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  1. 香美町議会 2017-06-08
    平成29年第97回定例会(第1日目) 本文 開催日:2017年06月08日


    取得元: 香美町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2017年06月08日:平成29年第97回定例会(第1日目) 本文 最初のヒットへ(全 0 ヒット)                               午前9時30分 開会                ○ 開 会 挨 拶 ◎議長(上田勝幸) おはようございます。第97回香美町議会定例会を開会するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  山々は緑を濃くし、矢田川では若アユがはね、初夏の風がすがすがしいこのごろとなりました。  さて、4月の町長選挙を終えて、浜上町政は2期目を迎えることになりました。選挙で訴えてきた公約実現に向け、この4年間のかじ取りが注目されるところです。また、今月には第25回みかた残酷マラソン全国大会が、来月には香住ふるさとまつりが予定されております。本町に多くの観光客が訪れ、にぎわうことを期待するものであります。  さて、議員各位におかれましては、極めてご健勝にてご参集を賜り、感謝を申し上げます。今期定例会に提案されます案件は、議案つづりのとおり、報告5件と議案18件の合計23件を予定しております。議員各位におかれましては、何とぞご精励を賜りまして、慎重なるご審議の上、適切妥当なる結論が得られますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。  次に、町長より挨拶があります。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) おはようございます。第97回香美町議会6月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、お元気でご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。町内では田植えもほぼ終わり、水をたたえた圃場に山の木々の新緑が映り、大変きれいな風景が広がっております。  さて、行政報告でも記載をしておりますが、漁業における平成28年度の町全体の総漁獲量は約6,104トン、対前年比92.7%、総漁獲高は約43億2,276万円で1.5%増となりました。このうち、沖合底曳き網漁の漁獲量は約3,625トン、同99.7%、漁獲高は約31億454万円で1.7%増、ベニズワイガニ漁は漁獲量が2,052トン、同85.8%、漁獲高は約9億6,126万円、同98.8%となり、おおむね前年と同様の状況となりました。また、町内のスキー場におきましては、記録的な暖冬であった前年と比較し、積雪に恵まれ、町内4カ所のスキー場の入り込み者数は19万9,000人、対前年比で44%増となりましたが、年末年始の雪不足が影響し、平年を上回るまでには至りませんでした。  今定例会には、報告案件5件、人事案件2件、契約案件4件、条例改正等案件6件、補正予算3件、決算認定3件で合計23件の提案を予定しておりますので、何とぞご審議を賜り、適切なるご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  なお、行政報告につきましては、3月定例会以降の主だった事項を報告書としてお届けしておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。      ──────────────────────────────  開会宣言 ◎議長(上田勝幸) ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより平成29年6月第97回香美町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ──────────────────────────────
     日程第1 会議録署名議員の指名 ◎議長(上田勝幸) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、香美町議会会議規則第125条の規定により、議長において、西坂秀美君、西谷尚君を指名いたします。      ──────────────────────────────  日程第2 会期の決定 ◎議長(上田勝幸) 日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りします。  今期定例会の会期は本日6月8日より6月26日までの19日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日6月8日から6月26日までの19日間と決定いたしました。      ──────────────────────────────  日程第3 諸般の報告 ◎議長(上田勝幸) 日程第3 諸般の報告を行います。  今期定例会に提案されます議案つづり等は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。  次に、行政報告、本日の議事日程はあらかじめ議場配付いたしておりますので、ご確認ください。  次に、本日までに受理されました請願は請願文書表のとおりであります。所管の常任委員会に付託しましたので、報告いたします。  次に、香美町教育長職務代理、山崎つるみ君より欠席の届け出がありますので、許可いたしております。      ──────────────────────────────  日程第4 報告第2号 委任専決処分をしたものの報告について ◎議長(上田勝幸) 日程第4 報告第2号 委任専決処分をしたものの報告についてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  報告の説明を求めます。  総務課長、吉岡哲男。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、私のほうから、委任専決第2号 損害賠償の額を定めることについてご説明をいたします。議案書では2ページ、議案資料では1ページをご覧いただきたいと思います。  本年4月5日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額について相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき5月23日に専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。  事故の概要を説明いたしますので、議案資料の1ページをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸でお示しをしているところが事故の発生場所でございます。  事故が発生しましたのは香住区安木地内でございます。町道安木211号線を相手方の車両が走行中、道路横断側溝グレーチングがはね上がり、当該車両に損害を与えたものでございます。これは、老朽化によりまして側溝のグレーチングの受けとグレーチングの間にすき間が生じたため発生したものでございます。  議案書の2ページのほうをご覧いただきたいと思います。相手方でございますけれども、香美町内の男性で、損害賠償額は6万1,740円でございます。これは、車両のアンダーカバー等が損傷したため交換等の修理を行ったものでございます。この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入をいたしております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填がされるということになります。  以上で委任専決第2号の説明を終わりますけれども、今後とも道路パトロールの強化、それから、住民の皆さんからの情報提供をいただく中で適正な管理に努め、事故防止に努めたいというふうに考えております。  続きまして、委任専決第3号 損害賠償の額を定めることについてご説明をいたします。議案書では3ページ、そして議案資料では2ページをご覧いただきたいと思います。本年5月12日に発生いたしました対物賠償事故損害賠償額について相手方との示談が成立したことに伴いまして、速やかに相手方を救済するため、地方自治法の規定に基づき5月24日に専決処分をいたしましたので、報告をするものでございます。  事故の概要をご説明いたしますので、議案資料の2ページのほうをご覧いただきたいと思います。地図の上側が北となっております。丸でお示ししているところが事故の発生場所でございます。事故が発生いたしましたのは村岡区村岡地内でございます。職員が刈払機を使用し、町有地の草刈り作業をしていたところ、小石をはね上げ、隣接する民家に損傷を与えたものでございます。  議案書の3ページのほうにお戻りをいただきたいと思います。相手方でございますけれども、香美町内の男性で、損害賠償額は9,720円でございます。これは、被害者宅の窓ガラスを破損し、交換等修理したもので、この事故に係ります過失割合は当方が100%でございますので、この額は相手方の損害額に相当するものでございます。町が支払いをいたします賠償金につきましては、加入をしております全国町村会総合賠償補償保険によりまして全額補填をされます。  以上で説明は終わりますけれども、今後は作業に従事する際に安全対策に十分留意し、事故防止に努めたいと考えております。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 観光商工課長、田渕衛君。 ◎観光商工課長(田渕 衛) それでは、報告第2号 委任専決処分をしたものの報告について説明をさせていただきます。委任専決処分したものは、委任専決第4号 余部鉄橋「空の駅」エレベーター新設工事請負変更契約を締結することについてでございます。  議案書の4ページをお開きください。契約の目的は余部鉄橋「空の駅」エレベーター新設工事、契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区鹿田106番地の1、株本・西山特別共同企業体、代表者、株本建設工業株式会社香美営業所所長稲尾妙子、構成員、株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一でございます。  契約の内容ですが、請負金額、金5億9,959万9,800円を金6億358万5,000円に変更したもので、金額にして398万5,200円、率にして0.7%の増であり、当初契約からは金額にして958万5,000円、率にして1.6%の増でございます。この工事は、平成28年9月14日の第92回香美町議会で契約締結について可決をいただき着手し、平成29年1月20日に専決により1回目の契約変更を行ったものを平成29年5月25日に専決により2回目の契約変更を行ったものです。議案資料3ページにその経過を示させていただいております。  議案資料の4ページをお開きいただきたいと思います。工事の変更内容とその金額についてですが、まず埋め戻し土の改良による104万1,000円の増額につきましては、基礎工事において発生した掘削土について土質区分試験を行った結果、埋め戻し土として不適切であったため、土質改良剤を添加処理して使用することとしたもので、土質区分試験の結果は泥土b、強度を示すコーン指数が84.9ニュートンでしたので、これを埋め戻し土として使用可能な第3種建設発生土レベルコーン指数400ニュートン以上とするため、368立米の土量に対し1立米当たり50キロの発塵抑制型土質改良材を添加することにより増額となったものです。  次に、ライトアップ設備の追加による382万4,000円の増額につきましては、着工前に行いました地元説明会や昨年10月から地元と検討を行っているエレベーター整備記念事業等検討会におきまして、その設置について要望が起きたものです。階段室内に高輝度LED投光器12台を設置しようとするものです。  設備の概要について説明させていただきますので、議案資料5ページをお開きください。まず、このライトアップの設備は常設のものです。イベント時のみ設置する場合、以前、余部鉄橋を何回かライトアップしたとき、その都度50万円以上の費用がかかっていましたので、地元から常設を望む声があり、将来的な費用負担や浜坂道路開通後の地域の活性化を考慮し、常設にすることといたしました。設置場所については、建物外部に設置する場合、潮風の影響を受け劣化が早いことやメンテナンスが大変になること、また、建物内部の場合、エレベーターシャフト内は建築基準法の規定によりエレベーター以外のものを設置できないこととなっているため、階段室内に設置することとしたものです。  ライトアップ設備は高輝度LED投光器を階段室の上から下まで均等に12台配置します。1台の投光器は赤、緑、青の3色のLEDライトからなり、さまざまな色で照らすことができます。資料のように季節ごとに色を変えたり、イベント時にはレインボーカラーにするなどのシーンセレクター機能を設けており、タイマーによりライトアップの時間設定もできます。電気代については、LEDですので毎日3時間点灯したと仮定した場合で、年間10万円以内の経費と試算をしております。  次に、誘導灯設備の追加による22万5,000円の増額につきましては、建築確認申請における消防署の指導により、設置を求められたものです。設計段階におきましては、避難口を容易に識別できるため、誘導灯設置の除外規定が適用されると判断していましたが、消防署の審査において窓のない場合は除外対象にならないとの判断により、議案資料6ページに示しますように、地上の待合スペースに1カ所と非常階段上下出口の2カ所、計3カ所に設置することにより増額となったものです。  次に、電気配管ルートの変更による16万2,000円の増額につきましては、議案資料7ページに示しますように、設計では東屋付近にある既存の引込柱を利用し、東屋や旧橋梁の下に埋設するルートとしていましたが、兵庫県所有の建築物の東屋の下を通ることや、兵庫県がJRから借用している土地に埋設することになり契約関係が複雑になるなどの理由で新温泉土木事務所から見直しを求められていました。これにより、新たに引込柱を設け、南側の公園部分に埋設するルートに変更することとし、延長が26メートル延びたことに加え、ライトアップ設備を追加することに対応するため、電気ケーブルを38スクエアから60スクエアの太さに変更することにより増額となったものです。  最後に、露出配管の仕様変更による126万6,000円の減額につきましては、電気配管のうち露出部分については塩害やさびに強い厚鋼電線管を使用することにしていましたが、工事費の増大を抑えるために再検討し、エレベーターシャフト内や階段室内の露出配管については屋外の配管ほど、耐候性や強度がなくてもよいとの判断から、厚鋼電線管522メートル分を単価の安いねじなし電線管に変更することにしたもので、これに伴い電線管の接続ボックス30個も厚鋼用からねじなし用に変更したものです。  なお、今回、金額の変更とともに工期を平成29年9月30日から11月15日に延長する変更を行いました。工期延長の理由は、山留工における鋼矢板施工にあり、JRとの近接協議における施工条件に「圧入工法で周辺地盤に影響の少ない工法を採用するように」と記載があったこと、また、事前のボーリング調査で「最大推定礫径10センチ程度」との記載があったこと、また、浜坂道路開通前のできるだけ早い時期の完成に向けて、鋼矢板を油圧で押し込んでいく工法で、施工期間が短く、無振動、無騒音、省スペースで他の工法に比べ地盤にゆるみが生じないサイレントパイラーと呼ばれる工法を選択し施工しました。ところが、地中4メートル付近で圧入ができなくなったため確認したところ、20センチから30センチの転石が発現しました。そこで作業を中断し、確認のため鋼矢板の施工予定位置7カ所のチェックボーリングを行ったところ、いずれも同様の状態であったためサイレントパイラーの施工ではできないと判断し、圧入工法の優位性を確保しながら補助工法としてオーガ掘削を併用した硬質地盤クリア工法に変更することにしました。  工法変更に伴い、その段取りがえに要した期間と当初の工法と変更後の工法の1日当たりの施工枚数の差、それにより41日間の遅延が発生しました。その後、工程の見直しや休日作業によって工期短縮を図ってきましたが、エレベーターは、高さはありますが面積が少なく作業エリアが狭小であり、作業員や建設機械を増やして画期的に工期を短縮することができず、現在までに短縮できた日数は7日間であったため、今後の見込みについて精査をしたところ、現在の期限である9月30日までの完成は困難と判断し、11月15日まで延長することとしたものです。  以上で委任専決第4号の説明とさせていただきます。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。      ──────────────────────────────  日程第5 報告第3号 平成28年度兵庫県町土地開発公社の業務報告について  日程第6 報告第4号 平成28年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につい             て  日程第7 報告第5号 平成28年度香美町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告につい             て  日程第8 報告第6号 平成28年度香美町下水道事業企業会計予算における建設改良費             の繰越報告について ◎議長(上田勝幸) 日程第5 報告第3号 平成28年度兵庫県町土地開発公社の業務報告についてから、日程第8 報告第6号 平成28年度香美町下水道事業企業会計予算における建設改良費の繰越報告についてまでの4議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  初めに、報告第3号について財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、中村嘉一君。 ◎財政課長(中村嘉一) それでは、平成28年度兵庫県町土地開発公社の業務報告について説明をいたします。  本町が出資し、構成員となっております兵庫県町土地開発公社から平成28年度の業務報告を受けましたので、法の定めるところにより、その経営状況を報告するものでございます。  別冊として配付しております兵庫県町土地開発公社の平成28年度事業報告書及び計算書類のほうをご覧いただきたいと思います。1ページをお開きください。平成28年度の事業報告を9ページにかけて掲載いたしておりますが、その概況について説明をいたします。  1ページの事業の概況の要旨といたしましては3点ございます。1点目が、新たな受託事業として1町1件1,142平米の土地を7,960万9,000円で取得いたしております。2点目が土地の処分でございますが、2件、総額1億4,126万3,000円で、処分が完了した土地はございませんでした。3点目が、事業収支におきましては新たな土地の取得があったため事務費収益が得られ、27万4,422円の黒字となっております。この収益につきましては全額未処分利益剰余金に積み立てし、翌年度繰越剰余金を1,972万5,040円といたしております。  2ページ以降で、この3点の説明をさせていただきます。まず2ページの土地の取得でございますが、概況で説明いたしましたとおり、1町1件で取得をし、平成30年度の最終買い戻しを予定しているものでございます。2の土地の処分の表の右側、28年度買い戻し額の欄がございます。この中の元金相当額の合計欄にありますとおり、25年度及び27年度に取得した土地2件で1億4,126万3,000円を処分したというものでございます。  次に、3ページをお開きください。収支の状況を説明いたします。予算の執行実績では、まず、収益的収入及び支出のうち収入の決算額は、表の中、一番下の行になります。右から2列目、1億4,245万5,625円となっております。内容といたしましては、一般事業売却収益として1億4,204万7,643円、事務費収益が39万8,045円、受取利息が9,937円となっております。  支出の決算額は、4ページの表でございますが、一番下の行、右から2列目でございます。1億4,218万1,203円となっております。内容といたしましては、一般土地売却原価として1億4,204万7,643円、一般管理費13万3,560円となっております。これによりまして、その下、表外に記しておりますように、当期純利益は27万4,422円の黒字となるものでございます。  次に、5ページをご覧ください。資本的収入及び支出でございます。収入におきましては、新たな土地の取得に当たり7,960万9,000円の借入れを行っております。また、支出の決算額は、一番下、表の右から2列目のところでございますが2億2,087万2,000円となっており、内容といたしましては、新たな土地の取得費7,960万9,000円と土地処分に伴います償還金1億4,126万3,000円を計上しているものでございます。  次に、6ページでございます。2の借入金の概要でございますが、一番下の行、期末残高が1億5,286万1,000円となっており、この内訳は、さきに説明をいたしました2ページの土地処分の表のとおり、年度末土地現在額と対応いたしておりまして、年度末土地現在高は借入金の残高と同額になるものでございます。  次に、4の監査の実施状況以降9ページ、5の(7)法人登記に関する事項まで、事務的事項について記載をいたしておりますが、説明のほうは省略をさせていただきたいと思います。  次に、公社の計算書類といたしまして、10ページ、損益計算書では、下から3行目、当期純利益は27万4,422円の黒字となるものでございます。また、11ページには貸借対照表を記載いたしております。負債・資本の合計は1億9,058万6,040円となっております。  次に、12ページにキャッシュ・フロー計算書を記載いたしておりますが、これは、各項目を資金繰りの観点から見た計算書でございます。続いて、13ページに財産目録を掲げております。その次の14ページから15ページにかけましては附属明細書を掲げております。  続いて、15ページをご覧いただきたいと思います。5の資本金明細書でございますが、県下12町が均等に150万円を出資して計1,800万円の基本財産を形成しているものでございます。  最後、16ページでは監査報告書を掲載いたしておりますが、適正に処理されていることが報告されているものでございます。  なお、次のページ以降、29年度の町土地開発公社の事業計画及び資金計画を載せておりますが、参考として1冊にとじているものでございますので、説明は省略をさせていただきます。  以上で、報告第3号 平成28年度兵庫県土地開発公社の業務報告についての説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  次に、報告第4号について財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、中村嘉一君。 ◎財政課長(中村嘉一) それでは、ただいま議題となりました報告第4号 平成28年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、説明をいたします。  議案書の7ページをご覧いただきたいと思います。去る3月の定例会におきまして議決いただきました一般会計における繰越明許費、また、専決補正により設定いたしました繰越明許費の繰越計算書を出納整理期間内の5月31日に作成いたしましたので、法令の定めるところにより、議会に報告をするものでございます。  繰り越し事業の内訳は、国の補正予算により追加した事業が臨時福祉給付金給付事業費をはじめ全部で5事業、そのほかが3事業、あわせて計8事業となり、繰越総額は4億2,453万4,000円となっております。議決いただきました事業ごとの繰越明許費の限度額と同額となっており、これら事業の財源内訳は計算書に記載のとおりでございます。個別事業の説明といたしましては、議案資料の8ページから9ページにかけて整理表を添付いたしておりますので、あわせてご覧いただきたいと思います。  資料といたしまして、金額、内容、完了予定について事業ごとに整理したものでございます。また、国の補正予算により追加された事業にあっては、その旨、付記いたしております。  全体の事業の進捗状況といたしましては、国の補正予算により追加した事業では年度末までかかるものもございますが、なるべく早期に事業完了できるよう対応していきたいと考えているものでございます。  各事業の進捗状況を簡単に説明いたします。2款総務費の住民基本台帳ネットワークシステム費でございますが、マイナンバーカードの発行が当初見込んだ事業量に達しないため繰り越しとしたものでございますが、事業の完了は年度末を見込んでおります。  続いて、3款民生費の臨時福祉給付金給付事業費でございます。国の補正予算により12月に補正追加した事業でございます。前年度に対象者の把握を行い、現在、申請を6月末期限で受け付けており、7月中に約3,900人への給付を終える予定としているものでございます。  4款衛生費の漂流・漂着ごみ処理施設整備事業費は、契約事務のおくれから専決補正予算により繰越明許費に追加をさせていただいた案件でございます。4月から5月にかけ地元での工事説明会を終え、現場作業に着手いたしました。5月末現在の状況は、工事前に行う環境調査を終え、煙突の防塵・防音養生、外部足場の設置、施設内部管理区域の密閉養生を進めているところでございます。矢田川レインボー解体撤去工事のうち4割相当の事業費を繰り越ししておりますが、現場進捗がこれに達する時期を9月として見込んでいるものでございます。  6款の農林水産業費、畜産振興対策事業費でございます。国の補正予算により家畜排泄物処理施設整備として堆肥舎1棟の建設が補助事業に追加されたものでございます。5月末現在で設計は完了しておりますが、現場では敷地造成工事を行っており、建築工事にはまだ着手されておりません。  同款地籍調査事業費でございます。国の補正予算により12月に追加した事業でございます。追加となる調査換算面積は0.53平方キロとなりますが、1月に発注したものの調査時期が積雪期と重なったことにより、繰り越し事業としたものでございます。現在、事業を進めておりますが、完了は年度末を見込んでおります。  7款商工費の道の駅村岡ファームガーデン整備事業費でございます。道の駅のリニューアルを地方創生拠点整備交付金を活用し取り組むもので、事業認定のおくれから3月の補正予算に計上した事業でございます。補正予算可決後、設計業務の発注を行いましたが、現場工事の入札を7月に行えるよう事業を進めているところでございます。なお、事業の完了は年度末となる見込みでございます。
     8款土木費、町道新設改良事業費の単独分でございます。香住高校学生寮の建設に関連し、町道を新設するための用地測量、買収事業について繰り越しとしていたものでございますが、いずれの事務も6月中に終える見込みでございます。  同款の町道新設改良事業費、社会資本整備総合交付金・国補正分でございますが、国の補正予算により町道余部御崎線、三田矢田線災害防除工事を追加したものでございます。測量設計業務委託については、大雪の影響により契約繰り越しとなりましたが、6月中に終える見込みでございます。工事におきましては、両路線とも未契約繰り越しとなりましたが、委託事業完了後の7月以降、交通規制の地元影響を考慮しながら発注し、年内の竣工を予定しておるものでございます。  以上で、報告第4号 平成28年度香美町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についての説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  次に、報告第5号について財政課長より報告の説明を求めます。  財政課長、中村嘉一君。 ◎財政課長(中村嘉一) ただいま議題となりました報告第5号 平成28年度香美町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について説明をいたします。  議案書9ページをご覧いただきたいと思います。本年度は施設の修繕工事が年度末に急遽必要となったことに加え、大雪の影響から工程が予定どおりとならず、小代高齢者生活支援センター費ほか全3件、1,772万640円が事故繰越しとなりました。繰り越しとなった状況につきましては説明欄に記載しており、また、議案資料では10ページに事業内容の整理表を添付いたしておりますので、あわせてご覧いただきたいと思います。  事業個別に経過を説明させていただきます。3款民生費の1項小代高齢者生活支援センター費、繰越額は491万4,000円でございます。施設内吹き抜け上部の窓サッシにすき間が生じ、冬季にかけそれが拡大したため原因調査を行いましたが、はりにたわみが生じており危険を回避するために補修工事を急ぐことといたしました。所要額を3月補正予算に計上し、年度内での完了を予定いたしましたが、サッシ納品に不測の期間を要し、年度内の完了が不可能となったものでございます。繰り越し後は4月24日に竣工し、施設の利用が可能となっております。  同款2項の子育て・子育ち支援センター費、繰越額は989万640円でございます。小代区内に大型遊具を備えた児童公園を整備する当初予算に計上した事業でございますが、大型遊具が受注生産であったことから、その納品が予定よりおくれ、設置時期が降雪期となり、大雪の影響から現場着手がおくれ、最終工程の芝張工の年度内完了が不可能となったものでございます。繰り越し後は4月4日に竣工し、利用を開始しております。  10款教育費、6項の体育施設管理運営費、繰越額は291万6,000円でございます。射添グラウンドに設置してありますネットフェンスの一部が、この冬の大雪により折れ曲がったため修繕経費を3月補正予算に計上し、年度内での対応を予定いたしましたが、ネット、支柱ともに受注生産であったことから納品に不測の期間を要したことに加え、除雪をしながらの工事となり、最終工程を終えることができなくなったものでございます。繰り越し後は4月14日に竣工し、施設の利用が可能となっております。  以上で報告第5号 平成28年度香美町一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についての説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  次に、報告第6号について上下水道課長より報告の説明を求めます。  上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) それでは、報告第6号 平成28年度香美町下水道事業企業会計予算における建設改良費の繰越報告について説明をいたします。  平成28年度建設改良事業のうち、年度内に完成ができなかった一部の事業について繰越明許費に係る繰越計算書を5月31日に作成、提出しましたので、法令の定めるところにより議会に報告するものであります。  11ページに繰越計算書を載せてございます。繰り越しを行います事業は、1款資本的支出、1項建設改良費の建設改良事業4億8,470万円のうち、翌年度への繰越額は1億4,410万円で、これに係る財源の内訳は記載のとおりでございます。繰り越しの理由は、更新施設と既存施設との運転調整に不測の日数を要し、年度内完了が困難となったことによるものであります。  工事内容と繰り越し要因について少し詳しく説明させていただきますと、繰り越しとなる建設改良工事は1件でございまして、香住浄化センター水処理施設更新工事及び施工管理業務でございます。これは、水処理施設の2系列運転に必要な曝気装置と電気設備を更新する工事でございます。工事の発注は、当該工事に係る実施設計完了後の昨年11月に工事の契約を行い、年度内完成を目指し進捗を図ってきたところでありますけれども、更新する電気設備における機器の工場製作に当たり、既存施設との運転制御に係る細部の調整に不測の日数を要したというようなことから、機器の製作がおくれたことなどから年度内の完了が困難となったことによるものであります。現在、工事の進捗状況につきましては90%でございまして、既に工場製作を終えた機器類については、現地への搬入と設置は完了しております。今後、配管類の最終確認と試運転調整を踏まえて、工事の完了時期につきましては7月を予定しております。この工事の完了のおくれによる汚水処理への影響はないものと考えております。  以上で報告第6号 繰越報告についての説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって報告の説明を終わります。  これより質疑を行います。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。      ──────────────────────────────  日程第9 議案第65号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについて ◎議長(上田勝幸) 日程第9 議案第65号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第65号 香美町副町長の選任につき同意を求めることについての提案理由を説明いたします。  前副町長、西内正昭氏が去る5月31日をもって退任され、現在、空席となっています香美町副町長に今井雄治氏を選任するため議会の同意を求めるものでございます。  今井氏は、住所、香美町小代区秋岡509番地で、生年月日は昭和31年11月30日、現在60歳でございます。議案資料の11ページに今井氏の経歴を添付いたしておりますが、昭和56年2月に旧美方町役場に勤務し、平成16年4月に社会教育課長、平成17年4月に香美町が誕生後は小代地域局産業建設課長、小代地域局長、建設部長、建設課長を歴任し、平成29年3月に香美町役場を退職し、現在に至っております。現職時から町民並びに職員から人望も厚く、豊富な行政経験を生かし、活力あるまちづくりに貢献いただけるものと確信をしており、香美町副町長には適任者と考えております。  以上で提案理由の説明を終わりますが、ご審議の上、ご決定いただきますようお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りします。  本案は人事同意案件でありますので、討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、直ちに採決に入ります。  この採決は無記名投票で行います。  議場の出入り口を閉鎖いたします。                  (議場閉鎖) ◎議長(上田勝幸) ただいまの出席議員は、議長を除く15人であります。  開票立会人を指名いたします。  香美町議会会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人に藤井昌彦君、田野公大君を指名いたします。  投票用紙を配付いたします。                 (投票用紙配付) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 (投票箱点検) ◎議長(上田勝幸) 異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票及び白票は、香美町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。  ただいまから投票を行います。  職員に点呼させますので、順次投票をお願いします。                 (点呼・投票) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れなしと認めます。  投票を終わります。  続いて、開票を行います。藤井昌彦君、田野公大君の立ち会いを求めます。                   (開票) ◎議長(上田勝幸) これより投票の結果を報告いたします。  投票総数15票、うち有効投票15票、無効投票0票。有効投票中、賛成15票、反対0票。以上のとおり賛成全員であります。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  議場の出入り口の閉鎖を解きます。                 (議場閉鎖解除)      ──────────────────────────────  日程第10 議案第66号 香美町教育長の任命につき同意を求めることについて ◎議長(上田勝幸) 日程第10 議案第66号 香美町教育長の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第66号 香美町教育長の任命につき同意を求めることについての提案理由を説明いたします。  前教育長、朝倉寿文氏が去る5月31日をもって退任され、現在、空席となっています香美町教育長に藤原健一氏を任命するため議会の同意を求めるものでございます。  藤原氏は、住所、香美町香住区浦上1139番地の5で、生年月日は昭和25年1月1日、現在67歳でございます。藤原氏の経歴を議案資料12ページに掲載しておりますが、昭和47年3月に中京大学体育学部を卒業後、同年4月に香住高等学校等の非常勤講師を経て、翌昭和48年4月に姫路市立大白書中学校の教諭として教壇に立たれ、以降、中学校教諭、養護学校教諭として勤務をされました。平成6年4月竹野町立竹野小学校の教頭、平成14年4月には日高町立日高西中学校の校長に就任され、平成22年3月に香美町立香住第一中学校長を最後に退職されました。退職後は平成22年4月に近畿大学附属豊岡高等学校・中学校副校長、平成24年4月には同校校長に就任され、平成28年3月に同校を退職されたところでございます。  藤原氏につきましては、公立校及び私立校の校長を経験されており、幅広い教育実践を通じ卓越した教育理念をお持ちであります。現在、本町教育委員会が進める香美町教育振興基本計画を指針とする香美町ならではの教育の挑戦による3つの町民運動やふるさと教育、そして、日本一のふるさと給食などの推進に必ずや貢献をいただけるものと確信しており、香美町教育長には適任者と考えております。  以上で提案理由の説明を終わりますが、ご審議の上、ご決定いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ◎議長(上田勝幸) これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。
     質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。  本案は人事同意案件でありますので、討論を省略し直ちに採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、直ちに採決に入ります。  この採決は無記名投票で行います。  議場の出入り口を閉鎖いたします。                  (議場閉鎖) ◎議長(上田勝幸) ただいまの出席議員は、議長を除く15人であります。  開票立会人を指名いたします。  香美町議会会議規則第32条第2項の規定により、開票立会人に山本賢司君、西谷高弘君を指名いたします。  投票用紙を配付いたします。                 (投票用紙配付) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。                 (投票箱点検) ◎議長(上田勝幸) 異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本案を可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載願います。なお、重ねて申し上げます。投票中、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票及び白票は、香美町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。  ただいまから投票を行います。  職員に点呼させますので、順次投票をお願いします。                 (点呼・投票) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れはありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 投票漏れなしと認めます。  投票を終わります。  続いて、開票を行います。山本賢司君、西谷高弘君の立ち会いを求めます。                   (開票) ◎議長(上田勝幸) これより投票の結果を報告いたします。  投票総数15票、うち有効投票15票、無効投票0票。有効投票中、賛成15票、反対0票。以上のとおり賛成全員であります。  よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。  議場の出入り口の閉鎖を解きます。                 (議場閉鎖解除) ◎議長(上田勝幸) ここで暫時休憩いたします。再開は10時50分といたします。                              午前10時36分 休憩                              午前10時50分 再開 ◎議長(上田勝幸) 会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第11 議案第67号 霊柩車の購入契約を締結することについて  日程第12 議案第68号 本庁舎空調機器改修工事の請負契約を締結することについて  日程第13 議案第69号 村岡中学校体育館大規模改修工事の請負契約を締結することに             ついて  日程第14 議案第70号 香住区中央公民館大規模改修工事の請負契約を締結することに             ついて  日程第15 議案第71号 財産の無償譲渡について  日程第16 議案第72号 町道の路線を認定することについて  日程第17 議案第73号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて  日程第18 議案第74号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めること             について  日程第19 議案第75号 香美町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定             めることについて  日程第20 議案第76号 香美町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に             関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることに             ついて ◎議長(上田勝幸) 日程第11 議案第67号 霊柩車の購入契約を締結することについてから、日程第20 議案第76号 香美町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについてまでの10議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  これより各議案ごとに町長の提案理由の説明、担当課長の補足説明を求めます。  はじめに、議案第67号 霊柩車の購入契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第67号 霊柩車の購入契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  平成2年に購入した霊柩車が老朽化したため更新を行うものでございます。詳細につきましては町民課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を町民課長、花登寿一郎君。 ◎町民課長(花登寿一郎) それでは、第67号の補足説明をいたします。  議案書のほうは14ページということになります。契約の目的は霊柩車1台を購入するものでございます。契約の方法は指名競争入札で、契約の金額は1,368万5,328円。なお、この額は消費税及び地方消費税を含むものでございます。契約の相手方ですが、兵庫県美方郡香美町香住区若松558番地の3、株式会社西村モータース香住営業所、専務取締役西村虎夫でございます。  それでは、議案資料の14ページのほうをお願いいたします。今回購入します霊柩車の仕様等を記載しております。まず、車両につきましては、現在の霊柩車と同様にマイクロバス型とし、積雪時の安全運行に配慮して4WDの車両を前提とした結果、三菱ふそう以外に4WDのマイクロバスを製造しているメーカーがないため、同社のローザを指定することといたしました。霊柩車の架装についてですが、納棺室は現在の霊柩車と同様に車両の後ろから収納する縦棺式とし、乗車定員は、運転席1名、座席15名、補助席4名の合計20名で、現在の霊柩車より2名減としております。ちなみに、現在、実際に使用者にご負担いただいております霊柩車使用料は1万2,220円でありますけれども、定員の2名減に伴いまして、これが1万1,440円となり、780円減額ということになります。  その他の仕様につきましては、主として車両の安全運行に必要なもの、使用者の安全、快適に資するものとの観点から選定を行いまして、それらは議案資料の14ページから15ページにかけて附属品等として掲げておるとおりでございます。また、車両の平面、立面図を16ページに添付しておりますので、ご清覧願います。  この霊柩車の発注に当たりまして、去る4月25日開催の入札審査会において、自動車販売業者のうち当該車両の車検整備ができる町内業者12社を選定いたしました。このうち入札参加申込書の提出があった6社による指名競争入札を5月17日に行い、1回で落札に至っております。入札結果表を議案資料13ページにお示ししておりますので、ご清覧願います。なお、落札率は98%でございました。現在、仮契約中であり、議会の決定をいただきましたら本契約に移行させていただきたいと思います。なお、納期は本年12月25日としております。  以上で議案第67号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第68号 本庁舎空調機器改修工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第68号 本庁舎空調機器改修工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  本庁舎の空調機器が著しく劣化しているため更新を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第68号の補足説明をいたします。  議案書の15ページをお開きいただきたいと思います。まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は、本庁舎空調機器改修工事。契約の方法は制限つき一般競争入札、契約の金額は8,514万7,200円。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町香住区森283番地、有限会社西本設備、代表取締役西本貴士でございます。  このたびの入札につきましては、4月6日に入札審査会を行い、入札参加の資格要件を決定いたしました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有し、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるもので、管工事の許可を有するものといたしました。さらに、管工事の総合評定値が575点以上となることを条件といたしました。これら入札参加資格要件を示した告示を4月18日に行い、翌19日から申し込みを受け付けいたしました。4月25日の締め切りまでに10社から応募があり、その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった10社全てが要件を満たしていることを確認し、去る5月17日に入札を行いました。申し込みのあった10社のうち1社が辞退をされ、9社での入札を行いました。落札率は90.1%でございます。入札の結果につきましては、議案資料17ページに入札結果表を添付いたしておりますので、ご覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要について説明をさせていただきます。議案資料18ページをお開きいただきたいと思います。まず、工期でございますけれども、契約締結日の翌日から平成29年11月10日までとしております。2の施設概要では、平成18年の建築、延べ床面積3,986.9平米、鉄筋コンクリート造の4階建てということであります。3の工事概要でございますけれども、空調機器の改修として既存機器の撤去、そして、新たに設置をするということで一式。そして、附帯工事一式といたしております。4の更新機器の内容でございます。撤去につきましては、室外機22台、氷蓄熱ユニット4台、室内機124台を撤去いたします。その後、設置につきましては、室外機24台、氷蓄熱ユニット1台、室内機124台を設置するという内容でございます。  議案資料19ページから21ページにかけまして設置機器の配置図をつけておりますので、後ほどご清覧をいただきたいと思います。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第69号 村岡中学校体育館大規模改修工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第69号 村岡中学校体育館大規模改修工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  村岡中学校の体育館の老朽化が著しいため、大規模改修工事を行い、施設の長寿命化を図るものでございます。詳細につきましては教育総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を教育総務課長、西村吉弘君。 ◎教育総務課長(西村吉弘) それでは、議案第69号の補足説明を申し上げます。  議案書16ページをお開きください。まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は村岡中学校体育館大規模改修工事。契約の方法は制限つき一般競争入札、契約の金額は9,180万円。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区福岡1073番地の6、西岡・石井特別共同企業体、代表者、株式会社アイテック西岡代表取締役西岡廣昌、構成員、石井建材株式会社代表取締役田村隆でございます。  このたびの入札につきましては、4月6日に入札審査会を行い、入札参加の資格要件を決めております。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有する単独ないし2社によるJVで、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるもので、建築一式工事の許可を有するもの、特定建設業の許可を有することといたしました。なお、2社によるJVの場合は、町内に本店を有しないものは構成員中1社以内とし、特定建設業の許可は代表構成員が有することとしております。さらに、建築一式工事の総合評定値が685点、JVの場合は結成後の総合評定値が685点以上となり、配置予定の管理技術者は、過去15年以内に鉄筋コンクリート造または鉄骨造でおおむね1,000平米以上の建物の新築、増築、改築または改修工事において、管理技術者として専任した実績を有することを条件といたしました。これら入札参加資格要件を示した告示を4月18日に行い、4月19日から申し込み受け付けを開始し、4月25日の締め切りまでに3組のJVと単独2社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった5社全てが要件を満たしていることを確認いたしております。入札は去る5月17日に行いましたが、申し込みのあった5社のうち1社が同一日の同一行使による落札により入札参加制限となり、4社での入札となりました。具体的には、本日この次の議案第70号で提案されます香住区中央公民館大規模改修工事の入札が先に行われておりまして、提案にあります株本・西山特別共同企業体がその工事の落札をされておりましたので、本工事からは入札参加制限となったものでございます。入札のほうは1回目の入札で西岡・石井特別共同企業体が税別8,500万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は99.8%でございます。入札の結果につきましては、議案資料22ページに入札結果表を添付しておりますので、ご清覧ください。  それでは、工事概要についてご説明をさせていただきます。議案資料23ページをお開きください。まず、工期につきましては平成29年10月31日までとしており、工事概要図につきましては議案資料24ページから26ページに添付しておりますので、あわせてご覧いただきたいと思います。平成元年に建築した村岡中学校体育館は、老朽化が著しいため大規模改修工事を行うことにより施設の長寿命化を図るものでございます。主な工事といたしましては、屋根の防水塗装改修、屋上陸屋根シート防水改修、外装補修、内装補修のほか、アリーナ壁の一部張りかえやサッシの一部改修、体育教官室とシャワー室の設置などを予定しております。また、多目的トイレにつきましては、場所の変更を予定しております。その他、外構工事といたしまして、駐車場の舗装補修や自転車置き場の塗装補修などを行う予定としております。施工に当たりましては細心の注意を払って作業をしていただくよう考えております。また、警備員の配置により生徒の通学や近隣住民の方の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたなら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上で説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上、議案第69号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第70号 香住区中央公民館大規模改修工事の請負契約を締結することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。
    ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第70号 香住区中央公民館大規模改修工事の請負契約を締結することについての提案理由を説明いたします。  香住区中央公民館の老朽化が著しいため、大規模改修工事を行い、施設の長寿命化を図るものでございます。詳細につきましては生涯学習課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を生涯学習課長、中村和弘君。 ◎生涯学習課長(中村和弘) それでは、議案第70号の補足説明をいたします。  議案書17ページをお開きください。まず、契約の内容でございますけれども、契約の目的は香住区中央公民館大規模改修工事。契約の方法は制限つき一般競争入札、契約の金額は1億3,932万円。契約の相手方は兵庫県美方郡香美町村岡区鹿田106番地の1、株本・西山特別共同企業体、代表者、株本建設工業株式会社香美営業所所長稲尾妙子、構成員、株式会社西山工務店代表取締役西山嘉一でございます。  このたびの入札につきましては、4月6日に入札審査会を行い、入札参加の資格要件を決定しました。入札参加資格要件につきましては、町内に本店を有する単独ないし2社によるJVで、発注対応金額の特例範囲の適用を受けるもので、建築一式工事の許可を有するもの、特定建設業の許可を有することとしました。なお、2社によるJVの場合は、町内に本店を有しないものは構成員中1社以内とし、特定建設業の許可は代表構成員が有することとしました。さらに、建築一式工事の総合評定値が685点、JVの場合は結成後の総合評定値が685点以上となり、配置予定の管理技術者は、過去15年以内に鉄筋コンクリート造りまたは鉄骨造りでおおむね1,000平方メートル以上の建物の新築、増築、改築または改修工事において、管理技術者として専任した実績を有することを条件といたしました。これら入札参加資格要件を示した告示を4月18日に行い、翌19日から申し込み受け付けを開始し、4月25日までの締め切りに3組のJVと単独2社から応募がございました。その後、配置予定技術者の資格などの審査を行った結果、申し込みのあった5社全てが要件を満たしていることを確認しました。去る5月17日に入札を行い、1回目の入札で株本・西山特別共同企業体が税別1億2,900万円で落札し、仮契約の締結を行いました。落札率は99.5%でございます。入札の結果につきましては、議案資料27ページに入札結果表を添付しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  それでは、工事概要についてご説明をさせていただきます。議案資料28ページをお開きください。まず、工期につきましては平成29年11月30日までとしており、工事概要図を議案資料29ページから33ページに添付をいたしております。昭和60年に建築した香住区中央公民館は、老朽化が著しいため大規模改修工事を行うことにより施設の長寿命化を図るものでございます。主な工事としましては、屋根の塩ビシートの防水改修、外壁塗装、内装補修のほか、屋外階段の舗装、照明設備のLED化、空調設備の改修、トイレの洋式化改修などを予定しております。また、1階多目的トイレにベビーシート、ベビーチェアの設置を予定しております。施工に当たっては細心の注意を払って作業をしていただくようにし、警備員の配置により近隣住民の方の安全を確保してまいります。現在は仮契約中でございますが、議決をいただきましたら本契約を締結し、着手したいと考えております。  以上でご説明を終わりますが、ご審議の上、適切なご決定を賜りますようよろしくお願いいたします。  以上、議案第70号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第71号 財産の無償譲渡について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第71号 財産の無償譲渡についての提案理由を説明いたします。  相田自転車格納庫の財産処分を行うに当たり、当該建物を無償で譲渡することについて議会の議決を求めるものでございます。詳細につきましては村岡地域局長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を村岡地域局長、松岡克己君。 ◎村岡地域局長(松岡克己) それでは、議案第71号の補足説明をさせていただきます。  議案書18ページをご覧ください。本議案により無償譲渡しようとする財産の種類は建物、名称は相田自転車格納庫、所在地は香美町村岡区相田字大瀧289番地。構造は木造平屋建て、カラー鉄板瓦棒ぶき、延べ床面積は55平方メートルでございます。無償譲渡の相手方は徳山砂由美、住所は兵庫県西宮市上田東町4番1号-107で、当該建物の土地の所有者でございます。本施設につきましては、昭和62年、城下町周遊コース新設事業によりまして整備した自転車格納庫でございます。城下町周遊コース新設事業は、旧村岡町が山名氏の城下町エリアを観光客がサイクリングで周遊する仕組みづくりとして実施されましたが、現在は休止いたしております。相田自転車格納庫は、当時同じ敷地内にありました村岡高原青少年旅行村の利用者に活用いただく目的で設置されましたが、利用者は少なく、村岡高原青少年旅行村も平成28年3月の定例会におきまして設置管理条例の廃止をしていただいており、平成28年度、町が設置しました管理棟等は解体撤去いたしております。この自転車格納庫につきましても、建設当時に購入された自転車と町の資材が一部保管されている状況のみでほとんど活用されていない状況でございます。  このたびの議案につきましては、施設のこのような利用状況や建物共済保険料、土地賃借料等の維持管理費、さらに、築後30年が経過しておりまして屋根のカラー鉄板の腐食が進むなど今後の修繕料や解体撤去費が発生すること、また、施設が県道村岡竹野線から約400メートル入った山中で人家からも離れた位置にあり、他の利用が困難なこと、あわせて施設へのアクセスにつきましては、当該土地所有者の土地を通過する必要があるなどの状況を勘案しまして、当該土地所有者との譲渡の交渉を重ねてまいりましたが、このたび無償譲渡で合意を得ましたのでご提案申し上げるものでございます。  議案資料34ページに位置図、35ページに譲渡しようとします相田自転車格納庫の立、平面図を添付しております。ご清覧いただきたいと思います。  以上で議案第71号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第72号 町道の路線を認定することについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第72号 町道の路線を認定することについての提案理由を説明いたします。  香住区余部地内の町道の認定をするものでございます。詳細につきましては建設課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を建設課長、吉田英貴君。 ◎建設課長(吉田英貴) それでは、ただいま議題となりました議案第72号 町道の路線を認定することについての補足説明をさせていただきます。  議案書19ページをご覧ください。認定しようとします路線は町道余部浜坂線で、香住区余部字浜1733番1地先から香住区余部字チノ2199番地先まで、延長3,860メートルでございます。詳細につきましては議案資料で説明させていただきます。  議案資料の36ページをお開きください。36ページに認定しようとします町道余部浜坂線の路線の配置図をお示ししております。図面上が北側で、中央にJR山陰線及び浜坂道路事業地が東西に走っており、左側が新温泉方面、右側が香住方面になります。起点箇所は図面の右上に拡大図を表示しておりますが、道の駅あまるべの駐車場西側の表示黒印で、終点側は桃観トンネルの起点から約342メートル西側に入りました三角印の地点でございます。  提案の趣旨は、町長の提案理由のとおり、山陰近畿自動車道浜坂道路整備により県から町へ移管される図面中央の実線で、現道の区間延長3,860メートルを町道認定しようとするものでございます。浜坂道路は平成20年度から事業着手し、延長9.8キロメートル、総事業費369億円で整備が進められており、今後は舗装工事、道路標識の設置、トンネル内の照明や非常警報設備の設置が進められ、12月上旬ごろまでの供用開始を目指し、鋭意整備が進められております。また、現道引き受けに係ります旧道処理に伴います舗装修繕工事等につきましては、供用開始後に引き続き順次進められることとなっております。なお、浜坂道路の整備によります町道認定につきましては、香美町と新温泉町の両町にまたがることから、新温泉町においても6月議会であわせて提案されております。  以上、簡単ですけども第72号議案の補足説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第73号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第73号 香美町税条例等の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等の施行に伴い、香美町税条例の一部を改正する必要が生じましたので所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を税務課長、岡田英俊君。 ◎税務課長(岡田英俊) それでは、議案第73号の補足説明をいたします。  本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布され、4月1日に施行されましたが、本条例におきましても改正を要するため、所要の改正をするものでございます。  議案書の21ページをお開きください。33ページにかけましては香美町税条例の一部を改正する条例の改正文をつけております。  次に、議案資料の37ページをお開きください。57ページまで新旧対照条文をつけております。  次に、議案資料の58ページをお開きください。改正します条例要旨をまとめています。説明はこの条例要旨で行いますのでよろしくお願いしたいと思います。  改正します税目は、町民税、固定資産税、軽自動車税に関するものでございます。まず、町民税の改正でございますが、1点目は、配当所得の課税方式の決定についてです。上場株式等に係る配当所得につきましては、従前から総合課税、申告不要と申告分離課税が選択できることとされていましたが、所得税の確定申告書が提出されている場合でも個人町民税の申告書が提出された場合には、この申告書に記載された事項で課税ができる旨の改正がされました。つまり、所得税と個人町民税での課税において異なる課税ができることとなったわけです。異なる課税をするということは、一例を挙げますと、配当所得につきまして所得税の申告では総合課税を選択し、個人町民税の申告では申告不要または申告分離課税を選択できるということになり、結果として住民税の税負担が抑えられ、申告者に有利なケースが出てくるということになります。  2点目は、控除対象配偶者の定義の変更でございます。配偶者控除を満額受けられる配偶者の年収上限を現行の103万円から150万円に引き上げるなどの配偶者控除、配偶者特別控除が見直されることに伴い、現行の控除対象配偶者が同一生計配偶者、控除対象配偶者、源泉控除対象配偶者の3つに区分されることになりました。同一生計配偶者とは、現行の控除対象配偶者の名称が変わっただけで、納税義務者と生計を一にする配偶者のうち、合計所得金額が38万円以下の配偶者をいいます。控除対象配偶者とは、同一生計配偶者のうち、納税義務者の合計所得金額が1,000万円以下の配偶者をいいます。そして、源泉控除対象配偶者とは、合計所得金額が900万円以下の納税者の配偶者で、生計を一にする者のうち、合計所得金額が85万円以下の配偶者をいい、これらに該当する方につきましては、平成31年1月1日以降の税申告から該当する税控除が適用されることになります。  3点目は、肉用牛売却による農業所得の課税特例の延長です。これは、農業を営む個人が家畜市場等へ売却した肉用牛のうち、消費税を上乗せする前の売却価格が100万円未満である免税対象飼育業について、その売却により生じた農業所得に対する所得税及び住民税が免除される特例が3年間延長となり、適用期限を平成33年度までとするものでございます。  4点目は、優良住宅地造成のための長期譲渡所得の課税特例の延長です。これは、長期譲渡所得に係る町民税所得割の税率は3%でございますが、長期譲渡所得のうち、優良住宅地の造成等のための土地の譲渡による長期譲渡所得につきましては、譲渡所得2,000万円までの部分は特例で2.4%の税率となっておりました。このたびの改正でこの特例の期間を3年間延長し、平成32年までとすることによるものです。  次に、固定資産税の改正の関係ですが、議案資料の59ページをご覧ください。1点目は、被災に関する税制上の措置の拡充でございます。1)は被災代替償却資産の特例についてですが、震災等により滅失、損壊した償却資産にかわるものとして、震災発生から4年を経過する日までに被災者生活再建支援法が適用された市町村の区域内において取得されました償却資産について、固定資産税の課税標準を4年間2分の1とするものでございます。2)は被災住宅用地特例の拡充です。現行では、震災等により滅失、損壊した住宅の敷地であった土地について、住宅用地として使用することができないと町長が認める場合に限り、住宅が再建されていなくても2年間当該土地を住宅用地とみなして特例措置を講じていましたが、当該土地が大規模な災害により被害を受けた市街地の復興を推進するための被災市街地復興特別支援法に基づく被災市街地復興推進地域として定められたときは、被災年度の翌年度から4年間、当該土地を住宅用地とみなして特例措置を適用するものでございます。  2点目は、わがまち特例の導入が追加されたものでございます。1)は児童福祉法の規定により、町の認定を受けた者が行う家庭的保育事業、居宅訪問型保育事業と利用定員が5人以下の事業所内保育事業に直接使用する家屋及び償却資産に係る固定資産税の課税標準額の特例措置についてわがまち特例を導入し、特例率を標準税率である2分の1とするものでございます。  2)は、平成29年4月1日から平成31年3月31日までの間に子ども・子育て支援法に基づく国の補助を受けた者が、児童福祉法に規定する事業所内保育事業に係る施設を設置し、国の補助に係る固定資産について引き続き国の補助を受けている場合に限り、固定資産税の課税標準額の特例措置について、わがまち特例を導入し、特例率を標準税率である2分の1とするものでございます。これは、新たに固定資産税が課せられることになった年度から課税標準額の減額を5年間受けられるものでございます。  3)は、都市緑地法等の一部を改正する法律の施行日から平成31年3月31日までの間に都市緑地法に規定する認定計画に基づき、緑地保全、緑化推進法人が設置する市民緑地として使用する土地に係る固定資産税の課税標準額の特例措置について、わがまち特例を導入し、特例率を標準税率である3分の2とするものです。新たに固定資産税が課せられることになった年度から課税標準額の減額を3年間受けられるものでございます。  3点目は、居住用超高層建築物の区分所有者ごとの税率算定の補正の見直しに係るものです。居住用超高層建築物、いわゆるタワーマンションでございますが、そこにおける固定資産税については、現行では建築物1棟全体の税額を出し、そこに居住している所有者ごとの専有面積の割合により税額を案文していました。しかし、高層建築物については、低層階と高層階では分譲価格差が生じていることから、60メートルを超える居住用超高層建築物の固定資産税を区分所有者ごとの専有面積で案文する際に、階層の違いによる補正を行って税額を算定するよう見直しを行うものでございます。  4点目は、耐震改修等を行った住宅に係る減額措置の拡充ですが、議案資料の60ページをご覧ください。1)は耐震改修を行った長期優良住宅についてですが、耐震改修が行われた住宅のうち、長期にわたり良好な状態で使用するために、耐震性、省エネルギー性、劣化対策、維持管理、更新の容易性等の条件をクリアし、認定長期優良住宅に該当することになったものについて、長期優良住宅の認定等について証する書類を添付して申告がされた場合には、改修工事が完了した翌年度に限り、固定資産税額の減額すべき割合を2分の1から3分の2に拡充するものでございます。  2)は省エネ改修を行った長期優良住宅についてですが、外壁、窓等を通しての熱の損失防止のための改修工事、いわゆる省エネ改修工事が行われた住宅のうち、先ほど耐震改修の際に説明した認定長期優良住宅に該当することとなったものについて、認定等について証する書類を添付して申告がされた場合に、改修工事が完了した翌年度に限り固定資産税の減額すべき割合を3分の1から3分の2に拡充するものでございます。  次に、軽自動車税の改正でございますが、1点目は、本年度実施されています4輪車等の軽自動車のグリーン化特例の適用期限が2年間延長されるものでございます。平成29年4月1日から平成31年3月31日までの間に、3輪及び4輪以上の軽自動車の新車を取得した場合を対象に、排出ガス性能及び燃費性能にすぐれた環境負荷の小さいものについて新規取得した翌年度に限って税率を軽減するものでございます。具体的な税率は議案資料60ページの下のほうの表でお示ししていますが、燃費性能と排出ガス性能により3段階の税率となっており、今年度と比較して、減税基準で25%軽減の対象では平成32年度燃費基準適合車であったものが、平成32年度燃費基準プラス10%達成車になり、50%軽減の対象では平成32年度燃費基準プラス20%達成車であったものが、平成32年度燃費基準プラス30%達成車になるなどの燃費性能の重点化がされたものがグリーン化特例の対象になります。  2点目は、自動車メーカーの不正行為に関する所要の措置を講ずるものですが、議案資料の61ページをご覧ください。平成28年に発覚した自動車メーカーの燃費試験不正問題を受けて、減税対象車に係る軽自動車税について、減額の不足額が生じた原因が、偽りその他不正の手段により認定を受けたことにより認定を取り消されたものであるときは、不正を行った自動車メーカーを不足額に係る軽自動車の所有者とみなして軽自動車税を課すなどの措置をとることとなり、納付の際には、不足額に100分の10の割合を加算した額を納めることとなっています。  最後に、その他の改正といたしまして、1点目は、法人税法の改正に伴う規定の整備に係るものでございます。法人税法においては、会計監査人を置いている法人で事業決算に係る申告書の提出期限の延長の特例が改正されたことにより、法人町民税の規定を整備するものでございます。  2点目は、国税における延滞税の計算期間等の見直しに準じて、法人町民税に係る延滞金の計算期間等について規定の整備を行うものでございます。  以上簡単ですけども、議案第73号の補足説明とさせていただきます。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第74号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第74号 香美町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  国民健康保険税の基礎課税額、後期高齢者支援金等課税額及び介護納付金課税額に係る税率の改正並びに地方税法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴いまして、香美町国民健康保険税条例の一部を改正する必要が生じましたので所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては税務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を税務課長、岡田英俊君。 ◎税務課長(岡田英俊) それでは、議案第74号の補足説明をさせていただきます。  主な改正内容は、本年度の国民健康保険税の税率を定めることと国保税の軽減範囲の拡充でございます。議案書の35ページをお開きください。36ページにかけては国保税条例の一部を改正する条例の改正文でございます。  次に、議案資料の62ページをお開きください。66ページまで新旧対照条文をつけてございます。  議案資料の67ページには、改正します条例の要旨をまとめております。  議案資料の68ページから70ページには、税率改正案表及び平均国保税率の比較表をつけてございます。説明は議案資料の67ページの条例要旨のほうで行いますので、ご覧いただきたいと思います。まず、地方税法の改正によります国保制度の改正につきましてご説明いたします。条例要旨の1番目ですが、低所得世帯に係る軽減の改正でございます。現在、低所得世帯に対しまして、所得に応じて7割軽減、5割軽減、2割軽減の3種類の軽減措置がございますが、このうち5割軽減と2割軽減の範囲を拡充しようとするものでございます。議案資料の図にありますように、5割軽減と2割軽減の対象世帯につきまして、軽減判定の所得の引き上げによって拡充をしようとするものでございます。議案資料の下のほうに軽減判定所得の算定内容をお示ししています。5割軽減につきましては、改正前は被保険者数プラス特定同一世帯所属者数に26万5,000円を掛けたものと基礎控除額の33万円を合計した額が軽減判定の基準でございましたが、改正後は、26万5,000円のところ5,000円を引き上げ27万円となります。また同様に2割軽減の基準額についても、48万円のところが1万円引き上げられ49万円となります。この基準額の引き上げにより軽減対象世帯が拡充されるということになります。  次に、国保税率の改正につきまして説明をいたします。議案資料の68ページに平成29年度国民健康保険税の税率改正表をつけております。この表にありますように、国保税の課税は、医療分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の3本立てとなっており、それぞれで必要な付加総額を所得割、資産割、均等割及び平等割の4つの要素で課税しております。  国保税の税率算定の付加割合につきましては、国民健康保険運営協議会で決定いただき、昨年から応能割、応益割をそれぞれ50%と改正しております。また、平成30年度の国保広域化に向けて兵庫県の指針でもある3方式にするため、応能割の中でも資産割を段階的に減少させ、平成30年度には3割をゼロにする方針も昨年度決めていただいているので、今年度は資産割を昨年の7%から4%に、所得割を43%から46%に変更して課税計算をしております。平成29年度の税率算定に当たりましては、去る5月22日に国民健康保険運営協議会に諮問しました結果、医療分に係る1人当たり税額を昨年度と同額レベルにとどめる内容の答申をいただいておりますので、この答申に沿って税率を算定しております。これにより税額を昨年度と同額レベルにとどめるために、国民健康保険財政調整基金から医療分に対する繰入額を当初予算時には4,000万円としておりましたが、1,500万円増額し5,500万円とすることとしております。  議案資料68ページの表の中ほどから右側にかけては、現行の税率、改正案、比較増減と表示しております。所得割、資産割、均等割、平等割の各欄の比較増減を見ていただきますと、所得割の付加割合が上がり資産割の付加割合が下がっているのは、先ほど申しましたとおり、応能割の中で所得割の付加割合を増やし、資産割の付加割合を下げたためのものでございます。均等割の支援金分と介護分が増えたのは、1人当たりの付加額が増えたためです。平等割で医療費分が減額しているのは、平等割に対する付加額の減少率が世帯数の減少率より多かったことにより、1世帯当たりの付加額が少なくなったことによるものでございます。  議案資料70ページをお開きください。税率算定における平均国保税額の比較表をつけておりますが、上のほうの表をご覧ください。このたびの税率改正を軽減前の1世帯当たりの平均で見ますと、医療分につきましては10万9,183円で1,746円の減、率にしますと1.6%の引き下げとなります。反面、支援金分につきましては3万2,299円で45円の増、率にしますと0.1%の引き上げとなります。また、介護分につきましても3万4,344円で245円の増、率にしますと0.7%の引き上げとなります。医療分、支援金分、介護分の合計では17万5,826円で1,456円の減、率にしますと0.8%の引き上げとなっております。また、中ほどの表ですが、1人当たりの平均で見ますと、医療分につきましては6万2,621円で32円の減、率にしますと0.1%の引き下げとなります。支援金分につきましては1万8,525円で308円の増、率にしますと1.7%の引き上げとなります。さらに、介護分につきましては2万7,396円で373円の増、率にしますと1.4%の引き上げとなります。医療分、支援金分、介護分の合計では10万8,542円で649円の増、率にしますと0.6%の引き上げとなってございます。  次に、モデル世帯における国保税額の比較表を下の欄にお示ししております。モデル世帯は、今年度の課税所得金額、固定資産税額の平均をとった世帯をモデル世帯とし、この額でもって昨年度との比較をしております。医療分と支援金分のモデル世帯としましては、被保険者数2人、課税所得金額97万7,000円、課税固定資産税額5万7,000円として計算しております。医療分は1,900円の減、支援金分は100円の増、合わせますと1,800円の減となっております。また、介護分につきましては、被保険者数1人、課税所得金額90万7,000円、課税固定資産税額4万8,000円として計算しておりますが、昨年度より100円の減となっております。医療分、支援金分、介護分の合計で見ますと、一番下の表になりますが、税額は19万3,100円で昨年度における今年度と同額の課税所得金額及び固定資産税額の世帯より1,900円の減、率にしますと1.0%の引き上げとなってございます。  次に、議案資料の69ページをご覧ください。低所得世帯に対する軽減額の改正案表でございます。表の中ほどから右側にかけて現行の軽減額、改正案、比較増減と表示しております。低所得世帯に対する軽減額につきましては、均等割と平等割の税率にそれぞれ7割、5割、2割を乗じた額で、この表の改正案に記載の金額は、それぞれ本年度の軽減額となっております。いずれの軽減も医療分では均等割は増減ゼロでございますが、平等割は軽減額が減っております。これは、平等割の税額が昨年度より減っているためのものでございます。反面、支援金分と介護分では、均等割、平等割の軽減額は若干ですが増えてございます。  本年度の一般被保険者に係る軽減者の数を申し上げますと、本算定時の数字になりますが、7割軽減は869人、5割軽減が923人、2割軽減は784人、合計2,576人で一般被保険者全体の54.4%を占めてございます。これは、昨年度が54.3%でございましたので0.1ポイント増えており、若干ですが軽減判定の改正による軽減拡充の効果が出ているものと思われます。  以上で議案第74号の補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第75号 香美町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第75号 香美町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令の施行に伴い、香美町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する必要が生じましたので所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては総務課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を総務課長、吉岡哲男君。 ◎総務課長(吉岡哲男) それでは、議案第75号の補足説明を行います。  まず、今回の改正の経緯についてですが、今回の条例改正は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の改正に伴うものでございます。これは、損害補償の支給額が、療養補償及び介護補償を除き全て基準政令別表に定める補償基礎額を基礎とし、これに一定の割合または日数を乗じて算定されるように定められていますが、災害発生時において他に生計の道がなく、主として非常勤消防団員等の扶養を受けていた者がある場合には、常勤職員の扶養手当に準じて補償基礎額に一定の金額を加算することとされております。この額は、一般職の職員の給与に関する法律に定められている扶養手当支給額を日額換算したものでございます。平成28年11月、この給与法の改正により平成29年度以降、扶養手当支給額が改正されることに伴いまして、基準政令に定める補償基礎額の加算額について改正されると同時に、条例も同様の改正が必要となったものでございます。  議案書の38ページと39ページに今回の条例改正の内容を記載いたしておりますが、説明につきましては議案資料71ページから73ページの新旧対照条文により行いたいと思います。  まず、71ページでございますけれども、第2条中消防法であります同法第36条とあるのを、同法第36条第8項に改正いたしております。これは、第36条第1項から第7項までというのは、火災以外の災害で被害の軽減のため特に必要がある建築物、その他の工作物に係る準用規定であることから、火災に関する規定である第8項のみを限定するということで法令上の整備が行われたものでございます。  次に、第5条第2項及び第3項中に文言の整理を行っております。そして、第5条第3項におきまして加算額の改正を行っております。まず、第1号であります配偶者につきましては433円を333円に改正、そして、第2号の22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子及び孫というのを、改正後につきましては第2号に子、第3号に孫の規定とし、それぞれ分けて号を設けております。そのうち第2号の子につきましては、217円を267円に、また、括弧書きの部分になりますが、非常勤消防団員等に配偶者がない場合に、そのうち1人については367円を333円に改正いたしております。改正後の第3号から第6号までのいずれかに該当する扶養親族については、改正前と同様1人につき217円とし、括弧書きの部分となりますが、改正前は非常勤消防団員等に配偶者がない場合のみ367円と規定いたしておりましたが、今回はその配偶者がない場合に加え、22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子がない場合を加えて、それぞれ300円を加算するとしたところでございます。第5条第4項におきましては、特定期間の規定を当該項にのみ限定するとしたものでございます。  次に、議案書38ページと39ページをご覧いただきたいと思います。附則についてご説明をいたします。第1項の条例の施行期日ですが、公布の日から施行し、平成29年4月1日から適用することといたしております。  次に、第2項で経過措置を規定いたしておりますが、加算額の改正につきましては、この条例の施行日以後に支給すべき事由の生じた損害補償及び施行日前に支給すべき事由の生じた日以後の期間に係る傷病補償年金等について適用し、施行日前に支給すべき事由の生じた損害補償及び施行日前に支給すべき事由の生じた施行日前の期間に係る傷病補償年金等については、従前の例によるということにいたしております。  最後に、第3項では、改正前の加算額の規定に基づき、平成29年4月1日から条例施行前の前日までの間に扶養親族のうち、22歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子に加算された補償基礎額により支給された旧条例の規定に基づく損害補償は、新条例による損害補償の内払いとみなすということにいたしております。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第76号 香美町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについて、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第76号 香美町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を定めることについての提案理由を説明いたします。  介護保険法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴い、香美町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の一部を改正する必要が生じましたので所要の改正を行うものでございます。詳細につきましては福祉課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を福祉課長、岡昭三君。 ◎福祉課長(岡 昭三) それでは、議案第76号につきまして補足説明をいたします。  議案書は40ページとなります。本条例は、介護保険法の規定に基づき、地域包括支援センターの事業の実施に関する基準を条例で規定したものでございますが。その従うべき基準となります介護保険法施行規則における主任介護支援専門員の定義の改正に伴い、本条令を改正することが主な内容でございます。改正内容につきましては、議案資料74ページの新旧対照条文をご覧いただきたいと思います。改正となりましたのは、第4条の人員配置基準のうち、第3号主任介護支援専門員について、これまでは主任介護支援専門員研修を修了した者という定義でございましたが、介護保険法施行規則の改正によりまして、研修修了日から5年以内ごとに更新研修を修了することが新たに要件に追加されております。したがいまして、本条令についても同様の改正を行うものでございます。なお、第1条の改正内容につきましては、これまでの介護保険法の改正に伴い、根拠となります介護保険法の引用条文に条ずれを生じていたことから、引用する介護保険法の条項を第4項から第5項に改めるものでございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第67号から議案第76号までの10議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この10議案につきましては6月22日に各案件ごとに審議をいたします。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時15分といたします。                              午前11時59分 休憩
                                 午後 1時13分 再開 ◎議長(上田勝幸) 会議を再開いたします。      ──────────────────────────────  日程第21 議案第77号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第1号)  日程第22 議案第78号 平成29年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)  日程第23 議案第79号 平成29年度香美町水道事業企業会計補正予算(第1号) ◎議長(上田勝幸) 日程第21 議案第77号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第1号)から、日程第23 議案第79号 平成29年度香美町水道事業企業会計補正予算(第1号)までの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。  なお、議案第79号の企業会計補正予算については朗読を省略させます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  議案第77号から議案第79号までの3議案を一括して、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第77号 平成29年度香美町一般会計補正予算(第1号)から、議案第79号 平成29年度香美町水道事業企業会計補正予算(第1号)までの3議案について、一括して提案理由を説明いたします。  予算執行の過程におきまして各会計に補正の必要が生じましたので、提案するものでございます。なお、各会計の詳細につきましては担当課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) これより、議案ごとに順次各課長より補足説明を求めます。  初めに、議案第77号について財政課長、中村嘉一君。 ◎財政課長(中村嘉一) それでは、補足説明をいたします。  このたびの補正予算は、新年度が始まりわずかな期間しか経過しておりませんが、当初予算では事業の執行に支障を来すことが想定されるものが幾つかできましたので、若干の変更をしたものでございます。  ただいまの議案書42ページ、議案第2条のほうで地方債の補正が出てきますが、これは46ページをご覧いただきたいと思います。第2表地方債補正、起債の目的としましては、小代認定こども園整備事業1件の追加で、限度額は500万円増額となるものでございます。  それでは、資料により項目ごとに説明をいたしますが、経常的な既存事業の事業量の変更等軽微な補正については説明を省略させていただきますので、ご了承いただきたいと思います。  それでは、歳出から説明をいたします。議案資料(1)の6ページをご覧いただきたいと思います。まず、2款総務費でございます。1項1目電算システム開発事業費の業務開発修正委託料436万4,000円の追加は、子ども・子育て支援システム等制度改正により改修が必要となった電算システムの改修費用でございます。  同項7目一般経常費のコミュニティ助成事業交付金250万円の追加は、射添を考える会が行うやぐらの購入に対して交付するものでございますが、宝くじの助成対象事業に認められたことによるものでございます。  同項10目のふるさとづくり事業費の報償費1,500万円の減額は、ふるさとづくり寄附金の返礼品の割合を5割から3割に変更することによるものでございます。  3款民生費、1項1目国保特別会計事業勘定繰出金費の347万4,000円の減額は、国民健康保険税本算定に当たって保険税軽減に必要な費用に変更が生じ、保険基盤安定繰出金が減額となったことによるものでございます。  同款2項4目の保育所施設管理費の530万円の追加でございます。小代認定こども園の旧施設分の屋根が腐食し雨漏りがするため、ふきかえ工事を行うものでございます。  次の7ページをご覧ください。6款農林水産業費でございます。1項3目一般経常費の旅費16万6,000円の追加は、梨の販売促進活動に同行する職員旅費でございます。また、農業振興対策事業費補助金309万5,000円の追加は、大雪で被災した農産物生産施設の修繕が県の補助事業となったもので、県6分の2、町費6分の1を加算し、合わせて2分の1の補助となるものでございます。  町単農業振興対策事業の梨生産振興事業補助金50万円の追加は、これまで2年間、国の交付金を財源に実施してきました梨の販売促進活動を今年も継続することとしたものでございます。果樹園芸組合と但馬農協が共同で沖縄と和歌山で販売促進活動を行う予定としておるものでございます。  4目の畜産振興対策事業費の89万6,000円の追加は、全国和牛能力共進会の出品牛に対する賞賜金並びに大会参加者に同行する職員の旅費を追加するものでございます。  5目農地費の一般経常費の土地基盤整備事業補助金24万8,000円の追加は、宿区が実施する農業用水路の改修事業に対し交付するものでございます。  3項2目の水産業振興事業費の委託料270万円の追加は、日本海側の代表的な港町として栄えたかつての香住の活況を取り戻すため、魚のまち再興構想の策定を行うものでございます。なお、経費につきましては、但馬漁協にその3分の1を負担していただく予定にしております。  次の8ページをご覧ください。7款商工費でございます。1項4目の観光振興費です。観光施設整備事業補助金32万4,000円の追加は、訓谷区が行う遊歩道の保全工事に対し交付をするものでございます。地域活性化センター費の110万円の追加は、シロアリの駆除と補修工事に要する経費を計上したものであります。観光開発整備事業費の修繕料130万5,000円の追加は、小代ゴンドラリフトの索受け装置の修繕が必要となったことによるものでございます。  8款土木費、4項2目公営住宅建設事業費の物件移転補償費150万円の追加は、沖浦船員住宅解体工事に支障となる水道管及び電柱の移設費を追加するものでございます。  9款消防費、1項2目の消防団運営費の報償費179万円の追加は、幹部団員の退職により予算に不足が生じたことによるものでございます。  10款教育費の1項2目一般経常費の高等学校生徒下宿費補助金の44万円の追加は、対象生徒数が確定いたしましたので、不足する額を増額するものでございます。対象者は36名で、内訳は香住高校9名、村岡高校27名となっております。  次の9ページをご覧ください。2項1目の学習支援ツール活用モデル事業費以下4事業は、県の補助事業を追加するものでございます。  同款5項4目文化会館管理運営費の委員報償費11万5,000円の追加は、香住文化会館の改築の必要性から、広く地域住民の意見を把握するため検討委員会を設置するものでございます。  最後に予備費110万4,000円を減額し、歳入歳出額を調整いたしております。  続いて、4ページに戻り、歳入の説明をいたします。14款の国庫支出金から15款県支出金をはじめとしまして、町債までの歳入につきましては、歳出の説明におきましても特財がある場合はその旨加えさせていただいたところでございますが、いずれも歳出との関連がわかりやすいものでありますので、それぞれの説明は省略させていただきたいと思います。なお、歳出と関連のない歳入を1件だけ計上しておりますので、これについて補足をいたします。  一番最初でございます、4ページ14款国庫支出金の一番上の行でございますが、社会保障・税番号制度システム構築等補助金39万7,000円の追加ですが、当初で予算化いたしました電算システム開発事業費におけるシステム修正委託料に対する交付が決定されたもので、今回の第1号補正予算に計上した費用に対するものではないことを補足させていただきたいと思います。  以上で一般会計補正予算(第1号)の説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第78号について健康課長、古家亮君。 ◎健康課長(古家 亮) それでは、議案第78号 平成29年度香美町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をさせていただきます。  このたびは事業勘定の補正でございます。今回の補正の主な内容は、歳入では、国保税の税率改正に伴う国民健康保険税の減額、国県補助金や一般会計からの繰入金、財政調整基金繰入金などの増額などでございます。また、歳出では、29年度分の確定した納付金などの補正を行うものでございます。  それでは、議案資料(1)のほうで説明させていただきたいと思いますので、資料の17ページをお開きいただきたいと思います。歳出から説明させていただきます。2款保険給付費、1項療養諸費、その次の2項高額療養費、次の18ページの3項移送費につきましては、特定財源として歳入として見込んでおります国庫支出金や県支出金、支払基金からの交付金、繰入金などの増額や減額に伴い財源内訳を補正するものでございます。  次に、3款後期高齢者支援金等の77万4,000円の減額、4款前期高齢者納付金等の1万円の増額、5款老人保健拠出金の8,000円の減額、次のページの6款介護納付金2,098万1,000円の減額は、それぞれ社会保険診療報酬支払基金より平成29年度の支援金や納付金などの確定通知がありましたので、それに伴いまして補正を行うものでございます。  その下の12款予備費の増額は、歳入歳出の調整を行うものでございます。  続きまして、戻っていただきまして15ページをお開きください。歳入でございます。1款国民健康保険税6,444万1,000円の減額につきましては、国庫支出金あるいは県支出金などの収入補正、後期高齢者支援金や介護納付金などの確定に伴う歳出の予算調整、また、基金からの繰入金などを整備しまして、28年所得等に基づき国保税率算定により国民健康保険税を減額するものでございます。1世帯当たり、1人当たりの平均額につきましては、先ほど議案第74号におきまして税務課長がご説明しておりますので、省略させていただきます。  次に、3款国庫支出金、1項国庫負担金の現年度療養給付費等負担金の656万8,000円の減額は、前期高齢者交付金に係る控除額や基盤安定繰入金の確定などにより減額補正を行うものです。  その次の2項国庫補助金の普通調整交付金1,484万5,000円は、前期高齢者交付金に係る控除額の確定のほか、平成28年度の交付実績を考慮しまして増額補正を行うものでございます。  次の4款療養給付費等交付金の現年度分97万8,000円の増額は、退職被保険者に係る国保税額、また、退職被保険者に係る調整対象基準額等の確定により増額となるものでございます。  ページをめくっていただきまして、5款前期高齢者交付金の50万3,000円は、平成29年度の交付額の確定によりまして増額となるものでございます。  次の6款県支出金、普通調整交付金2,152万8,000円は、前期高齢者交付金に係る控除額の確定のほか、平成28年度の交付実績を考慮しまして増額補正を行うものでございます。  次の9款繰入金、1目一般会計繰入金の保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)347万4,000円は、今回の税率算定に伴い減額を行うものでございます。これは、一般被保険者に係る低所得者の均等割及び平等割の応益割の部分につきまして、所得に応じて7割、5割、2割の軽減を行うもので、この軽減相当分を一般会計より繰入れるものでございます。この繰入金の財源につきましては、県4分の3、町4分の1となっております。  次に、2項基金繰入金の国民健康保険事業基金繰入金1,500万円は、当初予算では国民健康保険税軽減のための基金繰入金を4,000万円としておりましたが、平成28年度の決算見込みや基金残高を考慮した上で1,500万円を増額するものでございます。  以上で補足説明を終わらせていただきます。 ◎議長(上田勝幸) 次に、議案第79号について上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) それでは、議案第79号の補足説明を行います。  このたびの補正は、町営住宅の撤去に伴い、支障となる水道管移設工事に係る建設改良について補正を行うものであります。  それでは、議案書50ページとなります。第1条に、平成29年度香美町水道事業企業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるとしております。第2条は、業務の予定量の補正として、排水設備費に350万円追加し、1億5,203万5,000円といたしております。第3条は資本的収入及び支出の補正でございまして、資本的収入に350万円追加し、2億6,977万3,000円、資本的支出に同額を追加し、4億2,349万4,000円といたしております。第4条では企業債の補正でございまして、建設改良に係る借入れの限度額を1億8,630万円に補正をいたしております。  それでは、内容について説明させていただきます。議案資料(1)の30ページでございます。このたびの補正は、今年度、建設課が発注を予定いたしております沖浦の町営住宅の取り壊し撤去工事の施工に伴い、当該敷地に供用中の水道配水管が支障となることが判明し、住宅管理者から撤去の要請があり布設替えについて検討した結果、隣接する県道の道路区域内に移設し、布設替えをしようとするものでございます。  支出のほうから説明をさせていただきます。建設改良費の配水設備費350万円の追加は、県道に新規埋設する配水管に要する経費として予定するもので、前後の取り合いなどを含め、延長66メートルの布設を予定いたしております。  次に、収入についてでありますけれども、まず、3項の工事負担金120万円の追加補正は、住宅撤去工事に起因し、支障となる水道管の撤去及び原形復旧に要する経費として一般会計に係る補償金として収入し、財源に充てようとするものであります。その上の1項企業債230万円の補正でありますけれども、当該布設工事に要する財源として、先ほどの工事負担金120万円を充てた不足分について借入れを予定するものでございます。  22ページから28ページには、キャッシュ・フロー計算書であるとか予定貸借対照表を載せておりますけれども、平成28年度決算とこのたびの補正に係る数値を整理し載せてございます。  以上で補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって、議案第77号から議案第79号までの3議案の提案理由の説明を終わります。  なお、この3議案についても6月22日に各案件ごとに審議をいたします。      ──────────────────────────────  日程第24 議案第80号 平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認             定について  日程第25 議案第81号 平成28年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につい             て  日程第26 議案第82号 平成28年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定につ             いて ◎議長(上田勝幸) 日程第24 議案第80号 平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第26 議案第82号 平成28年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についてまでの3議案は、香美町議会会議規則第37条の規定により一括議題といたします。  職員に議案の朗読をさせます。                 (議案書朗読) ◎議長(上田勝幸) 朗読は終わりました。  議案第80号 平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第80号 平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成28年度の香美町公立香住病院事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては病院事務局長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を病院事業管理者職務代理者、邊見昌平君。 ◎病院事業管理者職務代理者病院事務局長(邊見昌平) それでは、議案第80号の補足説明をさせていただきます。  事業概要を説明しますので、別冊決算書の病院事業25ページをご覧ください。平成28年度の医師体制は、常勤医師が3人、内訳としまして、内科が1人、泌尿器科が1人、耳鼻咽喉科が1人、そして嘱託医師が5人、内訳としましては、内科医師が1人、外科が2人、整形外科1人、小児科が1人の8人体制でスタートいたしました。6月には小児科の嘱託医師が1人、10月には小児科の常勤医師1人が着任いたしました。しかし、長年勤務されました小児科の嘱託医師1人が10月に退職されまして9人体制となっております。常勤医師、嘱託医師のいない婦人科につきましては、引き続き大学からの支援医師による月1回の外来診療を行いました。病棟は、引き続き50床で運用いたしました。外来患者数は増加いたしましたが、入院患者数の減少、医業収益の減などによりまして、病院事業は378万円余りの純損失となりました。また、病院の附帯事業である介護老人保健施設ゆうすげ、訪問看護ステーションはなみずき及び居宅介護支援事業所もくれんにつきましては、居宅介護支援事業所は純利益となりましたが、その他の事業におきましては純損失となりました。附帯事業全体で1,714万円余りの純損失となりました。  続きまして、36ページをご覧ください。28年度の入院患者数は1万907人で、前年度の1万1,614人に比べ707人、率にして6.1%の減少となりました。この現象の要因は、整形外科で485人、耳鼻咽喉科で255人、外科で191人の増加となりましたが、内科で1,596人の減少となったほか、泌尿器科で42人の減少によるものです。  37ページの外来患者数は4万7,969人で、前年度の4万7,069人に比べ900人、率にして1.9%の増加となりました。この増加の主な要因は、内科で1,201人、外科で323人、小児科で275人、泌尿器科で28人、婦人科では6人それぞれ減少しましたが、耳鼻咽喉科で1,736人の増加となったほか、整形外科で997人の増加によるものです。  次に、38ページをご覧ください。介護老人保健施設ゆうすげの年間入所者数は、長期、短期合わせて年間延べ1万5,851人となり、前年度の1万6,154人に比べ303人、率にして1.9%の減少となりました。利用率は90.5%で、前年度の92%から1.5ポイント減少となりました。  39ページの通所リハビリ等は、年間延べ利用者数で1,832人となり、前年度の1,807人に比べ25人、率にして1.4%の増加となりました。年間を通じての平均利用率は75.4%で、前年度の74.4%から1ポイントの増加となりました。  次に、40ページをご覧ください。訪問看護ステーションの利用者数は、年間延べ2,469人で、前年度の2,284人に比べ185人、率にして8.1%の増加となりました。1日当たり利用人数は10.2人で、前年度の9.4人から0.8人増加しています。  41ページの居宅介護支援事業所もくれんの利用者数は、年間延べ651人で、前年度の703人に比べ52人、率にして7.4の減少となりました。  続きまして、損益の状況につきまして説明しますので、議案資料(1)の31ページをお開きください。医(事)業収益は全体で9億3,932万6,377円であり、前年度比約1,267万円の減少となっています。このうち入院収益は2億5,537万4,061円で、前年度比約759万円の減少となり、また、外来収益におきましても3億3,800万3,659円で、前年度比約1,071万円の減少となっています。また、附帯事業の3事業を合わせた事業収益は2億3,732万1,784円で、前年度比約17万円の増加となっています。これに対し、医(事)業費用の総額は12億3,350万7,799円で、前年度比約1,436万円の減少となっています。減少の主な要因は、給与費の約1,261万円、資産減耗費の約440万円の減少によるものです。  この結果、医(事)業損益は2億9,418万1,422円の赤字で、前年度比169万円の赤字減少となっております。  続きまして、32ページの医(事)業外損益関係では、医(事)業外収益は3億1,613万288円で、前年度比約4,768万円の増加となっています。このうち一般会計繰入金は3億723万5,000円で、前年度比約4,867万円の増加となっています。これは、資金不足解消のため赤字補填分として一般会計から繰入れしております不採算性部門運営費補助金が前年度比約3,574万円の増加などによるものです。これに対し、医(事)業外費用は3,836万3,315円で、前年度比約273万円の減少となっていますが、これは、企業債未償還残高の減少によりまして企業債利息が前年度比約220万円減少したことなどによるものです。  この結果、医(事)業外損益は2億7,776万6,973円の黒字で、前年度比約5,041万円の黒字増加となっております。したがいまして、医(事)業損益に医(事)業外損益を加えた経常損益は1,641万4,449円の赤字で、前年度比約5,210万円の赤字減少となっています。  特別損益関係では、特別利益は1,266円で、前年度比約4,940万円の減少となっています。これは、20年度に借入れしました病院特例債の償還が平成27年度で終了したことによりまして、償還元金相当額4,940万円の一般会計繰入金が減少したことによるものです。特別損失は452万2,025円で、前年度比約61万円の増加となっています。  この結果、特別損益は452万759円の赤字で、前年度比約5,001万円の収支悪化となっています。経常損益に特別損益を加えました平成28年度の当期純損益は2,093万5,208円の赤字決算となり、前年度比約209万円の赤字減少となっております。  次に、資本的収支の状況を説明しますので、再度、決算書の59ページをお開きください。資本的収入の一つは企業債の1,040万円で、その内訳は、建設事業費に充当しました730万円、医療機器購入費に充当しました310万円です。  2つ目は、一般会計からの繰入金で企業債償還元金相当分としまして8,980万9,000円、建設改良費分としまして2,161万7,000円、合わせまして1億1,142万6,000円を繰入れしております。これに対しまして資本的支出は、建設改良費としまして建設事業費2,068万円と医療機器購入費、器具備品購入費合わせまして1,521万2,374円の計3,589万2,374円、企業債償還金として1億4,024万8,918円を、また、他会計借入金償還金として2,157万7,714円を償還しまして、投資は決算がありませんので、合計で1億9,771万9,006円を支出しております。  以上で補足説明を終わります。
    ◎議長(上田勝幸) これをもって提案理由の説明を終わります。  本案は、地方公営企業法第30条第2項の規定に基づく監査委員の審査が5月31日から6月5日までの実質2日間にわたり行われ、地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、町長に対して審査意見書が提出されております。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) それでは、本日、資料の企業会計決算審査意見書の別冊のほうでございますが、そちらをお開きいただきたいと思います。  それでは、平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計に係る決算につきましては、平成29年5月19日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月5日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております平成28年度香美町公立香住病院事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、平成28年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、病院事業管理者職務代理者等から事項別に説明を聴取しました。審査の過程で適宜関係書類と照合し、計数審査や予算執行状況の審査を行いました。また、前年度比較等により、財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、病院事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要につきましては2ページから8ページにかけて記載しておりますので、ご清覧いただきたいと思います。  審査においての監査委員の意見につきましては8ページに記載しております。審査意見としては、病院事業において、今後とも常勤医師招聘に努められ、住民の要望に応えられたい。また、香美町病院事業の設置等に関する条例に定められているように、病院事業管理者を配置されたいとして意見書を提出いたしました。  監査意見書は以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は総務民生常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第80号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、議案第80号は総務民生常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第81号 平成28年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第81号 平成28年度香美町水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成28年度の香美町水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) それでは、議案第81号の補足説明を行います。  別冊の水道事業企業会計決算書の13ページをお願いいたします。平成28年度事業報告書としてまとめてございますので、こちらで説明し、金額については1,000円単位で表現させていただきたいと思います。まず、概況として有収水量についてでございますけれども、当年度の年間有収水量は前年度に比較して3.34%減少しました。昨年度の減少率1.51%の減少に比べて少し減少幅が大きくなってございますけれども、これは、右下の有収水量の表を見ていただきますと、2月、3月の使用状況において降雪量の差が影響しているものと考えております。当年度の有収率につきましては82.9%となりまして、前年度と比較し1.4ポイント改善いたしました。配水管などの漏水対策を進めた結果によるものと捉えておりますけれども、今後においても改善に努めたいと考えております。  14ページには、主な建設改良事業を載せてございます。まず、上水道事業では、濁水及びクリプト対策を推進するため、簡易水道事業統合後の建設改良に係る県の事業認可の取得に向けた認可変更作成業務を実施いたしました。  平成28年度でもって終了となる簡易水道事業におきましては、継続事業を中心に施設の統廃合などに係る整備を進めました。アは守柄簡易水道を上水道へ統合するための整備として配水管布設工事を実施いたしました。平成29年度の事業完了を予定いたしております。イは日影水系の村岡浄水場への統合を進めるため、債務負担行為において日影ポンプ場整備工事を実施し、完成し、新施設からの水の供給は7月に行いました。ウは小代簡易水道において不安定な取水状況を改善するというようなことで、平成26年度から取り組んできたわけでありますけれども、最終年度として取水施設、導水管新設工事などを整備し、今年4月に新水源に切りかえた水の供給を行ったところであります。また、エの訓谷簡易水道におきましては、新水源整備に向けた調査ボーリングを実施し、必要水量、水質の確認とあわせて施設建設に必要な用地購入を行いました。  次に、経理についてでありますけれども、収益的収支から説明させていただきます。まず、営業収支は、直接的な営業活動に伴う収支となるものでありますけれども、営業損益は2億3万5,000円の損失となりました。一方、直接的な経費以外の収支をあらわす営業外収支におきましては、営業外損益として9,143万7,000円の利益となり、特別損益におきましては3万9,000円の損失となりました。  以上によりまして、純損益では1億863万7,000円の純損失となり、この結果、前年度繰越欠損金に当年度事務損失を加えた4億1,884万円が当年度未処理欠損金となり、次年度に繰り越すということになりました。  次に、15ページの資本的収支の状況でありますけれども、収入合計額から支出の合計額を差引いた1億6,481万1,000円が不足することになりまして、この不足額につきましては、当年度分、消費税等に係る調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填をいたしました。  これらの収支結果から、当年度末留保資金につきましては、前年度留保資金から先ほどの補填財源を差引き、当年度に係る減価償却費などの補填財源を加えた3億1,603万4,000円となりました。  その下の表には、当年度中の議会議決事項を載せておりますけれども、中ほどの議案第102号では、水道事業において上水道事業と簡易水道事業の統合に係る条例改正、また、下2行については、水道使用者の破産などに伴う水道料金に係る債権放棄について議決をいただいたところでございます。  16ページの下から18ページにかけましては、建設改良工事の概況として、上水道事業3件、簡易水道事業15件の工事一覧表を載せておりますけれども、上半期での発注に努め、全て年度内に完成をいたしております。  また、18ページ下の保存工事の概況では、主な修繕工事の内容を載せておりますし、19ページには業務量の前年度比較を載せておりますけれども、年度末給水人口では535人の減少となっております。  また、20ページから21ページにかけましては、事業収入に関する事項あるいは事業費用に関する事項として前年度比較を載せておりますけれども、20ページの表の欄外の供給単価におきましては、水1トン当たりの単価は140円82銭となっておりますし、21ページの給水原価としては、水1トン当たりつくるのに要する経費として208円68銭となっております。  22ページから23ページには、重要契約の要旨として契約金額1,000万円以上の工事と委託業務の概要を載せております。また、24ページには企業債明細書の一覧表を載せておりますけれども、本年度の借入額は1億9,050万円、本年度償還額の合計額は2億1,709万2,000円、本年度末未償還残高は31億7,161万9,000円となっております。  続いて、1ページをお願いいたします。決算報告書として収益的収支に係る予算額との比較について項ごとに税込金額で載せておるものであります。主なものについて説明させていただきますと、収入の2項営業外収益では、予算額に対して1,420万円の減となっておりますけれども、支出の決算額に伴う一般会計補助金を調整し、減額となったものであります。また、支出の1項営業費用の不用額2,725万2,000円につきましては、維持管理経費などが決算において不用となったというものでございます。  また、2ページには資本的収支に係る予算額との比較を載せております。これも税込金額でありますけれども、収入の1項企業債は、予算額に対して2,900万円の減、3項工事負担金では495万6,000円の減となっておりますけれども、支出の建設改良費の減額に伴い減となったものであります。また、支出の1項建設改良費の不用額3,888万5,000円につきましては、工事費あるいは委託料の精算に伴い不用となったものでございます。  また、5ページには剰余金計算書を載せておりますけれども、資本金、剰余金について前年度末残高から当年度に係る変動額を整理し、最下段の数値が当年度末残高となりますけれども、資本合計額は右端の17億8,317万4,000円となっております。  6ページには剰余金処分計算書を載せておりますけれども、いずれの科目におきましても当年度に係る処分予定はなく、前年度と同額としております。7ページから10ページにかけましては、28年度末の貸借対照表を載せております。  12ページの下の表にはセグメントごとの財務情報を載せておりますけれども、経常損益では上水道事業915万1,000円の損失に対しまして、簡易水道事業では9,944万7,000円の損失、また、その他項目の減価償却費では、上水道事業1億221万8,000円に対しまして、簡易水道事業では2億3,553万1,000円となっております。  最後に、議案資料(1)の33ページの一覧表をお願いいたします。比較損益計算書として性質別に整理し、前年度との比較を載せておりますけれども、主なものについて説明させていただきます。給水収益につきましては、有収水量の減少から1,146万3,000円の減収となりました。少し下がっていただいて、営業費用の職員給与費につきましては、220万3,000円の減となっておりますけれども、人事異動などによるものでありますし、少し下がって中ほどの修繕費につきましては408万1,000円の増となっていますが、浄水場の使用機器の定期の補修を当年度実施したことによるものであります。  7行下がっていただきますと、貸倒引当金繰入額5万8,000円の皆増でありますけれども、3月議会で議決をいただいた債権放棄などに係る不納欠損に係る引当となるものでありますし、3行下の資産減耗費では606万5,000円の増となっておりますけれども、継続事業に係る施設整備の完了に伴い旧資産の除却によるものであります。  また、最下段の純損益の前年度比較では571万9,000円のマイナスとなりましたけれども、主に給水収益の減少によるものでございます。  以上で決算認定に係る補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって提案理由の説明を終わります。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) それでは、先ほどの病院事業に続きまして別冊の審査意見書のほうでご説明をさせていただきたいと思います。  本企業会計に係る決算につきましては、平成29年5月19日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月5日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております28年度香美町水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、28年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、病院事業と同じく予算執行状況の審査や財務状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は9ページから13ページに記載のとおりですので、ご清覧をいただきたいと思います。  審査につきましての監査委員の意見については13ページに記載いたしております。審査意見としては、昨年度に引き続き、日影水系の村岡浄水場への統合、また、小代簡水の取水設備を整備、完了したが、施設整備への投資が集中しないように留意しつつ、今後も清浄にして豊富低廉な水の安定供給に努められたいと意見を付して意見書を提出いたしました。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第81号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、議案第81号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  次に、議案第82号 平成28年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定について、町長の提案理由の説明を求めます。  町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) ただいま議題となりました議案第82号 平成28年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算の認定についての提案理由を説明いたします。  平成28年度の香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算が確定したことに伴いまして、認定を求めるものでございます。詳細につきましては上下水道課長に説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 補足説明を上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) それでは、議案第82号の補足説明を行います。  決算書の13ページをお願いいたします。13ページには平成28年度の経営状況について事業報告書としてまとめております。まず、下水道接続に係る普及状況についてでありますけれども、平成28年度末の人口ベースでの接続率は75.2%で、前年度と比較し0.4ポイント増加、年間総処理水量に対する有収率につきましては93.6%となりました。また、当年度は、接続率向上のための取り組みとして、昨年度に引き続き、個別訪問、接続相談会あるいは各種イベントでの啓発活動などを実施いたしました。  次に、当年度実施した建設改良について説明をさせていただきます。公共下水道事業に係る香住浄化センターにおいて、アとイの2つの事業を実施いたしました。アは、矢田川クリーンセンターで受入れているし尿、浄化槽汚泥は平成29年度より香住浄化センターで受入れて、下水道と共同処理をする。これに必要な整備として汚水処理施設共同整備工事を実施するとともに、これに係る施工管理業務を行いました。予定どおりに3月に完了いたしまして、今年4月からは香住浄化センターにおいてし尿等を受入れて処理をしているところであります。イは、し尿などの受入れなどに伴って、現在、1系列運転、水処理施設において2系列運転が必要となるというようなことから、水処理施設更新工事を実施するとともに、これに伴う設計業務などを実施いたしました。なお、当該工事と施工管理業務につきましては、次年度に繰り越すということになりました。  経理につきましては、アの営業収支に係る営業損益は9億5,875万2,000円の損失となりましたけれども、14ページ、イの営業外収支に係る営業外損益につきましては9億6,837万9,000円の利益となりました。また、ウの特別損益では1万9,000円の利益となりました。  以上により当年度の損益は、経常損益で962万7,000円、純損益では964万6,000円のいずれも利益となりました。  この結果、前年度繰越欠損金に当年度純利益を加えた36億4,797万3,000円が当年度未処理欠損金となり、次年度に繰り越すこととなりました。  資本的収支につきましては、収入合計から支出の合計を差引いた4億8,599万円が不足ということになりました。不足の額につきましては、当年度分消費税等の調整額と過年度分損益勘定留保資金などで補填をしました。  15ページの下には建設改良工事の概況を載せておりますけれども、先ほど説明しました香住浄化センターに係る2事業について、設計等の委託業務及び工事の概況を載せております。上から3段目が汚水処理施設共同整備工事に係る概要でございまして、工事費3億7,819万2,000円のうちの下水道分は、備考欄に記載の3億835万円でございまして、差引いた6,984万1,000円が一般会計に係る受託工事となるものでございます。  16ページには保存工事の概況として1件100万以上の修繕工事を載せておりますけれども、当年度は3カ所の浄化センターにおいて使用機器の曝気装置について分化整備を行ったところであります。  その下には業務の前年度比較を載せておりますけれども、年度末接続率では0.4ポイント増となりましたけれども、年度末接続人口では341人の減、年間有収水量では1万9,618立方メートルの減となりました。  17ページにはセグメントごとの業務量を載せてございます。年度末接続率の中で、香住処理区におきましては53.3%、柴山処理区73.1%、中段の神場処理区におきましては57.6%となっておりまして、この3処理区以外におきましては、80%は優に超えた接続率となっております。  少し飛んで20ページから21ページにかけましては、企業債及び一時借入金の概況として企業債明細書の一覧表を載せておりますけれども、本年度借入額の合計は5億3,490万円、本年度償還額は9億6,722万4,000円で、本年度末未償還残高は143億7,421万3,000円となっております。また、21ページには、一時借入金明細書を載せておりますけれども、一時的な現金の不足を補うため、会計管理者より2億9,500万円を借入れましたけれども、当年度中には返済をいたしております。  続いて、1ページであります。収益的収支に係る予算額との比較を税込金額で載せておりますけれども、収入の2項営業外収益では、予算額に対して3,508万3,000円の減となっておりますけれども、支出の決算額に伴い一般会計補助金を調整し、減額としたものでございます。また、支出の1項営業費用の不用額3,614万9,000円は、維持管理経費など決算において不用となったものでございます。  また、2ページには資本的収支に係る予算額との比較でございますけれども、収入の企業債においては予算額に対して1億4,760万円の減となっておりますけれども、支出の建設改良において翌年度繰越額1億4,410万円を次年度に繰り越したことに伴い、収入において減としたものでございます。5ページには剰余金計算書として資本金、剰余金について当年度に係る変動額を整理して載せておりますけれども、最下段の数値が当年度末の残高となるものであります。また、6ページには剰余金処分計算書を載せておりますけれども、当年度に係る処分予定はなく、前年度と同額といたしております。7ページから10ページにかけましては、当年度末の貸借対照表を載せておりますし、12ページの下にはセグメントごとの財務情報を載せております。  最後に、議案資料(1)の34ページをお願いいたします。比較損益計算書として、これも性質別に整理し、前年度との比較を載せておりますけれども、増減に係る主なものについて説明しますと、使用料は502万6,000円の減となりました。率は伸びたけども有収水量は減少したことによるものであります。その下の受託事業収益6,711万2,000円の増でありますけれども、汚水処理施設整備事業に係る一般会計受託費の増でございまして、矢田川クリーンセンター機能移管に係る整備経費相当額を収入し、下水道事業会計において整備を行ったところであります。  営業費用の職員給与費276万4,000円の増は、人事異動による職員の給与費等の増によるものでありますし、少し下がって、修繕費1,095万1,000円の増は、浄化センターに係る使用機械、曝気装置の定期の修繕が重なったことによるものであります。  また、その下、委託料1,198万1,000円の減でありますけれども、下水道汚泥の処分先の変更に伴うものであります。従前の民間施設から北但クリーンパークへの搬入処分によって、汚泥処分に係る委託料から北但クリーンパークへの処分に係る負担金となったことによるものであります。6行下の北但行政事務組合負担金613万5,000円の皆増がこれに当たるものであります。  さらに下の営業外収益の他会計補助金では、企業債元利償還金の減などから1,843万5,000円の減となり、最下段の純損益では、前年度と比較して1,508万1,000円の補填となりました。  以上で決算認定に係る補足説明を終わります。 ◎議長(上田勝幸) これをもって提案理由の説明を終わります。  監査委員より、企業会計決算審査意見書について報告を求めます。  代表監査委員、西岡眞君。 ◎代表監査委員(西岡 眞) 引き続き、本日の別冊の監査意見書のほうでご説明をさせていただきたいと思います。平成28年度香美町下水道事業企業会計に係る決算につきましては、平成29年5月19日付で町長より審査に付され、見塚監査委員と、5月31日から6月5日までの実質2日間にわたり審査を実施したところです。  審査の対象につきましては、1ページに明記しております平成28年度香美町下水道事業企業会計決算の状況について実施いたしました。審査の方法につきましては、平成28年度企業会計歳入歳出決算書及び附属書類に基づき必要な関係書類の提出を求め、上下水道課長などから事項別に説明を聴取しました。審査の過程では、水道事業と同じく予算執行状況の審査や財政状況等の推移についても検討いたしました。  審査の結果につきましては、下水道事業企業会計の歳入歳出決算及び附属書類は、関係法令の規定に準拠して調製されており、その計数は正確であり、当年度決算を適正に表示しているものと認めました。なお、概要は14ページから17ページに記載のとおりでございますので、ご清覧をいただきたいと思います。
     審査においての監査委員の意見につきましては、下水道接続に引き続き努力され、快適な生活環境の保全と公共用水域の水質保全を図られたいとして意見書を提出いたしました。  以上で決算審査意見書についての報告を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◎議長(上田勝幸) 監査委員の報告は終わりました。  これより本案に対する質疑を行います。  なお、審査意見書についても質疑をお受けいたします。  この案件は産業建設文教常任委員会に付託をいたしますので、その辺をご理解の上、質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。  谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 9番の谷口です。  それでは、議案第82号の平成28年度香美町下水道事業企業会計歳入歳出決算について、1点だけ質疑をしたいと思います。先ほど説明もありましたが、決算書の13ページで総括事項の普及状況の中で、下水道接続率が75.2%ということで前年よりも0.4ポイント増加したと。接続率向上の取り組みでは、個別訪問、さらには接続相談会、また、各種啓発活動、こういったものをやったというふうな報告がありました。この数字をどう見るかということでありますけども、率直に言って75%ということは、残りの25%、4分の1がまだ未接続であるというふうな状況ではないかと思います。そういう中で、さらに17ページのセグメントごとの接続率ということで、これもご説明がありました。特に香住で53.3%、柴山が73.1%、神場が57.6%ということで、低い接続地区についての説明があったわけですけども、そもそも原因が何であるかというところを当局は把握されていると思いますけども、まずその点を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎議長(上田勝幸) 上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) 今ご指摘いただきました香住処理区の53.3%、柴山の73.1%、神場処理区の57.6%、特に低いというようなことでの、どういうふうに把握しているかということでありますけれども、香住あるいは柴山処理区につきましては、特に香住につきましては整備が一番最後であったということもあるわけでありますけれども、これに加えて浄化槽をお持ちの世帯が多いと、かなりのウエートを占めているというふうなことで、なかなか率が上がってこないというのが実態かなというふうなことで捉えております。  以上であります。 ◎議長(上田勝幸) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 今、実際接続の時期がおくれてきたということと、浄化槽がたくさんあるというようなことだと思うんですけども、どうでしょう。もう1点、事業所の接続が進んでいるのかどうか。この辺について把握されていますか。特に香住、柴山につきましては水産加工場等があると思います。水産加工場については、特に水道なんか、水をたくさん使われる業種だというふうに思いますので、こういったことがどうなっているのか、その辺について把握されているのかどうか。事業所の接続率の状況について把握されているのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) ご質問いただきました事業所に特化しての率というのは、特段把握はしていません。75.2%といいますのは、人口ベースでの接続率でありますけれども、もう一つ、ますベースといいますか、設置してあるますに対してつないでいただいているますの数の率といいますのが72%というふうなことでありまして、これは、当然、一般家庭と事業所をひっくるめたところでの数字ということでありますので、事業所については7割あるいは7割近い事業所がつないでいただいているのだろうなというふうに推測をいたしておるところでございます。  以上であります。 ◎議長(上田勝幸) 谷口眞治君。 ◎谷口眞治(9番) 最後の質疑になりますので、大分遠回りしとるんですが、要は事業所の皆さんが、7割が接続、残り3割がまだ未接続であるというふうなことのようでありますけども、いろいろお聞きする中で、下水道に接続すれば事業所の経営そのものが大変になるというふうな声も上がってきて、何とかこの点についてしてほしいというふうなお話を聞きます。たしか3月議会の当初予算の予算特別委員会の質疑の中で、この点について除外施設の設置費用、さらには接続後の下水道使用料の増額、こういったことが事業所の皆さんが進まないという、こういったことを担当課長もたしか説明されたと思うんですけども、要は何が言いたいかといいましたら、事業所のこの辺の負担の軽減、こういった対策をぜひとるべきではないか。確かに数字的にはなかなかあれですけども、そこをきっちりとしていかないと今後、事業所の皆さんが接続ということに本当につながらないのではないかと私は危惧を持っておりますから、そういう点を把握して、なおかつその辺について真正面から対応していくというように考えたらどうか。その点について担当課長、さらには町長もおいでですので、ぜひ町長にもその辺の声をお聞きになっているのかどうか。それについてどう考えているかということについて、最後質疑したいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎議長(上田勝幸) 上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) 事業所、特に香住処理区でありますけれども、28年度に事業所回りというのか、接続のお願いと今後の予定、あるいは何が障害になっているかというようなことのアンケートといったことをさせていただいて、特に除外施設の経費であるとか、あるいは下水道の使用料といった経費が負担になっているというふうなことを把握しております。その中で一つの課題である除外施設の関係については、今年度の予算において事業所から出される水質調査、分析といったものを踏まえて、除外施設に係る経費であるとか規模といったものを把握して、今後の接続に向けた展開といいますか、つなげていきたいというふうに考えているところであります。  以上であります。 ◎議長(上田勝幸) 町長、浜上勇人君。 ◎町長(浜上勇人) 谷口議員のご質疑でございますけども、正面から取り組む予定にしております。本年度事業におきましても水産加工業だけでなく、さまざまな形で接続率向上のための取り組みを検討しているところでございます。ただ、下水道への接続によって事業所の経営が苦しくなるということをもって理由とするなら、一般のご家庭の下水道接続も生活費が増えて生活が苦しくなるということと同じでございますから、そういうことも全部含めて下水道への接続率の向上に向けての取り組みは、正面から取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎議長(上田勝幸) ほかにありませんか。  森利秋君。 ◎森 利秋(15番) 今の議案資料(1)の34ページの説明資料の中で、中ほどの北但行政事務組合負担金、これは備考欄で脱水汚泥の処分に係る経費ということで書いてあるわけですが、これは大体トン当たり幾らになっているのかが1つ。  それから、かつては加古川であるとかいろんなところへ持っていって処分していたわけですが、その効果はどれぐらい削減されたものか、それについてお願いしたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) 負担に関する負担金につきましては、トン当たり幾らというふうなことでの計算はいたしておりませんけれども、ごみもひっくるめて香美町への負担に対してごみの量、あるいは下水量のトン数で案分し、この額を出しているものであります。従前の民間に比べての効果でありますけれども、当年度に限っては経費は削減できているというふうに考えているところであります。  以上です。 ◎議長(上田勝幸) 森利秋君。 ◎森 利秋(15番) 私は具体的に説明を求めているんです。確かに今の汚泥を北但ごみ処理施設に持っていって、年々でもトン当たり幾らというような計算方法ではないと思いますけど、しかし現実的にどれぐらい持ってきているかはわかっているわけで、そうすると割り算すれば、トン当たり幾らだったかということを伺っているので、そのことが1つ。  それから、私は産建委員会ではないので、どのぐらい北但ごみ処理施設ができたことによって、特に汚泥の処理量に関してどれだけ圧縮ができたかということを伺っているので、明確な数値で答えていただきたいと思います。 ◎議長(上田勝幸) 上下水道課長、岸本明君。 ◎上下水道課長(岸本 明) 今、数値的には把握してございませんので、後ほど計算しまして資料でお示しさせていただけたらと思っておりますけれども。 ◎議長(上田勝幸) 森利秋君。 ◎森 利秋(15番) よろしいです。 ◎議長(上田勝幸) ほかにありませんか。                (「なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第82号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、議案第82号は産業建設文教常任委員会に付託し、閉会中の継続審査をお願いすることに決定いたしました。  お諮りいたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ◎議長(上田勝幸) 異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  次の本会議は6月20日火曜日午前9時30分より再開いたします。  本日は大変ご苦労さまでした。                               午後2時34分 散会 Copyright (c) KAMI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...