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平成21年 7月15日文教生活常任委員会−07月15日-01号

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  1. 宝塚市議会 2009-07-15
    平成21年 7月15日文教生活常任委員会−07月15日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成21年 7月15日文教生活常任委員会−07月15日-01号平成21年 7月15日文教生活常任委員会                  開会 午後 1時30分 ○たぶち 委員長  皆さんこんにちは。  それでは、文教生活常任委員会を開催いたします。  初めに、傍聴については許可をしております。よろしくお願いいたします。  それと大島副委員長は交通機関が、何かJRが停止しているということで少しおくれるという連絡が入りましたので、10分ぐらいおくれるような話なんで、聞いております。  それでは、本日は小・中学校夏休み中の生徒指導についてを議題といたします。  あらかじめ申し上げておきます。  本日は、教育長は阪神7市1町教育長協議会に出席をされるために、午後2時40分ごろまでの出席となっております。  教育長に対する質疑は先にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、事前に資料をお配りさせていただいておりますので、当局からの説明を求めます。  滝波教育長。 ◎滝波 教育長  ただいま委員長から御案内がありましたけれども、本日は小・中学校夏休み中の生徒指導について、さきにお配りしております資料に基づきまして報告をさせていただきます。  また、あわせて、さきに御質問いただいております幾つかの項目につきましても御報告をいたしますのでよろしくお願いをいたします。  説明のほうは学校教育部長のほうから行いますのでよろしくお願いをいたします。 ○たぶち 委員長  高野教育部長。 ◎高野 学校教育部長  失礼します。  それでは、お手元の資料に基づきながら説明させていただきます。  まず、1ページのほうをおあけください。
     1ページにつけております資料につきましては、市内の小・中学校に夏休み前に配布するプリントでございます。したがいまして、保護者様の要望、あるいは○○中学校、あるいは○○小学校という名前を入れて配布する共通のプリントでございます。  ただ、小学校の生徒さん、児童はやっぱりこの形ではちょっと難しいので、もうちょっとわかりやすく、あるいは平仮名で書いたりするようなことは各学校で工夫しております。  また、夏休み前の5者懇談会、学校、PTA、補導委員、民生委員、また青少年育成市民会議、あるいはまちづくり協議会等、5者懇、6者懇でありますが、その懇談会の中で、各学校からも地域のほうにこのような形で夏休みを迎えますという説明を行っております。  加えて、小学校では地区児童会、中学校ではそれぞれの学年集会、また学校全体での終業式のときに生徒指導のほうからも、共通理解としてこのプリントをもとにして注意をしております。  1が夏休みの意義、それから親の姿勢としてということでございます。また、すみません、2ページのほうお願いします。  市内で、共通の項目として、特に生活面での安全な暮らしということで、水の事故の防止とか、また子どもだけでは行ってはいけない場所とか等の指導は夏休み前必ず行っております。  また、生活が乱れがちになりますので、特に外出のこととか、夏祭りとかの参加でもやっぱり先ほどの青少年愛護条例にもありますので、帰宅時間を言うなり保護者と同伴で参加するなり等、その他花火のことなど細かく注意をさせてもらっております。  また、緊急時には宝塚警察署あるいは青少年センターへの電話番号も書いておりますし、一番右下のところに学校の電話番号も記載しております。  このプリントだけではなくて、担任あるいは生徒指導のほうからも十分伝達しておりますし、PTAとも連携し、特に聞いているのは愛護部さんとも連携しながら、夏休み中何かあったときは学校とPTAと十分連絡をとりながら、場合によったら地域の方々とも連絡をとりながらという形で生徒指導体制をとっております。  詳細につきましては、申しわけありませんが資料のほうをごらんくださいますようお願い申し上げます。  続きまして3ページから、北山委員から御質問を事前に頂戴しました意見につきましてお答えさせていただきます。  まず、一番目の項目、各校における教室に入り授業を受けない生徒の実態について。人数の状態、学年別人数、主にたむろする場所。  A中学校、2年生の男子、6から7名が教室に入らない状態でございます。あわせて3年生の女子3名が、今A中学では教室に入らない状態です。  空き時間、中学校ですので自分の教科を教えていない時間帯でございます、空き時間の教員が各階の廊下を巡回し、生徒に教室へ入るよう指導をしております。しかし、教室に入ったとしても他の子どもたちへの悪影響、途中で携帯が鳴るとか、あるいは騒ぐとか、あるいは教師に対して反抗的な授業態度とか等が見受けられる場合がございますので、状況に応じて別室にて指導をしております。  A中学の場合は生徒指導担当教員児童生徒支援教員、従来、同推教員、同和の推進教員と申しておるものです、不登校担当教員加配という3名の加配がおります。  また、宝塚市自立支援教室指導員1名がさらに配置しております。  また、指導主事が学校訪問し、生徒の状況及び必要に応じて生徒への声かけを行っております。これは常時チームを組むような形で、学校教育の課のほうは朝の時間帯で打ち合わせをしながらいつも聞かせてもらっておる部分でございますが、学校の求めに応じて緊急時、さらに指導主事を派遣し支援を行っております。もちろん教育総合センター青少年センター指導主事も、その他教育研究課教育支援課もあわせて学校教育部指導主事のほうを派遣させてもらっております。  B中学校は2年生女子4名でございます。  主に宝塚市自立支援教室指導員が別室で指導しておる状態でございます。  B中学校も生徒指導担当教員児童生徒支援教員を加配しております。  また、B中学の場合は宝塚市自立支援教室指導員を2名配置しております。  1学期当初には2年生の男子生徒数名が授業に入らない状況であったが、現在は教室に入り学習をしております。  市教委の指導主事が学校訪問し、生徒の状況及び必要に応じて生徒への声かけを行っております。  2番目の項目で、入らない生徒への指導体制はどうされているのか。  A中学の場合は基本的に全教員が対応することとしていますが、授業中においては空き時間の教員及び生徒指導担当教員や宝塚市自立支援教室指導員が各階の廊下等を巡回し、教室に入らない生徒に対して指導を行っております。また、状況に応じて別室において指導を行っております。学校においては、指導が困難な生徒に対して個別指導をするとともに、保護者に対する状況の説明及び行動の改善に向けての取り組みを地道に行っております。  B中学校のほうは、生徒指導担当教員を中心として宝塚市自立支援教室指導員が協力して、教室に入らない生徒の指導に当たっております。  ただ、文書でこのように書かせていただきましたが、困難な状況であることは事実ですので、その都度チームを組みながら教職員、また市教委の指導主事支援教員等で対応させてもらっておるのが現実でございます。  すみません、4ページの3番のほうお願い申し上げます。  教育委員会として、携帯電話に対する児童・生徒に対する指導方針について。  平成21年2月に文部科学省より発表された子どもの携帯電話等の利用に関する調査結果によると、小学校6年、中学校2年、高等学校2年における携帯電話の所有状況は、6年生が24.7%、中学2年生が45.9%、高等学校の2年生が95.9%というデータがございます。  市教育委員会としての方針は、学校への児童・生徒の携帯電話の持ち込みについては原則禁止とする考えであり、これは生徒指導連絡協議会のほうでも言っております。また、各学校でもそのような形で生徒に周知徹底しております。  ただ、小学校、中学校の全校が持ち込みを禁止しておりますが、そのルールを破って学校に持ってきているという実態はございます。それについては重ねて指導を繰り返しておりますが、困難な状況であることも事実でございます。  市としては小・中全部原則禁止となっております。  4番、各学校における学校内への携帯電話等持ち込みに対する方針と実態について。  先ほども申し上げましたように、各小学校及び中学校においては、携帯電話の持ち込みは原則禁止としています。配慮を要する児童・生徒であり、保護者から申し出があれば、登校後に担任が預かり下校時に本人に渡すよう、どの学校も対応しておるところでございます。しかし、これが担任に預けずにそのままというパターンが数名いるのも事実でございます。  5番目、各学校における生徒・児童からの教諭に対する暴力行為暴力的行為の実態について。  平成20年度の暴力行為学校教育課のほうでつかんでいるデータですが小学校で4件、うち対教師暴力1件、中学校は45件、うち対教師暴力は16件。  平成21年5月末現在では、4月と5月分でございますが、暴力行為、小学校ゼロ件、中学校30件、うち対教師暴力15件となっております。  6番、各学校において、学校長が給食費や修学旅行費などを立てかえている実態はどうなのか。  19年度の給食費の滞納件数は117件でございます。  学校長のほうは、担任教師、教頭、校長とチームを組みながら保護者のほうに督促を行っているのが現状でございます。どうしようもないときは教育委員会の学事課とも対応をしながら、何とか給食費を払ってもらうような督促も前年度からさせてもらっております。  校長先生が立てかえられているという実態は、直接お聞きはしておりません。教育委員会としてのデータは持っておらないのが現実でございます。  原則として学校長が立てかえること、これはおかしいと認識しております。  7番、申しわけございません、今年度に入ってから新聞などで報道された学校関係の事案などの新聞報道と内容について。  事件事故関係安倉中学校教室でのボヤ、5月8日。宝塚第一中学校、窓ガラス12枚破損。中山桜台小学校教材費盗難安倉中学校部室棟アクリル製窓ガラス、これが割られるという事案です。5番、これは直接的ではないんでございますが、良元小学校の児童が公園で遊具から転落して大きな負傷事故が起こっております。安倉中学校、器物破損、教室窓ガラス。7番、中学校生徒が深夜、特殊開錠用具所持違反、売布神社の駅の改札のところで、ドライバーのようなものでこじあけるところを逮捕されたものです。そのような事案でございます。  8番、今年度に入ってから、各学校における非行行為などの実態について。  5月末現在での窃盗、万引き等、深夜徘徊、家出、飲酒、喫煙、指導不服従等の行為の総計でございます。  小学校で42件、うち万引き5件、家出6件、指導不服従24件でございます。  中学校で114件でございます。万引きは9件、家出が5件、無断外泊が13件、喫煙14件、指導不服従48件などでございます。  9番、新聞報道以外で警察へ通報や連絡などを協議した事案について。  小学校では2件、中学校では23件が警察への通報、連絡で協議をしております。  最後に、教育委員会及び各学校における生徒指導の体制について。  各学校においては、生徒指導学校教育の重要な機能としての位置づけ、子どもからのサインを受けとめ、問題行動の早期発見・早期対応を行う体制の整備に努めております。  また、積極的な生徒指導(問題行動を起こさせない指導)として、生徒会活動の活性化や行事で児童生徒が活躍し達成感を味わわせる指導等、さまざまな形で各学校は取り組んでおります。  市教育委員会においても、各学校において、機能としての生徒指導の充実を重要な事項として位置づけており、学校教育課生徒指導担当指導主事を置き、各学校での事案に対応するとともに、その予防に努めております。  また、青少年センターも各学校での事案に即時対応できる体制をとっており、市教委として生徒指導上の課題をリアルタイムにつかむよう努めております。  今年度は学校関係者のOB、元校長先生です、警察官のOBからなる学校支援チームを組織し、生徒指導上の課題解決や学校運営、学校経営に対する指導助言を行っているところでございます。  簡単な御説明で申しわけございませんが、以上で終わります。 ○たぶち 委員長  説明は終わりましたので、これより質疑に入りたいと思います。  質疑はありませんか。  質疑の前に生徒指導についての3番目、青少年センターにおける夏季休業日の取り組みについてということで、高野部長。 ◎高野 学校教育部長  失礼します。  申しわけございませんでした。最後の6ページ、申しわけございません。  青少年センターにおける夏季休業日の取り組みということで、7月18日の土曜日から8月22日の土曜日までの、青少年センターとして参加させてもらっております夏祭り、あるいは塩谷川沿いの草刈り、その他補導委員さんとの同行補導、それから補導委員さんの自主活動のパトロール、花火大会とか星下りの特別パトロール、その他夜間特別街頭補導、その他祭りの補導。保護者、PTAと連動して、また宝塚警察署とか阪神北少年サポートセンターの補導職員とともに合同で行っているパトロールの部分を記載させていただいております。  ごらんおきください。よろしくお願いします。 ○たぶち 委員長  すみません。  説明は終わりました。  それでは質疑に入ります。  質疑はありませんか。  質疑ないですか。  北山委員。 ◆北山 委員  ちょっと幾つか、生徒指導の現状と対応についてということで資料をお願いして出していただいた部分に基づいて質問をしたいと思うんですけれども。4ページ目ですけれども、結局携帯電話の学校内への持ち込みのことですけど、携帯電話の持ち込みは原則禁止としていると、しかし実態としては、これ去年から、ある学校のときにも原則禁止と言いながら校内に、この上のパーセントから言うと、これは国のほうの調査やと思うんですけれども、中学とすれば50%の子どもが持っているわけやから、そのうち何%持って入るのか知りませんけれども、各中学校の実態としてもどうも持ち込まれているというふうに思われるというふうに聞いていて、実際行ったときにも携帯電話で話していましたけどね。それは、実態とのそごというのはどうなんですか、これ。こういうたむろしているというんか、教室に入らない子どもも、実態見ていたら、平気で携帯電話でわあわあ話しているわけですよ。  私は、去年のときにも、あれは何で入口でとめられへんのやと。もう、せめてPTA挙げて入口で全部取り上げると、預かるということぐらいでけへんのかとこう言うたんですけれども、結局できないまま終わってしまったんですよね。そこが私はわからへんのですけどね。やっぱり、これ原則禁止にしてんねやったらですよ、私は、原則禁止していなくて、どっか世田谷かなんかのように特殊な3本だけつながるような携帯電話があって、3カ所だけ、家とどっか何カ所あって、そういうのんも逆に認めると、全部持ってええとすると。ただ、それはもう3カ所だけですよという、特殊な一定の機能を備えた携帯電話だったらいいんだと、決めてやっているところもありますよね。世田谷やったか、何か東京のほうやったと思うんですけどね。品川ですか、ごめんなさい。  そういう方向やったら、私は、それはそれで明快だと思うんですが、うちは原則禁止やと言うてるけれども結局目つぶってどうぞどうぞと。それで、学校の先生たちももうもめたらかなんから結局言わへんと、こういう実態が私はわからんなと思とるんですけどね。  携帯電話に対するその影響いうのは最近マスコミでも取り上げられて、非常に危険なもんだというのがあるんですけれども、その辺が何でちゃんとでけへんのかなと私は思うのが1つ。  それから、2つ目は、ちょっと飛ばしますけど、学校長が立てかえている実態は教育委員会は把握していないと、こういうふうに言われていますけど、ある校長先生教育委員会に言ったと、立てかえているという実態については言ったと、こう主張されているんですがね。全くほんだらそれを認識していないのか、今の言い方やったら聞いてもいないというこういう感じになりますわね。現場の校長はもうそれは立てかえて困っていると。給食費、学校修学旅行いうたら1人何か四、五万らしいんで、1人ぐらいやったらしゃあないな思うけど、4人も5人もあってもう30万ぐらいなるんですわと。何ぼなんでも、しかもそれは親と学校長との関係ですから、そんなもん教育委員会はちゃんと取りたてえと、あんたも回収しなさい、そんなことあかんねやと言うているけど、いろいろあって、やっぱり出世払いしてくれと言われたら、そんなん当てにならん出世払いよ、これ。出世払いていう意味もわからんけど、もうそんなん言われへんと。ほなら、あと指導上のこともあるし、そんな後々トラブルも嫌やから言いにくいと、こう言うて私は聞いたことがあるんですがね。何かその表面上の報告を私は聞きたくないんですよ。今、大事なことは、突っ込んだ真相は何なんかということを、こんな場ですから、出して議論せないかんと思うんですが、それはどうですか。  それから、教師に対する暴力事件というのが去年1年間で16件あったと。これ暴力行為というんか暴力的行為いうのか、とにかく暴力行為と整理されていますから、対教師暴力事件が去年は16件で、ことしはもう、たった2カ月で15件上がっとるんですよ。私は深刻な事態やと思うんですよ。それで、学校の先生たちにしても、やっぱり親との関係もあるしもう辛抱せなしゃあないと、言われへんと。この調子でいったら年間ごっつい数になりますわね、これ。私は、これを何で、もう大変深刻な実態やと思うとんですがね。それをどうとらまえて判断というのが、私は、今の部長さんの説明ではちょっと感じとれんかったね、残念ながら。私は、これは深刻な事態やと思っているから資料請求したんですけどね。えらいこっちゃと、現場の先生たちにしたらもう言われへんと、結局どつかれても叩かれても辛抱しとかなしゃあないと。結局、先生にしたらもうやめようかなと。言うたら中心になるような先生が定年を前にしてやめていくと、みたいなことになってしまっているとしたらえらいことですからね。ほかのデータにも関係しますけれども、これはどうなのかと。  それから、9番目で警察に通報した案件というのもすごく多いんですよね。これ、警察に通報するという案件というのはどういう案件から警察に通報されるのかね。この前のC中学校で起こったような盗撮事件というようなことについても警察に通報されたと言っておられましたけれども。だから、どの基準で通報する、通報しないという基準は何かあるんかあらへんのかね。私は、これ通報するいうのが23件というのも、去年のデータはどうですか、去年は通報した件数は何ぼあったかついでに報告していただきたいんですが。異常な数やと私は思うとんですが、それをどう認識されているのかなと思うとんですが、その辺ちょっととりあえずお答え願えますか。 ○たぶち 委員長  高野部長。 ◎高野 学校教育部長  失礼します。  北山議員の御質問にお答えします。  まず、最初に申されました携帯電話の持ち込みということ、そこら辺のことでございます。  私は、先ほど学校・園として、学校・園への持ち込みは原則禁止という形ですと、しかし実態として校門のところでできなくて、学内に入っているのは事実やと委員が申されました。委員が学校へ行かれたときも実際は鳴っとったと言われる形で、というのが、それは本当に委員が申されるとおり実態でございます。  ただ、小・中全校原則禁止いう形で、そして朝の立ち番、あいさつ運動のところら辺で今委員が申されるような形でストップしております。しておりますが、やっぱり何名かの生徒で給食前に登校してくる生徒、非常に残念なことなんですけど、自転車で登校してくる子、ずっと校門のところで生徒指導の担当が立っておるわけにもいきませんで、もちろん何回か巡回はしております。その合間を見てという形と、あるいはポケットの中へ入れてしもとってわからないような形です。それで、見て指導したときに、ちょっと携帯出しなさいという形でこちらの指導ですけど、脅されたというような言葉で返されると。だめやから、預かるからという形で、そこで何回かのトラブルが発生しているのも事実でございます。  保護者にも連絡して、学校に対しては携帯は絶対だめなんやからということでやりますが、その辺でも残念ながら指導というのが得られないことが実態でございます。  そのことについては生徒指導委員会、市内の生徒指導連絡協議会でも十分検討して、それこそ場合によったら学警連携の観点からいろんな形で補導センターの職員とかとアドバイスをもらいながらやっていることは事実なんですけれども、完全に校門のところでシャットアウトできたら、委員の申されるような形がありがたいんですけど、実態としては、非常に大事なことだと認識しておりますが、そこから漏れてくる、またわからないようにというんですか、入ってくるということで、小学校も中学も教師のほうとしては持ち込まさない、何か用事のあるときは預かる、貴重品袋なんかを持って校門のところで預かるというような形態をとっておりますが、残念ながらやっぱり学校棟の中に入っているというのが事実でございます。  でも、今後この方針がいいとは全然思っておりませんので、我々ももう一度再度プリントを印刷して、2学期当初ももう1回携帯電話の禁止について共通理解を図りたいと思いますし、いろんな地域懇談会なんかでもそのことは投げかけていきたいなと認識しております。  2番目の立てかえの件については、私は、把握しておりませんという言い方は非常に申しわけないと思いますが。  事実、市でこの形で校長先生に調査したこともないですし、私自身が直接聞いたこともないという意味でわからないという答えをさせてもらいました。先生によったら、教育委員会のだれかに、実は立てかえて困っとんやというようなSOSサインがあったかもわかりません。ただ、やっぱり原則は学校で保護者のほうにきちっと連絡して、給食を、給食費払ってよというような形での督促、また教育委員会の学事課なんかとも連携しながら督促状をやっていくという形でございます。  ただ、校長が困っているいうことについては、これについては何とか教育委員会も相談に応じて、保護者に払っていただくような形での行為しかちょっとお答えができません。  3番目のところで、委員の御指摘のとおり暴力的な行為はたった2カ月、4月、5月で、昨年度は委員が言われるように16件から、今年度はもう、はや4、5で15件やということはそのとおりでございます。深刻な事態やいうことで、我々も深刻な事態として認識し、指導主事もあわせて何回も、学校のほうにしているのが事実です。そして、体制を組みながら何とかこの深刻な事態を、このような状態ではと思いながら行っております。委員が言われるように教職員がどつかれたりたたかれたり、辛抱だけというのはこれはもう絶対いけない行為ですので、暴力については絶対認めない、許さないという思いで、また被害届け、けがされた先生については病院に行かれて診断書をとっていただいて、きちっとした形で、暴力は絶対認めない、許さない、力による行為ということについては毅然とした対応等で各学校ともやるべきだと思いますし、教育委員会としてもその視点で指導してまいりますし、また支援もしていきたいと思っております。  このことについては、我々教育委員会宝塚警察署生活安全課のほうにも何回も足運ばせてもろて、深刻な状態を訴えながら学校と警察と委員会と連携をしながら、この事態を何とか打開していきたいなと考えております。  9番目の通報でございます。委員が先ほど申されましたC中学校の盗撮事件については我々も深刻な事件だと考え、何回も学校長、教頭先生、また先生方とも十分聞きながら、盗撮した生徒、また逆に映された生徒、特に映されたほうの生徒さんのプライバシー等も十分、これはやっぱり心の問題も含めてカウンセラー、また関係機関とも十分連携を図りながら、やった子については厳しく指導しております。  そのときに、学校としては学警連携の観点から、学校内のあった事実をありのままの様子で警察のほうに御相談というか、被害届けを出される前に、学校での事実、学校教育課とか青少年センターがつかんでいる事実を警察のほうにありのままの状態で御相談に行かせていただいて指導を仰いだり、あるいは場合によったら生徒の呼び出し等、被害届け出た場合ですけれども、お願いしているところでございます。  その他もろもろでいろんな対教師・生徒間暴力等で、やっぱり小学校、中学校の困った事案については、今後も学警連携を進めていく観点で、警察へは小さな事柄でも通報していくと、そのときにありのままの状態で通報するような形で行っております。その件数は、小学校2件、中学校23件でございます。  去年どうだったかというのはちょっと、去年のデータは、委員、すみません、すぐ調べさせますので、申しわけありません。 ○たぶち 委員長  じゃ、後から出していただけますか。はい。  北山委員。 ◆北山 委員  質問しているのは、部長個人に私は質問しているわけじゃないんでね。教育委員会に対して、私は、いわゆる前もっていろいろと資料なり質問をしたわけですから、そういう観点で答えてほしいんやけどね。  各学校長が立てかえているかどうかというのは自分は聞いていないと。けれども、ほかの人は聞いているかもしれないと。
     だから、これなぜ、私は、何で前もって事前に、本来この場で質問してもいいんですけれども、それではプラスにならないから、やっぱり今後の教育行政で見直してほしいと思うから前もってこれ資料請求して、必要なことを調べてほしいという、あって言うたわけですから。  実態はどうなんですか。なぜここまで時間が、何で学校長に聞かないんですか。聞いたらええじゃないですか。わざわざ私が前もって、これもう大分前ですよ。しかも具体的に聞いたことも言うとるんですから、なぜちゃんと各学校長に聞いて、なぜ。それは、踏み込んだらいかんことなんですか。私が、これ聞いたらいかんことやったんですか。学校長にしたら大変な悩みなんですよ。学校長になったら立てかえなしゃあないと。教育委員会行ったら、お前何してんの、そんなもん請求せんかいと、取りたててこんかいと、言葉はもうちょっと優しいやりとりですけど、趣旨はあなたがちゃんとやりなさいと、あなたの中でおさめなさいと、結局全部いわゆる立てかえて出さないかんと、こういう実態になっとるんですかね。実態はどうなのか。そういうことをだれも教育委員会は聞いておられないのか。私は、部長に質問しとん違うんです、教育委員会という組織に調査依頼したんですからね。その実態だれも聞いてないかどうか。  それと、なぜこの間、そんなようけ学校長おるわけやないですから、すぐに聞いたらできることです。私、自分でしようと思いましたよ、正直言って。それではプラスにならんから、教育委員会に前もってお願いしたんですけどね。それ、ちょっと整理してきちっと答えてください。  2つ目は対教師暴力ですけど、これ去年の場合もことしの場合もですけれども、被害届けは出されたんですか。だから、いわゆる学校の現場でこれ暴力行為というんだからそれなりにはっきりした事実関係があるわけですよね。事実関係ないものまでここに資料が上がってへんわけですから、はっきりした暴力という事実関係が特定されているわけですから、その被害届けはちゃんと出されたんかどうか、ここなんですよ。結局、教師が暴力をされても後々の指導上のこともあっていろんなことを考えて結局言われへんと、学校には報告するけれども、それはもう泣き寝入りなんです、はっきり言えば。このうち診断書があるものは何件で、それから被害届けは何件出されましたか。これ、公務員に対する問題をこの前の6月のときにも言いましたけれども、やっぱりこういうことはあかんことはあかん、教師が暴力受けたら暴力受けたと言わなあかんのですよ。なおかつ、これ、親に対してはきちっとそういうしかるべき対応をされたんかどうかね。この辺、整理をして説明してください。  それから、警察に通報する基準、今ちょっと私はっきり聞こえなかったんだけれども、警察に通報する基準というのはきちっと学校長に指示文書があるんですかね、これは。文書があるんなら、きちっと私は見たいと思うし、ましてや各学校で判断するべき問題ではないと思うんで、きちっとした基準を持ってやっぱり警察とも協議を一定する必要があると思うんですが、その辺どうなのか。  それから、携帯電話の持ち込みのことですけど、今の高野部長のいろいろ話を聞いていますと、ポケットに入れてたらわからへん、かばんの中に入れてたらわからへん、それは持ってくる生徒が外にぶらぶらしながら携帯電話を持っては入ってきませんわな、恐らく。自転車に乗ってたらわからへん。ほなら、結局みんなすうすう通っているいうこと違いますの。それは、学校行って教師の目の前で携帯電話使ったら、それは指導するということやと、私はこう思て聞いとるんですがね。だって学校の入口に携帯電話持ち込みという表示があるわけやないし、何もありませんわな、どこの学校行ったって。そんなん見たことないわね、正直。ばあんと携帯電話持ち込み禁止ですよなんて表示どこにも挙がってませんやん。今の話聞いていたらそうでしょう。要は、本人が隠して持ち込んだら要はどんどん入ると。それは原則禁止にならんの違いますの。やっぱり、それやったら逆にどっかの教育委員会のように使い方のマナーを徹底してするとかね、そういう教育委員会もあるわけですよ、実は。どっかはっきりせんとやね。それで、品川区のように、これやったら認めるというとこまであるわけですよ、逆に言うと。私は原則禁止するんやったら、徹底して、やっぱり掲示もしてですね、だめですよと。ほんで、去年も中学校で言うたんやけれども、PTAの方にも立ってもろて徹底して指導でけへんのですかと、やらんとあきませんよと、せめて月に1回ぐらいは全校生徒を入口で、どないやと確認するということぐらいされたらどうですかと言うたんですけれどもなかなかいろいろ難しくて、余りにも多いもんでできにくいんやと言うて。いや、それもわからんでもないですよと、どっかでふんぎりせんとね。いや、原則禁止ですと建前で、ほなこれ原則禁止ということは許可している人もおるということやろ、これ。許可するのはどういう基準の場合に許可しとんですか。例えば、申請用紙はあるんですか。原則禁止いうことは、こういう場合は許可するという基準があるということですやん。その許可している、許可書があって、どういう基準で、許可している件数は各校どういう実態ですか。原則基準の中身をもうちょっと詳しく言うてくれませんか。せやないとならんですよ、徹底ならんですよ。こんなんが一番僕あかんと思いますねん。決める限りはきちっとせんとね。だから、私は、やっぱりいろんな課題はありますよ、いろんな難しさありますけど、どっかで基準を設けて頑張っていかないと、やっぱりけじめとかしつけいうのは、そういうことを繰り返しすることでしないと、僕は、何の意味も持たないし、かえって悪い結果になっているんじゃないかなと、こう思いますけど、その辺のところどうなのか。  それから、入らない生徒への指導体制はどうされているかという質問について、保護者に対する状況説明及び行動の改善に向けて、取り組みを地道に行っているとこう書いてありますけれども、このA中学校、B中学校で、保護者に対する状況説明はこの間何回されましたか。例えば、された範囲はどこまでですか。いわゆる役員だけなのか、全校生徒なのか。それからペーパーがあればペーパー出してください。こういう、全校生徒にペーパー配った言うならペーパー出してください。ここが、私、問題やと思うんです。この辺、ひとつ説明をしてください。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  まず、暴力行為のうち、対教師暴力についてなんですけれども、議員御指摘のように、今年度4月、5月、この2カ月の中で15件が発生しています。  その内訳を、概数なんですけれども申しますと、A中学校で15件中の11件が発生しているというふうな状況です。中身につきましては同じ生徒が繰り返すというふうなケースがほとんどであります。そのうち被害届けを警察のほうに出しましたのは2件ございます。あと、そしたら11件中のあと9件はどうしたんかという話になるんですけれども、ここはやはり北山委員が言われましたように、子どもとのかかわり、それから保護者との話の中というふうなところで、次はこういう措置をとらざるを得ませんというふうな形での話の約束の中で出さずにきているというふうなケースが多いところが事実でございます。  ただし、A中学校につきましては、昨年度も対教師暴力というふうな件数が多かったということもありますので、警察のほうには被害届けは出さないまでも、こういう事実があったというふうな報告といいますか、情報は入れているというふうなところが正直なところです。  ただ、宝塚警察のほうもA中学校の状況についてはよく承知しておられまして、そういう暴力行為、被害届けは出さないまでも、子どもや保護者の方を呼んでいただいて、今度やったらあかんよというふうな指導の教育もしていただいているというようなところも事実でございます。  昨年度1年間で対教師暴力が16件発生ということなんですけれども、そのうち4件、警察のほうに被害届けを出しています。その中でも、昨年度、新聞報道でもありましたように喫煙を見つけてとめた教師に対して暴力を振るうと、それでその教師が腹をけられ救急車で運ばれるというようなことで新聞報道もありました。あのケースについては、もちろん被害届けを出しているケースでございます。ですから、発生している件数に対して被害届けを出しているケースというようなところについては圧倒的には少ないんですけれども、これは我々の課題であるというような認識はもちろん持っております。  以前からも生徒指導の連絡協議会の中でも、暴力行為に対しては警察の協力が必要やと。といいますのが、以前の暴力行為と比べて、これはこちらから言うのも恥ずかしい話なんですけれども、本当に凶悪化しています。子どもたちが、どういうんですか、とめるところを知らないというか、ほうっておけばいくとこまでいってしまうというふうな勢いで、余りこんな言葉は使いたくないんですけど、キレるというふうな状況に陥ります。その中で対教師暴力に発生してくるんですけれども、本当にやることがひどくなっていっているというふうなこともありますので、我々としてもやっぱり一つ一つの事案に対してきちっと法的な措置であるとか、本当にその子どもたちのためでもあると思いますんで、そういったところを毅然とした対応をしていくということは学校とも今後協議していかないけないところであります。  それと、そのA中学校については暴力行為については、もうそれは許せないことだ、以後こういう行為については毅然とした措置を行いますということを全校生徒、それから保護者に対して連絡・通知のほうされておられます。それを受けて対処しておられると。  その後、子どもたちの状況につきましては、暴力こそ振るわないまでも、まだまだ、手は出さないけれども暴言というふうなところは今もおさまっていないというふうな状況がございます。  それと、これは暴力行為と結びつく部分ではあると思うんですけど、携帯電話を持ち込んでいる子どもたちと、こういう暴力行為を振るう子どもたちと、これは同じです。先生方は見つけたら注意はされます。ただ、注意をすればそれに対して食ってかかってくる。そのままそれを続けていくと対教師暴力に必ず発展するというふうな事態に生じるケースがほとんどです。だからといって見て見ぬふりというふうなわけじゃないんですけれども、先生方は見つけたら注意をする、子どもたちに暴言を吐かれるというふうな繰り返しになっているようなところは事実あるところです。  A中学校につきましては、そういった状況をこのまま放置はできないということで、この前地区懇談会がございました。これは全保護者対象なんですけれども、学校に集まってもらい、また地域の方も学校に集まってもらう中で、学校のほうが学校の状況を本当にあからさまに、暴れているのは一部なんですけど、こういう暴力行為があるというふうなことを包み隠さず話をされました。我々聞いています報告では、それに対して、何もそこまで言わんでもいいやろうと、学校は子どもたちをさらけ出して子どもたちを売ってんのかというふうな反対意見もあったんですけど、まずやっぱり学校をさらけ出して状況を地域の方や保護者の方にお伝えしなければ一歩も進めないというふうな考えのもと、本当に先生方としては情けないような話やったと思うんですけど、されました。それを受けてPTAの方々も、それから以後、数はそんなに多くはないんですけれども、2人1組で校内を巡回していただいています。恥ずかしい話、その巡回しているお母さん方に暴言を浴びせるというような生徒もおるのは事実です。でも、そういった姿を巡回していただくお母様方がPTAの中へ持ち帰って、今A中学はこうなんだというふうなことをいろいろ話をしていただいているみたいです。その影響かどうかわからないんですけど、実際こういう暴れている子どもたち、当該の生徒の保護者なんですけど、これまでは、そんなんは子どもの指導は学校がやればいいんやというふうなことで非協力的やったんですが、そういう巡回しているお母様方からの話が入ったのかどうかわかりませんけど、今の子どもの状態では先々心配やというふうなことで、担任に対して相談の話を持ちかけてくるというふうな動きもちょこちょこと出ているということを、きょう、実は■■中学を午前中点検で行っとったんですけど、すみません、A中学へ行っとたんですけど、その中で話を聞いてきました。そういう地区懇談会後、PTAさんの取り組みとプラス、A中学校は夏休みに朝の6時半からクリーン作戦ということで、もちろん校内の掃除、それから学校周辺の掃除をずっと続けているんですけど、PTAのほうでこれに参加しましょうという呼びかけの文書をPTAさんのほうが各保護者あてに配られています。それと、できればそういうクリーン作戦の後に子どもたちとソフトボールとかそういったスポーツ活動をしようかとか、あるいはこれは8月なんですが、地域のチーム、それから保護者のチーム、それから生徒のチームを集ってキックベース大会をしようというふうなことで、今生徒会が中心になって準備のほうを進めています。できたら委員会もチームをつくって行こかというふうには言うているんですけど、そういった地道な活動、子どもたちの自治やら、子どもたちが学校来て楽しいなというふうな、暴れている、ほかの周りのその他の子どもたちへのケアとともに、そういった当該の子どもたちがそういった行事にちょっとでも出てくれば、また話のきっかけがつかめるでしょうし、地域の方々からの声かけもできるでしょうし、そういった取り組みをすることによって、暴力行為でありますとか、携帯電話の不要な持ち込み、あるいは校舎内での使用とか、そういったところを緩和していこうというふうなことで学校は動き出したというふうなところが一つあります。委員会としても、そういったところの側面からの支援を今後心がけてやっていきたいというふうなところです。  ちょっと答えになったかどうかわかりませんが、以上です。               (「委員長、議事進行」の声あり) ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  すみません。先ほど、今現在までのところで中学校名をどうするかというところで、記録の方法としてですね、■■のほうだけが出ていますが、A、B、C、Dといくのであれば、■■中というところも伏せていただきたいと私は希望するんですけれども。北山議員の発言の中からも■■と出ていたんですけれども、■■中、■■中、伏せていただいていたと思いますが、ちょっと諮っていただけますか。 ○たぶち 委員長  北野委員からの意見が出ているんですけれども、A、B、Cでさせていただいていいでしょうか。                 (「いいですよ」の声あり)  では、そのようにA、B、Cということで、ちょっとややこしいんですけれどもお願いします。  先ほど安井課長のほうからので、北山委員の質問の中で診断書の問題も、暴力の関係で、診断書は何件ぐらい出されているんかというのが質問されていたと思うんですけれども、その件について答弁なかったように思うんですけれども。  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  正確な数は正直言うてつかんではおりません。  ただ、対教師暴力が起こりましたら、我々のほうにも連絡が入ります。けがの少ない、大きい、小さいにはかかわらず、大体の学校がまず診断書をとりに行ってくれというふうなことで、学校長が指示しておられるというふうなところはございます。  以上です。 ○たぶち 委員長  ほかに。  久後部長。 ◎久後 管理部長  立てかえ払いの件で、なぜ調査をしないというか、そういうふうな御指摘ございましたけれども、一定、何年か前から学校給食費の支払いが滞っとるというようなことで、これは我が市だけではなくして全国的に少し社会問題化のような形で取り上げられとるケースがございまして、私どもも何年か前から滞納状況というものの実態を学校にもお聞きし、今のところお示しさせていただいているのは300万円前後の滞納金が、少し年々膨れ上がる増加傾向にはあるものの、ここ何年間か続いてきとると。そういう実態は把握してきておる中で、少しこういったもんに対する一歩踏み出していうふうなことで教育委員会としても各学校と連携をして、具体的には法的措置、これは悪質な滞納というふうなケースですけれども、そういったことも視野に入れながら、最終的にはいろんな方策の中で支払いというふうなところの具体的なところへ踏み込んでいこうと。そういうようなところの部分をお話もし、また現実的には学校とそういうふうな調整を今現在も図ってきておるところでございます。  その他の修学旅行費の具体的な問いかけでございまして、その中であえて私どものほう、ようお答えはさせてもらっておらんのですけれども、修学旅行費を含めますいろいろ、学校においては学校徴収金というのがございます。教材費等々、PTA会費も学校がかわって徴収をする、そういうふうな形の中で学校は運営されておる。これらすべては、学校で実は完結する業務、事務でございまして、教育委員会がここへ介在をしていくというふうな、具体的なこれまで事務の構成ではございませんでした。給食費に関しては、まとめて学事課のほうを通じて、給食を提供しておりますので、学校給食会を設立して学事課というそういうセクションを置いて、全体的に運営を統一的に図っておるということから、学校からの徴収金をそこへ集約しとる、そういう事務がございますもんですから、そういうことの滞納なんかにつきましても従来から多少そういうやりとりがございます。しかしながら教材費に関しては、はっきり言うてどの学校もすべて学校完結でなさっていただいておるというのが、そういうふうな実情の中で、私どものほうから、その滞る状態、具体的な内容を聞かせてもらっても、事務的に支援する方法と申しますのが、滞納というふうなことに関して支援する方法というのが具体的に何もないというふうなところからしたときに、私どものほうも正式に教育委員会から状況はどうですかというふうなところの部分というところまでまだ踏み込めていないという状況が実態でございます。  ただ、修学旅行費、ここに具体的に出ています修学旅行費、その他の給食費なんかも含めて、具体的な滞る原因確認が、ご承知のとおり保護者の所得の関係とか、そういう背景があるもんでしたら就学援助費というふうな形の中できちっと制度的なもんにつなげていく、これはどの学校でも従来から対応しておりますので、それ以外のところで滞っておる部分について、例えば立てかえ払いというふうなことは仮に学校長なりほかの方で行われておるとしても、学校教育部長の答弁にございましたとおり、それは教育委員会として何ら介在できるもんでもございませんし、それはやはりちょっと問題、というのは学校教育上の余り好ましい状態ではないですよというふうな、一時答弁があったと思うんですけれども、私どもとしてそれをフォローするまだ仕組みがございませんもんですから、あえて私どものほうはそこへは踏み込んでおらん、というふうなことを何とか御理解賜ればというふうに思うんですけれども。 ○たぶち 委員長  久後部長、すみません。ちょっと言っていることがよくわからない。ちょっとまとめていただけるような……。できてなかったらできない、何かちょっと答弁がずれているような気がするんですけれども。 ◎久後 管理部長  申しわけございません。  要は、学校の修学旅行費に関しましては、私どものほうで把握しておらないというのは、私どものほうとして具体的に、公費で徴収するもんじゃございませんので、仮にそれが滞っておっても公費で補てんができないというふうなことをちょっと申し上げたかった部分の中で、あえて私どものほうで支援ということができませんので、一歩踏み込んで調査をしておらんというふうなことを申し上げたかったのですが。意が届かなかったら、もう少しまた御質問をちょうだいできれば、また答弁させていただきます。  以上です。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  先ほどの携帯電話の許可をしているというところにつきましては、私の経験上からでございますが、特に申請書とかそういうものは用意はしてございません。  近年の携帯電話の機能から、GPS機能がついているという状況の中で、子どもたちが学校から帰るときに、特に習い事、そういったところに行く場合、保護者が登録さえしておれば子どもの居場所がはっきりするというふうなことで、子どもに携帯電話を持たせたいというような申し入れがございます。その点につきまして、学校のほうで生活指導部会等を開きまして慎重に協議をした結果、じゃこれは学校の中での使用は禁じますよと、それから通話等についてもできませんよと、そしてあくまでも子どもが使用する場合においては校外、学校を出てからスイッチを入れるというようなことをお約束を守っていただいた上で許可をしましょうというような形で、今現在のところは取り組んでおります。  しかしながら、年間を通しまして、本当に数知れた数字、2件ほどが今まで経験した数字でございまして、そう頻繁に数多く出てくるものではないというふうには思っています。  また、逆に申請書等を各家庭に配りますと、私も私もというような形でちょっと収拾がつかんようになるおそれもあるということから、逆に申請書等は用意しておりません。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  それともう一つ、警察へ通報した基準とか案件、文書などはあるのかという質問があったと思うんですけれども。  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  警察への通報等の基準の文書はございません。北山委員おっしゃったように、学校での判断というふうな形には、今なっているところです。  ただ、今年度の各学校が警察のほうに通報といいますか、どういうふうに子どもを指導していく、あるいはどういうふうに対処していこうという相談も含めまして、出されましたのが先ほど言いましたように小学校2件、中学校23件なんですけれども、例えばある中学校でしたら深夜徘徊を繰り返す生徒の指導について警察と相談をしたケース、それとある中学校でしたら万引きを繰り返す子どもへの指導、あるいは保護者への話について警察のほうに相談をしたケースというふうに、学校が指導していく上で警察のアドバイスというんですか、そういうようなものを受けるというふうなケースも含めての23件ということでありまして、特にこれ以上になったら警察に言いなさいよというふうな基準は設けていないというところが事実でございます。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  なかなか、私の質問している仕方が悪いのか、ちょっと通じていないのか、それとも答えにくいのか、答える気がないのか、どっちかようわかりませんけどね。せやけど、すごく私は大事なことやと思とんですよね。現場の先生たちが暴力されても結局黙っとかなあかんと、被害届けしよう思ても結局後のことからあるからもう黙ってまうと。こんなこと放置していて、それは学校の先生ね、それはもう問題校には行きたくないですよ。それはもう、あそこのあそこにある学校は問題や言うとるわけですから、だれも希望する人はないと。新任の先生か、よそから移ってきた先生とか、非常に浅い先生ばかりが結果的に集まっていると。たまたま行った先生も必死なってやるけど、どうしても目立つ先生に結局また暴力が集中すると。しかも、確かに安井先生言われたように生徒がもう凶暴化していますから、殺気を感じると言うんですよね、もう。怖いと。こういう実態になっとるんですよ。それを私は、現場で頑張れと、それは指導している先生が言ってはるのもようわかってんねんけど、それだけで片づけてたら、それだけにしてたら僕はいかんと思うんですよ。  高司中学校で、昔、もうこれ済んだことですからいいと思うんですが、ある先生が、有名な先生が、結果的には自殺されたという事件があって、あの事件のときにも問題になりましたけれども、結果的に学校はあれからは本格的に指導していろいろ問題が出てきたんですけどね。あそこまでいかなんだら、これ学校って、本格的に教育委員会って動かんのですか、結局。あのことかって、あの先生の個人的な努力で、ある学校で熱心やからいうことで、成果挙げられて、いろんなテレビの題材にもなったような先生で本も出しはったと、せやけど学校かわったら大変厳しくて、教職員のなかなか協力も得られんで、その先生は1人でごみ拾いしてたと。せやから、いろんなことが重なったと思うんですが、自殺しはったと。それで、議会で問題になって私らもいろいろな方々が取り上げられて、やっと初めて本格的に指導が入ると。こういう現実ですよね。こんなことしてたら、2カ月間で15件も暴力事件が起こっているんですよ。しかし、それ被害届けしたのは2件ですよ。去年は16件あって、被害届け出たん4件ですよ。  僕は、やっぱり学校の現場とか学校の先生たちの判断にしてたらあかんと思うんですよ。暴力事件とかがあって、やっぱり診断書を求めたケースはすべて被害届けをするとか、先生の判断とか学校の判断にしたらあかんのですよ。教育委員会として基準を決めてやりますよとして宣告せなあかんと思うんですよ。ここまでやったら大丈夫や、ここまでやったらええとなっているから、結局1回認めたら、またもう一回、ほな辛抱してくれるかと、もう一回したらあんた次言うでと。そのもう一回もう一回がだあっと重なって、どんどん凶暴化していくわけです。ここまでやったら何もないけれども、ここまでやったらいう距離をはかりながらやってるみたいなところあるんですよ。  私は、この対教師暴力の問題、もうすべてですけど、もっと基準を教育委員会でつくって、診断書を求めたケースはすべて被害届けを出すと、後は警察の判断ですから。そういう基準をなぜつくらないんですか。現場の先生やとか暴力受けた教師の判断にしとったらあかんのですよ。それは先生対暴力した生徒の問題ではなくて、学校、教育委員会対生徒の問題なんですよ。なぜ、こういうとらまえ方をされないんですかね。  それから携帯電話の問題も、私は、今原則禁止というのは、いや、原則禁止というならもうちょっと明確なね、あいまいなんですよ、要は。どこまでやったら認めんのか。よう聞いたらみんなあいまいなんですよ。どういう場合は認めるのか。この生徒は認めてますみたいなことがなかったら、わかりませんやん、生徒同士の、この子は何か届け出して認めてんのか、いや認めてないのか。要は、何か先生一人一人の判断とか学校判断にしたらあかんて言うてんですよ。きちっとした基準を設けないと、なかなか現場では対先生ではしにくい要素があるから、私は品川のように認めるなら認める、ただしここまでは認める。認めへんなら認めない。認めないなら、ほな原則という、どこまでやったら認めるという基準をつくる。きちっとした申請用紙もつくって、保護者さんから出していただく。それを配るとかどうかはちょっと別にしてね。何かそういうものをしっかりしないと、私はあかんのん違うかなと、どんどんひどくなっていってるんと違うかなと、こう思とんですがね。  この辺、きょうはこの程度にしときますけれども、一回きちっとした基準をつくってください。私、聞きに行きますから。  それから、立てかえの実態のことですけど、これね、私は、前もって学校長が給食費や修学旅行費などの立てかえている実態はどうなのかと、こう質問したんです。これは委員長、副委員長にも見てもらって、委員会として出させていただいたというんか、これ前後してますけど、申しわけない。一応、それでもきちんとした場で見直さないかんと思うから言ったんですけどね。これは調査する気もない、教育委員会としてはそういう実態調査もしないと、する必要もないと。学校の権限に属することやから、教育委員会の権限外のことやから、学校の中のことやから知らんと、こう言われているんですよ。これがいかんのですよ。何でもかんでも学校長、あんたの責任でやんなさいやんなさいで押しつけるから、学校長物すごい負担になるんですよ。これを言うとんですよ、私は。学校のことは全部学校長の権限でやれと、こう言うてしもたら学校長をだれが救いますの。だから、私はあえて一つのケースとして、一回実態を調査してくださいと。私が聞いたっていいんだけど、それではいかんやろから、教育委員会としてそのことの実態を調べてくれと。あとのこと何も言うてませんやん。それから、どんな指導しなさいみたいなこと書いてませんやん。だから、あえて言わなんだ、書いてない、求めなかった。実態をまず認識して、教育委員会とこの場で相談して、方向づけたらと思うてるんです。せやけど、このことにしろ何にしろ、学校長、あんたの学校の中で起こっていることはあんたで解決せいて言うてたらあかんのですよ。校長先生の負担の……、ほな校長はどこに相談に行くんですか。教育長は東京から来てはるし、だれに相談したらいいんですか、ほんまの本音の話は。こんな困ってんねやと、言いに行くところがないというんですよ。前やったら先輩の方、人間関係でいろいろ相談できたんですよ。ところがなかなかそういう関係ではできなくなっとんですよ。教育長に言うたって、教育長は現場のこと御存じないわけですから、東京との関係では頑張っていろんな仕事してもらっていると思うんですけれども。ほな、それをカバーするシステムがなかったらいかんですやん。学校長が相談に行けるシステム、どないしたらええんやと。立てかえてんねやけどどないしようと。本音を言わなんだら、きれいな話ししとったって僕は学校現場はよくならんと思うとんですよ。これ、実態調査をしていただきたいと思うんですけどね。その上で、どう対応するかいうのはいろいろ相談して考えたらええと思うんですがね。これは要望しときます。  それからもう1点、最後のところに、今年度、学校関係者及び警察官OBからなる学校支援チームを組織し、生徒指導上の課題解決、学校運営、学級経営に対する指導助言を行っていると。これは、もうちょっと詳しく、何名体制で、どこに事務局があって、責任者はだれでと、これペーパーがあったら出してくれませんか。この体制という、この支援チームのメンバー。これ、公表できひんかどうか、私、わからんと言うてますけどね。支援チームという組織の実態、どんなことやってんのか、ほんでこの間どんな会議をしてんのかね。私、これすごく期待しています、正直に言いまして。恐らく、私が今指摘してきたことをそこできちっとした方針を出してもらいたいと思っています。これ、期待しています。ところが、まだなかなか動いていないというふうにも聞いとんですけれども、これちょっと資料があったら出してくれませんか。どんなことすんのか。どういう体制なのか。どこまでここで議論するのかね。ここで言われている課題とか、どこまでこれやるのかね。 ○たぶち 委員長  橋元教育支援室長。 ◎橋元 教育支援室長  現在、学校支援チームにつきましては青少年センターに事務局を置き、現在4名の体制で取り組んでおります。  特に、現在、A中学校のほうへ現在も常駐するというような形で支援を行っているような状況でございます。  そしてまた、各学校から案件があり、相談事があった時点で、すぐに体制として動けるような体制も随時整えていっているところでございます。  以上でございます。 ○たぶち 委員長  それで、そのメンバーの資料……。 ◎橋元 教育支援室長  後ほど提出のほうさせていただきます。それでよろしいでございますか。 ○たぶち 委員長  はい。  北山委員。 ◆北山 委員  もう先いきますけど、きょうの場ですべてを、実態も含めて明らかにするいうわけにいきませんでしたけれども、できるだけ私の指摘したことを踏まえて、一度教育委員会として、やっぱり僕はもう少し各学校任せにしないで、教育委員会としての方針というものを、この対教師暴力にしても、携帯電話の問題にしても、警察の通報の問題にしても、一つのやっぱりきちっとした考え方を持って臨まないと、学校に任せて、学校長の判断でやれというのは、今の給食費とか修学旅行費のことも含めてですけど、そこに私はどうも現場の負担が重すぎると思うてんですよ。その辺、やっぱりしっかり議論をして具体的な方向が出れば、出していただいてですけど、また聞かせていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○たぶち 委員長  北山委員からの質問で、9番の昨年の件数というのは出ましたか。  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  警察への昨年の相談件数ですね。今ちょっと調査をしておりますので、後ほど提出させていただきます。 ○たぶち 委員長  草野委員。 ◆草野 委員  教育の問題で、今かなり行政的な対応をしなさいというような議論がされているんだけれども、暴力の問題一つにしても、子どもがそういう遺伝子を持って生まれてくる子どもというのはいなくて、実は社会の環境とか、そういう社会のあり方というものに規定されて子どもも育っていくわけですよ。要するに、行政的にいろいろ基準決めて割り切れる世界であったらそんなに難しいことではないと思うんだけれども、そういうものの中に教育という行為というか、子どもが育つ、子どもを育てるという、こういう判断があるところに難しさがあるんですよ。  それで、1つは、非常に警察の問題がたくさん出てきているけれども、教育の観点から言ったときに、ありのままどうのこうのということを警察に伝えるとか、もう一方で父母に、それから議会に対しても、私はさっき学校名のところでは言わなかったけれども、例えばこの事件・事故関係で具体的に名前上がっているわけやん。どういう基準で名前出して、どういう基準で名前出さないというふうなことも、これまた議論はせなあかんと思うんだけれども、1つはやっぱり教育の現場の苦しみというか、ありようというものについての問題というのはやっぱり抜きにしたらあかんと思うんですけれども。例えば、給食費の問題で、さっき部長のほうから行政的な対応はできないんだと、それは一面当たっている部分はあるんですよ。だって、教育という観点でいけば、給食費払わない、それから例えば修学旅行なんかそうだけれども、未納の子どもをそのまま放置して参加させないというようなことは、やっぱり教育上の観点から見たときにすごく悩むわけですよね。結局、じゃ従来の形から言えば、教師がですよ、親を説得して、やっぱり教育上どうしてもこれ必要なことなんだということを、例えば各戸訪問して、親と本当に真剣に話し合いして、子どものために何とか頑張ってくれと、教育のために頑張ってくれという、そういうことをやっぱりやれる条件というのがあったと思うんですよ。しかし、今の教師の実態というのはそういう実態じゃなくって、そこまで教育の仕事にかけられない、かけていけば結局自分がつぶれてしまうだけという、こういう問題というのを抜きにして、やはり滞納の問題の行政的な対応というのは、特にやっぱり物すごく悩むところなんですよね。  だから、そこはやっぱり何でもかんでも、要するに警察に通報して、警察というのは要するに取り締まり機関ですよ。教育のことを考えてどうこうということじゃなくて、警察は警察なりにそのほかの案件もいろいろたくさんあって、本当にどこまで真剣に教育のことも考えてやってくれるかというと、またこれも疑問が出てくる話になるわけですよ。そういう点からいったときに、やっぱり今の教師が抱えている悩み、それから課題という問題について、やはり一つは現場が余りにも一人一人の子どもにかかわれない状況、それで本来はやはりそういう教育的な行為、教師がやっぱり親を訪問してきちっとそういうものを説得していく、また地域がそういう教育のあり方についてきっちり地域の学校として、やっぱり自分たちの誇りある学校をつくっていこうというような雰囲気の中に持ち込んでいかないかん。ところが今の状況というのは、公立学校というのはもう悪というような、もう大変なところやと、だから私学へ行くんだというふうな風潮つくられて、新自由主義教育観の中で、要するに格差をつけてランクづけするというふうな形の中でですよ、やはり公教育というものがどんどん落ち込まされているわけですよ。しかし、やっぱり自分たちの愛すべき学校、誇りを持っていく学校というふうなものを地域と一緒につくっていくことができれば、そういう子どもたちというのは、やはり全体としてずっと包みこまれていく関係もあるわけですよ。  個別の問題として、やはり取り締まる、いや基準決めてばっさり切っていくということができるなら、こんな簡単なことないでしょう。しかし、そこのところが教育という問題で悩むところであって、一つは、聞いておきたいのは生徒指導の体制についてですけれども、それぞれの生徒指導の担当の教師の数というのはわかるんですか。  それから、例えば市単で加配の基準がこれまでと変わって、いろんな、かなり自由に加配というものを活用できる状況になってきていると思うんだけれども、そういった状況の中で生徒指導に加配されている状況という実態がわかれば、後でも資料でもいいですけれども、そういう流れの中で、市の単費で生徒指導にかかわれる教師というのは一体どういう援助をされているのか。  それから、要するに公立学校というのはやっぱり地域の学校なんですよね。そういったところで、先ほど地区懇談会にいろいろやっぱりありのまま提起して、やっぱり自分たちの学校としてどうするんだというふうな議論を巻き起こしていこうということなんだろうと思うんですけれども。1つは地区評議会やったかな、学校の評議会あったですよね。それから、要するに中学校クラスでいけば、例えば生徒会……、児童会か、生徒会か、あるし、それからそういう評議会かな、できましたよね公的なやつで。そういうところでどういう議論がされているのか、こういう今の学校を取り巻くこういう深刻な実態というものをきちっと報告して、議論するような場というものが提供されているのかどうか。  それから、そもそも教育委員の会議の中でこういうことが議論され、それから例えばさっきの子どもの携帯電話のことについて言えば、教育委員の会議の中できちっと議論して、原則禁止ということをしてきたのかね。つまり、やっぱり携帯電話というものの教育に与える影響というのを、本当に真剣に検討した上でそういう原則禁止という方針を出してきたのか、そこらの関係というのをちょっときちっと聞いておきたいと思うんです。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  私の質問に対して草野委員が言われたんかどうかわかりませんけど、私はばっさり切ってまえてなんか一言も言うてませんからね。警察に被害届けを、こういったやっぱり診断書をとるようなケースについてはきちっと出すと。そこから先は警察の判断ですから、この被害届けが出たことを警察も慎重に対応していることをよくわかった上で言うとんですから、それは取り消していただきたいですけど。私はばっさりなんて一切言うてませんよ。 ○たぶち 委員長  草野委員。 ◆草野 委員  私も何も、北山委員のことを指して言ったんじゃなくて、私はそう受けとめたというだけで言っただけですから、それは私の受けとめですから、何も北山委員のことを指してそう言ったというふうなことは一言も言っていないですからね。 ○たぶち 委員長  北山委員。 ◆北山 委員  わかりました。だからその辺、やっぱり私は、教育委員会にそんなことは一切言うてませんのでね。現状わかった上で、私も現場も見て、その上で言っていますからね。そんなに、ばっさり切れなんて言葉、現場にも言ったことないし、教育委員会にも言ったことないし、ただやっぱりけじめはけじめですから。教育なんてしつけをいかにしっかりするかですから、それを忘れてほしくないということと、やっぱり先生たちの身の安全を守るということは極めて大事なことですから、そういう指摘ですから。よろしく。 ○たぶち 委員長  高野部長。 ◎高野 学校教育部長  失礼します。  草野委員の御質問に、十分なお答えになるかどうかちょっと不安なんですけれども、1点、今北山委員のほうから警察との連携、学警連携のことでちょっと申し上げます。  青少年センター等中心になって、定例ケース会議というのを行っております。具体的には宝塚警察署の少年課、それから阪神北少年補導所、兵庫県警察本部の出先機関です、サポートセンターとか、ちょっと相談活動とか指導員の方もいておられます。それから川西の子どもセンター、それから家児室と言っている家庭児童相談室、その他必要に応じて関係機関も参加し、また教育委員会での支援課、青少年センター学校教育課。そこで校長、教頭、あるいは生徒指導担当からいろんな問題事案を総合的に連携しながら、いろんな形で、例えば地域の民生委員さんのお世話になることもありますし、また子どもセンターでもお世話になるという形であります。そういう意味で学警連携で、警察による取り調べ等だけじゃなくて、指導も含めて、またその子が施設等の関係機関に行って、そのときでもやっぱり生徒指導と十分な連携で帰ってくるのは、やっぱり○○中学校だよという観点で総合的に取り組ませてもらっているというのが実態でございます。  ただ、緊急時で、大きな事故とか事件になった場合は、警察のほうから直接問い合わせがあって、警察とも十分連携していくわけですが、学校としてはやっぱりその子どもの将来のこととか、今委員が申されるように十分その子の進路も見きわめながら、保護者と教育的な観点で指導するというのは原則としてやっております。  それから、生徒指導体制のことにつきましては、中学においては3学年あるんですけれども、各学年に生徒指導、担当の係がおります。そして加配にある学校なんかは全体の生徒指導。ない学校についても各学年から出てくる先生方で構成しています、生徒指導委員会をどこの学校もつくっております。そこに、もちろん校長、教頭が入りながら週1回必ず情報交換やりながら、青少年センター学校教育と連携しながらやってもらっております。  加配としては、生徒指導加配ということで県費でございます。市では、先ほど御説明させてもらいましたところの、自立支援指導員等の加配とか、あるいは指導主事が行って補助をさせてもらうとかのような形でございます。  それから、議員も御指摘されました地区懇談会のあり方いうのは、PTAの御理解、保護者の理解、地域の理解がますます必要になってきております。そんな中でA中学校のほうの非常に厳しい地区懇談会に青少年センターの所長も同席させてもらったんですけれども、やっぱり今後のあり方についていろんな示唆もいただきました。会の中で、PTAの会長様がお仕事もちょっと休まれて学校の様子を見に行かれたことに関し、ちょっとごみを拾うふりをしながらその、外うろうろしている子に声かけしてくださったこと、またPTAとして今後父親ができるだけ参加していこうという呼びかけ、またお母様方におかれましては土曜日の休日ですけれども、学校園が汚れているから、清掃活動しながらいい環境で子どもたちを迎えるような行為をしましょうとかいうような温かいご示唆もいただきました。その辺は学校も受けとめておりますし、教育委員会もつかんでおります。そういう非常に前向きな御意見を十分生かしながら、学校任せではなくて十分連携を、先ほどから出ていますような形で連携を図りながら、何とか生徒指導をやっていこうと考えております。  生徒会での活動の中では、昨年度はいじめについて市内の12校の中学校が立ち上がりました。いじめ撲滅いうことで、山手台中学なんかが中心で非常に一生懸命やってくれました。各生徒会もそれぞれ市内全体での生徒会の協議会の中から、一つのスローガンみたいなものがおりてきて、各学校で、それぞれの中学校でいじめ撲滅のための取り組みという形でやって、また市内の生徒会が集まるというような形で行っております。  それから、原則禁止というのは、私の記憶では生徒指導連絡協議会が中心となった、また中学校校長会でも陰ながら、やっぱり生徒会連絡協議会、生指連のほうからその辺は共通理解を図って、原則禁止という形で、また教育委員会ももちろん入っておりますので、出しております。  すみません、以上です。 ○たぶち 委員長  ほか評議委員会と、あと教育委員での会議の答弁。  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  こういった各学校の問題行動でありますとか、暴力行為でありますとかいう状況につきましては、教育委員会協議会のほうで教育委員の方々にも御報告させていただいております。
     ただ、携帯電話の持ち込み禁止等について、委員会としてはこうしていこうというふうな決議はされていないというふうなところが事実でございます。  ただ、我々としましてはA中学校でありますとかB中学校でもありますように、子どもたちが携帯を持ってきた、そこで指導する、そのバックアップとして、それはもう市全体として持ち込み禁止されているんやというふうなことで、学校は多分指導しやすくなるであろうと思われますんで、そういったところは今後検討させていただきたいと。というか、バックアップといいますか、学校が保護者から言われても、これはもう市で持ち込みは禁止されているんだよというふうなところも言えることになろうかと思いますんで、そういうふうなところも一遍検討していきたいというふうに考えています。  以上です。 ○たぶち 委員長  草野委員。 ◆草野 委員  携帯電話の件ですけど、これは要するに今の状況でいうと、答弁から言えば、教育委員の会議としては正式に決定したことはないと。だから、先ほどの校長会の何か集まりですか、そこで検討されたということなんだけれども、親にしてみても、もうどんどん子どもに携帯持たせて何の不思議も感じていない親もそれなりにいてはるわけですよね。やっぱり禁止というかぎりは、こうこうこういう理由でやっぱり禁止するんだということを子どもにも納得させなあかんし、親にも納得させるような、そういうやっぱりきちっとしたことをやらないと、ただ行政的に、はい禁止です、それで要するに学校のところでですよ、持ち物検査みたいなことをやりだすのかね。だから、今の議論聞いていたら、要するにそんなんどこに入れて入ってくるかわからへんと言い出したら、もう検査していくしかなくなるじゃないですか。だから、それはそうするんならそうするだけのきちんとした根拠と理由というものを示さないと、それはやっぱり行政的にいろんな対応したことに対するまた反発みたいなこともいろいろ出てくるわけですよ。そこはやっぱり納得と、子どもたちに対しても議論する場を与えたらいいと思うんですよ。だから、携帯電話を持つということが教育的にやっぱり悪影響を及ぼすということをできるだけ多くの人に納得してもらわなきゃ、子どもにも納得してもらわなきゃ、それはやっぱり教育ではなくて行政的なやり方だというふうなことでいろいろ不満も鬱積するし、だからそういうことはやっぱり一つきちっと僕はやってほしい。教育委員会として、やっぱり携帯電話は教育にこういうことで悪影響を及ぼすというようなこともきちっとやって、教育委員会としてのそういう一つの一定のきちっとした考え方というものを提起して、それぞれの学校でそういうことを議論していくというふうな形にやっぱりしていかないと。ほんで、やっぱり子どもにも、そういうことはやっぱり自覚させるというか、やっぱり議論を通じて、じゃ先ほど出てきた例でいけば品川のように、自分たちのこの最低限のルール守るから持たせてくれという声が出てきたって、それはそれでもいいんじゃないですか。だから、そういうふうな形でやっぱり子どもの意見表明権みたいな、子どもの権利条約にのっとったいろんな取り組みというのは、ぜひこの携帯電話に関してもぼくはやってほしいと思います。  それから、あと、やっぱり根本的には今の教育の現場という問題の困難さというものをどうするかということを本当に真剣に考えないと、今の現状ではやっぱりなかなか校長も悩むやろし、また、かといって教育委員会にふられても悩むやろし、やっぱり本当に教師一人一人が子どもにしっかりかかわって、きちっとやっぱり家庭訪問もして、きちっと親ともよく議論をして、やっぱり子どものため、教育のためということの視点で、やっぱりそういうような方向というものを見出していかないといけないんじゃないかなと思います。  あと、給食の問題、いろいろそれはそれでまた考え方はいろいろあると思いますんで、それはそれとして、とりあえずそういう意見にしておきたいと思います。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。  江原委員。 ◆江原 委員  ちょっと今まで出た質疑を参考に確認したいんですけれども、これ、きょう教育委員会から出た資料で、先ほどから出ている携帯電話に関する、これ市教育委員会としての方針は原則禁止とする考えであり、全校持ち込み禁止しているところであると書いてあるんですけれども、でも教育委員会協議会程度で正式決定はしていないと、どっちが正しいの、事実。  それと、それしても全生徒にそんなことが伝わっているのかどうか。全生徒に伝わっていますか、原則持ち込み禁止って。どういう形で伝わっていますか。まずこの点、正確に答弁して。あなたたちが書いてきた文章やねん。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  持ち込み禁止というのは各学校のほうで子どもたち、あるいは保護者の方々に連絡をされています。本市につきましては…… (「どういうふうに連絡しているの。学校からどうやって連絡しているの」の声あり)  学校から保護者にですか。 (「どういうふうに連絡しているのって。文章ですか口頭ですか」の声あり)  その辺は確認はしてございません。我々が調査しましたのが、携帯電話の持ち込みについてどういうふうにされておられますかというふうなことで調査をさせてもらいましたので、それ以上のどういうふうな形でというようなところについては、こちらはちょっとつかんでいないというところが正直なところでございます。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  各学校ごとなんだろうけれども、生徒手帳ってありますね。校則と書いてあります。規則なんです。これ、全学校統一ですか。まず、ちょっとその件を一つ。統一じゃない……。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  校則はございますが、統一ではございません。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  生徒手帳に、携帯電話原則持ち込み禁止と書いてありますか。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  携帯電話という具体的な表示はございませんが、不要物、学校に必要ないものは持ち込み禁止というふうな形で、どこの学校も記しているところでございます。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  先ほどからの議論を聞いていておかしいなとずっと思ってるんだけどね。教育委員会と学校現場のことは、いつもあなたたちは違うと言うわけです。ギャップをもってやっているでしょう。教育委員会が直接生徒に対してこういう行動はしたらあかんなんてことは言えないわけや。そのために学校では校則というのを決めて、生徒手帳に全部書いて、生徒にはこうですよと伝えて、保護者にもこうですよとやっている基準は何かというと生徒手帳でしょう、校則でしょう。それに携帯電話のことを書いてないで、何で原則禁止だって言えるの。そういうところからがおかしいのよ。わかる。教育委員会で正式に決めたんだったら生徒手帳にちゃんとそういうふうに書いてくださいよと。であれば、親御さんにも、こうやって書いてあるでしょうと、生徒手帳にこう書いてあるから協力してくださいと言えるのを、何にもないままにやっているからあやふやでずっと何年間もやっているんですよ。わかりますか。  僕の提案としては、生徒手帳にこの数年間、ずうっともう十何年間同じような生徒手帳じゃないですか、校則は。不要物とかそういう表現で、危険なものとかそういう表現でしか書いていないんです。ですから、学校現場、校長会等も含めて、再度生徒手帳、学校の校則の見直し、これ提案しますけれども、どうですか。どうですか、教育委員会として。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  校則……、今ちょっと手元にはございませんが、各学校、特に中学校につきましては生徒手帳の中の校則というのは、本当に大きな視野で、観点で書かれている部分が多うございます。それを補う意味で、例えばおととしまで長尾中学におったんですけれども、長中生になるためにというようなことで新入生に対して中学校の生活はこうだよと、こういったものは持ち込んでもらっただめよというふうな、生活の心得みたいなものを生徒手帳とは別個につくって学活の中で話ししたりとか、いうふうなことをしているところがございます。  ついては、そういった生徒手帳並びにそういう生活心得のほうも、委員会として各学校のもの集めさせていただいて、その中身についてもちょっと研究させていただきたいというふうに考えます。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  部長ね、いつまでにそれ生徒手帳集めて、あれ全部やってチェックしてもらえますか。いつまでと言ってもらわないと進まない。どうですか。 ○たぶち 委員長  高野部長。 ◎高野 学校教育部長  すぐできることですので、早急に取り組んでやってまいります。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  夏休み中の宿題ですからしっかりと。各学校で集めて、どうなってるの、どう表現になっているのか、この原則がいい加減だったら幾らこれ我々議論したって現場出てできませんよ、そういうことでしょう。原理原則が文書になっているかどうかという大事なことですから。ぜひともよろしく。それが1点目。  それから、A中学校の件ですけれども、これはずうっとこの5年、僕が知っている範囲でも5年間ぐらい続いているいろんなある学年での問題が続いているわけ。何年か前にも言いましたけれども、これは小学校から持ち上がりなんですよ。それも前に指摘しましたよね。だから、小学校であれば多少はまだ先生の言うことを聞く生徒の段階で抑えられないまま上がっているんです。中学になって体が大きくなって幾ら先生が言っても、女の先生から言ったって絶対にできないでしょう。小学校の段階でやらないといかんよという指摘をもう何年も前からしている。結局、2年間、3年間の間でそれが持ち上がってきているんですよ。ある6年生のときの、あのときの指摘した子が中学上がったら大変よと言ってたメンバーが今こうなっているだけですよ。だから、このA中学に関係する小学校との連携ってどうなっているんですか。そういうのは連携とれていますか、生徒指導について。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  彼らが小学校のとき、当時私も小学校におりました。その関係で、特に顕著に行動があらわれ始めてからは、中学校との生徒指導の関係、学校長等との連携を持ちながら何度となく今の小学校での現状、また対策、そういったことも含めて協議を進めたという現状はございます。  以上でございます。               (「委員長、議事進行」の声あり) ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  先ほどの江原委員の発言の中で、小学校のときの指導ということの中ではありましたけれども、女の先生ということであったと思うんですけれども、そういうことについてはちょっと違うと思うので取り消していただきたいと思うし、現実にあの子たちは男の担任の先生でしたので。違いますので、それもありますので、だから女の先生がだめ、抑えられへんでしょうということについては、ちょっと本当に今の実態からは全く違いますのでちょっと意見を言わせていただきます。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  それは例として挙げただけの話で、具体例ではありません。  それで、その小学校のときのいろんな指導体制とか、その辺はやっぱり考えとかなきゃいかんと思うんですけれども、やっぱり我々議員のほうもそうだし、ある意味で教育委員会の範囲が及ぶ範囲、小・中までなんで、高校からは義務教育じゃないのでいろいろ議論ができないんですけれども。せめて、この小・中という公立の学校に通っている中で、同じ宝塚市の中で小・中と上がっていく流れの中で、何かもっと手がちゃんと連携してできないのかなと思うんですよ。ずうっと思うんですよ。連携しているようだけれどもなかなか結果としては上がっていないというのは非常に歯がゆく思うんでね。  それで、これも一つの提案ですけれども、この夏休みを使ってが一番いいんだろうと思うんですけれども、今いろんな先生方が、現場の先生、加配の先生、支援の先生が入っていただいていますけれども、この夏休みのときにその対象児童の親御さんのところに行って徹底的に対話、会話をしてほしいんですよ。そういうスケジュールは組んでいますか。親御さんとの会話。どうですか。そういう生徒に対するんじゃなく、その親御さんに対する訪問計画というのはありませんか。現状はあるのかどうかちょっと教えてください。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  これは経験上というか、あれなんですけれども、特に問題行動を繰り返す、この2学期からのそういう行動面で心配な子どもたちについては、担任を中心として生徒指導担当、あるいは学年の代表とともに家庭訪問を繰り返して2学期の生活に向けて改善を図るというふうな取り組みは、直接こうしますとは聞いてはないんですけれども、されます。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  学校の先生方は、主に子どもたちと接する時間が多いでしょうけれども、親御さんと接してほしいんですよ、要は。  いろんな事例を聞くと、結局そこに来ている児童・生徒、先生の言うこと聞かないわけでしょう。教室入んなさい、授業しなさいと、先生の言うこと聞かないわけですよ。先生の言うこと聞かない生徒に一生懸命先生方が、違う先生いろいろ入れても先生の言うことを聞かない生徒なんだから。じゃ、その生徒は、子どもさんは、親の言うこと聞くのかどうか。確認してほしいんです。親の言うことも聞かない子供だったら、じゃどうしようかというケースと、親の言うことは聞くけど先生の言うことは聞かない子どもなのかということも含めてね。  幾つかの事例があって、例えばPTAが集まって荒れた状態の教室、授業ができない状態どうしましょうかと、PTA、役員さんが集まっているけれども、中心的な児童の、子どもさんの親御さんはいつもそういうのに来てくれないとよく言われる。だから、対象の子ども自体もあれやけど、親御さんも余り関心がないという親御さんが多いように聞くんですよ。であれば、1、2、3月、それぞれ授業を抱えている時期はなかなか先生は忙しいでしょうから、夏の時期にしっかりと親御さんと会話、対話をしてほしいんですよ。どうしたらいいか。親御さん、決して自分の子どもがそれでいいとは思っていないはずなんですよ。それを先生が一緒に悩んでくれて、話ししてくれて、それでも一歩進むかどうかはそれはやってみないとわからないと思いますんで。そういう観点で、ちょっとこれは早速動けるんだったら動いてほしいんですよ。先生がどれだけ親御さんと対話できる能力があるかどうか試されるかもしれないけれども、そこ大事なんですよ。だから、僕さっきあえて言ったのは、中学校になるよりも小学校のときに親御さんとしっかり話しておくということをやっておけばいいんですけれども、あるケースは、小学校の親御さんと話してもらえなかったケースが僕はあるからあえて言ってんですよ。あのときの校長の発言もよくなかった、そういうのがあるからあえて言ってんですよ。親御さんとの対話が非常にへたくそやったというのがあるからあえて言ってんですよ。それどうですか。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  江原委員のおっしゃっているとおりではございます。  しかし、現状、保護者と何度となく協議もしておりますし、事あるたびに保護者のところへ出向いて行き、夜11時、12時、1時まで担任、教頭含めて話をしました。そして、やはり生徒間暴力等があり加害・被害があったときには双方を呼び、そのときには丁重に謝罪もしていただいたというような状況もございます。  しかし、学校等においての今の粗暴行為に対して、例えば制服等についても、全く今のほかの生徒とは違う制服を着ております。そういったときに、この制服を家庭で買い与えるのはやめていただきたい、そしてこの制服を着て登校させることについてはやめていただきたいというお話をした場合に、返ってくる言葉が、この制服を着て学校へ行っているだけでもましでしょうと、そういう認識のもとです。自転車登校禁止しております、だから自転車についても乗って来させないようにしてほしいという話をします。また同じく、自転車ででも学校へ行っているだけましやと思います、という認識のもとで協議になってきますと、同じテーブルにのった上での話し合いにはなってこないのが現状です。  そして、余りにそれをしつこく指導していくと、もう学校には任しとらんというような話で投げやりな状況になってきたり、逆に自分ところの子どもさんが学校へ行かないようになると、学校どんな指導してんねんというような形で学校へのまた逆に逆ねじをというような状況でのどなり込みがあったりというようなことで、なかなか本当に同じテーブルのもとでの話し合いという状況が起こっていないのが現状なんです。  したがいまして、いわば本当に保護者が子どもの指導に行き詰まっているのを学校に依頼していると、少し我々から言いますと筋違いなところではないでしょうかと、学校教員が本来の教育というものと実際違った形での教育にかかわっていっていると。その分、ほかの子どもたちが本当によくがまんしているなと言える状況もございます。そういう意味では、本当に正常な学校経営、また学級経営、授業形態というものを、学校は本当に早く戻していきたいという思いで精いっぱい取り組んでいますし、教育委員会としても本当にどれだけ支援をしていけばいいのかというような状況の中で、精いっぱい支援体制を組みながら今現状進んでいるところです。  そういう体制を繰り返しながら、そして指導を強くすればするほど、反発した形での対教師暴力というものが生まれます。だから、件数的に多く出ている部分につきましては、指導を強化すればそれに対して必ずといっていいぐらい件数が上がってくることは事実でございます。しかし、それにもめげず実際指導に当たっていっているというのが現実ですので、これははっきり言いまして長い目で見ていくことによって必ずおさまってくるだろうという希望を持って我々もかかっているというのが現在でございます。  以上です。 ○たぶち 委員長  江原委員。 ◆江原 委員  まさしく、よくわかっているんですよ、そういうふうにやっていただいているのは。  僕が気になるのは、子どもに対しては指導という言葉を使っていただいてもいいと思うんですけど、親は指導できません、ある意味で。だから、親との接し方が本当に今の体制で、考え方がちゃんとできてんのかなというんで、ちょっと心配なんであえて申し上げました。頑張っていただいてんのは知ってんですけど、それがやっぱり効果が出てこないといけないと思うんでね。  それは、中学に上がる前に既に小学校の段階で問題行動等している段階は、やっぱり小学校の段階でしっかりと親御さんともやっとかないと、もう中学になったら絶対に無理ですね、厳しいですね。  ですから、早目早目に親御さんとの対話、会話というのを心がけていただくということを、やっていただいてると思うんですけど、再度もう一回その体制をしっかりとお願いしたいなというふうに思います。  それと、その関係の中で先ほどもちょっと答弁で出ていましたけれども、今地域の人とのかかわりでいろんな形があるんですけれども、例えば極端に言うと、この青少年センターにおける夏季休業中の取り組みでパトロールいろいろしている、一生懸命やっていただいている、うちの家内が以前補導員やっていましたからよく知っているんですけれども、大変な中パトロールしていただくんだけれども余り結果として見えてこないと思うんです。だから、ちょっとだんだんやっぱり考え方を変えて、青少年補導委員、民生委員、いろんなまち協の人、自治会にしろ、いろいろかかってパトロールする時間がもしもあったら、そういう地域の人とともに、先生とともにそういう親御さんと対話をするとかというようなものに形を変えるとか、あと例えば今中学校単位で青少年育成市民会議という会議があるんです。ありますけど、いろんな議題があって、いろんなことがあり過ぎて、いろんなことが議論できていないという感じ。その育成会議に出るのは小学校のいろんな人が出ていて、だんだんみんな忙しくてなかなか出て来られないというような感じもあるんで、この育成会議のあり方、またこのパトロールのあり方。いっぱい、実は教育委員会、学校現場に取り巻くものは地域の方がかかわっていただいているもの、いっぱいあるんですよ、よくよく聞くと。あるんですけど、なかなかそれが、やっていますよというのはわかりますよ。やっている効果があらわれてこないなということであれば、やっぱりもうちょっと工夫をする、ちょっと頭ひねってこうしたらいいんじゃないかな、こうしたらいいんじゃないかなという形で、もうちょっと効果が出るような形でやっていただくほうがいいんじゃないかなということで、これはどういう形がいいかちょっとわかりませんけれども。いろんな会議に出ている人は大変ですわ。いろんなのに、それ次から次へと出ていくというようなことですけれども、やっぱり一番望んでいるその方々は、自分たちの学校をちゃんと静かに授業受けられるように学校なってほしいとか、ガラスが壊されないような学校になってほしいとかという思いで皆さん手伝っていただいているんだけれども、なかなかそういうことがスムーズに地域との連携の中で出てきていない。これは、やっぱり主催する側が何らかの形で考えていただかないと変わってこないと思います。ですから、これもどういう形がいいかわかりませんけど、しっかり取り組んでいただくよう要望しておきます。  それと、全然ちょっと観点違いますけれども、きょうせっかくでしたんで、インフルエンザの関係と授業が1週間少なかった部分と耐震化工事の関係で、夏休み期間が多少こうなっています。それ、各学校ごとにそれぞれいろいろ違うんでしょうけれども、9月、普通は1日から学校が始まったりするのが、8月二十何日からなる学校、いろいろこうあります。教育委員会のほうはわかっているんでしょうけれども、その一覧表があるんであれば出してください。もうあるんでしょう。もうつくってあるんでしょう。 ○たぶち 委員長  そしたら資料は、後から。ほなら、はい。                (「はい、結構です」の声あり)  ほか、質問準備されている方おられますか。  少しまだあるようなので、しばらく45分まで休憩したいと思います。  休憩する前に、先ほど江原委員の中で、安井課長の答弁で学校名が出ていましたので、それA、B、C、Dか、順番どうなのかわかりませんけれども、ちょっとそれ訂正させていただきたいと思います。  ほんで、この休憩間に資料が出てきていますので、それぞれ机の上に配らせていただきます。  45分まで暫く休憩します。                  休憩 午後 3時34分                ───────────────                  再開 午後 3時45分 ○たぶち 委員長  それでは、休憩を解いて再開をします。  再開に当たって、北山委員からの質問があった昨年の件数について答弁ができそうなんで、件数だけお願いします。  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  昨年度、警察へ通報あるいは相談をした件数でございますが、私どもがつかめましたのが小学校で2件、中学校で6件でございます。  以上です。 ○たぶち 委員長  引き続き質疑ありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  いろいろお聞きしたいと思ったことは出尽くしましたので、ちょっと違う方向で1件だけお聞きいたします。  先ほどから、今回の特に議題になっていますいわゆる問題行動を起こしている生徒に対してのいろんな支援とか、フォローの体制とか、こういう形でしていただいていることもよくわかりましたけれども、先ほどから何度も名前が挙がっておりますA中学校の保護者の方から、たまたまお声もおかけいただいて御相談いただいた中で、その問題行動を起こしている生徒ではなくて、そういう学校がいわゆる荒れた状態になって、真面目に勉強しようと思ってもできないということで、もう行きたくないということで、荒れている生徒、問題を起こしている生徒ではない生徒さんが不登校に、何とか行ったりとか、また不登校になったりということを繰り返されている方がおられるんですけれども、この支援の中でいわゆる適応指導教室パルのことを、ちょっとこういうのもありますよということをお話ししたんですけれども、そのことも御存じなくて、最初に不登校になったときには、担任の先生もどうされていますかというお電話はありましたと。ただ、こういう状態の学校なのでそのお母さんも巡回にも行かれていますので、大変な状態よくわかっているので、うちの子ばっかりをどうですかと言っていただくようなことを要求しているわけではなく、先生の大変さもわかっているのでね。ただ、何回か繰り返しているうちに全くちょっとお電話もなく、先ほど出ていた大切な親御さんとのコミュニケーションというか、生徒本人もそうですけれども、家庭訪問もされていない状況というのをちょっとお聞きしたんですけれども、この問題行動を起こしている生徒さんだけではなくて、ほかの生徒さんへのフォローというのも大切だなと思うんですね。この不登校になっている生徒さんというのは、大体どれぐらいいらっしゃるとか、どういう手だてというか、頑張っていただいているのはよくわかっているんですけれども、そういう生徒さんへのケアはどんなふうにされているかということもちょっとお聞きしたいなと思うんですが。 ○たぶち 委員長  答弁お願いします。  中川課長。 ◎中川 教育支援課長  A中学校につきましては不登校19名でございます。 ○たぶち 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  A中学校だけでなくてほかの中学校も含めて、不登校の人数。 ○たぶち 委員長  中川課長。 ◎中川 教育支援課長  今年度につきましては月末ごとに集計しておりますけれども、20年度の実態でいきますと、不登校に関しましては小学校34件、中学校143件でございます。学校名を出して……。 (「いや、もう別にそれでいいいです、ありがとうございます」の声あり) ○たぶち 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  このパルに関しては、ほかの学校でこれまでもとても助かって、一緒に親御さんも行かれて、なかなか学校に行けなかった我が子が行くようになったとか、効果もすごく出ているということもお聞きしているんですけれども、やはり特にこの問題多い学校の、本当に大変な中で担任の先生及びこの指導の先生とかが頑張っていただいている中で、そこまで、本当にすべての生徒さんに手を差しのべていくというのは大変なことではあるとは思うんですけれども、そこの辺のところをもう少し広く声かけというか、やっていただきたいなと思いますので、それだけ要望というか、今後の努力目標にもしていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。
     北野委員。 ◆北野 委員  それでは何点かお伺いいたします。  まず1点目、携帯電話のこと、繰り返しになると思うんですけれども、申請があったのが2件ほどということで、以前問題になったのは登下校時の安全の面の部分で、子どもの安全のために持たせるという保護者が、ある小学校で希望があったために、そのことに対応してということであったと思うんですけれども、そういうふうに考えたときに、やはり登下校の部分は保護者の責任の部分であると思うし、それから校内では持ってこないという、線は物すごくはっきりしていることではないかなと思うんですけれども、今の状況の中で子どもたちは学校には持ってきていないけれども、習い事に行くときとか持っているという子はたくさんいると思うんですけれども、聞けばやっぱり家庭のほうのあめとむちという、いわゆる僕これ頑張るからこれ買ってというそういう中で、こういう約束ができるんだったらこうやというそういうことの中で、何とか子どもたちを獲得していけるというか、そういう状況やと思うし、今の家族割引とか何やかやのこの状況を見たら、携帯持つこと自体をもうとめられないという時代に入ってきていると思うので、そういう指導の、使い方とか、それからマナーであるとかそういうような、これは議会の中でも何回かもういろんな議員さんも出ていると思うんですけれども、そういうような指導を含めながら、学校では必要ないというようなこととか、いい形の利用をしなければ、そのことによっていじめなり、傷ついている子どもたちが出ているということでの、携帯電話の持つ持たないということだけではなく、使い方なり、あるいは今後についての指導はどのようになされているか、簡単で結構ですけど、小学校と中学校と。 ○たぶち 委員長  安井課長。 ◎安井 学校教育課長  中学校におきましては技術家庭の時間に、携帯を含めコンピューターのインターネットの掲示板でありますとか、そういったものの書き込み等について指導したという事例はございました。  小学校につきましては、これは委員会のほうから保護者あてではあるんですけれども、そういうインターネットの書き込み等、情報化時代に一定プリントなんかもお配りした経緯もございます。  そういったところを使って指導をしていただいているとは思っておりますが、それの確認のほうは今のところはできていません。はい。 ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  今後、教育の中身をとにかくしっかりつくっていくことで、保護者に対しても、あるいは子どもたち自身の自覚をちゃんとやっぱりつくっていくことやと思いますので、一層そういう面での教育としての携帯電話携帯電話を私たちは電話というふうに言っていますけれどもあれはパソコンですから、たまたまそのことによって、先ほどいじめとか言いましたけど、犯罪に巻き込まれたり、することもありますし、いろんな形の中で自分たちも被害を受けること多数あります。大人の社会の暗部と接触するということも簡単にできますので、その辺の指導はぜひともしていただきたいと思います。学校内で姿を見ないからといってその子が携帯を持っていないということではないので、一層それしていただきたいし、それからやっぱり私も校内で、私もオープンスクールに行きましたら、私の目の前で携帯電話をしていて、校内持ち込み禁止やないですかという、本当にその生徒と私、関係ができていないために、もうその一言言うのがやっとですね。何やねんと言われたら、もうそれ以上言えないという状況で、本当に自分も情けなく思いましたけれども、やはりルール化をちゃんと、先ほど江原委員とか皆さんおっしゃいましたけど、手帳に書く書かないということではなしに、これは学校には不必要だと、だめなんだということをやっぱり徹底することを何回も繰り返す以外ないと思うんですね。荷物あけて見るんじゃなくて、来て出してたらそれはあかんやろと。高校生なんか聞いたら、学校内はあかんねん、だけど鞄の奥底深くしまっていて、そして学校では一切出さないと、そして帰り道とかにするということを徹底すれば、先生たちはそれでオーケーしてくれていると、宝塚高校の子に聞いたんですけどね。本当はそれいけないかもしれないけれども、やはりそういうぐらいのことに自分自身をそこで徹底するということができていれば、持ち方としての、またマナーも守れる子どもに育っていくのではないかなと思うので、それを徹底してもらいたいし、きのう出してたやろ、そしたらきょうも持ってきてたらきょうは入れへんでというようなこととか、持ってきてるんやったら先生が預かるでということをせんかったら、やっぱり見て見ぬふりをするということは許しているし、その生徒に対してだけでなく、先ほど藤岡委員言われましたけど、本当に大事なのは周りの子が見ていますね、その子たちに対する指導を。先生は、あの子に対して言わないということになればやっぱりあれだから、そこのところの部分を徹底してやっていただけたら。ただ、それが個人の、本当にあの先生は言うけどこの先生が言わないという状況をつくっちゃえば、本当に子どもに見透かされるので、それはもう教職員のチームワークで、今これが問題になっている、そしたら教室に入らなくて、でも入ってうしろの棚の上に寝そべって携帯電話かけてる、それは携帯をないことによって一つ何かまた次に進むことができるんじゃないかなと思うので。携帯だけがすべての問題じゃないけど、すごく今大きなツールとして、何で時間中に携帯しているかといったら、やっぱり授業に入れないもどかしさとか、何かその子なりの原因があるはずなんで、そこをやっぱり理解していくための努力をお願いしたい。そのためには江原委員もおっしゃったように、保護者と向き合っていく時間というのは大切にしてもらいたいと思いますし、やっぱりともに悩んで、ともに同じほうを向いて、子どもの未来を考えていくというような信頼関係をつくるということが、幾ら努力してもまだできていないかもしれないけど、それをしていかないと最終的には本当に子どもたちは変わっていかないんじゃないかなと思いますし、家庭訪問については先ほども答弁があったんでもう結構なんですけれども、確かにいろいろ努力されていることもありますけれども、やっぱりどっちが先投げ出すかということであれば、決して学校側が投げ出さずに保護者のほうに向き合っていってもらいたいし、子どもを見捨てないようにということをお願いしたいなと思っています。  そういうことの中で、家庭訪問についても、あるいはあれについても、やっぱりそういう体制をバックアップするような人的な余裕がなければなかなかできないと思うんですけれども、ここにたくさんの人的配置の事業を書いていただきました。また、最初にありましたが補習授業とか自立支援教室とかありますけれども、このようなことをさらに充実させていくという、今のままよりもっともっと充実させていくという方向性はありますか。 ○たぶち 委員長  木本室長。 ◎木本 学校教育室長  今回の緊急雇用創出事業で生活支援員配置事業というのを対応さしていただいています。これは、問題になっているような中学校へ、一番いいなと思っていますのは教員を目指している学生、どちらかというと子どもと寄り添うような若い世代の人がかかわってくれたらなという思いはあるんですけれども、これは公募になりますので、そういう募集をかけて、当初は4名雇用していきたいということで、今計画しております。 ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  どんなええことができるかということで、できることを少しずつでも進めていってもらいたいし、きょう副市長もいらっしゃっていますので、とにかく宝塚の教育現場、先ほど江原委員もおっしゃいました、小学校のときからのさまざまな課題を持って来ていますので、中学校だけではなく小学校の中でも必要な人的支援をできるような予算を確保して、やはりそれなしには、ただボランティアで行ってというのは続かないので、本当に必要な人的支援のための予算確保、今の状況よりさらに進めていってもらいたいと思いますので、緊急雇用というとやっぱり数年の時限的なものだと思うので、継続的にそういう現場支援をお願いしたいと思うので予算確保の点、副市長とか、いかがでしょうか。 ○たぶち 委員長  山下副市長。 ◎山下 副市長  先ほど室長のほうから答弁ありましたように、今回のいわゆる緊急雇用対策の中でも子育てのことだとか学校教育支援というところでは工夫をこらして原案つくらせていただきまして、一応御提案させていただいているところでございます。  引き続き、そのほかのたくさんの学習支援等、メンタル、あるいは不登校等々をたくさんの国の支援を受けながら、あるいは市単独でも取り組んでおりますので、引き続き工夫をこらしていきたいというふうに思っております。 ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  続いて、北山委員もおっしゃっていましたけれども、もうやめたいとか、精神的にもまいってしまい、あるいは体を壊してしまったりとか、事故で、そういう暴力によってけがをして、やっぱり体のけがより心の傷の大きさというのはすごく深くて、そういう教職員がたくさんいるんじゃないかなと思うんですけれども、管理職も含めまして教職員のメンタルヘルスケアの体制が十分されているのかということを簡単にお伺いしたいんですが。 ○たぶち 委員長  荻野課長。 ◎荻野 職員課長  本当に今教職員のさらされているという問題は大きな問題だという捉えをしております。県のほうも、今病気休暇をとっている教員の状況把握、それから支援、それから復帰に向けた支援といったことを、その当人の病気休暇者に対して、それからそういった教員がいる学校に対しての指導支援を本腰を入れてやっていこうという形で、今一人一人の病気休暇者の把握のための調査を行っているところです。今後、県の教育委員会にもメンタルヘルスのための支援員を今年度配置されました。そういった形で学校現場にそういった支援員が直接入っていって、そういった教職員の現状をつかむと同時に、教職員一人一人に対しての支援策、それからそういった学校を預かる学校長、管理職への支援策というようなことをやっていくことでスタートしました。これから準備させていただき取り組みを進めていきたいと思います。 ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  それでは、先ほど携帯電話のときの校門チェックという話も出ておりましたけれども、A中学校の場合に制服ではない子どもさんも登校しているような状況なんですけれども、別の中学校ではちょっと校則違反の……、ぱっと見てとれる場合には校門から入れないというような指導をしている学校もあると聞くんですが、いかがでしょうか。 ○たぶち 委員長  高野部長。 ◎高野 学校教育部長  失礼します。  北野委員の質問にお答えします。  入れないという指導を私が聞いておりますのは、入れないという指導というんですか、例えばピアスとか極端な茶髪、ブロンドのような茶髪とか、目の前でたばことかの場合は、特に茶髪、ピアス、あるいは完全な私服の場合は1度、もう一回髪型直しておいでとか、ピアスとっておいでという形で1回帰って、そのときには担任はもちろん家庭と連絡とり、学年連絡とりということで、そのまままっきんきんの状態で学校入れることはできません。  しかし、どうしようもない、そこで暴れたりとかいう態度のときは、一たん別室に入れて保護者と連絡とって保護者に迎えに来ていただくというような形で指導しているというのは聞いています。  以上です。 ○たぶち 委員長  北野委員。 ◆北野 委員  大変難しい問題だと思うんですけれども、やはり簡単な排除ではなくて、それはもうあれやと思いますけれども、やはり一たん校内に入れるというか、排除したままそのままなっている子どもさんが出てしまわないように、やはり子どもにとっての大切な居場所でありますし、学校から排除されてしまえばもう行き場のない子どもはどこに行くのかと言うたら、やっぱり目に見えていると思うし、いけないことをしつつということもあると思いますので、どういうふうな形で、そこで受け入れる中で内面理解を進めて、子どもの権利を守って、そして、しかしほかの子どもの権利も守らなくちゃいけないんで、多分難しいと思いますけれどもね。だから、そういうふうに別室でまた指導してやがて教室に戻れるようにというためには、そのための本当に人が要りますよね。勝手に1人でそこ入っときというわけにいかないし、一たん家に帰した子どもがどうなるかということもまた見たりするにも要るしということで、本当にたくさん人が必要だと思いますので、現場がそういう体制でできるようにやっぱり、またそこに戻っていきますけれども、そうしてほしいなと思います。一見、やっぱりあの学校は戻してるでということだけが出てきてしまうと、その後の指導がどんなふうにされてんのか、そしてどうなっていくというところで考えていかないといけないし、一たんそれで行かないままになってしまっているというような状況もちょっと聞いているんで、そうではなくと思っているんです。  だから、A中学校が給食のころに、先ほど保護者の意見もあったけど、学校へ行ってるだけましでしょうというのは、本当にこれはすごく軽い言葉のようだけれども、大変に私は重い言葉やと思うんです。私は、自分の子どもが学校に行けない時期も長くありましたので、本当にどんなことがあっても学校に行くことの中から、何か本当の友達や、それから先生や社会の人たちとのつながりを持つということで育っていってほしいとはすごく強く願っておりましたので、本当に学校に行っているだけまし、すごいです。だから、給食食べに来ているということは、本当に宝塚の給食がすばらしいからやっぱりそこで、行儀も悪いですよ、食べ方見たら行儀悪いんですよ。だけど、あの子たちにとって、あの子たちすべていうんかどうかわかりませんけれども、ある中学の先生に聞いたら、1日のうちで本当にまともなきちっとした御飯は給食だけという子どもさんもいらっしゃるということの中から、そしたらその子の理解していけることがあると思います。それで、家庭訪問行ってもそれは会えないこともありますよね。働いている時間がずれているということの中で会えないというのもあると思いますけれども、やはりそういうことをちょっとずつでも積み重ねながら、おいしい給食食べて、また気持ちを少し和らげるというようなことも必要だと思いますので、本当に受け入れながらということを強くお願いをしていきたいと思いますし、チームワークで支えていくということは教職員同士もそうだし、管理職、例えば校長会の校長先生同士のつながり、それからやっぱり何より教育委員会はそれを支える立場でしっかりと見てくださることによって、宝塚の教育はチームワークで進んでいけると思うので、ぜひともそういうようなこと、議会もそのことを応援していきたいと思いますので頑張っていただきたいし、ともに子どものことを悩みながらまた歩んでいけたらと思いますので、きょうの機会はそういうことを要望して終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  前半に安井課長が携帯電話の件に関して、学校終わってからおけいこに行ったりすることがあるから持たせてほしいというような相談もあるというのをおっしゃったのは、あくまでも1回家に帰ってそれ以降のという意味ですよね。そのまま学校から行くという意味ではないですよね。それちょっと確認したいと思いますけど。学校帰りという話し。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  学校からそのまま直接習い事に行く場合とか、そういったことをはっきり連絡をいただいたりしている場合がございます。先ほど、今委員がおっしゃったように、自宅に一たん戻って習い事に行く場合であれば学校に持ってくる必要はございませんので、学校のほうでは許可する必要ないという判断はいたします。しかし、学校のほうからそのまま、例えば時間的に6講時あった後スイミングに行くとか塾へ行くとかというふうなそういうような状況もときにはあるようです、時間的に。そうした場合に不審者対策等々も含め、また自分の子どもがどこにいるのか居場所ということでGPS機能を含んだ携帯電話で確認をされるという、そういう思いで学校のほうに連絡をいただいているというのが現状でございます。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  学校としては多分原則そういう場合には保護者の方が付き添ってもらうというふうにはなってないんですかね。そういう保護者の方とか話し合いはないんですかね。だれか保護者じゃなくてもいいから大人の人が付き添って、直接行くときは、一遍家に帰ってからじゃなくて直接行く場合は、子どもだけで行くという場合ですね。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  大概、普通子どもだけで行っているように思います。例えば、下校指導を校門のところでしておりましても、家の方角と違うじゃないのと言うと、このままちょっと習い事に行くからということで違う方向に帰ったりというふうにしていることも、子どもも携帯電話持っている持っていないにかかわらず、違う方向に出向いているというような子どもさんも中にはいらっしゃいます。  以上です。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  その場合、通学……、帰るまでに保険かけていますよね、PTAのほうで。それは対象にならないのかな。どうでしょう。 ○たぶち 委員長  橋元室長。 ◎橋元 教育支援室長  当然、通学路等々を通っていない場合、保険の対象外ということになっております。保護者につきましても、その点につきましては御理解をいただいているというふうに判断をしております。 ○たぶち 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  確認していただいているんだったらいいんですけど、そういうことも含めて、本当に保護者の方の責任ですよというのをきっちり理解していただけるような方であればオーケーかなと思うんですけれども。その辺きっと難しいん違うんかなと思うので、その辺うまく研究していっていただきたいなと思いますし、携帯電話も先ほど北野委員の話もありましたけれども、学校によっては持ってきていいというところもあるんですよ。ただし、授業中には切っとくということを、もちろん高校なんですけれどもね。ちゃんとそれは話し合いの中でしていくということを含めて、確かに今おっしゃったような安全面の確保できないということであれば、やっぱり持ってきていいというそういう状況がこれからどんどんふえていく可能性だってあるかもしれませんよね、保護者の人たちの不安というのがますます増大していくようであればね。そういうときにやっぱりきちんと家庭なり、中学校であれば子どもたちなりの中で議論してもらってきちんと、何でそれが必要なのかということをはっきり話し合いの中で決めていくというような、そういう方向というのがとても大切かなというふうに思っているんですけれども。  以上ですけど。 ○たぶち 委員長  ほかに質疑ありませんか。                 (「ありません」の声あり)  以上をもって本日の文教生活常任委員会を閉会いたします。                  閉会 午後 4時13分...