宝塚市議会 2009-06-12
平成21年 6月12日産業建設常任委員会-06月12日-01号
◆三宅
委員 その判明において、周りからのいろいろな
情報、
各戸訪問して「私
同居していますよ」というのはほとんど言われないと思うんですけれども、その辺は周りの
情報をもらった上でというところでは対応可能なんですか。
○近石
委員長 秋山部長。
◎
秋山 都市整備担当部長 現在もそういうような
状況で、
管理人さん、それからほかにも周辺で「あそこの家は、ちょっと初めに住んではったのとちょっと違うよ」というような話は市のほうに通報いただくことがございますので、その通報をいただき次第、訪問して、よく事情をお聞きして、その内容が違うようであれば
退去をお願いしているというような
状況です。
○近石
委員長 多田委員。
◆
多田 委員 何点かお伺いしますけれども、今回その
条例では、
入居制限なんですね。入っている人については
暴力団員とわかれば出て行ってくれと言えますけれども、
接近禁止というのは、やっぱり無理なんですかね。例えば、
暴力団員の、その方は
暴力団員じゃないけれども、親であり、身内であり、兄弟でありであれば、あるいは
交際相手であれば、
暴力団員である方が頻繁に出入りすると、泊まり込むこともあるでしょうし、週の半分ぐらいそこで結果的に生活をしてしまうと、
住民票はよそだけれどもということはあり得るわけですよね。そういったことに対しては、今回の
条例ではこれ規制できないと思えるわけですけれども、そのことで、
実効性なんですよね、要するに
市営住宅にお
住まいの方の安全というものは、本当にこの
条例だけで、この
改正内容だけで担保されるのかというのは非常に不安です。
そのことについて、つまり
接近禁止というものはなぜできないのかということをちょっと不満に思うわけですけれども、その視点は盛り込めなかったんですかね。
○近石
委員長 秋山部長。
◎
秋山 都市整備担当部長 入居当事者につきましては、当然これから
入居される方については、
暴力団ではございませんよという証明も
説明させていただいている
状況になります。ただ、実際に入られる方の身内の中にそういうような方がおられて、たまたま訪問されることも禁止できるのかということになりますと、なかなかどういう形で特定するのかということも難しいと思いますし、
宝塚市にも、先ほどの暴追の集会でも数人というようなことですので、だれが
暴力団だということははっきりわからない
状況でございます。
また、それやったら別に服装とか
立ち居振る舞いで判断できないかということなんですけれども、なかなかそれもファッションとは紙一重というような考え方もなくもない
状況ですので、なかなか今おっしゃっていることについては踏み込めないという部分もございますので、当然今回の
条例の中にも少し無理かなというふうに考えております。
○近石
委員長 多田委員。
◆
多田 委員 でも、たまに来るというは確かにそれは防げないというのはあると思います。でも、ほぼ週の半分は実際にそこが
住まいになっているとかいう場合、要するに頻度が非常に多い場合というのは、当然地域の方も目撃は何度もされるということですよね。それに不安を覚えるというのは間違いないと思うんですよ。であれば、要するに住民の方から市あるいは
警察に、そういう不審な動きがあれば、必ずほうっておいたら危ないから通報してくださいという告知さえ十分しておけば、
情報は集まると思うんですよ。市が調査するのは不可能でしょう。結局、最終的にその頻繁に出入りしている方が
暴力団員かどうかというのを調べて決めるというか、断定できるというのは
警察ですから、最終的には市を経由しようが何であろうが、
警察に
情報が集まって、
警察が捜査して決めるわけですから、結果的にその頻度が相当あれば、例えば週末はいつも来るんだとか、そういうのもあり得ると思うんです。そういうのがあれば、事前にそういう
情報を受けて、来んといてくれということも
条例にさえ書き込めば、
警察が結果的にやってもらわんと困るわけですけれども、できないことはないんですよ。たまに友達で、昔同級生やって年に1回来るとか、たまに来ただけやったらそれは無理でしょうけれども、完全な排除というのはそれは無理だと思うんですけれども、非常に頻度が高いという場合は
十分情報は集まるし、集まった上で
警察が捜査して、「この
人暴力団員やで、やっぱりそうやで」ということはわかるわけですから、わかっていても、要するにこの
条例であれば、
住民票がよそであれば「そらしゃあないねん」となるわけですよね。
結局こういうルール、規制が何で設けられることになったかというと、
平成19年の4月に町田市の
都営住宅で
発砲事件があったんですよね。あれは住んでいた方ですけれども、それが週末はいつもいるんですという方が
発砲事件を起こすと、たまたま
住民票はよそやけれども
市営住宅で
発砲事件を起こすということはあり得ることですよね。ないわけではないわけですよね。であれば、そもそもこの規制を設けるきっかけは
安全確保のためですから、その
安全確保という目的のためには
接近禁止も私は
実効性がないとは言えないと思うんですよ。であれば、私はやるべきなんじゃないかなと、あって、あのとき町田で
巻き添えで死んだ人はいませんけれども、
宝塚市営住宅で、もし
巻き添えで、流れ弾に当たって
死傷者が出た場合どうするんですか。答えてください。
○近石
委員長 秋山部長。
◎
秋山 都市整備担当部長 基本的に
多田委員がおっしゃっているように、今回の
暴力団排除条例は、当然、今お
住まいの皆様の安全をまず第一に考える中で今回
条例を
制定する、それがまた
宝塚市の姿勢だというふうに考えております。
先ほどの
三宅委員さんの質問も、多分同じような質問やなかろうかと思うんですけれども、頻繁に出入りするなり、そこに一定期間常駐してしまうと、これは本来
入居の同意もしていないのに入ってきたというような
状況で、それについてはもう少し、実質、今の
市営住宅の
管理状況をよくパトロールしながら
状況を把握した上で対応をしなさいよという話やと思いますので、だから私どものほうも、今回の
条例の中に、今
多田委員が上げられている接近の問題も含めまして入れるというのは、ちょっと困難かなというふうに思っとるんですけれども、今後の
管理状況につきましては、
管理人さん、それから
指定管理者さんあわせまして、今おっしゃっているような
状況が発生しないような環境を、十分注意して、本市としても対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○近石
委員長 多田委員。
◆
多田 委員 十分注意してということなんですけれども、その注意策が、じゃ具体的にどうやねんというと、余り
説明できるものやないと思うんですよ。この
条例制定、
改正前と後で極端に変わるとは思わないし、であればやっぱり週末はよう来るんやという人の接近というか、事実上の
入居ですよね、それを規制することを私は無理かなと思っています。
接近禁止というものは、私はできると思います。憲法違反でも法違反でも何でもないです。例えば、公道を歩くなとか、
宝塚市内の公道を歩くなとか、過去に前科があったから、
暴力団に所属しているからというだけで公道を歩くなということはできないかもわからんけれども、
市営住宅というのは、間違いなく特定住民の住居なんですよね。居住に関するスペースなんですよ。もちろん配達で持ってくるとか、住んでない人が時々出入りするとかいうのはありますけれども、基本はその人たちのお
住まいなんです。そこに、要するに意味もなく入ってくるということは、最高裁の判例上も、意味もなく入れば不法侵入ということになるわけですよね。なるわけだから、
市営住宅の敷地内への
接近禁止というのは当然、僕は可能だと思うんですよ。
担当課長とも話をしたら、どこの市もそこまでやってないんやというふうに聞いたんですけれども、でも、例えばこの
発砲事件があってからですけれども、
入居禁止だってどこかの
自治体が最初に始めたわけです。それまでやってなかったわけでしょう。ということは、どんなことでも1番目の
自治体というのは必ずあるんですよ、何か始めるときに。であれば、「よその
自治体がやってへんから僕せえへん」というような
説明は非常に歯がゆく感じましたし、もう少しここは研究してほしいんですよ。今回の
条例改正はこれでいいですよ、賛成しますよ。だけれども本当に
接近禁止が無理なのかどうなのかということは、やっぱり考えてもらって、この
委員会、1年間このメンバーで開くわけだから、どこかのタイミングで報告してもらうとか、憲法上もやっぱり調べたけど無理でした、法的に無理でしたとちゃんと根拠を示して、あかんと言われるのなら、僕は納得します。でも、そうじゃないというのであれば、きょうは賛成するけれども、課題として、半年なり研究してお返事くださいよ。
それだけ要望して終わります。その返事だけください、その要望に関して。
○近石
委員長 秋山部長。
◎
秋山 都市整備担当部長 今言われた要望につきましては、当然検討はさせていただきます。
○近石
委員長 ほかありますか。
(「もうええです」の声あり)
はい。それでは、これで
質疑を打ち切ります。
これより
討論に入ります。
討論はありますか。
(「ありません」の声あり)
はい。それでは、
討論を終結します。
これより採決を行います。
本
議案は、
原案のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
よって、
議案第65号は
原案のとおり可決されました。
それでは、
議案第68号、公の施設の
指定管理者の指定についてを議題といたします。
当局の
説明を求めます。
土取都市産業活力部長。
◎土取 都市産業活力部長 おはようございます。
それでは、
議案第68号、公の施設の
指定管理者の指定について、提案理由の御
説明を申し上げます。
本件は、
平成16年7月1日より
宝塚市立温泉利用施設を管理しておりました
指定管理者の指定期間が、
平成21年6月30日をもって満了するため、
平成21年7月1日から
平成24年6月30日の3年間における新たな
指定管理者を公募によって選定手続を行いました結果、株式会社エイチ・ツーオーを同施設の
指定管理者の候補者として選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
当該
指定管理者につきましては、本年3月から募集の手続を開始し、その後、知識経験者や公募
委員等で構成いたします選考
委員会におきまして、2回にわたって審査をしていただきました結果、4月に
指定管理者の候補者を決定いたしてございます。
宝塚市立温泉利用施設につきましては、
指定管理者制度を導入して5年が経過いたしましたが、今回提案しております
指定管理者によりまして、引き続き民間のノウハウを活用して、市民サービスの向上とコスト削減に努め、効果的、効率的な運営の継続を図ってまいりたいと考えております。
今後につきましては、本議会で議決をいただきましたら、7月1日からの運営開始に向けまして、基本協定及び年次協定の締結の作業等に取りかかってまいりたいと考えております。
私からの
説明は以上でございます。
選定に至りました経過や
状況等の詳細につきましては、事前に配付させていただいております資料に基づき、
担当のほうから
説明させていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。
○近石
委員長 酒井産業国際文化室長。
◎酒井 産業国際文化室長 それでは、お手元の資料、公の施設の指定管理の指定についてということで、1ページから順次御
説明させていただきます。
宝塚市立温泉施設
指定管理者候補者の選定についてということで、まず1番目、選定された
指定管理者候補者は株式会社エイチ・ツーオー、代表者は代表取締役
田中鉄夫、大阪市西区北堀江の業者でございます。
指定期間につきましては、
平成21年7月1日から
平成24年6月30日まで、3カ年間でございます。
候補者選定までの経過でございますが、
平成21年3月2日から公募を開始いたしまして、3月16日から応募の受け付けを4月10日まで行いました。その結果、2団体の応募がございました。その間、3月17日に現地
説明会を行っております。このときは5団体の参加がございました。そして、4月15日に第1回の選定
委員会を開催し、引き続き4月21日第2回選定
委員会を開き、プレゼンテーション、あるいはヒアリング等によりまして評価を行い、
指定管理者の候補者を選定したところでございます。
その後、ちょっとここに載っておりませんが、補足でございますが、5月1日付で選定
委員会から選定結果の通知が市長のほうにまいりまして、それを受けまして5月11日、都市経営会議におきまして
指定管理者の候補者として議会に上程することを決定しております。
4番目、応募者一覧でございますが、応募のありました2社としまして、株式会社エイチ・ツーオー及び共同企業体でございますが、代表者ヤマジリース、構成団体株式会社
平成お湯物語、この共同企業体、以上の2社でございます。
次に5番目、選定
委員会における審査でございますが、選定
委員会の
構成員につきましては、載せております5人の方々において慎重に審査していただきました。
ページをめくっていただきまして、2ページでございます。
選定方法及び評価項目でございますが、応募者から提出されました申請書につきまして書類審査及びプレゼンテーションを受けまして、個別にヒアリングをした結果、アからカに載せておりますこの評価項目に基づきまして審査を行い、評価点を算出したところでございます。
(3)でございますが、その評価結果といたしまして、評価点550点満点中、団体Aにつきましては378点、団体Bにつきましては258点ということで、A団体であります株式会社エイチ・ツーオーを候補者として選定されたということでございます。
4番目、選定理由でございますが、4点挙げております。
まず1点目は、このエイチ・ツーオーによります
事業計画は、市立温泉活用計画検討
委員会の提言にあります「エステティックスパ案」を具体化し、
宝塚のブランドイメージに合致するものであると。
この市立温泉活用検討
委員会といいますのは、当初の温泉が閉館いたしました後、
平成15年8月に市民の方々、学識経験者等で構成された活用検討
委員会でございまして、
平成16年2月に一定の活用に係る方向性を提言いただきまして、そこで施設コンセプト案としまして「エステティックスパ」あるいは「ウエルネススパ」、こういったことを基本とした施設の方向性を御提言いただいたということでございます。それに沿った形の計画が今回提出されているという評価をいただいたということでございます。
次に、イでございますが、このエイチ・ツーオーにつきましては、現在指定管理しておりますジェイコムから温浴部門及びエステ部門を受託している業者でございます。したがいまして、当該施設を熟知しており、堅実で安定した運営が見込めるという評価が出ておるものであります。
次、ウでございます。収支計画表を現状の来館者数をベースに、21年度以降の来館者を推計し、大幅な増収利益を見込んでいないということ。今回は地域貢献あるいは顧客へ継続してサービスを提供するとの理念に基づいての応募であり、当施設の管理・運営を行う意欲が評価されるということでございます。
4つ目でございます。この業者はエステサロンをメーンとする会社でございまして、現在大阪で7店舗、神戸で2店舗経営しております。連続して利益を計上しておりまして、次点の応募者との比較においても、経営
状況は良好であるということで評価されたということでございます。
次、3ページでございますが、今後のスケジュール、先ほど部長も申し上げましたが、この市議会におきまして指定の議決を受けました後に、
指定管理者を指定する告示を行い、後30日までに基本協定・年度協定の締結に向けた作業を行い、7月1日から指定管理を開始するというものでございます。
続きまして、5ページをお開きいただきますようお願いします。
これは、先ほども申し上げました5月1日に選定
委員会の
委員長から市長あてに提出された選定結果の報告書でございます。選定の目的、選定結果、順位、評価等は先ほど御
説明したとおりでございます。
6ページをお開きください。
次点になりましたヤマジリースの評価ということで載っておりますが、この業者、神戸におきましてスーパー銭湯1件という実績を持っておりますが、この本施設におきます
事業計画内容、あるいは来館者数の根拠等に乏しかったという評価がされております。
3番目の選定経緯、4番目の選定方法、5番目の選定
委員会委員につきましては、先ほど御
説明したとおりでございます。
具体的な採点の集計表につきましては、次の7ページに載せております。
経営能力に関すること、
事業計画に関すること、大きくこの2つに基づきまして各審査項目ごとに評価していただいたところでございます。合計として、下から2つ目が合計点でございますが、配点550点満点でエイチ・ツーオーが378点、ヤマジリースが258点ということでございます。
次に、9ページをお開きください。
エイチ・ツーオーの活動概要でございます。
1987年、昭和62年設立され、資本金1千万の会社でございます。従業員総数については160人ということになっております。
10ページをお開きいただきますと、
事業の沿革あるいは
事業内容等で、11ページについては、組織図を載せさせていただいております。
次に、13ページをお開きください。
これにつきましては、今回の
指定管理者募集に係ります募集要項を添付させていただいております。
募集条件の主なものとしまして、こちらに載せておりますが、15ページをお開きください。
15ページ、先ほども申し上げましたが、5の指定期間につきましては、指定の日から3カ年ということにしております。これまで5年間ということで設定しておったわけでございますが、今日の長期的な展望が立ちにくい情勢あるいは競争が激しい温浴業界、こういった
状況等を勘案しまして、3年という設定をしております。
次に指定管理料、6番目でございますが、これの(2)でございます。指定管理料、利用料金等をもって管理運営の経費を賄っていただきますので、
指定管理者管理料は支払いませんということで、現在のジェイコムと同様、指定管理料は支払わないということにいたしております。
次に、ちょっと飛びますが23ページ、最終のページでございますが、こちらのほうには
平成16年から
平成20年までの温泉利用施設の利用・収支決算
状況表を添付しております。
平成16年につきましては、9月29日にオープンしておりますので、約6カ月間の実績となっております。
利用者の推移としましては、この表の上から10個目ぐらいのところに合計①という欄がございますが、
平成16年度が2万7,628人、それから17年が4万9,283人、18年度6万9,602人、19年度6万3,332人、20年度5万7,801人というふうに推移しております。18年度に利用者がふえておりますのは、
平成18年1月から2月にかけまして、岩盤浴の導入あるいはエステの充実等を図るリニューアルを行っております。その結果、利用者数が伸びたということでございます。
次に、収支決算の
状況でございますが、この表の下から3つ目の欄でございますね、営業損益という欄を見ていただきますようにお願いします。
オープン当初から赤字を計上しておりまして、先ほど申し上げました
平成18年のリニューアル以降、赤字幅は縮小してまいってはおりますが、
平成20年度に至るまで黒字に転換するということはなかったというのが現状でございます。
次に、もう一つ別紙で、今回エイチ・ツーオーから提出されました
事業計画の抜粋を添付させていただいております。ちょっと簡単に御
説明させていただきます。
まず、1ページをお開きください。
今回の公募に応募した動機ということで、地域社会への貢献、安定したサービスの提供を継続していきたいというふうに、企業の社会的使命、それと現在の施設の顧客層への感謝と信頼のあかし、というこの3点を挙げておりまして、明確なモチベーションを持って応募したということでございます。
次に、3ページをお開きください。
基本コンセプトということでございますが、「健康と美のテーマパーク」ということで、美、健康、いやし、楽、この4つをキーワードに今後
事業展開していくという内容になっております。
次に、5ページをお開きいただきましたら、施設の管理・運営の基本方針における経営方針でございます。
1、基本コンセプトを全面に打ち出して、商品メニューを見直し、新しい商材を開拓するということで、今回の新たな提案でございますが、まず1番目、レストランメニューをオーガニック等、健康に特化したという内容にしていきたいという内容でございます。さらには、話題性の高いフィットネスアイテム等を導入するということで、加圧トレーニングや介護予防等のトレーニングマシン、ピラティスというようなものの導入を予定しておるというものでございます。
その他、運営システムの見直し、水道光熱費の削減、多彩な販売促進策を講じるということにしております。
次、ちょっとページが飛びますが、15ページをお開きいただけますか。
④ですね、指定予定期間内に
指定管理者の責めに帰すべき事由によって、当該
事業から撤退せざるを得ない場合の対処策というのをこの温泉施設の場合は
事業計画で掲載を求めております。その内容としましては、まず、当該
事業から撤退するという想定はございませんということをまず宣言をしていただきまして、その上で、やむを得ない場合であっても市や現地スタッフの処遇を最優先にした対応を行っていきたいという内容になっております。
その下、収支計画書ということでの(2)、
事業収支が償われない場合、その対応策について記述してくださいということで求めております。その内容としましては、不退転の決意で
事業継続を最優先したいということでございます。それでも非常に厳しくなったとしても、有力な
事業パートナーとの
事業提携、サービス内容の見直し、リストラ等を図っていくということを述べられております。
これは15ページから16ページにかけて記載されておる内容でございます。
次に、また飛びますが、27ページをお開きいただきますようお願いします。
13、市民参画、地域連携等に関する考え方ということで、地域住民が気軽に立ち寄れる工夫、あるいは地域のイベントに積極的に協力する、あるいはボランティア活動を支援していくというスタンスの中で、具体的には、例えば地域住民向けの無料開放デー、地域高齢者向けの無料開放デー、収支改善すれば利用料金等の値下げも考えていきたいというような方針を載せております。
次の、めくっていただいて29ページにつきましては、現在エイチ・ツーオーが考えておられます21年度の年間の催事スケジュールでございます。
毎月、いろいろな形で催事を行っていって、利用者の方に喜んでいただけるような計画を立てております。
次、めくっていただきまして30ページでございますが、3カ年間の
事業収支計画でございます。
上から3つ目、4つ目ですか、入浴客計ということで、6万5千人から22年度は10%アップで7万1,500人、23年度はさらに10%アップで7万8,650人というような計画を提出しております。
事業収支計画の結果でございますが、一番下の段でございますが、当初21年度につきましては、若干の赤字が見込まれるという内容になっておりますが、22年、23年度と黒字に転換していきたいという内容になっております。
次、31ページ以降につきましては、同社の
平成18年から3カ年間の貸借対照表、損益計算書を添付しております。いずれの年度におきましても利益を計上しておりまして、経営
状況は良好であるとする内容になっております。
以上で
説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いします。
○近石
委員長 説明は終わりました。
質疑に入ります。
質疑はありますか。
田中委員。
◆
田中 委員 まず、応募受け付け期間、3月16日から4月10日まで2団体、このそれぞれがいつ応募されたんですか。
○近石
委員長 岡本観光文化課長。
◎岡本 観光文化課長 ちょっと日程につきましては、確認いたしまして、すぐお答えさせていただきます。
○近石
委員長 田中委員。
◆
田中 委員 現地
説明会の5団体というのが、2社含めた5団体なのか、それと、そうであれば残りの3団体が応募されなかったということなんですよね。現地を見て応募しなかったという、その辺何か理由みたいなのがもしわかっていることがあれば聞きたいんですけれども。
○近石
委員長 酒井室長。
◎酒井 産業国際文化室長 今回2団体応募ございますが、現地
説明会に来られた5団体の中に含まれております。
残り3団体、どういう経過で御応募いただけなかったか、個別には確認は現在できておりません。
○近石
委員長 田中委員。
◆
田中 委員 選定の評価についてなんですけれども、550点満点ということで378点と258点ということなんですけれども、この審査内容について、以前のジェイコムさんのときと何か審査基準が変わったのか、ある程度近い形で550点満点という形でやられていたんであれば、ちなみにジェイコムさんはちょっと何点やったのかということを改めて教えてもらえれば。
それと、温泉活用計画検討
委員会の提言、エステティックパック案とかいう部分は、具体的にその選定内容の中で、そのどの部分、
事業運営に関する基本運営のところでの審査対象になっているのか、その辺ちょっと、どういう議論があったのかというところを教えてもらいたいんですけれども。
○近石
委員長 酒井室長。
◎酒井 産業国際文化室長 まず、評価の審査基準でございますが、基本的には5年前にこの施設
指定管理者の選定いたしましたときの審査基準をベースに集まっていただいた審査
委員の方々に議論していただいて、この内容でいくかどうか御議論いただきました。大体のベースは一緒でございましたが、1点、
事業計画内容が時流に乗ったようなメニュー等を提案されているのかどうか、そういったところをやっぱり特に見ていきたいという審査
委員の方がいらっしゃいまして、その部分が施設コンセプトというところで若干配点を増加させて評価していただいたというような経過がございます。ただ、この評価点と当時のジェイコムの評価点との比較というのはちょっと、あくまで相対的な評価でございますので、比較はできないかとは……。
(「ちょっと基準が違うということやね」の声あり)
そうですね、はい。
それとコンセプト案、ウエルネススパ案でございますが、これも
事業計画を提出していただくときの条件の一つとして、活用計画の検討
委員会の報告書、これを十分踏まえて、その提言に沿った形で提案いただきたいということを申し上げて、それに沿った形で今回提出していただいたということでございます。
○近石
委員長 田中委員。
◆
田中 委員 先ほどの日程は……。
○近石
委員長 岡本課長。
◎岡本 観光文化課長 先ほどの応募者の提出日程でございますけれども、4月10日の最終日に2社とも出ております。
以上でございます。
○近石
委員長 田中委員。
◆
田中 委員 ということは、こういった厳しい、応募してもなかなか積極的にやるというところがなかったということですよね。それで、最終どういう中でこの2社が出てきたのかちょっとわかりませんけれども、いずれにしてもちょっとしんどい
事業であることは間違いないと、指定管理受ける側にとってもなかなか厳しい
事業であるということは間違いないと思うんですよね。アピアとはまた
状況が違うかもわかりませんけれども、指定管理に出して、あと市はもう任したからという形でなく、やっぱりやる以上は何らかのかかわりを持っていかないといけないと思うんですね。それで、積極的に何か広報をしたりであるとか、魅力をアピールしたりということも必要になってくるでしょうし、部長のお話を聞きましたら、湯のまちとしての誇りもあるし、やってきた
事業なんで何とか継続させていきたいという思いがあるということなんで、ぜひその辺では市としても積極的なビジョンを持ってもらって、やる以上はそう取り組んでいかなあかんのと違うかなと思います。
僕個人的にはいろいろと、あの建物の利用については、本当に考えていかないと、もっと真剣に、本当に温泉でいいのかということも含めて考えていかなあかんのかなと思いますけれども、現段階では、やる以上は積極的に取り組んでいくということも要望しておきたいと思います。
○近石
委員長 ほかありますか。
三宅委員。
◆三宅
委員 関連になるかもしれませんけれども、温泉利用施設の大規模修繕の予定というのはどうなっていますか。
○近石
委員長 酒井室長。
◎酒井 産業国際文化室長 一応昨年度、委託業務としまして、長期的な修繕の
見込みをはじき出すために委託をかけております。長期的に30年後までを見据えた形でのある程度の試算を出しておりまして、各年度ごとに建築、電気、機械と、あるいは温泉施設独自の設備、それらについて各年度ごとにどれだけ要るかという、ある程度試算を出していただいたということでございます。
当面、例えば建築しましてから5年、10年、5年ごとのスパンで結構お金がかかるという結果が出ておりまして、現状では
平成23年の、これは10年目になります、ちょうどこの指定期間の最終年度になりますけれども、そこでは、その試算によりますと、それぞれで約4千万、合計ですね、かかるという内容になっております。さらに、15年後、
平成28年にはこれも3,800万円ぐらいかかるというようなことで、20年後、
平成33年になりますけれども、この段階では2億6千万円近い経費がかかるというような内容になっております。
以上です。
○近石
委員長 三宅委員。
◆三宅
委員 今までの収支決算
状況を見ると、どう考えてもずっとマイナスですよね、営業損益というのは。確かに
事業見通しということで、3年後にそれなりの、1千万円強の収支プラスというふうになっているようですけれども、今までずっとエイチ・ツーオーさんは、これまでもエステ部門をやってはるわけですよね。そういう意味では、そこの実績から十分やっていけるというふうに見込まれて、こういう計画を出されているということで理解してよろしいんですか。
○近石
委員長 酒井室長。
◎酒井 産業国際文化室長 はい、そういう
見込み、意気込みと同時に、現在お客さんをお持ちでございます。そういった方々に継続してサービスを提供していくのが企業としての責任というような使命感といったものも含めて今回応募されたということでございます。
○近石
委員長 三宅委員。
◆三宅
委員 民間の企業ですから、幾ら使命感とはいえ赤字を垂れ流して企業を運営する人はいないと思うんですけれども、そういう意味では少しクエスチョンマークがつくのかなという感じはするんですけれども、実際、我々としては収支をよくしていただいて、利益がたくさん出るようであれば、その中から例えば長期修繕費を売り上げの何%かを積み立ててもらって少し出していただくとか、もともと施設の起債をしているわけですから、それを返していっているわけで、市としては、そこから税金使われているわけで、その収支がよくなって、利益が出て、そこから少しでもその辺が改善されれば、願ったりかなったりというか、そういうことなんですけれども、そこまではなかなか3年後には見込めないようですけれども、そういった部分で何か市としてさらにするための、さっきも
田中委員が言われていましたけれども、お任せと、後はもうとりあえず借金部分を市として返済していくんやというだけではなく、何らかしてほしいなと思います。
さっきも質問ありましたけれども、何かそういった手だてというか、こんな考えを持っているとか、あれば。
○近石
委員長 土取部長。
◎土取 都市産業活力部長 私も早速これ、以前リニューアルする前には行ったことあるんですけれども、リニューアル後、先週行って来まして、たくさんリピーターがついておるのも確認しましたし、結構にぎやかにはやっているのも実感しました。職員の応対のよさというのも大変感じまして、これはぜひ続けていただいて、市も支援して、私も走る営業マンになって、どんどんふやしていきたいと思っています。その中で、今
説明しました収支計画、3年後の1千万円の黒字という形にしていますけれども、うまくいったら利益を分けていただいて、簡易な施設の修繕、これからいろいろな修繕がきています。例えば鏡が曇って入れかえなあかんというようなことも、近々やらんといかんと思っていますけれども、そういうのも含めて、やはり多くの負担、施設管理者は、我々施設を持っていますから、基本的には我々の責務で直す必要があるかもわかりませんけれども、これは今、
三宅委員もおっしゃっておられますように、もうけていただいたらそれなりの負担をしていくという話は部内ではしましたところ、「それはまだ部長早いですよ」ということをいただきまして、とりあえずそういう思いでおります。
いずれにせよ、この会社がうまく経営していただいて、営業利益を確実に上げていただく、その支援を我々はしていくという形で対応してまいろうと思っておりますので、今の御質問については、もう少し時間をいただいて考えてまいりたいと思っております。考え方としては、そういう方向でおります。
以上です。
○近石
委員長 三宅委員。
◆三宅
委員 最後に1点というか、今回、今の別紙調査のプレゼンの話とか、内容を見ていると、エステとボディケアみたいな部分に特化して、常連のお客さんをずっと、固定客をつくっていこうというふうに見えるんですけれども、例えば、私がここに行く、こんなんがあるから行ったらいいよというのがもしあれば。
○近石
委員長 土取部長。
◎土取 都市産業活力部長 先ほど、私も行ってきて一番実感したのは、夫婦で行ったんですけれども、岩盤浴がペアで受けられます。家内とは話をする機会もなんですけれども、隣同士で、岩盤浴を入れかえて、2種類ございまして、ヒマラヤの石ともう一つ何かの石とありまして、2人並んで岩盤浴できます。それは大変お勧めで、私もいろいろおふろ好きなんで行きますけれども、
宝塚ならではというように私は実感していまして、これはぜひ議員さん方も行っていただいて、利用していただいたら収益の向上にもつながりますんで、私のお勧めは岩盤浴でございます。
(「マッサージは」の声あり)
いろいろありますけれども、とりあえず岩盤浴と、マッサージと、これからオープンされますけれども、イタリアンが変わりましてオーガニックになるようです。これも楽しみの一つです。イタリアンもおいしかったです。
よろしくお願いします。
○近石
委員長 よろしいですか。ほかありますか。
多田委員。
◆
多田 委員 三宅委員の質問の関連なんですけれども、収支計画のことで、23年度に1,180万円黒字という
事業計画をエイチ・ツーオー社は出されておられます。この1,180万円黒字を出すためには、どれぐらいの客数なり客単価が現状と比べて、20年度と比較してどれぐらいふえるんやということで聞いてみると、客数が1.4倍にならないと達成できないということを聞きまして、1.4倍というのはなかなかそれは無理かなと思いまして、結局、エイチ・ツーオー社さんのその心意気で、結局、黒字という計画書じゃないと競争に勝てないからされたんかなというふうに思いまして、結局、これまでに一度もこの施設は黒字を出していませんから、1千万なりの赤字というのは毎年毎年出て行く、民間企業として、ここで赤字やけれども、他の、この会社はエステですから、エステで黒を出して、赤字なんだけれども市の仕事を請け負っているという社会貢献しているよという意味で、企業価値、企業の認知度とかイメージアップとか、そういう面で何とかつり合いがとれると思ってされるんだと思うんですが、心配なのは、この
議案は皆さんそれは賛成すると思うんですよ。反対したら7月1日から閉館するわけですからどうしようもない、市直営で一時的にやるのかもしれないですけれども、それと関連して、この
議案は賛成されると思いますけれども、3年終わったとき、やっぱりエイチ・ツーオーさんも「やったけどしんどかったな」となったと、それで応募をしたというときに応募がなかったときというのは、それはどう対処するんですか。あるいはこの
事業者が、やっぱり2年やった時点でもうギブアップするとか、何せ
指定管理者というのは、公の施設を民間にしてもらうわけやけれども、その民間の挙手がなかったと、1社もなかったときにどうするんかということを。
○近石
委員長 坂井副市長。
◎坂井 副市長 きょうは新しい
指定管理者の指定につきまして
承認を受けるという日でございます。きょうから3年間の出発の日に、向こうさんが一応やり切れるというふうな提案を出しておられます。市も今言いましたように、任せっ放しというのではなくて、今後もいろいろな面でソフト的な支援をしていくという形でございます。3年間の成績を見ながら、今後本当にどうするんだということは検討していくべきだと思いますけれども、きょう、3年後になったときはどうするんだという質問に対しましては、非常に
事業者に対しましても失礼になります。ですから、今回は頑張っていただくために私たちはどうするかという議論をしていきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょう。
○近石
委員長 多田委員。
◆
多田 委員 そういう感情論じゃなくて、実際に3年間、エイチ・ツーオーさん頑張られると思います。やり切れると思うんですけれども、そこで、3年間はいいじゃないですか。それ終わった後のこと、もしエイチ・ツーオーさんがやっぱりその次も応募するよというんであればそれはありがたいことですけれども、なかったときというのは必要じゃないですか。
○近石
委員長 坂井副市長。
◎坂井 副市長 ですから、3年後というんじゃなくて、2年なり経過した時点で、本当にどうするんだというのは真剣に議論するべきだと思いますけれども、今、その時点でどうするかというのは、続けるかあるいは廃止するかという2つの方法しかないんじゃないかと思います。
○近石
委員長 ほかありますか。
石倉
委員。
◆石倉
委員 皆さんいろいろ聞かれているので、ちょっと1点だけ、市に頑張って協力してあげてほしいという観点からちょっとお聞きしたいんですけれども、今までジェイコムさんのときもそうなんですけれども、六甲有馬縦断の行事をしておられて、すぐ前の湯本台公園がゴールで、そこで地域住民の方が足湯で協力されていたりとか、何かそういうことを含めて、他市を含めて
宝塚にたくさん来ていただいてというのがあるんですね。今回もまたエイチ・ツーオーさんのほうで、販売促進活動ということで、
宝塚市民それから
宝塚市、それから近隣の市に対して、いろいろPRしますと、そういうことを巻き込んでいくというふうに言われているんですけれども、例えばそういうときに、
宝塚としてどういうことをどんどん応援していくのか、決意とか何かそういうふうな、あちらも一生懸命しようとする、それは市民にとっても市にとってもいいことなんで、ぜひ大きく協力してあげて、手塚治虫記念館とか歌劇とも連携してまいりますが、いろいろなことを構成しておられるんですけれども、市として、もっともっとすべきというか、ぜひ、今までの5年間のいろいろな課題とか、いいことも悪いことも含めた上で、次の3年間があってほしいと思うんですけれども、その辺ちょっとお願いします。
○近石
委員長 土取部長。
◎土取 都市産業活力部長 まだ正式に庁内で意思決定したわけではございませんけれども、やはり従来から言われていますように、あの中心地がにぎやかになって多くの人が来ていただく、もちろん市民の方、市外の方、先般私がこのナチュラルスパへ行ったときもちょうど時間帯3時過ぎにたくさんの方が山からおりてこられて、リュックを背負ってたくさんの方が来られていました。その方たちが温泉だけ入って帰っちゃうよというふうなところも見受けられました。やはり我々としては、たくさんいいところ、魅力あるところは中心市街地にもございますし、神社仏閣もございますし、たくさんの魅力をこれから私の部署としては連携して、つないでいきたい。もちろん手塚へ回っていただいて、文化創造館へ行っていただいて、最後には神社仏閣へ参っていただいてというような形の、そういう流れをまずつくっていきたいという形で、具体的にはまだ、いろいろな意見は聞いておりますけれども、これからよく相談して、御意見を聞きながら、中心市街地を含めてにぎやかなまちになるように努力していきたいと思っております。
○近石
委員長 石倉
委員。
◆石倉
委員 ぜひよろしくお願いします。
○近石
委員長 ほかありますか。
(発言する声なし)
ないようでしたら、
質疑はこれで終結をいたします。
討論はありますか。
(「なし」の声あり)
これをもって
討論を終結します。
これより採決を行います。
本
議案は
原案のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
異議なしと認めます。
よって、
議案第68号は
原案のとおり可決されました。
以上をもって本日の
産業建設常任委員会を終了いたします。
閉会 午前10時47分...