たつの市議会 2017-12-22
平成29年第6回たつの市議会定例会(第4日12月22日)
平成29年第6回たつの
市議会定例会(第4日12月22日) 平成29年第6回たつの
市議会定例会議事日程(第4日)
平成29年12月22日(金)午前10時開議
1 開議宣告
日程第1 議案第54号 たつの市部落差別の解消の推進に関する条例制定について
議案第55号 たつの市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制
定について
議案第56号 たつの市税条例及びたつの
市都市計画税条例の一部を改正す
る条例制定について
議案第57号 たつの市と赤穂市との間における
播磨科学公園都市区域内の
消防事務の委託廃止に関する協議について
議案第58号
西はりま消防組合規約変更に関する協議について
議案第59号 たつの市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する
条例制定について
議案第60号 たつの
市企業立地促進条例及びたつの
市企業立地等を重点的
に促進すべき区域における固定資産税の課税免除に関する条
例の一部を改正する条例制定について
議案第61号 揖龍地区
農業共済事務組合規約変更に関する協議について
議案第62号 指定管理者の指定について(たつの
市福祉会館外16施設)
教育管理部長 田 中 徳 光
教育事業部長 冨 井 静 也
教育事業部参事兼
人権教育推進課長 中 山 茂 樹
教育事業部参事兼体育振興課長 西 田 豊 和
教育管理部教育総務課長 森 川 智 司
教育管理部学校教育課長 清 久 利 和
教育管理部すこやか給食課長 村 上 秀 樹
教育事業部社会教育課長 加 藤 真 司
教育事業部歴史文化財課長 岸 本 道 昭
教育事業部社会教育課主幹 喜多村 玲
開 議 宣 告
○議長(龍田 惇議員)
ただいまより本日の会議を開きます。
この際、ご報告いたします。市長より、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分した事件の報告1件が提出されており、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ご清覧願います。
次に、監査委員より、地方自治法第199条第2項及び第4項の規定により、実施した定期監査等の結果報告1件が提出されており、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ご清覧願います。
次に、本日の出席議員数及び地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名につきまして、事務局長から報告いたします。
○
議会事務局長(石原徹之君)
ご報告申し上げます。
まず、本日の出席議員数についてでありますが、本日ただいまの出席議員数は20名全員であります。
次に、地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職・氏名についてでありますが、お手元に配付いたしております名簿のとおりでありますので、ご清覧願います。
以上でございます。
○議長(龍田 惇議員)
以上で報告を終わります。
次に、今期定例会の
会議録署名議員につきましては、12月4日の定例会第1日に、1番楠明廣議員、4番木南裕樹議員を指名いたしておりますので、両議員、よろしくお願いいたします。
〜日程第1 議案第54号から議案第70号〜
○議長(龍田 惇議員)
これより日程に入ります。
次は、日程第1、議案第54号 たつの市部落差別の解消の推進に関する条例制定についてから議案第70号 平成29年度たつの市前
処理場事業特別会計補正予算(第2号)までの17件を一括議題といたします。
これより各常任委員会及び
予算決算特別委員会の審査の経過並びに結果等について、各常任委員長及び
予算決算特別委員長の報告を求めます。
初めに、
総務生活常任委員長の報告を求めます。
永富靖総務生活常任委員長。
○
総務生活常任委員長(永富 靖議員)(登壇)
おはようございます。
総務生活常任委員会の報告を行います。
ただいま議題になっております17件のうち、
総務生活常任委員会に付託になりました議案第54号から議案第58号までの5件及び議案第62号の計6件につきまして、
総務生活常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過を申し上げます。
去る12月4日の今期定例会第1日の本会議において、当委員会に付託されたものであります。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る12月6日午前10時から議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案6件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第54号 たつの市部落差別の解消の推進に関する条例制定についてでありますが、委員から、市の責務として国・県等とどういった連携を図るのかとの質疑があり、当局からは、市では相談を受けた場合、法律上差別解消に関する第一義的な義務がある国の窓口である法務局を紹介する。また、県は、部落差別に限らず隣保館事業を実施し、財政的支援も行われているため、広域的な啓発事業として部落差別の相談件数及び状況等の情報交換などを連携するとの答弁でありました。
これに関連して、委員から、教育委員会とはどのような連携を図るのかとの質疑があり、当局からは、8月に全教職員の参加により、同和問題に対する研修会を実施。また、市の全職員及び兵庫県西播磨県民局の県職員の研修も実施した。
人権教育推進課と人権推進課が連携し、平成29年度は人権学習、
部落差別解消推進法を重点的に啓発することとしているとの答弁でありました。
また、委員から、たつの
市部落差別解消推進審議会の委員は、どのように構成されるのか。一般公募も考えているのかという質疑があり、当局から、市職員を事務局とし、委員は
民推協及び連合自治会など市内の活動団体からの選出と、専門的な立場で有識者を何人か選出する体系を考えている。また、一般市民からの公募については、その方法が適していているか、今後、意見を聞きながら考えるとの答弁でありました。
また、委員から、部落差別の解消の推進に関する条例は、県下初の制定という新聞報道があったが、どのような影響が考えられるかとの質疑があり。当局からは、この条例は可決されると県下初の条例と思われる。他市への影響は分からないが、市民団体からは、法律が制定されただけでなく、市も主体的に責任を持った手だてを講じてほしいとの要望もいただいているとの答弁でありました。
次に、議案第55号 たつの市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、8級制を導入した場合、対象となるのは何名か。また、他市の状況はどうかとの質疑があり、当局からは、現在、対象者は5名である。7級制では四、五年の部長職を経験し、55歳以上で昇給停止となっている者と、成績主義導入後の特別昇給により若く部長に昇格した者とで給料逆転など不都合が生じる。県は、副課長が7級、課長が8級ないし9級、部長は10級である。また、県下で国の8級以上の給料表を導入している市は、29市中17市である。このうち西播磨と丹波、但馬地区の市の給料が低くなっているが、昨年、赤穂市が8級制を導入している。そういった中で、組織を活性化する意味においても、あるいは給与体系の見直しという意味でも、本市においても8級制の導入が必要であると考えているとの答弁でありました。
次は、議案第56号 たつの市税条例及びたつの
市都市計画税条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、子育て支援のための施設を対象に新たに税制を緩和しようという制度であるが、これは企業関係が対象で、個人に影響はないということかとの質疑があり、当局からは、現時点では、龍野中央病院が企業主導型の保育として、看護師の子供を預かることを検討していると聞いているが、
家庭的保育事業、居宅、家での実施については、把握していない状況である。企業が実施される分について、今後、影響が出ると考えているとの答弁でありました。
次に、議案第57号 たつの市と赤穂市との間における
播磨科学公園都市区域内の消防事務の委託廃止に関する協議について及び議案第58号
西はりま消防組合規約変更に関する協議についてでありますが、委員から、平成30年4月1日から、
播磨科学公園都市区域における消防事務は、
西はりま消防組合が運営するということであるが、
西はりま消防はどこの分署から出動することになるのかとの質疑があり、当局からは、現在の分署をそのまま(仮称)光都分署とし、現地から出動する体制を計画しているとの答弁でありました。
また、委員から、赤穂市への委託と比較し、メリットはあるのかとの質疑があり、当局からは、委託料は試算ではあるが、約1,000万円程度安くなる見込みである。また、
西はりま消防は組織力があり、火災時に駆けつける隊数の増強、最寄り署からの出動により、駆けつける時間の
短縮等メリットが考えられるとの答弁でありました。
次に、議案第62号 指定管理者の指定について(たつの
市福祉会館外16施設)でありますが、委員から、
コミュニティセンターの指定管理の内容及び収支を議員が見ることができないのかとの質疑があり、当局からは、
指定管理者審査委員会において、
指定管理団体から提出された事業計画書と収支計画書について決算状況、当初計画との比較などを詳細な資料を提示し審査を行っている。必要であれば資料を提示するとの答弁でありました。
また、委員から、
コミュニティセンター7カ所の稼働率、利用者数はどうかとの質疑があり、当局からは、稼働率は計算していないが、
コミュニティセンターの年間利用者数は、西栗栖3,646人、東栗栖6,631人、香島7,443人、越部4,488人、半田6,458人、河内7,626人、室津4,025人であるとの答弁でありました。
以上で、当委員会の審査経過等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
総務生活常任委員長の報告を終わります。
○議長(龍田 惇議員)
総務生活常任委員長の報告は終わりました。
これより
総務生活常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご発言がありませんので、次に、
福祉文教常任委員長の報告を求めます。
野本利明福祉文教常任委員長。
○
福祉文教常任委員長(
野本利明議員)(登壇)
ただいま議題となっております9件のうち、
福祉文教常任委員会に付託になりました議案第59号につきまして、
福祉文教常任委員会を代表して付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る12月7日午前10時から議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案1件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
議案第59号 たつの市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、交代勤務に従事する者に日額5,000円を追加することについて、看護師、介護士の人材不足が深刻化する中で、優秀な人材を集めようとすれば、近隣病院よりも幾らかでも金額が良いほうが勤めやすいと考えるがどうかとの質疑があり、当局からは、近隣と比べると安い金額となるが、複雑な割り増し手当よりも、変則勤務分の手当として支給されたことが分かりやすい方法である手当支給としたものであるとの答弁でありました。
また、委員から、勤務時間外に緊急に呼び出される職員について、自宅待機をしている間は束縛された状態になるが、その場合の担保はあるのか。また、資格手当について、資格には幅があると考えるが、資格ごとに差をつけるのかとの質疑があり、当局からは、呼び出しをする可能性がある職員としては、医師以外では放射線技師等がいるが、現時点では待機手当は支給していない。ただし、通常業務に差し支えるようであれば新たな手だてを考えていきたい。また、資格手当は3段階とし、認定看護師等は5,000円、同等の研修を受けた者は2,500円、数日間の研修を受講した者は1,000円で予定し、今後、認知症等の診療単価の加算となる有資格者ができ次第、追加していきたいとの答弁でありました。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
福祉文教常任委員長の報告を終わります。
○議長(龍田 惇議員)
福祉文教常任委員長の報告は終わりました。
これより
福祉文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
発言がありませんので、次に、
経済建設常任委員長の報告を求めます。
柏原要経済建設常任委員長。
○
経済建設常任委員長(柏原 要議員)(登壇)
ただいま議題となっております17件のうち、
経済建設常任委員会に付託になりました議案第60号及び議案第61号の2件つきまして、
経済建設常任委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過につきましては、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略させていただきます。
次に、審査の経過でありますが、当委員会は、これらの
付託議案審査のため、去る12月8日午前10時から議会第1委員会室におきまして委員会を開催し、市長をはじめ関係部課長の出席を求め、慎重に審査を行いました。
次に、審査の結果でありますが、当委員会に付託されました議案2件については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告申し上げます。
初めに、議案第60号 たつの
市企業立地促進条例及びたつの
市企業立地等を重点的に促進すべき区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、委員から、本市の条例の上位法である企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律の一部を改正する法律が施行されたため、本市の条例について所要の改正をするとの説明を受けたが、上位法令が変わった経緯、背景とはどのようなものかとの質疑があり、当局から、前法令は雇用の拡大と経営基盤の強化ということが主体であったが、今回の改正により、地域の特性を生かし地域経済を牽引していける事業者を選定していくよう事業者の定義が変更されたとの答弁がありました。
次に、議案第61号 揖龍地区
農業共済事務組合規約変更に関する協議についてでありますが、委員から、今回創設される制度により対象者は変わってくるのかとの質疑があり、当局から、
農業経営収入保険事業が新たに創設され、農業者は農業共済と今回創設される保険事業のどちらかを選択するようになる。対象者の増減はないとの答弁がありました。
以上で、当委員会の審査経過を要約してご報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
経済建設常任委員長の報告を終わります。
○議長(龍田 惇議員)
経済建設常任委員長の報告は終わりました。
これより
経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご発言がありませんので、次に、
予算決算特別委員長の報告を求めます。
横田勉予算決算特別委員長。
○
予算決算特別委員長(横田 勉議員)(登壇)
ただいま議題となっております17件のうち、
予算決算特別委員会に付託になりました議案第63号から議案第70号までの8件につきまして、
予算決算特別委員会を代表して、付託経過並びに審査の経過及び結果等をご報告申し上げます。
まず、付託経過については、先ほどの
総務生活常任委員長の報告と同様でありますので、省略をさせていただきます。
次に、審査の経過でありますが、
委員会分科会を12月6日、7日、8日に議会第1委員会室で開催し、委員会全体会を12月20日に議会第2・第3委員会室で開催をいたしました。
次に、審査の結果でありますが、表決の結果、当委員会に付託されました各会計補正予算8件の全件について、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、審査中に委員から出されました質疑、意見等のうち、主なものについて、要約してご報告を申し上げます。
初めに、議案第63号 平成29年度たつの
市一般会計補正予算(第5号)から議案第70号 平成29年度たつの市前
処理場事業特別会計補正予算(第2号)までの人件費について、委員から、人員が増加しているにもかかわらず、給与が減少したのは再任用の影響かとの質疑があり、当局からは、給料の高い退職者と、給料の低い新規採用職員との入れかえによるもので、1年間でその差を埋めるほどの給与上昇がないためであるとの答弁でありました。
次に、議案第63号 平成29年度たつの
市一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、まち未来創造課所管分について、委員から、醸造文化を生かしたまちづくり事業について、地産地消カフェとアンテナショップの全体的な売り上げについてはどうかとの質疑があり、当局からは、売り上げは10月が120万円弱、11月は210万円弱であった。11月はオータムフェスティバルの影響もあるが、それ以外でも若干増加していると思われるとの答弁でありました。
次に、総務課所管分について、委員から、庁舎建設事業の実施設計委託について、本庁舎と御津総合支所を一緒に発注したほうが安くなるのではないのかとの質疑があり、当局からは、設計については、本庁舎と御津総合支所では場所、形及び用途が違うため、基本計画の作成段階で2施設を分割することとした。基本設計、実施設計もそれぞれ別に入札する考えであるとの答弁でありました。
次に、情報推進課所管分について、委員から、社会保障・税番号制度システム導入事業のシステム関連変更等委託について、社会保障・税番号制度システムの改修は、国が示した標準レイアウトに改修する変更であるのに、国が全額負担しないのかとの質疑があり、当局からは、国の負担は全額ではない。総務省関係分の補助金は、人口規模により金額が決まっており84万8,000円である。厚生労働省分の補助金は、上限額の3分の2の補助率で359万7,000円、合計444万5,000円を受け入れる予定であるとの答弁でありました。
次に、市民課所管分について、委員から、住民基本台帳ネットワーク事業システム関連変更等委託について、住民票及びマイナンバーカードへ旧姓を併記するための変更との説明であったが、どのように記載されるのかとの質疑があり、当局からは、住民票へは別枠で旧姓を記載できるように変更を検討している。マイナンバーカードは、国から実名の後ろに旧姓を併記する例が示されている。旧姓併記は希望制であるとの答弁でありました。
次に、子育て支援課所管分について、委員から、私立保育所等運営費について、保育士の処遇改善に伴う扶助費の追加とあるが、どれくらい処遇が改善されたのかとの質疑があり、当局からは、処遇改善は2種類あり、処遇改善1では、全保育士等の月額を約6,000円アップしている。また、新規に追加された処遇改善2では、7年以上在職の保育士等に対して月額4万円、7年未満3年以上の保育士等については月額5,000円を加算しているとの答弁でありました。
次に、こども園推進課所管分について、委員から、認定こども園で、保育教諭が保育士資格と幼稚園免許を併有している割合はどれぐらいかとの質疑があり、当局からは、認定こども園では全ての正規職員が併有しているとの答弁でありました。
次に、農地整備課所管分について、委員から、農業施設の災害復旧に係る補助金の負担割合はどのようになっているのかとの質疑があり、当局からは、補助割合は国が65%、市が17.5%、地元が17.5%となっているとの答弁でありました。
また、農業施設の災害復旧に対して地元負担金が必要な理由は何かとの質疑があり、当局からは、河川は、本来、流れを阻害することなく水を下流へ流すものである。今回の被災施設については、川に井堰を作り農業用水として取水しているため、施設の管理者である受益者には負担をお願いしているとの答弁でありました。
次に、建設課所管分について、委員から、災害復旧による河川の土砂しゅんせつの予算を計上されているが、ふだんからの道路側溝の維持管理が必要と考えるが、どのように対応しているのかとの質疑があり、当局からは、道路側溝について、管理延長が長いため全てまで確認できていないが、土砂がたまっているところは撤去している。また、自治会からの連絡を受けて対応している状況もあるとの答弁でありました。それに対し、自治会もふだんから道路側溝の土砂撤去や落ち葉等の清掃をされている。行政と自治会が連携を強め、大雨に備えた事前の呼びかけ等を検討していただきたいとの意見がありました。
次に、都市計画課所管分について、委員から、本龍野駅東駐車場に設置予定の防犯カメラについて、機能はどのようなものか。また、設置予定台数は何台かとの質疑があり、当局から、赤外線つきのカメラを2台予定している。2台で駐車場全体をカバーできると考えているとの答弁でありました。
次に、新宮総合支所地域振興課分について、委員から、庁舎維持管理事業の新宮総合支所内の空調機器修繕について、空調機器はいつ設置されたものか。また、空調機器から自然にガスが抜けたため、ガスの入れかえが必要との説明であるが、10年後、再度交換が必要になるのかとの質疑があり、当局からは、この空調機器は、新宮総合支所建設時に設置したもので12年経過している。10年経過すると同じ現象が発生すると予想されるとの答弁でありました。
次に、教育総務課所管分について、委員から、小学校施設修理事業について、少額修繕の場合は学校で計上することになると考えるが、老朽化が進む各小学校の修繕費をどのように考えているのかとの質疑があり、当局からは、細かな修繕は学校に直接任せるよう予算をつけているが、教育委員会としても、各校から修繕要望があるたびに現地確認し予算化し、教育委員会で修繕できるものについては各校平等に対応しているとの答弁でありました。
次に、学校教育課所管分について、委員から、要保護及び準要保護就学援助事業について、対象となる児童が増えているとのことだが、準要保護の人数、割合はどうなのかとの質疑があり、当局からは、準要保護の人数については、小学生では9月末時点で198名、中学生では9月末時点で108名と、昨年度と比較してかなり増えているとの答弁でありました。
次に、社会教育課所管分について、委員から、アクアホール管理運営事業について、アクアホール南側駐車場の測量調査委託を計上しているが、このまま賃貸を継続するのか、購入するのか、今後、市としてどういう対応をしていくのかとの質疑があり、当局からは、測量調査委託については、地権者との賃貸借契約において、官民境界を確定することに了解を得て、補正に至ったものであるが、地権者は売る意思がないことを示されており、将来にわたっては賃貸を継続するかどうかは現在決まっていないとの答弁でありました。
次に、議案第67号 平成29年度たつの
市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、委員から、介護予防計画費について、今後どんどん増えることが予想されるが見通しはどのように考えているのかとの質疑があり、当局からは、適正なケアプランのもと、総合事業と元気な高齢者を増やしていけるような介護予防施策を並行して進め、計画費などの事業費抑制を図りたいとの答弁でありました。
次に、議案第68号 平成29年度たつの
市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について、委員から、公共ますの設置工事で、歳出として工事費570万円、歳入として受益者負担金800万円となっているが、その割合としては適正かとの質疑があり、当局から、受益者負担金は、土地の面積に対してかかるもので、土地1つに対して1個の公共ますを設置している。受益者負担金は、土地の大小により負担金額が変わるため、一概に工事費と受益者負担金のバランスがとれるものではないとの答弁でありました。
その他の議案につきましては、特に質疑はありませんでした。
次に、12月20日開催の委員会全体会において、議案第63号 たつの
市一般会計補正予算(第5号)のうち、総務生活分科会委員長報告に対し、委員から、まち未来創造課所管分の大正ロマン館内の地産地消カフェ、アンテナショップについて、観光客等に喜んでもらえる商品やお土産を置くなど、売り上げの増加対策を求めていただきたいとの意見があり、分科会委員長から、委員会として、大正ロマン館のPR等を提案していきたいとの答弁でありました。
次に、委員から、総務課所管分の庁舎建設事業について、自然エネルギーを利用する施設等、経費を安くする対策を考える必要がある。委員会として庁舎建設計画、進捗状況などの説明を求めていただきたいとの意見があり、分科会委員長から、今後、基本設計の段階等で質問していきたいとの答弁でありました。
次に、福祉文教分科会委員長報告に対し、委員から、学校教育課所管分の準要保護児童の人数は、昨年度末と比較して増加しているとの報告であったが、何人程度増加しているのかとの質疑があり、分科会委員長から、準要保護児童の人数は、9月末現在で小・中学校合わせて既に30名程度増えているとの答弁でありました。
次に、経済建設分科会委員長報告に対し、委員から補足として、都市計画課所管分の本龍野駅東側駐車場に設置予定の防犯カメラについて、設置台数2台で駐車場全体をカバーできるとの報告であるが、事件等発生時には、画像をズームすることで人や車のナンバー等の状況を確認することができるため2台で十分であり、問題ないとの説明でありました。
以上で、当委員会の審査経過及び主な質疑等を要約してご報告を申し上げましたが、議員各位におかれましては、当委員会の審査結果にご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、
予算決算特別委員会委員長の報告を終わります。
○議長(龍田 惇議員)
予算決算特別委員長の報告は終わりました。
これより、
予算決算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご発言がありませんので、質疑を終結して、これより討論に入りますが、発言通告がございませんので、討論なしと認めます。
これより表決に入ります。
都合により分割して採決いたします。
お諮りいたします。
上程中の議案第54号から議案第58号までの5件及び議案第65号の合計6件は、
総務生活常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第54号から議案第58号までの5件及び議案第65号は、
総務生活常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第59号は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第59号は、
福祉文教常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第60号及び議案第61号の2件は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第60号及び議案第61号の2件は、
経済建設常任委員長の報告のとおり原案可決されました。
次に、お諮りいたします。
上程中の議案第63号から議案第70号までの8件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、上程中の議案第63号から議案第70号までの8件は、
予算決算特別委員長の報告のとおり原案可決されました。
〜追加日程 委員会提出第3号 道路整備の推進に必要な財源の総額確保を
求める意見書〜
○議長(龍田 惇議員)
ただいま
柏原要経済建設常任委員長から委員会提出第3号 道路整備の推進に必要な財源の総額確保を求める意見書の提出についてが提出されました。
この際、お諮りいたします。
本件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
異議なしと認めます。
よって、委員会提出第3号を議題といたします。
これより上程議案に対する説明を求めます。
柏原要経済建設常任委員長。
○
経済建設常任委員長(柏原 要議員)(登壇)
ただいま議題となりました委員会提出第3号 道路整備の推進に必要な財源の総額確保を求める意見書の提出について、その内容につきましてご説明申し上げます。
道路は、あらゆる社会経済活動を支える最も基本的な社会資本であり、広域的な地域連携の拡大や災害時の緊急輸送など、地域の安全と豊かな暮らしを築くため最も重要な社会基盤であります。
本市におきましては、中国横断自動車道姫路鳥取線の整備が進められ、基幹道路交通ネットワークは充実しつつありますが、地域間交流や市民生活に必要な道路の整備も必要不可欠であります。道路の整備については、「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」、いわゆる道路財特法でございますが、その規定により、平成29年度までの時限措置として国の補助率等が嵩上げされておりますが、今後も着実に道路の整備を推進する上で財源の確保は不可欠であります。
そこで、次の事項について強く要望いたします。
1、道路ネットワーク整備を初め市民生活や社会活動を支えるために必要な道路整備や適切な維持管理を着実かつ計画的に実施できるよう、平成30年度予算及び平成29年度補正予算の総額を安定的かつ十分に確保すること。
2、道路財特法の補助率等の嵩上げ措置については、平成30年度以降も現行制度を継続すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するという内容でございますが、議員各位におかれましては、趣旨をご理解いただき、原案のとおり可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(龍田 惇議員)
上程議案に対する説明は終わりました。
これより上程議案に対する質疑に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご発言がありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
ご発言ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご発言がありませんので、討論を終結して、直ちに表決に入ります。
お諮りいたします。
上程中の委員会提出第3号は、原案のとおり可決することに決してご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、委員会提出第3号は、原案のとおり可決されました。
この際、お諮りいたします。
ただいま可決されました委員会提出第3号の取り扱い並びに字句等の整理につきましては、会議規則第41条の規定により、議長に一任願いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
〜日程第2 委員会の閉会中の継続審査等について〜
○議長(龍田 惇議員)
次は、日程第2、委員会の閉会中の継続審査等についてを議題といたします。
お手元に配付いたしております申出書のとおり、議会運営委員長及び各常任委員長から委員会条例第40条の規定により、閉会中の継続審査及び調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決してご異議ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(龍田 惇議員)
ご異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長及び各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決しました。
閉 会 宣 告
○議長(龍田 惇議員)
以上で、今期定例会に付議されました議案は、全て議了いたしました。
これをもって、平成29年第6回たつの
市議会定例会を閉会いたします。
閉 会 あ い さ つ
○議長(龍田 惇議員)
閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
今期定例会は、去る12月4日に招集されましてから本日までの19日間の会期で開催され、議員各位には、人事案件をはじめ条例制定、条例改正、各会計補正予算及び委員会提出議案等の重要案件に対して終始、熱心かつ慎重にご審議賜り、それぞれ適切妥当なるご決定を賜りました。また、議事運営につきましても格別のご協力によりまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心より厚く御礼申し上げます。
なお、理事者におかれましては、今期定例会において本会議及び委員会審査の中で、議員から出されました意見、要望等を尊重され、今後の市政運営に十分反映されますよう切望するものであります。
さて、昨今の非常に厳しい行財政運営の中で、現在、山本市長への実質的なスタートとなる新年度の予算編成作業に取り組んでおられることと存じますが、市長が今期定例会において所信表明を示されました第2次たつの市総合計画に係る「みんなで創る快適実感都市たつの」に向けて、希望が持てるたつの市、夢がかなえられるたつの市、みんなで創造するたつの市の実現を目指して、ご精励されますようご期待申し上げる次第であります。
市議会といたしましても、刻々と変化する社会経済情勢を的確に捉えながら、市民の皆様が住み続けたい、さらには住んでみたいまちとして、ふるさとたつの市が未来にわたって輝き続けるために議会活動に鋭意取り組んでまいる所存でございます。
最後になりますが、冬至を迎え寒さも一段と厳しくなりますことから、議員各位並びに理事者におかれましては、健康には十分ご留意賜り、ご健勝にて新年をお迎えになられますとともに、たつの市政の発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶といたします。
市長。
○市長(山本 実君)(登壇)
平成29年第6回たつの
市議会定例会が閉会されるに当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る12月4日に開会されましてから本日まで19日間にわたり、議員各位におかれましては、本会議、常任委員会、
予算決算特別委員会等を通しまして終始、慎重なご審議を賜り、人事案件、条例案件、補正予算など提案いたしました全ての議案につきまして原案のとおり可決をいただきましたことに対しまして、心から厚くお礼申し上げます。
また、会期中には私の所信表明に対しまして多くの議員の皆様からご意見を賜り、心からお礼を申し上げるとともに、今後の市政運営に十分配慮してまいる所存でございます。
さて、いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりましたが、本市のこの1年を振り返りますと、3月には今後10年間のまちづくりの指針となる第2次たつの市総合計画の策定。4月には市民乗り合いタクシー「あかねちゃん」の本格運行、総合的な子育て相談窓口である子育て応援センター「すくすく」、「ふくし総合相談窓口」の開設、7月には姫路濁協大学との保健福祉分野での連携協定締結、10月には醤油の郷大正ロマン館のオープン、播磨科学公園都市圏域定住自立圏連携事業の一環として、地域の魅力を体験できる「西はりまロードサイクリング」の初開催など、多くの事業を進めてまいりました。
これら新たな事業に取り組むことは、まさに総合計画で掲げる「みんなで創る快適実感都市たつの」の実現に向けての挑戦であったと確信いたしております。これらの事業を進めることができましたのも、市議会をはじめとする関係各位並びに市民の皆様のご理解とご協力、ご支援のたまものであると、改めて心からお礼申し上げますとともに、所信表明でお示ししました「市民が主役の市政」「公平で公正な市政」「開かれた市政」を推し進めるため、全身全霊を傾注することをお約束するものでございます。
議員各位におかれましては、今後ますますのご協力をよろしくお願いしますとともに、十分に健康にご留意いただき、ご家族ともどもおそろいで輝かしい平成30年の新春をお迎えいただきますようご祈念申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。本日は、まことにありがとうございました。
○議長(龍田 惇議員)
皆様、お疲れさまでした。
閉 会 午前10時54分
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成29年12月22日
たつの市議会議長 龍 田 惇
会議録署名議員 楠 明 廣
会議録署名議員 木 南 裕 樹...