令和 6年 3月 定例会(第308回) 第308回
加西市議会(定例会)会議録(第4日) 令和6年3月22日(金) 午前10時
開会----------------------------------- ▲議事日程第1 議案第3号から議案第35号 (
委員長報告、質疑、討論、採決)第2 議員の派遣について第3 閉会中の継続調査について
----------------------------------- ▲本日の会議に付した事件議案第3号から議案第35号(
委員長報告、質疑、討論、採決)議員の派遣について閉会中の継続調査について
----------------------------------- ▲会議に出席した議員(15名) 1番 大前裕也 2番 北川克則 3番 西脇 親 4番 高橋佐代子 5番 下江一将 6番 橋本真由美 7番 深田照明 8番 高見博道 9番 土本昌幸 10番 田井真一 11番 佐伯欣子 12番 森元清蔵 13番 森田博美 14番 丸岡弘満 15番 中
右憲利----------------------------------- ▲会議に出席しなかった議員なし
----------------------------------- ▲議事に関係した者の職氏名 事務局長 後藤光彦 局長補佐 小林由佳 議事係長 浦川翔平
----------------------------------- ▲説明のため出席した者の職氏名 市長 高橋晴彦 副市長 井上利八 教育長 菅野恭介 理事 村尾和美 政策部長 藤後 靖 地域部長 深江克尚 総務部長 民輪清志 市民部長 下山晴一郎
健康福祉部長兼
福祉事務所長 産業部長 末廣泰久 上坂智津子 建設部長 石野隆範 市参事(
大型プロジェクト担当) 北川陽一 環境部長 丸山常基 市参事(
環境整備担当) 宮崎高広
会計管理者 三船雅章 教育部長 千石 剛 市参事(
学校再編担当) 伊勝 勝
選挙監査公平委員会事務局長 亀田哲馬
農業委員会事務局長 櫻井雄一郎
病院事務局長 上坂寿人
△開議
○議長(丸岡弘満君) 皆さん、おはようございます。それでは、定刻が参りましたので、これより本日の会議を開きます。 本日予定しております議事は、議員各位のお手元に配付いたしております日程表のとおりであります。 それでは、直ちに日程に入ります。
△
議案一括上程
○議長(丸岡弘満君) 日程第1、議案第3号から議案第35号までの33件を一括議題といたします。 これより上程中の議案に対する委員会の審査報告を求めます。
建設経済厚生常任委員長、中
右憲利議員。
◆
建設経済厚生常任委員長(中右憲利君) =登壇=それでは、当
建設経済厚生常任委員会に付託を受けました16件の議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議決結果であります。当委員会で付託を受けました議案は、いずれも全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 続いて、審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 まず、議案第35号第7期加西市
障害福祉計画・第3期加西市
障害児福祉計画の策定についてであります。 委員から、
策定メンバーの一般枠について質問があり、執行者からは、4名の応募があり、2名を選出したとのことでした。また、今回の計画は、障害や発達に遅れのある子供を持つ保護者を集めてのワークショップを2回開催しており、その場で酌み取った意見を
障害児福祉計画に反映させた点が特徴とのことでした。 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第13
号加西市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 委員から、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部改正を受けての条例改正となるが、実際に事案が発生すれば優先的な入居が可能なのか質問があり、執行者からは、入居前の清掃にかかる時間も必要だが、事案を警察や
福祉関係部署とも協議し、可能な限り迅速に対応したいとのことでした。 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号令和5年度加西市
水道事業会計補正予算(第3号)についてであります。 委員から、委託料及び
工事請負費の減額について質問があり、執行者からは、緊急対応の工事が行われなかったことや入札残が主な理由であり、遅れている鴨谷町の流量計設置業務については令和6年度以降の実施を予定しているとのことでした。 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 続いて、新
年度予算関係についてです。 まず、議案第27号令和6年度加西市
介護保険特別会計予算についてであります。 委員から、
介護保険料の増額による影響について質問があり、執行者からは、高所得者層の保険料率をより細分化し、それによって増えた保険料を低所得者層の軽減につなげる制度設計となっているが、
保険料月額を増額する関係で、全体の
保険料収入は若干増加すると見込んでいるとのことでした。 続いて、委員から、被保険者への
保険料改定の告知について質問があり、執行者からは、7月の賦課決定時でのお知らせとなるが、第9期
介護保険事業計画は別の機会で周知を図っていきたいとのことでした。 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第30号令和6年度加西市
産業団地整備事業特別会計予算についてであります。 委員から、2期事業の開始に際して、今後の特別会計の予定について質問があり、執行者からは、
包括委託料や想定される工事費からすれば、現在の特別会計内の資金がかなり少額であることは事実だが、足りない分については現段階で起債を検討しているとのことでした。 続いて、委員から、地元からの意見や要望の相談先について質問があり、執行者からは、相談窓口は地元との連絡を密に取りながら市で設けているが、直接開発に関する案件は事業者に解決してもらい、開発に伴う影響については市が担当する方向で進めているとのことでした。包括委託先の事業者とは、年2回の割合で、これまでの工区と同様に、課題や
進捗状況等を詳細に協議していくとのことでした。 質疑の後、討論において意見が述べられ、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第33号令和6年度加西市
病院事業会計予算についてであります。 委員から、医師数の減少の影響について質問があり、執行者からは、予算を立てた後に医師数の減少が判明したことから、令和6年度
予算どおりの収入を確保するのは難しい状況であるが、
神戸大学病院を含め、近隣病院からの応援の医師に来ていただける関係で、1週当たり内科は1こま減少、外科は4こま減少、泌尿器科は4こま減少、産婦人科は1
こま減少等の影響になるとのことでした。 続いて、委員から、さきの新聞報道にもあった経営方式の変更の可能性について質問があり、執行者からは、経営方式の変更についての協議は全く行ったこともないし、検討したこともない、
公設民営化が医師不足の解消の手だてとなるわけでもなく、まして市の財政負担がなくなるわけでもないので、今後も公設公営で進めていくことに揺るぎはないとの説明がありました。 採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 その他の議案につきましても委員各位からは多くの質問や意見が述べられていますが、その詳細については割愛をさせていただきます。 これをもって
建設経済厚生常任委員長報告といたします。
○議長(丸岡弘満君) 続いて、
総務常任委員長、
北川克則議員。
◆
総務常任委員長(北川克則君) =登壇=御指名いただきましたので、
総務常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議決結果であります。当委員会に付託を受けましたのは総数15件であり、いずれも全会一致で可決すべきものと決定をいたしております。 続いて、審議の状況のうち、その主なものについて御報告を申し上げます。 まず、議案第8号の加西市
学校教育施設整備基金条例の制定についてであります。 委員から、基金は新中学校の建設だけを目的として設置されるのかと質問があり、執行者からは、令和10年開校予定の新
統合中学校の建設のために設置することとしているが、今後の学校再編において新たな統合などにより新規の校舎建設などが生じる場合は、この基金を活用していくとのことも考えられるとのことでした。 委員からは、基金の原資についても質問があり、執行者からは、
ふるさと納税と、
ふるさと応援基金を充てることとしているとのことでした。 その後の討論では、賛成意見として、将来的な人口予想から統廃合は避けて通れないものであり、今後の再編整備には多額の事業費用を要するため、計画的で確実な実施に必要な財源を確保し、当該費用に充当できるよう、基金設置に賛成するとの意見が述べられました。 次に、議案第3号の加西市空家等の適正管理に関する条例の制定についてです。 委員から、
行政代執行を行う基準や費用負担について質問があり、執行者からは、特定空家のうち、台風などで瓦が飛散し、けがや事故など人的被害につながるような物件で、市道や通学路に面していたり、隣家に倒れかかっているようなものを率先して対応したいとのことでした。また、費用は市の負担となるが、
財産管理人の選任や執行後の不動産及び動産の売却など様々な策を講じ、経費の回収に努めたいとのことでした。 次に、委員から、空き家が増えている原因について質問があり、執行者からは、空き家の除却後に
住宅用地特例という税の優遇措置がなくなり、土地の
固定資産税が高くなることが除却が進まない原因の一つとも言われているが、空き家の相談や
アンケートの結果では、解体やリフォームの資金不足や相続問題、立地条件により利活用や売却が困難、また、愛着があって潰したくないなど、除却が進まない原因が様々存在しているとのことでした。 次に、議案第6号の職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 委員から、条例制定によりどのような勤務形態が選択できるのかと質問があり、執行者からは、小学校入学のタイミングで仕事と育児の間で大きな選択をしなければならない職員が少なからずあり、時差出勤を利用してもなお仕事との両立が困難なことが想定されるため、小学校3年生までの児童を養育する職員が朝及び帰りの登下校時間に合わせて勤務時間を短縮し、仕事と育児の両立を図ることができるような勤務形態をしたいとのことでした。 次に、議案第26号の令和6年度加西市
国民健康保険特別会計予算についてです。 委員から、
国民健康保険税収入が令和5年度比で4,900万円余り減額となった理由について質問があり、執行者から、被保険者数及び世帯数の減少に加え、所得水準が下がっていることも大きく影響しているとのことでした。 最後に、議案第15号の加西市学童保育園の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 委員から、現在の
夏季休業期間中の利用状況について質問があり、執行者からは、令和5年度の利用状況は、7月1日から8月末までの利用申込みが4名、
夏季休暇期間の7月21日から8月末までが44名、8月1日から末までが42名となっているが、保育料が安くなることにより、8月のみの利用の方が7月も利用されるのではないかと見込んでいるとのことでした。 その他の議案につきましても、委員各位からは多くの質問や意見などが述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 以上、
総務常任委員会に付託を受けました議案に対する当委員会の質疑の結果であります。 これをもって
委員長報告といたします。
○議長(丸岡弘満君) 続いて、
予算決算常任委員長、
土本昌幸議員。
◆
予算決算常任委員長(土本昌幸君) =登壇=それでは、当
予算決算常任委員会に付託を受けました議案に対する審議の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議決結果であります。議案第18号については全会一致で、議案第25号については賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 続きまして、各分科会及び全体会における審議の状況のうち、その主なものについて御報告申し上げます。 まず、議案第18号令和5年度加西市
一般会計補正予算(第10号)についてであります。 委員から、
新型コロナワクチン接種委託料の減額理由について質問があり、執行者からは、5類移行により集団接種が実施されなかったことによる人件費や体制整備の委託料等の減額によるものとのことでした。
新型コロナにかかわらず、感染症予防については、手洗いや睡眠、食事を十分に取ること等、予防接種と併せて引き続き啓発していきたいとのことでした。 次に、委員から、脱
炭素先行地域づくり事業補助金の減額理由について質問があり、執行者からは、
パートナー事業者の選定に遅れが生じたことが原因であったが、1月末には
パートナー事業者がシン・
エナジー株式会社に決まり、2月27日には、
PPES株式会社と市を加えて3者で事業協定を締結したとのことでした。 次に、委員から、
スクールサポーター事業の減額理由について質問があり、執行者からは、
スクールアシスタント数名が県費扱いの臨時講師となったことによる人員の減、また、新たな確保を目指して予算を増額したものの、見込んでいたほどの人数が確保できなかったこと、さらには、
スクールアシスタントの代わりに
学校応援団を配置したことにより、賃金が下がったことなどが理由とのことでした。 委員からは、
スクールサポーターの成り手不足についても質問があり、執行者からは、教職を目指す学生が正規の職員になる前に、少し学校現場で経験を積みながら勉強もできるとして継続して採用するとともに、退職した教職員の任用を目指したが、家庭の事情等で難しい場合もあり、人手が不足してきている状況とのことでした。 以上のような分科会での質疑の後、全体会において採決の結果、全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 次は、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算についてであります。 まず、
政策部所管であります。 委員から、北条鉄道に対する補助金について質問があり、執行者からは、
設備等整備費補助金3,300万円のうち2,610万円は、
ICカード乗車券、ICOCAの
システム導入費用であり、令和6年度、7年度の2か年で
システム整備を行い、運用は令和8年度初め頃を予定しているとのことでした。 次に、
地域部所管であります。 委員から、
総合運動公園基本構想・
基本計画策定について質問があり、執行者からは、施設の規模として、陸上競技場は400メートルトラックが7レーンから8レーン、体育館は
バレーボールコート3面、
バスケットボールコート3面程度を想定しており、近接して設置したいとのことでした。 委員から、市民の意向をどのように調査されるのかとの質問があり、執行者からは、
基本構想策定に当たり、
アンケートなどを実施し、市民がどの程度の施設を必要とされているか確認したいと考えているとのことでした。 次に、
総務部所管であります。 委員から、庁舎増築の必要性について質問があり、執行者からは、以前から
市役所業務が分散して不便であるとの指摘があること、また、相談業務のプライバシーが確保されていない状況があり、一日でも早く解消する必要があること、加えて、令和6年4月に設置する
こども家庭センターは一体型として運営することが望ましいことから、庁舎を増築し、
市民サービスの向上及び業務の効率化を図っていきたいとのことでした。 委員からは、
アンケート等で市民の声を聴くべきではないかとの質問があり、執行者からは、
相談業務等を担う職員が現場の課題を把握しており、その声を反映していきたいとのことでした。 次に、
福祉部所管であります。 委員から、
帯状疱疹ワクチン接種費用助成事業について接種条件の質問があり、執行者からは、さきに導入している他市町と同様に50歳以上を対象にすることを考えており、2種類のワクチンはそれぞれ接種回数が異なるが、がん等の治療で免疫の低い方は不
活化ワクチンしか使用できない規定もあるので、医師と相談してワクチンの種類を選択してほしいとのことでした。 次に、
産業部所管であります。 委員から、
担い手育成施設整備支援事業補助金について例年の採択数を確保する質問があり、執行者からは、補助額の上限に満たない申請があることから、例年10件から11件の採択数となっているが、機材の値上がりに加え、高額な
スマート機器が重なると採択数が減る可能性があるとのことでした。 次に、
建設部所管であります。 委員から、
生活道路整備補助金について、申請から
補助金支給までの手続を確認する質問があり、執行者からは、まず、自治会が
工事見積書や簡易な設計図等を市に申請し、補助金の決定が下りれば自治会が工事業者に委託する流れとなっており、工事完了後は、自治会が提出した
実績報告書を確認し、請求を受けることで、200万円の上限はあるが、自治会が工事者へ支払った事業費の3分の2を支給することになるとのことでした。6年度からの新規事業であるので、自治会からの反応を見ながら補正も視野に事業展開していきたいとのことでした。 次に、
環境部所管であります。 委員から、
動植物生態調査委託料について調査結果の発信方法の質問があり、執行者からは、令和6年度に5か年計画の調査が完了するので、
調査報告書の公表に加えて、調査委員からため池等の希少生物が減少しているとの意見があった現状を踏まえ、今後は
検討委員会を設置し、5か年計画の検証と
環境学習等の実施を検討し、地域の方が保全活動に取り組む機運を醸成していきたいとのことでした。 最後に、
教育委員会所管であります。 委員から、
泉統合小学校の施設整備について質問があり、執行者からは、泉小学校の屋根と外壁、教室の床の修繕等に加え、給食棟を解体して教室を3部屋程度増築する計画とのことでした。改修工事は令和7年度を予定しているが、工期の確保のため令和6年度中に着手したいと考えており、大きな音が出る工事はできるだけ長期休業中に実施し、教室移動が少なくなるようにしたいとのことでした。 以上のような分科会での質疑、全体会での討論の後、採決の結果、賛成7、反対6の賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 そのほかにも委員各位からは多くの質問や意見等が述べられていますが、その詳細については割愛させていただきます。 これをもって
予算決算常任委員長報告といたします。
○議長(丸岡弘満君) 以上で委員長の報告が終わりました。
△
修正案上程
○議長(丸岡弘満君) ここで、ただいま上程中の議案に対しまして修正案が提出されておりますので、提案説明を求めます。12番
森元清蔵議員。
◆12番(森元清蔵君) =登壇=それでは、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算に対する修正動議の中の説明をいたします。 お手元の資料を見ていただきたいんでありますが、今回、25号の中の令和6年度の加西市
一般会計予算に対して7,500万円の修正をするという内容でございます。それは、庁舎の増築費用として、
設計委託料として含まれているものであります。 まず最初に、その修正部分について説明を申し上げます。 議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算の次の部分について修正をいたします。 第1条の第1項中、259億の予算を、7,500万円を引きまして、258億2,500万の予算に改めるという数字の訂正であります。 そして、第1表中、令和6年度の
歳入歳出予算の表なんでありますが、歳入の部分で、繰入金から1,220万の減額と、それから市債の部分で6,280万円の減額でありますので、その部分の訂正をしているものであります。 それによりまして、
歳入歳出合計として7,500万の減額となるという部分であります。 そして、歳出の部分については、総務費の中で7,500万円の減額をするという数字の訂正であります。 それから、第3表の地方債の表中にも市債の関係がございますので、
庁舎等整備事業債のうち6,280万円を減額するという修正であります。 具体的な数字の説明につきましては、次の資料の中で、第1表の修正として、繰入金、市債の修正内容を示しております。そして総務費の修正をしております。 そして、第3表につけております地方債の関係も、その一覧表の中から、
庁舎等整備事業債について6,280万円を減額した訂正をしております。 そして、その後、参考として、令和6年度の
歳入歳出予算事項別説明書というのがあるんでありますが、具体的な款項目において、
財政調整基金繰入金から1,220万の減額と、それから市債のほうから6,280万円の減額をするという訂正の表であります。そして歳出についても、
一般管理費のほうで7,500万円の減額をするという数字の訂正であります。 そして最後は、地方債の前々年度末における現在高並びに前年度末及び当該年度末における現在高の見込に関する調書についても地方債の分で訂正がありますので、地方債の分で6,280万円の減額訂正をするというものであります。 こういった中で、数字的にはその部分を修正するという内容であります。 そして次に、修正理由を申し上げます。 今回は、
庁舎増築事業の
設計委託料7,500万円を削減すべきというものであります。 その理由として、この事業については、12月議会で予算を削除し、
子育て世代や関係者の意見を聞いて考えるよう要望したにもかかわらず、その取組をせずにこの3月議会に全く同じ予算を出されてきたことに納得ができません。 次に、庁舎増築については、まず現状において、庁舎全体で
市民サービスや業務執行についてどんな支障があるのか調査・分析を行った上で、業務の
デジタル化、それから人口減少の将来を見据えた上で、増築ではなくて業務の見直し、庁舎内の整理、部署の
配置変更等の改善策を検討すべきものであります。 そしてまた、
こども家庭センターの設置については、庁舎増築での設置ありきではなくて、設置場所も含めて、
子育て世代や利用者の意見・要望を幅広く聞いて、利用しやすく相談しやすいものを造るべきものと考えます。 そして、財政支出において、今後、新病院建設、新
中学校校舎建設、新
ごみ処理施設建設等の多額の費用が必要な中で、庁舎増築を最優先で取り組むべきものではないと考えます。 以上の観点で、今回の7,500万円については修正をすべきものと考えるものであります。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) 以上で、
委員長報告及び修正案の説明が終わりました。
△質疑
○議長(丸岡弘満君) これより、
委員長報告並びに修正案に対する質疑を行います。 御質疑のある方ございませんか。高見議員。
◆8番(高見博道君) 8番、高見博道。それでは、修正案について御質問をさせていただきたいと思います。 修正案について、ただいま御説明があったんですけども、いわゆる庁舎増築に対してだけ今回反対が出ているんですが、今回の新年度予算につきましては、新たな建設物として、
泉統合小学校、仮称ですけども、こちらのほうに3,600万円、また
統合中学校整備事業として8,000万円、それと基金のほう、12月に否決になりました
総合運動公園基本構想・基本計画のところで3,300万円の、この3つの予算案も出ていると思います。 当然、今回、修正案の理由として、市民の意見を聞くとか業務のいろいろなこと、御説明があったんですけども、それからいくと、当然、学校再編成の統合小学校がなぜ泉小学校になっているのか、また、今後発表されます中学校の建設場所、また運動公園についても今から順次進んでいくわけですけども、それについて今回予算が上がっていることについてなぜ反対されていないのか、修正案として削除してもいいのかなと思ったりもするんですが、なぜ庁舎のみになっているのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) それは全く質問になってないと思うんです。私は、庁舎増築について7,500万円の修正をすべきだという提案を説明しているわけでありまして、そのほかの議案に対してはこの場で述べておりません。それについては、ほぼ私は賛成のつもりではありますが、この提案には全く関係ないことでございまして、庁舎増築について修正すべき理由を述べたのでございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) いや、私が聞きたいのは、修正理由として、いわゆる利用者の要望を聞かないといけないとか、また、いろいろ12月議会で要望したことについて意見を全く聞いていないみたいなことを言われたんですが、先ほどの3つについても、説明会等もやられていますけども、例えば総合運動公園についても、まだ今からの話になりますし、そのあたりが予算が大きく上がってきているわけなんですが、それについて、同じように3,300万円ですわ、こちらのほうも。同じく反対されてもいいのかなと思って質問したんですけども、再度お聞きしたいと思います。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 全く私の修正案に対しての質問ではないと思います、これはね。明らかに全般の予算についてどう思うかという質問でございますので、答弁する内容ではないとお答えいたします。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) それでは、総務委員会のほう、閉会中の委員会も行われましたが、そのときに、増築の図面、またいろいろな説明がありました。そのところでもっともっと意見を聞かれたと思うんですけども、そのあたりのところはどうお考えなのか、答弁をお願いいたします。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) それにつきましては、前回、7,500万を否決しまして、否決理由の中で、関係者の意見を聞くべきだということと、それから、十分な説明がない中でこういうのを出してきたことについては反対であるということで否決をされました。 その後、総務委員会等で当局は説明をされましたが、それは当局なりの説明ではございますが、根本は
こども家庭センターを造る人たちの関係者の意見を聴くべきであって、そういう努力があってこそ考えられることであるということで、そういう関係者の意見を聴くべきだということは大きな要素でありました。 そしてまた、なぜ建てるのかということも否決したときには議論しましたが、これについては、総務委員会等でも私も質問しましたが、十分な答えが出ておりません。必要性について本当に調査・分析をして建てるべきだということで今回も理由と挙げておりまして、前の否決から何らのそういった努力がされてないということが今回の修正の大きな原因であります。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) そしたら、この間の閉会中の委員会でもっともっと議論できたと思うんですけども。ましてや議員は市民の代表です。そして、12月で一度否決した後に改めて図面が出てきているんですから、執行者側としてはそれを進めようという意図が私はあると思って傍聴させていただいたんですけども、そのあたりはどうお考えでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 総務委員会等でも議論をされましたが、それでも私は、十分な説明されてない、根本は、本当に何のために造るかというところの掘り下げが幾ら議論してもかみ合いません。
こども家庭センターを本当に造るなら、造る人たちの気持ちにのっとったものを造るべきものであります。こういったことも議論の中で、「いや、これは業務的なことなので、そうした人たちのことを聞いてする庁舎増築ではない」というところまで出ました。日頃から職員が聞いているから今さらその行政のことで意見を聞く必要もないというふうな態度で説明をされました。これは根本的な間違いでして、何のために造るかという、そもそもの必要な方々が喜んでいただけるものを造るべきところが、それらの関係者の声を本当に聴こうとされてないし、そんな中での提案であります。 そういう意味で、12月から何の努力もされてない中で、議会の決定を本当に無視したこういった提案は、決して納得できるものではございません。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) 先ほど予算決算の常任委員長の
委員長報告では、たしかこの件についても、今後設計を進めていって、そして利用者の意見を今後取り入れて進めていきますという丁寧な回答があったと思います。 また、増築については、確かに今、
こども家庭センター設置のところばかり言われていますけども、大きな目的は、業務の一元化、そして防災センター、そちらの設備も入れるということで、それに合わせて
こども家庭センターを一緒に造るという説明だったと思うんです。先ほどの
予算決算常任委員会の
委員長報告ではそのように私は聞いたと思うんですけども、違いましたでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 森元議員。
◆12番(森元清蔵君) 提案理由を詳しく分析していただきたいと思います。 この
こども家庭センターについては、庁舎を造って、増築した中で造ることが前提ではなくて、そもそも
こども家庭センターをどこですれば一番使い勝手がよいか、相談しやすいものになるか、場所も含めて検討すべきものだということで提案理由をしているわけであります。今の、庁舎を建ててその中でどうこうする問題ではないわけであります。あくまでも市民の声を聴いて、どうすれば喜んでいただける、相談しやすい、子育てが本当にしやすいものを造っていくかということに照準を当てなければならないことであります。 それから、庁舎を造る理由のとこら辺でも、業務の一元化とかそういうことを言われますが、そもそも今の庁舎の全体の中で、
市民サービスとか業務の執行においてどれだけの支障があるのかということを、やっぱり全庁的に、職員の声も聴きながら分析をして考えるべきことだと思います。そこがまだできてないと思います。 そういった中で、まず庁舎増築というのが先にあって、その中で
こども家庭センターを造るということが出てきたんですが、それならそれで、その人たちの思いに基づいて設計をしていくべきところなのでありますが、その声も聴かずに
こども家庭センターを造るということをまず決めて、造るに当たっては建物の補助金等が必要なので、防災センター等を建てれば国の補助金が多くあるからということで防災センターを考えたような説明がなされました。これは順序が逆でして、防災センターをどうするかということは庁舎を建てなくても考えていかなければならないことですし、今まで担当は考えてきたことであります。 それが、そういう考え方、今までの方針が全く無視をされて、まず庁舎を建てるということがあって、その補助金を取ってくるに当たって防災センターを造るほうがいいというふうな流れで、今、防災センターの声が上がってきているわけであります。こうしたことは、全く考え方の根本から違った形でこの増築をしようとされているように思えてなりません。そういった根本的な、なぜ庁舎増築が必要なのかという議論から始めるべきことであったと思います。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) ほかに御質疑もないようですので、質疑を終結いたします。
△討論
○議長(丸岡弘満君) 続いて、討論に移ります。御意見のある方はございませんか。高橋議員。
◆4番(高橋佐代子君) =登壇=4番、高橋。失礼いたします。改革未来・自民の風の高橋佐代子です。提案されています議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算について、賛成の立場で討論に参加します。 まず、このたびの新年度予算は、市長の手紙やタウンミーティングなどから、市民の声を重視し、全体に目配りされた、高橋市政初の予算案となっているように思います。特に市民養老金について、議案第12号の条例改正において、88歳(米寿)の方に5,000円が1万円に、100歳(百寿)の方に1万円から5万円にと改正されました。しかし、この条例改正は25年ぶりとなり、平成10年に改正されたもので、一度も改正されることなく、25年間も養老金は据え置かれたままでした。 この間、財政の厳しいときもあったと思いますが、25年はあまりにも長い年月で、いかに無神経な仕事ぶりに思えてなりません。近隣市と比べあまりにも少ない支給額を知り、とても恥ずかしく、悲しい気持ちになりました。近年、人生100年時代と言われていますが、100歳の百寿を迎えるのはなかなか難しいことです。長寿であることも、御本人の健康と御家族の支えのたまものでしょう。多くの長寿の方が加西市におられ、元気に暮らされていることこそ、市にとって誇りにしたい思いです。 なお、今後は、105歳の方にも感謝の気持ちを込めた長寿の祝い金等を支給できるように提案させていただきます。あわせて、高齢者などの生きがいを創出する事業、また、高齢者の健康増進のための事業を広め、地域みんなで介護予防や認知症予防に取り組み、高齢者にやさしいまちづくりを目指して、引き続きしっかり頑張っていただきたいと思います。 次に、庁舎建設事業の
設計委託料7,500万についてです。いろいろ議論をされていますが、まず、市民の利便性を思い、分離したままではなく、離れている庁舎と福祉会館の機能を一体型にして事務の効率化を図ることには、何ら反対する理由はありません。そもそも
設計委託料すら認めない修正案には反対をして、原案に賛成をします。 なお、その他の予算につきましては、市民の皆さんから預かっています大事な大事な税金が無駄に使われたと言われることがないよう、各部署は、目標にした数値や目的が年度末には必ず達成しているよう、執行者の皆さんには頑張っていただくことをお願いし、賛成討論を終わります。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方はございませんか。橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) =登壇=6番、橋本。議案第25号令和6年度
一般会計予算について、本案には反対で、修正案に賛成の立場で申し上げます。 このたびの議案第25号令和6年度
一般会計予算の中の庁舎附属棟新築工事実施設計7,500万円は、12月議会で反対され、まだ詳しく内容が出てきていないという部分や、説明不足、また、市民の声や、当事者、利用者の声が聴かれていないから反対という意見が出ました。市民の声を聴かれていないというその部分の再検討はすることなく、もう一度出された庁舎附属棟新築工事実施設計7,500万には賛成することはできません。 いろいろ説明も聞いてきましたが、増築する理由など新築ありきで話が進んでおり、でも、それが納得できず、再度一般質問でもお聞きいたしましたが、やはり全く納得できる内容ではなく、「庁舎増築は行政が使う事務所的なものだから、市民の意見は広く聞かずともよい」との答弁であったり、「35億円が独り歩きしており、もっと安くで造れる」などの答弁をされますが、それこそ検討がまだ不十分な中で庁舎増築をすると決めるのは時期尚早であると考えます。 そして、子育て5つの無料化にしても、継続できるのか絶対の確証がないため、不安にも思っております。どれも納得できるほどの資料や説明がされるわけでもなく、ただただ不安をあおられるだけでした。意見を聞くことに関しましても、「担当課が聞いており、十分だ」という答弁もありましたが、障害を持つ子たちは100人いれば100通りの特性があり、支援方法も異なります。みんな全く一緒ということはあり得ません。そして、それを担当課が全て把握できるわけがありません。そして、保護者と担当課はどうしても思いに違いがありますし、視点も違いますので、やはり両方の立場の意見を聴くべきと思います。担当課に聴いているからそれは聞いたのだと、一緒だとお考えでは、それは全く違うと考えます。 そしてこれまでに、令和5年度には第7期加西市
障害福祉計画・第3期加西市
障害児福祉計画策定委員会もあり、計画策定の経過の中でも聴くことは何度も機会はあったはずです。実際、令和5年10月22日、12月3日に、加西市
障害児福祉計画策定のための子どもたちの福祉を考えるワークショップが2回行われたことについて、
予算決算常任委員会でも出ておりましたが、私は当事者としてそこのワークショップに参加しておりました。 そこでは、障害児の親としてその子たちの暮らしにくさを感じる子供たちの保護者を対象としたワークショップでした。子育ての困り事や福祉サービスについての意見交換会でした。しかし、そこで出た意見としては、情報が欲しいけれど、どこに行けばどんな支援が受けられるのかという情報が必要なのであって、今、相談窓口が同じところにあってほしいということではなかったと認識しております。庁舎の話はもちろん全く出ておりませんし、そこに参加されていた保護者の半数以上の方からは、市役所の裏に建つ施設には当事者としては行きたくないし、行けないという声を多く聞いております。 そして、
障害福祉計画や
障害児福祉計画の策定委員をされた方にもお聞きいたしましたが、議案を出された12月以降でも委員会が開催されていたにもかかわらず、
こども家庭センターの話もなく、当然、意見を聴かれることもなかったと聴いております。たくさん聞くタイミングもあったのに、当事者の声が聴かれておらず、反映されているとは思えません。また、立地や場所のことを、私は、議員としても、当事者としても、市民としても声を上げていますし、そもそも中身を議論する前に、場所のことに関してどうなのかを利用者に、また当事者に聞いてほしいと言っているのであります。本当に支援の必要な方の意見は必須です。 未来型児童館のときであっても、ワークショップをし、しっかりと意見を聴いてこられました。今までは大きな事業のときに市民
アンケートはしてこなかった、必要ないのではないかという意見もありましたけれども、利用者の意見を聴くのが当然です。
アンケートについても、今までしてこなかったことでも、議員や市民が必要だと声を上げれば、しなければならないことです。 加西市のホームページにも挙げられている市長メッセージには、時代の変化のスピードは大きく想像を超えていることも認識されている中で、時代の変化に乗り遅れることなく行政を運営していくためと、前例踏襲にとらわれることなくという言葉も言われており、この町の発展を願っていると、市民と行政の思いを一つにコミュニケーションを図るともおっしゃっていました。しかし、それは行動で示されているとは思いません。 税金を使うことなので、全市民に関わることで、税金の使い道として、妥当性はみんなで検討するべきです。市民や当事者の声を聴いてほしいと12月議会から一貫して言っております。今の執行者のやり方は、そこに全く目を向けていないように感じます。増築をしなくても、今の本庁のリニューアル工事や備品の大規模入替えなど、今あるものを使ったり整理することで全体的に業務の効率化が十分図れると思いますし、福祉会館の利用検討も不十分ではないかと考えます。 いろんな方法はまだまだ考えられます。やはり市民の声をしっかり聴くべきと思いますので、今回の庁舎附属棟新築工事実施設計7,500万に関して反対といたします。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございますか。西脇議員。
◆3番(西脇親君) =登壇=3番、西脇。では、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算について、原案に賛成、修正案には反対の立場で討論に参加いたします。 まず、令和6年度予算においては、地域の特色を生かした行政サービスを提供するため、その概要にありますように、今後の大型事業を控え、今、真に有効な事業を厳選した上で、交付税の算入率の高い起債、そして、
ふるさと納税等を最大限活用した持続可能で発展していく町を目指した予算となっているものと考えます。 そもそも自治体経営とは、将来の住民のために、限られた資源を有効に活用し、地域の持続性を確保するということであり、財政・経営状況を的確に把握し、中長期的な見通しに基づく財政運営、経営を行う必要があります。目先の数値改善を目的とした支出抑制や、事業や経費の削減による財政の健全化ではなく、将来に必要で有効となる投資を行いつつ、健全な財政運営をしていくことこそが、民間企業でいう顧客満足度、市行政での市民満足度につながるのではないでしょうか。 そこで、議論となっている市
庁舎増築事業に伴う庁舎附属棟新築工事の実施設計についてであります。 私は、この庁舎が竣工した平成元年からここで仕事をしてまいりました。現在は確実に手狭で、業務等に支障が出てきているのは事実であります。当初は広々とした執務室内も、年数の経過により保存しておかなければならない資料が増え、業務の細分化、そして県からの権限移譲などによる事務量の増加、人員増から年々スペースが少なくなり、相談室が倉庫に、会議室が執務室に、健康課が健康福祉会館に移動するなど、外から見た目と日々業務を行っている職員とでは感じ方が大きく乖離してきているというように思います。 また、健康福祉会館でも何年か勤務をいたしました。ここでは、妊産婦をはじめ、
子育て世代の相談業務を行っていますが、相談室がありませんので、カウンター越しでの相談を受けることになり、相談者の個人情報、相談しやすさといった点から問題があります。そして、ここでの増築は、建物の形状や構造からも、現実的、物理的に無理があるというふうに考えます。 一方、全ての妊産婦、
子育て世代、子供たちに一体的に相談・支援を行う機能を有する機関である
こども家庭センターは、同じ建物内で、名実ともにワンストップで相談できる場所が最も望ましいというのが自明の利であります。「現状維持は衰退の始まり」、こう常々言われているのは成城石井の原社長であり、座右の銘とされています。それが今日の成城石井の成長のあかしであります。現状の体制のまま分散型で継続していくことになると、利用者である妊産婦、ベビーカーで来られた方に移動していただくことになりますし、明らかにサービスの低下になります。 12月議会のときにも申し上げましたが、小さい子供を連れている場合、建物が変わるだけで結構手間なことがあることから、「隣のカウンターで聞いてお帰りください」とか、あるいは「担当が代わりますので、ここで待っていてください」というふうに職員の側が代わっていくということではいいと思うんですけれども、そうなればお母さん方はとてもうれしい、助かるということを、多くの担当者の職員から聴いています。 そして、他の手続の利便性を考えると、今回想定されている場所であればそれらが解消されることになりますので、執行者側の提案に賛同するものであります。 また、当事者の思いや意見に関してですが、私は、一緒に仕事をしてきたからこそ、真摯に市民の方々と向き合い、親身に相談を受けている職員の姿を幾度となく見てきました。時には、連れてこられた赤ちゃんを他の職員がだっこをしてあやしながら、来られた方は安心して相談されている姿がありました。臆測での判断ではなく、私の経験から申し上げますと、改めて一人一人から御意見をお聴きする、再度
アンケートをするということまでしなくても、紛れもなく実情は職員が一番把握しているというふうに私も思っております。 さらには、今回、
障害福祉計画を策定するに当たり、市内在住の障害のある人や市民に対する
アンケート調査、事業所
アンケート、様々な団体、支援団体から調査を実施されております。障害のある子供の保護者を対象にしたワークショップ、これも2回開催し、その結果を反映されております。そして、市民の考えや意見を聴くパブリックコメントも実施されています。それらを踏まえ、第3期となる
障害児福祉計画では、障害のある児童の相談窓口の設置ということで、子供の発育や発達、障害児についての相談窓口がばらばらであり、どこに相談すればいいか分からないという意見が多いために、
こども家庭センターの整備に合わせて相談窓口の一元化・明確化を行い、早期に適切な支援につなげられる体制の強化を図りますというふうにされています。 以上のことから、本議案については原案に賛成し、他の議案についても、将来の予測し難い変化に柔軟に対応できるよう先を見据えたものであるというふうに考えますので、賛成するものといたします。 以上でございます。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございますか。深田議員。
◆7番(深田照明君) =登壇=7番、深田。私は、議案の原案全てに賛成の立場で討論いたします。そして、特に市庁舎附属棟建設については意見を強く述べさせていただきます。 この附属棟建設の目的として、健康福祉会館にある健康課を本庁に戻して、
こども家庭センターとしての機能を強化し、支援サービスのワンストップ化により
市民サービスの向上を図ること、また、昨今の大きな地震や台風などの自然災害に対して、防災センター機能を強化し、市民の安全・安心な生活を守るという趣旨を十分理解しています。 しかし、今回の附属棟建設の提案内容は、基本構想、基本設計を通り越していきなり実施設計費の提案であること、また、12月議会でも指摘されていた、療育を受けておられる児童や保護者、そして窓口に来られている市民、そこに携わっている職員への趣旨説明と意見聴取がまだまだ不足しているという現実があり、当初は反対を考えていました。 そのため、私の一般質問で、実施設計の段階にあっても療育の部屋を含めた配置変更や使い方の変更は可能であるのか、また、当事者や市民、職員の意見をしっかりと聴いて実施設計に取り組んでいかれるのかを副市長に確認させていただきました。その答弁で、皆さんの意見をよく聴いて修正や見直しもよく考えていくという回答をいただきました。また、日頃から現在の本庁舎の手狭な執務室で働いている職員の労働環境が、附属棟を建設することで少しでも改善され、働きやすい職場になればという思いも強く持っていたこともあり、市民や職員の声を確実に聴いてもらえるならと、賛成に思いを変えました。 しかし、加西市財政の先行きを心配し、建設自体が必要ないと思われている市民や職員もたくさんおられます。その方たちに対する附属棟建設の趣旨と意義についての丁寧な説明と、財政的な安心感をしっかりと伝えていくことが行政の責務と思います。そして、今後いろいろな事業提案もあると思いますが、特に多くの市民が関係する大きな事業、大きな金額の事業、そのとき、例えば
統合中学校についての市民説明会のように、関係者や市民、職員への事前周知と意見聴取をしっかりと行っていくことで、今回のような賛否に悩む提案とならず、行政の信頼感がより向上すると思います。 今後も誠意ある対応で、より市民に寄り添った行政運営を強くお願いして、賛成討論といたします。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見ございますか。佐伯議員。
◆11番(佐伯欣子君) =登壇=清流会の佐伯欣子でございます。議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算について、修正案に賛成、原案に反対の立場で討論をいたします。
庁舎増築事業設計委託料7,500万円については、大枠において、
こども家庭センター設置の目的ということから、12月議会にて上程をされました。その際も、
子育て世代や関係者の意見を聴いて考えていただくよう要望し、議会として否決をしたにもかかわらず、3月議会にて同じ内容を出されております。これは理解も納得もできるものではありません。 考えていただきたいのです。一般施設ではないんです。
こども家庭センターなんです。確かにワンストップ、そして一元化をされることも重要なことでしょう。しかし、
こども家庭センター設置については、庁舎増築での設置のみと決められるのではなく、まず、
子育て世代や利用者の意見を聴くことから始めるべきだと考えます。 意見を聴く方法は、パブリックコメント、ディスカッション、
アンケート等がございます。本当に、
子育て世代の皆様に
こども家庭センターについて十分に投げかけておられるでしょうか。利用しやすく相談もしやすい
こども家庭センターは、将来的にも利用者に喜んでいただける場所として造られるべきです。 また、最近では、
子育て世代だけではなく、その親世代や様々な年代の市民の皆様からお声をいただいております。御意見として、庁舎増築ということ自体、多くの予算をかけて今しなければならない事業なのか、その予算でほかにするべきことがあるのではないか、優先順位を考えてほしい、また、生きづらい世の中になっているのに、5年先、10年先の加西市や子供たちのことを考えているのか、
子育て世代の子供たちが加西市に帰ってこようとしているが、加西市の未来がよく見えないから不安である、今のところ帰るのを見合わせると言ってきている等、不安や意見が多数出てきているのには必ず原因があります。 現実に、少子高齢化を超えて人口減少になっていく未来を考えたときに、市の発展や市民の幸福のためには、事業に対して慎重かつ適正に選択していかなければならないのではないでしょうか。市役所の敷地内に庁舎増築をすることは、ハード的にはとても簡単なことかも分かりません。市長からもたくさんの言葉をいただいておりますが、その中で、誰一人取り残さないとお話しされておられると思います。本当にこの庁舎増築の中に心は入っているのでしょうか。一人一人の市民に寄り添っているでしょうか。市民から意見が出ているのなら、執行者におかれても議会においても、真摯に取り組んでいかなければならないのではないでしょうか。 ただし、間違わないでください。これは先ほども議員のほうから出ましたが、高齢者世代と
子育て世代はつながっているんです。切り離すことはできないんです。お互いがお互いを支え合っております。だからこそ、5年先、10年先といった未来を担うこの加西市民のためにも、この事業については再度検討をするべきだと考えます。 以上、私の討論を終わります。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見のある方ございませんか。田井議員。
◆10番(田井真一君) =登壇=10番、田井。改革未来・自民の風の田井でございます。それでは、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算につきまして、修正案に反対、原案に賛成の立場で討論いたします。 行政のトップである市長には、様々なミッションが課せられています。市民福祉の増進を図ること、市民の利便性の向上を図ること、市民の安全と命を守ること、行政の効率化を図ることなど、これらはほんの一例でありますが、市長はこれらのミッションを達成するために様々な施策を推進されます。今、討論されている
庁舎増築事業の
設計委託料7,500万円は、まさにこれらのミッションを達成するために必要な予算であります。
こども家庭センターを設置するに当たっては、様々な課題があります。それらについて十分検討されたことと思います。 現在、窓口が市役所庁舎と健康福祉会館に分かれていて、市民の方々に不便を強いている現状を早急に改善し、利用者の利便性を高めるためにはどうすればよいのか、相談者のプライバシーに配慮した窓口、市民にとって分かりやすい窓口、市民にとって相談しやすい窓口とするためにはどのような環境整備が必要か、市民に寄り添った行政サービスを提供するためにはどのような組織編成・職員配置が必要か、また、関連する部局とのスムーズな連携を図り、効率的に業務を進めるためにはどのような事務所配置が効果的かなど、いろいろと検討されたことと思います。 そして、その検討に当たっては、日頃から行政の最前線で市民の方々と向き合って業務をされている担当職員の意見や提案を聞かれ、十分議論し、最終的に、本庁舎に隣接した場所に別棟庁舎を整備し、窓口を一元化する方針を出されたものと思います。 本年4月から窓口を一元化した
こども家庭センターでスタートされる自治体は、数多くあると思います。それに比べると本市は、市民の利便性、業務の迅速化・効率化の点において後れを取ることとなります。早急に環境を整える必要があると思います。 また、あわせて、有事の際の災害対策本部機能の拠点を整備しようとされておられます。災害はいつどこで発生するかは分かりません。能登半島地震は決して人ごとではありません。市民の安全と命を守るためにも、この拠点整備は喫緊の課題であります。よって、別棟庁舎をできるだけ早く整備する必要があります。 したがいまして、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算につきましては、修正案には反対、原案を可決することに賛成いたします。 最後に、私の意見を述べさせていただきたいと思います。 先日の閉会中の委員会においてお示しいただいた基本図面でありますが、おおむね市民の利便性や行政の効率性などのミッションはクリアしているということで、私は評価しております。しかし、もう少し工夫が欲しいなというのが私の正直な感想であります。 通常、このような設計委託につきましては一般競争入札で業者を決定されると思いますが、その入札方法について、例えばプロポーザル方式によって基本図面を業者に提案させて、それを評価項目の一つとして、当然、入札金額も大きな評価項目になるんですが、総合的な評価により決定されてはいかがでしょうか。より市民の目線に立った提案が期待できるのではないかなというふうに思っております。これはあくまでも私の意見として述べさせていただきます。 以上で私の討論を終わります。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見ある方ございませんか。高見議員。
◆8番(高見博道君) =登壇=8番、高見博道。それでは、令和新風加西、高見博道でございます。議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算を含めた原案全てに賛成、修正案については反対の立場で討論をいたします。その中で、幾つかの議案について意見を述べたいと思います。 まず、議案第8号加西市
学校教育施設整備基金条例の制定についてであります。 小中学校の統廃合計画が具体的に示され、それに伴う新たな中学校の建設予定の計画が具体的になってきました。学校教育は、加西市の将来を考えたときに大変重要なことです。どのような学びの場をつくっていくのか、十分検討いただき、数合わせだけの学校にならないように、よろしくお願いしたいと思います。そのため、それを進める準備資金を積むための基金ということなので、賛成といたします。 次に、議案第15号加西市学童保育園の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。子育て世帯への応援も必要であり、今後も学童保育園の利用の増加が見込まれます。今回の夏休みに対する改正については必要と考えますので、これについても賛成といたします。 次に、議案第30号令和6年度加西市
産業団地整備事業特別会計予算についてであります。 2期工事、3工区、5工区の具体的な計画が進み始めてまいりました。いつもお話ししていることではありますが、加西市にとって産業振興は大変重要なことであります。子育てや福祉を行っていくことについては多くの予算が必要になります。また、加西病院の建設、新たな中学校の校舎の建設、また、庁舎増築など大型プロジェクトが計画されています。その財源を増やす意味においても、産業振興を図り、加西市の発展を推進する必要があると考えるからです。それを進めていく予算案として賛成といたします。 最後に、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算についてであります。 こちらについては、
予算決算常任委員会でも討論いたしましたが、今回の庁舎増築関連の予算が改めて提出されました。増築の理由として、現在、福祉会館へ分散している部署を本庁舎にまとめるのが一番の目的であること。それに伴い、防災センター機能、
こども家庭センター機能を設置することとの説明でした。 今回、2月14日に開催されました総務委員会で、具体的な建設の案も提示があり、また、
こども家庭センターに対する意見も、議案第35号にあるように、第3期加西市
障害児福祉計画の中に、子供の発育や発達、また障害児についての相談窓口がばらばらであり、どこに相談すればいいのか分からないという意見が多いため、
こども家庭センターの設置に合わせて相談窓口の明確化・一元化を行い、早期に適切なつなげる体制の強化を図ります、このように対象者からの御意見も伺っています。 また、以前から、本庁と福祉会館に分散していることについては、高齢者医療などの他の点でも、本庁に行くのか福祉会館に行くのか、市民の方から苦情があったのも事実です。 小野市では、新庁舎建設に合わせて子育て世帯への応援部署が一元化されました。私の知った方も、お子様が生まれて、新庁舎が建つ前なんですけども、相談をどこに行ったらいいのかうろうろされたとお聞きしています。また、加東市では、合併のときに旧3町の庁舎に分散窓口をしたことにより、どの部署がどこにあるのかみたいなことで、本当に加東市を東西走り回ったという事業所の方の意見もお聞きしました。今後、計画を進める上でしっかり御意見を伺って、加西市民にとってよりよいものを建設するという意向も伺っています。 防災センターの設置も重要なことです。災害が発生したときどのように対応していくのかは、平時のときにどれだけ準備しているかにかかっています。そのための重要性から、本庁に隣接した施設が必要と考えます。 以上のような理由により、修正案については反対、原案全てに賛成の立場で、高見博道の討論を終わります。
○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。北川議員。
◆2番(北川克則君) =登壇=令和新風加西、2番、北川克則。ただいまかなり討論もされております議案第25号につきまして、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論させていただきます。もう少し全体像から判断させていただきました次第です。 この予算につきましては、子育て支援としまして、5つの無料化の継続や、おむつ処理の保護者負担の軽減や、産後ケア事業の拡大や、校内フリースクール事業が拡充されています。そして、
スクールサポーター事業も拡充され、教育現場の人材確保に取り組まれることは私も要望しておりましたので、併せて賛同します。また、統合小中学校の整備予算も計上されているということは、迅速な措置とも考えております。かなり、子育て、それと子育て支援というところの拡充を図られているかと思っております。 そこで、予算の中でも議論がありました市
庁舎増築事業の実施設計料ですが、まず、子育て支援センターの必要性においては、皆さんも御承知のとおり、全ての
子育て世代、子供を一体的に相談・支援するためのワンストップ化を図るということは、私も市民の声をお聴きしていますのと、窓口移動を余儀なくされている市民の方々、以前は私もその1人だったんですけれども、体験と、目にしております。 それと、一元管理といいますのは、以前からも、私が議員になる前からもそれは気になっておりましたことです。このたびこの機会に議論されるということは、大変大局的には必要と考えております。一元管理は、これは私の主観も入っておりますが、縦割り行政の解消だけでなく、ITの振興により今後進んでいくGtoC、すなわち行政と個人とのやり取りへの対応や、将来を見据えた行政のコンパクト化・省人化も重要で、人材の有効活用、それによる人件費抑制にもつながると考えております。そのためにも、現在はまだ論理的ではありますが、現庁舎に隣接して近接な機能的なレイアウトのスペースを設けるのは、大変効果的とも考えております。 そこで気になるのは、議論となります財源です。総務委員会のほうで拝見させていただきました、今後10年間の財政見通しを提示していただきました。ごみ処理施設、学校教育施設、スポーツ施設、これらの大型事業の基金も盛り込み、人件費はほぼ横ばい、そして、
ふるさと納税は減少予想、その環境下で財政調整基金が40億円以上を担保された見通しでした。こうやって情報が出そろっている環境で、以前からも必要と考える理想像に対してどう取り組むかという、財政体力がある今だからこそ検討できる環境にある大局かと私は考えております。 これまで
庁舎増築事業の件では、子育て支援センターの必要性やコスト面を主に取り上げました。12月議会での意見、要望は、基本設計の屋根つき駐車場やプライバシー保護の配慮を確認しましたが、まだまだいろんな要望等もあるかと思います。肝腎なのは、中身とそこに携わる人材かと思います。市内の女性からも、肝腎なのは中身の充実との声もいただいております。とりわけ療育支援に関しましては、先進地を参考にすることはもとより、多様性を勘案して十分な配慮が必要と考えます。 最後になりましたが、利用者の意見をしっかりと聴き、設計やデザインと体制や人材起用にも配慮してほしい、もう一つは、早期に対応できるよう、相談しやすい窓口の工夫、それらに工夫と、それから配慮をしていただきたいと強く要望し、賛成討論といたします。
○議長(丸岡弘満君) ほかに御意見ございますか。(なし) 討論を終結いたします。
△討議
○議長(丸岡弘満君) 失礼しました。先ほど討論がございましたが、討議はございませんか。高見議員。 それでは、先ほど高見議員より、討議を行うことの申出がありました。それに賛同される方は挙手にてお願いいたします。 (賛成者 挙手)
○議長(丸岡弘満君) それでは、挙手多数でありましたので、討議を許可いたします。高見議員。
◆8番(高見博道君) 8番、高見博道。では、橋本議員のほうに、ちょっと1点だけ確認させていただきたいと思います。 先ほど、障害者の方が100人おられれば100通り症状がある、いろんな状態があるということでお話があったわけなんですけども、当然、
こども家庭センターについては子育て世帯全ての方が対象になります。そうすると、当然、現在、今年度ですとまだ170人生まれ、昨年は200人弱ということで、そういうふうに考えていったときに、もう何千通りの考えがあるということになってしまうわけなんですけども、そういうようなものをどうやって集約していくのか、お考えをお聞かせください。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 私の思いでは、市役所ではたくさんの、療育を使っておられる方であったり療育手帳を持っておられる方もいらっしゃいます。そういう情報があるのですから、そこでそういう方々にお話を聞いて、全ての満足を得られることはないかもしれませんけれども、本当に何が必要で、どんな支援が必要で、どんなことをしてほしいか、親がどんなふうに思っているか、そして、その子供たちの特性などを聞きながら検討していくべきだと思いますので、私はそういう思いで反対という意見を言わせていただきました。 以上です。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) それで、このたび増築の7,500万を削って、結局、その意見を入れていったものを造っていくということになると、今さっき言われたように、それだけの何千通りの意見を一つにまとめることをどのようにやっていったらいいというようにお考えなんでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) 今回に関しては、意見を聴かれていないというところを言っているのであって、別にこれから先、絶対に造るなとかそういうわけではなくて、本当に必要とされているのか、必要である場所に造っていただきたいと思っておりますので、意見を聴いていただきたいという意味でございます。
○議長(丸岡弘満君) 高見議員。
◆8番(高見博道君) これが最後にします。 実際、執行者側の御説明になりますと、当然、今回、いわゆる分散している業務を、子育てだけじゃなくて、高齢者、利用者全ての方について利便性をということで提案されているわけなんです。それで、そのときに、やっぱり担当課から、今言われたように、全ての方、お一人お一人に対応した内容に基づいてよりよきものを造っていきますという御答弁もありましたし、今までそういうようなものはたくさん蓄積されていると思います。そういうことをしっかり検討された上で提案されたと思うんですけども、その点についてはどうお考えでしょうか。
○議長(丸岡弘満君) 橋本議員。
◆6番(橋本真由美君) そのことに関しては、担当課の方がたくさん意見を聴いておられて、もちろんそういうことは私も認識しておりますけれども、保護者と担当課の、先ほども述べたんですけれども、やっぱり思いに違いがあるということは、私も相談していって感じてきましたし、そこで差があるとも思いますし、視点に違いがあるのは確実に当事者としての思いもありますので、それで、両方の意見を聴いていただきたいということで言わせていただいております。
○議長(丸岡弘満君) ほかにございますか。(なし) それでは、ほかに討議もないようですので、これで議員間討議を終わります。
△採決
○議長(丸岡弘満君) 採決を行います。採決に当たっては、まず条例案、続いて事件決議、次に補正予算案、最後に新年度予算案の順に行いますので、御報告を申し上げておきます。 それでは、議案第3号から議案第15号及び議案第34号の14件について一括採決を行います。これらの議案については、
委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第3号から議案第15号及び議案第34号の14件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 議案第3号から議案第15号及び議案第34号の14件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 次に、事件決議3件について一括採決を行います。これらの議案について、
委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第16号、議案第17号及び議案第35号の3件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第16号、議案第17号及び議案第35号の3件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 次に、補正予算案の7件について一括採決を行います。これら議案についての
委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第18号から議案第24号までの7件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第18号から議案第24号までの7件については、いずれも可決することに決定をいたしました。 最後に、新年度予算9件について採決を行います。 まず、修正案が提案されております、議案第25号令和6年度加西市
一般会計予算についての採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。この議案についての
委員長報告は原案どおり可決であります。 まずは、修正案から採決を行います。 お諮りいたします。議案第25号の修正案について可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 (押しボタンにより表決)
○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成6、反対8、以上のとおり賛成少数であります。 よって、議案第25号の修正案は否決することに決定をいたしました。 ただいま議案第25号の修正案が否決されましたので、これより原案について採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。議案第25号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 もう一度繰り返します。ただいま原案第25号の修正案が否決されましたので、これより原案について採決を行います。採決は電子表決システムにより行います。 お諮りいたします。議案第25号は可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。 (押しボタンにより表決)
○議長(丸岡弘満君) ボタンの押し忘れはございませんか。(なし) 押し忘れなしと認め、表決を終了いたします。 賛成8、反対6、以上のとおり賛成多数であります。 よって、議案第25号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。 次に、議案第26号から議案第33号までの8件について一括採決を行います。これらの議案について、
委員長報告はいずれも可決であります。 お諮りいたします。議案第26号から議案第33号までの8件については、いずれも可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、議案第26号から議案第33号までの8件については、いずれも可決することに決定をいたしました。
△議員の派遣
○議長(丸岡弘満君) 次は日程第2、議員の派遣についてであります。 議員の派遣につきましては、お手元に配付いたしておりますとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。
△閉会中の継続調査
○議長(丸岡弘満君) 次は日程第3、閉会中の継続審査についてであります。 閉会中の継続調査については、各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第100条の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり継続調査といたします旨、申出がございました。 お諮りいたします。各委員長からの申出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(丸岡弘満君) 異議なしと認めます。 よって、さように決定いたしました。
△閉会
○議長(丸岡弘満君) 以上で、本日予定いたしておりました日程が全部終わりました。これをもって、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 よって、第308回
加西市議会定例会はこれをもって閉会といたします。
△議長閉会挨拶
○議長(丸岡弘満君) それでは、第308回3月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 桜のつぼみも膨らみ、本格的な春の訪れももうすぐとなりました。 さて、今期定例会は、去る2月27日に開会以来、本日まで25日間の長きにわたり、議員各位には、本会議、委員会にと連日格別の御精励と御慎重なる御審議を賜りまして、全議案、滞りなく議了することができましたこと、厚く御礼を申し上げます。 また、市長以下、執行者各位の審議に対する御協力に対しましても改めて感謝を申し上げますとともに、会期中、審議の過程で述べられました議員各位の意見、要望等につきましては、今後の市政執行に反映していただきますよう望むものであります。 今期定例会では、市長の施政方針に基づき作成された令和6年度
一般会計予算案をはじめとする新年度各予算、これからの加西市の将来像と進むべき方向性を示すことになる各種福祉計画や、第9期となる
介護保険事業計画などが議決されました。 新年度予算においては、災害時の対策本部の拠点機能に加え、全ての妊産婦・
子育て世代・子供の一体的な相談支援の拠点機能を持たせた庁舎を新設する事業が盛り込まれ、核家族化や地域社会の変容により子育てに困難を抱える世帯が顕在化する中、切れ目なく漏れなく支援が行き届くことで、加西市のきめ細やかな子育て施策がさらに充実することを望むところであります。 また、移転での建設にかじを切った新病院の基本構想、基本計画の策定が今後実施されていくことに加え、加西インター産業団地第2期事業の開始や、統合小中学校の整備に向けた実施設計などが始まるなど、加西市の新しいステージの幕開けに期待するところであります。 さて、今期定例会から市議会の公式SNSを開始、開設いたしました。議会情報を積極的に発信することで、市民参画の促進の一助になることを期待するものであります。今後もなお一層の議会改革を進め、開かれた議会、議論が生かされる議会、市議会になるよう、また、市民の代表である市議会議員の意見が市政発展に寄与できるよう切に希望いたします。 終わりになりましたが、報道関係各位の終始変わらぬ御協力に対しまして厚く御礼を申し上げながら、誠に簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。 続いて高橋市長、登壇の上、どうぞ。市長。
△市長閉会挨拶
◎市長(高橋晴彦君) =登壇=第308回
加西市議会3月定例会の閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る2月27日に開会以来、本日までの25日間にわたり、議員各位には本会議並びに委員会におきまして慎重に御審議いただき、厚くお礼申し上げます。 今期定例会には、人事案件をはじめ、条例関係、事件決議、令和5年度補正予算、令和6年度当初予算など計34件の議案を提出いたしました。令和6年度
一般会計予算では一部修正の御提案も頂戴いたしましたが、いずれも原案のとおり可決決定を賜り、深く感謝申し上げます。 さて、今定例会では、私が市長に就任し、初めての施政方針をお示しさせていただきました。常々申し上げてきたことは、市民の皆様より届いた声や思いを胸に、進取の精神の理念の下、市政を停滞させることなく積極的に取り組んでいくことでございます。 今議会におきましては、議員各位がお聴きになられた市民の声として、「市民の声を聴かない」や「拙速に進めている」といった御批判があったことにつきましては、いぶかしい点もございますが、議論のずれを感じるところでございます。一方、私に寄せられた声や、職員が日常業務において市民の方と接する機会の中で得た意見も数多くございます。また、財政の将来不安に対しましても、いろんな整備費を計上して、10年間の財政収支見通しも示させていただきました。当然、様々な意見があることはもとより承知しておるところですが、その中で、行政のトップとして、市民や職員の意見も広くお聴きし、参考にしながら、次の時代を見据えた最良の選択が求められているものでございます。 今議会では、特に
庁舎増築事業に関しまして、多くの御意見を頂戴いたしました。分離型の是非とか庁舎の使用方法の見直しなど、提言も頂戴いたしました。しかしながら、住民ニーズの多様化に加えまして、特に平成12年の地方分権一括法の施行以来、地方自治体の自主性の強化、自由度の拡大、権限移譲が推し進められ、本市の行政事務も増大していき、都度、機構改革や人員体制の見直しなど、時代に応じた行政の在り方を模索しながら
市民サービスの向上を図ってまいりましたが、限られた空間の中では対応にも限界がございます。また、特にプライバシーに配慮した行政事務を行うことも困難な状況となっております。 加えて、本年1月1日に発生した能登半島地震では、いかに迅速に行政機能を回復し、被災者支援に取り組めるか、その重要性を目の当たりにしたところでございます。 現在の本市の防災センター機能は、北はりま消防組合加西消防署に設置されております。平成22年度以前のように、市単独で消防組織を持っていた時代から情勢も変わっております。果たして市庁舎から1.5キロも離れた広域行政組織内の防災センターで、迅速な対応が可能でしょうか。現在の市庁舎では防災センターとしての空間を確保することは極めて困難であり、一朝有事への備えとして本庁舎に防災機能を置くには、庁舎増築でなければ対応できないことを改めて御理解いただきたく、お願い申し上げるところでございます。 さて、本年度も残すところあと僅かになり、いよいよ新年度を迎えます。学校再編や新病院の建築など、教育や医療は行政サービスの中核をなすものでございます。今後の加西市の発展のために真に必要となる施設として、これまで積み上げられてきた議論を踏襲しながら、時代に即したものとなるようしっかりと検討してまいります。議員の皆様にも、一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 終わりになりましたが、報道関係各位の御協力に対しまして深く謝意を表しつつ、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(丸岡弘満君) これにて散会といたします。御苦労さまでした。 11時57分 散会地方自治法第123条の規定により会議の大要を記載し、ここに署名する。令和6年6月5日
加西市議会議長 丸岡弘満会議録署名議員 佐伯欣子会議録署名議員 森元清蔵...