猪名川町議会 2023-02-21
令和 5年第413回定例会(第1号 2月21日)
令和 5年第413回定例会(第1号 2月21日) 第413回
猪名川町議会定例会会議録(第1号)
令和5年2月21日(火曜日)午前10時 開 会
───────────────―
1
出席議員(13人)
2番 末 松 早 苗 3番 山 下 修
4番 井 戸 真 樹 5番 古 東 明 子
6番 上 林 辰 巳 8番 阪 本 ひろ子
10番 加 藤 郁 子 11番 丸 山 純
12番 中 島 孝 雄 13番 池 上 哲 男
14番 福 井 澄 榮 15番 下 坊 辰 雄
16番 南 初 男
2
欠席議員(2人)
7番 福 井 和 夫 9番 山 田 京 子
3 説明のため議場に出席した者
町 長 岡 本 信 司 副 町 長 奥 田 貢
教 育 長 中 西 正 治
企画総務部長 森 昌 弘
地域振興部長 大 嶋 武 生 活 部 長 和 泉 輝 夫
まちづくり部長 真 田 保 典 教 育 部 長 曽 野 光 司
消 防 長 向 井 文 雄
企画政策課長 平 井 秀 明
総 務 課 長 小 山 泰 司
4 職務のため議場に出席した
事務局職員
事 務 局 長 住 野 智 章 主 幹 中 井 恵 美
主 査 中津留 宏
議事日程(第1号)
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3
町長施政方針
日程第4 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて
(令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第7号))
日程第5 議案第 1号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第6 議案第 2号 令和5年度猪名川町
一般会計予算
議案第 3号 令和5年度猪名川町
国民健康保険特別会計予算
議案第 4号 令和5年度猪名川町
介護保険特別会計予算
議案第 5号 令和5年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計予算
議案第 6号 令和5年度猪名川町
奨学金特別会計予算
議案第 7号 令和5年度猪名川町
水道事業会計予算
議案第 8号 令和5年度猪名川町
下水道事業会計予算
日程第7 議案第15号 猪名川町
個人情報の保護に関する
法律施行条例の制定について
議案第16号 猪名川町
情報公開・
個人情報保護審査会条例の制定について
議案第17号 猪名川町
住民投票条例検討委員会設置条例の制定について
議案第18号 猪名川町防災・
減災条例の制定について
議案第21号 猪名川町
都市公園条例の一部改正について
日程第8 議案第19号 猪名川町
国民健康保険条例の一部改正について
議案第20号 猪名川町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を
定める条例の一部改正について
日程第9 議案第 9号 令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第8号)
議案第10号 令和4年度猪名川町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第11号 令和4年度猪名川町
介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第12号 令和4年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1
号)
議案第13号 令和4年度猪名川町
水道事業会計補正予算(第1号)
議案第14号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第2号)
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会 議 に 付 し た 事 件
日程第1~日程第9
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午前10時00分 開会
○議長(
中島孝雄君) これより第413回
猪名川町議会定例会を開会します。
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○議長(
中島孝雄君) おはようございます。
第413回
猪名川町議会定例会の開催にあたり、一言ご
あいさつを申し上げます。
本日は、定例会を招集しましたところ、
議員各位は、ご多用の中、ご出席いただきましたこと、また厚くお礼を申し上げます。
平素より本町発展と
住民福祉の増進のため、
議員活動にご精励いただいておりますことに、改めて敬意を表する次第でございます。
トルコでは、死者が4万人を超す、史上ではこれまで類を見ない大震災が発生し、支援策が急がれており、一方、国内では、いまだ
新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、1月には政府は
新型コロナ感染法上の分類について、5月8日に2類相当から5類に引き下げることを決定しました。
ウィズコロナ、
アフターコロナに向けた
取り組みが進んでおり、本町でも様々な
イベントが復活開催され、少しずつですが、
にぎわいを取り戻しつつあります。このことに喜びを感じ、また、3月開会予定のワールド・ベースボール・クラシックでは、国内外で活躍する
プロ野球選手の勇姿が見られることが非常に楽しみであり、期待されております。
さて、本町では、独自の魅力や個性、特色を生かした
まちづくりを進める中、
新型コロナウイルス感染症への引き続いた対策、時代のニーズに即した社会の構築、加速する
情報化社会の
デジタル化推進など、地方創生において新たな
取り組みも求められておるところでございます。
今期定例会に提案されます諸議案につきましては、後刻、新年度の
町政運営に関する
施政方針の説明をはじめ、令和5年度当初予算案、
条例制定や改定などについて町長より説明があるものと存じますが、
議員各位におかれましては、提案されますこれらの諸議案に対しまして、十分な審議をお願いするとともに、妥当な議決に至りますことを念願いたしまして、私の開会の
あいさつといたします。以上です。
町長。
○町長(
岡本信司君) 皆様、おはようございます。
第413
回議会定例会の開会にあたり、
議員各位のご出席を賜り、厚く御礼申し上げますとともに、一言ご
あいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、平素より
本町行政の発展と
住民福祉の向上にご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この1年間も、
新型コロナウイルス感染症の対応が続いた年となりました。住民の皆様には、我慢、我慢の生活を続けていただいておりますが、少しずつコロナと共生する
生活方法へと変化されてきました。政府の
マスク着用の考え方についても見直しをされており、卒業式には
原則マスクの着用が不要との報道もされています。しかしながら、今の季節、コロナだけではなく、季節性のインフルエンザも流行していることから、状況に応じた対応が必要ではないかと感じているところであります。
さて、町では先日、2月10日に3年ぶりとなる町表彰式を実施させていただきました。受賞されました皆様は、本町の発展や
住民福祉の向上など、各分野にわたりご貢献いただいた方でございます。町内では、今回の受賞者のみならず、たくさんの方々に
ボランティア活動など、町の発展、振興に多大なご尽力をいただいており、改めまして感謝の意を表したいと思います。
この後、令和5年度における私の
まちづくりに取り組む所信を
施政方針で申し述べますが、活力ある
まちづくり、また魅力ある
まちづくりに向け、
議員各位をはじめ、住民の皆様のご理解とご協力を賜り、一緒になって推進してまいりたいと存じます。
本定例会には、承認1件、人事案件1件、当初予算7件、
補正予算6件、
条例制定4件、
条例改正3件、以上22件の議案審議を賜ることとなっております。
議員各位におかれましては慎重にご審議をいただき、可決、承認を賜りますようお願い申し上げ、本
定例会開会にあたりましてのご
あいさつとさせていただきます。よろしくお願いいたします。
────────────────
○議長(
中島孝雄君) 会議に入るに先立ち、ご報告いたします。
福井和夫君、山田京子君から、所用のため、本日欠席との通告がありましたので、ご報告いたします。
会議に入るに先立ち、お願いを申し上げます。
このたびの
新型コロナウイルス感染症の
感染予防と
拡大防止のため、発言は簡潔、明瞭、的確に行い、時間短縮に
取り組みたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
また、飛沫等を可能な限り抑えるためにも、マスクの着用の
取り組みを徹底し、大きな声での発言をお願いをいたします。
なお、改めて申し上げますが、発言は挙手の上、議長が許可した後にお願いするとともに、不穏当な発言とならないよう十分注意を願います。
なお、傍聴の皆様にあらかじめ申し上げます。傍聴人につきましては、
猪名川町議会傍聴規則の規定により、傍聴人は、傍聴席において写真等を撮影し、また録音等をしてはならない。また、傍聴席において発言すること、拍手その他の方法により公然と可否を表明すること、また、携帯電話の使用は禁止されておりますので、ご留意願います。
これより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手元へ配付しているとおりでございますので、ご了承願います。
日程に入るに先立ち、ご報告いたします。
初めに、2月13日までに受理いたしました請願につきましては、
請願文書表をお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
次に、閉会中の
議員派遣に係ります
議員派遣結果報告書をお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
次に、
議会運営委員会の報告でありますが、
今期定例会の運営について協議を願い、その概要を記載したものを既に配付しておりますので、ご了承願います。
次に、
地方自治法第121条の規定に基づき、議会の審議に必要な説明のため、その出席を求めましたのは、
説明者席の町長以下11名でございます。
以上で報告を終わります。
これより本日の日程に入ります。
────────────────
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
中島孝雄君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
猪名川町議会会議規則第126条の規定により、丸山純君、池上哲男君、福井澄榮君を指名いたします。
────────────────
◎日程第2 会期の決定
○議長(
中島孝雄君) 日程第2 会期の決定を議題とします。
お諮りします。
今期定例会の会期は、本日から3月24日までの32日間といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日から3月24日までの32日間と決しました。
────────────────
◎日程第3
町長施政方針
○議長(
中島孝雄君) 日程第3
町長施政方針の説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) 本日、第413回
猪名川町議会定例会に令和5年度当初
予算案並びに関連諸議案を提案するに際し、私の町政に取り組む所信を申し述べ、
議員各位をはじめ住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に広がりを見せてから4年目を迎えています。さらに、ロシアによるウクライナへの大
規模軍事侵攻により、罪のない多くの貴い命が奪われております。依然として終息の兆しが見えず、一刻も早い平和の実現を願うばかりでございます。この
軍事侵攻により、世界規模で原油や穀物などの物価高騰を引き起こし、住民の暮らしにも多大な影響を及ぼしています。
こうした中、本町では、住民の皆様の安全・安心の確保が最も優先して取り組む課題と考え、
感染防止と
住民生活・
社会経済活動の両立に向け、
ワクチン接種の推進、水道料金の減免、
各種給付金の支給、
プレミアム付商品券の発行など、様々な事業に全力で取り組んでまいりました。
一方で、明るい話題にも立ち会えた1年でありました。6月から7月に開催された
レスリングアジア選手権に本町在住の3選手が日本代表として出場され、それぞれ金・銀・銅メダルを獲得されるすばらしい成績を収められました。
さらに、3年ぶりに「いながわまつり」「彫刻の
道マラソン大会」などの大規模な
イベントを開催することができ、戻りつつある
にぎわいに大変うれしく思っています。4月には「いながわ桜まつり」を開催する予定で準備を進めており、ここでも皆様の笑顔に出会えることを楽しみにしております。
今後も
感染拡大防止と
社会経済活動の両立を図りながら、
ウィズコロナを踏まえた事業の開催や
地域活動に対する支援を行うなど、人とのつながりを大切にしてまいります。
さて、近年、猛暑や集中豪雨などの異常気象が各地で頻発していることなどを受け、
気候変動に対する社会的な関心が急速に高まりつつあります。
このような
気候変動の要因として上げられている
地球温暖化への対応が、世界共通の喫緊の課題となる中、我が国は2020年10月に、2050年までに
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年
カーボンニュートラル、脱
炭素社会の実現」を目指すことを宣言しました。本町においても、豊かな自然を守り育んでいくため、ごみの減量化や再資源化の推進、
節電対策の徹底など、
温室効果ガスの排出削減に寄与する
取り組みを推進してまいりました。
さきに「ゼロ
カーボンシティ宣言」を行いましたとおり、
国際社会の一員として、2050年までに
温室効果ガス排出量を実質ゼロにする
カーボンニュートラル社会の実現に向け、
地球環境に優しい
まちづくりに取り組んでいかなければなりません。新年度には、「
地球温暖化対策実行計画」を改定し、本町が取り組むべき具体的な
ロードマップ、目標達成までの道筋を示すとともに、住民や事業者のご理解とご協力をいただきながら
地球温暖化対策を実行してまいります。
日本の
人口減少が急速に進み、
少子高齢化が加速する一方で、大都市圏への
人口集中が続くという社会の
構造的課題は、地方の疲弊及び活力の低下を加速させています。そのような中、政府は2027年度に東京圏から地方への移住者を年間1万人とすることを目指し、子育て、
雇用環境を改善し、地域の活性化につなげていくことを掲げました。
本町では、これまで未来を担う
子どもたちへの
取り組みとして、中学3年生までの医療費の
完全無料化や、
妊婦健康診査費の
助成事業、3歳児から5歳児までの給食費の
完全無償化など、多くの
子育て支援施策を講じてまいりました。これらの施策を維持しつつ、新年度には
政策公約に掲げている小学生の給食費の
段階的無償化について、限られた財源の中ではありますが、保護者の
経済的負担の軽減や安心して子育てできる
環境整備を図るため、新たに小学6年生を対象に給食費の無償化を実施いたします。
本町は
都市近郊に位置することから、
ニュータウン開発が進み、まちは大きく発展してまいりました。一方で、初期に開発された
ニュータウンでは、開発から約半世紀を迎え、高齢化や
人口減少、空き家問題など、多くの課題への対応が求められています。新年度には、若年・
子育て世帯の移住者を対象に、住宅を新築する際、既存住宅の除去工事に要する費用の一部を支援する制度を創設いたします。また、
ニュータウンなどの市街化区域における空き家の改修についても、費用の助成を行うなど利活用を幅広く支援することで、空き家の解消のみならず、転入促進にもつなげてまいります。
地方部における
人口減少は
公共交通にも大きな影響を与えています。利用者の減少に伴い収益が悪化し、減便や不採算路線からの撤退が進むなど、
公共交通を取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。本町においても、昨年、路線バスの杉生線について、事業者より撤退も含めた協議の申入れがございました。町内に存する
公共交通は、いずれも
地域生活に欠かせない移動手段であり、
社会経済活動の重要な資源でもあります。
一方、
交通事業者を取り巻く課題が深刻化する中、事業者の努力だけでは解決できない課題もあります。
公共交通機関を維持してくためには、行政と
交通事業者などとの緊密な連携はもとより、住民による積極的な利用も不可欠であることから、引き続き地域の皆様と一緒に持続可能な
公共交通の在り方について考えてまいります。
新年度より、「第七次
行政改革大綱」がスタートします。本町の
行財政運営については、
人口減少や急速な
少子高齢化の進行に伴う
社会保障費の増大、老朽化した公共施設を維持管理するための修繕費の増大など、厳しい局面を迎えることになります。一方で、社会や個人の暮らしを取り巻く環境の変化に伴い、
住民ニーズも多様化、高度化しており、そのような時代に即応した効果的、効率的な
行財政運営が重要であると考えております。限られた予算と人材で最大限の
政策効果を上げ、将来にわたり質の高い
行政サービスを提供していくために、「基金に頼らない
財政運営による
財政健全化」と「まちの魅力を高める投資」を政策の両輪として町政を進めていくことが、私に与えられたミッションであると考えております。
コロナ禍にあり、
社会経済情勢もまだまだ先行きが不透明と言わざるを得ない状況であります。そのような中、
まちづくりの主役である住民の皆様が安全で安心できる、活気ある毎日を送っていただけるよう、「ひと・まち・暮らしを元気に」をキャッチフレーズに、職員一丸となり
各種政策に着実に取り組んでまいります。
それでは、令和5年度の
新規事業を中心に、施策、事業について説明いたします。
社会教育については、
リバグレス猪名川の継続実施など、幅広い年齢層を対象とした多様な
学習機会の確保に努めてまいります。図書館については、
地域住民の生涯学習を支援するために、他市町の図書館などとも連携を図り、サービスの充実に努めてまいります。
文化財については、町内に点在する文化財、文化遺産の調査を実施し、貴重な史跡を国民共有の財産として保護に努めるとともに、
国史跡多田銀銅山の企画展を開催するなど、啓発に努めてまいります。
芸術・
文化活動については、猪名川町展やコンサート、
ファミリーイベントなどの
自主事業を実施し、芸術文化に親しむ機会と
場所づくりに努めてまいります。
観光については、豊かな
自然環境をはじめ、本町の有する様々な
観光資源を磨き上げていくことが重要でございます。そのため、住民や事業者、専門家、連携協定を締結している大学などの知見やアイデアを柔軟に取り入れ、
観光振興の強化を図ってまいります。
大野アルプスランドについては、豊かな自然の中にある
キャンプ場や天文台、山頂から見る美しい眺めなど、本町の貴重な
観光資源であります。昨年8月には
天文台周辺を芝生化し、寝転んで見上げる満天の星は一生の思い出になると喜びの声も届いており、これまで以上に多くの方に星に興味を持っていただけるよう取り組んでまいります。
広報いながわについては、本年1月に
全面リニューアルを行いました。住民と共につくり上げる広報紙を目指して新企画もスタートさせ、より身近で幅広い年齢層に親しまれる
広報紙づくりに取り組んでまいります。
シティプロモーションについては、
「#猪名川町を知ってもらおう大作戦」の
取り組みを引き続き実施してまいります。新年度は、広報動画「きらっと☆いながわ」に代わり、SNSによる
情報発信を強化し、見る人への訴求性と速報性をもって、広く本町の魅力発信を行い、新たな「
猪名川ファン」の獲得に努めてまいります。また、
移住対策に積極的に取り組む
まちづくり協議会などと連携を図り、
移住イベントでの
情報発信をはじめ
移住相談や現地案内を行うなど、
移住支援に取り組んでまいります。
さらに、地域の活力を維持・発展させるためには、地域に多様な形で関わる
人づくりが重要です。新年度には、新たに移住や
地域活性化に興味のある方と地域をつなぐポータルサイトを活用するなど、
関係人口の創出に努めてまいります。
行政デジタル化については、
健康保険証機能に続き、
マイナンバーカードに
運転免許証の統合が計画されており、
マイナンバーカードの重要性がさらに増しています。本町での
マイナンバーカードの普及を促進するため、新たに障がいのある方など、外出が困難な方の申請受付と
マイナンバーカードの交付を、自宅へ訪問することにより実施してまいります。
また、本年度に整備する
地理情報システムについては、新たにシステムと連動した
住民通報の仕組みを導入いたします。道路や公園などの不具合を見つけた際に、
スマートフォンなどで写真や
位置情報を投稿していただくことで、迅速で正確な状況を把握することができ、
住民サービスの向上と
住民参加による安全・安心な
まちづくりを進めてまいります。
参画と協働の
まちづくりについては、引き続き
地域活動団体登録制度を活用し、町内で活躍されている
住民団体間における
ネットワーク化を図ってまいります。また、これらの
地域活動団体が、
まちづくりに参画し協働いただけるよう、団体と連携し「
まちづくり大学」を開催するなど、多様な
学習機会を提供してまいります。
本年度に創設した「
住民提案型まちづくり事業補助金」は、団体が今までに培った先駆性、専門性、積極性などを
まちづくりに生かすことを目的として、3つの事業が実施されました。新年度には、この成果を受けて事業枠を拡充し、
住民団体が行う主体的な
まちづくり事業を応援することで、まちの活性化につなげてまいります。
さらに、第六次総合計画に掲げるまちの将来像「“つながり”と“挑戦” 幸せと笑顔あふれるまち 猪名川」を合い言葉に、多様なコミュニティが新たな価値や魅力を創出できるよう、
中間支援のための組織の育成も進めてまいります。
自治会や
まちづくり協議会については、
地域課題に積極的に取り組む活動に対して、引き続き支援を行い、活動しやすい
環境づくりを進めてまいります。
将来にわたって本町の行財政や
住民生活などに重大な影響を及ぼすと考えられる重要な案件に対し、その総意を議会や町の意思決定に反映させるプロセスは、
住民自治の推進に資するものであります。そのため、直接住民の意思を確認することができる常設型の
住民投票条例について、外部の有識者などによる
検討委員会を設置し、制定に向け取り組んでまいります。
人権については、インターネットを中心とした誹謗中傷や
部落差別をはじめとする様々な
人権課題の解決に向け、人権意識の向上をさらに図る必要があります。新年度は、新たな「
人権推進基本計画」の策定に取り組むとともに、引き続き人権教育・
啓発活動を積極的に推進してまいります。
部落差別解消条例については、
関係団体や有識者などによる
検討委員会において多様なご意見を伺いながら、引き続き制定に向けて取り組んでまいります。
また、
パートナーシップ宣誓制度を活用するなど、
性的マイノリティの方に対する
社会的理解の促進や、性の多様性を認め合い、誰もが自分らしく暮らせるような
共生社会の実現に努めてまいります。
国際交流については、オーストラリア・バララット市との
姉妹都市提携35周年を迎えます。訪問団の皆様をお迎えし、
姉妹都市提携35周年
記念協定書への調印などの
記念事業を開催し、友好関係をさらに深め、交流を継続してまいります。
子育て支援については、妊婦・
子育て家庭に寄り添い、
情報共有を図りながら必要な支援につなぐ
伴走型相談支援と
経済的支援を
子育て世代包括支援センターにおいて一体的に実施し、必要な支援が確実に妊婦・
子育て家庭に届くよう努めてまいります。
新年度には、私立認定こども園に対して、保育士の負担軽減を目的とした「保育支援者」を配置する費用の一部を補助する制度を創設し、働きやすい職場環境の整備や保育の体制強化を支援してまいります。また、送迎用バスを所有する園に対し、園児の置き去りを防止するため、ブザーやセンサーなどを設置する費用の補助を実施いたします。
猪名川保育園については、保育園業務システムを活用し、
子どもたちの様子や給食の献立、保護者へのお知らせなどを写真や動画で配信することで、保護者に安心していただける保育環境の提供に努めてまいります。また、アンケート機能の活用により、保護者のニーズを的確に捉えることで、保育内容の充実や改善につなげてまいります。さらに、保護者の負担軽減と衛生面に配慮するため、園において使用済紙おむつの処分を実施いたします。
児童虐待防止については、家庭児童相談員が悩みに寄り添い適切な支援を行うとともに、家庭児童相談支援システムを導入し、より一層関係機関との
情報共有を図り、適切かつ速やかな支援を進めてまいります。
昨今、全国的に問題となっているヤングケアラーについては、小学4年生から18歳までを対象にアンケート調査による実態把握を行い、適切な支援につなげてまいります。
学校教育については、「教育振興基本計画」を令和5年度、6年度の2カ年をかけて改定いたします。また、引き続き基本理念である「未来を描き 未来を拓く 猪名川の教育」に基づき、夢と志を持って予測困難な未来をたくましく生き抜く人間を育てるため、幼・小・中の縦の接続、関係機関などの横の連携による質の高い教育活動を推進してまいります。
そのため、教職員が授業をはじめとする質の高い学びの
環境づくりに力を注ぎ、生徒と向き合う時間を確保できるよう、まずは中学校において教育課程の見直し及び教職員の働き方改革の具体策である、「あい・ワクワクプラン」に取り組んでまいります。
学力向上については、「いなぼう学力アッププラン」に基づき、授業力向上のための教員研修などを実施し、児童生徒が自ら考え、自ら表現する力の向上を図るとともに、児童の読解力向上のための施策を講じてまいります。また、児童生徒1人1台のタブレット端末を効果的に活用して「わかる授業」を展開するため、本年度に引き続き、「学校ICT強化推進事業」として教員研修などを実施し、授業におけるICT機器の効果的な活用能力、指導力の向上を図ってまいります。
体づくりについては、体力アップサポーターを小学校・幼稚園に派遣し、体力向上を図るとともに、運動の楽しさを実感できる子どもの育成に取り組んでまいります。
いじめ問題への対応については、いじめの認知を積極的に行い、早期発見・早期対応を組織的に行うとともに、引き続き各学校で「いのちの授業」を実施してまいります。
不登校対策については、福祉的視点による支援を行うため、「チーム学校」の一員として、各学校・園にスクールソーシャルワーカーを派遣し、不登校が課題となっている中学校には、スクールサポーター(登校支援員)を派遣いたします。また、不登校生や校内の別室に登校する児童生徒の学びの保障のため、引き続き教室での授業をオンラインで視聴できるよう取り組んでまいります。さらに、教育支援センターに児童生徒理解スーパーバイザーを配置し、登校できない生徒を対象に、オンラインで直接つながり、学習支援を行う「アナザー・ストーリー(AS)」を開設するとともに、学力面や生活面において支援の必要な児童生徒に対し、教員やスクールアシスタントがよりきめ細やかな支援につなげるため、各校への専門的な助言を行ってまいります。
特別支援教育については、インクルーシブ教育システム構築の理念に基づき、障がいのある子ども一人ひとりの障がいの程度や特性、教育的ニーズに応じた指導や支援の充実を図り、合理的配慮の提供を行ってまいります。
グローバル化に対応した教育については、小学校の外国語の全ての授業において、引き続き外国語指導助手(ALT)を配置し、ネイティブの英語になれ親しむ機会を設けることで、英語でコミュニケーションを図ろうとする態度の育成に努めてまいります。また、幼稚園へも月1回の派遣を継続するとともに、町立小中学生を対象に、外国語指導助手(ALT)との交流を実施することで、英語学習や国際理解への興味・関心を高めてまいります。
中学校の部活動については、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保するため、部活動の地域移行に向けて、体制整備を進めてまいります。
町立幼稚園については、新年度から猪名川幼稚園と六瀬幼稚園の2園体制とし、新たに3歳児保育を開始いたします。また、一時預かり保育についても新たに3歳児も対象として実施し、多様なニーズに対応するとともに、これまで以上に
子育て支援に取り組むなど、魅力ある幼稚園教育を進めてまいります。
コミュニティ・スクールについては、新年度から新たに町立幼稚園にも導入し、学校・園と地域がパートナーとして学校・園運営に
取り組み、「地域と共にある学校」への転換を進めてまいります。
学校営繕については、学校施設の長寿命化計画に基づき、猪名川小学校の内装工事や松尾台小学校の外壁などの改修工事、白金小学校と猪名川中学校の多目的ホール吊天井落下対策工事などを実施し、教育環境の整備に努めてまいります。
学校給食については、児童生徒が生涯にわたり健康な生活を送るのに不可欠な栄養バランスの取れた食事のモデルとなるよう、献立作成に取り組んでまいります。
青少年健全育成については、全国的にインターネットを利用した事件に巻き込まれる事案が発生していることから、有害な情報から
子どもたちを守るよう取り組んでまいります。また、青少年の非行防止及び問題行動の早期の発見のため、青少年指導員などによるパトロールや「こどもをまもる110番のおうち」を推進してまいります。
スポーツの振興については、誰もが生涯を通じてスポーツに親しめる
環境づくりを進めるとともに、スポーツ活動を通じてコミュニティの醸成につながるよう努めてまいります。
地域福祉については、障がいのある人や高齢者が住みやすい
まちづくりの実現に向けて、自治会や民生委員・児童委員、福祉委員をはじめ
関係団体との連携を図り、支援を行ってまいります。
高齢者支援については、いきいきと暮らせる健康長寿の
まちづくりを進めるため、「高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」を策定いたします。また、今後も増加する高齢者を取り巻く様々な
地域課題に対応するため、高齢者の総合相談窓口として設置している地域包括支援センターを新たに1カ所開設し、体制強化に努めてまいります。さらに、後期高齢者を対象に、保健事業と介護予防事業を一体的に取り組むことで、疾病予防や生活機能の改善を図り、健康寿命の延伸を目指す「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業」への
取り組みを新たに進めてまいります。
外出支援については、ハニカグランドパス購入
助成事業について、適時必要な検証・見直しを行いながら、高齢者の社会参加の促進に努めてまいります。
敬老会については、
新型コロナウイルス感染症の影響により、開催を見送らざるを得ない状況が続いていることから、新年度においても開催を見送ることとし、今後の事業の在り方について検討を行ってまいります。
社会福祉会館及び総合福祉センターについては、開館から相当の年数がたつことから、両施設の今後の在り方について、施設利用者や
関係団体などとの意見交換を行いながら、必要な検討を進めてまいります。
障がい者(児)支援については、障がいのある人やその家族の多様なニーズに対応できるよう、相談支援事業所を新たに1カ所開設するとともに、障がい者(児)相談支援センターの基盤強化を図り、必要な障害福祉サービスの充実に努めてまいります。また、ろう者を含む聴覚に障がいがある人の情報保障に努めるとともに、手話が言語であるとの認識に基づき、手話を使って安心して暮らすことができる
まちづくりに取り組んでまいります。
健康づくりについては、特定健診や各種がん検診などの受診勧奨に努めるとともに、健診結果に基づく特定保健指導などの実施率のさらなる向上を目指してまいります。また、健康教室の開催などによる健康増進指導やフォロー体制の充実を図ってまいります。
健康寿命の延伸には、口から栄養を摂取することによる体力維持が重要であることから、口腔機能低下によるフレイルの予防を図るため、引き続き無料成人歯科健診を実施し、生涯を通じた口腔衛生の保持に努めてまいります。
「いながわ100万歩チャレンジ事業」については、スポーツセンター指定管理者と連携を強化する中で、より多くの方に参加いただける
取り組みを展開し、運動習慣の獲得を進めてまいります。
夜間・休日診療体制については、歯科及び眼科、耳鼻科の休日診療に加え、小児科では、夜間・休日の急病診療を広域連携により、引き続き実施してまいります。また、内科診療については、新年度より市立川西病院跡地で開院される川西リハビリテーション病院において、川西市医師会等の協力のもと、休日診療体制の確保に努めてまいります。
さらに、病気やけが、育児、介護の不安などについても、医師、看護師などの医療専門職が24時間365日、無料で電話相談に応じる「いながわ健康・医療相談ほっとライン24」を引き続き実施してまいります。
町北部地域の医療の維持、体制については、杉生診療所における患者数の減少などにより、施設の運営や医療スタッフの確保が厳しい状況にあります。本町といたしましては、診療所の運営に関する支援を行うことで、北部地域の医療体制の維持、確保に努めてまいります。
また、今後の北部地域における医療体制の在り方については、
地域住民をはじめ、兵庫県や川西市医師会などの参画のもと、「(仮称)町北部地域医療のあり方検討会」を立ち上げ、持続可能な医療体制の構築について検討してまいります。
国民健康保険事業については、兵庫県と協力して、引き続き
財政運営の安定化に取り組んでまいります。また、令和12年度に県内市町の保険料率が原則統一されることから、急激な保険料の引上げとならないよう、新年度より段階的に保険税率の適正化を図ってまいります。
ごみ出しやごみ当番への負担軽減策については、モデル地区における住民との意見交換を行う中で、ごみを集積するコンテナなどを所定の場所に出し入れする「ごみ当番」に対して負担を感じておられることが明らかになりました。そのため、今後はこれまでとは異なるごみ出しの方法について実証実験を拡大し、引き続き実現可能な負担軽減策の検討を進めてまいります。
住環境については、空き家の利活用が進むよう、昨年12月に連携協定を締結しました一般社団法人全国古民家再生協会兵庫第一支部とも連携を図り、活用可能な古民家の再生及び流通の促進に取り組んでまいります。また、本年度より全国版空き家バンクを活用しており、引き続き空き家バンクへの登録、利用啓発を推進してまいります。
町道については、「町道整備計画」及び「舗装修繕計画」を改定し、安全・安心な道路インフラの維持と維持管理コストの縮減の両立に努めてまいります。また、街路樹については、本年度策定の「街路樹管理計画」に基づき、地域との意見交換を行いながら、適正管理を計画的に進めてまいります。
橋梁については、安全性の確保とコスト縮減を図るため、「橋りょう長寿命化修繕計画」に基づき、緊急性などを考慮しながら計画的な修繕に努めてまいります。
公園については、誰もが安心して利用できるよう、専門家による公園遊具の点検や、職員による定期的な巡回を実施するなど、遊具の適正管理を行ってまいります。
ふれあい公園(総合公園)については、新年度よりキッチンカーの出店を可能とし、公園利用者の利便性向上とまちの
にぎわい創出に努めてまいります。また、公募設置管理制度(Park-PFI)の導入の可能性を調査研究するため、サウンディング型市場調査を実施し、今後の管理の在り方を検討してまいります。
上水道事業については、引き続き北部地域の老朽化した施設の更新に伴う統廃合により、耐震化と維持費の軽減を図り、安全で安定した飲料水の供給を確保してまいります。また、水道事業の将来像とその実現方策の枠組みを示す「水道事業マスタープラン」を見直し、新たな基本計画を策定してまいります。
下水道事業については、老朽化した汚水管路などの更新計画の策定やマンホールポンプの点検、更新などを実施し、下水道施設の長寿命化を図ってまいります。
近年の上下水道事業を取り巻く状況は、物価や燃料価格の高騰に伴う維持管理費の増加、
人口減少による収益の悪化や施設の老朽化など課題は多岐にわたり、経営環境はますます厳しくなってきております。このことから、経営の効率化の努力を重ねつつ、収支の不均衡を改善し、事業経営の健全化を図るため、上下水道料金の改定に着手いたします。
農業については、高齢化・後継者不足による農業者の減少や、耕作放棄地の拡大が懸念されます。こうした農業の現状と課題、集落の将来の在り方、目標などの方針を示した「人・農地プラン地域計画」を新年度より農会ごとに順次策定し、農地の集約化、集積化に努めるとともに、農業者の確保・育成を図り、集落において必要とされる支援策を講じてまいります。また、世界的な燃料費や原材料費などの価格上昇による肥料価格の高騰により、農業者を取り巻く環境は依然厳しい状況にあることから、引き続き経営所得安定対策などの支援を実施してまいります。
米の生産支援については、品質向上と病虫害防止を図ることを目的に、無人ヘリコプター及びドローンによる水稲の共同防除を行う農会に対し、経費の一部を助成する水稲損害防止事業を実施してまいります。
里山については、森林所有者の高齢化などによる担い手不足により、荒廃化が進行しています。新年度には新たな里山再生の方向性を示すとともに、森林環境譲与税を活用した本町にふさわしく効果的な事業を展開するため、「里山再生基本構想」を改定いたします。里山環境の保全に向けては、薪やシイタケ原木の買取り、竹林伐採整備、まきストーブの購入助成などに引き続き取り組んでまいります。
企業の進出は地域経済の活性化に欠かすことができないものであります。新名神高速道路の開通を機に、本町への事業進出の相談も増加傾向となっており、これまで以上に積極的に企業誘致を進め、新たな雇用機会の創出に努めてまいります。また、小規模事業者の成長や持続的発展を促すため、町商工会と連携し、きめ細やかな事業者支援に
取り組み、地域経済の活性化につなげてまいります。
起業・創業支援については、事業者の新たなビジネスチャンスとまちの活性化につなげるため、コワーキングスペースの設置に向けたセミナーを開催するとともに、設置事業者へ補助を行い、誘致を促進してまいります。
いわゆる就職氷河期世代の方への支援として、就労支援
関係団体と連携し、就労支援セミナーや個別相談会を実施し、就労に向けたサポートを行ってまいります。
道の駅いながわについては、竣工より約20年が経過した施設が多く、老朽化が顕著であり、なかでも、当初、自然歩道利用者のために設置されたトイレ棟について様々な課題があります。そのため、トイレを利用する全ての方に快適に利用いただけるよう改善を図ってまいります。また、南田原地区の町有地の利活用については、議会の皆様と議論を重ねながら検討を続けてまいります。
防災については、地域の防災力を高めるため、町、住民、自主防災組織、事業者などの責務や役割を具体的に規定した「防災・
減災条例」を新たに施行いたします。自助・共助・公助それぞれの役割などについて広く周知啓発し、安全・安心の
まちづくりを住民と共に推進してまいります。
新年度は、「防災・
減災条例」の施行に伴い、住民を対象とした防災講演会を開催し、防災意識の涵養に努めてまいります。また、産業拠点地区を活用した防災対策を推進するため、町、消防、警察、自衛隊等の防災関係機関と企業の連携強化を目的とした実働訓練を実施いたします。
避難行動要支援者支援制度の
取り組みについては、地域支援団体の設立とともに、個別支援計画の策定を引き続き支援してまいります。土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンの指定を受けた地域の安全対策工事については、治山事業として旭ヶ丘地区及び杤原地区を、急傾斜地崩壊対策事業として、鎌倉地区などにおいて対策工事が進むよう、兵庫県と調整を行ってまいります。
ため池については、大規模地震や集中豪雨による堤体の決壊など、下流域への被災が懸念されていることから、引き続き計画的にため池廃止事業及び点検、改修を進め、災害の未然防止に努めてまいります。
住宅の耐震化については、引き続き所有者の負担なしで簡易耐震診断を実施するとともに、住宅耐震化緊急促進アクションプログラムに基づき、災害に強い
まちづくりを推進してまいります。
消防体制については、2市1町の連携を強化するとともに、消防活動の維持、向上のため、救助工作車を更新いたします。
救急体制については、救急アドバイザーによる応急手当の普及啓発を促進し、救命率の向上に取り組んでまいります。
公共交通については、
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、路線バス事業者に対し、電気バス充電設備導入補助金により、充電器の設置などの
環境整備を進めています。新年度には、町内の営業路線において早期に電気バスの運行が開始されるよう、事業者と共に取り組んでまいります。導入を目指す電気バスは、災害時には蓄電池としての利用も期待されるなど、持続可能な社会の実現に向けた
取り組みとして進めてまいります。
まちづくりの指針となる第六次総合計画がスタートして4年目を迎え、後期基本計画の策定時期を迎えます。そのため、新年度から2カ年をかけ前期基本計画の検証を行うとともに、住民意見を取り入れながら策定を進めてまいります。
行政運営については、新年度より定年年齢が段階的に60歳から65歳に引き上げられることから、定員管理による職員の適正な配置に努めるとともに、会計年度任用職員制度や任期付職員制度などによる多様な職員の任用などにより、安定した
行政サービスの提供及び維持に努めてまいります。
また、働き方改革を進めるため、オンライン会議や在宅勤務などを積極的に活用し、労働時間のさらなる抑制を図り、職員の心身の健康維持、誰もが働きやすい職場環境の実現に努めてまいります。
ますます多様化、高度化する
住民ニーズに対応するためには、職員一人ひとりが本町における課題に向き合い、速やかに解決する能力が求められます。そのため、専門的な知識や解決策を学ぶための研修を取り入れるなど、職員研修の強化、充実を図ってまいります。
町税については、適正な課税、徴税を行い、税収の確保を図ってまいります。また、eLTAXを通じた電子納付の環境が拡充されたことから、多くの皆様に利用していただけるよう周知するとともに、利便性の向上に努めてまいります。
地籍調査については、令和4年度で現地調査は完了となり、新年度は未完了地区の登記完了に向け取り組むとともに、登記完了後は固定資産税算出の基礎資料などに活用してまいります。
現在、未利用地となっている普通財産については、積極的に貸付や売却を検討するなど有効活用を図るとともに、旧六瀬中学校などの利活用に向けては、その
取り組みを加速してまいります。
今後の町財政については、新年度からスタートする第七次
行政改革大綱に基づく徹底した事務事業の効率化、財政の健全化に取り組んでまいります。その一方で、まちの魅力を高める投資との両立を図る必要もあることから、「魅力ある
まちづくりの実現に向けた持続可能な
行財政運営」を着実に実行してまいります。
以上、述べました基本方針を基に編成いたしました新年度予算は、一般会計111億8,500万円、特別会計65億7,512万4,000円、企業会計29億827万5,000円、総額206億6,839万9,000円であります。これら予算の執行にあたりましては、より一層の
住民福祉の向上とまちの発展に向け真摯に町政に
取り組み、住民の皆様の負託に応えてまいります。
議員各位並びに住民の皆様のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げますとともに、新年度
予算案並びに関連諸議案にご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君)
町長施政方針の説明は終わりました。
町長施政方針に対する代表質問は3月1日に行いますので、ご了承願います。
ただいまから11時10分まで休憩します。
午前10時58分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(
中島孝雄君) 休憩を閉じ、会議を再開します。
────────────────
◎日程第4 承認第1号
○議長(
中島孝雄君) 日程第4 承認第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
専決処分に対する説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) それでは、議事を進めるにあたり、新型コロナウイルス
感染拡大防止の観点より、説明は簡潔明瞭に行い時間短縮に努めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
ただいま議題となりました承認第1号の専決処分の承認を求めることについてご説明を申し上げます。
これは、
地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し、議会の承認を求めるものでございます。
承認第1号の専決処分ですが、これは、令和4年度猪名川町
一般会計補正予算として歳入歳出にそれぞれ1,023万1,000円を追加して、予算の総額を歳入歳出それぞれ120億5,217万6,000円とするものでございます。
詳細につきましては、
企画総務部長に説明をさせますので、よろしくご審議をいただき、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君)
企画総務部長。
○
企画総務部長(森 昌弘君) それでは、承認第1号 専決処分の承認を求めることについて、背景も含め説明をさせていただきます。
核家族化が進み、地域とのつながりも希薄となる中で、孤立感や不安感を抱く妊婦、
子育て家庭が安心して出産、子育てができるよう、妊娠期から出産、子育てまで一貫した
伴走型相談支援の充実と
経済的支援を一体とした事業について国が支援する制度が令和4年度、国の第2次
補正予算において創設されました。本町におきましても、国の交付金制度に沿った出産・子育て応援事業を迅速に進めていく必要があり、本専決予算では令和4年4月1日から令和5年3月31日までに出産された方及び出産予定の方を対象に、早急に出産・子育て応援給付金を支給するため、
一般会計補正予算(第7号)を編成し、令和5年1月11日に専決処分したことについてご承認をいただくものでございます。
それでは、令和4年度
一般会計補正予算(第7号)についてご説明をさせていただきます。
補正予算書の1ページをお願いいたします。歳入歳出予算の補正額と補正後の総額につきましては、先ほど町長が説明したとおりでございます。
続きまして、歳入歳出予算の内容について、事項別明細書により説明をさせていただきます。
14、15ページをお願いいたします。歳入でございます。15款2項3目衛生費国庫補助金、補正額735万6,000円は、説明欄、妊娠出産
子育て支援交付金で、本事業に係る費用に対する国の負担分3分の2及び所要のシステム改修費に対する10分の10が措置されるものでございます。
その下、16款2項3目衛生費県補助金、補正額143万7,000円は、説明欄、妊娠出産
子育て支援交付金で、本事業に係る費用に対する県負担分6分の1が措置されるものでございます。
最下段、20款1項1目繰越金、補正額143万8,000円は、本事業実施に係る費用について、町負担分6分の1を繰越金で賄うものでございます。
続きまして、16、17ページをお願いいたします。歳出でございます。4款衛生費、1項4目母子保健指導費、補正額1,023万1,000円は、説明欄、出産子育て応援事業費で、給付金及び給付金支給に係る事務費を予算化しております。
内訳の主なものといたしまして、説明欄12節委託料160万6,000円は、当該給付金の支給に必要なシステム改修費を予算化しております。19節扶助費860万円は、本給付金の給付が、令和4年度中に妊娠した住民について妊婦1人当たり5万円と、出生する子ども1人当たり5万円の計10万円となっていること、また、年度内の子どもの出生数を86人と見込み算出しているものでございます。
以上が専決の
補正予算(第7号)の説明でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(
中島孝雄君) 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
池上君。
○13番(池上哲男君) ただいまちょっと説明で、見込みっていう、86人とおっしゃってましたね。見込み、この金額で見込み切るのか、見込み人数で切るのか、その辺、超えたらどうするんか、その辺どうなんでしょうか。
○議長(
中島孝雄君) 生活部長。
○生活部長(和泉輝夫君) ただいま池上議員のほうからご質問をいただきました見込み人数86名で見込んだ中での、今回、子育て応援給付金につきましては860万円と見立ててございます。この考え方、内訳でございますが、まず、今回の制度につきましては、12月にこういった国として決定を一定なされました。対象になりますお子様につきましては、令和4年4月1日に遡及して、要は4月1日以降ご出産なされたお子様に対しても同様に支給をするということでございますので、今回、専決予算を算定させていただくにあたりまして、昨年の12月20日頃までに既にお生まれになられた方、こちらは、ですから町内での実績になります。実数といたしまして54人のお子様が誕生なされておりますので、こういったお子さんに対しての、1つは給付を算定をさせていただきました。あと、この後、12月の下旬から、対象期間といたしましては年度末までということですので、本年の3月末までにお生まれになられるであろうといったお子さんについて、これまでの実績等から見込みまして、トータル86人というようなことで、純粋に今後生まれるであろうお子さんについては32人見込んでございますので、合計86名ということで、それぞれ出産届であったり、出産後にそれぞれ5万円ずつ応援給付金としてお渡しをするということで、トータルお1人当たり10万円ということで、86名の見込みに対しての10万円掛けるというようなことでの給付額として見込んでございます。
先ほど、超えた場合はというようなことでございましたが、この見込みのところで、大変恐縮ではございますが、少し余力を持たせていただいておりますので、我々といたしましては、予算に不足が生じるといったことでは今のところないのではないかなというような形で考えてございます。以上でございます。
○議長(
中島孝雄君) ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
これより承認第1号の討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは討論は終結します。
これより承認第1号を採決します。
お諮りします。
本件は、承認することにご異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、承認第1号 専決処分の承認を求めることについては、承認することに決しました。
────────────────
◎日程第5 議案第1号
○議長(
中島孝雄君) 日程第5 議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) ただいま議題となりました議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任についての提案理由をご説明申し上げます。
これは、
固定資産評価審査委員会委員でございます紺家儀二氏が、令和5年3月31日をもって任期満了となるため、地方税法第423条第3項の規定により、新たに栁谷勝則氏を選任することに同意を求めるものでございます。
参考資料として、経歴等を添付いたしておりますので、ご詳覧をいただき、ご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは討論は終結します。
これより議案第1号を採決します。
お諮りします。
本案は、これに同意することにご異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第1号
固定資産評価審査委員会委員の選任については、同意することに決しました。
────────────────
◎日程第6 議案第2号~議案第8号
○議長(
中島孝雄君) 日程第6 議案第2号 令和5年度猪名川町
一般会計予算、議案第3号 令和5年度猪名川町
国民健康保険特別会計予算、議案第4号 令和5年度猪名川町
介護保険特別会計予算、議案第5号 令和5年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計予算、議案第6号 令和5年度猪名川町
奨学金特別会計予算、議案第7号 令和5年度猪名川町
水道事業会計予算、議案第8号 令和5年度猪名川町
下水道事業会計予算、以上7議案を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) ただいま議題となりました7議案のうち5議案につきまして、順次提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第2号 令和5年度猪名川町
一般会計予算についてご説明を申し上げます。
総額は、歳入歳出それぞれ111億8,500万円で、前年度と比較し0.8%の微増、額にして8,700万円の増額となっています。
主には、歳入では、町税として産業拠点地区における固定資産税や法人町民税の税収増を見込んでいますが、地方交付税として、町税及び各種交付金の増加や前年度の法人町民税収入に係る基準財政収入額の精算措置により減少を見込んでいます。国庫支出金では、前年度に新型コロナウイルス
ワクチン接種や橋梁長寿命化の実施に対する国庫補助を計上していたことから減少いたしました。
歳出では、
新規事業や事業内容の拡充、施設修繕などにより今年度予算額は増額となっております。そのほか、主な施策や事業、財政状況などについては、別途提出をいたしました予算の概要に記載しておりますのでご詳覧をいただきたいと存じます。
続きまして、議案第3号 令和5年度猪名川町
国民健康保険特別会計予算についてご説明を申し上げます。
総額は、歳入歳出それぞれ30億3,600万4,000円で、前年度と比較して9.3%の減、額にして3億1,269万円の減額となっています。
主には、前年度と比較して、歳入では国民健康保険税で増額しておりますが、県支出金では2億9,529万2,000円の減額となっており、歳出では総務費、保険給付費、国民健康保険事業費納付金、保健事業費などで減額となっています。
続きまして、議案第4号 令和5年度猪名川町
介護保険特別会計予算についてご説明を申し上げます。
総額は、歳入歳出それぞれ25億5,338万2,000円で、前年度と比較して2.7%の増、額にして6,657万4,000円の増額となっています。
主には、前年度と比較して、歳入では介護保険料で1,102万1,000円、支払い基金交付金で1,834万4,000円、県支出金で839万6,000円増額となっており、歳出では保険給付費で6,304万1,000円の増額となっています。
続きまして、議案第5号 令和5年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計予算についてご説明を申し上げます。
総額は、歳入歳出それぞれ9億5,817万1,000円で、前年度と比較して4.7%の増、額にして4,344万6,000円の増額となっています。
主には、前年度と比較して、歳入では後期高齢者医療保険料で2,847万2,000円、繰入金で1,497万4,000円の増額となっており、歳出では後期高齢者医療広域連合納付金が4,452万1,000円の増額となっております。
続きまして、議案第6号 令和5年度猪名川町
奨学金特別会計予算についてご説明を申し上げます。
総額は、歳入歳出それぞれ2,756万7,000円で、前年度と比較して4.6%の増、額にして1,200万円の増額となっています。
次の議案第7号及び議案第8号につきましては、
まちづくり部長に説明をさせますので、ご審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(真田保典君) 議案第7号 令和5年度猪名川町
水道事業会計予算についてご説明申し上げます。
予算書の3ページをお開きいただきたいと思います。第2条、業務につきましては、給水戸数1万2,308戸、年間配水量309万2,862立方メートルを予定してございます。第3条の水道事業の経営活動により発生する収益的収支予算、収入総額6億9,285万1,000円、支出総額8億9,744万3,000円、第4条の施設の整備拡充を図る資本的収支予算といたしまして4ページをお開きください。収入総額2億5,680万8,000円、支出総額2億5,707万1,000円、第5条、継続費では、北部施設の統廃合関連で新設送水ポンプ場建設工事といたしまして、令和5年から6年度までの期間に総額1億5,000万円を計上しております。
続きまして、議案第8号 先ほど5年度猪名川町
下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。
予算書59ページをお開きください。第2条の業務につきましては、水洗化人口2万8,377人、年間排水量306万2,343立方メートルを予定してございます。第3条、下水道事業の経営活動により発生する収益的収支予算、収入総額11億2,756万3,000円、支出総額12億5,445万7,000円を見込んでございます。第4条、施設の整備拡充を図る資本的収支予算といたしまして60ページをお開きください。収入総額3億6,935万2,000円、支出総額4億9,930万4,000円を計上してございます。
以上、議案第7号、議案第8号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 町長。
○町長(
岡本信司君) 先ほど、議案第6号 令和5年度猪名川町
奨学金特別会計予算についての説明におきまして、増額部分の読み間違いがございましたので、改めまして修正してご説明させていただきます。
議案第6号 令和5年度猪名川町
奨学金特別会計予算についての説明でございますが、総額は歳入歳出それぞれ2,756万7,000円で、前年度と比較して4.6%の増、額にしまして1,200万円の増額と説明させていただきましたが、120万円の増額の誤りでございましたので修正いたします。おわび申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、以上7議案は、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託したいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第2号、議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、以上7議案は、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託することに決しました。
────────────────
◎日程第7 議案第15号~議案第18号、議案第21号
○議長(
中島孝雄君) 日程第7 議案第15号 猪名川町
個人情報の保護に関する
法律施行条例の制定について、議案第16号 猪名川町
情報公開・
個人情報保護審査会条例の制定について、議案第17号 猪名川町
住民投票条例検討委員会設置条例の制定について、議案第18号 猪名川町防災・
減災条例の制定について、議案第21号 猪名川町
都市公園条例の一部改正について、以上5議案を一括して議題とします。
町長。
○町長(
岡本信司君) ただいま議題となりました5議案につきまして、順次提案理由のご説明を申し上げます。
まず、議案第15号 猪名川町
個人情報の保護に関する
法律施行条例の制定についてご説明を申し上げます。
これは、
個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、同法の施行に関し必要な事項を定めるため、本条例を制定するものでございます。
続きまして、議案第16号 猪名川町
情報公開・
個人情報保護審査会条例の制定についてご説明申し上げます。
これは、
個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、猪名川町
情報公開審査会、猪名川町
個人情報保護審査会及び猪名川町
個人情報保護審議会を統合し、新たに猪名川町
情報公開・
個人情報保護審査会を設置するため、本条例を制定するものでございます。
続きまして、議案第17号 猪名川町
住民投票条例検討委員会設置条例の制定についてご説明を申し上げます。
これは、住民投票が行えるよう、実施に必要な事項を定める条例について検討するため、本条例を制定するものでございます。
続きまして、議案第18号 猪名川町防災・
減災条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。
これは、町が主体となって、町民等、自主防災組織、事業者及び防災関係機関の協力を得ながら、共に力を合わせて、防災・減災に強い地域づくりを進め、町民等の生命、身体及び財産を守るため、本条例を制定するものでございます。
続きまして、議案第21号 猪名川町
都市公園条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
これは、本町の都市公園内での自走式移動販売車による出店の許可に伴う公園使用料を新たに定め、飲食物の販売を可能とすることにより、新たな
にぎわい創出及び公園利用者の利便性の向上を図るため、本条例の一部を改正するものでございます。
以上、ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第21号、以上5議案は、総務建設常任委員会に審査を付託したいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第18号、議案第21号、以上5議案は、総務建設常任委員会に審査を付託することに決しました。
────────────────
◎日程第8 議案第19号、議案第20号
○議長(
中島孝雄君) 日程第8 議案第19号 猪名川町
国民健康保険条例の一部改正について、議案第20号 猪名川町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、以上2議案を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) ただいま議題となりました議案第19号、第20号の2議案につきまして、順次提案理由をご説明申し上げます。
まず、議案第19号 猪名川町
国民健康保険条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
これは、健康保険法施行令の一部改正に伴い、出産育児一時金の支給額を変更するため、本条例の一部を改正するものでございます。
続きまして、議案第20号 猪名川町
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由のご説明を申し上げます。
これは、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要があるため、本条例の一部を改正するものでございます。
以上、ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
お諮りします。
ただいま議題となっております議案第19号、議案第20号、以上2議案は、生活文教常任委員会に審査を付託したいと思います。
これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第19号、議案第20号、以上2議案は、生活文教常任委員会に審査を付託することに決しました。
────────────────
◎日程第9 議案第9号~議案第14号
○議長(
中島孝雄君) 日程第9 議案第9号 令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第8号)、議案第10号 令和4年度猪名川町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第11号 令和4年度猪名川町
介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第12号 令和4年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)、議案第13号 令和4年度猪名川町
水道事業会計補正予算(第1号)、議案第14号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第2号)、以上6議案を一括して議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(
岡本信司君) ただいま議題となりました議案第9号から第14号までの6議案につきまして、順次ご説明を申し上げます。
まず、議案第9号 令和4年度猪名川町
一般会計補正予算(第8号)についてご説明を申し上げます。
歳入歳出にそれぞれ1億3,419万5,000円を追加し、総額を歳入歳出121億8,637万1,000円とするものでございます。歳入の主なものといたしまして、町税、地方消費税交付金、財産収入、寄附金などの増額。歳出の主な増額としましては、財政調整基金への積立てなど総務費の総務管理費で1億9,494万7,000円、衛生費の保健衛生費で5,415万5,000円、諸支出金の
まちづくり基金への積立金2,316万8,000円となっています。そのほか、事業執行に係る入札残などの決算見込額を予算調整、減額するものでございます。
続きまして、議案第10号 令和4年度猪名川町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
歳入歳出にそれぞれ4,932万3,000円を追加し、総額を歳入歳出33億9,801万7,000円とするものでございます。歳入の主なものといたしまして、県支出金、繰越金などの増額。歳出の主な増額といたしましては、諸支出金の償還金2,686万円、財政調整基金費2,215万6,000円となっております。
続きまして、議案第11号 令和4年度猪名川町
介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第12号 令和4年度猪名川町
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、いずれも主に決算見込額を調整するものとなっております。
次の議案、第13号及び第14号につきましては、
まちづくり部長に説明をさせますので、ご審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君)
まちづくり部長。
○
まちづくり部長(真田保典君) 議案第13号 令和4年度猪名川町
水道事業会計補正予算(第1号)について、提案理由の説明を申し上げます。
議案書1ページをお開きください。第2条で、令和4年度
水道事業会計予算第3条の収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。収入では、第1款水道事業収益で3,260万8,000円の増額で、新型コロナ感染症対策交付金の活用により減免を行ったことにより、第1項営業収益で利用者からの料金徴収をする給水収益で減額、営業外収益で相当分を補填することなどで増額をするものでございます。支出では、第1款第1項営業費用で、浄水場や各地の給排水施設の動力費に不足が生じるため180万円増額するものでございます。
次に、第3条では、
水道事業会計予算第4条の資本的収入及び支出において、本文括弧書中の過年度分損益勘定留保資金等で補填する金額100万1,000円を744万円に改めるものでございます。主には、収入で第1款資本的収入で384万8,000円を減額するもので、第2項国庫補助金では、工事費等による入札執行による確定額から643万9,000円を減額、第3項原水負担金では、グランピング施設の原水負担金により259万1,000円の増額をするものでございます。支出では、第1款第3項投資により、グランピング施設の原水負担金259万1,000円を基金に積むものでございます。第4条では、
コロナ禍における原油価格、物価高騰の影響を踏まえた水道料金減免のため、一般会計から補助を受ける金額は1億1,796万8,000円と明記するものでございます。
続きまして、議案第14号 令和4年度猪名川町
下水道事業会計補正予算(第2号)について、提案理由の説明を申し上げます。
1ページをお開きください。第2条では、令和4年度
下水道事業会計予算第4条の資本的収入及び支出において、本文括弧書き中の過年度分損益勘定留保資金等で補填する金額8,798万6,000円を8,822万6,000円に改めるものでございます。主には資本的収入で1,610万円を減額するもので、企業債を活用する流域下水道事業の施設老朽化の更新や施設の増設など、事業内容の随時見直しに伴い事業実施した結果、今年度の町の負担額が減少したものでございます。資本的支出では、建設改良費で事業見直しに伴う猪名川流域下水道事業負担金の減額と、人事異動による給与額の増額分を相殺して1,586万円を減額するものでございます。
次に、第3条では、職員給与費を外書きしているもので、総額を3,093万2,000円から3,164万9,000円に改めるものでございます。さきに申しました人事異動による給与額等の増額分を再掲したものでございます。
以上、猪名川町
下水道事業会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
中島孝雄君) 提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) それでは質疑は終結します。
お諮りします。
ただいま議題となっています議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第14号、以上6議案は、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託したいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第14号、以上6議案は、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託することに決しました。
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○議長(
中島孝雄君) 以上で本日の日程は全て終了しました。
お諮りします。
明22日から2月28日の間は議事の都合により休会としたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島孝雄君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
次の本会議は、3月1日午前10時から再開します。
本日はこれをもって散会します。
午前11時51分 散会...