令和 3年 9月
定例会(
会議の経過)
△
開会 9時00分
○
議長 皆さん、おはようございます。 ただいまの
出席議員は12名であります。定足数に達しています。 これより
令和3年第3回
印南町議会定例を
開会いたします。 直ちに本日の
会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ただいまより、
議事日程に従いまして
議事を進めてまいります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第126条の
規定により、本日の
会議録署名議員は、 3番
岡本庄三君 4番 谷
章資君を指名いたします。
日程第2、
会期の決定についてを議題といたします。 お諮りします。
今期定例会の
会期は、本日から9月16日までの8日間としたいと
思います。これにご
異議ありませんか。
◆
議員 「
異議なし。」
○
議長 ご
異議なしと認めます。したがって、
会期は本日から9月16日までの8日間と決定いたしました。
日程第3、
諸般の
報告を行います。
報告は
事務局長より行います。
◎
事務局長 堀口議長におかれましては、
令和元年7月16日から
令和2年5月28日までの間、
近畿府県町村議会議長会会長を務められ、
地方自治の
振興に寄与するなどの
功績により、このたび
近畿議長会長より
感謝状が贈呈されました。
前田副
議長より伝達を行います。
堀口議長は
演壇の前に、
前田副
議長は
演壇にそれぞれお進みください。
◆副
議長 感謝状。
堀口晴生様。 あなたは、
和歌山県
町村議会議長会会長として本会の
使命達成と
地方自治の
振興に尽くされました。その
功績は極めて大であります。よってここに深く
感謝の意を表します。
令和3年6月28日、
近畿府県町村議会議長会、
会長杉浦和人。 おめでとうございます。(
拍手) ここで、
堀口議長よりご挨拶を申し上げます。
○
議長 おはようございます。 今回、
近畿の
会長のほうから
感謝状を頂きました。私としても、
近畿の
会長をさせていただき、大勢の人とつながりを持てたことが私の財産であります。これも
印南町の
皆さんはじめ
議会の
皆さんに応援をしていただいた
おかげでありますので、本当にありがとうございます。今後とも頑張ってまいります。ありがとうございます。(
拍手) 以上で、
諸般の
報告を終わります。 ここで、
町長より発言を求められていますので、これを許します。
○
議長 -町長-
◎
町長 皆さん、おはようございます。 本日、
令和3年第3回
印南町議会定例会を招集いたしましたところ、
議員の
皆様にはお忙しい中ご
出席を賜り、誠にありがとうございます。 去る9月1日の第1回
臨時議会におきまして、
堀口議長様、
前田副
議長様をはじめ各
常任委員会等、
議会構成がなされ、
印南町の
議決機関としての体制が整い、ここに第3回
定例議会が開催できましたこと、感慨もひとしおであります。 また、ただいま
堀口議長様におかれましては、
和歌山県
町村議会議長会長として
地方自治の
振興に尽くされた
功績がたたえられ、
近畿府県町村議会議長会長より
感謝状を受けられましたこと、心よりお喜び申し上げます。引き続き
町政運営にご尽力賜りますようよろしくお願い申し上げます。 今年の夏は記録的な大雨により、
日本各地で
河川の
氾濫や
土砂災害など甚大な
被害が発生しました。お亡くなりなられた
方々に深く
哀悼の意を表するとともに、被災された
皆様に心よりお見舞い申し上げます。 ここに来て、朝夕幾分かしのぎやすくなってまいりました。気候とは裏腹に
政局が熱くなっております。
菅総理が
自由民主党総裁選挙に立候補しないと決断されたことに端を発し、今後の
政局の話題が連日マスメディアで取り上げられるなど多くの
国民が関心を寄せています。私も
地方行政を預かる一人として、その細部にわたり
思いを致すところであります。とりわけ
菅総理総裁におかれましては、
コロナ対策に全力で取り組まれてこられたことに心から
感謝を申し上げます。 また、連日熱戦が繰り広げられました東京2020オリンピック・
パラリンピックがその幕を閉じました。
史上初の1年延期、
コロナ禍というかつてない厳しい
環境の中で日々鍛練を重ね、この大舞台に臨んだアスリート、特に無限の
可能性を秘めた
パラリンピックが放つ大いなる輝きは、私たちに感動と勇気を与えてくれました。 このような
状況の中での
議会開会ではございますが、
議案の
説明に先立ち、
町政の主立った
執行状況及びその他
諸般の
報告など順次申し上げたいと
思います。
最初に、
新型コロナウイルス感染症対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた
方々に対して
哀悼の意を表するとともに、今もなお療養中の
方々の一日も早い回復を心よりお祈り申し上げます。そして、この厳しい
状況下で懸命に
感染予防対策を講じてくださっている
町民・
事業者の
皆様、また、第一線で
感染症と日夜闘っていただいている
医療従事者をはじめとする
方々に対しまして、改めて
感謝申し上げます。 今なお
緊急事態宣言が21都道府県に発出されています。
感染力が従来株の約2倍、これまで知られた中で最も強い
ウイルスとも言われる
デルタ株への置き換わりが急速に進み、かつてない
感染拡大となっています。特徴として、
新規感染者が若い世代となり、今までの第3波、第4波とは異なる様相を呈しています。 そういった中において、
御坊保健所管内でも
幼児等への
感染が確認され、いなみ
こども園が8月21日から29日までの9日間休園し、
対策を講じたところであります。幸いにも園内での
感染拡大はなかったものの、なお一層の
緊張感を持ち
感染予防対策の
徹底を指示したところであります。同時に、
こども園や
学童保育及び
小・中学校における
感染拡大を防ぐため、
新型コロナウイルス抗原検査キットを各施設に配付することとしています。 また、
本町における
ワクチン接種につきましては、去る5月1日から
印南町
体育センターでの65歳以上の
高齢者向け優先接種を皮切りにスタートいたしました。当初、年齢の最も高い方からの
接種であること、また、国からの
ワクチン配分計画が不透明であったことなどから、1日
当たりの
接種人数を抑えてのスタートでありました。その後、
ワクチン供給が見込まれることとなったことや、
事務手順の見直し、
従事スタッフの
増員等により、1日
当たりの
接種人数を増やし、スピードアップを図ったところであります。7月26日からは
小溝クリニック、その後、
西岡クリニックと、
町内2つの
クリニックでの
個別接種も始めました。 9月3日時点における
本町の
ワクチン接種実績は、12歳以上の全
接種対象者7,460人に対し、1回目の
接種完了が6,325人、84.8%、2回目の
接種完了は6,006人、80.5%となっています。
集団接種につきましては、
印南町
体育センターが8月28日土曜日に終了し、
切目社会教育センターにつきましても9月18日土曜日をもって終了します。
本町は
県下でもトップクラスの
接種率及び
接種スピードを達成しています。これもひとえに
医療関係スタッフや薬剤師の
皆様をはじめ
コールセンターを運営していただきました
役場OBの
皆様、また多くの
関係者の
皆様と
住民福祉課を中心とする全
職員が
ワンチームとなって対応していただいた
おかげであり、心より御礼を申し上げます。 今後、
接種を
希望される方につきましては、
個別接種で対応していただきたいと考えています。この見えざる敵との闘いに勝ち抜くには、やはり決め手は
ワクチンであります。一人でも多くの方に
ワクチン接種をお願いするものであります。 また、飲食、
宿泊等の
事業者が大きな
影響を受けている中で、
事業者支援として、
地方創生臨時交付金を活用し、
印南町商工会が実施している
印南3
店舗スタンプラリー事業を拡大実施できるよう
支援することとしています。 町を預かる者として、できることは全てやる、
町民・
事業者の
方々に
安心と
希望を持っていただきながら、オールいなみでこの正念場を乗り越えていく
決意であります。
議員各位のさらなるご
理解とご
協力を切にお願い申し上げます。 次に、
職員採用試験についてであります。 本年度につきましては、
一般事務職5名、
土木技術職1名、
保健師1名の
採用を予定し、去る8月2日から20日までの間、受験の申込み受付を行ったところ、
一般事務職26名、
土木技術職1名、
保健師2名から申込みがありました。 今後の
日程でありますが、来る9月19日に
町公民館において第1次
試験を実施し、10月24日の第2次
試験を経て
採用予定者を選考する運びとなっております。
入庁後の
研修も重ね、資質の高い
職員として活躍できるよう優秀な
人材確保に大いに期待を寄せるところであります。 次に、
危機管理分野についてであります。 死者56名、
行方不明者5名など
人的被害69名、また
住宅の全壊240棟、半壊、
床上浸水等物的被害の8,456棟の甚大な
被害をもたらした平成23年
紀伊半島大水害から10年となります。振り返れば、
印南町においても
人的被害はなかったものの、
河川の
氾濫、
住宅の
浸水などの
被害に見舞われました。また、本年7月3日に発生した熱海市での土石流による
土砂災害をニュースで目にするたび、身の引き締まる
思いであります。 9月1日の
防災の日に毎年
職員で
訓練や
研修を実施していますが、今年は
シェイクアウト訓練と
土砂災害がこの
印南町で発生すればどのような対応をするのか、また、発生させないためにはどのような
対策をすればよいのかなど、意識と知識を高める
研修を実施しました。明日は我が身、
行政のトップとしての責任の重さを痛感すると同時に、
防災への
決意を新たにしたところであります。 次に、
企画産業分野についてであります。
過疎地域自立促進特別措置法が
令和3年3月末日に失効したことに伴い、新たに
過疎地域の
持続的発展の
支援に関する
特別措置法が
令和3年4月1日に
施行されました。当町におきましても、
町内協議、県への
協議等を経て、今回、
令和3年度から
令和7年度までの
印南町
過疎地域持続的発展計画を
策定いたしました。今
議会に
計画書を提案していますので、ご
審議のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、
建設分野についてであります。
最初に、
切目橋架替
事業について。 長年の
懸案事項であった
切目橋の架替に向け、10月よりいよいよ
撤去工事に着手します。
切目橋については、昭和9年に建設されて以来、87年間、
切目地区の主要な
生活道路として利用されてきました。しかし、
老朽化による損傷が進行していく中、これまでも架替について幾度も議論されてきましたが、
財源や
迂回路の
確保など様々な課題がクリアできず
事業実施に至らずにいました。今回、
財源確保に
めどがついたこと、また、強靱で安全・
安心の
希望を持てる
まちづくりの根幹となるものであると確信し、
事業実施を決断したものであります。
工事期間は5年、総
事業費は17億円を予定しています。完成までの間、
地域の
方々には大変ご不便をおかけすることになりますが、ご
協力を切にお願い申し上げます。 なお、今
議会に
切目橋撤去工事請負契約を提案していますので、ご
審議のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、
印南漁港機能保全事業について。
印南漁港浜東地区の
物揚場護岸の
基礎部の
経年劣化により
浸食を受け沈下しており、不安定な状態となっています。今後さらに
浸食が進行すれば、
背後地の民家に
影響を及ぼすおそれがあるため、
安定化を図る
防災対策を講じるものであります。先般、
工事請負契約の締結を済ませており、近く工事着手するものであります。 次に、
町道上野山線道路改良事業について。
印南地区の高台に位置する当
地域は、現在、
宅地化が進んでいるところではありますが、さらに
宅地化を加速させるため、安全な
道路整備と併せて
未来投資事業による
水道管の布設を行うものであります。先般、一部の
用地買収及び
工事請負契約を済ませており、近く工事着手するものであります。 次に、
教育分野についてであります。
小・中学校におきましては夏休みを無事終え、新学期をスタートさせたところであります。全国的に
新型コロナウイルス感染症が蔓延し、県内においても
新規感染者数が過去最高となるなど急速に
感染拡大が進んでいることから、園・
小・中学校では、
登園・
登校時の検温、
マスク着用、
手指消毒、
校内消毒、3密の
回避等、
感染予防対策を
徹底、また、家庭で本人や家族に発熱やせきなど体調不良がある場合は、
登園・
登校を控えるよう指導している旨の
報告を受けています。 次に、
切目小学校屋内運動場空調設備設置工事について。
災害時の
避難所の
機能の
充実強化及び安全・
安心の快適な
教育環境づくりへの取組を目的として、
屋内運動場へ
空調設備の
設置を行う設計が完了し、今
議会にその
工事請負費、
監理業務委託費を予算計上していますので、ご
審議のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、
印南町立中学校の
適正規模「
中学校統合」についてであります。 去る6月
議会でもご
報告させていただきましたが、
令和2年9月に
印南町
教育委員会の考え方について、また、本年5月には、
印南町立中学校適正規模検討委員会からの
答申を、
教育委員会を経由し
報告を受けています。いずれも1学年で2
学級編制ができるように、4
中学校を1校にすることが望ましいとの
内容であります。あわせて、
土砂災害、
津波浸水域を解消するため安全・
安心な
場所へ
新設校舎を建設することが望ましいとのことであります。また、具体的な方策についても6点述べられています。 これらの
答申内容を踏まえ、今月中を
めどに
議会や
学識経験者及び
各種団体等の代表の
方々で構成する(仮称)
印南町立中学校統合委員会を
設置し、具体的な
統合内容、よりよい
教育環境や新
校舎の
建設場所、
通学方法等について
協議を重ねていただきたいと考えています。 なお、庁内に、副
町長をリーダーに、
教育長をサブリーダーとした
印南町立中学校統合推進プロジェクトチームを
設置しています。特に、
ハード面や
ソフト面での総
事業費や有利な
財源確保等について検討するよう指示しているところであります。
議員各位のご
理解とご
協力を切にお願い申し上げます。 続きまして、今
議会に提案しています
議案についてご
説明申し上げます。
議案第51号は、
デジタル改革関連法の
施行に伴う
印南町
個人情報保護条例等の一部
改正についてであります。
議案第52号は、
過疎地域の
持続的発展の
支援に関する
特別措置法の
施行に伴う
印南町
過疎地域における
固定資産税の
特別措置法に関する
条例の
制定についてであります。
議案第53号は、
行政手続における特定の
個人を識別するための番号の
利用等に関する
法律の一部
改正に伴う
印南町
手数料徴収条例の一部
改正についてであります。
議案第54号は、
過疎地域の
持続的発展の
支援に関する
特別措置法の
施行に伴う
印南町
過疎地域持続的発展計画の
策定についてであります。
議案第55号は、
切目橋撤去工事に伴う
工事請負契約についてであります。
議案第56号は、
新型コロナウイルス感染者対策及び
切目小学校体育館の
空調整備等に伴う
令和3年度
印南町
一般会計補正予算(第2号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に2億43万7,000円を追加し、60億3,899万5,000円とするものであります。
議案第57号は、前年度分の
精算等に伴う
令和3年度
印南町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に196万1,000円を追加し、13億731万4,000円とするものであります。
議案第58号は、同じく前年度の
精算等に伴う
令和3年度
印南町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に346万4,000円を追加し、2億3,697万7,000円とするものであります。
議案第59号は、同じく前年度分の
精算等に伴う
令和3年度
印南町
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に2,814万8,000円を追加し、10億7,816万4,000円とするものであります。
議案第60号は、
令和3年度
印南町
水道事業会計補正予算(第2号)で、
既定の
収益的歳入総額に73万1,000円を追加し、2億243万7,000円に、また、
既定の
収益的支出の
総額に60万5,000円を追加し、2億1,712万5,000円とするものであります。
認定第1号から
認定第8号については、
令和2年度
印南町
一般会計及び
特別会計並びに
水道事業会計に係る
決算の
認定についてであります。
報告第2号は、
地方公共団体の
財政の
健全化に関する
法律に基づく
令和2年度
財政健全化判断比率及び
資金不足比率についてご
報告申し上げるものであります。 以上、
条例の
制定及び
改正3件、
計画の
策定1件、
工事請負契約1件、
令和3年度
一般会計、
特別会計並びに
公営企業会計補正予算5件、
令和2年度
決算認定8件、
報告事項1件の計19件であります。 なお、後日、
人事案件の
追加議案を予定していますので、よろしくお願い申し上げます。
議案の詳細については、その都度、副
町長、
教育長及び
担当課長がご
説明申し上げます。 ご
審議の上、全
議案可決賜りますようお願い申し上げ、
諸般の
報告並びに
議案の
説明とさせていただきます。 長時間、ご清聴ありがとうございました。 以上です。
○
議長 ここでお諮りします。都合により、明10日から12日までの3日間を休会といたしたいと
思います。これにご
異議ありませんか。
◆
議員 「
異議なし。」
○
議長 ご
異議なしと認めます。よって、10日から12日までの3日間を休会することに決定いたしました。 以上をもって本日の
日程は全部終了いたしました。 本日の
会議はこれをもって散会いたします。
△散会 9時30分
地方自治法第123条第2項の
規定により、下記に署名する。
令和 年 月 日
印南町議会議長 印南町議会議員 印南町議会議員...