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令和 4年 8月 5日産業建設常任委員会-08月05日-01号

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  1. 宝塚市議会 2022-08-05
    令和 4年 8月 5日産業建設常任委員会-08月05日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 4年 8月 5日産業建設常任委員会-08月05日-01号令和 4年 8月 5日産業建設常任委員会                 開会 午後 1時30分 ○江原 委員長  では、ただいまから産業建設常任委員会を開催いたします。  本日は所管事務調査を行います。  議題としては、新ごみ処理施設等整備運営事業についてであります。  写真撮影の申出がありますけれども、許可しておりますのでよろしくお願いします。  それで、今日は所管事務調査①として、8日月曜日に②がありますので、全体の運営としては、今日は資料を基に当局からの説明をまず受けて、俗に言う①ですから確認すること、また資料等その他の要求等がもしもあれば今日やっておく。全体的な質疑については月曜日、8日に行うという全体の運営で行いたいと思います。  それと、あと何人かの委員からも説明を聞きたいということで、ユーチューブ配信をしているということですので御理解をください。よろしくお願いします。  それでは、当局からの説明を求めます。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  本日は、新ごみ処理施設等整備運営事業につきましてこういう説明する機会をいただきまして、本当にありがとうございます。この事業は、本市の唯一の廃棄物処理施設でありますクリーンセンター、30年以上たっているということの老朽化、それから30年前当時のごみ種別で建設された施設で、その後の循環型社会に伴う新たなごみ分別を何とか対応してきたところなんですけれども、それも難しくなってきているという判断の中で、2012年、平成24年に新ごみ処理施設整備基本構想(素案)をつくるために庁内の検討委員会をつくって、新たな施設整備に向けてスタートしたところです。そこから、はや10年というところになります。この間、兵庫県を交えて他市との広域化可能性の模索をしたりとか、建設用地周辺住民の皆様への御説明をさせていただいて御理解をいただくために、少し大きな時間を使わせていただいたというところであります。  現有地での建て替え公設民営DBO方式による事業として必要な事業を進めてきたところなんですけれども、昨年の8月、入札公告に至りました。今年の3月には提案書の受理をいたしまして、6月に事業者選定委員会、有識者の方々を踏まえて事業者の選定をして、市として落札者を決めたところです。本年9月の市議会の議案にも提案させていただこうという運びになったところでございます。  この間、議会の皆様には、新ごみ処理施設整備基本構想、それから基本計画等節目節目には進捗状況や内容については御説明させていただいたところなんですけれども、本日、改めて事業の内容、それから事業の選定方法、本市で初めて行うDBO方式による契約とリスクの関係等について、契約前までというところでちょっと区切りをつけて御説明させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、前のモニターで、パワーポイントのほうで御説明をさせていただきたいと思います。説明については施設建設課の係長のほうでさせていただきますので、よろしくお願いをします。  それでは、お願いします。 ○江原 委員長  吉積係長。 ◎吉積 施設建設課係長  施設建設課の吉積と申します。よろしくお願いします。座って説明させていただきますので、よろしくお願いします。  それでは、宝塚市新ごみ処理施設等整備運営事業につきまして、これまでの取組と事業の概要について説明させていただきます。よろしくお願いします。  まず、目次としまして、本日はこちらに示している3点について説明させていただきます。
     1つ目は、事業の目的などの事業の概要について説明させていただきます。2つ目は、事業者選定方法などについて説明します。最後、3点目につきましては、選定された事業者との契約関係について説明させていただきたいと思います。  それでは、早速1つ目事業概要について説明させていただきます。  先ほど影山参事からも少し話がありましたけれども、背景と目的からです。  現在稼働していますごみ焼却施設は、昭和63年から運転を開始しておりまして、既に34年の稼働を続けている状況です。また、平成2年に粗大ごみ処理施設し尿処理施設が運転を開始しまして、こちらも既に32年稼働を続けております。現在、施設の老朽化が進んでおりまして、日々のメンテナンスに要する費用が増大しております。また、交換部品の入手も困難になるなど、維持管理が難しい状況になってきております。また一方で、ごみの減量・再資源化を推進する中で、今後さらなる分別や処理が求められると考えられております。これらの対応が現在の設備ではなかなか困難になってきているという状況でございます。  そこで、循環型のまちづくりに寄与し、安全で環境保全に優れ、安定した稼働を実現して経済性効率性に優れた新しい宝塚市クリーンセンターの整備及び維持管理、運営を行うのが本事業の目的としております。  次に、新しいクリーンセンター設置場所について説明します。  現在のクリーンセンターは、こちらに本庁があるところから対岸にあるスポーツセンターの横にございますが、この現在地と同じ敷地で建て替え整備を行ってまいります。これは、遡ると平成24年から始まりました新ごみ処理施設整備検討会詳細検討会から数多くの検討会検討委員会を経まして、最終的に平成31年2月の新ごみ処理施設整備基本計画策定委員会において、環境保全性経済性利便性確実性の視点で最も優れている場所として現在と同じクリーンセンターの敷地を選定しまして、近隣住民さんの御理解を得た上で市として決定してまいりました。  次に、本事業に採用されましたDBO方式について、簡単ではありますが説明させていただきたいと思います。  DBO方式とは、公設民営によって施設の整備及び運営を行う方式でございます。DBO方式のDとは書かれているとおりデザイン、設計のD、Bはビルド、建設のB、Oはオペレート、運営等のOとなっております。  一般的な公共建築は、設計は行政内部もしくは委託建築設計事務所等が作成を行いまして、完成した設計図書を基に仕様発注という方式で入札等を行いまして、建設会社を選定し建設が行われています。その後、完成したら行政機関等が建物を利用して運営を行うというのが一般的な流れだと思います。このように、一般的にはそれぞれのセクションに分かれて事業を行っていって回るというところですけれども、今回の建て替えを行うごみ処理施設というものは、多数の機械設備電気設備制御装置などが組み合わさって造られる、非常に高度な技術とノウハウが要求される施設となっております。こういう状況ですので、なかなか市の職員のほうでは施設の設計をすることが非常に困難なものであり、ごみ処理施設の規模や性能などを市が求める要求水準を満たす施設を建設してもらうよう、性能発注という方式で設計と建設工事を一括して発注するということとしております。  また、現在のクリーンセンターは、施設建設後の運営は市が委託事業者で行ってまいりましたが、昨今では、行政経費の削減や民間ノウハウ有効活用の観点からも民間の力を活用する手法が導入されるようになってきております。また、運営を含めたDBO方式とは別のPFI方式というものを多く採用していっているという現状もございます。  今、少し出ましたDBO方式PFI方式というのは似て非なるものがあるんですけれども、主な違いとしましては、DBO方式資金調達の点で公共が資金調達をするというものに対しまして、PFI方式というものは民間のほうで資金を調達して事業を行うという違いがあります。今回の事業ではDBO方式を採用という形になっておりますが、近年の一般廃棄物処理施設建て替えとか新設する場合では、DBO方式が最も多く採用されている方式となっております。  続きまして、DBO方式のメリットの一つとしましては、施設の設計から建設工事、そして竣工後の運営、維持管理までを一括して事業者に発注することで、プラントメーカーノウハウ設計段階から十分に取り入れることができまして、完成後の施設運営におきましてもライフサイクルコストの節減を図ることが期待できる方式となっております。設計と運営の事業者が異なりますと、運営のことがあまり考慮されないような設計がなされる部分もあります。そうなってしまいますと、運営段階で苦労するような事態が発生したり修繕が後手に回ったりと、高額になる可能性も懸念されます。  DBO方式では、設計から運営まで全て同一事業者の責任で実施することから、運営段階を見越した設計と建設、そして維持管理が行われることから、機械設備などのプラントのポテンシャルを十分に引き出せる運営が可能となりまして、適切な時期の修繕や機器の更新を行うことにより、結果、コストパフォーマンスが高い施設となり、ライフサイクルコストの削減が期待できると考えられています。  それでは、どのような施設を整備するのかについて説明させていただきます。  お手元の資料でちょっと修正する点がございますので、お知らせいたします。プリントした時点で気がついた点で申し訳なかったんですけれども、各施設の下に処理能力という数値が書いてあるんですけれども、処理能力の「能」という字がところどころで違う漢字の表記になっておりますけれども、御了承ください。  では、説明に戻らせていただきます。  まず、現在の施設ですけれども、ごみを燃やす施設であります焼却棟があるごみ焼却施設、し尿や浄化槽汚泥を処理しますし尿処理施設、そして粗大ごみ資源ごみ等を処理します粗大ごみ処理施設、そのほかにもプラスチック類を貯留等しますプラスチックヤードであったりとかペットボトルを処理するペットボトル選別施設とか、紙・布とかを貯留しているヤードがございます。これらの複数の施設を新しい施設では集約しまして、まず、ごみを燃やす機能を持つエネルギー回収推進施設というものと、し尿処理施設、こちらの2つ、合棟して一体の建物として1つの建物を造ります。またもう一方、こちらは粗大ごみ資源ごみ、そして紙、プラスチックペットボトル等を処理する機能を持ちますマテリアルリサイクル推進施設というものを建設する予定です。大きくこの2つの建物を建設する予定でして、それ以外にも市職員が業務に当たる管理棟車庫棟であったりとか、あと広場であったり駐車場なども整備する予定となっております。  続きまして、現在のクリーンセンター配置状況を説明させていただきます。  こちら、下側が武庫川になっておりまして、左側がスポーツセンター、こちらが北側になります。まず初めに一番南側、右端のほうにごみを燃やすごみ焼却施設がございます。次、真ん中粗大ごみ処理施設がございまして、その下にし尿処理施設あと正面入り口の近くに管理棟がございまして、その下にプラスチックヤードがあったり、あとは駐車場があって車庫棟洗車棟というような配置になっております。主なメイン入り口はこちらになっておりまして、こちらからメインに入って、各施設に移動していくというような現状の使い方をしております。  それに対しまして、新しい施設のセンター配置図はこちらになります。まだこちらは入札段階で市が提示した図面となりますので、事業者の提案によって多少は変更になる可能性がありますが、大まかな配置についてはこのようになっております。  現在との大きな違いとしましては、先ほど説明した焼却機能を持つエネルギー回収推進施設がこちらの右側の南端より場所が変わりまして、マテリアルリサイクルと場所が変わっているというようなところが大きな配置の違いかなというところです。このような配置になっておりますのは、今回ここで建て替えを順番に行っていきますので、このような配置となっているという状況です。  また、そのほか大きな点としましては、煙突のもともとの位置が焼却棟河川側に建っていたんですけれども、今度、新施設ではエネルギー回収推進施設に取り込むような形を要求しておりますので、建物と一体型となる予定です。恐らくこの辺、ちょっと川側のほうになるのかなというような形になると思われます。  次に、あと現在、収集車洗車棟車庫棟とかがありましたこの辺に憩いの広場というものを設ける予定となっております。こちらの広場は、ふだん市民が憩える公園スペースという形で運用されますけれども、災害時には災害廃棄物の一時仮置場となるような計画ということになっております。  このような配置計画を予定しておりますということです。  それでは、次に工事の大まかな流れについて説明させていただきます。  現在の施設と同じ場所での建て替えということになりますので、現在の敷地は既に空いている土地というのはなかなかなくて、高い建物を建てるには十分な空きスペースがない状況です。このような状況で順番に建て替えていきますので、当然ながら現在のごみ処理機能を維持させながら施設の解体と建設を行っていく必要があります。  まず、施設の北側の駐車場と、あとこちらの車庫棟とかこちらの赤く塗られているところを整備しまして、仮設のリサイクル処理場を整備します。こちらの仮設リサイクル処理場は、令和5年度末完成に向けて整備を行ってまいります。  次に、仮設リサイクル処理場が完成しましたら、この仮設リサイクル処理場粗大ごみ資源ごみの受入れや処理を行ってまいります。これによって既存の粗大ごみ棟であったりし尿処理棟を解体することができていきますので、順次解体をしていきます。この真ん中スペースの赤く着色されているところが全て解体できましたら、この空いたところに新しいエネルギー回収推進室を整備してまいります。この既存施設の解体から新施設の建設まで、令和5年度末から令和9年9月頃までを予定して行ってまいります。  次に、エネルギー回収推進施設が完成して稼働しますと、燃やすごみや、し尿等はもう真ん中の施設で処理ができていきます。これによって既存の焼却棟が必要なくなりますので、順次解体ができるような状況になりますので、順次解体を行ってまいります。解体が終わりましたら、ここに新しいマテリアルリサイクル推進施設を建設してまいります。これが、令和9年10月頃から令和12年の末まで行う予定です。  次に、マテリアルリサイクル推進施設が完成しましたら、もともと仮設で処理していた粗大ごみ資源ごみを完成した新しいこちらの施設で処理を行っていきますので、仮設のリサイクル処理場が不要になるということで、こちらは順次解体してまいります。解体した後、最終的に管理棟であったりとか広場等の整備を行っていきます。これは最後の1年間、令和13年から令和14年まで行ってまいります。  先ほど説明しましたように、これが最終的な完成イメージ配置状況になりまして、これは令和14年9月頃に完成するという予定となっております。  以上の工程をまとめると、このようになります。  一番上から事前工事が書いてありまして、第Ⅰ期工事、第Ⅱ期工事、第Ⅲ期工事というふうになっております。令和4年に始まる事前工事から第Ⅲ期の工事が終わるまで10年間かかる運びとなります。簡単に説明させていただきますと、事前工事仮設リサイクル処理場の整備を令和5年度末まで行いまして、完成しましたら、ここに書いてある仮設リサイクル処理場を令和6年度から運営していきます。次に、第Ⅰ期工事で解体と新設エネルギー回収推進施設を建設しまして、令和9年度中頃に完成しますと、エネルギー回収推進施設し尿処理施設を同時に運営が開始されていきます。第Ⅱ期工事におきましてマテリアルリサイクル推進施設の建設を始めまして12年度末に完成しましたら、13年度からマテリアルリサイクル推進施設を運営開始していきます。最後、その他施設を全て造りまして、令和14年度9月頃から全てを運営していくというような流れになっていきます。  ですので、事業期間整備期間としては令和4年10月頃から令和14年9月頃、運営期間は令和6年、仮設の期間から令和29年9月というふうに表記していますけれども、基本的に運営委託を20年間という話は、エネルギー回収推進施設が完成してから20年間の運営委託というふうな考え方をしております。実際は施設リサイクルは去年から起動していますので、20年とプラス3年半、足して23年半を委託の運営期間というふうになっております。  こちらは整備費等の件ですけれども、10年間の整備工事と23年半の運営委託を合わせて事業者費の上限、税抜きで613億5,700万円としておりました。これに対し落札額につきましては、皆さんにも御報告させていただきましたとおり、税抜きで597億9,800万円という形になっております。  以上、①概要についての説明を終了させていただきます。  続きましては、代わりまして金田のほうから説明していただきます。 ○江原 委員長  金田係長。 ◎金田 施設建設課係長  続いて説明させていただきます。同じく施設建設課の係長の金田と申します。  これまで事業の概要のほうについて説明させていただいたんですけれども、ここからは事業者をどのように選定していったのかというところを説明させていただきたいと思います。  まず、こちらが選定のスケジュールなんですけれども、細かい字で申し訳ないですが、令和3年8月2日、去年の8月に入札公告を行いまして、最終的に事業者が決まったのが今年の令和4年6月28日、つい最近ですけれども、約1年ほどかけて事業者の選定を行ってきました。通常の市の入札から考えるとすごく長いなというふうに思われるかもしれないですけれども、なぜこれぐらい長い期間が必要だったのかというところも交えながら説明をさせていただきたいなと思います。  事業者の選定なんですけれども、今回、総合評価一般競争入札という方式で行いました。先ほど吉積のほうからも説明がありましたが、今、新庁舎の建設などをやっていますけれども、ああいう普通の建物とは違って、今回のはかなり特殊なプラントという形になりますので、なかなか市の職員では自分たちで設計が難しいというところで、毎日これぐらいの量のごみを処理してくださいとか、施設の能力をこれぐらいにしてください、ごみの収集はこうなっているのでそれを踏まえて考えてくださいというように、事業者のほうからこういうプラントにしましょうという御提案を受けて、その内容を審査して内容点を確定する。そして価格と総合的に評価して事業者を選ぶという方式が、この総合評価一般競争入札方式というものになっています。なので、事業者から提案をしていただく必要がありますので、まずは宝塚市のごみ処理について詳しくよく知ってもらう必要があるということがあります。  少し戻るんですけれども、自治体ごみ処理の方法というのは、実は自治体によってまちまちというか、いろいろ方式が違います。例えばごみの分別の仕方も違いますし、出てくる曜日の違いもありますし、処理の方法などもちょっとずつ違ってきたりします。なので、宝塚市のごみ処理のやり方というのを事業者さんによく理解してもらう必要がありますので、まず、入札公告が終わった後に、8月11日から令和4年3月28日にかけて、提案書の締切りを3月31日にしていたんですけれども、そのぎりぎりまで現地見学会ということで、事業者さんに現在のクリーンセンターに見学に来てもらって、今の施設をよく見てくださいというような会を設けています。これは、合計で20回以上は行っていると思います。  そして、事業者からの質問を2回ほど受け付けて、それに対する回答というのを行いました。1回の質問当たり大体100個から200個ぐらいのかなり大量の質問が出てきて、それに対して回答していくという形で行っていっています。  そして、現地説明会とか質疑応答で出されたのが、後ろに置いてあるんですけれども、提案書一式になります。提案書だけでも結構50ページぐらいのボリュームがあるんですけれども、その横に3冊ぐらい並んでいるのが基本設計図書ということで、見ていただいたら分かるとおり、かなりボリュームのある資料になっています。やっぱり事業者さんとしても、我々の施設を理解した後、どういうプランにしようかと練るのにかなり時間が必要ということで、入札公告が8月、そして提案書の提出が3月ということで、約8か月ほど期間を取っています。聞いた話によりますと、こういった提案書をつくるにしても事業者さんとしても億単位のコストがかかるということで、入札に参加するということに対しては、より慎重に検討した上でかなりされているということになります。  そして、4月から提案書を受け付けてから提案書の内容をチェックしたり審査をしたりして、また事業者に対してヒアリングなど質疑応答なども行いまして、落札者の選定を行っていきました。  続いて、選定の流れ、まずざっくりとした流れを説明していきたいなと思うんですけれども、入札公告があった後、先ほど言いました提案書の提出、そしてお金、入札を受けて出てきた提案書の内容の審査を行いました。そしてプレゼンテーション、ヒアリングを経て事業者の選定を行っていっています。出た提案書を受けて、ヒアリングを通して内容点を確定させる。その後、開札を行って価格点を算出して、内容点価格点の合計で落札者を決定するというような流れで事業者選定を行いました。  次の説明にいく前に、一旦資料2の落札者決定基準についてという資料を御覧いただきたいんですけれども、こちらの書類です。こちらの図を使いながら説明をしていきたいと思うんですけれども、入札公告の後、事業者さんからこの入札に参加しますよという参加申請をいただいています。参加表明書と、あとはプラントをやった実績がありますかとかいろんな実績を資格として設けているところがありますので、それの書類審査を行いました。  このファイルなんですけれども、今回、この入札のときに最終的に入っていただけたのが、前に示しておりますJFEエンジニアリング株式会社グループ川崎重工業株式会社グループでした。こちらが参加表明書とかを提出いただけた企業、そのグループということになります。実は、この入札公告の前から参考の見積りを徴収したりですとかいろんな事前の調整を行っていたんですけれども、その時点では4者ほどありました。  ただ、やはり先ほど申し上げたように、入札に参加するというだけでも結構なコストと工数がかかるということで、事業者さんもかなり慎重になられているということで、1者に関しては、そのうち社内においてのコンペというか、社内の中で今回は参加しないというふうになって、まず3者になってしまった。さらにもう一者については、入札のぎりぎりまでは参加するというような形でいたんですけれども、どうしてもグループで今回、企業として申込みをするに当たって、ゼネコンの会社がどうしてもつかまらなかったということで、最終的には2者になったというところです。先ほど紹介したJFEエンジニアリンググループと川崎重工のグループのどちらもが参加資格としては通過しました。  その後なんですけれども、提案書の提出を受けたいところだったんですが、こちらに雪組と書いていますけれども、JFEエンジニアリンググループが、2月ぐらいで提案書を出してもらうほぼ1か月前ぐらいだったんですけれども、本市において指名停止の対象となってしまいまして参加資格がなくなってしまったというところで、最終的に入札とか提案書を提出いただけたのは川崎重工業グループ1者のみというふうになりました。今回1者となった経緯は今申し上げたようなところです。  入札書提案書を受け取った後、基礎審査というものを行いました。基礎審査では、ここに書いてあるようなことなんですけれども、基本的なことです。提出された書類がそろっていますかとか我々が提案している様式にちゃんとのっとって出されていますか、提案書の中でそごがないですかとか、そういった基本的なことの審査を行いました。その後、加点審査ということで、技術点の算定と開札、価格点の算定を行って、総合評価値を決めて落札者を決定していったというようなことです。  今から、技術点の算定をするときにどういうふうにしていったかというところを簡単に説明したいと思います。  落札者決定基準の資料の中でA3の大きい資料、提案内容の評価項目及び評価ポイントというペーパーがあると思うんですけれども、ここにこういう内容で審査しますよという評価のポイントというものがあります。それに対して各配点がついている。それをそれぞれの項目に対してAからDの5段階の評価をしました。  例えばAだったら、特に優れている提案ということで配点掛ける100%、例えば一番上の気候変動への対応でしたら6点がそのままつくというようなイメージになります。そこから評価が下がるごとにこの点数も下がっていくという形になります。それをどんどん積み上げていって、技術点としては合計で50点、さらに価格点としても50点ということで、50対50にして価格と技術、提案のバランスを1対1にしていくというのが、我々の今回の入札の出発点になります。  続いて、価格点なんですけれども、これは、今回1者なのであまり計算するようなところはなかったんですけれども、入札価格のうち、複数者いた場合、一番低い価格で入札した企業が満点の50点となるような計算式で計算をしました。今回1者でしたので、価格点に対しては50点というふうになりました。  以上、簡単に説明したんですけれども、このそれぞれの評価項目を評価するに当たっては、ある程度事前にこういう提案が来たらA、こういう提案が来たらBというふうに、それぞれ基準というのをあらかじめ定めて評価をしまして、恣意的に点数を操作するようなことがないように配慮をしております。  続いてなんですけれども、技術点の差であるとか価格点もそうですし、この審査全般のルールとか評点を決めたのも、事業者選定委員会というものを立ち上げて行いました。こちらは条例にのっとりまして、こちらに上げさせていただいている外部有識者さん3名で審査等をしていただいております。お一人が大阪工業大学の渡辺先生です。基本計画の基本構想のときから入っていただいております。2人目が、蓑田先生といいまして、もともと大阪市のほうの職員の方でして、大阪市内の複数のごみ処理プラントに実際携わってきたという実績があります。池田先生は弁護士で、本市のほうでも環境関係のところでお世話になっているというところでございます。この3名でこの審査等を行っていただきました。  次に、要求水準書について説明したいと思います。  こちらは、分かりやすい言葉で言うと仕様書のようなものです。先ほど性能発注という表がありましたけれども、本市のごみにはこういう性質がありますよと、収集はこんな形でやっています、プラント処理能力はこれぐらいにしてくださいといった要求水準をまとめたものになっています。  本市において、この要求水準書の構成というのがほかの自治体と比べてちょっと特殊になっております。国のガイドラインとか履歴ですと、こちらは整備編、運営編に当たるものなんですけれども、建設工事編、それから運営編という2つで構成されているのが一般的で、ほかの自治体とかはそのガイドラインにのっとって整備編、運営編というものを2つ、要求水準書として掲げている場合が多いんですけれども、本市の場合はやっぱりそれぞれそれなりのボリュームになってしまうので、本市が特に強調したいところが埋もれてしまうんではないかというところを危惧して、特に事業者さんにお伝えしたいこと、守ってほしいことというのを共通編の中に集約しました。特段の理由がない限り、事業者さんは共通編の内容に関しては変更することはできませんという形になっております。  整備編や運営編に関しては、本市から一例として示しますというような形にしまして、事業者さんの提案によって、合理的な理由があればですけれども、変更していいよというような形で事業者さんのほうに提示しております。  ここで、共通編の内容の一部について、簡単にはなりますけれども御説明したいと思います。  共通編では、新ごみ処理施設整備基本計画に示されました処理方式、施設の規模、環境保全基準、事業方式、事業期間、処理条件といった基本的な条件を提示するとともに、先ほど出てきました宝塚市新ごみ処理施設整備基本計画検討委員会のほうで決定した6本の柱みたいなものがありまして、こちらに基づいて仕様を書いていっております。  1つ目の循環型のまちづくりに寄与する施設というところでは、例えば気候変動の対応ですとか、自然エネルギーを活用してください、できるだけ資源を回収してくださいというようなことが書かれています。  方針2の安全で環境保全に優れた施設というところでは、施設内の安全対策、周辺環境への配慮というのを記載しています。  方針3の安定した稼働ができ、災害に強い施設というところでは、施設が安定に稼働するための条件、災害時の対応みたいなところを記載しています。  方針4、経済性効率性に優れた施設では、施設の人員数が過剰にならないように、あまり多い人数でやればやるほどそれはやりやすいかとは思うんですけれども、そこをいかに効率よくやっていただくかというところを記載しております。  方針5、環境学習・理科学習の要となり、学べる施設というところでは、施設見学、現在も小学校の4年生とかがクリーンセンターのほうに見学に来るとかされたりしていますけれども、その施設見学で理科とか環境への理解が深まるような工夫というのを求めています。  最後、方針6としては、周辺の景観に調和して市民に親しまれる施設ということで、周辺住民への配慮とか周辺環境に調和するデザインなどを求めています。  幾つかさらに具体的に御紹介をしたいと思うんですけれども、まず1つ目は、市民が立ち入れるエリアと工場のエリアを明確に区分してくださいということを要求しています。現在の施設では明確なエリア区分というものがなくて、市民さんが、赤字で示しているように工場のエリアの中に簡単に立ち入れてしまうというところがあります。クリーンセンターというのは破砕機があったり大型の機械が結構稼働しているところで、さらに収集車などもいっぱい入ってきますので、一つ間違うとちょっと大きな事故につながってしまうリスクを排除しようというところで、市民さんが簡単に立ち入れないように立入り可能なエリアと工場のエリアというのを明確に区分して安全性に配慮したいなというふうに考えています。  次が、一般持込みの車両と収集車の計量器への動線を分けて安全に配慮ということで、現在、予約をすればクリーンセンターのほうにごみの持込みができるというふうになっています。現在、一般の市民さんがごみを持ち込む動線と収集車がごみを処理する動線が全く同じになっていて、やっぱりふくそうすると危ないという問題がありますので、できるだけ車両の動線を分けて、一般市民が安全にこのクリーンセンターでごみを持ち込めるように配慮してくださいというところを求めています。  3つ目が、一般持込みの荷下ろし場所を1か所にまとめて市民の負担を軽減するというところで、先ほどの持込みの話ともかぶるところはあるんですけれども、今は持ち込んだ方が紙・布だったらこの辺、粗大ごみだったらこちらの建物に、燃やすごみはこちらの建物にというように、いろんな場所に荷下ろしをごみ種別に応じてしなきゃいけないところがあります。そうなると工場内を市民の方が移動することになるので、先ほどの安全性の上で問題がありますし事故の危険も高まるということで、今度の施設では1か所でごみの荷下ろしができるような配慮をしたいというふうに思っています。  続いて、合理的な環境保全基準を設定、あと運転状況の公表ということで、ごみ処理施設なので当然ごみを燃やしたら環境に悪い物質が出てくるわけなんですけれども、それに対してもろもろの処理をして無害のものに変えるという処理をクリーンセンターの中でやっています。例えば、出てき得るものとして排ガスですとか騒音、悪臭、振動、排水というものがあります。これらなんですけれども、例えば薬剤の量を多く入れたりとか能力の高い設備を導入するとか、お金をかければかけるほど値、数字というのがどんどん小さくできるんですけれども、法律とか条例の範囲で定められている、ある一定の合理性のある基準をクリアしていれば、どこまでもどこまでも小さくするということはしないでいいよねというところで、合理的な環境保全基準を設定しています。  また、工事中から、そして実際に運転が始まってもそうなんですけれども、その運転状況、これらの値が今どれぐらいの数字になっていますよというのを正門付近に提示したり、ホームページに公表できるような仕組みを考えていきます。  環境保全基準なんですけれども、具体的に紹介したいなと思っております。一番右側、こちらに書いてあるのが法令で定められている基準です。それに対して一番左側が新しいごみ処理施設での自主基準値ということになります。こちらを比べると、小さい値にもなっていますし、右から2番目の近年の自主基準値の平均値ということで、ほかのプラントの平均値と比べても、新しいプラントではそれよりは小さくなっております。というところで、ある程度合理性もあって環境保全にも考慮した数値となっているということになります。  次、最後なんですけれども、停電時でも自立立ち上げできる施設ということで、現在のプラントもそうなんですけれども、停電などの事故が起こると非常用発電機というのが作動しまして、施設を安全に停止させるために電源を供給するというような動きをしています。ただ、自分で非常用発電機でプラントを新たに立ち上げ直すということまではできないようなものが今現在のクリーンセンターの非常用発電機なんですけれども、やっぱりそれだと災害時とか、実際停電が長く続いていて、それでも災害廃棄物とかを処理していかないといけないというような事態のときに困ってしまうので、停電時でも自立立ち上げができるような大きな非常用発電機を入れて、災害時の対応であったり停電時のごみ処理の継続ということができるように配慮した施設となっています。  一応、代表的なものを今5点挙げさせていただいたんですけれども、そのほかにも、し尿処理施設については下水道に放流する前処理だけするというような小さい施設にして、エネルギー回収推進施設と合棟にするということで、コストペイを発揮できたり、啓発施設に関しても、新しく啓発施設専用の建物を建てるとかではなくて、見学ルートの中で理科学習、環境学習ができるようなものを求めていったりします。  また、70台ほど止められる駐車場を設置するんですけれども、そこもコインパーキングのような形にしまして、今現在スポーツセンターとか教育総合センターとか、プールの時期とか駐車場があふれてしまって止められないというような方も結構いらっしゃいますので、その方々にもコインパーキング方式にして使っていただけるような、そういう工夫もしたいなというふうに考えています。  私のほうからの説明は以上になります。 ○江原 委員長  50分ほどたちましたので、ちょっと休憩したいと思います。                 休憩 午後 2時17分               ──────────────                 再開 午後 2時26分 ○江原 委員長  では、休憩を解いて委員会を再開します。  3番目の契約関係について説明をお願いします。  西田係長。 ◎西田 施設建設課係長  そうしましたら、契約関係について私、西田のほうから御説明させていただきます。  契約関係についてなんですけれども、先ほどの事業者の選定の箇所でも御説明させていただいたんですけれども、この6月の末に事業者選定委員会、専門の委員会において事業者が選定され、落札者が決定されました。ただこの落札者というものにつきましても複数の者ではなく1者によるものでありまして、すごく大きな事業でありますので、それを設計する企業であったりとか建設する企業、運営する企業等々いろんな会社が集まってグループとなって行われるものになります。そのグループによって設計から建設、運営の全てが行われるという形になります。なので通常の契約関係とはちょっと違う形になってくるものとなりますので、その契約関係について、流れとか中身について私のほうから御説明させていただきます。  では、実際に落札者が決まりましたらまずどういう流れになるのかというところなんですけれども、まずはこちら、前のスライドでも出させてもらっているとおり、落札者と基本協定を締結するという形になります。こちらの基本協定というものにつきましては、契約までに市と事業者がそれぞれ行わなければならないということを定めたものになります。前のほうに例を書かせていただいているんですけれども、例えばSPCの設立であったり特定事業を締結すること、特定事業が締結できなかったときの対応などというものがございます。SPCと特定事業の契約については後ほど御説明させていただきます。要約させていただくと、契約までにスムーズに契約ができるようにするための手順を定めたもの、取決めのようなものと御認識いただければと思います。この基本協定については本契約までの有効期限という形になります。  では、ここで先ほど申し上げましたSPCについて御説明させていただきます。  SPC、下のほうに英語で書いてあるように、スペシャル・パーパス・カンパニーという形で、日本語にすると特別目的会社という形になります。この新ごみ処理施設事業のところでいうと施設の運営を担当するという形になります。説明については、前に書かせてもらっているとおり、特定の資産を企業内部から切り離し、特定のプロジェクトのためだけにつくられる会社というふうにしております。この特定のプロジェクトというのが、先ほど申し上げました宝塚市のごみ処理施設の運営という形になります。  このSPCの特徴について申し上げますと、まず1つ目、こちらについては本施設の運用に関する業務のみを行うという形になります。こちらは本市のごみ処理施設を運営するためだけにつくられた会社という形になりますので、その他事業に拡大するといったことはございません。  次の特徴としまして、資金調達を確実に行うことができるという形になります。事業を行う企業グループである構成企業からの出資で資金調達を行い、本施設の運用を行うようにします。先ほど、図の左側にある構成企業、いわゆる設計企業、建設企業、運営企業、全ての業者さんのほうから出資をしていただいてSPCをつくるという形になります。  次、最後の特徴です。本体企業の業績が悪化してもSPCの資産は守られる。投資を使用した本体企業と資産が完全に切り離されるという形になりますので、例えば出資元の企業の業績が悪化して何か倒産の憂き目に遭ったとしても、SPCについては施設の運営に対して何か左右されるということはございません。また、SPCについても資金が足りなくなるということがないように、今回の提案の中で保険を掛けていただいたりとか、もしも本当にお金が足りなくなったときは追加の融資をしていただいたりという形の提案もいただいたりしております。  次に、特定事業契約について御説明させていただきます。  特定事業契約は基本契約と工事請負契約と運営委託契約から構成されており、本事業を行うために必要な取決めを定めたものという形になります。通常でありましたら、工事請負契約だったら建設会社さんと、運営委託の場合だったら運営を委託する会社さんと1社ずつで契約するという形になるんですけれども、DBO方式では工事から運営までを一体的に行うという形になるため、工事請負契約と運営委託契約をまとめるものとして基本契約を締結するという形になります。  こちらは、契約の相手方について、基本契約は先ほども申し上げましたとおりにほぼ全体の契約をまとめるものという形になりますので、各構成企業と、先ほど申し上げたSPCと両方と締結するという形になります。工事請負契約は、こちらは建設のほうになりますので、構成企業の中の設計と設計を行う建設もしくは建設JV、いわゆる設計設備企業の集まりと締結するという形になります。運営委託契約については、先ほども申し上げましたごみ処理施設の運営をするSPCと提携するという形になります。  こちらのほうをまとめさせていただきますと、まず、宝塚市と企業全体、構成企業との間で基本協定を結ぶという形になります。基本協定を結んだ後に、基本契約、全体の取りまとめをSPCとこちらの構成企業、恐らくそれぞれ結ぶという形になります。最後に、工事請負契約であったりとか運営委託契約というのをそれぞれに結ぶという形になります。
     運営委託契約についてなんですけれども、先ほどからずっとSPCが運営をするとは言っているんですけれども、全ての運営をもちろんSPCですることというのはできませんので、実際の作業については運営企業に委託をするという形になっております。  最後に、リスクの分担のほうについて説明させていただこうと思います。  リスクの分担については、事業を進めていると様々なトラブルであったり事案が発生する形になります。そして、その事案ごとによって市と事業者のどちらで責任を持って進めていくのか、対応するのかということが争点になってくるという形になります。そのために、事前にリスクとして想定されるもの、事例をある程度列挙させていただきまして、その責任分担を定めておくことでスムーズに事業を行うことができるという形になります。  リスク分担の基本的な考え方は、リスクを適切に管理できるほうが分担するという考え方で検討しております。本市では、リスクを設計、建設、維持管理・運営、それぞれのケースごとに洗い出して契約書等に反映します。  お手元の資料3のリスク分担に関する契約書等への反映を御覧いただければと思います。  ちょっと細かくなってしまって申し訳ないんですけれども、こんな形でそれぞれのリスクにつきまして市側のほうで洗い出させていただきまして、それをどちらが負担するのかというのを、負担するほうに丸印、右上に主分担と書かせてもらっているんですけれども、丸印を入れて、どちらが負うのかというのを定めております。こちらは全部で46の項目がございます。  ところどころに三角印が出てくると思うんですけれども、三角印につきましては従分担とさせていただきまして、契約書にただし書とかでこういったときにはリスクを負担するみたいな形で、特段何かがあったときとか、こういった場合にはリスクを負担するという形であらかじめ定めて、もし何かがあったら負うという形にさせていただいております。  これを具体的に契約書のほうにどういうふうに落とし込んでいくのかというのを前のモニターで御説明させていただくんですけれども、例えば設計段階の設計変更に関するリスクにつきましては、市の指示、提示条件、設計変更による費用の増大、計画遅延に関するものは市の負担、事業者の提案内容の不備、設計変更による費用の増大、計画遅延に関するものは事業者の負担という形で、それぞれ前段と後段のほうで分けて書いているという形になります。  最後、その他のリスクという形で、もう一度お手元の表を御覧いただきたいんですけれども、どんなリスクがあるのかというのを抜粋して御説明させていただければと思います。  まず、契約締結のリスクです。契約締結のリスクでは、こちらのほうは議会を含む市の事由により契約を結べない等のときには市の負担。議会で否決されたりとかというときは市のほうの負担になりますよと。次に、事業者の事由により契約が結べないときは事業者の負担という形で、事業者側のほうで何か事情があって契約ができないときには、当然事業者負担という形にさせていただいております。  次に、近隣対応のリスクです。近隣対応のリスクにつきましては、本施設の設置そのものに対する住民反対運動等と上記以外のものとさせていただいておりますけれども、もちろん用地の選定については市のほうで行っておりますので、設置そのものに対する住民運動についてはリスクは市が負うという形、それ以外の何かの問題については事業者が負うという形にさせていただいております。  次に、物価変動のリスクです。物価変動のリスクでは、変更幅と、それがいつ起こるかのタイミングによって工事と運営の費用が変更となる可能性があるので、どちらも要は負担する可能性があるという形になりますので、それぞれ丸と三角で、どちらも負担するという形にさせていただいております。  次に、事業の中止・遅延に関するリスクです。こちらは、設計変更と同じようにどちらの責任によるものなのか、上には市の債務不履行によるもの、下では事業者の債務不履行、事業放棄、破綻によるものとか、どちらの責任によってそれがなされたのかによって変わってきますので、それぞれに丸印を入れさせていただいているという形になります。  次に、不可抗力のリスクです。不可抗力のリスクというと、災害等予想していない事態のリスクについて、これについてもどちらが負担するかというのはもちろん物によるという形になりますので、これも双方で負担するような形で、丸と三角で示しております。  次に、ごみ質とごみ量の変動リスクです。こちらについては、ごみの搬入に関する責任は市のほうにあることになりますので市のほうに丸印をつけさせていただいておりまして、ただ、性能リスクのほうで施設の契約不適合リスクとか施設の性能確保は、本市の要求水準を満たせていないということになると事業者の負担になるという形になります。  このように様々なリスクが想定されるんですけれども、実際には想定し切れない事態も発生するという形になってくると思います。それについては、事業者と丁寧にコミュニケーションを図りながら確実に事業を進めていきたいと思っております。  以上で説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○江原 委員長  一通り、画面による説明は終わりました。  あと、ちょっといつのか、今日こういう説明を受けて今後の全体のスケジュールですけれども、議案の上程やら議決の時期やら何やらはどんな感じで考えておりますか。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  今、我々のほうでは工事請負契約が議決要件になります。1億5千万円以上という形になりますので、そちらのほうで議案を提出させていただく予定にしています。ただ、これがDBOということで運営委託も不可分一体のものになっている契約になりますので、その辺については今後ちょっといろんなお話もあるかと思いますので、それには対応させていただきたいなと思っています。  10月7日の本会議で議決をいただきましたら、そこで本契約ということで実際の実施設計に入っていくというような形になろうかと思います。  以上です。 ○江原 委員長  9月議会の当初に、もうやるとしての提案がちゃんと出ると。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  今の予定では工事案件として出る予定になっています。 ○江原 委員長  それの前に、さっきの説明にあるように、もう基本協定は結んでいるということですね。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  基本協定は先に結びます。仮契約だけ3本とも結んでしまいます。 ○江原 委員長  しまいますというのは、まだ結んでいないの。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  はい。SPCが立ち上がるのにもうちょっと時間がかかるんです、登記してもらうのに。相手方が今ない状態になっていますので、そこができ次第、仮契約という形になります。 ○江原 委員長  もう8月やで。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  はい。 (「下旬やね、議決と同時に」の声あり) ○江原 委員長  まあまあぎりぎりというタイミング。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  そうですね、はい。 ○江原 委員長  まだSPCがいつできるかも分からんと。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  今のところ8月の半ばぐらいに何とか登記ができるんじゃないのかなというふうに聞いておりますので、それができ次第契約するんですが、構成メンバーが結構いっぱいいてますので、各社の社長印をもらうのに実はなかなか大変らしくて、その辺の日程も含めたらなかなかぎりぎりになるのかなと思います。 ○江原 委員長  それがあって、当初の議案でぽんと出てくるんかなというのが心配であえて聞いたんですけどね。若干遅れる可能性がある。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  いや、9月までには結べる予定になっています。 ○江原 委員長  分かりました。  ですので、なぜちょっとその件を聞いたかというと、今日これ説明を受けて来週月曜日にちょっと質疑をやって、そのあれによってはもう一回8月に所管事務調査が必要なのかな、どうかな。でも、もう議案直前やから議案の事前審査になると困るんですけどね。火曜日に岩国に行って、DBO方式クリーンセンターに視察に行ってくるんですよ、我々この委員会でね。それらもあって、ここで説明を受けたこと等を含めてもう一回質疑ができたらどうかなとは思っていますけれども、それは今後の流れとしてちょっと考えておきたいなと思っています。  今日、説明をざっと受けました。3種類です。DBOの考え方とか、それと事業者の選定についてと契約関係と説明を受けましたけれども、何か確認したいこと、あと、これらの書類、今日お手元に来ている説明のもの以外にもたくさんの書類が実は出ていまして、クリーンセンターの新しいごみ施設の整備に向けてというホームページ上にたくさんの書類が、ずっとこの関連事項が全部載っていますので、一通り見ていただいているとは思いますが、それらも含めてね。見ていないの。何かこれはどうなのと確認したいことがありますか、どうですか。  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  ちょっと簡単な確認なんですけれども、DBO方式でこの近隣でやっているところはどこら辺ですか。 ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  西宮市さんの東部総合処理センターの焼却炉がDBO方式でやられています。それから、豊中市伊丹市クリーンランドさんのマテリアルリサイクル推進施設のリサイクルプラザさん、こちらのほうがDBOでやられています。今ホームページ上を見ると、西宮市の東部総合処理センター上にマテリアルをまた建設されるの、これ一応DBOで今発注をかけられています。最近ここらで出てくる新しいやつは、大概DBOかなという感じです。 ○江原 委員長  いいですか。  たぶち委員。 ◆たぶち 委員  はい、ありがとうございます。 ○江原 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  どこまで質疑ができるのかな、ちょっとこう…… (「確認ですけども」の声あり)  確認なのでね。今日じゃないよ。今日じゃなくて、一応提案書が出る前の段階の説明をいただいたじゃないですか。僕も、だからその前の資料として契約書も要求水準書も、提案で出してもらう書類も一通り目を通したんですけれども、その中での想定されているリスクと提案も含めて今後運用していく上で出てくるリスクとを比べたときに、ざっと読むと後者のほうがどうも多そうな気がしているんですね。  例えばモニタリングのところなんかが実はもう貼りつけるだけというか、その貼りつける内容を見ると流れだけが書いてあるだけで、どれぐらいの頻度でどういう形でやるのかとかいうのがちょっと全く見えていなくて、それが提案書に出てきているのかどうかも分からないし、ファイナンスのところ、DBOの一番弱いところは銀行の目が入らない、ファイナンスのところが弱くなる可能性があるんですけれども、SPCに対して。SPCの資金調達のところの例えば固定料金と変動料金がどれぐらいの比率なのか、多分これ提案なんですよ、恐らくね。変動料金が高ければ高いほど当然SPCが受け持つリスクはでっかくなるわけで、それがどれぐらいのレベルであって、そのリスクをどういうふうにモニタリングしていこうと思っているのかとか、本来のどっちかというと、今見ていくと提案を受けた後の状況で出てくる、確認してから見たほうがいいリスクのほうが何か多そうかなという気がすごくしているので、それの議論ができるのは、その質問をして答えられるというのが結局9月のタイミング以外は難しいんですか。 ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  今御質問の中の固定費、それから変動費というのは、こういう形でしてください、それからそれ以外に物価変動に対しては、市としては1千分の15の物価変動があれば変更していきますよというのはお示しする中で、一応提案で固定費、各施設ごとで何ぼです、変動費はごみ種ごとにキログラム当たり何ぼですというのはもう既に受けておりますので、その辺についても本会議のときには御説明させていただこうかなというふうに思っています。その割合が全体の想定ごみ量に対する委託費のどれぐらいの割合になるかというのもお示しできるかなというふうに思っています。  それから、モニタリングのところです。モニタリングについても、我々としてはやっていく中では、日報、月報、年報じゃないんですけれども、日々そういう形でデータとしては上がってくるようになりますので、その報告を受けながら、ごみ処理の仕方についてはモニタリングというよりも日々チェックするような感じになろうかなと思います。  SPCさんの運営のほう、プロジェクトファイナンスが今回ありませんので、市のほうでそれを見ないかんと。そういう事業報告と、セルフモニタリングはきちっとやってくださいよになっていますので、そういう報告を受けた資料を基に市が今度は判断していくことになります。我々の中でそれだけのそしたら力があるのかというと、なかなか疑問なところもありますので、その辺は専門的なところへちょっと出して審査してもらう必要があるのかなというふうに今思っているところです。 ○江原 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、今モニタリングの話が少し出ましたけれども、僕もちょっとファイナンスのところとかも含めて専門家を入れたようなモニタリング、それが四半期に1回なのか年1回なのか分かりませんけれども、それをどんなふうにやるのかというのを、ある程度事業者が決まる段階、契約が決まる段階で手順というかやり方を示してもらわないと、僕としてはなかなか判断しにくいところなので、それは9月の段階できちっとどういう会議体を例えばつくるとか、そこにはどういうような専門の人が入るとか、名前まではいいですけれども、例えば弁護士さんとか、それからそういう事業の運営の今の例えば専門家の方、ファイナンスでこういう感じの人みたいなぐらいのやつは出してもらえるのかな、9月ぐらいには。どこまでいってんねやろと思って。それがないとなかなか質疑でけへんかなと思っているんやけれども。 ○江原 委員長  下坂施設建設課長。 ◎下坂 施設建設課長  実際にその辺の体制づくりというところになりますと、実際、本契約してからの実施設計で詳細なところを事業者と詰めていきますので、9月の議会の段階でその体制のところまで詳細なものがお示しできるかというと、ちょっと難しいかなというのが、今の提案でこういうのがありますというふうなお話とか、我々はこう考えていますというお答えはできると思いますけれども、なかなか9月の段階で、おっしゃられたどんな人を入れてみたいなところまでの想定というのは、実際には事業者とそこまでは詰められていないと思います。 ○江原 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ちょっと何か今分からんかってんけれども、市としてモニタリングの体制をどう整えるかという話だと思うんですけれども、そこにどんな人を入れていくかというのはあくまで市の考えで、事業者との協議というのは関係ないと思うんですよ、モニタリングなので。  事業者がどういうセルフモニタリングをするのかというのは、提案書に必ずリスク管理というのがあったと思うので、それがあればある程度どんなリスク管理をするのかというのが見えると思うから、それはそれでセルフモニタリングのやり方としてまたそのときに説明していただいた上で、市としてそのセルフモニタリングを受けて、ファイナンスも含めてどういうモニタリングをしていくのかというのが全然まだ見えてなくて、少なくともそれは9月の段階で出してもらわないといけないなというふうに思うんですけれども、工事のほうのモニタリングというのは正直ないので、そこは運営委託になると思うね。SPCとの契約上、SPCに対するモニタリングになると思うので、それが議案の内容が今の話だと工事請負契約だけになって、一体不可分のもので、本来は運営委託は長いのでそこをチェックしないといけないんですけれども、出てくる議案がそれだというふうになると、どこまでの質疑ができるのかというのも少し委員会のほうで考えてほしいなというふうに思います。オーケーです。 ○江原 委員長  大きな懸案事項で、先ほどの事業費全体で入札価格、落札価格が597億ですよと出ているけれども、9月に出てくる議案はそのうちの建設請負の工事費用だけが出てきますよと、それを議案として採決してくださいねと、そういうことですよね。  今、大川委員が言うように、それ以外の運営その他いろんな部分は、今のDBOの方式を宝塚市の契約案件として議決案件になっていないので、それがどのようにどう進んでいくかというのをちゃんと委員会としてはその後の経過を含めて見ていきたいという意向があるんだけれども、今、議案にならないという話が出ているので、これは多分今後継続的に、令和6年度以降を含めてある程度、9年、出来上がってから運営するまでの間にいろんな形で、これは契約課とも協議しないといかん話やし、総務部とも協議しないといろいろ決まってこない。ということは、全然見えないで建設だけ取りあえずオーケーという状態の今回議案になりそうな部分です。  これは、事前に私もちょっと何度かやり取りしたんですけれども、要は3つの契約をするんだけれども、3つの契約それぞれ議案にならへんかと言ったら、できないんですね。法律上、今ならないんで、委員の皆さんは取りあえず建設をする部分だけ今回、9月には議案が出てくるよと。 (「建設する部分だけ」の声あり) ○江原 委員長  議案がね。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  今、我々が申し上げましたようにDBOは初めてだということと、現行法上では工事費しか対象にならない状況になっていますし、議決事件の条例上も今これが入っていない状況ですので、今のままですと議案にはならないというのが実情です。  ただ、工事費だけでは出すんですが、不可分だということで審議の説明の中では運営委託の説明も両方させていただこうという考えではいてます。その中で同じように質疑をいただいて御審議いただければ。議決もらうのは工事でいただくけれども、不可分なので、どっちかがアウトになるとどっちもアウトになるものなんで、こっちをもらったらこっちをもらったのが駄目ならこっちも駄目になるような案件ではあるのかなと思います。 ○江原 委員長  この部分はあえて今日受けた説明にはなかった分なんで、確認で今こっちでやり取りしているんですけれども、そういうことが9月に向けて前提としてあるよというのを一応分かっておいて……。  ほかに確認事項、その他がなければ、一通り今日の段階はこういうふうにして、まだありますか。  じゃ、山本委員。 ◆山本 委員  これ、資料を見せていただいたら出てはくるのですけれども、グループでやるということなんですけれども、それぞれの会社というか、企業のここが何をやるよということを詳しくあれしたものが一覧の中に出ていない。 ○江原 委員長  影山参事、それちょっと指摘、どこに載っているか分かるの。  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  まず、市のホームページにいっていただきまして、環境というタグのところへいってもらうと、ごみ・リサイクルがあるかと思います。それを押してもらうとクリーンセンターのページへ飛ぶと思います。クリーンセンターのページへ飛んでもらいますと、今、委員長が言っていただいたように、新ごみ処理施設の新着情報の2つ目ぐらいのところに新ごみ処理施設の公告についてというところがあるので、そこをぱちっと押してもらうと上のほうに事業者決定しましたというのがたしか……。そこに出てくるはずやと思います。 (「出てこない」の声あり)  環境へいって、ごみ・リサイクルへいってクリーンセンターのページへいってもらうと新着情報の2つ目入札公告についてがありますので、これを押してもらうと……。 (「これじゃない」の声あり)  これの1個上やね、右端っこの。向けての1個…… (「ここですね。施設管理・各種計画の新しいごみ処理施設の整備に向けてをクリックすると、これはクリーンセンター施設建設課の新しいごみ施設のページになりまして、ここの中に落札者の決定についての」の声あり) (「答申書やね」の声あり)  答申書を押して。 (「答申書の中に」の声あり)  どの企業が何を分担するのかがずらっと載っています。 (「分かれへん」の声あり)  落札者の決定を押してもらったら、上のところに添付ファイルというのがあって、その下に「落札者の決定について」「答申書」「審査講評」と3つ出ているんですけれども、そこは出てきましたか。そこへいけていない。 (「今、新しいごみ処理施設に向けて」の声あり)  はい。 (「もう一つ下のと」の声あり)
    江原 委員長  山本委員、それでいいですか。 ◆山本 委員  ちょっとだけ確認させていただいていいですか。  青木あすなろと高松建設が建屋の建設を担当すると書いてあるけれども、これ別々の建屋ですか。例えばマテリアルのほうとかごみ処理施設…… ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  それについても、これ全部出てくると思います。 (「2者ということで」の声あり) ○江原 委員長  8番のところに2者入っているからそれぞれ違うんですか、JVさん。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  JVを組みますので、どこがどうというのはなかなかちょっと。 ○江原 委員長  合同でや。 (「JVやろ」の声あり) (「どっちがどっちをやるのと違う」の声あり) (「青木あすなろ建設と」の声あり) (「JVや」の声あり) (「高松建設と」の声あり)  基礎部分と上の部門といろいろあるんです。  岩佐委員。 ◆岩佐 委員  すみません。ちょっと聞き漏らしたかもしれないんですけれども、リスク分担のやつの主分担は分かるんですけれども、主分担と従分担で丸、三角とかあるじゃないですか、並んでいるやつ。あれのごめんなさい、割合というか、どういうようなものなのかだけちょっと教えてください。 ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  例えば災害等の場合の負担なんかも丸、三角になっているかと思います。災害のとき、そしたらどっちが見るのかというのがあるんだと思うんですけれども、例えば運営が開始されてからだと、被害額の1%までは事業者さんも見てね、それ以上の部分は市があと残り見ますよとかという形になりますし、物価変動の分ですと、千分の15まで、1.5%までの変動の範囲だったら事業者さんで何とかやりくりしてくださいね、それ以上を超えたときには単価の見直しをしますよという形で、超えた分は市があとの残りを全部見ますみたいな形になりますので、項目によってその辺が変わってきます。  その一覧表の一番端っこのところに契約書の条文の条項が載っているかと思います。そこである程度書いて、一定読み取るしかないという形になってきます。 (「すみません。ありがとうございます」の声あり) ○江原 委員長  それだといっぱいいろいろあるからね。  ほかに確認事項はありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  めちゃくちゃ基本的なことで、ちょっと分かっていなかったんですけれども、今までだったら施設があっちこっちにいっぱい本当に細かくあったじゃないですか。例えばマテリアルリサイクルするところが、例えば紙とか瓶とかペットボトルとか細かくしていたのに、今はもうほんまに2つにぱっと分かれちゃうという形ですよね。特にどうも理解ができないのが、エネルギー回収施設は焼却炉とし尿処理施設は全然違うもんじゃないですか。それは、だからマテリアルリサイクルもそうですけれども、今まではばーっとあったところが縦に積まれるという感じになるのか、どういう、ちょっとそこが……。 ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  まず、1つ目のマテリアルのほうです。今現状は、今の施設はもともと30年前の分別なので、資源ごみ、燃やすごみ、燃えないごみという3つの分別のときにできているやつなんです。だから、資源ごみが1つのピットにどんと入って、それを選別するだけの設備があの中に昔ありました。それから缶・瓶に分かれたりペットボトルが分かれるたびに外へ施設がどんどん出ていったんで、あっちこっちに今あるような格好になっていますけれども、今度のマテリアルは、その辺がもう分かっていますので、1つの建屋の中で、今度大きな建物になりますけれども、その中でこのラインでは不燃ごみになりますよ、このラインでは缶・瓶をやりますよ、プラスチックをやりますよという感じになっていきます。  それから、エネルギー回収推進施設の中にし尿処理場が入っているのは、今あるし尿処理施設というのは、できた当時は最終処理までして、公共水域にきれいな水にして出すところまでやっていました。ところが、下水がどんどん発達して、今は夾雑物を取って前処理だけしたら全部下水に流しているんですよ。そしたら、もう処理場としては機能がぴっとしたものになるんで、今度はそんな小さな施設やったら焼却炉の一角を合築で造って、その中に取り込んで、別棟にすると高くつくんで取り込んでやっていこうという感じです。 ○江原 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  分かりました。規模がもう小さくなっているんですね。 ○江原 委員長  影山参事。 ◎影山 新ごみ処理施設整備担当参事  もうすごく小さくなります。今のやつが140キロリットルが13キロリットルですから、全然小さくなるんです。 ○江原 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ありがとうございました。 ○江原 委員長  大体よろしいでしょうか。                 (「はい」の声あり)  いろんな資料がホームページ上に出ていますので、月曜日までによくまた読み込んで見ていただいて、質問できるように準備をお願いしたいということで思います。  じゃ、1番目のごみ処理施設等整備運営事業についての件についてはこの程度でよろしいですか。                 (「はい」の声あり)  それでは、当局の方、御苦労さまでございました。  ちょっと休憩しましょうか。                 休憩 午後 3時 6分...