八頭町議会 2010-09-07
平成22年第 9回定例会(第1日目 9月 7日)
平成22年第 9回定例会(第1日目 9月 7日) 平成22年第9回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成22年9月7日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成22年9月7日午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 小倉 一博 2番 谷本 正敏 3番 桑村 和夫
4番 小林 久幸 5番 下田 敏夫 6番 川西 末男
7番 矢部 博祥 8番 栄田 秀之 9番 池本 強
10番 髙橋信一郎 11番 岡嶋 正広 12番 川西 聡
13番 河村 久雄 14番 前
土居一泰 15番
谷口美佐子
16番 西尾 節子 17番 山本 弘敏 18番 森山大四郎
不
応招議員
な し
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不
応招議員に同じ
〃 第27 議案第104号 平成21年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第28 議案第105号 平成21年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第29 議案第106号 平成21年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第30 議案第107号 平成21年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算の認定について
〃 第31 議案第108号 平成21年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第32 議案第109号 平成21年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳
出決算の認定について
〃 第33 議案第110号 平成21年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入
歳出決算の認定について
〃 第34 議案第111号 平成21年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
議事の経過
◎開会宣告 (午前9時30分)
○議 長(森山大四郎君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの
出席議員は18名で、定足数に達しております。
よって、平成22年第9回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎
議事日程の報告
○議 長(森山大四郎君) 本定例会の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(森山大四郎君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、
会議規則第118条の規定により
7番
矢部博祥議員
9番 池本 強議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(森山大四郎君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成22年9月24日までの18日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成22年9月24日までの18日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(森山大四郎君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長をしていたさせます。
事務局長。
○
事務局長(
山本政明君) 御報告いたします。
初めに、請願・陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものはお手元に配付の文書表のとおりでありまして、
会議規則第92条の規定により、平成22年陳情第11号を
総務常任委員会へ、平成22年陳情第10号を
産業建設常任委員会へ、平成22年陳情第12号を
教育福祉常任委員会へそれぞれ付託されました。
次に、6月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
なお、
監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
以上でございます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(森山大四郎君) 日程第4 ここで町長から
あいさつがあります。
町長、平木 誠君。
○町 長(平木 誠君) 皆さん、おはようございます。
平成22年第9回
八頭町議会定例会を招集させていただきました。
議員各位には、御出席いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く御礼申し上げたいと思います。
全国では、6月から相次ぎました
ゲリラ豪雨を受け、西日本では局地的な被害が多く発生し、7月、8月にかけましては、豪雨後、猛暑というふうなことで、日本各地で
記録ずくめの毎日が続き、気象庁では、ことしの夏は
歴史的酷暑としております。
先般、本年度の水稲の作況指数が発表されましたけれども、県内は田植え直後の低温の影響でやや生育がおくれましたものの、その後の好天などで持ち直し、作柄は昨年と同じ、残念でありますが、やや不良という予測であります。
船岡地域では、早場米の稲刈りも始まりまして、大方終了するというふうにお聞きしておりますが、8月29日には八東の梨の選果場で、31日には郡家の梨の選果場で特産品の二十世紀梨の出荷が始まっております。春先の低温被害であいにくの収量は減少いたしておりますし、7月下旬から8月の好天といいますか猛暑の中で、糖度は高いということでございますけれども、少し小玉傾向のようであります。だから、量がなかなか出ないというふうに思っておりますけれども、単価で何とかカバーできないかなというふうに考えております。
また、今夜半かあす未明にかけまして、台風9号が日本海を通るということで、鳥取県に最も近づくというふうなことでございます。大変心配しておるところであります。
22年度も第二四半期が終了しようとしておりますけれども、本年度は
一般会計、
特別会計合わせまして、過去に例のない44億5,000万円余りを
繰り越しをさせていただいております。これまで
各種事業につきまして、
繰り越し事業を中心に、職員一体となって
景気対策も含めまして、
ハード事業の
早期発注や
各種施策の推進に努めているところであります。
また、今定例会におきまして、21年度の
決算認定を行っていただくわけですが、昨年度の繰越金は2億9,600万円余り、20年度と比べまして8,600万円余りふえております。一昨年より繰越金がふえた要因には、交付税がふえたこと、前年度より2億1,400万円ふえております。
また、
繰り越し事業でありました
定額給付金が21年度精算ということで、予算より3,000万円ふえたことなどが上げられます。
さて、新聞などの報道によりますと、財務省は8月10日、
バブル崩壊後から相次いで実施した
経済対策のために、国債の大量発行と
景気低迷によります税収減が加わったことにより、国債と借入金とを合わせました国の債務残高が6月末現在で904兆772億円となり、900兆円の大台を突破したと発表いたしました。今や国民1人当たりの借金は710万円程度に上るということであります。
また、国内では現在、
バブル崩壊後の平成15年に続きます過去2番目の高水準で、失業1年以上の方が多くおられまして、118万人以上に上ると言われております。一日も早い我が国の
財政再建、
経済回復を望むものでございますが、政府はこの8月に円高への対応、
雇用促進などの対策を柱とした1兆7,000億円程度の
追加経済対策の検討に入られました。このような状況の中で政府が閣議決定を行いました、平成23年度予算の
概算要求基準では各省一律10%削減が打ち出されておりますけれども、疲弊した地方に配慮してほしいと思うものであります。
直接、市町村に関係しますものといいますと、ことし4月から始まりました
子ども手当がございます。国は、財政難から、これまでどおり児童手当同様に
地方負担と
企業負担を残して
概算要求をする方針であるそうです。現行のままですと、八頭町の負担は約3,900万円余り必要となります。
現在までは上積み分は提示されておりませんが、
子ども手当法は22年度限りの法律ですので、
ねじれ国会の今、23年度以降の制度設計は不透明な状況にあると言えます。
また、具体的な
助成内容につきましては決定されておりませんが、国では、本町でも今回補正を計上しております
子宮頸がんを予防する
ワクチン接種の
助成事業を23年度の特別枠の予算で新たに設けるということであります。
さらには、小・中学校の少
人数学級の問題です。先般、
文部科学省は、来年度から8年間で段階的に1クラス当たりの人数を、初め35人、その後に小学校の1・2年生30人というふうな中で引き下げする方針を出されました。1クラス当たりの
上限人数を定めた
義務教育標準法の改正。
また、厳しい
財政状況の中で数百億円に上ると言われる
義務教育費国庫負担金の確保など、紆余曲折も予想されます。
いずれにいたしましても、市町村におきましては、国の推移を見守り、23年度の予算に速やかに対応できるよう、情報の収集が必要であると考えております。
次に、家畜の伝染病、口蹄疫の問題であります。宮崎県で発生しました口蹄疫では、ことしの春から3カ月余りで約29万頭の牛や豚などが犠牲になり、宮崎県では7月21日に移動・搬出制限を解除し、8月27日に終息宣言を出されました。
八頭町におきましても、
家畜防疫対策本部体制を整備し、万一のときの埋却候補地を選定するなど、対応を行っておりますが、このたび八頭町の
建設業協会と、
口蹄疫等の蔓延防止と
応急対策に対しまして、協定書の締結を行ったところであります。この口蹄疫の問題、また
鳥インフルエンザにつきましては、日ごろから細心の注意が必要であると考えるものであります。
次に、8月10日に招集をさせていただきました第8回臨時会以降の出来事を振り返ってまいりたいと思います。
少し残念だったんですが、八頭高が夏の甲子園、第92回
全国高校野球選手権大会に出場しました。8月12日の大会6日目の第1試合で岐阜県代表の
土岐商業高校と対戦いたしました。残念ながら、1,200人の応援もむなしく、初戦突破はなりませんでしたけれども、
球児たちはあこがれの
甲子園球場で野球のできる喜びを感じ、持ち前の
全員野球と粘りで私たちにすばらしい感動と野球を観戦できる喜びを与えてくれたと思っております。
次に、横城郡との
国際交流であります。7月の下旬に横城郡の
子供たち10名が八頭町へ参りました。8月中旬には八頭町の
子供たちが横城郡を訪問し、双方でホームステイを行うなど、
子供たち同士の
交流事業がございました。横城郡、八頭町の将来を担う
子供たちの人材育成の礎となるものと期待をいたしております。
また、八頭町では7月の中旬に
女性団体10名が横城郡を訪問いたしましたけれども、8月31日から4日間、横城郡の
女性リーダーを招聘し、両地域における
女性リーダーを初め、地域の皆様方と交流を深められました。9月9日には、ことし7月に新しく横城郡の郡守に就任されました、コ・ソクヨン氏が八頭町を表敬訪問されます。8日に掛川市を訪問され、その後、八頭町へということでありまして、9月
定例議会中でございますけれども、10日にコ郡守に、この
八頭町議会でのご
あいさつをいただく予定にしております。
コ郡守は、平成9年9月、旧の八東町時代に
交流協定の調印式に来町され、今回2度目の八頭町訪問ということであります。当時は、
議会事務局の
事務局長ということで、郡守に随行されたということであります。改めまして、八頭町のすばらしさをくまなく案内したいと考えております。
交流事業といいますと、
船岡地域の見槻中の皆様方に御協力をいただき、8月20日から3日間、これは岩美町も含めてなんですけれども、4組の武蔵野市の家族の
受け入れ事業を行っております。都市と農村の家族の触れ合い、
自然体験活動による交流を行っていただきました。
また、8月の下旬から9月の上旬にかけまして、保育所の
適正配置につきまして、町内に12ある保育所の保護者の皆様方を対象に、各
保育所ごとに説明会をさせていただき、御意見を伺ってまいりました。今後の保育所の
適正配置の参考にいたしたいと考えているところであります。
なお、意見等につきましては、議会のほうにも意見を集約し、また、お示ししたいというふうに思っておりますし、公開をさせていただきたいと思っております。
本年度も町内14会場で
行政懇談会を予定しております。本年度は、この保育所の
適正配置の問題、また、自治体の憲法とも言われます八頭町
自治基本条例(仮称)の制定などを主なテーマに、町民の皆様とひざを交えて話し合いできたらと考えております。
また、来月に迫りました
関西八頭町会の設立についてであります。現在、八頭町の
関西事務所を通じまして、大阪を中心に関西圏の皆様方に案内を出しております。
議員各位の御参加はもとより、関西圏で趣旨に賛同していただき、
関西八頭町会の設立に参加いただける方がございましたら、事務局のほうへ御紹介をお願いしたいと思います。
終わりになりましたけれども、本定例会に上程いたします議案等は、報告2件、委員の
選任議案1議案、
条例改正1議案、
補正予算9議案、平成21年度
決算認定15議案、そのほか2議案の計30件でございます。
十分なる御審議を賜りまして、
議決認定をいただきますようお願い申し上げまして、
あいさつとさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で町長の
あいさつを終わります。
◎議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) この際、日程第5 報告第6号、継続費の
精算報告について、日程第6 報告第7号、八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率についてを
一括議題といたします。
次に、町長から
報告内容の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) それでは、報告第6号、継続費の精算について御報告申し上げます。
平成20年度より21年度まで、総事業費3億1,020万8,006円で2年間の
継続事業といたしました
防災行政無線整備事業が、
関係各位の御協力によりまして完成をいたしました。
事業内容は、3地域の
屋外拡声機の整備、船岡、
八東地域の
個別受信機の設置であります。
今後、新たな設備でより充実した
防災行政ができるものと確信をいたしております。
地方自治法施行令第145条第2項の規定によりまして、
継続費精算報告書を本議会に提出するものであります。
次に、報告第7号であります。八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率について御報告申し上げます。
平成19年度の決算より、新たに財政の
健全化度をあらわします指標の報告が義務づけられております。
本定例会で、八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率を「
地方公共団体の財政の健全化に関する法律」第3条第1項及び第22条第1項の規定によりまして報告をするものであります。
八頭町の平成21年度決算によります
健全化判断比率では、
実質赤字比率、
連結実質赤字比率とも赤字を生じておりませんので、ゼロであります。
実質公債費比率は14.4%で、昨年と比較しますと1.1ポイント改善されております。また、将来
負担比率につきましては105.8%で、昨年より23.3ポイント改善されております。
特別会計の
公営企業会計におきます
資金不足は、ゼロであります。現状ですと
早期健全化基準(
実質公債比率ですと25.0%、将来
負担比率ですと350.0%)に到達する懸念はございませんけれども、引き続き健全な
行政財政運営に心がけてまいりたいと思います。
以上、八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告とさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で
内容説明を終わります。
◎質 疑
○議 長(森山大四郎君) ただいまの報告第6号、第7号に対しての質疑は、審議の都合により、9月8日の会議において行います。
◎議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) 日程第7 議案第84号、
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
◎
提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
○町 長(平木 誠君) 議案第84号、
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御説明をいたします。
人権擁護委員さんは、法務大臣が委嘱され、任期は3年となっております。現在、本町では10名の
人権擁護委員の皆様に御活躍をいただいておりますが、このたび
小島京子さんが平成22年12月31日をもちまして
任期満了となりますので、候補者の推薦をする必要がございます。
今回、小島さんの
任期満了に伴い、改めまして八頭町石田百井474番地、
小島京子さんを
人権擁護委員に推薦しようとするものであります。
小島さんにおかれましては、長年にわたり
小学校教育に携わられ、
安部小学校の校長職を歴任されるなど、
人権意識も高く、非常に人望も厚く、適任者でございますので、再任の推薦をしようとするものであります。
人権擁護委員法第6条第3項の規定によりまして、議会の意見を求めるものであります。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で、
提案理由の説明を終わります。
◎
一括議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) この際、日程第8 議案第85号、八頭町
過疎地域自立促進計画についてから、日程第34 議案第111号、平成21年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、27議案について
一括議題といたします。
◎
提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
○町 長(平木 誠君) それでは、議案第85号、八頭町
過疎地域自立促進計画について御説明いたします。
平成12年に制定されました、過疎地域自立促進特別措置法につきまして、その一部を改正する法律が本年3月22日に公布されました。
今回の一部改正では、失効期限が6年間、平成28年3月31日まで延長されるとともに、過疎地域の要件が追加されたほか、ソフト事業に対する支援措置の拡充等が行われたところであります。
八頭町では、
八東地域が引き続き過疎地域に指定されました。今回、提出いたしました「八頭町
過疎地域自立促進計画」は、これまでの計画に登載していた事業を見直したほか、法律改正で盛り込まれましたソフト事業として、新たに日常的な移動のための交通手段の確保や集落の維持、活性化等への取り組みを加えております。
本年2月と7月に開催いたしました八頭町
過疎地域自立促進計画専門委員会で議論を経まして、鳥取県との協議を終えましたものを提案させていただいております。
過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第86号 八頭町
防災行政情報無線連絡施設条例の一部改正であります。
合併以来、
防災行政無線システムは、旧3町で整備しておりましたシステムを運用しておりましたが、平成21年度に船岡、
八東地域のアナログ波を停波し、デジタル波に移行いたしました。
また、このたび10月1日をもちまして、郡家地域におきましてもアナログ波からデジタル波へ移行する予定であります。
合併後の防災無線施設の周波数の割り当ては、一市町村一波が原則であります。今回の改正は、八頭町の
防災行政無線施設を完全にデジタル化し、周波数を統一することに伴い、条例の一部を改正するものであります。
内容につきましては、無線局の名称と無線施設の名称及び位置の変更を行うものであります。
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第87号、町道の
路線変更について御説明いたします。
整理番号、船岡580号の国荘線は、県道河原インター線の工事により、道路のつけかえが行われ、延長が17.0メートル減少することから、起点を変更しようとするもので、変更後の路線延長は878.1メートル、幅員は4.75メートルから11メートルであります。
次に、整理番号、八東4503号の島3号線は、八東川の河川改修の工事により、延長が21メートル減少することから、終点を変更しようとするもので、変更後の路線延長は181.8メートル、幅員は2.8メートルから6.4メートルであります。
道路法第8条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第88号から議案第111号であります。
補正予算、
決算認定の上程につきましては、お手元の
提案理由によりますけれども、今回につきましては、概要を申し上げさせていただきます。
議案第88号、平成22年度八頭町
一般会計補正予算(第5号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億7,482万3,000円を追加させていただき、総額を96億8,017万8,000円といたそうとするものであります。
歳入の主なものであります。
町税におきましては、景気の低迷、また、農業所得の減少などで、予定よりも町民税4,200万円の減であります。
地方交付税は、普通交付税の確定によりまして、4億4,367万円余りを追加させていただきました。県の支出金では、緑の産業再生プロジェクト事業県補助金3,750万円など、9,064万円余りであります。
繰越金は、額の確定に伴いまして、2億6,656万円余りの追加であります。
町債につきましては、給食センターの設計財源といたしまして、学校給食施設整備事業債、合併特例債ですが、2,550万円であります。
次に、歳出であります。
歳出の主なものを申し上げますと、総務費では、現在、土地開発公社が保有いたしております郡家駅前の旧日通用地の土地の購入費等2,226万円余り、交付税、繰越金等の確定によりまして、財政調整基金積立金2億4,910万円、減債基金積立金1億1,970万円であります。
民生費では、昨年度減免いたしました国民健康保険税減免分など、1,261万円余りを国民健康保険会計へ繰り出すようにしております。
また、
八東地域の放課後児童クラブ建設費1,449万円余りであります。
衛生費では、予防接種事業といたしまして、中学3年生の女子生徒の
子宮頸がんワクチンの接種委託料など、280万円を計上いたしております。
農林水産業費では、この春の低温被害によります果樹等の減収補てんといたしまして、農業振興補助金1,220万円、果樹の緊急防除支援事業補助金172万円余り、間伐面積の拡大で150ヘクタール追加いたしております。緑の産業再生プロジェクト事業補助金3,750万円の追加であります。
商工費では、商工振興といたしまして、プレミアムつき商品券発行事業の補助金600万円であります。
土木費では、町道西谷線の改良事業410万円余りを計上しております。
教育費では、来年度、建築を予定しております給食センターの設計委託料2,686万円余りであります。なお、予備費には、1億5,671万円を追加しております。
議案第89号、平成22年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,569万8,000円を追加し、予算の総額を20億1,369万8,000円といたそうとするものであります。
歳入ですが、国民健康保険税につきましては、本年度、八頭町一本の税率で6月に賦課をさせていただきましたが、長引く不況等により所得が減少しております。2,623万円余りを減額しております。
一般会計から繰入金といたしまして、21年度の国民健康保険税の減免分、また、不納欠損の額等を合わせました1,261万円余りを計上させていただきました。
前年度繰越金は、5,546万円余りを追加しております。
次に、歳出であります。
総務費では、電算業務の委託料等229万円余り。また、高額医療費の共同事業拠出金を1,200万円余りを減額し、予備費を4,262万円余りを追加させていただいております。
次に、議案第90号、平成22年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第1号)であります。
予算の総額に歳入歳出それぞれ2,044万4,000円を追加させていただき、総額を3億2,744万4,000円といたそうとするするものであります。
歳入ですが、前年度の繰越金1,713万4,000円を追加させていただき、歳出につきましては、漏水修繕、ポンプ交換などの修繕料1,096万円余りと、事業費で水道移転費補償工事など663万円を追加させていただいております。
議案第91号、平成22年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,152万6,000円を追加し、予算総額を4億2,652万6,000円といたそうとするものであります。
歳入ですが、前年度の繰越金1,152万6,000円、歳出につきましては、汚泥脱水機の修繕など、施設管理費641万円余りを増額し、予備費を739万円余り追加させていただいております。
次に、議案第92号、平成22年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第1号)であります。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,764万円を追加させていただき、予算総額を7億8,164万円とさせていただきたいと思います。
歳入につきましては、前年度繰越金1,764万円を追加しております。
歳出につきましては、ポンプ修繕など、施設管理費723万円余りを増額し、予備費を1,154万円余りを追加しております。
次に、議案第93号、平成22年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,395万9,000円を追加させていただき、総額を16億2,695万9,000円とするものであります。
歳入につきましては、前年度繰越金2,395万円余り、歳出では、21年度精算に伴います
一般会計への繰出金586万円余りであります。予備費に1,427万円余りを追加いたしました。
議案第94号、平成22年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ25万7,000円を追加させていただき、総額を4,305万7,000円といたすものであります。
歳入につきましては、前年度の繰越金25万7,000円、歳出では、予備費に25万7,000円を追加させていただきました。
議案第95号、平成22年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第2号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,113万1,000円を追加し、予算の総額を1,852万2,000円といたそうとするものであります。
歳入につきましては、郡家墓苑の永代使用料1,050万円を追加しております。
歳出につきましては、公債費で船岡墓苑の町債の償還元金486万円余りを追加し、繰り上げ償還を予定いたしております。また、予備費を626万円余り計上いたしております。
次に、議案第96号、平成22年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。
既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ14万4,000円減額し、総額を1億6,685万6,000円といたそうとするものであります。
歳入につきましては、前年度繰越金19万円余りを減額し、歳出につきましては、予備費を21万円余り減額しております。
議案第97号から議案第111号までの15議案は、平成21年度八頭町の各会計の決算であります。
地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定を得ようとするものであります。
詳しくは、各部門におきます主要施策の実施状況、成果で後ほど報告をいたしますので、概要のみとさせていただきます。
議案第97号、平成21年度八頭町
一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、4億3,531万4,470円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、1億3,875万2,000円を差し引いた実質収支額は、2億9,656万2,470円であります。
主な歳入は、町税が13億1,833万円余りで、長引く不況などを反映し、前年対比4.5%の減となっております。
地方交付税は、地域雇用創出推進費の新設により、51億9,189万円余り、そのほかには地域活性化、経済危機対策臨時交付金などの国庫支出金12億6,043万円余り、県の支出金8億3,113万円余り、繰越金2億2,933万円余り、町債11億8,680万円であります。
なお、町税におきまして、259万2,136円を地方税法第15条の7、及び第18条、及び民法の規定により、不納欠損処分とさせていただいております。
次に歳出でありますが、昨年、新たに取り組みを行いました主なものを中心に、科目ごとに申し上げます。
総務費では、昨年、八頭町
関西事務所を開設し、八頭町の情報発信と物販等の販路開拓を推進いたしました。また、町政運営の指針となります総合計画の「後期基本計画」を策定いたしております。
地域情報化の推進といたしまして、老朽化が進んでおりました船岡、
八東地域の
防災行政無線を20年度、21年度の
継続事業をもちまして更新を行っております。
公共交通につきましては、バス事業の町営化に向けまして一昨年から準備を進め、ことし4月から、大江線を初め、スクールバスを兼用した町営の「さんさんバス」運行の運びとなりました。
若桜鉄道は、昨年4月より上下分離方式に移行いたしました。
また、21年度が最終年でありました市町村合併推進体制整備事業費補助金を活用いたしまして、消防指揮広報車、給水車などを購入し、安心・安全なまちづくりに努めております。
また、次に国の
補正予算に対します事業の関係であります。
繰越事業といたしまして、平成20年度の国の第2次
補正予算において創設されました「地域活性化・生活対策臨時交付金」を活用いたしまして、町営バスの購入、保育所の耐震調査や安全対策、町道私都中央線の道路改良などを行っております。
21年度の第1次
補正予算「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」では、安心・安全確保のため、新型インフルエンザ対策事業、各集落への防災備品整備事業、庁舎の耐震調査などを実施し、自然エネルギーの活用促進を図る太陽光発電事業、地元商店の活性化を目的としたプレミアムつき商品券発行補助金、そのほかに町民の方々の利便性を図るべく、町道改良事業なども行いましたと同時に、「地域活性化・公共投資臨時交付金」を財源に、学校給食施設の用地取得を行っております。
第2次補正の「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」では、町営バスのバス停表示板の設置、また、簡易水道・公共下水道事業会計への事業実施に向けた繰り出しを行っております。
また、昨年は全町1区で初めての町長・町議会議員選挙を4月12日に執行いたしております。
本年2月1日には、農林業センサスの調査をいたしております。
次に、民生費であります。
景気後退化のもとで、地域の
経済対策と生活支援を目的として行われました、国の
定額給付金給付事業として、1万9,750人の方々に
定額給付金の支給を行っております。
また、昨年「八頭町部落差別撤廃・人権擁護実施計画」(後期分)を策定し、今後とも差別のない明るいまちづくりの取り組みを進めていきたいと考えております。
次に、衛生費であります。
予防接種事業では、昨年から2歳未満乳幼児の「ヒブワクチン」、2歳以上の幼児を対象に「小児インフルエンザワクチン」などの一部助成を実施し、重症化の予防に努めております。
母子保健事業では、これまで年5回まで助成しておりました妊婦健診を昨年から14回までにふやし、負担軽減と健診をより受けやすくするようにいたしております。
健康増進事業では、女性特有のがん検診を節目の年齢の方々に実施し、がんの早期発見、早期治療に努めております。
また、八頭町では昨年度の県がん制圧大会におきまして、総合部門、大腸がん部門で知事表彰を受賞いたしております。
昨年7月から、可燃ごみの処理につきましては、鳥取市に処理を委託し、神谷清掃工場に搬入しております。また、ふるさと雇用再生特別基金事業を活用いたしまして、町内の環境パトロールを実施し、不法投棄などの処理を行う美しいまちづくり実行事業に取り組みました。
次に、農林水産業費であります。
昨年1月の豪雪によります雪害園芸施設等復旧事業では、施設復旧費の助成を行い、果樹農家の再生と負担軽減を図っております。
また、果樹につきましては、西条柿の産地強化を目的に、生産基盤、販売促進活動といたしまして、西条柿日本一戦略推進事業、一層のブランド化を図る二十世紀梨ブランド化事業にも取り組みました。
林業関係では、雇用再生特別基金事業を活用しました森林パトロール事業を実施するとともに、竹林整備事業としまして、4.2ヘクタールの竹林整備を行っております。
商工費では、軽トラ朝市や流通拠点整備の研修会など、郡家駅前活性化事業の実施、また、郡家駅前の旧鳥銀を改装し、流通、観光の拠点として、「きらめきプラザ八頭」の整備に支援を行っております。
次に、土木費の関係であります。
道路橋梁費では、小型除雪機の購入を行いまして、6集落に貸与しております。冬季の除雪対策に備え、また、橋梁の長寿命化計画により、今後の町道橋の年次的な維持修繕計画を策定いたしております。
町道の改良につきましては、日下部見槻線、下日下部線など、生活関連道路の整備を終了いたしました。
次に、消防費の関係であります。
集落の自警団で管理をしていただいております小型可搬ポンプの更新を4台行い、また、防火水槽を1基設置し、地域防災基盤の強化を図っております。
防災行政無線につきましては、移動系無線の町内統一を図り、船岡、
八東地域に無線機の増設を行っております。
次に、教育費の関係であります。
昨年は、理科教育設備整備事業をもちまして、各小学校に理科教材備品の配備を行い、各学校の充実に努め、繰越を行いました地域活性化・生活対策事業を活用いたしまして、体育館の耐震補強工事を終了し、耐震性のない校舎の耐震補強工事の実施計画を行っております。
また、給食センターの統合に向け、郡家地内に建設予定地の用地購入を行いました。
埋蔵文化財調査につきましては、ことし3月に開通いたしました河原インター線の2期区間の発掘調査(本調査)を実施しております。
最後に、公債費の関係であります。
補償金免除の繰り上げ償還を9件行っております。昨年、償還が終了しました起債事業は41件ございますが、平成21年度末の地方債残高は、113億791万円であります。
議案第98号、平成21年度八頭町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定でございます。
歳入歳出額の差し引き額は、1億871万7,845円となりました。歳入の国民健康保険税であります。昨年は、不均一課税の最後の年でありましたが、3億7,011万円余りを徴収させていただいております。
なお、国民健康保険税におきまして、470万9,830円を地方税法第15条の7及び第18条により、不納欠損処分とさせていただいております。
歳出では、各種保険事業を実施し、被保険者の健康・福祉の増進に努めておりますが、昨年は療養給付費が過去最高の12億6,400万円余りとなりました。
医療の高度化に伴いまして、特に退職被保険者の療養給付費の増加が顕著となっております。
保健事業では、昨年、189人の方に人間ドックを受診していただきました。また、20年度から始まりました特定健康診査事業の昨年の受診率は、34.03%でありました。今後も受診率の向上に努めたいと考えております。
次に、議案第99号、平成21年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、3,524万7,353円となっております。翌年度へ繰り越すべき財源、1,778万円を差し引いた実質収支額は、1,746万7,353円であります。
歳入では、水道の使用料が2億752万円余り、
一般会計からの繰入金1億5,938万円余りが主なものであります。
歳出では、飲料水の安全の確保と安定供給を図るとともに、懸案でありました用呂簡易水道水源整備工事が完了いたしました。
また、地域活性化・生活対策事業費、経済危機対策費をもちまして、船岡、
八東地域の水道施設の監視装置を設置いたしております。
議案第100号、平成21年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、2,754万4,231円の不足となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、15万円を差し引いた実質の収支額は、2,769万4,231円の赤字を生じております。
このため、平成22年度会計より繰上充用させていただきました。なお、住宅改修資金貸付金元利収入のうち、258万6,901円に対しまして債権放棄の議決をいただき、不納欠損処分とさせていただいております。
歳入は、貸付金元利収入1,816万円余りが主なものですが、昨年、5名の方の償還が終了しております。
歳出の主なものは、公債費の1,988万円余り、繰上充用金の2,869万円余りであります。
議案第101号、平成21年度八頭町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出の差し引き額は、27万8,683円となっております。平成20年度から老人保健医療が廃止され、後期高齢者医療制度に移行しておりますが、昨年の会計は後期高齢者医療
特別会計へ移行前の診察分の精算によるものであります。
議案第102号、平成21年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算であります。
歳入歳出差し引き額は、2,623万119円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、1,260万円を差し引いた実質の収支額は、1,363万119円であります。
歳入のほうですが、使用料及び手数料で1億1,493万円余り、繰入金3億2,639万円であります。
歳出では、施設管理費8,701万円余り、公債費の3億7,254万円余りですが、昨年は補償金免除によります繰上償還を1件行っております。
次に、議案第103号、平成21年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、1,898万5,530円となっております。翌年度へ繰り越すべき財源、109万5,000円を差し引いた実質の収支額は、1,789万530円であります。
歳入の使用料ですが、1億4,161万円余り、借換債、1件分といたしまして、町債2,000万円であります。
歳出の主なものは、施設管理費2億870万円余り、公債費は、2件の補償金免除の繰上償還を行い、5億7,847万円余りでした。
議案第104号、平成21年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、2,481万4,605円となりました。歳入の介護保険料であります。昨年は、2億5,449万円余りを徴収させていただきました。
なお、介護保険料におきまして、31万1,514円を地方税法第15条の7及び第18条により不納欠損処分とさせていただいております。
介護認定の方につきましては、やや増加傾向にあり、給付費につきましても、一昨年と比較いたしまして、約5,400万円余り増加し、14億6,263万円余りとなっております。
議案第105号、平成21年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、30万7,419円となっております。
歳入の主なものは、20年度に完成いたしました桜ヶ丘の分譲地18区画の土地売り払い収入7,337万円であります。21年度末で残り15区画となっております。
歳出の主なものは、農業集落排水の加入負担金33区画分を納付するとともに、6,173万円余りの積み立てを行いました。
また、公債費は5,516万円余りとなっておりますが、その中で第1次分譲地の繰上償還を行っております。
議案第106号、平成21年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、141万1,332円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源、25万6,000円を差し引いた実質の収支額は、115万5,332円であります。
歳入は、船岡墓苑5区画分の永代使用料140万円、郡家墓苑の第2次造成工事に伴います町債640万円が主なものであります。
歳出は、事業費といたしまして、郡家墓苑の第2次墓地造成費、79区画分ですが、649万円余り、船岡墓苑の公債費166万円余りが主なものであります。
議案第107号、平成21年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定であります。
歳入歳出差し引き額は、1万8,770円となっております。
歳入の主なものですが、後期高齢者医療保険料1億1,188万円余り、歳出は、広域連合への負担金1億6,499万円余りであります。
議案第108号、平成21年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算の認定、議案第109号、平成21年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定、議案第110号、平成21年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入歳出決算の認定、議案第111号、平成21年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定の4議案の決算につきましては、それぞれの管理会で執行されましたものを町で精査し、ここに提案をさせていただいております。
以上、一括しまして27議案の提案の理由を申し上げました。
よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
長時間ありがとうございました。
○議 長(森山大四郎君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎決算審査報告
○議 長(森山大四郎君) この際、議案第97号から議案第111号まで、15議案に係る決算の審査について、一括して田中
代表監査委員から審査報告を求めます。
田中
代表監査委員、どうぞ。
○
代表監査委員(
田中壽人君) ただいま、森山議長から御指名をいただきました、
代表監査委員の田中でございます。どうぞよろしくお願いします。
それでは、決算審査の報告をさせていただきます。
皆様のお手元にあります決算審査意見書は、町長より提出されました、平成21年度の決算関係の書類に基づき、池本監査委員と審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。
決算審査は、平成22年7月13日から8月11日までのうち7日間、
会計管理者を初め担当の課長、そして職員の皆さんに出席いただき、提出された歳入
歳出決算書、実質収支に関する調書、歳入
歳出決算事項別説明書及び財産に関する調書、そして各部門における主要な施策の成果、予算の執行実績などの資料に基づいて実施いたしました。
決算の計数は、正確で誤りはないか。予算の執行は、関係法令等に基づき、効果的かつ的確になされているか。収入支出事務は、関係法令に基づき、適正で計画的・効率的に処理されているか。財産管理及び主要事業の各状況については、それぞれ関係の諸票、及び証憑書類との照合、その他必要と認める関係書類の提出を求め、関係職員から聴取しました。
そして、別途実施しております例月現金出納検査の結果も勘案し、慎重に審査を行いました。
審査の結果は、次のとおりでございます。
町長より審査を求められました、平成21年度
一般会計及び14の
特別会計と財産に関する調書につきましては、皆様のお手元に配付しております決算審査意見書のとおり、歳入
歳出決算書、歳入
歳出決算事項別説明書、実質収支に関する調書は、関係法令に準拠し調整されており、計数についても誤りは認められず、決算は適正に表示されているものと認められました。
財産に関する調書の計数についても誤りは認められず、適正に管理・運営されているものと認められました。
次に、審査の概要及び意見の要点を申し上げます。詳細につきましては、意見書にて御確認いただきたいと思います。
平成21年度は、町政執行の基本指針である総合計画を初めとする各種計画に基づき、町民一人ひとりが主役となるまちづくりを目指して施策を進めておられます。
執行された主なものは、地域活性化・
経済対策・生活対策事業、ごみ処理事業、
防災行政無線整備事業、自立支援制度事業、後期高齢者医療事業、埋蔵文化財本調査事業、町道北山島線改良事業、若桜鉄道対策事業などにかかる予算を計上し、執行され、町政発展のため努力がなされております。国の地域活性化・経済危機対策としての交付金・補助金などを活用し、大幅な
補正予算を組み、かつてない積極的な事業執行が行われました。
歳入歳出の決算は、最終予算額は209億7,050万1,000円で、当初予算144億5,288万8,000円に対して、45.1%の大幅増加となっております。
決算規模について見ますと、歳入総額は166億92万2,000円で、前年(152億9,876万8,000円)に比べ、8.51%増加しています。
歳出総額は、159億5,239万6,000円で、前年(147億5,464万円)に比べ8.12%増加し、繰り越された事業は、総額44億5,095万円となっております。
一般会計は、歳入107億1,808万円、前年(93億6,686万円)に比べ、14.43%の増、歳出は102億8,276万5,000円で、前年(91億3,752万円)に比べ、12.53%の増となっております。翌年度へ1億3,875万2,000円
繰り越しています。
特別会計は、歳入58億8,284万2,000円で、前年(59億3,190万8,000円)に比べ、0.83%の減となっています。翌年度への繰越額は、3,188万1,000円であります。
歳出は、56億6,963万円で、前年(56億1,712万円)に比べ、0.93%の増となりました。
決算収支について見ますと、歳入歳出差し引き額(形式収支)は6億4,852万6,000円の黒字で、翌年度の繰越額1億7,063万3,000円を差し引きした実質収支は、4億7,789万3,000円の黒字となっています。
実質収支から前年度実質収支5億2,377万5,000円を差し引きした単年度収支は、4,588万2,000円の赤字となりました。
歳入では、収入済額は166億92万2,000円、調定額170億5,302万8,000円、徴収率97.35%で、収入未済額は4億4,190万5,000円となっております。前年に比べ、3,013万4,000円、7.32%増加しております。
収入未済額が増加した要因は、
一般会計で1,808万2,000円、国民健康保険
特別会計が1,056万2,000円などが増加しております。
一般会計の歳入総額は、107億1,808万円で、前年度は93億6,686万円に比べ、13億5,122万円、14.43%増加しています。
国の地域活性化・経済危機対策等により、地方交付税2億1,461万円、国庫支出金6億5,240万9,000円、県支出金2億5,974万円、町債2億4,650万円などが増加したことが影響しております。
普通会計の自主財源を見ますと19億5,164万4,000円で、自主財源比率18.2%、前年(20.9%)に比べ、2.7ポイント低下し、依存度が高くなっています。
歳出の総額は159億5,239万6,000円で、前年(147億5,464万円)に比べ8.12%の増加となりました。
一般会計の歳出は102億8,276万5,000円で、前年(91億3,752万円)に比べ、12.53%増加し、
特別会計の歳出は56億6,963万円で、前年(56億1,712万円)に比べ、0.93ポイントの増となっております。
普通会計決算の歳出の総額は、103億200万6,000円でありました。これを義務的経費、投資的経費、その他の経費に分析してみますと、義務的経費は前年に比べ1億6,062万7,000円増加し、41億5,857万2,000円、構成比は40.3%、前年度は39億9,794万5,000円、構成比43.7%でした。投資的経費は、前年に比べ4億5,963万7,000円増加し、13億3,509万1,000円で、構成比13.0%。前年度は8億7,545万4,000円、構成比9.6%でした。その他経費は5億3,705万4,000円増加し、48億834万3,000円で、構成比46.7%。前年は、42億7,128万9,000円で、構成比46.7%でありました。
地方債の残高は、総額236億5,217万6,000円で、前年(245億1万4,000円)に比べ8億4,783万7,000円減少しています。町民1人当たりの残高は122万円で、前年に比べ2万円減少しております。
一般会計の地方債は113億791万6,000円で、前年(112億9,172万円)に比べ1,619万5,000円増加しています。
基金の残高は21億4,550万1,000円で、前年に比べ3億6,704万2,000円増加しました。
財政調整基金が1億3,500万円、まちづくり基金は1億5,500万円などが増加しております。町民1人当たりの基金残高は11万円で、前年に比べ2万円増加しました。
財政指標のうち、財政力を示す財政力指数は0.264で、前年度(0.271)に比べ0.007ポイント低下し、弾力性を示す経常収支比率は84.9%で、前年度(87.6%)に比べ2.7ポイント改善、起債制限比率は7.9%で、前年度(9.1%)に比べ1.2ポイント改善しています。
財政の健全化に関する法律により定められた指標は、さきに町長から報告のあったとおりでございます。前年度に引き続き、各指標で改善傾向を示していることは、行財政改革の一定の成果と評価してよいのではないかと思います。
以上が決算審査の概要であります。
次に、審査意見を申し上げます。
歳入の執行率は79.16%、歳出の執行率は76.07%で、前年の歳入(95.29%)歳出(91.90%)の執行率に比べ、大幅に低下していますが、国の地域活性化・経済危機対策としての補助事業など44億5,095万円が繰り越されており、これが主な要因であります。
収入未済額は4億4,190万5,000円で、前年(4億1,177万1,000円)に比べ、3,013万4,000円増加しています。
会計別に増加率を見ると、
一般会計16.87%、農業集落排水
特別会計12.99%、簡易水道
特別会計12.77%、国民健康保険
特別会計11.16%は特に注意が必要であります。
収納業務につきましては、滞納の解消のため、収納対策室を中心に収納対策本部の稼働など、体制の強化を図り積極的に取り組まれましたが、町民の置かれている経済的厳しさも反映し、固定資産税、国民健康保険税の収入未済・滞納額は多額で、収納率も芳しくありません。
中でも、町営住宅使用料、水道使用料、公共下水道、集落排水の分担金については、長期にわたる滞納が見られ、滞納整理事務の執行が不十分と思われますので、取扱基準を整備・明確化し、規則・要領に基づく適切な業務執行を早急に強化されるよう求めたいと思います。
収納対策室は、所期の設置目的を遂げたということで閉じられ、収納業務は担当課で対応する体制に戻っていますが、蓄積した業務知識を生かして、収納体制を強化し、実効を求めたいと思います。
不納欠損処分は、総額1,020万円行われております。前年度(2,961万円)に比べ、1,941万円減少しました。
一般会計で259万2,136円、国民健康保険税470万9,830円、住宅資金会計で258万6,901円、介護保険料31万1,514円となりました。
不納欠損処分については、引き続き法令・規則に基づき、厳正かつ的確な執行管理を求めたいと思います。
歳出の執行率は76.07%で、
一般会計の執行率は68.19%、前年度に比べ大幅に低下していますが、これは多額の事業が繰り越されているためであります。
繰越明許費は、
一般会計で44億906万1,000円であります。主なものは、情報通信基盤整備事業25億3,100万円、学校耐震補強事業に4億8,000万円、地域活性化・きめ細かな対策事業2億5,900万円、地域活性化・経済危機対策事業1億5,000万円、緑の産業再生プロジェクト事業1億5,900万円、埋蔵文化財本調査事業2億3,200万円などであります。
特別会計の繰越明許費は4,100万円、簡易水道会計が1,800万円、公共下水道会計で1,200万円などが繰り越されています。
普通会計の
財政状況は、決算収支は実質収支、単年度収支、実質単年度収支とも黒字となっています。
八頭町は、合併をして5年、「八頭町総合計画」の基本構想、前期基本構想をまちづくりの指針として町政の発展に取り組まれ、事業計画に盛り込まれた施策は、おおむね実施できたのではないかとされております。
平成22年3月には、新たに26年度までの5カ年を展望した「八頭町総合計画後期基本計画」を策定され、まちづくりの指針としておられます。財政の目標については、普通会計財政計画として策定されております。前期の財政計画は終了しましたが、結果はどうであったか、いま一つ明確になっていないように思いました。成果はあったのか、課題は残っているのか、町民にわかりやすく伝える必要があると思います。
行政改革大綱による八頭町集中改革プランでは、健全財政の構築を目指して、平成22年度を最終年度に目標に取り組んでおられます。この改革の基本となっている視点は、「町の行政のすべての分野にわたって総点検を行い、組織・機構・定数はもとより、思い切った事務事業の見直しを行うことにより、効果的で効率的な行財政運営を推進する。行政主体で対応できる改革は、町長と職員が一体となって、危機意識と改革意識を共有して断行し、行政全体の業務を精査した上で、可能なものは町民との協働を推進することにより、簡素で効率的、かつ活力ある行財政システムの構築と運営体制の確立を目指す」としておられます。この当初の視点を改めて確認し、ブランを仕上げていただきたいと思います。
高齢化社会の到来は、予想を超えて急速に進んでおり、生産年齢人口は減少し、老年人口が急速に増加。これに伴い、高額所得層は減少し、均等割のみの納税義務者の層が増加しています。今後の財政運営は極めて困難な時代を迎えようとしています。
持続可能な財政構造の転換のためには、これらの計画の進捗状況はもとより、積極的に町民に情報を公開し、成果や課題、問題点を町民と行政が一体となって共有して、対応していくことが重要と思われます。
以上が平成21年度決算について、総括的な意見であります。
会計別の執行状況は、意見書で確認をしていただきたいと思います。
特別会計について報告いたします。
特別会計の決算額は、決算概要で触れました。意見書別紙③に歳入
歳出決算をつけております。また、各会計の要点は、審査意見書にまとめておりますので、ごらんいただきたいと思いますが、住宅資金
特別会計について触れておきたいと思います。
決算額では、歳入歳出差し引き・歳入不足額2,754万4,231円から繰越財源15万円を引いた実質収支額、2,769万4,231円となり、翌年度、歳入繰上充用金で歳入不足額が補てんされています。
平成21年度末の貸し付け残高は2億870万円、収入未済額は1億4,887万1,000円であります。住宅資金
特別会計の地方債残高は9,115万2,706円で、これの償還期限は平成33年度で、利息を含めた償還期限までの公債費の総額は1億799万6,000円であります。
現在のところ、予想できる収納見込み額は、補助金539万3,000円を含めて1億711万4,000円を見込んでいます。計画によりますと、平成33年度末には地方債を完済し、債権は滞納額として1億3,100万円程度残る見込みとなっております。
繰上充用金は、平成22年度には最低水準になりますが、その後、平成33年度になっても解消の見込みが立っていません。財政の健全化が叫ばれている現在、このような決算処理を継続していくことの妥当性には疑問が残ります。解消のための具体策を検討していただきたいと思います。
資金運用状況は、別紙⑩をごらんいただきたいと思いますが、例月出納検査で運用状況を検査しておりますが、定期預金を中心に運用され、適正に行われていると認められました。
財産の管理の状況ですが、町有財産は、財産に関する調書のとおり、適正に管理されているものと認められました。
以上で、審査の報告を終わりますが、御審議をどうぞよろしくお願いします。
終わりになりましたが、決算審査に御協力をいただきました関係職員の皆様に、この場をおかりして厚くお礼を申し上げまして、報告を終わりたいと思います。
大変ありがとうございました。
○議 長(森山大四郎君) 以上で議案第97号から議案第111号まで、15議案に係る監査委員の審査報告を終わります。
◎質 疑
○議 長(森山大四郎君) この際、ただいま報告のありました議案第97号から議案第111号まで、15議案に係る決算審査報告について、一括して質疑に入ります。
質疑ございませんか。
8番、栄田議員。
○8 番(栄田秀之君) 新しい
健全化判断比率は、
実質赤字比率、連結赤字比率、
実質公債費比率とか将来
負担比率になっておりますが、町の財政につきまして、あらゆる角度から見て健全であるべきだと思っております。
先ほどの監査委員のお話がありましたように、報告書の4ページの中段にあります財政力指数は、21年度の指数が0.264になっておりまして、前年に比べて0.007ポイント低下をしております。それにつきまして、低下の主な要因につきまして、どういう要因で低下したのか、わかればお伺いしたいと思います。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員。
○
代表監査委員(
田中壽人君) お答えします。
最初に、健全化比率のほうについては、別個に意見書も提出しておりますので、改めて報告の中では触れておりません。
それから、財政力指数のほうについては、数値としては非常に少ないものですから、特にこれというふうに、これが要因でというふうには判断しておりません。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) ほかに質疑ございませんか。
5番、下田議員。
○5 番(下田敏夫君) 行政監査についてお尋ねをしたいと思います。
監査につきましては、
地方自治法第199条第1項に財務監査と、それから第2項に行政監査の項目がありまして、必要があると認めるときは、
地方公共団体の業務の執行について監査できるという項目があろうかと思います。それにつきまして、内部組織だとか職員の配置、事務処理の手続、行政の運営等について、その適正及び効率性・能率性の確保の観点から監査をすることができるというふうに解釈されておりますが、今回につきまして、行政監査をされたのかどうか。されたとすれば、どのような方法でされたのか。御意見がありましたら、御意見をお伺いしたいというふうに思います。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員。
○
代表監査委員(
田中壽人君) このたびの監査の中で、特に行政監査という視点での監査は、特に実施はしておりません。
ただし、ヒアリングの中でそういう視点も含めて、執行状況だとかその中で監査を進めております。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) 5番、下田議員。
○5 番(下田敏夫君) もう一点お尋ねしたいと思います。
監査の指摘事項、総括意見の中でいろんな御意見が出ておるんですが、監査の指摘事項につきまして、執行部に対する伝達方法、それをどのようにされているのか、お尋ねをしたいと思います。
特に、重要な不納欠損のことだとか未済金額のことだとか、そこらあたりについて、どのような伝達方法をとっておられるのかお尋ねをしたいと思います。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員。
○
代表監査委員(
田中壽人君) お答えします。
審査意見書を渡すときに、町長さんにはポイントについては説明をしたり、意見は申し上げております。
それから、そのほかの各個別のことについては、各担当、課長さんを含めて幹部の方とヒアリングの際に、監査委員の意見として伝えております。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) ほかに質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(森山大四郎君) 質疑なしと認めます。
質疑を終結いたします。
◎散 会
○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(森山大四郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、9月8日、午前9時30分から再開いたします。
(平成22年9月7日午前10時53分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...