• "オンコール体制"(/)
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  1. 生駒市議会 2021-09-10
    令和3年第4回定例会 厚生消防委員会 本文 開催日:2021年09月10日


    取得元: 生駒市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-07
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時0分 開会 ◯伊木まり子委員長 おはようございます。ただ今から厚生消防委員会を開催いたします。  本日の会議につきましては、常任委員会運営フローに基づき運営いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 2 ◯伊木まり子委員長 調査事項(1)生駒市立病院令和2年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)について。  本件は理事者からの申入れに基づき、報告を受けるものです。  なお、本件について、報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員からも質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 3 ◯伊木まり子委員長 それでは、本件について部長から報告を受けます。近藤福祉健康部長。 4 ◯近藤桂子福祉健康部長 おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。 5 ◯伊木まり子委員長 着座にてどうぞ。 6 ◯近藤桂子福祉健康部長 ありがとうございます。では、着座にて失礼いたします。  それでは、調査事項の説明に先立ちまして、過日9月3日に開催いただきました生駒市病院事業推進委員会の内容につきまして、ご報告申し上げます。  今年度は3年ごとの病院事業計画の見直しの年度となっており、前回、平成30年度と同様に、その見直しの基礎資料として、生駒市立病院令和2年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)と併せて、生駒市における地域医療の現状等報告書を作成し、委員会に報告させていただきました。委員会では、感染状況が急拡大している最中、先が見通せない状況での計画の見直しはしづらいのではないか、当面、感染状況を見ながら、国や県の方針等を注視しつつ、時期を見てコロナ等の新興感染症への対応などを含め、改めて計画の見直しを行ってはどうかという趣旨のご意見を委員の皆様からいただきましたことから、事務局として、この度は計画改定をいったん見送ることとし、適切な時期に改めて計画の見直しを行う方向で進めさせていただくべく、ご報告申し上げます。  それでは、調査事項(1)、生駒市立病院令和2年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)について、ご説明申し上げます。  生駒市立病院につきましては、平成27年6月に開院し、今年で7年目を迎え、本市の地域医療の充実に寄与していただいております。特に、昨年からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際し、令和2年4月に市内で最初に帰国者接触者外来を立ち上げ、PCR検査を実施し、疑似症患者の受入れにも積極的に取り組んでいただきました。さらに、令和3年1月からは新型コロナウイルス感染症陽性患者を12床で受け入れ、本年5月からは16床に、また8月からは20床に受入れ病床を増やすなど、コロナ対策に積極的に取り組んでいただいております。  救急についても、全国でコロナ疑い患者の搬送困難事例が発生している状況下、市立病院では発熱患者も断らないというスタンスで高い救急応需率を維持しています。また、新型コロナワクチン接種についても、いち早く本年4月から7階交流センターを専属スペースとして住民接種に取り組んでいただいております。これらのコロナ対策に取り組む一方で、一般診療についても小児科常勤医師を1名、産婦人科常勤医師を1名、それぞれ増員するなど、医師等の人員体制の整備と従前からの課題に取り組んでいただいております。なお、本年度は小児科常勤医師及び脳神経外科常勤医師を増員、確保いたしました。また、下半期から北和小児二次輪番体制への参加を予定しています。  実施状況調査報告書につきましては、病院事業計画に設定された目標に対する取組の評価、課題を明確にし、PDCAサイクルにより、翌年度事業計画に反映していくものです。なお、令和2年度実施状況調査報告書につきましては、令和2年度分の調査に合わせて平成30年度から令和2年度までの3カ年の評価を含め、去る8月31日開催の生駒市立病院管理運営協議会においてご意見をいただき、確定したもので、9月3日開催の生駒市病院事業推進委員会にも報告させていただきました。  それでは、詳細につきまして、南口地域医療課長からご説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
    7 ◯伊木まり子委員長 南口地域医療課長、着座でお願いいたします。 8 ◯南口嘉子地域医療課長 それでは、着座にて失礼いたします。  それでは、お配りしております調査事項に係る資料のうち、生駒市立病院令和2年度実施状況調査報告書(3カ年のまとめ)、資料1についてご説明申し上げます。  資料1の表紙をめくっていただきまして、左側が目次、右側に書類の見方を掲載しております。書類の見方でございますが、本資料は見開き左側ページに令和2年度の事業計画に対する事業報告を掲載し、右側ページには令和2年度事業報告の補足説明と前回3カ年のまとめとして、平成30年度以降、平成30年度、令和元年度及び令和2年度中間報告で報告させていただきました評価を抜粋して掲載し、それに令和2年度下半期の評価を加えております。  また、課題は太字で掲載しております。1ページ、2ページをお願いいたします。  診療科目でございます。診療科目は16診療科であり、令和3年2月からは小児科消化器外来を設置し、診療の幅を広げました。  右側のページに移りまして、3カ年の評価でございますが、令和元年度において下肢静脈瘤外来を、また令和2年度において、小児科消化器外来をそれぞれ開設するなど、質の高い医療の提供を目指し、専門的な診療、治療を行う専門外来が定着してきているとしております。課題といたしましては、より広く専門外来の設置を目指し、コロナ禍において常勤医師の確保や病病連携の推進など、質の高い医療の提供を目指す必要があるとしております。  3ページ、4ページをお願いいたします。  病床数でございます。令和3年3月31日現在の稼働病床数は210床でございます。また、新型コロナウイルス感染症疑い患者の受入れ病棟として、5階東病棟を一部専用病棟化いたしました。そして、感染管理を徹底させるために個室6室の陰圧化工事を実施し、受入れ病棟を5階東病棟から5階西病棟へ変更した上で、令和3年1月からは5階西病棟においてコロナ陽性患者の受入れを始めました。  右側、評価でございますが、令和2年度にはコロナ陽性患者等の積極的な入院受入れにより、地域のコロナ対応に貢献できているとしております。課題としては、病床利用率の落ち込みの主な原因はコロナの影響のほか、整形外科常勤医師の不在であり、不足する診療科の常勤医師の確保に引き続き努める必要がある。また、北和小児科二次輪番体制への参加に努め、休日夜間応急診療所の小児二次救急医療体制のバックアップ機能などを更に充実する必要があるとしております。  5ページ、6ページをお願いいたします。  人員体制でございます。3月末現在の医師は常勤22名となっております。常勤医師に関しては、グループ内転勤により、内科1名、産婦人科1名、外科1名、医局人事により、形成外科1名、勤務希望者の募集等により、消化器内科1名、小児科1名、形成外科2名が入職しました。また、看護師は135名、その他薬剤師、理学療法士、事務職員等を合わせて115名、合計272名となっております。  評価といたしましては、各診療科常勤医師等を確保、増員による評価をそれぞれ記載させていただいており、課題といたしましては入院医療を充実させるため、整形外科の常勤医師を確保する必要があるとしております。  7ページ、8ページをお願いいたします。  患者数でございます。入院患者数につきましては1日平均107.7人、外来患者数は1日平均201.5人となっておりまして、計画比で入院患者数は79.3%、外来患者数は90.1%の達成率となっております。また、令和2年5月からはLINE公式アカウントを開設しました。右のページ、評価でございますが、患者数増加に向けた取組における市民への周知方法として、平成30年度は病院パンフレットリニューアル等を、令和元年度は病院だよりの定期的な発行を、令和2年度はLINE公式アカウントの開設をそれぞれ記載して評価としております。課題としては、入院及び外来患者数ともに計画を下回っているが、不足する常勤医師の確保に努めるとともに、引き続きコロナ対応も含めて地域の医療機関との病病・病診連携をより一層進める必要があるとしております。  9ページ、10ページをお願いいたします。  質の高い医療の提供でございます。手術件数は全科目合計で1,365件であり、形成外科、腎臓泌尿器科、産婦人科の手術件数の増加により、前年度比103件の増加となっております。また、分娩件数は164件となっており、前年度と比較して、21件の増加となっています。なお、令和2年度から市の産後ケア事業へ参加いたしました。  次に、右に移ります。評価ですが、令和元年度は乳房X線撮影装置及び高気圧酸素治療装置の設置による質の高い医療提供体制の整備を、令和2年度は市の産後ケア事業への参入による母親の育児等の支援を挙げております。課題として、整形外科において手術対応が可能な常勤医師を確保する必要があり、コロナ禍において徹底した感染管理に努めながら、質の高い医療提供体制を継続して整備する必要があるとしております。  11ページ、12ページをお願いいたします。  主要疾病、4疾病でございます。右側の評価のところでございますが、病病・病診連携体制が整備されていることを評価しております。また、患者満足度の向上のため、入院外来患者アンケート調査を実施し、補足説明欄記載の評点となっております。主なアンケート結果については、補足説明欄に記載させていただいておりますが、調査結果全体については市立病院ホームページに掲載しております。  13ページ、14ページをお願いいたします。  医療における安全管理に対する取組でございます。医療安全管理委員会を毎月1回、医療安全カンファレンスを毎週1回開催するなど、医療安全対策の強化に努めました。また、院内感染対策として、院内感染対策委員会を毎月1回開催するほかに感染勉強会を7月と11月に開催し、さらに院内感染対策に係る地域医療連携として合同カンファレンスにも参加しております。また、新型コロナ対策については、令和2年4月から5階東病棟において疑似症患者を受け入れ、さらに感染管理を徹底させるために、受入れ病棟を5階東病棟から5階西病棟に変更した上で、令和3年1月から陽性患者の受入れを始めました。令和2年度の疑似症患者受入れ人数は延べ271人、陽性患者受入れ人数は延べ572人となっております。右側の評価でございますが、令和2年度において新型コロナ陽性患者等を受け入れる際に、動線を明確に区分するなど、院内感染対策が十分に行われており、市内医療機関等のバックアップの機能を果たしているとしております。課題につきましては、院内における感染管理をより一層徹底するとともに関係機関と情報交換しながら、新型コロナに臨機応変に対応する必要があるとしております。  15ページ、16ページをお願いいたします。  地域完結型の医療体制構築への寄与についてでございます。在宅支援機能の充実として、医療連携登録医は3月末時点で67施設、82名となっております。補足説明欄記載のとおり、そのうち市内クリニックが30施設、36名で、これは市内のクリニックの33.7%となっております。また、協力医療機関連携施設は3月末時点で63施設となっております。課題につきましては、医療連携登録医を増やすことでより一層地域の医療機関との連携強化を図る必要があるとしております。  17ページ、18ページをお願いいたします。  医療機器の共同利用として、医療機関の紹介により、市立病院のMRIやCTなどを利用していただいております。利用件数はMRIが164件、CTが96件、内視鏡が6件、エコーが12件の実績となっております。  次に、紹介、逆紹介についてですが、紹介率は32.7%、逆紹介率は14.8%、また補足説明欄にありますとおり、市立病院が市内医療機関から紹介を受けた割合、市内医療機関の市立病院利用率は83.1%となっております。評価になりますが、令和2年度において地域の医療機関への情報提供等訪問回数が増加しており、周知の取組が強化されているとしております。課題は、医師会との連携は不可欠であり、引き続き入会審査に対応する必要があるため、地域医療機関との病病・病診連携のさらなる推進を図る必要があるとしております。  19ページ、20ページをお願いいたします。  救急医療の充実でございます。救急受入れ件数が1,768件、救急応需率は92.1%となっております。右のページ、補足説明の欄でございますが、救急車以外で当直時間に来られた患者さんについては、ウォークインとして集計し、3,346名を受け入れており、月平均278.8名となっております。評価につきましては、令和2年度において、ゴールデンウィーク以降休日夜間の新型コロナ疑い患者及び陽性患者の対応について、休日夜間応急診療所との連携体制を構築したとしております。課題としては、引き続き関係機関へ協議を進めることにより、輪番体制への参加を目指して、市内内科系2次、外科系1次、2次輪番体制へのバックアップの充実をより一層図る必要があるとしております。  21ページ、22ページをお願いいたします。  救急に対する人員体制につきましては、1名の時間外担当医と1名の常勤当直医の2名、外来看護師2名、放射線技師、検査技師、薬剤師、事務職員各1名の当直体制をとりました。課題ですが、当直オンコール体制に参加できる脳神経外科及び整形外科の常勤医師の確保に努める必要があるとしております。  23ページ、24ページをお願いいたします。  3段に分かれておりますが、そのうちのまず上段、小児科医療の充実でございます。令和2年7月に常勤医師1名を確保し、常勤医師2名体制になりました。右に移りまして課題でございますが、北和小児科2次輪番体制への参加に向けて医療体制を整備する必要があるとしております。  次に、中段、災害時医療の確保につきましては、8月19日に消防訓練を、11月21日に防災訓練を実施し、4月28日と5月27日には市主催の新型コロナウイルス感染症に関する今後の対応等の意見交換会に参加いたしました。下段、予防医療の啓発は市民の疾病予防を目的として、医療講演会を50講座開催し、744名の参加がありました。また、各種検診につきましては、補足説明欄に記載しておりますように5,925件となっており、前年度と比較して314件増加しております。この評価といたしましては、令和2年度において、医師、看護師、薬剤師等による予防医療の啓発に向けた医療講演会を幅広い内容で開催しているとしております。課題は市民の健康づくりや疾病予防を促進するために、コロナ禍が収まった折にはできる限り、自治会や学校等、対象を広げて出張講座を実施し、より一層広域的に市民に啓発する必要があるとしております。  25ページ、26ページをお願いいたします。  市民参加による運営でございます。右のページ、評価になりますが、令和2年度において、入院、外来患者アンケートの実施により、病院への評価、満足度を他病院との比較の中で相対的に把握することができている。また、治療内容、職員対応、サービスなどのソフト面や設備、環境などのハード面に加え、診療科、病棟ごとの個別評価をすることで、きめ細かい内容について患者満足度の向上につなげる仕組みができているとしております。  最後に、27ページ、収支でございます。  令和2年度は新型コロナ陽性患者等受入れに係る補助金収入の増により、医業収入と医業費用を差し引いた医業利益は計画の659万円に対して、2億6,836万9,000円であり、計画に対して2億6,177万9,000円のプラスになっております。医業利益からその他費用、医業外収益、医業外費用を差し引きした経常利益は計画の2億2,701万2,000円のマイナスに対して、2億8,894万7,000円であり、計画に対して5億1,595万9,000円のプラスとなっております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 9 ◯伊木まり子委員長 ただ今から本件について質疑を行いますが、報告内容が多岐にわたることから、調査を円滑に行うため、質疑の度に関連した質疑が他にないか確認を行いますので、関連する質疑がある場合、先の質疑の終了後、引き続いて質疑してくださいますよう、ご協力をお願いいたします。  それでは、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。塩見委員。 10 ◯塩見牧子委員 まず一番最後の収支のところからですけれども、この表のその他費用、令和2年度の事業計画におきまして、2億5,360万2,000円と計上されているんですけれども、事業報告では0なんですけれども、実は中間報告のときには、これ、数値が上がっておりまして、なぜ0になったのか、その理由をお教えいただけますか。 11 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 12 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 こちらのその他費用につきましては、内容といたしましては、うちの方、収入受けております指定管理者負担金と減価償却費が主な内容でございまして、ただその監査法人、グループの方に入っている監査法人のやり方で、どうしても事業計画策定時には、こちらその他費用のところに計上するということで行っていただいております。中間報告時では実際に計画どおりに計上していたんですけれども、最終の決算報告時、こちらの方につきましては、医業費用の中に含めて計上するという形の処理をもう毎年繰り返し行っておりまして、委員会の方でも何度もご指摘いただいておりますので、そちらの方、指定管理者の方に申し伝えたんですけれども、どうしてもこういう経理上のやり方を変えることはできないという回答の方を伺っておりますので、その他費用、計画時には計上してるんですけれども、最終は医業費用の中に含まれるということでご理解賜りますようによろしくお願い申し上げます。 13 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 14 ◯塩見牧子委員 ということは、この医業費用の中に負担金と減価償却費も入っているということなんですが、切り離すとしたら幾らここには記入されるべき数字が入ってくるんですか。分からない。 15 ◯伊木まり子委員長 桐坂補佐。 16 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 すいません、詳細な金額については伺っておりませんが、うちの指定管理者負担金は約2億6,000万が大部分を占めるということでございます。 17 ◯伊木まり子委員長 この件、収支のところに関連して何か質疑等ございませんか。成田委員。 18 ◯成田智樹委員 収支について、さっきこのままご報告いただきましたけれども、コロナの関連部分を除いた収支を教えてください。 19 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 20 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 コロナによります大きな変動部分につきましては、空床確保に係る補助金、こちらの方が市の方から約5億6,000万、支出の方をさせていただいております。こちらを今ご覧いただいております経常利益、約2億8,800万から減じますと、経常利益につきましては、約2億8,000万のマイナスになると思われますので、計画の経常利益、マイナス約2億2,000万との差額、約6,000万につきまして、計画からの差額、コロナによる影響がなかったものの分という形で認識しております。 21 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 22 ◯成田智樹委員 一応経常の段階でのその2億8,000万のマイナスになるという話は、それは計算上そうなんでしょうけども、じゃなくて、医業収入から医業費用、医業利益という形で、医業利益はもう差引きやけど、金額ありますよね、コロナ以外の。その数字をそのまま今、手元で押さえてられないか。押さえてるから、これ、最終の2億8,000万の経常の赤いやつ、出たんでしょうけど。上から押さえてるんでしょ。それを教えてくださいと言う。 23 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 24 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 実際ちょっと細かい数字については把握の方はできておりません。 25 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 26 ◯成田智樹委員 算数の話やから、数字、上から来て、一番下の2億8,000万の赤字というのが出てるんだから、後で教えてください、全部上からね。上から数字なかったら、下の数字あらへん表やからね。簡単なことですよね。ちょっと後で教えていただきたいと思います。その上で2億8,000万の赤やということで、その計画よりもまだコロナを除けば、厳しい状況になっているということだと。それを踏まえて、その次の計画をしかるべきときに立てるということで、先ほど一番最初、冒頭の説明で言えば、そういうことだということでよろしいんですね。 27 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 28 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 当初の計画策定時には、そのコロナの影響については加味しておりませんでしたので、もう計画策定につきましては、恐らくその影響を加味しない状態での経常になるかとは思われます。 29 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 30 ◯成田智樹委員 コロナ収束しないという前提に立ってものを考えはるのかどうか分かりませんけれども、基本的には今までの過去の状況と、それとコロナという特殊要因を除いた分ということはきちんと押さえておいていただかないと、分かりませんけどね、今後はずっとコロナはあるんだと、コロナによる影響があって、国からの補助金も間違いなく入ってきて、それで病院事業としては収支的には安定した状況になって、万々歳とは言わんかもしれませんけれども、そういう状況なのかもしれないですけども、コロナは基本的には特殊だということで、元々の病院事業としての収支と言うか、状況というのはきちんとちょっと押さえていただいた方がいいんじゃないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 31 ◯伊木まり子委員長 他にこの件に関連して、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 32 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、他の部分で質疑等ございませんか。成田委員。 33 ◯成田智樹委員 毎年の話で基本的にはその医療体制、5ページ、6ページということで、整形外科の常勤医が令和3年3月31日時点で確保できなかったという報告を先ほどいただきましたけれども、これ、今現在はどういう状況なんでしょうか。 34 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 35 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 現在も同じで常勤医師は不在でございます。 36 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 37 ◯成田智樹委員 様々ご努力もいただいておるということで以前から聞いておりますし、一番のその確保については、今5ページの事業報告の方の表の下に書いているとおり、グループ内転勤により、確保できたということですので、グループ内の転勤による確保というのが一番で、それ以外様々、ご努力もいただいているということなんですが、その整形外科については整形外科医がいないので、コロナの影響もあるんでしょうけれども、患者数も減っているというようなお話も聞いていますけども、この整形外科医確保については、今現状、そのグループ内の異動等も含めて、どのような働きかけを行っていただいているのかというのは教えていただけますでしょうか。 38 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 39 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 従前から引き続いて、法人の本部の人事部の方に連携をとっていただいて、採用活動の方は鋭意行っていただいております。ただ、採用には至っていないというような状況でございますが、今も非常勤医師の診察の方は火曜日から土曜日、従前どおり行っておりまして、そこで来ていただいている先生の方にも働きかけて、常勤医師、いないかどうか、グループ以外の手段も講じて何とか確保に向けてはしている状態でございます。 40 ◯伊木まり子委員長 他にこの件に関して、質疑等ございませんか。塩見委員。 41 ◯塩見牧子委員 法人の方と連携をとって確保に努めているという今のご答弁だったんですけれども、市として何か、指定管理者任せじゃなくて、市として確保に向けた取組ということはしてないんですか。してないなら、してないでいいです。 42 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 43 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 いつもどおりですけれども、広報紙等で常勤医師、確保したときは載せておりますし、あとは今の状況、こういう形で委員会以外でも管理運営協議会、あとは病院事業推進委員会の方にも報告の方をさせていただいておりますので、そういう形で何とかその確保の方をできないかなというのは考えております。 44 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 45 ◯古川文男水道事業管理者 この整形外科の先生につきましては、当然管理運営協議会でも、これ、どうにかならへんのかというような話は出ています。やはりグループ内の異動というような形でも、なかなか引っ張り合いみたいになっていると。一般公募というような分があるんですけども、数名やっぱり来られるみたいです。やはり誰でもいいというわけにはいかないと、だから市が募集をかけたりとかやっても、同じ結果になるわけですね。だから、やっぱりそれは病院として、あるいはその先生の心構えとか、あるいは腕とか、そういった形のものが非常に今、力を入れておられるんです。だから、おかしな言い方かも分かりませんけど、誰でもいいとなれば、もっとというようなところをこちらの方も理解はしているということでよろしくお願いでけへんかなと思います。 46 ◯伊木まり子委員長 他にこの件に関して、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 47 ◯伊木まり子委員長 それでは、他のところで質疑等ございませんか。成田委員。 48 ◯成田智樹委員 9ページに、これ、令和2年度事業計画の下にはこの医療機器等の整備ということで、リニアックについて記載がございますけれども、これはここに将来対応の医療機器等の整備の方向性については今後の県内の医療動向を注視していきますということで、計画には書かれていて、報告の方には一切何も書いてませんけども、この検討については今の状況を教えていただけますか。 49 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 50 ◯石田浩福祉健康部次長 リニアックにつきましては、ここに計画に書かれておりますように、平成30年度、31年1月15日なんですけども、地域医療構想の後で、地域医療構想実現のためにその関係の病院等が集まってやる調整会議というのがあるんですけど、その中で全病院の地域医療構想における対応方針というのを紹介するわけなんですけど、そこではその対応方針に関しては市立病院含めて全委員が了承ということやったんですけど、その中では附帯意見というのが付されまして、その附帯意見というのが生駒市立病院の放射線治療、リニアックなんですけども、その導入については今後の県内の需給バランス、こういったこととか病院間の役割分担、こういったことを踏まえて再検討を行っていただきたいというふうなことでその附帯意見がございまして、それを受けて本市としても、県内の需給関係とか動向なんかを今注視をしながら、このリニアック、放射線治療については将来的に導入というふうな方向で、ちょっと方針では思っておる状況でございます。 51 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 52 ◯成田智樹委員 考え、今、思いは分かったけど、状況としてはどうなんですか。実際のところ、導入に向けて何らかの動きがあるんですか。指定管理者さんはやりたいと思ってはるんですか。 53 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 54 ◯石田浩福祉健康部次長 この病院を設計する段階でも、指定管理者と協議して、指定管理者の方からこれからのがん治療に関しては、集学的治療というのが標準になってくると。その中で外科手術、抗がん剤化学療法、そして放射線治療、これを合わせ技でやるというのが標準的ながん治療だということであるとすれば、生駒市立病院でもそういうのを仕込むというふうなことが大事であるしというふうなことは我々も思っておりますし、市立病院の方も、今でもそういうふうには思っておりますけれども、先ほど言いました、県、あるいは調整会議からの附帯意見もありまして、それに関して法人本部の方でもその回答をということで市と協議をしながら、法人本部の方では今そういうふうなこともあるので、いったん見送る方向ということでは回答を返しておりまして、その後はコロナの状況に行きましたので、県の方もそこからは動きもないですし、こちらの方もなかなかこのコロナの状況下では動きがとれてない状況ですけれども、今後コロナの収束とか、そういったことを踏まえて、これに関してまた関係機関と協議をしていくというふうな方向を模索しております。 55 ◯伊木まり子委員長 この件に関して、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 56 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等ございませんか。塩見委員。 57 ◯塩見牧子委員 細かいところになるんですけれども、8ページですね。LINEの公式アカウントでお見舞いメールとか、オンライン医療講演会の申込み等できるということなんですけれども、実績、利用実績ってどれぐらいあるんですか。 58 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 59 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 実際のそのLINE公式アカウントを通じての申込み実績というのは把握しておりませんけれども、LINE公式アカウント、登録者の方は7ページの方にも記載の方をさせていただいていますけれども、3月末現在で570名ほど、今現在直近でも七百数十名の方、登録の方、いらっしゃるということをお伺いしております。あと、お見舞いメールとオンライン講演ですけれども、14ページにお見舞いメールの運用、こちらにつきましてはトータルでの数にはなるんですけれども、108件、運用の方があったということと、オンラインの医療講演の方も申込者、744名ということで、24ページの方にはなるんですけれども、数字の方は記載させていただいておりますので、またご参考いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 60 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 61 ◯塩見牧子委員 結構こういったコロナの関係もあるんだと思うんですけれども、こういう機器を使ったような、市民と病院との間を取り持つ機器、例えば入院された患者さんのご家族が面会する際にも、タブレットを使って連絡がとれるようにとか、面会できるようなことも取り組んでいただいているようですので、その実績ってどれぐらいあるんでしょうか。結構ご高齢の方だったら、タブレットで面会できますよと言ったって、使えないからいいですみたいな感じになっているということもお聞きするんですけれども。 62 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 63 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 14ページの一番左の列の下ですね、オンラインの面会ということで、令和2年11月から実施の方、しておりまして、令和2年度中の運用実績が51件ということでございます。 64 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。
    65 ◯塩見牧子委員 実際にお使いになられた方からのご感想みたいなのはアンケートの中に載ってないんでしょうか。 66 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 67 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 そこのアンケートについてはとっておりません。 68 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 69 ◯石田浩福祉健康部次長 ちなみに、私、そのオンライン面会の方、個人的に使わせていただいたんですけれども、他のとこのオンライン面会、たまたま両方、させてもらったんですけど、一つはそこの場所に、病院まで行って、そこで個室があって、そこに待機をする。患者さんも別のベッドから別の部屋に行って、そこで移動して両方でタブレットで面会するというところがありまして、うちの親なんですけども、なかなか動けないというので、ちょっと断られた部分、あるんですけど、市立病院の方はそうじゃなくて、もうその家から自分のパソコンなり、スマホなりで、そこでその病室のとこまでセットしていただいて、ベッドサイドで対話ができるという形で、そういった意味では非常に便利な形で、こちらとしては大分有り難かったなというふうに思います。 70 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 71 ◯塩見牧子委員 病院の方はそうやってサポートしてくれるから仕組みは整うと思うんですけれども、ご家族の方のサポートというのは当然ないので、でもないよりあった方がいいと言うか、活用される方が活用していただいているということなので、コロナの中での面会ができない、これについてはいろんなご家族の方が実際に面会できない中で心配なんですけれども、それを取り除いていただけるというツールとして非常にいいと思いますので、この辺は引き続きお続けいただければと思います。 72 ◯伊木まり子委員長 この件に関して、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 73 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、他のところで質疑等ございませんか。成田委員。 74 ◯成田智樹委員 14ページでございますけれども、課題として今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えてうんぬんと書いています。これ、ここに書いていることについては、令和3年1月に12床が5月に16床、8月に20床という形での対応をされたということについて、臨機応変に対応されているということかなと思うんですけれども、今、20床、稼働されておられるということですけども、この病床数というのは今後まだ増加する可能性があるんでしょうか。 75 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 76 ◯石田浩福祉健康部次長 市立病院の方でその20床ということなんですけども、それ以上というのはなかなか今の5階西病棟の中では、ちょっとこれ以上増やすというのは感染管理上は難しいので、ベッドとしては今のところ、その20床でいっぱい、マンパワー的なところもあって、ちょっと難しいとは聞いております。 77 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 78 ◯成田智樹委員 マンパワー的に難しいのか。ハードじゃなくて、ソフト面ということですか。 79 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 80 ◯石田浩福祉健康部次長 今、その4床室を複数人で使ったりとかいうことで、設備的にもその病棟の中での対応としてはもうぎりぎりいっぱいのとこなんですけれども、それプラスその施設基準で看護基準があるんですけど、その看護師の体制も今、その体制でやっていて、それをまた増やしていくと、看護基準的にはマンパワー的に、夜の対応とかそういったとこでなかなかちょっと今のとこでは難しいかなということは病院の方から聞いております。 81 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 82 ◯成田智樹委員 自宅療養者って県が認めていない。自宅待機者ですか、すごい数になって、また大分と昨日で大体500人ぐらいまで減ったんですかね。ただし、また落ち着かない状況の中で様々県の方からも要請等があるやもしれないんですけど、それについては、現状で言うと、お答えできないということでいいんですかね。 83 ◯伊木まり子委員長 近藤部長。 84 ◯近藤桂子福祉健康部長 県に関しましては、県の方で体制を整えているというような姿勢について崩されていないというような状況です。 85 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 86 ◯成田智樹委員 それと病床数の増加と、それ以外にこの臨機応変な対応ということについてはどのようなことを考えていらっしゃるのか、ちょっと教えてください。 87 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 88 ◯古川文男水道事業管理者 コロナの関係については、奈良県内で私が了知しているのは大体500床ぐらい、マックスでというような当初計画があったみたいです。その分については、一応448ぐらいでいったん落ち着いた分です。それから、法律に基づいて要請というのが2回かかっています。1回かかって448やったと思います。もう一回かけて、今現行そこから6増えまして、454かな、それで今、落ち着いているというような形です。だけども、奈良県さんとしては、当然のことながら、欲しいということです。当然、1回の法律に基づく要請では、結構ぐっと伸びたわけです。これが三百ちょっとぐらいからどんと上がりました。だけども、2回目になれば、もうみんなアクセルいっぱい踏んでるんですね。なかなかそこから上がらないんです。市立病院の方も同じく、初めは12で、本来は12でやっていきたかったわけです。それが第1回の要請を受けて16までやったと。第2回受けて、今20床になっているんです。これ、施設的にも本当にあそこのエリアの分については、きちっともうその枠でいっぱいやということと、それと先ほど次長の方から答弁あったみたいに、あそこの看護基準は10対1から7対1に変えて、コロナになれば4対1ぐらいに、つまり倍ぐらいな看護師さんが要るんですね。だから、そのマンパワーという分についてはその看護師さんの看護基準が倍ぐらい必要になってきますので、だからその分と、それとやはり一番今問題になっているのは看護師さん。看護師さんが非常に集まらないということで、市立病院もそこが一番ネックに持っているみたいです。だから、施設についてある程度、あそこの西のエリアでは、やっぱりいっぱいやという中で、そしてその次にはマンパワー、配置基準がそれだけ厳しくなると。だから、今までの経過で行けば、12から16、それから2回目の要請であと四つ増えたというような状況になってございますので、今のところはもう鼻血も出ないのかなと、そのぐらい頑張っていただいていると。逆に言えば、僕らからいけば、それだけ頑張っていただいていると。それはあくまでもあそこの病院は重点医療機関とやって、協力医療機関、一般医療機関、重点医療機関という位置付けというのはきちっとあります。その中でも重点医療機関とやって、そこの役割を能力、もういっぱいまでアクセル踏んでるというような状況になってございますということをちょっとまたよろしくお願いしたいと思います。 89 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 90 ◯成田智樹委員 今お聞きしたこと、後から聞きますわと言うた話で、それ以外、病床増以外に臨機応変な対応というのは。 91 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 92 ◯古川文男水道事業管理者 それとやはり酸素の投与をやっていきたいと。それは変な言い方かも分かりませんけども、やっぱり苦しんでおられる方をどうにか助けてあげたいと。その酸素吸入をどうかしてやっていけないかなというようなことで、やっぱり今はそこを考えていただいていると。だから、完全にそこで治療をやってうんぬんというように行くんではなくして、そこはもうアクセルいっぱい踏んでいます。だけども、その手前の方で酸素の供給をいかにそこをうまくやっていくことによって、少しでも手助けにならないかなというような意味でここに臨機応変な対応というような形で書かせていただいているということでございます。 93 ◯伊木まり子委員長 他に質疑等。成田委員。 94 ◯成田智樹委員 今、様々治療法で、そこを抗体カクテルとか様々出てきてて、結局それが入院患者以外の方でも使えるようになるというような話で進んでいますよね。そういった対応というのは市立病院では対応するようになるんでしょうかね。 95 ◯伊木まり子委員長 近藤部長。 96 ◯近藤桂子福祉健康部長 抗体カクテルにつきましては、今現在はまだ入院患者さん、入院が必要な方ということが出ておりますので、今の現在の運用になるかと思っています。ただ、国であったりとか、県であったりとかと言いますと、入院患者さんだけではなくて、外来で診療を受けて、点滴の後、ちょっと様子を観察して、またおうちの方に帰るというような方法が採れないかとか、そういうようなことも模索されているというふうには聞いております。ですので、そういう運用が可能になった段階で、在宅での療養と併せて市とか市立病院だけではなくて、地域の医師会の皆さんのご協力も得た上で体制が整い次第、市立病院についてもそういった体制がとれるように市からも要請は出していきたいというふうに考えております。 97 ◯伊木まり子委員長 小紫市長。 98 ◯小紫雅史市長 院長から聞いてますけど、市立病院ではかなり早い段階から抗体カクテルというものは使っているということです。ただ、今、成田委員おっしゃった、部長からも答弁があったように、国全体の方針として、外来のところでも使えるようにするとか、そういうようなものはもっとこれからの話になろうかと思いますけども、入院患者のうち、まだ比較的軽症で抗体カクテルが有効な方なんかについては、相当早い段階から活用もしていますし、一定の備蓄もあるとも聞いていますし、そういうような形で非常に先見の明と言うか、かなり先手先手で動いていただいているということはちょっと補足させていただきます。これからという部分はあるんですけど、入院患者に関しては、そういうような形で既に対応しているということで、そこはご理解ください。 99 ◯伊木まり子委員長 他にこの件に関して、質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 100 ◯伊木まり子委員長 それ以外のところで質疑等ございませんか。塩見委員。 101 ◯塩見牧子委員 15ページ、お願いいたします。電子カルテの閲覧のスペースが、電子カルテを閲覧できるということなんですけれども、実際どれぐらい閲覧されているんですか。 102 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 103 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 コロナ禍以前は地元の先生等、よく来られて閲覧されていたというのはお伺いしていますけれども、ちょっと昨年度の正確な数字については把握しておりません。 104 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 105 ◯塩見牧子委員 これはそこに行かないと閲覧できないようなものなんですか。 106 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 107 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 地域医療連携室内にございますので、そちらの方に行っていただく必要がございます。 108 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 109 ◯塩見牧子委員 あと、そのちょっと下の開放型病床の設置についてなんですけれども、現時点では医療連携登録医からのニーズがなく、紹介元の開業医が地域医療連携室において紹介患者の電子カルテから閲覧し、患者データの共有ができていることから導入には至りませんでしたとあるんですけれども、カルテの閲覧ができれば、もう開放型病床は必要ないということなんですか。 110 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 111 ◯石田浩福祉健康部次長 電子カルテの閲覧ができるから、開放型病床が必要ないということではありませんで、結局その診療所の先生が見て、これは入院、必要やね、手術が必要やねということで市立病院を紹介する。その先生はもう市立病院に渡しちゃったから関係ないですよというんじゃなくて、また逆紹介で患者さんが帰ってきたときに、そこをぷっつりと内容が分断されてしまうので、その分を主治医と、それと病院の主治医と2人体制で見るというのがその開放型病床なんですけど、このシステムはかなり細かくて、運用するには、その医師会の先生方とか病院から聞きますと、非常に問題が結構あって、なかなか実際、使うというのがやりにくいということがあって、その医師会の先生方からもちょっと市立病院でこれをしますということは言うてるんですけども、なかなかそれ、乗っかりますよという声もちょっと今のところ、ニーズ的には全くない状況ということでございます。 112 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 113 ◯塩見牧子委員 具体的にどういうことがネックになって進まないのかご説明いただけますか。 114 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 115 ◯古川文男水道事業管理者 責任の所在です。言葉はいいんですけども、やはり人の命を預かっているという中でどういうふうな取決めをやって、どういうふうな形の対応をやっていくかというのは、表面では見えないものがあったときに、そこは非常に問題になってくる。極端な例ですけども、市立病院でもし仮にそこでやったとして、市立病院で、言葉は悪いかも分かりませんけども、違うA先生がやったんだと。そこの分についての仮に何かの事故があった場合、そういうようなことを考えたならば、やはりいろいろな先進事例とか、あるいはそういうような科学的な考え方、データがあって初めてだんだん動いていくのかなというような形で事務局としては理解やっているんです。 116 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 117 ◯塩見牧子委員 その時点でどちらの患者さんなんだというところだと思うんですね。でも、これ、だから電子カルテの閲覧うんぬんとこの開放型病床の設置がうまくいかないというとこは関係ない、別に電子カルテが閲覧できるから、導入には至りませんでしたというような書き方をされているんですけれども、それとは別の事由で導入には至っていないということですね。 118 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 119 ◯古川文男水道事業管理者 別です。変な言い方かも分かりませんけど、例えばそこのものを、場所を借りて、開放型ですから、誰でも使い得るわけですね。そこを使って治療するよというようなものというのは先ほどの話です。だけども、電子カルテを見て、うちの患者さん、どうでしょうかねとかいうのは、ここの開放型の病床を使わなくてもできるんですね。だから、基本的な考え方というのは、それはやっぱり分けて考えているというのが実状です。 120 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。他にこの件に関してございませんか。              (「なし」との声あり) 121 ◯伊木まり子委員長 では、他の部分で質疑等ございませんか。成田委員。 122 ◯成田智樹委員 15ページの横の16ページの事業報告の補足説明のところに、上の方、医療連携登録医は1名、1施設増えたと。その下に医療連携登録医からの紹介件数、1,377件で、これは前年度に比べて、前年度は1,033件で340件余り増えたということが字で書いてあると思うんですけど、市内の紹介件数が498件で、前年に比べて200件余り減って、それはコロナの影響だと、これ、いったんお聞きしたと思うんですけど、でも市外については倍以上に増えているという状況ですよね。だから、一概にコロナの影響という話じゃないんだろうなと思うんですけども、これについてはなぜこうなったかというのは確認できていますか。 123 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 124 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 申し訳ございません、確認できておりません。 125 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 126 ◯成田智樹委員 地域医療連携、進められているということですし、その市内で減って、市外で増えたというのについてはどういった要因なのかというようなこと、ちょっとまた後ほど教えてください。よろしくお願いします。 127 ◯伊木まり子委員長 それでは、この登録医等の関連で質疑等ございますか。              (「なし」との声あり) 128 ◯伊木まり子委員長 それでは、他に質疑等ございますか。              (「なし」との声あり) 129 ◯伊木まり子委員長 ないようでございますので、これにて委員による質疑を終結いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。中浦議員。 130 ◯中浦新悟議員 1点だけちょっとありきたりなところなんですけど、やっぱり4ページ、病床利用率の落ち込みの主な原因はコロナウイルス感染症の影響のほか、他の部分は正規の先生がいないというところなどなどなんでしょう。コロナウイルス感染症の影響というのは、具体にどういう影響があったんですか。今、委員さんの説明の中で、病症を抱えたことによって看護師さんの人的な問題であったりとか、様々ハードの問題うんぬんもあるんでしょうけども、それが原因なんですか。それとも患者さん自身が病院に来なくなってきたとか、様々あるかとは思うんですけど、具体に何をもってこの影響という一言で押さえているのか、その辺りどう分析しているのか、ちょっと説明いただけないですかね。 131 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 132 ◯石田浩福祉健康部次長 コロナの影響はおっしゃるようにいろんなところで影響があって、今言いますように、例えば患者側からしますと、コロナ感染を恐れて受診を控えるということで、いったん外来、かなり落ちましたし、不要不急の手術、耳鼻咽喉科領域の手術なんていうのはもう延期しましょうかというふうなこと、こういったこともありますので、入院、手術に関しても、かなりそういった意味では、がん治療に関しても、慢性病としてやったら、もうちょっと遅らそうというふうなこともあって、そういった意味で外来は大分戻ってきていますけど、当初の方は随分外来患者数は減ってきてる。入院患者数についてはまだちょっと追いつかれてないということと、あとは5階の西病棟を丸々コロナ病棟化してますので、そこにはそもそも一般の診療をするための入院病棟があったということになると、そちらの方は、今度は施設側の問題ですけど、そういった意味でキャパとしてはぐっと狭まっているというふうなことですね。こういったことというのは大きくコロナによって病院運営の方に影響があるということでございます。 133 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 134 ◯中浦新悟議員 5階西病棟の話は病床稼働率からするとそう関係ないのかなというような気もするんですけどね。丸ごと1個使ってなかったとしても、稼働率で見たら別に、今までの稼働率からしても五、六割ですから、今まで100%、9割使ってるんですと言うたら、その5階病棟がコロナ病棟になったからとか、その分使えなくなったという影響は言えるのかなと思うんですけど、使い方の話もあろうかとは思うので、全面否定はしませんけども、どれほどの影響があったんだろうって疑問に思うところです。それは別に僕の疑問なのでどうというわけでもないんですけど、外来患者さんが、初め、コロナの影響で患者さん、行かなくなるということは往々にしてあると思うんですけど、例えば、すいません、もう去年のことやったので忘れたんですけど、発熱外来でしたか、そういった名称やったと思うんですけども、コロナ、一風邪症状なのか、この熱がどういうことなのかということで診察に来られた方、かかりつけじゃないという言い方もなんですけど、ふだん持病を持ってこられているわけではなくて、ちょっとした日々とは違う症状によって来られている方も含めて、ここ、数字を書かれてるんですよね。それって切り分けたデータって持ち合わせてないんですかね。 135 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 136 ◯石田浩福祉健康部次長 その切り分けているデータはちょっと病院の方からも統計処理してないとということで、持っておりません。 137 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 138 ◯中浦新悟議員 結局、今、コロナによって患者さんが、ふだん持病を持っている方もそうかもしれないけども、ちょっと病院行くのを控えよう。それ自体は別に僕も悪いことやと思わないし、逆に言えば、そこまで急を要さなくてもよかった患者さんがよく病院、行ってらっしゃったのかなというような、国保医療のこととかじゃないですけども、薬のもらいすぎも含めて様々な課題というのが他にも見受けられている中で、今回のコロナというのでどういう患者さんが病院に来なくなったのかなとか、そういった分析は今ここでしておいてもいいのじゃないかなとは思うんですね。だから、持ち得ないということなので、出せるようだったら出して、その辺りの分析をして、このコロナ禍によってどういう患者さんが減り、どういう収益が減り、結果、入院患者さんがどう影響したのかというのは追っかけてほしいなというところです。  あと、先ほどくしくも次長おっしゃったんですけど、手術をちょっと先延ばしにしましょうとか、そういったことは確かに国でおっしゃられて、いろんな医療機関でそういった方向になってたんですけど、一方で計画よりどんと手術件数が多くて、それをいいんです的なことでおっしゃってたので、その辺りもどう分析していらっしゃるのかなと思いまして、聞いていたんです。入院患者、減りました。でも、手術件数は予定より増えてるわけですよね。計画していた入院患者数よりどんと少なくて、でも計画してた手術数よりどんと多いんです。これはコロナの多分影響、関係なしやと思うんですよね。その辺りは、じゃあ、病院としてどう考え、どう取り組み、この数値というのをどう分析しているのか、それを市はどう見ているのかというところを今回の約1年、2年のコロナの動きの中でいろんなところが見れるのかなと思うので、市としては可能な限りそういった分析はして、また来年、再来年につなげていっていただきたいなと思うんですけどもね。 139 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 140 ◯古川文男水道事業管理者 7ページ、お願いできたらなと思うんですけども、やはり7ページで1日平均患者さんの数、書いているんです。コロナの初めは内科を中心にこれだけの数字が落ちているんです。やはり内科を中心にこれだけの人数が減ってるという分については、発熱の絡みがぐっとあったと思います。当然整形外科もございますけども、やはりコロナの関係で、うつったら大変やと、そういうような絡みがあったんじゃないかなと、こういうふうに考えております。それがやはりクラスターもないと、安全管理、徹底されていると。そして、他からの情報として、コロナ、うまいこと自分で身を守っていくとか、いろいろこういうような形でやっていったら、ある程度行動範囲も広く、やっぱり行動されていくということで、ちょうど12月頃ぐらいから、外来患者さん、戻ってこられました。現行の分で見ても、1日大体300近く外来さんが増えているという。だから、こちらの方の分析とやっては、コロナの当初はやはりみんなぐっと控えておられて、それがだんだん戻ってきていると。今の状況というのは計画でも一番初めの計画は入院140、そして外来300やったと思うんです。その300の数という分について、今ほとんどクリアするような状況になっているというのが1点です。それで、今度はこの8ページの方には診療科、それに呼応する診療科で見たときの数が書いてます。当然、内科という分もあるんですけども、全体的に内科を中心にブレーキがかかってると。報告書にも書いてございますように、やはり整形外科が結構ウエートが、マイナスウエートが非常に高いと。病院の方でも確認をさせていただいたならば、整形外科のマイナス分を他の科目で穴埋めができるような状態になっているというのが、この全体を見たバランスと、こういうような形になってございますので、事務局側の評価としては、私、今説明させていただいた、そういうような評価をしているというようなことでございます。 141 ◯伊木まり子委員長 中浦議員。 142 ◯中浦新悟議員 分かりました。じゃあ、一定令和3年度に入って、先ほど12月ぐらいからということですからね、令和3年度に入ってきたら、コロナの影響下による患者さんの増減、増はあるかもしれないですね。減というのはほぼほぼデータとしては見られなくなってきているという状態なんですね。それもだから一つの数字として、例えば来年度、また同じようにデータが出てきたときに、じゃあ、何をもってというと、コロナ禍の影響というのは一つ省かれたところにおいて、患者さんがどういう治療を求めてやってきたのかというところをしっかりと分析してやっていってくれたらとは思うんです。こと、この令和2年度に関しては、古川さん、おっしゃるとおり、いろんな人の感情の流れも月ごとに変わっていくぐらいの勢いのことでしたから、今とは違うというのを肌として感じるところも分かるので、そういったものを踏まえて、また来年度に向けてデータ分析してくれたらと思います。  あと、整形なんですけど、10ページにある手術対応が可能な常勤医師を確保、でも整形自身はやっぱり需要が多いですよね。古川さんのおっしゃるとおり、脱臼してもそうだし、痛風だってそうだし、骨折ってもそうだし、整形の幅というのは非常にあると思うんですけど、例えば手術対応が可能な患者ってどうしているんですか。 143 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 144 ◯古川文男水道事業管理者 整形の話は先ほどさせていただいたわけでございますけども、やはり非常勤のお医者さんでは手術できないんですね。これが一番大きな問題になるんです。だから、手術をするためにはやはり連携を組まざるを得ないということで、今は近大、あるいは奈良県総合医療センター、そういったとことやっぱり連携を組んで、まずは市立病院の方で非常勤のお医者さんが一応診断するよと。これは手術が必要やという分についての連携は2次病院、並びに、あるいはケースによって3次病院と、そういったとこと連携を組んで対応しているということです。それが一つと、もう一つ、ちょっと後先反対になりますけども、令和2年、こんな状態ですと、令和3年も今まだ続いていますと。一番冒頭にご意見等があったように、この収支等がこの計画の人数の組み方です。この組み方はこちらの考え方というのは、コロナというのは災害やと思ってます。だから、基本的には平時の分をきちっとやっておくと、そしてそこをベースに事業運営は見ていくと。その中でやっぱりコロナの影響が出た分については、先ほど委員さんの方からご指摘あったように、そこの分だけをしっかりやっておけば、私はそれで説明はきちっとできるのと違うかなと、こういうふうに考えておりますので、その点も併せてよろしくお願いしたいなと思います。 145 ◯伊木まり子委員長 中浦議員、ちょっと待ってください。最初のコロナ感染症に関係したとこは他の方からないか、尋ねますので。  中浦議員の最初のコロナ感染症と病院の医療について、その辺に関係したところでご質問ございませんか。              (「なし」との声あり) 146 ◯伊木まり子委員長 ないようですので、じゃあ、整形外科の方を続けて。 147 ◯中浦新悟議員 説明ができると、今、古川さん、最後におっしゃったんですが、誰に対しての説明ができるとのことやったんですか。すいません、答弁の理解がちょっと最後、できなくて。コロナのことさえきちっとやっておけば、最終的には説明できるんですというご答弁やったんですけど、説明って誰に対する説明のことか。 148 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 149 ◯古川文男水道事業管理者 説明できるということは、やはりきちっと分析ができる。分析したものについてはやはり市民参加の病院事業を運営やってございます。そういった場面できちっと説明ができると、こういうような意味でございます。 150 ◯伊木まり子委員長 今の整形外科等の中浦議員の質問に関連して。整形の続き、じゃあ、中浦議員。 151 ◯中浦新悟議員 現状確認なんですけど、整形の絡みで入院している患者さんというのはいらっしゃらないんですか。 152 ◯伊木まり子委員長 桐坂課長補佐。 153 ◯桐坂昇司地域医療課課長補佐 入院患者は0でございます。
    154 ◯伊木まり子委員長 よろしいですか。  他に関連した質問ございませんか。              (「なし」との声あり) 155 ◯伊木まり子委員長 ないようでしたら、その他の部分で質疑等ございませんか。              (「なし」との声あり) 156 ◯伊木まり子委員長 じゃあ、質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかをご協議願うのですが、今後本年4月から9月の上半期実績に対する実施状況調査が行われますので、調査報告が取りまとめられた際に報告を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 157 ◯伊木まり子委員長 それでは、次回の調査では本年4月から9月の上半期実績に対する実施状況調査の報告を受けますので、理事者におかれましては、調査報告が取りまとめられた際は速やかに報告をお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ 158 ◯伊木まり子委員長 (2)生駒市における地域医療の現況等報告書について。  本件も理事者からの申入れに基づき報告を受けるものです。なお、本件について報告の後、委員からの質疑を受け、委員による質疑終結後、委員外議員から質疑を受けることでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 159 ◯伊木まり子委員長 それでは、本件について、部長から報告を受けます。近藤福祉健康部長。着座でもうどうぞお願いします。 160 ◯近藤桂子福祉健康部長 すぐ終わります。ありがとうございます。それでは、引き続き、よろしくお願いいたします。  調査事項(2)生駒市における地域医療の現況等報告書についてご説明申し上げます。  本報告書作成の趣旨は委員会の冒頭で説明させていただきましたとおりでございます。本報告書につきましても、資料1と同様に8月31日開催の生駒市立病院管理運営協議会及び9月3日開催の生駒市病院事業推進委員会に報告させていただいたものでございます。また、本報告書は前回の平成30年度同様、後期高齢者医療を含む国民健康保険のレセプトデータ及び本市の救急搬送データ等を活用し、本市の患者の受療動向などの地域医療の現況を調査し、その調査結果を取りまとめたものでございます。  それでは、詳細につきまして、南口地域医療課長からご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 161 ◯伊木まり子委員長 南口課長、お願いします。着座でお願いいたします。 162 ◯南口嘉子地域医療課長 すいません、では着座で失礼いたします。  それでは、生駒市における地域医療の現況等報告書について、概要版を用いてご説明申し上げます。  資料2-1をお願いいたします。表紙をめくっていただきまして、1、作成の目的のところでございますが、まず本調査の目的は、国の地域医療を取り巻く状況、住民ニーズの変化に伴い、地域医療のあり方は病院完結型から地域完結型の医療へ転換が進められています。奈良県では適切な医療提供体制の実現を目的として、平成28年3月に奈良県地域医療構想が策定されました。本市においても、このような変化に柔軟に対応するため、国の動向や県の方向性等を注視し、本市の現状を把握し、課題解決のための施策に取り組む必要があります。そのため、前回の平成30年度に続いて国民健康保険に係る医療レセプトデータ及び救急搬送データ、小児医療データ等を活用し、本市における患者の受療動向などの地域医療の現況を取りまとめております。  次に、2、報告書の構成でございますが、3年前に行ったレセプトや救急搬送データ等を分析した報告書を踏襲し、救急医療(休日夜間診療を含む)、小児医療、在宅医療、入院診療の4章立てとしております。  続きまして、留意事項になりますが、レセプトデータがコロナ前の2016年度から2019年度までを対象としていることから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった2020年度以降の地域医療の状況はほとんど反映しておりません。  ウイズコロナ、アフターコロナ時代に向けて、国の今後の地域医療のあり方について、県の保健医療計画や地域医療構想のあり方の再検討が求められていることから、今後の国の動向や県の方向性等を注視しながら対応する必要があります。  3ページをお願いいたします。  第1章、救急医療、生駒市の救急搬送件数ですが、少しずつ増加傾向にあります。後期高齢者等の増加に伴い、持病の悪化や急変等により今後ますます在宅療養している高齢者の急性憎悪への救急対応が課題と言えます。  次に、2、年齢階層別の搬送先医療機関ですが、年少層は県内市外の医療機関への搬送が約半数で推移しています。これは県北和小児科二次輪番病院に参加しているのは、現在近大奈良病院1病院のみであり、最も稼働日数の多い奈良市の病院へ依存している現状が反映されていると言えます。また、市立病院への搬送割合が開院の2015年度以降年少を除く各年齢層で全搬送件数の25%前後で推移していることで市内搬送率の底上げに貢献しております。  続きまして、5ページになります。  3、生駒市の休日夜間応急診療所の利用者について、述べ利用者数は7,500人前後で推移しています。なお、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響から大きく利用者が減少しています。利用者は小児や生産年齢層が多く、通常の診療時間内に受診が困難な世代の受皿となっていると考えられます。利用者が他医療機関に後送された患者の割合は2%未満であることから、ほとんどは軽症患者と言えます。市立病院への二次後送割合は、毎年、全後送件数の約1割程度で推移してます。  6ページをお願いいたします。  第2章、小児医療についてです。小児医療の分析は、子ども医療費助成制度のデータを活用して行っております。  1、生駒市の小児の外来、入院診療の状況は、新型コロナウイルス感染症の影響が考えられる2020年度を除き、外来の延べ件数は年間約20万件で推移し、約80%が市内医療機関で受診されています。また、入院延べ件数は年間1,100件程度で推移し、市外医療機関への入院が多くなっています。  次に、2、生駒市立病院の小児の外来、入院診療の状況は小児科の常勤医師の確保など、小児医療体制が整備され、2018年度は外来、入院ともに件数が増えています。2019年度以降、外来件数はその水準を維持していますが、入院件数は2018年度をピークに減少傾向にあります。  7ページをお願いいたします。第3章、在宅医療についてです。  1、訪問診療を受けた患者及び訪問診療を提供した医療機関ですが、訪問診療を受けた患者数は年々増加を続けています。訪問診療を受けた患者が有している傷病は高血圧症、認知症、糖尿病、脳血管疾患の後遺症、心不全の順に上位を占めています。また、提供した医療機関の延べ件数は増加しており、そのうち市内医療機関の割合は全体の約40%で推移しています。  次に、2、訪問診療を受けた患者の入院割合は40%前後となっています。入院に起因した傷病のうち、誤嚥性肺炎が年々増加し、入院理由の第1位となっています。また、入院先医療機関の上位10位に市立病院を始め、市内病院が全て入っており、在宅医療のバックアップを市立病院を始め市内病院で一定対応できていることが見てとれます。  続きまして、9ページをお願いいたします。第4章、入院診療です。  1、本市における入院患者数の動向は、市内医療機関が60%前後の割合で推移しています。市外への入院は西和医療圏よりも奈良市への入院割合の方が多い状況です。大阪を含む県外への流出は毎年15%前後です。疾患別の患者数はがんが一番多く、ついで脳卒中、虚血性心疾患と続きます。ただし、虚血性心疾患は減少傾向にあり、誤嚥性肺炎は増加傾向にあります。  次に、疾患別の受療動向になります。  まず、脳卒中の入院患者は年間約240人前後で経年的な変化は見られません。脳卒中患者は急性期を脱すると、回復期病院や療養型病院に転院するため、入院時と退院時の医療機関について調査した結果、最初に入院した医療機関は55から60%弱が市内の病院で、退院時にいた医療機関は55%前後が市内の病院です。  続きまして、虚血性心疾患は患者が入院した医療機関の分布は、市内医療機関の入院が50%程度まで増加しています。  11ページになります。  大腿骨近位端骨折についてです。入院患者は市内の病院が約60%から70%を占めています。次の誤嚥性肺炎は患者が入院した医療機関の分布では、市内病院への入院は50%台から徐々に増え、2019年度には約65%に増えています。  続いて、がんについてですが、5大がん全体では毎年350人強から370人強で推移しています。患者の50%前後が市内医療機関に入院しており、本市を除く西和医療圏内の医療機関にほとんど入院しておらず、奈良市の医療機関への入院が約25%となっております。また、県外への流出は20%前後で推移しています。  13ページをお願いいたします。  このページは市立病院の入院診療について記載しています。市立病院の受療率は全入院診療件数の10%前後を占めています。また、疾患別で見ると、がんは4.2%から7.6%へと徐々に受療率を伸ばしており、今後の市立病院におけるがん診療機能のさらなる充実を図っていくことが望ましいと言えます。脳卒中や大腿骨近位端骨折は各診療科の常勤医師がいないことから、受療率が低くなっていることが課題です。虚血性心疾患は2018年度以降、15%前後、誤嚥性肺炎は30%前後の受療率となっております。  説明は以上になります。よろしくお願い申し上げます。 163 ◯伊木まり子委員長 それでは、委員による質疑に入ります。  質疑等ございませんか。塩見委員。 164 ◯塩見牧子委員 かなりいろんな方向から詳しく分析されているんですけれども、これ、平成30年度のときも質疑があったことなんですけれども、この報告書を使って結局これをどう活用していくのか、これから地域医療を、この市の中だけでこの状況を把握、持っていても、地域医療の推進にはつながっていかないわけで、どういうふうに活用して、どういうふうに地域医療の推進に向けて展開しようとしているのか、まずそこのところから確認させてください。 165 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 166 ◯石田浩福祉健康部次長 この度、こういうふうな形で報告させていただきましたのは、部長が冒頭、申しましたように、今年度が3年に1回の病院事業計画の見直しの時期ということもあって、それに対して市立病院の医療機能はどうなっているのかという内部的なことと、あとは生駒市内の地域医療の現状がどういうふうに変化しているのかというふうなこと、こういう両面からアプローチをかけて、それを検討するというのに使わせていただいておりますけども、それと同時に、今、市内の地域医療を担っていただいています医師会さん、医師会さんの方にも同じような形で既に提供しておりまして情報共有をさせていただいております。今後、そういった意味でその地域医療を議論する場、そういったときにこの資料を基礎資料として両者でまた地域医療の向上に向かって、充実に向かって何か議論の基礎資料になればということで思っております。 167 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 168 ◯塩見牧子委員 もちろん市立病院の運営に向けてこれを活用していくというのは、市としては当然のことだと思うんですけれども、その一方で地域の医療機関、実際に医師会さんとこのデータを共有もしていただいているということなんですが、具体的にその地域医療の推進に向けて医師会等も入った議論をする場と、今おっしゃったんですけれども、何かもう具体的にそういった場が動き出しているのかどうか、その辺、確認させてください。 169 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 170 ◯石田浩福祉健康部次長 今現在は具体的にこの会議でというふうなことまでは至っておりません。医師会さんの方で理事会の方にも、これ、紹介されていると思いますので、その中で今後協議しながら、例えば在宅部会とか、ネットワーク協議会とか、こういったところなんかの定例の会議というのが、今はちょっとコロナの関係でなかなか開催できておりませんけど、そういったところでは十分使える可能性はあります。 171 ◯伊木まり子委員長 この件に関して、他に質疑等、成田委員。 172 ◯成田智樹委員 全体の話を今されましたので、これはPDCAのCなんでしょうね、きっとね。当然ながら現状、これ、分析されて、詳しくされて、次、Aをやろうと思ったら、課題は何かということを抽出されるということやと思うんです。計画をつくる前に課題が何か分かっていなかったら計画、でけへんと思いますので。全体の話、今されてますので、4章立てて救急医療、小児医療、在宅医療、入院診療となってますので、それぞれで分析されて、それぞれについての一番大きい課題って何やねんと、今考えてられるのか、教えていただけませんか。 173 ◯伊木まり子委員長 古川特命監。 174 ◯古川文男水道事業管理者 これの取扱いから入らせてもらいたいなと思います。やはり、地域医療という分については生駒市だけではできません。生駒市でやっていくというような形で一生懸命頑張っているんですけど、やっぱり西和医療圏、最低。西和医療圏の次は、それは県の医療圏ということ。だから、奈良県の地域医療構想というのはやっぱり柱になってきます。その中で当然なことながら、あそこには五つのブロックを分けてますので、その中に一つ、西和医療圏があるんですね。だから、西和までは情報としてはつかめるんです。だけども、生駒市の西和版がでけへんかなというのがまず大きな発想です。それがあれば、ある程度ここが弱いとか、ここが強いとか、連携の中でそれが見ていけるんですね。それを目指しているんですけど、なかなかそこに行き着くのが難しいというのが今の状況になってございます。これがまずは実態を調査やっていってというような形で組んでいくんですけども、やっぱりここに何が足らんかといけば、患者さんの多様性ってあるんですよね。例えば、あそこが近いからそこへ行くねんとか、例えば、私が住んでいるところというのは、いや、近いとこはどこやねん。それは奈良市の病院へ行くわけです。そこは漏れていくんです。こういう計画で、このレセだけを積み上げていったとしても。また、変な言い方かも分からないですけども、いや、ちょっと、これ期間かかるけども、いいお医者さんにかかりたいという方は、出ていったりいろいろな形で動いていかはるんですね。そういったその患者さんを中心とした多角的に分析ができたならば、西和医療構想のミニ版に近くなっていくんですけども、そこはなかなか難しいという状況の中で、まずは足がかりとして実態から入っていこうやないかと。そういったときには、ここを見たときには、がんの患者さんというのは、これは350から370ぐらい。その中でも4大疾病の中でも一番それはがんが結構増えていってるし、またそこにスポットを当てていく必要、あるのと違うかなという辺りが今回の調査ではっきりとしたと。それをどう組んでいくのかというのが、そこは今、コロナの状態になってございますので、奈良県の方も地域医療構想の見直しはあるんじゃないかなと思っているんです。当然のことながら、地域医療構想というのは、高度急性期、急性期、回復期と、こういうふうな形の通常医療で全部組んでいるんですね。今度、今必要になっているのは何かと言うていったならば、さあ、こんなけの入院患者、つまり高度医療、あるいは急性期医療、その分をどういうふうな形でフォローをやっていくかというのが今一番大きな問題になっているんですね。だから、当然のことながら、コロナの状況いかんによっては県の地域医療構想も当然そこには見直しの波が被さってきます。それも踏まえた中で、やはり病院事業計画という分についての位置付けを再度見ていきたいというのがこちらの思いです。だけども、今の状態では不確定要素が非常に多うございますので、今回はこの基礎的なデータを持って、病院事業計画の本体の見直しについてはもう少し時間が欲しいというような内容ということになってございます。 175 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 176 ◯成田智樹委員 今、生駒市だけでできることでもないし、それこそ患者さんのニーズもあるしということで今おっしゃったと思います。全体としてはがん対策が一番大きい話になるのと違うかというような話だったと思いますけども、基本的には現状把握を何のためにするのやと言ったら、課題抽出するために現状把握ってするんですよね。当たり前の話ですよね。現状把握だけを目的として現状把握しても仕方ないので、課題を抽出するためにやるもんだと、私もサラリーマン25年やりましたけど、そうやって教わりました。これ、現状把握を今されて、8月にまとめられたということなので、9月やからもうちょっと待ちますけども、単純に地域医療を司る生駒市地域医療課としては、福祉健康部としてこの四つの章立てでまとめられたということであれば、生駒市だけできるわけじゃないというのは、それは当たり前の話やと思います。当たり前の話としても、課題というのは何やということはきちんと、現状と課題って当たり前にセットでくっついているものということはきちんと認識していただいていると思いますけれども、しっかりと課題を抽出していただいて、計画策定には当然生かしていただかないといけないし、それは計画のときに課題がこうやからと説明がまたあるのかもしれませんけども、現状が分かったら、基本的には課題が分かるというのは当たり前の話やということで、ちょっとまた私、この厚生消防委員会におりますので、またどこかでお聞きしたいと思います。その上で、がん対策、いいんです。しっかり取り組んでいただきたいと思いますけれども、小児医療のとこをちょっと聞きたい。 177 ◯伊木まり子委員長 全体のところを他にないか、確認したいと思います。  全体のところでは特にないですか。              (「なし」との声あり) 178 ◯伊木まり子委員長 それじゃ、成田委員。 179 ◯成田智樹委員 せっかくですから、小児医療のところだけちょっとまず確認させていただきたいんですが、小児医療の中で上の方の囲みの中で、入院診療延べ件数総数は年間1,100件ということで、近年市内医療機関より市外医療機関への入院が多くなっていますとなっておりますけども、市内医療機関より市外医療機関への入院が多くなっているというのは課題だと認識されておられるんですか。 180 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 181 ◯石田浩福祉健康部次長 課題だと認識をしております。 182 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 183 ◯成田智樹委員 どのようなところが課題なんでしょうか。 184 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 185 ◯石田浩福祉健康部次長 生駒市には、今、本格的に小児の二次をするところというのが1病院だけなんですけれども、それに市立病院が今鋭意、充実をさせていこうということなんですけれども、やっぱり子どもたちが何か診療所の先生が、これはちょっと外来であかんので、二、三日入院が必要やねというふうな、こういうふうな、重症ではちょっとなかなか対応、市内で完結することは難しいですけれども、そういうふうな軽症の患者の入院が必要というふうなときに、奈良市、ここの報告でもありますように、奈良市の病院に送るよりも、やっぱり生駒市内の子は生駒市内で対応できるという、一定そういうふうなことが生駒市にとっては、子育てを中心にやっていこうというふうなとこでは、やっぱりこういったセーフティネットというのは必要かなというふうに思っております。 186 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 187 ◯成田智樹委員 至極当然な答弁やったと思います。じゃあ、その下のこの2の方の囲みの中に、外来件数は水準を維持していますが、入院件数については減少傾向にあります、これについては課題なんでしょうか。 188 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 189 ◯石田浩福祉健康部次長 この6ページの下の囲みのとこのグラフのところですけど、これは生駒市立病院の状況のことをおっしゃっていると思うんですけども、外来については当然あれですけど、入院についてはこのグラフのとおり、下降傾向になっておりますので、これは生駒市立病院としては小児の二次をコンセプトに入れておりまして、やっぱりこちらの方を、今下がっているということは課題で、市立病院として生駒の小児の二次を担っていける、こういうふうなことが目指すべきところかと思っております。 190 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 191 ◯成田智樹委員 入院件数については、増加した方がいいということなんですかね。 192 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 193 ◯石田浩福祉健康部次長 そうですね、そういう形で入院医療の方も充実させていくということです。 194 ◯伊木まり子委員長 成田委員。 195 ◯成田智樹委員 入院の数が増えた方がいいのかというのは私、分かりませんけども、基本的にその辺のところの細かい分析もしていただいて、先ほどの市立病院の方でリニアックについての導入は生駒市としてはしたいけども、県全体で言うと、それは必要ないというような話で現状、行ってるみたいな話でしたね。これ、小児医療についても、市外医療機関の方の入院が多いということについては、当然ながら親御さんにとっては子どもさんを近くで見たいということもあるでしょうし、近くの病院に入院させたいというのは、それは思いとしてあるやろうけども、北和医療圏で言うと、どういう状況になっているのかということも、様々あった上での課題であって、どういう形で解決するのかという話になってくるということだと思いますのでね。だから、生駒市としての考え方というのと、それと県との考え方や、また市民ニーズとの考え方というのが当然ながら違ってくるということであろうかと思いますので、いったんはこの分析からしっかり課題を、生駒市として考える課題というのを抽出していただきたいということで思っておりますので、是非詳しい分析、出ましたので、しっかりと課題の抽出を行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 196 ◯伊木まり子委員長 近藤部長。 197 ◯近藤桂子福祉健康部長 本当にその思いというのは十分私たちとしても持っております。この小児医療についての分析に関しましてですけれども、外来の受診に関しましては横ばい、ここ3年ほど横ばいになっていらっしゃいます。けれども、入院の率につきまして、この上の他の市内、市外の入院率がさほど、この2020年度は下がりましたけども、その前の2018年、19年が横ばいであるにもかかわらず、市立病院での受入れが減っているというのは、やはり外来でニーズがあるお子さんのいざ入院となったときに、市立病院で受けられないというような状況等につきましては、これは地域医療もそうですけども、これに関しましては市立病院での整備の課題というふうに捉えられるかなと。冒頭申しましたように、これに関しましては、全体的な医療構想についての、こんなのかなから明確にこれを明らかにしていくというものにも使いますけれども、市立病院の今後の体制についても使えるものというふうにも思っておりますので、そういう意味では、次長が言いましたように、地域できちんと生活されていらっしゃる方を受け入れられるような体制というものをこの指標を基に県の構想に当たっては、市としての思いも伝えていく、なおかつ市立病院としても整備ができるように、今現在小児科医を確保しているという背景はこういうことにあるんだというようなことの裏付け資料にもなるかなというふうに思っておりますので、ご理解いただきますようにお願いいたします。 198 ◯伊木まり子委員長 それでは、他にこの小児医療のところに関してはございませんか。              (「なし」との声あり) 199 ◯伊木まり子委員長 ないようでしたら、他の部分で質疑等ございませんか。塩見委員。 200 ◯塩見牧子委員 すいません、第1章の救急医療の方でお伺いします。  救急搬送の件数、6ページのグラフを拝見しますと、2020年度はコロナの影響で減少していると。消防年報の方を確認いたしましても、救急出動そのものが減っているので当然こういう数字になってくると思うんですけど、それと併せて休日夜間診療、こちらの方、20ページかな。 201 ◯伊木まり子委員長 すいません、そっちの概要版じゃなくてということで。 202 ◯塩見牧子委員 本編で言っています。ごめんなさい。本編の6ページが救急搬送件数のグラフですね。休日夜間応急診療の利用状況は20ページになりますね。19ページを見た方が分かりやすいかな。こちらも2020年度、かなり減っているんですけれども、これ、うがった見方をすれば、本来はこれだけでいけていたと。例えば、休日夜間診療所ならば、もう一日待てば、翌朝ふだんから利用されているようなクリニックさんとかで受診してもよかったけれども、これまではこちらを安易に、あえて安易にと言いますけれども、利用されていた可能性がなくもない。救急の方についても、減っているということで、救急車の適正使用というようなことも言われておりますけれども、その可能性ももちろんあるわけですね。これ、医療資源といったことを考えたときに、本来はそんなに、医療資源は有限なんですけれども、それを不適切に越えて使用されていたということももちろん考えていけると思うんですけれども、その地域医療ということをこれから検討していくときに、こういう本当に必要な医療を本当に必要な方にしましょうということをどういう形で考えていくのか。それこそもうコロナ前と同じようなベースで考えていくのか、それともやっぱり本来ここまででしょということも見据えながら考えていくのかという、それ次第によって、取りあえずこれは現状、把握しただけですということなんですけれども、これから先、そういったことを医師会とかも含めながら考えていくときに、そういった視点も是非盛り込んでいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 203 ◯伊木まり子委員長 石田次長。 204 ◯石田浩福祉健康部次長 確かにコロナの影響で件数は減っていますけれども、こちらの本編の22ページの方で総括の方でも、8)の方でもちょっと書かせていただいておりますけども、このメディカルセンターの休日夜間応急診療所の利用というのは、高齢者というよりも、どっちか言うたら、小児とその親、あるいは生産年齢層、こちらの方が多いですね。それは何かというと、昼間は例えば働きに出てて、なかなかその診療時間に間に合わないというふうな方たちがやっぱり帰ってきて、子どもが熱、ある、これはやっぱりお薬をもらわなければならないというふうな状況の中でメディカルセンターがあって、軽症でも心配ですから、そういったところは行ける、そういった人たちの、若い人たちの受皿としてはやっぱり一定この休日夜間応急診療所には意義があるということで、これを他の病院とかと一次救急の部分を一緒くたになると、なかなか救急自体がうまく機能しないということもありますので、一次、二次、三次というふうなすみ分けの中では、一定休日夜間応急診療所というのは意義があるのかなというふうに思っております。 205 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。 206 ◯塩見牧子委員 ということは、2020年度減ったというのは、皆さん、何か仕事、行かなくなっちゃったとかそういうことですか。平日に休める。 207 ◯伊木まり子委員長 近藤部長。 208 ◯近藤桂子福祉健康部長 全国的になんですけれども、昨年度につきましては、季節性のインフルエンザの発症がかなり減っております。生駒の救急診療所だけではなく、奈良県内全体的にその応急診療所の患者数というのはもう一気に7割、8割程度落ちているような状況もございます。それに関しましては、こういう応急診療所に関しては、感染症の流行というのはすごく影響を受けやすいものですし、今回につきましては、コロナに関しましては、コロナ専用の窓口、受診先というのが明確に示されておりますので、発熱の場合、コロナ患者としての疑いがあるので、こういう応急診療所には受診を勧められないというようなことも大きな影響かなと。ただ、ここはあくまでも受診ということでカウントされていますけれども、受診はされませんが、電話での問合せ、こういったものとかで対応もしておりますので、そういう夜間帯、不安になっていらっしゃる方々についてはこの応急診療所で医療関係者に対して相談ができる場所としても、有効に機能していたというふうに私の方は認識しております。ただ、また徐々に二次後送の方も増えてきているというコメントも書いております。これにつきましては、あまりにも我慢しすぎて、ぎりぎりになってから受けるというような、そういう傾向が最近、このコロナでの受診控えをきっかけかもしれませんけれども、そういう方も増えてこられているということも課題としてはあるのかなというのは、メディカルセンターの方の職員とも話をしておりますので、こういう応急診療所の適切な受診のタイミング、受診の方法、そういったものは何らかの形で啓発、啓蒙していく必要があるかなというふうには考えております。 209 ◯伊木まり子委員長 塩見委員。
    210 ◯塩見牧子委員 二次後送が増加傾向にあるということなんですけれども、ぎりぎりまで受診をためらって、やっぱり入院が必要なくらいになっちゃったというところで、増加傾向の理由として理解もしてきました。でも、今申し上げたようなこともやっぱりここまで減るというのは、その動向としてどうなんだと、分析がやっぱり必要だと思うんです。これから考えて行くに当たっても。その辺もより精密な分析をお願いしたいと思います。 211 ◯伊木まり子委員長 他に小児医療に関連してございませんか。              (「なし」との声あり) 212 ◯伊木まり子委員長 じゃあ、それ以外に他のところについて質疑ございませんか。              (「なし」との声あり) 213 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員による質疑を終了いたします。  次に、委員外議員による質疑に入ります。  質疑等はございませんか。              (「なし」との声あり) 214 ◯伊木まり子委員長 質疑等ないようでございますので、これにて委員外議員による質疑を終結いたします。  本件は、常任委員会における所管事務調査に基づく政策提案に関する指針第5条に基づき、本日の調査結果を委員会としてどのように取り扱うかをご協議願うのですが、今回、報告を受けた調査結果を踏まえ、本市の地域医療の課題解決に向けた具体的な取組が進められることから、今後の取組状況を見て必要に応じて調査することでよろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 215 ◯伊木まり子委員長 それでは、今回の報告で調査はこれまでとし、今後の取組状況を見て必要に応じて調査することといたします。  これにて厚生消防委員会を終わります。              午前11時56分 閉会              ~~~~~~~~~~~~~~~  生駒市議会委員会条例第29条の規定によりここに署名する。               厚生消防委員会委員長   伊 木 まり子 ▲このページの先頭へ Copyright 2004 by Ikoma Municipal Assembly. All rights reserved....