加西市議会 2024-06-14
06月14日-03号
令和 6年 6月 定例会(第309回) 第309回加西市議会(定例会)会議録(第3日) 令和6年6月14日(金) 午前9時
開会----------------------------------- ▲議事日程第1
一般質問----------------------------------- ▲本日の会議に付した
事件一般質問----------------------------------- ▲会議に出席した議員(15名) 1番 大前裕也 2番 北川克則 3番 西脇 親 4番 高橋佐代子 5番 下江一将 6番 橋本真由美 7番 深田照明 8番 高見博道 9番 土本昌幸 10番 田井真一 11番 佐伯欣子 12番 森元清蔵 13番 森田博美 14番 丸岡弘満 15番 中
右憲利----------------------------------- ▲会議に出席しなかった議員なし
----------------------------------- ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長 後藤光彦 議事係長 浦川翔平 書記
玉置拓郎----------------------------------- ▲説明のため出席した者の職氏名 市長 高橋晴彦 副市長 井上利八 教育長 菅野恭介 理事 魚住昌弘 政策部長 深江克尚 地域部長 丸山常基 総務部長 民輪清志 市民部長 下山晴一郎 福祉部長兼
福祉事務所長 産業部長 藤後 靖 上坂智津子 建設部長 石野隆範 市参事 岡田洋一 環境部長 北川陽一 市参事(
環境整備担当) 宮崎高広 教育部長 伊藤 勝 病院事務局長 上坂寿人
△開議
○議長(丸岡弘満君) 皆さん、おはようございます。本日は開会時間を1時間繰り上げまして、ただいまから会議を開きます。 それでは、議事に入ります。本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりでございます。それでは、直ちに日程に入ります。
△一般質問
○議長(丸岡弘満君) 日程第1、昨日に引き続いて市政全般にわたっての一般質問を行います。 それでは、一般質問に入ります。6番
橋本真由美議員。
◆6番(橋本真由美君) 3日目の初めの一般質問を発言通告に基づき始めてまいります。人口減少問題の関心を高めるため、ある報道で民間組織ではありますが、消滅可能性があると分析した自治体名を公表され、その中に加西市が含まれておりました。
タウンミーティングでも市長はそれを遺憾であるとおっしゃっていました。 しかし、加西市では未就学児の増や、令和2年度では日本人女性の減が172名で、令和5年では41名の減、男女合わせての人数からも令和2年度の減が292名だったのが、令和5年では44名減であると、この加西市の社会増減や出生数からも、これは子育て5つの無料化、人口増対策の大きな成果であると言え、出生数は少なくとも未就学児が増えているということは、加西市で出産をされていない方も、定住を決めるタイミングで加西市を定住の地として選んでくださっていると考えます。 一定、子育て5つの無料化の効果が見えてきていますし、少子化対策は最大の高齢者福祉と言えますので、このまま子育て世代へしっかり力を入れていただきますとともに、次の世代にもしっかりと対策を立て今、必死に取組めば、当然巻き返せるとも感じております。そこには子どもたちから若者、子育て世代、様々な立場の方々、そして多様性の年齢別の方々からしっかりと意見を聴き、
タウンミーティング以外での市民の声を聴く方法も重要と考えます。 時代の流れをつかみ、最先端を生きるようなアイデアを持って、そしてクリーンな市政運営をしていくことで、本当に結果は変化していけることだと思っています。だからこそ、加西市の未来がかかっている今が、とても大事で重要な時期であるとも思います。ですので、市として多世代の市民の声を聴くということを心に留めておくべきと感じます。そこで、私からは幾つか加西市の課題ではないかと思う部分について、お聞きしてまいりたいと思います。 まず、障害者、障害者福祉についてであります。誰一人取り残されることなく、障害のある方も普通に暮らし、地域の一員として共に生きる社会づくりを目指していくことを国でも目指すべき社会とし、国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会を掲げております。このような共生社会は国民1人1人がそれぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取組むことにより初めて実現できるものであるとあります。それに関しては当然、自治体にも求められていると考えます。 「加西市では第7期加西市障害福祉、第3期加西市
障害児福祉計画にて、
障害福祉サービスの利用ニーズの多様化の認識もされており、家族による介護のみでは十分な対応が困難な状況となり、親亡き後を見据え、障害のある人が住み慣れた地域で安心して自立した生活が送れるよう、様々な支援を切れ目なく提供できる仕組みを構築することが求められている。そして、障害があっても自らの意思の決定の下、自分らしく地域社会で継続して住み続けられるように、本人や御家族に寄り添った支援が必要です」と市長は初めのところで言われておられます。 様々な角度で見ていただきたい。だからこそ、個々に合った支援を市としてもするべきだと思っています。そこで、障害者、障害児福祉の加西市のビジョンや理念、視点はどこにあるかお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 加西市におきましては、令和3年度から6年間を計画期間とする加西市
障害者基本計画を策定しております。この基本計画において加西市における障害者及び障害児福祉に関するビジョンとして、障害のある人の多様な個性が輝く誰もが安心して暮らせるまちづくりを基本理念に掲げ、互いに支え合う
地域社会づくりを目指しております。また、視点としまして五つの基本目標を定め、権利擁護の推進や社会参加、支援基盤の整備、
行政サービスにおける配慮等に取組んでいくこととしております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 加西市のビジョンや理念、視点について行政だけの認識ではなく、委託業者とともに加西市としてどこに向かうのか、どのようにその方々に伝えられていらっしゃるのかをお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 加西市では障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の規定に基づき、障害者や障害児への支援に係る体制整備を図るため、平成29年に加西市
障害者自立支援協議会を設置しております。協議会には
障害福祉サービス提供事業者や
保健医療機関、教育機関、
学識経験者等で構成され、その協議会の下に相談支援や就労支援、子ども支援など合計6つの連絡会を設置し、各連絡会にて定期的に会議を開催しております。 特に、市内の
福祉サービスを提供する各事業所にあっては、各連絡会を通じて
ネットワークの構築と連携強化、情報交換、地域資源の開発、改善等に関し毎回非常に活発な議論がなされ、地域において利用者が円滑に
福祉サービスを利用できるよう情報連携が図られていると考えております。加えて北播磨5市1町により北播磨障がい
福祉ネットワーク会議も構成されており、市外の
福祉サービス事業所と行政機関等が、5つの部会で意見交換や研修等を通じた交換を深め、広域的な連携にも取組んでいるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 加西の指定管理の施設の状況の把握は、どのようにされているかお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 加西市が設置する市立善防園につきましては、加西市
社会福祉協議会を指定管理者として指定し、事業を実施していただいております。事業把握としましては、毎月1回の定例報告として市担当職員が善防園を訪問し、利用者人数や就労型事業、
各種自主事業の取組みの説明のほか、職員会議や研修の実施状況、利用者の
福祉サービス利用等についての確認をするとともに、施設内を目視により確認しながら課題の有無について意見を交換しているところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 先ほどのちょっと答弁と重複するかもしれませんが、定期的に現場の声を聞くことが利用者さんにとって質の良いサービスの提供につながると考えますが、現場で働く方々の正直な声をどのように拾っているかをお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 先ほどの答弁とも重複したところにもなりますが、各事業所の現場の声を聞く場として加西市
障害者自立支援協議会は、大変重要な役割を担っていると考えております。一例としましては連絡会の一つである
あんしん暮らし支援連絡会にて勉強会を開催し、市内の事業者からは
共同生活援助事業所や
生活介護事業所、
放課後等デイサービス事業所など様々な
サービス事業所から約20名が参加され、
ワークショップ形式で働き方改革や
福祉サービスの充実について意見交換を行いました。 意見交換をする中で支援員の方々より業務の中で感じる困り事やアイデアなど多くの意見が出され、新たな気づきや同じ悩みを抱えていることでの共感を得ること、現場の声を相互に出し合える非常に有意義な研修でございました。今後もこのような研修会や連絡会での意見交換の中で様々な声をお聞きし、施策にも生かしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 私は加西市の現状から、加西市の大きな課題の一つである障害者福祉について学びたく、個人的に施設に行ってきました。そこは生まれてから墓場までの支援をコンセプトにきっちりとした支援をされている施設でした。法人ですので私が学んできた全てが行政にできると思ってはいませんが、しかし行政が共にどれだけ当事者のことを把握し寄り添うかは、とても必要なことであると思います。 そこの施設では
強度行動障害の方々、そして重度、超重度の障害者の方たちを支援されており、御本人さんにどのような支援をすることで自分たちが伝えようとしていることを理解していただけるか、文字や絵カード、その方々が理解できるアイテムを使いやりとりをする中で、関係に亀裂を生まないように、またどうすればスムーズに理解していただけるかしっかり考えられていました。個別にいろいろなアイテムを駆使しやりとりされていて、本当の支援というのはこういうことだと考えさせられました。 その日々の暮らしの中での選択という場面では、グループホームの生活の中での服装のこと、その個々に合うアイテムを使い意思選択もされていました。利用者さんとの
コミュニケーションの中でどう理解してもらえるかという寄り添い方で、理念もしっかりされており、利用者さんの幸せの追求をされていました。そういう寄り添いが必要であること、指定管理や委託先の施設であっても、そこで働く方々が当事者の方々と同じ方向から見ることのできる支援者なのか、一人一人の特徴に合った対応や支援ができているのか、そこは確実に委託先の方任せではいけないことです。 障害者の方々の見え方や感じ方、考え方には共通点がありつつも、現れ方は千差万別で一人として同じ方はいらっしゃいません。一人一人の見え方、感じ方、考え方を生かしながらも、その人らしい暮らしができるように行政としても支えるべきだと考えます。暮らし、働くこと、また楽しむことなど、人が人生を過ごす面でどのような支援をするかということは、行政も大きく関わっていると思います。 そこには社会に出ていくために必要な時期に必要な支援を受けるため、幼い時期から療育や放課後デイ、支援学校や支援級での在り方、そして就職や年を重ねていくにつれ、一連の支援をどのように市として考えているのか、その辺はやはり行政に求められる部分も多くあると思います。少し答弁に重複する部分もあるかもしれませんが、これからどう加西市として取組めるのか、そこをどうお考えかお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 今、国が進める
障害福祉サービスの在り方は、地域資源を最大限に生かし、障害のある人の生活を地域全体で支える共生社会の実現を目指すこととしており、第7期加西市
障害福祉計画においても、複数の機関が分担して機能を担う面的整備として
地域生活支援拠点の整備を掲げております。議員がおっしゃった生まれてから墓場までの人生のシーンに応じた一体的な支援を市単独で整備することは、正直難しい部分も多いかと考えておりますが、障害のある方が生まれ育った住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らせるよう、県内外の先進的な事例の情報収集に努め、加西市の地域性を踏まえた重層的な
福祉サービスの構築に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 受けるべき支援を必要な時期に受けるということは、早期発見がとても重要になってくると思います。当事者の保護者として発達障害を早期発見してもらえなかったことは、とても悔やまれます。園には何度も周りと何か違うと思う部分も相談しましたが、検査につないでもらえなかったことは、支援を受ける部分では大切な時期を逃してしまいました。少しでも遅くなると、伸びる成長の幅にも関係するとお医者さんもおっしゃっていました。そのような子どもたちがこれ以上増えないことを強く願います。 その一つに市としての取組みとして5歳児健診は、大きな肝になってくると思います。3歳児健診からでは期間が空いてしまいます。5歳児健診は5歳の誕生日を迎えた子が対象で、年中の間または年長の前半に受けることができます。発達障害は子どもが小学校の入学後に行動や
コミュニケーション、勉強面で問題が顕在化することで気づくケースも多く、5歳児健診のタイミングで発達障害を疑われれば小学前の1年間に療育を受け、保護者も本人も支援する側も心の準備ができますし、発達障害の可能性があれば、療育施設や専門の医療機関による支援にもつなげられるのではないかと考えます。 その点からも子どもたちの人生を重く受け止め、実施するべきではないかと思いますが、5歳児健診の検討はどうなっているでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 5歳児健診の実施は母子保健法に定められてはおりませんが、法的な乳幼児健診だけでは発見しにくく、集団の中での社会性の発達や
自己統制等行動面での発達の特性を持つ子どもを発見し、必要な支援が受けられるとともにスムーズな就学を支援することが目的とされ、実施をする自治体が増えてきていることは認識をしております。加西市においてもこれらの目的を達成すべく、令和7年度から集団健診方式での実施を目指し調整を開始しているところです。 集団健診方式では健診内容に加え、家族だけでなく他児との関係性など社会性の発達の確認ができること、また健診に関わる多職種の視点から子どもの特性を確認し、保護者への必要な支援、助言を行うことにより、健診の有用性を高めたいと考えております。具体的には、就学までに1年以上の期間がある年中児の5歳の誕生月に集団健診を実施することを想定し、これまでに関係部署と共に先進地への視察を行い、具体的な実施方法について健診前後の連携を含めた検討を重ねているところです。 今後は小児科医や
心理士等関係専門職種の監修も受けながら、健診に従事する職員の研修や健診事後の支援体制の整備などを行い、意義ある5歳児健康診査の実施に向けてさらに調整を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) ぜひよろしくお願いいたします。 では、次に障害児の様々な支援制度についてお聞きしてまいります。国としても制度はいろいろとありますが、国自体の制度が現状に合っていないと感じます。発達障害を持つお子さんにとって人生を左右するといっても過言でない療育ですが、実際、生活費の高騰であったり、将来、親自身が子どもを置いてこの世を去るときに、少しでも本人のため、また兄弟にも金銭的負担のないようにと、後々のために残しておくべきだと保護者としても思いますが、今の生活基準では本当に未来設計ができません。 正直、金銭的な理由で療育を受けていない方もいらっしゃいます。市内には6か所の
放課後等デイサービスなどの支援事業、またこども未来課が担当する学童が選択肢としてあります。そこに通うには当然、利用料が発生します。発達障害の子たちができるだけたくさんの居場所を経験することは、社会に出ていくために大きな力になりますが、学童と
放課後等デイサービスのダブルでの利用料は大きな負担となります。 もし我が子が健常者として生まれてきていたらかかることのない精神的負担と金銭的負担は、保護者にとっても本当に心が疲弊します。その負担感を軽減することは市として必須であると考えます。健常者であれば学童分の負担だけでいいのですが、障害があるため受ける
放課後等デイサービスなど、生きていく上で必要な支援を受けられる事業所に行くことを金銭的なことで誰もが控えてしまうことにならないように、支援していただきたいと思っています。 そこで、市として利用料の減免や取得制限の緩和などしっかりと
金銭的負担感をなくすことは、障害児福祉には欠かせないことで、障害児を抱える家庭の金銭的な負担は、どの家庭にも大きな負担にならないよう早期に支えるべきであると考えます。1人1人に親身に寄り添い支えていくべきことだと思います。 例えば、御家庭に
放課後等デイサービスに通う子がいて、その兄弟が学童に行っている場合、一家庭につき利用料の高額なほうを半額負担にするなど、障害を抱える子がいても子どもを多く生み育てることができ、金銭面でも安心して子育てができる、たとえ障害を抱える子どもが生まれてきたとしても、安心して子育てができる社会、加西市にするべきであると考えます。それは一つの大きな魅力となるはずです。そのような
金銭的負担軽減について検討されたことはありますか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子)
放課後等デイサービス事業に関しましては、令和5年度の実績としまして、約90名の児童が延べ1万1,000回利用されています。曜日によって複数の事業所を利用される方や週のうち数回だけ利用される方など、
サービス利用の形態は多岐にわたり、議員の御質問にありましたように
学童保育事業と併用して利用されている方もいらっしゃいます。
福祉サービス利用に係る費用については原則1割負担となり、また世帯収入に応じた月額の上限額が設定されております。
放課後等デイサービスなど障害のある児童が利用される場合の月額上限は、一般世帯にあっては月4,600円、住民税の所得割額が28万円以上となる世帯にあっては、月3万7,200円となっております。
学童保育事業を併用される場合は、利用者負担として月額6,000円が別途必要となりますので、御家族には相応の御負担があることと認識しております。
障害福祉サービスについては、月額上限を含め一定の
負担軽減措置が図られていること、
学童保育事業については、障害の有無にかかわらず個別のやむを得ない事情等により利用回数が少ない世帯であっても、定額の費用負担を求めている状況でございます。費用負担の在り方につきましては、いただいた御指摘や御意見を含めて教育委員会や関係機関とも、今後一層の協議を重ねてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) これからは障害のある人も普通に暮らし、地域の一員としてまた自立し、当然差別を受けることなく安心して生きていく社会に向かっています。様々な障害を持たれる方々も、みんな同じように幸せや存在を感じながら生きていく権利があり、障害の有無に関係なくそれぞれが、それぞれの立場で自信をもって生きていける加西市にしていくことが、これからの時代必須であると考えます。誰一人取り残されないためにも、ぜひともそこに力を入れていただきたいと思います。 次に、地域活性化やそのアピールという面でのまちづくりについて、お聞きしてまいりたいと思います。当然のことながらまちづくりとは物理的なハード面、そしてソフト面での取組みがありますが、今まさに必要とされているまちづくりとは町並みやインフラ形成を指す用法に加え、仕事の確保や人材教育、様々なイベント、情報発信、観光促進等、地域を元気にすること的要素が重要視されています。 そこで、加西市にはいろんな施設がありますが、その一つのアスティアかさいについてお聞きしてまいります。まず、アスティアは公共施設と商業施設を一体的に整備され、中心市街地として
都市基盤整備、文化機能の回復、地域商業の活性化、都市防災などの促進を担う複合施設ですが、アスティアの利用状況や全体の
テナント状況をお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) まず、アスティアの利用状況ということで、空床状況について御説明をいたします。アスティアかさいのテナントの区画数は、1階が27区画、2階が11区画の合計38区画でございます。そのうち空床区画は1階部分の4区画、合計面積が198平米余りとなってございまして、空床率は5.91%でございます。利用者数というところでいいますと、自動ドアの開閉の回数等から類推するところでございますが、コロナ前の段階にほぼ戻りつつある状況でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) とあるニュースでは1階のスーパーの存続が悩ましい部分もあるようですが、商業施設として今後どうしていくのか、方向性はどのようにお考えでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) アスティアかさいの核店舗であるコープ加西が、
営業終了候補店となったという新聞報道以降におきまして、コープ加西ではお買物いただいた際に、組合員へポイントを進呈するダイレクトメールの発送や事業継続の指標等を店頭で公開し、売上と経費の削減を図られて今後も店舗運営をしていくための努力をされておられます。
現状アスティアかさいの1階、2階には多彩な専門店が入居されておられます。施設の往来場者数も先ほども申し上げましたが、徐々に伸びてきてコロナ前の水準に近づいておるという状況です。 市といたしましては、アスティアかさいのテナント会への
イベント補助などの支援やアスティアかさいを含む
市内商業施設を対象に、加西市
空き店舗活用補助金で新店舗の改修費等を補助しており、空き店舗の利活用を促進するなどの施策を講じております。今後も駅前の好立地な特徴を生かした商業施設と公共施設が一体となった
複合商業施設として、活気あふれる施設として継続していくことが重要であると考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) もう少し市や商工会議所、いろんな団体等の方々も連携してイベントをしたりして、とにかく商業施設として盛り上げていくべきだと感じますが、例えばテイクアウトやデリバリー、販売チャンネルの多様化を含め検討するべきではないかと考えます。また、サードプレイス化するためには、目的に応じて商業施設を使い分ける消費者にショッピングだけではなく、その施設にわざわざ行く目的や価値をいかに数多く提供できるかが課題と考えます。 具体的には、癒しとかくつろぎ、解放感、人とのつながり、安心安全、体感、体験、共感、情報発信、利便性、健康増進や生涯学習などが考えられると思いますし、消費者が生活シーンの中で様々な価値を感じられる施設であることが、活性化につながると思います。空き店舗にコンビニや起業までの過程から一連を支援し、空き店舗を使ってもらうであったり、また大きな室内アスレチックであったり、加西市の名産を使った食堂であったり、加西市の特産品を扱うお土産屋さん、またSTEAMやプログラミング教室で子どもたちが質の良い教育に触れられるような塾的施設もあると、人は集まると思いますし、また多方面での相談窓口、まあアイデアはいろいろあると思います。 とてもいい立地にあるにもかかわらず、まだうまく使い切れていない気がしております。やはり今もう入っておられる方々からの希望を案として聞いたり、イベントを積極的にすることも必要かと思いますが、少しこれからの計画などあればお聞きしたいです。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 御提案ありがとうございます。アスティアかさいが市にとって重要な施設であるということは、誰もが認識しているところであります。人、まち、文化の交流拠点として、みんなの暮らしがここに集まる交流と体験の場をテーマに運営をしております。市としましては市街地再開発事業の目的にもあるとおり、加西市民の利便性の向上を図り、未来の加西市にふさわしい駅前づくり、加西市の顔づくりを目指してまいります。今後も公共施設と商業施設との複合施設として繁栄共存させるため、コープこうべや株式会社北条都市開発と共に考え、取組んでまいりたいと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) きっちりとしたビジョンを持って、これからの加西市の商業にも空き施設や店舗にもいろいろな方を巻き込みながら進めていただきたいと思います。 では、続いてこれもまちづくりの一環として加西市という自治体、市をアピールしていき、移住も含めた人口維持も夢となり、消えゆく自治体とならないようにしなければなりません。今は子育て5つの無料化のおかげである一定の効果が出ていると思いますので、それについてはしっかりとしていただくことはもう当然ですが、ではそのもっと先を見据えた部分にも、しっかりと今から巧みによい方法を実行していかないといけないと思います。 それは加西市の魅力や施策の充実などを市内に限らず市外、県外、国内外を対象にアピールしていくべきだと思っています。これから人口を維持するためにも、先を見据えた若い方たちの力を借りてPRしていくことで、加西市という市が若い力を存分に発揮することができる市であること、魅力いっぱいの市には魅力ある若者がいるということを、子育てにも優しく本当に住むにも魅力的であることなどをたくさんの方々にも知っていただく必要性を感じています。 発信がどれだけ今の時代に大切かは、よく御存じであると思います。今の時代はSNSがあってインスタグラムを一つ見てみますと、投稿を見てここに行ってみたいと思うような見せ方をされている投稿がよく出てきます。そこで、この1年間されてきた市外、県外へPRはどのような媒体を使い、どのようなイベントなどでしてきたかの現状をお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 昨年度、政策課と連携いたしまして、加西市の魅力の一つとなります5つの無料化をPRする漫画形式の動画であるとか、応援団による応援の動画を製作いたしまして、ユーチューブ広告や加西市公式アカウントのインスタグラムで発信をしております。加西市公式のインスタグラムでは、新婚世帯や家賃補助などの若者世帯向けの支援制度のPRのほか、おしゃれなカフェ、地元の飲食店や施設等、加西市の魅力を発信しております。また、観光協会やsoraかさいでも、観光施設やイベントなどの情報の発信を行っております。 SNS以外では、三宮駅前のバスターミナルの待合室でデジタルサイネージを使ってのPRや市のホームページに移住定住の特設ページを設けているほか、令和6年2月には姫路や加古川周辺の25万世帯に配布されるリビング新聞に移住定住の特集記事を掲載してもらうなどの方法でシティプロモーション、魅力発信を行っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 加西市には癒される箇所がたくさんあります。いろんな方々のSNSを見ていますと、本当に若者の力を強く感じることが多々あります。加西市の魅力的な場所を若い人たちのセンスで、また方法でPRしてもらうことは、今の加西市にとっても大きな財産であると考えます。若い力を存分に発揮し、次の世代にも希望を感じてもらえるような方法や施策の検討を要望します。また私のほうからも提案させていただきます。 次に、加西市の大きな課題でもある高齢者福祉についてです。この間、老老介護をされている方からいろんなお話を聞くことがありました。私の世代では危機感はまだ強くはありませんが、聞いていて将来のこととして捉えるなら本当に不安に感じました。基本的なことですが少しお聞きしたいと思います。 その高齢者の方からのお話から、介護認定3と4の差に苦しんでおられる方が割といらっしゃることが分かりました。本当に困っておられる方のお声として、高齢者が高齢者のお世話をすることは本当に大変だから、今すぐ助けてほしいとの声も聞きました。介護認定の基準はいろいろとあると思いますが、分かりやすく大きな違いについてお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 要介護認定は、まず一次判定として認定調査員による74項目の心身の状況調査及び主治医意見書に基づくコンピューター判定を行います。次に、二次判定として、保健医療福祉の学識経験者により構成される介護認定審査会で、一次判定結果や認定調査における特記事項、主治医意見書等に基づく審査判定を行い、その結果に基づき要介護度が決定されます。一次判定における要介護度は、介護の手間を表す物差しで、要介護認定等基準時間というものによって決定をされ分類をされます。 それぞれの介護度における違いについては、認定者の個々の状態によって一概に言えるものではありませんが、要介護3、4、5ともに多くの介護を必要とするものの、要介護4及び要介護5については寝たきり状態であることが多いとされております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 分かりました。では、おむつの支給についてなんですけども、おむつにとてもお金がかかり、生活にも影響し苦しいと感じておられる方もいらっしゃいました。デイケアでのおむつの持参であったり、日々のおむつの出費が苦しく感じることもあるようでした。主としてこのような現状について知っておられますか。この声を聞いて何かできることはあるとお考えになられませんか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 加西市では独自の介護保険サービスとして、おむつを使用されている要介護4または要介護5の認定をお持ちの在宅の方を対象とし、月額4,000円を上限に1割の自己負担でおむつを支給するおむつ支給事業を実施しております。この事業は、施設サービスではおむつが保険給付の対象となっていることやおむつに係る経済的負担が大きいことから、介護度が重い方の在宅介護を支援する目的で実施をしている事業となっております。 要介護3以下の方につきましても程度の違いはありつつもおむつの使用があり、それが一定経済的負担になっていることは認識をしております。しかしながら、第9期介護保険事業計画において、要支援要介護認定者数が令和5年の2,873人から、試算では令和22年には3,212人に増加するとの推計をしており、おむつ支給の対象者も今後それに応じて増加すると考えられることから、制度対象者の拡大が介護保険料に及ぼす影響の検証、要介護3以下のおむつの使用状況の把握、ケアマネジャーなどへの聞き取りを行い、制度拡充の可否、段階的な上限額の設定等について検討をしてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) また、それに加えごみ袋の支給もされていらっしゃいますが、支給されるごみのサイズが大であるというふうにお聞きしました。大は小を兼ねると言いますが、老老介護をされている御夫婦、特に女性の方が介護されている場合、大のごみ袋だとおむつを廃棄するとき本当に重くて持てないそうです。ごみターミナルに着く頃には取っ手がほぼちぎれているというときもあるそうです。ごみ袋の支給の仕方についてお聞きします。サイズの変更などは可能なのでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 要支援要介護認定者のうち在宅生活をされておりかつ紙おむつ等を使用されている方、または在宅で生活をされている高齢者で紙おむつを使用していることが証明できる方につきましては、紙おむつ用の無料ごみ袋として加西市指定ごみ袋の大を最大で年間70枚配布をしております。配布方法としては長寿介護課の窓口で本人、家族、ケアマネジャー等に申請をしていただき、在宅であることやおむつの使用状況を確認の上、お渡しをしております。 ごみ袋の大きさにつきましては、先ほど申し上げましたとおり現在は大を配布しておりますが、御指摘のとおり使用済みのおむつを入れたごみ袋は非常に重く、ごみ出しに苦慮されていることは想像にかたくありません。家族やケアマネジャーなどに状況を確認するとともに御意見を伺い、サイズや配布枚数の変更について早急に検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) ぜひよろしくお願いします。あと、状況としてもふだんは徘回をされていても、介護調査員の方が来られると、認知症の症状が日頃出ていてもその場ではしっかりと受け答えされることもあって、なかなか事情が分かってもらえないと感じる声もお聞きしています。また、動けてはいても排尿が不安であるとか、排尿の失敗も頻発したりということもあり、おむつを使用されている方も多々いらっしゃるようです。 介護施設で働いている方からも、もう少し市としても現状を知ったほうがいいのではという声も聞きました。事業者さんに行かれている方であれば、その事業主さんとか担当されている方からの聞き取りも今されたり、必要であると思いますが、実際、孤独に老老介護をされている方々の声というのは、どういうふうにお聞きされていらっしゃるでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 加西市においては窓口での認定申請や認定の訪問調査の際にも、老老介護を含めた介護者の厳しい状況をお聞きすることがあります。地域包括支援センターでの総合相談窓口においても、介護に関する困り事や悩み事を多く聞いているところです。また、ケアマネジャーも、利用者や家族の状況等を踏まえた上でケアプランを作成しております。 市や地域包括支援センター、ケアマネジャー等の関係者が聞き取った御本人や御家族の意見、要望は、支援の必要性を知る上で重要な生の声として受け止めているところです。また、今後も受け止めなければならないというふうに考えております。そして、今後はそういった声を情報共有し、連携した課題解決に取組みますとともに、介護者の負担軽減等につながる施策に反映させていきたいと考えているところです。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) しっかりと細やかな対応が、老老介護という大きな課題の問題解決の糸口になると思いますので、金銭面にも1人1人に合った支援をと願います。実際老老介護をされている本当に困っておられる方からの声として、養老金よりも実際に今、本当に困っているから、もう今、助けてほしいという声が、本当に切実な当事者の声であると思います。老老介護されている世帯の声をたくさん聞いて、必要なところに必要なお金を使っていただきたいと思います。 では、次に学校再編に関わる制服についてお聞きしてまいりたいと思います。この前のアンケートの結果については、まだまだ保護者の中にも認識されておらず、ホームページにも回答結果もお伝えされているようですが、改めてお聞きします。少し前になりますが、そのQRの印字されたプリントを子どもが持って帰ってきました。小中学校の保護者に渡されたものと認識しておりますが、そのアンケートの結果についてお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 中学校の制服のアンケートは、小学校4年生から6年生の児童、中学生、それから小中学校の保護者、中学校の先生方について実施しました。対象者数4,210人に対して2,983人から回答がございました。 「中学生の制服でよいと思うものはどれですか」という問いに対して「現在着用している制服」、それから「ブレザー」、「どちらでもよい」という回答が三つあったんですが、三つとも大差なく拮抗した結果となりました。対象別に見ますと、小学生の保護者の方は「ブレザーがよい」という答えが一番多かったのですが、中学生の保護者の方は「現在着用している制服がいい」が一番多くありました。これは既に制服を購入されていらっしゃいますので、御兄弟がいらっしゃる場合は、制服が変わればその制服が使えないということもあると思います。 自由記述では、たくさんの御意見をいただいております。近年、性的マイノリティ等の多様性への対応ですとか、気候変動による寒暖への対応、機能性、耐久性、御家庭の経済的負担軽減から、制服の見直しについて御意見を多くいただいております。近隣市町におきましても同様の状況がありまして、制服の見直しについて検討していきたいと考えております。 制服につきましては、第1回の統合中学校開校準備委員会で話合いをする予定です。そこで方向性をお示しした上で、その後に再度、全保護者の方から御意見をいただくよう、そのように今、現在考えているところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 今は本当に多様性やLGBTQの方々、趣味、嗜好、様々な理由で男子はズボン、女子はスカートという固定概念は本当に時代遅れとなりました。今の時代を生きる子どもたち、そして自分たちが着る制服についての子どもたちの声の反映の仕方についてお聞きします。ほぼほぼ案が決まってから子どもたちに聞くというのは、私は遅いように感じます。制服を実際に着る子どもたちの意見をどう聞くのか、どのような過程を踏んでいかれるのかをお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 今回の制服アンケートにおきましては、児童生徒からも御意見をいただいているところですが、実際にね、メーカーを決めるまでに、どんな制服がよいか判断するための機会が必要だと考えております。 そこで、各メーカーの制服を一定の価格帯にそろえた上で、各メーカーお勧めの制服を広い会場に展示し、そこで生徒も保護者も教職員も実際に実物を見て、試着できる制服の展示会--制服メッセというものを開催したいと考えています。その際には改めて生徒から意見をお聞きしたいと思います。また、最終的なデザインを選ぶ際も、投票等で選んでいただけるようにしたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 子どもたちと話していると、どこどこの制服はかわいいという話もよく聞きます。学校を選ぶときに一つとして制服がかわいいっていうのも要因になるのではないかと感じます。そこで、子どもたちの要望が届くプロセスは、今先ほどされるということでしたので、ぜひしっかりとしてくださることを願います。そこをしっかり子どもたちにも見せてあげてください。 統合泉小学校は仮名ですが、令和8年に統合が決まっています。体操服はどのタイミングで切り替えるのか、どうするのかという不安に思われている保護者の方々の声も聞いています。体操服というのは、安いものではなく1枚1枚が高額です。子どもたちのサイズはあっという間に成長し、大きくなります。替えどきもありますのでしっかりと検討した上、進捗状況などをもっと発信していただきたいと思います。 これについては要望としておきますが、加西市議会で行った意見交換会でも、学校再編について不安の声も出ておりました。若い世代の方が不安を漏らしていらっしゃいました。やはり中学校が大きくなることでの先生との関係性や人間関係や
コミュニケーション、先生が手薄にならないか、また不登校やいじめの増加など、統合する学校に関してまだまだ不安要素があるようです。 地域の方々も統合することを実際、小学校が統合した他の自治体で、地域から学校がなくなれば地域が死んでいくという場面をよく耳にされるようで、不安の声も聞きます。そこはしっかりと不安の解消、説明、解決方法を市としては見せていただきたいと思います。 空き校舎の活用も地域の代表しかいけない
タウンミーティングだけでなく、必ず若い方の意見もしっかりと聞けるような対策を取ってください。その方々の意見を聞いた上でどうするかの検討をお願いします。今の意見の聞き方では不十分だと感じています。 今回私が行った一般質問の全体の意図としては、それぞれの立場で困っているなどの問題を抱えておられること、私たち個々が、自分たちがよければいいというわけではなく、みんなが幸せを感じられるような市にしなければなりません。それは市としても議会としても、市政の見方は公平であるべきです。公平とは人によって能力に差があることを認め、その人の能力に合わせて公正さを持って対応することです。 今の若者や子育て世代の生活水準は、昔と違い未来予想がつかず、年金も不安、老後の生活も不安、それは今の若者だからこそ感じる部分でもあると思います。今を生きる当事者の声や待遇、境遇を知って、公平にするべきであると考えます。金銭面であったり寄り添いであったり、そのためにはその世代の声をしっかりと聞くべきです。そこをしっかりとしていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく6番
橋本真由美議員の一般質問が、全て終わりました。ここで暫時休憩といたします。再開は10時2分、10時2分でお願いします。 9時47分 休憩 10時02分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして、本会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。1番大前裕也議員。
◆1番(大前裕也君) 失礼いたします。先ほど議長より発言の許可をいただきましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。加西維新の会の大前裕也と申します。よろしくお願いします。 1番、2025年に大阪・関西万博について、1、関西万博の機運醸成と加西市の魅力を世界に発信する方法。さて大阪・関西万博の開催までいよいよ303日となり、1年を切りました。この2025年大阪・関西万博は、2005年に開催された愛・地球博に続き、20年ぶりに日本で開催される国際博覧会であり、3年前に開催されました2020年東京オリンピックと並び国際イベントですが、オリンピックの首都開催に対して、万博は開催地が大阪であっても開催は日本政府であり、運営は日本万国博覧会協会であります。 今、開催場所となる大阪の夢洲では、2025年7月13日から10月13日まで184日間にわたって開催するために、急ピッチで準備やパビリオンの建設などの工事が進んでおり、資材高騰による予算増や海外のパビリオン建設に後れが生じている等々や批判な意見や報道もありますが、加西市として、市長として万博首長連合に参加されているところからも、万博の機運醸成を図り万博の開催を契機に加西市の魅力を世界に発信する貴重な機会を得たと、これらを有用な取組みやPRに含めていかれると思います。 そこでお聞きしますが、加西市として万博期間中などにどのような取組みをされるでしょうか。お聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 加西市では兵庫県が実施するひょうごEXPO41‐HYOGO REGIONAL DAYにおいて、万博会場内の関西パビリオン兵庫県ゾーンで、加西市のPR動画の上映を考えております。あと、同じく県のひょうごフィールドパビリオンのSDGs体験型地域プログラムに、北条鉄道気動車運転体験を初め、鶉野フィールドミュージアムガイドツアー--これは市の関係ですが、あと民間団体が申請されております日本酒、農業をテーマとした体験型プログラムが認定されておりまして、兵庫県と連携して加西市への誘客促進に努めてまいります。 加えて、県では尼崎に設置される万博会場外の駐車場をパークアンドライドの乗換えの場だけでなく、にぎわいづくりの場とするため、県内各地の魅力を発信するひょうご楽市楽座の開催を予定されております。いずれも県により示される情報を踏まえ、加西市のPRに向け検討してまいります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。続きまして、加西市は兵庫県が進めるひょうごフィールドパビリオンのSDGs体験型地域プログラムに認定されたり、REGIONAL DAYにおいて万博会場内の関西パビリオン兵庫県ゾーンや兵庫県立美術館で動画の上映などを行う予定ということですが、お聞きします。取組み内容について何か具体的な進展があったのか、進捗状況をお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 以前の議会で答弁しました内容から特に大きな進捗はございませんが、また来年度に向けて事業を具体的にしていくということは考えておりますので、今のところ特に具体的な進展というのはございません。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。万博来場者を加西にどのように呼び込むか。昨年、同僚議員の一般質問で、万博は加西市の魅力を世界に発信する貴重な機会を得たと、会場内外で積極的にPRを行っていきたいと考えているというような答弁がありました。また、加西市の市長としては万博首長連合に参加されていることからも、会場内外で積極的にPRは行っていくかと思いますが、では万博来場者を加西にどのように呼び込むのか。 以前の答弁でも呼び込むということについては明言されていましたが、万博来場者を加西に呼び込むとは、本当にできますでしょうか。万博開催を契機に何万人の人たちが加西市に来るのでしょうか。一方通行のPRとして魅力を発信するだけの受け身では、人は来ないと思います。体験型プログラムが認定されていますが、日本人旅行者はもちろん、訪日外国人旅行者を加西市へ呼び込むための取組みや来ていただくための具体的な取組みや予算、実施方法など検討されているでしょうか。お聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 先ほども言いましたけども、万博の来場者の加西市への誘客についてということでございますが、兵庫県が進めます兵庫フィールドパビリオンのSDGs体験型地域プログラムに、北条鉄道の気動車運転体験を初め、鶉野フィールドミュージアムガイツアーや日本酒をテーマとした体験プログラムが認定されております。 この万博については、先ほどおっしゃいましたように日本政府による主催でございますので、当然国、県または観光協会と連携して大きな誘客を進めるべく、各自治体も考えておりますので連携しながらPRを図っていくこととしております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。加西市における万博経済効果。万博の機運醸成を図り、万博開催の契機に加西市の魅力を世界に発信する貴重な機会を備えたPRをされるのは理解しましたが、結局、PRするという広告宣伝費ばかりを使い、情報発信をしたといって結果、加西市には人は来ない、金も落ちない、何も残らなかったでは困る。万博が終わった後、加西市には何が残りますか。期間中にはどれだけの経済効果があるのか、見込んでいるのかお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 2025年日本国際博覧会--通称大阪・関西万博についてでございますが、この経済効果については、大阪府や関西経済連合会などから試算が発表されております。大阪府の試算では、万博の直接間接を合わせた経済効果は、約2兆円程度、65万人程度の雇用創出効果があると説明されております。また、関西経済連合会の試算では、関西経済に約3兆円の経済効果が生まれ、約93万人の雇用が創出されると予測されております。 特に、加西市における経済効果の算出はできておりませんが、兵庫県と連携を図り費用を抑えた効率の高いPRを検討してまいりたいと考えております。これらの経済波及のうち、観光を中心とした経済波及がターゲットとなるわけでございますが、大阪万博の観光影響を含めた長期的な経済効果は、約19兆円と試算されていますので、先ほど申し上げましたフィールドパビリオンなどのPRを積極的に進め、観光誘客につなげ、万博を生かした今後の展開を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございました。加西市教育委員会として万博と連携した取組みはありませんか。兵庫フィールドパビリオンでは、子どもごとに夢のプロジェクトとして、万博という特別な機会に未来社会の担い手となる兵庫県の子どもたちが参加できるプロジェクトを実施するとしております。兵庫県と加西市教育委員会の連携として取組まれていれば、教えてください。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 兵庫県と連携した取組みの計画につきましては、今現在ございません。情報収集に努めたいと考えております。 なお、加西市教育委員会としましては、昨年下里小、賀茂小、善防中学校でお世話になりました世界的に有名な日本人指揮者の西本智実さんは、テーマ館の一つ、イタリア館のアンバサダーを、それから加西市とSTEAM教育に関して連携協定を結んでおります株式会社steAmの代表の中島さち子さんは、シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」のプロデューサーを務めておられますので、加西市から発信できる取組みについて今後、御相談していきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。大阪・関西万博に大阪府の事業として、子どもたちを無料招待することです。また、府内の7割の学校が参加希望しているそうですが、加西市として学校の課外授業、社会科見学などとして、子どもたちが大阪・関西万博に行く予定や計画はしていないのかお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 今現在、県の教育委員会との連携した取組みの計画は、まだございませんが、この月に教育委員会の担当者向けの説明会が予定されております。そこでの説明を受けて、今後学校としてどのように周知させていただいて、参加希望校を募っていくか検討していくこととなるかと思いますので、引き続き情報収集に努めたいとそのように考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。万博と連携した鶉野飛行場の利活用の可能性。万博では新しい技術や商品が生まれ、生活が便利になるきっかけとなります。例えば、1853年のニューヨーク万博ではエレベーターが、1876年フィラデルフィアの万博では電話、1970年大阪万博ではファミレス、ワイヤレステレホン、電気自動車、歩く歩道、2005年愛知万博ではICチップ入り入場券、AED、ドライミストなどがありますが、今回の万博では持続可能な開発目標SDGs達成の貢献、日本の国家戦略のソサエティ5.0の実現ということですが、まだ具体的にどのようなものが実現するのか、生まれるのかは私には分かりません。 ただ、空飛ぶ車は実現するようで、空飛ぶ車の運航実用事業者は、場内ポートと場外ポートをつなぐ二点の空間、二点間運航の実現を目指し準備中だそうです。という空飛ぶ車について加西市として万博と関連することは何かできないでしょうか。お聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 万博を起点とした空飛ぶ車とsoraかさいの連携についてお答えいたします。我々といたしましても、平和やまちづくりの技術といったテーマを持つsoraかさいと空飛ぶ車の親和性は、非常に高いと考えております。また、加西市では観光担当において、県の新産業課の空飛ぶ車担当と以前より情報交換や共有を図っているところでございます。県の空飛ぶ車担当も、soraかさいなど空に関する資源とものづくりといった技術力の多面性を持つ加西市の開発環境に大きな注目をいただいているところでございます。 つきましては空飛ぶ車、つまりドローン全般ということでございますが、県と歩調を合わせ、観光の入り口として、加西市の新産業としての展開を考えております。また、万博に関しては、最新の技術を世界に発信することが大きな目的の一つであることから、新産業発信の機会として有効に活用していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。議長がいつも鶉野飛行場跡を空飛ぶ車の離発着場にしてはどうかとよく言われておりますけど、大阪万博を契機に兵庫県と連携して空飛ぶ車を会場まで飛ばすとか、試験飛行とか訓練とかを検討したことはないのでしょうか。また、ドローンの基地や練習場として利用してはどうかと思いますけど、市として何か検討していることはありますか。お聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 先ほど答弁しました関係ですが、県の新産業課を通じて空飛ぶ車の試験飛行ということでは、新産業課と話を継続しておるところですけども、御存じのように空飛ぶ車については、技術的な課題がいまだ解決されていないというところがございますので、その解決がないことにはなかなか試験飛行ということには至らないというような状況でございます。万博でも商用飛行ができるかどうかというところかと聞いております。 また、現在の飛行場跡については、ドローンの基地、練習場としては今後、空に関してそのような空飛ぶ車も一応ドローンということでございますので、そのような運用を図ってまいりたいとは考えておりますけども、今のところどのような運用規定で使うのかという合意形成を図っているところでございますので、検討としては進めておるところでございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。商業施設の誘致について、これは私も3月議会でちょっとお願いしたり話をしたり、ちょっと動いてみたりしたことがあるんですが、下里地区のスーパー跡地の商業施設の誘致の促進状況で、3月の議会での一般質問では下里地区スーパー跡地について質問しました。また、誘致については情報提供もさせていただきましたが、現在、商業施設の進捗状況はどのようになっているのかお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 3月議会に引き続いての御質問の件ですが、その後、この3か月間で新たに交渉のテーブルに乗ったという案件は、残念ながらない状況であります。 このたび加西市地区計画の変更に関する議案を上程しておりまして、その議案の大きな目的の一つとして、誘致条件をより有利にすべく、店舗の延べ床面積の上限を1,500平米から、ほとんどの食品スーパーが対応可能な3,000平米まで引き上げる変更を上程しておるところでございます。議会の議決前で誠に失礼だと存じてはおるんですが、早く誘致を進めたい旨もありまして区長様、地権者の方、ディベロッパーには、兵庫県との下協議がまとまった2月の時点で、そういった延べ面積の引上げを予定しておるというようなところはお伝えしておるところでございます。 今後につきましては、過去に話が進まなかった企業様や反応がなかった企業も含めて、再度当たっていこうというふうなところでディベロッパーのほうとも協議をしておるところでございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。スーパー跡地の周辺開発計画。地元の下里では私も実際に多くのおじいちゃんおばあちゃんが「買物をするところがない」と言って困っています。このたび条例改正の議案としても上がっておりますが、市としてはこの下里地区のスーパー跡地開発をどのように進めようとしているのか、計画をお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) この地区計画におきましては、商業施設誘致を行う地域交流拠点地区のほか、住宅整備を目指す新規住宅地区、既存集落で戸建て住宅や共同住宅、小規模な店舗、工場の建設を可能にする既存集落地区の3種類の地区の設定を行っておるところでございます。 スーパー跡地につきましては継続して誘致に取組みますが、商業施設の立地は食品スーパーであれば半径5キロ以内または車で10分以内の範囲における定住人口が重要となりますので、若い世代が多く人口減少が緩やか、もしくは将来も持続可能な地域をつくるまちづくりが重要と考えておるところです。新規住宅地区での計画は、商業誘致が成功すれば開発ディベロッパーの住宅整備も実現性が高まるとともに、線引き廃止がされる令和8年度以降は、西笠原町にかかわらず農地でなければ開発の素地が広がりますので、下里地区において住宅開発の計画が持ち上がった折には、地元調整等に御協力をいただきたく考えております。 また、既存集落地区については、地縁者等の条件なしで戸建て住宅の建設、既存事業所の拡張などができますので、ほぼ線引き廃止と同程度の土地利用が可能となっておるところでございます。さらには、カフェや事務所など空き家を様々な用途に活用することも可能でありまして、そのような活用を期待した設定を行っております。 中野町の事例を見ますと、商業施設の進出後に住宅分譲地の開発やアパートの建設が続いております。商業施設誘致には一定の人口が必要で、また逆を返せば人口増加には商業施設が必要という関係ですので、誘致と並行いたしまして空き家の活用を含め、若い世代を地域に受け入れる施策に取組んでまいりたいというふうに考えております 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございました。続きまして、移動販売の事業の現状と対応。民間の誘致が難しいなら市に大きく建物や箱を建ててもらって、その中に地元の個人商店の皆さんに入っていただき、市場のようなものを造るのはどうでしょうか。 また、今年になってマックスバリュ加西中野店を拠点とした移動販売事業「おまかせくん」というのが、下里地区でも一部で実施してもらっていますが、市内の現状としてこういった移動販売というのを下里地区で広めてもらい、高齢者や買物難民と言われてるような人たちのためにも、市も頑張って販売箇所や拠点数を増やすことにしてはいかがでしょうかと思いますが、市の対応は難しいでしょうか。お聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子) 私のほうから移動販売について御説明させていただきます。移動販売につきましては、昨年11月にマックスバリュ西日本から加西市に相談をいただきました。買物弱者の支援に資する事業と判断したことから、情報提供については市内全ての地域を対象とすべきと判断し、同月の代表区長会においてマックスバリュ西日本の担当者より説明をしていただきました。 その結果、区長からの要望を集約し、今年1月末より週3日、42か所の停車場でのテスト販売を開始しております。その後、新聞や市の広報等で取組みを知った区長様や地域住民からの要望を受け、3か月間のテスト販売を経てルートの調整を行い、5月時点で週4日、59か所の停車場で移動販売を実施しております。1か月あたり延べ1,225人の方が利用されている状況です。議員が御心配いただいております下里につきましては、2停車場、延べ66人の方が利用されております。 この移動販売はあくまでも民間事業者による事業であるため、市が補助等を行っているものではありませんが、買物弱者支援の観点からコープ加西が運行している「買いもん行こカー」と併せて、市民への周知や区長様を通じての要望の吸い上げ等の広報側面の支援を積極的に実施してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございました。続きまして、アスティアかさいコープこうべに関する新聞情報について、生活協同組合コープこうべは、2024年に営業を終了候補店として3店を選び、組合員の利用促進に向け周知を始めたという新聞記事を読んで驚いております。 新聞によりますと、コープこうべは利用促進による業績改善効果を半年間検討した上で、秋頃営業持続の可否を判断するとしていますが、株式会社加西北条都市開発の代表取締役として、この新聞報道の内容についてどこまで存じ、どこまで存じないのか、コープこうべから高橋社長へ直接お話があったのかどうか、高橋市長にお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 先日もまた6月11日のコープこうべの総代会の報道もなされておったところでございますが、今、大前議員さんから照会がありましたような内容は、事前にコープこうべさんからお聞きして説明を受けております。内容につきましては、今おっしゃったとおり収支状況が厳しい、そして設備の経年課題がある店舗であるということが大きな原因であり、
営業終了候補店になったということで、今後9月末までの半年間の業務改善効果を見据えて、秋頃に営業継続かどうかの判断をするという説明でございました。 その際に私からお願いしておりますのは2点で、市としてもお願いしておりますが、まず継続をぜひお願いしたいということ、もう1点は、市民の方やアスティアかさいのテナントの方が不安にならないように配慮いただきたいということをお願いしたところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございました。コープこうべとの契約。アスティアかさい1階のフロアについては、コープこうべが取得されていると聞いていましたが、どのような契約内容になっているのか、また同時にどのような話でフロア取得になっているのかをお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) コープこうべは、平成11年4月に北条町駅周辺市街地再開発事業に核店舗として、不動産売買に関する覚書を締結し、平成12年2月には床購入契約を締結されております。その後、整備されまして、平成15年3月にアスティアかさいのオープンに合わせまして、コープ加西が開業されております。 北条町駅周辺地区市街地再開発事業組合は、コープ加西にアスティアかさい1階部分の約3,300平米の店舗敷地を分譲しております。また、コープこうべさんは再開発ビルの床の所有者というだけではなく、商業施設、公共施設が集まる
複合商業施設のアスティアかさいを管理運営する第3セクターの株式会社北条都市開発の株主として出資し、その取締役の一人としても名を連ねておられます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございました。続きまして、株式会社加西北条都市開発として今後の対応。コープこうべが撤退するという判断をした場合、大変大きな影響が出ると思います。アスティアかさい1階の大きなフロアが空いてしまう。このような加西市のランドマークとなる特徴づけの建物とされた建物内が寂れ、駅前にふさわしく、にぎわい等に影響した計画があったはずですが、駅周辺のにぎわいや活気がなくなり、同ビルに入ったほかの店舗の売上げにも大きく影響するのではないかと心配します。 市としてや北条都市開発として現在どのように対応をしているか、今後の対応策や考え、後の新たな入店希望者の話などがあるかどうかお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君)
営業終了候補店というショッキングな新聞報道によりまして、株式会社北条都市開発にも数々の問合せがございました。コープこうべ様は、4月5日にアスティアかさいのテナントの皆様に説明会を開催して、新聞報道の内容について御説明をされております。 コープ加西の営業継続の可否につきましては、4月から9月末までの売上げや営業改善内容を基に、秋頃に判断されると聞いております。これは新聞報道の内容と同様でございます。そのため現在、コープこうべ様は存続に向け全力で経営改善に取組まれております。 アスティアかさいは商業施設と公共施設が共存する「人、まち、文化の交流拠点」である
複合商業施設として継続していけるよう、市長が代表取締役であり、私も取締役の一人として、株式会社北条都市開発は市及びコープと共に考え最善を尽くしていきたいと考えております。当然、営業が継続できるか、終了してしまうのかという判断が待たれるところではありますけれども、空き店舗のままとならないような様々な施策を、もし不測の事態になったとしても講じてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 大前議員。
◆1番(大前裕也君) ありがとうございます。私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。
○議長(丸岡弘満君) 以上で通告に基づく1番大前裕也議員の一般質問が全て終わりました。 続いて、2番北川克則議員。
◆2番(北川克則君) 2番、令和新風加西、北川克則。発言通告書を基に質問をさせていただきます。まず、一つ目ですけれども泉統合小学校区の交通について、今、スクールバスがテーマとしましていろいろ質疑のほうでもされておりましたが、交通についてということで、スクールバスに関しまして地域を走る公共交通、これが私の願いとしましては相互補完して泉校区の地域の活性化とその他の地域が暮らしやすい場所になればなという思いで、「連携」というキーワードを基にいろいろと質問をしていきたいと思います。 まず、一つ目はスクールバスの計画についてです。こちらに関しましては参考事例の調査もされたっていうことをちょっとお聞きしましたので、そのほうの内容をかいつまんで御紹介していただけましたら、ありがたいです。よろしくお願いします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) スクールバスにつきましては、近隣市においても小学校や中学校の統合に合わせて運行されております。専用のスクールバスを走らせているところ、既存の路線バスを活用しているところとそれぞれの地域の実情に合わせて運行されています。県下の状況の聞き取り等を行っておりますが、実際に現地の視察も行っております。 1月には加東市の東条学園を訪問しまして、新築校舎とスクールバスについてお話を伺っております。また、この8月には丹波市の山南中学校にも視察に行きます。山南中学校は路線バスを利用されておられます。このように他市の事例を参考にさせていただき、児童にとって安全で最適なスクールバスの運行を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) ありがとうございます。会派もしくは私個人的にはスクールバスっていうところも、自前の貸切りバスっていうスタイルとか、既存の公共交通を利用されているとか、またそのミックスっていう形でそれぞれ実施されているところがありましたので、やはり地形やらその地域に合った形を模索してベターな形で取組んでいただきたいと思っております。 2番目の通学支援輸送調査の内容につきましては、質疑のほうでもございましたので、また委員会でも質問できますので省略しまして、3番目の通学支援輸送調査の検討はどのようにされるのか、お教え願います。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 専門的な知見から多角的な分析も交えて、スクールバスの調査や計画策定の業務委託を考えております。今後の学校再編においては相当な台数のスクールバスが必要となり、多額の経費もかかると見込んでおります。計画作成につきましては教育委員会に検討組織は設けませんが、市域全体に関わりますので今回のこの通学支援輸送調査に関しましては、政策部や政策部の所管する公共交通活性化協議会とも連携を取りながら、進めていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) ありがとうございます。これは部署を挟んで連携して検討していただきたいとは思うんですが、その内容としましては、片や貸切りバスを想定されているのかなと思うんですけれども、そちらとそれから私ら会派も調査しましたら、イレギュラー--例えば乗り遅れた、そして体調が悪くなって帰らなくてはいけない、ここらは全て保護者の負担にはなるんですけれども、公共交通がそれのセーフティーネットになられているところとか、もしくはこの加西市の北部の地域には地域交通が合計四つありますし、西在田、日吉、宇仁にも地域交通がございます。 こちらと連携して足りない部分を補完してコスト面を抑えたり、また利便性をアップしたりっていうことも兼ねて検討していただきたいと思っておりますが、続きましての4番の地域の公共交通に期待することとは何でしょうか。もしその辺がございましたらお教え願いたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 公共交通につきましては、いろいろと法的な制約がございます。ただし、スクールバスとうまく連携して活用できれば、効果的な運行ができると思います。白ナンバーによる貸切りバス等も一つの有力な選択肢と考えております。バスを購入して持つことになるんですけれども、学校行事等に活用することもできるかと思っております。 スクールバスと、それから今お話にありました地域交通、特に日吉の校区におきましてはデマンド型バスを利用されていらっしゃいます。スクールバスが出た後、児童が乗り遅れたりあるいは学校から早く帰るというときにデマンドですので、そういったときはかなり重宝すると思いますので、スクールバス等を補完する役割を期待することができます。デマンド以外の路線バスになりますと、なかなかそういった路線を変えるというところは調整が必要になってきますので、そういったところをこれからどういう形で連携ができるか、今後、関係機関との協議を進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 私の先走りでしたが、スクールバスは貸切りバスを考えられているのかないうことですけど、それも含めての検討かと思いますけども、貸切りバスの場合はいわゆるデマンド型で必要に応じて走れる、バス停を決めなくても主体的に変更、それから設定ができるということも利点の一つですんで、その辺と公共交通が相互に補完し合って、利便性の高い運搬のシステムが構築できたらなと思っております。ここでは要望としまして地域公共交通の活用も、ぜひともお願いしたいということを言っておきます。 それとともに開校準備委員会から地域の声が集まってこようかと思いますんで、このほうの声もぜひとも取り入れまして、子どもたちが安全に集まれるところに、質疑とかの答弁もありましたんで、小学校区だけじゃなくてもう少し子どもたちの住まれている地域に近いところっておっしゃってましたので、できる限り利便性及び安全に集まれるところに設置をしていただきまして、今後構築していただきたいと思います。 続きまして、次の質問に移らさせていただきます。先ほどもございましたけれども、公共交通に期待されるところも多々ありますので、公共交通の体制について聞かせていただきます。特に、この市内全域も考えていくのは当然なんで、病院とか学校の再編に関しましては、昔の交通網政策、そちらのほうの構築の見直しにいっているとおっしゃってましたけども、小学校に関しましては2年後の統合、中学校に関しましては4年後の統合となってきますので、公共交通の体制の考え方をお教え願いたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) まず、統合前の状態で公共交通の体制の考え方についての御説明から入らせていただきたいと思います。令和5年に策定いたしました加西市地域公共交通計画においてお示しした目指すべき公共交通
ネットワーク、すなわち北条鉄道や路線バス、コミバス、タクシーなどを市外連携軸、まちなか巡回軸、市内連携軸とし、地域主体型交通などを地域内交通とする公共交通
ネットワークを実現するために、同計画では13の施策と38の事業を掲げており、これらの事業を実現することが極めて重要であると考えてきております。 さらに、令和5年3月に策定した都市計画マスタープランで掲げた北条市街地、九会北部地区、加西インター産業団地周辺地区の三つの都市核、副都市核を中心としたまちづくりを併せた市内連携軸、まちなか巡回軸の再編及び地域内交通との接続による利便性の向上を図っていくことが、現時点では重要というふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 先ほどの質問にもありましたけども、通学支援輸送調査っていう形が行われると、その後、公共交通も影響してくるようなことの内容もあるかと思うんですけれども、この辺の今後のスケジュールとかは、双方の教育の所管と、それから公共交通の所管をされているところとの連携っていうところは、どういう形になっていくんでしょうか。そこも踏まえて2番目の今後のスケジュールをお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) そのすり合わせにつきましては、次の展望のところでお答えさせていただければと思うんですが、直近のスケジュールについてお答えさせていただきますと、コミュニティバスの再編につきましては、加西インター産業団地内の起業創業に合わせて、コミバスねっぴ~号の運行ルートの見直しや利用者が使いやすい運行時間帯や頻度の調整を行い、市民の皆様の日常生活の利便性の向上を図りたいと考えておるところでございます。 今後は可能な限り早期にコミバス再編事業に着手し、令和7年10月を目標に再編後のダイヤルートでの運行を目指しておるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) では、スケジュールだけじゃなくて、展望もお聞かせ願いたいと思います。その後、私のちょっと考えていることとかの要望とかも、言わせていただきたいと思います。展望のほうもお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 今後の展望といいますか、学校も併せてのことになってくるんですけれども、2年後の令和8年に仮称、泉統合小学校が開校され、令和10年には仮称、加西中央統合中学校の開校が予定されております。遠距離通学者2キロ以上の小学生と4キロ以上の中学生に係るスクールバスの実施を視野に、来年度から夏場の熱中症対策として試運行の検討も始まっていると伺っております。 既存の地域公共交通との連携を図りながら、利用者の利便性と運営に係るトータルコストやコストパフォーマンス等のバランスを考慮しながら、最適解を導き出せるよう教育委員会部局や各交通事業者と連携しながら、慎重に協議のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) スクールバスと相互補完していただきたいという要望も言いましたけれども、既存の考え方でしたら、まずはあるものを使うっていう、今現在の交通網を生かしながら総合的に使って利便性を向上するっていう方法と、もう一つはダイヤ改正とかね、路線改編とかその辺の検討もあろうかと思います。ですんで、公共交通の改編と、それともう一つは将来展望も含めまして改革っていうところで、私としまして要望と提案っていう形でさせていただきます。 公共交通の改編とそれから変革、改編はダイヤ改正とか路線廃止とか、また新たにつくるという見直しのところですけども、変革っていう部分ではやはり不測の事態に備えたり、将来に弱者を助けるため、子どもの送迎といいましたら弱者、そして高齢者も弱者、ここっていうのは時と場合によって年齢も年々変わっていきますので、住まれているところの地域が変わってくるというところもございます。変われば移動距離が非常に苦手な方といいましたら、やはりそれに応じた対応も必要な場面が出てくるので、前回の本会議でも意見として言いましたけれども、デマンド化ということの推進をぜひとも検討していただきたいと思います。 以上で、泉統合小学校の交通についての質問を終わらせていただきます。続きまして。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員の質問の途中ですが、ここで暫時休憩といたします。11時5分、再開は11時5分でお願いいたします。 11時00分 休憩 11時05分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして本会議を再開いたします。 それでは、一般質問を続行いたします。2番北川克則議員、どうぞ。
◆2番(北川克則君) 続きまして、2番のカーブミラーの設置管理についての質問をさせていただきます。この質問はメディア等で4月より、先月も老朽化したカーブミラーの根っこの部分が折れて通学の最中の子どものほうに倒れてきてけがをされたり、また冷やっとしたことがあるということを受けまして、市民の方からこのほうの安全点検管理は大丈夫かっていうこともお問合せがありましたので、改めて質問させていただきます。 まず、一つ目に設置方法なんですけれども、道路と言いましても県道、市道、町道、生活道などがありますけども、そちらの設置の方法をお教えください。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) カーブミラーの設置につきましては、主に地元から要望をいただき設置しております。地域の交通状況や交差点等における車両などの確認に苦慮されておられます地域の方が、区長様を通じて市へ要望していただいております。設置要望がある場合、県道、市道、生活道路にかかわらず、区長様から申請書を土木課へ提出いただきまして、現地を確認して設置位置等を検討した上でカーブミラーを設置しております。 カーブミラーの新設につきましては、状況に合わせまして支柱を建てて設置するもの、既存の構造物を利用するもの、また既設の支柱にミラーを増設するものがございます。カーブミラーの設置につきましては、交通安全対策特別交付金を活用して事業を進めておるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) ちょっと確認させていただきたいんですが、一般的には県道は県がつけてるんじゃなくて、これは県道も市道も町道に関しましても、全て町のほうが窓口になるわけでしょうか。その確認をさせてください。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 基本的には窓口は土木課で結構かと思います。県道につきましては、主にほとんどの場合が市道から県道へ出る出入り口ですとか、基本的には市道に関係したものがほとんどでございます。県道県道とか、県道のみに関するものにつきましては、土木課を通じて県のほうへ、またその要望をお伝えするという形にしております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 次の質問に移らさせていただきます。管理点検方法なんですけれども、それはいろんな種類があるかと思いますけども、管理点検方法を教えてください。よろしくお願いします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) カーブミラーの不具合につきましては、道路パトロールで確認したものでありますとか、地元からの情報提供により確認できたものがあり、適時修繕を行っておるところでございます。しかしながら、市内には千三百余りのカーブミラーがあることから、なかなか職員のみの点検では困難でありますので、昨年からではありますが、地元の区長様の御協力をいただいて定期に点検を実施しているところでございます。 昨年度は在田地区の点検を行いまして、22か所の不具合の報告をいただいております。多くは経年劣化によるミラーの曇りでありましたが、支柱の傾きも一部報告をいただいております。今年度、これらの箇所の修繕を早期に行ってまいります。また、今年度におきましても地区を決めて区長様の御協力を得ながら、継続的に点検を行ってまいりたいというふうに考えております。 先ほど北川議員からの発言もあったとおり、報道によりますと通学中の小学生にカーブミラーが倒れる事案が発生しておりますので、市におきましても何かしらの方法で広報等を利用して注意喚起を図ってまいりたいというふうに考えておる次第でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 道路パトロール以外に町の協力、これはいろんな設置、私道も出入り口等にもいろいろつけられていますので、道路パトロールだけじゃなくてもっと綿密に町の方の協力も要りますんで、ちょうどそういう事故もありましたんで、注意喚起っていうこともおっしゃりましたので、ぜひともこのタイミングにまた、いま一度、点検のほうの注意喚起をよろしくお願いします。 続いて、その関連にもなるんですけども、通学路の安全管理についてお尋ねいたします。一つ目ですけども、点検の体制について、先ほどカーブミラーが折れたっていう形の事案がありました。これはまあ加西で起こったことではないんですけれども、通学路にはいろんな危険なところもございますので、現在の点検方法とその頻度をお教え願いたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 通学路の点検は、加西市通学路安全推進連絡会で実施しております。構成メンバーは教育委員会の関係課、建設部の関係課、政策部の防災課、加西警察交通課、加東土木事務所、小中学校の代表校長、こども園の代表園長、小中学校のPTA代表となります。 毎年6月に1回目の連絡会を開催し、各部署からの要望箇所の報告を行います。そして、7月に危険箇所の確認を行うため関係機関の立会いの下、市域全域を回っての合同点検を行います。10月に合同点検で確認した箇所について、各部での対応と今後の計画について2回目の協議を行いまして、各機関で改修予算措置に向け動くこととなります。その内容につきましては看板設置やミラーの設置等、軽微なものから道路改修が必要なものまでございます。 子どもたちが安心して通学できるよう、関係部署と連携しながら取組んでおるところです。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) かなりたくさんの関係部署があるということを知りました。 ですが、やることは一つなんで、何かといいましたら危険の予知と回避することですんで、点検の頻度っていうところでは6月、10月っていうところで、毎年されているっていうことで安心しましたが、今後、小学校区の再編によりましてそのエリアと仕組みも変わってきますので、ぜひとも引き継いで、広域になってもこういうきめ細かさは、地域ならではっていう形もありますので、引き続きよろしく安全管理のほうお願いしたいのと、もう一つは空き家等がございまして、かつては空き家がありまして塀の倒壊がありましたので、塀の倒壊のところは重点に見られた。 今回はそのカーブミラーが倒れたっていう事例が起こりましたんで、カーブミラーっていうところもありますけども、空き家等がございましたら地元の方からちょっとお聞きしたんですが、瓦が落ちてくるとか崩壊崩落のおそれもありますんで、ここらも合わせて点検のほうをよろしくお願いいたします。これは要望として言わさせていただきます。 続きまして、最後の質問になります。公共施設の土地についてです。現在、土地を確保して統合の中学校及び新病院の建設っていう形に動かれている真っただ中だと思いますが、事務報告書の中にもありましたが、土地をお借りしているところもあるということも確認できておりますが、気になる市役所の庁舎でしたら今、まさに増築の庁舎を建てようとしている、また健康福祉会館の整備も、前の市長のときにもいろいろ計画がございました。 新たにそこを活用したらとか、いろいろございますけれども、この辺にも土地をお借りしているところ、経済人としましては借地に建てるよりは、できれば所有したところに建てていきたい。もしくは、もしその借地の軽減とかいう形もございますので、この辺の基礎知識としまして、市役所庁舎と健康福祉会館に関する土地についての借用部分はどこかっていうことの説明をお願いします。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 市役所庁舎や議会棟と環境部が業務を行う付属棟及び職員駐車場の敷地につきましては、加西市が所有をしております。市役所南側の来庁者用駐車場の敷地につきましては、地元からお借りをしております。福祉会館の敷地につきましては、おおむね北半分を加西市が所有し、南半分を自治会からお借りしている状況です。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 憶測はしておったんですけれども、今、答弁いただきましたので確証が持てました。ちなみにこの庁舎、議会棟も含めましてですけども、今計画中の北側も市の所有という形で、来庁者の駐車場のみが借地ということと確認させていただきました。あとは、健康福祉会館に関しましては、建物自身も借地にかかっているっていうことも、確認させていただきました。今後の参考にさしていただきたいと思います。 そして、その事務報告書には単年度のことしか書いてございませんので、少し気になるのは更新の手続に関しましてです。契約の更新につきましてはどうされているのでしょうか。お聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 公共用地の借地料につきましては、3年ごとに見直しを行っております。固定資産税の評価額を基準としまして、前回の借地料改定時と当該契約更新時の評価額を比較し、一定の基準を超える増減がある場合には、借地料を見直した上で契約を更新しております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) ありがとうございます。3年ごとの見直しですね。毎年かかる賃借料ですので、できるだけ安くなればというそういう考えはあるんですが、これは当時契約された、もしくは継続して契約している双方の理解の下の契約ですので、こちらの一方的な願望だけでそうはいかないと思います。 となれば、新たにこれから取得しようとする用地はどうなのかっていうところなんです。気になるところで質問させていただきます。2番目の統合中学校及び新病院の建設の用地、こちらの建設用地の取得に関しましてはどういった方針、考え方もしくは現状なんでしょうか。その辺をお聞かせください。よろしくお願いします。
○議長(丸岡弘満君) 岡田市参事。
◎市参事兼建設部用地課長(岡田洋一君) 統合中学校及び新病院の建設用地の取得方法といたしまして、地元説明会及び個人地権者様への説明において、地元及び個人地権者様から賃借という意見もございましたが、市の考えといたしましては賃借ではなく、買収で進めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 北川議員。
◆2番(北川克則君) 方針が分かりました。買取りという形で、賃借ではなくて基本的なところは。となりましたら、その方向で引き続きよろしくお願いしたいっていう要望と、それから地権者の皆様にこんな議会ですけれども、向いている方向は違うんですが、永年使う大切な建物の建つところですので、ぜひとも御協力のほど切にお願いいたしまして、私の質問のほうを終わらせていただきます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく2番北川克則議員の一般質問が全て終わりました。 続いて、5番下江一将議員。
◆5番(下江一将君) かさいを育む会の下江一将です。発言通告に基づいて、今回は3つの大項目について質問を行ってまいります。 まず一つ目の大項目、加西市が消滅可能性自治体になったことについてお聞きしてまいります。昨日の一般質問でも、消滅可能性自治体について触れられておりました。そこでの答弁で、今回の結果は令和2年の調査の結果で、令和4年から子育て世帯に優しいまちとして力を入れてきて一定の成果が出てきていると説明がありました。改めて、今回の結果をどのように受け止められているのかをお尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 議員がおっしゃいましたように、昨日の答弁と重なる部分があるかと思いますが、加西市が消滅可能性自治体から脱却できなかったことは非常に残念に感じております。これは、令和2年の国勢調査の結果などから算出した国立社会保障人口問題研究所、通称社人研の人口推定をもとに発表されたもので、20歳から39歳までの弱年女性人口が令和2年以降の30年間で50%以上減少すると推定される744の自治体が、消滅可能性自治体と指摘されたものでございます。 当時の加西市の人口増減社人研推計と同様に、外国人も入れて御説明さしていただきますと、令和2年度は269名の減、うち若年女性の人口は72名の減となっております。ちなみに、令和2年度以降はどうかと申しますと、令和3年度が296名の減、うち若年女性人口は180名の減少でございます。令和4年度が48名の増、うち若年女性の人口は59名の減、令和5年度が139名の増、うち若年女性人口はここで17名の増というふうになり、一昨年度は社会増に転じた上、昨年度は市制発足以来最大の社会増を記録しております。 先ほどご説明しましたとおり、令和4年度以降5つの無料化などの効果もあり、徐々に成果が出ているところでございますが、この社会増は外国人居住者によるところも大きく、日本人に限ると改善傾向であるものの、まだ社会減であることにはかわりはございません。また、これまでの若年層の流出の影響が当面続きますので、引き続き改善に向けた取組みが必要であるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 昨日の答弁では、結婚を機に転出される方が多いと、あのグラフでも説明がございました。結婚前後の支援が必要だとそこでお話があったと思うんですけれども、多分自治体では消滅可能性自治体から脱している事例として、農業振興移住定住新規事業の立ち上げなどにも力を入れておられるということで、例が挙げられておりました。様々な課題がある中で、本市の一つの方向としては結婚前後の支援に力を入れていくということで認識をしてもよろしいでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) そのように理解していただいて結構かと思います。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) わかりました。 続いて、現市政のビジョンについてなんですが、市民からは現市政が目指している方向性がわからないという声を聞くことが増えてまいりました。取組もうとされている物事は理解しているんですけれども、それが何に向かっているのかビジョンがわかりにくくなっているように感じております。市のビジョンはこのまちを選んでもらうためにとても重要なものだと考えています。そこで、現市政の方向性を確認させていただきます。 最上位計画である総合計画の基本理念、未来を拓く協創のまち加西、豊かな自然、育まれた歴史、深まる絆を生かして、将来都市像、大空に夢が膨らむ未来の田舎「ミライナカ」加西に向かって現市政が一丸となって進んでいると認識してもよろしいでしょうか。お尋ねします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 原則といたしまして、加西市総合計画に基づいて取組んでおるところでございます。特に、人口ビジョンに関する施策につきましては、加西市地域創生戦略に基づき取組んでおります。 いずれも令和7年度が改訂見直しの年となっており、人口動態などの社会情勢や社会トレンドを基に見直すわけですが、国の総合戦略としては、令和5年度より地域創生戦略から今度はデジタル田園都市国家構想総合戦略に改訂されておりまして、地方においては、デジタル技術の活用により地域の個性を生かしながら、地域の社会課題解決や魅力向上に取組むこととされております。 人口減少、少子高齢化として子育て支援、健康長寿のまちづくりといった急激な人口減少社会への対応が必要であるということは、加西市のみだけでなく国を挙げて必要であるということでございまして、その様々な課題に対してデジタル技術を活用した地域創生というものの取組みが、大変重要であるというふうに考えられておるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 令和6年、7年に総計の見直しがあって、デジタルなことを盛り込んでいくということは理解したんですが、今の総合計画、基本理念、将来都市像に向かって一丸となっているということは、それでよろしいんですかね。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) その前の御答弁でも申しましたように、原則、総合計画を基本に市政のほうを遂行しておるところでございまして、ただし今言った見直し等を見据える中での施策というのも、もちろん前もって検討しておるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 次に、加西市のPRについてお尋ねをいたします。今回の結果で本市の人口特性別分類はC-2とされ、自然減対策が必要、また社会減対策は極めて必要と分析されておりました。どちらの対策としても本市の特色を明確化し、PRしていく必要があると考えます。これまでの説明から加西市ならではの特徴は、子育て世代にやさしいまちとしていく方向で認識してもよろしいですか。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 議員おっしゃるとおり、加西市の地域の個性となる特徴的な取組みや先行的な取組み事例として売出し中というか、もうかなり売り出してますけれども、子育て応援5つの無料化を初めとする子育て応援施策のほか、様々な施策を各部署において取組んでおります。 その発信においても様々な媒体、LINEによるオンラインの行政窓口であったり、ねっぴ~Pay等の地域通貨による経済循環、また健康ポイント事業などスマートシティに関する取組みといったところを初めとしまして、もちろん国から認められましたSDGs未来都市であるとか脱炭素先行地域であるという、また教育におきましては加西STEAMを初めとした教育の3本の矢であったり、平和遺産、気球による空がつなぐまちづくりなどといった多くの魅力というか、PRポイントを持っております。 短期集中的に取組むべき直近の課題としては、人口減少に直結する住宅施策とか子育て支援施策が、重要であると考えておりますが、今申し上げましたようなところについても、様々な媒体を活用してPRに努めてまいりたいと考えております。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 部長からも答弁がございましたが、子育て世代にやさしいまち以外にも、自然が豊かであることや歴史深いところが多々あると思っております。その中でも子育て世代にやさしいまちは、より際立たせて特色としていくということで把握をしました。 同僚議員からも加西市の魅力発信について質問がありまして、それほど今の加西市にとって発信PRを強化していくことは、重要であることが分かります。現在、子育て世代にやさしいまちの市外への周知については、公式ウェブページがあって各施策掲載や漫画でのPR、先ほど説明がございましたがPRもされておりますし、加西市公式インスタグラムでの発信もされていると把握しております。 公式インスタグラムでは動画での発信も始まっておりまして、定期的に情報を発信されていることから、周知に向けて努力されていることが伺えます。しかし、公式インスタグラムの情報の3分の1が、観光の内容に寄っているんではないかなというふうに感じておりまして、定期的に情報を発信する上でそのネタを探すということは、なかなか大変だということは一定理解するんですが、もう少し子育てをイメージできる情報を発信できないかと感じております。 例えば、子育て施設の紹介であったりとか、地域の子育てサークル、親子イベントの紹介、小中高校の取組みなどを取り上げることなどが考えられます。その点についてお考えをお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 市外の子育て世帯へのプロモーションについては、議員もよく御存じのようにグーグルなど検索ワードと連携した広告表示や相手の興味関心に合わせたSNSへの動画広告の配信を行いまして、AI学習による解析を行いながら、ウェブ広告の運用配信を行っております。 市役所1階等でも御覧いただけると思いますが、当施策のプロモーションのための動画を作成しており、今でいう20から39歳といった層をターゲットに専用のホームページに誘導します。現在こういった動画が60万回以上再生され、他の自治体のPR動画と比較しても、もう本当に再生回数的には群を抜いておるという現状がございます。 ただ、先ほど言われましたような呼び込む元記事、特にインスタなんかの中では、観光に片寄っている部分というのの御指摘がございました。結婚を機に転出するのもございますんで、そういったところも考えながら、議員御提案のような媒体はSNSですんで、どこまで使えるか使えないかっていう御協力なり配慮なんかもしながら、検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 部長からも答弁がございましたが、公式インスタグラムはあくまでこれ入り口というところになってくると思っております。そこからウェブページであったりとか、ホームページに飛んでもらう必要があります。そうしたオンライン上の戦略を考えていただき、市外への周知を図っていただきますようお願いいたします。 そして、本市はSDGsや脱炭素の取組み、起業創業、文化伝承のことなど様々な施策に力を入れていますが、まだまだ市民には浸透していないというふうに感じております。 子育て支援についても、市民から喜ばれている声やそれによる子育て世代にやさしいまちとしての雰囲気づくりを進める必要があると感じております。子育て世代応援ガイド2024が今年4月からホームページに掲載され、見れるようになっております。市民への周知に向けて、このガイドの活用を進めていただきたいんですけれども、どのような活用をされるかをお尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 市民の皆様への周知についてでございます。昨年度、子育て関連施策の認知や住民評価に関する調査を行いましたところ、その結果、ターゲットである30代既婚者子育て世代での認知や評価は、非常に高いという議員もおっしゃっていただいたところなんですが、20代とその親世代である40代、50代、未婚者での評価が低く、これからターゲットとなり得る世帯への魅力発信が課題となっております。 今後も先ほど説明しましたウェブ広告に加えまして、子育て応援ガイドや母子手帳アプリを活用しながら魅力発信、周知拡大を図り、子育て応援ガイドについては出生時、転入時に配布するほか、行政機関、商業施設での配布、商工会議所を通じた市内企業への配布等を行ってまいり、さらなる子育て世帯への情報発信はもちろんのこと、これから親になる世帯への情報発信にも積極的に取組んでもらいたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) その加西子育て応援ガイドについては、市内の各所で配布されるということで御答弁をいただきました。 私からは一点提案がございまして、親子で参加できる既存の市内イベントで、子育て世帯にやさしいまちをPRするブースを出すことは考えられないでしょうか。そこで今回のガイドブックを紹介したり、子育ての親が相談できる場づくりであったり、子育てサークルの紹介をするなどをすることで、市全体で子育て世帯にやさしいまちを目指しているということが伝えられるのではないかなと考えます。その点についていかがでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 御要望の親子向けイベントについてですが、子育て中の親子への情報発信や相互の情報交換の機会となるため、積極的に実施すべきであると考えております。 加西市ではねひめキッズ、ぜんぼうキッズ等のつどいの広場事業、各こども園での子育てひろばの開設、誰でも通園制度、アスもの運営、そのほかSDGsフェスタやSTEAMフェスなどのイベントを通じて、交流機会の創出、情報発信に努めているところでございます。こちらにおきましても、そういった情報発信に努めていければというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 次に、大項目二つ目の空き家、空き店舗問題について聞いてまいります。空き家については総務省の5年に1度の住宅・土地統計調査にて、全国の空き家戸数は900万あり、これは過去最多で30年間で2倍になったと各種メディアにて取り上げておりました。空き店舗についても、人口減少と高齢化が進む中で増えていると感じております。空き家や空き店舗について活用できるものは活用し、地域のにぎわいづくりや活性化につなげていくべきだと考えます。 そこで、まずは空き店舗から取り上げます。本市の補助メニューとして空き家補助活用補助制度、空き店舗活用補助制度があります。空き店舗を活用促進するための制度ですが、この制度がいつから立ち上がり、どれだけ活用がされてきたのかをお尋ねいたします。またあわせて、具体的どのような店舗ができているのか教えていただけますでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 加西市
空き店舗活用補助金につきましては、平成27年度より実施をしております。27年度からですので、令和5年度までで9年間ということになるんですけれども、令和5年度末時点で38店舗を活用いただいて約4,500万円程度の補助の実施をしております。 どのような店舗に活用されているかというところですけれども、飲食店が最も多くて、それ以外では美容院が2番目に多いです。また、
福祉サービス系の施設であるとか英語教室、またフィットネスクラブなどの店舗というか、業態への活用もございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 私が知っている方では、企業創業のスタートアップ支援事業補助金を利用して、空き店舗を活用された方もおられます。空き店舗活用補助制度以外の補助制度によって空き店舗を活用した事例があれば、教えてください。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 御指摘のように加西市起業・創業スタートアップ支援事業補助金を活用されて、空き店舗をリニューアルされたという事例もございます。これにつきましては6件ございます。これも飲食業が多いんですけれども、こちらについても美容院とか、変わったものではボクシングジムみたいなものにも活用をされております。 そのほかには空き家活用支援事業補助金、これは県の補助金ですけれども、これを活用されて
福祉サービス事業所を開設された例もございます。また、過去には地方創生推進交付金を活用いたしまして、旧北条地区の再生を目指してまちなか春陽堂、おちゃのま、はりまのちっちゃな台所、HOJO MACHI HOSTELなどの空き店舗を活用した取組みも実施しております。 また、令和5年度にはデジタル田園都市国家構想交付金の地方創生タイプを活用しまして、空き家改修によるお試し居住施設2か所ということで、ちょっと空き店舗ということではないんですが、御紹介いたします。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) ただいまの部長からの答弁では約50店舗ぐらいですかね、空き店舗、空き家もあると思うんですけれども、活用されて事業をされているということでした。先日、建設経済厚生常任委員会で広島県尾道市の空き家再生プロジェクトを視察してまいりまして、尾道市は空き家を活用しての移住者も多く、移住された方が空き店舗を活用されて魅力的なお店をされているということが多く見受けられました。 実は私自身、7年前にも尾道市には視察に行っておりまして、その当時の加西市で空き店舗を活用して事業を起こしていくための参考として伺いました。それから振り返りますと、本市でも7年前より多くの空き店舗が活用されるようになったと感じております。本市は空き店舗の活用やそれに伴う起業の支援メニューが充実していると感じておりまして、空き店舗活用の事例が増えてきていると感じております。 その現状を生かして、本市で起業を起こせばこうした空き店舗の活用方法ができるということをPRしていっていただきたいです。活用された空き店舗と補助メニューを紹介するウェブサイトもしくは紙媒体を作成し、起業相談に来られた方や移住定住の御相談会にて紹介ツールとして活用できないでしょうか。そういったことは考えられないかお尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 新事業の起業や創業は雇用経済成長、技術革新、地域経済の活性化をつくり出します。また、空き家、空き店舗活用事例の好事例を一元化にPRする、併せて補助事業のメニューを紹介するということで、空き家空き店舗のストックの活用の推進やとか地域の活性化へ有効に寄与するということになると考えますので、前向きに検討してまいりたいと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) そして、もう一点提案なんですが、幾つか活用できそうな店舗を決めて、そこをどのように活用できるか提案してもらうコンテスト、もしくは話合いの場を開くことはできないでしょうか。そして、そのよいアイデアに対して市から改装だったり、設備の支援を行う。これから何か取組む方にとっては空き店舗の情報を知り、うまくいけば支援を受けられる。市としてはよい活用事例を排出し、空き店舗活用のPRにつなげていけると考えます。いかがでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 御提案ありがとうございます。デザインコンペとかエリアプラットフォームでのアイデア出しみたいなことも、御提案の中にあったかと思います。この件につきましても事例研究等も行いまして、検討してまいりたいと考えます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 続いて、空き家の活用に向けて聞いてまいります。本市では2018年に空き家バンクを開始されております。約6年間で何件の成約があったのでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 空き家バンク制度につきましては、平成20年にその制度を開設いたしておりまして、途中でサイトをリニューアルしたこともあるので、少し件数については、一番当初から言うとちょっと数字的には全体で新規登録件数が215件ございまして、その結果、成約いただけたのが129件という形になっております。 今、空き家を活用したいという希望者のほうの利用の登録者数については、646人ということになっております。6年3月末時点での有効登録者数については228人ということで、物件数、登録者数ともに数多く利用していただいているという状況でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 物件の登録と希望される方の登録は、好調であるという説明だったんですが、本市における空き家バンクの特色として、オンライン内覧というものが考えられていたと思います。この空き家バンクのサイトを拝見する限り、今そのオンライン内覧ができる物件が少ないというふうに感じたんですが、現状はどのようになっていますでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) オンライン内覧につきましてですけれども、オンライン内覧自身は360度カメラによる、空き家バンクをオンラインで見渡していただけるというもので、コロナで7件ホームページ上にアップし、成約に結びついたもの及び取り下げたものを除いた1件が現在、御利用いただける状況となっております。 オンライン内覧は新型コロナ感染症対策ということで、現地において内覧がしにくいということで始めた制度でございます。しかし、新型コロナウイルス感染症は5類に位置づけが変更となって、件数の追加もなく、現在利用可能なのは1件ということでとどまっておりますけれども、要望や必要があれば件数を増やすことは実施していきたいというふうに思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) こちらのオンライン内覧については、当時の担当の職員からもちょっと特色といいますか、お勧めということで聞いておりましたので、成約もしっかりされているということだったので、とはいえ7件なんですよね。なので、今後続けていかれるのか。オンライン内覧1件だけだとちょっとこう寂しい気がするので、しっかりとその方向性は示していただいたほうがいいかなというふうに感じておりますので、よろしくお願いいたします。 続いて、空き家改修補助制度についてお尋ねいたします。空き家バンクを利用された方で、空き家改修補助制度を利用された割合が分かれば教えてください。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 直近の令和3年から令和5年ということで申し上げたいと思いますが、成約が82件ございます。そのうち空き家改修補助制度を利用された方は23件ということで、約3割弱ということになってございます。年度によっては利用割合にばらつきがありまして、またあと登録される物件の状態によりましても利用者の有無がございますので、それで一定ばらつきがあるのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) また空き家対策として、県と連携して加西市古民家再生促進支援事業というものもございます。こちらの実績として、ここ数年の支援件数を教えてください。空き家バンクと連携できているのかについてもお尋ねします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 古民家再生促進支援事業補助金につきましては、空き家となった古民家を地域資源として再生するというところで、古民家の有効活用と地域活性化を図るということで、県が補助してくれている制度でございます。令和5年4月から始まって、今年度まで1年経過した時点での活用実績についてはございません。申し訳ないです。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) ここで提案なんですけれども、先ほどの空き家、空き店舗活用と同様に、空き家バンクを通して支援制度を活用された事例をモデルとして取り上げたウェブや紙媒体を作成して、なかなかその古民家再生促進支援事業も活用されてないということなんですが、しっかりと活用していただけるように、本市における空き家の活用とそれに関わる補助メニューの発信を見える化してはどうかなというふうに考えております。 移住定住の相談会などでも活用していけるかなというふうに考えております。市の見解をお尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 空き店舗と同様空き家の活用についても、一定その実績が積み上げられてきたところでございます。空き店舗と同様、好事例についての御紹介であるとか、あとその補助制度についての御案内などを一元化したような資料作成、もしくはウェブ上の紹介なども検討していけたらなと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) ぜひ検討をよろしくお願いいたします。 次に、大項目三つ目の学校施設跡地の活用についてお聞きいたします。このテーマについては、昨日も同僚議員から質問がございました。重複するところは割愛して質問いたします。 まず、学校施設跡地の活用に至るまでのスケジュールについてですが、昨日の説明ではニーズ調査を含めた企業へのヒアリングと並行して、地域の意見を聴いていくとのことでした。そして、その後、学校ごとに活用の案を市のほうから提案し、そこから管理をする事業者や団体が決まっていくとのことでした。その理解でよろしいでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 先ほど議員のおっしゃられましたとおり、スケジュールにつきましては9月をめどに事業者に対する意見調査を始め、同時に学校跡地活用の先行事例も含めて進めてまいりたいと、それと同時に地元のほうへの意向調査も並行して行っていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君)
タウンミーティングで配布された資料には、統合の約半年前までに学校施設跡地の活用案を取りまとめると記載されておりました。学校の統合が進む中で、それと並行して学校施設跡地の活用について話を進めていくことは、地域にとって負担が大きいのではないかなというふうにちょっと感じました。また、統合の半年前までに案を取りまとめるとのことですが、泉地区の場合はあと1年で検討することになります。この案が統合の半年前までにまとまらない場合の対応も、考えておられますでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 目標としましては、先ほどおっしゃられましたとおり半年前の提示というところを目指していくんですが、先ほどおっしゃられましたとおり、泉地区の3小学校については1年半もありませんので、既に資料収集に取りかかっておるところでございます。基本的な考え方でお示ししているとおり、事業者への聞き取り調査で大きな課題が見つかった場合は、市が管理を続けて、継続的に活用方法を検討する必要も生じる場合もあろうかというふうに考えます。 その場合は、一定ちょっと提示が遅れる可能性もございます。市としても民間活用を基本としながらも、地域の意向とのマッチングやその学校の位置、現状、地域の状況と将来予想などを踏まえて、地域との調和を保ちつつ、目先の課題にとらわれず長期的な視点で、継続的な地域づくりに資する活用を探したいというふうに考えております。 したがって、半年前の提示をめどに精いっぱい努力してまいりますが、よいプランが立たない場合は少し時間を頂戴するということも、そういう可能性も含めて御理解をいただきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 続いて、学校施設跡地の活用についてなんですが、西在田小学校と日吉小学校について市提案の活用イメージが出ておりました。この活用イメージの中で本市がこれはやっていきたいというものがあれば、教えてください。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君)
タウンミーティングで二つの小学校を事例にイメージを提案させていただきました。長期的な視点においては、持続可能な地域をつくるというところが非常に重要と考えておりまして、そのためには若い世代が住む場所と多様な働く場所の確保が、最重要というふうに考えております。学校施設跡の条件を考慮する必要はありますが、グラウンドを使った住宅地と校舎を使った事業所、特に若い世代の方がスタートアップを図れるレンタルワークスペースなどは、積極的に用意したいというふうに考えております。 また、持続可能な地域づくりには、住民の皆様の絆を深めることも重要でありまして、にぎわいが生まれる場所をつくっていく必要性があると考えております。にぎわいスペースも若い世代が運営すれば、より望ましい形になろうかというふうなことも思っております。これらの用途がどの学校施設に適するか否かは、今後の調査の中で検討を行うことになりますが、それぞれの用途の配置も含めて需要を見極めつつ、地域の意見を聞きながら検討していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 部長の答弁からニーズを見極めつつという言葉がございました。この施設跡地の活用案については、社会のニーズを捉えて活用することで、持続可能なものにしていけると思ってますし、企業に意見をしっかりと聞いて、その上でアイデアを出すことについては、賛成をするものです。一方で、地域住民の意見もしっかりと反映をさせていただきたいと考えています。小学校がなくなり地域性が薄れることが懸念される中で、この学校施設跡地の活用は地域の核となる施設としていくことも可能です。 そのため、多角的に検討していただき、より良い案を作成できる体制を取っていただきたいと考えます。案を作成するに当たって、専門家を入れるのかなども気になるところです。今後どのような体制で活用案を作っていかれるのかをお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 先ほどにお答えしたような中にもあったんですが、まず先行して民間需要や先行事例の調査を市が主体的に進めていきたいというふうに思っております。一定の整理が済み次第、たたき台的な案を複数提示しながら、区長会は当然ですが、スポーツクラブ21などの学校施設を利用している団体でありますとか、PTA、その他関係団体との意見交換を始めて、案をブラッシュアップさせていきたいというふうに思っております。 検討のため市からお声がけをして、住民主体のまちづくり協議会などの立ち上げは、御負担というところもあろうかとは思うんですが、そういうところも考慮いたしまして、今の段階では考えてはおりませんが、もし地域のほうからそういった協議会の立ち上げも自主的に検討するというようなことであれば、もちろん歓迎したいというふうに考えております。 たたき台の案については、
タウンミーティングでお示ししたイメージというような形で、まちづくりの視点から見た最適解を探り、施設管理者である市のほうからまた積極的に提示していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 体制については区長会、PTAなどに意見を聞きながら、地域から要望があれば協議会を立ち上げることも歓迎するという説明でした。 先日、ふるさと創造会議のメンバーとちょっと話をする中で、学校の跡地の活用についてふるさと創造会議内でも話をしていく必要があると、まだこれ結論は出ていないんですけれども、意見として出ておりました。積極的な意見や活動がある場合、ふるさと創造会議にも学校施設跡地の活用案の作成に関わってもらうほうがよいというふうに考えるんですけれども、それは可能なんでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 地域との意見交換を行う対象の組織として、ふるさと創造会議は重要な組織と考えております。組織の目的、活動が違えば、学校跡地の活用に対する意見も違ってくると想像しておりますので、多様な団体に組織等意見交換ができればというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 続いて、管理者についてですが、昨日の答弁の中でも触れられていたように思うんですが、確認のためにお聞きいたします。管理者については民間事業者以外で、NPO法人や自治体と民間事業者の共同運営なども考えられますでしょうか。お尋ねします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 施設跡地をどのように活用していくかは、目的によって管理の形は変わっていくと考えますが、仮に事業所にするとなれば、管理は民間事業者となるのでしょうが、学校施設を賃貸として校舎をレンタルスペースとして貸し出すような形を取るのであれば、例えばNPO法人などもその管理者に当たる、そういった可能性は十分あるというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 今後どのような活用案が出てくるかにもよるということだったんですが、学校施設跡地の活用を支援するメニューも考えられるのか、その可能性についてもお尋ねをいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 施設跡地の管理運営や事業に係る支援メニューというお尋ねですが、まずは現行の制度のうち使えるものがあるか整理を行っていきたいというふうに思っております。 市独自の新しいメニューの検討につきましては、学校跡地の活用において効果を上げるために、必要か否かを議論した上での判断をしたいというふうに考えております。他市町の事例も調べて効果が出ている、必要性があると認められるものにあっては、そういったところを参考に検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) 最後に管理者の探し方についてです。幾らよい活用案ができたとしても、ここがネックになってくるというふうに感じております。 管理者の探し方として、文部科学省が廃校活用推進のために、みんなの廃校プロジェクトというものに取組んでいることは御存じでしょうか。この取組みは活用を希望する廃校情報をホームページで公表し、廃校を使ってほしい自治体と廃校を使いたい企業等への情報発信、マッチングが行われているサイトです。市としては管理者の探し方については、どのようにお考えでしょうか。こうしたサイトの活用も検討されますでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 他市町の学校跡地の活用事例において、うまくいかない事例も多数あるとお聞きしますし、長期間活用方法が定まらないケースも見受けられております。一般的にサウンディング調査で需要や事業者の意向を確認した上で、プロポーザル方式での提案を募るという方法が多いのですが、合計8校の跡地利用を進めるため、待つのみではなかなかうまくいきませんので、積極的なアプローチをしなければ難しいのではないかというふうに考えております。 跡地活用の方法は多岐にわたり、住宅地、事業所、福祉施設、学校宿泊施設、地域のにぎわいスペース、都心部においてはショッピングセンターになることもあるなど、多種多様で考えられる全ての用途の可能性がある反面、人口が少ない地域では需要面での課題もございます。人口や市街地との距離など、本市の学校施設跡地の状況と近い事例を参考に、できる限り多くの業界、多くの情報を持っている金融機関や不動産事業者などをあたり、情報収集に努める次第です。 また、先ほど御指摘のありました文部科学省のホームページに公開されているみんなの廃校プロジェクトの中に、活用事業者の募集を行うページがありますので、そちらのほうも積極的に活用していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 下江議員。
◆5番(下江一将君) これから多くの学校施設跡地の活用について検討がされていくということで、多角的にしっかりと企業のニーズもリサーチしていただきながら、地域の市民の声も聴いていただいて、その地域に合った拠点であったりとか、活用を進めていっていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上で、一般質問を終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく5番下江一将議員の一般質問が全て終わりました。 ここで昼食のため休憩といたします。再開は13時15分、13時15分でお願いいたします。 12時10分 休憩 13時15分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして、本会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。12番森元清蔵議員。
◆12番(森元清蔵君) 通告に基づきまして一般質問いたします。1点目は、当庁舎の増築についてであります。3月議会におきまして実施設計予算が1,500万で通ったわけでありますが、基本的なところでまだ納得いきませんので、再度お聞きをいたします。 まず、一つ目は基本構想とか、基本設計について、そもそもからお聞きしたいと思います。基本構想については、2月14日の総務委員会のときに説明がありまして、そのときに基本構想と基本設計ということで説明があったのですが、5行余りの中身で基本構想という説明がありました。こうした中で基本構想とか、基本設計というのは、今回本当に基礎からできているのかということを私は問題にしたいわけであります。 やはりものを建てるに当たって、35億の出費をするのでありますから、その必要性なり、それからいろんな調査に基づいて、基本構想を立てて、それから基本設計にいくべきものだと思っております。そういった意味で、今回基本構想、基本設計についてはどういうふうにつくられたのかをお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) こども家庭センターの議論につきましては、令和4年6月の児童福祉法の改正を受けまして、令和4年の秋頃から福祉部局を中心に行われてまいりました。その中で分離運営か、集約するのか、庁舎または福祉会館等でのスペースの確保等を含めて検討がなされてまいりました。 検討の中においては、令和5年8月には、先に施設整備を行われております小野市と西脇市の視察も行う中で、最終的には集約して運営することが、今後長い目で見た場合に市民サービスの向上につながるものというふうな結論に至っております。 基本設計、基本構想につきましては、令和5年9月初旬から附属棟に機能移転する部署や、災害本部など設置する部屋など、関連部署との協議を重ねながら、建設課で図面を作成し、配置や平面図について作成しまして、2月の閉会中の委員会でお示ししたところでございます。作成いたしました基本図面などの図面や資料については、建築課のほうで冊子にして保管を行っておるというふうな次第であります。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) そしたら、2月14日に示されたのが基本構想なんでありますか。その中に書いてあるのは、今までの家庭センターの必要性の問題で、母子健康機能と児童福祉機能を1つの窓口ですることによって一体的に相談できるという協議をしておりましたということで、そういう文章が基本構想として書いてあるだけなんですが、これが基本構想なんですか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 基本構想、基本設計におきましては、もちろんその必要な面積でありますとか、その中に入る部局、また職員の数等々を勘案いたしまして、必要な面積でありますとか、その中に必要な会議室でありますとか、健診室でありますとか、そういった必要な機能はどんなものかを含めて検討をして図にまとめております。 以上で、そういった検討を含んでおるということでございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 再度聞きますが、基本構想として文書化としてはなされていないんでありますか。通常、病院を建てるにしたって、委託をしながら、いろんな調査に基づいてどこに建てるべきか、どういう規模にすべきかということで、調査をして、文章化をして、基本構想として検討するものですよ。それを今回文章化をされているんですか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 協議の記録でありますとか、それまでの過程の図面とかは建築課のほうで冊子に資料としてまとめております。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) ということは、やっぱりかっちりした文章化はされていないということですね。だからこれ今回、いろいろ答弁がくるくる変わっているんですが、そもそもこれは基本構想としては、庁舎の増築の基本構想だと思うんですよ。庁舎を増築するに当たって必要かどうかということであって、その中に今回はこども家庭センターを作ることと防災センターを作るということをいれているんですが、やっぱり全体は庁舎が今、手狭であって、増やさないといけないという、そこが基本であって、基本構想がされるべきものだと思うんですよ。 しきりに今の庁舎では狭い狭いと言われていましたが。だからどこがどう狭いのか、現状の中でやりくりをしてもできないのか、いろんなそこら辺の検討をしたことを基本構想の中で文章化しながら、みんなにまたこれからも検討してもらうための構想なんですよ。 だから、それは答弁で5年の12月のこの議場の中で言葉として説明がされただけで、結局文章化されていないから、はっきりいってしてないわけです。そこら辺の基本構想ということのやっぱり位置づけが本当になっていないのではないのではないかと思うんですが、再度お聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 庁舎全体の活用というふうな点におきましては、まず子育て支援課のある1階の南側の執務室の状況などは、非常に窮屈な状態でありまして、それで職員の移動にも苦慮しておるというふうな状態でありまして、そういったことを勘案したり、庁舎の会議室の使用状況、ほとんどなかなか予約が取れなくて、それこそじゃないですけども福祉会館でありましたり、市民会館の貸館を利用しての会議も行われとるというふうなこと、またかつては健康課が福祉会館へスペースの関係から福祉会館へ移動したというふうなことも勘案しまして、今、現庁舎の中で一括の事務をするスペースが確保できないというふうな結果から庁舎の増設がしなければいけないというふうなことに結論に至っておるというふうな次第です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 今は、こども家庭センターの必要性について述べられました。このこども家庭センターについては、国のほうで令和6年度中に作りなさいという方針がありますから、これは作っていかなければなりません。それを作るに当たっては、そしたら今の庁舎を増築するのか、福祉会館の中でやりくりができるのか、その検討もやっぱりされた上で、福祉会館では絶対だめだといういろんな根拠をもとに建てなければいけないという結論が出てくると思うんですよ。だから福祉会館でやれないかという検討は、どのようにされたんですか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 福祉会館にも、御存じのように会議室というのはございます。ただ、そこの会議室の利用状況を見ますと、稼働率的には70%ほどでございますので、その一室を何らかの形に、執務室に変えるというふうなところも難しいというふうなところで、福祉会館での運営もなかなかというふうなところの検討はいたしております。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 私は、今回福祉会館の図面もいただきまして参考にさせてもらって、福祉会館を見てきたんですが、立派な部屋がたくさんありまして、1階でいきますと今、大会議室があって、今健康課が入っている棟から南といいますか、第2棟のほうなんですが、そこには今、なゆたさんが使っておられます児童発達室があったり、それからその横には加西タイムケアということで大きな部屋があったり、そもそもあそこの第2棟に入るところには、赤ちゃんステーションということで、立派な受付もあるんですわ。もう建ててからいっぺんも使ったことがないような立派な受付があります。 そして2階にいきますと健診室ということで部屋があるのと、それから児童療育室として使っている部屋が大きなものがあります。それぞれのところに研修室ということで小さな部屋もあります。 だからこういった福祉会館の大きな部屋もありますし、これを利用して、ここにこども家庭センターを作るということだって十分に考えられることです。 そして、また今から聞くんですが、結局中途半端な形ですることによって、今まで順調にやっていたことが、建物を建てることによって結局完全なものでならなくて、中途半端な形になるように思えてならないわけでありまして、福祉会館のこういう部屋も使いながら、ここにこども家庭センターとして機能をするような体制を考えることはできると思うんですよ。それをどれだけ検討されたかということをお聞きしたいんです。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) もちろんそういったスペース的なところの検討もいたしましたし、福祉課といたしましては、極端な話ですね、今の福祉と機能を向こうへ動かすことによって、そのほか市民課の事務でありますとか、例えば住民票の発行でありますとか、そういったいろんな諸事務との関連も非常に深い中で、こども家庭センターを向こうへ作るというのはなかなか難しいというような議論もなされております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 結局議論されたと言われるんですが、結局必要かどうかと、議論を市民と共に議会もそうなんですが、議論をするに当たって、判断材料がやっぱり整っていなんですね。そちらは狭いとか、必要だとか言われますが、やっぱり判断をした根拠を示してもらって、それをもって必要かどうかという議論ができていくわけですよ。 だから私が福祉会館を使って、こういう絵を描けばできますよということはなかなか言えません。だからある程度そちらがそういった検討もしたという結果を示して、私たちに説明をしてもらう中で、それを材料にして検討できるわけで。その材料が全くない中で、ましてや市民にしたら本当に分かりません。どれだけこどもセンターのために部屋が必要になって、どう便利になるか、職員がどれだけ狭いかというのは分かりません。そういったことは文字なり、統計でもって示してもらってこそ判断できるわけで、そこがやっぱり抜けているから常に疑問が残るわけですよ。 だからそう思われませんか。だから本当に市民の理解を得よう、議会に理解してもらおうと思えば判断材料を出して示してもらわないとやっぱり判断できないことですよ。そちらがいくらこれで大丈夫ですと言われたって。その材料を示すのがやっぱり基本構想だと思うんですね。そう思われませんか。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) そうですね、我々の中におきましては、福祉部を中心に、そういった機能の集約の必要性、スペース的な庁舎管理のほうにおいてのスペース的な検討は十分行っておりまして、最終的にそれをもって12月議会に提案させていただいたんですけれども、これにつきましては、本当に準備不足で御迷惑をかけたというふうなことがあったんですけども、それ以降2月の閉会中の委員会でありますとか、3月議会でも御議論いただきましたし、それ相応の判断材料は示させていただいたというふうに思っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) もう一つ言いますと2月14日の総務委員会で私は質問したんですが、市長の答弁の中でいろいろな中で市長としては、この前の芝生広場に庁舎は建てられることが分かったから、もう福祉会館で建てるようなことは一切考えませんというふうな答弁をされております。だからまず建てられるということで、市長としてここに建てようという決断があって、それでもって福祉会館でどうこうするというような話は飛んでしまって、結局建てたら、その中で福祉課としてはどういうふうにしたらいいかということが議論されただけであって、まず建てることを市長が決められて、それでスタートしたように私はその答弁からして聞いたんですが、そもそものそこは間違いというか、出発点が違うんではないかと思うんですね。 こども家庭センターを建てるに当たってどう便利のよいものつくるかという、そしたら場所をどこにするかということが検討できるわけで、まず場所ありきで、建てるということありきでやったからいろんなことが、私は矛盾と思ってるんですが、起こっているんではないかと思うんですが、そこはどうだったんでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 副市長。
◎副市長(井上利八君) 今回の付属庁舎の建設の一番の目的というのをまず御説明させていただきます。それは現庁舎、現庁舎の中の状況、要するに各執務室を見ましても、非常に手狭な中で職員は仕事をしています。そして、休憩室もないような状況の中での職場環境というのも大きな問題と考えております。それをいかに改善するかというところで新しく作ります庁舎と、そして現庁舎を一体的に考えて、職場環境の改善と、そして一番は市民の方の利便性を向上させるというところを考えまして、増築庁舎を建設していこうと考えているところでございます。 その増築庁舎の中に、今度はこどもサポートセンターが入るとか、または防災センター機能が入るとか、または不足しています会議室を入れるとかという形の中の設計をつくったところでございます。今、言いました内容が、基本構想的な内容ということで、御理解いただきたいと思っています。 この今、言いました内容を基本としまして、増築庁舎の建設計画を今進めているという状況でございますので、まずは一番はやはり現庁舎の状況を確認してもらいたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) その観点で2点目の質問になるんですが、今後増築したとして、そしたらどれだけのスペースができて、どれだけの改善がされるのかという面積的でもよろしいわ。増築することによって今の現庁舎の中で、困っている人たちがどれだけの面積が確保できて、配置がよくなって業務が効率よくいけるという絵が描けているんですか。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) 現庁舎の中で、どの部署をどの場所へ移動させるか、または新しい庁舎にどの部署を入れるかというところで今検討を入っております。それを見ていきますと、かなり業務改善ができるというところも確信しておりますので、その辺の今作業をしておりますので、それができた段階で、また市民の方または議員のほうにも報告をさせていただきます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) これもちょっと私が疑わしく思うのは、1つは今、新しく増築した中の2階に療育室というのが確保されておりました。それがいろんな議論の中で公聴会のときには会議室という名目に変わっています。会議室に。だから本来執務室が必要なら、会議室ではなくて、それなりの窓口のあるような形になるわけで、結局必要性の問題は分からないから会議室になっているということだけであって、どういうふうな形のものにするかというのはやっぱり向こうの本庁舎の中で、どんな部屋が足りないかということで、もしも療育室がのくならこういう部屋をするということで詳しいことが出てくると思うんですよ。 それが、療育室がなくなったときに会議室という名目でやりましょうと、広さもどうそれを使っていくかという、使い方によっても部屋のつくりは違うでしょうし、それが絵が描けないまま、急に変えてしまわれると、そこが不安でならないんですよ。 やっぱり基本構想の中で、こういう部屋がほしいと、こういう形で部屋のつくり、それから基本計画も作っていくべきであって、そこが基本がなってないと思うんですよ。そこがどういうふうな観点でああいう形ですぐに変えられたんですか。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) まずは、療育室がなくなったという点につきましては、これはいろんな関係者の方とお話する中で、療育に関わる方の子どもさんの環境を変えると、やはりその子どもさんに対してもある一定程度の影響が出てくるというところで、それは今現在療育をやってます場所に、そのまま継続しておいたほうがいいということで、そういう判断のもとで療育室は現在のままおくということで、そして新たに作ります庁舎の中から療育室を省きました。 そして、そのあとの利用でございますけれども、これにつきましては会議室ということで表示はしておりますけれども、多目的に使うような部屋ということで御理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 療育室の問題は、また後でちょっと扱いたいと思います。結局そこら辺の庁舎の中で、どれだけのスペースが確保できたらいいのかというそこら辺の基本的なところが全然見えないんですね。 それから、もう一つは議論に出ています防災センターのあり方についても、補助金があるから防災センターをつくったようなイメージでしか受け取れないんですよ。この計画がなかった時点では、発電機の予算まで立てて、いざのとき用の電源の確保ということで考えていたようですよ。 だから本来本当に必要だからじゃなくて、建てるということ前提で、そしたら補助金をもってくるには防災センターをしようという発想になったようにしか聞こえないんですね。そこら辺の基本構想を問題にしたいと思います。ここがなってないから、これからも使い方の面でどれだけ便利になるかというのが本当に見えてこないんです。それは指摘しておきます。 それから次に2点目に移ります。市民の意見の反映についてなんですが、結局市民にすれば、なぜ必要なんかと、人口が減っている中で、もっとデジタル化の中で、仕事の仕方、部屋の作り方の中で、このままでいけるんじゃなという声もあります。なぜ必要なんかということも公聴会で言われましたが、十分に納得いくような話にはされておりません。結局そういうやっぱり市民の意見をどれだけ聞けているかということを問題にしたいと思うんです。 まず1点目は公聴会の問題です。5月31日に10時から11時まで開かれまして、9人の方が参加されました。いろんな意見が出ましたが、その中の一つは、小野へ見に行かれて、小野の立派なものを見て、加西が35億で本当に中途半端というか、こんなんではだめだと、本当に小野のようなものをしようと思ったら、庁舎全体を本当に建て直すぐらいな気でつくってほしいという意見も出ました。 それとか、今の庁舎の中でもっと使い方を工夫したらどうかという意見も出ましたし、35億の使い方についても、もっと市民生活に使ったらいいのではないかというそういう市民の声もまだあります。こういった声をどういかしていくというか、疑問に答えていくかということなんですが、公聴会はどういう観点で開かれたんですか。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) 公聴会で出ました意見の中に、やはり財政的なところに対しての御意見が結構多かったと思っています。 それと、あと全ての方が反対ではなくて、つくるんであればよりよいものをつくってほしいという意見もございました。全体的には反対意見も多かったんですが、よくよく聞いてみますと建設的な意見もあったんじゃないかというふうには考えておりますので、その中で財政につきましては、10年収支も見越した中での建設計画を作っておりますので、そこは財政的な心配はございませんというところは、ちゃんと説明したつもりでおります。 そして、公聴会自身も名称は公聴会でしたんでちょっと違和感があったんですけども、基本的には意見交換会という形でさせてもらっておりますので、そこは市民の方を聞く姿勢をもって開催したというふうに思っております。 あとは今後の意見聴取につきましては、今現在、市のホームページのほうにも、広報を通じましてQRコードに載って意見をまとめておりますので、その中でも今現在でも結構多くの意見が来ております。その多くの意見をできるだけ反映できるようにしていきたいというふうに考えています。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) そのこともこれから聞こうとしているんですが、広報の6月号で意見募集ということで書かれております。庁舎付属棟に関する意見募集ということで、意見を求められまして、これも6月5日から18日間だけでございます。果たしてどれだけの人が関心をもって答えてもらえているか分からないですが、現状としてどんな声があがっているのかお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 現時点での意見ですが、約60件あまりの意見をいただいておりまして、その中では要望といたしまして近い駐車場の整備でありますとか、濡れない形の通路、キッズスペースの充実、待合室の確保、授乳室やおむつ交換台の設置、子ども同室トイレの要望や階段の近くに健診会場をおいてほしいなどという具体的な意見をいただいておるところでございまして、こういったところも考慮しながら設計を今後進めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 今回の一般質問の中でも今後まだ物を言いたい人がいる中で、そういう意見を聞いてもらえるんかということもありましたが、実施設計が迫っている中で、それも難しいという答弁もありましたが、結局まだ市民にしたら疑問の声があるわけで、最終的には実施設計が今行われても、本設計の建築契約は認められなければなかなか建たないわけでありますが、それまで議論はされていくとは思うんでありますが、やはりこういうこども家庭センターをつくるに当たっては、こども家庭センターをつくるに当たっての市民の要望もありますでしょうし、そういった声をやっぱりよく聞いて、基本構想なり基本設計の中で入れていくのが基本だと思うんですよ。 もう実施設計に入って、じっくりと聞くというところには段階的は違うと思うんですね。基本設計の中で、それまでにここを使われる人の声を聞いて、どれだけ便利になっていく要望があるのかということを聞いた上で実施設計をしていくわけで、やっぱり段階が違うというか、踏んでないというか、結局35億で建てても中途半端になると思うんですね。小野のようなかっちりした形ではできないふうに思えてならないわけですね。どれだけやっぱり市民の声をこども家庭センターなら、家庭センターで使う人たちの声を聞いた上で組み立てていかないと、本当に市民に喜ばれるものになっていかないと思うんですよ。 だから今もう実績を急がれてるようですが。やっぱりここはじっくりと市民の声、本当に建てる必要がないんではないかという声にも答えていけるようなじっくりとした説明がいるんではないかと思うんですね。再度お答え願います。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) 今回の増築庁舎の中に入りますこどもサポートセンターでございますけれども、このサポートセンターを利用される方の声といいますのは、今現在ホームページを使ってアンケートを受けています。その中で多くきております。やはり今の現状を把握されての意見だと思っています。 それは今の現状は、分離型で行っておりますので、非常に不便も感じているという意見がございます。そして、先ほど建設部長が答えましたけども、雨の日でも、やはり利用しやすいような形にしてほしい。本当に利用者の方の目線での意見が非常に多くきておりますので、やはりそこは我々もそこは慎重に採用していきまして、できるだけ利用者が利便性が上がるような形にしていきたいという思いで今、設計をしております。 多くのそういう意見があるということは今現在事実でございますので、反対意見もあるでしょうが、そこはやはり利用者の方の意見を重要視するべきだと思って今現在設計をしているという状況でございます。そこは御理解いただけると思います。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) そういう面では次の問題に移ります。こどもサポートセンターの体制について結局そういう声が強いということですが、今やろうとされているこどもサポートセンターの体制について、そこの問題点なりをお聞きしたいと思います。4月からこどもサポートセンターとしてオープンするということでしたが、業務の内容と職員配置、担当の配置についてお聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 加西市では、こども家庭センターの名称をこどもサポートセンターとし、健康課が母子保健担当保健師を中心に保健師、助産師が妊娠届け時から、主に就学前までの子どもについて、母子保健と子育て支援の両面から妊産婦および乳幼児の健康の保持増進にかかる相談支援を、子育て支援課では5名の選任の専門職等が選任で相談支援を行っております。子どもの養育相談のほか、児童虐待やヤングケアラー等、福祉的に支援が必要な家庭について相談支援を行っている状況です。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) こどもサポートセンターをつくることによって一体的な相談体制ができるという目的のためにされているんですが、具体的にどういうふうにサービスが改善されるというか、そういう方向になっていくんでしょうか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) こどもサポートセンターが設置されるまでは、組織や法的根拠が異なるため、同じ対象者への支援であっても、連携・協働を行う職員に負担がかかったり、支援目的や個人情報の共有ができないため、円滑な支援が行えないなどの課題が生じることがございました。 今回の法改正で一体的な組織となり、それぞれの業務システムの共有や業務環境改善等により、個人情報の円滑な共有が可能となり、支援方針を共有することで、一体的な支援が可能となりました。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 今、言われたのは、組織的な仕組みが変わることによって個人情報とかが一体的にできるようになったということでした。これは場所的なものは別にしても今は分離型でやっていますから余計なんですが、結局こういう個人情報の扱いとかがうまくできるようになってサービスがよくなっていくということですね。再度確認をいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 情報の共有によって連携が非常にスムーズにいっているというのは感じているところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) それでしばらくは今の体制は建てるまでということですが、使っていく中でどう改善されるかということもあると思うんですが、差し当たって今、分離型でやっていることによります弊害といいますか、それはどういうふうに思われておりますか。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 同じ環境でいることで可能な危機的な空気感の共有が難しかったり、リスク管理の差が生じるなど、タイムリーな役割分担ができず、支援が硬直化する危険があるということは常々感じているところです。国のガイドラインが推奨する職員間の意思疎通を円滑にし、切れ目なく、漏れなく支援するためには、施設・場所の集約を希望するところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) そういう意味の不便さはあるということですが、これは私は建てなくてもいくんではないかと思っているんですが、それにしてもこの1、2年の間は分離型でいかざるを得ません。その間は、サービスはやっぱり十分にしていかなければなりません。 そんな中で、一方で連携をするに当たって、福祉会館を何とか使えないかというか、こどもサポートセンターの機能を十分やっていくための最低限のやっぱり部屋の確保といいますか、そういうことだって考えていかなければならないと思うんですよ。全てのことが窓口一体化でできるのは理想かも分からないんですが、こども家庭センターとして設立して、そこで十分なその機能が果たせるだけの人員なり、部屋の確保は何としてでも確保していかなければならないと思うんですよ。建つまでもね。 だからそれは何としても努力して、今の中でそういう部屋を確保するなりして、不十分なところは補っていかなければならないと思うんですが、そこら辺の考えはどうでしょうか。建つまでのことなんですが。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 昨日の答弁などでもお話をさせていただきましたように、非常に相談ケースというのは増えている状況です。そして1つ1つのケースにつきましても、非常に困難で相談に時間を要するケースも増えているところです。そういった方が子どもさんを連れてこられたときに、今では窓口なりで対応することになります。 また、小さいお子さんであれば授乳なども必要ですが、今は本当に面接室の片隅に職員が前に立って、鍵もかからないようなところで対応しているというふうな状況でございます。 これでは非常に子どもさんやその世帯に対して優しくないなというふうに感じながら、工夫をしながらやっているところであります。できるだけ相談しやすくて、安心して来ていただけるような場所を確保できればなというふうに感じているところであります。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) そういう意味では福祉会館の中にまだいろんな部屋が空いている、使える部屋があると思うんですね。そこら辺を一時的にでも使いながら機能させていくということは必要ではないかと思うんですよ。全く使ってて使えない部屋ではないと思うんですよ。利用することによって親御さんが、狭いなら狭いで、その確保をしながら相談を受けれるような確保もしていかなければならないと思うんですよ。 ゆくゆくはそれでできるなら庁舎を建てる必要はないわけで。結局その間の課題は解消しながら市民サービスをしていかなければならないわけで、もう建つまで全く辛抱するではなくて、その中ででも改善をしてサポートセンターとして十分機能するように努力はしていくべきだと思うんですね。そこら辺のだから建つまでそのままなのかという構えについてお聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 先ほどもお話しさせていただきましたように、工夫をしながらというふうな状況です。ただ先ほどもありましたように健康福祉会館の稼働自体が70%以上というふうなところがありますので、空いていれば使うというふうな状況で、非常に不安定な状況での対応となっております。そういったことでは、いつでも安心してお越しいただくということができないのではないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) それを福祉会館の状況を見ながらやっぱり工夫をしていただきたいと思います。以上で1問目を終わります。 2つ目の行財政改革プランについてお尋ねをいたします。そもそもの話なんですが、行財政改革プランというのは、大変重要なことだと思うんですね。これは第6次の加西市の総合計画の具体化に当たって、その一つ一つについて評価をして、検証して、実施計画をすると、実施計画を立てると、今まで脈々とやってきて、今回は第2期の行財政改革プランになっているわけでありますが、加西市総合政策審議会という会、メンバーを募って、その人たち15人が学識者等市民代表者とかで審議会を行って、この改革プランを作成されております。 具体的な第6次の総合計画の13の政策について38の施策があるんですが、その一つ一つについて内部評価と外部評価をされております。結局総合計画が絵に描いた餅だけではなくて、具体的に1年1年それがどう実施されたかということを検証されて、次の年に向けて実施プランを計画をつくられております。 やっぱりこういう形の行財政プランに則って市政が運営されていくものだと思います。そういった観点で1点目の質問なんですが、今年の6月3日に第2期の加西市行財政改革プランがつくられております。これは令和4年までの決算をされて、それから令和6年、7年の実施計画を文書化されたものであります。6年、7年の実施計画ですから、それ基づいて6年、7年が行われることになっていくんでありますが、1つ目の質問なんですが、この6年度と7年度の中にこの庁舎の増築の計画は検討されてるのかということを12月のときも聞いたんですが、再度お聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 第2期加西市行財政改革プランは、先ほど6月3日とおっしゃっていますけども、令和6年3月の策定というふうになっております。 ただし、策定日自体は6年3月なんですけれども、令和5年10月17日に実施した総合政策審議会において評価検証しているものであり、庁舎増築事業が予算化される前の時点のものであることから当計画については入っておらないということでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 続きまして2点目なんですが、令和6年2月14日の総務委員会のときに示された普通会計の財政収支見通しということで同じような10年間の財政見通しの表が出てきたんですが、これはどこが作成されたものなんです
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) この10年間の財政見通しは、令和6年1月12日付総務委員会への資料提出要求において、普通会計財政収支見通しで、これには病院建て替え事業、小中学校再編事業等、大型プロジェクト事業経費を加味した収支見通しとして資料要求がございまして、それに基づき総務部財政課のほうで作成したものでございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) この財政表については政策審議会では審議をされたものでありましょうか。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 令和6年2月14日に開催された総務委員会で提出している10年間の財政収支見通しの資料につきましては、総合政策審議会で審議のほうは行っておりません。当該総務委員会に提出しました10年間の財政収支見通しは、総務常任委員会への資料、先ほど言いましたように要求があって、普通会計財政収支見通しとして第2期加西市行財政改革プランとは別に作成して提出したものでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 結局説明のために作られたということでありますが、様式的には財政改革プランと同じような様式にされております。結局この総務委員会で出されたこれが今後の行財政プラン、審議会に出される収支見通しの表になっていくんでありますか。どうもこれだけの総務委員会のためだけの資料なんですか。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 本年2月14日に提出いたしました総務委員会資料の財政収支見通しにつきましては、第2期加西市行財政改革プランの財政収支見通しをもとに令和6年2月時点の財政状況を踏まえ、病院建て替え事業や小中学校再編事業等大型プロジェクト事業の経費を加味し、令和5年度からの10年間について作成したものでございます。 作成に当たりましては、行財政改革プランの前提条件を基本に、歳入歳出をより現実的な数値にしております。例えば、歳入の税収におきましては、法人市民税の増収や都市計画税の廃止に伴う減収のほか、ふるさと納税額の推移等を考慮し反映させております。一方、歳出におきましては、大型プロジェクト事業を推進するに当たり必要となる投資的経費や交際費の増額を盛り込んでおります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 結局この資料は、今後行財政審議会に出されて検討される資料なんですか。また数字はまた変わっていくんですか。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 先ほど私が申しましたことから、行財政改革プランの前提条件につきましては、総務委員会資料では一部において基準を超えておりますが、大型プロジェクト事業等を実施していく中での財政収支をお示ししたものでございます。行財政改革プランの収支見通しにつきましては、今後前提条件の変更も含め、より現実的な数値を反映させたものにしていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 結局、私としましては、やっぱりこういう10年間の収支見通しは、審議会で議論をされた上で出されていくべきだと思うんですよ。厳密にいったら第6次総合計画の中で謳われることをそしてまたそれに基づいて行財政改革プランに基づいて政策がされていくべきであって、新たに大きな事業をしようとしたときには、この総合計画なり、財政改革プランに反映しとかないとやっぱりできない形にすべきだと思うんですよ。 このプランの中にない中で事業をして、その評価もできないわけで、この第6次総合計画に基づいて一つ一つ政策について評価もしながら着実に政策をやっていこうというのが市の基本ですよ。それがこのプランにも載っていない、今からも体育施設など運動公園をつくろうとされておりますが、これとてもこういうプランに載らない中でされたらその評価もやっぱりできていかないわけで、基本的にはこの財政改革プランに基づいて市政運営をしていくことが基本ではないかと思うんですよ。そこら辺の基本的な構えについてお聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) おっしゃるとおりだと思います。この行財政改革プランにつきましては、先ほど総務部長が申しましたように、大型プロジェクトであるとか、制度の改正、そして一番大きい令和5年度決算を踏まえた10年間の財政収支見通しを来週ぐらいからでしたか、総合政策審議会が、長期にわたって4回か5回開催していただくんですが、その中で御審議をいただいて、その評価をいただくという形を取ることになります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 特に財政の収入の面ではふるさと納税というのは非常に大きくこの2月の14日の資料には載っているんです。今まで40億あまりを見積もっていたのを60億でもうずっと組まれております。令和5年、令和6年は60億、令和7年は50億、令和8年は40億という形で、この入をふるさと納税を大きく見積もることによって財政的に十分大丈夫なんだという表になっているんですが、ここら辺の計上の仕方も根本的なところから審議会を経てやっていかないと、財政課だけの大丈夫ですよ、大丈夫ですよになってしまう危険性があると思うんです。 ぜひともこれは行財政改革プランの審議会の中で入のほうについても大きく見直しをして、財政課ではなくて、審議会の中で認められた収支見通しにしていかなければならないと思うんですが、再度そこら辺の修正といいますか、それに基づいてやっていかないと行政だけが勝手に収支見積もりをつくって安心だ安心だということでやっているということになっていくわけで、市民の代表の理解も得て、行政をやっていくということでは、今後そういう形で変化に応じて対応していかなければならないと思うんですが、今後の内容についてお聞きをいたします。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 行財政改革プランと10年間の収支見通しが乖離しておるのは事実でございます。当然の話でございまして、私も就任して行財政改革プランは令和5年3月に策定されておったと思うんですけど、5年から7年の実施計画を見させていただきました。非常に内容的に不思議でございまして、私自身の正直なところ私自身全然理解できませんでした。 もう非常にどうかなと思ったんですが、大型事業でありました未来児童館は事業費未定、道の駅5億円、加西病院70億、このときに140億になったと思っております。そして、しかも令和8年に中学校の統合の答申がなされておったのに基本構想が1,000万、これがなぜこのような形で大きな経費の部分は、触れていないというような不思議な計画でございまして、これはもう再度根底からやり直さないといけないなという思いにおります。 ただ、かなりこれは労力がかかった計画でございますので、ちょっとやそっとでできないと思っております。そして何よりも事業費と一般財源、起債との区別が分からない中でどういう議論をされておったんかなという思いもございます。やはり一番に必要なのは一般財源でございますので、次に起債でございます。そしてその起債においても、交付税措置があるとかないとかそういう資金手当て的なものもございますので、やはりそこらをきちっと加味しないと、なかなか的を得たようなプランになってないように感じておりまして、私も今、ずっと反省しとるんですけど、もっと早くつくりたいんですけど、これだけのものをつくるというのは非常に労力がいります。 今そういう流れの中で審議いただいておりますが、そこで私も説明させていただいて、大きな形で変更させていただかないと、このまま審議していただくのも失礼かなというような認識でおりますので、その辺はまたきちっとさせていただきます。 ただ、今回総合計画で、総合的な審議会で政策審議していただいております。そこらについても、そういう方向を私は説明させていただきたいと思っております。今後令和5年の決算をもとに見直すということでございますので、その際には、大型事業におけるもの、ふるさと納税等の歳入見込みも現状に合わせた形で修正・更新していきたいと思っております。そのような形でおります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) ちょっと念だけ押しておきたいんですが、今の市長の答弁を聞きますと、財政収支見通しの前提条件が全然理解されていないように思えてならないんです。やっぱり投資的経費は、何を投資的経費とするかと、公債費については何をするかということを今までこの規定に基づいてやってきているわけで、財政担当もその形で今まで収支の10年間の見通しをつくっているわけで、やはりそういう理解のもとに計画表をつくっているわけですから、前提条件を従来どおりの形で守りながら財政計画をするという基本は押さえておいていただきたいと思います。意見です。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 今の御意見は参考にさせていただきますが、その意見の通りでしたら事業が全くできなくなります。必要な事業とは、必要な時期に行わなければならない。それは財政収支を見通ししながら実施するというのが、本来の行政のある姿だと思っておりますので、そのような形で、私は進めさせていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 次に、3番目の自治法改正案についてお尋ねをいたします。ちょっと時間がなくなりつつありますので、はしょってお聞きしたいと思います。今回自治法の改正ということで、今までの国と自治体との間の関係において大きく変えられる自治法が変えられることになっておるんですが、これについて市としてどういうふうに把握をされておりますか。この今回の改正案について、内容も含めて。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 今回の自治法の改正でございますが、日本国憲法第92条におきまして、地方自治の本旨の確保が規定され、地方自治の本旨は住民自治と団体自治の2つの要素からなり、住民自治とは地方自治が住民の意思に基づいて行われるということ、民主主義的要素であり、団体自治とは地方自治が国から独立した団体に委ねられ、団体自らの意思と責任のもとでなされるという自由主義的、地方分権的要素であると言われています。 一方、地方自治法第1条の2におきまして、国及び地方公共団体が分担すべき役割が規定され、地方公共団体が住民の福祉の増進を図ることを基本として地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとされております。 今回の改正案では、国に指示権というものが認められておりまして、現在は国から地方への指示権は、感染症や災害対策基本法といった個別の規定がある場合に行使できるものであります。それが改正されまして、国民の生命等の保護のために特に必要な場合、例えば大規模な感染症という同じようなことが出てくるんですが、災害が起きた際に個別法の規定がなくとも、国が地方自治体へ対応を指示できるようになるというのが、その内容でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 問題を申し上げますと、地方自治としては国からの関与はもう本当に最小限にすべきだということで、地方分権一括法ということで2000年に今まで機関委任事務というのももう廃止をされて、国からのその機関委任事務もなくなりました。そうした中で、自治体に対して関与は、個別の法律の根拠に基づいたものしか国は関与できないということで、地方の独立・自立が認められております。 これが今回の改正の中で、指示権ということで国民の安全に重大な影響を及ぼす事態であれば、個別法に規定がなくても、国が自治体に対して必要な対策を指示できるということで、今までそういう関与できないといっていたのが、法律がなくても、規定がなくても指示をできるというふうな改正であります。 こういったことがなされていきますと、国民の安全に重大な影響を及ぼす事態とは何かということも国会で議論されておりましたが、その中身については全く詳しいことは言われておりません。それだけに、政府は、閣議でこれはその事態であるという解釈をすれば、個別に法律がなくても国の指示権が発動できるということで、これは大きく地方自治を脅かすというか、危険性がある自治法の改正だと思うんであります。いろんな議会の中においても反対の意見が出ております。 市長として地方自体の長として、こういう自治体の独立、自立、自主独立を確保していくためにも市長としてはどういうふうに今回の自治法の改正を思われているか、見解をお伺いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 今回の改正は、いろんな問題が取り上げられておるところでございますが、新型コロナ対策で顕在化した課題への対応、十分な対応ができなかったというようなことでございまして、また曖昧な中での対応であったということから、地方自治法第245条の2の関与の法定主義、そして245条の3の関与の基本原則の特例を定められたものでございまして、これについて非常に影響を受けるのは知事が主だと思います。知事会の意見も踏まえながら指示の乱用を防ぐ配慮もされておると思っております。 この問題、法改正については、国の専権事務でございます。見解を述べる立場にはないと思っておりますが、想定の困難な危機対応に直面した場合においては、何よりも国と地方公共団体の
コミュニケーションの充実、そして国のリーダーシップにより最適な指示を受け、その指示に従うことは迅速に最善の対応が可能になり、結果として市民の利益につながると感じております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 最後に今後市長は市民の一番代表ですから、やっぱりどんな事態が起こっても、やっぱり身近に国が指示するんじゃなくて、地方自治体の中で一番身近にいる市長が、私たちの状態を把握できるわけでありますから、どんな対処についても自主独立で自治体の責任でもって動けるような形を維持していっていただきたいと思います。要望で終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく12番森元清蔵議員の一般質問が全て終わりました。 ここで暫時休憩といたします。再開は14時21分、14時21分でお願いいたします。 14時16分 休憩 14時21分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして、本会議を再開いたします。一般質問を続行いたします。11番佐伯欣子議員。
◆11番(佐伯欣子君) 清流会の佐伯欣子でございます。発言通告に基づきまして、ただいまより質問をいたします。 まず、1番目の加西の教育3本の矢についてお尋ねいたします。昨日も、そして以前から教育委員会のほうから加西の教育ということで掲げられている3本の矢についてでございます。初めに3本の矢の1つ加西BASEについてお伺いいたします。今年度は、まだ始まって間がございませんが、今年度に取組まれていること、また今後どのようなことに取り込まれていくのか、具体的な取組みをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 加西BASEは、学習の基盤となる児童生徒の資質、能力を養うために、何よりも基礎・基本の定着を目的としています。加西の教育3本の矢の一番重要な土台の部分を担うものと位置づけています。そのためには、まずは教員の授業力の向上を図ります。教育委員会事務局内の退職校長4名を授業力向上アドバイザーとして兼任し、各小学校に行って、少しでも子どもが意欲をもって授業に臨めるように、そして教師の授業力のレベルアップのために指導を行うこととしております。 また、特別支援教育につきましては、専門的な知見をお持ちの地域の方をアドバイザーに採用し、特別支援学校や特別支援学級での指導を行っています。学校経営やいじめや不登校を含む生徒指導に関しては、アドバイスを行う学校支援アドバイザーも退職校長を任命し、活躍中です。今後は授業研修の公開や新任教員研修会の充実、特に小学生の体力向上につながるスポーツ競技会への参加も検討してまいります。 加西BASEを掲げて以来、各学校が工夫して児童生徒の学力を引き出そうとする動きが活発化しているところです。今回、全県の国語の研究会を来年度に九会小学校で開催するのも、これまでになかった取組みとなっております。こういう形で加西BASEを着実に前へ進めていきたいと、このように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では、2番目に加西STEAMについてでございます。加西STEAMについては、以前からの取組みとしては、地域や企業と学校との活動や体験を通して、例えばAIを活用しながらも、人間しかできない力をつける、つけていくことや基盤となる幼少期からの五感を育み、生まれ育った地域のよさを知って、それに誇りを感じられる子どもを育てることなどを目的としていたと思います。これについては、成果を上げてこられたのではないかと思っております。 そこで今年度、引き続き具体的な取組み、そして今後具体的に取組まれようとしておられること、昨年からもうやめになったような事業もあるかも分かりませんが、新しく取組まれるようなこともあると思いますので、そのあたりをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 加西STEAMは、各校の地域資源、地域人材を活用し、子どもたちが課題を発見し、探究的な学びを深めるための取組みをこれまでからも継続しております。各校と連携している地域の方々には、地元企業や農家さん、福祉施設やボランティア団体、まちづくり協議会や異校種の学校など、多岐にわたっています。教育活動に御理解いただき快く受け入れていただいております。わくわくする体験、心が動かされる経験のために本物に触れる機会をつくろうとしております。 この9月には、昨年度に引き続き世界的な指揮者の西本智実さんを本年度もお招きしまして音楽指導をしていただきます。また図書館やアスティアかさいとも連携し、11月にはSTEAMフェスティバルを開催いたします。今年度も引き続き兵庫教育大学と連携し、校内研修の支援をいただき、STEAMラボを活用した遠隔授業や様々なデータ連携を今後計画していく事業のシステムの構築にも御協力をいただこうと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) それでは、先ほど部長のほうからも出ておりましたSTEAMラボについてでございます。2022年にデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用されまして、市内全ての学校、公民館、総合教育センター、オークータウン等、計21か所に設置されまして、取組みをされてこられたと思います。 代表的なものは学校同士の遠隔も当然ながら、最近では公民館と遠隔地を結んでの取組みと、結構しっかりしたそういう取組みもありましたし、そちらに参加もさせていただきました。そういった意味で、STEAMラボというのは、とても広がり、いろいろな地域のいろいろな問題について、共に学んでいくといいますか、そういった大切な空間ではないかと思っておりますので、今年ですね、今年度の取組み、まだ今聞くところによりますとSTEAMラボについては、ちょっと最近では取組みが少ないんだということを聞いておりまして、今年度の取組みと、そして今後具体的にどのような取組みをされていかれるのかをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) STEAMラボは、令和4年度に小中支援学校、公民館等に完成いたしました。STEAM教育のプログラムの授業や教員研修にも利用しております。オンラインを使った学校間での交流や遠隔地からのリモート事業に役立てています。 小学校では、メキシコの日本人学校に勤める教員とオンラインで授業を行ったり、公民館においては、スウェーデンのキルナという都市から現地の日本人科学者とオンラインでオーロラを見ながら学習するなど、普段の学校生活では得られない体験が可能となっております。今後は、加西GLOBALも意識しながら海外の中学校とのオンライン交流も検討しているところでございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) STEAMラボについては、今後もされていかれるということなんですが、具体的にといいますか、計画的には直近での取組みとかっていうのはございますか。計画的なものはございますか。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) STEAMラボの直近の取組みにつきましては、今各学校間でそれぞれの特色をいかして実施されております。私のほうで個々の内容については、これをということではないんですが、特に生涯学習のメニューにおきましては、学校でもない家庭でもない第3のサードプレイス的な生涯学習のSTEAMラボの活用っていうところを今後ちょっと強化していきたいなと、それのように今現在考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) それでは、最後に3番目の加西GLOBALについてでございます。計画的には、今からこれからされるということがあると思いますが、具体的にどのようなことを取組んでいかれるのか、そして将来的にどのようなことを目指していかれるのかっていうところをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 加西GLOBALは、外国語教育の充実を通して、英語を駆使した
コミュニケーション能力を高め、地域や国境を超えて活躍するグローバル人材の育成を目指しております。市内の中学校で勤務していた教員OBを外国語教育アドバイザーに任命しておりまして、外国語科の担当教諭の授業改善のために授業参観や授業後の助言、ALTへの指導、小中一貫した授業プログラムの開発、研修会の講師などを担っております。 また、今年度初めての新規事業になるんですが、8月19日から23日までの4泊5日の日程でオークタウンかさいにてイングリッシュキャンプを計画しております。 さらには、クロームブックによるオンライン英会話や中学生の海外短期研修なども今後検討していきたいと考えております。先ほどのSTEAMラボを用いた海外の学校とのオンライン交流を計画している中学校もありまして、今後取組み内容を拡大していきたいと、そのように考えております。 以上でございます
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では、3本の矢については、今年度の取組みということで、分かりました。 次に、幼児の教育・保育についてお尋ねいたします。今現在、小学校そして中学校の再編や小中
一貫教育ということで、そこに教育委員会も初め集中されていると思います。確かに大変重要なことでありますし、私自身も再編については見守っているというところではございます。 ただ見えていないところで、こども園というのは、幼児期を子育て期の中で、幼児期を経ていかなければ成り立たないという、実は重要な時期が、このこども園に通う子どもたちということになるのではないかと思いますので、そういった意味では、こども園というのは、やはり非常に大切な場所でもありますし、こども園と小学校、あるいはもしかすると中学校との連携が、本来ならばもう少しできてもいいのではないかと思っております。そこで現時点で、まずこども園と小学校との連携についての現状を教えてください
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 認定こども園と小学校との連携についてでございますが、まず私立の認定こども園では、小学校の児童がこども園を訪問し、絵本の読み聞かせを行っております。また、こども園で育てたカブトムシを小学校へ届けるなど、民間園ではイベント等を中心に異年齢交流をメインで連携を行っているところです。 交流する学校との関係は、小学校1、こども園1という形だけではなく、1つの小学校に3園のこども園の園児が参加する形態もございます。 一方、公立のこども園におきましては、小学校のプール利用ですとか、運動会の練習をこども園の園児が見に行く、あるいは夏休みの小学生の作品を園児が見に行く、小学生の音楽会を園児が見に行く、あわせて園児も演奏するということで、どちらかといいますと、お兄ちゃんお姉ちゃんの姿を見て憧れの気持ちを持つというふうなところで、そういった将来の自分たちをイメージするそういうふうな狙いを持たせているところがございます。 それから、教職員と保育教諭との連携におきましては、小学校の教員がこども園の保育現場を見て、遊びを通した学びや保育の狙いを知る機会となっております。お互いのそういう教育文化が違うところがありますので、そういったお互いの教育環境を学び合う、そういう機会をつくろうと取組んでいるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 2番の協力体制というところにも関係がしてくるんですが、こども園は、特に私立のこども園は市内から本当に希望するところ、遠くても保護者の方がそのこども園に通いたいと言えば、受け入れ体制が整っていれば行けるというそういう広範囲の受け入れをされておられますので、一つ声としてお聞きしているのは、やはり身近な小学校との連携がなかなかうまくできないといったようなお声ですとか、やはり小学校側から見ると、やはり対象となるこども園がたくさんあるのでそのあたりの調整が難しいとか、そういったことの問題があるようなんですが、そのあたりのことについては、どのように考えておられますか。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 幼小連携については、研修等を初期の側ではやってはおりますが、実際その幼小連携を行う上においては、やはり学校現場は非常に多忙でありますし、こども園の現場ももっと多忙である状況もあります。いきなり行ってその場で交流ということはできません。やはり交流するには、事前にある程度お互いに何をこのときにやるのか、その狙いや目当てというのはすり合わせをしないとできないということがありますので、やはりそれまでの準備期間にかなりの時間を要するということがありまして、頻繁に実施するというのが難しいというのが実情です。 ただ、お互いの関係を深めていくことがこれからの交流を深めていくための一番の方法だと思いますので、やはりそういう機会、交流の機会を含めて、総合の研修等を今現在総合教育センターでは、研修講座を開催しておりますので、そういった機会に小学校の先生、子ども園の先生、これは公立のこども園、私立のこども園の方も参加できますので、そういったところでお互いに学び合う、そういう形をこれからさらに深めていきたいなと、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では2番の協力体制とあわせて、3の今後の取組みについて、どのような取組みをしていかれようとされているのかお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) そこも含めての今のお話をさせていただいたところになりますが、改めまして今後も就学前の教育から小学校への円滑な接続が、円滑に図られるようこども園と小学校の教員が相互理解を深めて、幼小交流、幼小連携を推進していきたいとそのように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では2番目の子育てひろばについてお尋ねいたします。4月の定例教育委員会の中でも、教育長からも児童療育室をあわせたねひめキッズは、市直営として今年からスタートしていますと、しっかりと連携しながらよい形で進めていきたいとおっしゃっておられました。 市が運営するのは、今のところぜんぼうキッズとねひめキッズの2か所となりますが、今一度この子育てひろばの考え方と、あと運営について、どのような考えがあるのかお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 公立の子育てひろばは、今お話しいただきました善防公民館のぜんぼうキッズがありまして、新たな療育とあわせ持った健康福祉会館のねひめキッズの2つの施設がございます。 ねひめキッズにつきましては、限定的なひろばではございますが、療育事業と一体的に運営はさせていただいております。療育事業を運営しておりましたNPO法人が解散したことにより、オークタウンにありましたほくぶキッズが、健康福祉会館にかわりまして、新たにねひめキッズとしてスタートした点につきましては、お伝えした通りです。 現在ねひめキッズは、発達検査や発達相談、言語聴覚士による言葉の相談や作業療法士による運動遊びなどを療育室が行ってきた業務を受け継ぎまして、ほくぶキッズが実施してきた子育てひろばもあわせて複合的に運営しております。 ただ、ほくぶキッズはオークタウンでしていましたから、自由にいつでも誰もがお越しいただけるという形になっていたのですが、今度のねひめキッズは、今の療育室があった部屋ですので、療育の時間は療育にあてられますし、それ以外の時間をひろばとして開放していますから、ひろばでお越しいただける時間というのは限定されてしまいますので、そういう意味では、これまでとは若干使いづらい部分もあります。 ただ、療育事業もその利用者支援ということで、様々な福祉関係や療育関係のサービスの周知とか、PRとか、窓口をつなぐとかいったそういう大事な業務をやっておりましたので、引き続きそういったところはねひめキッズになったとしましても、そういう包括的な子育ての部分を担ってきていただきたいとそのように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) では、土曜日の利用について次にお伺いいたします。以前から希望や要望があったと記憶をしておりますが、土曜日の利用について、土曜日が開いているキッズについて、また開催されているイベント等が少し少なくなっているように感じるんですが、そのあたりの運営とか考えをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 今年3月までオークタウンにありましたほくぶキッズは、これまでは土曜日も運営しておりました。4月から健康福祉会館に移るのですが、福祉会館の管理上、土曜日の開放っていうのが、やはりちょっと難しいところもございまして、ねひめキッズの土曜開庁はできないということが分かりましたので、逆に善防公民館のぜんぼうキッズのほうをこの4月から土曜を開ける形としております。ですので、これまで通り土曜の開園しているひろばは1園確保したという形にしております。 ただ、今ゼロ歳児からお子さんをお預かりする、そういう形が結構、今増えてきておりますので、ずっと以前に比べますと、こういったひろばに親子連れで来られる方っていうのは、やはりちょっと若干減ってきている現状があります。そういったところで、かといって土曜日を開放するということは、やっぱりお父さんお母さん家族全員で来られることも大事な機会だと思いますので、土曜開庁は続けていきたいなと、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 今の時代、子育て世代の子育てについては、様々な各家庭で様々な選択をされておられると思います。例えば、ゼロ歳から小規模保育所に預けられる方もあれば、仕事をされておられる方などは、育児休業の間だけは自宅で育児をされたい方ですとか、またある程度の年齢まで自宅で育児をされたい方、そしてこのキッズの療育室を利用されるようなそういうご家庭の方とか、様々な家庭がございます。確かに、あとアスもも、やはり選択をされて、そちらのほうが使いやすいということで使われているような子育て世代の方もいらっしゃると思います。 そういった状況がある中で、子育てひろばにおいても選択の枠がもう少しあってもよいのではと考えておりますが、これは人材的なこともありますし、場所的なこともありますので、縮小なり、あと1つにまとめるとか、まとめれなければ場所的なことを考えて決められてということもあると思うんですが、そのあたりのこと、この子育て世代の皆様の選択の枠といいますか、選択の仕方といいますか、それに少しでもあったような選択はできるようなそういったような考えというのはお持ちでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) そうですね、子育ての御家庭には様々な形態がございます。やはりそれにあわせてそれぞれのニーズも多様化しておりますし、いろんな思いをお持ちの方、思いといいましても、そういう御要望ですとか、例えばいろいろな不安を抱える方もいらっしゃるかと思います。 ご相談等日常の業務の中では、日々支援員も精力的に取組んでおりますが、今後に向けて様々なそういった今後のニーズにつきましては、やはり実際に保護者の方からのそのニーズとか御要望を聞き取っていく必要があると思いますし、それを聞き取った上で今後の方向性を考えていく必要があるかと思います。 今回ちょっとひろばが移動したことによって、すぐにこうという形はないかと思うんですが、これから今の体制で、その利用者の方から意見をお聞きした上で、これからのあり方を考えていきたいなと、そのように考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では最後に保育士の確保についてお尋ねいたします。保育士の確保というのは、例年、毎年とても重要ですし、なかなかその保育士が集まらないところを集めておられるという御苦労もあるかと思うんですが、今年度も始まったばかりですけれども、今特に私立とこども園などにおいては、保育士確保に向けて、今ちょうど活動中ではないかと思っております。そういった保育士確保についての市としての取組みをお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 保育士確保の取組みにつきましては、前日のお話の中でも保育士就労支援の一時交付金ですとか、何点かお伝えしたところです。また、それ以外におきましては、毎年6月には保育教諭フェアということで、これから学校を卒業して保育教諭を目指す方を対象に市内の私立のこども園がブースを設けて就職面談のような形でいろいろな相談等、あるいはいろいろな情報提供をさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 保育士の就職フェアについても、こども未来課のほうで頑張っておられると思いますが、なかなかその保育士の就職フェアに来られる人数というのも、なかなか人数も集まらないというような状況のときもあるということで、やはり難しいということは感じております。こども園と教育委員会でいえば担当がこども未来課ですね、こども未来課との現在どのような関わり方をされているのかっていうことですね。この保育士を確保されるための見込みですとか、今までの実績ですとかを踏まえてお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 今こども園は私立と公立がございます。やはりいろんな面で、その保護者のニーズに迅速に対応できるというところは私立園の強みだと思います。公立は公立の特別支援の保育が充実しているとか、そういったそれ以外にもいろんな沢山の強みがあります。 お互いの強みを発揮すれば、保護者の方も選択肢があっていいと思いますし、それが両方で加西市全体の保育と教育のレベルのアップにつながると思いますので、公立園だから公立しか見ないということではなく、こども未来課や教育委員会としましても、私立園の保育士の確保については、やはり同じように力を入れていかないといけないと、そのように考えておりますので、公立、私立、そういうこども園の制度は異なりますけれども、職員採用については変わらずバックアップしていきたいなと、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 保護者の皆さんとこども園をつなぐ間にあるのは、やはりこども未来課の役目かなと常に思っておりますし、以前にもそのようなお話をしたことがございます。ですので、いろいろな問題、いろいろな取組みとかあるかも分かりませんが、やはり一番身近で相談できて、そして力になれるのがこども未来課であると思いますので、是非とも今後もよろしくお願いしたいと思います。要望です。 続きまして、3番の女性活躍についてお聞きいたします。まず1番の消防団の女性団員についてです。今年の消防大会の団長の御挨拶の中で、今年は女性団員が5名入ったとのお話がございました。その中には学生の方もおられるということで、これは市にとってもよいことだとそのときは感じておりました。 しかし、今実際に消防団内での女性団員についてどのような存在であるべきか、そしてまたその女性団員がどのような活動と役割をもってやっていくのが一番いいのかといったようなことについての考えがあまり伝わってきませんので、そのあたりをどのように考えておられるのか、お願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 議員がおっしゃるとおり今年度加西市消防団としては、初めて女性消防団員が5名入団されました。5月の正副団長、分団長会議にて、加西フェアリーズと組織名も決定し、今年度に活動内容等も女性団員自ら考案していただきながら、女性消防団員のさらなる増員方法や企画を練っていただくこととなっております。 今後の主な活動については、防火防災に関する広報活動、高齢者宅訪問を行い防火・防災・防犯の啓発活動、応急手当の普及指導、災害時における要援護者の避難指導、消火作業中に後方支援隊等が行えるように研修や訓練を行っていただくこととなっております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。かなり取組まれるということで御予定はされておられるということですね。2番に掲げていますが、私の地元地域の消防団の皆様からの意見としては、女性団員の存在はやはり大きいと、自主防災訓練を行う町も増えてきましたので、地域の方と共に活動し、よい影響を与えてほしいといった現場の声がございます。 しかし、女性団員の女性ならではの視点をいかした活動が見えてきていないと、現場では感じているようですので、防災の観点から見て、期待されることは地域にとっても多々あると考えております。今後どのようなことに期待されるのか、また地域の中での計画等についてあれば教えてください。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 人口減少社会を迎え、防災力の低下が懸念される中、多様化、大規模化する災害に的確に対応するためには、これまで以上に自助、共助、公助が一体となって地域防災力を発揮していかなければならないと考えております。 この地域防災力が発揮される場である地域社会では、公助を担う消防においては、より多くの女性消防団員が参画、活躍することで、消防防災体制の向上に寄与するものであります。 消防防災の分野においても、女性が増加し、活躍することにより、住民サービスの向上、消防組織の強化につながることが期待されております。より多くの女性消防団員が住民サービスを提供することによって、子どもや高齢者、災害時の要支援者など、様々な状況にある多様な住民への対応力は向上し、公助を担う消防組織においても、多様な視点で物事を捉える組織風土が生まれ、女性ならではの意見を取り入れる組織風土が醸成されることから、多様なニーズに対応できる柔軟性が備わると考えられております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 女性団員のこれからの活躍については、それぞれの団の中での理解もそうですが、地域においても、それからほかの団体から見ても、やはり協力体制というのが必要かと思いますので、そのあたりは、やはり初めてということですので、よく話し合いをしていただいて前に進んでいただきたいと思っております。要望です。 2番目に地区女性役員の登用についてということでお聞きします。これは昨日も答弁がございまして、令和5年から3か年で補助金が出ている地区の女性役員登用ということなんですが、令和5年は女性の担当職員が市内の地区を丁寧に熱心に説明にまわられておられたと思います。今年度の取組みについてお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 今年度は2年目ということでございますが、昨年度の実績も含めて、さらに周知活動に取組みたいと考えております。具体的な取組み方策ですけども、まずは昨年と同様に各校区、区長様、区長会へ説明に赴き、制度説明をするに尽きると考えております。昨年度の説明に加えて、実際に申請された交付実績や規約改正、組織の抜本的な見直しをされた先進事例についても、補足説明できる点で申請意識を高めていただくよう支援していく方針でございます。 この制度については、あくまでも区長さんの考え方、役員さんの考え方と取組み意欲によるものが大きい制度でございますので、女性活躍推進の必要性を十分に御理解いただくと同時に自治会内でも周知徹底できるような仕組みづくりが構築できればと考えております。 また、別の日程で現在登用されている女性役員の方々の交流会を実施し、意見交換や実態把握に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 昨年度からの実績といいますか、結果から2年目にあたる真ん中の年ということで、その2年目に当たる今年度の大枠な目標のようなものがあれば、ビジョンとしてあればお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) 1つの目標としましては、今年度というようよりも第3次加西市男女共同参画プランの成果目標としまして、自治会及びふるさと創造会議における女性役員の割合を令和12年度に20%まで引き上げることを目標としております。 また登用して終わりではなく、女性活躍推進の一環として、持続的な自治会運営がなされるように情報の周知やサポート体制を整えてまいりまして、目標に早期に達成できるような取組みをしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では3番目にまいります。本庁舎の環境改善についてお聞きいたします。まず、最初に空間の使い方と整理についてということなんですが、職員の皆様をはじめ市の中から空間が手狭になってきた、解傭するスペースもあまりないといった声が上がっていることは聞き及んでおります。 その中で、しかし全国自治体の中には、加西市と同様に紙媒体による煩雑さが問題となっているような自治体がたくさんございます。そういった問題に対して、意識改革などを行って、印刷枚数の把握や印刷物の分類など庁舎ルールを策定して土台をつくる取組みでペーパーレス化が進んでいる自治体もあります。そこで電子化・ペーパーレス化が、加西市においてはどこまで進んでいるのかをお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 電子化、ペーパーレス化への取組みとしましては、庁内の文書につきましては、加西市文書取扱規程を改正し、令和4年度から文書管理システムを導入しており、原則電子データでの送信や回覧を行っております。職員が決裁を起案する際にも電子データを行うことで、紙文書の作成数は減少しており、文書の保存についても新たに保管する紙ベースのファイルを減らすことができています。 議会資料の電子データ化、市民の皆様からの市役所への電子申請等にも取組んでおり、結果として庁舎内で使用するコピー用紙の枚数は年々減少しており、令和5年度は令和3年度との比較で約14%削減することができております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) それでは2番目のレイアウトの見直しについてお尋ねいたします。幾つかのこれも自治体でレイアウト改革というのをされ成果を出されています。例えば、柏市では、本庁舎3階で職員の座席を固定せず、部署内で自由に選んで仕事ができるレイアウト改革をされています。4部署7課、4つの部署と7つの課で個人の机が原則なくなり、代わりに大型テーブルが配置されております。全部の階ではないにしても、そういった取組みについては、加西市についてはどのように考えられるでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 職場のレイアウトの見直しにつきましては、スペースの確保と業務の効率化を図る方法の一つであると考えております。一例としまして、個人ごとのデスクをなくす、デスクを共有する方法であるフリーアドレス席を設けるオフィスのあり方につきましては、今議員がおっしゃいました昨年末の柏市役所での導入例がございます。 フリーアドレス席を設置したオフィスでは、職員間の
コミュニケーションの改善やスペースの確保、個人デスクでの書類の紛失リスクの軽減などの効果があるとされていますが、一方で窓口業務や電話の取次ぎの必要な職場では、スムーズに導入するには工夫が必要になると考えています。今後も先行事例を研究して、より効率的に業務を執行できる体制や職場レイアウトについて引き続き検討してまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では続きまして、大きな2番目ですが、市民・職員が使用する各階のトイレについてお伺いします。今年に入って、私のところに、ある市民の方からトイレについて御意見をいただきました。数少ない洋式トイレに入ったところ、トイレの閉める部分が歪んで戸が閉められなかったということでしたが、それが非常に問題ではなく、次の課題が本当は問題だったのかも分かりませんが、あわせてその方が「企業なら、本当の企業なら従業員に本気で十分な仕事を頑張ってもらうためには、まず環境整備するところから始めます。市民へのサービスと職員のやる気のためには、トイレの改善は一番必要である」というお話をされました。 そこで各階、特に職員トイレについては、まだ洋式化されていないと思いますが、各階のトイレの洋式化とそれから点検についてお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 市役所のトイレの洋式化につきましては、市民の皆様が比較的よく利用されます庁舎西側のトイレと議会棟のトイレの改修工事を令和3年度に行っております。既存のトイレを洋式化するには、空間を広くしなければならない制約から、各階男女それぞれ1か所を洋式化しました。庁舎東側トイレにつきましては、議員の御指摘や市民の皆様のほか、職員からの要望もあり、今後計画的に洋式化を進めていきたいと考えております。 点検につきましては、清掃業者の通常業務の際のチェックだけではなく、今後は管財課においても定期的に点検し、修繕等の対応を迅速に行うことで、市民の皆様方が快適に庁舎を利用できるよう努めてまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) 分かりました。では次にいきます。本来の働き方改革ということで、加西市においても国のいう働き方改革というのは取組まれ、なかなか進んでいないにしても少しずつ改革をしていこうということでされておられると思っておりますが、今現在、この働き方改革は、加西市の本庁舎内で進んでいるのかをお聞きいたします。
○議長(丸岡弘満君) 民輪総務部長。
◎総務部長(民輪清志君) 働き方改革につきましては、職員それぞれの事情に応じた多様な働き方ができる社会を目指して、ワークライフバランスの実現と公正な待遇の確保を推進しております。市役所におきましては、子育てや介護などをしている職員の柔軟な働き方として、時差出勤制度やテレワーク制度を導入しております。また、本年度からは3月議会で可決いただきました加西市独自の施策の育児部分休暇制度を導入しております。 今後定年延長が進む中で、知識や技術を持つ役職定年職員等が後輩育成に積極的に関わり、職場の長時間労働の削減にもつなげていきたいと思います。あわせて休暇等の取得しやすい職場づくりを目指します。 引き続き個人の能力を引き出し、生産性の向上とワークライフバランスの実現を目指しますが、何より職員が自身の行う業務が地域社会の基礎となり、人々の暮らしを支えていると実感できるやりがいを感じられる職場であることが大切だと思います。職場環境が充実する中で、職員が特性をいかした業務に従事することは、職員のやりがいになり、さらに職場の士気を高め、職員の働き方改革は、市民サービスの向上につながるものと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) では、この働き方改革については徐々に取組まれてきているということで、今お聞きしました。ただ、これ実は老若男女関係なく、ある有識者対象で実施したやる気を阻害する要因を尋ねたアンケートがございます。1位が上司への信頼感をなくしたとき、そして3位に職場の人間関係が悪化したときなど、人間関係による影響が大きいことが分かっています。 何を申し上げたいかといいますと実際の時間や待遇というようなことはやろうと思えば、市は取組めると思いますが、このモチベーションを上げる働き方改革こそ本当は重要なことではないかと考えます。働き方改革についての目に見える形での働き方改革ではなくて、そういったやる気を起こさせるような、やっぱり働き方改革までいかないと本来の働き方改革にはならないのではないかとこの間からずっと考えておりますが、これはまた提案ですので、私の中で考えていただければと思っております。 では、最後にまいります。消滅可能性自治体についてお聞きします。何人かの議員から消滅可能性自治体についての質問がたくさんございましたし、担当部長からも何度も何度も御説明をいただいておりますので、ただ本会議の質問は市民の皆様が聞かれておられます。やはり、この消滅可能性自治体という言葉が、新聞の見出し、新聞の記事にドンと載りましたので、かなり市民の皆様からいえば、びっくりしたというか、えっていう感じの方が多かったと私は感じております。 ですから、私からはこの消滅可能性自治体として、今回出ましたけれども、ただその前からの加西市の取組みや昨日もそして今日も成果を出しているところもあると、そういったいろいろなことの経緯を経て今ここに来ているという、ここの経緯まで来ているという、この経緯を事実確認ということも兼ねて市民の皆様にもやはり分かるように部長のほうから教えていただけたらありがたいのです。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) これまでの経緯というか、そういう形で御説明させていただきたいと思います。消滅可能性自治体という言葉自体を使うのが本当にいいのかどうかというのはあるんですけれども、2020年の現状、2020年のいわゆる令和2年国調の数値からこのたびは消滅可能性自治体という、その前もそうだったんですけれども、脱出できなかったというのは現状でございます。 全国的にも、人口減少傾向にあることは間違いなく、加西市では特に20歳から30歳代の女性の人口が減少したことで、その結果出生数も減少しております。 子育て応援施策は、古くは2016年、平成で言いますと28年に4歳児、5歳児の保育料の無料化から始まりました。さらに、子育て支援策を重点的に行う必要があり、2020年からは、皆さん御存じの子育て応援5つの無料化が始まっております。 その結果につきましては、昨日来申し上げておるところですが、2015年の平成27年には、259名の減少であったところが、2023年には139名の増、プラスに転じておるというところでございます。加西市における子育て支援の取組みが、人口動態に確実に影響を与え始めているのではないかというふうに推定しておるところでございます。 最終的に目指すべきは、こういった子育て支援事業ではなくて、社会保障なり、税も含めてですけれども、自分の所得でしっかりゆったりやっていけるっていう、そういった市というよりは国の状態になっていって、その結果子どもがたくさん生まれるような市になればというふうには考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) ありがとうございました。最後になりますが、これは要望として各課の担当部長に聞いていただければと思っております。担当部長のほうから20歳から30歳代の女性人口を増やすための施策が必要だということで、何回もおっしゃっておられますし、同僚議員からもそのあたりのPRなり、SNS発信なり、もう少し施策をやるべきだということも言われておられます。 しかし、実はリアルでは、統計として全国で兵庫県において2021年、2022年、2023年と出生数の2倍の方が亡くなられております。これは差がかなり開いているということが続いているというのも現実でございます。また、厚生労働省が発表した2022年の子どもの数は、とうとう80万人台を全国で割り込んでしまいました。段階世代のジュニア世代が、50代に差し掛かり、出産適齢期の人口がますます減少していく中、少子化、人口減少の流れはもはや反転することはないとも言われております。 求められることは、子どもを産みたい人が産み育てやすい環境を作り出し、少子化を緩和することや家庭や地域や職場において男女や性別に規定されることなく、共にあらゆる役割を担うことによって、人口減少社会に適用していくことであると考えます。ですから、これはどういったことであるかといえば、ジェンダーギャップの解消も必要だということになってくると思います。 数々の子育て施策、移住、定住の施策、そして加西市ならではの施策、様々な施策を頑張って、この市でやっていくと同時に、このジェンダーギャップの解消においても、同時進行で進めていかなければ、解消はできないといいますか、この現状を打開することはできないのではないかと思っております。また、それにチャレンジすることは早ければ早いほどいいのではないかと感じている次第です。これは、要望と提言としておきます。 以上で佐伯の発言を終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく11番佐伯欣子議員の一般質問が全て終わりました。 ここで暫時休憩といたします。再開は15時35分、15時35分でお願いいたします。 15時18分 休憩 15時35分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして本会議を再開いたします。一般質問を続行いたします。9番土本昌幸議員。
◆9番(土本昌幸君) 9番土本。失礼いたします。公明党の土本でございます。発言通告に基づき5項目について一般質問を行います。 初めは少子高齢化・人口減少への対応についてであります。我が党が2月11日から3月15日まで実施した少子高齢化・人口減少への対応に関する自治体アンケートの結果が公表されました。石川県以外の46都道府県と1,304市区町村から回答を得ました。高橋市長には早速回答いただきまして、ありがとうございました。内容的には3つの分類として、将来推計人口の受け止め、医療介護の需要見通し、外国人材の受入れと、望まれる政策では子育て教育などと一人暮らしの高齢者にする内容です。 その中から外国人材の受入れと望まれる政策についてお伺いします。まず、外国人材の受入れですが、自治体として存続に危機感を持っている市区町村では、約70%が将来的に不足すると回答されています。当市の状況について3点をお聞きします。1点目は地域住民の理解と協力ですが、担当部局として把握しておればお答えください。私の地域ではワンルームアパートが建設されており、外国人も多く入居されております。国民性から大きな話し声や談笑が聞こえるときもあります。分かっておれば答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 外国人労働者というところで、技能実習生について限ってという形で御答弁させていただきたいと思います。加西市もどんどん外国人の受入れといいますか、外国人市民が増えてきておりまして、1,500人を超える数値までなってございます。多くは技能実習生ということで、加西市へ移住という形でされております。ただ、企業ごとにどれぐらいの人数がいらっしゃるのかというところについては、どこにお住まいになっているかというところまでは、申し訳ございません。つかんではおりません。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 2点目は、以前も質問をしましたけれども、日本語教育の充実についてであります。主に企業にお任せしているとの以前は答弁でありましたけれども、日本に来る外国人については、ある程度日本語を習っているとは考えますが、当局の見解をお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 特に技能実習制度における日本語の教育というところでございます。まず、技能実習生につきましては、技能実習1号から始まり、2号、3号という形で技能検定試験を経て、上へ目指す仕組みになっております。特に1号の部分ですけれども、まず来日されるに当たって2か月間の日本語実習であったりとか、あとごみの出し方とか、自転車の交通ルール、またその他生活する上で必要な情報も受講をしております。 ただ、限られた時間の中で全てをマスターすることは困難ですし、1号の場合は日本語検定レベルでいいますところのN4という、本当に簡単な日本語での会話ができる程度ということになっておりまして、2号、3号に上がっていくに従って、その試験を受けることになるんですけれども、その問題も日本語で書かれておったりとか、また実習を受ける中で企業様の実習の中でやはり日本語でのやり取りということで、習熟をしていっていただくわけなんですけれども、さっき申し上げました1号の段階ではN4というレベルなんですけれども、2号、3号に移るに当たっては、N3レベルにならないとなかなか上に上がれないというような仕組みになっていますので、繰り返しになりますが、実習の中での日本語の習熟であるとかということを、実際には企業さんの中でもやられてはおります。 加えて、
コミュニケーションの積み重ねというところが必要だというところと、加えて今、名称変更になりましたけれども、NPO法人の加西市国際交流協会、前のねひめカレッジですけども、日本語教室というものを開催していただいておりますので、そういった教室に参加されることも日本語習熟の一つの手段になるのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 3点目ですけれども、地域や職場における通訳などの支援スタッフの確保が必要と思うんですけども、2点目と重なる点もありますけれども、見解があればお聞きします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 技能実習生が日本で円滑な実習を行うためには、様々なサポートが必要となってまいります。このサポートに関しましては、まず監理団体が相談に適切に応じ、助言、指導その他必要な措置をするということが定められておりまして、まず監理団体によるサポートが必要ですし、加えて技能実習法の施行規則の中で実際に技能実習を受ける企業さんの中に生活指導員を1名以上選任するという必要があるとされておりまして、実際にその選任がなければだめだということになっているので、企業さんでは必ず生活指導員というのを配置されております。 義務化されたそのルールの中で、監理団体や受入先の各企業で生活面での指導も含めて、実施はされて行っておるというふうに考えております。本日でしたか、技能実習制度から変更をされるための育成就労制度というものの法律、育成就労法というものが衆議院を通過したというようなニュースもございましたので、今後新しい育成就労制度の中で、いろいろ変更されていくものではないかと思っておりますので、そこは注視してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) さっき答弁の中で監理団体という言葉がありましたけれども、これは以前はなかったと思うんですよ。加西市にはね。これが結局、外国人の人材を受け入れをする窓口というか、そういう団体というか、そういうことでよろしいんですか。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 監理団体は、かつては商工会議所さんが窓口になって、1つやられていたことはあるんですけれども、今はなくなっております。基本、外国人労働者というか、技能実習生を受け入れられるには、監理団体が窓口になって、受入先の企業さんといろいろ調整をしてやられますので、先ほど申し上げたように日本語教育であるとか、生活面でのサポートも含めて、監理団体でまず2か月間の講習を受けていただくということが、必ずしていただかないといけないことになっております。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 分かりました。次ですけれども、望まれる政策についてお伺いします。現在行われている子育て教育支援が人口減少対策としては、効果が上がってないように思われますけれども、支援としては必要と考えます。 若者の働き方や雇用環境の改善でありますとか、小中学校の給食の無償化、また子ども医療費の助成を18歳までに拡大、あるいは児童手当等の経済的支援の一層の充実など、これは皆、国として取組むべき重要な課題だと考えております。当市では5つの無償化として保育、医療費、また給食等を先進的に進めております。財源の問題もありますけれども、何としても継続する必要がありますので、改めて答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 少子高齢化社会、人口減少社会に対応するために、生産年齢人口の減少抑制、転入促進と元気で暮らせる長寿高齢化社会を実現するために両輪の政策が重要であると考えております。そのためには、国の指針でありますデジタル田園都市国家構想総合戦略に示されているとおり、地方でもデジタルの力を活用しながら、誰もが便利に暮らせる社会の実現を進めてまいりたいと考えております。 特に、生産年齢人口確保の問題については、加西市が現在取組んでおります5つの無料化を初めとする子育て支援や住宅政策に加えて、多様な働き方、十分な所得といった労働環境の整備が望まれております。中でも若年女性の人口が重要となることから、女性の働く場所だけでなく、働きたい場所の確保はとても重要であると考えております。これには地元企業の協力も必要ですが、行政がリーダーシップを発揮して、行政が活躍できる社会を推進してまいります。また、行政は男女問わず、フリーランスや副業、在宅ワーク、リモートワークを含めた多様な働き方も認め、環境整備など支援を行う必要があると考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) ちょっと長かったんですけども、5つの無償化については何としてもお願いしておきますので。 では、続けて次行きます。次は、一人暮らしの高齢者の支援策についてお聞きします。全国的に一人暮らしの高齢者が増加しています。当市も同様ですが、孤立を防ぐ方策が大切になります。日常の見守りや安否確認・通いや交流の場づくり、また移動手段の確保なども必要と考えます。そのうち移動手段につきましては、検討中、あるいは準備中を含めて地域主体型の取組みがあります。 また、市民病院移転後については公共交通の検討も予想されますので、以降に確認させていただきます。令和6年の高齢者福祉計画では、高齢者全体に占める後期高齢者の割合が令和17年頃にかけて上昇を続けるとあります。また、令和2年の高齢者独居世帯は1,702世帯で、現在ではさらに増加していると思われます。このことから、さきに述べました孤立を防ぐ方策として、日常の見守りや安否確認・通いや交流の場づくりが重要であると考えます。当局の答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君)
上坂福祉部長。
◎福祉部長兼
福祉事務所長(上坂智津子君) 加西市では、先ほど議員のほうからおっしゃっていただいたような状況を踏まえまして、以前から実施をしております一人暮らしの高齢者の自宅に機器を設置し、ボタン一つで通報ができる緊急通報システム設置事業について、必要な方がこれまで以上に気軽に利用いただけるよう、今年度から利用者負担を廃止いたしました。利用者負担をなくしたことで、多くの問い合わせをいただいており、4月から新規申請も13件となっております。 また、安否確認や孤独死の未然防止を目的に、7月より新たに一人暮らし高齢者等見守りサービスを実施いたします。具体的には一人暮らしの高齢者宅の冷蔵庫に端末を貼り付け、その開閉を感知して離れて暮らす家族にスマートフォン等を通じて通知するサービスとなっており、利用者については個人負担なく実施することとしております。 さらに、電気の使用状況からフレイルリスクを感知し、関係機関と連携してフレイル予防のための指導・助言等を行うフレイル予防サービスも今年度から新たに実施をしております。フレイルとは、健康と要介護の中間にある状態のことを言い、フレイルに早く気づいて適切に対処することで、健康な状態への回復が見込まれることから、近年フレイル予防の取組が重視されるようになっております。 加西市においても新たな取組であるため、今年度は実証実験として75歳から79歳の一人暮らしの高齢者約430名を対象とし、現在124名の方の利用申込みを受けておる状況です。また、9月からは電気使用状況をAI分析することとしており、フレイルリスクの高い高齢者を通いの場へ誘導するなどにより、高齢者が自立して元気に暮らせるように支援をしてまいります。 通いの場につきましては、市の委託事業である各中学校区に配置をされている生活支援コーディネーターにより、体操やサロン、趣味活動と251か所をまとめた通いの場リストを昨年度作成いたしました。今年度はこのリストのブラッシュアップを進めるとともに、既存の通いの場のさらなる充実に向けた取組の支援や新たな通いの場の開設の支援を行ってまいりたいと考えております。また、移動手段の取組につきましては、宇仁や日吉、富田地区の地域主体型交通、西在田地区のハッピーバス、下里地区のボランティア輸送等、地域ごとで地域内交通の充実が図られており、在田地区でもボランティア輸送の検討がされております。 今後はこれらの地域内交通の動向を踏まえつつ、社協の移送サービスの充実や市内社会福祉法人との連携により、新たな移送サービスの検討を進めるとともに、免許返納タクシー券交付事業の利用率向上に向けた制度の見直し等も行い、総合的な高齢者の移動手段の確保も図ってまいりたいと考えております。このように加西市では、一人暮らし高齢者の支援について、取組みや検討を進めているところですが、今後も高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、地域と一体となって取組んでまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 丁寧に説明ありがとうございました。今年度から新たな取組として、先ほど説明がありましたので、市民の皆様にしっかり、またお知らせをお願いしたいと思います。人生は最後の数年間が重要ですというふうな考え、考え方もありますので、できる限りの対応をお願いしたいと思います。 次、2項目では安全・安心についてであります。かさいライフナビに関しては同僚議員の質問に答弁がありましたので、ねっぴ~Pay2000ポイントの申請状況についても6月1日現在で約6,700人ということでした。私が市民から聞いているのは、やはり登録が難しいということであります。これにつきましても、引き続きしっかとした対応していきますという答弁でありましたので、よろしくお願いいたします。それから、今回の登録でありますけれども、新たな事業によるポイント給付がある場合は、再登録が必要になると考えますけれども、その点をお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 今回の場合はねっぴ~Payとライフナビを双方お持ちでない方の場合は、2つとも入れていただくという壁があったということが現実にございます。以前からねっぴ~Payを使われておっても、IDを御存知なかったりであったりとか、個人認証をされてなかったりというところのことがございまして、もう今回、ねっぴ~Payで個人認証のほうはできておりますので、また次のアプリに行く際には、今回ほどのハードルではないと御理解いただけたらと存じます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) ということは、今回しっかりと登録していただくということが重要ですよね。それで、例えば登録時に身分証明が必要ですということですけれども、マイナンバーカードや運転免許証なんかを挿してやると思うんですけども、持っていない人は本人確認ができないので、登録はできないということになるんですかね。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) いえ、ほかの手段でもってできるようになりますので、免許証もなければ、マイナンバーカードもないという方につきましても、顔写真がないですけれども、確認する方法はございますので、またお問い合わせいただけたらと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) その点も、またしっかり市民の皆さんにお知らせしていただけたらと思います。本人確認ができないというイメージがありますのでね。それと、「2000ポイントやんか」とこんなこと言う人もおったりするので、私はねっぴ~Payは結局、唯一の地域通貨でありますよね。地域の経済の循環に対しても、非常に重要であると。長い目で見たらそれが必要になってきますので、今回2万5,000人分というふうな計画でありますけれども、可能な限り多くの方に登録をしていただけるように取組を進めていただきたいと思います。 次は、道路整備についてお聞きをいたします。昨年3億円の補正予算で急遽道路補修を行いました。また、今年度から生活道路についても、地域が主体的に計画した事業を市が補助するメニューがつくられ、地域からの相談も増えていると伺っております。道路は市民の安全にとって大変重要ですので、今年度の計画についてお聞きします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 今年度の計画ということで、まず道路修繕事業につきましては、当初より多くの予算をいただきまして、ありがとうございます。まず、1つ目には地元より多くの要望をいただいております修繕工事のほうを昨年度に引き続き、本年度は市内11か所で実施の予定をしております。 次に、幹線道路の舗装工事では以前、議員から御指摘をいただいております市道北条長線の工事と、それから市道加西南産業団地線は以前からの継続路線でありまして、これらの路線の完全完了を目指して、現在発注に向けて作業を行っておるところでございます。その他の道路舗装の補修が必要な路線については、交通量、舗装の劣化等を考慮しながら、選考の上、実施をしてまいりたいと思っております。 以前より区画線が消えているということで、区画線の引き直しも積極的に取組んでおりまして、現在、市道河内野上線、市道西谷坂元線、市道豊倉日吉線の9,400メートルの引き直しを既に発注をしております。次に、社会資本整備総合交付金を活用した道路整備でありますが、市道玉丘常吉線は補正予算にもありましたけども、900メートルの舗装の打替えと市道中野網引線は、用地買収と90メートルの歩道設置工事を予定しております。 現在工事を進めております市道鶉野飛行場線は、最終区間の500メートルを整備中であり、早期完成に向けて取組んでおるところでございます。鶉野飛行場線に北に続きます市道上宮木玉野線は用地買収と文化財調査を行う予定となっております。市道単独での道路改良事業といたしまして、小学校の統合を見据えまして、泉小学校付近の市道殿原佐谷線の拡幅工事と通学路整備といたしましては、市道中野家塚線の蓋掛け工事等も予定をしております。 それと、地域から要望のありました市道玉丘常吉線、常吉町の普光寺川側の歩道設計を行う予定になっております。それと、先ほど議員から御発言がありましたように、生活道の補助についても非常に地元のほうから好評いただいておりまして、可能な限り採択をしていきたいというふうに考えております。適切な道路維持を確実に実施してまいりたいと考えておりますので、また御協力のほどをよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 次に、毎年のように指摘、要望していますけれども、街路樹や歩道脇の樹木、道路植栽の管理についてお聞きします。また、市営駐車場なども5月頃から急激に枝が伸びます。県道24号線、県道23号、市道で玉丘から玉野南から加西産業団地など、自転車通学、あるいは通勤に使われている方もたくさんおられますよね。市役所周辺では、ベビーカーを使われる保護者の方もおられます。 県道は県の所管でありますれども、市民の安全を考えた場合、対応が必要ではないかと考えます。通年1年に1回は処理作業が行われておりますけれども、安全面から回数を増やすか、一度原点に戻ってやり替えるというふうな必要があるのではないかと思うんです。特に、庁舎前の南側の植栽ですよね。原形を留めてないといいますか、非常にほかの木が伸びまして、毎年思うわけですけれども、その辺しっかりとしたやっぱり対応が必要ではないかなというふうに思いますけれども、当局の見解を求めます。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 近年の高温多雨の影響から、春先からの成長が盛んでありまして、年1回の剪定や除草では県道、市道とも通行に支障が出る場合が見受けられるようになっております。このような状況から市道におきましては、幹線道路におきましては、本年度から2回の除草を行うようその範囲を広げて発注をしております。 県道におきましても、会議や担当課との打ち合わせの機会ごとに主要道路については、2回の剪定、除草をお願いしておるところでございます。また、土木課のほうでもパトロール等で支障となる枝葉に気づいた場合は、市道県道の区分なく、可能な範囲で刈払いを行っておるところでございます。市といたしましては、通行の安全を確保するため、県とも連携を密にいたしまして、適切な道路管理に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) よろしくお願いいたします。3項目目は、教育の観点も含めた樹木等の管理についてお伺いたします。宇仁学校の桜や玉丘史跡公園の樹木伐採で、市民の声や私が疑問を感じた内容を確認させていただきます。初めに宇仁小学校の桜の伐採です。現場を確認しましたけれども、たしかには斜面に植えられた桜が大きく育ち、強風等によっては倒れる危険性も考えられますが、答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 宇仁小学校の樹木につきましては、斜面から枝を伸ばす木の真下を児童が行き来しますので、大きな枯れ枝が落下する心配がございました。造園営業者と樹木の状態を確認したところ、枝だけでなく、幹も腐食が進んだ木々が多く、安全を優先するため伐採に至ったものです。伐採や剪定に先立ち、伐採する木の確認を区長様やふるさと創造会議の方にも立ち会っていただきました。 しかしながら、作業時期が桜の開花時期の直前であったことや十分な周知ができていなかったことが悔やまれます。短く切り詰められた桜の姿を見て、心を痛められた方、そして立ち会いいただいた地域の方々に御迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 反省されておるみたいなので。桜は皆さん大好きやと思うんです。国の花でもありますので、そういう意味ではしっかりと、宇仁小学校以外もたくさんありますので、それも含めてお願いしたいと思います。 次に、玉丘史跡公園の樹木伐採についてお聞きします。公園完成後、JAの協賛等、多くの市民が協力して植樹が行われたと記憶しております。大きな事業でしたので、計画書が作成され、進められたものと考えます。時期は覚えておりませんけれども、たくさんの苗木が植樹され、その後樹木が成長して、手入れもできない状況になっておりました。また、枝が伸びて周辺の家まで届くまでになり、処理の依頼を受けたものです。 当時、時期を見て手入れを行うとのことでしたけれども、伐採後確認しましたが、風通しの良さに驚きました。多くの市民の協力で植樹をしたものが、時を経て残念な想いもします。植樹に参加した特に子どもたちは記憶に残る体験となったのではと考えます。職員も異動がありますので、スパンが長いと引き継ぎが難しいと思われますが、今後を踏まえて答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 玉丘史跡公園西側の樹木は、平成20年度にふるさとの森づくりとして約600人が参加して、どんぐりの苗木を植樹した経緯がございます。自然災害に強い森をつくる目的で植樹いただきましたが、樹木が伸びて日常管理ができない高さになっておりました。樹木の枝や葉が隣地に入り、ハチやマムシが出没するなど、来園者や近隣の方々に危害が及ぶ心配がありましたので、伐採したところです。 緑地帯には最小限の木々を残しておりますが、やはり植樹された方々には当時の思いが詰まった木であります。ふるさとの森や木々を見て愛でる心も郷土愛の醸成にとって大切なことであります。以上のことを教訓として受け止めまして、今後の施設管理に努めていきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 教育施設にはたくさん植樹されておりますので、基本的に管理するには多くの費用が必要ではあると思うんです。ただ、災害が発生したときには、避難所に指定されているところもたくさんありますので、そういう意味では最低限の安全性が確保できるようにはしないといけないと思うんですけれども、その辺りは費用との関係もありますので、しっかりとまた対応していただきたい要望をしておきます。 次、4項目目は税務行政についてであります。昨年6月議会で取り上げましたが、再度商品用軽自動車の課税免除の取扱いについてお伺いします。県内でも複数の自治体が実施しており、市民のためであれば、私は公益性があるとの判断ではないかというふうに考えております。ただし、実施に際しては市の税収減や事務作業の増加、また事業者での事務量の関係等も確認する必要があります。県内では神戸市を初め、当市に比べて大きな自治体で実施しております。事業者の意向も含めて実施の方向で進めたいと考えておりますけれども、改めて答弁を求めます。
○議長(丸岡弘満君) 下山市民部長。
◎市民部長(下山晴一郎君) 御質問のありました商品用の軽自動車の課税を免除することにつきまして、まず前回御質問を受けてから、税務課のほうで自動車販売業者のヒアリングであるとか、実施自治体への調査などを行っております。前回の答弁ではちょっと正確な台数を掴みにくいということで、販売目的以外の台数も含めて、おおむね100台程度というふうなお答えをさせていただいたかと思います。 このたび改めて令和6年度の課税状況から再調査しました。推測できる範囲で市内中古車販売業者等28事業者が所有する台数、ナンバープレート付きの軽自動車の台数を約300台、その税額としまして、約260万となっておりまして、課税免除を実施すると最大でその程度の減収が推測されるところでございます。 続きまして、課税免除を実施している自治体に関して、その制度の適用に係る手続についても調査しております。いわゆる商品であって、使用しない軽自動車の課税免除を行う際に、根拠資料等を添付し、届出していただくことになっておりますので、届出しようとする事業者側の事務の負担であるとか、市の事務作業も一定あるかなというふうに感じております。この課税免除を行うに当たりましては、市税条例において規定しなければならないとされております。 また、地方税法第6条におきまして、先ほど議員もおっしゃられましたように課税免除を行うことができる場合として、公益上その他の事由により、課税を不適当とする場合と規定されております。この軽自動車の課税免除は広く、市民一般の利益を増進させるものであること、今後整理等が必要と考えておりますので、引き続き調査、検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) いろいろ調べていただきまして、ありがとうございました。前向きに、また取組んでいただきたいと思います。 次、5項目目であります。大型事業の進捗状況についてお伺いいたします。初めに庁舎増築でありますけれども、今日も議論がありました。以前の私の質問にしっかり市民の意見も聞いていってくださいというふうなことも言わせていただきましたけれども、意見交換でありますとか、
タウンミーティングも実施されております。そこで、12月議会からこの3月議会にかけて、議会でもしっかり議論ができたとは私は思っておりますけれども、また別の視点から市民から意見が出たのであれば、お聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 庁舎の付属棟の建設つきましては、昨年度の12月から3月の本会議や委員会において、たくさんの御議論をしていただきました。付属棟の建設に向かっての大きな流れは変更はございません。新年度になりまして、
タウンミーティングや意見交換会、アンケート調査を実施しました。
タウンミーティングにおいては、積極的に反対する意見はほぼ聞かれておりません。5月31日に開催いたしました公聴会におきましては、財政見通しへの不安というふうなところも発言がありましたので、それについては丁寧な回答をさせていただきました。また、その中では現庁舎の中でのスペースの確保の検討でありますとか、時期を待っての本庁舎との同時の建て替えの御意見もあったのですが、なかなか当局のほうとしては現実的には難しいのかなという判断をしております。 また、アンケート調査におきましては、庁舎への動線やスペースの利活用などについて、非常に建設的な意見をいただいておりますので、内容を精査して取り入れられるものについては、可能な限り実施設計の中に反映していきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) また、先ほども同じ答弁いただきました。よく分かりましたので、ありがとうございます。次は、学校再編についての進捗状況についてですけれども、泉統合小学校については令和8年4月開校を目指して計画が進んでおります。これは昨日も答弁がありましたので、割愛をいたします。また、統合中学校ですけれども、令和10年度開校予定のことであります。開校場所については発表がありましたけれども、その後の状況について分かる範囲で教えていただきたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 統合中学校につきましては、先日基本設計実施設計の業者を決めるプロポーザルを実施いたしました。今年度は基本設計を行います。用地取得につきましては、今年度、土地の鑑定評価や用地測量を予定しております。それから、6月27日には第1回の開校準備委員会を開催いたします。開校準備委員会では、令和10年までの開校までに定期的に開催しまして、学校名や校章、校歌、制服の検討、スクールバスの運行、PTAに関することやその他学校運営に関することを協議決定していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 分かりました。あと、善防中学校区と加西中学校区の再編についてですけれども、小学校ですよね。これは泉統合小学校が一つのモデルケースとなると思いますので、それを見てからということではないと思うんですけども、今分かっている範囲で予定をお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) どちらの統合小につきましても、開校に向けての準備はこれからでございます。先行する泉中学校区の統合小学校の状況を見ながら、段階的に進めていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) どちらも重要な事業になりますので、またしっかりと市民の意見を聞きながら進めていただきたいというふうに要望いたしまして、私の質問は終わります。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員、5の2の市民病院移転はよろしいでしょうか。
◆9番(土本昌幸君) すみません、ありがとうございます。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 飛んでおりました。市民病院の移転について、昨日、同僚議員から質問がありまして、完成時期ですけれども、当初から2年ぐらいずれ込むのではないかなというふうに聞いておりますけれども、その辺り現在説明できる内容をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 上坂病院事務局長。
◎病院事務局長(上坂寿人君) 移転年度につきましては、今、検討委員会で審議中ですけれども、当初の計画どおり2030年度開院を目途に今進んでいるところでございます。これについては変更ございません。
○議長(丸岡弘満君) 土本議員。
◆9番(土本昌幸君) 計画はそのとおり行くとは限りませんけれども、できるだけそのように進めていただきたいというふうにお願いをしておきます。 以上で質問を終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で通告に基づく9番土本昌幸議員の一般質問が全て終わりました。 ここで暫時休憩といたします。再開は16時25分でお願いいたします。 16時20分 休憩 16時25分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは休憩を解きまして、本会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。8番高見博道議員。
◆8番(高見博道君) 8番、高見博道。それでは、令和新風加西の高見博道でございます。あと、しばらく私ともう1名残っておりますので、お付き合い願いたいと思います。 それでは、発言通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。まず、在田南部地区圃場整備事業について御質問をさせていただきたいと思います。これまで何度か質問させていただきましたが、当初平成20年頃ですか、殿原町、笹倉町、越水町、中富町この4町で圃場整備を将来的に行ってはどうかという、当時の区長さんとか、地域の役員さんのお話があり、行政のほうからの呼びかけがあったわけなんですけども、殿原町の公民館で勉強会を行ったりとか、準備委員会を立ち上げて進めてまいって15年近く、やっとのことで採択にたどり着いたということになります。 この間、加西インター周辺について圃場整備を含めて産業振興の一環として、加西インター産業団地の開発計画が間に入りましたので、同時並行で進めていく予定がちょっと圃場整備につきましては、少し遅れてしまった感が否めません。それでは、その4町と玉野町の一部が加わったところで、現在進行しているわけなんですけども、現在の状況についてお伺いしたいと思います。いわゆる国、県、市が関わる事業になるわけなんですが、公的な処理の現在の状況について、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 在田南部地区圃場整備事業の公的処理の状況という御質問でございますが、加西市では昨年度、県を通して国に採択申請を行いまして、令和6年4月、国より県営事業として事業採択を受けております。事業主体の兵庫県の出先機関である加古川流域土地改良事務所が事業着手をしております。また、同時に換地・管理業務等につきましては、加古川西部土地改良区圃場整備事業推進事務所ということで、新たに在田南部地区として設けた事務所で実施する体制を整えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。本当に土地改良区を改めてつくるとなると大変なことでしたが、このたび西部土地改良区のほうがその手続のほうを引き受けていただけて、大変ありがたかったと思います。それで、それに合わせて現在各町の状況について、お話いただける範囲で状況をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 在田南部地区圃場整備事業の各町の状況ということでございますが、圃場整備事業で必要となってくる地元調整事項の工事、換地、営農に関する各委員を各町から選出しており、今後加古川西部土地改良区で必要に応じて各委員会を開催していきますので、そこに出席していただくということになっております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。本当に携わっていただく方には、時間と労力が関わって大変だと思うんですけども、本当にこの採択に向けてこの1年間も毎月勉強会をして進めて行かれて、大変頭の下がる思いであります。今後の予定なんですけども、本当に産業団地の分が減ったとはいえ、かなり広い地域の圃場整備事業になります。県の事業ということなんですけども、加西市として今後どのように進めていくのか、地元との協議もあると思うんですけども、ざっくりで構いませんので、今後の予定計画についてお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 先ほども御答弁いたしましたが、県営事業であるため、基本は県に進めていただくことになります。加古川西部土地改良区を通じて事業の予定を確認いたしますと、在田南部地区は圃場整備予定区域の南側の笹倉工区、玉野工区、中富工区から進めていく計画でございます。令和6年度は南側3町の地区界測量及び工事の詳細設計を行う予定となってございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。当然、水は上から下へ流れますから、北のほうから工事始めるともう目詰まりになりますので、当然予想された順番だと思うんですけども、しっかり地元のほうには情報を流していただいて、トラブルがないようにお願いしたいと思います。その各町がそれに合わせて現在の状況もお聞きしましたが、今進めていかないといけない計画予定について、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君)
藤後産業部長。
◎産業部長(藤後靖君) 在田南部地区圃場整備事業の各町ごとの予定ということでございますが、本年度詳細設計対象の町におきまして、事業整備区域と地区外との境界立ち会いの実施予定を持っております。国からの予算のつき方にもよるところではございますが、令和9年度まで南側の工区を行い、並行して令和9年度には北側の工区の設計地区界測量を実施する予定となっております。事業計画といたしましては、令和6年度から令和14年の9年間を予定しておりますが、できるだけ早く完了できるよう、国、県にお願いをしてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございました。市内ではこの4町だけが圃場整備が済んでないということで、私最初聞いていたんですけども、条件が揃わなくて市内、ほかのところも圃場整備などを希望されているところがあったりとか、また先進的な給排水設備を備えた圃場整備事業の予定になっているようですので、ぜひ実現をさせていただいて、先進的な次の2回目圃場整備を予定される先例、新しい例になればいいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では続きまして、2つ目の加西インター産業団地と周辺についてお聞きしたいと思います。毎定例会ごとにお聞きさせていただいているわけなんですけども、まず最初に1期工事について、改めていろいろお聞きしたいと思います。いわゆる農免道路、中央の県道より東側の4工区についてなんですけども、3月議会でお聞きしたときには、6月に造成工事を完了して、そして中央の1工区からつながるインター1号線のほうが延伸といいますか、できるということで本当に間に大雨が降ったりいろいろあったんで、どうかなと思っていたんですけども、中の市道も舗装が完了して、たくさんの重機があったのはかなりのいて、もうほぼ完成なのかなと思っております。実際4工区、予定どおり引渡し等できるのか、現在の状況をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 開発調整担当魚住理事。
◎理事[開発調整担当](魚住昌弘君) 加西インター産業団地の4工区につきましては、造成工事が予定どおり進みまして、5月末で現場作業はほぼ完了しております。一部電柱の移設作業等が残っておりますけれども、今月の6月中の完了を予定をしております。現在におきましては、開発完了に向けて事業協力者が兵庫県を初めとした関係機関との調整、手続を進めておるところでございます。今後、工事完了検査等の開発許可に関わる手続が済みましたら、開発完了となります。順調に手続が済めば来月7月には完了できると考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。改めてですけども、この4月から着任されて、今後もよろしくお願いしたいと思うんですが、理事のほうには。ちょっと4工区のところで改めて確認させていただきたいんですけども、12月議会やったかな、いわゆる高速の側道の部分ですね。そちらのほうは4工区が完成後には、両側は通行止めにして、農業車両等一部が通れるような形みたいなことの話もあったんですけども、実際完成したときには今、工事中なので、そこからインターの中のロータリー内に高速の下を抜けるように何箇所か穴開いてるところが塞いであって、地元の農家の方から、あれだったら県道に1回出ないともう田植えもできないし、いろいろなことができない、農作業できないということで、ちょっと問い合わせがあったんですが、今工事中だから塞いであると思うんですけども、実際動線的にはどのようになるのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 開発調整担当魚住理事。
◎理事[開発調整担当](魚住昌弘君) お話のございましたロータリー内の田んぼへの進入路につきましては、現在工事のため中国道北側の側道であります市道93号線は通行止めとしております。それに伴いまして、中国道とインター料金所出口に囲まれた農地エリアと中縦側道を結ぶボックスカルバートも通行止めとしておりまして、ロータリー内の耕作者などの関係の皆様の方には、御不便をお掛けしております。 今後、4工区内の市道加西インター産業団地2号線が供用開始となりますと、ボックスカルバートの通行止めも解除をいたしまして、4工区内の管理道路を通り、中国道とインター料金所出口に囲まれた農地エリアへ県道を通ることなく行き来できるようになりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 分かりました。また、地元区長さん通しまして、しっかりその辺り周知いただいて、進出業者がまた工場を建てたときには、車両とのこともありますので、安全確保等をよろしくお願いいたします。 次に、1-1工区、1-2工区についてお聞きしたいんですが、この4月に創業いたしましたリスパックさんのほうですね。4月23日に竣工式がありまして、私のほうも丸岡議長とともに、招待を受けて参加させていただきました。本当に先進的なクリーン工場でなかなか直接、作業の機械等は見れない、窓越しに見るような格好で説明を受けたんですが、1-1工区、1-2工区の周辺管理について確認させていただきたいんですけども、いわゆる市道とかいろいろなものが市の管理の部分があると思うんですが、ちょうど今この間見たら調整池、自動車さんの横のところ、ちょっと草がばあっと重ねてあったりしたんですけども、今後この辺りの管理はどのようになっていくのか、公園道路等も含めて、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 開発調整担当魚住理事。
◎理事[開発調整担当](魚住昌弘君) 1-1工区、1-2工区のうち市で管理するものとしましては、道路、公園、調整池がございます。道路につきましては、市道認定を行っているところから土木課が、公園は建築課、調整池は開発課で管理を行っております。また、1-1工区でまだ開発がなされていない予定地部分につきましては、事業協力者でありますジオプランナーズ株式会社が管理を行っておりまして、具体的には殿原町営農組合へ草刈り等を依頼をしておるところでございます。 先日、1-2工区、議員御指摘ございました調整池なんでございますけれども、そちらに土砂とか植物が多く堆積をしておりましたので、開発課で撤去作業を行ったところでございます。ちょうど水を切るためにしばらく放置しておりましたけれども、もう撤去を完了しております。今後も状況を随時確認をいたしまして、適切な管理に努めてまいります。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。ぜひインター降りまして、ちょうど夜見ていただいたらよく分かるんですが、リスパックさんの工場、一番高いところ東側、照明が当たって高速、大阪のほうから走ってきたら、本当にメインの何かみたいに見えて結構目立ちますし、加西の玄関口の産業団地にもなりますので。ぜひ周辺の合わせて管理もよろしくお願いしたいと思います。 では、続きまして2期工事についてお聞きしたいと思います。いわゆる笹倉町の3工区と中富町、ゴルフ場下の5工区が、これも毎回お聞きしているんですが、改めてなんですが、現在どのよう状況か、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 開発調整担当魚住理事。
◎理事[開発調整担当](魚住昌弘君) 2期工事につきましては、1期事業と同様に民間のノウハウを生かし、官民連携方式で進めることとしております。今年の3月に2期事業の事業協力者に選定いたしましたジオプランナーズ株式会社と協定を締結し、今年度4月から事業をスタートしたところでございます。 事業を進めるに当たりましては、まず3工区、5工区とも事業協力者と一緒に地元の住民の方、地権者の方に事業スケジュール、あるいは用事買収などにつきまして御説明をし、御協力をお願いするところから始めております。先日、5月26日には中富町で5工区の説明会を開催いたしまして、約40名の住民並びに地権者の皆様方に御参加をいただいたところです。明日6月15日には3工区の説明会を笹倉町で開催をする予定です。 事業の実施に際しましては、説明会等でお伺いしました御意見なども踏まえながら、進めてまいりたいと考えております。今後の当面の予定でございますけれども、説明会が終了した後は地権者の方に個別に御説明と用地交渉を行っていく予定です。また、併せまして進出企業の誘致活動についても進めてまいります。最終的には目標としております令和10年度内に引き渡しができるよう、鋭意取組んでいきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 順次進めていただきたいと思います。 では、続いて3番目の産業団地全体の安全対策についてお聞きしたいと思います。これは前から言っているんですけども、1-2工区のところが、ちょうどインター1号線ということで出来上がったときに横断歩道がない。それから、歩道から次の市道を超えたときのほうへ渡るために、かなり大きくトラックのためだと思うんですけど、いわゆる歩道の路外の部分がかなり湾曲して入っているんですけども、中高生の通学路にもなっていますし、一般の方の自転車通勤等、日常の散歩等もされているんですけども、この4工区の工事に伴って、県道には右折れ車線が追加になりました。 ただ、信号の設置予定はないということで、今後いわゆるリスパック、千石さんが開業してこれからもどんどん事業所が増えていったときに、通勤の車、トラック、いろいろなものが増える安全対策がすごく心配なんですけども、この辺り今後どういうふうにお考えか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 県道多可北条線と加西インター産業団地線内の市道の交差点については、加西インター産業団地4工区の工事が完了し、開発関係の検査を得て、7月頃に産業団地2号線が供用開始予定というふうになっております。それに伴いまして、まず交差点西側に2機ありました交差点照明の1機を対角に移動させまして、交差点全体を均一に照らし、歩行者、自転車の通行の安全を配慮した形に変更をしております。 また、加西インター産業団地2号線の供用開始によりまして、先ほどの交差点が四方からの交差点形状となるため、東西の市道側に一旦停止の交通規制が設置されております。かねてから要望のある横断歩道につきましては、現在のところなかなか警察機関からよりよい返事はいただけていないのですが、今後、産業団地内の進出企業への交通安全の配慮を促すと同時に、引き続き横断歩道の設置についても要望してまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 分かりました。続けて、2つ目の防犯灯、消火栓等の整備についてお聞きしたいと思うんですが、今リスパックの周辺一番最初に完成した周りには10メートル置きやったかな、消火栓が20メートル置きでしたかね、設置してあります。今後1-1工区、4工区がもう工場が出来上がってくると思うんですけども、防犯灯については当然ありません。千石さんとリスパックの間、夜歩く方はほとんどないんですけども、やっぱり通学とかでそこを自転車で抜けて行かれる方もありますので、防犯上やっぱり暗いと危ないと思うんですが、この辺り整備計画等どうなっているか、お願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 石野建設部長。
◎建設部長(石野隆範君) 産業団地内の防犯灯につきましては、操業を開始した企業が2社のみであることから、まだどこに設置するというふうな具体的な要望はない状況でありますが、今後、企業の進出状況を勘案しながら、道路上の安全管理を協議するとともに、検討してまいりたいというふうに考えております。 消火設備につきましては、設置の所定の基準、消火栓につきましては、半径100メートルの範囲をカバーできるようなというふうな基準がございますので、その基準に基づきまして、北はりま消防組合の指導の下で消火栓の設置しております。消火栓の消防機器の格納庫につきましては、産業団地事業の中で設置を行う予定です。日常的な管理につきましては、各町の消防団のほうに御協力をお願いするという方向で、調整を進めておるような状況でございます。 以上です。
△延刻
○議長(丸岡弘満君) ここでお諮りいたします。定刻の5時が近づいておりますので、本日の会議は議事の都合上、延刻いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。よって、本日の会議は延刻することに決定をいたしました。 それでは、高見議員どうぞ。
◆8番(高見博道君) ありがとうございました。ぜひ今後、圃場整備の工事も入ったりとかしますが、インターの工事も合わせてよろしくお願いしたいと思います。 では続きまして、3つ目の自然災害の対応についてお聞きしたいと思います。まず、先月5月28日火曜日なんですが、朝から雨が降りまして、子どもたちが小中学校に登校するときにはまだ警報出てなかったんですけども、最終的に警報が出て、この辺りは降ったんですけども、近隣に比べたらましだったんですが、かなり周辺ではその以外のときでも線状降水帯みたいな形で降ったりとか、かなり大雨、大変なことになっています。 また、その少し前になりますが、4月の16日ですけども、ちょうど明石、加古川、姫路、相生といいますか、南側、三木のほうもなんですけども、今度ゴルフボールか何かピンポン玉ぐらいの雹が降るという。兵庫県下で300億以上の被害が出るような、今まで考えられないような災害が起きています。実際、今週暑いですよね。この2、3日。本来だったら、梅雨入りをして雨が田植えの水であれ、吸うところなんですけども、もう自然災害、水災、また今から台風も来たりします。風災等、それに対して加西市としては、災害対応としてライフナビを導入されて、いろいろな周知、市民への準備をされていると思うんですけども、実際そういうようなものが災害があったときに防災対策として、今どういうふうな状態になっているのか、答弁をお願いしたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 直近2年の警報発令に対する対応いうことでよろしいですかね。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) じゃ、そうですね。ここ1、2年の発生状況、それで対応についても併せて答弁お願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) 直近2年の警報発令の状況でございますが、今年に入っての2件については、高見議員のほうから詳しい御説明がございました。令和4年度と5年度にも警報発令の実績は、合計で3件でございます。3回ございましたが、実際警戒本部が設置されたのは、風水害では1回のみ。あとの2回につきましては、連絡員待機をして、収まって解散というのが実情でございます。 災害発生時の対応といたしましては、先ほども申しましたように、警報が発令されますと防災課員が連絡員待機となり、対応する中で大雨等の影響が大きく、今後災害等の発生が見込まれる場合は、市長を初めとする災害警戒本部参集職員に連絡し、災害警戒本部を設置いたします。その災害警戒本部において、情報共有、配備体制の確認、パトロール、今後の対応についての協議等を行います。 その後の状況において、災害が発生した場合や明らかに発生が見込まれる場合は、災害対策本部を設置し、被害状況の確認や現場対応、今後の対策協議を行ってまいります。大規模な災害発生時においては、災害対策本部長、これは加西市長でございますが、副本部長が副市長となり、市幹部が本部役員、そして関係機関、自衛隊、警察、消防本部、医療機関、ライフライン機関等と本部事務局と対策協議を行い、大規模災害の被害状況の全体把握、被害状況の受信及び加西ライフナビアプリを活用し、全市民に災害状況や気象状況の情報発信、一般職員の安否確認及び参集、他機関への災害派遣要請を行うところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございます。本当に今までとはちょっと違ったことがいつ起こるか分かりませんから、本当に担当の部署は大変だと思うんですけども、しっかり対応していただきたいと思います。 2つ目、わざわざ地震は分けたんですけども、当然近隣では平成7年の淡路大震災以来、大きな地震はないと思うんですが、先ほどの御説明いただいた以外に地震で特化して別途対応するところがあれば、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 深江政策部長。
◎政策部長(深江克尚君) もう御存知のように、特に直近2年大きな地震はこの近辺では発生しておりません。また、今回の石川能登半島での地震においても、特に影響はございませんでした。現在、加西市民の皆様へ加西ライフナビを幅広く利用していただけるように普及促進に努めておるところでございまして、地震が少ないと言われている加西市におきましても、緊急時の防災情報であるとか、万が一の地震による避難所開設等、市民に必要な情報を自治会から被害状況等の重要な情報は、スマホやタブレットで送信されるとともに、逆に区長様から情報をいただくことができるようになっております。また、指定緊急避難所である小中学校にも同じ情報が伝達される仕組みを構築しておりますので、使われることがないほうがいいのですが、そういった備えもできておるということをお知らせしたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございました。本当に災害は忘れた頃にやって来るみたいなこともありますので、備えあれば安心ですので、よろしく対応をお願いたします。 それでは、最後の4つ目、学校統廃合に伴う各種団体についてお聞きしたいと思います。統廃合のいろいろな進捗関係については、ほかの同僚議員からたくさんの質問がありました。私のほうからはこれだけじゃないとは思うんですが、小学校単位で結構活動されているところで、とりあえずこの4つのことについてお聞きしたいと思います。まず、各小学校ごとにわっしょいスクールということで活動されていると思うんですが、現在の学校によって様子は違うかもしれないんですけども、現在の状況はどうなっているのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) わっしょいスクールにつきましては、現在、市内11校で321名の登録がございます。校内の巡回や学校行事に御支援をいただいております。登録は各個人で申込まれております。しかし、高齢化によってわっしょいスクールの登録者が0となった学校が今現在発生している状況でございます。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) それで②の今後の予定というのは、もうちょっと全て学校統合に伴うそれぞれのときということで、一番直近では令和8年に泉中学校区、4小学校が統合するわけなんですけども、その統合後はどういうような予定といいますか、計画といいますか、なっているのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) わっしょいスクールの活動は、地域の皆様のお力をいただき児童の学校生活の安全・安心のために子どもたちを支えていただいております。学校再編に伴う今後の在り方につきましては、開校準備委員会において協議する予定としております。泉中学校区での方針が先行することとなりますが、合わせて関係方々、各方面にも御意見を伺い、全体的な方向性を考えていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) すみません、ちょっと基本的なところを説明いただくのを忘れたんですけども、わっしょいスクールの主な活動内容。先ほど言われたね。失礼しました。分かりました。学校での活動ということでしたね。ですから、活動拠点は小学校の校舎周辺ということになっているんですね。失礼しました。 では続きまして、見守り隊についてお聞きしたいと思います。こちらのほうも小学校単位でPTAとか、老人クラブとか、地域の方御協力いただいているんだと思うんですけども、現在どんな状況か、お願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 見守り隊につきましては、現在市内11校で、地区有志やPTAの方々の登録が529名ございます。登下校の子どもたちの交通安全の見守り、指導等を行っていただいている状況でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 当然、今から計画が進んでいくので、今分かる範囲でなると思うんですが、今徒歩で小学生は通学してるわけなんですが、スクールバス等を活用したり、もしくは一般交通機関を利用したりするということになるんですが、そうなると活動内容は今後どのようになるのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 見守り隊につきましても、普段地域の皆様のお力をいただき、子どもたちの登下校に安全・安心のため支えていただいておられます。再編に伴いまして、今後の在り方については徒歩、バスになるということもございますので、その辺りどのような子どもたちの安全のために御支援いただけるかどうか、ここについても、また地域の方々とこれから話し合って考えていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございました。じゃ続いて、青少年健全育成会、いわゆるこれも小学校ごとに全部じゃないかもしれないんですが、泉小学校でしたら事務局が小学校に置いてあります。市内11校全てどうなっているのか、あれなんですけども、現在の状況、活動状況とか合わせてお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 青少年健全育成会につきましては、北条小学校と北条東小学校は北条地区として1つの組織になっておりまして、あとの小学校はそれぞれに組織がございます。構成するメンバーは地区、校区によって活動も違ってきております。夏祭りや御来光の集いなどを行う活動もされております。事務局を学校に置かれているケースもございますし、地域で事務を司っていらっしゃるところもございまして、その形態も地域によって異なる、そのような状況でございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 結構、多分どこの地区もそうだと思うんですけども、ふるさと創造会議のメンバーとか、ほかのいろいろな団体のメンバーと重なっていたりして、当然もともと地域主体でやっているというところはあると思うんですが、今後どのようになっていくのかというのは、もしかしたらその団体ごとで決めていくことになるのかなとは思うんですが、教育委員会として教育委員会の所管ですよね。どのような方向になるのか、相談業務といいますか、どういうふうにお考えなのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 伊藤教育部長。
◎教育部長(伊藤勝君) 青少年健全育成会につきましては、今後の再編を見据えて組織の活動や在り方について、今現在から検討を進められている地位地区があると伺っております。わっしょいスクールや見守り隊とは異なり、青少年健全育成会につきましては、各地域で自主的に組織された団体であるため、各地区で今後の在り方を検討されるものと考えております。 特に青少年健全育成会につきましては、各地区、お家ごとに集金といいますか、会費を集金されてらっしゃいますので、今後そういったところも含めて、やはり地域でその辺り継続するにしましても、見直される場合にしましても、その辺りは市のほうといいますよりは、各地域ごとでお考えいただく、そのようなスタンスで見守っていきたいなと考えております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 分かりました。では、最後にスポーツ21についてなんですが、いわゆる2006年平成18年ののじぎく国体のその前に、県の事業としてお金いただいて、小学校ごとに組織されたと思うんですが、実際それからもうかなりの年月が経っていますが、現在どういうような状況になっているのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) スポーツクラブ21は各小学校区に1団体ずつ、11団体ありますが、現在事務局機能を維持して活動しているクラブは7クラブ、休止しているクラブは4クラブでございます。現在、休止中のクラブにおきましても、その加盟団体はウォーキングなり、グランドゴルフなりされていると思いますけども、自主的な活動を行っているところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 今のお話からいくと、やっぱりこれも地域で進めている事業ということで、市として特別どうこうはないかもしれないんですが、今後もともとの小学校区で組織された団体ですから、そこで今後どうやっていくのか、話し合わないといけないと思うんですけども、執行者側としてその辺り今後どういうふうにお考えか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 丸山地域部長。
◎地域部長(丸山常基君) おっしゃいますように活動については、それぞれの校区単位の活動をされております。これも国体の機運醸成ということでしたけども、あと我々も健康増進なり、地域で頑張っている方がおられますので、今後地域部で総合運動公園もしますけれども、機運醸成なり、支援をしていろいろな大会誘致もしまして、活動の活性化を支援してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) ありがとうございました。学校再編に伴って、本当に地域を今後どう守っていくかというのは、すごく重要な課題になると思います。それに伴う今活動している団体をどう生かしていくか、前向きに考えて、今後も本当に選ばれる加西市、良き加西市になることを願いまして、一般質問を終わります。
○議長(丸岡弘満君) 以上で通告に基づく8番高見博道議員の一般質問が全て終わりました。ここで暫時休憩といたします。17時15分でお願いいたします。 17時09分 休憩 17時15分 再開
○議長(丸岡弘満君) それでは、休憩を解きまして、本会議を再開いたします。 一般質問を続行いたします。13番森田博美議員。
◆13番(森田博美君) 通告に基づきまして、一般質問に入ります。 市長、私、最近、会派の部屋に入ったら、ため息ばっかりなんです。これは、年齢から来るものではなしに、加西市行政、高橋市政がやはり明るいものが見えてこない。だから、足を運んできても会派の部屋に入るとため息なる。同級生の深田議員に聞いてもらったら分かりますけど。 それに加えて、今日の市長の答弁、回数も少なかったんですが、市長の答弁を聞いて、これ加西がやばいん違うかと、加西が危ないん違うかと、加西は大丈夫やろうかという聞き取りをしました。自分の席で。私も市会議員ですから、議員としての責任を果たすために一般質問、頑張って質問しますので、執行部の皆さんの答弁をお願いいたします。 まず、高橋市長の行政執行について、マスコミ対応と議会対応についてという項目を挙げました。私は、高橋市長は議会に対しては市民の代表である議会、そしてその選ばれた議員が構成する市議会に対しては、少しやっぱり荒っぽすぎるのではないかと、1年振り返ってそう思うんです。 12月議会から議論されています庁舎の増築の件、これもマスコミで報道されてから、我々議会が知ったんです。新聞に掲載されると、もう5時、6時から新聞を見る市民がたくさんおられますよ。問合せがかかってきます。私、知りません、分かりません。また、詳しいことは聞いてお知らせしますという、そういう対応しかできなかったんです。 そういうことで詳しいことは次の項目でも取り上げますが、市長就任して1年余り、議会に対して十分な説明責任を果たしてこられたのかどうか、まずその見解をお尋ねいたします。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 私も38年の行政経験がございまして、その間、議会重視という教育は十分に受けてきたつもりでございます。そして、特に管理職においては大変お世話になったということで議会に対する軽視する気は全く持っておりません。何をもって軽視、軽視と言われるかどうか私も不思議で仕方ないんですが、そのような経験のもと、何をもって言われるのか。今のマスコミが先やとか、そういうようなことで何か誤解を生まれているんじゃないか。 以前、私の教育では議会の説明と議案の事前審議は駄目だとか、いろいろ問題あったと思うんですが、私は議会を軽視したつもりはございません。きっちりと事前説明、議案については議論を尽くしていただいて、承認をいただいた決議に基づいて政策を進めておるところでございますので、1点の12月の件だけで軽視、軽視と言われとんですか。そこは私もお尋ねしたいんですけど。弁明もさしていただきたいなと思うんですけどどうでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 市長、反問権でしょうか。
◎市長(高橋晴彦君) 反問権で結構です。
○議長(丸岡弘満君) ただいまの森田議員の質問の趣旨を明確にした反問権の行使を許可いたします。 では、事務局、残時間を停止してください。 それではどうぞ。
◆13番(森田博美君) 議会の議員が、質問するに当たって事前通告をしているわけですよ。その2つ目、3つ目、4つ目、5つ目、ずっと、市長自分で点検をされたらどうですか。私は、そこの指摘をしていくんです。一つだけの対応がまずかったから、それをもって説明責任を果たしてないと言うつもりはありません。1年振り返ってということで私、説明してますよ。
○議長(丸岡弘満君) 市長。
◎市長(高橋晴彦君) おっしゃるのは単なる感覚で物を言われとんですか。私は、自分としては十分に軽視したつもりはございませんので、それをお尋ねしておるわけでございますので、感覚なら感覚で結構です。明確にお答えいただきたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) それを感覚と受け止められるのかどうかね。これから再開して質問のやり取りの中で、市長としては十分な対応がされてないということを私、指摘していきますので、それに答えていただきたい。感覚とか、ミスとか、間違いとか、それを取り上げて攻撃するようなことは、議会も行政もよろしくないんですよ。我々は、加西市を良くして住民の生活をバックアップしていく、それが大きな任務ですよ。感情だけでとか、メンツとか、対立だけでこういう議会の時間を使うということは私もわきまえてます。 しかし、行政の責任者として誠意ある、責任ある対応をしてきたんですかという問いかけです。ぶっきらぼうに、八つあたりで反論することが、それで何が悪いのというふうに聞こえてしまったら、またこれ溝が深まるばかりですよ。
○議長(丸岡弘満君) 市長。
◎市長(高橋晴彦君) 私は、先ほど言いましたように議会を軽視したつもりは全く持っておりませんし、森田議員さんも今まで私の議案に全て反対ね。ほとんどが反対ですね。理由もなしにあったと思います。ですから私としては、そういう認識を持っておるだけのことでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) だから、私は反対したから敵の議員なんですか。是々非々で私は来てますよ。今の言い方やってもね、市民が聞くと森田は何でも反対かいということになりますよ。訂正してくださいよ。
○議長(丸岡弘満君) 市長。
◎市長(高橋晴彦君) ほとんど反対やったんと違うんですか。結果を見てくださいよ。誰しもが応える議案には賛成は、当然の話でございますけど、懸案事項については常に反対されておったというような認識を持っております。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) その懸案事項が、いかに不十分であるか。行政として一番わきまえなければならない行政の手順、手続、庁内の議論、市民の意見の聞き取り、そういったことが不十分だから反対してきたんです。だから、そのことを今から質問しますから、これは反問権で幾らやっても、こんなん前に進みませんよ。質問に答える形で時間を消化していきましょう。どうですか。
○議長(丸岡弘満君) 市長。
◎市長(高橋晴彦君) そうしたらいきましょう。
○議長(丸岡弘満君) これで反問を終了いたします。以上で、反問権の行使を終了いたしますので、再開をお願いします。 森田議員、どうぞ。
◆13番(森田博美君) 市長は、説明責任を果たしてきたという考え方なんですが、しかし私はそういう認識であれば、市民にも、議会にも、真意や本意が伝わっていない部分があったことをやっぱり反省すべきだと思うんです。 それで、前の市長の時をたたえるわけやないですけども、定例会の冒頭、市長が挨拶する時間は、我々議会は合意の上で時間をとっておりました。それも市長が返上をされて、議会を短縮することに貢献されているのかもしれませんが、それだけでも議会に対しての情報発信は、やっぱり弱まっているんではないかなと思うんです。 それで、次の質問に入ります。小・中学校の統廃合について、そして新病院の建設地、統合中学校の建設地、これはもう加西市にとっては大プロジェクトだというふうに思うんですが、議会には簡単だと言うと、市長、また怒るかもしれませんが、事前説明がされていても、議会には口止めがかかってきたんです。そうでしたよね、市長も教育長も。その理由は、広報に出るまでは内密にしてほしい。定例の記者会見まで口外しないで内密にしてほしいと、そういうことでした。 私は、それがもう理解できないんです。市民代表の議会に対する行政の責任者、長としての姿勢、やっぱり問われるべきだと思うんですけど、そこの見解はどうでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 誤解がありますので、きっちりと申し上げたいと思います。用地確保の困難さというのは、森田議員、ベテランですので、よくお分かりいただいておると思います。知らなかった、了解もしてなかったのに発表したといったような、ちょっとしたことでもつれた経験はかなりあると思います。そこらは御理解いただいておると思います。 今回の件、建設に関しましては、地元のほうから、役員のほう、一定合意をいただいておりました。ほぼ、間違いないだろうという中で、議会に対して十分な情報提供を行うために、議会の最終日に説明さしていただきました。 ただ、地元の全体に説明するのは、次の日でございました。休みの日、土曜日でございました。そして、記者発表は月曜日でございました。地元の説明がないのに、説明会、今から全員にするのに、また来ていただくのは気の毒やという配慮をしたんですよ。特に学校跡地については、早めに公表してほしいという声が、関係機関からありましたので、それはもう月曜日にさしていただこうと。恐らく土曜日に、合意はいただけるものだという確信のもと発表さしていただきましたが、それが月曜日の記者会見が午後でございます。そしたら、もう手順を踏むならば、月曜日、朝に、議会の方々に集まっていただいて、説明するのが筋でございましたけど、やはり、ほぼ間違いないだろうということと、信頼感のもと発表する前に本会議の最終日の午後に発表さしていただきました。 それが、ちょっと軽視という認識ならば、私はもうきっちりと今からはそういう形でさしていただきますけど、よく考えていただいて、特にそういう悪意とか、他意はございません。そういう中で今やっただけのことでありまして、何か飛んだとか言われますけど、その最後の説明は土曜日でございましたので、しばらく口外しないようにというお願いはしただけでございまして、何らほかの他意はないので、それはもうご理解いただきたい。誤解やと思います。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 誤解ということなんですが、議会に対して、やっぱ口止めをするということの意味合いは、よろしくないと思うんです。サービスで我々に言うてくれて、信頼関係があるから言うてくれたということだけで、「ああ、分かりました」ということにはならないと思うんです。土曜日、日曜日、明けて月曜日という関係ですけども、学校のことについては、広報が出るまでとか、そういうことの時間的なやっぱり差はあったというふうに記憶しておるんですけども、とにかくも、そういう議会と向き合うことについては、もっともっと誠意を尽くして説明をすべきという立場でおります。 しかし、一方ではマスコミへの情報発信は十分なされているんですかということもお聞きしたいんです。我々のとこには、そのさっき言うた新聞に載ったから問合せが来る、説明を求められるというのもあるんですけども、最近は新聞に載る回数が少ないん違うかと。加西市の情報が発信されてない。これはどないなっとるねん。議員はそれが分かっとんのかという問合せなんです。 月に1回、記者発表しているというふうなことも、ほとんどの市民は御存じですから、そういう情報発信がどうなっているんかということに問われたときに、どう説明したらいいんでしょうか、市長。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 月に1回、定例記者懇を開催して、今までどおり市の施策、事業、イベントについて説明を行っておるところでございまして、またイベントを実施する際には、随時、プレスリリースという形で、報道機関に情報提供しておるところでございまして、何ら情報を少なくしたりとか、そういう事実はございません。今までどおり行っておる状況でございまして、今後も必要とする情報については、発信は努めていきたいと思っておるところでございます。ですから、市民の皆様方には、なぜ減ったのか分かりませんけど、そういうようなことで、市としては今までどおりの対応をしておるという事実でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 私も神戸新聞しかとってなくて、ほかの新聞にもどういうふうに出とるかなというのはナイスデイを議会で見せてもらうということになるんですが、やはり取り上げる回数は減ってきとるんではないかなというふうに思うんですけど、これはマスコミの取り上げ方が新聞社によって違うからかもしれませんけども、市民からの疑問は私も同じ疑問をやっぱり持っとるんです。 市長は意図的に情報を抑制しとるわけやない、抑えているわけではない、従来どおり記者発表しとるということなんですが、回数的にはやっぱり少なくなっていると思うんですが、そこはどうなんですか。担当部長でもいいです。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 実際、減っておると思います。それは、もうこちらがどうこう言うものではございませんし、頼みに行くようなものでもございませんし、私は就任以前からちょっと、このごろ書いていただけないという声は聞きました。就任と同時でございますけどね。その傾向は、以前から出てきておったんじゃないかなと思っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 今の最後の部分、僕は理解できないんですけど、その書いてもらえない状況があるんですか。あったんですか。減ってきとるという。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) そういうようなことを聞きました。以前から大分減ってきたと思いますけど、選挙がありましたので、たまたま載っておったと思うんですが、記事的には減ってきたというようなことは聞いております。今年になっても書いてほしくない記事はよく書かれますけどね。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 今の一言が余分やと思うんです。いや、本当に。記事が減っとるかといってマスコミに圧力をかけて、記事を載せてくれと言うのも、いいことないと言うたら、いいことないですけど、やっぱ加西市の情報を発信してほしいから取り上げてくださいよというのは、働きかけとしてはやるべきですよ。減ってきてますよねと。だから市民からもそういう問合せが来てるんです。市長の答弁、今これ、録画に映ってますから、そういう答弁でしたと言わざるを得んと思います。 次、移ります。職員を守るハラスメント防止の対応は、十分取られているのかということを確認、お尋ねしたいと思います。昨年、委員会室で議員がハラスメントだったということで職員から訴えがありました。市長は当初、対応が悪かった、間違っていたと思うんですね。ここで、そのことについても取り上げましたけども、ハラスメントを当初は容認するような対応で、ましてハラスメントを助長すると、それにさらに加担をする対応だったというふうに思っておるんですが、途中からはご自分の間違いにお気づきになって、職員との関係も修復をされて、反省して謝罪をしましたと、この件については解決したという表明でした。 でも、それ以上何遍聞いても、そういうことでしたので、職員の関係もありますので、それはそれで理解しておりましたが、我々は条例をこの定例会の初日に議決をしました。ハラスメント防止条例なんですが、我々の会派では議員が職員に対してハラスメントをやったということはやっぱり重く受け止めて、ハラスメントを根絶する、そういう意気込みを込めて根絶条例を主張をしてきたんですが、防止条例にとどまりました。 最近、ニュースではカスハラ--カスタマーハラスメントということが取り上げられて、いろんなひどい事例が出てきて、企業も接客業、サービス業、やっぱり対応すべきやと、社員を守らないかんということで、いろいろ対策がとられています。その加西市でのカスタマーハラスメントの対応、そして職員間のハラスメントもどうなっているかも、それは後ほど聞くことにしますが、カスハラを含めたハラスメントの防止の対応はどうなっているのか説明をお願いしたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 仕事はチームで行うものでございます。風通しの良い職場を作らないと、いい仕事はできないのも事実お分かりいただいておると思います。そのために風通しの良い職場作りに引き続き努めていきたいと思っております。 そして、内部ハラスメント防止については、もう職員のハラスメント認識を高めるために研修を続けていきたい。そして、個々の意識を高めていきたいと思っております。 また、外部からの職員に対するハラスメント、いわゆるカスタマーハラスメント対応についてもルール作りに着手していきたいなと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) そのカスハラについては、やっぱりいろんなことを情報集約をして対応していかないといけないと思うんです。加西市の市役所に電話をすれば、「この会話は録音されてます」というその前置きが、非常時の時にはもううっとうしいと、これは早急に変えますということで市長、それは切り替えましたけど、その前置きはカスハラ防止のことから言うと、何も怒っとる人に冷静になれというそういうその抑止というんですか、防止的な側面もやっぱりあると思うんですよ。でも、録音はされているということが私、確認をとれてますけども、ハラスメントのことについては絶えず行政の、組織の責任者として配慮をしてもらいたい。 私、職員2人からハラスメントの訴えをしていますということで話を聴いたんです。その上で、情報公開の条例に基づいてハラスメントの対策の委員会、それがしっかり開催されて、対策がとられているのかどうかということを確認したくて、情報公開の申請をしました。それでも、それはできない非公開ということでした。理由は一応書いてありましたけどね。 しっかり対応がとれているのかどうかということが、私やっぱり確認をしたいんですよ。それは、もう担当部は総務部になるかも分かりませんけども、市長も絶えずそういうことの情報は聞き取った上で指示を出してもらう、そういうシステム、連絡網はやっとかないかんのやけど、とりあえずは総務部が対応するんですかね。そこはどうなんですか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 1点目の電話の録音、もう非常にあれをやめてから対応がよくなったという市民からの非常にいいアンケートがありますので、それは報告さしていただいております。何も、あの前置きが非常に失礼というような内容がありました。あれがなくなってから、職員の応対がよくなったという市民の声が寄せられておるということはちょっと報告だけさしていただきます。 そして、情報公開されました。私、なぜ森田議員ともあろう方がされるんかなということで、こんなもう絶対、非公開なんのを分かっとりながらされたということで、私はちょっと疑問やったんですけど、その内部の審議会の内容の議事録というのは、普通、誰が考えても公開はしません。非公開に該当します。そこらはお分かりいただいておると思うんですけど、ただやったいうことは事実であるということで、そこで確認いただいたということでしたら、電話一本でもよかったんじゃないか。そのために不服審査が出ましたので、わざわざ審査委員会、弁護士等を含めた外部委員にかけたわけでございます。 そういうような手続で非常に時間がかかったわけでございまして、普通の方でしたらいいんですけど、議員さんでよく御存じの方がなぜこんなことされたんかなという疑問もあったんですけど、その不服申立てしたらあかんとは言ってませんから、それは誤解のないようにお願いしたいんですけど、そういうことできっちりと対応はしておりますので、御了承いただきたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 持ち上げられて、褒められているのか、けなされているのか真義を疑うんですが、私はやっぱ職員から聞いたことが、そういう手続を踏ませるんです。中身を工夫すれば、私は開示ができるという考えなんです。不服申立てをしたことによって手数がかかったという。当たり前なんですよ。私は、不服があって申立てとんですからね。それは行政手続としては受けていかないかん。市長がそういう答弁をすること自体が、私はどうかなと、大丈夫かなという気持ちにさせるんです。 これは時間の関係もありますから、もう2番目に入ります。市長は、就任当初から市政執行については、市民の声を聴きながら行政推進をするということを力強く何度も表明をされてきました。それについてどのように取組んでおられるのかということをまず1番目に庁舎の増築は、もうしつこい質問してくるなと言って、また市長に怒られるかも分からへんねんけども、12月の議会から、これ6月議会になってもこの件が取り上げられるのは、やっぱり間違っていると思うんです。その推進の仕方がね。そこで、庁舎増築の再検討を求める市民の署名が出ておると。これはマスコミにも報道されてました。それにはどういうふうに対応されていますか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) まず、庁舎増築について反省すべき点がございます。私としましては、行政経験から当然窓口は一箇所との思いがございまして、辞めてからも区長、代表区長も経験しております。そうした中で、非常に多くの市民から経験、行政上がりだということもあって多くの市民から、なぜ子どもの手続が福祉会館でほかが市役所だ。また、そちらへ行けば、それは健康福祉会館へ行ってくれ。福祉会館に行けば、それは市役所に行ってくれと、何とかなりませんかという声が非常に私はたくさん聞いております。 議員の皆さん方も当然把握されておると思っておりましたし、庁舎裏、増設の提案をした時点で良いことだと諸手を挙げて私は賛成いただけると思っておったんですが、読みが甘かったと私はその点は反省しておるところでございまして、市民の声をあまり聴いておられなかったんかなと思ったりします。 そして、今おっしゃられた503筆の署名でございます。提出と同時に記者が取材に来ておりましたので、私も中身を見る時間がなかったんですが、503筆のうち市外の方が109名おられました。また、住所記載不備といわれる方、番地まで書かれていない方でございますが46人というような状況でございまして、実際は348名から390名ぐらいだと私は認識しております。その人数は関係ないんですけど、そういうようなことでなっておりました。 そして、その中身的には誤解があったと思います。療育室が統合されるというような誤解があった。また、経費も35億という莫大な金額というのが、まだいまだに一人歩きしておるところでございます。これは財政収支見通しを見るときに病院の反省から、病院が70億が140億になったんです。腰抜かしましたけど。それが倍になっても何もなかったわけですよ。今回は35億というのは倍ほど見てくれたと思います。やはり逆のほうがいいというような意見でしたと思いますけど、それを誤解されておったというようなこと。 特に、病院建設もほかしておいて庁舎を建てるとはというような意見もございました。それは、もう病院の発表が遅れたということだと思います。また、某議員が配り回っておったというようなことも聞きました。そういうこともありまして、どうかと思います。そういうふうなことで、結論的には昨日、中右議員さんの質問に対して福祉部長が答弁したように、非常に利便性が高いということはもう明らかな内容かと思います。もう、このような形で当たり前のことでございますけど一箇所に窓口を統合するというのは、利便性の向上になるということは自明の事実かと思います。 人口増、転入を望みながら受付窓口は2カ所ある。これは非常にこんなこと考えられない。普通は、来ていただくには1カ所で手続を済ますというサービスを行う市、それが普通の姿だと思っております。そのようなことで、誤解も多かったということで、その後いろいろ意見交換会等々で、また今も意見を聞いておりますので、その寄せられた意見は前向きな意見でございます。 次の質問もあるかも分かりませんけど、今まで何遍あったと思うんですけど、1名は完全に反対という意見が寄せられておりますが、57名ほどの中でみんな前向きな意見、そして市長への手紙においても、何人かはよくやっていただいた、ありがたいというような手紙も頂いておりまして、そのようなことを踏まえますと、やはり市民全体が望まれているというような判断におります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 最終、市民全体が望まれているという市長の答弁なんですが、そうではないですよ。私は12月議会から答弁も説明も聴く中で、どうしても理解ができない。増築の必要性を感じておりません。 それで福祉部長からは一体型、一元化の重要性、分離型のデメリットの説明も聴きました。それも理解をいたしますが、副市長どうなんですか。療育の関係は、当初議会での説明はそれも含めて一緒にするという説明やったと思うんです。それが、公聴会の前になると、増築する部分は会議室になって療育は今のままでという、そいういう説明に変わってますよね。どうなんですかね。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) 療育につきましては、先ほど森元議員の質問の中でもご答弁しましたけども、3月と4月だったと思うんですけども、療育の関わる保護者の方と意見交換会をしました。その中で、やはりその療育の子どもさんが言いますのは、環境が変わればやはりいろんな面で影響が出てくるというふうなお話もありましたので、そうなってくれば、やはりその今のままの健康福祉会館のままで療育を進めたほうがいいという判断をしまして、療育室を外したところでございます。 ただ当初、療育を入れてましたのは、やはり療育にしましても全体的な教育を考えますと、こどもみらい課がある同じ場所で療育を進めたほうがいいということもあったんですけども、ただその関係者の方の、保護者の方の御意見を聴く中で、やはり今のままのほうがいいという判断で、今回の建設の計画の中からは一旦外したというところでございます。 ただ、今後もその療育の関係の方とも意見交換する場も予定しておりますので、その中でもいろいろ聴きながら最終的にどうするかというのをまとめていきたいと思っています。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) それを外したという説明なんですが、それは副市長の判断でですか。市長の判断でですか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) ちょっと理解に差がございました。私は療育は、はなから念頭になかったんですが、健康課の事務所だけだという話でおったんですが、どうも計画を立てるときにそこが入っておったというようなことを聞いて、最終的には私は知らんとか言うとる場合ではないんですけど、そういうような当初になっとったというようなことで、ちょっといろんな面で齟齬が出ておったというのは事実でございますが、結論的にはそこはいろんな意見を聞いてやめたということで、やめたと言ったらおかしいんですけど、統合にはしないというような形になったのが事実でございまして。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) そういう答弁を今頃になってしなければならない状況が、森元議員の質問の中にも問われていたと思うんです。私がこだわるわけやないですけど、これも瑕疵がある状態で議案が通った、設計委託料の予算が議決された。だけど、その説明と今になっての説明とは食い違うということ自体が私は考えられないんですよ。それならば議会にもう1回説明に入るべきでしょう。だから、議会軽視と私は問いたいんです。今回は、もう謝ってごめんなさい。すみませんでした。配慮が足りませんでしたということでは済まされないですよ。 市長、35億。病院と比較するような発言の仕方、答弁の仕方は駄目ですよ。その今回の増築について35億から40億というのは、市長が神戸新聞に記者会見して、そこで初めて出てきて、私はその新聞が出て、聞いたんですよ。違いますか。違いますか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) それは絶対に言うてません。私は35億でも怒ったんですけど、まあしゃあないなと、財政収支見通しですからね。それは多めに見るのが当たり前でございますのでね。だから、それは誤解でございまして、神戸新聞に聞いていただいてもいいんですけど、もう絶対そんなばかげた数字は言うておりません。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) ばかげたという言い方もされるんですが、勝手に数字が一人歩きしたんではなしに、マスコミからの情報で私はそういう理解をしておりました。30億から40億という、それが議会に出てきた時には、いや35億までで上がりますと。そう言いよったからと思ったら、また最後のほうにはやっぱ35億は必要だと思いますといって副市長も答弁もされてますよ。市長は、途中でいやそんなにかかると思えへんかった。安くせえという意見なら、安くすることも検討しますということも途中で発言されてました。 私が言いたいのは、議会に対しての説明もこれ変わってきて、金額についても、予測でもいい、見積もりでもいい、こういう形ですということを示して議会に図るべきですよ。だから、森元議員は基本計画も何もないから、何やかんや変更されていくのはどうなんですかというのは、私も全く同感なんです。 私は、いまだに増築をするということの理解ができません。しかし、一体型、一元型というたらいいのか、それをするんであれば私は、教育委員会が、失礼かも分かりませんけど、教育委員会のフロアを別のところへ移せば庁舎は空くんですよ。森元議員が福祉会館の質問しよるときに、市長、副市長、顔を合わして笑ってましたよね、さっき。できるんならやってみいという意味ですか。執行するのが市長、あんたの責任ですよ。 福祉会館も今、2階の状態、3階も風呂をもうやめてからもっと上手な活用もあるでしょう。壁を建物の耐震の状況も確認しなければなりませんが、スペースは業者の皆さんに見てもらえれば、スペースの確保も出てくるだろうと。何せ、ここの本庁にこだわるんであれば、教育委員会を移ってもらえばワンフロア全部空くわけですよ。そういったことも庁舎内では議論してないんですかと。基本計画がないから、そういうこともいまだにこんなことが出てくると思うんです。どれもこれも、後追いの、後付けの既成事実化をするような取組であるということを私は言いたいんです。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) 何か論理をすりかえられておるように思うんですが、あくまで窓口の一体化でございまして、療育室だけではなく、やはりいろんな手続、健康課の手続、子どもの手続、住民票の手続、いろんな手続があります。そのメインは本庁舎でございまして、健康課の手続というのは一部の手続でございます。そこを一体化する、それがメインでございまして、その次にこどもサポートセンターということでございますので、メインは行政市民サービス、窓口一体化によるサービスの向上でございますので、その点、論理を変えないでいただきたいと思います。誤解のないようにお願いいたします。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) 論理を変えないとか、そういう言い方されるとまた私も私ね。だから、まず建物ありきと発想で出してきたこと自体をやっぱり反省してもらわないといけないと思うんです。洋服、シャツを着るのにボタンをかけ違えて、真ん中で何ぼ、「ああ」と言うたって、やっぱり全部戻さなあかんと思うんです。私は最初に言いました。やっぱり行政の手順、手続。議員の中にも行政経験、退職まで、定年まで勤められたベテランの行政のOBの方もおられますよ。やっぱり全部容認はしてないと思う。 こんなことが通っていけば、今日の市長の答弁の中でも改革プランでしたか。そこで、そんなん乗せよったら何もできませんでと言って答弁してたんと違うんですかね。事業ができませんということやったんでしょう。でも、そういうことが行政内部の中で審議して、プランは変えていったらいいんですよ。プランは議会に対して、議会に対しての説明資料であるというのは、市民に対する資料でもあるんです。でも、行政自らがそれは一定、お金については規律をもたせる中で計画的に使っていきましょうという姿勢やったんですよ。無責任な今日の答弁は聞くに耐えないです。 この議論も、私はすり替えているわけではないですよ。35億がかからなくても、市民の税金を使って庁舎を増築するということの意味合いは、やっぱり丁寧な上にも丁寧さを持ってその説明をしていかないと、これだけ経済的な状況の値上げがしている市民生活を守ることについても、後ほどこれ聞きますけども。 そんな中で、やっぱり市長の支持する人たちは、よく決断したというふうに言われるかもしれませんけども、建物は一遍建てたら、もう潰すこともできないし、活用するしかないんですよ。でもランニングコストも含めて、防災センターが必要やいう市民は、僕の周りには誰もおりませんけどね。よくやった。それは3階建てにする、そうすれば国の補助金が上乗せされるという説明やなかったですか。それだけの理由で3階建てなんでしょう。違うんですか。療育室も確保するために、その2階にスペースをとるということではなかった。 いや、これね。市長も副市長も笑って済むことではないんですよ。こんなことにこだわって、質問せないいかん状況をあなた方は作り出しとるんよ。担当部長の答弁も聞いとって申し訳ないですよ。その不十分さに気づかなければ、加西病院のことも学校のことも、市民からの賛同をもらえる状況を作っていけないと思うんです。それぐらい甚だしいボタンの掛け違いやと私は思ってます。 それでは、公聴会のことについても副市長からさっき答弁がありましたけども、もともと公聴会を開くというその意図は何だったんですかね。
○議長(丸岡弘満君) 井上副市長。
◎副市長(井上利八君) 公聴会を開く意図といいましょうか、目的といいますのは、増築します庁舎に関しての市民からの意見を多く受けて、そして意見交換をしたいということで開かせてもらうということでございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) そんな時期は過ぎてますよね。賛成意見を聞くだけの事実を作り出していくための公聴会かなと。私は最初、公聴会で聞いた時に、議会はやっぱりいろいろ法的な縛りがあるんです。周知の方法とか、賛成意見、反対意見をしっかり呼び込んで準備をしなければならない。こんな大ざっぱな、行政といえども、法の縛りがないといえども、公聴会という名前で市民の意見を聴くんであれば、もっと丁寧な呼びかけしないと駄目なんですよ。 その関連で
タウンミーティングも先、質問します。私は、市長就任された最初の
タウンミーティング、就任早々、もう市民の意見を聴きますよ言うて
タウンミーティングやった。その時の1回目、この間下里であった、日にちは忘れましたけど、それも出ました。大きなテーマ3つ、今日も質問の中にも出てましたけども、ああいう形で市長、1時間の設定で、説明が大方で、あれでやっぱり市民の意見が出るでしょうかね。今日、担当部長のほうは反対意見、あれは庁舎のことやったんですか。ごめんなさい。その
タウンミーティングのありようについては、市長どうお考えですか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君)
タウンミーティングについては、いろいろな情報交換できるということでございます。今回の
タウンミーティングについては、やはり予算の始めでございますので、区長さん方に、地域の幹部の方に予算を説明すると同時に、やはりこの学校庁舎の跡地利用というのは、こんなん1回でできるものではございません。何回もする。ですから、今回は投げかけという形で、あとはもう地域で、やはり自分らの地域のことでございますので考えていただきたいということで、また何回かするという認識で、何せキャッチボールしていかないといけませんので、今回はまず投げかけだけさしていただいて、あとそこらを参考に今後地域で考えていただいて、またその状況を聞かしていただいて、そういうことを何回か繰り返さないとどうしてもなかなか進みません。 そういうことで、今回はメインは予算の説明という形になったんですが、それプラス一番大きい目的は、その跡地利用の投げかけというのは、地域で考えていただきたいなと。そのためには、口で何ぼ言ってもいけませんので、ちょっとしたポンチ絵的な図面を付けさしていただいたというのが真意でございまして、今後もまたさしていただくということでございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) それを聞いて幾らかは心配しておった部分がとれるんですけども、繰り返しやっていく中でも、やっぱあの
タウンミーティングの中での意見を出せる人、出せる市民、そういう人は限られてくると思うんです。だから、
タウンミーティングで、それを繰り返しやるということも大事なんですが、ほかやっぱり市民、住民の意見を聞き取りするのに、ほかいろんな手だてを考えるということもお願いしておきたいと思うんです。 我々議員のとこには、病院のこと、学校のこと、もういろんな意見が届きます。でも増築するということについては、やっぱりあまり情報が広がってないので、この間の
タウンミーティングを聞いた参加者が、善防公民館から出たときに、そんな増築するほど加西市の庁舎は手狭なんですかと。あの時、市長を呼んだらよかった。いや僕は増築するのに反対なんですというて、説明に行った。ちょっと注意してください。私、発言もっとるねん。 そういう部分は市民の意見はやっぱり偏っとるという言い方もできますけども、病院のこと、学校のことについては、もう際立って多いです。それでも、増築のことも12月議会に否決をしたときに、市民からは、「議会は、市議会は機能しとったんや。よく止めたの。否決したの。」ということのお褒めの言葉もたくさん頂きました。それが3月議会になったら通ってしまって、「議会は何をしよるねん。」といふうに怒ってこられる市民もおられます。 私の市民との関係の中では、増築を受け入れる市民の声というのはありません。皆無です。市長が言われる、多くの方からやれと言われているということなんですが。私の状況はそういう状況でございます。
タウンミーティングのことも途中聞きました。病院の声、統合中学校の声ももっと言いたいんですが、時間の関係もありますので、市民への生活支援は市長、検討されてないんですか。どうなんですか。これ、電気代が大幅値上げになるという。関西電力はもう金額がべらぼうですから、そういうのはもう事前情報としてあったわけなんですが、そういうことの予算措置はないんですか。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) まず、言われっぱなしでございますので、一言だけ言っておきます。怒っていたという方しか聞いてないと言われるんですけど、「私はようやった。1日でも早くしてくれ。」という声しか聞いておりません。どんどん、そういう声は私のほうが多いんじゃないかなと思うわけでございまして、最終的にはそういう市民のサービスの向上ということで、非常に私は喜ばれると判断しております。最終的には、また審判があるわけでございますので、きっちりとそれで見ていただいたらと思うわけでございます。非常に多くの方から、それは当然の話だという声は聞いておりますので、森田議員さんの聞かれる方はちょっと偏っておられるんかよう知りませんけど、どっちもが言い合いしとっても仕方ない話でございます。私は、最終的に多くの方から聞いておるという事実だけは報告させていただきます。 そして、生活の支援でございます。今、国が特別減税をやられております。そういうような時期にありますので十分、この今、物価高、電気代がアップする、そういうのはもう十分把握しております。そうした中で今、国のほうが定額減税という支援策をしておるのに、それにちょっと隠れる可能性もございますので、状況を見さしていただいて、そういう危機感は私は持っておりますので、また次の機会でも思ったりしておりますので、まだまだ物価高が続くと思いますので、一つ、二つというような支援というのは必要ではないかなと。一矢、二矢というような形で、まだまだ支援していく必要が出てくるんじゃないかなということは予想しておるところでございます。また、その説は御理解いただきたいなと思っております。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) そのことは、検討する材料にあるということでしたけども、これは今度、9月の定例会になってしまいますよ。特別の手だてをすれば、補正予算も組むことができると思うんですが、市長は自民党の支持をもらって市長になられてますけども、国の施策を期待しているかのような状況でしたけども、これで本当に市民生活の支援になるのかどうかね。それは、やっぱりもっと早く気づくべきではないかなというふうには思います。それは、もう要望しておきます。 大きな項目の地方自治法の改正案について、森元議員も時間がなくなりました。私も持ち時間が減ってきたんですが、深江部長からは内容については説明をいただきました。もう内容はいいんですわ。私が心配するのは、憲法が保障する地方自治を根底から覆していくことにならないか。憲法の92条に明記されてますということで政策部長の説明ありましたが、今回の地方自治法の改正案、私、これ通告の時に改正案にするか、改定案にするか、改悪案にするかという考えながら事務局に出したんですけど、マスコミは改正案というふうになってますから、そういう通告にしたんですが、これは市長の答弁からすると県知事がそういうことに直接影響して、自分がコメントする立場にないということでしたが、憲法にうたってある地方自治、住民自治は、これは加西市の行政やったって該当するんですよ。 だから、それについては国の動き、この改正の動き、やっぱり担当部を通してしっかりと情報を持ちながら、どういうところで決まっていくのか。ほぼ、これは原案どおり決まっていくでしょう。それは、地方自治体の長としては、やっぱり声を出すべき時ではないかなと思うんですよ。決まった時はね。ほかの自治体は、議会も含めて声を出してますのでね。そのことをお願いしておきたいと思います。それでも時間がないので、そういうふうにそこで終わらしていただきます。 私は、
タウンミーティングも公聴会も、やっぱり増築ありき、庁舎ありきという、そういうその後づけの、後追いの既成事実化をしているようにしか映ってません。市民の中にもそういうところで、ほんまに必要なんということの疑問を持っておられる市民も多数おられます。まして、今日3月議会の議案の説明と違う取り扱いにするかも分かりませんと。部長は、まだタイトなスケジュールであるけれども、まだみんなの意見は聴くだけの余裕がありますという答弁でしたけどね。そんな時々の意見を吸収するような、そんなやり方で本当にこれが一つ通ってしまえば、ほかのやつもみんなそうなっていくん違うかなという心配を私はずっと持っております。 結果的には市民を無視し、議会を軽視することは、市民を無視するという批判も出てくるでしょう。それは心外やという市長の答弁もありましたけども、やっぱり日々の行政執行は、いつかは市民には伝わっていきますよ。議会の中で、やっぱ唾を飛ばして議論したら、それは遅いか早いか市民に伝わっていきますよ。その時にやっぱりしっかり行政の長としての意見表明をして、理解がもらえないときは説明責任を果たすという立場から繰り返しやっていきたいと、タウンミーディングは繰り返しますよというのは、私、ありがたい答弁でした。そういうことも頭に置きながら、でも今回の増築は一旦白紙に戻したらどうですか。そのことだけを確認したいです。
○議長(丸岡弘満君) 高橋市長。
◎市長(高橋晴彦君) もう一事不再議でございます。もう議決いただいて、粛々とサービス向上に努めていく、これがもう本来の行政執行の姿だと私は認識しております。森田議員さんとは、認識が違うかなと思っております。言いたいことばっかり言われて、これは非常にしんどいなと思うんですが、きちっと執行をさしていただきたいと思っております。 また、今、建設部長が申し上げましたように、いろいろ意見が出てきております。そこらを踏まえた形で設計ができれば、金額の大方の姿も出ますので、そこで明示さしていただきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 森田議員。
◆13番(森田博美君) ありがとうございました。もうこれでおきます。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、通告に基づく13番森田博美議員の一般質問が全て終わりました。 以上で、通告によるところの発言が全部終わりました。 これをもって一般質問を終結いたします。
△休会・散会
○議長(丸岡弘満君) これで、本日予定いたしておりました日程が全部終わりました。 ここでお諮りいたします。明日15日から25日までは委員会審議のため、本会議を休会いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。次の本会議は6月26日、午前10時より開会いたしまして、委員長報告並びに採決を行います。 本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。 18時21分 散会...