見てやるから、応援に行ってやってくれというんだったら、市の応援になりますけれども、そういう体系じゃないと思うんですね。だから、そういうことからいくと、やはりもっとほかの、津山市として応援をしてやってほしいなというのがあるんです。 私が思うのは、さくらまつりとかそういう大きな祭りがあるんですけれど、そういったところに出店を必ずいろんな店、出店たくさんしとると思うんですけど、こういうところの出店料などを何とか考慮してくれないかなというような話も出ておりました。 これは観光協会がさくらまつりは主催しているわけですから、観光協会との協議も必要だろうとは思うんですけれど、そこらは本市としてはしっかりと観光協会と協議しながら、そういったものが可能かどうかこれから検討してやっていただけるかどうか、ちょっと答えていただきたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  津山さくらまつりなどのこういったグルメイベントの出店料につきましては、祭りの運営に係るテントブースなどの設営経費を賄うため、出店団体がその主催者に対しまして、経費のうち一定の負担をしているという現状がございます。同研究会のほうも特別な取り扱いは求めておられませんので、現時点ではその意思を尊重していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  この研究会が特別な取り扱いは求めてないと、そうかもしれませんが、私がなぜこの質問をするかわかりますか。私は何もそういう団体の皆さん方からこういうことを聞かずに、私が勝手に質問しとるわけじゃありません。こういったやっぱり要望なり、話を聞いてくださいというようなことがあったから、この質問をさせていただいとるわけです。そこらは理解していただきたいと思います。 だから、そのことについてはもう一度だけお答えください。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  市といたしましては、やはり自主的な活動を支援していきたいということもございますし、またこれが活動が継続していくということが大切なことでございますので、できる範囲で一定の協力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市民の間では、先ほどお店とかそういうものは出店はさせるように考えとるという答弁いただいたんで、そこはしっかりやっていただけりゃあいいと思うんですが、これは市長にちょっとお尋ねするんですが、市長、市民の皆さん方の間では、このB'zを市長がお呼びしたのかという声があるんで、お呼びしたのかしてないのか、お聞かせください。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えをいたしたいと思います。 私がお呼びをしたから、今回の公演が実現したというものでは全くございません。あくまでも主催者側がお決めになられたことでございます。 ただ、私は市長就任以来、上京の際、何度かB'z事務所にお邪魔をいたしまして、日ごろの活躍に対しまして感謝と激励の言葉をお伝えさせていただいております。今回のふるさと津山での公演実現に対して、私としても本当にうれしく思っておるところでございます。B'z関係者の皆様方には心から感謝したいと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長が呼んでないということがはっきりしたんですけれど、市長は東京のほうへ行ったら、B'zの事務所のほうにお邪魔をしていろいろ話をしとるということで、それは非常に市長、いいことだろうというふうに思います。 ただ、今この本庁舎内で昼休みの時間にB'zの音楽が10分ほどかかると思うんですけれど、今までの議員の皆さん方の答弁に対して、全庁、全市を挙げてやるんだというような、お迎えをするんだというようなことを言っておりましたけれど、なぜ支所や、それから阿波の出張所などにこの音楽が流れないんですか。本庁だけなんですか。言っていることがちょっと私は違うんじゃないかと。全市を挙げてやるんだったら、やっぱり支所にもそういう音楽を流す必要があるんじゃないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  今のことにつきましては、確かに言われてみれば本庁だけしかやってないと、こういうことでありますから、これらについては今の議員の御指摘、そういったことについてはこれから早急に考えると、こういうことで御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長から割にいい答弁をいただきましたから、よろしくお願いしときます。 次に入ります。 市長の政治姿勢につきまして、報酬、退職金につきまして、減額したのは公約どおりと言っておりますけれども、最初は30%の報酬、退職金50%というようになっとったものが、報酬が15%、退職金は25%ということは、半分に上げたということですよね。これは公約は市長は守っておると言われるんですけれど、そう言われたらそうかもわかりませんが、でも市民の多くの皆さんは、市長みずから、市長みずからですよ、自分の意思でこの削減を申し出たわけですから、だったらそれを全うするべきじゃないかというのが市民の声だと思う。 だけど、それが1期務めて、2期目になったらこれを半分に上げるというたら、やっぱり公約が私らから見たら、それからそういうことを思う市民から見たら、公約が守られてないんじゃないかなと、これは思っても不思議じゃないと思うんです。そこら辺を市長、もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  先ほども答弁をさせていただいたわけでございますけれども、私は毎年度、議員の皆様方や市民の皆様方の御意見もお聞きする中で、そのときの社会情勢等をもとに、報酬及び退職手当の減額幅をみずからで判断いたしまして、条例を提案させていただいておると、そこで議決をいただいておると、こういうことでございます。 今年度におきましても、報酬は15%カット、退職手当は25%カットしておりまして、公約をしっかり果たしておると、このように認識をいたしておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと、このように思っておるところでございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  先ほども市長言いましたけど、市民の皆さんの御意見というのは、これは関係ないと思うんです。先ほど言うたように市長の自分の意思で、みずからの意思でやっているわけですから、最初選挙出たときに、市民が、あんた給料や退職金やボーナスをカットせえよと言うたことはないと思うんですよ。市長みずからが、私は公約としてこんだけ減額して選挙に臨みますって言ったと思うんですよ。市長になったらこうやりますということを言ったと思うんですよ。 だから、そういう面からいくと、市民の皆さんの声を聞いてというのは、ちょっと私らは首かしげにゃいけんような答弁だと私は思います。だから、そういうことが、市民の間ではそういうことは非常に言われとるということを、市長、認識しとってくださいよ。 次に入ります。 今度は中心市街地活性化のまちづくりについて、新国際ホテルのことにつきまして、市の補助金等はどうなっておりますか、それをお答えください。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  新津山国際ホテルに対しましては、国土交通省の暮らし・にぎわい再生事業を平成28年度から導入しております。当該補助金に係る今年度平成29年度の交付内示額は、要望額の8割であります8,480万円となっております。したがいまして、新ホテルへの今年度の交付額は、本市の制度負担分を合わせまして1億6,960万円が上限となります。 当該補助金につきましては、新ホテルの完成予定であります平成30年度が最終であることから、要望に沿った補助金の交付が得られますよう、引き続き国土交通省と交付要望等の調整を進めてまいります。 また、新ホテル側におきましても、平成30年度に経済産業省の補助金も導入する予定でありまして、同補助金につきましては、国からの重点配分の対象となるよう手続を進めておられます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  えっとね、部長ね、津山市が、私も勉強不足の部分もあったんですけど、この国との補助金を合わせた中で、津山市が半分を負担するということで、結局非常に津山市の財政が厳しい厳しいと言いながら、ことしは非常にばらまき予算をかなり大きな予算を使っておると思うんですけれど、私はある程度本市の負担分はめどがついてやっているんだろうとは思うんですけれど、国から補助してもらうものが、単年度だけで全額補助してもらうわけじゃないんで、先のことはちょっとわからん部分があるかもわかりませんが、この予定しておる補助金が、果たして全額国から補助してもらえるのだろうかという、私は危惧があるんです。関係者の方たちも、本当にそこの部分を危惧しております。 そういう中で、この補助金のめどが立たなかったら、この新国際ホテルは建設がどうなっていくのかという不安を、関係者の方は皆さん持っておられます。だから、そこのところ、もう一度きちっとした答弁をしてください。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  国土交通省からの交付額につきましては、先ほど議員の御説明にありましたように、平成28年度から30年度までの3年間を予定をしておりまして、約2億5,000万円。本市の制度負担分を合わせまして、新ホテルへの補助金額は概算で約5億円という見込みになっております。 次に、経済産業省からの補助金については、新ホテル側において2億円というものを見込まれておりまして、現時点で国と市からの補助金は、概算で7億円という形になっておりまして、交付をいただけるよう積極的に対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今、最終補助金の総額は7億円と今言いましたよね。ここに29年、ことしの1月4日の山陽新聞の記事があるんですけど、これで見ますと、補助金は総額で国と市の補助金は8億円を見込んでいるというふうに載っとんですが、1億円ちょっと違うんですけれど、これはどちらが正しいんですか。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  補助金額につきましては、先ほど申し上げました国土交通省の暮らし・にぎわい再生補助事業の補助金が、国が2億5,000万円、市が2億5,000万円で約5億円ということでございまして、経済産業省のほうは直接ホテル側が申請されてもらわれるものが2億円ということで、現時点では7億円という数字が確定をしております。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今さっき、同じことになるんですけれど、本当に関係者の皆さん方は、この補助金が予測を下回った場合、大変なことになるということで、1,000万円や2,000万円ぐらいのお金だったら何とかなるのかもわかりませんけれど、億のお金になると、なかなか民間の皆さん方が出資してやっとる新国際ホテルについては、厳しい部分があろうかというふうなことをお聞きしておりますので、そこは国と、しっかり国に働きかけながら、満額が補助してもらえるように努力をしてやってほしいと思います。 市長、国にしっかり出向いてもらって、こういった補助金はしっかり満額もらってやらないと、その事業をやる関係者の皆さん方が大変に困惑するんで、そこら辺のことはよろしくお願いしときます。 次に入ります。 次は、例の駅前の南北自由通路のことについて、説明を地元と議会にこれからやるというようなことの答弁があったんですけれど、今そういうことを言われるっていうことは、今まで地元やそれから我々議会に十分な説明をしてこなかったという裏づけになると思うんですが、どうなんでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  南北自由通路等につきましては、これまで駅利用者や周辺住民の方へのアンケートや地元説明会を実施してきております。現在、3月議会や地元地域の皆様の御意見を踏まえ、コスト縮減や整備手法について、まちづくりの観点から全庁的に検討しているところでございまして、今後検討過程におきましては、適宜議会や地元の皆様に説明、協議させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  これはね、本当、大きなお金が要る事業ですから、やはり地元の皆様はもう当然のことながら、我々議会にも責任があるわけですから、こういったものは。ですから、我々議会にもしっかりと説明をしていただいて、議論をする中で、皆さんから賛同いただいてやるというような形でやってもらわないといけないというふうに思っておりますので、とりあえず3月議会でやったような手法は、絶対私はしないでほしいというふうに思っております。 あれはもう、28番議員が言っておりましたけど、一事不再議に私らはもう該当するんじゃなかろうかというふうに思っております。当局のほうは、これはもう法律的には抵触はしないということを言っていましたけど、我々はそこは微妙なところだというふうに私は思っております。 ですから、議員の皆さんのそういう不信感、たくさん皆さん持っておられると思うんです。だからああいう、議決されないから減額補正を組んでというようなことになったんだろうとは思うんですけれど、そういう手法は絶対とらないようにしてほしいと思います。市長、どうですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  今議員の御指摘のことについては十分心しておきたいと、このように思っておりますので、御理解をお願いいたします。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  そのことについては、さっき言ったようによろしくお願いしときます。 では、次に行きます。 市長の政治姿勢についてですが、市の大事な方針を、学識経験者や専門家の意見を聞いて、市政全般を審議会等に委ねるというのは、私はさっきの答弁でそういうぐあいに理解したんですけれど、そういう理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  市政を進めるにおきましては、さまざまな方との対話、あるいは意見をいただくことが大切であると、このように考えておりまして、そうした提言等を参考といたしまして、最終的な施策の決定については私自身が行っておると、こういうことでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  それは当然市長の公印の判こが要るわけですから、市長が判断したということにはなろうかと思うんですけれど、でもそれはそういう審議会等で、こういうぐあいにやりなさい、やったらだめだというぐあいに言われて、市長はそれ判こつくだけでしょう。だから、それは形を言いようるだけであって、実際市長の判断で、自分がこれはやれ、やるなというんだったら、そんなに審議会を重要視しなくても私はいいと思うんですよね。市長の判断でやればええわけですから、市民に選ばれてそこにおるわけですから。そこが私はちょっと、疑問に思っとる議員、私だけじゃない、ほかの議員の皆さん方も疑問に思っとるところあると思いますよ。 だから、そういうことを、文字どおりトップですから、自分の判断でできるわけですから。だから、そういう判断を自分できちっとするようにしてください。こういうところへ丸投げっていうようなことをしないでください。どうですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  先ほども申し上げたわけでございますけれども、市政の進め方におきましては、市民との対話はもちろんのことでございますけれども、学識経験者や地元の皆さん、そして専門家の意見をお聞きすることが重要と、このように受けとめておるところでございます。 最終的な施策の決定につきましては、こうした意見も参考にしながら私自身が行っておりますので、ぜひとも御理解をいただきたい、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  これから市長の手腕に期待をしときます。 それでは、次に入ります。 市長の同じ政治姿勢につきまして、私らが感じとるのは、いろんな会合とかいろいろありますよね。そこらへ市長、来賓として来られます。そういう席で、会場で最後まで残ってお酒の酌をしたりして回っとる。これは市長、私がなぜこの質問するかといったら、市長、今2期目が3年過ぎましたよね。その中で、当初からずっとやられとんだったら、私はこれは質問しません。でも、私が見る限り、何か去年の暮れごろからこういうことが頻繁に行われ出した。ということは、来年の市長選挙をもう意識してやっとるんかなというぐあいに私は感じたから、この質問をしとるわけですよ。そこら辺のことについて、市長どうですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えをいたします。 議員も御存じのとおり、私は酒が全く飲めないんですね。会議に参加させていただきましたら、できるだけ最後までおるようにいたしております。ただ、次の会議等がございますれば失礼をすると、こういうことでございますけれども、私自身は酌をして回るんが嫌いなんです。ですから、どこでそんな話が出てくるのかわかりませんのですけれども、私自身は極力回りません。回りません。極力回らんようにしとります。 そういうようなことでございまして、御指摘をいただきましたような意図は全くございませんで、引き続き市長として職務を全うしたいと、このように考えておるところでございます。 したがって、昨年からと、こういうことでございますけれども、そんな選挙を意識したり、そんなことは全く思っておりませんので、ぜひ、このことをお聞きになった方は、多少の誤解をされると思いますから、私はあえてそのことについて否定をさせていただいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  済みません、19番、松本議員に申し上げます。直接政策というようなところに関係のないというか、多少個人的な問題に余り深く入るということもいかがと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆19番(松本義隆君)  議長、あのね、私は政治姿勢、市長の政治姿勢について通告しとるんですよ、ねえ。政治姿勢に関することは何を聞いてもいいようになっとんじゃないんですか。どうですか。議長と議論しとっても仕方ないんですけど、これ議運の委員長にも諮ってもらいたいんです、私は。議長がそんなこと言われるんだったら。 ○議長(河本英敏君)  時間とめてください。 ◆19番(松本義隆君)  議長がそういうことを言われるんだったら、私は議運に諮ってもらいと思うんです。 ○議長(河本英敏君)  ちょっと待ってください。私の思いを伝え……。 ◆19番(松本義隆君)  いや、議長の思いを言う場所じゃないんです、これは。議長は議事の進行をすればええわけですから。 ○議長(河本英敏君)  わかりました。ちょっと、済みません、議運の委員長、ちょっとそこ。 〔「動議を出しゃあいい」「いや、動議じゃなくて、議事進行に疑義があります、ちょっと休憩させていただいて、議運を開いていただいて、今の件について、ちょっととめていただきたいと思います」と呼ぶ者あり〕 ○議長(河本英敏君)  今休憩しとります。じゃあ、議運のほうをよろしくお願いします。 では、ここでしばらく休憩をします。                                   午前10時45分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午前11時03分 再開 ○議長(河本英敏君)  休憩前に続いて、直ちに議会を再開いたします。 さて、先ほどは私が松本議員に申し上げたことは、大変失礼をいたしました。 それはさておいて、19番議員に申し上げます。議案質疑、一般質問は、今議会に上程されている議案等への質疑を行う場、また市政事務全般についての見解をただす場でありますので、そのことについて御理解をいただきたいと思います。 市長に申し上げます。個人的見解については答弁の必要はありません。そのことを申し上げておきます。 次の質問に移ります。 19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  今議長が個人的なことっていうことを言われたんですけど、個人的に私は言っとるつもりはありません。あくまで津山市の市長としてのということでお聞きしております。そこらを御理解いただきたいと思います。 それでは、先ほどの質問はもうあれで終わりますので、次に、市長のここの議場におる態度と、それから市中ですね、市中との態度が違うということを多くの市民がよく言われるんです。ここではまこと、市長、本当、頭を下げて、本当に市民がテレビ見とったら、わあ、すばらしい市長じゃなと思うかもしれませんが、でも市中行くと、そのギャップがあるんですよね。上から目線で言われる。そういうことを市民から、よく市民から言われるんで、その見解を市長にお尋ねしたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  御指摘ありがとうございます。私は、どういいますか、そんなつもりは全くありません。むしろ市中に出たときのほうが頭が低いというふうに言われております。 本当、いろんな御意見があるんですけれども、決して議員の御指摘のような趣旨ではないと、こういうことを改めて申し上げておきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長ね、津山市の市長として、ここに議場におろうとも、市中におろうとも、同じ態度でなかったらいけんと思いますので、そのことを言うときます。 次に移ります。 市長は事あるごとに公正、公平という言葉をよく使われますけれども、私は市長を選挙で応援した人、応援してない人、これは公正、公平、不公平があっても私は当たり前だと思っています。当たり前の中で、公正、公平という言葉を市長が使われるんで、私らは疑問に思うんです。だから、そういう部分について、市長、公正、公平というのは本当にどういうものなのか、ちょっともう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  実は私は、選挙で応援していただいたか応援していただかなかったという範疇で市政運営をしておるつもりはございません。ただ、いろいろずっと見てみましたら、やっぱり多少その名残といいますか、しこりが残っておるようには思いますけれども、私自身はそういった形で、もう挑発を、以前は非常にこの挑発にひっかかりやすい、こういうふうにあったんですが、今は見ていただいたらわかるように、非常に穏やかになっておるつもりでございますので、そういったことがないということをひとつ御理解いただきたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長ね、今のように市中でも同じようにやってもろうたら、私らは言うことないんですけれど、だけど悲しいかな、これ過去何遍も言ってきたことなんですけれど、私らは勝北の塩手の花火大会ね、あれだって市長がなったときに、前の市長がすごく予算を減額しまして、市長が市長になった途端、宮地さんが市長になった途端にぼんと上げたんですよ。それから、私とちょっと仲がよくなくなったから、これも何遍も言いましたけど、どんと下げられたんですよ。だから、こういうことを見たら、やはり公正、公平というのはちょっと当てはまらないのかなと私は思っております。 ですから、市長は私との見解が違うわけですから、市長はそういう思いなら、そういう思いでこれからそこへ市長としておる限りはやっていただきたいというふうに思います。 それから、次に入りますけど、来年の市長選挙に出馬の意向をしたんですけれども、政策的なことを記者会見で言っておりましたけれど、一番最初に市長が出馬したときのことを覚えていますか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  これは議員も十分お知りいただいておると思うんですけど、一月半前に急遽、私自身が、何とかこの市政を変えなければならんと、こういうような思いがいたしまして立候補させていただきました。そのときには御承知のようにならぬものはならぬ、非常にどういいますか、乱雑な市政運営が見られましたので、そういったことを何とか直したいと、こういう立場で立候補したことをよく覚えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  あのね、市長ね、市長は今7年経過した中でそういうことを思うんだろうと思うんですが、私はよく記憶の中でとどめております。そのとき言われたことは、今の市長が悪いので、無投票にしてはいかん、誰も出る者がおらんのなら、私が落ちてでもいいから出るということを最初言ったんですよ。それが一番最初の始まりなんです。 それで、私はこのきり一遍だけ出たらいいと言われたんです。それを覚えていますか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  当時、議員とはいろんなお話をした経過がありますけれども、私は、市民の皆さん方に1回だけ出るからお願いしますということを言ったつもりもございませんし、それ何かの、ちょうどどう言いますか、議員もお疲れになっておったか、そういうような状況でお話聞かれたんじゃないでしょうかな。そういうことでございます。私は、その記憶はないんです。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  もう私が疲れとったせいにされたらかなわんのですけれど、今度は2回目ですね。2回目のときに、これは2期でやめると言っていたんですけれど、これ聞いとる人たくさんおるんですよ、市長。2期目でもうやめると。これ何でですか、何で変わったんですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  実は私、選挙に出る方は誰もそうだと思いますけれど、これでやめるという出方は、非常に有権者に対して失礼だと思いますよ、私は。というのは、例えばそういう形で出た場合、市民の皆さん方が何を思うか。あ、これでやめるから、少し力を抜いとるんかなというような目で見られたり、そういうことで。ですから、選挙をされる方は、もう直前になるまで、もうやめたということは恐らく言われんと思います。 ですから、私自身も2期でやめるということは言った記憶はございませんので、もしそういった方がいらっしゃったら、どういう方がいらっしゃったかというのをちょっと教えていただければと、このように思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  市長がそう言われれば、その聞いた皆さん方は、きょうのテレビなり、あるいはインターネットの中継なりを見た方は、まあ、やっぱり市長変わったんだなって多分感じると思います。 それで、今回出馬表明したことにつきまして、こういうことも市長言われているんですよ、間違いなく。A氏が出ないんだったらやめてもいいけれど、A氏が出るんだったらもう一回やるということを言われたと思うんですが、記憶どうですか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  A氏というのは大体予測がつくんですけれども、その方が出られると私は思っておりましたから、そんなことを言った覚えはないです、私は。もうはっきり申しておきますから。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  まあ、市長、この市長のそういう政治姿勢の思いの中で、かなり私らの思いと、市民のそういうことをお聞きした皆さん方の気持ちが、かなり市長、今の答弁でこうされたような感じがするんですけれど、それは市長の考えですから、これはもう仕方がありません。我々と意見が一緒になるということはないと思うんで。 最後になりますけれど、この間、特産物の直売所とか、それから道の駅なんかの今の売上状況なんか話されておりましたけれども、かなり売り上げがあるということは、かなりの人が来ているということだと思うんですけれど、これは市民の提案で、そういう道の駅とか直売所なんかに足湯をつけたらどうかというようなことを提言された方がおられるんですが、そういうことについて今後検討する気はありませんか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  今の足湯の件については、私初めてお聞きをいたしました。これについては、一つの御提言として、私ども今お聞きいたしましたので、考えてみることができるのかなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  19番、松本議員。 ◆19番(松本義隆君)  これでもう終わりますけれど、きょう市長にいろんな答弁をいただいたんですけれど、やはり市長、7年前に市長が出馬表明したときの初心のことを忘れないで、あと任期がもう少しあるんですけれど、次の選挙がどうなるかわかりませんが、任期がまだある間は、やはり津山の市長として、やっぱり市民から本当にすばらしい市長だと言われるような市長でおってもらわないけんと思うんです。我々が何ぼ市長と思いが違っても、心の中では、やっぱり津山の市長ですから恥はかいてほしくないし、それからやっぱり津山のために、本当すばらしい市長だったと言われたいんです、本当はね。 だけど、悲しいかな、今そういう声が非常に出た当時から比べると少なくなっている。だから、そういうことを踏まえた上で、残りの任期しっかりとやっていただきたいというふうに思います。そのことについて最後の見解をいただいて、私の質問を終わります。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  ありがとうございました。私自身も初心に返って、皆さん方にお約束をさせていただきましたように、市民目線というものを大切にし、そして市民の皆さん方とできるだけお話し合いをする、膝を交えてのお話し合いをする、その中で一つの方向性も求めていく、こういったスタンスをこれからも大切にしてまいろうと、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(河本英敏君)  以上で19番、松本義隆議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 6番、村田隆男議員。 ◆6番(村田隆男君) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。 ただいま議長の御指名がありましたので、小さな声を大切にを基本の6番、村田隆男、ただいまより一般質問をさせていただきます。 今回は2問質問させていただきますが、まず1問として、障害者対策、有料道路、公共施設の障害者特別割引制度などについて、2問目は、空港津山道路について、その中の津山南道路の状況について質問をさせていただきます。このたびもいつもと同様で、生活密着型で質問をさせていただきます。市民目線での回答を求めます。 有料道路、公共施設の障害者特別割引制度の内容。障害者割引制度には、身体・知的障害者旅客運賃割引、バス料金、福祉バス料金の割引、そして自動車税、自動車取得税、軽自動車の減免、免除などがありますが、少しだけ障害者の割引、減免、免除の制度の内容説明を当局の報告を求めます。 ほかにもいろいろと聞くところはありますが、今回は有料道路の障害者割引制度に絞り質問させていただきます。日常生活において、有料道路を利用される障害者の方に対して、自立した社会経済活動へ参加を支援する割引措置をさせていただくものであります。当局の見解を求めます。 質問2であります。空港津山道路について、また、津山南道路の現状について。 全面開通の方向になるには130年とも聞きますが、早目に事業化を進めても100年かなと。気が遠くなるような事業化でありますが、完成までこれから時代は3代ぐらいかかるんかなと。昔話で村おこしができるのではないかと、そのように思います。昔々、あるところに空港道路というのがあったそうなということで、そういう方向になりはしないかということ、そのように私は聞くところであります。 そこで、お聞きします。土地提供で3者協定による協議のあり方を聞く前に、空港津山道路で当初の事業化は何年からスタートしましたか。②空港津山道路の総事業費は幾ら設定しておりましたか。③年度事業費は。④土地提供率は。要するに用地取得率であります。当局が調査した国交省の報告を求めます。 以上で登壇での質問を終わり、状況に応じては、再度自席にて再質問をさせていただきます。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(小賀智子君)  障害のある方が有料道路や公共交通、公共施設を利用した場合の割引制度についてお答えいたします。 有料道路では、身体障害者手帳をお持ちの方がみずから運転する場合、または重度の身体障害者もしくは重度の知的障害者である方を乗せて介護者が運転する場合に、事前登録された自動車1台に対して、通常料金が半額になる割引制度がございます。 公共交通では、JRや私鉄運賃、バス料金などが、身体障害者手帳または療育手帳の第1種、第2種をお持ちの方や、一定の条件を満たしたその介護者に対して半額になるなどの制度がございます。また、身体、療育の手帳保持者を対象に、タクシー料金が1割引きになる制度もございます。 そのほかには、一定の条件に当てはまる身体障害または知的障害のある方で、日常生活に必要な車の自動車税や自動車取得税が減免される制度や、自動車税と同様に軽自動車税が減免される制度がございます。 次に、公共施設につきましては、障害者手帳をお持ちの方を対象として、文化施設や都市公園などで料金が減額されたり、障害者で組織する団体を対象としまして、スポーツ施設の利用料金が減額される制度がございます。 津山市内の場合、津山郷土博物館や津山洋学資料館、鶴山公園などで全額減免となるほか、津山総合体育館や津山陸上競技場などスポーツ施設の団体利用では、会場使用料が半額となります。 次に、有料道路の割引制度についての見解をとのことでありますが、通勤や通学、通院などの日常生活において、走行条件の整った有料道路を利用することにより、障害のある方の生活の質の向上や社会経済活動への参加促進などが期待でき、その通行料金が一定の条件下で割引になることは、意義深いことであると考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。
    ◎都市建設部長(原田博史君)  空港津山道路についてお答えします。 空港津山道路は、津山圏域と県の中枢都市である岡山市や広域交流拠点である岡山空港を結ぶ幹線道路として、津山市二宮から岡山空港までの約60キロメーターについて実施中の事業も含めて、平成6年度に地域高規格道路に指定されております。 そのうち岡山市側の既に整備が行われておりました岡山北バイパスと、そこから空港までの県道津山賀陽線については、平成10年度までに順次暫定供用されております。一方、津山市側におきましては、津山バイパスとして津山市二宮から皿までの1.6キロメーターについて、昭和57年度に事業化、平成14年度に暫定供用されております。また、平成16年度には津山南道路として、津山市平福から美咲町打穴中までの5.4キロメーターが事業化されているところでございます。 このように、全体区間のうち、交通状況など地域の実情などを踏まえまして順次区間設定し、事業化をしているために、全体としての事業費は設定されておりません。 また、今年度の事業費は、津山南道路で3億3,200万円であり、用地取得率につきましては、空港津山道路全体としては、事業化されていない区間もあるため、算出されていない状況でございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田隆男議員。 ◆6番(村田隆男君)  今先ほど回答をいただきました。その中で、いろいろとこのやりとりの中で、課長、もろもろの皆さんに対しては、本当にこのやりとりが、切磋琢磨しながら本当にやりとりやったということが、この今報告等でありましたけれども、環境福祉部参与の本当に心からこもった報告、回答ありがとうございました。 次、そして、質問2の空港道路でありますが、この状況を見たときに、事業費は設定しておりませんということになれば、130年どころじゃないなと、200年ぐらいかかるんかなと、そのような感じを思いますので、市民から見たら本当に何をしとるんかなということを国に対してやはり言われておると思いますので、しっかり後押しをしてあげてください。よろしくお願いいたします。 質問1の再質問でありますが、障害者対策。 有料道路の障害者割引制度の内容についてでありますが、障害者の対象範囲、1として、障害者御本人が運転する場合、障害者が、身体障害者、知的もそうですけれども、その交付を受けられている全ての方が対象となりますが、全てといっても限度があると思います。その中で当局の見解を求めます。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(小賀智子君)  身体に障害のある方が事前登録された自動車を御自分で運転する場合は、身体障害者手帳の内容による区分は設けられておらず、身体障害者手帳があれば全ての方が対象となります。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  障害者で本人以外の方が運転され、障害者本人が乗車される場合、家族もしくは介護者でしょうか、見解を求めます。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(小賀智子君)  重度の障害があり、本人が御自身で運転できない場合でも、一定の条件を満たせば、障害者以外の方が運転しても割引制度を御利用いただけます。社会福祉事務所での事前登録が必要となりますが、その登録された自動車に障害者本人が同乗する場合、運転者については、同乗する該当障害のある方を介護、つまりサポートする方であれば、御家族に特定されるものではございません。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  対象自動車の範囲ということといろいろと含めながら、要するに対象障害者の範囲と両方で方向しますけれども、本割引制度の趣旨に合致した利用に限定して、本割引適応、障害者の方お一人お一人につき車両1台を事前に登録していただき、登録車両のみを本割引の対象とありますが、介護者でも家族でも、ここが大事なんですね、複数車両登録ができるように、やはり国に働きかけていかなければならないと思いますが。 例えば私ども相談受けております。要するに家族の人に1台、それで介護者の人1台、車両合計2台を事前に登録し、割引対象とすることを通して、そのことを国にしっかり訴えていただきたい。 実は、こういうことを皆さん考えてみてください。家庭の方向で要するに登録しておると。そうした場合には、家庭ですから、重度身体障害者の方向ですると、病院に行ったり買い物に行ったり、そういうことはできると思う。 しかし、若者がある日突然、重度身体障害者になった。そうした場合、今までお友達とつき合うて、友人ですね、つき合うて、その方向してずっと方向してきた。しかし、その重度障害者の人は、今までいろいろと行動をとっていたけれども、僕が障害者になったら皆さんに迷惑かけるということで、やはり家に引きこもるという可能性がある。 そこで私が言いたいのは、介護者、要するにサポートを友人にしていただく。こういう政策が本当の日本のやはり弱者に対するあり方であろうと、そのように思いますので、国に要望していただきたいと思いますが、市長の明快かつ優しい見解を強く求めます。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 村田議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 この制度が適用される自動車につきましては、厚生労働省等の通知の中で、障害者1人につき1台に限ると限定してございまして、有料道路事業者もこれにより対応しているのが現状でございます。 いずれにいたしましても、障害のある方が御家族や地域の方々の理解と協力を支えに、住みなれた地域で社会とかかわりを持ちながら、みずからの能力を発揮し、生きがいを持って、そして安心して生活できるよう、障害者福祉の一層の向上と支援体制の充実に努めてまいろうと、このように考えているところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  やはり市長、こういう弱者対策というか福祉対策、特にその中でも介護、もろもろも入ります。その中で、やはり各市町村あります。その中で、地方は国に一言申す。今までは国から地方に下がってきておった。これを上に上げていく今度は時代になっておると。やはり前向きで積極的に方向していただくことを強く求めておきます。よろしくお願いします。 次に、空港津山道路についてであります。 登壇での空港津山道路と同様に津山南道路の状況について、当局が調査した国交省の報告を求めます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  今の答弁の前に、先ほどの答弁の中で、岡山から空港までの県道につきまして、岡山賀陽線と言うべきところを津山賀陽線と申してしまいました。正しくは岡山賀陽線でございます。大変申しわけございません。 それでは、津山南道路についてお答えいたします。 津山南道路は、先ほど申し上げましたとおり、空港津山道路の一部を構成する道路でございまして、津山市平福から美咲町打穴中までの5.4キロメーターについて、平成16年度に事業化されております。総事業費は約220億円で、昨年度までに約86億円投資しているところでございまして、今年度事業費は3億3,200万円となっております。また、用地取得率につきましては、昨年度末の面積ベースで約85%と聞いております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  質問2の本題に入ります。 土地提供で3者協定による協議のあり方、津山南道路の土地提供、要するに立ち退きですね、その中には次の代替地がありますので、売り手と買い手が起きると思う。そして、国交省の3者協定をした後に、公共事業計画で道路の拡幅などの事業化が難しくなった、要するに代替地が確保することができなくなった。そこで、次に第二弾として代替地を探すことになったと。 津山南道路に係る代替地を探しているので、買い手ですね、土地を分けてくださいと何回も何回も訪問して、売り手は農家であります。たくさんお百姓をされております。その中で2筆で4反の農地を、農地法5条申請で代替地にするという方向になりました。やはり国土交通省も当局も同じような考えであろう、そのように思いましたが、当局の見解を求めます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  お答えします。 3者契約におきましては、公共事業の事業用地の提供者に対して代替地を提供していただく土地の所有者に対しても、租税特別措置法上の優遇措置がございます。事業用地提供者、代替地提供者、国土交通省の3者によりまして契約した場合、代替地提供者に対して特別控除の適用が受けられるということになっております。 今回の場合、契約締結後、何らかの事情で当初の代替地が当初の目的どおりの利用ができなくなり、新たな土地を求められたのが農用地であったと思われます。したがって、租税特別優遇措置の適用外となることはやむを得ないことと思われます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  あのですね、私はその土地を売られた人の気持ちを考えると、本当にこれが法かなというような感じを私は受けております。要するに何回も何回も来られて、その言い方がどういう言い方をしたかというと、これは農地法5条申請で方向になっておりますけれども、農業委員会に諮った理由、津山南道路の建設計画に伴い移転を余儀なくされた代替地として、よろしく分けてくださいと、そこまで言うておると。 というならば、はっきり言ってあの近辺では85%が要するに買収のほうを済んでおります。その中でちまたのうわさでは、誰が考えても3者協定、要するに国土交通省、そして甲乙の人、そしてやりとりをして、今先ほど言いました、要するに減免措置、租税の特別減免措置が該当するんじゃないかとほとんど思われとる。しかし、その人のところについては、これだけ農地法の中でただしをつけて方向しとる。それにもかかわらず、やはりその人には減免措置はない。なぜならというたら、その前にやっとるから。 しかし、よう考えてみてくださいよ。そのことについてはどうかなと、私はそのように思います。 そこで、当初の土地提供者、3者協定による協議に、国交省は代替地を確認するのが3者協定ではないか。はっきり3者協定とは、民民の取引じゃないんですよ。やはりそこまでして、税の優遇措置まで考えた3者協定であります。 そういう方向の中で、例えばそこの代替地は大型車が入らない。代替地として大型車が入る方向でしとったけれども、大型車が入らない道路の先が代替地になるのが、私には理解できないんですよ、はっきり言って。 例えば、皆さん考えてみてください。例えば最近、私ども久米地域で久米建部線が県道路で方向しております。その中で、やはり墓地が代替地としてかかった。その土地提供には、お墓を代替地にしなければならない。それを探すのが本当だろうと思う。しかし、国土交通省は、まあ、あるところがあれば当たってみますけどと言いながらも、最終的には地元の協力もろもろして墓地を確保したという方向があります。 その中で、いろいろと3者協定の協議に対する、大型車が入らないということは、誰が考えてもこれはおかしい問題だろう。普通だったら、池の中へ代替地がつくれるだろうか。例えばで比喩ですよ。そのように思いますが、当局はどのような評価をするのか、見解を求めます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  3者契約は、租税の特別優遇措置を適用するための1回だけに限定されたものでございます。契約時におきまして、道路が未整備であったことは明白であることから、売り手の代替地の状況は、将来道路整備が予定はされているが、いつできるかにつきましては確定されたものではなかったと思われます。売り手側の何らかの事情があり、将来道路に関してどのようになるかわからないと理解された上で、あえて3者契約をされたのではないかと推察されます。 契約締結後、道路整備状況に対して予定どおりにならなかったことに関しましては、まことに残念なことと思います。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  あのですね、やはり誰が考えても同じじゃろうと思う。法には、法があるからそういうふうになるのかもしれませんが、私はその評価するのに、はっきり言うて考えられない。私が先ほど言うたことの理解をどんだけできているか、またしていただいとるかということを、国交省も市当局も統一見解と私は思いますが、当局の国交省に調査した回答を求めます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  3者契約は、公共事業の直接用地提供者に対しまして、代替地を間接的に提供いただく土地所有者に対しても租税特別優遇措置が同一事業において1回限りで、さらに公共事業施工者の買い取り等の申し出から6カ月以内に契約された場合に限定されたものとなっております。国土交通省の見解も同様でございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  大体、代替地と方向して、今大型が入らないということは、公共事業にその中方向するから、そしたら道路拡幅もでき、橋も確保できるからということで、国土交通省と、そして県との方向があった。 例えば県の事業でそのことはなるんだけど、それを国土交通省のほうから、こうこうこうで代替地と方向なっとるから、事業を早目に進めてくれんかという方向して、やはりその3者協定の租税の優遇措置というものができるんじゃないかと。要するにさかのぼってくるんじゃないか、そのように私は思うところであります。 その中でいろいろと方向しながら、これは難しい問題です。難しい問題を国民目線に合わせた方向をしていくのが行政であろうと、そのように思います。 それと、売り手のほうから私に対しても、本当、聞きました。市民の声をしっかりと受けとめていく。やはり悩んだことは聞いてあげるというのが、私の小さな声を大切にする男ですから、その中で聞いてみると、先祖から受けた土地を、2筆で4反という土地を、本当は売りとうないんだという方向の中で、家族の人が本当涙ぐんで訴えておりました。その気持ち、やはり代替地は代替地としてぴちっと決めてなっとんなら、そのとおりに方向すべきじゃなかろうかと、私はそのように感じました。 これは、これからまだ用地買収もろもろはかかりますので、岡山空港まで行くというたらまだまだかかりますので、そのことを例えば税の優遇措置、特別優遇措置があるということをやはり皆さんが知っていただきたいということを、その気持ちで私は今回質問させていただいております。 市の職員、また国、関係機関の人は、そのことはこういう制度があるということは理解されておる人もおります。しかし、市民の中で大半がこのことは理解できてないんですよ。素人ですから。やはりそういうときにはしっかり方向して、本当の気持ちというものを、こういう租税の優遇措置がありますよということはしっかり表に出していただきたいということを、特に私ども強調しておきます。 そこで、空港津山道路について、今言いました租税の特別優遇措置に関連して、津山南道路で車が入らない代替地を、3者協定で国土交通省が参加して確認しておりますが、次の土地提供を代替地として、さかのぼり特別優遇措置として変更することが、当たり前のやはり市民目線というか、国民目線のあり方だろうと、そのように私は思うところであります。 農地法で農業委員会は空港津山道路代替地として認め、2筆4反の農地を農地法の5条申請にかけて審査しました。先ほど言いましたが、農業委員会に諮っとんです。先ほど言いました。余儀なくされたという方向であります。3者協定を協議しないで、民民の取引で2筆4反の2種農地の確保が、どのような考えで農業委員会は申請を受理、審査したのか。ただ単に津山市の農業委員会ではこのことはできないと思う。3反以上になりますので。土地の番人である農業委員会の転用許可について、市長の明快な回答を強く求めます。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えいたします。 市内の農地の転用につきましては、4ヘクタール以下の規模に限りまして、農業委員会から申達をいただきまして、そして市が許可をいたしておるところでございます。 農業委員会におきましては、市が定めた農地転用審査基準にのっとりまして、農地区分や転用事業の目的、事業主の資力や信用、周辺農地の営農状況に与える影響などを厳格に審査していただいておりまして、この件に関しましても適正に処理されてきたものと、このように考えております。 農業委員会には、日ごろより農地法の運用上、非常に重要な役割を果たしていただいておりまして、引き続き厳格な対応をお願いをし、農地の維持、保全に取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  津山市は基幹産業は農業です。普通でいいますと、いろいろと私も言いたいことありますけれども、基幹産業は農業であるということを基本に忘れないでいただきたい。 今先ほど私が3反以上と言いましたけど、訂正しますが、4反以上でした。要するに津山市農業委員会だけでは判断できにくい、そういう方向であります。 そういう方向の中で、やはり次に方向させていただきますが、法律としてはしてもよいが、してはいけない。大体法律もろもろについては、これをしてもいいけど、あれはしてない、後ろについて回るのが法律であります。その限りでないというのが法律だろうと、そのように私は理解しておりますが、国民本位の法に変えていくのが、我々と当局の前向きな考えであると。 おかしいと思うたら、法律からいろいろとある中で、やはり国に訴えていくということが必要であろうということで、当局は国に対しての意見書の提出はできないのか、市長の明快な回答を求めます。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えいたします。 今回の土地の提供者は、間接的とはいえ、土地提供されて事業進捗に貢献いただいていることに感謝を申し上げるものでございます。 今までの代替地に関する租税特別優遇措置につきましては、これまでも同一事業で1回限りの契約として事務処理を実施してきておるところでございます。この現状を何とぞ御理解願いたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  6番。 ◆6番(村田隆男君)  租税の特別優遇措置ということであります。その中で、要するに公共事業をするに当たって、反対をする人、そして賛成して土地を提供する人、2通りあると思う。このように85%ほどの用地取得しておったならば、その周辺の人は皆、租税の特別優遇措置を、土地提供した場合、方向になるというように思われてしとんですよ。 そこで食い違いが多少あったかもしれないけれども、その提供した側、公共事業に協力した側、その人は地元のほうでは、あんた、土地、物すごう4反からの土地を提供したというのを聞いたと。よう公共事業に協力していただいたなというて、それで済めばよろしい。ところが、租税の特別優遇措置があるために税を免除と、優遇措置があったということは、もうけたなというような言い方ではないと思うけれども、それをうわさにするんですね。 人の気持ち、本当心から、公共事業をする方向ならば、やはり協力しなければならないという気持ち。やはり地元とすれば本当に、何回も言いますけど、土地を提供した人はもう悲しい。何回も言いますけど、涙を出しながら方向していった。その気持ちを、こういう状態が二度と起こらないように、代替地は代替地として確認するように、代替地が変更を二度とすることのないように、そのことを私は強く求めてきたわけであります。そのことを何か事業の方向で、これからまだ85%ですから、まだあります。その中で国交省、また県に対してもそのことは強くお願いしていただきたいということを、私から特にお願いしておきます。 7番目でありますが、農業委員会に諮った理由を考えると、原点の3者協議に戻す、先ほども言いました、考えが、国民から見て当たり前の政策ではないかと。一素人から見たら、一素人というより一市民から見たら、恐らく10人が、その法を知らない人はですよ、これは10人が10人ともそういう方向があるとは知らなんだと思うならば、やはりもとへ戻して、そして代替地を確保するというのが当たり前だろうと、そのように思うと思います。 代替地は目的は何だろうか。やはり例えば大型が10台あるならば、10台確保するところが代替地と、私はそのように思います。その方向で、また農業委員会には、何回も言いますけれども、農業委員会に諮った理由、津山南道路の建設計画に伴い移転を余儀なくされたと、そこまで農業委員会に出しとんですよ。そうするならば、やはり代替地は、やはりトラックが置ける範囲を代替地と、私はそのように思います。再度市長の見解を求めます。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えいたします。 用地提供の中で、間接的用地提供者に対する租税特別優遇措置につきましては、同一事業につき1回限りの契約となっているわけでございます。今回の農用地取得につきましては、2度目の土地取得となりまして、過去にさかのぼって第三者契約を行うことは制度上できないと、このようになっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  6番、村田議員。 ◆6番(村田隆男君)  制度上できないということですから、もう二度とこういうことを繰り返すことのないように、代替地は代替地としてやはり確認していただくということが、1に確認、2に確認、消防じゃないですけど、そういう方向をしていただくことを強く求めておきます。 以上で小さな声を大切にを基本の6番、村田隆男、一般質問を終了させていただきます。 ○議長(河本英敏君)  以上で6番、村田隆男議員の質問を終わります。 この際、会議をしばらく休憩いたします。 再開は午後1時といたします。                                   午前11時58分 休憩─────────────────────────────────────────────                                   午後1時00分 再開 ○議長(河本英敏君)  着席をお願いします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問を許可いたします。 14番、近藤吉一郎議員。 ◆14番(近藤吉一郎君) 〔登壇〕 失礼します。 議長から質問の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 昨年はリオオリンピックで日本国中が盛り上がり、津山市においても射撃競技に津山市在住の岡田選手が出場を果たすなど、スポーツに対する関心が大いに高まった1年でありました。 その熱は4年後の東京オリンピックに引き継がれ、各競技において特に若手選手の活躍が連日テレビや新聞をにぎわせており、この機会を逃さず、スポーツの大切さや楽しさを再認識するチャンスと考えております。 ハイレベルな競技に対する関心もさることながら、スポーツは体を動かすことによる爽快感や達成感とともに、仲間づくりのほか、健康増進にもつながるものであります。津山市第5次総合計画においても、中・長期的な視点のもと、市民の健康づくりや体力づくりを推進し、市民一人一人が気軽にスポーツに親しめる機会の提供が重視されております。 その具体的な方針の中で、生涯スポーツの推進、施設環境の整備、競技力の向上の3点を柱にスポーツ施策を推進するとともに、スポーツによる交流人口の増加を図ることであります。 そこで、津山市には他の都市にないグラスハウスがあります。この施設を活用することが、本市のスポーツ振興と交流人口の増加を図る上で大切であると考え、質問いたします。 グラスハウスは、ミズノグループ共同企業体を指定管理者として、平成28年ごろから平成32年まで5年間の管理運営委託契約を結んでおり、1年目が終了したところですが、現在の利用状況を教えてください。 次に、施設の経営安定化のためには、利用者の増加が大きな課題であると思いますが、具体的にどのような企画や取り組みを行っているんでしょうか。また、現在グラスハウスを利用している方々からどのような評価を聞いているのでしょうか、わかれば教えてください。 次に、利用者の皆さんに安全で快適な環境を整えることは必要不可欠なことですが、施設や整備の修繕や改修は十分対応できているのでしょうか。 以上3点についてお尋ねいたします。 次に、子供を取り巻く環境について質問いたします。 国は、子ども・子育てに関しての新制度を平成27年度から本格実施し、子供の最善の利益が実現される社会を目指しています。この背景には、核家族化の進展などによる子育てに対する精神的、身体的負担や不安感、孤独感の高まりと、さらには働き方に対する意識の変化や経済的な面からの共働き家庭が増加するなど、時間的にも経済的にもゆとりある子育てが難しくなってきていることがあります。こういった社会環境の大きな変化の中で、働き方や子育て支援などの社会基盤の整備を、従来のものから見直す必要があったからだと考えます。 津山市においてもこのような社会環境の変化が起こっていることは確かであり、これらも踏まえ、津山市子ども・子育て支援事業計画を策定し、子育て支援の一層の充実強化を推進しておられることと思います。 しかし、職場での働き方や家庭、地域での子育てを取り巻く環境は、一朝一夕に改善できるものではなく、子供と子育ての当事者である保護者の目線に立った支援、環境の整備は、これからの津山を担う子供たちのために根気よく続けていかなければならないと、私自身強く感じているところです。 そこで、市長にお尋ねいたします。津山市として現在の、そしてこれからの子育て支援について、子供たち、保護者の目線に立った施策、支援に対し、何を大切に、何に重点を置いて進めていかれるのか、その取り組みの基本的な方針をお聞かせください。 また、少し具体的な話になりますが、現在待機児童問題や保育士不足が深刻と言われております。以前、新聞で読んだのですが、ある保護者が参観行事で保育士の仕事を体験され、やるべきことが次々あり、幼児の行動は予測不能で気が抜けない、厳しい仕事環境の実情を目の当たりにされたとのことでした。 保育士は、現場の厳しさと待遇の悪さからか、早期離職者が多く、また資格があっても保育現場で働いていない人が多くいると聞いております。これでは夢を持って保育士をやろうという人がいなくなるのではないかと危機感を持っており、そのことは子育て支援の後退にもつながるのではないかと危惧しております。 津山市では、現在待機児童はいないようですが、保育士の職場の厳しさは機会あるごとに耳にいたします。このままでは保育士不足が進み、さらには待機児童へもつながっていくのではないでしょうか。こういった保育士の処遇改善について、津山市ではどのような取り組みをされているのか、お尋ねいたします。 それから次に、先ほども触れましたが、子育て世代の多くが共働きです。そのような環境の中で、保護者は家庭で子供にかかわり、向き合う時間が十分持てているんでしょうか。もしそうでないとするならば、子供の健やかな成長にとって極めて大きな問題であると私は心配をしております。 また、責任感を持って仕事に真面目に取り組むがゆえに、子供や家庭にかかわれない悩みやいら立ち、苦しみを持つ方もいるのではないでしょうか。地域にうまくかかわれない方もいるのではないでしょうか。そうなると、直接的な子育て支援策も必要ですが、その一方で、家庭での有意義な時間を確保するためにも、働き方の改善、仕事と生活の調和、いわゆるワーク・ライフ・バランスに取り組むことが非常に重要ではないかと考えます。 そこで、津山市のワーク・ライフ・バランスの推進、啓発の基本的な考え方を市長にお聞きしたいと思います。また、その施策の状況についてもお聞かせください。 次にですが、子供が夢を抱き、社会に出てその夢をかなえようと思えば、高校や大学等に進学し、必要な知識、技術を習得することにより、夢の実現可能性が高まってきます。しかし、子供が進学し、就学するには、家庭の環境が大きく影響します。 岡山県美作高等学校には、中学校卒業後、就学や就職などで苦労している方のために通信制課程があり、高校卒業資格の得られる場を提供しています。通信制課程卒業を契機に、アルバイトから正社員に登用された方もおられると聞いております。 また、家庭の経済的な理由により就学が困難な学生や生徒には、奨学金の制度があります。津山市では、教育の機会均等の確保のため、津山市奨学金と磯野計記念奨学金の2つの制度を設けています。 昨年、新聞に、34歳以下で奨学金を借りていた人の約4割が、返済が苦しいと考えているとの記事が掲載されていました。津山市は、若者の定住促進対策として、奨学金返還減免などの施策を打ち出しています。 そこで、お尋ねします。奨学金返還減免等の制度の概要はどのようなものでしょうか。奨学金を返還している方のうち、減免の認定を受けている方は何人おられるのでしょうか。 次に、まちづくりを進めていく上での空き家対策についてお尋ねいたします。 空き家の中には、倒壊のおそれがあり、保安上危険なものや著しく景観を損なっているものなど、まちづくりを進めていく上で支障になっているものが目立ちます。また、吉井川の南岸地域では、放火が原因と疑われる空き家の火災が頻繁に発生しており、火災発生後も建物の管理関係が複雑なため後片づけができず、そのまま放置されているものがあり、景観や周辺環境を阻害しております。防犯面も含め、空き家対策の重要性を感じております。 一方で、良質な空き家については、移住・定住策、中心市街地の活性化、観光対策、歴史、町並みの保存などさまざまな施策を効果的に取り組むことで、まちづくりに大きな貢献が期待できます。 こうしたことから、空き家対策は避けて通ることができない課題でもあり、また取り組み次第では、にぎわいのある住みよいまちづくりに貢献できるチャンスでもあると考えております。 そこで、津山市が進めるべき空き家対策の方向性について市長にお尋ねします。関係部長には、危険な空き家や防犯面についての空き家対策並びに良質な空き家の利活用について、取り組み状況をお尋ねします。 まちづくりの最後に、新津山国際ホテルの動向について質問いたします。 5月29日の議案説明会において、新津山国際ホテル建設の現状などについて当局からの報告がありました。報告の中では、工期を見直す方針が示されるとともに、国の補助金導入に向けて協議を進めているとの説明がありました。 報道では新ホテルの開業におくれとされている一方で、第1駐車場では、埋蔵文化財の発掘調査がかなり進んでいるように見受けられ、工事着手に向けて準備が整いつつあるものと推察いたします。 そこで、お伺いいたします。補助金導入について、先ほども説明がありましたが、国との協議は具体的に進んでいるのでしょうか。現在の状況をお伺いいたしまして、登壇での質問を終わります。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  市長、登壇。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 それでは、近藤議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 本市の子育て支援の取り組み方針についてでございます。 本市におきましても、核家族化が進む中で、子育てをめぐりましては、乳幼児教育や保育への保護者のニーズが多様に変化しておるところでございます。その中で、子供一人一人が健やかな心身を育み、周りとの信頼関係が築ける子供たちに育つように、また保護者が子育ての喜びや大切さを実感できるような環境を実現しなければならないと、このように考えております。 津山市の子ども・子育て支援事業計画は、そのような方針をベースにいたしまして、子供の笑顔があふれる町を基本理念として策定をいたしました。そして、第5次総合計画におきましても、子ども・子育て施策を大きな柱の一つに位置づけ、第3子以降の保育料の完全無料化や、子育て世代包括支援センター事業など、さまざまな新たな取り組みを進めておるところでございます。 私は、子育てについて、市民の皆様の各層、各年代の方々が、それぞれの立場でみんなで一緒になって津山の子供たちを育んでいくという、そういった気持ちの醸成が特に大切だと思っております。行政といたしましては、そのような市民の皆様方と一体となってそれぞれの施策を進め、津山で子育てをしてよかった、津山で育ってよかったと、より一層感じていただける町にしていきたいと思っておるところでございます。 次に、本市のワーク・ライフ・バランス推進啓発の基本的な考えについてお答えをいたします。 現在、国を挙げて働き方改善に取り組んでいるところでございますが、その根幹をなすものの一つが、仕事と生活の調和、すなわちワーク・ライフ・バランスの推進でございます。子育てや介護が必要な場合でも働き続けることができるよう、仕事と生活の両立や働きやすい職場環境の整備を支援するワーク・ライフ・バランスの推進に取り組むことで、子育て、介護支援はもとより、優秀な人材の定着による企業の成長を促し、地域産業の活性化と魅力あるまちづくりにつなげていきたいと考えております。 また、市役所といたしましても、一事業所として率先してワーク・ライフ・バランスの実現に取り組むために、昨年度、働き方改善推進本部を立ち上げまして、私も本部長として市職員の働き方について見直しを行っているところでございます。 その一環として、本年5月には、部下の子育て等との両立を応援する上司として、管理職によるイクボス宣言を行ったところでございまして、今後市内の事業所や団体などに取り組みが広がることも期待をいたしておるところでございます。 次に、空き家対策の方向性についてお答えをさせていただきます。 本市では、空き家対策を総合的かつ計画的に実施し、地域住民の生命、身体及び財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、もって魅力ある住みよいまちづくりを推進するため、平成29年3月に空家等対策計画を策定をいたしました。 今後は、本計画に基づき、倒壊の危険性がある特定空き家等に対する措置及び地域活性化の観点から、利活用の可能な空き家は、所有者はもとより地域住民、事業者等と連携し、活用の促進を図っていかなければならないと、このように考えておるところでございます。 次に、新津山国際ホテルの建設に向けた国との協議の状況についてのお尋ねでございます。 まず、国土交通省の補助金につきましては、本市の制度負担分をあわせ、平成28年度から導入しておられます。また、経済産業省の補助金については、平成30年度の導入を視野に調整を進めておられ、私も先般、経済産業省を訪ねまして、新ホテルを含めた中心市街地活性化への支援を要請いたしておるところでございます。 一方、新ホテルでは、改正中心市街地活性化法に基づく特定民間中心市街地経済活力向上事業計画の認定に向けて作業を進めてきた経過がございまして、新ホテル側からは、6月7日付で国の認定が得られたと報告を受けておるところでございます。本件認定につきましては、本市に対しましても6月9日付で通知がございましたけれども、全国で11番目、中国地区では初めてのものと、このように聞いているところでございます。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  総務部参与。 ◎総務部参与(織田敬子君)  ワーク・ライフ・バランスに関する施策の状況についてお答えいたします。 本市では、これまでにも市民や企業を対象としたセミナーや出前講座等を行っていましたが、加えて平成27年度からは、企業を対象に両立支援アドバイザー派遣事業を実施をしております。 この事業は、妊娠・出産・育児期や家族の介護が必要なときなどに、離職することなく働き続けることができる職場環境にするために、アドバイザーが就業規則の整備や見直し、育児・介護休業法などの法律に関する情報提供、休業制度の導入、活用の検討など、それぞれの職場の状況に応じた助言を行うものです。 また、仕事と子育ての両立支援などに取り組む企業を認定するワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業も行っておりまして、認定企業についてはホームページ等で広く紹介をしております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(友末憲良君)  危険な空き家対策と良質な空き家の利活用についてお答えをいたします。 最初に、危険な空き家対策の関係でございますが、平成28年度に危険な空き家8件を特定空き家等に認定し、特別措置法に基づく建築物の除却等の助言、指導を行った結果、2件が除却され、うち1件は平成28年度に創設いたしました特定空家等及び危険空家除却費補助金の活用による除却、もう一件は、所有者がみずから除却をいたしました。 残り6件の特定空き家等につきましては、文書や口頭による指導を継続するとともに、除却補助金の活用による自主的な除却を支援をしており、このまま改善が図られない場合は、勧告処分を実施することとなります。 また、最終的な措置であります行政代執行に至るケースを想定し、空家等対策協議会におきまして、代執行の基準作成について提案をしてまいりたいと考えております。 今年度も実態調査に基づく最も危険度の高いEランク179棟のうちから、新規に20件程度の特定空き家等の認定作業を進めてまいりますが、今後も年々特定空き家等の件数の増加が予想され、また複雑な権利関係や相続放棄など、対策を進めていく上で担当職員の時間と労力などの負担がふえており、苦慮しておるところでございます。 こうした事案処理を行うに当たりまして、措置が停滞しないよう、担当職員は専門家の研修を受講し、先進地の取り組みを調査研究するなど、課題の整理を進めております。 防犯面につきましては、津山警察署、津山圏域消防組合、町内会などと空き家に関する情報を共有し、対応を進めてまいりたいと考えております。 次に、空き家の利活用につきましては、庁内関係部署と連携を図り、空き家に関連した計画や施策の推進を図っております。 例えば中古住宅としての市場流通の支援として、住まい情報バンク活用事業、地域材利用住宅リフォーム助成事業、木造住宅耐震改修促進事業などを実施しております。また、中心市街地の空き店舗などへ魅力ある事業者の立地を促進するなど空き店舗等対策を行う商店街組合等の支援や、空き家、空き店舗を利用してサテライトオフィスの設置支援なども行っております。 今後は、既存の空き家対策の充実を図り、事業者や団体などが行う空き家巡回サービスや空き家管理代行業務など、新たな活動を推進することで、魅力あるまちづくりに貢献してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(忠政堅之君)  保育士の処遇改善の取り組みについてお答えをいたします。 国が平成25年度から取り組んでおります保育士の処遇改善につきまして、本市におきましても、国の定める公定価格に基づいて各民間施設に運営費として支給をいたしております。今年度実施するさらなる処遇改善につきましても、対応してまいります。 また、昨年度は同様に国の制度を使いまして、保育業務における事務処理の軽減を図るため、ICTを活用した保育業務支援システムの導入補助を行いまして、各民間施設の業務の効率化を進めております。 本市の独自事業といたしましては、各民間施設に1名ずつ保育士等を加配する民間保育園保育士等加配事業を実施しまして、保育の安定化を図っております。 このほか、保育士の安定確保に資するために、保育士養成事業や就職支援セミナーを開催しており、今後も引き続き保育協議会とも連携しまして、総合的な処遇改善に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  新津山国際ホテル建設に関して、特定民間中心市街地経済活力向上事業計画の認定について説明させていただきます。 本制度は、中心市街地における民間プロジェクトの支援を目的に、中心市街地活性化法の改正により、平成26年度に創設されたものであります。本制度の事業認定を得ることによりまして、登録免許税の軽減や予算措置の拡充等の支援措置が受けられることとなり、新ホテルにおいては予定する補助金の限度額の上乗せなどを期待しておられます。 また、本制度の認定によりまして、重点的な支援の可能性が高まることになりますが、経済産業省からの補助金については、あくまで来年度、平成30年度の申請となるため、引き続き事業の精査等に取り組んでいく必要があると報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(松尾全人君)  2点の御質問にお答えいたします。 まず、グラスハウスの御質問に順次お答えいたします。 利用状況についてでございますが、平成28年度の利用者数は12万849人で、目標の13万人台には届いていないものの、一定の来場者数は確保できていると考えております。その内訳は、一般利用者が4万9,968人、会員・法人利用者が7万881人で、安定的な利用者確保に必要な会員数は、目標の400人にほぼ到達しております。 次に、利用者増に向けての取り組みについての状況でございます。 新規入会者への特典や市民感謝デー、キッズデーによる割引利用などのキャンペーン、イベントの開催、情報誌への掲載や小学校などへのチラシの配布などによる広報・PR活動を行っております。また、ジュニアを対象としたスイミングスクールやダンス教室などの自主事業、子供や高齢者を対象としたプログラムを取り入れるなど、積極的に新しい取り組みを行っております。 次に、利用者からの評価についてでございますが、御意見箱の設置による利用者アンケートを実施し、利用者の意見や要望の把握を行い、改善要望に関しては迅速かつ的確な対応に努めております。昨年6月に実施したアンケートによると、「非常によい」または「よい」が接客面では84%、施設整備面では74%とおおむね良好な結果をいただきましたが、レッスン等の内容につきましては改善の必要性を感じております。 次に、施設や設備の修繕、改修の状況でございますが、老朽化設備や修繕の必要な箇所などを調査し、安全性の確保と緊急性に重点を置きながら、年次的に取り組んでおります。昨年までにプールサイドとプールタイルの床面整備、プール滅菌器のシステムの更新、駐車場への通路階段の整備、トレーニングマシンの更新などを実施しました。また、緊急を要する小規模なものへの対応については、指定管理者と協議しながら効果的な修繕に努めております。 次に、奨学金返還金減免等の制度概要についてお答えします。 奨学金返還金減免につきましては、本市では磯野計記念奨学金と津山市奨学金の2種類の奨学金のうち、津山市奨学金の返還金に減免制度を設けており、その内容は、市内居住や津山圏域の事業所就業を条件とし、返還金の3分の1を減免するものでございます。現在、津山市奨学金の返還している17人のうち、減免の認定を受けている方は7人です。 また、昨年度、若者定住促進奨学金返還金補助制度を創設し、本市の2種類の奨学金に加えて、日本学生支援機構の奨学金の返還金についても補助を行うこととしております。その内容は、本市居住や津山圏域の事業所就業及び各奨学金を36カ月以上返還済みであることなどを条件とし、月々の返済額の36カ月または24カ月分の金額を補助するものでございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  14番、近藤議員。 ◆14番(近藤吉一郎君)  それぞれ御答弁をいただいた中から、再度質問させていただきます。 グラスハウスの現状や、市と指定管理者であるミズノグループ共同企業体が連携して、施設の活性化や整備に取り組んでいることはよくわかりました。では、スポーツ行政を進める観点とスポーツツーリズムの観点から、再度お尋ねします。 グラスハウスの存在や有用性についてどう考えているのでしょうか。また、津山市として今後のスポーツ施策を推進する上で、グラスハウスに何を期待しているんでしょうか、お尋ねいたします。 次に、子供を取り巻く環境についてですが、最近では子供の発達や育ちなどの問題から、さまざまな特性を持った子供さんや特別な支援が必要な子供さんもいらっしゃいます。日々保育に携わっておられる保育士の方々は、御苦労をなされながら、きめ細やかな対応をされておられます。 また、心と体の健全な育成にとって、日々の食事は極めて重要な役割を果たしますが、中では食物アレルギーを持つ子供さんもいらっしゃり、給食時に個別対応が必要な子供さんもふえているのではないでしょうか。 保護者に関しても、多様な働き方により、保育園で突然体調を崩した子供さんをすぐに迎えに行かなければならない場合もあるでしょうし、仕事の都合などで通常の保育時間に迎えに行くことができないなど、時間を延長した保育が必要になる場合もあると思います。 このようにそれぞれの子供さんに対応した細やかな対応が実施できる体制づくりを行い、保護者が安心して預けることができる施設とすることが行政として必要と考えますが、市としてはどのような取り組みをされておられますか。 また、ワーク・ライフ・バランスの取り組みは、子育て世帯を支援するのみならず、一人一人が豊かな人生を送るために必要な、まさしく「暮らし、ほんもの。」の根幹を支える施策であり、活力ある町をつくるためにも重要な施策と考えます。ワーク・ライフ・バランスに関する施策の実績と今後の予定についてお聞かせください。 次に、就職してまだ年数の浅い社会人は、収入が少なく、奨学金の返済もままならず、余暇を楽しむ余裕さえもないのが実情であります。奨学金の返済地獄に陥らないためにも、減免及び返還金補助事業の制度を利用していただきたいと思います。 そこで、お尋ねいたします。奨学金返済の減免の制度のPRはどのようにしているんでしょうか、お尋ねいたします。 次に、空き家についてですが、特別措置法では、空き家の管理責任は、第一義的には所有者がみずからの責任により対応することになっております。所有者が対応しない場合は、自治体が対応することになっておりますが、私は空き家対策は、市民一人一人が考え行動しなければ進展しない時期に来ていると思います。空き家の所有者が困っていることは何か、行政に何を求めているか把握し、その要望に対する対策を、市民、町内会、津山市が連携して進めなければ、中身のある空き家対策にならないと思います。 そこで、所有者が困っていることや要望を把握しているのか、把握しているとすれば、その対策を進めているのか、お尋ねいたします。 ○議長(河本英敏君)  総務部参与。 ◎総務部参与(織田敬子君)  ワーク・ライフ・バランス施策の実績と今後の予定についてお答えいたします。 両立支援アドバイザー派遣事業につきましては、昨年度までに20の事業者に派遣をしております。派遣を受けられた事業所からは、職場環境を整えることの重要性がわかった、意識が変わったなどの御意見をいただいておりまして、早速育児・介護休業制度や諸手当制度の改善に取り組まれた企業もございます。 また、ワーク・ライフ・バランス推進企業認定事業につきましては、これまでに22の事業者を認定しております。それぞれ業種や勤務形態に応じた働きやすい職場環境づくりに取り組んでおられ、例えばノー残業デーや時間短縮勤務の導入、余裕のある職場配置計画など、従業員が心身ともに健やかな職業生活を送り、その能力を十分に発揮できるよう、そして事業者にとっても有益となるような取り組みをされておられます。 今後もさまざまな事業者に対して、本事業の活用を働きかけると同時に、商工会議所や商工会等関係団体との連携も進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(友末憲良君)  空き家の所有者が困っていることや要望につきましてでございます。 平成28年度に本市が実施しました良質な空き家の所有者1,387人を対象としたアンケート調査では、行政への要望として、空き家の利活用や流通に関する情報提供や、除却、リフォームの補助と回答した割合が多くを占めておりました。また、利活用の意向がない理由といたしましては、利活用の方法がわからない、または相談者いないと回答した割合が1割でございました。 アンケート結果から、空き家の適切な管理や利活用に関する相談体制を整備し、行政の各種施策による支援制度などの情報提供を進めてまいります。 また、町内会の皆様には、地域活性化のための空き家の利活用や、空き家の除却後の跡地の活用を進めるに当たって、御理解と御協力を求めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(忠政堅之君)  多様な保育ニーズに対する取り組みについてお答えいたします。 例えば特別な支援が必要な子供に対しましては、保育士を加配した場合、障害児保育事業として、またアレルギー症状を持つ子供に特別な対応をした場合には、食育推進事業としまして、民間保育園へ補助を行っております。 公立保育所におきましては、今年度障害児保育事業の新しい取り組みといたしまして、通級指導教室の職員がみどりの丘保育所で出張乳幼児教育相談を開始をいたしました。また、同保育所に保健師及び看護師を配置しまして、医療的ケア児の受け入れも行っております。 さらに、通常の保育時間以外に対応いたします延長保育推進事業や、保育中に体調が不良となった子供さんを保育する病児保育事業などを実施いたしております。今後も引き続き多様な保育ニーズに対応した保育につきまして取り組んでまいりたいと、そういう必要があるというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(松尾全人君)  2点の再質問にお答えいたします。 まず、グラスハウスの有用性についてのお尋ねです。 津山市において年間12万人の入場者を数える施設は数少なく、また市外、県外から訪れるお客さんが、推計では一般入場者約5万人の8割に当たる約4万人と捉えており、スポーツツーリズムによる交流人口の増加と地域経済に与える効果は大きいと考えております。 また、健康運動実践指導者などの有資格者を配置し、水中ウオーキング、健康体操などの予防改善系のプログラムを導入しており、個人会員約400名は、主に健康増進を目的としていると思われることから、市民の健康づくりに一定の効果を得ているものと考えております。 次に、グラスハウスに何を期待しているかとのお尋ねです。 今後4年間運営する上で、まず指定管理者に対しましては、今後とも利用者の増加に向けてさらなる広報活動、利用者ニーズの把握、魅力あるプログラムやイベントの実施といった運営、自主事業の充実を求めてまいります。 また、第5次総合計画の中で、市民の皆さんが心も体も元気であるために、生涯スポーツの推進と健康づくり等の施策に取り組んでいることから、その拠点施設の一つとなることを期待しております。 次に、奨学金返還金の減免などの制度のPRについてのお尋ねでございます。 津山市奨学金の減免については、対象者に直接御案内を行い、制度の周知を行っております。若者定住促進奨学金返還金補助制度については、高校3年生が卒業する直前にチラシの配布を行う予定としております。 また、就職活動中の大学生等に対して、企業説明会や面接会の機会を利用して制度の周知を図るとともに、企業の採用担当者からも学生の皆さんにお伝えいただくよう依頼することとしております。 さらに、大学生等の家族に向けた周知も大切であると認識しており、広報紙、防災行政無線、エフエムつやま、ホームページ等の媒体を利用してPRに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  14番、近藤議員。 ◆14番(近藤吉一郎君)  グラスハウスの今後のあり方については、さまざまな御意見があることは承知しております。が、スポーツ振興や健康増進の観点、あるいは合宿誘致助成金やスポーツ大会開催補助金を創設して取り組んでいるスポーツツーリズムの観点からも、グラスハウスは大変有効な施設であると考えております。ぜひとも今後の施策に反映していただくよう、再度お願いしておきます。 次に、奨学金についてですが、津山に就職し、津山の発展を担う若者にとって夢の持てる社会をつくることこそ、私たちに課せられた課題です。奨学金の減免及び返還金補助事業の制度の周知に、今後とも十分に努めていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 次に、登壇でも申し上げましたが、幼児の行動は予想不能で、気が抜けないのは御承知のとおりです。改めて保育士の現状について調べますと、驚くことが多々ありました。早期離職者が多く、資格があっても保育現場で働いていない人は、全国に約70万人もおられます。国の調査では、保育士の平均給与は、一般の労働者に比べ10万円ほど少なく、そのような待遇の悪さも離職につながる大きな要因とも言われております。 津山市でも離職した保育士や、子供が好きで夢を持って保育士になっても、厳しい仕事、そして低い給与で挫折しそうな保育士もおられると仄聞いたしております。このような保育士の厳しい労働環境の現状を踏まえ、これに見合った給与等処遇改善は極めて重要です。 先日の新聞報道で、岡山市では保育士の給与面での処遇改善がなされるとのことですが、このことに対しての津山市の考え方をお尋ねいたします。 次に、今後ますます高齢者がふえ、子供が減り、社会の担い手が先細る中で、あらゆる制度の維持が難しくなってくることが予想されます。労働力の供給という点でも、若者の働き方の改革を進め、雇用を安定させることは重要です。そして、男女ともに子育てに十分かかわれるよう、ワーク・ライフ・バランスの推進が今後さらに必要になってきています。 特に、ひとり親家庭についてですが、私の周りにも、低所得ではあるものの、子供と助け合いながらたくましく、そして前向きに生活している方々もおられます。一方で、幾ら児童扶養手当を支給され、あるいは教育費を受け取っていても、なかなか子供に十分向き合えていない家庭が多いのも現状ではないでしょうか。 保育の受け皿をふやし、教育などへの経済的負担を減らすことも考えなければなりませんが、ひとり親家庭の保護者が生活のために仕事中心になり、家庭がおろそかになって、子供たちが横道にそれたりしないよう、子供としっかりとコミュニケーションがとれるよう、働き方への配慮を考えていかなければならないと思います。 そこでお尋ねいたしますが、特にひとり親家庭のワーク・ライフ・バランスについて、市として今後どのように考えておられるのか、お考えがありましたらお聞かせください。 次に、空き家対策ですが、所有者の要望は多岐にわたり、また要望に対する対策を進めるためには、多くの部署が一体となって対策を進めていく必要があることはわかりました。 そこで、市長にお願いがあります。魅力あるまちづくりを推進するために、庁内の相談体制や実施体制の充実をしていただき、市民の協力を得ながら全市的な取り組みとして空き家対策をぜひとも行っていただけませんか。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  お答えいたします。 空き家対策は本市の重要な課題と認識をいたしておりまして、現在も私が会長を務める空家等対策協議会におきまして、委員の皆様方から専門的、そして多角的な御意見をお聞きをいたしておりまして、庁内関係部署が協力して空き家対策を進めておるところでございます。 また、行政のみでは解決が困難な課題につきましては、市民あるいはまた関係団体の皆様の御理解、御協力を得ながら推進してまいります。 このように全市を挙げて空き家対策に取り組むことで、魅力あるまちづくりを推進してまいりたいと、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  総務部参与。 ◎総務部参与(織田敬子君)  ひとり親家庭のワーク・ライフ・バランスについてお答えいたします。 ワーク・ライフ・バランスの取り組みには、有給休暇の取得や労働時間の短縮のように組織全体で取り組まれているもののほか、一人一人のライフスタイルや価値観に合った生き方の提供もあります。先進的に取り組まれている企業では、個人の状況に応じた在宅勤務や子供同伴勤務、時間短縮勤務や育児・介護時間制度等も導入されています。こうした多様な働き方が可能になることが、ひとり親家庭を含めたさまざまな事情を抱える人々も働き続けられる環境が整うこととなります。 市といたしましては、先進事例を紹介しながら、ワーク・ライフ・バランスの取り組みを進めてまいりたいと考えています。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  こども保健部長。 ◎こども保健部長(忠政堅之君)  保育士給与の処遇改善についてでございますが、議員から御紹介がありました岡山市の給与の処遇改善につきましては、先ほどの答弁でも触れましたが、国が新しく創設いたします民間施設への技能や経験に応じた新たな処遇改善加算の制度となります。津山市におきましても、国から今年度になりまして基準等が示されておりますので、電算システムの改修も含めまして、新たな処遇改善加算への対応を現在進めておるところでございます。 国の制度だけではなく、保育士の加配や働き方改善も含めまして、津山市といたしまして保育士の労働環境の改善のため何ができるのかを、関係団体とも協議しながら今後も取り組んでいきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  14番、近藤議員。 ◆14番(近藤吉一郎君)  ボクシンググローブをつけた子供たちが、夢中で拳を振り出す。ある児童養護施設で、他の大人がミットを構える中、平成のケーオーキングの異名を持つ元ボクサー坂本博之さんは、子供たちのパンチを素手で受けとめて、「もっと来い」と盛り上げていました。坂本氏は、リングを離れてからボクシングジムを運営し、毎日施設を回り、親を亡くしたり虐待を受けたりした子供を元気づけておられます。 坂本氏は子供のころ、誰も大人を信じられず、自分を守るため感情を押し殺して常に無表情だったと語っておられます。坂本氏は、女手一つで育ててきた母親と離れ、親戚に預けられたけれど、大人から暴力を振るわれ、食事も与えられない、トイレも使わせてもらえない。学校の給食がない週末は川で捕らえたザリガニを口にし、また何度か万引きにも手を染めたということでございました。しかし、ボクシングと出会い、苦労の末、現在に至ったとのことでした。 津山市においてもこのような時代を過ごした人たちがおられます。このような人々と話をする中で、教育を受けるような精神状態ではなく、その日を生き延びることしか考えられなかったとのことでした。そして、口をそろえて言われるのは、大人が信じられなかったということでした。 少子・高齢化がますます進む中、全市を挙げて、みんな夢を持って健やかに成長できるよう、子供たちが育んでいける津山にしなければならないと思います。 坂本氏は、つらいときこそ前に進む、その先には笑顔しかない、夢のためにはまず行動、一瞬懸命になればいいと語られています。私も大変共感いたしました。 最後に、そのようなことも含め、津山市を担う子供たちに対してのこれからの新しい取り組み、また意気込みを宮地市長にお尋ねして、私の質問を終わります。 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君)  最後にいろんなお話を御紹介いただきまして、本当にありがとうございました。 津山を担う子供たちへの私の思い、意気込みということでございますけれども、議員のほうから御紹介がございましたように、子ども・子育てを取り巻く課題には、貧困や虐待といった非常に厳しい現実もございまして、そのことも含め、社会環境の変化を十分認識した施策を今後も進めていかなければならないと、このように痛感をいたしておるところでございます。 登壇でも申し上げましたように、子供自身には他者への信頼感と自己肯定感が持てるように、また保護者には子育ての喜びが実感できる、そういった社会の実現が一番大切であると、このように思っております。 今後も安心して子育てができる環境づくりを目指し、一人一人の子供たちにとって最善の利益とは何かを常に念頭に置きつつ、使い古された言葉かもしれませんけれども、子供は世の宝という言葉を、このような時代だからこそいま一度しっかりとかみしめまして、子ども・子育て支援に取り組んでまいろうと、このように思っておるところでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(河本英敏君)  以上で14番、近藤吉一郎議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 10番、中村聖二郎議員。 ◆10番(中村聖二郎君) 〔登壇〕 日本共産党津山市議団、中村聖二郎です。議長の許可をいただきましたので、3点にわたって質問させていただきます。 クリーンセンターの稼働によりその使命を終えることになった、津山圏域西部衛生施設組合ごみ焼却施設についてお尋ねします。 同施設は、旧鏡野町、旧久米町、旧中央町の一部事務組合により昭和58年に建設され、1日当たりの処理能力14トンの施設として、平成27年まで実に33年に及んで稼働してきました。クリーンセンターが新設されたことにより、役割を終えたわけです。 この施設の解体撤去について、新年度予算では3億6,000万円が計上されています。今後、入札などを経て解体業者が決まっていくわけですが、解体や撤去はどのような日程になるのでしょうか。 また、施設の解体に当たって、事前に土壌調査をされたと聞きましたが、その結果はどうであったのかお伺いします。 次に、市道の補修計画について質問します。 市道について、市民の方から、穴があいているので埋めてください、道路が傷んでいるので補修をしてくださいなどの声をいただき、本庁や久米支所に改修を依頼したことも何度かあります。 つい先日も、鶴山通りの道路の補修について市民の方から要望をいただきました。津山工業のグラウンドの東交差点から中銀津山北支店までの間の道路が継ぎはぎだらけで波打っていて、車でも走りにくい、バイクはバウンドする、改修してほしいとの内容でした。 そこで、お聞きします。まず、この道路の修繕計画はどうなっているのでしょうか、お聞かせください。 次に、道路の舗装のやりかえについてですが、設計期間、いわゆる耐久年数はどのくらいを設定されているのでしょうか、お聞かせください。 幹線道路の修繕の進行についてお尋ねします。 昨年9月、議会で他会派の議員の質問に、市は次のように答弁していました。平成25年から26年度にかけて、1級、2級路線を中心とする幹線市道155キロを対象に、ひび割れ、わだち掘れ、平たん性などを調査した結果、59キロについて修繕が必要との結果が出ておりますと答弁していました。修繕すべき区間59キロのうち、今日までどのくらい進んでいるのでしょうか、お伺いします。 最後に、衆楽園の活用と市内観光の活性化についてです。 つい先日も衆楽園のスイレンの花がテレビで放映され、その花を見ようと市民や観光客の方が訪れ、来園者からは、すてきな庭園です、心が癒やされます、元気になりましたなどの感想が寄せられています。悪臭がしていた池についても、市の努力で2015年、16年と連続して、繁殖してきたスイレンの一部除去で悪臭も消え、水質も改善されつつあり、いい方向に向かっています。また、旅行会社の方からは、こんな公園が入園無料、駐車場が無料のところは全国でも珍しいと喜ばれています。衆楽園は津山の貴重な観光資源であり、財産です。 一方で、公園の収入は、迎賓館などの建物利用から入るものだけです。5年間平均で年間59万円の収入です。しかし、この建物利用はこの数年で利用者もふえ、お茶会や講演会のみならず、結婚式などにまで使われ始めています。私は、維持管理の経費のためにも、迎賓館などを含め建物利用をさらに促進していけばいいのではと思っています。いかがでしょうか、市のお考えをお聞きします。 ちなみに衆楽園の年間維持費はどれくらいの額になるのでしょうか、お尋ねします。 登壇での質問は終わります。この後は自席にて一問一答で質問をします。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  市道の修繕計画と衆楽園の活用についてお答えいたします。 まず、舗装の修繕についてお答えいたします。 舗装の修繕につきましては、平成25年度から平成26年度にかけて、幹線市道155キロメーターを対象に、ひび割れ、平たん性などの調査をした結果、59キロメーターについて修繕が必要との結果が出ておりますが、御指摘の鶴山通りの箇所は、調査結果では緊急な修繕が必要な箇所となっておりませんでした。そのため、今後の路面状況の劣化を確認しながら検討してまいりたいと考えております。 次に、道路舗装の設計期間についてお答えします。 舗装工事設計時の設計期間としては、おおむね10年間で計画をしております。また、耐久年数は、実際の舗装施工後、交通量などの増減によりまして、健全な状態が保てる期間は箇所ごとに大きく差がございます。したがって、いわゆる耐久年数は何年とは一概には申し上げられないので、御了承ください。 最後に、舗装修繕の進行状況についてお答えします。 平成27年度から平成28年度の2年間で、約3キロメーターの舗装修繕を施工しております。 次に、衆楽園の建物利用の促進についてお答えいたします。 衆楽園は、国の名勝、また市内有数の観光資源でございまして、市民の方を初め多くの来園者があり、文化財庭園、都市公園の両方の観点から適正に維持管理する必要があると考えております。 現在、衆楽園の建物利用につきましては、利用者の方にアンケート調査をお願いしているところでございます。調査内容は、利用目的のほか、利用時間、利用料金の設定が実態と合っているか、また申し込みの手続の方法などについて御意見を伺い、今後の利用拡大につなげていきたいと考えているところでございます。 庭園内の施設でございまして、設備面などには一定の制限がございますが、衆楽園の建物利用の拡大が図れることで、市民サービスの向上につなげていきたいと考えております。 次に、衆楽園の維持管理費についてお答えします。 平成28年度の維持管理費は、園内の日常的な清掃整備、建物や池の管理、専門業者による樹木管理の委託費、その他建物、園内における光熱水費、修繕料などを合わせまして、年間約1,200万円でございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(友末憲良君)  西部衛生施設組合の焼却施設解体撤去の関係についてお答えをいたします。 当該施設は、津山圏域クリーンセンター稼働に伴いまして所期の目的を達成したことから、平成28年3月に廃止をしたものでございます。そして、同じ3月に西部衛生施設組合が解散したことに伴いまして、施設の解体撤去に係る業務を津山市が継承し、平成28年度に解体に向けて調査設計及び土壌調査を実施したところでございます。 工事工程につきましては、本年10月から着手し、粉じん等の飛散防止や周囲への安全確保を行いながら、ダイオキシン類等付着物除去、設備機器及び建築物解体などを進め、来年9月までの1年間を予定しております。 次に、解体に伴う土壌調査の結果でございますが、敷地内の一部からヒ素が土壌汚染対策法に定める基準の0.01ミリグラムパーリットルを超える0.023ミリグラムパーリットルが検出をされました。このことを受けまして、岡山県が当該敷地周辺を調査いたしましたが、土壌汚染の到達し得るとされます半径250メートル以内に民家や井戸水の利用がないことを確認し、そして土壌汚染による健康被害が生じるおそれはないと、そのように認めたところでございます。 なお、汚染土壌につきましては、解体工事で撤去処分をいたします。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  クリーンセンターから順番に再質問させていただきます。 それぞれに答弁をいただき、先ほどの答弁では、解体工事は本年10月から1年間で行う、また土壌調査結果については、敷地の一部から基準を超えるヒ素が検出されたが、健康被害が生じるおそれはないとのことでした。いずれにしても周辺の住民に及ぼす影響はないとのことなので、安心しました。 では、ヒ素が検出された土壌については、どこでどのように処理をされるのか、土壌汚染対策法に基づいて適正に処理されていくのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(友末憲良君)  土壌汚染対策法に基づきます汚染土壌処理業の許可を有する施設に搬出し、適正に処理をしてまいります。許可施設は全国に107施設ありますが、県内には処分地がなく、県外での処分となります。 なお、近隣では兵庫県、愛媛県などにございます。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  汚染土壌は県外で処分するとのことですが、くれぐれも適切に処理されることを求めておきます。 地元の方からは、施設全体が整理され、事務所についてはこれからどのように活用されるのか、活用するならば防火対策を含めた安全対策はどのようにしていくのかとの声をいただいております。地元の方も目が届かない、少し離れたところの山の中にある施設だけに、心配されている方もいらっしゃいます。このことについてお聞かせください。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部長。 ◎環境福祉部長(友末憲良君)  事務所、車庫、敷地内の舗装など利用可能なものは活用することとしておりますが、今後活用につきましては、市の策定いたしました公共施設再編基本計画に基づきまして、安全対策を含めて進めてまいります。 なお、撤去しない建物につきましては、建物総合損害共済に保険加入をしておるところでございます。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  今後ともに安全対策を含め、活用方法を検討していくとの答弁でしたが、地元の皆さんもしっかりと了承できるものにしていただきたいと思います。 この問題についてはこれにて終わります。 次に、市道補修問題の質問に入ります。 先ほどの答弁では、修繕必要区間59キロのうち、2年間で3キロの改修にとどまっているとのことでした。わずか修理に必要な区間の5%しかできていないことになります。このままでいくと、59キロ全ての区間の修繕が終わるのが30年、40年先となる計算にもなります。 修繕が必要だと市が認めているのに、30年、40年先にしか終われない、私は本当にこれでいいのかと思います。この点について市はどのように考えておられるのか、お尋ねします。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  路面状況調査結果は、維持管理の目安となりますが、年々変化する状況に注意しながら、優先順位の高いところから順次補修をしてまいりたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  納得できそうで、ちょっとひっかかるなという答弁なんですけれども、現状でいくなら、この修繕区間全ての修繕が終わらないうちに、次の修繕が必要となる道路が次々に出てきます。それではイタチごっこと言ってもよいことになります。 このような状態を改善するには、交付金の増額を国に求めるなど、修繕に係る予算総額をふやすことが必要だと考えますが、いかがでしょうか、お聞かせください。
    ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  予算確保には、国や岡山県に対して、交付金が維持修繕に対してでも活用できるよう要望してまいりたいと思います。また、起債等を充当しながら、効果的に修繕を行っていきたいと考えております。 ◆10番(中村聖二郎君)  答弁どうもありがとうございました。今回は市道の中でも1、2級の幹線道路の修繕計画を取り上げましたが、それ以外の……。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員、済いません。 ◆10番(中村聖二郎君)  当てていませんでした。えらい済んません。ほんなら、もう一回座ったほうがよろしいかな。 ○議長(河本英敏君)  いやいや、よろしい。 ◆10番(中村聖二郎君)  いいですか。済んません。 今回は市道の中でも1、2級の幹線道路の修繕計画を取り上げましたが、それ以外の生活道路についても、市民の方から、市に要望してもなかなかやってくれない、動いてくれないとの声も聞いております。市は生活道路について、平成28年度は3,600万円の予算をつけて対応しておりましたが、これが一時的な対応にならないように、生活道路についても修繕予算を増額していただき、市民の要望に応えていただきますよう求めておきます。 次の質問に行きます。 最後に、衆楽園の建物利用について、利用拡大を図っていきたいとの答弁でした。ぜひ多くの市民に利用される建物にしていただきたいと思います。 市民の方でも、建物利用ができることを知らない方も多いと思います。広報でもお知らせしてはいかがでしょうか、お尋ねします。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  建物利用につきましては、衆楽園、また公園緑地課の窓口で御案内をしているほか、市のホームページに衆楽園建物利用申し込みの御案内として掲載しているところでございます。今後、アンケートの調査結果を踏まえて、施設の利用拡大に向けて研究するとともに、広報へ掲載し、広く市民の方に周知されるよう努めていきたいと考えます。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  ぜひ広報での周知に向けて頑張っていただきたいと思います。 さて、衆楽園に来られる観光客の方は、庭園を見た後に、美作三湯も含め鳥取や米子の温泉地に行かれる方が多いように思われます。津山で宿泊し、ゆっくり観光を楽しんでいただきたいとの趣旨で、市は通過型から滞在型の観光地を目指す取り組みをされています。私もこのことには賛成です。 しかし、駅から鶴山公園、城東町並み保存地区、衆楽園、城西地区、津山まなびの鉄道館など一つ一つが点在しており、歩いて回るのは距離があります。レンタサイクルなども用意していますが、高齢者には無理です。 そこで提案ですが、京都のような名所めぐりの巡回バスを運行してはいかがでしょうか。1日をかけて津山市内を巡回し、楽しんでもらう企画です。試験的に観光客の多いシーズンには小型のマイクロバスなどを走らせてはいかがでしょうか、お聞かせください。 ○議長(河本英敏君)  産業経済部長。 ◎産業経済部長(高務雅彦君)  本市には魅力ある観光素材が数多くありますけれども、それらが点在していることから、これらをどう連携させていくかが課題の一つであると認識しているところでございます。 現在、市内循環バスとしてごんごバスを運行しておりますが、観光の専用路線ではないため、観光客の利便性や回遊性の向上につながりにくいのが現状でございます。議員御提案の名所めぐりの観光バスの試験運行については、現在取り組んでおります滞在型観光のまちづくりの中で、観光客の動向などを踏まえながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  大変前向きな答弁をいただき、ありがとうございます。巡回バスを観光シーズンに合わせてぜひ検討していただきたいと思います。 次に、3月議会で取り上げましたが、城東保存地区の入り口に当たる宮川の河川管理がお粗末です。市が管理している大橋は、塗装が剥げ、生地がむき出しになっています。このままでいいと思っているのでしょうか。観光立市宣言をしている津山市です。景観をもっと大事にすべきと考えます。お聞かせください。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  大橋の塗装が剥げている箇所は、高欄部、いわゆる欄干の部分でございますが、平成元年に塗装の更新をしておりますので、28年が経過しております。生地は亜鉛メッキの部材でございますので、今剥げて下にむき出しに見えるのは中塗りの塗装と思われます。 全市1,335橋を維持管理する中では、今までの橋梁点検の結果におきましても問題なしという判断が出ており、大橋は健全な橋梁となります。しかし、議員御指摘のように観光資源と考えた場合、美しいと言える状態ではないとも見受けられます。城東地区の景観整備計画を考える中で、予算確保に取り組んでみたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  大橋も大切な観光資源です。市は予算確保に取り組んでまいりたいとのことでしたので、今後の市の姿勢を見守っていきたいと思います。 次に、宮川にかかっている大橋から国道53号線新大橋にかけて、カズラが車道まで延びてきており、市民の方からも指摘されています。城東地区の入り口に当たる大橋付近の現状を県民局に伝え、河川内も含めた対策をとっていただきたいと思います。いかがでしょうか、お尋ねします。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  吉井川の伐木、伐採などは、住民との協働のもと、ふるさとの川リフレッシュ事業を継続的に実施するよう、岡山県へ要望しております。議員御指摘の宮川の箇所につきましても、6月4日に実施した河川清掃におきまして、住民、県との共同作業により整備されたところでございますが、今後も環境や景観に配慮し、根本的な対策について県と共同して対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  10番、中村議員。 ◆10番(中村聖二郎君)  大橋、河川内の問題につきましても、前向きと捉えられる答弁をいただきありがとうございます。 城東地区内では、苅田家附属町家群整備事業も始まろうとしているんですが、この時期にその西の入り口付近の大橋、その周辺があの状態では、かなり寂しい気がします。大橋は市の責任で塗装をやりかえる、河川内の清掃については県への働きかけを引き続いてよろしくお願いします。 東側の護岸については、6月4日のふるさとの川リフレッシュ事業による住民、県との共同作業により、見ばえも大変よくなりました。今後とも城東地域西の入り口としてふさわしい景観となりますようによろしくお願いします。 これにて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(河本英敏君)  以上で10番、中村聖二郎議員の質問を終わります。 次の質問を許可いたします。 11番、秋久憲司議員。 ◆11番(秋久憲司君) 〔登壇〕 では、発言通告の順番をちょっと若干変えまして質問させていただきたいと思います。 最初は、小地域ケア会議と町内会福祉委員についてでございますが、津山市は平成26年3月に策定しました津山市地域福祉計画に基づき、地域での支え合いの仕組みづくりを進めていますが、その中で小地域ケア会議の組織化や活動内容と、町内会活動の現状や相互の連携はどのように進んでいますか、お伺いをいたします。 また、地域で活動する民生委員や愛育委員と連携しながら、主には町内会での見守り役、また情報のアンテナ役としての活動が期待されております福祉委員の設置を早急に行うべきと思います。この一般的には福祉委員と呼ばれる名称は、津山市では地域福祉推進委員の名称となっております。福祉委員の設置主体である社会福祉協議会と津山市との協議が進んでいないようですが、行政にはリード役が問われていると思います。 そこで質問させていただきますが、福祉委員の必要性や求められる活動、市が任命する行政側の民生委員や愛育委員と福祉委員と、それぞれの役割がどう違うのか、そして県下の各自治体や他都市の設置状況はどうか、お伺いをいたします。 次に、地方創生とローカルの時代についてでございます。 人口減少は、地域経済の縮小やコミュニティーの活力低下などさまざまな市民生活への影響があるため、地方創生への取り組みとして、特に少子化の大きな要因でもある若者の減少を食いとめるためのさまざまな取り組みがなされております。 ある地元新聞では、「歪みを超えてL(ローカル)の時代へ」のテーマで、地域創生への提言を地道な取材により、豊富な事例を織りまぜながら紹介をされておりました。5月は「地域学のススメ」をシリーズで紹介されておりまして、お読みになった方も多いというふうに思います。 これまでの学力偏重の教育から、地域を担う責任感や郷土愛、当事者意識の芽生え、地域の課題に取り組むことでの判断力や思考力、表現力の養成などを育み、学力向上へつなげていくことなどが読み取れ、津山市の事例も紹介されておりました。 今後こうした活動を活発にするためには、教育委員会と学校だけではなく、行政全体や企業、地域の理解や相互の連携を深めて支えていくことが大切で、お互いの連携を進め、体系化していく仕組みづくりが必要ではないかと思います。 そこでお伺いしますが、津山市は地方創生の取り組みとして、郷土への愛着と誇りの醸成の促進を掲げられておりますが、どのように認識されて進められておりますか、お伺いをいたします。 最後に、当局のガバナンス向上についてお伺いをいたします。 ガバナンスとは、統治のプロセスと言われております。組織をまとめ治めるための相互作用や意思決定の過程が問われております。地方自治法が施行されてからことしは70周年ですが、この間、地方自治の環境は大きく変わり、自治体経営手腕が問われる時代となりました。このような時代にある現在、当局は地方自治体のガバナンスをどのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。 また、関連しまして、具体的な事例でお伺いをいたしますが、3月議会ではJR津山駅に計画されていた南北自由通路が大きな議論となりました。当局は再検討するとのことで、実施設計経費を補正予算で取り下げ、再検討することとなりました。 当初予算の提案までの庁内協議のプロセスに疑問を感じており、後ほどお伺いをいたしますが、その前に、私もこの件で南北自由通路の費用対効果の数値は幾らだったのかとお伺いをいたしましたが、当局の回答は、費用対効果の分析手法は確立されていないため、算定していない、すなわち南北自由通路の費用対効果の数値はないとの答弁でした。 私の勘違いでしたらいいのですが、3月に市の情報公開制度に基づきまして、法に訴え開示を受けました。当局が平成23年3月にまとめた平成22年度津山駅周辺整備検討業務報告書には、以下のことが書かれておりました。 「初めに」では、公共事業をめぐる社会経済情勢の変化や、津山市を取り巻く財政状況の厳しさが強まる中で、これだけ大規模な公共投資を行うためには、その投資に見合った効果が得られることを明確にし、地域や市民の理解を得ることが大前提となる。しかし、南北自由通路については、1日の乗降客自体が4,000人程度と少なく、駅南の市街地の広がりも小さいため、十分な需要が見込めず、全体として投資に見合った整備効果、便益が得られないことが懸念されているとしまして、費用対効果をはかる費用便益比BバイCは0.16との結果が出ております。 そして、代替プラン立案の基本方向では、整備費が膨大となる駅舎改築を伴う北地区の駅前広場改良等の整備は避け、既存駅舎の存続、そして短期的には当面南北自由通路は整備しないことを前提条件とし、北口駅前広場の整備プランが策定されました。 費用対効果の数値はないとした当局の3月議会の答弁と、この報告書にある費用対効果の数値や報告書の内容について御説明をいただきたいと思います。 以上です。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  市長。 ◎市長(宮地昭範君) 〔登壇〕 秋久議員の質問にお答えをいたしたいと思います。 本市の郷土への愛着と誇りの醸成についてでございます。 地方におきましては、進学や就職により若者が都市部に流出することが大きな課題となっておるところでございます。本市においても、18歳の崖としてあらわれておるわけでございますが、この克服のためには、仕事の場の創出や、いわゆる地域学の取り組みが不可欠でございます。すなわち、子供のころから歴史、文化など地域について学び、まちづくりなどの活動を通じて地域の人々と深くかかわることで、地域への愛着や誇りが醸成され、将来の地域内定住や、一旦地域外へ出ても、いつかは津山に帰ってきたいと思いを持っていただくことで、Uターンにもつながるものと考えております。 本市の総合戦略におきましても、このコンセプトを柱の一つに位置づけておりますし、津山の洋学による郷土学の推進や、つやま子ども未来プロジェクト、小・中学校でのふるさと教育などの教育分野を初め、学生とともに地域課題の解決や地域づくりに取り組む事業など、高校や高等教育機関との協働による定住施策や地域振興施策にも積極的に取り組んでおるところでございます。 次に、地方自治体のガバナンスをどのように考えているのかとのお尋ねでございます。 地方分権の推進により、地方自治体の役割や権限、責任は拡大をいたしておりまして、これまで以上に市民や議会の皆様に対して説明責任を果たし、適正かつ効率的な行政運営に努めなければならないと、このように考えております。 そのためには、法令の遵守はもとより、徹底した情報公開による透明性の確保や、財政規律を遵守した事務事業の執行など、行政内部の自己統制が不可欠でございます。こうした秩序のもと、質の高い市民サービスを提供することが、地方自治体に求められるガバナンスだと考えております。 以上でございます。〔降壇〕 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(小賀智子君)  小地域ケア会議の組織化や活動内容、町内会活動との連携についてお答えいたします。 本市では、市民の皆さんが住みなれた地域で安心して暮らし続けていくために、町内会役員を初めとした地域を支える方々と、市や社会福祉協議会、地域包括支援センターなどの専門職が地域の課題を一緒に話し合う場として、小地域ケア会議の設置を連合町内会支部単位で進めてきており、現在44支部のうち22支部で設置されております。 会議では、行政側から地域の高齢化の現状や、認知症、介護予防の取り組み等の情報提供を行いながら、高齢者でひとり暮らしをされている方の対策や災害時の対応など、地域の困り事や抱えている課題を話し合うこととしており、お互いに知恵を出し合いながら課題の解決に向けて取り組んでおります。 取り組み状況を紹介させていただきますと、黄旗を掲げることでの独居高齢者の見守り活動や、高齢者の生活上の困り事を住民同士で助け合う活動、地域での支え合いの現状を把握する支え合いマップの作成など、それぞれ課題認識から始めて、新たな事業に結びつけられております。 続きまして、地域福祉推進委員の役割と必要性、民生委員や愛育委員の役割についてお答えいたします。 民生児童委員は、民生委員法に基づき厚生労働大臣からの委嘱を受け、地域住民の見守り役、関係機関とのパイプ役として、地域福祉活動のリーダー的な役割を担っていただいております。また、愛育委員につきましては、地域の健康づくりを推進するため、各町内会長から推薦された委員で自主的に組織され、ボランティアとして活動いただいているところでございます。 次に、地域福祉推進委員につきましては、社会福祉協議会からの委嘱により選任され、町内会や民生児童委員、愛育委員などの関係機関と連携を図りながら、地域福祉活動にボランティアとして積極的に携わっていただく、サポーター的な役割を担っていただくべき存在であると認識いたしております。 続きまして、地域福祉推進委員の他都市の状況でございます。 県下27の社会福祉協議会がございますが、そのうち22の社会福祉協議会で設置されております。また、都市間で申し上げれば、本市と玉野市が未設置の状況でございます。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  3月議会での答弁と、平成22年度の報告書の内容についてお答えします。 平成22年度の津山駅周辺整備検討業務報告書については、北口広場や南北自由通路などの駅周辺整備が多額の事業費と期間を要することから、整備順序等を勘案し、効果的な段階整備を検討したものでございます。本業務では、段階整備の検討過程におきまして、その判断材料の一つとして、北口広場や南北自由通路などのパーツごとに便益比を算定したものであり、北口広場は2.86、南北自由通路と南口広場を合わせたもので0.16でございました。 しかしながら、これら駅周辺施設は一体となって効用をなすものであり、費用便益比も全体で評価するのが一般的であること、さらにこうした施設の分析手法が確立されていないことを踏まえ、南北自由通路及び南口広場だけの費用便益比をお示しすることは誤解を招くおそれがあり、適切ではないと判断したものでございます。 今後、大規模事業を検討する過程におきましては、費用便益比などのデータも皆様にお示しした上で、しっかりと議論をしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  では、福祉委員についてちょっと、一問一答であと質問を順次させていただきます。 答弁をいただきました。今まで愛育委員とか民生委員さんというのは、選出されますと、それぞれ民連協とか愛育委員連合会、強力な縦割り組織と言えば叱られるかもわかりませんが、縦割りの組織もありまして、ある意味では縦割りもある、ですけど活動は町内会ということでございました。 今度は社会福祉協議会の委嘱ということで、委嘱状を出すかどうかはまた別問題ですが、もう少し緩やかな委員ということでの役割が出てくると。お手元の岡山県社会福祉協議会がつくった福祉委員の役割というものがありますが、そういう見守りを中心に、地域で活動をしていこうということでございます。ですが、その活動する町内会の現状がどう変わっているのかということも、大きな問題だろうと思います。 そこでお伺いしますが、この福祉委員が活躍する場としての町内会、この町内会や町内会がかかわる福祉活動の現状や組織体制などが、この時代、いろいろと変わってきているというふうにお聞きしますが、どういうふうに変わってきているというふうに当局は御認識でしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(鈴木洋二君)  町内会は、地域住民が安全・安心で快適に暮らせるまちづくりを目指し、地域住民の親睦や児童あるいは高齢者の見守り活動を初め環境整備や住民福祉の取り組みなど、地域で生活するために欠かすことのできない活動を行っております。 町内会の福祉活動に関しては、町内会役員や地域の民生児童委員、愛育委員を中心に取り組まれているところであり、その貢献に対しまして改めて敬意と感謝を申し上げる次第であります。 一方で、少子・高齢化や人口減少、核家族化の進行などによる地域活動への参加減少や、人と人とのつながりの希薄化が課題となっており、これは単位町内会だけでなく、連合町内会支部など地域社会全体の課題となりつつあります。 そこで、本市は小学校区または連合町内会支部の区域を単位として、町内会を初めとする地域のさまざまな団体が連携し、地域住民みずからで地域課題の解決に向けて取り組む住民自治協議会事業を第5次総合計画に盛り込み、事業推進を図っているところであります。 住民自治協議会は、平成28年度末時点で市内10地域で設立されており、中には小地域ケア会議の立ち上げを初め高齢者や乳幼児の子育て世代のひきこもり解消の取り組みや、日常生活支援事業などの活動が行われているところもございます。 また、連合町内会におきましても、平成27年に総務福祉部を設置するとともに、事業計画に地域福祉の推進を盛り込み、小地域ケア会議の設置などの福祉活動に積極的に取り組むことが確認されております。 このように、近年は単位町内会だけでなく、連合町内会支部区域での取り組みが進んでいるところであります。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  福祉委員が活動する場である町内会の活動が、今御紹介がありましたように、昔は町内活動というのはその地区、エリアの共同管理活動でしたけれども、それプラス、リサイクル委員から始まって防災防犯会議ですか、そういうものをつくったり、青少年の健全育成の見守り活動、それから今さっきありました福祉やまちづくり活動、いろんな活動を行う主体として変わってまいりまして、もう町内活動はぱんぱんでございます。 しかしながら、地域で民生委員さん、愛育委員さん、活躍していただきよんですが、民生委員さん、愛育委員さんだけではやはり足らない。では、そこに福祉委員ということになるんですが、他都市と比べて津山市は町内会活動が非常に活発なんですね。ですから、上からその福祉委員というものをかぶせるんじゃなくて、今あるいい活動にソフトランディングやっていくというような考え方でやっていただきたいなというふうに思います。 それから、市は地域福祉を総合的に進める責務があります。これは地域福祉法にのっとって地域福祉計画をつくっているということですから、その責任は重たいというふうに思います。したがいまして、今後は福祉委員を設置すること自体が目的とならないよう、津山市の地域福祉の実態に即した福祉委員の性格や設置の仕方を早急に検討するため、関係機関や団体と早急に協議を進めていくべきではないかと。もう残りは市段階では津山市と玉野市が残っているわけですから、その辺を早急に対応すべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  環境福祉部参与。 ◎環境福祉部参与(小賀智子君)  身近な地域内の課題発見と解決に向けての新たなボランティア、人材として期待されます地域福祉推進委員の設置につきましては、津山市社会福祉協議会が策定された第5次地域福祉活動計画の中で活動目標に掲げ、取り組んでおられます。 また、本市においても、津山市地域福祉計画の中で、地域での福祉活動を行う人材の育成を施策に掲げ、社会福祉協議会と連携を図り、ボランティアの育成や活動情報の提供に努めることとしております。 まずは社会福祉協議会が現在取り組んでおられる地域福祉推進委員の設置の検討状況を速やかにお聞きし、連携を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  この件につきましては、社会福祉協議会と速やかにお聞きしということですから、早急に協議を進めていただきたいというふうに思います。 次の地方創生とローカルの時代でございますが、いろいろと取り組んどるという回答もいただきました。それで、本年度から岡山県教育委員会も、中高生に地域での活躍の場を与える支援事業というものを進めておりまして、津山市は既にいろいろと取り組まれていると思います。 そこで質問いたしますが、津山市は郷土への愛着と誇りの醸成の促進を掲げ、具体的には津山洋学による郷土学の推進などの施策について、数値目標を掲げて推進されておりますが、その他の事業も含め、進捗の現状や課題、今後の取り組みなどをお聞かせください。 それで、学校と生涯学習の場でどうなのかというのをお聞きしたいと思いますので、まずは学校教育関係についてお伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  本市の小・中学校においては、MyTownつやま活用事業で、小学校6年生全員が津山洋学資料館を訪れて郷土の先人について学ぶことを初め、郷土博物館や弥生の里文化財センター、津山圏域クリーンセンターなど市内のさまざまな施設等を訪れ、地域の歴史や文化、産業など、直接見て学んでいます。 また、地域の方々を講師とする地域の伝統工芸や芸能、農業体験の授業を実施したり、中学校2年生全員が地元の商店や会社、施設等で3日から5日間の就労体験をする岡山チャレンジ・ワーク14事業において、津山市ではつやまっ子・デビュー14として実施しております。保育所で職場体験活動をした生徒からは、小さい子供とのかかわり方を将来の進路に生かしていきたい、そういった感想も聞かれるなど、体験するだけでなく、将来の仕事について考えるきっかけともなっております。 取り組みを進める上での課題としては、講師となっていただく方や事業所等の確保、日程調整、時間的な制約などがありますが、郷土とつながる学習は、児童・生徒にとって大変貴重なものと考えております。引き続き地域の方々の協力をいただきながら、学校や地域の特色を生かして、郷土津山の自然、歴史、文化など、地域に根差した学びを進め、ふるさとを理解し、ふるさとを愛する人材の育成に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  では同様に、生涯学習現場での取り組みはどうなのか、お伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(松尾全人君)  まず、洋学資料館は年間約1万人の入館者がございます。先ほど学校教育部長の答弁にもありましたが、市内の歴史や文化を学ぶ授業MyTownつやま活用事業で必ず訪れる小学校6年生を初め、校外学習や研究で訪れる学生などを合わせると、児童・生徒、学生の利用者数は約2,400人で、年間の入館者数の約4分の1になります。 資料館では、企画展や講演会、津山高専、津山高校の先生と学生が講師になって児童・生徒を教える江戸時代の化学書から再現実験教室など、さまざまな事業を開催しています。 また、昨年度はワークショップや出前授業用の複製資料を作成、また今年度は館内に多言語音声案内機能を設け、津山洋学の情報発信のグローバル化を進めることとしています。これにより、さらに魅力ある運営、生涯学習、郷土学習の場として活用が図られていくものと思っております。 今後もより深く学ぶ場を提供できるよう、学校や地域、専門家と連携した事業をさらに幅広く推進していきたいと考えております。 次に、郷土学習の推進をする事業といたしまして、つやま子ども未来塾プロジェクトも実施しております。これは、津山の歴史や文化、産業、人材など豊かな地域資源を有効に活用し、地域に根差したテーマについて小学生の親子で学ぶ参加体験型の学習講座です。昨年度は地元企業の工場見学、津山産食材を使った調理実習、市内の大学や高校での体験学習、3世代交流講座などを開催し、延べ1,033人の参加がありました。 この講座は大変好評であり、テーマによっては定員を超える応募もあります。できるだけ多くの親子に参加していただけるよう、講座の開催方法などを工夫し、地域の方々と触れ合う機会をふやすことによって、地域に対する理解や愛着がさらに深まるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  私は中学生のチャレンジ・ワーク14がずっと前から始まりまして、中学生の方がいろんな事業所へ入って体験するというのを見たり聞いたりしまして、本当に頼もしいなというふうに思いました。そういう子供たちももう結婚して、最初のころの子供たちは結婚して、また子供ができとるというような状況です。それまた、非常に好評な事業もされとるということですから、引き続きいろんな課題を解決し、盛んにしていただきたい。 これは前に言いました地方新聞でも、ある研究者の方が、子供のころそういう社会体験をやったら、大きくなってこっちに帰ってくるとか、それから地域で活躍するとかという比率が、統計的に見ても高いということがはっきりしております。それから、新聞でありましたように、東京で一旗上げるんじゃなくて、東京でも勉強や体験を積んで、地域で帰って一旗上げるとか、やっぱりそういうふうに考え方も変わってくるというふうに新聞でも事例も紹介もありましたので、本当によろしくお願いをいたします。 それで、このように本当にいい事業がどんどん進んでいるんですが、教育長にお伺いをいたしますが、先ほどの答弁のように、地域や事業所などで貴重な体験をして、いろいろ学んでいる子供たちの様子をどのように感じられ、どのような思いをお持ちでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  教育長。 ◎教育長(原田良一君)  子供たちは、地域の皆様の御協力のもと、学校だけではできない仕事現場での本物の体験を積み、成長した姿を見せてくれております。特に中学校2年生は、つやまっ子・デビュー14事業で、職場体験活動の中で地域の中に出ていきます。そこではさまざまな仕事の魅力に触れることができます。さらに、働くことの大変さや厳しさ、社会のルールやマナーなども学んでいきます。その中で、ありがとうとか御苦労さまと職場や市民の方々から声をかけていただいたり、できたときの達成感や人の役に立ったときの喜びを実感できたりすることで、自尊心や自己肯定感の高まりにつながり、人として大きく成長するきっかけとなっているところです。 子供たちには、今後も学校での学びだけでなく、地域の皆様の御協力のもと、自分は津山で育っているんだと実感できるような経験を多く積み重ね、地域の中で大きく成長していってほしいと願っているところでございます。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  ありがとうございました。そういうお気持ちで今後の教育行政も進めていただきたいというふうに思います。 この件の最後ですが、島根県隠岐諸島の海士町の地域課題を探求して担い手を育てる、いわゆる地域学を参考に、県内の和気町では、海士町の取り組みをモデルに閑谷学の推進を支援するということをこの和気町の総合戦略の柱として、町、住民団体、地元中学校関係者を交えた高校魅力化推進協議会を発足させ、連携を深めているというような報道もありました。 津山市も地方創生の大きな柱として、この地域学をどう位置づけていくのか、御認識をお伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(玉置晃隆君)  本市の地域創生に当たりましては、産業界を初め国・県の行政機関、教育及び金融機関、また労働者の団体、マスコミの各分野におけます有識者の皆様方で構成します地域創生の推進会議を設置して、幅広く意見提案をいただいているところでございます。 あわせまして、小・中学校の先生方との意見交換あるいは市内高校の校長会に職員が出向きまして、本市の地域課題や取り組みについて説明するなど、教育機関との連携にも力を入れているところでございます。 今後もこういった場での御意見を賜りながら、学校及び地域と行政が連携して、議員御提案の地域学に取り組み、学校と地域のつながりをさらに深め、伝統文化の継承や地域を支える人材の創出につなげていきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  地方創生の推進で、地域創生推進会議を設置していたり、それからいろいろと協議を重ねているということですから、こういう場でこの地域学がもっと盛んになるように、いろいろと協議を積極的にやっていただきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。 最後に、当局のガバナンスの向上についてですが、駅前の南北通路につきましての便益比、部長の口から言っていただきました。もっと早く言ってほしかったんですが、言っていただきまして、要するに、整備の順番を決めるために、個別の事業に分解して便益費用を算出しましたということで、それが0.16でしたと。これは平成22年のときの数字ですということですので、今後また再計算されると、北口広場が整備されたので、そこも含めて再計算の必要があるということだろうと思います。 また、国交省がこういった費用便益比のマニュアルを示しておりますが、そこに書いてあるのは、便益比を算定した場合は、開示が基本です。開示が原則ということになっておりまして、開示して、きちっと説明責任を果たすということは全うしていただきたいと。 中で気にかかるのが、自由通路の施設の分析手法が確立されていないということなんですが、ちょっと僕も一部分だけとって揚げ足をとるようですが、国交省もこのマニュアルの中で参考というふうに示しておりまして、津山市もその国交省が示した参考というものを使ってやっているわけですから、国交省の悪口というふうにうがってもとられますので、国交省の示した内容に沿って分析されているというふうに私は理解をしております。 それで、次にお伺いをいたしますが、この報告書の中で、北口駅前広場の費用便益比は、最初は0.76でした。だったんですが、代替プランでは、事業見直しによりましてその数字が2.86になりました。どういった理由で費用便益比が高くなったのか、お伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  北口広場整備の便益は、当初、広場内への路線バスの乗り入れによる乗りかえ時間短縮など歩行者の便益のみを計上して、0.76となっておりましたが、今回の整備では、国道53号との交差点が2カ所あったものを1カ所に統合することとしていることから、国道53号を走行する自動車の時間短縮も見込めるため、国土交通省の道路事業に係る費用便益分析マニュアルに基づき、これらの便益を加えて算定した結果、2.86となったものでございます。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  わかりました。その都度数字を出して、また見直しを図るというふうになったというふうに思います。 それで、南北自由通路の費用便益比が0.16と、これはその当時、平成22年度のその当時の状態で切り抜いた数字で、極めて低いんですが、当局の説明では、駅周辺事業は一体となって効用をなすため、費用便益比も全体で評価することが妥当ということですが、この事業全体の考え方や具体的事例などを含めて、ちょっと詳しい説明をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  御説明いたします。 整備前の駅前広場は、路線バスへの乗りかえに広域バスセンターまで移動しなければならず、一般送迎用車両やタクシーなどが混在し、特に通勤時間帯などでは混雑が激しい状況でございました。また、国道53号への出入り口は2つの信号交差点となっており、渋滞の要因にもなっておりました。 また、駅周辺に目を向ければ、店舗の撤退などにぎわいが減少しており、駅南地域におきましては、踏切が駅から東西ともに約500メーターと離れており、駅あるいは駅北地域へのアクセスは大きく迂回を強いられているなどの課題が山積みでございました。 駅周辺整備事業は、これらの課題を解消あるいは緩和するために立案されたものであり、北口広場整備では、路線バスの乗り入れにより乗りかえの利便性が向上し、タクシーや一般送迎用車両専用レーンを設けることによりまして、広場内の安全で円滑な通行が確保されることとなっております。 また、通勤時間帯などの混雑対策としまして、南北自由通路と南口広場や駐車場を配置し、一般送迎用車両を分散させることによりまして、北口広場や国道53号の混雑緩和が図られると想定しております。 さらに、南北自由通路は、駅南地域から駅あるいは駅北地域へのアクセスが改善され、日常生活や津山まなびの鉄道館などへの観光客などの利便性、回遊性が大きく向上いたします。 このように駅周辺の諸課題に対しまして、北口広場や南北自由通路などの各施設が相互に連携して効果、すなわち便益が発現されるものであるため、先ほども申し上げましたとおり、駅周辺整備全体で費用便益比を算定し評価するのが一般的でございます。 また、駅周辺整備は、まちづくりの観点からも、こうした直接的な効果に加え、新たな人や車の流れができることによって、駅周辺を含めた中心市街地のにぎわいの創出や、鉄道で分断されていた駅南地域における民間開発による市街化促進などにもつながるものと期待しているところでございます。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  いろいろと御説明をいただきました。3月の打ち合わせのときよりも大分現実に近づいてきたんじゃないかと思いますが、高度成長期のアルネとかいろいろ整備やったときのあの夢、バラ色の夢100%のうたい文句で説明するんじゃなくて、やはりこの時代の今の市民生活の実感に即した説明、そして今後市民生活をどういうふうに持っていきたいか、そこをしっかり捉えて、今後の事業説明、数字もきちっと計算やったり再計算してあらわしていただきたいというふうに思います。 また、駅とか鉄道は、ノスタルジー列車も走っていますが、大きくは地方ローカル線をどう維持、存続させていくのか、これも大きな地域の命題でございますので、南北自由通路だけ切り取れば、都会のほうでもこれでペイせえって難しいんですよ。その辺も、数字がどうしても上に上がらないからといって隠すんじゃなくて、やっぱりきちっと表に出して、市民生活をどうするのか、真剣な議論をしていただきたいなというふうに思います。今後とも再計算して、いろいろと議論を進めていきたいというふうに思います。 そして、こういった県の予算ヒアリングや政策決定の会議などで、さまざまな会でこの報告書の内容が庁内で共有されてきたのかなと、そしてこのことをもっと深く勉強されてきたんかなというふうに思いますので、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  都市建設部長。 ◎都市建設部長(原田博史君)  本報告書の内容につきましては、北口広場はもちろんのこと、今回の南北自由通路関連事業の事業化検討におきましても、庁内で共有した上で取り組んできたところでございます。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  今後が大事ですので、今後しっかりいろんなことを共有して進めていただきたいなというふうに思います。 それから、この件に限らず、部内会議、予算ヒアリング、事業評価委員会、庁議などや日常の会議などで、庁内全体でさまざまな施策の効果を上げるために、お互いの自由闊達な議論の場が必要というふうに思います。縦割りの中で、庁内で職員同士が疑問を持っていてもなかなか口を出せないような、他の部署の仕事には、おかしいなと思っていても口を出さない、タブーのような縦割りの弊害が、これは日本全国一般的にあります。そういったことが津山でもあるんではないでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(河本英敏君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(玉置晃隆君)  部局をまたがります事業管理、あるいは他の施策との調整、新規事業の検討などは、各部局の部局長及び企画調整官を中心に調整を行い、施策を推進しているところでございます。 また、本年度からは、一層の部局間の横断的な連携を図るために、まちづくり調整検討会議を設置し、既存の政策調整フローを補完しております。この調整検討会議は、4月20日に設置しまして、これまで5回開催しており、今後も部局間において議論を深め、効率的で効果的な施策の実施を図ってまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  やはり職員が他の部署のことを口を出すのは、邪魔やったり引っ張るということじゃなくて、やはりお互いの不備、不十分な点を補い高め合うと、そういうような文化をつくって、そのようなもとでやっていくというな文化づくりをひとつお願いをいたしたいなというふうに思います。 それで、最後の質問ですが、今後政策立案や見直し、決定、組織全体の活性化のために、例えば上意下達の色彩が強い部長会や課長会の見直しや、新たに政策について部署を超えてフラットな立場で話し合う会議や、日常のやりとりができる仕組みづくり、例えば部長室をその職場の真ん中に設置し、ガラス等透明で見えるようにして、部長を中心とした職場全体の一体感や活性化を図ってはどうかというふうに思います。 また、政策立案のための出張旅費もふやしていくべきではないでしょうか。旅費といえば、県庁への会議へ行くのがやっとというようでは、職員のやる気も起こらないし、新しい政策も出てこないというふうに思います。 このような案も含めて、当局のガバナンスを向上させることが必要と思いますが、どのようなことに今後取り組まれていきますか、お伺いをいたします。 ○議長(河本英敏君)  総合企画部長。 ◎総合企画部長(玉置晃隆君)  ガバナンスの向上に当たりましては、今議員御指摘のように行政機構あるいは意思形成過程の改善などのシステム的な見直しが必要と受けとめております。ガバナンスの強化に向けましては、先ほど答弁をさせていただきましたまちづくり調整検討会議など新たな取り組みを通じて、組織の活性化を図るとともに、職員からの意見聴取や他都市の事例なども参考にしながら、組織力の向上に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(河本英敏君)  11番、秋久議員。 ◆11番(秋久憲司君)  職員が一丸となって、お互い高め合おうというような文化がガバナンスとしてでき上がりますように今後御期待をいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。  〔12番竹内靖人君「議長、関連」と呼ぶ〕 ○議長(河本英敏君)  12番、竹内靖人議員。 ◆12番(竹内靖人君)  済いません、関連ということで、先ほど11番、秋久議員から、チャレンジ14の御質問がございましたので、それに関連をして少しだけお聞きができたらなというふうに思います。 中学生が地域の企業訪問といいましょうか、社会の中での企業の役割、そしてお父さん、お母さんも含めて知り合いの方などなどが社会の中でそれぞれ仕事をされとるその姿を見ること、その仕事のすばらしさを覚えてもらうというか、体験をしてもらうということが大事だろうなというふうに思っておりまして、地域の企業さんが当然協力をしてくださらないと、このことはできんというふうに思いますし、成り立ちません。 ですから、教育委員会だけでなくして、産業経済部などとも連携をとりながら十分やっていただきたいと思いますが、地域の企業の様子について、受け入れの様子についてもしお聞きができたらなというふうに思いますし、今わからねば後で結構だと思うんですけれども、若者が地域に残る、残って仕事がしたいと思えるようなまちづくりが望ましいというふうに思いますから、IターンであったりUターンであったり、そういうものへつなげれるようなチャレンジ14であってほしいなというふうに思いまして、そのことがわかるようでしたらお聞きがしたいなということでありますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(河本英敏君)  学校教育部長。 ◎学校教育部長(絹田真一君)  今、津山市内の中学校2年生、約940人おりますが、そういった子供たちが事業としてつやまっ子・デビュー14事業、これに事業で取り組んでいるわけです。その中で、事業者におかれましては、ざっと200弱の事業者、協力していただいている事業者がございます。そういった方々、飲食店、小売業、その他医療機関、保育園、いろいろございます。その中で子供たちが津山に愛着を持てるような事業に展開していったらいいなと思っておりますし、そういったことも含めてこれから一生懸命子供たちと取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(河本英敏君)  これで関連質問を終わります。 以上で通告による質問、質疑は終わりました。 これもって質問、質疑は終結といたします。 ただいま議題となっております諸議案の審査につきましては、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。 審査付託表はお手元に配付のとおりであります。 △日程第2  請願第1号~請願第4号 ○議長(河本英敏君)  次に、日程第2に入り、請願第1号、第2号、第3号及び第4号を一括上程とします。 この請願書は、去る6月12日、会議の際に配付いたしておりますとおりであります。 この際、お諮りをいたします。 ただいま議題となっております請願4件の審査は、所管の常任委員会に付託いたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(河本英敏君)  異議なしと認めます。 よってそのように決定いたします。 審査付託表はお手元に配付のとおりであります。 なお、審査付託表は議案及び請願をあわせて記載しておりますので、御了承願います。 これをもちまして本日の日程は終了いたしました。 運営予定に従い、6月19日から21日までは委員会審査とし、お手元に配付いたしております各委員長の招集通知によって審査をお願いいたします。 6月17日及び18日並びに6月22日から6月26日までは休会とし、次の会議は来る6月27日午前10時から議会運営委員会、11時から全員協議会、午後1時から本会議を開きます。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしません。御了承をお願いいたします。 本日はこれをもって散会といたします。                                   午後3時15分 散会...