平成11年第364回 3月定例会 平 成 11 年 3 月 定 例 会平成11年3月12日(金曜日) 出 席 議 員 ( 2 2 名 ) 1番 河津 清君 2番 佐伯 直行君 3番 中島 隆夫君 4番 近藤 宏樹君 5番 深田 富造君 6番 丸山 英司君 7番 飯橋 壹雄君 8番 藤原 常義君 9番 遠藤 孝君 10番 河津 幸栄君 11番 内藤 美雄君 12番 中尾 強君 13番 永田 正己君 14番 加藤 和憲君 15番 広野 糺君 16番 山根 良雄君 17番 長島 望君 18番 清山 薫君 19番 山本 敏熙君 20番 田川 豊君 21番 大和 道男君 22番 伹見 武正君
~~~~~~~~~~~~~~~ 欠 席 議 員 ( 0 名
) ~~~~~~~~~~~~~~~ 事 務 局 出 席 者 事務局長 佐伯 邦彦君 主査 細田 耕一君 議事係長(速記) 飯橋恵美子君 書記 門脇 直哉君
~~~~~~~~~~~~~~~ 説 明 の た め 出 席 し た 者 市長 島 田 二 郎君 助役 川 井 彦 男君 収入役 伊 輪 静 夫君 教育長 市 川 博 史君 総務部長 平 井 重 俊君
市民生活部長 本 司 慎 一君 経済部長 奈良井 由 夫君 建設部長 井 上 進君
消防事務局長 平 井 真 澄君
企画振興課長 大 森 栄君 総務課長 永 見 太君 人事課長 嶋 田 豊 昭君 財政課長 石 川 隆 夫君 監査委員 石 橋 秀 雄君
水道部管理課長 藤 田 義 矩君
選挙管理委員会事務局長 酒 井 照 雄君
~~~~~~~~~~~~~~~ 議 事 日 程(第4号) 平成11年3月12日(金)午前10時開議第1 一般質問 ~~~~~~~~~~~~~~~ 本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1日程追加 議第38号 職員の旅費に関する条例等の一部を改正する条例制定について 議第39号 職員の
特殊勤務手当に関する条例制定について
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前10時1分 開議
○議長(
山本敏熙君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(
山本敏熙君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。 通告順に質問を許可いたします。 11番
内藤美雄議員、登壇願います。 〔11番 内藤美雄君 登壇〕
◆11番(内藤美雄君) 皆さん、おはようございます。11番議員内藤でございます。 議長より許可をいただきましたので、通告をいたしておりました
ハーモニータウン汐彩の
分譲条件整備について質問をさせていただきます。 市長は所信表明で、
ハーモニータウン汐彩の建設分譲を夢と希望の持てる
まちづくりのための市の最重要課題と位置づけられました。私は、ややもすれば低落ぎみの安来市の新たな創造のための定住化、
まちづくりの起爆剤だと思います。 現在、分譲地の造成はもとより、上下水道の整備を初め
交通アクセスのかなめである
十神黒井田線の建設が着々と促進されつつあり、御同慶に思います。県開発公社を初め建設担当されておられる皆様に心より感謝を申し上げる次第であります。 しかし、最近、通園、通学方法はどうなっているんですか。スーパーマーケット、病院等のケアはあるの、
島田小学校校区じゃ売れないじゃないの、などなどの意見を耳にいたします。 今年7月、
分譲受け付けを前にし、現在の不況経済のもとでこの団地がどのような条件整備がなされているか、完売できるか、また分譲に際しきちっと案内されているのか。市民はもとより購入希望者は、不安と不満と期待があるようであります。付近には、10年余り前に和田団地240戸が建設され、現在わらび谷地区に25戸の
区画整理事業が完成しつつあり、さらに2年後には
和田南地区区画整理事業約200戸が計画中であります。ともに関連した諸課題が山積しているはずでございます。 平成12年11月、分譲完売に向け3点についてどのように取り組み、どのように案内されているか伺いたいと思います。 1つには、団地の環境についてであります。 2つ目に、教育環境についてであります。 3点目に、
交通アクセスについてであります。 この3点は、いずれも密接に関連し、やや教育環境の保護に力点を置いた重複した質問になるかと思いますが、お許しを願いたいと思います。 最初に団地の環境についてであります。言うまでもなく、島根半島から弓浜を一望し中海の護岸の水面を拝み、幹線道路も
県道十神黒井田線が建設中であり、国道9号も近くを走り、地元の人は一見
風光明媚山水に恵まれたすばらしい場所であると思っています。しかし、島田校区では売れないのではないか、こんな意見があるようであります。団地の良好な自然環境、一定の条件整備だけでは売れない。他の条件整備があるのではないか。市長はこうした意見に、どのように感じておられるのかお伺いをいたしたいと思います。 地域の
教育関係者は、昭和63年に
島田小学校、幼稚園の移転改築が行われ、その後地域を挙げてややもすると都市、農村の混住化の中で、一生懸命で教育環境を整備、教育力の向上に努めてまいっている現状の中で、どんなことかといら立ちさえ感じておる昨今の状況でございます。 特に、昨年、分譲に当たり校区について
検討委員会が数回開催され決定されたはずでございます。決定に当たり懸念されたこと、その際改善したり、検討されるようなことがあったのではないか。教育長にお伺いをいたしたいと思います。 2点目の教育環境についてであります。申し上げるまでもなく、校区が島田校区であるといたしますと、幼稚園、小学校とも移転改築された
位置的環境は衆峰大山を一望する比類のないすばらしい学舎だと認識をしているところでございます。 しかし一方で、県境から和田団地まで東西7キロ、しかも狭隘な国道9号を生活、通学道として環境整備に努めなければならない課題でございました。このような状況から、現在幼稚園の育成事業、小・中学校の通学補助をいただいておるところでございます。したがって、現況の通園、通学をどのように考え、
分譲希望者に案内されているのか伺いたいと考えます。 さらに、
十神幼稚園の老朽化に伴う改築の方向、また幼保教育の一元化が叫ばれている昨今の中での取り扱いの問題。また、さきに述べた付近の新たな住宅団地の計画との整合性、言うなれば待ったなしの
タイムスケジュールの中でどう案内されようとしているのか不明確なようで仕方がありません。多分、内部ではきちっと確立されていると考えますけれども、市長並びに教育長の所信を伺いたいと思います。不況経済のもと、当面230戸を完売するという決意のもとでお願いをしたいと考えます。 3点目の
交通アクセスについてであります。生活面、教育面での
交通アクセスは、団地立地の第一だと考えます。幸いに分譲までには幹線として
県道十神黒井田線の整備は、歩道設置を含め促進されるようでございます。また、国道9号にも近く、一定の利便性は確保できるように思われます。 しかし、教育環境についてと重複いたしますけれども、通園、通学面においてどのように検討され、付近一円の団地との整合性を図り進められているのか伺いたいと思います。 以前から話題になっていた多面的な
スクールバスの運行、あるいは従来型のバス停の新規設置、また
徒歩通学等いろいろあるように考えられますが、この点について現時点の状況をお聞かせください。 以上3点の面から、間もなく始まる市の最重要課題である
ニュータウン汐彩の分譲売却に向けての条件整備の疑問点について伺いました。市民の皆様は、島田校区では売れないを初め、売却に向けてプラン、ビジョンが見えてこない、対応が遅い等、苦情めいたことを耳にいたしております。担当の皆様は、市民の声に積極迅速に対応していただきたいと、このように思います。 最後になりましたが、いつごろまでに完売できればいいのか、市長の御所見を伺い私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
山本敏熙君) 井上部長。 〔建設部長 井上 進君 登壇〕
◎建設部長(井上進君) おはようございます。 内藤議員さんの1点目の団地環境につきまして、それから3点目の
交通アクセスにつきまして御答弁さしていただきたいと思います。
ハーモニータウン汐彩の造成事業につきましては、公社による造成事業はもとより建設省によります護岸工事、また県によります
県道黒井田安来線及び
下水道工事が現在進められておりまして、平成12年春完了を目指して工事を進めているところでございます。
ハーモニータウン汐彩の早期分譲につきましては、本市の発展に重要な課題であるところから、今後一層積極的に取り組んでいく考えでございます。 まず、団地環境についてでありますが、この団地は海に面しすばらしい景観に恵まれています。この利点を生かしながら、現在進められています護岸整備の中で、一部親水護岸もできる計画でございます。 また、海岸の道路沿いには風よけも含めた植栽も行うとともに、浦カ部池跡の緑地計画も具体的に検討を行いまして、潤いのある
環境づくりに努めてまいります。 このほか、県道沿いのゾーンは、
スーパー等商業施設等が張りつくよう用途区域や区画を定めて今後いく考えでございます。 3点目の
交通アクセスにつきましては、
交通アクセスの
スクールバスも含みましたバス路線、バス停の確保につきまして、これから具体的に検討をしてまいる考えでございます。
ハーモニータウン汐彩の
まちづくりにつきましては、
地方拠点都市地域の基本計画によりまして
定住拠点地区と定め、良好な居住空間の形成を図ることとしております。現在、これに沿いまして計画が進められておりますが、今後とも早期実現に向け一体的な生活環境の整備を進めていく考えでございます。 以上でございます。
○議長(
山本敏熙君)
市川教育長。 〔教育長 市川博史君 登壇〕
◎教育長(市川博史君) おはようございます。 内藤議員さんの質問の中で、教育環境について御答弁申し上げたいと思います。
島田小学校につきましていろんな整備の考えとか、いろんなことの御質問ございましたけれども、
島田小学校につきましては、私はすばらしい環境のもとに教育がなされているというふうに自負しております。 現在、
クラスルームが7、特別教室が5ですが、今後児童の数の増加見込みによります
クラスルームの数及びまたは
コンピューター教室の新設、そして特別教室の図工室などの施設の整備につきましては、増築をしながら対応してまいりたいというように考えております。 また、
十神幼稚園等の御質問がございましたが、現在幼児教育の
基本方針策定委員会をお願いしております。この安来市の幼児教育についての基本的な方針について御提言をいただくことにしておりますので、その結果を踏まえて今後協議してまいりたいというふうに考えております。 次に、通学路の安全確保ということで御質問がございました。児童・生徒の安全確保につきましては、特に通学路を重点に安全教育や安全指導を行っているところでございますが、バス停の移転等、引き続き関係機関に要望して、事故防止に努めたいと考えているところでございます。 以上、御答弁とさしていただきます。
○議長(
山本敏熙君) 市長。 〔市長 島田二郎君 登壇〕
◎市長(島田二郎君) おはようございます。 11番内藤議員さんの御質問にお答えいたします。 現在、12年の春までに工事完了という予定でおります。本年の11年度秋より分譲の予約を受け付けまして、12年度春の工事完了までに向けて暫時売り出していく計画でございます。そのためには、本市を挙げて積極的に取り組んでいく次第であります。 なお、教育環境、その他の環境につきましては、先ほど部長の方から説明があったとおりであります。 以上であります。
○議長(
山本敏熙君) 内藤議員。
◆11番(内藤美雄君) いろいろ御答弁いただきましてありがとうございました。 最初に、市長さん簡略に御答弁でございましたけれども、大体
スケジュールは伺っておりますのでわかりますけれども、いわゆる私も地元島田におりまして、島田校区が売れないという観点でございます、この辺の御所見をちょっと伺ってみたいなと思いますが、その辺はいかがでございますか。
○議長(
山本敏熙君) 島田市長。
◎市長(島田二郎君) 内藤議員さんの再質問にお答えいたします。 うわさでは島田校区では分譲が難しいという情報も私も伺っております。これは、
島田小学校の教育環境の整備がという問題ではなくて、問題なのはその雰囲気的なものではなかろうかというふうに私は判断しておりますし、今後黒井田線を初め県道、あるいは将来的には
ふるさと農道を含め、またその先には中海架橋という構想もございますし、これから島田区地域というのは県境を挟んでいても発展をする地域であるというふうに私は感じておりますし、今すぐにというわけではないですけども、環境の整備はどんどん進めていくつもりであります。
○議長(
山本敏熙君) 内藤議員。
◆11番(内藤美雄君) 私も、恐らくそういう地域性も理解がされてない部分もあろうと思いますし、たまたま私も県境付近の市街化区域でしたけども、米子の方の業者の方が、それの利用からすると島田では売れないと、同じ市街化ですけれども、そういう意見がございまして、それは深く伺ったわけじゃありませんけども、一つは県境ネックといいますか、県境が非常にいろんな面で阻害されておるんじゃないか。たまたま、今規制緩和の時代で、以前から島田は米子市と合併するんがいいんじゃないかというようなことが言われつつ市と合併した経緯もございますけれども、そういうネックがこの問題、さらにはいろんな視点からこの売れない条件はあろうとも思いますけれども、少なくとも行政面でのそうしたハンディは、何かの形でやっぱり払拭していただくような努力を積み重ねていただきたいなというふうに思うわけでございまして、基本的には島田にこうした大団地ができることについては地元民も歓迎もいたしますし反対するもんじゃございませんけれども、そういううわさや雰囲気というものに対する意識が理解できないなという部分を持っておりますので、その点を念頭に置いて行政のかじ取りを行っていただきたいなという要望をする次第でございます。 そうしますと、2番目に教育長さんに伺いたいと思いますけれども、今日までいろいろと地区の教育環境の整備には御助力願ってることは申すまでもないことでございますが、伺うところ今既存の和田団地を除いてここ数年のうちに完売できればおよそ455戸程度、トータルで1,455戸ぐらいになるんではないかと予想されておる団地造成の現状にございます。それで、いわゆる
スクールバスというようなことを簡単に言ったり、また聞いたりするわけですけれども、なかなか具体的にそんならどうするのかということや、さらには幼稚園が島田は育成事業でも見られますように米子あたりとの交流もございますし、私はやはり少子化の時代で散在した幼稚園、保育所から
島田小学校に集約される校区のあり方について以前から疑問を持っておった一人でございますけれども、今こうして強制的に集約しながら
島田幼稚園を運営されておるように思っておりますけれども、この後これだけの子供らが集まってくる、それには安全面からも、もとより徒歩通学や通園は難しいと思うわけですけれども、抜本的に島田だけでなくて、伺うところ市内一円子供が少なくなってきておると、あるいはたまたま島田の方はこうした団地の造成によって子供が多いという、あるいは多くなるという予想のもとに、もう少し計画的に取り組まれなければならないのではないか、もう目前に迫った火急の課題ではないかなというふうに思うわけでして、先ほど御答弁いただきました
十神幼稚園の、提言を待つということも非常に大事なことだと思いますけれども、そこから生まれてくる結果は、果たして市全体の幼児教育や義務教育にプラスになるであろうかというような感じもいたすところでございまして、その辺の御決意なり、委員会での考え方をもう少し詳しく伺いたいと思います。
○議長(
山本敏熙君)
市川教育長。
◎教育長(市川博史君) 内藤議員さんの再質問についてお答えをしたいと思いますが、市内の学校の児童のいわゆる通学に対しての
スクールバス等の運行もというような御質問だと思いますけれども、
島田小学校につきましては、御承知のようにバスで通学を援助をしておりますのが吉佐、門生、そして和田団地、和田ということで、大体これは4キロ以上の児童に対して補助をしているということでございます。 今後、この
ハーモニータウン汐彩の団地ができたときに、確かに児童・生徒がふえるということは考えられます。そうした場合に、
島田小学校の施設につきましては、先ほど申し上げましたように、生徒数がふえればそれに対して増築していかなければならないというふうに考えております。 ただ、その交通手段につきましては、要するに
生活バス路線等の確保等いろんな問題があると思いますので、そういうことを含めながら今後の検討課題だというふうに考えているところでございます。 以上です。
○議長(
山本敏熙君) 内藤議員。
◆11番(内藤美雄君) そうしたある意味でまだ予測のつかない不確定要素は十分あると思いますが、ただ一定のやっぱり建築あるいは増築計画にあわせて、こうした通園、通学方法の確立といいますか、そういうものが早くでき上がらないと、それが島田が売れないということにつながるかどうかわかりませんけれども、たまたまああして不幸な通学時の事故もございました。いろんな面で
学校関係者は非常に不安に思っているというのが現状ではないかなというふうに考えますし、最近聞きますとどうも特別室といいますか、あれが不足しているというふうな現場からの声もいただいておりまして、空き教室がないといいますか、特別教室がないというようなことをこのごろ現場で言っておられまして、こうした団地造成にあわせてばかりでなくて、何かちょっと対応が後手に回ってるんではないかなというような感じがいたすわけでございまして、この点についてはいかがでございますか。
○議長(
山本敏熙君)
市川教育長。
◎教育長(市川博史君) 再質問についてお答えいたします。 施設の改善という格好になると思いますけれども、特別教室が不足してるんじゃないかということでございますが、今実は
1つ図工室を、これを特殊学級の方で使わしていただいてる状況でございますので、これにつきましてもすぐ増築ということはなかなか困難ということがあったわけでございまして、図工室を使ってるということでございますが、将来的にさっき申し上げましたように、やっぱり生徒数がある程度ふえるということが、我々としてもいま、いろいろとやっておりますけどなかなかつかめないという中で、そういうことができれば、またそういう格好の方で施設増築について要望してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
山本敏熙君) 内藤議員。
◆11番(内藤美雄君) おっしゃることも理解もできますけれども、ひとつ本当に230戸といいますと、田舎で言えば半分程度の大きな町ができるということにもなりますし、そこから出かける課題について非常に大きなものがあるんじゃないか、あるいはそうした不安の要素を早く一掃することによって完売に向けて動き出すんではないかと、このように考えるところでございまして、私はそうした不安を払拭されるよう、現場の教育長さん初め教育現場の方に、特にお願いをしておきたいと思います。 それから、建設部長さんのお答え、また考え方、全く私も同感でございまして、非常にいい場所とそれなりの環境整備がなされつつあることについては理解をいたしておるところでございます。 ただ、
十神黒井田線の西側は整備されるような運びでございますが、大谷坂付近の取り組みが結果的におくれておる現状でございまして、これの促進をひとつ早期に図っていただきますようにお願いをさせていただきたいと思いますが、その辺の見込みについて少し伺っておきたいと思います。
○議長(
山本敏熙君) 井上部長。
◎建設部長(井上進君) 内藤議員さんの再質問にお答えいたします。
黒井田安来線と国道9号線のタッチ部分から
鉄工センターまでの間の事業が当初計画より現在おくれております。その原因といたしまして、国道9号線との交差点協議、いわゆる建設省との協議でございますけど、これに相当時間を要しておるわけでございます。その取りつけの基準というものが、
建設省サイドの基準と合わないというところから、現在県の方といたしましては、住宅勾配の変更並びに現国道9号とのタッチをするところの箇所の国道部分の
縦断勾配等の変更をやらないと国道9号線とのタッチに支障が出るということになっております。そこで、現在建設省との協議の上、その協議結果に基づきまして、まず国道9号線の改良に今後入っていって、早急にその交差点の改良工事に入りたいという計画でおるところでございます。 今現に、国道9号線の改良につきましては、さらなる
用地買収等が出てまいってきておりますので、現在地権者と用地買収につきまして交渉中でございます。来年度には、工事に入っていけるんじゃないかという計画でおりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
山本敏熙君) 内藤議員。
◆11番(内藤美雄君) 大変ありがとうございました。 市長におかれても、若手職員の
プロジェクトチームをつくって
宅地造成事業の取り組みもされておるさなかでございます。どうか、私が指摘した諸課題は一部であろうと思いますけれども、どうか完売に向けて最善の努力をされるよう要望して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
山本敏熙君)
市川教育長。
◎教育長(市川博史君) 先ほどの内藤議員さんの質問の中で、ちょっと1つ訂正をさしていただきたいと思いますが、小学校の子供に対する通学費の補助の中で、吉佐、門生と申したと思いますけれども、門生はありませんで、吉佐と和田団地でございますので訂正さしていただきます。
○議長(
山本敏熙君) 以上で11番内藤議員の質問を終わります。 9番
遠藤孝議員、登壇願います。 〔9番 遠藤 孝君 登壇〕
◆9番(遠藤孝君) おはようございます。9番遠藤孝でございます。 ただいま、議長から発言の許可をいただきましたので、通告いたしております2点について一般質問をさせていただきますが、その前に今月末日をもって御勇退されます川井助役、5年数カ月にわたりまして前加藤市長、そして島田市長の片腕として、また女房役としてその力を遺憾なく発揮されましたことに対して、敬愛の念を持って心から御苦労さまでございました。 そういたしますと、初めに審議会についてということで御質問をさしていただきますけれども、先般今回の議会に非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例というものが出されまして、その中にいろいろな審議会あるいは推進委員だとかありますが、数を数えてみますと合計35、その中に審議会と名のつくものが17あるわけでございます。もちろん、この審議会は執行機関が行政の執行に対しその執行のために広く市民の意見を聞くと、このような目的のために設けられていると私は思っております。 前回、4年前だったと思いますけれども、この審議会について執行部としてどのような基準を設けてやっておられるかというような質問をさしていただいた経緯がございます。それから今日までに、数多くの審議会の委員の皆さん方の任期が切れて再任あるいは新任されたことと思っております。 前回、加藤市長は、私の提言に対して、これからいろいろな委員の任命に対しては、行政改革推進委員会の提言もありますので、女性の登用、あるいは長期にわたる再任は避けていきたいというような答弁をいただいたように思っております。 前回も国が審議会における女性の登用を少しでも多くやりなさいと、今の世界情勢の中で女性の社会進出は目覚ましいものがある。そういう中で、国も各地方自治体に対してそういう通達を行っております。 その時、島根県の人事課に問い合わせましたら、島根県についても国に準じて今検討しているところだと、こういう答えをいただいておりました。 今回、きょうの一般質問をするに当たりまして県の方に問い合わせました。県の人事課におきましては、女性委員の登用については、平成12年度末には全体の18%、平成22年度末には30%の女性の委員を登用するという目標を立てております。 また、1人の委員さんにつきましては最高4つまでと、それで再任による長期委員になる場合は、最長10年という基準を設けてその中でお願いしていきたいと、このような県の人事課のお答えでございました。市の行政をつつがなくといいますかスムーズにこなすためにも審議会という制度は必要だろうと私は認識をしておりますが、市の当局のこの審議会の意義と目的について、再度どのようにお考えなのかお聞きいたしておきたいと思います。 それから、前回私が質問して以来、女性の登用もこれから順次図っていくんだと、こういう御答弁でした。また、そのことができているのかどうか、あるいは1人で片手以上、あるいは両手に近いような審議会に席を置いていらっしゃる方についてはどのようになされているのか。必ずしも悪いとは言いませんけれども、広く市民の声を聞くという審議会のあり方からいうと、やはりその辺には私は問題があろうかと、このように思っております。その辺のことも聞いておきます。 また、これからこの審議会委員さんを指名するに当たりまして、県のような規定を設ける考えがあるのかないのか、任用基準に関する規定ですね、ほかの市ではそういうものをきちっとつくってやっている自治体もあるようでございますので、その辺のお考えを聞いておきます。 以上、審議会についてはよろしく御答弁の方をお願いいたします。 続きまして、人材育成についてでございますが、これは私が議員になりましてから常々機会あるごとに市長あるいは執行部の皆さん方に質問をしてまいっております。平成7年まではきちっと、きちっとと言うと何か言い方が悪いかもしれませんけれども、安来市の人材育成国際交流基金という基金がございました。そのときに、平成7年にはこの基金と安来節と桜の振興基金、それと地域振興基金が1つに統合されて地域振興基金となったように記憶しております。 また、平成9年には条例改正が行われて、その上に
まちづくり事業、この基金の事業の中に
まちづくり事業、あるいは環境美化事業というものが組み合わさって5つの事業がなされることになりました。そのときにも前市長に対して、今までは基金というのはやはりその目的があって基金造成するものであって、それをむやみに統合することがいいのか悪いのか、こういう地域振興という名にかりてしまうと、
まちづくりの基本である人材育成あるいは国際交流基金というものが、今まではきちっとそのように使われていたものが、考え方が薄まってくるんではないかと、このように私はお聞きした記憶がございます。そういたしましたら、議会で市長いわく、私がやりますという答弁をしているからには、将来にわたって大事なことなのでやっていきますと、このような答弁もいただいております。 それで、ことしも11年度の積立金の状況という一覧表をいただいておりますけれども、その中で地域振興基金は450万円の取り崩しがなされております。これがどのような方向で使われていくのかお聞きしたいと思います。 地域振興基金活用事業取り扱い要綱が平成9年に制定されまして、その中に、この地域振興基金を使っていろいろな事業を市民のサイドから立ち上げていただいて、その助成をしていこうと、こういう要綱ができました。それで、2年がたったわけですけれども、この基金によって、この活用事業要綱によってどのような事業が展開され、またそれが市の活力を生んでいるのかどうか事業効果についてお伺いいたします。 また、その中に、特に執行部として続けていきたいというようなものがあったのかどうかお聞きしておきたいと思います。 島田市長におかれましても、一昨年の選挙に当たりましては、
まちづくりの基本は人づくりであると、人づくりが安来の活性化、
まちづくりにつながっていくんだということを前面に押し出していらっしゃったと私は記憶しておりますので、どうかこの地域振興基金がその目的に沿って準用されることを私は願って私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
山本敏熙君) 川井助役。 〔助役 川井彦男君 登壇〕
◎助役(川井彦男君) 遠藤議員さんの一般質問にお答えをしたいと思います。 先ほどは、冒頭で私の件に触れていただきまして、身に余るねぎらいの言葉をいただきましてまことにありがとうございました。恐縮いたしております。 まず、審議会の件についての御質問でございました。審議会につきましては、安来市でも数多くの審議会を設けております。これは、幅広い市民の声を取り入れた行政運営をやっていくために設置いたしております。その委員の選出につきましては、御指摘のように、年代あるいは性別などに偏ることのないようすべきであるというふうに認識はいたしております。以前にも、この問題についての御質問もございました。 審議会の多くは、その構成員を条例によって各団体、あるいは機関の代表者を指定しておりまして、またその他の協議会等においても同様な選出を行っている場合が現実でございます。このような状況を改善したいということから、平成9年度には行政改革の中で検討項目として加えておりますし、審議会等の委員を選出する際に、何らかのガイドライン的なものを設けまして、それをもとに1人の人が多くの審議会を兼職しないように一定の成果は上がってきていると思っております。 ただ、女性の登用ということに関しまして、比率から言いますと非常に低いわけでございます。まだまだ不十分な点があろうというふうに思っております。 いろいろ審議会の中には、かなり専門的な知識を要する審議会等もございます。そうした中で、女性の審議員の皆さん方には、現在も教育委員会にもいらっしゃいますし、それから選管の方でもいらっしゃいます。そういう審議会とか委員会のみならず、社会教育委員とか、あるいは図書館、公民館の審議員、さらには青少年問題の審議会等には女性の皆さん方の役職としては適した職責ではないかということで、今後ともそういう方面での御活躍をお願いをしたいというふうに思っております。 しかし、女性に限定した委員の選出ということになりますと、なかなか条例上、これを明示していくということが困難な面もございます。現在、県におきましても女性政策の重要性を掲げられて担当の職場もございますし、また昨今の男女共同参画社会という中では、その必要性は十分認めております。 今後、庁内の規則とか内規等の整備を行いながら、より効果的な方法を検討をさせていただきたいというふうに思っております。 それから、次の地域振興基金の御質問がございました。これは、人材育成についての御質問もございましたが、
まちづくりは人づくりということでの認識は変わっておりません。 御承知のように、平成6年度に財政改革の一環として基金を統合いたしました。そして地域振興基金条例を制定したところでございます。 で、果実運用において、この基金活用事業取り扱い要綱を定めております。その趣旨といいますのは、市民の主体的あるいは創造的な活動を支援していくと、そしてその活動の中から市民一人一人の生活文化向上のために活力ある
まちづくりをやっていこうというのが趣旨でございます。 さらに、この中には
まちづくり事業のほかに人材育成事業、さらには国際交流事業等を助成事業の対象として実施をしております。 しかしながら、昨今の金利低下という中で、なかなか果実運用だけでは賄い切れない部分がございます。そういうことで基金の取り崩しを行いながら地域の活性化、地域づくりの推進のため実施をいたしているところでございます。 この事業は、毎年4月から5月にかけまして市報による募集を行いまして、一応助役が委員長になりまして学識経験者の皆さん方による運営委員会において審議をお願いをいたしているところでございます。平成9年度には11件の申請がございましたが、そのうち6件を決定をいたしておりますし、さらに平成10年度には11件のうち9件の助成を行ってきたところでございます。効果につきましては、それぞれの地域活性化のためのいわゆる主体的な取り組みが行われておりまして、実績報告等も参考にして総括をいたしておりますが、効果はあっているというふうに判断をいたしております。 新年度には、団体からの強い要望もございまして、50万円アップして今年度450万円ということで計上いたしております。県の事業の3S事業等も絡んだ事業が中にございますので、これらの整合性を図る上からも、この3S事業が3カ年の事業ということになっておりますので、現在安来市のこの振興基金は2年継続ということにいたしております。そこの辺の整合性をとるためにも、これを3年に延長したいということで現在おります。そのほか、人材育成事業にも価値をいただきたいということでおるところでございます。ひとつこれからも、国においてふるさと創生の事業がございましたが、特に主体的な取り組みが求められている時期でもございます。それらについては、今後とも支援をしてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(
山本敏熙君) 遠藤議員。
◆9番(遠藤孝君) 御答弁ありがとうございました。 まことに自席からで恐縮ですけれども再質問をさしていただきたいと思います。 初めに、審議会についてでございますけれども、前回私が質問してから今までにどの程度変わったか、あるいは考え方が変わってきたかということについては答弁がございませんでしたのでわかりませんが、もう少し具体的に御答弁をいただきたいと、こう思っております。 ここに、人事課からいただいたいろいろな審議会の名簿をいただいております。これを見ますと、昭和60年代以前から同じ審議会に携わっている方もいらっしゃいます。先ほど言いましたように、それが悪いとかいうわけではありませんけれども、先ほど助役の答弁にありましたが、現実的には各団体とか機関にお願いするかどうかというようなお答えでしたけれども、この条例集の中に審議会規定を見ますと、市長が任命するということになっておりまして、特殊な審議会、あるいは特殊な能力が要るものについてはそういう肩書が必要なところへお願いがあるようですけれども、そうでないものについては議会から何名、そのほかは市長が任命すると、機関とか団体ということは全然うたっていないわけです。それは、執行部側が便宜上その方が簡単だからというふうにしか私は受け取れない、これを見ますと。それで、その結果がこういうことになっているんじゃないかと、この名簿に出ているような皆さん方が悪いとは言いません、最初から言ってますように、そういうことになってるんじゃないかというふうに私は思います。 それで、初めにお聞きしましたように、審議会の目的と意義というものをはっきりと明確に判断されればそういうことにならないじゃないかと私は思って、一番初めに審議会とは何ぞや、何のために市はつくってるんかということをお聞きしたわけでして、それに沿ってものをやっていけば十数年も、また十も同じ方がなってるということは、どの審議会を開いても同じレベルの答えしか出てこないから、広く市民の声を聞くというような審議会にはならないじゃないかということを私はこの前から言ってるわけでして、なるべく三十幾つもあるいろんな審議会等々ですので、平均20人になるのか15人になるのかわかりませんけれども、20人なら700人です。10人でも350人の審議員が延べいるというわけですので、350人に聞くか100人に聞くかいったら350人に聞いた方が市民の声が入ってくるというのはだれが考えてもわかり切ったことだろうと私は思っております。それで、そういうことをお聞きしたわけですので、そういう答弁でなくて、やはりもう少し安来市の行政を市民と一緒になってやるという気持ちがあるならば、そういうふうな答弁を私はいただきたかったと思います。もう一度、この審議会の意義なり目的なりを明確に答弁していただきたいと、こう思っております。 また、3番目に、これから規定をつくる考えがありますかといって、今助役の説明ではあるのかないのか余りはっきりしたような答弁ではなかったと、こう思っております。 ここに倉敷市の審議会委員等の任用基準に関する規定を次のように定める、倉敷市長、平成9年3月3日の、これは倉敷市のものでございますけれども、やはりこの中を見ましても年齢の制限、あるいは再任の制限、再任については任期が3年以上にあっては3期まで、3年未満の職にあっては連続して8年まで、あるいは兼職の制限、1人4職までとすると、あるいは委員の公募というようなものもあります。女性の登用、こういうのを倉敷市はつくっていらっしゃいます。だから、こういうきちっとしたものを、基準を設けて、安来市もやっていかれれば、さらに開かれた安来市政になるんじゃないかと私は思いますけれども、その辺は、助役、どう考えていらっしゃるのか、市長でもよろしいですので、御答弁をいただきたいと、このように思います。 それから、地域振興基金と人材育成、これの活用要綱、取扱要綱によって、平成9年は6事業、平成10年度には9事業が行われたと、その目的は十分に目的を達成しているというような御答弁でございました。 しかし、この事業の中身を見ますと、私が従前から言っております人材育成とか国際交流とか、こういう事業は私はないように思います。ですから、この基金がつくられている目的というのは、やはりこの事業をやるためにこの基金があるんだと、こういうことですので、やはり第一義に考えていただかなければいけないのは、やはり安来節と桜の振興、あるいは人材育成と国際交流、文化振興、こういうことをやっていただかないと私はいけないだろうと。民間から出たものに対して、助役がその会長となってどれがいいか、これがいいかということを査定して、これなら3分の1出してもええじゃないかとかいうことでは、本来の基金造成した僕は意義がないだろうと思っております。これが不必要だとは申し上げておりません。 その前に、庁内から過去にカナダサマースクールだとか、あるいは高校生の密陽派遣だとか、あるいは農業青年の海外派遣だとかということを行ってきた経緯があるわけです。それが、前市長の言葉ですと、財政的に少し我慢していただきたいと、こういうことで中座しておるわけでして、やはりいろんな事業が最近行われていますのも、そういうことで育った人たちが中心になってやっているという現実があるわけですから、やはり若いうちに、一番最近の例で言いますと、ことしの成人式で発表されました、成人代表で発表された奈良井さん、この方も1年間イギリス、ロンドンへ留学されて、その経験をもとに話をされました。非常に参加された皆さん方、感銘されたと思っております。新成人の方も、ざわついていたのがさっと静かになったという、全くそのとおりだろうと、私は海外へ行って日本を見つめ直す、あるいは国内でもほかへ行って、安来をもう一度外から見てみる、非常に僕は大事なことで、これが人材育成につながって安来のこれからの将来を担ってくれる人たちに育っていくだろうと私は考えております。 ですから、第1回からカナダサマースクールに中学生が行った人たちが、ことしは多分大学を卒業する年齢に入ってきてるんじゃないかと、その人たちがその後どういうことをやっていらっしゃるのか、お母さん方に会ってお話を聞いたことがあります。非常に環境問題なんかに敏感に考える、敏感というか真剣に考えるようになったと、非常に喜んでおられました。だから、今までやった事業の成果というものは、僕は非常に高かったろうと思っております。ですから、なぜそれが中座したのか、それでこれからまたやる考えはないのか、その辺教育長にも、中学生あるいは高校生に対してそういう派遣事業をもう一度立ち上げていくという考えがあるのかないのか、お聞きしたいと思います。 また、産業課の部長さんにはやはり、僕は農業青年ということではなくて、商業、工業あらゆる安来の若い働いてる青年たちに、どんどんほかへ出ていっていただいて、やはりもう一度外から安来なり日本なりを見て勉強していただきたいと、こういう気持ちが強いわけですので、その辺経済部長さん、そういう各課で立ち上げていくような考えがないのか。 あるいは、市民民生部長におかれましては、福祉の観点からそういうことを事業として取り組んでいくという考えはないのか。やはり基金を積んでるからには、やはり中からそういう発案が出てこないと、これに30万円、これに50万円、2年合わして15も事業をやったんだからこれでいいんだというような、これは僕はこの本来の地域振興基金というものを持ってることには、僕はならないだろうとこう思ってきょう質問に立ってるわけですので、その辺も含めましてもう一度助役さんなり、市長さんなり、あるいはその各現場の部長さんの考え方をお聞きしたいと、こう思っております。よろしくお願いします。
○議長(
山本敏熙君) 川井助役。
◎助役(川井彦男君) お答えをいたします。 初めの審議会の件でございますけれども、おっしゃる趣旨はよくわかります。私も理解はいたしております。趣旨それ自体は、法に基づく審議会もありますれば、市長が任命するものもございます。最近の女性登用という中で、今まではどちらかというと団体なり機関の代表者に直接お願いはいたしておりましたが、最近では必ずしも代表者でなくてもその機関なり団体の中から、ひとつ女性の方を推薦願いたいということでの要請はいたしております。 しかしながら、いろいろ話を聞いてみますと、審議会の現状を見てみますと、なかなかその女性の方が発言しにくいというような雰囲気があるようでございまして、その辺については会議の持ち方等もございますが、我々も反省はいたしております。したがって、この問題については内規の整備等もございますけれども、できるだけ女性の方の参画を得るような方法でもう一度庁内的にも整備をして検討をさせていただきたいというふうに思っております。 それから、振興基金についての質問でございますが、安来節と桜の振興、あるいは人材育成、国際交流の3点についてございました。21世紀に向けて国際交流の役割は恐らく高まってくるものと思っております。 ただ、今まで行っておりました事業については、改めて整理をする必要もあろうかと思います。そうする中で、これら3つの事業について安来市がそれを主体になってやるものについては振興基金の外枠として、当然予算に計上してこれは実施していくべきものだということで、あくまでも振興基金は民間の皆さん方を対象にした支援事業だということでおりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
山本敏熙君) 教育長。
◎教育長(市川博史君) 遠藤議員さんの再質問の中で、カナダサマースクール等の国際交流について今後どういうような考えを持っているかということでございます。御承知のように、カナダサマースクールは平成3年、4年、5年の3カ年にわたって中学生を派遣をしたわけでございます。その後、帰国したときに子供たちの報告会を開きながら子供たちのいろんな感想を聞いております。その感想文等もつくっているわけでございますけども、子供たちが聞いた中で、やっぱり国際的な視野を広めてそしてそれとともに国際親善を深めてきたと、そういうことで今後その中学生の人生の中で大変役立つ貴重な体験をしたというふうに考えておりますし、この派遣事業につきましては大きな成果があったというふうに考えております。 今後につきましては、今この国際化が進む中で、国際交流とか、または国内交流を含めながらの人材育成ということは委員会としても必要であるというふうに考えております。その国際交流とか国内交流についての実施の方法につきましてはいろいろだと考えておりますが、委員会としては今後市長部局等と協議しながら検討してまいりたいと考えております。 以上です。
◎助役(川井彦男君) 審議会の中でちょっと落としておりましたが、兼職の問題なり期間の問題がございました。10年以上とかそうした問題がございましたが、年齢制限というようなこともあるわけでございますので、その辺は十分検討いたしたいと思います。
○議長(
山本敏熙君) 遠藤議員。
◆9番(遠藤孝君) 要望になりますんでなるべく、先ほどの助役の答弁を聞いておりますと女性女性言われまして、私が女性をどんどんどんどんと、まかせるように聞こえましたけど、そうではなくて適正に評価をして県のように30%ぐらい入れるんだとか、20%か25%、安来市に合ったような規定をつくっていただければと思って言ったわけですので、その辺を誤解のないようにひとつよろしくお願いいたします。 人材育成につきましては、教育長の方から、また執行部当局と話し合いながらやってまた考えていきたいと、このような答弁でございますので、ひとつ一生懸命やっていただきたいと、こう思います。 企画課におかれましても、やはり今助役がおっしゃるようなこの地域振興基金は民間からのというようなことではなくて、もとはそうじゃなかったろうかと思いますけれども、この要綱の中でたまたまそういうことをやっていこうというものが出たんじゃないかと私は思っておりますが、それも大事ですけれども、やはり市の将来を見据えてどうやっていくかということを内部の中でも検討していかれるべきだろうと私は思っております。その辺をもう一度お聞きいたして終わりたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
山本敏熙君) 川井助役。
◎助役(川井彦男君) お答えをいたします。 これら3事業については、市がやるべきことにつきましては、正式に予算措置をしてぴしっと対応してまいりたいというふうに思います。 (9番遠藤 孝君「ありがとうございました」と呼ぶ)
○議長(
山本敏熙君) 以上で、9番遠藤議員の質問を終わります。 7番飯橋壹雄議員、登壇願います。 〔7番 飯橋壹雄君 登壇〕
◆7番(飯橋壹雄君) 7番飯橋でございます。議長の許可をいただきましたので、3つの事項について一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず最初に、新総合計画のことについてであります。現在の総合計画は、平成12年度までの計画であり、3日の施政方針にもありましたように、新しい総合計画の策定作業が今年度からスタートいたします。総合計画といえば、町のビジョン、将来像が示されるわけでありまして、そこに市民は夢や希望を託していく大切な計画なのであります。現代社会は住民ニーズも多様化し、価値観も大きくさま変わりしております。市の限られた財源の中で、そのすべてのニーズにこたえ、なおかつ計画の実現を募っていくためには至難なことであることを認識した上で伺うものであります。 総合計画の持つ意味は、市民の情報公開という形で提示するというだけではなく、その計画がすぐれて市民の夢や希望を持てるものであれば、その計画によって求心力を持つ、より大きな行政効果を生み出すと思う所存であります。介護保険、そして地方分権、高度情報化など自治体を取り巻く社会は明治維新以来という変革の時代に直面しているものと言われます。そうした状況の中で、安来市のあるべき姿、将来像を描くことは、低迷する地域経済にとっても大きな意味を持つのであります。 施政方針によりますと、
まちづくり委員会の設置や住民意向調査など住民ニーズを十分に反映させた作業がとられるよう伺っておりますが、決して形式的にならないよう、真剣に町の将来構想について議論が重ねられますよう念願するものであります。 そこで、今年度からスタートする計画策定について、どのような視点でどのように位置づけられるか、その基本的な考え方を伺いたいと思う次第であります。 次に、安来市におきましては、平成8年5月に行政改革大綱が示されております。この中には、市行政のあり方を根本的に見つめ直すとともに、本市における行政改革を計画的に推進するための大綱を策定し、職員一人一人がその実行に向けて積極的に取り組むこととすると書かれてあります。 このたび、市長から職員で構成される3つのプロジェクトの話を伺いました。それは、若い職員を構成メンバーにして取り組まれるということでありましたが、職員の自主性、そして資質を高めることが期待できるものと考えております。ただ、忘れてならないのは、やはりプロジェクトの結果がやはり地域振興や行政サービスの向上に結びつかないといけないではないかと思う次第であります。市長におかれましても、行政改革、職員の意識改革とうたっておられます。就任以来取り組んでこられ、一定の成果を上げつつあるように思うのでありますが、今後どのように取り組んでいかれるのか伺いたいと存じます。 次に、農業委員の選挙についてであります。農業委員は、本市の農業の発展のために情熱を持った良識のある方が選出され、各地区で選出された候補者が無投票で選出されてまいりましたが、前回、前々回と2回にわたり選挙となり、立候補者になった方も大変であっただろうと思う次第であります。民主主義のルールのもとで供託金制度がございませんが、公職選挙法に基づき行われます。農業委員の選挙権を有するお方は立候補する権利はあるとはいうものの、地域内でどうしても調整がつかず、市内全域を一つの選挙区として選挙が行われます。こうした形で改選の都度選挙をされますと、市におきましても投票、開票事務、多額の経費等も必要となります。立候補を抑えることはできませんので、選挙のやり方を変えて、中学校区単位で、あるいは農協支所単位で小選挙区制にでもすればどうだろうかと思う次第であります。私の調査では、中学校区または農協支所単位でも農家戸数、耕作面積等の基準はクリアできますし、そのほかの地域にも迷惑をかけないと思いますが、市当局の考え方をお伺いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。
○議長(
山本敏熙君) 島田市長。 〔市長 島田二郎君 登壇〕
◎市長(島田二郎君) 7番飯橋議員さんの御質問にお答えいたします。 まず、新総合計画についての御質問でございますが、施政方針でも述べましたとおり、平成13年度から新しい総合計画がスタートいたします。政治経済も、また社会の動向も不安定、不透明な時代にありまして将来計画を策定するのは容易ではないというふうに認識しております。しかし、市民にとって何らかの指針、目標となるものを提示していくことは大切ではないかというふうに考えております。 安来市を取り巻く環境を見てみましても、ここ数年の動きに変化の兆しを感じ取ることができます。例えば、古川町の鷺の湯温泉を中心といたしました周辺の整備、あるいは安来道路の開通などであります。安来道路は、平成13年春には、松江まで連結する予定ですし、近い将来には出雲市まで通じます。そうなりますと、圏域が一気に一体化していくことになります。さらに、圏域といいますと、中海圏域につきましても一体的発展を図るための施策展開も求められていると考えております。安来市は、潜在的なポテンシャルの高い地域でありますし、地方分権、介護保険あるいは少子高齢化並びに情報化社会の対応も急務であります。そういった現状認識とともに、安来市の能義郡の発展、そして中海圏域、山陽、四国への展開というように広域連携軸の対応も視野に入れていく必要があるというふうに考えております。 また、計画の策定に当たりましては、施政方針でも申しましたとおり、住民ニーズの把握とともに市民が自由に意見を述べ合う参加型の計画策定に取り組む所存であります。特に、来年度から
まちづくり委員会といたしまして4部会を設け、1部会10人ずつの40人の方の市民の皆様の参加を期待しておるわけであります。 次に、行財政改革、職員の意識改革についてでありますが、ことしのキャッチフレーズといたしまして掲げましたのは、チャンス、チャレンジ、チェンジ、そのまま行政改革の取り組みを表現したものであります。 まず、大切なのはチャレンジであります。チャレンジとは事業を興すという意味を込めております。職員に企業的な発想を求め積極的に取り組んでほしいということであります。私が公約として掲げております行財政改革は、予算の節減を徹底して図っていくことは無論のことでありますが、投資が必要な場合にはきちんと対応していくという弾力的な考えで進めていく所存でもあります。もちろん、それは財政健全化計画との整合性を図りつつ行うものであるということは言うまでもありません。それは、行財政改革の路線を逸脱したことにはならないというふうに私は考えております。どじょう振興の計画を進めていくことは、一つには地域振興という行政目的はありますが、これは職員にとりましても意識改革という効果もまた生まれてくるというふうに考えております。 このプロジェクトでは、毎年繰り返されるルーチンワークから踏み出した創造的、ある意味では開拓していかなければならない従来とは異なった仕事の部分がかなりございます。既成の概念を超えたところで業務をこなしていくということの意味は大きいものというふうに期待をしておる次第であります。私は、住民サービスの向上や地域振興について各課が競争で取り組んでいく、つまり各課がベンチャービジネスであってほしいと考えております。そのための内部的な取り組みが、昨年来取り組んでおります市民案内係の設置、あるいは係長会議の開催、あるいは職員提案制度、そして3つのプロジェクトの設置というふうにつながっていくのであります。行政改革は、意識の改革とリーダーシップを抜きにしては効果は上げられません。この成果のいかんが、先ほどの新総合計画の策定作業に大きく影響いたしますので、引き続き取り組んでいく所存であります。今後とも議員諸氏の御理解、御協力をお願いする次第であります。 次に、農業委員の選挙についてでありますが、御承知のとおり、農業委員会の選挙による委員は、その農業委員会の区域において選挙することとなっております。よって、1つの農業委員会は1つの選挙区が原則でございます。御質問にもございますように、複数の選挙区を設置することは政令で定められております。その区域内の農地面積が500ヘクタール以上、または基準農業者数が600人以上のいずれかに該当することと規定がなされております。本市におきましても、この規定をすべて満たしておりますが、複数の選挙区を設置する特例として、地方行政の整備充実等の観点から行う市町村の合併により区域が広域となり、委員と選挙人、農家の人でございますが、との関係が疎遠になる、あるいは委員の選出が一部の地域に偏在する恐れがある、さらには地域の農家の意見等を正確かつ公平に反映させることができない場合には、知事の承認を得て複数の選挙区を設置することができるというふうになっております。したがいまして、委員の偏在の恐れがあるのか、あるいは1つの農業委員会には1つの選挙区の原則を排除してまで複数の選挙区を設置する必要があるのか、また国の方で審議がなされております農業基本法の改正を見守りながらまいっていく所存であります。 以上であります。
○議長(
山本敏熙君) 飯橋議員。
◆7番(飯橋壹雄君) 市長さんには明解な答えをいただきましたのでよくわかりました。ますますリーダーシップをとられ、市政の発展のためにもよろしくお願いいたしたいと思います。 ただ、農業委員の選挙につきましてでございますが、先ほども質問の中で申し上げましたように、前々回、前回、同じお方が立候補されて落選しておられます。得票数23票。ただ手続をしておけば立候補することができるし、落選してもそのままという形でございます。万が一、農業委員さんが欠員になった場合に、23票とられたお方でも繰り上げ当選できるのかどうか、そして市長が今説明ございましたが、本当に農業委員の選出これでいいのかどうか検討もいただかなければならないと思いますが、その点について再度質問したいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
山本敏熙君) 島田市長。
◎市長(島田二郎君) 飯橋議員さんの再質問にお答えいたします。 次点に関しては、ちょっと今調べさせますのでお待ちください。 選挙区に関しましては、農業基本法の動向を見ながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
山本敏熙君) 酒井照雄局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(酒井照雄君) 飯橋議員さんの御質問にお答えをいたします。 農業委員の次点の繰り上げ当選があるかどうかということでございましたが、これは法定得票数というものがございます。その農業委員の選挙の有効投票を定数で除して、その4分の1の得票ということになります。ですから、前回計算をしてみますと75票以上が法定得票数でございますので、昨年行った選挙では、次点の方は23票でございますので、この方の繰り上げ当選というのはございません。 以上でございます。
○議長(
山本敏熙君) 飯橋議員。
◆7番(飯橋壹雄君) ありがとうございました。私もよくわかりました。 一般質問をこれで終わらしていただきます。
○議長(
山本敏熙君) 以上で一般質問を終わります。 しばらくお待ちください。 お諮りいたします。 本日、お手元に配付のとおり議第38号、議第39号、以上2件が提出されました。この際、これを本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本敏熙君) 御異議なしと認めます。よって、この際、これを日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加
○議長(
山本敏熙君) 議第38号職員の旅費に関する条例等の一部を改正する条例制定についてを議題として、執行部より説明を求めます。 平井総務部長。 〔総務部長 平井重俊君 登壇〕
◎総務部長(平井重俊君) 議案つづりその3の1ページをお願いをいたします。 議第38号職員の旅費に関する条例等の一部を改正する条例制定について御説明を申し上げます。職員の旅費に関する条例等の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 お手元の説明資料の1ページをお願いをいたします。 まず、改正する条例でございますが、職員の旅費に関する条例、市議会議員の報酬及び費用弁償支給条例、執行機関である委員会の委員並びに委員の報酬及び費用弁償に関する条例、市長、助役並びに収入役の諸給与条例について一括改正をお願いするものでございます。 改正内容でございますが、これら4つの条例とも同様でありますが、近距離に旅行する場合の特例として、その範囲を能義郡、松江市、八束郡東出雲町、米子市への出張に対しては、現在日当を、市議会議員、委員会の委員、3役については600円、職員については500円を支給しておりますが、これを支給しないこととする改正であります。改正理由としては、昨今の現状から、道路事情、交通事情等から短時間の移動が可能となってきていることから廃止するものであります。 また、これにあわせ、宿泊料金の上昇等実態を勘案して宿泊料の改正を行うものであります。説明資料の2ページをお願いをいたします。 まず、職員の旅費に関する条例でございます。宿泊料でございますが、甲地方、現在の金額に1,100円引き上げ1万2,000円に、乙地方、現行の金額に1,200円引き上げ1万1,000円に改正するものであります。 3ページをお願いいたします。市議会議員の費用弁償でございますが、宿泊料の甲地方、現行の金額に900円引き上げ1万4,000円に、乙地方、現行の金額に700円引き上げ1万2,500円に改正するものであります。 4ページをお願いいたします。執行機関である委員会の費用弁償でございますが、宿泊料の乙地方、現行の金額に200円引き上げ1万1,000円に改正するものであります。 5ページをお願いをいたします。市長、助役及び収入役の諸給与条例でございますが、宿泊料につきましては、市議会議員と引き上げ額など内容は同様に改正をお願いするものでございます。 議案つづりの4ページをお願いをいたします。附則でございますが、この条例は平成11年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いをいたします。
○議長(
山本敏熙君) 説明が終わりました。 本件について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本敏熙君) 御質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件は総務委員会に付託いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
△日程追加
○議長(
山本敏熙君) 議第39号職員の
特殊勤務手当に関する条例制定についてを議題として、執行部より説明を求めます。 平井総務部長。 〔総務部長 平井重俊君 登壇〕
◎総務部長(平井重俊君) 議案つづりその3の5ページをお願いをいたします。 議第39号職員の
特殊勤務手当に関する条例制定について御説明を申し上げます。 職員の
特殊勤務手当に関する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 説明資料の6ページをお願いをいたします。この
特殊勤務手当について、制度本来の趣旨でこれは著しく危険、不快、不健康または困難な勤務、その他特殊な勤務で給与上特別な考慮を必要とし、かつその特殊性を給料で考慮することが適当でないと認められるものにのっとり、また国、県、他市の支給状況等を参考に、1点は廃止すべきもの、2点は月額から日額に変更するもの、3点は新たに加えるべきものの3点から見直しを行い整理し、条例を改正するものでございます。職員に対する
特殊勤務手当は、この条例と水道事業等に従事する職員の
特殊勤務手当に関する規則で規定しており、今回この条例改正にあわせ規則改正も行うものであります。 まず、廃止する手当は、条例では保育従事手当、規則では電話交換手手当、自動車運転手手当、自動車運転手当、養護老人ホーム勤務手当であります。 また、月額から日額へ支給規定を変更するものは、清掃業務従事手当であります。 なお、このたびについては、これまで規則で規定していたものを、今回条例での規定に変更をあわせて行うものでございます。新たに加える手当は、条例では滞納処分従事手当、高所、地下業務手当、用地交渉等従事手当、災害応急業務従事手当であります。これら新規に支給することとした手当については、危険、困難を伴うものとして判断を行ったものであります。 また、規則では大型特殊車乗務手当であります。これは、大型特殊車を1日2時間以上運転した場合に支給するものでございます。日額は300円とするものでございます。 議案説明資料の7ページをお願いをいたします。新旧対照表でございますが、第2条
特殊勤務手当の種類でございます。これの種類を規定をいたしております。 第4条、滞納処分従事手当でございますが、これは現在の差し押さえは動産ではなく、給与等を対象とすることが多くなり、支給の対象を滞納処分として整備するものであります。 第5条、6条は、対象とする業務の文言の整備をしております。 第6条は、福祉業務従事手当でございます。第1項は、業務表現を社会福祉主事、いわゆるケースワーカーでございますが、これの現業業務全般に改めるものでございます。 5条から7条は、条例番号を変更をしたものであります。 第8条、清掃業務従事手当は、これは月額5,000円から、日額300円に改定するものであります。 8ページをお願いをいたします。第9条、野犬掃とう業務従事手当でございます。これは野犬の掃とう業務ではなく、道路上の死体処理業務を追加して支給することとし、額を1件につき200円に改正をしております。 第9条、第10条は条例番号の変更であります。 第11条、第12条、第13条は、新設の手当を規定しております。第11条、高所、地下業務従事手当を規定をいたしております。これは、地上10メートル以上の足場の不安定な箇所で、個々の建設測量の業務に従事したときに支給するものであります。 第2号は、下水道その他これに類する工事等において、地下4メートル以上の深所で行う業務に従事したときに支給するものであります。1日に300円でございます。 第12条は、用地交渉等従事手当でございます。これは、公共用地の取得等及び損失の補償にかかわる交渉のため、交渉時間を2時間を超えて行う場合に支給するものでございます。1日について300円でございます。 第13条は、災害応急業務等従事手当でございます。これは、安来市地域防災計画に基づく第2災害体制下で行う業務に従事した場合に支給するものでございます。1日について300円でございます。 議案つづりの9ページをお願いをいたします。附則でございますが、この条例は平成11年4月1日から施行するものでございます。 以上、簡単でございますが説明を終わらせていただきます。よろしくお願いをいたします。
○議長(
山本敏熙君) 説明が終わりました。 本件について御質疑はありませんか。 遠藤議員。
◆9番(遠藤孝君) 質問させていただきますが、時代に即して変えられたというふうに理解してよろしいでしょうか。 また、この改正によりまして廃止したもの、あるいは月額から日額に変更、新たに加えるものと4項目ございますけれども、これによって経済効果といいますか、若干違ってくるだろうと思いますが、その辺はいかがなもんでしょうか。
○議長(
山本敏熙君) 平井総務部長。
◎総務部長(平井重俊君) 遠藤議員さんの御質問にお答えをしたいと思います。 今回の改正につきましては、地域社会状況、あるいは安来市の状況というようなことから、各おのおのの手当につきまして支給基準、あるいは支給対象を精査をしながら、制度の趣旨に合わないものにつきましては全般的な見直しを行ったということでございます。これにつきましては、昨年もいろいろと市長の方から答弁をしておりますとおり、今回の安来市の状況からしても見直しをする必要があるということでございます。 廃止いたしましたその3件でございますけれども、これは現状として不快とか、それから危険とか不健康、こういったような度合いが職員とそう変わらないというようなことから、特殊性、そういったことも加味しながらどうしても支給することができないということで廃止をさせていただくということでございます。
○議長(
山本敏熙君) 経費の方。 平井総務部長。
◎総務部長(平井重俊君) 済みません。経済効果といいますか、今回条例の廃止とか新たに見直したものとか、月額から日額に変更したり、また新設をしたということで、財政的には当初予算で試算をいたしますと大体200万円ぐらい減額になるということでございます。
○議長(
山本敏熙君) ほかにございませんか。 丸山議員。
◆6番(丸山英司君) ちょっとお尋ねしますけれども、この手当は、例えば時間外手当とこの手当、1つの仕事をして2つもらえるというふうに解釈していいのでしょうか。ちょっと説明をお願いします。
○議長(
山本敏熙君) 平井総務部長。
◎総務部長(平井重俊君) 丸山議員さんの御質問にお答えしたいと思います。時間外勤務手当につきましては、時間後に特殊な業務として命令をした場合には残業するわけですから、それについては残業手当を払うということでございます。 先ほど申し上げましたように、この
特殊勤務手当については給与上特別な考慮がないということの中で手当を支給するものですから、この特別手当は時間外とあわせて手当を支給するということでございます。
○議長(
山本敏熙君) 丸山議員。
◆6番(丸山英司君) 要するに、1つの仕事をして手当が2つもらえるということですか。これで改善されたのですか。どういうことですか、もう一遍説明をお願いします。
○議長(
山本敏熙君) 人事課長。
◎人事課長(嶋田豊昭君) 先ほども総務部長の方からお答えしたわけでございますが、例えばでございますが、月額で出す税務手当等につきましては、給料をもらっている上に月額で5,000円というような定め方をしております。 また、日額につきましても従事する1件、あるいは従事する日によりまして300円というような形になるわけでございます。 ただし、項目によっては深夜にわたる場合は300円でなく、5割増しということで450円出すというような形のものでございます。
○議長(
山本敏熙君) 丸山議員。
◆6番(丸山英司君) つまり、はっきりと一言言ってもらえば、1つの仕事で2つ手当もらっとるということですね。
○議長(
山本敏熙君) 人事課長。
◎人事課長(嶋田豊昭君) 1つの仕事で2つということでなくて、その仕事の特殊性によって定めてある手当であるということでございますので、先ほど言われますように、時間外手当については別途な時間外の規定がございます。ですから、それについては別であるというように御理解いただきたいと思います。
○議長(
山本敏熙君) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
山本敏熙君) 御質疑なしと認めます。 以上で質疑を終わります。 本件は総務委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は終了いたしました。 3月15日、16日、17日、18日は、各部委員会をよろしくお願いいたします。 次回本会議は3月19日午前10時から開議いたします。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さんでございました。 午前11時48分 散会...