企画総務部長 村 上 佳 邦
財務部
財務部長 大 垣 至 康
産業経済部
産業経済部長 西 山 茂 己
農林担当部長 余 田 覚
新
産業創造課長 岡 林 勝 則 恐竜・
観光振興課観光拠点担当参事
宮 野 真 理
農業振興課長 高 見 英 孝
農業振興係長 若 狭 光 正
農林整備課長 畑 田 弥須裕 副課長兼
林業振興係長 田 村 猛
農林整備係長 高 田 延 重
建設部
建設部長 近 藤 利 明
道路整備課長 畑 幸 一
道路整備係長 荻 野 智 之
河川整備課長 高 野 和 典
河川整備係長 足 立 渡
下水道課施設管理係長 青 木 一 典
下水道課工務係長 和 久 明 一
住まいづくり課長 前 川 康 幸
定住促進係長 堂 本 祥 子
7.傍聴者
0人
8.審査事項
別紙委員会資料のとおり
9.会議の経過
開会 午前9時00分
○委員長(藤原悟君) 委員の皆様、当局の皆様、おはようございます。
ただいまより
産業建設常任委員会を開催いたします。
朝晩涼しくなりまして、猛暑から台風等が何か今うそのような感じになってまいりましたけど、今後夏の疲れが出てまいりますので、くれぐれも御自愛ください。
それでは最初に議長より御挨拶をいただきます。
議長。
○議長(太田喜一郎君) おはようございます。きょうもまた
産業建設常任委員会、また
協議会お世話になりますけども、どうぞよろしくお願いいたします。めっきり秋らしくなってまいりました。先週、週末には兵庫・丹波もみじの
里ハーフマラソン大会の開会式に出席をさせていただきました。2,000人から超える出走者があったんですけども、それに一緒に家族の方やとか応援される方が一緒に来られて、合計したらもう倍近く青垣地域の地に来られたんじゃないかなとこのように思っております。二、三の出走者の方とお話しさせていただいたんですけど、広島県から来たとか青垣地域におられる奥さんに引っ張られて、イギリスの方が出走されるとか、
大変バラエティーに富んだ出走者がたくさんおられました。またよふど温泉が足湯をしておりましたけども、こういうやり方で観光PRがあるんやなと。それを体験された方がこれはどこにあるんですかというようなことで、また説明をさせてもらわんなんということになったんですけども、本当にその当日には丹波年輪の里でクラフト展がありました。それと同時開催で
アートクラフトフェスティバルが開催されたりして、これもたくさん遠くの方から来場されとったということでございます。本当に丹波市、今秋の実りのときでございますけども、大変たくさん引き出しがあるなとこういう感じを持ったところでございます。これからも観光も通じて活性化が図っていただけるかなとこのように思っておるところでございます。
きょうはたくさんありますので、十分な審議をしていただきたいとこのように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ちょっと私も1件だけ打ち合わせが入りまして、9時半になったら少しだけ中座させていただきますことをおわび申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
○委員長(藤原悟君) 次に、副市長より御挨拶をいただきます。
副市長。
○副市長(鬼頭哲也君) おはようございます。今議長からもお話ございましたが、この日曜日私も丹波年輪の里で開催されました
ウッドクラフト展に出席いたしました。31回目ということで大変長い、ちょうど丹波の森宣言がされたと同時期に開催をされて、31回目を迎えるということでございます。本当に芸術の秋にふさわしいイベントでございました。その中でことしはジュニアの部でグランプリをとられたのが、大森さんという小学校2年生の女の子で、実は職員の子供で、お父さんのほうは恐竜・観光振興課の職員で、お父さんのほうも毎年出品されているようですが、お父さんよりも早く賞をとってしまったということで、大変木のぬくもりだけではなくて、家族のそういう温かさみたいなものを感じました。そういった芸術の秋にふさわしい催しが丹波の中でいろいろ展開をされているということで御報告をさせていただきます。
本日は盛沢山の御報告、御協議をさせていただきますが、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○委員長(藤原悟君) それでは、日程第1、
所管事務調査に入ります。本日は、説明員として担当職員の出席につきまして許可しております。発言の際は所属・職名を述べてから発言してください。
なお、各委員の質疑、市当局の説明、答弁等の発言につきましては、着席のまま行っていただいて結構です。
なお、公務の都合上、午前中を予定しておりまして、当局の説明等簡潔によろしくお願いいたします。
まず(1)から(4)までにつきまして、閉会中の
継続審査事項としておりました災害復旧に関する事項として、次第に沿って一括で説明を受けたいと思います。
それでは当局より説明を求めます。
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) おはようございます。それでは私どものほうから(1)、(2)につきまして、平成30年7月豪雨災害、並びにその後襲来しました台風の被害によります
農業用施設、あるいは
ビニールパイプ、
パイプハウスとその復旧支援、それから10月中に行いました国の査定、その結果についてそれぞれ担当課から御報告申し上げたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(藤原悟君)
農業振興課長。
○
農業振興課長(高見英孝君) それでは部長の指示を受けましたので、
農業振興課からは、まず一つ目の平成30年7月豪雨災害、台風の被害に係る
農業用施設の復旧支援について御説明、状況を報告させていただきます。資料のほう1ページをごらんください。きょうは7月の豪雨災害の復旧事業、それから3ページにはそれ以降、台風20号以降の被災の状況についてお知らせをしたいというふうに思います。
それでは資料の1ページでございます。平成30年7月豪雨災害による
被災者向け生産施設等復旧支援事業に係る進捗状況についてでございます。この事業につきましては、9月14日の
産業建設常任委員協議会のほうでも一部御説明をさせていただいたところでございます。
まず、経緯でございます。7月豪雨災害は、御存じのとおり7月6日から8日までに起こりました台風の被害でございます。それでその後農会長のほうへ被害状況のほう調査に着手しまして、それぞれ回答を得ております。
ビニールハウスのほうは10名で12棟、そのうち実被害はない方が6名、これは浸水のみということで、被害は実際はなかったということでございます。それから農業用機械、そして
農業用倉庫のほうでございます。21名で倉庫が18棟、機械が17台。それからうち先ほどと同じように浸水のみで実際の被害はなかったという状態のものが12名で、倉庫12棟、機械3台というわけでございます。それから
獣害防護柵でございます。47団体金属柵が3,777メートル、それから電気柵においては1,970メートルの被害を受けたわけでございます。
こういった被害がありまして、その後国のほうから災害復旧の支援事業が提示がございました。2番のところでございます。平成30年度
被災農業者向け経営体育成支援事業、
国庫補助事業でございます。この7月の梅雨時期の豪雨、それから暴風における被害を受けた農産物の生産・加工に係る施設の再建であったりとか修繕、それから農業用・加工用機械の取得・修繕等々こういったものが対象になるものでございます。
補助率につきましては、
生産加工施設の場合、農業機械の再取得、修繕につきまして、園芸共済に加入している場合、75%の補助率となっております。ここに記載しておりますとおり、市の負担は12分の1でございます。それから園芸共済に加入していない場合は65%の補助ということで、加入なしということで10%の差が設けてあります。これは国のほうの施策で、クロスコンプライアンスというような言い方をするようですが、やはり今現にある
農業共済制度を十分に活用するために、こういった差が設けてあるわけでございます。丹波市におきましても、こういった被害を受けられた皆様には丁寧な説明を行いまして、園芸共済の加入を進めておるところでございます。
補助の内訳でございますが、
ビニールハウスの場合被覆材がガラスの場合は平方メートル当たり1,200円。それから通常のプラスチックで鉄骨のハウスの場合は880円。骨組みが鉄骨でない場合は290円等々、こういった定額の助成の単価が設けられておるところでございます。
資料2ページになります。
獣害防護柵でございます。これが先ほど申し上げました9月14日の
産業建設常任委員協議会のほうで説明をいたしました従来の資材費の80%の補助に加えまして、重機の借り上げ料、それから運搬費、それからオペレーターに係る経費等を追加するというものでございます。なお資材費以外の経費については対象経費の上限を30万円とするということで、取り組みを進めておるところでございます。
7月豪雨については、現在進捗、復旧事業それぞれ進めておるわけでございます。国の事業等入ってまいりました関係上、これから県の復旧計画の承認、それから内示、それから農業者への交付申請等の提出の依頼を受けまして、予定では年度内に終わる予定で進めるものでございます。
3ページになります。次に7月豪雨以降にもことしは台風がたくさん参っております。それらについての復旧事業の進捗状況について御説明を申し上げます。まず1番の経緯のところでございます。その後、台風の第20号が8月23日からの襲来でございます。大変強い風が吹いた風の台風でございました。それから第21号が9月4日から5日まで。これは全国的な被害は多かったわけですけれども、丹波市においては被害が見受けられなかった台風でございます。それから台風第24号が9月の終わりから10月初めに起こったものでございます。全般的に見ますと、台風第20号では大変風が強うございましたので、相当の被害があったわけですけれども、後の第21号、第24号につきましては、大きな被害は特に見受けられてないというところでございます。その後被害が起こりまして、市内の農会長のほうにこれらをまとめまして、被害の状況調査を行っております。現在回答を得て、
ビニールハウスにつきましては36名、46棟、それから農業施設、
農業用倉庫につきましては23名、倉庫22棟、畜舎3棟といった被害が出ております。あわせて
獣害防護柵が10団体、373メートル、延長が不明の団体もあるようですが、被害が出ておるというところでございます。これらに対する災害復旧の事業でございますが、2番目となります。現在
パイプハウス、それから
農業用倉庫につきましては、それぞれ被害が広域にあった関係上、今県のほうが国と支援策について調整、検討をされておるところでございます。これが固まり次第動いていくという状況でございます。それから
獣害防護柵につきましては、先ほど説明を申し上げました市単独の
災害復旧事業を活用して復旧に当たるものでございます。
今後のスケジュールでございます。
パイプハウス、
農業用倉庫につきましては、県の動向が決定次第説明がございますので、計画の申請やら農業者への交付手続をして年度内に終了する予定で進めるものでございます。
それから
獣害防護柵につきましては、書類のほうを11月上旬に農会長のほうに依頼をしておりますので、順次進めるものでございます。まだこれからそれぞれの台風の被害におきまして、農業者から申請が上がってくる段階ということですので、最終的な全容はまだ確定するものではございません。一部7月豪雨の関係で
国庫補助事業がありましたので、この分については、予定では12月の補正予算におきまして計上できるよう、今事務調整を行っておるところでございます。
概略になりますが、説明とさせていただきます。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(
畑田弥須裕君) 引き続きまして、
農林業用施設の関係の7月豪雨災害における国庫補助の
災害復旧事業につきまして、10月26日に国の査定が終わりましたので、報告をさせていただきます。
資料の4ページでございます。区分のところに農地、
農業用施設、林道施設とありまして、9月19日に議員総会に報告をしました件数を左に書いております。農地につきましては69件、査定件数が34件と35件減っております。査定日につきましては9月27日、28日、10月9日から12日、10月23日から26日で
農業用施設のほうは査定を行っております。農地の申請額につきましては7,191万3,000円、査定額につきましては7,122万7,000円で、約99%の採択率でございます。
農業用施設につきましては、9月
19日の報告件数につきましては24件、査定件数につきましては28件、4件ふえております。査定日は先ほど申しましたとおりです。査定の申請額につきましては、1億1,144万7,000円、査定額につきましては1億440万7,000円となっています。査定率につきましては93.7%の査定率です。林道の施設につきましては4路線あったんですけども、査定件数につきましては3路線に1路線減っております。査定日につきましては10月17日から18日で査定を行っております。査定の申請額につきましては5,884万5,000円、査定額につきましては5,852万1,000円と、ここは99.4%の査定率でございます。合計いたしまして、報告しました件数が97件、査定件数は65件、査定日は12日間でございました。査定の申請額は2億4,220万5,000円、査定額につきましては2億3,415万5,000円と、96.7%の査定額でございます。
件数が減りました理由ですけども、農地につきましては乙河内のほうで圃場整備のところに入った土砂があったんですけども、復旧して着工が平成32年度からということで、来年度1作をつくれますので、こちらのほうを上げとったんですけども、もうつくらないということで自分のほうからそういう意向がありましたので、廃工とさせていただいております。
また市ノ貝のほうで農地のほうが5件程度国庫での復旧をやめられたということで、それも廃工にしております。また市島地域の徳尾、大杉、谷上で農地の4件が復旧をそれも辞退されたということで、廃工にしております。
それと市島地域の戸坂で農地3件もやめられております。春日地域の長見ですけども、それも農地2件、これは市単独事業でやるということでございます。その他JRの関連が1件と、自力で復旧されるということが2件ということで、35件減になっております。
農業施設の4件増につきましては、市ノ貝で山が崩れて、農地、排水路、農道と1カ所で被災しておりましたが、1件で計上しておりますが、農道を分割しております。1件で増となっております。また同じ市ノ貝で、農地と排水路と合併をしておりましたが、農地が1筆、2筆、3筆と続いておりますと、排水路が横にあっても合併して申請できないというルールがありますので、そういうルールに基づきまして1件増になっております。また平松でも同様の理由で1件増になっております。牛河内でため池に土砂の流入という事態が後でわかったために1件増。合計で4件でございます。林道のほうにつきましては1路線、これは氷上地域の北油良になりますけども、林道の崩壊だけでなく山腹崩壊もございましたので、治山事業が入らないと林道だけ直しても意味がないということで、地元のほうから意向がありましたので、山のほうの整備、復旧が終わりましたらまた林道のほうを考えるということでございます。
以上で1路線減ってるというような状況です。
もう1枚、5ページでA3判の丹波市の地図を載せております。これにつきましては暫定法、今さっき言いました
国庫補助事業の農林業災害の分と、県営、これは県の治山のほうですけども、それを落としております。右下に凡例で農地災害が黒、
農業用施設の災害が赤、林道の災害が黄色と治山事業が青ということで落としてみますと、山南地域から春日地域、市島地域にかけて被災されているところが多い。またそれの上に青垣地域のほうで少し受けておったという、南西から東北といいますか斜めに被災箇所が多かったということで、これは参考までに添付をしております。
こちら農林整備課からの報告につきましては以上でございます。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) おはようございます。それでは(3)の7月豪雨災害に係ります
公共土木施設の災害査定の結果につきまして御報告申し上げたいと思います。
今回の災害査定は、国庫負担法によります
災害復旧事業の一部を国が負担する乙災害に区分されるものでございまして、この表の順次区分から御説明申し上げますと、まず道路につきましては報告件数が5件に対しまして、査定件数4件と1件減っておりますのは、道路災害として申請をしておったわけでございますが、河川護岸の洗堀によることから、査定課の指示によりまして、河川災害のほうでの申請に振りかえたということで1件減少しておりますので、その分は河川災害のほうでふえております。査定期間につきましては10月9日から19日ということで、
査定申請額については2,764万1,000円に対し、国の決定した査定額は2,698万4,000円となっております。次に橋梁でございますが、査定日につきましては10月16日から19日で、査定件数また決定した査定額ともに申請のとおりとなっております。次に河川では、報告件数26件に対し、査定件数が23件と減となっておりますのは、近隣の災害箇所の件数をまとめて申請したことによるものでございまして、査定日につきましては10月2日から19日で、
査定申請額は1億8,242万8,000円に対し、国の決定した査定額は1億7,719万7,000円となっております。最後に下水道ですが、査定日につきましては10月2日から5日で、査定件数また決定した査定額とともに、申請どおりとなっております。
合計で査定件数30件で、査定日数は12日間、
合計査定申請額は3億4,312万6,000円に対し、国の決定した合計査定額は3億3,723万8,000円となりまして、588万8,000円の減額となっております。
以上、簡単ではございますが報告とさせていただきたいと思います。
続きまして、(4)の平成26年の8月豪雨災害により被災しました
市道青田阿草線につきまして、平成28年度施工した
道路災害復旧事業に対し、会計検査院から擁壁の設計が不適切であるとの指摘を受けたことの報告につきまして、河川整備課の高野課長より御報告申し上げたいと思います。
○委員長(藤原悟君)
河川整備課長。
○
河川整備課長(高野和典君)
市道青田阿草線道路災害復旧事業における
会計実地検査の結果報告の概要につきまして、報告させていただきます。
資料は
市道青田阿草線道路災害復旧工事における
会計実地検査の結果報告資料をごらんください。平成30年3月14日から16日にかけまして、
国土交通省都市局道路局所管の
会計実地検査が実施されました。平成26年8月豪雨により被災した
市道青田阿草線道路災害復旧工事につきまして、設計の不適切があると指摘がありました。兵庫県を通じまして会計検査院と
設計計算書等の証左を行ってまいりましたが、会計検査院内の審議が終了しましたので、報告をさせていただきます。
資料の1番で、会計名及び科目につきましては一般会計で、(組織)
国土交通省本省、(項)
河川等災害復旧事業費でございます。予算年度は平成27年度予算を繰り越しておりまして、平成28年度に実施したものでございます。事業主体は丹波市、工事名は
市道青田阿草線道路災害復旧工事でございます。
工事内容は、平成26年8月の豪雨により被災した
市道青田阿草線の石積み擁壁を復旧するため、
災害復旧工事としてもたれ式擁壁工等を実施したものでございます。事業費は1,438万8,840円で、
国庫補助金相当額は事業費の69.5%の1,000万244円でございます。
指摘の概要でございますが、本擁壁の設計は道路土工、擁壁工指針に基づいて行っており、本擁壁の背後の地形形状を水平とする条件で擁壁に作用する土圧を算定しており、また篠山川の
河川兼用護岸でありましたが、現場の状況から擁壁の背後地や基礎底面が堅固な岩を想定し、残留水圧及び浮力を考慮していませんでした。しかし、会計検査のときに岩盤線の位置や岩質について証明できるデータを提示するよう指示を受け、地質確認のために
ボーリング調査を実施しましたところ、擁壁背面や基礎底面の岩は風化が進行していたため、擁壁背後の地形の状況、残留水圧、浮力の影響を考慮して再計算を行った結果、常時及び地震時において滑動と転倒について所要の安全率を満足できないと指摘をされたものでございます。指摘金額は不当額として、先ほどの事業費の1,438万8,840円で、
うち国庫補助金相当額が1,000万244円となります。このような事態が発生した原因は、本擁壁の設計業務を委託しており、その成果の検査が十分でなかったことによるものでございます。
今後の対応としましては、会計検査院の指摘を踏まえ、所要の安全率を確保するため、
グラウンドアンカーにより補強する手直し工事の詳細設計を実施した後、当該工事を実施することとしております。その事業費負担につきましては、今後の当初の詳細設計の受注者と協議してまいります。概算事業費としましては、
詳細設計業務で291万6,000円、
補修対策工事で206万2,000円を見込んでおります。2ページには位置図をつけております。山南町阿草地内でちょうど元気村かみくげの篠山川を挟んだ対岸になります。
3ページには工事の概要をつけております。復旧延長は7.5メートル、もたれ式擁壁工76立方メートル、延長6.8メートル、高さ6.8メートルから8.9メートル、舗装工12平方メートルで、契約は平成28年10月19日、竣工は平成29年3月23日でございます。
左下に本擁壁の写真をつけております、擁壁の断面図を見ていただければ、擁壁の上に幅員2.36メートルの市道があり、その背後は山になっております。先ほども申し上げましたが、山はところどころに岩が露出していたことから、本擁壁箇所の背後にも堅固な岩があると想定し、山の土圧は作用しないと判断しておりましたが、ボーリングの結果、著しい風化による岩であることを確認し、残留水圧及び浮力も考慮し、再計算を行ったところ、常時及び地震時とも転倒、滑動について安定していないということが判明いたしました。
手直し工事案としまして、中央付近の下に断面図をつけておりますが、擁壁の全面からアンカーにより補強する案を考えております。詳細設計を進め、補強工事を実施することとしております。
以上、簡単でわかりにくい説明となりましたが、説明を終わります。
○委員長(藤原悟君) それぞれの災害復旧に関しまして1から4まで説明をいただきました。
どこからでも結構です。質疑がありましたら質疑を受けたいと思います。
大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) 豪雨災害における国庫補助災害の件です。それの4ページ、
農業用施設の件で、
査定申請額が1億1,144万7,000円で、査定額が1億440万7,000円となっていますが、700万円ほど
査定申請額より減っているんですが、結構700万円といったら大きい金額だと思うんですが、それはどういうことですか。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) 私どもの
査定申請額につきましては提案でございます。まずは災害復旧というものは原形復旧を基本としておりますが、さらにしなければならないことは再度災害の防止となります。原形復旧をしたところでもう一度同じような天然現象が起きますと、同じような被害を受けるということで、強化復旧を提案しているところはたくさんございます。今回はそれに挑戦してくれました。その結果、なかなかそこが認められなかったものがありますので、どうしても査定額より少し落ちる額が実際の査定額となったということでございます。まず現場でここまで認めていただけなかったというところでございます。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 大嶋委員。
○委員(大嶋恵子君) その認めてもらえなくて700万円少なくなったんですが、それで大丈夫なんでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) 700万円につきましては、それぞれ工法を変えること、それから単費を持つこと、いわゆる取り合いの部分でありますとどうしても単費を必要としますし、また工法変更によりまして対応してまいります。基本的には査定で認めていただいた復旧方法をこちらで活用したいと思っております。
以上です。
○委員長(藤原悟君) ほかありませんか。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 1ページ目の7月豪雨災害のところの復旧事業概要のところで、園芸共済の加入者、それから加入していない場合というところで、75%と65%の差があるということの説明がありました。これは国の2分の1か10分の4の差の部分だけでこの%の差があると思います。農業されている方にはたくさん出てほしいという希望も要望もあると思います。それに対して出されていることに対しては問題ないと思うんですけども、ただ今後の共済金という考え方からすると、やはり共済に入っているメリットというもの、入っていてよかったなと、やっぱり入らないといけないなと思われる点の線が10%でいいのかどうかというところの考え方を市はお持ちなのかどうかという点。そして実際のところ自動車事故につきましても車両保険に入っていなかったら、車の損害は自分で持たんなんと。やっぱり保険には入る必要があるんやという意味合いから考えると、共済が今後任意になってくるとなればなるほど、離れていく人が多いと思います。だから入っていてよかったんだという風潮にするためにも、ある程度の差というものも仕方ないんじゃないかなというふうにも思うわけですけども、どのようなお考えでしょうか。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) まずは今回の災害につきましては国庫補助がそのメーンとなっておりますので、そこを主としてちょっとコメントはしにくいかと思いますが、まずはこの災害全てについて国の補助、あるいは県の補助、市の補助がありますよという段階でありますと、どうしても保険の加入は少なくなってくると思います。今回は大きなこの災害でございましたので、こういった手厚い補助がございますが、通常災害の場合は国あるいは県もなかなかその支援をしてこないところがございますので、これからも農業者の皆さんには、私ども丁寧に御説明しながら、園芸共済の価値であるとか、また互助制度というものを説きながら、共済の加入率は上げていきたいと思っております。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 今山名委員の言われたようなことと同じようなことなんですが、今部長の説明でわかるんですけど、国でさえ50%と40%でやってますよね。やはり何も75%下げえとか65%下げえとかいうことを言うとるん違うんですよ。今度今も今後共済加入について説明をずっとしていくと発言ありましたね。ええチャンスやと思うんです。そんなんやったら市のほうを加入されとる方を12分の1じゃなくて、そっちを上げて、90%ほど加入されとる方は補助があるような形にしたら、任意加入になっとるやつを今後やっぱり入ろうかという気になられる思うんです。いろいろ国のがメーンになるというから難しいというような答弁ありましたけど、やっぱりそういうようなことをしたら、今後担当部課のほうも楽になるんやないかなと思います。
それと4ページのほうの農地ですけども、いろいろと説明聞きましたからわかったんですけども、あと
査定申請額と査定額です。件数が35件いろいろな事情があって減ったんですけども、だけどその査定額も99%あるわけやね。ということは、当初市の査定というか申請しとったのは低目に申請してたんかなと思うんですが、そこら辺はどうなんですかね。件数が30件から減ってるのにそういうふうになっとんのは。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) まず1点目の共済につきまして、この件につきましては相当難しいことでございまして、研究を進めていく必要があると思っています。私どもが市が加えます60%補助につきましても、復旧額よりも補助、それから共済金額がふえてしまいますので、どうしても充当をしにくい部分もございますので、ここの75%が目いっぱいかなと思いますけども、まずはこれは今後とも加入率を促進するための案として研究は進めていきたいと思います。
それから豪雨災害につきましては、
農林整備課長より御説明申し上げます。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○農業整備課長(
畑田弥須裕君) 農地の件につきまして、査定の申請額と査定額が少ないということですけども、農地につきましては現地査定、机上査定と二つがありまして、机上の分につきましては写真提供をしていただきます。現地査定につきましては現場に行って、農地にどれだけ土砂が流れているかということを測量業者に委託をして、範囲を決めていただいておるんですけども、実際に被災が起きたときには例えば10メートルまであったんですけども、その次の雨とかで流れて、厚みが5センチ以下になって範囲が狭められたというのがほとんどでございます。何度も申請をするのにきちっとはかったんですけども、実際現場ではかったみますと、少し流れて範囲が少なくなって査定額が低くなったということでございます。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 今そのことやなくて、申請額が7,191万3,000円で、報告件数が69件で、査定件数が34件で、その場合にこの7,191万3,000円の査定申請しておって、件数が35件も減ってるのに査定額は99%の査定をいただいてとるわけやね。それは当初の査定について担当課なりの査定がどうやったんやということを聞いておるんです。
それともう1件、農林のほうですけども、1ページの復旧事業概要の②の被災した施設の撤去というところは、共済加入してなかろうが関係ないということなんかいね。この国・県・市というのがあるんやけど、これは共済は関係ないんですか。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) それでは農地災害の関係につきましては農林整備課より、それから
パイプハウス、いわゆる施設のものにつきましては
農業振興課から御説明申し上げます。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(
畑田弥須裕君) 査定件数34件に対しましての
査定申請額が7,191万3,000円でございます。議員総会でも報告しました69件といいますのは、この金額とは連動はしておりません。査定件数の34件の申請額が7,191万3,000円で、査定を受けた後が34件はそのままで、7,122万7,000円となっております。
以上です。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) まず被害額につきましては7,191万3,000円ではございません。69件に対して被害額がございましたけども、それを現場で精査して、
国庫補助事業になり得るものにつきまして、今回の査定を受けたところでございます。査定につきましてはそれぞれ挑戦をしていただいておりますので、案外いい査定額ではあるとは思いますけども、現場で精査した関係、それから先ほど説明にもありましたように、市単独事業に移らえたというところで、
査定申請額も下がってきたという状況であります。当初被害額と比べて下がってきたということになります。
○委員長(藤原悟君) 暫時休憩いたします。
休憩 午前9時42分
───────────
再開 午前9時43分
○委員長(藤原悟君) 再開いたします。
農業振興課長。
○
農業振興課長(高見英孝君) 先ほど奥村委員におっしゃっていただきました件ですけれども、この表のほうに書いておりますのが定額、それぞれ区分の単価でございます。その単価に対しまして、園芸共済に加入されている場合75%、それから加入されていない60%の単価を掛けるということでございます。共済の加入の有無で補助率が違うということで、この単価にこの補助の%を掛けあわせるというものでございます。
以上でございます。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) もう1点の
公共土木施設の査定結果という分もさっき説明いただいたんですけども、これも議員総会の報告件数と査定件数というのはもうこの
査定申請額とは査定件数に対しての
査定申請額ということで理解させてもらっていいんですね。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 今おっしゃったとおり、査定件数に対する
査定申請額になっております。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) そしたらさっき部長のほうから説明いただいた分の減った理由とか振りかえたからとか、災害箇所の件数をまとめてしたさかいにこういう件数になったんやということやったんやけど、その査定申請するまでに部内で精査して、こんだけにしたということで理解させてもらっていいということやね。そういうことですね。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 道路につきましては査定時において、査定額から現場を見てみまして、河川の護岸の洗堀による部分だということで、河川災害のほうで申請せよという指示がございましたので、それを振りかえたということと、河川の件につきましては、こちらのほうで近隣、近傍地の工事箇所を申請件数にまとめたところでございます。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) そしたら道路の分は査定に来られてから変わったということやね。先ほどは議員総会のと申請額というのは来られてから申請額というのはしてあるの。今の道路やったら5件は丸々市のほうで
査定申請額があったんではないんですか。先ほどのとちょっと答弁が違うと思うんやけど。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 申請が上がっておりますので、いわゆるこの申請額というのもこの4件に対する申請額でなっております。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) もう1件、会計実施検査の件ですけども、要するに工事は一応終わっとるんですね。1,000万244円は、この金額の補助金が減るいうことではないの、それはあるん。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 今回の会計実施検査におきましては、補助金の返還は求められてはおりません。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) これ結局指摘の概要とか、ずっと今先ほど課長のほうから十分な説明ではございませんがという説明がありましたけども、本擁壁の背後の地形形状を水平とする条件で擁壁に作用する土圧を算定していたとか、その下の行で堅固な岩と想定しと、想定とか設計が思った状態でされとるわけやけど、これは設計を発注されるときに、仕様書とかそういうとこら辺になるのか話し合いとかわかりませんけども、こういうことですということを、ここ書いてあるようなことを市が設計事務所とか設計されるところにこういうことを市から言ってるのか、あるいは何も言わんのに設計されたところがこういうふうに解釈して設計されて、結果所要の安全率を満足できないと指摘されたという結果になったのか、そこら辺どうなんですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) まずその当時の災害の査定のときに、そういった工法で査定を受けて、それに対して国のほうで決定をいただいたということから、基本この査定設計書をもとにした設計で発注したということで、工事としては完成したわけでございますが、後に会計検査院において疑問点等があったことで、新たに地質調査等を行った上で今回の指摘となったということでございます。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) そしたらそれは今、国の基準にのっとってかな、何か今部長言われたね。ということは、それは国と会計検査院は別の組織やさかいあれですけども、そしたら国のほうが落ち度があるのではないんですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 国の落ち度ではなくして、査定時点ではそういった地質調査等のデータといいますかそういうのはなかったわけです。いわゆる現状等を把握して、岩が見えましたんで、こういったところで問題ないであろうということで査定を受けておるわけでございまして、今回につきましてはやはり市が委託しました業者の成果品の今回誤りがあった部分と、やはり市側も十分な検査ができていなかったというところの2点で、今後はいろいろと協議をしてまいりたいなと考えておりますので、国が瑕疵かったということではないかと考えております。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 国のほう、いうてもやっぱり国にはそうむちゃくちゃ言わん、ようようわかるんやけど、結局今も言われたけど発生原因のところで、委託した設計業務の成果品に誤りがあったのに、これに対する検査が十分でなかったことによると書いてあるんですけども、これはやっぱり担当課では無理なんやないかなと私は思うんです。そんなんできるんやったら発注多分されへんやろうし。そやから、こんなことを市のほうで、課でこんなこと書いたら、その下の今後の対応のところで、手直し工事の詳細設計を実施した後云々書いてあって、補修に必要な事業費については今後当初の設計業務を実施した受注者と協議する中で検討します。こんなことを言うたら向こうは出さへんって言いまっせ。先ほどの説明やと、やっぱり設計の段階でそういうことも専門家なんやから見通してもろうて、ある程度はやってもらわないかんし、やっぱりこの今後の対応書いてあるところを見たら、一切市のほうが全部この金額、497万8,000円は見るように書いてあるんやけど、何遍も言いますけど検査が十分でなかったって検査は市ほうでできない部分やないかなと私は思うんです。そやから、そこら辺はこんなこと書いたらあかんと思うんやけど。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) まず発生原因の文言につきましては、国の会計検査院の指摘をそのままちょっと写させていただいておりますので、こういった指摘があったと、こういう原因やったということの指摘事項を書かせていただいております。今後の対応につきましては、協議する中で検討するといったところ。やはりこれは委託業者のほうの瑕疵もありますので、そういったところの総額497万8,000円について、市側が全部持つということはございません。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 今度は設計業者は違うの。要するにそうした人がもう一遍させたほうがええんではないんでっか。そんなわけにはいかへんのか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) やはり一度こういう事態に陥っておりますので、やっぱり業者に対しても不信といいますか、また成果品等についても十分な部分が見込めないというところから、やはり違う業者で新たに設計を発注し、実施してまいりたいと考えております。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 前回の業者はいうたらそういうふうな評価されとるわけなら、ある程度の期間指名停止にするとか、そんなことも考えられとるんですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 指名停止等につきましては、今後入札検査室とあわせて協議はしてまいります。
以上でございます。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
渡辺委員。
○委員(渡辺秀幸君) 農地、山林、道路いずれというわけではないんですが、ことしはたくさん台風も襲来しまして、非常に災害が多かったというところで、三つあるんですが、一つは例えば自分のところの裏山というかすぐ家のそばに崖地があって、それが何回もいうたら平成26年の豪雨災害あたりからどうも危険やというところで、それを直してほしいなというような要望がひとり住まいの女性の方からあったようです。待てど暮らせど何年たってもしてもらえないと。また雨が降ったというようなことで、つい先日もう自分で市とかの補助金をもらわずに、自費でそこを修復されたというようなことを本人から聞きました。それは私はちょっと残念やったなと思いました。
それからもう1点は、ここに写真も撮っとるんですが、ある川がありまして、ここが洗堀されて直してほしいと。現地行ってみますと何カ所かありました。持ってきた土が市ノ貝の洪水で出た土砂のようでした。私でもこれは、こんなものをとりあえず法面に張っつけたら、もう崩れるに違いないというようなものでした。それはそこだけやなしに、あるところも、もっと大きいところもそのようです。ですので、そういうことは一般人の方からいうたら税金の無駄遣いやなというようなことを私にも言われました。確かにそうですねと。仮復旧なのかどうなんか知りませんが、とにかくこの土ではだめやというような誰が見てもだめに近いなという、一体どういうつもりでこんなことをしてもうとんねやろうというような声を聞きました。
もう1件は、平成26年豪雨でこのようにダムをいろいろとつくったところがありまして、その下流です。その下です。ことしの3回、4回の雨で、ダムはあるんですが、そこからの流路口が狭い、及び屈折しているということで、十分水がはけないと。それぐらいはもう想定して、もうちょっと立派な水路をつくってもろうたらよかったのに、もううちの自治会もお金がないので、これを直すのはどうしようもないんやと。何とかしてもらえんねやろうかなということで、3日ほど前に私ども行って現地を見ましたが、きょうは忙しいですので、時間が余りないようですので、また個々に対応をお願いしたいと思います。
そんなことで、例えば冒頭に申し上げました女性ひとり住まいのところは、例えば3カ月後ぐらいにはしますとか、そういうようなことをちょっと言うといてあげたらよかったのになと思いました。それから最後に言いましたダムの下は、Iターン者がダムの下に家を買うたんです。若い人です。安全やと思ってここへ来たんやけど、こんなことになったと。非常にそれも残念やなと私も思いまして、そういう残念3シリーズをちょっとお伝えいたしました。またどうぞよろしくお願いします。
○委員長(藤原悟君) 今の件につきましてはまた個々に委員から聞いていただきまして、対応なりどういう理由かとか、また説明してもらえますか。お願いします。
山名委員。
○委員(山名隆衛君) 平成30年の7月豪雨災害について、農地の件数69件が34件になったという説明を受けました。査定件数が減ったという理由も聞きました。その理由の中に、辞退されたためという言葉があったと思うんですけども、その辞退された理由はもう農業をやらないという部分なのか等の理由なのか、ちょっと理由をもう少し詳しく教えていただきたいなという点。そして里道の整備について、1路線については山腹崩壊があったため、山腹崩壊を直さないと、里道の修理にならないという説明があったと思います。これは山腹崩壊を補修した後にその里道整備に入るという予定なのか、その里道整備については国庫補助が出るのかという対象となるのかという期間の問題があると思うんです。そこまで延ばせるのかなという点、その2点お伺いしたいという点と、それからもう1点、もたれ式の擁壁工についての金額的なことですけども、この事業費1,438万8,840円のうち、国庫補助は1,000万円ほど。この金額はもう一応このまま出るとなって、その上に修復費用が497万8,000円かかって、全て完了するという形で終わるという返還金額というのではなくて、
グラウンドアンカー工事を補強して、今の金額いった400万を出して修復するという流れで終わってるのかなというところ、それでいいのかだけ確認したいと思います。
○委員長(藤原悟君)
農林担当部長。
○
農林担当部長(余田覚君) それでは山名委員からいただきました69件から減ったその詳細な理由、並びに林道の確定額につきまして、
農林整備課長より御説明申し上げます。
以上です。
○委員長(藤原悟君)
農林整備課長。
○
農林整備課長(
畑田弥須裕君) 農地につきましては、こっち出られて都会におられる方で、何度も連絡したり通知を送らせていただいたんですけども、これは負担がついてまいりますので負担について御了解を得てから上げる予定やったんですけども、なかなか御了解が得られないというのが2件あります。
それと、何度も平成26年から一番山沿いの際の三角点になるんですけども、そちらのほうも何度も入ったので復旧はされないと。もう少し下のところで田んぼを持っているので耕作するということで、されないという方もありましたし、後は市単独事業で対応させていただきたいと。時期的なこともございますので、辞退をさせていただきたいという方がほとんどでございます。辞退された中で実際に取り組まれなかった方は3名とかです。
それと林道ですけども、これも地元のほう協議入らせていただいたんですけども、地元のほうで取り組まれるということで、こちらのほうを受け入れておれば査定の受けて、3年間という期限があるんですけども、取り組めることができたんですけども、地元のほうが取り組まれるという意思がなかったもので、こちらのほうからは投げかけましたけども、地元でやると手を挙げられなかったので、これを今の段階につきましては林道の災害復旧にはかかっておりませんので、国庫補助にのるということはございません。
また次回でもっとひどくなればその災害でいけるんですけども、過年度災害ということになりますので、採択のほうはしにくいということでございます。
以上です。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) この市道の工事につきましては、平成29年3月23日に完了しておりまして、既に事業費に対する1,000万244円という補助金につきましては、既にいただいております。したがいまして、今回新たな補強対策としての費用と詳細設計について講じれば、それで今回の工事については完了ということになります。今言いました補強対策、詳細設計については国庫補助対象にはなりませんので、そのあたりを業者のほうでどうしていくか、市もあわせて協議をして、負担は考えていきたいと考えております。返還はございません。
○委員長(藤原悟君) 奥村委員。
○委員(奥村正行君) 今ちょっと質問するとき聞くのを忘れとったなと思ったので、結局これもさきに部長が言われました工事完了してますわね。どこの業者が受けはったか知らんけども、事業費としては一応1,438万8,840円支払われとるわけやね。69.5%の国庫補助率で、今度そういう指摘を受けて、あと497万8,000円が要るいうことですね。ということは、要するに一千九百何がしの工事やったということでしょう。それで、ほんまやったらそれの補助率が、69.5%やったら国からもっとあるわけやね。そこら辺はそういうところも含めて、今後設計のほうの業者と、工事したところはもうしょうがないと思うんですけども、設計のほうとそういうような交渉は、それも含めてされるべきやと思うんですけども、どうですか。
○委員長(藤原悟君) 建設部長。
○建設部長(近藤利明君) 奥村委員おっしゃったとおり、そのあたりも含めて協議はしてまいりたいと考えております。
○委員長(藤原悟君) ほかございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、質疑を終結いたします。
なお、ここで議事の進行上、
産業建設常任委員会を一旦休憩し、
産業建設常任委員協議会に切りかえたいと思います。河川整備課の出席がここまでとなりますので、河川整備課につきまして何かございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(藤原悟君) ないようですので、暫時休憩いたします。
休憩 午前10時05分