八頭町議会 2009-09-08
平成21年第11回定例会(第1日目 9月 8日)
平成21年第11回定例会(第1日目 9月 8日) 平成21年第11回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成21年9月8日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成21年9月8日午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 小倉 一博 2番 谷本 正敏 3番 桑村 和夫
4番 小林 久幸 5番 下田 敏夫 6番 川西 末男
7番 矢部 博祥 8番 栄田 秀之 9番 池本 強
10番 髙橋信一郎 11番 岡嶋 正広 12番 川西 聡
13番 河村 久雄 14番 前土居一泰 15番
谷口美佐子
17番 山本 弘敏 18番 森山大四郎
不
応招議員
16番 西尾 節子
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不
応招議員に同じ
定について
〃 第26 議案第122号 平成20年度八頭町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第27 議案第123号 平成20年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の
認定について
〃 第28 議案第124号 平成20年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第29 議案第125号 平成20年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第30 議案第126号 平成20年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第31 議案第127号 平成20年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第32 議案第128号 平成20年度八頭町
老人居室・
障害者住宅整備資金特別
会計歳入歳出決算の認定について
〃 第33 議案第129号 平成20年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算の認定について
〃 第34 議案第130号 平成20年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第35 議案第131号 平成20年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳
出決算の認定について
〃 第36 議案第132号 平成20年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入
歳出決算の認定について
〃 第37 議案第133号 平成20年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
議事の経過
◎開会宣告 (午前9時30分)
○議 長(森山大四郎君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの
出席議員は17名で、定足数に達しております。
よって、平成21年第11回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎
議事日程の報告
○議 長(森山大四郎君) 本定例会の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(森山大四郎君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、
会議規則第118条の規定により
15番
谷口美佐子議員
17番
山本弘敏議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(森山大四郎君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成21年9月28日までの21日間といたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(森山大四郎君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成21年9月28日までの21日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(森山大四郎君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長をしていたさせます。
事務局長。
○
事務局長(
山本政明君) ご報告いたします。
はじめに、請願・陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものはお手元に配付の文書表のとおりでありまして、
会議規則第92条の規定により、平成21年陳情第9号及び第10号を
産業建設常任委員会へ、平成21年陳情第8号を
教育福祉常任委員会へそれぞれ付託されました。
次に、6月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
次に、6月定例会で可決された意見書は、関係機関に送付いたしましたので、ご報告いたします。
なお、
監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
以上でございます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(森山大四郎君) 日程第4 ここで町長から
あいさつがあります。
町長、平木 誠君。
○町 長(平木 誠君) 皆さん、おはようございます。
平成21年第11回
八頭町議会定例会を招集させていただきましたところ、
議員各位におかれましては、ご出席いただきまして、ご審議賜りますことに対しまして、厚く御礼申し上げます。
先般、気象庁は、観測史上最も遅い、8月4日としておりました中国地方の梅雨明けを特定しないと修正されましたけれども、町内でも7月以降の長雨と
日照不足の影響が農作物などへ出ないか、9月に入りましても私自身危惧いたしているところであります。
そのような中、8月24日、
八東選果場、8月30日、
郡家選果場で特産の20世紀梨の出荷が始まりました。当初は、長雨で心配されておりました糖度も、8月下旬からの好天で糖度も回復し、しっかりとした玉太りで色もよいと伺っておりましたけれども、景気の関係でしょうか、少し品物の出が悪いというふうにお話も伺っております。
小・中学校でも運動会が始まりました。いよいよ味覚の秋、スポーツの到来というところでございましょうか。また、秋を目前にいたしまして、先月には全国的に
新型インフルエンザの
流行シーズンに入ったという発表があっております。県内でも
新型インフルエンザの集団感染により、教育現場では学年・
学級閉鎖等が行われておるところでございます。
今現在では、幸い本町では感染者はございませんが、既にもう蔓延しているという状況でありますので、いつ起こってもわからないような状態ですけども、引き続き保育所、
小・中学校はもちろん、また、町内の皆さん、町民の
皆さん全域にうがい、
手洗い等の啓発を行いまして、感染予防を図ってまいりたいと考えております。
8月30日には、第45回の
衆議院議員総選挙が執行されまして、結果はご案内のとおりでございます。今月じゅうには政権が交代し、新たな時代が始まろうといたしておりますけれども、政権公約、マニフェストであります
子ども手当の支給や
後期高齢者医療制度の廃止など、市町村におきましては、速やかに対応できるよう情報の収集が必要であるというふうに考えておるところであります。
また、財政面では、
ガソリン税等の暫定税率の廃止や、平成21年度
補正予算の
基金見直しなども、中央にとりましては大きな懸念材料でございます。新政権の本格始動までの状況は、不透明な部分が多いわけでございますけども、今後、推移を見守ってまいりたいというふうに考えております。
次に、6月定例会以降の出来事を振り返ってみますと、ことし4月から
上下分離方式で運営をいたしております
若桜鉄道につきましては、経営安定の一環といたしまして、7月から
シルバー定期券であるとか、
応援商品券を発行いたしております。
若桜鉄道を存続させ、若桜谷の
公共交通を守るため、皆様方のご支援をぜひともいただきたいと考えております。
7月26日には、第5回のきらめき祭を
郡家グラウンドを会場に開催しました。あいにくの天候でしたけれども、多くの町民の皆さんにご来場いただきました。ありがとうございました。
また、7月31日には臨時の区長会を開催させていただきまして、
地域活性化・
経済危機対策臨時交付金を活用いたしました
防災備品整備の説明会を行わさせていただき、現在、
防災備品の購入にあたり、各集落におかれまして、知恵を出し合っていただいているところであります。
8月1日には道路災害のため休園といたしておりました、ふるさとの森も約2年近くになりますけども、開園させていただきました。まだまだ
施設修繕の必要な箇所はありますけども、来園された皆様方にとりましては、アウトドアを満喫していただいていると考えております。
7月下旬から8月上旬にかけましては、八頭町と横城郡の
子供たちとの
子ども交流がございました。八頭町の将来を担う
子供たちの人材育成の礎となるというふうに期待をいたしております。
また、9月1日から4日にかけまして、八頭町でいいます各集落の区長さん方13名が、初めて
地域づくりといいますか、村づくりの視察に来庁されておられまして、地域の皆様方との交流を深めておられます。
8月4日には、森山議長を初め、
鳥取環境大学とかかわりの深い各種団体の皆様方にもご出席賜りまして、
鳥取環境大学と八頭町の連携に関する協定書を締結させていただきました。今後、
環境大学の教育、研究と
社会貢献事業、また、八頭町の
まちづくり事業の推進につきまして、相互に連携と協力を図ってまいりたいと考えております。
また、同じく4日には、本年度第1回目の八頭町の
振興審議会を開催しております。平成17年12月に策定いたしました八頭町の総合計画も本年度で第1次の
基本計画が終了します。今後、審議会で審議を重ねていただき、年度内には平成22年度から平成26年度までの第2次
基本計画案の策定をお願いいたしているところであります。
8月8日には、8・8隼駅まつりということで、地元隼の皆様方を中心に、隼駅前の活性化と
若桜鉄道を守るという地域の皆様方の熱い思いの
イベントが行われております。日本各地から200人余りの
隼ライダーの皆さんが集結され、本当ににぎわいのある一日でありましたし、地域の底力を見せていただきました。
また、
交流事業では、8月22日から6組の武蔵野市の家族の
受け入れ事業を行い、都市と農村の交流も行っておりますし、来月には大阪の阿倍野区、住吉区、都島区へ出かけまして、フルーツの里八頭町の
情報発信を行っていきたいと考えております。
情報発信といいますと、9月5日には2009鳥取・因幡の祭典の
関連イベントであります、八頭町のフルーツロードめぐりを開幕いたしました。12月中旬まで、道の駅や観光園などで開催されます
イベントで、フルーツの里八頭町の全国発信とPRをしてまいりたいと考えております。
さて、昨年8月に
法定協議会を立ち上げました八頭町
地域公共交通会議では、議会の皆様方にも報告させていただいておりますけども、
クローバーバスの町営化ということで一定の方向性を出していただき、現在、
公共交通等調査特別委員会でご協議いただいているとおりでございます。
郡家駅前周辺等整備委員会につきましても、民間の
郡家駅前活性化委員会と歩調をあわせながら、
基本構想の策定に向け、会を開催しておるところであります。
また、昨年度末、八頭町の
自治基本条例の
策定委員会を立ち上げさせていただき、町の憲法と呼ばれます
自治基本条例の策定に向けましても、会を重ねていただいているところでございますが、時期が参りましたら、改めて議会の皆様方にもご協議をさせていただきたいと思います。
昨年は、秋期の
行政懇談会といたしまして、従来と少し形態を変え、全集落に町の重要施策であります
情報通信放送、
CATV事業の説明に出かけさせていただき、今後の行政運営の方針とさせていただいたところでございます。本年度も秋期の
行政懇談会を予定しておりますが、本定例会でご審議いただきます
情報通信放送事業、また、路線バスの町営化問題などを主なテーマに、町民の皆様方とひざを交えたいと考えておるところであります。
終わりになりましたけれども、本定例会に上程いたします議案は、委員の選任議案1議案、
条例制定2議案、
条例改正3議案、
補正予算10議案、平成20年度の八頭町の
決算認定16議案の合計が32議案でございます。十分なるご審議をいただきまして、議決・認定をいただきますようお願い申し上げまして、
あいさつとさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で町長の
あいさつを終わります。
◎議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) 日程第5 報告第5号を議題といたします。
提出書の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 次に、町長から
報告内容の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) 報告第5号、八頭町
財政健全化判断比率及び
資金不足比率についてご報告申し上げます。
平成19年度の決算より、新たに財政の
健全化度をあらわします指標の報告が義務づけられております。本定例会で八頭町
財政健全化判断比率及び
資金不足比率を、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定によりまして、報告をいたすものであります。
八頭町の平成20年度決算によります
財政健全化判断比率の中で、
実質赤字比率、
連結実質赤字比率とも赤字を生じておりませんので、ゼロであります。
実質公債費比率は15.5%で、昨年と比較しますと、1.1ポイント改善されております。
また、将来
負担比率は129.1%で、昨年より0.7ポイント改善されています。
特別会計の
公営企業会計におきます
資金不足は、ゼロであります。
現状ですと、
早期健全化基準、
実質公債比率ですと、25.0%、将来
負担比率ですと350.0%に到達する懸念はございませんけれども、引き続き健全な
行財政運営に心がけてまいりたいと思います。
以上、八頭町
財政健全化判断比率及び
資金不足比率の報告とさせていただきます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で、
報告内容の説明を終わります。
ただいまの報告第5号に対しての質疑は、審議の都合により、9月9日の会議において行います。
◎議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) 日程第6 議案第102号を議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) 議案第102号、八頭町財産区
管理会委員の選任についての
提案理由の説明をさせていただきます。
八頭町財産区
管理条例では、財産区管理会の設置、組織及び運営に関します必要な事項が定められております。
このたび、財産区管理会を設置しております上私都財産区、市場・
覚王寺財産区、上津黒・
下津黒財産区、
別府財産区、
篠波財産区の財産区
管理会委員の任期が、平成21年9月27日をもって満了となります。
財産区
管理会委員の任期は、
地方自治法第296条の2第3項で4年と定められております。各財産区から
管理会委員の推薦をいただきましたので、八頭町財産区
管理条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。
よろしくお願い申し上げます。
○議 長(森山大四郎君) 以上で、
提案理由の説明を終わります。
◎質 疑
○議 長(森山大四郎君) これより質疑を行います。
議案第102号について、質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(森山大四郎君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
◎討 論
○議 長(森山大四郎君) これより議案第102号について、討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。
討論はございませんか。
(討論なし)
○議 長(森山大四郎君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
討論ございませんか。
(討論なし)
○議 長(森山大四郎君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
◎採 決
○議 長(森山大四郎君) これより、採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
議案第102号について、原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
○議 長(森山大四郎君) 起立多数です。
よって、議案第102号 八頭町財産区
管理会委員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。
○町 長(平木 誠君) どうもありがとうございました。
◎
一括議題の宣告
○議 長(森山大四郎君) この際、次に日程第7 議案第103号から、日程第37 議案第133号まで31議案について、
一括議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(森山大四郎君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) それでは、議案第103号から、
提案理由の説明をさせていただきます。
八頭町議会の議決すべき事件に関する条例の制定であります。
昨年12月26日に、定住自立圏構想推進要綱が定められました。この要綱中、定住自立圏形成協定についての定めがありまして、協定の締結または変更にあたっては、
地方自治法第96条第2項に基づく議会の議決が必要となっております。
定住自立圏形成協定の締結等を議決すべき事件として定めるため、この条例を制定させていただきたいものであります。
議案第104号、八頭町
移動通信用鉄塔施設整備事業分担金徴収条例の制定であります。
八頭町移動通信用鉄塔整備事業につきまして、移動通信用鉄塔を整備したことにより、特に利益を受ける電気通信事業者から、移動通信用鉄塔施設を建設する費用に充てるため、
地方自治法第224条に定める分担金を徴収したいので、同法第96条第1項第1号の規定によりまして、本議会の議決を求めるものであります。
本年度事業予定地区といたしましては、明辺、清徳、佐崎地区を予定しております。なお、参入事業者といたしましては、NTTドコモさん、KDDIさん、ソフトバンクモバイルさんであります。
議案第105号、八頭町
消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正であります。
消防団員の皆様方には日々、本業を持ちながら、自分たちの町は自分たちで守るという精神に基づいていただき、火災発生時の消火活動、また、地震や風水害といった災害発生時の救助、警戒巡視、災害防御活動などに従事していただき、地域住民、地域町民の生命、または財産を守るためにご協力をいただいております。
八頭町の消防団も合併をして5年目を迎え、地域に根差した活動をいただいておりますが、男性中心の消防組織から、現在は時代に即した新しい消防組織として、活動に女性の参画が必要になっていると言えます。
八頭町でも平成19年8月から、6名の女性の方に女性消防隊員として入団していただき、広報活動、後方支援、応急救護指導などの活動を行っていただいておりますが、現在、隊員数が少なく、活動に支障を来している状況でございます。
今回、条例内の
消防団員の定数6名の増と報酬の改正、また、あわせまして規則の改正を行い、女性消防隊の位置づけを明確にし、今後の消防活動を行おうとするものでございます。
議案第106号、八頭町
特別会計条例の一部改正でございます。
この
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計、
老人居室整備資金貸付事業・障害者住宅整備資金貸付事業は、旧八東町において実施されていた事業であります。
この
老人居室整備資金貸付事業は、昭和48年に条例が制定され、60歳以上の高齢者の方と同居する世帯に対しまして、高齢者の専用居室を増築または改築するための貸し付けを行うことにより、高齢者の方と家族とのよりよい家族関係の維持に寄与することを目的として実施されたものであります。貸し付け件数は、87件となっております。
また、障害者住宅整備資金貸付事業は、昭和54年に条例が制定され、障害者の方と同居する世帯に対して、居住環境を改善するため、障害者の方の専用居室を増築または改築するための貸し付けを行うことにより、障害者の皆さんの福祉の増進を図ることを目的に実施されたものであります。貸し付け件数は、14件となっております。
両条例とも、合併に伴い廃止されましたが、償還に関する部分につきましては経過措置を定め八頭町で施行しているもので、合併後は、障害者住宅整備資金の2件の償還が残っておりました。
このたび、平成20年度をもちまして、この2件の償還が完済されましたので、本条例の第1条中第10号の
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計、
老人居室整備資金貸付事業・障害者住宅整備資金貸付事業を廃止させていただきたいと思うものであります。
つきましては、廃止に伴い、第1条中第10号を削除させていただき、第11号を第10号とし、第12号から第17号までをそれぞれ1号ずつ繰り上げようとするものであります。
次に、議案第107号、八頭町
国民健康保険条例の一部改正であります。
現在、国民健康保険の被保険者の方が出産されますと、出産育児一時金として、国民健康保険から通常の出産育児一時金35万円と、産科医療保障制度加入加算分3万円の合計38万円が支給されております。
健康保険法施行令などの一部を改正する政令が平成21年5月22日に公布されまして、緊急の少子化対策の一環として、安心して出産できる環境を整備するという観点から、本年10月1日から平成23年3月31日までの出産について、通常の出産育児一時金が4万円引き上げられ、39万円と、産科医療保障制度加入加算分3万円の合計42万円に改正されました。この改正に並行いたしまして、当町の
国民健康保険条例についても改正いたすものであります。
議案第108号、平成21年度八頭町
一般会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ39億3,900万円を追加させていただき、予算総額を137億1,416万円といたそうとするものであります。
まず歳入ですが、町税におきましては、昨年からの急激な景気の悪化、また、農業所得の減などで5,400万円の減額であります。内訳は、町民税4,400万円、固定資産税1,000万円の減額となっております。
10款の地方交付税は、普通交付税の確定によりまして、3億245万1,000円を追加させていただきました。
14款、国庫支出金では、国の1次
補正予算に伴います経済対策の
地域活性化・公共投資臨時交付金、15億2,228万7,000円、地域情報通信基盤整備推進交付金、7億4,300万円、安心・安全な学校づくり交付金、2億853万3,000円などを合わせまして、26億4,625万円余りを予定させていただきます。
第15款、県支出金では、情報通信格差是正事業費県補助金、1億7,752万9,000円、介護基盤緊急整備等臨時特例交付金、1億2,775万円、緑の産業再生プロジェクト事業県補助金、1億5,000万円など、4億5,466万円余りであります。
18款の繰入金では、普通交付税、繰越金の額の確定等によりまして、1億7,731万3,000円を減額といたしております。
19款の繰越金は、額の確定に伴いまして、1億6,061万円余りの追加であります。
21款の町債につきましては、情報通信基盤整備事業債、4億2,800万円、学校施設耐震化事業債、1億6,760万円など、5億9,280万円を計上いたしております。
次に、歳出でありますが、主なものを申し上げます。
2款の総務費で、町内全域に光ケーブルを敷設します。情報通信基盤整備事業、25億3,125万2,000円、携帯電話の不感地区に対しまして、移動通信鉄塔整備事業、2億2,191万2,000円、
地域活性化・経済危機対策費では、ふるさとの森合併浄化槽整備事業、地域イントラ再構築事業など、1億672万円余りを計上いたしております。
次に、民生費の関係ですけども、このたび町内の社会福祉法人が事業主体となり、県からの2種類の補助金を活用し、老人福祉施設であります小規模特別養護老人ホームと小規模多機能型居宅介護事業所の併設施設を補助対象事業費、約2億8,000万円をもって整備するように計画いたしております。町は、事業主体ではありませんので、法人から提出されました事業の進達を行い、予算措置といたしまして、県から歳入で受けました交付金と補助金を合わせた額を歳出で事業者に補助するようにしております。
3款の民生費では、ただいま説明がありました老人福祉施設建設の交付金部分の事業補助金、1億2,775万円、就学前の5歳から3歳の児童が対象となります、子育て応援特別手当支給事業、1,730万円余りを合わせまして、1億5,257万円余りを予定しております。
4款の衛生費では、東部広域行政管理組合負担金、簡易水道会計への繰出金等、2,567万円余りであります。
5款、農林水産業費では、1億8,806万円余りを予定いたしております。主なものといたしましては、民生費でありました、老人福祉施設建設の補助金を受けまして負担を行います、緑の産業再生プロジェクト事業、1億5,000万円、美しい森林づくり基盤整備事業、4,930万円であります。なお、このたび当初予算で計上しておりました下野赤波線林道改良事業につきまして、美しい森林づくり基盤整備事業への組み替えを行っております。
7款、土木費では、町道等占用物件調査委託料等、877万円余り、9款の教育費では、小中学校理科教育備品の購入費、1,100万円。耐震化が残っておりました小学校3校、中学校2校の校舎耐震補強事業費、4億9,853万5,000円など、合わせまして5億1,846万円余りを予定させていただきました。
11款の公債費では、地方債の補償金免除繰上償還金9件、1億4,480万5,000円を計上しております。
なお、予備費には、1,923万円余り追加をさせていただきました。
議案第109号、平成21年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でございます。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ4,928万9,000円を追加させていただき、総額を19億1,428万9,000円とするものであります。
歳入の国民健康保険税につきましては、5月28日の臨時会でも説明させていただきましたけれども、被保険者の皆様方のご負担を少なくするために、繰越金をある程度充当いたしまして、当初予算より低い税率を設定し、本年度の税率をご可決いただいております。
したがいまして、歳入では、1款の国民健康保険税、2,736万2,000円を減額させていただき、また、3款の国庫支出金では、療養給付費国庫負担金と調整交付金、255万3,000円を、第6款の県支出金では、調整交付金、41万3,000円を増額いたしております。
繰入金では、一般会計からの繰入金として、出産育児一時金の改正分、34万6,000円と、町国民健康保険税条例に基づく税減免、平成20年度分でございますが、伴う補てん分、423万9,000円の合計458万5,000円を増額しております。
また、前年度の繰越金が確定いたしました。繰越金、6,910万円を計上いたしました。
歳出では、1款の総務費で、制度改正に伴うシステム改修の費用として、70万8,000円、歳入で申し上げました税の減免分を財政調整基金積立金として424万円、2款の保険給付費52万円、3款の後期高齢者支援金804万3,000円、4款の前期高齢者納付金35万9,000円、5款の老人保健拠出金1,368万4,000円を増額しております。
6款、介護納付金として、1,575万9,000円を減額させていただきました。
また、10款の諸支出金では、昨年度の特定検診負担金の精算によります、国・県への返還金22万円、11款の予備費に3,729万2,000円を追加させていただきました。
議案第110号、平成21年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第2号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ6,526万1,000円を追加し、総額を3億8,176万1,000円としております。
今回の補正は、用呂簡易水道水源地における濁水対策として、既存井戸の隣に新たな井戸を掘り、安全な水の供給対策を行おうとするものであります。長年の懸案事項であり、早期に解決したいと考えております。
また、県工事に伴います水道管移設等の補償工事費の計上、繰り越し事業となっております簡易水道中央監視装置整備に伴います流量計の設置費、機器の老朽化に伴います維持管理費を計上しております。
歳入につきましては、前年度繰越金の額の確定により2,093万円、雑入として、県工事に伴います補償費1,324万1,000円、一般会計からの繰入金、経済危機対策費等でございますけども、3,109万円を計上しております。
歳出につきましては、用呂簡易水道改良工事に伴い1,819万円、県工事に伴う補償工事費1,635万2,000円、中央監視装置設置に伴う流量計の設置費1,753万円、福井・隼間の連絡管布設工事費150万円、下坂・志子部のポンプの故障、八東浄水場の配水流量計の交換など、機器の老朽化に伴う維持管理費を1,030万4,000円、予備費として、138万5,000円を計上しております。
次に、議案第111号、平成21年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ159万9,000円を追加させていただき、総額を5,099万4,000円といたすものであります。
歳入ですが、諸収入で、貸付元利収入といたしまして、159万9,000円を追加しております。
歳出では、資金貸付事業費で、一般会計への繰出金として、159万9,000円を追加させていただいております。
平成19年度から平成20年度に明許繰り越しをさせていただきました弁護士費用、予納金等の費用のうち、160万円が不用額となりました。平成20年度決算額の中には、この不用額160万円が含まれておりますが、この財源は、一般会計からの繰出金であります。
このため、今回、予算計上させていただき、一般会計へ返していただくというものであります。
議案第112号、平成21年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ6,914万円を追加し、総額を4億9,964万円といたすものであります。
今回の補正は、前年度繰越金の額の確定に伴うものであります。
歳入につきましては、繰越金に前年度繰越金の額の確定に伴い、1,914万円を追加。また、町債の補償金免除繰上償還の財源として、下水道事業債、借換債でございますが、5,000万円を計上しております。
歳出につきましては、公債費に町債の補償金免除繰上償還金5,304万6,000円、予備費として1,609万4,000円を追加させていただきました。
議案第113号、平成21年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ4,319万7,000円を追加させていただき、予算総額を8億4,869万7,000円といたすものであります。
今回の補正は、前年度繰越金の額の確定に伴う計上と、円滑な維持管理が行えるよう、施設及び設備の修繕に要する経費を計上しております。
歳入ですが、前年度繰越金の額の確定に伴い、1,819万7,000円を追加。また、7款、町債では、補償金免除繰上償還の財源として、下水道事業債、借換債でございますが、2,500万円を計上しております。
歳出につきましては、総務費に
施設修繕料など879万9,000円、公債費に、先ほどありました補償金免除繰上償還金2,803万8,000円、予備費として、636万円を追加いたしました。
議案第114号、平成21年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ7,052万円を追加させていただき、総額を16億6,852万円といたすものであります。
歳入、介護保険料につきましては、特別徴収保険料を9万6,000円追加させてもらいました。
3款の国庫支出金では12万円、4款、支払基金交付金で14万4,000円、5款、県支出金で6万円をそれぞれ追加しておりますけれども、これは地域支援事業分でございます。
6款、繰入金で52万2,000円、8款、繰越金で6,957万8,000円を計上いたしております。
次に歳出ですが、総務費で保険料改正に伴うシステム改修費46万2,000円、5款、地域支援事業費で、特定高齢者口腔機能向上事業費48万円を計上しております。
7款の諸支出金では、平成20年度精算に伴う国・県等への返納金1,345万1,000円、一般会計への繰出金661万6,000円であります。予備費に4,951万1,000円を追加いたしました。
議案第115号、八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ16万5,000円を追加させていただき、総額を1億2,196万5,000円といたすものであります。
今回の補正は、平成20年度の繰越金の額の確定に伴うもので、繰越金16万5,000円を追加させていただき、予備費に計上させていただきました。
議案第116号、平成21年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第2号)であります。
今回、補正いたします額は、歳入歳出それぞれ56万3,000円を追加し、総額を1,956万3,000円といたすものであります。
今回の補正は、平成20年度の繰り越し金額の確定に伴うもので、歳入では、繰越金56万3,000円の増、歳出につきましては、同額を予備費に計上させていただきました。
議案第117号、平成21年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。
補正いたします額は、歳入歳出それぞれ47万2,000円であります。総額を1億7,747万2,000円とさせていただきました。
今回の補正は、平成20年度の繰り越し金の額の確定に伴うもので、繰越金47万2,000円を増額しまして、歳出では同額を3款の諸支出金に計上いたしております。
議案第118号から議案第133号までの16議案は、平成20年度八頭町の各会計の決算でありまして、
地方自治法第233条第3項の規定によりまして、議会の認定をいただこうとするものであります。
説明につきましては、各部門におきます主要施策の実施状況、成果でも報告いたしますので、概要のみとさせていただきます。ご理解をお願いいたします。
はじめに、議案第118号、平成20年度八頭町
一般会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額100億2,765万4,000円に対しまして、歳入総額は93億6,686万30円、歳出総額は、91億3,752万319円であり、歳入歳出差引額は、2億2,933万9,711円となりました。
翌年度へ繰り越すべき財源、1,872万7,000円を差し引きました実質収支額は、2億1,061万2,711円であります。
歳入の主なものですが、町税が13億8,134万円余り、地方消費税交付金1億3,581万円、地方交付税49億7,728万円余り、国庫支出金6億802万円余り、県支出金5億7,139万円余り、繰越金2億2,279万円、町債9億4,030万円でございます。
また、20年度から始まりました、ふるさと納税によります寄附金は、302万円でありました。
町税におきまして、374万6,342円を地方税法第15条の7、及び第18条、及び民法の規定などによりまして、不納欠損処分をさせていただいております。
歳出の主なものでありますが、総務費におきまして、自治功労表彰5名、善行表彰6名、長寿表彰、100歳の方ですね、5名の町表彰を行っております。電源立地交付金事業では、安藤用水路、日下部水路の改修により、農業用水等の安定供給を図っております。また、まちづくり基金として1億5,350万円を積み立てております。旧町単位で行っております防災行政無線を一本化するため、20年度、21年度の継続事業で着手をしました。20年度の事業期分ですが、5,130万円。町内でブロードバンドサービスが提供されていない地域、NTTの私都局舎、船岡局舎の基盤整備を5,647万円余りで行っております。公設民営で行い、地域間の情報通信格差の解消を図ってまいりました。バス路線補助につきまして、1,516万円余りを支出し、交通機関の確保に努めております。
若桜鉄道につきましては、近代化補助金等の支援を行い、21年度からの
上下分離方式への準備をいたしております。韓国との国際交流では、子ども団の相互訪問、土木関係者及び福祉関係者の交流を行うとともに、森下広一杯マラソンへの招聘により、
イベントを通した交流を展開しております。18年度からの継続事業でありました、安部地区総合公園が完成し、新たに憩いの場を整備することができました。
選挙費では、21年4月12日執行の町長・町議会議員選挙の諸準備を行っております。
民生費では、地域福祉を支える団体の支援を行うとともに、対象世帯に対しまして、原油高騰に伴う燃料費の一部助成。また、生活支援と地域の経済対策を目的とした定額給付金、2億8,615万円を給付しております。国民健康保険
特別会計へは、1億2,956万円余りの繰り出しを行っております。
同和対策費では、同和問題の早期解決を図り、人権の尊重されたまちづくりを推進するため、各種団体などへの活動支援を行っております。
老人福祉費では、各高齢者福祉施策を推進し、介護保険
特別会計への繰出金は、2億6,065万円余りであります。特別医療対策費として、1,631人の方を対象に、8,325万円余りの医療費助成を行っております。
また、自立支援制度に移行しております障害者支援費を1億8,394万円余り給付させていただき、障害者医療費助成事業で障がいのある方の医療費負担の軽減を図っております。
後期高齢者医療費では、平成20年4月から広域連合で運営する後期高齢者医療費の負担を1億5,272万円余りで行っております。
児童福祉費では、夏季の児童クラブを含め、5クラブを運営し、育児支援として子育て応援特別手当、963万円余りを支給しました。小学校6年生までが支給対象の児童手当は、1億3,934万5,000円を支出しております。国3分の1、県3分の1、町3分の1であります。
保育所費では、632人の児童の保育を行い、8億2,717万円余りを支出しております。
衛生費では、75歳以上の高齢者の方を対象にしました肺炎球菌予防接種など、予防接種事業に3,054万円余り、ごみ処理費に3億2,272万円余り、老人保健
特別会計への繰出金2,417万円余り、簡易水道
特別会計への繰出金8,460万8,000円などであります。
農林水産業費では、中山間直接支払交付金事業に2,953万9,000円、意欲のある農業者の方へのチャレンジプラン支援事業として、1,032万円余りを、集落営農組織化支援事業では、547万円余りを支出しております。農地・水・環境保全向上対策事業では、39組織に829万円余りを支援し、農業集落排水
特別会計への繰出金は、6億3,400万円余りでした。
地籍調査事業では、上峰寺の一部、見槻、志子部の一部、奥野の一部を継続実施するとともに、下峰寺の一部、福井、見槻中の一部に着手しております。
林業費では、電気さく等の設置補助を行い、イノシシ等の野生鳥獣被害防止に努めるとともに、森林整備地域活動支援事業では、1,305ヘクタールの活動実施協定を締結し、森林施業の推進を図っております。
商工費では、小口融資貸し付けを5,154万円余り行いまして、中小事業者の方々の経営安定を図っております。
観光費では、7月27日、八東総合運動公園を会場とした第4回のきらめき祭を開催し、町内外の方から多くの人にご参加をいただいております。
土木費では、急傾斜地崩壊対策事業の負担金、また、日下部見槻線改良事業、横田山手線新設事業、北山島線事業などを初めとする改良事業を1億2,910万円余りで実施しております。下水道費の公共下水道
特別会計の繰出金は、3億2,000万円余りであります。
住宅費では、下南の改良住宅改修を2棟、490万円で行っております。
消防費では、自動体外式除細動器、AEDを32台購入し、自警団管理の可搬式ポンプ2台を更新配備しております。東部広域行政管理組合の負担金は、2億6,660万円であります。
教育費では、小学校費、中学校費で小学校8校、中学校3校の教育設備の充実を図るとともに、中央中学校校舎改築工事で2億8,114万円余りをもってプール建設とグラウンド整備を行い、これですべての中央中学校工事が完了であります。
社会教育費では、公民館を中心に社会教育活動を推進し、図書館では、コミュニティの助成を受けて購入しました移動図書館車により、遠隔地の図書の貸し出しサービスの充実を図っております。
保健体育費では、スポーツ振興に努め、10月に開催いたしました第3回森下広一杯マラソン大会では、多くのランナーに中秋の大江路を疾走していただきました。
災害復旧費では、19年度に被災した郡家東小学校ののり面など、多くの被災箇所の復旧を農林災害、公共土木災害、文教施設災害、合わせまして26件、1億7,842万円で完成しております。
公債費では12億8,175万9,331円となっており、そのうち繰上償還額は7件、4,866万円余りであります。
次に、議案第119号、平成20年度八頭町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額、19億8,227万2,000円に対しまして、歳入総額は19億6,054万8,821円、歳出総額は、18億1,624万8,233円であります。したがいまして、歳入歳出差引額は、1億4,430万588円となっております。
歳入の主なものですが、国民健康保険税が3億4,645万円余り、国庫支出金、4億4,767万円余り、療養給付費交付金、1億1,366万円余り、前期高齢者交付金、4億533万円余り、共同事業交付金、2億2,045万円余りなどであります。
なお、国民健康保険税におきまして、851万8,492円を地方税法第15条の7及び第18条により、不納欠損処分とさせていただいております。
歳出の主なものですが、保険給付費の11億8,209万円余り、20年度から新設されました後期高齢者支援金、1億9,104万円余り、高額な医療費発生に伴い、不安定な財政運営を緩和します共同事業拠出金、2億3,594万円余り。また、本年度から始まりました保健事業費の特定健康診査等の費用は、926万円余りであります。
次に、議案第120号、平成20年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定であります。
総額4億2,205万6,000円に対しまして、歳入総額は3億9,446万8,413円、歳出総額は、3億7,201万2,973円であります。したがいまして、2,245万5,440円となっております。
翌年度へ繰り越すべき財源、52万5,000円を差し引いた実質収支額は、2,193万440円であります。
歳入の主なものですが、使用料、2億1,614万円余り、町債7,100万円余りであります。
歳出の主なものは、総務管理費の1億675万円余り、公債費2億6,067万円余りであります。
次に、議案第121号、平成20年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額8,046万1,000円に対しまして、歳入総額は4,989万1,604円、歳出総額は、7,748万5,841円でありまして、歳入歳出差引額は、2,759万4,237円の不足となりました。
翌年度へ繰り越すべき財源、110万円を差し引いた実質収支額は、2,869万4,237円の赤字であります。このため、平成21年度会計より繰り上げ充用をさせていただいております。
歳入の主なものですが、県支出金609万2,000円、貸付金元利収入2,976万円余りであります。
歳出の主なものは、公債費の2,936万円余り、繰上充用金の4,981万円余りであります。
次に、議案第122号、平成20年度八頭町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額につきましては、3億1,965万9,000円に対しまして、歳入総額、2億5,804万9,994円、歳出総額は、2億1,695万2,138円でありまして、歳入歳出の差引額は、4,109万7,856円となっております。
歳入の主なものですが、支払基金交付金、9,439万円余り、国庫支出金、8,458万円余り、県支出金1,998万円余りであります。
歳出の主なものですが、医療諸費の1億8,350万円、前年度の医療費の精算に伴い返還いたしました諸支出金が、2,459万円余りであります。
次に、議案第123号、平成20年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額4億6,411万2,000円に対しまして、歳入総額は4億6,427万910円、歳出総額は、4億4,464万2,474円でありまして、歳入歳出差引額は、1,963万5,436円となっております。
歳入の主なものですが、使用料、1億1,415万円余り、一般会計からの繰入金、3億2,000万円余り、繰越金の2,250万円余りであります。
主な歳出ですが、施設運営管理費の委託料が6,608万円、工事請負費、455万円余り、公債費の3億2,869万円余りであります。
次に、議案第124号、平成20年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額8億5,567万7,000円に対しまして、歳入総額は8億5,848万5,102円、歳出総額は、8億3,998万7,733円であります。したがいまして、差引額は、1,849万7,369円となっております。
歳入の主なものですが、使用料、1億4,160万円余り、一般会計からの繰入金、6億4,300万円余り、繰越金、2,092万円でございます。
歳出の主なものですが、施設管理費、1億9,981万円余り、公債費の6億608万円余りであります。
次に、議案第125号、平成20年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定であります。
総額が15億8,845万円に対しまして、歳入総額は16億3,385万5,566円、歳出総額は、15億6,387万7,804円でありまして、歳入歳出差引額は、6,997万7,762円であります。
歳入の主なものですが、介護保険料が、2億5,251万円余り、国からの支出金が、3億8,783万円余り、支払基金交付金が、4億5,084万円余り、県支出金、2億2,641万円余り、繰入金が、2億7,709万円余りであります。
なお、介護保険料におきまして、21万4,981円を地方税法第15条の7及び第18条により、不納欠損処分とさせていただいております。
歳出の主なものですが、保険給付費の14億872万円余り、基金の積立金が、3,453万円余りであります。
次に、議案第126号、平成20年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額1億2,027万6,000円に対しまして、歳入総額は1億1,997万6,393円、歳出総額は、1億1,975万4,179円でありまして、歳入歳出差引額は、22万2,214円となっております。
歳入の主なものですが、国からの支出金が、3,294万円余り、繰入金が、3,292万円余り、町債が、5,360万円であります。
歳出の主なものですが、33区画の宅地造成費、1億46万円余り、公債費の1,836万円でございます。
次に、議案第127号、平成20年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額171万5,000円に対しまして、歳入は227万6,096円、歳出は、170万7,616円でありまして、差引額は、56万8,480円となっております。
歳入ですが、船岡墓苑5区画分の永代使用料140万円。また、基金からの繰入金が75万円余りであります。船岡墓苑の残りは、全53区画のうち18区画となっております。
歳出は、公債費の166万円余りであります。
次に、議案第128号、平成20年度八頭町
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額37万7,000円に対しまして、歳入総額は37万5,822円、歳出は、37万5,822円で、同額であります。
歳入ですが、繰入金、15万円余り、貸付金元利収入、22万円余りであります。
歳出は、公債費の37万円余りを主なものとしております。
なお、本会計は、昭和48年度より始めまして、今、平成20年度で会計の目的を達成いたしました。
次に、議案第129号、平成20年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額1億6,711万8,000円に対しまして、歳入総額は1億6,426万1,612円、歳出は、1億6,364万9,572円でありまして、差引額は、61万2,040円となっております。
歳入の主なものですが、後期高齢者医療保険料、1億1,239万円余り、繰入金、5,171万円余りであります。
歳出は、広域連合負担金の1億6,226万円余りであります。
次に、議案第130号、平成20年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額537万1,000円に対しまして、歳入総額は538万8,207円、歳出総額は、39万870円であります。差引額は、499万7,337円となっております。
次に、議案第131号、平成20年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額3万5,000円に対しまして、歳入総額は1万1,298円、歳出はありません。差引額は、1万1,298円でありました。
次に、議案第132号、平成20年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額11万5,000円に対しまして、歳入総額は1,372円、歳出はありません。
次に、議案第133号、平成20年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額1,996万9,000円に対しまして、歳入総額は2,004万239円、歳出総額は、3万5,000円であります。したがいまして、歳入歳出差引額は、2,000万5,239円でございました。
以上、一括いたしまして31議案の提案の理由を申し上げました。
よろしくご審議、お願い申し上げたいと思います。
○議 長(森山大四郎君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎休 憩
○議 長(森山大四郎君) 暫時休憩いたします。 (午前10時43分)
◎再 開
○議 長(森山大四郎君) 再開いたします。 (午前10時54分)
○議 長(森山大四郎君) この際、議案第118号から議案第133号まで、16議案に係る決算の審査について、一括して田中
代表監査委員から審査報告を求めます。
田中
代表監査委員。
○
代表監査委員(田中壽人君) ただいま、森山議長からご指名をいただきました、
代表監査委員の田中でございます。
私ごとで大変恐縮でございますが、去る5月に開かれました臨時議会におきまして、
代表監査委員に議会の皆様から選任同意をいただき、大変光栄に存じております。住民の視点に立って、皆様のご期待にこたえられるよう全力投球をしたいと思います。高いところからではございますが、皆様のご指導・ご鞭撻を心よりお願いいたします。
それでは、早速でございますが、決算審査の報告をさせていただきます。皆様のお手元にあります決算審査意見書は、町長より提出されました平成20年度の決算関係の書類に基づき、池本監査委員と審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。
決算審査は、平成21年7月14日から8月21日までのうち7日間、
会計管理者を始め担当の課長、そして職員の皆さんに出席いただき、提出された歳入
歳出決算書、実質収支に関する調書、歳入
歳出決算事項別説明書、及び財産に関する調書、そして各部門における主要な施策の成果、予算の執行実績などの資料に基づいて実施いたしました。
決算の計数は、正確で誤りはないか。予算の執行は、関係法令等に基づき、効果的かつ的確になされているか。収入支出事務は、関係法令に基づき、適正で計画的・効率的に処理されているか。財産管理及び主要事業の各状況については、それぞれ関係諸帳簿、及び証憑書類との照合、その他必要と認める関係書類の提出を求め、関係職員から聴取しました。
そして、別途実施しております例月現金出納検査の結果も勘案し、慎重に審査を行いました。
審査の結果は、次のとおりでございます。
町長より審査を求められました、平成20年度一般会計及び15の
特別会計と財産に関する調書につきましては、皆様のお手元に配付しております決算審査意見書のとおり、歳入
歳出決算書、歳入
歳出決算事項別説明書、実質収支に関する調書は、関係法令に準拠して調整されており、計数についても誤りは認められず、決算は適正に表示されているものと認められました。
財産に関する調書の計数についても誤りは認められず、適正に管理・運営されているものと認められました。
次に、審査の概要及び意見の要点を申し上げます。詳細につきましては、意見書にて確認いただきたいと思います。
まず、総括的に触れさせていただきます。平成20年度の八頭町予算は、町政執行の基本指針となる総合計画を基本として、後期高齢者医療事業、防災行政無線整備事業、そして中央中学校校舎、プール、グラウンド整備事業、複式学級解消30人学級事業、さらには、合併3周年記念事業等の新規事業、町道改良事業、分譲宅地事業、豪雨災害に対する災害復旧事業など、こうした事業にかかわる予算を計上し、執行され、町政発展のために努力されております。
20年度決算の総額は、152億9,800万円で、前年に比較し、歳入は21億5,000万円、12.32%減少、歳出は、147億5,400万円、前年に比較し、21億9,500万円、12.95%減少しています。これは、老人保健制度変更に伴う老人保健
特別会計が、歳入で18億8,700万円、歳出で18億9,500万円減少していることなどが主な要因であります。
総合計画に位置づけられております財政計画に照らしてみますと、歳入は0.33%、歳出は2.49%下回っており、おおむね計画に沿った執行がなされていると思います。
歳入では、普通会計の自主財源比率が20.9%で、0.1ポイント低下し、依存度が少し高くなっております。また、町税は、13億8,134万円で、前年比420万円、0.3%減少しています。
収入未済額は、総額4億1,100万円で、前年に比べ1,200万円、3%増加しております。
収納業務につきましては、体制の強化も図られ、不納欠損額は2,961万円で、前年に比べ2,173万3,000円増加しておりますが、これは住宅資金貸付の不納欠損処分、1,713万円が主な要因であります。
歳出では、老人保健制度変更に伴う
特別会計歳出減、18億9,600万円、ほかに教育費等の減により、21億9,500万円減少しております。
地方債の残高は、総額245億円で、前年に比べ9億1,300万円減少し、町民1人当たりにすると、124万円であります。
基金の総額は、17億7,845万円で、1億1,400万円増加し、町民1人当たりにすると9万円であります。
財政の諸比率を見ますと、財政力指数は0.271で、前年比0.001ポイント改善、経常収支比率は87.6%で、前年比1.9ポイント改善、起債制限比率は9.6%で0.4ポイント改善しております。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律により定められた指標のうち、
実質赤字比率と
連結実質赤字比率は、実質赤字額、連結実質赤字額が生じていないため、該当しませんでした。
実質公債費比率は15.5%で、
早期健全化基準は25%、将来
負担比率は129.1%で、
早期健全化基準は350.0%ですので、いずれも基準内におさまっております。
公営企業を対象とする
資金不足比率も
資金不足額が生じていないため、該当しませんでした。
財政諸比率は、ほとんどの指標で改善傾向を示しております。行財政改革実行の一定の成果と評価してよいかと思います。
今後の八頭町の財政運営につきましては、町長が施政方針で、普通交付税の合併特例算定が終了する年次までに、将来の歳入規模を見越した歳出規模の縮小が必要であると言っておられますが、そのためにも行政改革大綱、集中改革プランを確実に実行していくことが、財政的にも最も重要な課題であると思われます。改革の実行のかぎは、行政の危機意識と改革意欲の共有による、断行する決意、すなわちやる気だと思います。一層の努力をお願いしたいと思います。
八頭町の歳入
歳出決算総額については、別紙資料①、各会計の決算総括表をつけておりますので、確認いただきたいと思います。100万円単位で、端数を切り捨てて報告いたします。
一般会計歳入決算額は、93億6,600万円、執行率は93.41%、
歳出決算額は、91億3,700万円、執行率91.12%。歳入歳出の差額は、2億2,900万円。
特別会計は、20年度から後期高齢者医療
特別会計が新たに加わり、15の会計になりました。合算では、別紙資料③に示しておりますが、歳入決算額、59億3,100万円、収入率98.41%、
歳出決算額、56億1,700万円、執行率、93.19%、歳入歳出の差額は、3億1,400万円でした。
一般会計、
特別会計を合わせた総額では、歳入決算額152億9,800万円、執行率、95.29%、
歳出決算額、147億5,400万円、執行率、91.90%。歳入歳出の差額、5億4,400万円の黒字となっております。
普通会計の収支決算は、表3を見ていただきたいと思いますが、歳入総額93億4,700万円で、前年度に比較し5億6,700万円、5.7%の減、歳出総額は、91億4,400万円で、前年度に比較して5億9,400万円、6.1%減少しております。
歳入歳出差引額は、2億200万円で、翌年度の繰り越し事業の収入財源1,900万円を差し引くと、実質収支1億8,200万円で、前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は、3,200万円、積立金460万円、繰上償還金4,866万円を加えた実質単年度収支は、8,593万円の黒字となっております。
普通会計の地方債の残高は、114億600万円、そのうち一般会計分は112億9,100万円、その他が住宅資金
特別会計1億600万円等で、前年度に比較して1億6,700万円減少しています。
地方債の償還は、23年ごろがピークと思われますが、財政に大きな影響を与えます。今後とも、慎重な対応が必要と思います。
普通会計の基金積立金は、15億6,800万円で、1億6,400万円増、財政調整基金、減債基金の合計では、前年比で1,060万円増加しています。
不納欠損額は、別紙資料⑨に載せていますが、一般会計では町税374万6,342円、
特別会計の国民健康保険税で851万8,492円、介護保険料、21万4,981円、住宅資金貸付金で1,713万665円で、総額では2,961万480円が計上されています。不納欠損処分につきましては、安易な処分につながらないよう、特に厳正な取り扱いを求めたいと思います。
次に、会計別執行状況の主なものを見ますと、歳入では、第1款の町税では、収入済額13億8,100万円、前年比で400万円、0.3%の減少となり、歳入全体の14.75%を占めています。
不納欠損処分374万6,342円を行っても5,669万8,953円の滞納未済額があります。
第10款、歳入の53.14%を占めている地方交付税は、49億7,700万円、前年比で7,300万円増加しています。
第13款の使用料及び手数料は、7,300万円収入、前年度比168万円の減。主なものは、町営住宅使用料3,261万円、清掃手数料1,911万円などです。町営住宅使用料に1,448万円の収入未済があり、さらなる徴収努力が必要であります。
第21款の町債では、予算現額10億5,900万円に対し、収入済額は9億4,000万円で、1億1,900万円の減額となっております。
歳出の状況を見ますと、第1款の議会費は、支出済額1億200万円で、前年比402万円、3.78%減少しています。
第2款、総務費は、予算現額16億9,700万円に対し、支出済額は11億5,700万円ですが、翌年度へ
地域活性化生活対策費4億9,200万円が繰り越され、1,200万円が明許繰り越しされています。
支出済みの主なものは、情報通信基盤整備事業に5,647万円、防災行政無線整備事業に5,606万円、まちづくり基金へ1億5,350万円積み立てられています。
第3款、民生費は、25億4,300万円支出されています。前年度に比較し5億800万円、24.97%増加しています。主なものは、定額給付金給付事業費2億8,600万円、国保会計繰出金1億2,957万円、老人福祉費は、総額2億8,915万円で、介護保険
特別会計繰出金2億6,065万円などであります。障害者福祉費で、自立支援費制度事業等に2億5,475万円支出されております。
第4款の衛生費は、7億800万円で、前年に比較し、老人保健総務費が1億6,400万円減少し、衛生費は1億9,300万円、21.45%減少しています。
第5款の農林水産事業費の支出額は、10億5,400万円、農業振興費で各種事業補助、中山間直接支払交付金事業、2,953万円、地籍調査費で6,464万円などが主なものであります。
第7款の土木費は、予算現額7億7,800万円に対して、支出済額は6億6,300万円でありました。道路橋梁維持費に5,658万円、道路新設改良費で1億2,910万円支出され、急傾斜地崩壊対策、町道日下部線、私都中央線等に支出されています。
第9款の教育費は、10億6,700万円支出され、小学校費で1億4,657万円、中学校費、3億6,811万円。そのうち、中央中学校校舎改築工事に2億8,114万円、公民館費4,441万円、図書館費3,693万円、同和教育費2,903万円、学校給食費1億4,252万円などであります。
第10款の災害復旧費は、1億7,800万円支出済みで、農地農業用施設災害復旧費が4,358万円、公共土木施設災害復旧費9件、4,311万円、文教施設災害復旧費9,172万円等が支出され、復旧が行われております。
次に、
特別会計について報告いたします。
特別会計の決算額は、意見書別紙資料③に歳入
歳出決算をつけております。各会計の要点は、審査意見書にまとめておりますので、ごらんいただきたいと思いますが、若干触れておきたいと思います。
特別会計については、集中改革プランの中でも事務事業の抜本的見直しと改善の項目として取り上げられ、効率的な運営による財政の健全化と、健全運営の推進を目指しておられます。
上下水道使用料金の適正化、並びに統合について、運営審議会より答申が出されていますが、受益人口減に伴う収入の減、施設の老朽化に伴う維持管理経費の増大に備えてのものということでありますが、
特別会計自身が持っている課題でもあり、速やかな対応が求められているものと思います。
国民健康保険税の収入未済額、9,400万円、徴収率が5.6%悪化しています。住宅資金会計の収入未済額、1億5,000万円とともに懸念される点であります。一層の収納強化が必要であります。
住宅資金
特別会計について触れておきたいと思います。
今期は、歳入歳出差引歳入不足額、2,759万4,237円に翌年度へ訴訟費用110万円が繰り越され、2,869万4,237円が翌年度歳入繰上充用金で補てんされております。
この金額は、前年に比べ2,111万7,000円、42.4%で、大幅に減少しています。緊急避難的措置でありながら、ふえ続けていた繰上充用金の減少は、評価してよいかと思います。収納対策室の本格的稼働など、収納体制の強化の結果、回収不能債権、1,713万665円の不納欠損処分が行われ、これに伴い、一般会計から1,180万5,000円繰り入れされております。不納欠損処分につきましては、特に厳正な取り扱いを求めてきたところですが、不納欠損に至るまでの経過を見ますと、反省すべき点も散見されましたので、経過をきちんと見直して、今後に生かしてほしいと思います。費用対効果も考えますと、目標期限を明確にした業務執行が必要と思われます。
資金運用状況は、別紙資料⑩をごらんいただきたいと思いますが、例月出納検査で運用状況を検査しておりますが、一時借入金もなく、適正に行われていると認められました。財政調整基金の積立金利子は865万円で、前年に比べ234万円増加しています。引き続き、安全で効率的な運用を望みたいと思います。
財産の管理の状況ですが、町有財産は、財産に関する調書のとおり、適正に管理されているものと認められました。
以上で、審査の報告は終わりますが、ご審議をどうぞよろしくお願いいたします。
終わりになりましたが、決算審査にご協力いただきました関係職員の皆様に、この場をおかりして、厚くお礼を申し上げまして、報告を終わりたいと思います。
大変ありがとうございました。
○議 長(森山大四郎君) 以上で、議案第118号から議案第133号まで、16議案に係る監査委員の審査報告を終わります。
◎質 疑
○議 長(森山大四郎君) この際、ただいま報告のありました議案第118号から議案第133号まで、16議案に係る決算審査報告について、一括して質疑に入ります。
質疑ございませんか。
7番、矢部議員。
○7 番(矢部博祥君) 私は、まず監査委員さんのご努力に対しまして、敬意を表したいと思いますし、2点ばかりご質問を申し上げたいと思います。
まず、1点目は、意見書の3ページにございます総括の中にあります集中改革プランの関係のことに触れていらっしゃいますが、その件と、もう一つは財産に関することでございます。
まず、第1点目の集中改革プラン、3ページにございます下から4行目、集中改革プランの進捗状況の情報公開と町民とのコミュニケーションの強化にも努力の跡が見られるといったような評価をされておると考えられます。
次に、改革のかぎと思われる行政の危機意識と改革意欲の一体感は、町民にはまだ十分伝わっていないように思われると。多少、私、文学的に書いておられるんではないかと思いますので、ここを少しお尋ねしたいと思うんですが、まず後段の部分でございますけども、努力がいささか足りないんではないかという意味を込めて伝わっていないのか。要するに、もとがそうだから伝わっていないのか。それからまた、伝え方がいささかまずいんではないかというようなことになるのか。この辺の根拠とあわせて、もしそういうことがあるとすれば、いずれにしてもどのような対策というのが考えられるか、そういう付せんをいただければありがたいと思っております。
もちろん、私ども議会としましても、十分この辺は、一定の成果を認めつつも、メスといいますか、提言をしていかなければならない項目であろうと思いますので、あえてお尋ねをいたします。
2点目でございますが、財産に関する項であります。町内を見てみますと、全部とは言いませんが、長年放置とは申しませんが近い形で、どういう形で使われているのか、管理はどうなっているのかという財産も見受けられます、施設・建物等でございます。というような気もいたしますし、あわせまして、昨年、
産業建設常任委員会の中で指摘がございまして、要するに財産台帳との現物による確認はきちっとできているのかということで、ちょっといささか問題になったこともございます。この辺の監査の限界というのが、少人数でなさっているわけですからあろうかと思うんですけれども、この辺のあり方、チェックのあり方、それから効率的な使用という面も含めまして、ご所見を承ればと思います。
よろしくお願いいたします。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員、答弁。
○
代表監査委員(田中壽人君) ただいま、2点の質問がありましたので、それについての私の考え方をお話をしておきます。
集中改革プランというのが、基本的には町の財政の基本的な方向としては、皆様もよく論議されて決められた町の進むべき方向で、非常に大切な項目だというふうに、基本的に私はそういうふうな理解をしております。
そういう点で、その進捗状況も町報で何回も報告されたり、いろいろそういう面での一定の努力の跡はうかがわれるのではないかというふうに、私は思っております。ただ、ではそれで本当に十分かということを現場のいろんなヒアリングだとかそういうところで考えてみますと、本当に行政の中で、そういうものが一体感を持って進められているかというと、やっぱりそういう点はまだ改善していって、もっと一致団結といいますか、そういうことで進めていく必要というのがあるように思いまして、一定の成果はあるんだけども、これでまだ十分とはいえないし、もっと努力してほしいと。
本気で進めるのには、やっぱりそこが一番のかぎではないかなというふうに私は思いますので、集中改革プランについての相対的な印象は、私はそのように思っております。
それから、財産の管理についてですが、ご指摘のような点もあります。それから、管理の方法にもいろいろ、検討していかないといけないことがあるかと思いますが、今期もかなりの部分は実際に帳簿と照合をかなり進めていただいておりまして、そういう意味では、大分実態に数値の管理と言いますが、そういう意味では進んできておるように思いますが、内容の管理といいますか、そういう点については、今後もいろいろ努力すべき点はあるのではないかなというふうに思っています。
財産の管理を含めてですが、かなりいろいろやっていく中で修正したり正したりするというのがずっと出てきておりまして、そういう意味では、そういうことを続けることによって、より正確で正しい財産管理ができていくのではないか。今で決して十分だとは、私も思っておりません。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) 7番、矢部議員。
○7 番(矢部博祥君) ありがとうございました。
十分というのは、どこまでが十分かということがあるんで、私もあえて余りくどくどは申し上げませんが、私、最初に申し上げました集中改革プラン、いろいろ努力はしておられると思いますし、また、町報にもいろいろ掲載をしておられる。いつかも一般質問でも申し上げましたけれども、要するに、件数が何件で、どういうことに関すること。件数何件で、幾ら効果が出ましたということに対しては、余りにもたくさんあるんで難しい面があろうかと思うんですけれども、もっと情報公開をしっかり進めていかないけんということであれば、そこを訴えていくことによって、町民の理解というのが本当にわかるんではないかと。
要するに、主要なものについては確かでございます。件数は非常に多い。だから、主要なものについて、漫画でも何でも結構ですが、もっと進めていくべきではないかというぐあいに、具体的な話になりますが、考えているところもございまして、この辺につきましてもあえて監査委員さんのご所見をもう一度お伺いしたいと思います。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員、答弁。
○
代表監査委員(田中壽人君) お答えします。
町民の理解を得ていくためには、やっぱり一番基本は、情報公開をきちんと進めていかれることが基本だというふうに私も思いますので、そういう点では、できるだけ具体的に町民の皆さんに知らせていくという努力が必要なのではないかと、私はそのように思っております。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) 質疑ございませんか。
8番、栄田議員。
○8 番(栄田秀之君) 先ほどの説明にありました、4ページの下のほうの欄の前年対比の町税が、420万円減収になったと、0.3%減収になったというふうに説明を受けましたけれども、その要因といたしましては、人口の減少か、それとも不況による不納によるものでしょうか。いかがでしょうか。
○議 長(森山大四郎君) 田中
代表監査委員、答弁。
○
代表監査委員(田中壽人君) お答えします。
言われたように、どちらかということをはっきりは、ちょっと今、計数を持っていませんのでお答え、両方が関係あるんではないかなと。人口減少だとか、それから確かに高齢化だとかそういうことで、基本的には町民の税の負担能力が、基本的にはだんだん高齢化だとか、働く人が減少するかとか、そういう方向でふえていっておるんではないかなという感じはしております。
それと、滞納に対する努力というのも進んでおりまして、そういう点では、私はかなりの成果が上がっておるというふうには思いますが、当年度の収入未済がどうもふえているんではないかという傾向がありまして、そういう点では、不況だとかいろんな影響でボディブローのようにきいてきよるんではないかなというふうな、そんな印象を私は持っております。
以上です。
○議 長(森山大四郎君) 質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(森山大四郎君) 質疑なしと認めます。
これにて、議案第118号から議案第133号までの決算審査報告についての質疑を終結いたします。
◎散 会
○議 長(森山大四郎君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(森山大四郎君) ご異議なしと認めます。
よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、9月9日、午前9時30分から再開いたします。
ご苦労さまでした。
(平成21年9月8日午前11時29分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...