○議長(
丸岡弘満君) これより採決を行います。採決に当たっては、まず
報告案件、次に条例案、次に
事件決議、最後に
補正予算案の順に行いますので、御報告を申し上げておきます。 それでは、報告第1号から報告第3号の
報告案件3件について、
一括採決を行います。これらの議案についての
委員長報告はいずれも承認であります。 お諮りいたします。報告第1号から報告第3号の3件については、いずれも承認することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 報告第1号から報告第3号の3件については、いずれも承認することに決定をいたしました。 次に、議案第39号から議案第41号の条例案3件について、
一括採決を行います。これらの案件についての
委員長報告は、いずれも可決でございます。 お諮りいたします。議案第39号から議案第41号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第39号から議案第41号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 次に、議案第42号から議案第44号の
事件決議3件について、
一括採決を行います。これらの議案についての
委員長報告はいずれも可決であります。お諮りいたします。議案第42号から議案第44号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第42号から議案第44号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 最後に、議案第45号から議案第47号の
補正予算案3件について、
一括採決を行います。これらの議案についての
委員長報告は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第45号から議案第47号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第45号から議案第47号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。
△
陳情上程
○議長(
丸岡弘満君) 次は、日程第2、陳情第1
号政党機関紙の
庁舎内勧誘行為の
実態調査を求める陳情についてを議題といたします。直ちに委員会の
審査報告を求めます。
総務常任委員長、
北川克則議員。
◆
総務常任委員長(
北川克則君) =登壇=御指名をいただきましたので、
総務委員会に付託を受けました陳情についての審議の経過並びに結果について、御報告申し上げます。 陳情の趣旨としては、職員が庁舎内で
政党機関紙を勧誘されたり、その際に心理的な圧力を感じたという実態が本当にないかどうかを職員に寄り添って調査確認するように行政に求めていただきたい。また、仮に
心理的圧力を受けた職員がいた場合は、適切に対応してもらいたいというものでした。なお、本件に関しては
議会基本条例第6条第4項の規定に基づき、陳情者の委員会への出席について事務局より
意向確認を行いましたところ、陳情者が出席を希望されませんでしたので、申し添えておきます。 執行者に対する質疑では、委員から
政党機関紙の購読はあくまで個人契約で個人の自由な判断で行うものであるが、これまで心理的に圧力を感じて強制的に購読させられたという職員からの
ハラスメントの訴えがあったのかと質問がありました。執行者からは、職員からの相談の記録はなく、現在も受けてはいないとのことでした。 次に、
ハラスメントに対する市の考え方と見解について質問があり、執行者からは
ハラスメントはあってはいけないものであり、各職員の認識を深めるための研修を実施している。認識が深まることにより、
ハラスメント防止につながるとともに、事象が発生した場合にも素早い対応ができ、相談を受けやすい体制ができるとのことでした。質疑の後の討論では、
反対意見として庁舎内での
政党機関紙などの
勧誘行為は確認されておらず、現在総務課に設置されている
ハラスメントに関する
苦情相談窓口にも
政党機関紙などの
勧誘行為の
ハラスメントの訴えがないことから、あえて陳情を採択して
実態調査をする必要がないとの意見が述べられました。 また、
賛成意見としては
ハラスメントという観点からも市として
実態調査は実施すべきであり、前回の
パワハラ事案の際も調査してないことから、併せて調査してはどうかとの意見が述べられました。討論の後、採決を行ったところ、賛成3、反対4の賛成少数により、陳情第1号は不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で、
総務常任委員長報告といたします。
○議長(
丸岡弘満君) 以上で、委員長の報告が終わりました。
△質疑・討論
○議長(
丸岡弘満君) これより、
委員長報告に対する質疑を行います。御質疑のある方ございませんか。(なし) 御質疑もないようですので、これで質疑を終結いたします。 続いて、討論に移ります。御意見のある方ございませんか。11番、
佐伯欣子議員。
◆11番(
佐伯欣子君) =登壇=清流会の
佐伯欣子でございます。陳情第1
号政党機関紙の
庁舎内勧誘行為の
実態調査を求める陳情について、採択に賛成の立場で討論をいたします。
総務常任委員会でも申し上げたとおり、この陳情は
実態調査を求める陳情でございます。議員の皆様の中には、そこまでしなくてもいいのではないかと思われている方もおられるかも分かりませんが、これは
ハラスメント問題として考えていただきたい。提出された
陳情文書の中には、まず陳情項目に心理的な圧力を感じたという実態が本当にないかどうかを職員に寄り添って調査、確認するように行政に求めていただきたい。仮に
心理的圧力を受けた職員がおられた場合には、適切に対応していただきたいと書かれてあります。 また、陳情理由については陳情調査を受けてアンケート調査を実施して初めて明らかになった自治体がほとんどである。庁舎内において議員による職員に対するパワハラ行為、セクハラ行為などは絶対に放置してはならないと書かれています。今議会では、
ハラスメント防止条例を可決いたしましたが、たとえ条例や庁舎規約を定めていても、実態が分からなければ解決にはならないのです。いえ、実態が分かっても、なかなか本当の解決にはならないこともあるのです。それが
ハラスメント問題の深さでもあります。 先日の委員会で、担当から今のところ該当はないとの答弁でございましたが、現時点であるのかないのか、本当の実態については分かっておりません。なぜなら、調査されていないからです。そういった意味において、行政でアンケート調査をしていただくことに、全くもって問題がないと考えます。よって、この陳情は採択に賛成といたします。 以上で終わります。
○議長(
丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございませんか。8番、
高見博道議員。
◆8番(
高見博道君) =登壇=
令和新風加西の
高見博道でございます。 それでは、陳情第1
号政党機関紙の
庁舎内勧誘行為の
実態調査を求める陳情について、不採択の立場で討論をいたします。今回の陳情内容は職員が庁舎内で
政党機関紙を勧誘されたり、その際に心理的な圧力を感じた実態が本当にないかどうかを、職員に寄り添った調査確認をするように行政に求めていただきたい。仮に
心理的圧力を受けた職員がおられた場合には、適切に対応いただきたいという陳情内容ではありますが、先日の委員会審議を私は傍聴させていただきました。 執行者側の答弁、また委員からの質問等を聞いたところ、現在そのようなことはない。また、今後そのような事態が発生しても、対応していく体制があると私は判断をいたしました。改めて、この陳情を受けなくても、加西市としてはきちんとした対応で今も動いていると感じますので、私は
加西市議会としては、あえて今回の陳情を採択する必要がないと考えます。 以上、
高見博道の討論を終わります。
○議長(
丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございますか。15番、中
右憲利議員。
◆15番(中右憲利君) =登壇=失礼いたします。陳情第1
号政党機関紙の
庁舎内勧誘行為の
実態調査を求める陳情についてに、採択の立場から討論させていただきます。ちょうど委員会提出議案として、
加西市議会ハラスメント防止条例の制定についてが提出され可決されたところで、このような陳情が提出され審議されたということは、タイミング的に取組みやすいということもあると思いますので、一応、一度調査されてもいいのかなと思います。 実は、私は市会議員になって10年ぐらいだったと思うんですけれども、1年に1か月だけある政党の機関紙を取っていました。誤解のないように言っておきますと、これは全く上下関係のない、対等な人間関係の中でのことで何の他意もないんですが、分かりやすい例として挙げさせていただいております。 私の場合は全く私の自由意思で良好な人間関係を維持するためのコストと思って、お願いされるまま快く了解したものなんですけれども、もしかすると職員の中で何らかの上下関係がある中で、
心理的圧力を感じて、嫌々政党の機関紙を取っていて、それを一種のパワハラと感じているんだけれども、どこにも言えない、言わない、そういう方がおられるかもしれません。 せっかく今このタイミングで陳情を審議し、他の多くの自治体でも調査されているということですので、そういうことはないかもしれませんが、なかったとしても予防効果はあると思いますので、この機会に
ハラスメント根絶活動の一環として、加西市の職員に関しても
実態調査を進めてもいいのではないかと私は感じております。そのような理由で陳情第一号に関しては、採択すべきとさせていただきます。 以上で、私の討論を終わります。
○議長(
丸岡弘満君) ほかにございますか。10番、
田井真一議員。
◆10番(
田井真一君) =登壇=10番、改革未来・自民の風の
田井真一です。陳情第1
号政党機関紙の
庁舎内勧誘行為の
実態調査を求める陳情について、採択することに反対の立場で討論いたします。この陳情は職員が庁舎内で
政党機関紙の購読を勧誘されたり、その際に
心理的圧力を感じたというような実態があるのかないのかを、執行機関である市長に対して調査確認するよう求めるものであります。 本市の執行機関においては、職場における
ハラスメントの防止に関する要綱を整備し、
政党機関紙の勧誘だけでなく、あらゆるパワハラやセクハラを防止するための管理体制を整えておられます。また、議会においても議員による職員等へのパワハラを始めとする
ハラスメント防止するため、このたび条例を整備したところであります。職員は
ハラスメントを受けたときは、この市の要綱や議会の条例に基づき、
苦情相談窓口に相談し、窓口を所管する課長は事実関係を調査し、迅速かつ適切に対応することとなっております。また、本市は庁舎内での
政党機関紙の勧誘を始めとした庁舎の目的外使用に対しては、庁舎管理規則に基づき、それらを排除するなど、庁舎内の秩序維持と公正な管理を図っておられます。 以上のように本市においては、この陳情で調査を求められているような事象を始めとしたパワハラを防止し、発生したときには迅速かつ適切に対応する管理体制を既に整えておられるため、あえて
実態調査を求める必要はないものと判断をしております。よって、本陳情を採択することに反対をいたします。 以上で、討論を終わります。
○議長(
丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御意見もないようですので、討論を終結いたします。
先ほど討論がありましたが、討議はございませんか。(なし) 討議がないようですので、
議員間討議を終わります。
△採決
○議長(
丸岡弘満君) これより採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この陳情についての
委員長報告は不採択であります。なお、採決に当たっては、委員会の審議結果が不採択でありましたので、本会議での採決は可決とするほう、すなわち採択するほうからお諮りいたしますので、お間違いのないようにお願いしたいと思います。 それでは、お諮りいたします。陳情第1号について採択することに賛成の議員は、賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押して下さい。 (押しボタンにより表決) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。賛成6、反対8、以上のとおり、賛成少数であります。よって、陳情第1号は不採択と決定をいたしました。
△議員の派遣
○議長(
丸岡弘満君) 次は、日程第3、議員の派遣についてであります。議員の派遣についてはお手元に配付いたしておりますとおり、決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。
△閉会中の
継続調査
○議長(
丸岡弘満君) 次は、日程第4、閉会中の
継続調査についてであります。閉会中の
継続調査については、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第100条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、
継続調査といたしたい旨、申し出がございました。 お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定をいたしました。
△閉会
○議長(
丸岡弘満君) 以上で、本日予定しておりました日程が全部終わりました。これをもって、今期定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。よって、第309回
加西市議会定例会は、これをもって閉会といたします。
△議長閉会挨拶
○議長(
丸岡弘満君) それでは、第309回6月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る6月5日に開会以来、本日まで22日間の長きにわたりましたが、
議員各位には本会議、委員会にと連日格別の御精励と御慎重なる御審議を賜り、全議案滞りなく議了をすることができましたことを厚く御礼を申し上げます。また、市長以下、執行者各位の審議に対する御協力に対しましても、改めて感謝を申し上げますとともに、会期中の審議の過程で述べられました
議員各位の意見、要望等につきましては、今後の市政執行に反映していただきますよう望むものであります。 今定例会においては、九会北部地域でのエコタウン整備というサスティナブルタウン九会の構想実現に向けた
地区計画の追加や、産業団地整備を契機とした
殿原地区の副都市核化を目指した開発等を進める
地区計画の追加を含める条例改正がなされ、今後、地域活性化へとつながる新しい風が吹き込まることに大きく期待するところであります。 一方で、国際的なエネルギー価格や原材料価格の上昇、さらに急激な円安を背景とした終わりの見えない物価高騰は、例外なく市民生活に大きな影響を及ぼしております。多くの大型事業が控えるところではありますが、早急な支援策の実施に期待するところであります。 また、今定例会では初日に委員会提出された
ハラスメント防止条例を
全会一致で可決いたしました。本条例が議員及び議員の人格、職員の人格、尊厳を尊重し、相互理解を深め、良好な職場環境を確立することで、地方自治の本旨に基づく互いの役割が十分に発揮され、よりよい市政の実現に寄与できるよう、我々市議会は引き続き
ハラスメント未然防止に取組んでまいります。 さて、今年は梅雨入りが平年より遅れましたが、九州では線状降水帯が度々発生しております。加西市でも想像を超える集中豪雨が発生する可能性がありますので、災害に対しての備えを万全にしていただきたいと思います。終わりになりましたが、報道関係各位の終始変わらぬ御協力に対しまして、厚く御礼を申し上げながら、誠に簡単ではございますが、閉会の御挨拶といたします。 続いて、高橋市長、登壇の上どうぞ。
△市長閉会挨拶
◎市長(高橋晴彦君) =登壇=第309回
加西市議会6月定例会の閉会に当たり、ひと言御挨拶申し上げます。今期定例会は去る6月5日に開会し、本日までの22日間にわたり、
議員各位には御多用中にもかかわりませず、慎重に御審議いただき、厚くお礼申し上げます。今期定例会には、人事案件、条例関係、
事件決議、
補正予算など15の議案を提出いたしました。 本会議を始め、各常任委員会において、それぞれ慎重なる御審議をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。提案いたしました議案につきましては、いずれも原案のとおり可決決定を賜り、厚くお礼申し上げます。今期定例会におきまして拝聴いたしました御意見、御要望につきましては、十分に留意し、今後の市政執行に反映させてまいりたいと考えております。 ただ、一部で議論の再燃がありましたのは非常に残念であり、一時不再議の原則、事情変更の原則、訴訟における一時不再議の原則の趣旨を踏まえ、もっと前向きな議論をお願いしたいと思っております。 さて、今期定例会において御承認いただきました条例関係
補正予算等につきましては、いずれも市民生活に欠かせない施策であり、高い潜在能力を持つ加西市をさらなる高みへと発展させるべく取組みを進めてまいります。まず、地域子育て支援拠点施設の新設等の補助によるキッズ事業の充実や、子どもたちの安全・安心な
スクールバス運行に向けた調査及び計画策定は、子育てしたいまち、学びたいまちの実現につながる一歩であると考えております。
医師確保奨学金の増額につきましては、医師不足が極めて深刻な状況において、将来に向けての計画的な
医師確保に取組むことで、新病院の安定した経営、医療体制の構築につなげ、市民の暮らしを支える福祉医療の実現を目指してまいります。継続的な道路整備や下水道事業における雨水管理の取組みは、快適に暮らせる
まちづくりに欠かすことができない事業と考えておりますので、今後とも計画的な実施に努めてまいります。 また、このたび国において実施される新たな経済に向けた給付金・
定額減税の一体措置につきましては、速やかで確実な事務を実施することで、物価高騰に直面している市民の暮らしを支えてまいります。引き続き、私が市政運営を行う上で最も大切にしております市民の皆様の声をお聞きし、限られた財政状況や社会情勢等を踏まえつつ、ともに未来を考えることで皆様の暮らしを支える「誰一人取り残さない市政の実現」を目指してまいります。 最後になりましたが、梅雨空が続き、体調を崩しやすい時期となっております。
議員各位におかれましては、御自愛の上、今後とも市政発展のため、格別の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりに当たりまして、報道関係各位の御協力に対しまして、深く謝意を表しつつ、閉会の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
丸岡弘満君) 以上をもちまして、これにて散会といたします。皆様、御苦労さまでした。 10時58分 散会地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。令和6年9月2日
加西市議会議長
丸岡弘満会議録署名議員 森田博美会議録署名議員 中右憲利...