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令和 3年12月16日文教生活常任委員会-12月16日-01号

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  1. 宝塚市議会 2021-12-16
    令和 3年12月16日文教生活常任委員会-12月16日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 3年12月16日文教生活常任委員会-12月16日-01号令和 3年12月16日文教生活常任委員会                 開会 午後 1時00分 ○江原 委員長  こんにちは。  では、ただいまから文教生活常任委員会を開会いたします。  本日は、所管事務調査を行います。  本委員会の運営については、出席する職員の3密状態を避け、感染防止に努めたいと思います。発言のほうも簡潔に御協力をお願いいたします。  それでは、所管事務調査(1)「令和3年度全国学力学習状況調査 宝塚市の結果概要について」を当局から説明を受けたいと思います。  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  本日は、文教生活常任委員会委員皆さんに、このように所管事務調査を開いていただいて、どうもありがとうございます。  令和3年度の全国学力学習状況調査、昨年はなかったんですけれども、今年度行われた調査結果の概要につきまして、今から担当より御説明させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○江原 委員長  山口教育研究課課長。 ◎山口 教育研究課課長  それでは、説明させていただきます。よろしくお願いいたします。  宝塚市の結果概要ということで、今年度は令和3年5月27日に全国学力学習状況調査が実施されました。  1ページのほう御覧ください。  先ほど部長のほうからもありましたとおり、昨年度はコロナで未実施ということでしたが、調査概要というところで、小学校6年生、中学校3年生を対象にした調査が今年度行われました。  調査内容は、まず下の2番の(2)のところになりますが、教科に関する調査小学校国語、算数、それから中学校国語数学について教科に関する調査が行われ、また質問紙調査という形で、子どもたち質問事項調査がかけられています。  3番にその結果、宝塚市の状況ということで結果を載せさせていただいております。今年度から平均正答率というものを公表するという形になっておりまして、その公表に合わせて一昨年度までよりも詳細な形で提示をすることを目指して、今回の結果概要という形でまとめさせていただいた次第です。それをもちまして各学校でも分析をしていただいて、今後の教育活動に有効に活用していただきたいというふうに考えております。  宝塚市の状況としましては、平均正答率のところを見ていただきましたら、小学校中学校それぞれの教科におきまして、全国平均正答率を全ての教科において上回っております。  下の(2)の部分に関しましては、一昨年度までは平均正答率数字で表しておりませんでしたので、全国平均と比較してどれぐらいできていたのかということに関して、全国平均を100としたときの指標として「おおむね良好」ですとか「良好」というような形で表しておりましたが、今回の結果をそれで表すとこういった形になるという形です。中学校数学のほうで特によくできていた傾向が見られています。
     続きまして、2ページ、3ページを御覧ください。  こちらは質問紙調査の結果より、特に学習に対する関心、それから規範意識自己有用感生活習慣学習習慣、各教科調査時間の適切性新型コロナウイルス感染拡大で休校していた期間中について、ICTを用いた学習時間等の領域に関係する質問調査結果を抽出しております。それぞれの質問に「当てはまる」ですとか「どちらかといえば当てはまる」というような回答をした児童生徒割合を、それぞれ全国と比較しております。  3ページのほうを御覧いただきたいんですけれども、規範意識自己有用感のところで、質問項目として「学校に行くのは楽しいと思いますか」という質問がございます。こちらに対しては、小学校中学校とも全国平均を上回るという形で、多くの子どもたち学校に行くことは楽しいと感じてくれているということです。ただ、一方で、その上ですが、「将来の夢や目標を持っていますか」といった問いですとか、もしくはその下の「今住んでいる地域行事に参加していますか」ですとか、「地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありますか」といった問いに関しては、大分ちょっと全国よりも低くなっております。特に地域との関わり部分において低い割合が出たというところに関しましては、やはり地域行事部分に関しましても、昨年度コロナによって地域行事そのものが減少していることですとか、比較的人口の少ないところでしたらそういった中でも地域との関わりですとかそういった行事というものが開かれていたところもあろうかと思うんですけれども、宝塚市は結構都市部にある市ですので、そういったところでなかなか行事というものが確保がされていなかったという部分で、子どもたちが参加しづらい状況もあったのかなと捉えております。ただ、地域や社会をよくするために何をすべきかという部分に関しまして、今学校でもコミュニティ・スクールというところをそれぞれ推進していっているところでもありますので、地域行事もそうですし、地域との防災との関わりですとか、そういったところで子どもたち地域とが一体となって取り組める地域がたくさんつくっていけると思いますので、今後の課題として推進していきたいと思っております。  続きまして、生活習慣学習習慣のところを御覧ください。真ん中の二つの項目ですが、就寝時間と起床時間に関する調査になっております。特に中学校のほうにおきまして、特に就寝時間が一定でない、不安定であるというような傾向が見てとれます。  次の4ページのほうに、1日にかけるゲーム時間といった調査もあるんですけれども、こちらのほうでも中学校3年生の調査で、1日に4時間以上ゲームをしている割合というのは、宝塚市は全国に比べて大分高い値になっている、18.8という数字です。こういったところと関係してくる部分もあるのかなと捉えております。またその辺のところ、4ページのところで詳しく御説明いたします。  3ページに戻りまして、各教科調査時間の適切性というところで、特に小学校国語部分におきまして、全国と比べてかなり調査時間は足りなかったというふうに子どもたちが感じていることが分かります。中学校のほうでも全国よりも少し低い値を示しておりまして、これも後の教科のところでも少し触れるんですけれども、国語科に関しましては、それぞれの設問に対する無回答率というのが少し高い傾向にあります。要するに、何も答えていないということですね。これはテストに関する時間配分がうまくできていないことですとか、そういったところも無回答率の高さというところにもつながっていて、それが、回答時間が不十分だったという、そういった子どもたちの感想につながっているのだと考えられます。それぞれの問い回答率等を見ていましても、問題の冊子の後のほうの問題になればなるほど、その傾向が見られます。特に小学校でそれは顕著です。  続きまして、新型コロナウイルス感染拡大で休校していた期間中についてという部分ですが、「勉強について不安を感じましたか」という部分に関しましては、宝塚市の子どもたち全国と比べて、そこまで不安を感じてはいなかったというような結果になっておりますが、ただ一方で、「計画的に学習を続けることができましたか」、「規則正しい生活を送っていましたか」という項目に関しましては、少し全国と比べても低い割合になっております。そういったところも、やはり今後も感染拡大による休校とかということが発生してくることが考えられますので、そういったときにいかに学校とのつながりということをしっかり保っていって、子どもたちの様子ですとか、家庭生活の安定というところにつなげていけるかというところは今後の課題であるというふうに捉えております。  続きまして、4ページを御覧ください。ICTを用いた学習時間等ということで、上半分が先ほど申し上げました1日にかけるゲーム時間の割合という部分になっております。先ほども触れましたが、中学校3年生の4時間以上というところの数字がやはり高くなっております。ただ、トータルで考えますと、例えば上位三つ、4時間以上、それから3時間以上4時間より少ない、それから2時間以上3時間より少ないという比較的一日にかけるゲーム時間の多いと思われる回答を三つまとめた形で見ますと、宝塚市は全国と比べてもゲームにかけている時間というものの割合全国でも低くなってはいます。ですので、中学3年生の4時間以上だけがちょっと突出して多いような数字になっておりますが、原因としてはいろんなものが考えられるので、これだというものを挙げるのは難しい部分ではあるんですけれども、中学校3年生という時期ですから勉強ですとか進路に対する不安からのストレス解消であったり逃避したいという、そういった部分なんかも出ているのかなというような気もします。  その下の質問項目ですが、1日当たりどれくらいの時間、スマートフォンやコンピューターなどのICT機器勉強のために使っていますかという質問になっています。これに関しましては、少し全国よりもそれぞれの項目で低い割合となっております。ただ、こちらは調査日が5月27日で、本市に1人1台のタブレットPCが導入されたのが今年度当初でしたので、まだ導入初期で、学校での操作習熟の段階であって、タブレット持ち帰りというのがまだそこまで進んでいなかった時期でもありましたので、家庭においてそこまでたくさん利用していたという時期ではないという部分ではありますが、ただ、今後はこういったところも増やしていかなければいけない、家庭学習でもこういったものを活用していくような環境というところをつくっていかなければいけない部分ですので、夏休みですとか冬休みの持ち帰りなんかも含めて、家庭学習でもしっかり活用していけるようなシーンを増やしていくことが必要だと考えています。  続きまして、5ページを御覧ください。  アクティブラーニング実施率及び平均正答率との相関という表になっております。質問紙調査の中で、今までに受けた授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいたと思いますかという主体的な学びができていますかというような問いですとか、もしくはその下の②のところでしたら、対話的な学びというのが自分はできていますかというような、そういったアクティブラーニングに関係する問いがあるんですけれども、それぞれの問いについて「当てはまる」というような肯定的な答え方をした児童生徒のほうが押しなべて平均正答率が高いというような傾向にあります。ただ、上半分の中学校のところに吹き出しをつけさせていただいているんですけれども、中学校では「当てはまる」というふうに、主体的な学びができているか、自分から取り組んでいたと思いますかという問いに対して「当てはまる」と答えた生徒割合全国よりも8ポイントほど低い傾向になっております。ですので、どうしても中学校って高校受験等に向けた知識等を身につけなければいけないというような部分もあるんですけれども、そういったことだけではなく、主体的に意欲を持って学びに向かえるような、そういった取組への転換というところは求められてくるというふうに考えています。  続きまして、6ページを御覧ください。  6ページから9ページにかけましては、それぞれ小学校中学校、それから教科ごとのそれぞれの結果というものの分析を載せさせていただいております。それぞれの教科におきまして、例えば小学校国語でしたら、話すこと・聞くこと、書くこと、読むこと、それから言葉の特徴や使い方に関する事項といったように、領域ごと全国との比較も棒グラフで提示させていただいています。それぞれについて、宝塚市の傾向としてよくできていること、非常によくできていたということと、反対に課題であったこと、その課題を克服していくためにどういったことをやって取り組んでいったらどうでしょうかというような学びのポイントというものを提示させていただいております。細かいところはまたそれぞれ見ていただけたらと思うんですけれども、先ほどちょっと触れました無回答率部分小学校国語中学校国語で無回答率が高いというような傾向が出ております。特に小学校国語のほうで顕著な値が出ております。こちらも、なぜそう無回答率が高いのかという部分に関しては、実は今年だけではなくて数年来言われている部分で、要因を一つに絞ることはなかなか難しい部分ではあるんですけれども、小学校テスト形式というのが、基本的には問題用紙解答用紙一体型のテストということが非常に多いという部分で、今回の学習状況調査に関しては冊子と解答用紙というのが分かれていますので、小学校子どもはなかなかそれに順応し切れていないという部分があるのかなという部分ですが、あとは一つの問題に引っかかると、ずっとそれにとらわれてしまったり、いい言い方をすれば粘り強く取り組もうとするという部分は見られるかと思うんですけれども、これはちょっと一旦置いておいてほかの問題、できるところからやろうという部分に関しては、少し課題が見られるという分析をしております。こちらは各学校のほうでまたこういった部分も見ていただいて、取組に生かしていただきたいというふうに考えております。  最後の10ページに関しましては、宝塚市の教育目標部分と、それから教育振興基本計画とを関連させまして載せさせていただいております。そして、この宝塚市結果概要ですが、宝塚教育委員会のホームページに掲載するとともに、教職員保護者の方々にもお手紙をお配りして、こういった形で結果をお示ししているところであり、こういった方々に御覧いただくことで、今後の本市のよりよい教育のために生かしていくということを目的として今回の結果概要を作成いたしました。  説明は以上です。 ○江原 委員長  当局の説明は終わりました。  ただいまから質疑を行います。  質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  幾つかちょっとお尋ねさせていただきたいんですが、まず前提として、先ほどから無回答率の話が出ていると思うんですけれども、例えば小学校国語で無回答率は、例えば宝塚市は何%で全国は何%なんですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  1問ごとに無回答率というのが示されていますので、全体として例えば小学校国語が何%というのを示すのは難しいんですけれども、例えば一番最後の問題の中で、文書の修飾語と非修飾語の対応みたいな部分を答える問題があるんですけれども、そこにおいて適切な答えは何ですかみたいなものを選択する問題におきましては、全国での無回答率平均が4.1なのに対して、宝塚市の無回答率が10.5というふうになっております。こういった一番最後の問題、大体後ろのほうの問題に行くほどこういった傾向が見られるところです。全国的にも確かに後ろのほうの問題に行くほど無回答率は高くなる傾向にはあるんですけれども、宝塚市は少しその数値が高いというふうな形になっております。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  多分さっきの時間が足りないということと関連するのかなと思うんですけれども、まず前提として全国平均と比較する理由というのが、すみません、私の中で分からなくて、先ほど宝塚市の状況を有効に活用してくださいという話があったと思うんですけれども、仮に課題ありとなった場合とかは、何か指導が入るんですか。 ○江原 委員長  それは何、学校に対して。 ◆横田 委員  教育委員会から学校に対して何かアプローチがあるのかどうか。要するに学校が、先生も生徒もこの学力調査に対して、私はプレッシャーを感じているんじゃないかなという思いもあるんですけど、その辺はいかがですか。 ○江原 委員長  山口教育研究課課長。 ◎山口 教育研究課課長  仮に課題ありという結果が出たとしても、教育委員会から学校に対して、こういったところで課題がありますというふうに、こういった手だてで改善していったらどうですかというような提案を示すという部分に関しては、今回に関しても、もしそういう結果が出たとしても、それは変わらないというふうには考えています。ただ、課題が見られるところに関しては、やはりどういった形でそれを克服していくのかですとか、これからの教育活動に生かす形で前向きな形での提案というものはやはりしていきたいというふうには思っております。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  ちょっとインターネットで見させてもらって、これが多分小学校6年の国語の問題かなと。非常にちょっと難しいんですよね。プレゼンテーションするのを例に取って、報告文を読み取って、どういうふうにしていきますかという形で、ただ、これは、言うたら実用的な文章をいかに読み解くかということなのかなと思うんですけれども、国語というのは多分それだけじゃなくて、例えば詩を読んだりとか、国語という教科だけでもいろんな幅広い部分があって、あくまでも特定の一部分だけを取り上げての学力調査なんですよね。それで何が分かるのかなというのが。もちろん最後の6ページとかに書いてあると思うんですけど、そんなに重要視する意味が僕の中で分からないですけど、ちょっと教えてもらっていいですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  今委員がおっしゃられたとおり、この学力調査によって出てくる結果というのは、特に数字的な部分に関しましては学力の一側面にすぎないというところは、この調査の目的のところですとか文科省が示している部分にもうたわれている部分ではあります。本市ももちろんそのことを踏まえまして、この結果をもって全て宝塚市の教育方針であったりとか、もしくは各教科取組にダイレクトに反映させるということではなくて、あくまでも先生方が実際に行われている授業の中での改善ですとか、どういったところでもっともっとそういったところに取り組んでいけたらいいかなという、それの材料を提供するという形で示させていただいているところです。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  児童の質問紙というのがあって、この中には、あなたの家にはおよそどのくらいの本がありますかという設問もあったと思うんですけれども、これは今回はなかったんですか。それとも、これは省いてはるんですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  今回も読書に関する設問はありますが、今回、抽出の中には取り入れてはいませんでした。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  これはね、例えば、あなたの家にはおよそどれぐらいの本がありますか。読んだ数ではなくて、家にある本の数なんですね。例えば、本の好きなお子さんがおられて、でも、買える、買えない状況もいっぱいあるわけですよね。そういった状況を見たときに、これを答える子ども気持ちってどうなのかなとか私は思っていました。あともう一つが、これの結果概要の3ページなんですけれども、例えば人が困っているときは進んで助けていますかという設問でも、複雑なんですよね。「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」というのがありますけど、「どちらかといえば当てはまらない」というのもあるんですね。当てはまらないと断定するんじゃなくて、どちらかといえば当てはまらないという答え方もあるわけですよね。この子ども気持ちというのは非常に微妙な部分があったり、そこを酌み取れていないわけですよね。この数字の中で。読み取れないんですよね。つまり何か漠としていて、例えば人が困っているときは進んで助けていますかというのは、例えば86.6%という数字だったりとかしているんですけれども、ここから読み取れるものって何なんでしょうか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  確かに今委員がおっしゃったように、これに対して否定的といってはあれですけれども、どちらかといえばそれに当てはまらないと答えた子たちの思いですとか、そういった部分というものが反映できたら、もちろんそれはいろんなところの子どもたちの感じたことを拾い上げてこちらに載せさせていただけたら、それは一番いいんでしょうけれども、ただ今回、学校ですとか、もしくは広く市民にお示しをするという部分において、あまりたくさんのデータというものを入れさせていただいても、注目すべき点というのがぼやけてしまう部分であったりですとか、より宝塚市としてここが課題だと考えていますですとか、こういったところをすごく頑張っていますですとか、そういったところをシンプルな形でお示しするということを念頭に置きましたので、ちょっとそういったところはデータとしては載せないという形にはなりました。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  この規範意識自己有用感の中でも、例えば先ほど説明のあったように全国平均より下回っている。今住んでいる地域のこととかね。でも、この設問に関しては全国も低いんですよね。だから、全国も低いのは宝塚市も低いし、それはコロナの影響でそうなっているわけですね。高いところは宝塚市も高くて、そんなに全国と比べて何か極端に落ちたりしているわけではないということを読み解くと、そんなに全国と比較して宝塚市としてどうなのかというのがちょっと見えてこないんですけど、何か分析されて見えたものってあるんですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  これも今委員がおっしゃられたように、確かに全国との比較ではなくて、例えば80%ですとか70%というふうに全国的に高い水準で平均として表れているものは、宝塚市もそれなりに高い数字が出たりとか、そういう傾向が見られるのは確かです。こちらで示させていただいた数値に関しても、例えば全国平均と比べたら悪いという、そういうことでお示しをしているつもりは全くございません。そういった傾向が見られるというところで、それをどう地域としてですとか学校として市民の皆さん学校教職員の方々が捉えられて、それを今後の教育改善にどう生かしていくか、今後の地域取組にどう生かしていくかというところはそれぞれがお考えになる部分だというふうに考えていますので、別に教育委員会としてこの数字というものが低いから何とかしなければいけないとか、こういうことが悪いんだという、そういう言い方をするつもりは全くございません。 ○江原 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  生徒学力とか学習状況というのは結局、向上を狙うわけであって、それはやっぱり、私は申し訳ないですけどこういった調査ではなくて、やっぱり基本的には少人数学級で手厚い支援を行うことが大事であって、そのためにも教員を増やすということが大事ではないかなということを意見として述べて終わります。 ○江原 委員長  ほかに質疑ありませんか。  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  何点か御質問させてもらいたいと思います。  聞き逃していたら申し訳ないんですけど、まず2ページの国語勉強は好きですかという項目数字において、宝塚市の国語部分においても小学生の部分だけちょっと低い部分があったりとかで見たときにも、国語勉強は好きですかという部分においても、当然全国的にも低いという部分と、数学と英語と比べても当然低いという数字になって、全国的に見たときに、全国で見たら算数も英語もあまり高くない中で、国語だけ全国は高めなんですよね。宝塚市は国語だけ全体的に低めというふうになっていると思うんですけど、この部分ってどういった考察がされているんですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  これも複合的な部分がありますので、一概にこれが原因とは言いづらいところはあるかと思うんですけれども、算数、数学、それから英語という部分に関しましては、答えというものが結構はっきり、テストというものにおいてははっきり出る部分がありまして、子どもたち学校でしっかり習得した知識というものをテストというふうに反映する部分において、今回の数学ですとか算数の結果からも分かるとおり、しっかり答えが書けたというところで前向きな関心という部分が出ることはあるかと思うんですけれども、国語に関してはやはり記述問題というものが結構な部分が出てきますので、そういった部分に関してなかなか答えというのがはっきりしないというところが難しい部分というふうに感じている児童生徒もいるのかなというふうにも感じています。ただ、こういった全ての教科の基準となる教科であるというふうにも教育委員会として捉えていますので、何とかそういったところに関しても子どもたちの意欲というものを高めていけるような取組をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○江原 委員長  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  ありがとうございます。今の話だと、点数につながりやすいと好きになりやすいという感じなんですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  単純かもしれませんが、子どもたちは、できる教科は楽しいと感じる傾向も一定あるのかなというふうにも捉えています。 ○江原 委員長  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  ありがとうございます。  次の3ページの今住んでいる地域行事に参加していますかとか、地域や社会をよくするために何をすべきか考えることがありますかという御質問に対して、少し全国的に低いという部分において、これって宝塚市と全国平均と、例えばほかの地域とかの一個一個の地域ごとの数字というのは見ることができるんですか。 ○江原 委員長  地域というのは、他市ということ。 ◆伊庭 委員  他市です。他市の細かい情報が見れるのか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  兵庫県と全国宝塚市の数値というものはこちらで把握はできますが、他市の数値というものは我々では把握することはできません。 ○江原 委員長  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  ありがとうございます。もし聞けたらと思ったんですけど、これ要は同じ規模感の市だったらどうなのかとか、田舎だったら、都会だったらというのを調査できれば、もう少し対策とか検討する部分も変わってくるのかなと思うので、聞けるなら聞いて、いろいろと見てみたほうが一つ、答えが見えてくるのかなと思ったので、質問させてもらいました。これ同じように勉強について不安を感じましたかという点においても、低い地域、高い地域という部分を把握することによって、こちらが思ってたのと違う答えが見えてくるのかなと思ったので、もし調査できるなら調査するのがいいのかなと思ったので、質問させてもらいました。  続きまして、4ページ目のふだんテレビゲームをしますかというやつについて、中学校3年生が少し宝塚市においては4時間以上しているところが多いというところに対して、まず質問の意図という部分を、全国がやっていることなので宝塚市が答えることじゃないと思うんですけど、そもそもこの質問ってどういった意図で入っているのか、またはどういった意図で入っていると理解しているかを聞かせてもらっていいですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  OECDの調査のほうで、ICTに関する各国の活用度ですとか、もしくはどういった用途に使用しているかというような調査があるんですけれども、そちらのほうで、日本はそれを勉強に使用しているという部分割合がやはり各国と比べて低いというような数字が出ております。ただ、ICT機器を全く使っていないかといえば、そういうことではなくて、スマートフォンですとか家にあるタブレットですとかパソコンというものを活用はしているんですけれども、その活用というものがどちらかといえばゲームをはじめとする娯楽方向に向いていることが多いと。子どもたちはそちらのほうでICT機器を使っている傾向が日本は高いというような結果が出ておりますので、そういった意図を酌んでの質問であるというふうに捉えております。 ○江原 委員長  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  ありがとうございます。そうなんやと思いながら聞いていたんですけど、単純に4時間以上と見たときに、数字だけ見たらちょっと長いのかなと感じる部分というのはあると思うんですけど、今の世の中の特に中学生の中3とかになってくると、多分eスポーツという部分に非常に興味を持っている子って結構いらっしゃるんですよね。僕の回りのお子さんでも、中学生で、ずっとeスポーツにつながるようなところで、ひたすらそのトレーニングとしてゲームをやっている人もいるなと見たときに、そういった部分とかが一つまた見えてくると、この部分も少し考察とかが変わってくるのかなと思ったんですね。そういった部分もまた。ちなみに、そういったところは確認したり調べたりされたことはありますか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  eスポーツという視点は、申し訳ございません、全くこの質問項目で我々はなかったんですけれども、宝塚市の中で特にeスポーツに関わっている子どもたち、実際にやっている子どもたちがどれぐらいいるのかというところに関して、市教委として把握というところは、いまだしているわけではありません。学校の中でそれぞれの子どもたちから先生が、そういうのをやっているんだと把握するぐらいになっております。 ○江原 委員長  伊庭委員。 ◆伊庭 委員  ありがとうございます。先ほど申し上げたようにeスポーツという部分の視点だったり、ゲームにおいてもRPGゲームのようなものがあれば、脳トレにつながるようなものがあったりとか、リズム感覚のものだったりとか様々あるのかなと思いますので、その部分が見えてくるとまた少し違った視点になってくるのかと思いましたので、特にeスポーツ関係は、大阪とか兵庫とかは結構チームがあったりとかで、若いうちから入っている子たちも多いので、よかったらそのあたりも調べてもらえたらうれしいかなと思います。  以上です。 ○江原 委員長  ほかに質疑ありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、質問させていただきます。  まず宝塚市の平均正答率というのを出していただいていて、全部、おおむね良好であったり、中学3年生の数学に関しては良好という結果で、おおむねすごく皆さん頑張っていらっしゃるんだなというのが分かるところなんですけども、その平均正答率となっているところで、傾向として教えていただければ、分かればと思うんですけれども、平均なので、すごく正答率の高い子と低い子がいても真ん中の平均ということになって、宝塚市の傾向としてこの平均に近いところにたくさん子どもたちがそういった点数であるのか、それとも高い子、低い子というので大きく分かれているとか、そういった傾向というのはどんな感じなんでしょうか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  学校ごとによって、例えば山の要は出来方ですね、そういったところというものは若干変わってくる部分はあるんですけれども、幾つかの学校において、非常によくできる子と、ちょっとなかなか答えられなかった子と、二つ山ができるような傾向というのが見てとれるかと思います。 ○江原 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。やっぱり平均と言われると、みんながこのぐらいのというふうに思いがちなんですけど、やっぱりそうじゃなくて、すごく点数がたくさん取れる子もいれば、なかなか点数が取りにくい子というのがクラスの中で大きく分かれているようなことがあるとしたら、やっぱりそこは教育委員会としてもしっかりと見ていっていただきたいなと思うところですので、平均だけで捉えずに、そういったところを見ていただきたいなと思います。  それと、質問紙調査結果の2ページからのほうなんですけど、こっちの評価のほうが、すごく市の子どもたちの様子というのがよく分かるかなと思うところです。これを分析していただいているんですけれども、これ全部で69問の質問項目があったという中から、今回七つを選んでいただいているんですけれども、この選ばれた基準というか、いろんな中でこれが一番、ここに示されたという理由というか、何か特別にこれを示すという、ほかに例えばこれを示したほうがいいのかなというところではなく、これを示されたという理由を教えていただけますか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  質問項目でこれらを選ばせていただいたということですけれども、まず教科に関する部分に関しましては、それぞれの教科への子どもたちがどういった関心を持っているかという部分で、この教科部分に関してはそれぞれ必要かというふうに感じて掲載させていただいております。それから、右側の3ページのほうの規範意識に関する部分に関しましては、やはり学校に行くのが楽しいという項目が載っているここのところというものは、子どもたちがどのように日々生活をしているかという思いを表現するのに一番ふさわしい項目であろうと思いますので、こういったものを軸にしつつ、じゃ、子どもたち学校生活の中で夢や目標を持っているかですとか、いじめについてどんな意識を持っているかですとか、他人とどう関わろうとしているのか、もしくは地域とどう関わろうとしているのかなという部分に関しては、学校教職員だけではなくて地域の方、市民の方も大きな関心を持っているであろうというふうに感じまして入れさせていただいております。それから、そういった子どもたち規範意識自己有用感みたいなところの基盤となる生活習慣というところもやはり大きく密接に関わる部分であろうということで載せさせていただいているところです。各教科調査時間の適切性という部分に関しましては、やはり先ほど回答率の話も出ましたけれども、これが今年に限った話ではなくて、数年来課題となっている部分でもありましたので、そういったところとの関連性というものがやはりあろうかということで載せております。  一番下の新型コロナウイルス部分に関しましては、やはり一昨年度、それによって調査自体ができなかったということもありまして、このコロナという休校があったことによって、子どもたちがそれに対してどんな意識を持っているのかという部分に関しては、社会的な関心が非常に高いと思われましたので、掲載をしております。  続いて、4ページのICTに関する部分に関しましても、やはりGIGAスクール構想というものに関して、今年度からタブレットの配付があって各学校のほうで取り組んでいただいているところですので、そういったところの傾向を見るということもそうですし、今後こういった数字がどういった推移していくのかというところを把握するためにも必要であるというふうに感じました。  以上です。 ○江原 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。では、それ以外のことで宝塚市が特徴的に子どもたちの様子が全国とこれがかけ離れているとか、そういうところはないと思ってよろしいですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  特にそれ以外の部分でここが大きく課題であるですとか、そういったところを感じたところは、この項目を比較するとありませんでした。 ○江原 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。  規範意識自己有用感というところで先ほど説明いただいた、今住んでいる地域行事に参加していますかというところが、宝塚市は中学生で30%というのが、私もちょっと、あっと思ったんですけれども、コロナ行事自体が行われていなかったのではないかというような分析を行われていました。ということは、一昨年、コロナになる前の数字というのは、持ち合わせていらっしゃったら、どの程度。もっと高かったということですか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  今数値そのもののデータを御用意させていただいていないので申し訳ございませんが、記憶しているところで言いますと、やはり今回ほどではなかったにしても、少し低い数値を示していたように記憶しています。 ○江原 委員長  浅谷委員
    ◆浅谷 委員  分かりました。この次の地域や社会をよくするために何をすべきかというような問いにしてもそうなんですけれども、やっぱりこれも全国と比較してどうというよりも、宝塚市だけを見ても3割、36%というのは、かなりこれは低い数字だなと思うところから、やっぱり宝塚市の最後の、教育目標で、自分を大切に、人を大切に、ふるさと宝塚を大切にする人づくりというのを挙げられているところから、ここが低いというのは宝塚市にとってはすごく大きな問題じゃないかなと思うところですので、そこを今後上げていくために地域学校がどうつながるかというのも、今コミュニティ・スクールなんかも広げていただいて、これからもっと、子どもたち地域がもっと近くなるのかなと思ったりするところもありますし、地域のほうからもっと働きかけというのも強めていただかないといけないところもあるのかもしれないですけれども、そのあたりをぜひしっかりと見ていっていただきたいなと思います。  あともう一つ、最後新型コロナウイルス感染拡大で休校していた期間についてということで、やっぱりこの中の計画的に学習を続けることができましたかという問いに対して、中学3年生が3割、30%しか、それが続けることができたと答えられなかったというところが、やっぱりここも、全国ももちろん低いんですけれども、さらに宝塚市は低いというところから、やっぱり学校としての子どもたちへの働きかけという部分で少し課題があったのかなと思うところなんですけれども、働きかけ自体は各学校でこういったときは行われることになっているんですか。それとも教育委員会が何か休校中にはこういう形でというのを実際示して、これから先もしもこういうことがあったとしたら、もっと計画的に学習を続けることができるようにするとしたら、どういった方法があるとお考えでしょうか。具体的なことがもしあれば。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  昨年度、令和2年度の学期当初の休校という部分につきましては、やはり各学校それぞれが創意工夫を凝らしながら、各御家庭と何とかしてつながろうとしていたというふうな取組があったというふうに記憶をしています。ただ、教育委員会のほうとしても子どもたちとのつながりですとか、課題の配付ですとか、子どもの健康観察の部分ですとかそういったところ、地域の巡回等もしながら把握をしてくださいというふうにお願いをしていたところではあります。今年度以降に関しましては、やはりタブレットの活用等も含めまして、今年の9月の感染拡大部分でオンライン朝の会というところから学習につなげていけるような体制づくりというものを急ピッチで進めたところでもございます。今後はその取組、今のところ全校でオンライン朝の会のところは一定できるという体制は整っておりますので、それを基に、短時間からでも接続をしながら課題提出、それから振り返りというようなところから、オンライン学習でつながっていきたいというふうに考えております。 ○江原 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。今後、もうこんなことがなかったらいいんですけど、もしもあったときにはここを少しでも上げられるように努めていただきたいと思います。いじめはどんな理由があってもいけないことだと答えている子どもたちというのが95%とか97%とかしっかりと多くいらっしゃるというか、ほとんどの子がそう思っているというところで、しっかりとその辺教えていただいているんだなということも分かります。これ、目指すならば100%目指してやっていただきたいなとか、学校に行くのが楽しいと思いますかという子どもたちも、全国よりもとても高くてすごくうれしいなというふうに見させていただきました。ありがとうございました。 ○江原 委員長  ほかに質疑ありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  若干重複するところもあるかもしれませんけれども、まず平均正答率のところ、おおむねこういう形で毎年そんな大きな差はなく、全国や県の平均よりもちょい上みたいな感じなのかなというふうにも思っています。先ほどもありましたように、なかなか平均だけでは読み取れない、いわゆる二極化というのが進んでいるんじゃないかというのも気になるところなんですが、その辺は、ここには出てこないにしても、何かしらの分析はされているんでしょうか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  二極化という部分に関しましては、やはりできる子だけではなくて、なかなか授業の中でも、ちゃんとその場には座っていて、頑張って学習には取り組もうとするんだけれども、なかなか授業の内容が理解できないですとか、習熟というのが遅い子に対してどういった手だてを講じていくのかという部分に関しては、やはりしっかりと考えていく必要はあるというふうに考えてはいます。そのために、タブレットのこともそうですけれども、個別最適化という部分を目標として導入したものでもありますので、そういったものを活用することもそうですし、各教科の中で、なかなか理解することが難しい子どもたちに対してもしっかりと分かる授業を展開していくのか、みんなをすくい上げてみんなが参加していけるような授業づくりというものを、アクティブラーニングの視点からもしっかりと推進していく必要があるというふうには考えています。教育委員会としてもそれを各学校のほうにはしっかりと周知をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○江原 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  その次の段階のそういうデータを分析して取り組んでいくという姿勢が今ので十分伝わりますし、学校ごとにやっていただいているんだなということは理解できるんですが、ただ、この平均点を見るときに、そういう二極化というのがどう推移しているのかという、そこを見ておく必要があると思うんですね。つまり、平均点を上げようと思ったら、できない子を来させないで、できる子を来させといたら平均点上がるわけですよね。そういうふうに実際にやられている自治体があるとも言われている中で、本市においてはそれはどういうふうに毎年数字が変わっていっているのかというのは見ておく必要があると思うんですね。一定、なかなか点数が上がらない生徒さんはいると思うんですね。事実としてそこは受け止めながら、そこをどう引き上げていくのかという、今おっしゃっていただいた取組が必要だということで、ここに出す、出さないは別にして、しっかりと、できれば委員会には出していただきたいと僕は思うんですけれども、そういったものをこれからもデータとして研究していただきながら、資料としても私は出していただけたらと思うんですが、その辺どうでしょうか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  各学校には各学校ごとのデータというものが実は公開はされております。ですので、自分たちの学校にいる児童生徒がどういった傾向にあるのか、質問紙調査の結果もそうですけれども、どういったことを考えていて、学校に来るのが楽しいのかという部分も含めて子どもたちがどう感じているのかというのを捉える一つの指標にもなっております。もちろん過去数年間のデータというのが各学校にありますので、それがどういったふうに推移をしていっているのか。先ほど委員がおっしゃられたように、平均というものがこの数字だけでは見てとれない、両極化している部分もあるんじゃないか、そういった部分に関しましても各学校でも当然その傾向を見てとることができますので、それの推移を見てとることで、じゃ、うちの学校にはもうちょっと理解がしんどい子たちへの手当てが必要じゃないかですとか、もしくは山が一つでしたら、真ん中のところの中間層といったらあれですけれども、そういった子たちに対してもっとしっかりと習熟が必要じゃないかというような、それぞれの学校の個性に応じた取組というものができると考えております。 ○江原 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  オープンするに当たってはやはり慎重な姿勢というのが必要だと思うんですが、せっかくやるからには、そういったところにきちんと手だてが取れるようなものにしていただけたほうがいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  先ほど来出ている地域行事とかに関しても、この数字というのは本当に評価しづらいと思うんですよね。本当に、行事があるのに行かないのか、ないから行けないのか。となったら、後者の場合、地域行事を増やしていくということにまでつなげていかないとなかなか上がらないんですね。だからそういう浅谷委員から出た地域連携みたいなものも視野に入れてこの分析評価していくのかというところはどうなんでしょう。学校だけなのか。それとも地域行事ないところは増やしてくださいよということもやっていくのか。その辺どうでしょう。 ○江原 委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  今委員が言われた視点はとても大事な視点だと思っています。宝塚市内全部見ても、行事がたくさんある地域もありますし、数が少ないという地域もあります。だから、一概に、ここには行事とは書いてありますけれども、行事だけではかるのではなく、地域の人とどれだけ関わるかというところが、子どもたちのこういうところに参加しているというところにつながってくると思うんです。先ほどちょっと副課長のほうから説明の中で、都市部ではなく郡部のほうはそういうことが今も残っているというか、例えば農作業一つにしても、どこどこさんのところ、みんな手伝いに行くよということが、これは行事という捉えもできるわけです。ところが、都会はそういうようなつながりが少ない。少ない中で、でも地域で生きていく、防災というか地震やそういう災害があったときにみんなで助け合わないかん、そういう気持ちを醸成するというのも、こういうところの数値を上げていくということにつながっていくと思いますので、コミュニティ・スクールはもちろんですけれども、そういった学校地域の中にあるという視点を持ってそれぞれの学校は取り組んでいく。そのことを子どもたちにどうつながっているかということもちゃんと教えてあげないと、これは地域のこういうところに関わるよねということを言ってあげないと、こういう視点というのは育っていかないんだろうなというふうに思っていますので、そういうことはまた教育委員会からもそれぞれの学校には発信をしていきたいというふうに思っております。 ○江原 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  部長言われるとおりだと思います。だから子ども回答だけじゃなくて、そこを親、家族、地域が意識させていくという取組をしていかないと、ここが上がってこないということですね。だから、地域行事に参加しているのに、参加しているつもりがない、ここに数字として上がってこないというのもたくさんあるんじゃないかというふうに思いますので、そういうのも我々も意識していかなあかんなというふうに改めて感じました。  それから、最後に一つなんですけど、少しずれるかもしれませんが大いに関係するとは思うので、朝御飯を食べる食べない、あるいは何時に寝ているか起きているかというところで、前々からちょっと気になっている中学校の朝の部活動、朝練をどう考えるかなんですね。やはりどんどん子どもの寝る時間というのが少なくなってきているんじゃないか、夜型になってきているんじゃないか、学校以外の習い事をたくさん行っていて、帰る時間が9時、10時、そこからまた勉強してお風呂入って12時、1時という中で、本当に朝練というのがずっと今までどおり続けられているということに若干疑問を感じたりもしているんですね。僕は必要だと思う側面と、学校の先生の多忙化とかいろんな事情、子どもの育ち、もちろん一番は子どもの成長にとって寝る時間を減らしていくのがいいのか、そういう議論というのがされているのかな。どうなんでしょう。 ○江原 委員長  平野学校教育課長。 ◎平野 学校教育課長  朝練も含めてなんですけれども、部活動に関して、昨今、宝塚で起こった重大な事案が部活動に絡んでいると。中学校の中で起こっている事案ということで、部活動改革をしっかりとしていかないといけないと私たちもしっかり思っています。今現在、一つの中学校をモデル校にしてはいるんですけれども、朝練を行ったときと行っていないときと、子どもたち生活習慣であるとか、今もおっしゃっていただきました朝御飯を食べてこれたか、これなかったかというところも含めて、今のところはこの一年通して確認をしていきながら、子どもたちにアンケートを取ったりして確認をしていきながら、朝練習の有効性みたいなものを考えていきたいなとは思っています。ただ、朝練習が全て悪いというわけではなかなかないというふうには思うんです。というのは、例えば朝練があるから子どもたち朝起きて学校に行けるという子も実はいるんですね。ですので、朝御飯を食べてというところでいうと、もちろん朝余裕があるほうがいいかとは思うんですけれども、そういうところも含めて部活動のことに関してはしっかりと改革していきたいと考えていきたいと思っています。 ○江原 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そうですね。僕も何人かのお母さんにいろいろと聞いてみると、今課長言われたように反対と賛成と割と拮抗するんですよね。朝練あったほうがいいという。やっぱり育ちというところをきちんと話せたら、そうよねと言われる親御さんもいらっしゃいます。もちろん学校の先生が、うちの地元の中学校の場合やと、やっぱり顧問の先生がそれぞれに朝出てくるという仕組みもどうなのかなと。例えばグラウンドでしたら何人かの先生で対応できるようにする。割と自主練しているクラブのほうが多いのかなというふうに聞いていますので、そういう体制の問題であったり、何よりも、繰り返しになりますけど子どもの育ちにとってどうなのかというところを中心に今後も研究検討してもらえたらなと。僕ももちろんあるべきやというところも理解しています。なしにしろという、そういう視点ではありませんので、また研究していただきたいと思います。  以上です。 ○江原 委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  今課長のほうが説明しましたモデル校での実践とは別に、学識の先生、それから現場の先生も入っていただいて、教育委員会のほうでいきいき部活動の検討委員会というのを立ち上げて今行っているところです。その一環としてモデル校にそういう実践もしてもらったということになるんですけれども、そこでは今言われた子どもたちが生き生きと部活動をするためにはどんな形がいいのかということも含めて検討していまして、しばらくそういう検討をした上で、一定のこんなのがいいんじゃないかというのをまとめたいというふうに思っていますので、またそれが出たときに見ていただいたりして御意見いただければと思っております。 ○江原 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  多くの委員が言われたこととちょっと重なる部分もありますが、そもそもこの学力テストについて、本当に一番最初の頃から平均値を出すことの意味というのは問われていたと思うんです。これ見たら、まあまあやんと。例えば、全国よりちょっといいやんと言うと少し安心するんだけれども、全体的なその部分と、それから最初のテストのときからそうだと思う、フタコブラクダという言い方をよくされていました。やはり平均するのに中が多くてというんじゃなくて、こうなっている。そしたらやっぱり苦手なほうの子どもたちへの対応というものをしていくことで底上げしていかなきゃいけないな。上のほうの子にはさらに応用力をつけていくとかそれぞれあると思いますけど、やはり大事なことは、学びから逃げている、学びに向き合おうということの苦手さを感じている子どもたちへの支援。それで個別最適化とか分かる授業とかいうことがほかの方への答弁でありましたので、そこはやっぱりこの結果から見えてくるものとして大事にしていってほしいなと思うところの意見をします。  それで、何回目になったのか、この学力テストを、私自身は全体的な傾向としてある程度分かってきたから、悉皆調査じゃなくて抽出調査でいいんじゃないかなという気持ちはあるんですよ。悉皆するということは全員やるわけだから、この子に合った対応、私に合った対応、この人に合った対応というのが本当はされるべきなんですけど、あまりそこないと思うんですけど、悉皆をやったことへの対応の意味とか、どのようにそれぞれの学校でされていますか。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  この全国学力学習状況調査が悉皆であることの意味合いという部分に関して、市として教育委員会としてどうですというのがなかなか申し上げるのは難しい部分はあるんですけれども、先ほどほかの委員への答弁でも申しましたとおり、各学校で、学力だけではなくて、子どもたちの意識の部分でどういった変化があるのか。それぞれの学校の特徴となるような部分は何なのかですとか、そういった部分を今後の学校教育にどう生かしていくのかという部分の経過が見れるという意味では非常に意義はあるというふうには話しております。今回、平均正答率というものをこのたびお示しはさせていただきましたけれども、何も数字のことを大事だというふうに教育委員会としても言いたいわけではありませんで、調査の目的にもありますとおり、この結果を分析していく中で、教育委員会の分析というものを参考にしていただく、そして各学校のそれぞれの分析をして深めていただく中で、じゃ、これからの教育活動は何をしていったらいいのか、どういったところに生かせたらという、そういったものにしていただきたいというのが本当に一番の思いであります。そういったところが見れるという意味では意義があるというふうには感じております。 ○江原 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  その意義はやはりきちんとつくっていかなかったらあまりあれないと思うので、個別の子ども生徒状況にやはり向き合っていくということを、これをきっかけにしてもらったらいいと思うし、自分の思いが出せていけばいいと思うんですけど、傾向の中でおっしゃっていたスマホ依存の件。ゲームとかの4時間以上のこと、こういうデータをやっぱり投げかけていくことで、児童生徒とか保護者とかにも自ら考えてみる、さっきeスポーツのことありましたけど、小学校6年生、中3の子の調査で、eスポーツをやっているから何時間やってもいいという議論はちょっと横に置いておいて、やはりそこで長い時間そこにすることの影響が、例えば生活であったりとか学習とかに、多分睡眠とか影響が現れているんじゃないかという、その次のこと。やっぱりいい影響をしていく、健全な成長のためには、ちょっとここで抑制しなきゃいけないんじゃないかというのをみんなで考えていけるような、そのようなきっかけにしたらいいと思うんです。だから個人個人で、それぞれの御家庭でも、あるいはそういうようなこと保護者とか苦労している人もあると思うけど、やはりみんなに投げかけたらいい、結果としては4時間以上の人こんなにいますよ、どう考えたらいいでしょうねという投げかけしてほしいなと思います。これやっぱり今の社会の問題やと思うしね。テレビ見ていてもゲームのコマーシャルとかすごく多いじゃないですか。私ら分からへんけど、やっぱりそこでの影響力がすごいので、このことは傾向として考えてほしい。  それから、もう一つは国語の読解の問題、あるいは時間の配分の問題であるとかこんなんもあるけど、やっぱり記述式の問題ということに対応するような読解力、また書く力というようなものがこれからの学習の大きな課題にしていけばいいのかなと思うし、もし問題に慣れていないという、例えばさっきの結果あったじゃないですか。時々やっぱり解答用紙とこっちを別にする練習するとかね。もちろん学力テストのための練習をするわけじゃないんだけれども、様々に対応できる能力をつけていくためにはそういうこともしていって、全体見てあれしようねとか。どうしても最後の問題そうなるんやったらというふうな、具体的な解決策を示していけるのかなと思います。  もう一つは、地域行事の参加。私も思った、これ大人の責任ちゃうと。子ども学力テストの結果の中に、地域にあまり参加していませんというのは、これは地域の問題であって、中3の子が本当に参加しやすいような状況になっているのかなとかね。あるいは、コロナ禍で今地域清掃とかもないしね。やっぱりでも本当に子ども会も物すごくなくなっていますやんか。これはやっぱり別の形の中でのアプローチは、子ども生活というよりも部長おっしゃったように考え方として、地域の人に来てもらって一緒にやっていることがこれに参加やでというようなあれもあると思うけど、これはまた市で考えてもらうべきかなと思っています。  最後に一個だけ、この質問で終わりたいと思っていますけれども、私、悉皆調査じゃなくて抽出調査でいいんじゃないかというのは一貫して思っているところなんですが、この調査については悉皆といいながらそもそも全ての児童生徒が参加していませんよね。参加していない児童、不参加の子どもについての対応について最後お伺いしたいと思っているんです。状況的には、私は、学力的にこれを独りで回答することができない力の子どもさん、あるいは登校できていない子どもさんとか、そういう方たちへの対応こそが本当に必要やなと思っているし、先ほどあったけどフタコブラクダの下のほうの子を参加させないような状況になっていけば何ぼでも平均って上がっていきますのでね。そういったことへの対応がすごく大事やと思うんですが、そこだけお伺いして終わりたいと思います。 ○江原 委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  今委員がおっしゃられた、この調査自体を参加ができなかった子どもたちに対してという部分ですが、当日欠席された児童ですとか、もしくはほかの先生が横について指示をしてあげないとなかなか答えることが難しいという児童生徒も当然いるかというふうに認識しております。欠席した児童生徒に対しては、もちろん当日にこの回答というものを回収することがなかなか難しいですので、結果の数字の中に反映するということは難しいんですけれども、もちろん問題冊子というものは提示はさせていただいて、後日回答したものを受け取って、学校のほうで答えが出てきますので、それで採点をしたりですとか、そういった個別対応を取ったりですとか、もしくは、なかなか独りで答えることが難しいですとか、問題を読み解いてあげなきゃ難しい子どもに対しては横にサポーターの人がついて回答するといったような、そういった措置もそれぞれの学校で取られているというふうに認識しております。 ○江原 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  本当に一部の子を省いての悉皆調査なので、本当にそうじゃなくても抽出でいいなとやっぱり思いました。これ意見で終わります。 ○江原 委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  北野委員のほうからも、先ほどスマホのことで、こういうのをきっかけにという話がありました。私たち教育委員会のほうも、社会総がかりで子どもを育てるということ。学校の責任は当然ありつつ、学校だけではない地域の方々、それから社会も含めて子どもを育ててもらいたいというふうに思っていますので、まさにこういう結果については多くの人に見ていただきたいんです。ホームページでも今公開していますし、見ていただいて、連絡先も後ろに書いていますので、意見があればそれをいただきたいというふうにも思っています。やはりきっかけとして、これは大人の問題、これは一緒に考える問題ということを受け取った一人一人の人が考えていただく材料にしていただきたいというふうに願っております。 ○江原 委員長  ほかに質疑はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  ほかの委員と重なる部分もあるので、違うところだけ確認させてください。  去年はコロナで中止だった。その前の2019年度、中3の英語の教科はあったと思うんですけれども、今回に関しては、1ページ見ると教科に関する調査小学校国語、算数、中学校国語数学で、英語は実施していないということですか。その中で、英語への関心等というところで2ページ。教科テストはないけれども、関心を聞く項目はあったということ。小学校5、6年も多分教科として始まっていて、年間70単位、大体週2コマ程度を新学習指導要領で実施していかなくちゃいけない。それが多分コロナ禍にあってちょっと大変なんだろうなということはもちろん理解しているんですけれども、現状として1点だけ確認したいのが、年間70単位というのは、今宝塚市きちんとできているんでしょうか。 ○江原 委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  70単位は国から標準時数というふうには聞いていますけれども、どこの学校も、昨年については臨時休校がありましたので、1割減というところまでは。ただ、履修内容を全部終わるということは学校のほうには伝えておりますので、今年については順調に行っております。 ○江原 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  理解しました。  あともう一点なんですが、5ページの上のところの表なんですけれども、吹き出しマークをつけていただいて、多分教育委員会のほうでも改善が必要だなというものとして認識されていると思うんですが、主体的な学びに向けた授業改善が必要というところで、このあたり、主体的で対話的で深い学びというところについては全国的にもしっかりやっていかなくちゃいけないし、このあたりがこれからの時代生きていく子どもたちに必要な部分だと思うんですけれども、授業改善が必要、具体的に何か考えていることとか計画とか、こういったような研修をするとかというのがあるのでしょうか。もし難しかったらいいんですけれども、このあたりすごく大事だと思うし、通知表の評価の観点というのも変わってきていると思うんです。今まで四つの部分、知識・理解、技能とか、思考、関心・意欲・態度という四つだったのが、今度三つになって、3番目のところに主体的に学習に取り組む態度というあたりが通知表の評価の観点に加わっているので、このあたりというのは私も質問で取り上げているんですけれども、校則のことであるとか、自分たちの学習の意欲とか生活のことを考える部分ですごく大事な部分になってくると思うので、しっかり教育委員会としても各学校のところ、動きというのを見ていただきたいかと思います。  以上です。 ○江原 委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  今の主体的にというところの取組なんですけれども、教育委員会は、国の方針が変わる、それから重点的にこれをというようなときには、必ず現職研修会の中にそういうものを取り入れて、先生たちにきちんと伝えるということがまず一つあります。あわせて、それぞれの校内研究というのがありまして、小学校では教科を決めて、中学校ではいろんな分野あると思うんですけれども、そういうときに、今言われた子どもの主体性というところを1時間の授業のどこの観点で見るかというところが注目されています。だから、学校でやるときも、そういうところが、たくさんの子が手を挙げたら主体的なのか、それとも一人一人、手を挙げないけれども黙々とそれに向かっている子が主体的なのか、そういうところを、表面的なことだけで判断しないような目を持つ、そういう教師でないといけないという研修は、それぞれの学校の中にも散りばめて入れていただいています。あとは日々の実践の中でそれを磨いていってもらうということになろうかと思っております。                   (委員長交代) ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  ちょっと私のほうで基本的なことをもう一回確認したいんですけれども、去年、おととしの宝塚市としての結果公表よりは、数字が入ったり、より具体的なものが見えるようになったというのは聞いているんですけれども、まずこれ質問紙調査結果の2ページの69問の質問項目横田さんのように全部見ていたらいいんですけれども、ちょっとホームページで見れなかったので、69問の質問項目ということが書いてありますが、これ例えばどういうふうに数えたらいい。そこに質問項目国語勉強が好きですかという、これだけが1項目なんですか。 ○川口 副委員長  橘学校教育部長。 ◎橘 学校教育部長  一つ一つの設問あります。その下に。それが一個一個になっていますので、国語への関心等で四つというふうに見ていただきますと、4ページまでで30項目の分を今回こちらのほうに掲載させていただいております。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  そうやろうなとさっき数えていたんですけど、大体半分ぐらいの項目をピックアップしてもらったということなんですけど、これは来年度以降への要望はあるんですけど、これはある意味では概要版なんですよ。そういう意味では教育委員会としてこうですと考えたので、こういうふうに差がないものを中心にと言われているけれども、一応概要版でこういうものが。結果概要と書いてあるとおり概要版。概要版じゃない全編というのを公表するという考え方はありますか。 ○川口 副委員長  橘部長。 ◎橘 学校教育部長  これまで見ていただいたこういうもので公開してきました。昨年はなかったんですけど、今回こういう形に少しずつ変化をさせていっています。今委員から言われました御意見も含めて、またこれは教育委員会のほうで検討して、教育委員会の会議のほうでも意見をもらいながら、どういう形がいいのかということは考えていきたいとは思っております。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  それと、これは今年の調査。ほかの委員からも出ているように去年どうだったか、おととしどうだったか、3年前はどうだったか。結果、それによってこういうふうに上がってきたのか下がってきたのか、傾向性がこれだけでは見えない。多分皆さんのお手元にはそういうのがあって、過去こうやったからこういう上がり調子や、これはちょっとあれだというようなことがあるので、これは各個人の議員側がちゃんとそれは見とけばいいという考え方もあるけれども、過去との比較みたいなものも、全部の項目とは言いませんよ。これこそ、ここは気になるんだというところだけは、過去の二、三回分含めて、こういう状況なんですと。宝塚市独自の推移はこうなんですと。全国と比べてもこうなんですというところまで出てきたら、それは概要はつかめる。まさしく概要がつかめるなと思いますけれども、来年に向けてやで。今すぐにということを言っているわけじゃないんだけど、どうですか。 ○川口 副委員長  橘部長。 ◎橘 学校教育部長  委員が言われることはもっともなことというふうに思います。これ質問紙のところ、69項目なんですけど、毎回ちょっと同じものもあれば違うものもあったりします。新たに加わるもの、なくなるもの、聞き方が違う、ニュアンスは似ているけどちょっと違うというようなものがありますので、そういったもので単純に比較はできないような内容になるかもしれませんが、今回はこれお出ししていますので、次回はこれと来年の分、もしあれば比較ができるような。恐らく大きく項目を変えることはない。そうしないと経年変化が分からないと思いますので、そういったものも一緒に見ていただきながら、また御意見いただければというふうに思っております。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  それと、先ほどもほかの委員から出ておりましたけど、平均数字じゃなくて最低点と最高点。分布までは無理にしても、最低点は何点やった。最低ポイントと、最高がこうで、平均がこうだというものを出してくれると、それも概要でいいんですけど、そういうようなものも含めて出せないのかなと思っていますけど、どうですか。 ○川口 副委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  最低点、最高点というお話なんですけれども、子どもたちには一人一人調査票というものが実は調査の後配付されて、自分が各調査で何点を取ったのかということは分かります。ですので、その調査の最高点、最低点というものが公開されることによって、自分がその点数だったですとか、最高の点数だったとか、そういったところまで子どもたちに分かってしまうことになるわけですが、それは今回のこういった調査の趣旨とはちょっと違うかなというふうに感じております。あくまで子どもたち自分自身の学習状況というものを把握して、今後の自分自身の学習に生かすことであったりですとか、そういったことを目標としている調査というふうに捉えておりますので、最高点、最低点というものを示すことは考えておりません。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  教育委員会は、それは分かっているわけ。 ○川口 副委員長  山口課長。 ◎山口 教育研究課課長  教育委員会としてはもちろん把握しております。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  だから、先ほど委員からも出たように、どういう分布なのかは教育委員会は分かっているわけやから、平均点で我々は見るにしても、教育委員会はこの分布を見て、ここを力を入れなきゃいかんなということを、やっぱり教育委員会として学校現場に対してある程度の結果を、方向性を示してあげたほうがいいんじゃないか。学校に任せます、皆さん考えてくださいというような答弁のようにさっき聞こえたから、それは意味がないな。せっかくこの調査をやっている意味がないと思って聞いた。皆さんはちゃんと全部データを捉えているのであれば、ここがやっぱり力を入れて、この教科はここを力を入れるべきだと、学習意欲についてはこれを注意すべきだとか、生徒指導はここを頑張んなきゃいかんなという部分は見えてくるのであれば、それはしっかりと、宝塚市の教育全体をレベルアップするにはこれをということを校長会等でやっぱりやるべき。先日校長会に発表したらしいけど、そのときにそういうような話までは受けましたか。どうでしたか。 ○川口 副委員長  橘部長。 ◎橘 学校教育部長  先日はこういう概要が出たということで、この中身については教育研究課のほうから説明いたしました。私のほうも冒頭で少しこれに触れて、学校としてこういう方向性を持ってやってもらうということも一つ踏まえてほしいという話もしました。今委員がおっしゃったように、先ほど二極化しているという話があって、そういう学校もあれば、一つの山というような学校もあります。ですので、一概に二極化していますというようなことでは説明がちょっとしにくい部分がありますので、そこはそれぞれの学校ごとに出ている結果がありますから、市としてはそういう二極化がある学校もある、そこがやっぱり二極化で勉強に興味関心があまり向かないとか、なかなか学力に結びついていないというところは何とかしていかなあかんという話はしていきますけれども、あとはそれぞれの学校自分のところはどういう曲線を描いているのか、分布なのかというところを見て、一つだったら一つなりのやり方、二つだったら二つなりのやり方というところを見てもらいたいなというふうに思っています。そこに対する現場からのいろんなオファーがあれば、教育委員会は十分支援はしていきますし、学校のほうが困らないように、やりたいことができるようにしていくのが教育委員会の役目かなというふうに思っております。 ○川口 副委員長  江原委員。 ◆江原 委員  分かりました。その辺、当然学校ごとに分布は違うでしょうから、それを校長さん等が理解した上で、学校教育部長の話を受けて、うちは、じゃ、これを頑張ろうというふうに、そういう意識づけを与えて校長会で言ってもらうという流れをつくっていかないと、調査やりました、結果出ました、よろしくでは困るわけですから、その辺はやっぱりいろんな、このフォローとしてこういう会議を設けて、その結果、また来年これをやるまでにというのか、途中で2月、3月頃でまたその辺を、今度に向けてどうなんだろうと分かるぐらいに、そういうふうにしていかないと、1年やってみてまた駄目だった、またやって回したらまた駄目やったというような、PDCAが回っている意味ではないわけですから、そういう意味では違うので、大分具体的にいろんなものを公表していただくようになったのは大分進んできましたけど、今度はそれを受けてどうするか。過去と比べてどうするか。弱いところ、いいところはどう伸ばすかという部分、具体的に、教育委員会として学校現場としてやっていくのは当然ですけど、議会として、文教生活常任委員会としてはその辺もしっかり、こういう報告をいただくからにはその辺もチェックしながら、逆に皆さんに教えてもらう部分と、逆に提案をする部分が出てくると思うので、毎年の大きな一つのテーマとしてその辺はしっかり取り組んでほしいなと思っております。よろしくお願いします。  私のほうからは以上です。                   (委員長交代) ○江原 委員長  ほかに質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、「令和3年度全国学力学習状況調査 宝塚市の結果概要について」はこの程度とします。  以上で、本日の所管事務調査を終了します。  次に、その他ですが、何かありますか。                   (発言する声なし)  それでは、これをもちまして本日の文教生活常任委員会を閉会します。  御苦労さまでした。                 閉会 午後 2時20分...