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平成26年第 8回定例会(第4日目 9月10日)

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  1. 八頭町議会 2014-09-10
    平成26年第 8回定例会(第4日目 9月10日)


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    平成26年第 8回定例会(第4日目 9月10日)        平成26年第8回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成26年9月10日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成26年9月10日 午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 山本 弘敏   2番 小林 久幸   3番 坂根 實豊    4番 下田 敏夫   5番 奥田のぶよ   6番 川西 末男    7番 西尾 節子   8番 小倉 一博   9番 栄田 秀之   10番 川西  聡  11番 桑村 和夫  12番 尾島  勲   13番 髙橋信一郎  14番 池本  強  15番 谷本 正敏   16番 河村 久雄 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長(税務課長事務取扱)                        岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長     野崎正実  船岡支所長住民課長         山根祐一  八東支所長住民課長         保木本妻枝  企画課長   川西美恵子 福祉環境課長   前田康博  保健課長   橋本 隆  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長     西尾哲夫  上下水道課長 森脇孝和  地籍調査課長 木原伸広  会計管理者    加藤典美  人権推進課長 細田初博  教育委員会事務局次長         田村政司  農業委員会事務局長         小林俊一  男女共同参画センター所長         林 仁美  福祉事務所長 田中裕之  選挙管理委員会委員長         石谷正紀 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   副主幹 安住恵美子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    4番 下田敏夫議員    5番 奥田のぶよ議員           議 事 日 程 (第 6 号)            平成26年9月10日(水)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開会宣告                    (午前9時30分) ○議 長(河村久雄君) おはようございます。  ただいまの出席議員は15名でございます。  定足数に達しておりますので、これから9月9日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(河村久雄君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は15番、10番、6番、3番、14番の5名に行っていただきます。  それでは、15番、谷本正敏議員の質問を許しますので、登壇願います。  谷本正敏議員。 ◎谷本正敏議員質問 ○15番(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  先ほど議長のほうから一般質問に対する許可をいただきました、15番議員の谷本でございます。  きょうは1問、町長に質問していきたいと思いますけど、その前に先月の19日、20日の深夜における広島市の集中豪雨によって犠牲になられた方の御冥福をお祈りしますし、また町の一日も早い復興をあわせて願いたいというふうに思ってるところでございます。  では、町長のほうに通告してます一つの通告より申し上げたいというふうに思います。  人口減少社会の対応はということで、町長のほうに申し上げております。全国知事会が7月15日、佐賀県の唐津市で開かれた全国会議で、少子化非常宣言が出されたということでございました。生まれる子どもの数が減る少子化の問題に対して、国と地方が協力して取り組もうという宣言であります。  このまま地方の多くの市町村が少子化になると、全国で活力が著しく低下すると考えられると。  ことしの5月、専門家らでつくる日本創成会議という組織が驚くべき推計を発表されました。2010年から40年にかけて全国の約1,800の自治体のうち、半数の896の市町村が20歳から30歳の女性の人口が5割以上減少するという内容でありました。子どもを産む中心世代の女性がここまで減ると、人口の減少がとまらなくなり、自治体が消滅する可能性があるという指摘でありました。  人口が減り続ければ、教育、また福祉等の行政サービスを維持することが難しくなり、地方では子育ての世代をつなぎとめようといろいろな対策をしているのが現状だと考えます。地方が衰退すれば国全体も同じことになるというふうに思いますし、人口減少社会は避けられないが、急減社会は回避する必要があるというふうに思ってるところでございます。  そこで、町長に少子化対策に対する具体的な考えを、将来を見据えての施策をお伺いしたいというふうに思ってるところでございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  一般質問2日目となりました。  そういたしますと、15番、谷本正敏議員一般質問についてお答えしたいと思います。  人口減少社会の対応はということでいただきました。谷本議員の御意見にありますように、日本の人口減少は深刻な状況にあります。特に地方から大都市への人口移動が激しく、このまま推移すれば、地方の人口急減と大都市への人口集中という二極化が進み、このことが地方の衰退へとつながっていくと予測されております。  特に20歳から39歳までの女性が地方から都市部へ流出することが推計され、八頭町では30年後には60%の若者女性が減少すると予測されているところでもあります。  八頭町では、これから人口の減少傾向に歯どめをかけるべく、昨年10月に人口減少対策本部を立ち上げ、平成27年度から31年度までの5年間を計画期間とする八頭町人口減少対策ビジョンを策定し、さまざまな施策を展開することといたしております。  八頭町人口減少対策ビジョンでは、子育て世代をターゲットとしまして、子育て世代が八頭町から転出しない取り組み、他の市町村から八頭町に転入していただける取り組みを中心に展開していきたいと考えているところであります。  計画案は、1として、若者の出会いの場づくりなどの若者層への支援、2として、保育料の減免などの子育てしやすい環境づくり、3として、若者向けの宅地の整備などの住環境整備の促進、4として、I・J・Uターンなどの定住促進、5として、企業誘致などの雇用対策、6として、農林業を生かした担い手の確保対策などの施策に対応してまいりたいと考えているところであります。  なお、国でも、まち・ひと・しごと創成本部が設置され、来年1月をめどに長期ビジョンが求められる予定で、それを受けて鳥取県でも4月を目途にビジョンを公表することとなっております。  国・県のビジョンをもとに、八頭町人口減少対策ビジョンも必要があれば変更してまいりたいと考えているところであります。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 谷本議員。 ○15番(谷本正敏君) 今、町長のほうからいろいろ言われました。ある団体の統計によりますと、2010年から30年、40年までに、八頭町は合併した当初は2万300人強の人口があったわけですけども、2010年には1万8,427人と。それが30年後には1万2,530人ということで、5割4分の減少になってるということになるわけでございまして、特に女性の20歳から39歳の女性の方が、2010年から2040年、この30年間に1,763名の方が954人になると、非常に厳しい状況になってくるわけでございます。  ある団体の話によりますと、やはり一人当たりの女性の方が、現状では1.6人ぐらいのお子さんをもうけておられますけども、せめて1人が1人程度の子どもを授かったとしても、人口減少はとどまらないということになろうかというふうに思っております。  そこで、町長にお伺いしますけど、今、いろいろ言われましたが、人口減少、特に少子化に対して基本的な姿勢を、どのような施策で、もう少し具体的に施策があればお伺いしたいなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの答弁で申し上げましたが、計画の段階ですので、まだ具体的なことが申し上げられませんが、ビジョンにつきましては今定例会中に皆様方にお示しをして、協議をさせていただきたいというふうに考えているところであります。  まずは、やはり子育て支援の充実ということが大きな柱になろうかと思いますし、もう1点はやはり企業誘致というようなことで、雇用対策ということも2つ目の大きな柱になろうかと思います。  総体的には、県内の自治体におきましても、子育て支援でありますとか、先ほど言いました雇用対策等、いろいろ手だてをされているわけでありますが、やはり魅力のあるといいますか、若い皆さんに魅力のあるまちでなければならないというふうに思っておりまして、先ほど初めに申し上げましたが、二極化ということで、やはり都会のほうに若い皆さんが流れるというような傾向があります。八頭町でも転出されるのはやはり、県外の方もあるかもわかりませんが、市内の方というのも多分にあろうかと思います。1点はやはりそういった若い人が八頭町に残っていただけるようなことを考える必要があろうかと思います。 ○議 長(河村久雄君) 谷本議員。 ○15番(谷本正敏君) 今、町長のほうからもそういうような要因もあるんじゃないかということを言われましたが、私個人としてはやはり対策を早く思い立てば、早いほど施策を出す必要があるというふうに思ってます。  この問題は我がまちだけの問題じゃありませんし、日本全国、近隣の行政はもとより、そういう体制になるのが必要だというふうに思いますし、やはり人口の減少問題というのは、病気に例えれば慢性疾患のようなものだと、ある政治家が言っておられました。  吉田町長がこの町長選で当選されて、前町長のいいところは継承し、何か改革するものがあれば改革しというようなことを強く言っておられましたし、やはり少子化問題については早くその施策に取り組んでいただいて、取り組んだ結果が1年、2年で出るものではありませんので、10年、20年、30年後にやはり吉田町長の発案が今、実を結んだと言われるように、一日も早く近隣の自治体と意見を出し合って、何が問題かということを各首長と話をしてもらいたいというふうに思っております。  また、この問題については、女性だけの問題ではないというふうに私個人は思いますし、やはり男性も少子化に対して取り組む必要があるというふうに思ってるところでございます。結婚して出産、子育ては女性側だけの問題ではないと思いますし、むしろ男性がそのことに対して意識を十分考え、姿勢を大きくして、その影響に対する男性みずからの問題として、ともに協調しながらやっていくというのが避けて通れない問題ではなかろうかというふうに思ってるところでございます。  先ほど話をさせてもらいましたけども、町長のほうもちょっと口にされましたけど、人口減少というのはやはり地方から主要の東京なり大阪なり、一極的な集中に対する危機感を各都道府県の首長の方も持っておられるわけでして、いずれこのような状態が続くと自治体がなくなるという危機感を持っておられる非常に厳しい自治体もあるわけでして、自治体のトップの腹の内はわかりませんけども、行政の資本とすれば、いち早く少子化に対する人口減を阻止するための施策をするべきではなかろうかなということでございます。  きのうも同僚議員のほうからの質問に対して町長も言っておられましたし、同僚議員もある程度の施策のことも言っておりました。総合的にやはり子どもが少ないそのための改革はどうかといっても、全ての財政の問題もありますし、行政の縦割り等々じゃなしに、縦横断的な施策が必要ではなかろうかなというふうに思っているところでございます。  そこで、町長、きのう私はちょっとレターケースの中を見させていただきました。笑顔で元気でともに歩むまちづくりに向けてというようなことが書いた紙がありました。その中に1番から5番が書いてありますけども、この中に少子化に対する事柄、記述がほとんどないわけでして、これらのことについて、これを作成するに当たって、その問題等々についての認識があったかどうか。あったにせよちょっと漏れとったというようなこともあろうかと思いますけども、恵まれた資源の資源を生かしたい、交流人口の拡大を推進しますということで、ただ交流人口に対する人口の増のことは2、3ページ書いてありました。ここらについての記事の内容について、もう少しちょっと詳しく説明をいただけんでしょうかと思いますけども、どうでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人口減少につきましては、今に始まったことではないと思います。ことし創成会議ということで発表されてから大きく騒がれているというような状況でありまして、例えばフランスなんかで見ますと、20年のスパンをかけて少子化対策を行ったというような経過もございます。やはり施策とすれば、当然、息の長い施策であって、長期的な展望に立った施策でなければならないだろうというふうに考えておりますが、公約の中でそういったことがうたわれているかということでございますが、具体的に少子化ということには明記してございませんが、子育て支援でありますとか、雇用のあたり、そういった部分での減少対策も入っているというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 谷本議員。 ○15番(谷本正敏君) まちづくり、五つの約束ということで、きのう、レターケースの中から見させていただいました。いろいろ家族構成等ともありますけど、やはり三世代の同居の支援の例とかありまして、最近は三世代で同居の世帯は非常に少ないわけでございます。核家族が進んで、そういう三世代の家庭は珍しいわけでございますけども、やはり総合的に全て、原資のこともありますし、町長、三世代同居の支援の例とかを仮に挙げた場合、そういうことが現実になった場合、どういう施策をしていきたい。こういうことで同居をすれば何かを助成するとか、いろんな要件があろうかと思いますけども、もし施策の1ページとすれば、どういう支援をするというようなことがもしあればお聞きしたいなと思いますけども。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) 谷本議員が言われますように、核家族が進んでおりまして、本当に三世代同居していただければありがたいなというふうに思っているところでありまして、今回、三世代同居でどうかというただいまの御意見ですが、同じ敷地内に新しい息子さんの家を建てられるというような場合があろうかと思います。そういった場合については、固定資産税の減免等も考えていきたいということで公約の中に挙げさせていただいております。 ○議 長(河村久雄君) 谷本議員。 ○15番(谷本正敏君) そういう人口の減少に対する対応については、いろんな政策があろうかと思いますけども、やはり地方自治体にとって、まして自治の首長の考えによって人口増が極端に変わってきたというような県もあるわけでして、今、町長が言われたような格好のことも、その施策の一端ではなかろうかなというふうに思ってるところでございます。  全体的にやはり少子化対策を解消するためには、やはり総合的な戦略も必要だろうと思います。危機感を強める33都道府県の知事も言っておりますけども、やはり抜本的な改革が日本全国で総合的な理解のもとに、全国の首長のもとで施策を通してやらないといけないということで、自治体連合が発足されていろいろやっておられるというようなことも新聞に出ておりました。  やはり少子化になると非常事態になるわけでして、先ほどもちょっと読ませていただきましたけども、いずれなくなる自治体が3分の1は今のままではなくなると。まして、また再編の時期も来るんじゃないかというような大々的な文字も上がっているようでございます。  今、私がちょっと読ませていただいた日本創成会という政策発信組織の首長的な頭をしておられる増田寛也さんという、これは宮城県の元知事でございまして、自民党の政権の前の民主党のときに総務大臣をしておられた方ですけども、やはり若年の女性の流出ということが一番大きな問題だと。やはり若いそういう結婚適齢期の女性を自治体にとどめて、その方たちで一緒になって地域のために少子化問題を解消するんだというような力強い声を上げておられる首長もおられました、  都道府県別に見ると、やはり一番状況が厳しいのが秋田県、それから青森県、続いて山陰の島根県もトップから3番目の自治体になっておると。非常に悲痛な意見も出ているような文章もございました。やはりストップ少子化ということで、地方から元気になる戦略をということを言っておられるようでございます。  やはり隣のまちの若桜町にしても、2010年には3,873名の人口でしたけども、30年後の2040年にはこれが半数以下の1,750人になるということで、非常に危機感を持っておられるというふうなことを聞きました。まして、若い人が、20歳から39歳までの女性が、2010年には578名の方が、30年後には80人になると。こういう状況では本当にどうしたらいいかというような声も聞かれております。  よその自治体のことと言っている場合ではございませんので、全てがこういう危機感になって、やはり経済人口の16歳から60歳の方が少なくなるということは、国の大きなマイナスの要因になるわけですから、そこらのことについても、もう一度、町長の具体的な政策、そういうことを町長が言われても、1年、2年でこれが解消する問題ではありませんし、長いスパンでこういうことにならへんだろうかなということの基本的な試案があるか、もう一度、聞かせていただきたいなというふうに思ってるところでございます。  基本的な姿勢ということでも結構ですけども、今、言われたこととちょっと重複するかもわかりませんけども、人口減の社会に対する最終的な提言はこうだよというようなことがあれば、お聞かせ願いたいなと思いますけども、町長、いかがでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと先ほどの答弁を訂正させていただきたいと思いますが、固定資産税の減免を公約というふうに申し上げましたが、今回のビジョンの中に入れたいというところであります。  今、御質問の具体的なということでありますが、やはり若者の流出が確かに多ございます。そういった中では、地域のつながりでありますとか、それからやっぱり魅力ある地域でなければ若者というのは定住しないんじゃないかなというふうに思います。  そういった中で、やはり集落の皆さん方になろうかと思いますが、人間関係というのも大事なものではないかというふうに思っているところです。  御質問のありました各項目でございますが、一つとして若者の出会いの場づくりというようなことを申し上げましたが、例えば、きのうもお話がございましたが、婚活であるとか、それから保育料の減免ということで子育て支援でございますし、宅地の整備ということで住環境の促進ということなんですけど、今現在、なかなか農地法の解除というのが難しいところでございますが、何とかそういった面にも力を入れてみたいというところです。それから、空き家対策等の定住促進ということですし、跡地利用を活用した企業誘致であるとかそういうものであります。それから、農林業については、やはり今、後継者不足ということですので、担い手の確保というようなことになろうかと思います。 ○議 長(河村久雄君) 谷本議員。 ○15番(谷本正敏君) いろいろ話も出てますけど、やはり今、こうして話をしとってもですね、自らものを買うような結論が出ないわけでございます。やはりこれから10年、20年、30年の10年ぐらいのスパンで変わっていくことでございますので、どうしてもやはり結婚する人が少なくなった。結婚しないと子どもができないわけですので、そういう子どもがふえる施策、そしていずれそのお子さんが大きくなって、経済人口がふえて、皆さんが豊かになるための施策をするために、やはりどうしてもそのときのことも視野に入れながら、十分そういう施策をやってもらいたいというふうに思ってるところでございまして、笑顔で元気というのは町長のマニフェストとイコールの文書ではないかなということ。施策の内容の肉づけが各項目に書いてありまして、事業の内容とか、実績及び年次的な目標が書いてあるわけでございます。これについてはこれで読めるのかなというふうに思いますけど、やはりこれから交付税の軽減等もございますし、いろんなこともあるわけでございます。吉田町長は240人の株式会社八頭町の社長でありますので、社長がある程度のことも犠牲にしながら、八頭町の発展のためにやってもらいたいというふうな思いでございます。  常々言っております元町長平木町長や前町長の井山町長のいいことを継承しながらやっていくということで、本人なりのカラーを出していただいて、これからの自治体はやはり各自治体の首長が評価される時代がもう既に来てるわけでございます。職員の指導に当たってもそういうことが言えるかと思いますので、かじとりの間違いのないように、町民のために力いっぱい精進していただくことを強くお願い申し上げて、私の質問といたします。ありがとうございました。 ○議 長(河村久雄君) これにて、15番、谷本正敏議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。    (午前 9時59分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時10分) ○議 長(河村久雄君) 次に、10番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。  川西聡議員。 ◎川西 聡議員質問 ○10番(川西 聡君) 日本共産党の川西聡でございます。  まず、広島の集中豪雨で災害に遭われた方々、亡くなられた方々に対して謹んで哀悼の意を表するものであります。行方不明者があと1人ということになっておられるみたいであります。私は本当に確率的にはというぐあいに思いますが、無事でいらっしゃることを本当に心から御祈念を申し上げます。  一般質問を行います。まず、町営住宅入居時の保証人免除について、正確には連帯保証人免除についてということであります。  公営住宅に入居する際には、一般的には多くの自治体で連帯保証人を1人または2人立てることを義務づけております。連帯保証人は入居者が家賃を滞納した場合、入居者にかわって納入する義務が生じます。当町も八頭町営住宅条例第12条第1項にその旨が規定されております。  しかし、平成8年に当時の建設省は公営住宅管理標準条例案についてを通達し、保証人が免除される場合を示しました。それによれば、首長が特別の事情があると認めたときで、①本人に家賃の支払いについて誠意と能力があると認めたとき、②入居者の努力にもかかわらず保証人が見つからないときとなっております。  さらに、その後の通達、平成14年3月29日の通達では、このときには国土建設省です、公営住宅に入所する生活保護の被保護者の保証人について、事業主体の判断により公営住宅の入居に際し、必ずしも保証人を必要としないことができるといたしました。  以上の通達に基づいて免除規定を設けている地方自治体の具体的な例を見ると、市段階ではありますが、規模は違いますが、本質的には私は共通点があると思います。大阪市では、①親類や知人との交流が長年途絶えている者、②保証人になることを拒否されている者、③配偶者から暴力被害を受け住宅入居の自立を取得する必要がある者、これは大阪だろうが当町だろうが関係ないと思いますね。それから、④保証人を確保することが困難な高齢者、60歳以上、身体障害者、精神障害者、知的障害者、⑤戦傷病者、⑥被爆者、⑦引揚者で5年を経過していない者、⑧ハンセン病療養所入居者、⑨その他特に必要があると認められる者となっております。  ほかに保証人を立てる必要のない規定を設けてる自治体は、ちょっと調べましたら、名古屋、京都、坂出、別府、中津、朝霞等の市であります。いずれも市段階であります。町段階ではまだありません。  そもそも公営住宅法第1条は、国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足る住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするとなっております。  連帯保証人を立てなければ入居できないようにしているのはなぜかといいますと、公営住宅への入居希望者が多いため、できるだけ厳しい入居制限をしてることに由来し、私は当町でも上記の規定が設けられているものと理解しております。  しかし、当町にはあるんですね。町長がやむを得ない事情があると認める者についてはこの限りではない、連帯保証人を必要とするものではないという規定があります。その規定はありますが、どういう場合のケース・バイ・ケースかという特別な場合の具体例は、規則なりあるいは運用なんかで示されておりません。他の自治体の免責事由の具体例を検討して、特別な場合の具体例の規定を私は町長は検討されるべきだと、設けられるべきだというぐあいに思いますが、御所見をお伺いします。まず、第1回目。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういたしますと、10番、川西聡議員一般質問についてお答えをいたします。  1番として、町営住宅入居時の保証人免除についてということでありまして、他の自治体の免責事由の具体例を検討して、特別な場合の具体例の規定を設けるべきと考えるが所見をということであります。  平成8年の国からの通達では、首長は特別の事情があると認める者に対しては、保証人の連署を必要としないこととすることができるとしており、本人に家賃の支払い、その他賃貸借契約に基づく債務の履行について、誠意と能力があると認められるときは、保証人は必ずしも要しないとあります。  低所得者への免除等の配慮は行うべきであるとした上で、誠意がなく、払おうとする能力、資力がない者には保証人を求めてもよいと判断いたしております。  公営住宅は、低所得者のための安価な住宅供給を目的としながらも、家賃の納付は当然の義務であり、避けては通れないものと考えております。  保証人をつけることで迷惑をかけてはいけないという道義心から、家賃支払い義務の確実な履行を促し、さらには入居者が滞納したときに保証人から納付を促してもらうことにより、支払い義務の履行をより強力に促すことができることから、多くの自治体で保証人をつけることを求めていると考えております。  本町においては、大勢の入居者希望に対し、連帯保証人を立てる条件により制限しているのではなく、あくまでも入居後、何らかの事由により家賃滞納や住宅等の破損等の債務を負った場合の債務を履行していただくための保証人制度であり、いかに低所得者のための住宅供給であっても、見直しにより何の担保や保証もない入居者がふえると、債務処理等で問題が生じてくると思われます。  他の自治体では、保証人及び住宅の確保が困難で、居住の安定が必要な生活弱者や、DV被害者及び生活保護者で、相当の理由があると認める者など、具体的な運用規定を制定しているところは幾つかありますが、保証人等の確保の困難をどう認定するのか等、不透明な部分が多く、結果として安易に保証人をつけないことが懸念されております。  今後、他の自治体の取り組みや運用状況を注視してまいりたいと考えております。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 非常にポイントよく答弁されたんですけど、結論はいわゆる例外規定の特別なケース・バイ・ケースのことは検討してみると。そして、時と場合によってはいろんなケースを想定して、それを運用に生かすと。そういうことでよろしいんですか。どういうことですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本は原則どおり保証人を立てていただきたいというふうに思っておりますが、ありましたように、特段の事由により保証人が立てられないというような場合があろうかと思います。その事由をよく検討なり検証した上でやむを得ないという事情になりましたら、保証人を免除するというような気持ちでおります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 抽象的なんですよ、それは。今の町長の答弁だったら、あなたのさじかげんなんですよ、それは。そうでしょう。ところが、一々繰り返しませんけど、いろんな規定を設けているところは、これはもっともだ、これはもっともだ、この御時勢にとってはこれは確かに物すごく貧困対策の一環としてやらなきゃいけないとか、具体的な政策としていろんな個々の問題を検討して、それで例えば大阪や、これから申し上げますけれども、今回の議案第86号ですか、中国問題なんかのことも具体的な運用規定として出してるわけですね。これ、名古屋ですけどね。そこまでやっぱり踏み込んでおやりになるべきだというぐあいに思うんですけども、どうですか。そこまでやる気はないということですか。あくまでもあなたのさじかげんで、これから特別な場合はいろいろ考えて、それで断を下しましょうというだけですか。それだったら、この規定は有名無実ですよ。いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、さじかげんという言葉はちょっといかがかと思いますが、私が申し上げましたのは、内容を検討して、保証人をつけることが必要でないというふうに判断した場合と申し上げておりますので、そういった点では今までといいますか、他町村、他県、他市の例も先ほど伺いましたので、そういうことを参考にさせていただいて検討したいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) さじかげんという言葉は取り消します。ちょっといささか勇み足的な発言でありました。申しわけありません。  それで、私、ちょっと必要なことを言うようだけど、今回の議案の第86号に、中国残留者邦人等の円滑な帰国の促進、並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律、これができたので当町の条例も改正する条例が出てますね。これ、特別医療の問題ですね。  ここまで来てるんですよ、もう。僕は、ただ当町が法律が改正になったから、では条例的な法律も改正しましょうというのではなくて、実際に名古屋ではこういう今、私が申し上げたような例を特別な場合だと、連帯保証人を立てられない特別な場合だと、こういうぐあいに運用規定を設けているわけですね。  ですから、もっと踏み込んで私、答弁していただきたいのは、ちょっと済みません、私の聞き方がまずかったかもしれませんけども、個々具体的な例は実際に研究して、それでなるべく近いうちに運用規定は設けるようにすると、前向きに検討すると、そういうぐあいにおっしゃっていただいたらいいんですけど、いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) るる県外の他市の例を申し上げられました。当然、そういったことも参考にはさせていただきたいと思いますが、これは八頭町だけの問題ではないと思っております。身近では鳥取県東部、その次は鳥取県というふうになろうと思いますが、やはりそういった話の中での課題事項の一つとしては、これから考えていくべきだろうというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) もうちょっと頑張りたいと思います。非常に説得力のあるのは、私、大阪でさっき言った③番、配偶者から暴力被害を受け住宅入居の自立を取得する必要がある人、これは男女共同参画でよく言われるDVですね。大阪だろうが、八頭町だろうが、これは場所の境はできませんよ。私はやっぱりこういったことというのは、本当に想定されることだと。あとの、一々もう言いませんけども、障害者の問題でも、本当に連帯保証人を立てなきゃいけないんだけども、だけどもやっぱり立てられない事情が、やむを得ない場合があると、私はこれはあると思うんです、実際に。  それで、これは自分で言うのも何ですが、この市営住宅の対策というのは移住定住対策、それから少子化対策にもつながります。子育て支援の充実にもつながりますよね。ちょっと格好をつけた言い方をすればですよ。だから、こういったことを町長が本当に選挙で子育て支援云々かんぬん言っておられるわけだから、こういったことを実践しようとすれば、私が問題提起してるような事柄には応えてもらわないといけないわけですよ。オーバーかな。というぐあいに思いますので、これはぜひとも検討していただきたいということを最後に強く申し上げて、再度、所見を求めたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 第1回目の答弁でDV等のお話はさせていただきました。いろいろここでいいますと9項目、掲示をしてございますが、最後にその他というようなところもあります。やはり最終的にはその他ということに落ちつくという、8項目以外にはまらなければその他になるわけですが、町としても、先ほど言いましたように、近隣の町村等のこともありますので、あわせて研究はしてみたいと思います。          (坂根實豊議員 入場) ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 次の問題に移ります。  不育治療に対する助成制度についてであります。議員諸氏には大変、何回も何回もしつこいやつだなと思われるかもわかりませんが、これ、3回目です。  この問題につきましては、私は平成23年12月及び平成24年6月定例議会で、いずれも当時の平木町長に質問いたしたものであります。  平成23年12月の議会で、平木元町長はこう言いましたね。不育症は高額の検査費用と治療費を必要とするので、助成制度の実現を求めると私が質問したのに対して、町長はこう答えました。国は不育治療に対して安全性等が確認されれば、速やかに保険適用をしたいとのことであり、その動向を見守りたいと、要旨ですけど、こういう答弁だったんですね。  それから、平成24年6月に私が聞いたときには、平木町長はこう言いました。平成23年12月の国会で、血液が凝固し、胎盤に血栓ができやすくなる体質が原因と見られる不育症患者に対して有効とされるヘパリン製剤の在宅自己注射の保険適用が決定し、平成24年1月から始まっております。前者の議会答弁からしても、助成を実現してはどうかと私が質問したんですね。そうしましたら町長が、検査、治療への有効性等を見きわめる必要がある。他の町村の動きを含め、時間をいただきたいと、そういうぐあいに答弁をしたんですよ。  そもそも不育症というのは、専門医から不育症と診断されて、ちょっと専門的になりますが、抗リン脂質抗体症候群など特定不育治療の治療を受けている人が対象なんですね。そもそもこの病気は、データが出てるんです、明らかに。治療をすれば9割近くが出産可能とされる。2、3回流してしまった。だけど、その原因を見きわめて治療をすれば、9割近い人が子どもさんに恵まれる。有効性があるからこそ、私はちょっと表にしましたけども、全部は読み上げませんが、鳥取の大山町から和歌山県まで助成措置がされているわけですね。  若干、言いますと、鳥取の場合は大山町だけではありません。大山町の保健師さんに聞きましたら、倉吉市も大山町と大体、同じ時期に、一治療当たり10万円までということで、かかった費用の治療費の保険外の2分の1以内で助成措置をしてるということであります。  それから、ずっと下に下がりまして、岡山の笠岡市は治療6回まで、一治療当たり15万円、治療費の2分の1以内。考え方は同じであります。  それから、県の段階で初めて和歌山県が助成措置をいたしまして、1年度に3万円、夫婦の所得が730万円未満と。県が助成するんですから、ですから県もやり、和歌山県内のいろんな自治体もやり出したら、これはもう不育症患者の方々にとっては非常にうれしい措置ですね。ということであります。まだ和歌山県内では市町村の段階には至っておらないようであります。  不育症の主な原因に対する治療法では、染色体検査や子宮形態検査等により、保険に適用にならないものがあります。患者の負担は通常の妊娠によって行われる治療よりも、20万円から30万円、仮に出産に結びついたとしてもその治療費は100万円を超えます。大変な額であります。これも、先ほど私が申し上げた、子育て対策の一環になるんではないでしょうか。明らかにこれは女性対策ですね。次代を担う世代をつくる、子どもさんをつくる。そのために障害になってるものを取り除く。これは立派な支援対策だというぐあいに思いますが、不育治療に対する助成制度、ぜひ実現をしていただきたい。3回目の質問であります。3度目の正直ということにしていただけませんか。よろしくお願いします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2番目の不育治療に対する助成制度についてでございます。  全国的に見ますと、不育治療に対する助成制度を行っているのは50自治体程度であり、年々増加しているということは承知いたしておりますが、まだまだ少ないのが現状であります。  先ほどありましたように、県下ではいち早く大山町が平成24年4月から助成を実施され、続いて倉吉市は本年の4月からということのようであります。  従前は治療の全てが保険適用外となっておりましたので、治療されている御夫婦は多大の経済負担をしてこられたというふうには確かに思っております。  国、地方からの働きかけもあり、議員御指摘のとおり、治療の一部が保険適用となりましたが、依然として適用除外となっているものもあります。  今後、東部圏域での市長、あるいは東部医師会と対応について協議をしてみたいというふうに思っております。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 50自治体と言われました。違いますよ。今現在では61自治体。1件が和歌山、42市、16町、2村。  それで、素朴な質問ですが、協議をされると言われました。何を協議するんですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) 鳥取県東部の市町村というふうに1点は申し上げまして、もう一つの医師会というのは、やるとすればどういったやり方があるかというような、すぐにはできないというふうに思っておりますので、医師会との協議というのは必ず必要になろうかと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 僕なんかは単純で、大山町と倉吉市がやってるんだから、だから大山さんや倉吉さんと協議をして、おたくのところはどういうぐあいにやられたんですか、どういう反響があるんですか、どういう効用があるんですかと話をされて、じゃあわかった、八頭町でもやろうじゃないかと、それで十分じゃないですか。いかがですか。  もちろんいわゆる専門的な東部医師会等と相談されるというのも、これも需要な問題かもわからないけど、実際にやってるところがあるわけですから、私に言わせれば先進事例ですよ。先進事例のところの自治体と協議をして、自分のところにマッチするかどうか。財源も含めて。財源なんかの、例えば私、ちょっとはじいてみたけども、一自治体30万円上限が多いんですよね。人数が少ないです、不育症というのは。仮に5人として150万円です、年間。私はそんなに難しい問題ではないというぐあいに思うんですけども、どうでしょうか。そんなに全体枠を広げて協議をして云々かんぬんという問題なんですかね。いかがですかね。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 医師会と申し上げましたが、ちょっと言葉足らずだったかもわかりませんが、事務的なことであります。いろいろ書式等のこともありますので、そういった詰めというのも必要であるということで、医師会との協議というふうに申し上げました。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) じゃあそれこそ行政用語になってほしくないんですけど、この問題に関しては前向きに検討していただくという捉え方でよろしいですか。やっぱり俗な表現でいうノーもあり得るということですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 検討をさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) どうも3度目もうまくいきませんね。だけど、及ばずながら時間がありますので、ちょっとお話をしてみたい事柄があります。  ちょっとびっくりしたんですよ。三重県のいなべ市、金目の問題ばっかり言うようで申しわけありませんが、最近、金目という言葉が非常に問題発言が多いということで、私はこれはならないんじゃないかというふうに思うんですが、お金目の問題ばっかりでちょっと問題なんですけど、最近ワーキングプアといういわゆる貧困層、ふえ続けておりますね。これは明らかに政治の責任ですわな。これは置いておいて、ちょっとびっくりしたのは、三重県のいなべ市がそういうワーキングプア、いわゆる年間収入が200万円に満たないそういった方々のこともやっぱり考慮して、人数が少ないということもあるだろうけども、不育症患者に対する助成措置をしようじゃないかということで、1年度に1回、20万円まで出しましょう。夫婦の所得は幾らか。何と400万円未満。これ、初めてですよ。大抵が750万円未満です、夫婦の所得が。それが、半分とは言いませんけど、400万円未満。400万円未満の数字は一体どこから出てくるかと。ワーキングプアということを想定した場合の、いわゆる貧困層の方々に対する助成措置だと。財政力云々かんぬん、それもあるでしょう。だけど、基本的な考え方が、そういったところの自治体がこれからどんどん、どんどんふえてくるに違いない。私はそのことを頭に置いていただいて、ぜひともそれこそ検討していただきたいというぐあいに思いますが、再度、御所見を伺います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員の御意見を含めまして、検討はさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) あと14分、最後の質問に移ります。  うまく自分の気持ちが伝えられるかどうかちょっと自信がないんですけど、同和教育の課題と到達点についてという質問を起こしました。  同和教育は、当町においても旧3町から引き継がれて実施されております。それは当町の部落差別撤廃人権擁護総合計画に、後でちょっと教育長と議論したいと思うんですが、この部落差別をはじめとしたありとあらゆる差別の撤廃を目標に取り組んでいることが基本となっております。  (1)同和教育の課題というよりミッション、いわゆる使命、目標といっても、それは私は次の三つではないかと。  まず、一つが、部落差別そのものが日本国憲法が言っている全て人間は生まれながらにして平等であるという民主主義の原則に反することだと理解し、その理解を通して基本的人権尊重の精神を身につけることであるということですね。これが一つ。  それから、②番目、長年の部落差別の結果、被差別部落の子どもたちの顕著な学力低下の問題を克服して、学習や発達等の教育の機会均等を保障すること。これが2番目。  最後の問題。これは私は書いてる表現そのもの自体をちょっと取り消したいんですがね。差別をする側と書きましたけども、これは私の誤りです。正確に言います。同和地区外及び同和地区住民自身、つまり地区内外を問わず、住民自身の学習を実践することだと、こういうぐあいに理解をしております。  そこで、この問題についての見解を伺いたいというぐあいに思います。  それから、2番目。じゃあ、教育長が今の問題に対してどう答えられるかわかりませんが、教育長の答えられるいわゆる当町の同和教育の目標に向かっての到達点、これをどのように捉えていらっしゃるかということが、これが2番目。  最後の問題であります。ここのところはちょっと重要な問題なんですが、同和教育を人権教育の基本とするという考え方がありますね。いわゆる人権教育の核とすると。そういう位置づけについての教育長の見解を伺ってみたいと思います。  以上、大きく分けて3点であります。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、10番、川西聡議員の御質問にお答えしたいと思います。同和教育の課題と到達点についてということでございます。  私のほうからは、学校現場における同和教育についての答弁とさせていただきたいと思います。  御指摘のございました一つに、基本的人権の尊重の精神を身につけること、二つに、教育の機会均等等を保障すること、三つに、学習を実践すること。これにつきましては、基本的に川西議員と同じ見解であります。  具体的に述べさせていただきますと、まず同和教育の課題についてということであります。基本的人権尊重の精神を身につけることということで、人権教育は子どもたちの発達段階に合わせまして、全ての教育活動を通して行っております。教科、教科外を問わず、児童・生徒の学校生活全ての場面で、人権感覚や実践力を培っていく総合的な教育であります。  基本的人権の尊重については、日本国憲法第11条に、国民は全ての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられると明記をされております。これは小学校の高学年になりますと、知識として正しく教えるということでございます。  指導者としては、人権教育の大原則として、学年を問わず、授業や生活の場面で基本的人権の尊重について強く意識をしております。  次に、教育の機会均等を保障することであります。学校、保護者、関係機関が連携して、地区進出学習会を充実させるため、地区保護者懇談会などを開催し、学習内容などについての共通理解を図っております。地区進出学習会においては、児童・生徒の学力の向上を図り、部落差別解消への実践力を育成しております。各地域で保護者懇談会、運営委員会等を持ちまして、学校任せということでなく、保護者、地域、関係機関がしっかりと連携、協力して学習会を運営しております。  次に、学習を実践することについてでございます。同和問題学習は、各学校の人権教育年間計画の中に組み込まれておりまして、保護者や地域の方へ子どもたちが同和問題についての自分の思いを語るという授業づくりを重視しております。  人権教育の中心が同和問題であるという観点から、保護者、地域と一体となって同和問題に取り組むことが重要であるというように考えております。この点につきましては、校長会や人権教育主任会等で共通理解を進めているところであります。  また、同和地区住民自身の学習においては、先に述べた地区進出学習会を推進しているところであります。  次に、同和教育の到達点についてということであります。少し古いとおっしゃるかもわかりませんが、昭和40年8月の同和対策審議会答申を要約いたしますと、同和問題は何人にも保障されている市民的権利と自由を完全に保障されていないという最も深刻にして重大な社会問題である。市民的権利、自由とは、職業選択の自由、教育の機会均等を保障される権利、居住及び移転の自由、結婚の自由などであり、これらの権利と自由が同和地区住民に対しては完全に保障されていないことが差別なのであるというように言っておりますので、こう言えるのではないかというように考えております。  本町の同和教育の到達点をどのように捉えているかということでありますが、先ほど申し上げました、同対審の答申に示します市民的権利と自由が完全に保障された状態になることであろうと考えております。  学校現場においては、児童・生徒の中で部落差別をはじめ、あらゆる差別を許さず、あらゆる差別をさせない。万が一にも差別と出合った場合には、差別に負けないを基本に、小・中学校人権教育全体計画を策定し、目標達成に邁進しているところでございます。  同和教育を人権教育の基本、核とする位置づけについてでございます。人権教育へと名称が変わりましたけれども、基本的な取り組みは今も変わらないというように考えております。  八頭町の学校教育では、現在も同和問題学習の実践を通して培った人権問題の捉え方や授業づくりなどをもとにして、人権教育に取り組んでおりまして、同和問題の解決を基本課題というように考えております。同和問題の解決なくしてほかの障害者問題、女性問題、高齢者問題、外国人問題等々、あらゆる差別の解消はないという認識でございます。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 文部科学省は同和教育というものに対してどういう捉え方をしていらっしゃるか。いわゆる概念とか、それから方針とか、文部科学省自体のですよ、これは教育長、どのように捉えておられますか。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) やはり基本的には考え方は、いわゆる差別を許さないという観点にあるのだろうというように思ってます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 教育長、ここ、大事なところなんですよ。正確にわかりませんか。  今、時間がかかるようでしたらいいです。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 正確な見解については、ちょっと現在、持ち合わせておりませんので、また後で。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 正確な見解についてはと言われますけど、正確な見解はもう断言してるんですよ。文部科学省は同和教育を人権教育へと再構築してるんです。文科省自身、同和教育という概念や方針はありませんと国会で答弁しておりますよ。  今現在はどういう状態かといったら、お隣の島根県を除いて中国地方4県、いずれも同和教育から人権教育に切りかえて、どの県の人権教育に関する方針を見ても、同和教育という語句はないんです。これは県段階です。それは県のことじゃないかと、町はまた別口だと言われるんだったら、またこれは問題。参考のために言ってるんです。  それで、教育長、非常にちょっとこれ、議論をするべき問題なんですけど、同和問題の解決なくしてほかの人権問題の解決はないと言われましたけど、僕は常日ごろちょっと考えたんだけど、こう思うんですよ。よく町長のあいさつでも、部落差別をはじめとしてありとあらゆる差別をなくしますという文言が必ず出てきます。僕、これ、非常に枕言葉に聞こえて仕方がないんですよ。枕言葉のみならず、もっと辛らつな表現をさせていただければ、こういう表現は、そういう考え方は、差別というものに対して序列、あるいは順位をつける、こういういわゆる見方をされても仕方がないんじゃないですか。  それから、仮に私が今、言ったとおりのことだとして、人権侵害あるいは差別というものに対して、これが中心だ、これが核だ。その周りに差別がある、人権がある。こういう考え方をもしとられるようであるならば、私はそれは序列、順位であって、かえってそれが差別じゃないですか。私はふだんからそのように捉えてるんですが、教育長、そのあたりいかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 鳥取県の人権教育基本方針というのもございます。この中には、同和教育で培われてきた原則についてということで、少なくともここまで学校教育の中で取り組まれてきた差別の現実から深く学ぶでありますとか、身近な生活の中にある差別をなくしていくといったような文言が書いてあるわけでありまして、いわゆる人権教育のベースにあるものという捉え方であると私は理解をいたしております。  そうやって序列とかそういうものではなくて、同和教育に対する理解そのものが人権教育に発展をしてきたというような経過であったろうというように私は思っておりまして、序列をつけるとかそういう観点ではなくて、あらゆる差別を許さないという、そういう強い信念といったようなものを育てていくという観点にあるのではないかというように考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) ちょっと違います。僕の捉え方は、違うというのは、鳥取県の人権教育指針では、差別の問題というんですか、知事部局の問題であります。私は今、言われたことではなくて、鳥取県の人権方針の教育方針というのは、この社会に存在する、いわゆる人権侵害、差別というものを同等に捉えて、そしてそれをなくしていくんだと、こういう方針ですよ。  それは、過去、確かに鳥取県がとられた県の方針は教育長が言われたとおりかもわかりませんが、今現在、じゃあ同和教育を核にしてるかといったら、県の方針は同和教育は核にしてないんです。それはどうしてかといったら、差別というものは受けた人間にとっては最大なものだと。属性からしてこれが上位になって、これが周りだと、そういう考え方は今、鳥取県はとってないと私はそういうぐあいに理解してるんですよ。  それで、ここのところは水かけ論になるかもわかりませんが、じゃあ教育長の言われた考え方で憲法の基本的人権、そういったものを学習していくんだということになってくると、私はただ単にこれは差別をなくしましょう、偏見をなくしましょう、同和問題を核にして、そういったものだけでは私は日本国憲法のうたっている基本的人権というのは、これから個々具体的に申し上げますけども、及ばずながら、私はこれは割り切ることのできない問題だと、本質ではないと、このように思うんです。ちょっと抽象的かな。いかがですか。ちょっとまずそれに答えてください。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 少しちょっと具体的でないというところもあるかと思いますが、やはり基本的人権というものはそれぞれ生まれながらにして持っているという原則というものを、どう浸透させるのかというところにあるのだろうと思います。したがって、そのアプローチがどういう形なのかというところになるのかもわかりませんけれども、やはりそれはきちんと教えていくというそういう観点に立つということが重要だろうというように思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 揚げ足をとるわけじゃないですけど、アプローチは大事なんですよ。実際に僕は部落差別がないなんていうことは言ってないですよ。部落差別は実際にあるんですよ。それを通していわゆる人権教育を考えていくアプローチというのは、これは大事なんです。これは否定はしません。  しかし、表現不足だったかな、いわゆる同和教育というものを核に据える、あるいは人権侵害を解消していく上でこれを限定するというか、そういう考え方をとっちゃうと、いわゆる同和教育を入り口にする、核にする。そして、そういうことになってくると、出口もそうなる。そういうことになってくると、基本的人権のいわゆるいろんな生存権であるとか、あるいはプライバシーの問題、環境権であるとか、それから幸福追求権であるとか、いろんな憲法の概念がありますね。そういう憲法の概念というのは、ただ差別をなくしましょう、それから偏見をなくしましょうということだけでは、私はこれは追いつかない問題だと、こういうぐあいに思うんです。  話をちょっとわかりやすくいいますと、あと6分ぐらいありますから、僕はこういうぐあいに捉えてるんですよ。町のやってる同和教育というか、同和行政施策、差別をする側、される側とよく言うでしょう。これを基本としてるんですよ。差別をする側、される側ということを基本にしてるんです。基本的人権を理解しようとしたら、そういう考え方だけでは理解できません。アプローチは大事かもわからないけど、それを核にするというのはどういうことか。結局、差別をする側、される側というのは、これは町民同士の間に垣根を隔てて、あんたは差別をする側だ、同和地区外は差別をされる側だ、こういう線引きですよ、言ってみれば。こういうことで将来的な子どもが学習を重ねていって、そういった問題を核にして、基本にして、そういった問題で日本国憲法の言ってる基本的人権なんていうのは理解できないと思いますよ、私は。これはどうしてか。憲法の持ってるいろんな権利というのは、いわゆる国民対国民の戦いの中で得られたものじゃないです。これは権力を持ってる者、経済的な問題も含めて、そういういわゆる支配層、そういったものに対する国民、人民と言ってもいいですね、ちょっと左翼用語ですけど。そういった者との権力闘争の、いってみればそういう戦いの中で得られたもの、それが基本的人権。ところが、同和教育を核にするという考え方を普遍的にして、それを広げて、憲法を理解するということになったら、とてもじゃないけども憲法の持ってる本質的なもの、そういったものなんかは私は理解できないと思う。こういうやり方を踏襲していくというんだったら。そういう考え方をちょっとしてるんですが、いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 差別をする側、される側という話でございましたが、私はそうではなくて、それはどういう立場にあるとしましても、差別は許さないということだと思うんです。許さないという観点から申し上げますと、やはり拡大させないとかといったようなことは当然のことでありますので、そういったことに向けての啓発というところに尽きるのかもわかりませんけれども、そういう認識を広めていくというところが事の本質にあるのではないかというように考えておりまして、やはり憲法解釈云々という話になりますと、いろんな考え方があるんでしょうけれども、本質的にはやはり基本的人権が尊重される社会というのが、ひとしく目指している方向なのではないかというように私は思っておりますけれども、そこは間違いでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) さっきアプローチと言われたでしょう。いろんな模索をしてる中でアプローチをしてる。これは私は否定しないんですよ。一生懸命やってるんですよ、みんな。だけど、捉え方がちょっと違うんじゃないかということを問題提起してるんですよ。  捉え方というのはどういうことかといったら、さっきは教育長がちょっと強調されなかったけども、とにかく差別をする側だ、される側だと、こういう線引きなんですよ。結局、早い話が。それで、する側が、じゃあ差別をしなければいいんでしょうと。これでちょんなんですよ。これだけのことなんですよ。そういう問題じゃないんです、この問題は。違うんですよ。そういう問題じゃないんです。仮にする側、される側というぐあいにくくっちゃうんだとしたら、大きないわゆる視点から立ってみれば、それが確かに正解かもわからない。人権侵害をする者、される者、そういう捉え方は確かに当たってるかもしれない。だけども、それはいわゆる大くくりな人権の問題であって、いわゆる同和問題に関してする側だ、される側だという考え方を基本にして、それを追及していくというのは、私はちょっとピントが違うんじゃないかなということを思う。うまくちょっと表現できないんですけども。  それで、じゃあ具体的にわかりやすい質問をちょっとしてみたいというぐあいに思います。ちょっと外れかけたので同和教育ですね。同和教育の面においても私の言ったことは至当ではないかなと思うんですが、教科教育、あるいは平和教育、それから障害児教育、それからクラブ、生徒会活動、いっぱいあります。そういった中で、いわゆる差別をなくそう、偏見をなくそう。これだけでそういった私が言ったような教育全体のことって割り切ることができますか。私はできないと思うんですね。いわゆる教育内容に、否定はされたんだけれども、私はやっぱり序列的な、あるいは順位づけ、そういったものがあるような気がしてしょうがない、そういうぐあいに捉えられても仕方がないと私は思うので、この考え方はやはり卒業して、結論からいえば、私は同和教育ということではなくて、いわゆる人権教育、それこそ人権の歴史、基本的人権の尊重に向けての基本的な知識。ただ部落差別があって、差別をする側、される側があってという話じゃなくて、もっと底の深いところですよ。基本的人権の問題を理解しようとするのは。町民同士の敵対的な関係をつくるかのごとく印象を与えるようなそういうやり方ではないんだ。そういうやり方ではないような人権教育のやり方、同和という名に介しない、こういったものをやっぱり町は追及するべきではないかというぐあいに思うんですが、いかがですかね。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 殊さら敵対関係をつくって、する側、される側というような線引きをして物事を進めているわけでは決してないというように私は思っております。少なくとも差別を許さないという観点。許さないという人たちを多くつくっていく。そういうところを拡大していかないと、いわゆるいつまでたってもなくならないという話になるのではないか。  ですから、殊さら敵対関係をあおるというようなそういうところに立っているのではなくて、やはり根本的に差別のない社会を目指すということが全ての課題という中での取り組みだろうというように思っております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) あと1分少々ありますので、地区進出学習会。教育長、そうやって言われるけど、地区進出教育学習会のポイントは、同和地区の子どもに、社会的な立場を自覚しなさい、いわゆる差別をされる側だという自覚を持ちなさい、差別をされたときはそれに負けないようなそういう子どもになりなさいというのが基本でしょう。これが、私、逆に同和地区の人間は差別をする側だと。結局、そういうやり方をやっちゃうと、私は教育長の言ってる目的、そういう考え方は広がっていかないような気がする。かえって収束していくような気がするんですよ。敵対ではないと言われたけど、これは見る人によっては明らかに敵対関係をつくってるようにしか見えないように私は思うんですね。だから、私はこういう考え方は一日も早くやっぱり卒業するべきだと、克服するべきだということを最後に申し上げて、今定例会の一般質問を終わります。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) ちょっと1点だけ。立場の自覚というお話がございましたが、そこをやっているわけではなくて、少なくともおっしゃってました学力の問題といったようなこともそもそもあったわけでありますし、それから差別を受けるであろう可能性ということもあるわけでありますので、そういった部分についての、いわゆる差別に負けないといったようなところを培っていくということも、少なくとも命にかかわる問題ということでもありますので、そういうところも大きな狙いとしてあるということは御理解をいただきたいと思います。  以上であります。 ○10番(川西 聡君) 終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、10番、川西聡議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。    (午前11時00分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(河村久雄君) 次に、6番、川西末男議員の質問を許しますので、登壇願います。  川西末男議員。
    ◎川西末男議員質問 ○6 番(川西末男君) 皆さん、こんにちは。議席番号6番、川西末男でございます。  本日、本定例会において議長より一般質問の許可をいただきましたので、質問させていただきたいと思います。  なお、吉田町長には初めての一般質問でございますが、よろしくお願いします。  本日は、防災についてと、またイベント・講演等など2点について、町長にお伺いいたします。  まず、防災についてお聞きいたします。本町では8月31日に防災訓練が行われましたが、人の安全のためには訓練は大切なことであります。私の集落も訓練を行いましたが、今後も行ってまいりたいと思います。  さて、今回の質問ですが、2年前、元平木町長のときにも質問いたしましたが、戸数の少ない集落は、変わらない場合もありますが、大抵の集落は1年間で区長さんは変わります。いまだに集落支援職員さんの活動内容についてよくわからないと言われる区長さんがいます。私もことしは区長を務めていますが、わずかの報酬に対してどこまで集落支援の職員さんにお願いしたらいいのかわからないので、集落支援制度の中の集落支援職員さんの活動について、何点か町長にお伺いいたします。  活動について、元平木町長と同じ考えですか。  2番目、集落支援職員の活動の実態は。  3番目、具体的な活動内容の中のその他の集落支援は削除したらどうか。  この3点です。  なお、先ほど申しましたけど、本年度も8月31日に防災訓練を行いました。そのときに、質問というわけではないんですけど、何点か町長に一言、言っておきたいということがありますので、よろしくお願いします。  とりあえずの質問でございます。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、6番、川西末男議員の一般質問についてお答えをいたします。  1番として、防災について、集落支援制度についてであります。  最初に活動について前町長と同じ考え方かということでございます。地震、土砂崩れなど、大規模な災害時に自分たちの地域は自分たちで守る、自助・公助の考えに基づきまして、災害による被害を最小限にとめる初動体制の訓練、また防災教育を地域で積極的に推進することは、大変重要であるというふうに考えております。集落で繰り返し訓練等を行っていただく中で、パイプ役として職員の支援活動が必要であろうというふうに考えております。  2点目の集落支援職員の活動の実態はということでございます。毎年、八頭町の防災の日を中心に、各集落単位で防災訓練をお願いいたしております。ことしの場合、集落支援職員151名を配置いたしました。全員というわけではございませんが、区長さん、役員さんとの実施日の決定から、マニュアルに沿った行動内容等の調整、確認の打ち合わせを行い、また訓練実施日には集落役員さんと一緒になり、集落対策本部の設置、避難者の誘導、避難所設置等の支援活動を行っております。中には支援職員は訓練実施のお願いに当たり、事前に啓発ビデオ等を持参し、集落に啓発研修を行っていることもあります。  3番目であります。具体的な内容のうち、その他の集落支援は削除したらどうかという御意見でございます。支援職員は、当然、防災訓練の打ち合わせの際、役員さん方に集まっていただいております。この席上で防災訓練のことに限らず、相談事、伝言などを聞き入れ、持ち帰り、担当課に伝え、対処しているというケースがございます。例えばこんな方がおられるがどうしたらよいかであるとか、またこういったことはどこに問い合わせをすればよいかとか、この書類を担当課に渡していただきたいとか、いろいろあるというふうに思っております。削除というより、集落からするとよい機会とも考えます。臨機応変に対応していただけたらというふうに思います。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 集落支援職員さんの活動内容の実態ということは、私はことしのことを聞いておるんではありません。この通告は8月22日、正午までということで、私は去年と一昨年の実態を準備してると当然、思っておりますので、何名、防火訓練に参加されたか、去年は防災訓練が悪天候のため中止になりましたけど、私はことしのことを聞いておりません。  それから、最初の平木元町長と同じ考えかと聞きましたのは、実は2年前に私が質問の中で、支援職員さんが保育所の職員さんも職員じゃないかということで、これは不公平ではないかということで、平木元町長にお聞きしましたら、こういうことを言っております。保育所とかそういう現場の職員は外した。いろいろ議論があったが、別に職員の差別、区別という中での配置ではないことだけは理解をということで、平木元町長は保育所の職員さんは外すんだけれど御勘弁をということになってるんですけど、去年はちょっと名簿を見てないのでわからないんですけど、ことしは保育所の職員さんも支援職員さんになっておりますが、これはいつごろから変わられたか。また、どういう気持ちでされたかということをちょっとお聞きします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保育所の職員につきましては、ありましたように、当初は確かに支援員ということでは配置をいたしておりません。しかしながら、職員数の減ということがございまして、今現在、昨年から保育所の職員も支援員として配置をしてるという経過がございます。  そういった中で、平成24年度からモデル地区ということで、少し大がかりな支援訓練を実施させていただいております。保育所の職員等につきましては、モデル地区の実施に当たりましての担当といいますか、配置職員ということで、平成24年度からも集落の支援職員ではなく、モデル事業実施の職員として当たっているというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) そしたら、平木元町長と大体同じだけど、集落支援の職員さんに保育所の職員さんも入れたというだけなんですね。  それから、今、言った2点目の、去年は中止だったんだけど、一昨年のはもうちょっと具体的に、防災訓練の日に職員さんが各集落に何名出られたかとか、集落によっては来てないところもあると思うんですけど、その辺のことぐらいちょっとせめて報告というか、質問に対してお答えしていただきたいなというふうに思っておりますけど。  やっぱり執行部のほうも通告はとうに出してるので、集落支援職員の活動内容の実態はといったら、やっぱり去年、一昨年のことをきちんと明白に答弁していただくのが本じゃないでしょうか。ことしはどうのこうのって、ことしはことしです。ことしはまたことしで反省点を踏まえて、また支援職員の活動の内容なんかも変えられると思うんですけど、その辺、去年、一昨年のことをもうちょっと詳しく教えてください。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ただいまの件につきましては、以後、注意をしたいというふうに思いますが、平成25年度につきましては台風の関係で中止をさせていただいたというところでありまして、平成24年度の実績では、防災訓練の支援職員を配置したということがありまして、72.1%ということであります。平成24年度から配置ということでありまして、その前年は配置をしてないわけですが、平成23年度につきましては44.2%ということでありまして、支援職員を配置して、平成24年度、28%の増となったような経過もございます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) ことしは我が集落でも集落支援員さんが2名も7時前に来ていただいて、いろいろと支援していただきました。  済みません、平成24年度、72.1%というのは、防災の訓練に出席された職員の数ですか。防災訓練をした集落の数ですか。ちょっとその辺をはっきり。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 防災訓練を実施しました集落のパーセントであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 私は防災訓練された中で、集落支援員の職員さんが防災の日に出席されてる人数を知りたいんです。去年、一昨年も私の集落も訓練いたしましたが、うちの集落では支援職員さんは見えなかったんです。だから、どの程度、出てるのか、出てないのかを、こういうことをもうちょっと実態を知りたくてこの質問をしたんです。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、ちょっと資料がございませんので、改めて報告をさせていただきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 本来なら、町長、こういうことはきちんと資料は準備していただきたいと思います。  それで、3番目の具体的な活動内容の中のその他の集落支援というのは、私はこのことをいつも、2年前も言ったんですけど、わずかな報酬の中でその他あらゆる支援といったら、先ほども言いましたけど、私たちは1年間を通じて集落支援職員さんに何でも頼んでもいいもんか、報酬代というのは、私は実際問題、防災の日に出席していただいたら十分じゃないかなというふうに思っておるんです。集落支援制度というのは、また職員制度というのは防災に限らずあらゆる支援はほかのほうでもされとるんですけど、例えば校区の運動会とか、いろんなことでみんなされとるんです。ただ、防災に関することだけにわざに本当に微々たる報酬を出して、それで集落支援職員さんにあれしてごせえ、役場にちょっと連絡をとってくれというようなことは、区長として割合、言いにくい面があるから、ちょっと外したほうがいいんじゃないかなということを私は2年前も今もしつこく言っとるんです。その点、町長はどう思われますか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) きのうも海士町のお話がございましたが、やはり職員というのは地域と密着して初めて職員だろうというふうに思います。5,000円の報酬というお話もございますが、報酬だけではないというふうに思っております。いろいろ御意見があるのは承知いたしておりますが、最初に申し上げましたように、やはり職員というのは地域に密着して初めて町の職員であろうというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 我々、区長としてはやっぱりある程度、線引きしていたほうがいいんじゃないかなというふうに思っとるんです。私自身も集落支援の職員さんに、先ほどから言っとるんですけど、どこまで頼んだらいいんかなというような、報酬の金額のことまで言われましたけど、私は金額のことはなるべく伏せとこうと思ったんですけど、ある程度、線引きされたほうがいいんじゃないかなというふうに思っておるんですけど、町長がそういう考えが変わらんということだったら、もう変わりませんね、町長。再度。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この支援職員を永久的にというふうには思っておりません。いずれの時点で集落が自主的に防災訓練を実施していただけるような状況になれば、支援職員というのは考えておりませんので、また改めてそういったことについてはそういう時点で考えていきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) わかりました。  それでは、2点目のイベント、講演会などについてお伺いいたします。本町は合併して10年目を迎え、記念イベントを行われていますが、これはこれとしてよいのですが、八東、船岡、郡家地域の持ち回りできらめき祭を行っていましたが、郡家地域を除く八東、船岡地域の町民は地元地域で3年に一度、行われるのを楽しみとしていました。きらめき祭を今年度から八頭町中央公民館の隣の郡家運動場で行われるように決まりましたが、ちなみにことしは既に7月27日に終わっておりますが、このきらめき祭の件を含め、町主催のイベント、講演会など、次の点について町長にお伺いいたします。  きらめき祭を郡家地域、八頭町中央公民館隣の郡家運動場に決定した理由をお聞きしたいと思います。  2点目に、例えば解放文化祭、各地区で行われている公民館祭などについての今後の考えはどうですか。  3点目に、ちょっとこれは意味がわかりにくいと思うんですけど、各地域で同じような講演、例えば人権の講演とかそういうのを行っておりますが、それで最終的には八頭中央公民館から八頭町全体で行ったりというようなこともあるんですけど、今後、こういう講演等などについてはどういう考えかということをちょっとお聞きしたいと思います。  この3点についてお願いします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、イベント、講演会等についてということで御質問をいただきました。  きらめき祭を郡家地域に決定した理由はということでございます。御承知のように、合併いたしまして、八東、郡家、船岡とそれぞれの地域できらめき祭、各3回、開催してまいりました。きらめき祭の実行委員会におきましても、合併してことしで10年を迎え、住民の皆様方の一体感も醸成されてきたのではないかと、そういった御意見もあり、検討してまいった経過がございます。結果、ことしから当面、郡家地域で開催することとさせていただいたものであります。  したがいまして、全体として、春の竹林まつりは船岡で、夏のきらめき祭は郡家で、秋の八頭町マルシェは八東でというような形で、四季を通して地域の特性を生かしながら開催をさせていただくよう、計画をさせていただいたところであります。  民間活動ではありますが、県内外からの誘客がありますクラフトin八頭、これは船岡でございますし、それから八頭カップ少年野球交流大会、八東なども含めまして、恵まれた自然、資源を生かしながら、今後も誘客数の増や、新たな交流人口の拡大にも努めてまいりたいと考えております。  また、商品の販売にも力を入れ、より根を張ったイベント活動にしたいと考えているところであります。  あわせまして、観光資源を充実するなど、それぞれの地域に多くの皆様方においでいただき、元気の出るまちづくりへとつなげていくよう取り組んでまいりたいと考えております。  次に、例えば解放文化祭等々についての考え方はということでありますが、解放文化祭は、郡家、船岡、八東の各地域の実行委員会において、今後のあり方等について協議を行っております。また、意見体験発表や作品出品など、小・中学校との連携部分も多いことから、学校の人権主任会などからの意見も聞きながら、来年以降のことについて協議をしているところであります。  その中で、部落差別撤廃人権擁護の総合計画の最終年度であります平成27年度までは多少の変更はありましても、各地域で開催する予定にしております。その後につきましては、現在、検討中というところであります。  3番目の各地域で同じような講演を行っているが、今後、どのように考えるかということであります。人権推進課の関係では、八頭町同和問題講演会を毎年7月の部落解放月間中に開催いたしております。町同推の啓発推進部が企画、立案し、一日も早い部落差別を初め、あらゆる差別の解消を目指して講演会を開催しているところであります。主な対象者といたしまして、初めて人権同和問題に参加する方を重点的にしているというところであります。  部落解放研究集会につきましては、毎年、12月の人権週間中に開催をいたしております。町同推の社会教育部が企画、立案し開催しておりますこの研究集会は、あらゆる差別の解消に向けた取り組みをみずからの課題として、人権尊重の社会をつくるために町民一人一人が人権意識を高め、差別のない明るい八頭町を築くことを目的として、開催いたしております。  人権啓発センターの関係では、人権講座、講演会もありますが、現在、各地域で3回ずつ、計9回、開催しておりますが、内容等につきましては鳥取県人権局が設定している人権13分野の中から、さまざまな人権問題に幅広く取り組んでいるところであります。その中で各地域で1回は同和問題の講座なり講演会を開催するというふうにいたしております。基本的な考え方としては、全ての人権問題の根幹は同じですので、同様の視点で取り組み、部落差別を初め、あらゆる差別の解消につなげてまいりたいと考えているところであります。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西末男議員。 ○6 番(川西末男君) 1番目の、先ほど町長が実行委員会でいろいろ検討されたと言うんですけど、どういうメンバーでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全員というわけではありませんが、委員の構成メンバーはJAさんから出ていただいておりますし、それから商工会、そして女性団体、それから行政側としては副町長も出ております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 今、各種団体のことを言いましたけど、団体で何名ずつぐらいが出られて、これを検討されたのかなと。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 委員はたしか10人強だったかのように思っております。各種団体から2名から3名というふうに記憶をいたしております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 私はこの実行委員会で大体、決定する前に、やっぱりきらめき祭が今度は持ち回りになるんだ、どんなだろうってやはり町民の方にもある程度、アンケートとかそういうのをするべきで、実行委員会で決めるって、本来なら実行委員会はことしのきらめき祭はどういう内容をしようかなというようなことを決めるのが実行委員会じゃないかなというふうに思っております。その上に運営委員会があるんですけど。だけど、運営より下の実行委員会のほうでこれを決定するということ自体がいかがなものかなって私は思います。その点について町長はどう思いますか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ御意見もあろうかと思いますが、前段で申し上げましたように、そろそろ固定化してはどうだという意見をもとに実行委員会で協議されたように思っております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 決まって、先ほどの町長ではまたきらめき祭のあり方は今後、また検討するということになっておりますけど、八東地域では八頭町マルシェって、私自身、八頭町マルシェは別に祭りと違うんです。これはお買い物やイベント、これはきらめき祭と内容がちょっと違うんです。船岡は竹林まつりとかそういう大きなイベントができるんだけど、八東自体がやっぱり。せめて3年に一遍という。これは結局、老人とか車の運転もできない人、また運転ができても行ったら酒が飲めないけえちょっと行かんということもあるんですけど、町長が言われてる均衡あるまちづくりにはちょっと似合わないんじゃないかなというふうに思っております。マルシェと一緒にしてもらったら、私はちょっと困ります。町長にその辺をもうちょっとやわらしい言葉で、今後、検討するとか。大体、実行委員会でこれを決めること自体、私はけしからんと思っております。その点についてどう思いますか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員が言われるように、マルシェは祭りでない、おっしゃるとおりだと思います。竹林まつりであるとか、きらめき祭というのは、ちょっとまたマルシェとは意味合いが違うとは確かに思います。  多くの人に集まってもらいたいという意味でマルシェも開催いたしてるところでありますが、御意見は御意見として伺い、また改めて先ほどありました実行委員会でもこういった御意見があるということを踏まえて、次回に向かいたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 今後のきらめき祭については課題として、十分、今度は検討していただきたいと思います。  なお、2番目の件ですけど、これは私はちょっとぽっと頭に浮かんだのが解放文化祭とか地区公民会祭というので、ただ例として挙げやすかったけえしただけのこと。これはまたすぐ早々にというんではなしに、合併して10年を迎えているわけですので、やはり祭りごととか解放文化祭なんかも心を一つにして、人権問題、差別、あらゆる差別のない明るい八頭町になってほしいなという思いなんです。これは中学校や小学校もこうやって統合の予定が入っております。そういうことで、いつまでもこういうものを郡家、船岡、八東という、そういうやっぱり地域のあれがないようにしてほしいということなんです。だけえ、町長はゆくゆくは将来的には考えるという考えなんでしょう。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのとおりです。今のままではいけないというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) わかりました。今後も十分、検討していただきたいと思います。  なお、3番目の講演会、ちょっと人権と私がつい言ったんだけど、人権問題にかかわらず、もし何かほかのことでも講演会等が一本化できたら徐々にやっていきたいなという。私は人権問題の講演会が多いけえどうのこうのと言ったんじゃないんです。ただ、ぽんと頭に浮かんだのがやっぱり人権の講演会というのがあって、同推協なんかでも講演なんかも聞いたり、地域で聞いたりもしょうるし。それで、出る人の顔ぶれが大体同じような人が、充て職の人とか、大体、固定化されておるんです。その辺をもうちょっと講演会のあり方で、先ほども町長が言われたように、ただ同じことを講演会に出席してくださいと6時40分に何回も同じことを広報やずで言われておりますが、やはり中身をもうちょっと若い人というか、30代、40代、50代ぐらいの人がどんどんと講演に来ていただけるような方策を考えていただきたいと思いますけど、町長、お考えどうでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 答弁書をつくる前にいろいろ考えたんですが、やはり重複してといいますか、そういった部分についてはやはり啓発センターで行っているような講座のことが最初に浮かびました。そういった中で、こういうきょう、答弁をさせていただいたというところでありまして、こちらの内容についてもやはりいずれは考えていかなければならない内容だろうというふうに考えております。  それから、ちょっと戻りますが、先ほどきらめき祭の実行委員の構成のことがございました。10名強というふうに先ほど答弁させていただきましたが、委員は16名ということでございます。JAさん3人、それから女性団体がやはり3人、それから商工会3人ということでありまして、先ほど言わなかった委員さんにつきましては、青年団でありますとか、小・中のPTAの代表でありますとか、観光協会の会長、商工会の事務局長というような人を含めて全てで16名ということであります。
     それから、先ほどちょっと時間をいただきました集落支援職員の出席の関係であります。平成24年度につきましては152人中93人ということでありまして、61.2%ということであります。それから、平成26年度、本年度でありますが、151人中96名ということで、63.6%ということであります。平成25年度につきましては、未実施ということでありましたので、数値はございません。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 先ほど町長が言われた平成24年と26年の防災訓練の集落支援職員の出席の数字をいただきましたが、私もちょっと最初に言いましたけど、防災の件でちょっとお願いがあるということで、ちょっと一言、お願いしたいんですけど。  私、先ほどから言っておりますが、8時30分以降に、9時半までかな、報告をしてということで、どういう活動をしたかと。そのときにちょっと職員さんの応対の中に、これ、項目にも入ってるんですけど当然、黒板は使いましたかというようなことがあったんです。私は黒板はうちはないということなんですので、もしできたらここで防災訓練という黒板を各集落にやっぱり提供するべきじゃないかなと思っとるんですけど、お願いなんですけど、どうでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 質問にしてもらわないと、お願いはここは。 ○6 番(川西末男君) 町長じゃないが、後戻りになりましたけど、防災の件でことし気がついたことは、うちのほうには黒板もホワイトボードもなかったので、うちの集落には職員さんの電話の中で黒板を使いましたかと言いましたけど、うちはそんなんありませんということで、せめて毎年、行われるのだけえ、防災訓練というのをきちんと消えないような黒板を各集落に提供していただきたいと思いますが、どうでしょうか。わずかなお金だと思いますよ。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平木元町長の時代に防災備品の整備というのがあったように思っております。そのときに本当は整備していただければ一番よかったのかもわかりませんが、今のお話では黒板にかわるものであればいいと思います。黒板でなくても掲示板、例えばベニア板でありますとか、コンパネでありますとか、そういったものでも活用していただいて、黒板のかわりにしていただくというような措置をとっていただけたらと思います。配付する集落でありますとか、しない集落でありますとか、またそういったことになりますので、臨機応変な対応をできたらと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○6 番(川西末男君) 町長は無理だということですので、うちの村は黒板がないけえまた何とか集落で購入するように、どうなるかわかりませんけど、やっぱりコンパネなんかだったらちょっとみっともないので、きちんとしたものに書きたいと思いますので、町長がせんということですので、どうしようもありません。  いろいろと申しましたけど、とにかくきらめき祭のことは本当に真剣に今後も考えていただきたい。特にきらめき祭のことについては、今後、しっかりと検討していただくことをお願いいたしまして、私の質問は終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、6番、川西末男議員の一般質問を終わります。  次に、3番、坂根實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。  坂根實豊議員。 ◎坂根實豊議員質問 ○3 番(坂根實豊君) 3番、坂根實豊でございます。  初めに、先の内閣改造で地元選出の石破茂自民党幹事長が新設されました地域創成大臣に就任されましたと。地元として町民ひとしくお祝いを申し上げて、御喜びをしたいと思います。町長も応援、お祝い方々、上京されて、八頭町に山積する多々ある事案について久しく面談されることを、するがよいかというぐあいに思います。  さて、通告しております質問に入ります。毛小青が砦として、現在、奥野、清徳、茂谷線の作業道を開設中であります。これがたまたま中間地点、毛小青が砦と銘打っておりますが、まさに景勝地なんであります。これが施設を現在、奥野、清徳、茂谷線管理委員会とされて順次、計画中であります。  きょうの午前中は県の担当課、あるいは愛媛県からも20名ぐらい上がってこられて、たまたま坂根は会議を欠席して立会したんですが、まさに景勝地であると。将来に備える施設ができるんかなというぐあいに考えております。  いうところの歴史の継承は、確かに現代人の役目、役割でありましょう。しかしながら、同じく新しく創造開発していくことも、いうならば現代に生きる役目であるというぐあいに思っております。  そこで、これについての見解を町長に伺うものであります。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3番、坂根實豊議員の一般質問についてお答えをいたします。  毛小青が砦の創設についてということであります。奥野、清徳、茂谷は古い歴史を持ち、老婆ヶ城などの城跡が残るなど、古い歴史を持つ史跡が多く存在している地域であることは、先般、訪問させていただき、承知をいたしているところであります。  また、坂根議員の提案いただきましたとおり、歴史を継承していくことは、無論、そこに新たなものを発掘し、創造していくことも重要なことであるというふうに考えます。  現在、奥野、清徳、茂谷の集落の関係者の皆さんが管理組合を結成され、集落内を横断する作業道を整備されていることも承知いたしております。  このたびの御提案いただきました毛小青が砦の創設についてでありますが、現在、整備されている作業道の先に老婆ヶ城を望める一角があることから、そこに休憩所を整備したいという御提案であろうというふうに思います。  町には、現在、このような休憩所整備の補助事業はございませんので、鳥取県に該当する事業がないか照会をいたしました。  県からは中山間地域において伝統文化の伝承、景観保全を図り、地域の誇り再生事業に対して助成する地域活性化支援事業に該当するかもしれないという回答をいただいております。  この助成事業の内容でございますが、事業費に対して県が3分の1、町が6分の1を助成し、残りの2分の1は事業者、関係者が負担するということであります。  今後、奥野、清徳、茂谷管理組合委員会で事業を計画され、この地域活性化支援事業に申請されて採択になるということであれば、町として支援をしてまいりたいというところであります。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 坂根議員。 ○3 番(坂根實豊君) お答えをいただきました。まずはありがとうございますと。もうちょっと詳しく説明します。今、私が住んでる奥野というのは、本当に由緒ある部落なんですよ。さかのぼっていうならば、平家の落人部落なんですが、当時、奥野地蔵尊といいまして、君子の地蔵なんですが、今から1200年ほど前、いうところの中納言在原行平の作であります。なかなか立派な地蔵尊が残っておりますので、ぜひ紹介をしておきたい。  次に、今、町長も概略説明をいただきましたが、清徳には老婆ヶ城というお城があったんですよ。これは戦国時代、山中鹿之介が攻めてきて滅びましたが、やっぱり山の城郭に立派な城跡が残っております。  そして、清徳には清徳寺というお寺がありまして、長野の善光寺の奥の院と言われてる我が日本国で最古の仏像が安置してあるというわけでありますよ。  それから、茂谷の小畑上神社、これはいやしくも茂谷にありますが、菊家紋なんですよ。我が日本国で菊家紋のついた社というのはそう数々はない。  そういう山間地ながら、本当に由緒ある歴史的な山村地域かなというぐあいに思っております。  次に申し上げますが、例えば今、八頭町で平成太鼓、なかなか気前よく響き渡ってまいりましたが、当時、昭和から平成に年代が変わるとき、私はそのとき八東町の議員でしたよ。そのときに同じように歴史の継承は大事だと。しかし、昭和が平成に変わって、やっぱり平成の遺産を残そうと、私は当時、八東の町長に提案しましたよ。何かやっぱり太鼓でも残そうよと。その太鼓の響きというのは、やっぱり心を打つものがありますよ。今、平成太鼓がこの八頭町に定性して、なかなかよかったなと喜んでおりますよ。  そういう意味で、ぜひ将来、建設しようとしている毛小青が砦についても、いかぶんの御尽力や御支援を賜わりたい。地域としては全力でこれをつくり上げていきたい、このように思っております。  ちょっと平成太鼓のことに御意見がございましたら、お伺いをしたい。なかったらいいんですよ。  では、大体、以上で終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、3番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。    (午後 1時50分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 2時05分) ○議 長(河村久雄君) 次に、14番、池本強議員の質問を許しますので、登壇願います。  池本強議員。 ◎池本 強議員質問 ○14番(池本 強君) 平成26年第8回八頭町議会定例会に当たり、町長選挙について吉田町長並びに石谷選挙管理委員会委員長へ御質問いたします。  まず、初めに、この5月に実施されました町長選挙は、合併以来、9年ぶりの選挙戦となりました。一方は、元・現県議、または歴代の町長をされた方々等々、そうそうたるメンバーが後援会に名を連ねる候補と、方や今までの町政の流れを変えなければと、それに立ち向かう候補の1対1の対決となりました。  そこで、町長にお伺いしますが、この選挙をめぐる町の政治情勢についてどういう御認識のもと、選挙戦を戦われたのでありましょうか。  次に、自治基本条例が町長選挙に当たり立候補予定者に作成を求めているまちづくり公約について、今回の町長選挙で町長はどう対応されたのか、御質問いたします。  3点目として、今回の選挙をめぐる動きの中で、選管の職員が一方の候補者の後援会の討議資料の一部内容について、確認だと言って立候補予定者へ直接電話したとのことですが、その事実経過の詳細とその理由、その後の対応について、選挙管理委員会委員長に答弁を求めます。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、15番、池本強議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、町長選挙についてということでございまして、1として、今回の町長選挙についてどういう認識なのかということであります。今回の町長選挙は、御意見のように、これまでの町長の政策を引き継ぐ者と、これまでの町政の流れを変えようとされた候補者の選挙であったという認識でございます。志半ばで病気のため辞任されました前町長の後継者として立候補させていただき、副町長辞任後、短い期間ではございましたが、後援会活動、選挙活動を展開してまいりました。今後、これまでの行政経験を生かし、できることから一つずつ諸課題の解決に努めてまいりたいと考えているところであります。  2点目に、まちづくり公約についてどう対応されたかということでございます。自治基本条例の第8章第3条に、町長選挙の立候補予定者は、有権者が政策を選択できるよう、選挙に当たりまちづくりに関するみずからの考えを示した公約、まちづくり公約を作成するように努めなければならないとあります。今回、選挙に当たり五つの公約を挙げさせていただきましたが、先ほども申し上げましたが、副町長辞任後、選挙まで余り期間がなかったというのが現状でございます。6月議会で概要を答弁させていただきましたので、内容は一々申し上げませんが、今後、先般、お示しいたしましたように、それぞれの目標に掲げております公約の実現に向けまして、行政運営を行ってまいりたいというふうに考えております。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 後援会討議資料の確認、その事実経過の詳細と理由、その後の対応についてお答えをいたします。  このたびの件につきましては、不特定多数の方に配られている資料の中に、今回から町長選挙が議会議員選挙と1年違いで別々に行われることになり、それにかかる費用は1,440万円必要であります。許されることであれば、私は3年で一旦、辞職し、町長、議会議員選挙を同時に行うようにしたいと考えますとの文言がありました。  公職選挙法第259条の2による、任期の起算の特例と照らし合わせたとき、3年後に一旦、辞職し、改めて立候補する、いわゆる出直し選挙につきましては、任期は残任期間となり、1年後に再び町長選挙を執行する必要があるため、町長選挙及び議会議員選挙を今後、同時に執行することにはならないことから、選挙人にとって誤解を招くおそれのある表現であること、また住民の方から同様の内容についてのお問い合わせをいただいたことなどから、候補者の方にその内容の確認をさせていただいたものであります。  また、本件以前からこのたび確認をさせていただいた陣営の方からは、今回の選挙に関するさまざまな御質問、御相談等、電話や来庁された際などに受けており、その都度、電話等により丁寧な対応と回答をさせていただいたと思っております。  確認をさせていただいた件につきましても、先ほど述べましたように、それを読まれました選挙人の方にとって誤解を招くおそれがあること、従前からさまざまな御質問、御相談等を受けていたことなどから、情報提供の意味もあり、連絡をさせていただいたものであります。  以上が経過と理由でございます。  また、その後の対応についてですが、これまでの選挙の際、またこのたびの選挙の際におきましても、さまざまな御質問や御相談をお受けすることがあり、何らかの措置や命令を下すものにつきましては、文書による決裁において行っております。  選挙運動や法解釈などにつきましては、行政実例や公職選挙法実例判例集などにより、その都度、書記による検討後、回答等をさせていただいておりますが、お問い合わせ等をいただいたことに対する対応方法など、いわゆる質疑応答集のようなものは選挙管理委員会としては作成しておりません。今後は、回答や対応方法について整理していきたいと考えております。  また、その中で選挙人の方々へ広くお知らせすべきことなどがあれば、広報等により周知を図っていきたいと考えております。  以上がその後の対応についてでございます。  以上でございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) まず、初めに、なぜこの問題、いわゆる選管の後援会活動への介入問題、事件を再度、取り上げたかということでございます。同じことを繰り返すのか、あるいは済んだことをいつまで言ってるのかとおしかりの声が出ておりますが、この問題は、ああそうですかと簡単に済ませる問題ではない。権力による選挙への介入という、まさに公明・公正に行われるべき選挙が妨害されたということであり、まさに民主主義への挑戦的行為であり、断じて看過してはならない事件だからであります。  法令の見解の相違だ、解釈の問題だということで、一方の候補者への介入的行為が許されるならば、民主主義の根幹である公明・公正な選挙が保障されなくなるということであります。  そして、行われた行為に対して選管の委員長も事務局長も、そして一方の当事者である町長までも、何ら問題はないと言ってみじんの反省もなく、逆に開き直っておられるのであります。  私は極めて恐ろしいことだと思います。これを行った担当職員の責任は免れないことだと考えますが、全く事務的行為で問題ないということで、何らのおとがめなしであります。まさにやり得ということではありませんか。  先般、選管委員長による選管事務処理の改善なる報告は、文書をもって本会議で発言されましたが、議会がなぜ6月から今日まで長い時間をかけて議論してきてるのか。私の理解不足でありますがと委員長の話もありましたが、前もって何ら事の重大さを、今もって何ら事の重大さを理解されていないし、反省もないということであります。  そもそも議会での議論の起こりは、6月定例会における髙橋議員の一般質問から始まったわけでありますが、我々議会側は当日、本会議終了後、議会運営委員会を開き、事の重大性を指摘するとともに、早期決着を図るという立場に立って、職員に厳重注意すること、そして明日の本会議冒頭で選管委員長が不適切であった旨、発言を求めることを、同席の町長、選管事務局長、選管委員長に伝えるとしたわけであります。  しかし、翌日の委員長発言は、不勉強のため十分な答弁ができず、御迷惑をかけたの一言で終わったため、議会として強く反発し、今日に至ったということであり、再度、質問するところであります。  初めに、町の政治情勢のついての問題でございますが、今回の選挙戦をめぐる政治情勢の一つとして、先ほどもお話がございましたが、今までの流れを継続しようとするいわば町長派と、それを阻止しようとする反町長派の優劣は別として、私は厳しい選挙であったといえるのではないかと考えますが、町長はどう認識されたのでありましょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、池本議員の言われたとおりだと思います。これまで平木、そして井山町長ということで、互選がございました。その政策を引き継ぐというのが私の立場でございましたので、おっしゃるとおりだと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 優劣は別としてと言いますのは、優劣ははっきりしていたわけでございますが、町長派の目標は大差をつけて勝たねばならないということであったのではないかというふうに思いますが、町長、いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私はそういうふうには思っておりません。大差でありますとか、そういうことはみじんに感じたこともございません。やはり立候補をして洗礼を受けるということは、そういう気持ちではないというふうに思っております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 吉田町長は町政の路線だけでなく、選挙における強固な支援システムも引き継ぎ、圧倒的組織力を持って王道型の選挙を展開されたとのことですが、目標は、今、否定されましたが、私は圧倒的勝利を目指すということで、町内のいろいろな役職の方はもちろん、役場のOBの方々も大挙して支援活動を展開されたのではないでしょうか。  そして、その空気、雰囲気は役場内にも大なり小なり流れ込んでいたのではないかというふうに想定しますが、町長、いかがですか。
    ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった詳細までは把握をいたしておりません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) そのことが、後で申し上げますが、私は本事件にも大なり小なり関係しているのではないかというふうに推測をするわけでありますが、それは後段に回しまして、まちづくり公約でございます。要するに、今回、吉田町長は選挙に対して、自治基本条例にあるまちづくり公約はつくられなかった。時間がなかったということもありますが。それと、前町長もやはりまちづくり公約は私はつくられなかったと。いわゆる条例が言ってるまちづくり公約はつくられなかったと。要するに、当時、自治基本条例の作成に携わられた事務方のトップと準トップが選挙戦を戦われた。しかしながら、条例にあるまちづくり公約はつくられなかった。その辺については、町長の御見解はいかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まちづくり公約の柱はできたというふうに思っておりますが、そういった末端までの細部にわたるものにつきましては、できていなかったというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 条例はそういう柱をつくればいいとかというようなことではないし、あくまで義務ではないわけでありますが、町長は先回も、町長に立候補するような人は、当然つくられなければいけないまちづくり公約だというふうに発言されとるわけです。  いずれにしても、お二方とも私は自治基本条例によるまちづくり公約はつくられなかった。私は、いえばつくれないというふうに考えるわけです。ですから、4年後には条例を見直すということになっておりますが、私はこの条項は削除すべきだというふうに考えますが、町長の見解はいかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 改めてそれは検討してみたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 検討するということでございますが、条文を読めば読むほど、私は、要するに例えば一言、言えば、立候補予定者ですよ。立候補者ではないわけです。予定者が町民が政策を選択できるようなものを配布するというようなことが、いわゆる法令的にもできんわけです。そういった多々、問題がありますので、私はその点を検討するということでございますので、経験を踏まえて、十分、検討していただくということを申し上げておきたいと思います。  次に、事実経過の確認ということで、選管委員長にお尋ねしたいと思います。私は質問の要旨に、選管職員が一方の候補者の後援会討議資料の一部内容について確認するといって、候補者へ直接電話したということ、その事実経過の詳細と理由、その後の対応というふうに事前に通告しておるわけでございますが、今の答弁ではよくわからないので、改めて順次、経過を追いながらお聞きしたいと思いますが、担当者への事実経過の確認はいつ行われたのか。その点をまずお聞きしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから詳細を。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 電話の経過の確認につきましては、6月の髙橋議員さんからの一般質問の通告が出た後でございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 何日ですか。 ○議 長(河村久雄君) 選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) ちょっと日にちまでは整理しておりません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) いつごろですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 私も詳細は把握しておりませんが、事務局長が先ほどお答えしたように、正確には把握しておりません。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 先ほどありましたけど、5月23日が一般質問の締め切りだったと思いますので、その後に確認をいたしました。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 誰と誰とが担当者に会われてお聞きになったんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 私と事務局長、2名でございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) その席には町長はおられなかったわけですね。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 町長はおられなかったというふうに記憶しております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 職員の話として、町民から問い合わせがあったとのことですが、いつ、誰が、何と言って問い合わせをされたんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) それは私のほうでははっきり把握はしておりません。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 日にちははっきりしておりませんが、5月18日が選挙でして、13日が告示日ということで、その告示日の前だったと思っております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 日にちはわかりましたが、誰から何と言って問い合わせがあったんですか。一回、聞いたら答えてもらえませんかな。何回も同じことを質問しとったって時間がなくなりますけどなあ。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) ちょっと以前のことで、私のほうでははっきり記憶をしておりません。申しわけございません。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 失礼します。いわゆる配られている資料についてありますように、3年で一旦、辞職し、1年後に町長選挙があるわけで、その選挙と町議会議員の選挙と同時にして費用を軽減させるという文字が書いてありましたので、それはちょっと間違いじゃないかということで、町民の方から指摘をいただいたところでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 誰からということを私は聞いてるわけですけどな。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 氏名まではお答えができません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) じゃあどういう方ですか。個人は特定しておられるわけですね。だから氏名は言えないということでしたら、どういう方かも言われんわけですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) それは私のほうからはお答えできません。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) そういうこともお答えができません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) そういう問題じゃないと思いますけどな。それで、じゃあ問い合わせがあって、どう判断して、どう対応しようと。そして、その辺は上司にも協議しなかったということのようでありますが、その辺の職員の対応はどういう経過で岡嶋さんに電話するに至ったかということはお聞きになってませんか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 選管の事務の担当者のほうから、例えばパンフレットといいますか、選挙公報ですか、そういうものを拝見させていただいたときに、どうも担当者が疑問を感じたということで、直接、本人さんに確認をさせていただいたというふうに聞いております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 結局、以前も話がありましたけど、上司と協議とかそういうことはしてない。職員の考え方で電話されたということでいいわけですね。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) その件につきましては、事後報告といいますか、後から聞いたという。 ○14番(池本 強君) 議長、ちょっと聞き取れんですけど。 ○議 長(河村久雄君) もう一度。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) その件につきましては、事後、問い合わせをしたということで、事務の担当者からは聞いております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 要するにそのような経過、詳しい状況を確認されておらんということになるんじゃないかと思いますが、パンフはどうして入手されたですか。問題になってる後援会資料は。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 私のほうはその担当者から見せていただいたということでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 今も言いましたように、要するに事実関係というのが十分、把握されてないじゃないですか。それで、事のよし悪しが判断できるんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから答弁させていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 以前にも申し上げましたけども、結局、問い合わせ等の事務のはんちゅうだということで確認をさせていただいたということであります。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) それで、その行為は結局、法的な根拠としては、公選法6条ですか。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員、もうちょっと最後まで質問。中身を。 ○14番(池本 強君) 公選法6条ですかということなんですけど。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから答弁させます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) そのとおりでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) それで、岡嶋さんへ電話されたのは5月11日、日曜日です。それで、電話されたわけですが、また後で詳しく言いますけど、どういう岡嶋さんとやりとりされたか。あるいは、電話で対応ということですね。面会するとかそういう考え方はなかったのか。その辺についてはどう承知しておられますか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから答弁させます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) それでは、電話でございます。先ほど言われましたように、日にちは定かではございませんが、ありましたように、町民の方から問い合わせがありまして、電話をさせていただきました。選挙管理委員会からですが、今、よろしいですかということで尋ねております。  初めの答弁で申し上げましたように、その候補者の方からはいろんな意味で相談を受けておりましたので、この件につきましても電話で相談させてもらったということでございます。  そして、候補者の方からは、はい、何でしょうと言われたもんですから、配られている資料についてお尋ねをしたところでございます。先ほど言いましたようなことです。  候補者からは、これは2期目のことであって1期目のことではないと。1期目は4年させてもらって、2期目に3年で辞職するということで、任期の特例については承知してるということで候補者の方が言われました。
     そうですかということで、先ほどありましたように、いろいろと相談を受けておりましたので、もし行き違いがあってはいけないということで、電話をさせてもらったところだということで、電話を切らせていただいております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 当人からその日の経過をお聞きしておりますので、ちょっとメモを申し上げたいと思いますが。5月11日、八頭町の将来を考える会が開催されたと。夕方の5時から5時55分。それで、この間、5時40分ごろ、岡嶋さんの携帯に役場総務課より電話がかかった。マナーモードにしていたのでそのままにしていた。かなり長い時間、呼び出しがあったが、会の途中で電話には出れなかった。後から聞いたことだが、会の途中、5時15分から20分ごろ、総務課から会に出席していた岡嶋さんの事務員の携帯にも2回、電話がかかってきたが出なかったとのことであったと。その電話に出ないので、今度は岡嶋さんの電話にしてきたと思われると。それで、閉会後、車で帰宅中、再度、電話がかかってきて、安部駅駐車場で電話に対応した。6時10分ごろ。選管職員、「選挙管理委員会ですが、岡嶋さん本人ですか」。岡嶋さん、「岡嶋です」。選管職員、「岡嶋候補の後援会のしおりを見た。選挙に要する費用が1,440万とあるが、この費用は決まった数字ではなく、そのときによって金額が変わってくることは知ってるか」。岡嶋さん、「多かれ少なかれ違ってくると思う」。職員、「この金額は今回、必要な金額だが、今後、どうなるかはわからない。そのことは知っているか」。岡嶋、「知っている。同じ金額にはならないと思う」。職員、「3年後には辞職し、町長、議会議員の選挙を一緒に行いたいとあるが、前任者が辞職し、再び立候補し、当選した場合はその残任期間となるが、そのことを知っておられますか」。岡嶋さん、「知っている」。職員、「町民が迷うようなことを書類に書いていただいては困る」。岡嶋さん、「じゃあどうすればよいんでしょうか。回収でもしろということですか」。職員、「そこまでは言わない」。岡嶋さん、「お手数をかけて済みません」。ということで、電話が切られております。  それで、誰から電話があったかということをおっしゃらないわけでありますが、もう一つの岡嶋メモを申し上げますと、5月6日から8日ごろ。ちょっと日にちは定かではないようですが、後援会事務所へ朝の8時ごろ電話があったと。後援会事務局事務員、「後援会事務所です」。電話を受けてるわけですね。相手が、「東口守夫さんはおられませんか。久能寺の平木だけど」。事務員、「いませんが」。相手、「じゃあ、本人はいないか」。事務員、「いません」。相手、「じゃあいいです」。ということで電話が切れた。  9時ごろであります。また、電話がかかってきました。後援会事務局事務員、「後援会事務所です」。電話にかかられたわけですね、事務員が。相手、「久能寺の平木ですが、東口守夫さんはおられませんか」。事務員、「おりません」。相手、「じゃあ、本人は」。事務員、「本人はいます。かわります」。岡嶋さん、「岡嶋です。何か御用ですか」。相手、「岡嶋さんの後援会のしおりを見たが、岡嶋さんは公職選挙法を知ってますか。当選すれば3年で辞職すると書いてあるが、本人が再立候補すれば残任期間の1年だけの任期となることを知ってますか。予算の1,400万は臨時議会で議決した金額であると思うが」。岡嶋さん、「公職選挙法は細かいところまでは知らない。ただ、私は町長選挙と議会議員選挙を同時に行うほうが費用がかからないので、何とか同時に行うようサイクルを戻したいと思っている」。相手、「公選法を知ってるのかどうかと思って」。岡嶋さん、「要件はそれだけですか。電話を切りますよ」。ということで、そのときの岡嶋さんのコメント。いかにもあなたは選挙違反をしようとしていますよと言わんばかりに圧力をかけてきたように思えたということで、聞き取りの経過でございます。  それで、何回も電話をされてるわけですけど、どういった緊急性があったですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) その件につきましては、私は十分、把握をしておりません。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 話があって何回も電話したということについてはちょっと聞いておりませんが、でもそういう問い合わせがあって、本人さんが今の八頭町の将来を語る会という会合の出席もわかりませんし、話ができるまで電話をしたというふうに推測されます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 今のことですから電話を使って聞くのはいいでしょうが、やっぱり重要な大事な問題、それまでは電話のやりとりがあったということなんですが、私は極めて選挙前の大事な時期に相手の立場を考えない、無神経といいますか、役人的姿勢じゃないかなというふうに考えますが、その辺は上司としてどう思われますか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長からお答えします。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 重要な問題でもあるということで、電話でなくて、面談をということのほうがよかったとは思いますが、選挙前でございますし、とても忙しく担当者としてはしておりましたので、電話でできることは済ませたいということがあったと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 岡嶋さんの確認を行ってから問い合わせをされた。誰かわからんですが。それには、いつ、何と言って返答されたんですか。そして、それに対して相手は何と言ったんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 問い合わせした方には電話をしたということは聞いておりません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) おかしいじゃないですか。問い合わせされたら、当然、返事せないけんじゃないですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長、お願いします。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) おっしゃられる部分もあると思いますが、そういうことが書いてあって、それが正しいかどうかということを確認しておくがええでというような意味だったと思っております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 岡嶋さんへの確認をされてから、選挙人には何かそれではいつ、何をどう、それこそ周知されたんですか。選挙人が迷うというような話で申し込みがあったわけでしょう。だから、選挙人にどういうことで岡嶋氏の後援会資料についての解説を選管として選挙人にされたんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) それは特段してないと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 11日の本会議で職員には注意をしたということですが、何と言って注意をされたんですか。それに対して職員は何と言われたんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 今後につきましては、十分、相談をしていただきたいということでございまして、職員はわかりましたということでございました。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) それは注意ということじゃないわけですね。それ、注意ですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 注意といいますか、それは必ず選管委員長に相談をするようにということでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 選管委員長は岡嶋さんのところに謝罪に行くというお話でありましたが、行かれたですか。何と言われました。いつ行かれたですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 以前はそのように答弁し、岡嶋さんには連絡をさせていただきましたが、議会が終わるまで来なくてもよいというお話でしたし、この件につきましては今日まで長い間、議論が続いていたということで、お伺いはしておりません。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 行くと言って行かないということですか。  それで、ちょっと勝手ではございますが、髙橋議員とのやりとりを議事録でちょっと話させていただきたいと思いますが。髙橋議員に了解を得ておりませんが。  髙橋議員の一般質問です。「選管と名乗ってる以上、委員長の責任で重大だ。監督責任はある。委員長の責任は問いませんか」。委員長は、「私は責任があるようで十分、反省しておりますし、今後、検討します」。髙橋議員、「候補者本人にしてみたら、本当に役場ぐるみの圧力、威圧感を感じたと述べている。この後、彼はこの話は言わなくなってしまったという事実がある。全く違法性がないのに余計なことを言われて、しかも長時間、呼び出し音を鳴らせて、選挙妨害ではないかと思ったとのこと。それで、今も岡嶋候補は精神的にも、これ、6月の時点でありますが、相当ダメージを受けたと言っておられる。委員長は岡嶋候補のところに行って本人に謝罪すべき。それでけじめがつくんだろうと思うが、どうか」。選管委員長、「ただいまの意見、十分、拝聴いたしましたので、そのようにさせていただきたい」。髙橋議員、「ありがとうございます。もし、これが知らぬ存ぜぬでそこまではと言われるんでしたら、役場の自浄作用、全然きかんなと言おうと思ってたんですが、委員長がそういうふうにおっしゃったので、ぜひ岡嶋候補のところに行かれて謝罪されるということですので、よろしくお願いしたいと思います」というのが6月のやりとりです。  これでなぜ行かれないんですか。本会議でうそをついたんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) そういうわけではございませんが、今回の事案を十分、踏まえまして、選挙管理委員会の事務処理の改善策もお示しできると思いますし、一昨日もこの件につきましては私のほうから十分おわびをさせていただいたところでございます。  岡嶋候補のところには、これまでの経過等を説明させていただき、選挙管理委員会の真意をお伝えすることも、今後、必要かというふうには考えております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 要するに6月議会でやりとりして、本会議ですよ、ここでですよ、ちゃんと髙橋議員が言ったことに対して、十分、拝聴したのでそのようにさせていただきたいということを発言しておられるわけですね。それで、今、おっしゃるようなことで通りますか。私は通らんと思いますよ。少なくとも本会議で発言されてるわけですから、そういうことは私は通らんと思いますよ。  それで、またこれから行くんですか。いつ行かれるんですか。何だって行かれるんですか、じゃあ。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) いつ行くか、行かないかということについては、十分、検討させていただきたいというふうに思っています。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 要するに本人に謝罪すべきということを高橋議員が言って、それを拝聴してそのようにさせていただきますと。そのようにさせていただきたい、いただきますも私は同じだと思いますが。謝罪に行かれないけんじゃないですか。むしろ行かれんとするならば、まさに髙橋議員が指摘したように、役場の自浄作用、全然きかんなということですよ。  選管職員が行った行為は公選法の6条に基づいて行ったということでありますが、6条のどこでそういう後援会資料に、そして選管委員長が先ほど不特定多数に配布ということでありますが、後援会のしおりは内部資料ということですけど、不特定多数に配れるですか。駅前からばっば、ばっばと配れますか。そういうもんですか。私はよく知りませんけど。不特定多数に配られるものですか。いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 不特定多数、どこまでか、それはちょっと承知はしておりませんが、1人や2人ではなかったということだと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) ちょっと私、聞き取れんですけどなあ。  それで、6条に基づいて行った。公選法6条、配布されておるわけですが、6条のどこでそういうことがやれるんですか。それで、全国的にもこういう例はあるというような話もされておりましたし、判例もあるではないか、調べてみるというようなことだったわけですが、結局、一つの行政実例といいますか、そういったことであります。  行政実例をちょっと読んでみますと、常に選挙人に周知せしめるの意義。問い、特に必要と認める事項を常に選挙人に周知せしめる。というのは、ビラやポスターなどによったり、あるいは質疑等によって周知させる意味と解されるが、特定の事項についてその違反の有無を問われた際、委員会としての見解を述べることを含むものであるかという問いに対して、前段はお見込みのとおり、ただし特定の事項について照会された場合は、その見解を述べるようにすべきである。確認、調査、そういったことはこれで行えるですか。 ○議 長(河村久雄君) 選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長のほうから答弁をさせます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 先ほどありましたように、見解を述べるについて、本人さんのどういう気持ちかというのを確認させてもらわないと、選管としての見解が述べられないということもありまして、確認をさせてもらったというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) それで、じゃあ本人に確認して選管の見解はどういうことですか。それで、それを聞かれた人に答えてないわけですが。確認してどういう判断されたわけですか。これは違反だと言われたわけですか。公選法の200何条でしたか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長から答弁させます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 候補者の方に回収とか修正とかを求めて電話をしたのではなくて、あくまで公職選挙法と照らし合わせたときに、選挙人にとって誤解を招くことがあってはならないというようなことで、内容を確認させていただいたところでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) だから、確認した結果、どうだったのかということを聞いとるわけですよ。それで、相手にも別に返事をしとらんわけでしょう。選挙人にこのことを解説した通知も出とらんわけですし。忙しいのに本人に電話して、それで誤解するからだめですよという圧力をかけた。それで、本人はようにダメージを受けとる。こういうことじゃないですか。別に確認してどうなったですか。後がないじゃないですか。いかがですか。それで、6条のどこでそのことが合致するんですか。そういう行為がどこでやれるんですか。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長から答弁させます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) 6条について選挙人に周知ということ、公平・公正な選挙ができるように周知ということでありますので、読む方によって違った判断をされるということがあってはいけませんので確認をさせてもらったということで、先ほどありましたように、問い合わせ等をされた者に連絡をしてないというのは、私が確認しておりませんけども、一般の選挙人に間違った解釈がされないようにということで確認をさせていただいたところでございます。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) 質問に答えてないじゃないですか。要するに、だから電話して岡嶋さんに聞いたわけでしょう。そして、その結果、どうだったですか。間違ってるわけですか。それで、じゃあ間違っとるということを選挙人にどういった形で周知したんですか。何もしてないじゃないですか。何のために確認したんですか。何でもあらせん圧力をかけたということでしょう、結果として。こんなことが後援会討議資料に対してできますかということです。後援会の討議資料は、少なくとも多数に配られようがどうであろうが、特定の人に対して個々手渡しなり、あるいは留守であったら置いて帰るにしたって、そういう形でいわゆる後援会活動として認められとる活動じゃないですか。選挙活動じゃないわけですけえな。その辺はどうですか。この6条と関連してそういったことができるかどうかということが私は今回の事件の大きなポイントだと思いますよ。 ○議 長(河村久雄君) 石谷選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員会委員長(石谷正紀君) 事務局長より答弁させます。 ○議 長(河村久雄君) 事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(野崎正実君) その点につきましては、告示前であっても、常に間違いがあるような判断と思われる場合については、確認をする必要があると思っております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) だから、それは6条のどこでそういうことができるんですかということを聞いとるわけですが。  それで、私は検閲だと言ったら検閲に当たらんというような話もありましたが、例えば98条の議会の事務検査、検閲、検査及び監査の請求という98条ですね。議会は地方公共団体の事務に関する書類及び計算書を検閲しというふうにあるわけです。事前の文書じゃないわけですね。検閲は事前に調べることだという話がありましたが。だから、まさに中身を調べてということでありますが、調べてじゃあどうもしとらん。何のためにやったかということがわからんじゃないですか。  答弁がないようでありますが、先般の報告で公選法259条の2の法令解釈の相違が論点とありますが、これはどういう意味ですか、選管委員長。誰と誰との意見が違って、どういった議論を重ねてきたんですか。9月8日の文書ですよ。  答弁ができなかったらいいです。要するに何を根拠にやったのか、その辺が全く説明がつかんということが、私は今までの議論の経過から言えるのではないかと思うわけですが。  問題は、見解の相違とか解釈の問題とかそんなことでこんなことをばんばんやられたら、最初、言ったとおりで、本当に公正な選挙が保障されるんですか、担保されるんですか。そこが問題だということを言ってるんです。そういった解釈ができるかわかりませんが、解釈が二つあったらどちらをとるか。権力を持った者が権力行使の解釈をしたら、大変なことになるということがわからんですか。権力を持っとるわけですね。権限を。そういうことをやったら、公正な選挙ができんということが私は、この短い時間の中でありますが、言えるんではなかろうかというふうに考えます。でなかったらきちんとした答弁をされるはずだと思います。  それで、最初に言いましたように、選管委員長も事務局長も、町長の御意見もあればお聞きしたいと思いますけど、全く非を認めんわけですね。だから、最初に言いましたように、議運のときの結果を受けて、不適切な部分があった。今後、注意するからといったら、それで髙橋議員の明けの日の冒頭発言で一件落着です。こちらもこんな言いたくもないことを言わなくても済むわけです。それがされない。要するに、非を認めたらいけんわけですか。強いバックが圧力があるということですか。そういうことにとらざるを得ないじゃないですか。町長、御意見があったらお聞かせいただきたいと思いますけどな。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 当然、非があれば認めなければならないと思います。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) それだったら非があるですか、ないですか。ないから認めんということでしょう。選管委員長にしても、事務局長にしても。 ○議 長(河村久雄君) 町長。
    ○町 長(吉田英人君) 権力の行使でありますとか、圧力でありますとか、いろいろ先ほどから御意見をいただいておりますが、選管サイドとすればやはりそういった第6条ですか、その中に基づいて処理をしたというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 池本議員。 ○14番(池本 強君) ということでしょう。ですから、要するに非は認めないと。不適切な行為は全くなかった。通常の事務処理として行ったことだということで、そのことがはっきりしたということだと思います。  時間が参りますので終わりますが、岡嶋さんはいまだにあのショックから立ち直れていないというような話も聞いとるわけでありまして、これは極めて巧妙な手口を使って相手に打撃を与える。さすが高度な戦術を使われたんだと、私はその面では感心するわけでありますが、この後援会活動への選管の介入問題、事件は、議会としても百条委員会を設置して究明すべき事件と考えますが、残念ながら論功的ともいえる入札がまかりとおるところでございますから、そういうこともできません。初めに言ったように、事の重大性も理解しようとしない、反省の弁もない選管委員長、事務局長、そして町長のもとで、公正かつ適正な選挙の執行が八頭町は担保されるんでしょうか。私は町民の不信感は払拭されないというふうに考えます。この点を強く申し上げて、終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、14番、池本強議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(河村久雄君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、9月11日、午前9時30分から再開いたします。     (平成26年9月10日 午後3時04分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...