加西市議会 > 2024-06-26 >
06月26日-04号

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  1. 加西市議会 2024-06-26
    06月26日-04号


    取得元: 加西市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-14
    令和 6年  6月 定例会(第309回)       第309回加西市議会(定例会)会議録(第4日)                       令和6年6月26日(水)                       午前10時開会-----------------------------------          ▲議事日程第1 報告第1号から報告第3号及び議案第39号から議案第47号   (委員長報告、質疑、討論、採決)第2 陳情第1号 政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情   (委員長報告、質疑、討論、採決)第3 議員の派遣について第4 閉会中の継続調査について-----------------------------------          ▲本日の会議に付した事件報告第1号から報告第3号及び議案第39号から議案第47号(委員長報告、質疑、討論、採決)陳情第1号(委員長報告、質疑、討論、採決)議員の派遣について閉会中の継続調査について-----------------------------------          ▲会議に出席した議員(15名)  1番      大前裕也        2番      北川克則  3番      西脇 親        4番      高橋佐代子  5番      下江一将        6番      橋本真由美  7番      深田照明        8番      高見博道  9番      土本昌幸       10番      田井真一 11番      佐伯欣子       12番      森元清蔵 13番      森田博美       14番      丸岡弘満 15番      中右憲利-----------------------------------          ▲会議に出席しなかった議員なし-----------------------------------          ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長      後藤光彦   議事係長      浦川翔平 書記        玉置拓郎-----------------------------------          ▲説明のため出席した者の職氏名 市長        高橋晴彦   副市長       井上利八 教育長       菅野恭介   理事        魚住昌弘 政策部長      深江克尚   地域部長      丸山常基 総務部長      民輪清志   市民部長      下山晴一郎 福祉部長福祉事務所長      産業部長      藤後 靖           上坂智津子 建設部長      石野隆範   市参事       岡田洋一 環境部長      北川陽一   市参事(環境整備担当)                            宮崎高広 会計管理者     三船雅章   教育部長      伊藤 勝 選挙監査公平委員会事務局長    農業委員会事務局長 別府克紀           亀田哲馬 病院事務局長    上坂寿人 △開議 ○議長(丸岡弘満君) 皆さん、おはようございます。それでは、定刻がまいりましたので、これより本日の会議を開きます。本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。それでは、直ちに日程に入ります。 △議案一括上程 ○議長(丸岡弘満君) 日程第1、報告第1号から報告第3号及び議案第39号から議案第47号までの12件を一括議題といたします。これより、上程中の議案に対する委員会の審査報告を求めます。建設経済厚生常任委員長、中右憲利議員。 ◆建設経済厚生常任委員長(中右憲利君) =登壇=それでは、当建設経済厚生常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 まず、初めに議決結果であります。当委員会で付託を受けました案件6件については、いずれも全会一致で承認、あるいは可決すべきものと決定いたしました。 続いて、審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 まず、議案第41号加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。委員から、西笠原町の地域交流拠点地区内の店舗において、床面積の条件を3,000平米に緩和した背景を確認する質問があり、執行者からは中野町でのスーパー誘致の際に企業はある程度売上を見込み、スケールメリットを出さないと交渉すら難しいと感じたので、条件緩和により引き続き地元や開発デベロッパーと協力して誘致活動を行いたいとのことでした。 また、想定される新規住宅地区への転入元について質問があり、執行者からはベルデ下里の場合は、約半数の世帯が市外南側地域からの転入であったことから、同様の地域からの新規転入を狙い、地区を設定しているとのことでした。殿原地区住宅部分については、将来的な販売方法について質問があり、執行者からは調整区域内での地区計画を設定した場合は、分譲地の販売が可能であるが、線引き廃止後は建売販売の可能性が生じるとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第47号令和6年度加西市下水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。委員から、今回の補正内容である公共下水道地域に係る内水浸水想定区域図雨水管理方針の作成について、農業集落排水コミプラ区域への適否を確認する質問があり、執行者からは公共下水道事業計画区域外となるので、他の一般事業で対応すべき事業になると考えているとのことでした。採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 その他につきましても、委員各位から多くの質問や意見等が述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 これをもって、建設経済厚生常任委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 続いて、総務常任委員長北川克則議員。 ◆総務常任委員長北川克則君) =登壇=御指名をいただきましたので、総務常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議決結果であります。当委員会に付託を受けましたのは、総数5件であり、いずれも全会一致で承認及び可決すべきものと決定をいたしております。 続いて、審議の状況のうち、その主なものについて御報告を申し上げます。 まず、報告第1号の専決処分にしたものにつき承認を求めることについて(加西市税条例の一部改正)であります。委員から、給与所得者特別徴収について今回6月分は徴収せず、7月分からの11か月間を平準化する徴収方法について質問があり、執行者からは国の見解として定額減税が決まってから日数が少なかったため、給与支払者事務軽減を図るとともに、減税の趣旨として可処分所得の増加につなげる狙いがあるということでした。 次に、委員から調整給付金の給付時期についても質問があり、執行者からは国の指針では申請の締切を10月31日と定められているが、申請漏れとなる対象者も予想されることから、なるべく申請期間を延長し、年度内に給付を終えるように取組みたいとのことでした。 次に、議案第43号兵庫県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてです。委員から、令和6年12月2日以降は、保険証が新規発行されないことによる保険証とマイナンバーカードとの初回紐づけ手続をしていない方への対応について質問があり、執行者からは初回紐づけ手続していない方は、マイナンバーカードは保険証として使用できないことから、保険者から資格確認書が発行されることとなる。資格確認書医療機関に提示することにより、必要な医療を受けることができるとのことでした。 次に、委員から資格確認書発行申請の要否、有効期限について質問があり、執行者からは当面の間は申請の必要なく交付されるとのことでした。また、有効期限については5年以内と決まっており、兵庫県後期高齢者医療広域連合では、現在のところ1年間となる見込みであるとのことでした。 その他の議案についても、委員各位からは多くの質問や意見などが述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 これをもって、総務常任委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 続いて、予算決算常任委員長土本昌幸議員。 ◆予算決算常任委員長土本昌幸君) =登壇=失礼いたします。それでは、当予算決算常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに議決結果であります。議案第45号令和6年度加西市一般会計補正予算(第1号)については、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 続きまして、各分科会及び全体会における審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 まず、委員から給付金・定額減税一体支援事業における低所得者への負担軽減について質問があり、執行者からは昨今の物価高に伴う家計圧迫を軽減するための総合対策であり、定額減税だけでなく、新たに非課税になる世帯に対しても給付金が支給されることから、低所得者も支援できるよう制度設計がされているとのことでした。 委員からは住宅ローン控除ふるさと納税に与える影響についても質問があり、執行者からは住宅ローン控除の控除額を差し引いた後、定額減税の控除額を控除することになっている。また、ふるさと納税控除上限額定額減税の控除分を差し引く前の所得割で判定することから、それぞれ定額減税による影響はないとのことでした。 次に、委員から住民税非課税世帯に係る臨時特別給付金給付事業について予算執行前の事務的な事前準備の進捗を確認する質問があり、執行者からは今年度新規に非課税等になった約1,100世帯が対象となり、議決後の速やかな市民への案内につなげるよう、現在対象者の抽出作業やシステム導入の準備、通知する案内文書のレイアウト等の検討を進めているが、いずれにしても6月の住民税の賦課決定がなされてから事務がスタートしており、他の自治体と比較しても、加西市の手続が特段遅れているものではないとのことでした。支給額については、対象世帯1世帯当たり10万円の支給となり、18歳以下の扶養親族がいれば1人につき5万円の加算になるとのことでした。 次に、委員から農政推進事業についての周知状況について質問があり、執行者からは1つの集落営農組織から相談があり、人材確保の経費に対する補助で要望を受けている。国の補助を受けるには申請条件が厳しいこともあり、申請数は少数であるが今年度も引き続き生産者からの相談を受け、国や県を含む支援メニューを提案していくとともに、支援の情報をホームページやインターネットを活用し、生産者の手元に確実に届くような仕組みを考えていきたいとのことでした。 次に、委員から社会資本整備総合交付金事業について、事業の実施箇所及び工期について質問があり、執行者からは市道玉丘常吉線の玉丘6差路交差点の前後900メートルの区間での舗装打ちかえを予定しており、予算議決後はスムーズに入札に取りかかれるよう準備を進めるとのことでした。なお、工事期間中は片側交互通行を考えているとのことでした。 次に、委員から加西市医師確保奨学金の今後の募集予定について質問があり、執行者からは今年度は二次募集を行わないものの、令和7年度以降は引き続き年度当初に募集を開始し、中長期的な医師の確保や地域医療の充実につなげていきたい。今回の補正の背景には、令和6年3月末に9名の医師が退職、その後2名の採用を行ったものの、昨年度より7名が減少し、26名の体制となっている病院の現状がある。今後も神戸大学医局とも調整の上、病院事務局とも協議検討をし、医師確保に努めていきたいとのことでした。 その他にも委員各位からは多くの質問や意見等が述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 これをもって、予算決算常任委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 以上で、委員長の報告が終わりました。 △質疑・討論 ○議長(丸岡弘満君) これより委員長報告に対する質疑を行います。御質疑のある方ございませんか。(なし) 御質疑もないようですので、質疑を終結いたします。 続いて、討論に移ります。御意見のある方ございませんか。10番、田井真一議員。 ◆10番(田井真一君) =登壇=失礼いたします。10番、改革未来・自民の風、田井です。 まず、議案第41号加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例につきまして、可決することに賛成の立場で討論いたします。本案は3地区の地区計画を変更し、新たに2地区の地区計画を追加することにより、適正な都市機能と健全な都市環境を確保し、良好なまちづくりを進めようとするものであり、大いに期待をしております。 ただし、この地区計画の前提となる開発計画において、地域住民近隣事業者とのコンセンサスが十分取れていないケースも一部で見受けられます。まちづくりにおいては、ハード整備はもちろんのこと、コミュニティづくりも大切な要素であります。地域住民近隣事業者とのコンセンサスを十分とって、良好なまちづくりを進めていただくことを改めて要望いたしまして、本条例案を可決することに賛成いたします。 次に、議案第45号加西市一般会計補正予算(第1号)について、可決することに賛成の立場で討論いたします。歳入歳出5億1,981万8,000円の増額補正の主なものは、国の施策である定額減税に伴うものでありますが、独自の施策として医師確保奨学金を大幅に増額されようとしておられます。これは、加西病院医師確保の課題に中長期的に対応しようとするものであり、評価をいたします。この制度の効果が表れるまでには、まだ数年の年月がかかりますが、今年度、そして次年度以降も適正な運用を図られ、医師確保が継続的に実現されることを期待しております。 また、スクールバス輸送調査委託につきましては、泉統合小学校区での検討から全市的に公共交通、市民の移動支援全体の視点での調査に方向転換されようとしておられます。スクールバスの運行につきましては、私は昨年9月の定例会において、一般質問で認識を質したところでありますが、顕在化している登下校中の熱中症の課題などにも早急に対応されようとしておられます。大変期待をしております。その他の補正予算につきましても、国県等からの交付金、補助金を有効に活用し、効率的な財政運営を進めるともに、市民生活のさらなる向上を図ろうとするものであります。よって、加西市一般会計補正予算(第1号)を可決することに賛成いたします。 以上で討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) 他に御意見ございますか。11番、佐伯欣子議員。 ◆11番(佐伯欣子君) =登壇=清流会の佐伯欣子でございます。 ただいまより、特に2議案について討論をいたします。議案第41号加西市地区計画内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでは、5地区出されております。5地区の変更、そして追加となりましたが、加西市ならではのコンパクトシティを目指されていくということで、それぞれの地域の特色を生かした地区計画を今後も実施されていかれることは賛成といたしますが、ただ企業誘致においては、人口や人口動態のみならず、将来的、未来的に加西市がなぜよいのか、なぜ誘致がよいのかということを加西市ならではのメリットをもっと積極的にPRしていただきたいと要望いたします。 また、議案第45号令和6年度加西市一般会計補正予算においても賛成といたしますが、特に医師確保奨学金増額3,280万円については、このたびの申込み学生は優秀な学生と判断され、決定されたと聞いております。しかし、今後年々ますます減ってくるであろう医師確保や予算のことも考えられ、計画性をもって奨学生の決定をされますよう、またその学生は将来加西市で医師として勤務されるように、指導医等の上級医の確保も併せて、取組んでいただきたいと要望いたします。 以上で佐伯欣子の討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。8番、高見博道議員。 ◆8番(高見博道君) =登壇=それでは、令和新風加西高見博道でございます。 それでは、報告第1号から3号及び議案第39号から議案第47号全てについて賛成の立場で討論をいたします。 まず、議案第41号加西市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について。その中で今回新たに追加された殿原地区についてですが、加西市都市計画において、加西市北部地区の副都市核として重要な地区計画になります。加西インター産業団地開発とともに、地元との協議をしっかり行っていただき、進めていただきたいと思います。 次に、議案第45号令和6年度加西市一般会計補正予算(第1号)についてですが、その中で加西市医師確保奨学金の増額について、新たに10名に対して支給となったということですが、将来への投資でありますが、今後計画的に支給計画を行っていただき、今後新規に建設される加西病院の将来を支える人材確保をお願いしたいと思います。 次に、個人住民税定額減税に伴う給付金・定額減税体型支援事業住民非課税世帯に対する臨時給付金事業についてでありますが、これは国のデフレ脱却対策事業です。物価の高騰による日々の生活が続いております。一日でも早く支給ができるように、また誰一人も残さないように支援されるように速やかな執行をお願いしたいと思います。 以上のような理由により、全ての議案に対して賛成の立場で、高見博道の討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございますか。(なし) ほかに御意見もないようですので、討論を終結いたします。 先ほど討論がありましたが、討議はございませんか。(なし) 討議がないようですので、議員間討議を終わります。 △採決
    ○議長(丸岡弘満君) これより採決を行います。採決に当たっては、まず報告案件、次に条例案、次に事件決議、最後に補正予算案の順に行いますので、御報告を申し上げておきます。 それでは、報告第1号から報告第3号の報告案件3件について、一括採決を行います。これらの議案についての委員長報告はいずれも承認であります。 お諮りいたします。報告第1号から報告第3号の3件については、いずれも承認することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 報告第1号から報告第3号の3件については、いずれも承認することに決定をいたしました。 次に、議案第39号から議案第41号の条例案3件について、一括採決を行います。これらの案件についての委員長報告は、いずれも可決でございます。 お諮りいたします。議案第39号から議案第41号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第39号から議案第41号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 次に、議案第42号から議案第44号の事件決議3件について、一括採決を行います。これらの議案についての委員長報告はいずれも可決であります。お諮りいたします。議案第42号から議案第44号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第42号から議案第44号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 最後に、議案第45号から議案第47号の補正予算案3件について、一括採決を行います。これらの議案についての委員長報告は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第45号から議案第47号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第45号から議案第47号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 △陳情上程 ○議長(丸岡弘満君) 次は、日程第2、陳情第1号政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情についてを議題といたします。直ちに委員会の審査報告を求めます。総務常任委員長北川克則議員。 ◆総務常任委員長北川克則君) =登壇=御指名をいただきましたので、総務委員会に付託を受けました陳情についての審議の経過並びに結果について、御報告申し上げます。 陳情の趣旨としては、職員が庁舎内で政党機関紙を勧誘されたり、その際に心理的な圧力を感じたという実態が本当にないかどうかを職員に寄り添って調査確認するように行政に求めていただきたい。また、仮に心理的圧力を受けた職員がいた場合は、適切に対応してもらいたいというものでした。なお、本件に関しては議会基本条例第6条第4項の規定に基づき、陳情者の委員会への出席について事務局より意向確認を行いましたところ、陳情者が出席を希望されませんでしたので、申し添えておきます。 執行者に対する質疑では、委員から政党機関紙の購読はあくまで個人契約で個人の自由な判断で行うものであるが、これまで心理的に圧力を感じて強制的に購読させられたという職員からのハラスメントの訴えがあったのかと質問がありました。執行者からは、職員からの相談の記録はなく、現在も受けてはいないとのことでした。 次に、ハラスメントに対する市の考え方と見解について質問があり、執行者からはハラスメントはあってはいけないものであり、各職員の認識を深めるための研修を実施している。認識が深まることにより、ハラスメント防止につながるとともに、事象が発生した場合にも素早い対応ができ、相談を受けやすい体制ができるとのことでした。質疑の後の討論では、反対意見として庁舎内での政党機関紙などの勧誘行為は確認されておらず、現在総務課に設置されているハラスメントに関する苦情相談窓口にも政党機関紙などの勧誘行為ハラスメントの訴えがないことから、あえて陳情を採択して実態調査をする必要がないとの意見が述べられました。 また、賛成意見としてはハラスメントという観点からも市として実態調査は実施すべきであり、前回のパワハラ事案の際も調査してないことから、併せて調査してはどうかとの意見が述べられました。討論の後、採決を行ったところ、賛成3、反対4の賛成少数により、陳情第1号は不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で、総務常任委員長報告といたします。 ○議長(丸岡弘満君) 以上で、委員長の報告が終わりました。 △質疑・討論 ○議長(丸岡弘満君) これより、委員長報告に対する質疑を行います。御質疑のある方ございませんか。(なし) 御質疑もないようですので、これで質疑を終結いたします。 続いて、討論に移ります。御意見のある方ございませんか。11番、佐伯欣子議員。 ◆11番(佐伯欣子君) =登壇=清流会の佐伯欣子でございます。陳情第1号政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情について、採択に賛成の立場で討論をいたします。 総務常任委員会でも申し上げたとおり、この陳情は実態調査を求める陳情でございます。議員の皆様の中には、そこまでしなくてもいいのではないかと思われている方もおられるかも分かりませんが、これはハラスメント問題として考えていただきたい。提出された陳情文書の中には、まず陳情項目に心理的な圧力を感じたという実態が本当にないかどうかを職員に寄り添って調査、確認するように行政に求めていただきたい。仮に心理的圧力を受けた職員がおられた場合には、適切に対応していただきたいと書かれてあります。 また、陳情理由については陳情調査を受けてアンケート調査を実施して初めて明らかになった自治体がほとんどである。庁舎内において議員による職員に対するパワハラ行為、セクハラ行為などは絶対に放置してはならないと書かれています。今議会では、ハラスメント防止条例を可決いたしましたが、たとえ条例や庁舎規約を定めていても、実態が分からなければ解決にはならないのです。いえ、実態が分かっても、なかなか本当の解決にはならないこともあるのです。それがハラスメント問題の深さでもあります。 先日の委員会で、担当から今のところ該当はないとの答弁でございましたが、現時点であるのかないのか、本当の実態については分かっておりません。なぜなら、調査されていないからです。そういった意味において、行政でアンケート調査をしていただくことに、全くもって問題がないと考えます。よって、この陳情は採択に賛成といたします。 以上で終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございませんか。8番、高見博道議員。 ◆8番(高見博道君) =登壇=令和新風加西高見博道でございます。 それでは、陳情第1号政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情について、不採択の立場で討論をいたします。今回の陳情内容は職員が庁舎内で政党機関紙を勧誘されたり、その際に心理的な圧力を感じた実態が本当にないかどうかを、職員に寄り添った調査確認をするように行政に求めていただきたい。仮に心理的圧力を受けた職員がおられた場合には、適切に対応いただきたいという陳情内容ではありますが、先日の委員会審議を私は傍聴させていただきました。 執行者側の答弁、また委員からの質問等を聞いたところ、現在そのようなことはない。また、今後そのような事態が発生しても、対応していく体制があると私は判断をいたしました。改めて、この陳情を受けなくても、加西市としてはきちんとした対応で今も動いていると感じますので、私は加西市議会としては、あえて今回の陳情を採択する必要がないと考えます。 以上、高見博道の討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございますか。15番、中右憲利議員。 ◆15番(中右憲利君) =登壇=失礼いたします。陳情第1号政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情についてに、採択の立場から討論させていただきます。ちょうど委員会提出議案として、加西市議会ハラスメント防止条例の制定についてが提出され可決されたところで、このような陳情が提出され審議されたということは、タイミング的に取組みやすいということもあると思いますので、一応、一度調査されてもいいのかなと思います。 実は、私は市会議員になって10年ぐらいだったと思うんですけれども、1年に1か月だけある政党の機関紙を取っていました。誤解のないように言っておきますと、これは全く上下関係のない、対等な人間関係の中でのことで何の他意もないんですが、分かりやすい例として挙げさせていただいております。 私の場合は全く私の自由意思で良好な人間関係を維持するためのコストと思って、お願いされるまま快く了解したものなんですけれども、もしかすると職員の中で何らかの上下関係がある中で、心理的圧力を感じて、嫌々政党の機関紙を取っていて、それを一種のパワハラと感じているんだけれども、どこにも言えない、言わない、そういう方がおられるかもしれません。 せっかく今このタイミングで陳情を審議し、他の多くの自治体でも調査されているということですので、そういうことはないかもしれませんが、なかったとしても予防効果はあると思いますので、この機会にハラスメント根絶活動の一環として、加西市の職員に関しても実態調査を進めてもいいのではないかと私は感じております。そのような理由で陳情第一号に関しては、採択すべきとさせていただきます。 以上で、私の討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。10番、田井真一議員。 ◆10番(田井真一君) =登壇=10番、改革未来・自民の風の田井真一です。陳情第1号政党機関紙庁舎内勧誘行為実態調査を求める陳情について、採択することに反対の立場で討論いたします。この陳情は職員が庁舎内で政党機関紙の購読を勧誘されたり、その際に心理的圧力を感じたというような実態があるのかないのかを、執行機関である市長に対して調査確認するよう求めるものであります。 本市の執行機関においては、職場におけるハラスメントの防止に関する要綱を整備し、政党機関紙の勧誘だけでなく、あらゆるパワハラやセクハラを防止するための管理体制を整えておられます。また、議会においても議員による職員等へのパワハラを始めとするハラスメント防止するため、このたび条例を整備したところであります。職員はハラスメントを受けたときは、この市の要綱や議会の条例に基づき、苦情相談窓口に相談し、窓口を所管する課長は事実関係を調査し、迅速かつ適切に対応することとなっております。また、本市は庁舎内での政党機関紙の勧誘を始めとした庁舎の目的外使用に対しては、庁舎管理規則に基づき、それらを排除するなど、庁舎内の秩序維持と公正な管理を図っておられます。 以上のように本市においては、この陳情で調査を求められているような事象を始めとしたパワハラを防止し、発生したときには迅速かつ適切に対応する管理体制を既に整えておられるため、あえて実態調査を求める必要はないものと判断をしております。よって、本陳情を採択することに反対をいたします。 以上で、討論を終わります。 ○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御意見もないようですので、討論を終結いたします。 先ほど討論がありましたが、討議はございませんか。(なし) 討議がないようですので、議員間討議を終わります。 △採決 ○議長(丸岡弘満君) これより採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この陳情についての委員長報告は不採択であります。なお、採決に当たっては、委員会の審議結果が不採択でありましたので、本会議での採決は可決とするほう、すなわち採択するほうからお諮りいたしますので、お間違いのないようにお願いしたいと思います。 それでは、お諮りいたします。陳情第1号について採択することに賛成の議員は、賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して下さい。     (押しボタンにより表決) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成6、反対8、以上のとおり、賛成少数であります。よって、陳情第1号は不採択と決定をいたしました。 △議員の派遣 ○議長(丸岡弘満君) 次は、日程第3、議員の派遣についてであります。議員の派遣についてはお手元に配付いたしておりますとおり、決定することに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。 △閉会中の継続調査 ○議長(丸岡弘満君) 次は、日程第4、閉会中の継続調査についてであります。閉会中の継続調査については、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第100条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、継続調査といたしたい旨、申し出がございました。 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定をいたしました。 △閉会 ○議長(丸岡弘満君) 以上で、本日予定しておりました日程が全部終わりました。これをもって、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。よって、第309回加西市議会定例会は、これをもって閉会といたします。 △議長閉会挨拶 ○議長(丸岡弘満君) それでは、第309回6月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る6月5日に開会以来、本日まで22日間の長きにわたりましたが、議員各位には本会議、委員会にと連日格別の御精励と御慎重なる御審議を賜り、全議案滞りなく議了をすることができましたことを厚く御礼を申し上げます。また、市長以下、執行者各位の審議に対する御協力に対しましても、改めて感謝を申し上げますとともに、会期中の審議の過程で述べられました議員各位の意見、要望等につきましては、今後の市政執行に反映していただきますよう望むものであります。 今定例会においては、九会北部地域でのエコタウン整備というサスティナブルタウン九会の構想実現に向けた地区計画の追加や、産業団地整備を契機とした殿原地区の副都市核化を目指した開発等を進める地区計画の追加を含める条例改正がなされ、今後、地域活性化へとつながる新しい風が吹き込まることに大きく期待するところであります。 一方で、国際的なエネルギー価格や原材料価格の上昇、さらに急激な円安を背景とした終わりの見えない物価高騰は、例外なく市民生活に大きな影響を及ぼしております。多くの大型事業が控えるところではありますが、早急な支援策の実施に期待するところであります。 また、今定例会では初日に委員会提出されたハラスメント防止条例を全会一致で可決いたしました。本条例が議員及び議員の人格、職員の人格、尊厳を尊重し、相互理解を深め、良好な職場環境を確立することで、地方自治の本旨に基づく互いの役割が十分に発揮され、よりよい市政の実現に寄与できるよう、我々市議会は引き続きハラスメント未然防止に取組んでまいります。 さて、今年は梅雨入りが平年より遅れましたが、九州では線状降水帯が度々発生しております。加西市でも想像を超える集中豪雨が発生する可能性がありますので、災害に対しての備えを万全にしていただきたいと思います。終わりになりましたが、報道関係各位の終始変わらぬ御協力に対しまして、厚く御礼を申し上げながら、誠に簡単ではございますが、閉会の御挨拶といたします。 続いて、高橋市長、登壇の上どうぞ。 △市長閉会挨拶 ◎市長(高橋晴彦君) =登壇=第309回加西市議会6月定例会の閉会に当たり、ひと言御挨拶申し上げます。今期定例会は去る6月5日に開会し、本日までの22日間にわたり、議員各位には御多用中にもかかわりませず、慎重に御審議いただき、厚くお礼申し上げます。今期定例会には、人事案件、条例関係、事件決議補正予算など15の議案を提出いたしました。 本会議を始め、各常任委員会において、それぞれ慎重なる御審議をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。提案いたしました議案につきましては、いずれも原案のとおり可決決定を賜り、厚くお礼申し上げます。今期定例会におきまして拝聴いたしました御意見、御要望につきましては、十分に留意し、今後の市政執行に反映させてまいりたいと考えております。 ただ、一部で議論の再燃がありましたのは非常に残念であり、一時不再議の原則、事情変更の原則、訴訟における一時不再議の原則の趣旨を踏まえ、もっと前向きな議論をお願いしたいと思っております。 さて、今期定例会において御承認いただきました条例関係補正予算等につきましては、いずれも市民生活に欠かせない施策であり、高い潜在能力を持つ加西市をさらなる高みへと発展させるべく取組みを進めてまいります。まず、地域子育て支援拠点施設の新設等の補助によるキッズ事業の充実や、子どもたちの安全・安心なスクールバス運行に向けた調査及び計画策定は、子育てしたいまち、学びたいまちの実現につながる一歩であると考えております。 医師確保奨学金の増額につきましては、医師不足が極めて深刻な状況において、将来に向けての計画的な医師確保に取組むことで、新病院の安定した経営、医療体制の構築につなげ、市民の暮らしを支える福祉医療の実現を目指してまいります。継続的な道路整備や下水道事業における雨水管理の取組みは、快適に暮らせるまちづくりに欠かすことができない事業と考えておりますので、今後とも計画的な実施に努めてまいります。 また、このたび国において実施される新たな経済に向けた給付金・定額減税の一体措置につきましては、速やかで確実な事務を実施することで、物価高騰に直面している市民の暮らしを支えてまいります。引き続き、私が市政運営を行う上で最も大切にしております市民の皆様の声をお聞きし、限られた財政状況や社会情勢等を踏まえつつ、ともに未来を考えることで皆様の暮らしを支える「誰一人取り残さない市政の実現」を目指してまいります。 最後になりましたが、梅雨空が続き、体調を崩しやすい時期となっております。議員各位におかれましては、御自愛の上、今後とも市政発展のため、格別の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりに当たりまして、報道関係各位の御協力に対しまして、深く謝意を表しつつ、閉会の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(丸岡弘満君) 以上をもちまして、これにて散会といたします。皆様、御苦労さまでした。     10時58分 散会地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。令和6年9月2日加西市議会議長    丸岡弘満会議録署名議員    森田博美会議録署名議員    中右憲利...