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03月11日-04号

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  1. 新宮市議会 2015-03-11
    03月11日-04号


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    平成27年  3月 定例会          平成27年3月新宮市議会定例会会議録            第4日(平成27年3月11日)---------------------------------------議員定数17名、現在員16名、出席議員16名、氏名は次のとおり。                             1番  東原伸也君                             2番  前田賢一君                             3番  久保智敬君                             4番  榎本鉄也君                             5番  並河哲次君                             6番  辻本 宏君                             7番  三栗章史君                             8番  松本哲也君                             9番  松畑 玄君                            10番  松本光生君                            11番  田花 操君                            12番  濱田雅美君                            13番  福田 讓君                            15番  前田 治君                            16番  杉原弘規君                            17番  屋敷満雄君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成27年3月11日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(4)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(4)から(6)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               防災監              井上 登君               企画政策部               部長               向井雅男君               次長兼企画調整課長        中前 偉君               総務部               部長               上路拓司君               次長兼総務課長          岡 雅弘君               秘書課長             片山道弘君               財政課長             小谷 充君               防災対策課長           西 利行君               市民福祉部               部長兼福祉事務所長        浜前泰弘君               次長兼健康長寿課長        森本邦弘君               市民窓口課長           小西儉弥君               生活環境課長           岩崎誠剛君               国保直営熊野川診療所事務長    谷口 昇君               経済観光部               部長               鈴木俊朗君               次長兼商工観光課長        勢古口博司君               建設農林部               部長               渕上 崇君               次長兼都市建設課長        垣本裕也君               農林水産課長農業委員会事務局長 坪井辰実君               熊野川行政局               局長               伊藤順司君               住民生活課長           丸石輝三君               会計管理者兼会計課長       西久保 敏君               医療センター               事務長              豊田正志君               庶務課長             佐藤尚久君               医療業務課長           赤坂幸作君               水道事業所               所長               葛原 勇君               消防本部               消防長              岡本秋久君               次長               切畑屋利一君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               平見善宣君               教育総務課長           北畑直子君               学校教育課長           宮本雅史君               文化振興課長           畑尻賢三君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               愛須雅文               参事兼次長            辻 篤樹               次長補佐兼庶務係長        渡爪 薫               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介            第4日(平成27年3月11日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(松本光生君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、前田賢一議員通院のため遅刻の届け出がありましたので、御報告いたします。 なお、当局より前田教育部次長通院のため欠席の届け出がありましたので、あわせて御報告をいたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(松本光生君)  日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号4から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △屋敷満雄君 ○議長(松本光生君)  17番、屋敷議員。 ◆17番(屋敷満雄君) (登壇) それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 まず第一に、熊野川の水利権更新についてです。 2月の県議会で、地元の濱口県議会議員が熊野川の清流を取り戻す対策についてと題しまして一般質問されてます。それに基づきまして、3点ほどお聞きいたします。 まず、石原県土整備部長濱口県議会議員が、国や電源開発を含めた濁水対策と効果についてを質問されております。かいつまんで申し上げますと、電源開発でつくられる電気の大部分は、下流地域にある新宮変電所に送られ、地域に供給されている。その中で、熊野川におけるダムの存在は、地域住民の一部には余りよいイメージを持たれていない。これは、長年にわたり、台風や豪雨による治水が起因する濁水が発生するからですと。本市や市議会を初め、流域住民により電源開発に対し、企業利益が優先され、人命や環境に配慮が欠けていると、強い抗議や要望が行われていますが、しかしながら効果的な解決策までには至っていない、不信感が払拭されているとは思われてない。 昨年9月には、電源開発、十津川第一発電所の取水元である風屋ダム、貯水池内の表面取水設備のゴムシート部分が破損していたという事態が発生、台風16号の接近により、出水が予測されるために濁水の早期排出の必要があるという可能性があったを理由に発電を継続した。その結果、放水口より濁度がさらに上昇することになり、その報告を聞き及んだ新宮市議会は、すぐさま早急な対策を求める抗議文を提出、電源開発は新宮市議会に対し、事の経過と損傷状況及び今後の復旧予定の説明会を行ったと。 この質問に対して、詳細な答弁を求めておるんですが、この中で、部長が、部長答弁の中でですね、この答弁の一般質問の中で、ちょっと聞きたいことが二つあるんですよ。この破損の問題で、市長を初め、電源開発で、あのときにザ・ワールドいう豪華客船寄港して川下りをするいうことで、うちのほうから何とかとめてくれという要望をして、かかわらず向こうはそれを拒否したという事態が発生したわけね。このときのザ・ワールドいう船が世界では非常に豪華客船で、もう一回来たら二度と来てくれないような非常に新宮市にとってはもう待望の寄港やったと思うんですが、そのときのザ・ワールドいう船の経過並びにそのいきさつをちょっと詳しく教えていただけませんか、あんときの。 ○議長(松本光生君)  鈴木経済観光部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君)  はい。まず、ザ・ワールドという客船の性格でございますけれども、今、議員おっしゃっていただいたように、世界で唯一のマンション型の客船であるということでございまして、それでいわゆるマンションの入居者の皆さん方は、基本的に資産10億円以上の方を対象とすると。それで、そのマンション、いわゆるその船隻、船の部屋の値段についてはその広さによりまして2億円から3億円というふうな値段で部屋を買い取るというようなことでございまして、そして行き先ですね、行き先につきましては、マンションの入居者、いわゆるレジデンスというような言い方をするみたいですが、レジデンスの皆さん方の総意により、議論により行き先が決まると。五、六年かけて世界を一周するような、そういうふうな本当に超豪華な船隻であります。船は、バハマの国の船籍というふうなことでなっております。それで、部屋室は165室で、最大360人ぐらいの方が乗られるということでして、このザ・ワールドが昨年9月に新宮港へ入港した経過は、我々、やはり長年国内の客船に御ひいきいただいてる新宮港の一つの目標として、何とか外国からの客船もぜひにお越しをいただきたいというようなことで、ずっと数年ぐらい前から営業といいますか、どういう方法があるのか研究をしながら来た経過がございます。そして、タイミングよく、昨年、例の世界遺産10周年というタイミングの中で、日本のこのザ・ワールドの代理店のほうが我々に呼応していただきまして、日本国内のザ・ワールドのコースの中へ新宮港を入れていただいたというふうな経過でございます。 ◆17番(屋敷満雄君)  もう、とっぴもない金持ちしか乗れんような船やね。我が新宮市、3万1,000人あって何名の方がそういう条件に当てはまるのか知らんけれども、市長、我がらではちょっと無理やろうね、10億円の資産いうたら。そういうような、もう大金持ちの人が来てくれて、市長を初め、何とか電源開発に川下りして見てもらうんやから、熊野川来るやからという強い要望を、難なくと電源開発いう会社は、企業が目的やいうために聞き入れてくれん。もう、誠意ある態度が、あの会社には、僕は、ない思うで。そういう会社を、今後、水利権更新してまた20年間、20年たったら、市長、幾つよ、僕は88歳ですよ。ほいだら、もう孫の時代や。孫の時代に20年後いうことを、今後、今考えならん時代に、相手があんだけ乱暴なことを約束守らん、人のことをいっこも聞いてくれんような会社相手せんなんねん。これは、もう肝に銘じて、市長、思うててほしいんや。ほいで、今から言うけどね、新宮市の発展は太古の昔から熊野川や思う。ね、市長、これは誰も変わらん。それで、江戸時代は炭がエネルギー革命のプロパンに変わるまで、市長も、俺も、小さいころは炭で、まきで生活しとってん。プロパンが開発されて、エネルギー革命があって、だからまきとか、そういう炭もやめてもうたんや。そやけども、今日ある新宮市は、熊野川の恩恵でこの新宮市ができてきてるねん。それで、熊野川へ昔は炭を、材木を、それで材木で、瑞厳寺行ったことあるか、松島の。瑞厳寺行った人、何人かおるか、ちょっと手挙げて。あんた方の先輩の方が瑞巌寺行ったら、昔はマイクでね、ここの建物の木材ははるばる和歌山県新宮市の熊野材を、伊達正宗が持ってきて建立したということをおっしゃっとってん。今度、僕らも、この前、前田賢一議員らとみんなで行ったときは説明してくれたん、中へ入っとった。そやけど、津波でやられて、やられたことはなかったんやけども、補修中やってね、ほいで本堂にはそれは張ってなかったけれども、入口の方へ張っておられた。そんだけ、やっぱり熊野川へ流れてきて、河口である新宮がそういうものを恩恵受けて、この河口から船で運ぶことができてん。それで、江戸時代はもちろんそれで、水野の殿さんもどっさり江戸に対して金もうけもできた。それで、これから後は、次は木材が十津川、北山、両方の川からいかだで流してきて、うちの祖先らもいかだに乗って北山でいかだに乗っとったから、それでいかだ師で流れてきて、じいちゃんらは生活しとった。その後は、熊野川の恩恵を受けたのは、パルプ工場やな。紀州、本州、巴川は檜杖から熊野川の水をくみ上げて佐野川へ流して、それで恩恵を受けてきてる。やっぱり熊野川なんや。 熊野川をいかに清流に戻して、恩恵を、それを貢献できたら、かなりの人がね、やっぱり人口ふえてもくるし、ほんで昨日も質問にあったけども、やっぱり人間集めてこようと思うたら、働き場があったら人間集まって来るんや、何でも。この辺で、板屋、うちの親父も石原産業に勤めたけども、あんだけの小さい町が3,000人以上の人間が集まって、それは炭鉱があったからや、銅が出たからや。ほいで、熊野川町でもいっぱい炭鉱があったのは、石炭がとれたから集まってくる。何でもそうや。人間金が、働き口があったら、みんな集まってくる。せやけど、人間、働く意欲いうのは日本人いっぱいあるんや。若い子、いっぱいある。それで帰っても来ない、働き口がないからや。それは、確かに海はね、第一次産業の海は、今度は食縁があってあれが発展したら、付随して、醤油から、酢から、米からね、器から、全部野菜から、皆、ここらのもんって要る。それは、ありがたい話になる。そやけど、今度、材木にについては、今後まだまだ可能性あるんや。あんたところの先輩の方が一人おられて、この前、俺、話聞きに行ってんけど、小さい、もう今接着剤がええから、1本のやつじゃなくても、小さい小切りした灌木材いうものを集めて、接着して、それを縦横いう張り方をやれば8階建ての建物に十分耐えるぐらいの今できてきたとおっしゃっとったわよ。そうなったらね、今コンクリにかわるようなものができると思うたら、可能性いうのはまだまだ山には、俺、ある思うで。そやから、熊野川で新宮市がずっと恩恵受けてきたんやから、熊野川でそれを盾にするいうことを考えたら、人口の流出も、俺は、可能性絶対ある思う。そやから、そのためにはやっぱりいろんな知恵かりたらええ、大学であろうが、どこであろうが。そういうことを考えたら、今から話しする今のことがね、誠意の問題であってね。 ほんで、一般質問の中で、まだまだ、俺、疑問点いっぱいあるのやけども、まずはね、濁水の、これは部長の答弁なんやけど、熊野川の濁水軽減対策については、熊野川濁水対策技術検討会によって、発生源や濁水の長期化の要因分析及びダムにおける対策に関する技術的検討が行われ、関係機関で実施する対策が取りまとめられたと。流域対策については、平成33年度末までに国土交通省や和歌山県等が崩壊地対策、河道への土砂流出防止対策河道内堆積土砂の撤去を行う。また、電源開発及びダムの貯水池対策については、平成30年の出水期までに風屋ダムで洪水時には濁水を下層に流入させ、早期に排出し、洪水後に表面の清水層から取水できるよう浮き沈みする濁水防止フェンスの設置と取水施設の改造を行うことにしており、二津野ダムでも同様に濁水防止フェンスを設置することにしたと、なってる。それで、これね、今まで市長も僕らも電源開発に二津野にもこの濁水フェンスつけよと迫った。かかわらず、彼らが言うた回答は、できません言うたんやぞ、効果ありません言うて、これはまたもうずっとあれ言うてきたね。それは、向こうは、どういう理由で今回の変わったんや、これ。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  今回の濁水フェンスは、風屋に二つと、二津野に一つ設置するというふうに聞いて、ああ、風屋はもう設置しました。それで、大規模出水については、設置前も設置後も効果はありません。それで、中小出水において効果があるというふうにシミュレーション結果が出てます。 ただ、台風12号前は、中小出水規模の場合、それほども濁らなかったということも一つの要因かと思いますが、確かに、議員おっしゃるように、私も二津野は電源開発からそういうふうに聞いてましたんで、二津野では効果がないと、常に答弁はさせていただいておりました。 ◆17番(屋敷満雄君)  これは、アドバイザーの松尾先生が、前田賢一災害復興対策特別委員長と副委員長の榎本議員以下、僕が最初に行ったときに、前田委員長が、どうですかと、フェンスは、風屋、二津野にという質問しやったわよ。そのときに、先生は、それは風屋はやっぱり神納川と、中に二つぐらいしたらある程度もう効果出るやろうと、二津野については、その効果がないいうことはないと、ただ効果は薄いやろうと、ただ取水口の問題でその改良がないとやっぱりちょっと効果は余り期待できないいうことはおっしゃっとった。そやけども、これ変わったのね、原因はね、やっぱり自分らが、市長も松尾先生にもお願いしてアドバイザーになっていただいて、それ以降、彼らが松尾先生のとこ行って、どうしたらいいんですかいう話をして、この話が出てきたと思うぞ。彼ら、自分らに対しては、一向にね、金使うことは全部拒否してきた。今回の、さきのザ・ワールドの件もそうやし、この件もそうや。何かにつけて今までは拒否してきた。 それで、もう一つの原因は、後で黒川部長が、あれ何月かな、9月やったか、こちらへ3回来てくれたんやけど、2回目までは雨か何か降っとって、椋呂の発電所のあの濁りのとき、全体が濁っとったんでこんなもんやなと思うとった。そやけど、3回目来てくれたときに、きっちりと色がね、上流から来る水とあそこの水がきっちりと分かれとった。これは、余りにもひどいやないかということで、黒川部長が立腹されてね、ほんで9月10日や、今回、新宮市へ3回目の訪問、前2回は雨が降り、もとから川が濁っていた。今回は、好天だったので川の濁りがよく見えた。ここは東京から遠いので余りわからなかったが、富士川が、静岡県の富士川やで、このような状況なら、大変な問題になっているだろう。今週月曜日に、電源開発、三県の関係者等と会議、熊野川治水協議会を行った。年度内に決着させたい。松尾教授からも伺っている。熊野川は二つの問題がある。一つは治水上の話、直轄延伸について、今は国と地方の役割の見直しの議論があり、特に上のほうは難しい。直轄代行についても、技術的に難があるなら可能だがと、これはバイパストンネルをおっしゃってるねん。もう一つは濁水、年度内にメニューをそろえて、その後、電源開発に行きたいと。電源開発の役割について協議したい、本流の流量がこれぐらいならと、どの程度の濁度になるのかわかる。十津川第二、どれぐらい抑えると台風12号以前に戻せるか、いろいろな機関が意見を出し合い、熊野川の水質を守っていきたい。熊野川モデルをつくりたいとまで、一番キーパーソンの黒川部長がおっしゃってくれてるねん。国としたら、国交省としたら、熊野川も、利根川も、信濃川も、球磨川も、全国の川、一緒なんや。どこやいうことないんや。今回やっと熊野川へ目が、国交省が届いてくれたいうことや。それを、あなたから言うたら、黒川部長いうキーパーソンが、新宮市へ、この熱意が伝わったということや。僕は、そうとっとるで。市長、どう思ってる。 ◎市長(田岡実千年君)  黒川河川部長には、本当にこの熊野川の濁水のことですね、大変熱心にいろいろ議論もしますし、その清流を取り戻すために、部長本人も熱い思いで今大変頑張っていただいていること、心強く思っておりまして、一緒になってこの問題にさらに取り組みたいと、そういうふうに思っております。 ◆17番(屋敷満雄君)  こういうチャンスは、本当に少ない思う、人生の中でもね。いかにそこに目当たったとき、チャンス到来したとき、いかにそこでつかんでいくか、つかみ取るか。あなたは強運な人や。ラッキーや。俺、今回でも、隣の亀井副市長が、宮脇先生とのああいう関係があるからこそ、そういう出会いがあったから、今回の災害のあの土砂を持ってきて、堤防つくって、植栽して守っていくといういろんな展開ができてきてんねん。それで、この中で知事に対しても聞いてるねん、濱口県議が。 ほいだらね、濁水対策について知事の認識どうですかいう話になってんねん。今回の質問は濁水の問題に焦点を当てて取り上げておりますが、先ほどの熊野川濁水対策技術検討会で話し合われた発生源の検討や長期化の要因の分析、崩壊した山腹への対応、ダムにおける対策など、知事はこれらの濁水対策をどのように認識されておられますか。あわせてそれらの対策が早急に実施され、一日でも早く清流が取り戻せるよう、今後どのように国や電源開発に対し要望を行い、また奈良県、三重県との協力体制はどのように強化されていくお考えか、知事の御所見をお伺いいたしますということに対して、知事は、よう頑張ってくれてるねん、知事ね。熊野川につきましては、平成23年、紀伊半島大水害において、上流部より大規模な法面崩壊が発生したことで、濁りが長期間継続するようになりました。この濁水の長期化は、我々の誇りであります熊野川に対して大打撃でございます。 県としては、大変重要な問題と認識して、これまでも河川管理者である国に対し地元が納得できるよう濁水解消対策を早期に取り組んでまいりますよう要望しております。ここで、河川管理者が国と、知事はおっしゃっておられるんですが、僕らの認識として、河口から5キロ以上は県の県境で、それで何とか宮井まで国が直轄でいろんな事業をやってくれというお話をしたんですけれども、先ほどの地方分権の話があって、これは無理やということで突っぱねられてきた。それで、このことともう一つ、やっぱり10年前の世界遺産のときに本宮まで世界遺産が、本宮までなったんやから、あそこまで国にしてくれという運動をしてなかった、我がらの、その知恵のなさいうんかな、今つくづくこのごろもう感じるんやけど。それについて、こういう要望はどうやったんかな。これ、今ので知事の国の管轄いうのとまた違う考えがあるんかな。その辺、どうなんですかね。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  河川管理者としては河口5キロ国交省、それから上流部は左岸三重県、右岸和歌山県、さらに上流部は奈良県というふうに指定区間となってまして、県管理区間となってますけれども、新宮川水系全体の管理者としては国交省というふうになってます。 ◆17番(屋敷満雄君)  国交省なの、やっぱり。そんなふうじゃ、やっぱり知事がおっしゃるとおりなんやね。わかりました。 せやけど、もう、ほんでさっきの、世界遺産のときの国にね、本宮までいう話はこれなかったのか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  平成17年当時から、世界遺産登録を機会に、本宮、大斎原まで直轄区間にしてほしいという要望はしております。 ◆17番(屋敷満雄君)  してるのにもかかわらず、やっぱりその地方分権のがあれになったんか。
    企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  もう、当時から地方分権改革の流れというのがありましたので、なかなか難しいというような回答であったと思います。 ◆17番(屋敷満雄君)  せやけど、これ市長、やっぱり何とか本宮まで、世界遺産なんやからね。この運動いうのは、もう忘れんと、やっていきましょうよ。これは、永遠の課題やと思います。 ほんで、次に、水利権について要望なんやけど、これは知事答えてないんやけどね。平成27年3月31日に風屋、二津野ダムによる水利権更新の時期を迎えます。電源開発から国に対し、水利使用に関する承認の申請があった場合、関係都道府県知事の意見を聞かなければならないと河川法で定められています。 つまり、電源開発が国に申請した場合、国から知事に意見を求められることになります。それに対して、昨年、先ほど言うたように、ダムの表面水利、そういうような問題があったにもかかわらず、先ほど触れた表面取水設備の故障にまつわる説明会でのやりとりが、濱口県議会議員もお見えになって、聞いておられて、オブザーバーで意見を言う機会があったと。そのときに、濁度軽減設備が故障している状態で行われた発電について、市民の代表である我々政治家が強く抗議するのは当然のことであると。例えば、食品メーカーで異物混入などが明らかになれば、商品を回収し、原因が究明され、改善されるまで生産は行われない。 また、工業製品メーカーでも、事故や部品のふぐあいが生じた場合、他の同型製品も無償で部品を交換するなど、責任を持ってリスクを負う対応をしている。理由がどうであれ、川で利益を上げる企業としてのモラルを疑わざるを得ない。電源開発が濁水の原因をつくったとは思わないが、長期化の要因の一つになっているのは事実であり、ダム建設前から濁水対策への協力を公言されている以上、このような不誠実な対応で事を済ますのであれば、知事に更新に同意しないように直訴しますと訴えている。 そして、熊野川の清流を取り戻す取り組みに関し、更新がなされた後においても、腰の入った対策を継続的に実施してもらえるよう確認を得ていただくなど、水利権更新に際し、国への意見具申されることにあっては、熊野川流域市町村の意向を十分反映していただきますように強く要望をしますと、まあ要望で終わってんのやけど。 それで、腰の入った対策いうのは、僕の考えでは、条件でつけて、金やないで、それは水道事業所で費用かかってるとか、そういうのは金を請求したらいいんや。そやけども、先ほども言うたように、熊野川、清流取り戻すのに金で解決したらあかん。今回は、もうきちっとした約束、ほんで一番早いのがやっぱり濁水の数値。きのう、ハーフ運転で17やったんやか。それで、40度以上になったら4分の1、クオーターいうのかな。 それで、市民とか、我々にわからんわだ。まして、電源開発の言うことなんか、ここにも書いてあるように、モラルない会社や、悪いけど。うそはつくの平気や。 そやから、目で見える、また、我々が、水道事業所であろうが測定できる濁度、決めなあかん。それで、もうハーフとかな、クオーターやら関係ないんよ。もう、濁水出たら、とめてもらう。 ほんで、台風12号以前らいうて書いてあるけどね、常時。あの当時でも、梅雨時から台風終わるまでの半年間は泥濁りなんや。それは、彼らは何で逃げるかいうたら、取水して水が入ってきたから、出さなしゃあないと言うんや。そんなこと全然ない。濁ったら、とめる。 ほんで、九州電力が、これは松尾先生に聞いたんやけど、一ツ瀬ダムいうたかな、一ツ瀬発電所になってる、九州電力は、もうからんけども、とめてまうんや。そういう事例もあるんや。これ、まあ一回、市長ね、松尾先生に聞いてみ。一ツ瀬ダムやったか、九州電力やわ。そこはな、現実にとめてもらいやるんや、濁ったら。そういう取り組みしてるとこもあるんや。 うちは、全然できんことないで。関電と電源開発の関係があるやろかもしらんけど、新宮市と電源開発、関電は全然関係ないんやからね。うちは、市民が守ってもろたらええんやから。そういうことや。 それで、もう一つ、部長答弁で、地元の新宮市や紀宝町から納得できるわかりやすい説明を求める御意見等をいただいており、協議会で引き続き検討してまいりますって書いてあるねんけど、これはどういうことを書いてるのか。紀宝町、何か文句言うてんねやろ。これ、どういうことを言うてんのか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  二津野ダムに、今回、濁水フェンスを設置することになりましたけれども、それダムから300メートルの上流に設置します。 それで、我々、松尾先生から聞いてたのは、取水口に選択取水設備をつけたときの効果を聞いてたはずですが、300メートルも上流に濁水フェンスを取りつけて、それと同等の効果があるという説明が、私もそうですけれども、取水口に設備をつけるのと300メートル上流にフェンスをつけるのと同等の効果というのがとてもわかりにくかった、そういうことだったと思います。 ◆17番(屋敷満雄君)  その分、皆で、ずっと関係者が電源開発と話したときに、効果ない効果ない言われとってやね、でも彼らはどういうことを言うとるんか知らんけども、その辺のあれがあるね。 ほんで、これ極論やぞ。何百年か先になるわな。ダムに堆積した土砂が詰まってもうてな、いっぱいなったと。これは何百年後かにあるわな、これ、あのままダムがあったら。ほいだら、水はナイアガラの滝みたいに、ああいう形で流れ落ちるんか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  ゲートをあけた状態は、今でもナイアガラの滝みたいな状態です。 ◆17番(屋敷満雄君)  滝やけど。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  ただ、二津野ダムの場合は利用水深5メートルということで、5メートルまでなら発電はできるわけですけども、現在は、下流では、ダム付近では、洪水による土砂の巻き上げというのは起こってませんけども、上流部の流れ込み口では起こってますが、ダムの堤体付近では起こっておりませんが、もしそういう状態になりますと、洪水時に泥を巻き上げるという現象が起きてくることになります。 ◆17番(屋敷満雄君)  結局、そやけど、ダムの寿命いうんかね、これ寿命あるわな。ほだら、埋まってまういう可能性は、ダムが撤去する以外は詰まってまうわな、これ。 いうのはね、視察行ったときに、松尾先生、8月28日に行ったんか、行ったときに、彼らの説明で西川の昴の郷のトンネルから下のほうへ、毎年、かなりの量の砂利を運ぶということを聞いてるんやね。それをどこへ持っていってるかいうと、その砂利を上流部の湾曲部いうんかな、曲がったとこをもう直線にしてね、川を、その間へ埋めてるんや。これは、田花議員も十津川やからよう知ってんねやけど、あの捨て場がもう満杯になってきたと、それで十津川村役場も困ってんねやという話聞いてるねん。 そうなると、本来あそこへたまってる量がな、ずっとやっぱりたまってきてるいうことや。とれる範囲は、見える範囲はとってるけど、とまらん範囲は、皆、詰まってきてるわな。ほいで、それが本来ダムがなかったら、皆、こっちへ流れてきてるわな、下流へ。ほいだら、浸食もないやろし、三重県なんか、もう極端やぞ。舞子の浜なんかあんなに、やることも何もない。三輪崎もそうやで、今度入れてもらうんやけど。やっぱり、市、あるいうことがやっぱり問題や。これ、どのぐらい量とれやるか、わかるのか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  前回の治水協で電源開発からの報告ですが、二津野調整池では平成23年度9万2,000立方メートル、平成24年度が39万5,000立方メートル、平成25年度が27万立方メートル、平成26年度は20万6,000立方メートルを堆砂処理しております。 ◆17番(屋敷満雄君)  そのね、20万とか30万らいうて、わからんのやけど、ダンプカーで運んだら、どのぐらいの量になるんや。 これは、まあ、どうでもええわ。 こんだけ、やっぱりたまってきてんねん、これね。これが考えようによっては資源やで、これ、砂利なんかいうものは。今、貴重な、俺、砂利なんか、建設資材の大きな、俺、資材や思うわ。こんなんも、みんな電源開発のダムのためによ。 それで、もう一つ、これ定かやないんやで。元木村知事、川舟下りの事業を始めるときに、二津野ダム要らんの違うかという発言されたいうて、俺、聞いとんのやねけど、これほんまか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  平成13年9月定例会において、金田眞県議会議員が一般質問の中で、ダムを撤去しない限り濁水は永久に続く。ダムの機能停止、撤去は検討に値する。知事、熊野川の清流を取り戻すために二津野ダムの撤去あるいは発電停止を電源開発に訴えてください。地域流域住民の悲願であり、新しい世紀の人と自然にかかわる事柄として、環境行政に大きな一石を投じてください、と質問しております。それに対して、木村知事から、二津野ダムについては、電源開発も問題視してないわけではない。これまでの要求もあって、洪水後、濁水を早期排出して発電して、清水を貯留し、濁水を軽減している、これ平成2年ルールのことだと思います。 しかし、十分ではない。最終的にはダムの廃止ということなんだろうけれども、すぐにそこまでは行かない。選択取水等の対策を、近々、県幹部を電源開発に派遣して地元の意向を伝えていきたい、と答弁しておりまして、この後、県幹部が電源開発へ行きましていろいろ交渉した結果、世界遺産の登録も間近、うわさされてた時分だと思うんですが、これから平成14年、これは13年の議会ですので、平成2年ルールが平成14年ルールに、大幅に濁水軽減対策、変更されたという実績があります。 それで、その後、濁水軽減対策が、舟運の復活ということで、川舟の復活ということで、川舟センターとも協定を交わしているようです。 ◆17番(屋敷満雄君)  やっぱり、知事の意向いうのは大きいからね。もう、こういうお話で、ある程度、知事が行ってもらって、県幹部がね、電源開発なり。まあ、今回は、今ほんまにさっきも言うたように、黒川部長いう非常に強力な方がおられるから、今の時期にいろんな問題を提起して、もう今回やっていくべきや思う。 以上で、濱口県議会議員についてはこの辺で終わります。 ほんで、いよいよ、ことし、水利権の更新の3月、もうあと20日ぐらいとなってきたけど、今の状況をちょっと教えてくれますか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  先月の25日に、更新申請書が紀南河川国道事務所のほうに提出されました。 3月5日現在、和歌山県の河川課のほうへ確認させてもらいましたけれども、まだ知事への意見照会は届いていないということです。 我々としては、電源開発に対して協力金等の話し合いはまだしておりません。 ◆17番(屋敷満雄君)  この場で、いろんな条件、うちの要望いうのは知事に言うのか。誰に言うの、これ。これを提出するのは。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  知事にも申し入れますし、直接J-POWERのほうへも申し入れます。 ◆17番(屋敷満雄君)  順序としたら、知事からうちのほうへ、市のほうへ、こういう更新が手続がなされたとね、うちへ来たと、県へ来たから、市長、田岡市長にこういう更新が来とるから手続するけども、更新してくれよと、どうなんだという話やろう。そうなったときに、市長が、あなたは、いやいや、こういうことですと、こういうことをお願いしてやってもらわんと困るんですという話になりますね、市長。 今後のことは、災害復興対策特別委員会で、議員がまた前田委員長のもとでいろんなことを協議しますけども、そういう手順でよろしいでしょうか。 ◎企画政策部次長企画調整課長(中前偉君)  そのとおりです。 ◆17番(屋敷満雄君)  わかりました。 そうやったら、もうその場で、私どもの御意見、要望をさせてもらいます。 今、20年後や、今度。ほいだら、僕ももう88歳や。でも、僕ところのかわいい孫も三つやから23歳の青年になってんねん。彼が、私のふるさとの三輪崎で暮らしてくれるか、働く場所がないか、あるか。 先ほど言うたように、新宮の熊野川が清流を取り戻して、アユや、ウナギや、川漁師が、また全国からアユ釣りに人間がいっぱい来てくれる、川下りもできる、北山ではラフティングから、いかだ下りから、また本宮からはいろんな、麻野吉男、アドバイザーみたいな村おこしの人が頑張って、葦船つくって流してくれやるけども、いろんな貢献で熊野川は全国の注目の的になる。まして、癒やしの場としての、こんだけ荒れた世の中でやっぱり心のよりどころを求めて、最終的には人間というのはやっぱり神を信じるんや。そやから、何百年も、何千年も、新興宗教と違うてずっと、仏教であろうが、キリスト教であろうが、ずっとこうつながってきてるのは、やっぱり最終的に、年とったら、僕も、おやじもおふくろも死ぬまでは、墓も仏壇も知らん顔やった。年とったら、やっぱり仏壇に毎日水もかえて、花も線香も立てて何とかしてよと頼んでる。墓へも行く。そういうふうになっていく、人生がこんだけ荒れてくるとね。やっぱり、熊野にも目注がれてくる。そうなったら、やっぱり、俺、熊野や思うで。それで、高速も開通してね、熊野三山参りしようかという人もふえてくるやろう。そうなるときの、今の現状の熊野川は無理、やっぱり清流。それは、もうあんた腹立つと思うで。頑張ってください、それだけ。 これで、こっちの項目は終わります。 ○議長(松本光生君)  一般質問中ですが、15分間程度休憩とります。 △休憩 午前10時51分--------------------------------------- △再開 午前11時06分 ○議長(松本光生君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 17番、屋敷議員。 一般質問の残り時間をお知らせいたします。前の時計で11時45分まで。 ◆17番(屋敷満雄君) (登壇) はい、わかりました。 ○議長(松本光生君)  お願いいたします。 ◆17番(屋敷満雄君)  はい、頑張ります。 それでは、予算大綱についてをお願いいたします。 まず、このほど三輪崎の孔島の鳥居の前、この前、見させてもらったんですけども、熊野川の砂利を運んでいただきまして非常に立派な状態に仕上がっております。そして、見た範囲で、僕、ずっと船着場からずっと歩いて行ったんですけども、今までよりか非常にきれいに浄化されているんですかね、いうような感じがしたんですよ。ほいで、確かにバラスの上いうのは、波の消波、波を消すのと、もう一つ浄化の作用が非常にあると思うんです。私の家の横に、東側に宇浪に川が流れとるんですけども、そこ磯との間、常時に堆積するんで、10メーターぐらいの堆積になるんですよね。ほいで、上流部に魚の加工屋がありますもんですから、たまに排水が汚れることあるんですけども、10メーターの間、水を通り抜けると清水が流れて来るんですね。それ見て、ああ、やっぱりこれ効果非常にあるなと感じたんですけども。孔島のほうは、おかげさんでよくなりましたけども、さて今度は私どもの海水浴場から宇浪にかけての工事入ると思うんですけども、聞くところによりますと、どうも海水浴場だけで私どもの中場の浜から宇浪のほうについては今のところどうなっているのかわかりませんので、その辺のことをちょっとお聞かせ願いたいんでけども、よろしく。 ○議長(松本光生君)  坪井農林水産課長農業委員会事務局長。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(坪井辰実君)  議員御指摘のところについてですが、まず三輪崎港内の孔島につきましては、国交省の熊野川激甚災害対策特別緊急事業の熊野川河道掘削の土砂を有効活用できないか国土交通省にお願いしたところ、快く承諾していただき、既に1月10日から搬入を開始、2月27日で完了しております。 議員御指摘のその三輪崎東海岸のほうにつきましてですが、現在のところ、国交省と協議しておるのは三輪崎海水浴場のところ、これにつきましては平成27年度中の完成を目指して、現在、国土交通省と調整中でございます。宇浪側につきましてですが、これにつきましては、三輪崎漁協、特に海士組合、あそこ海士組合の漁場がございますので、そこの御意見、もちろん近隣住民の御意見伺った後に、特に問題等なければ東海岸の今回の搬入のほうに追加して、国土交通省にお願いしてまいりたいと考えております。 ◆17番(屋敷満雄君)  ありがたい話で、ただ、今おっしゃったように、海士組合がやっぱり磯がありますもんで、そやけど、今の状態でありますとどうしても、やはり段々になるから海水の中にもある程度バラスが入りますわね。それで、ずっと、僕らも、あそこで僕も68年住んどんですけども、台風の波でやはり確かに取られますよ、一旦はね。ただ、終わるとやっぱりあれ、波の力で戻って来るんですよね。ですから、量が多いほどやっぱりそういう効果が非常に期待できる思うんです。ただ、やはりこれはね、漁業者、組合、組合長並びに海士組合の方との意見調整はきっちりやっていただいて、それで住民のほうは非常に喜んでくれる思うんですよ。 今見てますと、大分、三輪崎の海岸も変わってきたんですわ。今まで一番堆積があったのが、ミヤトの散髪屋さんから50メーターぐらいは非常に堆積した部分が多かったんですよね。それが、ここ、人工リーフ、あれ設置してからは、やっぱりその間が隙間ができるんでしょうね、それでやはりかなり消波されまして、見えてなかった磯がもう見えてきてますしね。そういう効果がありますから、やっぱりあそこへ入れてもらうと養浜いうことがやっぱり非常に効果ある思いますので、何とか早急に。それで、これ決まったら、オーケー、ゴーが出たらどのぐらいの期間でできるんでしょうかね、宇浪のほうは。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(坪井辰実君)  一応、特に問題なしで国交省のほうもオーケーという形のもんができれば、当初予定どおり、平成27年度中に完成したいと思っております。多少延びたとしても、特に東海岸のほうは海水浴場の関係がございますので、それまでにはきっちり完了するという形で、今、調整しておりますので、宇浪側の搬入がふえたとしても、それまでには完成していただきたいという思いで調整したいと思います。 ◆17番(屋敷満雄君)  よろしくお願いします。 次、これは、私も全然知らんかったんですよ。ほんで、たまたま私の同級生が、学校の先生上がりなんですけども、この方がもともとは勉強がそんなに、スポーツが盛んで勉強は余りするの、どっちか言えば好きやなかったんやけど、教師になったんで一生懸命勉強せないうことで、数学のこと一生勉強されて、そのときの恩師の方が池田市に住んでおられて、東くめさんが池田市に住んでおられた関係で、それでその先生と懇意になって10年前にCDをいただいておったんですけども、このたび新聞に出しまして、名誉市民の東くめさんをもっと知ってということでCDを、18曲入っとんですけども、それが、もう私のほう、僕のほうが全然勉強不足で、こんだけ鳩ぽっぽを新宮の駅前で流しておるんですけども、それを僕は曲自体を聞いたことなかった。それを聞かされまして、それがたまたま僕のおばがCDを欲しいいうことで彼からもらって、それでおばが全然曲が違かったと。思った曲やなかったということがありまして、ああ、これは一回僕もちょっと聞かなあかん思って聞いたら、もう全然わかんない。それで、たまたま、今、議長にお許しを得て聞かしていただくことになりますけども、今3曲かけますんで、これでわかる人があったら。いきますよ。     (音曲) これが、鳩ぽっぽです。それで、僕が思っているのは、鳩ぽっぽは全然違うことと思っていました。それで、これは松畑議員が丹鶴小学校でこの歌を聞いたことあると。三輪崎小学校は、そういうことはなかった。これ、そういうこと、置いといてください。 それで、次がね……。     (音曲) これが、雪やこんこんね。ほんで、一番わかっているのが、この曲は、皆、わかっているんやで。     (音曲) これね、これ、皆、うちの名誉市民の東くめさんがつくってくれた。みんな知ってんのが、お正月の歌はみんな御存じや思うけど。あとの曲、鳩ぽっぽ知っている人は、やっぱり教育長とか、皆、かなりの人、知ってるんやけど、僕は認識なかって知らんかってんけど。ほんで、雪やこんこんなんかも、全然。今でも十分通用する、僕は、歌や思うけどね。 一つはね、やっぱり市民にも名誉市民のくめさんのこと知らん人も多く思う。中上健二とか、それから佐藤春夫とか、西村伊作とか、畑中さんとかいうのは大体わかるけど、くめさん自体がやっぱり鳩ぽっぽだけで、何も知らんかったもん。だから、もっとほんまに彼が言うように、知ってほしいという思いが強い。それで、一番早いのは学校で、小学校で、これをやっぱり音楽の時間に聞かせていただきたい。それで、もう一つが新宮市のサイレン、5時と正午の。あれで、この18曲の後、これはみんなで協議してもらって、これを流していただきたいと思うよね。そういう提言したいんやけど、いかがですかね。 ◎防災対策課長(西利行君)  現在の防災対策課のほうでは、防災行政無線デジタル化ということで進めておりまして、それで一部運用を開始させていただいております。それで、4月1日から正式運用ということで予定しておりまして、それにあわせまして、現在、消防のモーターサイレン、これ鳴らしているんですが、これも廃止されまして、防災無線に切りかえます。それで、正午にモーターサイレンということでサイレン鳴らしているんですが、これもあわせて廃止されますので、それで防災対策課のほうではそのかわりに何か曲がないかなということで検討させていただいて、それでちょうどそのモーターサイレンが30秒程度ということと、新宮市にゆかりのある曲ということで、ちょうどその東くめさんの作詞した鳩ぽっぽ、これが候補に上がりまして選曲をさせていただいて、4月1日からはメロディーチャイムとして毎日の正午に防災行政無線の子局、屋外スピーカーから4月1日から鳴らさせていただくことに、予定となっております。 ◆17番(屋敷満雄君)  そしたら、4月1日からこの鳩ぽっぽ、聞こえるんやね。 ◎防災対策課長(西利行君)  はい、そうです。 ◎学校教育課長(宮本雅史君)  今聞かせていただいた曲の中で、鳩ぽっぽであったり、お正月、もともとは幼稚園唱歌の中にあって、唱歌のほうに。学校で扱うなら低学年かなというふうに思っているんですけど、学校の音楽の授業の中では絶対やらなければいけないとか、そういう曲が年間4曲、歌唱教材としてありまして、それ以外の部分はそれぞれ音楽の授業の狙いに応じていろんな曲を入れていくということになっています。 ただ、議員おっしゃったようなこういう東くめさんのような人物についてというか、そういう新宮市がそういう人物を輩出しているであったり、文化であったり、歴史であったり、自然であったりというのは、うちが今進めてますふるさと教育ということにも一致するところでもありますし、ただ、どういう曲をやっていくかというのはあくまで学校長のほうが決めていくということになっておりますんで、そのあたりについては校長会のほうに示していきたいというふうに考えております。 ◆17番(屋敷満雄君)  うちも、市民音楽祭、やりやるわな。何やったら、うちの職員、歌の上手な人ようけおるやろうから、この曲何曲か選んでもらって市民音楽祭で歌っていただけたらありがたいんですけども、そういう企画は、市長、いかがでございましょうかね。 ◎市長(田岡実千年君)  はい。ちょっと、相談してみます。 ◆17番(屋敷満雄君)  よろしくお願いいたします。 その辺はお願いして、4月から流れるし、ありがたいことなんで、何とか名誉市民もね、うちの大事な人なんですから。 それで、次は地域おこし協力隊事業なんですけども、この事業が毎年あるんですけども、何かこの前僕も何回か九重の小学校へ行かせてもらって、喫茶店でお茶飲ませてもらったんですけども、彼女がどうもやめられたいうお話聞いているんですけども、そうなんですか。 ◎熊野川行政局住民生活課長(丸石輝三君)  女の方の隊員ですけど、体調を崩されたということで辞職届を出されまして、退職されております。 ◆17番(屋敷満雄君)  確かにね、今、全国的にインターネットが普及されとるんで、ましてうちにも議員もおられる世の中になってきとるねんけども、どうでしょうかね、やっぱり彼女の場合、僕、聞いているんでは、旦那さんがまた関東のほうにおられたと。それで、旦那さんもこっちへ来る予定なんやということをお伺いしとったんで、ああ、よかったなと思いやったんやけど、やっぱり現実は、理想の世界と現実のはざまいうのがやっぱりかなり僕はある思うので、それで二人で夫婦別居して、理想のためにこちらへ来て住んでいただいたいうのはありがたいんやけども。こういう事業をやっていただくのはありがたいんやけども、ある程度やっぱり覚悟いうんかね、そういうのを見定めるいうんか、理想だけで走られると、やっぱりこれ事業としてあっても、彼女の場合、かなりもう九重のほうに飛び込んでおられたように僕も感じましたし、近所に僕の幼なじみ、昔から大事にしてもらった人も住んでおるんですけども、かなり親密にお付き合いもしとったんで、ほんでダメージも大きい思うし。 それよりか、やっぱり新宮出身で、都会で働き口がないから帰れないいう人もようけおるんでね。それで、やっぱりまだまだこれから林業、こっちのこと知ってる人もあって、働き口も来りゃ今は何とか雇用の問題もあって、今、市長、雇用でね、福祉の関係、僕、調べてみたら、僕、私事であれなんやけど、ひまわり作業所を12年前につくって、それを家族会が、9人の家族で何とかしたいいうことで立ち上がったんですけど、それでまず子供が集まる場所いうことで作業所を1年後につくって、それで法人化せんなんいうことでしていってね、職員も頑張ってくれて。現在ね、雇用している人が6人おるんですよ。でも、何も、僕は、力何もないわ。それで、財源はまあ国からいただいてるんやし、ほんで親もうれしいし、そのうちの今11人、7人は就職しました。完全就職して、オークワも、クリーンセンターも行かしてもらってますよ。 それで、今度ね、ハローワークで精神障害者の方が一人勤めとるんですけども、所長もえらいびっくりされてね、いや、こんなにできると思わなんだとおっしゃってくれとるんですよね。 やっぱり、考えていくと福祉の分野やね、副市長も、前、施設長でおられた杉の郷でも50名ぐらいの雇用職員、おられるね。えぼし寮、虹からずっとわかば園とかずっと行くと、何と228人の雇用者あるって。これ、障害者だけやで。これに、その高齢者、老人、そういう施設ね、ここのヘルパーさん、100人ぐらいおるん違うか。 そうしてくると、非常にやっぱりその働く雇用の場ではあることは事実ですよ。これは、ちょっと、行政のほうで適用にしたると、みんな建物つくるときに土地を無償で貸したるとかね。 一番困るのが、申請書をつくるときに、これもう行政の経験者やなかったらこんなもんようつくらん、確かに。ほいで、監査も来る。せやからね、そういうようなその書類面のとか、フォローしたっていただくと、これはもう十分に、まだまだ雇用の場ではあると、僕は思うんですよ。ですから、この辺はもうちょっと、きのうありがたく市庁舎も決まって本当にほっとしとるんですけども、市長も、されてますけども、あの辺のあんだけの3億円弱のお金でも、10分の1の3,000万円でええからね、そっちのほうへ向けたってもらったらね、もっともっと雇用の場も広がるし、僕は、返ってくる機会もふえてくる思うんで、その辺は一回ちょっと考えてくださいよ。ほんま、よろしくお願いしますわ。これは、もう要望だけにしておきます。 それで、次に今度の公共施設総合管理計画等策定事業、これはどういう事業ですか。 ◎財政課長(小谷充君)  これにつきましては、昨年4月に総務省より全ての地方公共団体に対して作成が要請されている計画書でございます。 今後の人口減少等によりまして、公共施設等の利用需要が変化してくる、落ちてくるというような中で、市の公共施設全体を把握した上で、市の現況や将来の見通しを分析して、施設の管理等について基本的な方針を定めていくというものでございます。 ◆17番(屋敷満雄君)  その建物の耐用年数とか、そういうことも入ってくるんですか。 ◎財政課長(小谷充君)  建物であれば、そういう耐用年数も含めてですね、あと人口が減ってくれば、その施設の利活用、利用度がどのように変化してくるかいうような形で、その施設が、現在の施設が同じような形で更新すべきなのかとか、また縮小やまた統廃合していくべきなのかとか、そういうことも含めた方針づくりをしていくというものでございます。 ◆17番(屋敷満雄君)  まあ、いえね、事業なんやけどね、市長、これね、一つ問題あるんよ。もう、汗流さんなんことやで。やっぱり、もう訪ねたったのが早いで。今度の複合施設の場合でも、丹鶴小学校も潰されるんやけど、前の僕ら教育民生委員会におるときでも、やっぱり一番問題なったのは体育館や。それで、体育館に使用するやっぱり一番大きな役目は防災の避難所と、それで子供らの運動ね、いろんな、子供、運動されてることもあるんやけど。 それは、やっぱり頑として町内会がね、取り決めでやっぱり残してくれという要望が出てくるんや、どこでもこれは当たり前の話やけどね。そやけども、今度、複合施設の中へ小さい会議室みたいなんができて、それの代行できることがいっぱいあるんやね。それで、椅子なんかでも、今やったら自動的にすっと収納できる、国技館の土俵でもぽっと上がってくるような、今、装置ができるんやから、椅子だけの問題や思うわ。でも、広っぱにあれば、子供のどんなその球技でも使える思うんですよね。 そうなってくると、やっぱり決まってきても地元の御意見とか、要望等もかみ合わんことがいっぱい出てくるわな、これ。これをその説得するいうのね、商売やったらね、根回しして説得して取引するいうのがもう三原則であるんやけども、行政はやっぱりそれ下手やわな、どっちか言えば、見よると。やっぱり、どうしても行政マンいうのは、申告制やから来てもらった人にね、こうする、得意の分野や。ほいで、その仕事もらうときも商売するほうの人は、役所から仕事もろて金もらうんやという意識が強いから、今度払うほうも財務省と一緒で、金渡したあるでいうから高飛車になってくる、やっぱり。これ、そういうように見えてくるんやね、これ。 それで、わしも一回、昔、大阪におるときに、商売人のおじさんに言われやったんや。俺ね、仕事ら欲しない言うて、いっこも仕事ら欲しいないで言うて、屋敷君って。金欲しいだけなんや。金欲しいから仕事するんやと、実際そうなんやわな、これ。せやから、人間、金をもらうために、仕事、稼ぐためにやっぱりどうしても金を払う人にはぺこぺこせなしゃあないんや、これ。これ、もう市長も商売されとってようわかる思うで。 そういう体制が、市長が、市政が、市民のためにいうて幾ら理念で掲げても、それが払拭せん間は、これは、市民はその感情いうのは抜けん思うんよ、これ。それ、絶対あるんや。それを、やっぱりこう払拭しよう思ったら、今のここへ座っている方が、そういうことをせえ言うても、これはもう無理。せやから、今度入ってくるとか、この前の次の子でいく、その何、職員の研修、30、40代から以下の人、あの人らがこれからも新宮市頑張っていかなんのやから。あの人らが、そういうようなスキルアップしてもうて、ほいでやっぱりきのうも体験のことを並河議員も言うたように、あったけども、やっぱり実際は行政、サービス業やわ、これは。それで、サービス業やけど、職員はノルマもないし、稼ぐいう声がもう前から言やるようにないから、これはそういうとこで一回現場で見て、もう1週間でも、もう体験せんことには無理ね。 ほんで、一つだけ提案をするんやったら、市長は、ことし1年間、絶対全員がどこかの役所であったわ、来た人には全部挨拶せえと、おはようございますと、ありがとうございましたと。それを号令かけてもらってね、新宮市役所変わってもうたわと、やっぱり市長になって変わったという、それは市民言ってくれるわ。ほいで、これはもう挨拶は、もう生活する上での第一歩、そやからもう全員もううちは誰が会っても挨拶するんやというようにしてもうたらね、そういうことは払拭できる。 それで、この今の事業は、もう何とかしてもうやってもらいたい。でも、要らんものはもう要らんように撤去してもろてね。ただ、そこの部分だけは、職員も、皆さんも汗かいてもうて、代用できるんやったら幾ら、町内会が幾ら反対しようがもうそれは幾ら何でもこれできませんと、そのかわり代用した施設の中にこういうことは使いますというて説得してもらわなあかん。そういうことだけはお願いして、ここ終わります。 ほいで、津波対策でね、これはもう副市長にお願いせんなんねんけど、三輪崎の八幡神社、あそこの避難道、階段は絶対無理やから、もう階段絶対潰れるわ、あんなもん。そやから、横のあの上水道、水道用地の道かな、あれ。あれ、行く、行かな。そしたら、どうしても、前、区長、区が考えたったのでは、やっぱり地域住民ね、それはもう納得してもらえん。2メーター以上の交差をしたら我がとこの基礎壊れてくると、それは絶対言うやろう。それで、今後、国のほうもいろんなことを考えるいうて、もういろんなプランもらってんねけど、やっぱりその民有地もあるしね、もう苦情、あそこいっぱいあるんよ。それで、何とかね、この方法、区長も一回力になってほしいいうことと、それでもう一つが、あの熊野地で、この前、避難タワーつくろう思うたとき、猛反対されて、住民が、それで中止になってんやけど、やっぱり地域の住民の意見もそれは尊重せんなんけどね、まずはつくるのは新宮市やからね、うちがつくるんや。そやから、ある程度、やっぱりその話し合いもして、まず三輪崎も、熊野地よりか三輪崎も大変なんや、東海岸。もう、逃げる場所が、この前もあれやってん、避難訓練してんけど、やっぱり問題はやっぱり東海岸、僕も、実態わかったわ。そやから、海水浴場の近辺か、駅の近辺か、あの辺へ何としてもやっていただきたい。 それで、市有地でやっぱり使いたいいうこと、思いもあるやろうけども、あのタワーとかね、その固定せんと、こんなもん、津波なんか、極端に言えば100年から1000年に一回来るようなものつくらんなんのやから。もう、三輪崎のね、あの東海岸のもう本通りと違うわ、あれ。人間なんか、誰一人通ってない。それで、原因はやっぱり郵便局が移転したいうことが一つの問題なんやけど、あの辺に空き地がいっぱいあるんで、もうあの辺に一つもう寄り合い場所みたいなね、憩いの場でもええし、子供や老人や、その人が、皆、寄ってもらって雑談の場にして、その上、この避難してもらうと、そういうようなものを計画してほしいんですけども、いかがでございますかね、2点。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  最初の三輪崎浄水場、八幡神社裏の、まあまあ、避難所の関係については、浄水場、三輪崎浄水場が、今後、改修計画を予定しております。その中で協力できる部分、地域の人たちの話も聞きながら、協力できる部分はその改修の際にそれらを取り入れた中身のもので進めていけるかなという思いはしております。 もう一つ、その東海岸沿いのタワーの件については、すぐにここでどうというお答えはしにくい部分があるんですが、できるだけ、あの地域そのものが、今回県から示された南海トラフの巨大地震の中で避難の困難地域という指定も受けておりますので、その辺のことも加味して、今後、十分検討していく必要があるというふうには思っております。 ◆17番(屋敷満雄君)  もう、ぜひともね、そんだけの考えたネタがあるんやったらいいんですけども、何とか対応してください。 次は、悲惨な事件でね、川崎市で子供の殺傷事件、中学校のああいう事件が発生したんですけども、我が新宮市では、こういうような状態ではないんでしょうかね。 ◎学校教育課長(宮本雅史君)  川崎の事件があった後、児童・生徒が長期間学校として所在がつかめていないと、もしくはそういう、何ですかね、グループというか、そういうトラブルに巻き込まれるようなそういう集団に所属していないかというような緊急調査というのを、学校のほうに実施しました。 その答えとしては、今そういうケースはないということで報告が上がっています。 ◆17番(屋敷満雄君)  僕も、障害者抱えてね、やっぱり家族とかね、そういう人の支援がね、もう必要な時代になってきた思うんや。前は、やっぱりおじいちゃん、おばあちゃんも含めて、3世代が一緒に生活しとったんでね、親がなかってもじいちゃん、ばあちゃんがおったんでね、中学生でも、小学生でもそうなんやけど、やっぱりじいちゃん、ばあちゃんが見とったら、もう経験豊かやからね、どういう状態かもわかったんやね。それで、この人の場合、かわいそうにお母さんが一生懸命働いとったんで、ほいで子供も気使うて、家の中では、どえらい非常にそのそういう言葉では、おくびにも出してなかったような状態なんでね。 今後、こういう状態を、やっぱりどうしてもこれね、今の子、荒れるよ。もう、これもう仕方ないことや。そういう一つの過程くぐって、僕らも、みんな悪いことしながら、皆、大きなってきたんやから、これ事実や。せやけども、それをやっぱり監視する体制をね、あのころは悪いことをしたらやっぱり隣のおじさんにも怒られたわ、殴られたりもしたよ。それが、今できん状態やから、やっぱりそういう監視体制いうのはね、一回うちのほうも考える必要あるんやけど、教育長、どうですかね。 ◎教育長(楠本秀一君)  こういった場合、課題を抱える子供というんですか、それについては学校と家庭を結ぶソーシャルワーカーというんですか、スクールソーシャルワーカーという制度がありまして、それはこの2、3年のところで発足したところで、非常に大切な働きしていただいてるんかなと思います。 もう一つは、やっぱり地域等が子供たちを育てる、地域と学校のかかわりということで、今、光洋中学はコミュニティスクール、あるいは城南、緑丘は教育コミュニティということで、地域とのかかわりを持っております。そういった中で、そういう組織をもう少し活性化していくということが大事ではないかなと。 あるいは、もう一つ大きく捉えますと、子供・子育ての大きな環境の中で、この部分は学校教育、この部分はという福祉サイドとか、非常にグレーゾーンと曖昧がありますんで、これ今度4月以降できます総合教育会議、市長をトップにして、教育と協議・調整していく機関ですけども、そこらあたりでも十分協議していきたいなと思っています。 ◆17番(屋敷満雄君)  僕は素人、わからんのやけど、やっぱり教師はもう教育、教育を仕切る。それで、生活指導とか、そのいろんなことについてはやっぱり経験豊富なOBを雇用して知恵をかりると、そういう時期かもわかりません。それで、また案外60歳以上の定年された人は、まあ、いっぱいおるんやから、そういう人の活用を、ぜひとも、市長、してくださいよ。 ほいだら、もう市長に言おう思ったけど、その先言うたから、もうやめとくわ。 もう、職員からの、この前、提言いうんですか、新聞載っとったんですけど、これをちょっとかいつまんで市長が提言いただいて、お話いただいて、もうすごいことや思うんや。今の職員が、若い子が、ほいで印象に残ったその提言と、ほいで今後こういう取り組みを続けてやっていってほしいいう要望等を兼ねて、市長のあれをお願いします。 ○議長(松本光生君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  40歳以下の若手職員がみずから立ち上げている新宮スキルアッププロジェクトなんですけど、この間、その発表会の中で、この新宮へ例えば修学旅行、都会から修学旅行へ来たときの1泊2日のプランとか、そういう大変おもしろい旅行プランとか発表やってまして、そのあたり印象に残っておりますし、また改善ということで毎年職員から市役所の中を改善すべきことはないかという、こちらからの問いかけに、結構これも若手も含めて多くの提言もいただいておりまして、そのうちの3分の1ぐらいは実現、実行しているところであります。 こういう取り組み、非常にスキルアップにもなりますし、雰囲気が前向きにもなりますんで、これからもしっかりと取り入れていきたいというふうに思っております。 ◆17番(屋敷満雄君)  非常に若い子のね、我がらでは知恵の及ばんこといっぱいあるんで、これをほったらかしにせんと、それをやっぱり取り上げてもらって、実践していただくようお願いして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本光生君)  一般質問中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時49分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △福田讓君 ○副議長(久保智敬君)  13番、福田議員。 ◆13番(福田讓君) (登壇) 一般質問を行います。 今までの議場と違いまして、今回は市長初め職員の皆さんのお顔を拝見しながらの一般質問です。若干、私といたしましても、大変初めてのケースなので、戸惑っておりますが、何とぞよろしくお願いいたします。 なお、本日は2時46分に東日本大震災の黙祷がありますので、必ずそれまでの5分前には終われるようにいたしますので、よろしくお願いいたします。 市長の政治姿勢を問うという形で、医療センターの経営方針についてお聞きいたします。 私は、この医療センターの独立行政法人化につきましては、平成26年3月の田岡市長の施政方針演説の中に、医療センターの経営方針を今後変えていくようなお言葉がございました。それを研究されているお言葉でございますが、それに端を発しまして、私は危機感を持ちまして、平成26年3月の一般質問、そして6月、9月、12月、今回で5回目です。市長を初め、職員の皆さん方には、大変話を聞くのも嫌な方もいらっしゃるかもわかりませんが、私は市民から選ばれた一人の議員として、常に市民のため、市長の言われる市政は市民のためにあることを、私も心がけております。市立医療センターが法人化して市民のためになるのか、その点について、私は常に考えております。 医療センター側からの、この件は話が出たわけだと報道、新聞等でも書かれておりますが、院長を先頭に、幹部の職員の皆さん、そして医療センターの院長を初め、幹部医師の方々が、独立行政法人化のほうがいいんだという考えをお持ちだということは、もう既に、6月、9月、12月の一般質問でも承っておりますが、果たしてそれが本当に市民のためになるのか、私は危惧をしております。 今回で5回目ですが、同じことを繰り返すかもしれませんが、与えられました1時間30分の間に、どれだけのことを、私の政治信条として、市政は市民のためにある、その信条を持って質問をさせていただきたいと思います。 まず、市長にお伺いします。 市長は、一昨年の10月の市長選挙において、見事、大勝にて2期目の市政につかれました。市長におかれましては、今後、みずからの政治方針をもとに、新宮市の発展のために頑張っていただきたいと思っております。 しかしながら、私は、1点お伺いしたいことは、私の記憶にとどめるところにおきましては、市長は、選挙公約の中に医療センターの法人化のことは発表されてなかったと思います。 私は、市長が常々おっしゃっております重大な課題を変更する場合は、大変熟慮しなければならないとお聞きしております。医療センターの市立を独立行政法人化にするためには、大変な考えと職員の知恵もかりながら、市民に訴えなければならないと思います。それが、選挙公約であります。その中に、市長の一昨年の選挙公約には、市立医療センターを独立行政法人化にするということは明記されていなかったと、私は思っておりますが、市長、いかがでしょうか。お答え願います。 ○副議長(久保智敬君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  選挙の際のマニフェストには、そのことについては入れてございません。 ◆13番(福田讓君)  市政を担当するのは市長でございます。市長がこういった大きな課題を変更する場合においては、やはり選挙公約において、そのみずからの姿勢を市民に問わなければならないと、私は考えております。 今回の市立医療センターを法人化にするという、こういった話が出てきてるのは、市立医療センターの院長を初め、幹部のドクター、そして幹部職員という話を、以前の一般質問でもさせていただきました。しかしながら、昨年、私は、医療センターのある技師からお話を承りました。事実の話です。 我々、医療センターで働いている技師の中でそんな話を聞いたこともない。福田議員が一般質問でこれを取り上げていただいたので、こういうことが進められているのかと、危惧を申しておりました。豊田事務長を初め、佐藤庶務課長、そして赤坂医療業務課長、幹部職員というのはこの3名だと思います。そして、看護部長、副看護部長を初め、あなた方は2カ月に一回、医療センターにおいて市長を迎え、そして副市長を迎えて、幹部会、そして医療センターの方針を考えられていると思いますが、本当に市の職員、医療センターに働いている方々の声を聞いてやってるんですか。幹部職員だけで決めて、それを実行しようとしてるんですか。 豊田事務長にお伺いしたい。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  独立行政法人化については、まだ方向性は決まっているわけではございません。これにつきましては、市民の方の御意見とか、市の決定もいただかなければなりませんし、最終的には議会の議決が必要となってきます。また、経営形態の見直しの方向性は、以前から申しておりますとおり、まだ決まってはおりません。 市の医療センターの職員については、また組合のほう等とも、これから具体的な方向性が決まれば話を行っていく予定をとっております。 ◆13番(福田讓君)  ですから、昨年の8月の紀南新聞に掲載されておりました。あなた方、医療センターの幹部職員の3名の方が、紀南新聞の記者方のコメントの中で、そういう独立行政法人のほうが方向性として正しいというような形の文書がもう流れているわけなんですね。これも、同じことを私は言っていますけど。そして、議会や市長に対して、そのような形で話を持っていきたいと、そのようなコメントが載っておりました。 何回も言いますが、新聞紙上に載るということは、紀南新聞とはこの紀南での最高の部数を誇る信頼される新聞なんです。そして、熊野新聞も同じくです。その中で、そのような掲載記事が載るということは、市民の方は、その掲載を、記事を見て初めてわかるわけなんです。 私は、田岡市長が所信表明演説の中で、予算大綱の中で、あの言葉が出なかったら私はこの一般質問はできなかったと思います。今回の平成27年3月定例会に、市長が発表された予算大綱の中では、業務形態の見直しは書かれておりません。しかしながら、今でも医療センター側、院長を初め、そのような考えを持って、まだ進めているわけですか。これは、本来ならば、院長にここに来ていただいて答弁をいただきたいわけなんですが、院長はドクターですので、仕事でできない、そのかわり、事務長には大変きついことを申し上げますが、お許し願っていただきたいと思います。 院長は、今でもそのような考えを持ってるんですか。できるだけの範囲で結構です。お答えください。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  これから、病院事業を進めていく上で、いろいろ法律に基づいて進めていかなければならないんですが、院長としては、経営形態の見直しも一つの手段として考えておるように思います。 ◆13番(福田讓君)  ということは、まだ院長は独立行政法人化を諦めてないということですね。そのように解釈させていただいたらよろしいんでしょうか。できるだけのあなたの医療センターにおける職務の中での、わかってる範囲で結構です。お答え願いたい。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  私の判断でございますが、そのように思っていると思われます。 ◆13番(福田讓君)  だから、私は、この質問は、本来終わりたいんですよ。しかしながら、院長初め、そのような考えを持っている以上、私は議員である以上は、この問題の追及を続けます。そして、市民の方に、最終判断は市民の方に願うわけですけど、その市民の代表は誰であるかということは、議会なんですよね。市長は、先ほど御答弁いただきました。一昨年の10月の市長選挙においては、医療センターの経営方針を、独立行政法人化にするというような公約はしてないということです。こういった大きな、市民の中で、新宮市の市政の中の一つである医療センターの経営方針を変えるということは、大変大きな課題なんです。本来は、市長が選挙公約で、私は、やっていただきたい。次の市長選挙は、あと2年半なんです。 今回の市長選挙で、市長はそのような考えを公約にはされておりません。だから、私は、市長を支持している一議員として、本当に市長の気持ちを察するところ、市長は温厚な方であり、医療センターというのは、新宮市の中の一つの機関なんですよ。そこを間違ってもらっては困ります。 経営権は、市長なんです。そして、医療センターの議決権、監視権は、我々議会、新宮市議会が背負ってるんです。院長じゃないんですよ。院長は、市長から任命されて、院長の職として、医療センターの中の医療と事務に関して責任を持って与えられている。私は、いつも一般質問で申し上げてますが、医療センターの職員、医療センターのドクター、そして医療技師の方々の職種に対する日ごろ行っている職務に対して文句を言ってるわけじゃないんです。本当に頑張っていただいています。私も、月一回は医療センターへ足を運んで、医療センターへ来るお客さんの患者数を見ながら、医療センターのことについて視察に行っています。 医療とは、人を助ける立場なんです。いつも言いますが、新宮市で開業されている個人の先生方は、遅くても6時から7時までなんです。しかしながら、医療センターは、職員の皆さんは、365日24時間休みなしに、熊野市から串本町、12万人の市民、町民の皆さんの命を預かって、救急業務は拒まない、これだけ頑張っている医療機関がこの紀南にございますでしょうか。開業医は、大体遅くとも7時です。医療センターのドクター、そして看護師、技師、24時間体制というのはなかなか大変なことです。昼間、仕事をして、5時から6時に終わる方と違うんです。医療センターをやっぱり守っていかねばならない、市民のための医療センターです。 高所得者から始め、低所得者を含めて、全て公平・公正に市民の命を助けてくれるところは、医療センターしかないんです。 独立行政法人化にすれば、何がメリットがあるんですか。私は、過去4回の一般質問の中で、それを問いただしてきました。しかしながら、医療センターの独立行政法人化と市立の比較対照表を見ても、これがしかし新宮市の市民のためになると、私は到底思えません。 もしよろしければ、事務長、そして庶務課長、医療業務課長、私に対する逆の立場で、あなた方には反対の意見は言える権利がないんです、今。しかし、あれば、私は、結構だと思いますよ。言っていただいても結構です。私は、それを受けますから。決してあなた方をいじめたろうとか、職員はけしからんと言ってるわけじゃないんです。あなた方は、御承知のとおり、新宮市のドクターは、46名中85%が県立和歌山医大からの派遣のお医者さんばかりですね。医療センターで働く幹部職員も、ドクターには相当気を使って働いていることは、十分承知で話をしてるわけなんです。 市長にお伺いします。 新宮市の人事の条例において、職員の方は定年は60歳です。しかし、ドクターは65歳です。65歳を超えても、1年を期限として3年間、68歳までその職を全うしていただけるように、市長の権限が働いております。 お伺いします。 今の院長は65歳、今度3月で一応1年の任期は切れると思いますが、この任期で一応終わるのか、それとも市長の権限で1年を延期できるとなってますから、そのあたり、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  医療センターのことを考えると、平成27年度、来年度も、三木さんに院長をお願いすべきだと考えております。 ◆13番(福田讓君)  市長は、今の院長しか、市立医療センターの経営はあなたの権限です、経営権は。しかし、ドクターとして、医療の業務に対しては、この方を超える、また若いドクターを院長に推薦する考えはないということですね。 ◎市長(田岡実千年君)  現時点では、三木さんが院長として一番適任者だと思っております。ただ、何年も延長していただけるわけではありませんので、若い方に院長になっていただく時期も、すぐ近い将来、そういう状況になるというふうには思います。 ◆13番(福田讓君)  事務長にお伺いします。 今、三木院長は何歳ですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  現在、66歳でございます。 ◆13番(福田讓君)  平成27年4月には何歳になられるんですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  平成27年4月で66歳。 ◆13番(福田讓君)  66歳。市長の答弁では、今の院長が一番適任だと、そういう市長の考えですから、それは経営責任者としての考えです。しかしながら、私が問いかけたいのは、若い方が、もっと若い方に、医療センターの、医療業務の院長として、市長はもっとほかの方に、あなたの考えで結構ですが、今この方しかないんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  来年度、この4月1日からの平成27年度は、三木さんが院長に最適任者だというふうに思ってございます。 ◆13番(福田讓君)  そしたら、市長、三木院長を先頭に、独立行政法人化を目指したいと、9月、12月の事務長の御答弁でそう申されているわけなんです。ということは、私にとりましては、院長である限り、職員、医師、幹部医師ですね、その方とともに、今後、先ほど御答弁では、事務長の御答弁ではまだ考えていると、ということと解釈してよろしいんですね。 これは事務長、まずお答えください。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  そのとおりで結構だと思います。 ◆13番(福田讓君)  そうですね。今の院長がおる限り、独立行政法人化を目指すということなんですね。どうですか。豊田事務長、答えにくいとこは結構です。どうですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  先ほども申し上げましたとおり、医療センターだけでは決定できませんので、やっぱり市のほうの決定も頂戴していかなければなりませんので、そのあたりで判断していきたいと思っています。 ◆13番(福田讓君)  だからね、質問しているのは、今の院長が院長でおる限り、独立行政法人化を進めようとしてるんでしょう。しかし、決定権は市長なんです、経営権の決定はね。市長は、1年半前の選挙公約にはなかったんですよ。それでも、院長を初め、幹部職員の方は、独立行政法人化を、院長の言うことを聞いて進めていくんですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  希望としてではそういうふうな思いはありますが、やはり決定権は市のほうにありますので、そちらのほうの判断にお任せしたいというふうに思っております。 ◆13番(福田讓君)  しかし、諦めてないんでしょう。それのほうがいいと思って進めてるんでしょう。決定権は市長にあったとしても、決定権じゃないんです、市長に対してそれを具申するわけなんでしょう。決定権は議会なんですよ。条例を変えなければならないんです。しかし、今の院長を先頭に、あなた方もそこで、あなた方は部署においては、新宮市立の新宮市の職員として、今はその一機関の医療センターに派遣されてるだけなんですよ。あなた方を掌握しているのは、市長なんですよ。そこをわかっていただきたいと思います。 ただ、豊田事務長を初め、佐藤庶務課長、赤坂医療業務課長は、そこに派遣されている幹部職員ということなんです。しかし、そこには、医療センターという機関があって、その中で院長は市長が任命して、そこの下であなた方は事務をとっていただいている。ただ、それだけなんですよ。あなたを掌握してるのは、市長なんですよ。ただ、事務をとってるだけなんですよ。 でもね、こういったこともあるんですよ。そうしますと、幹部職員、幹部医師の皆さんは、先ほどからも私が申し上げてるように、医療センターは独立行政法人化をしてもいいという、本当に心から思ってるんですか。というのは、あなた方も、市長の下の掌握された職員として医療センターへ行かれてるんです。そして、医療センターの院長は市長が任命してるんです。その中で、あなた方が働いてるんです。二重構造みたいな形になってるんですよ。そうですね。あそこで一機関として、あなたは派遣されてるんです。しかし、本庁へ帰れば、あなたは市の部署になるんですよ。 だから、私はいつも申し上げてます。市長にも申し上げてます。同じ部署で、長いことそこで勤めておったら、専門知識は身につくが、自分たちがプロであるような考えを、やはり意識されるんじゃないでしょうか。今、ここに向井部長、前もお聞きしましたが、10年ほど医療センターでおられた。岡次長もそうです。しかし、帰って来なければならないんですよ。そこが、いつまでも働ける場所じゃないんです。そして、帰られて、向井部長は、今、企画政策部長としてその手腕を発揮されてる。岡次長は、総務課長としての手腕を高く評価されている。だから、私は、同じ部署にとどまるということは、専門知識は身につきますが、私から見れば、かえって俯瞰の考えを持っていくんじゃないかと、私は、そう危惧するわけです。 市長も、前に御答弁をいただきました。やはり、専門知識も重要だと、それは当然ですが、全国で汚職、官製談合の行われている、ここにいっぱい資料があります。これ、新聞の記事の切り抜きですけど、ほとんどが同じ部署におると。 この間も、質問しました。医療センターでは、MRIとか、CTの高額な医療機器の入札はされてませんね。入札がいい、随意契約が悪いと言ってるんじゃないんですが、いろんな、全国で疑惑が持たれてるわけなんです。 市長は、今後とも、何年周期で職員の医療センターに派遣するのを考えられているのでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  何年という、そういう年数はともかく、また4月1日に人事異動を行いますので、適材適所で異動を行いたいと。適材適所についてもらうように、異動を行いたいというふうに考えてございます。 ◆13番(福田讓君)  一つね、これは本当に私はうれしかったことを申し上げます。 昨年の8月に、私の友人の知人が腰を悪くして医療センターへ入院しました。そして、ドクターにかかって薬を処方されたんです。ところが、その薬が、その方の体に合わなくて、これは厚生労働省が認可した薬だと思っていますから、ドクターも間違った薬じゃないと思いますが、じんま疹が全身にできて1週間入院されたんです。そして、その後ですね、その方が、市立医療センターの担当医に申し入れたら、これはやはり薬が合わなかったと。だから、きのう誰かの質問でもあったんですけど、安全管理委員会というのがあるんでしょう。そこでも討議されたと思うんですが、ドクターに話をしますと、ここに、ものすごい難しい、独立行政法人医薬品医療機器総合機構健康被害救済部というのがあるんですね。ここへ、こんな文書をつくって出してくださいと、そのドクターに言われたらしいんです。一般市民がこんなことできますか。これ、こんだけの相当な文書ですよ。そして、その方は、1回目提出した、この機構に。記載不十分で返されたと。それで、私に相談があったんです。私が見たってわからんですよ、こんなん、書き方なんか。 ほんで、私は、事務長に相談しました。佐藤庶務課長に相談した。そしたら、赤坂医療業務課長が、快くこの文書を理解していただいて、市民のためにこの文書を書いていただいた。本当に、私はうれしかったですよ。なぜかと、市立医療センターやからでしょう、これ。私も、あなた方に物を言えるのは市立だから言えるんですよ。独立行政法人化になったら、そんなこと言えますか。赤坂医療業務課長がこれをきちっとしていただいて、機構に送ったんですよ。相当な数ですよ、これ。これ、1日で、赤坂医療業務課長がやっていただいたんです。新宮市の85歳の高齢の方が、本当に涙流して喜んでました。こんな難しい文書を私らよう書かん。その先生にいただいた、自分でやりなさい、こんな事実があったんです。だから、赤坂医療業務課長は、親切にこれをしていただいた。なぜかいうて、私は言ったんです。市立だからだと。独立行政法人だったらこんなことできるか。 私は、本当にうれしかったですよ。だから、豊田事務長、佐藤庶務課長、赤坂医療業務課長に、この場をかりてお礼を申し上げます。本当に、やはり市民のために働いている方なんです。 昨今のね、この間、ある元新聞の記者の方が、医療センターのことで、紀南新聞に投書をしておりました、読者の声として。3月5日の紀南新聞です。 医療センターの不評を聞いていたが、医療センターへ行って、夜間の救急業務、当直の医師、技師、各位のてきぱきした処置が目を奪うものであったと。この方は、日ごろから医療センターに対して厳しいシビアな意見を持ってましたが、医療センターへ初めてこういう救急医療でかかって、何と医療センターの職員の、夜間ですよ、これだけしていただいたということを、物すごい感謝の気持ちで、紀南新聞に読者の声として投稿されていました。24時間、医療センターは休みなしで働いていただいています。 過日行われた地域医療・介護対策特別委員会においても、同僚議員が看護師を初め、技師の方々の処遇はどうかと心配されておりました。これ、独立行政法人になったら、市長が任命する理事長がほとんど決定権を持っている。そして、理事長が任命する副理事長、この3人で、あんた、全て決めるんでしょう。市長も、その理事長の首をやはり切るときでも、理由がなければ切れない。もちろん、我々議会も医療センターに口出しはできない。 今回の赤坂医療業務課長が市民のために骨を折っていただいた、これだけでも、私は、市立医療センターであることが幸せであったと思います。これから、医療というのは、それは事故もあるかもしれません。しかしながら、そこで対応できるのは、やはり市立であるからこそ市民のためにそれに対応できると、私は、そう考えています。 きついことを申しますが、豊田事務長、佐藤庶務課長、赤坂医療業務課長、この3名が医療センターの院長のもとで働いているわけですね。常にドクターとのコンタクトはとられていると思います。しかしながら、あなたは、あくまでも市長のもとでの派遣された職員であることを、忘れていただきたくはありません。 私はね、本当に独立行政法人化が市民のためになるんだったら、私は、何もこのようにきつく追及いたしませんよ。いつも申しておりますが、社会福祉法人の特別養護老人ホーム、老人福祉施設というのは、皆、これは、経営者が責任を持って、理事長、理事が、その施設の全ての決算、予算、負債を抱えるわけなんです。しかし、医療センター側からいただいた資料を見ますと、医療は市立と同じようにやっていきますが、もし赤字が出たときは、市がこれを、債務負担をしなければならないんですよ。議会に理事長の罷免権はない。まして、それに対しての意見の具申もできない。そうですね。評価委員会というのがあるんですが、あくまでも一般人でしょう。市民から選ばれた議員にその権限がないんでしょう。我々議会は、議決権、決定権、監視権を持ってるんですよ。その権限、この三つの権限、我々は失うんですよ。先ほどの赤坂課長が市民のためにやっていただいた、こういうことも私らがお願いできるんです。 赤坂課長にお聞きしたいんですが、医療事務の中で、医療の事故とか、こういったことは再々あるわけなんですか、現在の医療センターにおいて。 ◎医療センター医療業務課長(赤坂幸作君)  昨日もお答えさせていただきましたが、年間やっぱり数例はございます。 ◆13番(福田讓君)  そのときの患者さん、そして市民に対する対応というのは、やっぱり真摯にやっていただける。これは、市立でなければ絶対だめですよ。私は、もう信念を持ってはっきり申し上げます。 しかしながら、こうやって、5回目の一般質問です。同じことを繰り返していると思われます。なぜか。やはり、豊田事務長は、12月の答弁では、独立行政法人化に希望を持ってやりたいと思ってると。しかし、その考えだけであると。その考えがある以上は、私もこの問題を追及していかねばならないし、大変、事務長、庶務課長、医療業務課長に対しては申しわけないですけど、言わなければならない。私も、60歳を超えてます。年金もらってます。医療センターにお世話になります。そういう年になってきます。市民が希求する医療センターとは、高度な技術を持った急性期病院を求めているわけなんですよ。先ほど申しました高所得者、そして低所得者も、公平・公正に、市民の方が緊急の場合は無料で、ドクターヘリで、県立医大へ搬送もしてもらえる、こんなすばらしい病院ないじゃないですか。 和歌山市は人口40万人です。あそこには、労災病院、赤十字病院、そして独立行政法人の和歌山県立医大があります。競争してるわけなんですよね。それは、大変だと思います。しかし、新宮市に300のベッドを持ったそんな病院ございますか。医療センターも私は守っていかなならないと思います。 市民の方は、こう言うんですよね。一事が万事、医療センターの先生は若い、頼りない、こう言うてくるんですよ。しかしながら、逆に、医療センターの心臓外科医の先生に助けていただいた。私の知人も、そう言ってます。この串本町から熊野市までの間の病院の中で、やはり医療センターは最高であると、それは市民の方が言っていただいてます。しかし、地域間競争ですか。田辺市には国立の南和歌山病院、紀南病院がある。今、新宮市では、市民の方が求めているのは、目医者さんですか。眼科のことをいつも言われます。市長も努力されおりますが、今、眼科が勝浦の先生が来ていただける、そして和歌山県立医大からも来ていただいていますが、新宮市でも、今、医療センターでは田辺の先生に紀南病院に紹介状を書いて行っています。しかしながら、車を持って行ける人はいいんですが、高齢者の方にとっては大変なんです。どうしても早く眼科医をですね、市長、1名、手術ができる先生を県立医大へ求めていただきたいと、そういう声が強いです。市長、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのとおりでありまして、一日も早く常勤の先生が来ていただきたい、そう思ってございます。 ◆13番(福田讓君)  やはり、これだけの診療科目を持って、人口、3月1日現在で3万863人ですね。これだけの人口の少ないところで、医者を46名、看護師含めて200名ですか。看護師が200名、技師が三十何名って、これだけの大きな病院というのは、私は、全国探しても見当たらないんじゃないかと思うんですよ。それだけ、事務長を初め、あなた方は御苦労なさっている。しかしながら、事務長、診療報酬でしょう、これ。だから、診療報酬というのは御承知のとおり、2年に1回、中央社会保険医療協議会が、これ変えてくるわけですね。開業医に診療報酬を高くしたり、中核病院に診療報酬を高くしている。だから、平成23年、平成24年は黒字経営と書かれていました。しかし、平成25年、平成26年が赤字になっているという話です。 医療も、ますますこれから厳しくなってくると思います。しかし、医療センターがあるから、緊急に救急車で走っていっても助けていただく。那智勝浦町の人、言ってますよ。やっぱり、医療センターじゃなかったらあかん言うて。那智勝浦町にも、立派な病院あるでしょう、町立の病院。でも、やはり医療センターへ行きたいと言うんですよ。那智勝浦町には脳外科もないし、心臓外科もないんでしょう。やっぱり、紀南の方、串本町から熊野市の方は、頼りになるのは医療センターと言われているんです。 だから、私は、医療センターで働いている先生方はすばらしいと言ってるんですよ。決して、負けない技術を持っておられると。そして、今回、いろんな新たな医療機器が入ってますね。本当に、救急業務として、24時間体制、365日市民の命を守っていただいてるのは医療センターなんです。私は、いつも感謝しております。だから、市民の方に言うんです。あなたが当たったお医者さんが偏屈やった、看護師が悪かったと言うけど、一事が万事がそんなんじゃないですよって。そういった方の話を一々聞きますけどね、私は、そういった方に大変申しわけなかったと言うんです。しかしながら、医療センターは潰してしまったらもう終わりですよと。地元の開業医では、それだけの処置はできませんよと。 24時間体制で働いていただいてるドクター初め、看護師、技師、結婚して子供を生んだ若い看護師が、夜の12時に子供を旦那に預けたり、出勤するんでしょう。大変だと思いますよ。恐らく、旦那は、何で今ごろから行くんだと、そんなところやったらほかへ変われと、言われるのはわかると思うんですけど。やはり、いろんな面で、24時間体制の看護師、ドクターに対して、もっと誇りを持って働ける、そういう業務会計にしていただきたいんです。それが、第一じゃないですか。独立行政法人化だけじゃないですよ。 今のままで、事務長、そういった夜間業務の方に対する時間外手当や深夜手当いうのは、変更する予定あるんですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  今のところは、手当の面では変更する考えはありません。ただし、職場の環境改善とか、そのあたりのことは十分認識しておりますので、仕事のしやすい職場環境に持っていきたいというふうなことは考えております。 ◆13番(福田讓君)  組合関係とも、ちゃんとそれは話はできてるんですか。話は、常にやってるんですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  組合とは、定期的に交渉を持つような形をとっております。 ◆13番(福田讓君)  過日の地域医療・介護対策特別委員会で、ある委員からもおっしゃっていましたとおり、やはり誇りを持って働ける病院になっていただきたいという声がありました。やはり、市の職員というのは、市民に対する奉仕の精神であって、市民のために尽くすというのが公務員の姿勢なんですよね。だから、私は、本当に、夜間仕事をしていただいている方、本当に感謝してます。夜の仕事というのは大変です。朝9時から夜7時までと、また違います。そういったところですね、今後、私は求めるのは、医療センターの夜間働いている方々の、やっぱり働きがいのある、そして市民の命を守っていただいている方に対する手厚い処置をしていただきたい、そう思います。どうでしょうか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  私ども、そう思っております。昨今、看護師の勤務がかなり厳しいということで、そのあたりは看護部長も十分認識しておりまして、それで外来とかは2交代制となっておりますが、夜間の時間を1時間短縮したりといったようなことを進めております。 ◆13番(福田讓君)  ぜひとも、やはり夜の仕事というのは大変ですから、心身ともに昼間働いている方の倍以上の重圧がかかってまいりますので、そのあたりを十分ね、やはり市長とも十分連絡をとりながら進めていただきたいと思います。 私は、今回、5回目ということで、同じようなことを申し上げていると理解しているんですが、この病院経営というのはなかなか難しいですよ。しかしながら、医療は、人のため、市民のためにあるということを、私は常に思っています。 今回、もし大震災、津波が起こった場合、やはり人を助けてくれるのは医療センターですね。今回、ディーゼルエンジンですか、そういったものを配置して、透析患者にも対応ができる、そして全ての面において相当改良されていると思います。その点について御説明願いたいと思います。 ◎医療センター庶務課長(佐藤尚久君)  防災対策の一環といたしまして、今年度、自家発電機を増設いたしました。以前は2基、医療センターのほうで設置しておりましたところ、もう1基加えて3基という体制にいたしております。これによりまして、従前の対応が、4日程度の対応が可能だったところが、オイルタンクの増設も昨年しましたことも加味しまして、6日程度の対応が可能になったということでございます。 ◆13番(福田讓君)  それだけ、市民のために医療センターも常に救急業務ということを念頭にやっていただいています。本当に、感謝申し上げています。 今後、この医療センターの今の院長がおる限り、何度も言いますが、独立行政法人化をしたい考えを持ってるんですね。もう一度聞きますけど、事務長。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  院長は、私の考えではございますが、そういった考えはあると思います。 ◆13番(福田讓君)  ということは、独立行政法人化がベストだと。しかし、今、あれですね、事務長、市長からもそういう独立行政法人化、市立という形のデメリット・メリットいうのを示しなさいと言われてるんじゃないんですか。しかしながら、もう頭からそういう考えが院長持ったあるんでしょう。だから、私の一般質問は、議員である限り追及してきますよということなんですよ。絶対やめませんわね。しかし、決定権は市長なんですよ。市長は、1年半前の選挙公約で、医療センターを独立行政法人化にするというような公約はないんです。すごい大きな課題、問題なんですよ。あれだけの組織を独立行政法人化にするということは、私は、自分の政治信念を問われると思います。私は、それだけ重要なことだと思ってますよ。だから、市長は、公約には発表されてなかったんです。次の選挙ではどうか知りませんよ。 では、お聞きしますけど、事務長、ずっとその事務的なことは進めていくつもりですか。
    ◎医療センター事務長(豊田正志君)  これに関しては、これからの国の制度もあります。地域包括ケアとかのいろいろの策定もありますので、その中で適切な経営形態を考えていきたいというふうな考えは持っております。 ◆13番(福田讓君)  だから、後ほど同僚議員からも地域包括ケアのことについては質問があると思いますが、私は、それについては今回のせてません。しかし、市民が希求する病院というのは、救急は絶対なくしてはならないんですよね、これ。高度な技術は、なくしたら絶対だめなんですよ。しかしながら、症状が安定したときに、白浜のはまゆう病院にあるように、長期で療養できる病院も必要なんです。私も、そう思ってます。恐らく、市長もそう思ってると思います。今、二つ建ちなさいというたら、すごい金ですよ。白浜はまゆう病院は、お医者さん方が財団法人をつくってやってますね。あの病院も相当大きいですよ。しかし、白浜は人口が近隣市町で12万人を超えてきますからね、あそこだけで。そして、もっと20万人ぐらいになってきますから、かなりあそこの技術は高いと思います。過日、私の知人もあそこへ行って、5カ月間厳しいリハビリを受けて治ってまいりました。 だから、職員の皆さんも、あそこが、はまゆう病院がいい病院だということはわかっていると思います。しかし、新宮でそれだけのリハビリをできるところは、那智勝浦町立温泉病院だけですね、ほかにありますか。大きな病院として、事務長、どうですか。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)   新宮保健医療圏では、大きなところはないと思います。 ◆13番(福田讓君)  そうですね。だから、3万人の人口ですけど、熊野市、御浜町、紀宝町、新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町と合わせたらやっぱり12万人ぐらいあるんですよね。その中で、できれば、長期滞在型のケアできる病院も一つ欲しいわけなんですけど、しかし、そればっかり力入れてしまったら、新宮市の市立の救急病院の値打ちがなくなります。やはり、ドクターは、和歌山県立の医大の先生方も、新宮市に行けば、やはり高度な医療器具が整っている、だから来てくれるんでしょう。医療センターが、逆の考えを言えば、包括だけになってしまったら、大変なことになると思います。私は、だから二つが必要なんですけど、今のところは急性期病院として、いろんな医療、高度な医療器具がどんどん導入されています。だから、和歌山県立の医大の先生方も、ああ、新宮に行けばもっとそういう器具も使える。 昨今聞いた話なんですが、がんを患っている方が県立医大へ行っているんですよ、女性の方でね。その方がお聞きしますと、新宮に新しいがんの放射線治療器が入ってるんで、県立医大より新しいですよと言ってました。事実ですか。だから、新宮医療センターでやってくださいと言われたらしいんです。その方、実際に行ってますよ。だから、県立和歌山医大の先生が、うちのより新しいんですと、医療センターのほうが。そう言ってその方は、今、市内の方、通院してます、はい。答弁できなかったら、後でも結構ですけど。 ◎医療センター事務長(豊田正志君)  がん治療機器につきましては、昨年、老朽化の関係もあって入れかえたところでございます。ですから、かなり最新的な新しい機能を持った機器になっております。 ○副議長(久保智敬君)  一般質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時57分--------------------------------------- △再開 午後2時08分 ○議長(松本光生君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 13番、福田議員。 一般質問の残り時間をお知らせいたします。前の時間で2時40分ごろまでです。 ◆13番(福田讓君) (登壇) 40分に終わるように、間違いなく一般質問を終えるようにいたします。 ○議長(松本光生君)  御協力、お願いします。 ◆13番(福田讓君)  残り30分です。もう、何回も何回も、事務長、そして佐藤庶務課長、赤坂医療業務課長には本当にきついことばかり言ってまことに申しわけないです。でも、私は、あなた方の仕事の職種、またあなた方が一生懸命日夜仕事をされてることに対して何も文句は言いません。本当に、一生懸命やっていただいてます。それは、職員の皆さん初め、真摯な気持ちで公務員として、市の職員として市のために、市民のために働いている。市長の言う市政は市民のためにあるという、それに基づいてやっていることに対して何も私は不服を言ってるわけじゃありません。独立行政法人化によって新宮市の市民を守っていける病院としていけるのか、それを追及してるわけなんです。そこを、御理解していただきたいと思います。 また、私たちにとっては、来る4月に入りますと、新しい戦いが待ってます。私は、この医療センターの独立行政法人化を市民には問うていきたいと思ってます。今、独立行政法人化の件については、私は一般質問でさせていただいてますが、後ろで記事を書いていただいてる熊野新聞、紀南新聞の方を通して市民の方にその一部しか報道はできないと思います。新聞記者は本当にきちんと書いていただいてます。感謝しております。しかし、紀南新聞、熊野新聞をとってない方もたくさんいらっしゃるんです。人口3万863人の方に、今、こういったことが進められていることを、私は、次の戦いで訴えていきたいと思ってます。決して職員の皆さんのことを厳しく言っているわけじゃありません。独立行政法人化というのはこういうもんですと。過日も、12月の新聞記事においても、ある新聞記事には独立行政法人化に対する警鐘が鳴らされたということを書いていただいております。独立行政法人化によって、市長から選ばれた理事長が全ての権限を握ってしまう。そして、副理事長を任命するのも理事長であります。そして、理事長を罷免するのは理由がなければならないし、それは市長にあって、我々議会にはないんです。議員にもないんです。それは、事務長を始め、お二人の課長も御存じだと思いますし、職員の皆さんが、今、組合があって、新宮市労働組合があっていろんな諸問題について市長との労組、労働組合ですか、そういった話し合いもできます。しかし、今度、法人化になってしまえば、理事長のもとで全て権限が市長じゃないんですよね。それは、事務長、佐藤課長、赤坂課長もわかっていただいております。あなた方は、先ほどから申し上げてますが、市長のもとで派遣されて働いてる部下なんですよね。ただ、あそこの医療機関として派遣された以上は院長のもとで仕事をしてると、二つの形を持ってる形なんです。でも、忘れていただきたくないのは、あなた方の上司は市長であるということをよく身に引き締めていただきたいと思います。ただ、あなた方はそこで派遣されて10年、15年と働いてるというだけで、やはり市長の命令によってあそこへ派遣されてるだけですから、そこをよく考えていただきたいと思います。 何回も何回も言って、同じことを言いますけど、大変なことなんでね。こういった組織を変えるということは、やはり十分に考えて市長が判断されるんですが、しかし議会にその条例が上がってきてしまったら、もう議会は賛否両論しか捉えられないんですよ。だから、私はこう言って、今の院長がそういうお考えをずっと持つんだったら、私が議員である限りずっと追及していきます。そして、市民に訴えてまいります。なぜか。市政は市民のためにあるんです。医療センターも、市民のためにある医療センターですから、そこで働いている院長初め、先生方はそこで働いている職員ですから、経営者じゃないんです。そこだけは、私は常に心に持って、この問題は私が市議会議員である限りずっと追及し続けます。 この医療センターの今後のですね、私たちも次の戦いがありますから、その戦いをクリアしなければ何も物は言えませんので、私も真剣になって戦っていきたいと思います。 以上で、この件は終わらせていただきます。 市長並びに事務長、お二人の課長、大変きついことを言って申しわけないけど、私は、このような考えを持って市民に選ばれた一議員として真摯にこの問題に対して対応していきたいと思います。 続きまして、平成27年度予算大綱につきまして、まず防災についてお聞きします。時間がありませんので、簡単に明瞭にいきますので、明瞭に答弁を願いたいと思います。 防災行政無線がやっと完成ということで、デジタルになります。しかしながら、デジタル無線になりましても、市民の方が屋内においてシャッターを閉める、そして雨戸を閉めた状態ではなかなか防災行政無線が新しくなっても聞こえないことがたくさんあります。私も、確認はしております。こういったフォローを、どうして少なくできるかと。やはり、以前からもずっと言い続けておりますが、戸別受信機ですね。熊野川町では、無料で配布されました。しかし、市長、どうでしょうか、防災対策課長にもお話ししたんですが、二、三年前にも一般質問をさせていただいたときは6億円、7億円かかると言ったんですよね。それを、私は、あのとき市民に配布したらどうでしょうかと言ったんですが、今、携帯で届けておればメールによって新宮市の防災関係のニュースが飛び込んできますが、どうしてもその携帯電話、スマートフォンを取り扱いできない方がいらっしゃるんですよね。そして、やはり耳で聞きたいし、そういった戸別受信機を何とかできないかという声が、本当に市内を回っておりますと、声を聞きます。私は、無料でそれを市の金で希望者に配布せよとは言いません。やはり、そういったどうしても欲しいんですよ、そういった方に対して市が援助できる、そして所得によって援助できる、そういった方策を考えてはいかがかと思うんです。全戸に配れということは、できません。ただ、以前は、熊野川町は900戸ですか、していましたからね、以前、熊野川町が合併前は。それに基づいて、田岡市長は、熊野川町に対して、あれ無料ですね、配布されてます。しかしながら、新宮市は相当な9,000戸ですね、甍連なる9,000戸、相当な金額になりますから、どうしても高齢者の方で戸別受信機をいただきたいという方がおられますんで、そのあたり、今後、私は、市のほうから何とかいい方法はないものかと、やっぱり補助金とか、所得に応じた形の対応はできないかと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(松本光生君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  戸別受信機につきましては、地域的なことから、中山間地域であります熊野川町、高田には無料配布をさせていただいたところでありますが、この市内のこの住宅密集地においては、もちろん件数が多いのと、あと一つが数万円するということで、なかなかこれを全て旧市内にお配りするというのは現実に難しいというふうに考えております。 ◆13番(福田讓君)  市長、私、無料で配れていうんじゃないんです。欲しい人は、私、防災対策課長にもお聞きしたんですが、周波数を合わせば、合わしていただければ聞けるんですよ。だから、それを求めたいという方に対して、いや、私はもうメールも持ってますし、スマートフォン持ってますから要りません。しかし、高齢者の方がよう扱わないんですよ、どうしたらいいですかっていうような声があるんですよ。だから、そういう方は、高額所得者もありゃ、低所得者もいらっしゃるんですよ。だから、お金を持った人は、私、買いますからねという人もおるんですよ。そういった方に、やはり市としてはどのような政策ができるものか、考えていただきたいんです。国民年金だけの方もおれば、厚生年金の方もいらっしゃいますし。あれは周波数を変えれば聞こえるらしいんですと。今度はデジタルですからね、新宮から放送すれば全部聞こえるんですよ。熊野川町はありますからね。 ◎防災対策課長(西利行君)  戸別受信機なんですが、議員おっしゃられたとおり、熊野川町配布させていただいて、それで、今回、新宮市内には配布してないんですが、要援護施設の関係とか、あと小・中学校、それから保育所、それから、そうですね、消防団員さんが…… ◆13番(福田讓君)  それは、わかっています。だから、一般家庭のこと言ってるんよ。 ◎防災対策課長(西利行君)  それで、一般家庭の方なんですけど、これ戸別受信機本体で5万円かかります。それで、場所によっては、アンテナ、外部アンテナなんですけども、それも設置の必要があります。それで、それが大体7,000円ぐらいかな、それで5万7,000円で、さらに設置費用というのが、それがかかってくるかと思います。それで、6万円超、もし2分の1補助という形になっても3万円自己負担発生するんですが、私どもは繰り返しPRはさせていただいてるんですけども、音声配信サービス、これが高齢者の方には電話番号だけ登録していただければ、音声で電話かけさせていただきますので、それが効果的かなとは考えております。それで、まだまだPR不足という感は否めませんので、機会あるごとにPRさせていただいて、どうしても市役所のほうに手続ができないということであれば、私どもから足を運びまして登録の手続等をさせていただきます。それで、こういう難聴対策ということでほかにもさせていただいているんですが、これの効果を見ながら、その補助というか、希望される方、そういう方についてはこういう難聴対策の効果を見ながらちょっと考えてはいきたいな、勉強していきたいなとは思っております。 ◆13番(福田讓君)  今おっしゃってることは、もう十分わかるんですよ。しかし、聞こえませんよ、デジタルにしたって。もう、中へ閉め切ってしまったら終りですよ。井上防災監も、よくわかってると思うんですけど。実際、そうです、聞こえません。デジタルにしたって無理です。しかし、デジタルは真っ直ぐ飛ぶから、今までのアナログと違ってかなり有効なんです。しかし、閉め切ってサッシを閉める、外の雨戸も閉めたらまず聞こえません。そういった方がおられるということなんです。そして、今、課長がおっしゃったことも十分わかります。そして、電話登録したらいいんですけど、できない人、ほとんどです。それを、皆さん方が1軒残らず回っていくというのは大変なことだと思いますよ。だから、今後、これ必ず苦情出てきますよ、はっきり言いますけど。防災行政無線、デジタルにしたって聞こえないからって絶対出てきます。だから、前もって言ってるんです、はっきり申し上げますけど。全て完璧は無理なんですよ。これ、幾らデジタルにしたってね。だから、そこらあたり、また新宮市は防災にデジタルに7億円もかけて、何でこんなことしても聞こえへんって、もう必ず市民が苦情来るんですよ。わかってるから、言っておるんですよ。それを、なるべくやっぱりその苦情を市のほうへ、私らもそれ答えてますよ。どうですか、防災監。ああ、市長でも結構ですよ。 ◎市長(田岡実千年君)  本当に、議員おっしゃることはよくわかっておりますが、6万円も超えるような受信機で、お金に余裕のあるところしか買っていただけないという状況の中で、これをそういうふうに有料ででもお配りするわけにはいかないというのが、今の判断でございます。 ◆13番(福田讓君)  だから、市長、有料で配れって言ってるんじゃないです。ただ、今すぐに返答を持ってこいって言ってるんじゃないんです。防災監にもわかっていただきたんですけどね、市長。そういう方に対して、どんなことをしていくかということを今後考えていただかな、必ず苦情来ますよ、入らない、聞こえない言うて。それを、前もって、今、一般質問でやってるわけなんで、そういう声があるんでね。だから、ただで配れって言ってるわけじゃないんです。だから、今後の検討課題として、防災監、どうですか、そのあたり。市長でも結構ですけど。 ◎市長(田岡実千年君)  無料でも、有料でも、旧市内の住宅密集地の一般家庭に、今のところ、戸別受信機をお配りする、配置する予定はありません。 ◆13番(福田讓君)  そしたら、市長、ちょっと待って待って。いや、市長、それでいいんですか。 いや、私は、市長の考えを聞いてるわけなんでね。市長は、もう絶対それは配らんのやと、6万円もするからできんのや。しかし、これからのことで、そう言い切ってしまったら、ほいだら、私ら欲しいやろうけど、そんなんかと、市は、というふうになってきますから、私は、ワンクッションを置いて、やっぱり研究されたらどうですかって言ってるんですよ。 ◎防災監(井上登君)  議員おっしゃるように、雨戸を閉め切って聞きとるいうことは困難の状況にはあります。それで、今は、住民に複数で情報をとってほしいと。それで、屋外であれば防災行政無線で聞いてほしいと。それで、雨風が激しいときもあるんで、そういうときは、今、難聴対策としているメール配信、それとメールを使えない人で高齢者が主なんですけども、そういう方は電話番号を登録してもらえれば、放送内容と同じものが電話でかかってくる。その対応をしてますんで、そういうことで二重、三重に…… ◆13番(福田讓君)  はい、わかりました。もういいです、もういいです。 そしたらね、私が提案しますわ。そしたら、広報にでも、もっとこれからね、完成するでしょう。だから、広報で繰り返し繰り返し広報していただいて、ほいで自分でできない方は、そういう電話機の設置しに行きますと、そうでしょう。普通のNTTの電話を設置したらいいんでしょう。それで、NTTの電話機をボタンを押してかかるようにしたらいいんでしょう、そうでしょう。それでいいよ。もう、いいんやね、そうやね。 そうでしょう、簡単なんでしょう。 ◎防災監(井上登君)  ほとんどの家庭に電話機はあると思います。 ◆13番(福田讓君)  いや、だからわかってる。だから、電話機操作したらいいんでしょう。 ◎防災監(井上登君)  じゃなしに、電話番号を預かれば、こちらで登録しまして、そちらへ自動的にかかるような仕組みなんですね。 ◆13番(福田讓君)  ああ、お宅でできるんか。 ◎防災監(井上登君)  それはできます。 ◆13番(福田讓君)  家でするんじゃないんや。 ◎防災監(井上登君)  そうです。 ◆13番(福田讓君)  わかりました。ごめんなさい。 私、自分が一人せなあかんと思うたんよ。だから、できんでしょうって。そしたら、防災監、防災対策課長のとこへお電話して、うちの電話番号22の8888、聞こえるようにしてくれ言うたら、市からできるんやね。 ◎防災監(井上登君)  防災対策課で行います。 ◆13番(福田讓君)  そしたら、防災対策課から直接そんな機械あるん。 ◎防災監(井上登君)  じゃなしに、すみません。外部に出すんですけども、登録はうちでできますんで。 ◆13番(福田讓君)  だから、まあ、座ってください。 市民の方、家におって、ほな、待ったってね、ほいで市役所へ言うてたら、うちの22の8888が自動的にもう新宮市からの情報入るって、何にも電話機触らんでもいいんやね。そういうことやね。もう一回、答弁してください。 ◎防災監(井上登君)  はい、おっしゃるとおりです。 ◆13番(福田讓君)  だから、それをもっと市民の方に、どうしたら広報できるかということでね。やはり、もっとさ、これから災害来る時期でしょう。もう、4、5、6、7、8ぐらいやったら。今、どのぐらい、何%できてある、そしたら。 ◎防災対策課長(西利行君)  電話配信の登録件数なんですけど、現在168件にとどまってます。 ◆13番(福田讓君)  ただ、168件しかないんでしょう、ほいだら。だから、高齢者の方のところへ、したっていただきたいんですよ。だから、それ知らん人、いっぱいあるもん。 ◎防災対策課長(西利行君)  まだまだPR不足という感が否めないというのは自覚しておりますので、機会あるごとにそういう音声配信ですか、そういうのを易しく伝わるような形で頑張っていきたいと思います。 ◆13番(福田讓君)  はい、わかりました。 そしたら、新宮市の防災対策課長、防災監のとこに電話を入れれば、そういう手続は市が親切にしていただけますので、家で一般の市民の方がNTTの電話とか、KDDIの電話を操作しなくても、番号を言っていただいたらできるということですね。 ◎防災対策課長(西利行君)  各家庭の電話番号ですか、電話番号と御住所、お名前、言っていただきましたら、こちらのほうで電話番号を登録させていただきますので、それで防災行政無線を鳴らしたときに、あわせてそちらの家庭の電話のほうへ、同じ内容をお届けさせていただく、電話番号の先にお届けさせていただくような、そういうような形になっております。 ◆13番(福田讓君)  だから、もう何回も言うけど、新宮市が全部していただけるということやろう。そやね。はい、オーケー。 だから、それもっとアピールせなあかんじゃないですかね、そしたら。だから、私は自分でせなあかんと思ったんよ、打ち込んで。だから、年寄り、ようするんかなと思ったから。それやったら、もうね、もっと広まると。それが、今なお190件、それしかないん、これね。もっと、やっぱりアピールしていくためには考えていただきたいんですけどね。若い方とか、私なんかは、もうメールで携帯電話入ってきますからね。要するに、高齢者の方なんですよ、言われるのは。だから、それもっと統一させたら、どんどん登録できるように、もうちょっと防災対策課で市民の方に周知徹底をお願いしたんですが。 ◎防災対策課長(西利行君)  どうも、高齢者の方にはメール配信みたいな、そういうイメージが多分ついてるかなと思いますので、いや、決してそういうことではないですよということで、うまく何か伝わる方法を考えていきたいと思います。 ◆13番(福田讓君)  でもさ、黒電話やったらどないなるん。 ◎防災対策課長(西利行君)  黒電話でも同じ電話なんで、こちらから電話をかけさせていただくのは変わりません。 ◆13番(福田讓君)  ああ、電話鳴るんやね。 ◎防災対策課長(西利行君)  鳴ります。 ◆13番(福田讓君)  ほな、とった、とらなあかんのやね。 ◎防災対策課長(西利行君)  そうです。一旦かけさせていただいて、相手の電話が鳴って、とっていただいて、それで放送内容が聞こえる、そういう形です。 ◆13番(福田讓君)  今後とも、市民の方にもっと登録できるように広報活動を行っていただきたいと思います。 ありがとうございます。 ○議長(松本光生君)  もう、あと10分です。 ◆13番(福田讓君)  1件、お伺いします。これも、総務建設委員会で話が出たんですが、北山村との消防事務の委託、今回、規約が出てきますけど、過日、ある委員が、熊野川町が北山村に救急が入った場合、熊野川町の1台が走っていくと。そしたら、救急車が空っぽになるんですね、熊野川町で。ほんで、新宮から今度応援に来るんでしょう。その対応で、ある委員が質問をしたら、2万人があるから大丈夫だと返答があったもんで、私も、それに対して再度質問をさせていただいたんですが、今回、北山村とのこういう広域消防はいいことなんですが、新宮市民がそれによってマイナスにならないように、私は危惧してるんです。別に、消防署職員が一生懸命していただくことに対して、何も文句を言ってるわけじゃないんです。だから、市長の答弁では、救急車に、救急ですね、その車に乗られる方をOBでも対応したいと、市長が御答弁されておりますけど、しかしながら、北山村へ行ったときに、熊野川町に1台もないと。そのとき、私、北山村には今1台救急車あるんでしょう。実際、それは、運転しているのは消防の免許を持った人じゃなしに、一般職員がやってるんですね。だから、救急車あるんでしょう、1台。 ◎消防長(岡本秋久君)  救急車といいますか、患者搬送車という形のものでありまして、そういう、今、新宮市が運用しています救急車のような、心電図だとか、そういう装備というのは全くついていないというふうには聞いております。 ◆13番(福田讓君)  だから、新宮市の消防車のように、救急救命士が乗り込んで、全ての面において救急隊員が高度な技術によって医療センター等病院までに行く間の処置ができるような、そんな車じゃないということですね。ただ、患者を搬送できるような車だということですね。今後、そういった車を1台ですね、私が申し上げているのは、北山村が、あれ恐らく1,000万円ぐらいするんでしょう、あの救急車、と私は思ってます。だから、そのぐらいの1台、やっぱり用意するぐらいの協力金ですか、それをしていただきたいと。お互いが協力するんですから、熊野川町で年間150件、北山村でも40件、50件の救急が出るということですからね。職員対応は、市長が御答弁されたとおり、OBの方を何とかするということを聞いてるんですが、その救急車ですか。それを、やはり北山村に応分の予算を出していただきたいと。今後、今回出てくるのは規約だと思うんですけど、私は、中身のことを言ってるんですけど、消防車1台ぐらいは北山村が購入して、それを新宮市の消防署に配置すると。そのぐらいのことを、市長、やっぱりやっていただかなんだら、やはりみんな心配するんですよ。ただ、OBの方の運転手の方があっても、車がなかったら同じですからね。市長、どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのあたりは、これからの協議で、お互いがプラスになるように考えていきたいと思います。 ◆13番(福田讓君)  御答弁いただきました。ありがとうございます。 やはり、熊野川町の住民の方は、消防職員の方が一生懸命救急業務につかれていることに対して、何も言ってるわけじゃ、文句を言ってるわけじゃないんですが、北山村へ行ってる間に、もし何かあったとき、救急車も新宮から来なきゃならない。それでも、20分以上はかかると。熊野川町やったら、すぐ行けますけど。やはり、消防車1台ぐらいは、北山村に予算を出していただいて、そういう対応をしていただきたいと。私は、ベストじゃないかと思いますんで、今、市長の御答弁では、今後とも協議の中で進めていただくことになりますけど、その後また次の戦いが終わって、6月定例会ですか、それのときに、またそのあたりの状況をお伺いしたいと思いますので、今後とも北山村との連携はやっぱりしてあげていただきたいし、お互いが近隣町村で助け合うということは、もう大事なことですから。しかしながら、新宮市民にマイナスにならないような形の協力関係を結んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で、一般質問を終わります。 ○議長(松本光生君)  暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時37分--------------------------------------- △再開 午後2時45分 ○議長(松本光生君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 この後、東日本大震災の犠牲者並びに姉妹都市名取市の方々に対しまして黙祷を行います。皆様、御起立のほどよろしくお願いいたします。     (黙祷) ○議長(松本光生君)  黙祷を終わります。ありがとうございました。 一般質問中ですが、3時まで休憩いたします。 △休憩 午後2時46分--------------------------------------- △再開 午後2時58分 ○議長(松本光生君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △三栗章史君 ○議長(松本光生君)  7番、三栗議員。 ◆7番(三栗章史君) (登壇) それでは、一般質問をさせていただきます。 先ほど、福田議員のように熱の入った一般質問になるかどうかちょっとわかりませんけども、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、第1項目の買い物弱者問題についてということで質問させていただきます。 熊野川・高田地区もそうなんですけども、最近、市内でも高齢化率34%近くになってきまして、買い物行くのが大変困るというお話を旧市内でもお聞きします。現実に、私の住んでる近くの相筋地区なんかは、もうお店が1軒もなくなってしまってるような状況でありまして、かなり深刻な状態になってきてるようにお聞きしております。高田・熊野川地区は、前から出張販売をしていただいてる業者があって、大変助かってるとこなんですけども、この旧市内につきましてはそういうのが今のとこないと。 そんな中で、ちょっとこれ商工観光課出しておられます買い物お助け協力店のカタログということでいただいております。これは、市内の業者が、こういう物を配達できますよということでパンフレットをつくっていただいてるんですけども、この件についてちょっと簡単に御説明お願いできますでしょうか。 ○議長(松本光生君)  勢古口経済観光部次長兼商工観光課長。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  この事業につきましては、消費者の利便性の向上と日常的用品を販売する市内の小売店の売上増につなげるため、また高齢者等の見守りにも協力していただけるお店を認定させていただきまして、それらをリストアップし、広報を行っていくという事業で、一昨年の平成25年度の新規事業として始めさせていただいております。 ◆7番(三栗章史君)  本当に、大変これありがたい事業やと思うんですけども、その稼働率というんでしょうか、その辺はどんなもんなんでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  当初の平成25年度のとき、募集をさせていただきましたところ、47店舗のお店に協力いただきまして、それらを認定しまして、一枚物の大きなチラシにいたしまして、全戸配布をして市内に配っております。その後、今年度平成26年度ですが、当初に追加募集をさせていただきまして5店のお店が協力していただきまして、現在、52店舗になっております。そこで、今、議員上げていただいたそのカタログにつきましては、今年度の事業としましてカタログを、冊子ですね、それをつくらせていただきまして、一応そういう買い物等を必要とするような世帯、例えば高齢者の世帯とか、障害者の世帯の方、敬老会やもろもろのイベント等を通じて配らせていただいております。 また、民生委員協議会のほうにも御協力いただきまして、要保護世帯というんですか、そのような今後買い物難民となるようなおそれのあるような世帯の方等にも配っていただくようなこともお願いしております。 また、最近、妊婦さんとか、幼児を抱えられてるお母様方、こういう方もなかなか日常買い物に出かけられない事情もあるということで、そういう方も利用したいというお話もございまして、現在、幼稚園、保育所等を通じて配布もさせていただいるところでございます。 ◆7番(三栗章史君)  聞き取りしていたらで結構なんですけども、逆に、これを見て注文来てますよというようなお店からのお話は聞いておられるんでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  単発的には聞いておるわけなんですが、新年度に入りましたら協力店のアンケートをとらせていただこうかな思いますんで、そのときに実績等出てくるかと思います。 ちなみに、高齢者の見守り強化いうことも主眼に置いてますんで、その実績としましては少ないんですが、平成25年度で1件の報告がございました。平成26年度についても1件、そういう世帯の報告がございました。これ、いずれも認知症関係のちょっと心身が弱っているんじゃないかいうお店からの通報がございまして、うちの包括支援センターのほうが動いてるというような実績もございます。 ◆7番(三栗章史君)  はい、ありがとうございます。 この後の地域包括ケアシステムにもかかわるような形で、そういうふうに見守りも兼ねてということで大変すばらしいんですけども、今言うていただいたように、平成25年度から始めたということなんですけども、私のほうも、買い物お助け協力店というのは知ってましたけども、こうやってカタログを見て初めてこういうお店があるんやというの具体的にわかったような形ですんで、これも大変すばらしい、重要やと思いますんで、もう少し広めていただくと。ちょっと、カタログ見せていただいても、業種がある程度固まっているような感じがするんですよね。そんな中で、私も、昔、商店街で配達サービスをしてみたらどうやろうかというようなことも、仲之町商店街で話も出たことがあったんですけども、そのときはどうやって運営するいうことでいろいろ賛否両論出まして、なかなか実行はできていなかったんですけどね。そういう中で、こういうふうに協力していただけるお店とまた足して仲之町だけやなしに3商店街、4商店街ですか、ここにも協力していただいてお店の幅を広げてもらうとともに、やっぱり参加店舗が多くなるとお客様にも広まるのも早いんじゃないかなと思うんですけど、その辺、いかがでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  やはり、我々としましても、協力店をまだどんどんふやしていきたいというのと、組織的な商店街等の取り組みにつきましては、全国的な事例の中でも成功事例も幾つかございますんで、これからも内容ですね、それと加盟店の中でも旧市内はほとんどいうんですか、全てしていただけるんですが、これが高田とか、熊野川町とか、幅を広げて、配達区域を広げていっていただきたいような旨のお願いをしていく必要があると思うんです。 ◆7番(三栗章史君)  そうですね。高田、熊野川町のほうもそうなんですけども、そちらのほうは昔から出張販売されてるもんもある、お店も何軒かあるというふうに聞いておりますんで、その辺はうまく話ししていただいて、無理のないような形をしていただきたいと思うんですけども。やはり、こうやってカタログつくってもなかなか実際に電話して注文するというのは、よく知ってるお店が載ってたら別なんですけど、なかなかしにくい部分って結構あると思うんですね。ですから、そこら辺を、加盟店をふやしていただいて、そういう説明していただけるような形で一人でも多く利用していただくと、市民の方、本当に助かると思いますんで、ぜひ今後もこれを充実させていただきたいと思います。 今後、もしこれ以外でこういうふうにやっていくというような案があるんでしたら、またちょっと教えていただければと思うんですけども、この件に関して。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  当面は、先ほど申し上げましたとおり、加盟店、協力店に対するアンケートをちょっととらせていただいて、その中からいろんな問題点とか、今後拡大していく面とかちょっと探りたいなとは思っております。 ◆7番(三栗章史君)  はい、わかりました。 ぜひとも、よろしくお願いしたいと思います。 中には、まだ配達料も、例えば幾ら以上でないと無料になりませんよとかいうのもありますんで、その辺、当面の課題としてできる限り無料で、これはお店の事情もあると思いますんで、そこら辺はどういうふうなバックアップできるかというのが市のほうの力になってくると思います。その辺もクリアできるような形で、いろいろ考えていっていただきたいと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、続きまして熊野川町振興についてということで御質問させていただきます。 本年度、市長も言うておられましたけども、新宮市と熊野川町が合併して10周年であるということで、復興祈念公園をほうをしていきたいということでお話出てましたけども、復興祈念公園のほうの概要というんですか、今、大体どういうような形で持っていくのか。きのうも、同僚議員からも質問あったんですけども、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(松本光生君)  伊藤熊野川行政局長。 ◎熊野川行政局長(伊藤順司君)  復興公園でございますけれども、平成27年度から平成29年度の3カ年で計画しております。平成27年度は、約5万立米の切り取りを行いまして、公園用地約4,500平米を確保する予定でございます。 遊具につきましては、複合遊具などを検討しておりますが、平成27年度中に遊具の設計を実施する予定で、また復興のシンボルとなるモニュメントなども検討してまいりたいというふうに思っております。 ◆7番(三栗章史君)  遊具なんかも、最近、いろんな事故とかの関係で、控えるところもふえてきてるようなお話も聞いてるんですけども、やはりそういうふうな形で豊富な遊具を置いていただいて、やるからには魅力のある公園をつくっていただきたい。田辺市の新庄公園までは規模が大き過ぎるんですけども、近隣では山崎公園とか、意外と新宮市のお母さん連中がそんなとこまで遊びに行っているというようなお話はちょこちょこ聞きますし、ふだんからでも公園の充実ということで、新宮市内なんか、横町公園、狭いところなんですけども、あそこを利用されてる方が多くて、逆に言うと、あそこしかないみたいなことにもなるんかなとは思うんですけどね。 やはり、そういうふうなことで、やられるからにはしっかりしたものをつくっていただいて、本当に田辺市や、逆に熊野市の方までもが来れるような、これ文化複合施設にも言えるんですけども、そういう形で集客力のあるものをつくっていただけると、本当に、きのうも市長おっしゃってましたけども、熊野川町の活性化に本当につながるんじゃないかと。やはり、温泉だけですと、それだけで行こうかというとなかなか難しいのかなと。逆に、あそこ行ったら温泉もあるし、公園もあるし、おまけにプールもあって泳げるよというような、今はやりの三本の矢ではないですけども、そういうふうな形で目玉になるような方向でお願いしたいなと思うんですけど、市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  大変ありがとうございます。 今、議員おっしゃっていただいたように、特にこの熊野川町の活性化、そしてあと市内の家族連れが元気で楽しんでいただけるような公園づくりをすべきだというふうに思ってございます。 ◆7番(三栗章史君)  本当に、そういうふうに、1日かけて遊べるような場所をつくっていただけるような方向で、これは形的には行政局が主導権を握ってするのか、ちょっと商工観光課のほうもかかわってくるのかなとは思ったりもするんですけども、その辺、担当部署と綿密に打ち合わせしていただいて、本当に魅力ある熊野川町、災害で大きな傷負いましたけども、それをはね返せるようなぐらいのものにしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次は、熊野川温泉さつきの活性化ということでお聞かせ願います。 災害後、復旧してさつきのほうもやられているということなんですけども、道路の形態も変わったりとかいうこともありますし、宿泊施設もなくなったということで、稼働率のほうも少し低迷してるんじゃないかなと思うんですけども、その辺は災害前とどの程度変わったのか、ちょっと教えてください。 ○議長(松本光生君)  勢古口課長。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  熊野川温泉さつきにつきましては、昨年の4月26日に再開しております。現在、2月末までの利用者の経緯としましては、実数としましては、1万4,947人の入浴客が来ていただいております。そこで、台風前の、災害前の入浴者数なんですが、これは平成22年度の実数ですが、約2万9,000人入浴されております。そこで、4月26日再開ですので、これを1カ月分として見込んで、またさらに3月分の平均利用者数を見込みまして、大体年間にしましたら1万8,000人をちょっと切れるかなという程度ですので、災害前の約6割少し満たないぐらいの利用客というような現状になっております。 ◆7番(三栗章史君)  大幅には減ってないということで。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  いえ、災害前の約6割程度の入浴客しかございませんので、相当減ってるということでございます。 ◆7番(三栗章史君)  その辺の原因、今、宿泊とかあったと思うんですけども、どのように分析されてるんでしょうか、その下がった原因というのは。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  やはり、宿泊棟がないということで、観光客の数が恐らく平成22年度当時で宿泊者が3,200人ぐらい泊まっていただいておりますので、その数字がもうごそっと抜けてるような感じでございます。 そこで、我々としましても、改善、利用者増につながるような、この中では特に市外の方、観光客向けというんですか、そういう方には今年度ホームページをリニューアルして情報発信させていただいており、また新しいパンフレットも作成しましたんで、それをどんどん市外、県外へ配布したいと思っております。 また、今後ですが、宿泊等がなくなったという観点から、この温泉の位置づけなんですが、やはり熊野川町の拠点施設としての位置づけが大きくなるだろうと。その中で、ほかの関連する課で、利用促進をお願いしておりまして、例えば保健センターでの温泉を使った健康教室とか、高齢者の係では小さな敬老会いうんですか、お楽しみ会ですね、そういうやつを開いていただけないかとか、また以前、特別養護老人ホームの熊野川園でデイサービスで温泉も使っていただいた経過もございましたんで、そこのところにも利用促進をお願いしにいって、今後そういう方面でも利用を促進していきたい、そのように考えております。 ◆7番(三栗章史君)  私も、たまに熊野川町のほうへ行くんですけども、前もちょっと話出てたと思うんですけども、看板等の設置がまだできてないと。だから、なかなか道が変わってしまって、よりわかりにくくなっている部分があると思うんですよね。そういった部分を、もう少しやっていただきたい。早急に、やっていただく。 あと、これはまた市民の方から聞いたんですけども、ことしのお正月、さつき温泉お休みやったというお話も聞いております。普通、こういう時期というのは、温泉とか、割と新宮へ帰ってきてる方も多いと思うんですけども、そういうときに休んでられたということは、ちょっと、もうちょっと頑張ってもらわな困るなというふうな印象を受けたんですけども、その辺、いかがでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  現在、直営としてやっておりますので、従業員につきましては嘱託職員4名でさせていただいております。その関係もございまして、これ定休日も月曜日定休日という、週に一度させていただいておるわけなんですが、今回初めて正月を迎えるに当たりまして、内部で協議しまして、まだまだこういう状態ですので、一日、二日だけ、この2日間だけ休ませていただくようにして、三日からしようかということで、もちろん年末の関係もございましたんですが、とりあえずそれでやらせていただこうということで、2日間休ませていただいたんですが、帰省客、これ正月に集中しておりますんで、やっぱりあけていただきたかったいう声が多く出されておりますんで、来年度につきましては、従業員ともよく相談させていただきまして、できるだけ、例えば一日の1日は休ませていただいたとしても、あとはあけるとか、その辺、振りかえできるかどうか、その辺も検討していきたいなと思っております。 ◆7番(三栗章史君)  そうですね。定休日とも重なってたというお話なんですけども、一般的にはそれ変更してでもその日だけはあけるというが一般的な感覚やと思いますんで、そういう部分で、もう少しお客様の確保という部分では、僕らが見る限りですけども、その内容的なものは別としても、やはりちょっと薄いのかなと。そういうのは、やっぱり僕も教えてくれた市民の方もそういうふうに思っておりました。ですから、その辺ももう少し民間の、お客様の立場に立って考えていただければなと思います。 将来的に、ここも、今、嘱託職員で行われて、営業されてるんですけども、やはり何年後かには指定管理でされる予定であるんでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  はい。当初、議会でも申し上げさせていただいておりますが、大体2年程度は直営をやって、状況を見ながら指定管理に移行できたらなというこちら側の思いではございましたが、この1年間、まだ丸々1年はたってないわけなんですが、月によっての利用客の変動とか、経費についても、光熱水費についてもなかなか読みづらい点がまだまだございますので、2年間の実績といいましても1年半ぐらいの実績になろうかと思いますんで、その中で適正な指定管理料を算定していくのができるのかどうかとか、いろんな問題も今後出てくるかと思いますので、そこら辺もよく見きわめながら、所管としたらできるだけ早い時期に指定管理に移していきたい。といいますのは、食堂の件もございますので、今、未使用になってますんで、そこも含めて検討していきたい、そのように思っております。 ◆7番(三栗章史君)  そうですね。やはりあの、これ売り上げもある程度上げていかんと、指定管理するときにこっちの負担する部分もふえてきますし、余りお客さん少ないと、指定管理を受けようかなという業者さんもなかなか勇気要ってくると思うんですよね。その辺で、やっぱり早急にですね、ある程度の実績残さんとだんだんその指定管理いくまでに、時間だけが過ぎていくような形になるとこれまた大変ですし、できれば指定管理料はやはり一円でも安いほうが市としても助かりますし、そこら辺を考えていただいて、なかなか難しい問題も、食堂なんかですとね、備品関係どうすんのかというような話もちょっと出てるようですし、難しいと思いますんで、今後、先ほどの公園とも重ねて集客できるような魅力あるようなものを、もう少し考えていっていただきたいと。 そうすることによって、熊野川町のあの地区っていうのは、かなり活性化するんじゃないかと思いますんで、ぜひともよろしくお願いいたします。 続きまして、熊野川診療所への交通手段の充実ということで、お伺いしたいと思います。 現在、行政バスというんでしょうか、これはどのような状況になっておられるんでしょうか。 ○議長(松本光生君)  谷口熊野川診療所事務長。 ◎国保直営熊野川診療所事務長(谷口昇君)  熊野川診療所へ来院されている患者様におきましては、小口方面で、瀧本、鎌塚の方々は毎週火曜日と金曜日運行の行政バスを利用いただきまして、小口からは定期バスを利用して来院される方々もおられます。 また、東、大山の方々につきましては、毎週金曜日運行の行政バスを利用していただき、毎月2回診療を行っております附属の小口出張診療所のほうに来院されている方もおられます。 嶋津、宮井、相須方面の方々は、毎週金曜日運行の行政バスを利用していただきまして、敷屋方面の方々は、毎週月曜日運行の行政バスを利用して来院されている方もおられます。 それで、その他の熊野川診療所に比較的近い旧三津ノ村の方々は、自家用車や定期バスを利用されまして、また他の方の車に乗り合わせて来院されておられる方もおります。 ◆7番(三栗章史君)  この行政バスは、次帰るときは、何時間後ぐらいになるんでしょうか。
    国保直営熊野川診療所事務長(谷口昇君)  小口の場合は、瀧本、鎌塚方面の場合は夕方になってしまいます。 それで、東、大山の場合は、大体診療所終わったころというか、小口の郵便局や小口の店舗の買い物を済んだときに帰られるようにしているみたいでございます。 あと、嶋津の方、相須方面の方というのは午前中迎えに行きまして、それで買い物が終わった時点で、人数もそう多くはありませんので、そのころを見計らって帰っているようでございます。 あと、敷屋方面の方なんですけども、行政バスで迎えに行って、帰って来たらまた夕方になってしまうという面があります。 それで、そういう形で、運営をしておるみたいでございます。 ◆7番(三栗章史君)  はい。瀧本、鎌塚方面から来ている方は、小口でおりて、熊野交通のバスで出て来てるということなんですけども、これが、瀧本、鎌塚方面から行政バスで大山と東地区を回ってから神丸へ、神丸か行政局まで乗せていくいうことはできないんですかね。 ◎国保直営熊野川診療所事務長(谷口昇君)  小口からは、熊野交通の定期バスの便が、便数がかなり多うございますので、熊野交通との調整とかも要ってくるかと思うんですけど、その辺がちょっと難しいのかなって思っておりますけど。 ◆7番(三栗章史君)  小口からの熊野交通のバスは、一日何本ぐらいあるのか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  熊野交通の乗り合い、路線バスにつきましては、一日5ないし6往復ございます。 これは、行き先が小口から神丸へ行く往復便と、小口から志古へ行く往復便並びに小口から新宮駅へ行く往復便、それぞれ大体2便ぐらいずつがありますんで、一日5ないし6往復しております。 ◆7番(三栗章史君)  ということは、小口から神丸ぐらいまでは一日5本あるということで、よろしいんですか。 そこら辺、乗りかえるいうの、なかなか荷物とかあって大変なんで、できればちょっと行政局くらいまで直通であれば、大変これ楽になるのかなと思っているんですけども。その辺は、熊野交通と話しして、何便かだけでもふやすというようなことは難しいんでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  この路線につきましてもかなり厳しい内容で、営業運行していただいております。 その中でも、決して一日の便が少ないというわけでもございませんので、なかなかそこの中へ、その重複して行政バス走らすということはかなり難しいことだと思います。 ◆7番(三栗章史君)  時間帯うまく合わしてくれてるんでしょうけど、乗り継ぎの。一本で行けると、かなり楽やと思うんですよね。それを、一本でもいいんですけれども、直通のやつがあれば、大変助かるんじゃないのかなと、そういうような声も少し聞かしてもらっているんで。 できれば、ちょっと一本だけでも熊野交通と協議していただくような形は、していただけると助かるんですけれども。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  利用者の目的が熊野川診療所とか、限定されるものでしたら、今後、私どものほう、熊野川診療所、また行政局ともどもちょっと協議しまして、区のほうの御意見も聞きながら、いい方法がないか研究をしていきたいなとは思っております。 ◆7番(三栗章史君)  そうですね。多分、診療所だけじゃなしに、エーコープのほうですか、行く用事のある方とか、行政局に行く用事の方もあるんでしょうけど、まあ、そういうような形ですね、いろんな手段考えていただいて、少しでも負担の軽くなるような形でしていただければ、本当に高齢者の方多いですから、大変喜んでもらえると思っております。 それと、嶋津や篠尾方面の週に1回の運行なんですけども、これを、例えば2回にするとかいうのはどうなんでしょうか。 ◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君)  嶋津につきましては、一日一便、週一日ということで、平成9年より運行しております。 また、篠尾線につきましては、これは路線バスが本数が少ないという中で、区からのお話もございまして、平成25年の6月から行政バスを一日一便、週に一日だけなんですが、走らせておりますので、なかなかその利用者の状況を見ますと、かなり少ないということもございますので。 また、現状では、嶋津線にしても、篠尾線にしても、もちろん篠尾線につきましては新しいんで、この御意見を取り入れた中で、曜日とか、本数も決めておりますので、特に今のところ大きなお声が上がってはないことは事実でございますので、その辺も含めまして、また区のほうの御意見等も頂戴したいなと思っています。 ◆7番(三栗章史君)  ぜひとも、市民に優しい運営をしていただければなと思いますんで、どうぞよろしくお願いいたします。 じゃ、この件はこれで終わらせていただきます。 それでは、地域包括ケアシステムについてお伺いいたします。 市長の予算大綱のほうにも、地域包括ケアシステムのシステム構築というふうに書かれておりますけども、基本的にどういうふうに変わっていくのか、ちょっとお伺いしたいんですけども。 ○議長(松本光生君)  森本課長。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  地域包括ケアシステムの構築につきましては、国のほうからいろんな指針が出まして、全国統一的に四つの事業をやっていくということで、介護保険法も改正によりまして、平成27年4月から、地域支援事業として主に4事業を全国一斉に4月1日からやってけというような指針もございますが、やはりその各市町村の状況によりまして、かなり取り組むことが難しい事項が多いので、経過措置として条例で規定しましたら2、3年猶予する期間を設けていただくことになりましたんで、この3月議会で、介護保険条例の改正を上程させていただきました。 それに基づきまして、それに向けて準備を、今後、取り組んでいきたいと考えております。 一つは、介護予防・日常生活総合事業ということで、これにつきましては、新宮市は平成29年4月からやっていきたいと考えております。内容につきましては、要支援1、2の方の訪問介護でありますとか、通所介護を、今までは全国統一で介護予防給付費として支給しておりましたけども、市町村がいろいろ創意工夫をして、介護予防とか、生活支援サービスの事業を市が考えていくという事業でございます。 2点目が、医療と介護の連携ということで、これにつきましては、平成30年4月から実施していきたいと考えております。 内容につきましては、地域の医療、介護サービス資源の把握でありますとか、在宅医療、介護連携の課題の抽出と対応・協議、在宅医療、介護サービス等の情報の共有、支援、24時間365日の在宅医療、介護サービス提供体制の構築と、あと二次医療圏内の関係市町村の連携というような事業でございます。 3点目としましては、認知症対策ということで、こちらにつきましても、平成30年4月から実施したいと考えてございますけども、こちらにつきましては、認知症の初期集中支援チームの設置でありますとか、認知症の地域支援推進員の設置というような事業でございます。 4点目としましては、生活支援体制、これにつきましても、平成30年4月までには実施したいと考えています。内容につきましては、生活支援コーディネーター、地域支え合い推進員の設置と協議体の設置というようなことでございます。これらの4事業につきましては、今まででしたら、介護との連携というのはかなりできてると思うんですけども、今後、医療との連携ということも重要になってきますんで、今後、新宮市医師会でありますとか、新宮保健所と連携いたしまして、二次医療圏の市町村圏の連携を取り組んでいきたいと考えてございます。 ◆7番(三栗章史君)  最初の介護予防・日常生活総合事業ですか、要支援1、2がなくなって、その部分が市のほうで賄っていくというような方向だと思うんですけども、これ予算的にもかなり要ってくるのかなと思うんですけども、その辺の見込みというのはどんなものなんでしょうか。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  この事業につきましては、今、国のほうから示されている案は、通常、医療的な介護や訪問看護と補装具の用具の支給とか、そういうのは今までどおりの介護予防給付のほうで支給すると。それ以外の訪問介護と通所介護につきまして、市町村がいろんな事業を創設してやってけということで、今のところ、既存の介護事業所と話し合いで、基準を緩めた支援で、単価を安くせいという案と、あとシルバー人材センターでありますとか、NPO法人、新たな生活支援のサービスを提供していただくというふうなことを考えてございまして、予算につきましては、まだ国のほうから詳しい内容は、通知は来てないんですけども、こちらのほうについても、地域支援事業のほうの交付金というのは対象になると思いますんで、その辺の動向を見まして取り組んでいきたいと考えています。 ◆7番(三栗章史君)  利用者の方の負担がふえるという可能性もあるんでしょうかね。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  利用者の負担につきましても、新宮市独自で、今まででしたら介護予防給付費は1割が自己負担だったんですけども、その辺のところも、市町村の判断で安くもできますしということなんで、その辺も考えていきたいと考えています。 ◆7番(三栗章史君)  わかりました。 それと、24時間の在宅医療と医療と介護の連携の中で、これなかなか24時間の在宅医療とか、看護ができるところって、今、新宮市で、何ぼかあるんでしょうか。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  今、24時間対応の事業所も2カ所ほどございます。 ◆7番(三栗章史君)  ああ、そうですか。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  ただ、これにつきましては、やはり医師会のですね、お医者さんの指示書でありますとか、やはり医師の協力が重要でございますんで、今後は医師会のほうと連携を深めて、この辺についても取り組んでいかなければと考えています。 ◆7番(三栗章史君)  最終的には、これでは、医療や介護が必要になっても、できるだけ住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるようにという発想でできてるようなんですけども、これ確かに自宅へ帰るという部分では、帰る方も、ほんで御家族も大変不安に思うと思うんですよね。その辺のケアも、前も委員会でも言わせていただいたんですけども、こういうふうにやっていくんで大丈夫ですよ、安心してくださいとか、そっちのほうがかなりウエートも大きくなるんかなというふうに思っておるんで、そういう体制もしっかり、患者さんに対して、特に家族の方なんか、今共稼ぎのところ多いんで、ちゃんと見えるんかなとかいうふうな心配される方もおられますし、認知症状があらわれた方ですと、つい家出ていったりとか、いろいろあるんで、そこら辺のフォローみたいなのが大変重要になってくると思うんですけども、その辺のフォローというのはどういうような形でされてるんでしょうか。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  地域包括ケアシステムの大前提としまして、やはり地域で高齢者を見守るということがございますので、今、うちのほうで高齢者支援連絡会という会におきまして、民生委員の方でありますとか、介護事業所の方、高齢者の見守りについていろいろと協議しています。やはり、そういう地域で見守るという体制も必要でございますし、あと医療と介護の連携というようなことで、広報も必要だと思いますんで、その辺も、十分、医療と介護の連携、医療のかかり方でありますとか、そういうことも十分広報していきたいと考えています。 ◆7番(三栗章史君)  そうですね。地域というのは物すごい大切になってくると思うんです。今、認知症状があらわれた方でも、一人で暮らしていたら、認知症になっているかどうかもわからないと。そういう部分で、近所の方なり、今ひとり暮らしの方もふえてきてますんでね、そういう部分でどうやってそういうのを見つけてあげられるのかというような問題、民生委員であったり、福祉委員であったり、町内会長とか、そういう方にお願いせんとあかんようになってくるとは思うんですけども。なかなか本人はそういうのをわかってないんで、そんなん違うよと、年でつい物忘れがふえただけだよみたいな感覚でおる方が、大変多いように思いますんで、そういう方が、体が元気な人は、さっきも言うたように、放浪してしまったり、いろいろあると思うので、そこら辺のシステムが、大変、今でもなかなか難しいんですけども、もっと充実させなければあかんのかなと思うんです。その辺は、今ある民生委員であったり、福祉委員であったり、町内会長が今そうですけども、今後、それ以外に、もっと本格的にそういう見守りができるような何か形みたいなのはつくられるでしょうか。 ◎市民福祉部次長兼健康長寿課長(森本邦弘君)  認知症の方に対しての見守りということですね。認知症対策の中で、認知症の地域支援推進員の設置というふうなことも、先ほど報告しましたけども、これにつきましては、認知症のケアの経験ある介護関係の方を設置しまして、その方々に、地域で認知症に対しての取り組みといいますか、認知症の方の行動とか、見守りの方法とか、そういうことを地域にどんどん普及していくというような位置づけもございますので、この辺もしっかりこの推進員を多く育成して、地域で見守っていくような体制に考えていきたいと思ってます。 ◆7番(三栗章史君)  本当に、まだこれからというやつなんで、余り聞くのも、課長にも申しわけないんですけども、本当にそういうような問題というのは、今の時点でいろいろ出てきていると思うんです。ですから、今、課長が答弁していただいたように、市と、ほんで医師会、社会福祉協議会ですか、それからそういう介護事業者、それで地元の方々という、連携というのは今まで以上にやっていかんと、なかなか在宅で何かあったときに、ひとり暮らしのとこで気づかなかって孤独死されていたとかいうようなことも、ふえてくる可能性も多いと思いますんで、もう1件でも、そういうことが、そんな不幸なことが減るような形で、本当にゼロを目指してやっていただきたいと思いますので、これからのことなんで大変だと思いますけども、どうぞひとつよろしくお願いいたします。 それでは、これで一般質問を終わらせていただきます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(松本光生君)  お諮りいたします。 本日は、この程度をもって延会といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本光生君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 あすは、午前10時から会議を開きます。本日はお疲れさまでした。 △延会 午後3時44分...