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03月19日-06号

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  1. 安来市議会 1991-03-19
    03月19日-06号


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    平成 3年第308回 3月定例会             平 成 3 年 3 月 定 例 会平成3年3月19日(火曜日)            出 席 議 員 ( 2 4 名 ) 1番 影山 繁美君      2番 加藤 和憲君      3番 中尾  強君 4番 広野  糺君      5番 山根 良雄君      6番 長島  望君 7番 安達 紘二君      8番 清山  薫君      9番 荒井  豊君 10番 大森 祥子君      11番 作野佳一郎君      12番 山本 敏熙君 13番 伊藤  茂君      14番 祖田  興君      15番 櫛田 忠利君 16番 田川  豊君      17番 門脇 等玄君      18番 岩田 孝三君 19番 飯橋 一春君      20番 大和 道男君      21番 伹見 武正君 22番 山本  章君      23番 古志野利治君      24番 岡屋  巷君            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 0 名 )            ~~~~~~~~~~~~~~~            事  務  局  出  席  者 事務局長 原   暁君   議事係長 大森  栄君   書記   遠藤 彰治君 書記(速記)      飯橋恵美子君            ~~~~~~~~~~~~~~~            説 明 の た め 出 席 し た 者 市長      加 藤  節 夫君      助役      大 野  博 康君 収入役     矢 田  昌 夫君      教育長     三 島  俊 夫君 総務部長    渡 部  英 一君      民生部長    高 橋  信 義君 経済部長    杉 原    実君      建設部長    江 田    宏君 水道部長    田 口  裕 司君      消防事務局長  藤 井  秋 芳君 総務部次長   原    広 治君      建設部次長   川 井  彦 男君 総務課長    伊 輪  静 夫君      財政課長    平 井  重 俊君 教育委員会学校教育課長            企画課長    嶋 田  豊 昭君         市 川  博 史君            ~~~~~~~~~~~~~~~            議    事    日    程                          平成3年3月19日午前10時開議第1 一般質問            ~~~~~~~~~~~~~~~            本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件日程第1日程追加 緊急質問 山根良雄議員     日程の変更について            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前10時33分 開議 ○議長(大和道男君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 ○議長(大和道男君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に質問を許可いたします。 9番荒井豊議員。            〔9番 荒井 豊君 登壇〕 ◆9番(荒井豊君) おはようございます。 議長の許可を得ましたので一般質問をさしていただきます。 取り上げました内容につきましては、市民に直接関係ある身近な問題を取り上げましたので、具体的で明確な、前向きな御答弁のほどをひとつよろしくお願い申し上げます。 第1点は、交通安全のための道路整備についてであります。 全国的に最近の交通事故件数が急速に増加し、問題となっております。安来能義地区でも例に漏れず増加の傾向をたどっております。安来能義地区の昨年平成2年1年間の事故件数は、発生件数208件、うち死者数が8件、重傷20件、軽症236件、そのほか物損事故1,002件の多くの数字となっております。こうした中で、多くの交通事故安全を守るための交通安全協会、運転管理者連絡協議会、安来警察署、そのほか多くのグループにより活発な活動がなされ、努力されていることについては、その努力に対しまして敬意を表するものであります。先日は、交通死亡事故抑止対策委員会というのが第2回の協議会が開かれ、安来市長を初め関係機関の方々が多数出席され、死亡事故防止を重点に協議がなされたと伺っております。また、その努力についても多とするところであります。 事故原因についても、人間の不注意や人的原因、モラルやマナー、規則違反など、こういった問題。運転者、歩行者の原因に関するおのおのの立場で注意をせねばなりませんが、道路管理上の行政ミスが現に人命にかかる問題として一刻も早く、素早く安全な道路確保に努めなければなりません。こうした意味合いから、道路管理上の現実に最近起った事故に対し問題を提起しますので、みんなで考えることもなく、対処、処置を早急にお願いいたします。 その1点は、歩道上の距離測定びょうの浮き出しによる転倒事故の対策についてであります。 歩道部分なのに犬くぎ状のびょうが10メートルないし20メートルおきに道路に打ちつけてあります。これにビニール性の赤、青、黄色の色をつけたワッシャがつけてあります。このワッシャがあるときは特には問題ないのでありますが、長年の期間によりこのワッシャが取れますとくぎが二、三センチ浮き出すことになりまして足につまずくということになります。大部分の方が余り目にとめないため、引っかけることが往々にして多いわけであります。日立山手工場の米子側の坂道の歩道にそうした場所があり、これにつまずいて転んだ人が数人おられました。さらに、運の悪い人はこれにつまずいて捻挫をされ、私に指摘を受けたわけであります。早速、市役所に連絡を取り、この箇所についての埋め込みをしてもらって安全にしてもらったわけでありますが、ここは県道で市の管理外ということでありました。安来市内を走っている道路については、安来市としてもおのおの部署との連携を取り、安全対策には十分な配慮を願いたいというふうに思います。全市的にこのびょうは相当数のびょうが打ってあることに気がつきましたので全面的な安全点検、こういったことを即刻お願いしたいというふうに思うものであります。 第2点目は、道路の真上の道路標識の落下事故防止対策についてであります。 安来市内の道路の真上に大きな看板の道路標識が随所に見受けられます。これは、縦80センチ、横1メートル50センチとかなり大きな看板であります。これが、風の強い日に落下してあわや事故になる事件があったわけであります。これも日立山手工場の松江側の通用門の前に横断歩道があり、この道路の真上の標識が支柱に支えられてつり下げられております。道路の右下に2枚取りつけてありましたが、この1枚が風のため鉄さびで腐食していたために真下に落下したわけであります。幸い、たまたま車や人がいなくて人災にはならなかったわけでありますが、これも市役所に連絡して来て見てもらったわけでありますが、標識は公安上の問題で警察の管轄になるということでありました。安来警察署に連絡手配をしてもらい、両方の支柱を取りはずして路側帯に立てる標識に変更してもらいましたが、安来警察署に状況を伺いましたが、予算や手配は県の管轄となり、安来警察署としても連絡を取るのみで思うようにはなかなかならないということでありました。それでも、市内の看板については一応安来警察署で点検をしてもらい、取りかえる必要のある箇所、こういったことは数カ所あるけれども、現時点では落下の危険性は今のところないということでありました。この標識看板も一応の目安を10年以上の古いものから更新したいということでありますが、この看板がまともに車や人に当たれば大変な事故になるわけであります。こうした箇所について、定期的に点検して、安全確保の管理方を強くお願いするものであります。 その3点は、道路の穴あき、くぼみによる車輪のはまり込みの事故防止についてであります。 市内の舗装道路の傷んでいる場所は相当数あり、道路に穴やくぼみがあるところで自転車、バイク等の車輪がはまり込んで冷やっとしたことが往々にしてあるということであります。交通量が多くなったせいか道路の傷みは早いようでありますが、道路が悪いために事故に遭っては大変であります。市としましても、日常道路パトロールがされ、応急の修繕はされているということでありますが、穴やくぼみを埋めていくのも一つの方法でありますが、全面上塗り舗装等の根本的な改修についても検討され、安全な道路に一段と努力していただくということをお願いするものであります。 その4点は、曇らないカーブミラーの設置についてであります。 新聞報道によりますと、岡山県でクモラーズというカーブミラーを開発、発売し、好評ということであります。通常のカーブミラーは、夜間や早朝などの急激な冷え込みのときには表面に露が発生して曇り、事故につながるおそれがあります。クモラーズは表面の裏側に蓄熱材とスポンジなどを使って断熱材を組み込み、昼間吸収した熱で夜間、早朝でも表面温度を保つ仕組みとなっているということで、平成元年から売り出しているということであります。サイズは4種類あり、1メートルのもので8万4,000円と従来の物より割高ということでありますが、18府県の自治体やJRの大量注文を受けているということであります。 また一方、松江市の会社員の方が発明した電子時計を活用した露、霜、雪などを取り除く装置を考案されたということであります。これはコストが安いことと、乾電池を利用するために引き込み線とか、そういったものは不要で場所を選ばず、どこにでも設置ができるという特徴があるということであります。このカーブミラーについても、次々と新しい型が開発され、安来市としてもそれなりの導入については進められてはおりますが、朝晩の冷え込みどきとか、あるいは積雪の冬、雨の日などカーブミラーの鏡が見えないことが往々にしてあります。こうした問題を解決するために、こうした除去装置のついたカーブミラーを価格は若干高いということでありますが、交通頻繁な場所についてはテストケースとして設置してみてはと考えますが、見解のほどをお聞かせ願いたいというふうに思います。 第2点は、青少年の国際交流の実態についてであります。 昨年の12月の定例議会において、議第53号で安来市人材育成基金条例が制定されたわけであります。その事業の活動の中で、中学生の海外派遣事業が組み込まれております。現在、全国的に国際化、姉妹都市ブームがあり、国際都市親善連盟の調べによりますと、全国で姉妹都市提携を希望している自治体が355の自治体に上り、現在姉妹都市提携をしている自治体が518、うち137は2組以上の縁組をしてるということであります。そのほか36の都道府県でも提携しているということであります。島根、鳥取県についてアジア地域の姉妹都市提携をしている自治体、団体は33団体となっております。こうした中で、松江ボーイスカウトは韓国とのホームステイの活発な交流、名和中学校の町ぐるみの親睦、韓国の釜山中学生との交流、三隅町ではブータンというところと伝統的紙すきの技術の指導、こういったおのおのに特徴のある目標を掲げて交流を進めております。新聞によりますと、邑智郡でも国際交流の波に乗り、活発な活動が進められ、国際友好協会の結成、民泊交流を深め人材育成に努めるということでありますが、結論的には何となくの交流でなく、目的を見定めたテーマのはっきりした交流が必要であるというふうに結んでおります。地域振興、福祉、農業、こういったテーマを設定し、目的等見定めた国際交流が成功のかぎを握るというふうに言っております。 安来市の人材育成の条例の趣旨は地域づくり、人材づくり、こういった中から活力ある地域発展になるための育成課題事業であるというふうにしております。私もこの趣旨については原則的には賛成しますが、現実的に見ますと若い世代が郷土に定着するのは非常に少なく、大学や就職先も県外や都会に出る人が非常に多いわけであります。こうした中で、若い人がいかに地元に定着してもらうか、非常に難しい問題であるというふうに思いますが、上級学校の誘致、先端産業の誘致、地場産業の育成、人材Uターン対策、そのほかいろいろの諸施策が検討はされておりますが、そうした中で中学生の国際交流のあり方、考え方、こういった点について伺いたいというふうに思います。 1つは、中学校での対応についてであります。昨年から始まりました中学生のカナダサマースクールは、1人の費用が62万4,000円、うち安来市が半額補助して希望者の中から行かせるわけでありますが、昨年は希望者の中から抽せんで6人の方が行かれ、抽せん漏れの中から2人の方は全額個人負担で行かれたという方も加わっております。費用の半額が援助されることもありますが、かなりの金額であるということで、だれでも思うようには参加できない費用であるということであります。貧しくて金がなくても行きたい者が行けるような思いやりのある制度、こうしたことを考えてほしいというふうに思います。そして、一人でも多くの子供さんが行けるような内容をあわせて考えてほしいものと思います。例えば、少年の船やホームステイ、そのほかで中学生が海外で研修している事例もあるということでありますので、そうした総合的な見地から検討していただきたいものと思います。 さらには、こうした研修結果について報告会とか体験作文もあるということでありますが、一般の方やPTAの方はほとんどわかりません。こうした内容についてもせっかくの貴重な体験談でありますから、学校の機関誌とかあるいは市報等でもその一部を紹介してもらえればPRと理解につながるというふうに考えますので御見解のほどをお聞きしたいというふうに思います。 2点目としましては、教育委員会の対応についてであります。 前段で申し上げましたように国際交流の他市町村の自主性なり、目的、テーマを持った交流の必要性、こういったことを訴えております。安来市でも人材育成条例ができ、中学生の国際交流が毎年進められるということであれば、大きな観点からビジョンなり自信を持って他市、他県の状況を収集し、より実りあるものとするためには、計画を組んでいただきたいというように思います。カナダサマースクール、あるいは他の国との交流、あるいは県、国との連携、スポーツ、文化、こういったものの交流。また、外国から来てもらう交流、こういった国際感覚を養う方法はいろいろな方法が考えられます。こうしたことに基づいて、基本計画を持った中でこの事業の推進を図るべきというふうに考えますが、これらの点についての御所見のほどをお伺いいたしたいというふうに思います。 3点目は、盆、正月のごみの回収の対策についてであります。 ごみの回収問題は、年々その量が膨大する中で全国的にも問題となっております。政府では廃棄物処理法案の改正により、廃棄物の計画的な処理、減量化、再利用、適正処理の確保、メーカーの協力などが盛り込まれた法案が検討されております。さらには、再資源の利用の促進に関する法案として、ふえつづけるごみの量を押さえるための生産、流通、消費の各段階での対策が進めるねらいでガラス瓶、アルミ缶、再資源開発、あるいは自動車、家電製品など処理しやすい製品、こういった製品についての生産することを事業所に義務づけると、こういったことを盛り込んだ法案が検討が進められるというふうに聞いております。安来市としても、再資源利用の条例もでき、町内や各種団体により活発な活動がなされております。また、昨年から粗大ごみの回収も行政として行われ、その設備に膨大な費用をかけて進められようというふうにしております。こうした行政の努力には感謝するものでありますが、家庭排出のごみ回収の処理の問題について提起しますので、御検討のほどをお願いします。 その1つは、ごみの回収の長期間の休暇についてであります。 家庭の可燃物の回収は、各町内ごとに曜日を決めて週2回の回収がなされております。日曜祭日は休日としても、盆には2日連休、年末年始には6日連休となっております。この年末年始は12月31日から1月5日までの6日連休に回収日の曜日が重なりますと、町内によっては12日間1回も回収がなされない町内が出てまいります。こうしたことから、該当町内から年末年始にごみが多量に出るときに4回も回収が飛ばされたということで苦情が出ております。6日間の休日としても、町内によっては長期間回収がなされない不都合な状態が出てくるわけであります。これを変更すると、全体の日程が狂ってくるということになるために別な方法とか臨時休日回収するなどの方法が考えられますが、何とかこの解決について検討方をお願いしたいというふうに思います。 2点目は、盆、正月のごみの多量化の対策についてであります。 どこの家庭でも盆、正月にはごみや瓦れきの家庭排出物が多く出され、通常の月でもごみの置き場が満杯になっている状況であります。週2回の可燃物のごみの回収を週3回にという要望が強いわけでありますが、年間を通してということについては予算的、人的にも難しいかと思いますが、せめて盆、正月の期間だけでも週2回のごみ回収を3回としていただき、さらには瓦れき回収も盆、正月には月1回を2回としていただき、市民の要望にこたえるべく前向きな検討方をお願いしたいというふうに思います。 4点目は、住宅密集地の火災対策についてであります。 住宅密集地での火災が発生した場合には、消防車が入れない路地は消火に手間取るなど、大火になる危険性が心配されるわけであります。こうしたことに関連しまして3点お聞かせ願いたいと存じます。 1点は、加茂町内の火災と道路の拡張についてであります。一昨年8月、加茂町内の小さい路地で発生した火災について、消防車の到着が遅かったということから、市民の声として路地が狭いために消防車が入りにくかったんじゃないかという声がありまして、消防署で伺いますと消防車は何とか入ったけれども、通報が遅かったということであります。消防署としては消防車の入れない路地はそれなりの対応は考えておられるということでありますが、十分な対応ができ、問題はないのか、その辺をお伺いしたいというように思います。 また、これは建設関係になるかと思いますが、加茂町内では道路の拡張の要望が出されているというふうに聞いています。この対応についてはどうなっているかお聞かせ願いたいというふうに思います。 2点目は、消防車の進入のできない密集地の火災対策についてであります。安来市内で消防車が入らないような路地が多数あるわけであります。住宅密集地の道路拡張は難しいとは思いますが、車の入れる待避所を設けるなど、こういった対策は検討できないか、あるいは都市計画などにより道幅を広げる等の計画はないか、教示方をお願いしたいというふうに思います。 3点目は消防署の新設についてであります。現在の消防本部は、交通の混雑する場所にあり、そして産業考古館、こういったものの建設場所と隣接するといういろいろな問題がある中で、救急施設としての消防車、救急車が年間500回も出動する、こういった場所としては立地場所として問題があります。安来市庁舎も建設が検討される中、さらには安来道路、高速バイパスも着工され、市庁舎と併設するのか、あるいは救急態勢に支障のない適地に移転することも必要と考えますが、この点どのようなお考えかお聞かせ願いたいというように思います。 5番目としましては、救急車の能力の向上についてであります。救急車は安来市で昨年1年間496回、広瀬、伯太、比田を加えますと761回にも及んでおります。その活動、その御苦労に対しては感謝を申し上げるものでございます。一方、他市の例ではその充実に力を入れ、能力の向上、最新設備の導入、急患の社会復帰率の向上、こういったことを貢献されてるという実情も聞いております。こうした中で、消防組合の予算枠もあるとは考えますが、こうした社会情勢の中で以下の点についていかがお考えかお聞かせ願いたいというふうに思います。 1点は、救急車搬送中の医療対応についてであります。一刻も争う救急患者に対して早く搬送するということも大切な任務でありますが、搬送中の介護方法も大切な問題であります。消防庁は、救急隊員に教育、訓練を実施するために救急振興対策、こういったものを設立し、厚生省が導入を決めた救急救命士の新たな国家資格を取得する構想を固めたというふうに報道されております。これは、救急現場から医療機関に到着するまでの病院前までの救護として心臓に電気ショックを与え正常に取り戻したり、血圧低下で静脈が縮むのを防止する輸液など現在の救急隊員には認められていない応急処置が可能というふうにされております。 また、西宮市ではドクターカーの24時間体制ができ、救命患者の社会復帰率が全国平均より大幅に改善されたというふうに報じています。救急隊員の方は、年間135時間の講習の義務があり、日常の勉強と受験、訓練などそのレベル向上に努められております。救急隊員には医療行為は禁止されており、患者に薬物や水を与えたりつけたりということはできないと、人工呼吸、骨折の当て板、こういった限界があるということであります。搬送途中での救護は医師に同乗してもらうのが最適でありますが、ドクターカーの検討ができないか、検討のほどをお願いいたします。医者が注射を1本打っておけばよかったとか、あるいは輸血を早くやっておけば助かったとか、手当てがおくれたため一命を落とすとか永久不具になると、こういった不幸な例も数件あるやに聞いております。何とかこうした対応について真剣な検討方をお願いしたいというふうに思います。 2点目は、新鋭医療器具の導入についてであります。こうした人的配置の問題と物的医療器具等の問題があります。急患、重傷者に対し、横浜市の例ではソフトストレッチャー、振動の少ない救急車を配置しております。こうした新しい救急車の導入や新鋭の医療器具の導入についてであります。安来市には救急車が3台、そのほか広瀬、伯太、比田に各1台の計6台が待機しております。おのおの救急車には酸素導入の器具、そのほかの器具も常備はされておりますが、日進月歩の世の中、医療器具もどんどん新しい便利なものが開発されてきております。最新の医療器具は高価で欲しいと思ってもなかなか手が出ない状況であるというふうに聞いております。これも予算の限界があるかとは思いますが、必要で欲しいものがあれば人命にかかわる大切なものでありますので、ぜひこうした新鋭の医療器具の導入について前向きな検討のほどをお願いいたします。 6点目は、老朽農業施設の改善についてであります。 国の農業政策が農民いじめの状態の中で、厳しい農業経営を強いられ、希望の持てる農業政策を確立してほしいという声が大きなものがあります。こうした中で、安来市も農業基盤整備事業の推進、圃場整備、農業集落排水事業対策、農業近代化、後継者対策、いろいろな検討がされております。以下、申し上げます問題についていかがお考えかお示し願いたいというように思います。 1点は、樋門、水門の老朽箇所の数とその改善計画についてであります。 現在、各地域にあります樋門、水門は水門台帳に登録され、各地域で管理運営され若干の管理費、修繕費の対応がされているということでありますが、老朽化し、必要に迫った箇所については改善策がとられておりますが、しかしこの改善には多額の費用がかかるというために、なかなか進まないのが現状であります。こうした中で、現在の水門の数は幾らあり、老朽化し、改善しなければならない水門はどの程度になっているのか、こういったことをお示し願いたいというふうに思います。そして今後、この水門の改善計画はどのようなお考えをお持ちか、計画についての内容についてお示し願いたいというふうに思います。 2点目はポンプ、排水路等の老朽箇所の数とその改善計画についてであります。 河川より水田に水を引くためのポンプ施設、農業用水路、排水路等のいろいろな水を引く施設があります。飯島地区の水田に水を引くために吉田川より水門をして水かさを上げて引く施設、吊井手用水サイホンは大正14年の完成と刻印が刻まれております。このサイホンの改修については、町内から再々改修実施設計の依頼の陳情が出されております。吉田川の水門を取り払い、サイホン式くみ取りのみであれば安上がりという話も聞いております。こうしたことについても、どのような見解をお持ちか見解のほどをお聞かせ願いたいというように思います。 さらには、用・排水路整備も農業基盤整備事業、圃場整備事業、農村環境整備計画、地形地図作製等、こういった問題ということがあり、従来一くぼ一反二畝から3反くぼにする区画整理の方向にあるということで数年前から進められ、飯梨地区など一部は進められておりますが、用・排水路の整備については、この基盤整備が終わらなければ手がつけられないということも聞いております。安来市全体で、あるいは地域部分の完了計画、見通しというものはつかないという状況の中で、何年計画で年次的にどのように進められるというふうに考えておられるのか、またそれまでの間、ふぐあいの用・排水路、こういったものについてはどのような対応が取られるのか、こういったことについての見解のほどをお聞かせ願いたいというふうに思います。 7番目としましては、カヤぶき屋根の民家の保存についてであります。 愛媛県の内子町の松山市から南へ約40キロ、人口1万3,000人の山間の町に町づくりの目玉として江戸から明治にかけての面影を残す町並み保存として、観光の町として進められておるということを聞いております。内子町は江戸から明治にかけて和紙と木ろうの町として栄え、当時の商家、民家、土蔵など貴重な歴史遺産、こうしたものがあり、約700メートルの町並みが保存整備され、国の重要伝統建造物群保存地域に選定されたということであります。所沢市のトトロふるさと基金、これは狭山、丘陵の自然を守ろうということで、地元住民が組織を結成し、募金は8カ月で6,000万円余りも集まり、動植物のあるいは雑木林、お地蔵さん、東屋、カブトムシや蛍の飛ぶ昭和30年ごろの風景を保存しようと、住宅開発やごみ投棄の場所とならない自然の森、イメージ、こういったことを残すために努力されてるということであります。こうした町並みの保存、自然の姿を残し、開発の手から守り、子供には夢を、大人には思い出の場とする昔のままの場所、物、こういったことを残そうと、そして伝えていこうとする方々がたくさんおられます。 安来市にも、安来市立民俗資料館が開館し、初代の館長には金藤洋一郎さんが就任され、近郷の近在から集めた古い農具約200点、民具150点、台所用具150点、漁具100点、合計600点余り集まり、2階には郷土の歴史コーナーが設置され、赤江町の誕生からいろんな様子がよくわかるようにされております。金藤さんは資料館についてカヤぶきの古い屋根も移転し、我が家の元下郡屋敷とあわせて郷土文化ゾーンをつくりたいという考えを持っておられます。最近では、この民俗資料館のことを聞き、他市町村からもたくさんの方が来訪され感心して帰られるということであります。安来市でもカヤぶき屋根の家は少なくなり、珍しくなっておりますが、建築、新築等で少なくなっていく中で、昨年赤江の下坂田町のカヤぶき屋根の家が取り壊されるということで、これをもらい受けるような話が進んだようでありますが、時間がなくてあきらめざるを得なくなったということであります。また昨年末、才下町内のカヤぶき屋根の家を壊すということで引き取らしてもらいたいという話が出ております。私もこの家に出かけて伺いますと100年以上の古い物で、カヤぶきは20年ほど前にふきかえたということでありました。昔懐かしい建物や家を保管するのも、ふるさと創生につながるかと思います。新たに復元した建築様式ではなく、古い建物をそのまま生かしてつくることに値打ちがあるかと思います。こうした建物を引き取り、資料館として役立てればと考えますが、前向きに検討はできないものかお考えのほどをお示し願いたいと思います。 また、安来市にも文化財として指定の家屋も並河邸などあるということでありますが、こうした今住んでおられる文化財家屋の現状はどんなものがあり、どのような管理をされ、生活の制約についてはどのようにされておるのかお聞かせ願いたいというふうに思います。 8番目は遊休市有地の取り扱いについてであります。 平成元年度の決算委員会の委員として審査にかかわり、検討を行った中でありますが、その中で財産に関する調書で公有財産、土地、建物の項目の中で、そのほかの土地として8,500平米もあり、この内容は雑種地や元墓地などで全市町内で数カ所あり処理に困っているということでありました。詳しく調べてみますと、町内の墓地等については墓地、元火葬敷地、伝染病埋葬地、元墓地など18カ所、4,213平米、元獣畜死屍埋設場所、こういったものは雑種地、こういったものが8カ所、670平米、町内の消防関係の土地が4カ所、75平米、合計4,958平米というふうになっています。このうち大きなものは神塚の2,029平米ということでありますが、あとは元墓地とか牛や馬の埋立地、こういったものやいろいろあるようであります。大部分が現状では明確に管理されておらず、野放しの状態であります。これらの場所を明確に管理し、不要な場所は整理するとか、必要な場所は有効に利用するなどきちんとした取り扱いをするべきだというように考えますが見解のほどをお聞かせ願いたいというふうに思います。 以上で私の一般質問を終わりますが、前向きでわかりやすい答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。 ○議長(大和道男君) 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 9番議員さんの一般質問にお答えいたします。 初めに、交通安全のための道路整備について、歩道上の測量びょうの浮き出しによる転倒事故対策についてでありますが、工事測量のための測量ピンは基準点、距離等の測定のため必要なものであります。相当数のピンが打ちつけてあると思いますが、浮き出しによる事故等の対策、または点検については、測量業者に対する指導、市が管理いたしております市道については随時点検を実施いたしたいと思います。 なお、国道、県道についても点検等について強く要請してまいりたいと考えております。 次に、道路に設置された標識の安全対策についてでありますが、道路には多種類の標識が設置され、それぞれ管理されているところであります。安全確認のための点検は必要でありまして、それぞれの管理者に要請いたします。 さらに、毎年度道路の専有物件のパトロールが建設省、県、警察署、市合同で実施されております。これらの機会に点検もあわせて実施ができますように働きかけたいと思います。 道路にできた穴等による事故防止についてでありますが、道路の維持管理として破損箇所等について道路パトロール中に発見した場合は、パトロール車にレミファ等資材を積載しております。直ちに補修いたしております。また、破損箇所等については通報等がありました場合には早急な対応ができるように心がけてまいりたいと思います。 老朽化した舗装についてでありますが、毎年度計画的に補修を実施いたしております。今後も安全な道路管理に努めてまいりたいと思います。 なお、曇らないカーブミラー設置についてでありますが、現在市の管理のカーブミラーは639基設置いたしております。毎年度20ないし30基の新設または取りかえを行っておりますが、新設、修繕等要望も多く、交通安全上必要な箇所については設置していきたいと思います。ちなみに、曇らないカーブミラーと通常のカーブミラーの比較でありますが、通常のカーブミラーは1メートル直径において5万3,500円であります。曇らないミラーの場合は、8万4,000円で1.57倍でちょっと割高となっております。曇りどめのミラーにつきましては、テストケースとして設置を考えてみたいと思います。 青少年国際交流の実態について、カナダサマースクール等国際交流についての案件については、教育長の方から答弁いたさせます。 ごみの回収問題についてでありますが、ごみの回収の長期間休暇についてですが、現在の可燃ごみ収集体制は御指摘のように月、木コースと火、金コースの二通りがあります。全町内とも週2回収集を実施いたしております。年末、年始の連休は12月30日から1月3日までの5日間でありますが、収集コースの関係で10日間くらい収集ができない町内が生じてまいっております。例年、該当いたしました町内の協力を得ながら、今日まで現体制で実施してまいったところであります。長期にわたる収集のできない町内に対する臨時収集の方法も今後検討を考えたいと思います。 盆、正月のごみ多量化の対策についてでありますが、盆、正月の月には他の月よりも可燃、不燃ごみ等多量に出るため、最近では所管課の事務職員が臨時に応援して処理している状況であります。盆、正月の月だけ不燃ごみは月に1回から2回に、可燃ごみは週2回から3回にして、市民の要望にこたえるべきとのことでありますが、現状では予算的にも事務的にも困難性があると思っております。 荒井議員さんが言われますとおり、国でも年々増大いたしますごみ処理問題解決に向けて廃棄物再資源化促進法が今国会で議決され、成立する方向であります。この法案は、メーカーに対して再資源化率の向上やごみ排出量の抑制を義務づけることにいたしております。本市でも減量化、資源化に今後積極的に取り組み、分別収集の徹底を図るため、市民の御理解と御協力をお願いいたしたいと思うものであります。 住宅密集地の火災対策についてでありますが、特に加茂町の火災と道路の拡幅についてでありますが、この拡幅につきましては平成2年度より道路幅員の拡幅等の事業に着手いたしております。市内に消防車の進入できないような路地が多数あるが、待避所等を設置することはできないかという点については、道路幅員が狭小で交差等が困難な箇所で拡幅等が困難な場所等については従来から床板の設置、のり面のかさ上げ等により幅員の拡幅を実施してきてまいっております。必要な箇所については計画的に実施してまいります。 住宅密集地の火災対策について、消防車が入らない路地の火災の対応に問題はないかという点でありますが、1点目の加茂町内の火災に関連しての消防車が入らない路地での火災でありますが、加茂町の場合には一昨年8月の火災でありますが、この場合には水槽つき消防車が火災現場まで進入いたして消火いたしました。火災発生の場合には、現状の現場の状況等を判断いたしまして、現場に合わせて消防車が出動、できるだけ出動させまして、できるだけ直近において消防車をつけて消火活動をいたしております。消防車が進入できない場所においては、小型動力ポンプの使用、あるいは電動方式か、または手びろめによるホースの延長等を行い早期消火に努めてまいります。 消防署の新設についてでありますが、現在の消防署は昭和46年に建設され、自来20年になりますが、その間工場の拡張、道路の新設等によって交通量は年々増加してまいっております。救急の面においても好ましくない環境になりつつあります。当面の問題といたしましては、カドヤ前交差点からの道路改良が必要でありますが、今後の問題といたしましては、火事、救急の面から見て最も適切な場所に配置することが望まれますので、市庁舎とも十分に関連を考えながら検討してまいりたいと考えております。 救急車の能力向上について、救急車の運搬中の医療対応について、医師の同乗ができないかということでありますが、現在ドクターカー方式を採用いたしておりますのが、御指摘のように西宮市を初め、全国で6消防署が実施いたしております。 西宮市の場合では、119番受信で必要と判断した場合には救急車を2台出動させ、1台は医師を病院に迎えに行って現場に出動する方法で、救命率の向上に望ましいものでありますが、現実には医師の確保が困難である等の理由で全国的では進展していない実情であります。 5番目の新鋭医療器具の導入についてでありますが、国において示されております救急業務実施基準の医療器材はすべて満たしております。患者に対しての応急処置はできますが、そのほかの器具として消防署においては新型人工蘇生機、ボディーキーパー、スクープストレッチャーといった新鋭の医療器具を導入しておりますが、今後なお各種の器材が必要でありますので、年次的に最新鋭の機器を導入していきたいと考えます。 老朽農業施設の改善について、水門等の老朽箇所数とその改善計画についてでありますが、水門の箇所数でありますが、通称角落とし水門につきましては約750カ所あります。これの管理につきましては、水門台帳をもとにいたしまして水門板を5年に1回更新するものとして、これの代金を地元へ支払い、維持、管理をしていただいております。機械式水門、主に1級河川等に施設してあります水門につきましては、土地改良区で管理しております水門を含めまして35基あります。これにつきましては、地元関係者で管理していただいております。この中で約20基は老朽化が進んでおりますので、小規模の水門につきましては非補助事業、大規模の水門につきましては県単、あるいは団体営事業で対応いたしておりますが、今後県管理指導センター、島根県土地改良事業団体連合会の診断指導を受けながら、土地改良施設維持管理等適正化事業によりまして整備することを検討してまいりたいと考えております。 ポンプ、排水路の老朽箇所とその改善計画についてでありますが、ポンプ施設につきましては土地改良事業等により設置されましたポンプが25台あります。いずれも土地改良区の施設といたしまして地元関係者によって管理されております。現在のところ、大きな故障等はございませんが、これにつきましても機械式水門と同様に維持管理適正化事業で整備する計画を現在検討いたしているところであります。 排水路につきましては、構造改善事業で実施されました国策の排水路は、20年あるいは30年と経過してまいっております。かなり老朽化の進んだ水路が多数あります。特に、工事にはこれが転倒、あるいは破損いたしておりますので、これの対応といたしましては災害復旧事業により、この修復をいたしているところであります。 現在、安来市全域に対し農業基盤整備の見直し計画に入っているところでありますが、吉田川の今村水門の撤去、ポンプアップの計画も含めまして、この中でこうした農業用施設の改善を図るため年次計画を樹立いたしまして整備してまいりたいと考えます。 カヤぶき屋根民家の保存について、市立民俗資料館の今後の整備方策について、指定文化財の家庭の管理状況について、以上の案件については三島教育長の方から答弁させますのでよろしくお願いいたします。 遊休市有地の取り扱いについてでありますが、そのほとんどが町内共有の墓地でありますが、今後調査を行いたいと考えております。したがって、利用できますものについては有効に利用し、譲渡できるものについては譲渡いたしたいと考えております。 以上、簡単にお答えいたしましたが、答弁に落とした点がありますれば再質問によってお答えいたしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大和道男君) 三島教育長。            〔教育長 三島俊夫君 登壇〕 ◎教育長(三島俊夫君) 御指摘いただきましたように、世界の中の日本人ということで、国際的にも信頼される人間を育てることが求められております。国はもとより各地方公共団体において努力されつつあるところでございます。 中学校の国際理解教育という問題がございますが、平成2年度におきまして島根県教育課程審議会の答申が行われておりますが、その中で中学校における教育課程の望ましい編成ということの中で、国際理解教育の推進ということがございます。それは1つは、具体的にはいろいろな機会をとらえ、諸外国についての正しい理解を図り、各国が持つ文化の特色や多様性についての理解を深める。もう一つは、国際化が進む中にあって、主体的に考え、行動できる個の確立とともに自分の意思を適切に表現できるコミュニケーション能力の育成を図るという二つの問題が重視されておるところでございます。本市の教育委員会といたしましても、これを踏まえまして今後とも学校と連携を深め、取り組んでいく考え方でおります。 こういう前提に立ちまして、カナダサマースクールの問題の御指摘についてお答えを申し上げたいと思いますが、多くの子供に参加させたいということは御指摘のとおり望ましいことであると判断をいたしております。しかし、後で述べますようにいろいろな問題がございますので検討課題でございます。当面は国や県等の施策に協調していくという考え方を持っておるところでございます。また、カナダサマースクールに参加した生徒たちの体験を広く市民に知らせるべきではないかという御指摘についてはごもっともでございまして、十分そういった面ができるように努力していきたいと考えております。 中学校の国際感覚を養うために、カナダサマースクールの派遣のみではなく、ほかの国とも交流を進めるなど、もっと大きな観点から計画をすべきではないかという御指摘でございます。これにつきましては、先般の総合計画の実施計画、3カ年計画ですが、あの中にも触れさせていただいておりますように、国際交流の推進という中で、1つは外国人英語指導助手招聘事業の継続をしていくということ、もう一点はカナダサマースクールに中学生を派遣していくということを2つ掲げております。これは、教育委員会として重点事項としてお願いしておるものでございますが、その他としては韓国密陽市との親善交流、あるいはもっと大きく国際化への対応というようなことも掲げられております。御指摘の点につきましては同感でございまして、これらの問題についても検討してまいり、中学生の国際理解教育の役立つことができるならば進めたいというように考えておるところでございます。今後、これらにつきましても十分検討を加えまして、進めていかなければならないというように考えております。 なお、申し落としましたが、カナダサマースクールにつきましては、当初予算に計上いたしております額は昨年と同じレベルで、人数を6名から9名に3名の増員をしているところでございます。 次のカヤぶき屋根の民家の保存についてでございますが、現在カヤぶきの民家が安来市内に70戸程度ございます。すべてのカヤぶきの民家が保存する価値があるかどうかということは調査してみなきゃわからないわけでございますけれども、このカヤぶき民家の保存についてということは、保存する価値があるかどうかという問題もございますが、その保存の方策といいますか、その場所に保存すべきものかどうかというような問題、あるいはいろんな全国の例がございますように、町並みづくりなど行ってそこへ移築していくというような保存の方法、それらを進めるにいたしましても、所有者の理解と協力というようなものが必要であると思っておりますし、いずれにしても当面、先進地市町村の状況を調査、研究いたしまして、結論づけたいと思っているところでございます。 それから、民俗資料館の今後の整備についてという御質問だったと思っておりますが、今まで保存してきたものを中心に整備をさしていただきましたが、さらに有志の皆さんの御協力を得まして、充実をさしていただいておるところでございます。今後も民俗資料館活動の一環として調査、研究を進めまして、収集を続けてまいりたいと思っております。具体的にどのような収集をやるかっていうことはまだ確定したものを持っておりませんが、努力をしていきたいということでおります。もちろん、現在の資料館は大きさ、収容能力に限度がございますので、そう活発にできないなという問題点も残っております。 それから、安来市の指定文化財として、家屋の管理、どういうものがあるかというようなことですが、現在西小路町の並河邸を市の文化財として指定しております。昨年、文化庁の調査官においでいただいておりまして、重要文化財にならないかどうかというようなことも調査をしていただいておりますが、まだ文化庁の方では検討中でございまして、結論が出ておりません。そういうことでございまして、市の指定した文化財ということは、市の文化財保護条例に基づきまして管理を行っているというものでございます。現在は、所有者の方が管理をしていらっしゃるわけでございます。 以上で御答弁といたします。 ○議長(大和道男君) 9番荒井議員。 ◆9番(荒井豊君) 御答弁ありがとうございました。 若干質問なりあるいは要望なり、こういったことをお聞かせ願いたいというふうに思います。 1点目の交通安全の問題ですけど、市の道路については市が管理する。県、国については県、国に要望すると、こういった状況でありますけど、市民としては国道であろうが県道であろうが安来市を走っている道路については、市が何とかきちんと管理といいますか、協調して安全のための点検というものをやってほしいと、こういった要望があるわけです。ですから、これは国です、これは県です、あるいはこれは警察の管轄ですと、要望しますというだけではなくて、市は市として市内の道路については十分安全の点検のために配慮ということを、これはお願いしたいというふうに思います。 それから、先ほどカーブミラーの曇らないものについてはテストケースをやってみたいということでございますので、早急にこういったことを、これから夏場になりますけど、冬場になる前、こういった時点に何とか設置ができるような予算措置、こういったことをお願いしたいというふうに思います。 それから、これは教育長ですけど、青少年の国際交流の問題ですね。中学校のカナダサマースクール62万円余という中で、これ半額個人負担という状況の中で、子供さんに全員が行けるような、そういった金額でないと、これはもっと安くなればもっと多くの方が行きたいと、こういった実態があるという中で、何とか金がなくても貧乏でも行けるような、こういった配慮というのをどういうふうに考えておられるのか、こういったことをお聞きしたいと。 さらに、僕が言いたいのはカナダサマースクールは62万円とかという状況の中で、例えば韓国とかあるいは台湾とか、近隣のもうちょっと安いとこの海外、こういったこともあわして考えるべきじゃないかと、こういうことをお聞きしたいということとあわせまして、他の例ですけど、この国際交流についてはただ何となくということでなくて、何か目的、あるいはビジョン、こういったものを持って進めるということが大切であると、こういった言い方があるわけです。こういったことについてどういうふうに考えておられるか、こういったことをお聞きしたいというふうに思います。 それから、盆、正月のごみの問題、これについては正月の長期休暇、これについては臨時的に考えたいということでありますので、ぜひことしの年末、これについては実施をお願いしたいと、必ずそういった町内が1カ所や2カ所は出てきますので、こういったことがないような配慮というものをことしの年末には考えていただきたいということを、これは要望をしておきます。 それから、住宅密集地の問題ですけど、この火災の問題でいろいろと密集地については消防車の内容とか、あるいは人力であるとか、こういった状況がありますけど、そういった中で消防署としては防火水槽とか消火栓とか、こういったものをいろいろと年次計画を持っているけど、なかなか計画どおりなっていないと、こういった実態も聞いております。こういったことについて、防火体制が年次的に計画的に思うように行くような、こういった配慮ということを十分できるような体制ということを要望をしておきます。 それから、消防署の移転、これについては市庁舎の検討とあわせてやるということをお聞きしましたので、ぜひ市庁舎の建設とあわせてこれをお忘れなく検討の中に含めてもらうということを、これはお願いしておきたいというふうに思います。 それから、救急体制のドクターカーとか新鋭医療器具、これについては非常に難しい問題がありますので、そういった要望があるということとあわせまして、搬送途中のふぐあいな例もありますので、こういったことのないような何かいい方法はないか、こういったことをひとつ検討課題ということで、これも要望をしておきたいというように思います。 それから、農業施設の老朽化の問題ですけど、これについては水門とか用・排水路いろいろと現状を検討するとか、いろいろな制約があるという状況ですけど、地元としては検討ももちろん必要だけど、いつごろどうなるかということをいろいろと陳情が出ている中で、各地元にいつごろどういうふうにするという計画性の時点、時期、こういったことを明確にしていただかないと、検討します、あるいは今こういう状況だということでなくて、いつごろどうなるかということを地元の方に説明してあげるような、こういったことを、これも要望として出しておきたいというふうに思います。 それから、カヤぶき屋根の問題ですけど、この問題については非常に価値の問題、あるいは場所の問題、いろんな問題がございます。今のお話では先進地を見て、その状況の中で判断したいということですけど、何とか本年中でも先進地を見た後での結論的なもの、こういったことを出していただきたいと思いますけど、私は具体例としまして才下町のわらぶき屋根が、これが渡してもいいと、こういった状況になっていますので、これについてもあわせて検討方をお願いしたいと。状況は十分知っておられると思いますんで、よろしくお願いしたいというふうに思います。 それから、8番目の遊休地の問題、これはたしかあっちこっちありまして調査すると。もちろん調査していただきますけど、これが投げっ放しといいますか、放置のまま地域の畑とか田んぼ、こういった状況でぐあいが悪いという箇所もあるわけです。ですから、そういった調査をして後の管理、維持、あるいは処置、こういったものを早急にやっていただきたいということをお願いしたいと、これもお願いということでとどめたいというふうに思いますので、若干の質問の中を再度答弁方をよろしくお願いします。 ○議長(大和道男君) 三島教育長。 ◎教育長(三島俊夫君) 済みませんでした。市長の方からまだあると思いましたので。 中学生のカナダサマースクールの問題でございますが、すべての子に参加する機会をという非常に切なる願いは全く同感であります。しかし、現状ではなかなか至難なことでございまして、他の方策を模索しなきゃいけないと思っておりますが、カナダサマースクールのビジョンというのは1つは国際感覚を育てるということ、あるいはカナダの雄大な自然と触れ合うということ、あるいはそこの地域の特性を身につけていくこと、その他想像すると限りなくあるわけですが、そういったカナダサマースクールがねらっている方向に非常に好ましいという判断からこれを採用しているわけでございまして、島根県の教育委員会としても後援している内容でございます。そういうことで、当面この問題を実施計画の中に取り組ませていただいておりますが、進めていくということにしておりますので、御指摘の点は今後の課題として承りたいと思っております。 それから、カヤぶき屋根の問題でございますが、お話のように保存しようというときもございましたが、なかなかうまくいきませんでやめたわけでございますが、ただ先ほど御答弁申し上げましたように、安来市における基本的な方向づけ、ただ単に保存するということではなくて、保存するにはどうしたらいいのかっていう基本的な方向づけがまだ確立されておりません。したがいまして、そういった問題の方向づけをした後のことだろうというふうに考えておるところでございまして、今すぐ早急にということは御答弁申し上げるわけにまいりませんので御理解をいただきたいと思います。 ○議長(大和道男君) 9番荒井議員。 ◆9番(荒井豊君) 教育長の答弁の中で、ちょっとお聞きしたいんですけど、カナダサマースクール、もちろんこれいいことなんですけど、お金のない方の子供さん、半額でも30万円幾らと、大変だと私が言いましたのは、例えば韓国とか台湾でもうちょっと安上がりでも海外にいけると、こういったことは検討はできないかと、こういうことをお聞きしております。だれも30万円は出せないという状況の中で、もうちょっと安いとこも加えてもええじゃないかと、こういうことを検討ができないかということをお聞きしています。 カヤぶき屋根の問題については、現在才下町のカヤぶき屋根がこういった話がかかっております。これについて教育長はどういうふうに考えておられるか、これもいろいろ検討するということなのか、何とか前向きに考えていきたいということなのか、この辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(大和道男君) 三島教育長。 ◎教育長(三島俊夫君) 第1点の問題は、先ほどから申し上げておりますように実施計画、3カ年の計画の中には入れておりません。だから、3カ年の経過した過程の中で検討して生かしてください。今、片っ端から飛びついていくということは非常に困難だと思っております。御理解いただきたいと思います。 それから、第2点のわらぶき屋根の保存については先ほど申し上げましたように、これは具体化していくということになりますと、そのものの価値の問題、あるいはそれを復元したことに伴う管理の問題、もちろん復元への問題、そういったものが早急に組み立てられないと思うんです、今の状況の中では。非常に気持ちはわかりますが、なかなかわざにならないというのが悩みでございます。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(大和道男君) しばらく休憩いたします。 午後は1時30分から再開いたしたいと思います、よろしく。            午前11時47分 休憩            午後1時36分 再開 ○議長(大和道男君) 再開いたします。 午前中に引き続いて一般質問を行います。 5番山根良雄議員。            〔5番 山根良雄君 登壇〕 ◆5番(山根良雄君) 議長からの発言の許可を得ましたので、5番山根でございますが一般質問をさしていただきたいと思います。 まず、質問の第1でございますが、総合計画とその具体化に関連をいたしまして、鷺の湯温泉開発と国民宿舎建設構想についてということでお尋ねをいたしたいと存じます。 昨年の11月の臨時議会におきまして、安来市の総合計画が策定をされ、さらに本議会におきましてもその実施計画が示されたことは御存じのとおりでございます。その計画の具体化に当たりましては、膨大な財源を当然のことながら必要とするものでございます。健全財政を基本としつつ、かつ限定、あるいは制約された土地、環境の中で、いかに少ない財産を有効的に活用していくかが大きなポイントであろうと存じます。そのような観点から、着実な計画の具体化に向け、市長初め執行部各位の格段の御尽力をまずもって御要請を申し上げる次第であります。 さて、総論はさておきまして、質問の本題に入りたいと思いますが、先ほどの限られた財産の有効活用という点から現状安来市にありまして、中海干拓地安来工区の活用と鷺の湯温泉の活用開発は、総合計画の実践に当たりまして大きなキーポイントであると存じます。 そこで、干拓地問題につきましては、以前の一般質問でも取り上げ、提言した経過がございますので今回は割愛をいたしますが、鷺の湯温泉の開発に関連いたしまして、提言を含めてお伺いをいたしたいと存じます。この件は、先日の全員協議会でも議論がございました。総合計画及び実施計画において一定の考え方が示されているところでございます。その中で、滞留型観光開発を施行したいとの方針に対しまして、その裏づけとなる宿泊施設につきましては民間依存の姿勢のみであったと理解をしているところでございます。もとより、観光レジャー施設等を民間に依存し、期待することもあながち否定するものではありませんが、私は次の考え方に基づき、かつての議会でも議論になったことを承知しつつ、いわゆる国民宿舎の構想を再提起をいたしまして、執行部のお考えを伺いたいと存ずる次第でございます。 その理由の第1でございますが、滞留型観光開発を進めるに当たりまして、宿泊施設は必須の要件であろうと存じます。現有の当市の能力は、せいぜい500人から600人程度であることは御承知のとおりでございます。同時にまた、鷺の湯温泉周囲には御案内のとおり3軒の旅館しかございません。 そして、2つ目の理由でございますが、この鷺の湯温泉につきましては、2カ年をかけて新たな泉源調査が行われたところでございます。先刻も新聞等でも報告がございましたけれども、湯量等の新たな確保に向けまして、比較的楽観できる調査結果が出ているということでございます。その活用開発を目指しまして、適切な対応が望まれている現状であろうと、このように思うわけでございます。 そして、3点目でございますが、一般的に全国300軒余りの国民宿舎が現在ございますけれども、昭和40年代を中心に建設をされ、いわゆる和室をベースにした旧式の施設が多いという現状の中にありまして、結果として自治体の負担を強いる事例の多いことは承知をいたしております。しかし、温泉地につきましては国民のニーズからも見直され、高級化志向のある反面、庶民的な宿舎の存在も見直されつつあると考えるところでございます。 そこで、特色ある老若男女を問わず、そして旧式の型どおりの宿舎でないものを、そういったことを思い切って実現してはと思うのであります。具体的に申し上げますと、例えば温泉プールを兼備をする。あるいは軽スポーツ、体力増強、さらにはリハビリが可能なセンター的な機能をも持たせる。そして、宿泊の関係につきましても、和室オンリーではなく洋室等も考慮する。そして、屋外におきましてはゲートボールが可能な施設、あるいはターゲットバードゴルフ場等々を設置する。そういうことによって、全国的にも例の少ない魅力的なものを考えることによりまして、経営的にも十分可能と判断するものでございます。その上、全国的レベルのスポーツ大会、あるいは各種イベント、さらには各種の研修会等への招聘に当たりまして、その受け皿としての機能を有し、同時に結果として滞留型観光開発に大きく寄与するものと考えるものであります。 以上の構想に対しまして、いかようにお考えになるのか、まずお伺いをする次第でございます。 さて、次の質問でございますが、美保基地の存在と当市の政治姿勢ということでお伺いをしたいと存じます。 世界中が注目し、かつ憂慮したともいえる中東湾岸戦争は、御承知のとおり先般一応の停戦状態となり、平和を希求し早期停戦を願った私どもとして願ってもない帰趨でありました。本議会でこの戦争問題なり我が国のとるべき態度を論ずる次元ではございませんが、今回の有事、つまりイラクのクウェート侵攻以来、停戦に至る過程の中で、改めて美保基地の存在がクローズアップされ、かつまた私たち身近な地域の基地がそこに存在することに大きな懸念を持ったのも私一人ではないと思うのであります。 美保基地と当市のかかわりはC1ジェット輸送機の配備に反対の態度をとってきた経過を含め、長年のかかわりの中で今日を迎えていることは承知のとおりであります。今日、C1輸送機12機の配備が行われていますが、当初の4機、そして2機の増配備、さらには6機の増配備が行われた結果であります。もとより一方では、美保基地整備事業によりまして、各学校等の整備が行われ得たことも事実であります。しかるに、先ほど申し上げました懸念を具体的に挙げてみますと、まず湾岸戦争のさなかの2月の下旬でございますけれども、九州、四国沖で行われた日米共同軍事訓練に、美保基地からC1輸送機が参加した事実でございます。また、自衛隊のC130H大型輸送機の中東派遣への準備訓練に、小牧基地に隊員が派遣されたという事実。さらに、最も注目してきたのは、国内外で大きな話題と論議を巻き起こしましたC130H輸送機が、数年前より美保基地に飛来している事実であります。昨年だけでも、実に100回を超える回数であるというふうに聞いておるところでございます。そこで、以下の点をお伺いいたしますので明確な御答弁をお願いするものであります。 まず1つは、C1輸送機の配備に伴い、防衛庁と県、そして当市との間で一定の協定確認がなされていますが、その中でC1の増配備または機種変更等に対してどのような確認がなされているのか、改めてお聞きをしたいと存じます。 そして、2点目でございますが、その後の経過の中で、その協定確認が履行されてきておると判断されているのかお伺いをいたします。 そして、3点目でありますが、C130H輸送機が先ほども触れましたように年100回以上も飛来している事実を承知をされていますかどうか。そして、そのことに対して防衛庁、または県より何がしかの連絡があったのかどうかお伺いをいたします。 そして最後になりましたが、長年の課題でありました滑走路の延長問題、いわゆる2,000メートルに延長する課題につきましては、3月15日に起工式が行われたわけでございます。今日、既定事実としてC130H輸送機の配備、さらにはジェット戦闘機等の配備される懸念がしてならないのでございます。美保基地がさらに軍事基地化に拡大をし、有事の際にその標的となるような動きにつきましては、毅然たる態度と姿勢を当市としては持つべきと存じますが、市長の御所見をお伺いを申し上げる次第でございます。 以上、2点につきましてお伺いしたわけでございますが、率直かつ真摯な御答弁をお願いをいたしまして私の質問を終わりたいと思います。
    ○議長(大和道男君) 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 5番議員さんの一般質問にお答えいたします。 初めに、総合計画の具体化について、鷺の湯温泉開発と国民宿舎建設の構想についてという御質問でありましたが、御承知のように鷺の湯温泉は市内唯一の温泉でありまして、昭和39年には国民保養温泉に指定されまして、多くの利用者に親しまれてまいっております。今後、同地域の開発につきましては、国民の余暇時間の増大、産業構造の変革、また安来道路の開通等によりまして、観光客を含めた人の動きにも大きな変化が想定されるところであります。将来展望を見きわめながら基盤整備を推進するために、近隣観光地と本市の豊かな文化観光資源を有機的に結ぶ広域観光道路網の整備促進を初めとする開発計画を進めてまいりたいと考えております。これから、高齢化社会に向けての健康増進機能施設、保養を目的といたしました施設の整備が望まれるところであります。地域の活性化を図るためには、宿泊施設等については民間活力の導入を促しながら、保養温泉地の特性を高めたいと考えております。 なお、お尋ねの国民宿舎、鷺の湯温泉開発建設構想についてでありますが、過去においても多面的に国民宿舎等については検討してきました経緯があるわけでありますが、近年観光客の意識の多様化、個性化が進みまして、特に中でも旅行を目的とした観光客にありましては高級化志向が強く望まれております。このため、時代のニーズに即応しない状況にありますので、この件については民間主導型の宿泊施設の導入に切りかえて考えたい、そのように考えております。特に、泉源の問題、あるいは宿舎に洋室あるいは和室の併用、リハビリ健康増進施設、あるいはゲートボール場等を備えた宿泊設備、そういう御指摘であるわけでありますが、現在の観光地に対しての民間開発の構想は、御指摘のように公園の中に宿泊設備がある、あるいは宿泊設備の周辺にゲートボール場等健康福祉増進施設がある、そういうような高い観点に立っての宿泊設備等が現在進められてまいっております。よって、民間活力の導入に当たりましては、御趣旨の点を十分に踏まえながら、そういう機能を備えた施設の誘致を進めてまいりたい、このように考えているものであります。 なお、国民宿舎の件につきましては、県下で8市の施設がありますが、現在はすべて関係市町村からの助成を仰ぎながら運営を賄っているというのが現在の状況であります。8市の平均関係行政からの補助平均は、年額240万円から250万円程度の援助を仰がなければ運営ができないというのが実態に相なってまいっております。 県の調査によりましても、全国的にこれらの施設の運営についてはどことも苦慮しているのが現在の状況でございます。 次に、美保基地の存在と当市の政治姿勢についてでありますが、航空自衛隊美保基地におきますC1ジェット輸送機が配備されるに当たりまして、近隣の東出雲町、八束町とともに連絡協議会を結成いたしまして、C1ジェットの追加配備はもとより、ジェット戦闘機の配備など安来市は一貫して反対の態度で県及び防衛庁へ要請してまいりました。今後も同様な態度で臨む方針であります。 平成元年1月、C1型輸送機の追加配備の際にも事前協議の対象とするよう強く県に対し要請いたしてまいった経緯があります。その後、美保基地に関しまして追加配備を含めまして変更事項は現在聞いておりません。 美保基地に関しましては、1市2町によりまして美保基地対策連絡協議会における連携を密にしながら今後とも対応いたしてまいりたいというふうに考えております。 また、C1に関しましての今までの協定内容であるわけでありますが、60年1月、2機追加配備が行われた際にも、県に対しまして事前協議の対象とするよう申し入れが行われております。 また、平成元年1月6日には6機追加配備の申し入れが広島防衛施設局長からなされております。それに対しまして、平成元年1月17日に県知事に対しまして1市2町から申し入れを行っております。その内容は、6機の追加配備について事前協議の対象にすること。また、県は責任を持って防衛庁防衛施設局と対応すること。特に、1市2町の意向を尊重するよう強く申し入れを行っております。 それに対し、平成元年1月17日、県知事は施設局長に対しまして要望書を出しております。その内容は、増機については事前了解を必要とすること。また、2番目には騒音測定等を行いながら対策に万全を期すこと、あるいはC1型機の運航に当たっての安全運航の万全を図ること。また、それに対して1月23日に施設局長から県に回答を得ております。 1番目の事項については、時間的余裕をとりながら今後理解を得ます。2番目の件については、調査をしながら対処します。あるいは、3番目の安全運航についても万全を期します。そのような回答文書が県の方に参っております。 それに基づいて、平成元年1月23日、県知事より回答がありまして、この6機配備についての協力要請が1市2町に対して行われております。 また、それに対して、県知事の回答に対しまして、平成元年1月30日1市2町をもって県知事に対し申し入れが行われています。若干この県知事回答に対して不満の申し入れを行いながら、今後特に増機については事前協議の対象とすべしという強い申し入れが行われております。 また、ジェット戦闘機の配備、機種変更についてでありますが、47年に防衛庁からジェット戦闘機は配備しない考えである。また、機種変更については事前協議の対象とする。そのように文書が参っております。 また、C-130型が年間延べ100回以上と、こういう御指摘であるわけでありますが、この件についても市において調査をいたしております。 御指摘のように平成元年は101回、平成2年は98回、こういう内容でありまして、私も一番近い場所に居住いたしておりますので、C-130型が2機飛来しながら輸送物資を投下する訓練を目の当たりに見てるわけでありますが、延べ機数になっておりますので、日数からいたしますと、101回がその半分の日数飛来しているということに相なるわけであります。 ちなみに、年間の民間機と比較いたしますと、平成元年度には民間機は8,174回、そういうような数字に相なっております。 このC-130が飛来いたします件については、2機同時に参るわけでありますが、物資の輸送をいたします関係から、物資の投下訓練が行われているというふうに聞き及んでおります。 現在、航空自衛隊としての後方任務、物資輸送等についての訓練ができる基地は美保飛行場しかないようでありますので、美保飛行場においての輸送物資の投下訓練がパラシュートを使って行われているという状況のようであります。 このC-130についての投下訓練等の飛来あるいは訓練等については、県並びに防衛庁から連絡があっているかということでありますが、市の方については連絡があっておりません。私の方において調査いたした結果であります。 また、滑走路が2,000メートルに延長される起工式が今月の15日に行われたわけでありますが、それに関連してのジェット戦闘機配備についてということでありますが、先ほど申し上げましたようにジェット戦闘機配備は考えていない。防衛庁の通達を信じてまいりたいと思います。 また、現在の湾岸事情等において、将来ジェット戦闘基地化、そういう点について市長はどういう態度で臨むかということでありますが、今までの経過からいたしまして、先ほど申し上げましたように、機種変更はあり得ないというふうに認識いたしておりますし、機種変更等については応じない強い態勢で臨みたいというふうに考えております。 なお、C1型機の増機等については、先ほど申し上げましたように事前協議の対象にするよう強く申し上げておりますので、今後それが遵守されていくというふうに理解いたしております。 以上、お答えいたしましたが、落ちがありますれば再質問においてお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大和道男君) 5番。 ◆5番(山根良雄君) 質問に対しまして、それぞれ詳細にわたっての御答弁をいただいたわけでありますが、若干再質問とあわせまして要望を申し上げておきたい、こういうように思いますが、まず国民宿舎構想につきましては、明確にいわゆる現状をかんがみたときには、民間の活力を考えていきたいと、こういう御答弁であったように受けとめたところでございます。 以前の議会の中でも、そのような議論があったということは承知もしておりますけれども、果たしてそれだけでいいのかどうかということを私は思うわけであります。先ほど質問でも申し上げましたように、確かに民間活力に期待をする、あるいは一定の依存をするということは私もそれを否定するものじゃございませんけれども、それだけで本当にこれからのまちづくりというものを考えたときにいいのかどうかと、こういうふうにも実は思うわけでございます。 もとより、再三申し上げておりますように、また市長からもございましたように、現状の国民宿舎の経営実態、いろいろ課題があることも十分承知もしております。いみじくもございましたように、県下の8つの宿舎の現状を見ましても確かに赤字の経営だと、こういうように思いますけれども、その平均的な数字として二百四、五十万円、こういう数字も現に出ておるわけでありますけれども、その負担がどうにもならん負担であるかどうかということだと思うんです。 私も先刻実は、木次と吉田村の共同経営をいたしております宿舎に行ってみました。確かに数年前までは旧態依然としての運営だということで、かなり大きな赤字だったようでありますけれども、ここ1、2年経営努力によりまして立派に採算が合う状況まで来たという支配人の説明を聞いてるわけであります。 私は、つまるところ経営手腕にかかると、こういうふうに実は結論的に思うわけでございます。 それから、時間をとるようで恐縮でありますけれども、先般岡山の玉野市の雪舟荘という国民宿舎に宿泊する機会がございました。大変山の中の静かなところのいわば施設でございました。こういうところで本当に経営が成り立つのかなと、素朴な感じを持ったわけでありますけれども、経営実態そのものをつぶさに聞く機会を逸したわけでありますが、結構宿泊等もある。なぜだろうかというふうに考えてまいりますと、やはりそれは温泉だということがあるんですね。したがって、温泉地ということがあれば非常にそれを新たな展開をしていくに大きな財産だと、こういうふうに思うわけでございます。 ちなみに、例えばさっき言いましたいわゆる研修会とかそういったものを当安来市の労働団体とかあるいは福祉団体等も年間かなりの回数行っております。しかし、安価で宿泊できるような設備が、施設が当市にはない。結果として、米子市あるいは大山、あるいは日立町の公営施設を活用するというこういう実態が現実にあるわけであります。 必ずしも高級志向じゃなくって、あるいはまた県外からも宿泊客を対象だけじゃなくって、そういう面からも国民宿舎というものを見直しながら、同時に今までの発想ではなくって、さっきも言いましたように、全国的にも例のないようなユニークな施策というものを、施設というものを研究検討しながらやる総合計画の一環として再検討をされてはいかがかなと、こういうふうに実は思っておるわけでございますので、ひとつ再度要望を申し上げておきたいと、こういうふうに思うわけでございます。 それから、美保基地問題につきましては明快な御答弁がございました。市長の考えられておる点で私は今後もぜひ堅持をしていただきたいと、こういうふうに思うわけでございます。 とりわけC-130H問題、さっきもございましたように既に年間100回前後の飛来訓練等が行われておる、こういうことを考えてまいりますと、正式に美保基地に配備というんじゃなくって、現実には将来配備に向けた既定事実が実際に今日つくられつつあるという見方をあながち否定できないのではないかと、こういうふうに実は思うわけでございまして、そういった面から実は懸念を申し上げた次第でございます。 市長は、C1のいわゆる追加配備自体も今後事前協議の対象にするという態度で臨みたい、こういう明快な御答弁でございましたんで、さっきも言いましたように、もとよりC130H含めて機種変更についてはやはり反対という姿勢を今後とも堅持されつつ適切な対応というものを重ねて要請を申し上げる次第でございます。 そして、いま一つ御質問でございますが、いわゆる騒音の問題でありますけれども、確か年1回は調査をするという約束事があるはずでございますけれども、その結果につきましては当初の予測数値と実態が問題ないのかどうか、この点補足的に御質問いたしますのでよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(大和道男君) 加藤市長。 ◎市長(加藤節夫君) 5番議員さんの再質問にお答えいたしたいと思います。 鷺の湯温泉の国民宿舎の件について、240万円ないし250万円関係市町村が負担しておりますというようなお話に対しまして、合理的な経営が行われている国民宿舎もありますと、よってというお話であるわけでありますが、現在構想として描いておりますのは、足立美術館1万坪の庭園に見合うような年間宿泊施設を誘致いたしたいと、そのように思うわけであります。 言うなれば、ホテル6階建てあるいは8階建て、そういうものではなく、若干2名あるいは4、5名泊まれるような平屋建てを何十戸とつくっていく、その中に庭園がありプールがあり、福利厚生施設もある、そういうような足立美術館の庭園に見合うような民間活力を導入してまいりたいと、そのように現時点においては考えております。 ただ、御指摘の高級志向の反面、若い学生あるいは高校生等の経済的に負担が大きい人にとって、そういう軽費な宿泊施設、そういう御指摘であるわけでありますので、今後高級志向とあわせながら検討してまいりたい、このように考えます。 また、あとの質問については総務部次長の方から答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大和道男君) 総務部次長。 ◎総務部次長(原広治君) お答えいたします。 騒音の件でございますが、安来市には騒音のコンターでありますか、75を超えたところが1点もございません。 ○議長(大和道男君) 続きまして、6番。            〔6番 長島 望君 登壇〕 ◆6番(長島望君) 6番議員の長島でございます。議長より発言を許可されましたので、通告どおりに一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 最初に、通告どおりと申し上げましたが、1の(2)と(3)を順序を逆に御質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 平成3年度の初めての3月定例議会でありますので、市長初め執行部の皆様にまずお願いを申し上げ、本題に入らせていただきたいと思います。 世間でよく言われますが、その言葉の中に発想の転換とかあるいは角度を変えてみてはとか、いろいろよく聞く言葉がございます。このような言葉を引用いたしまして、私は新志向によりすべてのものを生かして経費が少しでも安く、あるいはまた節約でき、なおかつ市民の皆様に納得していただける、またよろこんでいただける仕事をしていただきたい。さらに、生きた税の使途でありますようにお願いをして、ことし1年間のかじ取りをよろしくお願いしたいと思う次第でございます。 撰時抄という本がございますが、この本を読んでみますと、これは時を選びかすめ取るという意味でございます。現時点で言うなれば、私は時を21世紀にすべて標準を合わせよと解釈するのが正しいかと考える次第であります。 本市にありましてももちろんそのようなお考えになり、計画を進めていらっしゃることは承知いたしております。したがいまして、第1点目の質問は現在の社日公園にかわる安来公園でございますが、それにかわる新しい公園についてでございます。これは、安来市総合計画で平成12年までに人口3万7,000人を設定された時代を想定しての質問でございます。よろしくお願いいたします。 さて、最近の世論調査によりますと、働く人々が今一番求めているものは何か、それは二、三年前までは給料が高いということでありましたが、現在では何と余暇がたくさんとれること、そして余暇をレジャーなどで楽しく過ごすことがナンバーワンだそうでございます。また、どんどん高齢化が進む中であり、今日お年寄りの地方めぐりの観光旅行が非常に進んでいるという調査結果も出ております。 また、政治的にも大都市中心型行政から地方分散型行政へと移行する時代が21世紀前半とも伝えられています。 また、高齢化が進み、若者が不足し、労働界では今国外からの若者をどんどん日本へ入れているようであります。その数やがては500万人ともあるいは1,000万人ともなるのであろうと伝えられています。 このような状況から、観光ブームはますます高まるものと思います。安来市総合計画を見ますと、そのような時代が到来してもよいように観光的な事業も着々と進む運びになっているようであります。 しかし、その中で私は一つ気になるのは、先ほど申し上げました現在の安来公園であります。規模的にもあるいはまた場所的にも、市という立場から見ましても時代的にそぐわない公園ではないかと、このように思います。市長さんはどう思われますか。今までの社日公園でよいのか。あるいはまた不足であるのか、どういうふうに思われていらっしゃるでしょうか。また、不足であるとすれば、ほかにどのようなお考えを持っておられるのかお伺いをいたします。 私は、現在の社日公園にかわる新しい安来公園をつくるべきであると考えている次第でございます。 次に、安来市のシンボルについてお伺いをいたします。 シンボルとは、象徴、印、平和云々と辞典で載っておりました。市長さんは、シンボルとはいかがお考えでありましょうか。そして、そのシンボルとされるものをお考えになるならば、それをもっと安来市の発展に、活性化のために活用されるべきであると思うのでございます。お伺いをいたします。 私は、シンボルとは、このように考えております。安来の鉄文化を築き上げるためその生活を常に励まし、楽しくまた力づけ支えてくれた安来節であると思います。そして、その安来節をさらにおもしろく、さらに楽しくしてくれたのが男踊り、すなわちどじょうすくいであると考える次第であります。県内のみやげ店で安来のみやげはと尋ねますと、やはりどじょうすくいまんじゅうを出してくれます。したがいまして、このどじょうすくいのマークといいましょうか、また人形看板といいましょうか、このようなものをつくって9号線のいわゆる米子市と安来市の県境とか、あるいはまた西に至りましては東出雲町との境、あるいはまた庁舎の上とそれぞれの適地、適箇所へ掲げて、本当に安来節本場の町だなと強く印象づけるべきであると思う次第であります。 重ねてお伺いをいたします。そして、さらに造林あるいは桜の植栽等を活用して安来市の発展のためにシンボルを生かしてみてはいかがなものかと考えます。例えば、一番よく見える山の斜面に大きなどじょうすくいの造林をしてみてはいかがなものかと考えます。今からやれば、21世紀になるころにははっきりとどじょうすくい人形が浮かび出るすばらしい造林風景ができるように思います。 昨年、赤穂市へ視察に参りました。赤穂市では、赤穂の「赤」と言う字をはっきりと見えるように造林がしてありました。まことに感動した次第であります。 また、新しい公園をつくるようなときには、その公園にどじょうすくいの形に桜の植栽をしてみてはと、これまたいかがでございましょうか。どじょうすくいにかたどった桜の花が咲くともなれば、たちまち人気公園になるではないでしょうか。21世紀への展望として、市長さんに重ね重ねお伺いをいたします。 次に、もう一歩快い伯太川土手について、このような題目でお聞きしてみたいと思います。 非常にさっぱりした快い土手になりましたね。市民の皆様は、加藤市長べた褒めであります。決してお世辞ではございません。本当であります。以前が以前でありましたから、余りにもさっぱりしますと、何か物足りない感じがしてなりませんが、これは私だけではないようでございます。皆様同じ気持ちのようで、伯太町のように花を植えたらと異口同音に申し上げられます。 通勤あるいは通学の方々に、もう一歩快く通わせて花を植えたが最適と考えます。それこそ新志向で、例えば左側には春から夏に咲く花、右側には秋に咲く花というように、新志向を生かした花の栽培を実現化させたらいかがなものかと考える次第であります。 また、河川土手の環境をよくするためにも大変すばらしいことだと思います。なぜなら人間の心理として汚いところへは汚い物を捨てる習性があるからであります。したがいまして、今の土手のようにさっぱりとしてきれいになり、なおかつその上に花が咲くともなれば、だれしも安易に物を捨て、わざわざ醜い土手にする人はおらないからと思うのでございます。 このような意味から、9号線から伯太川土手の道路両端に、城谷橋付近まで花を咲かせてはいかがなものかと思います。市長さんの心意気をお伺いいたします。 最後に、高校生の自転車の無灯火についてお伺いをいたします。 去る1月22日、旧国道今津・飯島管内で自動車と自転車の事故がありました。暗闇からいきなり無灯火の自転車が飛び出し、事故になったようでありますが、そのような話を聞き、私は数日後調査をいたしました。10台中七、八台は無灯火でございます。日によっては多少の上下はありますが、大体同じような結果が出てまいりました。よく調べてみますと、ホヤが切れているとか、あるいはまたホヤがないものとか、あるいはまた自転車が重たくなるので電池をつけないというような状態が何件か見られました。行政側としてはどのような指導、対応がなされているのか、あるいは対応がしてないのかお伺いをいたします。 また、市長さんはこのような事故を聞きどのようなお考えになられるのか、重ねてお伺いをいたします。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。どうか御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大和道男君) 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 6番議員さんにお答えいたします。 新志向で安来市の発展を、特に社日公園にかわる公園計画はないかという御質問であるわけでありますが、現在安来公園につきましては、年次計画に基づきまして現在整備を進めてまいっております。しかしながら、北側公園等の拡張についてはいろいろ地権者等との関係がありまして、買収等が現在困難をきわめているというのが社日公園の現在の状況であるわけであります。これにかわる新規の公園につきましては、現在新しい公園をつくるという計画は現在ございませんですので、3カ年実施計画等においても御理解を賜りたいと思います。 なお、安来市のシンボルについて、山の傾斜面に造林によって安来市のシンボルマークが描かれないか、例えばどじょうすくい、男踊り、そういう御指摘であるわけであります。また、造林によってのどじょうすくい、あるいは桜の植栽によってのどじょうすくい、男踊りをあらわすシンボルとしてつくり上げることはどうかということであるわけでありますが、まさにシンボルにふさわしいものであるというふうには理解いたします。 環境の美化と安来市をアピールする方法といたしましては有効なことであろうというふうに思いますが、これがその効果を発揮いたしますのには、場所、規模、山林の状態等がポイントになるではなかろうかというふうに思います。しかし、現在のところ市有山林等において適切な場所がございません。今後の課題として考えてみたいというふうに思います。 もう一歩快い伯太川土手についてということでありますが、伯太川堤防は昨年河川浄化対策で除草されきれいになったが、一歩進んで草花等を植えて、潤いのある堤防にしてはどうか、こういう御質問であるわけでありますが、平成2年度に引き続きまして平成3年度においても伯太川、その他の河川についても浄化対策を進めたいと考えております。河川環境整備については、浄化対策だけに終わらず環境の整備は必要と考えます。市内の河川のうちでも、木戸川については木戸川を美しくする会が組織されまして、木戸川の美化がボランティア活動として現在進められてまいっております。今後とも河川環境整備を進めるための基礎づくりといたしまして、浄化対策については積極的に推進してまいりたいと考えております。 なお、堤防上に草花を植えてはということであるわけでありますが、治水上の観点から申しますと、堤防上等を開墾しながら草花を植えつけますことは、堤防の軟弱化を生むという観点から、県の管理者等の許可は出さないではないかというふうに思うわけであります。よって、堤防上の草花の植栽は困難であると認識いたしております。 しかしながら、先般一昨年改良が行われました天野前橋から宇賀庄大橋間の左岸道路等については、堤防の上の自転車道、高木の桜、道路間に若干の余裕率があるわけであります。これらについて、草花あるいは低木の植栽等を今後県土木事務所等に対して強くお願いしてまいりたいというふうに考えるものであります。 高校生の自転車の無灯火についてでありますが、自転車通学に関しましては、市の交通指導員、安来警察署、安来市・能義郡学校警察連絡協議会等と連絡を取りながら指導を行ってまいっております。平成元年度におきましては、7月と12月の2回、夕方に市の交通指導員、安来警察署、学校関係者、自転車商協同組合安来支部の5者共同で実施いたしまして、無灯火、違反改造ハンドル、反射機材の不備等について特別指導を実施いたしております。 平成2年度におきましては、日が短くなりまして服装等も黒っぽくなってまいります冬季の12月、3月について毎月1日の朝と18日の夕方、中学生、高校生を主な対象といたしまして自転車の正しい乗り方、これには無灯火についても含むわけでありますが、街頭指導を実施いたしております。これに関しましては、昨年11月の末に市内各中学校長、高等学校長にあてまして、学校の方でも指導を強化していただくよう文書で依頼をいたしております。 安来・能義交通安全協会にお願いいたしまして、自転車の正しい乗り方を記載いたしましたカードを作成してもらいまして、今年1月に市内の4年生以上の小学生、中学生、高校生全員に配布いたしまして、自転車の交通安全についての啓発を行ってまいっております。 以上のような指導、啓発等を行っておりますが、御指摘のように徹底しない面もあるようでありますので、関係機関と連絡しながら、さらに指導強化を図ってまいりたいと考えております。 以上、お答えいたしましたが、落ちがありますれば再質問によってお答えいたしたいと思います。 ○議長(大和道男君) 6番。 ◆6番(長島望君) 若干、御要望と御提案を申し上げて終わらせていただきたいと思います。 社日公園にかわる新しい公園、今のところはないという御答弁でございましたが、山辺に大きな堤がございます。その周辺の山が大体、周囲の距離が四、五キロメートルございます。それで、あの山が非常に醜い状態でございます。枯れた松の荒れ山といっていいようなそういうような山でございますので、私はそのあたりをいろいろ整備してやったらどうかというふうに考えている次第です。 それで、まあ道路的にもあそこの今道路が長谷津線が今、近いうちに完工、できるような形となっておりますし、非常に便利さといい場所的にも、現在の社日公園よりよろしいんではないかというように考えておりますので、また長きにわたっての考えをよろしくお願いする次第でございます。 それからもう一つ、シンボルの山の斜面にということは無理にしても、そのすぐできるのは私は、そういう境、米子と安来の県境とかですねえ、あるいはまた庁舎の2階とかですね、そういうところへはすぐできるじゃないかというふうに考えておりますので、もう一度市長さんの御答弁をお願いしたいと思っております。 それから、3点目の今の伯太土手の両わきに草花を植えたらどうかという質問をいたしましたが、いろいろ御答弁いただきましたが、伯太町におきましてはコスモスを植えて非常に立派にしております。でありますから、伯太町ができるのに安来ではできないと、私はそのように思っておりますので、そこら辺の御見解をもう一度お願いをしたいと思います。 それから、最後の無灯火の自転車の灯火の件でございますが、いろいろ詳しいお話をいただきましたが、私は定期的に特別指導というものを実施したらどうかと、もったらどうかと、そういうふうに考えておりますので、若干の御答弁をよろしくお願いいたしまして終わりたいと思います。 ○議長(大和道男君) 加藤市長。 ◎市長(加藤節夫君) 運動公園の西側、山辺の大堤、小堤周辺を公園化したらという御提案であるわけでありますが、今まで農免道路が完成いたしまして運動公園側と西側との連絡が図られるようになってまいっております。その上に、長谷津道路が近年完工していくという状況の中において、今まで私の方に対しまして山辺の大堤あるいは小堤周辺を公園化しながら、大規模ニュータウン計画をつくり上げたらというような提案も耳にいたしております。しかしながら、あそこら周辺一帯の山においては相当な文化財があるというふうに認識いたしております。よって、ニュータウン計画は別といたしまして、御指摘の公園という観点については今後参考とさせていただきたい、そのように考えます。 また、県道について、県境の方にシンボルマークということであるわけでありますが、御存じだろうというふうに思いますが、県境付近にどじょうすくいのシンボルマークが9号線の上にかかっております。これは建設省の方へお願いいたしまして、どじょうすくいのシンボルマークを掲げながら、これが安来節の里、安来市であるという標識は現在できております。 また、コスモス街道、こういう御提議であるわけでありますが、御指摘のように伯太町においてはコスモス街道そういう草花が植栽してあります。ただ、行政の立場といたしまして、堤防上にコスモス街道をつくります、若干私の立場といたしましては、行政が河川管理者の許可を得ながらコスモスを栽植いたしてまいりますということは立場として言われない立場でありますので、ただ自然発生的に生えたものはこの限りではないというふうに認識いたしております。 また、自転車の無灯火について、定期的な指導ということですが、先ほども申し上げましたように平成元年度、2年度、現在もいろいろこの対策を進めつつあるわけでありますので、御提言の定期的な指導、今後よく検討してまいりたいと思います。 ○議長(大和道男君) 3番中尾議員。            〔3番 中尾 強君 登壇〕 ◆3番(中尾強君) 3番議員の中尾です。4点について御質問をいたしますので、簡潔に積極的な御答弁をいただきますように冒頭お願いをしておきたいと思います。 最初に、農業の振興についてであります。本市、活力あるこの安来市をつくり上げていく上で農業の振興は極めて重要な課題だろうと思っておるところでありますが、御案内のように米価は下げられてまいりますし、4月1日からは牛肉完全輸入化という、農業を取り巻く情勢は大変厳しい状況下に置かれております。 市長とは若干この農業のあり方について意見を異なっている部分があるわけでありますが、その点についてはきょうは触れないで、圃場整備をしていくという点では私も同感であります。その点について、若干の御質問を申し上げたいと思うのでありますが、この農家の所得が年々低下をしてきている中で、今圃場整備を大々的にやろうと、こういう市の方針であります。私も賛成をするわけでありますが、農家の負担が耐えられるかどうかが極めて大きな問題であろうと思っているところです。そうかといって、このままでよろしいというわけにもまいりませんので、早速能義平野が圃場整備に入るというこういう段取りのようでありますが、予算にもこの視察費がついておったと思います。この先進地を視察をして帰るということは極めて意味のあることだと思うわけでありますが、この圃場整備をやりますと、長いことかかって負債を返済をしていくことになります。今、50代とか60代だとかという人が視察に行っても、後を継いでくれる、勤めに出ている人が本当にやってくれるかどうかが大事なとこだと思うわけでありますので、市長さんその視察に行く人を、例えばどっかに勤めておる人であっても、二、三日休ませてこの視察させるとか、そういうこのただだれかが行ってくるというわけではなくして、後継者になる人が行くようなそういう段取りでされる考えがあるのかないのか伺いたいと思います。 私は、二、三日休んででもそういうところへ行って、後必ずやる人が、やるんだというそういう気持ちになることが大事だと、まずそういうふうに思いますので、御検討いただきたい、こんなふうに思います。 さらに、この長期であるといえども、農業の収入が減ってきている中で、農家の負担は大変なことだと思います。市長が政策として積極的にこの圃場整備をするという姿勢であるわけでありますので、従来のやり方ではなくて、農家の実態から見て軽減負担の措置を講じられる考えがあるのかないのか、国の基準に合わせて、ただ国の補助率が上がるだとかそういうこのことだけじゃなくして、安来市としてこのことについては独断の軽減負担を考えるというお考えがあるのかどうかを伺っておきたいと思います。 2番目の、この市の財産運用についてでありますが、すべてのことを私が申し上げることでありません。前回も山の活用について質問をしたことがあるわけでありますが、山林が吉田に市有地としてあるわけであります。私も現場そのものを見ていないわけですが、荒れていると、こういう実態だと思います。 林業振興も安来施政の中にうたってあるわけでありますが、自分の山は荒らかいといてほかの山は植栽をせよと、これでは余りにもよくないのではないかと、こんなふうに思いますが、この山を活用していく上からもこの財産運用についてどうお考えになっているのか、これまでと同じように投げておかれるのかどうか。現場は、道路から約五、六百メートル入っていると思います。小さなさく道があるわけでありますが、今山を出す人はたくさんあるわけですので、簡単なもう少し軽トラックぐらいが入るような道路をつけていけば簡単なことだと思います。そう大きな負担がかかるわけではないですし、教育長の方は、教育の現場の長としては山林を生かした教育に積極的な姿勢をお持ちになっております。あと、財政をどうつけられるかが、教育を生かしながらこの山を生かしていくことができるのではないか、市長の腹一つだと思っておりますが、そのあたりの見解を伺っておきたいと思います。 次、国保に関連してであります。この国保税の負担は重税感があるのは、今議会でも発言になっているとおりであります。これは、病気にかかるために金がかかる。したがって、税を上げていかなくてはならない。この悪循環を繰り返していることも一つの原因だろうと思いますが、私は消極的に国保税を何とかしていくという消極策ではありますが、この訪問することによって、病院にかかる人の生活指導をしながら、病院に行かなくてもいいようなそういう行政指導があってもいいのではないか、こんなふうに実は思います。積極的な改善策ではないわけでありますが、そういった点についてどうお考えになるのか伺いたいと思います。 民生部長にもこの際伺っておきたいと思うのでありますが、この市民の健康は単に税金をどうするかだけでなくして、みんながひとしく健康で長生きをすることを望んでおります。ただ、病に伏して長々と生きることは、長生きをしたということにはならないと思いますので、健康で長生きをして天寿を全うするのが一番いいのではないか、こんなふうに思います。そこで民生部長、この安来市民の健康づくりの方策、方向について部長の見解をこの際伺っておきたい、こんなふうに思います。 4番目の外国国籍の人たちについて若干伺いたいのでありますが、本市は密陽市と姉妹都市縁組をするほど国際化に道を進めておるところであります。そこで、この朝鮮半島のこの人々がこの安来にも住んでおられる、こんなふうに思いますが、この国の人たちに対してどういう扱いになっているのか、例えば学校に通っている子供に学割はどうなっているのか、そういったような点、あるいはどの程度の人が何人ぐらいおいでになるのか、若干そのあたりのことをお知らせいただきたい、こんなふうに思います。 以上、4点について簡単に御質問申し上げたところですが、積極的かつ前向きに御答弁をいただきますようお願いを申し上げて終わりたいと思います。 ○議長(大和道男君) しばらく休憩いたします。            午後2時55分 休憩            午後3時22分 再開 ○副議長(岩田孝三君) 再開いたします。 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 中尾議員さんの一般質問にお答えいたします。 初めに農業振興について、基盤整備の必要性、そして農家負担の軽減について、特に今年予算計上いたしております八十余万円の視察について、若者あるいはその地域の若い後継者の視察をということでありますが、御指摘のとおりにいたしておりますので御理解を賜りたいと思います。 次に、本市の圃場整備率は県平均が46.7%に対しまして、本市は15.9%と極めて低い対圃場整備率に相なっております。こうした状況にありまして、21世紀農業の展開へ向けまして農業基盤整備の必要性は重要かつ緊急な課題となってまいっております。農林水産省といたしましても、農業農村整備事業といたしまして各種整備事業に新規事業を組み入れまして、積極的に農業基盤整備を促進する方向を示してまいっております。 先般もお話し申し上げましたように、3月8日の新聞にありましたように、農家負担の軽減を考慮いたしました土地改良法の改正が打ち出されております。県営圃場整備、あるいは国営圃場整備について市町村負担が同意事項でありましたのが、原則事項に変わるわけでありまして、市町村負担の義務づけが行われるわけであります。この改正によりまして、負担が増えます市町村には交付税を事業費に応じまして一定割合で配分するというものであります。よって、本市におきましても農家負担の軽減について土地改良法等の改正に合わせて、同意案件から原則案件にかえる手続をしてまいりたい、このように考えております。 なお、そのほかの負担軽減についてということであるわけでありますが、再三お話を申し上げますように、1割あるいは15%の受益者負担にあり、現金負担はなかなか再圃場整備率振興のための障害になるというふうに考えております。よって、現金負担ではなく、土地の共同減歩によって公共用地の提供、あるいは手法によって住環境整備事業等によって共同減歩分を新しい住宅団地、その売却益金をもって受益者負担にかえていく。そういう土地の負担をもっての現金負担から土地の共同減歩負担、そういう方向へ切りかえてまいりたい、このような考えを持っておりますのでよろしく御理解をお願いいたしたいと思います。 市有財産の運用につきまして、吉田の山林は市道から500メートル程度奥に入っている位置にある。これの管理に当たりましては、農道施策等相当な経費が必要であります。今後、これの有効利用をできるか、あるいは賃貸等を含めまして今後検討していきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 国保に関連いたしまして、医療費の増向は国保財政を常に圧迫し、税負担感も強くなっておりますが、市民の健康づくりにつきましては、安来市健康会議に各団体代表が集い、安来市の健康づくりの推進を図ってまいっております。しかしながら、これも現段階においては改善の余地があるというふうに考えております。現在、安来市総合計画に基づきまして保健部門の保健計画を策定中であります。中尾議員がおっしゃいますように、市民総参加の健康づくり運動が極めて重要であるというふうに認識いたしております。 市民ぐるみの健康づくり運動の考え方といたしましては、例えば国保事業の保健施設事業にヘルスパイオニアタウン事業という健康づくり運動があります。また、老人保健法に基づきまして健康相談、検診などを取り入れた大々的なイベント等を行い、市民がみずからの健康はみずからが守ることを啓蒙することが重要であるというふうに認識いたしております。このため、各町内には1名ないし2名の健康づくり推進員を置くなど画期的な市民総ぐるみの運動を推進すべきであるというふうに考えております。したがって、保健計画策定の中で十分検討していきたいというふうに考えます。細かい点については民生部長から答えさせますので、よろしくお願いいたします。 中国人の国籍の人たちについて、外国人国籍の児童・生徒の状況等についてでありますが、外国人の就学状況は市内の小・中学校に在籍しております外国人国籍の児童・生徒は5名であります。外国人就学者の援助については、特別な援助はいたしておりません。日本人と同じ取り扱いをいたしております。 いろいろ御質問がありました点については、教育長、民生部長の方から答弁させますので、よろしくお願いいたします。 以上、お答えいたしましたが、落ちがありますれば再質問によってお答えいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(岩田孝三君) 高橋民生部長。            〔民生部長 高橋信義君 登壇〕 ◎民生部長(高橋信義君) 先ほど市長の方から答弁がございましたので、これで答弁はあったと思っておりますけれども、若干申し上げたいと思います。 先ほども答弁がございましたが、安来市の健康づくりにつきまして合併以来、農業の観点で大変過重な労働と申しますか、農機具の発達がおくれておった点もありまして、発達過程の中で農夫症ということで、市もこれに取り組んで安来市の皆さんの健康づくりということを考えてまいりました。そして、農業がさらに発達する過程の中でハウス栽培、こういう方式が出てきまして、この中でも腰痛とかその他の病気が起こると、そういうことがありまして、それらを何とかしたいということから、当時現在よりも農協の婦人部の皆さんが非常に勢いがございましたので取り組んでいただきまして46年に安来市健康会議を設立していただきまして、これについては米子医大の鳥取大学の附属病院の方から協力を得まして、今日までこの組織を強化しながら参っておるところでございますが、今日では病気の状況も変わってまいりまして、当時40年代までは脳卒中が31%程度のことで死亡があったわけでございますが、そしてがんが16.8%ぐらい、今日ではそれが逆になりまして26%のがんの死亡率、脳卒中は18%程度、心臓病が20%、このように逆な状況も起こってまいりまして、医療費のかかわりにおいてもこれらは相当大きくかかわってきておると、そのように考えておるところでございます。 こういう状況を見ながら、今日では健康会議の中の位置づけといたしまして、公衆衛生活動の一環といたしましてモデル地区活動、これは以前は3年間ずっと交代でやっておりましたけれども、そのミニモデル地区と重点地区とをつくりまして、現在健康づくりの活動を主に行っております。これとあわせて、老人保健のいろいろな検診があります。これをセットいたしまして進めておりますが、今後まだおくれております点を拾い上げてみますと、先ほど市長から話がありました市民がぐるになりまして健康づくりを行っていくと、こういう手法を考えてまいりたいと思いますので、これは一番手っ取り早く取り組みが行われますのはヘルスパイオニアタウン事業という国保の事業がありますので、これをメーンにいたしまして国から補助をもらいまして、老人保健と組み合わせながら大々的にやっていきたいと、このように考えておるところでございます。 それから、質問の中に訪問指導ということがございましたが、保健婦の活動の原点は訪問指導だと、このように考えておりますので、これにさらに重視をしながら努力をしてまいりたいと思います。 それから、老人保健の関係で訪問看護ということがございまして、2名の訪問看護婦を雇用いたしまして行っておりますし、さらに今国会に老人訪問看護制度というのが創設をされることになっておりまして、これは医療機関あるいは市等がこれを設立をいたしまして、医療の機関としての老人保健の医療費で、療養費で面倒を見ると、そういう制度が国会で通過することに、手はずにどうもなっておるようでございますので、さらにこれらも加えました体制を築いてまいりたいと考えております。 それから、外国人の登録の関係で若干数字になりますが、申し上げたいと思います。 現在登録者数が83名であります。男性が39人、女性が44人、世帯にいたしまして41世帯。それから、国保の加入が16世帯37人で、これは外国人だけの世帯。混合世帯になっているところが6世帯、8人。それから、国民年金の加入者が20人でございます。それから、生活保護を受けておられます世帯が6世帯。ホームヘルパーの援助を受けておられる世帯が1世帯。特別障害手当を受けておられる方が2人。先ほどのホームヘルパー1世帯ですけれども、1人。児童手当が4人、それから老人医療が5人、児童扶養手当2人。合わせまして16世帯の22人でございます。 以上です。 ○副議長(岩田孝三君) 三島教育長。            〔教育長 三島俊夫君 登壇〕 ◎教育長(三島俊夫君) 外国人の小・中学校就学者の問題について補足をいたします。 小・中学校の就学義務は日本国民に対して課せられているものでございまして、外国人には義務がございません。ただ、入学を希望する場合には、その申し出に基づきまして教育委員会で許可をすることになっております、これは法律上の問題でございますが。現在入学していらっしゃる、また来年度の見込みも大体韓国国籍及び朝鮮国籍の方だけでございます。 先ほど市長からも話がありましたように、外国人が小・中学校に入学した場合には日本人子弟の場合と同様に取り扱われるとこういうことです。 本年の1月10日に、日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び施設、待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定に基づく覚書の交換がなされております。その中に、教育関係の事項が含まれております。それは、その結果が文部省から県を通じまして市町村の教育委員会に来ておるわけですけれども、今まで申し出を待って対応しているということをやっておったわけですけれども、その覚書によりまして就学案内をするように、積極的にそういう該当者がおる場合は保護者に対して入学に関する事項を記載した案内を発給することとされております。これは、平成3年度の入学についても趣旨に沿って適切な配慮をすることという指導がございまして、一応該当者に対して外国人安来市公立学校入学申請書の用紙を配布して対応したところでございます。 以上、参考までに報告いたします。 ○副議長(岩田孝三君) 続いて、7番。            〔7番 安達紘二君 登壇〕 ◆7番(安達紘二君) それでは、通告しております一般質問を申し上げたいと思います。時間も限られているようですので、簡単に一般質問をしたいと、このように思います。 まず1番目の問題は、中海干拓地の、島田の干拓地ですけれども、これの有効利用ということについて御質問申し上げたいと思います。 この問題につきましては、今まで何人かの方も一般質問をされておるわけですけれども、干拓地の分譲が始まりましてから今日まで遅々として分譲が進まない、こういう現状であることは皆さん御承知のとおりであるわけでございます。この分譲が進まないという理由はさまざまあるだろうと思いますし、それに対応して該当作物の拡大等もいろいろと図られてきているわけですけれども、それでもなおかつ進まない。こういうことになるわけですが、平成3年度の市長の施政方針の中にもありましたけれども、畑地産業の拠点化を目指して関係機関の御協力をいただきながら営農者の増加に努力すると、こういうふうな表現で考え方が示されておるわけですけれども、こういう現状の中で具体的にどのような方策で営農者をふやすことができるのか、極めて疑問に思うわけですけれども、市長さんの方で妙案があれば一つお示しをいただきたい、考え方をお聞かせをいただきたい、このように考えるわけであります。 私は、現代のようにいろんな形の中で制約がある農地であるわけです。もちろん水がないという一つの要因もあるわけだと思うわけですけれども、そういうふうな法的な、あるいは土地をつくったという経過からする制約もある。こういう中では極めて柿ということは難しいんではないかと、このように思うわけです。 そこで、私は一つ御提案をするわけですけれども、利用者をふやす方策として市が一括土地を入手をする。こういうことによって、現在あるいろんな制約から少しでもかせを外していくことができないのかどうか、市長さんもいろいろと検討されたようですが、市の農業公社等をつくってやるということもいろいろと考えて検討されたようですけれども、これも何か難しい制約があるというふうな形も仄聞いたしておるわけですけれども、難しい中でもこの安来市にとっては極めて今後とも手に入られない大きな財産であるわけです。これをただ単に営農者がないということで放置するということは極めて大きな損失だと、このように考えるわけですから、まず第一に市が一括農地を手に入れる、そういうことを考えるのが第一番に必要ではないか、このように考えます。そうすることによって、購入をする基準に満たない農家の方々の購入の促進なり、あるいは非農家の方々への門戸開放等もできるだろうと思いますし、場合によっては市民農園という形の中で開放することもできると思います。さらには、職員労働組合の皆さん方が提言されております竹林公園のような形のもの、こういったものへの展開というものもできるのではないか、このように考えます。 私は、農業の面では極めて素人でございますから、農業のいろいろな法的な規制等については若干疎い面がございますから、そぐわない面もあるかも知れませんけれども、それも含めて市長の現時点での考えについて御説明をいただければと、このように思います。御答弁によりまして再質問させていただきたいと、このように思います。 それから、2番目の下水道工事に伴う道路整備についてであります。現在安来の町の中、特に市街地になるわけですけれども、至るところで下水道の工事が行われております。私もこの下水道は一日も早く工事が完了して、そして利用の拡大を図っていくと。これはぜひともやらなければならないことですし、積極的な協力も惜しまないつもりでございます。しかしながら、この工事そのものではなくて、工事が行われた後の道路の整備について極めて疑問に思っております。いろんな工事があれば、当然市民の皆さん方がいろんな面で不便をある程度受けなければならないことは理解ができるわけでありますれけれども、工事が終わったあとの道路に至るところにぬかるみがあり穴ぼこがある、あるいは段差のある道路の補修がなされている、こういうものが非常に目立ってきております。もちろん、最近私が毎日通勤をしている場所を中心としておられるからよりたくさん目立つだろうと思うわけですけれども、中にはこの道路の関係で自転車で転んだ、あるいは歩いておって穴ぼこに入って足ひっかけて転んだ、こういう事例もあるとこういうふうに聞いておるわけでございます。 したがいまして、この下水道工事に伴う後の道路整備、これについてどのような形で業者と取り決めがなされておるのか、これをお聞かせをいただきたいと思います。もちろん業者とは契約がされるわけですけれども、この契約の中で道路の補修はどういう形でやりなさい、あるいはいつまでの期間にやりなさい、あるいは補修の程度はどういうふうにしなさい、そういうことが恐らく決まっておるであろうと思うわけでございますけれども、それらをお聞かせをいただきたいと思います。 そして、せっかく工事の後の道路の補修をされとってもかなりの段差がある補修の実態がございます。となりますと、当然工事が終われば市の側ではこの工事の検収というものをなされるはずであります。したがいまして、下水道工事そのものの検収も必要でしょうが、それに附帯する道路の整備についてどういう検収をされておるのか、だれがいつどのような方法で確認をされてこの道路が、あるいは下水道の工事が竣工したというふうに御判断になっているのか、この辺についてお聞かせをいただきたいと思います。 以上が下水道工事に伴う道路補修の問題でございます。 3つ目は、工場用地造成に伴う附帯事業というふうに見出しとしてはつけておりますが、附帯事業というのは若干オーバー過ぎる見出しではないかというふうに思うわけですけれども、現在安来市も工業用地の造成を進めておるわけでございます。既に竣工して使っているところもあるわけです。恵乃島工業団地では、日夜生産活動が行われているわけであります。私は、日常の生活の中でほとんど毎日のように恵乃島の鉄工団地には出かけております。そこの働く皆さん方のいろんな御要望等も耳にするわけでありますけれども、1つは工業用地を造成し、そこに働く人たくさんおるわけですけれども、日常の通勤に使う道路が極めてあらかじめ計画的にされていないと、こういうことも一つの原因であろうと思うわけですけれども、朝晩の通勤に極めて困難を来している。交通安全上も問題があると、こういうまず事情にあるわけであります。ラッシュ時には、鉄工団地の工場を出てから9号線に出るまで30分以上かからなければ出れないという実情もあるわけであります。そうなりますと、せっかく造成をした工業団地に対する取りつけ道路等についても、あらかじめ十分にやはり考えなければならない大きな命題の一つであります。 現在あります恵乃島工業団地から9号線に出る道路を直すとすれば、国道の幅も広げなければ道路が広げられない、こういう国の規制もあるようでありますから、それだけやると数億の金がなければ、ただ単に恵乃島団地から外に出る道路を右折方向の車線を広げるだけでは済まないという問題もあるわけでありますし、それに伴う移転という問題も絡んでくるわけであります。極めて、一たんものができてしまうと大きな問題になると、このように言えるだろうと思います。 さらに、今鉄工団地の工場には婦人の労働者がたくさんいらっしゃいます。全体の中の企業にもよりますけれども、全体の約半分ぐらいは御婦人の労働者ではないかと、このように思います。となりますと、この御婦人方が一番困っておられるのは、1つは子供の保育の問題であります。子供を預けなければ働きに出れない、御家庭にお年の方がいらっしゃる方はいいわけですけれども、長時間預かってくれる保育所等も限られていると。おのずと民間の方にお願いするという形もとらざるを得ない場合もある。こういう中で、働く場所の近くにそういう子供を預ける場所がぜひとも欲しいという御要望もあるわけであります。さらには、仕事が終わってから買物をする場所もない。現在お昼休みになりますと、移動車といいますか、販売用の車が参りまして、いろんなものを販売されていらっしゃる方もいらっしゃる。大変繁盛をしている状況もあるわけです。それだけ、先ほど言いましたように道路が混雑していると、仕事が終わってから国道に出るまでに30分以上も時間がかからなければならない、こういう状況の中では近いところに買物できるようなところがあれば、こういうようなお気持ちも当然出てくるだろうと思うわけであります。 そういうような現在の、今の恵乃島鉄工団地の状況を考えてみましても、今すぐあそこの場所に、先ほど私が言ったような道路なり、あるいは保育所、託児所、あるいは買物をする場所を4月から即やれというのは無理だろうと思うわけでありますけれども、これから造成をされようとしている場所については、そういうものをあらかじめ考えながら附帯施設として、あるいは福利厚生施設としてそれぞれの企業にも求めながら、行政の力でやれることがあればそれはそれなりの対応をしていかなければ、せっかく造成した工業用地、あるいはこれから安来道路の周辺開発ということにも、これらのハイテク産業等の検討もするというふうな発言もあってるわけですけども、そういうこともあらかじめ考えた施策というものをやっていただかなければ、せっかくつくったものがなかなか企業が来ないということにもなるのではないかと、こういう懸念もするわけでございます。どうかその辺についてのお考えについてお聞かせをいただきたいと思います。 以上が今回通告をいたしました一般質問の内容でございますけれども、ちょっとここで議長さんに対して私から発言を許していただきたいと思うわけですけれども、きょう私、午前中の議会は小学校の卒業式があるということで、役員をしている関係で若干失礼をいたしました。その後で出席状況を聞いてみますと、極めて出席が悪かったというふうに聞いております。我々議員の責任でもあるわけでありますけれども、議会規則によれば、会議時刻までに議長に理由をつけて欠席する旨を届け出しなければならないことになっておるわけですけれども、これが本当に議員全体としてやっているのかどうか、私ども議員の資質の問題にもなるわけでございますけれども、全議員が自覚を持ってやるようなことを議長さんの立場でぜひとも何かお考えをいただいて、しかるべく方策をとっていただくようにお願いを申し上げまして一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○副議長(岩田孝三君) 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 7番議員さんの一般質問にお答えいたしたいと思います。 中海干拓地の有効利用についてでありますが、干拓地の活用につきましては以前にも申し上げましたとおり、現段階におきましては現在の購入者を核といたしまして、その輪を広げていきたいと思います。 ○副議長(岩田孝三君) 時間延長いたします。 ◎市長(加藤節夫君) 中海干拓営農センター、安来農業改良普及所の指導を受けながらもうかる営農の確立に努めたいと存じております。購入者拡大につきましては、新規就農者のあっせん基準の設定、アンケート調査によります購入希望者の把握等に極力努めてまいりたいと思っております。なお、あっせん基準1町2反の緩和策、あるいはアンケート調査については現在農業委員会において計画中でありますので、御理解をいただきたいと思います。 中海干拓農地を市が持つことは、農地法上、あるいは農振法上現段階では不可能であります。安来市に農業開発公社を設立して保持することは、既に先ほど御指摘がありましたように島根県に農業開発公社が存在いたしまして、この干拓地を保有しているために公社の認可がおりないというように考えております。ただし、特定農地貸し付けに関する農地等の特例に関する法律に基づく住民レクリエーション等、営利目的に用いない農地として貸し付け用に保有することはでき得ると思います。貸し付けを行う場合におきましては、1人1反未満、5年以内の貸し付けとする、これらは公募によって行うものとするというように相なっております。 なお、若干の周辺の状況等をお話し申し上げますと、先般会計検査院情報、平成3年2月21日の会計検査院情報の中において木曽岬干拓地の多用途計画が浮上、そのように伝わってまいっております。この木曽岬干拓地は、愛知県と三重県の県境の沖合に位置いたします。木曽川の河口にあるわけでありますが、周辺堤防が6キロメーター、長さが4キロ、幅が1キロ、そういう干拓地であります。造成面積は370ヘクタール、370町歩、これは農林省国営農地造成事業といたしまして41年に着工いたしまして、49年に陸地化を終わっております。当初は277億500万円、現在163億5,000万円、そういうような事業費がかさんでまいっておりまして、その間の資金運用の借入額等が41億円と行われ、利息合計についても41億円にまで相なってまいっております。それが、49年に陸地化されたものが三重県によって事業申請が行われたわけでありますが、ちょうど県境の中央部にあるわけでありますので、現代版国盗り物語、県境設定が行われなく現在まで放置してあるわけであります。現在まで放置した結果、10アール当たり利息を含めまして反当294万円にまでなっているということであります。これに対しまして会計検査院は、土地の有効利用の方向づけを今まで数回となく行ってまいっておりますが、その中において両県に対し、農林省に対し、農地以外の利用を指摘いたしております。よって、にわかにこの問題がクローズアップいたしまして、愛知県はすぐそばに、近くに中部国際空港予定地があるわけであります。また、その近くには東海北陸道、あるいは第2名神国道の交差点等が存在する関係から、愛知県の方針は物流基地、また三重県は近辺が都市化の進展が進んでいる関係から、一大レジャー施設、そのような方向で現在積極的に検討がなされております。農林水産省といたしましては、干拓地の立地条件や周辺の農地事情、あるいは将来の農業情勢などに配慮しながら、農地になじみにくく多用途計画が適切な場合はそれを認めていく構えである。そのように、会計検査院情報で伝えてまいっております。しかしながら、これらを竣工する場合においては転用という位置づけにおいて竣工するわけでありますので、多用途転用等が可能に相なるわけであります。 また、笠岡干拓地等においても、竣工時点においての位置づけが行われているわけであります。 また、揖屋工区、安来工区においても施設用地、あるいは公共用地、あるいは揖屋工区の工業団地、そういう位置づけにおいて竣工いたしているわけであります。 安来市の島田干拓地においての、現在分譲が行われていない島根県農業開発公社所有地においては、農地としての位置づけをもって竣工いたしております。しかしながら、会計検査院の考え方、農水省の考え方が現時点において大きく変わりつつあるというふうに私は認識いたしております。よって、島田干拓地は、21世紀における安来市の活力を生み出す大きな財産であるというふうに認識いたすものであります。今後、これらの規制を見ながら適切な対応をしてまいりたいというふうに考えるものでありますので、よろしくお願い申し上げます。 下水道工事に伴う道路整備についてでありますが、工事中の路面の対応と舗装復旧について、下水道工事については、国、県、市道の道路敷地内に下水管の布設を行う関係上、施行に当たり必要最少限度の幅員だけ舗装の切断を行いまして、両側に土どめ矢板を施工し、下水道管の布設を行うのが普通の工法であります。埋め戻しの土については、基礎は砂、その他の部分については真砂土によって埋め戻しを行い、路盤工を行って舗装復旧を行ってまいっております。工事区間内の管布設後、舗装復旧を行うことが普通でありまして、工事中の路面については採石ダスト等を敷きまして、通行に支障がないよう努めてまいっております。また、地元関係者に対しては、工事説明会を開催しながら御理解をちょうだいいたしているところであります。御指摘の段差の問題、あるいはこれらの検修については、担当建設部長の方から答弁させますのでよろしくお願いいたします。 工業用地造成に伴う附帯事業についてでありますが、安来鉄工センターにおいては交通網の整備不足、またパート職員が多いためスーパーや託児所等を考慮した工業団地計画の要望が多いが、よって今後の団地造成においての考え方を聞きたい。 交通網の整備につきましては、できる限り考慮してまいりたいというふうに思います。工業団地に限らず、宅地開発にわたりましても周辺の活性化もあわせて開発を誘発していくことが期待されるところでありまして、行政側がスーパーや託児所などにも配慮した計画は現在考えておりません。しかしながら、造成に当たりまして対象企業に対して景観を損なわないような工場建築、あるいは植栽、あるいは福利厚生施設、いろいろと注文をつけながら現在に至っております。よって、福井工業団地におきましても景観を損なわない工場の建設、あるいは植栽、あるいは駐車場設置、福利厚生施設等も地域住民と一体になっての福利厚生施設の設置をお願いしております。また、飯島工業団地等についてもいろいろ協議を進めておりますが、9号線直下約3分の1の上部分については、福利厚生施設を整えていただきまして、当局側においては福利厚生施設をつくり市民と共用していくような施設をつくってまいりたい。そのような回答をいただいておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 以上、簡単でありますが御質問にお答えいたしました。 ○副議長(岩田孝三君) 江田建設部長。            〔建設部長 江田 宏君 登壇〕 ◎建設部長(江田宏君) 下水道工事につきまして、工事中の段差、並びに工事の竣工等の検査等について御質問にお答え申し上げます。 工事中の段差等につきましては、これは工事については先ほど市長が申し上げたとおりでございますけれども、埋め戻しをいたしまして直ちに路盤工を行います。しかし、転圧をかけますけれども、やはり自然転圧も必要でございまして若干のその期間があるわけでございますけれども、この際に段差等ができる場合がございまして、これらにつきましては直ちに埋めながら転圧をしていくというような工事を進めております。特に舗装を──大体市道でございますと4センチ、県道になりますと5センチ以上ということがございますけれども、その関係で若干取りつけの部分において段差等ができる場合がございますけれども、これらについては極力段差ができないように施工をしておるところでございます。 それから、やはり工事期間中に穴等ができてまいります。これらについても、事故等のないように極力路面の状態については支障がないように努めているところでございます。 それから、工事の検査関係でございますけれども、これはのり面について申し上げますと舗装の厚さとか幅、それから延長等をそれぞれ現地で確認をいたします。さらに、写真等でも確認をしながら検査を実施をいたしておるところでございます。検査は、下水道課長が行っております。 ○副議長(岩田孝三君) 7番安達議員。 ◆7番(安達紘二君) 島田の干拓地の問題については、いろいろと制約もあるわけでございますし、一概にここで論議しても結論が出るものではないとは思いますけども、先ほど市長さんも言われましたように、安来市が二度と手に入れることのできない大きな市有財産であることは間違いないわけであります。したがいまして、いろいろな動きを見ながら少しでも早く手を打てるように幅広い調査研究を、ただ単に表向きを見るだけじゃなくて、いろいろな方策があるだろうと思いますけども、いろいろと調査研究をしていただいてよりよいものになるようにお願いしたいと思います。 それから、下水道の問題につきましては、若干私の質問も悪かったと思いますけれども、具体的に、その段差についてはできるだけないように配慮しますとかというようなことでは、我々が見る場合に本当にそれで基準に合致しているかどうかちゅうのはわからない面もあるわけですね。かなり場所によって違うわけです。それから、工事期間中にも配慮していろいろと埋め戻してと言われますけども、自転車で通って見てもどんどんどんとなるような形のものが、かなり長期間放置されている工事場所もあるわけです。そういうことを見ますと、今の体制で本当にいいのかどうか、今の工事の実態で問題がないというふうにお考えなのかどうか。そのことだけ、とりあえず御答弁いただきたいと思います。 それから、工業用地の問題につきましては、確かに行政がやるということだけの問題でないにしましても、少なくともあらかじめそういうことを想定をしたということで、いろいろな造成をするとそうでないと大きな違いがあるだろうと思います。一番いい例が、例を挙げました江ノ島団地の問題であるわけです。したがいまして、この飯島の問題なり福井団地の問題ということじゃなくて、これも含めた今後の将来のやはり問題と受けとめていただきまして、十分に配慮をいただきたいと思います。 ですから、この辺で1番と3番は答弁よろしゅうございますので、ちょっと2番の問題だけ、ちょっとしつこく聞いてみたい、御答弁いただきたいと思いますので。 ○副議長(岩田孝三君) 江田建設部長。 ◎建設部長(江田宏君) お答えいたします。 工事中の路面につきましては、いろいろな場所でいろいろな工事をやっておるということの中で、段差等ができておるということも確かにございます。今の埋め戻し等につきましては所定の基準がございまして、これに基づいて行います。それから、路盤工につきましてもそれぞれ設計基準等に従ってやっておるわけでございまして、ただ転圧を最初にかけますけれども、これが絶対という転圧はなかなか幅等で難しいということの中で、自然転圧をやはりかけなきゃならんということで、そういうふうな段差とか穴ができる場合がございますのでできるだけこれは避けるようにさせてはおります。今の段差の中に舗装圧だけは、やはり段差ができる場合がございますので、ここ等についてはダスト等でできるだけ舗装を切断した部分と、埋め戻しをして路盤工をやった部分に差がありますので、そういう部分については差がないように指導はしておりますけれども、やはり自然転圧をした場合に若干そういうふうな面が出てくると思っておりますので、今後は十分に留意したいというふうに考えております。 ○副議長(岩田孝三君) 7番安達議員。 ◆7番(安達紘二君) ということは、具体的な数値でこの段差は何センチ以下でないといけませんよとかということはないわけですね。極力そういった段差がないようにしなさい、例えば工事の前にあった道路と工事をした後で埋め戻しをして舗装をしたと、その道路との段差があったり、あるいは下水道をいけたマンホールのふたと、それから舗装したものとの間が、だからこうなっておるようなものも中にはあるわけですよ。それらは、何センチの段差以下でないとというような契約にはなってないわけですね。ただ単に極力段差がないようにということだというふうに受けとめたわけですが。 もう一つは、本工事が私が見た目では終わっているというふうに見たところが、ことしの1月とか2月に終わったはずで、全然かまってないわけですよね。それがなおかつまだ、あとの道路の補修が終わってないものもあるわけです。それらは、本工事が終わった後に何日以内にやりなさい、あるいは工事の契約書があるはずですから、その工事の契約期間の中に終わればそれでよい形になっているのかどうか。少なくとも本工事が終われば、本体工事が終われば、私ども見ればすぐもとの形に戻すというのが普通の考え方であるだろうと思うわけですけども、それについてはどのような形になっておりますか。特に契約上の問題を主にしたいと思いますが。ただ、こうなっておりますとか、このように指導しております、このようにしたいというような御答弁ではちょっと困りますので、具体的にお願いしたいと思います。 ○副議長(岩田孝三君) 江田建設部長。 ◎建設部長(江田宏君) お答えいたします。 今の路面復旧の舗装面でございますけれども、これは大体もとの高さになじませるのが当たり前でございます。ただ、施工の管理基準というのがございまして、やはり圧搾舗装でございますとぴったり1ミリも違わずになじむというわけには参りませんので、若干上向きの舗装の補修を行うというのが通例でございます。これは、管理基準が定められておりますので、これらの範囲内で管理をするようにいたしております。 それから、今の工事期間中に多少の期間的なずれがあるじゃないかということでございますけれども、到底工事を発注する際に着工から竣工までの期間設定をして発注いたします。それで、今の御質問のところで、どの場所ということは私もわかりませんけれども、やはり自然転圧が必要な場所もございます。これは、もとの路盤以下でございますけれども路床工の方で、中の材質といいますか、真砂土または砂壌土等でございますとそれなりに均一に転圧がかかっておりましてそういうことはないと思いますけれども、そうでない場合等がやはりそれぞれの道路に路床工の中にございまして、そういう場合にはやはり自然転圧をある程度かけなきゃならん部分も出てくるわけでございまして、そういう場合には舗装復旧まで若干の日時を持ちながら復旧をしておるというのが状況でございます。 ○副議長(岩田孝三君) 7番安達議員。 ◆7番(安達紘二君) さっき御答弁を求めるときに言いましたように、若干とか多少とかいう言葉をやめてくださいとお願いしたわけです。そうしないと、我々市民の立場で一体これはいつまでにしてもらえるかというのがわからんわけです、実際問題として。工事が終わっていつまでも投げてあるなと、こういうふうな感じを持つ場合も中にはあるわけです。例えば、駅前の姫崎の日立坂下から姫崎にずうっと抜ける道のところは、ことしの1月ごろからずうっと舗装はされてないわけです。工事がほとんど終わってから。今駅前の方はやっております。そういうとこもありますし、それからもう一つありましたけど……。そういうような例もあるわけです。したがって、期間がどれだけ必要かということが場所によって違うと、あるいは工事の幅によって違うということのようですけども、それはそれぞれの工事によって当然契約の期間の中に定まっているわけじゃないんですか。工事期間というのは、すべて道路補修まで含めて、全部それが終わる期間が工事期間になっているはずですからね。そうすると、それで逆算すればいつから工事をしていつまでに本工事終わって、埋め戻しをして補修をするという形までつながっておらないと契約ができないんじゃないですか。そういう形じゃないということですか、今の契約は。 ○副議長(岩田孝三君) 江田建設部長。 ◎建設部長(江田宏君) お答えいたします。 ただいまの工事工程については、当然当初に契約する際に着工から竣工までの期間設定をいたします。それで、あとそれぞれの区間区間によって床堀りとか埋め戻し、床堀り、基礎、本管布設、それから土どめ矢板、それぞれの工事の必要な期間がございますので、それらを工事工程ということで業者と市と協議して決定をしておるということでございます。これは、当然工事の施工期間中に完全に終わるような中での工事工程を立てるということで、業者協議の上工程を立てながら工事を実施して竣工するという進め方をやっております。 ○副議長(岩田孝三君) 7番安達議員。 ◆7番(安達紘二君) これで終わりますが、いろいろと答弁いただきましたけども、実際の工事の現場の姿と今おっしゃったようなこととが本当に合っているかどうか。もう一遍チェックをしてみてください。私は、若干そういう面ではお考えになっているものと若干違っておることが現状としてあるんじゃないかというふうな気がしております。もちろん、どういう内容で契約されておるのか、それらの工事がどういう契約になっておるかわかりませんから、私の憶測ですから100%正しいとは申し上げませんが、一回現状をチェックしていただきたい。特に、工事が終わって検地も何にも終わったところで自転車でひっくり返った方というのも中にあるわけですから。それらは恐らく耳に入っておるだろうと思うわけですから。その点は、先ほどの段差の本当のその許容差の中に入っておるのかどうかというのも含めて、もう一遍ちょっとチェックをしていただきたい、このように思います。 以上で終わります。 ○副議長(岩田孝三君) 続いて、10番大森祥子議員。            〔10番 大森祥子君 登壇〕 ◆10番(大森祥子君) 私が、通告しております3つの項目について御質問しますけれども、まず第1点の本年度の施政方針及び予算案について、えらい大々的な項目を挙げておりますけれども、今年度の施政方針を伺っても、それから予算面でも非常に加藤市長のカラーが全面に出てきているというか、積極予算を盛り込んでおられるということを痛感いたしております。それだけに、一人一人の子供たちを大切にするという点で、いわば弱者を、こう目を向けるという点では弱い、非常に物足りない、そういった面を感じております。福祉につきまして申し上げるならば、今子供たちの非常に心がすさんでいくというか、育ちにくいという時代に、一層そういう傾向が強まってきている。人間らしく育つという点で、非常に問題が多い状況があるわけですけれども、特に子供の小さい時期の育ちぐあい、これがその人の将来に大きく影響を与えていくということ、これはだれも否定しないところでございます。私は、安来市には公立の保育所が大変たくさんあるということ、これは誇るべきことであると思っております。しかしながら、今の社会情勢の変化の中では、この公立の保育所の対応、それだけではなかなか不十分な中身が多くなってきている。そこで、無認可保育所、民間保育所も3カ所ありますが、さらに無認可の保育所もこの10年ばかりの間に3カ所できております。そして、その特に無認可の保育所に各保育所とも40名前後の子供たちが生活している。この実態について、やはり安来の未来を担う子供たちがそこで生活をしているという実態、もちろん預けて働かねばならないという若い父母の立場もありますが、一方公立がなかなか父母の保育の願いに十分にこたえられない対応ということもあると思いますが、定員に満たないという事態も起こっております。そして、この保育の内容、これも父母の要求が非常に高まってくる中では個性のある保育経営をする無認可保育所への志向ということも否定できない中身になってきております。今、公立保育所では6時までの延長を認めているとおっしゃるけれども、例えばその実態はなるべく4時半までで帰るような大方の状況がある中で、これが一部の子供たちだけの受け入れになっていると。その中では、非常に延長をしにくい、願いをしにくいという状況が現にあっております。働く者の立場からしては、せめて6時までの保育、5時半から6時までの保育というのはあるわけですが、そういうことだけでなくてやはり保育の中身も含めて本当に生きる力を育ててくれる、そうしたことを父母の要求にぴったり合って進めていくという、そうした保育の個性化といいますか、そういった中でのこの無認可保育所の存在というのは、ある意味では公立保育所の保育の中身にもいろいろとかかわり合いを持つというか、変えていく力にもつながっているものと思っております。そうした意味で、要するに一人一人の幼児がやはり一定の公平な目を向けてもらえるというか、市の援助が得られるような、それは制度的に今いろいろと制約があるというのは十分知っておりますが、この市として安来市が人材育成の事業というこういう基金も積み立てられましたが、やはり一人一人の子供を大切にしていくという点で、そして今保育を必要としている親の立場、そういうことも勘案して無認可保育所への補助というものをこれまでの考え方にこだわらないでというか、国の方針をある意味では変えて、本当に父母と子供の育つ立場、育てる立場を保障していけるという意味でのやはり心温かいというか、そういうやっぱり今援助が求められていると思います。その点で、無認可保育所への補助をこれまででない観点でぜひとも前向きに検討していただきたい。これが、私の一つの願いというか、要求したい問題点でございます。 それと、教育にかかわっては、せっかく市長がおかわりになるあの時期には1人の子供に対してということではないですが、1校に対して少なくとも10万円とか、そういう額で図書費が支給された。やはりこうしたことを、1年やそこらのその場しのぎの予算にしないで、本当に一人一人の子供を育てるという観点で図書費をきちんと予算化する。 それから、言われております需用費の消耗品、これらが、また実験実習費、これまでの予算の審議のときにもありましたが、具体的にいって総額からすればことしの予算はマイナスになっております。教育費がマイナスになっている理由はいろいろありますでしょうが、しかし少なくとも箱物がなくなったら、やはり需用費に回していくということで、大枠を削るべきではない、少なくとも教育予算は、これほどは確保すべきだというそのパーセンテージ、どのようにお考えでしょうか。私は、少なくとも十五、六%は最低確保すべきだと、このように考えているんですけれども、市長や教育長のお考え、伺わせていただきたいと思います。 そして、12月議会で現場の個人徴収の実態を調べるということをおっしゃっておりました。この調査の結果で、どういうことが明らかになったのか、このことを明確にしていただきたいし、そしてことしの予算を考える上でその結果をどのように生かされたのか、この点をお伺いしたいと思います。 2番目の問題ですが、1番目とかかわりますけども子供たちの健やかな成長のための施策について、特に低年齢の児童の放課後の生活を健全に保障するための対策、このように書いておりますが、学童保育についてはこれまでも何度かこの場でお訴えをしてまいっております。たまたま厚生省が、婦人の労働者増大の中で、また出生児の減少の中で社会的にこの問題を解決すべきだという立場から一定の保障を考え始めております。しかしながら、安来市としてこの問題、一歩も今年度少なくとも具体化しようというお考えはないように見受けられます。今、各小学校入学目前にしておりますが、今保育所でほとんどの子供たちが生活しております。これから、当分は昼ごろに帰ってまいります。昨年1年生、一人でかぎをあけて帰ってだれもいない家の中で本当に当分の間じっとして過ごした、あるいは寂しいのを紛らすために自分でおやつを手づくりして、そのおかげで非常に過食になって肥満児になった子供さんもあります。こうした子供たち、本当に寂しい思いをじっと耐え忍んできております。このような子供たち、もっともっと社会的に保障していく、またそれは心すれば不可能ではない時代を迎えているはずです。市としては、学供の利用などを上げておられますが、今特に社日学供や十神学供では非常に地域の皆さんの利用度が高まっております。そうした中で、子供たちがそこを利用して自由に使えるという雰囲気にはなっておりません。今、学校の空き部屋が少しずつ出てきていると聞いておりますが、本当のところこの放課後の子供たちをどのように受け入れ、そして安心して過ごせる場としていくのか、早急にこれは対策を講じるべきときを迎えていると思うんです。市としての基本的な姿勢、これをはっきりと伺いたい。そして、今具体的に親がボランティア活動で交代ででも責任を持って子供たちを見ていきたい、このような地域も出ているわけですが、場所の確保が難しい状況になっております。このような、父母の願いにぜひともこたえて、今議会ではっきりとしたお考え、具体的な策をお示しいただきたい。心から、御訴えするものでございます。 2つ目の中学校の学校給食の実施についてですけれども、これは何遍もここで申し上げました。そして、この本当に必要としているのがごくわずかな子供たちであるということ、このことがやらない大きな理由ではないかと思うんです。しかしながら、そのわずかな子供たち、その子供たちが将来どのような大人に育っていくのかということを考えるとき、そして中学の3年間、ある子供は毎日ふりかけしか持ってきていない、これが実態にあるわけです。そして、たまにいいおかずを入れてもらえたときは朝からうれしくて勉強も手につかない、このような無邪気な子供の姿を思うとき、本当にわずかでも弱い立場の子供たちにしっかりと目を向けて支えていくようにしていってほしい。本当に心からそう思っています。近いところでは、比田中学が昨年から実施しております。もちろん、お母さんたちの喜びははかり知れませんが、子供たちも毎日の豊かな給食に大変幸せを感じていると聞いております。給食は同じものを食べる、そのことがこの成長期の子供たちにとっては画一的なものを食べさせる、そういった反対の声を聞いたりもします。しかしながら、やはり地元でとれるものをできるだけ取り入れて豊かな給食にしていくこと、このことが今一番求められておりますし、そしてまた義務教育の一環としてやるべきだと、国も保障したんです。そのことをいまだに怠っている安来市の姿勢、これは大きく問われねばなりません。豊かな社会になったと言われながら、弱い立場の人たちというのは放置されているわけです。やはり、その辺の一番弱い人たちに目を向ける政治ということを、今こそ大切にしていかねばならないときを迎えていると思うんです。ぜひともそういう観点で、そしてしかも働く婦人がふえる中で働きやすい生活、婦人が少しでも働くその労働力にやっぱり過重にならないような配慮という点でも、学校給食をやっていただくことはもちろんあれですが、朝食をしっかりと食べさせてほしいという学校の先生にこたえていくためにも、お母さんたちのその朝食への努力、これが大きく求められていることも事実です。だから、学校給食をやると同時に朝食をお母さんたちが頑張るという、このような学校、地域、家庭、この一体化が今非常に大切になっていると思います。この辺での市長のお考え、そして教育長の御答弁をお願いしたいと思います。 次の3番目の町内の遊び場確保についてですが、子供たちの生活自体が遊びを奪われるというか、実際外で遊ぶということが本当に少なくなってきた、子供自身が少なくなってきた、こういう環境にあります。しかしながら、やはり身近なところに遊び場が保障されているということ、これは子供たちにとっては知らず知らずにそこへたむろしてくる、こうした必要な場であることはだれも否定できません。今、あちこちに空き家ができ、そしてそれらが撤去される、そうした中で子供たちに何とか解放できる空間、これを市が積極的にやはり全市を見渡して必要と思われる場所に、そうした空間が確保できるような配慮、これを強く求めるものでございます。 3つ目のごみの減量作戦についてですが、他の方々からもこれは出されておりますし、私も取り上げてまいった中身ですが、今、助成制度で幾つかの団体が取り組んでいらっしゃる。しかしながら、これは非常にその取り組む団体に任されるという形の中で、例えば今回社日小学校で取り組まれた回収が、子供たちが汗して集めたものが捨てられている。学校の裏山に捨てられている。子供たちにとって、どんなにこれは残念に思えることかしれません。回収する業者がつかめない。このような実態にあると聞いておりますが、やはり業者も含めて市がきちんと対応していかねばならない状況に来ていると考えます。分別収集の、非常に骨の折れる仕事ですけれども、ごみの減量作戦には分別収集がどうしても今必要である。これは、だれもが認めるところですが、それを町内の皆さんに協力していただいたり、いろんな団体で協力していただく、そのもとはやはり自治体自身が業者とのタイアップをきちんと明確にして、そして地域の人たちが無意味な回収に、ただ補助金をもらえばいいという、そうした運動というか、活動にならないことが本当の資源利用、そういう上で大事なことになっていると思います。この点についての市の考えを伺わせていただきたいと思います。 私の一般質問は以上で終わります。 ○副議長(岩田孝三君) しばらく休憩いたします。            午後4時47分 休憩            午後4時57分 再開 ○副議長(岩田孝三君) 再開いたします。 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 10番議員さんの一般質問にお答えいたします。 本年度予算案について、福祉教育を中心に無認可保育所の助成についてでありますが、御承知のように本市には認可保育所といたしまして、公立が7カ所、私立が3カ所を設置いたしております。総定員735名に対しまして、現在647名を措置いたしております。充足率は88%であります。御指摘の無認可保育所への措置助成につきましては、認可保育所の受け入れ態勢が不十分な場合、例えば認可保育所での定員をオーバーいたしまして、無認可保育所に入所を余儀なくされたときに考慮すべきであると考えております。現段階の認可保育所の定員を割っている現状での助成については、現段階考えておりません。御指摘のように、父母の要望に公立保育所がこたえられないから、よって無認可保育所3カ所の入所希望があるではないかという御指摘であるわけでありますので、我々も措置時間等について身を律しながら保育所の中身の充実について全力を挙げながら期待にこたえる努力をしてまいりたいと、そのように考えますのでよろしくお願い申し上げます。 子供たちの健やかな成長のための施策について、図書費のこと、あるいは当初予算等についての対前年度対比減額等の御質問でありましたが、教育長の方から答弁させたいと思います。 低年齢学童の放課後の生活を健全に保障するための対策についてでありますが、平成3年度国の新規事業の放課後児童対策事業等を検討するとともに、平成3年度本市の新規事業でありますボランティア育成事業の一事業といたしまして、地域住民の理解と協力を得ながら保育所、学校、児童遊園地、公民館など身近な社会資源を利用いたしまして、事業の推進を図り、子供たちの健全育成の向上に努めてまいりたいと思います。 答弁が前後いたしますが、町内の遊び場の確保についてでありますが、現在本市におきましては児童遊園地15カ所、ちびっこ広場48カ所を設置いたしております。現在、御指摘の空き地を遊び場として市で確保することは現在考えておりません。しかし、地区住民の要望と土地確保、並びに管理体制が整いますれば社会福祉協議会が行っておりますちびっこ広場といたしまして、助成する制度がありますことをつけ加えたいと思います。 中学校の学校給食の実施について、前回も御質問がありましたが、これについては教育長の方から答弁させますのでよろしくお願いいたします。 需用費等の問題、あるいは図書費についても教育長から答弁させますのでよろしくお願いいたします。 ごみの減量作戦についてでありますが、年々ふえ続けてまいりますごみ量に対しまして、全国の各自治体はその処理、処分場の確保のため現在苦慮している現状であります。大森議員さんの質問要旨は、この狭い国土の自然を守り快適な生活環境を維持するためにも重要な課題を提起されたものであります。昨日の荒井議員の質問の中でもお答えいたしましたように、国の方でもごみの減量化、再資源化のため法改正や新法案の制定、また国の諮問機関からの答申もあり、今や国を挙げてごみ対策に真剣に取り組まなければならない情勢となってまいっております。本市でも、昨年の4月1日から資源ごみ回収奨励金交付制度を発足いたしまして、資源の再利用を推進いたしております。そして、ごみの減量化を図る目的でスタートをいたしております。この制度を利用いたします登録団体は、現在43団体であります。奨励金については45万4,384円、1月現在において支出いたしております。回収いたしました量については、古紙等については11万4,669キロ、金属類は1万1,324キロ、瓶類が7万805本、また5,168キロに瓶類は相なっております。布類が952キロ、瓶のケース、これが636個の総回収量に1月末現在相なっております。御指摘のように、これからのごみ対策といたしまして、分別収集して市民の協力が得られるかどうかが重要なことと相なってまいります。現在、計画を推進中の粗大ごみ処理施設も5種類の機械選別をいたしまして、有価物を回収する予定であります。その性能を十分に発揮させるためにも、分別収集の徹底は一番大切であるというふうに思うものであります。しかしながら、新聞紙等の古紙については、家庭から資源ごみ回収場所に持ち込まれないと再利用ができないわけでありますので、市といたしましても資源ごみ回収については、全市的に取り組みたいと思っております。できれば町内単位での取り組みをお願いいたしたい、そのように現在考えているわけであります。これに対しましては、場所の確保、回収業者との連絡等は実施する団体は町内会で自主的にお願いいたしたい。また、将来分別収集を徹底することを主眼といたしまして、ごみ処理関係の条例等を制定することが必要になってくるというふうに考えております。 以上、お答えいたしましたが、落ちがありますれば再質問によってお答えいたしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○副議長(岩田孝三君) 三島教育長。            〔教育長 三島俊夫君 登壇〕 ◎教育長(三島俊夫君) 教育行政につきまして、御質問がございました点についてお答え申し上げます。 初めに、教育予算の問題でございます。総体的には、前年度より減額となっているが将来の人材を育成するためにも増額すべきであると思うがと、少なくとも前年度の枠は守らなければならないのではないかという御提言だというようにお聞きしております。基本的には同感でございます。が、御承知のように本市の財政事情等の問題もございますので、市長に帰属する予算提出権の問題もございますので、そのあたりは省かせていただきますが、地方自治法でうたわれておりますように、地方公共団体はその事務を処理するに当たっては、住民の福祉増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げていかなければならないということが基本になっております。したがいまして、そういった姿勢で執行してまいりたいという決意でおりますことを申し添えておきます。 ただ、教育費の総枠については前年度より減額になっておりますけれども、その大きな問題は建設事業費、いわゆる投資的経費が変わったということでございます。あと消費的経費といいますか、経常的経費というものについては大体本年度当初と比べまして、6%くらいな増加になっております。参考までに具体的に申し上げますと、学校建設費というものが2億4,300万円程度減になっております。それから、また反面小・中学校の教育振興費とか需用費については50万円程度増額になっております。それから、修繕工事費等についても900万円程度増額になっております。それから、需用費の問題でございましたが、これにつきましても小学校費では平成2年度と対比いたしまして15%増、中学校では52%増。図書費でございますけれども、小学校では143%増、それから中学校では62%増、こういうことになっておりまして、かなりの前進を見ております。 それから、学級費、保護者から徴収している学級費の問題についての御質問がございました。内容を見ますと、小・中合わせてでございますが図書費、理科実験費、視聴覚費、保健費、体育活動費、音楽活動費、こういう分類になったものが集められております。個々学校の教育の進め方によって差異がございますので、一定のレベルだけでは考えられない、いわゆるいいか悪いかということだけではできないと思っておりますが、小学校の場合、学級費の最高が270円くらい、最低が105円、こういう幅がございます。中学校では、最高が765円、最低が210円。こういうふうな問題がございまして、それは学校の活動、特に体育活動とか音楽活動が盛んなところは、そういった費用が高くなっておりますが、その学校の個性ある活動をするために父兄負担をしていらっしゃるんだなあという気がしておりますが、これは先般校長会でもかなり議論をしておりまして、公費でもって図書費とか実験費を予算措置をしておるわけでありますが、そのあたりのことと学校で各取り組まれる内容との問題がうまくいってないではないかと、図書費が増額されたら当然学級費は減らすべきではないですかというような質問をしたわけでございますが、なかなか学校側の対応が鈍うございまして、今後の検討課題とこれはなっております。具体的なことを申し上げますと、例えば理科の実験をするにしても、公費の負担で1回で終わるのか、さらに2回、3回したいというような先生の情熱の問題で、そのあたりの問題が起こってくるだろうと思っておりますし、これはもう少し議論をして、この学級費軽減には努力していきたいと思っております。御理解をいただきますように、お願い申し上げます。 それから、次は中学校の給食の問題でございます。この問題は、重ねて御質問でございまして恐縮をいたしておりますが、結論としては12月議会で申し上げましたことで、極めて困難であります。したがいまして、総合計画の中の3カ年実施計画にものせておりません。御理解をいただきたいと思います。学校給食が持つ役割については、御指摘の点でございますが、ただ弁当を持って行く子の肩代りを学校給食がするということは、本来の学校給食から外れているではないかというように考えております。やはり、学校給食の持つ大きな役割はマナーとか学校生活を豊かにするとか、あるいは食糧の生産とか消費の理解をするとか、そういった栄養豊富なものを食べるということのみでなくて、そういった大きな問題があるために継続されておるというように理解をしております。御承知のように、学校給食が始まったのは戦後の、いわゆる食糧難をなんとかして切り抜けたい、子供たちのためには何とか配給制度の別枠の食料を与えて次代を担ってもらおうという発想からスタートしておりまして、それが現在制度を改正されてきております。ただ、今飽食時代でございまして、問題点は12月議会でも申し上げましたように食べ残す残菜がたくさん出ると、あるいは子供たちがいろんな体格とか、持っているいろんな体質とか、そういう面によって画一的な給食をしていいのかという問題も新たに提起されております。ですから、非常に給食の問題は難しくなってきているというふうに理解をしております。ある学校の親と子の意見を徴されたお話を先般お聞きいたしましたが、子供はやはり親がつくった弁当が欲しいと言っているようでございます。親の方は学校の給食をしていただきたいと、こういう今の社会情勢をまことに反映しているところでございまして、現在の子育ての姿を見る思いがしたところでございます。そういった問題を抱えている学校給食でありますが、ただ国では教育改革という名のもとに、給食を推進していく姿勢をとっておることは御承知のとおりでございます。私どもも、そういったあらゆる問題を持ちまして今後へ取り組んでまいりたいと思っているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。 以上、不十分な点があろうかと思いますが、御答弁といたします。 ○副議長(岩田孝三君) 10番大森議員。 ◆10番(大森祥子君) 公立保育所が、十分まだ枠がある中で無認可保育所への補助はする考えはないという御答弁でした。現実、保育を必要とし、しかも保育の内容が父母の要請にこたえる中身でその選択の自由は親にあるわけですから、そういった事態が生まれてるわけですけれども、とにかく一人一人の子供に市はどういうふうに目を向けるのかという点で答えになってないと思うんです。ですから、かって本当にスズメの涙ほどというですか、多少の特別な配慮をされたこともあるんですけれども、ですから市側のやはり対応は、そこんところはある程度柔軟性はあると思うんです。許されると思うんです。ですから、一人一人の子供を育てるということでそれぞれの保育所が一生懸命取り組んでいると、そのことについてやはり平等に目を向けて子供を育てるという観点から目を向けて考え直してほしい。このことを、あえてお訴えするところです。 それから、順序不同になりますが先ほどごみの減量作戦のことを言われたんですが、業者については取り組む団体が交渉しなさいとおっしゃるんですけれども、今非常にその辺が問題が出てきておりますから、責任持って市がやはり業者を確認してといいますか、責任ある対応をしてもらえる業者を明確に、もちろんあると思いますから、そういうまず市内にある回収業者、それからそれにこたえ切れない中身があると思いますから、近隣の協力業者、そういうようなところをやっぱり皆さんに明らかにして、そういうところでこの交渉のしやすい援助をする、これが今すごく大事になっていると思うんです。ですから、この点についてもう一度お伺いしたいと思います。 それから、ちょっと前後しますけれども学童保育の問題につきましては、3年計画でということなんですが、当面ことし4月からそういう切実な要求の強い地域においては、やはりそれなりの対応を具体的に援助していただきたいと思うわけですけれども、それについてのお答えをお願いしたいと思います。 それから、今教育予算のことで実質増額しているんだということをおっしゃったんですけれども、例えば実験実習費が何か熱意によって回数が違ってくるとかなんとかというようなお話をされるんですけども、少なくとも基本的にこれだけの実験を必要としているという基本線があるわけですね。そういうのに対してきちんと見合う予算をどれだけ配慮して予算化しているのかということが私は基本に問題にしているということが一つ。 それから、図書費を出したら、それは図書の購入に充てられるべき図書費の──子供たちは大体月100円前後負担しているわけです。ですからそうしたものを、公費で年次的にでも賄っていくように、大体だから1人1,000円ぐらいの補助は必要なんです、現にもうすぐでも。そういうことを、どのようにやっぱり受けとめておられるのかということ。 それから、学級費のかなりの部分が学級活動でマジックが要るとか、画用紙が要るとか、それからざら紙ですか、そういったものに充てられているわけですから、このようなものは学級費としてでなく、全体の需用費の中で当然賄われるべき中身なんですね。そういうようなものを、一々学級で取り組めば学級費と、このようなことで負担になっておりますから、その辺のところを勘案して需用費の中身について、さっき例えば小学校は15%、中学校は52%増額したんだというふうなお話だったと思うんですけども、これは中身がどういうものに、そのような振り分け方があるのか。図書費の、小学校142%増と言われましたよね、ちょっとその辺も含めてもう一度詳しくっていうですか、明らかにしていただきたいと思います。 それから、給食に関しましては、時代がもう違うんだというような言い方になっておりますけれども、むしろ今非常に時代がこんな、何でも求められるという、そうした時代になってきているにもかかわらず、子供たちの食の中身がむしろ非常に貧しくなってきているというか、限られた偏った食事をむしろ助長する状況が進んでいるということで、反対にむしろ今こそ正しい食事の指導、そういうことの上での給食の指導が求められているということ。家庭がもっとしゃんとすべきだとか、そういうことが言われるんですけれども、今の親を責めても、それは本当に責任があるようでないような、実際やっぱり市として子供に社会的なちゃんと責任を持って対応するという、やっぱりその辺の基本的な姿勢。社会が子供を育てる、それは今、本当に今の時代では3分の2責任を負う中身になっていると思いますから、その点でもう一度御回答をお願いします。 ○副議長(岩田孝三君) 加藤市長。 ◎市長(加藤節夫君) 初めに、無認可保育所に対しての助成についてという点でありますが、初めの御質問の中に父母の要望に公立がこたえない、よって無認可保育所の志向、そういう指摘をちょうだいいたしております。よって、私の立場として一番に優先すべきことは、父母の希望にこたえられるような公立保育所につくり上げていきたい、それに誠心誠意努めてまいりたい、そういうふうにお答えいたしました。よって、現在のところ無認可保育所に対しての助成については、できるだけ公立が満杯になるような、父母の期待にこたえる保育所のあるべき姿につくり変えていきたいというふうにお答えいたしたいと思います。 なお、粗大ごみの不燃物の回収について、場所の確保、回収業者との連絡等は実施する団体、町内会で自主的にと、このようにお答えいたしたわけでありますが、特に四国の善通寺市、人口3万7,000人、不燃物の分別収集が昭和57年から行われております。各家庭において、5通りの容器を置きながら、その容器の中へ入れまして町内で定めた場所の5つの容器に投げ入れて、それを町内が2名ずつ当番をしながら、回収業者に連絡を取りながら分別回収をお願いしている。よって、町内で当番を承るのが年1回ないし2回であるというような善通寺市の例があるわけであります。この不燃物の分別回収については、市民の皆様方の意識改革、意識の高揚をお願いすることが第一番であろうというふうに理解いたしております。よって、場所についても回収業者の連絡についても、すべて行政がせよということについては、場所の選定、あるいはその場所にどれだけの量が集まっているか、そういうことが的確に把握できるのは、町内の方であろうというふうに思うわけであります。よっていかにして町民意識の高揚運動を起こすか、それが行政の担う立場であるというふうに考えております。 また、学童保育については、若干舌足らずであったというふうに思いますが、平成3年度の本市の事業といたしまして、先般も説明いたしましたようにボランティア育成事業を計画いたしております。そのボランティア育成事業は地域住民の理解と協力を得ながら、保育所、学校、児童遊園地、公民館などで身近な社会資源を利用しながら、この児童の健全育成向上に努めてまいりたい、ボランティア育成事業として進めてまいりたい、このようにお答えいたしておりますので、よろしく御理解のほどお願いいたします。 ○副議長(岩田孝三君) 三島教育長。 ◎教育長(三島俊夫君) 学級費の問題と中学校の給食の問題をお答え申し上げます。 学級費の問題につきましては、父兄負担の軽減という立場から現在検討をしているということを申し上げたつもりでおります。若干、具体的なことを申し上げて混乱したかと思いますが、校長会等でもいろいろ今話し合いをしているところでございますが、先生方がただそういうものを当たり前のように学級費を徴収していらっしゃるような向きもなきにしもあらずでございまして、いわゆる親からさっと徴収してさっとやるというような、何か学校の習慣性ですか、そういうなものが連綿と続いてきておるような面もあるような感じがしておりまして、今検討をしております。これは、安達議員さんも予算審議のときにおっしゃいましたように、父兄負担の軽減ということはやはりきちんとねらうべきだと思っておりますので、これは今すぐ結論が出ないと思っているんです。順次、軽減に努めていくという姿勢でおりますことを御理解いただきたいと思います。 それから、第2点の中学校の給食の問題ですが、これは教育改革の推進の中でも取り上げられておりまして、その基本的な方向については理解をしております。ただ、12月議会で申し上げましたように当面の問題からして、政策の選択の上からどうしても極めて困難であると申し上げるしかないということでございますので、これも御理解をいただきますようにお願い申し上げます。 ○副議長(岩田孝三君) よろしゅうございますか。 ◆10番(大森祥子君) はい。 ○副議長(岩田孝三君) 以上で一般質問を終わります。 5番山根議員。 ◆5番(山根良雄君) 時間が相当経過しておる中で大変恐縮でございますが、緊急質問を1点だけさしていただきたいと思いますが、議長の方によろしくお取り計らいをお願いしたいと思います。 ○副議長(岩田孝三君) ただいま山根議員から緊急質問の申し出がありました。 お諮りいたしたいと思います。 山根議員の緊急質問を許可することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(岩田孝三君) 異議なしと認めます。 山根議員。 内容について。            〔5番 山根良雄君 登壇〕 ◆5番(山根良雄君) 大変失礼をいたしました。まずもってお礼を申し上げたいと思いますが、実は公共事業、あるいは工事に関する管理のあり方といいますか、このことにつきましてお尋ねをしたいと思っております。 実は、今回の議会が開催されて間もなく御承知のとおり広島県、さらには東京都の方で大変重大ないわば事故、いわゆる死亡事故があったことは御承知のとおりでございます。いろいろ関係筋で原因、対策等々が検討されておるようでございますけども、私がお尋ねしたいのは当市におきましても事業主体が国、県を中心にしたいろいろなこの事業が現在進捗しつつあるわけでございますが、これらの工事施工等、あるいは進捗状況のフォローを、特に安全的な視点に立ってのフォローを等々も機に応じて必要ではなかろうかと、こういうふうに思うわけでございまして、先刻の事故はある面で全国に教訓を与えたと、こういうふうに実は感じておるところでございます。そういった意味で、執行部の方で先刻の事故の起こった後に、何がしかの指導なり指示等を行われた経過があるのかどうかお尋ねをしたいというふうに思います。 以上です。 ○副議長(岩田孝三君) 加藤市長。            〔市長 加藤節夫君 登壇〕 ◎市長(加藤節夫君) 5番議員さんの緊急質問にお答えいたしたいと思います。 御指摘のように、本市におきましても先般お示しいたしましたように、投資的経費46億2,900万円、対前年度比23.5%のアップであります。また、その中において産業考古館、あるいは粗大ごみ処理施設等大型事業の発注を控えてまいっております。特に、先般の広島事故、東京事故等に対しまして、私の方へ国から緊急通達事項が参っております。即刻、明日はそれに対応してまいりたい、そのように考えているところでありますが、御指摘のように本市においても安来道路、高規格道路の工事発注、あるいは城谷橋のかけかえ、特に大型事業が本市においても、現在も平成3年度もメジロ押しに相なってまいっております。国の緊急通達は通達といたしましても、本市は本市として安全上の問題を十分配慮しながら、工事執行に努めてまいりたいと、そのように決意いたしておりますのでよろしく御指導、御援助のほどをお願い申し上げます。 ○副議長(岩田孝三君) 5番山根議員。 ◆5番(山根良雄君) 要望して終わりたいと思いますが、実は市長さんからもございましたように城谷橋のつけかえ工事が行われておるさなかであります。実は、現在いわゆる北側のつけ根の方に矢板を打ち込む工事がされておるわけでありますが、かなり長いものを同時に通行可能な状態で、つまり車の、あるいは歩行者の1メーター、2メーターの近位置でもって長いものを工事されておる。こういう実例があるわけでございまして、もとより十分なる安全対策といいますか、そういったことを施工業者の方もやられておると思いますけれども、客観的に見まして大変危険な状況だったと。こういうことから、あえてこういう形で事例をお話ししながら、市長の御答弁がございましたように今後とも十分なる適切な措置というものをぜひ行っていただきたい。そのことを要望いたしまして終わりたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(岩田孝三君) 以上で緊急質問を終わります。 この際、お諮りいたします。 明日の日程は、一般質問となっておりますが本日で一般質問が終わりましたので、これを変更して各部委員会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(岩田孝三君) 御異議なしと認めます。よって、あすは各部委員会とすることに決しました。 以上で本日の日程は終了いたしました。 明後日21日及び23日、24日は休会であります。したがいまして、20日及び22日と25日は各部委員会をよろしくお願い申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 大変どうも御苦労さまでございました。            午後5時40分 散会...