新宮市議会 > 2024-03-06 >
03月06日-05号

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  1. 新宮市議会 2024-03-06
    03月06日-05号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  3月 定例会          令和6年3月新宮市議会定例会会議録             第5日(令和6年3月6日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  湊川大介君                             4番  大石元則君                             5番  月輪匡克君                             6番  福田 讓君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  百村匡洋君                            10番  吉良康利君                            11番  竹内弥生君                            12番  中山忠吏君                            13番  榎本友子君                            14番  榎本鉄也君                            15番  三栗章史君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和6年3月6日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(5)から(9)まで 日程2 議案第29号 令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号)     (総務建設・教育民生各委員会委員長報告) 日程3 議案第30号 令和5年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程4 議案第31号 令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第3号) 日程5 議案第32号 令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)     (以上3件 教育民生委員会委員長報告)---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(5)から(7)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長職務代理者副市長       向井雅男君               企画政策部               部長               福本良英君               参事(港湾担当)         小渕 学君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               南  守君               次長兼財政課長          小林広樹君               参事(防災及び危機管理担当)兼防災対策課長                                竹田和之君               選挙管理委員会事務局長監査事務局長                                木田和彦君               市民生活部               部長               西山和視君               市民窓口課長           栗林圭一君               生活環境課長           廣井和樹君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        中上清之君               次長兼地域保健課長        辻本美恵君               参事(地域医療・新型コロナワクチン担当)                                小内洋二君               健康長寿課長           西 洋一君               福祉課長             前地秀高君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               都市建設課長           工藤英二君               農林水産課長農業委員会事務局長 生駒貴男君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        下路 拓君               医療センター               事務長              福嶋律文君               水道事業所               所長               望月敬之君               消防本部               消防長              垣内一男君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               生涯学習課長           野本 渉君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長               岡崎友哉               庶務係長             中尾 愛               議事調査係長           大居佑介             第5日(令和6年3月6日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三栗章史君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 当局より、木村建設農林部長、疾病のため欠席の届出がありましたので、報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(三栗章史君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号5から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △濱田雅美君 ○議長(三栗章史君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) おはようございます。 一般質問を始めさせていただきます。 初めに、通告書において、1番、子育て支援、2番、高齢者福祉、3番、児童福祉と通告しておりますが、これを高齢者福祉を初めに、次に子育て支援、児童福祉の順に質問させていただきますことを御了承いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、一般質問を行います。 今回の一般質問は、令和6年度の新規事業と予算についてお伺いいたします。 当然、どの施策も3月議会において予算が可決され事業開始となるわけでございますが、高齢者福祉におきましては高齢者等タクシー券交付事業の予算が計上されております。近年、社会問題となっている高齢者ドライバーによるアクセルとブレーキの踏み間違い事故により尊い人命が失われる報道を聞くたびに、高齢化の高い本市においても、このような悲惨な事故が発生するのではないかと危惧しているところであります。 この社会問題を背景に、その解決策の一つとして高齢者ドライバー自動車運転免許証の自主返納が全国的に促進されております。高齢者の移動支援や運転免許証の自主返納後の支援につきましては、私も同僚議員と先進地への視察や様々な施策の提言をさせていただいてきました。自主返納後の生活支援として、ようやく高齢者等タクシー券交付事業が予算化され、本当に大変うれしく思っております。 高齢者等タクシー券交付事業について、詳細な御説明をお願いいたします。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 新宮市高齢者等タクシー券交付事業についてですが、高齢者の移動支援や運転免許証の自主返納を促進することにより交通安全対策を図り、社会参加の促進や福祉の増進を目的といたしております。 対象者につきましては、新宮市に住基登録のある方、申請時において介護保険施設に入所していない方、75歳以上の方は運転免許証を持っていないまたは返納したことを市に申告された方、75歳未満の方で運転免許証を返納したことを証する書類を有している方。また、対象者には500円のチケット24枚で、年額1万2,000円分のタクシー券を交付させていただきます。 申請方法につきましては、75歳以上の方は申請書を送付させていただきます。申請書が届いた方については、申請書に必要な事項を記入していただき同封の返信用封筒で市に申請をしていただきます。市は、その申請内容を審査した上で、決定通知書とタクシー券を添えて簡易書留にて送付いたします。 75歳未満の方については、対象要件を満たす方は市役所健康長寿課にて申請いただきます。三輪崎支所、高田支所、熊野川行政局でも受付をする予定としております。運転免許証を返納したことを証する書類を持参の上、申請していただきます。窓口に来ることが困難な方につきましては、健康長寿課にお電話いただければ申請書を送付させていただきたいと思っております。 タクシー券の利用につきましては、市と契約を交わしたタクシー会社介護タクシー事業所となっております。注意事項といたしまして、年度途中で新宮市に転入された方や介護施設を退所して在宅生活を送る方で対象要件を満たす方は、この事業の対象者となります。タクシー券は、交付を受けた本人のみの使用とさせていただきます。利用区域につきましては、新宮市内を想定しております。また、区域制限はありませんが、市内のタクシー会社等との契約となります。 ◆7番(濱田雅美君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。 今、御答弁の中にありました75歳未満の方につきましては、自己申告ということになっておりますが、知らない方がいないというように広く周知していただきたいと考えますが、この周知方法、広報についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  周知方法につきましては、広報新宮や市のホームページ等で周知したいと考えております。その他、各支所、行政局、隣保館、民生委員などの協力を得てポスターの掲示などもできれば、ポスターの掲示などを行い皆様に周知したいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 高齢者の方々への周知方法につきましては様々あると思うんですけれども、高齢者相談センターもございますし、あと高齢者と接することの多い介護従事者、また福祉センター生活コーディネーターなどの協力も得られると有効かと考えますので、またその辺も御検討いただきたいと思います。また、福祉タクシーとの併用ができるということもお伺いしておりますので、それも併せて周知していただけますようにお願いしておきます。 高齢者が対象の新しい事業、取組というのは、高齢者にとっては御自身が対象になるのかどうかということを迷われる方が大変多くいらっしゃると思いますので、お問合せなどがございましたら丁寧な対応をよろしくお願いします。 この事業の予算についてもお教えいただけますでしょうか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  この事業の予算につきましては、1,420万8,000円を計上させていただいております。全額、市単独予算となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 これは、もう本当に長い間、様々な提言をさせていただいて、ようやくこのように事業化して喜ばしいことなんですけれども、正直、最初に事業化されました予算を聞きました、年間に1万2,000円の補助というので、金額的には大変低いように受け止めたんですけれども、財政面の配慮ということも必ずしていかないといけないということで、まずは事業として開始していただくということが重要なのかなと思います。 しかも、この事業というのは、今答弁にもありました1,420万8,000円、これ全部が市単独予算であるということ、本当によく御英断いただいたと思います。ありがとうございます。予算も毎年捻出して、事業を継続していかなければなりません。今後も、事業が継続可能となるように御尽力をお願いしておきます。 行きたいところに行きたいときに行けるというのは当たり前のようですが、決してそうではありません。高齢者の方々の生活の質の向上となることに期待しております。 次に、高齢者補聴器購入補助金事業についてお伺いいたします。 この補聴器購入補助金に関しましても、昨年の6月議会の一般質問で提言させていただいて、その後、担当課の丁寧な調査研究をもう本当にしていただいたこと存じ上げております。その中で、進捗状況を都度丁寧に御報告いただいておりましたが、このように早急に本当に事業化につながるということは、少し先になるのかなと思っておりましたので、早急な御対応に大変うれしく思っております。感謝いたします。ありがとうございます。 高齢者補聴器購入補助金事業についての詳細説明と、予算についてお教えいただけますでしょうか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 新宮市高齢者補聴器購入補助金事業についてですが、補聴器購入費の一部を助成することにより高齢者の社会参加や地域交流を促進し、認知症予防や介護予防に寄与することを目的といたしております。 対象者につきましては、新宮市に住基登録がある65歳以上の方、両耳の聴力レベルが40デシベル以上70デシベル未満、または一側の耳の聴力レベルが40デシベル以上かつ他側の耳の聴力レベルが80デシベル以上で、聴覚障害の身体障害者手帳の交付を受けていないまたは交付の対象ではない方を対象といたします。耳鼻咽喉科の医師から補聴器使用の必要性を認められている方、申請時点において住民税非課税世帯の方を対象といたします。 また、この助成については1回限りとさせていただきたいと思っております。 対象となる経費につきましては、補聴器本体と電池の購入費用です。補助額につきましては、対象経費の実支出額または2万円以内のいずれか少ない額とさせていただきたいと思います。予算につきましては、購入補助金として50万円です。これも全て市単独予算です。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 補聴器の種類や金額も様々で、また機能を重視すればそれなりに高額なものになります。購入後も、その方の症状に合わせて買い換えていく必要というのがございます。先ほども申し上げましたが、提言してから早急に事業化していただき大変うれしく思っているところですが、本当に小言のようなことばかり言って大変申し訳ないんですけれども、この事業も補聴器本体と電池の購入費用に係る補助金制度ではございますが、1回限りの2万円と言ったときに少しというか非常に残念に感じたんでありますが、正直もう少し補助金が必要なのではないかということも考えました。 しかし、担当課の今の御説明とかを聞いていると、難聴の症状段階によっては障害者手帳の申請というのを行っていただいて認定された場合は、補聴器を補装具として支給していただけるとのこと。また、難聴、これ年のせいだとして病院に行かずに放置している方や、補聴器に抵抗を感じて使わないという方も多くいらっしゃるように聞いております。 難聴は、今、御答弁の中にもありましたように認知症のリスクを高めると言われておりますし、会話が困難となり人との交流がちょっともうつらくなって、交流が減少してしまい引き籠もる傾向になりがちです。この高齢者補聴器購入補助金、この制度をきっかけに、難聴が気になる方はぜひ通院していただきたいと思います。御自身の難聴の症状を把握することによって、早期に難聴への対応や治療につながることとなりますし、高齢者の健康寿命延伸と生活の質の向上の一助となることをこの制度がなるということを期待しております。 これも、予算に関しましては2万円の25人分となっております。申請者の見込みというのが少ないのではないかと考えたんですけれども、和歌山市やほかの自治体、こちらのほうも担当課はしっかりと調査研究していただいて、その結果、参考にすれば今のところ事足りるのかとも考えておりますので、今後の動向に注視していきたいと思います。この予算も、これ、市単独予算となっております。こちらも御英断に感謝いたします。ありがとうございます。 次に、短期集中型サービス事業についてお伺いいたします。 介護保険の通所訪問型サービスCの生活行為に支障のある高齢者を対象に、保健、医療、介護の専門職が短期集中的に関わることで、社会参加、地域での役割を持った自分らしい生活を実現することを目的とした事業でありますとあります。 本市も、この事業、令和6年度からの新事業となっております。事業の説明をお願いします。また、予算についてもお教えいただきたいと思います。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 短期集中型サービス事業費についてですが、先ほど議員もおっしゃられましたように、運動機能の低下により、入浴、調理、買物など日常の生活動作などに支障を来している方に対して、運動器の機能向上に係る個別の計画を策定いたしまして、その計画に基づき短期集中型サービスとして3か月間運動を実施するもので、健康運動指導士、保健師、看護師などの方の協力の下、実施する予定にしております。 実施場所等につきましては、5月から7月は春日隣保館で、10月から12月は高田会館で、1月から3月は佐野会館で実施することを予定しております。また、令和7年度は熊野川地域での実施も考えております。対象者は、介護サービスを利用されていない方で要支援1、2の方と、身体機能の低下を確認するためのチェックリストで対象となられた方となっております。本事業の効果としまして、運動機能が改善され、日常の生活動作をスムーズに行えることにより、要介護状態になることを防止するものでございます。 予算といたしましては、全体で171万2,000円で、市の負担額は12.5%となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  予算のほうが、これ今御答弁の中にございましたように171万2,000円で、市の負担が12.5%とのことで、私が思っていたよりも大変少ない予算で実施できているのかなと思ったんですけれども、国・県、被保険者の方などの負担も生じているとは思います。 健康運動指導士や保健師、介護士など専門職の方の下で実施するということは大変有意義なことであり、介護予防に結果を期待できる事業と考えております。ですので、令和7年度が熊野川地域での開催予定となっておりますが、市内の各地域で開催を早期に実施していただきたいと思いますので、また御検討よろしくお願いいたします。 次に、保健事業・介護予防一体的実施事業についてお伺いいたします。 この施策は、高齢者の国民健康保険事業介護予防事業は別々に実施されており、健康状況や生活機能の課題が一体的に対応できていないという制度上の課題があるため、令和2年5月に医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律が公布され、国の施策により、市町村が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施する取組が令和2年4月から実施され、令和6年度までに全ての市町村において一体的な実施を目指すとあります。 この事業の詳細説明をお願いいたします。予算についてもお教えください。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 今、議員がおっしゃっていただきました課題を解決するために、この事業は令和元年5月の健康保険法等の改正により令和2年4月から開始される事業で、令和6年度までに全ての市町村で実施を目指すものであります。 複数の慢性疾患を持ち、社会的、精神的、身体的な要因により要介護、要支援が必要になる手前の状態、フレイル状態に陥りやすい高齢者に対し、一人一人の状況に応じたきめ細やかな支援を市町村の医療専門職が積極的に関わり、高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的に実施することで、高齢者が住み慣れた地域で可能な限り自立した生活と社会参加ができるよう目指す取組です。 事業内容といたしましては、高齢者に対する個別支援、ハイリスクアプローチと通いの場への積極的な支援、集団支援、ポピュレーションアプローチがあります。 ハイリスクアプローチについては、医療専門職が低栄養防止、生活習慣病の重症化予防等を行うための訪問相談、適正受診等の促進のための訪問指導、健康状態が不明な高齢者等に対する訪問指導等を行います。また、必要に応じまして健診、医療受診勧奨介護サービス等の利用勧奨を行います。 2点目のポピュレーションアプローチについては、サロンや介護予防教室等の通い場において、様々なデータを基に把握した地域の健康課題を基に、医療専門職がフレイル予防等の普及啓発活動や、運動、栄養、口腔等のフレイル予防などの健康教育や健康相談を実施します。 次に、予算につきましては、本事業費の歳出450万6,000円、歳入は後期高齢者医療広域連合からの委託料費として941万5,000円となっております。なお、歳入超過分、差額についての490万9,000円のほとんどは、企画調整担当職員1名の人件費に充当します。
    ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今の御答弁にもあったように、高齢者に対する個別支援に関しては、対象者の生活習慣病リスク生活機能低下のリスクなど実態を把握し、保健事業と介護予防事業が連携し、切れ目のない包括的な支援が必要であります。個別支援につきましても、個々の疾病や生活習慣病の重症化を予防するために、専門職、保健師、看護師などによる生活習慣改善の指導と医療受診継続の働きかけなどの個別指導、低栄養、口腔機能改善のための専門職、管理栄養士、歯科衛生士などによる個別の課題に応じた個別指導、把握できていない対象者の実態把握による適切な医療・介護サービスへの介入などが挙げられると思います。 また、通いの場などへの積極的な支援につきましては、生活習慣病予防、介護状態に陥る前段階であるフレイルの予防に必要な生活習慣の改善について啓発して、生活機能向上及びフレイル予防の実施があります。このように、健康に関する相談や不安について気軽に相談できる環境づくりというのも必要不可欠かと考えます。 このように、多岐にわたる個別の課題に対して、きめ細やかな対応を行っていく必要がありますが、この取組は本当に有意義であり、高齢者の健康寿命の延伸と生活の質の向上を担う重要な事業であると考えますが、対象者にきめ細かく個別の対応というのが本当にどこまで可能なのかということも考えます。もちろん、実施しなければならない事業ではありますが、専門職が人材不足と言われている中、保健師や看護師の配置などについても危惧しております。医師会、歯科医師会、歯科衛生士、薬剤師、管理栄養士、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など、関係機関にこの企画段階から参画していただいて共同で事業の実施、評価、見直しなど連携を行っていく必要があると考えます。本市の取組はどのようにお考えで、どのように進めていくかを教えていただけますでしょうか。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  事業計画立案、実施に向けて、新宮市医師会や新宮市社会福祉協議会など関係機関と連携しながら、後期高齢者の特定健診受診状況や医療費、介護給付等を基に新宮市における健康課題を抽出しましたところ、特定健診受診率が低く、身体、精神、社会的虚弱状態、要介護状態の手前にあるいわゆるフレイル傾向にある者の増加や、健康状態不明者、医療、健診未受診者が多く、健康状態が把握できる者と比較し重症化しやすいという結果となりました。 そこで、この課題を基にまずは個別的支援、ハイリスクアプローチとして健康状態不明者に質問票を郵送しまして、返信のなかった者のうち75歳から80歳の方を訪問して、健康状態に応じて健診や医療、介護サービス、通いの場等への勧奨、紹介を行っていきたいと思っております。 また、集団支援、ポピュレーションアプローチといたしましては、通いの場、サロンに参加している方を対象にフレイルチェック、身体、口腔状態、社会参加等をチェックしまして、健康相談や健康教育を実施する予定になっております。 今後も、関係機関と連携、協働し事業に取り組んでいきたいと思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  今、御答弁を伺いながら、丁寧な取組をしっかりとしていただいていると感じました。本当にありがとうございます。各関係機関との連携も重要で、支援の内容も多岐にわたり、課題も多いと察しますが、高齢者の健康寿命の延伸と生活の質の向上のために御尽力いただきますようにお願いしておきます。 予算は、先ほど答弁の中にありましたように、歳入として後期高齢者医療広域連合からという、委託費というのがあるということなんですけれども、450万6,000円の予算に、ここに人件費がプラスされるということで理解してよろしいですね。御答弁は結構です。承知しました。 以上で、この項を終わります。 次に、子育て支援についてお伺いいたします。 初めに、子ども医療費助成事業についてお伺いいたします。 国家予算においても、少子化対策として子育て支援に重きを置いた予算づけがなされております。 本市においても例外でなく、給食費無償化、医療費の助成などを実施しておりますが、令和6年度からは中学生までの医療費助成を高校生まで引き上げる予算計上がされていました。子ども医療費助成事業についての御説明と、予算についてお教え願えますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 子ども医療費助成事業につきましては、保険診療で受診された医療費の自己負担分相当額について、市から助成を行うというものでございます。現行では、子供医療費の助成対象年齢を中学校卒業までと定義させていただいておりますが、子育て世帯の医療費負担を軽減すべく、4月1日以降、助成対象年齢を高校生世代までに拡充するというものでございます。 予算につきましては8,117万5,000円で、県から未就学児への補助がございますが、小学生以上につきましては全額市の負担となりまして、今回の拡充により約1,300万円ほどの増額を見込んでいるところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  本当に、この医療費助成事業というのはありがたいことなんですけれども、予算に関しましては、前年度は6,860万円の予算で、本年度が約1,300万円の増額で8,117万5,000円の予算計上、この1,300万円の増額というのは本当に大変大きいと思います。また、これが市単独の事業、財源ということになってまいりますので、子育て世帯の医療費の負担軽減につながることは大変うれしく思いますが、市の負担軽減のために、県の補助というのを未就学児から引き上げるなどの要望も考えてみてはいかがかと思いますので、またぜひこちらのほうも御検討いただきたいと思います。 また、この予算が可決されれば4月1日からの実施となりますが、受給者証の発行はいつ頃を予定しているのでしょうか。また、受給者証が手に届くまでに受診が必要になった際は、どのような手続が必要になるのかをお教えください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  今議会に条例改正と当初予算の提案をさせていただいております。こちらにつきまして、議決をいただきましたら、対象となる方には通知文書、受給者証を送付いたします。受給者証の発行に申請手続が必要となる新高校2年生、3年生につきましては、通知文書到着後、窓口で申請いただいた方から順次受給者証を発行いたします。4月1日以降、病院受診の際にまだ受給者証の発行がお済みでない場合でも、領収書を子育て推進課までお持ちいただけましたら、後日償還払いとさせていただきます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。対象となる方には受給者証を送付、また新たに対象となる新高校2年生と3年生の子供さんについては、子育て推進課窓口での手続が必要であり、発行が間に合わずに受診した際には、子育て推進課に領収書を持参して手続すれば償還払いとなるということですね。ありがとうございます。 次に、小児インフルエンザワクチン予防接種事業についてお伺いいたします。 小児インフルエンザワクチン予防接種の助成については、私も近年、自治体で実施されているのに新宮市にはないというお声もいただいておりました。実施に向けての御尽力に感謝いたします。 この事業についての詳細説明と、予算をお教えいただけますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  インフルエンザワクチンは、罹患を完全に防ぐものではございませんが、重篤な合併症を防ぐ効果や解熱までの時間を短縮する効果、罹患後の登校、登園を早める効果が期待されます。インフルエンザの流行は、子供たちを危険にさらすだけではなく、保護者が仕事を休まなければならないなど家庭や社会へも影響を及ぼします。また、診療時間内外の受診が増加することで、医療機関の負担や子供医療費も増大することとなります。市が助成を行うことで、接種率の向上、集団免疫の獲得、疲弊する地域医療を守ることにもつながるということを目的といたします。 事業の概要につきましては、市内各医療機関が設定する接種料から自己負担額の1,000円をお支払いいただきまして、この1,000円を差し引いた金額について3,000円を上限に市が助成を行うというものでございます。助成上限額を超える分は自己負担といたします。生後6か月から中学3年生までの児童を対象といたします。10月1日から翌年1月31日までの期間内に、小学6年生までは2回、中学生は1回の補助を行うというものでございます。予算額につきましては844万7,000円で、全額一般財源の負担となります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 期間のほうが10月から1月となっておりますが、昨年は真夏の真っ盛りの時期にインフルエンザが猛威を振るいました。これまでにない状況であったことは間違いございませんが、このように季節外れの流行が発生した場合などの異例の事態というのは想定しておりますでしょうか。予算も必要になることと考えますので、やはり10月から1月の期間というのを限定に取り組んでいくのでしょうか、お教えください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医療機関に伺いましたところ、ワクチンの入荷時期が9月下旬頃になるということでございました。ですので、事業につきましてはこの期間、10月から1月ということで考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ワクチンが医療機関に入荷されるという関係もあるのですね。分かりました。 ちなみに、昨年の夏にインフルエンザが猛威を振るったそのときに、そのときの接種状況というのはお分かりになっていますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  小児インフルエンザにつきましては任意接種でございまして、接種状況などは把握してございません。 ◆7番(濱田雅美君)  そうですね、任意なのでやはりこちらのほうに件数は分からないということですね。 この助成金について、私が確認できた範囲ですのでほんの一部の実態ではありますが、助成金が1,000円、1,500円という自治体も少なくはありませんでした。もちろん3,000円という自治体もございましたが。ですので、この本市の3,000円の助成金というのは本当にありがたく、御尽力いただいた結果であると思います。ありがとうございます。子育て世帯の負担軽減の一助となることを願っております。 子供の体調が悪いというのは、親にとっては自分の体調が悪いというのよりも本当につらい。代わってあげたいけれども代わってあげられないし、もう夜も眠らずに看病しないといけないというような状態に陥ると思います。子供たちが、本当に健康に育つことを願っております。 次に、妊産婦交通支援補助金についてお伺いいたします。 この事業の詳細説明をお願いいたします。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医師不足等によりまして、和歌山県下において分娩医療機関が減少しており、妊産婦の健診や出産に要する交通費等の経済的負担や、精神的な不安が誘発されているところでございます。遠方の分娩取扱施設で健康診査や出産する必要のある妊産婦に対して、当該分娩施設までの移動に係る交通費や宿泊費を助成し経済的負担の軽減を図り、地域において安心して妊娠及び出産ができる体制を整備するというもので、令和6年度より和歌山県が補助事業を開始することに併せ、本市においても補助を実施するというものでございます。住民登録のある自宅から、最寄りの分娩取扱施設までの距離が20キロ以上の妊産婦が対象となります。 予算額につきましては162万円で、県の補助制度を活用する予定としております。 また、国の制度といたしまして、出産時に最寄りの分娩取扱施設までの距離60キロ以上の妊産婦を対象とした制度が始まるということで聞いておりますが、まだ詳細が明らかになっておりません。県も、国の制度が固まり次第、必要に応じ修正を行う予定だと聞いてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  また、新たに国の制度というのも動向があるかもしれないということなんですけれども、今現在はこの事業を取り組んでいくということで、今の御答弁にございましたが、すみません、その前に、2年前の2022年3月に、新宮市立医療センターにおいても分娩ができなくなるという問題が発生し、騒然とした記憶が遠からずあります。その際にも、この妊産婦に助成金制度を実施していただきました。 今の答弁の中で、住民登録のある自宅から最寄りの分娩取扱施設までの距離が20キロ以上の妊産婦が対象となりますということで、本市におきましては医療センターで安心して分娩ができる環境が現在整っております。この事業が実施される対象というのが、このことから考えますと、ハイリスクのおそれがあり医師からの指示で遠方での分娩が必要となった妊産婦と理解してよろしいでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  そのとおりでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。そうであれば、大切な命を守るため安心して出産できるように、また妊娠中から出産後というのも家庭にとっては経済的負担も多くあります。少しでも、この事業が御家庭にとって経済的負担が軽減されればと考えます。また、このハイリスクのおそれなどなく、本当に医療センターで安心して出産していただけるという妊産婦の方ばかりであることを、本当に願っております。 次に、こども家庭センターについてお伺いいたします。 令和6年度は、子育て支援センターを改修し避難所として機能させる改修工事が行われます。その際、こども家庭センターと称し取り組んでいかれますが、国の施策によりこども家庭庁が設置され、各市町村にこども家庭センター設置を促したものですが、「子育て家庭総合支援拠点と子育て世帯包括支援センターの「連携」からより一歩前へ」、「こども家庭センターとして、地域の関係主体とつながりながら、サポートプランの作成や勧奨・措置を使いながら子育て家庭をマネジメント」していく、「保健師等が中心となって行う各種相談等(母子保健機能)を行うとともに、こども家庭支援員等が中心となって行うこども等に関する相談等(児童福祉機能)を一体的に行う」とあります。 本市のこども家庭センターの役割と取組を御説明お願いします。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  全ての子供や妊産婦、子育て世帯を対象に、妊産婦や乳幼児の保護者からの相談を受ける母子保健機能と、虐待や貧困など支援が必要な家庭に対応する児童福祉機能が連携し、より一体的な相談支援を行うことにより、妊産婦及び乳幼児の健康保持・増進に関する包括的な支援や、妊産婦や子供とその家庭の福祉に関する包括的な支援を切れ目なく提供する、これが役割でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  これまでの子育て支援センターとして機能してきた取組というところと、大きく変わる取組というのはございますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  こども家庭センターにおきましては、子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点の設立の意義や機能を維持した上で組織を見直して、全ての妊産婦、子育て世帯、子供へ一体的な相談支援を行うというものでございまして、基本的な業務内容は今と変わりありませんが、支援に当たって個々の家庭の課題、ニーズに応えるために、家庭支援事業を中心とする必要なサービスや地域資源を有機的に組み合わせていくためのサポートプラン作成に取り組んでいくこととなります。 ◆7番(濱田雅美君)  具体的には、地域の全ての妊産婦、子育て家庭に対する支援業務、支援が必要な妊産婦や子育て家庭への支援業務、地域における体制づくり、そして関係機関との連携強化、ヤングケアラーへの支援強化などが挙げられると思います。 ケース会議の運営を行って、サポートプランの作成、評価、更新など、業務は大変山積するものと考えますが、またこれ子育て世代包括支援センターの取組において、このあたりは既に確立されているのでしょうか。こちらは答弁ありましたか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  これまでも、子育て世代包括支援センターを設置いたしまして、子育てに関する総合窓口として、妊娠期から切れ目のない支援に取り組んでまいりました。妊娠が判明し、届けを提出いただいたときから、保健師、助産師による相談、訪問、必要に応じ専門機関との連携を行いまして、支援が必要な御家庭への継続的な支援、一人一人に寄り添った支援に取り組んでいるところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 こども家庭センターが、一体的支援の効果的な実施のために取り組むべきこととして、1、地域資源の改革、2、障害児支援との連携、3、家庭支援事業の利用勧奨措置、4、地域子育て相談機関の整備などが挙げられておりますが、これらについて本市はどのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  まず一つ目、地域資源の開拓でございますが、既存のファミサポや家庭支援事業の運営を維持していくために、ファミサポのサポート会員や家庭支援事業の訪問支援員等の地域資源の確保が喫緊の課題であると認識しております。今後、より一層、地域資源の開拓に向けたアプローチに取り組んでいく必要があると感じております。 2点目といたしまして、障害児支援との連携でございますが、本市では、令和6年度より、障害児や医療的ケア児に関する事業を福祉課から子育て推進課に業務移管することとしております。これによりまして、障害や医療的ケアの有無にかかわらず、全ての子供の一体的相談窓口として取り組んでまいります。 3番目といたしまして、家庭支援事業の利用勧奨措置でございますが、現状でも、本市で相談支援を実施している家庭に対しまして、家庭支援事業の利用勧奨は実施しているところでございます。サポートプランに基づきアセスメントを行い、適切に利用勧奨と措置を実施してまいります。 4番目の地域子育て相談機関の整備でございますが、地域子育て相談機関は、相談の敷居が低く物理的にも距離が近い相談機関を整備し、子育て世帯との接点を増やすことにより、子育て世帯の不安解消や状況把握の機会を増加することを目的とするもので、行政機関であるこども家庭センターを補完することが期待されております。本市としましては、まずこども家庭センターの運営体制の整備に取り組み、その後に地域子育て相談機関の開設に向けた検討を行っていきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。 以前、何度か一般質問でも取り上げさせていただき、担当課のほうとも直接お話をさせていただいたこともございますが、新宮市、その当時まだ子育て世代包括支援センターが始まるか始まらないかという時期だったんですけれども、新宮市のネウボラの設置を提言いたしました。このネウボラというのは、フィンランド語でアドバイス、助言の場所という意味ですが、これは妊娠や出産、育児をサポートする支援制度や施設のことを言います。 こども家庭庁が設置されて、各市町村においてもこども家庭センターの設置が義務づけられ、家庭を包括的に支えサービスを提供する場として大変重要な役割を担っていきます。これを機に、妊娠から出産、育児まで切れ目なく親子、家庭をサポートする取組、新宮市のネウボラ、これも今現在は担当課の御尽力によって構築されているものと感じておりますが、この事業を機に、より一層、新宮市のネウボラ、これをよいものに構築していただきたいとお願いし、この項を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時50分--------------------------------------- △再開 午前11時03分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 休憩前に引き続き、一般質問をさせていただきます。 次に、児童福祉についてお伺いいたします。 子育て世帯訪問支援事業についてお伺いいたします。 こども家庭庁によると、子育て世帯訪問支援事業とは、家事、育児などに対して不安や負担を抱える子育て家庭、妊産婦、ヤングケアラー等がいる家庭の居宅を訪問支援員が訪問し、家庭が抱える不安や悩みを傾聴するとともに、家事、育児などの支援を実施する事業であると書かれております。 この事業の詳細説明と、本市の取組と予算に関しての御説明をお願いします。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 家事、育児などに対して不安や負担を抱える子育て家庭、妊産婦、多胎児、ヤングケアラー等がいる家庭を訪問し、家事、育児を支援するというものでございます。子育て推進課で関わっている要支援家庭に対しまして、必要に応じ利用勧奨し、利用につなげていきたいと考えております。 支援内容につきましては、家事支援と育児支援がございます。家事支援は、食事の準備や後片づけ、洗濯、掃除、整理整頓、生活必需品の買物などでございます。育児支援は、食事の世話、排せつの介助、衣類の着脱介助、沐浴介助などでございます。 予算額は141万4,000円で、国・県・市3分の1ずつの負担割合となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 予算の141万4,000円のうち、市負担が3分の1、これは47万1,333円に当たると思います。やはり、このように大切な必要な事業を行うにも国・県の補助があると、市の負担額が減少して大変ありがたく思います。全ての事業に国・県の補助があると大変うれしく思うんですけれども、そういうわけにもいかないので、これは致し方ないと思いますが。 次に、育児や家事に訪問してくださる方というのは、どのような方に依頼するのでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  家事支援につきましては、訪問看護事業所に委託、育児支援につきましては、保育士資格を有する方に委託する予定としております。 ◆7番(濱田雅美君)  それは無償でしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  御利用いただく方の、まず生活保護世帯は無料でございます。あと、住民税非課税世帯は1時間当たり300円、その他世帯は1時間500円を御負担いただく予定としております。 ◆7番(濱田雅美君)  多少の自己負担があるということですね。 あと、ヤングケアラーに関してはヤングケアラー支援体制強化事業もございます。ほかの支援よりも複雑で、一括とはならないと思いますが、その点、担当課はどのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  本事業の支援内容につきましては、先ほど申した家事支援と育児支援の2種類がございます。ヤングケアラーのいる御家庭では、これらの家事、育児を本来担うべき大人が担えていないということが問題となりまして、本事業によってヤングケアラーが少しでも不適切なケアを担うことを防止し、家事や家族の世話を行っている時間を減らすことができればというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 確かに、このヤングケアラー、子供が子供らしく自分の時間を持てるということが大変重要であると思います。このように、御負担を抱えている御家庭のしっかりとした支援ができていけるように、この事業のほうを進めていただきたいと思います。 次に、医療的ケア児等総合支援事業についてお伺いいたします。この事業について御説明願います。また、予算についてもお教えください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医療的ケアを要する児童やその家族が地域で安心して生活できるように、医療的ケア児に関する相談、援助、医療的ケア児を育てる家族の負担軽減のための施策の展開、医療的ケア児支援機関相互の連携の促進を図るというものでございます。医療的ケア児コーディネーターを配置し、医療的ケア児とその家族に関する相談援助や、医療的ケア児支援機関との連携を図っていくとともに、医療的ケア児を育てる家族の負担軽減のために、医療的ケア児在宅レスパイトを委託により実施してまいります。 予算額につきましては780万4,000円、国2分の1の補助がございます。 ◆7番(濱田雅美君)  医療的ケア児コーディネーターの配置とありますが、どのような役割をしていただき、またどのような方がコーディネーターとなるのでしょうか。本市には何名の配置予定でしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医療的ケア児コーディネーターの役割は、医療的ケア児が必要とする保健、医療、福祉、教育などの多分野にまたがる支援の利用を調整し、総合的かつ包括的な支援の提供につなげることでございます。医療的ケア児に対する支援のための地域づくりを推進する役割を担ってまいります。特に資格要件は求められておりませんが、看護師もしくは保健師といった医療職を配置する予定としております。 ◆7番(濱田雅美君)  医療職の方を配置していただけると大変安心だと思いますので、御尽力をお願いしておきます。 医療的ケア児在宅レスパイト事業を委託とありますが、この詳細を御説明お願いします。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医療的ケア児を育てる家族の負担軽減のために、訪問看護療養費の適用を超える自宅利用や、訪問看護療養費の適用外となる自宅外での訪問看護サービスを提供するものでございます。訪問支援を訪問看護事業所に委託して実施する予定としております。 ◆7番(濱田雅美君)  このこども家庭庁の医療的ケアが必要な子供と家族を支える取組についてを見ますと、障害児通所支援として、自宅と学校以外で遊び、活動する場、同年代の友達との交流で子供の世界が広がる、看護師が同行することで土曜日や学校休暇中のイベントに参加するなどの外出が実現。 訪問支援としましては、自宅で安心して過ごすための居宅介護、訪問介護、入浴介助、医療機器の管理など、日常を過ごすための支援を通じて子供と家族の生活を支える24時間のオンコール体制、ケア児と兄弟児の身支度など日常生活の介助を実施。 相談支援としては、障害福祉等のサービスを利用するために計画を作成、保護者、児童発達支援管理責任者、看護師、保育士がアセスメントを実施。 クラウドソーシング、これは医療的ケア児の親が就業する仕組み、医療的ケア児の親たちが時間と場所の制約を受けずに仕事をし、報酬を得ることができるなど、様々な新たな取組が挙げられておりますが、本市におきましては、これらの取組は今後どのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  本市では、通所支援事業と相談支援事業につきましては、既に実施しているところでございます。 訪問支援に関しましては、令和6年度より、医療的ケア児在宅レスパイト事業及び子育て世帯訪問支援事業を実施することで、医療的ケア児やその家族への支援の充実に努めてまいります。 クラウドソーシングにつきましては、取り組めておりません。親の就業に関しまして、現状では、医療的ケア児の育児と仕事の両立のためには様々な課題がございます。クラウドソーシングは、その両立のための一助となるものであると考えておりまして、今後、研究してまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  確かに、このクラウドソーシングというのは新たな取組ということでありますし、なかなか難しい問題も多々あると考えます。安心して生活するためには、しかしこの就業というのは欠かせないことだと考えますので、ぜひ今後、調査研究に御尽力いただきますようにお願いしておきます。 小児レスパイトケアは、特に医療的ケアを必要とする子供や障害を持つ子供の家族を対象としています。これらの家族は、通常の育児以上の負担を経験することが多く、レスパイトケアは家族にとって特に重要です。 例えば、一時的に子供を専門の施設に預けることで親は休息を取ることができます。また、ほかの家族との時間を持つこともできます。一定期間、子供を専門の病院や施設に預けるレスパイト入院があります。これにより、子供は必要な医療ケアを受け続けることができ、親は精神的、身体的に日常の介護から離れて癒やしや休息の時間を得ることができます。日帰りで利用できるデイサービスもあり、子供が遊んだり学んだりする間に、親は自分の時間を持つことができます。 このようにレスパイトケア、レスパイト入院というのは本当に非常に重要であると考えますが、受け入れられる機関というのはどこに何か所ございますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  新年度から実施予定の医療的ケア児在宅レスパイト事業につきましては、時間単位の短期的な支援となってございます。一般的に、レスパイト入院の際には、障害福祉サービスを利用し医療型障害児入所施設に短期入所することとなります。その医療型障害児入所施設は、一番近くて上富田町の南紀医療福祉センターとなってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  では、この在宅レスパイトケア事業を訪問看護事業所に委託するということでありますが、訪問看護師が人材不足と言われている中、人員の確保というのはできているのでしょうか。 また、レスパイトケアを利用するに当たり、子供を長時間対応するための看護師の配置やリスク回避のためには、子供1人に対して複数の看護師がその子の状態を把握して対応できる体制づくりというのが必要不可欠であります。 医療的ケア児からの実際のニーズというのは、どのようなものがありますか。また、そのニーズに対して、訪問看護で十分に対応できる体制というのは確保されているのでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  医療的ケア児在宅レスパイト事業につきましては、委託により実施予定としてございます。他市の事業を参考にして、年間利用上限を48時間に設定しておりますが、今後実施する中で委託先の状況を勘案しながら進めてまいりたいと考えております。 医療的ケア児やその家族からのニーズに関しましては、その病状や環境によって個々に異なってくるかと思いますが、今後、医療的ケア児コーディネーターを中心に、寄り添いの支援をする中でニーズを確認し、支援に当たっていきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いします。 また、先ほど御答弁いただきましたレスパイト入院の受入れ可能な機関というのが、この地域では上富田町に1か所だけなんですね。本市の医療的ケア児がレスパイト入院を希望する際、上富田町まで連れていかなければなりません。家族の負担というのは本当に大きなものです。 子供の体調で行けなくなったときには、もう本当に行くという予定があって自分が体を休められる時間が取れると思ったところに、子供の体調が崩れた、レスパイト入院をキャンセルしないとならないといったときには、もうその親また介護者の心身ともにストレスと疲労というのが本当に限界に達しているというときもございます。連れていく道中にも異変が起きたりとか、異変が起きることがなくても道中は本当に心配というのが尽きません。ゆっくり走っていくので、通常の所要時間では到底着きませんから、移動時間の疲労というのもかなりのものだとお伺いしています。 様々な思いや、御苦労されて連れていっていることをお聞きし、この医療的ケア児の支援が本当に必要不可欠だと考えました。寄り添った支援をしっかりと確立していただいて、医療的ケア児とその家族の負担軽減につなげていただきたいと思います。また、訪問看護師の過度な負担にならないようにも、今後、御配慮いただきたいと思います。 令和6年度は、福祉と子育て支援に大きな予算計上がなされております。中でも高齢者等タクシー券交付事業は、市単独事業で1,420万8,000円が全額市の負担、小児インフルエンザワクチン予防接種事業においても844万7,000円が一般財源からの市の負担、子ども医療費助成金事業においても1,300万円の増額予算、一般質問に取り上げさせていただいた主立った新規事業だけでも大きな予算となっております。もちろん、これだけではございません。新規事業は、今後継続が必要な事業ばかりであります。財政面において大変危惧いたすところでございますが、各担当課と執行者が試行錯誤の上、検討を重ね御尽力いただき、持続可能と判断して実施に至ったものと考えております。 また、事業の多くは各関係機関との連携強化、共同で取り組む事業も多く、専門職が必要とする事業が多くあります。看護師、保健師の人員の確保など、様々な課題が生じてくるものと考えます。しかしながら、高齢者の健康寿命の延伸と生活の質の向上につながる事業予算であり、子育て世帯においては経済的負担の軽減と、安心して子供を産み育てられる環境づくりの一環としての予算であります。今後、どれもが持続可能な事業となるよう、各担当課におかれましては御尽力いただきますようお願いしておきます。 市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくり、このまちに住んでよかった、住み続けたいと思っていただけるまちづくりと、本年度の大綱にもございます。本日、市長は病気療養中のため残念ながら議場にはおられませんが、市長の目指すまちづくりの市民に寄り添った予算計上であると感じました。 最後になりましたが、市長の一日も早い御回復を願っております。 以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、午後1時まで程度休憩いたします。 △休憩 午前11時23分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○議長(三栗章史君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問いたします。 一般質問に入る前に、この場をお借りしてちょっと発言させていただきます。 新しい門出の中、元旦に能登半島の皆様におかれましては、大震災に遭いお亡くなりになられた方、そして御家族の方、心から哀悼の意を表します。そして、今もなお被災されている方には、まずの復興をお祈りいたします。 項目1に入ります。高齢者等タクシー券交付事業。 3年近い年月をかけて、タクシー券交付、公共交通に関しまして高齢者の皆様が困っているので、3年間ずっと一般質問で当局に訴えさせていただきました。住民の皆様の声を拾い上げて、どうにかして高齢者の皆様の買物に行く、医療に行く、医療センターに行く等々、様々な足になる手段はないだろうかとお伝えさせていただきまして、後援会活動でもビラをまかせていただき、本当にこれは一生懸命、担当課も熟慮して、国や県からの補助金がないのに一般財源をもって組み立てていただき事業化となりました。4月1日から予算化されております。 まだ案でございますが、このタクシー券、高齢者に出す事業化につきまして、まだ金額としては少し物足りないという気もしますけれども、新宮市の財政を考えますと、一歩踏み出したと私は思います。 担当部長、えらかったと思うんです。お考えをお聞かせください。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中上清之君)  健康福祉部、中上から答弁させていただきます。 大変ありがとうございます。ここ近年、高齢者のおかれている生活実態は、物価高騰をはじめ全般的に年々厳しい状況にあるというふうに認識しておるところでございます。また、少子高齢化によりまして、支える側の若年の減少、また地域の世話役の不在、近隣同士の希薄化など、一昔前は地域で支え合い、助け合いができていたものの、近年は他人の世話ができるような余裕のある方が少なくなってきているという現状であります。 今回制度化するまでに少し時間を要しましたが、これからも高齢者の方が住み慣れたまちで安心安全に、そして幸せに暮らせるまちづくりに向けまして、今後も引き続き取り組んでまいりたいとこのように思います。 ◆11番(竹内弥生君)  部長のこういった席で今日は大勢傍聴もいらしていただいていますけれども、その決意しっかりと受け止めさせていただきましたので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 項目2、体育館使用料無償。 これも5年の月日がかかっている。5年の月日。一般質問でも度々説明していただきましてお伝えをしてきた。委員会におきましても、そして担当課におきましても、直接出向いて、何で新宮市の施設にお金がかかるのかと。人口減少に伴い御父兄の方の負担が増えている。スポーツを振興するために無償化ができないかと訴え続けてまいりました。粘りに粘って5年間、やっと本年度予算というか条例改正、規則改正となりました。正直、ああよかったな、たどり着いたなという思いでございます。 担当課におきましても、5年かかったということは様々なプロセスがあったと、私は認識しております。これでスポーツ関係者の父兄の皆様方もやっと安堵されていることだろうと思います。これからも市民の皆様のお声を粘りに粘って届けていきたいと思います。 子育て、教育における環境づくり、これは当局における使命だと思います。教育部長、お考えをお聞かせください。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  教育部、尾崎から答弁させていただきます。 まず1点、小中学生のスポーツ団体等における施設の使用料無償化につきましては、議員からも粘りに粘ってというお言葉をいただいて、誠に恐縮でございます。 実施に当たりましては、やはりこれまでのスポーツ振興に関する基本的な方針を踏まえた理念や趣旨、ここはしっかり持たないといけないということを我々意識したところでございます。そういう中で、制度構築に時間を要してしまいました。しかしながら、制度構築を成し遂げましたので、今後は小中学生のスポーツ団体の活動に資するようにしっかりと周知してまいって運用してまいりたいと思っております。 また、後段で御質問のありました子育て教育における環境づくりでございますけれども、現在も教育委員会としまして大きな取組といたしまして、緑丘中学校、城南中学校の統合事業でありますとか、これは市全体の施設に言えることですけれども、教育委員会所管の施設の老朽化対策、こういうものが非常に大きく大きな課題として残っております。 しかしながら、教育委員会全体で見ますと、さらに幅広い分野で課題が多く残っています。生涯学習しかり、文化、市民文化の部分、あるいは文化財の保存の部分、そういうところがございますけれども、これらについては国の動向とか社会の情勢、これも非常に大きなものがありますので、アンテナを高く張りながら、また総合計画は基本でございますけれども、市長が掲げている子育てするなら新宮市、これら基本となる方向性を踏まえつつ、各方面からいただいた御意見なども参考にいたしまして、時には軌道修正も行いながら、よりよい環境づくりを進めてまいりたいと考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。部長、この公の人間というのは、前例前例とよく言う言葉を聞きますけれども、場面場面においてその修正をいただくということ、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 項目3の三輪崎の常設エコ広場について。 これも2年半提言してまいりました。これは市長政策の下、市長も強い思いがございましたので、私も提言をさせていただき、三佐木地区におきましては人口も増え、山一つ越えて新宮の本庁の常設エコ広場に持っていくことがちょっと困難なので、何とか三佐木地区にも造ってほしいという住民の皆様のお声をお伝えさせていただきました。これも財源が要ること、新しいことをするときにはお金が要ります。その財源の組立てをして実施に至りましたことを心から感謝申し上げます。 市民生活部長、その常設エコ広場もしかり、市民の皆様が利便性を図っていろんなことの施策を進めていっているわけでございます。お考えをお聞かせください。 ◎市民生活部長(西山和視君)  市民生活部、西山より答弁させていただきます。 ごみ行政全般につきましては、市民の声を聞きながら、よりよい運営に努めていきたいと考えております。また、年々深刻化し世界中で問題視されております環境問題など、こういったとても大きな問題もございます。アンテナを高くし情報収集、情報共有を行いながら、様々な課題や問題に対応していかなければならないと、こういうふうに考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 項目4に入ります。ごみ袋無料配布の増量について、3歳児まで拡大を要望。 これは、令和元年に初当選させてもらってから、もうごみ袋、ごみ袋高い、少ない、さんざん一般質問でやらせていただきまして、収集車が週に2回来るのに、年間にすると96枚要る計算になるのに、何で無料配布が50枚なんだということをさんざん積み上げて、大きな声で当局に訴えさせていただいてきました。このときのお声を振り返りますと、市民の声は、生ごみも冷凍しておく、草むしったやつは枯らすまで置いておく、そういった声を当局に訴えさせていただいたところでございます。そして、ごみ袋に何で新宮市と書かなければならないんだと、ここも削減してください。ごみ袋が緩い、様々なことを当局に対して訴えさせていただきました。 それで、平成14年度よりこの無料配布を行っていることがずっと続いたんですが、提言をいたしましたことに、令和3年に当局が、本当に先ほど部長がおっしゃったように、環境問題等々生ごみを増やしてはいけない、様々な課題がございましたが、2歳児未満の乳幼児がいる世帯と要介護認定等を受けている世帯に、年1回10枚の増枚をしてくれました。10枚加算配布としていただきました。これは本当に乳幼児のいらっしゃる世帯の方は喜びました。ありがとうございます。今でも感謝しています。 しかし、もうごみのことに関しましては、環境問題いろいろ様々なことがあり、自治会長、様々な皆様の声から上がっている問題がある。それには財源がかかってくることも考慮し、一応ここで一段落したと思っていたのですが、今現状として物価が上がっています。よくよく考えると、2歳児未満の乳幼児ではおむつが取れないんです。3歳まではおむつをしているというような、父兄の方からお話をいただきました。 物価が高騰して給料は上がらない。でも政府の施策は大企業相手にばかりして、我々が住んでいる地方の中小企業や零細企業、また個人事業主は、売上げを上げて給与を上げたくても、売上げが上がらないので大変厳しい状況なんですね。何を言いたいかといいますと、このようなひどい社会情勢に今直面しているわけなんです。 市長がハード事業からソフトに切り替えて、子育てするなら新宮市という理念を打ち出していらっしゃいます。3歳児までおむつが取れないので、3歳児まで10枚増量していただきたいと、今回、一般質問で取り上げさせていただきます。課長、どうですか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 平成14年度よりごみ袋無料配布を行う中で、特別配布として、先ほど議員も言われました2歳未満の乳幼児がいる世帯と要介護認定を受けている者で紙おむつを使用している者がいる世帯に対し、年1回の大袋60枚を限度として加算配布を行っているところであります。 特別配布を実施することとなった当時、乳幼児のおむつ使用実態等を勘案し2歳未満と決めたものと思われますが、特別配布開始時から途中増量はありましたが20年以上経過していることから、現在の実態などを確認し、議員より要望のありました拡大について検討させていただきたいと思います。 また、新宮市において、現在、子育て世帯への支援に力を入れていることなども十分考慮して、研究をしていきたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、研究じゃなくて検討ですよね。前に進んでいくという形で認識してよろしいですか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  検討させていただきます。 ◆11番(竹内弥生君)  よろしくお願いいたします。 項目5、人口減少、少子高齢化における社会情勢について。 空き家問題。 本市の空き家数は、令和3年のデータで1,270件、約3年前のデータですので今現在はもっと増えていると思います。新宮市の10年前の人口は3万1,398人、5年前は2万8,876人、令和5年12月末で2万6,333人となり、10年間で約5,000人減少しています。団塊の世代が後期高齢者となり、現在の65歳以上の高齢者は1万201人、2万6,330人の総人口の約40%を超えてきました。少子高齢化の急激な進行と人口流出で空き家が増大し、その適正な管理は重大な問題となっている。 国の2021年の統計調査では、居住世帯が5,366万戸、居住世帯のない空き家は870万戸、総住宅に占める割合は14.0%となっていました。こちらのほうも、国の統計調査のほうも社会情勢を考えると、2025年来年の統計調査の結果は増加していることと思います。 空き家状態が無法地帯となるということは、草が生えたり犬や猫がそこにたまったり、物すごい安全面でも問題が起こってきます。治安にも影響を及ぼす。そして、空き家にしてしまっているけれども利活用したい、誰かに貸してあげたい、そういう市民の様々な声をたくさんお聞きして、1期1年目からずっと、この空き家問題についても一般質問をさせていただきました。 担当課におかれましては、財源等熟慮を重ね、不良空家除却補助金事業を実行していただきました。これは今年3年目、また予算がついています。不良空家除却金補助事業、750万円の予算をつけていただき、1件につき上限が50万円で15件、この事業は継続していただいていることに心から感謝申し上げます。 国は、平成27年に空家対策特別措置法を施行し、これにより市町村は空き家について法に基づいた対応が可能となりました。急激な空き家増加に伴い特定空家が認定されると、法改正が年々進み、日本の空き家問題に対して市町村が地域の実情に応じた空き家等に関する対策を実施することとなっています。 不良空き家、空き家バンク、空き家利活用等、この一件一件につきましては様々な形で一般質問をさせていただきましたが、その提言につき答弁が、管理課、企画調整課、熊野川行政局、税務課と分かれているんです、担当課が。それで今回はちょっと提言をさせていただきます。この一つ一つ担当課が分かれているということは、重要な空き家問題が今国からも何とかしてください、自治体で話してくださいというのにもかかわらず、なかなか前に進まないと私は考えます。したがいまして、各課が連携をして空き家対策、住民相談窓口を開き、総合的かつ計画的に実施することが必要ではないかと思います。 提案ではございますが、行政代表で副市長、住民の声を代表する自治会長、建物に関する有識者の建築士、建築業者、不動産に関する有識者の宅地建物取引士、法律に関する有識者、社会福祉協議会職員等、多角的な議論を行うために空き家対策推進協議会を立ち上げて、大きな固まりとなって、この空き家問題、空き家対策をしていくことがそろそろ必要になってくるんではないかと考えました。副市長、どうですか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  窓口としては、管理課ということで今一元化をさせていただいているんですが、ただ空き家対策については様々な課題がありますので、多課にわたることから、いろんな課と協議をしながら議論を進めているところであります。 そういった中で、和歌山県が30市町村全てを含む、今、議員御指摘の同様の協議会を立ち上げておりまして、そちらで様々な問題を包括的な議論を進めていただいており、またそこでいろんな情報共有であったり意見交換をしている中で、この空き家対策に今、新宮市も一緒になって取り組んでいるところです。 新宮市独自で同じような協議会をもう一つ持ってということも、今、議員御指摘なんですが、それがいいかどうかとかいうことについては、少し研究をさせていただきたいと思います。市内でそういった専門会議を持つのと庁内での議論がかみ合わないときに、より効果的な施策が打てませんので、もう少し庁内の議論が必要だというふうに感じておりますので、少し研究させてください。 ◆11番(竹内弥生君)  そうしたら副市長、庁内で議論を重ねて協議を重ねて市民の声をすくい上げるので、県は県、新宮市は県の施策、協議会の答申と併せて、市はこういうふうに思っているという形で勉強していかれるということの認識でよろしいですか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  空き家対策については、個人の資産という問題があって、すごくデリケートな問題がたくさんございます。そういったことも含めて、庁内議論をもう少し深める必要があるんではないかというふうに思いますので、今の議員御指摘の協議会が拙速的な立ち上げになったら困りますので、もう少し研究させていただきたい、議論させていただきたいというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  副市長、議論ですか、協議ですか。副市長、協議してください。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  各課連携して庁内で空き家対策を立ち上げていますので、そちらで議論させていただきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  どうぞよろしくお願いいたします。 高齢者居場所づくりカフェ等。 高齢者の社会孤立が大きな問題となっています。これも前回の一般質問でさせていただいております。ひきこもり状態となって、どこかでお話しする場所が欲しいという切実なお声をいただいております。 孤独にならないようにコミュニティーの場所づくりを2回ほど一般質問でさせていただいております。内閣府は、孤独を身近な問題だと考える高齢者人口の割合は約4割だと発表しています。国の孤独・孤立対策推進法が可決され、今年、2024年4月1日に地方自治体が対策を設ける官民協議会を設ける努力義務が施行されると、前回もお話ししましたけれども、努力義務なので義務ではありませんけれども、そろそろ本当に、先ほど申し上げましたとおり65歳以上の高齢者が新宮市の総人口の40%超になってきている。これは様々なことの施策を打っていかなければならないと思うんです。努力義務なので、国とか県からの国庫支出金、補助金等は取ってこれませんので、なかなか当地等の真水の一般財源等々でしていかなければならないというような様々な課題があることは承知しております。 しかし、今この団塊の世代、65歳の高齢者、私ももうじき65歳、63歳になりますけれども、昭和の時代から物すごい時代を駆け抜けてきて、仕事を一生懸命して子供を育て、孫を育て生き抜いてきたわけなんです。その方たちが御家庭の中でおっても孤独を感じる、または独り暮らしになられたことも孤独を感じる、これはこういうことでは人が生きていく上の幸せにならないと国は考え、こういう孤独・孤立対策推進法というのを設立したんだと思います。 そして、孤独で家に引き籠もるというか、健康寿命、今は人生100年、健康で100年過ごしたいわけです。人間として尊厳を保って健康寿命を延ばしていく。孤独になるということはなかなか精神からそういうことが少なくなっていくと思いますので、高齢者福祉、孤立防止策、これは努力義務になっています、国からの。官民協議会を立ち上げることを考えてくれていますか、課長。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 議員のおっしゃるように、高齢者の社会的孤立は大きな問題であり、高齢者が気軽に集まって話ができる居場所がますます必要だと思っております。 今年の1月より、広角地域の方が仕事場としていたところを利用しまして、広角の集いの場、蒟竹笑(こんちくしょう)で第3日曜日の8時から11時までモーニングカフェを始めました。来所される方からは、ここは誰でも気さくに話ができて楽しい、誰かと一緒に食べられたらおいしい等の声をいただき、1回だけではなく回数を増やしてほしいというような声も上がってきております。 高齢者の孤立対策といたしましても、このようなカフェが一つでも多くできるように、生活支援コーディネーターをはじめ社協や民生委員、地域の住民と協力しながら、カフェや通いの場の設置等に向けて取り組んでいかなければいけないと考えております。 このように、孤立問題については、みんなで考えていく場、官民協議体の設置は必要と認識しておりますが、孤立の問題は高齢者だけではなく子供や若い世代等広範囲にわたる問題となりますので、官民協議体の設置等、孤独・孤立対策につきまして、まず庁内で協議を進めていきたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。 見渡す限り男ばかりのこの男性社会の中で紅一点、課長、今年で管理職退職ですよね。いろいろ勉強になることを教えていただきありがとうございました。 市長、今日、市長はいないんで、市長は今元気はつらつでもうじき帰ってきますけれども、副市長はどう思いますか。男性ばかり、この多様性の世の中で。1人の辻本課長だったんですよ。これは私もいつも議会で発言させてもらっているんですけれども、女性が活躍する時代と国は高らかにうたっていますが、なかなかそういうふうな現実になっていないと思うんです。ただ、行政から女性管理職を一人でも増やしていくということをどう思いますか、副市長。急に振るけれども、ごめんね。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  男女共同参画の中で、庁内においても管理職のパーセンテージを決めながら、目標を決めながら取り組んでいるところでございます。それに向かって、市長とも相談させていただきながら、そうできるようにしなければいけないという気持ちでやっていきたいというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  よろしくお願いいたします。 三輪崎支所に介護申請相談所設置。 これ三佐木蜂伏地区、先ほども申し上げましたが、人口が増えて高齢者も増えております。独り暮らしになったとか高齢者とお住まいの方、今は人口高齢が急激です。分かっていたことなんですけれども、10年前から。人間はそのときにならないと分からない。急激に増えてきたわけです。支援を受けたい、介護認定を受けたいという方の相談が、どうしたらいいのかという御相談を結構いただきます。 私が御案内をして本庁に連れていき、こういう申請をしてくださいということを御案内できればいいんですけれども、大丈夫よ竹内さん、一人で行けるわよと言って行かない人、そして三佐木蜂伏地区の方は、三輪崎支所には行くけれども本庁は山を越えて行けないわと、子供たちに遠慮してよう言わんし、自分でJRで行けるようなところの歩いて行けるところに三輪崎支所ですよね、三佐木蜂伏地区の代表たる常設エコ広場もできましたし、ここに窓口といいましょうか、少し出張してそういう介護申請、介護支援を受けるというような周知をしていただきたい。 窓口で、三輪崎支所は新しいきれいな建物なので2階に多目的ホールもございます。そこで御相談を受ける。その職員の数も足りているわけではございませんし、行財政改革のために職員の数を減らして、皆さん一生懸命に働いていることは存じ上げておりますが、この三輪崎支所に相談窓口がありますということが周知されていくと、相談しやすくなるという環境になると思うんです。だから、1か月に1回、職員が出向いて相談窓口開催ということではなく、三輪崎支所においてもこういった相談をしっかり受けますということを周知していただきたい。できれば1か月に1回、専門職の方が行って介護、支援等々につきまして御説明する機会をつくっていただきたいと思いますけれども、担当課、どうですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 御提案ありがとうございます。現在、介護申請につきましては、健康長寿課、各支所、行政局で申請受付をさせていただいております。高齢等による御相談につきましては、健康長寿課や地域包括支援センターで御相談をお受けしており、また電話での御相談もお受けしております。御相談につきましては、電話であったり、どうしても市役所のほうにお越しいただくことが困難な方につきましては訪問させていただきまして御相談をお受けすることもございます。 議員から御提案いただきましたことにつきましては、庁内で検討してまいりたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  電話をかけてきたりアクションを起こす人はいいんです。ただ、なかなか昔かたぎの方と申しますか、遠慮される方が多いので、今、最後に課長答弁していただきました。検討していただきたい。よろしくお願いします。 この地方債、借金なんですけれども、借金は原則として公共施設とか公共土木、インフラなどの建設業に限定されまして、一般的な福祉サービスや教育サービスなどに地方債を発行することは認められていないんですよね、国から。だから、どちらかというと教育、福祉のほうは、予算というか、お金も国から借りられない。様々な補助金に関しましても、物すごいパーセンテージでついてくるわけではない。 今、岸田内閣でこども家庭庁をつくって、これがどんなふうに地方自治体に対しまして予算を分配してくれるか、子育て、教育、福祉に対しまして。私もどんどんと市長が全国の中でももうセールスマン、営業マン、新宮市の腕を振るって辣腕を振るっていますので、私ども市議会議員も東京のほうに行って、こういう地方の現状をお伝えしたいと思います。お金かかりますものね、全てのことが。 国内外客誘致交流人口に入ります。 2024年の日本のGDPは4位に転落と、新聞で読みました。ドイツに負けた。日本のGDPは、2010年に中国に抜かれ世界3位となって、今度はドイツに今年抜かれて4位になった。 この日本は長時間労働に結果が伴っていないと思うんです。経済協力開発機構によると、1人当たりの年間労働時間は、22年に1,606時間、ドイツより2割多いんです。なのにドイツに抜かされていく。これは産業用ロボットの稼働台数の多さなど充実したインフラを生かされていないという理由がある。日本とドイツの両方、どちらの国も高齢化が進んで、労働力不足、人手不足は変わりない。なので経済の下押しの圧力が弱くなっている。再浮上には同一労働同一賃金の徹底、そしてシニアの働き手、ここにピックアップしていく掘り起こしも欠かせない。九州の半導体大手、台湾積体電路製造の、福岡でしたっけ、九州進出のような外資の一番の呼び込みが成長を左右すると、新聞で読みました。 現状の日本は、生産力が低下するのは分かります。世界で4位になろうが3位になろうが10位になろうが、我々地方で暮らす者はあんまり関係がない。株価が4万円を超えようが、私たちの生活は何ともない。バブルのときは違いましたよ。何だかお金があり余って、土地の値段も高くて、新宮市の飲食店街も物すごいにぎやかでした。バブルの後も。ただ、今は、株価が上がろうが何が起ころうが、もう停滞しているんです、人手不足で。地方に居住する私たちのことを中央の政権は分かっているのか。都会の今の政治、中央の大都会のことばかり考えていると私は憤慨するんです、独り言で。 人口減少、少子高齢化の波にのまれて困っているのは地方なんです。様々な弊害が起きていることに関しまして、どうやったら。ぜいたくしなくてもいいんです。普通に暮らしていくために、そのために四苦八苦している状態が地方自治体である。地方の住民であると思います。給料が上がらないのに、賃金が上がらないのに物価が上がって、もう買物なんかへ行ったらびっくりするぐらい値段が上がっています。だけれども、元をただすと事業主や中小企業を経営している皆さんに、国が指定してくる最低賃金は何とか上げても、それ以上上がってくると1,500円になるとか国から示してきますが、売上げが地方で上がらないのに、給与を上げられるわけがない。そういう矛盾をしっかり分かっていただきたいと思います。 材料高騰、企業におきましても材料等も全て上がっているんです。なのに、国に納める税金は、もう可処分所得で約半分を納めているような状況になっている。給料明細を見たらびっくりしますよね。すごい税金が引かれて。何でこんなことになっていくのかと、私はちょっと空目しております。でも、それでも民間企業は戦っていかなくてはならない。民間企業が倒産したら、そこに雇用されている人も道に迷うんです。だから、民間企業は一生懸命頑張って戦っている。このまちで生き続けるため、このまちで仕事をしていくために、民間企業は本当に頑張っています。 行政も頑張らなくてはならないと私は思います。経済学者の成田悠輔というのを最近動画でよく見て好きなんですが、Xでツイートしました。円安過ぎて日本は終わったと言われるが、しかし円安で日本の資産が安くなれば投資も呼び込みやすくなる。投資といいましても、我々はちっちゃいときから株が何かを教えてもらっていないので、まだ株になると賭博のような感じがし、NISAやiDeCoやと言われたところで、なかなか現金で持つ習性が身についていると思います。実際、過去数十年に通貨安になったその国のその後を見ると、海外から資本が流入して自国民の消費を刺激し、サービス業を潤して経済成長をもたらすことが多い。敵は円安ではないと、Xでつぶやいていました。これ経済学者の東大の成田悠輔という方の博士のXです。 なぜここでこういう話を出しましたかといいますと、国内から人が来ていただけるように、そして最大のチャンス、海外から人が来てくれる。円安ですので、来てくれるように、新宮市でも外貨が稼げる環境づくりをつくっていくことは、本市も強く取り組む必要があると思いますけれども、担当課にお聞きします。現在、新宮市を訪れる国内外の観光客の数を教えてください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より回答させていただきます。 毎年、観光客動態調査というものを実施しておりまして、令和5年の新宮市への観光客数は約108万人でございました。コロナ前に戻りつつありますが、現時点では、コロナ前の約8割の観光客数でございます。 その中で外国人の新宮市内での宿泊者数ですけれども、令和5年で1万2,611人。ちなみに令和4年で1,406人でございましたので、9倍ほど増加しております。また、この数字はコロナ前よりも増加しておりまして、令和5年は過去最高の数字でございました。その結果からも、国外からの観光客が増加し急増していることが分かります。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、円安で国外からの観光客がもう物すごい増えているということがデータで如実に現れているということですよね。 新宮市は、それを新宮市に、大阪とか九州とか京都とか様々なところにはたくさんの外国人が来て外貨を稼いでいますが、新宮市は、その外貨を稼ぐこと、外国人の方に来てもらうために、国内の方でもいいですけれども、どういった施策をしていますか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  交流人口の拡大、また新宮市の魅力を発信するために、ここ数年、観光庁の補助事業を活用いたしまして、国内外からのモニターツアーの実施とか、旅行会社の担当者にこちらに来てもらって観光素材を見てもらうファムツアーとか、あと訪日外国人向けのウェブサイトでの情報発信などを行っております。 特にモニターツアーに関しましては、まちなか観光以外に孔島とか鈴島をEバイクを活用して周辺スポットを周遊してもらうとか、あと外国人目線で人気のあるスポットの観光コンテンツの開発をやってもらったり、あと市内での宿泊や滞在時間の拡大を図るために、ナイトコンテンツや早朝の観光コンテンツの開発も行っているところでございます。また、情報発信では、特に台湾人の観光客もその情報発信したサイトを見て、実際、新宮を訪れたという声もいただいておりますので、一定の効果があったかと考えております。 今後も、引き続き継続性のある観光誘客に向けて進めていきたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 商工会議所、観光協会ともきちっと連携を組んで、ますますの取組をなさると思うんですけれども、頻繁にしっかり協議していますか、担当課長。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  観光協会、商工会議所と協議の場を持って、いろんな協議会も設立しておりますので、意見交換を行っているところです。 ◆11番(竹内弥生君)  これは行政の力に合わせまして補助金等と商工会議所、観光協会のお力をお借りして、一丸となって取り組んでいただきたいと思います。 外貨が入ると、先ほどの経済学者のXじゃございませんが、お金が回るんですよね。お金が入ってくるんです、新宮市で。今持っているのを削減してお金をためていくんではなくお金が入ってくる。外貨が回るということは、第三次産業となるサービス業、販売業、宿泊業が活性化します。外食産業。その材料として購入したもともとの第一次産業の農業とか漁業のほうも発展していく。第一次産業と第三次産業が潤っていくということは、第二次産業も潤い始める。人が来ると交通手段を使いますしガソリンを使う。飲食もする、宿泊もする。土台のそうなるとインフラ工事もしてくれよということになり、建物の修繕にも入る。企業のお金がそういうふうに回ってくると、いろんなことが回りながら企業に回ってくると雇用者の給与も上げてあげることができる。そうすると、雇用者のほうは家庭での、私立だけでも大学に行かせてあげようとか教育を増やすことができる。 全てのことが循環していくことが、今チャンスが来ているんです、円安で。ここをしっかり、先ほどから課長が答弁していただきましたように継続性を持って、この時期を見逃さずに頑張ってほしいと思います。新宮市の飲食店が少なくなってきているんです、高齢化によりまして。どうか飲食店業の皆さん、頑張ってほしいと思います。これは行政、市や県の何か補助金を取って新しい事業をするということが様々ございますので、担当課、そういう補助金がありますよということをお伝えする、周知するということもこれから重要になってくるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 市長がよくおっしゃっています自助・共助・公助、この三方が手を取り合ってしっかり地方経済を盛り上げていく。地方自治体として地方を衰退させないとよくおっしゃっています。それについて頑張っていただきたい、私どももそう思います。 避難所の備蓄に入ります。 能登半島地震から2か月を超えていますが、石川県のまとめによりますと、2月29日時点で241人が死亡、このうち避難生活による体への負担などが原因の災害関連死も含まれている。住宅では全壊、半壊、一部破損を合わせて被害は7万5,110棟に及び、今も1万1,499人が避難を余儀なくされている。水道は県内で1万8,800件止まっていると報道で見ました。 こういった状況が自分の身にこの新宮市にかかってきたらと思うと、むなしさでいっぱいになりますよね。私はこんなに元気に大きな声でしゃべって水を飲んでいるけれども、寒い避難所生活をして、家族が亡くなったとか、様々な不幸な目に出会っていることが日本の国内で起きているわけなんです。紀伊半島も能登半島と地形が似ています。明日は我が身だと思って様々の予防対策をしていくことが重要だと考えます。 この防災全般の項目にわたると、とてもとても時間がございませんので、この項では三つ質問させていただきます。同僚議員の質問とちょっと重複しますけれども、担当課長、お願いします。 発災から何日程度の備蓄を新宮市はしていますか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 新宮市では、地域防災計画の備蓄計画に基づき備蓄方針を定めております。新宮市では、発災から3日程度は被災地以外からの支援物資が届かないことを想定して備蓄を行っております。避難者数に関しては、県が算定した5,300人を基に備蓄をしております。 ◆11番(竹内弥生君)  ライト、子供用おむつ、大人用おむつ、御飯、食事、飲食、寝具、トイレ、生理用品、粉ミルク、大災害が起きても被災された直後に何とか間に合わす分の備蓄はしているという形ですよね。これは、担当課または消防署におきましても、我々が予期する大規模災害が起こりますと、この備蓄は幾らしています、足りないやろうといったことが試算できない。一定の試算で今されている。だから予測できないと思うんです。なので、日頃から一層の選択肢を考えて、被災をしても何とか商品を売れる商店、市内、市外の企業様とふだんから連携を結んでおいて、災害が起きたときに食品等そういう生活用品に至るまで、連携を結んで確認していくことが重要になってくると思うんです。 我が市が、本市がしている備蓄と、それと自衛隊が持ってくる3日、4日物資が届かないという。何であんなことが起きるんやろうと不思議に思うんですけれども、そういう仕組みなんですよね、地形によって。それが届かない間に、まだ被災されていない事業主の皆さんにふだんからお声がけをして連携をして、備蓄のときに供給していただくようにお願いすることも大事だと思うんですけれども、どうですか、課長。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市では、新宮市内または市外の企業と災害協定を49件締結しております。災害時には、こちらから食料や生活物資などを供給いただけると見込んでおります。 このうち、物資、食料とか生活物資の提供に関しましては、多くはイオン、みくまの農協、コカ・コーラ、コメリなどと協定を結んでおり、またプロパンガスに関しては和歌山県のLPガス協会や、福祉用具に関しては一般社団法人日本福祉用具供給協会、また医療費に関しましてはスズケンなどと協定を結んでおります。 ◆11番(竹内弥生君)  できることはやっているということですね。もっともっと範囲を増やして協定を結んでいってください。 場所は、どこに備蓄を置いていますか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  今現在備蓄している主な物品等をちょっと紹介したいと思います。 食料に関しては、水、それとアレルギー28品目に対応したアルファ米やおかゆ、ライスクッキーなどです。寝具に関しましては、アルミマットと毛布。トイレ等は、簡易トイレ、マンホールトイレ。要配慮者に対しましては、折り畳み式の簡易ベッドや生理用品、粉ミルク、おむつ。設備では、発電機及びライトなどを備蓄しており、なお令和6年度に関しましては、子供と大人用のおむつ及びオストメイトトイレを2基予算計上しており、備蓄場所につきましては、各指定避難所及び佐野の防災倉庫に備蓄しております。 ◆11番(竹内弥生君)  各指定避難所はどれぐらいありましたか、新宮市で。ごめん、通告していないけれども。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  指定避難所に関しましては、風水害時における指定避難所は23か所ございます。また、地震の場合は、各小中学校の体育館となっておりますので三十何か所、今ちょっと詳しい数字は分かりませんが、三十何か所あります。 ◆11番(竹内弥生君)  やれることをやっているということですね。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 もう一点いきます、課長。動物同伴避難なんですけれども、今は同行避難といって動物、ペットを避難所まで連れていける。そこから引き離されるという形が新宮市です。和歌山県では今から申し上げる同伴避難は少ないと思いますけれども。 同行避難というのはペットと避難所まで同行する。同伴避難というのは、ペットと共に避難した上で、避難所でペットを飼育・管理することができる。つまり一緒にいられるわけなんです、同伴避難になると。 これは私も犬会とかいろいろそういうサークルがございまして入らせていただいていますが、ペットは家族なので、または独り暮らしの方についてはもう本当に家族以上の希有な存在になっておりまして、置いていくぐらいならもう私はここから動かへんのよと。避難所の別のスペースで、もう避難所に行かなあかんのやったらそこも行かないわよと。それぐらい、私はこの子たちを置いていけないのよという声をたくさんいただいているんです。私も独り者なので、家では犬か仏壇かに話しかけるくらいしかできませんけれども、やっぱりこの子を置いて自分だけ逃げることはなかなかできないかなとは思うんです。 国は同伴避難の推進もしていますけれども、なかなかアレルギーであったり様々な問題、課題が多くて、同行避難でとどまっているという形だと思うんですけれども、今後、新宮市としまして、同伴避難、例えば避難所に行ったら区切りをつけて犬や動物嫌いの方と全く接しないようなスペースを造って同伴避難場所を造るという形になってくると思いますけれども、これから協議していただきたい。勉強して研究して。お金もかかりますし。どう思いますか、課長。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  ペットの同行避難につきましては、各避難所で受入れを現在行っております。ペットの避難スペースにつきましては、アレルギーの観点から、避難者とは別のスペースに避難することとなるため、その旨を避難者に御了解いただくとともに、避難の際にはゲージやペットフード等を御持参いただくことを呼びかけております。 なお、ペットの同伴避難についてですが、アレルギーや動物が苦手な方がいることから、現時点では想定しておりませんが、今回の能登半島地震においても、ペットを避難所に連れていくことができずに、火災等によりペットが犠牲になったという事例もたくさん聞いております。その点を踏まえ、避難所担当である災害対策救助部と協議しながら、またホテル等とも協議しながら、これから避難先や避難方法などについて検討していきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、検討してお願いします。本当にペットは大事なんです。よろしくお願いいたします。 小中学校体育館の冷暖房設置に入ります。 小中学校体育館では、生徒等が学校行事に関しまして快適に過ごせるように、または避難所として快適に過ごせるように、エアコンは設置すべきだと一般質問させていただいております。今回は命を守る防災として、体育館のエアコン設置について質問をいたします。 避難所の二次災害というのがございますが、もう寒いときに何の暖房もなかったら震えていて低体温を起こしたり、夏はエアコンがないと熱中症を起こしたり、なかなか災害のときに亡くなるんではなくて関連死も多いと存じております。 これは文科省のホームページを見ましても、PDFがいつものとおり山盛りてんこ盛りあってどれがどれやら分からないんですが、公立学校施設空調整備、冷房について。2023年から補助を2分の1まで引き上げ、25年度までの措置となっているということを見つけました。冷房なんですよね、みそは。避難所としての利用もあり施設計画が進むと考え、空調設備と併せて断熱性確保工事も補助対象とする。大規模改造(空調・冷暖房設備整備)事業、学校施設環境改善交付金として行われる空調整備についての補助は3分の1。でも、これは我が自治体の財政力指数1.00超の地方公共団体は7分の2、何が何やら分からないような内容でございました。対象工事額が400万円、上限額が7,000万円。体育館への空調整備については、断熱性があることが要件、断熱性が確保されていない体育館に空調を設置した場合は、過大な能力の空調機が必要。光熱費が過大、効率的・効果的な整備ができない断熱性確保工事の例としては、屋根であれば遮熱処理の鉄板張りなどを示している。 要するに、この文科省が示されている補助金に関しましては、この我が本市の設備、小中学校の体育館について補助金等々全くない。また、地方債もない。借金もできないということになってくると思います。 それで私は推測なんですけれども、ここ2、3年、いろんな塗装とかそういった工事をしている。三輪崎小学校とかいろんな順番に工事をしていって断熱性を確保して、今申し上げました補助金を取ってそういった工事を進めているんではないかと推測いたしました。 専門家でも全くない素人でございますので全く分かりませんけれども、全国に約9,000件ほどある公立の小中学校全てに空調冷暖房設備をつけることは、なかなか国はお金をつけない。違うことにはどんどんつけますけれども、結局、子育てとかそういう大事なところ、避難場所に当たるような命に関するような場所について出したらいいと思いますけれども、国が。 でもこれは当局に言っても仕方ないので、こういう国からの国庫補助金が一定の要件で我々の本市の一般財源を使って組み合わせた結果、空調整備ができるということで待たなくてはならないということを私も認識しております。これから国庫支出金、補助金等の活用を熟慮しながら、避難所としての環境づくりを行っていってもらいたいと思います。難しいことですけれども、お金ないんで莫大なお金がかかりますし、それを積み上げて今後、体育館への冷暖房設置をしっかり考えていただきたいと思います。 これ、防災対策課長、防災のほうからの補助金は空調設備までいかないでしょう、国からの。中途半端でしょう。何をどんな感じであるんですか、ないんですか。避難所に対して、国からの国庫支出金として補助金が出てくる何分の1とかという補助金は。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災の補助金の中には、冷暖房設備の補助金は、学校の施設に対象の補助金はありません。 ◆11番(竹内弥生君)  教育長、通告していないけれども、これは念願と思うんです、教育長もずっと。欲しいなと思うけれどもなかなか財源がない、教育のほうに。どう思いますか。今後、国から補助金が下りてきて、3分の2でも出してくれたら、あと3分の1は一般財源で行財政改革をしてできると思うんですけれども、教育長、すみません、いきなり。 ◎教育長(速水盛康君)  私の思いも十分に踏まえた上で御質問をしていただいたと思います。 子供たちの教育環境をできるだけ今の熱中症に対応していけるように努力はしておりますが、今、議員御指摘のように、本来、小中学校全てにエアコンを設置したいという思いを強く持っております。残念ながら補助金等を見てみますと、相当な市の持ち出し分がございます。そういうことを考えますと、市全体の中の行財政の中で、どういうふうにして市のそういった財政を圧迫することなく、そして市の施策としてどう位置づけてこの問題を検討していくのかということは、少し長期的に見ながら、私たちも現場では熱中症対策をして頑張っていきますので、当局のほうといたしましても時間をかけながら、防災対策も含めての小中学校体育館へのエアコン施設ということを考えていく必要があるのかなと、そのように思っているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。日頃から教育長におきましては、本当に子育て、教育についてしっかりともう真剣に考えていらっしゃいますことを存じ上げております。 国の施策によりまして、補助金を教育のほうに増やすということを岸田内閣は高らかにうたっていますけれども、まだ現実に地方自治体のほうに来ていないんですよね、その内容の振り分けというのが。今、予算、何だか分からん土日の2時間か3時間、立憲民主党が話をして予算が衆議院を通過したところだと思いますけれども、その予算の中で、教育とかこの福祉部分について、地方自治体のほうにはこれぐらいのお金が来るんじゃないかというのは、財政課、急に振ります。 そういうような子育てとか教育の福祉の面に、私が所属している教育民生委員会のほうでございますが、そのほうに岸田内閣は子育て、こども家庭庁をつくるということを言っているじゃないですか。ただ、今拝見しているところ一過性のものばかり。イベントというのか、もう単発的なばらまきで、こういう大事なところに予算はなかなかつけてこないでしょう。でも何とかしますというような類いもあるんですよね、その各省庁のホームページを手繰っていくと。 今、新宮市としましては、そういうこども家庭庁ができる教育に関する予算が地方交付税に上乗せしてくるというような話はありますか。まだはっきりしていないですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  財政課、小林より答弁いたします。 そうですね、いろいろ各省庁を通して各所管に多分、資料は下りてくると思うんですけれども、今のところ財政課のほうでちょっと具体的にはまだつかんでございません。
    ◆11番(竹内弥生君)  それはそうですよね。ごめんね、課長、むちゃ振りして。 私は教育といったものと福祉、それを重点に今後の日本は、そして我が新宮市の自治体は、いかにして住民の暮らしとサービスを高めていくかと言おうか、今の水準を保持していくということが重要になってくるので、国もしっかり分かってもらいたいと思います。 でも市長、結構いないけれども市長、テレビを見ていますか。市長も元気なんで、副市長、もうじき帰って来ますね。 市長は、本当に長い間政権の中で、柔和なように見えますが、しっかりと全国市長会等々におきましては発言をして、クルーズ船の会長をしたり要職も持っていらっしゃいます。これを外交として、国のほうに地方の声を届けていきたいと思います。 次に入るまでに休憩をお願いします、議長。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後1時58分--------------------------------------- △再開 午後2時10分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 項目7に入ります。政治家の公職選挙法違反について。 連日、ユーチューブ等で国会議員の政治と金の問題が取り上げられています。政治資金において刑法上問題がなかったが倫理上の問題があると、国会では政治倫理審査会が今まさに開かれている最中でございます。これはもう本当にテレビ中継とか動画とか、動画はいつでも見られますので、かけて流しながらでも見ていますと、もう岸田総理の顔ばかり見えて岸田総理の答弁ばかり聞こえてくるんですけれども、この昭和からの続いている政治と金の問題について、これはどうなっているんだという市民の方がたくさん聞いてくるんです。なので、あれだけ報道されますと、非常に市民の方の関心も高い。政治資金の問題とか脱税の問題とか、そういうことが分からなくて、選挙違反なのか何か分からないので、これは一体どうなったあるん、竹内さんというようなお話をよく聞きます。ここ最近です。去年の暮れあたりから。 私自体も、国会議員の収支報告とかそういうことは、全く地方議員レベルで政治団体におきましてもそういう報告をしなくてもよいという地方議員の立場なので、あれは国会議員のしていることなのよと、何だかよく分からない説明をいたしますが、この際、この選挙違反なのか公職選挙法違反、または倫理違反、そういったものに関しまして、一定の市民の皆様が分かるような説明を選挙管理委員会にしていただきたいと思って、項目に取り入れさせていただきました。 しかし、この公職選挙法違反というのは、私たちも議員になる前に一応調べて、選挙中の事務所におけるまんじゅうはいいけれどもケーキはあかんとか、コーヒーはあかんけれどもお茶はええとか、ペットボトルはあかんけれども紙コップのお茶はええとか、戸別訪問したらあかんけれども家の前まではええとか、様々な昭和の初期というかつくった選挙法、公職選挙法というものが今の時代にマッチしていない。どうしたらいいのかなというような場面もありました。 今回、政治と金の問題についてなかなか市民の関心が強いので、選挙管理委員会に市民の皆さんが分かるような、我々議員がするお中元とかお歳暮、そして寄附行為に関することをどこまでしたらいいか、選挙管理委員会、ちょっと答弁をお願いします。 ◎選挙管理委員会事務局長監査事務局長(木田和彦君)  選挙管理委員会、木田より答弁させていただきます。 公職選挙法第199条の2には、公職の候補者または公職の候補者になろうとする者は、当該選挙区内にある者に対し、いかなる名義をもってするを問わず寄附をしてはならないという寄附の禁止規定がございます。ここで言う寄附とは、現金以外にも金品や物品、役務や労務の提供なども含まれておりますので、お中元やお歳暮を選挙区内の方に渡すことは禁止されています。ほかにも入学祝いや出産祝いなども禁止されていますが、6親等内の血族と3親等内の姻族に対する寄附は、例外として認められています。また、お葬式への花輪や供花も禁止されていますが、本人が出席して渡す香典は罰則の対象となっておりません。 このように、寄附の範囲が広く、例外規定もございますので、これは大丈夫かなと思うときには選挙管理委員会に事前に御相談いただきましたらと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  中元、歳暮を物品で届けることは、公職選挙法違反であるということですね。間違いないですか。寄附行為においても公職選挙法違反ですよね。 この間も昨日ですか、議事進行におきまして、我ら新宮市議会の副議長の大石議員、私は報復とか言ったことを議事進行では言わせていただきましたけれども、大石議員は決して悪気があってビニールハウスに子供たちを招待してイチゴを食べていただいたということではないと思うんです。本当に子供たちのことを思ってやられたことだなと。ただそれが、御一緒に集合写真を撮って3年もしていますということが新聞に掲載された。それで地元の人から、これは選挙違反じゃないかというような声があったということで、今回この公職選挙法違反ということで大石副議長の話をさせてもらっていますけれども。 私も、広角に芋畑があるんです。芋畑に子供を招待したいんやけれども、これどうなんですか。喜ぶんですよ。うちのおじいさんが代々、千穂幼稚園でした。昔はたくさん園児もいたので、呼んで芋掘りをしてもらって、子供たちが大変喜んでいたのも今でも覚えているんです。子供たちが喜ぶということは本当に何か自分も幸せになるので、こういったことをしているのが、おそれがあるとおっしゃいましたよね。おそれがあることはやめたほうがいい。 どうですか、私は芋を掘って畑に呼んで、私とこの実家のほうも代々農家でしたのでやっていたんです。仮に今、私が芋を掘ってくださいと招待します。それもやっぱりおそれのあることになるんですよね。答弁お願いします。 ◎選挙管理委員会事務局長監査事務局長(木田和彦君)  芋掘りの場合も公職選挙法の寄附の禁止に抵触するおそれがございます。お控えくださいという回答になろうかと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  なので、市議会議員の代表の議長の補佐役をしていらっしゃる副議長である大石議員が、このビニールハウスで子供を招待してイチゴ狩りをするという行為について、今年からはやめていただきたい。私もしたいですし、でもおそれがあるのでやめていただきたいと思うんです。 大石議員は、それが違反だと思ってやっていたわけではないと私も思っています。そこを追及しているわけではないんです。そういうことがもしおそれがあるのかないのかということに、おそれがあるということは、私たちは公人ですので皆様の税金で給与を頂いて活動していることになりますから、おそれがある行為をしてはいけないということで間違いないですか。担当課、答弁してください。 ◎選挙管理委員会事務局長監査事務局長(木田和彦君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、お中元やお歳暮、寄附行為のほうはしたら駄目ですということが法律で決まっているという形ですね。 大石議員におかれましても副議長の立場でございます。議長の補佐役、代わりになるときもありますので市議会議員の代表となりますから、今年からはこのイチゴ狩り招待をやめていただきたいと思います。 項目8に入ります。今年度予算について部長級に聞く。 これは、今年度、定年は延びましたけれども、退職される管理職の3部長の方々にお聞きしたいと思います。 私、いつも思うんです。この中で20年も30年も過ごしてきて、大西先輩は別ですけれども、福田先輩とか。議員も入れ替わりがあって、それでも若いときに就職、公務員になってずっと全うして定年退職まで来られる。まだ定年ではございませんが新法ですので。管理職から退かれる。その時代の流れをずっとつぶさに見てこられたと思うんです。予算、決算に関しましても、部長までなった方、管理職になられた方は、今までの昭和の時代のコミュニケーションの取り方、同僚や部下に対して、飲みに行こうや、御飯食べに行こうや、こういうものやぞということを大きく教えていたとき、入ってきた新入社員、若者の公務員たちも、一生懸命一緒に飲みに行ったりコミュニケーションを深めていた時期から大きく大きく時代が変わり、そういうことをしない。家へ帰ってゲームをする。働く時間は働く時間、自分の時間は自分の時間であるというZ世代からのこの風潮。これは、でも時代の流れとともに管理職の方々、民間の方々の経営側のほうも困っていますけれども、それは時代の流れに合わせて、その若い青年たちを追い詰めないように、昔の時代にはなかったパワハラ等ございますけれども。パワハラは何でもかんでもパワハラになる。今日は顔色いいと言われただけでパワハラと言われると困ると思うんです。そこら辺がかなり難しい時代になってきたと思います。 元気だったし少々のことが許された時代の昭和の時代から、この令和の今の多様性の社会情勢の中、多様性がうたわれ、差別は駄目です。どんな時代においても差別行為は絶対駄目だと思います。しかし、多様性というものが今の時代に表れてきた。いかなる人格の人も日本国憲法の中にもありますけれども、それは昔からうたわれることですが、より一歩といおうか、そういう社会状況の中、青年たち、新しい公務員たち、若い公務員たちに指導していく。指導されていた側だったときはよかったけれども、指導する側になっていろいろ困難だったこともあろうと私は推測いたします。 激動の時代から、この令和のインターネットの時代、何か悪いことをしたらネットでたたかれる。覚えもないようなことでたたかれる。それによって潰されていく、仕事がなくなっていくというような時代になってきましたけれども、その時代に準じて管理職は過ごしていかなければならない、指導していかなければならないと思います。なので、今感じる長いこと勤めてこられた管理職の皆様は、喜びや昭和の時代のよき時代の喜びやそして苦しみと申しましょうか、今の時代の指導の難しさ、いろんな規制、インターネット等、SNS、そういったものを鑑みながら指導していく立場にあると思います。 それで、国はシニア時代を生かす。高齢者が増えてきたので定年延長する。しかし、60歳になると管理職から外れてくださいと。61歳になったら違うところへちょっと落として、部長をしていてまた下のほうに入っていくという、ちょっとこの辺は不思議な仕組みですけれども、今は調整段階かと思われます。60歳だって若いですもんね、元気なので。これは国が定めてくることなので、私からはたわ言しかできませんけれども。 私が今回言いたいのは、今回退職されて管理職を去られるお三方に、今おられる担当部署、そして新宮市の今後の未来、まだまだ公務員人生は続くと思いますけれども、管理職として終わられると思いますので、意見をお聞きしたい、お考えをお聞きしたいと思います。 水道事業所長にお尋ねします。 所長は総務建設委員会で私も入ってきて威勢がよく、総務建設委員会のほうでも様々なことをわあわあ言うてきましたが、あのときはコロナ禍で新宮市に入ってくる地方交付税、コロナ交付税、特別交付税もあったのでいろいろ決めなければならないことがあった。そういった中で、新宮市の水道代だけはどうなんですかとよく聞きましたよね。所長は、絶対水道代は上げへんぞとずっと言い続けてこられました。何とかそれは市民のために頑張りますということをお聞きしたことを今でも覚えています。 水道事業所というのは企業、一般会計と特別会計で企業会計のほうになりますので、企業だと思います。また違う形になります。その企業のトップとして、キーマンとして今まで頑張ってこられたこと、所長、管理職を降りるに当たって、お考えをお聞かせください。 ◎水道事業所長(望月敬之君)  水道事業所、望月より答弁させていただきます。 竹内議員には日頃から、新宮市の水道事業に対しまして格別の御高配、御協力をいただき心から感謝申し上げます。 水道事業の今後の経営の見通しでございますが、水道事業所で約3年前に試算した時点では、次の料金改定を令和6年度に行う必要があるという見通しを立てておりました。しかしながら、ここ数年の経営状況が好調でございまして、水道事業会計では今年度初めて7,000万円の利益積立金を保有することができました。これで、今後しばらくは、赤字決算となりましても、この利益積立金をもって赤字を埋めることができます。 このような状況から、水道料金の改定を令和6年度に実施することは回避はできておりますが、令和6年度の経営見通しといたしましては、これまでの黒字経営を継続できるかどうかの瀬戸際と見ております。料金の改定につきましては、市長、副市長からの指示もございまして、様々な物の価格が高騰する中、せめて水道料金だけでも値上げを先送りしたい、すべきである、そのような考えでございます。 私も3年間、水道事業所で勤務させていただきました。水道事業所といたしましては、今後も、まずは何より安全でおいしい水の安定的な供給を最優先に取り組みながら、今回の予算大綱にもありますとおり、より一層の経営効率化を図りまして、料金の改定を一年でも一月でも先送りできるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。勤続年数何年ですか、所長。 ◎水道事業所長(望月敬之君)  私、もともと新宮市土地開発公社の職員でありまして、新宮市役所には平成20年度から勤務させていただいております。合わせたら35年、36年ぐらいですね。 ◆11番(竹内弥生君)  人生のもうここで暮らしたということですよね。 今おっしゃっていただいた料金は、7,000万円の黒字が出た、補填していける状況であると。ただ瀬戸際である。なるべく水道料金を上げないように頑張ってきた。これからも継続してほしい。おいしい水であることは間違いないということをいただきました。 これからもまだそこには座られませんが、公務員人生は続くと思いますので、またどうぞよろしくお願いいたします。 消防長にお尋ねします。 これは命を守る、災害等様々なことにして、消防もまた本庁というよりちょっと違う形の部署だと思うんですね。消防に関しますと、様々な規制がある中、市民生活に密着して命を守る役割をしていると思います。消防がなかったら大変です。私よく言うんです。みんな夜中に電話かけて救急車来てくれるということは、行政サービス以外何物でもないのよと。みんなが落としている税金は、ちゃんと消防、救急車呼んだら来るでしょう。水道の蛇口を開けたら水が出るでしょうと。これは行政サービスで、今の世界の中で貧困国に行くとそんなことはないのよと。それが税金の使われる仕組みだとお話しするときもあるんですけれども。 消防署におかれましては、コロナ禍の後、様々な事業に取り組み新しい取組もされてきましたね。積み上げてきた。何回かお話しさせていただいたこともありますけれども、本当に実直に消防の命を守ることに考えていらっしゃるという印象を私は持っています。 消防長をした思いと今後の新宮市の消防署の未来について、お話を聞かせていただきたいと思います。 ◎消防長(垣内一男君)  消防本部、垣内からお答えさせていただきます。 議員、いつも消防の話をしていただいてありがとうございます。今おっしゃっていただいたように、私、この消防行政を預かる消防長として、その責任の重さ、これもう本当にいつも感じております。おっしゃるように消防の活動というのは、本当に市民の皆さんの命を守る活動であります。そういった中でやはり今思うのは、南海トラフ地震への準備であります。 能登半島地震が起こったとき、私、まず思ったのは、大きな火災にならなかったらいいな、火災が発生しなければいいなとまず思いました。私の頭の中には、あの阪神・淡路大震災の火災の映像が鮮烈に思い出されて思うわけであります。国の情報では、今回の地震で石川県をはじめ三つの県で17件の火災が発生しております。特に石川県輪島市の朝市通りの火災では、200棟以上の家屋が全焼して約5万平米が焼失した状況でありました。消火活動は非常に厳しい、困難を極めるものであったというふうに思っております。 そして、私たち新宮市は、昭和21年の南海地震で火災によりまちの中心部のほとんどを焼失する大きな被害を経験したまちであります。私たち消防は、この地震火災にしっかりと対策を進めていく必要があると思っております。この優先的に対応しなければならない火災に対応できるのは、そのすべを持つ消防本部と消防団、すなわち消防機関でしかないと思うからであります。被害を最小限にとどめるためには、継続して各種の訓練を重ね、災害対応能力、消防力を向上していくことと並行して、現在も進めております防火水槽など消火水利の整備や補強、さらには緊急消防援助隊の応援を受ける体制など、総合的な見地から対策を講じていく必要があると思っております。 そして、消防団の皆さんとしっかりと連携して消防機関として、いつ来てもおかしくないこの南海トラフ地震に対応すべく準備を進めていきたい、このように思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 本当に消防署というのは、命をかけて5万平方メートル焼けたそういうところに行って、なすすべもなく、そしてまた、巻き込まれる可能性があるという命をかけた部署でございますので、今、消防長のおっしゃったことは本当に私の胸にしっかりいただきました。今後とも、また消防長におかれましても、消防長からはまだまだ消防時代といいますか、働く機会がまだまだ定年でございますので、これからもそのお考えをさらに持って私たちに御指導いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは最後に、企画政策部長にお尋ねします。 私、企画政策は頭脳だと思うんです。事務方の企画をする、政策を立てる、予想をつける、未来を描くということは頭脳だと思うので、企画政策部長、様々な担当課はありますけれども、様々重要であって、またこの企画政策部というのも頭脳部分であり、重要な部分だと思っています。その頭脳部分の企画政策部長を最後に担ってこられた部長に、管理職から外れるかどうか分かりませんけれども、これは。今、お二方にもちょっと間違っているかも分かりません。もう一回言い直しますが、一応、昔のとおり今のままいくと企画政策部長ではなくなる可能性が高いですよね。その部長をしてきた、そして様々な企画政策のほうにして1年見守ってこられた。長い公務員人生の中、予算、決算も見守ってきた。 今後の新宮市の未来について、今の現状、今年の本年度の予算の在り方について、ちょっと教えてください。お考えをお聞かせください。 ◎企画政策部長(福本良英君)  企画政策部、福本から答弁させていただきます。 今回、企画調整課では、新宮紀宝道路開通記念イベントに係る予算を計上させていただきました。私もこの1年間だけですが、熊野川河口に橋を架ける会をはじめ、様々な要望活動にも携わることができました。これまで長年、地道に行ってきた活動の結果が、今回実を結んだものと感じております。市長、町長はじめ地域の皆様、議員各位、先人の方々のたゆまぬ取組に感謝申し上げます。 また、商工観光課では、世界遺産登録20周年記念事業関連の予算を計上させていただきました。紀伊半島の霊場と参詣道、これにつきましても長年の地道な活動が世界に発信できる文化財・文化遺産として認められ、各国からお越しいただける地域として発展することができてきたものだと感じております。 こういった長きにわたる地道な活動は、すぐに結果につながるものではありませんが、将来の、そして未来の道路整備や、また国内外からの交流人口拡大等につながっていくものであり非常に大切なものだと感じました。私もこの1年勉強させていただき、今年度取り組む機会を与えていただいたことに大変感謝しているところでございます。どうもありがとうございました。 ◆11番(竹内弥生君)  もう本当にこのようなところから指名をしてお考えを聞かせていただきましてありがとうございました。 それでは最後に、むちゃ振りして総務部長、聞いていないぞ、通告していないぞと思うと思いますけれども、総務部長はお幾つですか。 ◎総務部長(南守君)  56歳です。 ◆11番(竹内弥生君)  まだお若いですね。今の先輩といいますか、皆さんの公務員長い人生のお考えをお聞きして、そして副市長指導の下、市長ももうじき戻ってこられる。これからも新宮市行政として私たちの様々な提案を取り入れていただき、市民のお声を訴えるわけでございますので、いろんな財源を組み合わせながら熟慮して実現していく方向に考えていってもらいたいと思います。 総務部長、いかがですか。 ◎総務部長(南守君)  総務部、南より答弁させていただきます。 皆さんの御意見等いただきながら、庁内全体のことを考えて、市長のすべき施策が実施できるように頑張って取り組んでいきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 もう一つ、まだ4分。副市長、すみません、まだ時間あるんで。 市長がいらっしゃらない、やっぱり寂しい女房役。寂しいでしょう、夫婦みたいなのに。 でも、もう確実に病魔は取り去り、人生の節目節目、私も胃がんでしたし、大西先輩も胃がん、胃を取っています。元気でピンピンしています。ピンピンして戻ってくると、しっかり分かっていますよね、議長。なので副市長、今、市長がいらっしゃらないことが初めてだと思うんで、重責を担われたと思います。また、今後とも、私たち議員の提言も財源等を考えながら、むちゃ振りもあると思いますけれども、いろいろ御指導のほどをよろしくお願いいたします。 副市長、市長帰ってきてくださいと言うてください。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  元気に戻ってくるというふうに信じていますし、座っていると思って隣にこうして立たせていただいて答弁をいつもさせていただいております。 そばにいながら本当に激務の中での市長を見ておりまして、その職務代理となって、さらにそのプレッシャーを感じながらこの約1か月強過ごさせていただいております。早く解放されたいというのが本心ですけれども。 いろいろ三部長の話を聞きながら、いかに市長の政策、公約とか政策もそうなんですけれども、やはり持続可能な行財政基盤をいかに継続していくか、その中でいろんなことをやっていくというのが大事だと思いますし、市長はいつも言うんですけれども、できないことよりできるように考えなさいということをいつも言われています。その中で、やらないリスクよりやるリスクのほうがいいということも言われていますし、そういったことをやはり今回思い出しながら務めさせていただいておりますので、早く帰っていただいて、市長、よろしくお願いいたします。 ◆11番(竹内弥生君)  何かむちゃ振りをいっぱいしましたけれども、以上ありがとうございました。竹内、一般質問、11番、終わります。 ○議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △大石元則君 ○議長(三栗章史君)  4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君) (質問席) それでは、議長のお許しを得て一般質問を始めさせていただきます。 通告の内容に入る前に、まず片づけておかなければならないことがあるので発言させていただきます。 先ほどの同僚議員の一般の質問の中で、また昨日行われた議事進行の中で、イチゴ狩りが出ておりました。イチゴ狩りとのことでありますが、皆さん御存じのイチゴ狩りではありません。なぜなら、イチゴ狩りなら、かわいい園児たちのためだとしても料金を頂いております。今は亡くなられておりますが、新宮市のイチゴづくりの先駆者であられました同じ木ノ川の西万亀三さんがやられたことを私は踏襲したにほかなりません。万亀三さんは、ビニールハウスの栽培のイチゴの収穫が終わると、近くの保育園に声をかけ、商品価値のなくなったイチゴを園児たちに開放して喜んでもらっていました。その後、水田にされていました。通常のイチゴ狩りであるなら、そのような開放のされ方はしません。 私も同僚議員がおっしゃるように、少しでも子供たちに喜んでもらえるならという気持ちももちろんありました。ちなみに、取材要請は私のほうから一度もさせてもらったことはありません。何事も法律で決まる世の中であります。私に落ち度があるなら、法律が決めてくれると考えますので、それに従いたいと思います。ただし、私は農業者であります。私のやったことは、子供たちに少しでも農業に親しんでもらおうとやったことで、ほかに他意はございません。 また、昨日の議事進行でも同僚議員はおっしゃっていましたが、私一人が反対して、あなたの大切な娘さんの人権を危うくしているという話もありました。議員である以上、議決に際しては是々非々で臨むのが当然であると考えます。会議録を精査していただければ分かることでありますが、新宮市の政治倫理条例には一言も触れておりません。また、あなたの娘さんが高田のグリーンランドの指定管理を受けるようになって、皆さんと同様、私も期待しているところであります。 そこで、少し時間をいただきますが、次に、同僚議員の議事進行には当たらない理由を述べさせてもらいます。 私には、胃がんのために33歳8か月で亡くなった次男がおります。彼は東京農大の農学部農学科を卒業して東京での就職を考えていましたが、理科の教職、教員免許も取得していた関係から、途中から中学校の理科の教師を目指しました。採用試験は通らず、常勤講師として7年間勤めました。最初の赴任地が色川中学校で2年間、あとは毎年、各中学校を転々としながら担任も持ち、クラブ活動の面倒も見て、自分で教材を考えながら理科の授業を続けていました。また、緑丘中学校では、不登校になった生徒の家へ訪れてから学校へ向かっていたそうです。それは、登校できるようになった生徒の親御さんからのお礼の手紙で知りました。 今から思えば悔やむことばかりなのですが、彼の場合、せっかく子供たちとなじんでも1年限りです。親が先生であるところのお子さんは、まず非常勤講師を選択して、年1回の採用試験をいち早く通って正職員として活躍されておられます。息子は限られた時間で試験勉強をして、年1回の採用試験を受け続けていました。最後は、新宮・東牟婁管内では欠員がなかったので、田辺市の新庄中学校へ呼ばれていきました。そのときに胃がんだとなりました。食べ物が喉を通りにくくなったので、同僚の先生の勧めで検査を受けて判明しました。紀南病院を紹介され、胃の全摘手術を受けることになりました。8月の田辺市の花火が行われるときのことです。これも後で分かったことでありますが、前任地であった那智中で胃カメラをのむ予約をしておきながらできなかったことを息子はとても後悔していたそうです。私以上に生真面目な性格で、家では学校のことは一言も話題にすることはありませんでした。いかに息子の教員生活がストレスに満ちたものであったか、今になったら分かるようになりました。 手術の後3か月ほど自宅療養した後、校長先生の勧めで田辺市の衣笠中学校の非常勤講師をすることになりました。また、試験のほうは一次試験も合格するようになっていたので、二次試験も校長先生の特訓によって合格の可能性がありましただけに残念であります。在任中に9月4日の紀伊半島豪雨災害です。一番に駆けつけてくれたのが次男でした。とてもショックを受けて田辺に戻って行ったのを覚えています。 年が明けると再発が分かり、あとは退職してその時を待つ日々でした。結果、大勢の人たちに参列していただいての葬儀が行われました。お通夜式も告別式もお寺周辺の道が数珠つなぎになり、たくさんの車でつながりました。同級生のみんなが交通整理をしてくれました。 息子が亡くなって自分が思ったことは、33年8か月共に育った同級生の活躍を自分の一生をかけて見守っていこうと決心しました。同級生の中に同僚議員の娘さんもおられました。彼女は若くして亡くなった息子の花を持ち帰ってくれました。私には、娘さんの人権を傷つけたり経営を妨げようとする動機がありません。そのことは娘さんが一番よく知っているはずだと私は思っています。 また、この際申し上げておきますと、人権擁護は同僚議員の人権を守るためだけにあるのではありません。自分で自分の人権を守ることのできない人にとって、どれだけ人権擁護委員の働きが大切であるか、皆さんに少しでも理解していただきたいと常々思っています。 その前に同僚議員から指摘がありました私の取ったことですが、イチゴ関係の話ですが、そのような紛らわしいことは私も好みませんので、今後、私はイチゴづくりを手伝うのみとさせていただきたいと思っています。 どれだけ人権擁護委員の働きが大切であるか、皆さんに少しでも理解していただきたいと常々思っています。私には同僚議員が誤解されているように思えてなりません。犬猿の中であったお二人がいつまでも議場内で同じことを繰り返されていたので、あえて反対討論をさせていただきました。内容はお二人に対して呼びかけさせていただいています。議員本来の立場に立って、新宮市議会を共に発展させていこうではありませんかと。詳しい内容は、その当時の会議録を見ていただければ確認することができます。 僅差とはいえ、議会で承認していただいた以上、私は、今も人権擁護委員として誠心誠意務めさせていただいてきています。ただ、自分が望んだ職務ではありませんので、私に代わる方がおられたらいつでも代わるつもりでいます。今度のことで、人権擁護委員の活動に対して皆様の理解が深まれば幸いであると私は考えます。 通告にはありませんでしたが、公職選挙法に関すること、人権についてのこと、教育環境に関することなどについて発言させていただきました。ありがとうございました。 議長、休憩をお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時53分--------------------------------------- △再開 午後3時07分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君) (質問席) では、通告に従って一般質問を続けてまいります。 令和6年、年明けの元旦16時10分、石川県能登地方でマグニチュード7.6、震度7の激震が走りました。今では260人を超す人が亡くなられ、今でも1万人もの人々が不便な避難生活を強いられています。心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。 ここに緊急出版された写真集がございます。少しだけ紹介させていただきます。 まず、火災の写真であります。これは輪島市の朝市通りの火災現場です。翌日の写真です。3日目の写真です。こちらは能登町で起こった火災です。 そこで、消防長にお尋ねします。 この前の日曜日、新宮市消防団の春の訓練が行われました。能登半島地震を教訓に即した内容であったと思います。災害において、特に消火活動においては、消防団の働きが欠かせないと考えます。消防長の災害に対しての消防団の役割と実効性を高めるための所見をお願いしたいと思います。 ◎消防長(垣内一男君)  消防の垣内からお答えさせていただきます。 消防団の皆様には、日頃から防災リーダーとして地域に密着し、昼夜を問わず、火災、風水害、警戒活動など、住民の安心と安全を守る重要な役割を担っていただいております。日頃の熱心な取組にいつも感謝をしているところでございます。 南海トラフ地震、これについてはいつ発生してもおかしくない状況であります。地震動による家屋の倒壊や津波による被害、その写真のように火災や、それからたくさんの救助事案など、災害は同時多発的に発生することが予測されております。 そんな中で、私、消防団の皆様には、まずは津波からの率先避難者として自分自身と家族、それから付近の住民の命を守る活動、これが第一の任務だというふうに考えてございます。そして、火災に対応できるのは、先ほどもお話しさせていただきましたが、私たち消防機関でしかないと思っております。やはり火災の早期鎮圧、消火することが重要な任務だと思っております。 地震によって、倒壊家屋などにより道路が寸断され、孤立する地域が想定されておりますので、それぞれの地域の消防団が担当地域を守ること、地域で火災であったり、救助活動であったり、そういう活動がまさに地域に根差した消防団の役割であり、使命でもあるというふうに思っております。 お話しいただきましたように、先般の総合訓練でも、地震時の分団、単独での活動を想定した訓練を実施していただきました。今後も、消防団と消防本部がしっかりと連携して消防力を最大限に生かし、市民の皆様が安心して安全に暮らせるまちとなるように取組を進めていきたい、このように思います。 ◆4番(大石元則君)  ありがとうございます。ぜひ、消防署と消防団と連携して、今後とも事に当たっていただきたいと考えております。よろしくお願いします。 次に、ビルが倒壊、建物が倒壊、鳥居が倒壊している写真であります。幾度もテレビで皆さん、御覧になったと思います。子供たちが地震が揺ったらダンゴムシポーズというのを、頭を抱えてしゃがむそうです。ダンゴムシなら甲羅があるので守れますけれども、一番大事な首のところが危ういと聞いております。座っていると上から押しつぶされたときに呼吸ができなくなります。そこで最近考え出されたのが、首根っこを両手で保護して、かがんだまま90度横になると。それも同じ机の下で同じポーズを取っても、万が一のときには助かる可能性が高いと聞いております。少しでも参考になればと思います。 また、今回、土砂崩れで地区そのものが孤立する写真も出ております。この写真で分かるように、一度孤立すると生活がままならなくなります。私たち新宮市においても、このようなことが起こらないとは限りません。 東北の震災のときにも大きな津波が押し寄せ、たくさんの方が亡くなられました。能登半島においても津波が起こっております。東日本大震災以来となる大津波警報が発令されました。揺れの直後に、石川県珠洲市や能登町を4メートルを超える津波が襲った。同市宝立町では、400メートルの内陸まで波が達し、犠牲者が出たとあります。規模は違いますが、津波が押し寄せ、被害は同じのように見受けられます。 そこで、皆さんが質問された中で、津波については質問がなかったので、津波について質問させていただきます。 東日本大震災では、釜石市鵜住居町地区の子供たちが助かった明るいニュースは、皆さん御存じだと思います。釜石市立鵜住居小学校と同釜石東中学校の子供たちです。その当時、群馬大学理工学部の教授、現在、東京大学大学院情報学環特任教授である片田敏孝さんの8年間にも及ぶ地道な研究と指導、そして子供たちや先生方の努力の結果であります。この努力の結果が奇跡を呼びました。子供たちの小学校から最後の子供が辛くも逃げ切った津波の浸水限界までは道なりで約400メートル、少し長めに見ても1キロくらいになります。1週間に一度の本気の訓練を重ねての成果であったと最近知りました。 そこで、三輪崎東海岸の津波の浸水想定区域にお住まいの人たちにとって、現在、津波対策はどうなっているのでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁いたします。 三輪崎1丁目、2丁目付近は、国の想定である南海トラフ巨大地震、マグニチュード9.1ですけれども、その地震が発生すれば浸水する区域となっております。 それを受けまして、三輪崎地区では、平成28年にまち歩き協議会を開催、実施いたしました。それを実施することによって、津波から逃げ切る避難マップを作成しました。それによって津波避難困難地域からは現在外れております。 次に、令和4年7月、三輪崎支所庁舎開庁に伴い、当該支所を三輪崎・佐野地区の津波避難場所に指定をしております。 なお、今年度、三輪崎区から津波避難タワーの要望がありました。まず、現時点では設置の予定はございませんが、その要望をいただきまして、市長とも協議をいたしました。今まで避難タワーは設置しないの一点張りだったんですけれども、市長と協議する中で、もう一度、三輪崎地区に対して津波避難タワーが必要か、本当に必要か、必要でないのかも含めて、ちょっと協議しようではないかということになりました。現在はそういう状況でございます。 ◆4番(大石元則君)  それでは、避難訓練についてはどうなっているのでしょうか。釜石の子供たちが臨んだような状況になっているんでしょうか、いかがですか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  三輪崎小学校は、一応緊急避難場所となっております。小学校では年に2回、避難訓練を行って、その際、防災対策課も一応一緒に訓練を行っている状況でございます。 三輪崎区の区民に対しては、三輪崎区も4区の合同の訓練であるとか、今までコロナの影響で実施されていないと思いますけれども、今後も要望があれば防災も参加したいと思っております。 ◆4番(大石元則君)  ということは、なかなか訓練する機会が恵まれていないというか、実施されていないという理解でよろしいんでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課からぜひ訓練をしてくださいという要望はいたしておりませんけれども、各自治会、自主防災で訓練をする場合は、言うていただければ出前講座もいたしますし、お手伝いもしたいと思っております。 ◆4番(大石元則君)  今のお話からいくと、避難に、これまでは率先した避難が基本でした。なおかつ避難タワーなり、近くのビルなり、近くの高いビルへ逃げるというそれでも聞いています。今、新たに避難タワーの検討もされているようであります。ただし、実際近くにビルがあったとしても、ふだんからそこへ行くなり、そこへ避難するシミュレーションの基に行動を起こすということが大きな課題になってくると思いますが、その点について担当課ではどうお考えですか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  三輪崎区だけではないんですけれども、新宮市には浸水区域があります。防災対策課としましても、出前講座等訓練の際に、揺れが収まったらいち早く逃げる、自宅では非常持ち出し袋を持ってすぐに逃げるということを啓発で言っております。 ◆4番(大石元則君)  大きな課題がここにあると私は考えます。これから津波を身近に感じて、釜石の子供たちがそれを想定して実際行動に起こしたと、その結果、奇跡が起きたと、そこを大事にしていきたいと思いますので、今後の担当課の取組を期待したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、道路事情からということで質問させていただきます。 木ノ川の入り口にある比奈久保線交差点であります。去年の今頃、改良工事に取りかかる予定でありましたが、遺跡の発掘調査のため1年間延びました。この1年間の間にどのような成果があったのでしょうか、お答えください。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 今回の調査は、八反田遺跡の集落遺跡の一角を調査しました。発掘された遺構や遺物は弥生時代の中頃から末頃のものであり、遺構については、竪穴式住居跡、溝跡、くい列、柱穴など約500基、遺物については、かめ、つぼ、高坏等の弥生土器や石斧、石鏃といった石器類の破片が数万点出土したと聞いております。 ◆4番(大石元則君)  弥生式も出土したと。石斧、石鏃、かなりの収蔵物が発掘されております。これから発掘された物の調査が始まると思います。その結果を楽しみに市民の皆さんと待ちたいと思います。 では、いよいよ交差点の改良工事に取りかかると思いますが、この工事、いつから始まり、供用開始はいつ頃になる予定でありますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  工事スケジュールにつきましては、5月から令和7年3月までの11か月間を予定しております。しかしながら、地元の方も早い工事の完成を望んでいることは承知しておりますので、早期の完成に努めてまいります。 ◆4番(大石元則君)  今回の比奈久保線交差点改良工事の舗装の範囲について尋ねます。いかがですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  車道舗装については、延長80メートル、面積で991平米でございます。 ◆4番(大石元則君)  1年前の当初の計画と変わっていないと思いますが、その点についてはいかがですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  計画は変わっておりません。 ◆4番(大石元則君)  よろしくお願いします。 次に、皆さん、お手元の参考資料1を確認していただきたいと思います。 この現場は、市民のある方からお声がけいただきまして、地元の議員、皆さん、同じように取り組んでこられております。ようやくそれなりの成果が見えるんでありますが、実際考えてみますと、この部分だけ通学路が整備されておりません。なぜ、いまだに整備されてきていないのか、教えてください。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  大きな予算や用地協力、あと他の事業との調整等が必要になりますので、これまで事業化されなかったのかと考えております。 ◆4番(大石元則君)  では、今後どうされるのでしょうか、いかがですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  まず、当該区間は歩道が途切れているため、すぐにできる安全対策として、今年1月に水路に蓋をかけ、歩行者の通行空間の確保を行いました。しかしながら、歩行者の安全を確保するには歩道の設置が必要であり、そのためには用地取得や予算の確保、他の事業との調整が必要となります。まずは、現地調査や測量設計が必要となりますので、予算の確保に向けて努めてまいります。 なお、歩行者の通行に支障となっている電柱については移設場所の問題がありますが、移設が実現できるよう努めてまいります。 ◆4番(大石元則君)  本当に同僚議員の御指摘のおかげで、ここまで物事が改善されたと思います。改善前は、今、担当課で電柱の移設を考えてこられている。なかなかこれ動かしようがない、一遍には動かしようがないと聞いております。そこにフェンスがあって、子供たちはどうしても電柱の外側を歩かざるを得なかった。ここが一番まず鬼門だったように思います。ようやくフェンスを取り除き、コンクリートでもって道をつけていただきました。子供たちは最初戸惑っていたようにも思いますが、なぜここがこういうふうに改良されたのか、改善、これはここを通っていけるんだなということを光洋中学校の生徒さんは考えてくれて、早速、利活用してくれています。ただし、雨の日はどうなるでしょうか。生徒さんに協力してもらって、まだまだ改善の余地があると、皆さん、理解していただけると思います。 あと、この場所は、8時になるとまず通学バスが止まります。なぜこのバスの写真を掲載させてもらったかといいますと、当然バス停でありますから、下の右の写真のように、少しでも駐車位置を左に寄せたいのが心情であります。後ろの車が少しでも前へ行けるように、でも無理があります。そこで、中にはあえて止まらないで、後ろの車が待たないといけないけれども、子供たちの安全を考慮して止まってくれる運転手さんもおります。ここに縁石があっても何とかバスは止められそうにあります。 あとは歩道にするために、用地協力がどうしても必要になってきます。一遍にはいかない中で、子供たちは自分の身を守るために1列になって通学する子供たち、5列であって横並びに歩いている中で、電柱に来たら二手に分かれて、これはちょっと課題があるんですけれども、そういう風景も見られます。 どういう形であれ、まだまだ危険が残されている箇所でありますので、担当課にあっては積極的な取組を望みたいと思いますが、いま一度、担当課、意見を伺いたいと思います。いかがですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  この写真のとおり、歩行者の安全確保は十分でないことは認識しております。事業をするに当たっては、沿線の用地協力が欠かせないということと、また予算の確保等必要となってきますので、担当課といたしましてはしっかりと取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(大石元則君)  教育長、機会があれば、光洋中学校の校長先生にこの状況を共有しながら、子供たちが積極的に自ら身を守っているという点、お知らせ願いたいと思いますが、教育長はどのように思われますか。 ◎教育長(速水盛康君)  安全な登下校につきましては、学校の管理下になってございますので、学校としても指導をしていきながら、今こういう形で子供たち、慎重にこの区域を登下校しているところでございます。改めて学校のほうにお伝えしたいと思います。 ◆4番(大石元則君)  引き続きの取組、よろしくお願いいたします。 では、パネルを紹介したいと思います。 この写真は、木ノ川の河川のこちらが市道になって、皆さんのお手元にはないんですが、なぜこの写真を使わせてもらったかといいますと、河川敷ができたときに、こちら側と同じで斜面は土身だったので、この写真ではうかがい知れませんが、草刈りがなかなかできにくいところで、事業の人たちが管理して来られたうちはよかったんですが、なかなか草刈りがままならなくなり、こちらは年に3回刈ってでもこのような状態が続いています。刈らないでいた場合にはなかなか視界が確保できず、危険な場所でありました。できる限り地元で草刈りをしながら維持してきたのでありますが、皆さん高齢になって、まして足元の危うい場所であるので要望したところ、このような形に取り組んでいただきました。 ただし、この市道の部分、業者さんに伺ったところ、コンクリートで改良していただいた部分は県の管轄なので、ついでにこの市道の部分を同じように施工することはできるのだけれども、実際できるのだけれども管轄が違うからやらずに残したと。私とすれば、県と連携しておれば一緒に施工できたと考えますが、いかがでしょうか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  木ノ川は県管理河川であり、この隣接する市道は市の管理となっておりますが、議員御指摘のとおり、県と連携を取っていれば、市道箇所についても同時に対策ができたかと思います。 当該箇所については、現地を確認した上で対策を考えさせていただきます。 ◆4番(大石元則君)  そこで対策がなされるお考えであれば、行く行くはこのガードレールの下がどうしても危うい状態になると思いますので、早急な対応をよろしくお願いしたいと思います。 次に、皆さん、生活の場である道路であります。 参考資料2を御覧いただきたいと思います。 皆さんの手元には白黒でしか提供されておりませんが、今度の令和6年度の予算で補修が予定されている箇所であります。この写真は、三輪崎3丁目と佐野1丁目との境界線にある原添石ノ前線というんですか、工事費806万1,000円、施工延長150メートル、道路増幅員3.1メートルから4.3メートルとあります。舗装面積は675平米となっております。 こういった状況になって初めて、もう既に整備された市道、右側のほうになります。このように快適な市道が出現します。このような取組がどこの道でもできればいいのでありますが、今後の舗装の整備予定はどうなっているのか、お知らせください。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  現地の調査を確認した上で、老朽化の状況や交通量、修繕の回数等の観点から整備箇所を選定し、優先順位をつけて計画的に整備を進めております。担当課で把握している整備が必要となる路線は39路線となっております。 ◆4番(大石元則君)  本当に職員の皆さんが手持ちの機械を駆使して穴ぼこを塞いでいただいております。今後とも地道な作業でありますが、市民の足元が危うくならないよう取組をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、農業振興の立場からということで質問させていただきます。 農業就業者数が年々減少している昨今、将来にわたって持続可能な農業を実現し、食料自給率を上げていくことは国家戦略にも位置づけられていると思います。食糧確保のためには、担い手の育成と担い手への農地集積、集約化を推進していく必要があると考えます。 そこで、農業振興を図るべき地域である農業振興地域において、用水路や農道、区画整理などの整備がなされた農用地区域についてお聞きいたします。 現在、市内の農用地区域はどこにあるのでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  農林水産課、生駒より回答させていただきます。 旧市内は、木ノ川の八反田、三輪崎の石ノ前と比奈、高田の大野になります。また、熊野川町内では、赤木、椋井、日足にそれぞれございます。 ◆4番(大石元則君)  今あった八反田の写真が、今、皆さんのお手元にあるので確認しておいてください。 今、御説明のあった農地については、農業用施設が十分に整備されていると思います。農業振興につなげていくために、こうした優良な農地を活用した取組、またそこで従事する新規就農者の存在が大切であります。現在どのようになっているのでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  農業振興地域内において、令和4年度から熊野川町椋井で新規就農者の方が梅等の栽培を行っており、関係機関とともに支援を行っているところです。また、今年度は木ノ川の八反田で同じく新規就農者の方に対し、同様の支援を行っております。 ◆4番(大石元則君)  では、次世代の担い手である新規就農者を増やしていくためには、農業生産の基盤確保が不可欠であると考えます。農業振興において、地域の農業実行組合の存在も大切であります。また、行政が担う役割は大変重要であります。圃場整備や農地の集積計画等、行政にしかできない部分も多々あります。 市内の農用地区域においても、整備されてから相当な年月が経過していると思います。今お手元にある木ノ川の八反田においては、いつ頃整備されてきたものなんでしょうか、いかがですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  木ノ川の八反田につきましては、昭和60年頃に土地改良総合整備事業を活用し、農道及び用水路の整備を実施したと聞いております。また、県のほうでも木ノ川河川改修を同時期に実施しており、農業用水路への水の確保が常時行えるような形態となっております。 ◆4番(大石元則君)  そこで、皆さんの手元にある水路でありますが、その水路に行くまでに、既にこの上に堰があるんですけれども、堰から用水路がありました。しかし、長年の経年劣化によって水漏れを起こしてきたので、パイプの大きな塩ビ管でもって水路が確保されております。そのまま用水路を復旧するよりも、こういった手段で皆さんのお手元にある田んぼまで漏れなく水が行くようになっております。しかし、田んぼ近辺ではこういうわけにはいきません。経年劣化しますと、ちょっと見にくいのでありますが、こちらが水路になります。水路のはたの隙間から水漏れを起こすと、隣の土地にくぼみができます。護岸でありますから、護岸も危うくなります。 さて、整備されてから10年以上の歳月がたってきています。老朽化も一気に来ています。その辺の対応についてはできていますか。大規模な改修が必要になってきているのではないでしょうか。さて、予定はあるんでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  議員おっしゃるとおり、整備されてから30年以上経過しておりますので、施設の老朽化は進行していると思われます。これまでも水路からの水漏れなど、施設の補修を度々行いながら農道、農業用水路の適切な維持管理に努めています。 大規模な改修については現在のところ予定はありませんが、必要に応じて検討しなければならないと考えています。 ◆4番(大石元則君)  そこで、大規模改修でありますが、一からやり直すには時間がかかり、大きな予算も必要になってきます。先ほど取り組んでいただいた成果のように、こうはいかないとは思いますが、現状に見合った工法を検討すべきときに来ていると私は思います。当局はどのようにお考えでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  また、もう一度現場のほうも確認させていただき、その現場に合った復旧、補修方法のほうをまた検討していきたいというふうに思います。 ◆4番(大石元則君)  よろしくお願いします。 先ほども申し上げましたが、将来にわたって持続可能な農業を実現し、食料自給率を上げていくためには、優良な農地の維持管理が不可欠であると思っております。まずは農地がないと、次世代の担い手確保どころではありません。そこで、多様な農業経営形態に対応できるような、規模は小さくても、きちんと整備された農地をまず用意していただきたいと思います。 これからの農業は、国際紛争に起因する食料安保、異常気象や人口増加に伴う食糧不足の危機といった大きな課題が潜んでいます。それだけに農業生産基盤の充実こそが市民の食の安全・安心につながると考えます。引き続き担当課にあっては積極的な取組をお願いして、次の項に移らせていただきます。 後期高齢者の立場からとありますが、後期高齢者も高齢者の中に入ります。これからの高齢者の負担増と介護にもおける、医療保険にもおける給付減が見込まれております。各同僚議員が積極的に質問されておりました。私も同じ思いであります。高齢化が進むと、生活保護世帯も比例して増えてきております。全国的に見れば、生活保護者の半数は高齢者であります。 そこで、後期高齢者を含む高齢者にとって、市が高齢者のために取り組まれている内容をいま一度お知らせください。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西から答弁させていただきます。 健康長寿課では、後期高齢者の住み心地のよい新宮市実現のため、令和6年度から高齢者等タクシー券交付事業をはじめ、対象となる高齢者の移動支援や運転免許証の自主返納を促進することにより、高齢者の安全対策を図りたいと思っております。 また、補聴器購入費の一部を助成する事業も行い、高齢者の社会参加や地域交流を促進し、認知症予防や介護予防に寄与することを行ってまいりたいと思っております。 ◎健康福祉部参事[地域医療・新型コロナワクチン担当](小内洋二君)  健康福祉部、小内より答弁させていただきます。 後期高齢者の方の御負担を軽減するという視点から、新型コロナウイルスワクチン接種に関して申し上げますと、現在実施しております特例臨時接種としての無料接種は、令和6年3月31日、今月末をもって終了となります。来年度からは定期接種となり、65歳以上の高齢者と60歳から64歳の重症化リスクの高い方を対象として、秋冬の時期に1回のみ接種をすることになります。 定期接種になりますと、生活保護受給者の方を除き、後期高齢者の方を含めて予防接種を受ける方の自己負担が生じることになります。しかし、市も費用の多くを負担し、負担額を一定水準に抑えます。具体的な自己負担額は、今後決定されるワクチンの単価や医師会との協議により決定されることになります。自己負担額や接種時期が決まれば、広報等で周知させていただく予定となっております。 ◆4番(大石元則君)  マスコミによりますと、コロナワクチンの価格は1万円前後と聞き及んでおりますが、そんなものなんでしょうか。もっと高いものなんでしょうか。 ◎健康福祉部参事[地域医療・新型コロナワクチン担当](小内洋二君)  今、厚労省から示されている目安としてなんですけれども、7,000円という金額が示されていますけれども、最終的にこの金額がまだ定まったものではございません。 ◆4番(大石元則君)  僕の情報は前の情報だったように思いますので、その中で市が積極的に取り組んでいただいて、高齢者の方々の負担を軽くしていただくと、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部参事[地域医療・新型コロナワクチン担当](小内洋二君)  そのとおりでございます。 ◆4番(大石元則君)  一点だけ懸念される事項がございます。後期高齢者の場合、2年に一度の保険料の負担の見直しがあります。今回その年度に当たって引上げが予定されております。極力、所得の限られた方々には負担のないように特に考えておられますけれども、なかなか子供・子育ての時代ですから、保険料の中から応援するような話も聞いております。 そこで、後期高齢者の保険に当たっては、各都道府県でもって後期高齢者医療広域連合という形で後期高齢者の保険が運用されております。これは最近、後期高齢者連合議会で分かったことでありますが、その中で一般質問された中で、途中で後期高齢者の、内容的にはざっくばらんに言いますと、国が3分の1、県が3分の1、30市町村の連合、これでもって3分の1の負担でもって運用されていると思います。途中までは基金を積み立ててきておりましたが、途中から和歌山県の場合、基金の積立てが止まっております。今回の連合の議会では、今後予想される、今後とも後期高齢者の負担額が多くなるので、積極的な基金の積立てをすればまだ間に合う、ちょっとでも基金の運用が使えるんじゃないかということで、積極的な発言の中で、責任者である和歌山市長の連合長が前向きな取組をしますということでお答えいただいております。 今日は、代表である田岡市長がおられないんですけれども、その辺のところを副市長、また市長に今度の議会での内容をお知らせしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  議員御指摘の点は、後期高齢者の医療保険料のことでしょうか。 ◆4番(大石元則君)  そうですね。なので取組方によっては、まだまだ負担増を和らげる方法があると聞いております。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  後期高齢者の医療保険料の自己負担分については、引上げが予定されていましたが、それがなくなったというふうには聞いてございます。ちょっと情報が正しければ。 ただ、今、子育ての一部財源を確保するために、保険料の中から後期、国保、その他保険料の中から財源を見つけている中で、どれぐらいの負担になるかというのは、国のほうで今、制度設計をしているところだというふうに聞いていますので、その辺、保険料の額が上がるかどうかというのは少しちょっと知りかねるところで、すみません、申し訳ないです。答えを持ち合わせていないです。 ◆4番(大石元則君)  こちらも時間をかけて取り組んでおりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に移ります。 ○議長(三栗章史君)  大石議員、すみません、ちょっと時間のほうが来ていますので、休憩を入れさせていただいてよろしいですか。 ◆4番(大石元則君)  よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  10分程度休憩いたします。 △休憩 午後3時59分--------------------------------------- △再開 午後4時13分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君) (質問席) では、引き続き一般質問を始めます。 住民サービスの観点からマイナンバーカードについて質問します。 マイナンバーカードについては、国の施策でもって紆余曲折がある中で、特に1970年、国民総番号でもって国会で議論になり始めました。一時実施されないまま、1985年、廃止となった時期がございました。2002年に住民情報を自治体で共有する住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)が稼働し出しましたが、その当時は参加を拒む自治体もございました。2007年、公的年金の記録漏れ、消えた年金問題などが出てきました。それでもって、2016年、マイナンバー制度がスタートし出しました。希望者にマイナンバーカードが交付されました。2017年、個人用サイト、マイナポータルが開設されております。2020年、マイナンバーカードの取得者にキャッシュレス決済で使えるポイントを付与するマイナポイント事業が始まり、活性化されてきております。 さて、本市にあっては、マイナンバーカードの普及のための取組はどうなっておりますか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  市民窓口課、栗林のほうから答弁させていただきます。 本市の普及のための取組といたしまして、広報新宮やホームページ掲載、地方紙広告、あとイベント時の出張申請などを行っています。また、毎月最終日曜日の午前に日曜窓口を、毎月第2週目の水曜日と木曜日の17時15分から19時まで夜間窓口を設置しております。 ◆4番(大石元則君)  では、メリットについてはいかがですか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  マイナンバーカードのメリットは数多くございますが、まず顔写真つきの本人確認書類として利用できます。 次に、健康保険証の利用登録を行うことで保険証としても利用できます。 次に、先ほどのマイナポータルを使ってオンライン上で提出届出ができます。 また、本市では、10月から開始したコンビニ交付により、365日、午前6時半から午後11時まで、住民票、印鑑登録証明書の交付を受けることができるなどのメリットがございます。 ◆4番(大石元則君)  では、その交付率についてはどうなっておりますか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  令和5年10月から令和6年1月の4か月間で8%、432件となっています。なお、昨年10月から12月までは7.6%でしたが、今年1月は9.2%、2月も同等以上の増加傾向にございます。 ◆4番(大石元則君)  コンビニ交付によって事務的手続が少しは緩和されるというか、おかげのある部分もあるんでしょうか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  現在、過渡期というところもございますが、転出届が不要になるということで便利になっている部分は多々出てくるかと思います。
    ◆4番(大石元則君)  ありがとうございます。あえてお尋ねしたのは、過渡期にあるということが分かったから、この問題を少し取り上げさせてもらいました。 といいますのは、これまで市民に対して還付金なり、給付金なり、送付されております。マイナンバーカードを取得されたときに公金口座の申請をしたにもかかわらず、改めて口座指定の確認書が送られてきたということで戸惑っている市民の方もおられます。 住民税非課税世帯への給付で、公金受取口座を使用されていない理由はどうなんでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  福祉課、前地より答弁させていただきます。 令和5年1月に公金受取口座が本格運用されました。それ以前に令和4年2月開始の10万円給付と、同年11月開始の5万円給付には使用できませんでしたが、その際はコロナ禍に給付しました特別定額給付金で使用した口座情報を主として持っておりましたので、その口座を確認いただくという形で事業を進めました。その後、本格運用後の3万円給付以降に公金受取口座を使用するためには、同意を求めるチェック欄や説明を追加するため、確認書等の内容が変更になってしまうこと、また公金受取口座を希望された場合には、国に照会する事務作業が必要になりました。 本市では、振込口座の情報を把握していたため、給付スケジュールを短縮でき、また確認書の内容変更も必要ないことから、当該の給付に関しては公金受取口座を使用しないことといたしました。 ◆4番(大石元則君)  現場ではなかなか煩雑というか、取扱いに苦慮された点も見えてまいりました。ただ、公金受取口座でもって運用されている窓口も既に活用されている部分もあるんでしょうか。現在、その場限りの給付金については今の説明でよかったんだと思いますが、通常どうなっていますか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  国の所得税申告による還付ですとか、年金受給では進めていると聞いております。また、市のほうでも一部給付に関して申請をいただくときに、公金口座を希望される場合は使用をしておるようですが、あまりこの給付金と同様に口座情報があることからか、希望される方も少ないようには聞いております。 ◆4番(大石元則君)  それでは、公金受取口座を使用していけば添付書類が不要になるなど、住民にとって利便性が高いという説明もありました。この公金受取口座をどのように使用していかれるのか、今後、使用していく考えはあるのか、お聞かせください。 ◎福祉課長(前地秀高君)  実際の手続上の添付書類が一部不要になるということで、住民サービスの向上につながると考えております。 今後も様々な事業内容や情勢等を見ながら取り組んでいきたいと考えております。 ◆4番(大石元則君)  よろしくお願いします。 最後の項に入ります。陸上競技施設の現況についてであります。 現在、市内には、野球、サッカーについての常設の施設があります。最近では、県大会などで優秀な成績を収めていることを耳にしております。 そのような中にあって、陸上競技については常設の競技場がなく、常設の設備がある自治体とは環境面において差がある現状であります。しかしながら、本年度、短距離会において大変優秀な成績を収めた生徒がいると聞きました。どのような成績を収めておるんでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 現在、光洋中学校3年生の生徒さんで、昨年の7月に開催されました第69回全国中学校通信陸上競技和歌山県大会におきまして、100メートルの部で10秒82の和歌山県の中学生の新記録を出しております。その後、同年、愛媛県で8月に開催された第50回全国中学生陸上競技選手権大会に出場、また10月に鹿児島で行われた国体にも少年Bのカテゴリーで100メートルと400メートルリレーの県代表として出場されております。 ◆4番(大石元則君)  この本市にあっても、今、御説明のあった選手が立派な成績を収める、中学生で10秒台で走れる生徒さんがおられます。私がさきに述べたような環境下でも記録を出しております。 ですから、以前から申し上げておるんですけれども、せめて100メートルの全天候型走路と砂場の整備、これは走り幅跳び、三段跳び含めて跳躍、走り高跳びにも利活用されることができます。砂場の整備を進めていただき、環境を整えていただくと、さらに記録が伸びる可能性が十二分にあります。また、競技人口の増加が期待できるところもあります。 今後のことも含めて、担当課ではどのようにお考えなんでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  議員には、この場で御提言を受けておるところですが、体育施設の老朽化を踏まえた今後の整備について検討していく中で、本件についても調査研究を継続してまいりたいと考えております。 ◆4番(大石元則君)  私が危惧しましたのは、なかなか目立たない分野であります。まして個人競技が多いです。リレーにおいては、前にも申しましたが、チームワークでメダルが狙えるところまで来ております。これからもっともっと環境整備がなされると、子供たちも十二分に伸び伸びと競技に取り組んでいくものと思っております。一遍にはいかないのは理解できておりますが、継続してやって検討していただけるということで期待しております。 そこで一言、教育長に今後の見通しなり、立派な記録を出された生徒のためにもどのようなお考えなのか、お聞かせください。 ◎教育長(速水盛康君)  今も担当課から御答弁させていただきましたが、できるだけ現状の場所において、議員が御指摘を受けているところの整備を具体的にどのような形でできるのかということについて、引き続いて検討させていただきたいと思ってございます。 ◆4番(大石元則君)  私的には教育長と同じで、場所の選定さえめどが立てば、物事が進みだすのかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 今回はこのような形での一般質問になりましたが、思い起こしてみますと、私が前回一般質問させていただいたのは、ちょうど1年前の3月定例会でございました。そのときに同じような目的でもって質問させてもらった経緯がございます。そのときは田岡市長がおられました。そのときの私の問いに関しましてお答えがございますので、いま一度、御紹介させていただいて終わりたいと思います。 「まさに議員おっしゃるように、いろんな力を結集しなければならないと思いますが、公力に関しては、特に昨年度から住民の生活に密着した施策を一つ一つ実行していこう、クリアしていこうということで、職員一丸となって頑張っているところであります。これからも自助、共助、公助をうまくそれぞれが発揮しながら、住みよいまちづくりを進めてまいる所存であります。しかし、何といっても議員がおっしゃられたと思いますが、やはり他人の幸せを考えるといいますか、自分のことより人のことを思いやる、そういう人が一人でも増える、一人一人がそういう思いになるというのが、この住みよい新宮市をつくっていく根幹だというふうに思っております。また、皆さんとともにいいまちをつくっていきたいと考えます」とあります。 私も継続して皆さんと共有しながら取り組んでまいりたいと思いますので、今後とも協力していただくことを切にお願いして、一般質問を終わります。 以上です。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  議事進行。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君)  議長、大石議員の一般質問で聞き捨てならんところがある。それで、大石議員に対する調査じゃないで。大石議員は新宮市選出の人権擁護委員や。いいですか、国家公務員や。法務省の法務大臣の委嘱を受けて仕事しとるんや。行政府の公務員や。ということは、国民、市民の全体の奉仕者や。我々議員は、全体の奉仕者と違うんや、特別公務員や。自分の出身母体、自分の出身地域の利益になることだけをやっても構んのや。しかし、行政府の公務員は全体の奉仕者やろう、公平やなけなあかんの違うか。 そこでや、したり顔してこういうこと言うてるんやで。ええか、どれだけ人権擁護委員の働きが大切であるか、皆さんに少しでも理解していただきたいと常々思っていますと。自分は、人権擁護委員というのはどういう任務を持ったあるか、理解したあるんか。だから、議長、公務員やけれども、新宮市が推薦した、選出した人権擁護委員やけれども、市役所の職員と違うんや。だから、自分たちの地域にある公共的団体や、人権擁護委員は。 だから、議長を通じて調査せなんだらできんから、あんたに議事進行かけとるんや。この人権擁護委員がやで。人権擁護委員というのは、この太陽の下で行われ得るあらゆる人権侵害の被人権侵害者、要するに人権を侵害されている国民、市民を擁護するんや、それが使命。そうやろう。 そこで、この間の高田のこと言やるんやで。こう言うたんやで。人権擁護委員やで、絶対公平を守らなあかん人権擁護委員が、私は議会の一員であります、公平性を重んじたいと考えております言うんやで。公平性を重んじてこの案件に反対したと。ということは、落札業者が不公平やということや、違うか。項目も書いとるんやで、これ、項目も言うとるんやで。全体の評価の中の12項目について不公平やと。ええか、当局が4,300万円提示したんや、委託料。この落札業者は、その4,300万円で入札したんや。ところが、この落札した業者は300万円低かったんや。当たり前やこれ。競争入札やさか、低いほうにするためにやるんや。これを優遇したのは不公平やと。不公平で落札してきた言うたら、この落札業者の名誉はどうなるんな言やんやで。 だから、大西のセクハラ問題で、女性議員の人権を守るのは大事やよ。だけど、ぬれぎぬを着せられている大西の人権を考えてくれと、ずっと訴えてきたんや、5年。だから、片一方の人権を守るのに、そっちは守られてええわよ。こっちの人権はどうしてくれるんな。ずっとずっとやられてきたんやろうが、違うか。そんなね、公平性を重んじてと言うから、人権擁護委員の公平性の概念はどこにあるんな。ええか、それでこれやで。 続けて、どれだけ人権擁護委員の働きが大切なのか、皆さんに少しでも理解していただきたいと常々思っています。私には同僚の皆様が、同僚の議員、大西や。同僚の議員が誤解されているように思えてなりませんと。犬猿の仲であった、屋敷と大西や、犬猿の仲であったお二人がいつまでも議場内で同じことを繰り返していたので、あえて反対討論させていただきましたと。大西はセクハラしていないことは裁判所で認められているのに、屋敷がセクハラあった、判決下りとるやないか、何で議員辞めんのな、ロシアのプーチンやないかと言われたんで、ここで名誉を傷つけられたから、セクハラもパワハラも差別も名誉毀損も全部人権侵害やないか。だから訴えたんやろう。そしたら懲罰特別委員会は、大西に対する侮辱発言やと、処分せえという議決が下りたんや。それでここへ来たんやろう。来たんや、ええか。 それでこの人権擁護委員が、あえて反対討論をさせていただきましたと言うて、そうやろう。大西は屋敷に名誉毀損されたんや。人権を侵害されたほうを擁護するのが人権擁護委員の務めやろう。あらゆる人権侵害を受けた被侵害者、要するに人権侵害を受けている者を擁護する人権擁護委員法、それが人権擁護委員の使命や。そしたら、あえて屋敷の肩を持つ必要ないん違うんか。懲罰特別委員会は大西に対する名誉毀損やと、議長から注意せえと処分したのを、名誉毀損した、要するに大西の人権を侵害したほうを擁護してどうするんな。反対討論までせんでもええんと違うんか。そうやろう。この高田も、何で反対討論をするんなよ。人権擁護委員の選任に、竹内や大西が反対したさか報復しとるやないか。何言うとるんな、きれいごとばっかり言うて。 子供たちのイチゴ、子供たちの幸せを考えて私はしましたと言う。そんな何の意図もありませんと、きれいごと言うんや。 議長、あんたおらんとき、はたにおる局長が税務課のときや。市民から、回収機構から税金滞納したあると、家を差し押さえられて競売にかけられると、競売にかけられても、大西さん、競売にかけられたらローン残ったあるし、首つらんならんと。そうやろう、競売かけて家なくなるわ、ローン残ったあるわ、借家を借りて家賃を払ったら生活できるか。そやから税務課に待ってくれいうて頼みに行ったったんや。ほしたら税務課は待ったりますと、分割して払いなさいと言うてくれたんや。そやけど利息13%や。13%て、おまえのところは高利貸しかいうて。そやけど、この回収機構をつくったのは俺やろ。俺がつくったさか、仕方ないんや。それやで俺はしゃあないと、信用金庫に行って100万円借りて、それで税金払わせたんや。そしたら選挙違反や。何やいうて、選管へ質疑したんや。どうして俺が保証人になって、税務課が取りはぐれたある税金回収できて、みんな幸せやで、その税金で福祉事業できるんやろう。褒めてもらえるかと思ったら、選挙違反や。それで言うたら、選管は選挙違反のおそれがありますと、さっきと同じ答弁や。俺も何の意図もないわよ。その市民、かわいそうやげ。これ金つくったらなんだら、家差押えで競売にかけられたら首つったら悪いと思って、俺したったんや。 それがあるから、きれいごとばっかり言うなよ。だから、人権擁護委員やから、何にも公平な審査でしたのに、わざわざ反対討論することないやろうと。片一方のほうの味方するな。それで傷つくのは不公平や言われた業者や、傷つかへんか。人権擁護の先生がよ、屋敷と大西と争ってや、屋敷のほうがええ、大西は悪い、どういうことや。法務省の税金払いよるんや、こっちは。その自覚があるかと言うとるんやで。ほんだら副議長や、ほいで。我ががよ腹が立ってくる、何やこれ、さっきから。人権擁護委員。腹立ってくる。 今度のことで人権擁護委員の活動に対して皆さんの理解が深まれば幸いであると私は考えますやで。いい加減にせんかい、こら。今言うたように、この高田の問題だけやないで。公平やなけりゃと、俺、50年ずっと言うてるんや、行政の公平性を。人事評価も公平にできん、やめよと言うとるんや。ずっと言うとるんや。その俺がや、痴漢や言われるわ、この痴漢らいうてぬれぎぬ着せられて、裁判で痴漢したというて判決下りたあるら言われて、もうこんな不名誉なことないぞと助けてくれと懲罰特別委員会へしたら、この人権擁護委員は構ん言う。人権侵害したほうの肩を持ってどうするんな。人権擁護委員は侵害されたほうを擁護するんや。そうやって書いたあるんや、人権擁護委員法によ。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 ◆1番(大西強君)  人権擁護委員法にそう書いとる、その我ががよ、それすらも理解できていないのが、偉そうに、人権擁護委員はこうですと、何を言うとるんな。 だから、屋敷が言うたように、何誤解しとるんな。権限の中でやった、あえて反対討論、要するにあえて屋敷が正しいというふうに私は擁護したやろ。そうやろう。それで否決になったんやだ。俺の訴え、却下されたんやで、本会議で。ほんだら裁判所は、俺、そやから、真ん前で、俺かなわんわ、ほんで裁判所へ訴えたんや。議会は構んのや、我がの会派守った。嫌いな大西の不利なことしても構んのや。全体の奉仕やないもん、我がの仲間をかばうのは自由。そやけど、そやんで公平な裁判所へ、俺、裁判訴えたやろう、これ名誉毀損にならんのかと。そしたら、裁判所は名誉毀損やいうて判決下りた。すると、人権擁護委員は大西の名誉、人権を侵害したほうが正しい言うたんや、公平か。 だから、議長、いつまでもあれ、若い子らもおるから教えたるんや。我々、政策でも何でもそう、物事の真実というのは一つと違うんや。大体、哲学的に大まかにいうたら、賛成、反対、どっちが正しいもんやないんや、中庸というのもある。だから、我々、採決のときに賛成か反対か決めれん場合、その場合は退席、白票になる。棄権。これ三つある。真実、分かる。そしたら、公平な立場にあるべき人は意見が左右、意見が拮抗しとると、その場合は退席する。どちらとも判定できませんと、どちらの味方をするわけにもいきませんといって退席することも採決で許されてるんやで。反対、賛成。なのに反対討論する。 そこまで人権擁護委員にされてみい。屋敷さんと仲ええさか、反対に回ったよというんやったらええんやよ、まだよ。あえて反対討論するか。報復の何物でもない。そやけど、したり顔して偉そうによ、我がが分かってないんや、かなわんで。こんな年もいっとるし、紳士面しとるしや、そこの若い子ら何も知らん。間違うた評価するようになったら悪いから、あえて議事進行を取っとく。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 ◆1番(大西強君)  議長から、俺は議長に議事進行しとるんやから、法務省の人権擁護委員にちょっと注意というか、申し入れといてくれ。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。 11番、竹内議員、議事進行。 ◆11番(竹内弥生君)  大西先輩の言っていること、よく分かりますよ。何十年も一生懸命議員やってきて。 それで、新人さんが多いので分からないことが多過ぎるので、議長、かといって、当局全員を巻き込んでするの、一回、今日の大石議員の息子さんの話もそうですけれども、うちの娘を出さんといてくれますか、いつまでも。そういった細かいことについて、議長、当局を巻き込まずに、議員総会をして、議員とはどういうものかというのを一回みんなで話し合うべきだと思いますよ。人権擁護委員のことも。議長、それ、また考えといてください。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 ◆11番(竹内弥生君)  もう我々だけで話をするという、お願いします。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(三栗章史君)  お諮りいたします。 本日は、この程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時50分...