3 欠席議員(0名)
4
事務局職員出席者
事務局長 倉 本 文 和
書記 大 谷 燎 平
5 説明のため出席した者の職氏名
町長 平 野 嘉 也
副町長 西 上 邦 雄
教育長 角 濱 正 和
会計課長 植 田 達 夫
総務課長 下 勝 己
税務課長 和 泉 ひろみ
防災危機対策室長 井 上 哲 也
企画公室長 辻 本 幸 弘
福祉保健課長 上 江 良 幸
建設課長 奥 坊 恒 雄
富貴支所長 茶 原 敏 輝
消防長 中 西 清
教育次長 中 西 健
診療所事務長 中 上 浩 貴
生活環境課長 松 本 嘉 文
産業観光課長 中 尾 司
午前 9時30分 開会
○議長(所 順子) ただいまから平成28年第2回
高野町議会定例会を開会します。なお、本日、写真撮影の申し出があり、許可したので御了承願います。
しばらく休憩いたします。
午前 9時31分休憩
午前11時00分再開
○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録の署名議員は会議規則第126条の規定により議長において、9番松谷君、10番負門君を指名いたします。
日程第2、会期決定の件を議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から6月29日までの13日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(所 順子) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日から6月29日までの13日間と決定しました。
お諮りします。議事の都合により、6月18日、19日、20日、22日、23日、24日、25日、26日、27日を休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(所 順子) 異議なしと認めます。
したがって、6月18日、19日、20日、22日、23日、24日、25日、26日、27日は休会とすることに決定しました。
日程第3、諸般の報告を行います。
地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育長であります。
高野町監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定により、
例月出納監査報告についてはお手元に配付の報告書をもって報告とします。
当局からの報告事項はありませんか。
ないようですので、なしと認めます。これをもって諸般の報告を終わります。
日程第4、請願第1号、高野町
富貴地区における三つの
公共事業の不正に関する請願書についてを議題とします。
お手元に配付しております請願については、
議員全員による
特別委員会を設置し、これに付託して審査することに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、請願第1号、高野町
富貴地区における三つの
公共事業の不正に関する請願書については、
議員全員で構成する
特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。
平野町長に行政報告並びに提案理由の説明を求めます。
平野町長。
○町長(
平野嘉也) 皆様、おはようございます。
このたび平成28年第2回の定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様におかれましては御出席を賜りましてまことにありがとうございます。
前回の議会が御承知のとおりでございましたが、ようやく落ちつきを取り戻し、私もそうですが、何よりも町民の皆様も安心したのではないかなと思います。議員間でのいろいろな考えがあって当然で、多様な考えがあると思います。しかし、政治家として
対極的見地から、議会として当局と今まで以上に進んでいきたい、いっていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
後ほど説明させていただきますが、今回の案件は報告3件、承認12件、議案5件でありますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
まず、初めに熊本地震によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
本町では、地震発生の翌日、4月15日から県下では一番、まず初めに5月31日まで義援金を受け付けさせていただきました。町民、また参拝者、また観光客の皆様などからの義援金が総額110万5,028円となり、和歌山県町村会を通じて全額送金させていただきました。また、和歌山県町村会では
県下義援金を取りまとめ、熊本県町村会へ送金することとなっていることを先生方に御報告させていただきます。
さて、安倍首相は、2017年4月予定の
消費税増税を2019年10月まで延期する方針を表明し、国民に理解を求めました。また、経済対策を盛り込んだ2016年度第2次
補正予算案を編成し、秋の臨時国会で成立を目指すとされております。また、6月22日公示、そして7月10日投開票で第24回
参議院議員通常選挙が行われることになり、経済政策や憲法改正なども争点になることだと思います。今後は国の情勢に十分注視していかなければならないと思います。
それでは、4月から6月にかけて、毎回の議会のときと同じように本町にとって重要な案件、また町として議員の皆様、町民の皆様にお伝えしたい件について、御報告、御説明をさせていただきます。
情報発信の多様化として皆様にお約束しております中で、
FM橋本高野局の開局が4月1日にありました。災害時はもちろんのこと、情報発信を依頼しておりますが、通常は毎週金曜日に高野町からの情報枠をいただいて、イベントや高野町の事業のPRを発信しております。まだ、聞く方は多いとは言えませんが、リスナーからはかなりの好評でありますので、今後どんどんこれを進めてまいりたいと思います。
また、高野町と
高野山大学の連携についてでありますが、高野町と
高野山大学との
友好協力協定を昨年度改定いたしました。それに基づき、本年度は
地域連携科目として4月から行っておりまして、私も当然のこと、町職員の中で7月まで講師として
高野山大学に行き、学生を対象に7回の講義を予定しておるところでございます。
地域連携科目というのは人間学科の学生が履修することになっており、地域のことを深く知りたい学生、またあるいは将来公務員など、地域で就職し活躍したいと考えている学生を対象としております。
そして、昨年より私が近畿大学の経営学部でも講義をさせていただいておりまして、本年も先日終了いたしました。今後は近畿大学という総合大学として、高野町と
連携協定等を進めてまいる所存でございます。
また、3月15日なんですが、
高野山ろうそくまつりの取り組みが、
国土交通省近畿地方整備局の主催する「ゆめ
づくりまちづくり賞」の優秀賞を受賞いたしました。今回の受賞に伴い、平成28年5月10日、関係者の出席のもと、奥之院の参道にヤマボウシを植樹させていただきました。植樹の際御出席いただきました皆様方、本当にありがとうございます。
そして、
交通プロジェクト会議という
特命チームをつくらせていただきました。平成28年5月27日に第1回を開催し、
高野山開創1200年の交通問題、また
トップシーズン時の
交通問題等を、職員、若手、そして
中堅レベルで考えて、そして私に提案する。その提案を今後各機関に相談して、今後の交通のあり方を考えていきたいと思います。目標は、2034年にしっかりとした交通体系を整え、高野山に参詣、また観光に来られる方に御不便をかけないような交通体系にしてまいりたいと思います。
続いて、
ふるさと納税に関しては、前年度約3億6,400万円、件数にしまして7,619件ございました。日経新聞を見ますと、近畿の中で10番の寄附金をいただいております。また、今年度は新たな新商品、返礼品を加えて、今のところはまずまずと進んでおりますが、熊本地震のため多少少なくなるかもしれません。そして、金剛峯寺とは、
ふるさと納税もそうでございますが、いろんなところで関係を構築しておるところでございます。金剛峯寺の中で将来にかかわる問題を考える委員会が四つ設けられました。その中の
過疎対策小委員会に高野町にもぜひ入ってくれないかということで、高野町としては、はい、喜んでという気持ちで職員をその委員会に派遣しておるところでございます。
そして、次は徳パックのことでございます。これもお約束しております
徳パック制度、これもしっかりと進めております。私自身が
トップセールスをして、いろんな
教育委員会、また大学、企業等に今足を運んでおるところでございます。現時点では林間学校が4校、320名、
あとクラブとか
少年野球チームとか、またバレー団とか、あと学会1件ということで、4月から動きまして、今のところ500から600名の方々が高野山に合宿、また勉強しに来てくれるようになっております。
当初の予定では4,000人で予算を組んでおりますが、4,000人まではいかないかもしれませんが、しっかりとこの事業を地道に進めて、将来につなげてまいりたいというふうに考えております。
議員の先生方にも、知っておられる団体等ございましたら教えていただけたら、自分が足を運んでPRをしにまいりたいというふうに思っております。
また、和歌山県の
消防ポンプ操法大会の出場に伴う訓練を実施しておるところでございます。7月31日に和歌山市において開催されるこの大会、高野町は高野町、九度山町、かつらぎ町の代表として今回出場しております。毎日激しい、厳しい訓練をしておりますので、どうか先生方も激励に行ってくれれば、消防団員の士気も上がるのではないかなというふうに思います。団のほうには、私を長野に連れてってというようなことで、できるだけ全国大会に行けるように、団の皆様に頑張っていただきたいというふうに考えております。
それと、橋本市と高野町との間における橋本市伊都郡
消防相互応援協定に基づく、高野町
富貴地区の応援に関する覚書についてでございますが、昨年度末に橋本市長と締結させていただきました。現時点では1件の救急ということで、24時間の安心、また安全に橋本消防が寄与してくれております。今後もこの覚書にのっとり、
富貴地区の安全、安心に対してこの協定を生かしてまいりたいというふうに思っております。
総合診療所関係でございますが、医師確保に関して、医師会、また和歌山県、そして和歌山県立医科大学との連携構築がきっちりと進み、少しずつではありますが、医師の確保が進んでおります。まだまだ不安定でございますが、目指す小規模多
機能診療所に向けてしっかりと動いてまいりたいと思います。
防災関連です。11月に防災訓練をするということは議員の先生も皆御承知のことと思いますが、日ごろの業務もさまざまな事案に対して
防災対策室は動いております。この件に関しましては県にも相談し、しっかりと
インバウンド、また住民対象に、ためになる防災訓練をしてまいりたいと思っております。
そして、就任時よりお約束してまいりました
ハザードマップも個別に各戸に配布させていただきました。また、
個別受信機の無償貸与ということで、全戸配布をしていきますので、よろしくお願いしたいと思います。いろいろなこのような案件の財源は、
ふるさと寄附金、
ふるさと納税を全額、また一部使用させていただいております。
また、医大との関係構築の中で知り合いになりました現
県立医科大学大学院特任教授の
有田幹雄先生の御協力を得まして、
データヘルス計画のもと、一般の方々にも動脈硬化など
成人病予防のために本町で活動してくれることに本年度はなっております。どうぞ議員の皆様も、病気でかかっておる方以外でも受診するように促していただけたらと思っております。
教育関係でございます。花坂の御室御陵、
静覚入道親王の墓所の開眼法要もあり、町にとって非常に貴重な財産がまた一つできました。これからたくさんの方々にこの御陵を知っていただきたく思っております。町としてもしっかりPRをしてまいります。
産業観光課関連でいいますと、高野み
らい語り部の会の皆様が主になって道普請をさせていただきました。町職員も23名奉仕をいたしまして、しっかりと世界遺産の町石道の整備というところにかかわってきております。今後も、高野町職員もそうですが、町全体で高野町の世界遺産の道普請に参加できるような
環境づくりをしてまいりたいと思います。
また、高野町の
天文観測所、また高野町
森林公園管理棟が長年非常にもったいない状況でございました。
倉庫がわりになって放置されておったというような現状がございます。これをしっかりと整理をいたしまして、今、地域交流の拠点という形で整備させていただいております。本町職員も3名行き、また
地域おこし協力隊の拠点としても利用が可能になりました。今後していかなければならない移住定住に関して、ここをしっかりと活用してまいりたいと思います。
次に、先月町内に配布されました平成28年5月10日付のチラシについてですが、記載されていた内容につきまして、規定や制度等に照らし、誤解がございますので御説明をさせていただきたいと思います。
まず、入札を行わず見積書だけで某
電器商会と3件の工事について請負契約がなされているとの指摘でございますが、
地方自治法施行令第167条の2(
随意契約)に基づき定められた高野町財務規則第75条には、
随意契約について、
契約権者は
随意契約による場合においては、契約書案、その他見積もりに必要な事項を指示し、予定価格3万円未満の場合を除くほか、なるべく2人以上の者から見積書を徴さなければならない。また、
契約権者は、令第167条の2第1項第1号の規定により、
随意契約の方法で契約を締結できる額は次に掲げる額とする。工事または製造の請負については100万円を超えない額と定められており、この基準に照らし、金額が49万1,184円である
富貴児童館外壁修繕工事及び、98万2,800円である東富貴多目的集会所玄関バリアフリー手すり取りつけ工事並びに
タイル張りかえ工事については、見積もりによって
随意契約を締結することには何ら問題がございません。
さらに、某
電器商会1社だけでなく、他社1社の見積もりもとっており、法令規則に従った
事務処理を行っております。この点で契約についての認識に誤解がございます。
また、金額が220万円で
富貴児童館改修工事につきましては、平成25年7月28日が任期満了となる第23回
参議院議員通常選挙の第9投票所として使用する必要があったため。
○議長(所 順子) 町長。この件に関して、ちょっとそれはおかしいと思うんですよ。それはまた
一般質問とかそういうときに言っていただいたらいいんで、これは町の
経過報告とかそういうのではなくて、こういう問題はまだこれから出てくるのでありまして、町長がここでそのように何ら問題はありませんという問題ではないと思うんですわ、この問題に関しましては。これから問題が出て来た、指摘されたときにそのような回答をしていただくのであって、今それに関してまだ問題も提起はされておりませんのに、なぜそのようなことをおっしゃるのか。ちょっとその
経過報告的なものの中ではそれをおっしゃるのはちょっと違うんじゃないかと議長として思っております。
(「町長の所見ですから、問題ないと思います」という発言あり)
○議長(所 順子) いや、それはちょっと。この
随意契約には問題ありませんとか、そういう問題はまだ出ていませんよ。
(「これについて後で質問されたらいいと思うんですよ」という発言あり)
○議長(所 順子) いやいや、この問題が今出てないんですよ。それにもかかわらずこの問題が町長の回答のような形で出るというのは、ちょっと違うかなというニュアンスを持ちましたので、議長としまして今こう言っているだけで、こういう問題が出てきたときには町長さんの答弁なり、そのようなことをやっていただいたらいいので、何らその問題が今浮上しておりません。ですから、そのことに関して前もっておっしゃるというのは、ちょっと順序が違うんではないかなと私は議長として認識いたしておりますので、その分は町長、また
一般質問なりなんなり、問題が浮上してきたときにそのような答弁をしていただけたらよろしいかと私は思っております。
○町長(
平野嘉也) 議長、御助言ありがとうございます。このチラシに関しては、町当局として、広く高野町の住民の皆様、議員の先生方に町当局としての調査した内容とか、そういったものを知らせていくということが非常に大事であるかと考えます。また、
一般質問でこの問題が出てくるかどうかというのがわからない時点では、今高野町としてしっかり調べた内容を皆様に報告する義務が僕にはございますので、続けさせていただきます。
また、金額が220万円となる
富貴児童館改修工事につきましては、平成25年7月28日が任期満了となる第23回
参議院議員通常選挙の第9投票所として使用する必要があったため、7月21日の
投票予定日までに急遽、工事を完了させる必要があったことから、
地方自治法施行令第167条の2第5項に規定されている「緊急の必要により競争入札に付することができないとき」に該当すると判断し
随意契約を行ったものであり、基準を逸脱したものではなく、法令の規定に従い適正に
事務処理を行っております。
また、この工事についても。
○議長(所 順子) 町長、ちょっとお待ちください。これね、そのビラのことに回答をしているような感じに見受けるんですけれど、その新聞広告の中の回答をそれでするというのはちょっとおかしいと思いますよ。ビラはビラで、また議会でこういうものが出てますよと精査するべきでありますのに、町長がそのビラに関してこれを回答しているというのは、この議場の中ではちょっとおかしいと私は思いますよ。
○町長(
平野嘉也) 議長、助言ありがとうございます。町民の皆様がやはりあのチラシに関して町当局の意見も聞きたいという声も多数ございますので、
一般質問等で出てきたら、またしっかりとそのときにも説明させていただきたく思います。
また、この工事についても、他社1社の見積もりもとっており、
規定どおりの
事務処理を行っておりますので、この点においても誤解がございます。
続いて、公共工事にかかわらず写真が添付されていないとの御指摘でございますが、3件とも
検査調書等への添付は御指摘のとおりでしたが、他の一件書類の中に3件とも全てに工事前後の写真が添付がありました。また、
富貴児童館改修工事については、工事中の写真も添付されておりました。
なお、高野町財務規則第86条の
規定検査調書等の項目においても、高野町
工事検査規定においても、
工事完成届及び
検査調書への写真の添付は義務づけられておりません。さらに工事の検査では、
工事箇所を検査員が実際に確認した上で
工事完了の証明となる
検査調書を作成しておりますので、写真の有無にかかわらず、適正に
事務処理を行っていることを御承知いただきたいと思います。
また、東富貴多目的集会所玄関バリアフリー手すり取りつけ工事並びに
タイル張りかえ工事について、東富貴区から見積もりが出されていたにもかかわらず、それを白紙にしてまで某
電器商会に発注したとの御指摘ですが、当時の職員の退職、また異動もあり、東富貴区から提出されていたという見積書も残っておらず、そういう経緯がわからないまま、地元の要望もあり、町としても地域の高齢化が進む中で
バリアフリー化が必要だとの判断で事業を行ったものでございます。
○議長(所 順子) 町長、
議長軽視ですけれど、それをあえて町長はなさるんですか。
(「休憩してください」という発言あり)
○議長(所 順子) 休憩はいたしませんけれども、この問題に関しましてはちょっと
議長軽視にかかわります、その辺のところは。
(何か発言あり)
○議長(所 順子) ちょっと﨑山さん、お黙りください。手を挙げて言うてください。今はそういう手を挙げて質問する場ではないので、町長と議長の問題でありますので。
この問題を延々とこうやって皆様に訴えるというのも、町長、ちょっとおかしげな話で、これは町当局に問題が出てきたときに町長にそのように答弁していただければありがたいかなと思いますんですけれども、
経過報告の中で、これが正しいんだ、これは何もしていないんだということを、この新聞広告の内容でこの説明というのもちょっとおかしいなと思いますよ、町長。
○町長(
平野嘉也) チラシを見させていただいて、町当局も癒着があるのではないかとか、そういったところもやはりありましたので、全くそういう事実がない中で、町当局としてもしっかりと住民に説明していかなければならないということで、本日、冒頭に申し上げました、非常に重要な案件、町として伝えたい件について、報告、御説明をさせていただきますということで、今、時間を頂戴しておるところでございます。
一般質問等、またその他の委員会が設けられるときにもしっかりと説明責任を果たしていきたいと思いますが、この場はしっかりと町民に対して町当局としてどういうことがあったのだという情報提供はしっかりとしていかなければならないと思いますので、そのまま続けさせていただきます。
議長軽視でも何らございません。
なお、さらに工事の検査では、
工事箇所を検査員が実際に確認した上で
工事完了の証明となる
検査調書を作成しておりますので、写真の有無にかかわらず、適正に
事務処理を行っていることを御承知いただきたいと思います。
また、
東富貴多目的集会所玄関バリアフリー手すり工事並びに
タイル張りかえ、同じところを読んでしまった。
なお、当時の経緯については、当時の職員に聞き取りを行いましたが、確認をとることができません。
また、工事に伴う
産業廃棄物の処理について、再
資源化等に関する必要事項を記入し、契約書に添付しなければならないのに実施していないとの御指摘でございますが、これは
建設工事にかかわる資材の再
資源化等に関する法律、
通称建設リサイクル法についての対応を問われるのだと思っておりますが、当該法律には対象となる
建設工事の基準が定められており、今回のような
リフォーム工事については、請負代金が1億円以上の工事が対象となっており、請負代金が98万2,800円であるこの工事についての添付の必要はございません。この点においても誤解がございます。
また、
産業廃棄物の不法投棄についてですが、工事請負契約を受注した業者は
産業廃棄物の適切な処理を行う責務があり、当然町としましては工事の受注者が契約事項にのっとり適切な処理を行っていると考えております。
御指摘にある、自分の土地とはいえ不法投棄されている、については確認できておりません。
また、チラシに、見積書に書かれている内容には事実と違ううその内容が幾つか記載されており、町は検査もできていないのかと御指摘ございますが、一般的に工事におきましては現実に工事に入った際、変更が必要となることがあり、内容を変更する場合がございます。東富貴多目的集会所玄関バリアフリー手すり取りつけ工事並びに
タイル張りかえ工事及び、
富貴児童館改修工事の2件におきましても、見積もり時から一部の内容の変更が必要となり変更を行っていることは事実でございます。
ただし、この変更を行う際に減額する部分と増額する部分とを再計算した結果、当初の契約金額が工事の妥当な金額であることの結論になりましたので、工事内容に変更はあったものの、契約工事、工事金額の変更等を省略して工事を継続したところでございます。また、再計算書は別の書類つづりに記録されております。
なお、この工事の検査におきましても、変更内容を踏まえて適正に検査を実施しております。
また、御指摘をいただいた中で、
富貴児童館改修工事にかかわる請負契約書と
検査調書の契約日、完成期日が違っているという点と、工事代金の支払いが某
電器商会の代表者である方ではなく議員に振り込まれているという点につきましては御指摘のとおりであり、当時の担当者のミスによるものでありました。これにつきましては、書類作成時のミスが一番の問題でありますが、決裁書類の稟議中にチェックがかからなかったものと、それが問題でありますので、現在は決裁書類の起案文書を統一いたしまして、新たに文書審査欄を設けて、各課の課長補佐チェックをするように改正したところであります。
また、工事代金の振込先については、以前の代表者である某議員が債権債務者登録に残っていたため、担当者が登録番号を打ち間違えたと考えられますが、これにつきましても決裁中にチェックがかかっていなかったのも問題でありますので、支払い先が正当な債権者であるかどうかの最終的なチェックを徹底するよう、会計管理者に指示したところであります。
これらは25年のことでありますが、しっかりとこれからそういう間違いがないように当局としてもしてまいりたいと思います。
これらについては、書類作成時に不注意にてのミスを犯したものと思われますが、二度とこのようなミスを起こさないよう、十分注意して
事務処理を行うように、職員に再度徹底したいと考えております。
最後に、
地方自治法第92条の2に規定されます議員の兼業禁止についてでありますが、この兼業禁止の規定に当たるかどうかは、同法第127条の規定により、高野町議会が審議し、御判断、決定することとなっておりますので、議員の皆様に念のために申し上げておきたいと思います。
○議長(所 順子) 先ほど注意しましたが、発言がなお報告の範囲を超えています。したがって、会議規則第54条第2項の規定によって、この件に関しての発言を禁止します。この件に関しては、町長、報告でも何でもないと思っておりますので、これは一体何をおっしゃりたいのか、聞いてらっしゃる方もわからないと思いますので、この問題が提起して出てきたときにはそのような報告をなさっていただければいいのであって、報告でも何でもない、これはまだこれから出てくる問題を牽制しての、いわば町長からの前もってのそういうことをおっしゃっているようにしかうかがえませんので、これはちょっと今までの報告でも何でもないように思うんですけれども、何をおっしゃりたいのか、わかりませんね。
○町長(
平野嘉也) この件に関しまして、このチラシに関して非常に高野町当局が傷ついております。その傷ついておる中で、しっかりと事実をまず最初に説明するのが私の役割でございます。
もう少しで終わります。以上、チラシについての調査結果の報告ですが、一部には御指摘が事実である部分もありましたが、3件とも工事に関連する
事務処理には何ら不正や違法なものはなく、規定に従い適切に処理されました。
また、この調査を行う中で、3件のうち2件の工事につきまして、2件とも富貴支所で起案された文書ですが、会計課で保管してあるはずの支出命令書がこの2件だけ抜けているのが判明し、捜索するも行方不明でありましたので、橋本警察署に届けたところでございます。
最後に、町といたしましても、こうした工事の発注につきましてはきっちりと設計を行い、競争入札により業者を選定し、発注するのが本来的な方法であると思うわけですが、地元業者の育成や地域への経済的な波及効果等を考慮し、できる限り、地元でできる工事は地元に発注するという方針のもと、今回のような小規模な工事でかつ地元に利益に供する施設については、特に早く完了したいということなので、
随意契約や指名競争入札により、特に小規模なものについては地元業者への
随意契約による工事発注を行ってきたという経緯がございます。
しかしながら、チラシにありましたように、一方で業者等と癒着しているのではないかという疑いを招いていることも、それはあり得ない話で私どもはびっくりいたしましたが、今後こうした疑惑を招かない制度、客観的にも公平、公正に工事の発注ができる仕組みを時間をかけて検討してまいりたいと考えております。
以上、長くなりましたが、6月議会に当たる町の現状報告でございまして、それでは本定例会において御審議いただく議案等について御説明させていただきます。
報告は3件でございます。
報告第1号、平成27年度高野町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、平成27年度から平成28年度へ繰越明許した13事業についてのものでございます。総額といたしまして1億7,316万3,000円となりました。
報告第2号、平成27年度高野町下水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、平成27年度から平成28年度へ繰越明許した高野山下水処理場長寿命化対策事業の詳細設計委託についてのものでございます。繰越額は770万円となりました。
報告第3号、高野町下水道特別会計継続費精算報告書の報告につきましては、平成23年度から平成27年度までの高野山下水処理場長寿命化対策事業についてのものでございます。
承認は12件。承認第1号、高野町税条例の一部を改正する条例から、承認第3号、高野町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴う条例の一部改正でございます。
承認第4号、高野町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴う町条例の一部改正です。
承認第5号、平成27年度高野町一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,690万円の減額となり、予算総額は42億5,720万円となりました。主なもので歳入では地方交付税及びふるさと応援寄附金、また国からの交付金等の交付額確定に伴う補正でございます。歳出では、主に実績に伴う精算の減額補正となっております。
承認第6号から承認第11号に関しましては、平成27年度高野町国民健康保険特別会計補正予算ほか5特別会計の補正予算となっております。
承認第12号、平成28年度高野町一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,170万円の増額となり、予算総額は40億5,670万円となりました。この補正は、平成28年4月8日に
町道筒香線で発生した崩土による測量調査設計業務に伴う補正でございます。
議案は5件。議案第45号、高野町職員旅費支給条例の一部を改正する条例につきましては、人事交流等に伴う移転料に関する規定の整備及び東京都内の宿泊料の高騰に対応する宿泊費の加算金を新たに設けるための一部改正です。
議案第46号、財産の取得につきましては、全戸に無償貸与する防災ラジオの購入であり、高野町議会の議決に付するべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定によるものでございます。
議案第47号、工事請負契約の締結につきましては、高野山総合診療所通所リハビリ施設改修工事に伴う契約であり、高野町議会の議決に付するべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定によるものです。
議案第48号、平成28年度高野町一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,240万円の増額となり、予算総額は40億8,910万円となりました。歳入で主なものとしましては臨時福祉給付金国庫負担金609万6,000円でございます。また、歳出で主なものとしましては、民生費の社会福祉総務費640万4,000円、教育費の社会教育総務費2,193万3,000円などに伴う補正でございます。
議案第49号、平成28年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ75万6,000円の増額となり、予算総額は6億4,575万6,000円となりました。内容は、国保納付金算定標準システムの改修に伴う補正でございます。
議案については以上でございます。
各議案等詳細につきましては担当課長より御説明いたしますが、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようお願いいたします。
今回の提案説明また、状況報告に関して非常に長くなりましたが、議長を初めとする議員の皆様の御協力を得まして、しっかりと説明することができましたことを、この場をおかりしまして御礼申し上げます。
以上です。
(「議長、動議」という発言あり)
○議長(所 順子) ここで動議ができるかどうかですけれども、何か。
﨑山君。
○2番(﨑山文雄) 先ほど全員協議会に出席させていただきました。この中の雰囲気自身が非常にかつてない委員会の模様でありました。非常に荒々しい論争、その論争も正しいのかどうかということも私には理解できませんでした。
そこで申し上げたいのでありますが、今回、私は
高野町議会正常化に関する
調査特別委員会の設置についてを提案いたします。表記についての
特別委員会の設置を求めて動議を別紙のとおり提出いたします。
平成28年6月17日提出。
高野町議会議長 所 順子様
提出者、高野町議会議員 﨑山文雄。賛成者、高野町議会議員 大谷保幸、同じく賛成者、高野町議会議員 中迫義弘。以上であります。
○議長(所 順子) しばらく休憩します。
午前11時44分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいま2番﨑山君から、
高野町議会正常化に関する
調査特別委員会の設置についての動議が提出されました。この動議は会議規則第16条の規定による1人以上の賛成者がありましたので、成立はしました。しかしながら、この内容の提案理由の説明を求めます。
﨑山君。
○2番(﨑山文雄) お許しをいただきましたので、提案理由の説明を申し上げます。
平成28年5月10日付新聞折り込みの公弘報、丸括弧にいたしまして、発行人は町議会議員の下垣内公弘、括弧を閉じる、君を見せていただきました。それによりますと、「議会と町当局への疑問」という大きなタイトルが付されております。議員が議会に対し疑問を持つことは、議会運営はどうなっているのか、住民の疑問を持たせることになります。これは議会を正常化するための一つの問題を提起されたものと考えております。また、同文書のくだりに、「とにかく今の高野町議会は正常ではないと思う」については、私も同感であります。そのとおりだと思っております。
議会が議決し、高野町議会が決議した案件さえ守られていない状態。また、何の結果も出ておらず、住民にとっては議会、議員は何をしているのかと不信を抱かすことになりました。
我々は選ばれた議員であって、住みよい高野町をつくる熱意の燃えて活動しているのでありませんか。当然、議員として使命を果たすべく議会正常化に努力しなければならないと思っております。不信が続き、不自然なことが続く限り、正常化はありません。一日も早く住民が真に安心と安全、そして豊かな実現できるまちづくりに行政、町長さんも議会、議長も一丸となって役割を果たさなければならないと考えております。委員会組織をもって常識ある答えを見出す、求めるために、上記の委員会の設置を提案するものであります。
以上であります。
○議長(所 順子) ただいま﨑山議員からの動議で、3名の方があったんですけれども、この
特別委員会設置につきまして、ここで採決をとるというんじゃなくて、こういうものは全員協議会なり、議会運営委員会で
特別委員会をつくるべきだと思っております。なぜならば、今朝も、請願者がありました、富貴の方の請願書を題材にして
特別委員会を図るという形がありましたので、ここで動議で賛成多数で決めるという問題ではないのではないかと議長としては思っておりますが、その辺のところはほかの議員さんたちはいかがお思いでしょうか。議長として、この場をかりまして提案をさせていただきます。
松谷君。
○9番(松谷順功) 今の件でございますが、まず
富貴地区における公共工事の問題につきましては、請願書が出ております。これについては
特別委員会が設置されるということになっております。
もう一つ、
特別委員会の設置基準というのがありまして、一般的には2個以上の常任委員会の所管に属する事件について審査の必要がある場合。2番目、特に政治的重要な事件であり、常任委員会の審査から切り離す必要性がある場合。3番目としまして、地方公共団体の行政全般にわたる総合的な施策にかかわると考えられる場合。それから4番目として百条調査を行う場合という形で出ておりまして、今の﨑山議員の御説明は非常に抽象的だと思います。よって、先ほど議長がおっしゃったように、全員協議会なりで先に討議すべき問題ではなかろうかと思います。
僕は決してそのことに対して反対ではございません。積極的な意見というんですか、例えば基本条例をつくるであるとか、テレビカメラを導入するであるとか、議会改革に必要なものであれば非常に賛成したいというふうに思うんですが、ちょっと中身については抽象的過ぎるんではないかなと思うんですが、一度議会運営委員会や全員協議会等で皆さんでお話し合いをしたらどうでしょうか。
以上でございます。
○議長(所 順子) ほかにございませんか。
下垣内君。
○3番(下垣内公弘) この問題は、今松谷議員が言われたみたいに、先ほど全員協議会の中で
特別委員会を開くということで、この問題は個人的な問題と違って、町行政にもかかわる問題なので、やはり全員できちっとした形で話をさせてもらいたいと。そうでなければ、今後、これから行政に当たっても前に進んでいかないと思いますので、私は全員協議会で
特別委員会を開いてやるべきだと思っています。
○議長(所 順子) 議長といたしましては、ここで採決をとってもいい動議という形で提案しておりますから、採決をとってもいいようなものでございますけれども、私も猶予を持ちまして御意見をおっしゃっていただく場をつくったという次第でございます。ここで動議が出ましたら、賛成討論、反対討論と交互にやりまして、これで採決をとるというのが正式な形とは思っております。しかしながら、それを私はあえてしないで、このような形をとらせていただいたということでございます。
議員の皆様方、動議でこのような
特別委員会を設置することに関しまして、採決をとるんですか、それともとらないんですかということに迫られておるということでございますよね、2番議員さんの提議、今の動議の提議でしたら。その辺のところを私も議長としましては諮りかねますという。何でも動議をして採決をとってやっていくという形が、今まで議長の辞任問題でもそうでありますが、動議、動議で採決とって、形だけをつけていくというのには問題があると思っておりますので、やはり討議して、議員であるならばいろんな水面下の討議をして、そしてだめであったら動議なりなんなりしたらよろしいんで、いきなり動議。じゃあ動議で解決していくというのは余り感心できる問題ではないのではないかと議長として懸念をいたします。
この問題に関しまして、2番﨑山議員さん、その辺のところをお伺いして、この問題を私は議運なり、全員協議会に渡したいと思うんですが、2番、﨑山議員さんはどのようにお考えでしょうか。
○2番(﨑山文雄) 今は削除されておりますけれども、
地方自治法の110条によりますと、議会において
特別委員会の設置が認められております。この削除をされたのは、今新しい議員必携をいただいた中では削除という言葉が出ております。その以前の必携によりますとそれが有効でありました。その削除された理由というのはわかりませんですけれども、古い考えからいえば、
特別委員会の設置というのは
地方自治法の110条によって設置することができる内容になっておりました。
傍聴者の方もおられるし、これも記録に残ることでありますので、議長の采配で議員の皆さんの同意が得られれば、その方向に動いていただいても結構でございます。
○議長(所 順子) 議長の采配というのもえらい難しいなと思いますけれども、これは賛成多数、採決をとってもいいような問題ではございまして、法にのっとって3人の方が動議を起こしているんですけれども、その辺のところはどのように局長、進行していきましょうか。
それでは、ここで採決をとらせていただきます。まず、この問題を一旦撤回することに賛成の方は御起立願います。撤回です。一旦撤回、この問題、この議場で設置するということは撤回です。ほかのことは、考えてもう一度ということで。
9番、松谷君。
○9番(松谷順功) これも法律の制限がないということなんですが、先ほど僕らが提案したことについて、採決をとっていただけたらどうでしょうか。要するに、議場の中でやるんじゃなしに、全員協議会でやる、それの採決をとってください。
○議長(所 順子) それに関しましても、一旦撤回しないとできない問題なんですわ。ということなのです。一旦撤回して、この場で撤回いたしまして、後に全員協議会なりでできるという形をとるためには、一旦撤回しないとできない問題でございますので、そのことについて、一旦撤回をいたすことに賛成の方は御起立願います。
〇議員(賛成者起立)
○議長(所 順子) 賛成多数でございますので、一旦撤回をいたします。
この問題は一旦撤回ということで決定でございます。
それでは、この問題は全員協議会なりなんなりに向けてお諮りしようとは思っておりますので、一旦撤回ということで、これで御了承いただくしかございませんので、一旦撤回で終わらせていただきます。
以上で本日の日程は全て終了しました。
本日はこれで散会します。
御苦労さまでございました。
あとは全員協議会を30分より開催いたします。
傍聴なさる方は、議長権限でどうぞ御自由に御参加いただければ結構かと思います。
午後 1時13分 散会...