広陵町議会 2021-07-09
令和 3年第2回定例会(第1号 7月 9日)
令和 3年第2回定例会(第1号 7月 9日)
令和3年第2回
広陵町議会定例会会議録(初日)
令和3年7月9日
令和3年7月9日広陵町議会
第2回
定例会会議録(初日)
令和3年7月9日広陵町議会第2回定例会(初日)は、広陵町議場に招集された。
1 出席議員は、14名で次のとおりである。
1番 坂 口 友 良 2番 堀 川 季 延
3番 千 北 慎 也 4番 山 田 美津代
5番 笹 井 由 明 6番 山 村 美咲子
7番 坂 野 佳 宏 8番 谷 禎 一
9番 吉 村 裕 之(議長) 10番 吉 村 眞弓美
11番 岡 本 晃 隆 12番 青 木 義 勝
13番 岡 橋 庄 次 14番 八 尾 春 雄(副議長)
2 欠席議員は、なし
3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。
町 長 山 村 吉 由 副 町 長 松 井 宏 之
教 育 長 植 村 佳 央 理事兼事業部長 中 川 保
まちづくり政策監 中 村 賢 一 企 画 部 長 奥 田 育 裕
総 務 部 長 吉 田 英 史 福 祉 部 長 北 橋 美智代
生 活 部 長 小 原 薫
教育委員会事務局長
池 端 徳 隆
事業部次長 栗 山 ゆかり 事業部次長 田 村 猛
4 本会議の書記は、次のとおりである。
議会事務局長 鎌 田 将 二
書 記 松 本 貴 子 書 記 島 田 剛 至
○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、令和3年第2回
広陵町議会定例会を開会します。
これより本日の会議を開きます。
(A.M.10:03開会)
日程番号 付 議 事 件
1
会議録署名議員の指名
2 会期及び日程の決定について
3 諸報告
4
所信表明演説
5 議案第33号 広陵町
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつ
いて
6 報告第11号 令和2年度広陵町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
7 報告第12号 令和2年度広陵町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について
8 報告第13号 令和2年度広陵町
水道事業会計継続費繰越計算書の報告について
9 報告第14号 令和2年度広陵町
下水道事業会計予算繰越計算書の報告について
10 報告第 5号 令和2年度広陵町
土地開発公社の経営状況の報告について
11 報告第 4号 広陵町税条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告について
報告第 6号 令和2年度広陵町
一般会計補正予算(第11号)の専決処分の報告につ
いて
報告第 7号 令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告につい
て
報告第 8号 令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第2号)の専決処分の報告につい
て
報告第 9号 令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告につい
て
報告第10号 令和3年度広陵町
水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の報告に
ついて
12 議案第34号 広陵町
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関す
る法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について
13 議案第35号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正す
ることについて
14 議案第36号 広陵町
手数料徴収条例の一部を改正することについて
15 議案第37号 令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)
16 議案第38号 訴えの提起について
○議長(吉村裕之君) まず日程1番、
会議録署名議員の指名を行います。本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により
12番
青木義勝議員
13番
岡橋庄次議員
を指名します。
次に、日程2番、会期及び日程の決定についてを議題とします。
会期及び日程等については、さきの
議会運営委員会において協議願っておりますので、その結果について
議会運営委員会委員長から報告願うことにします。
山村議会運営委員会委員長!
○
議会運営委員会委員長(山村美咲子君)
議会運営委員会は、7月6日に委員会を開き、令和3年第2回定例会の運営について協議しましたので、その結果を御報告申し上げます。
まず、本定例会の会期でございますが、本日、7月9日から21日までの13日間の予定でございます。
次に、本会議の日程でございますが、本日、7月9日が本会議の初日、第2日目は14日、第3日目は15日、第4日目は16日、最終日は21日、それぞれ午前10時から開催します。
次に、本日の議事日程については、お手元に配付しております日程表のとおりとさせていただきます。
本日上程されます議案の取扱いについてでありますが、議案第33号は人事案件につき、趣旨説明を受けた後、委員会付託を省略して、質疑、討論の後に採決していただきます。
報告第11号、第12号、第13号、第14号及び第5号については、報告を受けます。また、報告第4号及び第6号から第10号までの専決処分に関する報告については、委員会付託を省略し、本日審議し、採決することとします。
議案第34号から第38号までについては、
提案趣旨説明を受けることとします。
続きましては、7月14日の日程ですが、本日議決されなかった議案第34号から第38号までの5議案についての質疑を行い、それぞれ所管の常任委員会に付託します。
その後、一般質問を行います。一般質問が終了しなかった場合は、延会とし、15日及び16日に引き続き行います。
なお、委員会については、19日、午前10時から
総務文教委員会、同じく19日、午後1時30分から
厚生建設委員会が開催されます。
付託する案件については、議案第34号、第35号、第37号及び第38号の4議案を
総務文教委員会へ、議案第36号の1議案を
厚生建設委員会へ付託する予定でございますので、よろしくお願いします。
以上、
議会運営委員会の報告とします。
○議長(吉村裕之君) ただいまの委員長報告に対し、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
お諮りします。
ただいまの報告のとおり、本定例会の会期は、本日7月9日から7月21日までの13日間とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日7月9日から7月21日までの13日間に決定しました。
続きまして、本日の日程ですが、お手元に配付した日程表のとおりで御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、本日の日程は、日程表のとおりと決定しました。
次に、日程3番、諸報告を行います。
町監査委員より地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、令和3年2月分、3月分、4月分及び5月分の
例月出納検査の結果報告書の提出がありましたので、その写しをお手元のタブレットに配付し、報告とします。
以上、諸報告を終わります。
次に、日程4番、
所信表明演説を行います。
所信表明を町長より行っていただきます。
山村町長!
○町長(山村吉由君) 令和3年広陵町議会第2回定例会の開会に当たりまして、広陵町長として、町政運営の基本姿勢について所信の一端を申し上げ、議員各位並びに町民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
私は、さきの町長選挙におきまして、無投票で当選させていただきました。引き続いて皆様から負託され、3期目の町政運営をお預かりすることとなりました。このことは、私の2期8年の取組に対して、町民の皆様から一定の評価をいただいたものであると心に刻むとともに、皆様に対し心から感謝申し上げます。また一方では、三度の無投票ということが、おこがましい言い方ではありますが、政策の良否について評価をしていただけたのかどうか不安もあり、いま一度心を引き締め、決しておごることなく、『みなさんと共に「いい町」づくり』の実現に向けて、決意を新たに3期目の町政運営に邁進してまいりたいと存じます。
まずは、65歳以上の皆様には、
新型コロナウイルスの
ワクチン接種がなかなか始まらず、大変御心配をおかけしましたことを改めて深くおわび申し上げます。また、御心配をおかけしている上に医師の手配を誤り、接種当日に医師が来ていただけない手落ちがあり、さらに町当局の不審を増幅させたことに責任を痛感しております。当日接種にお越しいただいた方々はもとより、町民の皆様に深くおわびを申し上げます。
先月21日から集団接種が始まり、皆様の御協力の下接種率も徐々に上向いております。国が示していますとおり、今月末までに65歳以上の皆様への
ワクチン接種を完了するとともに、基礎疾患をお持ちの方及び64歳から60歳までの皆様につきましても、ほぼ完了いたします。また、59歳以下の皆様の
ワクチン接種につきましても、先月18日には16歳以上の全ての方に接種券を送付させていただきました。本町は大阪をはじめ町外へ通勤・通学されている方も多く、職場や大学での接種が拡大されている状況を踏まえたものでございます。今後、8月から9月にかけて集団接種を行うとともに、12歳から15歳までの方々を含め個別接種の実施に向けて、
町内医療機関の協力を得ながら、順次進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症の流行は、既に1年半以上に及んでいます。今なお経済情勢や人と人との交流の先行きは見通すことができず、多くの人々が不安な日々を送られています。このような情勢の中、昼夜を問わず懸命に対応に当たっておられる医療従事者、介護従事者の皆様をはじめとしたエッセンシャルワーカーの皆様に、改めまして心からの敬意と感謝の意を申し上げます。
さて、私は、『みなさんと共に「いい町」づくり』をスローガンに掲げ、「対話を重視すること」、「
コミュニティを大事にすること」、「あたたかな政策を基本にすること」を基本姿勢とし、これまで2期8年にわたって広陵町発展のため全力を尽くしてまいりました。懸案でありました中学校給食の開始や
クリーンセンター操業期限後の
ごみ処理共同化をはじめ、小中学校の
エアコン整備や
トイレ洋式化、北か
ぐやこども園の開園、
コミュニティバス広陵元気号の本格運行などを実現してまいりました。
また、昨年は
新型コロナウイルス感染拡大に伴う町独自の支援策として、町内企業が製造したマスクの配布、指定ごみ袋の無料配布、
上水道基本料金の3か月分免除、給食費の令和2年度分無償化などを、議会からの御提案をいただき実施いたしました。本年6月1日から施行いたしております「広陵町
自治基本条例」は、まちづくりの主体である町民、町議会、行政がそれぞれの権利や役割、責務を果たしながら連携してまちづくりに取り組んでいく際の基本ルールを定めたものであります。広陵町
自治基本条例の「参画と協働」の理念の下、次代を担う若年層や壮年期の皆様が、町政やまちづくりに関心を持ち、将来の広陵町を共に考え、熟議できる会議体の形成を行ってまいります。
『みなさんと共に「いい町」づくり』をさらに前進できるよう、これまでの実績とともに次に掲げる「豊かな町」、「安全な町」、「元気な町」の3つの重点項目の実現に向け、全力で取り組んでまいる所存です。
まず1点目は、「豊かな町」の実現です。
これまでに、中小企業・
小規模企業振興基本条例の制定後、同振興計画の策定、
一般社団法人広陵町
産業総合振興機構「なりわい」を創設し、
広陵高田ビジネスサポートセンター(KoCo−Biz)を設置いたしました。今後は、これらを積極的に活用し、がんばる事業者を応援するとともに、町内で起業を希望する方の創業をサポートしてまいります。
箸尾準工業地域の
工場用地造成事業につきましては、令和6年度に進出企業が工場建設をスタートできるよう計画しております。今年度は、用地取得の完了や進出企業の決定を行うこととしており、次年度以降の造成工事も含め着実に事業を進めてまいります。
工場用地造成に続き、
箸尾駅前地区の
土地利用計画、
都市計画道路箸尾駅前線の整備につきましても事業を進めてまいります。
「農業は国の礎」と申します。しかし、農業従事者の高齢化は深刻化しており、待ったなしの状況であります。農業経営の合理化、農地の集約化を図るため、町内各地域で「人・農地プラン」の実質化を進め、
集落営農組織の立ち上げや新規就農者の育成などを全町展開してまいりたいと存じます。専業農家の育成を目指して農業塾を開設し、その修了者が
複数イチゴ農家として就農されています。さらに高
付加価値作物を中心とした新たな農業を進めるため、農業塾を継続してまいります。観光客の誘致をはじめとする関係人口の創出として、竹取
公園周辺地区におけるまちづくりは、現在「
花讃道プロジェクト」として公園施設のリニューアルや
上田部奥鳥井線の歩道拡幅による新たな賑わいエリアの整備など、周辺が賑わいの拠点となるよう計画を進めてまいります。
次に2点目は、「安全な町」の実現です。
南海トラフ沿いを震源域として、今後30年以内にマグニチュード8以上の巨大地震が発生する確率は、70〜80%とされています。「災害は忘れた頃にやってくる」この言葉を胸に、全ての町民の皆様に日頃からの備えを促すとともに、町としましては、在来地域を中心とした
住宅密集地域において、狭隘道路の拡幅整備を進めるとともに、
長期ビジョンとして、防火帯としての機能する基幹道路の整備を位置づけた「防災対策100年計画」の策定を進めてまいります。
水害対策としましては、奈良県と連携しながら
平成緊急内水対策事業として、古寺川、広瀬川及び馬見川流域で雨水を一時貯留し、内水氾濫による被害を軽減させる遊水池を整備してまいります。また、老朽化したため池の安全性が課題となっております。万が一決壊したときに備えて
ハザードマップを作成しており、
地域防災計画の見直しや
防災施設整備などの対策に生かしてまいります。今年度は、堤体の地震に対する安全性の調査を行う予定であり、今後とも積極的な取組を進めてまいります。
防犯対策としましては、地域でのきめ細かな見守りとともに、子どもや認知症のため行方不明となる恐れのある高齢者を見守るシステムの構築など、ICTを活用した「安全・安心のまちづくり」を推進してまいります。
最後に3点目は、「元気な町」の実現です。
新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、人との接触を避けた結果、心身の不調を訴える方が増加しており、高齢者をはじめ町民の皆様の健康面が懸念されているところです。広陵町では「
健康長寿奈良県一」を目指し、
地域巡回型健康教室「広陵元気塾」やKEEPによる
介護予防教室を推進してまいりました。引き続き
新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら、高齢者の外出機会を確保し、健康に過ごすための取組を継続してまいります。
また、
がん検診受診率の向上や
受動喫煙防止対策を強化するなど、誰もが健康的で豊かな生活ができる町を目指してまいります。
「元気な町」広陵町の実現には、子どもたちの健やかな成長が欠かせません。町内の至るところで子どもたちの明るく元気な声が聞こえる町を目指して、不妊治療の支援をはじめ、
子ども医療費の高校卒業までの無償化、
小中学校給食費の第3子からの無償化など、子ども・子育て施策の充実を図ってまいります。
次に、近隣市町村との連携、公民連携の推進について述べたいと存じます。
人口減少と少子高齢化が急速に進んでいく中、多様な行政ニーズに応えていくためには、共通する課題に連携して取り組むことが必要であります。現在、令和7年の稼働に向けて進められている10市町村の広域化による
ごみ処理施設や安堵町、河合町との3町での
ごみ中継施設の整備、
国保中央病院と川西町、三宅町、田原本町、広陵町を結ぶ
シャトルバスの広域運行や中和・西和3市4町による公共施設の共同利用の検討など、近隣市町村との連携が多くの事業で進んでおります。今後もより一層、効率的な行財政運営による
住民サービスの実現を目指して、自治体間の協調発展を見据えた連携を進めてまいります。
民間企業、事業者には、行政にとって不足がちな経営の知恵、能力があります。私たちが担うべき行政事務がある一方、施設の管理、催事など、専門分野を得意、また特化した大学や民間事業者などとの公民連携を進め、「民間でできることは民間で」を実践し、効率的で実効性のある行政運営を行ってまいります。
「人生そのものが、学習の場なのだ」これは、トーマス・エジソンの言葉です。人は、生まれてから死ぬまで学習し続けます。学習する権利は誰にでもあり、私たちが学び続けることで、豊かなまちづくりを実現することができます。町民の皆様の生涯にわたっての学びを支援し、共にまちづくりを担っていただきたいと存じます。
中央公民館の建て替えにつきましては、私の任期中にめどをつけたいと考えており、
公共施設等総合管理計画を踏まえながら各方面と協議してまいります。現在、第5次広陵町総合計画及び第2次広陵町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の策定を進めております。これまでの策定方針とは異なり、人材育成、行政評価の観点から、職員が一つ一つの施策を洗い出し、将来のまちづくりに生かすため効果的な施策を学び、議論を重ねております。
地域担当職員制度につきましては、地域と町とのパイプ役に加え、地域の課題解決を共に担うパートナーとして位置づけるとともに、これまで以上に地域に積極的に関わることで、行政と町民との距離が身近になる取組を進めてまいります。一方で、区・自治会といった
基礎的コミュニティをはじめ、特定の社会的課題を担う
ボランティア団体やNPOなど、まちづくりを担う多様な主体が連携し、地域課題に取り組むことについて、支援してまいります。
以上、3期目の町政運営をお預かりする私の所信の一端を申し上げました。これからの人口減少と超高齢化を見据えたまちづくりには、様々な課題が山積しております。公共施設やインフラの老朽化対策は、長寿命化を基本として早急に修繕対応しなければならない施設もあり、財政状況や受益者負担のあり方を勘案しながら進めていく必要があります。
また、行政のデジタル化は、住民本位の迅速かつ積極的な取組が求められております。さらに、
SDGs未来都市に選定されている本町は、一層のごみ減量化や、
地球温暖化対策につながる二酸化炭素の排出が少ない暮らしの実現に積極的に取り組んでいく必要があり、町民の皆様と議会、そして行政の3者が互いに主体となって知恵を絞り、意見を出し合い、行動に繋げていかなければなりません。
「人生は何事も成さぬにはあまりにも長いが、何事かを成すにはあまりにも短い」これは、
小説家中島敦の言葉であります。しかし、私たちの時代の取組だけで「まち」ができあがるものでは決してありません。まちづくりは、連綿と続く歴史の継承であり、次代を担う子どもたちに引き継いでいかなければなりません。広陵町の将来像を描きながら、『みなさんと共に「いい町」づくり』ができるよう、
詩人坂村真民の言葉「念ずれば花ひらく」の気概を持って、邁進してまいる所存です。議員各位並びに町民の皆様のより一層の御理解と御協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。
○議長(吉村裕之君) ありがとうございました。
しばらく休憩します。
(A.M.10:27休憩)
(A.M.10:47再開)
○議長(吉村裕之君) 休憩を解き、再開します。
次に、日程5番、議案第33号、広陵町
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。
本案については、会議規則第38条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、本案については、委員会付託を省略することに決定しました。
朗読させます。
局長!
○
議会事務局長(鎌田将二君) 朗読
○議長(吉村裕之君) 本案について、説明願います。
山村町長!
○町長(山村吉由君) 議案第33号、広陵町
固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて、御説明を申し上げます。
平成30年7月30日から
固定資産評価審査委員をお務めいただき、今月29日をもちまして任期が満了となります山本和男氏の再任をお願いするものでございます。山本氏は、公務員としての豊富な行政経験をお持ちで2年間地元区長として行政と住民との重要なパイプ役も果たしていただいた方でございます。今任期中におきましても、これらの経験と知識をいかんなく発揮していただき、ますます多様化、複雑化する審査申入れに対し、審査の公正・公平と速やかな決定に御尽力賜っており、その実績を踏まえまして、引き続き委員をお願いするものでございます。なお、任期は3年でございます。何とぞよろしく御同意賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(吉村裕之君) これより、本案について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
本案について原案のとおり同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、議案第33号は原案のとおり同意されました。
ただいま
固定資産評価審査委員会委員に選任同意されました山本和男氏が来られていますので、議場に入っていただきます。
(山本和男氏入場)
○議長(吉村裕之君) 一言御挨拶をお願いいたします。
○(山本和男氏) 挨拶
○議長(吉村裕之君) 本日は、ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
(山本和男氏退場)
○議長(吉村裕之君) 次に、日程6番、報告第11号、令和2年度広陵町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について、報告願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 失礼します。
議案書の85ページをお願いいたします。
報告第11号、令和2年度広陵町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
87ページの
繰越明許費繰越計算書をお願いいたします。
ここに掲げております事業につきましては、国の補正に伴うもの、事業の遅れ、用地交渉の難航によるものなど年度内で事業が完了しないと予期されることから既に繰越事業として議決、承認をいただいているものとなります。5月末の出納閉鎖をもちまして、繰越額が確定いたしましたので、その繰越計算書の報告をさせていただくものとなります。
対象事業は一覧表のとおりで、繰越額の大きなものでは、認定こども園新設事業、社会資本整備総合交付金事業、
平成緊急内水対策事業、西小学校増築事業となっており、総額13億6,649万3,590円で、そのうち翌年度に繰り越した一般財源は2億521万9,111円でございます。
以上、報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
以上で、報告第11号の件は終了しました。
次に、日程7番、報告第12号、令和2年度広陵町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について、報告願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 続いて、議案書の89ページをお願いいたします。
報告第12号、令和2年度広陵町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について、御説明申し上げます。
事故繰越しにつきましては、先ほどの明許繰越と同様に単年度主義を原則とする予算執行の例外として認められているもので、避けがたい事故のため年度内に支出が終わらなかったため、やむを得ず事故繰越しをさせていただいたものとなります。
91ページの事故繰越し計算書をお願いいたします。
土木費の横峯公園改修事業におきまして、公園東側に転落防止柵としてフェンスを設置しておりましたが、コロナウイルスにより工場からの納品が遅れ、年度内に完了しないため、やむを得ず事故繰越しをさせていただいたものとなります。事故繰越し額につきましては、48万2,900円となっております。なお、工事につきましては、4月6日に完了をしております。
以上、報告させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
以上で、報告第12号の件は終了しました。
次に、日程8番、報告第13号、令和2年度広陵町
水道事業会計継続費繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について、報告願います。
田村事業部次長!
○事業部次長(田村 猛君) 議案書の93ページをお願いいたします。
報告第13号、令和2年度広陵町
水道事業会計継続費繰越計算書の報告につきまして、御説明申し上げます。
本件につきましては、令和2年度から令和3年度までの2か年の継続事業であります馬見南配水本管布設替耐震設計施工業務に係るもので、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定に基づき、報告するものでございます。
本業務につきましては、継続費の総額を3億800万円と定め、令和2年度の年割額を2億2,500万円を予定しておりましたが、実際の支払い義務発生額は2億41万5,600円でございましたので、残額2,458万4,400円は、令和3年度に逓次繰越するものでございます。なお、逓次繰越額に充てる財源につきましては、過年度損益勘定留保資金を予定しております。
以上のとおり、御報告申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
以上で、報告第13号の件は終了しました。
次に、日程9番、報告第14号、令和2年度広陵町
下水道事業会計予算繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について、報告願います。
田村事業部次長!
○事業部次長(田村 猛君) 議案書の97ページをお願いいたします。
報告第14号、令和2年度広陵町
下水道事業会計予算繰越計算書の報告について御説明申し上げます。
繰越計算書は99ページでございます。こちらにつきましては、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越額の報告でございます。
まずストックマネジメント計画事業でございます。当初3,600万円予算計上させていただいており、令和2年度に修繕改築計画策定業務委託682万円を支払いしております。このたび不用額を除く残りの2,869万5,000円を令和3年度に繰越しするものでございます。繰越し理由といたしましては、下水道カメラ撮影業者が不足しており、下水管路調査に遅れが生じたためでございます。
次に、県が実施する大和川流域下水道事業についての広陵町の負担金を繰越しするものであります。県の大和川流域下水道事業として、流域幹川の管路や第一及び第二浄化センターの浄化施設の老朽化対策として、更新工事を進めているものでございます。このうち令和2年度の国の補正予算を受けて、令和3年度に繰り越された事業費に対する広陵町の負担金について、翌年度繰越額に記載の612万7,000円を繰越しするものでございます。
以上、令和2年度広陵町
下水道事業会計予算繰越計算書の報告とさせていただきます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
以上で、報告第14号の件は終了します。
次に、日程10番、報告第5号、令和2年度広陵町
土地開発公社の経営状況の報告についてを議題とします。
本件について、報告願います。
中川理事!
○理事兼事業部長(中川 保君) 議案書15ページの報告第5号、令和2年度広陵町
土地開発公社の経営状況の報告について、御説明させていただきます。
地方自治法第243条の3第2項の規定により、令和2年度広陵町
土地開発公社決算について報告するものでございます。
別添の資料令和2年度
土地開発公社決算書により御説明させていただきます。
3枚目を御覧ください。右肩にページ数1と記載してございます。令和2年度の
土地開発公社事業報告書でございます。(1)の事業の概要でございますが、広陵町
土地開発公社は令和2年2月に設立し、令和2年度から広陵町の委託を受けまして、箸尾準工業地域
工場用地造成事業に着手しております。令和2年度から事業用地の取得を進めております。事業化に向けて令和元年度から用地の立会いや買収価格の評定、建物等の補償調査などを進めるとともに、地元や地権者の皆様への事業説明や意見聴取など積極的にコミュニケーションを取らせていただきましたので、用地買収の交渉は比較的スムーズに進めることができております。令和2年度の買収の状況につきましては、14ページの開発中土地明細表で御説明させていただきたいと思いますので、14ページをお開きください。
表の左端の列に資産区分を記載しております。2行目から順にA地区、B地区、代替地となっております。左から4列目が登記の取得面積となり、5列目が用地費、6列目が補償費と並んでおります。12列目が雑費を含めた取得費の合計欄となっています。A地区の取得面積は、約2万5,000平米で、取得費の合計は約7億4,500万円です。B地区の取得面積は約1万6,000平米で、取得費合計は約4億2,400万円となっております。A地区、B地区を合わせた取得面積は、約4万1,500平米となり、進捗率は57%となります。代替地の取得面積は約3,500平米で取得費合計が約8,700万円となっております。一番下の行が合計で、12列目の取得費の合計額は約12億5,600万円となっております。この取得費の事業資金につきましては、次の15ページに長期借入金明細表として記載しておりますので、御覧ください。借入先として広陵町貸付金から7億円、町水道事業会計から5億円借り入れておりまして、利率は0.1%となってございます。南都銀行から約8,300万円借入れしており、利率は0.268%となっております。合計で22億8,300万円借り入れております。
1ページに戻っていただきまして、(2)の理事会の議事事項についてでございます。令和2年度は、定例理事会を2回開催しております。5月の理事会では、令和元年度の決算と箸尾準工業地域
工場用地造成事業に関する基本協定及び委託契約の2議案について、2月の理事会では、令和3年度予算と代替地土地売却契約関連規定の3議案についてそれぞれ御審議いただき、原案のとおり御承認いただいております。
(3)役員に関する事項、2ページの(4)事務局職員に関する事項につきましては、記載のとおりでございます。
3ページを御覧ください。
ここからは、令和2年度広陵町
土地開発公社決算報告書となります。
まず(1)収益的収入及び支出でございますが、上段の収入の表については、事業収益として町補助による事務費収入につきましては、予算額615万円を計上しておりましたが、印紙税や借入れ利息、顧問報酬など定められた使途の執行となるため、不用額は返還し、決算額としましては、137万円余となっております。事業外収益は受取利息となります。決算額は1,458円です。下段の支出の表については、販売費及び一般管理費として印紙税と顧問報酬などで76万8,798円の決算額となっております。
事業外費用としては、支払い利息として60万2,064円を決算額として支出しております。なお、備考欄に未払い利息612円と記載しております。これは3月31日に南都銀行から借入れを行った金額に対して1日分の利息が発生しており、これが未払いとなっているものでございます。この612円については、令和3年度の支払い利息と併せて支払う予定でございます。
4ページを御覧ください。
(2)資本的収入及び支出についてでございます。上段の収入の表では、資本的収入として、さきに説明しました町貸付金や水道会計、また南都銀行から借り入れました長期借入金について決算額として12億8,300万円を計上しております。下段の資本的支出では、公有地取得事業費は、決算額ゼロ円となっております。土地造成事業取得事業費の決算額は、用地取得費の約12億5,600万円となっております。決算額の右隣に翌年度繰越額の欄がございます。約1,200万円を計上しておりますが、これは地質調査、詳細設計などの測量試験費で成果品の完成までに至らず、支払いできない額を繰越しするものでございます。詳細については、17ページの繰越計算書に記載しております。
5ページを御覧ください。
(3)財産目録でございます。令和2年度末、3月31日時点での整理となります。上段の資産の部では、流動資産の(1)現金及び預金でございますが、普通預金として約1億7,700万円ございます。これは4月に土地の売買契約を予定しており、契約時に支払う7割の前払金を3月に借り入れたものが主となります。これに(2)の開発中土地の簿価約12億5,600万円を加えたものが資産の部の合計金額約14億3,700万円となっております。
下段の負債の部では、流動負債の(1)未払金は、事業未払金として土地の移転登記完了後にお支払いする後払いの3割分が3月末時点では登記完了とならず、未払いとなっているものが主となるものでございます。約1億4,900万円になります。
(3)の預り金は、顧問報酬の1月から3月分の源泉徴収税額になります。固定負債は長期借入金で約12億8,300万円となります。資産から負債を差し引いた純資産は町出資金に受取利息を加えた500万846円となります。
6ページ以降に、貸借対照表、損益計算書など財務諸表を、12ページには公社監事2名によります決算審査報告書、また13ページ以降には附属明細表と添付しておりますので後ほど御確認いただきたいと思います。なお、本件につきましては、令和3年5月19日の理事会で承認されておりますことを御報告しまして、説明とさせていただきます。
以上でございます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。
以上で、報告第5号の件は終了します。
次に、日程11番、報告第4号及び第6号から第10号までを議題とします。
お諮りします。
報告第4号及び第6号から第10号までについては、会議規則第38条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第4号及び第6号から第10号までについては、委員会付託を省略することに決定しました。
それでは、各案件ごとに審議します。
まず広陵町税条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 失礼します。
議案書の1ページをお願いします。
報告第4号、広陵町税条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、3月31日付で専決処分をさせていただきましたので、その承認を求めるものでございます。
本条例は2条建てとなっておりまして、第1条で税条例、第2条では令和2年の改正条例の改正を行っております。
説明につきましては、別冊でお配りしております概要集でさせていただきます。
概要集の1ページをお願い申し上げます。
まず、今回の改正理由ですが、令和3年度税制改正によるもので、2月の全員協議会で説明をさせていただきましたが、地方税法等の一部を改正する法律、その他関係政令等について、令和3年3月31日に公布され、一部が同年4月1日に施行されることに伴い、専決処分にて所要の改正を行っております。
次に、2番、改正概要ですが、まず(1)の個人住民税に関する事項が2点ございます。扶養申告書等に電子提出に係る税務署長の承認の廃止としまして、電子化推進の観点から扶養親族申告書等の電子提出要件である税務署長の承認を不要とすることができるように改正をしております。
また住宅借入金等特別税額控除の特例の延長といたしまして、所得税において、住宅ローン控除の期間を13年間とする特例の延長、特例の適用期限が1年間延長され、令和4年末までの入居者が対象とされるとともに、延長した部分に限り合計所得1,000万円以下のものについて、免責要件が緩和されることに伴い、個人住民税におきましても所得税で控除し切れなかった額を翌年度の個人住民税から控除する措置を講ずるものでございます。
次に、固定資産税に関する事項といたしまして、わがまち特例の一部を廃止する改正をしておりますけれども、本町に該当はございません。
次に、土地に係る固定資産税の負担調整措置としまして、
新型コロナウイルス感染症により社会経済活動や国民生活全般を取り巻く環境が大きく変化したことを踏まえ、納税者の負担感に配慮する観点から評価替えに伴い、税額が増加する土地について、令和3年度に限り前年度の税額に据え置く措置を講ずるものでございます。
次に、軽自動車に関する事項といたしまして、軽自動車の取得時に課される環境性能割について、令和3年3月31日までに取得した場合、税率1%が軽減されておりましたが、その適用期限を9か月延長し、令和3年12月31日までとするものでございます。
次に、次のページ、グリーン化特例経過の見直しといたしまして、種別割における燃費性能等に優れた軽自動車を取得した年度の翌年度分の税率を軽減する特例措置について、50%軽減及び25%軽減に対する対象者を営業用自動車に限定した上で、特例の期限を2年間延長するものでございます。
3番、改正内容は多岐にわたっておりますけれども、ただいま説明させていただいたもののほか、法改正等に伴います字句の改正や条項ずれの整備等を行っております。
4ページの施行期日につきましては、令和3年4月1日としておりまして、附則におきまして、経過措置を設けております。
以上で、広陵町税条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告とさせていただきますので、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第4号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第4号は承認されました。
次に、報告第6号、令和2年度広陵町
一般会計補正予算(第11号)の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) それでは、議案書の17ページをお願いします。
報告第6号、令和2年度広陵町
一般会計補正予算(第11号)の専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件につきましては、
新型コロナウイルスワクチン接種の繰越明許費について、地方自治法第179条第1項の規定により、3月25日付で専決処分させていただきましたので、その承認を求めるものでございます。
22ページをお願いいたします。
今回の補正は予算額には変更はなく、繰越明許費の補正となっております。
ワクチン接種体制確保事業として、令和2年度に補正予算を計上させていただきましたが、一部繰越しを見込んでおらなかった分につきまして、県からの連絡により繰越しができることとなり、令和3年度に執行できるよう繰越明許費の補正を行ったもので、
新型コロナウイルスワクチン接種体制整備事業で1,393万5,000円の追加を行っております。
以上で、令和2年度
一般会計補正予算(第11号)の説明とさせていただきますので、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第6号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第6号は承認されました。
次に、報告第7号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 議案書の23ページをお願いします。
報告第7号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件につきましては、4月27日に
新型コロナウイルス感染症の奈良県緊急対処措置が発表され、本町におきましても感染拡大が続いていた状況の中で、町内飲食店等の夜間営業の時間短縮の要請をさせていただくため、急遽予算を補正する必要が生じたため、地方自治法第179条第1項の規定により、4月30日付で専決処分をさせていただきましたので、その承認を求めるものでございます。
27ページをお願いいたします。
今回の補正額は第1条にありますとおり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,600万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ125億5,600万円としております。夜8時までの時短営業に御協力いただいた事業者に、店舗の売上規模に応じて1日当たり2万円から6万円の協力支援金を支給するもので、期間は5月1日から11日までの間でございました。財源につきましては、34、35ページにありますとおり、県補助金が2分の1、残り2分の1は、地方創生臨時交付金を充当させていただいております。
以上で、
一般会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきますので、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第7号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第7号は承認されました。
次に、報告第8号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第2号)の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 議案書の39ページでございます。
報告第8号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第2号)の専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件につきましては、報告第7号に関連いたしまして、近隣府県に出されている緊急事態宣言が5月31日まで延長され、町内飲食店等の時短要請につきましても同様に5月31日まで延長させていただくため、5月10日付で再度専決処分をさせていただきました。
43ページをお願いいたします。
今回の補正額は第1条にありますとおり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,900万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ125億8,500万円としております。5月12日から31日までの20日間の飲食店等時短要請協力金となってございます。歳入につきましては、第1号補正と同様に県2分の1、残りは地方創生臨時交付金を充当させていただいております。
以上で、
一般会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきますので、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
山田議員!
○4番(山田美津代君) この時短で、どのくらいの店舗が申請されて、どのくらいの店舗が申請が認められたのか。それは分かりますでしょうか。
○議長(吉村裕之君) 栗山事業部次長!
○事業部次長(栗山ゆかり君) 山田議員さんの質問にお答えさせていただきます。
申請件数につきましては、75件申請がございました。その中で、決定をさせていただいたのは73件となっております。2件につきましては、1件は経営実態がなかったことが判明したもの、それからもう1件は交付対象者としての要件に値しなかったものということで2件は交付はさせていただいておりませんけれども、73件の交付をさせていただきました。
○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第8号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第8号は承認されました。
次に、報告第9号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) それでは、議案書の55ページをお願いいたします。
報告第9号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第3号)の専決処分の報告について、御説明申し上げます。
本件につきましても
新型コロナウイルス対応として急遽予算を補正する必要が生じたため、6月15日付で専決処分をさせていただきましたので、その承認を求めるものでございます。
議案書の59ページをお願いいたします。
今回の補正は第1条にありますとおり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,183万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ126億4,683万5,000円とするものでございます。
68、69ページをお願いいたします。
歳出のほうを御説明申し上げます。
4款衛生費につきまして、高齢者の
新型コロナウイルスワクチン接種を7月末までに終えるため、前倒し分として必要な経費を計上させていただきました。主なものでは、予防接種委託料として1,626万8,000円、集団接種会場設営委託料として1,046万8,000円、またタクシー借上げ料で1,180万9,000円の計4,883万5,000円を計上しており、歳入で全額国庫補助を見込んでおります。
次に、70、71ページをお願いいたします。
農商工費で1,300万円計上しております。先ほどの補正で説明させていただきました5月1日から31日までの飲食店等の時短要請協力金につきまして、6月10日現在で申請額は予算額を超え、それ以降も見込まれましたので、1,300万円の追加をさせていただきました。今回の補正を合わせますと合計5,800万円の時短要請の事業費となってございます。
66、67ページの歳入をお願いいたします。
飲食店等の時短要請協力金につきまして、さきの補正では、県補助金が2分の1、残りは第3次の地方創生臨時交付金を充当しておりましたけれども、国の協力要請推進枠の対象や県費の拡充があり、財源の補正をさせていただいております。5,800万円の事業費のうち、国の協力要請推進枠が1,457万6,000円、県の補助金が今回の補正では、1,728万円となっておりますけれども、さきの補正で2,250万円を計上済みでしたので、合わせまして、3,978万円となります。残りが町負担となりますけれども、364万4,000円につきましては、一番上の地方創生臨時交付金で調整をさせていただいております。
以上で
一般会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきますので、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第9号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第9号は承認されました。
次に、報告第10号、令和3年度広陵町
水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の報告についてを議題とします。
本件について、説明願います。
田村事業部次長!
○事業部次長(田村 猛君) それでは、報告第10号、令和3年度広陵町
水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の報告について御説明申し上げます。
議案書のほうは73ページからとなりますが、77ページを御覧ください。
今回の補正は、第3条に定めました収益的収支におきまして、水道事業費用として2,900万円を増額するものであります。
明細につきましては、84ページをお願いいたします。
6月18日の議員懇談会で御説明させていただきました旧水道局跡地の安全確認調査の実施費用として2,900万円を営業費用に追加しております。こちらにつきまして、近隣の住民の方の御要望に基づき、早急に安全を確認する調査を行う必要があるため、地元説明会をさせていただき、合意を得た上で調査を実施いたしており、予算に不足を生じることから6月21日付で専決を行っております。
以上、令和3年度
水道事業会計補正予算(第1号)の専決処分の報告についての説明とさせていただきますので、御承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) これより、本件について、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
谷議員!
○8番(谷 禎一君) 今回の2,900万円の補正の部分で、補正予算なのであと入札なりいろんなことがあって、発注されると思うんですけれども、非常に大きい金額になっておると思います。実際水道局の跡地売却に当たって、建物を解体するのに1億120万円で請負をされております。土地の売買金額よりもほぼ3,000万円近い費用がかかったと。平たく言えば、土地を売るのに3,000万円余分にかけて建物を潰して売却したということになるわけですが、それに加えて今回の事故の関係で調査をするのに2,900万円の費用をかけるということなんですけれども、この2,900万円の内訳なんですけれども、どういう形になっておるのか。懇談会で見させていただきました資料を見ると、1.5メートルまで土を取って、そして機械で探知ですね、下にボンベとか危険物があるのかないのかというふうなことを作業をしたようなことになっておるんですけれども、そういう費用なのか、それとあとほかに補償費、けがをされた方とか、あと周辺の植樹等に被害を与えたとかいうふうなことで補償費等も要るとは思うんですけれども、そういうふうなものは、ここに入っていないのか、いるのか、その辺の内訳を兼ねてお尋ねしたいと思いますので御説明願いますか。
○議長(吉村裕之君) 中川理事!
○理事兼事業部長(中川 保君) 私のほうからは、調査の内訳について説明させていただきます。
7月2日の議員懇談会でも説明させていただきましたけれども、調査に当たりまして、まず重機で1メートル50まで掘削するということでございますけれども、その際に危険物、ボンベがもしあったら接触する可能性もあるので、そういうものがあるのかないのか、あればどこにあるのか、深さはどの程度かというのを事前に磁器探査とレーダー探査で調査して、安全を確認しながら掘削作業を行ったということでございます。また、そのレーダー探査を、磁器探査を行うに当たりまして、周辺の仮囲いをしてございますけれども、その仮囲いをしている鉄パイプが磁器探査で干渉してきますので、そういったものも全部取り払う必要があったと。それから現場にございました仮設事務所、これも移動しないとその仮設事務所の下も調査しないといけないので、その撤去等も行ってもらいました。当時運び込まれておりましたくいですね、建設のために運び込まれていたくいも移動してもらう必要があったので、運んでもらったというような準備もしながら調査をして、掘削をしたということでございます。それから1.5メートルまで掘り下げた際に出てきた地下埋設物、コンクリート殻等が出てきましたので、そういったものも除去しております。
それから1.5メートルになった時点で再度磁器探査、地中レーダー探査を行ってどういったものが埋設されているのかというのを調査させていただいて、1.5メートルから下にはあまりなかったんですけれども、反応があったところについては掘削して取り除いたということでございます。
その後、埋め戻しにつきましては、すぐさままた建設工事が始まりますので、しっかり締め固めしなければならないということで、一応セメントを混ぜて改良した上で、しっかりと締め固めをしながら埋め戻しをしたということで、そういった土を触る工事、それからそのために行った仮設物の撤去、それからそれを戻すといった工事、そういったものを全て含めて約2,900万円必要であったということでございます。
以上でございます。
○議長(吉村裕之君) 谷議員!
○8番(谷 禎一君) また資料の提出をお願いしたいと思います。
○議長(吉村裕之君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 討論がないようですので、討論を打ち切り、採決します。
お諮りします。
報告第10号を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、報告第10号は承認されました。
次に、日程12番、議案第34号から日程16番、議案第38号までの5議案については、本日提案説明を受け、質疑については、7月14日に行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
それでは、議案ごとに提案説明を受けます。
日程12番、議案第34号、広陵町
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定についてを議題とします。
本案について、説明願います。
奥田企画部長!
○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。
それでは、議案第34号、広陵町
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について御説明申し上げます。
議案書は103ページからとなりますが、概要集の5ページを御覧いただきたく存じます。
まず条例の制定趣旨でございます。
地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づき、工場立地特例対象区域における工場立地法に定める特定工場の緑地面積率及び環境施設面積率の緩和を目的として、法第9条第2項によって、定められる基準の下限を適用するため、所要の規定整備を行うものでございます。
次に、条例の制定内容でございます。第2条では、定義といたしまして、この条例で使用する用語の意義を定めております。
第3条では、工場立地特例対象区域、並びに緑地及び環境施設の敷地面積に対する割合の緩和といたしまして、この条例が適用される工場立地特例対象区域における緑地及び環境施設の面積のそれぞれの敷地面積に対する割合について、法第9条第2項によって定められる基準に基づき、都市計画法第8条第1項第1号の準工業地域において、緑地については100分の10以上とし、環境施設については、100分の15以上とするものでございます。
最後に、本条例の施行期日は公布の日からとし、既存工場等に係る緑地及び面積の算定は、規則で定めるところによるものとしております。
以上、どうか慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。
○議長(吉村裕之君) 次に、日程13番、議案第35号、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。
本案について、説明願います。
奥田企画部長!
○企画部長(奥田育裕君) 失礼いたします。
それでは、議案第35号、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて、御説明申し上げます。
議案書は107ページから、新旧対照表は14ページからとなりますが、概要集の6ページを御覧いただきたく存じます。
まず条例の改正理由でございます。町長及び副町長の給料月額並びに退職手当の算定における給料月額につきましては、平成30年7月1日施行で条例改正を行い、その際の経過措置として改正前の給料月額を適用してきたところでございます。引き続き、当該改正前の給料月額を適用するため、所要の改正を行うものでございます。
次に、条例の改正内容でございます。まず給料月額につきまして、令和3年7月1日から令和7年6月30日までの間、町長は84万円から2万6,000円を減額した81万4,000円に、副町長は69万2,000円から2万1,000円を減額した67万1,000円にするものでございます。
次に、退職手当の算定における給料月額につきまして、令和3年7月1日から令和7年6月30日までの間、町長は減額後の給料月額81万4,000円から20%減じた額、副町長は減額後の給料月額67万1,000円から10%減じた額とするものでございます。
最後に、本条例の施行期日は公布の日からとし、改正後の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の規定は、令和3年7月1日から適用することとしております。
以上、どうか慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願い申し上げ、御説明とさせていただきます。
○議長(吉村裕之君) 次に、日程14番、議案第36号、広陵町
手数料徴収条例の一部を改正することについてを議題とします。
本案について、説明願います。
小原生活部長!
○生活部長(小原 薫君) 失礼いたします。
議案第36号、広陵町
手数料徴収条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。
議案書につきましては、111ページから113ページで、概要集は7ページ、新旧対照表は15ページでございますが、説明につきましては、概要集でさせていただきますので、概要集の7ページをお願いいたします。
改正の理由でございますが、これまで個人番号カードの再交付にかかる手数料につきましては、総務省から通知カード及び個人番号カードの再交付手数料の取扱いについてが発出されたことを受け、本町が徴収を行うこととしてきたところでございます。このたび、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が令和3年5月19日に公布され、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正部分が同年9月1日から施行されることに伴い、地方公共団体情報システム機構が個人番号カードを発行し、手数料を徴収するものとして明確化されるため所要の改正を行うものでございます。
次に、改正の内容でございますが、第2条の関係では、個人番号カードの再交付に関する規定の廃止としましては、個人番号カードの再交付手数料について規定する号を削るものでございます。
次に、第3条関係では、引用の号ずれの対応としまして、第2条の改正による号ずれへの対応を行うものでございます。
施行期日につきましては、令和3年9月1日から施行するものでございます。
以上、慎重なる御審議をいただき、原案御可決賜りますようお願いを申し上げ、説明とさせていただきます。
○議長(吉村裕之君) 次に、日程15番、議案第37号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)を議題とします。
本案について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 議案書の115ページをお願いいたします。
議案第37号、令和3年度広陵町
一般会計補正予算(第4号)について、御説明申し上げます。
まず第1条ですけれども、今回の補正予算につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億3,543万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ131億8,226万8,000円とするものでございます。
順次概要を説明させていただきます。
まず126、127ページの歳出をお願いいたします。
2款総務費の一般管理費につきまして、電算関係費で4,500万円を計上しております。これは更新時期を迎える庁舎の情報系及び基幹系のネットワークを入れ替えるとともに、情報系ネットワークの無線化対応を行う計画をしております。無線化によりまして、庁舎内での三密対策のための事務室の分散、またペーパーレスにも寄与できるものと考えております。事業費のうち、3,200万円は、地方創生臨時交付金事業として申請を予定しております。
次に、中段以降に生活支援特別定額給付金事業を計上しております。これは議会から要望がございました全町民に1人1万円の現金給付を行うもので、一番上の給与費320万円と併せまして、給付金事業全体で3億7,600万円の予算を計上しております。実施時期につきましては、システム構築や体制整備もございますので、秋頃を見込んでおりますけれども、予算確定後、早期に着手してまいりたいと考えております。地方創生臨時交付金事業として申請いたしますけれども、本町の交付金限度額を超えますので、基金に財源を求めることとなります。
左側ページの財源内訳を見ていただきますと、国・県支出金が臨時交付金、一般財源の一部はネットワーク入替えの一般財源1,300万円も含まれますが、2億8,230万円は財政調整基金に財源を求めております。
次に、128、129ページをお願いいたします。3款民生費の介護保険システム改修委託料277万2,000円は、法改正に伴いますシステム改修で国庫2分の1、町2分の1となっております。
次に、低所得子育て世帯生活支援特別給付金につきましては、
新型コロナウイルス感染症による影響の長期化に伴い、独り親世帯以外の低所得の子育て世帯に生活支援のための給付金を支給するもので、児童1人当たり一律5万円を1回限り支給するものとなります。財源につきましては、全額国庫補助となります。
下の児童措置費、保育所費の補助金、また次のページの子ども育成費も需用費と備品購入費を計上しておりますけれども、感染症防止対策に係る支援といたしまして、備品や消耗品の購入について、国または県の補助制度がございますので、それぞれ施設の限度額の範囲で予算計上をしております。町負担分につきましては、臨時交付金を充当させていただいております。
次に、131ページ、放課後子ども育成教室関係費の中で用地取得費として3,970万1,000円を計上しております。これは現在建築しております西校区放課後子ども育成教室の用地、また併せまして西小学校教員の駐車場も不足している状況で、駐車場用地も併せて購入するに当たり、所有者の内諾を得ることができましたので、購入費を計上しております。面積は1,157平方メートルとなっております。
下段の4款衛生費、
国保中央病院組合負担金210万円につきましては、コロナウイルス感染症の患者を受入れしている病棟の清掃について、特殊な清掃作業が必要となるため、本町も負担額を計上しており臨時交付金を充当しております。
一番下の再エネ導入計画策定事業委託料998万8,000円につきましては、2050年までの脱炭素社会を見据え、再生可能エネルギーの導入目標を策定する事業で、
公益財団法人日本環境協会の全額補助により策定いたします。
次に、132、133ページをお願いいたします。
6款土木費の道路台帳管理システム導入委託料1,500万円につきましては現在運用しております機器に不具合が生じており、サブの機器で運用しておりますけれども、導入後10年以上経過して、OSのサポートも終了しているため、公開型のGISに対応した新システムに入れ替えるものでございます。
中段の8款教育費の備品管理費60万円につきましては、コロナ対策として体育館にサーキュレーターを購入するものでございます。
9款災害復旧費で、近畿市町村災害復旧相互支援機構負担金50万円を計上しております。これは新たな機構の設立に参加するための負担金となります。頻発化する水害や土砂災害等に伴い、公共土木施設の被害が多発する状況を鑑み、被害の早期復旧を図り経済活動を早期に再生させるため、相互応援の観点から速やかな予算措置と技術者確保を目的として設立されます。有事の際は、人材派遣や調査設計委託費の給付を受けることができ、本町も参加させていただくものでございます。5月現在で、近畿22市町村、奈良県内においても7市町村が参加する予定を聞いております。
次に、戻っていただきまして、122、123ページの歳入をお願いいたします。
13款使用料及び手数料、ごみ処理手数料で1,200万円減額をしております。これは議会のほうからも要望がございましたごみ袋の無料引換券の配布についてその分、歳入を減額するものでございます。このごみ袋の無料引換券につきましては、先ほどの定額給付金と併せて実施いたしたいと考えております。
次に、14款国庫支出金の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、第3次分の本町の交付限度額の残り分で1億4,496万8,000円を計上しております。下段の18款繰入金ですけれども、今回の補正によります不足財源につきまして、財政調整基金の取崩しで3億4,963万6,000円を計上しております。
あとは、歳出で御説明させていただきましたので、割愛させていただきます。
以上で、
一般会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきますので、慎重に御審議いただき、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) 次に、日程16番、議案第38号、訴えの提起についてを議題とします。
本案について、説明願います。
吉田総務部長!
○総務部長(吉田英史君) 議案書の141ページをお願いいたします。
議案第38号、訴えの提起について、御説明申し上げます。
本件につきましては、訴えを提起するに当たり、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
まず訴訟の相手方は、広陵町古寺在住の議案に記載がある方となります。
次に、訴訟の趣旨は、古寺639番1の町有地の一部を不法に占有し、再三にわたる催告にも応じていただけないため、訴訟で町有地の明渡しを求めるものでございます。
3番、訴訟遂行上の方針としまして、第1審、または第2審の判決の結果、必要と認めた場合は、上訴するものとさせていただいております。
次のページをお願いいたします。
管轄裁判所は奈良地方裁判所、訴訟は弁護士に委任する方針でございます。
以上、説明とさせていただきますので、慎重に御審議いただき、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(吉村裕之君) 以上で、本日の議事日程は全て終了しました。
お諮りします。
議案熟読のため、来週7月12日から7月13日までの2日間を休会としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉村裕之君) 異議なしと認めます。
よって、来週7月12日から7月13日までの2日間は休会とします。
なお、7月14日は、本日議決されなかった議案に対する質疑並びに一般質問のための本会議とします。
本日は、これにて散会します。
(A.M.11:58散会)...