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12月04日-01号

  • "年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算"(1/4)
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  1. 新宮市議会 2012-12-04
    12月04日-01号


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    平成24年 12月 定例会          平成24年12月新宮市議会定例会会議録            第1日(平成24年12月4日)---------------------------------------議員定数17名、現在員17名、出席議員17名、氏名は次のとおり。                             1番  東原伸也君                             2番  前田賢一君                             3番  久保智敬君                             4番  榎本鉄也君                             5番  並河哲次君                             6番  辻本 宏君                             7番  三栗章史君                             8番  松本哲也君                             9番  松畑 玄君                            10番  松本光生君                            11番  田花 操君                            12番  上田勝之君                            13番  福田 讓君                            14番  大西 強君                            15番  前田 治君                            16番  杉原弘規君                            17番  屋敷満雄君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成24年12月4日 午前10時開会     議長報告(文書報告)      1 和歌山県高規格幹線道路建設促進委員会通常総会      2 全国市議会議長会研究フォーラム      3 全国自治体病院経営都市議会協議会医療セミナー      4 新宮周辺広域市町村圏事務組合議会定例会      5 和歌山県市議会議長会総会      6 全国自治体病院経営都市議会協議会フォーラム      7 議員派遣の件 日程1 議会運営委員会委員長報告 日程2 会期決定について 日程3 会議録署名議員の指名 日程4 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告6件(地方自治法第235条の2第3項)     諸報告      2 新宮市土地開発公社の諸報告について 日程5 市報告(文書報告)      1 新宮港経過報告      2 公設市場経過報告 日程6 委員会視察報告     (総務建設委員会、教育民生委員会、国道改良・産業振興対策特別委員会、地域医療・介護対策特別委員会災害復興対策特別委員会) 日程7 議案第77号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第4号) 日程8 議案第78号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第5号) 日程9 議案第79号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第6号) 日程10 議案第80号 新宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例 日程11 議案第81号 新宮市都市下水路の構造の技術上の基準等に関する条例 日程12 議案第82号 新宮市都市公園に係る移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例 日程13 議案第83号 新宮市営住宅条例の一部を改正する条例 日程14 議案第84号 新宮市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例 日程15 議案第85号 平成24年度新宮市一般会計補正予算(第7号) 日程16 議案第86号 平成24年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程17 議案第87号 平成24年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 日程18 議案第88号 平成24年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程19 議案第89号 平成24年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号) 日程20 議案第90号 平成24年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号) 日程21 議案第91号 平成24年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算第1号) 日程22 議案第92号 新宮市土地開発公社の解散について 日程23 議案第93号 第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請について 日程24 議案第94号 新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について 日程25 議案第95号 新宮市小口キャンプ場の指定管理者の指定について 日程26 議案第96号 新宮市農林漁業体験実習館の指定管理者の指定について 日程27 議案第97号 新宮市高田健康保養館の指定管理者の指定について 日程28 議案第98号 新宮市新熊野体験研修センターの指定管理者の指定について 日程29 議案第99号 新宮市多目的軽スポーツ施設の指定管理者の指定について 日程30 議案第100号 教育委員会委員の任命について 日程31 議案第101号 公平委員会委員の選任について 日程32 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について 日程33 議会発案第14号 新宮市議会会議規則の一部を改正する規則---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議会運営委員会委員長報告から 日程33 議会発案第14号 新宮市議会会議規則の一部を改正する規則まで 日程変更追加 陳情書 2件      別冊 陳情文書表による---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               理事(災害復興担当)兼企画政策部長                                坂地伸三君               理事(広域担当)         嶋田喜久一郎君               理事(防災及び危機管理担当)   上野山巳喜彦君               企画政策部               企画調整課長           中前 偉君               協働推進課長           田中幸人君               総務部               部長               小山壽行君               次長兼総務課長          上路拓司君               参事兼行政改革室長兼被災者支援対策室長                                深瀬康高君               秘書課長             片山道弘君               財政課長             向井雅男君               防災対策課長           井上 登君               人権啓発課長           平見仁郎君               市民福祉部               部長               芝 悦男君               福祉事務所長兼福祉課長      浜前泰弘君               次長兼生活環境課長        中地清剛君               市民窓口課長           生駒 明君               健康長寿課長           森本邦弘君               経済観光部               部長               鈴木俊朗君               商工観光課長           岡 雅弘君               企業誘致対策課企業誘致係長    小渕 学君               建設農林部               部長               東 康夫君               次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長                                津呂建二君               参事               玉置公晴君               都市建設課長           渕上 崇君               管理課長             勢古口博司君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        伊藤順司君               医療センター               事務長              北畑直也君               庶務課長             豊田正志君               水道事業所               所長               川嶋 潤君               業務課長             葛原 勇君               消防本部               消防長              岡本秋久君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               丸山修市君               次長兼学校教育課長        平見善宣君               参事(文化複合施設担当)兼文化振興課長                                中岡保仁君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               愛須雅文               次長               辻 篤樹               主幹               赤松勇人               次長補佐兼庶務係長        渡爪 薫               議事調査係長           岡崎友哉            第1日(平成24年12月4日)--------------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(松本哲也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。 定足数に達しておりますので、平成24年12月新宮市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △市長あいさつ ○議長(松本哲也君)  今期定例会招集に当たり、田岡市長からあいさつの申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さんおはようございます。本日は12月定例会招集の御案内を申し上げましたところ、このように御参集いただきましてまことにありがとうございます。 さて、先日の災害復興対策特別委員会でも、何かと議論いただきました新宮市災害復興計画がおかげさまで完成しました。今後、この復興計画に基づきまして着実に復興を進めてまいりたいと思っておりますので、今後とも議員の皆様におかれましては、御指導また御協力をお願い申し上げます。 本定例会に御審議をお願いします案件は条例の新規制定、一部改正が5件、平成24年度補正予算が10件、人事案件、指定管理者の指定などその他11件で、ほかに諸報告1件、市報告2件となってございます。 御審議をお願いします案件の主なものとしては、昭和48年に公共事業を円滑に推進するために設置されました土地開発公社の解散、また、それに伴う第三セクター等改革推進債の起債申請を上程させていただいております。 議員各位におかれましては、慎重な審議を賜り、これを可とする議決をいただきますようお願い申し上げまして、今議会冒頭のごあいさつとさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  市長のあいさつを終わります。--------------------------------------- △議長報告 ○議長(松本哲也君)  次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、和歌山県高規格幹線道路建設促進委員会通常総会、外6件、概要報告であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 議会運営委員会委員長報告 ○議長(松本哲也君)  日程に入ります。 日程1、議会運営委員会委員長報告を行います。 6番、辻本議員。 ◆6番(辻本宏君) (登壇) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会委員長の報告をいたします。 平成24年12月定例会に先立ちまして、11月28日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。 会期につきましては、本日より21日までの18日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付いたしておりますように、まず、本日は、会期決定、会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、各委員会の視察報告を行い、その後、当局提案の議案26件を順次議題として提案説明、質疑、委員会付託等を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましてはお手元に配付のとおりであります。 あした5日から10日までは各常任委員会審査、議案調査等のため休会を予定しています。11日に再開して13日までの3日間一般質問を行います。14日から20日までは各常任委員会審査等のため休会の予定です。21日に再開して各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆さんの御協力をお願いいたします。 以上で議会運営委員会委員長の報告を終わります。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員、議事進行。 ◆11番(田花操君)  今、議会運営委員長から報告がありまして、手元にこの陳情を幾つか配付していただいて、この内容を見ますと、一つは、陳情第26号、災害時透析患者の防災と透析の確保のお願いという陳情が1件。それから二つ目に、陳情第27号、この地方の特徴を最大限生かす充実した熊野学センター設置の陳情書についてという2件を配付しています。これを見ますと、内容は請願に近い内容になっております。いずれも、教育民生委員会の所管に入る内容でございますし、本市の市議会の会議規則の第129条にも、陳情書またはこれに類するものでその内容が請願に適用するものは、請願書の規定により処理するものということが明記されています。ぜひ、議長のほうで、この陳情2件を委員会付託の取り扱いをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(松本哲也君)  ただいまの田花議員の議事進行でありますが、事前に議会運営委員会の委員長、副委員長また正副議長で議会運営委員会の前に打ち合わせをしたときにも、この透析患者さんのは平成22年に同じような陳情書を採択しておりまして、その取り扱いをどうするかというふうに協議したんですが、そのときに議会運営委員会で委員の皆さんに意見を聞こうということであったんですけど、ちょっと議会運営委員会でもちょっと時間が足りなくて意見が出なかったので、その辺、議運の委員長ともう一度協議させていただいて、もし今の陳情を委員会付託にするんであれば、議会運営委員会を開いていただかなくてはいけないと思いますので、議運の委員長と後ほど協議いたしますので、よろしいでしょうか。 ◆11番(田花操君)  はい、いいですよ。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  2番、前田賢一議員、議事進行。 ◆2番(前田賢一君)  議長、この陳情書の取り扱いについては、今までの慣例上、国政に関することは配付と。ただし、市民に関係のあることは委員会付託で審議するという取り決めがあったんじゃないですか。 ○議長(松本哲也君)  はい、あったんですけど、議会運営委員会でその辺、陳情書を委員会付託するか、配付するかというのを決めていただいておりますので、今回はその件についても議会運営委員会で取り扱いは一たん、今の議員配付というふうに決まりましたけども、今の所管の田花教育民生委員長のほうからそういうお話がありましたので、もう一度、議会運営委員長と協議してみます。よろしいですか。     (「議事進行」と呼ぶ者あり)
    ○議長(松本哲也君)  13番、福田議員、議事進行。 ◆13番(福田讓君)  市議会の申し合わせ事項があるでしょう。あれにはそれも準じてやっていくんですか。陳情関係において。 市議会の我々の中の申し合わせ事項あるね、陳情書の。それも今までどおり、議会の我々の申し合わせどおり、どうするかと、取り扱いをしていくんでしょう。どんなんですか。 ○議長(松本哲也君)  申し合わせの内容は、今、田花議員が言われたように、陳情書の取り扱いについては会議規則のほうで決まっておりますので、そのように今後も取り扱いさせていただきます。 はい、13番。 ◆13番(福田讓君)  その申し合わせ事項、ちょっと中身、私も持っていないんですけど、何かそういうこともあったような気がするんですけどね。 ○議長(松本哲也君)  今、お手元にあります国政等に関する意見書提出等を求める陳情書の取り扱いについては、その写しを全議員に配付するにとどめるということです。国政に関する意見書等の提出は、今後もそのようにしていきます。よろしいですか。--------------------------------------- △日程2 会期決定について ○議長(松本哲也君)  日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から12月21日までの18日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から12月21日までの18日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は、12月11日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす12月5日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。--------------------------------------- △日程3 会議録署名議員の指名 ○議長(松本哲也君)  日程3、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は議長において、2番、前田賢一議員及び14番、大西議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程4 諸報告 ○議長(松本哲也君)  日程4、諸報告を議題といたします。 諸報告の番号1は、文書報告として例月出納検査の結果について報告6件であります。御了承願います。 次に、番号2、新宮市土地開発公社の諸報告について当局の説明を求めます。 鈴木経済観光部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました、新宮市土地開発公社の諸報告について、地方自冶法第243条の3第2項の規定により、平成24年度新宮市土地開発公社事業計画(変更)、補正予算(第1号)及び資金計画(変更)について御報告申し上げます。 なお、本報告事項につきましては、去る11月7日公社理事会において可決され、11月19日に市長承認を得たものでございます。 それでは、前から3枚目の1ページをお開き願います。 平成24年度新宮市土地開発公社事業計画(変更)について、御報告申し上げます。 まず、1の土地処分計画について、(1)公有地取得事業では、上本町あけぼの線道路改良事業代替地として、新宮市春日6800番28ほか5筆の土地、面積336.44平方メートルと、一般国道42号那智勝浦道路改築工事に伴う残土処分用地、新宮市字広角2330番1ほか15筆の土地、面積24,565.62平方メートルを新宮市に売却を予定するものであります。 (2)土地造成事業では、新宮港第二期工業用地の佐野字中地2122番9ほか1筆の土地、22,851.78平方メートルを売却予定するもので、内訳は、近畿福山通運株式会社6,612.10平方メートル、北越紀州製紙株式会社16,239.68平方メートルとなってございます。 2のその他については、平成24年度中に新宮市土地開発公社の解散を実施するというものであります。 以上、事業計画(変更)の報告といたします。 続いて、2ページをお願いいたします。 平成24年度新宮市土地開発公社補正予算(第1号)について御報告申し上げます。 第1条、平成24年度土地開発公社補正予算(第1号)は、次に定めるところによるというものであります。 第2条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものであります。 まず、収入について説明をいたします。 第1款事業収益は8億9,281万8,000円を増額し、8億9,282万円とするものであります。内容は、第1項公有地取得事業収益5億2,719万円の増加は、上本町あけぼの線道路改良事業代替地、以下春日用地、336.44平方メートル、金額7,636万29円と一般国道42号那智勝浦道路改築工事に伴う残土処分用地、以下広角用地、2万4,565.62平方メートル、金額4億5,083万361円の売却に伴う収益であります。 第2項土地造成事業収益3億6,562万8,000円の増加は、新宮港第二期工業用地の売却収益で、内訳は近畿福山通運売却分6,612.10平方メートル、金額1億579万3,600円、北越紀州製紙売却分、1万6,239.68平方メートル、金額2億5,983万4,880円でございます。 2款事業外収益2項雑収益は、439万5,000円を増額し2,996万1,000円とするもので、内容は、新宮港第二期工業用地の和歌山県に対する賃貸料収益439万5,000円の増加によるものです。 第3款、特別利益は、1項その他の特別利益12億7,664万3,000円を増額するものであり、内容は、新宮市による第三セクター等改革推進債を財源とした公社借入金の代位弁済に伴い、公社が代物弁済を行って、なお不足する額に対する市の債権放棄額であります。なお、この債権放棄額については、公社借入金の市の代位弁済額41億900万円と公社代物返済額28億3,235万7,000円との不足額として12億7,664万3,000円を見込み、この額を債権放棄による収益として計上するものであります。 以上により、収入合計は21億7,385万6,000円を増額し、21億9,942万4,000円と予定するものでございます。 続きまして、支出について御説明いたします。 第1款事業原価は、13億5,998万8,000円を増額し13億5,999万円とするもので、1項公有地取得事業原価が5億2,719万円の増額で、内容は、春日用地336.44平方メートル、金額7,636万29円と広角用地2万4,565.62平方メートル、金額4億5,083万361円の売却に伴う事業原価であります。 2項土地造成事業原価8億3,279万8,000円の増加は、新宮港第二期工業用地を近畿福山通運へ6,612.10平方メートル、金額2億4,096万8,000円で、北越紀州製紙16,239.68平方メートル、金額5億9,183万円での売却による事業原価であります。 第2款1項販売費及び一般管理費は、7,512万4,000円を増額し8,369万2,000円とするもので、内容は、保有地に係る固定資産税7,367万3,040円ほかの経費の増加であります。 第3款事業外費用は、1,361万円を減額し7,577万9,000円とするもので、内容は第2項支払利息において1,361万円を減額するもので、内訳は短期借入金支払利息177万3,000円の増額、長期借入金支払利息1,538万3,000円の減額で、公有地の売却及び新宮市による代位弁済に伴う支払利息額の見直しによるものであります。 第5款特別損失は、21億2,629万7,000円を計上するものであります。 第1項代物弁済損21億1,936万2,000円の増加については、新宮市が公社に代物弁済を行うことに伴う求償権の行使に対して、公社が市に対して代物返済を行う際に発生する簿価と時価の差額を計上するものであります。なお、代物返済する資産は新宮港第二期工業用地13万5,873.96平方メートルで、簿価は49億5,171万9,000円で、時価28億3,235万7,000円を見込んでございます。 第2項過年度損益修正損693万5,000円は、貸付特約付き売買契約時に預かった保証金について、市への引き渡しの為の過年度損益修正2件分であります。 以上により、支出合計は35億4,779万9,000円増額し、36億4,585万8,000円を予定するもので、これにより、収益的収入及び支出差し引き額はマイナス14億4,643万4,000円となります。 次に、3ページをお願いします。 第3条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するものであります。 まず、収入について申し上げます。 第1款資本的収入1項長期借入金は19億1,224万円、2項短期借入金は8億7,000万円を減額するもので、内容は公有地の売却及び新宮市による代位弁済に伴う借入金を見直すものでございます。これにより、収入合計を27億8,224万円減額し、合計14億3,400万円とするものであります。 次に、支出について申し上げます。 第1款資本的支出1項公有地取得事業費1,139万6,000円の減額は、主に借入金の繰上償還に伴う支払い利息の見直しによるものです。 2項長期借入金償還金は20億6,600万円を減額し7億6,200万円に、第3項短期借入金償還金を1億100万円増額し17億800万円とするものです。内容は公有地の売却及び新宮市による代位弁済に伴う償還金の見直しを行うものでございます。これにより、支出合計額を19億7,639万6,000円減額し24億7,872万4,000円とするものであります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額10億4,472万4,000円は、損益勘定留保資金で補てんするというものであります。 第4条は、長期借入金及び短期借入金の限度額は14億3,400万円に改めるというものであります。 第5条は、予定支出の各項の経費の金額は、これを相互に流用することができると定めるものであります。 次の5ページ以降に資金計画の変更、予定貸借対照表、予定損益計算書、補正予算(第1号)実施計画を添付してございますので、ご参照のほどお願いいたします。 以上、簡単ではございますが、新宮市土地開発公社の諸報告といたします。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  土地開発公社が解散ということで、冒頭に市長のお話も少しあったのですが、市の債権放棄額が12億7,000万円近くある。土地開発公社の土地を全部市にもらって、それを全部売ったとしても41億円の借金のうち12億7,000万円というのは、土地を売ってももう取り戻せない市のお金として借金になるということなんですけども、これの要因、原因を一度はっきりと説明していただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  鈴木部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君)  これまでの委員会等々でも御説明申し上げていきましたとおり、やはり大きな要因といたしましては、地価の大きな下落及び近々におきましては昨年の3・11の大地震及び津波、そういったことが、かみ合わさって現在、臨海部の土地については大変、全国的にも大きなマイナス要因となっているというふうなことでございます。そういった点での大きなマイナス面がこういうことにつながってきているというふうに思います。 ◆5番(並河哲次君)  地価の下落であったり、津波があったので売れにくくなったということなんですけども、そもそも、その二期港の工事を行うときにも、この議会でかなり賛成、反対、売れないのではないかという議論があったというふうに議事録で見させてもらったんですけれども、そのあたり本当に二期港の工事というものが、現時点での結果としてはどうだったのかということをはっきりと土地開発公社として、当局としてはっきりと評価して、その上でその借金を市民の皆さんにお願いしていくという形になるわけなので、この事業がどうだったのかということをはっきりと評価する必要があると思うのですが、いかがでしょうか、二期港の工事について。 ○議長(松本哲也君)  並河議員、今のそのそういった報告の内容以外であれば、日程22と23の土地開発公社の解散についてとか、今の第三セクターの推進債ですか、その辺でちょっと御議論いただけないでしょうか。今、特に報告があった件についてお願いします。 ◆5番(並河哲次君)  はい、わかりました。 ○議長(松本哲也君)  よろしいですか、何かほかは。よろしいですか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程5 市報告 ○議長(松本哲也君)  日程5、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、新宮港経過報告及び公設市場経過報告の2件であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程6 委員会視察報告 ○議長(松本哲也君)  日程6、委員会視察報告を行います。 まず、総務建設委員会の報告を求めます。 13番、福田議員。 ◆13番(福田讓君) (登壇) 総務建設委員会視察報告を行います。 本委員会は、10月18日に高知県香美市及び四万十市において、庁舎建設について視察研修をしてまいりましたので、その概要について報告いたします。 訪れました香美市は、平成18年3月に2町1村が合併して誕生した人口約2万8,000人、面積約538平方キロメートル、平野部が1割程度の中山間地域であり、また四万十市は平成17年4月に1市1村が合併して誕生した人口約3万6,000人、面積約632平方キロメートル、市の中心部を四万十川が流れ、太平洋に面する自然と温暖な気候に恵まれた地域であるなど、両市とも人口、地理的状況等、本市と大変似通った行政規模のまちであります。 香美市庁舎は、延べ床面積6,409平方メートルの鉄筋コンクリートづくり5階建ての免震構造となっており、建設費約27億1,000万円で平成23年5月に完成をいたしました。 香美市では、新庁舎建設に係る基本構想の策定段階から基本設計の完成まで、設計業者とは別に専門的知識を持つ業者をプロジェクトマネジャーとして委託することで、建物にどのような機能を持たせ、どのようなコンセプトで建設するか、また基本構想がプロポーザルの提案にきちんと反映されているか、選択した工法に係る費用が適切であるかといった技術的な面から助言を受けることができ、基本的な知識を持つ職員等の配置もなく体制が十分でなかった担当部署としては大変助かったということでございます。また、当初の建設予算22億円を上限に進めてまいりましたが、建設途中で一時、鉄製品の価格が上昇したことから、新庁舎の機能として予定していたものを中止したり、付加機能のない設備への変更等を加えるなど全体的な予算内におさまるよう努められたそうです。 新庁舎の特徴としては、簡素な事務所ビルではありますが、1階のフローリング、市長室、正副議長室及び議場等の要所には木材をふんだんに使用し、温かみのあるつくりとなっております。使用した木材は、市有林から切り出したものを原材料として建設会社に支給することで経費を抑えられたそうであります。また、太陽光発電を採用するなど環境にも配慮していますが、建物の構造上、余り大きな太陽光パネルは設置できなかったことから、年間発電量は庁舎における1カ月分の電気使用量に満たないとのことでありました。 なお、停電対策として電力会社と2回線の受電契約を結び、通常時の常用電線に障害が発生した場合は、予備電線を利用する別の変電所からの送電に一瞬で切りかえられる構造となっております。長時間電気が途絶えた場合には自家発電装置を利用しますが、この電力は専用のコンセントから供給となり、業務が一定時間ストップしてしまうことから、業務中の停電の場合はできるだけ予備電線からの商業用電力を利用することとしています。 また、3日分の飲料水、生活水及び燃料を備蓄するとともに、下水道が使用不可能となることも想定して非常時用の汚水槽を設置し、基本的に3日間外部からの応援がなくとも災害対策本部として機能することを前提につくられていますが、避難所としての機能は持ち合わせていないそうです。これは、避難所としての機能を持たせることにより災害対策本部としての機能が発揮できなくなる恐れがあり、あくまでも市庁舎においては災害対策本部としての機能を充実させるとの観点から、避難所としての機能は当初から考慮しなかったそうであります。市民に対する庁舎の開放は1階のホールの貸し出しのみであり、主に各種団体の展示スペースとして利用されていますが、会議室等は公務専用とし、貸し出しはしていないとのことでありました。 続いて、四万十市庁舎は、延べ床面積9,858平方メートルの鉄筋コンクリートづくり7階建ての免震構造になっており、建設費約39億1,000万円で平成22年3月に完成をいたしました。新庁舎の特徴として、市民が利用する通路等はスロープの設置や段差のない構造とし、トイレにはオストメイト(人工肛門や人口膀胱を備えた人)対応型身障者用トイレ及びおむつ交換台を設置しています。また、育児中の人に配慮した個室の授乳室を設けるなど、利用者に優しい庁舎としてなっております。トイレにおける雨水利用や執務室を南側に配列して自然採光を最大限に活用するなど環境面に配慮するとともに、ペアガラスや深夜電力を利用した氷蓄熱方式の空調設備を採用し、省エネも図っております。しかし、この氷蓄熱方式に関しては、午後10時以降に氷やお湯をつくる関係で、夜間における災害対策本部の設置や残業等で遅くなった際に冷暖房が使用できない状況となることから、庁舎完成後に夜間の空調設備を切りかえられるよう変更工事を行ったとのことです。 市民に対しては、執務室をカウンター方式のオープンフロアとし、行政組織の透明性、開放性の確保や利便性の向上を図り、1階に総合案内所を設けております。また、夜間・休日における屋外駐車場の一般開放を初め、会議室、展示ギャラリーなどを市民が気軽に利用できる体制を整え、2階には国庫補助を活用し図書館を併設することで、市民からは便利になったとの意見も多く、利用者も増加するなど、市民にとって親しみやすい庁舎となっております。なお、図書館については土日も開館していますので、1階フロアはシャッターを閉じて執務室に入れないようにするとともにエレベーターも3階までの昇降とし、一般に貸し出ししている3階の会議室以外の執務室へは入れない構造となっています。 なお、香美市庁舎に見られるような木材の使用については、費用が増大することから構造そのものには使用しなかったとのことですが、地元産材のPRに力を入れていることからも、新庁舎にはもっと木材を使用しておけばよかったと感じているとのことでありました。 両市庁舎に対する市民の反応は、ともにおおむねよいとの評価を受けているようであります。しかしながら、完成後の反省点として、両市共通してフロアにおける配置が、組織再編等に伴う職員数の増減により、同一の課が別々のフロアに配置となるなど、当初予定していた1人当たりの執務スペースが確保できなくなったとの問題を挙げられ、事前の十分な調整等が必要であると感じました。 本委員会といたしましては、今回視察をさせていただいた香美市、四万十市において採用した手法、問題点等を参考にしながら、今後とも新庁舎建設に向け、調査研究してまいりたいと思います。 以上で、報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本哲也君)  次に教育民生委員会の報告を求めます。 11番、田花議員。 ◆11番(田花操君) (登壇) それでは、教育民生委員会視察報告を行います。 本委員会は、去る11月14日から11月16日までの3日間、山梨県中央市及び東京都東村山市において視察研修してまいりましたので、その概要について報告いたします。 初めに、中央市において福祉行政について研修を行ってまいりました。中央市は、平成18年に2町1村が合併して誕生した人口3万人余りの本市と似通った人口規模のまちであります。 本研修は、主に行政と社会福祉協議会のかかわり方についての研修を希望していましたので、会場は社会福祉協議会の入っている玉穂総合会館にて行っていただきました。中央市は、3町村の合併市なので、社会福祉協議会の拠点が3カ所、支所形式で元の場所を事務所とし、玉穂総合会館が本所となって、市から職員1名を派遣しております。 近年は、福祉分野への民間企業などの参入等、社会情勢の変化が顕著であります。行政と社会福祉協議会の役割分担としては、突発的に起こる行政の役割を超えるようなことを社会福祉協議会で行っており、具体的な事業内容としては、心配ごと等の相談事業、ボランティアセンターの運営、高齢者福祉事業、障害者福祉事業、母子事業福祉事業、在宅福祉サービス事業、地域福祉事業、福祉資金等の貸し付け事業などでありますが、社会福祉協議会の業務は、市の福祉行政を補完し、公共性の高い地域福祉サービスの提供を行っており、役割は非常に広範囲なものとなってきています。 中央市は、若者を対象とした事業にも積極的に取り組んでおり、また高齢化率が19%前後と非常に低い比率であるにもかかわらず、将来の高齢化に備えた豊富な事業メニューを行政と連携して実施しています。高齢化率30%を超える本市にとって参考となる事業展開をされており、特に重要な高齢者への取り組みとして、介護保険事業に力を入れています。具体的には、拠点ごとに高齢者ふれあい事業を行っており、研修に伺った日においても、最高齢者は92歳の方がいらっしゃる20名ほどのグループが、介護予防の事業として、詩歌の本を片手に読み合わせを行う交流事業を開催しておりました。 質疑応答に当たって、本委員会委員中より、市からの補助金支出についての考え方をお聞きしたところ、福祉課長より、介護保険事業部門は若干の黒字という状況です、補助金支出については、全体として足りない部分を補助する基本方針で進めており、額は毎年減少していますとの説明でした。 また、介護予防に関しての取り組みは保健センター部門での事業と重複しませんかとの質問に対して、福祉課長より、情報交換等で連携を図り、重複することがないよう配慮していますとの説明でした。 また、若者を対象とした事業についてお聞きしたところ、特色のある事業として結婚対策事業を平成22年度より開始し、近隣からの登録も可として事業を進めています、現時点で来年春に結婚する予定の方もいらっしゃいますとの説明でありました。 次に、東京都東村山市内の社会福祉法人が経営している、はなさき保育園の視察研修を行いました。 国はハンセン病予防に関する法律を1907年に制定し1996年までの約90年の間、患者の治療と感染予防のため患者を療養所に入れ、外出を許さない等の施策を続けてきました。現在も国立の療養所は全国に13カ所あり、病気の後遺症や、家族と離れ離れになって帰る場所がないため、多くの元患者が療養所で生活しています。子供を持つことができなかった入所者にとって、子供と日常的に触れ合うことは長年の願いでもありました。 2009年、ハンセン病問題基本法が施行され、療養所の施設や土地が開放され、地域で利用できるようになり、以前から療養所の方々と交流のあった、東村山市青葉区内において保育園を営んでいたはなさき保育園から話を持ち込み、ことし7月に同区内である国立ハンセン病療養所の敷地内に新築移転をしております。ハンセン病の療養所内に認可保育園ができるのは全国で初めてとのことでした。 園舎のつくりは天井が高く、園児の出入りの多いランチルームと交流スペースは仕切りが感じないように開放的に設計されていました。入所している方の散歩道に面している側には、大きな掃き出し窓が設けられており、園児の声や姿が見聞きしやすくなっていました。区からは防犯上の問題を指摘されたそうですが、療養所の敷地内であるということと、この場所に移転する経緯を考慮し、許可が下りたということでした。しかし、療養所の方々との交流といっても、保育園に来て積極的に園児と触れ合ってくださる方もいらっしゃいますが、遠巻きにしか姿を見せていただけない方のほうがむしろ多くいらっしゃるというお話を伺い、子供たちの姿をおのおのの心の向くままに見守っていただいているのだろうとの感じを受けました。高齢者の方がほとんどで、高齢者との触れ合いや温かみのある部屋を演出するという考えのもとで設計された園舎は、土足で出入りできる空間が多いこと、段差が少なく車いすでも移動が可能なこと、新宮から取り寄せたという熊野材を使い温かみを出したこと等、施設を建設するに当たって参考になると感じたところが随所にありました。 本委員会としましては、今回の視察研修を参考にしながら、市民福祉の充実に積極的に努めてまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(松本哲也君)  次に、国道改良・産業振興対策特別委員会の報告を求めます。 15番、前田治議員。 ◆15番(前田治君) (登壇) 国土改良・産業振興対策特別委員会視察報告を行います。 本委員会は10月2日から4日の3日間の日程で、岡山県西粟倉村及び愛媛県四国中央市において視察研修をしてまいりましたので、その概要について報告をいたします。 まず、岡山県西粟倉村では、百年の森林(もり)事業について研修を受けました。西粟倉村は平成の大合併の際に自主自立を選択し、単独の村政を続けることにしました。合併をせずに村がどう生き残るかを模索する中で、平成16年から3年間総務省の地域再生事業に取り組み、村の面積の95%を占める山林(うち85%が人工林)を生かし雇用と産業をおこそうという方針が固まり、平成20年に百年の森林構想に着想し、平成21年に百年の森林事業を開始したそうです。 百年の森林事業は、木材の入口と出口という二つの事業により構成されています。一つは、入口としての百年の森林創造事業で、行政主導により村内森林の一括管理を行っていくというものです。この事業では、西粟倉村長期施行管理に関する契約を森林所有者、村、森林組合の三者で締結し、村が森林を預かり、施行は森林組合が行います。契約期間は10年で、森林所有者の費用負担はありません。施行に係る費用は村が負担し、木材を販売し、販売に係る手数料などを賄った後の収益は、村が2分の1、所有者2分の1で分配します。契約目標私有林は約3,000ヘクタールで、村民へは繰り返し事業説明を行った結果、平成21年4月から平成24年8月までで約900ヘクタールと契約しているということです。 もう一つは、出口としての森の学校事業で、株式会社西粟倉・森の学校を中心に、森に関わる村内のさまざまな事業主体が互いに協働しながら、家具、内装材、割りばしなど小規模多品目生産で間伐材を高付加価値化して販売、また森林ツアーや床張りワークショップなどを通して西粟倉のファンづくりを行っていました。 この百年の森林事業により、森の学校とニシアワー製造所で35人、さらに森林組合でも雇用がふえ、林業事業体として独立された方もいるということです。 ポイントとしては、入口に関して、西粟倉村では昭和50年から61年にかけて全域で国土調査を行った際、山の頂上まで土地境界線がすべて入っており、村が主導で筆をまとめて管理する強みとなっていること。また、出口に関しては、Iターンの若い力が森の学校という会社をつくり、東京を中心に情報を発信されるので非常に情報発信力が高いということが挙げられるのではないかと思います。 次に、愛媛県四国中央市では、地場産業のブランド化と観光交流施設霧の森について研修を受けました。 観光交流施設霧の森は平成11年、市町村合併前の宇摩郡新宮村に完成、現在は四国中央市が資本金1億2,000万円、80%を出資する第三セクターの株式会社やまびこによって運営されています。高知自動車道の新宮インターすぐに位置する霧の森は、多くの人が訪れることで地域に安定した雇用が生まれ、かつ定住できる環境づくりを目指して従業員を全国公募し、スタートしたということです。平成22年には道の駅にも登録されています。 霧の森ではお土産として、かぶせ茶を抹茶状にしてかけた霧の森大福が人気を博し、売り上げ約2億7,000万円、霧の森全体の売り上げの60%をこの大福が支えているということでした。新宮村では、昔からお茶の生産が盛んであっただけでなく、昭和50年ごろからすべてのお茶を無農薬で栽培しており、まちおこしに当たっても、やはり新宮地域にしかない地域資源であるお茶にこだわろうと従業員が試行錯誤して、霧の森大福を開発したということです。現在約55%が霧の森での店舗販売、約35%が松山のアンテナショップでの販売、約10%がデパートの外販、1%を切るくらいだけ、ネットでの抽選販売をしているようです。以前にビッダーズというインターネット販売サイトで1番になったことがきっかけでテレビに取り上げられ徐々に売り上げを伸ばし、デパートの店頭には行列ができ、取り寄せは半年待ちという人気ぶりですが、戦略的に売り切れをつくっているという部分もうかがえました。 施設への来場者も年を経るごとにふえていますが、合併時は1,700人だった人口が1,300人に減り、お茶の栽培も後継者不足に悩まされています。霧の森で働く従業員も村の中だけでは賄うことができず派遣会社に頼っているということで、今後の大きな課題であるということでした。 今回の岡山県西粟倉村、愛媛県四国中央市(旧宇摩郡新宮村)に共通していた点が二つあります。一つ目は、西粟倉村では森林、新宮村ではお茶と、その地域にある一つの資源に着目して注力したこと。二つ目は、外部地域からの移住者が取り組みの中にいるということです。 本委員会としましては、両地域における研修内容を大いに生かし、今後も本市の産業振興のためにさらに調査研究をしてまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(松本哲也君)  委員会視察の報告中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時55分--------------------------------------- △再開 午前11時07分 ○議長(松本哲也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど11番、田花議員からの議事進行についてでありますが、先ほどの休憩中に、議会運営委員会の委員長と協議した結果、午後1時から議会運営委員会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。 それでは、委員会視察報告を続けます。 地域医療・介護対策特別委員会の報告を求めます。 14番、大西議員。 ◆14番(大西強君) (登壇) 地域医療・介護対策特別委員会の視察報告をいたします。 本委員会は、10月23日に東京都内の都市センターホテルにて開催されました全国自治体病院経営都市議会協議会主催の第8回地域医療政策セミナーに参加いたしました。まさにこのレクチャーは、我々の新宮市立医療センター等が抱える課題の解決に向けて、示唆に富むものであったのでその内容について報告いたします。 本セミナーでは、「岐阜地域における当院の役割と今後の方向性~メガトラス工法と地域連携パス~」と題し岐阜市民病院病院長冨田栄一氏の講演と、「住民と対話する医療」と題し一関市国民健康保険藤沢病院事業管理者、佐藤元美氏の講演が行われました。 まず、メガトラス工法についての説明がありましたが、これは建てかえ時の建築工法の一つで、現在の新宮市立医療センターにおいては当面検討が不要なものであり、内容については省略させていただきます。 次に、地域連携パスについて、岐阜県には五つの医療圏があり、面積は広いが人口が少ない飛騨高山地域や面積は狭いが約80万人が暮らす岐阜地域等があり、特に岐阜市には40万人暮らしています。岐阜県は医師不足で全国ワースト2であるが、岐阜市内は東京23区より医師数が多く、他の地域がより医師不足になっています。 冨田氏が平成17年に院長を拝命し、頑張っているときに、聖域なき行政改革として診療報酬のマイナス改定が続き経営指標は悪化、改善策をトップ会議等で協議を行ったが、どうにもできない状況でいわゆる医療崩壊となり、みんながやる気をなくしてしまった。そこで思い出したのがWHOの健康の定義で、健康とは、身体的健康、精神的健康及び社会的健康の状態、21世紀には、「心にひびく医療」という概念が加わったと。冨田氏は、これだ、これでやっていこう、病院の理念として心に響く医療の実践を掲げました。当然、患者への高度な医療、チーム医療も行い、地域中核病院としての役割は果たしながら、しかし、その前に最も大事なのが、職員が生き生きと働くことができる状態がないことには、心に響く医療はできない。例えば看護師なら心に響く看護、事務の方なら心に響く事務、掃除をされる方なら心に響く掃除をしてください。しかも、だれの心に響くのか、自分の心に響く医療をやりなさい。だれも見ていない、だれもいないところで、自分が自分に納得できる仕事をする。それぞれの立場で自分の心に響く事務、掃除等であります。 心に響く医療の実践として、一つ、患者さんの権利を尊重し、心温まる医療を行い、安全で信頼されるチーム医療を目指す。二つ、地域の医療機関と連携し、患者さん中心の継続した医療を行う。三つ、地域の中核病院として最新かつ高度な医療を提供できるように努める。四つ、職員が生き生きと働くことができる環境づくりに努めるを掲げていました。 ただ、我々のような中核となる病院は、救急対応が非常に多く、平成14年から比べ現在は3倍ほどの患者数となっており、ドクターは非常に忙しく、外来はなるべくかかりつけ医にお願いしていることも地域連携パスに結びついてきている。我々は、急性期病院として救急医療をさらに充実していきたいと考えているが、自分の病院だけではなく、地域医療を支える、そういう役割を果たしていく必要もあり、さまざまな講演会を行ったり、平成16年からは岐阜地域医療連携研究会をつくり、医師会と協力し、医療、介護、福祉の連携についてのセミナー等を開催しています。 そういった中、病診連携パスは、病院と開業医がお互いに連携しようとするもので、今までの大きな病院に行ってすべて片付ける病院完結型ではなく、地域完結型に変わってきている。すなわち病院内でのチーム医療は当然であるが、地域としてのチーム医療の段階に来ており、患者を中心にみんなで連携して助ける形に変わり、開業医と病院の役割分担で、病院は入院を中心に、開業医は外来中心に対応する。ただ患者の中には、軽い病気でも大病院が安心との病院完結型の意識を持っている方もおられるので、行政の力で患者向けのパンフレット、リーフレット等をつくって広報してほしい。岐阜県と岐阜市ではそのように進めていると。この開業医と病院の役割分担を国民の皆さんにわかっていただけるような努力をしないといけないと思う。折につけマスコミの方にもお願いをしています。広報誌等で機会があればよろしくお願いしたいとのことでありました。 次に、住民と対話する医療について、この住民と医療者が語り合う医療は、医療の質、継続性、経営などですぐれており医療の意味が命から暮らしに大きく変わる時代を迎え、皆さんと一緒に考えたい。 藤沢町には、昭和43年まで県立病院があったが、経営難と医師確保の問題で廃止となった。その後、町には医療機関が一つもない状態となったが、昭和57年に国保診療所と特別養護老人ホームを設置しました。 現在は、診療所から藤沢病院と名称は変わりましたが、町唯一の医療機関として開業医的な対応も必要で、平日午後や土曜の外来、往診も行っています。経営的には、平成6年以外は単年度黒字を続け、平成16年に病院事業の公営企業法全部適用以後は、福祉施設等の事業を含め黒字経営となっています。そして、病院と役場の事務職員の異動はやめ、事務職員は病院で採用を行い、役場ではなく、病院の方を向いて仕事をしてもらっています。 今の病院経営を組み立て、企業会計を組み立てていくことは、専門的知識がないとできない。医者が全科を診ることが無理なように、事務職員も何年か訓練しないと一人前にはならない。中途半端な理解のままで病院で見聞きしたことを議員などに話をすることで誤解をエスカレートさせるきっかけになることもあるとのことでした。 住民と対話する場として、ナイトスクールを開催し、医者、看護師、事務職員と住民が、病院のことだけに限らず、さまざまなことについて座談会的に話し合いを行っている。その結果、1年目に早くも成果があらわれ、苦情等が激減し、その対応に苦労していた医師、看護師、事務職員が本来の仕事に専念できるようになりました。 最後に、医療の質、病院の運営となると難しい、専門家に任せればよい、自分達は関心を持ってもしょうがないと思わず、医療と皆さんの生活は密着している。医療、病院のことに関心を持ってほしい、よい医療がある地域はすごくよいものだと思う。現実的には生身の人間が努力をして、毎日努力をつなげていかなければならない医療ばかりです。皆さんも人間的な関心を持って、病院を支えることこそ市民の役割だと思っていただき、医療者と交流が進んで、よりよい医療につながっていくと思うとのことでした。 地域医療と介護対策を調査研究する本委員会としても、今回の研修内容を参考にしながら、今後も、より実現可能な施策について調査研究してまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(松本哲也君)  次に、災害復興対策特別委員会の報告を求めます。 2番、前田賢一議員。 ◆2番(前田賢一君) (登壇) それでは、災害復興対策特別委員会視察報告を行います。 本委員会は、11月8日から10日までの3日間の日程で、宮城県名取市を訪問し視察研修を実施いたしましたので、その概要について報告いたします。 視察当日午前は名取市役所を訪問し、佐々木市長、山田市議会議長初め当局の方々から、3月11日の東日本大震災以降の復旧復興に向けた取り組みについて説明を受けました。 まず最初に、防災安全課長から東日本大震災の被害状況について、次にまちづくり課長から震災復興の取り組みについて、また議会事務局から震災の発生と市議会の対応について説明を受けました。 東日本大震災の被害状況についてですが、3月11日名取市はマグニチュード9.0、震度6強の地震が発生し、15時52分津波の第1波が押し寄せ、その後の津波により閖上地区を初め市内の28%が浸水し、死者911人、行方不明者42人、住宅被害が14,921棟にも及ぶ大災害になりました。 市としては人命救助一筋に取り組み、そのためには道路をいち早く確保することを市長から指示を受け取り組んでいましたが、当初はその予算は国や県でなく市の負担と言われていました。しかし災害協定により、関係業者の方々が道路整備に協力していただいたことにより道路が比較的早く復旧し、自衛隊や応援部隊がスムーズに入ることができました。 震災直後は電話がつながらないことにより、情報収集は非常に苦労したとのことでした。避難所については当初は、30カ所5,000人の避難想定でしたが、実際は52カ所、11,200人が避難し、職員はその対応に追われ、運営には地域の方々に多くを助けられたのが現実でした。食料も備蓄ではとても足らない状況で応援協定により、イオンや生協などから物資が届き、難を逃れたとのことでした。その避難所も、3カ月後の6月22日最後の避難所が閉鎖されました。 名取市震災復興計画策定に当たっては、5月に学識経験者や国、県、地元市民11名を含む、計24名で構成する「名取市新たな未来会議」を設置し協議を重ね、8月に市長に素案を提言いたしました。その後、市は素案に対する意見募集や地域懇談会を実施し、昨年10月議会で議決をし、再生期・展開期・発展期の計7カ年の震災復興計画が第5次総合計画の中の特別計画として決定したとのことでありました。 震災の発生と市議会の対応については、災害発生時、議長は災害対策本部に出席して情報収集に努め、議員は各地の避難所での支援活動や要望等の情報収集に当たったとのことでありました。そして、議会として何をすべきかを検討し、まず、避難所等の要望の取りまとめが必要と考え、議員間同士で復興に向けての情報交換会の開催を決定し、4月20日から5月まで計5回開催しました。その間に臨時会を開催し、全議員で構成する災害復興調査特別委員会を設置いたしました。 復興調査特別委員会では、家賃補助制度等について協議し、二度にわたり議会として市長に要望書を提出しました。国等については、被災者について公的支援の早期実現を求める意見書や被災復興に関する決議を全会一致で可決しました。また、市民との復興懇談会を開催し、さまざまな意見を復興計画への提言書として取りまとめ、7月と9月、計2回、市に提出したとのことでありました。 午後は、被害の大きかった閖上地区の区画整理事業に予定している高さ5メートルの盛り土や集団移転検討地区、海岸沿いに第一次防御ラインとして建設中の延長30キロメートルにも及ぶ防波堤を見学しました。 最後に、今回の視察で、職員の方の話では、震災当初、防災無線が故障により鳴らなかった事実があり、ハード面は必ず動くと思ってはいけない。これに頼らず住民への意識の啓発を継続的にやっていくことが一番大切である。最終的には、住民の意識の向上を図ることしかないとのことでありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(松本哲也君)  以上で、委員会視察報告を終わります。--------------------------------------- △日程7 議案第77号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第4号) △日程8 議案第78号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第5号) △日程9 議案第79号 専決処分につき承認を求める件            平成24年度新宮市一般会計補正予算(第6号) ○議長(松本哲也君)  日程7、議案第77号、専決処分につき承認を求める件、平成24年度新宮市一般会計補正予算(4号)から、日程9、議案第79号、専決処分につき承認を求める件、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第6号)までの3件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 向井財政課長。 ◎財政課長(向井雅男君) (登壇) ただいま御上程いただきました議案第77号、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、本年9月14日から19日かけての豪雨による被害のうち、緊急に予算措置を行う必要が生じた災害復旧について、地方自治法第179条第1項の規定により、10月9日に専決処分させていただいたものであります。 それでは3ページをお願いします。 第1条で、歳入歳出予算の総額に1,495万2,000円を追加し、補正後の総額を168億7,624万円にするというものであります。 歳出の内訳でありますが、12ページをお願いします。 11款災害復旧費2項1目道路橋りょう災害復旧費、説明欄1の西谷口線道路については、市道西谷口線の法面が30メートルにわたり崩壊したもので、上方には特別養護老人ホーム熊野川園があるため、路面の崩土除去や大型土のう設置などによる緊急復旧を行なった上、早急な復旧工事のための測量設計業務などに要する経費を補正したものであります。 その下の2の小井谷線道路についても、法面が13メートルにわたり崩壊したもので、迂回路となる林道小井谷山在線は台風12号災害により通行どめのため、早急な崩土除去作業や測量設計業務などに要する経費を補正したものであります。 2目河川災害復旧費については、台風12号災害による復旧工事を実施している岩の谷川の下流において護岸延長43メートルが決壊したもので、被災箇所の前後には集会所や橋梁があり、早急な復旧工事のための測量設計業務に要する経費を補正したものであります。 以上が歳出であります。 なお歳入でありますが、10ページをお願いいたします。 18款1項1目繰越金で、歳出と同額の1,495万2,000円を計上しております。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。 続きまして、議案第78号、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、ただいまの議案第77号で御説明させていただきました市道西谷口線道路の被災に当たって、特別養護老人ホーム熊野川園への影響、また通行にも支障を来していることから、緊急に予算措置を行なう必要が生じた復旧工事について、地方自治法第179条第1項の規定により、11月14日に専決処分させていただいたものであります。 それでは、3ページをお願いいたします。 第1条では、歳入歳出予算の総額に1,568万7,000円を追加し、補正後の総額を168億9,192万7,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の変更は第2表の地方債補正によるというものであります。 歳出の内訳でありますが、14ページをお願いします。 11款災害復旧費2項1目道路橋りょう災害復旧費について、崩壊した法面のモルタル吹きつけ226平方メートルやブロック積み工57平方メートルなど、復旧工事を実施するために必要な経費を補正したものであります。 以上が歳出であります。 なお、歳入でありますが、12ページをお願いいたします。 13款国庫支出金については、11月7日に災害補助査定を完了し、金額、補助率については、記載のとおりであります。 18款の繰越金については、本補正予算に必要な一般財源を計上しております。 次の20款の市債では、補助額の確定に伴う災害復旧事業債を借り入れるもので、金額、充当率については、記載のとおりであります。 以上が歳入であります。 恐れ入りますが、前に戻っていただきまして6ページをお願いいたします。 第2表、地方債の補正でありますが、公共土木施設災害復旧事業に係る起債の限度額を変更するものであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。 続きまして、議案第79号、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第6号)の専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、平成24年11月16日の衆議院解散に伴い、緊急に予算措置を行なう必要が生じた12月16日執行予定の第46回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に要する経費について、地方自治法第179条第1項の規定により11月16日に専決処分させていただいたものであります。 それでは、3ページをお願いいたします。 第1条で、歳入歳出予算の総額に2,127万6,000円を追加し、補正後の総額を169億1,320万3,000円にするというものであります。 歳出の内訳でありますが、12ページをお願いいたします。 2款総務費4項3目衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査費について、選挙執行に要する投開票に必要な事務的経費について、補正したものであります。 以上が歳出であります。 なお、歳入でありますが、10ページをお願いいたします。 14款県支出金で、歳出と同額の選挙費委託金2,127万6,000円を計上しております。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  議案第77号から議案第79号までの3件について、一括質疑を行います。 11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  この専決処分というのは、地方自治法で相当厳しい枠をはめて、そう簡単に専決処分をすべきじゃないということが書かれています。本来なら臨時会を開いてこういうものを処理すべき案件であるし、当局と議会との関係は、特に予算にかかわる重要な案件については、やはりそうあるべき。当局は、今回、三つ専決処分したということです。これは自治法上許される、法が言っている趣旨にこれは合致しているということですか。 ○議長(松本哲也君)  向井財政課長。 ◎財政課長(向井雅男君)  上程の際にも御説明をさせていただきましたとおり、今回の被害については、緊急に予算措置を行い、設計業務をし、さらには工事をする中で、その上部にある熊野川園の関係、あるいは鎌塚集会所との関係等々がございましたので、緊急に予算措置をするという必要が生じたということで、法的には間違いないというふうには思ってございます。 ◆11番(田花操君)  いや、その事業の緊急性、必要性はわかるけど、ここの専決処分、自治法上言っている専決処分は、要するに議会を開くことができなかった場合、開く時間、余裕がなかった場合にしかこの専決処分は認められてないというふうに思われると、9月からこの12月議会までの間で臨時会を開く余裕がなかったんかどうかということを尋ねておるんであって、私は決してそうではなかったんではないかと、当局に臨時会を開く姿勢があれば、当然、招集権は市長にあるんやから開けたんではないかというふうに思いますけど、その点、そういう臨時会を開く時間的余裕がなかったんやという根拠はどこにあるんかなというふうに思います。 ○議長(松本哲也君)  小山総務部長。 ◎総務部長(小山壽行君)  先ほど、財政課長のほうから答弁させていただいたように、災害に関連して、緊急に工事にかかれるように設計、あるいは工事着手という点で緊急やむを得ないといいますか、そういう判断をさせていただいて、今回専決処分をさせていただきました。 災害の関連では、過去にも同様なことで議会の承認をいただいたという経過もある中で、今回、緊急やむを得ない、議会を開くいとまがないと、私どもは判断したところであります。 ◆11番(田花操君)  最後の議案第79号の国政選挙に至っては、こういうものに本来該当すべきものかなというふうに思いますし、災害復旧についてはわからんでもないところがあるにしても、これらはもう早く解散が既に決まっている中で、これも災害復旧と同じ中身にはなり得るものかというふうに思いますし、田岡市長になってから、こういう専決処分が特に多いように私は感じます。やはり議会に対して、もっと誠意ある対応を求めておきたいというふうに思います。 以上。 ◎総務部長(小山壽行君)  79号の専決処分については、衆議院の解散、その日に選挙事務が始まるということで、同日付で専決処分をさせていただいたということでご理解いただきたいと思います。 ◆11番(田花操君)  いずれにしても、専決処分というのはもう本当に厳しい枠を自治法ははめておると。やはり臨時会を開いてでも対応していけるときは、そう対応すべきであるということを申し上げて終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第77号から、議案第79号までの3件は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、各号分離の上、討論を行い採決いたします。 まず、議案第77号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第77号はこれを承認することに決定いたしました。 次に、議案第78号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第78号はこれを承認することに決定いたしました。 次に、議案第79号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第79号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程10 議案第80号 新宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(松本哲也君)  日程10、議案第80号、新宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 中地市民福祉部次長兼生活環境課長。 ◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) (登壇) ただいま議題となりました議案第80号、新宮市廃棄物処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 今回の条例改正につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律等の施行によりまして、一般廃棄物処理施設を設置する市町村は、技術管理者の資格の基準を定め条例を整備していかなければならないということから、所要の整備を図るものでございます。 2ページをお願いいたします。 改正内容でございますが、第40条が委任という条項でございましたが、それを第41条に繰り下げ、第40条を技術管理者の資格という内容にするものでございます。 内容としましては、各号に記載していますように一般廃棄物処理施設に必要な技術管理者の資格要件を定めさせていただいてございます。 なお、附則としまして、この条例は平成25年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  今、新宮市に技術管理者の資格を持っておられる方は何人いらっしゃるのですか。 ○議長(松本哲也君)  中地生活環境課長。 ◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君)  これは、あくまでも一般廃棄物処理施設でございますので、うちでしますとクリーンセンターになります。クリーンセンターの中には今、1名ございます。 ◆5番(並河哲次君)  ありがとうございます。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程11 議案第81号 新宮市都市下水路の構造の技術上の基準等に関する条例 ○議長(松本哲也君)  日程11、議案第81号、新宮市都市下水路の構造の技術上の基準等に関する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 渕上都市建設課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君) (登壇) ただいま議題となりました議案第81号、新宮市都市下水路の構造の技術上の基準等に関する条例につきまして説明させていただきます。 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律によりまして、今回下水道法が改正されました。この改正によりまして、新宮市の管理する都市下水路に係る構造及び維持管理の基準につきまして、政令を参酌しまして条例で制定するものであります。 当条例は、都市下水路の設置その他の管理の基準等を定めまして、都市下水路の整備を図り、もって都市の健全な発達に寄与することを目的とするものであります。 議案書2ページをお願いいたします。 第1条は、先ほど説明させていただきましたとおり、地域主権改革一括法による下水道法の一部改正に伴いまして、市が管理する都市下水路の構造及び維持管理の基準について市が定めるものであるとの趣旨について定めております。 第2条は、用語の定義を定めるものであります。 第3条は、都市下水路の構造の技術上の基準でありまして、排水施設の構造の基準、都市下水路の構造基準について定めております。 第4条は、適用除外について定めています。 第5条は、都市下水路の維持管理の基準で、下水の排除に支障がなく流せる状態を保てるようにと定めております。 なお、本条例の施行は、附則のとおり平成25年4月1日となっております。 以上、簡単でありますが、説明を終わらせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程12 議案第82号 新宮市都市公園に係る移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例 ○議長(松本哲也君)  日程12、議案第82号、新宮市都市公園に係る移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 渕上都市建設課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  続きまして、ただいま議題となりました議案第82号、新宮市都市公園に係る移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例につきまして説明させていただきます。 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、通称バリアフリー法でありますが、この法律の一部改正によりまして、これまで同法などで全国一律に定められていました公園等のバリアフリー化に関する構造基準等を都市公園管理者である地方自治体が、省令を参酌しまして条例で定めるものとされました。これに伴いまして国の基準を参酌し、新宮市都市公園に係る移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準を定める条例を制定するものであります。 新宮市では、これまでも基準等を踏まえ整備を行っておりますが、引き続き現行基準に適合するように努めていくため、参酌基準どおり定めることといたします。 本条例は、高齢者、障害者等の自立した日常生活及び社会生活を確保することの重要性にかんがみまして、都市公園について高齢者、障害者等の移動上及び施設の利用上の利便性及び安全性の向上の促進を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とするものであります。 議案書2ページをお願いしたします。 第1条は、先ほど説明させていただきましたとおり、地域主権一括法による高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部の改正に伴いまして、市が管理する都市公園に係る都市公園移動等円滑化基準を市が定めるものであるとの趣旨について定めております。 第2条は、用語の定義を定めるものであります。 第3条から13条までは、移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準について箇所別に定めています。 続きまして、第3条は、園路及び広場で出入口、通路、階段及び傾斜路に係る幅、勾配などの基準等を、園路は主要な公園施設に接続するための基準について定めております。 続きまして、4ページをお願いいたします。 第4条は、屋根付広場でありまして、出入口の基準及び車いす使用者の円滑な利用に適した広さの確保等の基準について定めています。 続きまして第5条は、休憩所及び管理事務所でありまして、出入口、カウンター及びトイレの基準並びに車いす使用者の円滑な利用に適した広さの確保等の基準について定めております。 続きまして5ページの第6条につきましては、野外劇場及び野外音楽堂でありまして、出入口、通路及びトイレの基準並びに一定の基準を満たした車いす使用者用観覧スペースの設置等の基準を定めております。 続きまして、6ページの第7条は、駐車場でありまして、一定の基準を満たした車いす使用者用駐車施設の設置等の基準について定めております。 7ページの第8条から10条までは、トイレについてでありまして、出入口、戸及びトイレブース等の基準を定めております。 第11条は、水飲み場及び手洗い場でありまして、高齢者、障がい者等の円滑な利用に適した構造のための基準を定めております。 続きまして、第12条及び第13条は、掲示板及び標識についてでありまして、高齢者、障がい者等の円滑な利用に適した構造のための基準についてで定めております。 第14条は、除外規定でありまして、災害等のため一時使用する特定公園施設の設置については、この条例の規定によらないことができる旨を定めております。 なお、本条例の施行は、附則のとおり平成25年4月1日となっております。 以上、簡単でありますが説明を終わらせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  先ほどの下水路の技術基準も含め、都市公園の細かな技術基準、今までもこういう技術基準にのっとって整備してきたんやろうと思うんやけど、今回、先ほどの下水路は付託されいるけど、公園のやつについても、今までもこういう基準が国に当然あって、それに基づいて設計計画してきたと。今回、これだけ細かなやつを条例化するとなると、国の基準はもう守らなくても、独自の条例で基準をつくって各自治体で対応しなさいということなのか。 ○議長(松本哲也君)  渕上課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  この法律は、先ほど申し上げましたバリアフリー化法、これは平成18年に制定されました。国の法律でそれが制定されたのでありますけれども、それに準じてその内容、各市町村も条例化して、それに沿って今後整備していきましょうとそういう内容であります。 田花議員言われていますように、今までどうなのかといわれましたら、公園について言いますと、例えばトイレとか、それから園路とかは、福祉のまちづくり条例というのが県で制定しています、勾配とか。それが平成9年ごろ制定されました。それ以後はそれに沿ってしていたんですけども、今後は、このバリアフリー化に伴う条例に沿って整備が必要と、そういう考え方になっています。 ◆11番(田花操君)  そしたら、こういうバリアフリーの新しいほうからくると、建築物なんかも、当然またこういう条例化、技術基準の条例をつくっていくということになってくるのか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  はい、公園に関しての建築物といいますのは、先ほど言いました屋根つき休憩所とか、トイレとか管理事務所とか、そういうところが建築のほうに反映されています。 ◆11番(田花操君)  公園のこの技術基準のこの条例をずっと細かに見ると、丹鶴城公園なんかこれに適合させるというたらもう大変な状況になるんじゃないかなと。丹鶴城はこういう小山の中にある、そこへバリアフリーをやったら、文化財のほうとこれと矛盾してくる話が結局はあるんじゃないかなと思うけど、丹鶴城公園なんかはもう現状を変えるというのは、本来、都市公園でも難しいやろうと思うんやけど、その辺の考えはどういうふうに担当のほうはあれしたのか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  田花議員御指摘のこの件は、私どもこの条例を上げさせてもらう前に、課内で大分、議論しました。その中でこの条例が、丹鶴城公園なんか高低差のある公園に対してどうなのかということは、確かにあるだろうと。ただし、今回、国からのこういう指導もあり、一応条例化をして、これをまずは基本としながらも現場に合った形でどこまでできるか、今後の課題というふうな形で一応考えています。 ◆11番(田花操君)  今まで技術基準というたら国がつくってあるんやけど、だけど条例で基準をするいうのは、うちの公園、都市公園、あらゆるそういう都市施設に対して条例を忠実にやっていくとしたら、大変、もう丹鶴城公園自体が本来の都市公園としてこういう技術基準がある中で矛盾を抱えたままで将来に残っていくんじゃないかなという心配をちょっとしたので、十分、課内で研究して、特に文化財のところ等、こういうものというのはどうかなという感じもする。それならいっそ、もう都市公園指定をやめて文化財一本で管理運営してもろうたほうが、この条例との板挟みにならんのではないのかなと私は思っている。 以上です。 ○議長(松本哲也君)  ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。 昼食のため、午後1時30分まで休憩いたします。 △休憩 午前11時57分--------------------------------------- △再開 午後1時30分 ○議長(松本哲也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程13 議案第83号 新宮市営住宅条例の一部を改正する条例 ○議長(松本哲也君)  日程13 議案第83号、新宮市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 勢古口管理課長。 ◎管理課長(勢古口博司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第83号、新宮市営住宅条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 本議案は、平成23年5月2日に地域主権一括法が交付され、公営住宅法の一部が改正されたことに伴い、従来、公営住宅法で定められていた整備基準及び入居収入基準につきまして、平成25年3月31日までに事業主体が条例で定めることになりました。このことを受けまして、このたび本市の市営住宅条例の一部を改正し、新たに整備基準及び入居収入基準を定めるというものであります。 改正内容につきましては、2ページをお願いいたします。 整備基準としまして、新たに第3条の2を追加し、市営住宅を建設する場合の敷地や住居等に関する整備基準を1号から4号において定めるものでございますが、これらにつきましては、国土交通省令で定める基準を参酌して定めることとなっております。条例には、これまでの公営住宅等整備基準の総則の内容を規定し、詳細な基準につきましては、新宮市営住宅条例施行規則の中で従来の国基準どおりの規定を新たに追加するものでございます。 次に、3ページの第7条入居者の資格についてですが、表中の改正前の下線部を改正後の下線部に改めるもので、その内容といたしましては、市営住宅の入居条件に係る入居収入基準について3号のア、イ、ウの場合の世帯収入の条件について定めるものであります。これまでの市営住宅応募状況を見ますと、若年層に比べ高齢の方の割合が多いという傾向がございます。これは収入基準の上限を引き上げた場合、より高い収入の世帯が入居対象として拡大することとなりますので、相対的に年金生活をされている高齢者等の低所得世帯の方が市営住宅に入居できる確立が下がるという状況が予想されます。また、収入基準を引き下げた場合ですと、既に入居しており、これまで基準額以下だった世帯が新たな基準を当てはめると収入基準超過世帯となってしまうケースが生じる恐れがあります。こうなりますと収入基準と世帯収入の関係から家賃が算定されるという公営住宅の性格上から、従前に比べ家賃が急激に上昇する場合も考えられますので、既存入居者の経済的負担に大きな影響が出ることも予想されます。 以上の点をかんがみますと、収入基準については変更しないことが適当ではないかと考えられますので、条例に規定する基準は、従前の国基準どおりとしてございます。 また、3ページの下から4ページにかけての第7条第2項に係る改良住宅につきましても、これまで公営住宅に準じて運営してきているところから、公営住宅と同じ国基準を採用するものでございます。 なお、この条例は平成25年4月1日から施行するというものであります。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 16番、杉原議員。 ◆16番(杉原弘規君)  ちょっと教えていただきたいわけですが、第7条のア、イ、ウと、これの新しいほうでは金額が明記されてるんですが、これまでの条例では規定する金額ということになってるんですが、これまでの金額は大体幾らだったんでしょうか。
    ○議長(松本哲也君)  勢古口課長。 ◎管理課長(勢古口博司君)  先ほども説明させていただきましたように、これまでの金額と同額の金額を今回条例で上げさせていただいております。 ◆16番(杉原弘規君)  これまでも21万4,000円ですか。こういうことだったということなんですか。 ◎管理課長(勢古口博司君)  一般の従来階層につきましては、ウの15万8,000円。裁量階層、これは障害者や高齢者の方、それらの方に当てはまる階層なんですが、それにつきましては21万4,000円ということで、これはもともと国の基準どおりでやっておりますので、今回につきましても全く変わりはございません。条例で金額を定めさせていただいたということです。 ◆16番(杉原弘規君)  今回からこういう金額を明示するということでなったということなんですね。 ◎管理課長(勢古口博司君)  今回の公営住宅法の改正によりまして、事業主体が条例で金額を定めるということになっております。 ◆16番(杉原弘規君)  わかりました。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程14 議案第84号 新宮市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例 ○議長(松本哲也君)  日程14、議案第84号、新宮市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見教育部次長兼学校教育課長。 ◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) (登壇) ただいま議題となりました議案第84号、新宮市立小学校及び中学校条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 議案書の2ページをお願いいたします。 本議案は、新宮市立蓬莱小学校と王子小学校を統合し新宮市田鶴原町2丁目5676番地に王子ヶ浜小学校を設置するというものでございます。 附則としまして、この条例は平成25年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単でございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程15 議案第85号 平成24年度新宮市一般会計補正予算(第7号) ○議長(松本哲也君)  日程15、議案第85号、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 向井財政課長。 ◎財政課長(向井雅男君) (登壇) ただいま議題となりました議案第85号、平成24年度新宮市一般会計補正予算(第7号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に50億7,514万1,000円を追加し、補正後の予算額を219億8,834万4,000円にするというものであります。 第2条では、債務負担行為の追加及び変更は、第2表の債務負担行為補正によるというものであります。 第3条では、地方債の追加及び変更は、第3表の地方債補正によるというものであります。 それでは、歳出の内訳でありますが、本補正予算につきましては、本年4月以降の人事異動などにより歳出全款に係る人件費の増減を調整させていただいております。したがいまして、最初に人件費の総額について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、最後の78ページをお願いいたします。 給与費明細書の1特別職については表の比較の欄でありますが、長などの共済費19万7,000円の増額補正であります。次に、2の一般職につきましては、当初予算編成後の職員の異動などに伴う補正でありまして、比較の欄でありますが、給料を1,240万2,000円の減額、職員手当を1億3,374万1,000円増額補正するものであります。下段に職員手当の内訳を記載しておりますが、増額の主な要因は退職手当でありまして、勧奨退職者など6名分の補正を行うもので、退職者の合計は17名となってございます。 次に、共済費を2,407万円増額補正するもので、これは長などの共済費と同様に市町村職員共済組合の短期給付など負担金の掛け率が引き上げられたためであります。結果合計1億4,540万9,000円の増額補正であります。 なお、次の79ページには増減額の明細を記載しておりますので御参照を願います。 それでは、各費目ごとに人件費を除き経費の内訳について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、18ページをお願いいたします。 3歳出、1款1項1目議会費については、人件費の補正であります。 次の20ページをお願いいたします。 2款総務費、1項1目一般管理費については、特別職及び職員人件費の補正で、財源内訳欄の地方債1億7,200万円については退職手当債であります。 3目財政管理費については、新宮市土地開発公社を解散するに当たり、第三セクター等改革推進債を活用し、公社の債務を新宮市が代位弁済するため、その補償金を計上するものであります。 13目行政局費、次の14目支所費については、いずれも人件費の補正であります。 18目諸費については、平成18年度から平成22年度に収入された国及び県負担金への一部返還金であります。 次の22ページをお願いします。 2項1目税務総務費から、少し飛んでいただいて、30ページをお願いいたします、7項1目監査委員費まで、いずれも人件費の補正であります。 次の32ページをお願いいたします。 3款民生費、1項1目社会福祉総務費については、人件費の補正であります。 2目障害者福祉費、説明欄1の補装具費支給事業、3の介護給付事業、4の訓練等給付事業、6の自立支援医療については、いずれも申請者及び利用者が増加したことに伴う増額補正であります。 2の障害者虐待防止対策事業については、障害者虐待の防止、養護者に対する支援などに関する法律が平成24年10月に施行されたことに伴い、専用電話の設置など所要の整備を行うものであります。 5の障害者福祉システム開発業務については、平成25年4月から実施される障害者総合支援法の施行に伴うシステム改修業務委託料であります。 3目老人福祉費については、寝具類などの衛生管理が困難なおおむね65歳以上のひとり暮らしなどに対する乾燥消毒サービスについて、熊野川町及び高田地域も実施するため、その経費を補正するものであります。 6目国民年金事務費、次の7目隣保館費については、いずれも人件費の補正であります。 次の34ページをお願いします。 10目後期高齢者医療費については、人事交流などに伴う人件費分を追加補正するものであります。 11目介護保険事業費については、介護サービス受給者の増加に伴い事業費の増額が見込まれるため、その所要額の繰り出しを補正するものであります。 次の36ページをお願いします。 2項1目児童福祉総務費、説明欄1の放課後児童健全育成事業、2の学童保育運営費補助金については、いずれも県の補助基準額の引き上げなどに伴う増額補正であります。その下の3については、人件費の補正であります。 2目児童措置費、説明欄1の私立保育所運営費負担金については保育児童数の増加、2の私立保育所運営費補助金については、新たに1園が障害児保育事業を開始したことに伴う増額補正であります。 3の保育対策等促進事業費補助金については、一時的な保育サービスに対する補助金で、保育児童数の増加に伴う増額補正であります。 4目保育所費、次の5目児童館費については、人件費の補正であります。 次の38ページをお願いします。 3項1目生活保護総務費は、人件費の補正であります。 2目扶助費については、傷病のため生活保護を受給することとなった世帯の増加に伴う医療扶助費の増額補正であります。 次の40ページをお願いします。 4款衛生費、1項1目保健衛生総務費、次の4目環境衛生費については、いずれも人件費の補正であります。 10目上水道費については、水道庁舎建設の際に要した起債の繰上償還が認められたため、繰上償還金の2分の1を水道事業会計へ補助するものであります。 次の42ページをお願いします。 2項1目清掃総務費は、人件費の補正であります。 次の44ページをお願いします。 6款農林水産業費、1項1目農業委員会費、次の2目農業総務費は、いずれも人件費の補正であります。 3目農業振興費については、野生鳥獣による農作物被害の増加が見込まれるため、捕獲手数料及びわな免許取得に対する助成金の増額補正を行うものであります。 5目地籍調査費は、人件費の補正であります。 6目中山間地域施設費、説明欄1の小水力発電施設管理費については、高圧気中負荷開閉器が故障し発電が停止したため、取りかえ修繕に要する経費を補正するものであります。 2の飲料水施設管理費については、口高田施設のろ過機操作弁及び滅菌機などの修繕に要する経費を補正するものであります。 次の46ページをお願いします。 2項1目林業総務費は、人件費の補正であります。 2目林業振興費については、森林・林業再生のための作業路網の改良活動に対し助成されるもので、対象となる1件分を補正するものであります。 5目林道新設改良費については、人件費の補正であります。 8目治山事業費については、本年9月28日の集中豪雨により熊野川町小口地区の中心集落において発生した山腹崩壊を県の補助を受けて治山事業を実施するものであります。 次の48ページをお願いします。 3項1目水産業総務費から、恐れ入ります飛んでいただいて52ページをお願いします、8款土木費1項1目土木総務費まで、いずれも人件費の補正であります。 次の54ページをお願いします。 2項2目道路維持費、説明欄1の道路維持修繕事業(都市建設課)については、全竜寺町神倉町線延長77メートルの側溝修繕及び丸田線延長80メートルの舗装修繕ほか7線の維持修繕を。その下の2の道路維持修繕事業(管理課)については、松山団地跡地へのフェンス設置などに要する経費を補正するものであります。 3目道路新設改良費、説明欄1の県営事業については、神倉、日足及び桧杖の3カ所の小規模崖崩れ対策事業に係る地元負担金であります。 2の県営事業については、明神山の急傾斜地崩壊対策事業に係る地元負担金であります。 その下の3は、人件費の補正であります。 5目交通安全対策事業費、説明欄1の交通安全施設等整備については、熊野川町内のカーブミラーの設置などに要する経費を補正するものであります。 2の田鶴原橋歩道拡幅工事については、通学路の安全対策として当初予算に計上させていただきましたが、歩道設置に係る軽量アルミ材による工法が当初見込みの設計額では賄うことができないことから、工事費の増額補正を行うものであります。 その下の3は、人件費の補正であります。 次の56ページをお願いします。 4項1目港湾管理費については、人件費の補正であります。 次の58ページをお願いします。 5項1目都市計画総務費については、人件費の補正であります。 2目街路事業費、説明欄1の上本町磐盾線道路については、JR委託工事の工期短縮に伴い、橋梁前後の取り合わせ工事延長約60メートルを早期に施工する必要が生じたため、工事費を補正計上するものであります。 2の上本町あけぼの線用地取得については、土地開発公社の整理に向け春日地内の公社保有地約336平方メートルの買い戻しを行うものであります。その下の3は、人件費の補正であります。 3目都市下水路費については、相筋地区排水ポンプのフラップゲートの取りつけや、集中豪雨対策としての緑丘中学校グラウンドを利用した貯留調査などに要する経費を補正するものであります。 4目公園費については、広角地内の一般国道42号線那智勝浦道路残土処分用地を防災緑地公園として整備するため、また土地開発公社の整理に向け、公社保有地を約24,565平方メートルの買い戻しを行なうものであります。 次の60ページをお願いします。 6項1目住宅管理費、説明欄1の市営住宅維持修繕管理費については、昭和31年度建設の大浜団地が全戸空き家となったことに伴い住宅を解体し、跡地を地権者に返還するための経費を補正するものであります。 その下の2は、人件費の補正であります。 次の62ページをお願いします。 9款消防費1項1目常備消防費は、人件費の補正であります。 2目非常備消防費については、消防団員4名分の退職報償金であります。 次の64ページをお願いします。 10款教育費1項2目事務局費については、教育長及び職員人件費の補正であります。 次の66ページをお願いします。 2項1目学校管理費については、高田小学校の事務職員として嘱託職員1名分の人件費について、補正するものであります。 次の68ページをお願いします。 4項1目幼稚園費は、人件費の補正であります。 次の70ページをお願いします。 5項1目社会教育総務費は、人件費の補正であります。 8目図書館費、説明欄1の一般経費については、職員の長期特別休暇に対する賃金の増額補正であります。 その下の2は、人件費の補正であります。 次の72ページをお願いします。 6項1目保健体育総務費は、人件費の補正であります。 次の74ページをお願いします。 11款災害復旧費、2項1目道路橋りょう災害復旧費については、専決処分させていただいた小井谷線道路の崩壊した法面122.0平方メートルの吹付け法枠工など、復旧工事を行なうものであります。 2目河川災害復旧費についても同様に専決処分させていただいた岩の谷川河川の決壊した護岸延長41.8メートルの練石積み工など、復旧工事を行なうものであります。 次の76ページをお願いします。 3項1目その他公共施設・公用施設災害復旧費でありますが、台風12号により被災した会館や集会所について、当初予定していなかった志古、田長集会所などの修繕に要する経費を増額補正するものであります。 以上が歳出であります。 次に歳入でありますが、14ページをお願いします。 2歳入、1款市税については、新宮市土地開発公社、及び和歌山県土地開発公社が保有する用地に係る、平成20年度から5年度分の固定資産税を補正するものであります。 11款分担金及び負担金については、保育児童の増加に伴う保護者負担金であります。 13款国庫支出金、及び14款県支出金については、負担金、補助金の名称、補助率等その内訳については、いずれも説明欄記載のとおりであります。 次の16ページをお願いします。 18款の繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として平成23年度からの繰越金を充当するものであります。 なお、充当後の残高は、2億6,160万円であります。 次に、19款の諸収入については、消防団員の退職報償金を共済基金より受け入れるものであります。 次に20款の市債については、事業の名称、充当率等、いずれも説明欄記載のとおりであります。 以上が歳入であります。 恐れ入りますが、前に戻っていただきまして6ページをお願いします。 第2表の債務負担行為補正でありますが、2件の追加、1件の変更でありまして、追加については、後ほど上程される議案第94号から99号までの、公の施設の指定管理者の指定に関して指定期間が平成25年度にまたがるため、指定管理料の上限額を債務負担行為として計上するものであります。 変更については、土地開発公社が解散するにあたり平成24年度の借り入れる事業資金の見込み額が確定することに伴い、変更するものであります。 次の8ページをお願いします。 第3表 地方債の補正でありますが、2件の追加、5件の変更でありまして、起債の目的、限度額、借入や償還の方法については、いずれも記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  2つあるんですけども、まず33ページの障害者福祉費のところなんですけども、介護給付事業で7,000万円の補正予算で、説明では利用者の増加ということだったんですけども、この介護給付事業扶助費の総額が幾らになって、また去年と比べて人数的には、去年何人でことし今何人というのを教えていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  浜前福祉事務所長兼福祉課長。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  介護給付事業でございますけども、本年度の当初予算が4億4,788万5,000円、現在の年度末の見込みでございますけども5億1,788万5,000円を見込んでございます。ちなみに、平成23年度の決算でございますけども4億7,502万2,597円となってございます。 この介護給付事業でございますけども、事業メニューがたくさんございます。それぞれの件数を言うとまた大変多くなってしまいますので、主なものだけでございますけども、例えば居宅介護という事業がございますけども、平成18年以降自立支援法の中で制度が改正されて、この23年度までに事業所のあり方等の見直しがされてまいりました。その途中で利用される方の人数がふえてきているというのが現状でございまして、例えば今言いました居宅介護事業でございましたら、この2年間ですと大方50名程度の方がふえてきてる。この1年間でも10名以上の方がふえてきてるというふうな現状になってございます。 ◆5番(並河哲次君)  もう1点、39ページの生活保護扶助費の中の医療扶助費なんですけども、これも昨年に比べて何人ふえていて、また総額も教えていただいてよろしいでしょうか。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  医療扶助費でございますけども、この9月末現在、そして4月から9月の数字を見てみますと、平成23年度と24年度では大体130名程度がふえてございます。これを年度末の見込みで見てみますとトータルでいいますと大体400名近い、数がふえてくるというふうに見込んでございます。 ◆5番(並河哲次君)  400人分増加するということですけど、400名というわけでなくて400人増加。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  申しわけございません。400名じゃなしに……大体400名程度の総数でございますけども、増が見込まれるという形で算出してございます。 ◆5番(並河哲次君)  去年の決算と比べてもかなり上がっているような気がするんですが、助けを必要としている方ということなので援助も必要だと思うんですけども、医療扶助費が伸びることに対して何か検討されていることというのはあるんですか。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  もともと生活保護の制度自体が、生活に困窮されてる、あるいは障害・疾病等の原因で申請されてくるということでございますので、障害、あるいは疾病等で申請される。あるいは保護を適用されている方が35%程度ございます。ですから、その程度の方の数字の医療費に関しては当初からこれは見込んでるということで私ども思ってございます。 今特に対策といいますのは、例えば軽微な治療等で重複受診等が頻繁に行われる場合には、それを指導する等、そういうことは行ってございます。 ◆5番(並河哲次君)  ありがとうございます。 以上です。 ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  8ページの地方債の補正のとこで、三セク債の償還を20年以内。これはもう20年というのは決まったのか。よそは10年、15年という返済で組んであるところ、結構自治体で見受けられるんですが。 ○議長(松本哲也君)  向井財政課長。 ◎財政課長(向井雅男君)  償還借入期限なんですが、現在まだ20年でいけるかどうかということについての回答はいただいてございません。 ◆11番(田花操君)  なぜ決まってない償還期間で今回補正を、一番安全な償還期間で上げて編成するいうのが本来ではないかというふうに思うけど。 ◎財政課長(向井雅男君)  シミュレーションのときもお話はさせていただいたと思いますが、新宮市としては20年でお借りしたいということで20年以内ということで申請を持っていきたいということで考えてございます。事務はすべて20年で進めてございます。 ◆11番(田花操君)  そしたら、20年で申請して、これを認めてもらえる自信はあるんやな。 ◎財政課長(向井雅男君)  県との協議の中でだめだというお言葉はいただいてございません。ただ、国から県のほうに許可の予定がくるのが3月になってからということでございますので、それを何とか早めていただいて確定的なお言葉をちょうだいしたいということを再三県のほうには申し上げているところでございますが、国のほうからは3月でないと出せないということで今は承ってございます。 ◆11番(田花操君)  よその三セク債を借りた自治体を見ると20年というのは余りないんで、心配して今お伺いしたわけですけど、償還は長いほどええと思う、財政状況から言えば。だから、20年が本当に認めてもらえるんかどうかいうのが心配なんで、ぜひ頑張ってそれ以上償還を伸ばせてもらえたらさらにありがたいかというふうに思いますんで。 ◎財政課長(向井雅男君)  全国的な事例を見ましても15年とか20年で借り入れしている団体もございますので、いけるのではないかなということで事務は進めさせていただいております。 ◆11番(田花操君)  それと、この年率3%以内というのも、これはもっと低くなる可能性はないんですか。 ◎財政課長(向井雅男君)  現在、国の財政融資資金の年間の利率を見てみますと、20年もので1.4以内で収まってございますので、そこら辺が妥当な線ではないかなというふうな予測はしてございます。 ◆11番(田花操君)  利率については1.4になれば、これの半分以下になるから、それのさらに半分は交付税で返ってくるという、この三セク債の内容なんですね。 ◎財政課長(向井雅男君)  一応三セク債の中の規定の中にもそのような特別交付税措置をされるということは載ってございますので、確認はしてございます。 ◆11番(田花操君)  それと、21ページの同じく土地開発公社解散事業のこの41億900万円、これの明細書のようなものはないんですか。どういう形でこの41億900万円が出てきたかというのが。 ◎財政課長(向井雅男君)  41億900万円の三セク債の額の根拠でございますが、平成23年度の借り入れ末の残高が決算で公社のほうから出されております。その金額が51億4,500万円ということになってございます。それを受けて、今年度平成24年度で公社自身がその債務を自主的に返済できる額というのが先ほどの公社のほうの報告の説明にもあったかと思いますが、公有地の買い戻し、春日と広角。また、工業用地の売却、北越紀州と近畿福山。そして公社自身が前年度から持ってる繰越金等々を考えますと、先ほどの公社のほうの資料にもございますが、短期借入金と長期借入金を10億3,600万円ほどお返しできるのかなということで考えてございます。それを差し引きますと、41億900万円の残高が公社の債務残高ということになってございます。三セク債の借り入れ限度額が、平成20年度末の市の債務保証額43億1,400万円ということになりますので、それに41億900万円が満たないことになりますので、充当率100%として、それをすべて三セク債で借り入れるということになってございます。 ◆11番(田花操君)  今、言葉で話をしていただいたんですけど、公社のそういう残高がどういう形で残高の中に明細を明示してもらうことが大事かと思うし、ただ公社の借入残高が中期と短期でこれだけある。その中期・短期がどういう形で残ってきたんかいうはっきりした明細いうのは議会に出すべきではないかと。ただ数字でそういう形で公社で残ってきたから、それをうのみじゃないけど、そのまま三セク債で補てんするという話にはならんと思う。公社がどういう形の中で結果的に破綻していったんかいうことも含めて、そういうことはわかりやすく情報開示をすべきやろうと思いますし、そういう資料は当然つくっておられるやろうと思うし、それを出していただきたいというお願いをして終わりたいと思います。 そうせんと議長、ただこの数字だけで我々もう本当に、これここへ50億円やいうて書かれても何のチェックのしようもないし、ぜひそういったこの公社に絡んだ、三セク債に絡んだ明細のようなものをぜひ議会へ出していただくようにお願いをしていただきたい。 ○議長(松本哲也君)  鈴木経済観光部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君)  そのような資料をまた後ほど提出をさせていただきたいと思います。 ◆11番(田花操君)  それともう1点だけ、59ページの渕上課長とこの所管の、例の登坂のあれが早まるいうことを先ほど説明で聞いて、ぜひ本当に一日も早く通行どめを解除できるように頑張っていただいたいうことには感謝したいと思いますし、ここはそうしたら今の予定ではいつ頃大体通行どめ解除できるのか。 ○議長(松本哲也君)  渕上都市建設課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  先ほども説明でありましたように、JRの工事が大分早くなってきてます。その中で一方通行への解除なんですけども、大体5月末を目指したいという、そういう状況です。そのためにこの工事を早く発注したいと、そういう状況であります。 ◆11番(田花操君)  5月末一方通行、もとの通行の形を確保できるという形。そしたら、ここはもう後この橋ができると今回その取り合わせ前後も当然3月いっぱいまでにできると。橋の前後の取り合わせの今回街路事業費が計上されておるということですよね。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  予算としては24年度、今回補正させていただくんですけど、約その取り合いが橋も含めて60メーターほどあります。ちょっとJRの工事もいろいろと兼ね合いあるのと、そしてまたNTTが今光ファイバーとかそういうなものもつけかえ工事もいよいよ入っている状況でありまして、その取り合いがありますので、それが一通りして60メーターのうちの工事は大体5月末を目標にしていきたいとそういう状況であります。 ◆11番(田花操君)  そしたら、これも若干JRとの絡みで繰り越すかもわからないね。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  そういう見込みもちょっとあります。 ◆11番(田花操君)  それで、これが終われば、あと用地買収できてないところは何カ所あるのか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  場所の大きいところでいいますと2件です。 ◆11番(田花操君)  それの見通しというのはあるのかな。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  用地買収はやっぱり相手方さんのいろんな事情もありますので、今いろいろと接触中であります。 ◆11番(田花操君)  そしたら、万が一、この交渉が長引くようじゃ、もうそこは概成して、供用開始していくという腹はあるのか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  今、現場的にはとりあえず通行はとめてしばらく時間がたってますので、まずは一方通行に復帰したいと、そこを目指してやって、そしてまた地権者の皆さんが協力していただければ、対面通行、交互通行できるように事業を進めていきたいと考えております。 ◆11番(田花操君)  はい、わかりました。 ○議長(松本哲也君)  3番、久保議員。 ◆3番(久保智敬君)  1つだけ教えてください。33ページの寝具乾燥消毒サービス事業、この事業は旧新宮市内だけだったのが、今回予算を上げていただいて、熊野川町、高田もということで全地域がサービスを受けられるということで解釈をしてよろしいですか。 ○議長(松本哲也君)  森本健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  今回の熊野川町と高田地域全域いけますので、全市内というような状況でございます。 ◆3番(久保智敬君)  今までそれができなかったのは、合併後遠いこともあってということだったと思います。この事業はシルバーに委託してやっていると思うんですけれども、山間地の遠いところへ行こうとすれば、効率を考えたら何曜日に熊野川町とか、何曜日に高田とかというふうなやり方でされるのか、どういうやり方をされるのか教えていただけますか。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  今回、熊野川町・高田地域を拡大するに当たりまして、事前にアンケート調査を全世帯対象にやりまして、まず希望者を募りまして、まずその方を対象にやっていきたいと思っています。 ◆3番(久保智敬君)  まずはアンケートをもとにして、これから具体的にどうするかというのを決めてということで、まだ中身に関してはこれからということですね。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  アンケートで希望者が大体決まりましたので、その地域ごとに何曜日に何世帯に行くというような方向で、今もう実施しております。 ◆3番(久保智敬君)  もう吸い上げて実施してる。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  そうです。10月1日から大体アンケートの箇所、世帯を中心に何日に何世帯とかいうふうな回り方をしてます。 ◆3番(久保智敬君)  今、何件あるんですか。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  今のところ12世帯です。 ◆3番(久保智敬君)  12世帯、わかりました。 ○議長(松本哲也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  土地開発公社の清算に伴う上本町あけぼの線の用地取得事業と広角用地取得事業というのが59ページに出ておるんですけれども、59ページが用地の取得事業ということで、歳入のほうでは特例債や過疎債を活用した防災緑地の整備事業等となっておりますが、また広角用地の跡に関しては、ここからさらに整備費用がかかってくるのでしょうか。どういった整備を考えておられるのでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  渕上課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  今回は用地買収を補正予算で上げさせていただいております。整備につきましては、来年度当初予算を予定しております。 内容につきましては、緑地として、ここは防災的な広場としては高台でもありますし活用方法はいろいろと考えられると思いますので、まずは緑地としての最低限の整備費については、来年度当初予算で計上したいと考えております。 ◆12番(上田勝之君)  どの程度見込まれてますか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  これ今からちょっと積算なんですけども、一応広場の面積とか張り芝とかして最低限の整備ですので、今ちょっといろいろと計画を練ってる状況であります。 ◆12番(上田勝之君)  それと、あそこの広角用地に関しては、県有地でありますとか国土交通省の所有地、もともと国道や県道敷の法面といったようなとこもあったかと思うんですが、それらの解決はついておるんでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  坂地理事。 ◎理事[災害復興担当]兼企画政策部長(坂地伸三君)  まだ調整はできてません。とりあえず公社の解散に合わせて土地を市のほうで買うて、その後、国交省の土地、そして県有地がございますので、その中で調整していきたいというふうに思ってます。 ◆12番(上田勝之君)  そうやって調整をしていただく。解決のめどはたっているというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◎理事[災害復興担当]兼企画政策部長(坂地伸三君)  利用計画によって、どの程度協力してくれるかというのはまだ未知数ですけども、市の思いを伝えて何とか調整していきたいというふうに思ってます。 ◆12番(上田勝之君)  あと1点、海側の法面とか、那智勝浦道路の残土といいますか、搬入されてるような状況かと思うんですが、そういった方面の見通しは、国土交通省との関係はいかがなんでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  中前企画調整課長。 ◎企画調整課長(中前偉君)  海側の法面につきましては、来年の2月をめどに宅造基準に合った形で整備されるというふうな予定になっております。 ◆12番(上田勝之君)  それと、65ページに田鶴原橋の歩道拡幅工事というのが補正予算計上されておりますが、先ほどの学校名の変更の王子・蓬莱の両小学校の統合に伴う通学路の安全対策なんだと思いますが、これ来年4月開校ということで工期のほうは大丈夫なんでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  渕上課長。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  上田議員おっしゃられますように、私どもも何とか来年4月開校に向けてということでちょっと目指してきたんですけども、先ほど説明させていただきました事情で、ちょっと今回補正させていただいてから発注するような状況であります。そうなりますと河川工事ですので、渇水期じゃないとできないということがあります。そして、発注して材料とか雨季に、雨の多い時期にしといて、今の予定としましては来年の12月を完成で目指したいと、そういう状況であります。 ◆12番(上田勝之君)  蓬莱地区から、その他田鶴原とか王子小学校の王子ヶ浜の付近までは、通学路としては非常に狭隘といいますか、非常に車の通行量も多いところですよね。その前後の区間に関しては、都市建設課、担当課としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎都市建設課長(渕上崇君)  田鶴原橋から蓬莱小学校寄りのところは、今回の当初予算で測量費を上げさせていただいておるんですけど、歩道を計画していきたいと。順次できるところからいきたいということを考えております。 ◆12番(上田勝之君)  小学校の統合に伴う大きな事業ですので、ぜひ新しい学校に通う子供たちの安全対策に、そこは早急に改善を考えてやっていただきたいと思います。 それともう1点、61ページに大浜の市営住宅の老朽した部分が全戸空き家になって解体されるとかといって御説明があったかと思うんですけれども、そういったような市営住宅の箇所で、まだ数件残っているんだけれども、近い将来、そういうふうに解体するなり何らかの処置をしていこうとしている住宅というのはどれぐらいあるんですか。 ○議長(松本哲也君)  勢古口課長。 ◎管理課長(勢古口博司君)  一応借地をさせていただいて、市営住宅を建てているところがこの市内に16件ほどございます。その中で特に古い住宅については、もう借地を返していこうという方針で今までやっているわけなんですが、なかなか今回のとこは王子神社の向かい側のところで4軒長屋のところが1棟残っておりまして、それを解体させていただいて、ここも借地になってますのでお返しするわけなんですが、例えば4軒のうち1軒でも住居人がおられますと、ずっとこちらで住みかえのお願いなんかもさせてはいただくわけなんですが、なかなか退去ができないということで正確な数はちょっとあれなんですが、うちのほうで壊したいんだけれども壊せない住宅というのは相当数出てきていると思います。 ◆12番(上田勝之君)  順次そういう方向で進めていくということですね。 ○議長(松本哲也君)  質疑中ですが、10分程度休憩します。 △休憩 午後2時26分--------------------------------------- △再開 午後2時44分
    ○議長(松本哲也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続けます。 13番、福田議員。 ◆13番(福田讓君)  生活保護の扶助費ですか、この医療費、先ほどの同僚議員の質疑にありましたが。お聞きしたいんですが、生活保護を受けられている方が病院ですか、行きたいというときに必ず市役所の担当課のほうへお電話をするということをお聞きしてるんですが、よろしいですか。そうですね。 ○議長(松本哲也君)  浜前福祉事務所長。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  保護を受けておられる方からうちのほうの担当のケースワーカーのほうに、どこどこのお医者にこういう症状だけどかかりたいというふうな問い合わせはございます。 ◆13番(福田讓君)  過日も橋下市長がテレビで話してたんですが、大阪市もかなり生活保護者がふえてきてるということで医療費が増大してると。そして、医療に関して、まずAという病院にかかってる、そこでどうしても自分の病気が治らないとかといったときは、必ずそこの主治医から別の病院へ行ってくださいとか、そのような指導をこれからしていかなければならないというような話があったんですが、今の状態でちょっとお聞きしたいんですが、本人がA、B、Cと、Aにかかっていて、またBへも行ける、またCへも行ける。これは本人の希望で診察を希望して診療に行けるわけなんでしょうか。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  例えば、新宮市内の医療機関ではなしに他市町村、他府県の医療機関にかかる必要があるとか、そういうふうな場合には、必ずうちのほうに相談をしていただいて、それが可能なのかどうなのかという確認はさせていただきます。 また、新宮市内の病院でも問い合わせとしては、どこどこの医者へかかればいいんだろうかという問い合わせもございますけども、今、議員言われたように、例えばお医者さんにかかっているとこをかわりたいとか、あるいは自分の症状でほかのところへ重複してかかってもいいかとか、そういうふうな問い合わせもございます。そのときには医者と確認するとか、そういうふうなことはしてございます。 ◆13番(福田讓君)  私の聞きたいのは、仮にAという病院にかかっております。そこでその生活保護者の方がBという病院に行きたいとなったとき、もうAの病院をかからないという形で。私の質疑してるのは、新宮市としてこれほどかなり生活保護費の中での医療費が増大しているのを考えてみますと、かかっているお医者さんがあります、Aとする。そこのお医者さんと相談して、どうしてもその主治医から別の病院に行っていただきたいとかそういう指示を出す方法というのはいかがなものでしょうか。ただ、本人の都合だけによって別の病院に行きたいときもあると思うんですが、そのあたりは、今の状態では本人の都合によって病院は変更できるという形なのかお聞きしたい。これ質疑ですから。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  不必要な転院については、これはしないようにと指示はしてございます。 ですから、その都度、本人との相談に乗る中で、医者に確認すべきとこは確認する方法をとりながら対応をしてございます。 ◆13番(福田讓君)  再度質疑します。 そのとき生活保護者の方から市のほうへ、Bという病院にかかりたいときは、必ず市のほうからAのもとにかかっているお医者、ドクターに対してどういう状態かということをお聞きしていただいているんですか。 ◎福祉事務所長兼福祉課長(浜前泰弘君)  その方の症状、ケースによって、お医者さんのほうに必ず確認するという部分はすべてのケースでしているかどうかということはまだあれですけども、本人さんから例えば相談があった場合、今、議員言ったみたいに、Aという医院からBという医院にかわりたいと、その必要性、そういうふうな話があったときには、その必要性は確認はさせていただいている。それに沿ってお話はさせていただいているということでございます。 ◆13番(福田讓君)  了解しました。 ○議長(松本哲也君)  先ほどの田花議員の質疑の中で、皆さんに資料を今配付しておりますが、これの説明を企業誘致対策課の小渕係長から説明させます。 ◎企業誘致対策課企業誘致係長(小渕学君)  配付させていただきました資料について説明を申し上げます。 解散に関する資金と資産の流れについてですけれども、まず借入金に関する流れについてでございますが、平成23年度末におきまして、公社借入残高につきましては51億4,500万円となっております。平成24年度において、公有地2件、新宮港第二期工業用地2区画の売却資金及び前年度繰越金を原資といたしまして、公社は金融機関に対し10億3,600万円を自主返済する予定としてございます。これにより公社の自主返済後の借入金額につきましては、41億900万円を見込んでおり、この金額が市が第三セクター等改革推進債を発行して行う代位弁済額となります。したがって、公社への請求額、いわゆる求償額となります。 一方、保有地資産でございますけれども、本年度におきまして公有地2件、新宮港第二期工業用地の2区画を売却予定としておりますので、公社に残りますのは、売却予定2区画を差し引いた新宮港第二期工業用地のみとなります。したがいまして、その帳簿価格については、平成23年度簿価額の57億8,451万8,000円から売却2区画分8億3,279万9,000円を差し引いた49億5,171万9,000円となる見込みです。この用地につきまして時価評価いたしました結果、その価値については28億3,235万7,000円になると見込まれ、これを市への返済、代物弁済として充てることとなります。 したがいまして、先ほどの41億900万の求償額から代物弁済分28億3,235万7,000円を差し引きますと12億7,664万3,000円となり、この金額が公社より弁済を受けてなお残る債務であり、市はこの12億7,664万3,000円を放棄することにより、公社の資産債務が整理されるということになります。 ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  いや、私の聞きたいのは、公社が何十年間の経営の中で今回解散をしようとするその前の決算というのは、この23年度末しかない。これで決算、この額が確定される。この額に至るまでに簿価はどういう状況で推移してきたか、それから借入利率はどういう形できて、最終的に51億4,500万円の借入残高が残ってますよと、そういうこの23年度末のこの額がどういう流れでなってきたんかいうことを聞きたいんであって、これはもう今の説明で、23年度末のこの決算額、借入残高、これはもうこれでええんやと。 その後の話というのは、これはもうことし24年の話でずっときたわけで、解散に向けた話。その51億4,500万円、それから右の二期の簿価とこれとの差というのは、そしたら公社というのは基本的には借入金ですべて賄ってきやる。それに簿価との差があるのは、ほかに収入があったから当然、借入金額が減っていった。そういうその解散整理に至るここせめて10年ぐらいの推移の中でこうなってきて、この借入残高がこうなりました、簿価はこういう残高になりましたという話をしていかんと、結局は何やらわからんのではないんかという形で、具体的なこういう明細を出していくべきじゃないんかという形で資料を求めたので、私の言いやることは無理なこと言いやるかな。 借入残高についても、なぜ公社がこういうふうに破綻したのかということを、やっぱりみんななぜしていったんかというのをはっきりつかんでおかんと、市民に説明つかんと思う。 ○議長(松本哲也君)  鈴木部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君)  私ども土地開発公社を受け持っている担当といたしましては、今、議員御指摘の点につきましては、毎年毎年の決算等々により理事会の承認を得て、かつ議員の皆さん方の承認を得るということで今まできていると思いますので、23年度末のこの残高につきましても、要はそういう決算ベースでの累計で御説明してきてるというふうに我々は解釈をしております。 ◆11番(田花操君)  私はこの公社、昭和40年代に設立して40年の歴史をこんなに簡単に整理して、その40年間の歩みはいっこもさかのぼってどうであったかということも議論せんと、このまま解散整理していって、それで市民は納得すると思うかね。そうじゃないと。やっぱり40年さかのぼれという話にはならんにしても、ある程度さかのぼった形での社会・経済情勢の変化とともに公社経営はこうなってきて、こういう形に破綻せざるを得ないというそういうものがちゃんと市民の前に情報公開して、毎年度、毎年度、決算打ってきて理事会の承認を得てきた、そんな問題じゃないと思う。その決算の打ってきたその公社経営のあり方がどうであったかということをわかりやすく市民の目に公表すべきだし、そういう総括をやはり理事長としてやるべきやろうと思うし、そんなに簡単に23年度末でもうこうで、24年度は解散整理するからこんな形ですよという話で、そんな簡単な問題じゃない。 もうここでは余り、一般質問するので、もう私はこの程度でここは控えます。もう答弁もええよ。 ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員、また一般質問と後で別の議案のほうもありますので、そちらでまたそういった経緯のほうは聞いていただきたいと思います。 ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  それでは、質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に分割付託いたします。--------------------------------------- △日程16 議案第86号 平成24年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(松本哲也君)  日程16、議案第86号、平成24年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました、議案第86号、平成24年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。 1ページをお願いします。 第1条では、事業勘定の予算の総額に246万4,000円を追加し、補正後の予算額を43億6,874万5,000円とし、直営診療施設勘定の予算の総額に168万4,000円を追加し、補正後の予算額を1億2,291万3,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書により、事業勘定の歳出から御説明いたします。 10ページのほうお願いします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費86万円の増額と、次の12ページ、2項1目賦課徴収費10万4,000円の増額は、いずれも人件費の補正であります。 14ページをお願いします。 11款諸支出金1項3目償還金150万円の増額は、平成23年度に交付を受けた国庫補助金、国保調整交付金の精算に伴う返還金でございます。内容は、熊野川診療所の昨年の台風12号の被害に伴う災害復旧費に対して交付を受けた調整交付金の精算金で、23年度に1,900万円の交付を受けていましたが、24年度に入り建物災害保険金の入金があったため算定額が1,750万円となり、差引150万円の返還になってございます。 続きまして、歳入でございます。 8ページへお戻り下さい。 2歳入、8款繰入金2項1目基金繰入金96万4,000円の増額は、国民健康保険事業基金繰入金からの繰り入れで、23年度末の基金現在額841万2,000円から本年度繰入予定額、補正1号でも補正させていただいてございますが、それを足しまして586万円を差し引きしますと、積立金は255万2,000円になります。 3項1目直営診療施設勘定繰入金150万円の増額は、歳入でもありましたが、熊野川診療所の災害復旧費に対して交付を受けていた調整交付金の精算のため直営診療施設勘定からの繰り入れでございます。国保調整交付金はすべて事業勘定で受け入れまして、直営診療所分につきましては直営診療施設勘定に繰り出しています。 続きまして、直営診療施設勘定の歳出のほう、24ページをお願いします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費18万4,000円の増額は、人件費の補正でございます。 26ページ、2款医業費1項1目診療所医療関係費は、財源を振りかえるもので予算額の増減はございません。 次のページ、28ページ、7款諸支出金1項1目事業勘定繰出金150万円の増額は、国保調整交付金の返還として繰り出すものでございます。 続きまして、歳入でございます。 22ページのほうお願いいたします。 2歳入、1款診療収入1項3目後期高齢者診療報酬収入131万9,000円の減額は、収入見込みによる減額でございます。 6款諸収入1項1目雑入300万3,000円の増額は、昨年の台風12号被害に伴う建物損害保険金収入でございます。 以上、簡単でございますが、国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  16ページの給与費明細書のところなんですけども、(2)のところの人事交流などによるという人事交流はどんなものか教えていただいてもいいでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  生駒課長。 ◎市民窓口課長(生駒明君)  職員の入れかわりです。 ◆5番(並河哲次君)  どういうふうな入れかわり。人事、何かどこかほかの組織と人がかわったとかですか。 ◎市民窓口課長(生駒明君)  人事異動でございます。 ◆5番(並河哲次君)  わかりました。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程17 議案第87号 平成24年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) ○議長(松本哲也君)  日程17、議案第87号、平成24年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました、議案第87号、平成24年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。 1ページからお願いいたします。 第1条では、予算の総額に10万1,000円を追加し、補正後の予算額を7億7,071万3,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 10ページのほうをお願いいたします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理費10万1,000円の増額は、人件費の補正でございます。 次に、歳入でございますが、前のページ、8ページにお戻り願います。 2歳入、3款繰入金1項1目一般会計繰入金において10万1,000円を増額するものでございます。 以上、簡単でございますが、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程18 議案第88号 平成24年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(松本哲也君)  日程18、議案第88号、平成24年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 森本健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君) (登壇) ただいま議題となりました議案第88号、平成24年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 介護1ページをお願いいたします。 平成24年度新宮市介護保険特別会計補正予算第2号は、第1条第1項で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,782万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億1,392万円とするものでございます。 今回の補正は、人事交流等による人件費の減額、介護保険事業計画を上回るサービス給付費に係る介護保険給付の増額、介護給付費準備基金積立金の減額、利用者の増加による家族介護用品給付事業扶助費及び配食サービス事業委託料の増額、また過年度の地域支援事業国庫・県費補助金、介護給付費調整交付金、介護給付費支払基金交付金の還付金を計上させていただいております。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明申し上げます。 介護10ページ、11ページをお願いします。 1款総務費1項総務管理費1目一般管理費は、人事交流による職員人件費の減額と職員共済組合負担金の掛け率の引き上げによる増額でございます。 次に、介護12ページから23ページまでは保険給付費でございます。今年度の上半期の実績をもとに計上しております。介護サービス受給者の増加及び介護サービス事業所の新たな開設等により、2款の保険給付費全体で1億7,674万9,000円の増額です。主な給付費は、居宅介護サービス給付費が1億3,434万円、施設介護サービス給付費が4,522万4,000円の増額となっております。 次に、介護24ページ、25ページをお願いします。 3款1項基金積立金は、余剰が出ると見込まれていた現年度分介護保険料が保険給付費の上昇に伴い見込めなくなったためによる、介護給付費準備基金積立金1,938万6,000円の減額でございます。 介護26ページ、27ページをお願いします。 4款地域支援事業費1項3目介護予防事業総務費は、職員共済組合負担金の掛け率の引き上げによる職員人件費6万5,000円の増額でございます。 次の介護28ページ、29ページをお願いします。 4款2項包括的支援事業・任意事業費は、利用者の増加に伴い配食事業委託料52万6,000円、家族介護用品給付事業扶助費67万3,000円の増額でございます。 次に、介護30、31ページをお願いします。 地域支援事業の補助金は、交付金の過大交付による過年度分償還金等10万5,000円の増額でございます。 続きまして、歳入の説明を申し上げます。 恐れ入りますが、介護8ページ、9ページにお戻りください。 3款国庫支出金、4款支払基金交付金、5款県支出金、7款繰入金の増額は、それぞれ給付費の伸びによる増額で、率はそれぞれ説明欄に記載のとおりです。 7款繰入金1項1目介護給付費繰入金2,185万1,000円、2目地域支援事業繰入金、介護予防事業ですけども8,000円、3目地域支援事業繰入金、包括的支援事業・任意事業23万7,000円は保険給付費、配食サービス費等の伸びによる増額、4目その他一般会計繰入金90万4,000円の減額は、職員人件費の減額でございます。 2項1目介護給付費準備基金繰入金2,838万円は、保険料の不足分に充てるための繰入金となっております。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  13ページの居宅介護サービス給付費負担金なんですけど、さっき2年で50人ぐらいふえたということでおっしゃっていただいたんですけども、人数的には全部でどのぐらいになるんですか。 ○議長(松本哲也君)  森本課長。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  先ほど説明しましたのは障害のほうの介護でございまして、これとはまた別でございます。 ◆5番(並河哲次君)  じゃ、こちらは今何人で、去年に比べたらどのぐらいふえているんですか。 ◎健康長寿課長(森本邦弘君)  人数についてはちょっとつかみ切っておりませんけども、給付費につきましては、居宅介護は17億7,496万円ほどでございまして、昨年と比べまして11.6%ほど上昇の予定です。 ◆5番(並河哲次君)  ありがとうございます。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程19 議案第89号 平成24年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(松本哲也君)  日程19、議案第89号、平成24年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 中地市民福祉部次長兼生活環境課長。 ◎市民福祉部次長兼生活環境課長(中地清剛君) (登壇) ただいま議題となりました議案第89号、平成24年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申上げます。 蜂伏1ページをお願いいたします。 第1条では、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算の補正によるというものでございます。 それでは、事項別明細書により御説明申上げます。 蜂伏6ページをお願いいたします。 1款1項1目施設管理費が4万3,000円の増額となっており、これは人件費の補正でございます。 また、蜂伏8ページの2款1項1目の蜂伏団地共同汚水処理事業基金積立金において同額を減額し、財源を振りかえてございます。 なお、蜂伏10ページに給与費明細書を付しておりますのでご参照いただきたいと思います。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程20 議案第90号 平成24年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(松本哲也君)  日程20、議案第90号、平成24年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 葛原水道事業所業務課長。 ◎水道事業所業務課長(葛原勇君) (登壇) ただいま議題となりました議案第90号、平成24年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。 今回の補正の主なものは、人事異動に伴う人件費の見直し及び高金利の企業債負担を軽減するため繰上償還を行うための補正予算であります。 それでは、水道の1ページをお願いいたします。 第1条は、総則規定であります。 第2条は、当初予算第3条に定めております収益的支出の予定額を補正するものであります。 内容につきましては、第1款第1項営業費用を37万1,000円増額し、第1款水道事業費用の合計額を5億9,698万8,000円に改めるものであります。 第3条は、当初予算第4条に定めました資本的収入及び支出の予定額を補正するものであります。 内容につきましては、第1款第2項補助金を712万9,000円増額し、第1款資本的収入の合計額を2億5,335万5,000円に改めるものであります。 支出につきましては、第1款第1項建設改良費を29万7,000円、第2項企業債償還金を繰上償還の返済金として3,104万1,000円増額し、第1款資本的支出の合計額を5億4,931万8,000円に改めるものであります。 これによりまして、当初予算第4条の括弧書きに記載しております資本的収入額が、資本的支出額に対し不足する額を2億9,596万3,000円とし、不足額の補てん財源として定めております建設改良積立金を5,694万円に改めるものであります。 第4条は、議決流用経費を定めました当初予算第8条中職員給与費を66万8,000円増額し、7,152万7,000円に改めるものであります。 第5条は、旧水道庁舎建設財源の企業債借入に対する元利償還のため、一般会計からの補助金の受入れにつきまして定めました当初予算第9条中一般会計から受ける補助金を712万9,000円増額し、875万8,000円に改めるものであります。 恐れ入ります、3ページをお願いいたします。 実施計画につきまして御説明申し上げます。 まず、人事異動によります人件費の補正につきましては、収益的支出予算の1款1項1目原水及び浄水費を21万円、2目配水及び給水費を4,000円減額し、3目総係費につきましては58万5,000円を増額するものであります。 恐れ入ります、4ページをお願いいたします。 さらに下の表の資本的支出予算の1款1項1目改良費を29万7,000円増額するものであります。 次に、企業債の繰上償還に伴います補正につきましては、資本的収入予算の1款2項1目補助金を712万9,000円増額するものであります。旧水道庁舎建設に係る企業債の繰上償還に伴います償還元金の2分の1を一般会計から受け入れるものであります。 資本的支出予算では、1款2項1目企業債償還金を3,104万1,000円増額するものであります。過年度に借り入れをしております利率5%と5.5%の企業債2件を、繰上償還し公債費負担の軽減を図るものであります。 なお、5ページ以降に資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表、実施計画明細書を記載しておりますのでお目通しいただきますようお願い申し上げます。 以上、まことに簡単ですが説明といたします。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程21 議案第91号 平成24年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算第1号) ○議長(松本哲也君)  日程21、議案第91号、平成24年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 豊田医療センター庶務課長。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君) (登壇) ただいま議題となりました議案第91号、平成24年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算第1号)について御説明申し上げます。 病院の1ページをお願いいたします。 第2条は、当初予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額について、収入では第1項医業収益について3億9,925万4,000円を追加補正して62億61万7,000円、第2項医業外収益について295万円を追加補正して1億3,865万4,000円にし、第1款の病院事業収益の合計額を63億3,927万4,000円にするというものでございます。 続いて、支出につきましては、第1項の医業費用について3億8,361万2,000円増額して64億950万3,000円にし、第1款病院事業費用の合計額を65億9,579万8,000円にするというものでございます。 第3条は、当初予算第8条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち職員給与費30億3,081万円を29億5,552万2,000円に改めるというものでございます。 第4条は、予算第9条で定めた棚卸資産の購入限度額について12億1,290万円を16億7,030万円に改めるというものでございます。 それでは、内容につきまして実施計画明細書により御説明申し上げます。 病院8、9ページをお開き願います。 収益的収入及び支出の収入では、第1款病院事業収益で4億220万4,000円追加して、補正後の予定額を63億3,927万4,000円にするというものです。内訳といたしまして、1項1目入院収益3億116万2,000円の追加及び2目外来収益9,809万2,000円の追加は患者数の増加、患者単価の増によるものです。2項1目受取利息配当金の295万円の追加は定期預金の受取利息でございます。 次に、支出では、第1款病院事業費用で3億8,361万2,000円増額して、補正後の予定額を65億9,579万8,000円にするというものです。内訳といたしまして、1項1目の給与費は育児休業者の給与分の減額等によるもので7,528万8,000円を減額補正して、補正後の予定額を29億5,552万2,000円にするというものでございます。 2目材料費は、これまでの執行状況に基づいて4億5,740万円増額補正して、補正後の予定額を16億6,030万円にするというものでございます。 3目経費は、150万円増額補正して補正後の予定額を13億3,497万5,000円にするというもので、これは和歌山県立医科大学が事業主体で行っている医療情報連携保全基盤推進事業への参加費用で、災害などの非常時に継続した医療の提供及び質の高い地域医療連携を図るために、医療機関の診療データを外部にバックアップし、連携医療機関相互でデータの閲覧を可能とし、適切な医療サービスを行うものです。 これによりまして、1項医業費用の補正後の予定額は3億8,361万2,000円を増額して64億950万3,000円にするというものでございます。 なお、病院2ページから7ページに、実施計画、資金計画、給与費明細書、予定貸借対照表を付してございますのでお目通しいただきますようお願い申し上げます。 まことに簡単ではございますが、以上で説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 13番、福田議員。 ◆13番(福田讓君)  質疑お願いします。 今回人件費が減って、その材料がふえたというだけなんですか。休業の看護師さんとの関係で、その材料費というのはこの間買ったMRIじゃないですね、ちょっと説明を。 ○議長(松本哲也君)  豊田課長。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君)  人件費につきましては、育児休業者24名分の給料の減額補正となっております。材料費につきましては、診療行為に伴う薬品費や診療材料の補正でございまして、この間買いました医療機器とはまた別の金額となっております。 ○議長(松本哲也君)  よろしいですか。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  診療データをバックアップということで今御説明いただいたんですけども、どういうふうにバックアップするんですか。 ○議長(松本哲也君)  豊田課長。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君)  今年度、田辺市から南の中核医療病院7病院が参加して、事業主体は和歌山の県立医科大学が行うわけなんですけど、それに伴う蓄積用のサーバーを開発して導入するものになっております。 ◆5番(並河哲次君)  そのサーバーはどこか別のとこに置いておくということですか。 ◎医療センター庶務課長(豊田正志君)  サーバーの本締めは和歌山の医科大学のほうになるんですけど、個別に中継サーバーとして医療センターに置くような形になると思います。 ◆5番(並河哲次君)  わかりました。ありがとうございます。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程22 議案第92号 新宮市土地開発公社の解散について ○議長(松本哲也君)  日程22、議案第92号、新宮市土地開発公社の解散についてを議題といたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  この新宮市土地開発公社の解散につきましては、担当より本議案の説明前に、私からの思いを少し述べさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  どうぞ。 ◎市長(田岡実千年君)  新宮市土地開発公社につきましては、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、昭和48年5月に本市が全額出資して設立いたしました。以降、公社では地域の秩序ある整備、市民福祉の増進に寄与することを目的として、公共用地の先行取得事業や雇用創出のための新宮港の工業用地の造成事業について取り組んできたところであります。 また、公共用地の先行取得事業につきましては、地価上昇期における公共事業費の圧縮という役割を果たし、また企業用地の造成事業では現在新宮港第一期、第二期工業用地をあわせて30を超える事業所が立地、550名余りが就労するなど、新宮港エリアが雇用の創出地域として成長していることは既に皆様御承知のとおりであります。 加えて、近年における新宮港エリア内からの税収については1億円を超えており、造成事業が果たした役割は、本市にとってまことに大きなものであると言えます。 しかしながら、一方では社会経済状況の変化に伴い、市の先行取得用地の買い戻しのおくれや、新宮港第二期工業用地の利用進捗の伸び悩みなどにより、公社における用地保有期間が長期化する傾向が見られ、その結果として、公社の支払利息などの経費の増加にもつながっております。また、昨今の地価下落の影響により、公社保有地の簿価と実勢価格に大きく乖離した状況が見られ、このことも公社の財務状況をより一層厳しいものとする大きな要因となっております。 公社が行う事業活動に伴う資金の借り入れについては、公社設立当時から本市が債務保証を行い、まさに市、公社一体となった経営を行ってきたところであります。当然ながら、本市には公社の健全運営についての責務を有するものであり、公社経営健全化の必要性から、本市では、平成18年度に新宮市土地開発公社経営健全化に向けた新宮市の方針を掲げて、公社の整理を念頭に置きながら健全化に向けた取り組みを実施してきたところであります。 そのような中、国において平成21年度に、経営状況が悪化した土地開発公社を初めとした第三セクター等について、その組織自体の存廃を含めた抜本的な対策として第三セクター等改革推進債が創設されました。 市におきましては、かつてのような地価上昇が見られない中での先行取得事業の有効性や土地開発公社の経営状況を踏まえ、公社の必要性等について総合的に検討した結果、本市の将来的な健全な財政運営に資するため、国が示す第三セクター等改革推進債を活用し、公社組織を解散するとの決断に至ったものであります。 公社は解散となりますが、残った工業用地については、これまで同様企業誘致を積極的に進め、今後とも市の財政の健全化に向け、より一層努力してまいりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、議案の提案につきましては、担当より説明させます。 ○議長(松本哲也君)  当局の説明を求めます。 鈴木経済観光部長。 ◎経済観光部長(鈴木俊朗君) (登壇) ただいま議題となりました議案第92号、新宮市土地開発公社の解散について御説明申し上げます。 本議案は、昭和48年5月に、本市が公有地の拡大の推進に関する法律に基づき設立いたしました新宮市土地開発公社の解散について、新宮市土地開発公社定款第26条第1項に基づき、新宮市土地開発公社理事会において、その解散の同意を得た上で、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 なお、本議案の議決後につきましては、平成24年度内での解散に向けた和歌山県知事への解散認可申請を行い、解散認可後につきましては、清算事務へと移行する予定であります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。 質疑中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時34分--------------------------------------- △再開 午後3時48分 ○議長(松本哲也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程23 議案第93号 第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請について ○議長(松本哲也君)  日程23、議案第93号、第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 向井財政課長。 ◎財政課長(向井雅男君) (登壇) ただいま議題となりました議案第93号、第三セクター等改革推進債の起債に係る許可申請について御説明申し上げます。 本議案は、議案第92号に伴う、新宮市土地開発公社の解散に当たり、新宮市が債務保証を行っている公社の債務について、新宮市が第三セクター等改革推進債をもって債務保証を履行するため、和歌山県知事に起債許可の申請を行うに当たり、地方財政法第33条の5の7第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 起債の内容については、1の起債の目的は、土地開発公社を解散するに当たり、公社の債務を代位弁済するための経費に充てるためであります。 2の起債の限度額は、平成24年度末の土地開発公社負債合計見込み額41億900万円とするものであります。 3の起債の方法は、証書借り入れ。 4の起債の利率は、年3.0%以内。 5の償還の方法は、償還期間は20年以内、据置期間なし、元金均等、半年賦償還とするものであります。 なお、申請による起債許可を受けて、資金区分となる民間等資金からの借り入れを実行するものであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託します。--------------------------------------- △日程24 議案第94号 新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について △日程25 議案第95号 新宮市小口キャンプ場の指定管理者の指定について ○議長(松本哲也君)  日程24、議案第94号、新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について及び日程25、議案第95号、新宮市小口キャンプ場の指定管理者の指定についての2件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。 ◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました議案第94号、新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について及び議案第95号、新宮市小口キャンプ場の指定管理者の指定についての2議案につきまして、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、公の施設に係る指定管理者の指定に関し、議会の議決を求めるもので、商工観光課所管施設につきまして一括して御説明申し上げます。 熊野川町上長井にございます新宮市小口自然の家及び新宮市小口キャンプ場の2施設につきましては、台風12号により被災した周辺地域の復旧作業が完了しておらず、利用者の安全を確保するため、当施設や周辺地域の状況を熟知した指定管理者に管理運営を行わせることとし、本年度は公募による指定管理者の募集は行わず、特命指定により現指定管理者を候補者として選定いたしました。 指定管理者となる団体の名称は、特定非営利活動法人SPORTS PRODUCE熊野、理事長、角口賀敏、住所は、新宮市浮島1番25号キナンビル2階。 指定の期間は、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの1年間でございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  議案第94号及び議案第95号について、一括して質疑を行います。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  災害後まだ間もないということで特命指定ということなんですけども、25年度、SPORTS PRODUCE熊野さんにやっていただいている途中で、また26年度以降の公募の時期になると思うんですけども、今、自然の家とキャンプ場の運営だと思うんですけども、そのときの公募としては何年間で、あとは温泉はどうするのかとか、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  岡課長。 ◎商工観光課長(岡雅弘君)  現在、小口自然の家並びに小口キャンプ場を今回指定についての御承認をいただくこととなっておるところでございますが、26年につきましては、現在今後のどうするかということは、まだ、未定でございます。通常ですと、指定期間は3年ないし5年ということになろうとは思いますが、そのときの状況によりまして、現在の回復状況等々検討する中で、再度庁内での検討ということになろうかと思います。 ◆5番(並河哲次君)  ありがとうございます。 ○議長(松本哲也君)  1番、東原議員。
    ◆1番(東原伸也君)  ちょっと今触れていただいたんですけども、2年間という指定管理の期間というのは、災害後ということなのか、それとも、今後、先ほどお答えいただいたように、これ設立、指定管理制度を導入したときには、当初は3年とかという話やったんですけども、それ以降は延ばしていくというような話もありましたよね。5年とかに。それは、今回は適用されていないんですけども、何か特別な理由があるのかということ。 ○議長(松本哲也君)  岡課長。 ◎商工観光課長(岡雅弘君)  今回、特命指定ということで1年間延長させていただきたいということでございます。議員おっしゃられましたように、当初、導入時期3年ということで導入して、その後3年ないし5年ということで指定管理をしていこうということがあったと思います。ただ、今回の場合、昨年災害後の時期でございまして公募の準備が整わなかったということで、24年度におきましては特命指定とさせていただいたところでございますが、現在の状況も、周辺状況まだまだ復旧が途中でございます。そのような中、公募を行ったといたしましても、なかなか厳しい状況でございますので、さらにもう1年、特命指定という形で、現在の指定管理者にお願いしたいということで、来年につきましては、その現地の回復状況等々見る中で公募という形になるか、さらにもう1年特命指定をお願いせざるを得ないのかということで、来年も同じような時期になろうか思いますが、再度、庁内で検討を行うということになろうかと思います。 ◆1番(東原伸也君)  大体よくわかりましたけども、さつきのほうの施設と今後のこともありますし、そのときの指定管理料というのまた大きく変わってくるとは思うんですけども、その辺も今後考えていくという中で、今回のこういう特命指定なんですか。単に災害でこういう時期ですので1年ということにして、再度1年ということも可能性を今言われましたけども、そういうことになるのか、それはどうでしょうか。 ◎商工観光課長(岡雅弘君)  再度、自然の家とキャンプ場につきましては1年ということで、さつきにつきましては、現在まだどういう形になるのか、まだこれから復旧していくわけでございますので、それと、復旧に合わせて再度検討していくことになるというふうには思っております。 ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  先ほどからの質疑も含めて、この指定管理者を選定する場合は、基本的には公募が前提で、公募によらない場合というのもるる書かれている。今回すべて公募によらないで、随意指定というのか、任意指定というのか、公募をちゃんとしていくべきではないかと思うが、いかがか。 ○議長(松本哲也君)  岡課長。 ◎商工観光課長(岡雅弘君)  今回の場合につきまして、議員おっしゃられましたように特命指定という形、随意契約というような形ではございます。それにつきましては、条例の中で新宮市公の施設に係る指定管理者指定手続等に関する条例の中でも、一応、第5条の中で、公募によらずという項目が設けられております。その中で、市長が特に必要と認めた場合という中で、市の中で再度協議していただきまして、自然災害等ということの扱いの中で特命して随意契約的な形で今回候補者を選定させていただいたというところでございます。 ◆11番(田花操君)  そういう、最後に市長が特に必要があると認めた場合というのは、どんな条例にも書かれておる話で、こういったとこを適用するというのは、本来の指定管理の趣旨からおかしいんじゃないかと思うし、しっかりしたそういう指定管理のあり方を行政が条例に基づいてしていくべきではないかというふうには思うし、先ほどの議論の期間にしても1年という短い期間なんかは本来指定管理のあり方としてはあり得ぬ話で、やっぱり余りにもこの条例の趣旨から言ったら、市長サイド、当局のほうで好きなようにこれを、せっかく条例を制定してやっていこうとしているとこから見れば、少しあいまいな感じがするので、ぜひ公募を基本に考えていっていただきたいというふうに思います。 以上です。 ◎商工観光課長(岡雅弘君)  先ほどの第6号の市長が特に必要と認めるこの規定でございますが、制定方法として、それ相当の理由と言うところでございますが、市のほうで指定管理者制度の運用ガイドラインを定めてございます。その中で、一応、昨年9月でございますが、台風12号の災害を受けて一部内容の改定が行われまして、自然災害等により施設や周辺地域が被害を受けた、このときは公募することが困難な時でありますとか、周辺地域等々の復旧作業が完了していないときは地域の状況を習熟した団体等に管理運営を行わせることが適当と認められるというような項目がございましたので、その項目に基づきまして、今回選定させていただいたというところでございます。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第94号及び議案第95号について、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、各号分離の上討論を行い、採決をいたします。 まず、議案第94号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第94号は、これを可決することに決定いたしました。 次に、議案第95号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第95号は、これを可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程26 議案第96号 新宮市農林漁業体験実習館の指定管理者の指定について △日程27 議案第97号 新宮市高田健康保養館の指定管理者の指定について △日程28 議案第98号 新宮市新熊野体験研修センターの指定管理者の指定について △日程29 議案第99号 新宮市多目的軽スポーツ施設の指定管理者の指定について ○議長(松本哲也君)  日程26、議案第96号、新宮市農林漁業体験実習館の指定管理者の指定についてから日程29、議案第99号、新宮市多目的軽スポーツ施設の指定管理者の指定についての4件を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 津呂建設農林部次長兼農林水産課長。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君) (登壇) ただいま議題となりました議案第96号、新宮市農林漁業体験時習館の指定管理者の指定についてから議案第99号、新宮市多目的軽スポーツ施設の指定管理者の指定についてまでの4議案につきまして、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、公の施設に係る指定管理者の指定に関し、議会の議決を求めるもので、農林水産課所管施設を一括して御説明申し上げます。 まず、議案第96号、新宮市農林漁業体験実習館の指定管理者の指定について、議案第97号、新宮市高田健康保養館の指定管理者の指定について、議案第98号、新宮市新熊野体験研修センターの指定管理者の指定について、議案第99号、新宮市多目的軽スポーツ施設の指定管理者の指定についての、この高田の4施設につきましては、台風12号により被災した周辺地域の復旧作業が完了しておらず、利用者の安全確保するためにも、当施設や周辺地域の状況に熟知した、現指定管理者に運営を行わせることが適当であり、本年度は公募による募集はせず、特命指定により、現管理者である財団法人、新熊野体験研修協会、理事長、長山広重、住所は新宮市高田1810番地を候補者として選定をいたしました。 指定の期間につきましては、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの1年間でございます。 以上、大変簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  議案第96号から議案第99号までの4件について、一括して質疑を行います。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  先ほどと同じなんですけども、来年度以降はどういうふうな予定でしょうか。 ○議長(松本哲也君)  津呂課長。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  公募により実施していきたいと考えております。 ◆5番(並河哲次君)  それは何年の公募でしょうか。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  これにつきましては、3年、5年というのがあると思いますが、再度、庁内で検討して3年か5年か、どちらかになるかと思います。 ○議長(松本哲也君)  深瀬被災者支援対策室長。 ◎総務部参事兼行政改革室長兼被災者支援対策室長(深瀬康高君)  済みません、基本、公募ということに変わりはございませんのですが、先ほど商工観光課長からも答弁ありましたとおり、災害復旧の状況、これを見きわめないことには、旅行者等の安全が確保されません。そのためには、やはり来年のしかるべきときに、もう1年習熟した団体、財団法人新熊野体験研修協会が1番経験、その辺の周囲の状況もわかっておりますので、それが必要であるかどうかはそのときに見きわめるという流れになろうかと思います。 ◆5番(並河哲次君)  今、指定管理料とか、団体のほうに市からいっているお金というのはどのぐらいだったでしょうか。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  860万円でございます。 ◆5番(並河哲次君)  わかりました。 ○議長(松本哲也君)  11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  これ、指定管理の名前が農林漁業体験実習館、これはもうできて何年たつのか。 ○議長(松本哲也君)  津呂課長。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  昭和59年の9月に完成していますので、実習館は28年経過しております。 ◆11番(田花操君)  それから、次の高田健康保養館は何年か。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  平成6年3月に完成しておるので、築18年でございます。 ◆11番(田花操君)  それと、もう一つの熊野体験研修センター。 ◎建設農林部次長兼農林水産課長兼農業委員会事務局長(津呂建二君)  これは、昭和58年3月に完成してございますので、築29年でございます。 ◆11番(田花操君)  毎回こういう形で行政名が三つに分かれている。施設は、これ建設した事業年度、事業が違ったのでこういう形になっている。だけどもう20年超えて、もうこの施設三つは、廊下でつながって一体的に経営運営もしよるし、あそこは高田グリーンランドという、あれは通称名か俗称かよくわからんけど、パンフレットとか行政はそういう名前で言う。一方、議会に対してはこういうように三つに分かれた名前を使い続けてきた。やっぱりもう一つに条例何かで見直してシンプルにすべきじゃないか。そうせんと、議会ではこういう名称の三つで、市民は、あそこ高田グリーンランドという形で一つにしか見てないし、ちょっとこういうのも一本化するという。当時、10年たたんと国の補助もらって云々で、10年はあかんのや言うて。10年どころか20年たってもこれじゃわかりづらいと思うので、ぜひ1本化できるようにしたってもらいたい、いかがですか。 ○議長(松本哲也君)  玉置建設農林部参事。 ◎建設農林部参事(玉置公晴君)  冒頭、議員も御指摘あったとおり、これはそれぞれ国庫補助事業で設置をさせていただいておりますので、おそらく適化法とさまざまな補助事業にまつわる事業に基づいて、議会上はそれぞれの補助事業でいただいた施設名を使わせていただいているということだと思います。ただ、高田グリーンランドという一括した名称がございますので、そういったことで広く御利用される方々には広報していく、こういう形で検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(松本哲也君)  17番、屋敷議員。 ◆17番(屋敷満雄君)  悪夢のような災害で、たしか9月7日に僕と議長が災害対策本部で高田へ行けますよというお話聞いて、ちょうど2人で檜杖から高田へ入らせてもらったんですけど、あの状況からほんまに再開がよくできたなと僕は思ってますよ。彼ら、本当に職員の方、献身的に再開していただきまして、今回、来年公募されるんでしょうが、その辺の頑張ったああいう彼らがなかったらなかなか再開もできてませんよ。そういうことは、確かに市民の皆さんの公募せえいうお話はわかるけども、やっぱり実績とかそういう、彼らだからこそ僕は市の職員やなくて民間やからできたと思ってますよ。そういうことは、一応ほんまに謙虚に受けとめてやって、そういうことも考慮してやってください。 以上でございます。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第96号から議案第99号の4件について、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、各号分離の上、討論を行い採決いたします。 まず、議案第96号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第96号は、これを可決することに決定いたしました。 次に、議案第97号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第97号は、これを可決することに決定いたしました。 次に、議案第98号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第98号は、これを可決することに決定いたしました。 次に、議案第99号について討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第99号は、これを可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程30 議案第100号 教育委員会委員の任命について ○議長(松本哲也君)  日程30、議案第100号、教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 上路総務部次長兼総務課長。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第100号、教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。 本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、御就任いただいております5名の委員のうち、湊川大介委員の任期が本年12月22日をもって満了となりますことから、引き続き湊川氏を再任いたしたく、議会の御同意を賜りたいというものでございます。なお、任期は4年でございます。 また、湊川氏の略歴につきましては、別記参考をもちまして説明にかえさせていただきます。 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 14番、大西議員。 ◆14番(大西強君)  ちょっと市長にお伺いしたいんですが、私は議会運営委員会のメンバーで、人事案件については委員会へ付託するのを原則にしてほしいとこういう意見を言うたんですが取り入れられず、即決ということになりました。やむを得ず本会議場で質疑せざるを得ない、非常に心苦しいんですが。 この人は再任だと思うんですが、そうすると、昨年の3月から6月にかけての王子小学校の改築問題について、そのときに委員だったと思うんです。この処理が終わったあと、市長は教育委員会との立ち位置を検討するというコメントをマスコミに発表したわけです。その責任者の当時の教育委員を再任するということは、王子小学校の改築問題について教育委員会に責任はなかったとお考えですか。 ○議長(松本哲也君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  その責任云々と言うより、あの後、今後、教育委員会と当局はもっと連携を深めていくというふうにコメントさせていただいたわけであります。 ◆14番(大西強君)  教育長、あなたは教育委員会の指揮監督のもとに教育行政の事務一般を委任されておるわけですね。ですから、この王子小学校の問題については、私も百歩譲って、問題が発生するまでは教育長の責任だと思いますよ。しかし、問題が発生したら、その問題の解決については、あなたを監督している教育委員会の監督責任でしょう。事務一般の不手際については、教育委員会は教育長に任せてたんだと、これは法のもとにそうしているんですよ。ところが、問題が発覚して、その処理で大変な問題になってるときに、教育委員会は何の責任もとってないじゃないですか。その意味で、今回そのときの責任者である教育委員を再任するということは、だれも責任をとらないんだと、あれでよかったんだということになりませんか。資質の問題を言ってるんです。だから、私は一般質問で教育委員長をそこへ呼んだんです。その教育委員長の答弁はなってないんです。話にならんです。ですから、監督責任のある権限者の教育委員会が、あの問題について総辞職せえとか、委員長が辞職するとか、そこまでの責任のとり方は、それは厳しい意見だと思いますけども、しかし、再任するということになれば、委員としての適格性を疑わざるを得んと僕は思うんです。 ですから、あの問題については、私は結局ここへ来て、当市の責任のある人を再任するということになると、全く教育委員会のその責任というのが何もなかったということになるんじゃないかと思うんですが、どうですか、教育長。 ○議長(松本哲也君)  楠本教育長。 ◎教育長(楠本秀一君)  教育長は、教育委員会で事務局に対して全部お任せされておりまして、月例定例会において、教育委員会の委員を代表して事務局であった事務についてはすべて報告するということで報告させていただいておりますが、王子小学校の件については、教育委員会事務局の組織的な問題もあろうかなと。学校教育課しかない中で、工事等もやっておるというその中で、報告、連絡、相談がうまくいってなかった。そういう中で、教育長自身にもそういう報告がなかった。ですから、教育長が定例の月例の教育委員会においてやったことを事務報告するということの中で、若干そういう報告もなかったのではないかなと。だから、湊川委員に責任があるということは、若干非常に厳しいところではないかなとは思います。 ◆14番(大西強君)  ですから、事務一般はあなたのところに任せているのはわかってるんですよ。私が言ってるのは問題が発覚したときです。監督者である教育委員会が、あなたのとこが建設協議会との意思の疎通を欠いて、問題が噴出したわけですね。そしたら、そのまた部下です。あなたを監督する責任者が失敗したことを、それで教育委員会が、あなたのとこは原案から2億5,000万円も大幅に削減した見直しをしたのを建設協議会へ報告もしないで、勝手に変えたわけですよね。予算の都合上と説明したんですよ、あなたのとこが。そしたら、発覚してもめてきたら、教育委員会がどうしてこういうふうに原案を修正したのかと、王子の建設協議会関係者にまずは説得するべきだと思うんです、教育委員会が。それで、その交渉の中でどうしても建設協議会がそれは約束が違うということで、どうしても処理が図れんときに市長に相談して、原案に近づけるための補正予算を組んでくれないかと言うて、中へ入って教育委員会が建設協議会と調停する。調停するというより、問題の収束を図るために努力するのが教育委員会の資質じゃないですか。その問題の紛争に、結局、最終的にこの問題を解決したのは、市長と我々議会で合意して、4,500万円削減して、それで収束を図ったんです。その間に教育委員会は全然努力しない。それで、簡単にこうして委員を再任する。 そうしたら、市長が言うように、教育委員会の存在がどうか、教育委員会の責任というのはどうかと。市長に責任がないんですよ。教育委員会は独立執行機関で市長の権限が及ばないわけでしょう。その市長が、そのときの委員を簡単にこうして推薦してくる、そのことを僕が一般質問で言ったように、市長はこういう問題起こるとすぐに、こういう当たりさわりのないことで乗り切るけど、本当に教育委員会の責任を認めて、当局と意思の疎通を図るようにこれから努力しますと言った以上は、簡単にこうしてそのときの責任者を再任してくるということは納得いかないんです。 だから、人事の案件、僕はこの委員をよく知ってますから、親友と言ってもいいぐらいです。ですから、この人の人格なんか僕は全然疑っていないし、あえて言いたい。だから、教育委員会が今どういう立場に置かれてるかとわかったら、やはりこういう問題起こったときには責任をとる。あるいは市長も責任をきちんと、幾ら友達であろうが親友であろうが、やはりそういうことをきっちりすることが、こういう問題の再発防止になるし、市民も教育行政に対する信頼感ができるんです。あれだけの問題が起こってだれも責任をとらない。それでうやむやです。その後にこれだったので、私は、新任やったらいいんですけど、再任になっとるということは、あの当時の委員だったので、そこがちょっと疑問なんです。 市長、その点、僕のほうが不可解なんで。もう一度ちょっと僕が今言った、市長は、教育行政が独立だから教育委員会に市長は口出しできないんだけども、こうして市長が任命する以上、教育委員会の不祥事あったら、それはあなたの任命責任が問われるの当たり前じゃないですか。だから、そのとこで市長がどう厳しい意見を持ってるかということを聞きたいんです。この案件だけじゃなくて、お願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  毎月の定例教育委員会はもちろんでありますが、さまざまな行事で教育委員の皆様が参加していただいたりして、この問題発覚したときも、この教育委員会の会議ではいろんな話し合い、議論もしていただけたと思っております。先ほど教育長も言っておりましたが、そういう中で、この委員さんに責任をとってもらうというところまではするべきでないと思っておりますし、また、王子、蓬莱に関しては、教育委員会だけではなく、我々、市長部局としての責任もある部分ありましたので、その中で建設協議会の皆様、そしてまた保護者の皆様に、事後となりましたがしっかりと説明もさせていただいたつもりであります。 この湊川さんにつきましては、今まで1期4年間やっていただいて、保護者という立場でもこの教育委員会のことを一生懸命やっていただいております。その中で、ぜひもう1期はやっていただきたいという思いで上程させていただいておりますことを何とぞ御理解いただきたいと思います。 ◎教育長(楠本秀一君)  私は、教育長に就任させていただきましてから、もう5回ほど定例教育委員会を開催させていただいて、それ以外の教育委員会の行事等に教育委員さんは出席していただいておりますけど、定例の教育委員会では、教育委員さん方、これで私たちはいいのかということを自問自答しております。だから、今、脱皮しようというんですか。積極的に教育行政にもっともっとかかわっていくんだということで、市長とも定期的な意思の疎通といいますか、行政懇談会、市長との懇談会、交流会という場面もいただいております。きょう、今ここで議員からあった指摘、また今月末に定例教育委員会がありますし、また持ち帰って報告させていただきます。教育委員さん方も、もっと積極的に前に向いて行こうとしておりますので、その辺、御理解願えればありがたいなと思います。 ○議長(松本哲也君)  よろしいですか。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  再任ということなんですけども、教育委員さんは最大何期というような決まりというのはあるんでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  上路総務課長。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君)  法的に決まりはないと考えております。 ◆5番(並河哲次君)  ちなみに、一番長いことやっておられる方は何期ぐらいやっておられるか。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君)  現在の委員さんの中では、一番長い方は7期目をやっておられると聞いております。 ◆5番(並河哲次君)  その任命の際に、何かこう継続という意味はわかるんですけども、業務になれられてるとかあるとは思うんですけども、何か積極的な再任の理由はあるんですか。 ○議長(松本哲也君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども申し上げましたが、この湊川委員さんにおいては、保護者という立場からもこの教育委員としてさまざまな意見をいただいておりますし、人間的にもすばらしい方であります。まだ1期しか務めていただいておりませんので、ぜひもう1期、あと4年頑張っていただきたいという思いであります。 ◆5番(並河哲次君)  以上です。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 14番、大西議員。 ◆14番(大西強君)  議長、この件についてですが、私は、さきの一般質問で教育委員長に対して質問をして、教育委員長の答弁に対しては非常に不満を持っています。教育委員長から、非常に遺憾であると、申しわけないという謝罪の答弁もなければ、2億円も余る補正予算を組んだのが当然なような答弁をもらったので、私は非常に不信感を持っていますが、再任の委員については、この委員会の中でこの人がどういう意見を言うたのか、そんなことは全然お伺いしていないですね。だから、委員長の責任は追及したいが、その委員の中で湊川委員ですが、この人がどういう立場でどういう意見を言ったのかもわからないわけです。それで、議長、委員会付託して詳しく聞きたかったんですが、議会運営委員会で即決ということに決まりましたので、私はそういう教育委員会に責任があるという中で、再任については、確固とした気持ちの整理がつきませんし、本案については退席させていただきます。 ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第100号については、これを同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程31 議案第101号 公平委員会委員の選任について ○議長(松本哲也君)  日程31、議案第101号、公平委員会委員の選任についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 上路総務部次長兼総務課長。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君) (登壇) ただいま議題となりました議案第101号、公平委員会委員の選任について御説明申し上げます。 本議案は、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、御就任いただいております3名の委員のうち、亀田美代子委員の任期が本年12月31日をもって満了となりますことから、引き続き亀田氏を再任いたしたく、議会の御同意を賜りたいというものでございます。 なお、任期は4年でございます。 また、亀田氏の略歴につきましては、別記参考をもちまして説明にかえさせていただきます。 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  こちらもなんですけども、任期は4年ですか。     (「4年と言いましたよ」と呼ぶ者あり) ◆5番(並河哲次君)  前回が平成22年からなんですけども、これは。 ○議長(松本哲也君)  上路総務課長。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君)  前回の任期は、前の委員さんの残任期間でございますので、2年3カ月でございました。 ◆5番(並河哲次君)  先ほどと同じなんですけども、こちらの方の公平委員会委員として選ぶ積極的な理由というのは。 ○議長(松本哲也君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  この方、長い教員生活でおられる方でありまして、教育公務員という立場で、こういう公平委員会に出てきた案件には、十分経験を生かして対応していただけるというふうに思っております。 ◆5番(並河哲次君)  こちらの公平委員会は、最大何期というのはありますか。 ◎総務部次長兼総務課長(上路拓司君)  任期の制限はございません。 ◆5番(並河哲次君)  先ほども制限はなかったんですけども、市として何期までにしておこうとか、そういう話は全然ないんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  このさまざまな行政委員については、多選批判もいただいておる中で、余り長い期は考えものかなというふうにも思っております。
    ◆5番(並河哲次君)  この方も2期目なんですけど、今後、そういう多選に関しては何期と検討される予定ということですか。 ◎市長(田岡実千年君)  以前、大西議員等から、おおむね2期、3期が適当じゃないかという、おそらく議場でもそういう意見をいただいております。そういうような記憶ありますので、そういうところを今検討させていただいてるところであります。 ◆5番(並河哲次君)  わかりました。以上です。 ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第101号は、これを同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程32 諮問第1号 人権擁護委員の推薦について ○議長(松本哲也君)  日程32、諮問第1号、人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見人権啓発課長。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君) (登壇) ただいま議題となりました諮問第1号、人権擁護委員の推薦について御説明を申し上げます。 本諮問は、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、人権擁護委員の推薦について議会の意見を求めるというものです。 新宮市の人権擁護委員の定数は9名でありますが、そのうち山口明美委員の任期が平成25年3月31日で満了となりますので、再任という形で法務大臣に推薦したいというものです。 なお、委員の任期は3年であります。 委員の略歴につきましては、2ページ目に参考として記しておりますので御参照ください。 以上、簡単でございますが説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について質疑に入ります。 13番、福田議員。 ◆13番(福田讓君)  質疑いたします。 山口明美さんの履歴なんですが、学校と卒業されたのが明記されてないんですが、この方は小学校と書いてるんですが、その間の説明をお願いしたいと思います。 ○議長(松本哲也君)  平見課長。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  ただいまの質疑なんですけど、小学校の教諭であります。 ◆13番(福田讓君)  選任するについては別に何もそのことを質疑したんじゃないですけど、書いてなかったんで、それ書いたら悪いんかなと思って、人権擁護だから。ということで、ちょっと質疑させていただきました。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  記載することにつきましては、特に問題がないと思いますので、次回からは記載のほうをさせていただきたいと思います。 ◆13番(福田讓君)  了解しました。 ○議長(松本哲也君)  5番、並河議員。 ◆5番(並河哲次君)  人権擁護委員さんの職務の実態というのはどういったものになってるでしょうか。 ○議長(松本哲也君)  平見課長。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  職務の内容についてはたくさんございまして、例えば、新宮市内における福祉センターとか熊野川町の総合開発総合センターにおきまして特設相談室を設けたり、きょうもですけど、人権週間がきょうから始まりまして、それについての街頭啓発等、さまざまな事業を展開して啓発活動を行ってもらっております。 ◆5番(並河哲次君)  それは、年間にすると大体何日ぐらいになるんですか。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  うちのほうで把握してございますのは、これは法務局が一応管轄しておりまして、特設の相談室につきましては、年に4回。特設相談以外にもいろいろ子供人権110番とか、女性のホットライン等々、いろんなさまざまな場面で活躍していただいております。 ◆5番(並河哲次君)  すみません、この方は今、何期目になるんですか。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  ことしでお願いしてるのは4期目でございます。 ◆5番(並河哲次君)  そうなってきますと、先ほど市長が大体2期か3期が適当ではということとはちょっと多くなってくるとは思うんですが。 ◎人権啓発課長(平見仁郎君)  うちの場合は、一応3年任期で、定年が75歳となっておりますので、定年と同時に終わりとなってます。 ◆5番(並河哲次君)  わかりました。以上です。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号は、これを同意することに決定いたしました。 議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。--------------------------------------- △日程33 議会発案第14号 新宮市議会会議規則の一部を改正する規則について ○議長(松本哲也君)  日程33、議会発案第14号、新宮市議会会議規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 6番、辻本議員。 ◆6番(辻本宏君) (登壇) ただいま議題となりました議会発案第14号、新宮市議会会議規則の一部を改正する規則について御説明申し上げます。 本議案は、地方自治法の一部を改正する法律が平成24年9月5日に公布されたことに伴い、所要の改定を行うものであります。 今回、地方自治法の一部改正により、本会議においても公聴会の開催及び参考人の招致ができることになったことから、これらに関する規定を追加し、これに伴い条項の繰り下げ等、所要の整備を図るものであります。 附則といたしまして、この規則は公布の日から施行するというものであります。 以上、簡単ですが提案理由の説明とさせていただきます。議員各位の御賛同をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(松本哲也君)  本案について、質疑に入ります。 11番、田花議員。 ◆11番(田花操君)  今回のこの会議規則の変更の主な内容は、公述人の公聴会の今まで参考人がなかって、議会が公聴会を開くといったらどういう場合を想定したらいいか。 ○議長(松本哲也君)  6番、辻本議員。 ◆6番(辻本宏君)  新宮市議会であったのかどうかわかりませんけれども、今まで、全国的に委員会では公聴会、参考人の招致というところがあったようです。今回、地方自治法改正されたのは、前回の合併に伴って、各町村が集まって市になったところがあると、そういうふうなところは、普通、今までは委員会では公聴会で参考人招致でいろいろと実施されたところもあるようですけれども、規模、定数が小さくなって、その本会議と委員会と余り数が変わらなくなったということで、本会議でも公聴会で参考人を呼んで開催することができるという項目を加えたというふうに聞いております。 ◆11番(田花操君)  今まで委員会で参考人は何回か願人のあれで、参考人が入ってないのおかしいなと思って、今回初めて参考人というのが入ってきた。今までなかったのか、参考人に対する規定は。 ◆6番(辻本宏君)  今までは、だから、委員会で参考人を招致できるというふうなことになってたんではないですか。だから、今回は本会議にも参考人を招致できる。公聴会もできる。それはなぜかと言うと、先ほど申し上げたように、先ごろの合併により、各町村が集まって議員の定数も削減されたと。委員会と本会議の大きさ、規模が余り変わらなくなった。数も変わらなくなったということで、本会議にも招致できるというふうになったと。 ◆11番(田花操君)  先ほどの教育委員さんとか、行政の外郭のそういう公職の人、ああいう方をここへ呼ぶ場合は、やっぱりこの参考人の位置づけですか。それとも公述人の位置づけですか。 ◆6番(辻本宏君)  参考人というか、教育委員長でありますから、一応説明員として呼ぶことができます。 ◆11番(田花操君)  会議規則の中にそういう説明員の項目というのは特にないんやね。     (「会議規則ではないと思います」と呼ぶ者あり) ◆11番(田花操君)  そういうのは要るんじゃないのかな。 議会が公聴会開くというのは、限られたケースが少ないと思うので、一度ぜひこういう場合にこの会議規則が要るんやというところをまた教えてください。 ◆6番(辻本宏君)  これは、それでかわって明示されるということです。今回、新宮市議会のほうでも。 ◆11番(田花操君)  本来は、委員長がされるより局長がされる話じゃないかなと。規則の話。 ◆6番(辻本宏君)  ただ、ルール上では議会運営委員会で決めて、議会運営委員会で提案して、会議規則というふうなルールになってるようですね。 ◆11番(田花操君)  まあ、御苦労さんでございました。 ○議長(松本哲也君)  ほかにありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  質疑を終わります。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  12番、上田議員。議事進行。 ◆12番(上田勝之君)  最後に田花議員言われたけど、今まで会議規則の改正というのは、実は、局長の提案説明じゃなかったかなと思うんですけど、今回これが変わった理由というものを教えていただきたいのと、提案者が議会運営委員会の委員長がお一人になってるというのは、お一人で提案できるということなんですか。この辺についてちょっと。 ○議長(松本哲也君)  その辺、局長。 ◎議会事務局長(愛須雅文君)  その会議規則につきましては、従来も議会運営委員会の委員長が説明をしております。 ◆12番(上田勝之君)  そんなことはないんじゃないですか。これまで局長によく説明させますやん。     (「会議規則ではないんじゃないかな」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  後で議長室で、もしあれやったら詳しいことを調べますので、よろしいですか。 ◆12番(上田勝之君)  はい。 ○議長(松本哲也君)  お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について、御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議会発案第14号は、これを可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程追加変更 陳情書 2件 ○議長(松本哲也君)  この際、議事日程を追加変更し、陳情書2件を議題といたします。 陳情第26号、災害時透析患者の防災と透析の確保についての陳情書及び陳情第27号、この地方の特徴を最大限生かす充実した熊野学センター設置の陳情書については、お手元に配付の陳情文書表のとおり、各常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(松本哲也君)  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす12月5日から10日までの6日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松本哲也君)  御異議なしと認めます。 よって、議会運営の都合により、あす12月5日から10日までの6日間休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(松本哲也君)  以上により、次回の本会議は12月11日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。 御苦労さまでした。 △散会 午後4時54分...