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平成21年第7回定例会(第5号 9月 7日)

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  1. 倉吉市議会 2009-09-07
    平成21年第7回定例会(第5号 9月 7日)


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    平成21年第7回定例会(第5号 9月 7日)                  倉吉市議会会議録(第5号) 平成21年9月7日(月曜日)    第1 付議議案に対する質疑 〇会議に付した事件  ◎日程第1  ◎議員由田隆君に対する懲罰の動議                   午前10時00分 開議 ○議長(段塚廣文君) 皆さん、おはようございます。  それでは、開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。以上、報告をいたしておきます。 ○議長(段塚廣文君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  日程第1 付議議案に対する質疑
    ○議長(段塚廣文君) 日程第1、付議議案に対する質疑を行います。  まず、報告第4号 平成20年度倉吉市健全化判断比率及び平成20年度倉吉市資金不足比率について質疑を求めます。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  これより、認定第1号 平成20年度倉吉市一般会計歳入歳出決算の認定について質疑を行いますが、歳出の部については各款ごとに質疑を求めることといたします。  まず、歳入の部について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、18番金光隆君に質疑を許します。  18番金光隆君。 ○18番(金光 隆君) 18番。認定第1号 平成20年度倉吉市一般会計歳入歳出決算の認定についてでありますが、歳入の16款2項1目不動産売り払い収入、60万1,700円の収入未済でありますが、たしか18年、19年にも決算に上がっていたと思います。もう一度、どういうことで発生しておるのか、またこれが何年目になっておるのか正確なところをお聞かせ願いたいと思いますし、土地を売って収入未済ということはそのとき払っていただけなかったということでありますが、いまだに収入が未済となっておるということは、一体どういうことなのかなというふうにも思いますので、お聞かせ願いたいと思います。  次に、20款4項3目、雑入の3節、民生費の雑入、それから収入未済額3,641万5,510円、不納欠損額91万8,332円、それから8節の土木費雑入285万4,600円、10節、教育費の雑入の収入未済額が1,166万2,591円で、不納欠損額が7万8,008円ですか、この内容を伺いたいと思います。 ○総務部長山﨑昌徳君) 金光議員の御質問にお答えいたします。  まず、財産収入の16款の2項1目の土地の売り払い収入の関係であります。これが収入未済になっている理由でありますけども、議員もおっしゃいましたように、昨年もこのことについて答弁いたしました。この60万1,700円が入っていないという分でありますけども、平成8年からの滞納分であります。平成元年の5月に河北の土地区画整理事業によって、土地売買契約を締結して売買代金を納付していただきました。平成8年の8月に最初換地処分の結果、約11平方メートルの土地の増がはっきりしまして、この11平米の増による土地の価格60万1,700円の徴収が発生したわけであります。購入時には、平成元年の話ですけども、購入時には若干の誤差がありますよということを説明しながら、購入をしていただいた経過がございますけども、その誤差が11平米ということで、その11平米が多いということで購入者に納得が得られていませんでした。  この土地はまだ、いまだ所有権は倉吉市にありまして、土地はありますけども、家等は建っておりません。購入者が勝手に売買することもできませんし、この土地の固定資産税は購入者としては払っておられます。支払いもしておられますので、現在納付の交渉をずっと引き続き行っておりまして、今、島根県の方に住んでおられまして、その方とずっと問題解決に向けた協議を行うことで、一応確認はしておりますけども、引き続き解決に向けて交渉を進めてまいりたいというふうに考えております。  それから、20款の4項3目の雑入での不納欠損の理由等でございますけども、まず生活保護の関係がございます。不納欠損は、平成20年度決算における生活保護返還金不納欠損が時効によるものが1件、84万324円でありますし、それから学校教育の関係で寄宿舎給食費の生徒分の部分として、20年度決算におきます不納欠損が時効によるということで7万8,008円ございます。それから、雑入の収入未済額生活保護返還金でありますけども、これは返還金が発生したときに、申請がよろしくないということで、保護を受けたという場合にその費用を不正受給だということで返還をしてもらうようになるわけですけども、その事実が発生した場合に速やかに全額返還していただくものでありますけども、既に使ってしまっておるということもありまして、分納計画に基づいて毎月分返還をして、分けて返還をしていただいておるということで残ってしまっておるというのが収入未済としてあります。20年度決算において生活保護返還金収入未済額は2,447万円ございます。  それから、民生費雑入で145万1,241円というのがございますけども、児童扶養手当の返還金、これが142万6,000円が主なものでございまして、児童扶養手当に対して受給資格が喪失していると、なくなっている状態にもかかわらず届け出をしなかったために、返還が生じておるというものでございます。返還金が1人当たりが高額なもんですから、19年度分で2人分、それから平成20年度分で2人分ということで、その合計が142万6,000円ということで、定期的に連絡をとりながら返還をお願いしております。  それからもう一つは、障害児地域生活支援事業収入未済額2万5,241円というのも内訳としてありますが、これにつきましても、この事業の中で日中一時支援事業というのは在宅障害児を対象とした宿泊を伴わない短時間の日中受け入れ利用でありますけども、この事業で保護者から負担いただくものが2万5,000円あったにもかかわらず払っていただけてないということで、直接納付のお願いをしてきております。決算において、まだお支払いいただけなかったというものでございます。  それから、20款の4項3目のうちの土木費の雑入もございますが、収入未済額土木費雑入が285万4,600円ございます。経過を申し上げますと、河北、それから河北第2土地区画整理事業地内の土地の平成8年度から平成13年度における換地に伴う精算金であります。平成20年度当初は未納者が5名、288万9,000円強の未収金がありましたが、分納誓約、分納納付によりまして若干納付をいただいておりまして、このうち1名は完納されましたけども、現在はまだ4名の方が未納として残っておりまして、引き続き計画的な分納納付を行っていただくよう働きかけてまいりたいと考えております。  それからもう一つ、教育費に未済額がございまして、学校給食費の関係です。平成20年度に公会計に移行いたしました学校給食費でありますけども、過年度分の500万9,723円が学校給食会から引き継いだものでございまして、その引き継ぎが500万ございましたが、内訳は平成17年度分が144万、平成18年度分が151万、19年度分が205万円ということ、それから過年度収入が17年度が5万3,240円、18年度が2万1,738円、19年度が21万5,104円ということで、合計29万82円、20年度に支払いいただいておるところでございます。  以上が雑入の関係でございます。 ○18番(金光 隆君) 土地を売って代金を支払っていただけないのかと思ったら、まだ登記してないということですから、売ってないということだと思いますけども、やっぱり本人が納得がいかないから払われないということだと思いますが、今までどおりずうっと続けていくと、不納欠損ということにはなるのかならないのか、それから経済的な理由なのか感情的なトラブルなのか、この辺のところもあると思います。  それで、今後続けると言われるけども、平成8年から発生しているということになると、長いわけですが、不納欠損だったら、まず生じるのか生じないのか、生じるならいつそういうことになるのかお聞かせ願いたいと思いますし、それから雑入ですけども、民生費の雑入、これ一たん生活保護とか児童手当とか、生活弱者に対するいわゆる扶助みたいな形をとっていて、それが間違いであった、これ申請をしなければならないものか、あるいは行政の方が事務的手続が怠ったのか、この辺のところもあると思いますけれども、非常に本人にとっては苦しいことじゃないかと思います。  一たんもらって使ってしまったのを、今度はその後にもらうもので差し引きして支払っていかれるということの説明でしたけども、非常に本人にとってかわいそう。こういうことが事前に察知したりして防ぎ切れないものか。毎年こういうことが決算の時点で出ているように思いますが、この辺の、ここのところをもう一度説明を願いたいと思います。  それから給食費、これは過年度分、まだ学校給食会でやらない、公会計にならない時点でのことを引き継いでいるから不納欠損だということでしたけども、この場合、不納欠損として扱い切れるものなのか私にはわかりませんので、そこのところをお聞かせ願いたいと思います。会計方法としてスタートしたのは20年度、これが決算としては初年度ですが、不納欠損としてでき得るものか、お聞かせ願いたいと思います。  それから、子育てする上で大変若者の苦しさもよくわかるわけですけども、やはり食べるということは、一番成長する段階で基本的なことでありますので、その保護者等についてよく理解と教育をして促していくということも行政の大切な仕事だと思いますが、そういう対応をお聞かせ願いたいと思います。 ○総務部長山﨑昌徳君) 再度の質問でございますが、まず河北土地区画整理事業によっての土地売買契約によるこの収入未済の件でございますけども、不納欠損ということにはする考え方を持っておりませんし、土地がございますので、その土地に対してずっと土地は残ってありますので、不納欠損という考え方は持っておりません。感情的なトラブルというよりも、和らいできておりますし、話ができる状況であります。本人さんも、ずっと県外で勤めを持っておられて、将来的にこっちに帰ってくるんだというふうな考え方でありますので、そうした時点では解決ができるんじゃないかというふうに、こちらとしては考えておるところでございます。  それから生活保護費の関係でありますけども、生活保護の返還金というのは法第63条の返還金と法第78条による返還金というのがございまして、法の63条というのは資力があるけどその時点での内容で保護を受けたとした場合、受けた保護費の範囲内において保護実施機関の定める額を返還するという内容のもの。それから78条というのは、不実の実際ではない申請、不正な手段により保護を受けた場合に、その費用は返還するというので、いわゆる保護費の不正受給によるというものでございまして、事前に説明をして届け出を徹底してもらうようにお願いしておるものでございます。  それから給食費の関係がございました。私が先ほど説明しました20年度は公会計に移行したので、収入未済額として残っているのが、平成17年、18年、19年ということで、その気持ちで答弁いたしたわけでありますけども、不納欠損ではなくて、収入未済として入ってきてないという額が先ほどの額でございます。不納欠損をする可能性というのもなきにしもありませんが、今の段階ではそれを残して、収入未済として残しておるというものでございます。不納欠損にならないように、順次働きかけて納入してもらうように考えておるところでございます。以上です。 ○18番(金光 隆君) 大体内容がわかりました。これ以上質問しても、一般質問的になりますが、この土地のことは不納欠損にならないということを言われたので、話し合いによって解決されるではないかというふうに思います。  それから次の児童手当については、やはりもう少しチェックをきちっとやる必要がないかなというふうに思いますが、どういうぐあいにしてチェックをしておられるのか聞いてみたいと思いますし、それから給食費の件ですが、ここに7万8,000円、10節の不納欠損、これは給食費ではないのか。教育費だから私は給食費かなと思ったんですけども、それでないということですので、これから、先ほど申し上げましたようにいわゆる保護者の皆さんにお願いをしてきちっと支払っていただくということが大切だというふうに思いますので、自覚をしていただくというふうな教育をどのようにされるのか、最後に伺って終わります。 ○総務部長山﨑昌徳君) 飛ぶかもしれませんけども、先ほどの児童扶養手当の返還金の件につきましては、毎年8月に現況届をしていただきまして、その際に実態を確認してチェックをするようにしております。今回の部分も、ほとんどの方が定期的に返還をしてもらっておりますし、返還の滞っている人にも定期的に連絡をとりながら返還をお願いしているということでございます。だけども4人の、20年度に2人、19年度に2人という方がまだ残っておるという状況でございます。それから、先ほどの7万8,000円の教育費のところでの不納欠損のことにつきまして、7万8,000円あるということは、寄宿舎の給食費の不納欠損でありまして、普通の一般の学校給食の収入未済不納欠損したというものではございません。以上でございます。 ○18番(金光 隆君) 先ほど質問いたしましたけども、いわゆる父兄の方々にしっかりと学校給食の成り立ち、そういうことを指導して、倉吉市は食育教育もやっております。そういうこともありますし、食べるということがいかに大切か、その支払いを本当に生活が苦しくて払えない方はもちろんあると思います。しかし、余りにも多いような、他市とか他町村と比べたら以前から多いように思います。そういう教育をどのように進めていくのか、この辺は教育長さんにお聞かせ願った方がいいかもしれませんけども、絶対教育が必要だというふうに思いますので、お聞かせ願いたいと思います。 ○教育長(福井伸一郎君) 先ほど、給食費の未払いの保護者に対する教育ということで御質問がありました。公会計になるまでは学校の方が一括徴収をして、そして支払うという形になっております。その方の支払い未払い額ですね、これは随分長くになっております。このあたりのところは、せんだってのところでも報告があったと思いますけれども、順次給食センターの方の職員の方も督促を出したり、私の所長の名前で出し、そして、また教育長名で出すというふうな順番を追って、今出しているところです。そして、また時間を見つけながらその支払いしてもらうように戸別訪問をしているところでございます。なかなかしかし、その累積のところの家庭もありまして、非常に難しいところがありますけれども、やはり粘り強くそうした大切さを訴えて、支払いしていただきますように重ねてお願いしていきたいなと思っております。以上です。 ○議長(段塚廣文君) 次に、9番由田隆君。 ○9番(由田 隆君) 歳入の7目用品等調達基金繰入金について質問を行うように手続をいたしました。事務方より詳しく説明を受け、資料もいただきましたので、この質問は取り下げをいたします。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  続いて、これより歳出の部に移ります。  初めに、第1款、議会費について質疑を求めます。  ありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第2款総務費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  9番由田隆君。 ○9番(由田 隆君) 9番。総務費につき質問をいたします。  平成20年度の職員等の旅費に関して、まず総括的に質問をいたします。本会議、一般質問でもありました市長の御答弁の中にも、近年旅費に関しては、経費節減徹底しているつもりであるというようなことが言われていました。20年度は、この職員等の旅費に関してどのような経過で1年間来たのか、あるいは前年、あるいは近年と比べてどういう傾向にあるのかをまずお伺いをいたしたいと思いますし、それと、昨年の20年度の中にあって4月に春の園遊会が開催をされており、本市から特別職の方が出席をされ、それに奥様も同行をされておるやに伺っています。まず、事実であるかどうかの確認を最初にしておきたいと思います。 ○総務部長山﨑昌徳君) 由田議員から、職員等の旅費の支給についての近年の状況ということで質問がございました。過去3年間の決算額を申し上げますと、一般会計では平成18年度、868万7,145円、それから19年度は852万8,861円、平成20年度が819万7,760円ということで、20年度の決算額は18年度と比較して、約49万円減少しております。全会計を見ますと、先ほどのは一般会計でございましたが、特別会計を含めた全会計を見ますと、これも比較して約77万円減少しておるところでございます。傾向は減少の傾向だということでございます。  それから、もう1点ございました園遊会への参加につきましては、平成20年度に中国市議会議長会から、会長の職にあった本市議長が宮内庁から春の園遊会への夫婦での参列出席を求める招待状が届き、平成20年、昨年の4月17日に参加されました。参加されたのは事実でございます。 ○9番(由田 隆君) 9番。よくわかりました。近年の旅費というのが減少傾向にあり、本当にある意味職員の努力がここに数字としてあらわれてきているというふうに今、説明、答弁を聞き感じました。  後段のその園遊会の件でありますが、確かに中国議長会という名前を出されましたけれども、本市においてどなたがこの特別職の職員あるいは奥様に、宮内庁の園遊会ですから東京までの旅費を、派遣命令をどなたが出されて、どなたが決裁をされたのでしょうか。その際に、本来の公金支出に関しては、特にというか、これも職員派遣も条例に基づくものとされています。この条例のどこに、どの条に今回のものが該当しているのか明確にお答えをいただきたいと思っています。 ○総務部長山﨑昌徳君) 園遊会につきましては、宮内庁の方から議長夫妻に参列の招待があったものでありまして、夫妻で列席することにつきましては慣例となっておるという判断の中で、公務による旅行とすることは妥当であるというふうに認めております。旅行命令の決裁は、議会費で出ておられますので議長が決裁をされておりますし、市長部局としても議会事務局の方から総務部職員課の方に合議として回ってきますので、それも問題ないという判断の中で、職員課を通して総務部長である私が合議を行いました。  旅費の計算につきましては、職員の旅費に関する条例に基づいて計算をして、適正に計算されているかどうか職員課が合議してチェックをしております。旅費の支出命令につきましては、議会事務局長が決裁をし、会計管理者が支出の執行を行うということで、これは財務規則に基づくものでございます。議員からありました、どこにそういった条例のもとがあるのかということでありますが、倉吉市職員の旅費に関する条例に。(「何条ですか。」と呼ぶ者あり)特にはこのもの、任命権者の決裁でもって支給することができるということで、第20条の2も参考にしておりますし、第1条も旅費に関しての必要な事項を定めておるというものでございます。 ○9番(由田 隆君) 今、説明を聞きましたけど、今事件、この件について、旅費に関する条例が定められていて、すべてそれ網羅する以外は支給してはならないというふうになっているんですね。今、山﨑部長が言われた20条、こんなふうに書いてありますよ。20条の2にこんなふうに書いてあります。今、山﨑さんが根拠とされたところです。  20条の2「任命権者は公務のため国または他の地方公共団体の職員その他の者に一時その在勤地もしくは住所を離れて旅行することを依頼した場合には、その者に旅費を支給することができる」。これは今、山﨑部長が言われたところです。そして2項があります。前項の旅費は任命権者があらかじめ市長と協議の上、一般職の職員の例に準じて行うことと定めた額とすると。まず、どこにも今、1条のことも言われましたけれども、奥様のことが一つも書いてない。かつ、私はなるほど今回のことに関して、それは特別職御本人だけでなしに、その内助の功たる奥さんにも大きな功績がある、そういう意味では御夫婦に宮内庁からの御招待があるのは当然だと思います。  しかし、その際に、市が条例に基づいて公金を支出する際には、やっぱり厳格じゃなければいけんというふうに思いますよ。それでも御夫婦で行っていただくためには、任命権者と協議の上、その額を定めるというふうになっていますが、部長、いつの期間に任命権者と御協議されたんですか。今聞けば、会計責任者とか担当者の合議。それは議長がそうすることはこれは仕方ない。しかし事務方が、法律をしっかり熟知されている皆さんが手続上問題のないようにしなければならないのは、あなた方の責任じゃないですか。こんなふうな指摘をされることはないと思いますよ。僕は、間違っている。あなた方の取り扱いが、このように思います。(発言する者あり)何で一般質問ですか。(発言する者あり)注意してください、議長。 ○議長(段塚廣文君) 何の注意をするですか。 ○9番(由田 隆君) このやじを。一般質問ではありません。 ○議長(段塚廣文君) 一般質問でなかったら、一般質問でないと主張されればいいでしょう。 ○9番(由田 隆君) どうですか。 ○議長(段塚廣文君) しかし、少しちょっと待ってください。事実に反することについては、議長は注意する関係がありますからね、言わせていただきますが、市長と協議がなかったということは確認できていないですね。協議はなかったんですか。確認してください。 ○9番(由田 隆君) 議長、あなたに聞いてないんですよ。議事整理だけしていただければいい。 ○議長(段塚廣文君) ちょっと待ってくださいよ。事実と反する発言があった場合は議長は注意をしてもよろしいと書いてありますから、それで言っとるんですよ。まず、市長と協議がなかったという前提であなたは発言しとるんでしょ。協議なかったんですか。そのことを確認の上で答弁してください。(発言する者あり)座ったでしょうがな。 ○9番(由田 隆君) あなたがしゃべっとるから座ったんですよ。 ○議長(段塚廣文君) 続けますか。 ○9番(由田 隆君) 続けます。それで部長、こちらを見てください。それで、この際に職員の方とこの質問を通告を出してやりとりする際に、慣例に従ってというようなことを何度も言われました。いつの慣例に従ったのかもあわせてお聞かせください。 ○総務部長山﨑昌徳君) ここの第20条の2につきましては、旅費については任命権者があらかじめ市長と協議の上、一般職の職員の例に準じて定めた額とするということでありまして、その任命権者、議長があらかじめ市長と協議の上、旅費を定めていくということでありまして、この協議の上という部分は、執行機関である、市長が執行機関でありますけども、それを今では職員課が合議をしてチェックをしていると、協議しているということでありまして、議会事務局が旅費についてこういう執行機関である市長部局の方と協議をしておるということでありまして、このことについては旅費の額についての規定でありまして、公務による旅行の命令はあくまで任命権者である議長の権限で、任命権者が権限を出されたということでありまして、旅費については2項で同じ職務による旅行でありますので、職員の例に基づき支払うことが妥当であるということで判断されたものだというふうに考えています。ですから、私も旅行命令書には、合議が職員課から回ってきておりますので、私も合議を押しております。この処理については間違っていないというふうに判断しておるところでございます。 ○9番(由田 隆君) 法律も見方によってはこれだけも違うものかと今感心しています。  今、20条を例を出されて言われましたけど、20条は旅費の特例ということでいろいろ書いてあるんですよね。そして20条の2。特例の件でこの20条は起きているんです。それなぜ特例、これはいろんな場合が想定される。本市からどこかに任命権者あるいはその他の者が派遣命令を出して出張させる、それが普通。しかし、それだけでない。市民の方とかいろんな方にも何か市の業務にかかわることで派遣をする際に、その際に特例ということで、本来この条例は職員及び地方公務員法で定める特別職しか該当できないんですよ。でも、市の業務はいろんな多岐にわたって市民の皆さんやいろんな県や国の関係機関の方にも協力いただかなければならないということで、そういう特例をもってお金を出して出張していただく。これが特例基準なんですね。今言ったのは、今言ったの、だから、こういう例えば奥様が同行される際には、私はあってもいいと思うんですよ。しかし、この20条の2の2には、だからその際には任命権者と協議をするというふうに私は解しますよ。勝手に職員が、これは条例に基づかないけれども行ってもいいというような判断を、ここに私は条文で明記されているものとは解しません。  先ほどの質問の中でも答弁がありませんでしたが、職員は慣例となっているということを何度も言われました。聞けば、近年こういう事例はないやに伺ってますよ。伺って、ないにもかかわらず慣例という言葉を出して、あたかもこれが法律上問題ないように言われる、その執行体制に私は問題があると思います。慣例と言われるけど、いつから慣例になっているのか。そして再度、この20条、あるいは20条の2の解釈、私の主張が間違っているなら、明確に間違っているとお答えください。 ○総務部長山﨑昌徳君) 倉吉市職員の旅費に関する条例の第20条の2でありますけども、読みますと「任命権者は公務のため国または他の地方公共団体の職員その他の者に」、ここではその他の者になるかと思いますけど、「その他の者に一時その在勤地もしくは住所を離れて旅行をすることを依頼した場合、その者に旅費を支給することができる」ということで、こんなの主語は任命権者であります。ですから、議長がこれを支給することができるという判断に立たれたと思います。  それから、旅費の額については「任命権者があらかじめ、市長と協議の上一般職の職員の例に準じて定めた額とする」ということで、これは職員課ら旅費の元締めとしてチェックをしておりますので、議会事務局の方から職員課に、執行機関である職員課、市長から命を受けた職員課、その部であります総務部長にも合議が回ってきたということでチェックをしております。そこの協議の上に定めた額ということで、これについては先ほど法律上問題があるというふうに言われましたけども、条例上問題はないというふうに理解しております。  それから、慣例というふうに聞き取りのときに職員が申したというふうに言われましたけども、こういった園遊会等に参加されることについては、御夫妻で参加されるということについては慣例となっているというふうに理解をし、そういうことを申し上げたんではないかというふうに思っております。以上です。 ○9番(由田 隆君) 5回目ですよね。私の知り得る範囲内では、この慣例と言われる慣例、御夫婦でいかれるのは慣例かもわかりませんが、旅費の支給は例がないやに伺っていますよ。あるんですか、本当で。いや、問題がないと言われるんだったら、慣例に従ってやってきたというんであれば、そうでしょ。  まして、私、土日に、お二方ですか、民間の方が園遊会に行かれた方にお話を聞きました。もちろん民間の方は高額なお金を使って旅費、あるいは身支度含めて行かれています。それは誉れであるということから、ありがたいことですということで行かれてるんですね。他市にも、私、こういうことで例があるように伺ってません。そうなんですか、本当で。以前私が議員になりたてのころに、前任の市長さんがある会に出られたときの、奥さんと同行され、それは本当に議会で指摘をされ、お金を返された例があります。それとこれとは違うということでしょうけれども、実はその際にも職員は旅費を支給していた。後から支給されて返すことになった、議場で指摘されて。やはり慎重じゃなきゃいけんと思いますよ。あなた、部長、自信を持って言えますか。前任者はずっと奥さんの旅費も公費で支出してきた。それが慣例になっている。そうですか。私ね、そんな態度よりも改めるべきは改めてほしいんです。問題があるところをこうやって指摘されたら、いや、僕が間違ってるかもわかりません。この後、内部協議を開いていただき、ちゃんと明確に、こんなこと言われることのないように私はすべきだと思いますが、いかがでしょうかということが1点。  そして、他市の例、あるいは前例も含めてよく精査してください。なんか漫然と事務をやってませんか。これが来たから慣例に従ってといって、じゃあ慣例はいつですかって、近年ありませんよって事務方は言う。何のことだかわかりません。まあ、事務方のトップの最後の感想と答弁をいただいて、私はこれで終わります。 ○総務部長山﨑昌徳君) この園遊会への招待という文書が、宮内庁から内定の電話連絡があったり、それから全国市議会議長会からの通知もあったりしてのものでありまして、これが公務であるかないかということについては、私は公務であるというふうに理解をしております。(発言する者あり)この手続をしたことについては間違いはなかったというふうに考えております。 ○議長(段塚廣文君) 5回目は終わりましたから、発言はありませんが、あえてこの席で私は言わせてもらうが、私が該当者。それで、私もそういう疑義は一切なかったわけです。(発言する者あり)いやいや、該当者だから一言言わせてもらうと断ったじゃないですか。極めて不愉快ですから。(発言する者あり)だから、しかるべきちゃんとしますよ、それは。ええ、そういう精査をした上でね。わかりましたよ。(発言する者あり)わかりました。これで終わります。  はい、16番福井康夫君。 ○16番(福井康夫君) ただいま9番議員の議案質疑を初めて聞いたわけであります。先ほど議長もおっしゃったように、当事者がおられる中での今回の、この当事者がこの議場においでの中でのやりとりであります。非常に内容としてはナイーブな面もあろうかと思います。ただ、過去の事例も、先ほどありましたように前市長のそういう公務かどうかの位置づけ、これは稲門会への出席であったわけでありますけども、そういう事例もあります。あるいは、このたびの園遊会への招待が公務である。しかし、それが該当するのが特別職、あるいは20条に係る条例に係る範囲をどう解釈するか。これらは他市の事例もまたあろうと思います。14日にも議員懇談会等もありますが、やはり全議員がどうあるべきか。とりわけ先ほどありましたように同伴者、これを伴う場合、社会通念上どうなのかということもまた条例の解釈とは別にあると思います。いわゆる社会通念上どうなのか、市民感情をどう考慮すべきか、いろいろあろうと思います。そういう場でもう一度、14日にでも議論していただきたいと申し上げて終わりたい。(「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(段塚廣文君) そうしますと、またこの議論の場は別に設けたいと思います。  質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第3款民生費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、18番金光隆君。 ○18番(金光 隆君) 歳出3款2項1目児童福祉費、20節の扶助費、支払い済み額6億7,141万7,374円の中で、過払い金返納未済額が9万5,160円あります。これも先ほどの歳入の点で質疑をいたしましたが、同じような趣旨ではないかというふうに思います。会計の処理も事務方から聞きました。  それから、扶助費を受けるということは、生活が困窮しているということで思いますので、先ほどの説明で納得いたしましたけども、このような後から返すということが生活困窮者にとってどれだけ苦しいかということもよく理解の上で、どうしても発生する場合と事前に防げる場合があろうかと思いますので、対処していただくということで質疑を終わります。 ○議長(段塚廣文君) 次に、9番由田隆君。 ○9番(由田 隆君) まず、2点質問を出しています、3款で最初に、母子福祉費についてお伺いをいたします。20年度が147万2,000円の減額になってるんですね。これは、どのような内容なのでしょうかということをまずお聞きをいたしたいというふうに思います。
     そして、3款3項生活保護費についてもあわせて伺っておきたいと思います。近年、これは社会情勢の悪化の中で、本当に市民の窮乏化の中で、この生活保護費も増額、年々ふえている傾向にあると思うんですが、昨年の傾向と、近年どういう現状にあるのかを、まず2点お伺いをいたしたいと思います。 ○福祉保健部長(山口衛一君) お答えいたします。  まず、母子家庭自立支援給付補助金、これの概要なり減額になった理由ということでございます。まずこの事業につきましては、補助金につきましては2つございまして、高等技能訓練促進費、そして自立支援教育訓練給付費の2種類でございます。  高等技能訓練促進費につきましては、20年度、昨年度から本市で初めて取り組みを進めたものでございますし、これは母子家庭の母が看護師なり介護福祉士、そういった資格を有する職種につくために資格取得をする、そういった養成機関で2年以上の修業をする場合に生活費の軽減、生活支援を行うための支給でございますし、それから自立支援教育訓練給付費、これにつきましては母子家庭の母の主体的な能力、こういったものを開発していく、そういった取り組みでございまして、いわゆる教育講座がございます。これは指定されたものでございますけれども、そういった講座、例えばホームヘルパー養成講座とか、パソコン講座、そういったものの受講のために本人が支払った受講料の費用の一定割合を支給をするものでございます。  当初、この高等技能訓練2人分を12カ月計上しておりましたが、利用が11月段階ではなかったということで、12月補正で減額をいたしました。あわせて教育訓練の給付金につきましても利用がないということで減額を12月に行ったものでございます。その後、国の制度が、大変なかなか使いにくい制度ということ、例えば支給期間が期間の3分の1しかないというようなことがこの高等技能訓練にはございますし、やはり経済的基盤の弱い家庭にはなかなか制度的な課題もございました。そういった中で、制度のチラシを児童扶養手当の現況届通知の際にも同封する等してPRをしてまいりましたが、最終的に高等技能訓練費につきましては、2人の申し込みがあったというところでございます。教育訓練給付の部分につきましては、未執行に終わったというところでございます。以上でございます。  もう1点、生活保護費についてのお尋ねでございました。本当に今全国的に厳しい生活状況の中で、生活保護の受給者がふえておるというところでございます。動向といたしまして、平成19年度末で409世帯547人、保護率は10.48パーミル、千分率でございます。平成20年度で455世帯613人、保護率は11.90パーミルということで、19年度に比較して20年度はふえてきておるという現状がございます。その内容の分析でございますが、世帯類型を見ますと、一つには高齢者の方が全体の40%、それから障害者世帯が17%、さらに傷病者の世帯これが23%というような状況でございまして、やはり高齢の方を初めとして、いわゆる生活弱者と言われる方々がこの割合の多くを占めておるという状況でございます。以上でございます。 ○9番(由田 隆君) 9番。ありがとうございました。  また、後段の生活保護のことでちょっとお伺いします。近年言われているように、この現下の不況の中で失業だとかそういう仕事がなかなか見つからない、そのために生活保護費が急増しているというのをよく新聞やニュースで聞くところですが、本市においては、その生活保護費の80%が高齢者、あるいは障害のある方、もう一つは何でした、23%は。全体の8割がいわゆる生活弱者の方ということで、30代、40代、50代の現役の方の生活保護というのが、そうそんなに数字的には、カウント的にはふえてないというのは、多少安心するというんでしょうかね、そこは。逆に言えばこれをずっとなかなか改善し切れない。この80%の方、現在支給されている方は、ずっとこれからも支給が継続されるということですから、ここに倉吉市の実態が出てきているんじゃないかなというふうに思っています。その中にあっても、何らかの手だてを講じていく中で、この生活保護というところを減らしていく努力というのは必要だというふうに思いますが、これはまた委員会の方で十分議論いたしたいというふうに思います。  母子福祉の方に質問を変えたいというふうに思います。確かに、一つには、この高等技能訓練あるいは自立支援教育訓練、僕一つには、行政のPR不足もあったんじゃないかなというふうに思います。確かに法改正によって利用者がふえたと言われますけど、分母、母子世帯がどのぐらいあって、その方たちにこの事業のすべてが行き渡り、その人たちが生活を自立していくために、じゃあこれを利用していこうかと、どれだけの方が理解されていたのでしょうかというのを疑問に感じるんですね。確かにいろんな努力されているように伺っています。新しく母子世帯になった方には、こういう案内、その他の支援もありますから、いろんなことを通知しているというのはあるんですけれども、やっぱりその方の実態に応じたやっぱり支援というのも必要ではないかというふうに思います。  それと、この高等技能訓練ですが、倉吉市や中部の方がこの訓練を受けたいと思っても、じゃあ教育を、その訓練を受ける場がどれだけ身近にあるんでしょうか。僕は逆に、県や国に物申していただきたいと思います。地方の都市に応じた教育訓練、受けたくても教育を受ける場が都会地の人と比べたら少ない。であるとしたら、例えば自立支援教育訓練にしてもやっぱり間口を広げる、受けやすい状況をつくり出していただくような話し合いを県の事務方の担当者の会合の中で話出していただいて、鳥取県としてやっぱり地方の実態に応じた、本当にお母さんが自立していくためにこの法律はこの部分を改正した方がいい、この部分を緩和した方がいいというようなところを言ってほしいと思います。法律の改正待ちだとか、そういうことではなしに、本当に生活支援を行政が行うとしたら、やはりそこらに切り込んでいかないといけないと思います。結果的において、こういう不用額が出てきちゃうんですからね。いい制度であってもPR不足とか、いろんなこの実態に合わない地方都市の悲哀、僕はあると思うんですよ。そこらのところの決意を伺って、もしいい答弁であればこれで終わりますが、よろしくお願いします。 ○福祉保健部長(山口衛一君) お答えいたします。  PR不足の感があったのではないかということがございました。確かに20年度、やはり御指摘のPR不足については我々反省をしました。そういった中で、それを教訓化をいたしまして、今年度4月、このいわゆる養成機関、例えば鳥取短期大学とか、それから看護専門学校等々養成機関を回りまして、この制度の内容の説明、あわせて生徒さんの中にも母子家庭の方もいらっしゃいますので、そういったPRの依頼もしたところでございます。  もう1点、やはり大都市と比較して、なかなかいろんな機関なりそういった機会に恵まれない状況、それをどう切り込んでいくかということでございました。議員は県の方に物申すべきだということがございました。確かに物言う地方自治体といいますか、そういったスタンスは大事だというふうに思いますが、このいわゆる教育訓練費の指定講座、これにつきましては21世紀財団とか健康保険の関係での指定講座という一つの決めがございます。しかしながら、一方では、市長が認めたものは講座として認定できるという項目もございますので、むしろ県にお願いをするということではなくて、自治体、市としてそういった可能な講座が指定できれば、そういった努力もしてまいりたいと考えておるところでございます。以上です。 ○9番(由田 隆君) 9番。事務方に聞けば、県外にも受講されている方があったというふうにお伺いいたしました。ということで私は、もっと身近にそういう本当に学べる場があればいい。いやいや、もっと緩和をするというか、今市長のことを言われましたけど、そういう視点で頑張っていただきたいというふうに思うんですね。県外にまで行くとしたら、例えばこの本来講座のお金以外にも、例えば交通費を支給するとかね、そういう配慮が私はあってもいい。それは何かというと、ここにこの地にないから県外にも学びに行く状況があるわけですからね。やっぱりそういう柔軟性を考えていただきたい。それで、単市でできないとしたら、県が一丸になって、各自治体が一丸になって、県や国に物申していただけませんかということを申し上げました。そして、部長が言われるように、その自治体の長がよしとすればそれが認められる場合があるとしたら、もっともっとそこらあたりを事務方で協議をし、本当に母子世帯の生活支援を今後ともしっかり下支えできるようなお仕事していただきたいというふうに思います。  感想があれば。終わります。 ○福祉保健部長(山口衛一君) 養成機関が本市では限られてしまうと、大都市のような機関がない。大都市の方に通う、行く人もあるのではないかということがございました。そういう中で、一つの事例といたしまして、確かに本市では養成機関が限られてしまいますけれども、例えば通信教育というものがございます。いろいろな資格を通信教育で取得が可能となりますので、当然母子家庭の方でございますからお子さんがいらっしゃる、そういった方が都会で直接養成機関に行って受講、修業するというよりも、むしろ倉吉でお世話になりながら資格取得が可能な通信教育、そういったものも対象とすることは可能でございますので、そういった方向で検討を進めてまいりたいというふうに思います。 ○議長(段塚廣文君) 次に、14番佐藤博英君。 ○14番(佐藤博英君) 14番。私は3款民生費の中で、男女共同参画事業ということで5万円の決算が上がっております。この5万円で男女共同参画事業、どんなことが行われたのかまず伺いたいと思います。 ○市民生活部長(山下高司君) 佐藤議員にお答えいたします。  男女共同参画事業の5万円といいますのは、実は審議会の委員の報酬でございます。これはもともと平成18年度に第3次の倉吉男女共同参画プランの策定に基づいて現在実施しておるというところでございます。目的といたしますのは、男女の人権尊重と、それから地域活動における男女がともに参加できる村づくり、まちづくり、仕組みづくりというような基本にして、環境づくりをどのように推進していくかというようなところでの事業でございます。  この事業を広く住民に仲間に入って一緒になってやっていただくというところで、13校区、男性1名、女性1名というような形で、スタッフ会をつくっていただいています。各地区男女1名ずつですから、今計25名ですか、25名で大体半分半分が男性、女性というような格好になっているわけでございます。そうした中で啓発推進を今行っており、昨年度につきましては特に自治公の町内学習会で、それから地区公の研修会での呼びかけによって6回の学習会を設けさせていただいたり、それからスタッフ会の研修会をどういったような工夫でおりていくかというようなところで、10回をやっておるような状況でございます。  特に、昨年6月には、男女共同推進月間ということもありまして、パネル展示と、県の男女共同参画でつくる協議会と合同となって講座を開かせていただいています。題名は「支え合って防災・減災のまちづくり」というようなことでございます。本市はこうした取り組みをしながら、隅々まで市民の皆様が特に理解をされて、こういった場にできるだけ出ていただいて推進することを目的にしながら、くらよし男女共同スタッフ会を設置して現在やっているということでございます。以上でございます。 ○14番(佐藤博英君) 14番。まあいろいろやってはいるということなんですが、この条例は、男女共同参画条例というのは17年から始まりました。それ以前にいろんな取り組みを経て、多くの議員の皆さんも参加しながら、ようやく条例をつくるというところまでたどり着いたというふうに私思っております。推進本部がどうなっているのか、あるいは市民会議の方はどうなっているのかというのは私よくわかりません。実際に男女共同参画ってどういう事業をして、ここでは恐らく1回の事業だと思うんですが、見えづらいということが非常にあります。  あの当時、随分努力された方々も女性関係ではいらっしゃる。もう少し、もう4年たちますから、4年過ぎましたから、もう少しこれはどういうふうにするんだということは明確に、こうしようということはやっぱり出てきてしかるべきなんじゃないかなというふうに思います。もちろん、人権啓発費というのは決算では310万円ですよね。その中でやりくりしているのかなとは思うんですが、余りにもでも予算が少な過ぎる。そのために、やっぱりこれからどういうふうな取り組みを考えているのか、伺っておきます。 ○市民生活部長(山下高司君) 2点ありました。  見えづらい、明確化ということでございます。実は本年4月1日に、そういった意味もあって、倉吉市においてはスタッフ会の設置要綱をまずつくりました。これをオープンにして、まず市民のすること、それから行政のすることを明確にして、きちんとそれをもとに進めていこうということで努力目標を立てているような状況でございます。  それと予算が少ないという言い方があったわけでございますけれども、昨年は県の方の予算を確かに使わせていただいたと、県と共同でやったものですから確かに県の予算でやりました。今年度については、今計画しておりますけども、まだ計画中でございますけども、どういったところに予算が必要なのか、どういった予算をつけるのがいいのか、より効果的になるのかというようなところを含めて、今後検討してまいりたいというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○14番(佐藤博英君) 14番。積極的に取り組んでほしいと思います。これ男女共同参画といいますけれども、男女平等を何が何でも押しつけるというものではなくて、これ条例見ますと、その中に13条で、子育てや家庭の介護等において必要な施策を積極的に推進するものであるというふうにも書いてます。あらゆる、人間が人間としてやっぱり平等に扱われる、そういう社会を目指したものですから、いろんな施策というのが考えられるので、しかもいろんな施策を支援していくことも考えられるので、積極的に取り組んでいただきたいと思います。終わります。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第4款衛生費及び第5款労働費について一括して質疑を求めます。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第6款農林水産業費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  21番山口博敬君。 ○21番(山口博敬君) 農業振興費のチャレンジプラン支援事業746万円につきまして質問をさせていただきます。  20年度はニンニクの種球、約6トン、マルチの張り機1台、それからパイプハウス約3畝分で取り組まれております。  まず最初に聞いてみたいのは、えらい寂しいけども、近年、最近、まあ農協、JAさんやそれから市、倉吉市がこのチャレンジプラン事業についてどういう対応、周知徹底というのかPRというのか、その辺をどういうことをやってこられたか、農業者または農業団体、農業生産組合とかね、いろいろ団体に対して。まずそれを伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○産業部長(徳田博明君) 山口議員にお答えいたします。  農業振興費のチャレンジプランでございますけれども、先ほどおっしゃいましたように、20年度のチャレンジプランにつきましては、ニンニクとそれから小玉ということで2件でございまして、審査に手を挙げられたのはもう一件ございましたけれども、これにつきましては、県の審査会において残念ながら不認定となったということで、20年度は3件ございました。  この事業につきましても、いろいろ事業はチャレンジプランだけでなくして、他にもいろいろ事業がございまして、国の事業、それからこの県のチャレンジプランというものがございまして、それぞれ事業者において国の事業使われる方もございますし、チャレンジプランも使われることがあるということで、我々としては事業の内容というものを農家の方に説明をして、チャレンジプランを使っていただいたり、それからまた国の事業を使っていただくというようなことで、PRさせていただいております。 ○21番(山口博敬君) 21番。今聞きますと3件あったと、県が認可したものが2件と、こういう実績、実際にはなかなか手挙げが少ないと、ただ、市としてはその他の県や国の事業を取り入れてやっているんだと、こういうことです。だけど、この振興費を見る限り、いかにも弱々しいと私は感じます。いわゆる農業、市長もよく言われますように、倉吉市の基幹であると。基幹にしてはちょっと弱々しいなと、元気さがないように感じられます。実際に農林課の方は、産業部の方は農業団体とも常に意思の交換をしたり、あるいは推進、振興する場合にどういう方向でいこうだとか、いろいろ話し合いをされたと思いますけども、その際にいろいろ振興に対する意見として、どういう意見が出てくるのかとか、どういう意見が出てくるか、プラスもマイナスも含めて、その辺もちょっと言って聞かせてください。意見、どういう意見が出てくるか、その振興に対して。 ○産業部長(徳田博明君) 再度の御質問にお答えいたします。  この振興でございますけれども、まずチャレンジプランに対しまして御説明いたしますと、元気で意欲ある農業者や企業的農家が行う創意工夫を生かした取り組みに対して、農業者等に対して作成をされましたプラン、いわゆる営農計画等に基づいて効果的な支援を行うということでございまして、いろいろJAさんとかそれから生産者の方が、例えばチャレンジプランの今回の特徴でありますニンニクということでございますけれども、これは非常に、一昨年ですか、やられましたけれども、ちょっと種の問題がございまして、本格的には20年度からということでございまして、このニンニクにつきましても、やはり今、農業もだんだん高齢化しておりまして、いわゆるニンニクにつきましては女性だとか高齢者、それから新規の就農者等が取り組みやすい軽量野菜ということで、非常にこの取り組みすることによって農業の振興が図れる。また、倉吉の新しい特産としてニンニクを導入されるということで、これについてもいろいろ、高城、それから北谷、社各方面でこういう取り組みをなされておりまして、市といたしましても、やはりこういう軽量の野菜をつくって、今非常に健康志向でございますので需要が多いということがございますので、こういう振興に対してやはり積極的な支援をしたいというぐあいに考えておりますし、またJAさんの方もそういう指導をされて、こういうような制度を取り入れられたということでございます。 ○21番(山口博敬君) 21番。部長ね、確かに今倉吉の農業、いろいろこの議場で意見が出るようにちょっと停滞ぎみですよ、実際のところ、意欲がない。意欲をかき立てるような対策を打っていかないけんだけども、それにはよく現場を精査をしたり、いろいろ検討する余地もあるし、それから意見も酌み取っていくことも大事だし、それから例えばハウスの、先回も言ったけども、3畝ですよ。面積出せば、6メーターが間口で25メーター、3アール分。これにしたってやっぱり品質を上げたり、生産量を安定化させたり、味のいいものをつくったり、いろいろ要件がこれにあっていくわけで、そういうことであればハウスならハウスをもう少し規模を大きくね。たくさんの方にいろいろ話をしていただいて、こういう状況ですから難しいのはわかる、わかるけども、その辺をよくかみ砕いて説明してもらって、何とか倉吉の農業が将来に向けていわゆる持続可能で立っていくようなその施策をすることが、今が一番大事なときだと思いますよ。少子だ高齢化だ、もう悪いことばっかりですから。ここら辺でやっぱり市もちぃと英知を結集して、皆さんが英知を結集して、何とか地元の産業が活性化するような方向で取り組んでいただきたいということをお願いして終わりますけども、部長さんから何かあれば、それで伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○産業部長(徳田博明君) 再度の御質問にお答えいたします。  市の方が積極的に農家の支援ということでございますが、先ほど言われましたように、この20年度のチャレンジプランにつきましては先回も御質問いただきましたけど、倉吉こがねの生みの親が挑む第2のブランドスイカとして小玉ズイカの分に支援しておりますし、それからスイカにつきましても普通のマツリバヤシにかけて、今まさに第2回目の極実ズイカの査定も始まっておりまして、いろいろスイカにつきましてもそのときそのときに応じて小玉ズイカだとか、それから     今の秋の極実ズイカ等、いろいろ農家の方も研究されて生産されておるということでございますので、そういうものについても、市としてもやはり支援をしていき、少しでも農家の生産、それから生産費が上がるように支援してまいりたいというぐあいに考えておるところでございます。以上でございます。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第7款商工費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、18番金光隆君。 ○18番(金光 隆君) 18番。7款1項2目商工業振興費、21節貸付金、予算額が16億9,826万6,000円、そのうち不用額が4億5,800万4,000円でありますが、昨年後半から未曾有の大不況と言われておりますが、貸付金の3分の1以上が不用であったということは、倉吉市としては、本当に必要がなかったのか、または貸し付け条件が厳しいのか、この辺のところをどう思われるのか、まずお聞きしたいと思います。 ○産業部長(徳田博明君) 金光議員の御質問にお答えいたします。  商工振興費の中で不用額、4億6,000万円余りの額が不用になったということで御質問でございますけれども、この不用額につきましては、98%の約4億5,800万円余りが各種融資制度におきまして金融機関への貸付金であります。この貸付金に係る不用額の多い点につきましては、現状の景気状況を勘案し、金融機関が制度融資により、どの程度の融資を実行されるかの部分が予測されなかったいうこともございまして、ある程度余裕を持った予算措置を行ったということで4億5,000万円、全体の予算は16億とございましたので、4億8,000万ほど不用額が出たということでございます。 ○18番(金光 隆君) 商工業者の皆さんは、どうしてもこの難局を乗り越えていただかなければ、倉吉としても大変困ります。そのために国も緊急経済対策を立てておりますし、また倉吉市としては雇用の場につながることですので、雇用の場の確保ということからも非常に重要なことであります。  そこで、私たちはこの2月に会派くらよしとして、市長あるいは執行部に対してこの貸付金制度の条件の緩和を要望いたしました。内容は、返済の一、二年据え置き、返済期間の伸長、それから担保あるいは保証人の免除等の具体的な研究と措置を講じていただきたいという内容でありました。これに対して、市長を初め執行部からのお答えはいただきましたけども、この不用額と我々が要望したこととは非常に密接な関係が大いにある、私はこのように思いますが、信用協会なり金融機関なり、いろいろ問題というか、スムーズにいかない面もあると思いますけども、この我々が要望したことというのはどのように生かされているのかお聞きしたいと思います。 ○産業部長(徳田博明君) 再度の御質問にお答えいたします。  先ほど金光議員さんの方から、会派くらよしとして本年1月28日に提出された要望書における貸付制度の条件緩和ということで要望いただいておりまして、その対応でございますけれども、本市といたしましても中小企業の皆様の長期返済、または返済期間の延長へのニーズが非常に今高まっているということでございまして、これに対応しまして、昨年度までの経営改善対策資金という借りかえ資金を、本年度から経営安定支援借りかえ資金として内容の充実を行っております。この内容を御説明いたしますと、金融機関からの借り入れ残高を有する中小企業の方へは10年で、据置期間は3年、これは22年の3月31日までに申し込みを行った場合となっておりますけれども、これにつきましては2回まで借りかえができまして、最長30年の返済期間とすることができるということでございまして、この制度につきましては鳥取県と協調して実施したものでございます。  また、金利につきましては、売上高の悪化している事業者には特別利率の適用も可能ということでございまして、小口融資または前渡の借りかえ資金での通常利率を1.66%とのところを、特別利率は1.43%として実施をしたところでございます。なお、昨年12月議会で決議いただいた本市の無利息融資につきましても、信用保証つきのものに関しては、さきに述べましたように、経営安定資金の借りかえ資金により、有利子となりますが、借りかえすることが可能でありますということで、皆さんの方にPRをしたということでございます。 ○18番(金光 隆君) 困ったときに本当に困った人が使えない、このような内容であります。というのは、信用協会なり金融機関も貸し倒れということを心配する余りそういうことになると思います。  市として、本当に困ったときに使っていただく方法ということがどうしたらできるのかということも、先ほど部長からも答弁ありましたけども、もっと積極的にやっていかなければ、この難局を乗り越えられない人が出てくるということも考えられます。この予算が本当に必要なのか、必要でないのかということさえ問われてきますので、しっかり活用して企業が元気になるように、そして立ち直っていくような政策をお願いしておきたいというふうに思います。 ○議長(段塚廣文君) 次に、13番高田周儀君。 ○13番(高田周儀君) 私も7款1項2目商工振興費についてお伺いするわけですけれども、今の部長の答弁を聞いて僕はびっくりしました。びっくりしました、正直言って。何がびっくりしたかというと、各種金融機関がどの程度の融資をされるのか、これは想定外だったというような趣旨での答弁をされたわけですね。こういう答弁ではだめですよ。じゃあ聞きます。各種制度融資があるわけですが、制度融資ごとの不用額を教えてください。資料があったら下さい。 ○産業部長(徳田博明君) 高田議員の御質問にお答えいたします。  先ほど予測できなかったというような発言だったということでございますけども、その融資制度につきましては、市の方が直接のお金を借りられる方に融資するというものではございませんでして、これはあくまでも銀行さんの方に預託をして銀行さんの方で貸されるということでございまして、そのような発言したということでございます。  それから融資制度でございますけれども、市の方の融資としては現在4つの融資、中小企業小口融資、それから新規参入資金、それから経営改善対策特別資金、それから倉吉市の短期の融資制度ということで、それぞれの融資を行っているものでございますけれども、個々の残高につきましては今資料を持っていませんので、あとでまた報告させていただきたいと思います。 ○13番(高田周儀君) わかっています。この資金が預託資金だということはわかっています。わかって、その預託資金が結局これだけ不用額になったということは、どういうぐあいに判断をされておるかということを聞きたいわけですよね。どういうぐあいに、なぜこれだけの不用額が出たのか。それは銀行の各種制度融資に対して、銀行がどの程度貸すかわからないから、ある程度想定をして当初予算組んで、それが残ってしまったということがあるわけですね。そういうことじゃないでしょう。  要は、これだけの100年に1度と言われる経済危機の中で、中小零細企業の方はどれだけ経営努力をされておられるのか、それをどうやってバックアップしようかということが大切なわけでしょう。そのために倉吉市は、国が昨年打ち出した緊急経済対策の中で、利息を無利息にした市独自の上限500万円、1億までの、その制度融資をつくって、それで1月からそれを受け付けを開始した。その中で受け付けと同時にそれはもう満杯になってしまった。それではいけないということで、まだ借り手があるということで、それでもう一度、もう1億追加をして2億に膨らませてやった。それも1カ月以内で満杯になってしまったという現状があるわけですね。あるわけでしょう。間違いないわけですよ、これは。ということは、この資金の借りたい人というのはたくさんいらっしゃる。たくさんいらっしゃるということなわけでしょ。じゃあ、何でこの制度融資が、4項目ある市の独自の制度融資とか県との協調融資制度が、なぜ申し込みが少なかったのか、どう判断されておりますか。 ○産業部長(徳田博明君) 現在、資料につきましては、月々の貸付資金の金額は手に持っておりますけれども、一つ貸し付けにつきましては、先ほど議員おっしゃいましたように、この融資制度につきましては、ことしに緊急的に無利子ということで、先ほどおっしゃいましたように1期目1億、それから2期目はもう満杯になってすぐまた2億ということにしましたけども、これはあくまでも20年度の予算でございましたので、3月31日ということで特別融資を募りましたけども、結果的には2億に若干ちょっと届かないところで3月31日をもって、そこまで借り手があったということでございまして、非常にこれにつきましては、緊急的に無利子融資をして市内の中小企業の皆さんに支援できたということで、大変喜んでおるところでございます。  それから、あとの個々のところの残高、貸し付け状況でございますけども、先ほど議員さんの方も非常に厳しい状況だということでございまして、銀行さんの方につきましてもいろいろ今後の改善なり、今後の取り組み、それから借りかえに対する支払い方法等、いろいろ銀行さんの方でそういうチェックというですか、そういうものをされて融資をされるということでございまして、私のところで一つ一つの企業の借り入れについて、どこがどういうぐあいになかったかということの方には、私のところでは詳細の資料は持ち合わせておりません、今のところ。 ○13番(高田周儀君) やっぱり、部長、こういう部分に、中小企業のこの制度融資についてやっぱり企業分析をきちっとしていかなきゃいけない。片一方では無利息資金なんかは、それが2カ月で満杯になるぐらいの借り手があるわけですよ。ところが、制度融資に関してはこれだけの不用額が出る、何が原因なのか。私が聞きたいのは、例えば申し込みはしたけども、借りられなかった、あるいは借りたくても借りられない、そういう人もいらっしゃるということなわけでしょう。そういう人がいらっしゃるから、例えばそれありますよ、制度融資だからね。基準というのがあって、それをクリアしなければいけない、その人に対してということですが。ところが銀行なんかはAからFまでランクをつけているわけですから、Aランク、Bランク、Cランク、Dランク、Eランク、Fランク、6項目についてその企業に対してランクをつけて、A、Bぐらいにしか貸さないわけですよ、今、銀行は、金融機関は。そういう制度になっとる、それは大蔵省から指導が出ている、そういう形で。じゃあ、なら倉吉の中小零細企業をどうやって助けるのかということですが、そこのときに分析が必要なんですよ、だから。制度融資が4つある、そして預託金がこれだけありますよ。その制度融資満杯使われたときにはこの資金が預託されて、みんなに自由に活用していただけますよ。ところが、4つとも不用額が出てしまった。片一方の無利子は満杯に借りてくれた、この状況が借り手はいっぱいあるということですが。今の経済状況脱しようと思って、何とか制度融資を使って自分の企業経営を立て直そうという人はたくさんある。それが現状なわけでしょう。それがもっと、だから簡便に、4億5,000万は不用額として出るんだったら、市としてどういう人が借りたいのか、そしてどういう人が申し込みをしたけども断れたのか、企業を回りながら、企業実態を掌握しながら、その企業の皆さんに使っていただけるようなことを、20年度のこの予算を見てやられなきゃだめですよ、そうじゃないと。国の支援があるから、国のお金が出てきたからそれに乗っかってというのではない、いかにして倉吉市は今の中小零細企業を助けるのか、救うのか、バックアップできるのか、それにはどういう融資制度を私たちは考えたらいいのか、そういうところまで考えてもらわなきゃいけないということですが。それが21年度予算には生きてない、全然生きていない。だから、先ほども部長言われました。無利息の融資制度をつくったときには、これはきちっと中小零細企業に対する支援ができたという実感を持たれた。その答弁された。そういう制度融資を市としてつくっていただきたいと、そういう制度融資を。簡便にすれば借りたい人というのはたくさんいらっしゃるわけですから。だからもう一回、もう一回というか、銀行を、各種金融機関を回っていただいて、どういう人が申し込まれて、どういう人が融資を受けることができた、どういう人が受けることができなかった、そういうもの調べて、そういう人たちを支えるような、経営改善ができるような制度融資をぜひつくっていただきたいということをお願いして、最後、答弁ありましたら、答弁を聞いて終わります。 ○産業部長(徳田博明君) 高田議員の御質問でございますけども、原因をよく調査して、困った人にどのようになれば貸し出せるかということでございますので、その件につきましては銀行ともよく話をしたいと、行って把握をしたいというぐあいに考えます。  それから、もう1点でございますけど、私、今のところ倉吉の小口融資というのがございまして、私の方で各銀行さん、それから市が審査員ということで、小口融資審査制度を設けておりまして、そこのなかでいろいろ、私も月1回でございますけれども、審査会に出て、どういう方が資金融資を申し込まれるかということは月々把握をしとりまして、これにつきましても市としても、いよいよ返済になったときは代位弁済というのも市が行って、皆様の方に少しでもお借りしていただきたいということで、それぞれ審査会におきましては、私、昨年からこの会に出ておりますけども、全部審査会では了解をして、少しでも市内の業者の方に資金を借りていただくということでも、そのことについては毎月の審査会でも状況は把握しとるところでございますので、再度その辺のことにつきまして分析をし、市の融資制度がどうあるべきかということを検討したというぐあいに考えます。以上でございます。 ○議長(段塚廣文君) 次に、8番伊藤正三君。 ○8番(伊藤正三君) 私も7款1項2目商工業振興費の中から、商店街等活性化事業についてお尋ねをいたします。これを見ますと、空き店舗活用、そしてチャレンジショップ・若者生き生きカフェに102万2,000円の予算を執行されておりますが、この内訳をまずお聞きをしたい。それとこの事業での効果と、あるいは課題、そういうものが感じられたものをお伺いをまずしたいと思います。 ○産業部長(徳田博明君) 伊藤議員にお答えいたします。  チャレンジショップの事業についての御質問でございました。まず、チャレンジショップの事業の目的でございますけれども、これにつきましては新規開拓者の中心市街地商業活動への参入を促すため、施設を整備を行い中心市街地の交流とにぎわいの場をつくり活性化を図ることを目的として、中心市街地における空き店舗の活用、また回遊性の確保を図る具体的な推進活動を行うということでこの事業を進めておるものでございまして、内容について説明ということでございまして、この事業につきましては、平成15年に東仲町の旧三好金物店の一部約90平米をお借りしまして、600万円をかけて店舗を改装して、店舗3区画と共用スペースを設けて事業を開始したものでございまして、この事業は市から商工会議所へ委託し、その運営委託として120万を上限として、出店者の選考や円滑な事業の運営を行うためにチャレンジショップ運営協議会を設置して事業を行っているものでございまして、20年度の実績について御説明をいたしますと、20年度につきましては先ほどおっしゃいましたように102万2,400円となっておりまして、この事業につきましては賃借料、それから広報費、それから店舗の管理費に要した費用でございます。  出店につきましては、20年度当初は、5期生として輸入ベビー用品の雑貨を販売する店とか、それから貴金属製品を製造販売する工房、それから揚げ物、これはコロッケ、てんぷらですけど、こういうものを揚げて販売する3店舗でございまして、7月に1店舗、そのうちあげあげが、コロッケの店が一時撤退しましたけれども、10月から新たに6期生として紅茶、農山加工品を販売する伊澤農園というのがございまして、そこが出店をされまして、21年2月からは7期生として今コーヒーを販売する店、それから手ぬぐいやふろしきなどを販売する工房が出店しておりまして、21年度は6期生の先ほどお話ししました伊澤農園さんが9月末で1年が来て撤退というか、退店されますので、10月から8期生として新たな店が出店をするということでございまして、16年2月からの1期生の出店以来、20年度末までに15名が卒業され、そのうち11名が現在開店されておるという状況でございます。 ○8番(伊藤正三君) 8番。チャレンジショップのことで、今言われました。それで、そこはこの事業はもちろん存じておりますし、それで効率といいますか、今までの15人の出店の中でその後も続けておられるのが11ということですね。そういう意味では本当に若い人にチャンスを与えるいい場所であると思います。それで、もちろんこのチャレンジショップは続けていただきたいし、しっかりとした実績も上げておられるわけですので、非常に結構ですし、今後も頑張っていただきたいと思います。  それで、ただ、商店街の活性化を図っていくのに、いわゆる商店街はやはり中心市街地の活性化に結びつけようという一つの政策であると思うんですよ。それで、この前も少し申しましたが、いわゆる商店街である中心市街地の衰退というのはまだまだ歯どめがかからない状態にここ数年なっております。それが、いわゆる地域の人口の排出にも見てとれるわけです。ここ5年間で中心市街地と言われる成徳・明倫地区は、この前の1番議員の資料をいただいて、その中でもやはり歯どめがかからないというか、物すごく人口がどんどん減っているわけですね。この5年間で成徳地区におきましては282人、明倫地区におきましても344人という非常に高い減少率でございます。もちろん高齢化ということもありますし、それだけいわゆる住めない場所といいますか、そういう場所にだんだんなりつつあります。これを何とか歯どめをかけないとだめだと思います。  そのときに、やはりこの中心市街地をイコール商店街だけと位置づけるこういうような政策だけではなかなか難しいと思います。やはりほかにも空き店舗がたくさんたくさん出てくる中で、それをやっぱり埋める作業というのをしっかりと位置づけとして、この活性化事業の中に繰り入れていってはどうかと、今後ですよ。その辺のところで、しっかりとやはり住民の意識だとか、それから商業者の意識、それと空き店舗を何とか埋めていこうというような、商店街を活性化させようということになると、地権者の意識というのも非常に大切になってくると思います。この辺のところで、この地権者の方々の御理解というのが抜けているんではないかと、政策を進めていく上でね。これから商店街を活性化して本当に空き店舗対策を進めていって、地域の衰退を何とかとめていくということになれば、そういう三位一体といいますか、住民、商業者の意識と、そしてやっぱりそこの中にその空き店舗の持ち主である、当事者である地権者の方の御理解をいただけるような努力をぜひ進めていただきたいと思うんですね。その辺のところで、部長、何かございましたら。 ○産業部長(徳田博明君) 再度の御質問にお答えいたします。  先ほどおっしゃいましたように、空き店舗の問題でございますけど、これにつきましては現在、商工会議所の方で調査を再度していただいておりまして、確かに30%からの空き店舗がございまして、その中で、お借りしたい場合にはどのような条件があれば貸していただけるかというようなところを掘り下げて、空き店舗が何ぼあるかでなしに、数のあったところにさらにもう一歩踏み込んで、その方がどういう条件があればお貸しできるのかということで、現在商工会議所の方で委託事業として、今、調査をされております。  それから、先ほどチャレンジショップの卒業生で11店が営業されているということでございますけれども、この赤瓦付近で営業しておられる方がそのうち8店舗やっておられまして、今でも、今の第6期生ですか、今やっておりますけど、その方たちのコーヒーだとか、いろんな卒業生の意向を聞きますと、やはりこの中心市街地で店舗展開したいということで希望されておりまして、コーヒーショップで今当たっているところもございますけども、御主人が今いらっしゃらなくて、その辺の地主さんとの交渉ということがございまして、我々としてもチャレンジショップ、それからいろんな方が、この成徳地区の白壁土蔵群の観光客が多いということで、この辺で何とか商売をやってみたいという方が今出てきておられますので、伊藤議員が言われましたように、そういう空き店舗の中で、そういうお貸しできるところをいろいろお話をして貸していただいて、そういう方たちにも店舗展開していただいて活性化を図りたいというぐあいに現在考えておるものでございまして、このことにつきましても今後またチャレンジショップを通じながら、市内の空き店舗対策も進めてまいりたいというように考えているところでございます。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  休憩をいたします。再開は1時といたします。                   午前11時54分 休憩                   午後 1時00分 再開
    ○議長(段塚廣文君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、質疑を続行いたします。  次に、第8款土木費について質疑を求めます。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第9款消防費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  9番由田隆君。 ○9番(由田 隆君) 9番。消防費について質問をいたします。  質問の趣旨は、20年度それぞれ消防行政としていろいろ御尽力いただいたことに対しては、敬意を表したいというふうに思います。  総括的な質問をまず最初にしてみたいというふうに思います。気になるのが、消防設備費、当初1,300万余りだったものが、最終的な補正で4,169万円となっています。当初の計画から約2.5倍の補正になっております。この部分についてわかりやすく説明を最初にいただきたいというふうに思います。 ○総務部長山﨑昌徳君) 由田議員の消防設備の件について答弁いたします。  今、4,169万と言われたのは、21年度の件でしょうか。20年、ちょっとそこら辺がよく。20年度。20年度におけます整備の実績といたしましては、消火栓の取りかえ件数が17件、808万9,000円、それから小型消防ポンプの購入で1件、131万3,000円、それから消防ホースの架台の設置、これが1件で43万7,000円ということで、これが消防施設の設備の実績でございます。  4,169万というのはちょっとこれから……(発言する者あり)わかりました、わかりました。20年度の件で2月に繰り越しにした部分、20年度の実績というより20年度の補正でもって件数が出てきておりますのが、小型消防ポンプを購入することにいたしました。これが新たに出てきたものでございますし、それから消火栓の取りかえ件数も整備計画が当初では19件、それから新設件数で21年度に5件ということはありますが、20年度としては小型消防ポンプの購入を4消防団計画しておるということ、それからホースの架台についても2件新たに追加するということで、大きく4,169万円に上がったということでございます。失礼しました。 ○9番(由田 隆君) よく質問の趣旨を理解してくださいよ。総括的な質問をして、当初予算よりも2.5倍も20年度は消防設備費として今言うようなとこの事業展開されたということで、これはある意味、本市における消防力が高まったということで、私は歓迎します。がしかし、いわゆる当初と比べて2.5倍になるようなこの予算編成が、果たして私、どうなんだろうか。じゃあ、もっと言えば、本市における消防力の基準を満たすために、地域防災力を高めるために、年次的な計画どうなっているんだろうかなというふうに思います。なるほど説明を聞けばポンプも百四、五十万かかったりとか、消火栓一つ移設、新設するだけでも何十万かかりますよ。それは理解できるんだけれども、どう消防力の整備という視点で、本当に整備計画がちゃんとできているんだろうかなというのが不安になるんです。そこらのところを整備計画についても今後どのようにしていくのかをちょっとお示しをいただきたいと思いますし、それと、このちょっと話は変わりますけどね、この9月議会でも防火水槽のフェンスの修理なんかで補正予算出てきてます。それは地域の要望にこたえて補正をかけるのはいいと思いますけれども、やはり総務課も総務部も常日ごろ地域のそういう消防用設備がどうなっているのかというのを、やっぱり点検をし、あるいは地域の消防団と連絡を密にしながら、不備なる部分を常日ごろから総務課の方が把握に努める、そういうことにしていただきたいというふうに思います。  それと、大事なことは、これからもやっぱり大規模災害には常備消防だけではなしに、地域の消防団だとか、消防組織というのが大きな役割を果たしてくるんですね。ですから、20年度設備にたくさん銭をかけたけれども、やはり最大の被害を一番軽減するのは、防災に強い、危険予知をちゃんとできる人間をつくり上げることだというふうに思っています。ですから、やはりこの予算、了としますけれども、やはりこれからは防災に強い住民をつくるという視点で予算を立てていただきたいなというのが、やっぱり20年度からね、こういう予算を組んでしまったことに対しての総括、反省含めて、私は提言させていただきたいなというふうに思っています。  実際どのようになっていますか、整備計画。 ○総務部長山﨑昌徳君) 先ほどは失礼いたしました。20年度における整備の予算として、1,000万強あったわけですけども、4,100万円になりましたのは、2月の段階で経済活性化、それから生活支援の交付金ということが国の交付金事業として出てきた、これを活用して、これまで整備をしていきたい、ずっと古い例えば消防ポンプであるとか、それから設備についても古くてもう更新していかなければならないという計画は、一応は持ってます。そのものがあったわけですが、何せ財政状況もあって、今年度はここまででというふうな形で年々来ていたものを、今回交付金の事業で大きく予算化ができて、整備をしていくことができたというのが20年度でありまして、21年度につきましても6月補正でこういった、21年度の1次補正的な補正予算でもってできるものも追加になってできてきた。20年度、21年度で大分整備が計画に追いついてきたというのが、この現状であろうかというふうに思っております。  整備方針、整備計画を持っているかということでございますけども、一応防火水槽であるとか、それから小型消防ポンプの改修の年は一応こういうふうな基準を持つというふうなことは持っておりますけども、何せ全体の、どんなを先にというところについてはまだ財政状況も伴いますので、計画としては、ならこんなを来年するというふうな計画はまだできてないというのが現状でございます。  それから、もう1点の消防団の件でございました。施設を見て、職員も見なさい、それから消防団も見てもらうようにというふうなことがございましたけども、消防団につきましては水利点検費用を年1回分1万円ほど見ておりまして、消防団に回ってもらって見てもらって、ここが危ないから何とか予算化頼みたいというふうなところについては、消防団の方から連絡が来る体制としておるところでございます。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第10款教育費について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  まず、2番朝日等治君。 ○2番(朝日等治君) 10款教育費につきましては、4項の社会教育費について1点だけお尋ねをいたします。  先日、生涯学習課の方から聞き取りがありまして、ある程度理解はできたものの、どうしてもわからない点が1点だけございます。この点をこの質疑を通して明らかにしたいと思います。小学校区ごとに設置のある公民館、この公民館長さんの報酬についてであります。公民館13館ありますから、この13館、13人の公民館長さんに対して1,166万9,000円の報酬の支払いがあるということであります。聞き取りの際、明らかになったのは、公民館長さんは嘱託の非常勤の職員さんであって、週15時間ということでありました。この実態がどうなのか。週15時間ということは、例えば土日を休まれるということになっても、1日3時間で5日間勤務される、この実態がどうなのかということ、このことについて教育委員会はどのようにお考えなのかということを、まず1点お願いします。  もう1点は、この週15時間、それぞれの13名の公民館長さんの勤務の実態はどうでしょうか。教育委員会が現時点でつかんでおられる、把握しておられる公民館長さんの勤務の実態をお知らせください。 ○教育次長(河本篤史君) 朝日議員の御質問にお答えいたします。  地区公民館長さんでございますが、非常勤嘱託職員の取扱規程第2条に規定する第2種の嘱託職員でございます。平成20年度におきましては、雇用契約で勤務時間は週20時間以内としておりました。週5日働くということになれば、午前中9時から12時までの3時間勤務ということになっております。  しかしながら、現在の13地区公民館、非常に多忙だということは事あるごとに議員さんの方からも御質問をいただいているところでございますが、館長の業務内容につきましても、地区振興協議会の事務局長とか地区の地域計画の作成を任されておられるとか、それから地区の同和教育研究会、文化祭、各種組織の役職を兼務する場合も多々ありまして、昼夜問わず行事とか会合等に出席されている、非常に重責を担っておられる館長だというぐあいに考えておるところでございます。  先ほど、こういった実態の中で、教育委員会の方、どう考えているかということがございましたが、平成21年度につきましては、このあたり改善する必要があるということで、予算の方にも、先ほど議員が申されましたように、平成20年度につきましては7万4,900円の月報酬でございましたが、21年度は9万9,700円、約2万5,000円を増額をしておりまして、総額におきましても約400万の予算増を図ったところでございます。以上です。 ○2番(朝日等治君) ありがとうございました。次長がおっしゃるとおり、公民館長さん本当に、本当によく働いておられます。先ほど20年度の実績では、週20時間以内、聞き取りの際には15時間という数字だったわけですが、1週間に15時間で7万4,000幾らという報酬。勤務の実態に対しての報酬というよりも、複数の公民館長さんと話をしてみると、地域のために一生懸命頑張っておられる方がほとんどであります。本当に、昼夜を問わず一生懸命働いておられます。  こういった公民館長さんの実態、勤務の実態をもっと、何といいますか、教育委員会はきちんと掌握されて、教育委員会で処理されることはそう、これも市長部局の方に伝えられることはきちんと伝えていただけるような、そういったシステムづくりをお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(段塚廣文君) 次に、14番佐藤博英君。 ○14番(佐藤博英君) 私は、今回は学校の耐震について、それから学校給食について、それから心の教室相談ということで、3点について質問いたします。  まず、学校の耐震ですけれども、20年度は明倫小学校の診断業務委託料ということで、1,200万ほど決算になっております。これで、倉吉市内の小・中学校、大体診断率あるいは耐震化率というのはどれぐらいになっているのか、それからもう一つは今、後耐震化についてはどういう方向で考えられているのか伺います。  それから、もう一つ、学校給食のことです。これは材料費でいわゆる保護者の方々から徴収している分ですけども、地産地消ということで、新聞報道にもありました、いわゆる県内産の使用率というのは53%というふうに新聞でも報道されていますけれども、この自給率を高めるということで、どういうふうなことが行われているのか、その2点について、まず伺います。 ○教育次長(河本篤史君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  まず初めの学校の耐震化でございますが、平成18年度から平成20年度、3年間で市内の小・中学校の校舎あるいは体育館の耐震診断を行ったところでございます。昭和56年以前に建てられた建物が29棟ございます。そのうち、移転を予定しています河北中学校の3棟を除いた26棟すべて完了いたしたところでございます。今回その耐震診断が終わってみたわけですけど、0.3未満の建物というのが上小鴨、それから高城小学校の屋内運動場、2棟がございます。それから0.3以上0.7未満が22棟、それから0.7以上、健全建物でございますが、2棟、合わせて26棟ということになりますが、そのうち高城小学校の体育館につきましては、ことし21年度に今耐震化工事を施工中でございまして、10月の31日の完成を予定に工事を進めているところでございます。  それから、もう一つの上小鴨の小学校の体育館でございますが、先般の一般質問の中で教育長が御答弁をしたとおり、どういう方法で行うのか検討中の段階でございます。今市議会で協議をいただき方向性が出ましたら、市長とも協議をし、進めてまいりたいと答弁をいたしたところでございます。  IS値0.3以上0.7未満の施設というのが22棟ございますが、これにつきましては、やはり22棟すべて一遍にということはとても不可能だというぐあいに考えておりますので、やはりIS値の0.3以上から0.4未満の施設というものが、小学校では教室棟が4棟、体育館が1棟、中学校では体育館が1棟、こういったものがございます。こういった中で、やはり避難場所ということが考えられるということになれば、やっぱり学校の体育館というものを優先的に進めていかなければならないのかなというぐあいに考えておりまして、まず今後補強設計費というものを予算化して、どのくらいの経費がかかるのかというようなことを算出して、今後検討を重ねてまいりたいというぐあいに考えているところでございます。  それから、学校給食でございます。本市の場合、安全・安心で顔の見える給食づくりをするため、PTAの代表者、学校給食の主任、学校栄養教諭、学校栄養職員で構成される献立研究部会で、地元食材を活用した献立の提供に努めております。地産地消の推進につきましては、JAが窓口になっておられます倉吉市学校給食食材供給部会を活用しておりまして、昨年度の実績として、タマネギ、キャベツ、白菜など23品目、2万8,711キロを納品していただいております。金額を比較しますと、20年度の場合は18年度の1.5倍に増加しているところでございます。食材供給部会からの納品は毎月となっておりますが、地元生鮮野菜を取り入れるよう関係団体ともさらに協議を進めてまいりたいというぐあいに考えております。以上です。 ○14番(佐藤博英君) 14番。まず、学校の耐震化ですけども、診断は確かに終わりました。ですけども、耐震化率からいうと、今さっき聞いた数字では1割か2割、1割程度ということになります。この間、新聞報道で全国の発表がありました。全国平均が67%ですね。鳥取県が62.9ということです。これやはり過去の問題があるのかなと、計画的な耐震化あるいは建てかえ等について問題があったのかなというふうには思うんですが、これやっぱり早急に計画を立てて順次やっていかないと、本当に一、二年でできる話ではないので、ますますIS値にしてもどんどん下がっていくという可能性があります。ですから、これぜひ市長にもお願いしておきたいんですが、こういう点については、やっぱりせめて鳥取県の平均までは早急に持っていってほしいなあというふうに思います。お金のかかることなので大変だと思いますけれども、きちんと取り組んでいかないと、まだ1割2割では大変な状態だなという認識を私は持ちました。  それから、学校給食の方です。これ、努力はいろいろしておられるのはわかりますけども、実際に一昨年よりも1%、いわゆる県内産の使用率からいうと下がってます。私が議員になった当時、ちょうど8年ぐらい前、13%だったのが、数年で50何%まで上がりました。ですけども、それ以降はずっと横ばい状態で、今、下がる段階に来ている。いろんな品目が上げられましたけども、現実には目的意識的にこれ取り組まないと、まず下がる一方ということに私はなると思います。ただ、この中に米であるとか、そういう部分は入ってません。入ってませんけれども、それにしてもかなり低いのかなというふうに思います。目的意識と言ったのは、供給部会もそうなんですが、きちんとそういう、どうやったら上がるんだろうかという話ができているのかなあと、中でどういうふうに上げてったらいいのかなということを考えておられる、そういう話し合いが実際なされているのか、そこが私問題だと思うんです。  さきの一般質問の中で、教育長がホウレンソウについてちょっとお話をしてました。洗うのに10分かかる、これもったいない時間だというふうにおっしゃられたんですが、私はそういうふうには思いません。必要なことなんだろうと思うんですが、例えば地元でとれたホウレンソウを1次加工、洗って冷凍して出すであるとか、そういういろんな工夫というのはできるんで、それで自給率を高めていくということはできる話なので、その辺はもうちょっとそういう部会の中できちんと話を、地産地消ということで持ち出していけないだろうかと思うんですが、その点についてはどうですか。 ○教育長(福井伸一郎君) 佐藤議員さんの学校給食における地産地消の推進について、お答えしたいと思います。  さきの答弁でホウレンソウというのは、もったいない時間ではなくて、それぐらい時間がかかるんですよということを言いたかったものですから、ちっとももったいないというか、それは必要なことですので、それぐらい時間がかかるんだ、だから先ほど議員さんがおっしゃいましたように、1次加工でそれをしてあればいいという、そういったことについてはこの部会の中でも話はしております。  それからまた、それ以外のところでもそれを模索しているところはしております。ただ、それが実現可能なシステムになっているかどうかということは、それはさまざま、それを取り扱うところの問題もありますので、引き続きこれは研究していきたいなと思っております。 ○教育次長(河本篤史君) 耐震化でございますが、耐震化率を申されました。耐震化率、先ほど耐震診断、昭和56年以前の建てられた建物が29棟あるというぐあいに申し上げました。ちょっと正確ではないかもわかりませんけど、新しく建った、昭和56年以降に建った棟というものを考えて耐震化率を出しますので、そんなに県と倉吉市とが外れたような数字にはなることはないというぐあいに考えておりまして、約56年以前、小鴨とか関金とか山守とか東中とか、そういったものを含めたら27棟ぐらいあるんではないかというぐあいに考えてますので、大体耐震化率は50%ぐらいにはなっているというぐあいに考えておるところでございます。 ○14番(佐藤博英君) 14番。わかりました。いずれにしても県の標準までは早急に持っていっていただきたいと、耐震化についてですね。  それから学校給食の方ですけれども、そういうことを考えているということで、これから検討しながらいろいろ具体的にやっていきたいということなんですが、いずれにしてもどうやって自給率を上げていくかという問題は、食の安全の問題もあります。いわゆる今ファストフードの風潮の中で、本当に大事な、やっぱり地元産のものを地元で消費していくという大きなねらいがありますし、教育の中でもやっぱり命の大切さというのを、地元産であればこそ見れる、あるいは感じられる、農家の話も聞ける、そういうこともありますので、ぜひこれは早急に検討をしていっていただきたい。農協との関係もあるでしょうし、その辺での検討というのはちょっとかかるかもしれません。  ただ、私ちょっと気になるのは、給食センターの調理員さん、全部で20人ですかね、おられるのは。職員は15人なんでしょうけれども、あとは臨時職員で対応しとられるというふうに思ってますけども、その辺、臨時職員というよりも、やっぱり職員できちんと対応していってほしいんです。これは本来は給食センターというのは、調理員については民間委託をしてもいいんじゃないかというふうな意見もある中で、いわゆる食育基本法ができたように、やっぱり大事な部分だということを理解しながら、もちろん野菜を、曲がったキュウリを使えることも大事なことだろうし、野菜を洗う時間をきちんと人数も含めて確保していくことが私は大事だというふうに思ってますので、そういうところも含めて、食育ということも含めて考えながら、そういう県内産の自給率というのは高めていってほしいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。  ごめんなさい、もう一つありました。もう一つ、認定第1号の心の教室の相談事業について、この事業、どういう今状況になっているのか、体制や相談の内容とか成果も含めて、もしできればお知らせください。 ○教育長(福井伸一郎君) 心の教室相談員配置事業の目的、内容、成果、体制、相談内容について伺いたいということでしたけども、中学生というのは非常に思春期の前期でありまして、あるいは心身ともに大きく成長し、しかし、大きく成長するがゆえに心身のバランスといったものを崩しがちであります。こうした中学生に対しまして相談員制度は、学校や家庭における人間関係を中心とした悩みや不安を聞いてくれるよき相談相手として、学校の先生以外の人を入っていただくというところにねらいがあります。  内容としましては、市内の全中学校に配置しておりまして、おおむね週4日、1日6時間勤務、年間840時間で相談活動を実施しておるということでございます。成果といたしましては、平成20年度におきましては全中学校で延べ600件の相談がありまして、内容としましては生活全般、あるいは学習、友人関係、特にやっぱり友人関係が多いというふうな感じがいたしております。こういったものの中から、やはり非常に不安定なところでしたけども、そうした心の教室の方に一時的に教室に入れなくっても、そこのところで何カ月か過ごして次第に教室に復帰できる生徒もおりましたし、しかし、残念ながら不登校にまで入らなくて、心の教室相談でずっと卒業を迎えたという生徒もおります。こういったところは非常に成果ではないかなと思います。  こうしたところを、成果は非常に十分ありますので、また引き続き続けていきたいなと思っているところでございます。以上です。 ○14番(佐藤博英君) 14番。これ本当に大事な、私、事業だというふうに思います。確かに鳥取県では中学生、いわゆる不登校児といいますか、生徒は減ってきてはいますけれども、やっぱり真剣に話を聞いてくれたりする人が、教師が、あるいは相談員さんがいるということは本当に大事なことだというふうに思います。それで、一つ提案をしたいんですが、やっぱり中学校に配置はしてありますけれども、こういういわゆる不登校だとかいじめの問題で傷ついた子供たちというのは、やっぱり小学校のころからそういう傾向を持っています。できれば、小学校には一つもないんですけれども、この辺小学生の対策というのはやっぱり考えていかないと、中学校に入ってからでは遅いということも考えられます。その辺についてどういうふうに考えられるのかなあということが一つです。  それからもう一つ聞きたいのですが、保護者との関係です。この辺はどういうふうに対応しておられるか伺います。 ○教育長(福井伸一郎君) 先ほど心の教室相談員配置事業の目的を申し上げましたので、これについては、非常に思春期の前半である不安定な、バランスを欠くことの多い中学生を対象としたものということでございます。  県のスクールカウンセラー配置事業というのがございまして、やはりこれ、各中学校の方にとりあえず配置してあるわけですけども、そのスクールカウンセラーを使いながら、これは中学校だけではなくて小学校の方にも、小学生にも適応となりますので、その配置している校区の小学校の相談ある方は、中学校のスクールカウンセラーを利用しながらということで、現在、昨年度の例ですと20件ぐらいの相談件数があるようでございます。これは、そこで対応してもらっています。議員のおっしゃる各学校に配置というのは、例えばその20件という数から見ても、非常にやはり中学生に比べると少のうございますので、それでもって人を配置するかどうかということについては、まだちょっと考える必要があるんではないかなと思ったりします。  それとはまた別ではございますけれども、元気はつらつ事業で、さまざまな子供たちがいます。そのさまざまな子供たちに対応するための職員としまして、小学校の方に9名配置して小学校教育をサポートしているというふうな現状もございます。こうしたところの組み合わせの中で対応していきたいなと考えているところでございます。以上です。(発言する者あり)  失礼しました。保護者の関係でございます、保護者の関係は非常に難しいです。といいますのは、相談という業務ですので、その相談業務が即保護者との対応になるかというと、これは難しゅうございますので、保護者の場合は教員を介しながらという話になるかと思います。以上です。 ○14番(佐藤博英君) 14番。今、何回目でしょうか。 ○議長(段塚廣文君) これで最後です。 ○14番(佐藤博英君) 5回目ですか。  小学生は20件ぐらいしか相談がなかったので、その辺検討してみんといけんということなんですが。これは潜在的に私たくさんあると思うんです、本当は。その辺は、学校の先生方の方がよく詳しいと思うんで、私もよくそういう話を聞くんです、小学校の場合でも。特に、高学年になりますと多くなります。それは、どういう統計のとり方、数字のとり方をしたらいいのかというのはなかなか難しいところありますけれども、必要だっていうことは、たとえ一人いても必要だということはやっぱり私思ってますので、その辺は考えていただきたいということと。  それから、保護者との関係です。保護者との関係は、この心の相談事業の中でも、ほかの県なんかでもやってますけれども、夜の相談会っていうのがあるんですね。これは保護者との面談です。その中で、やっぱり必ず保護者との連携を密にしないと、なかなかこういう問題っていうのは解決していかないということがあります。そこは、担任の先生もいらっしゃるでしょうけども、心の相談に担当していらっしゃる方が本当に献身的な努力をせざるを得なくなっているということもあって大変だということはありますけども、そこは複数で相談員が対応しているんです。お互いに担任の先生とも相談しますけれども、複数で検討しながら、夜に親御さんに来ていただいて、そこでいろんな相談もしていくということがありましてね、ただ、なかなか難しいのはわかりますけども、そこをクリアしないとなかなか子供たちも心を開いていかないということありますので、ぜひ検討願えればと思います。終わります。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、第11款災害復旧費から第14款予備費まで一括して質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  以上で、認定第1号 平成20年度倉吉一般会計歳入歳出決算の認定についての質疑はすべて終了いたしました。  次に、認定第2号 平成20年度倉吉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、順次これを許します。  まず、18番金光隆君。 ○18番(金光 隆君) 認定第2号の平成20年度倉吉市国民健康保険事業特別会計、歳出の1款でありますが、徴収費、この中で1項、それから2項ですか、特別対策事業費、これはそれぞれどういう事業内容で徴収額をまず聞きたいと思います。 ○議長(段塚廣文君) 山口福祉保健部長。 ○福祉保健部長(山口衛一君) お答えいたします。  事業の内容と徴収の額についてのお尋ねでございました。この特別対策事業につきましては、収納率の向上のために収納徴収員等を活用しながら収納率の向上を図っていくものでございまして、この徴収額につきましては、トータルの収納額をまず答弁させていただきますけれども、平成20年度の、前年度の収納額8億8,712万余りのうち、納付義務者が納付書、口座振替等自主納付によるものが8億6,595万円余りでございます。収納嘱託員による納付でございますが、2,117万余り、また滞納分の収納額では6,570万余りのうち、納付義務者の納付書、自主納付が2,731万円余りでございまして、収納嘱託員による納付が1,536万円余りでございます。また、鳥取中部ふるさと広域連合による納付もございまして、これが2,302万円余りとなっておるところでございます。以上です。 ○18番(金光 隆君) 今説明がありました。徴収員による徴収、それから連合に委託した場合、この場合は滞納の部分だと思いますけども、その費用対効果、このことも重要な課題で何度もこの場でも議論になるわけですが、かなりの徴収に対する徴収費というのもかかるわけですが、以前、市長だったと思いますが、庁舎内に、これは税とは違いますけども、エキスパートを置いて対応に当たればもう少し効果が出ないかというふうな発言もあったように記憶しておりますが。ここのところをどういうぐあいに考えていくのか、人件費ちゅうか徴収費の方が上回るようでは何の、教育的な部分はさておいて、効果としては上がってこんわけですが、どのように考えておられるのか。 ○議長(段塚廣文君) 山口福祉保健部長。 ○福祉保健部長(山口衛一君) 費用対効果についてのお尋ねでございました。  まず一つには、鳥取中部ふるさと広域連合へ滞納整理事務を委託をしております。20年度の負担金が1,612万5,000円、これに対しまして収納額が2,302万余りとなっておりまして、収納額は市の負担金の約1.4倍となっております。これは、平成19年度の割合と比較しますと、平成19年度決算では、負担金は1.1倍の割合でございましたから、この負担金よりも収納の割合はふえておるというところでございます。  それから、収納嘱託職員についてでございます。まず、報酬でございます。平成20年度につきましては、収納嘱託員の報酬597万9,455円でございまして、これに対しまして、現年度滞納分と合わせた収納額、これが3,653万余りとなっております。これは、嘱託員の報酬の約6.1倍となっているところでございます。  それから、あわせて追加で御説明させていただきます。広域連合への、先ほど負担割合も言いましたが、広域連合での収納が20年度と19年度の収納額を比較いたしますと、20年度において19年度よりも257万5,000円余りの収納額の増にもなっておるところでございます。一定の負担金、そして収納嘱託職員の報酬は、一定の成果は上がっておるというふうに認識しておるところでございます。以上です。 ○議長(段塚廣文君) 次に、14番佐藤博英君。 ○14番(佐藤博英君) 14番。国民健康保険の決算です。その中の保健事業費の中で特定健康診査というのがあります。これについて詳しい内容を、さきの国保運営協議会の中で出されておりました。特定健診の場合ですけども、目標値からすると健診率がかなり低い。倉吉全体で14.9%と、目標は20年度は20%ですから、かなり下回っている。これ、あと3年後には60%まで持っていくという目標値がされております。この地区別、13地区ありますけれども、この中でばらつきがやっぱりすごく大きいです。9.6%しか受けていない地域と、それからいいところは言いますけど、灘手地区が28%です。こういう、地区によってすごくばらつきが特定健診の健診率にあらわれている。これね、低いところを上げてかないと目標にこれ達成しませんよね。この20年度の結果からいうと、とても到達不可能じゃないかってふうに思えるぐらい。これについては、今後のこともありますので、これをどういうふうに上げていくのか、その対応について伺います。  それからもう一つ、倉吉の場合の窓口の、いわゆる国民健康保険の医療費の窓口負担、これについて、減免といいますか、そういう状況、いわゆる低所得者、前年が所得が低くくなくて、ことしに入って低くなってしまわれた方とか、そういうふうな減免を受けておられる方の状況というのはどういうふうになってるか、その2点について伺います。 ○福祉保健部長(山口衛一君) お答えいたします。
     まず、特定健診の受診率についてのお尋ねでございました。確かに御指摘のとおり、本市の受診率、20年度20%を設定をしておりましたけれども、約15%という実態に終わっております。そういう中で、20年度のこの特定健診の受診者は1,543人でございました。やはりこの健診率、どう上げていくかということは大きな課題でございますし、24年度には、議員は60%と申されましたけれども、国が定めた目標と同じ65%を本市においても設定をしておるという状況でございます。そういう中で、やはりどのような課題があって、それを解決するにはどうするべきかということが一つの受診率向上のポイントとなろうかと思います。そういう中で、やはり低い中でどう上げていくか、そのためにはどうするのかということでアンケートをとりました。このアンケートにつきましては、全体的にこの特定健診の認知度が、特に50歳代の方の認知度が低くなっておるということがございます。これをどう上げていくのか、周知をどう徹底していくのかということが一つ課題でございますし、それから40歳代から60歳代にかけて、特に60歳代の方が受診をされない理由として、現在通院中であるとか、それから治療中である、そういったことで受診をしなくてもいいというような認識をされておる方がございまして、やはり特定健診は通院中の場合でも受診が義務づけられておりますので、この点の周知も、これは医療機関とも連携しながら図っていく必要があろうかと思います。  それからもう1点、本市でかかりつけ医にかかっておられるといいますか、持っておられる市民の割合は67%近くあるという結果が出ております。特に60歳代多うございまして、こういったかかりつけ医との連携、こういった医療機関を通じて受診率アップの働きかけをしていくことも必要であろうかと考えます。さらに、議員御指摘のとおり大変地域によってばらつきがございます。高い地域、先ほど申されました灘手地域とか関金地区、それから灘手、関金、上北条も受診率は高うございます。一方、一けた台、7%台の地域もございますので、こういった地域の実態なり、取り組み部分をそういった状況にあわせながら、具体的な取り組みをしていく必要があろうかと考えておるところでございます。  それからもう一つ、窓口での負担について、医療機関で一部負担を減免する制度についてのお尋ねでございました。これは、医療機関で一部負担の減免をする制度、本市におきましては16年度から国民健康保険一部負担金の徴収猶予及び減免に関する取り扱い要領を制定をしております。その内容は、生活保護に準ずる状況の世帯を対象としておりまして、本市において実際に相談においでになった方、そういった方に対しては、対象になられそうな方につきましてはすべて生活保護の担当課の方での、生活保護の開始、適用につなげてきておるところでございまして、この制度そのものが、生活保護の基準額の1.1倍の収入という方を対象にしておりますので、大変生活保護世帯と類似した状況になっておるということがございます。そういう意味で、結果として生活保護につなげてきたという状況でございます。実施件数は、現在のところ適応したものはございません。そういう状況にございます。 ○14番(佐藤博英君) 特定健診の方ですけども、これ国の基準、先ほどはあと3年、21年、22年、23年で60%へ、24年で65%ということなんで、いずれこの目標が到達できないということになってきますと、国もどういうふうに検討されるかわかりませんけれども、どっちにしてもペナルティーが科されてくるということがもともと言われております。これについて、地域別にばらつきがあるといっても、いわゆる田舎といいますか、周辺部であってもかなりなばらつきがあるんですね。この辺は、先ほどの部長の答弁で本当に到達できるかどうかというのは、私すごく疑問だと思うんです。成功しているところはやっぱり小さな市町村が結構高い受診率になってきている。どこが違うかというと、旧関金なんかでもそうだったんですが、保健師さんの役割がやっぱり大きかったんですね。あそこの健康診断の受診率は高かったんです。計算の仕方もありましたけれども、いずれにしても、その地域にどれだけ保健師さんがいて、住民と一緒に健康について考えていくかという、その辺が受診率を高める一番効果的でもあり、しかも本当に実際にその地域の方々の健康を守るという上でもすごく大事なことだというふうに言われてます。そこはひとつ一般的な改善策というよりも、各年代別の対応策もあるんでしょうけれども、やっぱりそういう目の見えるやり方を何とかできないだろうかということをひとつ考えていただきたいというふうに思います。  それから窓口負担の減免です。生活保護世帯の1.1倍の所得ということで、なかなかそういう方については、生活保護にしてやった方がすごく助かるということ確かにあると思います。ただ、そういう生活保護を受けないで頑張っておられる方もいる。あるいは、いわゆる基準、大体1.3倍とか1.4倍のあたりがやっぱり大変だと思うんですよ。そこまでいわゆるこの制度、倉吉せっかく持っている制度を活用するということも、私考えていいのかなと。6月ですかね、政府、厚生労働省がモデル事業で、そういう低所得者へのいわゆる窓口負担の軽減を図るというふうに出してきました。これは今年度、21年度はモデル事業ですけれども、その後22年度以降について、全国に広げていきたいというふうに報道されてました。こういう、今持っている倉吉の要領、要綱を活用するということが、今、国の施策に本当になっていくチャンスだというふうに私思うんです。ぜひ、これについては、基準を1.3倍ぐらいに緩めた上で、私は広報、緩めなくっても、1.1倍でもこういう制度がありますよということは、今から広報をしていただきたい。何ていうか、あんまり使いたくないということもあるのかもしれませんけれども、今それが大事な、こういう世の中ですから、大事なことになっているんだろうというふうに思うんです。この2点について、もう一度もし答弁あればお願いします。 ○福祉保健部長(山口衛一君) お答えいたします。  特定健診の受診率について、やはり地域に保健師がどれだけ入っていくのかということがございました。確かに地域とのかかわりの中で、地域から健康づくりを始めていくという大きな課題もございます。そういう中で、各地域に健康づくり推進委員さんがいらっしゃいます。以前本会議におきましても、この活用をということを議員の方からも御意見をいただいたこともございますが、この健康づくり推進委員の各地区の会議等にも出席をしまして、やはりそれぞれの地域の実情に合わせたこの受診の勧奨、そういった努力をしていく必要があろうかと考えておるところでございます。  それから窓口一部負担金の関係でございます。これにつきましては、1.1倍の部分については全くの免除、1.3倍は一部減免。1.4倍は徴収猶予という規定を本市にも設けております。この制度につきましては、今議員おっしゃいましたように、国の方で22年度、市が持った負担分の2分の1を特別調整交付金として手だてをする方向での検討がなされておるという状況でございます。そういった動きと、我々としても広報ということを考えていく必要があろうかと考えておりまして、この制度を開始した際には、窓口で支払いを受ける医療機関の方に対しての説明の場も持っております。今後はこの医療機関とそれから国民健康保険の担当課、そして生活保護の担当課の福祉課、これらが情報を共有しながら、相互連携を図りながら、この広報なり制度の周知についてどういった方法がいいのか、そういった検討も今後進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○14番(佐藤博英君) わかりました。特定健診の受診率をどう上げるかという問題では、健康づくり推進委員さんなどを活用しながらということありましたけど、実際これ大変な仕事で、いわゆる本当にそういう資格を持った方でないとできない指導とかそういうこともあります。しかも報酬をきちんとそういう方には払いながらやっぱりやっていくべきだというふうに私は思いますので、いろんな可能性も含めて御検討いただければと思います。終わります。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、認定第3号 平成20年度倉吉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第14号 平成20年度倉吉市集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、一括して質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、認定第15号 平成20年度倉吉市国民宿舎事業特別会計歳入歳出決算の認定について、質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  14番佐藤博英君。 ○14番(佐藤博英君) 14番。国民宿舎グリーンスコーレですけども、特別会計についてちょっと伺います。  指定管理者でありますレパストの方から納付金収入ということで2,000万入っております。そのほかに、屋根の改修工事などが入っていますが、今のレパストの経営状況といいますか、大ざっぱで結構ですので、まずお知らせいただければと思います。 ○議長(段塚廣文君) 徳田産業部長。 ○産業部長(徳田博明君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  国民宿舎グリーンスコーレの収支状況でございますけど、まず20年度を申し上げますと、営業収入につきましては約1億8,700万、19年度は2億1,800万でございましたので、20年度は14%の減ということでございます。それから営業費用につきましては、2億1,700万でございまして、19年度が約2億4,000万でございますので、10%程度の減でございます。10%の減で抑えとりますけども、営業利益の方につきましては、約3,000万円の減でございまして、なかなか経営状況が厳しいものにございまして、利用者につきましても、やはり宿泊、休憩とも約2,200人程度の減少だということで報告受けております。 ○14番(佐藤博英君) 私もその収支状況と利用者の状況の資料をいただきました。ちょっとやっぱり心配になります。いわゆる利用客だけとってみても、四、五千人前年度より少なくなっている。全部、宿泊、休息、入浴含めてですけども。その中で2,000万払っていくというのは本当に大変、今の、言ってみれば赤字の状況の中で大変だと思うんですが、市として、直営だったころ、本当に使おう使おうということでみんな努力されていたころを思い出すんですが、今、あんまりそういう話も聞かないし、市として本当にきちんとバックアップ体制というのをできているのかなというふうに思うんですよ。ぜひ、ほっといてるんではないんでしょうけども、そういう体制というのはとっていかなきゃならんのじゃないかと思うんですが、その辺どういうふうにお考えですか。 ○産業部長(徳田博明君) 再度の御質問にお答えいたします。  今後のレパストへの支援ということでございますけれども、私も毎月の利用状況につきましても報告いただいておりまして、先ほど議員御承知でしょうけれども、今3,000万の利益の減といいますのは、2,000万円を市の方に納入していただいとるいうことで、実質的には1,000万ということでございまして。この今後の収益増の対策でございますけど、いろいろグリーンスコーレさんともお話ししておりまして、例えば、一番お金がやっぱり単価増につながるのは法事だとか、それから企業のところに回りまして、営業力強化しまして、多くの県外の方にも、京阪神の方にも来ていただくような販売促進の取り組み、それからファミリープラン等の集客イベントの開催をしまして、接客マナーもレベルアップしまして、多くの方にお越しいただくような営業努力したいと。それから先ほど、市の方も利用はしとるんですけれども、確かに今おっしゃいましたように一番当初よりは落ちとるかもわかりませんが、私ども産業部の方につきましても、この間ビアガーデンですか、この間ちょっと、最近は大学生の方の合宿を力を入れておりまして、ただ、単価的には安いんですけど、やはり多くの学生たち受け入れることで少しでも収益アップを図ろうということで取り組んでおりまして、また、ストップをしておりましたけど、また今月の半ばごろで終わりかもしれませんけども、そういうような夏のビアガーデンも再開しましたんで、多くの方にまた利用していただきたいというように考えておりますし、それから営業マンの方につきましても、先ほど言いましたように、やっぱり敬老会の方にも多く使っていただきたいということで、営業の方も努力していくということでございます。私どもの方の、施設につきましても、古くなってる部分がございまして、先ほど佐藤議員がおっしゃいましたように、外壁の修理だとか、中の修理につきましても、市の方で支援できるものについては支援をしてまいる。施設の修理に伴いまして、営業の改善につきましてもそれぞれ担当者の方と相談しながら、今後も集客アップに努めてまいりたいというぐあいに考えてるところでございます。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、認定第16号 平成20年度倉吉市高城財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてから、認定第19号 平成20年度倉吉市上北条財産区特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、一括して質疑を求めます。  質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、認定第20号 平成20年度倉吉市水道事業会計決算の認定について質疑を求めます。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  9番由田隆君。 ○9番(由田 隆君) 通告を出しておりましたが、聞き取りの段階で、局長以下3人の事務方の詳しい説明、あるいは適切な資料いただきましたので、この質問は取り下げしたいと思います。 ○議長(段塚廣文君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  休憩をいたします。                   午後2時25分 休憩                   午後2時50分 再開 ○議長(段塚廣文君) 再開いたします。  8番伊藤議員、議運の委員長より、議運を開いて協議すべき問題ではないか、日程変更に当たりはしないかという意見が出されました。議会運営委員会を開催して、事務局の法的な見解を求めたところ、日程変更には当たらないということでございますので、その点報告して、これから休憩に入り、3時から議員懇談会を開きたいというふうに決めましたので、そのようにお願いいたします。以上です。休憩をいたします。場所は、さき方申し上げましたが、3階の大会議室でございます。3時から開会をいたします。休憩をいたします。                   午後2時52分 休憩                   午後4時23分 再開 ○副議長(坂井 徹君) それでは、ただいまより再開いたします。  この際、お諮りいたします。  会議時間を延長することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、会議時間を延長することに決定いたしました。(段塚議員「議長、議事進行」と呼ぶ)  20番段塚議員。 ○20番(段塚廣文君) さき方、議員懇談会がございました。その件は、午前中に9番由田議員のいわゆる旅費支出についての質問でございます。私、議長席におりましたので発言ができませんので、その件について議員席におりまして発言をいたしたいと思います。  かいつまんで申し上げますと、私が園遊会に招待されて出席した旅費の支出でございますが、かいつまんで言いますと、由田議員は、いわゆる正規な執行部との協議がなされれぬままに支出したと、大まかにかいつまんで言いますと、そのことは確認しておりますが、さきの議員懇談会でもいろいろな意見が出ましたが、執行部のまず統一見解を求めたい、それから次の段階に入りたいと思います。なぜならば、事務方はいわゆる条例規則にのっとり、事務処理を適正に処理をして、通常の事務処理をして支出をしたと、何らそこに瑕疵はないというふうに言っております。ただ、市長はその協議にはあずかってないいうことを強調されております。どうなのか、そこらをはっきりしていただかないと次の段階に入れない。  私はなぜこういうことを言うかといいますと、少なくとも今回の決算認定に当たっての私の旅費支給について、私には、ためにした質問であり、しかもテレビが入っての中での質問であります。休憩時間中にも市民の二、三の方から、中には議員経験者もありましたが、一体あの質問は何なのだと、倉吉市議会、最近きちんとしたルールに基づいてやっとるが、あの質問だけはな、議員経験者としてという話がありました。そのほかにも二、三ありましたけども。そういったように、市民はテレビを通じてきちんと見とるわけです。私はもちろん違法を伴っての出張命令であったり旅費の受け取りではないと思います。それは、由田議員にも言いましたが、これらについては、今後協議をする、その扱いは、まれにしかない例だけども、こういう扱いにしたいということであれば、また協議の場があったでないか。私にとっては、決算認定に当たって、そのためにした発言だと思っております。しかもいろいろ今執行部の説明の中でも明らかになったことは、まさに本人は本人なりの解釈があったと思いますが、確固たる論拠のないまま、あたかも真実のような発言された。私にとっては耐えがたい。本人がきちんと発言を訂正されるなり陳謝されるならまだしも、そこらも執行部の統一見解をもって次の段階に入りたいと思いますが、まずは執行部がその事務の処理方について統一した見解をきちんと本議場で述べていただきたい。まずそのことを申し上げたいです。以上です。 ○副議長(坂井 徹君) ただいまの、当事者の段塚議員より、はっきりさせたいという要請がございました。執行部の方でお答え願いたいと思います。(発言する者あり)いや、段塚議員は、議運の要請に基づき……(発言する者あり)議事進行ですよね。(発言する者あり)ただいま議事進行の発言がございました。そのように取り運んでよろしいでしょうか。(発言する者あり)議運ですか。(発言する者あり)それでは、議運に諮りたいと思います。(発言する者あり)確かにね、先ほどの議員懇談会の中では、執行部の統一見解をということを求めながらも、総務部長の発言、あるいは前景山局長の発言と、市長が答弁なさったこととは、その発言の内容に差異あったように感じております。したがって、ここで議事進行で発言をなさった段塚議員の要請に基づいて、まずここで執行部としての統一見解を(発言する者あり)言ってもらいたいと思います。(川部議員「議長、議事進行」と呼ぶ) ○1番(川部 洋君) 一応、議事進行で提案があったことについては、議会運営委員会を開いていただいて、その取り計らいを決定してから運んでいただきたいと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂井 徹君) じゃあ、そのように取り運んでよろしいでしょうか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) じゃあ、議運を開いてください、早速。  暫時休憩いたします。                   午後4時32分 休憩                   午後5時19分 再開 ○副議長(坂井 徹君) それでは、再開いたします。  先ほど、段塚議員の方から執行部の方の統一見解をという申し入れがございました。執行部の方でお答え願いたいと思います。  長谷川市長。 ○市長(長谷川稔君)(登壇) 午前中の由田議員の質疑におきまして、職員等の旅費規程においてという質疑の中で、任命権者は市長と協議の上あらかじめ定められた金額を支給することとなっているがというくだりにありまして、総務部長の答弁といたしまして、その規定にのっとって質疑が行われていると答弁をいたしました。また、午後の議員懇談会の中で、改めまして私の方にこの2条の2の中にある任命(発言する者あり)20条です。20条の2項の中にある任命権者は市長と協議の上というくだりについて、協議が行われていたかということがありましたので、そのことについては、私の方は協議は、非常にこれは内部の話でありますが、行われてないと申し上げましたが、この解釈につきましては、あらかじめ定められた金額においてというつづくりの中で協議の上ということが解されるようでありまして、あくまでも私の発言は内部の、いわゆるこの報告を市長に上げると、その過程でのいわゆるこの十分性といいましょうか、そういうことから発した発言であります。 ○副議長(坂井 徹君) 20番段塚議員。 ○20番(段塚廣文君) 統一見解と言われても、なかなかつかみどころのない統一見解ですね。でありますが、任命権者とあらかじめ協議がなかったという発言を由田議員はしとるわけですから、ただ、今回は20年度決算認定ですね。それは、予算執行に対して、監査委員に監査を求め、監査委員は法、条例規則に照らして適切に執行されているという意見書がついておるわけですね。そうなってくると、市長の今の統一見解と言いながら、何ら変わってないわけですね、午前中のその話もね、協議がなかった。そして部長以下、各担当局長、前の、あらかじめその協議をしたと言うけれども、市長は正式な協議はなかったように言われる。ですからまだ統一見解ちゅう形には受け取れません、私は。ただ、そういう中にあって、確固たる論拠のないまま、あたかも真実のような発言をされた。私は侮辱として感じておりますから、これについて発言者の由田議員に発言の撤回か、そして陳謝を求めたいと思います。それによって次の段階をしたいと思いますので、もしあれば発言をしてください。統一見解としては受け取れない、今の話は。 ○副議長(坂井 徹君) 今、段塚議員の方から意見の開陳がございました。由田議員の方に何か御意見があればということでしたけども、どうなさいますか。(川部議員「議事進行」と呼ぶ)  1番川部洋さん。 ○1番(川部 洋君) これはどういう進行なのか、ちょっとわかりませんので、もう1回休憩をとって議運を開いていただきたい。 ○副議長(坂井 徹君) 今の議事進行の内容がちょっと理解しかねますけれども、もう一度お願いします。 ○1番(川部 洋君) 先ほど市長から答えがあった。それに対して、また段塚議員に発言を求めること自体がちょっとよくわからない進行でした。それをもとにまた由田議員に発言を求めるという、この進行が私には理解できないんで、この議事進行について、もう一度議会運営委員会を開いて、先ほどの段塚議員の発言についても、もう1回取り扱いを諮っていただきたいと思います。 ○副議長(坂井 徹君) もうちょっと整理、ちょっとさせていただきますと、段塚議員は統一見解をということを求められました。それで、市長の方が執行部を代表して答弁をなさいました。それについて、段塚議員は挙手の上で自分なりの受けとめ方を披瀝されたところです。それで、それ以上だれそれに、あるいは何をしてくれというような要求は一切なさっておりません。それで、もしあればということでしたので、だから私は由田議員さんがそういう立場におられるんで、発言があればと言ったまでで、何ら私は間違った運営方法だとは感じておりませんけれども。(福井議員「議事進行」と呼ぶ) ○16番(福井康夫君) ただいま段塚議員からの発言では、9番議員に対して陳謝もしくは撤回の発言もあり、これの中身といえば懲罰に値しますが、今の懲罰動議。そうすれば、倉吉市議会会議規則第153条、これに基づくものであれば、その所定のものに基づいてされるべし。ただの今の議場の発言では、それにのっとってない発言だと受けとめますんで、先ほどあったように休憩されながらそのあたりをされた方がよろしいかと思いますけども。以上です。 ○20番(段塚廣文君) ちょっと、処理の仕方として、きちんと153条の規定によって、みずから懲罰動議出します。それによって取り扱いを議運で決めてください。 ○副議長(坂井 徹君) それは懲罰動議というものの提出ですか。 ○20番(段塚廣文君) そうです。 ○副議長(坂井 徹君) ただいま段塚議員の方から議員由田隆さんに対する懲罰の動議が提出されました。所定の様式にのっとっていますので動議は成立いたしました。  暫時休憩し、議運に諮りたいと思います。                   午後5時27分 休憩                   午後6時15分 再開 ○副議長(坂井 徹君) 再開いたします。  この際、本動議を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、この際、議員由田隆君に対する懲罰の動議についてを日程に追加し、議題とすることと決定いたしました。 ○副議長(坂井 徹君) 本件を議題といたします。本件につきましては、地方自治法第117条の規定により、由田隆君の退席を求めます。                    〔由田隆君 退席〕 ○副議長(坂井 徹君) では、提案理由の説明を求めます。
     段塚廣文君。  ちょっとしばらく休憩します。                   午後6時17分 休憩                   午後6時20分 再開 ○副議長(坂井 徹君) 再開いたします。 ○20番(段塚廣文君)(登壇) ただいまから提案理由の説明をいたします。  さきにも少し述べましたが、本日、議案質疑に当たって9番由田隆議員から、私の春の園遊会招待に伴う旅費の支出について、正統な正規な執行部との協議がなされないまま支出されたのではないか、こういう質問がありました。事務方の総務部長、そして昨年の4月でしたので、当時の、名前を言って恐縮ですが、景山事務局長、彼は4月に異動があったわけですが、4月のことですので、3月、事務局長在職中にできる事務処理はするという立場で処理をしたと思います。きょう皆さん聞かれたように、いわゆる事務方は、条例規則に照らして従来の事務処理の方法によってきちんと処理をしております。そういうふうに述べております。なぜか市長だけが、正規な協議にあずかってないというふうに言っておられます。正規な処理にあずかってないというのは、どういうことなんだろうか。いわゆる支出に当たっては市長が一々伝票に判を押す、すべて押すものではない。必要なものもありますが、いわゆる専決、代決という制度があります。それによって、地方自治体の事務はスムーズに流れているのであります。しかし、その適正にそのルールに従って、規則、条例に基づいて処理しておるという事務方の意見が、市長はそのことが私には言ってないということで、そのことに怒ってるんですとまで言われたんですね。これ一般の、まあ東京までの旅費ですから、100万も200万円もありませんが、そのほかの支出に至っては一体どうなっとるのかなという感じがいたしました。  そして、由田議員の質疑の中では、執行部との協議がなされないまま、あたかも、いわゆる確固たる根拠のないままで支出を受けて出張したごとく言われました。私は、皆さんも御承知のように、2年前に皆さんの支持をいただいて、全くまさに薄氷の思いで議長に就任いたしました。そして、園遊会に招待されましたのは、倉吉市は鳥取県では市は4つしかありませんので、20年に1度回ってくるかどうか、こういうときにありがたいことに議長に就任させていただいたのであります。したがって、宮内庁から、ここに持参しておりますが、宮内庁長官、羽毛田信吾さん。まさに天皇家の菊の御紋章いうのを、私の名前も入っておりますが、家内も、名前は入ってませんが、令夫人というふうにして2人で招待を受けました。身に余る光栄として園遊会に参加して、天皇陛下のごあいさつを受けたことを思い出しておりますが。私がこの議会の中で正規な処理を経ないで旅費を取ったと言えば語弊がありますが、受けたというように、きょうは恐らくこのテレビを通じてとられた方が多かったんじゃないかと思います。残念です。ある先輩の倉吉市議会議員は、テレビを見とったと、何という質問をするかと、そう言って電話をいただいた方もあります。また、他の市民の方は、何だと、今の時期に、って言って電話をされた方もあります。  そして、いま一つつけ加えたいのは、今回の質疑は、平成20年度の一般会計の支出に関する、いわゆる旅費支出であります。今回提案されておるのは決算認定でありますが、これは決算を調製をして監査委員の審査に付してあります。議会冒頭、監査委員は慎重に審査をしたと、条例規則に照らして一点の曇りもない、適正に処理されているという意見書をつけて、今回の市長に審査結果の報告しとると思います。その報告書をつけて、今回市長は本議会に議会の認定を受けるべくすべての決算について提出されたのであります。では、一体、監査委員の監査はどうだったのか。監査委員に対しても私は失礼ではないか。じゃあ監査の重み、透明性、信頼、これは一体どこにいくのでしょうか。しかも、午前中のきょうに質疑を聞いておりますと、私は議長席ですから発言が制限されますが、あの議案質疑を聞いた多くの市民はどういう気持ちでテレビを見ておられたのでしょうか。前段申し上げましたが、見ていた市民の方は、一体何なのか、そういうふうに私を思われた方もあると思います。私は、議員懇談会の中で前局長が申し上げましたが、その園遊会に臨むに当たっても、この旅費規程、家内の旅費についてもいいのか、それは局長に念を押したはずです。それは、倉吉市の旅費規程に基づいてきちんと処理をしてありますので問題ありませんと、こういうことです。まさか、この決算認定に向かって、あたかも不正に支出をして園遊会に臨んだがごときの発言は私には許せない。したがって、処罰の動議を提出したわけでありますが、極めて残念でありますし遺憾であります。なるほど20年に1回回ってくる園遊会の招待は、私もかつて関金町の町長選に臨みました。残念ながら破れました。しかし、まさに選挙に破れて、そでに涙のかかるとき人の情けの厚さも感じました。そして恵まれて皆さんの応援があって、合併後の倉吉市議会に出させていただいて、自分に身の余るほど、副議長、そして議長もさせていただいた。その最後の議会に由田議員から決算認定についてそこまで言われるとは思いもいたしませんでした。まして、監査委員が監査をして、証憑書類、会計諸帳簿に照らして一切問題がない、その監査委員の一角を占めるのは、名前を言って失礼だが、瀬尾学議員も4年間監査をされて監査に加わっとるわけです。(発言する者あり)提案理由、それが提案理由だ。静かに聞け。私は、動議を出して提案理由を今議長の命によってさせていただいとるんです。  そしてもう一つ残念なのは、市長が職員の処理の仕方、何の不満があるのかわかりませんが、まさに側面から見ていると、これで行政がちゃんとやっていけるのかえという感じすらします。市長の口から全くこのことについては関知してないような、知らんような話をされたことも一つ心外であります。私が東京に出るに当たって、園遊会に臨むのに当たって、心ある職員が祝ってくれました。その席に市長も同席をしていただいたということもさき方申し上げましたが、市長はまことにめでたいことです。特に私もそうですが、家内には苦労をかけるもんです。そういう意味でもおめでとうございましたと言ってはいただきましたが、きょう聞いてみますと、その記憶はないようでございます。ただ私が、くどいようですけども申し上げますのは、正規な協議がないままに旅費が支出されたという質問に対して、事務方は条例規則その他に比べて、それと照らしてきちんと処理をしておりますよと言っておるにもかかわらず、市長は正規な協議が私にはなかったと、そして、そのこと自体怒ってるんですよとまで言われるんですよ。じゃあ内部はどうなってるんでしょう。きょうは、前局長が申し上げました、条例規則には、夫婦で招待された場合、家内の方も公費でという扱いになっておるわけですね。私は、私の権限において旅費を加算せよとか、出せれんものを出せとか言った覚えは一つもありません。ですから、今回こういう質問がされて、しかも聞いとると、ためにしとる質問というふうに思いますよ。この時期にこのことを話題にしたかったいうふうにとれる質問だと思います。私は、さきの懇談会でも少し言いましたが、これでうれしさも半ばなりけり園遊会いうことでしょうか。この倉吉市長、長谷川稔氏、由田隆氏のこの議会に対する対応、これについては、生涯忘れてはならんいい勉強になったいうふうに思っております。  この私の提案理由の説明、そしてきょうの一連の朝からの質疑、議会の対応、多くの皆さんが見ておられます。どのように、それぞれがそれぞれの考え方がおありでしょうが、今ここでこの時期に確固たる根拠のないまま、確固たる根拠のないままというのは、さき方、執行部の統一見解も求めました。事務方はそろって、条例規則に照らしきちんと処理して協議は整っとるというふうに言っております。市長は、あくまで協議に応じてない。こういうことはこのテレビを通じて市民の多くがしっかりと聞いていただいたと思っております。  そして、議員懇談会の中でもありましたが、夫人の、私のことではありませんが、一般的に夫人、家内が同伴するような会があった場合に、旅費の扱いをどうするかということは、こういう今回の件があるが、時代の流れも考えながらこの扱いは議員で話し合っとくべきでないかということであればまた別でございます。執行されて認定に付された旅費についてこういう形での質問については、私はまさに侮辱に値する、そういうふうに感じております。  私は、議長に就任いたしましてから、これまでは議長の登庁退庁については議長車が迎えに来て、帰りには送っていくという、そういう倉吉のまさに慣例といいますか、あったと思います。私もそのことをずっとかつての議長等については見てきました。しかし私は関金から通うから庁舎までは私の車で出勤しますと、それからさきの会合には公用車を使わせてもらうことはあるかもしれん、そういうふうに言って、ほとんど公用車での登庁退庁等については一切いたしておりません。それなりに議会費の節減については取り組ませていただいているつもりでございます。そして議長というのは夜の会合、そして酒席を伴うことがありますが、なるべく公費支出、チケットの使用はいたしておりません。私は私なりにそれぐらい経費の節減には議長として取り組んでおるつもりでございます。宮内庁から招待を受けて、家内同伴で園遊会に来てください、招待を受けて、その旅費についてここまで由田議員にあしざまに言われたことについては、決して許せるものではない。ましてそれについて長谷川市長が言を左右にして、みずから事務処理、そして市長としての役目、一言も発せず、職員にその責をなすりつけ、それどころか議員の前で職員を叱責する。そのようなことは情けない話でございます。  長くなりましたが、今回のことは、まさに私だけでなく家内に対する侮辱として許せるものではない。このように皆様に訴えて彼の反省を促したい。そしてこの動議を出すまでもいろいろな議論の中で彼自身判断はしとるはずだと思いました。一言発言の撤回と言い過ぎだったということがあれば私も動議までは出すつもりはありませんでしたが、一片の反省もない。このような質疑で発言を続けるなれば、やはり懲罰動議として、きちんと市民の前で何事も明らかにして、恥じることのない主張をして、皆さんの審判を待ちたい、そう思って動議を提出したところであります。  9月27日には市議会議員選挙があります。市民が適正に審判を下していただけるものと思っております。まさに岩につめしてでもこの選挙を勝ち抜いて、また再びこの議場において(発言する者あり)きちんと取り組みたい、そういうふうに思っております。提案理由の説明中(発言する者あり)不謹慎な話は控えてください。  以上が、動議の提出議案であります。原稿もなく、るる思いを述べさせていただきました。多少の不適切なところがあったかもわかりませんが、それはそれで指摘していただければ潔く訂正もいたします。  最後に、市長の態度まことに残念。そして執行部の事務方、本当に気の毒だ。このことを申し上げて提案理由の説明といたします。 ○副議長(坂井 徹君) 続いて、質疑を行います。  谷本修一議員。 ○19番(谷本修一君) 今、かなり思いを述べられた中で、重複する部分もあるかと思いますが、再度確認という意味で質問したいと思います。  この問題は、議長が宮内庁からの園遊会に御招待があり、御夫人とともに出席されたことに公費が支出され、それについて御自分の解釈を添えられて、おかしいではないかと感じられるような質問にとらえたんですが、そういう中で議長はどういう立場で、公務と考えているのかと、あるいは私的な自分の立場として個人として出られたのか、それで、この出席を求められたいきさつはどういう立場からの御案内だったというふうに御理解しておられるのかまずお尋ねします。  次に、この手配は、この費用を、先ほど言われた、私が出せと言ったものではない、そこについておられる当時の事務局長が一緒に行かれた、先ほど上の懇談会で聞きましたが、旅行中に交通事故あるいは万が一のことがあってはいけない、そういう手配も万全に考えた上で職員の旅費規程を準用されたというふうにお伺いしました。この手配は議長が要求されたもんですか。だれがなさったのでしょうか。この点についてまずお伺いいたします。 ○副議長(坂井 徹君) 答弁はどなたが。  段塚廣文さん。 ○20番(段塚廣文君) 20番。私が一々条例規則に照らしてこういうことだよというものではない。通常の一般の公務で東京に行ったり、あるいは鳥取に行ったり、そういったものはすべて事務局において条例規則に照らして、旅費規程に照らしてきちんと処理をしてくれて、出張なり公務をこなしとるわけです。その範疇の中で、何ら私が家内の旅費をつけ加えて出せとかなんとかじゃなしに、機械的に事務的に事務処理を淡々と事務局は条例規則にのってこなしてくれたいうふうに私は思っております。(発言する者あり)私はこのたび倉吉市の議長に就任させていただいた。そして、その倉吉市の議長は、中国議長会の会長という役回りが回ってきたわけです。したがって、中国議長会の会長という立場で、宮内庁から春の園遊会に夫人同伴で御招待いたしますいう招待状いただきました。したがって、それもそういう役目柄で招待を受けたと思っとりますから、それによって事務方は処理をしてくれて、東京に行く手続を踏んでくれたというふうに思っております。あくまで立場としては中国議長会の会長、正式には支部長というんですかね、そういうことで正式に宮内庁長官から招待を受けたいうことでございます。 ○19番(谷本修一君) 議長はそういう立場で、公務で行かれたいうことです。それで、奥さんの方の公費が支出されているということを質問の中で言われた方がありますが、この夫婦同伴のことについても、そういう同伴でぜひ来てほしいという案内があったわけですね。 ○20番(段塚廣文君) 私も名誉あることでございますので、1冊のアルバムにまとめております。参考までに読ませていただきますと、この正式な招待状があるまでには、前段いろいろな市議会議長会等の公文書のやりとりはあったと思いますが、正式には天皇皇后両陛下に、来る4月17日赤坂御苑において、御催しの園遊会にお招きになりますので、御案内申し上げます。平成20年3月14日、宮内庁長官、羽毛田信吾。倉吉市議会議長、段塚廣文殿、同令夫人。こういう御案内をいただきました。 ○19番(谷本修一君) 私も、本当に私は、もちろん園遊会などテレビで見るぐらいのことしかありませんが、本当に名誉なことだと思います。それに、倉吉の議長が行かれたということは、むしろ倉吉市議会としても誇り、あるいは中国ブロックとしても誇りであると考えています。これに公費が支出されるのは当然だと考えております。まして議長交際費でもできるものでもありますと私は思うんですが、本当のこの支出について一点の曇りもないというふうに感じたんですが。議長その点いかがですか。 ○20番(段塚廣文君) 一点の曇りもないどころか、まさにこの決算認定に当たってこのような質疑があって、このような本会議場で議論をすること、まことに残念であります。私は、旅費にするとどれぐらいの金額になるかわかりません。しかし、貧乏しとるとはいえ、初めからそれは個人で支出するもんだということであれば出しとったでありましょうし、今でもその金額でこのような質疑を受けるというのは、まさに言葉にできないぐらい残念でございます。本来なら、何を言うかこれぐらいな金という気持ちもないではありませんが、私は正々堂々と家内とともに招待を受けて、倉吉の市会議長として、そして中国議会議長の会長として、胸を張って招待を受けたものでありますから、倉吉の公費を使ってという主張です、由田君の主張は。しかし、しっかりその職務を果たさせていただいたいうふうに思っておりますので、そのことはきちんと申し上げておきたいと。以上です。 ○19番(谷本修一君) 理解できましたので、終わります。 ○副議長(坂井 徹君) ほかに質疑ございませんでしょうか。  質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  懲罰の動議につきましては、その提出とともに委員会条例第7条第1項の規定によって、懲罰特別委員会が設置されます。また、会議規則第154条の規定により、委員会の付託を省略して議決をすることができないこととなっております。よって、本動議を懲罰特別委員会に付託することといたします。  なお、特別委員会の定数は、委員会条例第6条第2項の規定によって議会の議決で定めることになっております。よって、懲罰特別委員会の定数を7人といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、懲罰特別委員会の定数は7人と決定いたしました。  次に、懲罰特別委員会の委員の選任の方法についてお諮りいたします。  選任の方法は、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決定しました。  では、議長において指名いたします。  懲罰特別委員会委員に、朝日等治君、伊藤正三君、金光隆君、川部洋君、杉山慶次君、谷本修一君、福井康夫君、以上のとおり選任することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、以上のとおり懲罰特別委員会委員を選任することに決定いたしました。  これから、休憩いたしますので、懲罰特別委員会を開いていただきます。  暫時休憩いたします。                   午後6時58分 休憩                   午後8時05分 再開 ○副議長(坂井 徹君) 再開いたします。  では、懲罰特別委員会の委員長報告並びに同報告に対する質疑を行います。  懲罰特別委員会委員長の報告を求めます。  8番伊藤正三君。 ○8番(伊藤正三君)(登壇) 懲罰特別委員会の委員長報告をいたします。  本日の本会議において、当委員会に付託されました案件を審査するため、先ほど休憩中に委員会を開催し、慎重に審査いたしました。その結果について御報告申し上げます。  委員長、私、伊藤正三、副委員長に川部洋議員を互選し、審議に入りました。  審議の内容につきましては、慎重になるべきとの判断から、本委員会は秘密会で開催をされました。各委員からさまざまな意見が出されましたが、秘密会でございますので御報告できません。その点を御了承をよろしくお願いいたします。  最終的に、挙手採決の結果、賛成少数により、懲罰に該当せずと決しました。  簡単ではございますが、以上をもって懲罰特別委員会の委員長報告とさせていただきます。 ○副議長(坂井 徹君) 続いて、懲罰特別委員会で留保された少数意見の報告書が議長に提出されておりますので、少数意見の報告を許します。  19番谷本修一君。 ○19番(谷本修一君)(登壇) 本人から侮辱を受けたということで、懲罰動議を出された気持ちはよくわかりますので、私たち議員としてもその轍を踏まないように、やはり当事者を傷つけた場合には陳謝すべきのが当然ではないかいうふうに考えております。 ○副議長(坂井 徹君) では次に、同報告及び少数意見に対する質疑を行います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、討論、採決を行います。  本件について討論を求めます。  18番金光隆君。 ○18番(金光 隆君)(登壇) 私は、委員長の報告に対して反対の立場で討論をいたします。  この今までの議論の中ではっきりしておりますのは、予算の執行について違法ではなかったということであります。由田議員の質疑は、あたかも違法であるような趣旨で執行部幹部に質問をされました。今皆さんも御承知のように、非常に倉吉の市議会にとって微妙なナイーブな時期であります。この時期にやはり本人を非常に傷つけたというふうに私は思います。やはり議員としては発言にはしっかりと注意を払って、節度と、品位に欠けるようなことがあってはならない、このように思います。発言後も取り消しなり、また謝罪というふうなこともあってもいいのですが、そういうこともありませんでした。本人はそういう自覚のないままであります。したがって、私どもとしてはそれなりの懲罰動議は当然であるというふうに考えまして、委員長の意見に対して反対の立場で討論をいたします。 ○副議長(坂井 徹君) 19番谷本修一君。 ○19番(谷本修一君)(登壇) 私は、議会というのは20人いれば20人の意見、いろんな意見があってもいいと思います。しかし、それにはおのずから節度とルールがある。このまちでは、差別のない明るい社会をつくる。同和学習では、弱い人の立場、言われた人の立場を考えようと声を大きくする人が、聞き方によっては議員の個人攻撃のような、そういう特定した議論がここでなされること自体に非常に寂しく感じます。いろんな意見があった、だけども試合が済んだらノーサイドだよ、ピーっと鳴ったら敵も見方も差別がなくなって、また一緒スポーツマンとして戦うような議場であってほしい。それを個人の攻撃だけならまだしも、奥様やその家族のことを考えると、この問題の出し方は非常に個人攻撃である。差別用語も、言われた人の立場を考えようという同和学習を一生懸命する方が、こんなことがあって許されるのかと皆さんに常識を問いたい。奥さんや家族までが傷ついてますよ、これは。その分までお金を出せとその議長が言われたんですか。事務局がルールに従ってあらゆるところに先例も調べられてこのようにされたと、先ほど懇談会で説明されたではないですか。そうかわかった、大変失礼なことして申しわけないぐらいのことがあってもいいじゃないですか。仲間なら何を言ってもいいんですか。こんなね、人権を言う人が人を傷つけるようなこと、それを黙って見過ごす。悪いことは悪い、傷つけたら傷つけたように申しわけないなら申しわけない、こういうことが言えるようで初めて私は議会だと思いますよ。皆さんの良識をお願いして、委員長報告に反対の立場から討論いたします。 ○副議長(坂井 徹君) 17番石田政彦君。 ○17番(石田政彦君)(登壇) 私は、委員長の報告に対して反対の立場で討論します。  反対の立場といっても、懲罰を出した方も出された方も、私にとってはかけがえのない同士だし、友人だし、この先もいろいろ協力し合っていかないけん人なんです。その私に結論出せちゅうのは本当に残酷な懲罰だと思います。由田さん、議員になって16年と言われたけど、16年、人に言えないような協力をし合ってやってきました。段塚さんは関金からこちらに来られて議長になられた。町政の要職におったということで、私たちが知らない行政の内部を本当によく勉強して知っておられる。いろいろ教わって議会活動もしてきました。だから2人ともかけがいない。この懲罰に反対するか賛成するかで、その友達関係が壊れるのが一番怖いんです、私は。だからこんな問題は起こしてもらいたくなかったと言ったら、おまえは重要なときに逃げちゃうじゃないかって言われるから、結論出さないけん。私が、一番今その結論出すに当たって、何を大切にして結論出したかというのは、細かいこと理屈をこいても正しいことは出てこないんです。それで、私がああなるほどと思ったのは、途中に議員懇談会開いて、大会議室行って、当時の事務局長の話をじっくり聞いて、はあ、これは段塚議長と奥さんを倉吉の自治体の功労者として園遊会に送ろうという、そういう気持ちがにじんどったです。奥さんが旅行に行ってけがしたときに、やっぱり公人として対応できるようなそういう送り方をせんといけんというところまで考えておられたって、そのときに私は、はあ、そこまで考えないけんのだなと思ったんです。だから、私ははっきり言って、奥さんと段塚議長を公人として倉吉が東京に送る、そのことに瑕疵はなかったと、その予算執行に瑕疵はなかったと私は確信したわけです。  それで、私が今一番問題にしとるのは、由田さんがなぜ今の時期にその問題を取り上げて質問したかということです。そこにいろんな気持ちがあったんではないかというぐあいに察するわけです。だから、質問の中に他意がもしもあったら、これはいけないことだと思います。質問というのは、市民のためにするわけです。だれかを誹謗中傷したり、その質問によってだれかが傷つくことがあったらいけない、そのことは遠慮するべきだと思います。ただ、その人が悪いことをしとったらね、これはもう血も涙もなく徹底的に追及せないけんけど、そういうことがないときには、じっと我慢してその人の将来を見るべきだと思います。このたびは、私人である奥さんまで巻き込んでしまったいうことに、やっぱり僕たちも反省せないけんと思います。奥さんは本当にね、おやじさんの議長として活躍したその功績をたたえて、天皇陛下のところに行くのがええか悪いか私はありますよ、あるけども、そこに招かれたということを誇りに思っておられたと思います、きょうのきょうまで。だけど、あしたからはちょっと違うと思うんです。それで私は、自分の質問の目的に沿わずに、もし他人や他人にかかわる人を少しでも傷つけたんだったら、私だったら、あの質問はちょっと言い過ぎました、間違えました、こらえてくださいって言います、私だったら。そのことを一言ね(「そうだ」と呼ぶ者あり)一言出とったらね(「そう」と呼ぶ者あり)こんな参加したくない懲罰の論議に加わらんでもよかったと思います。だけど結論出さないけんから、委員長の報告に反対します。由田さんに僕だったらあの質問は言い過ぎがたくさんあったと、議長の判断で適切な質問にしてくださいということをね、僕だったら言います。だから、委員長の報告でなくて、もう一度質問を精査して、由田さんの目的に沿ってない箇所はちゃんと省いてつくり直しますというね、そういう結論でよかったと思います。別にこの懲罰委員会で由田さんを悪もんとして処罰とかでないですから、そういう配慮があってもよかったでないかと私は思います。終わります。 ○副議長(坂井 徹君) ほかに討論ございますでしょうか。  20番段塚廣文君。 ○20番(段塚廣文君)(登壇) 私は、委員長の報告に対する反対の立場で討論いたしますが、提案理由も多く申し上げましたので、簡単に申し上げたいと思いますが、それは、今回の私に対する旅費の支出の質疑において、懲罰動議の提案理由を通して、職員への思いであります。今回の扱いに、市長と事務方が、こういう関係が市民の前にさらけ出された。一生懸命市長の命を受けて、それこそ身命を賭して市民の安心・安全、生活向上、福祉の増進に向けて取り組んでおる職員がどういう気持ちであったのか、このことが一つ心配であります。  そしてまた、いま一つには、今回の由田隆議員の発言が私にとっては大いに名誉を傷つけられたいうふうにして懲罰動議を出しましたが、皆さん、ここの議場におられる皆さん。いつ何どき皆さんも御夫婦でかかる招待があるやもしれません。本会議であれほどの質問をいただいたこの思いは、私だけで二度とないように。この思いは今回の私だけで、まだ若い議員はそういう機会が多いと思いますが、私だけにとどまる、そうしていただきたいないうふうな思いであります。  提案理由も多く述べましたので、以上で終わりますが、私は最後に、議員任期をあとわずか残して最後の定例議会においてこういう、私にとっては侮辱とも思える発言をいただいたことは、忘れることはないと思います。そして、いま一つつけ加えますが、市長のこの態度についても長く心にとどめておきたいと思います。きょう帰ったら、家内に惨めな思いをさせたなとその一言だけは言いたい。終わります。 ○副議長(坂井 徹君) 討論を終結することに御異議ございませんか。  10番瀬尾学君。 ○10番(瀬尾 学君)(登壇) 貴重な時間をおかりして、私の意見を述べさせていただきたいと思います。  先ほど、委員長より審議の報告がありました。いろいろ審議された中で3対2ということで否決に値するという結論でございました。私は、審議いただいたことの委員長の報告を可としたいというふうに思います。なぜならば、今回の旅費規程に関しましては、由田議員はこの条例においての取り扱い、そしてそのものが、今のこの厳しい経済社会の中での市民感情に対してどう考えるか、そういった点について議員としての職責を全うするために、議員には一般質問あり、質疑あり、そして委員会での活動が法律の中で認められております。そういった中で、由田議員は、本当に自由濶達な意見の中で市民を代表されて質問されたというふうに私も感じましたし、多くのテレビをごらんの皆さんも率直に感じられたんだろうなというふうに思います。そこで、先ほども言いましたが、発言は自由であっても、おのずとその考えなければならないということも法の中であります。やはりそれらはしっかりと由田議員は多年の経験の中でそういったことも十分考えられて発言をされたと思っております。  そして今、私たち議会に求められておりますのは、先ほども話の中で監査委員のことが出てまいりましたが、財政健全化法という新しい法制化によって、さらに自治体の財政なり行政なりをしっかりと議員がただしていかねばならんというふうな法律だと思います。そういった観点におきましても、由田議員はしっかりと足元における、この職員なり、あるいは執行部、あるいは議員、そういったもののこの公金の扱いについて、本当にしっかりとお願いしますよという観点から質問されたと思っております。  長くなりましたが、やはりこれから我々が本当に遠慮しながら質疑を、例えば市長の交際費だとか、あるいは職員の旅費等々、事業において本当に遠慮しながらこの質問をしていかねばならんということになれば、議員の監視役としての存在価値はなくなると思います。そういった意味で、本当にこの20年度の決算、今回、先ほど金光議員は間違いのないことがはっきりしとるのにということがありましたが、間違いがあるかないかは、最終日に、この我々議員、議会で選択、決定することになってるというふうに思います。この20年度の決算、そして21年度の補正なりいろんな事業、これからだというふうに思います。その過程の中の現在は審議だというふうに思っておりますので、委員長の報告に賛成の立場で討論させていただきました。 ○副議長(坂井 徹君) ほかに討論ございますか。  では、討論を終結することに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(坂井 徹君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。
     これより本件を起立により採決いたします。  委員長報告は、懲罰に該当せずであります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                    〔賛成者 起立〕 ○副議長(坂井 徹君) 多数により、本件は可決されました。  では、ここで由田隆君の除斥を解きます。                    〔由田隆君 入場〕 ○副議長(坂井 徹君) それでは、ここで議長席を交代するため、暫時休憩いたします。                   午後8時35分 休憩                   午後8時36分 再開 ○議長(段塚廣文君) 再開いたします。  それでは、本日はこれにて散会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(段塚廣文君) 御異議なしと認めます。  本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。                   午後8時36分 散会...