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平成21年第 3回定例会(第4日目 3月 6日)

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    平成21年第 3回定例会(第4日目 3月 6日)


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    平成21年第 3回定例会(第4日目 3月 6日)         平成21第3回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成21年3月6日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成21年3月6日午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 秋山 宏樹   2番 池本  強   3番 中田  明    4番 岡嶋 正広   5番 小倉 一博   7番 鎌谷  收    8番 川西  聡   9番 河村 久雄  10番 桑村 和夫   11番 小林 久幸  12番 下田 敏夫  13番 竹内 康紀   14番 谷本 正敏  15番 西尾 節子  16番 林  展正   17番 前土居一泰  18番 森山大四郎  19番 矢部 博祥   20番 山本 弘敏  21番 松田 秋夫 不応招議員    な  し 出席議員  応招議員に同じ
    欠席議員  不応招議員に同じ 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長   平木 誠  副 町 長  中家俊夫  教 育 長   西山淳夫  総務課長    井山愛治  船岡支所長  山根貴和  八東支所長   薮田邦彦  税務課長    岸本博伸  企画人権課長 白岩和典  福祉課長    吉田英人  保健課長    細田初博  産業課長   勝原宣則  建設課長    野崎正実  上下水道課長  小林孝規  地籍調査課長 小林 孝  会計管理者   土橋芳子  収納対策室長 植木俊明  教育委員会事務局次長          平木章治  農業委員会事務局長          保木本妻枝 本会議に職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長  山本政明  局長補佐   中村文子 議事日程  別紙のとおり 会議録署名議員   13番 竹内康紀議員  14番 谷本正敏議員               議 事 日 程 (第 5 号)                 平成21年3月6日(金)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開会宣告                    (午前9時30分) ○議長(松田秋夫君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は20名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月5日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議長(松田秋夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議長(松田秋夫君) 日程第1 一般質問を行います。  それでは、5番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇を願います。  小倉議員。 ◎小倉一博議員質問 ○5番(小倉一博君) 5番議員、小倉一博です。  平成21年3月定例議会において、一般質問の機会を与えていただいたことに感謝しながら、今後の行政課題について町長の所見をお尋ねしたいと思います。  八頭町1期目の町政を担当された平木町長におかれましては、次なる2期目のご出馬を明言されています。私が思いますのに、八頭町の次の4年に予定されると思われる行政課題は、情報関連基盤整備公共交通システム体系整備教育施設の再配置、公共施設の耐震化、町道等の整備、庁舎のあり方等々、いずれも八頭町の今後を決定づける重要課題がメジロ押しに控えていると予想しています。財政縮小傾向の明らかな中、事業の選択や優先順位の判断など、住民の意向を見据えた厳しい行政判断が求められるであろうと認識をしております。  そういう中におきまして、私はきょう、私の観点から次の点について町長のお考えをお尋ねしたいと思います。  まず1点目は、防災行政無線については、システムを更新・統合して、デジタル化に向けて現在整備中であります。町行政の一体化と安全・安心なまちづくりが期待されているところであります。情報通信においては、おくれていた73局、74局のADSLが整備されました。こういう中で、さきに実施されましたCATVアンケート調査では、CATVインターネットへの加入意向が54%でした。情報通信基盤整備は、今後どのように進めていくべきとお考えでしょうか。  2点目は、店舗や医院等の施設の集約、撤退、交通手段の不足等により、周辺部の不便さが目立つようになっています。公共施設の統廃合も検討される中で、周辺地域の活性化をどのように取り組まれるか、お考えをお聞きしたいと思います。  3点目に、現状の不況のせいもあるわけですが、仕事がないという人がふえております。就労場所就労機会の確保について、今後どのようにお考えかお聞かせいただきたいと思います。  以上、最初の質問です。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 皆さん、おはようございます。  3月定例会、一般質問2日目になりました。きょうは、5番、小倉議員からの一般質問であります。お答えしたいと思います。  今後の行政課題について、所見を伺うということでございます。先ほどありましたように、合併して満4年たとうといたしておりまして、次期町長選といいますか、次期の執行に対しましても、私も挑戦したいというふうに思っている中で、小倉議員におかれましても、そういう意味では表明されて、鋭意頑張っておられるというふうに思っております。お互いに頑張りたいと思います。  さて、先ほどお話がありましたように、合併4年、また、今後の4年というのは、それぞれの審議会で議論をしていただいた結果が出る年でもありますし、また、新たな課題の中での行政運営ということで、議会と一緒になりまして、もちろん町民の皆さんもそうですが、次の4年間というのは、そういう4年間だろうというふうに思っております。  そういう中で、特にありましたCATVの関係でございますが、以前にも申し上げましたけども、合併前は八頭郡でこの問題に取り組んでおりましたけども、合併というふうな流れの中で断ち切れになっておりました。今後、連合でということにはならないと思います。岩美町は、既にことし取り組まれましたし、あと智頭・若桜は後発組。後発組の後発組になるでしょう。鳥取県でも、今の4町と江府町、日野町がまだであります。だから、東部がおくれているという感は否めないというふうには思っております。  八頭町としては、どういう方向で行くかということでございまして、CATVにつきましても、住民説明会を各集落でやらせていただく中で、お話もさせていただきました。いろいろなご意見も賜りましたし、また、職員側の方も専門性があったために十分説明もし切れなかった部分があろうかというふうには思っております。  その前段としまして、ADSLのまだのところの私都局、船岡局には着手していただきまして、4月1日をオープンの日として、鋭意努力をやっていただいているところであります。町内全域光ケーブルを布設するということになりますと、20億円からのお金が要ります。当然、国庫補助があるわけですし、合併特例債の対象にもなるというふうには思っております。  アンケート、先ほど54%と話されましたけども、町報にはテレビ、またインターネット等に加入される方が55%ということであります。先進地を見させてもらいますと、当初はこの程度の数字で出発されて、大体テレビでは80%ぐらい、それからインターネットでは30弱でしょうか、そういうところでいろいろ視察をさせていただいたら、結果が出ておるところであります。  けれども、中には3チャンネルをテレビで見るのに、余分に1,050円払うだか、というふうなご意見もあることも事実でありまして、こういう部分を町がどういう格好で取り組んでいくかということだろうと思います。将来の維持管理費も大きな金になってはまいりません。  そういうことで、町としても今、内部検討をさせていただいておりまして、これに係りますランニングコスト、保守費用の縮小化、いかにして公設民営の施設を上手に使っていくかということだろうというふうに思っております。  若い方と、また高齢者の皆さんでは、考え方が違うというふうにも思っておりますけども、両者に100%満足ではないんですけども、満足をしていただけるような形での導入といいますか、そういう部分を私たちが皆さんから負託を受けた行政の責任としてやっていかなければならないというふうに考えておるところであります。  財政も大変な時期でございますけれども、先ほどありましたように、情報通信網の整備というのは、この時期を外したら、国の施策があるうちにやっていかないと、取り残されてしまうというのを大変心配しておりますし、危惧もしております。また、今後、企業誘致等の話が出てくるというふうな中で、光が走っとるだか、というふうな企業側からの問いかけに対しましても、ありますと胸を張って言えるかどうかということだろうというふうに思います。  先進町を見ますと、光ケーブルを各家庭まで走らせているところ、幹線だけで、あとは同軸ケーブルにしておられるところ、いろいろありますが、八頭町としては、各家庭まで光ケーブルを持っていきたいというふうに思っております。そういう中で、進める方向で議会とともに議論をしながらやってまいりたいというふうに思っておるところであります。  それから、次の地域の活性化策につきましてでございます。これは、合併したからというわけではないというふうに思いますが、周辺地域の不便さが目立つということが質問の中にもございます。そういう面で、地域の活性化につきましては、福祉産業、教育等、幅広い見地から講じていく必要があるというふうに思っておりますし、バスの廃止につきましても心を痛めておりますけども、今後、公共交通若桜鉄道は上下分離で4月1日から始まりますが、バス交通につきましても、今走っている既設路線の町営化の方向、また、走ってない地域につきましても、ここの部分をどうするかということをこれから考えていくべきだろうと。審議会でも議論もいただいております。  だから、公共施設の今後の統廃合で地域が寂れるというふうな懸念等が出てくるとすれば、そこの部分をいかに活用していくかということだろうというふうに思っておるところであります。  今、例えば、若桜鉄道の中でも各駅前の発展に対しましての活性化委員会、そういうものをお願いしておるわけですが、例えば、そういう意味でも各駅でやっていただく。各地域では、公民館を拠点にして、じゃあ地域の特産は何があるんだろう、例えば。大江の方だったら、昔はタケノコを漬けとったと。生も出しとったと。では、タケノコに付加価値をいかにつけて、優位販売といいますか、農商工連携の中でやっていく。一番ノウハウを持っておられますのは地元ですから、売りの関係でやっぱり、例えばですね、今の。何とか考えていただきたいなというふうに思います。行政だけではなかなかできない部分がございまして、ヒントでもいいですから与えていただいたら、それに向って地域の皆さん、行政とが一緒になっていくだろうというふうに考えておるところであります。  だから、中山間地のいろんな施策があるわけでして、こういうものもいかに有効活用していくかということも大きな問題になると思います。  それから、今は大不況でございまして、正規社員の方以外でも、正規社員でもリストラに遭っておられます。ハローワークの方も大変多くの方がいらっしゃっているようですが、年齢の関係とか、また、自分の職業にあわないとかいろいろあるようでして、思うように進んでないというのが現状なようです。  八頭町でも、そういう方の相談、町としての生活設計はできないんですけども、いろんな面で支援をさせていただいておりますけども、これは雇用創出という意味ではないわけでして、町が直接だれかを雇って、未来永劫やっていくというのは不可能だというふうに思っております。ほかのところでは、臨時職員というふうな格好でやっておられますが、これは短期間です。あくまで一時的なもの、つなぎであります。  だから、そういう部分ではできるかもしれませんが、未来永劫的なことについては、不可能だということであります。国の方も施策を打ち出されました。八頭町も手を挙げさせていただきまして、これは3年間事業ですが、緊急雇用で37名、2,860万円。それから、ふるさと雇用では3年間、延べですが89名、全体で126名ということで、合わせまして2億1,000万円の事業をやっていこうというふうに考えているところであります。  また、国の方でも次の方策も考えておられますようですが、八頭町単独でやっていくというのは、なかなか難しいわけでありますし、特に企業誘致をされたところの町というのは、逆に今は大変な時期だそうです。  そういう部分もあるんですけども、八頭町としましても、いろんな意味で企業誘致に向けても頑張ってまいりたいというふうに思います。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) そうしましたら、3点上げておりますので、一つずつ私の思いも込めながら、再質問をさせていただきます。  CATV光ケーブルの布設についてですけど、町長の方から進める方向でということでご答弁がありましたので、私としてはそれで納得しとるわけですけども、多少問題というか、聞いてみたいことがありますので、よろしくお願いします。  この間、アンケート調査を行われたわけですが、その前に説明会を開かれました。できるだけ細かくということで、全集落に出られて、こういう取り組みを八頭町がしたのも初めてですし、どこの行政にしてもこういう取り組みをされることは少ないと思いますので、非常にいい取り組みをされたなと私は思いました。  ただ、残念なことに、後から説明会に出席されて、その内容を聞いたときに、ちょっと私としては不満足というか、町長も先ほどおっしゃいましたけども、説明が十分でなかったのではないかというぐあいに言われたんですが、この説明会を私は、光ケーブルをするためにしたのか、光ケーブルの効果を説明するためにしたのか、ちょっとあやふやになったなという思いがあります。企画人権課がやられて、リードされたわけだと思いますが、そのやり方についてどうこうというわけではないんですが、ちょっと急ぎ過ぎたかなという思いを持っております。というのが、参加も少なかったわけですけど、参加された人の感想を聞くと、よくわからなんだと。私自身も、ブロードバンドの技術的なものとか、それから情報機器関連の整備に関する情報というのを余り持ってないもんで、そういう面もあるし、住民ももちろんその辺から来る結果だったんではないかなというぐあいに思うんですが、非常に難しいわけですね、これを理解しよう思ったら。  ここにそのときの資料があるわけですけど、済みません、時間がありますので、1時間十分させてもらいたいと思いますけど。30分ですね。  情報通信基盤整備の基本方針ということで説明会を持ちました。これは、現在の八頭町の情報通信環境では、将来的な対応が困難であると予測されますということで、問題点が上げてあります。この中で、私思うんですけど、行政の将来的な対応をどのあたりを考えておられるかということですね。それが伝わったのかなという思いがあります。  1点には、町長が先ほどおっしゃいましたけども、企業誘致に係る問題ですね。それから、行政からの情報伝達とか、そういう部分で、それが上手に伝わらなかったんではないかなという思いがあります。  それと、今後芽生えてくるサービス等に対応するためには、光ファイバー網の構築が最善だと。これは、政策検討委員会の方がそういう結論を出しておられるわけですが、その部分が果たして伝わったかなという部分もあります。  結果的に、このアンケートをいただいた上で、住民の意向として、この事業に取りかかろうという思いでアンケートをされたんではないかと思っているわけですが、そういう中で55%、54点幾らだったと思うんですけど、それの部分の数字でゴーサインを出すのには、なかなか難しいなという思いを私は持ちましたものですから、こういう質問をさせてもらうことにしたわけです。  そういう中で、この時点でどういう可能性をというぐあいに説明されるのは難しかったのかもわからんですけども、住民に向けて、こういうメリットがあるから、この事業をするんだよと。非常に大きな投資を考えておられるわけですね。そうしたら、ただテレビが見える、テレビが20チャンネル、30チャンネル見えるからというだけでは、町民はなかなか納得できないという部分があったと私は理解しております。その辺のことについて、進める方向でというぐあいに言っておられるんで、それ以上は必要ないかもしれませんが、再度住民に説明される必要があるのではないかと私は思っているわけですが、その辺について行政としてはどういうぐあいに考えておられるでしょう。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 今、考え方は、光ケーブルの配置ということでFTTH方式ですべて光ファイバーということでありまして、IRU、公設民営を考えているわけです、直営ではないと。だから、自分たちがスタジオを持ってやっていくということではなくして、委託をしたいという方向性で、説明会もさせていただいたと思います。  その中で、近くにあるのが日本海ケーブルネットとぴょんぴょんネットでありまして、あと新規参入があるかないかということでありますが、近いところのぴょんぴょんネットさんの考え方を説明会で話させていただいたと。  だから、少し制約があるようでして、インターネットに加入するにしても、自分のところの指名のプロバイダーに入ってくださいというふうなことがありましたし、通信と放送とが共有していますから、分離ではなかなか難しいだろうという話も、私も直接出て話をして、自分自身あまり納得しておりませんけども、このあたりをきちっと通信分野の部分、それから放送部分というのを上手に組み合わせることができたならば、先ほど申し上げましたようなことが、電話料金も安くなる、固定電話の料金も安くなるという、町内の電話は無料ですよと、IP電話ですね、例えば。  機械が必要で、どのぐらい要るのかというのは、これからの話なんですけども、今のぴょんぴょんさんは、今の機械はそのままで使えるということで、投資的経費があまり要らないわけですね。中継基地をつくらないけませんが、そういう部分では安上がりになりますけども、サービス面でどうなのかなというのが、一つ懸念されているところであります。  だから、このあたりをきちっと整理整とんして、当然、議会とも議論もしていただき、町民の皆さんにも、最終的にこういう方式でいこうと思いますということは、また議論する場が必要だなというふうには思っております。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) 住民の中には、私も含めてですけど、インターネットだけでいいよという人と、テレビだけでいいよという人がおられます。逆に言えば、テレビなんか要らんとか、CATVですね、という意見がございます。  先ほど、町長がおっしゃったように、公設民営でいかれるとしたら、それを切り離すということは難しいということですね。そういうことがなかなか伝わってこないというか、この説明書を読んでみると、詳しく読めば書いてあるんですね。だけど、残念ながらこれを持って帰ってアンケートをされたわけですけど、これが伝わってないなという思いが。というのが、私も非常に重大なことですし、私も町民の方とお話をする機会が最近多いわけですので、その際に、CATVのことを話題にしているわけですね。そうすると、どうもちぐはぐで、住民の方は、何でテレビを見るだけにそんなにお金が要るだいやとか、私はインターネットせんのに、何でこんなに大きなお金が要るだいやということが、非常に反響としてあるわけですね。そんなんだったら、必要ないぜと言われるんです。  ただ、私の思いもそうですけど、町長もおっしゃいましたけども、やっぱり行政サービスをこれから続けていこうと思ったら、私は必要ではないかなという思いがあるものですから、いや、実はこうこうで、こういうこともありますし、こういうこともあるんですよって言うと、そういう話なら、私は入らんけど。それから、今は入らんけど、基本の部分はつくってもらった方がいいなというご意見もかなりあるわけですね。
     そういうことで、行政としてのメリット、それから町民としてのメリット、その部分でやっぱり伝わっている部分が足りないなというぐあいに受けとめております。私ばっかりしゃべっとったらいけんですけども。  この光ケーブルを入れることによって、町長は先ほどおっしゃいましたけども、企業誘致、それから行政格差の解消、それから行政情報を発信していけると、そういう面で非常にメリットがあるのではないかなというぐあいに思っております。  それから、将来的に見て、行政情報デジタル化、いわゆる町が持っている情報のどの部分かというのは、情報公開のあれもありますけども、デジタル化によって、いわゆる行政の効率が高められる。いわゆる、電子行政というんですか、いながらにして住民票がとれたりというような可能性も今はあるんですね。  それから、医療機関なんかとの高速ネットワークでつなぐと、画像診断だとか在宅医療なんかもできるんだよという話が新聞なんかに載っているわけですね。そういう話をしていくと、そういうことがあるんなら、やっぱり整備するべきかなというような話もあるわけですけど、その辺の周知ということもありますけども、行政としての方向性、その辺は町長としてはどのように住民に周知していかれるというか、考えておられるかお聞かせください。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) そうだと思います。この本会議がCATVの中継ができますしね、もちろん。ほかのところも3チャンネル持っておりまして、自分のところの独自の議会中継とか、町からのお知らせも含めたイベント情報。特に、スタジオは持っておられませんが、これも委託ですが、そういう部分があるということでありますし、また、携帯の不感地区、これについても今それぞれの企業にもお知らせをしております。参入される意思がありますかと。例えば、うちが光を走らせたときに、八頭町が、どうでしょうかというのを今、企業にも案内を出しております。  不感地区につきましても、町が布設したケーブルを使って、線で引っ張っていって、不感地区の解消。また、条件があるかもしれません。そういうことも可能であるということがありますし、先般、日南町が買い物ということで、CATVを使ってやっておりました。テレビを見ながら買い物を注文して、例えばシルバー人材センターさんが、その分を持っていくとかというのもありましたし、それから、先ほどありましたIP電話町内無料というやつですね。光電話へも使える。  それから、医療の関係につきましては、まだおくれていると思います。医療間でもできておりません。例えば、市民病院で人間ドックを受けたのを、これをでは中央病院へ送って、画像で診断していただけるかというのが、まだできておりません。医療体制というのも構築をお互いにされつつ、例えば、鳥取でドックを受けられて、その結果をこちらの方の病院で。地域の病院で、その画面を見ながらやられると、可能だと思います。双方向ですから、光ファイバーは。  そういうのがあるんですけども、今は確立されておりません。各町もIP電話の考え方も取り組まれたようですが、やっぱり維持管理費の経費の関係で断念しておられます。  だから、そういう部分があるんですが、説明をさせていただくときに、将来はこういうものが全部できますというふうなことをまた話をさせていただきますと誤解を招くようなおそれがありまして、今現在、可能性があるものしか説明会ではお話をさせていただいていないというのが現状だろうと思います。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) そのとおりだろうと思います。責任のある行政が、めったやたらと効果だけを言っても仕方がない話ですけど、しかし、可能性としてそういうことをやるチャンスが、布設していないと消えてしまうわけですね。そういう面においては、やっぱりある程度出していく必要があるのではないかなと思うわけです。  それともう一点、3番目に上げておりますけども、企業誘致の問題に関しても、町長がおっしゃいましたように、今ごろ光のないところに出るかいやと、そういうような話もあるわけですね。そういうことも含めて、東部地域の就業機会の少なさは、非常に目を覆うような状態ですので、少しでもそれに可能性を残すためには、私は、ケーブルを布設していただきたいなというぐあいに思っております。  わが地元にも、お菓子屋さんができました。非常にはやっています。おいしいです。私も何回か食べました。そこの社長がおっしゃるのに、やっぱり個人で起業をされる方も、今はインターネットで十分できますと。いわゆる、自宅での起業ですね、そういう話もしておられました。  ただ、それもやっぱり基盤がないとできないわけですし、大江谷も田舎ですけども、何件か起業して頑張っておられる人がおられるわけです。そういう方も、やっぱり社会の利便性というのは、できるだけ確保してもらうというか、確保しておくべきだなということを言っておられます。  そういうことで、1点目については、これぐらいにしたいと思います。  2点目に地域の活性化ということで上げました。町長の答弁もいただきましたけども、非常に難しい問題だと思います。私も地域の活性化については、ハードの部分とソフトの部分があって、人間が元気であればいいという思いもあるわけですが、それと同時に、やっぱり行政の施策だとか、例えば企業があるだとか、そういう元気さですね。ハードの部分もやっぱり必要ではないかなというぐあいに思います。  ソフトの部分については、地元が頑張ればいいわけですけども、やっぱりハードの部分については、ある程度行政の後押しが必要ではないかなと。いわゆる、施設がどんどんどんどんなくなっていけば、やっぱり元気はなくなると。そういう思いを持っております。これは、私が住んでいるところだけの話ではないです。日本を見てみると、やっぱり同じことが言えます。例えば、東京なり大阪に出られて、あの喧騒の中で非常に道路が発達しておりますので施設はいっぱいあります。しかし、残念ながら、八頭町にそれだけのものはありません。  もちろん、人口による行政サービスの格差と言ったら怒られるかもしれませんけど、いわゆる総数によってサービスが違うのはそれでいいのかという思いがあります。その辺については、行政の長であります町長さんにお尋ねするのは非常に酷な話だろうと思うわけですね。私が想像しても、非常に難しい話だと思います。  しかし、行政にとっては、非常に大事なテーマだと思っております。そういう中でどうしたらいいんだ、ということが、先ほども町長がおっしゃいましたように、私にもアイデアはありませんし、なかなか難しいと思っておりますが、総数だけによる行政という、変更というか方向変換、それをお願いしていきたいなと思っておりますが、町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 今現在の行政で、人口規模でどうのこうのという差をつけているようには、私は思ってないと思うんですが、そうでなくして、活性化に向けて考えてもらうというのは、やっぱり地区公を中心にするとか、また集落。例えば、集落でも、これからは全体で除雪問題も含めまして、いろんなことを含めて、防災面もありますが、そういう時期に来ていると。これは、都市部でもそうなんだそうですね。  だから、そういう部分ではあるんですが、それはそれでやっていただく。それで、先ほど会社の名前が出ましたけど、その会社の周辺を拠点として輪を広げるとか、いろんなことのアイデアを出して、例えば。その方は、そんなことを嫌がられる方ではないと思っておりますし、それから、今は県の方も農園にですか、ここについてすごく関心を持っておられまして、関西方面からもいろいろ聞き合わせがあっているという話もお聞きしております、例えば。大江谷に限って言えばですね。  いろんなことがあるわけでして、その部分をやっぱり町も支援もしますし、掘り起こして、ありましたようにきっかけをつくってもらったら、大変うれしいのかなというふうには思います。  だから、企業誘致もなかなか一朝一夕にはまいりませんし、そういう部分では、八頭町は基幹産業が農業ですから、まずこのあたりから目をつけていただいた方が早いんではないかなというふうには思っております。  先発隊のところでいろんな学校の統合とか、公共施設の統合をやられたところが、その後をどうするかという議論が今あってるわけですね。先般も岩美町と交流しておられますところに、沖縄に視察に行かせてもらったんですが、そこも統廃合しておられました。その校舎を使って、福祉の拠点にしておられました、例えば。  いろんなことがあると思います。今のは一つの例なんですけども、そういう部分で、やっぱり地域からも知恵を出していただきたいな。もちろん、行政も真剣に考えなくてはならないというふうに思っております。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) 3番目の就労機会の件について、働く場所のことです。3点とも同じような関連したあれなんですけど、特に先ほどから言っていますように、就労場所がないというのは、なかなかだれにとっても残念なことでして、特に、ことしみたいに景気が悪いと余計ですけども、学校を出ても働く場がない。やむを得ず都会、都会と言ったらいけんですか、都会に出ると。非常に残念な状況が続いております。特に、県の方からも聞くですけども、最近は社会減と言うんですか、社会減が鳥取県はふえてきたと。鳥取県は、60万人切ったわけですけども、今までは自然減が多かったんですね。社会減がふえてきた。いわゆる働く場がないので、やむを得ずという話があります。  そういう中で、八頭町もなかなか企業誘致というのは難しい状態なんですが、先ほど町長さんもおっしゃいましたけども、地元にあるものを利用する、地元にある企業を育てる、そういう方向性が必要なんではないかと思うんですが、雇用の確保について、企業誘致は難しいと言われるんですけども、確かに。  済みません、ちょっと方向を変えます。企業誘致というだけで、地場産業の育成、先ほど町長がおっしゃいました。その辺について、町はどういう方向で考えておられるかというのをちょっと聞いてみましょうか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) これは、町の方の連携が、これからはますます必要になってくると思いますし、1次産業、2次産業、3次産業を、そのものを足してもらいました独自産業というのがメーンだろうと思います。  先般も大阪阿倍野区の自治会長さんがいらっしゃいまして、今回、阿倍野区に農産物を持っていくんですが、それは一つのきっかけであって、そこのところに行って大きなもうけをしようということで、阿倍野区に行くわけではありません。向こうの自治会長さんもおっしゃいました。これが縁であり、また、八頭町の農産物、例えば減農薬、無農薬、そういうものがわかれば、インターネットでも通信販売もできるし、いろんな面でお互いがいいんではないですかと。  阿倍野区の区民の皆さんがおっしゃられたのは、八頭町の方から、八頭町とは限定しなくても、野菜とかそういう物を持ってこられても、そんなに安くはないじゃないですかと。地場で、スーパーで買った方が、逆に安いんじゃないですか、議論があったようです。  その中でおっしゃいますのは、それは安いのは安いけども、ほとんど外国産物だと。外国産を非難するわけではありませんが、地域で、国産でとれたものが安全志向であるという話もされました。  そのときに私は申し上げたんですが、地産地消ばかり言っていましても、鳥取県は成り立ちません。打って出る部分がないといけないと思っております。広島に西条柿を、平井知事も今回は来ていただきましたけども、そこの市場の場長さんが、西条柿は地産地消だけなとおっしゃってくださいました。  だから、地域に愛されるということは、地産地消とかわらないということでありまして、そういう交流を、たとえ一粒のといいますか、そういう機会が一度でもあれば、やっていくべきだろうと。これは、一つの例です。だから、いろんな場面でこれからは関西本部にも職員を派遣しますけども、そういう部分でのつながりも十分大切にしていき、その中で企業誘致とかいろんな問題のかけ橋になっていくんではないかなというふうには思っております。  私が、例えば直接企業を回らせてもらいましても、そんなに、ではわかりました、平木町長が言うことだったらいきましょうということにはなりませんので、日ごろからのつながりがあっての延長線だというふうには思っております。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) インターネットでも売れると、そのとおりだろうと思いますけど、インターネットだけ必要ということですね。  最近、石破農水大臣というんですか、農林業のことについて非常に発信しておられます。それがあれでということではないですけども、農林業には目が向いておるなと思っております。八頭町は、町長もおっしゃいますように、農林業は基幹産業だと思っております。それを利用して、いかに町を元気にしていくかということですけども、その一方、県のお話を議会の研修会で聞きました。その中で、県の方として、農林業と他業種との連携ということで、いわゆる経済産業省あたりが管轄しております、中小企業なんかとの連携ですね、農業と。  どういうことかというのは、ちょっとここに例が書いてありまして、地元産の物を企業側と一緒になって販売したり、加工して出していったりというようなことなんだそうですけども、そういう取り組みが必要だというようなことを言っておられました。町政の運営は、県や国の方向性というのが非常に重要というか、影響が大きいと思っているわけですが、そういう中で国から、あるいは県から町に対して、こういうことをしてほしいとか、あるいは逆に、こういうことをカバーしてもらいたいとかというような投げかけ、それは町長としては現状でありますか、そういうことは。国・県への投げかけ、あるいは、国・県からの投げかけですね。連携といいましょうか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 県からの投げかけというのは、県の方針を話されますね、県としての進め方。それは、いろんな施策であります。けれども、それは施策であって、これをしなさいとかというのはありません。  だから、町としても、これをつくってくださいというふうなことに、個人に対しましては、お話はできません。それは、皆さんがやっぱり選択されてやっていかれるべきだろうと思いますし、いかに特産品を開発していくかということだろうと思います。ここにしかない、安全志向の部分でこうだと。  先般、八頭町からも開いていただきましたが、鳥取の方で有機栽培のフェスティバルがありまして、これは副市長も出ておりましたが、二十世紀梨を、今八頭町でも食材残渣、家庭から出るのを回収してもらっております、モデルで。それから、三つの給食センターも集めてもらっております。そこから出る食品残渣を、これはごみに持っていきませんから、そこの部分の可燃物の費用が安くなる。これをエキスにして、これを使って100%、今、ニンジンとか米とか全部つくっておられますが、その話がありました。  佐治の方が、二十世紀梨にこれを使ってやっているという話を体験でされました。八頭町のときは、西田さんがされましたし、そういう部分で何とか特産品を人に負けないような、人と違った安全志向の部分の物をつくっていかないといけないと思います。先ほどありました、大江の会社の方もそういう部分があって、どんどんどんどん高い卵でも売れるんだろうというふうに思っております。  だから、掘り起こしたらいくらでもあるんですけども、それが個人でなしに一つの団体といいますか、任意団体でもいいんですが、そういうグループの中でやっていただけたら、町としても支援がしやすい、できる。  だから、そういう部分に対しましては、県に、こういう制度をつくってくださいというふうな話は、いつもしております。農林局としましても、そこの部分については局長以下、素早く、迅速に動いていただいておりますし、だから、種が欲しいわけですね、逆に言ったら。町はこうだということではなしに、ヒントを与えていただいたら、私たちも動きやすいということで、絶えずそれは情報発信はしております。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) 国や県との連携も大事だろうと思います。政治と言ったらいいですか、行政がやることですね。国がやることでも一緒ですけど。条例なり補助金の使い方、そういうやり方一つによって、非常に社会の仕組みは変わるというぐあいに私は思っております。  鳥取県は、環境税をつくりました。今は500円ですね。もと300円だったですけど、500円。森林間伐や森林整備を投げかけました。私もある団体に属しておったもんですから、間伐事業にさせてもらいました、2件ばかりね。そうすると、その時点で何十万円か何百万円かの金が動きます、補助金ですけど。そこで、何ぼかの雇用が生まれます。  やっぱり、行政というのは、そういうところだろうというぐあいに、そのときに思ったわけですね。現在、環境税は500円になって、竹林整備が入って、今、町長が先回の議会でおっしゃいましたけども、竹林整備の団体をつくってやっていくというぐあいにおっしゃいました。そういうことですね。八頭町にある物を使って、あるいは八頭町にある企業なりシステムを使って発信していけるんではないかというぐあいに思っておるわけですね。その辺について、どんなでしょう。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 県の環境森林保全税だけとっていえば、税金は払うんだけど、目に見えた部分が見えないではないか。3大河川の源流だけかという話がありまして、こういう話も私どもは県に、もう少し見えるメニューでやってもらわないと、3大河川のみではないという話もしておりますし、先ほど竹林にまでそこの補助が入り出したというのは、これは中部もそうですし東部もそうなんですけども、県にそういう話を働きかけていって、これが実を結んだ結果だというふうには思っておるところです。  だから、そういう部分では、県とも国とも連携をとりながらやっていくべきだろうというふうには思っております。だから、今回も間伐持ち出しにつきましても、県が1立方メートル当たり3,900円補助されます。町としては、1立米当たり上乗せの400円させていたただいて、そこの部分に赤字が出ないような格好でやらせてもらったら、木も立派な元気な木になりますし、お互いがいいんではないかというところであります。 ○議長(松田秋夫君) 小倉議員。 ○5番(小倉一博君) 就労場所の確保、あるいは就労機会の確保、非常に大きな目で見ると難しい。企業誘致も難しい話で、一遍に10人、20人は大変だと思うんですけども、やっぱりどこかで、小さいところからでも雇用は生まれてくると思いますし、大都市と違って、やっぱりこういう田舎にあっては、大きな取り組みよりも小さい取り組みの積み重ねの方が大事かなというぐあいに思います。  町長、先ほどおっしゃいましたけども、確かに全体の利益にはなりにくいですね。一部の人の利益になってしまうかもしれませんけども、それの積み重ねがないと大きな事業もできないわけですので、そういう面でいろんな方面に働きかけをしていっていただきたいと思いますし、我々もそういうチャンスをつくりたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議長(松田秋夫君) これにて、5番、小倉一博議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議長(松田秋夫君) 暫時休憩をいたします。    (午前10時32分) ◎再  開 ○議長(松田秋夫君) 再開いたします。       (午前10時41分) ○議長(松田秋夫君) 次に、8番、川西 聡議員の質問を許しますので、登壇願います。  川西議員。 ◎川西 聡議員質問 ○8番(川西 聡君) 議席番号8番、日本共産党の川西 聡でございます。議長の許可をいただきましたので、本定例議会一般質問を行いますが、まず最初に思いを一言。  まさかまさか、私が今任期中最後の一般質問の大トリといいますか、最後になろうとは、私は思ってもおりませんでした。新しい、伝統のあるこの八頭町議会の任期中最後の一般質問で、最後の質問者となります。頑張って最後までやりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいというぐあいに思います。  さて、私は消費税の増税に反対する意見書の提出ということを、まず第1番目に上げております。自民・公明、両党は、2月12日の衆議院本会議で、消費税率引き上げ方針を盛り込みました。2009年度税制関連法案の審議入りを強行したわけであります。その法案の附則には、消費税増税を含む税制の抜本的な改革を行うため、11年度までに必要な法制上の措置を講ずるとの文言が入っておりまして、消費税増税の時期は、経済状況などを見きわめた上で定めるとしているわけであります。  しかし、家計を含めて多少の景気回復があったとしても、消費税の増税を強行すれば、景気に大きな打撃を与えることは、1997年の5%増税の経験で明らかではないでしょうか。  当時、成長率が95年度、2.5%、96年度は2.9%に達し、雇用者所得が年に4ないし5兆円ふえていたのに、消費税増税で一気にマイナス成長に落ち込んだ。このことは、周知の事実であります。消費税増税等の9兆円の負担増が行われました。  増税を実施した当時の橋本、故人でありますが、元首相は、あの消費税増税は失政であったと、後日認めております。これから先に行われる消費税増税の影響は、一層深刻になる危険があり、97年度と違って1人当たりの賃金が減少を続け、雇用者の所得は2001年度と比較すると、14兆円も減っております。  これに加えて、小泉内閣以来、自・公政府が社会保障と税金で13兆円もの負担増を強行し、国民の可処分所得を大幅に削っております。自・公の景気対策は、一時的な定額給付金の2兆円程度で、国民の可処分所得の回復には遠く及ばないと考えております。  そもそも、低所得者ほど所得に対する負担割合が重い消費税は、福祉破壊税とも言われております。消費税は、社会保障を語るに最もふさわしくない税金ではないかと、このように思います。消費税の発生は、公約違反が発生でした。ですから、これは全く意義がないわけです。  また、税制改正法案附則は、法人税の実効税率の引き下げを検討するとして明記し、大企業への減税措置をより拡充することを目指す増税の本音もあけすけに語っております。  私が今、るる述べましたことは、国政上で議論をされることでありますから、私は町長に対して、そのことに対してどうだの、こうだとは言いません。しかし、町長はこの現不況下で、ご自分も先ほど小倉議員の質問の中で、大不況になるという言葉を使われましたが、増税反対が多数の世論があることは間違いありません。その世論にかんがみ、八頭町民の暮らしを守るためにも、今、麻生内閣が考えている数年先の消費税増税反対、この意見書を政府に提出することを強く求めるものでありますが、町長のご所見を賜りたいと思います。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) それでは、21年の3月定例会、最後の質問だということでございましたが、最後の答弁をさせていただきたいと思います。  8番、川西議員の一般質問に対しまして、お答えしたいと思います。  はじめに、消費税の増税に反対する意見書の提出についてということでございます。先ほどありましたように、国としては消費税、将来的に消費税の改正ということで、関連法案ができたということでございます。私たちがお聞きしていますのは、麻生総理が表明された消費税に関する方針というのは、大胆な行政改革を行った後で、経済状況を見た上での増税だというふうに思っております。  不景気の状況ではないとは思いますし、その発言の後の現在まで行政改革も行われておりません。経済も悪化するばかりであります。行政改革とは、国のですね、何ぞや。ただ、地方の機関を閉鎖するだけなのか。根本的なところから行政改革はあるべきだというふうに、私も思います。  それと、消費税は所得の大小にかかわらず、課税される方の逆進性の矛盾が指摘されているところであります。だから、今の消費税もそうななんでしょうけども、食料品関係は非課税にするとか、いろんな方策が必要だというふうに思います。税率が高くなればなるほど、持てる者と社会的弱者の方々の矛盾が、格差が拡大するというふうに思っておりますので、慎重な対応が必要だと、私自身も思います。  かんぽの宿に象徴されるような行政のむだというのもあるわけでして、まだまだありはしないでしょうか。日本が高度経済成長で発展した昭和30年、40年代は、諸外国、とりわけ先進国へ追いつけ、追い越せの、そういう雰囲気の中で国が繁栄してきたというふうに思っております。  現在、トップとは言えませんが、世界でも高水準の日本の中であっても、現在、年金問題、雇用問題を始めとする高齢者の皆さん、また老後に安心感を国民が持っていない、そういう環境でないという状況下がございます。平成になりましてから、借金で景気対策を行ってきた、そういう経緯があるんですが、現在の国の国債残高は750兆円と言われております。今示されました財政健全化法であらわすと、一体幾らの数字となるでしょうか。既に、転覆していると思います。  なお、川西議員におかれましても、これからの高齢者福祉を考えていくとき、また、医療費を考えていくとき、財源をどうするかという点でも、国に対しまして発信されていただきたいというふうに思います。  現在のところ、具体的な消費税議論が起こっているとは考えませんので、反対意見書ということは、提出するというふうな段階ではないというふうには思っております。  それと、大体消費税1%ふえますと、2兆5,000億円強あると言われております。今、5%です。そのうち、1%が地方に参っております。八頭町でも1%部分で約1億3,000万円。それと、4%部分の交付税算入にされる金額、このうち3兆1,500億円ぐらいが地方に回っております。  あるとき、町長、5%の消費税を何とかなくしてもらえんだろうかと言う方が、懇談会の中で話された方がありました。そういう部分では、逆進性の部分を取り除かないといけないなというふうに、私自身思っております。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。
    ○8番(川西 聡君) 僕が質問しようと思っていたことを町長の方から言われましたんで、まずその質問からちょっとしてみたいと思うんですけどね。食料品の非課税ということを言われましたね。それだったら、いや、また議論しますけど、意見書提出にちょっと異議がありますから、全然気がないというのは。それはまたやりますけど、それの関連でね。  食料品の非課税をやっぱり消費税の中で行うべきではないかというような、そういうご意見を関係の大臣であるとか、あるいは意見書であるとか、そういうものにしてお出しになるという気はないですか、ご自分が言われたんだから。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) これから上がる場合ですね。今現在は生きてますから。そういう意味ですよ。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 町長のちょっとご認識をお伺いしたいんですが、まずその問題からですね。ヨーロッパで消費税的な付加価値税、イギリス、フランス等々入れているわけですが、ちょっと議論が大きくなりますけどね。なぜ、向こうの方々に市民権というか。市民権という言葉はちょっと適当でないかもわかりませんけど、そういう食料品の非課税であるとか、あるいは生活必需品であるとか、そういった物に課税をしないと。それで、税金がいくら高くなったって、それが、それこそ町長が言われた社会保障であるとか、そういったものに使われるという、そういう市民的な理解が十二分に滞っていると。私はそういうぐあいに思って、向こうの方々の消費税に対する感覚というのは、本当に了解だなというぐあいに思うんですね。  やっぱり、食料品非課税だとか、あるいは生活必需品段階のそういう取り除きというのは、本当に重要なことだというぐあいに思うんですが、これから税率が上がってから考えるというのではなくて、今からやっぱりそういうような意見はお出しになるべきだというぐあいに思うんですけど、いかがですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) これは一つの例ですが、道州制のことが議論があって、道州制反対というのをどうだろうかとあったんですが、道州制というのは、国の方で議論されておりまして、私たちの方にはそういう問題が一つもおりてまいりません。かけ離れたところで議論があって。だから、そういう部分につきましては、一切関知しませんというふうな話をさせていただきました。  だから、この消費税につきましても、まだその議論がないわけですね。ただ単に表明されただけの話であって、ではどうなのか、今後ですね。そういうときは動くというふうに思っていただきたいと思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) いけませんよ、そんなことじゃ。十二分におわかりになってらっしゃることではないかなと僕は思うんですよ。町長はいろいろ言われましたけど、麻生内閣、批判やられたんですから。  それで、私は町長が、国民世論、こういったものをどういうぐあいに掌握しているか、消費税に対してどのように掌握してらっしゃいますか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 世論は、要るべきものであったら、何とか協力したいというのはあると思います。けれども、目的が何に使われるのかはっきりしない。  それと、まだまだ国自体が改革をすべきだと。地方は、すべて合併やらいろんなことで改革もしてまいりましたし、今、国の方では国会議員の数の話も出ているわけですね。減らそうかという話も。  だから、これからそういう議論が出てきて、その後にそういう話があるべきだと。それならば、納得はしていただけるというふうには思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 質問に全然答えていない。消費税に対する、いわゆる反対か賛成かという国民世論に対して、どのような把握をされていますかと私は聞いているんですから、答えてください。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) これはいろいろな考え方、見方もあると思います。けれども、先ほどの部分が取り除かれない限りは、反対者の方が多いというふうには思っております。逆進性のところですね。  だから、それと目的がきちっとはっきりしないとだめだと。今の場合でしたら、目的はまだわからないと。そういう部分では、国の行政改革ももっとされるべきだろうと、私自身思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) ちょっとぼかしたような言い方に聞こえるんですけどね。具体的にちょっと数字を示して、町長ちょっとご認識が変わらないかということですね。  日本経済新聞の報道によれば、自民党支持層でも消費税増税方針を支持するのは、41%にとどまる。それから、11年からの消費税増税については、先日発表された読売・朝日の調査でも、評価しないがそれぞれ56%、59.1%というようなことで、毎日・日経は、反対が67%、こういう数字があるわけですね。  それで、僕、町長いろいろ言われたけども、国会ではないからあまり突っ込んで、もう時間もないし。これだけ不況で、これだけ人々が苦しんで。それで、僕この前、こういう経験をしました。生まれて初めてですけど、生活相談で。派遣切りで企業に首切られて、3日間飲まず、食わずだと、何とかしてくれという相談を受けたんですよ。それで、福祉課長のところへ行きまして、生活保護の申請を受けるにはどうしたらいいのかと、いろいろお世話になりましたけど。そういった方も、これは八頭町の方です。実際にいらっしゃるわけですよ。  派遣切りだとか期間工切りだとかというような問題、ここでは議論しませんけど、これは周知の事実ですよ。明らかに、社会的な弱者がいっぱいふえている。大企業のそういう社会的弱者と言われるような方々の首切りでね。この4月になったら、そういった方々がいっぱいまた出る。この八頭町だって、御多分に漏れずに全国的な趨勢に逆らうことはできないでしょう。  明らかに、私は町民の目線でとよく言うけども、だれがどう考えたって、世の中よくなる進展、これっぽっちもありはしないんだから、だから当然、麻生さんが考えているような消費税、そのかわりに定額給付金2兆円だ。そのかわりに消費税の増税だと、これはだれが考えたって、これは受け入れられるわけはないんと思うんですよ。まさに、町長だって同じ思いは持っておられると思うんだ。  だから、私は結論として、やっぱり強い意見書なり、やっぱりそういったものを出すべきではないかというぐあいに思うんですが、もう一回答えてください。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) その節には大変お世話になりましたが、派遣切りのみならず、正社員でも会社が倒産、リストラというのは多いと思います。  だから、当面は雇用保険でしのがれる方はいいんですが、雇用保険すら入っていない方もいらっしゃるというのも事実であります。だから、今の部分で消費税が入るということになっていないんですから、入るということになると大問題になりますけどね。入ってないんですよね。  だから、そういう部分では少し議論が離れているというふうに思っております。何か無理やりにひっつけるような感じの質問だと思います。  それから、定額給付金は、うちの方は10日に発送しようと思っております。その中で、基本的には景気が悪くなったんですけども、もともとの考えは所得減税をしようというところから始まって、それでは所得税を払っていらっしゃらない方は何の恩恵もないと、で始まったことだというふうに思っております。それが景気、不景気の嵐が吹き荒れて、景気対策の方に話が変わってきたんでありまして、両面性を持っておりますけども、私はそういう認識をいたしております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 無茶でも何でもないですよ。私は、そんなに難しい議論をしているつもりではないんですよ。だれにもわかりやすい議論をしているんですよ。生活が苦しくなってて、それで派遣工や、それから臨時職員の方が続出してて、いつ首切られるかわからないという、こういう世の中の情勢の中にあって、食料品だとか生活必需品だとか、そういった物にみんなかぶさってくるわけですから。保険のことを言われたけど、それは袋小路に対する逃げですよ。消費税が上がるということになったら、必ず影響しますって、それ。  だから、やっぱり町民の目線で考えて、果たしてどうなんだと、今のこの時期で増税は。私は、やっぱりこれは意見を変えてもらわなきゃ、ちょっと気が済まないなというぐあいに思うんですが、だめですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 今の時点で増税という話は出てないわけですね。だから、初めにも申し上げましたけども、国とされてきちっと整理されるところは整理されて、それからの話だというふうに私どもは思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 税制を11年度に何とかしようという増税法案を出して、国会で今議論しているんでしょう。結論は出てませんよ、それは確かに。だけど、内閣がそれをねらっているのは確かでしょうが。上げるって言っているんだから、これだけ。日本国民みんな知っていますよ。  だから、しつこいようだけど、再度言います。いいですか。消費税率引き上げ議論反対。議論反対ですよ。全国中小企業団体中央会、消費税の増税には反対。全国商工会連合会、消費税を引き上げる状況にはない。日本百貨店協会、慎重に審議をして、引き上げるべきではない。日本チェーンストーン協会、サラリーマン増税、消費税アップや各種控除の縮小阻止の旗を掲げていく。この旗を掲げていく、だれが言っていると思います。大変ちょっと、ここで私が言うのも心苦しいけど、これはだれが言っていると思いますか。労使協調主義だと言われる、あの組合である連合が言っているんですよ、連合そのものが。消費税アップや各種控除の縮小阻止の旗を掲げていく。  もう、国民世論は、ここまで高まっているんですから、町長いかがですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 道州制の問題を話しましたが、全国町村会では反対表明をいたしております。市長会はわかりません。そういう部分で、全国の町村会というのは、そういう部分の動向というのは、絶えず注視しておりまして、ともに行動するという方向であります。  もう一点は、麻生総理大臣から私にも相談がございませんでした。相談がありましたら、何とか話をしてみたい。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 町長、ここはまじめな議会の場ですから、そういう人を茶化すようなことを言ってね。いつだったか、どなたかの議員に、私の家は犬飼ってないから、そんなことを想定すること自体がおかしいなんていう議論がありましたけど、あのときもその議員の方は怒ってらっしゃいましたけど。本当に今はそういうように思います。仕方ありません。仕方ありませんというか、この議論はやめます。  では、次の質問をいたします。  当町を含む公立の図書館は、乳幼児から高齢者まで住民が情報を入手し、芸術や文学に親しみ、地域文化の創造にかかわる場であり、その使命は、住民の自立支援であると言われております。これは一般論ですね。  ただ、単なる本の貸し出しにとどまらず、レファレンスサービス、いろんな相談ですね、本の貸し出しに関する。ハンディキャップサービス、これは障害者の方々に対する点字サービスだとか、いろんなものだと思います。それから、公共機関との連携、おはなし会、映画会、講演会、講習会等の集会行事や、憩いの場の提供等々、その業務内容においては、貸し出しだけでははかり知れないものがある。  開かれた図書館サービスの向上を図るためには、図書館職員が地域の要求や実態を十分に把握していなければならないと。住民の生涯学習を援助するためには、より広い知識が求められ、また、新しい情報処理能力を身につけることも必要ではないかと私は思います。これが、公立の図書館。  今度は、学校図書館。学校図書館のサービス対象は、児童・生徒と教員でありますが、図書館の開放により、副次的利用者の保護者や地域に及ぶこともあります。また、子供たちの学習や読書の意欲をより満足させるために、公共図書館と協力し、団体貸し出しを受けたり、公共図書館が提供するさまざまなサービスを導く必要があろうかと思います。  以上のような環境を整備するためには、熱意のある専門的職員である図書館司書の配置がどうしても不可欠ではないのかと考えます。ここで誤解を招く表現を私はいたしましたので、誤解を招かないように釈明をしたいと思います。  熱意のある専門的職員であると、私は言いました。今現在の職員が、熱意がないんだと言っているのかと言われれば、そんなことではないということですね。このことだけは、明確に言っておきたいと思います。熱意は今の職員の方もあります。しかし、より一層熱意のある、そういった方々が必要だと。  しかし、当町の図書館司書の方々は、町立図書館図書室では、非常勤職員が、あるいは学校図書館では町の臨時職員の方が、数校の兼務で配置されているのが実情でございます。  そこで質問いたします。  2点ありまして、まず1点は教育長にお伺いしたいと思います。これから先の図書館のあり方。俗に言う、多くの人々に親しまれる図書館づくり、こういうことを目指しまして、今後どのような施策を図られるおつもりか。移動図書に対して力を入れるということは承っております。それ以外に何か重点施策があるかということですね。  それから、2番目の質問。  これは、図書館の司書を専門的職員であり、図書館運営に必要な不可欠なスタッフの要員であると今以上に位置づけて、正規職員として徐々に採用するべきであろうかというぐあいに考えますが、いかがでありましょうかということであります。それぞれお答えください。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) こんにちは。きょう初めての登場でございます。といいますか、私も4年の任期がこの5月で終わりになりまして、一般質問にお答えするのは最後になるかなというふうに思っております。  図書館のことについてのご質問でございます。御存じのとおり、本町には旧町単位で3地域にそれぞれ図書館、図書室というものを整備しておりまして、借りたい人が、より身近な図書室で借りることができると。読書に親しむことができるというふうな体制をつくっておるというふうに思っております。  ここに3名ずつ、合計9名の図書館司書を配置して、図書館サービスの充実に努めております。施設を分散しないで、1カ所にして書籍等を充実させた方がよいという意見もございますが、高齢化が進んでいる現在におきましては、図書館は基本的に身近にある方がいいというふうに考えております。  また、近くには充実した図書をそろえた県立図書館もございまして、町立図書館にない専門書等は、そちらから翌日には取り寄せることができるということで、本町は比較的恵まれた、そういう図書の環境にあるというふうに思っております。  このような環境の中で、土日の開館はもとより、幼児期から子供たちに本に親しむ習慣をはぐくむため、ブックスタートやおはなし会、スタンプラリー、絵本づくり、保育所や学校に出向いての読み聞かせなど、さまざまな取り組みを進めておるところでございます。また、先ほど議員が、それは知っとるけ、というふうにおっしゃったんですが、図書館車を使っての遠隔地の方への本を届ける移動図書館のサービスもやっておりますし、また、障害などで図書館に来られないという方には、本を届ける宅配サービスも進めておるところでございます。  さらに、現在の公共図書館のサービスは、ご承知のとおり本の貸し出しだけではなく、情報を発信する拠点として位置づけられるようになってきております。それに伴い、図書館サービス向上には、先ほどありましたように、レファレンス業務、これは必要な資料を情報を、あるいは必要な人に的確に案内することということになっておりますが、そういったことが重要になってきております。町民の知りたい資料や情報の提供に即座に対応でき、町民の期待にこたえることが図書館の魅力を高め、多くの方に気軽に利用してもらえることにつながるというふうに考えております。  また、昨年から開催しておりますビジネス支援講座や生活すっきり講座なども、町民の生活により密着な暮らしや仕事を支援する新しい図書館の取り組みとして、町内外からも注目していただいております。  一方、小・中学校には、6人の図書司書を配置して、学校図書館の運営にあたっております。学校にない図書で児童・生徒・教諭が求める本や資料につきましては、定期的に図書館が配送するサービスを行っております。  今後につきましては、生涯学習の拠点として、現在行っていますさまざまなサービスをさらに充実させることはもとより、書籍、郷土資料等の充実に努め、またこれらを活用した文化・歴史講座等も充実させ、町民の皆さんに喜んでいただける図書館の運営に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) それでは、2点目の図書館運営につきまして、答弁させていただきたいと思います。  先ほどありましたように、教育長の方から話をさせていただきました。図書館司書につきましては、皆さんに親しまれて図書館の運営をしているというのがありまして、大変重要なスタッフの一人であります。現在、八頭町は行政改革プランの中で正規職員の数を2割補充。また、専門職につきましては、当然補充が要ります。そういう部分で今、ほかの団体と比べまして、50人ぐらい超過しているという状況下の問題が一つあります。  けれども、図書館司書は大事な職でありますので、何とか考えたいとは思いますが、今、どういう格好でということには答弁できない状況下であります。  先ほどありましたように、図書館には9名、学校図書館には6名、合わせて15名。県内でも多い方だと思います。統計では、図書館は3名しか出てませんが、三つありますので9ということで、鳥取県内の図書館の状況が出ておりますが、正規職員はどうしても少なくなっております。非常勤の中で有資格を持っておられる方というのが多いわけです。そういう部分で、今後の課題だということになると思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 教育長にちょっとお伺いします。  いろんなメニューを述べられました。全部ちょっと筆記をしたわけではないんですが、すごいですね、やっぱり。これは、プロが必要ですよ、どうしたって。今笑われた人がいたけど、そのとおりだというぐあいに思うでしょう。  それで、私は教育長にちょっとお伺いしたいんですが、図書館行政、これからそうやって多くの方々に親しまれていく具体的な諸施策を実現する上で、図書館司書の役割というのは、本当で繰り返すようですが大事なんですが。図書館司書というものの持っている役割の奥行きの深さというんですか、意義というんですか、そういったものは教育長はふだんどのように認識をしていらっしゃいますか。これは質問になるでしょう、いいですね。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 質問の意図がよくわからないといいますか、職の奥行きの広さ、何なんでしょう。この職は、国家資格、司書の資格を言うものでございまして、これは例えば、臨時であろうと非常勤であろうと資格は資格ですので、どういう立場であろうと、それなりの資格を持った方ということでございますので、八頭町が例えば、非常勤にしておるから、それは資格がないだとかあるとかという議論ではなくて、どの方も資格を取ってきておられます。八頭町の場合は、すべて司書の資格を持っておられる方ですので、通常の、例えば常勤で採用されている方と比較して、劣るとか劣らないとかということはないというふうに思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 教育長、ちょっと質問の意図が。僕が言うのは、図書館司書というものの持っている重要性ですよ。何で図書館司書が図書館に必要で、何で重要な方々がそこに配置されて、その仕事の職域というのは、どれぐらい重要なもの。同じことになっちゃうかな、奥行きが深いものなのかどうなのかなということを、常日ごろ教育長がどのような思いを持っておられるのかなということをちょっと聞きたかったんだけど、ちょっと今の答弁とはちょっと違うんだけど、もう一回いいですか。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) ごもっともだと思います。八頭町が、例えば図書館・図書室を運営していく上で、何人かのスタッフが要るということで、例えば司書の資格を持っていない通常の、例えば臨時職員等を雇うということもできるわけでございます。  ただ、私としましては、そういったことではだめだというふうに思っておりまして、たとえ非常勤であったり臨時であったりしても、やっぱり司書の資格を持った方で図書館の運営はすべきだというふうに思っております。  したがって、例えば保育所に保育士の資格を持った者がどんだけ重要かどうかという議論とちょっと重なる部分もあると思うんですけども、図書館をきちっと運営していこうと思ったり、あるいは学校の図書室を子供たちにより充実した使い方をさせていこうと思った場合には、司書の資格を持った方ということにこだわって、私はそういう方を募集しております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) それ以上の答弁はちょっと出てこないみたいなんで。  では、町長にちょっとお伺いするんですが、まず、町立の図書館の関係からいきますと、非常勤職員ということで、俗な表現をします。3年ですよね。それで、3年間で働かれて、それで将来的な不安。図書館司書の仕事というのは非常に奥行きが深くて、いろんな仕事をしていかなければならないという図書館司書の方々の自覚、そういった信念、そういったものに基づいて日夜奮闘されているわけですけども、将来何年かたったらまた試験受けて、その職が保障されるという保証はないわけですね。  要するに、僕が言いたいのは、非常に不安定なわけですよ。専門的な職員が、今、教育長が言われた。本当に図書館で資格を持って一生懸命やってもらわなきゃならない。皆さんに親しんでもらえるような、そういう図書館行政をやらなきゃならない。そのキーポイントのプロの専門的な職員が、何年か先になったら試験受けて、またその雇用が継続できるかどうかもわからないという不安定な状態に置かれている。そのことはお認めになりますね、いかがですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 今の町の中では、非常勤特別職ということで図書館司書の採用案内を出して、期間は3年間。条件もつけております。  司書の話ばかり出るんですが、ほかの専門職につきましても、そういう部分があるわけです。どこで線を引くかということがあるんでしょうが、これは一般職員の試験は受けておりません。保育士も一般教養の試験をすべて受けて、保育士の資格があるということでありまして、採用の試験内容からして違うわけですね。違うから差別するというわけではないんですが、先ほど教育長が申し上げましたように、八頭町は有資格者の方を何とかお願いしたいということであります。  確かに、3年たってまた3年試験ということには不安がられるというふうには思いますが、即答はできませんが、何らかの方法を考えるべきだろうというふうには思います。一般職には、なかなか一般職の試験を受けていただかないと難しいとは思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) では、確認とりますが、今私が言ったのは、町立の図書館・図書室の職員の方。学校図書館の場合は、これは数校かけ持ちでやっていらっしゃいますよね。身分待遇が臨時ということになってはいるわけですが、この方々に対しても町長が今言われたのは、同じ考えですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 同じ身分でありまして、異動もあります。だから、図書館・学校ともに回ってもらっております。
    ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) ちょっと微妙な質問をするようで申しわけないんですが、私は決して口利き的な質問をする意図で申し上げるつもりはないということを、まずご了解願いたいんですが。  俗に言いますね。雇用が長期にわたっている労働者、いらっしゃいますよね。これは一般論ですよ、一般論。雇用が長期にわたっている専門的な職員の方。町長は、何らかの形でそれは考えていかなければいけないなということを言われたんですが、雇用が長期にわたっている、そういう臨時職員であるとか、あるいは非常勤職員であるとか、そういった方々に対する具体的な、これから先どういったことを行っていこうかなというような思いはありませんか、いかがですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) そういうことであれば、改めてまた新しい方を採用すると、違反となればですね。そういう雇用の仕方が違反となるならば、改めてまた別の方を採用するとかという方法を考えていかなければならないかもしれません。  だから、今の段階では、違反にならないような格好でさせてもらっていますんで、その部分があるとすれば、したいというふうに思います。だから、今の、ほかの方も3年なんですね、任期が。試験を受けられるのが、臨時職員の方でも3年スパンなんです。  そういうことがありますので、全体的なところから考えてみるべきだろうというふうには思います。一般的な資格が要らない方と少し違いますけども、そのあたりは考えていきますけども、今の時点で、ではそうだからということにはならないと思います。合併時には、そういう方向性で打ち出されてやっておられますので、それに対して応募があっておりますしということを、私は今思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 現状に踏み込んで。違反だなんていうのは、これっぽっちも思っておりません。それから、違反の状態があるからどうだ、こうだ、しろ、なんてことは、これっぽっちも思ってはおりません。ちょっと現状に踏み込んでね。  むしろ逆ですよ。そういった方々であればこそ、行政が、言葉は悪いかな、救済というんですか、そういった方々であればこそ、雇用の安定をもたらしてあげるべきではないだろうか。  だから、町長は非常に巧妙な言い方で、違反であればちょっと考えなきゃいけないなんてことを、そんな表現使うけど、そんなことはこれっぽっちも考えてはおりません。  よろしいです。具体的にどういうことをやらなければならないかということに関しては、ではちょっとせっつくようですが、町長はこれから改選になられて、来期、行政をつかさどると。そういうことに仮になった暁には、今言われたような何らかの具体的な対応は考えていかなければならないということは実行されるおつもりですか、いかがですか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 仮の話にはお答えできないと思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 仮の話というのは、町長選に通るとか通らないとかという話ですか。だって、さっき言われたではないですか。それは何らかの形で、でも考えていかなければならない課題だというぐあいに言われたでしょう。だから、そのことを聞いているんですよ。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 任期中のことであります。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) ここで、しょうがないな、でも。原点に立ち返った議論をしたいというぐあいに思うんですよ。ちょっと抽象的になるかもわかりませんが。  地方分権、地方分権とよく言われますよね。ちょっと物の本で読んで申しわけないんですけども、地方分権の目的というのはいっぱいあるんです。だけども、こういうことが言われていますね、本質が。地元の状況にあった行政を行うために、現場の者が地元にあったアイデアを出して、効率的な行政を実施すると。現場において、経験豊かな専門職が存在せずに、このようなことの実施ができるだろうか。このようなことが実施できなければ、それを地方分権とは言わない。この考え方は間違っていますか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) いろいろあるんですけども、特区申請しても期限が限られておりますし、なかなか難しい部分があるんですね、労基法から含めて。  だから、町としてはそのあたりも考えて、その当時、そういう方向性で向われたんだというふうには思っております。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 2番目の町長にちょっと質問が集中するような形で申しわけないんですが、僕はちょっと専門的な知識を持ち合わせませんので、例えば、こういうことをちょっと知りました。自治体によって人事組合を運営して、広域での人事交流を実施すると。  すなわち、一つの町で雇用するんではなくて、隣町と組合をつくって、専門職でやっぱりこれは大事だから何とかしなきゃいけないけど、財政上いろいろ問題があるから、ちょっと隣町と連携して採用して、事にあたってもらおうというような、そういうような具体的なことをやっているところもあるわけですけれども、そういう発想は全然わきませんか。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 例えば、一部事務組合でそれを実行していくにしても、同じことであります。そこの組合に採用されるのか、今の方法なのかということでありまして、それは広域でやるということは、一町ではなかなか難しい問題を広域なら解決できるというのが基本でありますので、多分それは採用ということにならないと同じことだと思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 各論になりましたら、やっぱりこっちは素人ですから、なかなかうまくいきませんね。  それで、私でも最後に、本当に図書館の司書の方々の持っている崇高性といいますか、本当に奥行きの広さといいますか、そんなことなんだなということをちょっと感じたことがあるんです。  きのう、池本議員が言われましたけども、池本議員の質問に対して、町長が答弁されているんですよ。要点ですけど、生涯学習を高めて、地域が活性化されるように努めてまいりますと。生涯学習の、それ残っているんです、私ちょっとメモしているんです。  それで、生涯学習を高める。高めるという言葉を使ったかどうかわからないけど、生涯学習を深める、地域が活性化するように。大体、当たらずとも遠からずでしょう。そのためには、いろんな分野の、それはスタッフが要りますよ。だけども、少なくとも図書館の司書というのは、知識や情報の共有化をしていく中で、町民が、単に文化や教養を広めるための図書館だけではなくて、そういう知識や情報の共有化をやって地域を高めていく。  教育長が言われたように、移動図書館車の整備もする。ブックスタートからいろんなこと。そういうようなことにやっぱり努めていこうとするからには、それだけ町に貢献をされてきた、そういう雇用が長期にわたる専門的な職員、これはやっぱりそれこそ考えなければいけない課題ではないかなということを思うわけですが。  しつこいようですけど、最後に、その思いの一端をお話ください。 ○議長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町長(平木 誠君) 図書館、それから学校の司書。学校には図書教諭というのが県の方から配置はしてあるというふうには思っておりますが、そこの部分との連携というのもあります。そもそも、図書館を合併してそれぞれやっていこうというのは、そういう思いの中で図書館ができてきたわけであります。  だから、スタッフにしましても、本当にそういう部分では大切な部分を担っていただいているというのは、はじめにも申し上げましたように、これは間違いございません。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) いろいろと議論をいたしました。  それで、最後の質問をいたします。ある方は、たかが遊具じゃないかと。しかし、私に言わせれば、されど遊具。最近、船岡トレーニングセンター内の公園にありました数種の遊具が、老朽化したために撤去されました。この遊具は、長年、子供たちに親しまれていた遊具の撤去でもあったがために、それらにかわる新しい遊具の設置を望む声がございます。圧倒的多数かと言われれば、私はそれは肯定することはできませんが、しかし、実際にあそこにあったんだと、何とかしてくれという声があることは事実であります。あったんですからね。復活を望む声があるのは当たり前ですよね、これは。それが多数であろうが、少数であろうが。  それで、撤去前の遊具をすべて新しい物に取りかえることはすぐにはできないにしても、例えば滑り台、あるいはブランコ、簡易なもの、そういうかつてあった遊具の設置から始めて、住民のそういう要求に対してこたえるべきだというぐあいに私は思うわけですが、これは教育長に質問通告を出しておりますので、ご答弁願います。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 遊具のことでございます。このことにちょっとは入ります前に、さっきの図書館の司書のことを、多少ちょっと私の思いも言わせていただきたいと思います。  私、八頭町の図書館・図書室の取り組みを、るる申し上げて、これは私は鳥取県の図書館・図書室を持っている市町村と比較して、何も劣っていないと思っていますし、むしろ近隣の町村から注目を浴びている事業もやっているというふうに思っております。  したがって、その職員の身分が正職員であるか、非常勤であるのか、あるいは臨時であるのかということを問わず、その方の持っている司書としての資格を十分発揮していただいて、事業に取り組んでいただいているというふうに思っております。  したがって、川西議員が八頭町の取り組みは弱いと。だから、正職員にせえと言われるのか、何かそこら辺のところが私にはちょっと十分伝わってこない部分があります。  ただ、司書の身分を町の職員にするべきだと言われるんであれば、ほかに臨時の方はたくさんあります。それもすべてやれと言うのか、そこら辺のことがちょっとわかりませんので、何とも言いようのない部分もあるんですが、思いとしては、八頭町の図書館行政については、私は他町にひけをとっているものではないというふうに思っておりますので、ご理解はいただきたいというふうに思います。  それでは、遊具の設置についてお答えをしたいというふうに思います。  近年、学校や公園に設置している遊具で想定外の事故が発生をしまして、新聞紙上をにぎわすというようなこともちょくちょく出ております。設置者の責任が厳しく追及されるという事態は、ご承知のことと思っております。  船岡トレーニングセンター運動場横の遊具は、昭和57年に設置してから25年以上が経過して、腐食が進んで老朽化しており、遊具をつなぐ連結部分の鎖が切れたり、あるいは塗料がはがれて手を切ったりというようなことのおそれがございました。これまでの利用状況をいわゆる管理人に確認をしたんでございますが、駐車場から遠く離れているということもあって、わざわざ利用しにくる人は、極めて少ないという状況があったようです。最近では、運動場で野球をされる関係者のお子さんぐらいが使っておられるのではないかということもありました。  しかも、設置場所が管理棟から離れておりまして、管理人の目の届かない場所にあるということで、いつどんな事故があっても即座に対応できんというおそれもございました。また、船岡保育所の方にも確認をさせていただいたんですが、以前は保育所の散歩等で利用しておりましたけれども、現在は利用していないと。保育所内の遊具の整備も進んだということもございます。特に、支障は感じていないということでございました。  このような状況の中、耐用年数も既に経過をしており、また危険な状態で放置するということにつきましては、安全・安心なまちづくりの上からも許されないという判断をいたしまして、9月議会で撤去費の予算を計上させていただき、撤去をしております。そのことについてはご理解いただきたいと思います。  それから、今後の見通しですが、先ほども言いましたように、本当にごくごく少数の方がそういった意見があるということを今議員おっしゃったわけですが、教育委員会の方には直接届いてはおりませんが、そういったこともあるということは承知しました。  しかし、学校等のグラウンドにある遊具も適宜危険なものは撤去して、つくりかえていこうということにしております。学校の部分も今完全に充足されているという状況ではございませんで、まず、本当に希望の多いところから予算を組んでいかなきゃいけないなというふうに思っております。  しかし、ここの部分について、だから今いますぐにできるという状況はないということをご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) でも、一言教育長に言っとかなきゃならんな。僕は、言葉を選んで言ったつもりなんです。ですから、個別具体的なことになってしまうと、この本会議場で一般質問する内容に、果たしてそぐう問題なのかどうなのかという思いがありましたので。町長はよくわかっておられるわけです。それ以上のことは申し上げません。あとでまたお話したいと思います。  それで、先ほどの件ですけども、どうなんだろうな。また素朴な質問するようだけど、どの時点で考えられようというふうに考えておられますか。遊具の復活に関しては。今のところは、とにかく白紙で何も考えていない。だけど、どこかの時点でそのままでいこうとか、あるいはでも復活しようとか考えられるわけだから、そのあたりの具体的な座標軸というか時期というか。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 先ほど申し上げましたように、財政が逼迫しているということがありますので、財政に多少なりともゆとりができてくるというような時期や、あるいは先ほど言いましたように、そうはいいながらも要望がかなり強くなってきたと。地域の住民がこぞって遊具をつけてくれというような意見が盛り上がってくれば、これは予算に関係なく、また検討もしなきゃいけんだろうなというふうに思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 細かいことを言うようですが、私が通告に出しております、例えば滑り台1台、あるいはブランコ1本だけでも、とりあえずというようなことで設置をしてあげてもいいのではないのかなという、そういう判断はありませんか、今のところは。 ○議長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) 先ほども言いましたように、学校のグラウンドにさえまだちょっと充足をしていないという状況もありますので、お許しをいただきたいと思います。 ○議長(松田秋夫君) 川西議員。 ○8番(川西 聡君) 教育長、ちょっとしつこいようですが、説明資料を見ておりましたら、補正予算ですね。大変うれしい気持ちがいたしました。これは別に質問するわけではないですよ、このことに関して。児童公園遊具修繕に要する経費の補正予算。場所は、東二児童公園遊具修繕料。それで摘要として、ベンチ、ブランコ、鉄棒、パイプトンネル、バランスベンチ等修繕ということが載っておりました。  私、八東校区の区長会というところで、私議員でお世話させてもらっているんですが、この要求をしていなかったんですね。しかし、これがついていると。非常に地元の部落の方が、非常に喜んでおられます。  私が言いたいのは、要するにこういうことを、やっぱり本当に端緒でもあってもいいから、今は事情を承りましたけども、何とかしていただきたいなという思いが強いということなんです。ですから、それ以上はお聞きいたしません。  時間が2分ばかりありますが、終わりたいというぐあいに思うんですが、私は最後に、ちょっと議長、思いを一言、二言。  まず一つは、西尾節子議員、それから池本 強議員、それから小倉一博議員に引き続きまして、何とかかんとか私もこの定例議会16回、一般質問をすることができたようであります。  私は、平成7年の八東町議会の選挙で当選しまして最初に出たときに、議員研修を受けました。これは、共産党の議員研修です。私はこういうことを言われました。住民の役に立つためには、少なくともほかの議員はどう考えているか知らないけれども、共産党の議員として一般質問は毎回やりなさいよということを強く言われました。そのことを肝に銘じて頑張ってきたつもりではありますが、どうやらやれたようであります。  それからもう一つ、定例議会が終わりましたら、いよいよ任期満了に伴う町議会議員選挙が行われます。日本共産党は、この議場にわずか私の議席ただ一つ。日本共産党は、全力を尽くして、この八頭町議会に議席を確保するために奮闘するということを最後に決意表明をいたしまして、今任期定例議会中最後の私の一般質問を終わるものであります。 ○議長(松田秋夫君) これにて、8番、川西 聡議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議長(松田秋夫君) お諮りいたします。  議事の都合により、3月7日から3月17日まで、11日間休会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                (異議なし) ○議長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、3月7日から3月17日まで、11日間休会することに決しました。 ◎散  会 ○議長(松田秋夫君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                (異議なし) ○議長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定しました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月18日、午前9時30分から再開いたします。  どうもご苦労さまでございました。        (平成21年3月6日午前11時45分散会)
    会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...