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平成17年第4回定例会(第3日目 6月21日)

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    平成17年第4回定例会(第3日目 6月21日)


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    平成17年第4回定例会(第3日目 6月21日)         平成17年第4回郡家町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成17年6月21日 招集の場所  八頭町役場議会議場 開   会  平成17年6月21日 午前10時00分  宣告        (第3日) 応招議員    1番 秋山宏樹   2番 池本 強   3番 石破正仁    4番 岡嶋正広   5番 小倉一博   6番 梶  稔    7番 鎌谷 收   8番 川西 聡   9番 河村久雄   10番 桑村和夫  11番 小林久幸  12番 下田敏夫   13番 竹内康紀  14番 谷本正敏  15番 西尾節子   16番 林 展正  17番 前土居一泰 18番 森山大四郎   19番 矢部博祥  20番 山本弘敏  21番 松田秋夫 不応招議員   (な  し)
    不応招議員   (な  し) 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長   平木 誠  助   役  中家俊夫  収 入 役   桑村和義  教 育 長   西山淳夫  総務課長   井山愛治  船岡支所長   山根貴和  八東支所長   薮田邦彦  税務課長   岸本博伸  企画人権課長  白岩和典  福祉課長    吉田英人  保健課長   細田初博  産業課長    勝原宣則  建設課長    野崎正実  上下水道課長 岡本秀雄  地籍調査課長  小林 孝  教育委員会事務局次長  農業委員会事務局長            古岡英明          保木本妻枝 本会議に職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長  山本政明  書記     中村文子 議事日程  別紙のとおり 会議録署名議員    9番  河村久雄議員  10番  桑村和夫議員              議 事 日 程 (第 3 号)                     平成17年6月21日(火)午前10時開議 日程 第 1  一 般 質 問 議事の経過 開会宣告           (午前10時00分) ○議 長(松田秋夫君) みなさん、おはようございます。  ただいまの出席議員は21名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月20日に引き続き、本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(松田秋夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 日程第1 一般質問を行います。  6番議員、梶 稔君の質問を許しますので、登壇願います。 ○6番(梶 稔君) 皆さん、おはようございます。  6番議員、梶 稔でございます。  ただいま、議長の方から一般質問の指名を受けましたので、私のこの本定例会におきます一般質問を行ってまいりたいと思います。  去る3月31に、夢と希望を持つ中で、八頭町が誕生しました。キャッチフレーズは、「人が輝き集い、夢広がる八頭町」であります。合併前は、住民だれしも旧町のまま残ってほしい気持ちがあったわけでございますが、国の失政で財政力の弱い町はいかんともしがたく、苦渋の選択として合併に向かったわけであります。2年余りの合併協議を経て、新町がスタートしました。今後は、3町の先人の皆様に敬意をあらわすとともに、歴史・文化・伝統を大切にしながら、新町まちづくり計画を中心に、安心・安全で、住んでよかったまちづくりにするために、執行部・議会はもとより、住民皆さんの協力を得る中で、着実に発展させていかなければいけません。  私も選挙戦を通じまして、人に優しく、活気があり、住んでよかった八頭町にしたい思いで、6項目を中心にして、活力のあるまちづくりを目指すことを訴えてきました。今回は、その中で2項目について質問をいたします。  1点目は、農林商工業基本的振興策についてであります。  平木町長、後援会活動、また選挙戦を通じて、9項目を重点施策として上げておられますが、どの項目もまちづくりには欠くことのできない施策ですが、その中でも私は、まちづくりの根幹となるのはやはり農林・商工業の充実発展が不可欠だと思っております。  そこで、1つ目は農業です。八頭町は、農業を中心とした町であります。旧八東町におきましてもフルーツを中心として、町の振興を図ってきましたが、近年は生産者が高齢化し、後継者不足、あるいはイノシシ・クマ・猿等の被害の影響もあり、樹園地も激減の状況であり、水田も労多く益少なく、遊休地も多くなってきて、散々な状態です。これは、全町的に言えることであります。今後において、特色ある農業、特産品開発、あるいは地産地消、販路の独自自助努力の拡大、法人組織等で発展的な農業施策を構築し、農地を守り、農家が将来的に希望が持てるように、行政の強力なリーダーシップが必要と考えますが、町長のお考えをお聞きします。  2つ目は、林業です。山林の大切さはご承知のことと思いますが、住民の山への関心度はどうでしょうか。木材は、外国産に押され、国産材への依存度は低く、林道は荒廃し、山へは入りづらい状況。管理が不十分なために良好な木々も育たない。保水力が弱いために、いっとき水が出て、住民に被害を与える。人が生きていくには、山は大切です。適正な施業をし、環境保全に努め、山紫水明の町にするべきと考えますが、町長の考えを伺います。  3つ目は、商業です。八頭町の商業は、着実に衰退の一途にと進んでおると思います。車社会に適応できなく、販売力の低下、後継者不足、大企業の進出、経営指導も限界が見られます。どれをとっても至難なことばかりですが、地元の商業の活力がなくなれば、弱者にはすぐ影響を受け、また、町が閑散としてきます。打開策の決定的なことは、すぐには見い出せないと思われますが、行政として着実な基盤づくりが必要不可欠だと認識します。町長のお考えを伺います。  4つ目は、工業です。企業は、全般において大変厳しい経営状況下と察しますが、町としての支援策等検討する中で、地元企業の活性化、また、企業誘致をし雇用の確保をすることは、町の重要な施策ですし、町長として若者の地元企業への雇用拡大を図ることは大切なことです。的確な情報収集される中で、積極的な努力をされるべきと考えますが、町長のお考えを伺います。  以上、4点について、基本的振興策について伺います。  2点目でございますけれども、情報通信基盤の整備についてということでございます。情報公開が強く言われる中、合併して町が大きくなり、安全で安心して住めるまちづくりが求められております。そのためには、災害・気象情報が的確に提供できる、行政無線を含めた通信基盤の整備が早急に必要です。鳥取県も情報ハイウェイの整備は着実に行ってきております。八頭町においても、光ファイバーを活用することで、多面的機能を備えたCATV施設、集落の有線放送、防災無線としての音声告知放送整備高速インターネット接続で情報格差のないまちづくりにしなければならないと思っております。相当な財源が必要と認識していますが、合併の一番の目玉として、ぜひ取り組むべきと強く思いますが、町長の考えを伺います。  以上、1回目の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) おはようございます。  今日はクール・ビズということで、ネクタイを外させてもらっていますけど、よろしくお願いします。  6番、梶議員の一般質問に対しましてお答えいたしたいと思います。  本当に八頭町が誕生しまして2カ月半余り。今日まで安全面、いろんなことがありましたにしても、大きなことがなかったということは幸いいたしております。1つ最近危惧しておりますのは、春先から水が少ないというふうなことで、河川の方の水も少ないようですし、何か井戸水にも影響が出始めたようなこともお聞きしております。一雨欲しいなというところでございます。  そうしますと、本当に基幹産業であります、八頭町にとりましては、農林業につきまして、商業につきまして、工業につきまして、私の考えを話させていただいたらというふうに思います。  農業につきましては、食料・農業・農村基本法ができまして、昨日も申し上げましたが、方向の指針が国として出ました。独自性もあるんですが、国の方針、県の方針にある程度沿っていかないと、なかなかこれから補助事業1つとりましても難しいんじゃないかなという感じはしております。そういう中で地産地消、特産品の開発、法人組織、販路の拡大、いろんな面があるわけでございますが、農業の担い手の減少、高齢者の方が増えられて、だんだん農業の跡を継いでいただく方が少ない。また、所得保障の問題も現実問題としてあるかもしれません。  そういう中で耕作放棄地が大変増えております。郡家地域では、余り見受けられないんですが、このあたりを今後集落営農として取り組んでいく。これは既にもう国も方針を出しました。これは、けれども1つの流れの中の部分にしかすぎないというふうな、国の方はとらえ方をしておられるようです。将来的には、大規模農家の育成。また、認定農業者さんを中心とする農業施策というのが柱になってくるんじゃないかなと思いますが、現実問題としまして、本町の農業を持続的に発展、また、活性化するためには、我々行政が本当にお助けする部分はどこなのか。また、関係団体の皆さんと話し合う中、また、個人でも本当に生産から流通まで考えられてやっておられる方もございます。そういう中で一緒になって考えていきたいというふうに思っております。  これからは、集落営農ということで、集落の皆さんが本当に集落の皆さんと一緒になってやっていかれる。大型機械、また機械の導入をされて、まずもって村で守れる。そういうところに対しては、国も補助を出しましょうというふうな、1つの大きな流れがございます。これから各集落にもお出かけさせていただきますが、1つの私どもの提供させていただく話として、この集落営農についても話をさせていただいたらなというふうに思っております。  そういう中で特に、農業の水稲の問題につきましては、中間保有といいますか、利用権設定をさせていただいて、本当に皆さんがやっておられます部分もあるんですが、きちっと契約を確立する中で、お互いが信頼関係の中で提供し、また、受けていただく。そういうことになるんじゃないかなというふうに思っておりますし、また、1つにはその集落全体で本当に特産品、水稲1つとりましても品種の問題、そういうものでやっていかないと、なかなかこれからは難しい時代に入るんじゃないかな。同じようなことをやっていてもいけないというふうな考え方を持っております。  そういう中で、基盤となります農道・農業用水路の整備、これは県も本腰を始めました。圃場整備の中でも時間がたちまして、排水路・用水路、それぞれ耐用年数の関係で。また、今までの不具合の関係で直す部分があれば、県も手伝われるということでございますので、これも町としても一緒になって考えていきたいというふうに思っております。  また、水稲の問題、いろいろ3地域でこの3年間、方向性を出しておられます。早い話が転作の問題です。そういう中で特産品の中には、また特別な補てんがあるというふうなこともありますが、とりあえずは16、17、18、3年はそれぞれの地域の方針に基づいてやっていこうということでございまして、それぞれの地域地域での方策を応援したいというふうに思います。  また地産地消、これはカロリーベースで40%、国全体の問題がある中で全国的に地産地消は進められております。私たちとしましても、従前からそれぞれの地域で取り組んでおられましたように、保育所・学校、そういうものは当然でございまして、地元の物を使っていただき、また、子供さんにも、地元ではこんなものがあるんだなというふうなことで再認識していただく。郡家地域では、子供さんの田植えをやっておりませんでしたが、今年初めて、東西の両小学校で始めました。これは、八東・船岡地域ではやっておられたことなんですが、そういう子供さんのときから地についた教育をしていく。また、みんなとのつながりもできてくるというふうなことだろうと思います。これも続けていきたいというふうに思いますし、観光農業も大切だろうと思います。先般も八東の観光農園に行かせていただきまして、その中にはオーナー制度がございました。昨日も申し上げましたけれども、町の木も2本買わせていただきました。私個人も買わせていただきました。そういう中で本当に時間がたって、少し再生している、リニューアルしている部分があるんですが、本当に全体的なリニューアルを見る中で再生していかないと、同じことにしがみついていてもいけないような感じもいたしております。  また、そういう一生懸命やっておられるのに水を差すような方がいらっしゃいまして、イノシシとか猿とかいろんな方がおられまして、本当にあとわずかで収穫というときになってから、全部持っていかれる。有害鳥獣の防止対策を、本当に生産者の皆さんと一緒になって、早くから各地域で取り組んでおられましたが、一層そういう面でも取り組んでいきたいなというふうに思っております。  特に、八頭町におきましては、水稲のほかにナシ・カキ・リンゴ、そういうものが大きな生産基盤のもとになっております。新しい技術の導入。今、ポット栽培も試験的にやっておられまして、本当に初めての方でも少し技術を習ったらできるんじゃないかということが基本だったそうです。また、新規就農支援につきましても、最大限の支援をしていきたいなというふうに思っております。  また、内水面漁業につきましても、船岡地域ではホンモロコ郡家地域でもヤマメ、いろいろあります。こういうことにつきましても本当に特産品の1つとして、町として支援をしていきますし、また、生産者の皆さんも全国発信ができるようなものにしていただきたいというふうに思っております。  林業の問題ですが、山紫水明、山があって川があって海があるわけでございまして、山が荒れますと、最終的には海が荒れる。先般も東部の操法大会がございました。岩美の榎本町長さんが、雨が降らない。そしたら何が起きるかといわれると、海岸の海が濁るとおっしゃいました。森林が、森が山がきちっとしておらないと、海も荒れる。これは、皆さんご承知のことだと思います。国土の保全、水源涵養、環境保全、林産物の生産、いろんなものがございますけれども、国土保全や水源の面からも、森林契約・森林経営、また、そういう施設の管理もやっていただきたいし、応援もしたいというふうに思っております。  また、八頭町は八頭の中央森林組合の組合員であります。そういう中で連携をとりながらやっていきたいというふうに思いますし、今、交付税算入してあります森林整備地域活動支援事業というのがございまして、今、八頭町で24地区、140ヘクタールのところを管理していただいております。これは、1ヘクタール1万円の助成の部分でございます。中で枝打ちの問題とか境界の問題とか、いろんなところの面をやっていただきたいなというふうに思っております。森林におきましても林道の開設、また、作業道の開発で林業生産の基盤をつくる。また、森林環境の保全整備の中では、公益的多面機能を保つために、適正な森林施業を推進する、そういうことだろうと思います。  また、特産品につきましても、木工芸品の生産振興、キノコ・タケノコ・ワサビ、それぞれ今現在の特産品がございます。そういう中でこういうものも続けられるよう、ずっと支援をしていきたいなというふうに思います。  また、森林の間伐材の有効利用、森林組合の方も新しく機械を買われたようでございます。そのあたり、一緒になってやっていく。また、販売につきましても、木工製品を含めまして、いろんなアイデアの中でいいものをつくっていきたいなというふうに考えております。  次に商業でございますが、地元の商店会が寂れますと、本当に活気がなくなる、活力がなくなるというふうなことがあろうかと思います。郡家地域でも大店舗がいらっしゃいまして、本当にどうなのかな。消費者の皆さんにとられましたら、大店舗の方がいいと言われるかもわかりません。いろんな議論がございました。そういう中で本当に行政として商工会・商店会と一緒になって考えていきたいというふうに思っておりますし、商店会の中でも空き店舗があります。こういうものを何とか活性化の1つとしてやっていきたい。郡家地域でも取り組んだ経過がございます。また、商店会・商工会の方も合併を視野に入れておられまして、目標は19年4月1日というふうなお話をお聞きしております。多分、この若桜谷2町が1つの商工会になるんではないかなということなんですけれども、またそのあたりで一体となった取り組みをしていきたいというふうに考えております。  工業につきましては、現在の事情、また、旧町の時代からそれぞれの地域で工場誘致、そういうことを考えられまして、本当に各町長さん方が汗を流されて、今日現在があったというふうに思っております。今日の経済状況の中で誘致した企業でも、また海外に行かれる、そういう事情もございますが、町長として、八頭町として本当にアンテナを高く上げて、そのあたりはきちっと情報を収集したいというふうに思っております。  また、基盤強化を図る必要もありますし、姫路鳥取線の高速道路が19年の4月予定ですが開通するようになっておりますが、その中で河原インター線、少し国道29号線にとりつく期間がおくれるようです。船岡地域の部分までは何とか来るようなんですが、私どもの願いとは少し違ってまいりました。けれども、これを視野に入れた次の政策も今から準備をしておかなければならないというふうに思います。また、それには企業の皆さんがおいでいただくには光ファイバー網情報ハイウェイ、IT基盤をきちっと整備しておかないと、来られる企業の皆さんも二の足を踏まれるんじゃないかなというふうに思っております。  最後になりましたけれども、情報通信基盤の整備でございます。先ほど申し上げましたように、八頭町内におけます光ファイバー網は、鳥取情報ハイウェイ、八頭ぽっぽと言うんだそうですが、郡家NTT局内に整備されております。本庁舎、船岡庁舎、八東庁舎が県の鳥取情報ハイウェイで結ばれておりまして、行政の通信が可能になっております。また、船岡地域においては、各公共施設まで光ファイバー網が整備されておりまして、公共端末によります情報取得が可能となっております。  今後におきましては、総合計画・財政計画を踏まえまして、現実の問題として、3地域の防災行政無線、周波数が違います、建設年次も違います。そういう中でデジタル化による防災行政無線の考え方、整備。テレビの難視聴地域、ブロードバンドの環境未整備地区の整備。また、今後ありますCATV、ケーブルテレビの整備事業。昨日ありましたが、携帯電話の不感地域解消、デジタル・デバイドがあります。そういう中でいろんな問題が山積しておりまして、八頭町にとりましても本当に総合計画の中で考えていく中で、膨大な経費を必要といたします。全体の中を見る中で、本当に安全で安心な町、そういう町に早くしたいというふうに考えております。  防災行政無線につきましては、本当に早目に取り組んでいきたいなというふうに思っておりますのでよろしくお願いしたいと思いますし、この防災無線につきまして、今1つ心配なことがありますのは、今日の質問でもありますけれども、消防団のことがあります。消防団、この間も東部地区で船岡地域の第二分団が優勝されて、今度の県大会に出られます。そういう中でうれしいニュースもありました。また、個々につきましては、1番の秋山議員のときにお答えしたいと思います。  以上でとりあえずの答弁を終わらせていただきます。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  6番、梶君。 ○6番(梶 稔君) ただいま答弁をいただきました。  農林商工業、いずれも非常に厳しい状況でありまして、早速に解決できるということではなかなかないかもしれませんけれども、町長の今基本姿勢を聞かせていただいたということであります。  農業におきましても、ちょっとせんだってのJAの総会の資料を見ますと、おおよそ20億円程度の販売、米とか野菜とか果樹、畜産含めてあるということでありまして、2年前からしますとおおよそ1億7,000万円ぐらいの減だということであります。農家は秋になりまして、収穫が済んで、それぞれの懐算用の中で、ああ、今年もよかったなと言えるようなことにしていかなければ、次の年、次々と携わっていくのが億劫になるわけでありまして、自然災害という農業は自然との闘いであるわけですけども、その問題が大きく前面に出てきますけれども、農業というものに対して、本当に町長も先ほど言われましたように、熱意を持つ中で、農家が将来的に本当に農業をやってよかったなと言えるような、強いリーダーシップをとってやっていただきたいと思いますし、商業におきましても、先ほどありました郡家町においては大企業が来られて、数字的には上がっています。  しかしながら、既存の商店街の皆さん、あるいは八東なり船岡という旧ですね、そういう商店街の皆さん方の今年の申告状況等々を聞かせていただきますと、相当なダウンをしておるんだというようなことであります。店を閉められるという家も点々と出てきておるということでありまして、行政もそれなりの補助金を出しておられるわけでありますので、農業に限らず商業、あるいは森林組合等々におきましても、巡視員等々の制度もありまして、それなりにお金を出して、山を守っていただくようなこともしております。ただお金を出すだけでなしに、先ほど言われましたように、各種団体と話し合われる中で、協調される中で、これらの問題を1つでもクリアできるようにしていきまして、町の活性化につなげてきてもらいたいと、こう思います。基本姿勢を聞くということでございますので、細かいことにつきましては、今後においての議会活動の中で、また提案なり聞かせていただくことをしていきたいと思いますので、町長の再度の強いお気持ちを聞かせていただきたいと思いますし、それから情報基盤の整備でございますけれども、私はこれにはこだわりがあります。といいますのは、平成15年12月、八東町議会におきまして、この問題を取り上げました。当時の町長は、竹内町長、非常に大切なことだから、合併協議会の中で鋭意努力していくと。そして、合併と同時に事業が推進できるようなことに運びたいという答弁を、簡単に言いますとされております。これは、私に答弁されたと同時に、町民にもされたという思いであるわけでありまして、私は非常に大事なことだったなと思います。八東町もいち早くこの問題に着手されまして、情報通信会議というものを持たれまして、通算17回の会議を、住民の方々においでいただいて、委員をこしらえられて、会議をされたと。合併話がここまで進んでなかったら、単独で八東町はやろうという思いの中での委員会だったと思っております。  しかしながら、合併が出てきたということの中で、果たして旧八東町だけでこれをやっていいんかということの中で、そういうわけにはいかんだろうということでありまして、合併と同時にこの問題を事業着手する中で、安心と安全を与えられるまちづくりにしていかなければいけんではなかろうかという結論の中で、合併後ということになったわけであります。委員さんからのお話等々聞きますと、非常に私ども残念だったという思いがあるわけでありまして、それらの皆さん方にも答えを出す意味においても、この問題は町長の施政方針の中にも、調査しますというようなことが出ておりますけれども、私は合併協議会の中でどの程度のお話が、これがなっておったのか、ちょっと危惧するところであります。  調査、これも当然のことでありますけれども、早速に取り組んでいただくようなことをしていただく。調査・委員会、結構です。何かアクションを早いこと起こしていただいて、住民の皆さんに安心と安全を与えられるような仕組みに早いことしていただきたいと、こう思います。せられるのが秋になるのか3月になるのかよくわかりませんが、早速の町長の思いということにしていただきたいと思いますけれども、その辺のところを再度お聞きしたいと思います。  以上、2点。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。
    ○町 長(平木 誠君) 農業・林業・商業・工業につきましては、基本的には先ほど申し上げましたように、本当に大変厳しい状況下にございます。そういう中で関係団体の皆さんと本当になって、一緒になって話し合っていきたいというふうに思いますし、その中で本当にできるものから一つずつやっていきたいなというふうに考えているところでございます。  それと、情報通信網での質問でございましたが、多分CATVのことじゃないかなというふうに思います。話は、合併協議会でもありました。と申し上げますのは、八頭郡が8町村がまだそろっているころに、八頭郡でCATVを取り組もうという話がございました。これと公共下水の汚泥の広域処理化、2点がございまして、河原町さんがCATVを担当しておられました。そういう中で合併の話が出てきて、ある程度の基本構想まではできておったようですが流れまして、そういう経過がございます。  合併協議会でもそのことは十分承知いたしておりまして、早い機会にやるべきだというふうなことだったと思います。けれども、防災行政無線はどうするかという問題が出まして、それをやめてCATVにいくのか。けれども、防災行政無線はまた別の用途があるというふうな話から、防災行政無線をまず初めにやった方がいいじゃないか。と申しますのは、早い時期に建設されましたころの防災行政無線は、既に老朽化しておりますし、主なといいますか、部品がなかなか調達できにくいような状態だそうです。そういう中で子機のことも含めまして、それは有線だけに頼っていては危ないということで、無線の話がまず出ました。  CATVにつきましても早い時期にやろうというふうなことでありましたけれども、一応の計画もできておりますが、今すぐにというふうな計画ではありません。これは、本当の雑駁な事業費なんですが、165億円ぐらい要ります。物すごいお金がかかるわけでして、先般も鳥取市の河原町の方は、着手されるようです、用瀬・佐治、ブロック別に。私どもも負けたくないし、早くしたいんですが,こういう財政事情がある中で、本当に総合計画の中で位置づけをきちっとしていきたいなというふうに思っております。15年12月も前の八東町長さんの議会答弁ということでございまして、その話の方も合併協議会では話されまして、重々承知しているところでございます。このあたりも含めまして、一緒になって考えさせていただきたいなというふうに思います。  よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 6番、梶君。 ○6番(梶 稔君) 最後でございますけれども、この情報通信網の整備、町長も言われましたように、工業用地にするにしても、そんなもんが来とらんようなところには工業も来んわけでありまして、工場も。それからまた、ご承知のように福祉の面でも十二分に利用できますし、それから音声告知放送ということになりますと、各集落の有線放送のかわりの中で、非常に便利のいいシステムになるということであります。高速インターネットに接続をして、ゆっくりゆっくり入ってくるようなのより、今すぱっと入ってくるような形の中のこともできるわけでありまして、町長がはっきりと明言、いつごろということを言われなんだですけども、極力早くということの思いの中で、何としてもこの17年度の前半ぐらいのときには、いろいろなアクションを起こしていただいて、町長もこれの認識を深めていただいて、やりだしてもらえたなというようなところをひとつ見せていただきたいと、こう思いますので、財政等々いろいろな問題があろうと思いますけども、合併特例債を使う中で、私はやられたらいいじゃないかなと、こう思っておるところでありますので、町長の最後の強い気持ちを聞かせていただいて、私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) まずもって、アクションを起こせということでございます。総合計画の中で既にそういうことも話し合われるというふうに思いますので、ほかの議員さんからも質問がありますように、そういう方策の中での十分なる審議をしていただくところ、そういうところも設けてみたいなというふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) これにて6番議員、梶 稔君の一般質問を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、15番議員、西尾節子さんの質問を許しますので、登壇願います。 ○15番(西尾節子さん) おはようございます。  ただいま議長のお許しを得ましたので、あらかじめ通告しておりました点につきまして質問いたします。  人が輝き集い、夢広がるまちをキャッチフレーズに、八頭町が発足いたしました。町長は、おおむね合併協議会で決定された新町まちづくり計画に沿って進めようとお考えのように思います。昨日の質問にもありましたように、まだ具体性に欠けるものも多いように感じておりますが、町の将来計画と今日的課題として、本会では、私が気にかかっている4点について正したいと思います。なお、昨日の質問と重なる部分もあることをお許しいただきたいと思います。  はじめに、学校統合の問題についてというふうに通告しておりましたが、町民がこういうタイトルで話すとびっくりされると思いますので、これからの学校運営についてという気持ちで質問させていただきます。  6月2日の新聞によりますと、合計特殊出生率は、過去最低の1.28台になり、人口減少社会の到来だということでございます。そこで、八頭町の人口動態を今年3月発表の鳥取県の人口という小冊子で調べてみました。時間の関係上細かいことは省きますが、船岡地域は県下で減少率が、多い方から4番目でした。そして、昨年のゼロ歳児は、町内で133人となっております。年々減ってきているので、まだ減ることが予想されます。町内の今年の小学校の入学児童数は162人ですから、6年で約30人減ることになります。本年度の1年生は、大江小学校4人、隼小学校7人、安部小学校9人、八東小学校8人ということで、これらの学校では1学級として適した人数ではないというふうに私は思います。  昨日も出ておりましたが、少人数の小学校を何校も抱えることは、経済的にも問題があります。中学校はどうでしょうかといいますと、中央中学校が現在335人、船岡中学校が132人、八東中学校が181人ですが、10年後には中央中学校が257人、マイナス78人ですね。船岡中学校が108人、マイナス25人です。八東中学校が113人、マイナス68人ということになり、町全体で478人となります。なお、この数字は私が動態で調べましたのは歴年でしたので、幾らか差があることをご承知願います。  つまり、478人となるということは、戦後私が昭和20年代に旧4村で組合立中央中学校というのがつくられておりましたが、そのときの人数より、旧4村でつくった中学校より規模が小さい中学になるということでございます。人数だけで見ますと、10年後には小学校2校、中学校1校が望ましいと思いますが、現在では町民の同意が得られないでしょう。今から学校の維持費、学校運営のための費用などシミュレーションで示して、町民に理解を求める必要があるように思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。  2番目に、集落営農について。先ごろ、政府の経済財政諮問会議は、経済財政の基本方針、いわゆる骨太の方針2005をまとめましたが、少子・高齢化に伴う国民負担増を踏まえ、政府や地方自治体の規模を縮小する、小さな政府を目指す方針を改めて明記したと報じられておりました。これを受けて政府が、6月下旬に決める骨太の方針への反映を目指す農林施策の重要課題をまとめたようですが、集落営農の組織化・法人化の推進や、農地や農業用水などの資源保全施策の具体化などを盛り込んだと報じられておりました。  しかし、昨日同僚議員の答弁の中に、集落営農という言葉が出てきたように思いますが、近年、私の住んでおりました郡家町内では、全く集落営農という言葉を耳にしませんでした。まちづくり計画の中にも、町長選の演説にもないので正すことにしたのですが、施政方針にもありませんでした。郡家町の総合計画には上がっておりましたが、一集落の取り組みに終わったように思います。  私は、10年先を考えたとき、町の平坦地でも遊休地が出てくるように思えてなりません。今持っている農業機械が使えなくなれば、水田農業を続ける人が減ってくると思います。国も危機感を持っているようですから援助は考えるでしょうが、期待はできないと思います。町内でモデル集落でもつくって、集落営農に取り組む必要があると思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。  3番目に、ごみに係る問題についてでございます。1つとして、東部広域ごみ処理施設の設置について、和田町長に3月議会でお聞きしましたところ、17年度、西御門地域に環境アセスメントが入るように伺いました。現在の状況について、町民も知りたいと思っていると思いますので、お知らせ願います。  2つ目に、新町になってから月に1回3種類の回収日、つまり、可燃物、ペットボトル、白色トレイの日があり、広いスペースを必要とします。どうしてこんな日をつくらなければならなかったのでしょうか。また、例えばプラスチックの日なども曜日で決まっていたのが崩れたのは、どんな理由なんでしょうか。町民の中で不満の声を聞きますので、お尋ねいたします。  3番目に、新しい袋は使いにくいという意見を聞きました。これは、船岡の人からです。まだ袋が使い切れないので困る、もったいないという人もあります。どうも独居老人とか、いろいろ町のそういう指導が行き届いていないところのようでございますが、まだたくさんあるのを捨てるのかというふうなことがあるようでございます。2カ月ぐらい延ばしていただければ、そういうもったいのに捨てなきゃならないという気持ちがなしに使い切れると思いますが、町長の判断でできることではないかと思いますがいかがでしょうか、お尋ねいたします。  大きな4番目として、体育協会についてお尋ねします。私自身、幾つもの団体に所属しておりまして、それらの会の今後の方向は見えてきました。しかし、体育協会は末端の部員だからでしょうか、全くわかっていません。教育委員会としましては、体育協会、社会スポーツをどういう方向に持っていこうとなさっているのか、教育長にお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 15番、西尾議員の一般質問に対しまして、お答えさせていただきます。  初めの学校運営についてということでございます。  ご指摘のように、子供さんの生まれる数が年々減っております。本当にどうしたらいいかということを皆さん方と一緒になって、旧各地域も考えてこられたというふうに考えております。そういう施策も進めておられました、それぞれ。おっしゃいますように、運営の問題につきましても合併協議会で話をするべきだったというふうには思っておりますけれども、現実の問題として庁舎の問題と学校の統合の問題については、議題になったんですけれども、これを前面には出せれなかったという事情があることだけはご承知願いたいというふうに思います。  今後どうするかということでございます。旧の郡家地域では、20年前から2校に統合しました、6校を。そういう経過も私は知っておりますけれども、それを各地域の方に押しつけるというわけにもまいりません。今後の話の中で進めるべきだというふうに思っておりますので、今日の答弁は今後の課題ということにさせていただきたいと思います。  これから、先ほどありましたように、各地域・集落に出かけさせていただきます。町としての1つの、皆さんとの話し合いのテーマの1つとして掲げていきたいなというふうに考えております。  それから、集落営農のことなんですけども、先ほどありましたように、八頭町の基幹産業は農業でございます。担い手の問題。集落営農というのは、旧の郡家町でも2カ所、2地域ですか、やっておられました。正式ではなくても、集落全体で機械を当番制にしたり、いろんな意味でやっておられたところもあります。また、有志の方でその集落を守っておられた集落もあります。  そういう中で、町長の選挙活動の中にも出てこなかったというふうなことですし、合併協議会の中でも取り上げられなかったということなんですけれども、そうではなしに、中山間の直接支払制度も含めて、ずっと制度としてあったというふうに思っております。ありましたように、食料・農業・農村基本計画の関係でも出てまいりますし、先般も中山間地域のそういう組織の中のブロック会議に出させていただきました中で、集落営農がこれから発展していかないと、不耕作農地やそういうものがどんどんどんどん増えてくるだろうと、担い手の問題。  もう1点は、集落営農だけでは、国の方の補助はなかなか得られません。やっぱり認定農業者の方を多くつくっていかないとだめだと思います。基本的には、認定農業者の方がおられて、それに対しての大型機械の補助とかそういうものが出てくるというふうに考えております。ありましたように、総合計画の中にもきちっと方向づけをさせていただきたいと思います。  また、今現在16年度に引き続き、28の集落と協定をいたしておりまして、それを117ヘクタールですが、今後とも続けていきたいなというふうに考えておりますし、まだまだ急傾斜・緩傾斜の地域があって、取り組みをやっておられないところがありましたら、町としても支援をしていきたいというふうに考えております。  それと、ごみの焼却場の関係でございます。東部行政管理組合でというよりも、鳥取県全体でごみ処理問題を取り組まれて、東・中・西で考えていくべきだろうという中から、東部としては2カ所の処理場を持って、両方で370トンの施設をつくるのがいいだろうということでございます。1カ所が、大体約30トン。これは、当時から郡家地域でも皆さんにお世話になってきて、今度は郡家地域の番だなというのがありましたし、船岡にもお世話になりましたし、河原にもお世話になりました。そういう中の経過で、八東地域か郡家地域かという話もありました。そういう東部広域の流れの中で受けさせてもらいましたけれども、なかなか施設の位置が決まらない。当時は余りなかったんですが、ダイオキシンの話が急浮上してまいりまして、全国的に、そういう中での話でありました。  西御門の話がございましたけれども、本当にこれは3カ所目です。郡家地域にとりましては。新聞に既に出ておりますので、隠そうにも隠せませんが、3カ所目です。地元の皆さんのご理解をいただきたいというふうなことで、地元の皆さんも、でもみんなが出すごみだけ、うちらもでも出しておるだけという部分から入っていただいております。本当に調査の結果、今、地質調査をしておりまして、済みましたけれども、山が地すべりがありはしないかということだったんですが、それは結果的にはよかったようですが、最後になりまして、本当に皆さん方が受け入れていただけるのか。  もう1点は、もし仮に地元の皆さんが受け入れてくださっても、周辺の皆さんにはまだ話をしておりません。そういう経過がございまして、まだまだ返事はいただいておりませんが、何とかお願いしたいという気持ちでいっぱいでおります。これから環境アセスメントをやっていっても、とても年数がかかります。環境アセスに約3年、設計に1年、造成本体工事に4年、約8年要すると言われております。そういう経過の中で今後、東部広域行政管理組合が事業主体でございますから、地元の長として、部落の皆さんと一緒になって話をしていきたいというふうに考えております。余り時間がないように思っております。  それから、もう1点のごみの収集のことでございますが、新町になりまして可燃物、缶・瓶、それからプラスチック・トレイ、回数とかいろんな違いがあったんですけれども、結果的にはプラスチックと缶・瓶が前後しまして増えました、減ったのはないんですが。結果的には、全体的に月に1回増えております。そういう中で回数のダブりが出たんじゃないかなというふうに思っておりますが、このあたりもできることなら対処したいんですが、今のそういうところは郡家地域の国中地区、八東地域の南岸線沿いから日下部・東と8集落ですか。それから、小畑谷の10集落ということでございます。月に1回、そういうダブる日があります。このあたりも本当にできるものなら考えていきたいなというふうに思いますけれども、八頭町には315の集積場があるようになっております。できましたら、これから買い物袋にもレジ袋にも、何か費用をかけようかなという話もあります。本当にごみの減量化にしていただいて、ステーションがあってもごみが出ないなというふうな姿が望ましいんですが、このあたりも町民の皆さんと一緒になって、買い物袋の問題とか考えていきたいなというふうに思っております。  それから、袋が使いにくいということがあるんですが、3町ともそれぞれ旧の特徴あるものをつくっておられました。全体的にこうがいいんじゃないかなと決めたんですが、今後1年間かけて、皆さんや環境美化推進委員さんもお願いしております、各集落に。皆さんのご意見をいただいて、改良できるものは改良していくというふうに思っておりますし、リッター数の少ない袋についても、割高になるとは思いますが、考えていきたいなというふうに思っております。  ということでございまして、いろいろ申し上げまして、まだ走りだしまして2カ月半、本当に皆さんには大変ご迷惑をかけるわけですが、できるものは早い時期から切りかえていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  どうもありがとうございました。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長の答弁を求めます。  教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 皆さん、こんにちは。  15番、西尾議員からのご質問についてお答えを申し上げます。  体育協会につきましては、合併協議会で協議を重ねる中で、旧3町の体育協会を統合して、組織を一本化するということで決定になっておったようでございまして、先般、ようやく八頭町の体育協会を発足したところでございます。発足に当たりましては、旧町それぞれの体育協会の皆様にご意見を伺いながら検討を重ねて、町内協議団体相互の連絡協調と社会体育の振興、それから、町民のスポーツ意識の向上及び心身の健康維持に寄与するということを、この体育協会の目的ということで設定をさせていただきました。  しかし、協会の本体はでき上がったということでございますが、事業の中身につきましては、各地域でこれまで実施されていた種目、それから方法等、かなりの部分で差異がございます。一部はこれまでと同じような方法での取り組みと、それからまた一部では新しい運営方法等々も取り入れながら、ここ1、2年かけて八頭町全体での体育協会事業を確立したいというふうに考えておるところでございます。  今後におきましても議員各位のご指導・ご鞭撻をちょうだいいたしたいというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。なお、部員の末端のところまで体育協会の方向というものが届いていないというご意見もありましたが、総会のときには一応各部の部長さん全員の方に出ていただきまして、部の中でまた話し合いをしていただきたいということでお願い申し上げております。欠席の部長さんもございましたので、そういった面もあろうかと思いますが、今後また事務局の方で連絡をとりながら、その辺のところも徹底していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質疑はございませんか。  15番、西尾さん。 ○15番(西尾節子さん) 学校運営の問題につきましては、だれもわからないことですが、それにだれも本気ですぐに合併するとかがいいという気持ちにもなれないと思います。私自身、20数年前に郡家町の小学校統合のときに、反対の立場でそれこそ陳情書に名前も連ねておりました。私のところの小学校は、決して合併しないでもやっていけるという規模だったんですが、現在24年もたってみますと、やっぱり今はしなくちゃならない人数になっております。ですから、どれがよかったということは言えないと思いますが、どう見ましても10人もない一学年というふうなことでは、それは学習そのものはよくできるでしょうが、社会性とか体育とか、いろいろ子供たちにも問題があると思いますし、町としましても随分お金がかかるということがあるので、私はいろいろこのままいくと、学校運営にこんだけお金がかかる。それは町民には、税金がこんなふうになるというふうに詰めていきませんと、ただ小さいけ合併しようというふうなことでは、合併できないだろうというふうに思いますので、これからそういう部落座談会などのときでも、そういう詰めをして、表でもつくっていただいて、みんなが納得ができるような意識の醸成といいますか、そういうことをしていく必要があると思って、この問題を提案したわけです。ただ、反対があるからそのままそのままというのでは、らちが明かないというふうに思いますので、再度お願いします。  それから、集落営農につきましては、この言葉は随分前から使われておりましたが、こういうことを本気で進めることは、それこそ行政としても時間を割かなきゃならないし、ポリシーを持ってやらないと、ただお唱えしていることではできない。また、自分のことのようにする。人がいないとできない。それは、認定農業者だけでなく、もっと広く強力なメンバーもないと多分できないと思います。  ですから、時間がとれないから本気でかからないというふうに思いますが、日本農業新聞を読んでみましても、やっぱり行政が力を入れなきゃいけないというふうな書き方もしてありました。それは、行政が農協とか普及所とか、そういういろんなところと協力し合ってでないと、行政一人ができるものではないというふうに考えますので、集落営農については、国待ちとか県待ちとかでなくて、お金も町でもなくて、将来郡家のあたりでも国中のあたりでも、船岡のあたりでも、遊休地が出てくるというふうに私は予想ができますので、そういうことにならんようにする工夫を今からしませんと、多分これから7、8年してから70代の人が大型機械を買わないだろうというふうに思いますし、次の世代がどうするのか読めませんので、その辺を本当に取り組もうという姿勢がないと無理だというふうに思いますので、もう一度答弁をお願いします。  それから、ごみのことにつきまして、町長さん、ごみ袋がもう2カ月でも延ばしてもらえないか。6月いっぱいで古いごみ袋は使えないという約束事のようですが、私はある町民から抗議を受けました。どんな理屈だという。私を責められても困りますが、もう決まって、とうからそういうふうに言われとったわけですからと言いましたけど、なら、そのごみ袋をポリの日にごみ捨て場に捨てて、何の利益があるというふうに責められまして、今度の議会で言うのは言ってみますというふうなお答えをしたわけです。  したがって、この袋を2カ月使うのを延長することぐらいは、町長の独断でもできるではないかというふうに思いまして、先ほど言いましたけども、答弁漏れだったと思いますので、お願いします。  以上、お願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 最初の学校の運営のことにつきましては、選挙期間中にいろいろ私もお話は聞いております。賛否両論であります。本当に少人数の学校で本当の集団生活ができるのかどうなのかという話もお聞きしましたし、逆に、じゃあうちの方の学校に上がってきてなというところもありました。いろんな考え方があるわけです。そういう中で初めにも申し上げましたように、合併協議会での議論にはならなかったという部分があります。  けれども、先ほどおっしゃいましたように、これからの問題としては、町側、行政側の姿勢のテーマの1つとして、皆さん方にもずっとお話をさせていただきたい、そういう思いであります。今こうしますということは、申し上げることはできないと思います。  それから、集落営農につきましては、本当に個人個人で機械を持って、トラクターを持って、自分が好きなときにやっていく、本当はそれが一番いいかもわかりません。けれども、今後の課題としては、なかなかそうは言ってもおれません。機械も皆さんの家で一台ずつそろえるというわけにもならないと思います。集落の中で、本当に認定農業者の方がいらっしゃったら一人、集落営農の中にいらっしゃったら、何とかなるわけです。そういう中で集落営農を進めさせていただき、認定農業者の方を本当に養成していきたいなというふうに思っております。そうしないと、なかなか今の国の施策の中からこぼれてしまうということでございます。  それと、本当の美田、そういうものがなくなってくる。一たん荒れますと、もとにはなかなか返りません。そういう意味で、町としても行政としても、関係団体の皆さんと協力しながら、この問題に取り組んでいきたいというふうに考えております。  ごみ袋の問題、済みません、答弁漏れでした。旧町での作成は、使用期限を2カ月ということで、ずっと合併する以前からいろんな方法で伝達をさせていただいております。そういう中で新たに延ばすということは、また町民の皆さんに混乱を起こすということになろうと思います。できましたら、ペットボトルの方に袋を使っていただいて、出していただくというふうにしていただいたらありがたいなというふうに思います。  旧町のごみ袋は、6月末まで使用可ということで周知させていただいております。これは、早い時期からそういうことはお知らせしてあるというふうに思いますが、あとまた2カ月延ばすということになりますと、町民の皆さん、混乱を招くというふうに思っております。  もし、あった袋を使うということになりますれば、ペットボトルだけ。ペットボトルを入れる袋に使用していただいたらというふうに思っております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) これにて15番議員、西尾節子さんの一般質問を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、4番議員、岡嶋正広君の質問を許しますので、登壇願います。 ○4番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。  3町が合併し、新たな町八頭町が発足、その記念すべき最初の定例会であります。この格式高き八頭町議会議場の演壇にて、このように一般質問ができることを大変光栄に思います。4番議員の岡嶋正広でございます。どうかよろしくお願いいたします。  私は、この記念すべき八頭町議会初の定例会において、次の4つの点について、町長並びに教育長に、八頭町政施行の基本的見解をお伺いします。  昨日と今日、10人目の質問議員であります。質問内容はほぼ一致、答弁も聞かせていただきました。ほとんどが同じ質問内容であります。しかしながら、同僚議員の質問をヒントとして、いま一歩踏み込んだ質問にしたいと思います。質問に対する答弁も、いま一歩踏み込んだご回答をお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  まず最初に、八頭町政執行における基本姿勢について、次の4点を町長にお伺いします。  まず第1に、平木町長は、八頭町の初代町長として就任したわけであります。選挙を通じて町民に訴えてこられたこと。また、自分で掲げたスローガン等、多々あることと存じます。施政方針によりますと、かつてない厳しい財政状況は続くが、総合計画を初めとする各種計画の策定を行い、財政の健全性の確保に留意しつつ、住民福祉の向上に努めるとあります。国のこれといった税源移譲が示されないまま、三位一体改革の一体の改革が推し進められ、地方の声が国に届きにくい状況になりつつあるという現状を踏まえ、町政施行の基本的政治姿勢について、町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、2点目でありますが、選挙時の公約として、町民の皆様との対話ということについて質問いたします。  平木町長は、合併協議会の幹事長として、長期間合併協議に携わった経験を生かし、町民の生の声を知り、町民の目線に立って、新町まちづくりが行き届くよう取り組むと言及しておられます。町内の行政区は129あり、自身が出向いて町民の生の声を聞くということは、なかなか困難ではないかと思います。大きく分けて、例えば地区ごととか小学校区ごととかになりますと、住民の生の声を聞くということは、困難ではなかろうかと思います。昨日の同僚議員の質問にもありましたが、いかにして町民の皆様との対話を進めるのか、町長の考えをいま一度お聞かせ願いたいと思います。  3点目として、夢と生きがいのある町、活力とにぎわいのある町、八頭町にするには、まずもって人口を増やす施策が必要であると私は思います。昔から、子供は地域の宝と言われており、活力ある地域づくりを推進するためには、安心して子供を出産し、育てやすい環境づくりということが必要であろうと思います。保育施策の充実とともに、子育て支援対策など、共働きを支援する体制の強化が求められなければならないと思います。  人が輝き集い、夢広がるまち八頭町にするため、町長も人口を増やす施策はいろいろと考えておられると思います。先日の質問、先ほどの同僚議員の質問の答弁と重なることがあると思いますが、町長の考えておられます施策をお聞かせいただきたいと思います。  4点目であります。町長の選挙公約でもあります男女共同参画社会を推進し、人権を尊重するまちづくりについて、具体的にどのような計画・施策・方法をもって推進・尊重していかれるのかお伺いしたいと思います。  施政方針では、男女共同参画計画を策定し、人権尊重のまちづくりとして、総合計画を策定するとあります。いつごろ策定が完了するのか。予算計上されているようでありますが、その内容をお聞かせいただき、具体的にどういうことを計画に盛り込むのか、町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。  次に、本町の予算編成上の基本的な考えについてお伺いします。  まず、3町が合併に至った理由として、3町の共通課題であります厳しい財政運営を克服するには、町行政の効率的・効果的な展開を図ることによって、町行財政の基盤を強化することが重要であると認識したからであります。合併したからといって、財政が豊かになるわけではありません。平成16年、政府が打ち出した三位一体改革という、地方にとって大変厳しい行財政改革を強いたげられたわけであります。まだこの改革は続いているのであります。町執行部は、合併して初めて予算編成を行ったわけでありますが、町長として、どういうことを基本に考えて予算編成を行ったのか、考えをお聞かせ願いたいと思います。  次に、合併特例債事業について、町長にお伺いします。  さきに申しましたように、町長は3町合併協の幹事長として、合併に関する種々の項目に携わり、まとめ上げました。その中で、合併特例債事業で取り扱う事業も計画されています。この事業は、合併後10年間の有効期限であります。合併特例債の事業費は、旧3町分を合わせると97億円程度とのこと。合併協議会でその3分の2程度、つまり60億円程度、今後10年間で利用する計画がなされています。7割が交付税で返ってくるとのことですが、国の財政難は大変深刻な状況にあります。国債の発行残高は、2004年度末で482兆6,000億円、2005年度末には538兆4,000億円に達します。日本の国民総生産の500兆円を上回り、国民1人当たり421万円もの借金となります。  施政方針にもうたわれていますとおり、国の示す財政方針は、国税収入の伸びは見込めず、平成16年に引き続き大幅な財源不足の状況にあり、地方財政の借入金の償還負担が一層増加し、将来の財政運営が圧迫されることが懸念されるとして、国・県を通ずる財政構造改革が不可欠であるとされています。  このようなことを踏まえると、私は必ずしも交付税で7割が返ってくるとは思っておりません。合併協議会で60億円程度利用する計画がなされ、既に町長の頭の中には、絵図面が描かれていることと察する次第であります。  そこで、次の3つの事業を町長はどのように考えておられるのか、お伺いします。
     まず第1に、文化ホールの建設は考えているのか。選挙時の公約として掲げられた項目であります。私は、そのようにとらえております。  第2に、中央中学校の建設は考えているのかということをお聞きしたかったわけでありますが、八頭町一般会計当初予算案に、既に基本設計予算が盛り込まれております。また、既に用地も買収済みとのこと。もう事業は既に動いておりましたということを、ここで広く町民の皆様に報告しておくことにとどめておきます。しかしながら、その中身について、町長の見解をお伺いしたいと思います。  中央中学校は、築後41年でありますが、八東中学校、船岡中学校も同様に建てかえの時期に来ております。少子化による将来の生徒数の推移ということを見据えて、計画を立てられたのかどうかお伺いし、八頭町内の3中学校の統合は考えていないのかどうか、町長の所見をお伺いします。  このことについて、町民との話し合いの場、アンケート実施、議会との話し合いの場は考えていないのかどうか、こういうことも含めてご答弁願いたいと思います。  第3に、役場庁舎の新築は考えているのかどうか。  以上3点、町長の所見をお伺いします。  最後に、町教育行政について、教育長に質問いたします。  教育長に就任後、はや1カ月半が経過したわけであります。八頭町の教育長として、どのように教育行政を推進していかれるのか。他町村にはない、八頭町はこういうことを行いたいのだということは考えておられるのかどうか。学校教育・社会教育・社会体育・人権教育等、それぞれどのように取り組まれるのか、教育長としての教育方針をお聞かせいただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 4番、岡嶋議員の一般質問に対しまして、お答えいたしたいと思います。  初めの八頭町の初代町長に就任したことにつきまして、基本姿勢、そういうものはどうでしょうかということでございますが、ありましたように、施政方針の中にも掲げております。八頭町は、本当にできて、合併してよかった、それが実感できるのは、本当にこれからが正念場だというふうに考えております。  違いを越えてというふうな話をさせていただきましたけれども、本当に3町の中での温度差というのはありました。はっきり申し上げまして、温度差というのは、統合の問題、庁舎の問題、そういう問題であります。この問題がなかなか議論の俎上に上がってこなかった。上がっても、庁舎の問題については、新しい町になってみんなと一緒になって考えて、本当に要るもんだったらそれから考えればいいじゃないかという話もありました。  そういう経過もありまして、本当に八頭町が誕生して町長の基本姿勢、公約の中で各集落を回らせていただきますという話をしました。本当にひざを交えて話し合いをさせてもらいたいというふうに考えております。  そういう中で新しい町の八頭町で、合併特例債を使う話も最後に出てまいりましたが、新しい町の計画というのは、旧町が持っておりました総合計画をそれぞれ足し込んでやったものが総合計画であります。その中にないものについての詳しい情報というのは、また後で1億円以上の大型事業を各町が包み隠さず出しましょうぜと。それが信頼関係です。そういう中で出ましたのが、大型事業です。いろんな事業がございます。本当にこれが合併特例債の適用になるのかどうなのかという問題もございます。  そういう中で、私の基本姿勢としては、本当に皆さんに合併してよかったと言える町をつくりたい一心であります。それには、方法はどんな方法があるかということでございまして、まずもって皆さんと話し合いたい。そして、議会の皆さんと車の両輪のごとく、切磋琢磨してやっていきたい、そういう考えであります。  そういう意味で、私が選挙期間中に、また、後援会活動期間中に訴えました9つの項目がございます。これが、私の基本のベースになっております。そういう中で、本当に合併というのは、先ほど皆さんも感じておられましたでしょうし、議会の皆さんの発言もありました。本当だったら、今の旧の町でやっていきたいというのが本音だったかもしれません。けれども、国の三位一体の改革、地方分権一括法、自主自立、そういう中で合併を選んだわけですから、意見の食い違いがございましても、本当に八頭町として進むべき道はどうなのかというのを、地域のエゴでなしにして、進んでいきたいなというふうに考えております。これが基本です。  少子化の問題もありますし、いろんな問題があるんですけれども、元気な町にするにはどうかということでございます。これも昨日答えさせていただきましたが、今の段階では住宅施策だろうというふうに思っております。これは、町がするというばかりでなく、民間活力も導入したい、できればと思っております。人口の流出をいかに阻止するか。本当に八頭町の中に住んでもらえる条件づくりをやりたいというふうに考えております。けれども、これも総合計画の中でやっていくわけですから、今、町長が話したように、私はなってほしいというふうに考えております。  男女共同参画の問題ですが、いろんな場面の話をさせていただきました。今、新しい町になりましてから、男女がともに輝くまちづくり条例というのを制定してあります。これを基本としまして、男女共同参画審議会を置きまして、男女共同参画の行動計画を定めたい。それぞれ旧3町は持っておりましたけれども、これをまた1つ進める形での行動計画ということになろうと思います。  また、具体的にはどうだろうかというふうなことでございますけれども、女性の行政の参画をまずもってしていただきたい。これにはありますように、40%を限度としまして、それ以上のパーセントで審議会等にも出ていただく。また、連合婦人会の連合会も立ち上げていただきましたし、それぞれの女性団体連絡協議会の連合会も立ち上げていただき、また、男女参画推進委員会の中にも立ち上げていただきました。そういう中にもすべての会合に出させていただき、お話も聞かせていただいております。そういう中で本当に進むべき道はどうなのかというのは、これから話し合っていきたいというふうに思いますし、条件づくりの整備というのが行政としての急務だろうと思います。また、職場内でもそういうことをきちっとやっていきたいというふうに思っております。既にやっておりますけれども、やっていきたい。  それと、人権を尊重するまちづくりにつきまして、条例もできておりますし、これから審議会等で総合計画。本当は、実施計画ができたらというふうに思います。男女参画に戻りますけども、行動計画は本年度中に策定したいというふうに思っておりますし、同和問題の総合計画につきましても、本年中の早い時期に策定したいなというふうに考えております。  それと、先ほどありましたように、予算的な考え方でございますけれども、旧町からの引き継ぎ事項というのを、私は大切にしたいと思っております。これは、継続性を持ってやっていきたい、まずもってと思っておりますし、合併協定の中でもうたわれている部分もありますし、各町長で引き継ぎ事項をいただいております。すべて調印しておりますが、すべての問題において、旧町の引き継ぎ事項はきちっとしていくべきだと。途中からほうり出してはならないという、私は見解を持っております。  その中で基本的に継続事業が、今の当初予算では多いというふうに思いますけれども、問題はこれから本当に、また9月の補正にかけて、いろんな問題があろうかと思います。今現在では、基本的には継続事業が多いというふうに思います。新規事業につきましてもありますけども、そういうことをまずもって継承していきたいというふうに思います。  それと、合併特例債の関係でありまして、ごもっともだと思います。やっぱり3分の1は自費で返していかなあきません。借れても一般財源でお返しするわけですから、本当に不必要なものまでしなくていいという考え方は、岡嶋議員と一緒であります。中身的に、具体的に話がありましたし、優先順位はどうだろうかというふうなことがありましたのは、先ほど来ありましたように、継続事業をまずもって完成したいというふうに思っております。  特例債事業につきまして、文化ホールはどうだろうということでございますが、私も文化ホールの話は、後援会活動を通じてさせていただきました。これにも温度差がありました、はっきり申し上げまして。ありまして、八頭郡全体で取り組んだときに、八頭校周辺に図書館とか10万冊ぐらい。それから、文化ホール的なものも欲しいなという話があって、取り組みがあったわけです。今の知事さんですが、1町1億円出したらするかという話がありまして、うん、出そうという話になったんですが、途中から消滅しましたが、八頭郡は皆さんの見解の中で、こう言ったら悪いんですが、何かほかのところと比べたら、文化的施設が少ないんじゃないかという話があったように思っております。図書館は、郡家・船岡、今これから八東地域に取りかかるんですが、そういうこともありまして、本当に1カ所に皆さんが集まられて何か思いをされても、また、そういう方をお呼びしても、3町になりましたら八東のアリーナもあるんですが、400名ぐらいですかあります。そういうことも知っておりますけれども、夢としてはアロハホールぐらいのところが欲しいかなという感じを持っております。  それはそれにしまして、財政計画とにらみながら計画をしていくべきだと思いますし、また、これにつきましても議会の皆さんのご意見も聞かせてもらわないとだめだろうというふうに思っております。  私が公約といいますか、公約はしておりませんけれどこれは。当選したからできますかということになると、なかなか難しいかなと思います。今後の課題ということで、頭の中には入っております。それと、中学校につきましては、今回、基本設計の部分を予算計上させていただいております。統合の話もあるんですけれども、先ほど来ありましたように、中学校の統合問題についても議論はなかったわけです。これも今後の課題というふうにさせていただきたいと思いますが、中学校の経過につきましては、38年に建てられた建物で、体育館はもっと古かって35年ぐらいだったですかね。平成9年度からずっと教育委員会の関係で協議しておられまして、体育館ができたのは、そのうちの平成12年。全体構想の中での体育館の位置づけで、平成12年度に屋内運動場。10年に着手して、12年の2月に完成です。その後も引き続いて、校舎等も検討されております、教育委員会の方で。耐力度の問題、それから敷地の問題があったようですが、それをされて今日を迎えているという状況下であります。  着手の問題については、難しい時期だというふうに思います。財政の問題もあります。それと、国の方では義務教育費の人件費、半分は国が負担しておられます。これの一般財源化を言っておられるわけですが、少なくとも鳥取県の方は反対しております。賛成のところもあるようですが、しっかりとした税源移譲があるんだったいいじゃないかというのもあるんですが、これに関連しまして、建築の国庫負担金・補助金の一般財源化の話も浮上しております。人件費のみならず、そういうことでありまして、このあたりの状況を見きわめないとだめかなという感じは持っております。  それから、役場庁舎の関係でございますが、初めにも申し上げましたように、役場庁舎につきましてもいろんな議論があって、早く建って一本化にしてやっていきた方が効率もいいし、行政経費も少なくて済むというふうな話もありました。けれども、合併等をして周辺が寂れる。本当に役場から遠くのところはどうするんだえという話がありましたし、その中で今の庁舎を活用しながらやっていって、総合支所方式でやった方がいいんじゃないか、いろんな意見がございました。最終的には、新しい町になって本当に必要ならば、みんなで考えて、知恵を出して、汗をかいて、建てていったらいいんじゃないかというところで終わっております。結論は出ておりません。  そういうことも承知いたしておりますけれども、本当に今は職員が286名ですか、おります。合併特例法によりまして、職員はすべて引き継ぐということでございますし、そういう経過の中で、本当に八頭町の機構として考えたときに職員の数が多いわけでございまして、これを年次的に順次欠員不補充でやっていく。そのときに、役場庁舎の問題が浮上してくると思います。本当に支所機能を持ったものだけでいいのか。総合支所でなければだめなのかという議論が出てくるというふうに考えておりますが、今現在ではそういう条件下のもと合併したわけですから、合併したすぐ途端に、建てましょうというわけにはなりませんし、多分どこに建てられても3分の2以上の議会の皆さんの議決が要るわけです、役場庁舎に限り。そういうこともありますし、今後の課題として、私の頭の中には、今はいつ建てるというふうなことは一切ありませんので、これから議会の皆さん、町民の皆さんと一緒になって、この問題も1つのテーマとして話し合いの1つにしたいなというふうに思っております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長の答弁を求めます。  教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 4番、岡嶋議員のご質問について、お答えを申し上げます。  教育方針ということでありますが、昨日、森山議員のご質問にお答えをしましたように、学校教育にありましては、笑顔あふれる学校づくりと、土台のしっかりした子供の育成ということでございます。地域社会にあっては、学校での活動をしっかりサポートし、子供たちを取り巻く多くの教育関係者が情報を共有し、相互に連携し合って、子供たちの健全育成に一層努力することというふうに考えております。  特に、学校はもとより、家庭や地域にあっても、子供の教育は時代を越えて大切にしなければならない、知・徳・体の基礎・基本を身につけさせることと、国際的情報化など、社会の変化に応じて身につけさせること、この両面が非常に大切だというふうに考えております。  社会教育につきましては、幼児から高齢者まで幅広い学習者層があるというふうに感じておりまして、その方々がいつでも、どこでも、だれでも学習ができると、そういう条件整備に努めてまいりたいというふうに考えております。  さらに、社会体育につきましては、先ほど西尾議員のご質問でもお答えしましたとおり、体育協会を中心にした体育活動。それから、町としてまた取り組むべき事項ということをきちんと仕分けする中で、町民の体力向上、スポーツの振興ということに取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また、人権教育につきましては、学校・社会教育を問わず、国民的課題というふうに私はとらえておりまして、重要な教育施策の1つだというふうに考えております。6月24日ですが、町の同和教育推進協議会も立ち上げたいというふうに考えておりまして、現在、委嘱等に当たっておるところでございます。社会教育にありましては、この同推協を中心に、あるいは学校教育におきましては学校中心に、人権教育というものに力を入れていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  4番、岡嶋君。 ○4番(岡嶋正広君) 先ほど町長の答弁をお聞きしたわけですけども、八頭町政執行における基本姿勢ということでお聞きしたわけですけども、昨日から同僚議員、いろいろ質問をしておるんですけども、何か説得力がないというか、具体性に欠けるというか、合併してよかったと思えるまちづくりということでいきたいとは思っておられるんでしょうけども、まだまだ模索段階なのかなというふうに私には受け取れました。これからまた、議会活動を通じて、総合計画もまたいろいろ相談があると思いますし、いろいろ一緒に車の両輪のごとく頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  これについては、別に昨日からいろいろ聞いておりますので、答弁はよろしいと思いますし、あと、人口を増やす施策ですね。私、ソフト面のことをいろいろ聞きたかったんですけども、昨日の質問でいろいろ施策をお聞きいたしました。同僚議員の質問にハード面、例えば住宅施策を行うといいんじゃないかというふうな意見があったんですけども、そういうことも重点課題として考えていただきたいなというふうに思います。住宅施策ということについて、町長の思いをもう一回お聞かせ願いたいと思います。  それともう1つ、文化ホールの件でありますけども、昨日、同僚議員の質問でもありましたけども、私も一町民として、町長候補の質問に対する自分の思いを述べる会といいますか、そういう会がありまして、そういうのに出席させていただいたんですけども、町民を前にしての町長の約束であるというふうに、私はそういうふうに理解いたしました。多くの人はそういうふうに思っておられると思いますけども、町長の夢だというふうなことで、町民の方に説明すればいいのでしょうかねと思って、今悩んでおるんですけども、もう一度この辺の答弁、はっきりとどのように町民に答弁すればよいのか、お聞かせいただきたいと思います。  それと、中央中学校の建設の件でありますけども、平成9年度建築委員会を立ち上げられたということをお聞きして、いろいろ体育館とかそういうのが建った経過があるみたいです。しかしながら、私が一人で思っているのかどうかわかりませんけども、何となく駆け込み的基金の取り崩し使用とでもいいますか、抜き打ち的事業推進に見えてくるわけであります。土地も既に購入、設計費の予算計上と、何となく緻密に計画せられた中央中学校の建築計画であり、私が考えておるんですけど、ただただ驚くばかりというふうな感じがいたします。もう少し話し合いの余地はないものでしょうか。土地も既に購入、設計費も予算計上となると、話し合いという段階はもう既に終わったように私には思えるんですけども、町長はどのように思われるのか、もう一度回答を願いたいと思います。  教育行政の方につきましては、いろいろていねいに説明していただきまして、ありがとうございます。  以上、町長の方の答弁をお願いしたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 人口施策の問題でございますけれども、そういう方向で進まないとだめだろうというふうに思いますし、八東地域での造成地、それから郡家地域での造成地の町民の方の購入ぐあいから見ましても、まだまだ需要があるというふうには思いますし、まずもって鳥取市に出られる方を八頭町内で引きとめたいという思いがあります。行政ばかりでなく、政策として民間業者の方でも入っていただければ、いろいろな問題が出ると思いますけれども、行政としての手伝える部分、また行政として直轄でする部分、区分けをして考えていきたいというふうに思っております。  それと、文化ホールの件なんですが、私の言いました4年間でするという意味じゃなしに、将来的な公約としては文化ホールが欲しいと思っています。  それから、中央中学校の建設でございますけれども、まだまだ郡家地域以外の議員さんには、計画等をお示ししておりません。そういう中でそういう問題も含めて、また内容も含めてお話したいと思いますけれども、当時から老朽建築の中で耐力度がないということで、体育館も建てましたし、その流れの中で本当に建て直しがどうなのかということがあって、じゃあ耐力度はどうだというふうなことから、いろんな議論がありまして、今日を迎えております。本当は、おっしゃるように合併前に着工すればよかったんでしょうけれども、合併問題の中でそうもできなかったというのが実情であるというふうに思っております。  将来的に建てる、着工はいつというのは決まっておりませんので、そのあたりの基本設計をする中で、議会の皆さんと一緒になって考えていきたいというふうに思っております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 4番、岡嶋君。 ○4番(岡嶋正広君) どうもありがとうございました。  以上で私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) これにて4番議員、岡嶋正広君の一般質問は終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 暫時休憩いたします。  再開は、午後1時からでございます。  よろしくお願いします。                (11時57分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。                (13時00分)  その前に、午前中に一般質問をされました梶議員の情報通信基盤の整備についての中で、町長の答弁の数字が間違っておりましたので、改めて町長に答弁をさせます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 6番、梶議員の一般質問に対しまして、間違った数字を申し上げまして、大変申しわけありませんでした。おわびしますとともに、訂正させていただきます。  光ファイバーケーブルテレビの総事業費の関係ですが、あくまでこれは概算でございます。概算でございまして、165億円と言いましたけども、16億円ということです。だから、逆に言ったら、河原町さんなんかの1個当たりの単価も聞いたんですが、20億円近いものが要るかなという感じがしおります。済みませんでした。 ○議 長(松田秋夫君) 以上で町長の答弁を終わります。 ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、8番議員、川西 聡君の質問を許しますので、登壇願います。 ○8番(川西 聡君) 8番議員、日本共産党の川西 聡であります。  ただいま、議長の許可をいただきましたので、八頭町議会、私にとりましては初の一般質問を行います。  住民の要求の問題、それから政策判断の問題、それから町長の歴史認識の問題等々について伺ってまいりたいと思います。制約された時間ですので、私は質問通告に基づいて、少し端折りますけれども、早口で言ってみたいと思います。  まず最初は、第1番目。水中運動教室利用者の送迎についてであります。八東保健センターで行われている水中運動教室の利用者のための送迎が、合併を機会に廃止されました。この教室は非常に人気がありまして、利用希望の住民はたくさんおります。交通手段もない住民は、受講を断念せざるを得ないと、こういう状態に立ち至っております。かつてバス送迎によって教室に通っていた住民は、この送迎がなくなったことで、その教室に行きたくても行けないと。これをぜひとも復活してほしいと、そういう希望があるわけでございまして、送迎体制の復活をぜひ実現していただきたい、そういう住民要求がございます。このニーズに町長は応えるべきだと私は思います。所見を求めます。  2点目であります。公営住宅の改築について伺います。この八頭町内を見てみますと、建築後数十年経過して老朽化した公営住宅がたくさん存在しております。雨漏りや、それから湿気の多いこと等が原因で各種の修繕を施しておりますけれども、耐用年数いっぱいまで、50年ですかね、帳面上は、とてももてそうもないということでございます。この住宅対応は、改築を視野に入れなければならない。当然でございますけれども、私は思います。この住宅改築についての将来展望を八頭町民に指し示すべきではないかと、このように思いますけれども、県との関係等とも含めまして、町長の明確な答弁をお願いいたします。  3番目であります。冷房設置の問題についてであります。具体的に申し上げます。郡家学校給食センター2階のランチルーム、それから八東及び船岡学校給食センターの厨房内、設置の要求があります。このランチルームも、それから給食センターの厨房内の冷房設置も、これは長年の要求でございます、旧郡家町時代。特に、前者のランチルームの冷房、これは生徒さんや、それから学校の先生、それから学校給食調理場の厨房の問題、これは職員の健康管理の問題も考慮したときに、それらの要求はもっともなことだというぐあいに思います。この冷房設置の要求について、町長の明確な所見をお伺いしたいと思います。  なぜ町長に質問したか。これは、町長が郡家町時代に、これは何回も何回も我が党の前議員や、それからここに同席をされております議員から質問を受けていた。つぶさに詳細をご承知だと私は思いましたので、あえて管轄の教育長を飛び越えて町長に質問したと、こういう次第であります。  さて、4つ目であります。病後児保育の実現についてを私は質問をいたします。まず最初に、第1番目に訂正であります。病後児保育の字、私はこれはタイムと間違えておりまして、これはタイムではありません。時間の時ではありませんで、これは児童の児でございます。私は、訂正いたします。  この病後児保育の問題は、これは簡単に申し上げます。くどくどとは申しません。町長のいわゆる公約ともいうべきまちづくりの文章がございますけれども、その中に将来的に検討したいという文言がございます。私はこの問題につきましては、町長の公約に近い、こういう検討の実現の方法、それから将来的な計画の展望、このことを問いたいと思います。これが4番目。  さて、5番目であります。先ほど西尾節子議員の方から質問がございましたので、要旨は全く一致しておりますので、私はそれは省きたいと思います。ただ、最初の質問で私が町長に聞きたいのは、この大型焼却炉の爆発事故、全国にたくさんあります。ご承知でしょうか。それから、溶融化設備、いわゆる灰によってできるスラグの問題についても、これはたくさんいろんな問題点が。それから、窒素酸化物の発生による、いわゆる環境汚染の問題、これも全国的に大問題になっている。町長は、このことを御存じでしょうか。多分、ご承知だろうというぐあいに思います。こういった問題等々は、私は今までこの経過を見てまいりますと、議事録も読んでみましたけれども、こういった問題を住民に公開して、安心だから任せなさいと、そういうような経過をうかがい知ることができません。ですから、町長はこれらの問題について、東部行政管理組合に強く強く進言をしていただきたいと、このように思いますが、町長の所見をお伺いいたします。  さて、6つ目であります。国民健康保険税の引き下げについてであります。先般の臨時議会で、国民健康保険税条例が改正となりました。八東地域の1世帯当たりの年税額は、800円減額になったのを除いて、全体の税額は高くなりました。最初に私は申し上げます。それまでに、例えば八東町では、年10回の納付回数がございました。これを合併協議会で年4回といたしました。しかも、先ほど私が言ったように増税となったのでありまして、低所得者の方々にとっては、非常に重税感があふれていると、こういう問題であります。私は、町民の健康を守り、安心して医療が受けられるように、八頭町は当然努力するべきは当然でありますけれども、この国保税は極力極力高くならないように、一般会計からの繰り入れ、これも視野に入れた負担軽減、今後は図るべきだというぐあいに思います。これは、多分に町長の高度な政治的判断だと、私はこのように思いますが、町長の所見をお伺いしたいと思います。  端折ってまいります。  次に、7番目であります。国際交流に当たっての基本認識についてお伺いをいたします。八東町は今後におきまして、韓国、とりあえずは今年の一般会計の予算には、韓国が相手となっておりますが、将来的には中国との国際交流、姉妹都市交流の計画が多分浮上してくるだろうというぐあいに思います。くどくどと申しませんけれども、現在、皆さん方がテレビや新聞でご承知のとおりであります。我が国は、本当に歴史教科書の問題、あるいは小泉さんの靖国神社の問題等々で、極めて難しい立場にあるということを私は思います。  さて、あれらの問題は、あれは国会でやっていることであって、地方政治の八頭町議会には全然関係ないことなのか、私はそうは思いません。大いに関係があります。何となれば、その中国や韓国と、これからこの八頭町は国際交流をやろうとしているからであります。国際交流を行っていく上で何をさておいても一番我々が認識を深めなければならないのは、今問題になっている歴史認識であります。さきの15年戦争に対する認識だと私は考えます。あの戦争は、当時の日本政府が受諾した、鈴木貫太郎内閣が受諾したポツダム宣言、それから国際連合の憲章、それからもう1つ、日本国憲法の前文でございます。それらを勘案をいたしますと、これは明白な侵略戦争以外の何ものでもなかった、そういう認識を日本共産党の私は持っておるものでございますけれども、町長はこの問題について、そういう歴史認識をしているのかどうか、そのことを問いたいというぐあいに思います。  さて、8番目であります。教科書採択に当たっての留意点についてでございます。ちょっと長ったらしいので、ゆっくり言います。教科用図書検定規則実施細則というのがあります。この内容を見てみますと、教科書の検定終了までは、申請文の内容が当該申請者以外の者の知るところとならないよう、適切に管理しなければならない、こういう定めがございます。文部科学省は、違反した場合は、検定を停止することもある。実際にペナルティーはないんですね、細則ですから。しかし、違反した場合には、検定を停止することもあると、文部科学省はこれをうたっております。  さて、質問であります。新しい歴史教科書をつくる会のメンバー、一々解説はしません。新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが執筆した、教科書を出版した扶桑社という会社が、上記の私が今申し上げた検定規則に反し、検定合格前に教科書を地方の教育委員会関係者に渡していた。教科書の申請文、白表紙です。これを渡していたということが判明いたしました。これは、衆議院の文部科学委員会で、文部科学省側がこれを認めたから間違いはありません。
     さて、質問であります。八頭町教育委員会は、この8月までに行う教科書採択に当たり、この事実をどのように留意されますか、全然考慮に入れませんか。またもう1つは、新しい歴史教科書をつくる会のメンバーは、教科書採択に当たって、教科書採択はあくまでも教育委員会が行うべきであって、学校の現場の教師の意見は全然聞く必要がない、このような暴論を吐いております。この意見についての見解を問います。  さて、最後の問題であります。最後は、船岡小学校の改築の問題についてでありますが、昨日山本議員が質問いたしましたので、私の趣旨は全く同じであります。私がこの質問で聞きたいのは、平成18年度の夏までにプール建設は必ず行う、必ずこれをやる、この確約を私の質問に対して、教育長とっていただきたいと思います。  端折りましたけれども、第1回目の質問は以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 8番、川西議員の一般質問対しましてお答えいたしたいと思います。  最初の問題は、八東地域にあります、保健センターにあります温水プールの利用の件でございます。八東地域におかれましては、温水プールの利用ということで、毎週木曜日ですか、実施しておられました。それぞれの中で昨年は86回開催されまして、約1,400名余りの方がご利用なさっております。送迎につきましてはおっしゃるとおり、バス路線以外の集落を対象に、中型バスで送迎をしておられました。送迎バスの関係で、多いときで20人程度、少ないときで7、8人という状況だったというふうにお聞きしております。本年度につきましては、八東地域でのこの温水プールを利用した水中運動教室、あくまでインストラクターがついて指導されるという教室でございます。そういう中で月に日にちを決めて、木曜日ですか、やっておりますが、今現在では八東地域の方が大体ですが12名あたり。郡家地域の方が12名あたり。また、船岡地域の方が2名ほど参加しておられるということで、好評いただいているということでございます。  バスの送迎につきましては、旧の八東地域の時代から、いろいろ議論があったようにお聞きしております。この合併を機会にという言い方はいかがかと思いますけれども、17年度の4月になりましてから、送迎がストップとなっております。そういう中でお聞きしているところによりますと、少しいらっしゃる方の人数が減ったというのをお聞きしております。郡家町の方は、船岡町地域の方はそれぞれ自家用車でいらっしゃっているということでございます。今現在では週に1回あって、午前と午後でインストラクターの方がご指導なさっているというふうなことでございます。平成16年は週に2回あったということでございますが、バスの運行計画というのは、保健センター、役場、細見経由の富枝、中村、ルート29で安井宿。もう一便は、用呂、日田、才代、三浦、日下部。特にありましたら、佐崎の方に特別仕立ての車が出たというふうな状況下であります。  いろいろ考えられまして、大きな町になって、じゃあ皆さんを送迎をすべてするのかという問題があったようであります。今現在では、大変申し分けないんでありますが、隣近所誘い合っていただいて、何とか教室の方においで願いたいなというふうに考えております。  それから、住宅関係のことでございますが、町内には築後数十年経過した建物がございます。それぞれ各地域で建物の建てかえをなさってきておりました。町内に116戸ございます。町営住宅は116戸、改良住宅が46戸、計162戸であります。17団地であります。また、県営住宅が79戸、11団地ございます。この住宅の中には、ご指摘のとおりに築後30年近くなる住宅もございます。改良住宅のうち才代の住宅、東市場の住宅が50年から51年と最も古くなっておりまして、先ほどありましたように、耐用年数は45年ということでございます。  これにつきましては、年次的に改修をしていきたいという思いがありますが、まだまだ耐用年数がありまして、年次的でないと一度にということにはなかなかならないというふうに思っております。そういう中で改修工事・修繕等を行わせていただき、そのときが来るのを待っていただきたいというふうに思いますし、今後の建てかえ計画、これは公営住宅のストック計画ということになっておりますが、これは県営住宅も含めまして、本当に県営住宅が要るのかどうかというのを県も議論しておられます。そういう中で、長期的な視野に立った住宅政策。町営住宅の建てかえを含めたところの政策を考えてまいりたいと思いますし、これも町の総合計画に合致したものでなければならないというふうに考えております。  それと、冷房設備の関係ですが、教育長さんを飛ばされて一挙に来られたということでございますが、郡家町のランチルームの件はよく知っておりますけれども、船岡と八東の給食センターにつきましては、よくわからない部分があります。けれども、お聞きすると、今まで議論の中の議論を重ねて今日に至っているというお話を聞いております。郡家の給食センターのランチルーム、それと作業場というんでしょうか仕事するところですね。こういうことにつきましても、本当に何回も何回も議論をいたしました。大規模な改修も郡家の場合は、屋根の構造から考えてやらなければならいというふうなことで今日に至っておりますが、現在、それぞれの地域で検討なされた課題の中でありまして、新しい町になりましていろんな意味で検討を加える中、再度検討していきたいというふうに思っております。  1つお尋ねしますけど、船岡のランチルームの方はよろしいですね。  それと、次の病後児保育のことですが、保育行政の中で本当に病後児保育もいろんな各方面でできないものかということで、郡家地域でも検討してまいりました。そういう中で鳥取市の生協病院とも話をしてやったわけですけれども、生協病院さんの方も一日に4人ぐらいしか受けれないということで、郡部は面倒見ませんということで、言われたところがあります。  本当に、病院の協力も要りますし、看護師さんもつけます、保育士さんもつけます。そういう中で本当にどういう格好がいいのかなというのは、大分勉強しました。しましたけれども、なかなかいい方法がない。病後児保育ですから、病気は治っているわけですが、その方がまた逆に保育園に来られて、ほかの園児の方の関係も出てくる。また、病院の方へ行けば、また病院で患者さんもいらっしゃるというふうなこともあったり、医師の、先生のご理解が要るということでありまして、公約に申し上げていますように、検討いたします。しておりますし、これからもやりたいというふうに思っておりまして、本当にできる方法はどうかなという考え方であります。現実にも実際、大きな病院を持っておられます岩美町とか日野町とか日南とか、病院を持っておられる町村はやっておられます。  それと、ごみ処理の大型焼却炉でございますが、ごみの焼却場が爆発したというのは、余り聞いたことがありません。似たような施設で爆発したというのは聞いたことがあるんですが、そういうことは承知しておりませんけれども、いろんな方式があっての焼却炉であります。ストーカーもあって溶融もあって焼却炉があるわけですが、灰を溶融する、どうするかということでございますが、今現在ではそういう施設で爆発をしたというのは聞いたことがありませんし、取り出したスラグの中から路盤材に使っていくとかという問題もありますけれども、まだこれは正式な認可ではないんじゃないかなというふうに思っております。今現在では、溶融して固形化するというところでございます。  それと、国民健康保険税の件でございますが、医療費総額というのが基本になっておりまして、一般財源の中に、交付税算入の中に入ってきます安定化資金とかいろいろあります。こういうものについては、すべて国保税に一般会計から出しているわけでありますし、国保に携わっている職員につきましても、すべて人件費は出しております。そういう中で基本的には、国が5割、あとの5割を国・県、また、被保険者の方ということがあったんですが、大分前から国は4割で調整交付金といいまして、操作できるような仕組みになっております。こういうあたりから、今回もまた流れが変わってきております。今度は、三位一体の改革の中で3省合意ということで、財務省・総務省・厚生労働省が、国の負担を県に一般財源化してやっていくというふうな方向も出されました。出されましたけれども、町にとりましては、特にこうだというわけではありません。  しかしながら、医療費をいかに抑える。抑えるというのは、でも皆さんに病院に行っていただかないようにするというわけにはいきません。これは、なかなか難しいことだと思いますけれども、総額が下がれば下がるわけでございます。一般財源を投入したらということでございますけれども、以前の臨時会のときにも申し上げましたように、町民の皆さんの理解が要ると。町長の裁量権の問題ではないと思います。社会保険の皆さんもいらっしゃるわけですから、税金を本当にそこに投入させてもらっていいものかどうなのかということでございます。  それと、17年度の国保税につきましては、それぞれの各町で、八東地域、船岡地域、郡家地域で従来の医療総額の中で、それぞれの町村で決めていく。18、19、20、21、22年度、5年かかりまして、5年間で18年度から調整をしていくという話になっておりまして、17年度につきましては、それぞれの町の医療実態についての国保料でございます。  国際交流の関係でございますけれども、八東地域、船岡地域、それぞれ提携を結ばれて、国際交流をしておられました。郡家地域の場合でも提携はしておりませんが、ドイツとの交流、韓国との交流も実際には行っております。そういう中で先般、大韓民国の江原道の横城の方から、趙泰鎮です。平木誠、八頭町長様の誕生を私ども横城郡5万郡民とともに、心からお祝い申し上げます。より繁栄し、豊かな八頭町へと導かれる平木誠、八頭町長様と、八頭町民の皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げますという祝電が入っております。  もう1点は、河北省の人民政府、外事弁公室でございます。尊敬する日本国、鳥取県八頭町長、平木誠様ということで、町長就任のごあいさつをいただきありがとうございます。合併後、めでたく八頭町長に就任されましたことを、河北省人民政府といたしましても大変慶ばしく、衷心より祝賀申し上げます。河北省人民政府といたしましては、今後につきましても貴八頭町との友好交流を継続して行っていくことを希望しておりますので、平木町長様の絶大なるご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。まず、文書をもちまして、敬意を表しますということで、祝電が入っております。  いろんな意味でご心配の向きがあろうかと思いますが、向こうの方も八頭町になりましても友好提携をということでございます。私もいろんな意味で、表敬訪問もさせてもらいたいというふうに思っておりますし、今後国際化が進む中でアジア地域でのリーダーシップを発揮する、そういうためにも国際化に対応できる人材の育成も必要であります。韓国・中国との交流につきましては、継続してやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、もう1点のそれに関連して、さきの15年戦争が侵略戦争であったかどうかということでございますが、正直申し上げまして、私には判断ができません。判断材料もございません。今、いろんな意味で歴史問題の話がされておられます。韓国との話も最近ではありましたし、そういう大局的な立場での話の結果を尊重したいというふうに思います。今の段階で侵略戦争であったかどうかということについては、私の方からは答弁のしようがありませんと思いますし、国民等しく平和を愛さない人はいないと思います。前向きな姿勢の中でとらえて、新しい道を模索する、そういうことが私たちにとりまして大事なことじゃないかなというふうに考えております。  以上でございます。  よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長の答弁を求めます。  教育長。 ○教育長(西山淳夫君) 8番、川西議員のご質問にお答えをいたします。  まずはじめに、八頭町における教科書の採択の問題でございますが、鳥取県には3つの教科書採択協議会というものが組織されておりまして、八頭町は東部の採択協議会の方に所属をさせていただいております。そこで適切に検討をして、厳正な審査のもとで、慎重に採択に当たりたいというふうに考えております。  したがいまして、某社が何か白表紙を公表したとかしないとかという問題につきましても、文部科学省がきちっと検定を取り消すということがあれば、それはそれで考えたいというふうに思いますが、今のところそれを留慮して採択に当たるということは考えておりません。  それから、採択に当たって、現場教師の排除ということでございますけども、私は、教科書は教師が子供たちを教育する主たる教材であるというふうに認識をしておりまして、直接指導する教師の代表の参加は、当然必要なことだというふうに考えております。  それから、船岡小学校のプールの件でありますけれども、これは昨日の池本議員の答弁と重複するかというふうに思いますが、繰り返しとなりますけども、お許しをいただきたいと思います。  平成15年度の敷地造成工事で取り壊してから、16、17年と2カ年プールが使えない状態となっております。計画を1年繰り上げて、平成17年度の工事として、18年のシーズンには使えるようにしてほしいという要望や意見というのも強く聞いております。このために国の方の補助金の枠取り確保に向けて国に要望を上げるとともに、八頭町になりました年度当初の4月段階で、可能であれば今年度実施したいとの予定で、事業計画書を国に提出しているところであります。財政状況等もあるわけですけども、議会の皆様のご理解をいただけるならば、本年度中に完成させて、来年のシーズンには間に合うようにしたいというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  8番、川西君。 ○8番(川西 聡君) それでは、まず最初の問題です。水中運動の利用のバスの問題ですね。これは、ちょっと質問しましたけども、個々の問題にも関連するんですよ。町民だれしもやっぱり健康でありたいと。それで、事細かに説明しません。あれをやると健康になるんです、実際に。だから、やっぱり人気があって、皆さん利用していたわけですよ。奥の方の人も送迎があるからというので、それでみんな喜んで出ていたわけでしょう。それが、人が多くなったからといって、送迎できないと。さっき、答弁が誠実でないと思ったのは、理由を言ってないですよ、理由を。  それから、これは町長、多分どういう理由を言われるかわからないけれども、実際にバス送迎はやってないわけでしょう。心がけてみてないわけでしょう、合併になってから。全然それもしないで、もう最初からバス送迎はしませんというのは、それは冷たい行政ですよ。これはやっぱり温かくありませんよ。だから、やっぱりもう一度、答弁を求めたい。もうちょっと誠実に答弁していただきたいということであります。  それから、公営住宅の建てかえの問題は、こういうことをちょっと申し上げてみたいんです。とにかく、県に強く要求していただきたいというで、それのことになるんですけれども、そこに感化できないのは、ちょっと行ってきてみましたけども、国中地区にあります、昭和43年度に建てられた住宅ですね。あそこには8軒ありますけども、6軒がもう入居不可能です。御存じですわな。2軒あって、1軒が人がお一人住んでいらっしゃる。あと、入居者は、一応帳簿上はいるけれども、その入居者はそこには住みついてないで、もう空き家同然だと、こういうような状態なんで、あそこは周りが物すごく草も生えていますし、やっぱり衛生上もよくありません。だから、やっぱりそういったようなところを気をつけていただきたいな、十分視野に入れていただきたいなということですね。それが1つ。  それから、中南にあります昭和53年度建設の住宅、これは県営住宅ですけれども、改築を視野に入れているというぐあいに私自身は思ってはいるんですが、各家々のところまでに公共枡が、これは公共下水道工事なんですけども、公共枡が入ってないんですよ。これは、課長になぜかと聞いたら、これは改築をどうも県が視野に入れている可能性があるからだと、そういうような答弁だったんですけれども、そうであるならば、やっぱり私はそのことを強く要望を出していただきたいと。このことをやっぱり思います。  それから、町長のお話の中にありました、昭和51年度建設の16戸の東市場の住宅ですね。ここもやっぱり修繕の繰り返しと、よくありません。本当にやっぱり人間が住むというのは基本的なことですので、十二分に配慮していただきたいと。それから、この問題の最後に私がちょっと訴えてみたいのは、私の村に改良住宅がありまして、これは昭和50年から52年にかけてつくられたものであります。雨漏り・湿気でもう人が住めるような状態じゃない。そこのところを皆さんが、我慢をして、我慢をしてずっとやっている。この前、こういうことがありました。あるおばあさんが、雨漏りがするというので行政当局に頼んだ。いろんな経緯はあったけれども、それが修繕可能で予算がついたと、やっと。こういうような状態ですね。こういうイタチごっこはもうやめていただきたいと、私自身は強く思うものであります。  ですから、通り一遍の答えしか返ってはこないというぐあいに思いますけれども、この公営住宅の建てかえですね、真剣に考えていただきたいと思います。町長の答弁を求めます。  それから、次の冷房設置の問題でございます。私もちょっと要望を聞き損ないましたね。船岡のランチルールの要望というのは、実際私に具体的に入らなかったものですから、今回はちょっと出しておりません。これはまた勉強してみたいと思います。多分、同じですね。私がこれから申し上げることと。  それで、私はこの問題では、こういうことを申し上げてみたいと思います。6月14日に私自身が体験学習をしてみました。暑い、暑いというからどれぐらい暑いんだろうなと思って行ってみたんですね。学校長の許可を得て、一緒に食事をしてみました。室内温度が29度ございました。大変暑い。子供さん方に、暑いか、暑いかと聞いたら、暑くないなんていう子供はだれひとりいない。どこが暑いかと言ったら、自分のところが皆暑いと言うんですよね。これまた当然であります。実際にこういう状態で子供たちがひしめき合って、330人一緒に御飯を食べる。一緒に御飯を食べるということ自体が意義があるということでは、ランチルームで食事がされているわけですけれども、一体これはどういう毎年の状態なのかなということをちょっと調べたんです。  これは去年の記録ですけども、こういう記録があるんですよ。学校の方で、あのランチルームを何とかしてほしいということで、学校の先生方も努力してらして、室内温度を記録しているわけですね。室内温度で簡単に申し上げます。昨日から28度、30度、いろんな議論がありますけれども、30度以上、去年の6月、7月、それから9月、30度以上の日というのが、去年の6月で給食日数21日のうち、30度以上の日が9日あった、30度以上の日が9日間も。それから7月、7月はちょっと少ないんですけれども、給食日数12日のうち30度以上の日が9日ある。暑いですね、30度以上です。それから、去年の9月では、給食日数18日のうち30度以上の日が6日ある。平均温度は当然30度以上ですから、31.5度ぐらいになるわけですね、みんなすべて。そういうようなことで、こういった中で本当に子供さん方、快適な状況で過ごしているのか。こういうことはやっぱりどうしても思います。  それで、先ほど町長が、構造を変えないとだめなんだみたいなことを言われたけれども、私はそれはやっぱりちゃんとした、間違ったら勘弁してくださいよ。郡家町時代の議事録を読んでも、そういう答弁がないんですよ。間違ったらこらえてください。そしてあの中に冷房を入れるということを前提において、業者を呼んで、構造も含めて見積もりをとられたことがあります。そういうのは全然ないでしょう。郡家町時代の議事録を読んでみても、どこもないです、そんなことは。それぐらいは最低限、やっぱりやるべきじゃないですか。要求はあるわけですからね。  だから、こう言っちゃ何だけれども、これからちょっと財源の問題を言いますけれども、とてもじゃないけれども、そんなことは考えられないということが頭の片隅にあっても、やっぱり要求には、できないならできないで、誠実にやっぱり応えるべきだと私は思います。  ですから、果たして冷房が入らないのか、構造上本当にできないのか。そういったことも含めて、じゃあ冷房を何台入れたらいいのか。そういったことをちゃんと業者を呼んで見積もりをとるぐらいのことは、やっぱりやるべきだと私は思います。私は、あそこはやっぱり冷房があってしかるべきだというぐあいに思うんですけれども、あなた方はそうじゃないと言うんだったら。でも、そうじゃないにしても、やっぱりそういった措置はとるべきではないかということを私は申し上げてみたいというぐあいに思います。  それで、ついでですから言っておきますけども、八東給食センター、それから船岡給食センター、これは見積もりが出てますね。厨房の冷房であります。八東3台で350万円、船岡2台で230万円、合計580万円。それで、私は素人ですからよくわかりませんけれども、ランチルームで一緒に子供さん方と食事をとりながら、ここに10台ぐらいあったら、ある程度の恩恵に浴することができるかなと、素人考えですよ。それで、八東給食センターと船岡センターでとった見積もり、これを当てはめてみて、単純計算ですよ、大体10台で1,150万円、設置費がね。これは、ぜいたく、ぜいたくでないという、そういった問題はちょっと置いておいて、とにかく1,150万円。それで、純粋に数字で計算をしてみると、どれだけのお金かと私は、ちょっと思いました。1,150万円というのは、今年の一般財源のうち、どうしてもそっちの方に使えないお金、例えば国庫支出金であるとか町債であるとか、そういうものを除いたお金、76億1,496万円、これの一般財源のうちで1,150万円というのは、わずか0.15%です。  それから、八東給食センター、船岡給食センターの合計の見積もり580万円、これも先ほど言ったような計算の仕方でいきますと、一般財源のうちでわずか0.08%です。私は、そういった意味合いでは、その気になれば、私はこれは設置可能ではないか。単純な見方かもわかりませんが。私は、そういう見方をいたします。これについて、町長のご所見をお伺いしたいと思います。  それから、次の問題、病後児保育ですね。ちょっと不案内なんで、とにかくご公約をされて、公約に近いものですね。人が輝き集い、夢広がる八頭町と。平木誠のまちづくり推進と、ちょっと敬称を略しましたけれども。その中に、はっきりとうたわれているわけですから。私は、これは、ここで、いつごろまでにはちゃんとそういう次世代支援対策として打ち出したいということを町長に言明を願いたい。できたら、言明を願いたい、このように思います。細かい解説のことはいたしません。よくご承知だろうと思います。  次の問題であります。ごみ処理の問題を聞いてみたいと思います。町長が聞いたことがないというのは、それは一般的、爆発の問題ですよ。処理場全部が爆発したというのじゃなくて、いわゆる溶融炉、よく言われる灰の溶融炉ですね。この鳥取県東部ごみ処理施設構想というのが、これが平成14年ですか、郡家町の方がこれでレクを受けられたわけですね。この中に、主灰・飛灰対策。タイトルは、環境保全計画というのがありまして、その中に主灰、主灰というのは主な灰。それから飛灰、飛灰というのは飛ぶ灰、対策というのが打ち出されております。この中で主灰、燃え殻、それから灰じん、これは高温にて溶融して、スラグ化をして減をする。また、溶融したスラグは、路盤材やコンクリートなどの20世紀のリサイクル素材の材料として有効利用を図ると、こうあるわけですが、私がちょっと言った爆発というのは、そういう溶融施設での溶融設備の爆発なんです。聞いてないと言われるけれども、これは一般的にテレビや新聞で報道されてないから聞いてないということもあるでしょうけど、東部行政管理組合から聞いてないということじゃないですか。町長、そうでしょう多分。私はそう思いますね。  それで、これは簡単に言いますよ。実際に爆発しているんですよ、灰溶融炉が。ドイツで2回、それから愛知県の東海市、これは灰溶融施設ですね、これもね。この場合は、15トン炉が2つの計30トン灰溶融する施設だったけれども、耐火れんがの張りかえのための炉を空にしようとしていたときに、水蒸気爆発を起こしている。それからあと、詳しくは言いません。青森県の弘前市でも同じような事故があり、同じく青森県のむつ市でも同じような事故があります。それから、東京都の立川市でも、これはこういう記事があります。プラスチックを油に変えるという油化装置が、夢の装置という触れ込みで建設されたけれども、試運転から本運転に入る直前に爆発事故が起きた。後日、18億円かけてつくった施設に、14億円という莫大なお金をかけて修理をしたけれども、立川市はもちろん、どこも引き取り手がない。操業中止で粗大ごみになった、灰溶融炉が、そういう事実がある。  それから、これは詳しくは言いません。スラグの問題です。町長が言われたとおり、スラグの問題も一般的に認可されていないということを言われたでしょう。この問題も千葉県の我孫子では、スラグの使い道がなくて、実際に野積みな状態になっている。私はちょっと端折ってそんなことを言いましたけれども、何が言いたいのかと言ったら、事実をありのままに住民に公開をして、そしてこういう事故が起きているんだけれども、しかしそういう事故に対しては、これこれしかじかで解決をするから、安心してくれというのが、これが東部広域行政管理組合の仕事だ。当然ですよ、これは。今まで、議事録を読んでみましたけども、郡家町時代の議事録を。我が党の議員ぐらいですよ、このことに若干触れたのは。町長の答弁なし。こんなことではいけません。実際に調べられて、これは新聞報道でもされているわけですから。ですから、こういった問題は、本当に大変だけれども、しかしそういう事故があったことに、失敗にかんがみて、これからやろうとしている溶融施設の溶融設備を含めたごみ処理施設は安心だと、こういうことをやっぱり住民に納得させるのが、私は東部広域行政管理組合の仕事だと。そのことを町長の方から、ぜひとも強く進言をしていただきたい、こういうことを思うわけでございます。それについて、町長のご所見をお伺いしたいというぐあいに思います。  さて、次の問題は、国保の問題ですけどね。国保の問題というのは、これは大変難しくて、私も本当にずっと前から議員をやっていますけども、いくら勉強しても追いつかない、そういったところがあるんですけども、でも、国保というのは公共性の高い、やっぱり会計ですよね。それで、国保世帯がこの八頭町でどれぐらいいるのか。これはあれが出ていますから、国保世帯は3,415世帯。全世帯数が5,662世帯。これは約6割です。これは、完璧に公共性がありますね。  ちょっと我慢してください。公共下水だとか農業集落排水だとか、やっぱりそういったものも同様なんですね。非常に公共性が高い。だから、若干触れられたけれども、一般会計からの繰り入れも当然行われている。これは、うなずけると思っている。私が一歩踏み込んで言いたいのは、そうであるがゆえに、今事細かいことは言いませんが、高負担で給付減で、八頭町の日本の国民全体が非常に重税感にあえいでいる。こういうような社会にあって、私はやっぱりこれは一番責任を負わなければならないのは、国保会計の成り立ちからいって、やっぱり国が一番責任を負わなければいけない。  ところが、国はそれを果たそうとしない。果たそうとしないどころか、1984年の行政改革の一環で、その年にかかった総医療費の45%をそれまで助成していた、地方自治体に出していた、お金をですね。それを38.5%に切り下げた。それから以降、国が責任を果たそうとしない。そうであるならば、じゃあそれにかわって、だれがその仕事をしなきゃいけないのかといったら、これは地方自治体しかないんです、国保会計の成り立ちから見て。  ですから、そういった意味では、私は極めて高度な政策的判断だと。これは、健保の加入者も許容していただける範囲内ではないか、こういうことを私は思うわけでございます。  それで、誤解をしないようにしていただきたいのは、これを年がら年じゅう、財源を一般財源から繰り入れて、とにかく国保税に引き下げろ。引き下げろということを要求しているつもりはありません。一時的な判断ですね。何をどれだけということは、私自身にも言えないんだけれども、時と場合によっては、引き下げのための財源を一般会計から繰り入れると、こういう政策的な判断があってもよろしいのではないか、こういうことを思うわけでございまして、ちょっと町長のご所見を聞いてみたいと思います。  それから、国際交流ですね。町長、判断できないって、私は一般質問の通告で出しているじゃないですか。ポツダム宣言、日本国憲法の前文、それから国連憲章です。少しは目を通されましたか。全然通してないでしょう。 ○町 長(平木 誠君) 何をもらいましたか。 ○8番(川西 聡君) 何をもらいましたかじゃないですよ。じゃあ、何をもらいましたかと言われるんで、私がこれから差し上げます。これから資料ではありません。簡単な理屈です。  町長は、これは一般的・常識的な問題だというぐあいに私は思うんですが、そうは思わないということですか。要するに、侵略戦争だと判断できないというのは。これは、一般常識の問題じゃないんですか。一般常識の問題ですよ、これは。なぜかと言ったら、憲法の前文に何て書いてあります。一々言いませんよ。政府の行為によっては、戦争はしないと言っているでしょう。あの戦争は、政府がやったんです。これは、憲法の前文です。国連憲章は何と言っています。国連憲章は、なぜ国際連合をつくったのか。これは、ドイツや、それからイタリアや、それから日本の侵略政策を許さない。そのために、国際連合をつくったと、国連憲章は言っているんです。これは常識ですよ。  それから、ポツダム宣言。ポツダム宣言だって、当時の文言ではありません。あのポツダム宣言は、なぜ日本の国が戦争をやったのかということを書いてあるんです。これは、世界を征服すめためにやったと書いているんです。これも一般常識ですよ。何も私が資料を出す必要はない。政治家だったら、一番わきまえなきゃならない根本的な、基本的な認識でしょう、こういう問題は。だとしたら、世界を征服するために日本の政府がやった戦争で、その戦争というのは、侵略政策を許さないために国際連合をつくって、二度と戦争をやらないようにしようと言ったのが、この問題ですから。  出てくる結論は、あの戦争は、侵略戦争だった、悪いことをした、侵略をやった。だから、もう二度と日本はやらない。そういうことを基本にしなければ、いくら隣に中国や韓国がいて、隣に住んでいるから仲よくしましょう、これじゃあ、いくら町長が向こうの方が結構友好的な電文を送ってきたとか何とか言ったって、この問題で明確な認識がない限りは、絶対にあんた信用されないよ、私は自信を持って言う。それが今問題になっている、小泉さんの靖国参拝の問題。それにつながるんですよ。ですから、私はこれは学問の問題じゃない、一般常識の問題。こういった問題でもう一回町長は、さっき言った認識と全然変わらないだろうか、判断できないかどうか、このことを聞いてみたいと思います。  それから、教育長にお伺いしたい。教育長の答弁は、要するに文部科学省が教科書を検定通過させて、文部科学省が合格のお墨つきを与えたから、だからもうそれにのっとってやるというんでしょう。だけど、私は教育長に疑問を呈したいのは、検定規則違反を、この扶桑社は3回やっているんです。これは、政府で明らかなんです。3回やっているんです。それから、厳重注意処分ですか、あれを1回受けているんです。そういう白表紙本を明らかになる前に、各地方自治体の教育委員会に配るなんてことは、これは検定規則違反だと。検定を取り消すこともあり得るんだって、文部科学省は言ったんです。ところが、それを取り消さないで合格させた。おかしいとお思いにならない。そのこと自体がおかしいですよ、大体。そのこと自体について、それはおかしいじゃないかって思わなきゃいけない。いろんな力関係やいろんな背景があって、これは文部省が私に言わせれば、何らかの力で合格させた。だけども、やっぱりその過程がちょっとおかしいなと思わなきゃいけない。  私が言いたいのは、ルール違反を3回もやったら、例えばサッカーだったら、イエローカード2回で、あと1回やったらレッドカードで退場ですよ。そういった意味合いでは、このつくる会の教科書は、私はもともと検定の対象になり得ない教科書だった、そういったことを言わざるを得ない、どう良心的に考えても。だから、そのことを考えるんだったら、今度は教科書を採択するのはあなた方の権限だから、だからあなた方の権限の裁量の範囲内で、裁量で、そういう検定規則違反をやったような教科書、もちろん文部省が合格はさせてはいるけれども、そういう検定規則違反に留意をする。それなりに留意をした上で、厳正・公平・中立に教科書採択の事業に当たっていただきたいというのが、私の質問であります。そのことをもう1回聞いてみたいというぐあいに思います。  それから、船岡小学校の問題は、どうですか、確率として、可能性の問題として、確約してもらってもいいんじゃないかというぐあいに私は思うんですけどね、プール開設。それをもう1回ちょっと聞かせてください。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 初めにありました八東保健センターの温水プール利用につきましては、理由はないということでございました。旧町時代からいろいろ議論があったとこだというふうにお聞きしておりますけれども、対象地域が八頭町全域に広がりました。これをカバーするだけの余力はないということで、ご無理を願っているというところでございます。  それと、町営住宅につきましては計画を立てまして、県営住宅は県営住宅、それぞれ建築要件も違ってまいっております。そういう中での計画を持ってやっていきたい。県営住宅につきましても、何年か後の払い下げが確約できる場合のみ建てるということでございまして、県営住宅が建てられまして、町が建築費は要らないという時代は終わっておりますので、そのあたりも含めて考えていきたいと思います。  それと、改良住宅の関係で雨漏りの件がございましたが、これは建てる建てないにかかわらず、早急に対処いたします。  それと、ランチルームの件でございます。旧郡家では、いろんな流れの中でずっと温度管理もはかったりいろんなことをして、見積もりもとっております。2、3,000万円要るというふうに思っております。今日は資料を持っておりませんが。それと、厨房につきましても、あの湯気の中で本当にどうして、普通のエアコンで間に合うかどうか、それも研究しております。そういう中で現在があります。しかしながら、検討には値するというふうに思っておりますので、勉強させてください。  それと、焼却場の主灰・飛灰の関係でございますが、どうしても物を燃やしますと、灰が出ます。大体、施設によりましては1割。10トン燃やせば1トン出る。今は性能がよくなりまして減ったようですが、この灰の始末がなかなか大変だということで埋め立てをしておりましたところを、溶融化で固型化してやっていこうということでございまして、爆発の問題は言われますけども、炉全体が溶融化の炉がございます。主灰・飛灰だけ取り出して溶融する施設もございます。そういう関係であります。ご心配の向きはありますけれども、今の技術は日に日に変わっているようであります。そういう実績のある製品を使っていただくということは、ご進言申し上げたいと思いますけれども、そういう中でのことでございます。もし、今にかわる焼却炉があるようでしたら、川西議員さんの方からご提案をいただけば大変うれしいと思っております。  また、国保の問題につきましては、本当にそうです。何とかしたいというふうな個人的な気持ちはありますけれども、今現在では八東地域、船岡地域、郡家地域、それぞれ積立金を持って調整をしておられます。今後の調整段階の中で、それぞれの地域がそれぞれの基金の中で調整されるということでございます。今の時点で本当に一般財を投入、1つの町村にしていけるのかどうなのかということでございます。  それから、最後の歴史問題の関係でございますが、初めに申し上げましたように、平和を愛さない人間はいないというふうに思っております。前向きな考え方で取り組んでいくべきだと。もちろん、反省は大切だというふうに思います。  それと、病後児保育のことです。検討するという公約をしておりますが、ずっと旧の郡家地域の時代から検討しておりまして、本当にどうしたら実際にできるのかなという部分まで来ております。皆さんのご理解が本当にいただけるのかどうなのか。看護師さん、保育士さんを増員するという部分だけではおさまっておりませんので、このあたりも何とかしたいなというふうに思いますが、もう少し時間をいただきたいと思います。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 教育長、答弁。 ○教育長(西山淳夫君) はじめに、教科書採択の件であります。サッカーのイエローカードというふうなことも出ておったわけですけども、それとこの問題とは全く異質なものでありまして、3回ペナルティーを犯しておるから留意をしなきゃならんのだというようなこともおっしゃったわけですけども、私としましては、文部科学省自体がそこは考えるべきであって、当然、検定を合格させとるという事実のみをもって私は事に当たりたいというふうに考えております。  それからもう1つ、プールの件ですけども、確約をということでありますけども、この事業を進めるに当たりましては、予算が伴うものでありまして、議会の議決をいただかなければできないことがまず最初にありますので、それを無視して私が確約をするということはできないというふうに思っております。  以上です。 ○議 長(松田秋夫君) 8番、川西君。 ○8番(川西 聡君) まず最初の問題は、私自身はやってもいないことを、実際にやっぱりそのことを想定して、ちょっと手が足らないからどうだろうこうだろうというのは、私は町民にとっては物すごく不誠実だと思いますよ、このプールの問題は。だったら、どう応えるんですか、町長。交通手段の確保さえあれば、いくらでも行っていいのに、そんなものがないから行けないと、どうお応えになります。切実な問題ですよ、これは。  それから、医療費にもかかってくるんですよ、そういう問題も言ったでしょう。健康になればいいじゃないですか。そのために、知恵と工夫ということを言いますけれども、それなりの検討をされるべきだと私は思いますよ、プールの問題ですね。  それから、ランチルームの件ですけれども、多分失礼しましたけれども、検討されているでしょう、残滓料との問題ね。残滓料、さっきはちょっと紹介しませんでしたけれども、暑い日にもやっぱり15%以上の残滓料が出るわけですよ、ランチルームは、見せてもらいましたけど。ほとんど30度以上の日は、15%以上の残滓料が出ます。ですから、これも十分検討の材料にしていただいて、要求に沿った対応をしていただきたいというぐあいに思います。  それから、大型焼却炉の問題は、私は1つだけ最後にちょっと言いたいのは、ノックス、NOXというんですか、窒素酸化物の問題ですね。高温で焼却するんで、ダイオキシンは大丈夫だとよく言われるんですよ。だけども、そういうことと同時に、窒素酸化物が流出するんですね。大気汚染になるんですよ。現場に行ってみましたけども、あそこは山合いで空気がたまりやすいところだと私は思います。ですから、ノックスが出た場合に、大気汚染の心配があると。こういった問題を東部広域行政管理組合で、やっぱり住民の方に十分納得をさせてほしい。納得をしてもらうべきだと私は思います。  それから、やっぱり一番西御門地域を中心として皆さん方が心配していらっしゃるのは、御存じのとおり、町長は地元ですから、花御所柿の産地だということで、そういう大型処理の大気汚染の問題が、じゃあ関係ないんだと果たして言えるのかどうか。言えるんだったら、それなりの説得力を持ってやっぱり言っていただきたい。住民に納得をさせていただきたい、こういうことを思います。  それから、何でこの問題になると逃げちゃうのかね、皆さんね、国際交流の問題で。日本のやった戦争を素直に認めりゃあいいじゃないですか。これは認めているんですよ、ちゃんと。私は何を持ってきたと思います。これは、小学校の教科書ですよ。小学校の教科書、何て書いてありますか。日本の侵略に対して抵抗を強め、戦争は日本の予想を超えて長く続いた。日中戦争ですよ。それから中学校の教科書。私の息子が使ってたやつを見ましたけど、日本が中国に対する全面進出、あれは侵略とちゃんと書いてある。一般常識ですよ。なぜこれを認めないの。これはやっぱり認めるべきですよ。それを大前提に置いた上で国際交流というのはあるんでしょう。今の小泉さんの問題と全く同じ。町長、あなたが問われている、歴史認識を。私はそう思います。  終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。簡潔にお願いします。 ○町 長(平木 誠君) 保健センターの件につきましては、本来なら従前の八東地域はあるべきだったと、私は個人的には思っておりますが、4月からそういう方向で動いております。皆さんの中に不公平感が生じるということでございます。八東地域だけバス運行するならば。全地域は、不可能に近いということでございます。  それと、焼却炉の関係ですが、環境アセスメントは、国の基準ではいっていません。これは、あくまで鳥取県がされました環境アセスメントです。空気が滞留するしない、生物の調査、これが環境アセスメントでありまして、そのあたりで本当に滞留するならば許可が出ないというふうに思っております。  それと、返事がなかったんですが、どういう方法でいかにこのごみ処理をしていくかという問題があります。切実な問題です。待ったはありません。そのあたりを今後ご指導をお願いしたいというふうに思いますし、歴史問題につきましては、先ほどありましたように、反省は反省、新たな未来志向の中でお互いが手をつないで仲よくやっていくのが本来の姿というふうに思っております。 ○議 長(松田秋夫君) これにて8番議員、川西 聡君の一般質問を終わります。
    ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、19番議員、矢部博祥君の質問を許しますので、登壇を願います。  矢部君。 ○19番(矢部博祥君) 能弁議員の次に登場しましたのが、19番の矢部博祥でございます。議長のお許しを得ましたので、質問をさせていただきます。このような高い壇上に上がりましてお話させていただきますのは、初陣議員といたしましては、中学校弁論大会の八頭郡大会で出場した約半世紀前、それ以来かと思ったりしているところでございます。本日は、最後から2番目の質問者ということで、初陣議員でもありますし、ふさわしい、ゴルフで申しますとブービー賞でももらえようかという幸運な順番でございます。  したがいまして、あらかじめご通告していた内容につきましても、既に他議員のご質問の回答で触れられている部分もございますので、ダブりのないよう、できるだけ別の切り口等でのご質問になろうかと思いますが、多少微妙なニュアンスのところもあると思いますので、また、必然的に多少細部に入らなければならないこともあろうかと思います。ご容赦をいただきたいと思います。  さて、今回は新八頭町誕生の初めての議会でございますから、私は個別施策の質問よりも、これからのまちづくりをどう進めていくか、どういう仕組みづくりをやっていくかという大きなフレーム、基本的な内容に関する質問を4点。  1つには、住民主役のまちづくり。  2つには、男女共同参画。  3つには、NPOやボランティア等との協働によるまちづくり。  4つには、情報公開と情報通信基盤の整備についての住民参加の方策について関連する課題と、そのほかもう1つ、昨今急増しています鳥獣被害対策についてお伺いをいたします。  前段に申し上げました4点につきましては、相互に関連し、合併協議会新町まちづくり計画でも優先的課題として、会議の席でも整理し直されたという経緯を私も目撃しております。町長ご自身も、選挙では公約として訴えられておられたと承知しておるところでもございます。また、このたびの選挙の広報紙を調べてみますと、現在ここにいらっしゃる同僚議員の約3分の2以上の方が、これらのことにつきまして何らかの形で表現されている。要するに、公約として掲げられておるという事実もございます。  私自身ももちろん、これからの新しいまちづくりは、情報公開や住民主役をキーワードとして進めていかなければならない、強い思いを持っているものでございます。これらのことから、うまく展開してこそ、真に合併してよかったと町民が実感できるまちづくりができるのではないかとも考えます。  そこで、これら5項目について、順次町長にお尋ねを申し上げたいと思います。  まず、第1点目の住民主役のまちづくりでございます。行政の自己責任・自己決定が強く求められており、一方では住民の権利意識も強くなってきています。加えて、合併により人口も増え、多様な知恵や能力を持った人々の輪が広がるとともに、まちづくりへの関心も高まっている。この新町誕生のこのときにこそ、真の住民主役のまちづくりの行政運営を目指していくことが、極めて大切なことだと考えます。従来の延長線上でのものの考えや行動パターンでは、新しいまちづくりの知恵や力は生まれてまいりません。1足す1は3や4の世界が生まれるのが、人の知恵であります。私は、住民の知恵と力・行動力を結集して、新町を創造していくことこそ、旧3町住民の一体感づくりにとりましても、最も一番いい妙法であると思い、町長の行政運営をスムーズにする源だとも考えます。この点について、町長の公約でも触れられております住民参加のシステムづくりという言葉の認識確認を含めまして、私もこの言葉を使っております。したがいまして、ずれがあるかどうかを、これをきちっと確かめたい。そういう意味で、それとあわせまして、その取り組みについての基本的な姿勢と施策内容について、改めてお伺いいたします。  第2番目に、男女共同参画についてお尋ねいたします。町長は、選挙戦で使われたご自身のしおりや、このたびの施政方針の中に、男女共同参画を推進し、人権を尊重するまちづくりというスローガンを、9つのスローガンの中の第一に掲げられております。男女共同参画について、私がお聞きしたいと思っていたことも、これまでの同僚議員の皆さんからご質問がありまして、一部については既に回答をなされております。  私は、重複を避けまして、まずこのスローガンを方針の第一に掲げられたのは、町長のそれなりの相当の思い入れがあろうかと推察するところでございます。そういう意味で、その理由、ゆえんについてお伺いをいたします。町長の行政姿勢に対する哲学がそこに見えてくるのではないかと、ひそかな期待を込めて、あえてお尋ねいたします。  さらに、男女共同参画につきましては、その施策は家庭・職場・地域等、いろいろな場所での幅広い取り組みが必要なことは当然と考えますが、私は本日のテーマといたしまして、住民参画の観点での質問の資質から申しまして、町長のご努力の形が見える1つの方法として、まず1つは、女性の各審議会委員や町職員の役職への任用率を向上させ、その年次等別の目標設定を行うこと。もちろん、これは既に条例の中で40%のことは承知をいたしております。さらに具体的な目標設定を行うこと。  それから、あわせまして、研究とか自己啓発の機会の付与、並びにリーダー等の人材の育成を目標として掲げて、それをやっていく。いわゆる、ポジティブ・アクションも必要かと感じます。また、町職員の方々につきましては、平素からの上司の動機づけや指導を十分に行う。それにも増して、これらのことに関します上司の皆さんのハルチャーを変えることが不可欠であろうかとも考えております。これらにつきまして、町長のご所見を伺います。  第3番目に、NPOやボランティア等との協働についてお尋ねいたします。町長は公約の中で、まちづくりのキーワードとして、協働という言葉を掲げられ、住民と行政の協働を推進することをうたわれております。この件につきましては、かなりご質問もございました。私は、住民主役のまちづくりを進める上で大切な要件と考えますが、現在、協働の相手先とも言える活動団体、要するに、町内で活動しているNPOとかボランティア団体とか、そういう活動組織の現状、並びに既に八頭町と協働、もしくは旧3町と協働している組織の現状と、その活動実態・協働実績についてお尋ねをいたします。  さらにまた、この件に関しましては、今後町としてどのような分野での協働を望んでおられて、その拡大に向けてどのような形で町民に呼びかけていかれるのでしょうか、あわせてお尋ねをいたします。  次に、第4番目の情報公開と情報通信基盤の整備についてをお伺いいたします。情報公開は、住民主役のまちづくりを進める上で、最も基本になることだと考えます。すなわち、町民の皆様の知る権利に応えていくというような、消極的な町の姿勢の考え方ではなくて、町政への理解と信頼を深めていただくとともに、町民参画を促していくという、積極的な取り組みが必要であると考えます。まちづくりに必要なことは、皆で知る、考える、合意する、行動するの、この最初のアクションになろうかと思います。  八頭町情報公開条例第21条には、町政に関する情報を町民が迅速かつ容易に得られるよう、情報提供の推進に努めなければならないと定めています。情報提供の推進の手段や方法について、現状の問題点・課題を含めて、どのように進められるのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。また、このとき情報をお伝えする手段も幾つかございますが、情報通信の有効利用は、極めて重要なことだと考えております。このことにつきましても、将来構想を含めて、所見を伺いたいと思います。  第5番目といたしまして、鳥獣被害対策。いわゆる、鳥やけだもの被害対策についてお伺いいたします。近年、鳥獣被害、とりわけ獣被害、イノシシとかクマ等の被害が急増し、しかも農地・農作物のみにとどまらず、民家の庭先が荒らされたり、一般町民が危害を受けるまでの現状になってきていることは、ご案内のとおりであります。今や農家だけの問題ではなくて、全町民共通の問題となってきていると言えます。どこかの国では、テロとの戦いを標榜していますが、今や中山間地域である本町においては、昼夜を分かたず行われるイノシシ・クマ等とのテロ行為に対し、町民が今や力を合わせて取り組んでいかなければならない状況と考えます。  そこでまず第1に、町内における被害の現状と、町としてのこの対策に取り組む基本的な考え方をお伺いいたします。  さらに、町等の補助による獣被害対策、防止対策または捕獲対策でございますが、集落単位で見た場合、どの程度の割合で実施されているのか。要は、していないところがまだたくさんあるんじゃないかというような思いもありますし、私も回ってみたところで、そういうところも現にあったように思っていますので、そのことでございます。今後、ニーズ把握、対策助言等を含めた、対策の未実施集落への支援拡大の具体的なアクションをどのようにやっていかれるのか、お伺いをいたしたいと思います。  以上、5項目についての第1回目の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 19番、矢部議員の一般質問に対しまして、答弁をさせていただきます。  いろいろ皆さんでご質問をいただきまして、住民主役のまちづくりということについて、町長の考え方ということでございます。また、変わった視点でお話をさせていただいたらというふうに思っております。  最近、従前ということでご勘弁願いたいと思いますが、政策決定、このことにつきましては、行政側がある程度の案を持っておりまして、ある程度の原案、その中での話。住民自治の観点から申し上げますれば、自分が自分たちで決めて、自分たちでやっていく。これは、間接民主政治の中での議会制度が発達してきて、そういう仕組みになったわけでございますけれども、しかしながら議会の皆さん方も町民の皆さん方の付託に応えられて出ておられる。そういう中での話であったというふうに思っております。  今後におきましても、議会の皆さん方との両輪ということには間違いないと思います。その中で、改めて町民の方から意見をいただいたり、方向性について話をする。皆さん方の意見もお聞きしながら、議会と一緒になって考えていく。いろんな方法があろうと思います。  まずもって、情報公開。これにつきましては、本当に町民の皆さんが求めておられる情報を的確に、情報公開制度があると言いながら公開していく。これは、昨日も話をさせていただきました。また、それには皆さん方が、どうしたら一番いい方法なのか。ホームページの活用もあります。今、防災行政無線で総合計画のまちづくりの素案の閲覧の話もしております。そういうふうで、今あります機能を十二分に生かしていきたい。また、公聴会・パブリックコメント、こういうことも含めてやっていきたいというふうに思っております。本来なら、議会制民主主義の中での議会でございますから、出過ぎたところがあったにしても、ご容赦を願いたいというふうに思っております。  また、定期的に座談会を設ける。各集落を回らせていただくというお話もさせていただいております。これを一過性のものでなくして、定期的に回らせていただく。地域でも結構です、小学校区でも結構です。そういう中での意思疎通を図っていくことが大事だろうというふうに思いますし、そういう中で町民の皆さんに参画していただくということでございます。まずもって、前土居議員の話もありましたが、早い機会には集落を回らせていただきたい。そういう中でいろんな意見が出ようかと思います。町としての方針のお尋ねもしたい。また、集落としての要望があるでしょう。そういうものもお受けすると同時に、各集落の要望といいますか、町の方で改めて問い直してみたいというふうに思っております。  もう1点は、そういう政策決定をする中での議会との話し合い、いろんな意味での各団体との話し合い、こういうことも進めてまいりたいというふうに思っております。  男女共同参画でございますが、何で1番にということでございます。よく聞かれました。1番には違いありませんが、よく聞かれまして、9つの項目を掲げておりました。私は、どれも1番ですという話をさせてもらっております。だから、それで下位だということではありませんで、本当に男女が一緒になって新しい町を築いていく。本当だろうというふうに思います。  なぜ今さらということでございますけれども、今までの取り組みが社会的に見ても全国的に見ても、おくれていたのかなという感じがしております。そういう中で職場・家庭・地域、それぞれの男女が生き生きと暮らしやすい社会をつくっていく。そういう社会を目指していく。それには、1つの計画があって、それに沿ってやっていく。これもPDCAですから、手直しする部分は手直ししていく、それでいいと思います。そういう中でさまざまな施策をやっていきたいというふうに思っております。このたびも各地域での連合組織も立ち上げていただきました。連合の婦人会、女性団体連絡協議会、連合です、あくまでも。男女参画の推進協議会の連合立ち上げ、いろいろな面で女性団体の皆さんとは、一緒になって今考えてきております。  また、審議会の登用につきましても、まずもって40。本当は5割を目指したいんですが、まずもって40ということでございまして、審議会等もそれを基本的として、今お願いしているところでございます。なお、職員の登用につきましては286名いますが、そのうち女性の職員が145名でございます、約5割。管理職は、保育所を含めまして45名おりまして、45名の中17名、38%弱ということでございます。今後におきましても、性別にとらわれることなく、職員の能力開発をしてまいりたいと思うし、管理職の登用につきましても考えてまいりたいと思います。  なお、研修・自己啓発、これにつきましても、女性だからということではだめだというふうに思っておりまして、積極的に本当に旧郡家地域でも県外に1週間2週間行かせてましたし、そういう中で各地域も行ってらっしゃると思います。本当に男女、男性・女性偏ることなくやっていきたいなと思いますし、職員の中といいますか、役場の中にも計画の推進本部を持ちまして、職員の意識啓発もまずもってやっていきたいというふうに思っておりますし、今、男女間でも同じように、職場の掃除から何から、自分のことは自分でしましょうというふうなことでやっております。  それと、NPO・ボランティアとの関係ですが、私どもが承知しておりますのは、NPO法人で郡家地域のれしーぶ、それから八東地域のオズガーデンということでございまして、れしーぶさんには障害者の方の関係で、役場とも関係もございますし、オズガーデンさんの方は、ちょっと私は承知しておりませんが、直にはないやに聞いております。けれども、安井宿の方で頑張っていらっしゃるということでございます。  いろんな団体がずっとありまして、町との連携。どこまでお話をさせてもらったらいいんかわかりませんけれども、日赤奉仕団を初め、民生委員さん・青年団・婦人会、いろんな団体があります。みんな、皆さんが本当に行政の中で参画していただいて、やってきておられます。お願いしております。また、先ほどありましたように、各種の団体、商工会も含めまして、いろんな団体でボランティア活動をしていただいております。そういう中で本当に民間の方でNPOを立ち上げていただいてやっていく。これには、私は本当に支援をしていきたいなというふうに思っております。と申しますのは、今現在、役場の総務課の方で窓口は持っておりますが、コマーシャルが足っておりません。そういう中で本当に職員も自ら係を設けて、そういう指導体制をしたいというふうに思っておりますし、また、県の方でもそういう関係で、本当にNPOを立ち上げるときに、いろんな問題があって難しいというふうなことでなくして、説明会でもあれば講師を派遣するというふうに知事もおっしゃっていますので、それも含めて、本当に私もその人といいますか、ある人にもNPOはどんなあ立ち上げんのかというふうな、おやじの会といいますか、そんな会でも話はしておりますけれども、そういうこともどんどんやっていって、本当に行政に参画していただく窓口になっていただいたらなというふうに思っております。  それと、情報公開と基盤整備の関係でございますが、これも話をさせていただきましたように、本当に情報公開で町民の方々が、本当にどういうことを求めていらっしゃるか。個人情報の保護に十分留意しながら提供していきたいというふうに考えておりますし、ホームページにも早速入れますし、また、防災行政無線のデジタルでの統一の問題、CATVの問題、いろいろありまして、そういう手段につきましては、早急に将来計画も含めてやっていきたいというふうに考えております。  また、そういう中でのこれからの方策、総合計画に反映するわけですが、今後の問題として、そういう審議会でも設けて、本当にどういう格好がいいのかなというのを考えていただく機関があればうれしいと思います。  情報公開は、先ほど21条をおっしゃいましたが、今後の問題として膨大な経費が要るんですけれども、本当に私は早急に欲しい施設の1つだというふうに考えておりますので、議会の皆さんと一緒になって、相談しながら進めてまいりたいというふうに思います。  それと、防災行政無線でも定時放送でなくして、災害情報につきましても適宜流させていただくように今指示はしておりますが、たとえ食中毒・注意報・警報ひとつとりましても、瞬時に流させていただく即時性、臨時放送、それを含めまして、今あるものは本当に積極的に活用していきたいなというふうに思っております。  それから、鳥獣被害の件でございますけれども、本当に困ったことでございまして、昨年は台風でえさ不足、クマが出没、実際に被害がこの町でもあったわけでございまして、大変憂慮しております。そういう場合でも行政無線の活用も出てくるというふうに思います。農作物の被害では、昨年がお知らせしていただいた分だけでも1,260万円ぐらいですかね。中身的にはナシ・柿・水稲で、鳥獣別ではクマとかイノシシ、カラス、猿というふうなことでございまして、大変長くになりますし、先ほど申し上げましたように、本当に収穫前になってから荒らされてしまう。大変なことだろうと思います。  1つに、イノシシの電気柵の防護柵といいますか、ありますが、本年度も当初予算で提案させていただいております。農家の皆さんの要望に応えるべく、何とかしたいというふうに思っております。負担の割合は、県が3分の1、町が3分の1、関係者が3分の1ということなっております。昨年から各農事実行組合を窓口に、事業主体として進めております。個人ではだめだということでありまして、県の補助金の関係で。そのあたりもあります。また、猟友会等にも委託しておりまして、カラスの一斉捕獲、イノシシの捕獲、そういうこともお願いしております。  質問の、集落単位でどの程度の割合で実施かということでございますが、ニーズの把握も大変ですけれども、今、集落単位での取り組みというのは、38%ぐらいではないでしょうかということでございます。波トタンの設置のころから考えてありますもので、今の電気柵ということになりましたら、そういうパーセンテージかなということを思っております。また、未実施の集落につきましても早目に。出てからでは遅いところがありまして、早目にお知らせ願ったら、そういう対策が打てるんかなというふうに思っております。  それともう1点、集落単位での取り組みに対して、全体で取り組む場合です。町の補助金を2分の1にということでございます。郡家地域ではそうでした。そうでしたが、合併協の中で、もとの3分の1、3分の1、3分の1というのが一番筋論だなということになりまして、それに帰りましたけれども、今、県の方でもそういう集落全体で取り組まれるところにつきましては、補助率のアップを考えておられるようでございます。そういうことで、町としても対応していきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしますし、製品も250メートル、500メートル対応のユニットでありまして、なかなか高くついております。こういう場合でもコードを購入する県の制度がありませんが、何とか考えてあげたらいいなという思いはしております。今現在ではありませんが、コードだけ欲しいなというところがありましたら、また皆さんのニーズをお聞きしたいなというふうに考えております。  何か話の中で大変崇高なご質問がありまして、なかなか答弁し切れない部分があったかなというふうには思いますけれども、またご指摘いただいたらというふうに思います。  よろしくお願いします。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  19番、矢部君。 ○19番(矢部博祥君) では、引き続いて2回目のご質問をさせていただきます。  まず、第1点目の住民主役のまちづくりに関係してでございますが、座談会とか審議会、そういったことでの政治参加といいますか、まちづくり参加、これももちろん大事なことでございますが、私は実は、システムづくりということの概念について少しお聞きしたわけでございますけども、私が期待をしていますといいますか、考えていますのは、要するにもう少し広げて、日常的な、町民が主体的に町政に対する意見や提案をしていくという、参画していくという、行政と対等な立場で協力関係をつくっていくとか、それからまた、日常的に一般住民の方の声を吸い上げていくシステムといいますか、またはそれをフィードバックしてというような活動、そういったことを条例とかルールといいますかね。要するにルールづくりをきっちりとしていかないと、言葉が踊ってしまって、審議会はできましたということはいいんですけれども、もっとそれを具体的に進めていかなければいけないんじゃないかという思いがしているわけです。具体的な環境整備ですね。  ちなみに、ちょっと一例を挙げますと、全国的にいろいろあるんですけど、特に鳥取市の例のホームページを見てみましても、鳥取市市民参画条例と市民活動の推進に関する条例というのを定めて、条例を定めることで終わりであってはいけないんですけれども、もちろん。実際のその姿、収集してきたものをきっちりと個別にフィードバックもしているというようなことも。  それから、広報紙でもそのようないろんな形の公開をしていっているというようなことが、1つのスタイルかな。要は、度量がいけないと。いろんな多元的に進めていかなきゃいけないという中で、速報性もあり。ホームページを見られる方は確かに少ないかもしれない。要は、私が申し上げたいのは、双方向に往復ができるような仕組みでやっぱりやっていかないと、ちょっとさっきのご質問では申し上げませんでしたが、座談会にしましても、各町村128やられるのは大変なことだと思います。しかし、それをやられた後、やっぱり責任ある回答といいますか、そういうことがまとめが、そういう双方向の交換があって、信頼関係とかまちづくりに対する参画とかということをきっちり促していくんだろうと思うんです。  私は、ある審議会で、あるといいますか、旧町時代の審議会の関係もやらさせていただいていましたが、町当局の方から、ほとんど余りコメントをいただいたこともない。議会の方とは、ましては接触ないという、何か宙に浮かんだ審議会というような、そういう悲しい存在があってはいけないと、こういうことを常々思っているものですから、そういうような活動の。それはシステム化と、言葉はちょっといろいろあるんですけども、やっていただきたいなと考えるわけでございます。その点についてもちょっとご所見を承りたいんですが。  次に、男女共同参画の関係でございます。既に西尾議員からも話がございましたので、予算の関係で。何か、年間の170万円ほどそこそこされておって、全体では少ないんじゃないか。少ない多いのは私もわかりません。そのことはわかりませんが、具体的な施策のないのにお金をつぎ込むわけにはいきませんし、必ずしもお金をつぎ込むことばかりを中心に考えてはいけないと思うんですが、少なくともやっぱりものをやろうと思ったら、お金もかかる。そういう意味で、町長のご答弁にもありましたように、必要ならという言い方だったでしょうか、考えましょうということにつきましては、一応確約をいただいたという確認をさせていただきたいと思いますが、その点についてもお伺いしたいと思います。  それからもう1つ、第3番目のNPOとの関係でございますか、先ほど総務課が窓口になって進めていきたいというお話だったかと思いますが、そういうことで一応大備えされたというふうにぐあいに理解してよろしゅうございますか。単純な質問で恐縮です。  それから次に、情報公開の関係でございますけれども、お話が町長のご答弁の中でも、審議会等をつくってというお話がございました。まことに私自身もそのように考えますし、結構なことだと思います。特に、一時はっとしましたが、165億円という話が出ましたんで。それはちょっと失礼しました。それは間違いだということでございますけども、要は想定されるいろんな手段も今は多様化してきておりますし、ご案内のように、PDCAという言葉をお伝えしますか、もう既に時代は変わってきている部分もございます。それから、導入内容によっては、要するに膨大な経費がかかるということは否めません。時間もかかります。それなりの比較・検討。初め何かありきだったら割合簡単なんですが、世の中が変わってきて、これもやりたい、これもやりたい、こういうこともやりたい、しかしこれは切っていかなければいけなということをきっちり検証していくには、多少。検討しておられる間に、また情勢は変わってくるということもあり得ます。  だから、私はやっぱり短期、多少時間がかかるかもしれませんが、短期で早いうちに検討して、十分しながら、お金のしっかり要ることですから、町民の方のコンセンサスもきっちりつくる必要がある。そういうことで考えておりますが、そういうことにつきましては審議会をまず立ち上げるということ。  2点目は、そういう先を。専門的な知識はどうしても必要になってきますから、そういう外部に委託して、ある意味では庁内検討も含めてですが、庁内での審議会もですが、並行して。どういうぐあいに並行するかわかりませんけども、コンサルタントといいますか、コンサルティングを仰ぐというようなことをして進めて、具体的にいくということが必要であろうかと思います。繰り返しますが、この件につきましては、たくさんの多面的な情報通信というのは、機能を持っていると思うんです。住民の一体感を図る上でも、それから福祉やいろんな形の行政サービスの面でも。それから、町民と私たち議会とか、それから行政当局との心を通わせる上でも、要するに住民主役のまちづくりをつくる上でも。それから、防災関係についてもですね。そういう意味で。あるいは、言葉は悪いかもしれませんが、不要不急の建物よりも、もっと箱物よりも急ぐべき、導入すべきものじゃないかと私は思っております。その辺について、後半の部分はいいんですけれども、やり方についてのことをちょっとご質問したいと思います。進め方ですね。  以上で2回目終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 初めにありました、住民主役のまちづくりのシステム化ということでございます。済みませんでした。そういう中でのきちっとしたフィードバックはしていきたいというふうに思っておりますし、本当に町民の皆さんにわかるような形でホームページにもやっていきたいなというふうに思っております。  男女参画の関係でございますけれども、本当に必要なものは必要でございまして、今、やらなきゃいけないということがありましたら、やっていきたいというふうに思っております。  また、NPOにつきましては、総務課が一応係になっております。係といいましてもまだ勉強不足でございまして、県の方に出向いてでも一緒になって勉強したいと思っておりますので、もし町民の方で勉強してみたいなというのがありましたら、一緒になって講師を派遣していただいてやりたいなというふうに思っております。  また、CATVの問題につきましては、いろいろあります。もちろん庁内にも部会を設けたいというふうに考えておりますし、審議会という名前がいいのか悪いのは別にしまして、また町民の皆さんからの参画、また、専門的見地からの考え方を取り入れるようなシステムをつくりたいというふうに思っておりますし、これには町民の皆さんがCATVの方に入ってもらわないけんわけです。あるところによりますと、7割以上入られた集落には、負担金が要らないかとか、ここには鳥取市がやっておられます。そういう方式も出てきますし、もちろん町民の皆さんの理解を得れないといけません。今はシステムも日進月歩で、本当にいいものがどんどんどんどん安くあるでしょうし、このあたりも含めまして研究していきたい。また、議会の皆さん方におかれましても、一緒に途中経過も含めて、一緒になって考えていきたい、そういう方式を持っております。  本当に、安全で安心できる町というのは、防災面がしっかりしてこないと、まずもって基盤が大変必要だろうと思っております。本当に必要なものは何かというのも含めて、一緒になって勉強したい思います。  よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 19番、矢部君。 ○19番(矢部博祥君) もう1点だけ、それでちょっとさっき漏らしていましたのでお尋ねしたいと思います。  鳥獣被害対策の関係で、ちょっと私がそこまで申し上げなかったんですが、旧郡家町で2分の1ということで、今回の3分の1に全町で整理されて、旧八東町、旧船岡町が3分の1だったということで、その多い方にあわせられたというぐあいに理解しておるわけでございますけど、そういう非常に老齢化も進んで、非常にまた一番農業関係者だけじゃなくて、本当に困っている現状からすれば、県の対策のことも先ほどお話が出ました。そういう中で、少しでも、すべて私が今まで何人かの方で単純な質問なんですが、新町になっていいことができましたか、悪いことができましたか、目の前のことしか見ませんから、みんなだめになりました、こういう話しか私が聞いているのでは入ってきてないですよ。これは単純な質問ですから、今ちょっといろいろお聞きしているんですけど。要は、何らかの困っている問題に対して、どうやって手を差し伸べていくかということが、お金の問題だけではないかもしれません。  それから、県の方で何されていますイノシシ、何とかかんとかというのもあるようですけども、例えば手間がない、そういう方は県の方に要請を受ければ、学生が主体になっているんですけどね、あれは、援助に行きますよと、その行き先をつけたりね。こういう方のことの周知も図ったりして、積極的な支援策というのがもっと要るんじゃないかと私は思っております。これは、通告もしておりませんので、私の知識の範囲でお話していますが、そういうことでございますので、いろんな面でもう少し内容を精査されまして、対策を講じていただきたいなというお願いでございます。  若干のコメントをいただければありがたいと思います。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 本来なら、町民の方に有利な部分が残ればよかったんでございますけれども、そうはいきませんで、もとの3分の1に返ったという分が現実だろうというふうに思っております。その問題は改めて考えさせていただきますし、集団でされる場合の問題については、個々でなしに考えさせてもらいたいというふうに思いますし、また、先般も河原町ですか、応援団を頼んで杭を打たれたというふうなこともありました。そういう問題も含めて、新しい町になって担当が、他の旧町の地域はよくわからんからということでなしに、全域を早急に歩かせるようにしますので、よろしくお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、19番議員、矢部博祥君の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(松田秋夫君) 10分間休憩いたします。                (14時53分) ◎再  開 ○議 長(松田秋夫君) 会議を再開いたします。                (15時04分) ◎一般質問 ○議 長(松田秋夫君) 次に、1番議員、秋山宏樹君の質問を許しますので、登壇願います。 ○1番(秋山宏樹君) 1番議員、秋山宏樹でございます。  休憩前の論客議員2名が大変立派にやられましたので、その後を引き続いて私が最後の締めをやりたいと思いますけども、執行部の皆さんの明快なる答弁をお願いいたしたいというふうに思っております。大変長時間にわたっておりまして、執行部の方、また議員の方、あるいは傍聴の方、大変お疲れと思いますので、端的に要件を述べて、私の質問としたいと思います。
     私は、施策の質問ではなくて、具体的な3つの項目につきまして質問いたします。どの項目も地域住民にとりましては非常に関心のある事柄だと思いますので、明快なる答弁を期待し、質問に入ります。  まずはじめに、新庁舎建設について町長にお伺いいたします。この件につきましては、同僚議員が先ほど来より2名質問をされておりますが、重複するかと思いますが、再度お聞きしておきます。  現在、本庁舎及び分庁舎方式で行政執行を行っておられますが、この方式を将来にわたって継続なされる考えなのか。あるいは近い将来、つまり、平木町長が在任中の4年のうちに新庁舎なるものを建設され、すべてそちらに機能移転なされるおつもりなのかどうかお聞きしておきます。だれがどう見ても、今の郡家本庁舎が手狭な感じであることは、否めない事実です。合併協の審議では、特例債が使える向こう10年間のうちに、新庁舎の建設も視野に入れた議論がなされているように思っておりますし、この新庁舎建設問題については町民の関心も非常に高く、今後の動向に注目しておられます。  昨日の同僚議員の質問に対しまして、町長は、財政状況を見ながら検討するという答弁をされております。また、本日の同僚議員の質問に対しましては、今後の課題としてという答弁で逃げておられますが、本音は建てたいんではないかなというふうに私は思っております。  私は、財政状況が好転する要素がない中で、何十億円かかるかわからないような新庁舎建設は、到底無理であると推察しておりますが、町長の見解をお伺いしておきます。  次に、安心して暮らせる町の防災対応につきまして、お伺いいたします。中でも特に、昼間の火災発生時における消防体制について質問いたします。合併後の八頭町消防団は、以前からの各町村の分団後そのまま引き継ぎ、郡家地域に4分団、船岡地域に2分団、八東地域に3分団、合計9分団が配置されております。そして、日夜町民の生命・財産を守るために、しっかりと活動に従事しておられ、そのことに対しまして敬意を表するところですが、さてその実態はどうなのかといいますと、必ずしもその機能が十分に果たされているとは言えない現状があります。  実際にあった事例なんですが、具体的に申し上げますと、合併後のある日、昼間の火災発生があり、防災無線で出動要請がかかりました。そのとき、八東地域のある分団では、消防車の出動が迅速にできず、それを見ていた町民の方々から、不信・不安の声が上がったそうです。なぜ迅速に対応できなかったのかといいますと、それは早急に出動できるだけの人員確保ができない状況にあったというのが最大の要因でした。  合併後の職員異動で、以前その分団に所属していた役場団員が、郡家なりあるいは船岡、また、同じ八東地域でも出先機関に配置され、消防車の出動に必要な最低3名の確保ができなかった。合併後にこういう状況をつくってしまったこの事実は、まさに行政の失態・失政であると言わざるを得ません。火災は、いつ何どき発生するのかわかりません。一刻も早く消防車が出動できる体制づくりが不可欠であると考えますが、町長はこの事態・事実を踏まえ、今後の対応をどのように考えておられるのかお伺いいたします。また、新入団員の確保につきまして、現在、八頭町消防団員数122名中4名減となっておりますが、今後新入団員の確保について、どのような対応をなされるつもりなのかもお聞きしておきます。  そして、このたび新町になってから、満60歳定年制を設置されたのはいかなる理由なのか。新入団員の確保が難しい分団がある中で、あえて定年制を設けるということは、今ある組織の崩壊につながるのではと。強いては、町民の安全・安心して暮らせるまちづくりに逆行するものではと思いますが、町長の見解はいかがなものでしょうか。  3点目としまして、公共料金、中でも水道料金ですけども、納付書配布方法について、一考を要する必要はありはしないのかという質問であります。この水道料金の納付書配布方法が、個人のプライバシー保護を目的とした個人情報保護法に抵触はしていないのかという質問がしたかったわけですが、実はこの質問の通告後に、昨日ですか、既に封書入りで納付書配布がなされた地域があるようであります。そのように、措置がなされたことに間違いはありませんでしょうか、確認しておきたいと思います。  そこで、もしそうであるとするならば、この個人情報保護法に照らし合わせ、個人情報が外部に流出しないよう、その項目のリストを行政側で把握され、しっかり管理されていかなければならないと考えますが、この点につきましては大丈夫なわけなんでしょうか、お伺いいたします。また、そのリストには何と何が、いわゆるどのようなものが整理されておりますでしょうか、お聞きいたします。  以上、1回目の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長の答弁を求めます。  町長。 ○町 長(平木 誠君) 1番、秋山議員の一般質問に対しましてお答えいたします。  初めの、新庁舎は必要なのかということでございます。皆さん方からご意見をいただく中で、一般質問をいただく中でお答えさせていただいております。先回にも申し上げましたように、この庁舎問題というのは、合併協議会では議論されましたけれども、新しい町になって、本当に町民の皆さんが必要なのかどうなのかという部分で決めるべきだという経過の中できております。そういう経過の中で、職員も全職員を合併特例法の中で286名引き継きました。今現在は本庁舎、総合支所方式、分庁方式でございます。職員の方も、5割の補充ではなかなか財政が厳しいだろういうことで、おおむねの合意の中では2割補充、10人やめられたら2人しか採用しない。と申し上げますのは、何年間の、10年間なら10年間の間の空白期間をつくりますと、また行政に支障が出てくる、そういう部分でございます。  本当に合併の効果を上げるためには、本庁方式、総合支所ではなしに支所方式がいいと思いますけれども、今お話させていただきましたように、そういう方式で来ております。これから職員が減っていく中で、本当に町民のサービスを考えたときにどうなのかということが議論されてくるというふうに思っております。  4年のうちに建てるのかと言われましたけれども、建てれないと思います。そういうことで、いろんな意味での庁舎を建てる・建てない、または庁舎が移転する、建てる・建てないにかかわらず。いろんな方法はあろうかと思いますが、そういう流れの中にあるというふうに今認識しておりまして、じゃあ5年後には建てるとか、私が申し上げる筋の問題ではないというふうに思っております。  もう1点は、安心して暮らせる町の防災対応でございます。本当に広留の、厳密に言ったら若桜町側だったんですが、大変ご迷惑をかけました。それを聞きまして、早速に手配をしまして、各支所の体制はどうなのかということを、町長として2回目の臨時会だったですかね、尋ねまして、指示をいたしております。と申し上げますのは、先ほどありましたように、職員の方が団員としていらっしゃる。それぞれが動いていたわけです。異動でいろいろな方面になりました。郡家地域でも第4分団と言っておりましたが、郡家の職員だけで昼間だけの対応の分団がございました。船岡地域では、職員が自衛組織として自主的にやっておられましたし、八東地域におかれましては、正規分団として職員がおられたということでございます。  そういう中で、それぞれ確認をいたしまして、八東地域は本当に昼間の火事にどれだけの人数があって出れるのかどうなのか。船岡も郡家も一緒であります。チェックをさせていただいて、二度とそういうことがないような体制を今とらせていただいております。5月10日に各地域の消防団、団長さんを初め役場に集まっていただきまして、いろんな問題点を話をしていただきました。広域の連携の問題、各分団の対応、いろんな問題がございまして、今では防災無線の関係もございまして、東部広域からはダイレクトにそれぞれの地域に連絡が入り、防災無線のサイレンが鳴るということでございますし、消防車が走りますときには、ウーンウーンというのは通過点であって、ウーンカンカンで初めて、その地域が火事だということでございまして、その地域地域のときに、今現在では鳴らすという方向であります。船岡地域でしたら、旧の船岡地域の部分に入りましたら、ウーンカンカンが鳴るということでございます。そういう中で、早く統一したいわけでございますけれども、防災行政無線の統一もまだでございまして、急ぎたいなというふうに思っております。  それと、申し上げましたけれども、今月の26日には鳥取県東部の操法大会、第1回の操法大会がありました。以前は、八頭郡としてそれぞれ持ち回りでやっておりましたのが、町村が少なくなったもので、岩美町と八頭町、若桜、智頭ということでございます。船岡地域の第2分団が優勝されて、県大会に出られるというふうなことでございますし、消防団の方もそういう面では士気が上がっておりまして、本当に八頭町、皆さんのボランティア精神の中で守ってやろうという気質を、私は読み取らせていただきました。大変お世話になります。  そういう中で、分団の中で団員数が定員割れしているというご指摘がございました。実際そうであります。そういう中で60歳定年はどうかということでございますけれども、これは各地域の自警団の中でも今、人数が少なくなったというふうなことがありまして、本当に年齢制限の関係も出てまいります。しかしながら、消防団につきましては、60歳ということでやらせていただいて、団員確保をしっかりやっていきたいなというふうに考えております。自警団は特に別でございますが、思っております。  それと、水道料金の関係でございますけれども、ありましたように、八東地域では、今までが手計算だったでしょうか。新しい町になりましてからは、検針員が各家庭・事業所の量水器で、ハンディ計算機で検針をしまして、検針の結果を即日にポストといいますか、個人の家の家庭に何トンで何トンで、今回は幾らですというのを投げ込むわけです。これは、メーターで漏水の関係もすぐわかるようになっておりますし、こういうものを即時出していただくということを、新しい町になったらすべてするようにしていたんですが、検針員さんの体制がとれなかったために、4月と5月分は従来どおりの検針方法にさせていただいて、納入通知書と振込通知書を区長さん等に配布していただいたと。また、一部の地域についてもあわせて集金をしていただいております。  先ほどおっしゃいましたように、6月分以降につきましては、ハンディ方式をとりまして、検針時のお知らせ。また、納入方法は、口座振替もしくは個人納付ということで、中身が他人に知られるということはないというふうに思っております。なお、この水道料金の集金の手数料が集落に出ておりましたものでして、郡家地域の一部では、納付組合を通じて集金させていただいております。これは、納付組合内の皆さんが、ご了解のもとの上で、説明会にも出ました、の上での話であります。  個人情報、大変個人保護法の関係で難しい部分があると思いますけれども、そういうこれは税金も含めてです。税金も含めて、いろんな面であろうかと思います。先般も個人保護の関係で、今洗い出しをしております。大変な作業でございますが、本当に個人の情報が外に漏れないということで、その項目は何項目かとおっしゃいましたけど、今ちょっと手元にありませんが、膨大な資料です、本当に。それを登録して管理するという課をつくっておりますし、企画人権課の方なんですが、地方公務員法の守秘義務以前の問題として、データが流れる、自分の意思とは反して出る場合がありまして、そんなことがありますので、二重・三重のチェックが必要かなというふうに思っております。  一番私どもが心配していますのは、税金の関係が1番目に見えておりますし、でもこれは納税組合の報償金のことがあるけ、どうしようかなという集落もありまして、なかなか統一が図れていないところもあります。けれども、町としては、やっぱり振り込みの方でなるべくお願いしたいなというお願いはしております。  以上で秋山議員に対しての答弁とさせていただきます。 ◎追及質問 ○議 長(松田秋夫君) 追求質問を許します。  質問はございませんか。  1番、秋山議員。 ○1番(秋山宏樹君) 2回目の質問をいたします。  とかく歴代の町長は、自分の任期中に箱物を建てたいと、今までの過去の町長は、大体そういうふうな町長であったわけですが、平木町長、先ほどの答弁は、私の任期4年のうちには建てれないと。建てたいけど建てれないんじゃないかなというふうな思いだと思いますが、建てれないというふうな答弁をいただきましたので、そういうふうな方向性で行くんではないかというふうに思います。  そこで、郡家庁舎が手狭ということは、合併以前からわかっていた問題でありましたので、私はこの船岡庁舎、ごらんのとおり大変広うございますし、余裕が十分あるのではないかというふうに思います。何も本課を全部郡家庁舎というふうな形をとらなくても、空いている船岡庁舎でも持ってきていただければ、車で10分以内でそれぞれ移動できるわけですから、そういう形をとりながら、ISO14001の郡家庁舎が通路もとれないような状況ではだめだというふうに、私は感じがいたします。この船岡庁舎をもっと有効活用されることも1つの方策であろうというふうに思いますし、また、鳥取県の出先機関であります八頭総合事務所が同じ郡家地内にあるわけですが、実は私は昨年、片山知事とちょっと懇談する機会がありまして、そのことにつきまして、八頭総合事務所を八頭本庁舎として活用させていただくことは可能かどうかということをお尋ねしましたら、片山知事言わく、合併してからの動向を見ながら考えたいというふうな展開でありました。十分にアプローチするだけの価値はあるのではないかなというふうな判断をしますが、町長にその意思がおありかどうかお伺いいたします。  次の問題としまして防災対応ですが、先ほどの町長の答弁は、何かよく理解ができませんでした。実際、八東地域、いわゆる具体的に言いますと、役場の前の車庫にある消防車は、すぐ出動できる体制にあるのかどうか、そこを端的にお伺いしたいというふうに思います。防災計画云々というふうな話がありましたが、それはずっとずっとまた先の話であって、今これからでも火災があるかもわかりません。そういうときの対応ができるかどうかというふうなことの緊急性を要する問題でありますので、このことにつきましてもお伺いしたいと思いますし、新入団員の確保につきまして、具体的な方策をまだおっしゃられてないのではないかなというふうな感じがしておりますので、再度答弁を求めたいと思います。  満60歳定年制につきましては、旧の郡家地域なりがそれぞれ取り組んでおられた事実もあるようですので、これが合併後になってから、さらにその枠を全域に広げられたというふうな認識をするわけですが、新入団員の確保とあわせて定年制も考えていかれないと、定年になったからやめて、新しい団員も入ってこないというふうな状況がつくり出されないような方策をとっていただきたいというふうに思いますので、それにつきましても見解をお願いしたいというふうに考えます。  個人情報の保護に関するリストが膨大なものだというふうな、今答弁であったわけですけども、どういう項目について、いわゆるどういう種類についての個人情報保護を役場の方ではきちっと整理されておるのかという質問要旨だったんですが、若干の食い違い・勘違いがあるんではないかなというふうな思いがしますので。いわゆる、税金の関係とか、いろいろ個人情報をしっかりと役場庁舎内では管理しておられるわけですが、それがどういう項目を管理しておられるのかと。それをしっかりと今後も管理してやっていただきたいというふうなことでありますので、その点につきましての展開・答弁をお願いしたいと思います。  2回目の質問を終わります。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 1つには、庁舎の活用ということでございますけれども、この問題については考えてみたいと思いますが、1つの流れの中での決裁までの流れを見ますと、本当はやっぱり1つの方がいいんじゃないかなと思っております。電子決裁という手もあるんですが、電子決裁も考えておりますけれども、今の段階で県の方にもお伺いしますけども、電子決裁は電子決済で、別の稟議が上がってくるというふうな話もおっしゃっていました。慣れたらいいんかもわかりませんが、電子決裁をただ単純に、良としないところもあるというふうなお話も聞いております。なるべく1つのところでやっていった方が、スムーズに流れるというふうに考えております。  もう1点は、八頭の総合事務所の件でございますが、合併前からも話がありましたし、私も承知いたしております。知事さんとはお話はしておりませんが。保健局の方も鳥取の方に出られましたし、そういう中で今、変則的な運営も総合事務所ではやっておられます。県民局もできました。八頭県土整備局もありますし、八頭地方農林振興局もございます。対応は、旧の八頭郡の対応をしておられます。この対応が東部の事務所に移ったときに、本当に八頭の総合事務所がどうなるのかなという問題が1つあります。けれども、今時点ではお話もしておりませんし、今後の問題として、話はしてみたいなとは思っておりますけれども、今々の問題ではないというふうに考えております。  それから、防災対応の消防の関係ですが、昼間の火事につきましては、先ほど申し上げましたように、広留野の山林火災のことを踏まえまして、指示をいたしまして、昼間に職員が出動できる体制をとっております。  また、個人情報の保護の関係でございますけれども、住所・氏名・年齢・性別、これにつきましての情報。それから、税金の滞納の問題とか税額の問題、そういうことで基本的にはありまして、こういう情報が漏れないようにということでございまして、これにつきましての最低限といいますか、今リストを作成して、各課でやっております。本来ならもう少し早い時期にやっているべき問題なんですが、合併の関係で少しおくれておりますが、今、精力的にやっております。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) 1番、秋山議員。 ○1番(秋山宏樹君) それでは、最後の質問をさせていただきます。  八頭総合事務所を今々の話というわけではないわけですけども、あそこに入っておられる今の方々がそれぞれ異動されて、空きがたくさん出てきだしたときには、まず第1番目にこの八頭町長の方がコンタクトをとっていただいて、そこに入れるような方策をとっていただけたらいいかなというふうな思いの中で述べさせていただきましたので、常々頭の中には入れておいていただきたいというふうに思います。  それと、もし仮にそれができないということになれば、いずれは新庁舎の建設問題ということが出てくるんだろうというふうに思いますが、そのときには全町民対象としたアンケートをやっぱり実施されて、要るのか要らないのかということも問いかける1つの方策ではないかなと。町民の方がぜひとも要るという方向性が決まれば、それなりの動きが出てくるんではないかなというふうな思いがしますので、もしそういうことになれば、住民アンケートなりを実施される気持ち・意思が町長にあるかどうかお伺いしておきますし、次に消防の問題ですが、新入団員の確保策が全然述べられませんが、やっぱり確保策はないということなんでしょうか。  町長、答弁されますか。それは2回目でいいんですか。答弁漏れなんです。  私は、この確保策というのは、いわゆる新規採用されますね、職員の。やっぱりそういう方に対しては、採用条件として、消防団員に必ず入ってもらわな、あなたは採用しませんよという、そういう規制枠をやっぱりつくるべきではないかなと。職員数も減ってくる、消防団員数も減ってくる、何もかれも減ってくるということでは、やっぱり町は成り立ちませんので、そういうことができるのかどうか。もし可能であれば、そういうことも含めて、やっぱり採用をやっていただきたいと思いますし、町長の公約の第1番目に男女共同云々とありますが、ここで女性団員の登用ということも考えていただきたい。  他の自治体では、女性団員を育成して、やっておられる自治体もあるやに聞いておりますが、そういうことは考えの中にはありませんでしょうか、お伺いしておきます。  最後ですが、ここで消防団の各種手当の問題につきまして、ぜひとも見直しを行っていただきたい項目がありますので質問させていただきますが、ここに消防に関する調書をちょっと見ておるんですが、年額報酬につきましては、団長から団員までおおむね7階層においてそれぞれ差はありますが、おおむね旧3町の最高額を新町に引き継いでおられます。例えて言いますと、団長は年額9万円、団員は年額4万円であります。手当に関しましては、出動手当が1人1回で大体2,000円で決定。これは、郡家・船岡方式を採用されているものだというふうに理解しております。八東の場合には、1人当たりではなくて、1分団当たり年額18万8,000円。問題は、次の整備手当・操法手当でありますが、合併以前の郡家なり船岡分団にはこの手当がなくて、八東だけでありました。その金額は、整備手当・操法手当とも年額17万円。  さて、合併後はこの整備手当が1団員当たり5万円となっております。 ○議 長(松田秋夫君) 1番議員、先ほどの現在質問されておられる内容につきましては、質問事項と全く違いますので、これを削除します。 ○1番(秋山宏樹君) 関連しませんか。  議長がそういう判断をされましたら、この件につきましては取り下げますが、今までの質問について、じゃあ答弁をお願いします。 ○議 長(松田秋夫君) 町長、答弁。 ○町 長(平木 誠君) 庁舎問題につきましては、アンケートを実施するに至らないというふうに思っております。  それから、新入団員の確保につきましては、実情をよく調査しまして、大変申しわけないんですが、早急に確保するようにお願いしてまいりたいというふうに思っております。  それから、職員の採用について、そういうものを設けるべきではという話がありました。男女参画ですから、別にそうではありませんし、先回の第1回の東部地区の操法大会では、岩美町は女性団員が来ていらっしゃいました。そういう中でありますけれども、試験枠の中には、要件としては入らないというふうに思っております。  それから、団員さんの手当とか整備手当の問題、これはそれぞれの協議会の中で協議されて、上がってきて、一番ベストにはいかなくても、ベターな段階で調整がついているというふうに考えております。これは、本当にそれがないがために、火災活動に大きな支障を来すということであれば、即座に見直しをさせていただきますけれども、様子を見させていただきたいというふうに思います。  以上であります。 ○議 長(松田秋夫君) これにて、1番議員、秋山宏樹君の一般質問を終わります。  以上で一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(松田秋夫君) お諮りいたします。  議事の都合により、6月22日から6月27日まで、6日間休会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                   (異議なし) ○議 長(松田秋夫君) ご異議なしと認めます。  よって、6月22日から6月27日まで、6日間休会することに決しました。 ◎散  会 ○議 長(松田秋夫君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これにご異議ございませんか。                   (異議なし) ○議 長(松田秋夫君) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月28日、午前10時から再開いたします。  どうも御苦労様でございました。                (平成17年6月21日午後3時42分散会) 会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...