△休憩 午前10時25分
△再開 午前10時45分
○議長(西山博大) 再開いたします。 ただいまの休憩中に開かれました一般会計及び
特別会計決算審査特別委員会において、正副委員長の互選の結果、
一般会計決算審査特別委員会 委員長に
安田忠司議員 副委員長に
米澤拓哉議員 特別会計決算審査特別委員会 委員長に
鈴木光義議員 副委員長に
北上哲仁議員がそれぞれ選任されておりますが、
委員会終了後、各委員長より、認定第9号ないし第15号については、なお審査を継続する必要が認められるため、会議規則第102条の規定により、閉会中の継続審査としたい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。 これら7件については、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(西山博大) ご異議なしと認めます。 よって、認定第9号、第10号、第11号、第12号、第13号、第14号及び第15号の以上7件については、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査にすることに決しました。
△日程第3
○議長(西山博大) 次に、日程第3 認定第6号 平成29年度川西市
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてないし 認定第8号 平成29年度川西市
病院事業会計決算認定について以上3件を一括議題といたします。 これら3件については、
公営企業会計決算審査特別委員会に付託、審査を煩わせておりますが、去る11日に
特別委員会が開かれ、正副
委員長互選の結果、 委員長に
鈴木光義議員 副委員長に
北上哲仁議員がそれぞれ選任された旨の報告を受けておりますので、委員長より委員会における審査の経過と結果についてご報告を願います。 1番
鈴木光義公営企業会計決算審査特別委員長。
◆
公営企業会計決算審査特別委員長(鈴木光義) (登壇)おはようございます。 それでは、ただいま上程されました認定第6号ないし第8号、すなわち平成29年度川西市
公営企業会計決算認定案件につきまして、当
決算審査特別委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 なお、これらの案件につきましては、去る11日に委員会を開催し、審査を行っております。 まず初めに、認定第6号 平成29年度川西市
水道事業会計利益の処分及び決算認定についてご報告いたします。 29年度の水道事業は、総収益34億5862万5760円に対し、総費用30億9266万748円で、差し引き3億6596万5012円の当年度純利益を計上し、黒字決算となっております。 審査における主な質疑の内容につきましては、お手元に配付しております
委員会報告書に記載のとおりでありますが、賛否に関する意見等の発言はなく、全委員の賛成をもって、認定第6号については、原案可決及び認定とすることに決したものであります。 次に、認定第7号 平成29年度川西市
下水道事業会計資本剰余金及び利益の処分並びに決算認定についてご報告いたします。 29年度の
下水道事業にあっては、総収益37億9785万4041円に対し、総費用30億7431万4538円で、差し引き7億2353万9503円の当年度純利益となっております。 審査の経過につきましては、
委員会報告書に記載のとおりでありますが、質疑の後、各委員の意見を伺いましたところ、 市民の命にかかわるライフラインを技術の継承を進めながら限られた人員により、最大限の努力をされている点を評価する。他方、国における民営化等の動きが懸念されるほか、本会計では、136億9423万5762円の多額に上る企業債未償還残高を抱えており、独立採算による会計上の諸課題について国に対して意見するとともに、市民に対しても広く啓発されるよう要望し、本決算を認定すると述べられ、 この後、採決いたしましたところ、全委員の賛成をもって、認定第7号については、原案可決及び認定とすることに決したものであります。 次に、認定第8号 平成29年度川西市
病院事業会計決算認定についてご報告いたします。 病院事業にあっては、
経営健全化計画に基づき、開業医との連携強化や
救急搬送患者の積極的な受け入れなど、収益確保に向けた取り組みが進められましたが、手術件数、外来患者数の減少などにより、入院収益、
外来収益ともに減収となっています。 その結果、純損失は前年度から1億1318万3982円減少したものの、477万8466円の赤字決算となり、当年度未処理欠損金は62億7309万1495円となっております。 審査の経過につきましては、
委員会報告書に記載のとおりでありますが、質疑の後、各委員の意見を伺いましたところ、 まず、反対の立場の委員からは、 当年度の病床利用率や
資金不足比率等の値が、平成30年度が最終年度となる
経営健全化計画の数値目標に達していない状況が続いているものの、病院運営においては診療報酬の加算に向けて、
認知症ケア加算の運用などに工夫が見受けられるほか、
救急搬送患者の受け入れについても積極的な姿勢で臨まれており、今後の
受け入れ件数増加に期待が持てることに加え、内視鏡等の医療機器の充実が進んでいる状況などを考慮すると、現病院の経営を立て直すことが十分可能であると感じている。 こうした状況にあるにもかかわらず、年度途中で突然示された(仮称)
川西市立総合医療センター構想案により、市民を不安に陥れた市の進め方に鑑みると、本決算については認定することができないと述べられ、 また、別の委員からは、 当年度予算については、病院経営の健全化を進めるという市の姿勢が示され、議会で可決されたにもかかわらず、年度開始直後の5月に、突如として新しい病院の構想案が発表されたことについては、言語道断であると言わざるを得ない。現病院の職員が一丸となって業務に尽力しているにもかかわらず、市の対応は構想案に関する情報が積極的に発信されず、説明責任が十分に果たされていない状況であり、市が策定した参画と協働の
まちづくり推進条例に反する行為である。当初予算で示された方向性が大幅に変更された年度の決算として、認定できるものではないという立場を明確にしておきたいとの発言がありました。 一方、賛成の委員からは、 当年度における患者数の減少については、市が発表した(仮称)
川西市立総合医療センター構想案の詳細が十分に周知されていないことなどによる市民の不安が影響している面も否めないと考えている。しかしながら、これは同構想案に対する否定的・消極的な情報や意見が流れていることに起因する面もあり、今後、市と病院が一丸となり情報発信に重きを置き、早急に患者数の減少に歯どめをかけることで、病院事業がよりよい状況で次世代に引き継がれることを要望し、本決算を認定すると述べられ、 また、別の委員からは、 当年度においては、病院の経営健全化に向けた取り組みが進んでいるさなかに、現場職員の十分な理解を得ることなく、市として移転並びに民営化の方向性が打ち出されたことは非常に残念である。しかしながら、病院を取り巻く環境が厳しい中で、安心・安全・良質な医療の提供のために尽力された職員には敬意を表するものであり、現場で働く職員がいてこその公立病院であることを念頭に置いた上で、市民から信頼される地域医療支援病院としての役割を担いながら、今後の病院運営に努められることを要望し、本決算を認定するとの発言がありました。 最後に、挙手により採決をいたしましたところ、賛成者多数をもって、認定第8号につきましては、決算書のとおり認定することに決したものであります。 以上で、
公営企業会計決算審査特別委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 11番
北野紀子議員。
◆11番(北野紀子) (登壇)認定第8号 平成29年度川西市
病院事業会計決算認定について、
日本共産党議員団を代表し、反対討論を行います。 平成29年度の川西市病院事業会計予算では、平成28年3月に策定した市立川西病院
経営健全化計画の目標達成に向け、病院職員一丸となり取り組む姿勢に期待し、賛成の立場をとりました。 平成29年度の決算では、経常収支比率以外は目標値に届かないものの、救急搬送された患者の積極的な受け入れ、7対1看護の厳格化に伴う重症化患者の割合も30%近いということや、
認知症ケア加算1及び排尿自立指導料の算定も開始されるなど、入院収益向上にも努められ、前年度比較で赤字額を減少できたことも評価に値すると考えます。 しかし、平成29年度予算審査からわずか2カ月足らずの昨年5月に、マスコミ先行で(仮称)市立総合医療センター構想案の内容が明らかになりました。現川西病院を閉鎖し、公設民営で新たにキセラ川西区域内に新病院を建設する計画は、多くの市民、特に北部地域に住む市民や猪名川・能勢・豊能の3町の町民から不安と驚きの声が上がりました。 公表の仕方に加え、その後の進め方についても、情報の不足の上、説明責任が果たされず、参画と協働の
まちづくり推進条例の理念にのっとり行っているとは思えません。29年度はこうした状況が病院職員や市民にも多大な影響を及ぼしたことを捉え、反対すること申し上げ、討論といたします。
○議長(西山博大) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、討論を終結いたし、採決に入ります。 まず、議題のうち認定第8号 平成29年度川西市
病院事業会計決算認定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は認定であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(西山博大) 起立多数であります。 よって、認定第8号は決算書のとおり認定されました。 次に、認定第6号 平成29年度川西市
水道事業会計利益の処分及び決算認定について及び認定第7号 平成29年度川西市
下水道事業会計資本剰余金及び利益の処分並びに決算認定について採決いたします。 お諮りいたします。 これら2件については、委員長報告のとおり原案可決及び認定することに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(西山博大) ご異議なしと認めます。 よって、認定第6号及び第7号は決算書のとおり原案可決及び認定することに決しました。
△日程第4
○議長(西山博大) 次に、日程第4 議案第45号 川西市消防本部及び川西市
南消防署整備工事請負契約の締結についてないし 議案第47号 川西市
農業共済条例の制定について以上3件を一括議題といたします。 これら3件については、総務生活常任委員会に審査を煩わせておりますので、委員会における審査の経過と結果について、委員長より報告を求めます。 22番 多久和桂子総務生活常任委員長。
◆総務生活常任委員長(多久和桂子) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第45号ないし第47号の以上3議案につきまして、当総務生活常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 これらの案件につきましては、去る6日に委員会を開催しております。 なお、各議案の審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付しております
委員会報告書のとおりですので、私からは、表決に際して委員から特に意見が付された案件、賛否が分かれた案件についてご報告いたします。 まず、議案第47号 川西市
農業共済条例の制定についてです。 本案につきましては、報告書のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、 今回導入される農業経営収入保険制度への加入に際しては、本条例案に共済関係の解除を可能とする旨が明記されており、収入減少影響緩和対策など、類似制度からの離脱が必要であるため、農業全体を支える制度にはなっていない。このほかにも、米の直接支払交付金が今年度で廃止になるなど、収入保険制度と引きかえにこれまでの経営安定のための制度が廃止される方向となっており、こうした進め方は容認できないため、本案には反対すると述べられ、 挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって原案のとおり可とすることに決しております。 以上の案件のほか、議案第45号及び第46号につきましては、慎重に審査いたしました結果、報告書のとおり全委員の賛成をもって原案を可とすることに決しております。 以上で、総務生活常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 11番
北野紀子議員。
◆11番(北野紀子) (登壇)議案第47号 川西市
農業共済条例の制定について、
日本共産党議員団を代表し、反対討論を行います。 農業災害補償法の一部を改正する法律の制定等に伴い、農業共済は当然加入から任意加入に移行します。保険や共済における逆選択を防ぐための手法で適用されているものが、任意加入制の移行にすることで逆選択が進むとともに、農業共済組合の財務や相互扶助の仕組みに影響を与えかねないと危惧します。 また、収量の3割でも補償してきた一筆方式を廃止することで、圃場ごとのきめ細かい被害補償がなされなくなります。加えて、無事戻しの廃止など、共済加入者に不利益をもたらしかねません。 新たに設けられる収入保険は、青色申告を前提とし、現状では対象者が限られる上に、農業共済、収入減少影響緩和対策等の加入者は、その制度から離脱しなければ加入できません。また、収入保険の導入に合わせて、米の生産調整や直接支払交付金など、岩盤規制の廃止を進め、収入保険のみで稲作の経営安定、所得補償を実現することはできません。 川西市の場合は水稲だけですが、日本農業全体を考えれば、支える制度になっていないことから、反対することを申し上げ、討論といたします。
○議長(西山博大) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 まず、議題のうち議案第47号 川西市
農業共済条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(西山博大) 起立多数であります。 よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号及び第46号の以上2件について一括して採決いたします。 お諮りいたします。 これら2件については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(西山博大) ご異議なしと認めます。 よって、議案第45号及び第46号の以上2件については原案のとおり可決されました。
△日程第5
○議長(西山博大) 次に、日程第5 議案第51号 平成30年度川西市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1回)ないし 議案第53号 平成30年度川西市
介護保険事業特別会計補正予算(第2回)以上3件を一括議題といたします。 これら3件については、厚生文教常任委員会に審査を煩わせておりますので、委員会における審査の経過と結果について、委員長より報告を求めます。 17番 平岡 譲厚生文教常任委員長。
◆厚生文教常任委員長(平岡譲) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第51号ないし第53号の以上3議案につきまして、当厚生文教常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 これらの案件につきましては、去る7日に委員会を開催し、審査いたしました結果、お手元の
委員会報告書に記載のとおり、いずれも全委員の賛成をもって原案を可とすることに決しております。 なお、審査の過程で提出を求めておりました資料につきましても、本日、お手元に配付しておりますので、ご参照ください。 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 お諮りいたします。 これら3件については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(西山博大) ご異議なしと認めます。 よって、議案第51号、第52号、第53号の以上3件については原案のとおり可決されました。
△日程第6
○議長(西山博大) 次に、日程第6 議案第48号 川西市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 議案第49号 川西市付属機関に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び 議案第54号 平成30年度川西市
病院事業会計補正予算(第1回)以上3件を一括議題といたします。 これら3件については、建設公企常任委員会に審査を煩わせておりますので、委員会における審査の経過と結果について、委員長より報告を求めます。 10番 秋田修一建設公企常任委員長。
◆建設公企常任委員長(秋田修一) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第48号、第49号、第54号の以上3議案につきまして、当建設公企常任委員会における審査の経過と結果をご報告いたします。 これらの案件につきましては、去る10日に委員会を開催しております。 なお、各議案の審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付しております
委員会報告書のとおりですので、私からは、表決に際して委員から特に意見が付された案件、賛否が分かれた案件についてご報告いたします。 まず、議案第49号 川西市付属機関に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。 本案につきましては、報告書のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、 条例により付属機関を設置する手法を否定するものではないが、本案は、(仮称)川西市立総合医療センター構想に端を発したものであり、同構想は白紙撤回すべきというのがみずからの立場であることから、本案には賛成できないと述べられ、 他の委員からは、 デザインビルド方式で公共施設を整備する有効性は一定認識しているものの、本案の契機が(仮称)川西市立総合医療センター構想である点に鑑みると、その進め方に対しては疑義があることから、反対するとの発言がありました。 最後に、挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって原案のとおり可とすることに決しております。 以上の案件のほか、議案第48号及び第54号につきましては、慎重に審査いたしました結果、報告書のとおり全委員の賛成をもって原案を可とすることに決しております。 以上で、建設公企常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 5番
住田由之輔議員。
◆5番(住田由之輔) (登壇)議案第49号 川西市付属機関に関する条例の一部を改正する条例の制定について、
日本共産党議員団を代表し、反対討論を行います。 今回の条例制定は、川西市立総合医療センター基本構想案に盛り込まれている設計、施工業者選定を総合的に評価するために、総合評価審査委員会を立ち上げるというものです。 8月31日から10月1日まで、基本構想案の内容を市民に対してパブリックコメントが実施されています。その結果についてはこれから協議されるわけですが、結果が出ないうちから行政の計画したことは、100%成立するという市民の上に行政を位置づける思い上がりの精神でもって、拙速に総合評価委員会を立ち上げるというのが今回の議案です。条例制定のあり方として全くおかしいということをまず指摘しておきたいと思います。 この間、市立川西病院の廃止、市立総合医療センター立ち上げにおいて、市民の意見を無視して突っ走る民主政治にあるまじき現行政の独裁的な進め方を厳しく批判し、その責任を問わなければなりません。総合評価される基本的なところから問われもします。その最もたるものが北部住民を含め市民の声、「北部に2次救急医療機関を残せ」に全く応えてきていないということです。 市立川西病院を廃止し、従事している医療スタッフ二百数十名を分限解雇するという市職員の大リストラを強行する川西市政の冷酷さを世の中にアピールし、川西市の魅力を根こそぎ奪うあり方に対して、反省が全くありません。 指定管理者に指定された医療法人の救済がその目的であると見受けられ、当初概算でキセラ川西センターは156億4000万円と言われ、その概算で市民意見を募集し、指定管理者の指定を行いながら、それが終わるや109億5000万円という莫大な金額を新たな建築費として積み増しを行っています。109億円というお金は法外と言うしかありません。 川西市にはお金がないから市立川西病院への7億5000万円の支援はできないと廃止理由を主張しながら、民間病院が経営する総合医療センターへの初期投資274億円の投資は可能とする。全く逆なことを言いながら、矛盾すらも知ろうとしないこと、市の財政を困窮させる方策に怒りが湧いてきます。大きな禍根を将来へ残すことになります。 しかし、総合評価審査委員会は、それらを問題として協議するところではないということにもなります。総合医療センター構想の中のキセラ川西センターについて、みずからがつくる要求水準書に照らし、設計・施工を請け負う企業に対して聞き取りをして評価を与えるもので締めくくられてしまいます。その中には、北部診療所は入っておらず、問題にもされない、もちろん評価は全くされないというものでもあります。それら多くの矛盾、課題、問題は密閉されてしまうわけです。 5人の委員は、専門家2人、一般行政から1人、病院関係者1人、指定管理者側から1人とのことです。当然のことながら、つくりたいものを要求水準書に書き込むことになりますから、キセラ川西センター施工者側の思いがふんだんに盛り込まれます。それは当たり前のことでもあります。ただあくまでも初期投資で住民の税金を使い、住民のための医療施設でなければならんという大前提は崩してはなりません。それに合致するかどうか、審査する委員に問われてきます。往々にして企業に対する評価のみが先行されますが、本質は忘れてはなりません。 設計者、建設者もまた得意分野をアピールしての工事受注になるでしょうが、キセラ川西センター整備費の265億9000万円が予算ではありません。税金で補う施設建設であることは承知で選定すべきことを要求し、反対討論といたします。
○議長(西山博大) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 まず、議題のうち議案第49号 川西市付属機関に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(西山博大) 起立多数であります。 よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第48号及び第54号の以上2件について一括して採決いたします。 お諮りいたします。 これら2件については、委員長報告のとおり原案を可とすることに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(西山博大) ご異議なしと認めます。 よって、議案第48号及び第54号の以上2件については原案のとおり可決されました。
△日程第7
○議長(西山博大) 次に、日程第7 議案第50号 平成30年度川西市
一般会計補正予算(第4回)を議題といたします。 本案については、各常任委員会に分割付託の上、審査を煩わせておりますので、それぞれの常任委員会における審査の経過と結果について、順次、各委員長より報告を求めます。 まず、総務生活常任委員長、報告を願います。 22番 多久和桂子総務生活常任委員長。
◆総務生活常任委員長(多久和桂子) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第50号 平成30年度川西市
一般会計補正予算(第4回)のうち、当総務生活常任委員会に分割付託されました部分についてご報告いたします。 本補正につきましては、去る6日に委員会を開催し、審査を行っており、報告書に記載のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、 本補正では、斎場指定管理料について債務負担行為を設定しようとしているが、斎場への指定管理者制度導入そのものに反対の立場であるため、本補正には賛成できないと述べられております。 最後に、挙手により採決いたしましたところ、賛成者多数をもって原案のとおり可とすることに決しております。 以上で、総務生活常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 次に、厚生文教常任委員長、報告を願います。 17番 平岡 譲厚生文教常任委員長。
◆厚生文教常任委員長(平岡譲) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第50号 平成30年度川西市
一般会計補正予算(第4回)のうち、当厚生文教常任委員会に分割付託されました部分についてご報告いたします。 本案につきましては、去る7日に委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付しております
委員会報告書に記載のとおり、全委員の賛成をもって原案を可とすることに決しております。 以上で、厚生文教常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 次に、建設公企常任委員長、報告を願います。 10番 秋田修一建設公企常任委員長。
◆建設公企常任委員長(秋田修一) (登壇)それでは、ただいま上程されました議案第50号 平成30年度川西市
一般会計補正予算(第4回)のうち、当建設公企常任委員会に分割付託されました部分についてご報告いたします。 本補正につきましては、去る10日に委員会を開催し、審査を行っており、報告書に記載のとおり質疑が行われた後、意見を伺いましたところ、 反対の立場の委員からは、 さきの議案第49号において反対した総合評価審査委員会設置に伴う経費が計上されているため、本補正についても反対すると述べられております。 一方、賛成の立場で付された意見として、 さきの議案第49号は、(仮称)川西市立総合医療センター構想に関連するため反対した。本補正にも構想実現に向けた費用が一部含まれているが、ブロック塀等撤去支援制度に係る補助金など、市民にとって必要な予算が計上されていることから、本補正には賛成するとの発言がありました。 この後、挙手により採決しましたところ、賛成者多数をもって原案のとおり可とすることに決しております。 以上で、建設公企常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山博大) 以上で、各委員長報告は終わりました。 これより、報告についての質疑に入ります。 質疑はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 5番
住田由之輔議員。
◆5番(住田由之輔) (登壇)議案第50号 平成30年度川西市
一般会計補正予算(第4回)、
日本共産党議員団を代表し、反対の立場で討論をさせていただきます。 大阪北部地震による被害対応、集中豪雨被害対応など、安全対策に積極的に対応する費用には賛成の立場です。自治会や市民活動推進事業、総合センターの維持管理費用に対しても賛成します。今回、特に問題視されているブロック塀の安全対策は徹底し、市民の命を守るために行っていただきたい。 今回の補正予算の中の2点に対し、納得できず反対するものです。 一つは、議案第49号の総合評価審査委員会設置のための予算化です。議案第49号で反対意見は述べました。それと同じ趣旨で反対をします。 もう一つは、債務負担行為補正の中の川西市斎場指定管理料に対してです。ことし6月議会に上程された川西市斎場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定で、我が党は反対の立場で意見を述べています。人として最期を見送る業務として、指定管理者制度で民間事業者に事業委託するのがいいのか、甚だ疑問です。 事業者が特定され、集約化されていくことは目に見えています。その弊害が心配されるところでもあり、心を込めて見送りをさせていただく、家族の立場に立って業務を遂行するには、市の職員としての身分をもって行うことが望ましいと考えました。今もその考えに変わりはありません。 以上2点に対して異議があり、本議案に反対をいたします。
○議長(西山博大) 以上で、通告による討論は終わりました。 他に討論はありませんか。 (「なし」の声あり)
○議長(西山博大) それでは、討論を終結し、採決に入ります。 本案は起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は可決であります。 本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(西山博大) 起立多数であります。 よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。 以上で、本日の日程は全部終了し、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 市長。
◎市長(大塩民生) (登壇)閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る8月27日、今期定例市議会が開かれましてから本日閉会に至りますまで、25日間の長きにわたり、議員の皆様方におかれましては本会議、常任委員会、
決算審査特別委員会にと連日ご精励を賜り、慎重にご審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。 議案審議の過程及び一般質問におきまして賜りましたご要望、またご意見などにつきましては、今後十分検討の上、市政運営に反映してまいる所存でございます。 また、閉会中の継続審査に付されました平成29年度一般会計及び特別会計の決算認定につきましては、引き続き十分なご審査を賜りますようよろしくお願いをいたします。 さて、ことしの夏は、全国で記録的な猛暑となりましたが、先日、台風21号が近畿地方を直撃し、また北海道においては、震度7の大規模な地震が発生をするなど、各地において大きな被害がございました。亡くなられた方々に対して、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。 本市におきましても、幾ばくかの被害が発生をいたしましたが、今後とも迅速で的確な情報の収集と分析を行いますとともに、災害対策には気を引き締めて取り組んでまいる所存でございます。 議員の皆様におかれましても、今後ともご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 最後になりますけれども、議員の皆様方におかれましては、健康に十分にご留意をいただきまして、市政の発展のためにますますご活躍されますことをお祈り申し上げまして、簡単でございますけれども、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。
○議長(西山博大) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 今期定例会は、8月27日に招集され、25日間にわたり、川西市消防本部及び川西市
南消防署整備工事請負契約の締結についてなど、多くの重要案件を審議いたしました。 会期中には、台風上陸により休会という異例の処置をとらざるを得ない事態に至ったわけでありますが、議員各位のご精励並びに理事者各位のご協力によりまして滞りなく議了し、ただいま閉会を宣言できますことは、まことに喜ばしい限りであります。 さて、ことしの夏は記録的な猛暑となりましたが、このごろは秋の気配が日ごとに深まってきております。 閉会中に行われます平成29年度一般会計及び特別会計決算の審査につきましては、十分なる審議を尽くされますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。
○議長(西山博大) これをもって、平成30年第3回市議会定例会を閉会いたします。 どうもご苦労さまでございました。
△閉会 午前11時39分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成30年9月20日 川西市議会議長 西山博大 川西市議会副議長 黒田美智 第1日
会議録署名議員 秋田修一 同 小山敏明 第2日
会議録署名議員 北野紀子 同 多久和桂子 第3日
会議録署名議員 米澤拓哉 同 安田忠司 第4日
会議録署名議員 鈴木光義 同 岡 留美 第5日
会議録署名議員 大崎淳正 同 江見輝男 第6日
会議録署名議員 宮坂満貴子 同 大矢根秀明...