たつの市議会 2020-12-18
令和 2年第6回たつの市議会定例会(第3日12月18日)
令和 2年第6回たつの市議会定例会(第3日12月18日) 令和2年第6回たつの
市議会定例会議事日程(第3日)
令和2年12月18日(金)午前10時開議
1 開議宣告
日程第1 一般質問
発言順位及び発言者
@ 3番 堀 讓 議員
A 22番 横 田 勉 議員
B 11番 和 田 美 奈 議員
2 休会議決(日程通告)
3 散会宣告
会議に出席した議員
1番 楠 明 廣 2番 船 引 宗 俊
3番 堀 讓 4番 宗 實 雅 典
5番 肥 塚 康 子 6番 木 南 裕 樹
7番 柏 原 要 8番 野 本 利 明
9番 松 本 良 三 10番 赤 木 和 雄
11番 和 田 美 奈 12番 高 岸 博 之
13番 松 下 信一郎 14番 内 匠 勇 人
15番 柳 生 陽 一 16番 桑 野 元 澄
17番 三 木 浩 一 18番 永 富 靖
19番 角 田 勝 20番 名 村 嘉 洋
21番 畑 山 剛 一 22番 横 田 勉
会議に欠席した議員
な し
議事に関係した議会事務局職員
議会事務局長 西 田 豊 和
副局長 堀 謙一郎
主幹 河 原 直 也
主幹 岸 井 嘉 子
主査 中 川 英 子
地方自治法第121条の規定による出席者
市長 山 本 実
副市長 井 上 彰 悟
総務部長 佐 用 永 喜
企画財政部長 田 中 徳 光
市民生活部長 森 下 美 佳
健康福祉部長兼福祉事務所長 冨 井 静 也
産業部長 西 川 廣
都市建設部長 梶 本 秀 人
都市政策部長 野 本 浩 二
上下水道部長 森 本 康 路
新宮総合支所長 村 上 秀 樹
揖保川総合支所長 野 勢 孝 幸
御津総合支所長 沖 田 基 幸
会計管理者 菅 原 昌 則
総務部参事兼総務課長 石 井 和 也
総務部参事兼危機管理課長 内 田 裕 康
総務部参事兼納税課長 和 田 利 惠
総務部参事兼市税課長 小 松 精 二
企画財政部参事兼企画課長 家 氏 孝 幸
健康福祉部参事兼児童福祉課長 東 元 千代子
健康福祉部参事兼健康課長 中 岡 久美子
産業部参事兼商工振興課長 安 積 徹
都市建設部参事兼建設課長 野 村 順 一
都市政策部参事兼都市計画課長 菅 野 博 人
情報推進課長 福 井 悟
広報秘書課長 近 藤 伸 也
財政課長 神 尾 尚 武
契約課長 古 本 寛
工事検査員 土 井 輝 秀
市民課長 森 川 智 司
国保医療年金課長 平 岡 千加子
環境課長 石 原 重 雄
人権推進課長 加 藤 真 司
地域福祉課長 熊 谷 友 宏
高年福祉課長 久保田 英 喜
地域包括支援課長 貞 清 孝 之
農林水産課長 藪 元 崇 亘
農地整備課長 井 口 秀 稔
観光振興課長 横 田 政 人
用地課長 西 田 伸一郎
まちづくり推進課長 大 野 泰 弘
建築課長 岸 本 省 己
上水道課長 坪 内 利 博
下水道課長 小 林 雄 二
前処理場対策課長 小 谷 英 樹
会計課長 吉 田 政 弘
教育長 横 山 一 郎
教育管理部長 冨 井 俊 則
教育事業部長 山 根 洋 二
教育管理部参事兼学校教育課長 山 田 晴 人
教育事業部参事兼
人権教育推進課長 圓 田 元 彦
教育管理部教育総務課長 三 木 康 弘
教育管理部教育環境整備課長 正 田 晴 彦
教育管理部幼児教育課長 田 中 彰 人
教育事業部社会教育課長 神 尾 俊 輝
教育事業部歴史文化財課長 義 則 敏 彦
教育事業部体育振興課長 倉 元 竜 也
教育事業部社会教育課主幹 喜多村 玲
教育管理部すこやか給食課主幹 瀬 良 達 也
開 議 宣 告
○議長(
松下信一郎議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
初めに、昨日、議長に委任されました議案第76号と報告第15号の計数整理につきましては、お手元に配付しております計数整理表のとおりでございますので、ご確認願います。
よって、専決処分された報告第15号 令和2年度たつの
市一般会計補正予算(第8号)は第7号となり、議案第76号 令和2年度
一般会計補正予算(第7号)は第8号となりましたので、ご留意願います。
次に、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして事務局長から報告いたします。
○議会事務局長(西田豊和君)
ご報告申し上げます。
まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は22名全員であります。
次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。
以上でございます。
○議長(
松下信一郎議員)
以上で報告を終わります。
次に、今期定例会の会議録署名議員については、12月1日の定例会第1日に10番赤木和雄議員、11番和田美奈議員を指名しておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。
〜日程第1 一般質問〜
○議長(
松下信一郎議員)
これより本日の日程に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
通告により、順次質問を許します。
初めに、3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)(登壇)
おはようございます。通告に沿って質問をいたします。
新型コロナウイルス感染症の第3波が到来し、医療崩壊の危機が現実のものとなり始めています。また、感染拡大の影響は飲食、観光業をはじめ多くの事業者を直撃しており、このままでは年を越せないという悲鳴の声が上がっています。廃業、倒産、雇い止め等による生活困窮者への対策が急がれます。
まずは、感染防止に全力を上げなければなりません。
龍野健康福祉事務所管内の感染者も増大してきています。その中に無症状という人もたくさんおられることが新聞報道から伺えます。恐らくこの方々は、感染者との接触の疑いがあり検査を受けられたのだと思います。このような無症状の人たちも積極的に把握し、保護等の対応が必要だと思いますが、市の対応はどうなっているでしょうか。
また、医療機関も深刻な状況になっているようです。一般の医療機関であっても、コロナの影響で受診を控えられ患者数が減る。また、医療従事者は感染の不安から辞めていくという状況もあると聞きます。また、感染者の保護施設の確保も必要であり、医療機関と医療従事者への支援が必要であると思いますが、市はどうお考えでしょうか。
次に、高齢者施設のクラスターの発生も近隣で起きており、深刻さを増しています。施設利用者の中には基礎疾患をお持ちの人もおられるでしょうし、介護職は濃厚な接触がどうしても必要な業務でもあります。厚労省は、高齢者施設等での検査を徹底するよう求めています。それを受け、高齢者施設等の職員などを対象にした定期的な検査を実施する自治体が広がってきています。市はどうお考えでしょうか。
このコロナ禍において廃業、倒産の中小の商工業者も増えています。年の瀬を迎え、さらに厳しさを増しています。国や県の支援策はありますが、不十分です。市としては、事業継続の支援策をどのように行ってきたのか、お尋ねします。
また、コロナは多くの女性たちを直撃しています。その要因は雇用にあります。4月からの雇用の減少数は、女性は男性の2倍となっています。経済的激変によって、女性の自殺者が急増しています。命と暮らしを守る観点からも相談体制の拡充が求められますが、その対策はどうなっていますか、お聞かせください。
次に、職員の処遇についてお尋ねします。
新型コロナウイルス感染症の影響により、職員の皆さんの業務もハードになっていると聞きます。職員の心身の健康状態の把握も組織として必要なことです。そこで、長期にわたって休職している人の数、その内容を把握されているのでしょうか。その長期休職者の中には、ハラスメントにより治療中の人もいると聞きますが、その事実を掌握し、対策を講じているのか、お答えください。
公務員の業務は、民間事業者と違って、ある意味特殊性を持っていると思います。その業務は、与えられた担当職員個人の責任において遂行されているのでしょうか、お尋ねします。
この多忙の中で、業務や職場に関して悩みを持っている人もいると思います。その相談体制はできているのでしょうか、お聞かせください。
以上、よろしくお願いします。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)(登壇)
3番堀讓議員のご質問のうち、1点目のコロナ禍の下での各分野の対応と対策についてのうち、まず、1番目のご質問、無症状の感染者をどのように把握し、どのような保護をしているのかについてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、報道発表の感染者の中には、無症状の方の報告も多くございます。検査には行政検査と自費検査がございますが、どちらにしましても、検査結果が陽性と判定された方には、管轄の保健所が感染者への疫学調査の際、発熱や咳、頭痛などの症状の有無の聞き取りを行い、何らの症状等見受けられない方を無症状者として把握しております。
陽性で無症状の感染者につきましては、医師の判断により入院を経ずに直接医師、
看護師等医療体制を整備した宿泊療養施設での療養を行っていただいております。
次に、2番目のご質問の医療機関の減収補填と感染者の治療・保護の施設の確保が必要であると思うが、市の対応状況はどうなっているかについてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、新聞、マスコミ等によりコロナ禍における感染者受入れの医療機関については、医療収益の悪化が見られるとの報道がされているところでございますが、その減収補填の支援につきましては、市の関与が及ぶところではございません。
しかしながら、本市におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少している中小企業者・個人事業主等で一定の条件を満たした事業者には、
事業者緊急支援給付金給付事業を実施しており、市内医療機関においても申請され12月10日現在で12件の給付を行っております。
それ以外には、医療物資支援としまして各医療機関に対し
アルコール消毒薬を配布するなどの施策を行っているところでございます。
このような状況の中、本市ではインフルエンザ、
新型コロナウイルスの同時流行に備えるため、たつの市・揖保郡医師会と協議を重ね、11月20日からたつの市民病院へ輪番制で医師会の先生方を派遣し、検査件数の増加に備えた診療体制の充実を図ったところでございます。
いずれにいたしましても、たつの市・揖保郡医師会と連携を密にしながら感染予防に取り組んでまいります。
次に、3番目のご質問の高齢者施設職員の定期的な検査に対する市の考えはどうかについてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、高齢者施設において、
新型コロナウイルス感染症の感染者が発生した場合、兵庫県の指導の下、施設入所者及び施設職員は、行政検査として必ずPCR検査を受けることとなっております。また、医療施設、高齢者施設等でのクラスターが多数発生していることを受け、
厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部から11月19日付事務連絡で、高齢者施設等の入所者、または介護従事者等で発熱等の症状を呈する者については、必ずPCR検査を受けることと高齢者施設等に対しまして要請があったところでございます。
また併せて、県からも各
高齢者施設長並びに各
介護サービス事業者に対し同様の通知がなされているところでございます。
本市といたしましても、市長の指示の下、第3波に備え、市独自の取組としまして11月上旬頃から高齢者施設等の職員の方を対象にPCR検査を受けられた場合の助成等、様々な検討を行ってまいりました。当然のことながら、PCR検査を行うに当たっては、医師会の協力が必要となるため、医師の先生方にも相談いたしました。その結果、現時点での検査体制では1日の検査数に限りがあるため、濃厚接触者等で本来、検査を受けなければならない方が受けられないようなことになる可能性があるため難しいのではとのことでありました。
また、簡易検査キットでの抗原検査は、精度が低いため、その検査で陰性であっても一概に陰性であるとは言い難い。体調に不安のない方がある意味強制的に検査を受けることは、精神的にも苦慮されるのではないかということでございました。
議員ご指摘の高齢者施設職員の定期的な検査につきましては、定期的に検査を行い判定の結果が陰性であったとしても、一時的な安心は得られるかも知れませんが、万全の感染予防をしている方でも、いつどこで感染するかは分からないため定期的に検査を行うことの有効性が見いだせないのではないかと考えます。
また、PCR検査を行う検査体制を本市独自に整備することは非常に困難であり、現在の検査体制では本来、検査を受けなければならない者が検査を受けられないといった状況になることも懸念されるため、定期的に検査を行うことは難しいと考えます。
このコロナ禍においては、私たちも日々、検温、マスクの着用、手指消毒を行い感染予防に努めておりますが、特に高齢者施設等においては、日々の健康管理、3密回避の励行、施設内の定期的な換気、除菌・消毒などの様々な感染対策に取り組まれ、まずは感染者を出さないことを第一に日々緊張感を持って業務に当たっておられます。
現在までの高齢者施設等に対する本市の支援策といたしましては、
次亜塩素酸水スプレー、
次亜塩素酸ナトリウム水、不織布マスク、
手指用ゴム手袋等の備品を配布、簡易陰圧装置の設置に係る補助、非接触型の面会を促進するためタブレット端末の支給を行ってきたところでございます。
いずれにいたしましても、今後も引き続き国からの通知等に注視するとともに、県との連携を密にし、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に努めていく所存でございます。
次に、5番目のご質問の暮らしと命を守る対策が急がれるが、相談窓口の設置等、市の対応はどうなっているのかについてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、平成28年4月1日に、自殺対策基本法の一部を改正する法律が施行され、市町村においても、
地域自殺対策計画の策定が義務づけられ、本市においても平成31年3月にたつの市つながるいのち支援計画を策定し、「こどももおとなもSOSを「出せる」「受け止める」安心のまち“たつの”」を基本理念として、生きることを支えるための取組を行っております。
本市における自殺者数については、警察統計によりますと、昨年は14人、令和2年1月から10月現在で14名、内訳は男性が13名、女性が1名となっております。
自殺の原因・動機別では、健康問題が53.3%、経済・生活問題が26.7%、家庭問題が13.3%、勤務問題が6.7%となっており、同居者の有無では92.3%が同居ありとなっております。年齢別では、30代、50代が約2割、70歳以上が約3割となっております。
相談窓口として、兵庫県では、兵庫県いのちとこころの
サポートダイヤルや、はりまいのちの電話をはじめ、
龍野健康福祉事務所にて毎月1回の精神科医等によるこころのケア相談や電話相談を行っていただいております。
また、市においては、自殺に特化せず相談窓口を設けており、鬱病などのこころに関する相談は、令和2年11月現在で延べ49件、福祉に関する生活の相談は延べ1,588件、生活困窮による生活保護相談は延べ81件、児童虐待を含む児童に係る相談については、延べ1,079件、またDVを含む独り親家庭の相談は延べ280件ございました。これらのうち自殺企図の相談は延べ17件ございました。
いずれの相談についても、相談事案により緊急度を判断し、家庭訪問による状況確認の上、個別ケース会議を行い必要に応じ関係機関などと連携しております。
特に、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時的に収入が落ち込み、直ちに生活資金の援助を受けたいなどの相談には、たつの
市社会福祉協議会が実施している緊急小口資金及び総合支援資金による貸付と併せて、本市独自施策として実施しました
生計維持緊急貸付事業による貸付も利用していただき、それぞれ302件、185件、200件の貸付を行い、生活の立て直しを図っていただいております。
いずれにいたしましても、自殺要因は複雑に絡み合っているため、それぞれの課題を解決するためには、支援者同士が連携・協働し、これまでと同様に包括的に支援していきますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)(登壇)
引き続きまして、1点目のご質問のうち、4番目のご質問の廃業する商工業者も増えているが、市はどのような支援を行ってきたかについてお答えいたします。
新型コロナウイルスの影響を受けた、いわゆるコロナ倒産が全国で増えていることは承知しております。本市におきましては、現在のところ、
新型コロナウイルスを理由とした倒産・廃業件数は、商工団体、ハローワークに確認したところ、数件にとどまってる状況でございます。
一方、中小事業者の資金調達を支援する
セーフティーネット保証制度の承認事務においては、12月11日現在で745件の申請を受けており、これは昨年同時期の9件と比べますと、約82.7倍の事業者を認定している状況でございます。
このような状況下において、現在、
新型コロナウイルスの影響を受けた事業者の方へ、経営の継続を支援するため国において持続化給付金、県と市の協調事業では、
休業要請事業者経営継続支援金、また、市独自の施策としましては、
事業者緊急支援給付金を支給しているところであり、現時点で1,400事業者からの申請を受け付け、事業経営継続のサポートに取り組んでいるところでございます。
また、中でも大きな影響を受けている飲食事業者への支援として、たつの
ふるさと応援グルメ券事業では、議員ご高承のとおり6万冊を完売したところであり、15日現在で、51万枚、2億5,500万円が市内飲食店で使用されており、全て使用されると3億9,000万円となります。併せて、
高齢者元気活き活きリフレッシュ事業のグルメ券においては、1万2,643人に配布し、全て使用されますと約3,800万円、合計4億3,000万円の事業規模となり、これ以上の地域経済への波及効果を期待しているところでございます。
また、宿泊事業者への支援といたしまして、予算額約1億円を計上し、お得にたつの
観光キャンペーン事業を実施しているところでございます。
さらに、今後、コロナ禍において市内企業の倒産・廃業があった場合には、ハローワークの雇用対策本部と連携・協力の上、就職説明会を個別に開催するなど、離職者支援に取り組むこととしております。
いずれにいたしましても、地域活力の維持、雇用の創出においては、市内商工業者が果たす役割は大きく、活力ある経済活動を維持することが不可欠でございます。今後におきましても商工団体からの情報収集及び市としての支援体制の整備も含め、市内商工業の振興を推進してまいりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の市職員の処遇対応についてお答えいたします。
まず、1番目のご質問の心身の疲労等により長期にわたって休職している者はどれぐらいいるか。また、その内容を把握しているかについてでございますが、今年度において、心身の疲労状態により休職した職員は10名で、そのうち現在も休職している職員は5名でございます。
その原因につきましては、本人をはじめ所属長、課員から聞き取りを行い、その把握に努めております。また、休職している職員の状況につきましても、総務課において個別に面談等を行うとともに、所属長が職員から定期的な報告を受け、それを人事担当課で聞き取ることで近況等の確認を行っております。
次に、2番目のご質問のハラスメントにより、精神的な治療を受けている者もいると聞くが、事実を掌握し、対策を講じているのかについてお答えいたします。
現在、休職している職員の休職等の原因は、公私を問わず、多種多様でございますが、職員からハラスメントが原因で治療しているということは聞いておりません。
今後、ハラスメントによる休職者を出さないためにも、本年10月に策定したたつの市職員のハラスメントの防止に関する指針に基づき、職員一人一人がどのような行為がハラスメントに該当するかを理解し、ハラスメントの未然防止に努めるほか、さらなる対応策として、管理監督職を対象にしたハラスメントに関する研修会を来年1月に予定しているところでございます。
次に、3番目のご質問の市の業務は与えられた担当職員個人の責任において遂行されるものかについてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、市の業務はたつの
市事務分掌条例等に基づき、部・課及び係を設置し、それぞれ事務分掌を定め、割り当てた事務について、担当職員が責任をもって職務を遂行していくものと考えております。
また、その業務の進捗状況につきましては、組織として部・課長が状況把握を行い、適正な業務管理に努めているところでございます。
次に、4番目のご質問の職員の業務や職場に関しての悩み等を相談できる体制はできているのかについてお答えいたします。
職員の職場環境につきましては、毎年、職員からの自己申告書により、執務環境をはじめ健康状態、担当業務に係る業務量・適性等を申告させ、適正な人事管理に努めております。また、今年度は新たに
新型コロナウイルス感染拡大により増加した業務量や所属内での協力体制についての項目も追加し、コロナ禍における勤務実態の状況確認に努めたところでございます。
一方、所属長に対しては、年2回、綱紀粛正と服務規律の確保等についての通達により、日々の部下の心労やストレスの把握に努め、不調に気づいたときは早期に相談に乗り、部下が一人で悩まないよう適切に対応するよう周知を行っております。職員に対しても、通達の中で、一人で悩まず所属の部・課長や人事担当課に相談するよう周知しており、所属長からも適宜事案の報告を受けております。
いずれにいたしましても、職員が健康で意欲を持って仕事に取り組めるようハラスメントの防止及び排除をはじめ、明るい職場づくりに努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
まず、無症状の人の対応なんです。今、医師と相談しながら宿泊施設へという答弁があったんですが、宿泊施設というのはどういうところなんでしょうか。具体的に名前を上げなくてもいいですので、どういうところに確保しているのでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
宿泊療養施設はホテルというふうに聞いております。近隣では、姫路等に2棟、神戸のほうに1棟、それから、今後神戸に2棟ぐらいという形で聞いております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
今の報告ですと、姫路以東といいますか、姫路より東になります。例えば昨日、赤木議員から出てましたけど、
龍野健康福祉事務所管内でも感染者が増えてきています。そういう人たちも、今言われたようなところでの対応ということになるんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
症状にもよると思いますし、基本的には姫路に行くのか、神戸に行くのかというのは市としては承知しておりませんが、いずれにしても、そういう療養施設に行かれるというふうに聞いております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
ということは、たつのの人もそういうところへ行くということになるみたいですけども、西播地域については全くそういうところはないんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
聞いておりません。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
感染者の数を見ますと、
龍野健康福祉事務所管内でも、今日の新聞では200近くありました。それから赤穂の健康福祉事務所管内でもありました。そういう人たちもそういうところになると。無症状の人なんですけども、全ての人が宿泊の療養施設ではなくて、そうじゃない人たちも、例えば医師の判断の中で自宅療養みたいな人たちもおられるんじゃないかなと思いますが、その辺の比率は分かりますか。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
県の指導方針によりますと、兵庫県の場合は全て軽症者、無症状であってもホテル療養というふうになっております。ただし、それまでの入院調整、それから宿泊調整という形で若干家で待機されている方はおられるというふうには聞いておりますが、率については承知しておりません。
○議長(松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
自宅で待っておられるのは自宅待機みたいな今の答弁で感じました。そういうのは入院調整、ということは入院するところが確保されておればそこへ行かれるんだろうなと思います。最近の医療機関の逼迫状況が出ているんですけども、病床使用率、これも厚労省の発表なんですが、兵庫県が69%で、全国で1番ですかね。この数字がどうなのか、我々素人ではなかなか分かりにくいところがありまして、あと31%残っているやんかというふうについ思いがちなんですが、テレビなんかの報道を見ていますと、病床は確保できているけども、今日からでもすぐ利用できるかというと、それまでに利用するのにまた準備期間が数日要るというようなことも聞きました。だから、なかなかこの数字はそのまま受け入れられないけれども、深刻な状況になる。
その中で、重症の病床使用率も兵庫県は多いんですね。34%。だから、パーセントなので実数が分からないんで、69%のうちの残りの31%というのは、病床数では幾らなのかというと、なかなか分かりにくいところがあります。医療機関なんかによると、この数字というのはかなり大変な厳しい状況であるというふうに聞いております。
やっぱり無症状の人たちも、症状はないけども、たまたま検査をする機会があった。例えばさっきも言いましたけども、身近に感染者が出て濃厚接触者ということで検査をされて陽性であることが分かったということもあると思います。
こういう無症状の人たちも積極的に把握していく必要があるんじゃないかと思います。無症状の人たちにも感染させるといいますか、言葉は語弊がありますけども、そういう危険もあるわけですので、無症状の人たちも積極的に把握する必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。市としてはなかなか難しいと思いますけども。
○議長(松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
あくまで無症状を不特定多数の方を検査して、無症状の方を洗い出すというのは、先ほど答弁しましたように、必要な方が必要なときに受けられる体制を確保しなければならないということをまず優先ということになりますので、それは医師会の先生にも確認したところ、そのような答弁でございましたので、また、県のほうもそのような形でされていますので、我々としてもそれに従っていく形だと思います。
○議長(松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
感染者数が増えていく中で、重症の方も出てくると思います。それから、いろんな症状を持った陽性の人が増えてくる中で、今の話ですと、姫路より西のほうにはそういう宿泊施設が今の段階ではないということですが、今後、これは検討されるようなことはないんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
非公式にはあるかも分かりませんけども、今のところそういうすぐの要請というのは聞いておりません。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
患者数が増えることによって、身近なところで対応できるように、また県のほうにも要請をしていっていただきたいと思います。
医療機関は大変な状況にあります。市としてはなかなか関与が難しい、減少補填は難しいという状況がありました。国の責任で補填をしていくより仕方がないという部分もあるんですけども、たつのの問題でいうと、市民病院の状況などは把握されているんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
市民病院につきましては、診療検査機関ということで、このたび12月の広報でも公表させていただいております。そのために何か症状等、発熱等ございましたら、そちらのほうに24時間体制、365日という形で24時間、年末年始も相談に乗っていただけるというふうに対応しております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
市民病院の財政上、コロナ禍によって減収とかいうようなことが起こってきているのか。患者数が減ったりとか、そういう状況は把握されているんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
市民病院の状況につきましては、患者の推移につきましては、あまり変わってないというふうに聞いておりまして、まず、元年に比べまして例えば3階とか4階あるんですけども、そういうとこら辺は大体8割ぐらいを推移しておりまして、回復病棟でありましたら9割ぐらいの病床使用率になっておりますので、ほぼ昨年と同じような形で聞いております。
そして、外来につきましても、4月当初は落ち込んでいたというふうに聞いておりましたが、10月、11月ぐらいになりますと、外来のほうも増えてきているというふうに聞いております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
そういう状況の中で、今度、従事者の人たちの問題もあるんですね。全国的には医療従事者の人、看護師さんとかいろんな形の人たちが大変な状況になります。先ほども言いましたように、医療機関も厳しい、財政的にも厳しい状況の中で、冬のボーナスもカットされるというような、あるいは十分に支払いができないというような状況があったりするんですけども、これもよその病院のことは分からないと思いますので、市民病院のことについて、市民病院の医療従事者の方々の処遇対応についてはどのように把握できているでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
企画財政部長。
○企画財政部長(田中徳光君)
ボーナスという点からいいますと、0.05%カットしたところでございます。あとはそういうコロナ対応に従事していただいた方につきましては、別途、市のほうからそれに対するお金というものは支払っております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
本当に医療従事者の皆さんにはご苦労かけてますし、本当に大変な状況があります。テレビなんか見てますと、年末年始もないというような状況のところもあるというふうに聞いてますんで、ぜひ市としてできることは関わりが持てるのは市民病院になってくるか分かりませんけども、市内の近隣病院のことについてもまた相談があれば、できる範囲で支援などを考えていただきたいと思います。いろんなことについても、部長言われたように、地元の医師会との連携を取りながらぜひ防止を含めた対応をお願いしたいと思います。
高齢者施設の問題です。近隣でクラスター出ました。先ほども言いましたように、社会福祉施設、高齢者施設を含めた福祉施設で出るということは本当に大変な状況になるんです。今も言いましたけども、高齢者の介護職となってきますと、やっぱりお年寄りの方を抱えたりとか、体を接触する業務というのがほとんどになってきますので、職員なり、お年寄りなりが感染すると、なかなかそれを防止するというのは大変な状況になります。福祉施設を閉めてしまったらいいかというと、なかなかそれも難しい、できないような状況にあったりします。
だから、そういう意味でも早めに手を打つ必要があるんじゃないかということで、職員の皆さんを含めて定期的な検査が必要じゃないかということで厚労省も言っているわけなんです。
神戸市の例を言いますと、今確かに増えてきているんです。神戸市は特養、介護付き有料老人ホーム、いわゆる老人施設などについての全職員を対象にして三、四か月に一度の検査を定期的に行うというふうにしています。これは全額公費で行うという。たつの市の中でもそれぞれの状況が、民間の施設あるいは公的な施設もあると思うんですけども、今後、検討する余地があると思うんですが、どう思われますか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
先ほどの答弁でも申し上げましたけども、まず自治体のほうで検査体制が整っていないと、そういう大人数の検査を受けることは不可能だと思います。
今、神戸市の事例をおっしゃいましたが、そちらのほうは民間の医療機関、検査機関ですかね、シスメックスというところと業務提携されているというふうに聞いていますので、そのようなところを確保していかないと検査には難しいということと、それから医師会の先生方の助言もありまして、本市においてはそういうのは難しいだろうというふうに聞いておりますので、今のところは現時点では検討しておりません。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
だから、今、部長、言われたように、問題があるのはやっぱり検査体制が十分でない。だから、検査数をこなすことができてないということが実情としてあるようなんですけども、今後に向けて検査数を増やすための医師会との連携協力というのはどのように考えておられますか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
まず、答弁で言いましたけども、検査、その時点では確かに陰性かも分かりませんけども、いつまたかかるかも分からないというふうな不安定なこともありますし、元気な方が検査するという精神的な不安もあるというふうに、実際、施設に行ってお聞きしました。そういうようなことで施設長も言われてましたので、そんなことになると、やはり人権的なこともありますし、定期的な検査がいいのかどうかというのは難しいと思いますし、今後、どういうふうになるか分かりませんけども、今現時点ではそのような対応をしております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
今、部長、言われたように、実際に現場の人たちの声をそうして聞いていただけたら、現場の中では、我々が外から見ているのと、また現場の中でのそれぞれの施設長さんの考えとまた違ってくると思いますので、そういう連絡を取りながらまた対応をお願いしたいと思いますし、現実的には、しかし、検査ができる体制も整えていく、数を増やしていけるような準備もしておく必要があると思いますので、その辺の早めの対応をお願いしたいと思います。
次にいきます。事業者の方の問題です。いろいろと対策は講じていただいています。国の支援としても持続化給付金とか家賃支援給付金などがあるんですが、もうこれ終了してしまっていますし、それから雇用調整助成基金も助成金特例措置も12月で終了する予定なんですが、規模は縮小するんですが、2月までちょっと延長するというようなことも出てきております。
やっぱり事業の継続というのは、そこに勤めておられる人たちの問題もあると思います。ハローワークとも連絡を取りながらしていただいております。また、女性の問題もあるんですが、雇用を何とか確保していけたらいってほしいなということがいろんな生活困窮につながってくると思うんですけども、雇用の問題について特に考えておられることはないですか。
○議長(
松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
特に特化したことは考えてないんですけども、先週も商工会議所、商工会と、商工行政連絡会というのを行っております。そこで意見交換をしておりますので、そういうところで情報交換をしていきながら状況把握をしていきたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
ぜひお願いしたいと思います。
いろんなことをやってもらっているのは答弁の中で分かりました。一つの方法としては、今後のこととして今のままでいいのかというと、またそれこそお金がかかるからと言われるんですけども、いろいろ工夫してほしいなというのは、よそのやっていることを参考に申し上げますと、社会保険料などの補助、こういうのをやっているところもあります。中小企業のね。それから雇用維持の情勢、それから資金援助として給付金などの制度をつくるようにしているところもありますので、また地元の商工団体とか業者の人たちとの実態の声を把握しながら対応していっていただきたいと思います。
その中の一つ、次の問題にも関係してくるんですけども、やっぱり女性の問題も一番の問題は雇用の問題と言いました。ですから、市内業者の方々に対して解雇とか雇い止めを行わないように申入れをしてもらうことはできないでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
すみません。もう少し詳しくお願いできますでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
先ほど雇用の問題もありますし、それから次の女性の問題も雇用が一番の大きな問題になっているということなので、市内業者の皆さんのところに大変な状況ではあるんですけども、解雇したりとか雇い止めをしたりということを行わないようにお願いするというか、申入れをするというようなことはしてもらえないでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
産業部長。
○産業部長(西川 廣君)
今のところそういう施策はないんですけども、また商工団体とその辺のことは申し添えたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
よろしくお願いします。本当に地元業者の人は大変な状況にあると思います。年の瀬になって本当に大変な状況です。
次は、女性の問題にいきます。自殺者が急増しています。全国の調査ですが、10月で852人、昨年の10月と比較しますと8割増なんです。男性の方もやっぱり多いんですが、男性の方は2割増なんです。厚労省の発表です。そういう本当に女性の皆さんには大変な状況になっている。
これは、一つはやはり雇用形態が要因としてあります。女性の皆さん全てではないんですけども、多くの方々は非正規労働である。観光業とか宿泊業、飲食業などコロナの影響を直接受けやすい業種の仕事をされている方も多いということを聞きます。そんなところから生活苦や経済不安につながっているというふうに聞きます。
そういうことで、今言いましたように、市内業者への解雇の申入れをまた考えてほしいという、雇い止めなどを行わないようにお願いをしていただきたいと思います。
もう一つは、そこに問題になってくるのがシングルマザーの皆さんの困窮も際立っています。専決処分で補正で独り親家庭の補正もしていただいております。しかし、これは国の制度としてなってきています。それだけに国のほうもシングルマザーの人たち、女性の方々の生活が大変だというようなことでそういうことも国のほうとしてやっているわけなんですけども、市としても独自で考えられることはないでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
企画財政部長。
○企画財政部長(田中徳光君)
独り親の方につきましては、前回、市のほう単独で、市独自でさせていただいたところでございます。このたびにつきましては、現時点では市のほうの臨時交付金というものがはっきり決まっておりませんのでお答えできません。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
大変な状況にあると思います。相談体制も具体的に詳しく、いろんな相談を受けていただいております。独り親の問題とか、それからコロナ禍において仕事がなくなった。これは女性だけではない男性の方もある。だから、家庭の中がなかなか大変な状況になっている。そのことによってやっぱりストレスがたまっていく。家庭不和になったりとかいうこともありますし、それから、お年寄りを抱えている家庭などでは介護の問題などでも女性に負担がかかってくるというようなことで、本当に女性の問題も大きくなってきておりますので、そういう女性を対象にした相談も拡充していっていただきたいと思います。
コロナの感染症はいろんなところに影響をしてきています。自治体関係者の皆さんにも頑張っていただいておりますけども、今、命と暮らしを守ることが最優先です。コロナ危機の下で地方財政は厳しさを増していますが、総務省は地方税収の減収分を見込んで一般財源総額を今年度並みに確保するとしています。住民サービスの切捨てにならないよう求めて、次に移ります。
次に、職員の問題ですが、誤解があったらあかんので改めて先に言っておきますけども、誰かの名前を挙げて、ここでその人にこのことをなっとらんじゃないかという、そんなことを言う気でこれを取り上げたんではありませんので、まずその点を申し上げておきます。
職員の皆さんも本当にコロナの問題の中でハードになってきている。いろんな業務の範囲も増えたりとかしてきている大変な状況であります。本当にご尽力いただいているわけなんですけども、長期休職者10名から5名に減ったとかいいます。
それから、今の状況の中で我々もなかなか想像しにくいんですけども、精神的な問題というのが大きな影響を受けやすいというふうに聞いています。そして、鬱病になる人も多いんです。我々もそういう方からの相談を受けるんですけども、なかなか対応も難しいです。我々、専門家でもありませんので。医療機関にもかかっていただいておるんですけども、それでもなかなか思うようにいかないと、余計にそういう方はいらいらされて、我々にも当たってこられることもあるんですけども、その内訳についても面談をしながら、確認をしながら状況を把握していっていただいておりますので、それは続けていっていただきたいと思います。
ハラスメントの問題がありました。今、答弁の中にも市職員のハラスメント防止に関する指針もつくっておられるということも見せていただきました。今、我々議員のほうもハラスメントの防止に関しての規則をつくろうと今取り組んでいるところです。これも参考にさせていただきました。
ハラスメントの定義なんですが、ここにも書いていただいておるんですけども、私はいつもずっと言ってきているんですけども、ハラスメントというのは加害といいますか、そういうことをした人じゃなくて、それを受けた側の人がそう思えば、それがもうハラスメントなんです。ですから、ここの定義にも書いていただいていますが、ハラスメントを行った側にそうした気持ちがなくても、相手に苦痛を与える、傷つけるなどの行為がハラスメントになりますと、市の資料にも書いています。そのとおりなんです。
ですから、我々はそんなつもりでなかっても、相手側にとったらそういう気持ちを与えてしまっているようなことがあるんじゃないか。これを上げたのは実は私たち議員も、そして職員の幹部の皆さんも、そんな気はないけども、部下に、あるいは指導注意と言いながら播州弁で、汚い言葉で言っているようなときがあったりする。周りから見たら、それがごっついハラスメントみたいなふうに受け止められたりということもあります。我々、議員のほうも職員の皆さんにあれしてくれ、これしてくれ、これどないなっとんやと聞くときに、播州弁で言ったりすると、何かきつく受け取られたりということもありますので、お互いにそういう中で気をつけていきたいなということでこれを上げさせてもらいました。
ですから、上に立てば立つほどやっぱり周りに対しての配慮とか、下のものに対する配慮というものが必要になってくるんじゃないかなと思います。こういう言葉があります。もう皆さんご存じなので釈迦に説法になりますが。「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな」、私たちも幹部の皆さんも実った、大変な力をお持ちの方々なんですけども、上に立てば立つほどやっぱり謙虚に周りに対応していかなければならないのかなということを思います。私たちもそれを肝に銘じて再度、そういう気持ちで取り組まなければならないと思っています。
もう一つは、業務の問題。公務員の業務の問題、今もありましたけども、いろんな状況についても、これは組織として行っている。もちろん、上司が全部するわけではなく、上司が部下に分担させてそれを行わさせるという状況があるんですけども、部下の人たちにとってはそれができていないことによって遅くなった。自分の能力的な中で遅くなったときには残業したり、あるいは日曜日の休みのときに出てきたりとか、そういうようなサービス残業的なことは起こってないでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
業務の時期的なこととか、そういったことで今回のコロナもそうですけども、業務量が増える場合があります。そういう場合に、時間外であったり休日勤務というのをやっているわけですけども、そういったものは基本的には届けを出すということで対応しておりますが、現実にそういう手続をせずにやっているものはないかということについては、多少そういうようなものも可能性としてはありますが、基本的にはこちらとしては届けを出してするようにということで指導しております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
職員の方も遅くなった、自分の責任でやろうとして、自分の意識でされている方、責任持ってされる方がほとんどだと思うんですけども、それが負担にならないように配慮をお願いしたいと思います。
業務というのはやっぱり組織の業務ですので、公務員の業務は住民福祉サービスを提供していくことが基本の業務でもありますので、個人の問題ではなくて、やっぱり組織としてそれができているかどうかの確認をしながら、そして、組織として対応していっていただきたいと思います。
相談体制もいろいろあるということでしたが、もう少し相談体制のどういう形になっているのか、もう少し詳しくお願いします。
○議長(
松下信一郎議員)
総務部長。
○総務部長(佐用永喜君)
一般的な仕事の悩みとか、そういったものは所属長なり総務課にということで年2回の通達の中で言っております。特に今回ハラスメントの防止に関する指針の中では、ハラスメントに関する相談窓口として総務課の人事給与係の職員を相談窓口とするというふうに位置づけをしておりますので、そういう相談が係員6名おりますけども、そちらのほうが受けると。基本的には複数のもので受ける。相談を受ける側の希望を聞いて、相談を受ける場所であるとか、時間、そういったものが相談者の意に沿ったような形でやって、その後、事実確認なりそういったことを進めていって、ハラスメントがあったかどうかという判定をしていって、その後そういうことがないような具体的な相談者なり、ハラスメントだったと思えるものについての指導なり、そういったことをやっていきながら、今後またその再発防止に努めていくというような流れで進めるようにしております。
○議長(
松下信一郎議員)
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
ハラスメントについての研修もされるということです。
今日は誰かの名前を出してそんなことはないんですが、実際に私のところに入ってきた相談というほどではないんですけれども、職員の親族、家族の方からこんなことが起こっとんやてなという感じで話がありました。それはハラスメントを受けている家族とか親族ではなくて、その周りにいる職員からの話です。ですから、今回は本来ならば具体的な調査をして具体的な相談をかけていくべきだと思うんですけども、そういうことによって個人の人たちが仕事がしにくくなっても困りますし、それから犯人探しのようなことをされても困るんです。そういうことは一切しておりませんが、事実そういう話は複数上がってきています。個人の名前も上がってきています。
お互いに、先ほども言いましたけども、もう一度胸に手を当てて、そういうことがなかっただろうか考えていただきたい。そして、職員、組織と一体となって取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
コロナの下で、職員の皆さんには本当にご尽力をいただいていることを改めてお礼を申し上げます。忙しさのあまり、いらいらすることはありますが、地方公務員法にうたう全体の奉仕者として職員一丸となって住民サービスの提供に取り組んでいただくようお願いをして、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
松下信一郎議員)
ここで、暫時休憩いたします。
再開は、11時10分といたします。
休 憩 午前10時57分
再 開 午前11時10分
○議長(
松下信一郎議員)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)(登壇)
議長の許可をいただきましたので、質問をいたします。
まず、1番、市長の公約「子育てしやすいたつのへ 山本みのるは約束します」は実現されるか。
市長就任以来3年が経過いたしました。その間、市政運営に渾身の力を込めて邁進されていることに敬意を表します。さて、任期を1年残す今、大変失礼ながら市長の公約を見詰め直すと、最初に実行されたのは特別職の給与を削減することでありました。次に、幼稚園、小学生、中学生の給食費の無料化でありました。ただ、中学生については実現されたものの、幼稚園、小学生については新たな給食センター完成後までおあずけと理解をしております。
しかし、あと一つ、市長の最大の応援団である子育て世代の親が今か今かと期待していた高校3年生までの医療費無料化の延長が実現していないのは、市長自らが一番承知されていると思います。そのためにも公約の最重要課題である医療費無料化は、何が何でも実現されるべきと考えております。
まず、1番、任期満了を1年後に控え、具体的に医療費無料化への取組を市民に公表していただきたいと思います。
次に、2番目の栗栖川河川改修における市道の新設と旧新宮高等学校の利活用と周辺の整備についてをお伺いいたします。
昭和51年の栗栖川氾濫以降、河川改修計画は住民の命と財産を守るための懸案事項でありました。その後も度重なる洪水での災害が発生しており、平成15年3月には国交省姫路工事事務所から栗栖川における河川改修計画が、住民に対し説明会が開催されました。その後、順調に進捗するかと思っておりましたら、他市町において未曽有の豪雨災害が発生し、そのための復旧費へ予算が充当され、栗栖川の河川改修は後回しになったと報告を受けております。
しかし、山本市長の強い要望が国を動かし、県を動かしたように聞いております。
まず、1番、実際に国交省や兵庫県がどのような指針を示しているのか。
2番、従来の計画は、芝田橋から梅原橋までの900メートルの区間において、既存の50メートル幅から70メートル幅に拡幅すると聞いているが、どのようになっておりますか。
3番、左岸側の堤防道路は、主としてJR播磨新宮駅から龍野北高校へのアクセス道路として車両も通行できる道路幅があるとお聞きいたしますが、歩道も含めた本格的な道路計画なのかをお聞きいたします。
4番、旧新宮高等学校跡地が改修に伴い減少するが、コンパクトシティやスマートシティの核となる重要な場所であると考えますが、改修計画予定地の住民に対する説明を含め構想をお聞きいたします。
5番、過去において地域住民アンケートには、自然を生かした改修を要望した住民がたくさんおられました。現在、堤の老木となっております桜並木が西山公園全体のシンボルとして存在しております。新たな植樹についても考えをお聞きいたします。
大きな3番、少子化における先祖代々の墓の管理不安に合葬墓の整備計画を、多数の遺骨を一緒に埋葬する合葬墓を設ける自治体が全国的に増えております。少子化で先祖代々の墓を引き継ぐ人がおらず、管理に不安を感じている人が増えていることが背景にあるようであります。
兵庫県内では2016年以降、加古川市、明石市、神戸市が整備をされております。また、ほかに三田市や芦屋市が開設を目指しているともお聞きしております。どこも募集に対しては、予想をはるかに上回る申込みが殺到しているようで、本来なら墓石があるお寺や集合墓園において、引き継ぐ人がいない場合には墓じまいを行い、寺にある永代供養塔に改葬するのが普通でありましたが、自治体が管理する合葬墓は経費的にも安価であることが、人気の理由だとお聞きしております。
団塊の世代が高齢を迎える近未来、少なからず埋葬は増え続けます。家を継いだ人であれば先祖代々の墓に入りますが、子や孫が末代まで墓を守ってくれるならいいんですが、その確証はありません。また、実家を離れた兄弟は、墓を持っていない人も多いのではないかと思います。少子化に歯止めが利かない現状を鑑み、たつの市も多くの市民の問題解決を担う検討に入ってはどうか。そのお考えをお聞きいたします。
○議長(
松下信一郎議員)
市長。
○市長(山本 実君)(登壇)
22番横田勉議員のご質問のうち、1点目のご質問の高校3年生までの医療費無料化の実現についてお答えいたします。
議員ご高承のとおり、本市では、既にゼロ歳から中学3年生までの乳幼児、こどもに対しまして所得制限なしに医療費を無料化する助成事業を実施しております。高校生の無料化については、就任後の平成29年12月の経営戦略会議において庁内で協議を行い、財源確保や人口減少対策としての効果及び持続可能な行政運営の視点から事業を見合わせ、まずは子供・子育て支援施策として、中学校の学校給食費無料化、はつらつベビーまごころ便事業、祝入学支援事業、インフルエンザ予防接種助成の小・中学生まで拡大といった子育て世代の経済的負担を軽減する施策を先行して実施したところでございます。
兵庫県では、高校生までの医療費の無料化に取り組む自治体が増えておりますが、所得制限を設けたり、入院のみが対象であったりと一部導入にとどまっているところが多く、完全無料化を実施しているのは29市中1市でございます。
また、中学生までを無料化の対象としている自治体におきましても、財政的に継続が厳しくなったため、所得制限の範囲を見直したところも出てきておりますことから、そういった自治体の動向を注視していく必要がございます。
公約につきましては、今後も持続可能な施策を財政面や優先性を考え、また、実施手法の調査を継続しながら、検討を続けてまいりたいと存じますので、何とぞご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
なお、その他のご質問につきましては、市民生活部長、都市建設部長が答弁をさせていただきます。
○議長(
松下信一郎議員)
都市建設部長。
○都市建設部長(梶本秀人君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の栗栖川河川改修における市道の新設と旧新宮高等学校の利活用と周辺の整備についてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、栗栖川改修につきましては、統合井堰改修が平成25年度に完成し、その後、休止している状況でございました。そのような中、栗栖川改修事業の重要性を国に伝えるため、市長自ら幾度となく上京し、国土交通大臣をはじめ国土交通省、財務省に対しまして、早期事業着手について直接要望を重ねてきた結果、現在、国・市が相互協力し、着手に向けた準備を進めているところでございます。
まず、1番目のご質問の国土交通省や兵庫県がどのような指針を示しているのかについてでございますが、国の指針となる揖保川水系河川整備基本方針に基づき、おおむね30年間の河川整備の目標を定めた揖保川水系河川整備計画では、堤防整備や流下能力を向上させるための堰の統合改築、引堤、河道掘削を行うとされています。
次に、2番目のご質問の芝田橋・梅原橋間における河川拡幅についてでございますが、芝田橋から梅原橋の間で最も川幅が狭い旧新宮高校付近では、現況川幅が約45メートルあり、整備後におきましては約65メートルとなり、20メートル程度の拡幅となる予定でございます。
次に、3番目のご質問の左岸側の堤防道路は、歩道も含めた本格的な道路計画なのかについてでございますが、道路整備完了後は、JR播磨新宮駅から龍野北高校へ通学する学生が多く利用するものと思われることから、昨年度、龍野北高校に聞き取り調査をさせていただき、道路構造令の基準に照らし合わせ、車道に加え、幅員2.5メートルの歩道を設置する予定といたしております。
次に、4番目のご質問の旧新宮高等学校跡地の利用計画と住民に対する説明についてでございますが、先日、1番楠明廣議員のご質問で市長がお答えいたしましたとおり、旧新宮高校跡地の利用につきましては、兵庫県に要望しているところでございます。
本市の立地適正化計画におきまして、旧新宮高校跡地は、都市機能誘導区域と居住誘導区域が重複した区域に位置し、商業、医療施設と住居を誘導していく区域として計画しております。土地所有者である県には、コンパクトシティ形成のための計画に配慮して、できる限り早期にその方針を決定していただき、早期事業着手を強く要望しているところでございます。
また、住民への説明につきましては、県の方針が明確になった段階で、住民説明を行うよう重ねて要望してまいります。
次に、5番目のご質問の桜並木が西山公園のシンボルとして存在しているが、新たな植樹の考えを聞くについてでございますが、河川管理者との協議の中で、桜の植樹についての提案はありましたが、計画道路内では植樹するスペースが確保できないことから、残地が発生した場合や旧新宮高校跡地の活用が可能であれば、国、県、市で検討したいと考えております。
いずれにいたしましても、栗栖川改修は市民の命と財産を守る重要な課題と考えており、引き続き、早期の工事着手を要望してまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
市民生活部長。
○市民生活部長(森下美佳君)(登壇)
引き続きまして、3点目のご質問の合葬墓の整備計画についてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、県内では今現在、加古川市、明石市、神戸市、宝塚市の4市が合葬墓を整備されています。いずれも市営墓地の敷地内で整備され、合葬墓の中に合葬室や個別安置室が設けられています。合葬室は、血縁関係なく複数の人が一緒に埋葬されるお墓のことです。また、個別安置室は、10年間や20年間個別に安置し、年数が経過後、合葬室に埋葬されています。
本市の墓地の状況につきましては、市営墓地がなく、大部分が村墓地であり、各自治会で管理され、地域で守られて継承されています。また、近年の動向といたしましては、お墓を継承することを望み、墓じまいされてお墓参りをしやすいよう都市部の墓地への改葬、永代供養墓への改葬が増え続けております。
市営墓地を持たない本市では、現在、自治体管理の合葬墓について土地を確保し整備する計画はございませんが、今後ともお墓の管理に不安を感じているお一人お一人の実情に合わせ相談に応じ、改葬の手続等の利便性を高めるなど側面的な支援に努めてまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)
ありがとうございました。
まず、1番、高校生までの医療費の延長ということでございます。その質問を考えておりましたところ、12月15日にちょうど店におりましたら、これを持ってこられました。「継続は力、3年間の実績」ということであります。前の写真と同じ写真を使っているなと思いつつ、中身を見ておりましたら、3年間の実績、市全域の中で今申されたように、中学生以下医療費無料化ということで、高校がないわけですね。これでやっぱり今のところ、高校の医療費の無料化は先延ばしにするんだなというようなことを、実は今回、市長が答弁していただいたことを、もうこれを見たもんですから、それを覆すことはないだろうなと、ある意味諦めは持っておりました。
ただ、しかし、先ほどの平成29年経営戦略会議のときに、皆さん方と検討した結果ということで今申されたわけなんですけども、ちょうど平成30年の6月議会のときに、木南議員のほうから同じ質問が出ております。そのときには、いろんなことを鑑み、それこそ31年以降には鋭意検討しますというような返答がありました。
今おっしゃったのはもう29年、要は就任早々ということだと思うんですけども、それ以降にも6月に、半年後にそのようなことを申しておられるので、私自身もこの1年あるわけで、何とかこの中でされることがあるんではないかなというほのかな期待をもっての実は質問だったということでありました。
ですから、あえて私こんな公約してたんだけども、こういうわけでしません、今期はしないというような報告をするような場所は当然なかったと思うんですけども、もともとの公約を書かれております。私も1枚大事に持っていたもんですから、この中で、重点施策の3つのうちということですので、本当に皆さん方は非常に期待をしていたんではないかなと。いわゆる期待はずれというようなことになるんではないかなと、そのように思ったもんですから、私は何とか残り1年、もちろん次、継続というようなことで書いておられますから、もちろん次も続けておやりになるということは分かるんですけれども、とはいえ、私自身、山本市長の3つの最大の重要施策のうちの1つということですから、もうちょっとある意味真剣に取り組んでいただけるんではないかなと、そのようにも思ったような次第です。当然ながら、しないというような結論めいた話をされておりますけども、いま一度、市民に対してお話をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
市長。
○市長(山本 実君)
私はしないとかそういうことは言っておりませんので、何らかの形で令和3年度の予算計上を今やっておりますので、そこで一度考えたいと思いますのでご理解願いたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)
ありがとうございます。
そういったような捉え方の下で、ぜひとも、もちろん継続ということで頑張れれば、当然ながら、あとまた4年間もあるわけですから、その中でとは思いますけども、私はやはり今申したように期待を裏切らないような最善の努力をしたんだけども、こういう結果だったというようなことは皆さん方にお伝えしていただきたいなと、そういう気持ちを持っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それから、河川改修につきましては、山本市長ら国なり県なり、本当に今も言っておられましたけれども、日参されまして何とかめどが立つようなことをお聞きしましたんで、地元の住民として非常にうれしく思っております。何度か質問も過去においてはさせていただいたわけですけども、それだけではさも簡単にできるようなことも言っておられた時期もあったんですが、佐用町とか一宮の年数はちょっと忘れましたけども、豪雨があったときの予算の関係がそちらへ流れたんだというようなことで致し方ないなと、そのようにも思いました。
しかしながら、それよりもずっと前に、昭和51年からの話ですから、やはり何とか予算をつけてほしいという思いはずっとしておりました。以前の資料を見てみますと、平成15年、16、17年あたりに、まちづくりの委員会を立ち上げて播磨新宮駅から全体の面整備というのも検討されておられました。その中には新宮高等学校の移転というようなことだったんです。一つはね。駅前もそうです。中央線のほうもそうなんですが、学校については新宮高校の移転ということだった。ということは、統合はその後だったんです。龍野実業高校との統合というのは後からです。そのあたりから少し予定が狂ったというよりも、統合されたんですから、我々地元の人間としては龍野北高校が近くに来てくれたということについては非常に感謝しております。
ただ、しかし、当時は河川改修プラス新宮高校の移転というようなことだったもんですから、なかなかうまくいかないなというような思いもしておりましたけど、結果的には北高校が今言いましたように、近くにできて、本当にそれも喜んでおります。ただ、残すところは今お聞きをしております河川改修、それから新宮高等学校の跡地の利用、そういったようなことになるかなと思っております。
実際のところ、今の説明の中で河川の幅も予定どおりの幅にもなっておりますし、この構想につきましても、基本的には市長の努力のおかげで何とかいい方向に行くというようにお聞きしております。
ただ、ここでお聞きしたいのは、もし公表ができるようであれば、いつ頃にそういった具体的な形で動いていくのか。加えて、住民に対しての説明もできるのか、そのあたり分かる程度で結構ですので、今現在の状態で結構ですから教えていただきたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
都市建設部長。
○都市建設部長(梶本秀人君)
具体にいつというのはちょっと申し上げにくいんですが、今現在も国土交通省と私ども、新宮高校跡地の兵庫県もありまして、3者でいろいろ協議させていただいております。ご存じのように、設計はほぼ出来上がっておりますので、その跡地利用とか、用地関係の測量等、そこら辺がございます。それから橋梁もございますので、これがある程度めどが見えた段階で、実際にいつから入るというご説明をさせていただきたいと思います。
国のほうと調整しておりますのは、あくまでこれは予定なんですけども、年替わりますけども、ゴールデンウイーク以降で地元の方々に全体的には説明をさせていただきたいなと。もし、うまく予算とかが確保できれば、もっと前倒しになりますんで、どこかからは工事に入るかも分からないということも聞いておりますので、具体にある程度情報がきました、再度お伝えしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
松下信一郎議員)
22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)
ということは、令和3年のゴールデンウイークという捉え方ですよね。ですから、動きは令和4年あたりからは動きそうかなというような感じで捉えてよろしいでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
都市建設部長。
○都市建設部長(梶本秀人君)
あくまでこれも予定なんですけども、そのようにいきたいなと思っております。
○議長(
松下信一郎議員)
22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)
ありがとうございます。
これで災害がほかで起こらないことを祈っておきたいと、そのように思います。
何も今から新宮に帰って、こうだったああだったということは申しませんけれども、みんな住民というのはすごく期待をしておりますので、市長の努力に感謝いたします。ありがとうございました。
それから、次に、合葬墓の関係なんですけども、皆さんそれなりの墓についての問題というんですか、自分ところの先々の話というのはお考えになっているんじゃないかなと思うんですけども、冨井部長さん、ちょっと自分のところの墓のことをお聞かせ願えますか。難しいことじゃなくて……
○議長(
松下信一郎議員)
横田議員、本人に対する質問。
○22番(横田 勉議員)
分かりました。
それであれば、私ところの話をさせていただきますけども、私のところの家内は一人っ子で大阪なんです。墓が上本町のほうにありまして、もう誰もおりません。ですから、私自身が何とかしなければいけないというのが現状です。ですから、墓参りに行くのもほんとに年に1回、そのようなことぐらいしかできておりません。ですから、それも何とかしなければいけないなと、そのように思っております。
幸いにして、私の自分自身の墓につきましては、まだ子供たちがおりますので何とかこの先、幾分かは大丈夫かなと思っておりますけども、その次の代になりますと、間違いなく恐らくどうなっていくか分からないというような不安があります。ですから、皆さん方の中ででもいわゆる長男さんでなく、次男さん、三男さんということで外に出ておられるところはそのようなことがすぐに待ち受けているような状況ではないかなと、そのように思っております。そういう中で、今答弁をされましたけども、たつの市としてはもちろんやっていないと私も把握しておりますけども、十分に市としても考えるべき問題ではないかなと。
それから、もう一つ考えますのは、実は播磨自動車道が延伸しております。その中で、にしはりま環境事務組合の手前のところにダンプですごく土砂を持ってきている光景を見ました。ふと考えたところ、あれは今言いますように、播磨道の土砂だというようなことで、そういった場所であれば非常にいいんじゃないかなというように思いました。
ただ、それは佐用町区域というようなことですから、場所が違います。しかし、定住自立圏の中で、たつの市が中心市として今現在やっておられます。その捉え方で言いますと、広域の中でいわゆる合葬墓というようなものの捉え方ができないかなと、そのように思いました。
今現在、高原のほうで議会もあります。そういったような中ででもまた考えていただいたらいいかなとも思いますし、実際のところ定住自立圏が32年までが一つの締めになっているように聞いております。ですから、恐らくそれ自身がまた5年間延びるかどうか、それは全然分かりませんけれども、そういった中で生活圏、経済圏の安定的なというような趣旨もありますので、ぜひとも定住自立圏の中で考えていただくという方法もあるのではないかなと、そのようにも思っておりますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。もしそういう中で、申したことで返答があればお願いしたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
合葬墓につきましては、時代のニーズに合った埋葬スタイルだということは十分承知いたしております。ただ、合葬墓につきましては、先ほども市民生活部長が申したように、市では市営の墓地がないということ、議員おっしゃるのには、西播磨の環境事務組合であるとか、衛生事務組合、組合に入っているから定住自立圏でやってはどうかということなんです。
けれども、私ども首長会議の前に、副市長会議というのに私出ておりますけれども、これをたつの市から提案することは今のところなかなか難しいなと思うんです。といいますのも、実は合葬墓をするに当たっては、それぞれ合葬墓というのは、ご承知のとおり、供養するといった宗教的概念がないわけです。そういった中で、今お寺さん、職員の中でも生活ができなくて檀家が少なくてお坊さんのところの職員が2人、役所にもおるんです。実際には宗教、寺院から反発することも想定しとかなくてはなりません。
そういった諸々のことも踏まえて、しっかりと議論した中でそういうことが本当にどこまでできるかということを内部で十分検討した上で、もしも定住自立圏ということは自分とこでも解決できないのに、よそへお声がけするというのはなかなかこれも難しいということですので、ここら辺につきましては、十分検討しご寺院さんのいろんな意見も聞きながらしないと、なかなか一朝一夕でやりましょうとかいうことはなかなか言えないなと、研究させていただきたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
22番横田勉議員。
○22番(横田 勉議員)
ありがとうございます。
私もあるお寺さんともそんな話をさせていただきました。その人の考え方は、ああ、ええことやなというようにも言われたお寺さんもおられるということです。何もそれをどうでもしなさいとか、そういうことを一切言うつもりもありません。ただ、一つの今申したような形での検討課題として、これから十分起こり得る問題というのは結構あるんじゃないかなと、そのように思ったもんですから質問をさせてもらっているわけです。
今後とも、またどのような形になるか分かりませんけども、我々団塊の世代がもうそろそろ、それこそ近いところでございますし、どのようになっていくか分かりませんけれど、死んでしまうと何も分かりませんけども、しかしながら、空から見ているというようなことを思えば、安心したいわゆる合葬墓だけがいいとは言っておりません。いろんな形のこともありますので、そういったようなことも含めながらたつの市として考えていただきたいなと、そのように思いました。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
松下信一郎議員)
ここで、暫時休憩といたします。
再開は、午後1時といたします。
休 憩 午前11時47分
再 開 午後 1時00分
○議長(
松下信一郎議員)
休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
次に、11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)(登壇)
新生クラブ・幸福実現党の和田美奈です。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問いたします。令和2年、最後の締めの一般質問となります。最後まで、どうぞお付き合いください。
令和2年、2020年も年の瀬が迫ってまいりました。とても楽しみにしていた東京オリンピックなども延期になり、全世界の人々にとっても経済的にも精神的にも試練の1年となりました。生活が一変する中で、私たちはとても大切なことに気づくことができた年でもあったと思います。人間として本当に何が幸せかということです。私自身、本当の意味で自由の価値や自助努力で人生を切り開いていけることの幸福を心の底から実感した年となりました。幾ら政府からお金を頂いても、自由が奪われることがこれほど苦しいことなのかと。自由に自分のアイデアや人脈、自助努力でお金を稼いだり、自身を成長させることが人間としての幸福の基本だということ。また、大切な人に直接会って触れ合って、感謝や愛の言葉を伝えられる幸せ、また友人や恩師とぶつかり合ってのかけがえのない体験など失って初めて自由の価値を心の底から知ることができました。
本来の政治の使命とは、自由を守ることや自助努力の精神で人生を切り開くことができる土壌をしっかりと整備すること。また、努力が報われる社会の実現をサポートすることです。私たちは、いつかはこの
新型コロナウイルスの試練にも打ち勝つでしょう。しかし、この1年で私たちが学んだことは決して忘れてはいけないことだと思います。以上のことを踏まえて、質問本旨に入らせていただきます。なお、今回、私の質問に関しましては、同僚議員の皆様と重複しているところも多々ありますので、私なりの視点で質問をさせていただきます。
1つ目、
新型コロナウイルス感染症第3波への対応について。
戦後、経験したことのない国難に際して、たつの市においては、今春の国内流行初期段階から関係者、関係団体と協議を重ねていただき、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した様々な施策を迅速に行っていただいたことに心より感謝の意を表します。
一方で、11月に入り
新型コロナウイルス感染症が急速に再拡大し、今冬の大流行、医療の逼迫が危惧されている中、多くの市民の皆様が不安な毎日を過ごしておられます。我々新生クラブとしましては、5月、11月に要望書を2回提出し、たつの市の現状に適した
新型コロナウイルス感染症対策をお願いしてまいりました。
11月の要望書では、第3波に先立ち、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図る観点から自治会組織や医療、福祉、人権、教育、商工、交通、観光、飲食業、若者、子育て世代などの多種多様な団体との意見交換を行っていただくことを要望したところ、山本市長におかれましては、次の日から市内関係団体を回っていただいております。市民の一人としてとても心強く感謝申し上げます。
政府もコロナ対策について2兆5,000億円超の第3次補正予算を組んで、追加の財政支援を行うということですが、本市としても市民が正しい感染防止対策を行いながら、安心して心も体も健康に生活できるよう、以下質問いたします。
1つ目、現在、本市における医療・検査・宿泊療養施設等の体制はどのようになっているか。
2つ目、感染拡大がより深刻な地域では医療人材不足が喫緊の課題となっています。大阪府や旭川市などは自衛隊への看護官の派遣要請や他自治体からの看護師の派遣要請も行う事態であります。市民の生命を守るには、医療崩壊を起こさないようにすることが最重要だと考えますが、医療や福祉人材等への支援も含めて、本市ではどのような対策を考えておられるでしょうか。
3つ目、厚生労働省の発表によると、
新型コロナウイルスに関連する解雇や雇い止めは12月4日時点で7万5,341人に上っています。また、長引くコロナ自粛や失業者の増加により、鬱や経済苦などから全国的に自殺者も急速に増加しております。緊急事態宣言解除後に増え始めた自殺者数は、10月には全国で2,158人、兵庫県においても101人が亡くなられておられ、県も衝撃的な増加数と危機感を募らせており、対策を強化する方針を示していますが、本市としても、自殺者や鬱の方を減らすために「心の健康」を推進する取組が必要であると考えるがどうでしょうか。
大きな2つ目、旧新宮高校跡地の活用と周辺地域の活性化について。
この質問についても、昨日来、市長から前向きな答弁もございました。感謝と敬意を込めて私なりに質問させていただきます。
県立新宮高校が閉校し10年以上が経過しています。旧新宮高等学校跡地は、JR播磨新宮駅からも近く、新宮町の中心地に立地しているため、早期に有効活用してほしいという地元からの声は非常に大きいものです。本市の都市計画マスタープランでは、新宮高校跡地を含めた周辺地区を「近隣商業ゾーン」として位置づけており、地域住民を対象とした商業施設などの集客施設の立地を誘導・許容し、商業施設の立地環境づくりを目指しますとあります。兵庫県との協議内容も含めて本市の考えを問います。
1つ目、旧新宮高校跡地の利用について、現時点で県との協議はどのようになっているか。
2つ目、本市のまちづくりとして、旧新宮高校跡地の利用について、周辺地域の活性化と合わせてどのような考えや計画を持っているか。
以上、お尋ねいたします。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)(登壇)
11番和田美奈議員のご質問のうち、1点目のご質問の
新型コロナウイルス感染症第3波への対応についてお答えいたします。
まず、1番目、本市における医療・検査・宿泊療養施設等の体制についてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、
新型コロナウイルス感染症の医療・検査体制につきましては、発熱や咳などの症状がある場合、まずかかりつけ医もしくは兵庫県に設置している発熱等受診・相談センターに電話で相談し、感染が疑われるときは、
龍野健康福祉事務所管内の発熱等・診療検査医療機関において受診し、必要に応じてPCR検査が実施されます。
検査の結果、陽性の判定を受けた方で、医師が入院の必要がないと判断した軽症者または無症状者については、県が開設しています宿泊療養施設において療養することとなり、重症、中軽症者の方につきましては、感染症指定病院または協力医療機関での入院治療が行われます。
現在、県内では、インフルエンザ、
新型コロナウイルス感染症の診療・検査体制としまして、県が指定した発熱等・診療検査医療機関は、12月7日現在、973か所あり、そのうち、播磨姫路圏域では133か所となっております。本市では、3つの医療機関が公表されております。
また、揖龍休日夜間急病センターにおいては、発熱者用としてプレハブでの診察体制を整備し、12月6日から対応しています。
次に、2番目のご質問の医療崩壊を起こさないために、医療や福祉人材等への支援を含めて、どのような対策を考えているかについてお答えいたします。
3番堀讓議員のご質問にお答えしましたとおり、感染者の入院医療体制につきましては県が担っているところでございますが、本市では、インフルエンザ、
新型コロナウイルスの同時流行に備え、11月20日からたつの市民病院へ輪番制で医師会の先生方を派遣し、検査件数の増加に備え診療体制の充実を図ったところでございます。
また、県の要請により、
龍野健康福祉事務所に濃厚接触者等の健康観察業務支援に市の保健師を派遣しております。
次に、福祉人材等の支援につきましては、県では、介護保険施設その他の高齢者施設等で
新型コロナウイルス感染者が発生したこと等に伴いまして、介護サービスを提供する職員が不足する場合に、当該施設等に他の施設職員が応援する仕組みといたしまして、登録を各事務所等に働きかけ、万一の発生に備えた相互応援体制の充実を図っており、現在、県内の訪問・通所・施設系183の事業所の登録があり、市内では6事業所が登録されております。
また、障害福祉サービス事業所におきましても同様の取組がなされており、県内261の事業所の登録があり、市内では5事業所が登録されております。
いずれにいたしましても、市内施設で感染が発生した場合は、県からの情報提供を下に連携を図りながら、感染拡大防止に向け取り組んでまいります。
次に、3番目のご質問の自殺者や鬱の方を減らすための心の健康を推進する取組についてお答えいたします。
議員ご承知のとおり、全国の自殺者数は平成15年の3万4,000人をピークに減少傾向にありましたが、令和2年8月以降増加しており、兵庫県で自殺者が一月で100人を超えたのは平成30年8月以来となっております。
また、本市における自殺者数につきましては、昨年は14人、令和2年10月現在、14人で、内訳は、男性13人、女性1人でございました。
本市における自殺予防対策といたしまして、ゲートキーパー養成研修やつながるいのちサポートネットワーク事業などを展開し、自殺予防対策を行っております。
「心の健康」につきましては、県精神保健福祉センターをはじめとし、県の健康福祉事務所が相談窓口となっており、本市管轄の
龍野健康福祉事務所では、障害を持つ乳幼児、子育ての悩みを持つ保護者への育児支援、ストレス・ひきこもり・精神疾患などの心のケアなどの病気や療養に関する相談を行っており、本市におきましても、健康課保健師が相談を受けております。
また、市役所出前講座で鬱病の予防などのメンタルヘルスに関する講座を実施し、鬱病予防の啓発をしております。心の健康を保つためには、自分自身がストレスに立ち向かう抵抗力を高めて、ストレスに上手に対処することが大切と考えます。
現在、本市ホームページでは、ストレスチェックのための「こころの体温計」を使って、自分自身の気持ちの落ち込み度などを確認いただき、気づきの目安としていただいております。
コロナ禍で外出の機会も少なくなっていますが、市民の方には公民館での各種講座や教室、また地域で自主活動されているグラウンドゴルフなどの屋外運動などにも参加していただき、リフレッシュを図ってストレス耐性を高めていただきたいと考えております。
いずれにいたしましても、生き生きと自分らしく生きるためには、心の健康は欠かせません。今後においても、心の健康に関する正しい情報提供や啓発を行ってまいりますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)(登壇)
引き続きまして、2点目のご質問の旧新宮高校跡地の活用と周辺地域の活性化についてお答えいたします。
まず、1番目の旧新宮高校跡地の利用について、現時点で県との協議はどのようになっているかでございますが、先日、1番楠明廣議員のご質問で市長がお答えいたしましたとおり、旧新宮高校跡地の利用につきましては、兵庫県に対しまして、早期の方針決定と併せて兵庫県社会基盤整備プログラムへの位置づけを要望しているところでございます。
次に、2番目の本市のまちづくりとして旧新宮高校跡地の活用について、周辺地域の活性化と併せてどのような考えや計画を持っているかでございますが、1番楠明廣議員、22番横田勉議員のご質問でお答えいたしましたとおり、播磨新宮駅周辺の新宮地区につきましては、都市交流拠点と位置づけ、コンパクトで持続可能なまちづくりを進めるため、立地適正化計画に基づき住宅や生活利便施設の誘導を図り、公共交通ネットワークと連携した多極ネットワーク型コンパクトシティの実現を目指すこととしております。
その中でも旧新宮高校跡地周辺は、たつの市都市計画マスタープランにおいては「近隣商業ゾーン」、立地適正化計画におきましては「都市機能誘導区域及び居住誘導区域」に位置づけ、新宮地区の活性化には重要な箇所であることから、兵庫県に対しましては、本市計画のコンパクトシティ形成に配慮した方針決定を要望しているところでございますので、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
たくさん同僚の議員とも同じ質問で、丁寧に答えていただきましてありがとうございます。
皆さん、年末年始をこれから迎えられるに当たりまして、コロナに関してはやっぱりまだまだ不安に思っておられることがたくさんあると思います。その中で、市長のほうも関係各所団体のほうにいろいろ回っていただきまして、必要なことについて直接ヒアリングをしていただいていると聞いておりますので、本当にそのことについては市民の皆様にとってはありがたいことであるなというふうに思っております。
先ほどの堀議員の質問の中にもありましたけれども、年末年始の医療体制についてもう少し詳しく教えていただけましたら、年末年始になりますと、かかりつけ医の皆さんも休業しておられるところがたくさんあられると思いますので、そういうところをもう少し詳しく追加で教えていただけたらと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
本末年始を迎えますと、まず休日夜間急病センターというのが休日と祭日等、午前9時から夜の10時まで対応しております。あわせまして、このたび12月の広報でお知らせしましたように、発熱検査診療機関といたしまして、市内の病院等にご了解いただきまして、3つ公表させていただきました。そちらのほうは24時間体制で相談受付がされておりますので、それで対応がいけるかなと思います。
あわせまして、市民病院等でのPCR検査につきましても、今のところお聞きしているところは30日と1月2日にはPCR検査を健康福祉事務所の要請等があった場合は対応できるだろうと。それ以外の日につきましては、緊急等を要する場合は、抗原検査等で対応していきたいというふうなことをお聞きしておりまして、いずれにしても、市民病院のほうにつきましても、そういう体制を整えつつあるというふうにお聞きしております。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
年末年始に関しては本当に例年とは違う体制でいろいろ市民病院の方や新しく開業していただいた板垣救急クリニックの方も含めて24時間体制で、とくなが病院さんも含めて対応していただけるということは本当にありがたいことだなと思います。公表していただいて、近所にはこういうところがあるなということを知るだけでも本当にありがたいことでして、個人的にも3つの医院の方には、クリニックも含めて病院の皆さんには公表ということで大変な心労もあられたと思いますけど、個人としましても本当に感謝しておりますが、市長としてももちろん感謝されていると思うんですけれども、改めまして、市長とされましても、この3つの病院やクリニックの方に関しまして何か一言、また年末年始もございますので、何かエールを送っていただけたらと思うんですけれども。
○議長(
松下信一郎議員)
市長。
○市長(山本 実君)
3つの病院につきましては、年末までに一度お会いしていろいろとお願いもしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。
ほかにも、先ほど言われたみたいに年末年始だけではなくて、これまでも発熱外来も含めて特に市民病院などでは新しくプレハブを建てられて、その検査や診療をしていただいていて、常にお医者さんが2名と看護師さんが3名、交代で対応されているというのを新聞でも大きく報じられていまして、私たちとしても心強いなというふうに思うんですけれども、そん中で、やはり経営的に厳しいところもあられると思いますし、全国的には看護師さんなどが、長引いてこれからどれぐらい続くんだろうということで心が折れてしまうとか、離職につながるようなこともたくさんあると聞いております。
また、先ほど福祉の方に関しましても、他施設との連携も含めていろいろ協議いただいているということですけれども、やはり長引いて、これからも長引いていくと思うんですけれども、心が折れたら医療崩壊が早まるというふうにも思います。その中でやはりたつの市として何らか慰労金であるとか、ボーナスであるとかということを考えられているということはないんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
今ご承知のとおり、国におきましては、第3次の補正予算ということで地方創生の臨時交付金を1兆円程度補正しようという動きがございます。そういった中で、1次と2次で3兆円の補正をいたしたところ、たつの市においては約11億円が入ってございます。このたび国の補正で1兆円の補正が組まれたと推定をするならば、時期的には国会を通らないといけませんので、2月の上旬頃にくると思うんですが、大体3億程度の予算が配分されるというふうな見込みを立てております。
3億程度の中で何をどうするかということでございますけれども、やはり第一義的には実際に困っておられる方を支援する方策、あるいは特定の事業者というような形、医療従事者、福祉施設の従事者等々に慰労金として渡すかどうかということも検討しなくてはならないと思います。
既に医療従事者につきましては、国の予算を使いつつ県が看護師さん等に1人5万円という形で既に配られております。たつの市については、県が医療従事者とか福祉、介護、コロナウイルスの関係に関わった方には5万円ほど配られておりますので、たつの市単独ではご承知のとおり、私立の保育士さんに3万円の助成を出しております。
そういったこと全体を踏まえまして、今後、医師会のほうにも、保育士さんに配るときに、県の5万円プラスアルファを出しましょうかと言いましたけれども、医師会のほうは、いや、ちょっと待ってくださいと。我々は金で働くわけではなくて、心意気でやっているんだという話も聞きました。実際に市民病院については公的な独法法人ですので条例の根拠がなければなかなか出せないという部分があって、たつの市の保育士と独法の看護師さんについては給与条例至上主義ということで出しておりませんので、そこらも含めて公平感があるような形で、ちょっと時間がありますので考えていきたいと思います。
実際に医師会の先生方ばかりではなくって、看護師さんとか、あるいは介護保険事務所、障害者施設の方々とかいろんな方とお話をさせていただいて、何をどうすれば一番いいのかということも踏まえながら、また国から3億程度のお金がくるわけですから、どう使うべきかということについて3月補正でまた改めて、議員の皆様のお手を煩わすことになると思いますけれども、総合的に使って喜ばれることをさせていただきたいと、今しばらくお待ちいただきたいと思います。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。
私立のこども園、保育所の方々に慰労金を渡されて、そういうことも本当に助けられたという声も聞いております。その中でやはりこれから1月、2月、医療がもっともっと大変になってくると思いますので、先ほど副市長に言っていただいたように、本当に今の時期はこういう医療の方々とか福祉の関係の方々に、もちろん心意気で働いていただいていると私たちも承知しておりますけれども、感謝の気持ちとしてそういうことをしても、市民の方としては誰も怒られることもないだろうですし、本当に少しでもそういう方々のお力になりたい、私たちはそういう知識はありませんけれども、何とか感染を広めないことと、そういう感謝の気持ちを持ち続けるということを表していきたいというふうにも思っております。
そういうところを先ほどのお言葉のように、たつの市じゃないですけど、本当に臨時交付金が、これが何でコロナの関連のことなんだろうということに使われている例も多々、ほかではあるようにお見受けしますので、そういうことはたつの市ではないんですけれども、皆さんが気持ちよくたつの市に住んでよかった、働いてよかったと思っていただけるようなことに使っていただけたらと思います。
次の心のケアのところなんですけれども、本当にこれは多岐に及んでおりますし、難しいところでもあると思います。今回のコロナに関しては自粛というのが長引いて、本当に私たちも何でこんな大成功されているような芸能人の方がとか、誰に聞いてもびっくりするような方が急にそういうふうなことでぷつんと糸が切れてしまってということもあると思います。やはりいつもと違うのは相談ができない、実際に会って励まし合ったり、悩みを聞いてもらうことができない、そういうふうな年末年始にまたなっていこうかと思います。
また、子供たちもそういうふうな中でこれから受験の季節を迎えていって、親御さんたちもその中で張りつめた思いの中でこれから冬を過ごされると思います。なので、本当にやり過ぎてもやり過ぎだということはないと思うんですね。
今回の自殺に関しては、国の第3次補正でも140億円程度、相談体制、支援体制の拡充ということで予算が割り当てられていたかのように見ておりますけれども、やはり県のほうもそういうことを充実させていくというふうに言っておりますが、これまでのたつの市の自殺防止の取組というのはもちろんあると、従来のものはあると思うんですが、改めてやはりここで市としても打ち出していくべきこともあるんじゃないかなと思うんですが、その辺について何か新たにもう少しキャンペーンというか、そういうことをしていこうというような考えはないんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
今現在、たつの市は「つながるいのち支援計画」というのを策定しておりまして、その中に数値等を上げているんですけども、10年間で3割、自殺者数を減らしていきましょうというふうにしています。目標値にしますと、大体、死亡率にしまして18という形を掲げています。今現在のところの推移を見ていきますと、当初18より超えてたんですけども、今現在はおおむね13、15、今年ちょっと多くて18ぐらいになっているんです。
その目標にする前は26ぐらいだったんで、数値的には改善しているなというふうに思っています。それは、今、議員がご指摘いただいたいろんな施策が絡み合っていて、相談体制も充実してきましたし、それからゲートキーパー、つながるネットワーク、企業さんですね、法人とか企業、22法人ございますけど、そういう方に協力いただいて、いつでもどこでも窓口になっていただきますよというふうなステッカーを貼って、そういうふうに広く住民の方に目につくような体制で総合的にやっておる結果かなと思っていますので、今のところはそれを継いで見守っていきたいなと思っております。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
本当にたくさんのところで、ネット上でもですし、実際の店舗さんでもそういう相談のステッカーであるとかチラシとか、いろんなことに取り組んでいただいた結果、これまで減ってきているというのはもちろん承知しておりまして、そこのところについては本当に感謝しています。全国的に見ると、すごく増えていく傾向にあって、また年末年始とかそういう休みごとに、学校とかでもそうでしょうけれども、やっぱりそういうふうな心的に糸が切れてしまうようなこともたくさんあると思うので、今回のコロナに関しては特にネットとか、引き籠もって家で年末年始も過ごされる方が多いと思うので、もう少しSNS上であるとか、ネット上でそういうふうなことを展開していくということがいつもよりは重要になってくるんではないかなと思っているんです。
その辺の強化については、今回、国のほうでも予算はついて、兵庫県のほうも力を入れるとは言っているんですけれども、たつの市としても力を入れていくというような、ネット、特に店舗に行くことは今の状況では難しいと思うので、ネット上での広報の広げ方というのは何か考えておられないでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
健康福祉部長。
○健康福祉部長兼福祉事務所長(冨井静也君)
まず、自殺の要因というのは多種多様であると思います。今、議員ご指摘のように、コロナ禍においては生活等々、そういうもの、また若者にとっては若い芸能人の方がされたということで引き金になるということもネット上ではあります。今現在、県のほうでも窓口になってそういう情報も流れていますし、市としても、次、何がいいのかという、ネット、市の広報、市のホームページ等を使って何がいいのかというのは、また事案を検証して今後何かできるものがあれば取り組んでいきたいなと思っております。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ぜひそのように希望いたします。この時期ですので、心の健康と体の健康の両方を守っていく姿勢を市としてどんどん前に出していくということは、お金を使わなくてもみんなが意識してやっていけるようなことでも一つはあるかなと思いますので、キャンペーンじゃないですけれども、本当に命を守っていくというところをやはり打ち出していただきたいなと思っております。
私も宗教をやっておりますし、そういう意味でも自殺をするという人は一人でもいてほしくないと思いますし、自分の人生が最後まで、先ほどの最初の話にもありましたけれども、自分の力で切り開いていって人生を充実させていって、自分を成長させていくということが人生の一番の幸せであると思いますので、そのところはぜひ市のほうもいろんな角度からそういうふうなキャンペーンを打っていただけたらなというふうに希望しております。
もう一つ、心の健康という面では、やはり今、引き籠もってなかなか外に出れないという中で、やはりスポーツというのも一つ重要なものになってくると思います。市長のほうもスポーツをとても大切にされた市づくりを推進しておられますけれども、やはり来年はどうなるかも分かりませんけれども、パラリンピックも開かれるかもしれません。長引く不況、これからもウイズコロナの時代が続いてきます。その中でやはりスポーツを生かして高齢者や特に障害者の方、健康リスク、コロナやいろんな疾患にかかられたときにリスクが高いような方に対しても、やはりスポーツを通して健康づくり、心も体も健康にというふうなことをしていっていただきたいなと思っております。
市によってはスポーツに特化した専門官の方を設置されて、そういうふうな推進をされているところもあると思いますけれども、スポーツの面で何か子供たちのことやいろんなことも含めて何か考えておられないでしょうか。教育長、どうでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
教育長。
○教育長(横山一郎君)
健康福祉部長が冒頭で申し上げました、一つは公民館等での講座、今年は大きな講座はできませんけれども、小さな団体、少人数でやる講座というのはもう既に開設しておりまして、そういったものとか、それから、それぞれの地区でやっておられるグラウンドゴルフとか、体を動かすということが議員の質問にあります心の健康ということにつながっていこうかというふうに思います。
たつの市スポーツ推進計画、令和2年3月に立てておりますけれども、その中でライフステージに応じたスポーツの推進ということで、高齢者、障害者に至る全ての市民のライフステージにおいてスポーツ活動を推進していくということをうたっております。コロナの終息が見えませんけれども、その終息後、またコロナの中でそういった体を動かすということがどんなことをすれば進めていけるのかということについて、今後しっかり検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
そういう施策をやはり推進していくためにも、やはりそれに特化したような方を置いて、専門官を置いてそういうことを推進していくということは非常に意義があることかなというふうに思います。子供たちのスポーツもそうですし、障害スポーツもそうですし、高齢者もそうです。障害をお持ちの方のスポーツもそうです。来年のオリンピックが東京で開かれ、パラリンピックが開かれていくという中で、やはりたつの市としてもそれに併せてそういうふうな方を置いて、長引くコロナに対して打ち勝っていくということをぜひ検討していただきたいと思いますけれども、そのあたりのところはいかがでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
教育長。
○教育長(横山一郎君)
スポーツをすることによって体の健康ということは十分、私も意識をしております。そのためにどういう方法をしていくかということについてしっかり検討していきたいというふうに思いますので、今、ご質問にあった専門官の設置ということも含めて、どんなふうにしていくことが効果的かということについてこれから検討していきたいというふうに思います。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
ありがとうございます。
ぜひ前向きに検討していただけたらと思います。やはりコロナ対策というのはすごく県との関係であるとか、委員会のほうでもいろいろ難しいことは部長のほうからも聞かせていただいておりますし、その中で課長の皆様、関係の課の皆様、本当にご尽力いただいて、情報収集も含めて頑張っていただいているということは承知しております。
事があるたびにいろいろ対策会議を開いて対応していただいていると思うんですけども、県との関係であるとか、情報の入手が難しいことはあるとは思うんですけども、やはり市としてしっかり準備というのも必要になってくるんじゃないかなと思っております。先ほど同僚議員の質問の中でも、宿泊施設の話があって、もしかかった場合、症状が軽い場合、姫路かどっかのところに行くか、それは分からないと言われたんですけれども、本当にこれからどんどん増えていったら、もちろん医療崩壊も危惧される中で宿泊施設というのもどんどん地元で確保していかないといけなくなったりとか、いろんなことが想定されると思います。今はその必要は、市のほうには下りてきてなくても、いずれ、もし県のほうがパンクしてどうしようもなくなったら市のほう何かないですかとなったときに、やっぱりすぐに動ける体制というのを市として、やはり県とのもちろん関係もあるんですけども、準備しておく、想定しておくということは幾らしておいても無駄ではないと思っているんですけれども、そういうことは対策会議の中では、そういう会議というのはないよというのはされているんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
既に県の早金防災監とも話をしているわけですけれども、たつの市内における宿泊所についてどこか利用できるところがないかということでいろいろ協議させていただきましたが、やはりいずれにいたしましても、その条件としてバス、トイレがついておって、ほかの部屋と離れておるというような条件の中で、なおかつ相当数の方々が入所できる施設というようなことでいろいろ協議させていただいたんですけれども、たつの市内においてはそういった施設はないということの中で、これは申し訳ないけれども、たつのでは対応できないということで早金さんとも十分協議した中で、現時点ではちょっと難しいなというようなことで結論に至っております。
県としては200室以上、そして看護体制が整うところということでお探しのようでございますので、市内にはそういう施設はございませんから、シーショアというところが閉館して空いているわけですけれども、そういったところはちょっとご紹介しづらい部分もあります。県としても、第三者の施設を審議することに対しては問題がありますので、水面下の中でそういったことを協議しましたけれども、今のところちょっとたつの市内でのホテルというのは難しいという結論に至っておりまして、全く検討しなかったということではないので、それは十分、我々の中でも水面下ではやっておるということでございます。
(「議長、休憩してください」と呼ぶ者あり)
○議長(
松下信一郎議員)
このままの状態で休憩いたします。
休 憩 午後 1時43分
再 開 午後 1時43分
○議長(
松下信一郎議員)
会議を再開します。
副市長。
○副市長(井上彰悟君)
休憩中に議員さんのほうからシーショアは閉館であるというご指摘をいただきました。私、知っておりませんでしたので、閉館されているということでございますので、訂正させてもらいます。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
いろいろ想定していただいて、内々ではいろいろ協議していただいているということを聞いて、そういうこともとても安心しているんですけれども、今は本当にまだ医療崩壊していなくて余裕が少しある段階での話だと思いますので、今後本当にどんどんアメリカのような形になったり、いろんなことになっていった場合には、そんな場所でもぜひ使わせてもらいたいであるとか、自宅療養も兵庫県でもやっていくとか、いろんなことがなっていくと思いますので、そのときにはぜひ市内ではこういうところが可能でこういうこともできるということをやはり出していただくこともありがたいかなというふうに思っております。
たつの市としてもいろいろ考えているという姿勢が、今聞かせていただいたら私たちも安心するんですけれども、もっとアピールしていただいて、市民の方にもできる限りでいいですので、そういうことを出していっていただけたらありがたいなというふうに思っております。
やはり医療崩壊が絶対に起こらないように、たつの市としても万全の体制でいろんな想定を期待しまして、次の質問に移らせていただきます。
2問目につきましても、ほかの先輩議員さんからもたくさん質問がありましたので、詳しくのところは答えていただいてはいるんですけれども、県のプランは、昨日、市長も言及していただいたように、やっと本当に動き出しまして、来年には地元にも出てくるというふうに聞きましてとてもうれしく思っております。地元でもいろんなうわさが流れておりまして、県住になるん違うかとか、こういうのが建つらしいでとか、いろんなことを私たちも住民の方から逆に耳にすることもあります。
県に対して、今どういうふうなアプローチをしておられるかということは、先ほど言われたみたいにコンパクトシティとしての核として新宮高校跡地を利用していただけるように要望していただいていると思うんですけれども、市としてもう少し県のほうにこういうことに使ってもらいたいんやとか、こういうことにしていただきたいんやということは言えるもんなんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
何度も新宮高校の跡地の問題で立地適正化計画という言葉が出ております。この立地適正化計画といいますのは、そもそも国の都市再生特別措置法の改正によって策定されたものでございます。国の示す基本方針の中では、これからのまちづくりについては地方公共団体が一方的にやるんじゃなしに、民間の活力を十分に使って官民複合型の建物をつくっていきなさいよと。そういった形で複合型のものを推進しているところでございます。したがいまして、仮に県の土地に県がどんな事業をするかも分かりませんけども、そういったことを踏まえて我々の立地適正化計画も、そういった計画を含んでおりますので、そういったことも踏まえてできるだけ複合施設をお願いしたいというふうに要望してまいろうかというふうに考えております。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
それはとてもうれしいことで、新宮にとってもありがたいことだと思います。やっぱり官民一体となって複合施設というのはすごく魅力もありますし、今いろんなところでもそういうことでまちの規模に合わせた、決して大きくて立派ですごいものが建てばいいということではなくって、やっぱりこれからの人口であるとか、今の新宮のほかの居住の状況、市営住宅や県営住宅もあります。そういう中でのいろんなことを加味した上で、あそこをお荷物にならない施設といったらあれなんですけれども、長期にわたって採算も取れていくような施設であり続けていっていただかないと、魅力としては建ったわ中は何にもないがらがらやわということにならないように、そういう意味では住民の方とも事前になるべく早く情報を開示していただいて、どういうものがいいのか、逆に民間の業者にもどういうものだったら来ていただけるのかということも含めた上で、そういう計画もしっかりした上で建てる計画というのが進んでいくことがやはり望ましいかなというふうに思っておりますので、ぜひそのあたりのところを市としても、そして住民側としてもいろんなプランを持った上でそれを話し合って、そういう場を県ともたくさん持っていただけたらありがたいというふうに思いますけれども、そのあたりお願いできるんでしょうか。
○議長(
松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
今現在の立地適正化計画の中で、既に市民からの意向調査をしております。その中で都市機能誘導区域の中でいろんな施設があるわけなんですけども、新宮地域につきましては、医療施設であったりとか、商業施設が足りないということを伺っております。
したがいまして、ほかの福祉施設なんかは現在のところは目標値に達しているということで、今申し上げました医療施設であったりとか、商業施設ですね、そういったことを重点的に都市機能誘導施設として計画しております。
以上でございます。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
医療、商業のところをぜひ検討していただきたいですし、また、あそこは北高校ができまして、先ほどの話で道路もできましたら学生さんたちが通りやすくもなると思いますので、そういうところに若い人が入りやすいようなお店とか、そういうふうな若い人が活気づくようなお店もぜひ入っていただいたらちょっと若返るなということも思います。もし居住スペースとしては、全県的に今、医療人材の方が北高校では学ばれていますので、いろんな方がそこに下宿もできるようなとか、そういういろんな夢は膨らむんですけれども、ぜひ新しく新宮の核になるような夢のあるような場所になっていただけたらいいなというふうに期待しております。
また、マスタープランの中では、やっぱりあそこは水がつきやすい地域でもありますので、過去に簡易な雨水貯水槽の設置を促すみたいなことも新宮の地域ではあるんですけれども、そういう意味では雨水をためておくような、地下はですね、そういうふうなものに使っていただいてもいいかなとか、本当にこれは私のアイデアなので今言ってもあれなんですけれども、そういうふうな意味で新宮の人にとっていろんな意味のあるようなものになるように、市のほうも積極的に、ぜひ今回動いたのは本当にありがたいことなんですけれども、引き続き市としても積極的に関わっていただけたらありがたいなと思っております。
やはり新宮町全体としてコンパクトシティの核になるようなというふうにはあるんですけれども、昨日来あるように、やはり志んぐ荘だけでも志んぐ荘の活性化を考える上では、志んぐ荘だけでも駄目ですし、新宮の駅前だけでも駄目ですし、全体としてやっぱり食も文化もいろんなものを統合できるようなものもぜひ期待したいところですので、新宮町全体のこういうふうなまちの核になっていってもらいたいというような何かプランがありましたら、将来的なこういうふうなまちにしていきたいみたいなことがありましたら、改めてお聞きしたいと思うんですけれども。
○議長(
松下信一郎議員)
都市政策部長。
○都市政策部長(野本浩二君)
先ほど来、話は繰り返すかも分かりませんけれども、今現在のところ、市長のほうから答弁がございましたように、まずは栗栖川の河川改修がございます。それと、揖龍南北幹線道路であったりとか、それから様々な改修があるわけなんですけども、そういったことによりましてまち全体の例えば土地の単価が上がったりしますと。そしたら、土地の単価が上がることによって、例えば駅北で区画整理を予定している区域なんかでございましたら、保留地減歩ですね、そういったものも上がってきます。したがいまして、駅北側についても区画整理がやりやすくなると。
そういったことについては、先月の11月5日に市長対話広場がございました。そういった場でも市長がご説明をしております。だから、まずは立地適正化計画もそうなんですけども、その前に市民が安心で安全に暮らせるように河川の改修であったりとか、それとか幹線道路の整備とかいうことで、まず第一歩としてそういうふうに都市基盤の整備ですね、それを考えておりますので、どうかご理解をお願いいたします。
○議長(
松下信一郎議員)
11番和田美奈議員。
○11番(和田美奈議員)
駅の北の住宅地のこともそうですし、昨日、市長から言及いただいたブンセンのことなども考えますと、新宮としては大きな前進につながるような話を昨日から聞かせていただきまして、本当に皆さんも期待を膨らませて、また来年を迎えられると思いますので、また折に触れて、いろんなところで市長のほうからもアピールしていただいたり、みんなでまた話せるような機会をつくっていただけたらと思っております。期待しておりますので、ぜひまた市のほうも力を入れて頑張っていただくようにお願いしまして、一般質問、終わらせていただきます。ありがとうございました。
休 会 議 決
○議長(
松下信一郎議員)
以上で本日の日程は終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
議事の都合のため、明日19日から23日までの間、休会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松下信一郎議員)
ご異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、次の本会議は12月24日午前10時より開議いたしますので、よろしくお願いいたします。
散 会 宣 告
○議長(
松下信一郎議員)
本日はこれをもって散会いたします。
皆様、お疲れさまでした。
散 会 午後 1時55分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和2年12月18日
たつの市議会議長 松 下 信一郎
会議録署名議員 赤 木 和 雄
会議録署名議員 和 田 美 奈...