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令和 2年第1回定例会 (第1号 3月 3日)

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  1. 高野町議会 2020-03-03
    令和 2年第1回定例会 (第1号 3月 3日)


    取得元: 高野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 2年第1回定例会 (第1号 3月 3日)                令和2年         第1回高野町議会定例会会議録(第1号)        第1日(令和2年3月3日 火曜日)          午前10時02分 開会     第 1 会議録署名議員の指名について     第 2 会期の決定について     第 3 諸般の報告     ***町長施政方針並びに提案理由説明*** 2 出席議員(10名)    1番 大 西 正 人         2番 松 谷 順 功    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 至 子 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    苗 代 千 春   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    中 上 浩 貴   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前10時02分 開会 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  議事に入ります前に一言申し上げます。今回、新型コロナウイルスの対策の一つとして、今定例会では、議場に入る前に手をアルコール消毒していただき、マスクをした上で入場していただいております。今後ともどうぞ御協力をお願いいたします。  それでは、定例会の開会に先立ちまして、しばらくのお時間をいただきまして、ただいまから表彰状の伝達を行いたいと思います。  去る2月6日、全国町村議会議長会定期総会におきまして、所順子議員が議員在職15年以上の自治功労者として栄えある表彰を受けられております。ただいまからその表彰状の伝達を行いたいと思います。所議員、申しわけございませんが、議場中央までよろしくお願いいたします。 ○8番(所 順子) 自席でも結構ですよ。 ○議長(大西正人) 表彰状。  和歌山県高野町 所順子殿。  あなたは町村議会議員として長年にわたり地域の振興・発展に寄与せられたその功績は誠に顕著であります。よって、ここにこれを表彰します。  令和2年2月6日。  全国町村議会議長会 会長 松尾文則。代読でございます。  おめでとうございます。 ○8番(所 順子) ことばはいらんのですか。 ○議長(大西正人) 何か・・・。あれでありましたら。 ○8番(所 順子) 私も議員に選出されてはや5期目でございます。通常であれば17年目ではございますが、2年ほど途中下車をいたしましたので、本日、この15年の表彰をしていただくこととなりました。これもひとえに住民の御支援をいただく方々のおかげだと思っておりますので、本日を機に、これをいただいた機に、私も議員としてますます住民のために精進してまいることを頑張ってやってまいりたいと思っておりますので、ぜひ次、続いてまた表彰してくださる議員さんたちもずっと5期目、6期目と精進して、このようなものをいただけるように頑張っていただければいいのではないかと思っております。私も今日から精進して、また新たな気持ちで頑張ってまいります。 ○議長(大西正人) 所議員には、議会を代表して深く敬意をあらわすとともに、心よりお祝いを申し上げる次第でございます。誠におめでとうございます。  以上で、表彰状の伝達式を終わらせていただきます。  ただいまから令和2年第1回高野町議会定例会を開会いたします。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録の署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、8番所君、9番負門君を指名します。  日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月25日までの23日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日から3月25日までの23日間と決定しました。  お諮りします。議事の都合により、3月4日、5日、6日、7日、8日、9日、13日、14日、15日、16日、18日、20日、21日、22日、23日、24日を休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。  したがって、3月4日、5日、6日、7日、8日、9日、13日、14日、15日、16日、18日、20日、21日、22日、23日、24日は休会とすることに決定しました。  日程第3、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育長であります。  高野町監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納監査報告については、お手元に配付の報告書をもって報告とします。  当局からの報告事項はありませんか。 〇当局 (「なし」) ○議長(大西正人) なしと認めます。  これをもって諸般の報告を終わります。  平野町長に施政方針並びに提案理由の説明を求めます。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 皆様、おはようございます。  このたび令和2年の第1回の通常議会を招集いたしましたところ、議員全員出席賜りまして誠にありがとうございます。後ほど担当課長から各議案について説明をするようにいたしますが、どうぞ慎重審議のほど、どうぞよろしくお願いしたいと思います。議案は25件、そして同意1件ということで、進めさせていただきたいということで、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。  さて、現在、6月17日を会期とします第201回通常国会が開催されております。自然災害への対応や経済対策を盛り込んだ令和元年度一般会計補正予算案や、令和2年度一般会計予算案など6つの予算案と、パートなど短時間労働者への厚生年金の適用拡大を柱とする年金制度改革関連法案、また70歳まで就業できる機会を確保するための高齢者雇用安定法改正案など、50の法案が審議されております。  ネット等で、町長室でも毎日衆議院、参議院の予算委員会をずっと流しておるんですが、なかなかこういう大事な法案の審議もされず、桜の話やら、人事院の話やら、コロナの話やらということで、もう与党も野党も、特に野党ですね。体をなしてないというようなことで、しっかり自民党にかじを切って引っ張っていっていただきたいというのが一首長の考えであります。  国のいろいろな方向性が出るのが遅いので、独自として高野町として進めていかなければならない。それは各市町村全部のことだと思いますので、そういった案件に対して議会の先生方も一緒に進んでいっていただきたいというふうに考えております。また、県の令和2年度の新政策案も公表されておりまして、今後も国、県の動向を注視し、本町の事業施策に反映できるものについては積極的に反映してまいりたいと思っております。  それでは、1月から3月の間の各課の情報提供をまずさせていただきます。  また、その前に新型コロナウイルス感染症の経過、そして高野町の対策を説明させていただきます。  2019年11月、去年にさかのぼりますが、11月中旬に、中国湖北省武漢で最初に発生いたしました。20年1月20日に、広東省においてヒトヒト感染が確認され、2020年1月15日に日本国内において初めて感染が確認されております。また、2020年2月13日に和歌山県で初めて感染が確認されております。  主な動きはこういう形ですが、高野町での対策としまして、1月23日、新型コロナウイルス関連肺炎についての町の庁舎内課長、また町内医療機関に対し、情報提供と注意喚起の文書を配布いたしました。その5日後、1月28日、高野山総合診療所から、観光協会、宿坊協会、商工会、消防本部、町内薬局関連機関に対し、発熱やせき等、主に発熱外来ですね、の症状がある方の受診時には、直接来院せず、事前に連絡をいただくように協力依頼文を出しております。また、14日ですね、2月13日に和歌山県内で初めて確認されたその次の日の朝に、高野町として対策本部を設置させていただいております。  高野町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置いたしまして、感染防止対策として、住民に対する広報啓発、それと不特定多数の接客を行う事業者等へのアルコール消毒液の緊急配布を行うことを決定いたしました。この決定に伴う前に、13日の夜、県の知事の会見のすぐ後に、町独自のルートでアルコール約400リットルの手配を指示いたしまして、19日に消毒用のアルコールの配布を開始いたしました。  2月14日、バレンタインデーですね。手洗いやマスクの着用など、感染予防対策について全戸配布しております。そして19日にアルコールが届きまして、不特定多数の接客を行う事業者等に、アルコール消毒剤を緊急配布するため、高野町商工会、高野山宿坊協会、また総本山金剛峯寺、高野町観光情報センターの4カ所で配布を開始いたしました。お金についてはふるさと応援寄附金ふるさと納税を充当させていただいております。  そして21日、感染拡大防止のため、令和2年3月31日まで開催を予定していた高野町主催のイベントのうち不特定多数の方が参加するイベントについて、原則、延期または中止することを決定し、高野町主催以外のイベントについても、改めて開催についてしっかりと検討していただくように、また開催時には消毒薬の設置等、感染防止対策を行い、最大限の注意をいただくように御協力をお願いする文書を町内各関係団体に配布したところでございます。  そして、2月26日、高野山総合診療所、高野町富貴診療所を受診される際に、発熱外来、せき等の症状がある方は事前連絡をいただくようにお願いをする文書を町内に再度回覧して、診察する場所等の確保の観点から、改めて放送等も今週になってまた始めておるというところでございます。  そして、2月27日に、大西議長より、コロナ対策で議会もしっかり一緒に対応させていただくという力強いお言葉をいただき、感謝しておるところでございます。  また、この今の対応は国だけでなく、主に地方自治体が感染に対して高い意識を持つことが非常に大切だというふうに考えておりますので、引き続き、町内放送をはじめ知らせてネット、また私のフェイスブック、また高野町のフェイスブック等でしっかり情報発信をしていきたいというふうに思っております。  また、2月27日の夜、首相、内閣総理大臣から学校休校の要請がございまして、少し全国の教育委員会、また町がばたばたしたところではありますが、これを受けて、翌28日の朝、金曜日に会議を開きました。メンバーとしては、基本的には緊急の課長会議ということでしたんですが、大西議長、また松谷副議長にも出席をいただきました。ほか教育委員、また小・中学校校長先生等も出席をしていただいて、今後、高野町としてどういうふうにしていくかというのを議論させていただきました。まだ、この時点では関連の市町村等が方針を示していないということもありましたが、もう月曜日から休校するようにという要請がございましたので、至急に判断する必要がありましたので、高野町としては暫定2週間、3月3日から、今日からですね。今日から3月17日の火曜日の2週間、臨時休業とさせていただきます。  また、町内の小・中学校の卒業式に関しては、原則としてとり行うこととしております。開催に際して、在校生を出席させるのかというようなところは、今教育委員会、また小・中学校等で検討していただいておりますが、基本的には縮小した形で開催をしていくという方針でございます。  それと、自宅待機が困難な小学生への対応ということで、小学校1から3年の低学年の児童、両親が働きに行きまして、家で一人で留守番しとけというのもなかなか難しいこともありますので、学童保育所を開設させていただきます。また、その際、今まで学童保育に登録をしていない児童についても受け入れをしようというふうに考えております。  また、小学校の4から6年生の児童については、保護者からの相談により学校において対応するということで、基本的に学童保育に行ったり、また小学校に行ったりということで、学校には行けるんですが、基本的には感染予防のためにできる限り家でいてくださいというようなスタンスで高野町としては動いていきたいなというふうに思っております。  また、登録をしていない子供を学童保育で預かるとか、あと普通であれば夕方からの学童保育でのコストがかかるんですが、1日のコストに変更することになります。緊急的な措置として、学童保育に通う全児童は無償化に、今回、この期間中、無償化対応で進めたいというふうに私のほうは考えておりますが、また教育委員会とも相談してまいりたいというふうに考えております。  あとこども園に関しては、通常どおりこども園を開園するということでありますが、感染のことを考えると、家でなかなか保育するのは難しい環境の方もいらっしゃると思いますが、家で見れる方は、この期間は家で見ていただくような工夫も必要であるのかなというふうにも考えております。  コロナ関係については以上でございます。  また、今後、このコロナ関係、暫定2週間というふうなことにしておりますが、今後、PCR検査等が保険適用になりますと、爆発的に増加する可能性もあります。そういったことを考えると、暫定2週間が3週間、4週間と伸びる可能性もございますし、また検査の結果、減っていく傾向であればその暫定の期間も短縮できないかというのも含めて検討していきたいというふうに思います。また、管内の小・中学校の中で花坂小学校も同じように臨時休校をさせて、とりあえず今日から休校なんですが、給食の関係等もございますが、人数が少ないということで、引き続き休校の体制をとるかというのは、今後教育委員会で考えていただけるというふうに聞いておるところでございます。  コロナ関係は以上でございます。  続きまして、各課の報告事項をさせていただきます。  企画公室関連でございます。昨年の6月1日から受け付けができなくなっておりますふるさと納税。現在ふるさと納税の対象になっているのは全国の自治体1,783の団体は、今年9月末で指定期間が終了することから、今年7月には10月以降の指定に向けて申請を行うことになっております。後ほど今年の、来年度の話もする中にも入りますが、10月の指定を目指し、この申請を提出する予定で、今準備に入っております。  観光振興課でございます。観光振興課は、主に日本遺産登録を今進めておるところでございます。去る1月17日に、大阪府河内長野市、奈良県の宇陀市、和歌山県の九度山、そしてうち高野町の4市町が、女性とともに今に息づく女人高野。副題として、「時を超え、時にあわせて見守り続ける癒しの聖地」ということで、文化庁に登録申請書を提出しております。5月には認定の有無が発表される予定であります。また、後ほど詳しく説明させていただきます。  建設課関連でございます。薬用植物のトウキ連作障害に対する関連でございます。12月の議会で、補正予算で通していただいた案件の中での動きを説明させていただきます。連作障害によりまして、収量を増やすことが難しいトウキの連作障害克服するための取り組みを今行っております。現在、昨年収穫し終わった畑10アールの土壌の調査を行っておりまして、並行して土壌改良剤土壌改良剤の開発を行っております。この土壌改良剤は、間伐材のチップ、また生薬の残渣、線香の灰、ごまの搾りかす、給食の残渣、米ぬかなど、乳酸菌などの発酵菌により発酵させて製造する予定で、現在、試作品をつくっておるところでございます。  間伐材のチップは寺領森林組合からいただくのか、買うのかな、もらうん。はい、いただくようです。それと、生薬の残渣(だらにすけですね)の残渣もいただけるようなことです。また、線香の灰は、奥の院の御廟とかにある線香の灰ですね、それもいただけるようです。また、ごまの搾りかすということで、ごま豆腐屋さんからいただく。そして、給食の残渣は、高野山のこども園、小学校、中学校の給食の残りを使うということで、まさに今言われるSDGsによる持続可能なエネルギー、また製品の開発というようなことで、循環型社会の一つの見本になるのではないのかなというふうに思い、楽しみにしておるところでございます。  続きまして、生活環境課でございます。和歌山市の水道断水時の給水応援ということで、1月20日、和歌山市における水道管修繕工事に伴い、予定されておった断水時の給水業務を応援するため、給水車2台と職員4名を派遣させていただきました。緊急な対応として、課長初め担当職員が行っていただきました。和歌山市長尾花さん、また仁坂さんから、水道課、生活環境課に対しての御礼もございました。報告しときます。  福祉保健課関連でございます。健康づくり教室などいろいろ進めておるわけですが、将棋交流広場の開催ということで、毎月1回程度開催しておるところであります。和歌山県将棋連盟の有志が、子供から大人まで楽しく学べる指導を行っていただいております。昨年、ねんりんピックにおいて将棋大会をしたということで、予算措置として11月ぐらいまでしか予算を持っていなかったので、なかなかその後の開催というところで予算がかけられないということで、人がなかなか集まらないという状況もありましたが、せっかく将棋を通じた子供たちとか大人たちのつながりができるような気もいたしますので、今後とも細く長く続けていけるように努力、工夫をしてまいりたいというふうに思います。  富貴支所でございます。富貴支所においては、富貴地区の60分間ウオーキングを非常に熱心にやっていただいております。毎月3回実施して、大体15人程度が参加していただけるというようなことで、引き続き、富貴の支所を中心に、富貴地区、筒香地区の皆様の健康増進のために続けてまいりたいというふうに考えております。  防災危機対策室においては、1月25日に孤立集落の通信訓練等を行っております。  消防本部関連でございます。消防本部関連は、高野町の消防出初め式、それを1月の12日、また第64回文化財防火デーを開催させていただいております。  高野山総合診療所関係でございます。新型コロナウイルス対応ということで、先ほども言いましたが、1月28日付で、観光協会、商工会、町内各薬局、消防本部、総本山金剛峯寺へ、感染が疑われる方に当診療所を紹介していただく際には事前に連絡をいただくように協力要請を発送しております。診察に当たっては、トリアージナースが対応いたしまして、医師による診察は別館会議室、いつも病院の運営協議会が開かれる場所ですが、そこを診察場として使って、他の診療場と隔離をした状況で、そういう体制で行っております。  教育委員会関連でございます。1月12日に21名の出席で成人式がにぎやかに開催されました。続いて、第19回の和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝大会がございました。45チーム中43位でありましたが、悪天候の中、子供たちはしっかり頑張っていただきました。また、今回の大会で1名登録漏れというような手続上のミスがございました。教育委員会中心に、庁舎内でこういった事例が出ないように、改めて注意をしていきたいというふうに考えております。  また、この大会で第9区、1.9キロの区間でありますが、大西和生君、議長さんのお孫さんですね。6分59秒の歴代の高野町の区間新記録をたたき出していただきました。今後、高野町の運動、また駅伝を、和生君初めその周りの友達で引っ張っていっていただけたらというふうにも思いますので、どうぞ議会の先生方も応援してあげてください。  各担当課の説明は以上でございます。
     続きまして、観光客の動向をまず説明させていただきます。  令和元年度の数値を説明、発表させていただきますが、速報値となりますので、確定値ではございません。入り込み数の話でございます。令和元年、昨年は全体で約148万1,000人の入り込みがありまして、日帰り客は、前年度比5,000人増えて125万7,000人に対して、宿泊者は前年比約1,300人減の22万4,000人となっております。全体としては増えておるんですが、宿泊者のうち外国人宿泊者はとうとう10万人を超えました。10万8,993人ということで、もう11万人に迫る勢いでございます。その前の年は9万5,000、9万人ぐらいやったので、かなり伸びて、116%、1万5,119人増ということで、海外宿泊者は全体の48.5%ということで、約半数となっております。  外国人宿泊者の内訳としまして、フランスが20.95、その他のヨーロッパ各国からは41.84%、また次いでアメリカ11.17%、オーストラリアと続いております。欧米などで9割を占めており、近年アジア、中国からの旅行者も確実に増えてきており、今後の動向を注視していきたいと思いますが、2020年、本年、また、来年度はコロナ関係で影響は避けられないと、影響は必ず出てくるかなというふうにも思います。今、観光振興課のほうで宿坊協会等に問い合わせをして、現段階でどの程度キャンセルになったか、どれぐらいの減額が出ておるかというのを調査しておる最中でございますので、今議会中に速報値が出れば発表させていただこうかなと思いますので、担当課、よろしくお願いいたします。それと、今後、安心してお越しいただけるように、行政としてもできる限りの対応をとっていきたいと思います。  それでは、新年度、令和2年度の施政方針と、今議会に上程する議案等を述べさせていただきます。  さまざまな案件、諸課題に対し、しっかりと進んでいこうと思います。大きな項目といえば、まずは産業の話になってきます。高野町は3次産業が非常に大きなことでございますが、コロナ、コビット19、コロナ感染によります影響で、第3次産業の影響も避けられないというふうに考えております。住民の安全・安心の確保、またこれによります3次産業への影響をどう克服していくか、関係機関ともより協力を進めて、町として安心して多くの方々に訪れていただけるように、SNS等で的確な情報発信をしていきたいというふうに思っております。また、全国的な入り込み数減ではありますが、他の自治体、国とも一致団結してこの困難を乗り越えていきたいというふうに考えております。  また、国のほうでもさまざまな財政措置をするというようなことでありますので、このコロナ関係で損失が出てくるであろういろいろなところに財政措置がいけるかどうかというのもしっかりアンテナを張って考え、そして自分たちのほうからまた国のほうに提案していくというようなことで進んでいきたいというふうに思います。  第1次産業の説明をしたいと思います。  まず、1次産業で農業の促進ということで、ホップの栽培でございます。これも3年目ということで、着実、確実にいい方向に進んでおります。平成30年度から、富貴地区において耕作放棄地にホップを栽培し、地ビールをつくっております。耕作放棄地の解消と新規就農者の確保を図るため、平成31年の6月19日に、高野町クラフト般若協議会を立ち上げ、キーマンとなる人に協議会のメンバーとなっていただいております。農業委員会の方々、また金剛峯寺、観光協会、そして宿坊協会、そして商工会等がメンバーに入っていただいております。  昨年度、令和元年度の活動としまして、8月にホップの収穫祭、議員の先生方も来ていただきました。ありがとうございます。また、10月に金剛峯寺への奉納式、11月にお披露目会を開催いたしまして、これを全宿坊協会を通じてそのお披露目会を全宿坊に周知をさせていただきました。間もなく宿坊に提供できるように、今職員初め関係者がPRに向けて頑張っているところでございます。1本当たりの単価は非常に、非常にというかちょっと高いですが、味はピカイチでございますので、この高野町の新しい産物をいただきに高野の宿坊に泊まりに来るというような形が一人でも二人でも出てくるように頑張っていきたいなというふうに思っております。  また、本年度、来年度ですね、ごめんなさい。活動として、7月に収穫祭、10月に奉納式を予定しております。収穫祭においては、町民の認知度を上げるために農業委員会による軽トラ市も同時開催したり、地元学生などのボランティアの参加も促すことにしておるところでございます。ぜひまた議員の先生方にも案内を周知させていただきますので、御参加いただきたいと思います。  続きまして、大和当帰の栽培についてであります。古来、富貴地区では漢方薬の原料として使用されております薬用植物大和当帰を栽培しています。この薬用植物は他の当帰よりも品質が非常によくて、需要が増大しております。しかし、近年は経年使用によります土壌内のミネラルが低迷するということで、連作障害が発生して、収量の減少となり、離農する農家に歯どめがかからない状況と今なっております。そこで、県費、また中山間地農業ルネッサンス推進事業、県費300万円ほどで、地域資源ですね。先ほど申しました奥の院の灰とか、ごま豆腐屋さんのごまのかすとか、給食の残渣とか、寺領森林組合から頂戴できるチップとか、そういったものを活用した菌体資材を町と事業所で発明、開発して、圃場の土壌改良を行い、農業の省力化と所得向上を目指してまいりたいと思います。  また、このホップと当帰の関連でございますが、この事業のために地域おこし協力隊も活用して入れてまいりたいというふうに考えております。富貴地区で上記ホップ栽培や当帰栽培を行っておりますが、農家の高齢化等による担い手不足により、産業維持が困難な状況になっております。そこで、地域おこし協力隊事業を活用して、ホップや当帰を中心に隊員を募集し、もうかる農業を実現していくために地域おこしを入れていく。また、隊員の募集や支援については、ノウハウがあるネクストコモンズラボに委託しようと考えております。  また、産業にも文化的にも大きくかかわってくる事案として、今、日本農業遺産、日本遺産に登録できるように取り組んでいるところであります。その一番目として、高野山・有田川流域の日本農業遺産再申請に向けた取り組みでございます。  高野山の高野町、またかつらぎ町、有田川町、そして県の3町で提案する事業でございます。今まで平成30年の8月9日、前回書類審査して通過したんでありますが、惜しくもプレゼン審査まで行ったんですけど、残念ながら2月15日に第1回目は落選してしまいました。これは議会にも報告しておるというふうに思います。評価としては、高野山・花園の独自の林業、また清水の棚田などのシステムの構成要素は評価できるというお褒めの言葉もいただきましたが、改善点として、申請地域内の広大な森林の位置づけ、また高野山と花園、清水地域のつながりについては説明が少し不十分かなというようなことで、惜しくも落選なんかな。落選と書いてるけど、落選ですね。落選です、はい。しております。  それを受けて、平成31年2月21日に、評価結果を踏まえて3町の担当者、事務レベルで協議をさせていただいて、改善点への対応策の一つとして、現システムを高野・花園の林業と清水の農業に分割する案を検討させていただいております。そして、前年度の5月8日、私と当時のかつらぎ町長は井本さんですね、井本町長。そして、有田川町の中山町長との協議によって、分割ではなく現システムの再構築ということで指摘をクリアしていきたい旨、報告、決定して、それで今進んでいきたい。  今後の取り組みとして、3地域での現システムの再構築、対象エリアの縮小、高野山と花園、清水の結びつきの再調査ということで、エビデンスに基づく農林業技術、人の流れ、食料流通の歴史的なつながり等をしっかり研究していきたい。また、学識経験者との協議及び認定の可能性を判断して、日本遺産登録に向けて、来年度しっかり進んでいきたいなというふうに思います。  続きまして、先ほどは日本農業遺産でありましたが、日本遺産のお話をさせていただきます。  女人高野というような考えで日本遺産の登録に進んでおります。日本遺産の登録ということで、ただいま83カ所、日本遺産が登録されております。令和2年度であと17を認定し、合計100カ所として認定作業は終了するということで、最終滑り込みをしようということで、高野町と九度山町と河内長野市と奈良の宇陀市で今文書を提出しておるところでございます。高野町は主に女人道、また女人堂ですね。それと九度山町は慈尊院、河内長野市は金剛寺、宇陀市は女人高野室生寺、これの構成資産を活用して日本遺産をとりに行きたいというふうに考えております。  昨年10月23日には浮島前文科副大臣に陳情し、また先日、大阪の方々にもこの日本遺産登録に向けての機運を上げていこうということで、J:COMというケーブルテレビ局があるんですが、そちらに首長が、私たちが出演してPRをしてきております。また、施策の一つであります南海高野線沿いの自治体、首長連合を構築していきたいということをかねがね私のほうは言うておりますが、その第一歩目になるのかなというふうにも思います。九度山、そして河内長野、そしてその先には大阪市、堺市があるんですが、そういったところと組んで、ゴールデンルートからのお客様の流入をしっかりしていきたいというようなねらいで今おります。また、それに加えて今回奈良県の宇陀というとこが入ってきてくれましたので、より広域的な取り組みができるのかなというふうに楽しみにしておりますし、落選しないように頑張っていきたいと思います。  また、これを登録されることによっていろいろな整備費用については国の2分の1の補助が出るということで、当選すればしっかりと整備に、また町の活性化、そして文化財の保護、また地域の学習等につなげてまいりたいと思います。  続きまして、今、和歌山県の中南部で根づこうとしているワーケーションのお話をさせていただきます。ワーケーション、聞いたことがあるかなというふうに思いますが、ワーク、仕事ですね。そしてちょっと発音を練習してきたんですけど、バケーション。ワーク・アンド・バケーション。仕事と休暇で、縮めてワーケーションといいます。ICTの活用等を利用することで、リゾート地や地方、ふだんの職場とは異なる場所で、働きながら地域の魅力に触れることができる取り組みとして、今まで和歌山県でいえば田辺、そして白浜のほうが有利かなというようなことで、少し頭を抱えておったとこもあるんですが、県の方々、県の企画部と協議を今進めているところでございます。県のほうもしっかり進めたいというふうな返答をしていただいております。  いつもどおりの仕事をしながら、いつもと違う場所に滞在し、いつもと違う経験、体験をすることができるということで、高野山でいえば、企業でいうたらイノベーションでしょうけど、個人ではモティベーション、またエデュケーション、地域ではコラボレーション等があるんですが、うちのまちでいえばメディテーションなのかな、瞑想というので、仕事と瞑想をプラスして、ワーケーションみたいなことができれば非常に楽しいことかなというふうにも思います。  県のほうと協議をして、町が管理しておる観光情報センター、また“縁”、まちかどサロン“縁”ですね。そちらのほうでもワーケーションも少し場所を借りてできるんではないかなというようなことでございます。また、県のほうの意見として、開拓団にあります管理棟で、開発合宿の開催までいければというようなことで、かなり前のめりに町も県もなっておりますので、来年度は少し形がつくれてくるんではないのかなと思います。  また、今までのようにバケーションという、海に面したところでの主な開催場所やったんですが、こういった山の中でする、また独特の雰囲気のとこでするということで、進みようによってはいい、大きい事業になるのではないかということで、これはしっかり進めていきたいというふうに考えております。  続きまして、自主財源の確保であります。自主財源といえばふるさと納税の復活でございます。令和2年のふるさと納税制度復活に向けて、4月より準備を進めていきます。高野町に来る旅行クーポン、また体験型のメニュー、そして県内の産品の追加等、県内の産品の追加というのは高野町と連携を組んでおる市町、市町村との協定の中で出せる商品のことになります。それで返礼品のメニューの充実に向けて準備をしてまいりたいというふうに思います。  令和2年度の歳入予算は1億円で計上しております。復活への流れとしまして、令和2年度の7月ごろに総務省からの調査があると思います。そして申請をして、オーケーが出れば、10月にふるさと納税制度が復活できるのかなというふうにも思います。  次に、教育関連施設の再整備については、要求水準書等ができ上がっております。詳しくは今まで説明しておりますが、今、この場では債務負担行為のことを説明させていただきます。  令和2年度の予算に債務負担行為として、令和2年から5年の2、3、4、5、4年間ですね、にかけて教育施設の再整備事業、名前も決まりました。高野町学びの交流拠点整備事業。改めてもう一回言います。高野町学びの交流拠点整備事業。総額47億円を設定しております。債務負担行為とはもう御存じだと、釈迦に説法だと思いますが、複数年にわたる事業について、契約時にその債務を担保するために設定する行為であります。令和2年度から5年度までの4年間にわたる債務負担行為として47億円を計上しております。  令和2年度は予算計上しておりませんが、契約の関係上、令和2年度に債務負担行為をする必要性があります。そして、この事業は老朽化が進む高野山小中学校、こども園、公民館、給食センター等教育関連施設を集約複合化し、学びの交流拠点として整備する事業で、以前から言っているように、デザイン・アンド・ビルド、デザインビルド方式、公募型プロポーザルを導入させていただきます。令和2年度には4月にプロポーザルを開始して、8月には審査会を経て契約いたしまして、9月議会で本契約を締結。そして、その後実施設計をして、次年度から工事をする流れとなっております。  続きまして、友好姉妹都市連携を確認、また維持させる年でもあります。まず、香川県善通寺市の歴史友好関連でございます。平成2年の7月の27日に、善通寺市役所において、歴史友好都市提携の調印をさせていただいております。高野町からの出席者は、当時西田町長、そして富桝議長、徳富宗務総長の総勢30名。また善通寺市側からは、当時の真鍋市長、そして藤田議長、善通寺の蓮生法主市議会議員など総勢80名が出席して行われております。式典終了後にはコウヤマキの記念植樹等も行っており、また7月の29日には、善通寺祭りのメインとなる踊りの大会に商工会青年部がねぶたを出していただきまして、特別参加をして友好を深めておるところでございます。そのときのお話は楽しく聞かせていただいております。当時の役場も非常に楽しんでおったというふうにも聞いております。  8月3日には善通寺市の使節団、また市民が高野町を訪問しております。平成15年から、2003年から中学生のスポーツ交流も始まりました。近年では両都市が交互に往来して、中学校1年生の交流が継続して行われております。平成14年の第7回の学童野球の大会から、歴史友好都市枠として、高野町の学童軟式野球大会へも出場しております。また、これの関係で、毎年、善通寺の体育祭の学童軟式部の大会に高野町の少年野球チームも招待を受けておりますので、こういった関係は引き続き続けていけたらというふうに思います。  また、令和2年度、来年度にちょうど30周年を迎えますが、今のところ、高野町、そして善通寺市としましては大きなイベント等は開催しないという方向で進んでおります。というのが、継続的なイベントがたくさんございますので、それに冠をして30周年をみんなで確認し合うという年にしていきたいと思います。  また、イタリア・アッシジの世界遺産都市の文化・観光相互促進協定でございます。平成21年、2009年、当時後藤町長と議長一行がアッシジに赴き、調印させていただいております。翌年、平成22年には、観光担当者がアッシジに行き、高野山展、主に写真展やセミナーですね、それを開催しております。その後、後藤町政が終わった後ですね、完全に交流が途絶えておりましたが、平成27年か8年ごろより交流を再開したいなということで、駐日イタリア大使、また外務省に積極的に働きかけをしたところ、このたび、来年度ですね、10周年を迎えるということを契機とした記念イベントということで、10月に金剛峯寺管長猊下初め、役員の皆様に同行していただき、高野山展の開催や華道、また声明講演、またバチカンとの関係、交流もどうなというふうに予算も提出しておるんですが、今朝、メールで、この企画自身、イタリアが今置かれている非常に厳しい状況があります。各国からイタリアへの航空便もかなりとめられており、予断を許さない状況の中、1年延期させていただきたいというメールが今朝入ってきました。先週ですね、私のほうから向こうの市長のほうに、また向こうの大使館のほうに親書を出したんですが、それを受けての返事ということで、これはもういたし方がないことかなというふうに思います。  できれば来年、もう一度10周年の記念イベントというふうなことで、交流の確認というようなことを踏まえて、金剛峯寺とともにイタリアのほうに赴きたいなというふうにも思っております。また、予算措置はしておりますが、6月の議会等で落としていけたらというふうに考えております。  それと、ネパールとルンビニの世界遺産都市の文化・観光交流相互協定ということで、平成27年、2015年の9月19日に、皆さん記憶に新しいことと思いますが、高野山小学校の運動会におきまして、子供、児童や保護者、また来賓として二階幹事長を初め多くの来賓が見守る中、私とバッタライ在日ネパール大使が文化・観光交流相互協定を調印させていただきました。また、その翌年には、2016年にネパール国ルンビニを訪れて、ルンビニ開発委員会と文化・観光交流の相互協定を結んできております。また、その際、ネパール国の大統領閣下にもお会いできて表敬訪問して、観光関連のまた各大臣、閣僚とも積極的な友好の話ができました。それもあって、その後、高野山大学にルンビニからの留学生が来たり、またルンビニの子供たちに高野山の写真を印刷したノート、また鉛筆を贈ったりというような交流も続けております。  次々年度ですね、令和3年には協定5周年を迎えるということでありますから、令和2年度に記念事業に向けて準備をしっかり進めていきたいと考えております。  続きまして、第36回の国民文化祭、和歌山大会2021、次々年度に開催されます。愛称は、「紀の国わかやま文化祭2021」であります。会期としましては令和3年10月30日の土曜日から11月21日の23日間に、県内各地で開催されます。高野町におきましては、地域文化発信事業というようなことで、高野山国際こどもコーラス・フェスティバル2021と、北紀太鼓フェスティバルの2事業を提案されて、採択をしていただいております。  内容としましては、高野山国際こどもコーラス・フェスティバル2021ということで、令和3年、2021年11月13日の土曜日は練習、そして14日に公演をするということはもう日程上決まっております。また、場所としましては、黎明館、もしくは壇上伽藍を想定してます。  構成メンバー、予定でございますが、高野町、観光協会、宿坊協会、当然総本山金剛峯寺等の各種団体であります。和歌山児童合唱団から依頼がありまして、高野町でぜひ開催したいということで、町としても、また金剛峯寺としてもぜひ高野町でしようというようなことで進めております。  国内外より9団体が集まりまして、高野山を開いた弘法大師空海が伝えた真言密教や、仏教における声明、和歌山県に伝わる民俗音楽を題材とした児童合唱を作成し、高野山から合唱で世界平和を祈る祭典にしていきたいと考えています。  来年度、令和2年度は音楽作品の作成及び夏合宿、宿坊においての夏合宿を開催して、事前準備に取りかかっていきます。また、国民文化祭以後もこの合唱の皆さんが高野山に集まって、高野山から平和への情報発信として、集客誘致を図るようにつなげてまいりたいと思います。  また、北紀太鼓のフェスティバルは令和3年の11月7日、かつらぎの総合文化会館あじさいホールで開催いたします。伊都橋本は一つという思いで、1市3町それぞれに所在し活動する和太鼓団体が一堂に会して、相互の親睦と地域に根づいた文化を発信することを目的に、きのかわ支援学校体育部もともに、みんなでつくり上げていく充実感、達成感、そして観客と一体感のある感動をこの舞台で実現していきたいというふうに考えております。  構成メンバーは、高野町、そして橋本市、かつらぎ町、九度山町、伊都橋本太鼓連絡協議会、音工房ピース等でございます。会長としては高野町の私が就任する予定でございます。  それと、あと1点でございます。2020年のオリンピックが今年開催されます。国立競技場、まだ行ってみたことはないんですが、立派なものになっております。また、その近隣に選手団の宿泊所、選手村もつくられております。ちょうど2015年の11月18日に、全国でもうちょっと数は今は増えておると思うんですが、当初584自治体の首長連合というのがありまして、初めからのメンバーとして私加わらせていただきました。また、その中で、ぜひそれぞれの各県から森林、林業の振興も含めて、それぞれの県から有名な自前の木を持ち寄って、何かしら国立競技場、また宿泊所等に使うようなことができないかというのを質疑応答、意見交換の中で意見させていただきました。そういうこともあってかもしれませんが、全国からの森林ですね、集めて会場設営に使ったということで、オリンピック首長連合の提案も一つ、二つ、入れていただけたのかなというふうに思っております。これを報告しておきます。  それでは、お待たせいたしました。本定例会において御審議いただく議案等について御説明させていただきます。  議案は25件でございます。  議案第1号、高野町固定資産評価審査委員会の条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続法の一部改正に伴う題名改称等の一部改正であります。  議案第2号、高野町水道事業給水条例の一部を改正する条例、第3号、高野町富貴簡易水道使用条例の一部を改正する条例、第4号、高野町神谷簡易水道使用条例の一部を改正する条例の3議案につきましては、水道改正法に伴い、指定給水装置工事事業者の登録手数料について改正が必要となったための一部改正でございます。  議案第5号、高野町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、放課後児童健全育成事業、またいわゆる学童保育に当たる指導員の資格基準の引き下げを5年間延長するための改正であります。  議案第6号、高野町医師住宅、看護師住宅の条例の一部を改正する条例であります。医師住宅、看護師住宅の空き部屋を有効活用するため、医師、看護師以外の町職員も入居可能とするための改正であります。  議案第7号、高野町辺地対策総合整備計画の策定についてにつきましては、現行計画の計画年度が令和元年度末となっていることから、令和2年度から令和6年度の5年間の計画策定をしなければいけないということで、議会の議決を求めるものでございます。  議案第8号、令和元年度の高野町一般会計補正予算(第4号)であります。歳入歳出それぞれ1億2,050万円の減額となり、予算総額は36億5,020万となりました。  歳入で主なものとしましては、国庫支出金2,756万8,000円の減額、県支出金1,735万円の減額、繰入金3,178万4,000円の減額、町債3,220万の減額などとなっております。  歳出で主なものとしては、選挙費1,036万6,000円の減額、これは県議会が無投票であったからと思います。請負差額精算による地籍調査費1,722万円の減額、事業費精算によるプレミアム付商品券事業2,508万3,000円の減額、全体計画の見直しによる公営住宅長寿命化改修事業費4,600万円の減額などに伴う補正であります。  議案第9号から議案第13号は、5特別会計の補正でございます。  続きまして、議案第14号、令和2年度高野町一般会計予算であります。前年度比3.9%増、1億4,200万円の増、総額37億7,800万円となりました。  歳入の主なものとしては、町税が前年度から624万5,000円減額の3億3,097万1,000円。地方交付税が前年度より7,000万増額の18億3,000万円。ふるさと応援寄附金は令和2年度中の復活を見込んで1億円、前年度までに積み立てたふるさと基金を取り崩し、各事業に充当するためのふるさと寄附金繰入金を前年度より5,000万増額の3億円とし、財源不足を補うため取り崩す財政調整基金の繰り入れは、前年度より8,700万円減額して3,600万円としております。また、過疎対策事業債など町債は前年度より3,910万円増の3億6,310万円を計上しております。  歳出の主なものとしては、新規事業として、高野山小・中学校、高野山こども園、学校給食センター、中央公民館等、教育関連施設を集約複合化し整備する高野町学びの交流拠点整備事業として、かねてからコンサルにお願いしておる分ですね、1,650万円を計上しております。令和3年度から令和5年度の事業費として、総額47億の債務負担行為を設定させていただきました。富貴地区における農業振興事業として、富貴地区で栽培中のホップを使用したクラフトビールのブランド化推進や、薬用作物の当帰の連作障害克服に向けた土壌改良の実証実験を行うための地域おこし協力隊制度の活用などに、事業費として1,547万円を計上しております。高野町歴史的風致維持向上計画、高野町歴町計画ですね、に沿って行う高野山地区街並環境整備事業費として8,500万円。谷ケ峰の町道深山線、ちょうど正智院さんのあたりかな、無電柱化事業費として4,200万円。災害等による停電発生時にも業務が継続できるよう、役場新館に非常用電源を設置する工事費として4,375万3,000円。上筒香、中筒香への飲料水供給施設整備事業としてまず2,350万7,000円。花坂地区簡易水道整備事業費としてまず330万円。日本・イタリア、日伊世界遺産都市文化・観光相互促進協定締結から10年が経過するイタリア・アッシジとの記念交流事業費として1,153万5,000円と計上しておりますが、先ほどから申し上げておりますが、来年に向けての必要経費、必要なお金を除いた分を6月議会で落とさせていただきたいと思います。継続事業としては、主に橋梁長寿命化の修繕工事費5,800万円、公営住宅長寿命化改修工事費1億2,000万円などを計上しております。  議案第15号から議案第25号は、10特別会計及び1企業会計の令和2年度予算でございます。  同意は1件であります。同意第1号、高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきましては、前任者任期満了に伴う選任につき同意を求めるものでございます。  議案については以上でございます。  各議案の詳細につきましては担当課長より説明させますので、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようお願い申し上げ、開会に当たりの挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 以上で本日の日程は全て終了しました。  本日はこれで散会いたします。  御苦労さまでした。                午前11時13分 散会...