たつの市議会 2019-09-27
令和元年第4回たつの市議会定例会(第4日 9月27日)
令和元年第4回たつの
市議会定例会(第4日 9月27日) 令和元年第4回たつの
市議会定例会議事日程(第4日)
令和元年9月27日(金)午前10時開議
1 開議宣告
日程第1 議案第58号 たつの市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例
制定について
議案第59号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に
伴う関係条例の整備に関する条例制定について
議案第60号 たつの
市消防団条例の一部を改正する条例制定について
議案第61号 たつの市印鑑条例の一部を改正する条例制定について
議案第62号 たつの市子どものための教育・保育に関する
利用者負担額を
定める条例及びたつの市特定教育・保育施設及び特定地域型
保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について
議案第63号 たつの
市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例制定
について
議案第64号
地方独立行政法人たつの
市民病院機構中期目標の策定につい
て
議案第65号 たつの
市水道事業給水条例等の一部を改正する条例制定につ
商工振興課長 正 田 晴 彦
観光振興課長 神 尾 俊 輝
建設課長 野 村 順 一
用地課長 久保田 英 喜
都市計画課長 三 木 康 弘
まちづくり推進課長 大 野 泰 弘
建築課長 岸 本 省 己
上水道課長 小 林 雄 二
前
処理場対策課長 小 谷 英 樹
たつの
市民病院事務局次長 神 尾 尚 武
教育長 横 山 一 郎
教育管理部長 田 中 徳 光
教育事業部長兼
歴史文化財課長 冨 井 俊 則
教育管理部参事兼
教育環境整備課長 沖 田 基 幸
教育事業部参事兼
社会教育課長 小 松 精 二
教育事業部参事兼
人権教育推進課長 圓 田 元 彦
教育管理部教育総務課長 坪 内 利 博
教育管理部学校教育課長 山 田 晴 人
教育管理部幼児教育課長 田 中 彰 人
教育管理部すこやか給食課長 村 上 秀 樹
教育事業部体育振興課長 倉 元 竜 也
教育事業部社会教育課主幹 喜多村 玲
教育事業部歴史文化財課主席学芸員 義 則 敏 彦
開 議 宣 告
○議長(楠 明廣議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
この際、ご報告いたします。
初めに、市長より地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した事件の報告1件が提出されており、その写しを配付いたしておりますので、ご清覧願います。
次に、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして、事務局長より報告いたします。
○
議会事務局長(西田豊和君)
ご報告申し上げます。
まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は22名全員であります。
次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。
以上でございます。
○議長(楠 明廣議員)
以上で報告を終わります。
次に、今期定例会の
会議録署名議員については、8月28日の定例会第1日に、16番桑野元澄議員、18番永富靖議員を指名いたしておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。
ここで、暫時休憩いたします。
休 憩 午前10時01分
再 開 午前10時55分
○議長(楠 明廣議員)
休憩前に引き続き、再開いたします。
〜日程第1 議案第58号から議案第67号〜
○議長(楠 明廣議員)
次は、日程第1、議案第58号 たつの市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定についてから議案第67号 令和元年度たつの
市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)までの10件を一括議題といたします。
これより各常任委員会及び
予算決算特別委員会の審査の経過並びに結果等について、各常任委員長及び
予算決算特別委員長の報告を求めます。
初めに、
総務生活常任委員長の報告を求めます。
木南裕樹総務生活常任委員長。
○
総務生活常任委員長(木南裕樹議員)(登壇)
ただいま議題となっております10件のうち、
総務生活常任委員会に付託になりました議案第58号から議案第61号までの4件につきまして、
総務生活常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきまして、去る8月28日の今期定例会第1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る8月30日午前10時から、議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案4件につきまして全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決した次第であります。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第58号 たつの市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定についてでありますが、委員から、
会計年度任用職員への移行に伴い、どれくらい人件費が上がるのか試算はしているのかとの質疑があり、当局からは、現在、臨時職員は物件費に計上しているが、
会計年度任用職員に移行したと仮定した場合、人件費で計上することになり、トータルで1億3,000万円の増となるとの答弁でありました。
また、委員から、条例第17条の
パートタイム会計年度任用職員の報酬については計算方法が記載されており、フルタイムと計算式が異なるが、市としてはどのように考えているのかとの質疑があり、当局からはパートタイムの報酬の計算方法について、国が示している
事務処理マニュアルを準用しており、職種によって各課にヒアリングをして時間数を調整し、その時間数に応じて割り戻していく考えで制度設計しているとの答弁でありました。
次に、議案第60号 たつの
市消防団条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、消防団員の募集について
女性消防団員を含めどのように取り組んでいるのかとの質疑があり、当局からは、現在、消防団員は1,326名で、そのうち女性団員は二十数名である。募集については、女性団員募集を含め各分団においてさまざまな取り組みをしている。また、その他の取り組みとしては、企業と連携した
機能別消防団員の採用も進めているとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑等はありませんでした。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
総務生活常任委員長の報告を終わります。
○議長(楠 明廣議員)
総務生活常任委員長の報告は終わりました。
これより
総務生活常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご発言がありませんので、次に、
福祉文教常任委員長の報告を求めます。
野本利明福祉文教常任委員長。
○
福祉文教常任委員長(野本利明議員)(登壇)
ただいま議題となっております10件のうち、
福祉文教常任委員会に付託になりました議案第62号から議案第64号までの3件につきまして、
福祉文教常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る9月2日午前10時から、議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、教育長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案3件につきましては、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第62号 たつの市子どものための教育・保育に関する
利用者負担額を定める条例及びたつの市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、
利用者負担額が無償化される対象者は何人いるのかとの質疑があり、当局からは、新たに無償化されるのは1,730名で、既に段階的な無償化で対象となっている方が101名、合計で1,831名となるとの答弁でありました。
次に、議案第64号
独立行政法人たつの
市民病院機構中期目標の策定についてでありますが、委員から、定住自立圏における医療体制の充実とはどのようなことかとの質疑があり、当局からは、1つには、
宍粟総合病院との病院間連携を考えている。
宍粟総合病院は、新宮地域の人々の利用が多いことと、小児科や産科など、たつの市民病院にはない機能があり、お互いに補完し合えるためである。もう一つは、地域医療構想で
訪問看護ステーションをより充実させ、将来的には市内北部にもブランチを設置する。その
バックアップ体制を
宍粟総合病院に求めていくことを考えているとの答弁でありました。
また、委員から、患者満足度の向上のため、受診待ち時間及び検査の待ち時間の短縮とあるが、具体的にはどうするのかとの質疑があり、当局からは、検査の待ち時間については、多くの患者が利用する採血の部分について専門員の配置や検体のやりとりについて工夫することで、ある程度短くできるのではと考えている。受診待ち時間の短縮は今後の課題であるとの答弁でありました。
また、委員から、職員の意識改革はどのようにするのかとの質疑があり、当局からは、これまでは病院の人事や給与面など重要なことは全部市当局で決めていたが、今後は病院の内部の理事会で決まっていくということを職員に意識付けをし、市任せではなく、自ら業務改善、経営改善ができるようになることを目標としているとの答弁でありました。
また、委員から、へき地医療の提供に関して、市内にはほかにもへき地と言えるところがあるのに、室津に限定しているのはなぜかとの質疑があり、当局からは、県の保健医療計画において室津診療所がへき地診療所に位置づけされており、研修医の派遣など県に強く働きかけていくため県の計画と整合性をとったものであるとの答弁でありました。
そのほかの議案に関しては、委員から特に質疑はございませんでした。
以上で、当委員会の審査経過及び質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げて、
福祉文教常任委員長の報告を終わります。
○議長(楠 明廣議員)
福祉文教常任委員長の報告が終わりました。
これより
福祉文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご発言がありませんので、次に、
経済建設常任委員長の報告を求めます。
柏原要経済建設常任委員長。
○
経済建設常任委員長(柏原 要議員)(登壇)
ただいま議題となっております10件のうち、
経済建設常任委員会に付託になりました議案第65号の1件につきまして、
経済建設常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきましては、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る9月3日午前10時から、議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案については、全員異議なく「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第65号 たつの
市水道事業給水条例等の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、
指定工事業者証更新手数料は新しく導入するのかとの質疑があり、当局から、今回水道法の改正により
指定給水装置工事事業者について5年ごとの更新制が導入されるため、新たに規定する必要が生じたものであるとの答弁でありました。
また、委員から、
指定工事業者証更新手数料の額を2万円に設定した根拠は何かとの質疑があり、当局から、
指定工事業者証更新の手続は、新規の申請と同様の手続となるため、更新手数料は新規の申請と同額の2万円に設定したとの答弁でありました。
以上で、当委員会の審査経過を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上で、
経済建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(楠 明廣議員)
経済建設常任委員長の報告は終わりました。
これより
経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご発言がありませんので、次に、
予算決算特別委員長の報告を求めます。
内匠勇人予算決算特別委員長。
○
予算決算特別委員長(内匠勇人議員)(登壇)
ただいま議題となっております10件のうち、
予算決算特別委員会に付託になりました議案第66号及び議案第67号の2件につきまして、
予算決算特別委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、
委員会分科会を8月30日、9月2日、3日に議会第1委員会室で開催し、委員会全体会を9月25日に議会第2・第3委員会室で開催いたしました。
次に、審査の結果でありますが、表決の結果、当委員会に付託されました各
会計補正予算案2件について全員異議なく、「原案のとおり可決すべきもの」と決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第66号 令和元年度たつの
市一般会計補正予算(第2号)についてでありますが、
危機管理課所管分について、委員から、防災と福祉の
連携促進モデル事業について、指導員謝礼17万4,000円とあるが、その内訳はどうか。また、指導員とはどのような方で、何人を想定しているのかとの質疑があり、当局からは、各自治会で開催される全画会議において自主防災組織と指導員が一緒になって要援護者の個別支援計画を作成するが、その際の指導員の謝礼である。また、指導員とは、福祉の専門職である
ケアマネジャーや
相談支援専門員等、資格をもった方で9名の予算を見込んでいるとの答弁でありました。
次に、
地域福祉課所管分について、委員から、
身体障害者補装具支給事業について、補装具とはどういったものかとの質疑があり、当局からは、車椅子や義足などをオーダーメードで作っているが、今回は筋電義手の申請があったとの答弁でありました。
また、委員から、筋電義手の金額の100%を補助するのかとの質疑があり、当局からは、申請者の所得に応じて自己負担の判断をするため100%補助ではないとの答弁でありました。
次に、
高年福祉課所管分について、委員から、地域介護・
福祉空間整備等施設整備事業について、非
常用自家発電設備を整備する事務所1カ所はどのように決めたのかとの質疑があり、当局からは、県から今年度事業実施の通知があり、対象となる事業所に照会したところ、1カ所の事業所から申請があったものであるとの答弁でありました。
次に、
農地整備課所管分について、委員から、防災減災事業の委託業務について、ため池の調査内容はどのようなものかとの質疑があり、当局からは、今回の調査はため池諸元調査業務、ため池マップ作成業務及びため池廃止設計業務の3つの事業である。これは、昨年7月の豪雨による広島を中心とした32カ所のため池が決壊して1名が亡くなるという状況を受け、国が補助事業として進めるものである。また、7月にため池管理保全法が制定され、現在、ため池管理者からため池届が提出され、ため池の数を把握している。今後は、危険なため池について改修等の計画を立てていくこととなるとの答弁でありました。
次に、学校教育課所管分について、委員から、プログラミング教育はどのように行うのか。また、職員研修などは図っているのかとの質疑があり、当局からは、実施方法は、ブロックで車や扇風機など動きものを組み立てて、コンピューターを使って自分の意図どおりに動かすものである。この体験を通じて論理的思考を育むとともに、ITに強い人材を育成することが狙いである。職員は1学期及び夏休み期間中に研修及び教材を使った体験を行っているとの答弁でありました。
また、委員から、各学校にレゴブロックの教材を6台配置するということだが、大規模校や小規模校も同じ数なのかとの質疑があり、当局からは、四、五人のグループで1台使用するとして、1時間、1クラス分を想定している。2クラス同時に実施したい場合など、不足する分については、教育委員会が当初予算で購入している同じ教材を貸し出すことも考えているとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑等はありませんでした。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
予算決算特別委員会委員長の報告を終わります。
○議長(楠 明廣議員)
予算決算特別委員長の報告は終わりました。
これより、
予算決算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご発言がありませんので、各常任委員長報告及び
予算決算特別委員長報告に対する質疑を終結して、これより討論に入りますが、発言通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより、表決に入ります。
都合により、分割して採決いたします。
お諮りいたします。
上程中の議案第58号から議案第61号までの4件は、
総務生活常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第58号から議案第61号までの4件は、
総務生活常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第62号から議案第64号までの3件は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第62号から議案第64までの3件は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第65号は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第65号は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第66号及び議案第67号の2件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第66号及び議案第67号の2件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決されました。
〜日程第2 認定第1号から認定第14号〜
○議長(楠 明廣議員)
次は、日程第2、認定第1号 平成30年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第14号 平成30年度たつの
市国民宿舎事業決算認定についてまでの14件を一括議題といたします。
これより、
予算決算特別委員会の審査の経過及び結果等について、
予算決算特別委員長の報告を求めます。
内匠勇人予算決算特別委員長。
○
予算決算特別委員長(内匠勇人議員)(登壇)
ただいま議題となっております
予算決算特別委員会に付託になりました認定第1号から認定第14号までの14件につきまして、
予算決算特別委員会を代表して付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、去る8月28日の今期定例会第1日の本会議において当委員会に付託されたものであります。
次に、審査の経過でありますが、
委員会分科会を8月の30日、9月の2日、3日、4日、5日、6日に議会第1委員会室で開催し、委員会全体会を9月25日に、議会第2・第3委員室で開催いたしました。
次に、審査の結果でありますが、表決の結果、当委員会に付託されました平成30年度各会計決算認定14件の全件について原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて要約してご報告申し上げます。
初めに、認定第1号 平成30年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、
危機管理課所管分について、委員から、防犯カメラ設置補助事業について13団体からの申請で13カ所に補助しているが、1団体から2カ所申請することは可能なのかとの質疑があり、当局からは、申請は1団体で2基、3基とできるが、県で採択されるのはほぼ1カ所であるとの答弁でありました。
次に、情報推進課所管分について、委員から、観光地Wi−Fi運営事業について、Wi−Fiの設置箇所の周知があまりされていない。これから外国人のインバウンドが増えてくるため、ここにWi−Fiがあるということを看板等で周知してはどうかとの質疑があり、当局からは、現場を確認し目立つような方法を考えていきたいとの答弁でありました。
次に、納税課所管分について、委員から、市税等のクレジットカード納付について、クレジットカード決済手数料は納税者負担となるが、納税率を上げるために手数料を市で持つ考えはあるのかとの質疑があり、当局からは、クレジットカード納付率は平成30年度決算で0.7%と浸透していない部分があり、納税者負担分を市が持つかどうかについては現在検討していないとの答弁でありました。
次に、企画課所管分について、委員から、ふるさと応援寄附金受入事業について、昨年度と比較して受入件数は減少した割に、受入金額が増加したのはどういう理由かとの質疑があり、当局からは、50万円以上が8件、100万円以上が1件というように大口納付が増えていることが要因と考えるとの答弁でありました。
次に、広報秘書課所管分について、委員から、多文化共生社会推進事業について、外国人の相談窓口ではどのぐらいの相談件数があるのか。また、何名の相談員で対応しているのかとの質疑があり、当局からは、年間120件ほどの相談がある。現在、相談員は1人で対応している状況であるとの答弁でありました。
次に、財政課所管分について、都市計画税の使途状況について、都市計画税のうち地方債償還にどのくらい充当されているのかとの質疑があり、当局からは、都市計画税について、平成30年度は地方債償還に100%充当しており、主に下水道事業特別会計償還金に充てているとの答弁でありました。
次に、契約課所管分について、契約事務事業について、契約件数2,000件のうち市内業者への発注は160件であるが、残り40件は市内業者がいなかったのか。また、市内業者を優先する基準はあるのかとの質疑があり、当局からは、機械器具の設置工事や建設設計等で特殊なものについては市内で発注できないため市外に発注している。また、基準としては、市内業者が1から2者の場合、競争性が保てないため、県内の事業所を要件としているとの答弁でありました。
次に、環境課所管分について、不法投棄撲滅事業について、不法投棄を市が処分したときの処分手数料はどうなるのかとの質疑があり、当局からは、不法投棄については揖龍クリーンセンターやにしはりまクリーンセンターに処分を依頼している。処分手数料は減免となっているとの答弁でありました。
次に、
地域福祉課所管分について、委員から、自殺対策計画策定事業について、自殺者の人数の変化は見られたかとの質疑があり、当局からは、ゲートキーパー講習会や啓発事業などの効果もあり、計画策定時と比べて半数以下となっているとの答弁でありました。
また、委員から、生活保護費の就労自立給付金が1人分だけ支給されているが、生活保護の相談件数や開始件数が増えてきている傾向にあるのに、自立される方が少な過ぎないか、どこに問題点があるのかとの質疑があり、当局からは、働ける年齢層の方には職員がハローワークや事業所の面接に同行し、就労につなげるよう取り組んでいる。しかし、保護対象者の半数以上が高齢者世帯であり、小さな子どもがいる母子家庭もある。就労には運転免許の所持などの条件もあり、仕事を探すのが難しい状況である。働きながら保護を受けている方もあるが、収入が保護費を上回り、生活保護を完全に脱却するのは年間で数えるほどしかないとの答弁でありました。
次に、児童福祉課所管分について、委員から、産後ケア事業は126万円の事業費に対し、執行額は5万4,000円で宿泊利用の1件だけである。事業委託している病院が限られていることが原因ではないかとの質疑があり、当局からは、問い合わせは多くあったが、本事業は産後ケア制度を実施している医療機関に委託しているため、出産したところとは別の医療機関に行ってケアを受けることになる。自己負担の問題等もあり、結果的に1件となっているとの答弁でありました。
また、委員から、子育てきらきらクーポン事業について、店舗件数が減っているのはなぜかとの質疑があり、当局からは、何年間か協賛していたがあまり利用されなかったという店舗が辞退されているとの答弁でありました。
次に、
高年福祉課所管分について、委員から、生活支援サポーター養成事業及び福祉資格取得助成事業について、いずれも昨年から引き続き申込数が少ないが、定住自立圏において本当に周知ができているのかとの質疑があり、当局からは、申込数が少ないのは周知不足も理由の一つと考えており、2市2町でもっと事業所にアプローチをしていきたいとの答弁でありました。
次に、健康課所管分について、委員から、妊活サポート事業についてどのくらいの方が妊娠に至ったのかとの質疑があり、当局からは、昨年度のデータであるが、一般不妊治療では4割の方が出産に至っており、特定不妊治療では妊娠に至ったのが約4割、そのうち出産されたのが約7割となっているとの答弁でありました。
次に、農林水産課所管分について、委員から、農業振興費の経営構造対策推進事業補助金について、予算で900万円が計上され、決算が169万4,000円と大きな差異があるが、補助事業への応募が少なかったということかとの質疑があり、当局からは、経営構造対策推進事業補助金は予算計上時に各種団体から機械の補助金要望を市で集計し、当該年度に県への申請を行っている。県では、県内各団体からの申請に対し、ポイント制により優先順位がつけられ、上位団体から補助金が該当していくため、本市からの申請分で補助金への該当は169万4,000円のみであったとの答弁でありました。
次に、商工振興課所管分について、委員から、商工振興費全般で約2,700万円の不用額があるが、補正による減額ができなかったのかとの質疑があり、当局からは、商工振興費において不用額が生じた主な事業は、中小企業金融対策事業であるが、市内金融機関へ融資制度に係る預託金が事業内容となっており、金融機関からの最終実績報告は年度末であるため、補正による減額を判断することが困難であるとの答弁でありました。
次に、健康課所管分について、委員から、交通安全施設整備事業で1,624万円で防護柵などの交通安全施設を設置したとの説明であったが、道路台帳の交通安全施設の延長は去年より減少しているのはなぜかとの質疑があり、当局からは、防護柵などの交通安全施設の設置もあるが、開発等で新たな交差点ができた場合には、防護柵が撤去されることもあり、結果的に減少しているとの答弁でありました。
次に、用地課所管分について、委員から、地籍調査の委託料について当初予算に比べ決算額が少ないが、当初予定した面積の調査は実施できているのかとの質疑があり、当局からは、測量調査業務委託においては、実施予定の面積に基づき設計を行い事業を実施している。しかし、入札では入札残が発生するため、大幅に入札残が出た場合には、変更契約等により区域を若干広げるなどの対応をしているとの答弁でありました。
次に、都市計画課所管分について、委員から、住宅管理費の火災警報機設置工事であるが、市営住宅の全部屋に火災警報機を設置したということかとの質疑があり、当局からは、以前から火災警報機は設置してあるが、未設置であった419部屋に同数の火災警報機を設置したとの答弁でありました。
次に、まちづくり推進課所管分について、委員から、定住促進に関する事業は、平成26年度から実施しているが、事業の見直しを検討する時期と思われるが、今後の事業継続をどのように考えているのかとの質疑があり、当局からは、定住促進に関する事業のうち、転入者と若者に対する住宅取得支援事業の利用者が多いものの、空き家活用支援事業の利用者が少ないため、空き家を改造した上で転入する空き家活用支援事業などを検討しているとの答弁でありました。
次に、建築課所管分について、委員から、危険ブロック塀撤去支援事業は、通学路のみが対象となっているのかとの質疑があり、当局からは、危険ブロック塀撤去支援事業の対策は不特定多数の人が通る道として、公衆用道路等全ての道路が含まれているとの答弁でありました。
次に、教育総務課所管分について、委員から、ICT教育環境整備事業について、小中学校のタブレットの導入台数と電子黒板付プロジェクターの導入状況を確認したいとの質疑があり、当局からは、タブレットは小学校に207台、中学校に76台導入しており、プロジェクターは全体で55台、そのうち中学校は27台となっている。これはグループ学習で活用しているとの答弁でありました。
次に、学校教育課所管分について、委員から、不登校対策ネットワーク事業により、不登校の子供の人数は減ったのか、スクールカウンセラーはどのような配置となっているのかとの質疑があり、当局からは、不登校の子供は小学校は1名減ったが、中学校では5名増えている。スクールカウンセラーは、県のほうで揖西西小学校と小宅小学校の2校及び全中学校に拠点校方式で配置している。また、市教育委員会でも配置しており、必要に応じて派遣しているとの答弁でありました。
次に、委員から、ふるさと教育推進事業でキャリアノートを小・中学校で配布しているが、本市独自でどういうところに力を入れているのかとの質疑があり、当局からは、野見宿禰や三木露風などたつのに特化した内容に触れるページを記載している。現在は小学校3年生と中学校1年生で配布しているが、徐々にほかの学年にも広げていき、数年後には市内の全小・中学生が同じノートを持って活動し、高校やそれ以後まで子供たちの学びを引き継いでいけるものにしたいとの答弁でありました。
次に、社会教育課所管分について、委員から、放課後児童クラブでは授業中とは違う開放感があって、発達障害の子供がいる場合などはトラブルが発生することがあると思う。教員免許のない指導員が対処できるのかとの質疑があり、当局からは、重い障害のある子供がいる場合には支援員を1名余分に配置している。トラブルがあった際には、子供からよく話を聞き、親にも伝え、必要に応じて担当課も話し合いに出向いている。指導員の資格については、2年間、支援員として働かれた方には県の講習を受講していただき、教職ではないが指導員としての資格を取っていただくとの答弁でありました。
次に、歴史文化財課所管分について、委員から、新宮宮内遺跡管理事業でボランティアの弥生クラブは年間どのぐらい活動しているのか。また、竪穴住居はカヤでつくられているが、長もちさせるために定期的にいぶす作業をしているのかとの質疑があり、当局からは、毎週月曜日、少なくとも月4回は活動されている。ほぼ毎回、いぶす作業をしているが、傷んできたため、今年の冬には新しいカヤを調達して修復する予定であるとの答弁でありました。
次に、認定第2号 平成30年度たつの
市学校給食センター事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、給食費の滞納の状況はどうなっているのか、また、どのように徴収しているのかとの質疑があり、当局からは、現年で12件あり、傾向としては同じ方が複数年にわたって滞納している。徴収は、まず文書で催告し、電話督促、隣戸訪問などを行っている。経済的理由で納付が困難な場合もあるが、相談に応じながら納付依頼をしているとの答弁でありました。
次に、認定第5号 平成30年度たつの
市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、国保医療年金課所管分について、委員から、特定健康診査事業について、特定健康診査を受診されない方の理由を把握しているのかとの質疑があり、当局からは、仕事が忙しく、特に異常を感じていないからというのが一番の理由であり、特に受診率の低い地区については、住宅の国保保健師が重点的に受診勧奨をするようにしているとの答弁でありました。
次に、認定第7号 平成30年度たつの
市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、
高年福祉課所管分について、委員から、介護予防サービスのうち訪問介護、通所介護が総合事業に変わったということだが、総合事業のうち代表的な介護予防・生活支援サービスの相当と緩和の違いを説明してほしいとの質疑があり、当局からは、相当は従来のサービスと同等で、緩和は基準を緩め報酬を抑え、事業者が参入しやすくしたものである。チェックリストで身体状況を判断して認定できるため、認定審査会などの手間が簡略化できるのが特徴であるとの答弁でありました。
また、委員から、家族介護支援事業について、自宅で介護され、周りとかかわる機会のない方にはどのように情報提供しているのかとの質疑があり、当局からは、5つの在宅介護支援センターに委託し、介護サービス未利用者を
ケアマネジャーが訪問して生活状態を把握している。サービスを本当に必要とする方が漏れていないか確認しており、必要に応じて申請の代行なども行っているとの答弁でありました。
次に、地域包括支援課所管分について、委員から、いきいき百歳体操推進事業の臨時雇賃金とはどのような方に出しているのかとの質疑があり、当局からは、体操の参加者は高齢の方が多いため、定期的に健康状態や身体状況を確認するための看護師に支払っているとの答弁でありました。
次に、認定第8号 平成30年度たつの市下水道特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、不納欠損額が毎年1,000万円程度となっていることに何か理由があるのかとの質疑があり、当局からは、不納欠損は件数も膨大となるため絞り込み処理をしており、金額を目標としているわけではない。平成30年度は、平成14年度から21年分について、過去の収納経緯、収納実績及び誓約書等を慎重に確認し、不納欠損を実施したとの答弁でありました。
次に、認定第9号 平成30年度たつの市農業集落排水特別事業会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、農業集落排水区域内では世帯数、水洗化の世帯とともに減少している状況であるが、今後の事業計画をどのように考えているのかとの質疑があり、当局からは、農業集落排水事業の区域は新規の家が建てにくい状況で、今後も稼働率が悪くなることを予想している。このため、今後は施設の統廃合、更新時の縮小化、流域下水道への切りかえを考えているとの答弁でありました。
次に、認定第10号 平成30年度たつの市前
処理場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、沢田前処理場の太陽光発電施設で発電された電力はどのように使用されているのかとの質疑があり、当局からは、沢田前処理場の太陽光発電施設で発電された電力は、売電せずに、まず、沢田前処理場で使用され、余力があれば松原前処理場、誉田前処理場に送電し、使用する方式で稼働しているとの答弁でありました。
次に、認定第13号 平成30年度たつの
市水道事業決算認定についてでありますが、委員から、貸借対照表の資本の部で、合計44億8,000万円もの剰余金があるが、この剰余金の用途について何か計画があるのかとの質疑があり、当局からは、44億8,000万円の剰余金については、管を更新する際、減価償却等による内部留保資金のみで更新することは困難であるため、収益的収支で利益を出し、それを原資として使用するため、剰余金として置いているとの答弁でありました。
次に、認定第14号 平成30年度たつの
市国民宿舎事業決算認定についてでありますが、委員から、国民宿舎は地域の拠点として桜や紅葉の時期には地域の行事などとタイアップされたイベント等が実施されていた。指定管理になってから、このようなイベントの実施が見られない。指定管理になり何か変化があったのかとの質疑があり、当局からは、国民宿舎を行政が直接経営していたころと比較すると、地域とのかかわりが少なくなっているかもしれないが、朝食バイキング等が実施されサービスは拡充しているとも聞いている。9月中に指定管理者の再募集を行うため、地域とのかかわり等も勘案し審査に当たりたいとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑等はありませんでした。
また、9月25日開催の委員会全体会において、認定第1号 平成30年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定について、表決前の討論では、委員から、子育て支援策、福祉施策など評価できる点も多々あるが、人権教育、人権推進に多額の予算を執行している。2002年の同和関連法の終焉によって、各地では廃止、縮小されている。同和という文字は消えたが、その内容は旧態依然のものであるため、この決算に反対するとの反対討論がありましたが、表決では挙手採決の結果、認定第1号については賛成多数により認定すべきものと決した次第であります。
次に、認定第10号 平成30年度たつの市前
処理場事業特別会計歳入歳出決算認定について、表決前の討論では、委員から、前処理場事業特別会計については国、県からの補助金の増額を要請し、一般会計からの繰り入れの削減に努力していることは十分承知しているが、改善が見られないため、一般財源からの繰入れの解消を求めて決算に反対するとの反対討論がありましたが、表決では、挙手採決の結果、認定第10号については賛成多数により可決すべきものと決した次第であります。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
予算決算特別委員会委員長の報告を終わります。
○議長(楠 明廣議員)
予算決算特別委員長の報告は終わりました。
これより
予算決算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
14番内匠勇人議員。
○14番(内匠勇人議員)
間違いがあったので訂正したいんですが、よろしいでしょうか。
○議長(楠 明廣議員)
はい。
○14番(内匠勇人議員)
契約課所管分について、契約事業事務について、契約件数200件のところを2,000件と言ってしまいました。正確には200件でございます。そこの訂正よろしくお願いいたします。
それと、3ページの建設課所管分についてのところを健康課と言ってしまいました。正しくとは建設課所管分についてでございます。
以上、訂正よろしくお願いします。
○議長(楠 明廣議員)
他にご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご発言がありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
都合により分割して討論を行います。
初めに、認定第1号について討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
認定第1号 平成30年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定について反対の立場で討論を行います。
山本市長にとっては初めて予算編成からかかわってこられた決算だと思います。私は予算や決算において数字もさることながら、どのような事業を優先的に取り組んだかを評価の視点としています。市長は、選挙公約で掲げられた子育て支援の拡充に取り組んでこられたと察しております。子供の医療費の無料化、中学校の給食費の無償化、その他障害者施策も細かく取り組み、評価する点も多々あります。
しかし、不十分です。たつの市独自の支援策が余りありません。それに相変わらず同和行政が続けられています。人権教育費として3,055万円が執行されました。その内訳を見ますと、講師謝礼575万円、人権教育推進委託料が435万円、たつの市民推協補助金981万円となっております。また、隣保館事業にも1,766万円が執行されています。
国策として取り組まれた同和関連事業は、2002年の関連法の終焉によって各地では廃止、縮小されてきております。たつの市における人権教育は、かつての同和教育を継承されてものとなっております。人権差別はなくしていかなければなりません。今、起こっている外国人差別にも目を向け、国連がうたう人権推進活動となるよう求めて、この決算に反対いたします
○議長(楠 明廣議員)
次に、認定第2号から認定第9号までの8件については、発言通告がございませんので、討論なしと認めます。
次に、認定第10号について討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
認定第10号 平成30年度たつの市前
処理場事業特別会計歳入歳出決算認定について、もう皆さんご存じのように、林田川の水質汚濁解消のために国、県の強い指導のもとで開始された事業です。国、県の補助と原因者負担のもとで行われる事業であります。一般会計からの繰り入れの問題点は、当局側も認識をし改善に向けて努力していただいていることは承知しております。一般会計からの繰り入れの解消、市民負担の解消を求めてこの決算認定に反対いたします。
○議長(楠 明廣議員)
次に、認定第11号から認定第14号までの4件については、発言通告がございませんので、討論なしと認めます。
以上で、通告による討論は終わりましたので、討論を終結して、直ちに表決に入ります。
都合により分割して採決いたします。
お諮りいたします。
この採決は起立により行います。
上程中の認定第1号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(楠 明廣議員)
賛成者多数でございます。
よって、上程中の認定第1号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の認定第2号から認定第9号までの8件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに決してご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の認定第2号から認定第9号までの8件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
この採決は起立により行います。
上程中の認定第10号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(楠 明廣議員)
賛成者多数でございます。
よって、認定第10号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の認定第11号から認定第14号までの4件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の認定第11号から認定第14号までの4件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
〜日程第3 委員会の閉会中の継続審査等について〜
○議長(楠 明廣議員)
次は、日程第3、委員会の閉会中の継続審査等についてを議題といたします。
お手元に配付しております申出書のとおり、議会運営委員長及び各常任委員長から、委員会条例第40条の規定により、閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査することに決してご異議ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(楠 明廣議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決しました。
閉 会 宣 告
○議長(楠 明廣議員)
以上で、今期定例会に付議されました議案は、全て議了いたしました。
これをもって、令和元年第4回たつの
市議会定例会を閉会いたします。
閉 会 あ い さ つ
○議長(楠 明廣議員)
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る8月28日に招集されましてから本日までの31日間の会期で開催され、議員各位におかれましては、人事案件をはじめ条例制定、条例改正、各補正予算及び平成30年度各会計決算認定等の重要案件を終始熱心かつ慎重にご審議賜り、それぞれ適切妥当なる決定を賜りました。
また、議事運営につきましても格別のご協力によりまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心より厚くお礼申し上げます。
なお、各会計の歳入歳出決算につきましては、9月の定例会の会期中に審議、認定を行ったところであり、理事者におかれましては、今期定例会において本会議及び委員会審査の中で議員から出されました事務事業推進に関する改善要望、意見等を真摯に受け止められ、今後の市政運営並びに新年度予算編成に際して十分反映されますよう、強く切望するものであります。
また、来月1日より消費税10%への改定や幼児教育・保育の無償化、下水道使用料の改正等、新たな政策が始まりますので、市民に対する各種対応等の再確認をしていただき、今後、進めていただく施策について万全の体制をお願いする次第であります。
議会といたしましても、今後の動向に注視しながら市民の負託に的確に答えられるよう議会活動に鋭意取り組んでまいる所存であります。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、季節柄、健康に十分ご留意賜り、市政発展のため、なお一層の尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
市長。
○市長(山本 実君)(登壇)
令和元年第4回たつの
市議会定例会の閉会に当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る8月28日に開会されましてから、本日までの31日間にわたり、議員各位におかれましては、本会議、常任委員会、
予算決算特別委員会を通しまして終始慎重なご審議を賜り、平成30年度各会計決算認定をはじめ、同意案件、条例案件、補正予算など、提出いたしました全ての案件につきまして、原案のとおり可決いただきましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げます。
また、会期中にお寄せいただきました貴重なご意見につきましては、今後の市政運営に十分配慮してまいる所存でございますので、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
さて、既にご承知のとおり、本年10月1日に消費税率が8%から10%へ引き上げられます。本市におきましては、所得の少ない方や小さな乳幼児のいる子育て世帯の消費に与える影響を緩和することを目的に、たつのプレミアム商品券を市内20カ所の郵便局において販売いたします。販売対象者は約1万4,000人で、現在、4割に当たる5,500人に購入引きかえ券を送付したところでございます。本商品券については、市内236店舗において使用可能でありまして、今後とも広く周知を図り、地域経済のさらなる活性化の一助となることを期待するものでございます。
加えて、10月1日からは、幼児教育・保育料の無償化がスタートいたします。無償化に係る条例改正につきましては、本日可決をいただいたところでございますが、入退所の受付審査等の事務処理につきまして遅延ないよう、円滑かつ確実に行ってまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
また、今期定例会初日にご承認いただきました御津総合支所等複合施設建設工事におきましては、工事期間中、総合支所、公民館、文化センターにおいて駐車場の利用など議員各位をはじめ、市民の皆様にご迷惑とご不便をおかけすることになりますが、重ねてご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後に、本日の新聞報道で厚生労働省が再編・統合の議論が必要と判断した病院名を公表しました。この中に、たつの市民病院が含まれておりますが、本市といたしましては、現在、新たな経営形態となる独立行政法人化に向け体制整備を進めているところでございまして、直ちに再編・統合ということではなく、国が求める地域医療構想に沿った医療に貢献すべく努力するものでございます。市民の皆様には安心して利用していただける市民病院となるよう意を用いたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
いずれにいたしましても、市政の伸展と市民の幸せ実現のため全身全霊を投じ「希望が持てる、夢が叶えられる みんなで創る たつの」を目指して、市民の皆様とともに挑戦してまいりますので、議員各位におかれましては、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
終わりに臨み、これからは日一日と秋も深まり、さわやかな季節を迎えてまいりますが、議員各位におかれましては、今後とも十分に健康にご留意いただき、市政全般にわたり、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。本日はまことにありがとうございました。
○議長(楠 明廣議員)
皆様、お疲れさまでした。
閉 会 午前11時57分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和元年9月27日
たつの市議会議長 楠 明 廣
会議録署名議員 桑 野 元 澄
会議録署名議員 永 富 靖...