続きまして、2ページ、3ページを御覧ください。
こちらは
質問紙調査の結果より、特に
学習に対する関心、それから
規範意識・
自己有用感、
生活習慣・
学習習慣、各
教科の
調査時間の
適切性、
新型コロナウイルスの
感染拡大で休校していた期間中について、
ICTを用いた
学習時間等の領域に関係する
質問の
調査結果を抽出しております。それぞれの
質問に「当てはまる」ですとか「どちらかといえば当てはまる」というような
回答をした
児童生徒の
割合を、それぞれ
全国と比較しております。
3ページのほうを御覧いただきたいんですけれども、
規範意識・
自己有用感のところで、
質問項目として「
学校に行くのは楽しいと思いますか」という
質問がございます。こちらに対しては、
小学校、
中学校とも
全国平均を上回るという形で、多くの
子どもたちが
学校に行くことは楽しいと感じてくれているということです。ただ、一方で、その上ですが、「将来の夢や目標を持っていますか」といった
問いですとか、もしくはその下の「今住んでいる
地域の
行事に参加していますか」ですとか、「
地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありますか」といった
問いに関しては、大分ちょっと
全国よりも低くなっております。特に
地域との
関わりの
部分において低い
割合が出たというところに関しましては、やはり
地域行事の
部分に関しましても、昨年度
コロナによって
地域行事そのものが減少していることですとか、比較的人口の少ないところでしたらそういった中でも
地域との
関わりですとかそういった
行事というものが開かれていたところもあろうかと思うんですけれども、
宝塚市は結構
都市部にある市ですので、そういったところでなかなか
行事というものが確保がされていなかったという
部分で、
子どもたちが参加しづらい
状況もあったのかなと捉えております。ただ、
地域や社会をよくするために何をすべきかという
部分に関しまして、今
学校でもコミュニティ・スクールというところをそれぞれ推進していっているところでもありますので、
地域の
行事もそうですし、
地域との防災との
関わりですとか、そういったところで
子どもたちと
地域とが一体となって取り組める
地域がたくさんつくっていけると思いますので、今後の
課題として推進していきたいと思っております。
続きまして、
生活習慣・
学習習慣のところを御覧ください。真ん中の二つの
項目ですが、就寝時間と起床時間に関する
調査になっております。特に
中学校のほうにおきまして、特に就寝時間が一定でない、不安定であるというような
傾向が見てとれます。
次の4ページのほうに、1日にかける
ゲーム時間といった
調査もあるんですけれども、こちらのほうでも
中学校3年生の
調査で、1日に4時間以上
ゲームをしている
割合というのは、
宝塚市は
全国に比べて大分高い値になっている、18.8という
数字です。こういったところと関係してくる
部分もあるのかなと捉えております。またその辺のところ、4ページのところで詳しく御
説明いたします。
3ページに戻りまして、各
教科の
調査時間の
適切性というところで、特に
小学校の
国語の
部分におきまして、
全国と比べてかなり
調査時間は足りなかったというふうに
子どもたちが感じていることが分かります。
中学校のほうでも
全国よりも少し低い値を示しておりまして、これも後の
教科のところでも少し触れるんですけれども、
国語科に関しましては、それぞれの
設問に対する無
回答率というのが少し高い
傾向にあります。要するに、何も答えていないということですね。これは
テストに関する時間配分がうまくできていないことですとか、そういったところも無
回答率の高さというところにもつながっていて、それが、
回答時間が不十分だったという、そういった
子どもたちの感想につながっているのだと考えられます。それぞれの
問いの
回答率等を見ていましても、問題の冊子の後のほうの問題になればなるほど、その
傾向が見られます。特に
小学校でそれは顕著です。
続きまして、
新型コロナウイルスの
感染拡大で休校していた期間中についてという
部分ですが、「
勉強について不安を感じましたか」という
部分に関しましては、
宝塚市の
子どもたちは
全国と比べて、そこまで不安を感じてはいなかったというような結果になっておりますが、ただ一方で、「計画的に
学習を続けることができましたか」、「規則正しい
生活を送っていましたか」という
項目に関しましては、少し
全国と比べても低い
割合になっております。そういったところも、やはり今後も
感染拡大による休校とかということが発生してくることが考えられますので、そういったときにいかに
学校とのつながりということをしっかり保っていって、
子どもたちの様子ですとか、
家庭生活の安定というところにつなげていけるかというところは今後の
課題であるというふうに捉えております。
続きまして、4ページを御覧ください。
ICTを用いた
学習時間等ということで、上半分が
先ほど申し上げました1日にかける
ゲーム時間の
割合という
部分になっております。
先ほども触れましたが、
中学校3年生の4時間以上というところの
数字がやはり高くなっております。ただ、トータルで考えますと、例えば
上位三つ、4時間以上、それから3時間以上4時間より少ない、それから2時間以上3時間より少ないという比較的一日にかける
ゲーム時間の多いと思われる
回答を三つまとめた形で見ますと、
宝塚市は
全国と比べても
ゲームにかけている時間というものの
割合は
全国でも低くなってはいます。ですので、中学3年生の4時間以上だけがちょっと突出して多いような
数字になっておりますが、原因としてはいろんなものが考えられるので、これだというものを挙げるのは難しい
部分ではあるんですけれども、
中学校3年生という時期ですから
勉強ですとか進路に対する不安からの
ストレス解消であったり逃避したいという、そういった
部分なんかも出ているのかなというような気もします。
その下の
質問項目ですが、1日当たりどれくらいの時間、
スマートフォンやコンピューターなどの
ICT機器を
勉強のために使っていますかという
質問になっています。これに関しましては、少し
全国よりもそれぞれの
項目で低い
割合となっております。ただ、こちらは
調査日が5月27日で、本市に1人1台の
タブレットPCが導入されたのが今年度当初でしたので、まだ
導入初期で、
学校での
操作習熟の段階であって、
タブレットの
持ち帰りというのがまだそこまで進んでいなかった時期でもありましたので、家庭においてそこまでたくさん利用していたという時期ではないという
部分ではありますが、ただ、今後はこういったところも増やしていかなければいけない、
家庭学習でもこういったものを活用していくような環境というところをつくっていかなければいけない
部分ですので、夏休みですとか冬休みの
持ち帰りなんかも含めて、
家庭学習でもしっかり活用していけるようなシーンを増やしていくことが必要だと考えています。
続きまして、5ページを御覧ください。
アクティブラーニングの
実施率及び
平均正答率との相関という表になっております。
質問紙調査の中で、今までに受けた授業では、
課題の解決に向けて、
自分で考え、
自分から取り組んでいたと思いますかという主体的な
学びができていますかというような
問いですとか、もしくはその下の②のところでしたら、対話的な
学びというのが
自分はできていますかというような、そういった
アクティブラーニングに関係する
問いがあるんですけれども、それぞれの
問いについて「当てはまる」というような肯定的な
答え方をした
児童生徒のほうが押しなべて
平均正答率が高いというような
傾向にあります。ただ、上半分の
中学校のところに吹き出しをつけさせていただいているんですけれども、
中学校では「当てはまる」というふうに、主体的な
学びができているか、
自分から取り組んでいたと思いますかという
問いに対して「当てはまる」と答えた
生徒の
割合が
全国よりも8ポイントほど低い
傾向になっております。ですので、どうしても
中学校って
高校受験等に向けた
知識等を身につけなければいけないというような
部分もあるんですけれども、そういったことだけではなく、主体的に意欲を持って
学びに向かえるような、そういった
取組への転換というところは求められてくるというふうに考えています。
続きまして、6ページを御覧ください。
6ページから9ページにかけましては、それぞれ
小学校、
中学校、それから
教科ごとのそれぞれの結果というものの分析を載せさせていただいております。それぞれの
教科におきまして、例えば
小学校国語でしたら、話すこと・聞くこと、書くこと、読むこと、それから言葉の特徴や使い方に関する事項といったように、
領域ごとに
全国との比較も棒グラフで提示させていただいています。それぞれについて、
宝塚市の
傾向としてよくできていること、非常によくできていたということと、反対に
課題であったこと、その
課題を克服していくためにどういったことをやって取り組んでいったらどうでしょうかというような
学びのポイントというものを提示させていただいております。細かいところはまたそれぞれ見ていただけたらと思うんですけれども、
先ほどちょっと触れました無
回答率の
部分、
小学校の
国語と
中学校の
国語で無
回答率が高いというような
傾向が出ております。特に
小学校国語のほうで顕著な値が出ております。こちらも、なぜそう無
回答率が高いのかという
部分に関しては、実は今年だけではなくて数年来言われている
部分で、要因を一つに絞ることはなかなか難しい
部分ではあるんですけれども、
小学校の
テスト形式というのが、基本的には
問題用紙と
解答用紙一体型の
テストということが非常に多いという
部分で、今回の
学習状況調査に関しては冊子と
解答用紙というのが分かれていますので、
小学校の
子どもはなかなかそれに順応し切れていないという
部分があるのかなという
部分ですが、あとは一つの問題に引っかかると、ずっとそれにとらわれてしまったり、いい
言い方をすれば粘り強く取り組もうとするという
部分は見られるかと思うんですけれども、これはちょっと一旦置いておいてほかの問題、できるところからやろうという
部分に関しては、少し
課題が見られるという分析をしております。こちらは各
学校のほうでまたこういった
部分も見ていただいて、
取組に生かしていただきたいというふうに考えております。
最後の10ページに関しましては、
宝塚市の
教育目標の
部分と、それから
教育振興基本計画とを関連させまして載せさせていただいております。そして、この
宝塚市結果
概要ですが、
宝塚市
教育委員会のホームページに掲載するとともに、
教職員、
保護者の方々にもお手紙をお配りして、こういった形で結果をお示ししているところであり、こういった方々に御覧いただくことで、今後の本市のよりよい
教育のために生かしていくということを目的として今回の結果
概要を作成いたしました。
説明は以上です。
○
江原 委員長 当局の
説明は終わりました。
ただいまから質疑を行います。
質疑はありませんか。
横田委員。
◆
横田 委員 幾つかちょっとお尋ねさせていただきたいんですが、まず前提として、
先ほどから無
回答率の話が出ていると思うんですけれども、例えば
小学校の
国語で無
回答率は、例えば
宝塚市は何%で
全国は何%なんですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 1問ごとに無
回答率というのが示されていますので、全体として例えば
小学校国語が何%というのを示すのは難しいんですけれども、例えば一番
最後の問題の中で、文書の
修飾語と非
修飾語の対応みたいな
部分を答える問題があるんですけれども、そこにおいて適切な答えは何ですかみたいなものを選択する問題におきましては、
全国での無
回答率平均が4.1なのに対して、
宝塚市の無
回答率が10.5というふうになっております。こういった一番
最後の問題、大体後ろのほうの問題に行くほどこういった
傾向が見られるところです。
全国的にも確かに後ろのほうの問題に行くほど無
回答率は高くなる
傾向にはあるんですけれども、
宝塚市は少しその数値が高いというふうな形になっております。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 多分さっきの時間が足りないということと関連するのかなと思うんですけれども、まず前提として
全国平均と比較する理由というのが、すみません、私の中で分からなくて、
先ほど宝塚市の
状況を有効に活用してくださいという話があったと思うんですけれども、仮に
課題ありとなった場合とかは、何か指導が入るんですか。
○
江原 委員長 それは何、
学校に対して。
◆
横田 委員 教育委員会から
学校に対して何かアプローチがあるのかどうか。要するに
学校が、先生も
生徒もこの
学力調査に対して、私はプレッシャーを感じているんじゃないかなという思いもあるんですけど、その辺はいかがですか。
○
江原 委員長 山口教育研究課副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 仮に
課題ありという結果が出たとしても、
教育委員会から
学校に対して、こういったところで
課題がありますというふうに、こういった手だてで改善していったらどうですかというような提案を示すという
部分に関しては、今回に関しても、もしそういう結果が出たとしても、それは変わらないというふうには考えています。ただ、
課題が見られるところに関しては、やはりどういった形でそれを克服していくのかですとか、これからの
教育活動に生かす形で前向きな形での提案というものはやはりしていきたいというふうには思っております。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 ちょっとインターネットで見させてもらって、これが多分
小学校6年の
国語の問題かなと。非常にちょっと難しいんですよね。プレゼンテーションするのを例に取って、
報告文を読み取って、どういうふうにしていきますかという形で、ただ、これは、言うたら実用的な文章をいかに読み解くかということなのかなと思うんですけれども、
国語というのは多分それだけじゃなくて、例えば詩を読んだりとか、
国語という
教科だけでもいろんな幅広い
部分があって、あくまでも特定の一
部分だけを取り上げての
学力の
調査なんですよね。それで何が分かるのかなというのが。もちろん
最後の6ページとかに書いてあると思うんですけど、そんなに重要視する意味が僕の中で分からないですけど、ちょっと教えてもらっていいですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 今
委員がおっしゃられたとおり、この
学力調査によって出てくる結果というのは、特に
数字的な
部分に関しましては
学力の一側面にすぎないというところは、この
調査の目的のところですとか
文科省が示している
部分にもうたわれている
部分ではあります。本市ももちろんそのことを踏まえまして、この結果をもって全て
宝塚市の
教育方針であったりとか、もしくは各
教科の
取組にダイレクトに反映させるということではなくて、あくまでも
先生方が実際に行われている授業の中での改善ですとか、どういったところでもっともっとそういったところに取り組んでいけたらいいかなという、それの材料を提供するという形で示させていただいているところです。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 児童の
質問紙というのがあって、この中には、あなたの家にはおよそどのくらいの本がありますかという
設問もあったと思うんですけれども、これは今回はなかったんですか。それとも、これは省いてはるんですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 今回も読書に関する
設問はありますが、今回、抽出の中には取り入れてはいませんでした。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 これはね、例えば、あなたの家にはおよそどれぐらいの本がありますか。読んだ数ではなくて、家にある本の数なんですね。例えば、本の好きなお子さんがおられて、でも、買える、買えない
状況もいっぱいあるわけですよね。そういった
状況を見たときに、これを答える
子どもの
気持ちってどうなのかなとか私は思っていました。あともう一つが、これの結果
概要の3ページなんですけれども、例えば人が困っているときは進んで助けていますかという
設問でも、複雑なんですよね。「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」というのがありますけど、「どちらかといえば当てはまらない」というのもあるんですね。当てはまらないと断定するんじゃなくて、どちらかといえば当てはまらないという
答え方もあるわけですよね。この
子どもの
気持ちというのは非常に微妙な
部分があったり、そこを酌み取れていないわけですよね。この
数字の中で。読み取れないんですよね。つまり何か漠としていて、例えば人が困っているときは進んで助けていますかというのは、例えば86.6%という
数字だったりとかしているんですけれども、ここから読み取れるものって何なんでしょうか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 確かに今
委員がおっしゃったように、これに対して否定的といってはあれですけれども、どちらかといえばそれに当てはまらないと答えた
子たちの思いですとか、そういった
部分というものが反映できたら、もちろんそれはいろんなところの
子どもたちの感じたことを拾い上げてこちらに載せさせていただけたら、それは一番いいんでしょうけれども、ただ今回、
学校ですとか、もしくは広く市民にお示しをするという
部分において、あまりたくさんの
データというものを入れさせていただいても、注目すべき点というのがぼやけてしまう
部分であったりですとか、より
宝塚市としてここが
課題だと考えていますですとか、こういったところをすごく頑張っていますですとか、そういったところをシンプルな形でお示しするということを念頭に置きましたので、ちょっとそういったところは
データとしては載せないという形にはなりました。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 この
規範意識・
自己有用感の中でも、例えば
先ほど説明のあったように
全国平均より下回っている。今住んでいる
地域のこととかね。でも、この
設問に関しては
全国も低いんですよね。だから、
全国も低いのは
宝塚市も低いし、それは
コロナの影響でそうなっているわけですね。高いところは
宝塚市も高くて、そんなに
全国と比べて何か極端に落ちたりしているわけではないということを読み解くと、そんなに
全国と比較して
宝塚市としてどうなのかというのがちょっと見えてこないんですけど、何か分析されて見えたものってあるんですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 これも今
委員がおっしゃられたように、確かに
全国との比較ではなくて、例えば80%ですとか70%というふうに
全国的に高い水準で
平均として表れているものは、
宝塚市もそれなりに高い
数字が出たりとか、そういう
傾向が見られるのは確かです。こちらで示させていただいた数値に関しても、例えば
全国平均と比べたら悪いという、そういうことでお示しをしているつもりは全くございません。そういった
傾向が見られるというところで、それをどう
地域としてですとか
学校として市民の
皆さんや
学校の
教職員の方々が捉えられて、それを今後の
教育改善にどう生かしていくか、今後の
地域の
取組にどう生かしていくかというところはそれぞれがお考えになる
部分だというふうに考えていますので、別に
教育委員会としてこの
数字というものが低いから何とかしなければいけないとか、こういうことが悪いんだという、そういう
言い方をするつもりは全くございません。
○
江原 委員長 横田委員。
◆
横田 委員 生徒の
学力とか
学習状況というのは結局、向上を狙うわけであって、それはやっぱり、私は申し訳ないですけどこういった
調査ではなくて、やっぱり基本的には少
人数学級で手厚い支援を行うことが大事であって、そのためにも教員を増やすということが大事ではないかなということを意見として述べて終わります。
○
江原 委員長 ほかに質疑ありませんか。
伊庭委員。
◆伊庭
委員 何点か御
質問させてもらいたいと思います。
聞き逃していたら申し訳ないんですけど、まず2ページの
国語の
勉強は好きですかという
項目の
数字において、
宝塚市の
国語の
部分においても小学生の
部分だけちょっと低い
部分があったりとかで見たときにも、
国語の
勉強は好きですかという
部分においても、当然
全国的にも低いという
部分と、
数学と英語と比べても当然低いという
数字になって、
全国的に見たときに、
全国で見たら算数も英語もあまり高くない中で、
国語だけ
全国は高めなんですよね。
宝塚市は
国語だけ全体的に低めというふうになっていると思うんですけど、この
部分ってどういった考察がされているんですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 これも複合的な
部分がありますので、一概にこれが原因とは言いづらいところはあるかと思うんですけれども、算数、
数学、それから英語という
部分に関しましては、答えというものが結構はっきり、
テストというものにおいてははっきり出る
部分がありまして、
子どもたちが
学校でしっかり習得した知識というものを
テストというふうに反映する
部分において、今回の
数学ですとか算数の結果からも分かるとおり、しっかり答えが書けたというところで前向きな関心という
部分が出ることはあるかと思うんですけれども、
国語に関してはやはり記述問題というものが結構な
部分が出てきますので、そういった
部分に関してなかなか答えというのがはっきりしないというところが難しい
部分というふうに感じている
児童生徒もいるのかなというふうにも感じています。ただ、こういった全ての
教科の基準となる
教科であるというふうにも
教育委員会として捉えていますので、何とかそういったところに関しても
子どもたちの意欲というものを高めていけるような
取組をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○
江原 委員長 伊庭委員。
◆伊庭
委員 ありがとうございます。今の話だと、点数につながりやすいと好きになりやすいという感じなんですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 単純かもしれませんが、
子どもたちは、できる
教科は楽しいと感じる
傾向も一定あるのかなというふうにも捉えています。
○
江原 委員長 伊庭委員。
◆伊庭
委員 ありがとうございます。
次の3ページの今住んでいる
地域の
行事に参加していますかとか、
地域や社会をよくするために何をすべきか考えることがありますかという御
質問に対して、少し
全国的に低いという
部分において、これって
宝塚市と
全国の
平均と、例えばほかの
地域とかの一個一個の
地域ごとの
数字というのは見ることができるんですか。
○
江原 委員長 地域というのは、他市ということ。
◆伊庭
委員 他市です。他市の細かい情報が見れるのか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 兵庫県と
全国と
宝塚市の数値というものはこちらで把握はできますが、他市の数値というものは我々では把握することはできません。
○
江原 委員長 伊庭委員。
◆伊庭
委員 ありがとうございます。もし聞けたらと思ったんですけど、これ要は同じ規模感の市だったらどうなのかとか、田舎だったら、都会だったらというのを
調査できれば、もう少し対策とか検討する
部分も変わってくるのかなと思うので、聞けるなら聞いて、いろいろと見てみたほうが一つ、答えが見えてくるのかなと思ったので、
質問させてもらいました。これ同じように
勉強について不安を感じましたかという点においても、低い
地域、高い
地域という
部分を把握することによって、こちらが思ってたのと違う答えが見えてくるのかなと思ったので、もし
調査できるなら
調査するのがいいのかなと思ったので、
質問させてもらいました。
続きまして、4ページ目のふだんテレビ
ゲームをしますかというやつについて、
中学校3年生が少し
宝塚市においては4時間以上しているところが多いというところに対して、まず
質問の意図という
部分を、
全国がやっていることなので
宝塚市が答えることじゃないと思うんですけど、そもそもこの
質問ってどういった意図で入っているのか、またはどういった意図で入っていると理解しているかを聞かせてもらっていいですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 OECDの
調査のほうで、
ICTに関する各国の活用度ですとか、もしくはどういった用途に使用しているかというような
調査があるんですけれども、そちらのほうで、日本はそれを
勉強に使用しているという
部分の
割合がやはり各国と比べて低いというような
数字が出ております。ただ、
ICT機器を全く使っていないかといえば、そういうことではなくて、
スマートフォンですとか家にある
タブレットですとかパソコンというものを活用はしているんですけれども、その活用というものがどちらかといえば
ゲームをはじめとする娯楽方向に向いていることが多いと。
子どもたちはそちらのほうで
ICT機器を使っている
傾向が日本は高いというような結果が出ておりますので、そういった意図を酌んでの
質問であるというふうに捉えております。
○
江原 委員長 伊庭委員。
◆伊庭
委員 ありがとうございます。そうなんやと思いながら聞いていたんですけど、単純に4時間以上と見たときに、
数字だけ見たらちょっと長いのかなと感じる
部分というのはあると思うんですけど、今の世の中の特に中学生の中3とかになってくると、多分eスポーツという
部分に非常に興味を持っている子って結構いらっしゃるんですよね。僕の回りのお子さんでも、中学生で、ずっとeスポーツにつながるようなところで、ひたすらそのトレーニングとして
ゲームをやっている人もいるなと見たときに、そういった
部分とかが一つまた見えてくると、この
部分も少し考察とかが変わってくるのかなと思ったんですね。そういった
部分もまた。ちなみに、そういったところは確認したり調べたりされたことはありますか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 eスポーツという視点は、申し訳ございません、全くこの
質問項目で我々はなかったんですけれども、
宝塚市の中で特にeスポーツに関わっている
子どもたち、実際にやっている
子どもたちがどれぐらいいるのかというところに関して、市教委として把握というところは、いまだしているわけではありません。
学校の中でそれぞれの
子どもたちから先生が、そういうのをやっているんだと把握するぐらいになっております。
○
江原 委員長 伊庭委員。
◆伊庭
委員 ありがとうございます。
先ほど申し上げたようにeスポーツという
部分の視点だったり、
ゲームにおいてもRPG
ゲームのようなものがあれば、脳トレにつながるようなものがあったりとか、リズム感覚のものだったりとか様々あるのかなと思いますので、その
部分が見えてくるとまた少し違った視点になってくるのかと思いましたので、特にeスポーツ関係は、大阪とか兵庫とかは結構チームがあったりとかで、若いうちから入っている
子たちも多いので、よかったらそのあたりも調べてもらえたらうれしいかなと思います。
以上です。
○
江原 委員長 ほかに質疑ありませんか。
浅谷
委員。
◆浅谷
委員 それでは、
質問させていただきます。
まず
宝塚市の
平均正答率というのを出していただいていて、全部、おおむね良好であったり、中学3年生の
数学に関しては良好という結果で、おおむねすごく
皆さん頑張っていらっしゃるんだなというのが分かるところなんですけども、その
平均正答率となっているところで、
傾向として教えていただければ、分かればと思うんですけれども、
平均なので、すごく正答率の高い子と低い子がいても真ん中の
平均ということになって、
宝塚市の
傾向としてこの
平均に近いところにたくさん
子どもたちがそういった点数であるのか、それとも高い子、低い子というので大きく分かれているとか、そういった
傾向というのはどんな感じなんでしょうか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 学校ごとによって、例えば山の要は出来方ですね、そういったところというものは若干変わってくる
部分はあるんですけれども、幾つかの
学校において、非常によくできる子と、ちょっとなかなか答えられなかった子と、二つ山ができるような
傾向というのが見てとれるかと思います。
○
江原 委員長 浅谷
委員。
◆浅谷
委員 分かりました。やっぱり
平均と言われると、みんながこのぐらいのというふうに思いがちなんですけど、やっぱりそうじゃなくて、すごく点数がたくさん取れる子もいれば、なかなか点数が取りにくい子というのがクラスの中で大きく分かれているようなことがあるとしたら、やっぱりそこは
教育委員会としてもしっかりと見ていっていただきたいなと思うところですので、
平均だけで捉えずに、そういったところを見ていただきたいなと思います。
それと、
質問紙調査結果の2ページからのほうなんですけど、こっちの評価のほうが、すごく市の
子どもたちの様子というのがよく分かるかなと思うところです。これを分析していただいているんですけれども、これ全部で69問の
質問項目があったという中から、今回七つを選んでいただいているんですけれども、この選ばれた基準というか、いろんな中でこれが一番、ここに示されたという理由というか、何か特別にこれを示すという、ほかに例えばこれを示したほうがいいのかなというところではなく、これを示されたという理由を教えていただけますか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 質問項目でこれらを選ばせていただいたということですけれども、まず
教科に関する
部分に関しましては、それぞれの
教科への
子どもたちがどういった関心を持っているかという
部分で、この
教科の
部分に関してはそれぞれ必要かというふうに感じて掲載させていただいております。それから、右側の3ページのほうの
規範意識に関する
部分に関しましては、やはり
学校に行くのが楽しいという
項目が載っているここのところというものは、
子どもたちがどのように日々
生活をしているかという思いを表現するのに一番ふさわしい
項目であろうと思いますので、こういったものを軸にしつつ、じゃ、
子どもたちが
学校生活の中で夢や目標を持っているかですとか、いじめについてどんな意識を持っているかですとか、他人とどう関わろうとしているのか、もしくは
地域とどう関わろうとしているのかなという
部分に関しては、
学校の
教職員だけではなくて
地域の方、市民の方も大きな関心を持っているであろうというふうに感じまして入れさせていただいております。それから、そういった
子どもたちの
規範意識や
自己有用感みたいなところの基盤となる
生活習慣というところもやはり大きく密接に関わる
部分であろうということで載せさせていただいているところです。各
教科の
調査時間の
適切性という
部分に関しましては、やはり
先ほど無
回答率の話も出ましたけれども、これが今年に限った話ではなくて、数年来
課題となっている
部分でもありましたので、そういったところとの関連性というものがやはりあろうかということで載せております。
一番下の
新型コロナウイルスの
部分に関しましては、やはり一昨年度、それによって
調査自体ができなかったということもありまして、この
コロナという休校があったことによって、
子どもたちがそれに対してどんな意識を持っているのかという
部分に関しては、社会的な関心が非常に高いと思われましたので、掲載をしております。
続いて、4ページの
ICTに関する
部分に関しましても、やはりGIGAスクール構想というものに関して、今年度から
タブレットの配付があって各
学校のほうで取り組んでいただいているところですので、そういったところの
傾向を見るということもそうですし、今後こういった
数字がどういった推移していくのかというところを把握するためにも必要であるというふうに感じました。
以上です。
○
江原 委員長 浅谷
委員。
◆浅谷
委員 分かりました。では、それ以外のことで
宝塚市が特徴的に
子どもたちの様子が
全国とこれがかけ離れているとか、そういうところはないと思ってよろしいですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 特にそれ以外の
部分でここが大きく
課題であるですとか、そういったところを感じたところは、この
項目を比較するとありませんでした。
○
江原 委員長 浅谷
委員。
◆浅谷
委員 分かりました。
規範意識・
自己有用感というところで
先ほど説明いただいた、今住んでいる
地域の
行事に参加していますかというところが、
宝塚市は中学生で30%というのが、私もちょっと、あっと思ったんですけれども、
コロナで
行事自体が行われていなかったのではないかというような分析を行われていました。ということは、一昨年、
コロナになる前の
数字というのは、持ち合わせていらっしゃったら、どの程度。もっと高かったということですか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 今数値そのものの
データを御用意させていただいていないので申し訳ございませんが、記憶しているところで言いますと、やはり今回ほどではなかったにしても、少し低い数値を示していたように記憶しています。
○
江原 委員長 浅谷
委員。
◆浅谷
委員 分かりました。この次の
地域や社会をよくするために何をすべきかというような
問いにしてもそうなんですけれども、やっぱりこれも
全国と比較してどうというよりも、
宝塚市だけを見ても3割、36%というのは、かなりこれは低い
数字だなと思うところから、やっぱり
宝塚市の
最後の、
教育目標で、
自分を大切に、人を大切に、ふるさと
宝塚を大切にする人づくりというのを挙げられているところから、ここが低いというのは
宝塚市にとってはすごく大きな問題じゃないかなと思うところですので、そこを今後上げていくために
地域と
学校がどうつながるかというのも、今コミュニティ・スクールなんかも広げていただいて、これからもっと、
子どもたちと
地域がもっと近くなるのかなと思ったりするところもありますし、
地域のほうからもっと働きかけというのも強めていただかないといけないところもあるのかもしれないですけれども、そのあたりをぜひしっかりと見ていっていただきたいなと思います。
あともう一つ、
最後に
新型コロナウイルスの
感染拡大で休校していた期間についてということで、やっぱりこの中の計画的に
学習を続けることができましたかという
問いに対して、中学3年生が3割、30%しか、それが続けることができたと答えられなかったというところが、やっぱりここも、
全国ももちろん低いんですけれども、さらに
宝塚市は低いというところから、やっぱり
学校としての
子どもたちへの働きかけという
部分で少し
課題があったのかなと思うところなんですけれども、働きかけ自体は各
学校でこういったときは行われることになっているんですか。それとも
教育委員会が何か休校中にはこういう形でというのを実際示して、これから先もしもこういうことがあったとしたら、もっと計画的に
学習を続けることができるようにするとしたら、どういった方法があるとお考えでしょうか。具体的なことがもしあれば。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 昨年度、
令和2年度の学期当初の休校という
部分につきましては、やはり各
学校それぞれが創意工夫を凝らしながら、各御家庭と何とかしてつながろうとしていたというふうな
取組があったというふうに記憶をしています。ただ、
教育委員会のほうとしても
子どもたちとのつながりですとか、
課題の配付ですとか、
子どもの健康観察の
部分ですとかそういったところ、
地域の巡回等もしながら把握をしてくださいというふうにお願いをしていたところではあります。今年度以降に関しましては、やはり
タブレットの活用等も含めまして、今年の9月の
感染拡大の
部分でオンライン朝の会というところから
学習につなげていけるような体制づくりというものを急ピッチで進めたところでもございます。今後はその
取組、今のところ全校でオンライン朝の会のところは一定できるという体制は整っておりますので、それを基に、短時間からでも接続をしながら
課題提出、それから振り返りというようなところから、オンライン
学習でつながっていきたいというふうに考えております。
○
江原 委員長 浅谷
委員。
◆浅谷
委員 分かりました。今後、もうこんなことがなかったらいいんですけど、もしもあったときにはここを少しでも上げられるように努めていただきたいと思います。いじめはどんな理由があってもいけないことだと答えている
子どもたちというのが95%とか97%とかしっかりと多くいらっしゃるというか、ほとんどの子がそう思っているというところで、しっかりとその辺教えていただいているんだなということも分かります。これ、目指すならば100%目指してやっていただきたいなとか、
学校に行くのが楽しいと思いますかという
子どもたちも、
全国よりもとても高くてすごくうれしいなというふうに見させていただきました。ありがとうございました。
○
江原 委員長 ほかに質疑ありませんか。
田中こう
委員。
◆田中こう
委員 若干重複するところもあるかもしれませんけれども、まず
平均正答率のところ、おおむねこういう形で毎年そんな大きな差はなく、
全国や県の
平均よりもちょい上みたいな感じなのかなというふうにも思っています。
先ほどもありましたように、なかなか
平均だけでは読み取れない、いわゆる二極化というのが進んでいるんじゃないかというのも気になるところなんですが、その辺は、ここには出てこないにしても、何かしらの分析はされているんでしょうか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 二極化という
部分に関しましては、やはりできる子だけではなくて、なかなか授業の中でも、ちゃんとその場には座っていて、頑張って
学習には取り組もうとするんだけれども、なかなか授業の内容が理解できないですとか、習熟というのが遅い子に対してどういった手だてを講じていくのかという
部分に関しては、やはりしっかりと考えていく必要はあるというふうに考えてはいます。そのために、
タブレットのこともそうですけれども、個別最適化という
部分を目標として導入したものでもありますので、そういったものを活用することもそうですし、各
教科の中で、なかなか理解することが難しい
子どもたちに対してもしっかりと分かる授業を展開していくのか、みんなをすくい上げてみんなが参加していけるような授業づくりというものを、
アクティブラーニングの視点からもしっかりと推進していく必要があるというふうには考えています。
教育委員会としてもそれを各
学校のほうにはしっかりと周知をしていきたいというふうに思っております。
以上です。
○
江原 委員長 田中こう
委員。
◆田中こう
委員 その次の段階のそういう
データを分析して取り組んでいくという姿勢が今ので十分伝わりますし、
学校ごとにやっていただいているんだなということは理解できるんですが、ただ、この
平均点を見るときに、そういう二極化というのがどう推移しているのかという、そこを見ておく必要があると思うんですね。つまり、
平均点を上げようと思ったら、できない子を来させないで、できる子を来させといたら
平均点上がるわけですよね。そういうふうに実際にやられている自治体があるとも言われている中で、本市においてはそれはどういうふうに毎年
数字が変わっていっているのかというのは見ておく必要があると思うんですね。一定、なかなか点数が上がらない
生徒さんはいると思うんですね。事実としてそこは受け止めながら、そこをどう引き上げていくのかという、今おっしゃっていただいた
取組が必要だということで、ここに出す、出さないは別にして、しっかりと、できれば
委員会には出していただきたいと僕は思うんですけれども、そういったものをこれからも
データとして研究していただきながら、資料としても私は出していただけたらと思うんですが、その辺どうでしょうか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 各
学校には各
学校ごとの
データというものが実は公開はされております。ですので、
自分たちの
学校にいる
児童生徒がどういった
傾向にあるのか、
質問紙調査の結果もそうですけれども、どういったことを考えていて、
学校に来るのが楽しいのかという
部分も含めて
子どもたちがどう感じているのかというのを捉える一つの指標にもなっております。もちろん過去数年間の
データというのが各
学校にありますので、それがどういったふうに推移をしていっているのか。
先ほど委員がおっしゃられたように、
平均というものがこの
数字だけでは見てとれない、両極化している
部分もあるんじゃないか、そういった
部分に関しましても各
学校でも当然その
傾向を見てとることができますので、それの推移を見てとることで、じゃ、うちの
学校にはもうちょっと理解がしんどい
子たちへの手当てが必要じゃないかですとか、もしくは山が一つでしたら、真ん中のところの中間層といったらあれですけれども、そういった
子たちに対してもっとしっかりと習熟が必要じゃないかというような、それぞれの
学校の個性に応じた
取組というものができると考えております。
○
江原 委員長 田中こう
委員。
◆田中こう
委員 オープンするに当たってはやはり慎重な姿勢というのが必要だと思うんですが、せっかくやるからには、そういったところにきちんと手だてが取れるようなものにしていただけたほうがいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
先ほど来出ている
地域の
行事とかに関しても、この
数字というのは本当に評価しづらいと思うんですよね。本当に、
行事があるのに行かないのか、ないから行けないのか。となったら、後者の場合、
地域の
行事を増やしていくということにまでつなげていかないとなかなか上がらないんですね。だからそういう浅谷
委員から出た
地域連携みたいなものも視野に入れてこの分析評価していくのかというところはどうなんでしょう。
学校だけなのか。それとも
地域行事ないところは増やしてくださいよということもやっていくのか。その辺どうでしょう。
○
江原 委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 今
委員が言われた視点はとても大事な視点だと思っています。
宝塚市内全部見ても、
行事がたくさんある
地域もありますし、数が少ないという
地域もあります。だから、一概に、ここには
行事とは書いてありますけれども、
行事だけではかるのではなく、
地域の人とどれだけ関わるかというところが、
子どもたちのこういうところに参加しているというところにつながってくると思うんです。
先ほどちょっと副
課長のほうから
説明の中で、
都市部ではなく郡部のほうはそういうことが今も残っているというか、例えば農作業一つにしても、どこどこさんのところ、みんな手伝いに行くよということが、これは
行事という捉えもできるわけです。ところが、都会はそういうようなつながりが少ない。少ない中で、でも
地域で生きていく、防災というか地震やそういう災害があったときにみんなで助け合わないかん、そういう
気持ちを醸成するというのも、こういうところの数値を上げていくということにつながっていくと思いますので、コミュニティ・スクールはもちろんですけれども、そういった
学校は
地域の中にあるという視点を持ってそれぞれの
学校は取り組んでいく。そのことを
子どもたちにどうつながっているかということもちゃんと教えてあげないと、これは
地域のこういうところに関わるよねということを言ってあげないと、こういう視点というのは育っていかないんだろうなというふうに思っていますので、そういうことはまた
教育委員会からもそれぞれの
学校には発信をしていきたいというふうに思っております。
○
江原 委員長 田中こう
委員。
◆田中こう
委員 部長言われるとおりだと思います。だから
子どもの
回答だけじゃなくて、そこを親、家族、
地域が意識させていくという
取組をしていかないと、ここが上がってこないということですね。だから、
地域の
行事に参加しているのに、参加しているつもりがない、ここに
数字として上がってこないというのもたくさんあるんじゃないかというふうに思いますので、そういうのも我々も意識していかなあかんなというふうに改めて感じました。
それから、
最後に一つなんですけど、少しずれるかもしれませんが大いに関係するとは思うので、朝御飯を食べる食べない、あるいは何時に寝ているか起きているかというところで、前々からちょっと気になっている
中学校の朝の部活動、朝練をどう考えるかなんですね。やはりどんどん
子どもの寝る時間というのが少なくなってきているんじゃないか、夜型になってきているんじゃないか、
学校以外の習い事をたくさん行っていて、帰る時間が9時、10時、そこからまた
勉強してお風呂入って12時、1時という中で、本当に朝練というのがずっと今までどおり続けられているということに若干疑問を感じたりもしているんですね。僕は必要だと思う側面と、
学校の先生の多忙化とかいろんな事情、
子どもの育ち、もちろん一番は
子どもの成長にとって寝る時間を減らしていくのがいいのか、そういう議論というのがされているのかな。どうなんでしょう。
○
江原 委員長 平野
学校教育課長。
◎平野
学校教育課長 朝練も含めてなんですけれども、部活動に関して、昨今、
宝塚で起こった重大な事案が部活動に絡んでいると。
中学校の中で起こっている事案ということで、部活動改革をしっかりとしていかないといけないと私たちもしっかり思っています。今現在、一つの
中学校をモデル校にしてはいるんですけれども、朝練を行ったときと行っていないときと、
子どもたちの
生活習慣であるとか、今もおっしゃっていただきました朝御飯を食べてこれたか、これなかったかというところも含めて、今のところはこの一年通して確認をしていきながら、
子どもたちにアンケートを取ったりして確認をしていきながら、朝練習の有効性みたいなものを考えていきたいなとは思っています。ただ、朝練習が全て悪いというわけではなかなかないというふうには思うんです。というのは、例えば朝練があるから
子どもたち朝起きて
学校に行けるという子も実はいるんですね。ですので、朝御飯を食べてというところでいうと、もちろん朝余裕があるほうがいいかとは思うんですけれども、そういうところも含めて部活動のことに関してはしっかりと改革していきたいと考えていきたいと思っています。
○
江原 委員長 田中こう
委員。
◆田中こう
委員 そうですね。僕も何人かのお母さんにいろいろと聞いてみると、今
課長言われたように反対と賛成と割と拮抗するんですよね。朝練あったほうがいいという。やっぱり育ちというところをきちんと話せたら、そうよねと言われる親御さんもいらっしゃいます。もちろん
学校の先生が、うちの地元の
中学校の場合やと、やっぱり顧問の先生がそれぞれに朝出てくるという仕組みもどうなのかなと。例えばグラウンドでしたら何人かの先生で対応できるようにする。割と自主練しているクラブのほうが多いのかなというふうに聞いていますので、そういう体制の問題であったり、何よりも、繰り返しになりますけど
子どもの育ちにとってどうなのかというところを中心に今後も研究検討してもらえたらなと。僕ももちろんあるべきやというところも理解しています。なしにしろという、そういう視点ではありませんので、また研究していただきたいと思います。
以上です。
○
江原 委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 今
課長のほうが
説明しましたモデル校での実践とは別に、学識の先生、それから現場の先生も入っていただいて、
教育委員会のほうでいきいき部活動の検討
委員会というのを立ち上げて今行っているところです。その一環としてモデル校にそういう実践もしてもらったということになるんですけれども、そこでは今言われた
子どもたちが生き生きと部活動をするためにはどんな形がいいのかということも含めて検討していまして、しばらくそういう検討をした上で、一定のこんなのがいいんじゃないかというのをまとめたいというふうに思っていますので、またそれが出たときに見ていただいたりして御意見いただければと思っております。
○
江原 委員長 北野
委員。
◆北野
委員 多くの
委員が言われたこととちょっと重なる
部分もありますが、そもそもこの
学力テストについて、本当に一番最初の頃から
平均値を出すことの意味というのは問われていたと思うんです。これ見たら、まあまあやんと。例えば、
全国よりちょっといいやんと言うと少し安心するんだけれども、全体的なその
部分と、それから最初の
テストのときからそうだと思う、フタコブラクダという
言い方をよくされていました。やはり
平均するのに中が多くてというんじゃなくて、こうなっている。そしたらやっぱり苦手なほうの
子どもたちへの対応というものをしていくことで底上げしていかなきゃいけないな。上のほうの子にはさらに応用力をつけていくとかそれぞれあると思いますけど、やはり大事なことは、
学びから逃げている、
学びに向き合おうということの苦手さを感じている
子どもたちへの支援。それで個別最適化とか分かる授業とかいうことがほかの方への答弁でありましたので、そこはやっぱりこの結果から見えてくるものとして大事にしていってほしいなと思うところの意見をします。
それで、何回目になったのか、この
学力テストを、私自身は全体的な
傾向としてある程度分かってきたから、悉皆
調査じゃなくて抽出
調査でいいんじゃないかなという
気持ちはあるんですよ。悉皆するということは全員やるわけだから、この子に合った対応、私に合った対応、この人に合った対応というのが本当はされるべきなんですけど、あまりそこないと思うんですけど、悉皆をやったことへの対応の意味とか、どのようにそれぞれの
学校でされていますか。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 この
全国学力・
学習状況調査が悉皆であることの意味合いという
部分に関して、市として
教育委員会としてどうですというのがなかなか申し上げるのは難しい
部分はあるんですけれども、
先ほどほかの
委員への答弁でも申しましたとおり、各
学校で、
学力だけではなくて、
子どもたちの意識の
部分でどういった変化があるのか。それぞれの
学校の特徴となるような
部分は何なのかですとか、そういった
部分を今後の
学校教育にどう生かしていくのかという
部分の経過が見れるという意味では非常に意義はあるというふうには話しております。今回、
平均正答率というものをこのたびお示しはさせていただきましたけれども、何も
数字のことを大事だというふうに
教育委員会としても言いたいわけではありませんで、
調査の目的にもありますとおり、この結果を分析していく中で、
教育委員会の分析というものを参考にしていただく、そして各
学校のそれぞれの分析をして深めていただく中で、じゃ、これからの
教育活動は何をしていったらいいのか、どういったところに生かせたらという、そういったものにしていただきたいというのが本当に一番の思いであります。そういったところが見れるという意味では意義があるというふうには感じております。
○
江原 委員長 北野
委員。
◆北野
委員 その意義はやはりきちんとつくっていかなかったらあまりあれないと思うので、個別の
子ども、
生徒の
状況にやはり向き合っていくということを、これをきっかけにしてもらったらいいと思うし、
自分の思いが出せていけばいいと思うんですけど、
傾向の中でおっしゃっていたスマホ依存の件。
ゲームとかの4時間以上のこと、こういう
データをやっぱり投げかけていくことで、
児童生徒とか
保護者とかにも自ら考えてみる、さっきeスポーツのことありましたけど、
小学校6年生、中3の子の
調査で、eスポーツをやっているから何時間やってもいいという議論はちょっと横に置いておいて、やはりそこで長い時間そこにすることの影響が、例えば
生活であったりとか
学習とかに、多分睡眠とか影響が現れているんじゃないかという、その次のこと。やっぱりいい影響をしていく、健全な成長のためには、ちょっとここで抑制しなきゃいけないんじゃないかというのをみんなで考えていけるような、そのようなきっかけにしたらいいと思うんです。だから個人個人で、それぞれの御家庭でも、あるいはそういうようなこと
保護者とか苦労している人もあると思うけど、やはりみんなに投げかけたらいい、結果としては4時間以上の人こんなにいますよ、どう考えたらいいでしょうねという投げかけしてほしいなと思います。これやっぱり今の社会の問題やと思うしね。テレビ見ていても
ゲームのコマーシャルとかすごく多いじゃないですか。私ら分からへんけど、やっぱりそこでの影響力がすごいので、このことは
傾向として考えてほしい。
それから、もう一つは
国語の読解の問題、あるいは時間の配分の問題であるとかこんなんもあるけど、やっぱり記述式の問題ということに対応するような読解力、また書く力というようなものがこれからの
学習の大きな
課題にしていけばいいのかなと思うし、もし問題に慣れていないという、例えばさっきの結果あったじゃないですか。時々やっぱり
解答用紙とこっちを別にする練習するとかね。もちろん
学力テストのための練習をするわけじゃないんだけれども、様々に対応できる能力をつけていくためにはそういうこともしていって、全体見てあれしようねとか。どうしても
最後の問題そうなるんやったらというふうな、具体的な解決策を示していけるのかなと思います。
もう一つは、
地域の
行事の参加。私も思った、これ大人の責任ちゃうと。
子どもの
学力テストの結果の中に、
地域にあまり参加していませんというのは、これは
地域の問題であって、中3の子が本当に参加しやすいような
状況になっているのかなとかね。あるいは、
コロナ禍で今
地域清掃とかもないしね。やっぱりでも本当に
子ども会も物すごくなくなっていますやんか。これはやっぱり別の形の中でのアプローチは、
子どもの
生活というよりも部長おっしゃったように考え方として、
地域の人に来てもらって一緒にやっていることがこれに参加やでというようなあれもあると思うけど、これはまた市で考えてもらうべきかなと思っています。
最後に一個だけ、この
質問で終わりたいと思っていますけれども、私、悉皆
調査じゃなくて抽出
調査でいいんじゃないかというのは一貫して思っているところなんですが、この
調査については悉皆といいながらそもそも全ての
児童生徒が参加していませんよね。参加していない児童、不参加の
子どもについての対応について
最後お伺いしたいと思っているんです。
状況的には、私は、
学力的にこれを独りで
回答することができない力の
子どもさん、あるいは登校できていない
子どもさんとか、そういう方たちへの対応こそが本当に必要やなと思っているし、
先ほどあったけどフタコブラクダの下のほうの子を参加させないような
状況になっていけば何ぼでも
平均って上がっていきますのでね。そういったことへの対応がすごく大事やと思うんですが、そこだけお伺いして終わりたいと思います。
○
江原 委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 今
委員がおっしゃられた、この
調査自体を参加ができなかった
子どもたちに対してという
部分ですが、当日欠席された児童ですとか、もしくはほかの先生が横について指示をしてあげないとなかなか答えることが難しいという
児童生徒も当然いるかというふうに認識しております。欠席した
児童生徒に対しては、もちろん当日にこの
回答というものを回収することがなかなか難しいですので、結果の
数字の中に反映するということは難しいんですけれども、もちろん問題冊子というものは提示はさせていただいて、後日
回答したものを受け取って、
学校のほうで答えが出てきますので、それで採点をしたりですとか、そういった個別対応を取ったりですとか、もしくは、なかなか独りで答えることが難しいですとか、問題を読み解いてあげなきゃ難しい
子どもに対しては横にサポーターの人がついて
回答するといったような、そういった措置もそれぞれの
学校で取られているというふうに認識しております。
○
江原 委員長 北野
委員。
◆北野
委員 本当に一部の子を省いての悉皆
調査なので、本当にそうじゃなくても抽出でいいなとやっぱり思いました。これ意見で終わります。
○
江原 委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 北野
委員のほうからも、
先ほどスマホのことで、こういうのをきっかけにという話がありました。私たち
教育委員会のほうも、社会総がかりで
子どもを育てるということ。
学校の責任は当然ありつつ、
学校だけではない
地域の方々、それから社会も含めて
子どもを育ててもらいたいというふうに思っていますので、まさにこういう結果については多くの人に見ていただきたいんです。ホームページでも今公開していますし、見ていただいて、連絡先も後ろに書いていますので、意見があればそれをいただきたいというふうにも思っています。やはりきっかけとして、これは大人の問題、これは一緒に考える問題ということを受け取った一人一人の人が考えていただく材料にしていただきたいというふうに願っております。
○
江原 委員長 ほかに質疑はありませんか。
川口
委員。
◆川口
委員 ほかの
委員と重なる
部分もあるので、違うところだけ確認させてください。
去年は
コロナで中止だった。その前の2019年度、中3の英語の
教科はあったと思うんですけれども、今回に関しては、1ページ見ると
教科に関する
調査、
小学校、
国語、算数、
中学校、
国語、
数学で、英語は実施していないということですか。その中で、英語への関心等というところで2ページ。
教科の
テストはないけれども、関心を聞く
項目はあったということ。
小学校5、6年も多分
教科として始まっていて、年間70単位、大体週2コマ程度を新
学習指導要領で実施していかなくちゃいけない。それが多分
コロナ禍にあってちょっと大変なんだろうなということはもちろん理解しているんですけれども、現状として1点だけ確認したいのが、年間70単位というのは、今
宝塚市きちんとできているんでしょうか。
○
江原 委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 70単位は国から標準時数というふうには聞いていますけれども、どこの
学校も、昨年については臨時休校がありましたので、1割減というところまでは。ただ、履修内容を全部終わるということは
学校のほうには伝えておりますので、今年については順調に行っております。
○
江原 委員長 川口
委員。
◆川口
委員 理解しました。
あともう一点なんですが、5ページの上のところの表なんですけれども、吹き出しマークをつけていただいて、多分
教育委員会のほうでも改善が必要だなというものとして認識されていると思うんですが、主体的な
学びに向けた授業改善が必要というところで、このあたり、主体的で対話的で深い
学びというところについては
全国的にもしっかりやっていかなくちゃいけないし、このあたりがこれからの時代生きていく
子どもたちに必要な
部分だと思うんですけれども、授業改善が必要、具体的に何か考えていることとか計画とか、こういったような研修をするとかというのがあるのでしょうか。もし難しかったらいいんですけれども、このあたりすごく大事だと思うし、通知表の評価の観点というのも変わってきていると思うんです。今まで四つの
部分、知識・理解、技能とか、思考、関心・意欲・態度という四つだったのが、今度三つになって、3番目のところに主体的に
学習に取り組む態度というあたりが通知表の評価の観点に加わっているので、このあたりというのは私も
質問で取り上げているんですけれども、校則のことであるとか、
自分たちの
学習の意欲とか
生活のことを考える
部分ですごく大事な
部分になってくると思うので、しっかり
教育委員会としても各
学校のところ、動きというのを見ていただきたいかと思います。
以上です。
○
江原 委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 今の主体的にというところの
取組なんですけれども、
教育委員会は、国の方針が変わる、それから重点的にこれをというようなときには、必ず現職研修会の中にそういうものを取り入れて、先生たちにきちんと伝えるということがまず一つあります。あわせて、それぞれの校内研究というのがありまして、
小学校では
教科を決めて、
中学校ではいろんな分野あると思うんですけれども、そういうときに、今言われた
子どもの主体性というところを1時間の授業のどこの観点で見るかというところが注目されています。だから、
学校でやるときも、そういうところが、たくさんの子が手を挙げたら主体的なのか、それとも一人一人、手を挙げないけれども黙々とそれに向かっている子が主体的なのか、そういうところを、表面的なことだけで判断しないような目を持つ、そういう教師でないといけないという研修は、それぞれの
学校の中にも散りばめて入れていただいています。あとは日々の実践の中でそれを磨いていってもらうということになろうかと思っております。
(
委員長交代)
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 ちょっと私のほうで基本的なことをもう一回確認したいんですけれども、去年、おととしの
宝塚市としての結果公表よりは、
数字が入ったり、より具体的なものが見えるようになったというのは聞いているんですけれども、まずこれ
質問紙調査結果の2ページの69問の
質問項目、
横田さんのように全部見ていたらいいんですけれども、ちょっとホームページで見れなかったので、69問の
質問項目ということが書いてありますが、これ例えばどういうふうに数えたらいい。そこに
質問項目、
国語の
勉強が好きですかという、これだけが1
項目なんですか。
○川口 副
委員長 橘学校教育部長。
◎橘
学校教育部長 一つ一つの
設問あります。その下に。それが一個一個になっていますので、
国語への関心等で四つというふうに見ていただきますと、4ページまでで30
項目の分を今回こちらのほうに掲載させていただいております。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 そうやろうなとさっき数えていたんですけど、大体半分ぐらいの
項目をピックアップしてもらったということなんですけど、これは来年度以降への要望はあるんですけど、これはある意味では
概要版なんですよ。そういう意味では
教育委員会としてこうですと考えたので、こういうふうに差がないものを中心にと言われているけれども、一応
概要版でこういうものが。結果
概要と書いてあるとおり
概要版。
概要版じゃない全編というのを公表するという考え方はありますか。
○川口 副
委員長 橘部長。
◎橘
学校教育部長 これまで見ていただいたこういうもので公開してきました。昨年はなかったんですけど、今回こういう形に少しずつ変化をさせていっています。今
委員から言われました御意見も含めて、またこれは
教育委員会のほうで検討して、
教育委員会の会議のほうでも意見をもらいながら、どういう形がいいのかということは考えていきたいとは思っております。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 それと、これは今年の
調査。ほかの
委員からも出ているように去年どうだったか、おととしどうだったか、3年前はどうだったか。結果、それによってこういうふうに上がってきたのか下がってきたのか、
傾向性がこれだけでは見えない。多分
皆さんのお手元にはそういうのがあって、過去こうやったからこういう上がり調子や、これはちょっとあれだというようなことがあるので、これは各個人の議員側がちゃんとそれは見とけばいいという考え方もあるけれども、過去との比較みたいなものも、全部の
項目とは言いませんよ。これこそ、ここは気になるんだというところだけは、過去の二、三回分含めて、こういう
状況なんですと。
宝塚市独自の推移はこうなんですと。
全国と比べてもこうなんですというところまで出てきたら、それは
概要はつかめる。まさしく
概要がつかめるなと思いますけれども、来年に向けてやで。今すぐにということを言っているわけじゃないんだけど、どうですか。
○川口 副
委員長 橘部長。
◎橘
学校教育部長 委員が言われることはもっともなことというふうに思います。これ
質問紙のところ、69
項目なんですけど、毎回ちょっと同じものもあれば違うものもあったりします。新たに加わるもの、なくなるもの、聞き方が違う、ニュアンスは似ているけどちょっと違うというようなものがありますので、そういったもので単純に比較はできないような内容になるかもしれませんが、今回はこれお出ししていますので、次回はこれと来年の分、もしあれば比較ができるような。恐らく大きく
項目を変えることはない。そうしないと経年変化が分からないと思いますので、そういったものも一緒に見ていただきながら、また御意見いただければというふうに思っております。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 それと、
先ほどもほかの
委員から出ておりましたけど、
平均の
数字じゃなくて最低点と最高点。分布までは無理にしても、最低点は何点やった。最低ポイントと、最高がこうで、
平均がこうだというものを出してくれると、それも
概要でいいんですけど、そういうようなものも含めて出せないのかなと思っていますけど、どうですか。
○川口 副
委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 最低点、最高点というお話なんですけれども、
子どもたちには一人一人
調査票というものが実は
調査の後配付されて、
自分が各
調査で何点を取ったのかということは分かります。ですので、その
調査の最高点、最低点というものが公開されることによって、
自分がその点数だったですとか、最高の点数だったとか、そういったところまで
子どもたちに分かってしまうことになるわけですが、それは今回のこういった
調査の趣旨とはちょっと違うかなというふうに感じております。あくまで
子どもたちが
自分自身の
学習の
状況というものを把握して、今後の
自分自身の
学習に生かすことであったりですとか、そういったことを目標としている
調査というふうに捉えておりますので、最高点、最低点というものを示すことは考えておりません。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 教育委員会は、それは分かっているわけ。
○川口 副
委員長 山口副
課長。
◎
山口 教育研究課副
課長 教育委員会としてはもちろん把握しております。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 だから、
先ほどの
委員からも出たように、どういう分布なのかは
教育委員会は分かっているわけやから、
平均点で我々は見るにしても、
教育委員会はこの分布を見て、ここを力を入れなきゃいかんなということを、やっぱり
教育委員会として
学校現場に対してある程度の結果を、方向性を示してあげたほうがいいんじゃないか。
学校に任せます、
皆さん考えてくださいというような答弁のようにさっき聞こえたから、それは意味がないな。せっかくこの
調査をやっている意味がないと思って聞いた。
皆さんはちゃんと全部
データを捉えているのであれば、ここがやっぱり力を入れて、この
教科はここを力を入れるべきだと、
学習意欲についてはこれを注意すべきだとか、
生徒指導はここを頑張んなきゃいかんなという
部分は見えてくるのであれば、それはしっかりと、
宝塚市の
教育全体をレベルアップするにはこれをということを校長会等でやっぱりやるべき。先日校長会に発表したらしいけど、そのときにそういうような話までは受けましたか。どうでしたか。
○川口 副
委員長 橘部長。
◎橘
学校教育部長 先日はこういう
概要が出たということで、この中身については
教育研究課のほうから
説明いたしました。私のほうも冒頭で少しこれに触れて、
学校としてこういう方向性を持ってやってもらうということも一つ踏まえてほしいという話もしました。今
委員がおっしゃったように、
先ほど二極化しているという話があって、そういう
学校もあれば、一つの山というような
学校もあります。ですので、一概に二極化していますというようなことでは
説明がちょっとしにくい
部分がありますので、そこはそれぞれの
学校ごとに出ている結果がありますから、市としてはそういう二極化がある
学校もある、そこがやっぱり二極化で
勉強に興味関心があまり向かないとか、なかなか
学力に結びついていないというところは何とかしていかなあかんという話はしていきますけれども、あとはそれぞれの
学校で
自分のところはどういう曲線を描いているのか、分布なのかというところを見て、一つだったら一つなりのやり方、二つだったら二つなりのやり方というところを見てもらいたいなというふうに思っています。そこに対する現場からのいろんなオファーがあれば、
教育委員会は十分支援はしていきますし、
学校のほうが困らないように、やりたいことができるようにしていくのが
教育委員会の役目かなというふうに思っております。
○川口 副
委員長 江原委員。
◆
江原 委員 分かりました。その辺、当然
学校ごとに分布は違うでしょうから、それを校長さん等が理解した上で、
学校教育部長の話を受けて、うちは、じゃ、これを頑張ろうというふうに、そういう意識づけを与えて校長会で言ってもらうという流れをつくっていかないと、
調査やりました、結果出ました、よろしくでは困るわけですから、その辺はやっぱりいろんな、このフォローとしてこういう会議を設けて、その結果、また来年これをやるまでにというのか、途中で2月、3月頃でまたその辺を、今度に向けてどうなんだろうと分かるぐらいに、そういうふうにしていかないと、1年やってみてまた駄目だった、またやって回したらまた駄目やったというような、PDCAが回っている意味ではないわけですから、そういう意味では違うので、大分具体的にいろんなものを公表していただくようになったのは大分進んできましたけど、今度はそれを受けてどうするか。過去と比べてどうするか。弱いところ、いいところはどう伸ばすかという
部分、具体的に、
教育委員会として
学校現場としてやっていくのは当然ですけど、議会として、
文教生活常任委員会としてはその辺もしっかり、こういう報告をいただくからにはその辺もチェックしながら、逆に
皆さんに教えてもらう
部分と、逆に提案をする
部分が出てくると思うので、毎年の大きな一つのテーマとしてその辺はしっかり取り組んでほしいなと思っております。よろしくお願いします。
私のほうからは以上です。
(
委員長交代)
○
江原 委員長 ほかに質疑はありませんか。
(「ありません」の声あり)
それでは、「
令和3年度
全国学力・
学習状況調査 宝塚市の結果
概要について」はこの程度とします。
以上で、本日の
所管事務調査を終了します。
次に、その他ですが、何かありますか。
(発言する声なし)
それでは、これをもちまして本日の
文教生活常任委員会を閉会します。
御苦労さまでした。
閉会 午後 2時20分...