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平成17年 12月 定例会-12月12日−07号

和歌山市議会 2005-12-12
平成17年 12月 定例会-12月12日−07号


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  1. 平成17年 12月 定例会 − 12月12日−07号 平成17年 12月 定例会 − 12月12日−07号 平成17年 12月 定例会                 平成17年           和歌山市議会12月定例会会議録 第7号                 平成17年12月12日(月曜日)          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 議事日程第7号 平成17年12月12日(月)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 議案第1号から同第44号まで          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問(佐伯誠章君) 日程第3 議案第1号から同第44号まで 発議第2号 「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 出席議員(42名)   1番  旅田卓宗君   2番  松井紀博君   3番  野嶋広子君   4番  奥山昭博君   5番  中尾友紀君   6番  片桐章浩君   7番  藤本利子君   8番  戸田正人君   9番  東  稔君  10番  芝本和己君  11番  井上直樹君  12番  古川祐典君  13番  尾崎方哉君  14番  山本宏一君  15番  後 みつる君  16番  姫田高宏君  17番  中村協二君  18番  岩井弘次君  19番  松本哲郎君  20番  中嶋佳代君  21番  寒川 篤君  22番  メ木佳明君  23番  北野 均君  24番  遠藤富士雄君  25番  宇治田清治君  26番  貴志啓一君  27番  寺井冨士君  28番  佐伯誠章君  29番  南畑幸代君  30番  大艸主馬君  31番  森下佐知子君  32番  中橋龍太郎君  33番  中 拓哉君  34番  多田純一君  35番  東内敏幸君  36番  山田好雄君  37番  森田昌伸君  38番  和田秀教君  39番  浅井武彦君  40番  浦 哲志君  41番  井口 弘君  42番  奥田善晴君    −−−−−−−−−−−−− 説明のため出席した者の職氏名  市長         大橋建一君  助役         射場道雄君  助役         植松浩二君  収入役        岡本 弘君  理事         松見 弘君  市長公室長      豊岡博行君  企画部長       木村哲文君  総務部長       鎌田純雄君  財政部長       奥野久直君  市民部長       下中 儔君  福祉保健部長     的場俊夫君  生活環境部長     藤原庸記君  産業部長       有井博一君  都市計画部長     市川一光君  建設部長       小倉常男君  下水道部長      堀部美智夫君  総合防災室長     静川幸生君  まちづくり推進室長  森下 尚君  教育委員会委員長   中村 裕君  教育長        空 光昭君  教育総務部長     小門宏行君  教育文化部長     林 秀晃君  消防局長       辻  守君  水道局長       楠本喬二君  水道局経営管理部次長 松山保雄君  水道局工務部長    武内 功君  選挙管理委員会委員長 筒井敏郎君  代表監査委員     伊藤松雄君  人事委員会委員長   田中昭彦君    −−−−−−−−−−−−− 出席事務局職員  事務局長       川西通夫  事務局次長      山ノ井義雄  議事調査課長     尾崎順一  議事調査課副課長   川口隆弘  議事班長       幸前隆宏
     調査班長       中村文治  企画員        佐伯正季  企画員        中西 太  企画員        池澤昌俊  事務副主査      志賀政廣  事務主任       藤井一成  事務副主任      小林健太    −−−−−−−−−−−−−           午前10時21分開議 ○議長(寺井冨士君) ただいまから本日の会議を開きます。    −−−−−−−−−−−−− △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(寺井冨士君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において    貴志啓一君    多田純一君    東内敏幸君  以上3人の諸君を指名します。    −−−−−−−−−−−−− △日程第2 一般質問 ○議長(寺井冨士君) 次に、日程第2、一般質問を行います。質問を許します。  佐伯誠章君。−−28番。  〔28番佐伯誠章君登壇〕(拍手) ◆28番(佐伯誠章君) おはようございます。  早いもので平成17年、西暦2005年も年のきわまる極月を迎えました。あと20日もいたしますとことしが終わろうとしております。歳月は人を待たずと申しますが、あっという間にもう1年が過ぎようとしています。  一字違いで大違いということもありますが、あっという間の1年か、あるいはやっと1年かはその人の心象風景で異なろうと思いますが、私にとっては「水の流れと人の身は」とうたった近松門左衛門の言葉や、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖(すみか)と、またかくのごとし。」と、鴨長明が方丈記の一文で、はかなさに徹する美学と無常観の思想を教えてくれておりますが、そんな古き昔の日本の語りを思い起こさせるみそか月でもあります。  そんな中、ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず、行政のプロとしての意識についてお尋ねをいたします。  天に台風、地に地震、そして人の世の中驚きばかりで、いたいけな幼子がわけのわからない勝手な理屈で犠牲になったり、人生を断ち切られたりと、なぜ、どうして、まさかといったようなニュースがたくさん飛び交っておりますが、ある人は最近のこういった状況について、鉄道、バスを問わずプロの運転手が起こす無謀な事故、社会的使命を持つ企業の姿勢や倫理観の欠如による不祥事、社長としての責任感にほど遠いずさんな経営、安心安全を担保しなければならない側の偽装工作、責任を負う者の言動の余りの軽さなど、プロとしての振る舞いが厳しく問われる出来事が相次いで起こっております。  どんな事情や背景があろうとも、その道の専門家に未来や命を託す側は、当人の思う以上の信頼を寄せていることを痛感していただきたい。そうでなければ、何を信じ、何を頼って生きていけばいいのかわからないではないですかと苦言を呈しておられます。  市長は、行政のプロである市職員を束ねるトップとして3年3カ月を経過され、過日、奥田先輩議員の質問に大橋市政2期目への決意を表明されました。和歌山市と市民に対する深い思いを熱く語られ、その言やよしとして多くの議員の拍手をいただきました。  その感動の冷めやらぬ中ではありますが、先日の井口先輩議員の緊急質問において、はからずも行政のプロとしての危機意識の欠如が露呈された感があります。  そこで、市長としては、何を信じ、何を頼っていけばいいのかと、先ほどの苦言に対してどのようにお答えになられるのでしょうか、一つのさわりとしてお尋ねをいたします。  次に、和歌山城整備計画に関連した中で、お城への価値観についてお尋ねをいたしたいと思います。  市長は、「まず、城より始めよ」をキーワードに、お城を核とした観光振興、和歌山城の整備、歴史文化を生かすまちづくりと観光の融合を提唱され、城フェスタと銘打ったイベントを順次展開され観光客の呼び込みを図っておりますが、その波及効果のほどはいかがでしょうか。イベントを開催したことによってお城への観光客数に影響があったのでしょうか、お聞きをしたいと思います。  作家の司馬遼太郎氏は、「街道をゆく紀ノ川流域」という本の中で、雨が激しくなっていた。とりあえず荷物をおろすべく和歌山城のそばのホテルの部屋に入ると、窓ガラスいっぱいの新緑に包まれているこのお城が何ともいえず美しかったと称賛されております。  また、お城について次のようにも書かれております。和歌山城は石垣がおもしろい。特に城内の鶴の渓というあたりの石垣が青さびていていい。それに石垣が古風な野面積みであることも結構と言わねばならない。傾斜なども緩やかで大きく、渓と呼ばれる道を歩いていると古人に会う思いがする。私がそれに加えてこの渓が気に入っている理由は、単に石垣によって構成された空間でありながらこのあたりを渓に見立てた感覚である。  浅野時代の当時は実際にこの渓に鶴を放って放し飼いにしていたという。別に山吹渓とも呼ばれていたという。石垣のすき間にヤマブキが自生し、陽光を吸ったように濃い黄色の花をつけていたところからそのように呼ばれた。  さらに私どもは、天守閣への長い坂を上った。一歩ずつ石垣が楽しめるのがいい。この城は石垣だけが古いのである。城内に沿革と書かれた掲示板がある。現在の建物は昭和20年戦火焼失に伴い、昭和33年市民の浄財によって国宝建造であった戦前の姿に復元したものであるとあるように、外観はことごとく旧に復していて、例えば楠門の白亜のやぐらと小天守、大天守が連立し合っている姿は殊に美しいとその印象を述べておられます。  長々と引用いたしましたが、和歌山城の付加価値を高め、利活用するヒントがこの作品に見出した思いをしたからであります。  さて、そこで着々と進展していると聞き及びます和歌山城整備計画の中での鶴の渓の位置づけ。  さらに、この城は石垣だけが古いと述べられているように、築城以来、ことしが420年という時代の経過によってかなりもろくなっていると思います。そんな石垣の崩落などが懸念されますが、それらに対応しお城を老朽化から守る保存管理について。またその中での石垣の楽しみ方、味わい方。  さらに、桜の季節や緑したたる季節、落ち葉のじゅうたんを踏みしめながらの紅葉の季節と、四季折々に彩りを変える紅葉渓庭園と昔日の面影を今に伝えるべく姿をあらわしました御橋廊下を、多くの人に心行くまで堪能してもらえるための今後の方策等がどのように示されているのか、それによってお城の価値がどのように評価されようとしているのか、お教えいただきたいと思います。  また、天守閣を取り囲む樹木が生い茂りまして、市内の要所要所からかいま見えておりました殊のほか美しいお城のたたずまいが見づらくなってきております。このことも景観と緑を守る点に配慮しながら、思い切った枝切り、剪定を行い、美観の保持に努めてほしいものであります。  また、天守閣内部は写真撮影禁止になっておりますが、その理由を。  また、天守閣のお帰り口にNHKの大河ドラマ八代将軍吉宗のときに使用されましたふすま絵が展示されておりますが、これを利活用して、せめてこのコーナーでの観光客の喜ぶような記念写真が撮れる舞台設定ができないのでしょうか、お答えをいただきたいと思います。  次に、文化意識の向上に絡めた中で、庁舎1階フロアの昼休みの開放についての提言をお聞きいただきたいと思います。  今、1階フロアは市民ギャラリーとして書や絵画などの展示物を中心として活用されており、広く身近なものとして文化普及の一翼を担っております。しかしながら、他方では文化事業をすべき市民会館においてさえ会館独自の自主事業はなくなり、日本古来の歌舞伎などの伝統芸能、またクラシックやジャズなどの音楽演奏への関心がいまひとつ盛り上がりに欠け、観客といいますか聴衆が少ないため、民間事業者が主催する文化事業も減少傾向にあるとも聞いております。  聴衆が少ないため、こういった文化が根づいていかないのが今の現状だとするならば、これから文化を根づかせていくためには、多くの市民の皆さんへの文化というものに接する機会を、また状況をつくり出す仕掛けが必要であると思います。  今まで仕掛けや働きかけといった積極的なアクションが足らなかったのではないでしょうか。  そこで、余り費用をかけず市民の方々に文化というものを意識していただくための手段はいろいろあると思いますが、その一つとして1階フロアにおける空間スペースの利用と積極的な活用法であります。  例えば、文化団体の関係者に協力していただかなければなりませんが、試行的に月1〜2回程度、市民の方々にフルートやチェロ、ピアノなどの演奏を気軽に楽しんでもらえることはできないでしょうか。演奏時間帯は昼休みの12時15分から45分の30分間程度として、演奏を行うことによって市役所を訪れる市民の方々にいやしの空間演出ができると同時に、音楽文化というものへの関心が根づいてくるのではないでしょうか。市役所の庁舎内に音楽という異空間スペースができる、イメージするだけでも楽しいとは思いませんか。  もちろん当然のことながら、昼休みとはいえ窓口業務は行われているわけですから、その業務に影響を与えることのないよう配慮するなど、もろもろの庁舎管理の問題もあるでしょう。団体や出演希望者からの申請段階での受理要件や適格性といったさまざまな問題が発生すると思いますが、庁舎管理の担当課がこの任に当たるのか、あるいは文化担当課が主催して一つの事業として取り組むのか。いずれにせよ、ちょっと変わった趣向での情報発信を通じて文化の育成を図る姿勢を全国に印象づけたいものであります。  いかがでございましょうか、御見解をお聞かせください。  次に、過去、平成10年、12年、14年と同様の趣旨で質問をさせていただいておりますが、今回もまた児童数の減少による学校の統合とそれによって生じるであろう跡地の利活用についてお尋ねをいたします。  人口減少社会にあって、なおかつ少子傾向の進む現在、平成17年度にあっては普通学級として12学級未満の小学校は何校ありますか、そのうち1学年1学級という小規模校は何校存在しますか。その実態をお伺いするとともに、参考までに新生児人口調査から推計しての今後の見通しをお聞きいたします。  和歌山市では、恐らくトータル的には児童数は現状をほぼ維持する形で推移していくものと思われますが、地域的には小規模校の増加は避けて通れない現実だと認識するものです。加えて、智辯学園和歌山高校が小学校を開設して小・中・高一貫教室を実践されておりますし、関西の私立大学においてもそれぞれに生き残りをかけ、必死に優位性を前面に押し立てて将来の学生を確保するため、小学校等を開校、開設して、児童生徒の争奪にしのぎを削りながら学校運営に新たな対策を構築しております。  また、県内でも中学校、高校の中高一貫教育校の設置も進められております。さらにそんな中、全国的には公立小学校の6年間、中学校の3年間を合わせた小中学校9年間を一体化した義務教育校なるものの改革も幾つかの自治体試験的に実施されているなど、義務教育の型やタイプが多様化されてきております。今までの社会通念社会通念でなくなろうとしている時代であります。  必然的に市内、県内の私学の方々も、勝ち組になるために小学校なり小学部なるものの設置を視野に入れた対策を講じてくる可能性は大いにあると思います。そうなると市内の小学校児童数も、人口推移による減少だけでなく家庭の関心が教育志向に傾いていくなどの理由により、ますます減少していくと思慮されるものであります。  そういった観点からしても、また児童数の減少による学校での教育を受ける上でのデメリットや、クラブ活動等を通じて学ぶ対人関係など、集団の中での教育が十分にされないなどの課外活動における影響や、学校運営上のさまざまな支障が生じてくることが懸念されます。  以上のことから、この問題を児童数減少を理由とするだけの行財政改革の一環としてとらえるのではなく、教育環境の整備充実を図る上で、21世紀に見合った新しい教育が実践できるこれからのモデル校として生まれ変わるための統合についての議論がされるべきであると思います。少なくとも近い将来、生じるであろう出来事に対処するために検討すべき第一歩を踏み出す時期に近づいているのではないでしょうか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。  そして私は、中長期的展望を持って検討すべき時であると思っておりますので、その認識のもと、中心地に位置する本町、城北の両小学校の統合、それに伴う伏虎中学校の移転、それによって生じる跡地の利活用についてお聞きをしたいと思います。  和歌山市の将来像を考える中で、さきの2校の統合が可能であるとの考え方を前提に置いてでありますが、いずれの小学校にも公園が隣接されております。それらを利用した形で学校用地として活用、いずれかの跡地に伏虎中学校を移転し、伏虎中学校そのものを義務教育校として教育環境の充実を図る視点でとらえ直し、その地域での良好な教育環境を構築していくことへの見直しをすることも検討材料にはならないでしょうか。  そうして生じてきた跡地は、御存じのように和歌山城を控え、市庁舎、新聞社、銀行、郵便局に裁判所、商業施設としてのホテル等が居並ぶ和歌山のシンボル的な一等地であります。そのことを念頭に入れて将来像をイメージする必要があると思います。  学校の移転等が議題に上がるようになったときに慌てることなく、県都にふさわしいにぎわいを創出するための計画策定等の心構えをお尋ねしたいと思います。  私は、この地区は本市の中心地にあり、シンボル的なところですので、和歌山の文化意識の向上にふさわしいグレードの高いものでなければならないと思います。そこで、この地に限って言うならば、文化面と国際面での活性化を図るのが周囲のバランス等を考慮すると妥当かなと思われます。  もちろん美術館博物館図書館市民会館、文化会館などそろっておりますが、それらを踏まえた上でさらなる文化施設として、豊かでみずみずしい香り高く潤いのある音楽を味わうことのできるコンサートホールや、21世紀における国際社会に対応した施設としての国際交流センター等を提案したいと思います。  これは今すぐどうのこうのということではございません。中長期的展望に立って中心地の一等地の利活用の具体的一例として挙げさせてもらいましたが、ほかにも中心地としてそれにふさわしい時代に即応した活用方法があると思います。  いずれにいたしましても、中長期的展望に立った政策、施策によってこの地にふさわしい施設が完成の暁には、市民が豊潤な心で文化生活を体現し、さらに国際感覚を磨き、将来国際社会に羽ばたく人材や企業が輩出されるものと信じます。そして今までになかった、また今までと違った和歌山の地域文化が生まれることと思います。  少子化が進む今、学校の統合は避けられない現実です。その学校を卒業した人や地域の方々にとってシンボル的な存在であり、歴史と伝統に培われた、なれ親しんできた学校であります。強い愛着の念は十分理解できますが、和歌山発展と児童生徒の教育環境の充実のため、統合の暁には、例えば、このような和歌山の地域文化の発展が望めることを具体的に示していけば市民の方々も納得するのではないでしょうか。  そんなこんなの私の私見を述べさせていただきましたが、当局のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、以前の議会において、先輩議員並びに同僚議員から質問のあった指定管理者制度についてお伺いいたします。  このたび、民にできることは民でとする小泉内閣の骨太改革路線の一環として、これまでの地方自治法第244条の2の規定が公の施設の管理についての民間参入を阻害しており、自治体の財政難と経営効率化の観点から民間活力の導入を進めるために、地域再生法を先取りする形で制度改正が求められてきました。  その中で、公の施設公共の利益のために多数の住民に対して均等に役務を提供することを目的に設置されるものであり、適正な管理を確保することが必要であることから、受託主体公共性にかんがみ、公共団体公共団体政令で定める出資法人に委託先が限定されておりましたが、公的主体以外に十分なサービス提供能力が認められる主体が増加してきたことや、住民ニーズの多様化に効果的、効率的に対応するために、民間ノウハウの活用が有効であり、経費の削減を図る上で管理の受託主体法律上の制限を取り払うこととされました。  このため、今後は公の施設の管理は、個別法の規定の範囲で自治体の判断により法人、その他の団体にゆだねることが可能となり、団体であれば法人の資格の有無に関係なく、民間事業者から市民団体等まで対象とすることとなりました。  こうした中、平成15年9月に地方自治法の一部を改正する法律施行され、今まで地方自治体の管理権限のもとで市が出資した法人、公共団体及び公共団体に限定されていた公の施設の管理については、今後、民間事業者にも指定管理者として代行させることが可能となり、施設使用許可権限も持てることとなったと同時に、利用料金制とすることも可能となったと聞いております。また、既存施設指定管理者制度への移行は、経過措置期間の中で対応する必要があるとも聞いてございます。  現在、本市においても直営、または公的セクター等に管理している公の施設の見直しが始まっております。  一昨年の議会において産業部から上程された和歌山市営駐車場−−これは中央駐車場、京橋駐車場本町駐車場についてでありますが、指定管理者制度により駐車場の管理を民間事業者に指定され、委託料等の削減が図られたと聞いております。このような社会情勢の中で、民でできるものは民で、官でできるものは官でという選択が必要な時代であることを認識し理解をしております。  そこで、指定管理者制度について私自身、幾つか気になる点がありますので質問させていただきたいと思います。  指定管理者制度の導入により公募した結果、駐車場を民間事業者に指定したとのことでございました。この結果、今までその施設に従事していた都市整備公社の職員の配置先などの処遇に苦慮したとも聞いてございます。3年の間といっても、遅くとも平成18年9月2日ぐらいまでには、直営か指定管理者制度の導入かを明確に示さなければならないのではないでしょうか。本議会にも22件の指定管理者制度に関する議案が上程されております。  そこで、1点目ですが、本市における指定管理者制度の対象となる公の施設は幾つあるのかお伺いをいたします。  2点目は、その施設のすべてに指定管理者制度方式を導入するのか、また直営方式を導入するのか、この点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。  3点目は、以前の議会でも質問があったと記憶しますが、指定管理者制度により民間事業者を指定した場合に、事業者に対する委託金額については市からの余分な持ち出しとはならないのか、以上について見解をお聞かせいただきたいと思います。  以上につきまして御答弁をお願いいたしまして、第1問を終わらせていただきます。ありがとうございます。(拍手) ○議長(寺井冨士君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) おはようございます。28番佐伯議員の一般質問にお答えいたします。  行政のプロである市職員のトップとして、先ほど佐伯議員が御指摘になられたような市民の苦言に対しどうこたえるのか、市長の見識を聞きたいと、こういうことでございました。  このところしばしば、その道のプロたる者が、責任を自覚するどころか倫理感を失って、事件事故を続発させたり犯罪として摘発されるようなことさえ何度も繰り返されているとの御指摘は、まことに同感でございます。そういった倫理感や責任感のないプロになってはいけないと肝に銘じているところでございまして、行政のプロとしての自覚と責任感を持ってこれからも市民の信頼にこたえられる市長であり続けたいと念じております。  議員御指摘のように、責任ある地位についた者は、その日からその道のプロフェッショナルであり、多くの人々がみずからの命や未来を託する気持ちで信頼を寄せているのだということを、自戒を込め改めて痛感しております。  私は、市長としての決断、発言がいかに重いものかということを真摯に受けとめ、今後も市政運営に携わってまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 植松助役。  〔助役植松浩二君登壇〕 ◎助役(植松浩二君) 28番佐伯議員の質問にお答えいたします。  指定管理者制度につきまして、民間事業者を指定した場合の委託金額については、市からの余分な持ち出しとはならないかという御質問でございます。  現在、市の外郭団体に管理運営を委託している施設につきましては、指定管理者として民間事業者を指定することにより、外郭団体職員の処遇というのが問題になります。今後、外郭団体におきましても新規業務の開拓などにより団体職員有効活用を図り、またその一方で人件費を含めた団体運営経費の節減を図るなど、経営健全化と自立に向けた体質の強化に取り組んでまいりたいと考えております。  また、市の業務に団体職員の活用を図ることも視野に入れ、職員の定数削減に努めるなど、市のトータルコストの増加にならないような方策を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 有井産業部長
     〔産業部長有井博一君登壇〕 ◎産業部長(有井博一君) 28番佐伯議員の和歌山城整備計画についての御質問にお答えいたします。  4項目ございます。  まず初めに、城フェスタ開催による城への波及効果観光客数の影響についてでございます。  城への波及効果につきましては、和歌山城将棋まつりなどのイベントで例年より観光客が多かったと思われます。その影響で登閣者数も前年に比べ4月、5月で約1,300人増加しております。  次に、和歌山城整備計画の中で、鶴の渓、石垣、御橋廊下の位置づけとお城の評価についてでございますが、和歌山城の保存管理につきましては、国、県指導のもと平成7年策定の史跡和歌山城整備計画によりますと、城として機能していた幕末期を基本として整備を図ることという基本方針が出されています。それに沿って、御橋廊下の復元を行い、以降、できる範囲で保存整備を行っていきます。  また、鶴の渓については、鶴の渓石垣上にヤマブキを植栽し、往時の景観に近づけるように努めております。さらに石垣については、先人の知恵や歴史を物語る重要な遺構のため、現状把握を行い、石垣台帳を作成し、今後の保存修理の資料としていきたいと考えております。  また、紅葉渓庭園と御橋廊下については、当面は市民観光客に自由にお渡りいただけるよう考えておりますが、周辺整備工事完了後、改めてこれらを一体化した活用の方策を考えていきたいと思います。  このようなことを通して、和歌山城の歴史的、文化的価値をさらに高め、市民がより誇れる城にしていきたいと思っています。  次に、天守閣を取り囲む樹木の剪定を行い、美観の保持に努めてはどうかということでございますが、和歌山城は本市の中心部にあって小高い山の上に位置し、全国的に見ても数少ない連立式平山城の一つです。また、広大な敷地は緑が多く、市民の憩いの場として多くの方々に親しまれています。  御指摘の樹木剪定による美観保持につきましては、樹木についての有識者の意見も参考にしながら、天守閣をより美しく見上げていただける最もよい剪定方法を考えてまいります。  最後に、天守閣内部の写真撮影禁止の理由と、ふすま絵を利用した記念写真舞台の設置についてでございますが、現在、天守閣の展示室は写真撮影禁止としています。これは展示資料の中に一部、個人所蔵の資料や個人製作の資料があり、版権、著作権の問題があるためです。しかし、雑誌など和歌山城のPRになると思われるものは、申請をいただければ和歌山市所蔵の資料に限り写真撮影の許可を行っております。  また、ふすま絵の利活用につきましては、このふすま絵はNHK大河ドラマ八代将軍吉宗のときに使用されたセットで、当市に寄贈された作品のためケースに入れて展示し、登閣する方々に吉宗の育った城としてアピールしています。今後、登閣された方々に記念写真を撮影できるセットや場所について検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 木村企画部長。  〔企画部長木村哲文君登壇〕 ◎企画部長(木村哲文君) 28番佐伯議員の御質問にお答えします。  指定管理者制度に関連して2点ございます。  まず、対象施設数ですが、今回、指定管理者制度の導入において検討した施設の数は610施設であり、これとは別に市営駐車場3施設が既に平成16年度から制度を導入しています。  次に、検討した610施設のうち平成18年4月時点では指定管理者制度の導入予定施設は40施設であり、残りの施設については直営としていますが、今後、教育施設などの指定管理者制度になじまないものを除き、指定管理者の導入を検討していくことにしております。  以上であります。 ○議長(寺井冨士君) 空教育長。  〔教育長空 光昭君登壇〕 ◎教育長(空光昭君) 28番佐伯議員の御質問にお答えいたします。  児童数の減少による学校の統合に関して、小学校における小規模校の学校数の推移と統合についての見解、さらに跡地の利用についてでありますが、平成17年度の本市の小学校における普通学級が12学級未満の学校数は20校であります。また、6年後の平成23年度も20校と予想されます。そのうち、1学年1学級の小学校数は、平成17年度は10校であり、平成23年度は9校と予想されます。  学校の小規模化は、ゆとりをもたらすという利点もありますが、議員御指摘のように集団の中における切磋琢磨等、活力という面では課題があると考えており、教育環境の整備充実を図る上でも学校の統合について考える時期に来ていると認識しております。  また、県下においても併設型や連携型の中高一貫教育、小中連携教育や小中一貫教育等、多様な義務教育の研究が進められております。  そのような状況を踏まえ、本町小学校と城北小学校の統合及びその跡地への伏虎中学校の移転について御提案いただいておりますが、両小学校児童数、学級数の推移は、本町小学校では平成17年度は157名6学級で、6年後は128名6学級と予想されます。また、城北小学校では、平成17年度は190名6学級で、6年後は216名7学級と予想されます。それぞれ小規模ではありますが、長い歴史と伝統に培われた学校でありますので、統合には地域の方々の御意見を十分にお聞きする必要があると考えております。  次に、学校の統合につきましては、市内全般にわたるものでありますから、教育効果を上げる規模や地域性を勘案しながら、全市的な視野に立って研究していきたいと考えております。  なお、将来的に統合が実施された場合、その跡地につきましては、教育財産としての活用を念頭に置いて検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 林教育文化部長。  〔教育文化部長林 秀晃君登壇〕 ◎教育文化部長(林秀晃君) 28番佐伯議員の御質問にお答えいたします。  庁舎1階フロアの昼休みの空間スペースの利用と活用についての御質問です。  教育委員会といたしましては、多くの市民に文化芸術に親しんでいただくように、和歌山交響楽団定期演奏会やふるさとの民謡、市民能や市民オペラなど23事業を市民文化まつりとして実施しております。  議員御指摘の文化に触れる場としてミニコンサートなどを実施した場合、市民の憩いの場、心をいやす場となり大変有意義なことであり、また、音楽文化情報の発信につながればと考えております。  つきましては、実施に当たり場所、時間、音量、聴衆人数などで制限される部分もありますが、文化団体や関係者の協力など各団体とも協議しながら、庁舎管理の面も含め検討してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 28番。  〔28番佐伯誠章君登壇〕(拍手)(傍聴席において拍手する者あり)  傍聴人に申し上げます。  傍聴人は拍手等は禁止されておりますので静粛にお願いいたします。 ◆28番(佐伯誠章君) それぞれに御答弁をいただきましたので、再質問をいたします。  まず、行政のプロとしての見識をお聞きいたしました。さすがに人の情けと優しさを知るその人ならではのお言葉だとお聞きをしておりました。  行政のプロとしての自覚と責任感を持って、これからも市民の信頼にこたえられる市長であり続けたいとの思いとともに、市長としての発言、決断がいかに重いものかということを真摯に受けとめ市政運営に携わってまいりますとの毅然とした御発言をお聞きいたしまして、私は江戸時代の福井市が生んだ歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)という方の作品の一つを市長にお贈りしたいと思います。  それは、「たのしみは朝おきいでて昨日まで、無かりし花の咲ける見る時」とうたった短歌でございます。今までなかった新しい何かが、ここ和歌山市に咲くことを楽しみにしている市民の期待感をこの歌の中に読み取りまして御紹介をさせていただきました。  どうか行政のプロとしての意識を肝に銘じられまして、何を信じ、何を頼っていいのかと不安感いっぱいの市民に、本当の安心、安全、快適な和歌山市を実感しながら暮らせるようにしてほしいと思います。  市長は、次の4年間で花咲かすと言われましたが、一日も早くきのうまでなかった花を咲かせていただきたいと願います。その花が根を張り実を結び多くの花を咲かせていくように心から御期待を申し上げ、エールを送らせていただきます。  次に、和歌山城に関連してでありますが、城フェスタ開催で例年よりお城へ登られた、いわゆる登閣者数がふえましたと淡々と御答弁をいただきました。逆に言うと、イベント開催がなければ例年の低い数字であることが推察されます。  かつての吉宗ブームを生かすことができなかったとはいえ、吉宗は本市の観光大使として今でも外に向かってアピールできるネームバリューを持っておりますから、今後も吉宗効果を最大限に生かしてほしいものであります。所管の違う課が行うイベントでの相乗効果をねらうといった他力本願に頼らずに、和歌山城管理事務所独自の集客増を図る事業展開を模索していってほしいものであります。  そして、鶴の渓については、別名山吹の渓と言われた往時の景観に近づけていく、また崩落が心配されるであろう石垣は現状把握を行うとされました。いずれも景観の保全と安全の確保に留意しながら進めてほしいと思います。  また、天守閣内部の写真撮影の件は理解いたしました。ふすま絵の利活用については、記念写真を撮れるセット、あるいは場所といった舞台設定をぜひ考えていただきたいと思います。  天守閣を取り巻く樹木の枝切り、剪定についてもしかるべく対応をお願いしたいと思います。  さて、復元されました御橋廊下と紅葉渓庭園についてでありますが、御橋廊下復元には基礎的な調査、研究検証がなされ、材料や方法、当時から伝わる職人の技法を取り入れ建造されたものと聞いております。それだけに復元整備、維持管理は大変だろうと思います。  御答弁では、当面は市民観光客に自由にお渡りいただき、周辺整備完了後は一体化した活用の方法を考えていきたいと言われました。  そこで、どのような活用の方策が考えられるのでしょうか。周辺整備完了後のこの地に、維持管理運営の面から、紅葉渓庭園の入園料や御橋廊下のお渡り料といった施設使用料の問題が生じてくるのではないでしょうか。  今の段階ではそれに言及されることは難しいと思いますので、少なくとも御橋廊下が大橋廊下とやゆされることのないような活用策を講じていただきたいと思います。仮に施設利用料金問題が生じた場合、使用料金に関しては有料、無料の二者択一ではなく、基本的には無料として和歌山城復元整備の趣旨に賛同される入園、登閣される方を含め、広く全国から復元整備への浄財を募る方法で財源確保を目指してはどうでしょうか。そうすれば大勢の人が自由にお渡りができ、心行くまで楽しめるのではないでしょうか。  もちろん、今現在、和歌山城復元整備として庁舎1階に募金箱を設置し寄附を募っておりますが、これはただ募金箱を設置しているだけとしか私には写りません。全国から個人、法人、団体から寄附金を募集して復元整備事業の財源にすべて充当していくといったお考えはないのでしょうか。  そしてまた、その一定額以上の浄財を寄附されたその方々に対して、感謝の心を込めた本市としての気持ちのあらわし方はないのでしょうか。例えば、熊本城復元のために熊本市が実施している一口城主制度のようなものをスタートさせるお考えはないでしょうか、御見解をお聞かせいただきたいと思います。  次に、指定管理者制度について御答弁をいただきました。  公の施設として610施設あり、一部指定管理者制度になじまないものを除き導入を検討していくとされました。また助役の答弁にありましたように、民間事業者に運営等を任せることにより、これまでの管理委託していた外郭団体職員の処遇が問題になります。  外郭団体としても、経営の健全化と自立に向けた体質の強化に取り組むことが必要と認識を示されましたが、既存施設指定管理者制度への移行に伴う経過措置期限内までに、体質強化を前提とした救済措置としての考え方が根底にあると思いますが、現在、全国の自治体を取り巻く厳しい財政状況のもとで、住民に対して納得してもらえる方策が考えられるのか。地方自治法第2条第14項にも規定されているように、地方自治体においては「その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」と明記されております。  このことからも外郭団体の体質改善に向け、今後どのような計画が進められるのか、ビジョンがあればお答えを願いたいと思います。  次に、文化意識の向上と1階フロアの利活用について御答弁をいただきました。  音楽文化情報の発信と市民の憩いといやしにつなげるべく、庁舎管理の面も含め御検討されるとのことでございました。  市長の言葉をもってすれば、市役所は市内最大のサービス機関であります。その市役所のソフト面での充実として提言させていただきましたので、積極かつ前向きに検討していただきますよう強く要望いたします。  そして、次に、教育委員会でありますが、御答弁にありましたように、小規模校には児童協力し合い、地域の方々と触れ合いながら学習ができ、ゆとりをもたらすという利点もあるでしょう。反面、競争意識の希薄による学習能力の低下、多くの人々とのかかわりがなくなることによる社会性の低下、クラブ活動や運動会の制限等、デメリットも大きいものがあります。  確かに学校地域の拠点として常にかかわってきた生活基盤の一つであり、シンボル存在であると思います。それが将来、統合によってその歴史を終わらせるということは、地域住民にとっては大変大きな問題だと思います。しかしながら、この大きな問題を真剣に考え取り組んでいく必要がある、そんな時期に来ていると思います。  御答弁では、良好な教育環境の整備を図る上でも、統合について考える時期に来ているとの認識を示されました。また、地域の方々の御意見を十分にお聞きする必要があると考えておりますとも言われました。  それでは、この認識のもとに、近い将来生じるであろうこの問題にどのように対処されるのでしょうか。  例えば、地方自治法第202条の3第1項の規定に基づいた、仮称・学校統合審議会といったような附属機関を条例により設置することはお考えになれないでしょうか、お伺いをしたいと思います。今後、仮称・学校統合審議会なるものを立ち上げ、有識者や行政、PTA、地域の方々を交え将来に向け審議、検討していくべきだと思います。  さらに全市的規模に立って研究をしていきたいとも述べられましたが、時期を逸しないようにして、小学校同士の統合のみならず小中一貫校ということも視野に入れて進めていっていただきたいと思います。  また、人口推移による児童数について、平成23年度において本町小学校は128名、城北小学校216名ということでありましたが、単純に学年別で割りますと1学年当たり本町小学校では1学年約21名、城北小学校では1学年約36名となり、参考までに雄湊小学校では児童数は172名で、1学年当たり約28名になると聞いております。やはり将来、これでは教育にも支障を来すのではないでしょうか。そんな危惧を持つものであります。  そんな観点から、中長期的展望を持って、中心地に位置する両校の統合と中学校の移転、それによって生じるであろう土地の利活用についてお聞きをいたしましたが、御答弁では、将来的に統合が実施された場合、その跡地は教育財産としての活用を念頭に検討していきたいと述べられました。  小中学校の跡地については、まずは教育目的での活用を考える必要があるとのことは、今までの議会においての整合性のある答え方で当然のことと思いますが、教育目的としてのめどが立たない場合、一般財産化への移行を含めて、将来ビジョン構想としてのまちづくりの観点からの活用策を考えなければならないと思います。  第1問で具体例として挙げさせていただきましたが、ほかにも例えば、県に対して、県庁の機能の一部、中でも市民、県民や企業に近い部署についての分庁舎を建設してもらうということも、財源確保の意味合いからでも一つの方法かもしれません。そうすることによって、市民、県民の方や企業の方の各種届け出等の利便性が向上すると思います。  いずれにいたしましても、人口減少社会に対応した良好な教育環境の整備と、それに連動させながら和歌山市の将来設計を構築する作業にかかるべきだと思います。  私は、政策、施策というものは、やるべきことをやるべきときにやる、つまり適切な施策を適切な時期に行うことが一番肝要なことだと思います。  以上について、仮称・学校統合委員会なるようなものを立ち上げるお考えについてお答えをいただきたいと思います。  以上で第2問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(寺井冨士君) 大橋市長。  〔市長大橋建一君登壇〕 ◎市長(大橋建一君) 28番佐伯議員の再質問にお答えいたします。  和歌山城の整備に向けて、浄財を広く募る方法を考えてはどうかということでございます。  和歌山城は、本市のシンボルでありまして、観光の拠点として、また市民の憩いの場として多くの方々に愛され、歴史と文化を学ぶかけがえのない文化遺産でございます。そのため、文化財としての価値をより高めるべく、活用と復元整備に努力しているところでございまして、平成8年度から天守閣や市役所本庁舎に募金箱を設置し、現在まで約3,200万円の浄財をいただき整備事業の財源に充当しております。  議員御指摘の熊本城では、1万円以上の寄附をされた方へ城主証の発行や城主芳名板の掲示などを行っていると聞いてございます。  本市といたしましても、紅葉渓庭園、御橋廊下の活用や西の丸、二の丸の整備を通して和歌山城をアピールし、あらゆる方面から浄財を募ってまいりたいと考えております。例えば、一定額の浄財をいただいた方々に、手まりをデザインした紀州の殿様証など、思い出に残るような証を考えてまいりたいと思っております。  今後、市民の皆様はもちろん、全国から来られる観光客に和歌山城への関心を持っていただき、もう一度訪れてみたいと思っていただけるような城づくりに情熱を傾けてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 植松助役。  〔助役植松浩二君登壇〕 ◎助役(植松浩二君) 28番佐伯議員の再質問にお答えいたします。  指定管理者制度に関して、外郭団体の体質改善に向けての取り組みについてでございます。  まず、団体運営の効率化を図るため整理統合を進めることとしており、本年度末には福祉公社、文化体育振興事業団、和歌浦湾水産公社を廃止し、今後も引き続き必要とされる業務につきましては、それぞれ類似業務を行う団体に承継することといたしております。  また、従来、公の施設委託業務を独占的に受託することで成り立ってきました経営体質を根底から改善するため、各団体の実情に応じた給与体系の見直しが進められているほか、さまざまな業務に対応できるよう許認可を取得することや、団体職員にも資格取得を奨励することなどにより、自立できる体質への転換を促進してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、団体存在意義自体が問われる状況となっていることは強く認識してございます。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 空教育長。  〔教育長空 光昭君登壇〕
    教育長(空光昭君) 28番佐伯議員の再質問にお答えいたします。  学校の統合につきましては、義務教育を充実させる観点に立つことはもとより、保護者や地域の方々の御意見を十分に把握しながら、全市的な視野に立って慎重に進めていくことが大切であると考えております。  今後、そうした観点で各方面の市民の皆様方のさまざまな御意見をいただきながら研究できるような委員会の設置について、検討しなければならないと考えております。  以上でございます。 ○議長(寺井冨士君) 28番。  〔28番佐伯誠章君登壇〕(拍手) ◆28番(佐伯誠章君) それでは、再々質問を行います。  再々質問は、指摘、要望ということにとどめさせていただきます。答弁は結構でございます。  まず、和歌山城についてでありますが、私たちにとって、そしてそこに住む者にとって当たり前すぎる風景に写りますが、他の都市でその地のお城を見たとき、私は和歌山城のお城の方がすばらしいと感じることが多くあります。全国的に見てもこのような歴史と文化を持つ風光明媚なたたずまいを持つお城は少ないと思っております。  市民のみならず、和歌山城を訪れる多くの人々にとって、郷土の歴史、文化を知ってもらう上でかけがえのない文化遺産であり、本市観光の拠点施設であるということは、当局においても十分に認識されていることであります。  その認識のもと、熊本城を一例とした中で、紀州の殿様証なるもののひらめきを持たれましたことは大いに良といたします。それをどう具体的にあらわし、和歌山城を通じて和歌山市のグレードアップを図られるのか、当局の取り組む姿勢に関心を寄せつつ今後を期待させていただきたいと思います。  次に、外郭団体の体質改善方策について助役から御答弁をいただきました。  平成18年度から20年度までの3年間を猶予期間としてとらえられているとの答弁も過去にありましたが、準備期間も考えると、実質2年足らずの間に経営体質の改善強化、団体職員意識改革、人材育成を進めることになり、その存在自体が危ぶまれる大変な状況にあると言えます。  過日のマスコミ報道によりますと、鳥取市では指定管理者の公募に当たり、外郭団体と市担当課とのなれ合いが発覚し、事態を重く見た市側は公募のやり直しを決定し外郭団体の再応募は認めないこととしたとありました。制度という器は用意したものの、肝心の団体職員意識は以前のままだったということのようであります。  事業コストや営利という基準で判断することに合理性のない分野は公的な事業に依存せざるを得ないということで、事業自体は残ることにはなるでしょうが、それでも税金の一部を充当してでも外郭団体自体の存続を認める理由にはなりません。  今後は、経営は厳しくなるとの認識を外郭団体自身が持ち、市に頼ることなく仕事探し等、みずからの営業努力で生き残るべきであるということを強く指摘しておきます。  そして、次に、先ほど教育長から、学校の統合について研究する委員会の設置について検討していくという御答弁をいただきましたが、これからの人口減少社会に対応できる教育環境の整備のためにも、これはできるだけ早くその委員会を立ち上げていただきたいと思います。そして、これからの義務教育の充実のためにも、その中で学校の統合や小中一貫教育という問題について、さまざまな方々から御意見をいただき、十分に議論できる場として活用していっていただきたい。  遠慮なければ近憂ありという言葉もあります。今から近い将来に対して、それなりの準備と心構えをきっちりと備えることが必要であることを指摘し、将来起こり得るであろう学校の統合問題に向けて、審議、検討していけるいわゆる仮称・学校統合委員会なるものの一日も早い設置を強く要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(寺井冨士君) 以上で一般質問を終結します。  しばらく休憩します。           午前11時26分休憩    −−−−−−−−−−−−−           午後1時11分再開 ○議長(寺井冨士君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。    −−−−−−−−−−−−− △諸般の報告 ○議長(寺井冨士君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(川西通夫君) 平成17年12月12日付、議員貴志啓一君、多田純一君、東内敏幸君、北野均君、中村協二君、井口弘君、以上6人の諸君から、「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案が提出されました。発議第2号としてお手元に配付いたしております。  以上でございます。    −−−−−−−−−−−−− △日程第3 議案第1号から同第44号まで ○議長(寺井冨士君) 日程第3、議案第1号から同第44号までの44件を一括議題とします。  これよりただいま議題となっている44件の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 質疑なしと認めます。  ただいま議題となっている議案第1号から同第44号までの44件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。  本定例会において本日までに受理した請願は、お手元に配付の請願文書表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。  お諮りします。  この際、発議第2号、「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 御異議なしと認めます。よってそのように決しました。    −−−−−−−−−−−−− △発議第2号 「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案 ○議長(寺井冨士君) 発議第2号、「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。  貴志啓一君。−−26番。  〔26番貴志啓一君登壇〕(拍手) ◆26番(貴志啓一君) ただいま上程されました発議第2号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  本案は、「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案でありまして、地方自治法第99条の規定により、衆議院議長、参議院議長内閣総理大臣内閣官房長官経済財政政策金融担当大臣総務大臣及び財務大臣にあて意見書を提出しようとするものであります。  文案はお手元に配付のとおりでございます。  何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(寺井冨士君) 質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 質疑なしと認めます。  お諮りします。  本件は、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 御異議なしと認めます。  よってそのように決しました。  討論に入ります。  討論の通告がありますので発言を許します。  大艸主馬君。−−30番。  〔30番大艸主馬君登壇〕(拍手) ◆30番(大艸主馬君) 発議第2号、「真の地方分権改革の確実な実現」に関する意見書案に対して、日本共産党和歌山市会議員団を代表して反対討論を行います。  そもそも小泉内閣の「三位一体改革」は、自民党政治による財政破綻を国民と地方自治体に転嫁するものであります。政府与党が11月30日に合意した補助金削減と3兆円規模の税源移譲を2006年度までに実行する「三位一体改革」の内容は、地方自治体の予算編成の点からも、また真の地方分権の立場から見ても、我が党はその推進に反対であります。  その理由として、義務教育制度の問題があります。  義務教育は、憲法上の要請に基づく国の責務であって、全国一律の教育水準を国の責任で維持することを担保とするものが義務教育費国庫負担制度であります。しかし今回、公立中学校の教職員給与に支出する義務教育国庫負担金の負担率を2分の1から3分の1に引き下げることや、校舎など学校施設の整備や耐震に充てる公立学校施設整備費補助金の削減が盛り込まれています。  義務教育費の国庫負担削減は、中央教育審議会答申をほごにするものであり、全国の教育水準を確保する国の責任を放棄するもので、委員の一人である梶田兵庫教育大学学長は、大半の貧しい自治体と一握りの自治体の間で教育水準に大きな格差が生じかねないと危惧の声を上げています。  さらに、当初なかった児童扶養手当の国の負担率を4分の3から3分の1に引き下げ、児童手当の国の負担率を3分の2から3分の1に引き下げるなど、重大な問題を持っています。  これらの内容を持つ政府与党の「三位一体改革」は、真の地方分権改革にほど遠いものであり、本意見書がこれらをただす内容となっていない点から反対するものであります。(拍手) ○議長(寺井冨士君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 討論を終結します。  発議第2号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(寺井冨士君) 起立多数。  よって、本件は原案のとおり可決と決しました。  お諮りします。  ただいま発議が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  以上で本日の日程は終了しました。  お諮りします。  明12月13日から12月20日までの8日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、12月21日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(寺井冨士君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  本日はこれにて散会します。           午後1時19分散会    −−−−−−−−−−−−−  地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。   議長  寺井冨士   議員  貴志啓一
      議員  多田純一   議員  東内敏幸