たつの市議会 2018-10-04
平成30年第4回たつの市議会定例会(第4日10月 4日)
観光振興課長 神 尾 俊 輝
建設課長 野 村 順 一
都市計画課長 三 木 康 弘
建築課長 岸 本 省 己
上水道課長 小 林 雄 二
下水道課長 菅 野 博 人
前
処理場対策課長 土 井 輝 秀
たつの
市民病院事務局次長 神 尾 尚 武
教育長 横 山 一 郎
教育管理部長 田 中 徳 光
教育事業部長 冨 井 静 也
教育管理部参事兼
教育環境整備課長 沖 田 基 幸
教育事業部参事兼
社会教育課長 小 松 精 二
教育事業部参事兼
歴史文化財課長 岸 本 道 昭
教育事業部参事兼
人権教育推進課長 中 山 茂 樹
教育事業部参事兼体育振興課長 西 田 豊 和
教育管理部教育総務課長 坪 内 利 博
教育管理部学校教育課長 山 田 晴 人
教育管理部幼児教育課長 田 中 彰 人
教育管理部すこやか給食課長 村 上 秀 樹
教育事業部社会教育課主幹 喜多村 玲
開 議 宣 告
○議長(角田 勝議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
この際、ご報告いたします。
初めに、市長より、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分した事件の報告2件が提出されており、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ご清覧願います。
次に、監査委員より、地方自治法第199条第5項の規定により実施した随時監査の結果報告1件及び同法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告2件が提出されており、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ご清覧願います。
次に、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして、事務局長から報告いたします。
○議会事務局長(石原徹之君)
ご報告申し上げます。
まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は22名全員であります。
次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。
以上でございます。
○議長(角田 勝議員)
以上で報告を終わります。
次に、今期定例会の
会議録署名議員については、9月4日の定例会第1日に、5番肥塚康子議員、6番
木南裕樹議員を指名いたしておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。
〜日程第1 議案第50号から議案第58号〜
○議長(角田 勝議員)
次は、日程第1、議案第50号 たつの市税条例等の一部を改正する条例制定についてから議案第58号 平成30年度たつの
市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)までの9件を一括議題といたします。
これより各常任委員会及び
予算決算特別委員会の審査経過並びに結果等について、各常任委員長及び
予算決算特別委員長の報告を求めます。
初めに、
総務生活常任委員長の報告を求めます。
木南裕樹総務生活常任委員長。
○
総務生活常任委員長(
木南裕樹議員)(登壇)
ただいま議題となっております9件のうち、
総務生活常任委員会に付託になりました議案第50号及び議案第51号の2件につきまして、
総務生活常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきましては、去る9月4日の今期定例会第1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る9月7日午前10時から議会第1委員会室におきまして、委員会を開催し、副市長をはじめ関係部課長の出席を求め慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案2件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見などのうち、主なものについて要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第50号 たつの市税条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、今回の改正は、
地方たばこ税率の
段階的引き上げが行われることに伴う増税とのことだが、喫煙者は年々減少し、また市内の販売業者も減っているが、税収は増えるのか。また、加熱式たばこはネット販売が盛んに行われているが、その場合の税収はどこになるのかとの質疑があり、当局からは、このたびの改正により増税となるが、増税に伴い販売数は減少すると予想され、税収としてはほぼ横ばいになると考える。また、ネット販売による税収については、その販売業者が市内であればたつの市に税が入ることになるとの答弁でありました。
次に、議案第51号 たつの
市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、この改正によってどう変わるのかとの質疑があり、当局からは、
医療費助成対象となる
市町村民税所得割税額23万5,000円未満の算定に当たり、
ふるさと納税ワンストップ特例制度の申告特例控除について、控除適用前の額で算定することとなり、また道府県から指定都市への税率2%の税源移譲について、賦課期日に指定都市に住所を有していた者については、指定都市以外の市町区域内に住所を有していたものとみなして算定するものであるとの答弁でありました。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
総務生活常任委員長の報告を終わります。
○議長(角田 勝議員)
総務生活常任委員長の報告は終わりました。
これより
総務生活常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご発言がありませんので、次に、
福祉文教常任委員長の報告を求めます。
三木浩一福祉文教常任委員長。
○
福祉文教常任委員長(三木浩一議員)(登壇)
ただいま議題となっております9件のうち、
福祉文教常任委員会に付託になりました議案第52号につきまして、
福祉文教常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきましては、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会はこれらの
付託議案審査のため、去る9月8日午前10時から議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、教育長をはじめ、関係部課長の出席を求め慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案1件については、特に質疑等はなく、原案とおり可決すべきものと決しました。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
福祉文教常任委員長の報告を終わります。
○議長(角田 勝議員)
福祉文教常任委員長の報告は終わりました。
これより
福祉文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご発言がありませんので、次に、
経済建設常任委員長の報告を求めます。
高岸博之経済建設常任委員長。
○
経済建設常任委員長(高岸博之議員)(登壇)
ただいま議題となっております9件のうち、
経済建設常任委員会に付託になりました議案第53号から議案第55号の3件につきまして、
経済建設常任委員会を代表して、付託経過並びに審査結果及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきましては、先ほど
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る9月11日午前10時から、議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、市長をはじめ、関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案3件につきましては、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第53号 たつの
市企業立地促進条例及びたつの
市本社機能立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、適用期限が2年延長されることで、どのような対策を行うのかとの質疑があり、当局から、東京から本社及び本社機能を移すことはなかなか難しい。一方、拡充型として、東京以外から本市へ進出する企業についても、本社機能を移すことで立地の際は不均一課税ができる制度であるため、本市も近隣企業へPRを行い、これを進めていきたいとの答弁でありました。
次に、議案第54号 たつの
市営住宅条例及びたつの
市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、債務条件及び連帯保証人の免除について、市長が認める特別な事情とは何を想定しているのかとの質疑があり、当局から、債務の免除については、DVにより配偶者が避難していた期間に、名義人が家賃を滞納していた場合や分納誓約をした配偶者等を想定している。また、連帯保証人の免除については、障害者等の社会的弱者、代替事業などで新たな住宅移転をしてもらう場合に免除を想定しているとの答弁でありました。
次に、議案第55号 たつの
市駐車場条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、数日間駐車したままの状態で、駐車券を紛失した場合は、どのような対応を考えているのかとの質疑があり、当局からは、駐車場の管理については、本竜野駅の駐車場については監視カメラを設置している。監視カメラを設置していない駐車場ではパトロールを実施しているが、今後は監視カメラの設置も含めて良好な管理に努めていきたいとの答弁でありました。
以上で、当委員会の審査経過を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
経済建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(角田 勝議員)
経済建設常任委員長の報告は終わりました。
これより
経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご発言がありませんので、次に、
予算決算特別委員長の報告を求めます。
名村嘉洋予算決算特別委員長。
○
予算決算特別委員長(名村嘉洋議員)(登壇)
ただいま議題となっております9件のうち、
予算決算特別委員会に付託になりました議案第56号から議案第58号までの3件につきまして、
予算決算特別委員会を代表して付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に審査の経過でありますが、
委員会分科会を9月7日、10日、11日に議会第1委員会室で開催し、委員会全体会を10月2日に議会第2・第3委員会室で開催いたしました。
次に、審査の結果でありますが、表決の結果、当委員会に付託されました各
会計補正予算案3件の全件について全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第56号 平成30年度たつの
市一般会計補正予算(第2号)についてでありますが、
児童福祉課所管分について、委員から、今回、第2期子ども・
子育て支援事業計画を定めるため、利用者のニーズ調査ということで
アンケート調査を予定されているが、保護者全員を対象に
アンケート調査を行うのかとの質疑があり、当局からは、今回の
アンケート調査では、
子育て支援事業や時間外保育、病児・病後児保育事業などについて利用量等調査を予定している。18歳未満の人口が約1万3,000人いる中で、就学前の子供を持つ保護者1,000人、就学後の児童を持つ保護者1,000人の合計2,000人を対象にアンケートを予定しているとの答弁でございました。
次に、健康課所管分について、委員から、救急医療の電話相談について、姫路市を中心に1市3町で電話相談を実施されていたところを西播磨の11市町に拡大し、本市も加入すると説明を受けたが、現在の相談体制はどのようになっているのか。また、加入することでどのように変わるのかとの質疑があり、当局からは、現在、小児医療に関する電話相談について、兵庫県が#8000番で相談窓口を設けている。発熱の場合や、物を飲み込んだ場合の対応や緊急性を判断した助言を電話相談で行っているが、全県下のため、最寄りの受診できる医療機関の紹介まで手が回っていない状況であった。今回、姫路市を中心とする小児電話相談に加入することで、現在の相談業務に加え、土日に受診できる医療機関の紹介まで、よりきめ細やかな相談に応じることができ、子育て世帯へのサービス向上につながると考えているとの答弁でございました。
農林水産課所管分について、委員から、市道菖蒲谷線の崩壊に伴う送水管の復旧について、今回被害のあった水道管と同じ被害を受けない対策を考えているのかとの質疑があり、当局からは、市道の崩落している状況を確認し、被害を受けない位置へ送水管を設置したいとの答弁でありました。
次に、
農地整備課所管分について、委員から、7月の集中豪雨で被害を受けた新宮町香山井堰及び篠首の農地については、災害復旧事業の補助対象となるのかとの質疑があり、当局からは、当該の水路等流失に伴う復旧については、
市単独補助事業で対応する予定であるとの答弁でありました。
また、委員から、水路等への被害を与えた原因として、
太陽光発電設備の設置が雨水の流れに影響を与え、隣接する民家への被害につながっていると考えられるケースもある。農地転用の届け出時などに何らかの規制を考えていただきたいとの意見がありました。
次に、
建設課所管分について、委員から、
街路灯設置補助金について、住宅密集地は、住宅の明かりが街路灯のかわりになる。そういう地域と同じ設置基準ではなく、防犯対策が遅れている地域を優先に設置していく考えはないのかとの質疑があり、当局からは、設置基準は一律であるが、予算に対し設置申請数が少ない場合など、予算の状況を見て防犯対策が遅れている地域に前倒ししてでも必要な箇所への設置を考えていきたいとの答弁でありました。
また、委員から、街路灯の補助事業の補正について、昨年の委員会でも、補正の必要がない当初予算を組まないのかと指摘したが、当初予算700万円としているが、なぜ補正で対応したのかとの質疑があり、当局からは、市では、自治会へ5年間の街路灯の更新要望を調査し、約2,000灯の要望から、事業予算を3,600万円と試算し、平準化すべく5年で割り700万円で予算化している。しかし、自治会から計画時を上回る要望があり、早期に実施したいと非常に強い熱意もあるため、今回補正で対応することとしたとの答弁でありました。
次に、都市計画課所管分について、委員から、河川に設置している公園の復旧について、毎回同じように復旧しているが、できるだけ被害を受けない状況に変えることはできないのか、土が流される問題もあるが、流木が公園に流れ込まないよう河川へ柱を設置するなど、対策はできないかとの質疑があり、当局からは、土の流出対策は、芝を張ることで多少の雨でつかった場合でも土が流れない状況を保っていたが、今回はそれを超える水を受けた。高さ1メートルを超える物の設置も、堤防決壊につながることから認められていない。国土交通省の基準が変わらなければ設置は難しいと認識しているとの答弁でありました。それに対し、委員から、減災になるような対策を国のほうへ要望してもらいたいとの意見がありました。
次に、建築課所管分について、委員から、危険ブロック塀等撤去支援事業について、ブロック塀に問題がある場合は全て撤去で対応するのか、補強するという考えはないのかとの質疑があり、当局からは、補強も選択肢の一つであるが、既存ブロック塀に補強を行おうとすると、ブロック塀と控えを一体的なものにする必要がある。補強するにしても、やはり一部ブロックを撤去することにはなるとの答弁でありました。
次に、教育環境整備課所管分について、委員から、小宅小学校校舎増築事業について、教室を増やすため測量業務を委託されている。現在も放課後児童クラブの建物を建てたりと手狭になっているが、どのあたりに増築を予定しているのかとの質疑があり、当局からは、今回は設計の前に学校の敷地を調査するもので、設計は来年度を予定している。測量を行った上で、適切な位置がどのあたりになるのかを学校側と協議していくとの答弁でありました。
また、委員から、学校のブロック塀の修繕費が計上されているが、今回の補正予算で行う修繕箇所と全体的な修繕箇所はどれだけあるのかとの質疑があり、当局からは、今回のブロック塀の修繕に係る補正予算は、小学校で6校9カ所、中学校で2校3カ所、幼稚園で3園4カ所、こども園で2園3カ所の合計13学校園19カ所、223メーターを予定している。全体では、16学校園29カ所、435メーターの修繕を予定しているとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑等はありませんでした。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
予算決算特別委員会委員長の報告を終わります。
○議長(角田 勝議員)
予算決算特別委員長の報告は終わりました。
これより、
予算決算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご発言がありませんので、各常任委員長報告及び
予算決算特別委員長報告に対する質疑を終結して、これより討論に入りますが、発言通告がありませんので、討論なしと認めます。
これより表決に入ります。
都合により、分割して採決いたします。
お諮りいたします。
上程中の議案第50号及び議案第51号の2件は、
総務生活常任委員長の報告のとおり、原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第50号及び議案第51号の2件は、
総務生活常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第52号は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第52号は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第53号から議案第55号までの3件は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第53号から議案第55号までの3件は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第56号から議案第58号までの3件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありません。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第56号から議案第58号までの3件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決されました。
〜日程第2 認定第1号から認定第14号〜
○議長(角田 勝議員)
次は、日程第2、認定第1号 平成29年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第14号 平成29年度たつの
市国民宿舎事業決算認定についてまでの14件を一括議題といたします。
これより
予算決算特別委員会の審査の経過及び結果等について、
予算決算特別委員長の報告を求めます。
名村嘉洋予算決算特別委員長。
○
予算決算特別委員長(名村嘉洋議員)(登壇)
ただいま議題となっております
予算決算特別委員会に付託になりました認定第1号から認定第14号までの14件につきまして、
予算決算特別委員会を代表して付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、去る9月4日の今期定例会第1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。
次に審査の経過でありますが、
委員会分科会を9月7日、10日、11日、12日、13日、14日に議会第1委員会室で開催し、委員会全体会を10月2日に議会第2・第3委員会室で開催いたしました。
次に、審査の結果でありますが、表決の結果、当委員会に付託されました平成29年度各会計決算認定14件の全件について原案のとおり認定すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、認定第1号 平成29年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、総務課所管分について、委員から、昨年度から雇用の年齢制限を33歳から40歳に引き上げられたが、33歳から40歳までの方は何人雇用されたのか。また、その効果はあるのかとの質疑があり、当局からは、Uターン者枠、経験者枠として、8名を雇用している。効果として、優秀な人材の確保、また就職の際には家族で本市に引っ越しをされるため人口減少対策になると考えているとの答弁でありました。
次に、企画課所管分について、委員から、ふるさと応援寄附金受入事業について、市内の方が市外へふるさと納税をされ、減額となった本市の住民税額は幾らか。また、本市のふるさと納税返礼率は何%なのかとの質疑があり、当局からは、本市からの流出額としては総額で3,800万円余りであるが、その75%が地方交付税の基準財政収入額から除外されることで、ふるさと納税の財源措置として補填されている。また、全体としては、平成29年度寄附金受入額が7,250万円余りで、流出額、必要経費を差し引きすると2,260万円余りのプラスとなる。また、返礼率については、国からの通知を踏まえ、平成29年12月から全て30%以内に設定しているとの答弁でありました。
次に、広報秘書課所管分について、委員から、広報たつのの配付について、自治会に委託して配布しているが、自治会に加入していない世帯や視覚障害者世帯に対してはどのような対応をされているのかとの質疑があり、当局からは、自治会を離れられた方々にはグループを組んでいただき、代表者にシルバー人材センターから送付する手法や民生委員児童委員の方に協力をいただき、訪問時に配布する手法及び視覚障害者には希望される方に対して点字化広報を送付している。また、ホームページへの掲載や、たつのボランティア協会により読み聞かせCDの作成・配布をしていただいたりしているとの答弁でありました。
次に、財政課所管分について、委員から、公債費利子償還事業について、各金融機関の利息には高い安いがあると思うが、毎年見直しをしているのかとの質疑があり、財務省近畿財政局や地方公共団体金融公庫等については固定の利率となっているが、民間の金融機関については入札を行い、一番利率の低い金融機関となるようにしている。また、金利が高い民間債については、借りかえ等も検討しながら運用しているとの答弁でございました。
次に、環境課所管分について、委員から、家庭不用品交換事業について掲示板を作成したとのことだが、どのように設置をし、またその事業実績はあるのかとの質疑があり、当局からは、播磨科学公園都市定住自立圏の事業として実施しており、このたびは宍粟市、佐用町、上郡町分として掲示板を配布し、各市町で設置したものである。また、これらは試行中であるため、実績としてはまだないとの答弁でありました。
次に、
児童福祉課所管分について、委員から、子育て世代包括支援センター運営事業は新規事業であるが、この1年間の手応えはどうか、相談件数は増えているのかとの質疑があり、当局からは、本市では、子育て応援センターすくすくとして、家庭児童相談員、助産師、保健師、社会福祉士を相談員に配置して相談事業を行っている。学校園における不登校からいじめ、虐待等問題行動でさまざまな相談が寄せられている。相談は、前年度より、2.2倍程度に増えており、教育委員会とも連携を取りながら対応しているとの答弁でありました。
また、委員から、助産師はどのような相談を受けているのかとの質疑があり、当局から、16歳、17歳で妊娠された特定妊婦の出産への相談や、精神疾患がある妊産婦の精神的なフォローなどを含め、相談を受けているとの答弁でありました。
次に、地域包括支援課所管分について、委員から、認知症ケアパス事業について、赤とんぼ連携ノートを905冊配布されているが、有効に使えているのかとの質疑があり、当局からは、赤とんぼ連携ノートは、自分が認知症になったときに家族または支援者が本人の意向を踏まえ、どのようなサービスを利用したらいいのか分かるきっかけづくりの事業である。年間1,000冊の配布を目標としており、丁寧な説明の上で渡すこととしているとの答弁でありました。
次に、健康課所管分について、委員から、運動による健康づくり事業について、市内に4カ所のトレーニング室を設けているが、トレーニング機器の設置状況はどうか。十分な機器が置いてあるのかとの質疑があり、当局からは、各センターによって、機器の内容に違いがある。はつらつセンターが一番充実しており、新宮、御津もある程度は充実しているが、揖保川が機器の数が少ない現状となっている。揖保川では、機器が少なくてもできるたっちゃん体操や重錘バンドを用いたトレーニングを取り入れているとの答弁でございました。
次に、
農林水産課所管分について、委員から、新規就農の支援事業について、対象者の年齢制限を45歳未満から50歳とか55歳に引き上げる考えはないのかとの質疑があり、当局からは、県と共同での制度である。年齢、体力的な状況、地元への定着等を考えての条件と理解しているとの答弁でありました。
次に、商工振興課所管分について、委員から、中小企業金融対策事業について、融資金額の合計と貸付金の総額との差は何か。また利用件数が減少しているのはなぜかとの質疑があり、当局からは、貸付金額は、融資における返済中の残金に当年度融資見込み額を加えて計上し、金融機関に預託している。また、市の制度の利用件数及び金額は、マイナス金利の影響で、市の制度よりも金融機関の融資メニューが優先される状況が生じているため、減少しているとの答弁でありました。
次に、観光振興課所管分について、委員から、はりま城下町連携交流事業について、事業内容と効果についてはどうなっているのかとの質疑があり、当局からは、姫路市、赤穂市、明石市、本市の4市が共同で、名古屋、広島のホテル会場においてレセプションを行い、旅行業者にツアー実施を依頼するなど、本市への観光誘客等のPRを図っている。急激に観光客が増える効果はないが、継続的な取組が必要と考えているとの答弁でございました。
次に、
建設課所管分について、委員から、道路ストック総点検事業について、どの程度修繕が終わっているのかとの質疑があり、当局からは、756橋を判定し、早期に措置が必要な橋りょうは29橋で、そのうち9橋が29年度末までに緊急修繕を含め工事を完了している。長い橋りょうは、複数年継続で修繕を行っており、今後も計画を立て修繕を進めていくとの答弁でありました。
次に、用地課所管分について、委員から、地籍調査事業について、地籍調査の結果は、他の部署で事業と連携できているのかとの質疑があり、当局からは、地籍調査のデータは、登記に4年程度要する。座標点の引用はできるため、公共事業のデータを引用するなど、二度手間にならないようにしていきたいとの答弁でございました。
次に、都市計画課所管分について、委員から、市営住宅の塗装について、若い世代を意識した色が採用される自治体がある。本市ではどのように考えられているのかの質疑があり、当局からは、修繕時に入居者に意見を求めた結果、白っぽい色となっている。今後、日山住宅とかの建替等も検討しており、若者にも好まれるような建物にしていきたいとの答弁でありました。
次に、まちづくり推進課所管分について、委員から、大正ロマン館について、売店で提供している商品が割高であると思われるが、今の形態のまま利益を上げていくのは困難ではないかとの質疑があり、当局からは、テナントで運営しているクラテラスは、地元の物を提供するコンセプトで実施している。29年度は、ほぼ収支が合う運営ができているが、割高であるとの声も聞くため、メニューの見直しも検討しているとの答弁でありました。
次に、建築課所管分について、委員から、耐震化促進化事業補助金について、1件当たりの補助金額は幾らか。床下浸水の可能性がある河川沿いの地域への災害対策として、新築時に地盤を上げることに対する補助など考えてはどうかとの質疑があり、当局からは、1件当たりの金額は、建替が上限100万円、補強が120万円の定額となっている。河川沿い対策については、今後検討していきたいとの答弁でありました。
次に、教育環境整備課所管分について、委員から、龍野西中学校の体育館、御津中学校の体育館のそれぞれの雨漏り対策は改善されたのかとの質疑があり、当局からは、龍野西中学校の体育館は、長寿命化改良工事において内部改造、外部改造を一緒に行う。今回の工事により雨漏りも解消すると考えている。御津中学校の体育館は、雨漏りの箇所を確認し調査したが、どこから入ってきているのかを突きとめることができていない。将来的な大規模改造に際して改善を図りたいとの答弁でありました。
また、学校教育課所管分について、委員から、きめ細かな教育推進事業について、小1プロブレム、中1ギャップの予防に対する教員の加配、支援員の配置とあるが、現状は足りているのかとの質疑があり、当局からは、教員の加配について、小学校では1クラス30人を超えるクラスに配置し、中学校では1クラス35人を超えるクラスに配置するという基準を設けているとの答弁でありました。
それに対し、委員から、中1ギャップ、小1プロブレムの解消で、県下でも先進的に加配を行っていることは十分理解できている。現在、市内で小学4年生までは35人以下の学級であったが、5年生でいきなり40人学級になっているケースがあり、担任の先生も1人しかいないという実態が出てきている。今後は、そういった学年への加配についても検討していただきたいという意見がありました。
次に、歴史文化財課所管分について、委員から、埋蔵文化財センターの来館者数は、1年間で2,800名程度、企画事業で411名と他の施設と比べると少ないと感じる。新宮宮内遺跡という大きな敷地と立派な施設を持っているが、もう少し来館者が増える企画はできないかとの質疑があり、当局からは、龍野歴史文化資料館は龍野の城下町の中にある資料館ということ。室津海駅館、民族館は、室津の町並みの中で環境的に非常によいところに立地しているため、埋蔵文化財センターの来館者が一番低いことを認識している。埋蔵文化財という非常に特殊な分野を扱っていることもあるが、職員手づくりの講座を企画したり、来館者の増加に向けて努力していきたいとの答弁でありました。
また、委員から、埋蔵文化財センターへのアクセスについて、案内看板が少ないように感じる。駅から来られる方への経路については看板が設置されているが、車で来られる方への案内看板の設置を検討していただきたいという意見がありました。
次に、選挙管理委員会事務局所管分について、衆議院議員選挙執行事業と市長選挙執行事業は同時期に行われているが、それぞれの投票所入場券作成委託料や食糧費に大きく差異があるのはなぜかとの質疑があり、当局からは、投票所入場券作成委託料については、衆議院議員総選挙には小選挙区、比例代表、国民審査の3票があり、市長選挙は1票であるため、経費区分をそれぞれ4分の3及び4分の1としている。
また、食糧費については市長選挙よりも衆議院議員総選挙の期日前投票が長いこと、及び期日前投票が重複した場合は、経費区分を4分の3及び4分の1としていることから衆議院議員総選挙の経費が高くなっているとの答弁でありました。
なお、表決前の討論では、委員から、29年度人権教育費が約3,300万円計上され執行されているが、同和関連事業は、2002年の関連法の終えんによって、各地では廃止、縮小されている。たつの市における人権教育は、かつての同和教育を継承させるままとなり、国連がうたう人権教育推進活動となるよう求めて、反対討論がありました。
表決では、挙手採決の結果、認定第1号については、賛成多数により認定すべきものと決した次第であります。
次に、認定第2号 平成29年度たつの
市学校給食センター事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、保護者からの給食費の徴収について、未収はどのように対応しているのかとの質疑があり、当局からは、御津学校給食センターでは徴収率が100%となっているが、中央学校給食センターでは、29年度99.54%となっている。給食センターの職員が電話での督促や戸別訪問、また毎月の戸別徴収など、極力未収をなくすように努めているとの答弁でありました。
次に、認定第4号 平成29年度揖龍公平
委員会事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、たつの市と太子町との分担金割合率は幾らかとの質疑があり、当局からは、経費全体の額を均等割10%、人口割50%、職員割40%の割合でそれぞれ負担しているとの答弁でありました。
次に、認定第5号 平成29年度たつの
市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、国保医療年金課所管分について、委員から、平成30年4月から県と市の共同運営となっているが、市の窓口対応としては変わりはないのか。また、加入率が減少しているとのことだが、原因は何かとの質疑があり、当局からは、市の窓口業務としては、資格、保険証の交付等の事務について、従来通り変わっていない。
また、加入率の減少については、近年、小規模事業所についても社会保険に加入するようになったこと、また60歳以上で後期高齢まで働く方で、国保に加入せずに社会保険に加入し続ける方が増えていること等から減少していると考えるとの答弁でありました。
次に、認定第6号 平成29年度たつの
市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、賦課徴収事業について、普通徴収の未収入額が昨年度よりも増加しているが、これに対する今後の対策をどのように考えているのかとの質疑があり、当局からは、普通徴収は年金額18万円以下の方を対象としているが、対策として、職員による訪問徴収を継続して行うとの答弁でありました。
次に、認定第7号 平成29年度たつの
市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、地域包括支援課所管分について、委員から、第二層協議体運営事業について、協議体の運営を社会福祉協議会へ委託し400万円支出しているが、事業効果は確認しているのかとの質疑があり、当局からは、協議体事業は、地域の中で住民の話し合いの場を設ける事業で、認知症の方が地域で暮らせる体制づくりや、買い物弱者への対応など、地域の課題をいろいろ検討した上で、どのように取り組んでいこうかということを地域、社会福祉協議会、市で協力しながら進めている現状であるとの答弁でありました。
次に、認定第8号 平成29年度たつの
市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、汚泥処分委託について、他市で下水道の汚泥を資源として再利用する研究などが行われているが、本市で研究されているのかとの質疑があり、当局からは、他市で研究に取り組んでいることは知識としては得ているが、本市施設で実施できるかどうかの検証までには至っていない。前向きに検討していきたいとの答弁でありました。
次に、認定第9号 平成29年度たつの
市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、農業集落排水事業の市債について、市債の残高がゼロに近づくのは何年後かとの質疑があり、当局からは、市債の残高は、平成40年ごろ7億円、平成50年ごろ5億円になる予定である。しかし、今後、施設の更新、長寿命化を行えば、新たな起債が発生することになるとの答弁でありました。
次に、認定第10号 平成29年度前
処理場事業特別会計歳入歳出決算認定について、表決前の討論では、委員から、前処理場特別会計については、問題解決に向けて、関係各位が鋭意取り組んでいることは十分承知しているが、市税を投入するべきものではない。国・県に対して要請を行いながら、原因者負担で行うべき事業である。地場産業としての皮革産業への支援は必要であるが、市民負担の解消を求めて問題提起するとの、反対討論がありましたが、表決では、挙手採決の結果、認定第10号については、賛成多数により認定すべきものと決した次第であります。
次に、認定第11号 平成29年度たつの
市と畜場事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から、と畜場があるところでは、ブランド化に取り組まれているが、本市では、地元牛のブランド化の考えはないのかとの質疑があり、と畜組合の一部の組合員の中で、ブランド化に取り組む動きが2年ほど前にありましたが、取り扱っている牛が地元で飼われていないことから、ブランド名をつけることを断念したと聞いているとの答弁でありました。
次に、認定第12号 平成29年度たつの
市病院事業決算認定についてでありますが、市民病院と開業医の紹介率、逆紹介率はどのようになっているのか。また、地域連携室を病院内に置いているが、活用はできているのかとの質疑があり、当局からは、紹介率が逆紹介率よりも低い状況で、病院としては損という状況である。地域連携室では、4月から5月にかけて市内及び網干方面の開業医へ訪問し、紹介をお願いしている状況であるとの答弁でありました。
それに対し、委員から、地域連携室をもっと活用し、いろいろな職員が積極的に開業医を訪問し、開業医の要望も聞き入れ、情報交換を行い、患者を取り合わない関係を築いていただきたいとの意見がありました。
次に、認定第13号 平成29年度たつの
市水道事業決算認定についてでありますが、貸借対照表について、貯蔵品の額が多いのはなぜかとの質疑があり、当局からは、本市では、本管の管理も行っており、万が一の漏水等の事故に対応するため、給水関係の小さな管から、本管150ミリ等補修に必要な材料を貯蔵品として管理しているとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑等はありませんでした。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
予算決算特別委員会委員長の報告を終わります。
○議長(角田 勝議員)
名村委員長、確認です。4ページの歴史文化財課所管分の2行目の「企画事業で412名」となっておりますが、412名でよろしいでしょうか。
○
予算決算特別委員長(名村嘉洋議員)
412名です。
○議長(角田 勝議員)
412名ということでよろしくお願いいたします。
それでは、
予算決算特別委員長の報告は終わりました。
これより、
予算決算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご発言がありませんので、質疑を終結して、直ちに討論に入ります。
討論は、認定第1号から認定第14号までの14件を一括で行います。原案に反対の議員から討論の通告がありますので、発言を許します。
3番堀讓議員。
○3番(堀 讓議員)
認定第1号 平成29年度たつの
市一般会計歳入歳出決算認定についてと認定第10号 平成29年度たつの市前
処理場事業特別会計歳入歳出決算認定についての2件について、反対の立場で討論をいたします。
一般会計の決算について、この予算執行は前任者から引き継がれたものであり、山本市長にとっては不本意なものもあったのではないかと察します。また、政府は軍事費の最高額の更新を続ける一方で、地方切り捨ての予算執行が続けられています。地方の各自治体では、予算編成にご苦労をされております。
そんな中で、たつの市は人権教育費として3,000万円を超える予算執行が続いています。29年度も約3,300万円が執行されました。国策として取り組まれた同和関連事業は、2002年の関連法の終えんによって各自治体では廃止、縮小されてきております。部落差別解消推進法が制定されましたが、予算を伴う法律ではありません。国連がうたう人権推進活動となるよう求めて、この決算認定に反対いたします。
次に、前処理場事業について。この事業は、皆さんご存じのように、林田川の水質汚濁を解消するために、兵庫県の強い指導のもと運用開始されたものです。そのために、この事業費は本来は国・県の補助と汚染原因である事業者が負担しているものです。しかし、それぞれの補助、負担が少ないため、たつの市の一般財源が投入されています。その問題解決に向けて関係各位が鋭意努力していただいていることは十分承知しています。しかし、市税の持ち出しによって住民サービスに影響を及ぼすことにもなりかねません。地場産業としての皮革産業への支援は必要ですが、それは別問題です。市民負担の解消を求め、また、この問題を提起する意味も含めて、この決算認定に反対します。
○議長(角田 勝議員)
以上で討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
都合により分割して採決いたします。
この採決は起立により行います。
お諮りいたします。
上程中の認定第1号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(角田 勝議員)
起立多数であります。
よって、上程中の認定第1号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の認定第2号から認定第9号までの8件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに決してご異議ありません。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の認定第2号から認定第9号までの8件は、原案のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
この採決は起立により行います。
上程中の認定第10号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(角田 勝議員)
起立多数であります。
よって、上程中の認定第10号は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の認定第11号から認定第14号の4件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり認定することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の認定第11号から認定第14号までの4件は、原案のとおり認定されました。
〜日程第3 委員会の閉会中の継続審査等について〜
○議長(角田 勝議員)
次は、日程第3、委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。
お手元に配付いたしております申出書のとおり、議会運営委員長及び各常任委員長から委員会条例第40条の規定により、閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査することに決してご異議ありません。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(角田 勝議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決しました。
閉 会 宣 告
○議長(角田 勝議員)
以上で、今期定例会に付議されました議案は、全て議了いたしました。
これをもって、平成30年第4回たつの市議会定例会を閉会いたします。
閉 会 あ い さ つ
○議長(角田 勝議員)
閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る9月4日に招集されましてから本日までの31日間の会期で開催され、議員各位には、人事案件をはじめ条例改正、各補正予算及び平成29年度各会計決算認定等の重要案件を終始、熱心かつ慎重にご審議賜り、それぞれ適切、妥当なるご決定を賜りました。また、議事運営につきましても、格別のご協力によりまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心より厚くお礼申し上げます。
また、理事者におかれましては、今期定例会において本会議及び委員会審査の中で議員から出されました事務事業推進に関する改善要望、意見等を真摯に受けとめられ、今後の市政運営並びに新年度予算編成に際して十分反映されますよう強く切望するものであります。
さて、本年は例年以上に台風が発生しており、全国各地で大きな被害が報告されております。幸いにも、今回の台風24号は、本市においては被害はなかったようでありますが、現在台風25号が日本近海に接近しており、理事者におかれましては、さまざまな災害を想定した予防対策と災害時の情報収集、伝達手段をいま一度確認され、市民の生命、財産を守るため万全の体制をお願いする次第であります。
最後になりましたが、議員各位におかれましては、季節柄、健康に十分ご留意賜り、市政発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
市長。
○市長(山本 実君)(登壇)
平成30年第4回たつの市議会定例会の閉会に当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る9月4日に開会されましてから本日までの31日間にわたり、議員の皆様におかれましては本会議、常任委員会、
予算決算特別委員会等を通しまして、終始慎重なご審議を賜り、提出いたしました全ての議案を原案のとおり可決いただきましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げます。
会期中にお寄せいただきました貴重なご意見につきまして、今後の市政運営に十分配慮してまいる所存でございます。
中でも、市議会議長の冒頭のご挨拶や一般質問でもありました学校等における空調設備の設置につきましては、国の動向を見守りながら積極的に進めてまいりたいと考えております。
また、たつの市民病院の経営形態のあり方につきましては、たつの市民病院経営形態検討委員会の答申内容を尊重し、地方独立行政法人へ移行すべく方針決定をいたしました。そこで、早急に地方独立行政法人化に向けた準備委員会を設置し、移行作業に取り組みたいと考えておりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
一方、10月の市長定例記者会見にて発表しておりましたが、本市は昭和59年10月に「童謡の里宣言」を行って以来、全国に向けて童謡の普及、振興に努めてまいりました。
このような中、童謡「とんぼのめがね」が生まれました町である福島県双葉郡広野町は、本市と同様に童謡文化の継承と童謡によるまちづくりを進めており、童謡による交流を図りたいと、広野町長自ら2回にわたり、本市へのご訪問がございました。本市といたしましては、その趣旨に賛同し、「童謡の里づくりのまち」交流協定を締結することとし、明日10月5日に広野町に赴き、調印式を行うことといたしております。
広野町は、東日本大震災による福島第一原子力発電所事故に伴い、いまだ800人近い住民が町外での生活を余儀なくされている中、童謡の持つふるさとを思う心で元気づけようと取り組まれており、この協定を契機として、ともに童謡の普及、振興に努めてまいりますので、ご了承をお願いいたします。
いずれにいたしましても、「希望が持てる、夢が叶えられる みんなで創る たつの」を目指して、市民の皆様とともに挑戦してまいりますので、議員各位におかれましては、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
終わりに当たり、議員各位におかれましては、ますますご健康にご留意され、市政発展のため、一層のご尽力を賜りますようご祈念申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。本日は、まことにありがとうございました。
○議長(角田 勝議員)
皆様、お疲れさまでした。
閉 会 午前11時02分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年10月4日
たつの市議会議長 角 田 勝
会議録署名議員 肥 塚 康 子
会議録署名議員 木 南 裕 樹...