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平成26年  2月 定例会-03月10日−08号

和歌山市議会 2014-03-10
平成26年  2月 定例会-03月10日−08号


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  1. 平成26年  2月 定例会 − 03月10日−08号 平成26年  2月 定例会 − 03月10日−08号 平成26年  2月 定例会                 平成26年          和歌山市議会2月定例会会議録 第8号            平成26年3月10日(月曜日)      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 議事日程第8号 平成26年3月10日(月)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 建設企業委員会委員の定数の変更について 第3 一般質問 第4 議案第39号から同第117号まで      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 建設企業委員会委員の定数の変更について 日程第3 一般質問(芝本和己君、姫田高宏君、佐伯誠章君) 日程第4 議案第39号から同第117号まで      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 出席議員(36名)   1番  姫田高宏君   2番  松坂美知子君   3番  永野裕久君   4番  西風章世君   5番  園内浩樹君   6番  中塚 隆君   7番  浦平美博君   8番  小川孝夫君   9番  上田康二君  10番  島 幸一君  11番  丹羽直子君  12番  吉本昌純君  13番  井上直樹君  14番  芝本和己君  15番  渡辺忠広君  16番  山本忠相君  17番  薮 浩昭君  18番  奥山昭博君  19番  中尾友紀君  20番  戸田正人君  21番  松井紀博君  22番  野嶋広子君  23番  中村協二君  24番  古川祐典君  25番  尾崎方哉君  26番  山本宏一君  27番  南畑幸代君  28番  森下佐知子君  29番  岩井弘次君  30番  松本哲郎君  31番  寒川 篤君  32番  北野 均君  34番  山田好雄君  35番  宇治田清治君  37番  佐伯誠章君  38番  和田秀教君      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 説明のため出席した者の職氏名  市長         大橋建一君  副市長        松見 弘君  副市長        河瀬芳邦君  理事         森井 均君  総務公室長      坂本安廣君  危機管理局長     池永俊二君  財政局長       東 宣行君  市民環境局長     山田 丘君  健康局長       永井尚子君  福祉局長       小松孝雄君  まちづくり局長    豊田勝彦君  建設局長       川端正展君  会計管理者      前北幸夫君  教育委員会委員長   中村 裕君  教育長        原 一起君  教育局長       阿形博司君  消防局長       林 正義君  公営企業管理者    藤原庸記君  水道局長       辻 正義君  選挙管理委員会委員長 射場道雄君  代表監査委員     伊藤隆通君  人事委員会委員長   水野八朗君      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 出席事務局職員  事務局長       尾崎順一  事務局副局長     中野光進  議事調査課長     佐伯正季  議事調査課副課長   中西 太  議事班長       池澤昌俊  調査班長       和田孝司  企画員        藤井一成  企画員        小野田 靖  事務主査       村井敏晃  事務主査       佐川恭士  事務主査      北野統紀  事務副主任      松林 出      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−           午前10時00分開議 ○議長(山田好雄君) ただいまから本日の会議を開きます。    −−−−−−−−−−−−−−− △議長報告
    議長(山田好雄君) この際、報告します。  環境保全対策特別委員会委員に1人の欠員が生じておりますので、同委員会委員の補充選任については、委員会条例第6条の規定により、本日、丹羽直子君を指名しました。    −−−−−−−−−−−−−−− △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(山田好雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において    北野 均君    芝本和己君    岩井弘次君  以上3人の諸君を指名します。    −−−−−−−−−−−−−−− △日程第2 建設企業委員会委員の定数の変更について ○議長(山田好雄君) 次に、日程第2、建設企業委員会委員の定数の変更についてを議題とします。  お諮りします。  同委員会委員の定数を8人から7人に変更したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田好雄君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。    −−−−−−−−−−−−−−− △日程第3 一般質問 ○議長(山田好雄君) 次に、日程第3、一般質問を行います。  順次質問を許します。  芝本和己君。−−14番。  〔14番芝本和己君登壇〕(拍手) ◆14番(芝本和己君) 皆様、おはようございます。  まず、先月の28日に貴志啓一先生が亡くなられたことに対して、私も少し述べさせていただきたいと思います。  私、貴志先生、佐伯先生の3名は一回りずつ違うさる年で、よく貴志先生は3猿と言われていました。視察や研修にもよくおつき合いいただき、常に論理的で、かつ斬新なアイデアに私自身多くのことを学ばせていただきました。同会派の先輩議員でありました故奥田善晴先生は、この政治の世界にはまさかがあるとよく言われていましたが、57歳でのお別れは私にとっても全く想像できない衝撃でした。  今はただ、多くの方々に愛された貴志先生の姿を瞳に焼きつけ、市政を引き継ぐのが残された我々の使命であると感じる日々です。告別式での拍手が忘れられません。もっといろいろとお教えいただきたかった、それだけです。11年間、本当にありがとうございました。哀悼の意をささげますとともに、心より御冥福をお祈りいたします。  それでは、ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を始めさせていただきたいと思います。  今回は、本市まちづくりの将来展望について、施政方針から数点伺いたいと思います。  今回の質問のコンセプトは、これまでの大橋市長の取り組みと今後についてどのような種まき、基礎ができてきたのか、また、メッセージを残そうとしているのかを伺うものです。  大橋市長が和歌山市に帰ってこられましたのが今から12年前、平成14年のことだったと思います。12年間にわたり市政運営をなされ、和歌山市の一時代を築いてこられました。  そこで、施政方針から何点かを伺いたいと思います。  1点目、本市は「水と緑と歴史のまち 気くばり・元気 わかやま市」と掲げてこられました。これはたしか前回の長計の見直しのときだったと思いますが、こういったスローガンを掲げていた中でどんな町をつくってきたのか、お聞かせいただきたいと思います。  2点目が、約1年半をかけた2030わかやま・まちのちから塾を経て、先日、まちなか再生計画が発表されました。また、昨年からリフォームとイノベーションの造語であるリノベーションに力を入れ、3回の講演会を行ったほか、先月には4日間にわたりリノベーションスクールを開催してきました。これらの取り組みを経てどのような成果があったのか、また、今後の具体的な取り組みについてお聞かせください。  3点目が、今回は代表質問ではありませんが、市民クラブでは会派を挙げて、また、個人的にも貴志川線問題を取り上げる機会が多々ありました。貴志川線についてお聞きします。  新生貴志川線も間もなく10年、この10年間は事業者、行政、そして地域の方々が一体になって各種取り組みを行い、再生、運行してまいりました。  そこで伺いますが、この約10年間、各種取り組みの中で何が見えてきたのか、また、現在の状況とあわせて存続の課題と対応をお聞かせいただきたいと思います。  4点目が、ただいまの貴志川線にも関連するのですが、公共交通は都市の重要なインフラと施政方針で述べられています。貴志川線単体を点で見るのではなく、本市を面で見た場合の本市の公共交通全般の現在の課題と今後についてお聞かせいただきたいと思います。  以上4点をお伺いし、私の第1問とさせていただきます。(拍手)  〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(古川祐典君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) おはようございます。14番芝本議員の一般質問にお答えいたします。  まず、本市まちづくりの将来展望についてということで、「水と緑と歴史のまち 気くばり・元気 わかやま市」、どういう町をつくってきたのかという御質問であります。  私が初めて市長に就任したときは、市民の市政への信頼が損なわれ、また、市の経済も長引くデフレ不況で疲弊し、町に元気がなく、財政状況も深刻度を増しておりました。そのため、まず最初に取り組んだのが、失われた市政への信頼回復や財政の立て直しなど、それまで積み重ねられた負の遺産を解消していくことでありました。  市民の皆様、議員の皆様の御協力を得ながら徹底した行財政改革を通じて効率的な行政運営に取り組むとともに、特別会計の累積赤字をピーク時の半分程度まで縮減するなど、いまだ予断は許さないものの、健全財政基礎を築くことができました。土地開発公社などにおける未利用地についても、長年塩漬けとなっておりました直川用地では北インターチェンジを設置し企業用地として生まれ変わらせ、また、関西国際空港土砂採取跡地にはメガソーラー施設を誘致するなど、有効活用を図りました。  気配りできる市役所を目指し、市民サービスの向上にも取り組みました。フロアマネジャーの配置や税証明窓口の一元化など来訪者にとってわかりやすい市役所を心がけるとともに、サービスセンターの設置を通じて市民の利便性向上を図りました。  こうした成果を通じ、市民の市政への信頼感が増してきていると感じており、私の目指しておりました市民が誇りに思える和歌山市に近づくことができたと思っています。  これまでの任期中に市民の関心が最も高まった安心・安全なまちづくりの分野では、住民参加防災訓練の実施や住宅耐震化を支援することで、市民意識啓発と自主的な取り組みの促進が図られてきています。また、防災面に限らず、わかやまの底力・市民提案実施事業、紀州よさこい祭り、わかやま城下町バル、竹燈夜など、市民が主体となって町が元気になる取り組みも活発化しています。こうした市民、地域、事業者などによる自主的な活動や行政との協働は、あらゆる分野におけるまちづくりの大きな力になっていくものと考えております。  和歌山市の元気を取り戻すための方策として、観光振興にも力を入れてきました。本市のシンボルである和歌山城の魅力向上のために御橋廊下の再現、おもてなし忍者隊の導入、観光案内所の開設等に取り組み、登閣者数も増加しています。今後の南別館の改修によってさらなる魅力向上が図られ、中心部のにぎわい創出にもつながっていくものと期待しています。  このほか、計画的な基盤整備や施設の老朽化対策、子育てや教育など未来を担う子供たちの健全育成、高齢化に対応した健康づくりなどさまざまな分野において、未来への種をまき、芽を育て、あるいは花を咲かせることができたと思っています。そして、これらは今後の本市の市政を進める上での大きな財産であり、市民が未来に希望を持てる和歌山市への橋渡しになるものであると信じています。  次に、貴志川線の問題であります。  新生貴志川線も間もなく10年たつが、この10年間の取り組みの中で何が見えてきたのか、また、現在の状況とあわせて存続の課題と対応はどうかという御質問であります。  貴志川線は、廃線の危機から和歌山電鐵に経営が引き継がれ、はや8年が経過します。この間、沿線住民の熱意による積極的な利用啓発と事業者によるたま駅長を初めとするユニークな取り組みによる情報発信によって、貴志川線は、重要な交通手段であるとともに、国内外において本市の知名度を向上させ、重要な観光資源にもなっています。  また、事業者、住民、行政協働してイベントを絶え間なく開催するなど積極的な取り組みが功を奏し、平成25年度の利用者数は1月末でおよそ191万人となり、平成24年度同時点と比べおよそ7万6,000人も増加し、平成25年度末には和歌山電鐵運行後最高の220万人を超える見込みとなっています。  また、海外からの旅行客も1月末でおよそ1万8,400人となり、平成24年度同時点と比べおよそ1万2,000人増加し、平成25年度末には2万人を超える見込みとなっています。  このように、事業者、住民、行政が一体となって、諦めない、存続させたいという気持ちで連携し地道に取り組むことが、公共交通を維持するために大変重要であると感じています。  また、和歌山市全体で人口が減少しておりますが、貴志川線を存続させたことにより、貴志川線沿線の人口推移は岡崎地区、安原地区では人口が増加しました。これは、交通利便性の高い駅周辺の立地基準が緩和されたことにより、宅地開発がなされたことが大きな要因であると考えます。  しかし、貴志川線の経営状況は、南海電鉄時代に比べ人件費をおよそ4分の1程度にするなど営業費用を大きく削減するとともに、たまグッズなどの販売により年間およそ7,000万円の営業外利益を得るなど経営努力を行っていますが、いまだ補助金なしでは年間およそ7,900万円の赤字が続いています。  その大きな要因としましては、南海電鉄から引き継いだ施設の老朽化により、維持修繕費と減価償却費で営業費用のおよそ36%を占めていることです。維持修繕費は、施設の老朽化に伴い今後さらに増加する見込みであります。貴志川線は、この維持修繕費と減価償却費を除く営業費用で見れば黒字運営も可能であると考えますが、安心・安全で定時制のある運行を維持するためには老朽化施設の更新が必要であります。  そのため、本市といたしましては、重要な社会インフラである貴志川線の存続検討が行えるよう、貴志川線運営協議会へ紀の川市とともにおのおの200万円を予算計上し、和歌山県からの補助金を加えて運営課題を整理、精査してまいります。さらに、貴志川線和歌山駅構内のバリアフリー化や乗り継ぎ利便性を含めた機能向上について検討するため、334万8,000円を予算計上しております。  今後、大池遊園駅の列車行き違い設備などの利便化策や収益増加策も含め、貴志川線運営協議会において和歌山県、紀の川市、和歌山電鐵とともに検討を進めてまいります。  最後に、公共交通は都市の重要なインフラという観点から、本市の公共交通の現在の課題と今後について述べよということであります。  本市の公共交通は、JR和歌山駅及び南海和歌山市駅を主な拠点とし、現在、鉄道では7路線31駅、バス路線では22路線があり、市域全体にわたり広範囲に公共交通網が形成されています。  しかし、車社会化の進展に伴い公共交通利用者が減少し、近年、貴志川線の廃線危機やバス路線の減便、廃止といった問題が相次いでおりまして、これら公共交通のサービス低下により、さらに利用者が減少し、赤字がふえて、よりサービスが低下するといった負のスパイラルに陥っています。  一方、ますます高齢社会が進展していくことから、公共交通を維持することは重要な課題であります。まずは、住民の方々に利用することで支えていただくことが必要ですので、本市では現在、車から公共交通への転換を図るため、バスの運行系統や運賃等をわかりやすく案内したパンフレット、ワップの作成、配布や、事業者とともに利用の少ないバス路線沿線地域に赴き、時刻表を掲載したチラシを配布するなど、利用啓発を積極的に展開しているところであります。  また、本市の主要駅以外の駅では駅前広場がなく、駅までの進入路でさえ整備されていない駅もあり、快適で利便性の高い利用環境を整えるため、平成25年度は加太駅、宮前駅及び伊太祁曽駅の駅前整備を行い、事業者とともに拠点となる駅やバス停の利用環境向上にも努めているところです。さらに、本市では、交通空白地域の住民の移動手段の確保として、地域の方々に支えていただく地域バス制度を導入し、平成25年4月から紀三井寺地区で運行が開始されております。  公共交通は、道路網とともに本市が目指す拠点集約型の都市を形成する重要な社会インフラです。国においては、平成25年12月に交通政策基本法施行され、交通に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、政府が交通政策基本計画を策定するとされています。今後、本市としましては、政府が策定する交通政策基本計画やその他の動向等を見ながら、平成25年度に新たに設置いたしました公共交通政策審議会においても御審議いただき、事業者と連携して持続可能な公共交通の維持に努めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(古川祐典君) 豊田まちづくり局長。  〔まちづくり局長豊田勝彦君登壇〕 ◎まちづくり局長(豊田勝彦君) 14番芝本議員の一般質問にお答えします。  本市まちづくりの将来展望について、2030わかやま・まちの力塾、まちなか再生計画、リノベーションスクールへの取り組みを経てどのような成果があったのか、また、今後の具体的な取り組みはとの御質問です。  本市のまちなか再生については、中心市街地活性化基本計画を作成し、平成23年度までまちなかの活性化に取り組んできたところですが、一定の前進はあったものの大きな成果を上げたとは言えません。そういった状況を受け、新たな取り組みとして、2030年という中長期的な観点を持ち、市民協働し、市民有志から成る2030わかやま・まちのちから塾を開催し、多くの市民の方に参加していただきました。セミナー&セッション、ワークショップを実施し、市民からの提言として2030わかやま構想が取りまとめられました。それを受け、まちなか再生計画を作成したところです。  また、ことし2月、4日間にわたって行ったリノベーションスクールでは、A、B、C3つのチームに分かれてそれぞれ別の遊休不動産を対象に事業計画を作成し、不動産オーナーに向けて具体的な提案がなされました。  3つのチームからは、1つ目は、店舗建物と通りの境界を明示させない店舗形態とすることで通りまでにぎわいを波及させる提案、2つ目は、健康をテーマにまちなかを歩き、ランニングするライフスタイルを支援するコミュニティーの場をつくる提案、3つ目は、市堀川遊歩道が生かされるような水辺に開かれた店舗づくりの提案など、注目に値する事業計画が提案されました。不動産オーナーにも好評で、これらの事業は各チームが現在も事業化に向けた作業を進めています。  これらの市の事業の趣旨を市民の方々に御理解いただけたことなどもあり、市民団体によるまちづくりへの取り組みが顕著になってきていると感じているところです。  まちなか再生計画には、理念として「まちなか暮らし・オンリーワンの魅力向上」を掲げており、その方針として、「居住人口を増やす」、「賑わいと活力の向上」、「産業と雇用の創出」を位置づけております。具体的には、居住人口をふやす施策として住宅整備を伴う市街地再開発等の推進、にぎわいと活力向上を図る施策としてまちなかイベントの開催や支援、産業と雇用の創出を図る施策としてスモールビジネスや産学連携の促進による多様な産業、雇用の場の創出などを主な施策として考えています。  リノベーションスクールは、既存ストックの有効利用、魅力のある住環境、店舗、働く環境の創出が図られ、まちなか再生計画の3つの方針の推進に寄与できる事業です。今後は、これらの施策を積み重ね、官民連携のもとにまちなかの活性化、再生に努めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(古川祐典君) 14番。  〔14番芝本和己君登壇〕(拍手) ◆14番(芝本和己君) それぞれ御答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。  「水と緑と歴史のまち 気くばり・元気 わかやま市」を掲げてこられた中、どんな町をつくってきたのかをお伺いいたしました。  一言でこんな町をつくってきたと答えるのは難しいかもしれませんし、先ほどのスローガンに沿った町がじかに形成される例も少ないかもしれません。ある意味、先ほどの御答弁は大橋市長のカラーがよく出た御答弁と感じました。この12年間は、財政基盤の立て直しを優先させながら各種施策を行う、やや臥薪嘗胆の感のある日々だったかもしれませんが、信頼を回復し、次につながる足腰を鍛える期間になったように感じます。  さて、普通は、こうしてきたからこうなった、次はこうなるというものがあると思います。これまでの10年が次の10年、20年につながらねばなりません。  2点目として、2030わかやま・まちのちから塾から生まれましたまちなか再生計画、リノベーションスクールの成果と今後について伺いました。とても興味深い取り組みで、各種取り組みが具体的に進んでいくこと、形になることを期待したいと思いますが、私が危惧いたしますのは、過去何度もあったように、報告書をつくって終わりです。  これまでは、半年かけて予算もつけてワークショップ等を行い、この町をこうしようと市民を中心にまちなか再生計画を立てても、地権者や地域の関係者が入らずに参加者が一方的に勝手に絵を描くことがほとんどだったように思います。しかし、これでは本当にその地域を変えることはできません。地域の関係者に入ってもらわねば、気持ちや問題もわかりませんし、話が進むことがないからです。結果、理想の町の報告書を作成して終わりということを何度となく繰り返してきました。  新年度の事業計画にはリノベーションスクールがありますが、リノベーションスクール2やリノベーションスクール3、2030わかやま・まちのちから塾応用編や新2030わかやま・まちのちから塾等々を繰り返すだけでは、関係する地域の方々によかったらやってよと言われるか、もしくは参加した市民に何かの際には報告書に声を載せますと言うのが関の山です。しかし、これではせっかく育ってきたと思われる人がなえてしまいます。  まちづくりは人づくりです。リノベーションスクールの最終日、市長は参加者の手応えを感じたものと思われます。これまで人づくりに多大な時間をかけてまいりました。ここらで本当に絵を描くときです。  そこで、市長に伺います。2030わかやま・まちのちから塾、まちなか再生計画、リノベーションスクールについて、これに取り組んできた市長としてこれまでの取り組みとの違いも含め、どう感じているのかをお聞かせください。  次に、3点目として貴志川線について伺いました。この約10年間、各種取り組みの中で何が見えてきたのか、現在の状況とあわせてお伺いいたしました。  私がこの10年で見えてきましたのは、貴志川線は本市の財産であるということです。一つには貴重な公共交通機関、一つには観光資源、一つには市民、地域との協働の最たる例との観点からです。  運行や老朽化施設の更新費用等、費用面での負担は大きいかもしれませんが、先ほどのお答えの中でもありました本市のイメージアップ、宣伝効果は大きい上、グッズや乗車費用だけでなく、中には宿泊や食事、移動等の経済効果も加味できる場合もあると考えます。故貴志啓一先生は東西線を提言されていましたが、アイデアによってまだまだ磨くことができるポテンシャルを秘めた財産と考えれば、この10年でもって存続への体制強化に向けて中長期的な観点を持つべきだと考えます。  私は、先ほど質問の4点目に、本市の公共交通全般の現在の課題と今後について伺いました。これには貴志川線も関係します。私は、和歌山市内全体の公共交通体系を見直し、リンクさせることが重要だと考えています。この市域に鉄道で7路線31駅は、他都市の状況から見ましても非常に駅の数が多いのが実情です。中核市平均はとっておりませんが、非常に多いと関係者が言っていたのを覚えています。  しかし、先ほどの御答弁にありました「市域全体にわたり広範囲に公共交通網が形成されています。」とのお話でしたが、現実問題、本市の市民がその利便性を感じている人がどれだけいるでしょうか。本当にそれを感じてもらうには、各駅、各路線をきちんとリンクさせ利便性を上げるという、また、わかりやすくする必要があると思います。  以前平成14年3月のことですが、和歌山市におけるバス交通維持活性化計画策定調査という報告書がありまして、バス路線を中心にこういった報告書が作成されておりまして、この報告書に沿ってバス路線に関するいろんな取り組みが行われてまいりました。それから10年になります。この際、そこでお伺いしたいのですが、市全体で貴志川線も含めた公共交通総合計画を10年ぶりに考えて−−計画がなければ進みません。つくっていただき、進んでいただきたいと思いますので、お考えをお聞かせください。  以上2点をお伺いし、私の第2問とさせていただきます。(拍手) ○副議長(古川祐典君) 大橋市長。
     〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 14番芝本議員の再質問にお答えします。  まず、2030わかやま・まちのちから塾、まちなか再生計画、リノベーションスクールなどについて、これに取り組んできた市長として、これまでの取り組みとの違いも含め、どう感じているかという御質問であります。  これまでの行政主導のまちづくりだけではなく、市民の意見、提案を中心に据えた官民が連携したまちづくりの取り組みとして、2030わかやま・まちのちから塾、まちなか再生計画、リノベーションスクールを実施したところであります。  2030わかやま構想におけるまちのちから塾、リノベーションスクールにおけるスクール参加者など、市民が参加したまちづくりが活発化していることに非常に頼もしく、うれしく感じているところであります。いずれの意見、提案も、従来の行政主導のまちづくりではなく、民が主役となったまちづくりや官民が連携したまちづくりであり、まちなかの再生を実現していくためにはこのような取り組みが重要であり、市としてこれらの取り組みを支援していくべきだと考えているところであります。  リノベーションスクールの最終日にA、B、C3つの地権者の方が会場にお見えになっていて、いろいろその提案について地権者としての御意見というのを述べておられました。その中でお一方、東京から見えた方が、行政がやることなんで余り信用できないというような思いでとにかく来てみたけども、非常にすばらしい発表でよかったというような趣旨の御発言をされていました。これは、非常にこれまでのまちづくりに対する行政の取り組みの仕方に対する一種の批判であるわけでありますけれども、しかし、そこでこれから和歌山市がやろうとしていることに対して非常に期待感を持っていただいたという印象を持ちました。ほかの地権者も同じでありまして、このリノベーションスクールが大きなきっかけになるんではないか、ようやくまちなか再生に向けた新しい芽が出てきたものだと感じられて、今後、さらに活発化していくことを期待しているところであります。  それから、公共交通総合計画を作成すべきであると考えるがどうかという御質問であります。  公共交通網の整備は、道路網の整備とともに、本市が目指す拠点集約型のまちづくりにおいても重要な要素であることは1問でもお答えしました。  本市の公共交通網は、鉄道及びバス路線により市域全体にわたり広範囲に形成されておりますが、その機能と連携はまだまだ十分ではなく、また、交通空白地域もあり、トータル的な検討が必要だと考えています。  このことから、まず、公共交通網の基礎となる調査につきましては、本市に設置いたしました公共交通政策審議会において御審議いただき、その結果を踏まえ、和歌山市全域の公共交通網を見据えた公共交通総合計画について検討しなければならないと思います。  公共交通の充実は、どなたが市長になられても同じ思いと考えますので、しっかりと引き継ぎたいと思います。  以上です。 ○副議長(古川祐典君) 14番。  〔14番芝本和己君登壇〕(拍手) ◆14番(芝本和己君) それぞれ御答弁いただきましたので、再質問をさせていただきます。  大橋市長が2030まちのちから塾、また、リノベーションスクールの最終日に長い時間おられて、いろんなお話に耳を傾けられている姿を見て、参加された皆様方が、市長は本当に今回のことに力を入れてされてきたんだな、されようとしているんだなというのを感じているというのを私も強く伺っております。  まちづくりに関して何点か伺いましたが、人づくりには本当に時間がかかるものです。ようやく少し関係者の歯車がかみ合い、前に向かって転がろうとしているのかもしれません。残された任期もその後も進むように、各種対応をよろしくお願い申し上げます。  本市にも顔が必要です。車の運転ができる市民が対象だけであれば郊外型を中心としたまちづくりでもいいかもしれませんが、売り上げが落ちればそこには巨大な空間が誕生するほか、観光客に中心市街地、まちの顔に連れていってと言われて、郊外型のショッピングセンターを本市の顔として紹介はできません。本市は、市内の地域と郊外型が共存できる、すみ分けのできる双方の得意分野を伸ばせるようなまちづくりを関係者と模索していただきたいと思います。  貴志川線等公共交通機関の問題に関しても課題は山積していますが、対症療法ではあっても次につながる治療や、試験的ではあっても基礎はつくられてきたように感じます。貴志川線を含めた市内の公共交通全体をトータルデザインした中長期計画をそろそろ作成しなければなりません。  和歌山市は車がないと住めない、生活ができないとよく言われますが、大都市圏以外の大半は、車がなければ困る地域がほとんどです。駅が多い利点をうまく活用し、全国の公共交通モデル都市をつくりたいものです。貴志川線が財産になるのか負の遺産になるのかは、関係する我々次第ではないでしょうか。これまでの積み重ねがあって今があるわけですが、2030年、16年後を見据えることで、今、我々がすべきことが見えてきます。  最後に、市長の昨今の言動において感じますのは、私は、リーダーは常に孤独であるでしょうか。現実に満足したらそれまでですので、市長の間、熱い思いで各種対応をよろしくお願い申し上げます。  以上、るる申し述べましたが、要望とし、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○副議長(古川祐典君) 次に、姫田高宏君。−−1番。  〔1番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆1番(姫田高宏君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  12月議会では、ほうらい荘の休館について質問させていただきました。今回は児童女性会館の休館についてお尋ねします。  児童女性会館で音楽の練習をしているが、代替施設もないのに一方的に会館の使用が中止されることになって困っているとの相談がありました。その方は、子供を含む15人ほどのブラスバンドで、月1〜2回マーチングなどの練習をしているとのことです。  児童女性会館は岡公園にあり、その立地条件から音楽の練習をしても大丈夫とのことで、その方の話によると、合唱やらバンドの練習などさまざまなグループが使っているとのことです。その方のグループも、自宅で雨戸を閉め切って練習していた時期もあったということですが、近年、周りに住宅が建て込んできて自宅では練習ができなくなったということです。  児童女性会館であいあいセンターにと聞き、あいあいセンターへ行ったものの、管楽器の使用は無理だとのこと。アート・キューブも、楽器が置いてあるのでマーチングができないとのことでした。また、耐震などの関係で取り壊しが必要だとしても、取り壊しのぎりぎりまで使わせてほしいとの訴えでした。  私自身は、ハーモニカも吹けず、縦笛も吹けず、小さなほらしか吹けないという楽器だめ人間なんですけれども、相談を寄せてくれた方になったつもりで質問をさせていただきます。  まず、市長にお尋ねします。  12月議会の一般質問で私は「新年度予算予算計上しない例として、児童女性会館跡地事業−−を挙げていますが、−−必要がなくなったというものではなく、市民の利用が多かったものの、−−老朽化や耐震の関係でもとの施設が使えなくなったということであることから、施設の再配置までは大橋市長の責任で行うべきだと思いますが、どうでしょうか。」と質問をしました。  大橋市長はこの質問に対して、「児童女性会館につきましては、会館の持つ機能を今後どうしていくのか、あるいは跡地をどのように活用していくのかなど、これら多くの政策的判断を要する課題の解決に取り組みつつ、行政の継続性を維持する観点から、次の市長にしっかり引き継げるよう、予算措置も含めた必要な措置のあり方について、私の責任において結論を出してまいります。」と答弁しています。  まず、この点についてお尋ねします。  1、市長は児童女性会館の今後についての検討をどのようにされているのでしょうか、お答えください。  以下、担当局長にお尋ねします。  2、児童女性会館を緊急に休館する必要はあるのでしょうか。取り壊す直前まで使用させることはできないのでしょうか。  3、代替施設を用意してほしいとの要望について、どのような対応ができるのでしょうか。  4、市として音楽の練習施設があってもいいのではないでしょうか。担当部局はこのことについてどのように考えているのでしょうか。それぞれお答えください。  次に、大規模盛土造成地マップについてお尋ねします。  2012年度に大規模盛り土造成地のおおむねの位置と規模を抽出した第1次調査を実施、2013年度に大規模盛土造成地マップが公表されました。大規模盛土造成地マップの説明チラシには、はじめにとして、   和歌山市は、発生が懸念されている東海・東南海・南海地震などの大地震に備え、市民の皆様に大規模盛土造成地が身近に存在するものであることを知っていただき、防災意識を高めて、災害の未然防止や被害の軽減につながることを目的として、盛土造成地の位置と規模の把握及び大規模盛土造成地の抽出を行い、大規模盛土造成地マップを作成しました。   マップは、大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示すものであり、マップに示された箇所が地震時に必ずしも危険というわけではありません。  とし、背景として、   平成7年(1995年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、平成16年(2004年)の新潟県中越地震などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落による被害が発生しました。この滑動崩落という現象のメカニズムは、これらの被害事例の分析により初めて明らかになってきました。これを受けて、地震時の宅地の安全性を確保するため、平成18年(2006年)に宅地造成等規制法が改正されました。   あわせて、このような災害を未然に防止または軽減し、宅地の安全性を確保することを目的として、また、住民の皆様に大規模盛土造成地が身近に存在するものであることを情報提供することにより防災意識を高めていただくことを目的として、大規模盛土造成地を把握するための調査や滑動崩落を防止するために必要な調査及び工事などを支援する宅地耐震化事業が創設されました。  とあります。  また、用語の解説として、大規模盛り土造成地には、谷を埋め立てた宅地で、盛り土の面積が3,000平方メートル以上の盛り土造成地を谷埋め型と呼び、傾斜地に盛り土した宅地で、盛り土をする前の地山の傾斜が20度以上の急な斜面で、かつ盛り土の高さが5メートル以上の盛り土造成地を腹つけ型と呼ぶと。また、滑動崩落とは、谷間や山の斜面などにおいて盛り土造成された一まとまりの宅地が、地震による大きな揺れによって滑ったり崩れたりする現象として、国土交通省のパンフレットなどからイラストや説明を引用しています。  今後は、第2次調査実施計画の策定として、優先度及び現地調査方法の決定を行い、次に、第2次調査で現地調査及び安全性の検証を行うとし、第2次調査の結果、地震時に滑動崩落のおそれがあるものは、土地所有者等による滑動崩落防止工事(耐震化工事)の実施となっています。背景の欄には、必要な調査や工事を支援する事業だと記述があるにもかかわらず、土地所有者が行うべき耐震化工事についての補助などの説明は何もありません。  私は、昨年の2月議会の補正にこのマップ作成の予算が初めて計上されたときに、最終補正と当初の経済文教委員会で事業の行く末について質問しました。それは、土地所有者が経済的な理由で耐震化工事ができない場合に、この事業そのものが住民に不安を与えるだけにならないのかということでした。当時の担当課長の答弁はのどに刺さった小骨のようでのみ込めませんでしたが、今回、このマップと説明チラシを見たときにも同じ思いがしました。  私は、そこで担当課に電話をして、これから市が行おうとする第2次調査実施の策定以降の事業費をどれほど見込んでいるのか尋ねましたが、わからないということでした。幾らかかるかわからない事業にゴーサインを出すとは何と太っ腹なんだろうと。しかし、土地所有者任せで事業が進むはずもなく、結局、市が調査を委託するコンサル会社だけを喜ばせる事業になりはしないでしょうか。  もちろん、調査の結果、滑動崩落の危険なしという結果が出たところと周辺の住民には安心感をプレゼントできることになりますが、裏返して言えば、危険なしというところは調査そのものが要らないところです。問題は、滑動崩落の危険ありと判定されたところの住民の方々のその後です。この方々を救う手だてができなければ、結局、宅地耐震化事業そのものの意味が問われることになり、のどの小骨はとれません。  そうした点を踏まえてお尋ねします。  1、防災意識を高める目的とはどのようなものでしょうか。  2、滑動崩落を防止することは可能なのでしょうか。  3、滑動崩落を防止することが可能ならば、その方法はどのようなものでしょうか。  4、市が開発許可を与えた地域が崩落した場合の責任は、誰がどのように負うのでしょうか。  5、滑動崩落防止の工事まで突き詰めないとマップ作成をする意味がないと思いますが、どうでしょうか。  6、大規模盛土造成地マップを作成し、最終目的まで完遂するために必要な経費はどれぐらいかかるのでしょうか。それぞれお答えください。  以上で第1問とします。(拍手)  〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(山田好雄君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 1番姫田議員の一般質問にお答えします。  児童女性会館の休館について、今後についての検討はどのようにされているのかという御質問です。  児童女性会館は、建物の耐震補強に加え、電気設備や配水管等の老朽化及びバリアフリー対策等を含め費用対効果を検討した結果、解体することといたしました。建てかえの時期や故松下幸之助氏の思いを尊重した新しい建物の規模などについて、庁内でさまざま検討してまいりましたが、いずれにせよ新しい建物は平成27年度以降の事業となるため、これまでの検討の経緯を次の市長に引き継いでまいります。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 山田市民環境局長。  〔市民環境局長山田 丘君登壇〕 ◎市民環境局長(山田丘君) 1番姫田議員の一般質問にお答えします。  児童女性会館の休館について2点ございます。  まず最初に、児童女性会館を緊急に休館する必要はあるのか、取り壊す直前まで使用させることはできないのかとの御質問です。  児童女性会館は、昭和38年に建設され、築後50年が過ぎて老朽化が進み、平成23年度に耐震診断調査を行った結果、耐震補強が必要であると診断されました。平成24年度にはプロジェクトチームを設置し、約2年間にわたり検討した結果、平成25年11月15日に休館の告示をし、利用者に平成26年4月1日から休館する旨のお知らせをしているところです。  利用者の安全・安心を考えるとできるだけ早い時期に休館する必要があるとの判断に至りましたので、御理解願いたいと思います。  次に、代替施設を用意してほしいとの要望について、どのような対応ができるのかとの御質問です。  代替施設につきましては、和歌山城周辺施設である男女共生推進センターに電子ピアノを設置してコーラス等の練習ができる部屋に改良し、また、新たに会議室を1室増設する予定にしています。また、現在使用されている方々には、使用できる場所について相談を受け、紹介しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 阿形教育局長。  〔教育局長阿形博司君登壇〕 ◎教育局長(阿形博司君) 1番姫田議員の一般質問にお答えします。  児童女性会館の休館について、市として音楽の練習施設があってもいいのではないか、担当部局はこのことについてどのように考えているのかとの御質問です。  教育委員会には、市民の皆様が音楽の練習の場として御利用いただける施設として市民会館や和歌の浦アート・キューブ等があります。防音設備が整備された部屋としましては、市民会館の市民ホールや大小ホールの各リハーサル室、アート・キューブの多目的ホールや音楽室、河西コミュニティセンターの少人数用の音楽室等があります。ほかにも練習に御利用いただける部屋がありますが、防音設備等が整備されていないため、コミュニティセンター図書室を初め他の部屋の利用者に迷惑にならない範囲での御利用をお願いしています。  教育委員会所管の文化施設では、市民の皆様の文化活動についての御相談を随時受け付けておりますので、御相談ください。  教育委員会としましては、今後、教育関連施設の整備のあり方を検討する際には、こうした役割、機能についても調査研究してまいります。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 豊田まちづくり局長。  〔まちづくり局長豊田勝彦君登壇〕 ◎まちづくり局長(豊田勝彦君) 1番姫田議員の一般質問にお答えします。  大規模盛土造成地マップについて6点ございます。  まず、防災意識を高める目的はどのようなものかとの御質問です。  兵庫県南部地震新潟県中越地震などで、大規模に盛り土造成された宅地で滑動崩落による被害が発生しました。このような災害を未然に防止、軽減するために、大規模盛り土造成地を把握するための調査、崩落を防止するための工事を支援する宅地耐震推進事業が創設されました。  今回作成したマップは、1次調査に基づく盛り土箇所図であり、今後、優先度に応じて市が2次調査による危険度判定を行い、危険と判定された場合は土地所有者による対策工事が必要です。  過去に発生した災害事象を市民の方々に認識していただき、そのような可能性のある大規模盛り土造成地が身近に存在するものであることを知ってもらうなどして、今後、市と協力し、防災対策に取り組んでいただくことが防災意識を高める目的と考えています。  次に、滑動崩落を防止することは可能なのかとの御質問と、滑動崩落を防止することが可能ならば、その方法はどのようなものかとの御質問にあわせてお答えします。  滑動崩落を防止することは、限界はありますが、可能です。  滑動崩落防止の対策工法として、抑止工と抑制工があります。抑止工は、地盤にくいを打つ等により補強して盛り土の滑りを押さえる工法で、抑制工は盛り土の地下水を抜くなどの工法です。これらの工法を組み合わせて工事を実施するのが一般的です。  次に、4点目、市が開発許可を与えた地域が崩落した場合の責任は誰がどのように負うのかとの御質問です。  滑動崩落という現象は兵庫県南部地震新潟県中越地震後に明らかになり、宅地造成等規制法等が平成18年に改正されました。現在は改正後の基準で許可しており、以前の許可においても、その当時の一定の基準を満たして許可されているものです。少なくとも法的には開発許可をしたことのみで市が直接責任を問われることはないと考えますが、ケース・バイ・ケースでありますので、さきの地震における他都市の事例などを調査しているところです。  5点目、滑動崩落防止の工事まで突き詰めないとマップ作成をする意味がないと思うがどうかとの御質問です。  マップの公表は、先ほど申し上げましたとおり、市民の皆様に大規模盛り土造成地が身近に存在するものであることを知らせ、防災意識を高めていただき、今後の宅地耐震推進事業を進める上での御理解と御協力が得られると思いますので、意味があると考えています。
     最後に、大規模盛土造成地マップを作成し、最終目的まで完遂するために必要な経費はどれくらいかかるかとの御質問です。  最終目的は宅地の安全を確認することですが、今後の2次調査により、対策が必要な区域が確定します。崩落のおそれがあると判断されたとしても、対策工事の内容はその土地の状況により異なるため、現時点での経費の把握は困難です。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 1番。  〔1番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆1番(姫田高宏君) それぞれお答えをいただきましたので、第2問をさせていただきます。  児童女性会館の休館についてです。  児童女性会館の今後についての検討について、市長にお聞きしました。この建物は、母と子の夢の殿堂としてほしいということらしいですけれど、松下幸之助氏の寄附によって建てられたことから、その思いを尊重して新しい建物を検討してきた経緯を次の市長に引き継いでいただけるとのことですから、次の市長にかわられたときに新しい市長と議論させていただきます。  取り壊す直前まで使わせてほしいという市民の気持ちはよくわかりますが、事は耐震の関係ですから、市民安全を考える市の立場もわかります。そういう点でも、早く次の段階に進んでほしいという思いが日増しに強くなっています。  代替施設については、ほうらい荘の休館においても同様の要望が現に今まで使っていた方から寄せられました。当然だと思います。ここでも、縦割り行政の弊害といいますか、お役所仕事的対応といいますか、自分の所管する施設しか紹介できないような融通がきかないというか、この点でも残念ながら、気配り市役所を提唱してきた市長には申しわけないですが、気配りが足りないというか、施設がなくなって今まで使っていた人が使えなくなる、そうした人を1人でも1グループでも助けたろう、救ったろうという気が全くないとは言いませんが、非常に弱いと思います。使用できるところを紹介しているとの御答弁でしたが、それがうまくいかないから私に相談が寄せられたと思います。  音楽の練習については教育委員会が担当されているようで、御苦労さまです。音楽専用の施設があってもいいのではと、これは共産党市議団所属のピアニストやアコーディオン奏者の意見もあります。専用施設が一番ですが、私は複合施設でもいいのではないかと思います。問題は、そういう施設が少ないことです。そうした施設の機能についても調査研究をしていただけるとの御答弁でした。調査研究は得意分野の教育委員会のことですから、白いかっぽう着を着てでも存分に調査研究されるようお願いします。  代替施設として使用するときに問題になるのは使用料です。児童女性会館の場合、建設時からの経緯もあり使用料が抑えられてきたところから、そこが使えないのでほかのところを使うときに、ほぼ同じ料金なら問題はありません。ただ、使用料が高くなるとどうしても利用しづらいわけです。利用して使い勝手がよければその施設に新しい利用者がふえることになるわけで、最初の料金格差を何とか割引でもできないものかと思うのです。  テレビの通販では、今買えば1箱が2箱になるとか、通常料金の半額になるというのもあります。そういう点では、そうした割引というのは特別に格別なことではないと、こういうふうに思います。  本市の行政財産の使用許可に関する使用料条例第3条の(2)の規定、「災害その他特別の理由により市長が特に必要と認めるとき。」には、使用料を減免できると定めています。長年使用してきた方がその施設の休館により代替施設を使用する場合に限り、この規定を適用することを提案したいと思いますが、その点についてお尋ねします。  代替施設として使用できる場合において、その使用料について、従来使用していた施設と同等の料金とすること、施設によって大きく使用料が変わると使用しづらいので、当面のお試し料金的な仕組みを考えるべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか、お答えください。  次に、大規模盛土造成地マップについてです。  幾らかかるかわからない事業にゴーサインを出すとは何と太っ腹なんだろうと思ったのは、日々成長している自分の太っ腹を見ている私の思い込みらしいことがわかりました。調査以上に市が財政負担することを考えていないようです。しかし、それで宅地耐震化事業が進むのか、危険地域の耐震化は、ケースによるとは思いますが、1軒当たりの負担は相当なものになり、市民から市にもそれなりの負担を求められることは必至だと思います。この点について市長にお尋ねします。  最終的な工事まで考えるとかなりの費用が必要だと思いますが、そこを押さえずにマップ作成、公表に踏み出すことについて市長はどのように考えているのでしょうか、お答えください。  この事業は国土交通省の事業ですので、この際、国土交通省からわざわざ本市にお越しいただいている河瀬副市長にお聞きします。  国は、この事業に関して自治体や住民に何を期待しているのでしょうか。また、国が自治体や住民に対し何をどうしようと考えているのか、お答えください。  あとは担当局長にお尋ねします。  市民が市と協力して取り組むべき防災対策とはどのようなものでしょうか。  調査の結果、危険と判定されれば土地所有者による対策工事が必要になるとのことですが、財政的な負担に耐えられない土地所有者は対策工事ができないと思います。事前に土地所有者との基本的な合意がなければ事業は進まないと思いますが、その点はどのように考えているのでしょうか。  それぞれお答えをお願いいたしまして、第2問とします。(拍手) ○議長(山田好雄君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 1番姫田議員の再質問にお答えします。  大規模盛土造成地マップについて、最終的な工事まで考えるとかなりの費用が必要と思うが、そこを押さえずにマップ作成、公表に踏み出すことについて市長はどのように考えているのかということであります。  施政方針でも述べましたが、防災対策は幾らやっても完璧になることはなく、市民の命を守ることは行政の最も重要な課題であります。  これまでの行政によるハード面の整備に加えて、迅速な避難などのソフト面の対策も必要となります。そのために重要なことは、自分の命は自分で守るという意識をまず持っていただくことであります。  確かに、今回の大規模盛土造成地マップの公表に際しては、対策工事の必要な箇所、費用は確定していませんが、大規模盛り土造成地であること、崩落の危険の可能性があることを少しでも早く知っていただくことにより、いたずらに不安をあおるのではなく、防災意識を高めて市民の自主的な取り組みについても促していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(山田好雄君) 松見副市長。  〔副市長松見 弘君登壇〕 ◎副市長(松見弘君) 1番姫田議員の再質問にお答えをいたします。  児童女性会館の休館に関して、代替施設の使用料が従来使用していた施設の使用料と変わらないような当面のお試し料金的な仕組みが必要だと思うが、これができないかというような御質問でございます。  児童女性会館は、児童女性会館条例に基づき利用されているものです。休館によって児童女性会館が利用できなくなりますと、代替施設としては、マーチング等が練習できる市民会館やアート・キューブ、体育館等が考えられます。  なお、それらの施設においても設備等に基づく料金設定をしておりますので、御利用に当たっては各施設の料金体系になることとなります。  各施設には減免制度があることや他の使用団体とのバランスを考えますと、当面のお試し料金的な仕組みにつきましては困難な状況です。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 河瀬副市長。  〔副市長河瀬芳邦君登壇〕 ◎副市長(河瀬芳邦君) 1番姫田議員の再質問にお答えをさせていただきます。  大規模盛土造成地マップについてであります。国は、この事業に関して自治体や住民に何を期待しているのか、また、国が自治体や住民に対し何をどうしようと考えているのかという2つの御質問でございます。相関連しますので、一括してお答えをさせていただきます。  国は、地方自治体に対して、ある一定基準を満たす盛り土区域の調査を行わせ、そのマップを作成、公表させることにより、対象区域の住民の方々にお住まいの地域が危険性を内包する可能性があることを認識し、防災意識を高めていただき、避難地、避難路の確認や緊急持ち出し品を準備されるなどを期待しているところでございます。  さらに、地方自治体に2次調査を実施させ、危険と判定された区域の土地所有者などに対し周知することにより、自主的な耐震対策を促そうとしていると解しております。  また、地方自治体に対しましては、危険と判定された区域に有する地域防災計画に位置づけられた避難路の防災対策を促進させようとしております。  このように、今回公表いたしました大規模盛土造成地マップ及び今後実施いたします予定の2次調査の結果を踏まえまして、地方自治体並びに地域住民や土地所有者が防災意識を高め、速やかに必要な対応をとっていただくことを期待しております。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 豊田まちづくり局長。  〔まちづくり局長豊田勝彦君登壇〕 ◎まちづくり局長(豊田勝彦君) 1番姫田議員の再質問にお答えします。  大規模盛土造成地マップについて、市民が市と協力して取り組むべき防災対策とはどのようなものか。もう1点、財政的な負担に耐えられない土地所有者は対策工事ができないと思うし、事前に土地所有者との基本合意がなければ事業が進まないと思うが、その点はどのように考えているかとの御質問の2点についてお答えします。  今後、造成地について、2次調査により現地調査と安全性の検証を行いますが、全ての造成地を調査するには多大な時間を要します。防災対策としては、その間、市民の自助の理念により、みずから災害に備えていただくとともに、自治会市民の皆様の協力を得て測量やボーリングなどの地質調査を行う現地調査などがあります。  次に、土地所有者の財政的な負担については、現行の国の助成制度では不十分であり、まず国による制度の充実が必要であると考えていますので、市民の皆様の負担を軽減できるよう、今後も粘り強く国に対して支援制度の改善などを要望していきます。  また、事業の実施には事前に複数の土地所有者の合意が必要不可欠でありますので、お互いが合意、協力して事業が行えるよう、制度の内容を丁寧に説明していこうと考えております。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 1番。  〔1番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆1番(姫田高宏君) それぞれお答えをいただきましたので、第3問をさせていただきます。  まず、児童女性会館の休館についてです。  長年使用してきた市民の方が老朽化などの理由によってその施設の休館のために代替施設を使用する場合に限り、その使用料を市長減免により割引する仕組みを提案させていただきましたが、松見副市長からお試し料金的な仕組みは困難な状況との御答弁をいただきました。こんなんが困難とは、ちょっと昔の言葉で言えばとほほな状態と言えるんじゃないですか。もちろん、市長減免といっても市長の独断で決めるものではありません。副市長さんにお答えいただいても差し支えはありませんが、代替施設の使用というのは、今、どこの施設を使っている団体についても同様の状況になったときに使えるものになるわけですから、バランスが崩れるものではありません。  また、各施設に減免制度があることは知っていますが、代替施設への使用の移行というのはこれまで市が考えてこなかったケースであり、現時点では代替施設の利用時の減免制度はないというだけのことです。ですから、考えてみたらと提案したんです。  いずれにしても、代替施設として使う場合、当然その施設があいているときに使うわけですから、もし使用料を割り引いたとしても、あいていては入らない使用料が入ってきて、しかも、そこから継続して有料で借りてくれる新しい利用者がふえるかもしれません。このくらいは市長の決断で今すぐに実施できそうなことですが、残念ながら今の市政では考えられないということですから、議論を先送りするしかありません。  次に、大規模盛土造成地マップについてです。  市長は、マップの公表について、大規模盛り土崩落の危険の可能性があることを少しでも早く知っていただくことにより、いたずらに不安をあおるのではなく、防災意識を高めて市民の自主的な取り組みについても促していきたいと言いますが、周辺の方にはそういう話でもいいでしょう。問題は、危険と判定されたところにお住いの方々のことです。  その点では、河瀬副市長からお答えいただいたように、国の考えも、危険と判定された土地所有者が防災意識を高め、速やかに対応をとっていただく、つまり土地所有者に対策工事を期待しているというわけです。2,000万円か3,000万円、4,000万円か知りませんが、ローンを組んで買ったマイホームがある日突然地震で崩落する危険があると知らされて、対策工事が必要です、費用は御自分で持ってくださいなどと言われて、わかりましたと返事できる人が何人いるのでしょうか。もし何人かいたとしても、その範囲にもよると思いますが、区域全体がまとまって工事をしなければ意味がありません。刺さった小骨はとれそうにはありませんが、その正体が少しわかったような気がします。  一つは、宅地耐震推進事業という名称です。どうも私は、耐震化を推進−−進める事業だと勘違いしていたようです。推進と言えば言えないでもないと思いますが、より正確に言うなら宅地耐震化声かけ事業、より厳密に言うなら宅地耐震化声かけのための調査事業と言うべきです。耐震化はあくまでも土地所有者自身が行わなければならないこの事業は、初めから、耐震化まで完結することを想定していない事業ではないかと思います。  もう一つは、本市の地震対策の中での位置づけがはっきり示されていないということです。防災対策は、市長の言うとおり、幾らやっても完璧になることはありません。防災対策を進めるためには基本方針と優先順位が必要です。基本方針が骨格ならば優先順位は肉づけ、縦割りで国からおりてきた事業を骨格に組み込むことなく小手先でやろうという手法が小骨の正体ではないかと思います。このままでは余りにももったいないと、せっかくつくったマップの泣く声が聞こえてきます。  私は、本市がマップの作成、公表に踏み出したわけですから、土地所有者の宅地耐震化に対する実効性のある助成制度をつくり、その充実を図ると同時に、道路や公園など公共性のあるものについては基本的に市が責任を持って耐震化工事を行うことを提案したいと思います。そういう立場から担当局長にお尋ねします。  危険と判定された造成地内にある道路など公共性のあるものについての対策は行政が対策工事を行うべきだと思いますが、どうでしょうか。  この点についてお答えをお願いして、第3問とします。(拍手) ○議長(山田好雄君) 豊田まちづくり局長。  〔まちづくり局長豊田勝彦君登壇〕 ◎まちづくり局長(豊田勝彦君) 1番姫田議員の再々質問にお答えします。  大規模盛土造成地マップについて、危険と判定された造成地内にある道路など公共性のあるものについての対策は、行政が対策工事を行うべきだと思うがどうかとの御質問です。  国土交通省の滑動崩落防止工事の考え方としては、宅地所有者等と公共施設の管理者などが工事の内容や費用負担などについて協力して行うとされています。そのことから、公共施設の管理者が市である場合は、周辺の宅地所有者と工事の内容や費用負担を協議、協力し、対策を行うことになると考えます。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) しばらく休憩します。           午前11時18分休憩    −−−−−−−−−−−−−−−           午後1時10分再開 ○副議長(古川祐典君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第3の議事を継続し、質問を許します。  佐伯誠章君。−−37番。  〔37番佐伯誠章君登壇〕(拍手) ◆37番(佐伯誠章君) 改めまして、皆さんこんにちは。  去る2月28日、貴志啓一議員が御逝去されました。この議場で多くの同僚議員による故貴志議員に対する追悼のお言葉をいただきながら、私もまた、故貴志議員に追悼の辞を申し上げることになるとは、私にとっても無念、これにすぎるものはございません。  今はもうあなたのあの温容に再び接することができないと思うと、残念で残念でなりません。余りにも早いよみの国への旅立ち、惜しみても余りあるものがございます。  よく一緒にお酒を飲みましたね。よく視察や研修にも行きましたよね。先ほどの芝本議員のお言葉にもありましたが、私と同じさる年です。あなたは、同じさるでも私のほうが一回り若いわと言って笑っておられました。でも、私は本当にいろんなことをあなたに教えていただきました。これは雑学やけどと断りながら、私の知らない分野のことを親切に、豊富な知識で教えてくれました。また、その見識は抜群で、発言も極めて説得力のあるものでした。  その卓越した識見とその温容に接した歳月は夢のごとく、幽明境を異にし、再びこの議場で二度と相まみえることが許されないとは、まことにもって痛恨のきわみであります。  「昨日見し人はいかにと驚けど なほ長き夜の夢にぞありける」との和歌のように、人の世は常ならずの言葉が身に染みて、万感胸に迫るものがあります。私たちは、今までどれだけの別れの挨拶を交わしてきたことでしょうか。じゃあ、貴志さん、またね。おお、じゃあ佐伯君、またそれじゃ、さよならね。でも、それはあしたになればまた出会える再会の希望に満ちたさよならでした。  きょう申し上げるさよならは永遠、そして、とわの別れの言葉になりました。貴志啓一さん、さようなら。どうか天にありましても、和歌山市発展のためのともしびであられることを願いまして、謹んで哀悼の意を表し、安らかなお眠りをお祈り申し上げます。合掌。  さて、冬から春への分かれ目と言われる立春、その2月4日の立春以降冬将軍の活発な動きで大雪に見舞われた日本列島も、ようやく弥生3月の声を聞き、長い間土の中で冬ごもりしていた虫たちが地上へとはい出してくると言われる啓蟄も過ぎました。そして、奈良のお水取り行事も終わります。  やっと関西では本格的な春の到来を迎えることになりますが、新古今和歌集の歌にもありますように、「草も木も降りまがへたる雪もよに 春待つ梅の花の香ぞする」と詠まれました源通具の名歌のごときこの季節、雪便りから梅便り、そして待ち遠しい花便りへと移ろい行くきょうこのごろでありますが、ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  まずは、市長の政治姿勢についてであります。  去る12月定例会では、4選不出馬を表明された市長に対し、同僚議員から即時退陣を求める質問が相次ぎ話題となりましたし、今議会においても話題となっております。また、ちまたでは形を変えて話のネタにもなっております。そして今回、毎年行われてきました代表質問が取りやめになりました。このことは、確かに議会が決めたことで、市長や当局にとって何ら責任はないでしょう。しかし、やめる市長に何を聞くねんということです。つまり、市長の不出馬発言が原因であります。  もっとも、代表質問をやめて一般質問をするというのも矛盾はしていると思いますが、それはそれとして、物事にはタイミングが大事であります。タイミングが合えばナイスプレーにもなりますし、タイミングがずれればミスプレーにつながります。私としては、不出馬表明のタイミングが悪かったのではないかと思います。  どうでしょう、このミスプレーをナイスプレーにするために、当初予算の成立と同時に即時退陣を表明されるというのはいかがなものでしょうか、お聞きしたいと思います。  先日の園内議員の一般質問にもありましたが、どうでしょう、おうちに帰られてお考え直しをされたんでしょうか、お聞きしたいと思います。改めて、即時退陣の是非についてお聞きをいたします。
     そして、時あたかも冬の祭典再びの見出しのように、冬季オリンピックが始まりました。愛があり、平和があり、ドラマがあり、涙と笑顔の、そして夢と希望と感動を与え続けてくれましたあの雪と氷の美の祭典ソチ冬季オリンピックは終わりましたが、ひょっとすると、市長が即時退陣を表明されることで金メダル、いや、あるいはそれよりも特別な価値のある、記憶に残るプラチナメダルに輝くのではないでしょうか。私はそう思うんですけども、そして、それが和歌山市の行政における新しい春の訪れを早めてくれるのではないでしょうか。いかがでしょうか。  とはいえ、大橋市長は本年度予算案に関して、次の市長が決めるべきことをあらかじめ決めてしまうことはしないが、今、やらなければならないことを確実に実行できるように予算化したと説明されております。とすれば、あなたが任期満了までいかなくても、確実に実行できるように予算化したというのであれば、それは副市長で確実に実行することができるのではないですか。それによって、それが大橋市長の、次期市長にはできる限りフリーハンドで仕事をしていただきたいとの言葉につながるのではないですか。  それでも市長、あなたは、市民に託された任期を全うすることが私に課せられた責務を果たすことであると言われますか。お聞きをいたします。  ここで、私のもとに届いた1通の手紙を読ませていただきます。これは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校をふるさと和歌山市で過ごし、今は宝塚市に住まいしておりますが、和歌山市をこよなく愛し、和歌山市を慈しむ友人からの手紙です。  彼は私に、大橋市長に何か物を言う機会があればお伝えいただきたいとのことでした。それは、一つとして、市長の業績と題しての一文です。読ませていただきます。   顧みれば、和歌山市はカレー事件や前市長時代の数々の醜聞、スキャンダルと市のイメージは地に落ちた感がありました。その当時は、和歌山市出身の人間が、和歌山、ばかやま、近畿のおまけと言われたことがあったそうです。和歌山市のイメージや財政は落ちるところまで落ちた感がありました。そこに登場したのが大橋市長、あなたでした。   三顧の礼を尽くして東京から出馬いただいたことは、和歌山市に愛着を持つ私を初め、和歌山市民の多くが深く心に刻んでいるところです。平たく言えば、出たい人より出したい人と言えるでしょう。そんなあなたは粉骨砕身され、見事財政再建初め数々の業績を残されました。そして、あなたの持つクリーンな人柄と相まって、和歌山市のダーティーなイメージは完全に払拭され、今はばかやまと言う人はいないと思います。  と、このように賞賛されております。  そして、第2として、市長発言の影響についてこう述べております。   ところで、市長の任期はことし8月です。仄聞するところによりますと、市長は任期半ばの昨年11月に次は市長選に出ないと公言されたそうですが、これが事実ならばゆゆしきことと思います。なぜならば、政治家、殊に首長たる者が一度出処進退を明らかにした瞬間に求心力を失うものです。いわゆる死に体、レームダックになるというこのことは、市長自身よく御存じだと思います。   そんな市長、あなたがなぜ早々と不出馬表明をしたのか、その真意は私のような県外の人間にはわかりかねますが、政治家の言葉は尊重しなければいけないでしょう。   あなたには、和歌山市長としてのはかり知れない思いがあると思います。しかし、これで直接影響を受けるのは、日々勤務に励んでいる市職員だと思います。たとえ数カ月といえども、確固たる理由もなくやめるとわかっている市長のもとでは力が入らないものです。どうしても次の市長のことを考えてしまう、これが人間、人情というものです。   職員の士気が下がると市民にも降りかかってきます。業務に対する緊張感も緩みます。わずかな期間といえども緊張感のない市政運営は許されません。一番の被害者は市民かもしれません。  佐伯、お前も議会としても困るやろと振られましたが、確かに緊張感の緩みといえば、現実にメールアドレスの誤送信や議会に対する報告ミス、書類の誤字脱字の多さ等々、指摘されているのが実情ではないでしょうか。そして、彼は最後に、長年和歌山市に愛着を持つ者の一人として、虚心坦懐な言葉としてお聞き願いたいとして、このように結んでおります。  「るる申し上げたことに鑑み、3月の予算編成を終えた後、後進に道を譲ってはどうでしょうか。そうすれば、グレーゾーンというか、市政の空白を最小限に食いとめられます。市長の思いはその予算に十分込められますし、執行は次期市長に任せればいい。どうでしょう。政治家としてスマートでダンディーな形だと思いますが」と書きつづられておりました。  そのページの終わりに、政治家は引き際が最も難しい、そして、次のような2つの言葉が書かれておりました。一つは「枯れてなお枝にとどまるもみじかな」、そしてもう一つは「散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」という言葉です。そして彼は、「私は和歌山市をこよなく愛する一人として、市長の輝かしい軌跡、その功績に一点の傷も残してはならないと考えています」との一文を残され、ぜひお伝えをいただきたいとのことでした。  私も、先般述べてきたように、この一文にある種考えさせられるものがありましたが、大橋市長はどう思われますか。そして、この2つの歌のどれを選ばれるのでしょうか。「枯れてなお枝にとどまるもみじかな」あるいは「散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」、どちらを好まれますか、お聞きをしたいと思います。  私は、この2つに対して市長とは立ち位置が違っておりますので、奈良時代の歌人、大伴家持によって詠まれました「春の野に霞たなびきうら悲し この夕影にうぐひす鳴くも」との歌を選びたいと思います。本当はそんな気持ちであります。  大橋市政を議員の立場から今までずっとお支えてしてきた私としては、まじめな市長、市政であってほしいとの立場から、市長の政治姿勢についてこのような問いかけをしなければならないことに対して、私の気持ちとしてこの歌を市長に送りたいと思います。要らなければ聞き流してくださって結構でございます。  さて、次に、早期退陣の是非について市長が速やかに辞職されるとの御答弁がなされるのであれば、これからの質問は夏のいろり、冬の扇、四字熟語で難しく言いますと夏炉冬扇のごとく無用となるわけでありますが、また、早くやめてはどうですかと言っている私が市長に対し市政の問題や行政の提言をするのもいかがなものかと自問自答する思いもありますが、もし市長が私は任期満了までいきますと今まで同様の答弁をされるならば、市長としての総仕上げを行い、よりよい形で次の市長に引き継ぎ、未来への橋渡しをすることができるように、かつ全力で課題解決に取り組んでいただかなければなりませんので、私としての市行政への提言をさせていただきます。  一つは、私が平成24年9月定例会にて一般質問させていただいた老朽家屋、危険家屋を含む空き家の適正管理についてであります。  これについては、平成25年より空家等の適正管理に関する条例施行されました。これは、先輩同僚議員の皆さん、そして、汗をかかれた行政当局の皆さんの頑張りだと思います。  そんな中で、平成24年9月定例会で「条例制定がゴールではありません。あくまでも問題解決の出発点だと認識しています。」「また、空き家をふやさない方策や税制上の優遇措置も含め、今後、空き家対策協議会の場で協議し、関係各課の総力を結集して、より効果的な条例制定を目指してまいります」と市長から回答をいただきました。そして、先ほど述べましたように条例施行されました。  ここで、改めてお伺いをいたします。  条例制定後、この条例でどれだけ効果があったのか、その状況はどうなっているのか、また、空き家をふやさない方策を含め、より効果的な施策としてどのようなものを検討されましたか、お教えください。  そして次に、ぶらくり丁を南北に貫く2本の道路についてであります。  皆さん御承知のとおり、現在、この道路は一方通行規制となっております。この一方通行は、和歌山県警交通規制課の話によりますと昭和47年より始まっており、その当時は人通りの多さや車の乗りおり、また、荷物の積みおろしなどによる停車車両等の増加などにより、道路の円滑な運用と交通事故防止の観点から、地元自治会商店街からの要望も相まって一方通行となったようであるとのことでありました。昭和47年といいますと今から42年前のことであります。  そこで、お伺いいたします。今現在の周辺地区での交通量を把握しておりますか、お答えをいただきたいと思います。  さて、思い起こせば12年前、和歌山市はさまざまな課題に直面していました。石泉閣問題しかり、市立大学建設問題しかりであります。特に、旧丸正百貨店跡に市立大学を設置するという案件は政治課題ともなり、そんな渦中で市長選が行われ、その結果、平成14年8月、冒頭の一文にもありましたように大橋市長は見事初当選をされました。  初当選後の8月臨時議会において、大橋市長は施政方針を本議場で語られ、中心市街地活性化についてこう述べられております。その一部を紹介いたしますと「中心市街地の活性化ですが、もちろん基本的には地元の自発的な努力を市が支援していくのがあるべき姿と考えておりますが、市としては、中心市街地に再び住民を呼び込める施策の検討を始めます。」とのことであります。  以来、市は中心市街地の活性化についての施策をあらゆる方向から考え、進めてまいりました。その中の一つに、先般発表されました和歌山市まちなか再生計画があります。この計画に添付されておりました資料を読んだところ、ぶらくり丁の空き店舗率について掲載されておりました。そこには、「平成14年におけるぶらくり丁の空き店舗率は、北ぶらくり丁商店街で20%を超えていたものの、本町商店街や中ぶらくり丁商店街では、3%前後と低い割合であった。しかし、平成23年の空き店舗率は、いずれの商店街でも3割前後となっており、商業の衰退・流出が急激に加速している。」としております。  大橋市長が初当選以来、公共交通機関の充実、市営駐車場の整備等々、中心市街地の活性化に力を入れて取り組んできたにもかかわらず、悲しいかな、いまだ歯どめがきいていない結果となってしまっているのであります。  そこで、話は戻りますが、こういった経緯の中で現在を見てみますと、昭和47年当時からぶらくり丁を南北に貫く2本の道路は現在もなお一方通行規制がかかっている状況にありますが、市は、中心市街地活性化の観点からこの一方通行規制についていかがお考えなのでしょうか。その見解をお尋ねいたしまして、私の第1問とさせていただきます。ありがとうございます。(拍手) ○副議長(古川祐典君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 37番佐伯議員の一般質問にお答えします。  私の政治姿勢について2点、まず、当初予算の成立と同時に即時退陣を表明してはどうか。予算が通れば副市長で実行できるのではないか、次期市長のフリーハンドにそのほうがつながるのではないか、それでも任期を全うすることが責務であると言うのか、金曜日の園内議員の質問の後、家へ帰って考えは変わらなかったかと、このようなのが1点目であります。  私は、平成22年8月に市民の信託を受け、3期目4年間の市政のかじ取り役を任されているわけですから、任期が終わる最後の瞬間まで私が陣頭に立って、これまでいただいた提案の実現や山積する課題の解決に取り組む所存であります。  また、時間を要するものは、事前準備を含め、円滑な移行ができるよう取り組んでまいります。そして、そうすることが市政の空白期間をつくらず、継続性を担保することになると考えています。  一方、任期の途中で辞任すれば市長不在の期間が生じ、その間、市政や市民安全を左右するような重大事態が起きても、責任を持って対応できる体制を整えることが困難となりかねません。特に、大規模地震がいつ起きてもおかしくない状態だと言われており、市民に危機への備えを求めている私としては、空白期間を設けることは許されないと考えています。  したがいまして、私に託された4年間の市長としての責務を途中で放棄することなく、任期の最後まで務める決意であります。  2つ目の御質問は、2つの歌どちらを好むかということでありました。  昨年11月時点の次期市長選不出馬を言ったときには、私としてはまさに「散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」、そういう思いでありました。  しかしながら、今、私自身は枯れずに枝にとどまりながら任期まで頑張ろうという心境でありまして、政治家は引き際が最も難しいということを痛感しております。  以上でございます。 ○副議長(古川祐典君) 豊田まちづくり局長。  〔まちづくり局長豊田勝彦君登壇〕 ◎まちづくり局長(豊田勝彦君) 37番佐伯議員の一般質問にお答えします。  まず、空家等の適正管理に関する条例について、条例制定後、この条例でどれだけ効果があったのか、その状況はどうなっているのか、また、より効果的な施策としてどのようなものを検討したかとの御質問です。  空き家に関する苦情や相談は年々ふえてきましたが、平成25年4月1日の和歌山市空家等の適正管理に関する条例施行以降に寄せられた件数は平成26年2月末までに116件で、これは、条例制定について検討を始めた平成23年度の件数の約4倍になります。このうち条例の対象となる危険空き家等の件数は42件で、うち3件に対して指導まで行いました。  条例対象外の苦情や相談があった建物に対しても適正管理を求めた結果、解決に至った件数は全部撤去が8件、部分撤去が1件、部分補修が3件の計12件となっており、一定の効果があったと考えています。  また、効果的な施策として検討を行ったものにつきましては、空き家近隣の住環境の改善及び災害時の緊急車両の通行の障害とならないための防災対策等を目的として空き家除却に対する補助制度を検討し、老朽化が著しく進んだ不良住宅の除却を行う所有者等に対し工事費の一部を助成するため、平成26年度当初予算案を計上しています。  次に、中心市街地のまちづくり施策について、ぶらくり丁における一方通行規制について、今現在での周辺地域での交通量を把握しているのか。中心市街地活性化の観点から、ぶらくり丁の一方通行規制についてどう考えているのかとの2点の御質問です。  一方通行周辺の交通量は把握していませんが、ぶらくり丁アーケード内の通行量は平成25年度で1日約4,500人です。平成18年では約8,000人でしたので、約半分に減少しています。  ぶらくり丁の一方通行規制については、商圏50万人を誇っていた当商店街が活況を呈していたころにこのような方策がとられたものと思われますが、現在、不便に感じている市民もいることと思います。  一方、活性化という点では、国土交通省などの施策に道路を活用して常設のオープンカフェを行ったりコミュニティサイクルのサイクルポートを常設したりする動きもあり、それらを活用することも選択肢の一つです。  本市としては、地域の安心・安全や通行体系がどうなるかなど配慮することはありますが、現在の通行量の状況から考えますと、一方通行を解除し両側通行とすることは、地域の活性化としてやってみる価値はあると考えています。  以上でございます。 ○副議長(古川祐典君) 37番。  〔37番佐伯誠章君登壇〕(拍手) ◆37番(佐伯誠章君) それぞれ御答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。順不同になりますが、お許しください。  まず、空家等の適正管理に関する条例についてであります。  条例制定後の状況報告をいただきました。当局から報告された数字を聞きますと、期待された成果があったものと思われます。しかし、この条例が適用されるような空き家を生じさせないことが大切だと思います。  平成24年9月の私の一般質問に対し、市長の答弁にもありましたように、空き家をふやさない方策、これが一番大事なことだと思います。空き家をふやさない方策としては、島根県江津市や富山県滑川市などで行われております空き家バンク制度などがあると思います。それ以外にも、長崎市の老朽危険空き家対策事業のように、老朽化した空き家へ補助を行っているケースもあるかと思います。これは、当初予算にこの考え方を取り入れているとの答弁もありました。当然、和歌山市としては最少の経費で最大の効果を挙げたいわけでありますから、いろんな施策を検討する必要があるわけです。そもそも空き家がふえる原因も検討しなければなりません。  一つには、子供が独立してふるさとを離れての生活が固定しており、親から相続をするも管理ができない、あるいはしばらく住む予定がないので管理の必要がない、管理に手間や費用がかかる、管理しても高く売ったり貸したりできないなどの理由や、あるいは子育てを終えて年をとって広い家を管理できず、暮らしにくくなってしまうなど、原因は幾つもあるでしょう。  そこで、空き家をふやさない方法の一つを御紹介したいと思います。それは、子供が独立して広い一軒家を持て余している50代、60代のシニア世代と、また一方では、逆に今の住まいを狭いと感じている子育て世代、この居住環境のミスマッチを解消しようと、住みかえ事業の掘り起こしに向けて国土交通省と厚生労働省、地方公共団体等の連携による賃貸支援事業として、一般社団法人移住・住みかえ支援機構がマイホーム借り上げ制度による中古住宅の新たな活用術を実施されているということであります。  わかりやすく言いますと、子育てを終えた50歳以上のシニア世代を対象に住宅を借り上げ、そして、子育て等のために広い住宅を探している世帯に貸し出すということです。ほうっておくと空き家になる家に若い人が住む、そんな住宅有効的な循環が図られることになります。  私が知る限りですが、テレビなどで何回か取り上げられておるようですけれども、移住・住みかえ支援機構がシニア世帯の方のマイホームを借り上げ、子育て世帯などに転貸する事業を自治体、民間事業者などと連携して行っているそうであります。自治体では、千葉県流山市、東京都武蔵野市、神奈川県川崎市などが空き家対策・住みかえ支援事業マイホーム借り上げ制度として実施しているようであります。自治体にとっては空き家対策、住宅の所有者にとっては、リバースモーゲージとまではいきませんが、住みかえや老後の資金として活用できる制度であります。  先日の一般質問で中塚議員がリバースモーゲージについて質問されておりましたが、問題点が多い、ハードルが高いなど市当局の皆さん方はできない理由を探すのではなくて、できるように知恵を出して実施してほしいものであります。できない理由を探す知恵は当局の皆さんは本当に上手です。どうかその知恵をどうすればできるのかといったプラス思考の知恵に変えていただきまして、その結果をぜひとも実施に結びつけていただきたいと思います。  この老朽家屋を含む空き家などの問題、もちろん先ほど述べましたリバースモーゲージなどの問題も含めて、市民の側からいえば、もっとサービスを充実させること、住宅全般にわたる相談窓口を一元化することを望んでいるわけであります。行政の側でも、和歌山市でいえば、空家等の適正管理に関する条例はまちづくり局、リバースモーゲージは福祉局と窓口が違ってきます。他の自治体によっては、空き家対策を防犯、防災などの危機管理担当部局で行っている場合や民生、環境担当部局で行っている場合もあるようです。ということは、この問題はいろんな部局が協力して解決していく必要があるということになります。  現在、本市には空き家対策協議会が設置されております。まずは、主たる担当のまちづくり局以外にも、他の部局においても大いなる問題意識と関心を持って積極的に協議会へ参加され、具体的なよき案を出していただき、安心して暮らせる住まいとして移住・住みかえ支援機構の制度の活用、推奨について検討し、将来的には一元的な窓口を設置していただけるよう協議されてはどうでしょうか。  多分、この種の質問に対して恐らく答弁は、前向きに検討してまいりますとの言葉が返ってくると思いますが、私は、そんな月並みな答弁を求めているのではございません。何をどのように、どんなことを検討するのか、前向きとはどんなようなことを意味するのか、具体的に教えていただきたく思います。  さて、次に、ぶらくり丁周辺における一方通行規制についての検討をお願いしたわけでありますが、答弁では、交通量は把握していないとのことです。それは、つまり県警においても調査の必要性がない程度の通行量だということだと思います。それならば、通行規制の解除によってぶらくり丁周辺地区の回遊性、利便性を高めていくことができるのではないでしょうか。ぶらくり丁周辺地区に流入してくる人がふえる方法があれば、まず否定ありきではなく、全て検討する必要があると思います。  もちろん、それに対しては安全性も検討しなければなりません。平成24年6月議会では、松井議員が道路のハンプについて質問されました。大橋市長は「議員御指摘の交通安全対策モデル地区の指定につきましては、さまざまな安全対策を研究し、地元住民を初め関係団体等の御理解や御協力をいただいて、効果的と考えられる区域をモデル地区に選定し、道路の一部区間をわずかに隆起させるハンプの設置や道路幅員を狭めるなどの方法を、可能な範囲で試験的に早急に実施したいと思います。」と答弁されております。  新年度においてモデル計画はあるとのことですが、ぜひモデル地区の一つにぶらくり丁周辺地区を選定してはいかがでしょうか、お考えをお聞かせください。  さて、次に、市長の政治姿勢についてであります。  不出馬宣言のタイミング、その是非について御答弁をいただきました。市長としての答弁に私はもうもともとから予想外や想定外の言葉が返ってくるとは思っておりませんでしたが、当然予想された、思っていたとおりのお答えでありました。  また、歌に関しても、私は「枯れてなお枝にとどまるもみじかな」と言っているのに対しまして、市長は、私は枯れずになおの心境であると吐露されております。枯れてと枯れずにでは大きく受け取り方が変わってきます。この辺はもうよく御存じだと、それがわかってそういう答弁をされたんだと思いますけれども、これはこれで私と市長の思いの違い、そして感覚あるいは感性、あるいは持っている価値観の違いということだと思うので、これ以上はもう申し上げません。言ったところでやめろ、やめません、この繰り返しになる話ですので、もうこれ以上は本当に申し上げません。  ただ、答弁されましたその言葉を本物ならしめるためにも、残された半年、将来に向かっての重要な責務を遂行され、いつの日か大橋市長のまいた種が実を結び花開く、その道筋を次の市長に対してもつけていただき、そんな和歌山市を私は見て、感じて、楽しんでみたいと思います。  その一つの例として、戸田議員、そして渡辺議員の質問にもあったように、市駅周辺のにぎわいが大きく変わろうとしております。市民会館、図書館、博物館が並ぶ文化ゾーンを一部のマニアックな人だけが利用するのではなく、若者を初めとする子供からお年寄りまで利用できるそんな文化ゾーンにつくり変えていく、その中核となる施設が、戸田議員が言われた図書館だと思います。  メール、パソコン、スマートフォン、インターネット等の普及で活字離れといった活字文化の衰退に拍車がかかっている今、市長も長年、活字文化になれ親しみ、活字をなりわいとしてこられた方でもあります。和歌山市に活字文化の種をまきませんか。  あどけない笑顔と笑い声の聞こえる、そんな花が咲き実がなる文化ゾーン、そんな町になるように一例として戸田議員の質問を一部いただきましたが、これからの半年、先ほどの答弁が本物ならば、市長としての責務を本物ならしめて和歌山市未来の種をしっかりと植えつけていただきたい、いつか春になって土の中から青い芽が出てきたら、あ、種があったんだと気づかせてくれる、そんな種をまく姿勢を残りの任期中示していただくことを期待いたしまして、私の質問を終わりとさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手)  〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(山田好雄君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 37番佐伯議員の再質問にお答えいたします。  市長としての責務を本物ならしめて、和歌山市の未来の種をしっかり植えつけてほしいという御質問といいますか、御意見でありました。  私といたしましては、これまで本市のまちづくりについて広い範囲にわたって種をまき、丹精を込めて育ててまいりました。その中には、例えば、岡公園の三茶室とか川端龍子の顕彰とか市展の歴史を1冊の本にするとか、そうした佐伯議員から御提言をいただいて、それを実現させたことも幾つもございます。無事花が咲いて実を実らせたものもあります。そして、その実がさらに種となって花を咲かせ、大きく大きく育っていくことを望んでいます。  こうしたことが実現できるよう、私は任期満了までの間、これまでの姿勢と変わることなく全力で頑張ってまいる決意であります。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 川端建設局長。  〔建設局長川端正展君登壇〕 ◎建設局長(川端正展君) 37番佐伯議員の再質問にお答えします。  居住環境の整備について1点、中心市街地のまちづくり施策について1点ございます。  まず、居住環境の整備について、マイホーム借り上げ制度について、移住・住みかえ支援機構の制度の活用、推奨について検討し、将来的には一元的な窓口を設置していただけるよう協議されてはどうでしょうか、具体的に教えてほしいとの御質問です。  議員御提案の一般社団法人移住・住みかえ支援機構が実施するマイホーム借り上げ制度は、国の基金等を利用し、シニア世代の住みかえ等で使われなくなった住宅を借り上げ、再貸し付けするもので、高齢者の安定的な収入を確保するとともに、子育て世代等に良質な住宅を安い家賃で提供することができるメリットがあります。また、管理不良の空き住宅を減らすことや市外からの転入を促す効果もあると考えられます。  本市においても、この制度市民の皆様に広く知っていただき積極的に活用していただけるよう、市のホームページへの掲載など、その普及方法を当該機構と検討してまいります。また、空き家対策協議会においても、他都市の先進事例を研究するとともに、窓口の一元化についても協議してまいります。  次に、中心市街地のまちづくり施策について、ぶらくり丁における一方通行規制に関連して、ぶらくり丁周辺地区を交通安全対策モデル地区に選定してはどうかとの御質問です。  交通安全対策としてハンプ、狭窄及びシケイン等の整備手法があり、道路ハンプの設置については、公道実験の結果等を見れば、メリットとして減速し、歩行者を守る事例が多いことが検証されています。デメリットとしては、快適性を損なう、騒音、振動によりハンプの撤去要望などの意見も見受けられます。
     ぶらくり丁周辺地区の一方通行解除後、アーケードとの交差点付近にハンプ等の安全対策を講じることについては、まちづくり事業とあわせて地元住民や関係機関と調整しながら、モデル地区の指定や整備手法を含めて検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(山田好雄君) 以上で、一般質問を終結します。    −−−−−−−−−−−−−−− △日程第4 議案第39号から同第117号まで ○議長(山田好雄君) 次に、日程第4、議案第39号から同第117号までの79件を一括議題とします。  これより、ただいま議題となっている79件の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田好雄君) 質疑なしと認めます。  ただいま議題となっている79件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。  以上で本日の日程は終了しました。  お諮りします。  明3月11日から3月19日までの9日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、3月20日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田好雄君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  本日はこれにて散会します。           午後1時54分散会    −−−−−−−−−−−−−−−  地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長    山田好雄  副議長   古川祐典  議員    北野 均  議員    芝本和己  議員    岩井弘次