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◯赤松総務部長
昨日、提出いたしました本議会への
提出議案の御説明に入ります前に、昨日19時16分に発生しました広島県北部を震源といたします地震の概要につきまして、お時間をちょうだいいたしまして、まず御報告をさせていただきたいと存じます。
お手元に1枚紙の資料をお配りをさせていただいてございます。資料に沿いまして、
現時点で把握している状況を、御報告をさせていただきます。
地震の状況でございますが、19時16分に広島県北部を震源地として発生いたしました。
2のところの震度の状況で書いてございます。
最大震度、一番下でございますが、広島県の三次におきまして震度5弱というようなことでございます。本県の震度でございますが、震度4というのが最高の震度でございまして、雲南、美郷、邑南でそれぞれ観測されておるところでございます。
この地震に対します県の対応ということでございますが、震度4ということでございますので、
地震発生と同時に
災害警戒本部体制というのが引かれることになってございます。これを受けまして20時30分に
災害警戒本部会議を開きまして、各部の
現状把握、
情報共有を行ったところでございます。
8時30分現在の
被害状況でございますが、
現時点では被害は確認されておりません。1点ございますのは一部の道路で落石があったということでございますが、程度につきましては、道路の
通行規制をするというところまではいかないというようなレベルのものだということで、詳細につきましては現在、
土木部のほうで確認をしておるという状況でございます。また、
公共交通機関につきましても、発生直後につきましては点検のために若干ダイヤが乱れたということでございますが、
現時点においては通常運行しているところでございます。
以上が
現時点、8時30分現在での今回の広島県北部を震源とする地震の状況でございます。
それでは、引き続きまして本議会に提出いたしました
議案等につきまして、お手元の資料に基づきまして御説明をさせていただきます。
お手元の概要のA4縦のとじの冊子をごらんいただきたいと存じます。1枚お
めくりをいただきまして、一覧ということで整理をしてございます。今回、提出をいたしました議案でございますが、全体で17件ということでございまして、
予算案3件、
条例案7件、
一般事件案は7件ということで計17件ということになってございます。
まず
予算案でございますが、
一般会計の
補正予算案、
流域下水道特別会計の
補正予算案、
島根県営住宅特別会計の
補正予算案の3件でございます。
一般会計の
補正予算案につきましては、後ほど
概要等について御説明をさせていただきます。
ここで、116
号議案でございます
県営住宅特別会計の
補正予算案でございます。
一般会計補正予算案のとこで御説明をさせていただきますが、
県営住宅家賃の
算定誤りに伴う一部の返還というのが今回の予算の内容として盛り込まれておるところでございます。実際の返還につきましては、
県営住宅特別会計で処理をするということにいたしておりますので、
一般会計から当
特別会計に繰り出しを行いまして当
特別会計でそれを受け入れて、ここで返還を行うということで、今回116
号議案ということで
補正予算を上げておるというふうなことになってございます。
まずは、一覧に沿いまして
条例案から御説明をさせていただきます。
117
号議案でございます。この議案につきましては民法等の一部を改正する法律の施行に伴う改正でございまして、具体的な内容でございますが、
未成年後見人に自然人ではなしに法人を選任をするというようなことができることになったことに伴いまして、関係4条例の規定を整備するということでございます。
118
号議案でございます。職員の旅費に関する
条例等の一部を改正する条例ということでございます。旅費の支給をより実態に沿ったものにするために所要の改正を行うというようなものでございます。
119
号議案でございます。これは、
障害者自立支援法の改正に伴いまして、引用する条項を整理するというものでございます。
120
号議案の
県税条例でございます。大きく2つの内容に分かれてございまして、1)で書いております1点目でございます。
自動車取得税の
非課税、
一般乗り合い用バス路線の
非課税の範囲というのは従来、国の省令で定められておったところでございますが、
制度改正によりまして県の条例で定めるというふうに制度が変わりましたので、それに伴いまして県の条例を定めるというのが1点目でございます。2点目につきましては、先ほど119
号議案でも申し上げましたが
障害者自立支援法が改正されましたので、所要の整理をするということでございます。
121
号議案でございます。中
山間地域研究センター条例の一部を改正する条例でございますが、機器を一般の使用に開放しておりまして、この
一般使用に供する機器を今回、新たに7つ追加するということでございまして、それに伴います、いわゆる使用料の設定を追加するという内容でございます。
お
めくりをいただきまして、122
号議案でございます。
県営住宅条例の一部を改正する条例でございますが、江津市に新たに
県営住宅を新設するということで所要の改正を行うものでございます。
123
号議案、
手数料条例の一部を改正する条例でございますが、
建築士法が改正されまして、二級
建築士及び
木造建築士の
免許証の
提示義務というのが新たに加えられたところでございまして、これに対応をする、いわゆる今まで
免許証というのが通常の
紙ベースの大きなものだったのが、
携帯用の
免許証になったというようなことになりますので、それに伴いまして手数料を改正するというのが主な内容でございます。
続きまして、
一般事件案7件でございます。これにつきましては、それぞれ法令等の規定に基づきまして議会の同意を
お願いをするものでございます。
124号、125
号議案でございますが、
島根県立大学の
短期大学部看護学科の4年
制大学化に伴う体制の整備、あるいは
中期目標の変更というようなことに対するものでございます。
126
号議案、
当せん金付証票の発売、いわゆる宝くじでございます。毎年議決を
お願いをしてございます
当せん金付証票法に基づきまして、
発行限度額の設定につきまして議決を
お願いをするものでございます。
127
号議案でございます。
隠岐広域連合規約の一部の変更ということで消防に関する内容の変更でございまして、
変更内容でございますが、県のかかわる部分ではなしに町村にかかわる部分のみの変更というようなことでございます。
128
号議案でございます。公の施設の
指定管理者の指定についてということで、島根県花振興センター花ふれあい公園の24年から5年間の
指定管理にかかわる御議決を
お願いをするものでございます。
129
号議案の訴えの提起でございますが、糸谷川の
砂防堰堤内に堆積をしております
ヘドロ状の堆積物について、県が
しゅんせつ工事を行ったわけでございますが、この工事に係る、いわゆる
原因者負担を求める
損害賠償ということでございまして、
原因者負担につきましては
民事調停というのを裁判所に申し立てておったわけでございますが、この
民事調停が不調に終わってございます。そのために、今回は
損害賠償というようなことで訴えの提起をするという内容でございます。
続きでございます。130
号議案につきましては、
宍道湖流域の
下水道幹線管渠移設工事の
変更契約の締結についての議案でございます。
なお、
報告案件2件ということで、
変更契約あるいは
損害賠償につきまして御報告をさせていただくというのが内容でございます。
お
めくりをいただきまして、今回の
補正予算案につきまして御説明を申し上げます。
概要で、まず書いてございます11
月補正予算案でございますが、
災害対策あるいは
地域医療再生の関係のほか、早急に対応を要するものについて措置をしたいというふうに考えておるところでございまして、総額28億円をという内容になっておるところでございます。なお、昨日の知事の
提案理由説明でも申し上げましたが、国の3次
補正予算への対応につきましては、現在その内容を精査をしておるところでございまして、今議会中への追加提案も含めまして現在検討をしているというような状況にございます。
今回提出をいたしました28億の
予算案の主な項目ということで、(1)に書いてございます。
まずは
災害対策ということでございまして、主なる内容でございます。内容につきましては、それぞれ後ほど事業内容で御説明をいたしますが、9月の上旬、1日から4日にかけてございました台風12号への対応というのが主なるものでございまして、まず1つ目の災害関連公共事業、維持修繕と、いわゆる公共関連の事業、国の国庫補助採択の前提となります設計調査費というのを
お願いをしてございます。
その下でございます。
地域医療再生でございますが、国の
地域医療再生基金に対する、いわゆる交付金のほうの内示がございましたので、基金に対してその積み増しを行うものでございます。
3点目でございます。隠岐ジオパーク関連でございますが、24年度の認定に向けた取り組みを隠岐の4町村とともに行うというような内容でございます。
その下の2つでございます。緊急雇用創出、農林水産業における新規学卒者等支援でございますが、24年度の採用に向けた事業内容というようなことでございます。
一番下でございます。
県営住宅家賃算定誤りによる返還でございます。先ほど冒頭で
特別会計のところで若干触れさせていただいたところでございますが、
県営住宅の家賃につきまして
算定誤りがございました。これにつきましては、過大徴収となりました家賃につきましては返還するというようなことになるわけでございます。その対象につきましては当初予算で御審議を
お願いすることになろうかと考えてございますが、今回は、いわゆる邑南町の関係部分について、一部の400万につきまして御審議を
お願いするというようなことでございます。
次のページでございます。債務負担行為の設定ということでございまして、主な項目として4つ挙げてございます。債務負担行為の追加設定について
お願いをするところでございます。1つ目でございます。先ほどございました128
号議案でございました、花ふれあい公園の
指定管理に伴うものでございまして、24年から28年までの5年間の公園の
指定管理料にかかわる債務負担。その下が緊急雇用創出事業ということで、これは24年度分に関する債務負担ということでございます。隠岐ジオパークにつきましても、若干大型看板の設置等で23年度、24年度の事業になる部分がございますので、その部分。道路、空港の維持管理業務につきましては複数年契約を結ぶことになってございますので、道路、3空港それぞれについて維持管理業務に係る経費につきまして債務負担を
お願いをする内容になってございます。
以上の内容で28億ということで、一番下でございます。財源につきましては、今回の予算の対象が、先ほど申しました
地域医療再生に係ります国の交付金が22億5,000万ということが主になるわけでございますが、対象といたしまして国庫補助金24億、公共事業等がございますので、県債2億ということでございまして、県の一般財源につきましては繰越金を充てるというふうな内容になってございます。
それぞれの項目について御説明をいたします。
6ページでございます。公共事業ということでございます。3億6,400万円余でございます。主に台風12号による
災害対策ということでございまして、補助公共といたしまして1億8,900万円、維持修繕費、これは県単の措置でございますが、これにつきまして1億7,500万円余の措置を
お願いをするものでございます。
その下でございます。
地域医療再生計画事業です。国の基金事業ということで
地域医療再生臨時特例基金を積み増ししようとするものでございます。地域医療にかかわります国の基金事業でございますが、松江、出雲を含みます県全体を対象といたします三次医療圏を対象とした基金につきましては、我が県全体で37億5,000万円というふうな額になっておるわけでございます。国の配分につきましては、このうちの15億分については47都道府県一律に決めるというふうな内容になってございまして、この15億については既に6月補正で対応を
お願いさせていただいたところでございまして、今回は一律対応分以外の、それぞれ各県が独自で国と御協議をしておった部分につきまして22億5,000万余ということで、国のほうで内示があったと。それに対して行うものでございます。なお、執行につきましては、この計画ができてから執行していくということでございますので、計画が固まった段階で再度予算を
お願いしていくというようなことになろうかと思ってございます。
その下、隠岐ジオパークの世界認定支援事業でございます。世界認定に向けた取り組みといたしまして、隠岐4町村とともに役割分担をしながら一体的に進めていくということでございまして、1)、2)、3)ということで内容を分けてございますが、看板、案内板の設置でございますとか、展望施設、歩道、トイレ等の周辺施設の整備というようなことを行いますとともに、3)でございます隠岐ジオパークの協議会ということでございまして、これは市町村と県が共同してこの協議会を運営するということでございまして、費用負担といたしまして県が2分の1、隠岐の4町村が2分の1というふうな半分半分の負担内容で、協議会を運営していくというようなことに関する経費でございます。なお、債務負担行為につきましては、先ほど御説明をいたしました、この1)のところの解説板、案内板の大型部分にかかわる部分につきまして2カ年度で行う関係から、あわせて債務負担行為の設定を
お願いをしておるところでございます。
次、7ページでございます。緊急雇用創出事業、これは国の基金事業でございますが、24年度の雇用に係る措置というようなことでございます。実際的には24年度に予算を執行するということになります。今回は、そういう意味で債務負担行為を
お願いをするというような内容でございます。
その下の農林漁業の新規就業者の確保支援事業でございますが、農林水産業それぞれにつきまして新規就業者対策という制度が既にございまして、それぞれ3つの分野につきまして外部の団体に基金を助成しておるところでございます。具体的な設置先はここの表で書いてございます。事業主体のところにそれぞれ基金を設置をしておるところでございまして、基金残がまだございますので、この基金を使いまして来年度以降の就業対策について支援を行っていこうということでございます。ただ、制度的に来年度以降のが入ってございませんので、
制度改正をして対応をするというようなことにしてございます。
最後でございます。
県営住宅の家賃の
算定誤りによる返還でございます。対象につきましては、当初予算というようなことで御審議をいただくということになろうかと考えてございますが、町営住宅との関連ということもございますので、邑南町における手続と連携するということでございます。邑南町自体が今年度いろいろ手続を進められるということでございますので、その部分につきましては今回、町と歩調を合わせて対応することが適当であろうということでございまして、その部分に係る部分のみ今回は
補正予算で御審議を
お願いをさせていただくとような趣旨から、400万円余を提案をさせていただいたところでございます。
以上が今回の
一般会計の
補正予算案の内容でございまして、それぞれにつきまして、計数整理等につきまして12ページまで整理をさせていただいておるところでございます。
以上が
提出議案の内容でございます。
もう1点でございますが、
提出議案ではないわけではございますが、組織改正につきまして1点、御報告をさせていただきます。
組織改正の概要という資料でございます。商工部の観光振興課関係でございます。神話博しまね推進室の新設ということでございます。
現在、「神々の国しまね」プロジェクトを推進をしておるところでございますが、同プロジェクトのシンボル事業でございます神話博しまねにつきまして、これを推進をしていくために出雲市に、具体的な場所は歴博でございますけども、ここに推進室を現地対応のために設置するというような内容でございます。
参考で書いてございます。現在のところで申しますと、神々の国プロジェクト推進室というのがございまして、ここのイベントグループというのがございますが、このイベントグループを出雲市に持っていくというような内容になってございます。課内室の設置でございますので、条例ではなしに規則で対応を考えておるところでございます。12月1日より、この体制で業務を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上、私のほうから御報告をさせていただく内容については、以上のとおりでございます。よろしく
お願いをいたします。
7:
◯洲浜議長
以上で、議会から説明を求めた事項に対する
執行部からの説明は終わりました。
ただいま説明のありました
議案等に対する調査は、必要に応じて適宜行うことになっておりますので、
執行部においては、これに協力されるよう
お願いいたします。
以上で、本日の
全員協議会を終わります。
発言が指定されていません。
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