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平成21年 6月12日産業建設常任委員会-06月12日-01号

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  1. 宝塚市議会 2009-06-12
    平成21年 6月12日産業建設常任委員会-06月12日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成21年 6月12日産業建設常任委員会-06月12日-01号平成21年 6月12日産業建設常任委員会                  開会 午前 9時31分 ○近石 委員長  おはようございます。  それでは、産業建設常任委員会を開会いたします。  本日は、市長提出議案4件の審査予定でございます。  まず、審査に入る前に審査順序についてお諮りいたします。  お手元に本日の審議案件を配付しております。まず、議案第59号と議案第66号の2件を先に審議させていただきまして、その後、議案第65号、議案第68号を順次審査したいと思いますけれども、よろしいですか。                 (「異議なし」の声あり)  ありがとうございます。  それでは、議案第59号、平成21年度宝塚水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局から説明を求めます。  南上下水道事業管理者。 ◎南 上下水道事業管理者  おはようございます。  それでは、議案第59号、平成21年度宝塚水道事業会計補正予算(第1号)につきまして御説明を申し上げます。  資料のほうは予算書のほうになります。  予算書のほうの3ページをお開き願いたいと思います。  実施計画のところで、今回の補正は2点ございまして、まず上の段、収益的支出からでございますが、款1水道事業費用、項1営業費用、目6総係費でございます。これは川下川ダム用地にかかわります測量等業務委託費でございまして、川下川貯水池は昭和47年に着工いたしまして、同じく昭和52年3月に完成しております。しかし、このダム用地につきましては、昭和49年までに取得はいたしましたが、神戸市側を除きまして、宝塚市側につきましては、地図の混乱地域ということであったために、分筆等用地処理ができておりません。その後、土地の保全のため、兵庫県の新都市用地取得時に兵庫県と持ち分共有所有権登記は行っておりまして、現在に至っております。  こういった中で、県の所有地が今の新名神高速道路にかかりまして、分割の必要が生じたといったことから、兵庫県におきまして地図訂正の手続をされまして、このたび兵庫県のほうより、周辺すべての土地が確定して地図訂正が完了したと、こういった報告がございました。こういったことから、局といたしましても、長年の懸案でありましたダム用地を確定し、分筆及び所有権登記を完了させることとしまして、これに必要な測量と業務に関する委託料1千万円を今回増額補正しようとするものでございます。  次に、2点目でございますが、下の段、資本的収入でございます。款1資本的収入、項6国庫補助金、目1国庫補助金、これにつきまして、既に平成21年度予算に計上しておりまして、北部地域老朽管塩化ビニール管でございますが、この更新事業が本年1月に成立いたしました国の経済対策平成20年度補正予算に計上されておりますライフライン機能強化等事業費国庫補助金、この補助金の対象となりましたので、この補助金を得るため、今般、国庫補助金を1,207万5千円追加補正するものでございます。
     なお、この事業の総額は4,830万円でございまして、国の補助率は25%でございます。  以上でございますが、あと4ページ、5ページには、この補正後の資金計画、そして年度末の予定貸借対照表を掲載しております。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○近石 委員長  説明は終わりました。  質疑に入ります。質疑はありますか。よろしいですか。  多田委員。 ◆多田 委員  この経済対策補正、国の経済対策ライフライン機能強化事業補助がついて塩ビ管の更新ということなんですけれども、それ鋳鉄管に更新していって、それが市内水道管、更新完了するのというのはいつなんですか。 ○近石 委員長  岩城水道建設課長。 ◎岩城 水道建設課長  現在のところは、このように補助をいただきまして順次やっていくわけでございますが、市内の総延長が約750キロほどございます。そのうち耐震化されている分につきましては、約、市内全域のうち3%程度でございます。具体的には耐震化が完了するという年数は、まだはっきりとはしておりませんが、順次年間8キロ程度更新していっておりますので、それでやっていきたいと考えております。 ○近石 委員長  多田委員。 ◆多田 委員  年間8キロ、単純に割ると、ちょっと暗算ができないので、大体言っていただけますか、見込み。                 (「100年」の声あり)  そういうことですね。なるほど、生きているうちには無理やということ。よくわかりました。 ○近石 委員長  それでは、質疑をこれで終結いたします。  これより討論に入ります。討論はありますか。                 (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  本議案原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第66号、宝塚下水道条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  当局から説明を求めます。  南上下水道事業管理者。 ◎南 上下水道事業管理者  それでは、議案第66号、宝塚下水道条例の一部を改正する条例制定につきまして御説明を申し上げます。  資料のほうは、議案書新旧対照表をつけさせていただいておりますが、議案書の参考のほうにつけさせていただいております。ちょっとわかりにくいので申しわけございません。  これにつきましては、平成21年4月1日付で財団法人兵庫下水道公社財団法人兵庫まちづくり技術センターが合併しまして、財団法人兵庫まちづくり技術センターがその存続法人となっております。そのため、宝塚下水道条例第7条第2項で、排水施設工事指定業者登録の条件としまして、財団法人兵庫下水道公社が実施する責任技術者認定試験に合格した者を有することというふうに規定しておりますので、この下線の部分「現行の財団法人兵庫下水道公社が実施する責任技術者認定試験」のこの表記部分を右側の「兵庫県が設置する団体が実施する排水設備等の工事の技術に関する試験」、このように改正しようとするものでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○近石 委員長  説明は終わりました。  質疑に入ります。質疑ありますか。  多田委員。 ◆多田 委員  議案66号の改正は、県の団体が2つあったものが統合されて、下水道公社に一本化されると、まちづくり技術センターというのはなくなるということなんですけれども、この根本は、県が策定した新行財政構造改革推進方策によるものだと聞いておりますが、この新行財政構造改革、県の行革方針ですね、この方針に今後市の下水道行政がどういう影響を受けるんか、こういう負担がふえる見込みがあるとか、リスクがあるとか、そういうものがあったら説明してください。 ○近石 委員長  南上下水道事業管理者。 ◎南 上下水道事業管理者  まず、委員御指摘の今回の存続法人でございますが、今回は下水道公社がなくなりまして、まちづくり技術センターに変わるということでございます。  それで、御指摘のこの統合によりまして、市としてその効果はどうかということでございますが、現実的に宝塚下水道につきましては、武庫川下流流域下水道に参画しておりまして、それに関する経費を必要として県のほうへ納付しておりますが、これによりまして、特に実務面といいますか、流域下水道事業本来に係る経費については、これによってそんなに影響はないだろうというふうには考えております。ただ、一方、県の内部におきましてこういった組織統合されたことにより、中の人件費とか組織構成もそれなりに、例えば理事長が1人になったりとか、そういったことは当然考えていると思いますので、そういった効果は、ひいては市のほうの経費にも影響してくるであろうということで、明確な費用でどうのこうのいうことは今の段階ではちょっと確認はできておりません。 ○近石 委員長  ほか、いいですか。                  (「はい」の声あり)  それでは、質疑をこれで終わります。  討論に入ります。討論はありますか。                 (「ありません」の声あり)  それでは、討論を終結します。  これより採決に入ります。  議案第66号につきまして、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。  それでは、議案第65号、宝塚市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定についてを議題といたします。  当局から説明を求めます。  秋山都市整備担当部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  それでは、議案第65号、宝塚市営住宅管理条例の一部を改正する条例制定につきまして説明をさせていただきます。  今回の条例改正は、暴力団員市営住宅入居させないため、市営住宅管理条例暴力団員入居制限項目を加え、また、同居あるいは入居者暴力団員であることが判明したときは、住宅明け渡しの請求を可能とするものでございます。  2007年の4月、東京都町田市の都営住宅に住む暴力団員が自室に立てこもり、銃を乱射した事件を受けまして、国土交通省からは、公営住宅から暴力団員を排除するように2007年6月に各自治体に通達がされているところによるものでございます。  これを受けまして、県から自治体におきましても、順次暴力団員排除関連規定条例化しており、本市におきましても、通達をいただいたすぐその後の2007年10月の入居募集案内書暴力団員は申し出できないことを明記し、市営住宅暴力団員入居させない姿勢を明確にしているところでございます。  市営住宅における社会的事件の抑制を図り、もって住宅入居者の安全で快適な住環境の確保を行うためにも、市営住宅管理条例関連規定を整備し、今回所要の改正を行うものでございます。  改正の内容につきましては、入居者の資格、それから同居承認入居の承継、また住宅明け渡しなどの状況につきまして暴力団員を排除するための条項を追記しているところでございます。  以上で説明を終わらせていただきます。 ○近石 委員長  説明は終わりました。  質疑に入ります。質疑はありますか。  田中委員。 ◆田中 委員  何点かですけれども、1つは、今対象と思われる方が現在いてるのかというところと、それと防止等に関する法律の第2条第6項に規定する暴力団員、これ恐らく暴力団構成員ということだと思うんですけれども、その辺の情報はどう入ってくるのか、その辺の流れ、実際に退去命令というか、そうしていくまでの流れ、ちょっと教えてください。 ○近石 委員長  秋山都市整備担当部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  この条例皆様方にお認めいただきまして制定をいただけますと、すぐ宝塚警察署とこのことに関しまして情報の提供、それから相互協力等を行うという旨の協定書を結ばせていただくというふうになります。  その協定に基づきまして、それぞれ暴力団に関する情報等の提供をいただく中で、もしくは本市のほうからも入居管理者を初め住民の実際入居されている方々の同意をいただく中で、警察と連携してその対応を行うというのが一般的な流れです。  それと、現在、まず宝塚市内暴力団事務所はないというふうには確認できております。  それから、暴力団関係者の所在につきましては、構成員、準構成員と言われる方も含めまして、数名が市内のほうにおられると。               (「市営住宅のほうに」の声あり)  いえいえ、市内に数名がおられると、これはもう暴追の集会等のほうで警察専門官のお話では数名というふうに聞いていまして、実際何人というふうな特定はされておるような状況でございます。市営住宅入居者については、現在のところ暴力団関係者はいないというふうな状況でございます。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  ということは、今住んでおられる方でこれからそういう構成員になられるというのもおかしいですけれども、なる人も出てくると、そうなったときの、警察から情報が入ってきたと、ちょっとその退去までのスパンというか段取りというか、そのあたりもうちょっと詳しく。 ○近石 委員長  秋山都市整備担当部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  実際の流れといいますか、やり方につきましては、当然警察のほうと今後調整をさせてもらうということなんですけれども、やっぱり一時的には、宝塚市が前面で対応するという形になりますので、警察のほうのご協力をいただきながら、本市のほうでその明確になった暴力団員が所在するということになれば、退去をお願いするという形になりますので、一時的には私どものほうがお伺いしていくと、その後には警察のほうが一緒に行っていただくということで、本人に対して退去勧告をすると、それが条例の手続によるものですが。  (「あと、はい言うて出ていったらあれやけど、居座った場合」の声あり)  それは、すみません、ちょっとその件は担当からちょっと。 ○近石 委員長  久根住まい政策課長。 ◎久根 住まい政策課長  暴力団の方につきましては、暴力団員というのが、位置づけ的にはその時点で暴力団員か明確に判断しないとあきませんので、県警とも慎重な連携をとりながら、その中で居座り続けるのであれば法的な処置も辞さないのかなというふうな形で考えていかないとあかんのかなと。                (「具体的な処置は」の声あり)  法的処置につきましては、明け渡し請求をさせていただくというような形になっていくと思います。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  ということは、今回これが決まれば強制的に退去してもらう権限が生まれてくると、それに基づいて法的に措置していくということだと思うんですけれども、ここでもちょっと気になるのが、私いつもいろいろな委員会とか議会でお話しさせてもらっている子どもの問題なんですが、特に複雑な家庭環境子どもがおられたりするケースもあると思うんですけれども、その辺、どう子どもを保護していくことを考えておられるのか、あれば。 ○近石 委員長  秋山都市整備担当部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  当然、議会のほうでもお話しさせていただいたように、まずお子さんのおられる暴力団と推定される方がおられた場合は、やはりその前段で庁内の関係者と十分調整させていただいて、方法につきましても特に福祉事務所とそちらのほうも含めて対応を重ねていきたいということで、あくまでも本人さんの問題は当然本人さんになるわけなんですけれども、お子さんの問題につきましては、退去に当たっては慎重な配慮をしていきたいというふうに考えております。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  具体的にはこれからになっていくのかなというところもあると思うんですけれども、くれぐれもそういう親だけ見て、暴力団やからといって追い出すと、それでそこにいる家庭顧みずに子どもも一緒に追い出してしまうということのないように、きっちりと保護して助けていくという立場で、子どもの生活を守っていくという立場も考えていただきたいということは重ねて要望しておきたいと思います。  以上です。 ○近石 委員長  ほかありますか。  村上委員。 ◆村上 委員  暴力団とどこで決めるの。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  一応、暴対法ですか、法律に基づいて暴力団……              (「指定暴力団ということか」の声あり)  はい、暴力団という定義はされています。要するに迷惑行為とかそういったものを組織でやる暴力団です。その構成員を今回暴力団関係者というような形で位置づけておりますので、ただ、俗に言われている準構成員はどうなんだということなんですけれども、準構成員の特定は所轄のほうとも協力させてもろとるんですけれども、そこまでの特定はできないということですので、あくまでも構成員のみという形を考えております。 ○近石 委員長  ほかありますか。  三宅委員。 ◆三宅 委員  同居の承認というのがあると思うんですけれども、承認ということは申請があって承認だと思うんですが、知らない間に同居しているというパターンは、別に暴力団とは限らずいろいろあると思いますけれども、その辺に対する対応とかは考えておられますか。 ○近石 委員長  久根住まい政策課長。 ◎久根 住まい政策課長  判明した時点で対応せざるを得ないのかなというふうな形に思いますけれども、今の中では暴力団員はいないというふうに考えておりますので、はい。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  先ほど、同居状況の確認でございますが、今回も指定管理者のほうで制度を導入させていただいておりますので、各戸訪問なりをさせていただいて、今の生活状況等を確認させていただくというふうな中で、不法とは言いませんけれども、勝手に同居される方のチェックは進めております。また、そういうふうな事実が判明した場合には速やかに退去のお願いをと、そういうような手続をとっております。 ○近石 委員長  三宅委員
    ◆三宅 委員  その判明において、周りからのいろいろな情報各戸訪問して「私同居していますよ」というのはほとんど言われないと思うんですけれども、その辺は周りの情報をもらった上でというところでは対応可能なんですか。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  現在もそういうような状況で、管理人さん、それからほかにも周辺で「あそこの家は、ちょっと初めに住んではったのとちょっと違うよ」というような話は市のほうに通報いただくことがございますので、その通報をいただき次第、訪問して、よく事情をお聞きして、その内容が違うようであれば退去をお願いしているというような状況です。 ○近石 委員長  多田委員。 ◆多田 委員  何点かお伺いしますけれども、今回その条例では、入居制限なんですね。入っている人については暴力団員とわかれば出て行ってくれと言えますけれども、接近禁止というのは、やっぱり無理なんですかね。例えば、暴力団員の、その方は暴力団員じゃないけれども、親であり、身内であり、兄弟でありであれば、あるいは交際相手であれば、暴力団員である方が頻繁に出入りすると、泊まり込むこともあるでしょうし、週の半分ぐらいそこで結果的に生活をしてしまうと、住民票はよそだけれどもということはあり得るわけですよね。そういったことに対しては、今回の条例ではこれ規制できないと思えるわけですけれども、そのことで、実効性なんですよね、要するに市営住宅にお住まいの方の安全というものは、本当にこの条例だけで、この改正内容だけで担保されるのかというのは非常に不安です。  そのことについて、つまり接近禁止というものはなぜできないのかということをちょっと不満に思うわけですけれども、その視点は盛り込めなかったんですかね。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  入居当事者につきましては、当然これから入居される方については、暴力団ではございませんよという証明も説明させていただいている状況になります。ただ、実際に入られる方の身内の中にそういうような方がおられて、たまたま訪問されることも禁止できるのかということになりますと、なかなかどういう形で特定するのかということも難しいと思いますし、宝塚市にも、先ほどの暴追の集会でも数人というようなことですので、だれが暴力団だということははっきりわからない状況でございます。  また、それやったら別に服装とか立ち居振る舞いで判断できないかということなんですけれども、なかなかそれもファッションとは紙一重というような考え方もなくもない状況ですので、なかなか今おっしゃっていることについては踏み込めないという部分もございますので、当然今回の条例の中にも少し無理かなというふうに考えております。 ○近石 委員長  多田委員。 ◆多田 委員  でも、たまに来るというは確かにそれは防げないというのはあると思います。でも、ほぼ週の半分は実際にそこが住まいになっているとかいう場合、要するに頻度が非常に多い場合というのは、当然地域の方も目撃は何度もされるということですよね。それに不安を覚えるというのは間違いないと思うんですよ。であれば、要するに住民の方から市あるいは警察に、そういう不審な動きがあれば、必ずほうっておいたら危ないから通報してくださいという告知さえ十分しておけば、情報は集まると思うんですよ。市が調査するのは不可能でしょう。結局、最終的にその頻繁に出入りしている方が暴力団員かどうかというのを調べて決めるというか、断定できるというのは警察ですから、最終的には市を経由しようが何であろうが、警察情報が集まって、警察が捜査して決めるわけですから、結果的にその頻度が相当あれば、例えば週末はいつも来るんだとか、そういうのもあり得ると思うんです。そういうのがあれば、事前にそういう情報を受けて、来んといてくれということも条例にさえ書き込めば、警察が結果的にやってもらわんと困るわけですけれども、できないことはないんですよ。たまに友達で、昔同級生やって年に1回来るとか、たまに来ただけやったらそれは無理でしょうけれども、完全な排除というのはそれは無理だと思うんですけれども、非常に頻度が高いという場合は十分情報は集まるし、集まった上で警察が捜査して、「この人暴力団員やで、やっぱりそうやで」ということはわかるわけですから、わかっていても、要するにこの条例であれば、住民票がよそであれば「そらしゃあないねん」となるわけですよね。  結局こういうルール、規制が何で設けられることになったかというと、平成19年の4月に町田市の都営住宅発砲事件があったんですよね。あれは住んでいた方ですけれども、それが週末はいつもいるんですという方が発砲事件を起こすと、たまたま住民票はよそやけれども市営住宅発砲事件を起こすということはあり得ることですよね。ないわけではないわけですよね。であれば、そもそもこの規制を設けるきっかけは安全確保のためですから、その安全確保という目的のためには接近禁止も私は実効性がないとは言えないと思うんですよ。であれば、私はやるべきなんじゃないかなと、あって、あのとき町田で巻き添えで死んだ人はいませんけれども、宝塚市営住宅で、もし巻き添えで、流れ弾に当たって死傷者が出た場合どうするんですか。答えてください。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  基本的に多田委員がおっしゃっているように、今回の暴力団排除条例は、当然、今お住まいの皆様の安全をまず第一に考える中で今回条例制定する、それがまた宝塚市の姿勢だというふうに考えております。  先ほどの三宅委員さんの質問も、多分同じような質問やなかろうかと思うんですけれども、頻繁に出入りするなり、そこに一定期間常駐してしまうと、これは本来入居の同意もしていないのに入ってきたというような状況で、それについてはもう少し、実質、今の市営住宅管理状況をよくパトロールしながら状況を把握した上で対応をしなさいよという話やと思いますので、だから私どものほうも、今回の条例の中に、今多田委員が上げられている接近の問題も含めまして入れるというのは、ちょっと困難かなというふうに思っとるんですけれども、今後の管理状況につきましては、管理人さん、それから指定管理者さんあわせまして、今おっしゃっているような状況が発生しないような環境を、十分注意して、本市としても対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○近石 委員長  多田委員。 ◆多田 委員  十分注意してということなんですけれども、その注意策が、じゃ具体的にどうやねんというと、余り説明できるものやないと思うんですよ。この条例制定改正前と後で極端に変わるとは思わないし、であればやっぱり週末はよう来るんやという人の接近というか、事実上の入居ですよね、それを規制することを私は無理かなと思っています。接近禁止というものは、私はできると思います。憲法違反でも法違反でも何でもないです。例えば、公道を歩くなとか、宝塚市内の公道を歩くなとか、過去に前科があったから、暴力団に所属しているからというだけで公道を歩くなということはできないかもわからんけれども、市営住宅というのは、間違いなく特定住民の住居なんですよね。居住に関するスペースなんですよ。もちろん配達で持ってくるとか、住んでない人が時々出入りするとかいうのはありますけれども、基本はその人たちのお住まいなんです。そこに、要するに意味もなく入ってくるということは、最高裁の判例上も、意味もなく入れば不法侵入ということになるわけですよね。なるわけだから、市営住宅の敷地内への接近禁止というのは当然、僕は可能だと思うんですよ。担当課長とも話をしたら、どこの市もそこまでやってないんやというふうに聞いたんですけれども、でも、例えばこの発砲事件があってからですけれども、入居禁止だってどこかの自治体が最初に始めたわけです。それまでやってなかったわけでしょう。ということは、どんなことでも1番目の自治体というのは必ずあるんですよ、何か始めるときに。であれば、「よその自治体がやってへんから僕せえへん」というような説明は非常に歯がゆく感じましたし、もう少しここは研究してほしいんですよ。今回の条例改正はこれでいいですよ、賛成しますよ。だけれども本当に接近禁止が無理なのかどうなのかということは、やっぱり考えてもらって、この委員会、1年間このメンバーで開くわけだから、どこかのタイミングで報告してもらうとか、憲法上もやっぱり調べたけど無理でした、法的に無理でしたとちゃんと根拠を示して、あかんと言われるのなら、僕は納得します。でも、そうじゃないというのであれば、きょうは賛成するけれども、課題として、半年なり研究してお返事くださいよ。  それだけ要望して終わります。その返事だけください、その要望に関して。 ○近石 委員長  秋山部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  今言われた要望につきましては、当然検討はさせていただきます。 ○近石 委員長  ほかありますか。                (「もうええです」の声あり)  はい。それでは、これで質疑を打ち切ります。  これより討論に入ります。討論はありますか。                 (「ありません」の声あり)  はい。それでは、討論を終結します。  これより採決を行います。  本議案は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。  それでは、議案第68号、公の施設の指定管理者の指定についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。  土取都市産業活力部長。 ◎土取 都市産業活力部長  おはようございます。  それでは、議案第68号、公の施設の指定管理者の指定について、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、平成16年7月1日より宝塚市立温泉利用施設を管理しておりました指定管理者の指定期間が、平成21年6月30日をもって満了するため、平成21年7月1日から平成24年6月30日の3年間における新たな指定管理者を公募によって選定手続を行いました結果、株式会社エイチ・ツーオーを同施設の指定管理者の候補者として選定いたしましたので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。  当該指定管理者につきましては、本年3月から募集の手続を開始し、その後、知識経験者や公募委員等で構成いたします選考委員会におきまして、2回にわたって審査をしていただきました結果、4月に指定管理者の候補者を決定いたしてございます。  宝塚市立温泉利用施設につきましては、指定管理者制度を導入して5年が経過いたしましたが、今回提案しております指定管理者によりまして、引き続き民間のノウハウを活用して、市民サービスの向上とコスト削減に努め、効果的、効率的な運営の継続を図ってまいりたいと考えております。  今後につきましては、本議会で議決をいただきましたら、7月1日からの運営開始に向けまして、基本協定及び年次協定の締結の作業等に取りかかってまいりたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。  選定に至りました経過や状況等の詳細につきましては、事前に配付させていただいております資料に基づき、担当のほうから説明させていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。 ○近石 委員長  酒井産業国際文化室長。 ◎酒井 産業国際文化室長  それでは、お手元の資料、公の施設の指定管理の指定についてということで、1ページから順次御説明させていただきます。  宝塚市立温泉施設指定管理者候補者の選定についてということで、まず1番目、選定された指定管理者候補者は株式会社エイチ・ツーオー、代表者は代表取締役田中鉄夫、大阪市西区北堀江の業者でございます。  指定期間につきましては、平成21年7月1日から平成24年6月30日まで、3カ年間でございます。  候補者選定までの経過でございますが、平成21年3月2日から公募を開始いたしまして、3月16日から応募の受け付けを4月10日まで行いました。その結果、2団体の応募がございました。その間、3月17日に現地説明会を行っております。このときは5団体の参加がございました。そして、4月15日に第1回の選定委員会を開催し、引き続き4月21日第2回選定委員会を開き、プレゼンテーション、あるいはヒアリング等によりまして評価を行い、指定管理者の候補者を選定したところでございます。  その後、ちょっとここに載っておりませんが、補足でございますが、5月1日付で選定委員会から選定結果の通知が市長のほうにまいりまして、それを受けまして5月11日、都市経営会議におきまして指定管理者の候補者として議会に上程することを決定しております。  4番目、応募者一覧でございますが、応募のありました2社としまして、株式会社エイチ・ツーオー及び共同企業体でございますが、代表者ヤマジリース、構成団体株式会社平成お湯物語、この共同企業体、以上の2社でございます。  次に5番目、選定委員会における審査でございますが、選定委員会構成員につきましては、載せております5人の方々において慎重に審査していただきました。  ページをめくっていただきまして、2ページでございます。  選定方法及び評価項目でございますが、応募者から提出されました申請書につきまして書類審査及びプレゼンテーションを受けまして、個別にヒアリングをした結果、アからカに載せておりますこの評価項目に基づきまして審査を行い、評価点を算出したところでございます。  (3)でございますが、その評価結果といたしまして、評価点550点満点中、団体Aにつきましては378点、団体Bにつきましては258点ということで、A団体であります株式会社エイチ・ツーオーを候補者として選定されたということでございます。  4番目、選定理由でございますが、4点挙げております。  まず1点目は、このエイチ・ツーオーによります事業計画は、市立温泉活用計画検討委員会の提言にあります「エステティックスパ案」を具体化し、宝塚のブランドイメージに合致するものであると。  この市立温泉活用検討委員会といいますのは、当初の温泉が閉館いたしました後、平成15年8月に市民の方々、学識経験者等で構成された活用検討委員会でございまして、平成16年2月に一定の活用に係る方向性を提言いただきまして、そこで施設コンセプト案としまして「エステティックスパ」あるいは「ウエルネススパ」、こういったことを基本とした施設の方向性を御提言いただいたということでございます。それに沿った形の計画が今回提出されているという評価をいただいたということでございます。  次に、イでございますが、このエイチ・ツーオーにつきましては、現在指定管理しておりますジェイコムから温浴部門及びエステ部門を受託している業者でございます。したがいまして、当該施設を熟知しており、堅実で安定した運営が見込めるという評価が出ておるものであります。  次、ウでございます。収支計画表を現状の来館者数をベースに、21年度以降の来館者を推計し、大幅な増収利益を見込んでいないということ。今回は地域貢献あるいは顧客へ継続してサービスを提供するとの理念に基づいての応募であり、当施設の管理・運営を行う意欲が評価されるということでございます。  4つ目でございます。この業者はエステサロンをメーンとする会社でございまして、現在大阪で7店舗、神戸で2店舗経営しております。連続して利益を計上しておりまして、次点の応募者との比較においても、経営状況は良好であるということで評価されたということでございます。  次、3ページでございますが、今後のスケジュール、先ほど部長も申し上げましたが、この市議会におきまして指定の議決を受けました後に、指定管理者を指定する告示を行い、後30日までに基本協定・年度協定の締結に向けた作業を行い、7月1日から指定管理を開始するというものでございます。  続きまして、5ページをお開きいただきますようお願いします。  これは、先ほども申し上げました5月1日に選定委員会委員長から市長あてに提出された選定結果の報告書でございます。選定の目的、選定結果、順位、評価等は先ほど御説明したとおりでございます。  6ページをお開きください。  次点になりましたヤマジリースの評価ということで載っておりますが、この業者、神戸におきましてスーパー銭湯1件という実績を持っておりますが、この本施設におきます事業計画内容、あるいは来館者数の根拠等に乏しかったという評価がされております。  3番目の選定経緯、4番目の選定方法、5番目の選定委員会委員につきましては、先ほど御説明したとおりでございます。  具体的な採点の集計表につきましては、次の7ページに載せております。  経営能力に関すること、事業計画に関すること、大きくこの2つに基づきまして各審査項目ごとに評価していただいたところでございます。合計として、下から2つ目が合計点でございますが、配点550点満点でエイチ・ツーオーが378点、ヤマジリースが258点ということでございます。  次に、9ページをお開きください。  エイチ・ツーオーの活動概要でございます。  1987年、昭和62年設立され、資本金1千万の会社でございます。従業員総数については160人ということになっております。  10ページをお開きいただきますと、事業の沿革あるいは事業内容等で、11ページについては、組織図を載せさせていただいております。  次に、13ページをお開きください。  これにつきましては、今回の指定管理者募集に係ります募集要項を添付させていただいております。  募集条件の主なものとしまして、こちらに載せておりますが、15ページをお開きください。  15ページ、先ほども申し上げましたが、5の指定期間につきましては、指定の日から3カ年ということにしております。これまで5年間ということで設定しておったわけでございますが、今日の長期的な展望が立ちにくい情勢あるいは競争が激しい温浴業界、こういった状況等を勘案しまして、3年という設定をしております。  次に指定管理料、6番目でございますが、これの(2)でございます。指定管理料、利用料金等をもって管理運営の経費を賄っていただきますので、指定管理者管理料は支払いませんということで、現在のジェイコムと同様、指定管理料は支払わないということにいたしております。  次に、ちょっと飛びますが23ページ、最終のページでございますが、こちらのほうには平成16年から平成20年までの温泉利用施設の利用・収支決算状況表を添付しております。  平成16年につきましては、9月29日にオープンしておりますので、約6カ月間の実績となっております。  利用者の推移としましては、この表の上から10個目ぐらいのところに合計①という欄がございますが、平成16年度が2万7,628人、それから17年が4万9,283人、18年度6万9,602人、19年度6万3,332人、20年度5万7,801人というふうに推移しております。18年度に利用者がふえておりますのは、平成18年1月から2月にかけまして、岩盤浴の導入あるいはエステの充実等を図るリニューアルを行っております。その結果、利用者数が伸びたということでございます。  次に、収支決算の状況でございますが、この表の下から3つ目の欄でございますね、営業損益という欄を見ていただきますようにお願いします。  オープン当初から赤字を計上しておりまして、先ほど申し上げました平成18年のリニューアル以降、赤字幅は縮小してまいってはおりますが、平成20年度に至るまで黒字に転換するということはなかったというのが現状でございます。  次に、もう一つ別紙で、今回エイチ・ツーオーから提出されました事業計画の抜粋を添付させていただいております。ちょっと簡単に御説明させていただきます。  まず、1ページをお開きください。  今回の公募に応募した動機ということで、地域社会への貢献、安定したサービスの提供を継続していきたいというふうに、企業の社会的使命、それと現在の施設の顧客層への感謝と信頼のあかし、というこの3点を挙げておりまして、明確なモチベーションを持って応募したということでございます。  次に、3ページをお開きください。  基本コンセプトということでございますが、「健康と美のテーマパーク」ということで、美、健康、いやし、楽、この4つをキーワードに今後事業展開していくという内容になっております。  次に、5ページをお開きいただきましたら、施設の管理・運営の基本方針における経営方針でございます。  1、基本コンセプトを全面に打ち出して、商品メニューを見直し、新しい商材を開拓するということで、今回の新たな提案でございますが、まず1番目、レストランメニューをオーガニック等、健康に特化したという内容にしていきたいという内容でございます。さらには、話題性の高いフィットネスアイテム等を導入するということで、加圧トレーニングや介護予防等のトレーニングマシン、ピラティスというようなものの導入を予定しておるというものでございます。  その他、運営システムの見直し、水道光熱費の削減、多彩な販売促進策を講じるということにしております。  次、ちょっとページが飛びますが、15ページをお開きいただけますか。  ④ですね、指定予定期間内に指定管理者の責めに帰すべき事由によって、当該事業から撤退せざるを得ない場合の対処策というのをこの温泉施設の場合は事業計画で掲載を求めております。その内容としましては、まず、当該事業から撤退するという想定はございませんということをまず宣言をしていただきまして、その上で、やむを得ない場合であっても市や現地スタッフの処遇を最優先にした対応を行っていきたいという内容になっております。  その下、収支計画書ということでの(2)、事業収支が償われない場合、その対応策について記述してくださいということで求めております。その内容としましては、不退転の決意で事業継続を最優先したいということでございます。それでも非常に厳しくなったとしても、有力な事業パートナーとの事業提携、サービス内容の見直し、リストラ等を図っていくということを述べられております。  これは15ページから16ページにかけて記載されておる内容でございます。  次に、また飛びますが、27ページをお開きいただきますようお願いします。  13、市民参画、地域連携等に関する考え方ということで、地域住民が気軽に立ち寄れる工夫、あるいは地域のイベントに積極的に協力する、あるいはボランティア活動を支援していくというスタンスの中で、具体的には、例えば地域住民向けの無料開放デー、地域高齢者向けの無料開放デー、収支改善すれば利用料金等の値下げも考えていきたいというような方針を載せております。  次の、めくっていただいて29ページにつきましては、現在エイチ・ツーオーが考えておられます21年度の年間の催事スケジュールでございます。  毎月、いろいろな形で催事を行っていって、利用者の方に喜んでいただけるような計画を立てております。  次、めくっていただきまして30ページでございますが、3カ年間の事業収支計画でございます。  上から3つ目、4つ目ですか、入浴客計ということで、6万5千人から22年度は10%アップで7万1,500人、23年度はさらに10%アップで7万8,650人というような計画を提出しております。  事業収支計画の結果でございますが、一番下の段でございますが、当初21年度につきましては、若干の赤字が見込まれるという内容になっておりますが、22年、23年度と黒字に転換していきたいという内容になっております。  次、31ページ以降につきましては、同社の平成18年から3カ年間の貸借対照表、損益計算書を添付しております。いずれの年度におきましても利益を計上しておりまして、経営状況は良好であるとする内容になっております。
     以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いします。 ○近石 委員長  説明は終わりました。  質疑に入ります。質疑はありますか。  田中委員。 ◆田中 委員  まず、応募受け付け期間、3月16日から4月10日まで2団体、このそれぞれがいつ応募されたんですか。 ○近石 委員長  岡本観光文化課長。 ◎岡本 観光文化課長  ちょっと日程につきましては、確認いたしまして、すぐお答えさせていただきます。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  現地説明会の5団体というのが、2社含めた5団体なのか、それと、そうであれば残りの3団体が応募されなかったということなんですよね。現地を見て応募しなかったという、その辺何か理由みたいなのがもしわかっていることがあれば聞きたいんですけれども。 ○近石 委員長  酒井室長。 ◎酒井 産業国際文化室長  今回2団体応募ございますが、現地説明会に来られた5団体の中に含まれております。  残り3団体、どういう経過で御応募いただけなかったか、個別には確認は現在できておりません。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  選定の評価についてなんですけれども、550点満点ということで378点と258点ということなんですけれども、この審査内容について、以前のジェイコムさんのときと何か審査基準が変わったのか、ある程度近い形で550点満点という形でやられていたんであれば、ちなみにジェイコムさんはちょっと何点やったのかということを改めて教えてもらえれば。  それと、温泉活用計画検討委員会の提言、エステティックパック案とかいう部分は、具体的にその選定内容の中で、そのどの部分、事業運営に関する基本運営のところでの審査対象になっているのか、その辺ちょっと、どういう議論があったのかというところを教えてもらいたいんですけれども。 ○近石 委員長  酒井室長。 ◎酒井 産業国際文化室長  まず、評価の審査基準でございますが、基本的には5年前にこの施設指定管理者の選定いたしましたときの審査基準をベースに集まっていただいた審査委員の方々に議論していただいて、この内容でいくかどうか御議論いただきました。大体のベースは一緒でございましたが、1点、事業計画内容が時流に乗ったようなメニュー等を提案されているのかどうか、そういったところをやっぱり特に見ていきたいという審査委員の方がいらっしゃいまして、その部分が施設コンセプトというところで若干配点を増加させて評価していただいたというような経過がございます。ただ、この評価点と当時のジェイコムの評価点との比較というのはちょっと、あくまで相対的な評価でございますので、比較はできないかとは……。           (「ちょっと基準が違うということやね」の声あり)  そうですね、はい。  それとコンセプト案、ウエルネススパ案でございますが、これも事業計画を提出していただくときの条件の一つとして、活用計画の検討委員会の報告書、これを十分踏まえて、その提言に沿った形で提案いただきたいということを申し上げて、それに沿った形で今回提出していただいたということでございます。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  先ほどの日程は……。 ○近石 委員長  岡本課長。 ◎岡本 観光文化課長  先ほどの応募者の提出日程でございますけれども、4月10日の最終日に2社とも出ております。  以上でございます。 ○近石 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  ということは、こういった厳しい、応募してもなかなか積極的にやるというところがなかったということですよね。それで、最終どういう中でこの2社が出てきたのかちょっとわかりませんけれども、いずれにしてもちょっとしんどい事業であることは間違いないと、指定管理受ける側にとってもなかなか厳しい事業であるということは間違いないと思うんですよね。アピアとはまた状況が違うかもわかりませんけれども、指定管理に出して、あと市はもう任したからという形でなく、やっぱりやる以上は何らかのかかわりを持っていかないといけないと思うんですね。それで、積極的に何か広報をしたりであるとか、魅力をアピールしたりということも必要になってくるでしょうし、部長のお話を聞きましたら、湯のまちとしての誇りもあるし、やってきた事業なんで何とか継続させていきたいという思いがあるということなんで、ぜひその辺では市としても積極的なビジョンを持ってもらって、やる以上はそう取り組んでいかなあかんのと違うかなと思います。  僕個人的にはいろいろと、あの建物の利用については、本当に考えていかないと、もっと真剣に、本当に温泉でいいのかということも含めて考えていかなあかんのかなと思いますけれども、現段階では、やる以上は積極的に取り組んでいくということも要望しておきたいと思います。 ○近石 委員長  ほかありますか。  三宅委員。 ◆三宅 委員  関連になるかもしれませんけれども、温泉利用施設の大規模修繕の予定というのはどうなっていますか。 ○近石 委員長  酒井室長。 ◎酒井 産業国際文化室長  一応昨年度、委託業務としまして、長期的な修繕の見込みをはじき出すために委託をかけております。長期的に30年後までを見据えた形でのある程度の試算を出しておりまして、各年度ごとに建築、電気、機械と、あるいは温泉施設独自の設備、それらについて各年度ごとにどれだけ要るかという、ある程度試算を出していただいたということでございます。  当面、例えば建築しましてから5年、10年、5年ごとのスパンで結構お金がかかるという結果が出ておりまして、現状では平成23年の、これは10年目になります、ちょうどこの指定期間の最終年度になりますけれども、そこでは、その試算によりますと、それぞれで約4千万、合計ですね、かかるという内容になっております。さらに、15年後、平成28年にはこれも3,800万円ぐらいかかるというようなことで、20年後、平成33年になりますけれども、この段階では2億6千万円近い経費がかかるというような内容になっております。  以上です。 ○近石 委員長  三宅委員。 ◆三宅 委員  今までの収支決算状況を見ると、どう考えてもずっとマイナスですよね、営業損益というのは。確かに事業見通しということで、3年後にそれなりの、1千万円強の収支プラスというふうになっているようですけれども、今までずっとエイチ・ツーオーさんは、これまでもエステ部門をやってはるわけですよね。そういう意味では、そこの実績から十分やっていけるというふうに見込まれて、こういう計画を出されているということで理解してよろしいんですか。 ○近石 委員長  酒井室長。 ◎酒井 産業国際文化室長  はい、そういう見込み、意気込みと同時に、現在お客さんをお持ちでございます。そういった方々に継続してサービスを提供していくのが企業としての責任というような使命感といったものも含めて今回応募されたということでございます。 ○近石 委員長  三宅委員。 ◆三宅 委員  民間の企業ですから、幾ら使命感とはいえ赤字を垂れ流して企業を運営する人はいないと思うんですけれども、そういう意味では少しクエスチョンマークがつくのかなという感じはするんですけれども、実際、我々としては収支をよくしていただいて、利益がたくさん出るようであれば、その中から例えば長期修繕費を売り上げの何%かを積み立ててもらって少し出していただくとか、もともと施設の起債をしているわけですから、それを返していっているわけで、市としては、そこから税金使われているわけで、その収支がよくなって、利益が出て、そこから少しでもその辺が改善されれば、願ったりかなったりというか、そういうことなんですけれども、そこまではなかなか3年後には見込めないようですけれども、そういった部分で何か市としてさらにするための、さっきも田中委員が言われていましたけれども、お任せと、後はもうとりあえず借金部分を市として返済していくんやというだけではなく、何らかしてほしいなと思います。  さっきも質問ありましたけれども、何かそういった手だてというか、こんな考えを持っているとか、あれば。 ○近石 委員長  土取部長。 ◎土取 都市産業活力部長  私も早速これ、以前リニューアルする前には行ったことあるんですけれども、リニューアル後、先週行って来まして、たくさんリピーターがついておるのも確認しましたし、結構にぎやかにはやっているのも実感しました。職員の応対のよさというのも大変感じまして、これはぜひ続けていただいて、市も支援して、私も走る営業マンになって、どんどんふやしていきたいと思っています。その中で、今説明しました収支計画、3年後の1千万円の黒字という形にしていますけれども、うまくいったら利益を分けていただいて、簡易な施設の修繕、これからいろいろな修繕がきています。例えば鏡が曇って入れかえなあかんというようなことも、近々やらんといかんと思っていますけれども、そういうのも含めて、やはり多くの負担、施設管理者は、我々施設を持っていますから、基本的には我々の責務で直す必要があるかもわかりませんけれども、これは今、三宅委員もおっしゃっておられますように、もうけていただいたらそれなりの負担をしていくという話は部内ではしましたところ、「それはまだ部長早いですよ」ということをいただきまして、とりあえずそういう思いでおります。  いずれにせよ、この会社がうまく経営していただいて、営業利益を確実に上げていただく、その支援を我々はしていくという形で対応してまいろうと思っておりますので、今の御質問については、もう少し時間をいただいて考えてまいりたいと思っております。考え方としては、そういう方向でおります。  以上です。 ○近石 委員長  三宅委員。 ◆三宅 委員  最後に1点というか、今回、今の別紙調査のプレゼンの話とか、内容を見ていると、エステとボディケアみたいな部分に特化して、常連のお客さんをずっと、固定客をつくっていこうというふうに見えるんですけれども、例えば、私がここに行く、こんなんがあるから行ったらいいよというのがもしあれば。 ○近石 委員長  土取部長。 ◎土取 都市産業活力部長  先ほど、私も行ってきて一番実感したのは、夫婦で行ったんですけれども、岩盤浴がペアで受けられます。家内とは話をする機会もなんですけれども、隣同士で、岩盤浴を入れかえて、2種類ございまして、ヒマラヤの石ともう一つ何かの石とありまして、2人並んで岩盤浴できます。それは大変お勧めで、私もいろいろおふろ好きなんで行きますけれども、宝塚ならではというように私は実感していまして、これはぜひ議員さん方も行っていただいて、利用していただいたら収益の向上にもつながりますんで、私のお勧めは岩盤浴でございます。                (「マッサージは」の声あり)  いろいろありますけれども、とりあえず岩盤浴と、マッサージと、これからオープンされますけれども、イタリアンが変わりましてオーガニックになるようです。これも楽しみの一つです。イタリアンもおいしかったです。  よろしくお願いします。 ○近石 委員長  よろしいですか。ほかありますか。  多田委員。 ◆多田 委員  三宅委員の質問の関連なんですけれども、収支計画のことで、23年度に1,180万円黒字という事業計画をエイチ・ツーオー社は出されておられます。この1,180万円黒字を出すためには、どれぐらいの客数なり客単価が現状と比べて、20年度と比較してどれぐらいふえるんやということで聞いてみると、客数が1.4倍にならないと達成できないということを聞きまして、1.4倍というのはなかなかそれは無理かなと思いまして、結局、エイチ・ツーオー社さんのその心意気で、結局、黒字という計画書じゃないと競争に勝てないからされたんかなというふうに思いまして、結局、これまでに一度もこの施設は黒字を出していませんから、1千万なりの赤字というのは毎年毎年出て行く、民間企業として、ここで赤字やけれども、他の、この会社はエステですから、エステで黒を出して、赤字なんだけれども市の仕事を請け負っているという社会貢献しているよという意味で、企業価値、企業の認知度とかイメージアップとか、そういう面で何とかつり合いがとれると思ってされるんだと思うんですが、心配なのは、この議案は皆さんそれは賛成すると思うんですよ。反対したら7月1日から閉館するわけですからどうしようもない、市直営で一時的にやるのかもしれないですけれども、それと関連して、この議案は賛成されると思いますけれども、3年終わったとき、やっぱりエイチ・ツーオーさんも「やったけどしんどかったな」となったと、それで応募をしたというときに応募がなかったときというのは、それはどう対処するんですか。あるいはこの事業者が、やっぱり2年やった時点でもうギブアップするとか、何せ指定管理者というのは、公の施設を民間にしてもらうわけやけれども、その民間の挙手がなかったと、1社もなかったときにどうするんかということを。 ○近石 委員長  坂井副市長。 ◎坂井 副市長  きょうは新しい指定管理者の指定につきまして承認を受けるという日でございます。きょうから3年間の出発の日に、向こうさんが一応やり切れるというふうな提案を出しておられます。市も今言いましたように、任せっ放しというのではなくて、今後もいろいろな面でソフト的な支援をしていくという形でございます。3年間の成績を見ながら、今後本当にどうするんだということは検討していくべきだと思いますけれども、きょう、3年後になったときはどうするんだという質問に対しましては、非常に事業者に対しましても失礼になります。ですから、今回は頑張っていただくために私たちはどうするかという議論をしていきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょう。 ○近石 委員長  多田委員。 ◆多田 委員  そういう感情論じゃなくて、実際に3年間、エイチ・ツーオーさん頑張られると思います。やり切れると思うんですけれども、そこで、3年間はいいじゃないですか。それ終わった後のこと、もしエイチ・ツーオーさんがやっぱりその次も応募するよというんであればそれはありがたいことですけれども、なかったときというのは必要じゃないですか。 ○近石 委員長  坂井副市長。 ◎坂井 副市長  ですから、3年後というんじゃなくて、2年なり経過した時点で、本当にどうするんだというのは真剣に議論するべきだと思いますけれども、今、その時点でどうするかというのは、続けるかあるいは廃止するかという2つの方法しかないんじゃないかと思います。 ○近石 委員長  ほかありますか。  石倉委員。 ◆石倉 委員  皆さんいろいろ聞かれているので、ちょっと1点だけ、市に頑張って協力してあげてほしいという観点からちょっとお聞きしたいんですけれども、今までジェイコムさんのときもそうなんですけれども、六甲有馬縦断の行事をしておられて、すぐ前の湯本台公園がゴールで、そこで地域住民の方が足湯で協力されていたりとか、何かそういうことを含めて、他市を含めて宝塚にたくさん来ていただいてというのがあるんですね。今回もまたエイチ・ツーオーさんのほうで、販売促進活動ということで、宝塚市民それから宝塚市、それから近隣の市に対して、いろいろPRしますと、そういうことを巻き込んでいくというふうに言われているんですけれども、例えばそういうときに、宝塚としてどういうことをどんどん応援していくのか、決意とか何かそういうふうな、あちらも一生懸命しようとする、それは市民にとっても市にとってもいいことなんで、ぜひ大きく協力してあげて、手塚治虫記念館とか歌劇とも連携してまいりますが、いろいろなことを構成しておられるんですけれども、市として、もっともっとすべきというか、ぜひ、今までの5年間のいろいろな課題とか、いいことも悪いことも含めた上で、次の3年間があってほしいと思うんですけれども、その辺ちょっとお願いします。 ○近石 委員長  土取部長。 ◎土取 都市産業活力部長  まだ正式に庁内で意思決定したわけではございませんけれども、やはり従来から言われていますように、あの中心地がにぎやかになって多くの人が来ていただく、もちろん市民の方、市外の方、先般私がこのナチュラルスパへ行ったときもちょうど時間帯3時過ぎにたくさんの方が山からおりてこられて、リュックを背負ってたくさんの方が来られていました。その方たちが温泉だけ入って帰っちゃうよというふうなところも見受けられました。やはり我々としては、たくさんいいところ、魅力あるところは中心市街地にもございますし、神社仏閣もございますし、たくさんの魅力をこれから私の部署としては連携して、つないでいきたい。もちろん手塚へ回っていただいて、文化創造館へ行っていただいて、最後には神社仏閣へ参っていただいてというような形の、そういう流れをまずつくっていきたいという形で、具体的にはまだ、いろいろな意見は聞いておりますけれども、これからよく相談して、御意見を聞きながら、中心市街地を含めてにぎやかなまちになるように努力していきたいと思っております。 ○近石 委員長  石倉委員。 ◆石倉 委員  ぜひよろしくお願いします。 ○近石 委員長  ほかありますか。                   (発言する声なし)  ないようでしたら、質疑はこれで終結をいたします。  討論はありますか。                  (「なし」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  本議案原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。  以上をもって本日の産業建設常任委員会を終了いたします。                  閉会 午前10時47分...