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平成25年度予算特別委員会−06月11日-01号

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  1. 宝塚市議会 2013-06-11
    平成25年度予算特別委員会−06月11日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成25年度予算特別委員会−06月11日-01号平成25年度予算特別委員会   開会 午前 9時30分 ○三宅 委員長  おはようございます。  ただいまから予算特別委員会を開会いたします。  開会に当たりまして中川市長から発言の申し出がありますので、お願いいたします。  中川市長。 ◎中川 市長  おはようございます。  予算特別委員会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  さきの市長選挙におきまして、市民の皆様から御信託を賜り、再び市長として2期目の市政運営をスタートするに当たり、最初の補正予算となります。  これまで「命を大切に、支え合いのまちへ」を市政運営の基本理念に位置づけまして、さまざまな取り組みを進めてまいりましたが、引き続き、この理念を基本として、新しい時代に向けて大きく躍動するまちづくりに全力を挙げて取り組んでいきたいと考えております。  本市の財政状況、相変わらず厳しい状況ですが、こうした状況の中で、夢に向かって躍動するまち、持続的に発展するまち、命を大切にする支え合いのまち、これらを市政運営の基本方針として、公約の実現に向けて、今回の補正予算においては、速やかに取り組んでいく必要があるものや、また地域の元気臨時交付金などの国・県の支出金を活用した事業を編成いたしました。これらにより、一般会計の予算総額としましては、当初予算の711億円にさきに議決いただきました補正予算(第1号)と合わせて6億4,664万3千円を増額いたしまして、717億4,664万3千円となりました。引き続き、23万市民の皆様が幸せを実感できるまちづくりのために全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。  委員各位におかれましては、慎重な御審議をいただき、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げまして、御挨拶といたします。  ありがとうございました。 ○三宅 委員長  次に、審査日程等について、本委員会の審査は本日とあすの2日間となっております。本日は議案に対する質疑を行い、あすは総括質疑を行うこととなります。なお、2日間とも中川市長に御出席いただけるとお伺いしております。  本日の質疑については、歳出の款ごとに審査をしてまいりますが、款2総務費については、多くの新規事業があるため、まず各新規事業ごとに質疑を行い、その後、総務費のその他の事業について質疑を行うこととします。款3民生費以降はそれぞれ款ごとに一括して質疑を行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、議案第64号、平成25年度宝塚市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  まず、当局から説明をお願いします。  上江洲企画経営部長。 ◎上江洲 企画経営部長  おはようございます。
     それでは、まず薄いほうの冊子、補正予算書の7ページをお願いいたします。  議案第64号、平成25年度宝塚市一般会計予算(第2号)につきまして御説明いたします。  まず、第1条の歳入歳出予算の補正でありますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6億800万円を追加いたしまして、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ717億4,664万3千円とするものであります。款項の区分ごとの補正金額につきましては、次の8ページが歳入、そして10ページ、11ページが歳出という形になります。  続きまして、12ページでございますが、第2表債務負担行為補正では、追加分として上のほうから産業振興方針策定等支援業務委託料、限度額としまして422万1千円、その下、新ごみ処理施設整備基本構想策定業務委託料800万円、そしてNTN株式会社宝塚製作所跡地取得事業費28億7千万円をそれぞれ追加いたします。  その下、変更分ですが、宝塚市都市開発公社事業資金に係る債務保証の限度額を、補正前の56億円から補正後につきましては64億4千万円に8億4千万増額をいたします。これは、NTN株式会社の土地取得に伴う債務保証の変更であります。  続きまして、14ページの第3表地方債の補正であります。上段、廃止の表ですが、まず農業用施設ため池整備事業費につきましては750万円を、その下、幼稚園施設整備事業債につきましては1億5,640万円の限度額をそれぞれ廃止いたします。下段の変更の表ですが、まず上、ほ場整備事業債の限度額につきましては3,100万円から補正後、15ページのほうですが2,020万円、1,080万円減額をいたします。そして、下のほうの道路橋りょう整備事業債ですが、限度額を1億9,660万円から2億2,160万円、2,500万円増額をしようとするものであります。  それでは、具体的に歳入歳出補正予算の内訳について御説明を申し上げます。  今度は分厚いほうの冊子をお願いいたします。補正予算説明書であります。  まず、歳出予算のほうから新規事業を中心に御説明いたします。28ページをお願いいたします。  まず、款2総務費、項1総務管理費の一番上になりますが、目1一般管理費につきましては、右端の説明欄になります。人事管理事業におきまして、市職員の給与のあり方に関する懇話会委員謝礼として34万9千円を計上しています。続きまして、下のほうに2つ飛びまして目8の企画費では、右端説明欄ですが、企画調整事業におきまして、政策アドバイザーの報酬として149万8千円、さらにその下、市制60周年記念事業におきまして市制60周年の記念誌制作等謝礼などを1,031万1千円、そしてその下、産業振興事業につきましては産業活力創造会議委員報酬など59万9千円を、そしてその下ですが、NTN株式会社宝塚製作所跡地利活用検討事業などとして339万6千円を計上しております。  次に、一番下のほうの目11交通対策費でございますが、新たに月見山、長寿ガ丘の地域公共交通導入支援事業としまして、計画策定業務委託料などとしまして700万円を計上しております。  続きまして30ページをお願いいたします。  一番上になりますが、目12協働推進費では、右端説明欄ですが、新たに国の緊急雇用就業機会創出事業におきまして協働促進事業臨時職員賃金としまして120万円、その下、協働促進事業におきましては協働のまちづくり促進委員会委員報酬などを78万1千円、それぞれ計上しております。そしてその下、2番目の目13文化振興費では、新たに、文化振興事業において宝塚市民文化芸術振興会議委員報酬としまして60万6千円を計上しております。その下ですが、目16手塚治虫記念館費では、手塚記念館開館20周年記念事業において、足元サイン制作設置工事費などといたしまして825万3千円を計上しております。さらにその下、一番下ですが、目19諸費では、市制60周年記念式典等の事業としまして、準備経費になりますが100万円を計上しております。  飛びまして、34ページをお願いいたします。  款4衛生費、項1保健衛生費、上段の表の2番目にありますが、目8の環境保全対策費であります。説明欄ですが、基金管理事業におきまして再生可能エネルギー基金積立金として2,520万円を、その下、再生可能エネルギー導入推進事業におきまして再生可能エネルギー推進審議会委員報酬費として33万9千円を計上しております。  下段の表ですが、項2清掃費、目4塵芥終末処理場費では、新たに新ごみ処理施設整備調査研究事業におきまして新ごみ処理施設整備基本構想検討委員会委員報酬などを98万8千円、その下、基金管理事業におきましては、新ごみ処理施設建設基金積立金としまして4億5,444万4千円を計上しております。  続きまして、少し飛びまして38ページをお願いいたします。  款7商工費、項1商工費の一番上になりますが、目2商工業振興費につきましては、説明欄ですが、緊急雇用就業機会創出事業におきまして、宝塚ブランドPRアンテナショップ運営業務委託料といたしまして1,800万円を計上しております。その下、目3の観光費では、2つ目ですが、宝塚歌劇100周年記念事業におきまして宝塚歌劇100周年記念事業補助金などを595万6千円計上しております。  次に、40ページをお願いいたします。  款8土木費、項2道路橋りょう費、上から2つ目にありますが、目7の道路橋りょう照明費では、説明欄です。街路灯管理事業におきまして街路灯のLEDの借り上げ料を845万円計上しております。  以上、歳出予算につきましては、このほかには地域の元気臨時交付金などの国・県支出金を活用した事業を別途計上しております。あわせて、平成24年度の国の補正予算の関係で、前倒しということで24年度の3月補正に計上したものにつきまして減額を今回させていただいております。  次に、歳入予算につきまして御説明をいたします。  20ページをお願いいたします。  歳入予算の主なものつきましては、2段目の表になりますが、款15国庫支出金、項2国庫補助金では、右端説明欄を見ていただきますと地域の元気臨時交付金ということでありますが、まず1番目の目1総務費では国庫補助金として5,229万円、そして目3の衛生費でも6千万円、そして目5の消防費におきましても4,700万円、さらに目6の教育費は、次のページになりますけれども、社会教育費補助金として2,008万4千円、節6の保健体育費補助金につきましては2,070万6千円ということで、以上、地域の元気臨時交付金につきましては5件合わせて2億8万円を計上しております。  続きまして、22ページのほうをお願いいたしますが、下段の表になりますが、款16県支出金、項2県補助金では、これも2つありますが、目1のほうでは説明欄真ん中、緊急雇用就業機会創出基金補助金が120万円、そして目5の商工費でも1,800万円、合わせて、2件ですが1,920万円の緊急雇用就業機会創出基金補助金を計上しております。  続きまして、24ページをお願いいたします。  真ん中の表になりますが、款17財産収入、項2財産売払収入、目1の不動産売払収入では、不動産の売払収入について3,516万6千円を増額しております。その下、款19繰入金、項1繰入金では、右端説明欄の一番上、財政調整基金のとりくずしにつきましては800万円を積み戻す、つまり取り崩しをやめるというような形で計上しております。そして、2つ目の公共施設等整備保全基金のとりくずしにつきましては3億5,444万3千円を、そして一番下、環境基金のとりくずしにつきましては1億2,500万1千円を、それぞれ取り崩しで増額しております。  続きまして、26ページをお願いいたします。  2つ目の表になりますが、款22市債、項1市債では、右端説明欄、道路橋りょう整備事業債につきましては2,500万円を増額いたします。そしてその下、幼稚園施設整備事業債につきましては1億5,640万円を減額いたしております。  以上、歳入予算につきましては主なものは以上でございますが、このほか、国の補正予算対応としまして、24年度の3月補正に前倒しして計上した事業費の特定財源については減額をいたしております。  以上で議案第64号、平成25年度宝塚市一般会計補正予算(第2号)の御説明を終わります。よろしく御審議をいただきますようお願いいたします。  以上です。 ○三宅 委員長  説明は終わりました。  それでは、質疑に入ります。  なお、質疑の際は、対象となる予算書、予算説明書のページや事業番号を前もってお知らせいただきますようお願いいたします。  総務費の質疑に入ります。  まず、人事管理事業、市職員の給与のあり方に関する懇話会委員謝礼に関して質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  もうたびたび申し上げている話で大変恐縮なんですが、この間の代表質問のやり取りの中で、スピード感を持ってという中で、これが懇話会をされてしまうと来年の3月以降、早くてもという形になるような御答弁をいただいたんですが、そのような計画ですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  市職員の給与のあり方に関する懇話会のスケジュールでいきますと、今回の補正予算を議決いただきました後、8月の広報紙のほうで市民公募の委員を決めていくと。そういった中で、残りの委員さんとあわせまして会議のほうは9月から11月ぐらいまでの4回を開催させていただくということになろうかと思います。その懇話会からの意見を受けまして市の方針を決定して、必要があれば組合と協議をしてということになりますので、条例改正等がもし必要ということになりましたら早くて3月議会提出ということになろうかなと思いますので、実際の施行といたしましては4月以降ということになろうかなというふうに考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  きのう財政見通しが出されました。これを見ると随分下方修正をされておりまして、当初、平成25年度が1億8,900万の赤字、今回出された分に関すると5億6,400万に随分下方修正されておると。その辺について御説明いただけますか。 ○三宅 委員長  上江洲企画経営部長。 ◎上江洲 企画経営部長  済みません、もう一度質問の趣旨を確認させていただきますが、25年度は収支不足が5億6,400万というのが今回の6月の財政見通しになりますが、これが前回、24年10月の財政見通しでは、25年度の収支不足は1億8,900万、これふえた理由ということでよろしゅうございますか。                  (「はい」の声あり) ○三宅 委員長  浅井財政課長。 ◎浅井 財政課長  5億6,400万ふえた理由でございますけれども、この部分につきましては財政調整基金の取り崩しがございまして、当初予算につきましてもつむぎ寮の分、逆瀬台1丁目の土地になりますけれども、こちらのほうの財源といたしまして財政調整基金を取り崩していますが、新しい事業に取り組んだということで、その遺産の処理という形で受けております。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  既に赤字を見込んでおられる中で追加で3億7,500万円下方修正されたと。今御説明ありましたけれども、理由はともあれ財政が悪化するのは間違いないと。その中でスピード感を持って財政運営をするというように使命を放棄しているんじゃないか、そんなふうに思うわけで、ことしの収支をどうしていくかという中で、ことしはもう何もさわりませんと、5億6,900万赤字を出しますと、そういうような宣言をされているような気がしてしようがないんです。この懇話会を設けることによってそのスピード感がますますおくれて来年の4月でもまだわからないというような中では、なかなかお認めすることはできないなというような感じがするんですが、その辺いかがでしょうか。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  財政見通しですが、できるだけ速やかに策定して発表させていただきたいということで、この予算委員会に間に合うようにということで策定をいたしました。その中で、今お手元のほうに御配付させていただいておりますけれども、この表の中で24年度の部分が決算見込みということになっておりますが、おおむねこれで決算が合うているのではないかなと思っております。その数字の一番下のところにVの行があります。一番最後に云々の収支差引額というところありますが、ここで8億4千万円ということで、現在のところ24年度の決算見込みは8億4千万円の実質黒字が確保できるんでないかなと思っております。その額、この数年間黒字を確保しておりますが、その部分については法定のルールがありまして、2分の1は財政調整基金に積み立てる、それから残り2分の1は翌年度に繰り越しということなんですが、本市の内規ということで取り扱いとして、その2分の1についてはクリーンセンターの新炉建設用の準備金に充てようということでこの数年運用をしております。そのルールでいきますと、8億4千万円の半分、4億2千万円については財政調整基金が現在の予定額よりもふえるということで、54億円程度になるんじゃないかなと思っております。それから、残り4億2千万のうちの2分の1、2億1千万円については、今回新しくつくります新炉のためのクリーンセンターの準備基金のほうへ積み立てようという予定です。  したがって、残りの4分の1になります2億1千万円については、今年度、翌年度ですから25年度の収入として入るんですが、現在、予算上も決算がつきませんから予算のほうでも計上しておりませんし、今回の財政見通しの中でも、ここの収入のほうのDの欄、その他の収入の1番目の繰越金のところに計上するのが本来ですが、今のところゼロで入れております。  ということで、2億1千万円については次の財政見通しの中では入ってくるということで、その部分はくくりができるのではないか。そういたしますと実質差し引きが3億5千万円程度でございますので、これについては今後、9月補正、12月補正等の補正の中で、あるいは年間の予算執行、現在ついております予算についての執行管理を適切にやることによって縮減、圧縮を図って黒字化を目指すという取り組みが、従来からも何とか運用しながら進めてきております。23年度も24年度もそういうことで、夏の段階での財政見通しでは少し厳しい状況なんですが、何とか頑張って、年度末の決算月には実質については財政調整基金を取り崩さない、いわゆる収支のバランスを保った財政運営をしていくということで、今年度についてもその方向で頑張っていきたいということでございます。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  頑張られるのは頑張られる、繰越金が入っていないというのはよくわかりますけれども、要は姿勢の問題を私は問うているわけです。財政需要がたくさんあって、来年100周年、60周年、いろんな事業しながら、また更新費用などごみ処理施設を初めたくさんの財政需要を抱える中で、ことしは削減しませんよというようなことを言われているような気がしてしようがない予算取りだなと、懇話会をつけて来年の3月にされるということは。ただ、一番行財政改革の中心をなす給与の体系をなぜそう先送り先送りにしていくのかというようなことが私、すごく不満でございまして、何ぼ御説明をされても、ことしその懇話会を設置して来年の3月以降にしか削減をしていかないという姿勢自身に対して非常に反対をしているわけで、これは、よく説明をされても、一般の市民の方が見られて削減の努力もない、しかしやることはたくさんあると、あれも買うこれも買うと、これはちょっと許されへんのじゃないかなというふうな姿勢の問題を問うているわけでございます。  これ以上私、質問しても同じような答弁が返ってくるんでしょうから、これ以上質問はやめておきますが、ぜひ、懇話会の部分、懇話会をつくって来年の3月議会に出すというそのスケジュール自身をちょっと見直していただきたいなということを御意見として申し上げて、質問を終えさせていただきます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  同じく人事管理、29ページ、市職員の給与のあり方に関する懇談会、これは現在の職種に対しての賃金の見直し、役職手当も含めてだろうと思うんですけれども、おやりになるだけですか。私が申し上げたいのは、障がい者雇用に関する考え方、それから専門職としても今までなかった部分について、前回質問もしておりますけれども、いわゆる総合的なことも考えていただけるのかなということをお伺いしたいんですが。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  こちらのほうの懇話会で議論をいただきますのは、あくまでも今、機構上の給与の原則というのがありまして、情勢適用の原則とかあるいは均衡の原則というのがございますから、その中で市民の方から見て本当に納得のいく給与のあり方について御意見をいただこうというふうに考えておりますので、障がい者雇用でありますとか専門職という部分のあり方というのはちょっと給与のあり方とはまた別なのかなというふうに考えております。  障がい者雇用率につきましては、今年度から地方公共団体2.1%から2.3%に雇用率が引き上げられたということで、私どももその対応ということもしておりますし、また採用の中では、必要な専門職があればそれは適宜、適切に対応なり採用なりしていくということですので、その部分についてはこの懇話会とはちょっと別の議題ということになろうかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  そうかもわからないですけれども、結果的にはここに雇用関係をどうするのか、雇用はどうするのかと入ってくるでしょう、と私は思っています。雇用分野の障がい者差別を牽制するなどが柱の障害者雇用促進法改正案が5日、参議院本会議で全会一致で可決され、5月30日の参議院厚生委員会では、障がい者の意向を最大限に考慮して取り組むことなどの附帯決議も行われたと。衆議院に送られた後、今国会で成立する見通しです。その中で精神障がい者の雇用義務化というのもあるんですが、宝塚市は精神のほうは0.1とか0.4とかやって、知的については全くゼロです。だから、こういう方々の行政職給料表に基づきました給与も決めなきゃいけない。いわゆる雇用に関して差別してはいけないという法律ができてきたわけですから、この辺ちょっと、今言われたこともわかりますけれども、一緒にやらないと難しいんじゃないですかということを申し上げたいんですが、いかがですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  障がい者の給与ということで健常者の方と差をつけるということは一切考えておりませんから、それは、あくまでも職種が行政職給料表の適用者であれば行政職給料表の給与をお出しするということになろうと思っております。  ただ、今おっしゃいました個別法に係ります雇用のあり方については、十分法の趣旨に反しないような対応をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  それは早急にお願いしたいと思います。でないと、違法だと言われても困るし、実はやっていないんだと言われるのも甚だ……。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  懇話会についてなんですけれども、今回、審議会とか委員会とかいろいろ設置されていまして、なぜ附属機関にしなかったのかなというところです。懇話会という名前だからわざわざそういう意図があって懇話会という名前にされているのかと思うんですけれども、なぜ条例設置という形でしなかったのか。変な言い方ですけれども、どこに根拠を求めればいいのかというところがちょっとまだわからないんですけれども、それを教えていただけますか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  今回の給与のあり方につきましては、先ほども申し上げましたように、地方公務員法の中で一定のルールというのがありますから、そのルールの中で御意見をいただきたいということで、あえて諮問、答申というのは好ましくないであろうということで懇話会の設置をさせていただいております。同じように、人事院のほうが今年度に入りましてから国家公務員の給与のあり方に関するやはり懇話会ということで開催をしております。これも附属機関ということではないという形で意見をいただくような形をとっていますので、同じようなやり方で私どもも意見をいただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  そうすると、懇話会自身に一定こっち側のほうから、当局のほうから議題というか、何か投げかけるわけですよね。そのテーマについて話をしてもらうということになるかと思うんですけれども、具体的にどういうことを聞くようなイメージを持ってはるわけですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  具体的にといいますよりは、今の地公法の原則をベースに宝塚の現状が国家公務員と比べて、あるいは人事院勧告と比べてどういう差があるのかないのか、そういったことを給料月額あるいは諸手当について御説明をさせていただいて、それについて御意見をいただこうというふうに考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  そこで出てきた意見というのは、いわゆる専門家に1回聞いてみたというだけのもので、懇話会として何かまとめるというわけではないんですよね。そこで4名委員がたしかいらっしゃると思うんですけれども、委員4名のうちのどなたかが、委員Aの方がこんな意見だった、委員Bの方がこんな意見だった、委員Cの方がこんな意見だった、Dの方はCと一緒だったみたいな、その程度でしかないということですよね。懇話会として、いやこれはこうすべきだという形でまとめるということではないということですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  構成のメンバーは、知識経験者が4名と公共的団体の代表者で3名、それから公募市民で2名、合計9名の委員さんで御意見をいただこうかなと思っています。意見がありましたということではなくて、我々としたら、できたら懇話会としてまとめられる意見があればまとめていただきたいというふうな思いを持っております。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  そうすると、ある程度まとまった意見というものをどういうふうに取り扱うというか、市としてどういうふうに受けとめるというふうに考えておられますか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  せっかく懇話会の委員さんから今、意見をいただきましたので、それをできるだけ尊重したいというところはありますけれども、ただ、その意見が例えば国家公務員と違うような意見であった場合に、本当にそれが均衡の原則なり情勢適用の原則という地方公務員法の原則からいったときに適切なのかどうかという、それは一度我々も検討しなければならないのかなというふうに思っております。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  そうすると、その意見を聞く必要というのはどこにあるのかなとやっぱり思ってしまうんです。原則として地公法があって、それが一番一つの基準であると。その枠の中でいろんな意見を聞いてもらうという形なんですけれども、やることは決まってきますよね、結果的には。一回ワンクッションでなぜ懇話会で意見を聞くということをしなければいけないのかがちょっと見えないんですけれども、一応、予算として少ない金額かもしれないですけれども立てていますから、その分のかけた費用に対する効果といいますか、ある一定必要やと思うんですけれども、なぜ要はこういう形をとらなきゃいけないのかを聞きたいんです。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  今まで給与の決定というのは、第三者の意見なりというのは全く聞かずに、市当局が人事院勧告なり国家公務員の給与改定にあわせて組合と交渉して決定してきたということで、今回、市職員の給与のあり方については初めて第三者の意見を聞く場を設けるということで、やはりいろんな機会あるごとに市民の方あるいは知識経験者の方からの御意見をお聞きして、より市民に納得のいっていただけるような給与のあり方、給与決定をしていきたいというふうに今回思ったところでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、結果的に給与の決め方のプロセスをある程度市民の方に納得していただけるようにしたいという意図はあるというふうに受け取ったんですけれども、ということは、懇話会で話した内容とか出てきた意見とかどういう形で給与を決定していったのかというプロセスをある程度市民に公表しなければ意味がないと、それが目的であるんならやっぱり意味がないと思うんですけれども、この辺のことは言えばやっていくということでいいんですね。
    ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  基本的には、懇話会で会議の公開とか、あるいは議事録の公開というとこら辺はどうあるべきかというのは冒頭で御意見をいただこうというふうに思っておりますけれども、特に職員の個人情報に係りますものは取り扱わないということであれば非公開にする意味合いもないのかなというふうに思っておりますから、できるだけ審議の内容あるいは御意見の内容につきましては速やかに公表できたらいいのかなというふうに思っております。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  会議の中身というのを公表していくということは当然やっていただけると思います。それを受けてどういう形で給与を決定していったのかという、実際に市がこの意見を受けた後、決定に至るまでのプロセスも公開しないと意味がないわけですよ。意見聞きっ放しやんかと言われたら意味がない。その辺、透明性がないのかと言われたら意味がない。ということは、その出てきた意見にどんな意見があって、この意見に関してはこれは違うと市が反論したということはしっかりと出さなきゃいけないし、これに関してはそのときにこういうことはこういうふうに返したというそのプロセスがある程度しっかりと出さないといけない。ほかの委員も思っていらっしゃると思うけれども、ある程度これは宝塚市の職員というのは給料高いんちゃうかということで市民の関心も高い問題ですから、そのあたりのところの決定までのプロセス、市が最終的に決定するところまでのプロセスをしっかりと出して、それがほんまに市民に納得を得られるプロセスなのかどうかというところで見なければ意味がないと思いますので、そこをきっちりとやっていただけたらなと思います。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  懇話会の設置なんですけれども、これ、そもそも国が地方公務員の給料を7.8%引き下げるということを言い出した中での設置と考えていいのか、それとも、いやいやそれとは別に適正化について考えていくというものなのか、その辺どうですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  今回の懇話会につきましては、国の7.8%の削減とは別に、市職員の給与の適正化という観点から御意見をいただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  それと別ということなんですけれども、ちょっと教えてもらいたいんですけれども、実際に地方交付税削減ということ言われていたと思うんですが、それ実施されているんやろか。されているんやったら、その額がちょっとわかれば。 ○三宅 委員長  浅井財政課長。 ◎浅井 財政課長  交付税におきまして、その額は地方財政計画のほうで既に削減されておりますので、本市における影響額は3億1,700万というふうに簡易試算の中で示されております。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  これについては、全国知事会とか反発されていたりしていますし、市長会とかではどういう意見が出ているんでしょうか。やっぱり国が地方の給与についてまで言及して7.8%という具体的な数字まで示してやることについて、全市的なそういう考えというのがわかれば。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それはもちろん市長会でも決議をして、地方はずっと削減をし、人も減らし、もう既に国に先んじてやってきているので、今回のことは強く抗議し撤回を求めるということを決議して、国のほうにも届けております。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  今回の懇話会というのはそれに基づいてということではないということですから、当然削減ありきという議論にはならないだろうと思いますし、今、必ずしも公務員を含めて賃金を下げていくということが世の中の流れやなくて、民間の働かせ方が悪くて民間が低過ぎるというところの議論も当然あろうかと思うんです。その中で公務員の給与というのがその内容と照らしてどうなのかというのはあるんでしょうけれども、民間が低いのに公務員が高過ぎるというような議論は決して今、進んだ議論ではないと私は思うので、一つはその流れの中ではないということを聞いて確認もできましたが、一方で3億1,700万円交付金が下げられていることについては抗議なりしていく必要があるのかなというふうに思いました。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、企画調整事業政策アドバイザー報酬に関して質疑はありませんか。  大川委員。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  いただいた資料のナンバー2なんですけれども、3、助言を求める主な分野というところで(1)から(4)まであるかと思います。ちょっと気になったのが、(2)と(3)なんですけれども、集客戦略などの産業振興分野と市民協働分野ということが書いてあるんですけれども、これ、ほかに出てくる例えば産業活力創造会議とか、それから協働のまちづくり推進委員会とか、審議会ですか、会議なり設置されようとされているわけなんですけれども、それとは別にこの分野に関する専門家を主としてアドバイザーとしてお願いするとかいうところの整合性というのがちょっとわからない。どんなふうに審議会と関係性があるのかというのがちょっとよくわからないんですけれども、そのあたりのことをお聞きします。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今回の政策アドバイザーは、資料にも表示させてもらっているように、市政における重要な課題、政策的事項、専門的事項について幅広い観点でアドバイスをいただいていくということでございます。一方、産業活力創造会議であるとか市民協働の委員会の中に政策アドバイザーが入って議論いただくというようなものではなくて、また別途、幅広い観点からいろんな機会を通してアドバイスをいただいていくということで進めていくイメージをしていますので、統合したりそういうようなものではないと認識しています。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  一応、専門的知識をお持ちの方で実務経験がある程度豊富という方を政策アドバイザーとして助言いただくというのが書いてありますけれども、ということはやっぱり分野が絞られてくるわけですよね、専門的な。当然、アドバイスする分野もその分野にかかわることとしてなってくるわけで、一方でその分野にかかわるということを一から考えていこうと、仕組みづくりをしていこうと、うまくいけば、そこに会議に入っている人たちも担い手として動いていっていただこうという目的を持った会議があると。そこで、もちろん専門家の方が入られてコーディネーターなり議長なりみたいな形でされるとは思うんですけれども、そこでの方向性と、それから全く政策アドバイザーとして専門分野を持っておられる方が方向性が違ったとしたら、それはどう市として対応すればいいんですか。 ○三宅 委員長  上江洲企画経営部長。 ◎上江洲 企画経営部長  市長の附属機関、つまり審議会につきましては、これは条例設置がほとんどですから、当然、一定の行政テーマについて市長から諮問して提言なり答申を受けるということですから、当然それは尊重といいますか、やはり重みのあるものかなと思います。政策アドバイザーについては個々の専門家なりから一定の助言というような形ですから、軽重というのはちょっとおかしいですが、やはり審議会のほうが尊重されるべきかなというふうに思います。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  そうすると、政策アドバイザーを置く意義とはどのあたりに見出さなきゃいけないのかなというのがちょっと見えにくいですね。特に(2)と(3)です。ある程度会議や諮問もするんですけれども、市として方向性を出しながら諮問して、こんな感じでやりましょうみたいな感じで出てくるわけですよね。そこでもう方向が決まってしまうのに政策アドバイザーを置いておく意味はどこにあるんでしょう。ちょっとそれがよくわからないです。 ○三宅 委員長  上江洲企画経営部長。 ◎上江洲 企画経営部長  今御質問の件は、3番目の(3)の市民の協働分野とかいうところが……                  (「はい」の声あり)  (3)ですね。        (「(2)と(3)は重なるんじゃないかと思います」の声あり)  審議会のほうから諮問なり提言をいただきましたら、それを尊重して我々は施策の政策化を図っていくことになります。ただ、細かい実際の実行に移す場合にやはりいろいろなノウハウというのが必要になろうかなと思うんですが、そこで政策アドバイザーについては詳細な部分、実際の実行段階に移った場合の細かいやり方とかそういったものの提言を、言葉は少しあれですけれども、気楽に意見交換をしたりしたらいいのかなというふうに思っています。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  まあいいですわ。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  ちょっとよく見えてこないんで質問させていただきたいんですけれども、基本的なことをお聞きしたいんですけれども、時期としてはいつからという予定をされて、勤務をされるという体系ではなくて、対応したりとか講演をしたりとかいうことだけをされるのか、どういう役割……。何かちょっとよく見えないところがあるんですけれども、説明をお願いしてもいいでしょうか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  本日配付させていただいた資料の2のペーパーを少しごらんいただきたいんですが、そのペーパーの5番のところに助言の方法と記しております。助言いただく3つぐらいのパターンを考えております。  一つは、今ふだんやっております情報意見交換会あるいは都市経営会議、市幹部職員が会する場において例えば助言をいただく、幅広く職員を対象とした研修の機会に御講演をいただく、あるいは本市が特に抱えている重要課題、そういったことについてテーマを絞って市長及び担当部署の職員に対して助言を行う、こんないろんな形を通して助言をいただいていきたいというイメージを持っております。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  このアドバイザーの設置について、これをするということを提案、決定された者というのは市長でいらっしゃるわけでしょうか。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  最終決定はもちろん私です。さまざまな意味でこれから産業、観光、またNTN取得の問題やガーデンフィールズの問題、大きな課題に取り組むときに、やはり全国的なネットワークを持っていらっしゃる人や、それに対して経験ある方やいろんな業界で活躍していらっしゃる方がいらっしゃいます。行政内ではなかなかさまざまな分野に対してしっかりと行動も伴ってやっていくというところで少し足りない部分を補っていただく、そのような政策アドバイザー、また今、市民との協働という問題もありますが、市民との協働を実践された元市長経験者とかいろいろございますが、何人かこんな人だったらばこういう助言をもらえる、こういうことで少し講演もしてもらったりアドバイスをしていただけるという方、全国でたくさんいらっしゃいますので、まだ全然具体的に当たってはいないわけですけれども、こういう方がその時々のタイミングなり、またいろいろな会議などでアドバイスをいただいて、実際の実践活動のときにも力をかしてもらいたいという方がたくさんいらっしゃいまして、そのような方々を宝塚市のさまざまな課題について一緒に力をかしてもらいたいと思いまして、政策アドバイザーという形での事業として展開したいと思いました。  最終的に私自身が、このような方々の力をかりればもっと広い分野で課題に対して取り組んでいけるというふうに思いました。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  宝塚市の首長でいらっしゃいますので、いろんな事業のことで自分のわからない範囲とかいろいろあるとは思うんですけれども、私が感じる行政職というのは、非常に皆さん優秀な方であって、宝塚の行政マンもプロだと思っているわけです。そこら辺に、幹部職員の会合にアドバイザーの方が出てどういう方向でアドバイスをされるかというと、その方の色合いによって宝塚市が持っていかれることがないのか、もしくは時期的にというか、質問したその後でどの時期というかどういう体制で勤務というか、専門職として入られるのかというのはちょっとお答えが出ていないんですけれども、そこら辺はちょっとどうなのかと非常に危惧します。  それで、アドバイスと言っても、アドバイスを受けるところは市長にはいろいろとおありでしょうし、国のほうにもいろいろとお聞きになる機関もおありだと思うのに、あえてアドバイザーというと、聞くというよりもそちらからアドバイスを行政のほうにするということに、宝塚の行政に上から言ってしまうのかなというのがちょっと心配になるわけですが、どのような身分になられるのか。  4番に身分及び任期ということが書いてありますけれども、部長の上になるという意味なのかな、どうなのかなというのをちょっと危惧するんですけれども、もう一度、時期、いつからかということと、その3人という方はもう既に大体これが予算で出てきているということであれば想定をしていらっしゃるだろうと思うので、どういう方が入られるおつもりがあるのか、そしてどういう体制で、宝塚のことをアドバイスされるんだったらある程度知っていらっしゃらないといけない、ずっとやっぱり見ている行政職のほうがよりプロだと思いますので、そこら辺でどういう関係なのかなということをちょっとお聞きしたいと思います。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  資料にもございますように、身分は地方公務員法の非常勤の特別職ということでございます。  政策アドバイザーが何か職員に指示をしたり、あるいは権限を持つとか、そういったことでは毛頭ございません。アドバイザーの既にお持ちの専門的な知識や経験、これを御意見いただいて、それを宝塚市が必要なところを市政に反映していくというところですので、それは、意見を幅広く、市としては必要な部分を吸収していくという形で進めていきたいと思います。  今日のいろんな課題は、ここにありますように公共政策全般であるとか集客戦略、市民協働、こうした分野は非常にいろんなやり方がありますし、また、例えば今大きなプロジェクトで進めていますガーデンフィールズ、あそこに新しい文化を形成していくというような課題は非常に高度な難しい問題でございますので、やっぱりいろんな経験や知見をお持ちの方の意見を聞いて行っていくというか、本当に大事なことやと思っておりまして、さまざまな今、市が抱えているいろんなプロジェクトあるいは方向性を考えていくときに、いろんな経験をお持ちの方から幅広い知識を得たい、そういう思いで政策アドバイザーとして今回、予算を上げさせていただいているということでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  では、常勤ということで、時期的にいつからかということも全くこの辺はちょっと言っていただいて……                  (「非常勤」の声あり)  非常勤ですね。ということで、いつから想定されているのかということは。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  予算が成立しましたら7月からでも進めていきたいと思っております。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  ということは、もう既に想定をされていると思います。どういう方が入られるおつもりでしょうか、3人。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  まだどなたも打診はいたしておりません。これからでございます。ただ、これは相手にお引き受けいただいた上で決めていきたいと思っておりますが、今、例えば一つのイメージとして候補といいますか、これからこういう方を中心に打診していきたいという一定の考え方を持っております。少しそのあたりを御説明させていただきますと、市民協働の分野としましては、例えばコミュニティデザインなんかの分野でいろんな活躍をされている山崎亮さんという方がいらっしゃいます。そういう分野の御専門の方、あるいは元消費者庁長官の福嶋浩彦さん、この方は、市民自治のところで、元我孫子市長もされている経験を生かして市民主体のいろんな改革をされてこられた方でございます。例えばこういう方に打診をしてはどうかと。それから、都市経営とか都市政策の分野では元関西学院大学の教授でいらっしゃいました神野直彦先生、こういった方、大変御多忙だとは思いますが、もし打診してお引き受けいただければと思ったりもしております。  ほかに集客あるいは産業分野としまして、例えばいろんな観光カリスマ的な人といいますか、いろんなプロジェクトを成功させてきたような方がいらっしゃいます。例えば高槻ジャズストリートで有名な、今10万人以上の集客をされている大きなイベントの成長に貢献されたという蓑輪裕之さん、この人はジャズ奏者、音楽家であっていろんなそういうまちづくり活動をされている、そういった方でありますとか、あるいは元広島市長の秋葉忠利さん、この方はさまざまな集客戦略を立てられて広島市の集客に非常に貢献された方という、こういう方々を含めていろんな方に打診をしていって、お引き受けいただければ政策アドバイザーとしてなっていただく方向で進めていきたいと考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  今ちょっとお聞きした名前の中には非常に懸念されるかなと思う方のお名前も出ていたと思うんですけれども、どうなのかなと。そのアドバイザーの方の意向で宝塚市が進んでいくのかなということは、部長職、幹部職の会する場における助言ということがあるので、そこら辺というのはどのぐらい助言というのが影響力というのがあるのかなということをお聞きしたいと思います。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  山本委員の懸念は一切懸念です。そういう御心配は要りません。私たちは、しっかりした政策を持ち、そしてその中で足りない部分をアドバイスいただき、力もかしていただき知恵もかしていただく、そのような形です。動きなさい、これやりなさいと命令されて私どもは動くわけではありません。私たちが困っているときにアドバイスをいただき、しっかりとした知恵をもらって、より私たちの力が発揮できる、それは宝塚市の市職員であり、そして議会とのさまざまな協調の中でやっていくわけであって、そのアドバイザーの人が宝塚市を引っ張っていくというようなことはありませんので、そういう御心配は要りません。  そして、今御心配という方、もしもよろしかったら教えていただきたいと思います。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  特定ということではなくて、私の心配でしたらそれはちょっとあれですけれども、個人名をちょっと出すことはどうかなと思うけれども、例えばジャズフェスティバルの方を行政のために選ばないといけないのかというのは、ちょっとそこら辺もお聞きしたいなと思います。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それはまだ候補ですから、もっともっとお話し合いをして、その方と。そして合致すると、私は西谷のジャズフェスティバル、中学校でやっているのは非常にもったいないと思っていますし、そういうことでアドバイスいただいて、もっと西谷だけじゃなくて宝塚市全体のそういう音楽のまちとしてジャズフェスタがなされていくものならば、そういう方もいらっしゃるわねという形でみんなで出し合ったまだ候補者ですから、その中から絞り込んでいかないと、これだけの予算でしたら非常に限られると思います。とても皆さん忙しい方ですし、引き受けてくださらないという可能性も高いですから。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  この3人の方、そしたら来ていただく頻度というか回数はどのぐらいを想定されて、その方によって違うのでしょうか。必要性に応じてというか、どういうふうなことをされるんでしょうか。 ○三宅 委員長  数田政策推進担当課長。 ◎数田 政策推進担当課長  今の御質問ですけれども、この6月補正予算で計上させていただいている予算につきまして、基本的には報酬と旅費、費用弁償ということで計上させていただいております。今想定しておりますのは、3人の方に対して本補正予算を御承認いただいた後、大体7月ぐらいから来年の3月までの9カ月間で大体月に3回程度ということで想定いたしまして、今回の報酬として149万8千円、旅費ということで、遠方から来られることも想定した上で、関東方面から旅費ということで220万7千円ということで費用弁償として計上をさせていただいております。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。ちょっとまた詳しくお聞きしますので、このぐらいにしておきます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  いろいろ聞かせていただいて、私が地方自治など公共施策全般と聞くと、えっ、どれに絞るのとやっぱり3人だと思ったんです。これはなかなかしんどいなと思いました。  今、事例として挙げられた中には、私がこれを見て、これはどうなんだろう、入ってるんかなというのがなかったんです。というのは、障害者の権利条約の基準に向けて国は法改正を今、矢継ぎ早に出していますよね。4月1日付で改正法が2個、それから新法が1個、その新法というのは障害者の優先調達推進法、その中の課題の中に、ポイントとされるものに、公共工事などにおける競争入札の参加条件に、障がいがある人の雇用率を高めるなど障がい者雇用を推進する企業を応援する仕組みをつくると、いろいろ法律自体いっぱい出てきている。組み合わせるのは誰がしてくれるのかなと。多岐にもわたると私は思っているんですけれども、この辺、助言等の方向とか中身の中でも、職員の資質向上のための研修の一環として幅広い役職、職種、年代の職員に対する講演というのもあるし、本市が抱える重要課題にかかわる分野の定義、これ私、重要な分野だと思っておるんですけれども、その辺が上がってこない。今回は3人、どこか絞ってやる。だったら、もうスタートしている法律が出てきている。それから障がい者の差別禁止……                (「禁止じゃなくて」の声あり)  法律の名前が変わってきているからあれなんですけれども、もう参議院を通ったんでしたか、というような形でやってきているわけだから、本当にこういう今、私は旬の材料だと思っておるんです。その辺は全く頭の中になかったということだけお伺いします。
    ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  神野先生はその分野も非常にしっかりした政策提言を持っていらっしゃいます。東大の教授、その時代から私も神野先生のお話、宝塚市でもお呼びいたしましたけれども、社会保障分野も精通していらっしゃいます。  また、こんな人が政策アドバイザーとしてとてもふさわしいのではないかという御意見があったら、ぜひとも出していただいて、そしてふやしていく分にはいいことだと思いますので、よろしくお願いします。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  有名な先生はなかなか難しいし、まあまあ身近ところでも私はいいんじゃないかと思っていますので、私が推薦するというのも何か……。私が名前を上げるというのはなかなか難しいかなと思いますので、またその辺はよろしくお願いします。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  きのう資料をいただきました。資料3なんですけれども、類似団体の状況ということで39市ですか、市町の中で15市が非常勤として契約をされているということなんですけれども、かなり先行事例を見ましても、具体的な分野を決めているところと、それと割に一般的にというか、幅広くというふうな決め方をしているところと両方見られるんですけれども、うちの場合、決めているような決めていないような、具体的に上がってるところと全般というところがあります。  本市の重要な政策課題というところについては、先ほどちょっと事例が出たガーデンフィールズとNTNの跡地問題というふうに考えてよろしいんですか、事例を出されましたけれども。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今、幅広いテーマを課題にしていろんなアドバイスを受けていきたいと思っておりますので、特定のプロジェクトに対する課題というようなイメージは今のところは持っておりません。  以上でございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  そうすると、資料2で(1)、(2)、(3)、(4)の中である程度特定の絞り込んだものとしては(2)と(3)なのかなと思われるんですけれども、(1)から(4)までで誰を選んでもいいようになっていますよね。誰でも選べるというふうな形にしかちょっと見えないんですけれども、7月から3月までというふうに先ほど課長おっしゃいましたけれども、7月といったらあと半月後ですよね。7月5日にもう最終日、議会は終わりますけれども、もう入っていますよね。ということは人選もかなり絞られてるんではないのかなというふうに思います。今名前を挙げた方には打診がまだということですけれども、お話はいってるんですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  まだ話のほうもいっていない状況でございますので、これから打診をさせていただきたいということでございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  神野先生とか、ただでも引っ張りだこの先生で、講演の途中というか、終わった途端に姿を消すので有名な人ですよね。こういう方に都市経営会議とかそういうところに来ていただくとかなかなか実際には難しいんじゃないかと思いますし、福嶋さんもあれだけ東京財団とかでも研究員として御活躍ですし、皆さんそれぞれに、大学の先生をしていらっしゃる方なんかでは年間スケジュールも決まっていますよね。それを本当に何か今からことしにというふうなその辺の感覚がぴんとこないんですけれども、例えばこれが7月から一斉に3人というんでなくて、もう割に緩やかに決めていこうとされているのか、今年度必要だということで制度化してすぐに運用したいのか、どっちのイメージですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  現在、予算上は3人ということで7月から上げさせていただいていますので、7月からの予定ですと御説明させていただいていますが、今、寺本委員おっしゃったように、ちょっとお引き受けいただけるかどうかがこれからの話ということで、なかなか3人一遍に決まるかどうかというのはわからない状況であるということです。  あと、頻度についても、近所にお住いの方ばかりじゃありませんので、やっぱり我々が期待している頻度でアドバイスいただけるかどうかということもございます。その辺のことがございまして、7月に3人一遍にということはひょっとすると難しいかもしれませんが、なるだけ早く決まった方からアドバイスをいただいていきたいというふうに考えております。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  例えば、私が資料請求したのは、類似団体というふうにある程度、市政課題のレベルというんですか、数とかボリュームが似ているのかなと思うところで特例市、あとは阪神間というふうにお願いしたんですけれども、これを見る限りというか、この中で丸のついているところです。それの非常勤である場合、やっぱり地元の地域特性に精通している方であったり各ジャンルの専門家が選ばれているんですね、大体。これと、うちの場合、先ほど費用弁償が報酬よりも高いという組み方から見ると遠くの方が想定されるのかなというふうに思われるんですけれども、これは割に一般的なアドバイスしかなかなかいただけないんじゃないかなと思いますのと、それと市の意思決定機関の中に出てきて助言をされるという事例はないみたいなんです。  なので、やっぱりそういうところでの御発言というのは非常に幹部職員の意思決定を左右するのではないかと思いますし、市長がいらっしゃって副市長がいらっしゃって、今、理事はいらっしゃいませんけれども、あと部長級がそしたら本気で政策というものに対して責任を持った判断をしていけるのかというところが、むしろ金額とかの問題ではなくて、市の意思決定であったり責任のところで、果たして今の現在の説明でイメージする形の政策アドバイザーという制度が今必要なのか、もっとあり方みたいなものを考えなきゃいけないのかという気もするんですけれども、どうお考えですか、そこは。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  本市の重要課題というのは常にありますし、それぞれが専門的な知識あるいは非常に困難な課題等々を抱えながら進めております。そういうことでは、従来では例えば宝塚の場合はまちづくり研究所、あるいはよその市では都市問題研究所だとか、そういう少し置いた研究機関の中で常に重要課題に対して取り組みをし、市に対する考え方の整理だとか、あるいは一つの考え方、こういう考え方もという提言というような進め方もありました。あるいは、通常大きな課題について、あるいは大きな事業についてどうしていこうかということで、コンサルタントに対する委託業務でもって一つの成果報告書を受けて、それをもとに本市の施策に反映していくという進め方もありました。  そういう方向の一つとして、我々自身、大きな重要課題を解決あるいは方向性を見出すためにノウハウを取得していく、資質を上げていく、あるいは政策での可能性につなげていける、そういう意見交換ができる選択肢の一つとして今回のアドバイザー制度も他市でもあろうかと思いますし、本市もそれを選択肢の一つとして採用してみたいということで、今回、鋭意企画をしております。  したがって、それを受けて全て我々最終政策判断するのは市長以下の市職員ですから、十分内部的に検討した上で判断するわけです。提言を受けた内容そのものをもって我々は従うものでもないし、その中でも十分取捨選択あるいは選択しながら政策を決定もし、事業へつなげていくという、その姿勢は何ら変わらないと思っております。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  一つ確認なんですけれども、政策アドバイザーなり参与とか顧問という形で位置づけられている第三者での方を正式に非常勤として位置づけ、特別職として置かれている市のあり方で二通りあるみたいなんです。一つは、市長が直接一つの何か問題が起きたときに御意見を聞くというそういうあり方と、それと、契約をした人に担当課が具体的な問題について直接聞いていけるようなところがあるようなんです。なので、一つの課題、それはこの課題についての専門家を採用するのか、一般的な幅広い見識というところで採用するのかにもすごくかかわってくると思うんですけれども、この人との接点というのはどこなんですか、調整役という。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それは、今、寺本さんがおっしゃった後者のほうです。担当が具体的な課題のときにいろいろアドバイスをもらうと。そして、みんなで最終的に都市経営会議などでそれを議論するときもあるしというところです。担当課の本当にサポート役みたいな形で考えていただければと思うんですけれども。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  担当課のサポートとする場合に、例えば地元でいつでも来てくださる方だけではないと思いますし、日程調整だとか来ていただく報酬の範囲内でということで、いろんな部署がそれぞれに申し入れはなかなか難しいと思うんですけれども、そうやっているところもあるんです。そうじゃなくて、どこか政策が真ん中に入って調整をして、このときにこういうことで来てもらうからこういうふうにするところもありますし、市長が直接御自身との調整をされるところといろいろあるみたいなんですけれども、これをきちっと決めておかないと、ぐちゃぐちゃになるというか結局は使えない制度になってしまう。すぐにそれは考えられるんですけれども、今、これが確定かどうかわかりませんけれども、市長がイメージされてる政策アドバイザーだったら、担当課がお困り事があったときに直接お電話したりもしてアドバイスを受けられる、来ていただかなくてもアドバイスいただけたり、これから来ていただくような調整を担当課が直接するというふうに考えていいんですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  それぞれの現状で担当課の課題と政策アドバイザーとをつないでいくような調整役は、市の政策推進課が窓口になって行います。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  やっぱり、そうしたら担当課が政策推進に申し込みをして、政策推進が調整をして来てもらうという形になるわけですね。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  そのようなイメージで結構でございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  もともとこれ、市長が当選された直後に政策アドバイザーを置くんだというふうの表明されていたと思うんですけれども、かなり肝入りのことしの新しい制度なのかなというふうに思います。  また、この7月から人が決まっていない、そして特にこのジャンルでというのではなく、福嶋さんとか神野さんとか秋葉さんとか割にゼネラリスト的な視点で発言されるとすれば、やはり変な話、中川市長がいらっしゃる、山下副市長がいらっしゃるけれども、元市長経験者に直接いろいろお伺いするということですよね。今ちょっと急にイメージしたら……。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  個人的に相談するネットワークというのは持っています。それは神野さんでも携帯電話をお互い知っているので、神野さんにこれはこうしたらいいだろう、ああしたらいいんじゃないかとか、それはありますが、非常に限界があります。私は、やっぱりみんなでそれを共有したい、そして一つのきっちりした政策課題の解決に向けてもうちょっと力をかりたいと思うときに、個人のそれでは無理なときがあります。  そして、市長部局も徹底的にいつも議論します。しかし、例えば観光とか産業、やはりこれから来年、トリプルに向けて本当に活性化しなければいけない、でも、それを成功させてきたまちというのが幾つもあります。宝塚はそれが大きな課題なっていますけれども、前に広島の取り組み、観光戦略を読んだときに、やはりこういうものを宝塚でも観光戦略としてやっていったら宝塚の資源はもっと生きていくのにとか思うことがあります。一つには、広島は修学旅行が幾ら広島だといってもどんどん減っていったんですね。何も動かなければ、やはり広島であっても修学旅行の生徒が激減してきた。宝塚でも修学旅行は今もう数えるほどしか来なくなっている。だから、本当に観光産業と修学旅行を呼び込むためにはどうすればいいだろうという議論はしていますが、やはりそれをやって成功して広島はどんどん修学旅行がふえたんです。  ですから、そういうノウハウのアドバイスとか、産業も企業がどこかに移るときにどうやってその企業を宝塚市につなぎとめておくか。今まで宝塚はそういうのはやっていません。ファミリーランドのときもほとんど阪急とはやらなかった。NTNのときもそうです。みんな、ああさようならという感じでした。それじゃいけない、どうにかして企業をここにとどめておいて雇用も確保しなければいけない、そんなときに、やはり私たち以上に経験しているアドバイスをきっちり受けて、そしてそれを参考に私たちでそしゃくして行動として移していきたい、そういう課題は、私自身市長を4年ちょっとやって痛感しています。力を持っていても限界がある。その限界をたくさんの専門家というか、市長経験者でも、それはある意味専門家になっているわけです。ただ元市長とかそういうことではなくて、それまで、その後のさまざまなその方の持っている力というものをかりることができると思います。福嶋さんにしても、我孫子で取り組んできたことはかなりきついこともやっていらしたけれども、宝塚でもそういうきついことやっていかなければいけない、そういうふうに思っていますし、引き受けていただければ随分力になるなと思っています。  ですから、具体的にこれとこれをこういう人に担ってもらいたいというのはあります。でも、それはかなり広い分野にまたがるので、そのような表現で書いているだけです。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  どう考えても、例えば今、広島の例をおっしゃいましたけれども、秋葉さんが観光戦略のプロだとは思えないです。その専門家というのはいろんな方がいらっしゃると思います。例えば尼崎みたいに、もうこういうとにかく売り込むんだということで本当にシティプロモーションのプロを選ぶとかいう、そういうのでとても何か今がんがんと前へ出てきているなというふうなイメージがありますけれども、そこは人選がかなり大きな、この制度の成功を決めると思いますし、あと、どういうふうな市の意思決定とのかかわり方をするかというそこの体制づくりみたいなものによっては、本当に全て外の人の意見で動いていればいいかなというか、それ以上なかなか実際には市の職員が政策マンとして外に出ていって力をつけていくというよりも指示待ち状態になるのではないかなというふうな気がしているので、それは意見として言っておきます。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  今、意見とおっしゃいましたが、どれだけの出張費、どれだけのお金を使って職員が行けますか、今の状態で。それだけの予算はありません。本当にもうどんどん行って私は勉強してもらいたいですよ、若い職員なんか。だけれども、もう自分の日々の業務で大変である、そしてまた出張費はかなり削減されていて、行きたいところにもよっぽどじゃないと行けないです。とても私、寂しく思いますのは、議会で視察にいらっしゃいます、あちこち。いらしたときにそれを質問なさいますが、それだけの同じ視察とか出張とか、どこまで職員を今現地にやって勉強させられるでしょうか。そのこともきっちり考えていただきたいと思いますし、指示待ちとおっしゃいましたが、それは侮辱です。一言私も意見として言っておきます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  私、指示待ちというのを否定するんじゃなくて、そういうふうにならないようなかかわり方というんですか、それを考えないといけないんじゃないかというふうな意見なので、別に感情的な議論にしようとは思っていません。  それと、出張費の問題についてはかなり厳しく切り詰めておられるということなんだろうなと思いますけれども、職員をどれだけ研修とか、あと職員自身にいろんなところでの体験をさせるかということは、別に議会が削っているわけではなくて、それは市長が十分に采配できる範囲内のことだと思いますので、私たちもできるだけ、いろんな使わなきゃいけない予算もあると思いますけれども、職員の若い人、それから責任のある立場の方もなんですけれども、そういう学習できる、どんどん政策を研究していける場には送っていただきたいと思いますし、ずっとそれは議会を通じてもいろんな議員がお願いしてきたことなので、そこは特に…… ○三宅 委員長  質疑をお願いします。寺本委員。 ◆寺本 委員  はい。  削っているから政策アドバイザーという制度をつけたというのは、ちょっと違うというふうに思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  先ほどから政策アドバイザーについてすごくいろんな意見が出ているので、質問と、あと要望をちょっと言いたいと思うんですけれども、先ほどすごくわかりやすい事例が出まして、西谷のジャズフェスタのことが出たんです。西谷のジャズフェスタはずっと何年も積み重ねていまして、そのスタートから成り立ち、それからどういう形で今進んでいてどういう成り立ちでというのは御存じでしょうか。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  存じております。  ただ、私は、西谷であそこですばらしい古谷さんのあれをみんなが楽しみにして、手づくりでやっていらした、その歴史は知っております。 ○三宅 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  もう少し詳しく御存じではないですか。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  随分前から毎年実行委員会を組まれてずっとやってこられているということは存じております。そして毎年続けておられるというのも存じておりますけれども、その仕組みとか、その辺の詳しいところまでは存じ上げておりません。 ○三宅 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  わかりやすいのでちょっと事例に挙げさせていただいたんですけれども、やはり今、芸術文化を愛する人たちが条例をつくられたりいろんなことをされてきましたけれども、あれについては宝塚のアーティスト協会が一番最初からかかわりまして、古谷充さんもサクソフォンのあれで宝塚でどんどんやりたい、それからアロージャズの方も出てこられて、西谷ではやはり夜に大きな音を出したらだめですので、あそこの場所が適当かなということで、駐車場を皆さんとめるに当たっても、本当に音楽を体育館の中で一切聞かないで手伝って頑張ってくださっている方もいっぱいいらっしゃるんです。そういう積み重ねの中ですごく成長してきているんです。  神戸のジャズフェスタ、それから高槻のジャズフェスタがなぜこれだけ成功しているかといったら、アーティストの人たちだけが頑張っているんじゃなくて、人が集まったらごみも出ます。いろんなことがある。だから環境部門の皆さんも市民の方も宝塚市の職員さんも、みんなで盛り上げて頑張ってくださっているんです。  だから、別に私は政策アドバイザーの方に非常勤としてお願いして、それを否定するものではないんですけれども、今までやっぱり市民の方が協働でつくり上げてきて市の職員さんも一緒になってやってきて、連携してきたことで大きく成功されている分もいっぱいあるんです。だから、そういうことも大事にやってもらいたいし、今言ったように、アーティストだけじゃなくて、地域の環境部門であったりいろんなところと横のラインをもっとしっかりやって成功につなげてほしいなというふうに、これは要望です。  それとあと、さっきちょっと議会のほうで出たのでもう一個だけ言わせておいていただきたいんですが、議会が出張しましたときに議会だけであれしているんではなくて、勉強してきたことをまた議会事務局を通じて資料をお渡ししたりとか担当さんとお話をしたりもしていますので、その辺は市長、わかってください。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  るる今お話がありましたし、資料を拝見していろいろ思うところがあるんですけれども、最初に議論があった今回設置する審議会との関係性がいまいち、先ほどの答弁ではそれとは関係なくとおっしゃったかと思うんですけれども、それであって政策アドバイザーの方からの助言を受けた方向性を審議会で市長が恐らく諮問するわけですけれども、それに対しての答申を受けてということがそごがあった場合、それが全く無関係というのはちょっと今の説明ではわかりにくかったかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがですか。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  おっしゃるように、私もさきの答弁で無関係ということにはならないと思います。やはり一定の話を聞く機会と審議会の方がおっしゃったら、そこにお話をしてもらうとかそういうことはありますし、審議会は独立した決定機関ですので、そこを一番大事にするという意味で話しただけです。ですから、そこはきっちりとそごがないようにやっていかなければいけないと思っております。全く正反対のそのようなことが出るとは思いませんけれども、審議会を大事にしていこうと思います。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  確かに、専門的な見地を市政運営に生かしていくという趣旨は非常にわかります。ただ、確認をしたいのが、先ほど副市長からも出ましたまちづくり研究会みたいな、いわゆるシンクタンクみたいな政策提言のセンターみたいな、別に建物つくるとか執行機関の中に入れるとかそういうことではなくて、シンクタンク的な政策提言をいただく仕組みをつくることというのは視野に入れておられるんですか。そういうことは関係なく、このこと、このことという個別の形での助言をいただくという個別の対応ということでのお考えをお持ちなのか、その辺聞かせてください。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  重要課題はたくさんありますが、先ほど答弁させていただきましたのは、それぞれの課題を検討していく手順というか仕組みとして、本市では従来、震災まで相当長期間持っておりましたが、まちづくり研究所ということで、学識の方々に集まっていただいてシンクタンク的に重要課題について検討、研究もしていただきながら提言を受けてきたような仕組みがありました。あるいは先ほど、他市でも今現在も続いている研究所システムをとっているところもございます。それから、個別のテーマについて何々基本計画だとか何々実行計画とかいうようなことで、重要なテーマごとにコンサルタント委託をして、総研関係のノウハウを持っている方々のコンサル委託をして報告書を受ける。それをもとに、それを試案として確認をした上で市として政策決定して実行していくという手順、これは今も採用している手法ですけれども、そういうやつの一つとして、いろんなノウハウをもっと専門的、経験、知見のある方の協力を得て政策立案の参考にしたい、あるいは職員そのものの資質を上げたいということで、今回はその手法の一つとしてアドバイザー制度も導入をしたいということで御提案させていただいております。  ただ、これについては研究所とか、あるいは常設機関としてあらゆるものというんじゃなくて、それぞれのテーマについて、それにふさわしい方に御参加をいただいて、一緒になって勉強、研究しながら政策につなげられたらということでありますので、そのテーマが終わればその方とはひとまずは終了ということで、また新たなテーマで同一の方でほかの方ということは今後あり得るということですが、一応その方でずっと市政全般を支えていただくというイメージではないということです。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その方向性は今のお話でわかったんですけれども、もう一つ確認したいのは、確かに今回の任期は1年として再任は妨げないものとするということなので、今おっしゃったみたいに一つの課題が一旦整理されたら、また次のこういう課題についてこの方にという、また引き続きお願いする場合もあるというのはわかりました。  では、それを今後どう生かしていくかという公表というか、これはこんなふうに提言を受けました、こんなふうな提言集、提言集という立派なものということに限らず、市民の方とかにまずは市の職員の方がともに行政はつかさどっていくわけですから、一つのこういうふうなことで提言を受けたことで提言集を起こしましたとか、こういう形で公表しますとか公開しますとか、今後の蓄積に関してはどんなふうに今考えていただいていますか。  第1回開始はまだ2年になるかもわからないですし3年になるかもしれないですけれども、Aさんという専門家の意見をいただきました、こんな提言をいただいてこんなふうに市政に反映しましたとか、それを受けて例えば条例をつくりますとか、こんなふうに生かしていきますとか、こんなふうな調査研究をしてきました、その結果こうでしたというような蓄積ですね、これはどんなふうに考えていますでしょうか。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  具体的にイメージが固まっているわけでありませんけれども、一つ一つのテーマに提言書あるいは見解書というような、そういう報告は少しなじまないんじゃないかなと。ふだんの政策協議あるいは重要課題に対する協議に対する、もちろん協議録等はとりますから、その協議過程、意思形成過程というのはオープンには当然できるんですけれども、それを受けながら、そしゃくしながら市としての政策立案が内容が濃くなって一定の原案という格好は、あくまでも市が最終判断をして、市として議会に提案をさせていただくとか、あるいは予算措置をするとか、その裏には自分たちだけの勉強があったり、いやアドバイザーの助言も受けながらどうしてもこれは取り入れたいなということになれば膨らんでいったということで、いろんなサポートを受けながら、内容はより今までよりも充実する、これは職員自身の資質がアップしたということにつながるんじゃないかなと思っております。  だから、誰それのアドバイザーの提言を受けたこれは施策ですという直接的なつながりではなく、協議録のオープンということで、こういう勉強もしてきたんだなということはわかるようになろうかと思います。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  当然、一つの提言を受けたことがすぐ施策につながるとかそういうことを言っているわけじゃなくて、それを受けたものをこんなふうに役立てていきますというのはもちろん議事録は残されると思うんですけれども、何らかの形で公開というか、形になるかどうかは別にして、それとやっぱり今後の蓄積というのは必要じゃないかなと思うんです。そこら辺のところはちょっと確認をしていきたいなと思っております。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  やはり、その方がどのような仕事をある意味してくださったのかということは蓄積が大事だと思いますし、折に触れての公開というのは考えておきたいと思います。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  これはもう代表質問のときに言わせていただいたんですが、もともと行革は身内ではできない的な発言がありまして、その中から行革に対するアドバイザーとして理解をしていて、代表質問の中では何か具体的なことが決まっていますかと聞いたときに何も決まっていないと言われて、今回この資料が出てきたんだと思うんですけれども、そういう認識でよろしいですか。
    ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  それは、いつも伊藤委員は行革のことでの質問、皆さん本当にそのようにお持ちのことで、特に福嶋さんは、いわゆる民間活力を取り入れた住民のやる気を引き出しながら行革ということをかなりやってきたところですし、議会でも我孫子の例が出たりしました。そのこともあってということはおっしゃるとおりです。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  助言等を求める主な分野の(1)に入るわけですか、行革に関しては。(4)に入るわけですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  行革は、資料の分類でいきますと(1)に入ります。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  では、(2)、(3)、(4)というのはどうやら私の感覚ではつけ足しのような感じがすごくするんですけれども。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  特に、本市のまちのにぎわい、活性化、そういうもの、元気のなさというのは大きな課題ということで、市長のほうも選挙公約でも最大の課題ということで表明をされました。そういうことがあって、それを受けて、より本市自身も考える必要がありますし、いろいろな専門的知見を持っている方々、あるいは実際に活動されている方々のノウハウも習得しながら、早く一定の可能性を見出して挑戦をしていきたいということで、速やかにこういうアドバイザー制度を発足して、いろいろな指導助言、アドバイスも受けようということで考えております。  したがって、6月補正に盛り込みをさせていただきまして、7月から全てがスタートをなかなかできませんけれども、補正予算が御承認された段階で速やかなスタートを順番にして取り組みを開始したいということで、先ほどからの議論でそういうふうに固まっていて、7月には一斉に発足するというような捉えられ方を、ちょっと我々の答弁の仕方がそうなったのかもかわりませんが、できるだけ速やかにやりたいということで6月補正で上げさせていただいて、候補者の方々とのいろんな参加の御要請もスタートを切っていきたいなと思っているところでございます。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  そもそもそういう問題をたくさん抱えているから、文化芸術振興会議、産業活力創造会議、それから協働のまちづくり促進委員会、こういう協議会、審議会をそのためにつくっているのに、なおまだ上から乗せるような施策をするんだというのが大きな疑問でありまして、もしどうしてもこの先生に話を聞きたいというんであれば、この審議会、協議会の中に入ってもらえばいいんだと思うんです。何でわざわざアドバイザー制度みたいなものをつくるのか、質問にならないので難しいんですけれども、ここにこれだけのお金をかけて、コンサルの手法であったりいろんな手法があるのは、先ほど山下副市長のほうからお話がありまして、今までそうやってきたと。部門部門の話は部門部門の幹部職員をもっと信用してあげてほしいなというふうな感じがするんです。非常に各分野に精通されておられて、私、特に兵庫県ともっと連携してやったらいいのになというふうに思うわけです。わざわざよそから、個人的な最終決定の判断をもし市長が最高経営者ということでいろんな面でしんどいところもあると思いますけれども、そういうところは個人的なおつながりでされたらいいんじゃないかなというふうに思うんです。そこをわざわざ機関として設置するというのは、幹部職員に対する、それから市民にせっかくこういう審議会、協議会をたくさんつくった中で、そこで市民の声を聞くと、その上からかぶせて政策アドバイザーをするという、こういう仕組みの整合性がちょっと理解できないところがあります。  質疑じゃないので意見だけさせていただきます。ごめんなさい。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  5分程度休憩をとります。25分。トイレ休憩です。                  休憩 午前11時18分                ───────────────                  再開 午前11時25分 ○三宅 委員長  それでは、予算特別委員会を再開いたします。  皆さんにお願いをいたします。質疑、また答弁も簡潔に御協力のほどよろしくお願いいたします。  次に、市制60周年記念事業と市制60周年記念式典事業に関して質疑はありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  資料をいただいて、中身は限られた金額なのでこういう形かなというふうに思うんですけれども、前回、50周年のときか、統一ロゴみたいなのをつくられたんですが、ああいうことは想定されていないんでしょうか、たしか募集して。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今回、統一したロゴを決めようと思っています。現在、手塚のキャラクターの活用を今考えています。それで統一して、100周年も20周年も60周年も手塚の例えばサファイアのキャラクターを活用したロゴを今できないかということで、プロダクションのほうと調整しているところでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  資料ナンバー1の2番、パブリシティグッズ作成の中に、というのは使用とかでまたきっと金額も発生してくるし、どこに入るのかな。 ○三宅 委員長  質疑は。  大島委員。 ◆大島 委員  だから、資料の中だとどこにそれが込められるのかなと思って、それを聞きたい。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  ロゴを決めるための費用というのは今回、この6月補正予算の中には入っておりません。ただ、そのロゴを使ってパブリシティグッズのところにいろんな活用をしていくことになりますので、例えばクリアファイルとかピンバッジとか、ここに書いているようなものにロゴが使われて作成していくということになっていくということで御理解いただきたいと思います。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。何か統一したものというのをつくらないと、1つずつやっぱり事業がばらばらというのでなくて、市民の方たちにまだなかなか市制60周年と言ってもぴんとこられていないから、何か、あっ、そうなんだとわかるようなものというので共通して、ロゴが一番適当かなと思っていたので、それはよかったなと思います。  また、100周年とあわせてということも一つ統一的なもので今回トリプル周年事業というのを全面に出しているから、統一していっていただけたらいいなというふうに思いました。  いろいろアイデアとか60周年、それから100周年とか、こういうことに関しての市民の方の声を聞くという機会はどうなるんでしょうか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今度、広報の8月号で、トリプル周年を盛り上げていくために主体的な活動をしていただくような方々に御参画いただいて、市民の主体的な、あるいは地域と協働でトリプル周年を盛り上げていくような検討会議のようなものをつくっていきたいと思っております。その中で、宝塚市が今回やっていこうとしていく内容を御説明しながら、市民のサイドでどんなようなことを活動していただけるのかというのも御提案いただきながら、市と市民が盛り上げていくような、そういうようなもとになる検討会議のような組織をつくっていって進めていきたいと、今はこのように思っています。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ぜひ市民の方を巻き込んでいただきたいなと思います。  市民というときに、若い人の声というのはやっぱりなかなか入りにくいんですよ。だから、何とか若い人の声が入るような仕組みを何かうまく仕掛けてほしいなというふうに思うんです。  私、きのうちょっと県の24年度のいろんな教育要覧的なもの、数字がうわっと出ていたからずっと見ていたら、多分、県下だけじゃなくてもそうだと思うんですけれども、22万都市ぐらいで大学が4つもあるんですよ。そんなところは余りなかったんですね、ほかを見ていたらね。だから、これだけ大学があるからやっぱり大学も巻き込んでぜひ若い人の声を聞くような、何か仕組みづくりじゃないけれども、こういう特に周年のときに何か巻き込んで入ってもらうような努力をしていただきたいと思うんですが、どうでしょう。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  これから、市も来年度に向けていろんな記念事業を企画立案しまして事業化を図っていかないといけない部分がございますし、また、市民の方々から御提案いただく中でも、市民だけでできるというのがなかなか難しい場合も多々出てこようかと思います。そうした中で、市がかかわっていく中で例えば今御提案いただいたように大学とか学生の力を大いに活用していきたい部分でございますので、企画提案していく中でそういう学生の力もかりていくような活動をしていきたいと思います。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ぜひ、次の世代の人を育てていくというのを含めてまちづくりにどんどん引っ張って入っていってもらいたいなというふうに思うので、よろしく検討してください。  それと、記念式典ですけれども、これ予算額100万円なんですけれども、場所はどういうところとか、ちょっとどういうイメージなのか教えてください。 ○三宅 委員長  岸本秘書課長。 ◎岸本 秘書課長  今回の補正予算の内容につきましてですが、100万円を要求させていただいている内訳は、式典の会場費でありますとかそういったものにつきましては含まれておりませんでして、式典を年度の当初にしたいという考えに基づきまして、それに逆算いたしましたところ、表彰者の方を選考させていただいて表彰者の方を決定させていただきます。その中で、表彰状の作成でありますとか招待状の案内でありますとか、そういった事務的な費用を今回は計上させていただいておりますので100万円でございまして、会場に係る部分につきましてはちょっとまだ現在調整中でございまして、これにつきましては、26年度に改めてその部分につきましては要求させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  50周年のときは結局、メーンアリーナ、あそこを使ってお金をかけないでもできるということでやったんですが、いろいろアイデアをまた市民の方たちに聞いて、検討会議とかで出てくるかもしれないんで、ぜひ皆さんの声を聞いて、みんなで盛り上げていくように頑張っていただきたいと思います。私らも頑張ります。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、産業振興事業に関して質疑はありませんか。  大河内委員。 ◆大河内 委員  産業活力創造会議なんですけれども、これもちょっとまだ内容等定かではないと思いますので、目標とされているところ、具体的にどういうところを委員の会議で出そうとされているのか、まずそれをお聞かせいただけませんでしょうか。 ○三宅 委員長  古家産業振興室長。 ◎古家 産業振興室長  創造会議の審議の内容ですけれども、大きくいいますと産業振興に係ります基本施策の内容でありますとか、それから活性化に向けての具体的な取り組みの内容、そういったことが審議として大きな項目になってまいります。  基本施策につきましては既に各分野ごとに計画とかもございますので、そういった内容を確認する形で早期に策定しまして、具体的な取り組みのほうの審議に力点を置きたいというふうに思っております。したがいまして、町の活性化につながる具体的な取り組み、そういったものを成果としてまとめていただきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  最終的な成果物として具体的な活性化の取り組みなんかを出してもらうということなんですが、宝塚の産業といえば一つは歌劇と園芸と、あとはもうそれほどないわけでして、商店というようなことになってくるかと思うんです。例えばこれ園芸に関して活性化するというようなことで、例えばここの委員会で決まったことをお上からやってもらうように言うと。そうなってくると、園芸技能者の組合さんとかそのあたりとのハレーションというのも起こってくるかと思うんですよ。あるいは商店のほうかって、商工会議所ですとか商店連合会、皆さん物すごく一生懸命取り組んでおられますよね。商工会議所のほうも青年部を中心に物すごく一生懸命取り組んでおられます。商工会議所じゃなくても、民間でバルをやられたりとか非常に具体的な取り組みをされているかと思うんですが、それ以上の何か成果物がこれによって出てくるのかどうかというのも少し疑問だなと思うんです。  そういった取り組み、実際、市民の皆さんとの取り組みとの関係、これはどういうふうに考えておられるのか、あるいは委員会にそういう人たちを入れていくのか、そのあたりはどうお考えですか。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  確かに今、委員御指摘のとおり、特に最近、商工会議所の中での青年部であるとか、あるいはバルをやっておられる若手の飲食店の方とか、思い思いにかなり活躍をしていただいております。そして実際、市民サイドからのまちの活性化に貢献いただいているというふうに認識しております。  今回、我々会議の中では、実践してある程度前へ進んでおられる方も入っていただいて、さらに園芸とか飲食、農業、そういったものを含めてさらにどういう連携ができるかというふうなこと、特に新名神なんかも控えておりますから、そういったことも視野に入れて具体的に何がプロジェクトとしてできるかというふうなことを皆さんで考えていただきたいと思っております。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  委員の構成とか人数は決まっておられるんですか。 ○三宅 委員長  古家産業振興室長。 ◎古家 産業振興室長  人数12人以内ということで、人もまだ決まっておりません。大学教授あるいは産業振興の実践者、商工業の関係者、それから観光の関係者、農業の関係者、あと県の職員とかということで今考えておりますけれども、具体的に積極的に参加いただいて実現にもつなげていくような、そういった人選を考えてまいりたいというふうに思っております。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  先ほども政策アドバイザーのところで出てきておりましたけれども、審議会との関係ということもありましたが、結局、いろいろと考える方が階層をなすようにたくさん出てくると、一番地道に取り組んでおられる市民の方々のやる気をそぐような結果にならないかというのも危惧しますので、ぜひともそのあたり、そごのないように、民間の活力を最大限できるように審議会の構成を考えていただきたいなと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  設置される産業活力創造会議なんですけれども、もともと平成19年に宝塚市産業振興基本条例というのができて、同じようなことを多分その時点からうたわれていたはずなんですよね、市民の協働とか。この間どういう取り組みがされてきて、なぜこのタイミングでというのは今、部長お答えになったような高速道路ができてとか、それならばもうちょっと前の年とかからもできたはずですし、何かいまいちこのタイミングでというのがわかりにくいんですけれども、この条例がどのように取り扱われてきて、その条例に基づいてどういうことをやられてきて、その中でどう今回の創造会議が設置されるのかというのをもうちょっと流れ的に教えてもらいたいんです。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  平成19年4月1日に産業振興基本条例というのが施行されておりまして、その中には商業、サービス業、工業、観光、農業、それぞれの分野においての基本理念を示されております。例えば、商業でいいますと地域にふさわしい特色ある商業環境をつくるとか、それから工業でいえば新産業の創造を推進するとか、そういうふうな理念的なことを述べられております。それに従って、市のほうで企業立地条例を施行しまして、これ4年間の期限つきの条例でしたけれども、それで自治促進を図りましたけれども、実際、その成果は上がらなかったというふうな結果も出ております。  この間、それぞれの分野で農業におきます農業振興計画とか、一方ではそういう政策などもつくっておりましたんですけれども、やはりそれぞれ個々の取り組みにとどまっているというふうな状況でございます。  その中で、議会のほうでもちょっと御指摘いただいたんですけれども、産業全般にわたっていろんな指標的な数字を見たときに、商工業、観光、農業におきましてもやっぱり今、右肩下がりの状況がずっと続いているというふうなことがございますので、何とかこの機会に産業全般にわたってボトムアップをしていきたいというふうな取り組みで今回考えているところでございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  よくわかりました。この機会というのが今年度というのが、条例ができた中でもう何年もたっているわけですから、もう少し早い段階でそういうことを積極的にやってもらえたほうがよかったのかなと思いますけれども、趣旨はわかりました。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、NTN株式会社宝塚製作所跡地利活用検討事業に関して質疑はありませんか。  大河内委員。 ◆大河内 委員  この利活用検討資料の基本構想策定業務委託料として328万円が計上されておりますけれども、これ内容としては、基本設計まではいかないと思うんですけれども、いわゆるコンセプトづくりだとか、そのあたりの構想策定ということでよろしいのでしょうか。ちょっと内容について教えてください。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  基本構想をつくっていくということが委託の目的でございます。具体的には、大体の土地利用の配置、大体の事業の工程、それから基本構想に係る概算の事業費とか、そういったことも大枠を決めていくような構想をつくっていきたいということでございます。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  これ、業者も決まっているんですか。
    ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  近々、公募型プロポーザルの募集をいたしまして、早急に事業者を決めて委託をしていきたいということでございます。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  プロポーザルということを聞いて、それだったらいいんですけれども、要するにこういうコンセプトづくりのところは、まずお抱えの気心知った業者さんに頼んで、その後、結果的には基本設計、実施設計、建築業者を選ぶときに、結果として入札にしたとしてもその業者さんがずっとやっていくというようなこともあるかと思いますので、ちょっとそのあたりを危惧したんですけれども、よくわかりました。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  今のお話なんですけれども、6月補正予算の概要のほうの7ページ、この事業について書かれているんですが、市民参加により着手するというふうに書かれているんで、その市民参加というところ、どういう手法というかどういう形で市民参加というのがされるのか確認したいんですが。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  7月の広報で案内する予定になっておりますが、NTNの土地利用について、さまざまな意見を市民の方々に出していただいて、どういうような土地利用を将来進めていくのかというような検討委員会のようなものを設ける予定をしております。それで設置をいたしまして、そこには、できればNTNについていろんな思いのある方、あるいは地域周辺の直接利害関係の深い方とか多様な方々が入っていただいて土地利用のあり方を市と一緒に議論していくような、そういう進め方をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  市民に入ってもらって検討会を設置するということなんですが、これと業務委託との兼ね合いというか、それはどうなんでしょう。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  業務委託の中に、検討委員会の議論をいろいろ集約して、最終の構想に反映していくというようなことを前提として契約をしようとしておりますので、市民の検討会議とこの構想が一体の関係になっていくような形で進めていくというふうにイメージしております。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  検討委員会の運営自体は委託業者がされるのか、市が直営で先に検討委員会を立ち上げた上で、その意見をまとめるのを含めて委託するということなのか、どういう……。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  検討委員会の運営は市が行います。ただ、やっぱり市民の方に多様な意見を出してもらうときにワークショップという方式を用いたりいろんなことをやっていく必要がありますので、その辺の事務のサポートを一部、この業者に委託する予定でしております。  以上です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  意見なんですけれども、気になるのは、非常に大きな土地ですし市民の関心も高い。これつくってほしい、あれつくってほしいと言われるいろんな意見が多様にあると思うんで、それをどう集約していくかは非常に難しいところではあると思うんですけれども、今、財政状況等々、先ほどからずっと言われていますけれども、そういうこともありますし、これまで過去にあったような無駄な箱物ということには絶対なってはいけないと思うんで、より多くの市民が納得してつくられるものという形がいいと思うんで、どういうふうに意見集約というのはなかなか難しいなと思うんですけれども、それで改めて確認したんです。  できる限り、そんな批判を浴びるようなものができないように、慎重に取り組んでいただきたいなと思います。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  基本構想策定業務委託料なんですけれども、これ、対象4ヘクタールですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  対象は4ヘクタールでございます。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  お隣に民間開発ゾーンが5ヘクタールありますよね。ここも一緒に本来、土地利用として、ある一定の整合性を持たせた基本構想をすべきだと思うんですけれども、民間は民間で勝手にやってもらって、公共公益ゾーンの4ヘクタール、そこだけは何か一つのコンセプトを持つみたいな、そんなNTNの跡地利用になってしまうんですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今回の契約は、まずは4ヘクタールのことを早く決めないと土地取得に向けた事務をなかなか進めにくいということがございますので、4ヘクタールを優先した計画づくりをしていくということでございます。ただ、市民の今言っている検討会での議論というのは、4ヘクタールはもちろんのこと、やっぱり全体の土地利用というのは大事やと思いますので、全体の御意見なんかをいただきながら進めていきたい。  一方、市のほうも、土地所有者に対しましては今どうしても取得の話が中心になってきていまして、4ヘクタールに重点を置いた話にはなっておりますが、かねてから全体9ヘクタールの土地利用を市として良好にしていくことが目的ですので、そういう市の考え方はずっとNTNにも申し上げています。今度、残地の分もいろんな土地利用の話を所有者やあるいは市民の方々と話をしていきたいなと、このように思っております。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  今の答弁を聞いていて、4ヘクタールは事務手続上の話とか計画を進めていく上で先行してやりますよと。ただ、市民の方の意見を聞く、そういう検討委員会みたいなものに関しては、全体でこんなんできたらええなというような話をしていきます。その上でNTNが、土地所有者ですよね、民間開発ゾーンをどこに売るのかということを考えると。でも、裏返して言うと売れるところに売るんですよね、きっとNTNは。今、民間開発ゾーンに名乗りを上げているところは聞いていますか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  市のほうには情報が入っておりません。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  とすると、やっぱりなかなかまだ民間開発ゾーンの5ヘクタールの部分まで、ある程度一つのエリアとして市民サービスの向上につながるような土地利用を考えていくという上では、そういう観点で考えると、今の体制、今のやり方でほんまに全体の9ヘクタールがいいものになるのかというと、ちょっとやっぱり厳しいかなという気はします。  本来であれば、プロポーザルされるのであれば、民間開発ゾーンの5ヘクタールの取得者が決まってそこを入れながら、言える場じゃないですけれども、プロポーザルですから。建設会社も入れながらコンソーシアムを組んで4ヘクタールのほうも一緒に考えるという形ができれば本来はいいと思うので、もちろん急いでやらなきゃいけない事務手続上の話はわかるんですけれども、本来ここの取得の目的は良好な土地利用を市として担保しようという意味で買うわけですから、その目的を失うような形で事務手続を進めるというのはちょっとやり方として違うのかなという気がしますので、民間開発ゾーンと公益・公共ゾーンとを一体的に土地利用として考えられる基本構想をつくれるような仕組みをもう一回考えられたほうがいいのではないかなと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  山本委員。 ◆山本 委員  すみません、時間のないところでもう一度お聞きしたいんですけれども、検討委員会の件なんです。検討委員会のほうで今後のNTNの跡地の図り方というか方針というか、その中で周囲の方の声を聞いて決めていくということでよろしいですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  市民の方に例えばNTNの将来の土地利用についていろいろ御意見を聞いていきますと、先ほど意見にも出ていましたけれども、もちろん多様な意見が出てきまして、私はこんなん、誰々はこんなんみたいなことで、なかなか簡単に容易に意見集約していくことは難しいというふうに感じています。  一方で、やっぱり市民の方々と話し合っていくというのは、宝塚市として今、当該地の土地利用の課題とか、あるいはNTNとの協議の問題とか、いろんな土地利用を考えていく上での制約条件がたくさんありますので、そのことを一つ一つ市のほうから御説明しながら市民の方々によくわかっていただいた上で、その上でどういう土地利用が考えられるのかというような観点から議論をしていただくような運営をしていきたいと思っています。  ですから、自分が望む自説を単に発言いただくような会議ではなくて、やっぱりいろんな問題解決をしていくような協議になるたけなるように意見を進めていきたいと思っていますので、端的に申し上げて、市民の方が例えばたくさんこの意見が多かったということをもってそういう施設用途を単純に決めていくような、そんなようなやり方は考えておりません。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  大体、市民の方というのは近隣の方ということが先ほど出ましたんでしょうか。近隣中心ということでしたっけ。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  場所に限らず、参加意欲のある方は基本的にはどなたでも参加いただきたいという思いでございます。ただ、やっぱり近隣の方にそのところに入っていただくべきだと思っておりまして、その辺はバランスを考えて近隣の方にも加わっていただくような、そんな検討委員会の構成で進めていきたいと今、思っております。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  この検討委員会が政策の構想としての検討委員会なのか、それとも近隣対策としての検討委員会なのかなということで、ちょっと聞いてみたいなと思ってお聞きしたんですけれども、構想としてはあるけれども、構想というか、それは市のほうでいろいろな声をもちろんお聞きになっていらっしゃることだと思うんです。そういう中で、ある程度のものを想定しながら、幾つかのパターンはあるかもしれないけれども、そのパターンは市民の方の声を聞いてということで理解をさせていただいたらいいかなと思います。  それと、水道局のこともあると思うんですけれども、水道局については4ヘクタールの中に含まれると思うんですけれども、その部分、どこら辺を想定されているというお話なんでしょうか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  今、まさにそのあたり、どこが適切なんかということを先ほどの業務委託の中で決めていきたいなと思っております。ただ、イメージとしましては市役所の庁舎になるたけ併設するような形で進めていくのがいいんじゃないかなということで、今は考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  このメンバーを少しお聞きしたんですけれども、都市計画の専門家みたいな人ってどういう立場の人が入られるんですか。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  先ほど市民との検討委員会と申し上げました中には、今、専門家の学識の方をその中に入っていただくというようなイメージは想定しておりません。あくまでも行政、市の中で……。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  そうすると、まずワークショップ形式で市民と行政とが意見を、ほとんど市民が意見を言ってくれる場をつくると。それで、それをもってまた別の機関で協議をしていくわけだと思うんですけれども、私もちょっと専門家の人たちと話をすると、この規模の土地、これを利用する場合に、この土地の中に何を建てるかとか、そういう話では既にないやろうと。市全体で、例えば公共ゾーンをここに固めていくと、いろんな公共施設だとか将来を見越してつくる場合やったら、もう全体、宝塚市の道路から橋からそういうので考えていかないとそこが有効には機能しないと。ただ何かほかにつくろうと思っていたけれどもここに持ってくる、だから何かをここに建てるというふうなことでは、やっぱり50年、100年がかりで宝塚全体をどういうふうな形にしていくかという議論にならないんじゃないかというふうなことも言われています。  ワークショップはワークショップで市民はいっぱい夢を出してこられると思いますし、逆に、絶対嫌という、これは困るという意見とか出てくると思うんですけれども、逆に、市民がせっかく集まっていろいろ考えたのに全然違う形になることというんですか、そこに専門家的な視点がないことで、抑えてほしいとかじゃ全然ないんですけれども、そのギャップというんですか、基本的な考え方みたいなものはどこであわせていける場が出てくるのかなという気もするんですけれども、今の段階でイメージがあれば、最終決定までの間のいろんな機関の置き方というんですか、もし考えておられたら教えてほしいんですが。 ○三宅 委員長  福永政策室長。 ◎福永 政策室長  NTNの土地利用に関しまして、これまで積極的に地域の方々や市民の方々の意見を取り込んで議論していくということをしてきませんでしたので、今回、検討委員会を市民主体でつくって行政と話し合っていくということで、今イメージしているのは市民主体のものでございます。  ただ、そういう意見も反映しながら、庁内的にはいろんな部課が集まってそういう庁内の検討委員会でいろいろ議論してきましたので、少し基本構想を策定していく過程では、庁内の検討委員会の中で最終的な行政としての方針を決めていきたいと思っています。その過程で、必要に応じて都市計画やらいろんな学識の先生の御意見を聞く必要が生じたときに別途聞いていくというようなことはあろうかと思いますけれども、基本的には、学識の方を含めた検討委員会をつくろうという意見のほうでは、今のところはちょっと考えておりません。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  休憩をいたします。1時再開といたします。                  休憩 午後 0時05分                ───────────────                  再開 午後 1時00分 ○三宅 委員長  それでは、予算特別委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き質疑を行います。  次に、地域公共交通導入支援事業に関して質疑はありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  簡単にお聞きすることだけお聞きしますが、代表質問でも答弁いただいたので大方の概要は存じておりますが、その後、何か具体的に前に進んだことがあれば教えていただけますか。余り日にちはたっていないから余り変わりはないと思うんですが。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  今回のバスの運行でございますが、御承知のように平成15年から長寿ガ丘、月見山のほうで地域でバスを走らせるというような御要望がありまして、市と地域と密接に連携しながら、やっと昨年、長寿ガ丘の長と月見山の月、長月バス運行準備委員会という組織が発足されまして、その中で主体的に自力でバスを走らせていこうということで、ことしの秋から2週間から4週間、一月ぐらいかけて、月見山の周囲をぐるりと1周してJRの宝塚の駅に戻ってくると、そういう試行運行を実施いたします。  それを踏まえまして、この後にこのバスの運行のいろんな評価のために、委託を使って年度末までに最適な運行計画というものをつくり上げるというふうに考えております。  具体的にそれ以降に、日がございませんので御指摘のようには進捗しておりませんけれども、この秋の試行運行に向けて、また地域と基本的に協議をしていきたいというふうに考えております。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  代表質問でも答弁いただいたバスの停留所とか、今、合意形成に努めているというふうに伺ったかと思いますが、停留場所というのはもう確定というか決定されているんでしょうか。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  現在、バス停といいますか、今日の試行運行は無料で運行しようとしておりますので、運行法上のバス停ということではございませんが、乗りおりする場所ということで今考えてございます。  ただ、一定ほかの交通にも影響いたしますので、警察等とも協議しながら一定、案を絞り出しているところでございます。この案について、今、沿道の御了解等、地元のほうが話を進めているという状況でございます。  以上です。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  では、ことしの秋に2週間から4週間の試行運行をして、実行計画を今年度末に大体仕上げていくというふうになりますということを伺ったかと思うんですが、本格運行のめどというのは、それを受けてでないと組めない部分があるかと思いますが、大体どれぐらいを想定されているんでしょうか。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  今年度末に運行計画を立案いたしまして、来年度に実際に実証的にバスを走らせてみて、本格的には再来年度以降にそれが実現できるかどうか、そのあたりをしっかり来年度検証していきたいというふうに考えております。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その中で、一般質問でもお聞きしたことがあることなんですけれども、市内のほかの空白地域に対しての連携とかというのはこの運行計画の策定をでき上がるまでに考えておられるのか同時並行なのか、それをもって全て運行計画まで終えて本格運行してからのことになるのか、その辺のところは何かめどがありますか。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。
    ◎尾崎 建設室長  2011年に私ども宝塚市の運行計画を定めました地域総合連携計画というものですけれども、そこにおいて、地元が主体となって地域の公共交通をつくっていく地域というのを何カ所かリストアップしている状況でございます。  今回、月見山の事業が進んでいる中で、我々が支援していこうという内容を具体的にさせていただいております。その支援内容を具体化したものを利用しながら、今後、並行的に他の地域でも御要請があれば支援していきたいというふうに考えているところです。  以上でございます。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  市内への波及も同時並行に考えているということと、もう一つは、隣接している地域の連携に関して一つだけお聞きしますが、ことしの初めだったのか去年の終わりぐらいでしたか、この地域に隣接する西宮市の北部のほうで宝塚駅を発着とするコミュニティバスか、ちょっとよく覚えていないんですが、もうそれは運行されていたんでしたか。その辺のところをちょっと聞かせてもらえますか。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  西宮地域におきましても、実は実験的に無料でということで、3日から5日間やったと記憶しておりますが、実験を行われています。ただ、その地域についても本格的な運行にはまだ至っていないというような状況でございます。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その地域も今、実験運行したところで、計画を今策定中みたいな形でしょうか、西宮市さんは。 ○三宅 委員長  簗田道路政策課長。 ◎簗田 道路政策課長  西宮市域におきましては、先ほど答弁ございましたように昨年、5日間の運行を行いました。この運行は、全く地域の自治会の皆様が費用を出し合いまして、全くの地域主体という形で行われております。  今年度、西宮市におかれましても、市が専門家を派遣したりとかということで、地域とともに運行計画を練り上げていくという計画になっておるというふうに聞いております。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  では、そちらのほうの連携というのは何か今後は模索される予定なのか、全く別個で動いていることなのか。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  確かに他の地域の動きも注視しながらですが、一つ大きな課題としまして、我々の今の月見山地域において採算性を合わすという、より効率的な運行計画を立てるということが大きなテーマでございます。それに一時的には提言し、他地域との連携がこの計画をより効率的にするものであれば、連携をも視野にというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  進みぐあいというのはそれで何となくわかりました。  ただ、この事業というか、運行に関しても初めての試みなので、本当にこれが成功するかどうかということで、今後の市内のほかの空白地域の運行とか、また行く行くは近隣の市との連携というのにかかわってくるかと思いますので、よくその辺のところは、今も進めていただいて協議していただいているとは地域の方からもお聞きしておりますが、これだけの費用をかけてやるわけですから、失敗はできないわけですし、しっかり連携のほうをとっていただいて進めていただくようにお願いして、終わります。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  確認なんですけれども、もちろんノンステップバスですね。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  実は、現段階ではどのような車両を使うかというのはまだ決まっていないような状況でございます。もちろん、市がかかわっての地域公共交通でございますので、バリアフリーの観点は重視した上での、そういうような交通なりを使用していきたいというふうに考えてございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  それと、気になるのがバス停が今のところ決まっていないという形での運行。ノンステップバスになったら、やっぱり乗りおりするのに適正な位置というのがあると思う。前もいろいろ問題があったように思うんですけれども、その辺も考慮しなきゃいけないと思うんですが、いかがですか。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  バス停につきましては今現在地域とも調整しているところでございまして、今、井上委員おっしゃったバリアフリーに適合したようなバスの乗りおり、バス停といいますかバスの乗りおり場所ですね。そのあたりはまた私どもも現地を歩くなりして、できるだけスムーズに、かつ地域で乗りおりしやすい便利な最適なところを模索していきたいというふうに考えております。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  それはよろしくお願いしたいんですが、とりあえず、そこからいわゆる重度の障がいの人でも出ていけている人がいるのであれば、そういう人たちの地域の意見も聞いてもらいたいなと。具体のどこにとめるかという協議の中には、地域でそういうものでないと利用できない方の御意見も聞いていただきたいと申し上げておきます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  山本委員。 ◆山本 委員  今、空白地域のバスの運行ということでお聞きしましたけれども、これ、西宮地域ということは宝生ケ丘ということになるかと思うんですけれども、いいのかな。 ○三宅 委員長  簗田道路政策課長。 ◎簗田 道路政策課長  先ほど答弁申し上げました西宮市の活動は、お隣の宝生ケ丘、生瀬高台、それから武庫川を挟みまして花の峯、青葉台、この地区になっております。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  ということは結構広範囲な地域になりますよね。これ全部で何人ぐらいかおわかりになりますか。およそで結構です。 ○三宅 委員長  簗田道路政策課長。 ◎簗田 道路政策課長  定かな情報ではないんですけれども、4地区を合わせて人口規模としては5千人程度と聞いております。一方で、私どもが検討しております長寿ガ丘、月見山地区は人口が3千人ほどの地域でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  これも5日間ということですけれども、本格運行は決定ということなんでしょうか、お隣。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  今の西宮地域の本格運行が決定かという御質問ということで確認させていただきます。  西宮地域は、今御答弁させていただきましたように一度市民の手で実験をやってございますが、その後、より本当に採算性の合うような、そういうような運行計画を今練っているところというふうに聞いてございます。本格運行がいつかというようなことにつきましても、まだ具体になっていないというような状況でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  これは、そしたら西宮は市のバスで運行ということなんでしょうか。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  西宮市域におきましても、地域の交通に対しての支援というふうに確認してございます。  以上でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  兵庫県の場合、他市と共通に運行ができれば県のほうから補助金がおりるかなということもあるんですけれども、宝生ケ丘というところ、以前も提案させていただいたんですが、ちょっと広範囲になってしまったら難しいなということを感じました。  それと、先ほどお聞きして、今テスト的に運行してみるということなんですが、これの成果を見て来年から再来年以降本格運行を考えるということですけれども、テストケースの運行をしてみてどの程度乗っていただければというか、運用成果があれば本格的な運行を考えるということなんでしょうか。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  基本的には、いかに採算に乗るかというところがバスの実現の鍵に通じるんではないかと思います。  一度、今回試行的にバスを走らせてみて、どのバス停でどの時間帯に何台走らせてどのぐらいのお客さんが乗っていただけるか、それで、料金をじゃそこで幾ら設定すれば収支とんとんで採算ベースに乗るのか、そのあたりをじっくり検証しながら、来年の実証運行、ひいてはそれが継続的に実現できるようなそういうバスの運行計画、料金体系も含めたそういったものをつくっていって、できるだけ自立して採算ベースに乗って安定的にバスが走行できるような、継続できるような、そういう計画を始めていきたいと思ってございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。とりあえずは西宮の例も一度いろいろ調べていただいて、実質的な運行というか、これが最小ではないと思うんですけれども、今後、いろんな地域に波及していくかなと思うので、空気を運んでいるバスを運行してしまうということがないようにというのが一番御心配になっていると思うんです。  今回、無料でのテストケースということなんで、それの時間もまたちょっと違うかなと思うんですけれども、急斜面地ですので、仕事、学校の帰りの時間はやっぱり乗られる方、お買い物の帰りに乗られる方、おりてくるのは朝まだおりてくるかなと思うんですけれども、やっぱり上りは荷物持って帰ってきたらちょっと大変なのかなと思うんです。それが一番、やっぱり運行としては乗られる方も多いかもしれない。この間9時から5時までみたいな感じでお話を聞いたので、これ、夕方の時間もちょっと拾ってみないと様子がわからないかなということを感じるんですけれども、運営として採算ベースに合うようにというか、しっかりそこら辺、一番思っていらっしゃると思うですけれども、見ていただいて、頑張って検討していただきたいと思います。 ○三宅 委員長  ほかに質疑ありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、緊急雇用就労機会創出事業と協働促進事業に関して質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、文化振興事業宝塚市民文化芸術振興会議委員報酬に関して質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  ソリオホール改修も。                  (「違う」の声あり) ○三宅 委員長  よろしいですか。文化振興事業宝塚市民文化芸術振興会議委員報酬についてはありませんね。                  (「はい」の声あり)  では、この事業はこの程度とします。  次に、手塚治虫記念館開館20周年記念事業に関して質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  駅からの足型で誘導するという案は、これも10年ぐらい前からいろんなところで出したり聞いたりしてきた事業ですけれども、なかなかプロダクションとの関係で実現できないというふうにいつも断られてきたというふうに思っています。今回、実現できた何かいきさつというか、契約関係とかもしあればお聞きしておきたいんですが。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  ちょっと私の捉え方と違うんですけれども、手形、足型の関係は従来からいろいろとありましたけれども、手塚プロダクションとの関係というのは当初から別に問題なかったと私は思っております。御協力は得られている。ただ、従来からありましたのが、花のみちを歌劇の道、それから湯本通りのほうをアニメの道ということで観光プロムナード全体の路線のイメージをどうしようかというときに、歌劇の道とアニメの道で両方からというふうな計画というか提案もございました。その中で実際に実現できたのが花のみちのほうで、歌劇の道っぽくしていこうということで歌劇像を数カ所設置をしたというか、それが実現しましたけれども、あとアニメの道が、果たしてそのイメージに湯本通りを通ってとか、それがコンセプトとして合うかなというのは、何か取ってつけたような苦しいところがあるんじゃないかなというような意見もありまして、それについては見送りをしてきたということで、そのまま保留になったままになっておりました。  ただ、記念館に対する誘導というのはやっぱり当初から課題でありますので、駅のところで改札につけさせていただいたりとか、あるいは曲がり角にのみプレート状のものでは案内できておりますけれども、それにあわせてブロンズ像を置いてはどうかなという御提案もありましたけれども、ちょっとそれはどぎついかなという意見もありました。  結果、足型タイルというのは一つの考え方ですねということでは、全国的にもそういう修景を兼ねた案内サイズということで、単に方向の案内だけじゃなくて、まちの景観上も少しアクセントになるようなデザインということで、そういう見解では何とか実現したいなという思いは最終的にはそのあたりに収れんされて進んできたんですが、それをやるについては今回の20周年という事業に合わせて取り組むのが一番イメージアップになるかなということで、今回、実現しようということで提案をさせていただいております。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  それは私の勘違いだったみたいで、プロダクションとの関係なのかなと思っていたんですが、むしろうちの市の事情ということで、20周年にちょうど楽しい企画じゃないかと思うんですけれども、実際、最寄り駅というのは南口のほうですか、想定しているのは。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  手塚治虫記念館への最寄り駅、距離的には宝塚南口駅が近うございますけれども、今回は南口駅と、それから終点の宝塚駅の2つのルートで考えております。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、本事業についてはこの程度とします。  次に、その他総務費について質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  すみません、先ほど振りかけたソリオホールの改修工事費についてなんですが、これは市内業者でやれる規模の工事なんだろうか、工事の内容は……。 ○三宅 委員長  土屋宝のまち創造室長。 ◎土屋 宝のまち創造室長  工事の内容について御説明申し上げます。  大きくは2つでございます。  照明器具、ムービングライトの更新ということで、ソリオホールの舞台の上手、下手部分に常設されているムービングライトの設備の更新です。これは、平成5年のソリオホールオープン時から約20年間そのまま使っておりまして、長期間の使用により劣化が進んでいるというものです。これにつきましてはムービングライト18個を更新いたします。その費用が2千万余り、そして工事費、制御盤の費用が1,500万余り、合計3,600万余りの予定でございます。  もう一つが音響卓の更新でございます。これも同じようにオープン当初から20年近く使っているものでございまして、動作の不良やノイズの発生などの機能不全が出ております。そのような中で、ミキシング・コンソール、音響の調整をする機械で700万円、そして工事費で800万円、合計で1,500万余りの工事を予定しております。  以上です。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  内容的にはちょっと特殊な内容かもわかりませんけれども、規模的には市内事業者でもやれる規模なんかなと思って、その辺で市内業者の育成という観点から市内業者を使うべきだろうし、例えば一括発注なのか、今何通りかありましたけれども、分離発注するのか、その辺、何か予定あるんですか。 ○三宅 委員長  岡本国際文化課副課長。 ◎岡本 国際文化課副課長  ソリオホールの改修につきましては、閉館して改修するという工事が必要になっております。予定では、2月中を休館といたしまして1カ月の工事期間という形にさせていただく予定でございます。専門的な工事になるかと思いますので、一括にできるか、それとも分割になるかというところにつきましては担当施工課と協議をいたしまして進めてまいりたいと思っております。
     以上です。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  これから詳細が決まっていくんだろうなという感じを受けましたので、ぜひ市内業者を考えていただいて、やはり今言われている公契約の取り組み、労働者福祉の観点、つまりは発注して、言い方は悪いですけれども、とったところがピンはねするような形態の公共事業じゃなくて、やはりそこで働く労働者までしっかりと、税金ですから賃金として適正な賃金を得られるような仕組みも考えていくという庁内連携も必要かなというふうに感じておりますので、お願いします。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  29ページの分のソリオ宝塚駐車場管理事業と、それから宝塚駅前サービスステーションの管理事業なんですけれども、ともに修繕負担金の単価が増になったということなんです。何で修繕積み立ての単価が増になったのか、その理由をちょっと教えてもらっていいですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  それは、まず私のほうからは上段のソリオ宝塚駐車場管理事業の修繕負担金についてですけれども、これは、かねてよりソリオ1の管理組合のほうで修繕積立金の増額を検討されておられました。シミュレーションをされた結果、現行99円ではもう早晩資金ショートしてしまうということが明らかになってございましたので、昨年度末から各権利者との協議を進められまして、具体的には4月11日に店舗部会の役員会において決定され、4月25日に店舗部会全体会で説明会を開催されて、5月末の管理組合総会、実はこれ5月27日と決定してございます。こういう流れを受けまして昨年度末から私どものほうと協議を進めてきまして、資金ショートを起こさないようにということで当面、平米当たり300円に改定するという決定を見られたということでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  岩木市民生活室長。 ◎岩木 市民生活室長  宝塚駅前のサービスステーションの関係なんですが、今、部長が答弁しましたように、修繕費のほうの積立金が値上げをしましたので、その分の増額を補正しております。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  同じ理由ということでいいですか。              (「そのとおりでございます」の声あり)  修繕積み立てが今のままでは要は不足すると、資金ショートを起こしてしまうということなんですけれども、シミュレーションされたということです。これは長期修繕計画を立てられたということやと思うんですけれども、新たに長期修繕計画ができたのか、それとも、もともとあった長期修繕計画を見直した結果、資金ショートを起こすという可能性が出てきたのか、どちらですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  もちろん当初から決められておられましたけれども、今回、大きな契機の一つが、一つはソリオがオープンしてから20周年ということを迎えるということ、それと今、ソリオ1、2、3につきましては集中管理で行われているものを分離していこうではないかということがございまして、実は、ソリオでは、棟によりましては全く修繕積立金の徴収されておられない、そういうところもございまして、そういう問題が20周年ということと重なりましたので、今回、ソリオ1だけにおいてきちんと現時点での徴収積立金を積算し直そうということが大きな契機でございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、今まで修繕ということに関してソリオの全体が危機意識的なものを持っていなかった部分もあって、それを再度20周年ということを契機に見直した結果、平米当たり99円の単価では足りずに300円の単価にしないと当面は資金ショートしてしまうよという結果、上げるという形になったということなんですけれども、平米当たり300円という数字も大丈夫なんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  実は、その値上げの仕方につきましては店舗部会等でいろいろ議論されてございます。毎年少しずつ上げていくのはどうかとか一度に10年か15年もつような金額を上げてしまうのはどうなのか、一定上げて一時金で対応しようと、そのような意見もございました。実は、今回値上げする300円につきましては当面という言い方です。ですから数年程度についてはやりくりできるけれども、それから先については、やはり資金的には苦しいということがあります。  ただ、これまで余り細かく店舗部会さん初め細かく議論されてこられなかったので、これを契機に、この数年以内にきちっと皆さんで議論されて、しかるべき赤字についてきちっと結論を出していこうということで、暫定的な扱いというふうに理解していただきたい。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  では、平米300円ぐらいになるんですけれども、やり方はいろいろあって、最初一時金でやるかどうかいろいろあるとして、全部修繕積み立ててやるとしたら平米当たりの単価をどれぐらいまで上げないと要は資金ショート起こさないところまでいくんですか、最終。 ○三宅 委員長  山下都市整備室長。 ◎山下 都市整備室長  私ども最終的に聞いておりますのが、今、暫定的に300円ということですけれども、最終的には500円程度になるのではないかと聞いております。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、99円から300円、大体約3倍上げることによって、今回の補正予算で上がっている1,200万ですよね。これが補正予算ですから7月からの分ということで考えたら、年間1,500万ぐらい上がっていって、さらにこれの1.6倍ぐらいですか、上がるということで、今回の補正の数字よりもさらに数年後、修繕積立金が上がっていくというふうに考えていいんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  単純にそういうことになります。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  かなりの負担になるのかなというふうに率直に思います。ソリオですから、床を持っていて、その床を賃貸で貸していて賃料が入っていてという形やと思うんですけれども、その入ってくる年間の賃料と修繕積み立てとの関係、どれぐらい多いのか、どれぐらいペイできているのか、もしくは修繕積み立てが上がったから賃料を上げることができるのか、そのあたりのところはどうなんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  まずは賃料という考え方なんでございますけれども、実はこれ平成5年オープンのときに、当時の整理の仕方としまして、市が床を取得した金額、これを税法上の耐用年数、今回45年という想定で均等償還していくと。実はその後、平成7年に震災が起こりましたので、震災でかかった修繕料も含めまして、それを毎月均等でお貸しするというスキームになってございます。その額は現在、月210万円ということですので、市がソリオ、宝塚都市開発にお金としましては年2,520万でお貸ししているという形になってございます。  ですから、次に委員御質問のこの金額を例えば修繕積立金がなくなるという事態ということになるんですが、あくまでも修繕積立金は床を所有しております市がその財産を維持管理していく費用でございますので、この費用と比較して多い少ないというのはちょっと……。という観点で今まで考えたことはございませんでした。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、修繕積立金が上がったからといって賃料をその分上げられますよというものではないと、考え方としてそもそもそういう問題ではないので、上げられるものではないという理解でいいんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  市もそういう考え方をしてございますし、また、ソリオ宝塚さんも床をお持ちですけれども、今回の修繕積立金値上げについては、それはたな子さんのほうに転嫁するという考えで整理をされておられます。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  今ちょっと試算したら1,200万ちょっとぐらいで、7月からですから10カ月ですか、やっぱり大体、年間でいくと1,600万ぐらい増になるのかなと思います。その1,600万、仮に1.6倍ぐらいまで最終、平米500円に上がっていったとしたら2,500万ぐらい、つまりは年間の大体の賃料とほぼイコールぐらいのところまで修繕積み立てが上がる可能性が今のところあると。少なくとも足らずですから、最終一時金払うとしてもその部分ぐらい、今まで入ってきた賃料が全部修繕積み立てとして出ていってしまうという可能性があるという状況下で、ソリオの床を保有し続けるということに関して意味があるのかどうかというのは一回検討せなあかんのかなと思うんですけれども、そういう議論はあったんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  実は、同じような形でやっておりましたソリオ4の駐車場というのがございまして、そこは市が土地所有者から床をお借りしまして、その地代と建物、これも同じような建物、償却ですね。これをあわせてソリオ宝塚都市開発に貸し付けてございます。あくまでも当時の都市基盤整備をして来街者用の駐車場を確保していく、それと商工振興、いろんな観点から駐車場をそういう形で貸し付けるという形になってございましたので、今回、ソリオ1の地下駐車場というお話が出てございますが、恐らく議論する場合は、これと花のみちの駐車場及びソリオ4の駐車場、全てを一括してと。これは、私どもも実はソリオ1の地下駐車場では今、ソリオ宝塚都市開発は収益を上げておられます。ただ、ソリオ4については赤字が出てございます。会社に対しましては、赤字部門を市に返すから黒字だけ置いておくとか、そういう議論にはならずにセットでの話ですよという形でさせていただいておりますけれども、今後の大きな課題であるとは認識しておりますけれども、今現時点で即、今回の長期修繕積立金の値上げをもって全ての議論をというところまではちょっと機は熟していないのかなというふうに思ってございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  ということは、とりあえず当面は、これ補正予算で上げていますから、修繕積み立ての値上げを受け入れると。数年後にまたもう一回上げるという議論が当然出てくるであろうと。最悪、賃料と同じぐらいのそういう金額を払い続けなければならない状況になったとしても、その値上げは受け入れていこうという選択肢は持っているということなんですか。 ○三宅 委員長  大西都市整備部長。 ◎大西 都市整備部長  実は、ソリオの駐車場につきましては現時点、最近ここ二、三年収益が悪化してございます。それは、地域にコインパーキングがふえてきたようなこと、もしくは商店が縮小してございましたので、遠くから車でソリオへ来られるお客様が減っておられるというようなこともあって、なかなか駐車場だけをもってどうだという議論にはなっておらないと思います。ただ、今、委員御指摘のように、長期修繕積立金については漸増といいますか、ふえていく方向にあるのは事実ですので、今後、ソリオ等の会社とは、今申しましたほかの駐車場をあわせてあるべき姿に、それと所有形態をどうしていくのかとか、そういうことを含めて協議は続けていきたいというふうに考えてございます。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  なければ、総務費についての質疑はこの程度にとどめます。  それでは、次に民生費に入ります。  質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  範囲が限られているのでそこに絞って、説明書の32ページ、生活保護適正実施推進事業の手数料63万円、生活保護基準の見直しに伴うシステム改修ということなんですが、これは8月から生活保護基準が下がったことによる援護課のシステムなのか、それともほかにも付随して変わるものも含まれておるのか、その辺まずお聞きします。 ○三宅 委員長  島廣福祉推進室長。 ◎島廣 福祉推進室長  今の御質問でございますが、生活援護課の生活保護費を行っておりますシステムの改修の経費でございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  これも8月からだと思うんですけれども、いつ改修されて8月5日の支給の分からになるのか、その辺のスパンについてもう少し詳しく聞きたいんですけれども。 ○三宅 委員長  塩見生活援護課長。 ◎塩見 生活援護課長  システムの改修スケジュールでございますけれども、一応7月上旬には保護費の決定を7月分としてしなければなりませんので、今、7月の上旬の改修に合わせて作業を進めておるところでございます。ただ、まだ実際のシステム改修、業者に委託をおりますので、具体的な日程はまだ確定しておりません。  以上でございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  保護費が下がるということがどれだけ周知をされているのでしょうか。8月5日の混乱とかということはどの程度想定されているんですか。 ○三宅 委員長  島廣福祉推進室長。 ◎島廣 福祉推進室長  生活保護を受給されている皆様につきましては、今回の保護基準の引き下げは大方の方が何らかの形で影響を及ぼしますので、今月中に、国が出しております幾つかのパターンがございます。それをもとに、皆様にこういう形で今後減額されていきますという大まかなことをお知らせしようと思っております。  あわせまして、7月に入りますと保護基準が超えてしまう、収入が超えてしまう方が中には出てくる可能性がございます。そういった方をこれから個別に見ていきまして、該当する方につきましては一人一人御説明をしていきたいというふうに考えてございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  これは、本当にちょっと考えただけで8月5日の混乱というのが想像できるんですけれども、今の職員体制で、保護費が何でこんなに下がったんやとかいうことの対応というのは十分できるんでしょうか。毎月、基本的に5日にここに取りに来るということになっていますから、多くの方が同じように来られて、そこで気づく方はそこで説明を求めるだろうし、一旦帰って先月と違うなと思った人がまた問い合わせに来たりという、この辺はどの程度考えておられるのか。5年に一度の見直しとかということでしょうから、過去にもそういうことがあったときには一定の対応がされているのかなというふうに思うんですが、その辺どうですか。 ○三宅 委員長  島廣福祉推進室長。 ◎島廣 福祉推進室長  今回の見直しにつきましては、3年かけまして最大10%以内の引き下げを行っていくということでございます。中には7千円程度引き下げの方がいらっしゃいますし、少ない方は1千円程度ということでございます。個々に、影響のある方につきましては説明していきたいと思っております。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  これ、保護費の改正にかかわらずこれまでも何回か指摘させてもらっているんですけれども、もともと保護費の支給日に、特に就労されている方がちょっとその給料が時間差で反映されたりするので、当然毎月の給料が変わったりしますから、保護費もそれによって変わるんですよね。それがわかるようなものがついていないので、本当にそれが正しいのかどうか受給者がわからないということがあるんです。  一方で、国のほうで就労義務とかというのが働ける人には働いてもらおうとかいうことをどんどんやられていっていますけれども、まずその仕組み、システムを変えないと、本人が保護をどれだけもらっていて、働いた収入がどれだけあってどれだけの控除を受けているのかというのがよくわかるような、全くとは言いませんよ、よくわかるようになっていない。そこが大事やと思うんですよ。本人にやっぱり自立をしてもらうんであれば、そういうこともシステムの中にちゃんと入れていって、毎月本人が理解できる、自分はこれだけ給料をもらったから保護費がこれだけになっているんだというのが毎月それを見たらわかるものをつくっていくことは必要だと思うんですが、それができていない中で切られていったりとか保護費を減らされていくというのは少し問題があるような気がするんですが、その辺の改善はどうお考えでしょうか。 ○三宅 委員長  塩見生活援護課長。 ◎塩見 生活援護課長  決定通知、変更通知の見にくさにつきましては、以前から御指摘もありまして、私ども、他市の決定通知なども参考にいろいろどのような形が見やすいか検討してまいったんでございますけれども、今まだ検討中でございます。何分細かな計算が決定の中の内訳として必要になるので、何が一番見やすい内容かということについてまだ検討させていただいている最中でございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  本人がどれだけ就労してどれだけの賃金というのは報告するわけですから、それが一定反映されて、その数字に基づいてこういう額になっているというの、そんな難しいことではないと思うんですが、なるたけ早い時期に改善してもらえたらというふうにお願いしておきたいと思います。 ○三宅 委員長  ほかに質疑ありませんか。                 (「ありません」の声あり)  ないようですので、民生費はこの程度とします。  それでは、衛生費に入ります。  質疑はありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  再生可能エネルギー推進審議会委員報酬の下のところ、いいですか。講師の謝礼ところでもいいですか。 ○三宅 委員長  何でもいい。  大島委員。 ◆大島 委員  講師謝礼が減額になっているのは、じゃ理由みたいなのを。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  当初予算では、昨年度から実施をしてきておりました研究会形式で見識者の方に単発で来ていただくような予算をとっておりましたけれども、このたび審議会を可決していただきということで、方針を変更といいますか、補正で上げさせていただいておりますので、単発で終わらせていただく有識者の謝礼は減額させていただいたものです。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  説明書の34ページ、火葬場の炉の修繕の分なんですけれども、2,500万円、これ地域の元気臨時交付金で地域経済活性化・雇用創出臨時交付金ということになっていると思うんですが、さっきソリオもそうなんですけれども、こういう目的になっているということで地元の事業者であるとか地元の雇用とか労働者福祉という辺が考慮されるべきものかなと思うんですが、その辺の予定について、わかれば教えてください。
    ○三宅 委員長  津田生活環境課長。 ◎津田 生活環境課長  火葬炉の修繕におきましては、ちょっと物の特殊性というものがございまして、修繕に関しましては一定、地域というよりはもともとの設置していたところを考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  もともとの事業者だからもともとそこにいる従業員さんがやられるということで、これは地域経済活性化・雇用創出、そういう事業に当てはまったからそれを活用するということで、特に目新しいそういう雇用の創出とかということにはなってこないということなのかな。修繕するから、当然それだけを見ればやるよりやったほうがいいということなんでしょうけれども、特に新しいことはないということですか。 ○三宅 委員長  津田生活環境課長。 ◎津田 生活環境課長  委員おっしゃいましたように、特に市内の事業者という視点から見ますと今回に関しては寄与しないですけれども、事業としてはお金をかけて作業を生み出すというところでの修繕という形で考えております。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  山本委員。 ◆山本 委員  再生可能エネルギー基金積立金ということなんですけれども、再生可能エネルギーの基金ができまして、1年……                 (「1年少し」の声あり)  ということになるんでしょうか。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  推進課をつくりまして、今年度は2年目でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  それに向けまして積み立てをされるということなんですが、積み立てをされるということは、これは目標というか、成果は何で上げようということで積み立てをされるんでしょうか。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  このたび基金を立てさせていただいておりますのは、もちろん電力売電で売った電力の一部なんかを積み立てていきたいというところもございますし、何より、事業に使わせていただきたいと考えておりますし、再生可能エネルギーを推進していくまちであるということを市の姿勢をはっきりさせて我々の課として進めていきたいという思いを持って、担当課から切望しましてここまで来ておりますので、基金を持たせていただいて再生可能エネルギーを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  その再生可能エネルギーの目標というか成果目標というか、何を目標にやられるのかなということをお聞きしたいんです。最終地点。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  再生可能エネルギーの導入促進という形で今、事業を進めておりますけれども、具体的には、やはり宝塚市のポテンシャルといたしまして太陽光が最も取り組みやすいというんですか、エネルギーの保存量としましても太陽光エネルギーが一番取り組みやすいんではないかというふうな形も出ておりますけれども、そういった形で市民なり事業者が協力いたしまして、小規模な太陽光発電のより多くの設備の導入していきたい。それは、要は市内全体でできるだけ再生可能エネルギーの活用を進めていきたいというふうに思ってございます。具体的な例えば年間何キロワットとかそういった目標については、現時点では明確に目標値というふうな形の定めはしてございませんけれども、今後、審議会で議論をいただく中で、一定目標値的なものも含めまして議論いただきまして、新エネルギーのビジョンでございますとかそういった方向につなげていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  数字にはなくてもいいと思うんですけれども、この課をどういうふうに発展させてどういうふうにしていきたいのかなということにちょっとつながるんです。エネルギーのことを考えることは非常に大事かなとは思うんですが、今現在、すみれ発電所なりやっていらっしゃる部分があると思うんですけれども、今こういう事業としてやっていらっしゃるところが何カ所あって、何キロワットぐらいの成果が上がっているんでしょうか。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  すみれ発電所といいますか、市民の方が営利目的ではなくて安全なエネルギーをつくるためにやっておられるので、我々が承知しておりますのは、すみれ発電所が11キロワット、その隣の西谷ソーラーの会という3人の方が集まってやられているのが30キロワット、主にはそこだけというふうに理解していますので合計41キロワットにすぎない量なんですけれども、そういった小規模な発電でも少しでもふやしていければと我々の課では取り組んでいるところです。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  以前に販路のこととかもいろいろお話があったかなということも思うんですけれども、西谷は3人の方がそこのまた別にやっていらっしゃるのか、建物か何かでやっていらっしゃるのはまた別で。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  農地だったところを転用されまして地べたに太陽光パネルを並べておられるのが11キロワット、農地の地べたの上にコンクリートの架台をつくられてやっておられるのが30キロワットです。少々細かくなりますが、以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  それに対しては市はどれぐらいの助成をしているのか、全くしていないのか。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  助成はゼロでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  自然エネルギーを使いましょうねという推進の啓発は必要なのかなと思うけれども、時々市民の方から聞かれるんですけれども、再生可能エネルギーのことを市はやってはるけれども、今後どうしていきはんのやろうというて、市の税金をそれにつぎ込んで大きな事業をするんやったら国でなかったらできへんの違うかなみたいなことを時々聞かれたときに、いやそれはこのためにやっているんよというふうなことが非常に言いにくいというか答えにくい。だから、もう少し市民に対しても啓発事業が必要なのかなということも感じるんですけれども、ある程度の間合いというか、持ったほうがいいんじゃないかと思います。これ、どういうふうに持っていきたいのかなというのはちょっと読みにくいのかなと感じました。  それと、続いてなんですけれども、新ごみ施設のことで去年も一般質問させていただきましたけれども、積立金ということでやっていただく、基金をお積みいただいていると思うんです。今後の予定、まだまだこの委員が何人ぐらいいらっしゃって、専門家が何人で市民が何人とどういう委員会にしようかなという、これをちょっとお聞きしていいでしょうか。 ○三宅 委員長  影山クリーンセンター所長。 ◎影山 クリーンセンター所長  新ごみ処理施設の施設整備基本構想の委員なんですけれども、専門知識経験者の方4名、それから公的団体の代表の方5名、それと市民公募の方4名という構成を考えてございます。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  ちょっと補足させていただきますと、今後の方向性ですけれども、この3月で基本構想の素案というものを市のほうで策定いたしまして、その素案をもとに基本構想検討委員会でより深く議論をいただきまして基本構想というものを作成していただく。その後、やはり基本構想に基づいてさらに深く基本計画でございますとか、そういった形へ進んでいこうというふうに考えてございまして、今私どもが考えておりますのが、新たしい施設につきましては平成36年度稼働を目指して進めていこうということで、本年度、検討委員会並びに基金の設置もあわせてお願いをしたという状況でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。何年をめどにということもお聞きしようかなと思ったんですが、お答えいただけたので。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  ちょっと耳が遠くなったので聞き漏らしたかもわからんのですが、火葬場の炉の修理、市内の業者さんは入らないで、外から、いわゆる設置したところに修繕していただくというふうなお答えでよかったんですね。それをちょっと確認したいんですが。 ○三宅 委員長  津田生活環境課長。 ◎津田 生活環境課長  今、委員おっしゃられたとおりの予定にしております。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  補足させていただきますと、今回予定をしておりますのが各炉の制御盤の改修を考えてございます。この制御盤といいますのが、燃焼バーナーでございますとか送風機とか施設そのものの制御というふうな内容のものがほとんどでございますので、やはり設置をした業者以外の業者でその修繕というのはなかなか難しいというような状況でございますので、設置業者に発注をしていくということになろうかというふうに思います。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  競争入札できるんであれば、その中で、総務費で申し上げたことを競争入札をやるんだったらば、当初これを推進している企業というふうに言いたかったんですが、それはしようがないということで、はい。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  再生可能エネルギー基金積み立てについてなんですけれども、これと今回、セットというか、審議会も立ち上げるということで、総務でも少し質疑をしましたが、これの、先ほど山本委員もおっしゃいましたが、最終的にどれぐらいのスケールの事業を考えているのかというところがやっぱりなかなか見えてこないんです。  基金をつくること自体は別に困ることはないんだけれども、基金をつくることで将来的にかなり大きな出費を見越してのはずですよね。それと、審議会の方向としても導入の推進や啓発というふうになって、もう進むと、何かを事業化するかしないかというんじゃなくて、進む方向で考えていくというようなことになりますよね。太陽光発電というふうになれば、全く規模が想像もできないんですけれども、今の規模が割に小さいものですから、これを基金もつくる、それから審議会でずっと議論もしていく、特に1年で何か結論を出すみたいなんですけれども、どこまで突っ込むのかというのが気になります。  これ、例えば先進市なんかで、近隣の同じような条件の市でこういう事業を取り組んでいるところの例があれば教えてください。 ○三宅 委員長  政処新エネルギー推進課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  視野に入っております先進市といいますか、情報をお教えいただいたりして、先日の土曜日にも講師に来ていただいたりいろいろ交流というか情報交換させていただいております先進市として担当課が考えておりますのは、長野県の飯田市、神奈川県の小田原市、静岡県の静岡市、岡山県の備前市、その4市ぐらいが先進市というか我々の目指している方向かなと考えておりまして、そのいずれもが、寺本委員おっしゃったような市の予算を大量に投資していく手法ではなくて、民間の地域エネルギー事業会社が持続可能な感じでやっておられるというのがいずれにも共通する事例ですので、市のほうで大きな予算を組んだり、県とかが淡路島でやられているようなメガソーラーを市のほうでやったり、そういった市だけで大量の予算を突っ込んでやるようなことは現時点で我々としては想定しておりませんので、今言いました4市のような感じの事例を大きく参考にさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  そしたら、民間でやる例えば静岡なんかでしたら結構たくさん民間企業もあるし、地震、震災なんかのこともありますし、非常にあそこはもう立地的にも広いというか、平野の多いところですし川もありますし、そういうポテンシャルは非常に高いし、そのエネルギーを使って民間でそれを投資してやった場合に、使うほうの企業も大変多いところですよね。そこに企業誘致もたくさん県を挙げてやっているようなところなので、そこと、あと例えば宝塚みたいに住宅都市で大分条件が違うように思うんですけれども、そこはどうなのかというのと、それと、そんなに市が将来的に負担をすることはないということだったら、基金を積むという今回の計画と事業とどう考えたらいいんですか。 ○三宅 委員長  政処課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  基金を積ませていただく話と市の予算を大きく使う方向ではないというお話とか、ちょっと矛盾するとおっしゃられていますかね。                  (「はい」の声あり)  2,500万という予算が再生可能エネルギー事業に使う予算として大きいかどうかの議論はちょっと置かせていただきまして、民間事業者で行う地域エネルギー事業会社が持続可能な形でスタートするまでの間、やっぱり公共、自治体といたしまして率先して導入していくこととか、新発電所なんかをプロポーザルで募集させていただくこととか、一定財源が必要であると。一定程度の公共としての率先導入については、やはり財源はちょっと必要だろうというふうに考えておりまして、このたび環境基金というのから目的を特化した基金を立てさせていただいて、再生可能エネルギーに目的を特化した基金で市の姿勢をお示しさせていただきたいという形で我々のほうから提案させていただいて、今日に至っております。  以上です。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  それと、静岡等と宝塚市の住宅都市としての特性の御質問の関連でございますけれども、今回我々が目指しております、例えば静岡市というお話ですけれども、それと、その以前に長野県飯田市の例で申し上げますと、太陽光発電の事業会社が公共施設の屋根を利用して発電事業を行うとか、また、各家庭の戸建て住宅等に対しましてはいわゆるゼロ円設置、事業会社が設置し、売電等の部分を8年から10年程度で各家庭からその設置費用の一部を回収するというふうな、初期投資なしで太陽光発電設備を各家庭の屋根に設置する、こういった仕組みの事業もされてございますので、そういったものを参考にしながら公共施設にも広げていきたいという思いがございますし、各家庭でも広がってほしいという思いもございますので、そういった事業会社等を活用できるような形で今、市民との懇談会とかそういったものを活発に、意識の啓発に努めているというところでございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  ちょっと私の捉え違いもあるみたいなんだけれども、基金の2,500万というのは、これどんどんふえていくものではなく、とりあえず確保というふうに考えていたらいいんですか。 ○三宅 委員長  政処課長。 ◎政処 新エネルギー推進課長  例えは悪いかもしれませんが、子ども未来部立ち上げの際に16億円余りの子ども未来基金を設置して子ども施策に投資するという姿勢を市で示したような記憶が私の中でございましたので、新エネルギー推進課を立ち上げる際にも、財源が欲しいという交渉はしておりましたけれども、課の立ち上げと財源の裏づけがちょっとタイムラグが出ておりまして、このたびようやく基金を設置させていただいて、人とお金をつけて再生可能エネルギーを推進していくまちというのを内外にお示ししたいというのを切望しております。  以上です。 ○三宅 委員長  森環境部長。 ◎森 環境部長  ちょっと補足をさせていただきますと、2,500万、再生可能エネルギー基金を設立した目的というのは種々あるんですけれども、まず、先ほど来から御答弁申し上げておりますように宝塚市としての姿勢を明確にするということにあわせまして、やはり再生可能エネルギーの推進事業に一般財源をどんどん投入するということじゃなしに、できるだけ市民なり民間の資金を活用したいという前提の中で一般財源の投入については抑制をしていく必要があるんではないかというふうなこと、それと、やはり財源についてはより明確な形で、目に見える形でお示しをしていきたいというふうな思いがございまして、今回、基金を設立させていただきました。  したがいまして、この基金にどんどん一般財源を積み立てていって、それで事業をするということではなしに、この基金にはやはり、先ほど申しましたように売電の収入の一部でございますとか市民からの寄附とか、そういった部分を積み立てさせていただきたい。その範囲の中でできるだけの事業を行っていきたいというふうに考えてございますので、一般財源はできるだけ抑制するような形で何とか事業を進めていければなというふうな思いで設立をさせていただいたものでございます。 ○三宅 委員長  中川市長。 ◎中川 市長  ちょっと補足させていただきます。  先ほど山本委員も啓発をと、市民からちょっと見えにくいということをおっしゃいましたが、かなり啓発事業は原部のほうでやっておりまして、先週も100人を超える方たち、もうぎゅうぎゅう詰めでいろんなそういうセミナー、また講師を呼んできての勉強会、市民との協働の中でのいろいろな事業をどんどん外に見える形でやっておりますので、ぜひともそういうのに参加していただくように御案内をいただければうれしいなと思います。勉強会はいっぱいやっております。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  質疑はないようですので、衛生費はこの程度とします。  それでは、次に農林業費を議題とします。  農林業費に関して質疑はありませんか。  山本委員。 ◆山本 委員  先ほど、玉瀬地区のほ場整備のことで減額したということがありましたけれども、減額した理由というのを教えていただけますか。 ○三宅 委員長  千桝北部整備担当次長。 ◎千桝 北部整備担当次長  玉瀬地区のほ場整備事業につきましては、今年度の補正予算で1,200万の減額をさせていただきました。これは、事業をしなくなったというわけではなしに、昨年度末の国の経済対策で1億1千万の工事を予定していましたけれども、そのうち8千万が前倒しで予算化されております。それを昨年度の3月補正でつけさせていただいておりますので、その分の8千万が前倒しで来たということで、その分を減らしてさせていただいたと、市の負担分ですね。ですから、予定どおり本年度の秋に約3千ヘクタールの工事を始めるというふうなことです。  以上でございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。どこか減らされたのかなと思ってちょっと心配しました。すみません。  ほ場の整備、しっかりやっていただけたら、集落営農のためにぜひお願いしたいと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                 (「ありません」の声あり)  質疑はないようですので、農林業費はこの程度とします。
     10分程度休憩をします。                  休憩 午後 2時17分                ───────────────                  再開 午後 2時30分 ○三宅 委員長  それでは、予算特別委員会を再開いたします。  次に、商工費の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  大河内委員。 ◆大河内 委員  代表質問のところでも聞いておられたところなんですが、38ページの最初の緊急雇用就業機会創出事業ですが、宝塚ブランドPRアンテナショップなんですけれども、これは、場所的にはほぼもう決まったんでしょうか。 ○三宅 委員長  古家産業振興室長。 ◎古家 産業振興室長  場所についてですけれども、まだ決まっておりません。効果的に運営するためには大変重要な要素だと思っておりますけれども、現時点ではまだ決まっておりません。  ただ、来訪者の方、市民の方、在勤・在学の方、それから駅で乗りかえられる方とか、そういった方の目にとまって効果的に運営するために宝塚駅周辺の好立地に設けることができるようにというふうに思っておりまして、今、関係機関との調整を始めたところでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大河内委員。 ◆大河内 委員  場所もそうなんです。本当に大切であると思いまして、これも前々からいろんな方から御提案も出ているところだと思うんですけれども、今回PRアンテナショップに関してはモノ・コト・バなんかで出てきたブランドとかのショップとして置いていこうという趣旨だとは思うんですが、観光案内の以前から要望が出ていたかと思うんです。そういったものと組み合わせることでより効果的な運営ができるんじゃないかと思いまして、もうちょっとそういった要素もぜひとも考えていただければなと思うんです。  それから、以前ちょっと聞いておりました観光案内するときに何かICTというか、スマートフォンに何かデータを送りながら観光をするという御提案があったような気がするんですけれども、例えばそういったものを貸し出すにしても拠点が必要になってきますし、そういったものとの組み合わせだとかというようなこともありますので、ぜひともそういったことと組み合わせて、それを進めるかどうかは別として、効果的な運用ができるようなショップにしていただきたいなと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  確かに以前から商店連合会を中心に物産販売所兼観光案内所を設置してはどうかというふうな御提案なんかもいただいております。今回のアンテナショップに関しましては、モノ・コト・バというところでのPRと、それから販売が中心になってまいりますけれども、まさしくモノ・コト・バの「バ」といいますのは主に観光施設のPRということになりますので、ここの部分では観光施設に関する情報発信というふうなところもポイントにして運営をしていきたいと考えております。  それから、スマートフォンを一つの観光案内アイテムとして使いまして、それを生かしていくというふうなことなんですけれども、せんだっての観光協会の総会の中でも一応デモンストレーション、こんなものだということでさせていただきましたんですけれども、まだ少し完成度というか、そういうふうなこともありますので、ほかの市の導入されているところの状況なんかも検証した上で、これも前向きに検討していきたいと考えております。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中委員。 ◆田中 委員  39ページの消費者行政活性化事業の中の、これも昨年度も行われていたと思うんですけれども、多重債務等の特別相談会の弁護士派遣手数料ということで、これも昨年も指摘させてもらったような気がするんですけれども、だんだんと多重債務に限っての相談というのは減ってきていると思うんです。むしろ、それ以外の詐欺的なものとか押し売り的なものとか、そういうほうが最近の被害は多いと思うんです。多重債務に特化して弁護士の相談会をことしも同じような形態でやるのか、ちょっと何か変えた取り組みになるのか、その辺教えてほしいんですけれども。 ○三宅 委員長  古家産業振興室長。 ◎古家 産業振興室長  多重債務の相談会ですけれども、やり方としては去年と同じです。ただ案としましては、月に2回、昼間と夜間とやっておりまして、それぞれ各会6名まで受け付けができるというふうな体制にしておりまして、その中で多重債務の相談、確かに件数は減ってきておりますので、それ以外の枠については一般の法律相談という形でも受け付けておりますので、柔軟に対応してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  それは、市民の方にわかるように、多重債務に特化した相談じゃなくて、今言われたような何とか詐欺とか今よくありますけれども、そういったものも含めてやるということも含めてかということ、それと、多重債務というのは今、消費生活センターの職員の方で十分対応できると思うんです。そこで対応してもらって、どうしても法的なことが必要であれば司法書士の相談会とかもありますし、そういうところに個別に行ってもらうと。あるいは、そこでどうしても法的に相談が必要な場合にこういう機関を利用できるのか、それはそれでまた別で紹介して個別で行ってもらうようなことになるのか、その辺の専門家の指示が必要なときの連携というのはどうなっているのか。 ○三宅 委員長  北芝消費生活センター所長。 ◎北芝 消費生活センター所長  多重債務に関する相談でございますけれども、特に啓発に関しまして市役所で相談実施の周知でございますけれども、これにつきましては、今おっしゃいましたように、多重債務だけではなしに多重債務等ということで案内をしてございます。実際に、そういったことで他の相談も受けておられます。そういった形です。  それから、多重債務の相談につきましては非常にやはり専門的な、法的な問題が絡んでまいります。そういったことから、消費生活センターの相談員におきましても、できるだけその内容については法的な見解を持っておられます弁護士のほうの相談を紹介するようにいたしてございます。どうしてもこういった本人さんの相談の内容を具体的に見ていくためには、やはり法的な見解というものが必要と考えてございます。  以上でございます。 ○三宅 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  もちろん法的な立場というのも必要なんですけれども、むしろ多重債務の場合は、そういう法的なことよりも多重債務に陥った経過、そういうことを聞いて、その原因を断ち切るということのほうがむしろ大事なんです。そういう観点でいくと、弁護士の相談へ行っても解決論だけ、方法論だけになっちゃって、本当の根本である就労の問題であるとか生活苦の問題というところまでがなかなか相談できないというような弱点もあるんです。だからそういうところをもう少し考えていくのと、やはり今言われたように、多重債務等になっちゃうと多重債務メインになるんです。「等」の中にはそういう○○詐欺的なものもだーっと書いて、やっぱりその辺の今の社会的にどういう悪質な業者が横行しているのかというのもアンテナをしっかり張っていただいて、時々に合ったそういうチラシを作成して市民に知らせていくということが非常に大事なのかなというふうに思いますので、今後ともお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  井上委員。 ◆井上 委員  今の消費者行政活性化事業の中の相談員等心理相談講師謝礼と、これ9万円とすごく私は少ないと思ってちょっとお伺いしたいんですけれども、これ、予約をとって何日で、いわゆるどういう専門職員の方がやられているのかというのを簡単に教えてください。 ○三宅 委員長  北芝消費生活センター所長。 ◎北芝 消費生活センター所長  相談員等の心理相談でございますけれども、これにつきましては、日ごろ相談業務に当たっております相談員の心理的なサポートを行うために、年間6回ございます。2カ月に1回程度でございますけれども、臨床心理士による心理相談を行っております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  私が思っていたのは、例えば精神障がいであるとか知的障がいであるとかという方々でこういう多重債務に陥りやすい、陥りやすいという言い方はおかしいんかもわからないけれども、そういう状態に置かれる方が結構いられるんじゃないかということを思って、いわゆる要は福祉制度につなげるなり全体的な形のパワーをしてもらえる相談員というのを思っていたんですよ。そういう考え方というのはあるんでしょうか。いわゆる障がい関係との連携はどうなのかなというところで教えてください。 ○三宅 委員長  藤本消費センター係長。 ◎藤本 消費生活センター係長  今、井上委員の予算の件ですが、障がいを持っておられる方のそういった御相談につきまして、フレミラにございます権利擁護支援センター、こちらのほうと協働して対応するようにしております。  以上です。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  その場合は、手帳を持っていらっしゃるとか、それから何らかのことでこちらが情報として握っていればできるんでしょうけれども、そういうものを持たない、いわゆるフレミラでつないでいるのはそういう方なんでしょうか、それともどういうふうな形でつかんでこちらへ御相談になられるのか、その辺を教えていただけますでしょうか。 ○三宅 委員長  藤本係長。 ◎藤本 消費生活センター係長  現実に障がいをお持ちの方で御相談を受けたことはないんですが、そういった一定のルートを確保しているということでお答え申し上げました。もしも手帳をお見せにならずにいらっしゃった方があっても、相談員が対応している最中にそうしたことを確認いたしまして当方で対応する必要があれば、すぐに対応するようにいたしております。  以上です。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  相談に来られた方または家族の方が来られた方というのはあると思うんですけれども、いわゆる聞き取るという能力が非常に必要だと思うんですよ。その人は何が困っていてこういう状態に陥ったのかと、やはり何でこうなったというのが要ると思うんですよね。じゃないとまた次にいってしまうということに私は陥りやすいというのは何かで見たような気もするので、その辺をもう少し、相手が何を望んでどうしてこうなったのか、いわゆる背景とかということも考えてちょっと相談に乗っていただけたら、借金減らすとか二度とそういうということだけではなかなか解決しにくい、何度も陥っている人がいるんじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。そういう人はいるのかなと。一度解決したけれどもまたそういうふうに。 ○三宅 委員長  藤本係長。 ◎藤本 消費生活センター係長  実際、この3年間でそういった御相談というのがなかったということで、現実的なお答えはできないんですけれども、そういったことになりましたら、いろいろ御指摘がありましたように、その方の状況をしっかり把握した上で先ほども申し上げましたフレミラの障がい者権利擁護支援センターと協働して対応してまいりたいと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  いろんなことを念頭に置いて一生懸命やっていただきたいと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑ありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  資料の4番を見せていただいたんですけれども、ちょっと見方を教えていただきたいと思って、宿泊客が22年から23年にかけてずっと3万人ぐらいふえているんです。下のほうの温泉を見ると宝塚温泉がやっぱり3万9千人ぐらいふえているんだけれども、これは繁栄しているということでいいですか。 ○三宅 委員長  萩原観光企画課長。 ◎萩原 観光企画課長  さようでございます。これ、全体の施設を書きますとすごく長い表になってしまいますので、宝塚温泉の中には若水であったりワシントンなりいろんな施設が入っております。そこから出てきた報告に基づきまして上げておりますので、宿泊客のところが連動した形で上がっておるということでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  宝塚温泉にしても、それから宿泊客というところ、大体13万人ぐらい、あと12万人ぐらいなんだけれども、1年間で3万人ふえたという何か原因があるんですか。どう見てはるんですか。 ○三宅 委員長  萩原観光企画課長。 ◎萩原 観光企画課長  申しわけございません、特に何かイベントがあったりとか、そういうのはちょっと確認のほうがとれておりません。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  経済変動とか何かきっとあると思うんで、こういうのをやっぱり調査していただきたいと思いますから、ぜひよろしくお願いします。 ○三宅 委員長  ほかに質疑ありますか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  予算説明書の39ページ、宝塚歌劇100周年記念事業、これに関しては、トリプル周年ということで代表質問等々市長のすごい思いも施政方針でも言っていただいて、るるたくさんの議員からも質問があったので余り個別なことをお聞きする気はないんですけれども、今回、資料を請求させていただいたナンバー1、いわゆるトリプル周年の関連を一目で見てというか、全予算、総予算、そのかかわりというのをざっと書き起こしていただいて、こういうことだろうなというのはこれを拝見してこうなのかなと。先ほどからも市制60周年事業とか手塚治虫記念館開館20周年とかということで御説明をいただきました。  その中で1点、余り個別の事業等はお話しする気はないんですが、宝塚歌劇100周年事業、この表の中の一番最初のワークショップのところ、観光戦略ワークショップ、このところに書いています宝塚市観光集客戦略に基づき庁内の戦略検討会や宝塚市観光集客戦略検討会ワークショップのメンバーで検討実施ということで、ことしの7月から9月の予定ということなんですけれども、この観光集客戦略の内容というか、どんな戦略に基づいて、いわゆる観光全般にかかわり合いがある今回のトリプル周年事業ではあると思うんですが、たしか観光集客戦略というのは昨年度予算でこれを策定するということで上がっていた施策だと思うんです。その辺はいかがですか。 ○三宅 委員長  山本産業文化部長。 ◎山本 産業文化部長  観光集客戦略に関しましては、昨年度、予算をつけていただきまして、市内の観光に関する事業者の方、代表者の方あるいは市民広報の委員の方とかに入っていただいて、短期的な視点でどういうふうなことができるかというふうなことで御議論をいただきました。一応、年度末の段階では提言という形で研究会からいただいております。ただ、今のところ市としての正式な戦略という形の位置づけはまだできていないというふうな状況でございます。  中身的には、100年を迎えました宝塚歌劇というものをさらに一層きちっと観光の中心として位置づけをして、それと歌劇を見に来られる方あるいはそうでない方、その人たちのきちっとニーズを把握した上で対応していくというふうなことが中心になっております。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今ざっと内容をお聞きしたんですけれども、3月の骨格予算を組んだときには観光集客戦略の中で具体策を検討して予算に反映していきたいという御説明があったんで、何度か担当課にも観光集客戦略を見せていただきたいと、どういう内容なんですかということはお聞きをしたんですけれども、今回の予算委員会には間に合って出てくるかなと待っていたわけです。今は、提言をいただかれたけれども市としての方向づけが決まっていないということの答弁だったんですが、この時点でそれでいいんでしょうかというか、こういう一つの大きな、なかなか遭遇しないトリプル周年に至って、来年がトリプル周年ですけれども、今年度は二千七百数十万の予算でということで事業を進めていくわけですから、コンセプトとしてキーコンセプトは掲げておられますけれども、どういう組み立て方をするのかというのがいまいちはっきりしなくて、それでワークショップを7月から始められるというところが少しわかりにくいかなと思うんですが、その辺のところはどうでしょうか。 ○三宅 委員長  山本部長。 ◎山本 産業文化部長  確かに、ある程度年度末の段階では提言という形でいただいております。その中の基本理念とかそういったところはいろいろと多く議論をいただきましたので、そこは生かせていけるところはありますんですけれども、具体的な事業の提言もいただいておりますんですけれども、その中でできること、できないことを含めて提言という形で一旦いただいております。その内容をきちっと精査して、本当にできるものをきちっとやっていこうということで、今後のワークショップあるいは庁内のアクションチームの中で検討してお示しをしていきたいと考えております。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  観光集客戦略を私たちも見させていただかないと、どんな方向で市として、いわゆる観光集客ですよね、60周年もそうですし手塚治虫記念館の開館20周年も当然やっぱり来ていただきたい、また、住んでおられる市民の方にも、キーコンセプトであるような住み続けたいと思っていただけるような、特に商業者、先ほどからもいろんな議論が出ていますけれども、事業者の方にも潤っていただいて、本当によかったなと、ただ盛り上がりで一過性で終わるのではなくということも書かれておりますけれども、じゃ一体どうするんですかということがいまいち全体像がはっきりしない中で進もうしていることに対しては何かぼやけているなというのが、これを拝見したところでの私自身の捉え方なんです。もう少し位置づけというのを明確にしていただきたいというふうに思いながらお聞きしました。  それと、トリプル周年なんてここに書いていただいていますように観光企画課とか政策推進課とかさまざまな課が連携していく大きなイベントというか事業ですから、各課の連携とか非常に大切だというふうに思うんですけれども、その辺の方向性としてはどんなふうにトリプル周年に臨もうとされているのかというのはお聞きできますか。 ○三宅 委員長  上江洲企画経営部長。 ◎上江洲 企画経営部長  トリプル周年、3つの事業を合わせて総括的にやっているということで、一応、庁内ではこういったものを連携してやっていこうということで推進会議ですか、朝もうちの室長の福永から答弁申し上げましたが、トリプル周年記念事業推進会議というものを立ち上げます。これは、基本的には全庁の部長級クラスで構成しますが、さらに実働部隊という形でその下に企画委員会的なものを設け、その中でいろいろたたき台、実施案、そういったもの、それと市民との連携の仕方の方法とか阪急電鉄さんとの連携の仕方とか、そういったさまざまなものを企画立案して推進会議なりで、最終的には都市経営会議で決めていこうかなと、そういうような庁内一丸となった組織は立ち上げたいと思います。もう近々に立ち上げます。  以上です。 ○三宅 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その流れは先ほどもお聞きしましたし、機能は、しっかり市としてはコンセプトを持っていただいて戦略を練っていただくということと今、部長がおっしゃった推進会議の下部組織というんですか、企画委員会というんですか実働部隊、そこがやっぱり肝になっていくのかなと思うんです。やっぱりその辺の連動というのが、結局、大もとの市がしっかりとしたコンセプトを持っておかないと、ただ一過性のイベントに終わってしまうんじゃないかなというのが危惧されるかなというふうに思ったので、改めて観光集客戦略の進捗状況というか、どんなふうな方向性でこれを立てられるのかなというのをお聞きしようと思ったんで、今回の予算委員会でもお示しいただいていないのはどうしてなのかなと思ったものですからお聞きをしました。いつごろに出していただけるんでしょうか。 ○三宅 委員長  山本部長。 ◎山本 産業文化部長  提言をいただきました報告書がございますので、それはお示しできますので、それをもとに今後進めていくということになりますから、お示しさせていただきます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  今の同じトリプル周年のことでちょっと御質問させていただきたいんですが、宝塚歌劇100周年事業という中で、1番、ワークショップ、それから2番については、昨年度も、みんなで盛り上げていくためには、何かこういういろんな行事をするのが目的ではなくて、みんながあっ、そうなんやという、そういうのをぜひやっていただきたいということで、そのときのお答えの中にもまだみたいな提案をいただいていて、ああここに出てきているんだなということがあれだったんですけれども、3番もすごくいいと思うんです。  それで、4番の掛け紙作成事業と、それから次のランチョンマットをもう少し詳しく教えていただきたいと思うんですが。 ○三宅 委員長  土屋宝のまち創造室長。 ◎土屋 宝のまち創造室長  掛け紙とランチョンマットでございますけれども、古地図を使いまして、そのデザインを使って、掛け紙というのはお菓子とかを各店舗が包装いたします。その一番上に、例えばお中元とかいうときに掛け紙をかけますが、あの紙を古地図を使ったものを使って、それを見ていただくと、少しデザイン案をお持ちしております。今まだ現在事務方での案なんですけれども、委員長、デザイン案を、部数が限られておりますので回覧をしていただいてもよろしいでしょうか。 ○三宅 委員長  はい、どうぞ。  土屋宝のまち創造室長。
    ◎土屋 宝のまち創造室長  ありがとうございます。  そういうふうにお菓子を包装したその上にかける掛け紙、それからランチョンマットというのは市内のレストランとかで使っていただくためのマットなんですが、それも古地図を使いましてデザインをしたものが描かれております。現在、市内の菓子メーカーさんや宝塚阪急さんなどの量販店に使っていただけるという方向で協議を進めております。  以上です。 ○三宅 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  今見せていただいたんですけれども、すごくいい。イチゴ大福じゃないですけれども、イチゴが中に入っていてお餅でくるんであって、包装紙なんかもすごくきれいで、私たちも他市に行ったときにお土産を買ったとき、その包装紙も大事に置いておくような、それはすごくいいですね。  それと次、ランチョンマットなんですけれども、ペーパーベースですよね、マットというのは。 ○三宅 委員長  土屋室長。 ◎土屋 宝のまち創造室長  ペーパーベースと思っておりますが、今お配りしたような通常の紙ではなくて、よくレストランで少し厚手のものを使っておられるかと思います。ああいうものを想定しております。 ○三宅 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  予算があるので仕方ないと思うんですけれども、何か私たちのイメージの中では、ペーパーベースで使い捨てというのか、一旦何かを置いちゃうとやっぱり汚れたりとかするので何かちょっともったいないな、ほかのことが何かできないのかなというのが正直な印象なんです。どうせあれだったらもうちょっと何か考えていただきたいなというふうな意見です。  それから、手塚治虫記念館の開館20周年事業というところで足元サインを何かいろいろ考えておられるということで、これもいいと思うんですけれども、前から「エヴァンゲリオン」のときなんかもそうですけれども、課長以下皆さんがすごくPRされていて、一旦館を出ても、お昼御飯に出て周辺の喫茶とかお昼御飯のところときちんとお話をされて、また何か記念館のほうに戻ってくると。この間サンビオラに行きましたら、何かこんなことをやっていますというてはがきをいただきまして、またそういうふうなPRで回っておられて、音楽とコラボできないかとかそんなことも一言言っておられたんですけれども、そういうふうなことも、足元サインだけではなくていろいろ考えておられるようなんですけれども、その辺聞かせていただきたいと思います。 ○三宅 委員長  土屋室長。 ◎土屋 宝のまち創造室長  手塚治虫記念館、来年20周年を迎えるわけですけれども、それを迎えるプレ企画というような位置づけですが、6月28日から10月28日までということで「超時空要塞マクロス」の「MACROSS:THE MUSEUM」ということでマクロスシリーズを展示いたします。バルキリーという実物大の戦闘機のコックピットも館の中に配置しまして、中に乗っていただくこともできますし、委員今御紹介くださいました近隣飲食店とのタイアップ企画ということで、「グルメマクロス」ということで近隣4店のお店の方がマクロスというアニメにちなんだオリジナルのメニューをつくっていただいております。そのメニューを注文いただきますとオリジナルデザインのものをプレゼントするという企画をしております。また、この入館につきましては、記念館初めてオリジナル特別入館券ということで、3種類のマクロスのキャラクターがついた入館券の発売もしております。  以上です。 ○三宅 委員長  山本部長。 ◎山本 産業文化部長  先ほどから御説明させていただいております掛け紙とかランチョンマットでございますけれども、参考例ということでお回しして見ていただきましたが、あくまでも予算を御承認いただいた上でのということで、すみません。 ○三宅 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  今おっしゃったことは十分……。でも、何かすごくいろいろ企画をされて26年に向かって頑張っているようですけれども、市制60周年の企画のほうもよろしくお願いいたします。やっぱり、今のお話を聞いただけでもちょっとわくわくするような部分もありましたので、頑張っていただきたいと思います。  それで、先ほどから出ている観光案内所が、前は阪急のところにあって年間1,300万かかるということで、それで、案内するインフォメーションはいろんなあれじゃなくて、お手洗いどこでしょうかとかいろんなことを聞かれることが多くて、周辺のホテルなんかとかいろんなところにまたパンフレットを置かれてやっているというふうにその後、聞いているんですけれども、またぜひそういうふうなものにやっていただきたいというのを、スマートフォンをもっと活用して、それもいいと思いますし、進めていただきたいし、そこがかなうまではもっともっと周辺のお店屋さん、それから商店街ともタイアップして盛り上げていってほしいと思います。よろしくお願いします。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大川委員。 ◆大川 委員  宝塚ブランドPRアンテナショップ運営事業委託料、業務委託ですけれども、一般的に宝塚ブランドって多分、良好な住宅街とか歌劇を源泉とする文化的なイメージみたいなのがあって、関東なんかでも、宝塚から来ました、ええとこから来てますねみたいな会話は当たり前のようにある。イメージ先行かもしれないんですけれども、阪神間というところのイメージと相まって、ある程度日本全国のほかの都市と差別化されているというイメージがあって、ある意味それが宝塚らしさであってブランドと言われるものが既に確立されつつあるのに、ここで言うモノ・コト・バがあくまでメード・イン・宝塚、宝塚産という商品をばっと並べてPRするという事業になっているんです。そもそもある本来のブランドというものとメード・イン・宝塚という意味での宝塚ブランドというもののちょっとした違いというものがあるということは認識していただいていますか。 ○三宅 委員長  山本部長。 ◎山本 産業文化部長  委員おっしゃいますように、都市としてのブランドイメージというのは、宝塚というのはすごく全国的にも持っているということは当然承知しております。確かに、よそで話をしますと、宝塚に住んでいますと言うだけでいいところに住んでおられますねというふうな反応が返ってきますので、都市として、まちとしてのイメージは確立されたものがあると思っております。  今回、この事業に関しましては、いわゆる商工業、そして産業、観光、そういった立場に立って、一つのお宝というふうな言い方をしていますけれども、価値のあるものを再発見してそれをまた市内外にPRしていこうと、そういうものが喫緊の目的だと伺っております。 ○三宅 委員長  大川委員。 ◆大川 委員  宝塚ブランドをPRしますよ、発信しますよという形でこの事業、アンテナショップを始めましたけれども、一般の人、市外から来られた方もそうですし市内の方もそうですし、宝塚ブランドの持っているイメージ、ある程度持っているものと、ここで書かれてある、そこに出てあるものとのイメージのギャップがありますよね。当然戸惑いが出てきますよね。あれっ、私が思っている宝塚ブランドと何か違いますよと、いやいや違うんです、私たちの言う宝塚ブランドというのはメード・イン・宝塚のことなんです、お宝のことなんですよということを一々説明しなきゃいけないようなものはブランドじゃないんですよね。その名前を上げたときに一つのイメージがぱっと頭に浮かぶからブランドというものであるはずなんですけれども、ここで宝塚ブランドのPRと書いてあるんですけれども、何をPRするんですか。 ○三宅 委員長  古家産業振興室長。 ◎古家 産業振興室長  モノ・コト・バ宝塚について、既に大勢の方が知っていらっしゃる委員おっしゃるようなそういうふうなブランド、定着しているもの、そのほかにもまだまだ知られていない宝塚に宝があるんじゃないかなということで、それを発掘して市内外に広くアピールしようというふうなことで始めているものです。昨年度、58のものを選びました。今も第2回の募集で応募をいただいているところです。  宣伝につきましては専門家で構成します懇話会のほうで行っていただくんですけれども、懇話会の委員からは、選定された資源が一定、数を出した段階で整理する必要があるんじゃないかというふうな意見もいただいておるところです。例えば、全国に向けて広くPRしていくような宝塚ブランドとして定着しているもの、そういったものと、それから市民を含めて認知度を高めていくもの、そういったものに分けるとか、そういった整理も検討する必要があるんではないかというふうに思っておりまして、委員の御意見も踏まえまして今後、そのあたりを検討してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、商工費についてはこの程度とします。  次に、土木費の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  何点か確認したいんですが、まず道路維持事業なんですけれども、路面性状調査委託料ということで出ているんですが、この調査の対象となる道路というのは全ての道路ということなのかちょっと教えてほしいのと、補修工事費として5千万円ということで出ているんですが、この予算額でどの程度の規模の補修が想定されているのか、教えてほしいんです。 ○三宅 委員長  下浦道路管理課長。 ◎下浦 道路管理課長  まず、性状調査の委託料で500万ですが、これについては30キロから40キロ程度の幹線道路を中心に調査する予定にしてございます。実は平成24年度の3月補正でも性状調査の予算はいただいておりまして、それについても30キロ既に調査を終えております。引き続き、同じようなことでやらせていただきます。  それとあと、性状調査で出ました補修必要箇所について、5千万という工事費をいただいておりますので、その範囲の中で緊急度、それから必要度、利用度などを勘案しながら対応していきたいと考えてございます。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  点検して必要で緊急度の高い部分からということなんですが、実際、点検で補修が必要やなと見つかった箇所のうち、5千万で整備できるのは何%ぐらい。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  先ほどお答えさせていただきましたように、幹線道路を合わせて1千万円、昨年度とことし、この予算を可決いただくと1千万円の補正となります。で、主要な幹線道路、バスが通る道路を想定してございますが、その道路のわだちであったりひび割れであったり、そういう状況を確認しようとしてございます。その中で緊急度の高いというところから順次ということでございますが、このたび5千万円の予算を計上させていただくとともに、平成24年度については2千万円の予算を既につけていただいております。合わせて7千万円の経費でどれだけの路線ができるかにつきましては、実は道路の舗装の構成でありましたり傷み度合いでありましたり、この辺を十分勘案しなければ事業費がどれだけ延長で必要かは今お示しできないような状況です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  よくわからないということなんですけれども、まだまだ足りないというのが現状なのかなと予想としてはするんです。一遍にやることは無理でしょうから、順次やっていただきたいなと思います。  その下の交通安全施設整備事業なんですけれども、これ、前のときにも出ていたかなと思うんですが、資料にも出ていまして、資料5で必要箇所数が82カ所で30カ所、そんなんでええんかなというようなことも以前に言ったんですが、具体的な箇所ということの一覧も出されているんですけれども、これ今回、予算として600万減っているわけですよね。これは工事する箇所が減ったという話なんでしょうか。 ○三宅 委員長  下浦道路管理課長。 ◎下浦 道路管理課長  これ、予算説明書にも書かせていただいているんですけれども、昨年度の4月以降、通学路で悲惨な事故が発生しましたもので、8月に警察でありますとか教育、学校、PTA、道路管理者等で緊急合同点検をしまして、各学校6カ所程度ということで今回この資料には出ておるんですけれども、その分について、当初、道路管理者といたしましては当初の予算のほうで1,800万円計上させていただきました。その後、国のほうで補助金がつくというふうなことになりましたので、急遽平成24年度3月の補正予算で800万円計上させていただきました。  それから、当初予算には以前800万円計上させていただいておったんですけれども、単独費ベースでしたので、それを今回落とさせていただいて補助事業で1,200万円計上させていただきましたので、合計ですとトータル2千万円の通学路工事で補助事業として執行するという、25年度まででそういうふうな計画を持ってございます。  以上です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  要するに工事の規模、量自体は変わってないという認識でいいんですか。それはわかりましたけれども、結局、単独の分が1,800万減っているわけで、ということは市で独自でやらなあかんかった部分が1,800万浮いた。国の補助がついてできるようになったから市で単独で負担する分は浮いたということですよね、いわゆる。であれば、その対策をせなあかん箇所というのはこれだけにとどまらず、何ぼでもあるわけで、そういうのを逆に言うたらやっていくべきなんじゃないんかなと思うんですけれども。 ○三宅 委員長  尾崎建設室長。 ◎尾崎 建設室長  このたび緊急合同点検ということで、24校の小学校を対象に早期に整備せねばならん、対応せねばならん箇所というのを洗い出していただきました。それが資料5で書かせていただいています工事にかかる箇所でございますのが30カ所、安全施設20箇所に歩道改良13カ所でございます。このうち平成25年度、今年度にやれる見込みのある箇所について洗い出して、その予算は先ほど御答弁させていただきました2千万円でできるということで考えています。残り、まだ1億程度の事業費を必要とするというふうに考えてございます。これにつきましては、今回合同点検で上げたうち沿道の御協力、御理解を得ねばならん箇所であったり、そういう沿道対策に若干時間を要する箇所を保留してございます。これにつきましても、きっちりとお話し合いをしながらその辺の執行をしていきたいと考えておりますし、このたび点検交付金の流用を使うこと、また来年度の貯金を使うこと等も視野に入れてながら、今後の事業を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  お金がなかなか無尽蔵にあるわけでない中で、いろいろ補助とか活用しながらできる範囲で進めていっているというのはわかるんですけれども、さっきの道路維持の関係と一緒ですけれども、手を入れなければならないところは本当に数限りなくあるような現状の中で、当然もっともっとできること、努力をしていくべきではないかなと思います。  資料の中で気になったのが、対策箇所一覧なんですけれども、この中に例えば事業主体に教育と書いてあって、通学路の見直しであるとか市道であるとかと書いてある部分があるんですけれども、これは、道路自体はもう改修するつもりがないというような話なんですか。市道とか通学路変更をしたら問題解決やというような認識のものなんですか。 ○三宅 委員長  尾崎室長。 ◎尾崎 建設室長  このたびの緊急合同点検におきまして、児童が安全に通学できるように、これを目的に点検し、通学路を検討することでございます。その対策としての多くは、確かに道路の改良でありましたり安全設備も加えますが、通学路を見直すほうがより安全で、かつ効率的で学校に行けるということを今回の合同点検で一定これを検証いただきましたところにつきましては、その変更の可能性もあるということでございます。  以上です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  つまり、その道路自体は別に危険なことに変わりはないということですよね、何の対策もしなければ。通学路ではなくなるけれども、近所の住民なりが利用する道路であることには間違いないわけですよね。 ○三宅 委員長  尾崎室長。 ◎尾崎 建設室長  そういう箇所もあると考えております。この事業において、通学の安全確保という事業においての整備ではなくしても、我々道路管理者といたしまして安全確保には別途事業において危険箇所には対策が必要と考えてございます。  以上です。 ○三宅 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  要望にとどめますけれども、いろいろ言わなくても危険な箇所は無数にある、まだまだ問題があるところはいっぱいあるというのはもう重々承知の話やと思いますので、できる限り積極的にこういった事業は進めていただきたいと要望しておきます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  山本委員。 ◆山本 委員  41ページの二重丸の街路灯LED借上料、これ、以前から市内でやっていらっしゃいますグリーン・ニューディールの街路灯のLED化というものとは別なんでしょうか。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  これは、以前はいろんな主要な、すみれガ丘とかそういう幹線道路の水銀灯をLEDに交換という、そういう事業でございます。今回の街路灯LEDの借上料といいますのは、市内に約2万灯の街路灯がございますが、そのうちデザイン灯を除く1万8千灯につきまして今年度に全てLEDに交換いたします。これを、向こう10年間リースで設置した工事費、これについては償還、お支払いする、こういう事業でございます。  市内のデザイン灯を除く1万8千の街路灯をLEDにするわけなんですが、これによりまして、昨今、LEDは電気代も非常に安くなりますし、CO2の発生量の削減にも効果があります。何しろ球切れが非常に少ないということもありますので、今見込んでおりますのが、向こう10年間で1年当たりにしますと少なくとも電気代、それと球がえの交換代、これで約1千万ぐらいの経費が浮くという、そういう試算をしております。  さらに、今回リースの発注をするわけなんですけれども、それによってさらに入札で落札額にいたしますと6千万を超える削減が見込めるという、そういう今、算段をしておると、そういうメリット等を勘案しまして今回これをしようというものでございます。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  6年間のリースということなんですが、リースにされるというのはどういう理由でしょうか。 ○三宅 委員長  坂井都市安全部長。 ◎坂井 都市安全部長  10年間のリースです。これ、一括でLEDを1万8千個を交換しますと、ざっと見積もりで約5億ぐらいかかる。それを10年間で分割してリースによって償還すると、そういう今、工程を考えております。 ○三宅 委員長  山本委員。 ◆山本 委員  わかりました。  1万8千ということなんですけれども、そしたら街路灯という、今までやっていらした街路灯とは全く別なんでしょうか。 ○三宅 委員長  小川防犯交通安全課長。 ◎小川 防犯交通安全課長  現在ある1万8千灯に関しまして、それを入れかえしていくということでございます。ですので、総量的には変わらないということでございます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  同じ街路灯のところなんですけれども、道路照明灯点検委託というのはどういうことをされているんですか。 ○三宅 委員長  小川防犯交通安全課長。 ◎小川 防犯交通安全課長  これは、国土交通省から道路ストックの総点検の実施についての通知がございまして、現在考えてございますのが、市内で約300カ所ございます道路照明灯の柱、200ワットの水銀灯がついている部分でございますが、それにつきまして、柱がしっかりしているかどうかということにつきまして点検を行っていくという事業でございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  そしたら、水銀灯のつまり柱のところが劣化していないかとか、そういうのを見るためということでいいですね。わかりました。私は、てっきり何かほかにふぐあいがあるのはどうやって見分けるのかなとも思ったんですけれども、そうじゃないということですね。  そのときに、例えば木の枝が覆いかぶさっちゃっていて暗くなっているとかいうところが結構あるでしょう。そういうことまで見てくださらないんですか。支柱というか柱のところだけ見はるんですか。 ○三宅 委員長  小川課長。 ◎小川 防犯交通安全課長  現在、仕様についてはまだ細かいところまで決めておりませんけれども、一定そういう形の部分につきましても報告を得ることは可能だと思いますので、考慮させていただきます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ぜひお願いします。
     以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                 (「ありません」の声あり)  質疑はないようですので、土木費はこの程度とします。  次に、消防費の質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、消防費はこの程度とします。  それでは、次に教育費に入ります。  質疑はありませんか。  井上委員。 ◆井上 委員  1つだけ、説明書の47ページ、特別支援学校のエレベーター更新工事費、うろこになっているんですけれども、前年に整備したから、前倒しの中でやったからここでうろこを上げていると、その辺の説明だけしてもらえますか。 ○三宅 委員長  中村施設課長。 ◎中村 施設課長  先ほどの井上委員の質問なんですが、このエレベーター更新工事につきましては、平成24年度の3月補正に計上いたしまして、その分で前倒しをいたしました。それに伴いまして今回、この分を減額させていただいたという内容でございます。  以上です。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  そういうことだと思うんです。  あと、養護学校の整備の中で、まだよう進まんのかなというところがある。例えば、ここに出ていますけれども、整備計画というのは今どうなっているのか。いわゆる陳情のときに質問させてもらったけれども、あれはどうなったのというのもあるし、外側が汚れているというのがあるだろうし、その辺ちょっとだけ聞かせてください。教えてください。 ○三宅 委員長  中村施設課長。 ◎中村 施設課長  井上委員のほうから前回のときもそういう御質問を受けた経緯がございます。今回につきましては、エレベーター工事につきましては今御説明をいたしましたような内容になるんですが、便所の改修、それから外壁の少し汚れておるというような部分につきましては、今回の分については上げてきていないというのが現状であります。  便所の改修につきましては、部分的な改修だとか、それから今、現状を調査していろいろ委員とも協議をさせていただいた経過もございます。何とか対応できないかなというとこら辺では研究等をしておる最中でございます。  以上です。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  ということはまだ進んでいないということですよね。いろいろと不都合なところが出てきているんですから、その辺はやはり早急に対処していただきたいということを申し上げて、その分については終わります。  あと、スポーツセンターの管理運営費、これ幾つかうろこが出ているんですけれども、これの説明をしていただけますか。 ○三宅 委員長  岡本スポーツ振興課長。 ◎岡本 スポーツ振興課長  スポーツセンターの管理運営費のうろこの部分という件でございますが、一応、当初予算では売布北グラウンドの管理運営を市が直接するという形で、光熱水費からそういう形で1,800万の予算を計上させていただいておりました。今回、現在指定管理のほうの指定をお願いしている部分なんですが、9月1日から宝塚市スポーツ振興公社に指定管理のほうを予定おりますので、9月1日以降につきましては光熱水費等については指定管理者のほうで当然指定管理料の中で見ていただくということになりますので、その部分を含めてうろこにさせていただいたということになります。  以上でございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  わかりました。それはいいです。  ただ、資料ナンバー9ではスポーツ振興公社の障がい者雇用率ゼロ%、職員9人しかいないからゼロ%ということなんでしょうけれども、あそこで契約で清掃であるとか警備であるとかいろいろとあると思うんです。それはもう競争入札でおやりになるんですね。 ○三宅 委員長  岡本課長。 ◎岡本 スポーツ振興課長  一応、公社のほうのそういう委託部分については公社独自での見積もり、また入札という形で委託をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○三宅 委員長  井上委員。 ◆井上 委員  総務費でも申し上げましたけれども、障がい者の雇用促進のために、入る企業の中の障がい者雇用率というのは確認していただきたいということと、入った中にそういうのがなければしてくださいよと、法律はこうなっていますというPRを確実にやってください。よろしくお願いします。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  若干歳入のこととも関連するかもしれませんが、ここで聞いておかないと聞くところがないなということで質問させていただきたいんです。  自校炊飯に係る光熱費なり備品の財源なんですけれども、子ども未来基金ということで使用されているんです。子ども未来基金を取り崩して光熱費に充てることに対して何か違和感があるんですが、そういう規定はないんでしょうか。 ○三宅 委員長  浅井財政課長。 ◎浅井 財政課長  子ども未来基金の設置の目的、趣旨でございますが、子どもが健やかに育つ社会の実現に資するためということで、この目的を達成するために必要がある場合は予算に計上して処分するという形で、子どもが健やかに育つ社会の実現に資するという観点から基金を積み立ていたしまして活用していただくということで予算を計上いたしております。光熱水費に充てることはできないというふうな規定はございません。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  違和感があると申していますのは、基金を取り崩して光熱費に充てるというか経常費用に充てることに対してすごく違和感があると。赤字を借金ということにして充てるということですから、光熱費というのは日常の経費ですから、そこは別の仕立てで計算しているはずかなというふうな感覚があるんですけれども、その辺はいかがですか。 ○三宅 委員長  浅井課長。 ◎浅井 財政課長  基金の所期の目的に関しまして、例えばソフト事業でありますとかそういったものについての経常経費につきましても活用というか処分している例はございまして、その目的を達するために使っていくというところでございます。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  通常でしたら光熱費はどういうふうに充てられるんですか。通常の学校経営の中で光熱費は経費ですよね。経費は、それは通常の流れでいうとどういうふうになっているんですか。 ○三宅 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  通常の施設管理に伴います光熱水費、電気代や水道代といいますのは、当然その年度の経常的な経費ですから、その年度に入ります財源からということで、一般財源で充当するのが普通ではないかなと思っております。そういう意味で、今御指摘ありました部分、ここのところずっと毎年、かかる費用は基金から取り崩すということは、基金の取り崩しの条例上は適法なのかもわかりませんけれども、考え方としては御指摘の部分ももう一度点検して検討する必要があろうかなと思っております。改めてもう一回見直したいと思います。  以上です。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  寺本委員。 ◆寺本 委員  学校給食事業なんですけれども、今回資料請求をしたところで、いろいろ新しい拡充事業がつく中でもともとの事業はどうなっているのかなと思って資料を請求しました。学校の給食開始日なんですけれども、もちろん提供する給食の質とともに回数であったり開始日であったりというのは子ども、それから保護者に対する基本的なサービスに当たるのではないかと思うんですけれども、かなり、思ったほどではないけれども相変わらずばらつきがある、開始日。特に1年生について、早いところは西谷小学校、これは多分6年生とか合わせている、人数が少ないからでしょうけれども、遅いところでは5月に入ってからという、1週間、2週間の差があるということで、ここについての考え方というか、何で学校によって給食開始日が違うものなのか教えてください。 ○三宅 委員長  高田学事課長。 ◎高田 学事課長  本市の学校給食では、年間の実施回数が全市統一的に決まっておりまして、小学校で180回、中学校で178回としております。この年間実施回数の中で学校ごとに、始業式であったり終業式、入学式であったり卒業式になるんですが、こういった式典や、校外活動であったり運動会、あとは文化祭とか、こういった行事によって学期ごとの開始日や終了日を決定しておりますので、給食開始日の数日間の差というのは生じており、またその分、終了日にも同様に数日間の差が生じております。したがいまして、開始日が遅かった学校は学期末での終了日が遅くなるなど、結果として年間の給食実施回数には差が生じないようになっております。  以上でございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  行事とかわかるんですけれども、特に1年生については、1年生の差と2年から6年の差と全然違うんじゃないですか。1年生については、学校ごとの考え方、これは私も以前もちょっと調べたら学校の校長先生の考え方の差によるものが大きいみたいなんですけれども、ただでも宝塚は非常に遅い気がするんですよ。こんなん神戸とかやったら始業式からそんなに日がたたないうちにやっているのに、何でうちはいつまでも、こんなんもう10年も前と同じ議論ですけれども、相変わらず月末でしか始まらないのか、これ、何年か前は、ある学校でゴールデンウイーク明けということで、それがその学校では普通だと思っていると、全市的にそうだと親は思うんですけれども、ばらつきがあることを少し申し上げたことがあります。これについてはどういうふうに考えたらいいですか。 ○三宅 委員長  高田課長。 ◎高田 学事課長  小学校1年生では、幼稚園であったり保育所から規模の大きくなる小学校での生活になれるまでの間、短縮授業として2年生以上の開始日後から10回遅い、11回目から1年生の給食を実施しているのが宝塚市の現状でございます。  実は、この間、小学校1年生につきましては、入学後に食物アレルギー対応に係る調査であったり、保護者との面談を通して給食への配慮など、児童の食生活を中心とした私生活状況を見ながら事故のないよう学校内での体制を整えるなど、給食開始に向けた準備期間としているのが宝塚市の実態でございます。が、1年生の開始日であったり年間実施回数につきましては、今後、学校からの意見を聞きながら適切な開始に向けて検討を進めていきたいと思います。  以上でございます。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  改善してほしいなと思うけれども、そんなもんどんなアレルギーがあるかを調べるのに10日もかからないと思うし、よその市との差は何なんだろうと。うちだけが特別に対応が丁寧かどうかというのは、同じ給食提供する立場として余りぴんとこないんです。これは、特に育成会のほうとかだったら本当に3月までは保育所でお弁当を持っていっているんだけれども、引き続きずっとお弁当を持っていき続けなければいけないという状況もあります。これ結構大変だったんですよ。みんなそのときに口々に言っていたんですよ、何とかなれへんのと。だけれども、指導上の理由でということで、もちろん親は対応していくんですけれども、やはり他市との差が表に出てきた場合に改善を求める声というのはあると思います。  引き続き、これは検討していっていただきたい。できるだけ早い時期から始めるのが望ましいと思いますし、年間180回が190回になったって構わないじゃないですか、別にその分ちゃんと対応できる設備があるんですから。それを決めているのは、何をもとに決めているのかですけれども、きちんと子どもに宝塚の給食を早いときから食べさせてあげるという、別に短縮授業があったって、給食を食べるところまでいても構わないと思うんですね、授業のためだけではなく。この議論は、たしか学校選択制や学区制の議論のときに給食の開始日とか全体の話が出たと思います。できるだけ早い対応を望んでいきたいと思います。 ○三宅 委員長  井上教育長。 ◎井上 教育長  実は、今年度の4月に間に合わなかったんですが、この前、委員が言われたことについては教育委員会でも意識していまして、これだけ遅いというのはやはり問題がある。他市と比べて同程度の日にちで処理できるようにということで、できたら早急にというか、来年度のスタート時点ではこれが早まっていくようなことで検討するように指示していまして、何とかしてそういう方向で解決していきたいと、このように思っております。 ○三宅 委員長  寺本委員。 ◆寺本 委員  続きまして、米飯自校炊飯事業についてなんですけれども、年々進んでいる中で、ちょっと資料を見ていまして資料ナンバー8です。あと残っているのが大規模校かなと、施設上の問題のあるところが残っているようなんですけれども、これ、今年度改善されるところについての説明を少しお願いしたいのと、次年度以降のかなりスペース的な問題とか施設上のものがかなり残ったんですけれども、これについての改善の見通しと、かかる費用について御説明をお願いします。 ○三宅 委員長  高田課長。 ◎高田 学事課長  まず、今年度実施を予定しております3校につきましては、そのうち2校が大規模校となっております。この大規模校につきましては、既存の調理機器なんかの配置を変えるなどして設置場所のほうはもうほぼ確定しておりまして、現状の施設規模の範囲で自校炊飯は可能だというふうに考えております。  続きまして、今後予定している大規模校であったりドライシステム校における備品設備の整備につきましては、既存の調理機器の設置場所の変更や現行の給食室を一部改修することにより、炊飯器などの調理機器の設置場所を確保しようとしております。このほか、省スペース化を図るために、換気ダクトが不要である電気式の炊飯器であったり自動で炊飯を繰り返す連続式炊飯器という、こういった特殊な炊飯器などを活用するなどして学校の実情に応じた整備を行うこととしておりまして、今のところ給食室の増築を含む大規模な改修工事の必要はなく、自校炊飯が実施できるものと考えております。  費用なんですが、今までで1億1千万ほどかかっておりまして、今後、残り13校で約1億を要するものでございます。  以上でございます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  学校教育指導事業。 ○三宅 委員長  何ページですか。  大島委員。 ◆大島 委員  説明書の43ページです。  補正予算の概要というのをこの前いただいたから、それでいうと10ページ、ちょっと現物を全然見てないからわからないんですけれども、ここに書いているのを理解すると、兵庫版の副読本をどこかの推進校で、中学校区で推進地域として使うということです。中学校区で、これは小学校も中学校も全学年使う分なんでしょうか。内容はどんなのか、概要を教えてください。 ○三宅 委員長  橘学校教育課長。 ◎橘 学校教育課長  今、委員おっしゃったものにつきましては道徳教育実践研究事業ということでございまして、現物をここにお持ちしておりますが「こころ はばたく」、これは小学校1、2年生の副読本でございます。こういったものが中学年用、高学年用、中学校用ということで4冊、4種類県のほうでつくられておりまして、これを活用した道徳教育の実践研究を行うということで今回、宝塚のほうが指定を受けまして、中山五月台中学校区のほうで行うことになっております。当然、中学校区でございますので、そこの中にある中山桜台小学校、それから中山五月台小学校も同じく、この実践事業については取り組むということになってございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  学年は何年生ですか。 ○三宅 委員長  橘学校教育課長。 ◎橘 学校教育課長  全学年でございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  全学年で4冊ということは何年間かにまたがって使うんですか。 ○三宅 委員長  橘課長。 ◎橘 学校教育課長  1、2年生用で1冊ということですので2年間使用いたします。同じく3、4年生用、5、6年生用、中学校用ということで、中学校用につきましては3カ年で使用するというものでございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  これ、副読本なので、教科書選定委員会とかああいうのにひっかからないというか検討されないわけですよね。これは、だから県のほうではつくられるときに何かそういう、もちろん委員会とかつくってつくられたんでしょうね。 ○三宅 委員長  橘課長。 ◎橘 学校教育課長  この副読本の作成には、学校の教員の代表であるとか、それからこういったことを研究されている大学の先生であるとかいう方々が集まりまして、作成委員会を県のほうでつくられて、その中で編集されたものであります。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  これは、文科省が道徳教育のいろいろ口を出してきてはるわけですけれども、そういうことがやっぱり影響してつくられたのか、それとも兵庫県で独自につくってはるのか、どういう考えですか。 ○三宅 委員長  橘課長。 ◎橘 学校教育課長  文部科学省のほうでは「心のノート」というものをつくっておりまして、宝塚の学校では、県のつくられた副読本を使いながら「心のノート」もその中に取り入れながらということで、この副読本だけを2年間ずっと使うわけではなくて、この中で子どもたちの実情に応じた部分を活用しながら、違う教材も使いながら道徳教育を進めております。
    ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。「心のノート」はめちゃくちゃ不評なので、きっとそれに対抗してつくられたん違うかなと今の話を聞いてわかりました。  これ期間、どれぐらい実践の、つまりモデル事業なわけですよね。1年間とおっしゃったっけ。どっちでしたか。 ○三宅 委員長  橘課長。 ◎橘 学校教育課長  この事業につきましては1年間が基本となっております。その中で、公開授業を行ったり地域の方に来ていただいて授業を見ていただいたりという、ところどころでのこの事業に関するようなことは行いますけれども、年間を通じて学校では道徳教育について推進していくということでございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  結構です。わかりました。またちょっと調べたいと思います。  そうしたら、続いてその下のところの文化財保護事業とあるんですけれども、これ、玉瀬のほ場のところで…… ○三宅 委員長  すみません、資料を示してください。  大島委員。 ◆大島 委員  今の同じ…… ○三宅 委員長  同じってどれですか。  大島委員。 ◆大島 委員  そうやね、ごめんなさい。補正予算の概要の10ページの6番目、社会教育の分ですけれども、文化財保護事業、これは玉瀬のほ場のところで整地していたら何か埋蔵文化財が出てきたとか、そういうようなものなんですか。 ○三宅 委員長  井ノ上社会教育部長。 ◎井ノ上 社会教育部長  玉瀬地区におきましては、県が主体となって行う農地整備事業、ほ場整備事業なんですけれども、対象地につきまして、昨年度といいましてもことしの2月なんですけれども、埋蔵文化財の試掘調査をした結果、一部の区画から奈良時代の遺構及び須恵器の一部が発見されたため、今年度本調査を行うものです。文化財担当職員が指導を行い、作業員が発掘するという内容です。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  今のお話やったら、本年度ということはもう2013年度だけで調査を行われて、それからは…… ○三宅 委員長  井ノ上社会教育部長。 ◎井ノ上 社会教育部長  場所は一部の区画から出てきましたもので、調査の対象は約200平米ということになっています。だから本年度のみでございます。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。つまり、そんなに広範囲なところじゃないからそこだけちょっとやっておられるということで、それ以外のところは、県としては並行して農地として使って、開発というかされているんですよね。と同時に、その調査が終わったらまたそこもやっぱり農地として使われるということでよろしいんですか。 ○三宅 委員長  高井社会教育課長。 ◎高井 社会教育課長  一応、本調査につきましてはことしの7月に5日から7日をかけて行う予定で、そのときに出てきたものの記録を行い、後は埋め戻して9月からほ場整備に入りまして、農地として使用する予定です。 ○三宅 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  結構です。わかりました。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  ないようですので、教育費についてはこの程度といたします。  10分程度休憩をします。                  休憩 午後 3時55分                ───────────────                  再開 午後 4時05分 ○三宅 委員長  それでは、予算特別委員会を再開いたします。  次に、歳入の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  1点確認させていただきます。  財産収入が3,500万上がっているんですが、これは何か当てがあるんですか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  こちらのほうは逆瀬台2丁目の西山住宅に隣接している所有地を買い受けていただくというものでありまして、あわせて、その前を通っております県道であります明石神戸宝塚線のそこの部分だけが歩道が非常に狭いということで、それを拡幅するということで県のほうがそれを整備するということで、その一環として市の所有地のほうを買っていただくというようなことで3,516万6,950円を歳入として計上しているものでございます。  以上でございます。 ○三宅 委員長  伊藤委員。 ◆伊藤 委員  ありがとうございます。わかりました。  もう1点、これも確認なんですが、あそこ、もともとの湯本町のホールの予定地の売却というのはどこに上がるというか、前の当初予算で上がっているのか、いつ上がるのか。 ○三宅 委員長  中西総務部長。 ◎中西 総務部長  そちらのほうは土地開発公社の所有地ということになりますので、予算のほうには一切計上はされておりません。  以上でございます。 ○三宅 委員長  ほかに質疑はありませんか。                 (「ありません」の声あり)  ないようですので、歳入の質疑についてはこの程度といたします。  以上で、本日の予定していた質議は全て終わりました。  本日の会議はこの程度としたいと思います。  あすの委員会は、9時30分から開会し、総括質疑を行います。  なお、総括質疑の順番は、お手元に配付の総括質疑スケジュールのとおりとなっております。会派の異動がございましたので順番が変更になっております。お手元に配付しているスケジュールのとおりでいきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それから、これは委員会の確認ですが、あすの総括質疑については、骨格予算のときに総括質疑がなかったので、多少そこの部分についても質疑をしていただいても構いませんよというふうに最初にお話をさせていただきます。その上で、皆さんにお聞きしたいんですが、特別会計について質疑の予定がもしあればお聞きしておきたいんです。ただ、既に認定は終わっておりますので、そういう意味では御意見とか要望とかになってくるかと思いますが、当局のほうにお知らせもする必要がございますので、もしあればということです。極力その辺は御理解いただければというふうに思います。  それでは、以上で本日の予算特別委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                  閉会 午後 4時10分...