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和歌山市議会 > 1989-07-10 >
平成 1年  6月 定例会-07月10日−05号
平成 1年  6月 定例会-07月10日−05号

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  1. 和歌山市議会 1989-07-10
    平成 1年  6月 定例会-07月10日−05号


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    平成 1年  6月 定例会 − 07月10日−05号 平成 1年  6月 定例会 − 07月10日−05号 平成 1年  6月 定例会               平成元年      和歌山市議会6月定例会会議録第5号             平成元年7月10日(月曜日) 議事日程第5号 平成元年7月10日(月)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問 出席議員(41名)   1番  井口 弘君   2番  藤井健太郎君   3番  武内まゆみ君   4番  山田好雄君   5番  宮本廣次君   7番  滝口直一君
      8番  森田昌伸君   9番  浦 哲志君  10番  武田杢夫君  11番  波田一也君  12番  林 里美君  14番  平田 博君  15番  田上 武君  16番  山口一美君  17番  鶴田至弘君  18番  柳野純夫君  19番  佛 栄次君  20番  森 正樹君  22番  石谷保和君  23番  山下 武君  24番  和田秀教君  25番  奥田善晴君  26番  小川 武君  27番  高垣 弼君  28番  武田典也君  29番  東山照雄君  31番  大艸主馬君  32番  小河畑喬夫君  33番  山崎 昇君  35番  新田和弘君  36番  堰本 功君  37番  越渡一一君  38番  辻岡文彦君  40番  西殿香連君  41番  岡本 基君  42番  奥野亮一君  43番  浜野喜幸君  44番  岩城 茂君  46番  石田日出子君  47番  中谷 悟君  48番  九鬼嘉蔵君 欠席議員(7名)   6番  森本保司君  13番  小杉卓二君  21番  南 徹治君  30番  堀川太一君  34番  辻本昌純君  39番  浅井正勝君  45番  内田 稔君 説明のため出席した者の職氏名  市長         旅田卓宗君  助役         得津 勇君  助役         貴志 保君  収入役        吉田真三君  市長公室長      川端源一君  企画部長       永長道雄君  総務部長       高垣芳男君  財政部長       礒崎陽輔君  経済部長       嶋本博司君  農林水産部長     吉岡英彦君  民生部長       木村一夫君  環境事業部長     西本義秋君  保健衛生部長     谷河喜久男君  都市計画部長     中元成和君  土木部長       下津由夫君  下水道部長      岡崎忠彦君  建築部長       土井脩司君  教育委員会委員長   玉井千夫君  教育長        石垣勝二君  消防局長       畠山小太郎君  水道局長       橋口敏彦君  水道局業務部長    梶原俊篤君  水道局工務部長    坂上恒夫君  選挙管理委員会委員長 貴志久治君  代表監査委員     沖  勲君  公平委員会委員    和中百一君     −−−−−−−−−−−−−− 出席事務局職員  事務局長       東方昌彦  事務局次長      小林正空  参事補        岡本清春  議事調査課長     南方 智  議事班長       田井 晃  調査班長       山ノ井義雄  主査         池端 弘  主査         高垣正人  主任         鷲山正彦  主任         尾崎順一  主任         田畑和久  事務員        中西 太     −−−−−−−−−−−−−−     午前10時40分開議 ○議長(武田典也君) ただいまから本日の会議を開きます。     −−−−−−−−−−−−−− △諸般の報告 ○議長(武田典也君) この際報告いたします。  7月7日招集の各常任委員会及び特別委員会において、正副委員長互選の結果、総務委員会委員長に鶴田至弘君、総務委員会副委員長に林里美君。  教育民生委員会委員長に浜野喜幸君、教育民生委員会副委員長に森田昌伸君。  経済企業委員会委員長に山下武君、経済企業委員会副委員長に森本保司君。  建設消防委員会委員長に滝口直一君、建設消防委員会副委員長に田上武君。  同和対策特別委員会委員長に岩城茂君、同和対策特別委員会副委員長に浦哲志君。  関西国際空港特別委員会副委員長に辻本昌純君。  公害対策特別委員会委員長に南徹治君、公害対策特別委員会副委員長に波田一也君。  交通対策特別委員会委員長に岡本基君、交通対策特別委員会副委員長に宮本廣次君。  行財政改革特別委員会副委員長に井口弘君。  以上の諸君がそれぞれ互選された旨の報告がありました。
        −−−−−−−−−−−−−− △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(武田典也君) これより日程に入り、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において    和田秀教君    浜野喜幸君    大艸主馬君  以上3人の諸君を指名いたします。     −−−−−−−−−−−−−− △日程第2 一般質問 ○議長(武田典也君) 次に、日程第2、一般質問を行います。  順次発言を許します。  鶴田至弘君。−−17番。  〔17番鶴田至弘君登壇〕(拍手) ◆17番(鶴田至弘君) それでは、質問をさせていただきます。  最初に、市長の政治姿勢に関してお尋ねをしたいと思うんです。採用疑惑ということでいろいろ大きな問題になりまして、この間は送検されたに当たって臨時市議会が持たれるというようなことになりました。しかし残念なことに、その臨時市議会の中でも、市長の方から余り誠実な答弁がございませんでして、疑惑は依然として疑惑として残ったままになっております。私は、今市民の中に起こっている疑惑というのは、いろいろ報道される中で市民の皆さん方が疑惑を感じられるようになってきていると思うんですけれども、1つの大きな問題として、市長が議会に対して余り誠実な答弁を行わないというところから、それがさらに増幅されてきているんではないかというふうに思うわけです。  職員採用に当たって、選挙運動員があったのかなかったのか、こういう質問に対して、プライバシーの問題だということで答弁を拒否する。ほとんど理由にならないわけなんですけれども、そういうことを繰り返していく中で、ますます何かあるんではないかなという疑惑が広がってきていると思うんです。市長にまつわる疑惑というのは、市長にとっても不愉快な話だろうと思いますし、我々市民にとっても大変不愉快で迷惑な話でもあるわけです。捜査の中で明らかになるだろうという問題もあると思いますけれども、議会は議会としてその問題を明らかにするという当然の義務もあるし、権利もあります。市長もそういう議会の義務と権利に対してきちっとこたえていくという、それこそ義務もあろうかと思うんです。  そんな観点に立って、今まで繰り返して論議されてきた問題は避けまして、ごく簡単にお聞きしたいと思うんですけれども、市長が送検されるに至るまで、あるいは送検されてから、県警や地検から何回事情聴取を受けたのか、その内容の主な点、プライバシーに触れるとか、そういうところは結構です。主な点はどういうことだったのかということを、お答えをいただきたいと思うわけです。それが1点です。  2つ目の問題として、通告に市長の任免権の問題ということで通告をいたしておりましたけれども、これは既に同僚議員が質問をいたしました交通指導員の問題でございますので、重複いたしますので割愛をいたします。割愛する理由の中には、重複ということもありますけれども、市長の誠実な答弁がなかったということも、そしてまた恐らくないであろうという予測が立ちますので、それが主な、大きな理由であります。  次は、100周年事業について質問をいたします。  この間100周年の記念の式典が盛大に行われまして、おめでたい限りであろうかというふうに思うわけですけれども、私はこの100周年事業に関連して、従来から幾つかの問題を提起してまいりました。それは、100周年だということでいろんな事業が、催し物が考えられているけれども、それは100周年との関係でどんな意味を持っているのかということが、ほとんど明らかでないということを言ってまいりました。例えば幾つかの建物を建てるとか、道を拡幅するとかというようなことがありまして、それも100周年事業の中に入っているわけです。あるいは文化事業の関係で言いますと、今まで市民文化祭りということでずっとやられてきた事業に、全部100周年という言葉がついたわけです。  そういうものが集大成されて、100周年事業だということになっているわけなんですけれども、なるほどこれが100周年事業だというのがほとんど見当たらない。なぜ見当たらないのかなと考えてみますと、金を出し渋っているというような問題もあると思うんですけれども、もう少し100周年とは一体どういうことなのか。100周年の意義はどんなところにあるのか、この100周年を契機に行政当局は、あるいは市民はどういうことを考え、これから何をしなければならないのか、そういうものが明らかになっていないから、とにかくいろんな催し物をして、そして100周年という冠をつければ、それで100周年だということになっている、そんなふうな気がするんですね。  築城400年という事業がありまして、私相当数の人に、躍虎まつりというのを印象を聞いたんですけれども。躍虎まつりがあったというのが、砂の丸でいろんなことがあったというのを覚えている人もたくさんいます。ところが、それが築城400年ということ、あるいはそれが市民としてどんな意味を持っていたのかということについて、感想を聞けないという状態なんですね、聞いても答えが返ってこない。要するに行政の方から、そういうことに対する市民へのアピールがほとんどなかったんではないかというふうに思うんです。私は築城400年よりか、今度の100周年記念の方に大きな意味を持たせたいというふうにも考えているわけですけれども、結局あれと同じようなことになっているんじゃないかなと。そういうことで終わってしまうんじゃなかろうかという気がするわけです。  しかし基本的な問題ということでもあり、その精神性をどう持たせるかということもあったんでしょうか、宣言が出されました。非常にいい文章でございまして、私も一読させてもらいましたけれども。ちょっと感想を申し上げますと、同僚の皆さん方もう既に御承知のことだと恩いますので、内容は省きますけれども。この宣言文を北海道へ持っていっても、鹿児島へ持っていっても、沖縄へ持っていっても、どこでも通用する宣言文なんですね。いわゆる和歌山市の特性というのが込められているのかもしれませんけれども、読み取れないんですね。これであれば、和歌山市の市制100周年の宣言に値するのかどうかということで、首を傾げたままなんですね。なぜそういうことになったのか、いろいろ考えられるところが、私思うところがあるわけですけれども。お聞きしたいのは、この宣言をつくる過程が、経過ですね、どういうことでこういう宣言文が出されてきたのかということについて、お聞きをしたいと思うわけです。  中身が悪いとかというような、そういう意味は持っていません。先ほど言いましたように、ローカル色というのがない。どこへ出しても通用するもんだという印象を持って、そしてまあ、そうかなという程度のことしか私も印象として持っていませんので、悪いと言えば悪いということになるのかもしれませんけれども。いずれにしろ、これでいいのかなという気がしますので、経過を、出してきた精神、そういうところをひとつお答えをいただけないかと恩います。  しかし当局の皆さん方、100周年事業ということでいろいろ頑張られまして、文化的催しなどをあちらこちらでやっておられるのに、100周年の事業として協賛をしてほしいということでやられたかと思うんですけれども。この間同じく100局年事業として、海上自衛隊の東京音楽隊のファミリーコンサートの券が送られてまいりました。この海上自衛隊の東京音楽隊といのはどういう趣旨でつくられたかということは、これはもう当然おわかりだと思いますけれども、海上自衛隊の1つのPR部隊として、みずからの文化性を醸成するためにということもあるんでしょうけれども、対外的なねらいは、海上自衛隊のPR部隊としてやられているわけですけれども。そのコンサートに100周年という冠がつくわけですね。  主催は和歌山県の防衛協会が主催です。和歌山県の防衛協会の主催ということで思い出していただける人がおられるかもわかりませんけれども、5月の28日に万トンバースで防衛防災フェアというのがやられまして、ミサイルなどをどっさり並べまして、ミサイルや戦車を並べまして、子供たちがその上へ乗ってはしゃいでいるという写真が、新聞で批判的に報道されたことがございました。主催団体は同じですね。この防衛防災フェアには100周年の冠がつかなかったわけです。それはそれでいいことなんですけれども。同じところが主催をして、同じような趣旨でもってやられている海上自衛隊の音楽隊コンサートをですね、どうしてこの100周年の冠がつくようになったのか。自衛隊からの申し入れなのか、あるいは和歌山市から頼みにいったのか、どちらなのか、一度これについてお答えをいただきたいと思うわけです。  それから、いろいろ申し上げますけれども、非核宣言についてお尋ねをしたいと思います。  非核宣言が和歌山、本市議会で議決されましてから2年余りたつわけでございますが、当局の方もそれなりに対応を、まさにそれなりにということですけれども対応をされて、過去2万9,000円の予算を執行されました。和歌山市の前の公園にひっそりと標柱が立っておりまして、何だか訪れる人もなくという感じで、大変寂しい思いをしているわけですけれども。  非核宣言にふさわしい事業をぜひということを、私を含めて同僚の議員の方々もこちらで要望をされたところでございますが、市長もこの場で議決の意思を十分踏まえて、今後積極的に行動に移していきたいと、あるいは100局年での非核キャンペーンについてを検討していきたいと、こういうような答弁をされました。あるいは総務部長も、100周年記念に関連しての行事として、いろいろ発行する文書の中に、あるいはパンフレットの中に、非核宣言都市というような形で印刷をして、その意義を機会あるごとに徹底をしていきたいと、こういう答弁をされました。  ところが実際は、100周年で市の独自の活動として非核、あるいは反核兵器キャンペーンは、実際に何も行われていないというのが実情であろうかと思います。100周年の冠をいただいて、同好の方々がコンサートを昨日お開きになって、大きな成功をおさめておられるようですけれども、これとて和歌山市の肝いりというようなものでもなさそうであります。多額の寄附を仰ぎながら、苦しい運営をやっているというようなことをお聞きしているわけですけれども。いずれにしろ、非核宣言都市にふさわしい行為というのがほとんどやられていないんではないかという懸念を抱くわけです。  一銭もお金を出さないでこれをやろうというのは本気だというふうには思えないんですね。ことしもいろいろ工夫されてお金の要らない方法でということで、パネルの展示なんかを秋ごろやっていただけるそうで、それ自体は大変楽しみにしているわけですけれども。しかし、もう少し本気でこういう非核宣言を裏づける行為があってもいいんじゃないかというふうに思うわけですが、いかがでございましょうか。  それについて、ことしの6月1日に非核都市宣言自治体連絡協議会という協議会が神奈川県でシンポジウムを開きまして、そこでいろいろ論議をして、ちょうど沖縄の沖に核兵器を積んでいた船が沈没したということが明らかになった時期でございますけれども、そういうことを含めて核兵器を許さまいという協議会が、シンポジウムが開かれて、4つのアピールを発表しています。当局の方は御存じかもわかりませんけれども、1、2紹介しておきますと、1つは、非核3原則を遵守させるために、非核3原則を法制化を求めたいということですね。それから2つ目は、例のタイコンデロガが沈んだ、落とした事件ですけれども、日米両政府は早急に真実を究明して、広く国民の前にこの事件の真相を明らかにしてほしいというアピールです。それから、広島と長崎で核軍縮と地球的平和のために開かれる第2回世界平和連帯都市市長会議に連帯して賛同の意を表してほしいと、こういうような意味のアピールを、呼びかけを発表をしております。  当局の関係部局については十分御承知のことと思いますけれども、和歌山市はまだこの連絡協議会には入っておりませんから、直接能動的に動いているということではなかろうかと思いますけれども。いずれにしろ呼びかけられているわけですね。その呼びかけに対してどういうふうな所感をお持ちなのか、お聞かせをいただきたいと思います。  それから続いて、教育委員会にお尋ねをいたします。先般同僚議員の方から、新たな学習指導要領の問題で、「日の丸」と「君が代」をめぐっての質問がございました。これについて、教育長の答弁に関係して4点ほど質問をしたいと思います。  1つは、日の丸、君が代を、望ましいから指導するものとするというふうに改変されたわけですけれども、これの実施に当たっての指導要領についての考え方ですね。学習指導要領は法的拘束力を持つものと考えておりますというふうな教育長の答弁についてですが、私は、法的拘束力ということについては、大変議論のあるところではないかというふうに思います。文部省自身が、最初は法的拘束力などということは言っておらずに、単なる指導の基準ということで示しておったものです。それがだんだんといつしか法的拘束力だということで勝手な行政解釈をして、官報に告示したから法的拘束力を持つんだというふうな言い方を始めました。  それをめぐっていろいろと事件なども起こりまして、教科書裁判などを含めて、10件近くの判例が出ております。その内容をちょっと紹介しますと、昭和43年の札幌の高裁では、学習指導要領の性格ということで、これは法的拘束力というのはないもんだというふうな判決が出ております。あるいは福岡地裁の方では、大綱、大きな部分での授業時間数とか学級編成の問題とか、こういうような問題で大綱的なところでは法的拘束力は持つけれども、授業の内容については法的拘束力というのはないもんだと。あくまではそれは学校、あるいは教員の自主的な研究に待つべきところだという判例も出ております。近いところでは東京の高裁、これは昭和61年ですけれども、教師による創造的かつ弾力的な教育、指導の余地などを地方ごとの特殊性として残しているという前提で、大綱的な基準は法的拘束力があると認めてもいいと、こういう判例も出ておって、学習指導要領イコール法的拘束力を持つということについては、全体として判例の上では否定されております。  それから、教育学界においてもこれは否定されるというのが主要な流れになっております。そういう点については御承知のことと思いますけれども、そういう観点から、学習指導要領がこういうふうに出てきたから、中身すべて法的拘束力を持つというふうにすんなりとこちらで答弁されていたことについて、私は非常に疑問を持ちます。どのような解釈をされておられるのか、ひとつお尋ねをしたいと思います。  2番目は、同じような意味ですけれども、教育内容というのは法的拘束力を持っておるから、それに従わないと罰するぞというようなこけおどしで、教育というのはやられるものではないと思うんですね。大綱的な意味で法的拘束力を認めるとしても、あくまでも大綱的基準にとどめるべきであって、日の丸をいつどこで掲げて、君が代をどこでいつ歌わせるかと、こういうような細目にわたってまで法的拘束力をちらつかせて強制するというようなことは、教育というのは、本来的に学校の自主性と教育者の良心に基づいて行われるという観点に立ちますと、こういう強制というのは非常におかしいんではないかというふうに思うわけです。  したがって、日の丸、君が代問題についても、学習指導要領が変わったからと言って、法的拘束力を持っているんだからこれはやれと、こういうふうな押しつけというのは、廃されるべきだというふうに思います。しかし政府の方は、文部省の方は、法的拘束力というのをちらつかせて、指導要領のとおりにしないと処分の対象になるんだというようなことも言い始めました。こういうのは明らかに、権力の教育に対する介入だというふうに私は思います。不当な権力の介入だというふうに思います。教育基本法第10条にもとる発言だと思いますが、いかがお考えでございましょうか。  それから3番目ですね。私は1人の日本人として、国民的合意の得られるような国歌があってもしかるべきだと思っております。しかし同時に、君が代だけは国歌としてもらいたくないと考えている1人でもあります。あの歌詞と主権在民の思想というのは、どうしても、何ぼ考えても相入れないわけです。君が代の「君」を「あなた」と解する説が、その歌が相聞歌であったかなかったというようなところから一時期起こったこともあったそうですけれども、今の文部省の指導は明確に、君は天皇の意味であるというふうな立場に立っています。  私も、天皇を憲法で定められた象徴というふうに当然のこととして認めておりますけれども、日本国というのは君、天皇の代だというふうにはどうしても考えられないわけです。それは私だけではなくて、このような考え方を持つ人も少なくないと思うんです。もちろん、そのように考えておられる方もいらっしゃると思います。要するに、国民的合意が、まだこの点については得られていないという段階ではないかと思います。  したがって、その証拠にとでも言うんでしょうか、国歌も国旗も法的には存在していないわけですね。存在していないということ自体がいいことなのか、悪いことなのか、これ自体はまた議論のあるところだと思いますけれども、しかし法的に存在していないものを、あたかも法的なものだということで、国民に対してそれを学校教育の中で押しつける。その押しつけるという言葉がお気に召さない方もいらっしゃるかもわかりませんけれども、違反すれば処分するというんですから押しつけですね。こういうふうなことでやってこられるということは、私は非常に残念なことだと思うわけです。  それでちょっと教育委員会にお聞きしたいんですけれども、君が代の歌詞と主権在民の思想というのは、これは矛盾すると私は思うんですけれども、そういうふうにお考えになりませんか。これは個人によっていろいろ考え方は違うと思いますけれども、教育委員会で委員会としてそのことについて論議をされたことがございますか。もし論議をされていたとしたら、どういう見解に到達したのか、どういう議論があったのかを明らかにしていただきたいというふうに思うわけです。議論していなかったら、別にそういうことはお答えいただかなくても結構です。議論がないとだけ言っていただければいいと思います。  次に、教育長の最後の答弁の「教職員に趣旨の理解徹底を図るため、本年の夏休みから伝達講習会を開き」というふうにおっしゃられております。この点についてお聞きしたいと思うんですけれども。この答弁だけをお聞きしておりますと、私はちょっと意外に思ったんですけれども、上意下達というのが極めてスムーズに行われるんだなというふうに思ったわけなんです。教育の地方自治というのが厳然としてあるわけですけれども、和歌山市教委が和歌山市の父母、あるいは教職員の意思をどうこの問題について考えているのか、どう勘案して臨もうとしているのか、そういうところが十分教育委員会として論議をされた上で、私はこういう伝達講習会は不必要だと思っているんですけれども、やるとしても、教育における地方自治という観点からもう少し主体的な対応があってもいいんではないかというふうに思うわけですね。この点について、教育委員会ではどんな論議をされているのでしょうか。  世論を二分するような問題を、法的拘束力を持つという文部省の行政解釈によって、上意下違式に権力的に下へ伝達講習するというのは、余りよろしくないというふうに思うのですがどうでしょうか。また、伝達講習を開催するとしても、教育の本来のあり方から見て、父母や教職員の意向など十分考慮する必要があろうかと思うのですが、いかがなものでしょうか。教育行政における民主主義という問題、地方自治という問題、権力が教育の中へ不当に介入してはならないどいう原則上の問題、そういう問題から考えて、教育委員会の方としてはどのように考えておられるのか、以上をお聞きいたしまして、私の第1問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。  〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 17番鶴田議員の御質問にお答え申し上げます。  最初の、書類送検されてから警察や地検の事情聴取があったのかという、そういう御質問でございますが、私は被告発人という立場でございますから、当然事情聴取があるものと思います。しかし、事情聴取を受けたのか受けていないのかという問題につきましては、捜査の内容に係る問題でございますので、先般来からお答え申し上げておりますとおり、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 永長企画部長。  〔企画部長永長道雄君登壇〕 ◎企画部長(永長道雄君) 17番鶴田議員の御質問にお答えいたしたいと思います。  100周年記念事業の一環の中で、宣言文の作成の経過についての御質問でございますけれども、この宣言文の作成につきましては、本年市制施行100周年に当たる39都市がそれぞれこの宣言文の作成に努めてございまして、その原案に基づきまして、本市といたしましても宣言文をこの際宣言したいということで、100周年の推進室の方から再三にわたりその素案づくりをいたしております。それをもとにいたしまして、庁内の政策調整会議の中で再三御討議をいただきまして、今回の作成となったわけでございます。  次に、市制100周年記念事業に海上自衛隊の音楽隊を要請したのかどうか、これはPR活動ではないかという御質問でございますけれども、実は、昨年の6月の9日にも陸上自衛隊中央音楽隊の演奏会が、和歌山県の防衛協会の主催で開催していただいております。そのときも満員の盛況でございました。それだけに、自衛隊音楽隊の演奏技術を市民が高く評価しているものと存じます。当時防衛協会の関係者から、来年は市制施行100周年であるので、ぜひとも海上自衛隊の東京音楽隊を招き演奏会を開催したいという要請がございました。それに私ども、こういったすばらしい音楽を市民に提供するのも市民参加の1つの事業ではないかと考えて、お願いしたものでございます。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 高垣総務部長。  〔総務部長高垣芳男君登壇〕 ◎総務部長(高垣芳男君) 17番鶴田議員の御質問にお答えをいたします。  初めに、非核宣言都市としての事業についてでございますが、昭和63年度はこの宣言を記念いたしまして西の丸庭園に植樹を行い、また市報わかやまに掲載いたしまして、市民に対する啓発を行ってまいりました。本年度は広島市、長崎市の凄惨な被害を再び引き起こすことのないように、また核兵器のもたらす脅威を多くの方々に認識していただくため、ことしの11月に広島、長崎原爆写真展の開催を計画してございます。今後とも非核都市宣言にふさわしい事業を検討、実施してまいりたいと考えてございます。  次に、本年6月に横浜市で行われました非核都市宣言自治体連絡協議会のシンポジウムにおけるアピールの内容は、いずれも非核による世界平和を実現するために重要なものでございます。非核都市宣言を行っている本市といたしましても、このアピールは世界平和の実現に意義あるものと考えておりますので、今後とも協議会と十分連絡を保ちながら、一層の努力を続けていきたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 石垣教育長。  〔教育長石垣勝二君登壇〕 ◎教育長(石垣勝二君) 17番鶴田議員の御質問にお答えいたします。  まず第1点でございますが、学習指導要領の法的拘束力についてでございますが、これは学校教育法施行規則の第25条に、「小学校の教育課程については、この節に定めるもののほか、教育課程の基準として文部大臣が別に公示する小学校学習指導要領によるものとする」とございますが、それに基づいておるものでございます。それで、行政権力の介入というように言われるわけでございますけれども、東京高裁の昭和61年3月19日の家永教科書裁判の判決文の中に、教育に対する行政権力の介入は、許容される目的の必要かつ合理的であれば、たとえ教育の内容、方法であっても禁止されないと、このように示されております。我々としては、そういうものに基づいて考え方を進めてきておるわけでございます。なおこれについては、我々内部においても検討をいたしております。  それから第2の点でございますが、不当介入の問題と処分の問題でございますが、我々としましては処分というようなことにつきましては、教育の場においてははなはだなじみにくいものでございます。だから、あくまでも話し合いにより理解をしてもらうことが最も大切なことと考えております。なおこの国旗、国歌の問題につきましては、5月の23日、教育委員会におきまして協議事項として、1時半から3時半までの2時間にわたりまして、私どもも説明もし、意見も聞かせていただいておるわけでございますが、先ほど申しましたように、法的拘束力、あるいは歌詞の解釈、そういうような問題につきまして、あくまでもこれは象徴天皇を意味するものであるし、主権在民とうたった主権の存する我々、国民が合意をして象徴天皇を認めておると、そういうことになるわけでございますので、我々としては、君が代というものも主権在民と相矛盾するものではない、このように考えをいたしておるわけでございます。  それから第3番目の点でございますが、これは今も申し上げましたように、協議事項の中で我々としましては、主権在民の趣旨と君が代の歌詞とは決して矛盾をしない、だから我々としては、これは子供に歌わせていいものである、このように解釈をいたしております。  それから伝達講習についての問題でございますが、あくまでも県の方から伝達講習をやりたいという連絡をいただいております。我々としましても、そういう伝達講習をすることによりまして、新指導要領についての論議を重ね、また深めることによってよい研修の機会であると、このように考えております。もし問題点があれば、この講習会の中でお互いに論議を尽くすことがよい機会になるのではないか、そんなふうに考えておるわけでございます。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 鶴田至弘君。−−17番。  〔17番鶴田至弘君登壇〕(拍手) ◆17番(鶴田至弘君) それでは、第2問を行わせていただきます。  送検されるに至る過程で事情聴取があったかなかったか、その内容の主要な点はどういうことであったかということをお聞きしたわけですけれども、捜査の内容にかかわることなので差し控えるというふうに答弁がありました。これは従来と全く変わらないことだと思うんですけれども.私は、市長が送検をされたことについての所感を求められたとき、捜査の終了を意味していると、これでもう疑いが晴れるから喜ばしいことだと、こういうような所感を述べられたというのを新聞報道で見ました。それは市長がそういうふうに思うわけですから、その思うこと自体は別にとやかく言いませんけれども、もしそうであるならば、公明正大であるならば、当然私が今言ったような単純なことをここで答えられないということはないと思うんですね。本当に単純なことなんです。  市長自身のプライバシーということが根底にあるのかもわかりませんけれども、市長はもう何と言っても公人です。18名の職員がどうかこうかというときに、プライバシーの問題は1つの論議の対象になるかもわかりませんけれども、市長に関してはプライバシーということは問題にならないと思いますね。あくまでも公人です。市民が、市長が何回ぐらい警察に呼ばれたんよ、どんなこと聞かれたんかな、こういうふうに思うのは当然でしょう。市民の当然の疑問に対して、市長も誠実に答えるということが必要なんではないでしょうか。捜査の内容にかかわる、捜査上の問題だということについては、これは僕は成り立たんと思うんです。  刑事事件か何かで犯人を追っている警察に対していろんなことを聞くと、警察は捜査上の問題でと、これは言いますね。これはわかりますよ。へたなことを言って犯人に逃げられると悪いですからね。証拠を隠滅されるというようなこともありますから。警察当局、捜査当局がそういうことを言うのは、これはわかるんです。ところが、市長の場合は逆でしょう。市長がここで調べられたことの内容を言ったから、警察の調べがまた途端に厳しくなったとか、検察から大変またおしかりを受けたとか、こんなことはないと思うんですよ。だから、捜査の内容にかかわることなので差し控えるということは、どこから見ても成り立たないのではないかというふうに思うんです。  そういうことで、この間の総務委員会でもこれが問題になりましたね。そして、同僚議員が私と同じようなことを聞いたときに市長がそれに答えなかったものですから、総務委員会が1度中断しまして、そうして各委員さんが休憩時間に市長のそのような態度にどう対応するかということを協議されました。そして、再開された冒頭にこういう忠告が、山崎委員長から市長に対してなされていますね。議員の質問は事情聴取を受けたか否かだけであって、捜査内容にわたる問題でありませんから、答えはできるというふうに思っていますので、そのことについて今後そういうことのないよう注意申し上げておきますと、こういうふうに注意を受けていますね。議論は議事の進行上、そこでとまっているわけですけれども。  委員会でこういう忠告まで与えられておられるわけですから、ぜひともこの本会議の場で市長自身の捜査、事情聴取を受けたのかどうかという問題、私はそれに加えて、事情聴取された内容の主要な点ですね、これを明らかにしていただきたいと思うんです。市長がこの問題に対して同じような答弁を繰り返されるとすれば、私としては非常に残念に思いますので、議長にちょっとお願いをしておきたいと思うんですけれども、同じような答弁で、私の質問に答えられないということがありますと、3問目をやってもまた意味のないことになろうかと思いますので、議事の進行方で、議長の方として善処をしていただきたいというふうに思いますので、あらかじめお願いをしておきたいと思います。  それでは、次に100周年の問題に移ります。宣言文が何か原案があったんですね。私知らなかったんですけれども、30幾つかの都市が100周年を迎えて、宣言を出すに当たっての共通の原案があったというようなことなんで、これはあったんですからそれはそれでいいんですけれども。私がこの問題について残念だなと思うのは、こういう宣言を出すことはいいことだと思うんですよ。いいことであるだけに、この宣言への市民参加がどれだけ保証されてきたかということが、非常に重要な問題として残されたんじゃないかと思うんです。市の幾人かの幹部の皆さん方が、だれかがつくった原案を足したり削ったりしながらこの文章をつくったんだと思うんですけれども、市民不在と言えばこれほど市民不在なものはないんじゃないでしょうか。  その宣言文を、3項目目には地方自治ということも高らかに宣言をしているんですね。地方自治の精神を高揚し、自主自立による市政の振興を図り、こういうふうにあるわけですけれども。地方自治というのは、やはり大前提として市民の自発的な参加ということがあるわけですよね。それがぽこっと落ちているんですよ。私はそういうことであれば、宣言というのはまことに味気のない、意味のないものではないかと、このように思うんです。市民不在の宣言ではないでしょうか。  あと、これを役に立てようがないんですね。儀式の格好をつけた。ええ格好ですよね、宣言と言えば。しかし、それだけに過ぎないのではないか。こういう問題は、やはり原案があればそれでいいと思うんです。その原案で市民がわいわい言いますね。これ恐らくね、まとまらんと思うんですよ、なかなか簡単にね。まとまらなければそれでいいと思うんです。その論議が、それこそ地方自治の原点なんですよ。その論議が、私たちの和歌山市をよくしていく原動力になるわけです。そういう点で、この宣言をつくってこられた過程に反省されることはないかどうか、お聞きをしたいと思います。  それから、海上自衛隊の音楽隊の問題ですね。演奏レベルが大変高いんだというふうにお聞きしております。内容が高ければ何でもいいと、そんなことじゃないと思いますよね。自衛隊の存在そのものについては議論のあるところでして、それぞれ論議をこれからも尽くしていったらいいと思うんですけれども。少なくとも議論が分かれている問題で、しかも私の立場から言えば憲法第9条に、どんなに首をかしげても違反していると思われる、そういう自衛隊のPR部隊に、何で輝かしい100周年記念の冠をかぶせなければならないのか。私は大変残念に思うわけです。  こういう立場であれば、私はちょっとぞっとするんですけどね、防衛防災フェアーに100周年の冠がかからんでよかったなと正味思っているんです。何でもよかったらつけるんですからね、100周年って言うて。だからそれはよかったのはよかったんですけれども。そういう立場であれば、100周年の意義を汚してしまうんではないかというふうに思います。自衛隊のPRに加担するような、そういうことは今後慎むべきだというふうに思いますが、いかがでございましょうか。  次に、非核の問題でございます。パネル展を開くということについては、私は先ほど申しましたように、いい企画だなというふうに思っています。それは大いにやってください。私が言いたいのは、市長も総務部長も、この非核の宣言に基づいてこれから積極的に行動に移していきたいんだ、100周年記念のパンフレットや印刷物にそれを印刷をして、そして市民に提供をして、非核都市宣言の意義を市民のものにしていきたいんだと、こういう答弁がされているにもかかわらず、実際問題として、確かに市報わかやまの中に載りましたけれども、それっきりでして、何らそれを生かすというような行動がとられていないというところに、大きな問題があるんではないかということを申し上げているわけです。  その一番の証拠に、一銭も予算がつかないんですね。安くあげるということは決して悪いことじゃありませんから、いいと思うんですけれども、しかし一銭も予算をつけていないということは、私はこれに熱意をもって取り組んでいる姿勢だというふうにはどうしても受け取れないんですね。だからその点をどういうふうに考えているのか、今後の問題も含めて1度御答弁を願いたいと思います。非核の問題については以上であります。  それでは、教育委員会に引き続いてお尋ねをいたしますが、法的拘束力の問題について必要かつ合理的であれば、これは細目にわたってでも法的拘束力を持つんだという1つの判例が紹介をされたわけですけれども、同時に私はその逆の判例をも先ほど紹介をいたしました。大綱的基準の限度を超える事項については法的拘束力は否定されるとか、あるいは法的拘束力が承認されるのは大綱的部分であるとか。例えば、福岡地裁にはこんなこと書いていますね。各教科の科目の単位数、卒業に必要な単位数、授業時間数、単位習得の認定など学校制度に関連する事項は、法的拘束力を持つ。しかし各教科、科目の目標、内容は訓示規定であって法的拘束力と解することは相当でないと、こんなふうな議論もありますね。  このように、これらの問題については幾つかの論議があるところです。だから、教育長が言われた項目についてもそういう見解があろうということは、これは私も承知するわけですけれども、日の丸と君が代の問題については国論を二分するような性格のものです。しかも、日の丸にしろ君が代にしろ、国歌あるいは国旗として法的に存在しているものではないわけですね。そういうものが、学校教育の中で強制されるということについては、まことに遺憾であるというふうに思っておるわけです。そういう点で、教育長がこの問題についてはすべて、もう法的拘束力を持つとする見解に対しては、私は同意できないわけで、合理的かどうかという問題は、これからの論議の中でまだまだ明らかにされていくところであろうかと思いますので、日の丸、君が代の問題については一切の強制はしないと、十分教職員、父兄との話し合いの中で合意を得ていくというような立場を鮮明に打ち出していただく必要があるのではないかというふうに思います。  例えば、県の教育委員会自身が教育の内容に強制や押しつけはなじまない、日の丸、君が代問題については中川前教育長の答弁というのは、理解と納得の上でということなんですけれども、そういう答弁を踏まえて、学習指導要領が変わったからといって押しつける気持ちはありませんと、ごく最近の話ですね、県の教育長が、教育委員会が言っています。あるいは、教育内容は子供、地域の実態に即して、教師の良心に基づいて教師や学校が自主的に決めることだ、法的拘束力などという、教育内容にかかわって処分するという西岡文相の発言はちょっとおかしいんではないかというようなことは教育委員会の方々の中で、教職員団体との話の中で行われていることなんですね、そういう問題もあるわけです。  したがって、私はただいまの教育長の御答弁は非常に硬直をしているような感じがいたしまして、残念でなりません。理解と納得のもとで、教育者の良心に基づいて、学校の主体性において、それらのことは行われなければならないというふうに、その姿勢をとることが教育委員会としては必要な立場ではないでしょうか。私は、教育委員会が国の教育行政と全く別個に存在しているとは思っておりません。大綱的な意味で制約は受けますし、さまざまな日常的な指導の中でも制約があります。したがって、それとの対応の中でということは当然前提条件としてつくとは思っておりますけれども、しかし法的拘束力を持つんだということで、細目にわたってまでそういうことだという議論には納得できませんので、いま一度教育長の御答弁をお願いをいたしたいと思うわけです。  それから歌の解釈の問題は、それぞれ人々によっていろいろあっていいと思うんですね。君が代というのが、私は主権在民の思想とはどんなに考えても一致するというふうには思わないのです、だからいやなんですけれどもね。それをそういうふうに思われるという人もいるんだなというのを、今の教育長の答弁を聞きながら思ったんですけれども。1度そのよって来るべきところを聞かせていただきたいなというふうに思うんです。詩歌というものは理屈でいろいろとやかく言うものではございません、極めて情緒的なものですから。白髪三千丈式の表現があってもいいと思いますから。さざれ石が巌となるというような非科学的な話があるからといって、私は悪いというふうには一概には言わないわけですけれども。しかし君が代と主権在民の思想とが一致する、それが国歌にふさわしい内容というふうにはどうしても思えないわけで、私のような意見の持ち主も多々あるという中で、どういうふうな対処をされようとしているのか、そのあたりの点をお聞きしたいと思います。  それから1問で質問するのを落としましたので、大変申しわけないと思うんですが、1点追加させていただきます。  実は先日、こども科学館から招待券をちょうだいいたしました。同僚の皆さん方のところにも届いているんではないかと思います。夏のプラネタリウムや南極の氷の話だとか、いろいろ楽しい催し物の案内がございまして、私も時間を見つけてぜひ行きたいなというふうに思っております。わざわざ招待券もちょうだいいたしました。こども科学館の招待券です。その裏を見てちょっとびっくりしたんです。ごらんになっている方もいらっしゃると思いますけれどもね。この招待券の裏は、お子さまの未来を開く学研という一面広告になっているんですね。私はこれはちょっとおかしいと思うんです。このままの調子でいくと、お子さまの未来をひらく◯◯塾とか、大学進学のためにはぜひわが何とか塾へというふうな広告が、教育委員会の管理下にあるこども科学館の招待券の入場券の裏に印刷をされるというようなことになってきはしないだろうかというふうに思うんです。  文化体育事業団ができまして、市民会館の月間案内というんですか、1カ月の催し物の案内の中にたくさん広告が載るようになりました。私もちょっとおかしいなとは思いながら、広告はたくさんですからそれほど奇異に、ちょっと胸につかえるものがありながら、論議する機会がなかったんですけれども。広告が1つになりますと問題がはっきりしますね。教育委員会は学研のスポンサーになってしまったんですね。これは非常にまずいと思うんです。どういうふうにお考えになるのか。私は、文化事業団の本質がこの辺にあるん違うかなという、ふいな心配をしているんですけれども、それはまたの機会に質問いたしますので、とりあえず本日はここのところで第2問を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(武田典也君) 議長から市長の方へ申し上げます。  今、鶴田議員の方から市長の答弁に関して議長の方に要望がございましたけれども、問題の性質上、議長の方から市長に対して特別の指示はいたしませんが、そういう要望があったということを踏まえて答弁願います。−−旅田市長。  〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 17番鶴田議員の再質問にお答え申し上げます。  事情聴取を受けたかという問題でございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、捜査の内容にかかわる問題でございますので、答弁をお許しいただきたいと思います。(発言する者あり) ○議長(武田典也君) 永長企画部長。
     〔企画部長永長道雄君登壇〕 ◎企画部長(永長道雄君) 17番鶴田議員の再質問にお答えいたします。  市制100周年記念事業に自衛隊の音楽隊を要請して開催したことは、100周年記念を汚すものではないか、あるいはPR活動に加担しているんではないかと、こういう御質問でございます。今回の演奏会は、市制100局年記念事業の文化事業の1つとして、本市の文化の向上にも役立つものとして私どもは期待いたしておるところでございます。  次に宣言文について、市民の参加があってよかったんではないかという御質問でございますけれども、宣言文を作成するに当たりまして、再三協議を重ねる中で、先般の式典におきまして、多くの市民の参列のもとに決議をいただいたものでございます。  ただ宣言文につきましては、今後生かされないんではないかという御質問でございますが、できるだけ活用するよう努力してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(武田典也君) 高垣総務部長。  〔総務部長高垣芳男君登壇〕 ◎総務部長(高垣芳男君) 17番鶴田議員の再質問にお答えをいたします。  非核宣言都市についてでございますが、宣言都市の意義を踏まえ、さらに平和への関心を高めていくため、今後十分PRに努めるとともに、宣言の趣旨に沿いまして、核兵器の廃絶と世界平和を訴えるための事業の実施を検討してまいりたいと考えておりますので、御了解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 石垣教育長。  〔教育長石垣勝二君登壇〕 ◎教育長(石垣勝二君) 17番鶴田議員の再質問にお答えいたします。  まず第1点の学習指導要領の問題についてでございますが、学習指導要領は教育課程そのものではなくて、これは教育課程の基準でございます。学習指導要領は国で定めるけれども、教育課程はあくまでも学校長が中心になって編成するものと、このようでございますので、その点御承知いただきたいと思います。だから、その中において学校の特性を出していけるものであると、このように考えております。  それからその次の問題でございますが、明文化された法律ということをよく言われますけれども、慣習法というものもございまして、これは国民生活の中に広く浸透しているものが、それは慣習法として認められておると。  だから国旗、国歌についてはこのようなふうに認識しておると、特に国旗などについては80%の方が差し支えないと、あるいは好ましいと、そのように考えられておるわけでございます。君が代についてはやや下がります、75%ぐらいに下がると思います。それから、主権在民と君が代の問題でございますが、これはあくまでも短歌でございまして、これは文学的な表現になっておりますので、その元歌について考えていかなきゃならないかと思います。特に天皇だけを指しておるんじゃなくて、もとは相手の人、あるいは自分の夫であり、あるいは妻であり、または友人であり、そういうようなものを指した場合もあり、特に中世におきましては、門付歌などでこれが歌われたと、このように学問的に考証されておるわけでございます。  しかし最近の、特に新しい文部省の解釈としては、これは象徴天皇と、このように解釈されております。その象徴天皇というのは、憲法第1条で国民統合の象徴である天皇と、このように解釈してよろしいと、またそうすべきであると、こんなふうに解釈が示されておるわけでございます。それを統合の天皇というのは、あるいは象徴天皇というのは、主権の存するところの国民がみんな認めておるところの存在であると、だから決して矛盾しないんだと、このように解釈が示されておるわけでございます。なおこれにつきましては、我々としては先ほども申し上げましたように、あくまでも講習会を開く中でそういう機会を与えて、お互いに理解を深め合っていく、あるいは意見を述べ合っていく、そういう中で合意を得るように努力していくことが大事であると、こんなふうに考えておるわけでございます。  それからこども科学館の問題でございますが、現在はこども科学館は教育委員会が直接管理しておらなくて、管理・運営につきましては、文化体育振興事業団に委託をしておるわけでございますが、これにつきましては、ただ単に民間資源の活用というようなことでそういうような、議員御指摘のようなことが行われたものであると、このように解釈しております。学研だけじゃなくて、そのほかのそういう民間の資源も活用していきたいという意向も持っておるわけでございます。だからこれにつきましては、今後ともこれを機会に我々としては、いいと思って事業団がやったことであると思いますけれども、我々としてはもっと論議を深めていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 鶴田至弘君。−−17番。  〔17番鶴田至弘君登壇〕(拍手) ◆17番(鶴田至弘君) それでは3問目を行わせていただきます。  100周年の問題についてですが、自衛隊の音楽隊がすぐれたものだから、それは和歌山市民の祭典にふさわしかろうとしてやったということなんで、部長がそういうふうに考えることはそれはそれでいいんです。ただしかし、それが本当に和歌山市にふさわしいことなのか。客観的に見て、自衛隊のPRに和歌山市自身が加担したことになるんではないかと、そういうことを言っているわけですよ。憲法の違反の容疑という言葉はちょっといけませんな、憲法違反ということでいろいろ論議をされている自衛隊が、片一方では武器のデモンストレーションをやってハードな部分を見せながら、今度は室内でソフトなPRをやっているという、2つのPR作戦の一方に和歌山市が乗っかってしまっているというのは、100周年という事業をやっていく上では見識が欠けると、こう言っているんです。  あそこの音楽がいい、演奏技術がいいかどうかというような問題、それはいいというふうな評判があります、多分そうだと思いますが。そこが今問題になっているんではない。演奏技術がよければ何でもそれでいいということにはならないと思いますので、そういう点をいま一度明確にしてください。  それから宣言について、私は市民参加がないということについて反省がないかと、これをお尋ねしたんですよ。どこかに原案があって、和歌山市の行政当局の幹部の皆さんだけが寄って、そしていろいろ論議をしたということなんですけれども、それだけで本当の市民の宣言にならないのではないか、市民参加の運動が欲しかったのではないかと、それを聞いておるわけです。その反省がありませんか、もう1度聞きたいと思います。  それから総務部長にお尋ねいたします。これから大いにやっていくということについては大変結構なことで、期待をしたいと思うんですけれどもね。ことしに予算が一銭もないことについても、一生懸命に鋭意努力していくという答弁の前提に基づいて、一銭もなしなんですよ。それで、果たしてその言葉が裏付けられているのかどうか、そこのところを私は大変不満に思うんです。その点はどうでしょうか。  それから教育委員会に対しては、私の幾つかの意見を申し上げて要望にしておきたいと思うんですけれども。日の丸、君が代は慣習法というふうにおっしゃられましたが、私はこれは、戦後権力によっで慣習化させられたものだというふうに思っています。そういう側面を抜きにして、一概に慣習法だとは言えないと思うんです。慣習法というのは市民の中から、住民、国民の中から沸き上がってくる意思、あるいは生活の中で自然と生まれてくる習慣を慣習法と言うのであって、権力が押しつけてきて、そして一定の行事化、日常化したものは慣習化と、慣習法と言えないと思うんです。それはまさに、主権在民の思想がひっくり返ってしまっているんじゃないかというふうに思いますので、いま一度その点をお考えいただきたいと思います。  それから、日の丸と君が代の世論調査の数字を発表されましたけれども、それと違う数字もあるということも御承知のことだと思いますのであえて申しませんが、だからその数字をもって国民に定着しているものだ、支持を得ているものだとするのは早計ではないかというふうに思います。  それから、君が代の文学的表現の問題についてでありますが、私も先ほど申し上げましたように、文学的表現というのは誇張もあるだろうし、いろいろニュアンスの微妙なところもあるだろうから、それはそれでいいと思うんですけれども。君が代というのが、あの歌がかつて相聞歌として誕生したとかいうようなことも1つの論議であって、新たに今、文部省が、君とは天皇であるということを明確にした段階では、過去のあの歌の誕生の歴史まで探って、それに妥当性を見つけるというのは、やり方としては大変こそくなやり方ではないかというふうに思います。そういう点をひとつお考えいただきたいと思います。  私はこれを要望にとどめさせていただいているのは、これらの問題について伝達講習、あるいはその他の機会の中でいろいろ意見を述べ合って、そうして本来あるべきものを求めていくということを教育長がおっしゃっておられますので、それを是としたいと思っているんです。恐らく私は伝達講習などは必要ではないと思いますけれども、もしやられるとしても、そこでは教員の自由な意思、あるいは父母の実際の意見、そういうものが生々しく生き生きと表現できるような、反映できるような、そういうものにしていく必要があるのではないかと思います。そういう点をひとつ要望して、教育委員会への質問はここまでにしておきたいと思うんです。  ところで市長の答弁なんですが、議長は、あえてどうこうせいとは言わないけれども、質問者の意を心して答弁しなさいというふうに言われたと思うんですね。私の意見というのは、先ほど申し上げたとおりです。  総務委員会でもそういう答弁の仕方というのはだめだと、十分答えることができる問題ではないか、こういうふうに注意を受けていますね。私はそういう点で、市長の今のような態度は納得ができませんので、議長においてこの議場の権威を守るためにも、市長の誠実な答弁をされることを促していただいて、途中でございますけれども、私は3問の途中をそういうことを留保させていただいて降壇をさせていただき、そして答弁いかんによっては、いま一度の質問の場を与えていただくよう議長にお願いをいたしておきます。(発言する者あり)(拍手) ○議長(武田典也君) 旅田市長。  〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 17番鶴田議員の再々質問にお答え申し上げます。  先ほどの事情聴取の問題でございますが、先ほどからお答え申し上げておりますとおり、答弁をお許しいただきたいと思います。(発言する者あり) ○議長(武田典也君) 永長企画部長。  〔企画部長永長道雄君登壇〕 ◎企画部長(永長道雄君) 17番鶴田議員の再々質問にお答えしたいと思います。  宣言文作成に当たって市民参加があってはよかったんではないかと、こういう御質問でございますが、議員の御指摘の御意見については十分お聞きして、今後できるだけ宣言文の活用に努力してまいりたいと思います。  次に、自衛隊の音楽隊がPR活動であって、憲法に違反するのではないかという御質問でございますけれども、私は憲法第9条に違反しているとは思ってございません。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) 高垣総務部長。  〔総務部長高垣芳男君登壇〕 ◎総務部長(高垣芳男君) 17番鶴田議員の再々質問にお答えいたします。  非核宣言都市の件についてでございますが、本年度は原爆の写真展を実施することになっておりますが、これは財団法人広島平和文化センターの協力をいただきまして、無料で借り受けをいたしまして実施をすることになってございます。今後につきましては、予算面も含めまして事業内容について十分検討いたしたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(武田典也君) しばらく休憩いたします。     午後0時8分休憩     −−−−−−−−−−−−−−     午後4時53分再開 ○議長(武田典也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明7月11日午前10時から会議を開くことにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(武田典也君) 御異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。  本日はこれにて延会いたします。     午後4時54分延会     −−−−−−−−−−−−−−  地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。   議長  武田典也   議員  和田秀教   議員  浜野喜幸   議員  大艸主馬